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研究分野別サイレントキーワード
「アポトーシス」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】一般理論:サイトカイン受容体アポトーシスを含む研究件
❏サイトカインによる細胞の増殖分化と細胞死のシグナル伝達(09044264)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / サイトカイン受容体 / シグナル伝達 / アポトーシス / 造血 (他16件)
【概要】造血細胞の生存はサイトカインに依存しており、サイトカイン除去により細胞死が誘導される。我々はすでにこのサイトカインによる細胞死抑制機能にはサイトカインにより活性化されるRASが重要であることを示した。そこで、RASの変異体を用いてRAS下流のシグナル経路の解析を行い、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とPI3キナーゼ経路の両方を介して細胞死を抑制していることを明かにした。一方、サイトカイン非存在下...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【化学】複合化学:発光アポトーシスを含む研究件
❏分子イメージングを基軸とする生細胞内分子計測・光操作法の開発(26220805)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】小澤 岳昌 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40302806)
【キーワード】バイオ分析 / イメージング / 光操作 / 蛍光 / 発光 (他14件)
【概要】生細胞内の分子の素過程をネットワークとして理解するために,生体分子を可視化および操作するための新たな分析方法を確立した.具体的には,1)小数生体分子の可視化・定量法,2)光による酵素活性制御法,3)Gタンパク質共役受容体活性を制御する光操作法を開発した.開発した方法は,基礎生命科学研究の基盤技術になるとともに,医学や農学や創薬分野等における革新的技術となる. ...
❏光プローブをもちいたバイオイメージングによる多角的診断・治療法の開発(20249060)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特任教授 (80256510)
【キーワード】生体イメージング / 光イメージング / 発光 / caspase-3 / アポトーシス (他16件)
【概要】本研究では、以下のふたつのテーマに関して、研究を行なった。 テーマA:小動物モデルをもちいて種々の病変に対する質的診断、薬剤感受性の検討を目的とした生体イメージング法の開発: luciferase-baseの新規機能プローブ開発によるin vivo imaging。Luciferase をbase としてCaspase-3に対する活性化プローブを作製し、それをアデノウィルスベクターに導入した。この...
【生物学】生物学:Bc1-2アポトーシスを含む研究件
❏運動器機能の統合的制御に関する基礎的研究(20249064)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (50282661)
【キーワード】骨 / 軟骨 / 筋 / 神経 / Bcl-2ファミリー (他19件)
【概要】「運動器」は動物の生命維持に必要不可欠な活動である「運動」を担う器官の総称であり、骨、軟骨および筋組織など直接運動に関与する組織、さらにはこれらの働きを調節制御する神経組織をも網羅する概念である。本研究では運動器を担う骨、軟骨、筋、神経の機能制御メカニズムをアポトーシス調節分子であるBcl-2ファミリー分子の役割を中心に解析した。 ...
❏微小管損傷で活性化されるBcl-2リン酸化酵素の同定と機能解析(13680726)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】清水 史郎 理化学研究所, 抗生物質研究室, 研究員 (30312268)
【キーワード】apoptosis / ERKs / phoslactomycin / PP2A / Bcl-2 (他11件)
【概要】Bcl-2のリン酸化の意義を解析するために、Bcl-2低発現細胞であるHepG2細胞に野生型Bcl-2および種々の変異型Bcl-2を発現させ、その機能解析を行った。様々な変異型Bcl-2を細胞に発現させた結果,通常ミトコンドリアに局在するBcl-2から膜貫通領域を欠損させ、局在を変化させた変異型Bcl-2(以後、Bcl-2ΔTMと略)においてBcl-2ΔTMタンパク質が恒常的にリン酸化されているこ...
【生物学】生物学:ICEアポトーシスを含む研究件
❏プログラム細胞死を実行するプロテアーゼI CE/CED-3ファミリーの活性調節機構(09780648)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】三浦 正幸 大阪大学, 医学部, 助教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョウバエ / 細胞死 / 線虫 / アポトーシス (他9件)
【概要】CED-4はcaspaseの活性化因子として細胞死の実行に深く関与している。CED-4の機能解析を生化学的・分子遺伝学的に行うことを目的としてショウジョウバエを用いたCED-4の機能評価系を確立した。ショウジョウバエ由来の培養細胞であるS2にCED-4を過剰に発現させることによってcaspaseの活性化を伴う細胞死を誘導することが出来た。CED-4によって活性化されるcaspaseをaffinit...
❏予定された細胞死遺伝子ICE/Ced-3ファミリーを調節する遺伝子の同定(07780664)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】三浦 正幸 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (50202338)
【キーワード】プログラム細胞死 / 線虫 / プロテアーゼ / ICE / マウス (他6件)
【概要】1)細胞死遺伝子の活性を調節する細胞外情報伝達物質 細胞死は様々な細胞外のシグナルによって調節されていて、最終的には細胞死実行遺伝子Ice/ced-3ファミリーの活性が調節されていると考えられる。細胞外からIGEの活性化を調節する因子の検索を行い、細胞傷害性のサイトカインTNFがIGEの活性化を引き起こすことを明らかにした。逆に、ICE活性化を阻害する因子としてICE-1を同定した。ICE-1は発...
【生物学】生物学:初期胚アポトーシスを含む研究件
❏内分泌攪乱化学物質のヒトへの汚染とその生殖機能への影響解明(14370525)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】堤 治 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60134574)
【キーワード】ビスフェノールA / ダイオキシン / 初期胚 / 顆粒膜細胞 / 低用量作用 (他8件)
【概要】インフオームドコンセント下に健常非妊女性、妊娠中期女性、妊娠末期女性より採血し、妊娠末期の膀帯血及び羊水を帝王切開時に採取して検体とし、ビスフェノールAの検出を行った。体外受精時に得られる卵胞液も同じく検体とした。妊娠中期(妊娠15-18週)に行った羊水穿刺時に得られた羊水の一部を検体に供した。血清中および卵胞液、羊水中のビスフェノールAは総ての検体から検出され1-2ng/mlであったが、妊娠中期...
❏アポトーシス抑制遺伝子EATのコンディショナルノックアウト法による生体内機能(13770114)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】大喜多 肇 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50317260)
【キーワード】EAT / ノックアウト・マウス / bcl-2 / 発生 / 初期胚 (他11件)
【概要】EAT遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制することが示されている。本遺伝子のノックアウト・マウスは胚性致死であることが知られている。本研究では、さらにEATの発生段階および個体レベルでの機能を詳細にするために、マウスEC、ES細胞においてEATを欠損させ、アポト...
【生物学】生物学:セルトリ細胞アポトーシスを含む研究件
❏投与法、培養法及び移植法によるフタル酸エステルの精巣毒性作用機序解明(20380153)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】九郎丸 正道 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00148636)
【キーワード】Di(n-butyl) phthalate / Di-iso-butyl phthalate / 精細胞 / アポトーシス / テストステロン濃度 (他23件)
【概要】プラスティック製品の可塑剤として広く使用され、精巣毒性が知られているフタル酸エステル類に属するDi(n-butyl) phthalate(DBP)及びDi-iso-butyl phthalate(DiBP)について、その作用機序を種々の実験系を用いて検討した。その結果、DBPはエストロゲン様作用を示し、DBP投与により誘起される精細胞アポトーシスは精巣におけるエストロゲン受容体の活性化によりもたら...
❏サイトカインによる細胞の増殖分化と細胞死のシグナル伝達(09044264)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / サイトカイン受容体 / シグナル伝達 / アポトーシス / 造血 (他16件)
【概要】造血細胞の生存はサイトカインに依存しており、サイトカイン除去により細胞死が誘導される。我々はすでにこのサイトカインによる細胞死抑制機能にはサイトカインにより活性化されるRASが重要であることを示した。そこで、RASの変異体を用いてRAS下流のシグナル経路の解析を行い、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とPI3キナーゼ経路の両方を介して細胞死を抑制していることを明かにした。一方、サイトカイン非存在下...
【生物学】生物学:Tunel法アポトーシスを含む研究件
❏投与法、培養法及び移植法によるフタル酸エステルの精巣毒性作用機序解明(20380153)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】九郎丸 正道 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00148636)
【キーワード】Di(n-butyl) phthalate / Di-iso-butyl phthalate / 精細胞 / アポトーシス / テストステロン濃度 (他23件)
【概要】プラスティック製品の可塑剤として広く使用され、精巣毒性が知られているフタル酸エステル類に属するDi(n-butyl) phthalate(DBP)及びDi-iso-butyl phthalate(DiBP)について、その作用機序を種々の実験系を用いて検討した。その結果、DBPはエストロゲン様作用を示し、DBP投与により誘起される精細胞アポトーシスは精巣におけるエストロゲン受容体の活性化によりもたら...
❏冬眠導入時における精巣組織の微細形態学的、分子生物学的解析(14560245)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】九郎丸 正道 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00148636)
【キーワード】コウモリ / ハムスター / 精子発生 / 冬眠 / 短日条件 (他13件)
【概要】まず、冬眠動物の1種であるコキクガシラコウモリ精子発生の冬眠時期を含めた季節変化について形態学的に検討した。3月では精細管腔はほとんど認められず、また精上皮はセルトリ細胞と精祖細胞のみから構成されていた。6月では精細管径が拡大し、精細管腔も明瞭に確認された。精上皮には少数ながら精母細胞が認められた。8、10月では活発な精子発生が観察された。冬眠期の12月では精子発生は完全に停止し、精細管径は著しぐ...
【生物学】基礎生物学:受精能アポトーシスを含む研究件
❏卵子の遺伝子発現プロファイリング解析に基く抗加齢生殖研究(20591929)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】末岡 浩 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (90162833)
【キーワード】遺伝子発現プロファイリング / アポトーシス / ミトコンドリア / 加齢変化 / 胚 (他13件)
【概要】細胞質内に生命活動に必要な酸化的リン酸化代謝機能を司るミトコンドリアは卵子内に多く存在する。そのミトコンドリアDNA(mtDNA)はヒト未受精卵・未分割胚において30歳台より40歳台でcopy数の減少を認めた。また,分割胚において割球の体積とmtDNA copy数との間に正の相関関係を認めた。ゼブラフィッシュ胚を用いて,胚の形態と胚発生速度について検討を行った。形態不良胚は胚発生速度が遅く,老化し...
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
【工学】総合工学:可視化アポトーシスを含む研究件
❏分子イメージングを基軸とする生細胞内分子計測・光操作法の開発(26220805)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】小澤 岳昌 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40302806)
【キーワード】バイオ分析 / イメージング / 光操作 / 蛍光 / 発光 (他14件)
【概要】生細胞内の分子の素過程をネットワークとして理解するために,生体分子を可視化および操作するための新たな分析方法を確立した.具体的には,1)小数生体分子の可視化・定量法,2)光による酵素活性制御法,3)Gタンパク質共役受容体活性を制御する光操作法を開発した.開発した方法は,基礎生命科学研究の基盤技術になるとともに,医学や農学や創薬分野等における革新的技術となる. ...
❏新規分子機能プローブ開発による生体・臓器内分子機能診断への応用(19659317)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特任教授 (80256510)
【キーワード】生体イメージング / 分子機能 / 可視化 / 肝障害 / アポトーシス (他8件)
【概要】臓器内・生体内の細胞・分子機能を評価するための新たな分子機能プローブを開発する目的で、luciferaseを利用した分子機能プローブを新たに開発し、生体イメージングへの応用を試みる。 1)前年度作成したCaspase-3にたいするプローブをアデノウィルスベクターに組み込み、これを細胞実験およびマウス肝における生体イメージング実験のためのベクターとした。 a)アデノウィルスベクターの作成、増幅、精製...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:共焦点レーザー顕微鏡アポトーシスを含む研究件
❏光化学反応による腫瘍組織の血流遮断と殺細胞機序の解明(14380410)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】南谷 晴之 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70051779)
【キーワード】光線力学的治療 / 活性酸素 / アポトーシス / 血小板血栓 / 内皮細胞 (他8件)
【概要】光線力学的治療(Photodynamic therapy, PDT)は、光感受性物質の光化学反応に基づく活性酸素産生によって腫瘍組織血管の血流遮断効果と腫瘍細胞の殺細胞効果をもたらすもので、臨床上、有効な腫瘍治療法の一つと言われている。本研究では、PDTによる血流遮断効果と殺細胞効果を評価・解明することを目的として遂行された。腫瘍組織や種々の臓器内で流動する赤血球、白血球、血小板などの血流動態を可...
❏肝内マクロファージ(Kupffer細胞)由来活性酸素による肝癌細胞障害機序の解明(07670613)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】黒瀬 巌 慶應義塾大学, 医学部・内科, 助手 (50234604)
【キーワード】肝癌 / Kupffer細胞 / NO / TNF-α / NF-κB (他12件)
【概要】初年度(平成7年度)においては、Kupffer細胞によるNO・TNF-α放出動態と肝癌細胞障害・アポトーシスとの時間的空間的相関およびその制御機構を解明してきた。すなわちKupffer細胞と肝癌細胞の共培養系におけるNOおよびTNF-α産生動態の定量と、肝癌細胞内ミトコンドリア呼吸能の変化、細胞膜・核膜障害、DNA fragmentation化を共焦点レーザー顕微鏡下に可視化、定量するシステムを確...
【総合生物】神経科学:MST1アポトーシスを含む研究件
❏キナーゼを介した細胞死誘導機構の解析(12480214)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70252525)
【キーワード】MST1 / JNK / アポトーシス / Bax / 核凝縮 (他7件)
【概要】ストレスで活性化するMAPキナーゼスーパーファミリーJNK、p38の経路の上流に位置するMST1の機能を検討した。MST1は細胞に発現すると細胞膜のblebbingや核の凝縮を引き起こし、アポトーシス様の形態変化を引き起こす。本研究において、MST1はこれらのアポトーシス様の形態変化をJNKの活性化を介して引き起こしていることを明らかにした。また、MST1はJNKの活性化によりDNAのヌクレオソー...
❏神経変性疾患治療薬の開発(11558092)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70252525)
【キーワード】JNK / カスペース / アポトーシス / MAPキナーゼ / 細胞生存 (他8件)
【概要】MAPキナーゼが生存促進に働くか否かを小脳顆粒細胞の初代培養系を用いて検討した結果、BDNF(脳由来神経栄養因子)による生存促進に必要であることが明らかになった。BDNFはMAPキナーゼ経路以外にもPI3キナーゼ経路も活性化するがPI3キナーゼ経路も生存促進に必須であることがわかった。PI3キナーゼ-Akt経路は、上記小脳顆粒細胞以外にも広く細胞生存促進シグナルとして機能することが示されてきている...
【総合生物】神経科学:小脳顆粒細胞アポトーシスを含む研究件
❏分泌型ホスホリパーゼA_2の新規に生理機能の発見とその分子機構の解析(16580054)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他9件)
【概要】sPLA_2およびLPCのシグナル伝達においてG2Aが関与するかどうかを検討するため、PC12細胞において内因的に発現しているG2AをRNA interference法によって発現抑制する実験を行った。ラットG2Aに特異的な配列をU6snRNA遺伝子のプロモーターを持つpmU6proベクターに挿入したのち、アデノウイルス発現ベクターpAxcwitに挿入し、目的のアデノウイルス(r2-Ad)を得た。...
❏新しい神経栄養因子・分泌型ホスホリパーゼA_2に関する研究(14560058)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他7件)
【概要】我々が見出した糸状菌由来分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)であるp15はPC12細胞の突起伸長を誘導し、また小脳穎粒細胞(CGN)に対してはアポトーシス抑制作用を有する。これらの作用へのPLA_2活性の関与を調べるため、p15の予想活性中心(His57,Asp58)を両方ともアラニンに置換した不活性型変異体p15を作製した。またp15とは比活性の異なるハチ毒由来および放線菌由来sPLA_2...
❏神経栄養因子様の活性を有する新規蛋白質p15の作用機序の解析(12760048)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】神経突起伸長 / L型カルシウムチャネル / 分泌型ホスホリパーゼA_2 / アラキドン酸 / 小脳顆粒細胞 (他7件)
【概要】我々はこれまで糸状菌由来のタンパク質p15がPCl2細胞の分化を誘導し、突起伸長を顕著に促進すること、またpl5が分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)の一種であり、同活性が上記の生物活性に必須であることを明らかにしてきた。本研究期間内においてはpl5の培養マウス小脳顆粒神経細胞(CGN)に対するアポトーシス抑制活性を検討し、sPLA_2が神経栄養因子様の作用を有する可能性について検討した。C...
【農学】農芸化学:分泌型ホスホリパーゼA_2アポトーシスを含む研究件
❏分泌型ホスホリパーゼA_2の新規に生理機能の発見とその分子機構の解析(16580054)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他9件)
【概要】sPLA_2およびLPCのシグナル伝達においてG2Aが関与するかどうかを検討するため、PC12細胞において内因的に発現しているG2AをRNA interference法によって発現抑制する実験を行った。ラットG2Aに特異的な配列をU6snRNA遺伝子のプロモーターを持つpmU6proベクターに挿入したのち、アデノウイルス発現ベクターpAxcwitに挿入し、目的のアデノウイルス(r2-Ad)を得た。...
❏新しい神経栄養因子・分泌型ホスホリパーゼA_2に関する研究(14560058)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他7件)
【概要】我々が見出した糸状菌由来分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)であるp15はPC12細胞の突起伸長を誘導し、また小脳穎粒細胞(CGN)に対してはアポトーシス抑制作用を有する。これらの作用へのPLA_2活性の関与を調べるため、p15の予想活性中心(His57,Asp58)を両方ともアラニンに置換した不活性型変異体p15を作製した。またp15とは比活性の異なるハチ毒由来および放線菌由来sPLA_2...
❏神経栄養因子様の活性を有する新規蛋白質p15の作用機序の解析(12760048)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】神経突起伸長 / L型カルシウムチャネル / 分泌型ホスホリパーゼA_2 / アラキドン酸 / 小脳顆粒細胞 (他7件)
【概要】我々はこれまで糸状菌由来のタンパク質p15がPCl2細胞の分化を誘導し、突起伸長を顕著に促進すること、またpl5が分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)の一種であり、同活性が上記の生物活性に必須であることを明らかにしてきた。本研究期間内においてはpl5の培養マウス小脳顆粒神経細胞(CGN)に対するアポトーシス抑制活性を検討し、sPLA_2が神経栄養因子様の作用を有する可能性について検討した。C...
【農学】農芸化学:PC12細胞アポトーシスを含む研究件
❏分泌型ホスホリパーゼA_2の新規に生理機能の発見とその分子機構の解析(16580054)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他9件)
【概要】sPLA_2およびLPCのシグナル伝達においてG2Aが関与するかどうかを検討するため、PC12細胞において内因的に発現しているG2AをRNA interference法によって発現抑制する実験を行った。ラットG2Aに特異的な配列をU6snRNA遺伝子のプロモーターを持つpmU6proベクターに挿入したのち、アデノウイルス発現ベクターpAxcwitに挿入し、目的のアデノウイルス(r2-Ad)を得た。...
❏新しい神経栄養因子・分泌型ホスホリパーゼA_2に関する研究(14560058)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他7件)
【概要】我々が見出した糸状菌由来分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)であるp15はPC12細胞の突起伸長を誘導し、また小脳穎粒細胞(CGN)に対してはアポトーシス抑制作用を有する。これらの作用へのPLA_2活性の関与を調べるため、p15の予想活性中心(His57,Asp58)を両方ともアラニンに置換した不活性型変異体p15を作製した。またp15とは比活性の異なるハチ毒由来および放線菌由来sPLA_2...
❏神経栄養因子様の活性を有する新規蛋白質p15の作用機序の解析(12760048)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】神経突起伸長 / L型カルシウムチャネル / 分泌型ホスホリパーゼA_2 / アラキドン酸 / 小脳顆粒細胞 (他7件)
【概要】我々はこれまで糸状菌由来のタンパク質p15がPCl2細胞の分化を誘導し、突起伸長を顕著に促進すること、またpl5が分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)の一種であり、同活性が上記の生物活性に必須であることを明らかにしてきた。本研究期間内においてはpl5の培養マウス小脳顆粒神経細胞(CGN)に対するアポトーシス抑制活性を検討し、sPLA_2が神経栄養因子様の作用を有する可能性について検討した。C...
【農学】農芸化学:経口免疫寛容アポトーシスを含む研究件
❏食品タンパク質に対する免疫系による識別・認識・応答制御機構の解明(14360070)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】八村 敏志 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40238019)
【キーワード】経口免疫寛容 / T細胞 / 腸管免疫系 / シグナル伝達 / 調節性T細胞 (他11件)
【概要】(1)経口免疫寛容により誘導されたT細胞の解析およびその低応答化の分子機構の解明:経口免疫寛容により誘導された低応答化T細胞について,次ぎのことを明らかにした。まず,この低応答化T細胞では,caspase-3の働きによりGADS-SLP-76を中心としたTCRシグナル複合体の形成に障害が認められた。また,抗原刺激によるT細胞抗原レセプター(TCR), PKC-θ,脂質マイクロドメイン(lipid ...
❏T細胞レセプタートランスジェニックマウスを用いた経口抗原に対するT細胞応答の解析(09760122)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】八村 敏志 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40238019)
【キーワード】食品アレルギー / T細胞 / 免疫応答 / 経口免疫寛容 / アポトーシス (他9件)
【概要】食品アレルギーの発症機構の解明,またその予防・治療法の開発には経口投与された抗原に対する免疫応答の正負の免疫応答制御機構の解明が重要である.このような応答にはT細胞が重要な役割を果たす.本研究では卵白アルブミン(OVA)特異的T細胞抗原レセプター(TCR)トランスジェニックマウス(Tg)を用いて経口投与抗原に対するT細胞応答を解析した.既に,OVA特異的TCR-TgにOVAを経口摂取させると,脾臓...
【農学】農芸化学:腸管免疫系アポトーシスを含む研究件
❏食品タンパク質に対する免疫系による識別・認識・応答制御機構の解明(14360070)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】八村 敏志 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40238019)
【キーワード】経口免疫寛容 / T細胞 / 腸管免疫系 / シグナル伝達 / 調節性T細胞 (他11件)
【概要】(1)経口免疫寛容により誘導されたT細胞の解析およびその低応答化の分子機構の解明:経口免疫寛容により誘導された低応答化T細胞について,次ぎのことを明らかにした。まず,この低応答化T細胞では,caspase-3の働きによりGADS-SLP-76を中心としたTCRシグナル複合体の形成に障害が認められた。また,抗原刺激によるT細胞抗原レセプター(TCR), PKC-θ,脂質マイクロドメイン(lipid ...
❏食品アレルギーにおける免疫応答の分子機構と免疫・神経系相互作用の解析(10306008)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】上野川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50011945)
【キーワード】食品アレルギー / TCRアンタゴニズム / 変異ペプチドリガンド / 腸管免疫系 / サイトカイン (他15件)
【概要】1.アレルゲンの分子構造変化と免疫応答の関係 T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウスのT細胞が認識する卵白アルブミン(OVA)の部分ペプチドOVA323-339の1残基置換アナログ40種は、それが誘起するT細胞のサイトカイン応答や抗体産生誘導のパターンの違いにより、4つの群に分けることができた。同様のパターン変化はOVA323-339濃度の変化によっても観察された。さらに、T...
【農学】農芸化学:食品アレルギーアポトーシスを含む研究件
❏食品アレルギーにおける免疫応答の分子機構と免疫・神経系相互作用の解析(10306008)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】上野川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50011945)
【キーワード】食品アレルギー / TCRアンタゴニズム / 変異ペプチドリガンド / 腸管免疫系 / サイトカイン (他15件)
【概要】1.アレルゲンの分子構造変化と免疫応答の関係 T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウスのT細胞が認識する卵白アルブミン(OVA)の部分ペプチドOVA323-339の1残基置換アナログ40種は、それが誘起するT細胞のサイトカイン応答や抗体産生誘導のパターンの違いにより、4つの群に分けることができた。同様のパターン変化はOVA323-339濃度の変化によっても観察された。さらに、T...
❏T細胞レセプタートランスジェニックマウスを用いた経口抗原に対するT細胞応答の解析(09760122)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】八村 敏志 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40238019)
【キーワード】食品アレルギー / T細胞 / 免疫応答 / 経口免疫寛容 / アポトーシス (他9件)
【概要】食品アレルギーの発症機構の解明,またその予防・治療法の開発には経口投与された抗原に対する免疫応答の正負の免疫応答制御機構の解明が重要である.このような応答にはT細胞が重要な役割を果たす.本研究では卵白アルブミン(OVA)特異的T細胞抗原レセプター(TCR)トランスジェニックマウス(Tg)を用いて経口投与抗原に対するT細胞応答を解析した.既に,OVA特異的TCR-TgにOVAを経口摂取させると,脾臓...
【農学】農芸化学:神経突起伸長アポトーシスを含む研究件
❏分泌型ホスホリパーゼA_2の新規に生理機能の発見とその分子機構の解析(16580054)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他9件)
【概要】sPLA_2およびLPCのシグナル伝達においてG2Aが関与するかどうかを検討するため、PC12細胞において内因的に発現しているG2AをRNA interference法によって発現抑制する実験を行った。ラットG2Aに特異的な配列をU6snRNA遺伝子のプロモーターを持つpmU6proベクターに挿入したのち、アデノウイルス発現ベクターpAxcwitに挿入し、目的のアデノウイルス(r2-Ad)を得た。...
❏新しい神経栄養因子・分泌型ホスホリパーゼA_2に関する研究(14560058)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他7件)
【概要】我々が見出した糸状菌由来分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)であるp15はPC12細胞の突起伸長を誘導し、また小脳穎粒細胞(CGN)に対してはアポトーシス抑制作用を有する。これらの作用へのPLA_2活性の関与を調べるため、p15の予想活性中心(His57,Asp58)を両方ともアラニンに置換した不活性型変異体p15を作製した。またp15とは比活性の異なるハチ毒由来および放線菌由来sPLA_2...
❏神経栄養因子様の活性を有する新規蛋白質p15の作用機序の解析(12760048)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】神経突起伸長 / L型カルシウムチャネル / 分泌型ホスホリパーゼA_2 / アラキドン酸 / 小脳顆粒細胞 (他7件)
【概要】我々はこれまで糸状菌由来のタンパク質p15がPCl2細胞の分化を誘導し、突起伸長を顕著に促進すること、またpl5が分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)の一種であり、同活性が上記の生物活性に必須であることを明らかにしてきた。本研究期間内においてはpl5の培養マウス小脳顆粒神経細胞(CGN)に対するアポトーシス抑制活性を検討し、sPLA_2が神経栄養因子様の作用を有する可能性について検討した。C...
【農学】生産環境農学:L型カルシウムチャネルアポトーシスを含む研究件
❏分泌型ホスホリパーゼA_2の新規に生理機能の発見とその分子機構の解析(16580054)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他9件)
【概要】sPLA_2およびLPCのシグナル伝達においてG2Aが関与するかどうかを検討するため、PC12細胞において内因的に発現しているG2AをRNA interference法によって発現抑制する実験を行った。ラットG2Aに特異的な配列をU6snRNA遺伝子のプロモーターを持つpmU6proベクターに挿入したのち、アデノウイルス発現ベクターpAxcwitに挿入し、目的のアデノウイルス(r2-Ad)を得た。...
❏新しい神経栄養因子・分泌型ホスホリパーゼA_2に関する研究(14560058)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他7件)
【概要】我々が見出した糸状菌由来分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)であるp15はPC12細胞の突起伸長を誘導し、また小脳穎粒細胞(CGN)に対してはアポトーシス抑制作用を有する。これらの作用へのPLA_2活性の関与を調べるため、p15の予想活性中心(His57,Asp58)を両方ともアラニンに置換した不活性型変異体p15を作製した。またp15とは比活性の異なるハチ毒由来および放線菌由来sPLA_2...
❏神経栄養因子様の活性を有する新規蛋白質p15の作用機序の解析(12760048)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】神経突起伸長 / L型カルシウムチャネル / 分泌型ホスホリパーゼA_2 / アラキドン酸 / 小脳顆粒細胞 (他7件)
【概要】我々はこれまで糸状菌由来のタンパク質p15がPCl2細胞の分化を誘導し、突起伸長を顕著に促進すること、またpl5が分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)の一種であり、同活性が上記の生物活性に必須であることを明らかにしてきた。本研究期間内においてはpl5の培養マウス小脳顆粒神経細胞(CGN)に対するアポトーシス抑制活性を検討し、sPLA_2が神経栄養因子様の作用を有する可能性について検討した。C...
【農学】動物生命科学:卵胞アポトーシスを含む研究件
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
❏卵胞アポトーシスの制御機構に着目した卵巣機能不全の病態解明の研究(12671581)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】久具 宏司 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30322051)
【キーワード】卵巣 / アポトーシス / 抗癌剤 / 卵巣機能不全 / 卵胞 (他9件)
【概要】25日齢の雌ラットの発育卵胞を摘出して器官培養を行う系を用いて実験を行った。卵胞摘出前にequine chorionic gonadotropin(eCG)を作用させると、TUNEL法によるアポトーシスの発現が有意に減少することが示された。また同時にこのアポトーシス発現の減少に合わせてカスパーゼ3のmRNAの発現が減少していた。このことより、卵胞におけるアポトーシスの発現にはカスパーゼ、なかでもカ...
【農学】動物生命科学:アネキシン5アポトーシスを含む研究件
❏黄体のGnRHによる黄体退行機序の解明とこれを利用した黄体の寿命の人為的調節(22780263)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他11件)
【概要】ラットでは、黄体形成後2日半以内にプロラクチン(PRL)の刺激を受ければ黄体は機能化するが、それ以降ではPRL刺激を受けたとしても黄体は退行してしまう。本研究は、この時期特異的な黄体の運命決定機構について調べた。その結果、卵巣局所に発現するゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のPRL受容体アイソフォームの発現比率を変化させていること、この発現比率を人為的に調節すれば、黄体の運命を変えられることが示され...
❏卵胞発育シグナルとしての局所ゴナドトロピン放出ホルモンによる黄体退行機序の解明(20780210)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部・獣医学科, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他9件)
【概要】ラットでは、黄体形成から3日目にあたる発情休止期2日目の午後に黄体の退行が決定する。本研究によって、黄体局所にこの時期特異的に発現するメタスチン、ゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のアポトーシスを引き起こすこと、そしてそれらの発現は次回排卵のための発育卵胞から分泌されるエストロジェンが引き金であることが明らかとなった。この発見は繁殖障害の軽減や不妊治療につながることが期待できる。 ...
【農学】動物生命科学:アネキシンa5アポトーシスを含む研究件
❏黄体のGnRHによる黄体退行機序の解明とこれを利用した黄体の寿命の人為的調節(22780263)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他11件)
【概要】ラットでは、黄体形成後2日半以内にプロラクチン(PRL)の刺激を受ければ黄体は機能化するが、それ以降ではPRL刺激を受けたとしても黄体は退行してしまう。本研究は、この時期特異的な黄体の運命決定機構について調べた。その結果、卵巣局所に発現するゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のPRL受容体アイソフォームの発現比率を変化させていること、この発現比率を人為的に調節すれば、黄体の運命を変えられることが示され...
❏卵胞発育シグナルとしての局所ゴナドトロピン放出ホルモンによる黄体退行機序の解明(20780210)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部・獣医学科, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他9件)
【概要】ラットでは、黄体形成から3日目にあたる発情休止期2日目の午後に黄体の退行が決定する。本研究によって、黄体局所にこの時期特異的に発現するメタスチン、ゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のアポトーシスを引き起こすこと、そしてそれらの発現は次回排卵のための発育卵胞から分泌されるエストロジェンが引き金であることが明らかとなった。この発見は繁殖障害の軽減や不妊治療につながることが期待できる。 ...
【農学】動物生命科学:精母細胞アポトーシスを含む研究件
❏冬眠導入時における精巣組織の微細形態学的、分子生物学的解析(14560245)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】九郎丸 正道 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00148636)
【キーワード】コウモリ / ハムスター / 精子発生 / 冬眠 / 短日条件 (他13件)
【概要】まず、冬眠動物の1種であるコキクガシラコウモリ精子発生の冬眠時期を含めた季節変化について形態学的に検討した。3月では精細管腔はほとんど認められず、また精上皮はセルトリ細胞と精祖細胞のみから構成されていた。6月では精細管径が拡大し、精細管腔も明瞭に確認された。精上皮には少数ながら精母細胞が認められた。8、10月では活発な精子発生が観察された。冬眠期の12月では精子発生は完全に停止し、精細管径は著しぐ...
❏生殖障害に関与する性分化遺伝子の解析と初期胚発生過程における分子細胞生物学的解明(14571583)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】末岡 浩 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (90162833)
【キーワード】spermatogonia / Doxorubicin / c-kit / F-TRAP / telomerase (他19件)
【概要】生殖障害,特に造精機能障害を伴う重症男性不妊を主徴とする生殖障害の原因としてのこれらのメカニズム及び遺伝子発現状況とその意義について解明することを目的とした。Doxorubicin(DXR)の低容量,長期投与による配偶子形成抑制モデルマウスを作製した。Spermatogoniaの分化に関与する受容体型チロシンキナーゼレセプターc-kitについて抗マウスc-kit抗体(CD117)を用いた免疫組織化...
【農学】動物生命科学:イヌアポトーシスを含む研究件
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(15H04590)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / イヌ / 腫瘍 (他13件)
【概要】マクロファージ由来の腫瘍である組織球性肉腫は、悪性度が高く治療法がまだ確立していない。本研究では、マクロファージが特異的に産生するタンパク質apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)の転写活性が一部の臓器で高いこと、組織球性肉腫由来細胞株にAIM発現ベクターを導入すると細胞増殖の有意な抑制が認められることを明らかにした。さらに組換えイヌAIMを培養液中に添加する...
❏動物の小脳脊髄変性疾患の病理発生解明と生前診断のための基礎研究(19580371)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】内田 和幸 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10223554)
【キーワード】小脳変性 / 脊髄変性 / 神経軸索ジストロフィー / 小脳アビオトロフィー / 神経細胞死 (他17件)
【概要】本研究の結果、パピオン犬の小脳皮質アビオトロフィー、パピオン犬(CCA)、チワワ犬の神経軸索ジストロフィー(NAD)、およびチワワ犬の神経セロイド・リポフスチン(NCL)症の臨床・病理学的特徴が明らかにされた。これらの疾患は、生前検査では、いずれも重度~中度の小脳萎縮を画像診断上の特徴とする。病理的には神経細胞の脱落メカニズムは疾患により異なり、CCAでは神経細胞のアポトーシス、NCLではセロイド...
❏アミロイドβタンパクの生理活性および神経毒性に関する研究(11460145)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】立山 晉 (立山 晋) 宮崎大学, 農学部, 教授 (90041003)
【キーワード】アミロイドβタンパク / イヌ / アポトーシス / 中脳黒質 / レビー小体 (他18件)
【概要】平成14年度は本研究の最終年度にあたり、前年度までに実施された研究の取りまとめを中心に行った。平成13年度から14年度にかけ実施した研究のうち、イヌの中脳黒質の加齢性病変について論文として公表した(J.Vet.Med.Sci.2003,65,Vol.2 In press.)。本研究では、チロシンヒドロキシラーゼ(TH)に対する抗体を用いて黒質のドパミン生成神経細胞を描出し、同部の加齢性変化を検討し...
【農学】動物生命科学:細胞周期停止アポトーシスを含む研究件
❏Dーアミノ酸による蛋白恒常性破綻(小胞体ストレス)の腎臓病における病因論の解明(16K15465)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】D-アミノ酸 / D-セリン / 尿細管上皮細胞 / 尿細管老化 / SASP (他14件)
【概要】我々はCKD患者の尿中・血中D-アミノ酸を測定する中、腎機能低下に伴うD-セリンの体内蓄積を見いだし、本研究ではヒト近位尿細管上皮細胞に対するD-セリンの病態生理学的活性を検討した。D-セリン刺激尿細管細胞はL-セリンに比し、細胞死亢進や細胞周期停止を呈した。重要なことにD-セリンは尿細管の細胞老化マーカーやSASP, 特に炎症系サイトカイン産生を上昇させた。その分子機序として、尿細管細胞内D-/...
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
❏胎児神経毒性の発現機構および出生児神経障害との関連に関する多面的解析(13460139)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】土井 邦雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (70155612)
【キーワード】apoptosis / cell cycle arrest / fetal brain / chemicals / mechaism (他21件)
【概要】本研究では、環境化学物質の示す胎児神経毒性の発現機構を解明し、その新生児神経障害との関連を考察する目的で、6種類の環境化学物質(ethylnitrosourea(ENU),5-azacytidine(5AzC),hydroxyurea(HU),1-β-D-arabinofuranosylcytosine(Ara-C),N-methyl-D-aspartate(NMDA),T-2 toxin)とマウ...
【農学】動物生命科学:アポトーシスを含む研究件
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(国際共同研究強化)(15KK0275)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2016 - 2017
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / アポトーシス / 抗体 (他8件)
【概要】近年、腫瘍に随伴して存在する腫瘍関連マクロファージ(Tumor-associated macrophage, TAM)は様々な腫瘍の増悪を促進することが明らかになってきた。しかしどのようにしてTAMに分化するのかは分かっていない。本研究では、マクロファージに特異的に発現するタンパク質である Apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)がその分化に密接に関与すること...
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(15H04590)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / イヌ / 腫瘍 (他13件)
【概要】マクロファージ由来の腫瘍である組織球性肉腫は、悪性度が高く治療法がまだ確立していない。本研究では、マクロファージが特異的に産生するタンパク質apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)の転写活性が一部の臓器で高いこと、組織球性肉腫由来細胞株にAIM発現ベクターを導入すると細胞増殖の有意な抑制が認められることを明らかにした。さらに組換えイヌAIMを培養液中に添加する...
❏動物の小脳脊髄変性疾患の病理発生解明と生前診断のための基礎研究(19580371)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】内田 和幸 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10223554)
【キーワード】小脳変性 / 脊髄変性 / 神経軸索ジストロフィー / 小脳アビオトロフィー / 神経細胞死 (他17件)
【概要】本研究の結果、パピオン犬の小脳皮質アビオトロフィー、パピオン犬(CCA)、チワワ犬の神経軸索ジストロフィー(NAD)、およびチワワ犬の神経セロイド・リポフスチン(NCL)症の臨床・病理学的特徴が明らかにされた。これらの疾患は、生前検査では、いずれも重度~中度の小脳萎縮を画像診断上の特徴とする。病理的には神経細胞の脱落メカニズムは疾患により異なり、CCAでは神経細胞のアポトーシス、NCLではセロイド...
【農学】動物生命科学:組織球性肉腫アポトーシスを含む研究件
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(国際共同研究強化)(15KK0275)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2016 - 2017
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / アポトーシス / 抗体 (他8件)
【概要】近年、腫瘍に随伴して存在する腫瘍関連マクロファージ(Tumor-associated macrophage, TAM)は様々な腫瘍の増悪を促進することが明らかになってきた。しかしどのようにしてTAMに分化するのかは分かっていない。本研究では、マクロファージに特異的に発現するタンパク質である Apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)がその分化に密接に関与すること...
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(15H04590)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / イヌ / 腫瘍 (他13件)
【概要】マクロファージ由来の腫瘍である組織球性肉腫は、悪性度が高く治療法がまだ確立していない。本研究では、マクロファージが特異的に産生するタンパク質apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)の転写活性が一部の臓器で高いこと、組織球性肉腫由来細胞株にAIM発現ベクターを導入すると細胞増殖の有意な抑制が認められることを明らかにした。さらに組換えイヌAIMを培養液中に添加する...
【農学】動物生命科学:D8アポトーシスを含む研究件
❏新規RNA結合タンパク質D8によるアポトーシス誘導の機構(17390089)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】アポトーシス / RNA結合蛋白質 / KHドメイン / p53 / TGF-beta (他14件)
【概要】新規PNA結合蛋白質D8がアポトーシスを誘導する活性をもつことを見出しその分子機構を解析した。 1)D8はDNAストレスによるアポトーシズの誘導に重要な役割を果たしていることを見出した。 2)ルシフェラーゼ・アッセイ、クロマチン免疫沈降法によりD8のプロモーターがp53やTGF-betaシグナルにより直接に転写活性化されることを明らかにした。 3)D8がアポトーシスを誘導するためには、RNA結合活...
❏他種ウイルス遺伝子導入によるヘルペスウイルスの宿主特異性の変化の研究(12460133)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】大塚 治城 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80261957)
【キーワード】BHV-1 / PRV / TF7-6 / Th1 / アポトーシス (他18件)
【概要】アルファヘルペス亜科に属するウイルスの宿主特異性は種によって大きな差が見られる。その内でウシを宿主とするウシヘルペスウイルス1型(BHV-1)はin vivoにおいてもin vitroにおいても比較的狭い宿主域を示すが、ブタオーエスキー病ウイルス(PRV)は非常に広い宿主域を有する。本研究においてPRVの糖タンパクgBおよびgCの遺伝子をBHV-1のゲノムに組み込んだ組み換えウイルスBHV-1/T...
【農学】動物生命科学:黄体退行アポトーシスを含む研究件
❏黄体のGnRHによる黄体退行機序の解明とこれを利用した黄体の寿命の人為的調節(22780263)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他11件)
【概要】ラットでは、黄体形成後2日半以内にプロラクチン(PRL)の刺激を受ければ黄体は機能化するが、それ以降ではPRL刺激を受けたとしても黄体は退行してしまう。本研究は、この時期特異的な黄体の運命決定機構について調べた。その結果、卵巣局所に発現するゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のPRL受容体アイソフォームの発現比率を変化させていること、この発現比率を人為的に調節すれば、黄体の運命を変えられることが示され...
❏卵胞発育シグナルとしての局所ゴナドトロピン放出ホルモンによる黄体退行機序の解明(20780210)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部・獣医学科, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他9件)
【概要】ラットでは、黄体形成から3日目にあたる発情休止期2日目の午後に黄体の退行が決定する。本研究によって、黄体局所にこの時期特異的に発現するメタスチン、ゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のアポトーシスを引き起こすこと、そしてそれらの発現は次回排卵のための発育卵胞から分泌されるエストロジェンが引き金であることが明らかとなった。この発見は繁殖障害の軽減や不妊治療につながることが期待できる。 ...
【農学】動物生命科学:メタスチンアポトーシスを含む研究件
❏黄体のGnRHによる黄体退行機序の解明とこれを利用した黄体の寿命の人為的調節(22780263)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他11件)
【概要】ラットでは、黄体形成後2日半以内にプロラクチン(PRL)の刺激を受ければ黄体は機能化するが、それ以降ではPRL刺激を受けたとしても黄体は退行してしまう。本研究は、この時期特異的な黄体の運命決定機構について調べた。その結果、卵巣局所に発現するゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のPRL受容体アイソフォームの発現比率を変化させていること、この発現比率を人為的に調節すれば、黄体の運命を変えられることが示され...
❏卵胞発育シグナルとしての局所ゴナドトロピン放出ホルモンによる黄体退行機序の解明(20780210)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部・獣医学科, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他9件)
【概要】ラットでは、黄体形成から3日目にあたる発情休止期2日目の午後に黄体の退行が決定する。本研究によって、黄体局所にこの時期特異的に発現するメタスチン、ゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のアポトーシスを引き起こすこと、そしてそれらの発現は次回排卵のための発育卵胞から分泌されるエストロジェンが引き金であることが明らかとなった。この発見は繁殖障害の軽減や不妊治療につながることが期待できる。 ...
【農学】動物生命科学:ゴナドトロピン放出ホルモンアポトーシスを含む研究件
❏黄体のGnRHによる黄体退行機序の解明とこれを利用した黄体の寿命の人為的調節(22780263)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他11件)
【概要】ラットでは、黄体形成後2日半以内にプロラクチン(PRL)の刺激を受ければ黄体は機能化するが、それ以降ではPRL刺激を受けたとしても黄体は退行してしまう。本研究は、この時期特異的な黄体の運命決定機構について調べた。その結果、卵巣局所に発現するゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のPRL受容体アイソフォームの発現比率を変化させていること、この発現比率を人為的に調節すれば、黄体の運命を変えられることが示され...
❏卵胞発育シグナルとしての局所ゴナドトロピン放出ホルモンによる黄体退行機序の解明(20780210)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部・獣医学科, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他9件)
【概要】ラットでは、黄体形成から3日目にあたる発情休止期2日目の午後に黄体の退行が決定する。本研究によって、黄体局所にこの時期特異的に発現するメタスチン、ゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のアポトーシスを引き起こすこと、そしてそれらの発現は次回排卵のための発育卵胞から分泌されるエストロジェンが引き金であることが明らかとなった。この発見は繁殖障害の軽減や不妊治療につながることが期待できる。 ...
【農学】動物生命科学:獣医学アポトーシスを含む研究件
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(国際共同研究強化)(15KK0275)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2016 - 2017
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / アポトーシス / 抗体 (他8件)
【概要】近年、腫瘍に随伴して存在する腫瘍関連マクロファージ(Tumor-associated macrophage, TAM)は様々な腫瘍の増悪を促進することが明らかになってきた。しかしどのようにしてTAMに分化するのかは分かっていない。本研究では、マクロファージに特異的に発現するタンパク質である Apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)がその分化に密接に関与すること...
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(15H04590)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / イヌ / 腫瘍 (他13件)
【概要】マクロファージ由来の腫瘍である組織球性肉腫は、悪性度が高く治療法がまだ確立していない。本研究では、マクロファージが特異的に産生するタンパク質apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)の転写活性が一部の臓器で高いこと、組織球性肉腫由来細胞株にAIM発現ベクターを導入すると細胞増殖の有意な抑制が認められることを明らかにした。さらに組換えイヌAIMを培養液中に添加する...
【農学】動物生命科学:エストロジェンアポトーシスを含む研究件
❏黄体のGnRHによる黄体退行機序の解明とこれを利用した黄体の寿命の人為的調節(22780263)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他11件)
【概要】ラットでは、黄体形成後2日半以内にプロラクチン(PRL)の刺激を受ければ黄体は機能化するが、それ以降ではPRL刺激を受けたとしても黄体は退行してしまう。本研究は、この時期特異的な黄体の運命決定機構について調べた。その結果、卵巣局所に発現するゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のPRL受容体アイソフォームの発現比率を変化させていること、この発現比率を人為的に調節すれば、黄体の運命を変えられることが示され...
❏卵胞発育シグナルとしての局所ゴナドトロピン放出ホルモンによる黄体退行機序の解明(20780210)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部・獣医学科, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他9件)
【概要】ラットでは、黄体形成から3日目にあたる発情休止期2日目の午後に黄体の退行が決定する。本研究によって、黄体局所にこの時期特異的に発現するメタスチン、ゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のアポトーシスを引き起こすこと、そしてそれらの発現は次回排卵のための発育卵胞から分泌されるエストロジェンが引き金であることが明らかとなった。この発見は繁殖障害の軽減や不妊治療につながることが期待できる。 ...
❏新規RNA結合タンパク質D8によるアポトーシス誘導の機構(17390089)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】アポトーシス / RNA結合蛋白質 / KHドメイン / p53 / TGF-beta (他14件)
【概要】新規PNA結合蛋白質D8がアポトーシスを誘導する活性をもつことを見出しその分子機構を解析した。 1)D8はDNAストレスによるアポトーシズの誘導に重要な役割を果たしていることを見出した。 2)ルシフェラーゼ・アッセイ、クロマチン免疫沈降法によりD8のプロモーターがp53やTGF-betaシグナルにより直接に転写活性化されることを明らかにした。 3)D8がアポトーシスを誘導するためには、RNA結合活...
【農学】動物生命科学:性周期アポトーシスを含む研究件
❏黄体のGnRHによる黄体退行機序の解明とこれを利用した黄体の寿命の人為的調節(22780263)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他11件)
【概要】ラットでは、黄体形成後2日半以内にプロラクチン(PRL)の刺激を受ければ黄体は機能化するが、それ以降ではPRL刺激を受けたとしても黄体は退行してしまう。本研究は、この時期特異的な黄体の運命決定機構について調べた。その結果、卵巣局所に発現するゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のPRL受容体アイソフォームの発現比率を変化させていること、この発現比率を人為的に調節すれば、黄体の運命を変えられることが示され...
❏卵胞発育シグナルとしての局所ゴナドトロピン放出ホルモンによる黄体退行機序の解明(20780210)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部・獣医学科, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他9件)
【概要】ラットでは、黄体形成から3日目にあたる発情休止期2日目の午後に黄体の退行が決定する。本研究によって、黄体局所にこの時期特異的に発現するメタスチン、ゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のアポトーシスを引き起こすこと、そしてそれらの発現は次回排卵のための発育卵胞から分泌されるエストロジェンが引き金であることが明らかとなった。この発見は繁殖障害の軽減や不妊治療につながることが期待できる。 ...
【医歯薬学】基礎医学:金属タンパク質アポトーシスを含む研究件
❏膜受容体PGRMC1の構造的知見を基盤とした生理機能の解明と制御化合物の解析(18K06921)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】加部 泰明 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20397037)
【キーワード】ヘム / 癌 / 脂質代謝 / 金属タンパク質 / 天然有機化合物 (他7件)
【概要】これまで明らかとした膜タンパク質PGRMC1の構造的機能制御に知見を基に、PGRMC1を標的とする薬剤の選定を行った。これら候補化合物はPGRMC1と結合してEGFRとの会合を阻害することにより、PGRMC1を介したがん増殖を抑制することを見出した。さらに、PGRMC1 cKOマウスによる解析から、高脂肪食による肥満モデルにおいてPGRMC1が脂肪細胞の脂質蓄積を亢進して肥満増強機能を示すことを明...
❏新規ヘム標的タンパク質HSP27の細胞防御制御機構の解明(23570172)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】加部 泰明 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20397037)
【キーワード】ヘム / 赤血球分化 / 金属タンパク質 / アポトーシス
【概要】ヘムは赤血球分化の過程で細胞内に数mMも蓄積されるが、このヘム毒性の回避機構は不明であった。我々は独自のアフィニティ精製技術を応用して、新規ヘム結合タンパク質としてHSP27を同定した。ヘムはHSP27と結合してその多量体構造を直接解離させて活性化してアポトーシス誘導を阻害することを見出した。さらに、HSP27の発現を薬剤誘導性に抑制出来るHSP27ノックダウンマウスの解析により、赤血球形成が始ま...
【医歯薬学】基礎医学:アミノ配糖体アポトーシスを含む研究件
❏内耳障害の病態形成におけるネクロプトーシスの役割の解明と治療への応用(18K09370)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩崎 真一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10359606)
【キーワード】内耳障害 / アポトーシス / ネクローシス / ネクロプトーシス / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】細胞死は、分子によって制御された細胞死であるアポトーシスと、それ以外の受動的な細胞死であるネクローシスとにこれまで分類されてきたが、近年の研究により、ネクローシスの中にも、分子によって制御されるネクロプトーシスが存在することが明らかにされた。 本研究では、マウスより摘出した、蝸牛の器官培養を用いて、耳毒性物質ゲンタマイシン(GM)によって誘導される有毛細胞障害について、アポトーシス、ネクローシス、...
❏内耳治療に向けてのウロキナーゼ抗アポトーシス作用の検討(23791880)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】ウロキナーゼ / アポトーシス / MAPK / 内耳有毛細胞 / らせん神経節細胞 (他11件)
【概要】ウロキナーゼは血栓溶解薬として臨床応用されている薬剤であるが、近年その抗アポトーシス効果が報告されるようになってきた。今回我々は、ウロキナーゼの内耳アポトーシス予防効果を検討した。内耳有毛細胞培養系にてアミノ配糖体によるアポトーシスをウロキナーゼが予防することを示した。同時にウロキナーゼ投与がアポトーシス経路のP38を活性化することを示しメカニズムの一部を示した。らせん神経節培養系を用い、グルタミ...
❏アポトーシス制御による人工内耳成績向上・適応拡大に向けた基礎的研究(21791597)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】アポトーシス / 人工内耳 / ウロキナーゼ / タンパク治療 / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】ウロキナーゼ(uPA)およびそのレセプター(uPAR)作用・PTD-FNKのアポトーシス抑制作用に着目した。モルモットにおいて蝸牛有毛細胞・らせん神経節などにウロキナーゼ受容体が発現していることを証明した。この結果から蝸牛有毛細胞においてもウロキナーゼがアポトーシス抑制に関与する可能性が示唆された。続いて、ラット培養有毛細胞におけるアポトーシス抑制効果を検討した。その結果ウロキナーゼは濃度依存的に...
【医歯薬学】基礎医学:内耳障害アポトーシスを含む研究件
❏内耳障害の病態形成におけるネクロプトーシスの役割の解明と治療への応用(18K09370)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩崎 真一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10359606)
【キーワード】内耳障害 / アポトーシス / ネクローシス / ネクロプトーシス / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】細胞死は、分子によって制御された細胞死であるアポトーシスと、それ以外の受動的な細胞死であるネクローシスとにこれまで分類されてきたが、近年の研究により、ネクローシスの中にも、分子によって制御されるネクロプトーシスが存在することが明らかにされた。 本研究では、マウスより摘出した、蝸牛の器官培養を用いて、耳毒性物質ゲンタマイシン(GM)によって誘導される有毛細胞障害について、アポトーシス、ネクローシス、...
❏内耳治療に向けてのウロキナーゼ抗アポトーシス作用の検討(23791880)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】ウロキナーゼ / アポトーシス / MAPK / 内耳有毛細胞 / らせん神経節細胞 (他11件)
【概要】ウロキナーゼは血栓溶解薬として臨床応用されている薬剤であるが、近年その抗アポトーシス効果が報告されるようになってきた。今回我々は、ウロキナーゼの内耳アポトーシス予防効果を検討した。内耳有毛細胞培養系にてアミノ配糖体によるアポトーシスをウロキナーゼが予防することを示した。同時にウロキナーゼ投与がアポトーシス経路のP38を活性化することを示しメカニズムの一部を示した。らせん神経節培養系を用い、グルタミ...
【医歯薬学】基礎医学:内耳有毛細胞アポトーシスを含む研究件
❏内耳有毛細胞死におけるアポトーシス、ネクロトーシス、オートファジーの意義の検討(26462549)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】坂本 幸士 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (50323548)
【キーワード】内耳有毛細胞 / アポトーシス / ネクロトーシス / オートファジー
【概要】ICRマウスの生後3~4日の新生児から蝸牛を採取しDMEM培地で24時間前培養を行った。培養メッシュへの接着が確認されてからDMEM培養液にneomycin 1mMを入れさらに24時間培養を継続して有毛細胞障害を誘導した。ローダミン・ファロイジン染色で評価すると約40~50%の有毛細胞の消失が確認され過去の報告と矛盾しない結果であった。次にapoptosis、necroptosis、autopha...
❏内耳治療に向けてのウロキナーゼ抗アポトーシス作用の検討(23791880)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】ウロキナーゼ / アポトーシス / MAPK / 内耳有毛細胞 / らせん神経節細胞 (他11件)
【概要】ウロキナーゼは血栓溶解薬として臨床応用されている薬剤であるが、近年その抗アポトーシス効果が報告されるようになってきた。今回我々は、ウロキナーゼの内耳アポトーシス予防効果を検討した。内耳有毛細胞培養系にてアミノ配糖体によるアポトーシスをウロキナーゼが予防することを示した。同時にウロキナーゼ投与がアポトーシス経路のP38を活性化することを示しメカニズムの一部を示した。らせん神経節培養系を用い、グルタミ...
【医歯薬学】基礎医学:BrdUアポトーシスを含む研究件
❏蝸牛有毛細胞の再生に関わる支持細胞の分裂・増殖・分化とアポトーシスの機構の解明(20591973)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鈴木 光也 東邦大学, 医学部, 教授 (50302724)
【キーワード】未成熟ラット / 有毛細胞 / 支持細胞 / 増殖 / アポトーシス (他14件)
【概要】生後7日目のラットでは蝸牛支持細胞領域に抗Caspase 3抗体および抗p27抗体陽性細胞を認め、アポトーシス促進と増殖能の停止が確認できた。生後7日目のラットのコルチ器をネオマイシン1mMまたは酢酸を含有した培養液中に浸漬し、5日間組織培養を行った。感覚細胞傷害後の支持細胞の分裂・増殖の状態を観察するために、培養3日目からはBrdU1mg/Lを投与しBrdUの取り込みを観察したが、明らかなBrd...
❏アルツハイマー病モデルマウスにおける嗅覚系の変化に関する検討(16591698)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】竹内 直信 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40280945)
【キーワード】アルツハイマー病 / モデルマウス / 嗅覚障害 / タウ蛋白 / 嗅上皮 (他14件)
【概要】アルツハイマー病における嗅覚障害のメカニズムを検討するため、モデルマウスを用い嗅上皮と嗅球における変化を観察した。 1.生後8,16,26ヶ月のアルツハイマー病モデルマウス(早期より神経原線維変化を呈するトランスジェニックマウスであり大脳皮質におけるタウ蛋白の発現が確認されている)の嗅上皮と嗅球におけるタウ蛋白の発現について、抗リン酸化タウ蛋白抗体(PS199)を用いた免疫染色を行った。それによる...
【医歯薬学】基礎医学:タンパク質治療アポトーシスを含む研究件
❏アポトーシス制御による人工内耳成績向上・適応拡大に向けた基礎的研究(21791597)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】アポトーシス / 人工内耳 / ウロキナーゼ / タンパク治療 / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】ウロキナーゼ(uPA)およびそのレセプター(uPAR)作用・PTD-FNKのアポトーシス抑制作用に着目した。モルモットにおいて蝸牛有毛細胞・らせん神経節などにウロキナーゼ受容体が発現していることを証明した。この結果から蝸牛有毛細胞においてもウロキナーゼがアポトーシス抑制に関与する可能性が示唆された。続いて、ラット培養有毛細胞におけるアポトーシス抑制効果を検討した。その結果ウロキナーゼは濃度依存的に...
❏アミノ配糖体抗菌薬などによる内耳障害に対する蛋白治療〜臨床応用への基礎的研究〜(19890057)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】アポトーシス / アミノ配糖体 / 蛋白治療 / アミノ配糖体抗菌薬 / 鼓室内投与
【概要】今回我々はアポトーシス抑制活性強化型蛋白FNK にPTD(Protein Transduction Domain)を付加したPTD-FNK 蛋白を作成し、PTD-FNK 蛋白が通常高分子タンパクは通過困難といわれている内耳蝸牛窓膜を通過し内耳有毛細胞へ到達することを確認した。さらに到達したPTD-FNK でアミノ配糖体による急性内耳障害が予防できることを確認した。この成果はより副作用の少ない鼓室内...
❏細胞死抑制蛋白による内耳障害の新しい治療法(蛋白治療)の開発(17659527)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60251302)
【キーワード】ゲノム / 薬剤反応性 / 内耳 / 蝸牛 / 難聴 (他10件)
【概要】細胞死を防御する蛋白質を投与して、内耳障害の予防・治療に応用する蛋白治療を開発した。ミトコンドリアからのチトクロームcの放出を抑えるBcl-XLの三つの水素結合を除去したanti-apoptotic蛋白(FNK)を作成し、これにHIV/Tat蛋白のProtein Transduction Domain(PTD)をくっつけて細胞内に導入できるようにした(FNK-PTD)。まずこの蛋白にmycをtag...
【医歯薬学】基礎医学:支持細胞アポトーシスを含む研究件
❏蝸牛有毛細胞の再生に関わる支持細胞の分裂・増殖・分化とアポトーシスの機構の解明(20591973)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鈴木 光也 東邦大学, 医学部, 教授 (50302724)
【キーワード】未成熟ラット / 有毛細胞 / 支持細胞 / 増殖 / アポトーシス (他14件)
【概要】生後7日目のラットでは蝸牛支持細胞領域に抗Caspase 3抗体および抗p27抗体陽性細胞を認め、アポトーシス促進と増殖能の停止が確認できた。生後7日目のラットのコルチ器をネオマイシン1mMまたは酢酸を含有した培養液中に浸漬し、5日間組織培養を行った。感覚細胞傷害後の支持細胞の分裂・増殖の状態を観察するために、培養3日目からはBrdU1mg/Lを投与しBrdUの取り込みを観察したが、明らかなBrd...
❏哺乳類蝸牛における有毛細胞再生に関する研究(13470357)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60251302)
【キーワード】in vitro / 支持細胞 / アポトーシス / カスパーゼ子 / Math 1 (他9件)
【概要】1)主にアデノウィルスベクターを用いてモルモット内耳に遺伝子導入を行った。内リンパ嚢経由や蝸牛中央階投与でコルチ器に遺伝子発現が得られた。また新たに確立した内耳whole mount培養法では蝸牛・前庭・半規管ともに有毛細胞・支持細胞に遺伝子発現できた。蝸牛窓経由の侵襲の低い遺伝子投与法も開発した。 2)アデノウィルスベクター反復投与による免疫反応から生じる内耳毒性は副腎皮質ホルモン投与で予防でき...
【医歯薬学】基礎医学:EATアポトーシスを含む研究件
❏アポトーシス抑制遺伝子EATのコンディショナルノックアウト法による生体内機能(13770114)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】大喜多 肇 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50317260)
【キーワード】EAT / ノックアウト・マウス / bcl-2 / 発生 / 初期胚 (他11件)
【概要】EAT遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制することが示されている。本遺伝子のノックアウト・マウスは胚性致死であることが知られている。本研究では、さらにEATの発生段階および個体レベルでの機能を詳細にするために、マウスEC、ES細胞においてEATを欠損させ、アポト...
❏アポトーシス抑制分子EATの生体内機能ならびに疾病における分子機構の解明(13470053)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】梅澤 明弘 国立成育医療センター(研究所), 部長 (70213486)
【キーワード】アポトーシス / 発生 / EAT遺伝子 / ES細胞 / コンディショナル・ターゲッティング (他14件)
【概要】EAT/mcl1遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制すること、本遺伝子を過剰発現するトランスジェニック・マウス(Tg)では、膵ラ氏島の過形成が生じることが知られている。本研究では、EAT/mcl1の発生段階および個体レベルでの機能を更に詳細にするために、胚性幹細...
【医歯薬学】基礎医学:chk2アポトーシスを含む研究件
❏新しい消化器癌治療を目指した異常p53のバックアップ機構の解明(13670543)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】城 卓志 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (30231369)
【キーワード】p53 / Chk2(hCdsl) / 細胞周期チェックポイント / アポトーシス / DNA傷害 (他10件)
【概要】消化器系癌を含む悪性腫瘍の多くは,癌抑制タンパクであるp53の機能が欠落している.また,Chk2(hCds1)はp53タンパクの機能を制御することで,DNA傷害時にアポトーシスおよび細胞周期チェックポイントに機能していると考えられている.一方,申請者らは各種細胞株におけるp53機能とChk2の発現の検討から,p53がChk2発現を負に制御していることを報告している.このことは,Chk2によってp5...
❏DNA傷害チェックポイントを制御する情報伝達系の解明(13470027)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】中西 真 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40217774)
【キーワード】細胞周期 / チェックポイント / Cdc25 / Chk1 / Chk2 (他10件)
【概要】哺乳動物細胞におけるChk2の生理機能と活性調節機構を明らかにする目的で、Chk2ノックアウト(KO)細胞の表現型とChk2発現調節機構を詳細に解析した。Chk2KOマウスは見かけ上正常で生殖可能であったが、長期間の飼育維持により野生型と比較して有意に癌の発症が増加していた。このことからChk2は少なくともマウスにおいて癌抑制遺伝子として機能することが示された。Chk2KO細胞は野生型と比較して電...
【医歯薬学】基礎医学:薬剤アポトーシスを含む研究件
❏抗精神病薬の心臓における病態生理の解明-薬剤誘発性不整脈の法医学的診断法の確立-(24590858)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】池松 和哉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80332857)
【キーワード】薬剤 / 突然死 / 心筋症 / マウス / Chlorpromazine (他10件)
【概要】精神病薬服薬患者の心臓突然死は、法医剖検にて有意な所見が得られないため、 突然死の病態解明に苦慮する。マウス心臓を標的臓器として抗精神病薬であるChlorpromazine (Chl)を動物モデルに長期投与することにより、不整脈・心筋症を発症させうる遺伝子発現状態を確認した。本研究では、培養細胞・心筋組織について、Chl処置を行った心筋組織にて核のクロマチン凝集が認められ、Tunel法で陽性であっ...
❏人工培養法を用いた海産白点虫の宿主-寄生体関係および防除に関する研究(18380112)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】良永 知義 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (20345185)
【キーワード】海産白点虫 / Cryptocaryon irritans / in vitro培養 / Miamiensis avidus / 化学療法 (他13件)
【概要】海産魚の白点虫Cryptocaryon irritansのin vitro培養法を利用して、本寄生性繊毛虫によって引き起こされる海産魚白点病における宿主-寄生体関係ならびに予防治療に関する研究をおこなった。培養系内で虫体の餌となっている魚類細胞はアポトーシスを生じていることが、形態学、アポトーシスの特異的検出法(Tunnel法)、核DNAの泳動像から確認され、本虫が宿主細胞にアポトーシスを引き起こ...
【医歯薬学】基礎医学:接着因子アポトーシスを含む研究件
❏小動物悪性腫瘍の転移浸潤機構の分子生物学的ならびに臨床的解析(15208030)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】佐々木 伸雄 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (60107414)
【キーワード】犬乳腺腫瘍細胞株 / 猫乳腺腫瘍細胞株 / 犬肥満細胞腫 / 接着因子 / レチノイド (他23件)
【概要】本研究では、我々が実際の症例から樹立した犬の乳癌細胞株、猫の乳癌細胞株、犬の肥満細胞腫細胞株、犬の骨肉腫細胞株、犬の悪性メラノーマ細胞株の5種類を用い、これらの腫瘍の浸潤能、転移能に関与する因子の解明を試みた。 犬の乳癌細胞株は同一症例の原発巣と転移巣からそれぞれ樹立した4ペアの細胞を用い、接着因子であるE-cadherin-catenin系の解析を行った。これらの細胞における発現には差がなかった...
❏肝疾患の病態成立における類洞壁細胞の関与についての分子生物学的研究(08407016)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20051500)
【キーワード】Kupffer 細胞 / 類洞壁細胞 / エンドトキシン / 酸化ストレス / アセトアルデヒド (他15件)
【概要】本研究では各種の実験的肝障害モデルにおいて類洞壁細胞群、特にKupffer細胞からの活性酸素やNOの放出動態と肝細胞障害特に類洞壁細胞の障害、アポトーシスなどを時間的空間的な相関とその制御機構を解明することを目的とした。 ラットKupffer細胞と肝癌細胞を共培養した実験系におい接着因子(CD18/ICAM-1)に依存性にCaの動員があり、それに引き続き肝細胞内において活性酸素の産生がおきることを...
❏肝内マクロファージ(Kupffer細胞)由来活性酸素による肝癌細胞障害機序の解明(07670613)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】黒瀬 巌 慶應義塾大学, 医学部・内科, 助手 (50234604)
【キーワード】肝癌 / Kupffer細胞 / NO / TNF-α / NF-κB (他12件)
【概要】初年度(平成7年度)においては、Kupffer細胞によるNO・TNF-α放出動態と肝癌細胞障害・アポトーシスとの時間的空間的相関およびその制御機構を解明してきた。すなわちKupffer細胞と肝癌細胞の共培養系におけるNOおよびTNF-α産生動態の定量と、肝癌細胞内ミトコンドリア呼吸能の変化、細胞膜・核膜障害、DNA fragmentation化を共焦点レーザー顕微鏡下に可視化、定量するシステムを確...
【医歯薬学】基礎医学:殺細胞効果アポトーシスを含む研究件
❏泌尿器系癌におけるNFκBの病態生理学的意義と新規NFκB阻害剤の有用性の検討(16390469)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】NF-κB / 泌尿器系癌 / アポトーシス / 転移 / 悪液質 (他12件)
【概要】NF-κBは炎症性サイトカインや抗アポトーシス蛋白の誘導など様々な生体反応に関与している転写因子であり、泌尿器科系悪性腫瘍においても、癌の進展や転移、抗癌剤や放射線治療に対する抵抗性、悪液質などの腫瘍随伴症候群など様々な病態生理に関与していると想定される。dehydroxymethylepoxyquinomicin(DHMEQ)は新規に合成された強力なNF-κB阻害である。NF-κBはホルモン抵抗...
❏進行泌尿器科癌に対する最少侵襲性機能温存治療の確立に関する細胞生物学的研究(07407046)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】橘 政昭 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70129526)
【キーワード】進行性尿路癌 / 機能温存治療 / 転写因子抑制 / MAGE / Apoptosis (他20件)
【概要】進行泌尿器科癌の治療として、従来より各種臓器摘出を含む大量の癌細胞の除去と術前あるいは術後の抗ガン化学療法および放射線照射が現状における最も有効な抗ガン治療として選択されているのが現状である。しかしながら、これら集学的治療は正常な生理機能を犠牲にし、かつ患者に多大なる侵襲を強いるにも拘らずその最終的な治療成績は必ずしも満足し得るものではない。 このような現状にあって、これら進行泌尿器科癌の長期治療...
【医歯薬学】基礎医学:泌尿器系がんアポトーシスを含む研究件
❏泌尿器系癌におけるNFκBの病態生理学的意義と新規NFκB阻害剤の有用性の検討(16390469)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】NF-κB / 泌尿器系癌 / アポトーシス / 転移 / 悪液質 (他12件)
【概要】NF-κBは炎症性サイトカインや抗アポトーシス蛋白の誘導など様々な生体反応に関与している転写因子であり、泌尿器科系悪性腫瘍においても、癌の進展や転移、抗癌剤や放射線治療に対する抵抗性、悪液質などの腫瘍随伴症候群など様々な病態生理に関与していると想定される。dehydroxymethylepoxyquinomicin(DHMEQ)は新規に合成された強力なNF-κB阻害である。NF-κBはホルモン抵抗...
❏bc1-2とNFκBを分子標的とした泌尿器系癌に対する遺伝子治療の開発(13470341)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】bcl-2 / NFkappaB / 泌尿器系癌 / STAT3 / 分子標的 (他11件)
【概要】腎細胞癌において癌の進行と比例してNFκBの活性化が認められた。腎細胞癌培養細胞においてNFκBの特異的な抑制因子であるIκBαのcDNA(AxIκBαΔN)を導入することにより増殖が抑制された。これら感受性の細胞株ではカスパーゼ活性の増強とアポトーシスの誘導を認めた。NFκBの恒常的活性化が生じている細胞はTRAILに非感受性であり、TRAILの感受性とAxIκBαΔNの感受性とは逆相関した。膀...
【医歯薬学】基礎医学:チェックポイントアポトーシスを含む研究件
❏細胞分裂破局を制御する分子機構(17390084)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】中西 真 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (40217774)
【キーワード】細胞周期 / チェックポイント / アポトーシス
【概要】哺乳動物細胞におけるDNA損傷あるいはDNA複製完了をモニターし、細胞周期進行を制御する分子機構を明らかにする目的で、Chk1キナーゼの欠損細胞を作製しその表現型を解析した。Chk1は細胞の生存そのものに必須であり、かつDNA損傷あるいはDNA複製チェックポイント活性化における細胞周期G2/M期停止に必須であった。コンディショナルChk1欠損細胞の解析から、Chk1の機能不全はS期でのサイクリンB...
❏DNA傷害チェックポイントを制御する情報伝達系の解明(13470027)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】中西 真 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40217774)
【キーワード】細胞周期 / チェックポイント / Cdc25 / Chk1 / Chk2 (他10件)
【概要】哺乳動物細胞におけるChk2の生理機能と活性調節機構を明らかにする目的で、Chk2ノックアウト(KO)細胞の表現型とChk2発現調節機構を詳細に解析した。Chk2KOマウスは見かけ上正常で生殖可能であったが、長期間の飼育維持により野生型と比較して有意に癌の発症が増加していた。このことからChk2は少なくともマウスにおいて癌抑制遺伝子として機能することが示された。Chk2KO細胞は野生型と比較して電...
【医歯薬学】基礎医学:増殖抑制アポトーシスを含む研究件
❏肺癌の“より精密な医療”に向けたAKT/mTOR制御系signatureの解析(20K07378)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】土橋 洋 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学病院, 教授 (90231456)
【キーワード】TFFファミリー / バイオマーカー / アポトーシス / abortive cell cycle / 増殖抑制 (他12件)
【概要】我々は培養細胞とヒト肺癌でTrefoil factor (TFF) family蛋白質の機能解析を行っている。これまでの基盤研究で、i) TFF1の腺癌細胞特異的な発現、ii) TFF1過剰発現による細胞増殖抑制、細胞死の亢進、iii) 肺癌患者における血清TFFの高値、等を明らかにした。本年度は培養細胞でTFFの発現による遊走、浸潤の変化、ヒト肺癌組織での発現様式を解析した。[方法] 1. TF...
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
❏β型トランスフォーミング増殖因子レセプターの作用の研究と臨床応用(07557334)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他13件)
【概要】β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)は細胞の増殖を抑制するほか多彩な作用をもった生理活性物質である。TGF-βは二種類のセリン-スレオニンキナーゼ型レセプター(I型、II型)によってシグナルを伝達し、細胞内ではSmadという蛋白質を介してシグナルを伝達する。本研究では以下のプロジェクトについて研究を行った。 1)TGF-βI、II型レセプターの種々の疾患における発現:網膜芽細胞腫や扁平上...
【医歯薬学】基礎医学:KHドメインアポトーシスを含む研究件
❏新規RNA結合タンパク質D8によるアポトーシス誘導の機構(17390089)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】アポトーシス / RNA結合蛋白質 / KHドメイン / p53 / TGF-beta (他14件)
【概要】新規PNA結合蛋白質D8がアポトーシスを誘導する活性をもつことを見出しその分子機構を解析した。 1)D8はDNAストレスによるアポトーシズの誘導に重要な役割を果たしていることを見出した。 2)ルシフェラーゼ・アッセイ、クロマチン免疫沈降法によりD8のプロモーターがp53やTGF-betaシグナルにより直接に転写活性化されることを明らかにした。 3)D8がアポトーシスを誘導するためには、RNA結合活...
❏新規RNA結合蛋白質によるアポトーシス誘導の分子機構(15390100)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】RNA結合蛋白質 / p53 / TGF-β / アポトーシス / Bim (他10件)
【概要】p53およびTGF-βによって発現誘導される新規遺伝子D8を見出し、以下の事実を明らかにした。 1)D8をHepG2などの癌細胞に強制発現するとアポトーシスを誘導する。RNAiを用いてD8の発現を抑制するとp53やTGF-βによるアポトーシスの誘導が阻害される。これらの結果から、D8はp53やTGF-βによるアポトーシスの誘導に重要な役割を果たしていると考えられた。 2)5FU、アドリアマイシンな...
【医歯薬学】基礎医学:セリン-スレオニン・キナーゼアポトーシスを含む研究件
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
❏β型トランスフォーミング増殖因子レセプターの作用の研究と臨床応用(07557334)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他13件)
【概要】β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)は細胞の増殖を抑制するほか多彩な作用をもった生理活性物質である。TGF-βは二種類のセリン-スレオニンキナーゼ型レセプター(I型、II型)によってシグナルを伝達し、細胞内ではSmadという蛋白質を介してシグナルを伝達する。本研究では以下のプロジェクトについて研究を行った。 1)TGF-βI、II型レセプターの種々の疾患における発現:網膜芽細胞腫や扁平上...
【医歯薬学】基礎医学:Kupffer細胞アポトーシスを含む研究件
❏肝疾患の病態成立における類洞壁細胞の関与についての分子生物学的研究(08407016)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20051500)
【キーワード】Kupffer 細胞 / 類洞壁細胞 / エンドトキシン / 酸化ストレス / アセトアルデヒド (他15件)
【概要】本研究では各種の実験的肝障害モデルにおいて類洞壁細胞群、特にKupffer細胞からの活性酸素やNOの放出動態と肝細胞障害特に類洞壁細胞の障害、アポトーシスなどを時間的空間的な相関とその制御機構を解明することを目的とした。 ラットKupffer細胞と肝癌細胞を共培養した実験系におい接着因子(CD18/ICAM-1)に依存性にCaの動員があり、それに引き続き肝細胞内において活性酸素の産生がおきることを...
❏肝内マクロファージ(Kupffer細胞)由来活性酸素による肝癌細胞障害機序の解明(07670613)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】黒瀬 巌 慶應義塾大学, 医学部・内科, 助手 (50234604)
【キーワード】肝癌 / Kupffer細胞 / NO / TNF-α / NF-κB (他12件)
【概要】初年度(平成7年度)においては、Kupffer細胞によるNO・TNF-α放出動態と肝癌細胞障害・アポトーシスとの時間的空間的相関およびその制御機構を解明してきた。すなわちKupffer細胞と肝癌細胞の共培養系におけるNOおよびTNF-α産生動態の定量と、肝癌細胞内ミトコンドリア呼吸能の変化、細胞膜・核膜障害、DNA fragmentation化を共焦点レーザー顕微鏡下に可視化、定量するシステムを確...
【医歯薬学】基礎医学:生殖細胞アポトーシスを含む研究件
❏新規転写因子CIZのノックアウトマウスの表現形の解析(14570179)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】半下石 明 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (20344450)
【キーワード】CIZ / ノックアウトマウス / アポトーシス / 生殖細胞 / BMP
【概要】CIZノックアウトマウス(CIZ(-/-)マウス)において、男性不妊症の一つであるGermlnal-cell aplasia with focal spermatogenesisに類似した精巣の変性が認められていたため、以下の解析を行った。まず精巣内におけるCIZの発現部位を確認したところCIZは生殖細胞に発現しており、セルトリ細胞、ライディッヒ細胞での発現は認められなかった。次に、TUNEL法を...
❏サイトカインによる細胞の増殖分化と細胞死のシグナル伝達(09044264)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / サイトカイン受容体 / シグナル伝達 / アポトーシス / 造血 (他16件)
【概要】造血細胞の生存はサイトカインに依存しており、サイトカイン除去により細胞死が誘導される。我々はすでにこのサイトカインによる細胞死抑制機能にはサイトカインにより活性化されるRASが重要であることを示した。そこで、RASの変異体を用いてRAS下流のシグナル経路の解析を行い、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とPI3キナーゼ経路の両方を介して細胞死を抑制していることを明かにした。一方、サイトカイン非存在下...
【医歯薬学】基礎医学:GTP結合タンパク質アポトーシスを含む研究件
❏RNA結合能を有するGTP結合タンパク質ERAの生理機能解明(16770090)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】合田 仁 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90361617)
【キーワード】GTP結合タンパク質 / ERA / RNA結合タンパク質 / アポトーシス / ミトコンドリア
【概要】昨年度の当該研究において、ERAはミトコンドリアに局在するGTP結合タンパク質であることが判明した。そこで、本年度はミトコンドリアにおけるERA複合体の同定および昨年度に引き続いてERA欠損マウスの作製を行った。 1、ERAを含むタンパク質複合体の精製およびその構成因子の同定 FlagおよびHisを付加したERAの安定発現HeLa細胞株を樹立し、その細胞からミトコンドリア粗抽出液を調整した。その後...
❏アポトーシス誘導に関与する新規GTP結合タンパク質の生理機能の解明(12480213)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】井上 純一郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70176428)
【キーワード】GTP結合タンパク質 / 細胞周期 / アポトーシス / RNP Kホモロジードメイン / RNA結合タンパク質 (他11件)
【概要】アポトーシス及び細胞周期の進行制御の関与すると予想されるGTP結合タンパク質ERAのヒトおよびマウスホモログの完全長cDNAクローニングを行った。ついでヒトERAの生理機能及びその作用機構の解明を目指し以下の結果を得た。 (1)ERAはRNA結合タンパク質である。 ERAのC末端側にはRNA結合能を有すると考えられるhn RNP K homology(KH)ドメインが存在する。リコンビナントERA...
【医歯薬学】内科系臨床医学:造血因子アポトーシスを含む研究件
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】内科系臨床医学:TPAアポトーシスを含む研究件
❏新規RNA結合タンパク質D8によるアポトーシス誘導の機構(17390089)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】アポトーシス / RNA結合蛋白質 / KHドメイン / p53 / TGF-beta (他14件)
【概要】新規PNA結合蛋白質D8がアポトーシスを誘導する活性をもつことを見出しその分子機構を解析した。 1)D8はDNAストレスによるアポトーシズの誘導に重要な役割を果たしていることを見出した。 2)ルシフェラーゼ・アッセイ、クロマチン免疫沈降法によりD8のプロモーターがp53やTGF-betaシグナルにより直接に転写活性化されることを明らかにした。 3)D8がアポトーシスを誘導するためには、RNA結合活...
❏新規RNA結合蛋白質によるアポトーシス誘導の分子機構(15390100)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】RNA結合蛋白質 / p53 / TGF-β / アポトーシス / Bim (他10件)
【概要】p53およびTGF-βによって発現誘導される新規遺伝子D8を見出し、以下の事実を明らかにした。 1)D8をHepG2などの癌細胞に強制発現するとアポトーシスを誘導する。RNAiを用いてD8の発現を抑制するとp53やTGF-βによるアポトーシスの誘導が阻害される。これらの結果から、D8はp53やTGF-βによるアポトーシスの誘導に重要な役割を果たしていると考えられた。 2)5FU、アドリアマイシンな...
【医歯薬学】内科系臨床医学:心不全 Heart Failureアポトーシスを含む研究件
❏Gqシグナルによる右心蔵リモデリングと、そのcGMP調節の解明(25893044)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】瀧本 英樹 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20709513)
【キーワード】心不全 / 心肥大 / Gqシグナル / cGMP / 遺伝子 (他12件)
【概要】心肥大、心不全の研究はこれまで左心臓について行われており、右心臓病態の分子生物学的な研究は殆どされていない。我々は心肥大、心不全に中心的な役割を果たすGqストレスに対する右左心筋細胞の反応性の相違を明らかにするため、マウスのGqストレスモデルの左右心筋細胞を単離して、網羅的トランスクリプトーム解析をおこなった。その結果、非ストレス下においても、またGqストレスの反応性においても、左右心筋細胞には興...
❏サイクリン依存性リン酸化酵素Cdk9を標的とした心不全治療の開発(18390239)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30265798)
【キーワード】心肥大 / 転写 / エネルギー代謝 / シグナル伝達 / P-TEFb (他10件)
【概要】Cdk9活性化による遺伝子発現様式の変化の分子生物学的機構の解明 これまでPGC-1αの活性制御に関する研究は代謝需要に応じてmRNAレベルでその発現が誘導されるというこの転写共役因子に特異的な性質に注目が集まり、タンパク質としてのPGC-1αの機能制御、翻訳後修飾によるPGC-1αの機能制御、病態時におけるPGC-1αの機能異常、に関する研究は非常に遅れていた。我々は、(1)PGC-1αはユビキ...
❏心臓におけるErbB受容体シグナルの機能解析(17590706)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】赤澤 宏 千葉大学, 大学院医学研究院, 寄付講座教員 (20396683)
【キーワード】受動体チロシンキナーゼ / ドミナントネガティブ変異体 / トランスジェニックマウス / 心不全 / シグナル伝達系 (他9件)
【概要】Epidermal growth factor receptor (EGFR), ErbB2, ErbB3, ErbB4により構成されるErbBファミリーの受動態チロシンキナーゼは細胞増殖や分化、肥大など様々な細胞応答において重要な役割を果たしている。また、ErbBシグナルは多様で機能重複が存在する。 ErbBシグナルの心筋細胞における役割を生体レベルで解析するために、細胞内ドメインを欠失したEG...
【医歯薬学】内科系臨床医学:DNA傷害アポトーシスを含む研究件
❏新しい消化器癌治療を目指した異常p53のバックアップ機構の解明(13670543)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】城 卓志 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (30231369)
【キーワード】p53 / Chk2(hCdsl) / 細胞周期チェックポイント / アポトーシス / DNA傷害 (他10件)
【概要】消化器系癌を含む悪性腫瘍の多くは,癌抑制タンパクであるp53の機能が欠落している.また,Chk2(hCds1)はp53タンパクの機能を制御することで,DNA傷害時にアポトーシスおよび細胞周期チェックポイントに機能していると考えられている.一方,申請者らは各種細胞株におけるp53機能とChk2の発現の検討から,p53がChk2発現を負に制御していることを報告している.このことは,Chk2によってp5...
❏DNA傷害チェックポイントを制御する情報伝達系の解明(13470027)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】中西 真 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40217774)
【キーワード】細胞周期 / チェックポイント / Cdc25 / Chk1 / Chk2 (他10件)
【概要】哺乳動物細胞におけるChk2の生理機能と活性調節機構を明らかにする目的で、Chk2ノックアウト(KO)細胞の表現型とChk2発現調節機構を詳細に解析した。Chk2KOマウスは見かけ上正常で生殖可能であったが、長期間の飼育維持により野生型と比較して有意に癌の発症が増加していた。このことからChk2は少なくともマウスにおいて癌抑制遺伝子として機能することが示された。Chk2KO細胞は野生型と比較して電...
【医歯薬学】内科系臨床医学:マイクロRNA(miRNA)アポトーシスを含む研究件
❏肺癌の“より精密な医療”に向けたAKT/mTOR制御系signatureの解析(20K07378)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】土橋 洋 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学病院, 教授 (90231456)
【キーワード】TFFファミリー / バイオマーカー / アポトーシス / abortive cell cycle / 増殖抑制 (他12件)
【概要】我々は培養細胞とヒト肺癌でTrefoil factor (TFF) family蛋白質の機能解析を行っている。これまでの基盤研究で、i) TFF1の腺癌細胞特異的な発現、ii) TFF1過剰発現による細胞増殖抑制、細胞死の亢進、iii) 肺癌患者における血清TFFの高値、等を明らかにした。本年度は培養細胞でTFFの発現による遊走、浸潤の変化、ヒト肺癌組織での発現様式を解析した。[方法] 1. TF...
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
❏アポトーシス制御および発癌過程におけるEBV由来microRNAの機能の解明(25860262)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】牛久 綾(篠崎綾) (牛久 綾 / 篠崎 綾) 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師(病院) (60581824)
【キーワード】Epstein-Barr ウイルス / アポトーシス / 胃癌 / microRNA / EBV (他6件)
【概要】胃癌の発生におけるEpstein-Barr virus(EBV)由来のmicroRNAの役割を解明するために,手術により切除された胃癌組織および胃癌細胞株を用いて,EBV関連胃癌におけるEBV由来のmicroRNAの発現を網羅的に解析し,発現のプロファイルを明らかにした.発現の高かった特定のmicroRNAについて,その標的遺伝子を予測し,胃癌細胞株を用いて,その機能を解析した結果,EBV由来のe...
【医歯薬学】内科系臨床医学:アクチビンアポトーシスを含む研究件
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
❏β型トランスフォーミング増殖因子レセプターの作用の研究と臨床応用(07557334)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他13件)
【概要】β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)は細胞の増殖を抑制するほか多彩な作用をもった生理活性物質である。TGF-βは二種類のセリン-スレオニンキナーゼ型レセプター(I型、II型)によってシグナルを伝達し、細胞内ではSmadという蛋白質を介してシグナルを伝達する。本研究では以下のプロジェクトについて研究を行った。 1)TGF-βI、II型レセプターの種々の疾患における発現:網膜芽細胞腫や扁平上...
【医歯薬学】内科系臨床医学:11q23アポトーシスを含む研究件
❏染色体転座によって形成されるキメラ蛋白の細胞死抑制と薬剤抵抗性への関与(12670221)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】赤尾 幸博 (財)応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】乳児白血病 / 染色体転座 / MLL遺伝子 / アポトーシス / 薬剤耐性 (他12件)
【概要】染色体バンド11q23に切断点をもつ染色体転座は造血器腫瘍の各種の白血病に観察されることから血液細胞の分化・増殖に関与する遺伝子が局在していると考えられている。llq23はとりわけ1歳以下の乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。llq23転座を持つ白血病は一般的に予後が悪いとされており、その病態の究明が急務である。我々は、1992年、これら11q23転座の責任遺伝子としてMLL遺伝...
❏11q23転座を有する乳児白血病の客観的評価の確立と治療へのアプローチ(09670859)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】赤尾 幸博 財団法人応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】造血器腫瘍 / 乳児白血病 / 染色体転座 / 11q23 / MLL遺伝子 (他13件)
【概要】染色体バンド11q23は造血器腫瘍、とりわけ乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。11q23転座を有する白血病は予後が悪い。我々は乳児白血病に観察された1(11;19)(q23;p13),t(4;11)(q21;q23)の共通の11q23に局在する転座関連遺伝子MLLを単離した。さらにt(11;17),t(11;22)の11q23転座関連遺伝子がMLLであることを報告している。我々...
【医歯薬学】内科系臨床医学:MLL遺伝子アポトーシスを含む研究件
❏染色体転座によって形成されるキメラ蛋白の細胞死抑制と薬剤抵抗性への関与(12670221)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】赤尾 幸博 (財)応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】乳児白血病 / 染色体転座 / MLL遺伝子 / アポトーシス / 薬剤耐性 (他12件)
【概要】染色体バンド11q23に切断点をもつ染色体転座は造血器腫瘍の各種の白血病に観察されることから血液細胞の分化・増殖に関与する遺伝子が局在していると考えられている。llq23はとりわけ1歳以下の乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。llq23転座を持つ白血病は一般的に予後が悪いとされており、その病態の究明が急務である。我々は、1992年、これら11q23転座の責任遺伝子としてMLL遺伝...
❏11q23転座を有する乳児白血病の客観的評価の確立と治療へのアプローチ(09670859)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】赤尾 幸博 財団法人応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】造血器腫瘍 / 乳児白血病 / 染色体転座 / 11q23 / MLL遺伝子 (他13件)
【概要】染色体バンド11q23は造血器腫瘍、とりわけ乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。11q23転座を有する白血病は予後が悪い。我々は乳児白血病に観察された1(11;19)(q23;p13),t(4;11)(q21;q23)の共通の11q23に局在する転座関連遺伝子MLLを単離した。さらにt(11;17),t(11;22)の11q23転座関連遺伝子がMLLであることを報告している。我々...
【医歯薬学】内科系臨床医学:乳児白血病アポトーシスを含む研究件
❏染色体転座によって形成されるキメラ蛋白の細胞死抑制と薬剤抵抗性への関与(12670221)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】赤尾 幸博 (財)応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】乳児白血病 / 染色体転座 / MLL遺伝子 / アポトーシス / 薬剤耐性 (他12件)
【概要】染色体バンド11q23に切断点をもつ染色体転座は造血器腫瘍の各種の白血病に観察されることから血液細胞の分化・増殖に関与する遺伝子が局在していると考えられている。llq23はとりわけ1歳以下の乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。llq23転座を持つ白血病は一般的に予後が悪いとされており、その病態の究明が急務である。我々は、1992年、これら11q23転座の責任遺伝子としてMLL遺伝...
❏11q23転座を有する乳児白血病の客観的評価の確立と治療へのアプローチ(09670859)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】赤尾 幸博 財団法人応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】造血器腫瘍 / 乳児白血病 / 染色体転座 / 11q23 / MLL遺伝子 (他13件)
【概要】染色体バンド11q23は造血器腫瘍、とりわけ乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。11q23転座を有する白血病は予後が悪い。我々は乳児白血病に観察された1(11;19)(q23;p13),t(4;11)(q21;q23)の共通の11q23に局在する転座関連遺伝子MLLを単離した。さらにt(11;17),t(11;22)の11q23転座関連遺伝子がMLLであることを報告している。我々...
【医歯薬学】内科系臨床医学:染色体転座アポトーシスを含む研究件
❏染色体転座によって形成されるキメラ蛋白の細胞死抑制と薬剤抵抗性への関与(12670221)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】赤尾 幸博 (財)応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】乳児白血病 / 染色体転座 / MLL遺伝子 / アポトーシス / 薬剤耐性 (他12件)
【概要】染色体バンド11q23に切断点をもつ染色体転座は造血器腫瘍の各種の白血病に観察されることから血液細胞の分化・増殖に関与する遺伝子が局在していると考えられている。llq23はとりわけ1歳以下の乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。llq23転座を持つ白血病は一般的に予後が悪いとされており、その病態の究明が急務である。我々は、1992年、これら11q23転座の責任遺伝子としてMLL遺伝...
❏11q23転座を有する乳児白血病の客観的評価の確立と治療へのアプローチ(09670859)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】赤尾 幸博 財団法人応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】造血器腫瘍 / 乳児白血病 / 染色体転座 / 11q23 / MLL遺伝子 (他13件)
【概要】染色体バンド11q23は造血器腫瘍、とりわけ乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。11q23転座を有する白血病は予後が悪い。我々は乳児白血病に観察された1(11;19)(q23;p13),t(4;11)(q21;q23)の共通の11q23に局在する転座関連遺伝子MLLを単離した。さらにt(11;17),t(11;22)の11q23転座関連遺伝子がMLLであることを報告している。我々...
【医歯薬学】内科系臨床医学:造血器腫瘍アポトーシスを含む研究件
❏染色体転座によって形成されるキメラ蛋白の細胞死抑制と薬剤抵抗性への関与(12670221)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】赤尾 幸博 (財)応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】乳児白血病 / 染色体転座 / MLL遺伝子 / アポトーシス / 薬剤耐性 (他12件)
【概要】染色体バンド11q23に切断点をもつ染色体転座は造血器腫瘍の各種の白血病に観察されることから血液細胞の分化・増殖に関与する遺伝子が局在していると考えられている。llq23はとりわけ1歳以下の乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。llq23転座を持つ白血病は一般的に予後が悪いとされており、その病態の究明が急務である。我々は、1992年、これら11q23転座の責任遺伝子としてMLL遺伝...
❏11q23転座を有する乳児白血病の客観的評価の確立と治療へのアプローチ(09670859)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】赤尾 幸博 財団法人応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】造血器腫瘍 / 乳児白血病 / 染色体転座 / 11q23 / MLL遺伝子 (他13件)
【概要】染色体バンド11q23は造血器腫瘍、とりわけ乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。11q23転座を有する白血病は予後が悪い。我々は乳児白血病に観察された1(11;19)(q23;p13),t(4;11)(q21;q23)の共通の11q23に局在する転座関連遺伝子MLLを単離した。さらにt(11;17),t(11;22)の11q23転座関連遺伝子がMLLであることを報告している。我々...
【医歯薬学】内科系臨床医学:キメラタンパク質アポトーシスを含む研究件
❏染色体転座によって形成されるキメラ蛋白の細胞死抑制と薬剤抵抗性への関与(12670221)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】赤尾 幸博 (財)応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】乳児白血病 / 染色体転座 / MLL遺伝子 / アポトーシス / 薬剤耐性 (他12件)
【概要】染色体バンド11q23に切断点をもつ染色体転座は造血器腫瘍の各種の白血病に観察されることから血液細胞の分化・増殖に関与する遺伝子が局在していると考えられている。llq23はとりわけ1歳以下の乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。llq23転座を持つ白血病は一般的に予後が悪いとされており、その病態の究明が急務である。我々は、1992年、これら11q23転座の責任遺伝子としてMLL遺伝...
❏11q23転座を有する乳児白血病の客観的評価の確立と治療へのアプローチ(09670859)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】赤尾 幸博 財団法人応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】造血器腫瘍 / 乳児白血病 / 染色体転座 / 11q23 / MLL遺伝子 (他13件)
【概要】染色体バンド11q23は造血器腫瘍、とりわけ乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。11q23転座を有する白血病は予後が悪い。我々は乳児白血病に観察された1(11;19)(q23;p13),t(4;11)(q21;q23)の共通の11q23に局在する転座関連遺伝子MLLを単離した。さらにt(11;17),t(11;22)の11q23転座関連遺伝子がMLLであることを報告している。我々...
【医歯薬学】内科系臨床医学:JAKアポトーシスを含む研究件
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】内科系臨床医学:近位尿細管上皮細胞アポトーシスを含む研究件
❏Dーアミノ酸による蛋白恒常性破綻(小胞体ストレス)の腎臓病における病因論の解明(16K15465)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】D-アミノ酸 / D-セリン / 尿細管上皮細胞 / 尿細管老化 / SASP (他14件)
【概要】我々はCKD患者の尿中・血中D-アミノ酸を測定する中、腎機能低下に伴うD-セリンの体内蓄積を見いだし、本研究ではヒト近位尿細管上皮細胞に対するD-セリンの病態生理学的活性を検討した。D-セリン刺激尿細管細胞はL-セリンに比し、細胞死亢進や細胞周期停止を呈した。重要なことにD-セリンは尿細管の細胞老化マーカーやSASP, 特に炎症系サイトカイン産生を上昇させた。その分子機序として、尿細管細胞内D-/...
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:AIMアポトーシスを含む研究件
❏AIMによるマクロファージ特異的アポトーシスの機序解明とこれを利用した腫瘍治療(18H02340)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】組織球 / アポトーシス / 腫瘍 / AIM / macrophage (他8件)
【概要】イヌの組織球性肉腫は発生機序や病態に不明な点が多い。本研究では、組織球に主に発現し、細胞の生存に関与するタンパク質であるAIMの関与について調べた。イヌ組織球性肉腫細胞株の培養液に組換えイヌAIMを添加したところ、濃度依存的にアポトーシスが引き起こされた。AIMを強発現する組織球性肉腫細胞株をヌードマウスに移植したところ、腫瘍の増大速度が有意に低下した。組織球性肉腫症例のAIM遺伝子配列には、ミス...
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(15H04590)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / イヌ / 腫瘍 (他13件)
【概要】マクロファージ由来の腫瘍である組織球性肉腫は、悪性度が高く治療法がまだ確立していない。本研究では、マクロファージが特異的に産生するタンパク質apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)の転写活性が一部の臓器で高いこと、組織球性肉腫由来細胞株にAIM発現ベクターを導入すると細胞増殖の有意な抑制が認められることを明らかにした。さらに組換えイヌAIMを培養液中に添加する...
【医歯薬学】内科系臨床医学:腎細胞がんアポトーシスを含む研究件
❏腎細胞癌におけるサイトカイン産生を誘導する転写因子の意義と治療への応用(15591715)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】大家 基嗣 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00213885)
【キーワード】腎細胞癌 / サイトカイン / アポトーシス / NF-κB / C (他10件)
【概要】サイトカインのシグナル伝達に関連した転写因子に着目して腎細胞癌の細胞生物学的特徴を明らかにした。一連の研究は腎細胞癌が頻繁に発熱や白血球増多症を伴い、サイトカイン産生性腫瘍であるという臨床的特性に対する分子基盤を与える研究と位置づけられる。腎細胞癌の組織においてはNF-κBの活性化は腫瘍の進展や転移と関連すること(Oya M et al : Carcinogenesis 2003)、CCAAT/e...
❏bc1-2とNFκBを分子標的とした泌尿器系癌に対する遺伝子治療の開発(13470341)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】bcl-2 / NFkappaB / 泌尿器系癌 / STAT3 / 分子標的 (他11件)
【概要】腎細胞癌において癌の進行と比例してNFκBの活性化が認められた。腎細胞癌培養細胞においてNFκBの特異的な抑制因子であるIκBαのcDNA(AxIκBαΔN)を導入することにより増殖が抑制された。これら感受性の細胞株ではカスパーゼ活性の増強とアポトーシスの誘導を認めた。NFκBの恒常的活性化が生じている細胞はTRAILに非感受性であり、TRAILの感受性とAxIκBαΔNの感受性とは逆相関した。膀...
❏腎細胞癌におけるホルモン依存性増殖の解明と治療への応用(11671581)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】堀口 明男 慶應大, 医学部, 助手 (20286553)
【キーワード】腎細胞癌 / エストロゲンレセプター / アポトーシス
【概要】【目的】ヒト腎細胞癌におけるエストロゲンレセプター(ER-α、および-β)の発現と各エストロゲン製剤による増殖抑制に対する効果につき検討した。 【対象と方法】ヒト腎細胞癌株(KU19-20,KU2,Caki)を対象とした。各細胞におけるER-α、および-βの発現をRT-PCR法を用いて確認した。β-estradiol,β-estradiol-3-sulfate,diethylstilbestrol...
【医歯薬学】内科系臨床医学:腎臓老化アポトーシスを含む研究件
❏Dーアミノ酸による蛋白恒常性破綻(小胞体ストレス)の腎臓病における病因論の解明(16K15465)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】D-アミノ酸 / D-セリン / 尿細管上皮細胞 / 尿細管老化 / SASP (他14件)
【概要】我々はCKD患者の尿中・血中D-アミノ酸を測定する中、腎機能低下に伴うD-セリンの体内蓄積を見いだし、本研究ではヒト近位尿細管上皮細胞に対するD-セリンの病態生理学的活性を検討した。D-セリン刺激尿細管細胞はL-セリンに比し、細胞死亢進や細胞周期停止を呈した。重要なことにD-セリンは尿細管の細胞老化マーカーやSASP, 特に炎症系サイトカイン産生を上昇させた。その分子機序として、尿細管細胞内D-/...
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:D-セリンアポトーシスを含む研究件
❏Dーアミノ酸による蛋白恒常性破綻(小胞体ストレス)の腎臓病における病因論の解明(16K15465)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】D-アミノ酸 / D-セリン / 尿細管上皮細胞 / 尿細管老化 / SASP (他14件)
【概要】我々はCKD患者の尿中・血中D-アミノ酸を測定する中、腎機能低下に伴うD-セリンの体内蓄積を見いだし、本研究ではヒト近位尿細管上皮細胞に対するD-セリンの病態生理学的活性を検討した。D-セリン刺激尿細管細胞はL-セリンに比し、細胞死亢進や細胞周期停止を呈した。重要なことにD-セリンは尿細管の細胞老化マーカーやSASP, 特に炎症系サイトカイン産生を上昇させた。その分子機序として、尿細管細胞内D-/...
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:尿細管上皮細胞アポトーシスを含む研究件
❏Dーアミノ酸による蛋白恒常性破綻(小胞体ストレス)の腎臓病における病因論の解明(16K15465)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】D-アミノ酸 / D-セリン / 尿細管上皮細胞 / 尿細管老化 / SASP (他14件)
【概要】我々はCKD患者の尿中・血中D-アミノ酸を測定する中、腎機能低下に伴うD-セリンの体内蓄積を見いだし、本研究ではヒト近位尿細管上皮細胞に対するD-セリンの病態生理学的活性を検討した。D-セリン刺激尿細管細胞はL-セリンに比し、細胞死亢進や細胞周期停止を呈した。重要なことにD-セリンは尿細管の細胞老化マーカーやSASP, 特に炎症系サイトカイン産生を上昇させた。その分子機序として、尿細管細胞内D-/...
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:血管石灰化アポトーシスを含む研究件
❏血管石灰化におけるGas6-Axl経路を介した制御機構の解明と治療への応用(19590854)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】飯島 勝矢 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (00334384)
【キーワード】血管石灰化 / 高リン血症 / アポトーシス / Gas6-Axl / 細胞アポトーシス (他7件)
【概要】2年間の検討において、下記について明らかにした。 (1) 心血管石灰化におけるアディポサイトカインの役割の解明 TNF-αは高リン刺激による血管平滑筋細胞石灰化を促進し、その機序はリン刺激によりアポトーシスがTNF-αで増加し、Gas6-Axl survival pathway が抑制されることによる。(2)腎不全ラットモデルでの大動脈石灰化における新しい制御法・治療法の開発 大動脈におけるメンケ...
❏心血管組織石灰化の分子機構の解明とその制御法の開発(15390239)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】大内 尉義 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80168864)
【キーワード】血管石灰化 / Na依存性リン共輸送体 / アポトーシス / Gas6 / スタチン (他14件)
【概要】本研究プロジェクトにおいて、以下の結果をえた。 1.リン刺激による培養ヒト大動脈平滑筋細胞(HASMC)の血管石灰化誘導モデルを確立し、その機序の一つとしてNa依存性リン共輸送体(NPC)を介した骨芽細胞様形質転換が重要であることを確認した。さらに、リン刺激によりアポトーシスが濃度依存的に増加し、Caspase阻害薬により石灰化・アポトーシスともに有意に抑制されたことから、石灰化におけるアポトーシ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:タンパク質尿アポトーシスを含む研究件
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
❏小胞体ストレスを介した糸球体足細胞傷害機序の解明と治療戦略への応用(21591020)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】和田 健彦 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90447409)
【キーワード】腎臓学 / 糸球体足細胞 / 小胞体ストレス / 蛋白尿 / アポトーシス (他9件)
【概要】本研究では糸球体足細胞の傷害機序として小胞体ストレスの関与を検討した。種々の代謝に関する刺激の中で、特に低酸素負荷に対して培養糸球体足細胞の小胞体ストレス応答が著しく、そのうちCHOPが最終的に関与するアポトーシス誘導経路においてBcl-2ファミリー蛋白等の様々な分子が複雑に関与していた。関連して、カルボニル化合物が直接的に足細胞を傷害することも見出され、低酸素・小胞体ストレス・カルボニルストレス...
【医歯薬学】内科系臨床医学:IgEアポトーシスを含む研究件
❏食品タンパク質に対する免疫系による識別・認識・応答制御機構の解明(14360070)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】八村 敏志 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40238019)
【キーワード】経口免疫寛容 / T細胞 / 腸管免疫系 / シグナル伝達 / 調節性T細胞 (他11件)
【概要】(1)経口免疫寛容により誘導されたT細胞の解析およびその低応答化の分子機構の解明:経口免疫寛容により誘導された低応答化T細胞について,次ぎのことを明らかにした。まず,この低応答化T細胞では,caspase-3の働きによりGADS-SLP-76を中心としたTCRシグナル複合体の形成に障害が認められた。また,抗原刺激によるT細胞抗原レセプター(TCR), PKC-θ,脂質マイクロドメイン(lipid ...
❏食品アレルギーにおける免疫応答の分子機構と免疫・神経系相互作用の解析(10306008)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】上野川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50011945)
【キーワード】食品アレルギー / TCRアンタゴニズム / 変異ペプチドリガンド / 腸管免疫系 / サイトカイン (他15件)
【概要】1.アレルゲンの分子構造変化と免疫応答の関係 T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウスのT細胞が認識する卵白アルブミン(OVA)の部分ペプチドOVA323-339の1残基置換アナログ40種は、それが誘起するT細胞のサイトカイン応答や抗体産生誘導のパターンの違いにより、4つの群に分けることができた。同様のパターン変化はOVA323-339濃度の変化によっても観察された。さらに、T...
【医歯薬学】内科系臨床医学:スフィンゴシン1-リン酸(S-1-P)アポトーシスを含む研究件
❏記憶B細胞の長期生存と組織内ダイナミクスに関わる分子機構の解明(15390164)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】竹森 利忠 国立感染症研究所, 免疫部, 部長 (60114295)
【キーワード】記憶B細胞 / 辺縁帯B細胞 / ケモカイン受容体 / デコイ受容体 / 3940 (他16件)
【概要】T細胞依存性抗原で刺激され活性化されたB細胞は胚中心を形成し、ここで高親和性記憶B細胞が産生される。産生された記憶B細胞は胚中心を離れ、長期の寿命を持って体内に維持され、二次免疫応答で迅速に抗体産生細胞に分化する。しかし、長期生存維持を司る分子機構は不明で、また、記憶B細胞の正確な組織局在やホーミングを司る分子は同定されていない。我々はこれまでに記憶B細胞で発現増強する遺伝子のクローニングを行ない...
❏血小板による好中球機能の制御(10672174)
【研究テーマ】病態検査学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】矢冨 裕 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (60200523)
【キーワード】血小板 / 好中球 / 凝集反応 / スフィンゴ脂質 / スティンゴシン (他9件)
【概要】1.好中球―血小板の接着・凝集反応における相互作用のFICによる解析 我々は,フローサイトメーターにCCDカメラ(画像撮影機能)を組み込んだフローイメージサイトメーター(Flow Imaging Cytometer:FIC)を開発している.FICは,前方散乱より得られる細胞の大きさに関する情報とデジタルカメラからの画像情報より,従来は困難であった血小板凝集塊と赤血球・白血球・単一血小板との鑑別を可...
【医歯薬学】内科系臨床医学:プロモーターアポトーシスを含む研究件
❏EBウイルス関連腫瘍の発生機構(14207009)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】深山 正久 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70281293)
【キーワード】EBウイルス / 胃癌 / 膿胸関連リンパ腫 / インターロイキン1-β / 遺伝子多型 (他17件)
【概要】EBウイルス関連胃癌:EBウイルス関連胃癌SCIDマウス移植株の遺伝子発現プロファイルを解析し,サイトカイン関連遺伝子の中でインターロイキン1-β(IL1-β)が高発現していることを見出した.In situ hybridization法により,切除された胃癌症例でもEBウイルス関連胃癌特異的にIL1-βのシグナルが認められた.次いで,胃癌患者におけるIL1-β遺伝子多型について調査したところ,EB...
❏不死化プリオンレス細胞を用いたプリオン蛋白遺伝子プロモーターの解析(08456158)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】小野寺 節 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90012781)
【キーワード】プリオン / マウス / ジーンターゲッティング / 遺伝子 / アポトーシス (他8件)
【概要】白オリックスプリオン遺伝子に特異的なプライマーを使ったPCR法によりオリックスプリオン蛋白質翻訳領域を含むDNA断片を増幅し、TA-cloning vectorにサブクローニングした。オリックスプリオン蛋白質を過剰発現するマウス作成のため、外来遺伝子の全身での発現を強力に誘導するβ-アクチンプロモーターの支配下にオリックスプリオンcDNAを組み込んだ(pActin-oPrp)(図参照)。得られるト...
【医歯薬学】内科系臨床医学:D-アミノ酸アポトーシスを含む研究件
❏Dーアミノ酸による蛋白恒常性破綻(小胞体ストレス)の腎臓病における病因論の解明(16K15465)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】D-アミノ酸 / D-セリン / 尿細管上皮細胞 / 尿細管老化 / SASP (他14件)
【概要】我々はCKD患者の尿中・血中D-アミノ酸を測定する中、腎機能低下に伴うD-セリンの体内蓄積を見いだし、本研究ではヒト近位尿細管上皮細胞に対するD-セリンの病態生理学的活性を検討した。D-セリン刺激尿細管細胞はL-セリンに比し、細胞死亢進や細胞周期停止を呈した。重要なことにD-セリンは尿細管の細胞老化マーカーやSASP, 特に炎症系サイトカイン産生を上昇させた。その分子機序として、尿細管細胞内D-/...
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:カスペースアポトーシスを含む研究件
❏キナーゼを介した細胞死誘導機構の解析(12480214)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70252525)
【キーワード】MST1 / JNK / アポトーシス / Bax / 核凝縮 (他7件)
【概要】ストレスで活性化するMAPキナーゼスーパーファミリーJNK、p38の経路の上流に位置するMST1の機能を検討した。MST1は細胞に発現すると細胞膜のblebbingや核の凝縮を引き起こし、アポトーシス様の形態変化を引き起こす。本研究において、MST1はこれらのアポトーシス様の形態変化をJNKの活性化を介して引き起こしていることを明らかにした。また、MST1はJNKの活性化によりDNAのヌクレオソー...
❏神経変性疾患治療薬の開発(11558092)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70252525)
【キーワード】JNK / カスペース / アポトーシス / MAPキナーゼ / 細胞生存 (他8件)
【概要】MAPキナーゼが生存促進に働くか否かを小脳顆粒細胞の初代培養系を用いて検討した結果、BDNF(脳由来神経栄養因子)による生存促進に必要であることが明らかになった。BDNFはMAPキナーゼ経路以外にもPI3キナーゼ経路も活性化するがPI3キナーゼ経路も生存促進に必須であることがわかった。PI3キナーゼ-Akt経路は、上記小脳顆粒細胞以外にも広く細胞生存促進シグナルとして機能することが示されてきている...
【医歯薬学】内科系臨床医学:心肥大アポトーシスを含む研究件
❏Gqシグナルによる右心蔵リモデリングと、そのcGMP調節の解明(25893044)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】瀧本 英樹 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20709513)
【キーワード】心不全 / 心肥大 / Gqシグナル / cGMP / 遺伝子 (他12件)
【概要】心肥大、心不全の研究はこれまで左心臓について行われており、右心臓病態の分子生物学的な研究は殆どされていない。我々は心肥大、心不全に中心的な役割を果たすGqストレスに対する右左心筋細胞の反応性の相違を明らかにするため、マウスのGqストレスモデルの左右心筋細胞を単離して、網羅的トランスクリプトーム解析をおこなった。その結果、非ストレス下においても、またGqストレスの反応性においても、左右心筋細胞には興...
❏サイクリン依存性リン酸化酵素Cdk9を標的とした心不全治療の開発(18390239)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30265798)
【キーワード】心肥大 / 転写 / エネルギー代謝 / シグナル伝達 / P-TEFb (他10件)
【概要】Cdk9活性化による遺伝子発現様式の変化の分子生物学的機構の解明 これまでPGC-1αの活性制御に関する研究は代謝需要に応じてmRNAレベルでその発現が誘導されるというこの転写共役因子に特異的な性質に注目が集まり、タンパク質としてのPGC-1αの機能制御、翻訳後修飾によるPGC-1αの機能制御、病態時におけるPGC-1αの機能異常、に関する研究は非常に遅れていた。我々は、(1)PGC-1αはユビキ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:セラミドアポトーシスを含む研究件
❏U937細胞を用いた温熱応答メカニズムの解析(14370271)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】鈴木 紀夫 国際医療福祉大学, 保健学部, 教授 (10010050)
【キーワード】Hyperthermia / Heat sensitization / SAPK / JNK / DNA-PK (他22件)
【概要】本申請では、温熱感受性のメカニズム、温熱応答、特に細胞死に至るシグナル伝達と応答遺伝子、タンパク質を明らかにする。そして温熱治療に有用な感受性修飾法の開発を長期目標とする。細胞の生死は、p53経路と別に、細胞の生存・増殖に関わるMAPK(Mitogen activated protein kinase),AKT経路と細胞死に関わるSAPK(Stress activated protein kina...
❏血小板による好中球機能の制御(10672174)
【研究テーマ】病態検査学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】矢冨 裕 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (60200523)
【キーワード】血小板 / 好中球 / 凝集反応 / スフィンゴ脂質 / スティンゴシン (他9件)
【概要】1.好中球―血小板の接着・凝集反応における相互作用のFICによる解析 我々は,フローサイトメーターにCCDカメラ(画像撮影機能)を組み込んだフローイメージサイトメーター(Flow Imaging Cytometer:FIC)を開発している.FICは,前方散乱より得られる細胞の大きさに関する情報とデジタルカメラからの画像情報より,従来は困難であった血小板凝集塊と赤血球・白血球・単一血小板との鑑別を可...
【医歯薬学】内科系臨床医学:遺伝子突然変異アポトーシスを含む研究件
❏放射線治療による放射線障害発現を予測するための照射前スクリーニング法の開発(11670913)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】茂松 直之 慶応義塾大学, 医学部, 専任講師 (30178868)
【キーワード】放射線治療 / 染色体異常 / 全身照射 / 晩期放射線障害 / 放射線照射 (他8件)
【概要】【はじめに】平成11年度はボランティアおよび患者さんより採取した真皮細胞を用いて、in vitroでの放射線照射後の細胞生存率測定、細胞周期の測定、アポトーシス発生頻度の測定を行った。しかしながらPEのばらつきが大きく同一のヒトから得た真皮細胞でも実験毎にPEが異なり、生存率曲線が一定の傾向を示さなかった。またアポトーシスに関しても、アポトーシス発現頻度のばらつきが大きく一定した傾向が得られなかっ...
❏放射線抵抗性癌細胞におけるアポトーシス関連遺伝子解析と照射後遺伝子変異の検討(08671051)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】茂松 直之 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (30178868)
【キーワード】放射線治療 / 重粒子線 / 遺伝子突然変異 / LET / アポトーシス (他6件)
【概要】マウス由来の正常組織細胞(V79)、ヒト卵巣癌由来の細胞(RMG1)、ヒト乳癌細胞(MDA-MB231)およびヒト食道癌細胞(TE24)を用いて重粒子線照射後の細胞感受性と、照射後に発現したhprt locusの遺伝子突然変異に関する検討を行った。すなわち各種細胞の単層培養を行い、X線、炭素粒子線(20Kev/μm、80keV/μm)、ネオン粒子線(80keV/μm)による照射を施行し、colon...
【医歯薬学】内科系臨床医学:NaKアポトーシスを含む研究件
❏NF-κB活性化機構を阻害するスーパーアスピリンの合成(16659266)
【研究テーマ】膠原病・アレルギー・感染症内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004
【研究代表者】谷口 佳子 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (60145745)
【キーワード】プロスタグランジン / NF-κB / NAK / IKK / 炎症 (他6件)
【概要】本研究はNF-kB活性化に重要な役割を持つIKKおよびIKK活性化酵素であるNAKを標的として、新規阻害剤を開発することを目的として行われた。新規阻害剤に対するシーズ化合物として、IKK阻害活性を持つアスピリンおよびJ型プロスタグランジン(PGJ)を用いた。アスピリンを基本骨格として10種類程度の誘導体を化学合成し、in vitroおよびin vivoにおいてIKK阻害活性あるいはNF-kB活性化...
❏プロスタグランジンAを基盤とした炎症特異的抗炎症剤の開発(13557043)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】中西 真 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40217774)
【キーワード】炎症 / NF-kB / プロスタグランジン / IKK / NAK (他9件)
【概要】NF-kBは様々な炎症性サイトカインにより活性化される転写因子で、炎症性病態に中心的な役割を果たしている。NF-kBは通常細胞質内でをの阻害タンパク質であるIkBと複合体を形成して不活性型で存在しているが、サイトカイン刺激に反応してIKKが活性化すると、IkBがリン酸化を受けて分解が誘導されNF-kBが核内に移行して機能すると考えられている。本研究ではNF-kB活性化経路を明らかにし、これら制御因...
【医歯薬学】内科系臨床医学:STATアポトーシスを含む研究件
❏免疫反応とシグナル伝達(09044334)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997
【研究代表者】奥村 康 順天堂大学, 医学部, 教授 (50009700)
【キーワード】TCR / FasL / TGF-β / STAT / Smad (他10件)
【概要】以下に各研究者のグループにおいて得られた成果の概要を記す。免疫細胞の機能とその分化に関連し、笹月らはT細胞の胸腺内分化において、特にT細胞のポジティブ選択に、特異的なTCR-ペプチドの相互作用が存在することを明らかにした。奥村は免疫反応のエフェクター相に関与する分子群の研究を進め、キラー細胞の有するFasLは、人工的に他の細胞に発現させた場合、今まで知られていなかった炎症惹起効果があることを明らか...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】内科系臨床医学:抗原提示アポトーシスを含む研究件
❏食品タンパク質に対する免疫系による識別・認識・応答制御機構の解明(14360070)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】八村 敏志 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40238019)
【キーワード】経口免疫寛容 / T細胞 / 腸管免疫系 / シグナル伝達 / 調節性T細胞 (他11件)
【概要】(1)経口免疫寛容により誘導されたT細胞の解析およびその低応答化の分子機構の解明:経口免疫寛容により誘導された低応答化T細胞について,次ぎのことを明らかにした。まず,この低応答化T細胞では,caspase-3の働きによりGADS-SLP-76を中心としたTCRシグナル複合体の形成に障害が認められた。また,抗原刺激によるT細胞抗原レセプター(TCR), PKC-θ,脂質マイクロドメイン(lipid ...
❏胸腺上皮細胞の機能と遺伝子発現の解析(14370109)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】胸腺 / マクロファージ / 樹状細胞 / アポトーシス / 上皮細胞 (他10件)
【概要】免疫系の中心的役割を担うT細胞は、胸腺において分化・成熟する。造血幹細胞からリンパ球系にコミットした前駆細胞は、胸腺に入りT細胞へと分化する。この分化のプロセスは詳細に研究されており、CD4-/CD8-のdouble negative (DN)胸腺細胞はCD4+/CD8+を経てCD4+/CD8-あるいはCD4-/CD8+のT細胞へと分化・成熟する。この間に、T細胞受容体(TCR)遺伝子の再構成が起...
【医歯薬学】外科系臨床医学:cGMPアポトーシスを含む研究件
❏Gqシグナルによる右心蔵リモデリングと、そのcGMP調節の解明(25893044)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】瀧本 英樹 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20709513)
【キーワード】心不全 / 心肥大 / Gqシグナル / cGMP / 遺伝子 (他12件)
【概要】心肥大、心不全の研究はこれまで左心臓について行われており、右心臓病態の分子生物学的な研究は殆どされていない。我々は心肥大、心不全に中心的な役割を果たすGqストレスに対する右左心筋細胞の反応性の相違を明らかにするため、マウスのGqストレスモデルの左右心筋細胞を単離して、網羅的トランスクリプトーム解析をおこなった。その結果、非ストレス下においても、またGqストレスの反応性においても、左右心筋細胞には興...
❏肝虚血再潅流障害における環状グアノシン一リン酸の関与(19791088)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】山田 高成 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (20348767)
【キーワード】虚血再灌流障害 / 肝臓 / cGMP / ADAMTS13 / アポトーシス
【概要】肝臓は重要臓器の一つであるが、手術時、ショック時などに、虚血状態に曝される場合がある。長時間虚血での肝障害発生は明白であるが、短時間であっても血流再開後に障害が生じ(虚血再灌流障害)対処が必要である。本研究では心臓由来のホルモンが肝虚血再灌流障害を軽減することを確認した。またその機序は肝実質細胞ではなく肝臓に少数ある星細胞との関連が深いことを発見し、米国麻酔学会において発表した。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ネクローシスアポトーシスを含む研究件
❏内耳障害の病態形成におけるネクロプトーシスの役割の解明と治療への応用(18K09370)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩崎 真一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10359606)
【キーワード】内耳障害 / アポトーシス / ネクローシス / ネクロプトーシス / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】細胞死は、分子によって制御された細胞死であるアポトーシスと、それ以外の受動的な細胞死であるネクローシスとにこれまで分類されてきたが、近年の研究により、ネクローシスの中にも、分子によって制御されるネクロプトーシスが存在することが明らかにされた。 本研究では、マウスより摘出した、蝸牛の器官培養を用いて、耳毒性物質ゲンタマイシン(GM)によって誘導される有毛細胞障害について、アポトーシス、ネクローシス、...
❏動物の小脳脊髄変性疾患の病理発生解明と生前診断のための基礎研究(19580371)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】内田 和幸 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10223554)
【キーワード】小脳変性 / 脊髄変性 / 神経軸索ジストロフィー / 小脳アビオトロフィー / 神経細胞死 (他17件)
【概要】本研究の結果、パピオン犬の小脳皮質アビオトロフィー、パピオン犬(CCA)、チワワ犬の神経軸索ジストロフィー(NAD)、およびチワワ犬の神経セロイド・リポフスチン(NCL)症の臨床・病理学的特徴が明らかにされた。これらの疾患は、生前検査では、いずれも重度~中度の小脳萎縮を画像診断上の特徴とする。病理的には神経細胞の脱落メカニズムは疾患により異なり、CCAでは神経細胞のアポトーシス、NCLではセロイド...
❏炎症・感染時の好中球細胞死の炎症遷延・臓器障害発生における役割の解明とその防止(09470245)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】齋藤 英昭 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30134555)
【キーワード】好中球 / アポトーシス / ネクローシス / 感染 / サイトカイン (他14件)
【概要】本研究は、炎症・感染における好中球細胞死とその炎症遷延・臓器障害発生における役割の詳細を明らかにし、さらに重症炎症・感染時の好中球ネクローシス防止、アポトーシス誘導などの対策を開発することを目的とする。本年度は、以下のような研究成績を得た。 1、 健常成人の好中球を各種比率の細菌と混合培養した。フローサイトメトリー、光学顕微鏡、電気泳動法により好中球細胞死を測定した。また、活性酸素産生能とCD16...
【医歯薬学】外科系臨床医学:脳虚血アポトーシスを含む研究件
❏アポトーシス抑制タンパク質による虚血脳保護に関する研究(11671355)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】斉藤 延人 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60262002)
【キーワード】脳虚血 / アポトーシス / 神経細胞死
【概要】神経細胞におけるXIAPの発現を確認し、脳虚血後の神経細胞の生存にXIAPの発現が関与するのかを明らかにし、さらにXIAPの過剰発現により、神経細胞のアポトーシス、及び虚血性神経細胞死が制御できるのかどうかを明らかすることを本研究の目的とした。脳虚血はラットの4血管閉塞モデルで作成し、海馬、大脳皮質におけるXIAPの発現をwestern blottingで解析した。前年度に明らかにした虚血後のXI...
❏脳虚血再灌流時における脳血管破錠のメカニズムの解明(11670639)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】田中 耕太郎 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (90129528)
【キーワード】脳虚血 / 虚血性細胞傷害 / 転写因子 / 脳保護 / 情報伝達 (他13件)
【概要】平成11年度から13年度にわたって、ラット中大脳動脈閉塞モデルを用い脳虚血再灌流時における、大脳白質病変と転写因子cyclic AMP response element binding Protein (CREB)のリン酸化(活性化)の関係を、オリゴデンドロサイトの特異的マーカーを用い、TUNEL染色やBcl-2蛋白発現と共に、免疫組織学的に調べた。すなわち、白質が皮質よりも大きな容積をしめるヒト...
❏遅発性神経細胞死における細胞骨格蛋白質の変性に関する研究(08771055)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】斉藤 延人 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60262002)
【キーワード】脳虚血 / 神経細胞死 / アポトーシス / 細胞骨格蛋白質
【概要】海馬CA1領域の遅発性神経細胞死のモデルでは、神経細胞死の組織像は典型的なネクローシスとは異なっており、その細胞死の過程でアポトーシスと共通の経路をたどる可能性が考えられている。海馬CA1領域のアポトーシス様神経細胞死と細胞骨格の破壊の関係について、細胞骨格蛋白質のimmunoblottingと、H-E染色による形態の観察、アポトーシスを検出するTUNEL染色、細胞骨格蛋白質の免疫染色を比較し、調...
【医歯薬学】外科系臨床医学:グリオーマアポトーシスを含む研究件
❏膠芽腫に対する新たな治療戦略の開発-低線量放射線高感受性に関する基礎的検討(26461897)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】深田 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50338159)
【キーワード】膠芽腫 / 放射線照射 / 低線量照射 / グリオーマ / 放射線低線量照射 (他8件)
【概要】膠芽腫は最も難治性の中枢神経原発悪性腫瘍である。低線量照射に対する細胞反応は放射線高感受性であることに着目し、基礎的検討を行った。膠芽腫細胞株に対して低線量照射を行い、細胞生存率と細胞周期、アポトーシス誘導を測定した。コロニー形成法による検討では、放射線超感受性を示唆する生存曲線が複数のセルラインで観察された。細胞周期やアポトーシス誘導の変化は検出困難であった。そこで低線量照射を反復して行ったとこ...
❏アポトーシス誘導遺伝子による悪性グリオーマ細胞に対するワクチン療法の開発(07407038)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】淺井 昭雄 (浅井 昭雄) 東京大学, 医学部・附属病院 (50231858)
【キーワード】アポトーシス / グリオーマ / カルシニューリン / プロテアソーム / ワクチン療法 (他6件)
【概要】当初の研究計画にしたがってmyc遺伝子をグリオーマ細胞で高発現させる系にdifferential display PCR法を適用し、アポトーシスの過程で発現が変動する複数の遺伝子をクローニングした。このうちcalmodulinに着目し、悪性グリオーマ細胞のアポトーシスならびに免疫原性の賦活化にはcalciumを介したシグナル伝達系が関与しているとの仮説を立て、それを検証し、さらにその結果を糸口とし...
【医歯薬学】外科系臨床医学:レトロウイルスアポトーシスを含む研究件
❏悪性神経膠腫に対する腫瘍特異的増幅型ハイブリッドベクターを用いた遺伝子治療(13770775)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】岡田 尚巳 (岡田 尚已) 自治医科大学, 医学部, 助手 (00326828)
【キーワード】悪性神経膠腫 / 遺伝子治療 / ハイブリッドベクター / アデノウイルス / レトロウイルス (他9件)
【概要】悪性神経膠腫をはじめとする脳腫瘍の遺伝子治療に適したベクターの開発を目標として、異種のウイルスのハイブリッドを応用した治療ベクターの開発を推進した。(1)悪性神経膠腫における自殺遺伝子治療の効果を高めるため、細胞内で治療ベクターを産生させるアデノ-レトロハイブリッドの治療効果を検討した。HSV-tk発現レトロウイルスベクターのゲノムを有するハイブリッドウイルスを用い、従来得られたin vitroに...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
【医歯薬学】外科系臨床医学:放射線照射アポトーシスを含む研究件
❏膠芽腫に対する新たな治療戦略の開発-低線量放射線高感受性に関する基礎的検討(26461897)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】深田 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50338159)
【キーワード】膠芽腫 / 放射線照射 / 低線量照射 / グリオーマ / 放射線低線量照射 (他8件)
【概要】膠芽腫は最も難治性の中枢神経原発悪性腫瘍である。低線量照射に対する細胞反応は放射線高感受性であることに着目し、基礎的検討を行った。膠芽腫細胞株に対して低線量照射を行い、細胞生存率と細胞周期、アポトーシス誘導を測定した。コロニー形成法による検討では、放射線超感受性を示唆する生存曲線が複数のセルラインで観察された。細胞周期やアポトーシス誘導の変化は検出困難であった。そこで低線量照射を反復して行ったとこ...
❏放射線治療による放射線障害発現を予測するための照射前スクリーニング法の開発(11670913)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】茂松 直之 慶応義塾大学, 医学部, 専任講師 (30178868)
【キーワード】放射線治療 / 染色体異常 / 全身照射 / 晩期放射線障害 / 放射線照射 (他8件)
【概要】【はじめに】平成11年度はボランティアおよび患者さんより採取した真皮細胞を用いて、in vitroでの放射線照射後の細胞生存率測定、細胞周期の測定、アポトーシス発生頻度の測定を行った。しかしながらPEのばらつきが大きく同一のヒトから得た真皮細胞でも実験毎にPEが異なり、生存率曲線が一定の傾向を示さなかった。またアポトーシスに関しても、アポトーシス発現頻度のばらつきが大きく一定した傾向が得られなかっ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:卵胞閉鎖アポトーシスを含む研究件
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
❏卵胞発育・閉鎖機構の解明(14370524)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】森田 豊 東大, 医学部附属病院, 助手 (80282648)
【キーワード】卵胞発育 / アポトーシス / 卵胞閉鎖
【概要】卵巣機能不全(閉経)が起こる時期は,卵巣内卵細胞の消失速度により決まるが,抗癌剤投与や放射線照射などの抗癌療法によって早まる.卵細胞の発生過程での消失や抗癌療法による消失は,アポトーシスによって起こり,これについて我々は,スフィンゴミエリン経路がこの過程を制御していることを示した.酸性スフィンゴミエリナーゼの遺伝子を破壊すると,マウス胎児でのアポトーシスによる卵細胞の正常な減少が抑制された.また,...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞増殖抑制アポトーシスを含む研究件
❏食品含硫化合物が標的となるセンサー分子の研究〜機能プロテオミクスによる検討〜(06J00576)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】
【キーワード】ガーリック / がん細胞 / 有機琉黄化合物 / 細胞増殖抑制 / がん細胞増殖抑制作用 (他8件)
【概要】酸化ストレス感受性タンパク質は、システイン残基のジスルフィド結合形成をON/OFFスイッチとして酸化還元状態を伝達するセンサー分子である。申請者は、食品成分によるセンサー分子の制御が疾患の予防に利用できるのではないかと考え、食品成分がセンサー分子に及ぼす影響を明らかにしようとした。 昨年度は、センサー分子の探索に適した食品成分の探索を行い、強力な薬理活性を示すことで知られるネギ属植物由来有機硫黄化...
❏染色体転座によって形成されるキメラ蛋白の細胞死抑制と薬剤抵抗性への関与(12670221)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】赤尾 幸博 (財)応用生化学研究所, 研究部長 (00222505)
【キーワード】乳児白血病 / 染色体転座 / MLL遺伝子 / アポトーシス / 薬剤耐性 (他12件)
【概要】染色体バンド11q23に切断点をもつ染色体転座は造血器腫瘍の各種の白血病に観察されることから血液細胞の分化・増殖に関与する遺伝子が局在していると考えられている。llq23はとりわけ1歳以下の乳児白血病における染色体転座の主な切断点の一つである。llq23転座を持つ白血病は一般的に予後が悪いとされており、その病態の究明が急務である。我々は、1992年、これら11q23転座の責任遺伝子としてMLL遺伝...
❏臨床応用を目指した8;21転座を有する急性骨髄性白血病に対するリボザイムの開発とその作用機序の解明(09770831)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】松下 弘道 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50286481)
【キーワード】リボザイム / AML1 / MTG8 / 細胞増殖抑制 / apoptosis (他6件)
【概要】本研究は、8;21転座を有する急性骨髄性白血病に特異的に認められその原因に関与していると考えられているAML1/MTG8異常融合遺伝子に対するリボザイムによる白血病細胞増殖抑制機構を解明し、モデルマウスを作成してこれを用いて実際の臨床応用を目指した基礎的検討を推し進めることを目的としている。 1. 8;21転座を有する白血病細胞に対するリボザイムの分子生物学的抑制機構の解明 昨年までの結果でAML...
【医歯薬学】外科系臨床医学:血管内皮アポトーシスを含む研究件
❏サイトカインによる細胞の増殖分化と細胞死のシグナル伝達(09044264)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / サイトカイン受容体 / シグナル伝達 / アポトーシス / 造血 (他16件)
【概要】造血細胞の生存はサイトカインに依存しており、サイトカイン除去により細胞死が誘導される。我々はすでにこのサイトカインによる細胞死抑制機能にはサイトカインにより活性化されるRASが重要であることを示した。そこで、RASの変異体を用いてRAS下流のシグナル経路の解析を行い、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とPI3キナーゼ経路の両方を介して細胞死を抑制していることを明かにした。一方、サイトカイン非存在下...
❏エストロゲンによる血管のアポトーシス誘導制御及びその作用機序に関する検討(09670698)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】江頭 正人 (1998) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80282630)
【キーワード】酸化ストレス / エスロトゲン / 血管内皮細胞 / アポトーシス / BAX (他13件)
【概要】1 免疫染色によりBCECでERの発現が確認された。 2 BCECにおけるアポトーシス誘導とその検出 BCECを0.1mMH2O2に1時間暴露することでdishからの血管内皮細胞の剥離、接着細胞数の減少が認められた。agaroser gel電気泳動によりDNA ladder pattemが検出され、内皮の剥離がアポトーシスによるものであることが確認された。細胞生存率による検討では、E2単独では細胞...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】外科系臨床医学:アポトーシスを含む研究件
❏宇宙放射線被ばくによる中枢神経傷害を除去するミクログリアの役割(25514002)
【研究テーマ】宇宙生命科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】保田 隆子 東京大学, 新領域創成科学研究科, 特任研究員 (40450431)
【キーワード】ミクログリア / 貪食 / アポトーシス / メダカ胚 / 脳内免疫 (他12件)
【概要】本研究は胚が透明で脳を可視化できるメダカ胚を利用して、中脳視蓋においてミクログリアが放射線損傷によりアポトーシスを起こした神経細胞を取り込み、消化して除去する一連の貪食プロセスを詳細に調べそれらの分布を3次元立体構築により空間的に明らかにした。この中で、p53遺伝子が欠損していて放射線による神経細胞のアポトーシスが極めて少ないメダカ胚でも、多くのアポトーシスが誘導される野生型メダカ胚とほぼ同数のミ...
❏卵子の遺伝子発現プロファイリング解析に基く抗加齢生殖研究(20591929)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】末岡 浩 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (90162833)
【キーワード】遺伝子発現プロファイリング / アポトーシス / ミトコンドリア / 加齢変化 / 胚 (他13件)
【概要】細胞質内に生命活動に必要な酸化的リン酸化代謝機能を司るミトコンドリアは卵子内に多く存在する。そのミトコンドリアDNA(mtDNA)はヒト未受精卵・未分割胚において30歳台より40歳台でcopy数の減少を認めた。また,分割胚において割球の体積とmtDNA copy数との間に正の相関関係を認めた。ゼブラフィッシュ胚を用いて,胚の形態と胚発生速度について検討を行った。形態不良胚は胚発生速度が遅く,老化し...
【医歯薬学】外科系臨床医学:PI3K経路アポトーシスを含む研究件
❏子宮体癌・卵巣癌においてアポトーシスを誘導する新規分子標的治療法の探索(26462515)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他18件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、分子生物学的なサブグループおよび治療標的候補分子を同定し、新規分子標的治療薬の有効性について新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、PI3K経路を阻害する薬剤の抗腫瘍効果を増強する治療法を探索し、MAPK経路阻害剤もしくは放射線照射との併用で、相乗的な効果が得られることを示した。PI3K/mTOR経路において、HIF-1α/VEGFの活性化が腫瘍増殖に...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:放射線感受性アポトーシスを含む研究件
❏子宮体癌・卵巣癌においてアポトーシスを誘導する新規分子標的治療法の探索(26462515)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他18件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、分子生物学的なサブグループおよび治療標的候補分子を同定し、新規分子標的治療薬の有効性について新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、PI3K経路を阻害する薬剤の抗腫瘍効果を増強する治療法を探索し、MAPK経路阻害剤もしくは放射線照射との併用で、相乗的な効果が得られることを示した。PI3K/mTOR経路において、HIF-1α/VEGFの活性化が腫瘍増殖に...
❏転移好発性固形腫瘍の分化誘導療法に関する基礎的ならびに臨床的研究(07456141)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】佐々木 伸雄 (佐々木 信雄) 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60107414)
【キーワード】分化誘導 / 犬骨肉腫細胞 / ビタミンD / TGF-β / BMP-2 (他18件)
【概要】本研究の目的は、小動物の転移好発性の悪性固形腫瘍に対し、腫瘍殺滅を主体とする副作用を伴う従来の治療法に代わり、腫瘍自体の悪性度を人為的にコントロールする分化誘導療法が治療法となりうるか否かを追及することにある. 第一に、このような腫瘍に対する従来の治療成績をまとめ、総説としてその一部を発表したが、これは日本におけるデータがほとんどなかったためであり、その結果、諸外国で報告されている成績とほぼ同様で...
【医歯薬学】外科系臨床医学:E-カドヘリンアポトーシスを含む研究件
❏ナノテクノロジーを用いた長寿関連遺伝子SIRT1に対する分子標的抗腫瘍剤の開発(23791811)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】曾根 献文 東京大学, 医学部付属病院, 助教 (90598872)
【キーワード】SIRT1 / DBC-1 / アポトーシス / カスパーゼ / E-cadherin (他11件)
【概要】我々は長寿関連遺伝子SIRT1と、それを制御している乳癌関連遺伝子DBC?1のアポトーシスにおける機能解析を行った。また子宮内膜におけるSIRT1の機能解析を行った。 DBC?1はアポトーシスを誘導すると、カスパーゼ?7に分解されることが確認された。またSIRT1はアポトーシス誘導時にDBC?1と共に核から核外に局在が移行し、アポトーシスを更に増加させる可能性が示された。 子宮内膜においてSIRT...
❏小動物悪性腫瘍の転移浸潤機構の分子生物学的ならびに臨床的解析(15208030)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】佐々木 伸雄 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (60107414)
【キーワード】犬乳腺腫瘍細胞株 / 猫乳腺腫瘍細胞株 / 犬肥満細胞腫 / 接着因子 / レチノイド (他23件)
【概要】本研究では、我々が実際の症例から樹立した犬の乳癌細胞株、猫の乳癌細胞株、犬の肥満細胞腫細胞株、犬の骨肉腫細胞株、犬の悪性メラノーマ細胞株の5種類を用い、これらの腫瘍の浸潤能、転移能に関与する因子の解明を試みた。 犬の乳癌細胞株は同一症例の原発巣と転移巣からそれぞれ樹立した4ペアの細胞を用い、接着因子であるE-cadherin-catenin系の解析を行った。これらの細胞における発現には差がなかった...
【医歯薬学】外科系臨床医学:SIRT1アポトーシスを含む研究件
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
❏ナノテクノロジーを用いた長寿関連遺伝子SIRT1に対する分子標的抗腫瘍剤の開発(23791811)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】曾根 献文 東京大学, 医学部付属病院, 助教 (90598872)
【キーワード】SIRT1 / DBC-1 / アポトーシス / カスパーゼ / E-cadherin (他11件)
【概要】我々は長寿関連遺伝子SIRT1と、それを制御している乳癌関連遺伝子DBC?1のアポトーシスにおける機能解析を行った。また子宮内膜におけるSIRT1の機能解析を行った。 DBC?1はアポトーシスを誘導すると、カスパーゼ?7に分解されることが確認された。またSIRT1はアポトーシス誘導時にDBC?1と共に核から核外に局在が移行し、アポトーシスを更に増加させる可能性が示された。 子宮内膜においてSIRT...
【医歯薬学】外科系臨床医学:TP53アポトーシスを含む研究件
❏子宮体癌・卵巣癌においてアポトーシスを誘導する新規分子標的治療法の探索(26462515)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他18件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、分子生物学的なサブグループおよび治療標的候補分子を同定し、新規分子標的治療薬の有効性について新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、PI3K経路を阻害する薬剤の抗腫瘍効果を増強する治療法を探索し、MAPK経路阻害剤もしくは放射線照射との併用で、相乗的な効果が得られることを示した。PI3K/mTOR経路において、HIF-1α/VEGFの活性化が腫瘍増殖に...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:生体イメージングアポトーシスを含む研究件
❏光プローブをもちいたバイオイメージングによる多角的診断・治療法の開発(20249060)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特任教授 (80256510)
【キーワード】生体イメージング / 光イメージング / 発光 / caspase-3 / アポトーシス (他16件)
【概要】本研究では、以下のふたつのテーマに関して、研究を行なった。 テーマA:小動物モデルをもちいて種々の病変に対する質的診断、薬剤感受性の検討を目的とした生体イメージング法の開発: luciferase-baseの新規機能プローブ開発によるin vivo imaging。Luciferase をbase としてCaspase-3に対する活性化プローブを作製し、それをアデノウィルスベクターに導入した。この...
❏新規分子機能プローブ開発による生体・臓器内分子機能診断への応用(19659317)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特任教授 (80256510)
【キーワード】生体イメージング / 分子機能 / 可視化 / 肝障害 / アポトーシス (他8件)
【概要】臓器内・生体内の細胞・分子機能を評価するための新たな分子機能プローブを開発する目的で、luciferaseを利用した分子機能プローブを新たに開発し、生体イメージングへの応用を試みる。 1)前年度作成したCaspase-3にたいするプローブをアデノウィルスベクターに組み込み、これを細胞実験およびマウス肝における生体イメージング実験のためのベクターとした。 a)アデノウィルスベクターの作成、増幅、精製...
【医歯薬学】外科系臨床医学:緑色蛍光タンパク質(GFP)アポトーシスを含む研究件
❏他種ウイルス遺伝子導入によるヘルペスウイルスの宿主特異性の変化の研究(12460133)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】大塚 治城 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80261957)
【キーワード】BHV-1 / PRV / TF7-6 / Th1 / アポトーシス (他18件)
【概要】アルファヘルペス亜科に属するウイルスの宿主特異性は種によって大きな差が見られる。その内でウシを宿主とするウシヘルペスウイルス1型(BHV-1)はin vivoにおいてもin vitroにおいても比較的狭い宿主域を示すが、ブタオーエスキー病ウイルス(PRV)は非常に広い宿主域を有する。本研究においてPRVの糖タンパクgBおよびgCの遺伝子をBHV-1のゲノムに組み込んだ組み換えウイルスBHV-1/T...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
❏ウィルス感染を引金として起きる植物応答の分子生物学的解析(08044220)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】渡辺 雄一郎 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (60183125)
【キーワード】N遺伝子 / アポトーシス / 壊死 / タバコモザイクウイルス / 移行タンパク質 (他9件)
【概要】N遺伝子をもつタバコがタバコモザイクウイルスの感染に対して示す、過敏感反応を中心に共同研究を行った。28度以下であると、ウイルスが感染した葉の細胞の周辺に感染後2-3日後に壊死が起こり、ウイルスのそれ以上の広がりが押さえられ、封じ込められる。この反応を引き起こすのはタバコモザイクウイルスの遺伝子産物が複製酵素であること、さらにそのアミノ酸配列の一部の50kDaの断片であることが明らかとなった。また...
【医歯薬学】外科系臨床医学:Baxアポトーシスを含む研究件
❏キナーゼを介した細胞死誘導機構の解析(12480214)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70252525)
【キーワード】MST1 / JNK / アポトーシス / Bax / 核凝縮 (他7件)
【概要】ストレスで活性化するMAPキナーゼスーパーファミリーJNK、p38の経路の上流に位置するMST1の機能を検討した。MST1は細胞に発現すると細胞膜のblebbingや核の凝縮を引き起こし、アポトーシス様の形態変化を引き起こす。本研究において、MST1はこれらのアポトーシス様の形態変化をJNKの活性化を介して引き起こしていることを明らかにした。また、MST1はJNKの活性化によりDNAのヌクレオソー...
❏大腸癌発生過程における細胞不死化の分子生物学的機構(09877242)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】瀬戸 泰之 (1998) 東京大学, 医学部・附属病院・分院, 講師 (00260498)
【キーワード】大腸癌 / Apoptosis / Bcl-2 / Bax / p53 (他8件)
【概要】悪性腫瘍では、細胞増殖と細胞死のバランスが破綻し無秩序な細胞増殖が生じている。大腸癌におけるApoptosisの異常を明らかにする目的でApoptosis関連遺伝子の発現を解析した。大腸癌切除例、ヒト大腸癌細胞株を対象として、Apoptosis抑制因子Bcl-2、Bcl-XL,Apoptosis促進因子Bax、Bad、Bak、Apoptosis EffectorであるCaspase Family(...
❏エストロゲンによる血管のアポトーシス誘導制御及びその作用機序に関する検討(09670698)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】江頭 正人 (1998) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80282630)
【キーワード】酸化ストレス / エスロトゲン / 血管内皮細胞 / アポトーシス / BAX (他13件)
【概要】1 免疫染色によりBCECでERの発現が確認された。 2 BCECにおけるアポトーシス誘導とその検出 BCECを0.1mMH2O2に1時間暴露することでdishからの血管内皮細胞の剥離、接着細胞数の減少が認められた。agaroser gel電気泳動によりDNA ladder pattemが検出され、内皮の剥離がアポトーシスによるものであることが確認された。細胞生存率による検討では、E2単独では細胞...
【医歯薬学】外科系臨床医学:分子機能アポトーシスを含む研究件
❏光プローブをもちいたバイオイメージングによる多角的診断・治療法の開発(20249060)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特任教授 (80256510)
【キーワード】生体イメージング / 光イメージング / 発光 / caspase-3 / アポトーシス (他16件)
【概要】本研究では、以下のふたつのテーマに関して、研究を行なった。 テーマA:小動物モデルをもちいて種々の病変に対する質的診断、薬剤感受性の検討を目的とした生体イメージング法の開発: luciferase-baseの新規機能プローブ開発によるin vivo imaging。Luciferase をbase としてCaspase-3に対する活性化プローブを作製し、それをアデノウィルスベクターに導入した。この...
❏新規分子機能プローブ開発による生体・臓器内分子機能診断への応用(19659317)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特任教授 (80256510)
【キーワード】生体イメージング / 分子機能 / 可視化 / 肝障害 / アポトーシス (他8件)
【概要】臓器内・生体内の細胞・分子機能を評価するための新たな分子機能プローブを開発する目的で、luciferaseを利用した分子機能プローブを新たに開発し、生体イメージングへの応用を試みる。 1)前年度作成したCaspase-3にたいするプローブをアデノウィルスベクターに組み込み、これを細胞実験およびマウス肝における生体イメージング実験のためのベクターとした。 a)アデノウィルスベクターの作成、増幅、精製...
【医歯薬学】外科系臨床医学:膀胱がんアポトーシスを含む研究件
❏泌尿器系癌におけるNFκBの病態生理学的意義と新規NFκB阻害剤の有用性の検討(16390469)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】NF-κB / 泌尿器系癌 / アポトーシス / 転移 / 悪液質 (他12件)
【概要】NF-κBは炎症性サイトカインや抗アポトーシス蛋白の誘導など様々な生体反応に関与している転写因子であり、泌尿器科系悪性腫瘍においても、癌の進展や転移、抗癌剤や放射線治療に対する抵抗性、悪液質などの腫瘍随伴症候群など様々な病態生理に関与していると想定される。dehydroxymethylepoxyquinomicin(DHMEQ)は新規に合成された強力なNF-κB阻害である。NF-κBはホルモン抵抗...
❏進行泌尿器科癌に対する最少侵襲性機能温存治療の確立に関する細胞生物学的研究(07407046)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】橘 政昭 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70129526)
【キーワード】進行性尿路癌 / 機能温存治療 / 転写因子抑制 / MAGE / Apoptosis (他20件)
【概要】進行泌尿器科癌の治療として、従来より各種臓器摘出を含む大量の癌細胞の除去と術前あるいは術後の抗ガン化学療法および放射線照射が現状における最も有効な抗ガン治療として選択されているのが現状である。しかしながら、これら集学的治療は正常な生理機能を犠牲にし、かつ患者に多大なる侵襲を強いるにも拘らずその最終的な治療成績は必ずしも満足し得るものではない。 このような現状にあって、これら進行泌尿器科癌の長期治療...
【医歯薬学】外科系臨床医学:肝がんアポトーシスを含む研究件
❏肝発がんを制御するヒストンメチル化修飾機構の解明と治療標的化戦略(18K15741)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中塚 拓馬 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50772042)
【キーワード】エピゲノム異常 / 肝癌 / ヒストン修飾 / DNA損傷 / アポトーシス (他9件)
【概要】ヒストンメチル化酵素G9aは様々な生体機能、疾患に関わる。我々は肝特異的G9a欠損マウスを用い、G9aが阻害された肝では肝癌発生が抑制されることを見出した。マウス肝を用いた網羅的遺伝子発現解析、クロマチン免疫沈降法の結果、G9aはp53の標的遺伝子発現制御を介して、DNA損傷を受けた肝細胞のアポトーシス誘導に寄与することを見出した。G9aの阻害によりDNA損傷を受けた肝細胞からの肝癌発生が抑制され...
❏肝内マクロファージ(Kupffer細胞)由来活性酸素による肝癌細胞障害機序の解明(07670613)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】黒瀬 巌 慶應義塾大学, 医学部・内科, 助手 (50234604)
【キーワード】肝癌 / Kupffer細胞 / NO / TNF-α / NF-κB (他12件)
【概要】初年度(平成7年度)においては、Kupffer細胞によるNO・TNF-α放出動態と肝癌細胞障害・アポトーシスとの時間的空間的相関およびその制御機構を解明してきた。すなわちKupffer細胞と肝癌細胞の共培養系におけるNOおよびTNF-α産生動態の定量と、肝癌細胞内ミトコンドリア呼吸能の変化、細胞膜・核膜障害、DNA fragmentation化を共焦点レーザー顕微鏡下に可視化、定量するシステムを確...
【医歯薬学】外科系臨床医学:放射線療法アポトーシスを含む研究件
❏胃癌の分子生物学的特徴に基づく、小線源療法を主軸とした個別化治療戦略(16K09290)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】柏木 和弘 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60265791)
【キーワード】胃癌 / 放射線療法 / アポトーシス / 小線源療法 / 分子標的治療 (他9件)
【概要】胃癌細胞株(低分化腺癌と高分化腺癌)に対する125Iの小線源療法(hot)の増殖抑制効果が観察された。免疫染色、caspase-3の活性を調べたところ、小線源療法によるアポトーシス誘導が観察された。次に、in vivoでのhot群の安全性と増殖抑制効果を検討するため、ヌードマウスの胃癌播種モデルを構築し、アプリケーターにより腫瘍内部に小線源を投与した。cold群と比べ、hot群では優位に腫瘍量が少...
❏悪性腫瘍の放射線、化学療法に対する感受性とApoptosis関連遺伝子変異の相関(07671368)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】富永 治 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (10261976)
【キーワード】Apoptosis / 放射線療法 / 化学療法 / 癌 / Bcl-2 (他9件)
【概要】食道癌と大腸癌細胞株において、Apoptosis関連遺伝子p53、Bcl-2、Bax、Bcl-XL、Bcl-XS、Bak、Badの発現をWestern Blottingを用いて解析した。p53の発現は、食道癌細胞株、大腸癌細胞株のそれぞれ約50%と約80%に認められた。一方、Bcl-2の発現は、食道癌細胞株、大腸癌細胞株のそれぞれ約30%と約20%に認められた。分子量の異なる2種類のBcl-2蛋白...
【医歯薬学】外科系臨床医学:EBVアポトーシスを含む研究件
❏アポトーシス制御および発癌過程におけるEBV由来microRNAの機能の解明(25860262)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】牛久 綾(篠崎綾) (牛久 綾 / 篠崎 綾) 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師(病院) (60581824)
【キーワード】Epstein-Barr ウイルス / アポトーシス / 胃癌 / microRNA / EBV (他6件)
【概要】胃癌の発生におけるEpstein-Barr virus(EBV)由来のmicroRNAの役割を解明するために,手術により切除された胃癌組織および胃癌細胞株を用いて,EBV関連胃癌におけるEBV由来のmicroRNAの発現を網羅的に解析し,発現のプロファイルを明らかにした.発現の高かった特定のmicroRNAについて,その標的遺伝子を予測し,胃癌細胞株を用いて,その機能を解析した結果,EBV由来のe...
❏EBV関連胃癌におけるウイルス由来マイクロRNAの発現および機能の解明(22890037)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】篠崎 綾 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (60581824)
【キーワード】EBV / マイクロRNA / 胃癌 / アポトーシス
【概要】EBV関連胃癌におけるEBV由来マイクロRNAの発現プロファイルを定量的RT-PCR法を用いて解析した。他のEBV関連腫瘍に関する既報告と比較し、特定のマイクロRNAがEBV関連胃癌で特異的に発現が上昇していることが明らかになった。細胞株を用いた実験から、このマイクロRNAがアポトーシス促進に働く遺伝子を標的とし、その遺伝子産物の発現を抑制することで腫瘍細胞の不死化に関与していることが示唆された。...
【医歯薬学】外科系臨床医学:テロメラーゼアポトーシスを含む研究件
❏テロメア・テロメラーゼを介した造血器腫瘍の分子病態の解析と分子標的療法の開発(16590965)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田内 哲三 東京医科大学, 医学部, 講師 (80281377)
【キーワード】テロメラーゼ / アポトーシス / 分子標的遺伝 / テロメクーゼ / 分子標的療法 (他13件)
【概要】造血器腫瘍の新しい分子標的療法を開発し、臨床的に効果のある治療法の開発を目指す。本研究では次世代型ABLチロシンキナーゼ阻害剤(dasatinib)とimatinibとの相乗効果の分子メカニズムをDNAマイクロアレイを用いて解析した。K562細胞をdasatinibまたはimatinibと共に培養後、DNAマイクロアレイにて誘導される遺伝子群について解析したところ、大多数の遺伝子は重複して抑制され...
❏生殖障害に関与する性分化遺伝子の解析と初期胚発生過程における分子細胞生物学的解明(14571583)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】末岡 浩 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (90162833)
【キーワード】spermatogonia / Doxorubicin / c-kit / F-TRAP / telomerase (他19件)
【概要】生殖障害,特に造精機能障害を伴う重症男性不妊を主徴とする生殖障害の原因としてのこれらのメカニズム及び遺伝子発現状況とその意義について解明することを目的とした。Doxorubicin(DXR)の低容量,長期投与による配偶子形成抑制モデルマウスを作製した。Spermatogoniaの分化に関与する受容体型チロシンキナーゼレセプターc-kitについて抗マウスc-kit抗体(CD117)を用いた免疫組織化...
❏大腸癌発生過程における細胞不死化の分子生物学的機構(09877242)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】瀬戸 泰之 (1998) 東京大学, 医学部・附属病院・分院, 講師 (00260498)
【キーワード】大腸癌 / Apoptosis / Bcl-2 / Bax / p53 (他8件)
【概要】悪性腫瘍では、細胞増殖と細胞死のバランスが破綻し無秩序な細胞増殖が生じている。大腸癌におけるApoptosisの異常を明らかにする目的でApoptosis関連遺伝子の発現を解析した。大腸癌切除例、ヒト大腸癌細胞株を対象として、Apoptosis抑制因子Bcl-2、Bcl-XL,Apoptosis促進因子Bax、Bad、Bak、Apoptosis EffectorであるCaspase Family(...
【医歯薬学】外科系臨床医学:血管平滑筋細胞アポトーシスを含む研究件
❏血管病変におけるエストロゲン受容体α,βの発現特異性の解明と治療への応用(11470157)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】大内 尉義 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80168864)
【キーワード】エストロゲン受容体 / 動脈硬化 / トランスジェニック・ラット / アデノウイルスベクター / 血管平滑筋細胞 (他10件)
【概要】本研究の目的は、エストロゲン受容体(ER)サブタイプの観点からエストロゲンの動脈硬化抑制作用を解明し、動脈硬化の新しい治療法開発へ応用することである。この3年間において最終的に以下の6つの成果をあげた。(1)糖尿病の動脈硬化への関与をERとの関連から検討し、血管平滑筋細胞で高グルコース状態がERαの発現を有意に低下させ、その機序にグルコースによるprotein kinase Cの活性亢進が関与する...
❏サイクリンA発現調節に基づく血管平滑筋アポトーシス誘導法の開発(09670699)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】吉栖 正生 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (20282626)
【キーワード】セル・サイクル / 血管平滑筋細胞 / アポトーシス / サイクリン / 転写因子 (他8件)
【概要】1)抗酸化剤による血管平滑筋細胞におけるアポトーシス誘導において、培養細胞の細胞密度が重要であり、細胞密度が高い時はアポトーシス誘導が困難となることを発見し、その機序として、セル・サイクルの停止が関与していることを見いだした(1998年日本循環器学会)。抗酸化剤が高密度の血管平滑筋細胞の増殖を抑制する機序について引き続き検討を重ねた結果、サイクリン依存性キナーゼのインヒビターであるp21/waf1...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ヒアルロン酸アポトーシスを含む研究件
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
❏培養軟骨細胞移植における動物モデルの確立およびヒアルロン酸投与の効果(14560261)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】望月 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (90261958)
【キーワード】犬 / 軟骨 / 変形性関節症 / アポトーシス / ヒアルロン酸
【概要】当初ヒツジを用いた軟骨細胞採取、培養、移植の実験を考えていたが、動物の入手が困難であることおよび管理に大きな負担が伴うことが判明し、入手管理の容易なビーグル犬を用いて予備実験を行った。安楽殺したビーグル犬の膝関節軟骨を採材し、コラゲナーゼ処理後FBS中で培養可能であることを確認した。ついでビーグル犬の膝関節での関節鏡操作を試みたが、関節サイズの大きさから器具操作に十分な空間的な余裕がなく、移植に必...
【医歯薬学】外科系臨床医学:mcl-1アポトーシスを含む研究件
❏アポトーシス制御分子による破骨細胞エネルギー産生調節メカニズムに関する研究(21659350)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50282661)
【キーワード】Bcl-2 family / 破骨細胞 / Bcl-2 / Mcl-1 / Bisphosphonate (他8件)
【概要】我々はこれまでにpro-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBimのノックアウトマウスでは破骨細胞の生存期間は延長しているが骨吸収活性は低下していること、一方anti-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBcl-xの破骨細胞特異的ノックアウトマウスにおいては破骨細胞の生存期間が短縮する一方で骨吸能が亢進していることを明らかにした。本年はあらたなBcl-2ファミリー分子であるMc...
❏膵胆道癌細胞における抗アポトーシス遺伝子発現調節機構の解析と分子標的治療への応用(18590747)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】高石 官均 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80286468)
【キーワード】Mcl-1 / アポトーシス / siRNA
【概要】消化器癌細胞におけるアポトーシス感受性規定分子を検索し、Bcl-2ファミリー蛋白であるmyeloid cell leukemia-1(Mcl-1)が抗癌剤抵抗性克服のための標的分子となりうるか否かを検討した。胃癌細胞株(6種)を用い、Mcl-1発現レベルとアポトーシス感受性の相関を検討した。 Mcl-1 mRNA発現レベルはreal time PCR法により、Mcl-1蛋白発現レベルはwester...
❏アポトーシス抑制分子EATの生体内機能ならびに疾病における分子機構の解明(13470053)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】梅澤 明弘 国立成育医療センター(研究所), 部長 (70213486)
【キーワード】アポトーシス / 発生 / EAT遺伝子 / ES細胞 / コンディショナル・ターゲッティング (他14件)
【概要】EAT/mcl1遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制すること、本遺伝子を過剰発現するトランスジェニック・マウス(Tg)では、膵ラ氏島の過形成が生じることが知られている。本研究では、EAT/mcl1の発生段階および個体レベルでの機能を更に詳細にするために、胚性幹細...
【医歯薬学】外科系臨床医学:軟骨分化アポトーシスを含む研究件
❏軟骨・血球分化とがん抑制に関わるスプライシング制御機構の研究(16K10887)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】池田 敏之 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80322759)
【キーワード】選択的スプライシング / 血球分化 / 軟骨分化 / アポトーシス / 血液型D抗原 (他9件)
【概要】主要血液型抗原RhDのWeakD変異のうちエクソン7のsynonymous変異 c.960G>Aによるスプライシング異常が配列特異的で、エクソニックスプライシングエンハンサー(ESE)結合分子であるSRSF3の結合に依存することを見出した。ESE結合分子のうち、SRSF1, SRSF11, TRA2Bに軟骨分化誘導作用があることを示した。内在性遺伝子の発現が少ないp63の選択的スプライシング...
❏軟骨細胞分化・アポトーシスの分子メカニズムの解明(17591550)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】秋山 達 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (40376471)
【キーワード】アポトーシス / 内軟骨性骨化 / Bcl-2ファミリー / 無機リン酸 / 軟骨分化 (他6件)
【概要】この研究は、軟骨内骨化において重要な役割を果たす軟骨細胞分化・アポトーシスの分子メカニズムの解明を目的として行われた。昨年度までの成果として、我々は培養軟骨細胞を用いて軟骨細胞の分化およびアポトーシスを誘導する実験系を確立した。具体的には前軟骨細胞株であるATDC5にインスリンによる初期誘導をかけた後、20mMの無機リン酸刺激を加えてアポトーシスを誘導した。リン酸刺激後ミトコンドリアからのシトクロ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:NF-kBシグナルアポトーシスを含む研究件
❏リンパ球とマクロファージの分化を支配する転写因子NFkBの免疫制御機構の解明(21591254)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】土井 貴裕 独立行政法人理化学研究所, 生体情報統合技術開発チーム, サブチームリーダー (60227684)
【キーワード】NF-kB / RelA / c-Rel / Hematopoiesis / Lym (他15件)
【概要】RelAおよびc-Relは、造血幹細胞の発生および維持には必須ではないものの、細胞自発的な分化促進因子の制御には必須であることが明らかとなった。また、RelAおよびc-Relそれぞれ単独の欠損マウスでは、これらの表現型が見られないことから、RelAとc-Relが協調的に血球分化を制御していることが明らかとなった。そして、血球分化の過程に於いてRelAとc-Relは、分化と共に、増殖と細胞死の制御を...
❏プロスタグランジンAを基盤とした炎症特異的抗炎症剤の開発(13557043)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】中西 真 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40217774)
【キーワード】炎症 / NF-kB / プロスタグランジン / IKK / NAK (他9件)
【概要】NF-kBは様々な炎症性サイトカインにより活性化される転写因子で、炎症性病態に中心的な役割を果たしている。NF-kBは通常細胞質内でをの阻害タンパク質であるIkBと複合体を形成して不活性型で存在しているが、サイトカイン刺激に反応してIKKが活性化すると、IkBがリン酸化を受けて分解が誘導されNF-kBが核内に移行して機能すると考えられている。本研究ではNF-kB活性化経路を明らかにし、これら制御因...
❏肝疾患の病態成立における類洞壁細胞の関与についての分子生物学的研究(08407016)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20051500)
【キーワード】Kupffer 細胞 / 類洞壁細胞 / エンドトキシン / 酸化ストレス / アセトアルデヒド (他15件)
【概要】本研究では各種の実験的肝障害モデルにおいて類洞壁細胞群、特にKupffer細胞からの活性酸素やNOの放出動態と肝細胞障害特に類洞壁細胞の障害、アポトーシスなどを時間的空間的な相関とその制御機構を解明することを目的とした。 ラットKupffer細胞と肝癌細胞を共培養した実験系におい接着因子(CD18/ICAM-1)に依存性にCaの動員があり、それに引き続き肝細胞内において活性酸素の産生がおきることを...
【医歯薬学】外科系臨床医学:インターフェロンアポトーシスを含む研究件
❏TLRシグナル伝達におけるIRF-5活性化機構の解明(18890054)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】柳井 秀元 東大, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (70431765)
【キーワード】インターフェロン / IRF / アポトーシス / p53
【概要】生体防御において免疫系の賦活化は必須であり、また適時の適当な免疫応答が恒常性維持に重要である。IRF(インターフェロン制御因子)ファミリー転写因子はインターフェロン誘導のみならず、種々の免疫反応の誘導にも重要な転写因子であり、その異常によって自己免疫反応を含め、免疫応答の破綻をきたす。IRF-5は病原体関連分子の認識受容体であるToll-like receptor(TLR)の刺激により活性化され、...
❏効率的ヒト遺伝子機能解析のためのヒト培養細胞を用いたRNA干渉法の確立(13358012)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA干渉 / RNAi / siRNA / ヒト / マウス (他21件)
【概要】RNAiは、二本鎖RNA(dsRNA)を細胞に導入し塩基配列特異的に遺伝子機能を破壊する方法で、ポストゲノム・シーケンス時代の網羅的遺伝子機能破壊法として注目されている。哺乳類においては、dsRNAによるapoptosisを避けるために21bpからなるsiRNAが長いdsRNAの変わりに用いられてきた。 我々は、はじめに、哺乳類におけるsiRNA依存的RNAiに、eIF2C1-4及びDicerが必...
❏サイトカイン遺伝子を導入したヘルペスウイルスベクターワクチンの開発(10556061)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】大塚 治城 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80261957)
【キーワード】interferon-γ / サイトカイン / interleukin-12 / ワクシニアウイルス / 組換えウイルス (他25件)
【概要】1)イヌのinterferon-γ遺伝子をクローニングしてワクシニアウイルスゲノムに組み込んだ組み換えウイルスを構築し、このウイルスに感染した細胞中に生物活性を有するイヌのinterferon-γが発現していることを確認した。 2)細胞性免疫の誘導に重要な役割を果たすと考えられているサイトカイン、イヌinterleukin-12遺伝子をくろ-にんぐしてワクシニアウイルスゲノムに組み込んだ組み換えウ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:BIMアポトーシスを含む研究件
❏新規RNA結合タンパク質D8によるアポトーシス誘導の機構(17390089)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】アポトーシス / RNA結合蛋白質 / KHドメイン / p53 / TGF-beta (他14件)
【概要】新規PNA結合蛋白質D8がアポトーシスを誘導する活性をもつことを見出しその分子機構を解析した。 1)D8はDNAストレスによるアポトーシズの誘導に重要な役割を果たしていることを見出した。 2)ルシフェラーゼ・アッセイ、クロマチン免疫沈降法によりD8のプロモーターがp53やTGF-betaシグナルにより直接に転写活性化されることを明らかにした。 3)D8がアポトーシスを誘導するためには、RNA結合活...
❏新規RNA結合蛋白質によるアポトーシス誘導の分子機構(15390100)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】RNA結合蛋白質 / p53 / TGF-β / アポトーシス / Bim (他10件)
【概要】p53およびTGF-βによって発現誘導される新規遺伝子D8を見出し、以下の事実を明らかにした。 1)D8をHepG2などの癌細胞に強制発現するとアポトーシスを誘導する。RNAiを用いてD8の発現を抑制するとp53やTGF-βによるアポトーシスの誘導が阻害される。これらの結果から、D8はp53やTGF-βによるアポトーシスの誘導に重要な役割を果たしていると考えられた。 2)5FU、アドリアマイシンな...
❏破骨細胞アポトーシスの分子メカニズム解明による生体内における骨吸収機能制御系の構築(15390450)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】山本 愛一郎 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (90359612)
【キーワード】破骨細胞 / アポトーシス / Bim / FADD / 骨吸収 (他6件)
【概要】破骨細胞は生体では約2週間でアポトーシスによって細胞死に陥る、きわめて短命な細胞であるという事実である。換言すれば、骨リモデリングとは、破骨細胞によって急速に吸収され、欠損した骨組織を、骨芽細胞が緩やかに充填していく過程であるといえる。したがってリモデリングサイクルのイニシャティブをとり、骨代謝回転を決定しているのは破骨細胞であり、破骨細胞の活性、その生存期間は、生体において極めて厳密に制御されて...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ウロキナーゼアポトーシスを含む研究件
❏内耳治療に向けてのウロキナーゼ抗アポトーシス作用の検討(23791880)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】ウロキナーゼ / アポトーシス / MAPK / 内耳有毛細胞 / らせん神経節細胞 (他11件)
【概要】ウロキナーゼは血栓溶解薬として臨床応用されている薬剤であるが、近年その抗アポトーシス効果が報告されるようになってきた。今回我々は、ウロキナーゼの内耳アポトーシス予防効果を検討した。内耳有毛細胞培養系にてアミノ配糖体によるアポトーシスをウロキナーゼが予防することを示した。同時にウロキナーゼ投与がアポトーシス経路のP38を活性化することを示しメカニズムの一部を示した。らせん神経節培養系を用い、グルタミ...
❏アポトーシス制御による人工内耳成績向上・適応拡大に向けた基礎的研究(21791597)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】アポトーシス / 人工内耳 / ウロキナーゼ / タンパク治療 / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】ウロキナーゼ(uPA)およびそのレセプター(uPAR)作用・PTD-FNKのアポトーシス抑制作用に着目した。モルモットにおいて蝸牛有毛細胞・らせん神経節などにウロキナーゼ受容体が発現していることを証明した。この結果から蝸牛有毛細胞においてもウロキナーゼがアポトーシス抑制に関与する可能性が示唆された。続いて、ラット培養有毛細胞におけるアポトーシス抑制効果を検討した。その結果ウロキナーゼは濃度依存的に...
【医歯薬学】外科系臨床医学:p38MAPキナーゼアポトーシスを含む研究件
❏テロメア・テロメラーゼを介した造血器腫瘍の分子病態の解析と分子標的療法の開発(16590965)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田内 哲三 東京医科大学, 医学部, 講師 (80281377)
【キーワード】テロメラーゼ / アポトーシス / 分子標的遺伝 / テロメクーゼ / 分子標的療法 (他13件)
【概要】造血器腫瘍の新しい分子標的療法を開発し、臨床的に効果のある治療法の開発を目指す。本研究では次世代型ABLチロシンキナーゼ阻害剤(dasatinib)とimatinibとの相乗効果の分子メカニズムをDNAマイクロアレイを用いて解析した。K562細胞をdasatinibまたはimatinibと共に培養後、DNAマイクロアレイにて誘導される遺伝子群について解析したところ、大多数の遺伝子は重複して抑制され...
❏Daxx-ASK1-JNK/p38を介するケラチノサイトのアポトーシス:アポトーシスと分化の新展開(11670834)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】佐山 浩二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (80187286)
【キーワード】表皮 / ケラチノサイト / 分化 / アポトーシス / MAP kinase (他10件)
【概要】ASK1がケラチノサイトのアポトーシスを誘導するかどうか検討した。Ad-1W,Ad-β-gal,をコントロールとしてAd-ASK1-ΔNをMOI5,50で感染させ、形態変化を観察した。24hでは、大きな形態変化はない。48h後には、従来他の細胞で報告されているようにMOI50で、ケラチノサイトはアポトーシスを起こした。TUNEL法にてアポトーシスを確認した。しかし、Ad-ΔN-ASK1のMOI5で...
【医歯薬学】外科系臨床医学:Rasアポトーシスを含む研究件
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】外科系臨床医学:Cyclin Dlアポトーシスを含む研究件
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
❏CDK6を中心とした細胞死制御機構の解析(18591654)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】原 慶宏 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (00422296)
【キーワード】CDK6 / Cyclin D1 / p53 / 軟骨細胞 / 骨芽細胞 (他7件)
【概要】骨・軟骨細胞の分化、増殖を調整する細胞周期関連分子CDK6に注目し、軟骨細胞及び骨芽細胞に特異的にCDK6を強制発現させる遺伝子改変マウスを作成し解析した。CDK6とCyclin D1を同時に発現させると、細胞増殖が促進されると同時に、癌抑制遺伝子であるp53依存的にアポトーシスが誘導されることを発見した。更に骨芽細胞でCDK6が誘導したアポトーシスは、Bcl-2の導入で救済され、骨量が著名に増加...
【医歯薬学】外科系臨床医学:放射線治療アポトーシスを含む研究件
❏泌尿器系癌におけるNFκBの病態生理学的意義と新規NFκB阻害剤の有用性の検討(16390469)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】NF-κB / 泌尿器系癌 / アポトーシス / 転移 / 悪液質 (他12件)
【概要】NF-κBは炎症性サイトカインや抗アポトーシス蛋白の誘導など様々な生体反応に関与している転写因子であり、泌尿器科系悪性腫瘍においても、癌の進展や転移、抗癌剤や放射線治療に対する抵抗性、悪液質などの腫瘍随伴症候群など様々な病態生理に関与していると想定される。dehydroxymethylepoxyquinomicin(DHMEQ)は新規に合成された強力なNF-κB阻害である。NF-κBはホルモン抵抗...
❏ナノテクノロジーを用いた新しい放射線治療の基礎的研究(16659412)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】松下 廉 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助手 (30347413)
【キーワード】TE型X線源 / FE型X線源 / ミニチュアX線源 / 放射線治療 / アポトーシス (他6件)
【概要】本研究は従来のX線源(Thermionic emission type)とミニチュアX線源のもととなるField-emission typeとを用いX線を腫瘍細胞に照射し、照射後の腫瘍細胞の反応を分子生物学的に解析、比較検討しミニチュアX線源の抗腫瘍効果が従来のものと同等以上であることを証明することにより、ミニチュアX線源を使った新しい放射線治療(生体腔内照射など)の開発の意義を確立することを目的...
❏前立腺癌に対するBc1-2アンチセンス併用放射線治療の確立(13671674)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】丸茂 健 (2002) 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (80138130)
【キーワード】前立腺癌 / bcl-2 / アポトーシス / diethylstilbestrol / 放射線治療
【概要】前立腺癌由来樹立細胞株PC-3およびJCA-1細胞においてbcl-2 antisense oligonucleotide (bcl-2 AS ODN)は濃度依存性に抗腫瘍効果およびアポトーシスを誘導し、Bc1-2蛋白の発現を抑制した。bcl-2 AS ODNを併用したときの放射線治療による抗腫瘍効果の増強をcolony forming assayを用いて検討したところ、bcl-2 AS ODNはb...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経栄養因子アポトーシスを含む研究件
❏分泌型ホスホリパーゼA_2の新規に生理機能の発見とその分子機構の解析(16580054)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他9件)
【概要】sPLA_2およびLPCのシグナル伝達においてG2Aが関与するかどうかを検討するため、PC12細胞において内因的に発現しているG2AをRNA interference法によって発現抑制する実験を行った。ラットG2Aに特異的な配列をU6snRNA遺伝子のプロモーターを持つpmU6proベクターに挿入したのち、アデノウイルス発現ベクターpAxcwitに挿入し、目的のアデノウイルス(r2-Ad)を得た。...
❏新しい神経栄養因子・分泌型ホスホリパーゼA_2に関する研究(14560058)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】分泌型ホスホリパーゼA_2 / 神経栄養因子 / L型カルシウムチャネル / アポトーシス / PC12 (他7件)
【概要】我々が見出した糸状菌由来分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)であるp15はPC12細胞の突起伸長を誘導し、また小脳穎粒細胞(CGN)に対してはアポトーシス抑制作用を有する。これらの作用へのPLA_2活性の関与を調べるため、p15の予想活性中心(His57,Asp58)を両方ともアラニンに置換した不活性型変異体p15を作製した。またp15とは比活性の異なるハチ毒由来および放線菌由来sPLA_2...
【医歯薬学】外科系臨床医学:IKKアポトーシスを含む研究件
❏NF-κB活性化機構を阻害するスーパーアスピリンの合成(16659266)
【研究テーマ】膠原病・アレルギー・感染症内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004
【研究代表者】谷口 佳子 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (60145745)
【キーワード】プロスタグランジン / NF-κB / NAK / IKK / 炎症 (他6件)
【概要】本研究はNF-kB活性化に重要な役割を持つIKKおよびIKK活性化酵素であるNAKを標的として、新規阻害剤を開発することを目的として行われた。新規阻害剤に対するシーズ化合物として、IKK阻害活性を持つアスピリンおよびJ型プロスタグランジン(PGJ)を用いた。アスピリンを基本骨格として10種類程度の誘導体を化学合成し、in vitroおよびin vivoにおいてIKK阻害活性あるいはNF-kB活性化...
❏プロスタグランジンAを基盤とした炎症特異的抗炎症剤の開発(13557043)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】中西 真 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40217774)
【キーワード】炎症 / NF-kB / プロスタグランジン / IKK / NAK (他9件)
【概要】NF-kBは様々な炎症性サイトカインにより活性化される転写因子で、炎症性病態に中心的な役割を果たしている。NF-kBは通常細胞質内でをの阻害タンパク質であるIkBと複合体を形成して不活性型で存在しているが、サイトカイン刺激に反応してIKKが活性化すると、IkBがリン酸化を受けて分解が誘導されNF-kBが核内に移行して機能すると考えられている。本研究ではNF-kB活性化経路を明らかにし、これら制御因...
【医歯薬学】外科系臨床医学:サイクリンアポトーシスを含む研究件
❏サイクリンA発現調節に基づく血管平滑筋アポトーシス誘導法の開発(09670699)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】吉栖 正生 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (20282626)
【キーワード】セル・サイクル / 血管平滑筋細胞 / アポトーシス / サイクリン / 転写因子 (他8件)
【概要】1)抗酸化剤による血管平滑筋細胞におけるアポトーシス誘導において、培養細胞の細胞密度が重要であり、細胞密度が高い時はアポトーシス誘導が困難となることを発見し、その機序として、セル・サイクルの停止が関与していることを見いだした(1998年日本循環器学会)。抗酸化剤が高密度の血管平滑筋細胞の増殖を抑制する機序について引き続き検討を重ねた結果、サイクリン依存性キナーゼのインヒビターであるp21/waf1...
❏Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子産物の転写制御活性(07457580)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】秋山 徹 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】癌抑制遺伝子 / Wilms腫瘍 / 細胞周期 / WT1 / G1 arrest (他12件)
【概要】これまでに、Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子WT1の産物が転写因子で過剰発現すると細胞周期のG1期からS期への移行を抑制する活性をもつことを明らかにした。さらに急性白血病の症例ではWT1が発現しており、その発現レベルと予後が逆相関すること、急性白血病由来細胞株K5632の分化を誘導するとWT1の発現が低下し検出されなくなること、WT1のantisense oligonucleotideがK562細胞や...
【医歯薬学】外科系臨床医学:卵子アポトーシスを含む研究件
❏卵子の遺伝子発現プロファイリング解析に基く抗加齢生殖研究(20591929)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】末岡 浩 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (90162833)
【キーワード】遺伝子発現プロファイリング / アポトーシス / ミトコンドリア / 加齢変化 / 胚 (他13件)
【概要】細胞質内に生命活動に必要な酸化的リン酸化代謝機能を司るミトコンドリアは卵子内に多く存在する。そのミトコンドリアDNA(mtDNA)はヒト未受精卵・未分割胚において30歳台より40歳台でcopy数の減少を認めた。また,分割胚において割球の体積とmtDNA copy数との間に正の相関関係を認めた。ゼブラフィッシュ胚を用いて,胚の形態と胚発生速度について検討を行った。形態不良胚は胚発生速度が遅く,老化し...
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
❏卵胞アポトーシスの制御機構に着目した卵巣機能不全の病態解明の研究(12671581)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】久具 宏司 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30322051)
【キーワード】卵巣 / アポトーシス / 抗癌剤 / 卵巣機能不全 / 卵胞 (他9件)
【概要】25日齢の雌ラットの発育卵胞を摘出して器官培養を行う系を用いて実験を行った。卵胞摘出前にequine chorionic gonadotropin(eCG)を作用させると、TUNEL法によるアポトーシスの発現が有意に減少することが示された。また同時にこのアポトーシス発現の減少に合わせてカスパーゼ3のmRNAの発現が減少していた。このことより、卵胞におけるアポトーシスの発現にはカスパーゼ、なかでもカ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:卵巣アポトーシスを含む研究件
❏黄体のGnRHによる黄体退行機序の解明とこれを利用した黄体の寿命の人為的調節(22780263)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他11件)
【概要】ラットでは、黄体形成後2日半以内にプロラクチン(PRL)の刺激を受ければ黄体は機能化するが、それ以降ではPRL刺激を受けたとしても黄体は退行してしまう。本研究は、この時期特異的な黄体の運命決定機構について調べた。その結果、卵巣局所に発現するゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のPRL受容体アイソフォームの発現比率を変化させていること、この発現比率を人為的に調節すれば、黄体の運命を変えられることが示され...
❏卵胞発育シグナルとしての局所ゴナドトロピン放出ホルモンによる黄体退行機序の解明(20780210)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】米澤 智洋 北里大学, 獣医学部・獣医学科, 講師 (10433715)
【キーワード】ゴナドトロピン放出ホルモン / アネキシンA5 / 黄体退行 / メタスチン / アポトーシス (他9件)
【概要】ラットでは、黄体形成から3日目にあたる発情休止期2日目の午後に黄体の退行が決定する。本研究によって、黄体局所にこの時期特異的に発現するメタスチン、ゴナドトロピン放出ホルモンが黄体のアポトーシスを引き起こすこと、そしてそれらの発現は次回排卵のための発育卵胞から分泌されるエストロジェンが引き金であることが明らかとなった。この発見は繁殖障害の軽減や不妊治療につながることが期待できる。 ...
❏卵胞アポトーシスの制御機構に着目した卵巣機能不全の病態解明の研究(12671581)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】久具 宏司 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30322051)
【キーワード】卵巣 / アポトーシス / 抗癌剤 / 卵巣機能不全 / 卵胞 (他9件)
【概要】25日齢の雌ラットの発育卵胞を摘出して器官培養を行う系を用いて実験を行った。卵胞摘出前にequine chorionic gonadotropin(eCG)を作用させると、TUNEL法によるアポトーシスの発現が有意に減少することが示された。また同時にこのアポトーシス発現の減少に合わせてカスパーゼ3のmRNAの発現が減少していた。このことより、卵胞におけるアポトーシスの発現にはカスパーゼ、なかでもカ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:卵胞発育アポトーシスを含む研究件
❏Neuropeptide Yは多嚢胞性卵巣症候群の卵胞発育障害に関与しているのか(19K24045)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-08-30 - 2021-03-31
【研究代表者】浦田 陽子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20572598)
【キーワード】Neuropeptide Y / 多嚢胞性卵巣症候群 / 卵胞発育障害 / 顆粒膜細胞 / アポトーシス (他7件)
【概要】<結果1>24時間のアンドロゲン刺激(in vitro)では、ラット顆粒膜細胞のNPYおよびNPY受容体発現は変化しなかった。<結果2>1ヵ月のアンドロゲン刺激(in vitro)により、ラット顆粒膜細胞のNPYおよびNPY受容体発現は変化した。<結果3>DHTを1ヵ月間投与(in vivo)したラット顆粒膜細胞を、NPYで刺激(in vitro)し、アポトーシスおよび細胞増殖能を、TUNELアッ...
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
❏卵胞発育・閉鎖機構の解明(14370524)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】森田 豊 東大, 医学部附属病院, 助手 (80282648)
【キーワード】卵胞発育 / アポトーシス / 卵胞閉鎖
【概要】卵巣機能不全(閉経)が起こる時期は,卵巣内卵細胞の消失速度により決まるが,抗癌剤投与や放射線照射などの抗癌療法によって早まる.卵細胞の発生過程での消失や抗癌療法による消失は,アポトーシスによって起こり,これについて我々は,スフィンゴミエリン経路がこの過程を制御していることを示した.酸性スフィンゴミエリナーゼの遺伝子を破壊すると,マウス胎児でのアポトーシスによる卵細胞の正常な減少が抑制された.また,...
【医歯薬学】外科系臨床医学:内耳アポトーシスを含む研究件
❏内耳障害の病態形成におけるネクロプトーシスの役割の解明と治療への応用(18K09370)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩崎 真一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10359606)
【キーワード】内耳障害 / アポトーシス / ネクローシス / ネクロプトーシス / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】細胞死は、分子によって制御された細胞死であるアポトーシスと、それ以外の受動的な細胞死であるネクローシスとにこれまで分類されてきたが、近年の研究により、ネクローシスの中にも、分子によって制御されるネクロプトーシスが存在することが明らかにされた。 本研究では、マウスより摘出した、蝸牛の器官培養を用いて、耳毒性物質ゲンタマイシン(GM)によって誘導される有毛細胞障害について、アポトーシス、ネクローシス、...
❏アポトーシス制御による人工内耳成績向上・適応拡大に向けた基礎的研究(21791597)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】アポトーシス / 人工内耳 / ウロキナーゼ / タンパク治療 / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】ウロキナーゼ(uPA)およびそのレセプター(uPAR)作用・PTD-FNKのアポトーシス抑制作用に着目した。モルモットにおいて蝸牛有毛細胞・らせん神経節などにウロキナーゼ受容体が発現していることを証明した。この結果から蝸牛有毛細胞においてもウロキナーゼがアポトーシス抑制に関与する可能性が示唆された。続いて、ラット培養有毛細胞におけるアポトーシス抑制効果を検討した。その結果ウロキナーゼは濃度依存的に...
❏細胞死抑制蛋白による内耳障害の新しい治療法(蛋白治療)の開発(17659527)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60251302)
【キーワード】ゲノム / 薬剤反応性 / 内耳 / 蝸牛 / 難聴 (他10件)
【概要】細胞死を防御する蛋白質を投与して、内耳障害の予防・治療に応用する蛋白治療を開発した。ミトコンドリアからのチトクロームcの放出を抑えるBcl-XLの三つの水素結合を除去したanti-apoptotic蛋白(FNK)を作成し、これにHIV/Tat蛋白のProtein Transduction Domain(PTD)をくっつけて細胞内に導入できるようにした(FNK-PTD)。まずこの蛋白にmycをtag...
【医歯薬学】外科系臨床医学:難聴アポトーシスを含む研究件
❏内耳障害の病態形成におけるネクロプトーシスの役割の解明と治療への応用(18K09370)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩崎 真一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10359606)
【キーワード】内耳障害 / アポトーシス / ネクローシス / ネクロプトーシス / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】細胞死は、分子によって制御された細胞死であるアポトーシスと、それ以外の受動的な細胞死であるネクローシスとにこれまで分類されてきたが、近年の研究により、ネクローシスの中にも、分子によって制御されるネクロプトーシスが存在することが明らかにされた。 本研究では、マウスより摘出した、蝸牛の器官培養を用いて、耳毒性物質ゲンタマイシン(GM)によって誘導される有毛細胞障害について、アポトーシス、ネクローシス、...
❏聴覚・平衡機能の加齢による障害の機序の解明と治療戦略の確立(26253081)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60251302)
【キーワード】神経科学 / 老化 / 難聴 / 酸化ストレス / ミトコンドリア (他8件)
【概要】体内の抗酸化物質Mn-SODが半減すると加齢により蝸牛の酸化ストレスが増悪し、音響外傷が増悪した。二酸化ゲルマニウ投与で蝸牛組織変性が生じ、ミトコンドリア機能が低下したが、タウリン等の投与により障害が抑えられた。ゲンタシンによる半規管の有毛細胞障害は支持細胞分裂により部分再生し、TrkB agonist投与により有毛細胞がより再生し機能も回復した。内耳不死化細胞は酸化ストレスでミトコンドリアの変性...
❏老人性難聴の発症機序の解明および予防法の開発に関する研究(20390440)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60251302)
【キーワード】老化 / 蝸牛 / ミトコンドリア / アポトーシス / 難聴 (他6件)
【概要】ビタミンC合成のできないSMP30/GNL欠失マウスを用いた研究ではビタミンCの内耳での著明低下により有意に老人性難聴が悪化すること、ビタミンCを過剰に補っても老人性難聴の予防はできないことが判明した。ミトコンドリア内のCatalaseを過剰発現させると老人性難聴の発現は抑止された。また17種の活性酸素除去効果のあるサプリメントの検討ではαリポ酸、CoQ10、NACの3種類に抑制効果が見られた。こ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:p53アポトーシスを含む研究件
❏膵β細胞の機能不全発症メカニズムの解明と食品成分による2型糖尿病予防への展開(19H02913)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】原田 直樹 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (00529141)
【キーワード】Redd2 / 膵β細胞 / 酸化ストレス / Nrf2 / p53 (他17件)
【概要】本研究では、膵β細胞機能不全に陥るメカニズムについて解析を行った。Redd2は、膵β細胞に酸化ストレスを生じさせるストレプトゾトシン(STZ)によって発現が増加すること、Redd2の発現をノックダウンするとSTZによるINS-1 β細胞生存能の低下が抑制されることを見出した。発現増加には、Nrf2とp53の関与が示唆された。Redd2ノックアウトマウスでは、高脂肪食摂食時にβ細胞機能の改善により耐...
❏p53欠損マウスを用いた再生軟骨周囲の軟骨膜様組織における再生誘導機構の解明(20592104)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】中塚 貴志 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80198134)
【キーワード】再生医学 / 移植 / 再生医療 / アポトーシス / 軟骨再生 (他10件)
【概要】再生軟骨には周囲の軟骨膜様組織の機能が重要であると予想される。本研究の目的は、軟骨膜様組織の血行が軟骨再生に与える影響を解明し、再生軟骨維持法の開発に情報を提供することである。p53遺伝子欠損マウスを用いて、再生軟骨における低酸素ストレスの影響評価を行った。その結果、再生組織周囲の血行は軟骨再生に影響を及ぼし、移植組織への血行は再生軟骨の生体内代謝・形状維持に重要な因子であることが示唆された。 ...
❏TLRシグナル伝達におけるIRF-5活性化機構の解明(18890054)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】柳井 秀元 東大, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (70431765)
【キーワード】インターフェロン / IRF / アポトーシス / p53
【概要】生体防御において免疫系の賦活化は必須であり、また適時の適当な免疫応答が恒常性維持に重要である。IRF(インターフェロン制御因子)ファミリー転写因子はインターフェロン誘導のみならず、種々の免疫反応の誘導にも重要な転写因子であり、その異常によって自己免疫反応を含め、免疫応答の破綻をきたす。IRF-5は病原体関連分子の認識受容体であるToll-like receptor(TLR)の刺激により活性化され、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:蝸牛アポトーシスを含む研究件
❏内耳障害の病態形成におけるネクロプトーシスの役割の解明と治療への応用(18K09370)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩崎 真一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10359606)
【キーワード】内耳障害 / アポトーシス / ネクローシス / ネクロプトーシス / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】細胞死は、分子によって制御された細胞死であるアポトーシスと、それ以外の受動的な細胞死であるネクローシスとにこれまで分類されてきたが、近年の研究により、ネクローシスの中にも、分子によって制御されるネクロプトーシスが存在することが明らかにされた。 本研究では、マウスより摘出した、蝸牛の器官培養を用いて、耳毒性物質ゲンタマイシン(GM)によって誘導される有毛細胞障害について、アポトーシス、ネクローシス、...
❏蝸牛有毛細胞の再生に関わる支持細胞の分裂・増殖・分化とアポトーシスの機構の解明(20591973)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鈴木 光也 東邦大学, 医学部, 教授 (50302724)
【キーワード】未成熟ラット / 有毛細胞 / 支持細胞 / 増殖 / アポトーシス (他14件)
【概要】生後7日目のラットでは蝸牛支持細胞領域に抗Caspase 3抗体および抗p27抗体陽性細胞を認め、アポトーシス促進と増殖能の停止が確認できた。生後7日目のラットのコルチ器をネオマイシン1mMまたは酢酸を含有した培養液中に浸漬し、5日間組織培養を行った。感覚細胞傷害後の支持細胞の分裂・増殖の状態を観察するために、培養3日目からはBrdU1mg/Lを投与しBrdUの取り込みを観察したが、明らかなBrd...
❏老人性難聴の発症機序の解明および予防法の開発に関する研究(20390440)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60251302)
【キーワード】老化 / 蝸牛 / ミトコンドリア / アポトーシス / 難聴 (他6件)
【概要】ビタミンC合成のできないSMP30/GNL欠失マウスを用いた研究ではビタミンCの内耳での著明低下により有意に老人性難聴が悪化すること、ビタミンCを過剰に補っても老人性難聴の予防はできないことが判明した。ミトコンドリア内のCatalaseを過剰発現させると老人性難聴の発現は抑止された。また17種の活性酸素除去効果のあるサプリメントの検討ではαリポ酸、CoQ10、NACの3種類に抑制効果が見られた。こ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:顆粒膜細胞アポトーシスを含む研究件
❏Neuropeptide Yは多嚢胞性卵巣症候群の卵胞発育障害に関与しているのか(19K24045)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-08-30 - 2021-03-31
【研究代表者】浦田 陽子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20572598)
【キーワード】Neuropeptide Y / 多嚢胞性卵巣症候群 / 卵胞発育障害 / 顆粒膜細胞 / アポトーシス (他7件)
【概要】<結果1>24時間のアンドロゲン刺激(in vitro)では、ラット顆粒膜細胞のNPYおよびNPY受容体発現は変化しなかった。<結果2>1ヵ月のアンドロゲン刺激(in vitro)により、ラット顆粒膜細胞のNPYおよびNPY受容体発現は変化した。<結果3>DHTを1ヵ月間投与(in vivo)したラット顆粒膜細胞を、NPYで刺激(in vitro)し、アポトーシスおよび細胞増殖能を、TUNELアッ...
❏内分泌攪乱化学物質のヒトへの汚染とその生殖機能への影響解明(14370525)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】堤 治 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60134574)
【キーワード】ビスフェノールA / ダイオキシン / 初期胚 / 顆粒膜細胞 / 低用量作用 (他8件)
【概要】インフオームドコンセント下に健常非妊女性、妊娠中期女性、妊娠末期女性より採血し、妊娠末期の膀帯血及び羊水を帝王切開時に採取して検体とし、ビスフェノールAの検出を行った。体外受精時に得られる卵胞液も同じく検体とした。妊娠中期(妊娠15-18週)に行った羊水穿刺時に得られた羊水の一部を検体に供した。血清中および卵胞液、羊水中のビスフェノールAは総ての検体から検出され1-2ng/mlであったが、妊娠中期...
【医歯薬学】外科系臨床医学:SASPアポトーシスを含む研究件
❏Dーアミノ酸による蛋白恒常性破綻(小胞体ストレス)の腎臓病における病因論の解明(16K15465)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】D-アミノ酸 / D-セリン / 尿細管上皮細胞 / 尿細管老化 / SASP (他14件)
【概要】我々はCKD患者の尿中・血中D-アミノ酸を測定する中、腎機能低下に伴うD-セリンの体内蓄積を見いだし、本研究ではヒト近位尿細管上皮細胞に対するD-セリンの病態生理学的活性を検討した。D-セリン刺激尿細管細胞はL-セリンに比し、細胞死亢進や細胞周期停止を呈した。重要なことにD-セリンは尿細管の細胞老化マーカーやSASP, 特に炎症系サイトカイン産生を上昇させた。その分子機序として、尿細管細胞内D-/...
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:有毛細胞アポトーシスを含む研究件
❏内耳障害の病態形成におけるネクロプトーシスの役割の解明と治療への応用(18K09370)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩崎 真一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10359606)
【キーワード】内耳障害 / アポトーシス / ネクローシス / ネクロプトーシス / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】細胞死は、分子によって制御された細胞死であるアポトーシスと、それ以外の受動的な細胞死であるネクローシスとにこれまで分類されてきたが、近年の研究により、ネクローシスの中にも、分子によって制御されるネクロプトーシスが存在することが明らかにされた。 本研究では、マウスより摘出した、蝸牛の器官培養を用いて、耳毒性物質ゲンタマイシン(GM)によって誘導される有毛細胞障害について、アポトーシス、ネクローシス、...
❏内耳治療に向けてのウロキナーゼ抗アポトーシス作用の検討(23791880)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】ウロキナーゼ / アポトーシス / MAPK / 内耳有毛細胞 / らせん神経節細胞 (他11件)
【概要】ウロキナーゼは血栓溶解薬として臨床応用されている薬剤であるが、近年その抗アポトーシス効果が報告されるようになってきた。今回我々は、ウロキナーゼの内耳アポトーシス予防効果を検討した。内耳有毛細胞培養系にてアミノ配糖体によるアポトーシスをウロキナーゼが予防することを示した。同時にウロキナーゼ投与がアポトーシス経路のP38を活性化することを示しメカニズムの一部を示した。らせん神経節培養系を用い、グルタミ...
❏アポトーシス制御による人工内耳成績向上・適応拡大に向けた基礎的研究(21791597)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】アポトーシス / 人工内耳 / ウロキナーゼ / タンパク治療 / アミノ配糖体 (他9件)
【概要】ウロキナーゼ(uPA)およびそのレセプター(uPAR)作用・PTD-FNKのアポトーシス抑制作用に着目した。モルモットにおいて蝸牛有毛細胞・らせん神経節などにウロキナーゼ受容体が発現していることを証明した。この結果から蝸牛有毛細胞においてもウロキナーゼがアポトーシス抑制に関与する可能性が示唆された。続いて、ラット培養有毛細胞におけるアポトーシス抑制効果を検討した。その結果ウロキナーゼは濃度依存的に...
【医歯薬学】社会医学:mTORアポトーシスを含む研究件
❏肺癌の“より精密な医療”に向けたAKT/mTOR制御系signatureの解析(20K07378)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】土橋 洋 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学病院, 教授 (90231456)
【キーワード】TFFファミリー / バイオマーカー / アポトーシス / abortive cell cycle / 増殖抑制 (他12件)
【概要】我々は培養細胞とヒト肺癌でTrefoil factor (TFF) family蛋白質の機能解析を行っている。これまでの基盤研究で、i) TFF1の腺癌細胞特異的な発現、ii) TFF1過剰発現による細胞増殖抑制、細胞死の亢進、iii) 肺癌患者における血清TFFの高値、等を明らかにした。本年度は培養細胞でTFFの発現による遊走、浸潤の変化、ヒト肺癌組織での発現様式を解析した。[方法] 1. TF...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
【医歯薬学】社会医学:卵巣がんアポトーシスを含む研究件
❏卵巣がんにおけるリン酸エクスポーターXPR1の機能解析(21K07146)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】林 寛敦 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任助教 (30583215)
【キーワード】XPR1 / Phosphate transporter / 卵巣癌 / Apoptosis
【概要】卵巣明細胞がんは多様性に富み治療抵抗性が高いため予後不良である。そのため、新たな治療方法の開発が求められている。私たちは卵巣明細胞がん細胞株に対するCas9スクリーニングにより、8回膜貫通タンパク質XPR1が卵巣がん細胞の増殖に必須であることを見出した。XPR1はリンの細胞外への排出を制御するタンパク質である。詳細な解析な結果、卵巣がん細胞において、siRNAによってXPR1の発現を抑制するとポト...
❏子宮体癌・卵巣癌においてアポトーシスを誘導する新規分子標的治療法の探索(26462515)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他18件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、分子生物学的なサブグループおよび治療標的候補分子を同定し、新規分子標的治療薬の有効性について新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、PI3K経路を阻害する薬剤の抗腫瘍効果を増強する治療法を探索し、MAPK経路阻害剤もしくは放射線照射との併用で、相乗的な効果が得られることを示した。PI3K/mTOR経路において、HIF-1α/VEGFの活性化が腫瘍増殖に...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
【医歯薬学】社会医学:子宮体がんアポトーシスを含む研究件
❏子宮体癌・卵巣癌においてアポトーシスを誘導する新規分子標的治療法の探索(26462515)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他18件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、分子生物学的なサブグループおよび治療標的候補分子を同定し、新規分子標的治療薬の有効性について新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、PI3K経路を阻害する薬剤の抗腫瘍効果を増強する治療法を探索し、MAPK経路阻害剤もしくは放射線照射との併用で、相乗的な効果が得られることを示した。PI3K/mTOR経路において、HIF-1α/VEGFの活性化が腫瘍増殖に...
❏ナノテクノロジーを用いた長寿関連遺伝子SIRT1に対する分子標的抗腫瘍剤の開発(23791811)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】曾根 献文 東京大学, 医学部付属病院, 助教 (90598872)
【キーワード】SIRT1 / DBC-1 / アポトーシス / カスパーゼ / E-cadherin (他11件)
【概要】我々は長寿関連遺伝子SIRT1と、それを制御している乳癌関連遺伝子DBC?1のアポトーシスにおける機能解析を行った。また子宮内膜におけるSIRT1の機能解析を行った。 DBC?1はアポトーシスを誘導すると、カスパーゼ?7に分解されることが確認された。またSIRT1はアポトーシス誘導時にDBC?1と共に核から核外に局在が移行し、アポトーシスを更に増加させる可能性が示された。 子宮内膜においてSIRT...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
【医歯薬学】社会医学:神経アポトーシスを含む研究件
❏海洋プランクトン幼生の成長:摂餌の消化・吸収と栄養素の伝播・受容(18K05829)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金子 洋之 慶應義塾大学, 文学部(日吉), 名誉教授 (20169577)
【キーワード】海洋性プランクトン / 棘皮動物 / イトマキヒトデ / サイズ依存性 / 発生シフト (他28件)
【概要】本研究の目的は、棘皮動物ヒトデ幼生の消化システムと神経システムに焦点を当てながら、成長に寄与する消化・吸収ならびに栄養素の伝搬・受容を理解することにある。本年度もコロナ禍による研究制限の状態が続いたが、複数の重要な研究データを得ることができた。その一部を用いて、学会発表を行った。 消化システムと神経システムの解明ポイントとなる幼生サイズの増加に着目した結果、胚期の時間依存的な発生様式と異なり、幼生...
❏運動器機能の統合的制御に関する基礎的研究(20249064)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (50282661)
【キーワード】骨 / 軟骨 / 筋 / 神経 / Bcl-2ファミリー (他19件)
【概要】「運動器」は動物の生命維持に必要不可欠な活動である「運動」を担う器官の総称であり、骨、軟骨および筋組織など直接運動に関与する組織、さらにはこれらの働きを調節制御する神経組織をも網羅する概念である。本研究では運動器を担う骨、軟骨、筋、神経の機能制御メカニズムをアポトーシス調節分子であるBcl-2ファミリー分子の役割を中心に解析した。 ...
【医歯薬学】社会医学:ゲノム解析アポトーシスを含む研究件
❏子宮体癌・卵巣癌においてアポトーシスを誘導する新規分子標的治療法の探索(26462515)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他18件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、分子生物学的なサブグループおよび治療標的候補分子を同定し、新規分子標的治療薬の有効性について新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、PI3K経路を阻害する薬剤の抗腫瘍効果を増強する治療法を探索し、MAPK経路阻害剤もしくは放射線照射との併用で、相乗的な効果が得られることを示した。PI3K/mTOR経路において、HIF-1α/VEGFの活性化が腫瘍増殖に...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
【医歯薬学】社会医学:リンパ球アポトーシスを含む研究件
❏敗血症予後改善に向けたリンパ球機能維持戦略(17K11592)
【研究テーマ】救急医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】鈴木 武志 東海大学, 医学部, 教授 (80327600)
【キーワード】敗血症 / リンパ球 / アポトーシス / Kv1.3 / 免疫能維持 (他7件)
【概要】本研究では、敗血症の重症度に応じたTリンパ球機能低下を確認した後に、Tリンパ球ミトコンドリア細胞内膜上にありアポトーシス誘導に関わるカリウムチャネルであるKv1.3を不活化することが、敗血症におけるリンパ球アポトーシスを抑えて予後を改善する、との仮説のもと行われた。盲腸穿孔術による敗血症モデルにおいて、重症度に応じて脾臓内Tリンパ球の数が減少していることが確認できた。次に、リンパ球にアポトーシス耐...
❏リンパ球とマクロファージの分化を支配する転写因子NFkBの免疫制御機構の解明(21591254)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】土井 貴裕 独立行政法人理化学研究所, 生体情報統合技術開発チーム, サブチームリーダー (60227684)
【キーワード】NF-kB / RelA / c-Rel / Hematopoiesis / Lym (他15件)
【概要】RelAおよびc-Relは、造血幹細胞の発生および維持には必須ではないものの、細胞自発的な分化促進因子の制御には必須であることが明らかとなった。また、RelAおよびc-Relそれぞれ単独の欠損マウスでは、これらの表現型が見られないことから、RelAとc-Relが協調的に血球分化を制御していることが明らかとなった。そして、血球分化の過程に於いてRelAとc-Relは、分化と共に、増殖と細胞死の制御を...
❏胸腺上皮細胞の機能と遺伝子発現の解析(14370109)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】胸腺 / マクロファージ / 樹状細胞 / アポトーシス / 上皮細胞 (他10件)
【概要】免疫系の中心的役割を担うT細胞は、胸腺において分化・成熟する。造血幹細胞からリンパ球系にコミットした前駆細胞は、胸腺に入りT細胞へと分化する。この分化のプロセスは詳細に研究されており、CD4-/CD8-のdouble negative (DN)胸腺細胞はCD4+/CD8+を経てCD4+/CD8-あるいはCD4-/CD8+のT細胞へと分化・成熟する。この間に、T細胞受容体(TCR)遺伝子の再構成が起...
【医歯薬学】社会医学:前立腺がんアポトーシスを含む研究件
❏泌尿器系癌におけるNFκBの病態生理学的意義と新規NFκB阻害剤の有用性の検討(16390469)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】NF-κB / 泌尿器系癌 / アポトーシス / 転移 / 悪液質 (他12件)
【概要】NF-κBは炎症性サイトカインや抗アポトーシス蛋白の誘導など様々な生体反応に関与している転写因子であり、泌尿器科系悪性腫瘍においても、癌の進展や転移、抗癌剤や放射線治療に対する抵抗性、悪液質などの腫瘍随伴症候群など様々な病態生理に関与していると想定される。dehydroxymethylepoxyquinomicin(DHMEQ)は新規に合成された強力なNF-κB阻害である。NF-κBはホルモン抵抗...
❏ステロイド受容体転写共役因子(SRC)の前立腺癌ホルモン耐性機構獲得に及ぼす影響(14571512)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】中西 真 (2003) 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40217774)
【キーワード】前立腺癌 / ステロイド受容体転写共役活性化因子 / アポトーシス / ホルモン耐性
【概要】ステロイド受容体転写共役活性化因子はステロイドホルモン受容体を介した、標的遺伝子に対する転写活性の橋渡しに必要である。前立腺癌のホルモン依存性、非依存性増殖にこれらの分子の発現は不可欠と思われる。我々は今回の研究で、ステロイド受容体転写共役活性化因子がアンドロゲン受容体を介した転写調節にどのよ。うに作用しているかを明らかにした。 ステロイド受容体転写共役活性化因子SRC(SRC-1、2、3)の前立...
❏前立腺癌に対するBc1-2アンチセンス併用放射線治療の確立(13671674)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】丸茂 健 (2002) 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (80138130)
【キーワード】前立腺癌 / bcl-2 / アポトーシス / diethylstilbestrol / 放射線治療
【概要】前立腺癌由来樹立細胞株PC-3およびJCA-1細胞においてbcl-2 antisense oligonucleotide (bcl-2 AS ODN)は濃度依存性に抗腫瘍効果およびアポトーシスを誘導し、Bc1-2蛋白の発現を抑制した。bcl-2 AS ODNを併用したときの放射線治療による抗腫瘍効果の増強をcolony forming assayを用いて検討したところ、bcl-2 AS ODNはb...
【医歯薬学】社会医学:DNAチップアポトーシスを含む研究件
❏EBウイルス関連腫瘍の発生機構(14207009)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】深山 正久 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70281293)
【キーワード】EBウイルス / 胃癌 / 膿胸関連リンパ腫 / インターロイキン1-β / 遺伝子多型 (他17件)
【概要】EBウイルス関連胃癌:EBウイルス関連胃癌SCIDマウス移植株の遺伝子発現プロファイルを解析し,サイトカイン関連遺伝子の中でインターロイキン1-β(IL1-β)が高発現していることを見出した.In situ hybridization法により,切除された胃癌症例でもEBウイルス関連胃癌特異的にIL1-βのシグナルが認められた.次いで,胃癌患者におけるIL1-β遺伝子多型について調査したところ,EB...
❏血管病変におけるエストロゲン受容体α,βの発現特異性の解明と治療への応用(11470157)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】大内 尉義 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80168864)
【キーワード】エストロゲン受容体 / 動脈硬化 / トランスジェニック・ラット / アデノウイルスベクター / 血管平滑筋細胞 (他10件)
【概要】本研究の目的は、エストロゲン受容体(ER)サブタイプの観点からエストロゲンの動脈硬化抑制作用を解明し、動脈硬化の新しい治療法開発へ応用することである。この3年間において最終的に以下の6つの成果をあげた。(1)糖尿病の動脈硬化への関与をERとの関連から検討し、血管平滑筋細胞で高グルコース状態がERαの発現を有意に低下させ、その機序にグルコースによるprotein kinase Cの活性亢進が関与する...
【医歯薬学】社会医学:内科アポトーシスを含む研究件
❏AIMによるマクロファージ特異的アポトーシスの機序解明とこれを利用した腫瘍治療(18H02340)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】組織球 / アポトーシス / 腫瘍 / AIM / macrophage (他8件)
【概要】イヌの組織球性肉腫は発生機序や病態に不明な点が多い。本研究では、組織球に主に発現し、細胞の生存に関与するタンパク質であるAIMの関与について調べた。イヌ組織球性肉腫細胞株の培養液に組換えイヌAIMを添加したところ、濃度依存的にアポトーシスが引き起こされた。AIMを強発現する組織球性肉腫細胞株をヌードマウスに移植したところ、腫瘍の増大速度が有意に低下した。組織球性肉腫症例のAIM遺伝子配列には、ミス...
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(国際共同研究強化)(15KK0275)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2016 - 2017
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / アポトーシス / 抗体 (他8件)
【概要】近年、腫瘍に随伴して存在する腫瘍関連マクロファージ(Tumor-associated macrophage, TAM)は様々な腫瘍の増悪を促進することが明らかになってきた。しかしどのようにしてTAMに分化するのかは分かっていない。本研究では、マクロファージに特異的に発現するタンパク質である Apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)がその分化に密接に関与すること...
【医歯薬学】歯学:軟骨再生アポトーシスを含む研究件
❏軟骨・血球分化とがん抑制に関わるスプライシング制御機構の研究(16K10887)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】池田 敏之 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80322759)
【キーワード】選択的スプライシング / 血球分化 / 軟骨分化 / アポトーシス / 血液型D抗原 (他9件)
【概要】主要血液型抗原RhDのWeakD変異のうちエクソン7のsynonymous変異 c.960G>Aによるスプライシング異常が配列特異的で、エクソニックスプライシングエンハンサー(ESE)結合分子であるSRSF3の結合に依存することを見出した。ESE結合分子のうち、SRSF1, SRSF11, TRA2Bに軟骨分化誘導作用があることを示した。内在性遺伝子の発現が少ないp63の選択的スプライシング...
❏p53欠損マウスを用いた再生軟骨周囲の軟骨膜様組織における再生誘導機構の解明(20592104)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】中塚 貴志 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80198134)
【キーワード】再生医学 / 移植 / 再生医療 / アポトーシス / 軟骨再生 (他10件)
【概要】再生軟骨には周囲の軟骨膜様組織の機能が重要であると予想される。本研究の目的は、軟骨膜様組織の血行が軟骨再生に与える影響を解明し、再生軟骨維持法の開発に情報を提供することである。p53遺伝子欠損マウスを用いて、再生軟骨における低酸素ストレスの影響評価を行った。その結果、再生組織周囲の血行は軟骨再生に影響を及ぼし、移植組織への血行は再生軟骨の生体内代謝・形状維持に重要な因子であることが示唆された。 ...
【医歯薬学】歯学:SMADアポトーシスを含む研究件
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
❏免疫反応とシグナル伝達(09044334)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997
【研究代表者】奥村 康 順天堂大学, 医学部, 教授 (50009700)
【キーワード】TCR / FasL / TGF-β / STAT / Smad (他10件)
【概要】以下に各研究者のグループにおいて得られた成果の概要を記す。免疫細胞の機能とその分化に関連し、笹月らはT細胞の胸腺内分化において、特にT細胞のポジティブ選択に、特異的なTCR-ペプチドの相互作用が存在することを明らかにした。奥村は免疫反応のエフェクター相に関与する分子群の研究を進め、キラー細胞の有するFasLは、人工的に他の細胞に発現させた場合、今まで知られていなかった炎症惹起効果があることを明らか...
【医歯薬学】歯学:TNFα遺伝子アポトーシスを含む研究件
❏プロスタグランジンAを基盤とした炎症特異的抗炎症剤の開発(13557043)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】中西 真 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40217774)
【キーワード】炎症 / NF-kB / プロスタグランジン / IKK / NAK (他9件)
【概要】NF-kBは様々な炎症性サイトカインにより活性化される転写因子で、炎症性病態に中心的な役割を果たしている。NF-kBは通常細胞質内でをの阻害タンパク質であるIkBと複合体を形成して不活性型で存在しているが、サイトカイン刺激に反応してIKKが活性化すると、IkBがリン酸化を受けて分解が誘導されNF-kBが核内に移行して機能すると考えられている。本研究ではNF-kB活性化経路を明らかにし、これら制御因...
❏肝内マクロファージ(Kupffer細胞)由来活性酸素による肝癌細胞障害機序の解明(07670613)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】黒瀬 巌 慶應義塾大学, 医学部・内科, 助手 (50234604)
【キーワード】肝癌 / Kupffer細胞 / NO / TNF-α / NF-κB (他12件)
【概要】初年度(平成7年度)においては、Kupffer細胞によるNO・TNF-α放出動態と肝癌細胞障害・アポトーシスとの時間的空間的相関およびその制御機構を解明してきた。すなわちKupffer細胞と肝癌細胞の共培養系におけるNOおよびTNF-α産生動態の定量と、肝癌細胞内ミトコンドリア呼吸能の変化、細胞膜・核膜障害、DNA fragmentation化を共焦点レーザー顕微鏡下に可視化、定量するシステムを確...
【医歯薬学】歯学:自己抗体アポトーシスを含む研究件
❏膠原病におけるアポトーシス誘導・表皮細胞及び血管内被細胞に対する自己抗体(12877131)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】竹原 和彦 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (50142253)
【キーワード】自己抗体 / アポトーシス / 膠原病
【概要】培養ヒト表皮細胞を用いて,蛍光抗体間接法にて,各種膠原病患者血清(全身性強皮症30例,全身性エリテマトーデス20例,皮膚筋炎20例)による抗核抗体価をあらかじめ測定し,紫外線照射によってアポトーシスを誘導した培養ヒト表皮細胞を基質とした抗体価との比較を試みた。 各種膠原病血清はいずれも抗核抗体陰性あるいは交代価が低値のものを選択して使用した。紫外線照射前の陽性率は,全身性強皮症37%,全身性エリテ...
❏自己免疫疾患におけるB細胞表面抗原RP105の解析(11670451)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】長澤 浩平 佐賀医科大学, 医学部, 教授 (00108721)
【キーワード】B細胞 / RP105 / SLE / シェーグレン症候群 / 皮膚筋炎 (他13件)
【概要】RP105は近年、三宅らによりほとんど全てのB細胞上に同定された新しい分子であるが、ヒトにおける機能はまだ解明されていない。われわれは、全身性自己免疫疾患患者の末梢血、及び組織のリンパ球におけるRP105の発現を、また、in vitroにおいてその機能を解析した。健常者B細胞はそのほとんどがRP105を発現していたが、SLE、シェーグレン症候群(SjS)、皮膚筋炎(DM)の3疾患ではRP105を発...
【医歯薬学】歯学:BMPアポトーシスを含む研究件
❏新規転写因子CIZのノックアウトマウスの表現形の解析(14570179)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】半下石 明 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (20344450)
【キーワード】CIZ / ノックアウトマウス / アポトーシス / 生殖細胞 / BMP
【概要】CIZノックアウトマウス(CIZ(-/-)マウス)において、男性不妊症の一つであるGermlnal-cell aplasia with focal spermatogenesisに類似した精巣の変性が認められていたため、以下の解析を行った。まず精巣内におけるCIZの発現部位を確認したところCIZは生殖細胞に発現しており、セルトリ細胞、ライディッヒ細胞での発現は認められなかった。次に、TUNEL法を...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
❏TGF-βスーパーファミリーによる細胞内シグナル伝達機構の解明(08457495)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996
【研究代表者】一條 秀憲 (財)癌研究会, 癌研究所生化学部, 主任研究員 (00242206)
【キーワード】TGF-β / TGF-βスーパーファミリー / GDF / BMP / セリン (他8件)
【概要】TGF-βスーパーファミリー遺伝子群は、個体発生ならびに癌化との関わりが、最近特に注目されている。しかしながら、30種類近くあるTGF-βスーパーファミリーリガンドとTGF-βスーパーファミリー受容体の間では、必ずしも1対1の相対関係が成立せず、複数のリガンドが異なる親和性をもって受容体を共有していることが知られている。このことは、TGF-βスーパーファミリーの多様な作用のメカニズムを解明する上で...
【医歯薬学】歯学:P38アポトーシスを含む研究件
❏内耳治療に向けてのウロキナーゼ抗アポトーシス作用の検討(23791880)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】ウロキナーゼ / アポトーシス / MAPK / 内耳有毛細胞 / らせん神経節細胞 (他11件)
【概要】ウロキナーゼは血栓溶解薬として臨床応用されている薬剤であるが、近年その抗アポトーシス効果が報告されるようになってきた。今回我々は、ウロキナーゼの内耳アポトーシス予防効果を検討した。内耳有毛細胞培養系にてアミノ配糖体によるアポトーシスをウロキナーゼが予防することを示した。同時にウロキナーゼ投与がアポトーシス経路のP38を活性化することを示しメカニズムの一部を示した。らせん神経節培養系を用い、グルタミ...
❏神経変性疾患治療薬の開発(11558092)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70252525)
【キーワード】JNK / カスペース / アポトーシス / MAPキナーゼ / 細胞生存 (他8件)
【概要】MAPキナーゼが生存促進に働くか否かを小脳顆粒細胞の初代培養系を用いて検討した結果、BDNF(脳由来神経栄養因子)による生存促進に必要であることが明らかになった。BDNFはMAPキナーゼ経路以外にもPI3キナーゼ経路も活性化するがPI3キナーゼ経路も生存促進に必須であることがわかった。PI3キナーゼ-Akt経路は、上記小脳顆粒細胞以外にも広く細胞生存促進シグナルとして機能することが示されてきている...
❏Daxx-ASK1-JNK/p38を介するケラチノサイトのアポトーシス:アポトーシスと分化の新展開(11670834)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】佐山 浩二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (80187286)
【キーワード】表皮 / ケラチノサイト / 分化 / アポトーシス / MAP kinase (他10件)
【概要】ASK1がケラチノサイトのアポトーシスを誘導するかどうか検討した。Ad-1W,Ad-β-gal,をコントロールとしてAd-ASK1-ΔNをMOI5,50で感染させ、形態変化を観察した。24hでは、大きな形態変化はない。48h後には、従来他の細胞で報告されているようにMOI50で、ケラチノサイトはアポトーシスを起こした。TUNEL法にてアポトーシスを確認した。しかし、Ad-ΔN-ASK1のMOI5で...
【医歯薬学】歯学:TGF-βアポトーシスを含む研究件
❏海洋プランクトン幼生の成長:摂餌の消化・吸収と栄養素の伝播・受容(18K05829)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金子 洋之 慶應義塾大学, 文学部(日吉), 名誉教授 (20169577)
【キーワード】海洋性プランクトン / 棘皮動物 / イトマキヒトデ / サイズ依存性 / 発生シフト (他28件)
【概要】本研究の目的は、棘皮動物ヒトデ幼生の消化システムと神経システムに焦点を当てながら、成長に寄与する消化・吸収ならびに栄養素の伝搬・受容を理解することにある。本年度もコロナ禍による研究制限の状態が続いたが、複数の重要な研究データを得ることができた。その一部を用いて、学会発表を行った。 消化システムと神経システムの解明ポイントとなる幼生サイズの増加に着目した結果、胚期の時間依存的な発生様式と異なり、幼生...
❏乳がん細胞におけるEMT制御因子のシストローム解析(24501311)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鯉沼 代造 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80375071)
【キーワード】FAIRE-seq / シグナル伝達 / EMT / 乳がん / TGF-beta (他16件)
【概要】本研究では乳腺上皮細胞の上皮間葉転換EMTにおける遺伝子発現変化を次世代シーケンサーを用いたRNA-seqにより解析するとともに、オープンクロマチン領域の変化につきFAIRE-seqを用いてデータ取得を行った。その結果発現変動を受けるnon coding RNAなどの新規転写産物を同定した。このうちlncRNA-Smad7の抗アポトーシス作用を見いだした。また乳腺上皮細胞に恒常活性RASを発現させ...
❏運動器機能の統合的制御に関する基礎的研究(20249064)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (50282661)
【キーワード】骨 / 軟骨 / 筋 / 神経 / Bcl-2ファミリー (他19件)
【概要】「運動器」は動物の生命維持に必要不可欠な活動である「運動」を担う器官の総称であり、骨、軟骨および筋組織など直接運動に関与する組織、さらにはこれらの働きを調節制御する神経組織をも網羅する概念である。本研究では運動器を担う骨、軟骨、筋、神経の機能制御メカニズムをアポトーシス調節分子であるBcl-2ファミリー分子の役割を中心に解析した。 ...
【医歯薬学】歯学:JNKアポトーシスを含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏放射線によって誘導されるJNKを利用した感受性予測(15790654)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (20323602)
【キーワード】JNK / Caspase / p52 / c-Jun / ストレス応答 (他7件)
【概要】私は、希薄なサンプルを泳動し分解能を上げることにより、放射線によって誘導されるJNKタンパク質をWestern解析により見出した。この放射線によって誘導されるJNKタンパク質(分子量50kDa)は、恒常的に発現している既知のJNKタンパク質(46kDa,54kDa)とは異なる分子量を示すこと、JNKリン酸化特異的抗体によって認識されない非リン酸化型フォームであること、JNKタンパク質の全長を認識す...
❏U937細胞を用いた温熱応答メカニズムの解析(14370271)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】鈴木 紀夫 国際医療福祉大学, 保健学部, 教授 (10010050)
【キーワード】Hyperthermia / Heat sensitization / SAPK / JNK / DNA-PK (他22件)
【概要】本申請では、温熱感受性のメカニズム、温熱応答、特に細胞死に至るシグナル伝達と応答遺伝子、タンパク質を明らかにする。そして温熱治療に有用な感受性修飾法の開発を長期目標とする。細胞の生死は、p53経路と別に、細胞の生存・増殖に関わるMAPK(Mitogen activated protein kinase),AKT経路と細胞死に関わるSAPK(Stress activated protein kina...
【医歯薬学】歯学:シェーグレン症候群アポトーシスを含む研究件
❏自己免疫疾患におけるB細胞表面抗原RP105の解析(11670451)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】長澤 浩平 佐賀医科大学, 医学部, 教授 (00108721)
【キーワード】B細胞 / RP105 / SLE / シェーグレン症候群 / 皮膚筋炎 (他13件)
【概要】RP105は近年、三宅らによりほとんど全てのB細胞上に同定された新しい分子であるが、ヒトにおける機能はまだ解明されていない。われわれは、全身性自己免疫疾患患者の末梢血、及び組織のリンパ球におけるRP105の発現を、また、in vitroにおいてその機能を解析した。健常者B細胞はそのほとんどがRP105を発現していたが、SLE、シェーグレン症候群(SjS)、皮膚筋炎(DM)の3疾患ではRP105を発...
❏シェーグレン症候群におけるEBウイルスによる自己抗原成立機序の解析(10470381)
【研究テーマ】形態系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】斎藤 一郎 徳島大学, 歯学部, 助教授 (60147634)
【キーワード】シェーグレン症候群 / エプスタイン・バーウイルス / 自己抗原 / ウイルス再活性化 / アポトーシス (他8件)
【概要】シェーグレン症候群(Sjogren's synrome,SS)は唾液腺、涙腺の組織破壊を主徴とする臓器特異的自己免疫疾患である。本症の病体系性の機序は未だに明かではないが最近,SS組織特異的自己抗原が120-kDのα-fodrinであると言う報告がなされ、自己免疫疾患であるSSの発症、病理に深く関与している可能性が考えられている。しかしながら、120-kD α-fodrin自体が生成される...
【医歯薬学】歯学:アポトーシスを含む研究件
❏運動器機能の統合的制御に関する基礎的研究(20249064)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (50282661)
【キーワード】骨 / 軟骨 / 筋 / 神経 / Bcl-2ファミリー (他19件)
【概要】「運動器」は動物の生命維持に必要不可欠な活動である「運動」を担う器官の総称であり、骨、軟骨および筋組織など直接運動に関与する組織、さらにはこれらの働きを調節制御する神経組織をも網羅する概念である。本研究では運動器を担う骨、軟骨、筋、神経の機能制御メカニズムをアポトーシス調節分子であるBcl-2ファミリー分子の役割を中心に解析した。 ...
❏カスパーゼ3の骨代謝に及ぼす影響に関する研究(19592159)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】天野 均 昭和大学, 歯学部, 准教授 (90212571)
【キーワード】カスパーゼ3 / 破骨細胞 / アポトーシス / 骨吸収 / 下顎前突症 (他10件)
【概要】アポトーシスとは、細胞の縮小や断片化、核の凝集と断片化といった形態的な特長を呈するあらかじめプログラムされた細胞死のことで、様々な分子間のシグナル伝達によるコントロールを受けている。そのなかでも、カスパーゼ3はシステインプロテアーゼの一種で、刺激により活性化されると、PARP(ADP-リボースポリメラーゼ)をはじめとするさまざまな細胞内基質を分解し、アポトーシスを誘導すると考えられている。骨形成を...
❏Aktlによる骨軟骨代謝調節機構の解明-ノックアウトマウスおよびヒトゲノムSNPsの解析(17390410)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】原 由紀則 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (30396741)
【キーワード】骨 / 骨密度 / Akt / 骨粗鬆症 / 骨芽細胞 (他13件)
【概要】本研究は、骨形成作用を持つインスリン/IGF-Iシグナルを細胞内で促進的に伝達するAktの骨代謝調節における生理的な役割・分子メカニズムを明らかにする目的で、Aktlホモノックアウトマウス(Aktl-/-)の解析を行い、下記の結果を得た。 (1)骨芽細胞や破骨細胞ではAktlの発現が最も優位であったことより、Aktl-/-マウスの骨格系に関する表現型を検討すると、海綿骨と皮質骨ともに骨量が減少して...
【医歯薬学】歯学:軟骨アポトーシスを含む研究件
❏運動器機能の統合的制御に関する基礎的研究(20249064)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (50282661)
【キーワード】骨 / 軟骨 / 筋 / 神経 / Bcl-2ファミリー (他19件)
【概要】「運動器」は動物の生命維持に必要不可欠な活動である「運動」を担う器官の総称であり、骨、軟骨および筋組織など直接運動に関与する組織、さらにはこれらの働きを調節制御する神経組織をも網羅する概念である。本研究では運動器を担う骨、軟骨、筋、神経の機能制御メカニズムをアポトーシス調節分子であるBcl-2ファミリー分子の役割を中心に解析した。 ...
❏Aktlによる骨軟骨代謝調節機構の解明-ノックアウトマウスおよびヒトゲノムSNPsの解析(17390410)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】原 由紀則 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (30396741)
【キーワード】骨 / 骨密度 / Akt / 骨粗鬆症 / 骨芽細胞 (他13件)
【概要】本研究は、骨形成作用を持つインスリン/IGF-Iシグナルを細胞内で促進的に伝達するAktの骨代謝調節における生理的な役割・分子メカニズムを明らかにする目的で、Aktlホモノックアウトマウス(Aktl-/-)の解析を行い、下記の結果を得た。 (1)骨芽細胞や破骨細胞ではAktlの発現が最も優位であったことより、Aktl-/-マウスの骨格系に関する表現型を検討すると、海綿骨と皮質骨ともに骨量が減少して...
❏培養軟骨細胞移植における動物モデルの確立およびヒアルロン酸投与の効果(14560261)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】望月 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (90261958)
【キーワード】犬 / 軟骨 / 変形性関節症 / アポトーシス / ヒアルロン酸
【概要】当初ヒツジを用いた軟骨細胞採取、培養、移植の実験を考えていたが、動物の入手が困難であることおよび管理に大きな負担が伴うことが判明し、入手管理の容易なビーグル犬を用いて予備実験を行った。安楽殺したビーグル犬の膝関節軟骨を採材し、コラゲナーゼ処理後FBS中で培養可能であることを確認した。ついでビーグル犬の膝関節での関節鏡操作を試みたが、関節サイズの大きさから器具操作に十分な空間的な余裕がなく、移植に必...
【医歯薬学】歯学:悪性腫瘍アポトーシスを含む研究件
❏抗癌剤治療の卵巣機能への影響に関する研究(17591718)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】久具 宏司 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30322051)
【キーワード】卵巣機能 / アポトーシス / 悪性腫瘍 / 抗癌剤
【概要】25日齢の雌ラットの発育卵胞を摘出して器官培養を行う系を用いて実験を行った。卵胞摘出前にequine chorionic gonadotropinを作用させると、TUNEL法によるアポトーシスの発現が有意に減少することが示された。同時にこのアポトーシス発現の減少に合わせてカスパーゼ3のmRNAの発現が減少していた。このことより、卵胞におけるアポトーシスの発現にはカスパーゼ3が関与していることが示唆...
❏アポトーシス・DNase γを指標とした悪性腫瘍の診断および治療法の開発(11557119)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】矢野 哲 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (90251264)
【キーワード】アポトーシス / 卵巣がん / 子宮内膜がん / DNase / ペプチドアナログ (他8件)
【概要】RT-PCRによりヒト上皮性卵巣がん細胞株(HTOA、OV-1063、OVCAR-3)、ヒト子宮内膜がん細胞株(HEC-1、HHUA)において、GnRHおよびGnRHリセプターのmRNAの発現が確認された。また、上記がん細胞株において、DNase γおよびCAD(caspase 3-activated DNase)のmRNAの発現がRT-PCRにより確認された。ヒト上皮性卵巣がん細胞株HTOA細胞...
【医歯薬学】歯学:エプスタイン・バーウイルスアポトーシスを含む研究件
❏アポトーシス制御および発癌過程におけるEBV由来microRNAの機能の解明(25860262)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】牛久 綾(篠崎綾) (牛久 綾 / 篠崎 綾) 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師(病院) (60581824)
【キーワード】Epstein-Barr ウイルス / アポトーシス / 胃癌 / microRNA / EBV (他6件)
【概要】胃癌の発生におけるEpstein-Barr virus(EBV)由来のmicroRNAの役割を解明するために,手術により切除された胃癌組織および胃癌細胞株を用いて,EBV関連胃癌におけるEBV由来のmicroRNAの発現を網羅的に解析し,発現のプロファイルを明らかにした.発現の高かった特定のmicroRNAについて,その標的遺伝子を予測し,胃癌細胞株を用いて,その機能を解析した結果,EBV由来のe...
❏シェーグレン症候群におけるEBウイルスによる自己抗原成立機序の解析(10470381)
【研究テーマ】形態系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】斎藤 一郎 徳島大学, 歯学部, 助教授 (60147634)
【キーワード】シェーグレン症候群 / エプスタイン・バーウイルス / 自己抗原 / ウイルス再活性化 / アポトーシス (他8件)
【概要】シェーグレン症候群(Sjogren's synrome,SS)は唾液腺、涙腺の組織破壊を主徴とする臓器特異的自己免疫疾患である。本症の病体系性の機序は未だに明かではないが最近,SS組織特異的自己抗原が120-kDのα-fodrinであると言う報告がなされ、自己免疫疾患であるSSの発症、病理に深く関与している可能性が考えられている。しかしながら、120-kD α-fodrin自体が生成される...
【医歯薬学】歯学:Daxxアポトーシスを含む研究件
❏ストレス刺激伝達形におけるASK1ならびにASK2の解析(10470396)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】一條 秀憲 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / JNK / P38 / アポトーシス / p38 (他8件)
【概要】アポトーシスのシグナル伝達機構は、最終的な細胞死の実行機構としてのシステインプロテアーゼの解析を中心に研究が進められているが、アポトーシスの誘導シグナルについては不明な点が多い。われわれは、ASK1-MAPキナーゼ系の活性制御機構ならびにASK1誘導性アポトーシスの分子機構の解明を中心に研究を行なった。前年度までの研究成果からASK1活性制御機構の分子機構として、チオレドキシンならびにTRAF2が...
❏顎顔面口腔組織発生過程におけるプログラム細胞死と形態形成機構の解析(09557141)
【研究テーマ】形態系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】一條 秀憲 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (00242206)
【キーワード】ASKl / アポトーシス / MAPキナーゼ / Traf / Daxx (他8件)
【概要】本研究はASK1(Apoptosis Signal-regulating Kinase 1)のアポトーシスシグナル伝達機構の解析を通して、顎顔面口腔発生過程でのプログラム細胞死と形態形成機構の総合的理解を得ることを目的としており、本年度は特にASK1結合蛋白質によるASK1活性化機構の解析を進めた。 (1) ASK1抑制性制御分子としてのチオレドキシンの同定 : ASK1活性化の分子機構を明らかに...
【医歯薬学】歯学:発生アポトーシスを含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏アポトーシス抑制遺伝子EATのコンディショナルノックアウト法による生体内機能(13770114)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】大喜多 肇 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50317260)
【キーワード】EAT / ノックアウト・マウス / bcl-2 / 発生 / 初期胚 (他11件)
【概要】EAT遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制することが示されている。本遺伝子のノックアウト・マウスは胚性致死であることが知られている。本研究では、さらにEATの発生段階および個体レベルでの機能を詳細にするために、マウスEC、ES細胞においてEATを欠損させ、アポト...
❏アポトーシス抑制分子EATの生体内機能ならびに疾病における分子機構の解明(13470053)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】梅澤 明弘 国立成育医療センター(研究所), 部長 (70213486)
【キーワード】アポトーシス / 発生 / EAT遺伝子 / ES細胞 / コンディショナル・ターゲッティング (他14件)
【概要】EAT/mcl1遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制すること、本遺伝子を過剰発現するトランスジェニック・マウス(Tg)では、膵ラ氏島の過形成が生じることが知られている。本研究では、EAT/mcl1の発生段階および個体レベルでの機能を更に詳細にするために、胚性幹細...
【医歯薬学】歯学:トラフアポトーシスを含む研究件
❏ストレス刺激伝達形におけるASK1ならびにASK2の解析(10470396)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】一條 秀憲 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / JNK / P38 / アポトーシス / p38 (他8件)
【概要】アポトーシスのシグナル伝達機構は、最終的な細胞死の実行機構としてのシステインプロテアーゼの解析を中心に研究が進められているが、アポトーシスの誘導シグナルについては不明な点が多い。われわれは、ASK1-MAPキナーゼ系の活性制御機構ならびにASK1誘導性アポトーシスの分子機構の解明を中心に研究を行なった。前年度までの研究成果からASK1活性制御機構の分子機構として、チオレドキシンならびにTRAF2が...
❏顎顔面口腔組織発生過程におけるプログラム細胞死と形態形成機構の解析(09557141)
【研究テーマ】形態系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】一條 秀憲 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (00242206)
【キーワード】ASKl / アポトーシス / MAPキナーゼ / Traf / Daxx (他8件)
【概要】本研究はASK1(Apoptosis Signal-regulating Kinase 1)のアポトーシスシグナル伝達機構の解析を通して、顎顔面口腔発生過程でのプログラム細胞死と形態形成機構の総合的理解を得ることを目的としており、本年度は特にASK1結合蛋白質によるASK1活性化機構の解析を進めた。 (1) ASK1抑制性制御分子としてのチオレドキシンの同定 : ASK1活性化の分子機構を明らかに...
【医歯薬学】歯学:ビスフォスフォネートアポトーシスを含む研究件
❏アポトーシス制御分子による破骨細胞エネルギー産生調節メカニズムに関する研究(21659350)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50282661)
【キーワード】Bcl-2 family / 破骨細胞 / Bcl-2 / Mcl-1 / Bisphosphonate (他8件)
【概要】我々はこれまでにpro-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBimのノックアウトマウスでは破骨細胞の生存期間は延長しているが骨吸収活性は低下していること、一方anti-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBcl-xの破骨細胞特異的ノックアウトマウスにおいては破骨細胞の生存期間が短縮する一方で骨吸能が亢進していることを明らかにした。本年はあらたなBcl-2ファミリー分子であるMc...
❏心血管組織石灰化の分子機構の解明とその制御法の開発(15390239)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】大内 尉義 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80168864)
【キーワード】血管石灰化 / Na依存性リン共輸送体 / アポトーシス / Gas6 / スタチン (他14件)
【概要】本研究プロジェクトにおいて、以下の結果をえた。 1.リン刺激による培養ヒト大動脈平滑筋細胞(HASMC)の血管石灰化誘導モデルを確立し、その機序の一つとしてNa依存性リン共輸送体(NPC)を介した骨芽細胞様形質転換が重要であることを確認した。さらに、リン刺激によりアポトーシスが濃度依存的に増加し、Caspase阻害薬により石灰化・アポトーシスともに有意に抑制されたことから、石灰化におけるアポトーシ...
【医歯薬学】歯学:石灰化アポトーシスを含む研究件
❏Aktlによる骨軟骨代謝調節機構の解明-ノックアウトマウスおよびヒトゲノムSNPsの解析(17390410)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】原 由紀則 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (30396741)
【キーワード】骨 / 骨密度 / Akt / 骨粗鬆症 / 骨芽細胞 (他13件)
【概要】本研究は、骨形成作用を持つインスリン/IGF-Iシグナルを細胞内で促進的に伝達するAktの骨代謝調節における生理的な役割・分子メカニズムを明らかにする目的で、Aktlホモノックアウトマウス(Aktl-/-)の解析を行い、下記の結果を得た。 (1)骨芽細胞や破骨細胞ではAktlの発現が最も優位であったことより、Aktl-/-マウスの骨格系に関する表現型を検討すると、海綿骨と皮質骨ともに骨量が減少して...
❏心血管組織石灰化の分子機構の解明とその制御法の開発(15390239)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】大内 尉義 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80168864)
【キーワード】血管石灰化 / Na依存性リン共輸送体 / アポトーシス / Gas6 / スタチン (他14件)
【概要】本研究プロジェクトにおいて、以下の結果をえた。 1.リン刺激による培養ヒト大動脈平滑筋細胞(HASMC)の血管石灰化誘導モデルを確立し、その機序の一つとしてNa依存性リン共輸送体(NPC)を介した骨芽細胞様形質転換が重要であることを確認した。さらに、リン刺激によりアポトーシスが濃度依存的に増加し、Caspase阻害薬により石灰化・アポトーシスともに有意に抑制されたことから、石灰化におけるアポトーシ...
【医歯薬学】歯学:腫瘍アポトーシスを含む研究件
❏AIMによるマクロファージ特異的アポトーシスの機序解明とこれを利用した腫瘍治療(18H02340)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】組織球 / アポトーシス / 腫瘍 / AIM / macrophage (他8件)
【概要】イヌの組織球性肉腫は発生機序や病態に不明な点が多い。本研究では、組織球に主に発現し、細胞の生存に関与するタンパク質であるAIMの関与について調べた。イヌ組織球性肉腫細胞株の培養液に組換えイヌAIMを添加したところ、濃度依存的にアポトーシスが引き起こされた。AIMを強発現する組織球性肉腫細胞株をヌードマウスに移植したところ、腫瘍の増大速度が有意に低下した。組織球性肉腫症例のAIM遺伝子配列には、ミス...
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(15H04590)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / イヌ / 腫瘍 (他13件)
【概要】マクロファージ由来の腫瘍である組織球性肉腫は、悪性度が高く治療法がまだ確立していない。本研究では、マクロファージが特異的に産生するタンパク質apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)の転写活性が一部の臓器で高いこと、組織球性肉腫由来細胞株にAIM発現ベクターを導入すると細胞増殖の有意な抑制が認められることを明らかにした。さらに組換えイヌAIMを培養液中に添加する...
【医歯薬学】歯学:ASK2アポトーシスを含む研究件
❏ストレス応答の分子機構解明に基づく生物学的情報処理システムの理解と応用(13854022)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2001 - 2005
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ストレス / カルシウム (他8件)
【概要】本研究計画は、ASKファミリーキナーゼ系を介したストレス応答の分子機構の解明を軸として「量の差を質の違いへ」という細胞内情報処理システムの作動機序を明らかするために、物理化学的ストレスによるASKファミリー活性化機構の詳細の解明を中心に研究を行なった。具体的には、1)酸化ストレスならびに小胞体ストレスによるASK1活性化機構の詳細の解明、2)ASK1活性化の量的、時間的モニター法の開発と活性化スト...
❏ASK1分子の活性制御機構に基づくアポトーシス制御法の開発と応用(13557152)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】一條 秀憲 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / ASK2 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ストレス
【概要】本研究計画は、細胞死に共通する分子メカニズムを標的とすることが、口腔組織変性疾患に広く共通する細胞死抑制法の開発、ひいては口腔組織変性疾患治療法ならびに予防法の開発に繋がるとの構想のもと、多種多様な細胞死のシグナル伝達機構として働くことが明らかになりつつあるASK1-MAPキナーゼ系の分子制御機構に着目し、アポトーシス制御法の分子基盤の提供ならびに革新的口腔組織変性疾患治療法の開発・実用化を目指し...
❏口腔粘膜上皮におけるストレス感受性MAPキナーゼ分子群の役割の解明(12470396)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】一條 秀憲 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / ASK2 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ストレス (他8件)
【概要】本研究計画は、口腔粘膜上皮におけるストレス感受性MAPキナーゼ分子群の代表的分子としてのASK1ならびにASK2に着目し、特にノックアウトマウスの作製によりその生理的・病態科学的役割のより一層の解明を目的とした。また、アポトーシスのシグナル伝達におけるASK1・MAPキナーゼ系の機能を中心に解析を行い、以下に列挙する知見を得た。1)ASK1ノックアウトマウスの解析から、ASK1・MAPキナーゼ系が...
【医歯薬学】歯学:PI3Kアポトーシスを含む研究件
❏子宮体癌・卵巣癌においてアポトーシスを誘導する新規分子標的治療法の探索(26462515)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他18件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、分子生物学的なサブグループおよび治療標的候補分子を同定し、新規分子標的治療薬の有効性について新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、PI3K経路を阻害する薬剤の抗腫瘍効果を増強する治療法を探索し、MAPK経路阻害剤もしくは放射線照射との併用で、相乗的な効果が得られることを示した。PI3K/mTOR経路において、HIF-1α/VEGFの活性化が腫瘍増殖に...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
【医歯薬学】歯学:カスパーゼ3アポトーシスを含む研究件
❏新規3-スチリルクロモン誘導体の口腔癌治療薬としての可能性に関する基礎研究(16K11519)
【研究テーマ】病態科学系歯学・歯科放射線学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】坂上 宏 明海大学, 歯学部, 教授 (50138484)
【キーワード】クロモン環 / 腫瘍選択性 / 口腔扁平上皮癌細胞 / アポトーシス / 分子軌道解析 (他24件)
【概要】多くの抗癌剤が高いケラチノサイト毒性を示した。新たに10グループ(計156化合物)のQSAR解析を行ったところ、クロモン誘導体の多くは、高い腫瘍選択性を与えること、2-(N-cyclicamino)chromonesに属する化合物5cは、ケラチノサイト毒性が低いこと、更に興味深いことに、アポトーシスを誘導しないことを突き止めた。今回の研究によりアポトーシス誘導能のない物質の中から副作用の少ない抗癌...
❏母体低栄養、ステロイド投与のネフロン形成への影響およびそのメカニズムの解明(20591286)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】粟津 緑 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20129315)
【キーワード】母体低栄養 / シグナル伝達 / ネフロン数 / プログラミング / 腎発生 (他13件)
【概要】母体低栄養ラットの腎サイズ、尿管芽分岐は胎生14日以降減少する。腎サイズは生後正常となるがネフロン数は減少している。母体低栄養腎において腎発生に重要なシグナル分子は胎生15日には抑制、胎生18日には活性化されていた。一方、アポトーシスの指標、活性型カスパーゼ3は両時期ともに母体低栄養腎で減少していた。カスパーゼ3阻害は尿管芽細胞の運動を抑制した。母体低栄養腎のネフロン数減少はカスパーゼ3を介する細...
❏蝸牛有毛細胞の再生に関わる支持細胞の分裂・増殖・分化とアポトーシスの機構の解明(20591973)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鈴木 光也 東邦大学, 医学部, 教授 (50302724)
【キーワード】未成熟ラット / 有毛細胞 / 支持細胞 / 増殖 / アポトーシス (他14件)
【概要】生後7日目のラットでは蝸牛支持細胞領域に抗Caspase 3抗体および抗p27抗体陽性細胞を認め、アポトーシス促進と増殖能の停止が確認できた。生後7日目のラットのコルチ器をネオマイシン1mMまたは酢酸を含有した培養液中に浸漬し、5日間組織培養を行った。感覚細胞傷害後の支持細胞の分裂・増殖の状態を観察するために、培養3日目からはBrdU1mg/Lを投与しBrdUの取り込みを観察したが、明らかなBrd...
【医歯薬学】歯学:EBウイルスアポトーシスを含む研究件
❏細胞分裂に係わるシグナル伝達機構の研究(15570154)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】白形 正樹 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (70251551)
【キーワード】細胞周期制御 / 細胞増殖 / がん / アポトーシス / シグナル伝達 (他9件)
【概要】真核細胞の細胞分裂は染色体複製の完了に始まり、染色体の凝縮、核膜の崩壊から、染色体の分離、細胞質の分裂、娘細胞での核形成へと続く一連の動的な過程であり、その制御機構の解明は生命現象を理解する上で最も重要な課題の一つである。これまでに細胞分裂を制御するリン酸化酵素の存在が知られているが、最近の研究から、細胞膜近傍を起点とするシグナル伝達経路において極めて重要な機能を持つリン酸化酵素が分裂期に強く活性...
❏EBウイルス関連腫瘍の発生機構(14207009)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】深山 正久 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70281293)
【キーワード】EBウイルス / 胃癌 / 膿胸関連リンパ腫 / インターロイキン1-β / 遺伝子多型 (他17件)
【概要】EBウイルス関連胃癌:EBウイルス関連胃癌SCIDマウス移植株の遺伝子発現プロファイルを解析し,サイトカイン関連遺伝子の中でインターロイキン1-β(IL1-β)が高発現していることを見出した.In situ hybridization法により,切除された胃癌症例でもEBウイルス関連胃癌特異的にIL1-βのシグナルが認められた.次いで,胃癌患者におけるIL1-β遺伝子多型について調査したところ,EB...
❏シェーグレン症候群におけるEBウイルスによる自己抗原成立機序の解析(10470381)
【研究テーマ】形態系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】斎藤 一郎 徳島大学, 歯学部, 助教授 (60147634)
【キーワード】シェーグレン症候群 / エプスタイン・バーウイルス / 自己抗原 / ウイルス再活性化 / アポトーシス (他8件)
【概要】シェーグレン症候群(Sjogren's synrome,SS)は唾液腺、涙腺の組織破壊を主徴とする臓器特異的自己免疫疾患である。本症の病体系性の機序は未だに明かではないが最近,SS組織特異的自己抗原が120-kDのα-fodrinであると言う報告がなされ、自己免疫疾患であるSSの発症、病理に深く関与している可能性が考えられている。しかしながら、120-kD α-fodrin自体が生成される...
【医歯薬学】薬学:インターロイキン6(IL-6)アポトーシスを含む研究件
❏泌尿器系癌におけるNFκBの病態生理学的意義と新規NFκB阻害剤の有用性の検討(16390469)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】NF-κB / 泌尿器系癌 / アポトーシス / 転移 / 悪液質 (他12件)
【概要】NF-κBは炎症性サイトカインや抗アポトーシス蛋白の誘導など様々な生体反応に関与している転写因子であり、泌尿器科系悪性腫瘍においても、癌の進展や転移、抗癌剤や放射線治療に対する抵抗性、悪液質などの腫瘍随伴症候群など様々な病態生理に関与していると想定される。dehydroxymethylepoxyquinomicin(DHMEQ)は新規に合成された強力なNF-κB阻害である。NF-κBはホルモン抵抗...
❏脳虚血再灌流時における脳血管破錠のメカニズムの解明(11670639)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】田中 耕太郎 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (90129528)
【キーワード】脳虚血 / 虚血性細胞傷害 / 転写因子 / 脳保護 / 情報伝達 (他13件)
【概要】平成11年度から13年度にわたって、ラット中大脳動脈閉塞モデルを用い脳虚血再灌流時における、大脳白質病変と転写因子cyclic AMP response element binding Protein (CREB)のリン酸化(活性化)の関係を、オリゴデンドロサイトの特異的マーカーを用い、TUNEL染色やBcl-2蛋白発現と共に、免疫組織学的に調べた。すなわち、白質が皮質よりも大きな容積をしめるヒト...
【医歯薬学】薬学:増殖アポトーシスを含む研究件
❏蝸牛有毛細胞の再生に関わる支持細胞の分裂・増殖・分化とアポトーシスの機構の解明(20591973)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鈴木 光也 東邦大学, 医学部, 教授 (50302724)
【キーワード】未成熟ラット / 有毛細胞 / 支持細胞 / 増殖 / アポトーシス (他14件)
【概要】生後7日目のラットでは蝸牛支持細胞領域に抗Caspase 3抗体および抗p27抗体陽性細胞を認め、アポトーシス促進と増殖能の停止が確認できた。生後7日目のラットのコルチ器をネオマイシン1mMまたは酢酸を含有した培養液中に浸漬し、5日間組織培養を行った。感覚細胞傷害後の支持細胞の分裂・増殖の状態を観察するために、培養3日目からはBrdU1mg/Lを投与しBrdUの取り込みを観察したが、明らかなBrd...
❏血管病変におけるエストロゲン受容体α,βの発現特異性の解明と治療への応用(11470157)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】大内 尉義 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80168864)
【キーワード】エストロゲン受容体 / 動脈硬化 / トランスジェニック・ラット / アデノウイルスベクター / 血管平滑筋細胞 (他10件)
【概要】本研究の目的は、エストロゲン受容体(ER)サブタイプの観点からエストロゲンの動脈硬化抑制作用を解明し、動脈硬化の新しい治療法開発へ応用することである。この3年間において最終的に以下の6つの成果をあげた。(1)糖尿病の動脈硬化への関与をERとの関連から検討し、血管平滑筋細胞で高グルコース状態がERαの発現を有意に低下させ、その機序にグルコースによるprotein kinase Cの活性亢進が関与する...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】薬学:DNA損傷アポトーシスを含む研究件
❏肝発がんを制御するヒストンメチル化修飾機構の解明と治療標的化戦略(18K15741)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中塚 拓馬 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50772042)
【キーワード】エピゲノム異常 / 肝癌 / ヒストン修飾 / DNA損傷 / アポトーシス (他9件)
【概要】ヒストンメチル化酵素G9aは様々な生体機能、疾患に関わる。我々は肝特異的G9a欠損マウスを用い、G9aが阻害された肝では肝癌発生が抑制されることを見出した。マウス肝を用いた網羅的遺伝子発現解析、クロマチン免疫沈降法の結果、G9aはp53の標的遺伝子発現制御を介して、DNA損傷を受けた肝細胞のアポトーシス誘導に寄与することを見出した。G9aの阻害によりDNA損傷を受けた肝細胞からの肝癌発生が抑制され...
❏テロメア・テロメラーゼを介した造血器腫瘍の分子病態の解析と分子標的療法の開発(16590965)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田内 哲三 東京医科大学, 医学部, 講師 (80281377)
【キーワード】テロメラーゼ / アポトーシス / 分子標的遺伝 / テロメクーゼ / 分子標的療法 (他13件)
【概要】造血器腫瘍の新しい分子標的療法を開発し、臨床的に効果のある治療法の開発を目指す。本研究では次世代型ABLチロシンキナーゼ阻害剤(dasatinib)とimatinibとの相乗効果の分子メカニズムをDNAマイクロアレイを用いて解析した。K562細胞をdasatinibまたはimatinibと共に培養後、DNAマイクロアレイにて誘導される遺伝子群について解析したところ、大多数の遺伝子は重複して抑制され...
【医歯薬学】薬学:アデノウイルスアポトーシスを含む研究件
❏悪性神経膠腫に対する腫瘍特異的増幅型ハイブリッドベクターを用いた遺伝子治療(13770775)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】岡田 尚巳 (岡田 尚已) 自治医科大学, 医学部, 助手 (00326828)
【キーワード】悪性神経膠腫 / 遺伝子治療 / ハイブリッドベクター / アデノウイルス / レトロウイルス (他9件)
【概要】悪性神経膠腫をはじめとする脳腫瘍の遺伝子治療に適したベクターの開発を目標として、異種のウイルスのハイブリッドを応用した治療ベクターの開発を推進した。(1)悪性神経膠腫における自殺遺伝子治療の効果を高めるため、細胞内で治療ベクターを産生させるアデノ-レトロハイブリッドの治療効果を検討した。HSV-tk発現レトロウイルスベクターのゲノムを有するハイブリッドウイルスを用い、従来得られたin vitroに...
❏アデノウィルスベクターによる脊髄損傷遺伝子治療の基礎的研究(10671346)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2001
【研究代表者】小林 篤樹 (2001) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (30333462)
【キーワード】脊髄損傷 / アデノウイルス / MEKI / 脊椎損傷 / シュワン細胞 (他10件)
【概要】我が国には現在10万人以上の脊髄損傷患者がおり、さらに毎年約5千人の脊髄損傷患者があらたに生まれると予測されている。脊髄損傷は交通事故やスポーツによる20歳代の若年者の受傷が多いことが特徴であり、社会的にも大きな損失である。また、医療の進歩により脊髄損傷患者の長期生存が可能になった一方で、脊髄損傷による麻痺、疼痛に対して現状では完全な治療法がないため、患者は長期間にわたる闘病生活を余儀なくされてい...
❏不死化プリオンレス細胞を用いたプリオン蛋白遺伝子プロモーターの解析(08456158)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】小野寺 節 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90012781)
【キーワード】プリオン / マウス / ジーンターゲッティング / 遺伝子 / アポトーシス (他8件)
【概要】白オリックスプリオン遺伝子に特異的なプライマーを使ったPCR法によりオリックスプリオン蛋白質翻訳領域を含むDNA断片を増幅し、TA-cloning vectorにサブクローニングした。オリックスプリオン蛋白質を過剰発現するマウス作成のため、外来遺伝子の全身での発現を強力に誘導するβ-アクチンプロモーターの支配下にオリックスプリオンcDNAを組み込んだ(pActin-oPrp)(図参照)。得られるト...
【医歯薬学】薬学:アデノウイルスベクターアポトーシスを含む研究件
❏破骨細胞の活性化、アポトーシスにおける低分子量G蛋白の役割に関する研究(16390432)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】中川 匠 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (90338385)
【キーワード】破骨細胞 / Rac1 / M-CSF / Akt / アポトーシス (他8件)
【概要】破骨細胞は最終分化した増殖能のない細胞であり、一旦分化するとreceptor activator of NF-kB ligand(RANKL)やマクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)などの生存因子が存在しないと速やかに細胞死に至る。破骨細胞の細胞死はアポトーシスによるものであることが報告されている。アポトーシスは「プログラムされた細胞死」とも呼ばれ、細胞への様々な刺激、あるいはストレスなどに...
❏Klotho遺伝子、GSTP遺伝子を標的とした肺気腫遺伝子治療の実験的検討(15590799)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】寺本 信嗣 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (50282629)
【キーワード】COPD / 遺伝子治療 / Glutathione S-transferase P1 / Klotho遺伝子 / 慢性喫煙 (他10件)
【概要】Glutathione S-transferase P1 (GSTP1)はGSTのサブタイプ一つで、毒性物質に対するグルタチオン抱合を触媒する。Glutathione (GSH)は哺乳動物において最も豊富な細胞内抗酸化物質であり、多くの酵素機能や免疫能の維持に必須の重要な蛋白質である。GSTP1は、このGSHの代謝に関わるわけではなく、GSHの酵素機能の調節に主に関わっている。GSTP1は肺胞、肺...
❏接着斑キナーゼ分子を介するシグナル伝達とその抗アポトーシス作用の解析(12672118)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】笠原 忠 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (60049096)
【キーワード】アポートシス / シグナル伝達機構 / 酸化ストレス / 接着斑キナーゼFAK / 抗アボートシス作用 (他11件)
【概要】アボートシスに至るシグナル伝達機構の解析は細胞生物学の重要な課題であり,我々はこれまで単球と内皮細胞や腫瘍細胞と接着によるアボートシス誘導を見い出し,その関与分子を明らかにしてきた.また,酸化ストレスならびに抗がん剤によるアボートシスの誘導の際,接着斑キナーゼp125FAKがチロシンリン酸化され,この分子が抗アポートシス作用に重要な役割を持つことを示してきた.平成12年度は,(1)FAKの抗アポト...
【医歯薬学】薬学:樹状細胞アポトーシスを含む研究件
❏食品タンパク質に対する免疫系による識別・認識・応答制御機構の解明(14360070)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】八村 敏志 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40238019)
【キーワード】経口免疫寛容 / T細胞 / 腸管免疫系 / シグナル伝達 / 調節性T細胞 (他11件)
【概要】(1)経口免疫寛容により誘導されたT細胞の解析およびその低応答化の分子機構の解明:経口免疫寛容により誘導された低応答化T細胞について,次ぎのことを明らかにした。まず,この低応答化T細胞では,caspase-3の働きによりGADS-SLP-76を中心としたTCRシグナル複合体の形成に障害が認められた。また,抗原刺激によるT細胞抗原レセプター(TCR), PKC-θ,脂質マイクロドメイン(lipid ...
❏胸腺上皮細胞の機能と遺伝子発現の解析(14370109)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】胸腺 / マクロファージ / 樹状細胞 / アポトーシス / 上皮細胞 (他10件)
【概要】免疫系の中心的役割を担うT細胞は、胸腺において分化・成熟する。造血幹細胞からリンパ球系にコミットした前駆細胞は、胸腺に入りT細胞へと分化する。この分化のプロセスは詳細に研究されており、CD4-/CD8-のdouble negative (DN)胸腺細胞はCD4+/CD8+を経てCD4+/CD8-あるいはCD4-/CD8+のT細胞へと分化・成熟する。この間に、T細胞受容体(TCR)遺伝子の再構成が起...
【医歯薬学】薬学:MAPキナーゼアポトーシスを含む研究件
❏ストレスシグナルの分子機構解明による創薬基盤の確立(20229004)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008-05-12 - 2013-03-31
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (00242206)
【キーワード】ストレス / ASKファミリー / MAPキナーゼ / アポトーシス / 浸透圧 (他6件)
【概要】細胞のストレス応答は最も基本的な生命現象であり、その破綻は様々な疾患の原因となる。我々はASKファミリータンパク質が物理化学的ストレス応答の重要な担い手であることを明らかにしてきた。ASK1複合体に関する本研究によって、さらなる制御機構が明らかになり、酸化ストレスによる細胞死の機構を解明した。また、ASK3の活性が浸透圧ストレスによって制御され、血圧制御に関与することも明らかになった。さらに、細胞...
❏母体低栄養、ステロイド投与のネフロン形成への影響およびそのメカニズムの解明(20591286)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】粟津 緑 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20129315)
【キーワード】母体低栄養 / シグナル伝達 / ネフロン数 / プログラミング / 腎発生 (他13件)
【概要】母体低栄養ラットの腎サイズ、尿管芽分岐は胎生14日以降減少する。腎サイズは生後正常となるがネフロン数は減少している。母体低栄養腎において腎発生に重要なシグナル分子は胎生15日には抑制、胎生18日には活性化されていた。一方、アポトーシスの指標、活性型カスパーゼ3は両時期ともに母体低栄養腎で減少していた。カスパーゼ3阻害は尿管芽細胞の運動を抑制した。母体低栄養腎のネフロン数減少はカスパーゼ3を介する細...
❏ASKファミリーシグナルによる粘膜免疫制御機構の解明(18209055)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / 自然免疫 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ASKファミリー
【概要】口腔は,細菌やウイルス感染に対しての最前線の防御システムとして機能している。口腔粘膜の機能の低下ないし破綻は,口腔粘膜疾患だけではなく,感染症をはじめとする様々な全身疾患の発症に直結している。われわれは,ストレス応答シグナルの制御分子であるASK1が,様々な物理化学的ストレスに対する細胞内での情報処理を担うことを明らかにしてきたが,最近になり,ASK1が下流のp38 MAPキナーゼを介して,感染初...
【医歯薬学】薬学:りん酸化アポトーシスを含む研究件
❏微小管損傷で活性化されるBcl-2リン酸化酵素の同定と機能解析(13680726)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】清水 史郎 理化学研究所, 抗生物質研究室, 研究員 (30312268)
【キーワード】apoptosis / ERKs / phoslactomycin / PP2A / Bcl-2 (他11件)
【概要】Bcl-2のリン酸化の意義を解析するために、Bcl-2低発現細胞であるHepG2細胞に野生型Bcl-2および種々の変異型Bcl-2を発現させ、その機能解析を行った。様々な変異型Bcl-2を細胞に発現させた結果,通常ミトコンドリアに局在するBcl-2から膜貫通領域を欠損させ、局在を変化させた変異型Bcl-2(以後、Bcl-2ΔTMと略)においてBcl-2ΔTMタンパク質が恒常的にリン酸化されているこ...
❏ウィルス感染を引金として起きる植物応答の分子生物学的解析(08044220)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】渡辺 雄一郎 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (60183125)
【キーワード】N遺伝子 / アポトーシス / 壊死 / タバコモザイクウイルス / 移行タンパク質 (他9件)
【概要】N遺伝子をもつタバコがタバコモザイクウイルスの感染に対して示す、過敏感反応を中心に共同研究を行った。28度以下であると、ウイルスが感染した葉の細胞の周辺に感染後2-3日後に壊死が起こり、ウイルスのそれ以上の広がりが押さえられ、封じ込められる。この反応を引き起こすのはタバコモザイクウイルスの遺伝子産物が複製酵素であること、さらにそのアミノ酸配列の一部の50kDaの断片であることが明らかとなった。また...
【医歯薬学】薬学:リン脂質アポトーシスを含む研究件
❏水産動物の細胞死過程における生物学的および化学的応答に関する研究(12460092)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】山中 英明 東京水産大学, 水産学部, 教授 (20092596)
【キーワード】脂質過酸化 / リン脂質 / 細胞死 / ミトコンドリア / 膜電位 (他10件)
【概要】水産動物でも,個体死の後も細胞はしばらくの間生体活動を続けようとする.したがって,この間の取扱がその後の死後変化に大きな影響を及ぼす可能性がある.そこでまず,水産動物の個体死から細胞死に至る過程で生じる生物学的・化学的変化をモニターする手法を確立した.すなわち,本年度研究では,これらの手法を用いて生物学的・化学的変化をモニターすることにより,細胞死過程における動的変化の発現機構の解明とこれらの技術...
❏哺乳動物カルシウム依存性ホスホリパーゼA_2の生物薬学的研究(09470507)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】工藤 一郎 昭和大学, 薬学部, 教授 (30134612)
【キーワード】ホスホリパーゼA_2 / シクロオキシゲナーゼ / プロスタグランジン / アラキドン酸 / リン脂質 (他11件)
【概要】アラキドン酸は通常生体膜の主要構成成分であるグリセロリン脂質にエステル結合した形で貯蔵されており、ホスホリパーゼA_2(PLA_2)の作用により適宜遊離され、更にシクロオキシゲナーゼ(COX)によって各種生理活性PGの共通の中間前駆体であるPGH_2に変換される。近年の脂質生化学の分野への分子生物学の浸透により、PLA_2には少なくとも14種類の分子種が同定され、従来PLA_2とCOXによって漠然...
【医歯薬学】薬学:ストレス応答アポトーシスを含む研究件
❏膵β細胞の機能不全発症メカニズムの解明と食品成分による2型糖尿病予防への展開(19H02913)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】原田 直樹 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (00529141)
【キーワード】Redd2 / 膵β細胞 / 酸化ストレス / Nrf2 / p53 (他17件)
【概要】本研究では、膵β細胞機能不全に陥るメカニズムについて解析を行った。Redd2は、膵β細胞に酸化ストレスを生じさせるストレプトゾトシン(STZ)によって発現が増加すること、Redd2の発現をノックダウンするとSTZによるINS-1 β細胞生存能の低下が抑制されることを見出した。発現増加には、Nrf2とp53の関与が示唆された。Redd2ノックアウトマウスでは、高脂肪食摂食時にβ細胞機能の改善により耐...
❏細胞質内ストレス顆粒形成による生命機能制御機構と疾患におけるその破綻(18H02609)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】ストレス顆粒 / 液液相分離 / がん / プロテオミクス / 液-液相分離 (他10件)
【概要】ストレス顆粒(SG)は特定のストレス刺激下で、液-液相分離現象を介して形成される細胞質内構造体であり、その本体はmRNAおよびRNA結合蛋白質等からなる複合体である。本研究では、SGの形成機構、生理機能、および疾患との関連を包括的に解明することを目標に解析を行った。まず、SGの構成分子を網羅的に同定するため、近接依存性タンパク質標識法を活用した新たな手法を開発して探索を行い、新規構成分子を多数同定...
❏放射線によって誘導されるJNKを利用した感受性予測(15790654)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (20323602)
【キーワード】JNK / Caspase / p52 / c-Jun / ストレス応答 (他7件)
【概要】私は、希薄なサンプルを泳動し分解能を上げることにより、放射線によって誘導されるJNKタンパク質をWestern解析により見出した。この放射線によって誘導されるJNKタンパク質(分子量50kDa)は、恒常的に発現している既知のJNKタンパク質(46kDa,54kDa)とは異なる分子量を示すこと、JNKリン酸化特異的抗体によって認識されない非リン酸化型フォームであること、JNKタンパク質の全長を認識す...
【医歯薬学】薬学:AKTアポトーシスを含む研究件
❏肺癌の“より精密な医療”に向けたAKT/mTOR制御系signatureの解析(20K07378)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】土橋 洋 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学病院, 教授 (90231456)
【キーワード】TFFファミリー / バイオマーカー / アポトーシス / abortive cell cycle / 増殖抑制 (他12件)
【概要】我々は培養細胞とヒト肺癌でTrefoil factor (TFF) family蛋白質の機能解析を行っている。これまでの基盤研究で、i) TFF1の腺癌細胞特異的な発現、ii) TFF1過剰発現による細胞増殖抑制、細胞死の亢進、iii) 肺癌患者における血清TFFの高値、等を明らかにした。本年度は培養細胞でTFFの発現による遊走、浸潤の変化、ヒト肺癌組織での発現様式を解析した。[方法] 1. TF...
❏アポトーシス制御分子による破骨細胞エネルギー産生調節メカニズムに関する研究(21659350)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50282661)
【キーワード】Bcl-2 family / 破骨細胞 / Bcl-2 / Mcl-1 / Bisphosphonate (他8件)
【概要】我々はこれまでにpro-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBimのノックアウトマウスでは破骨細胞の生存期間は延長しているが骨吸収活性は低下していること、一方anti-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBcl-xの破骨細胞特異的ノックアウトマウスにおいては破骨細胞の生存期間が短縮する一方で骨吸能が亢進していることを明らかにした。本年はあらたなBcl-2ファミリー分子であるMc...
❏Aktlによる骨軟骨代謝調節機構の解明-ノックアウトマウスおよびヒトゲノムSNPsの解析(17390410)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】原 由紀則 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (30396741)
【キーワード】骨 / 骨密度 / Akt / 骨粗鬆症 / 骨芽細胞 (他13件)
【概要】本研究は、骨形成作用を持つインスリン/IGF-Iシグナルを細胞内で促進的に伝達するAktの骨代謝調節における生理的な役割・分子メカニズムを明らかにする目的で、Aktlホモノックアウトマウス(Aktl-/-)の解析を行い、下記の結果を得た。 (1)骨芽細胞や破骨細胞ではAktlの発現が最も優位であったことより、Aktl-/-マウスの骨格系に関する表現型を検討すると、海綿骨と皮質骨ともに骨量が減少して...
【医歯薬学】薬学:インスリンアポトーシスを含む研究件
❏膵β細胞の機能不全発症メカニズムの解明と食品成分による2型糖尿病予防への展開(19H02913)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】原田 直樹 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (00529141)
【キーワード】Redd2 / 膵β細胞 / 酸化ストレス / Nrf2 / p53 (他17件)
【概要】本研究では、膵β細胞機能不全に陥るメカニズムについて解析を行った。Redd2は、膵β細胞に酸化ストレスを生じさせるストレプトゾトシン(STZ)によって発現が増加すること、Redd2の発現をノックダウンするとSTZによるINS-1 β細胞生存能の低下が抑制されることを見出した。発現増加には、Nrf2とp53の関与が示唆された。Redd2ノックアウトマウスでは、高脂肪食摂食時にβ細胞機能の改善により耐...
❏Aktlによる骨軟骨代謝調節機構の解明-ノックアウトマウスおよびヒトゲノムSNPsの解析(17390410)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】原 由紀則 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (30396741)
【キーワード】骨 / 骨密度 / Akt / 骨粗鬆症 / 骨芽細胞 (他13件)
【概要】本研究は、骨形成作用を持つインスリン/IGF-Iシグナルを細胞内で促進的に伝達するAktの骨代謝調節における生理的な役割・分子メカニズムを明らかにする目的で、Aktlホモノックアウトマウス(Aktl-/-)の解析を行い、下記の結果を得た。 (1)骨芽細胞や破骨細胞ではAktlの発現が最も優位であったことより、Aktl-/-マウスの骨格系に関する表現型を検討すると、海綿骨と皮質骨ともに骨量が減少して...
❏細胞性粘菌由来の抗腫瘍因子DIFのレセプターの同定及び新規DIFアナログの開発(11557177)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】保坂 公平 群馬大学, 医学部, 教授 (70108992)
【キーワード】細胞性粘菌 / 分化誘導因子 / DIF-1 / カルシウム / カルシニューリン (他21件)
【概要】1-(3,5-dichloro-2,6-dihydroxy-4-methoxyphenyl)-1-hexanone(DIF-1)は細胞性粘菌D. discoidedeumの柄細胞分化誘導因子である。DIF-1は哺乳動物細胞に対して増殖抑制、分化誘導などの生理的作用を有する。この作用が起こる早い時期に細胞内カルシウムの上昇することが知られている。今回の研究では先ず、カルシウムイオンとの関連からDIF...
【医歯薬学】薬学:再生医療アポトーシスを含む研究件
❏p53欠損マウスを用いた再生軟骨周囲の軟骨膜様組織における再生誘導機構の解明(20592104)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】中塚 貴志 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80198134)
【キーワード】再生医学 / 移植 / 再生医療 / アポトーシス / 軟骨再生 (他10件)
【概要】再生軟骨には周囲の軟骨膜様組織の機能が重要であると予想される。本研究の目的は、軟骨膜様組織の血行が軟骨再生に与える影響を解明し、再生軟骨維持法の開発に情報を提供することである。p53遺伝子欠損マウスを用いて、再生軟骨における低酸素ストレスの影響評価を行った。その結果、再生組織周囲の血行は軟骨再生に影響を及ぼし、移植組織への血行は再生軟骨の生体内代謝・形状維持に重要な因子であることが示唆された。 ...
❏骨髄間葉系幹細胞を用いた靭帯・腱付着部の構造再生に関する研究(18591673)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】高倉 義典 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (40094578)
【キーワード】腱・靭帯骨付着部 / 再生医療 / 間葉系幹細胞 / アポトーシス / 間葉系肝細胞 (他8件)
【概要】靭帯・腱付着部の損傷に対して骨髄間葉系細胞を用いて構造再生を促進する基礎的研究を行った。実験は家兎の上肢肩関節に欠損部を作製し、まずは自然修復過程を観察した。靭帯・腱付着部のみの損傷では隣接組織である滑液包に存在する滑膜細胞からの反応が重要であることが分かった。次に骨髄間葉系細胞の欠損部への移植に対する修復促進過程を観察したが、有意な成果を得ることができなかった。同様に骨髄間葉系細胞による反応を確...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
【医歯薬学】薬学:NF-κBアポトーシスを含む研究件
❏マクロファージの代謝リプログラミングを標的とした腎疾患新規治療の開発(16K09605)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川上 貴久 杏林大学, 医学部, 学内講師 (10722093)
【キーワード】慢性腎臓病 / 炎症 / 尿細管細胞 / 解糖系 / Mint3 (他12件)
【概要】細胞の代謝経路の一つである解糖系を阻害する2-デオキシグルコースの投与でマウスの両側腎虚血再灌流傷害が軽減されることが示された.これは同薬剤が尿細管細胞の脂肪酸のβ酸化やペントースリン酸回路を亢進し,ATPが増加するためである.また,Mint3という分子は,尿細管細胞でNF-κBの作用を亢進を介して抗アポトーシス作用をもつ分子の発現を増加させることで,慢性腎臓病における尿細管細胞のアポトーシスを抑...
❏NF-κB活性化機構を阻害するスーパーアスピリンの合成(16659266)
【研究テーマ】膠原病・アレルギー・感染症内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004
【研究代表者】谷口 佳子 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (60145745)
【キーワード】プロスタグランジン / NF-κB / NAK / IKK / 炎症 (他6件)
【概要】本研究はNF-kB活性化に重要な役割を持つIKKおよびIKK活性化酵素であるNAKを標的として、新規阻害剤を開発することを目的として行われた。新規阻害剤に対するシーズ化合物として、IKK阻害活性を持つアスピリンおよびJ型プロスタグランジン(PGJ)を用いた。アスピリンを基本骨格として10種類程度の誘導体を化学合成し、in vitroおよびin vivoにおいてIKK阻害活性あるいはNF-kB活性化...
❏泌尿器系癌におけるNFκBの病態生理学的意義と新規NFκB阻害剤の有用性の検討(16390469)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】NF-κB / 泌尿器系癌 / アポトーシス / 転移 / 悪液質 (他12件)
【概要】NF-κBは炎症性サイトカインや抗アポトーシス蛋白の誘導など様々な生体反応に関与している転写因子であり、泌尿器科系悪性腫瘍においても、癌の進展や転移、抗癌剤や放射線治療に対する抵抗性、悪液質などの腫瘍随伴症候群など様々な病態生理に関与していると想定される。dehydroxymethylepoxyquinomicin(DHMEQ)は新規に合成された強力なNF-κB阻害である。NF-κBはホルモン抵抗...
【医歯薬学】薬学:ASK1アポトーシスを含む研究件
❏ASKファミリーシグナルによる粘膜免疫制御機構の解明(18209055)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / 自然免疫 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ASKファミリー
【概要】口腔は,細菌やウイルス感染に対しての最前線の防御システムとして機能している。口腔粘膜の機能の低下ないし破綻は,口腔粘膜疾患だけではなく,感染症をはじめとする様々な全身疾患の発症に直結している。われわれは,ストレス応答シグナルの制御分子であるASK1が,様々な物理化学的ストレスに対する細胞内での情報処理を担うことを明らかにしてきたが,最近になり,ASK1が下流のp38 MAPキナーゼを介して,感染初...
❏ストレス応答の分子機構解明に基づく生物学的情報処理システムの理解と応用(13854022)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2001 - 2005
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ストレス / カルシウム (他8件)
【概要】本研究計画は、ASKファミリーキナーゼ系を介したストレス応答の分子機構の解明を軸として「量の差を質の違いへ」という細胞内情報処理システムの作動機序を明らかするために、物理化学的ストレスによるASKファミリー活性化機構の詳細の解明を中心に研究を行なった。具体的には、1)酸化ストレスならびに小胞体ストレスによるASK1活性化機構の詳細の解明、2)ASK1活性化の量的、時間的モニター法の開発と活性化スト...
❏神経細胞の生と死の制御機構の解明と口腔領域への応用(13557156)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】西頭 英起 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (00332627)
【キーワード】アポトーシス / MAPキナーゼ / ASK1 / 細胞死 / 神経変性疾患 (他6件)
【概要】歯科口腔領域において、三叉神経を中心とする知覚神経麻痺、および咀嚼運動障害は、癌、炎症、奇形などの病態発症およびその治療過程でしばしば起こる重篤な機能障害であると同時に、機能回復がきわめて困難な疾患の一つである。これらに対するアプローチとして、1)中枢および末梢の神経細胞の生と死の制御機構を解明する、2)失われた神経回路を機能的に再構築することの二点がきわめて重要と考えられる。まず1)に関しては、...
【医歯薬学】薬学:ASKファミリーアポトーシスを含む研究件
❏ストレスシグナルの分子機構解明による創薬基盤の確立(20229004)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008-05-12 - 2013-03-31
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (00242206)
【キーワード】ストレス / ASKファミリー / MAPキナーゼ / アポトーシス / 浸透圧 (他6件)
【概要】細胞のストレス応答は最も基本的な生命現象であり、その破綻は様々な疾患の原因となる。我々はASKファミリータンパク質が物理化学的ストレス応答の重要な担い手であることを明らかにしてきた。ASK1複合体に関する本研究によって、さらなる制御機構が明らかになり、酸化ストレスによる細胞死の機構を解明した。また、ASK3の活性が浸透圧ストレスによって制御され、血圧制御に関与することも明らかになった。さらに、細胞...
❏ASKファミリーシグナルによる粘膜免疫制御機構の解明(18209055)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / 自然免疫 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ASKファミリー
【概要】口腔は,細菌やウイルス感染に対しての最前線の防御システムとして機能している。口腔粘膜の機能の低下ないし破綻は,口腔粘膜疾患だけではなく,感染症をはじめとする様々な全身疾患の発症に直結している。われわれは,ストレス応答シグナルの制御分子であるASK1が,様々な物理化学的ストレスに対する細胞内での情報処理を担うことを明らかにしてきたが,最近になり,ASK1が下流のp38 MAPキナーゼを介して,感染初...
❏ストレス応答の分子機構解明に基づく生物学的情報処理システムの理解と応用(13854022)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2001 - 2005
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ストレス / カルシウム (他8件)
【概要】本研究計画は、ASKファミリーキナーゼ系を介したストレス応答の分子機構の解明を軸として「量の差を質の違いへ」という細胞内情報処理システムの作動機序を明らかするために、物理化学的ストレスによるASKファミリー活性化機構の詳細の解明を中心に研究を行なった。具体的には、1)酸化ストレスならびに小胞体ストレスによるASK1活性化機構の詳細の解明、2)ASK1活性化の量的、時間的モニター法の開発と活性化スト...
【医歯薬学】薬学:スプライシングアポトーシスを含む研究件
❏軟骨・血球分化とがん抑制に関わるスプライシング制御機構の研究(16K10887)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】池田 敏之 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80322759)
【キーワード】選択的スプライシング / 血球分化 / 軟骨分化 / アポトーシス / 血液型D抗原 (他9件)
【概要】主要血液型抗原RhDのWeakD変異のうちエクソン7のsynonymous変異 c.960G>Aによるスプライシング異常が配列特異的で、エクソニックスプライシングエンハンサー(ESE)結合分子であるSRSF3の結合に依存することを見出した。ESE結合分子のうち、SRSF1, SRSF11, TRA2Bに軟骨分化誘導作用があることを示した。内在性遺伝子の発現が少ないp63の選択的スプライシング...
❏新規RNA結合タンパク質D8によるアポトーシス誘導の機構(17390089)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】アポトーシス / RNA結合蛋白質 / KHドメイン / p53 / TGF-beta (他14件)
【概要】新規PNA結合蛋白質D8がアポトーシスを誘導する活性をもつことを見出しその分子機構を解析した。 1)D8はDNAストレスによるアポトーシズの誘導に重要な役割を果たしていることを見出した。 2)ルシフェラーゼ・アッセイ、クロマチン免疫沈降法によりD8のプロモーターがp53やTGF-betaシグナルにより直接に転写活性化されることを明らかにした。 3)D8がアポトーシスを誘導するためには、RNA結合活...
【医歯薬学】薬学:細胞死アポトーシスを含む研究件
❏神経細胞死の位置特異的情報の獲得とマイクロドメインの寄与の解明(23590120)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】枝川 義邦 早稲田大学, 付置研究所, 教授 (50303607)
【キーワード】細胞死 / 神経薬理学 / アポトーシス / マイクロ流体システム / ミクロ薬理学 (他7件)
【概要】本研究は、単一培養細胞における細胞死の位置特異的情報について細胞内のマイクロドメインの寄与について検討するためにマイクロシステムの構築とその応用を目的とした。マイクロ流体デバイスによって、孤立化した複数の単一細胞を非侵襲的に捕獲およびその場所での微小培養を実現し、層流による局所的な薬液曝露による細胞死誘発刺激の負荷を行ったところ、細胞核付近でアポトーシスのエフェクターカスパーゼである活性型Casp...
❏細胞死抑制蛋白による内耳障害の新しい治療法(蛋白治療)の開発(17659527)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60251302)
【キーワード】ゲノム / 薬剤反応性 / 内耳 / 蝸牛 / 難聴 (他10件)
【概要】細胞死を防御する蛋白質を投与して、内耳障害の予防・治療に応用する蛋白治療を開発した。ミトコンドリアからのチトクロームcの放出を抑えるBcl-XLの三つの水素結合を除去したanti-apoptotic蛋白(FNK)を作成し、これにHIV/Tat蛋白のProtein Transduction Domain(PTD)をくっつけて細胞内に導入できるようにした(FNK-PTD)。まずこの蛋白にmycをtag...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】薬学:細胞周期アポトーシスを含む研究件
❏mTOR阻害剤と低酸素活性化プロドラッグ併用による大腸癌治療(19K09114)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金子 学 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (10790850)
【キーワード】大腸癌 / mTOR阻害剤 / 低酸素プロドラッグ / アポトーシス / 細胞周期 (他7件)
【概要】本研究では、大腸癌の血管新生を阻害し腫瘍内に低酸素環境を惹起するmTOR阻害剤(Temsirolimus)と、低酸素環境下で活性化される低酸素活性化プロドラッグ(Banoxantrone)との併用療法が大腸癌に及ぼす影響を検討した。 In vitroの検討では、同併用療法は、大腸癌細胞株のアポトーシスを誘導し、細胞増殖を相加的に抑制した。 In vivoの検討では、大腸癌細胞のマウス皮下腫瘍モデル...
❏新規3-スチリルクロモン誘導体の口腔癌治療薬としての可能性に関する基礎研究(16K11519)
【研究テーマ】病態科学系歯学・歯科放射線学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】坂上 宏 明海大学, 歯学部, 教授 (50138484)
【キーワード】クロモン環 / 腫瘍選択性 / 口腔扁平上皮癌細胞 / アポトーシス / 分子軌道解析 (他24件)
【概要】多くの抗癌剤が高いケラチノサイト毒性を示した。新たに10グループ(計156化合物)のQSAR解析を行ったところ、クロモン誘導体の多くは、高い腫瘍選択性を与えること、2-(N-cyclicamino)chromonesに属する化合物5cは、ケラチノサイト毒性が低いこと、更に興味深いことに、アポトーシスを誘導しないことを突き止めた。今回の研究によりアポトーシス誘導能のない物質の中から副作用の少ない抗癌...
❏膠芽腫に対する新たな治療戦略の開発-低線量放射線高感受性に関する基礎的検討(26461897)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】深田 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50338159)
【キーワード】膠芽腫 / 放射線照射 / 低線量照射 / グリオーマ / 放射線低線量照射 (他8件)
【概要】膠芽腫は最も難治性の中枢神経原発悪性腫瘍である。低線量照射に対する細胞反応は放射線高感受性であることに着目し、基礎的検討を行った。膠芽腫細胞株に対して低線量照射を行い、細胞生存率と細胞周期、アポトーシス誘導を測定した。コロニー形成法による検討では、放射線超感受性を示唆する生存曲線が複数のセルラインで観察された。細胞周期やアポトーシス誘導の変化は検出困難であった。そこで低線量照射を反復して行ったとこ...
【医歯薬学】薬学:線虫アポトーシスを含む研究件
❏プログラム細胞死を実行するプロテアーゼI CE/CED-3ファミリーの活性調節機構(09780648)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】三浦 正幸 大阪大学, 医学部, 助教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョウバエ / 細胞死 / 線虫 / アポトーシス (他9件)
【概要】CED-4はcaspaseの活性化因子として細胞死の実行に深く関与している。CED-4の機能解析を生化学的・分子遺伝学的に行うことを目的としてショウジョウバエを用いたCED-4の機能評価系を確立した。ショウジョウバエ由来の培養細胞であるS2にCED-4を過剰に発現させることによってcaspaseの活性化を伴う細胞死を誘導することが出来た。CED-4によって活性化されるcaspaseをaffinit...
❏予定された細胞死遺伝子ICE/Ced-3ファミリーを調節する遺伝子の同定(07780664)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】三浦 正幸 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (50202338)
【キーワード】プログラム細胞死 / 線虫 / プロテアーゼ / ICE / マウス (他6件)
【概要】1)細胞死遺伝子の活性を調節する細胞外情報伝達物質 細胞死は様々な細胞外のシグナルによって調節されていて、最終的には細胞死実行遺伝子Ice/ced-3ファミリーの活性が調節されていると考えられる。細胞外からIGEの活性化を調節する因子の検索を行い、細胞傷害性のサイトカインTNFがIGEの活性化を引き起こすことを明らかにした。逆に、ICE活性化を阻害する因子としてICE-1を同定した。ICE-1は発...
【医歯薬学】薬学:プロスタグランジンアポトーシスを含む研究件
❏NF-κB活性化機構を阻害するスーパーアスピリンの合成(16659266)
【研究テーマ】膠原病・アレルギー・感染症内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004
【研究代表者】谷口 佳子 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (60145745)
【キーワード】プロスタグランジン / NF-κB / NAK / IKK / 炎症 (他6件)
【概要】本研究はNF-kB活性化に重要な役割を持つIKKおよびIKK活性化酵素であるNAKを標的として、新規阻害剤を開発することを目的として行われた。新規阻害剤に対するシーズ化合物として、IKK阻害活性を持つアスピリンおよびJ型プロスタグランジン(PGJ)を用いた。アスピリンを基本骨格として10種類程度の誘導体を化学合成し、in vitroおよびin vivoにおいてIKK阻害活性あるいはNF-kB活性化...
❏プロスタグランジンAを基盤とした炎症特異的抗炎症剤の開発(13557043)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】中西 真 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40217774)
【キーワード】炎症 / NF-kB / プロスタグランジン / IKK / NAK (他9件)
【概要】NF-kBは様々な炎症性サイトカインにより活性化される転写因子で、炎症性病態に中心的な役割を果たしている。NF-kBは通常細胞質内でをの阻害タンパク質であるIkBと複合体を形成して不活性型で存在しているが、サイトカイン刺激に反応してIKKが活性化すると、IkBがリン酸化を受けて分解が誘導されNF-kBが核内に移行して機能すると考えられている。本研究ではNF-kB活性化経路を明らかにし、これら制御因...
❏PPARγ内因性リガンド同定による肥満・インスリン抵抗性の新規診断・治療法の開発(12557093)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (30185889)
【キーワード】PPARγ / アディポネクチン / 脂肪細胞分化 / インスリン抵抗性 / プロスタグランディン (他16件)
【概要】合成のPPARγアゴニストによるPPARγの著明な活性化は、脂肪細胞分化を誘導して、白色脂肪組織での脂肪蓄積を強力に促進し肥満を助長するが、そのことによって骨格筋や肝臓における中性脂肪の蓄積を抑制し、インスリン抵抗性を改善させている。また脂肪細胞分化によって新たに生じた小型脂肪細胞の増加とアポトーシスによる大型細胞の減少により、脂肪細胞を小型化させることによって、インスリン抵抗性惹起分子である遊離...
【医歯薬学】薬学:PI3キナーゼアポトーシスを含む研究件
❏母体低栄養、ステロイド投与のネフロン形成への影響およびそのメカニズムの解明(20591286)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】粟津 緑 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20129315)
【キーワード】母体低栄養 / シグナル伝達 / ネフロン数 / プログラミング / 腎発生 (他13件)
【概要】母体低栄養ラットの腎サイズ、尿管芽分岐は胎生14日以降減少する。腎サイズは生後正常となるがネフロン数は減少している。母体低栄養腎において腎発生に重要なシグナル分子は胎生15日には抑制、胎生18日には活性化されていた。一方、アポトーシスの指標、活性型カスパーゼ3は両時期ともに母体低栄養腎で減少していた。カスパーゼ3阻害は尿管芽細胞の運動を抑制した。母体低栄養腎のネフロン数減少はカスパーゼ3を介する細...
❏神経変性疾患治療薬の開発(11558092)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70252525)
【キーワード】JNK / カスペース / アポトーシス / MAPキナーゼ / 細胞生存 (他8件)
【概要】MAPキナーゼが生存促進に働くか否かを小脳顆粒細胞の初代培養系を用いて検討した結果、BDNF(脳由来神経栄養因子)による生存促進に必要であることが明らかになった。BDNFはMAPキナーゼ経路以外にもPI3キナーゼ経路も活性化するがPI3キナーゼ経路も生存促進に必須であることがわかった。PI3キナーゼ-Akt経路は、上記小脳顆粒細胞以外にも広く細胞生存促進シグナルとして機能することが示されてきている...
❏アデノウィルスベクターによる脊髄損傷遺伝子治療の基礎的研究(10671346)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2001
【研究代表者】小林 篤樹 (2001) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (30333462)
【キーワード】脊髄損傷 / アデノウイルス / MEKI / 脊椎損傷 / シュワン細胞 (他10件)
【概要】我が国には現在10万人以上の脊髄損傷患者がおり、さらに毎年約5千人の脊髄損傷患者があらたに生まれると予測されている。脊髄損傷は交通事故やスポーツによる20歳代の若年者の受傷が多いことが特徴であり、社会的にも大きな損失である。また、医療の進歩により脊髄損傷患者の長期生存が可能になった一方で、脊髄損傷による麻痺、疼痛に対して現状では完全な治療法がないため、患者は長期間にわたる闘病生活を余儀なくされてい...
【医歯薬学】薬学:環状アデノシン一リン酸 (cAMP)アポトーシスを含む研究件
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
❏細胞性粘菌由来の抗腫瘍因子DIFのレセプターの同定及び新規DIFアナログの開発(11557177)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】保坂 公平 群馬大学, 医学部, 教授 (70108992)
【キーワード】細胞性粘菌 / 分化誘導因子 / DIF-1 / カルシウム / カルシニューリン (他21件)
【概要】1-(3,5-dichloro-2,6-dihydroxy-4-methoxyphenyl)-1-hexanone(DIF-1)は細胞性粘菌D. discoidedeumの柄細胞分化誘導因子である。DIF-1は哺乳動物細胞に対して増殖抑制、分化誘導などの生理的作用を有する。この作用が起こる早い時期に細胞内カルシウムの上昇することが知られている。今回の研究では先ず、カルシウムイオンとの関連からDIF...
【医歯薬学】薬学:RNA結合タンパク質アポトーシスを含む研究件
❏新規RNA結合タンパク質D8によるアポトーシス誘導の機構(17390089)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】アポトーシス / RNA結合蛋白質 / KHドメイン / p53 / TGF-beta (他14件)
【概要】新規PNA結合蛋白質D8がアポトーシスを誘導する活性をもつことを見出しその分子機構を解析した。 1)D8はDNAストレスによるアポトーシズの誘導に重要な役割を果たしていることを見出した。 2)ルシフェラーゼ・アッセイ、クロマチン免疫沈降法によりD8のプロモーターがp53やTGF-betaシグナルにより直接に転写活性化されることを明らかにした。 3)D8がアポトーシスを誘導するためには、RNA結合活...
❏RNA結合能を有するGTP結合タンパク質ERAの生理機能解明(16770090)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】合田 仁 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90361617)
【キーワード】GTP結合タンパク質 / ERA / RNA結合タンパク質 / アポトーシス / ミトコンドリア
【概要】昨年度の当該研究において、ERAはミトコンドリアに局在するGTP結合タンパク質であることが判明した。そこで、本年度はミトコンドリアにおけるERA複合体の同定および昨年度に引き続いてERA欠損マウスの作製を行った。 1、ERAを含むタンパク質複合体の精製およびその構成因子の同定 FlagおよびHisを付加したERAの安定発現HeLa細胞株を樹立し、その細胞からミトコンドリア粗抽出液を調整した。その後...
❏新規RNA結合蛋白質によるアポトーシス誘導の分子機構(15390100)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】RNA結合蛋白質 / p53 / TGF-β / アポトーシス / Bim (他10件)
【概要】p53およびTGF-βによって発現誘導される新規遺伝子D8を見出し、以下の事実を明らかにした。 1)D8をHepG2などの癌細胞に強制発現するとアポトーシスを誘導する。RNAiを用いてD8の発現を抑制するとp53やTGF-βによるアポトーシスの誘導が阻害される。これらの結果から、D8はp53やTGF-βによるアポトーシスの誘導に重要な役割を果たしていると考えられた。 2)5FU、アドリアマイシンな...
【医歯薬学】薬学:カルシウムアポトーシスを含む研究件
❏ストレス応答の分子機構解明に基づく生物学的情報処理システムの理解と応用(13854022)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2001 - 2005
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ストレス / カルシウム (他8件)
【概要】本研究計画は、ASKファミリーキナーゼ系を介したストレス応答の分子機構の解明を軸として「量の差を質の違いへ」という細胞内情報処理システムの作動機序を明らかするために、物理化学的ストレスによるASKファミリー活性化機構の詳細の解明を中心に研究を行なった。具体的には、1)酸化ストレスならびに小胞体ストレスによるASK1活性化機構の詳細の解明、2)ASK1活性化の量的、時間的モニター法の開発と活性化スト...
❏細胞性粘菌由来の抗腫瘍因子DIFのレセプターの同定及び新規DIFアナログの開発(11557177)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】保坂 公平 群馬大学, 医学部, 教授 (70108992)
【キーワード】細胞性粘菌 / 分化誘導因子 / DIF-1 / カルシウム / カルシニューリン (他21件)
【概要】1-(3,5-dichloro-2,6-dihydroxy-4-methoxyphenyl)-1-hexanone(DIF-1)は細胞性粘菌D. discoidedeumの柄細胞分化誘導因子である。DIF-1は哺乳動物細胞に対して増殖抑制、分化誘導などの生理的作用を有する。この作用が起こる早い時期に細胞内カルシウムの上昇することが知られている。今回の研究では先ず、カルシウムイオンとの関連からDIF...
❏肝疾患の病態成立における類洞壁細胞の関与についての分子生物学的研究(08407016)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20051500)
【キーワード】Kupffer 細胞 / 類洞壁細胞 / エンドトキシン / 酸化ストレス / アセトアルデヒド (他15件)
【概要】本研究では各種の実験的肝障害モデルにおいて類洞壁細胞群、特にKupffer細胞からの活性酸素やNOの放出動態と肝細胞障害特に類洞壁細胞の障害、アポトーシスなどを時間的空間的な相関とその制御機構を解明することを目的とした。 ラットKupffer細胞と肝癌細胞を共培養した実験系におい接着因子(CD18/ICAM-1)に依存性にCaの動員があり、それに引き続き肝細胞内において活性酸素の産生がおきることを...
【医歯薬学】薬学:カルシニューリンアポトーシスを含む研究件
❏細胞性粘菌由来の抗腫瘍因子DIFのレセプターの同定及び新規DIFアナログの開発(11557177)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】保坂 公平 群馬大学, 医学部, 教授 (70108992)
【キーワード】細胞性粘菌 / 分化誘導因子 / DIF-1 / カルシウム / カルシニューリン (他21件)
【概要】1-(3,5-dichloro-2,6-dihydroxy-4-methoxyphenyl)-1-hexanone(DIF-1)は細胞性粘菌D. discoidedeumの柄細胞分化誘導因子である。DIF-1は哺乳動物細胞に対して増殖抑制、分化誘導などの生理的作用を有する。この作用が起こる早い時期に細胞内カルシウムの上昇することが知られている。今回の研究では先ず、カルシウムイオンとの関連からDIF...
❏アポトーシス誘導遺伝子による悪性グリオーマ細胞に対するワクチン療法の開発(07407038)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】淺井 昭雄 (浅井 昭雄) 東京大学, 医学部・附属病院 (50231858)
【キーワード】アポトーシス / グリオーマ / カルシニューリン / プロテアソーム / ワクチン療法 (他6件)
【概要】当初の研究計画にしたがってmyc遺伝子をグリオーマ細胞で高発現させる系にdifferential display PCR法を適用し、アポトーシスの過程で発現が変動する複数の遺伝子をクローニングした。このうちcalmodulinに着目し、悪性グリオーマ細胞のアポトーシスならびに免疫原性の賦活化にはcalciumを介したシグナル伝達系が関与しているとの仮説を立て、それを検証し、さらにその結果を糸口とし...
【医歯薬学】薬学:がん抑制遺伝子アポトーシスを含む研究件
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
❏β型トランスフォーミング増殖因子レセプターの作用の研究と臨床応用(07557334)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他13件)
【概要】β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)は細胞の増殖を抑制するほか多彩な作用をもった生理活性物質である。TGF-βは二種類のセリン-スレオニンキナーゼ型レセプター(I型、II型)によってシグナルを伝達し、細胞内ではSmadという蛋白質を介してシグナルを伝達する。本研究では以下のプロジェクトについて研究を行った。 1)TGF-βI、II型レセプターの種々の疾患における発現:網膜芽細胞腫や扁平上...
❏Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子産物の転写制御活性(07457580)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】秋山 徹 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】癌抑制遺伝子 / Wilms腫瘍 / 細胞周期 / WT1 / G1 arrest (他12件)
【概要】これまでに、Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子WT1の産物が転写因子で過剰発現すると細胞周期のG1期からS期への移行を抑制する活性をもつことを明らかにした。さらに急性白血病の症例ではWT1が発現しており、その発現レベルと予後が逆相関すること、急性白血病由来細胞株K5632の分化を誘導するとWT1の発現が低下し検出されなくなること、WT1のantisense oligonucleotideがK562細胞や...
【医歯薬学】薬学:Erkアポトーシスを含む研究件
❏片頭痛前兆大脳皮質拡延性抑制が神経障害性疼痛を惹起する脳可塑性と疼痛制御系の解明(22390182)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 則宏 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10158975)
【キーワード】片頭痛 / 皮質拡延性抑制 / HMGB1 / アポトーシス / 大脳皮質性拡延性抑制 (他9件)
【概要】皮質拡延性抑制(CSD)が片頭痛の病態に及ぼす影響を検討した。CSD誘発は三叉神経節においてTRPV1受容体を介しERKのリン酸化を引き起すこと、大脳皮質の神経細胞において炎症性疼痛発生と関連の深いDAMPs (damage-associated molecular patterns)の1つであるHMGB1の転写誘導および細胞外放出をCSDの発現する回数に依存的に亢進させることを明らかにした。さら...
❏アポトーシス制御分子による破骨細胞エネルギー産生調節メカニズムに関する研究(21659350)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50282661)
【キーワード】Bcl-2 family / 破骨細胞 / Bcl-2 / Mcl-1 / Bisphosphonate (他8件)
【概要】我々はこれまでにpro-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBimのノックアウトマウスでは破骨細胞の生存期間は延長しているが骨吸収活性は低下していること、一方anti-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBcl-xの破骨細胞特異的ノックアウトマウスにおいては破骨細胞の生存期間が短縮する一方で骨吸能が亢進していることを明らかにした。本年はあらたなBcl-2ファミリー分子であるMc...
❏微小管損傷で活性化されるBcl-2リン酸化酵素の同定と機能解析(13680726)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】清水 史郎 理化学研究所, 抗生物質研究室, 研究員 (30312268)
【キーワード】apoptosis / ERKs / phoslactomycin / PP2A / Bcl-2 (他11件)
【概要】Bcl-2のリン酸化の意義を解析するために、Bcl-2低発現細胞であるHepG2細胞に野生型Bcl-2および種々の変異型Bcl-2を発現させ、その機能解析を行った。様々な変異型Bcl-2を細胞に発現させた結果,通常ミトコンドリアに局在するBcl-2から膜貫通領域を欠損させ、局在を変化させた変異型Bcl-2(以後、Bcl-2ΔTMと略)においてBcl-2ΔTMタンパク質が恒常的にリン酸化されているこ...
【医歯薬学】薬学:ES細胞アポトーシスを含む研究件
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
❏アポトーシス抑制分子EATの生体内機能ならびに疾病における分子機構の解明(13470053)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】梅澤 明弘 国立成育医療センター(研究所), 部長 (70213486)
【キーワード】アポトーシス / 発生 / EAT遺伝子 / ES細胞 / コンディショナル・ターゲッティング (他14件)
【概要】EAT/mcl1遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制すること、本遺伝子を過剰発現するトランスジェニック・マウス(Tg)では、膵ラ氏島の過形成が生じることが知られている。本研究では、EAT/mcl1の発生段階および個体レベルでの機能を更に詳細にするために、胚性幹細...
【医歯薬学】薬学:マウスアポトーシスを含む研究件
❏抗精神病薬の心臓における病態生理の解明-薬剤誘発性不整脈の法医学的診断法の確立-(24590858)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】池松 和哉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80332857)
【キーワード】薬剤 / 突然死 / 心筋症 / マウス / Chlorpromazine (他10件)
【概要】精神病薬服薬患者の心臓突然死は、法医剖検にて有意な所見が得られないため、 突然死の病態解明に苦慮する。マウス心臓を標的臓器として抗精神病薬であるChlorpromazine (Chl)を動物モデルに長期投与することにより、不整脈・心筋症を発症させうる遺伝子発現状態を確認した。本研究では、培養細胞・心筋組織について、Chl処置を行った心筋組織にて核のクロマチン凝集が認められ、Tunel法で陽性であっ...
❏テネイシンC抗体とα‐マンゴスチンとの複合による乳癌転移阻止の試み(24591924)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴田 雅朗 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (10319543)
【キーワード】テネイシンC抗体 / マンゴスチン / 乳癌 / 転移 / 治療 (他15件)
【概要】乳癌細胞株をマウス皮下に移植し、2週間後にテネイシンC(TNC)抗体(125μg、週2回, 腹腔内投与)、α-マンゴスチン(4000 ppm, 混餌投与)並びに両者の組み合わせ投与を実施し、6週経過後に実験を終了した。腫瘍体積では、対照群と比較して、全ての治療群で1週より実験終了まで抑制をみた。病理組織学的には、リンパ節および肺転移を含む総て臓器の転移において、対照群と比較して、全ての治療群で有意...
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
【医歯薬学】薬学:Stat3アポトーシスを含む研究件
❏泌尿器系癌におけるNFκBの病態生理学的意義と新規NFκB阻害剤の有用性の検討(16390469)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】NF-κB / 泌尿器系癌 / アポトーシス / 転移 / 悪液質 (他12件)
【概要】NF-κBは炎症性サイトカインや抗アポトーシス蛋白の誘導など様々な生体反応に関与している転写因子であり、泌尿器科系悪性腫瘍においても、癌の進展や転移、抗癌剤や放射線治療に対する抵抗性、悪液質などの腫瘍随伴症候群など様々な病態生理に関与していると想定される。dehydroxymethylepoxyquinomicin(DHMEQ)は新規に合成された強力なNF-κB阻害である。NF-κBはホルモン抵抗...
❏bc1-2とNFκBを分子標的とした泌尿器系癌に対する遺伝子治療の開発(13470341)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】bcl-2 / NFkappaB / 泌尿器系癌 / STAT3 / 分子標的 (他11件)
【概要】腎細胞癌において癌の進行と比例してNFκBの活性化が認められた。腎細胞癌培養細胞においてNFκBの特異的な抑制因子であるIκBαのcDNA(AxIκBαΔN)を導入することにより増殖が抑制された。これら感受性の細胞株ではカスパーゼ活性の増強とアポトーシスの誘導を認めた。NFκBの恒常的活性化が生じている細胞はTRAILに非感受性であり、TRAILの感受性とAxIκBαΔNの感受性とは逆相関した。膀...
【医歯薬学】薬学:トランスジェニツクマウスアポトーシスを含む研究件
❏光プローブをもちいたバイオイメージングによる多角的診断・治療法の開発(20249060)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特任教授 (80256510)
【キーワード】生体イメージング / 光イメージング / 発光 / caspase-3 / アポトーシス (他16件)
【概要】本研究では、以下のふたつのテーマに関して、研究を行なった。 テーマA:小動物モデルをもちいて種々の病変に対する質的診断、薬剤感受性の検討を目的とした生体イメージング法の開発: luciferase-baseの新規機能プローブ開発によるin vivo imaging。Luciferase をbase としてCaspase-3に対する活性化プローブを作製し、それをアデノウィルスベクターに導入した。この...
❏心臓におけるErbB受容体シグナルの機能解析(17590706)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】赤澤 宏 千葉大学, 大学院医学研究院, 寄付講座教員 (20396683)
【キーワード】受動体チロシンキナーゼ / ドミナントネガティブ変異体 / トランスジェニックマウス / 心不全 / シグナル伝達系 (他9件)
【概要】Epidermal growth factor receptor (EGFR), ErbB2, ErbB3, ErbB4により構成されるErbBファミリーの受動態チロシンキナーゼは細胞増殖や分化、肥大など様々な細胞応答において重要な役割を果たしている。また、ErbBシグナルは多様で機能重複が存在する。 ErbBシグナルの心筋細胞における役割を生体レベルで解析するために、細胞内ドメインを欠失したEG...
❏アポトーシス抑制分子EATの生体内機能ならびに疾病における分子機構の解明(13470053)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】梅澤 明弘 国立成育医療センター(研究所), 部長 (70213486)
【キーワード】アポトーシス / 発生 / EAT遺伝子 / ES細胞 / コンディショナル・ターゲッティング (他14件)
【概要】EAT/mcl1遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制すること、本遺伝子を過剰発現するトランスジェニック・マウス(Tg)では、膵ラ氏島の過形成が生じることが知られている。本研究では、EAT/mcl1の発生段階および個体レベルでの機能を更に詳細にするために、胚性幹細...
【医歯薬学】薬学:転移アポトーシスを含む研究件
❏テネイシンC抗体とα‐マンゴスチンとの複合による乳癌転移阻止の試み(24591924)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴田 雅朗 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (10319543)
【キーワード】テネイシンC抗体 / マンゴスチン / 乳癌 / 転移 / 治療 (他15件)
【概要】乳癌細胞株をマウス皮下に移植し、2週間後にテネイシンC(TNC)抗体(125μg、週2回, 腹腔内投与)、α-マンゴスチン(4000 ppm, 混餌投与)並びに両者の組み合わせ投与を実施し、6週経過後に実験を終了した。腫瘍体積では、対照群と比較して、全ての治療群で1週より実験終了まで抑制をみた。病理組織学的には、リンパ節および肺転移を含む総て臓器の転移において、対照群と比較して、全ての治療群で有意...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
❏泌尿器系癌におけるNFκBの病態生理学的意義と新規NFκB阻害剤の有用性の検討(16390469)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】NF-κB / 泌尿器系癌 / アポトーシス / 転移 / 悪液質 (他12件)
【概要】NF-κBは炎症性サイトカインや抗アポトーシス蛋白の誘導など様々な生体反応に関与している転写因子であり、泌尿器科系悪性腫瘍においても、癌の進展や転移、抗癌剤や放射線治療に対する抵抗性、悪液質などの腫瘍随伴症候群など様々な病態生理に関与していると想定される。dehydroxymethylepoxyquinomicin(DHMEQ)は新規に合成された強力なNF-κB阻害である。NF-κBはホルモン抵抗...
【医歯薬学】薬学:ミトコンドリアアポトーシスを含む研究件
❏聴覚・平衡機能の加齢による障害の機序の解明と治療戦略の確立(26253081)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60251302)
【キーワード】神経科学 / 老化 / 難聴 / 酸化ストレス / ミトコンドリア (他8件)
【概要】体内の抗酸化物質Mn-SODが半減すると加齢により蝸牛の酸化ストレスが増悪し、音響外傷が増悪した。二酸化ゲルマニウ投与で蝸牛組織変性が生じ、ミトコンドリア機能が低下したが、タウリン等の投与により障害が抑えられた。ゲンタシンによる半規管の有毛細胞障害は支持細胞分裂により部分再生し、TrkB agonist投与により有毛細胞がより再生し機能も回復した。内耳不死化細胞は酸化ストレスでミトコンドリアの変性...
❏急性腎障害における心腎連関とミトコンドリア障害(25461211)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】土井 研人 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80505892)
【キーワード】急性腎障害 / 心腎連関 / ミトコンドリア / 遠隔臓器障害 / 心筋障害 (他6件)
【概要】心腎連関症候群は、急性および慢性心不全が腎障害を惹起する、あるいは急性腎障害と慢性腎臓病により心疾患が発症・増悪する、という臨床的な観察に基づいて定義されているが、心臓と腎臓という二つの臓器をつなぐ病態メカニズムについては十分明らかにされていない。特に、急性腎障害が原因で心機能低下を呈するとされるType 3心腎連関症候群については基礎的な検討がほとんどなされていなかった。本研究では、腎虚血再灌流...
❏老人性難聴の発症機序の解明および予防法の開発に関する研究(20390440)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60251302)
【キーワード】老化 / 蝸牛 / ミトコンドリア / アポトーシス / 難聴 (他6件)
【概要】ビタミンC合成のできないSMP30/GNL欠失マウスを用いた研究ではビタミンCの内耳での著明低下により有意に老人性難聴が悪化すること、ビタミンCを過剰に補っても老人性難聴の予防はできないことが判明した。ミトコンドリア内のCatalaseを過剰発現させると老人性難聴の発現は抑止された。また17種の活性酸素除去効果のあるサプリメントの検討ではαリポ酸、CoQ10、NACの3種類に抑制効果が見られた。こ...
【医歯薬学】薬学:抗腫瘍作用アポトーシスを含む研究件
❏Fas,FasLを介した細胞死による抗腫瘍作用の癌治療へ向けた基礎的研究(12671144)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】武田 泰隆 東京大学, 医科学研究所, 助手 (40163422)
【キーワード】FasL(CD95L)導入癌細胞 / 癌遺伝子療法 / アポトーシス / 抗腫瘍効果 / 好中球浸潤 (他13件)
【概要】腫瘍細胞にFasリガンド(FasL, CD95L)を高発現させると、好中球の浸潤を誘発し、強炎症反応の後に腫瘍細胞が拒絶され、強力な腫瘍特異的な抗腫瘍免疫が成立することを証明した。しかし、FasL発現腫瘍はFas/FasL系を介して細胞傷害性T細胞のアポトーシスを誘導することにより、宿主の免疫監視機構から逃れて増殖するという現象もみられている。従って、臨床応用のためにはFasLが抗腫瘍作用の方向に...
❏細胞性粘菌由来の抗腫瘍因子DIFのレセプターの同定及び新規DIFアナログの開発(11557177)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】保坂 公平 群馬大学, 医学部, 教授 (70108992)
【キーワード】細胞性粘菌 / 分化誘導因子 / DIF-1 / カルシウム / カルシニューリン (他21件)
【概要】1-(3,5-dichloro-2,6-dihydroxy-4-methoxyphenyl)-1-hexanone(DIF-1)は細胞性粘菌D. discoidedeumの柄細胞分化誘導因子である。DIF-1は哺乳動物細胞に対して増殖抑制、分化誘導などの生理的作用を有する。この作用が起こる早い時期に細胞内カルシウムの上昇することが知られている。今回の研究では先ず、カルシウムイオンとの関連からDIF...
【医歯薬学】薬学:メチル化アポトーシスを含む研究件
❏一酸化炭素によるメチル化シグナルを介した新しい糖代謝リモデリング機構の解明(22710222)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】山本 雄広 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50383774)
【キーワード】一酸化炭素 / メチル化 / 糖代謝 / ペントースリン酸回路 / アポトーシス
【概要】ストレス誘導性ガスシグナルである一酸化炭素(CO)は活性酸素種に対して抗アポトーシス効果を持つことが知られていたが、機序は長らく不明であった。本研究では安定同位体標識グルコースを用いたメタボローム解析によって、CO処理細胞では解糖系へのfluxが抑制され、ペントースリン酸回路へのfluxの増加が認められた。さらにCOの標的作用分子を精査したところ、PFKのアロステリック活性化因子であるF-2, 6...
❏EBウイルス関連腫瘍の発生機構(14207009)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】深山 正久 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70281293)
【キーワード】EBウイルス / 胃癌 / 膿胸関連リンパ腫 / インターロイキン1-β / 遺伝子多型 (他17件)
【概要】EBウイルス関連胃癌:EBウイルス関連胃癌SCIDマウス移植株の遺伝子発現プロファイルを解析し,サイトカイン関連遺伝子の中でインターロイキン1-β(IL1-β)が高発現していることを見出した.In situ hybridization法により,切除された胃癌症例でもEBウイルス関連胃癌特異的にIL1-βのシグナルが認められた.次いで,胃癌患者におけるIL1-β遺伝子多型について調査したところ,EB...
【医歯薬学】薬学:骨吸収アポトーシスを含む研究件
❏カスパーゼ3の骨代謝に及ぼす影響に関する研究(19592159)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】天野 均 昭和大学, 歯学部, 准教授 (90212571)
【キーワード】カスパーゼ3 / 破骨細胞 / アポトーシス / 骨吸収 / 下顎前突症 (他10件)
【概要】アポトーシスとは、細胞の縮小や断片化、核の凝集と断片化といった形態的な特長を呈するあらかじめプログラムされた細胞死のことで、様々な分子間のシグナル伝達によるコントロールを受けている。そのなかでも、カスパーゼ3はシステインプロテアーゼの一種で、刺激により活性化されると、PARP(ADP-リボースポリメラーゼ)をはじめとするさまざまな細胞内基質を分解し、アポトーシスを誘導すると考えられている。骨形成を...
❏破骨細胞におけるアポトーシス関連分子を介した機能調節メカニズムの解析(18591652)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】門野 夕峰 (2007) 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (70401065)
【キーワード】破骨細胞 / アポトーシス / Bcl-2ファミリー / 骨吸収 / Bc1-2ファミリー
【概要】骨組織は破骨細胞による骨吸収とそれに続く骨芽細胞による骨形成が間断なく行われることによってその恒常性を維持している。骨代謝のイニシアチブをとっている破骨細胞は骨吸収を終えると速やかにアポトーシスに陥る。われわれはBcl-2ファミリーに属するアポトーシス促進分子Bimが破骨細胞のアポトーシスにおいて重要であり、骨吸収という機能調節にも大きな役割を果たしていることを報告した。しかし、Bcl-2,Bcl...
❏破骨細胞の活性化、アポトーシスにおける低分子量G蛋白の役割に関する研究(16390432)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】中川 匠 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (90338385)
【キーワード】破骨細胞 / Rac1 / M-CSF / Akt / アポトーシス (他8件)
【概要】破骨細胞は最終分化した増殖能のない細胞であり、一旦分化するとreceptor activator of NF-kB ligand(RANKL)やマクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)などの生存因子が存在しないと速やかに細胞死に至る。破骨細胞の細胞死はアポトーシスによるものであることが報告されている。アポトーシスは「プログラムされた細胞死」とも呼ばれ、細胞への様々な刺激、あるいはストレスなどに...
【医歯薬学】薬学:再生アポトーシスを含む研究件
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
❏蝸牛explantを用いた蝸牛有毛細胞死の機序の解明とその予防に関する研究(11877291)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (60251302)
【キーワード】培養 / 内耳 / 再生 / 遺伝子治療 / 有毛細胞 (他10件)
【概要】成熟モルモットを麻酔・消毒後、滅菌操作で断頭し、側頭骨を摘出、実態顕微鏡下に蝸牛と前庭に分け、CO2インキュベーターに入れて培養した。その後1日-7日間培養し、固定してsurface preparationおよび透過電顕にて観察した。蝸牛においては培養2-3日以内に有毛細胞は死滅し、支持細胞も変性した。ただし、1-2日目の透過電顕の所見ではscar formationが見られ、一部支持細胞表面に有...
❏運動ニューロンの系統変性過程の分子機構の解析(09770453)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】伊東 大介 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80286450)
【キーワード】運動ニューロン / 軸索切断 / アポトーシス / アストログリア / ミクログリア (他8件)
【概要】新生ラットの顔面神経を末梢にて切断し、経時的(6、12、18、24時間、1、3日後)に組織切片を作製し、TUNEL法にて、運動ニューロン細胞死の出現を検討したところ、TUNEL陽性細胞は切断後24時間をピークに観察された。従って、軸索切断にて誘導される運動ニューロン細胞死のプロセスは、切断後24時間の間に進展していると考えられた。同様に、運動ニューロンの再生が観察される若齢ラットの顔面神経切断では...
【医歯薬学】薬学:幹細胞アポトーシスを含む研究件
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
❏肝細胞-伊東細胞混合培養系を基盤とする有極性化学プラント型人工肝臓の開発(11308036)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20051500)
【キーワード】人工肝 / 肝細胞 / 伊東細胞 / 幹細胞 / マトリックス (他11件)
【概要】現在移植以外に方法のない非代償性肝硬変症に対する再生医療への期待はますます大きくなっている。現在のところ人工肝臓の開発はブタ肝細胞を利用したプロトタイプが開発されてきているがいずれも大型で肝細胞の生存時間にも問題があった。我々は小型でかつ肝細胞の生存時間の長い在宅型の人工肝臓を開発するため、コンピューターの半導体の基盤製作に利用されている、マイクロファブリケーション法(微細加工技術)を応用した。こ...
【医歯薬学】薬学:大腸がんアポトーシスを含む研究件
❏mTOR阻害剤と低酸素活性化プロドラッグ併用による大腸癌治療(19K09114)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金子 学 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (10790850)
【キーワード】大腸癌 / mTOR阻害剤 / 低酸素プロドラッグ / アポトーシス / 細胞周期 (他7件)
【概要】本研究では、大腸癌の血管新生を阻害し腫瘍内に低酸素環境を惹起するmTOR阻害剤(Temsirolimus)と、低酸素環境下で活性化される低酸素活性化プロドラッグ(Banoxantrone)との併用療法が大腸癌に及ぼす影響を検討した。 In vitroの検討では、同併用療法は、大腸癌細胞株のアポトーシスを誘導し、細胞増殖を相加的に抑制した。 In vivoの検討では、大腸癌細胞のマウス皮下腫瘍モデル...
❏スルフォラファンによる血管新生の抑制-オートファジー抑制による抗癌作用の解明(16K07161)
【研究テーマ】腫瘍治療学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西川 武司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00749799)
【キーワード】スルフォラファン / オートファジー / 血管内皮前駆細胞 / 大腸癌 / 血管新生 (他10件)
【概要】血管内皮前駆細胞(EPCs)のスルフォラファン(SUL)濃度別のオートファジーの誘導の検討を行った。EPCsは通常状態でもオートファジーを強くおこしている状態であり、オートファジーを抑制するとそれだけでアポトーシスが強く誘導された。これは血管内皮細胞のSUL暴露の際にオートファジーを誘導し細胞死を逃れようとし、オートファジーを抑制することでアポトーシスを誘導し血管新生の抑制を示すという結果と異なっ...
❏大腸癌発生過程における細胞不死化の分子生物学的機構(09877242)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】瀬戸 泰之 (1998) 東京大学, 医学部・附属病院・分院, 講師 (00260498)
【キーワード】大腸癌 / Apoptosis / Bcl-2 / Bax / p53 (他8件)
【概要】悪性腫瘍では、細胞増殖と細胞死のバランスが破綻し無秩序な細胞増殖が生じている。大腸癌におけるApoptosisの異常を明らかにする目的でApoptosis関連遺伝子の発現を解析した。大腸癌切除例、ヒト大腸癌細胞株を対象として、Apoptosis抑制因子Bcl-2、Bcl-XL,Apoptosis促進因子Bax、Bad、Bak、Apoptosis EffectorであるCaspase Family(...
【医歯薬学】薬学:遺伝子改変マウスアポトーシスを含む研究件
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
❏アポトーシス抑制分子EATの生体内機能ならびに疾病における分子機構の解明(13470053)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】梅澤 明弘 国立成育医療センター(研究所), 部長 (70213486)
【キーワード】アポトーシス / 発生 / EAT遺伝子 / ES細胞 / コンディショナル・ターゲッティング (他14件)
【概要】EAT/mcl1遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制すること、本遺伝子を過剰発現するトランスジェニック・マウス(Tg)では、膵ラ氏島の過形成が生じることが知られている。本研究では、EAT/mcl1の発生段階および個体レベルでの機能を更に詳細にするために、胚性幹細...
【医歯薬学】薬学:GPCRアポトーシスを含む研究件
❏分子イメージングを基軸とする生細胞内分子計測・光操作法の開発(26220805)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】小澤 岳昌 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40302806)
【キーワード】バイオ分析 / イメージング / 光操作 / 蛍光 / 発光 (他14件)
【概要】生細胞内の分子の素過程をネットワークとして理解するために,生体分子を可視化および操作するための新たな分析方法を確立した.具体的には,1)小数生体分子の可視化・定量法,2)光による酵素活性制御法,3)Gタンパク質共役受容体活性を制御する光操作法を開発した.開発した方法は,基礎生命科学研究の基盤技術になるとともに,医学や農学や創薬分野等における革新的技術となる. ...
❏Gタンパク質共役型受容体を介した遊離脂肪酸によるアポトーシス阻害機構の解析(17780081)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】勝間 進 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助教授 (20378863)
【キーワード】受容体 / GPCR / 遊離脂肪酸 / シグナル伝達 / GPR120 (他8件)
【概要】遊離脂肪酸(Free Fatty Acid : FFA)は多くの組織において生理的に重要な役割を果たしている。FFA誘導体であるプロスタグランジンやロイコトリエンは細胞膜に特異的なGタンパク質共役型受容体(GPCR)を持つことから、FFA(特に長鎖)も細胞膜上に特異的な受容体を持ち、それを刺激することによって細胞内情報伝達に寄与している可能性があると考えられてきた。最近、いくつかのグループが3つの...
【医歯薬学】薬学:プロテアソームアポトーシスを含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏アポトーシス誘導遺伝子による悪性グリオーマ細胞に対するワクチン療法の開発(07407038)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】淺井 昭雄 (浅井 昭雄) 東京大学, 医学部・附属病院 (50231858)
【キーワード】アポトーシス / グリオーマ / カルシニューリン / プロテアソーム / ワクチン療法 (他6件)
【概要】当初の研究計画にしたがってmyc遺伝子をグリオーマ細胞で高発現させる系にdifferential display PCR法を適用し、アポトーシスの過程で発現が変動する複数の遺伝子をクローニングした。このうちcalmodulinに着目し、悪性グリオーマ細胞のアポトーシスならびに免疫原性の賦活化にはcalciumを介したシグナル伝達系が関与しているとの仮説を立て、それを検証し、さらにその結果を糸口とし...
【医歯薬学】薬学:低酸素アポトーシスを含む研究件
❏マクロファージの代謝リプログラミングを標的とした腎疾患新規治療の開発(16K09605)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川上 貴久 杏林大学, 医学部, 学内講師 (10722093)
【キーワード】慢性腎臓病 / 炎症 / 尿細管細胞 / 解糖系 / Mint3 (他12件)
【概要】細胞の代謝経路の一つである解糖系を阻害する2-デオキシグルコースの投与でマウスの両側腎虚血再灌流傷害が軽減されることが示された.これは同薬剤が尿細管細胞の脂肪酸のβ酸化やペントースリン酸回路を亢進し,ATPが増加するためである.また,Mint3という分子は,尿細管細胞でNF-κBの作用を亢進を介して抗アポトーシス作用をもつ分子の発現を増加させることで,慢性腎臓病における尿細管細胞のアポトーシスを抑...
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
❏緑内障進行におけるDNA損傷応答の役割(23592553)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】桂 真理 東京大学, アイソトープ総合センター, 特任助教 (30436571)
【キーワード】DNA損傷応答 / 緑内障 / γ-H2AX / 53BP1 / ヒストンH4K20メチル化 (他20件)
【概要】DNA損傷応答とは、DNAの修復、細胞周期の制御、細胞死の誘導などの生体現象である。本研究では主に低酸素負荷により網膜神経節細胞死が起きる際、DNA損傷応答に関わるATM, NF-kB, 53BP1, ヒストンH4K20モノメチル化などの分子が細胞死を抑制していることを初代培養ラット網膜神経節細胞で確認した。さらに、ATM, 53BP1に関しては、マウスおよびラットの生体内でも確認した。低酸素負荷...
【医歯薬学】薬学:免疫アポトーシスを含む研究件
❏AIMによるマクロファージ特異的アポトーシスの機序解明とこれを利用した腫瘍治療(18H02340)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】組織球 / アポトーシス / 腫瘍 / AIM / macrophage (他8件)
【概要】イヌの組織球性肉腫は発生機序や病態に不明な点が多い。本研究では、組織球に主に発現し、細胞の生存に関与するタンパク質であるAIMの関与について調べた。イヌ組織球性肉腫細胞株の培養液に組換えイヌAIMを添加したところ、濃度依存的にアポトーシスが引き起こされた。AIMを強発現する組織球性肉腫細胞株をヌードマウスに移植したところ、腫瘍の増大速度が有意に低下した。組織球性肉腫症例のAIM遺伝子配列には、ミス...
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(15H04590)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / イヌ / 腫瘍 (他13件)
【概要】マクロファージ由来の腫瘍である組織球性肉腫は、悪性度が高く治療法がまだ確立していない。本研究では、マクロファージが特異的に産生するタンパク質apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)の転写活性が一部の臓器で高いこと、組織球性肉腫由来細胞株にAIM発現ベクターを導入すると細胞増殖の有意な抑制が認められることを明らかにした。さらに組換えイヌAIMを培養液中に添加する...
❏胸腺上皮細胞の機能と遺伝子発現の解析(14370109)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】胸腺 / マクロファージ / 樹状細胞 / アポトーシス / 上皮細胞 (他10件)
【概要】免疫系の中心的役割を担うT細胞は、胸腺において分化・成熟する。造血幹細胞からリンパ球系にコミットした前駆細胞は、胸腺に入りT細胞へと分化する。この分化のプロセスは詳細に研究されており、CD4-/CD8-のdouble negative (DN)胸腺細胞はCD4+/CD8+を経てCD4+/CD8-あるいはCD4-/CD8+のT細胞へと分化・成熟する。この間に、T細胞受容体(TCR)遺伝子の再構成が起...
【医歯薬学】薬学:自然免疫アポトーシスを含む研究件
❏ASKファミリーシグナルによる粘膜免疫制御機構の解明(18209055)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / 自然免疫 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ASKファミリー
【概要】口腔は,細菌やウイルス感染に対しての最前線の防御システムとして機能している。口腔粘膜の機能の低下ないし破綻は,口腔粘膜疾患だけではなく,感染症をはじめとする様々な全身疾患の発症に直結している。われわれは,ストレス応答シグナルの制御分子であるASK1が,様々な物理化学的ストレスに対する細胞内での情報処理を担うことを明らかにしてきたが,最近になり,ASK1が下流のp38 MAPキナーゼを介して,感染初...
❏ストレス応答の分子機構解明に基づく生物学的情報処理システムの理解と応用(13854022)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2001 - 2005
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ストレス / カルシウム (他8件)
【概要】本研究計画は、ASKファミリーキナーゼ系を介したストレス応答の分子機構の解明を軸として「量の差を質の違いへ」という細胞内情報処理システムの作動機序を明らかするために、物理化学的ストレスによるASKファミリー活性化機構の詳細の解明を中心に研究を行なった。具体的には、1)酸化ストレスならびに小胞体ストレスによるASK1活性化機構の詳細の解明、2)ASK1活性化の量的、時間的モニター法の開発と活性化スト...
【医歯薬学】薬学:ルシフェラーゼアポトーシスを含む研究件
❏新規分子機能プローブ開発による生体・臓器内分子機能診断への応用(19659317)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特任教授 (80256510)
【キーワード】生体イメージング / 分子機能 / 可視化 / 肝障害 / アポトーシス (他8件)
【概要】臓器内・生体内の細胞・分子機能を評価するための新たな分子機能プローブを開発する目的で、luciferaseを利用した分子機能プローブを新たに開発し、生体イメージングへの応用を試みる。 1)前年度作成したCaspase-3にたいするプローブをアデノウィルスベクターに組み込み、これを細胞実験およびマウス肝における生体イメージング実験のためのベクターとした。 a)アデノウィルスベクターの作成、増幅、精製...
❏効率的ヒト遺伝子機能解析のためのヒト培養細胞を用いたRNA干渉法の確立(13358012)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA干渉 / RNAi / siRNA / ヒト / マウス (他21件)
【概要】RNAiは、二本鎖RNA(dsRNA)を細胞に導入し塩基配列特異的に遺伝子機能を破壊する方法で、ポストゲノム・シーケンス時代の網羅的遺伝子機能破壊法として注目されている。哺乳類においては、dsRNAによるapoptosisを避けるために21bpからなるsiRNAが長いdsRNAの変わりに用いられてきた。 我々は、はじめに、哺乳類におけるsiRNA依存的RNAiに、eIF2C1-4及びDicerが必...
【医歯薬学】薬学:エストロゲン受容体アポトーシスを含む研究件
❏投与法、培養法及び移植法によるフタル酸エステルの精巣毒性作用機序解明(20380153)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】九郎丸 正道 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00148636)
【キーワード】Di(n-butyl) phthalate / Di-iso-butyl phthalate / 精細胞 / アポトーシス / テストステロン濃度 (他23件)
【概要】プラスティック製品の可塑剤として広く使用され、精巣毒性が知られているフタル酸エステル類に属するDi(n-butyl) phthalate(DBP)及びDi-iso-butyl phthalate(DiBP)について、その作用機序を種々の実験系を用いて検討した。その結果、DBPはエストロゲン様作用を示し、DBP投与により誘起される精細胞アポトーシスは精巣におけるエストロゲン受容体の活性化によりもたら...
❏腎細胞癌におけるホルモン依存性増殖の解明と治療への応用(11671581)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】堀口 明男 慶應大, 医学部, 助手 (20286553)
【キーワード】腎細胞癌 / エストロゲンレセプター / アポトーシス
【概要】【目的】ヒト腎細胞癌におけるエストロゲンレセプター(ER-α、および-β)の発現と各エストロゲン製剤による増殖抑制に対する効果につき検討した。 【対象と方法】ヒト腎細胞癌株(KU19-20,KU2,Caki)を対象とした。各細胞におけるER-α、および-βの発現をRT-PCR法を用いて確認した。β-estradiol,β-estradiol-3-sulfate,diethylstilbestrol...
❏血管病変におけるエストロゲン受容体α,βの発現特異性の解明と治療への応用(11470157)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】大内 尉義 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80168864)
【キーワード】エストロゲン受容体 / 動脈硬化 / トランスジェニック・ラット / アデノウイルスベクター / 血管平滑筋細胞 (他10件)
【概要】本研究の目的は、エストロゲン受容体(ER)サブタイプの観点からエストロゲンの動脈硬化抑制作用を解明し、動脈硬化の新しい治療法開発へ応用することである。この3年間において最終的に以下の6つの成果をあげた。(1)糖尿病の動脈硬化への関与をERとの関連から検討し、血管平滑筋細胞で高グルコース状態がERαの発現を有意に低下させ、その機序にグルコースによるprotein kinase Cの活性亢進が関与する...
【医歯薬学】薬学:受容体アポトーシスを含む研究件
❏Gタンパク質共役型受容体を介した遊離脂肪酸によるアポトーシス阻害機構の解析(17780081)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】勝間 進 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助教授 (20378863)
【キーワード】受容体 / GPCR / 遊離脂肪酸 / シグナル伝達 / GPR120 (他8件)
【概要】遊離脂肪酸(Free Fatty Acid : FFA)は多くの組織において生理的に重要な役割を果たしている。FFA誘導体であるプロスタグランジンやロイコトリエンは細胞膜に特異的なGタンパク質共役型受容体(GPCR)を持つことから、FFA(特に長鎖)も細胞膜上に特異的な受容体を持ち、それを刺激することによって細胞内情報伝達に寄与している可能性があると考えられてきた。最近、いくつかのグループが3つの...
❏ショウジョウバエをモデルとしたステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構の解析(12672228)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】程 久美子 東京大学, 大学院・理学系研究科・科学技術振興特任助教授(常勤形態) (50213327)
【キーワード】ショウジョウバエ / ステロイドホルモン / 20-Hydroxyecdysone / アポトーシス / 細胞死関連遺伝子 (他7件)
【概要】ステロイドホルモンは発生、ホメオスタシスおよび細胞死に重要な役割を担うが、ステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構についてはよくわかっていない。ショウジョウバエでは、昆虫のステロイドホルモンである変態ホルモン、20-Hydroxyecdysone(HE)の生体内濃度の変化によって細胞死が制御されると考えられている。申請者は、ショウジョウバエ幼虫の中枢神経系から特殊な方法で細胞株を樹立した。そこ...
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
【医歯薬学】薬学:ビタミンD_3アポトーシスを含む研究件
❏心血管組織石灰化の分子機構の解明とその制御法の開発(15390239)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】大内 尉義 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80168864)
【キーワード】血管石灰化 / Na依存性リン共輸送体 / アポトーシス / Gas6 / スタチン (他14件)
【概要】本研究プロジェクトにおいて、以下の結果をえた。 1.リン刺激による培養ヒト大動脈平滑筋細胞(HASMC)の血管石灰化誘導モデルを確立し、その機序の一つとしてNa依存性リン共輸送体(NPC)を介した骨芽細胞様形質転換が重要であることを確認した。さらに、リン刺激によりアポトーシスが濃度依存的に増加し、Caspase阻害薬により石灰化・アポトーシスともに有意に抑制されたことから、石灰化におけるアポトーシ...
❏転移好発性固形腫瘍の分化誘導療法に関する基礎的ならびに臨床的研究(07456141)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】佐々木 伸雄 (佐々木 信雄) 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60107414)
【キーワード】分化誘導 / 犬骨肉腫細胞 / ビタミンD / TGF-β / BMP-2 (他18件)
【概要】本研究の目的は、小動物の転移好発性の悪性固形腫瘍に対し、腫瘍殺滅を主体とする副作用を伴う従来の治療法に代わり、腫瘍自体の悪性度を人為的にコントロールする分化誘導療法が治療法となりうるか否かを追及することにある. 第一に、このような腫瘍に対する従来の治療成績をまとめ、総説としてその一部を発表したが、これは日本におけるデータがほとんどなかったためであり、その結果、諸外国で報告されている成績とほぼ同様で...
【医歯薬学】薬学:MAPKアポトーシスを含む研究件
❏内耳治療に向けてのウロキナーゼ抗アポトーシス作用の検討(23791880)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20451809)
【キーワード】ウロキナーゼ / アポトーシス / MAPK / 内耳有毛細胞 / らせん神経節細胞 (他11件)
【概要】ウロキナーゼは血栓溶解薬として臨床応用されている薬剤であるが、近年その抗アポトーシス効果が報告されるようになってきた。今回我々は、ウロキナーゼの内耳アポトーシス予防効果を検討した。内耳有毛細胞培養系にてアミノ配糖体によるアポトーシスをウロキナーゼが予防することを示した。同時にウロキナーゼ投与がアポトーシス経路のP38を活性化することを示しメカニズムの一部を示した。らせん神経節培養系を用い、グルタミ...
❏細胞分裂に係わるシグナル伝達機構の研究(15570154)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】白形 正樹 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (70251551)
【キーワード】細胞周期制御 / 細胞増殖 / がん / アポトーシス / シグナル伝達 (他9件)
【概要】真核細胞の細胞分裂は染色体複製の完了に始まり、染色体の凝縮、核膜の崩壊から、染色体の分離、細胞質の分裂、娘細胞での核形成へと続く一連の動的な過程であり、その制御機構の解明は生命現象を理解する上で最も重要な課題の一つである。これまでに細胞分裂を制御するリン酸化酵素の存在が知られているが、最近の研究から、細胞膜近傍を起点とするシグナル伝達経路において極めて重要な機能を持つリン酸化酵素が分裂期に強く活性...
【医歯薬学】薬学:アラキドン酸アポトーシスを含む研究件
❏神経栄養因子様の活性を有する新規蛋白質p15の作用機序の解析(12760048)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】有岡 学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20242159)
【キーワード】神経突起伸長 / L型カルシウムチャネル / 分泌型ホスホリパーゼA_2 / アラキドン酸 / 小脳顆粒細胞 (他7件)
【概要】我々はこれまで糸状菌由来のタンパク質p15がPCl2細胞の分化を誘導し、突起伸長を顕著に促進すること、またpl5が分泌型ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)の一種であり、同活性が上記の生物活性に必須であることを明らかにしてきた。本研究期間内においてはpl5の培養マウス小脳顆粒神経細胞(CGN)に対するアポトーシス抑制活性を検討し、sPLA_2が神経栄養因子様の作用を有する可能性について検討した。C...
❏哺乳動物カルシウム依存性ホスホリパーゼA_2の生物薬学的研究(09470507)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】工藤 一郎 昭和大学, 薬学部, 教授 (30134612)
【キーワード】ホスホリパーゼA_2 / シクロオキシゲナーゼ / プロスタグランジン / アラキドン酸 / リン脂質 (他11件)
【概要】アラキドン酸は通常生体膜の主要構成成分であるグリセロリン脂質にエステル結合した形で貯蔵されており、ホスホリパーゼA_2(PLA_2)の作用により適宜遊離され、更にシクロオキシゲナーゼ(COX)によって各種生理活性PGの共通の中間前駆体であるPGH_2に変換される。近年の脂質生化学の分野への分子生物学の浸透により、PLA_2には少なくとも14種類の分子種が同定され、従来PLA_2とCOXによって漠然...
【医歯薬学】薬学:ショウジョウバエアポトーシスを含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏ショウジョウバエをモデルとしたステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構の解析(12672228)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】程 久美子 東京大学, 大学院・理学系研究科・科学技術振興特任助教授(常勤形態) (50213327)
【キーワード】ショウジョウバエ / ステロイドホルモン / 20-Hydroxyecdysone / アポトーシス / 細胞死関連遺伝子 (他7件)
【概要】ステロイドホルモンは発生、ホメオスタシスおよび細胞死に重要な役割を担うが、ステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構についてはよくわかっていない。ショウジョウバエでは、昆虫のステロイドホルモンである変態ホルモン、20-Hydroxyecdysone(HE)の生体内濃度の変化によって細胞死が制御されると考えられている。申請者は、ショウジョウバエ幼虫の中枢神経系から特殊な方法で細胞株を樹立した。そこ...
❏プログラム細胞死を実行するプロテアーゼI CE/CED-3ファミリーの活性調節機構(09780648)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】三浦 正幸 大阪大学, 医学部, 助教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョウバエ / 細胞死 / 線虫 / アポトーシス (他9件)
【概要】CED-4はcaspaseの活性化因子として細胞死の実行に深く関与している。CED-4の機能解析を生化学的・分子遺伝学的に行うことを目的としてショウジョウバエを用いたCED-4の機能評価系を確立した。ショウジョウバエ由来の培養細胞であるS2にCED-4を過剰に発現させることによってcaspaseの活性化を伴う細胞死を誘導することが出来た。CED-4によって活性化されるcaspaseをaffinit...
【医歯薬学】薬学:内皮細胞アポトーシスを含む研究件
❏光化学反応による腫瘍組織の血流遮断と殺細胞機序の解明(14380410)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】南谷 晴之 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70051779)
【キーワード】光線力学的治療 / 活性酸素 / アポトーシス / 血小板血栓 / 内皮細胞 (他8件)
【概要】光線力学的治療(Photodynamic therapy, PDT)は、光感受性物質の光化学反応に基づく活性酸素産生によって腫瘍組織血管の血流遮断効果と腫瘍細胞の殺細胞効果をもたらすもので、臨床上、有効な腫瘍治療法の一つと言われている。本研究では、PDTによる血流遮断効果と殺細胞効果を評価・解明することを目的として遂行された。腫瘍組織や種々の臓器内で流動する赤血球、白血球、血小板などの血流動態を可...
❏酸化ストレスによる血管傷害とレニン・アンジオテンシン系の役割(13670741)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】秋下 雅弘 杏林大学, 医学部, 助教授 (00261975)
【キーワード】レニン・アンジオテンシン / 内皮細胞 / アポトーシス / 過酸化水素 / 血管傷害 (他9件)
【概要】酸化ストレスによる血管内皮細胞(EC)アポトーシスの過程にレニン・アンジオテンシン系(RAS)が関与するかどうかを検討する目的で、ラット血管傷害モデルおよび培養ECを用いて、RAS調節による効果とその作用機序について解析した。ラット頸動脈内への低濃度過酸化水素短時間曝露によりECアポトーシスを誘導した。頸動脈組織のアンジオテンシン変換酵素(ACE)活性は増加せず、むしろ24時間後にはEC剥離に伴い...
❏血管病変におけるエストロゲン受容体α,βの発現特異性の解明と治療への応用(11470157)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】大内 尉義 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80168864)
【キーワード】エストロゲン受容体 / 動脈硬化 / トランスジェニック・ラット / アデノウイルスベクター / 血管平滑筋細胞 (他10件)
【概要】本研究の目的は、エストロゲン受容体(ER)サブタイプの観点からエストロゲンの動脈硬化抑制作用を解明し、動脈硬化の新しい治療法開発へ応用することである。この3年間において最終的に以下の6つの成果をあげた。(1)糖尿病の動脈硬化への関与をERとの関連から検討し、血管平滑筋細胞で高グルコース状態がERαの発現を有意に低下させ、その機序にグルコースによるprotein kinase Cの活性亢進が関与する...
【医歯薬学】薬学:骨芽細胞アポトーシスを含む研究件
❏CDK6を中心とした細胞死制御機構の解析(18591654)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】原 慶宏 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (00422296)
【キーワード】CDK6 / Cyclin D1 / p53 / 軟骨細胞 / 骨芽細胞 (他7件)
【概要】骨・軟骨細胞の分化、増殖を調整する細胞周期関連分子CDK6に注目し、軟骨細胞及び骨芽細胞に特異的にCDK6を強制発現させる遺伝子改変マウスを作成し解析した。CDK6とCyclin D1を同時に発現させると、細胞増殖が促進されると同時に、癌抑制遺伝子であるp53依存的にアポトーシスが誘導されることを発見した。更に骨芽細胞でCDK6が誘導したアポトーシスは、Bcl-2の導入で救済され、骨量が著名に増加...
❏Aktlによる骨軟骨代謝調節機構の解明-ノックアウトマウスおよびヒトゲノムSNPsの解析(17390410)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】原 由紀則 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (30396741)
【キーワード】骨 / 骨密度 / Akt / 骨粗鬆症 / 骨芽細胞 (他13件)
【概要】本研究は、骨形成作用を持つインスリン/IGF-Iシグナルを細胞内で促進的に伝達するAktの骨代謝調節における生理的な役割・分子メカニズムを明らかにする目的で、Aktlホモノックアウトマウス(Aktl-/-)の解析を行い、下記の結果を得た。 (1)骨芽細胞や破骨細胞ではAktlの発現が最も優位であったことより、Aktl-/-マウスの骨格系に関する表現型を検討すると、海綿骨と皮質骨ともに骨量が減少して...
【医歯薬学】薬学:分化アポトーシスを含む研究件
❏アポトーシス抑制遺伝子EATのコンディショナルノックアウト法による生体内機能(13770114)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】大喜多 肇 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50317260)
【キーワード】EAT / ノックアウト・マウス / bcl-2 / 発生 / 初期胚 (他11件)
【概要】EAT遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制することが示されている。本遺伝子のノックアウト・マウスは胚性致死であることが知られている。本研究では、さらにEATの発生段階および個体レベルでの機能を詳細にするために、マウスEC、ES細胞においてEATを欠損させ、アポト...
❏Daxx-ASK1-JNK/p38を介するケラチノサイトのアポトーシス:アポトーシスと分化の新展開(11670834)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】佐山 浩二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (80187286)
【キーワード】表皮 / ケラチノサイト / 分化 / アポトーシス / MAP kinase (他10件)
【概要】ASK1がケラチノサイトのアポトーシスを誘導するかどうか検討した。Ad-1W,Ad-β-gal,をコントロールとしてAd-ASK1-ΔNをMOI5,50で感染させ、形態変化を観察した。24hでは、大きな形態変化はない。48h後には、従来他の細胞で報告されているようにMOI50で、ケラチノサイトはアポトーシスを起こした。TUNEL法にてアポトーシスを確認した。しかし、Ad-ΔN-ASK1のMOI5で...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
【医歯薬学】薬学:蛍光アポトーシスを含む研究件
❏分子イメージングを基軸とする生細胞内分子計測・光操作法の開発(26220805)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】小澤 岳昌 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40302806)
【キーワード】バイオ分析 / イメージング / 光操作 / 蛍光 / 発光 (他14件)
【概要】生細胞内の分子の素過程をネットワークとして理解するために,生体分子を可視化および操作するための新たな分析方法を確立した.具体的には,1)小数生体分子の可視化・定量法,2)光による酵素活性制御法,3)Gタンパク質共役受容体活性を制御する光操作法を開発した.開発した方法は,基礎生命科学研究の基盤技術になるとともに,医学や農学や創薬分野等における革新的技術となる. ...
❏水産動物の細胞死過程における生物学的および化学的応答に関する研究(12460092)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】山中 英明 東京水産大学, 水産学部, 教授 (20092596)
【キーワード】脂質過酸化 / リン脂質 / 細胞死 / ミトコンドリア / 膜電位 (他10件)
【概要】水産動物でも,個体死の後も細胞はしばらくの間生体活動を続けようとする.したがって,この間の取扱がその後の死後変化に大きな影響を及ぼす可能性がある.そこでまず,水産動物の個体死から細胞死に至る過程で生じる生物学的・化学的変化をモニターする手法を確立した.すなわち,本年度研究では,これらの手法を用いて生物学的・化学的変化をモニターすることにより,細胞死過程における動的変化の発現機構の解明とこれらの技術...
【医歯薬学】薬学:NOアポトーシスを含む研究件
❏肝疾患の病態成立における類洞壁細胞の関与についての分子生物学的研究(08407016)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20051500)
【キーワード】Kupffer 細胞 / 類洞壁細胞 / エンドトキシン / 酸化ストレス / アセトアルデヒド (他15件)
【概要】本研究では各種の実験的肝障害モデルにおいて類洞壁細胞群、特にKupffer細胞からの活性酸素やNOの放出動態と肝細胞障害特に類洞壁細胞の障害、アポトーシスなどを時間的空間的な相関とその制御機構を解明することを目的とした。 ラットKupffer細胞と肝癌細胞を共培養した実験系におい接着因子(CD18/ICAM-1)に依存性にCaの動員があり、それに引き続き肝細胞内において活性酸素の産生がおきることを...
❏肝内マクロファージ(Kupffer細胞)由来活性酸素による肝癌細胞障害機序の解明(07670613)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】黒瀬 巌 慶應義塾大学, 医学部・内科, 助手 (50234604)
【キーワード】肝癌 / Kupffer細胞 / NO / TNF-α / NF-κB (他12件)
【概要】初年度(平成7年度)においては、Kupffer細胞によるNO・TNF-α放出動態と肝癌細胞障害・アポトーシスとの時間的空間的相関およびその制御機構を解明してきた。すなわちKupffer細胞と肝癌細胞の共培養系におけるNOおよびTNF-α産生動態の定量と、肝癌細胞内ミトコンドリア呼吸能の変化、細胞膜・核膜障害、DNA fragmentation化を共焦点レーザー顕微鏡下に可視化、定量するシステムを確...
【医歯薬学】薬学:接着斑キナーゼ(FAK)アポトーシスを含む研究件
❏細胞内シグナル分子を標的とする新たな抗免疫・炎症薬開発の戦略(16390024)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】笠原 忠 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (60049096)
【キーワード】TNFシグナル / TRAF6 / NF-κB / 接着斑キナーゼ / DNAマイクロアレー (他10件)
【概要】本プロジェクトはシグナル伝達に関わる分子群に焦点をあて分子間相互作用を明らかにするとともに、これを標的とする薬物の開発につながる研究の展開を計った。具体的には、接着斑キナーゼFAKやTRAF6がそのサイトカイン産生やアポトーシスを制御する重要なシグナル分子であることから、FAKならびにTRAF6欠損細胞を用いて、TNFαや酸化ストレスによるアポトーシス誘導やサイトカイン産生の解析を行うとともに、新...
❏接着斑キナーゼ分子を介するシグナル伝達とその抗アポトーシス作用の解析(12672118)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】笠原 忠 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (60049096)
【キーワード】アポートシス / シグナル伝達機構 / 酸化ストレス / 接着斑キナーゼFAK / 抗アボートシス作用 (他11件)
【概要】アボートシスに至るシグナル伝達機構の解析は細胞生物学の重要な課題であり,我々はこれまで単球と内皮細胞や腫瘍細胞と接着によるアボートシス誘導を見い出し,その関与分子を明らかにしてきた.また,酸化ストレスならびに抗がん剤によるアボートシスの誘導の際,接着斑キナーゼp125FAKがチロシンリン酸化され,この分子が抗アポートシス作用に重要な役割を持つことを示してきた.平成12年度は,(1)FAKの抗アポト...
【医歯薬学】薬学:bcl-2ファミリーアポトーシスを含む研究件
❏アポトーシス制御分子による破骨細胞エネルギー産生調節メカニズムに関する研究(21659350)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50282661)
【キーワード】Bcl-2 family / 破骨細胞 / Bcl-2 / Mcl-1 / Bisphosphonate (他8件)
【概要】我々はこれまでにpro-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBimのノックアウトマウスでは破骨細胞の生存期間は延長しているが骨吸収活性は低下していること、一方anti-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBcl-xの破骨細胞特異的ノックアウトマウスにおいては破骨細胞の生存期間が短縮する一方で骨吸能が亢進していることを明らかにした。本年はあらたなBcl-2ファミリー分子であるMc...
❏運動器機能の統合的制御に関する基礎的研究(20249064)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (50282661)
【キーワード】骨 / 軟骨 / 筋 / 神経 / Bcl-2ファミリー (他19件)
【概要】「運動器」は動物の生命維持に必要不可欠な活動である「運動」を担う器官の総称であり、骨、軟骨および筋組織など直接運動に関与する組織、さらにはこれらの働きを調節制御する神経組織をも網羅する概念である。本研究では運動器を担う骨、軟骨、筋、神経の機能制御メカニズムをアポトーシス調節分子であるBcl-2ファミリー分子の役割を中心に解析した。 ...
❏破骨細胞におけるアポトーシス関連分子を介した機能調節メカニズムの解析(18591652)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】門野 夕峰 (2007) 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (70401065)
【キーワード】破骨細胞 / アポトーシス / Bcl-2ファミリー / 骨吸収 / Bc1-2ファミリー
【概要】骨組織は破骨細胞による骨吸収とそれに続く骨芽細胞による骨形成が間断なく行われることによってその恒常性を維持している。骨代謝のイニシアチブをとっている破骨細胞は骨吸収を終えると速やかにアポトーシスに陥る。われわれはBcl-2ファミリーに属するアポトーシス促進分子Bimが破骨細胞のアポトーシスにおいて重要であり、骨吸収という機能調節にも大きな役割を果たしていることを報告した。しかし、Bcl-2,Bcl...
【医歯薬学】薬学:活性酸素アポトーシスを含む研究件
❏光化学反応による腫瘍組織の血流遮断と殺細胞機序の解明(14380410)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】南谷 晴之 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70051779)
【キーワード】光線力学的治療 / 活性酸素 / アポトーシス / 血小板血栓 / 内皮細胞 (他8件)
【概要】光線力学的治療(Photodynamic therapy, PDT)は、光感受性物質の光化学反応に基づく活性酸素産生によって腫瘍組織血管の血流遮断効果と腫瘍細胞の殺細胞効果をもたらすもので、臨床上、有効な腫瘍治療法の一つと言われている。本研究では、PDTによる血流遮断効果と殺細胞効果を評価・解明することを目的として遂行された。腫瘍組織や種々の臓器内で流動する赤血球、白血球、血小板などの血流動態を可...
❏ヘリコバクターピロリのヘムオキシゲナーゼ活性とヘム鉄要求性胃粘膜傷害機構の研究(11670531)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】鈴木 秀和 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70255454)
【キーワード】H.pylori / 微小循環障害 / 酸化ストレス / モノクロラミン / 亜鉛 (他13件)
【概要】in vitroの系 H.pylori感染粘膜において特異的に産生されると考えられるオキシダントであるモノクロラミン負荷後の胃上皮細胞株(MKN45RGM-1,GSM06,KATOIII)の変化をタイムラプス蛍光顕微鏡システム(AQUACOSMOS,HAMAMATSU PHOTONICS)で検討した。1uMのモノクロラミンにより、MKN45細胞では、細胞質内遊離モノ-,オリゴヌクレオソーム量が増加...
❏炎症・感染時の好中球細胞死の炎症遷延・臓器障害発生における役割の解明とその防止(09470245)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】齋藤 英昭 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30134555)
【キーワード】好中球 / アポトーシス / ネクローシス / 感染 / サイトカイン (他14件)
【概要】本研究は、炎症・感染における好中球細胞死とその炎症遷延・臓器障害発生における役割の詳細を明らかにし、さらに重症炎症・感染時の好中球ネクローシス防止、アポトーシス誘導などの対策を開発することを目的とする。本年度は、以下のような研究成績を得た。 1、 健常成人の好中球を各種比率の細菌と混合培養した。フローサイトメトリー、光学顕微鏡、電気泳動法により好中球細胞死を測定した。また、活性酸素産生能とCD16...
【医歯薬学】薬学:小胞体ストレスアポトーシスを含む研究件
❏Dーアミノ酸による蛋白恒常性破綻(小胞体ストレス)の腎臓病における病因論の解明(16K15465)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】D-アミノ酸 / D-セリン / 尿細管上皮細胞 / 尿細管老化 / SASP (他14件)
【概要】我々はCKD患者の尿中・血中D-アミノ酸を測定する中、腎機能低下に伴うD-セリンの体内蓄積を見いだし、本研究ではヒト近位尿細管上皮細胞に対するD-セリンの病態生理学的活性を検討した。D-セリン刺激尿細管細胞はL-セリンに比し、細胞死亢進や細胞周期停止を呈した。重要なことにD-セリンは尿細管の細胞老化マーカーやSASP, 特に炎症系サイトカイン産生を上昇させた。その分子機序として、尿細管細胞内D-/...
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
❏海洋シアノバクテリア由来の生体機能分子(24310160)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】末永 聖武 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (60273215)
【キーワード】海洋シアノバクテリア / ビセリングビアサイド / リポペプチド / 構造決定 / 全合成 (他17件)
【概要】沖縄県および鹿児島県奄美地方で採集した海洋シアノバクテリアから、ビセリングビオライドAおよびB、クラハインなど多くの新規生物活性物質を発見した。さらに、それらが腫瘍細胞に小胞体ストレスに基づくアポトーシス(プログラムされた細胞死)を誘導することを明らかにした。さらに、ビセリングビアサイド類と標的生体分子である小胞体カルシウムポンプSERCAとの複合体の結晶構造解析を行い、既存の阻害剤とは異なるユニ...
【医歯薬学】薬学:エストロゲンアポトーシスを含む研究件
❏投与法、培養法及び移植法によるフタル酸エステルの精巣毒性作用機序解明(20380153)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】九郎丸 正道 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00148636)
【キーワード】Di(n-butyl) phthalate / Di-iso-butyl phthalate / 精細胞 / アポトーシス / テストステロン濃度 (他23件)
【概要】プラスティック製品の可塑剤として広く使用され、精巣毒性が知られているフタル酸エステル類に属するDi(n-butyl) phthalate(DBP)及びDi-iso-butyl phthalate(DiBP)について、その作用機序を種々の実験系を用いて検討した。その結果、DBPはエストロゲン様作用を示し、DBP投与により誘起される精細胞アポトーシスは精巣におけるエストロゲン受容体の活性化によりもたら...
❏エストロゲンによる血管のアポトーシス誘導制御及びその作用機序に関する検討(09670698)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】江頭 正人 (1998) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80282630)
【キーワード】酸化ストレス / エスロトゲン / 血管内皮細胞 / アポトーシス / BAX (他13件)
【概要】1 免疫染色によりBCECでERの発現が確認された。 2 BCECにおけるアポトーシス誘導とその検出 BCECを0.1mMH2O2に1時間暴露することでdishからの血管内皮細胞の剥離、接着細胞数の減少が認められた。agaroser gel電気泳動によりDNA ladder pattemが検出され、内皮の剥離がアポトーシスによるものであることが確認された。細胞生存率による検討では、E2単独では細胞...
【医歯薬学】薬学:細胞増殖アポトーシスを含む研究件
❏細胞内局在型水チャネルの消化器官における生理機能の解析(20780090)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】岡田 晋治 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (50376563)
【キーワード】アクアポリン / 水チャネル / 嚢胞症 / 組織化学 / 小胞体ストレス (他8件)
【概要】細胞内局在型水チャネルであるアクアポリン11(AQP11)遺伝子の欠損マウスの腎臓、胃、小腸、肝臓、脾臓の表現型の解析を行った。その結果、AQP11欠損マウスでは腎臓における嚢胞形成以外には顕著な形態変化が無いことが明らかになった。AQP11欠損マウスの嚢胞形成時の腎臓においては発現遺伝子の約20%に発現量変化が起こっていることを明らかにし、さらに、その遺伝子プロファイル解析から嚢胞形成の機構を解...
❏消化器外科領域における分子標的治療に向けた包括的基盤研究(17390357)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特任教授 (80256510)
【キーワード】肝再生 / シグナル伝達 / 細胞増殖 / 細胞成長 / アポトーシス (他9件)
【概要】正常肝のみならず脂肪肝の肝切除あるいは加齢肝切除といった種々のマウス疾患モデルに関して、肝再生の開始、維持、終止の分子機序を細胞内シグナルの役割の観点から解析した。 正常肝の再生に関しては、細胞内シグナルJak/STAT3経路およびPI3-K/PDK1/Akt経路を中心に解析し、肝の物理的再生および機能的再生における「細胞成長」の重要性を確認・研究した。分子機序の解析には、STAT3、PDK1の肝...
❏細胞分裂に係わるシグナル伝達機構の研究(15570154)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】白形 正樹 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (70251551)
【キーワード】細胞周期制御 / 細胞増殖 / がん / アポトーシス / シグナル伝達 (他9件)
【概要】真核細胞の細胞分裂は染色体複製の完了に始まり、染色体の凝縮、核膜の崩壊から、染色体の分離、細胞質の分裂、娘細胞での核形成へと続く一連の動的な過程であり、その制御機構の解明は生命現象を理解する上で最も重要な課題の一つである。これまでに細胞分裂を制御するリン酸化酵素の存在が知られているが、最近の研究から、細胞膜近傍を起点とするシグナル伝達経路において極めて重要な機能を持つリン酸化酵素が分裂期に強く活性...
【医歯薬学】薬学:血管新生アポトーシスを含む研究件
❏mTOR阻害剤と低酸素活性化プロドラッグ併用による大腸癌治療(19K09114)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金子 学 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (10790850)
【キーワード】大腸癌 / mTOR阻害剤 / 低酸素プロドラッグ / アポトーシス / 細胞周期 (他7件)
【概要】本研究では、大腸癌の血管新生を阻害し腫瘍内に低酸素環境を惹起するmTOR阻害剤(Temsirolimus)と、低酸素環境下で活性化される低酸素活性化プロドラッグ(Banoxantrone)との併用療法が大腸癌に及ぼす影響を検討した。 In vitroの検討では、同併用療法は、大腸癌細胞株のアポトーシスを誘導し、細胞増殖を相加的に抑制した。 In vivoの検討では、大腸癌細胞のマウス皮下腫瘍モデル...
❏スルフォラファンによる血管新生の抑制-オートファジー抑制による抗癌作用の解明(16K07161)
【研究テーマ】腫瘍治療学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西川 武司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00749799)
【キーワード】スルフォラファン / オートファジー / 血管内皮前駆細胞 / 大腸癌 / 血管新生 (他10件)
【概要】血管内皮前駆細胞(EPCs)のスルフォラファン(SUL)濃度別のオートファジーの誘導の検討を行った。EPCsは通常状態でもオートファジーを強くおこしている状態であり、オートファジーを抑制するとそれだけでアポトーシスが強く誘導された。これは血管内皮細胞のSUL暴露の際にオートファジーを誘導し細胞死を逃れようとし、オートファジーを抑制することでアポトーシスを誘導し血管新生の抑制を示すという結果と異なっ...
❏Gqシグナルによる右心蔵リモデリングと、そのcGMP調節の解明(25893044)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】瀧本 英樹 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20709513)
【キーワード】心不全 / 心肥大 / Gqシグナル / cGMP / 遺伝子 (他12件)
【概要】心肥大、心不全の研究はこれまで左心臓について行われており、右心臓病態の分子生物学的な研究は殆どされていない。我々は心肥大、心不全に中心的な役割を果たすGqストレスに対する右左心筋細胞の反応性の相違を明らかにするため、マウスのGqストレスモデルの左右心筋細胞を単離して、網羅的トランスクリプトーム解析をおこなった。その結果、非ストレス下においても、またGqストレスの反応性においても、左右心筋細胞には興...
【医歯薬学】薬学:血管内皮細胞アポトーシスを含む研究件
❏サイトカインによる細胞の増殖分化と細胞死のシグナル伝達(09044264)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / サイトカイン受容体 / シグナル伝達 / アポトーシス / 造血 (他16件)
【概要】造血細胞の生存はサイトカインに依存しており、サイトカイン除去により細胞死が誘導される。我々はすでにこのサイトカインによる細胞死抑制機能にはサイトカインにより活性化されるRASが重要であることを示した。そこで、RASの変異体を用いてRAS下流のシグナル経路の解析を行い、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とPI3キナーゼ経路の両方を介して細胞死を抑制していることを明かにした。一方、サイトカイン非存在下...
❏エストロゲンによる血管のアポトーシス誘導制御及びその作用機序に関する検討(09670698)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】江頭 正人 (1998) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80282630)
【キーワード】酸化ストレス / エスロトゲン / 血管内皮細胞 / アポトーシス / BAX (他13件)
【概要】1 免疫染色によりBCECでERの発現が確認された。 2 BCECにおけるアポトーシス誘導とその検出 BCECを0.1mMH2O2に1時間暴露することでdishからの血管内皮細胞の剥離、接着細胞数の減少が認められた。agaroser gel電気泳動によりDNA ladder pattemが検出され、内皮の剥離がアポトーシスによるものであることが確認された。細胞生存率による検討では、E2単独では細胞...
【医歯薬学】薬学:血管内皮増殖因子(VEGF)アポトーシスを含む研究件
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
【医歯薬学】薬学:細胞分化アポトーシスを含む研究件
❏サイトカインによる細胞の増殖分化と細胞死のシグナル伝達(09044264)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / サイトカイン受容体 / シグナル伝達 / アポトーシス / 造血 (他16件)
【概要】造血細胞の生存はサイトカインに依存しており、サイトカイン除去により細胞死が誘導される。我々はすでにこのサイトカインによる細胞死抑制機能にはサイトカインにより活性化されるRASが重要であることを示した。そこで、RASの変異体を用いてRAS下流のシグナル経路の解析を行い、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とPI3キナーゼ経路の両方を介して細胞死を抑制していることを明かにした。一方、サイトカイン非存在下...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】薬学:プロテアーゼアポトーシスを含む研究件
❏プログラム細胞死を実行するプロテアーゼI CE/CED-3ファミリーの活性調節機構(09780648)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】三浦 正幸 大阪大学, 医学部, 助教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョウバエ / 細胞死 / 線虫 / アポトーシス (他9件)
【概要】CED-4はcaspaseの活性化因子として細胞死の実行に深く関与している。CED-4の機能解析を生化学的・分子遺伝学的に行うことを目的としてショウジョウバエを用いたCED-4の機能評価系を確立した。ショウジョウバエ由来の培養細胞であるS2にCED-4を過剰に発現させることによってcaspaseの活性化を伴う細胞死を誘導することが出来た。CED-4によって活性化されるcaspaseをaffinit...
❏予定された細胞死遺伝子ICE/Ced-3ファミリーを調節する遺伝子の同定(07780664)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】三浦 正幸 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (50202338)
【キーワード】プログラム細胞死 / 線虫 / プロテアーゼ / ICE / マウス (他6件)
【概要】1)細胞死遺伝子の活性を調節する細胞外情報伝達物質 細胞死は様々な細胞外のシグナルによって調節されていて、最終的には細胞死実行遺伝子Ice/ced-3ファミリーの活性が調節されていると考えられる。細胞外からIGEの活性化を調節する因子の検索を行い、細胞傷害性のサイトカインTNFがIGEの活性化を引き起こすことを明らかにした。逆に、ICE活性化を阻害する因子としてICE-1を同定した。ICE-1は発...
【医歯薬学】薬学:オートファジーアポトーシスを含む研究件
❏スルフォラファンによる血管新生の抑制-オートファジー抑制による抗癌作用の解明(16K07161)
【研究テーマ】腫瘍治療学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西川 武司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00749799)
【キーワード】スルフォラファン / オートファジー / 血管内皮前駆細胞 / 大腸癌 / 血管新生 (他10件)
【概要】血管内皮前駆細胞(EPCs)のスルフォラファン(SUL)濃度別のオートファジーの誘導の検討を行った。EPCsは通常状態でもオートファジーを強くおこしている状態であり、オートファジーを抑制するとそれだけでアポトーシスが強く誘導された。これは血管内皮細胞のSUL暴露の際にオートファジーを誘導し細胞死を逃れようとし、オートファジーを抑制することでアポトーシスを誘導し血管新生の抑制を示すという結果と異なっ...
❏内耳有毛細胞死におけるアポトーシス、ネクロトーシス、オートファジーの意義の検討(26462549)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】坂本 幸士 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (50323548)
【キーワード】内耳有毛細胞 / アポトーシス / ネクロトーシス / オートファジー
【概要】ICRマウスの生後3~4日の新生児から蝸牛を採取しDMEM培地で24時間前培養を行った。培養メッシュへの接着が確認されてからDMEM培養液にneomycin 1mMを入れさらに24時間培養を継続して有毛細胞障害を誘導した。ローダミン・ファロイジン染色で評価すると約40~50%の有毛細胞の消失が確認され過去の報告と矛盾しない結果であった。次にapoptosis、necroptosis、autopha...
❏子宮体癌・卵巣癌においてアポトーシスを誘導する新規分子標的治療法の探索(26462515)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他18件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、分子生物学的なサブグループおよび治療標的候補分子を同定し、新規分子標的治療薬の有効性について新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、PI3K経路を阻害する薬剤の抗腫瘍効果を増強する治療法を探索し、MAPK経路阻害剤もしくは放射線照射との併用で、相乗的な効果が得られることを示した。PI3K/mTOR経路において、HIF-1α/VEGFの活性化が腫瘍増殖に...
【医歯薬学】薬学:遺伝子治療アポトーシスを含む研究件
❏Klotho遺伝子、GSTP遺伝子を標的とした肺気腫遺伝子治療の実験的検討(15590799)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】寺本 信嗣 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (50282629)
【キーワード】COPD / 遺伝子治療 / Glutathione S-transferase P1 / Klotho遺伝子 / 慢性喫煙 (他10件)
【概要】Glutathione S-transferase P1 (GSTP1)はGSTのサブタイプ一つで、毒性物質に対するグルタチオン抱合を触媒する。Glutathione (GSH)は哺乳動物において最も豊富な細胞内抗酸化物質であり、多くの酵素機能や免疫能の維持に必須の重要な蛋白質である。GSTP1は、このGSHの代謝に関わるわけではなく、GSHの酵素機能の調節に主に関わっている。GSTP1は肺胞、肺...
❏悪性神経膠腫に対する腫瘍特異的増幅型ハイブリッドベクターを用いた遺伝子治療(13770775)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】岡田 尚巳 (岡田 尚已) 自治医科大学, 医学部, 助手 (00326828)
【キーワード】悪性神経膠腫 / 遺伝子治療 / ハイブリッドベクター / アデノウイルス / レトロウイルス (他9件)
【概要】悪性神経膠腫をはじめとする脳腫瘍の遺伝子治療に適したベクターの開発を目標として、異種のウイルスのハイブリッドを応用した治療ベクターの開発を推進した。(1)悪性神経膠腫における自殺遺伝子治療の効果を高めるため、細胞内で治療ベクターを産生させるアデノ-レトロハイブリッドの治療効果を検討した。HSV-tk発現レトロウイルスベクターのゲノムを有するハイブリッドウイルスを用い、従来得られたin vitroに...
❏哺乳類蝸牛における有毛細胞再生に関する研究(13470357)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60251302)
【キーワード】in vitro / 支持細胞 / アポトーシス / カスパーゼ子 / Math 1 (他9件)
【概要】1)主にアデノウィルスベクターを用いてモルモット内耳に遺伝子導入を行った。内リンパ嚢経由や蝸牛中央階投与でコルチ器に遺伝子発現が得られた。また新たに確立した内耳whole mount培養法では蝸牛・前庭・半規管ともに有毛細胞・支持細胞に遺伝子発現できた。蝸牛窓経由の侵襲の低い遺伝子投与法も開発した。 2)アデノウィルスベクター反復投与による免疫反応から生じる内耳毒性は副腎皮質ホルモン投与で予防でき...
【医歯薬学】薬学:ヘムアポトーシスを含む研究件
❏膜受容体PGRMC1の構造的知見を基盤とした生理機能の解明と制御化合物の解析(18K06921)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】加部 泰明 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20397037)
【キーワード】ヘム / 癌 / 脂質代謝 / 金属タンパク質 / 天然有機化合物 (他7件)
【概要】これまで明らかとした膜タンパク質PGRMC1の構造的機能制御に知見を基に、PGRMC1を標的とする薬剤の選定を行った。これら候補化合物はPGRMC1と結合してEGFRとの会合を阻害することにより、PGRMC1を介したがん増殖を抑制することを見出した。さらに、PGRMC1 cKOマウスによる解析から、高脂肪食による肥満モデルにおいてPGRMC1が脂肪細胞の脂質蓄積を亢進して肥満増強機能を示すことを明...
❏新規ヘム標的タンパク質HSP27の細胞防御制御機構の解明(23570172)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】加部 泰明 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20397037)
【キーワード】ヘム / 赤血球分化 / 金属タンパク質 / アポトーシス
【概要】ヘムは赤血球分化の過程で細胞内に数mMも蓄積されるが、このヘム毒性の回避機構は不明であった。我々は独自のアフィニティ精製技術を応用して、新規ヘム結合タンパク質としてHSP27を同定した。ヘムはHSP27と結合してその多量体構造を直接解離させて活性化してアポトーシス誘導を阻害することを見出した。さらに、HSP27の発現を薬剤誘導性に抑制出来るHSP27ノックダウンマウスの解析により、赤血球形成が始ま...
【医歯薬学】薬学:一酸化窒素アポトーシスを含む研究件
❏NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の癌化機構への関与(13470400)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】武田 弘資 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (10313230)
【キーワード】一酸化窒素(NO) / シグナル伝達 / MAPキナーゼ / アポトーシス / stress
【概要】われわれは、NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の癌化機構への関与について研究を遂行した結果、以下の2点を明らかにした。1)JNKならびにp38を制御するキナーゼであるASK1が、NOによって強く活性化されること、ASK1ノックアウトマウス由来の胎児線維芽細胞ではNOによるp38の早期の活性化が消失していることが分かった。このことから、NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の制御分子の1つと...
❏食品アレルギーにおける免疫応答の分子機構と免疫・神経系相互作用の解析(10306008)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】上野川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50011945)
【キーワード】食品アレルギー / TCRアンタゴニズム / 変異ペプチドリガンド / 腸管免疫系 / サイトカイン (他15件)
【概要】1.アレルゲンの分子構造変化と免疫応答の関係 T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウスのT細胞が認識する卵白アルブミン(OVA)の部分ペプチドOVA323-339の1残基置換アナログ40種は、それが誘起するT細胞のサイトカイン応答や抗体産生誘導のパターンの違いにより、4つの群に分けることができた。同様のパターン変化はOVA323-339濃度の変化によっても観察された。さらに、T...
❏肝内マクロファージ(Kupffer細胞)由来活性酸素による肝癌細胞障害機序の解明(07670613)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】黒瀬 巌 慶應義塾大学, 医学部・内科, 助手 (50234604)
【キーワード】肝癌 / Kupffer細胞 / NO / TNF-α / NF-κB (他12件)
【概要】初年度(平成7年度)においては、Kupffer細胞によるNO・TNF-α放出動態と肝癌細胞障害・アポトーシスとの時間的空間的相関およびその制御機構を解明してきた。すなわちKupffer細胞と肝癌細胞の共培養系におけるNOおよびTNF-α産生動態の定量と、肝癌細胞内ミトコンドリア呼吸能の変化、細胞膜・核膜障害、DNA fragmentation化を共焦点レーザー顕微鏡下に可視化、定量するシステムを確...
【医歯薬学】薬学:破骨細胞アポトーシスを含む研究件
❏アポトーシス制御分子による破骨細胞エネルギー産生調節メカニズムに関する研究(21659350)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50282661)
【キーワード】Bcl-2 family / 破骨細胞 / Bcl-2 / Mcl-1 / Bisphosphonate (他8件)
【概要】我々はこれまでにpro-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBimのノックアウトマウスでは破骨細胞の生存期間は延長しているが骨吸収活性は低下していること、一方anti-apoptotic Bcl-2ファミリーであるBcl-xの破骨細胞特異的ノックアウトマウスにおいては破骨細胞の生存期間が短縮する一方で骨吸能が亢進していることを明らかにした。本年はあらたなBcl-2ファミリー分子であるMc...
❏運動器機能の統合的制御に関する基礎的研究(20249064)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】田中 栄 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (50282661)
【キーワード】骨 / 軟骨 / 筋 / 神経 / Bcl-2ファミリー (他19件)
【概要】「運動器」は動物の生命維持に必要不可欠な活動である「運動」を担う器官の総称であり、骨、軟骨および筋組織など直接運動に関与する組織、さらにはこれらの働きを調節制御する神経組織をも網羅する概念である。本研究では運動器を担う骨、軟骨、筋、神経の機能制御メカニズムをアポトーシス調節分子であるBcl-2ファミリー分子の役割を中心に解析した。 ...
❏カスパーゼ3の骨代謝に及ぼす影響に関する研究(19592159)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】天野 均 昭和大学, 歯学部, 准教授 (90212571)
【キーワード】カスパーゼ3 / 破骨細胞 / アポトーシス / 骨吸収 / 下顎前突症 (他10件)
【概要】アポトーシスとは、細胞の縮小や断片化、核の凝集と断片化といった形態的な特長を呈するあらかじめプログラムされた細胞死のことで、様々な分子間のシグナル伝達によるコントロールを受けている。そのなかでも、カスパーゼ3はシステインプロテアーゼの一種で、刺激により活性化されると、PARP(ADP-リボースポリメラーゼ)をはじめとするさまざまな細胞内基質を分解し、アポトーシスを誘導すると考えられている。骨形成を...
【医歯薬学】薬学:敗血症アポトーシスを含む研究件
❏敗血症予後改善に向けたリンパ球機能維持戦略(17K11592)
【研究テーマ】救急医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】鈴木 武志 東海大学, 医学部, 教授 (80327600)
【キーワード】敗血症 / リンパ球 / アポトーシス / Kv1.3 / 免疫能維持 (他7件)
【概要】本研究では、敗血症の重症度に応じたTリンパ球機能低下を確認した後に、Tリンパ球ミトコンドリア細胞内膜上にありアポトーシス誘導に関わるカリウムチャネルであるKv1.3を不活化することが、敗血症におけるリンパ球アポトーシスを抑えて予後を改善する、との仮説のもと行われた。盲腸穿孔術による敗血症モデルにおいて、重症度に応じて脾臓内Tリンパ球の数が減少していることが確認できた。次に、リンパ球にアポトーシス耐...
❏冠拡張薬による心筋保護が敗血症の心機能におよぼす影響(14571465)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】芹田 良平 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50245594)
【キーワード】敗血症 / Nicorandil / 心機能 / 死亡率 / Working heart (他7件)
【概要】これまで敗血症患者あるいはそのモデルの心筋保護により、心機能維持と死亡率を改善する治療法は確立されていなかった。そこで、臨床上の敗血症像に類似したラットCecal Ligation & Perforation(CLP)モデルを用い、早期よりnicorandilを投与した群と生食を投与したコントロール群を比較し、心機能を改善できるか、摘出心筋標本であるWorking Heart modelで...
【医歯薬学】薬学:カスパーゼアポトーシスを含む研究件
❏ナノテクノロジーを用いた長寿関連遺伝子SIRT1に対する分子標的抗腫瘍剤の開発(23791811)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】曾根 献文 東京大学, 医学部付属病院, 助教 (90598872)
【キーワード】SIRT1 / DBC-1 / アポトーシス / カスパーゼ / E-cadherin (他11件)
【概要】我々は長寿関連遺伝子SIRT1と、それを制御している乳癌関連遺伝子DBC?1のアポトーシスにおける機能解析を行った。また子宮内膜におけるSIRT1の機能解析を行った。 DBC?1はアポトーシスを誘導すると、カスパーゼ?7に分解されることが確認された。またSIRT1はアポトーシス誘導時にDBC?1と共に核から核外に局在が移行し、アポトーシスを更に増加させる可能性が示された。 子宮内膜においてSIRT...
❏光プローブをもちいたバイオイメージングによる多角的診断・治療法の開発(20249060)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特任教授 (80256510)
【キーワード】生体イメージング / 光イメージング / 発光 / caspase-3 / アポトーシス (他16件)
【概要】本研究では、以下のふたつのテーマに関して、研究を行なった。 テーマA:小動物モデルをもちいて種々の病変に対する質的診断、薬剤感受性の検討を目的とした生体イメージング法の開発: luciferase-baseの新規機能プローブ開発によるin vivo imaging。Luciferase をbase としてCaspase-3に対する活性化プローブを作製し、それをアデノウィルスベクターに導入した。この...
❏カスパーゼ3の骨代謝に及ぼす影響に関する研究(19592159)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】天野 均 昭和大学, 歯学部, 准教授 (90212571)
【キーワード】カスパーゼ3 / 破骨細胞 / アポトーシス / 骨吸収 / 下顎前突症 (他10件)
【概要】アポトーシスとは、細胞の縮小や断片化、核の凝集と断片化といった形態的な特長を呈するあらかじめプログラムされた細胞死のことで、様々な分子間のシグナル伝達によるコントロールを受けている。そのなかでも、カスパーゼ3はシステインプロテアーゼの一種で、刺激により活性化されると、PARP(ADP-リボースポリメラーゼ)をはじめとするさまざまな細胞内基質を分解し、アポトーシスを誘導すると考えられている。骨形成を...
【医歯薬学】薬学:RNAアポトーシスを含む研究件
❏細胞質内ストレス顆粒形成による生命機能制御機構と疾患におけるその破綻(18H02609)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】ストレス顆粒 / 液液相分離 / がん / プロテオミクス / 液-液相分離 (他10件)
【概要】ストレス顆粒(SG)は特定のストレス刺激下で、液-液相分離現象を介して形成される細胞質内構造体であり、その本体はmRNAおよびRNA結合蛋白質等からなる複合体である。本研究では、SGの形成機構、生理機能、および疾患との関連を包括的に解明することを目標に解析を行った。まず、SGの構成分子を網羅的に同定するため、近接依存性タンパク質標識法を活用した新たな手法を開発して探索を行い、新規構成分子を多数同定...
❏分子イメージングを基軸とする生細胞内分子計測・光操作法の開発(26220805)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】小澤 岳昌 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40302806)
【キーワード】バイオ分析 / イメージング / 光操作 / 蛍光 / 発光 (他14件)
【概要】生細胞内の分子の素過程をネットワークとして理解するために,生体分子を可視化および操作するための新たな分析方法を確立した.具体的には,1)小数生体分子の可視化・定量法,2)光による酵素活性制御法,3)Gタンパク質共役受容体活性を制御する光操作法を開発した.開発した方法は,基礎生命科学研究の基盤技術になるとともに,医学や農学や創薬分野等における革新的技術となる. ...
【医歯薬学】薬学:RNAiアポトーシスを含む研究件
❏マウス初期胚におけるDNAトポイソメラーゼII依存チェックポイント機能低下の可能性(14657580)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002
【研究代表者】関水 和久 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (90126095)
【キーワード】DNAトポイソメラーゼ / 遺伝子ノックアウトマウス / マウス初期胚 / ICRF-193 / RNAi (他8件)
【概要】研究代表者らが作出したDNAトポイソメラーゼIIα遺伝子ノックアウトマウスは、4細胞期で発生を停止するという表現型を示した。さらに、発生を停止した遺伝子ノックアウトマウス胚においては、見かけ上ふたつに分裂した核球の染色体DNAが、細いフィラメント構造により連結した形態をとっている。これらの発生停止胚は、抗PCNA抗体染色陽性で、かつ抗リン酸化ヒストン抗体染色陰性であった。DNAトポイソメラーゼII...
❏効率的ヒト遺伝子機能解析のためのヒト培養細胞を用いたRNA干渉法の確立(13358012)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA干渉 / RNAi / siRNA / ヒト / マウス (他21件)
【概要】RNAiは、二本鎖RNA(dsRNA)を細胞に導入し塩基配列特異的に遺伝子機能を破壊する方法で、ポストゲノム・シーケンス時代の網羅的遺伝子機能破壊法として注目されている。哺乳類においては、dsRNAによるapoptosisを避けるために21bpからなるsiRNAが長いdsRNAの変わりに用いられてきた。 我々は、はじめに、哺乳類におけるsiRNA依存的RNAiに、eIF2C1-4及びDicerが必...
【医歯薬学】薬学:RNAシークエンスアポトーシスを含む研究件
❏Gqシグナルによる右心蔵リモデリングと、そのcGMP調節の解明(25893044)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】瀧本 英樹 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20709513)
【キーワード】心不全 / 心肥大 / Gqシグナル / cGMP / 遺伝子 (他12件)
【概要】心肥大、心不全の研究はこれまで左心臓について行われており、右心臓病態の分子生物学的な研究は殆どされていない。我々は心肥大、心不全に中心的な役割を果たすGqストレスに対する右左心筋細胞の反応性の相違を明らかにするため、マウスのGqストレスモデルの左右心筋細胞を単離して、網羅的トランスクリプトーム解析をおこなった。その結果、非ストレス下においても、またGqストレスの反応性においても、左右心筋細胞には興...
❏乳がん細胞におけるEMT制御因子のシストローム解析(24501311)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鯉沼 代造 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80375071)
【キーワード】FAIRE-seq / シグナル伝達 / EMT / 乳がん / TGF-beta (他16件)
【概要】本研究では乳腺上皮細胞の上皮間葉転換EMTにおける遺伝子発現変化を次世代シーケンサーを用いたRNA-seqにより解析するとともに、オープンクロマチン領域の変化につきFAIRE-seqを用いてデータ取得を行った。その結果発現変動を受けるnon coding RNAなどの新規転写産物を同定した。このうちlncRNA-Smad7の抗アポトーシス作用を見いだした。また乳腺上皮細胞に恒常活性RASを発現させ...
【医歯薬学】薬学:白血病アポトーシスを含む研究件
❏サイトカインによる細胞の増殖分化と細胞死のシグナル伝達(09044264)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / サイトカイン受容体 / シグナル伝達 / アポトーシス / 造血 (他16件)
【概要】造血細胞の生存はサイトカインに依存しており、サイトカイン除去により細胞死が誘導される。我々はすでにこのサイトカインによる細胞死抑制機能にはサイトカインにより活性化されるRASが重要であることを示した。そこで、RASの変異体を用いてRAS下流のシグナル経路の解析を行い、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とPI3キナーゼ経路の両方を介して細胞死を抑制していることを明かにした。一方、サイトカイン非存在下...
❏Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子産物の転写制御活性(07457580)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】秋山 徹 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】癌抑制遺伝子 / Wilms腫瘍 / 細胞周期 / WT1 / G1 arrest (他12件)
【概要】これまでに、Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子WT1の産物が転写因子で過剰発現すると細胞周期のG1期からS期への移行を抑制する活性をもつことを明らかにした。さらに急性白血病の症例ではWT1が発現しており、その発現レベルと予後が逆相関すること、急性白血病由来細胞株K5632の分化を誘導するとWT1の発現が低下し検出されなくなること、WT1のantisense oligonucleotideがK562細胞や...
【医歯薬学】薬学:がんアポトーシスを含む研究件
❏小区分48040:医化学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】ストレス顆粒
【研究期間】液液相分離
【研究代表者】がん
【キーワード】プロテオミクス
【概要】本研究ではワールブルグ効果の解消という新しい視点に立った制癌法の開発を目的とする。ワールブルグ効果を解消できる薬剤の探索より、アミノレブリン酸にその効果があることを見出した。アミノレブリン酸は癌細胞の好気呼吸能を押し上げることによってワールブルグ効果を解消し、癌細胞を死に追いやることを初めて見出した。このことから、ワールブルグ効果を解消する方法論の確立と制癌効果の確認・細胞死のメカニズムの解明に成...
❏膜受容体PGRMC1の構造的知見を基盤とした生理機能の解明と制御化合物の解析(18K06921)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】加部 泰明 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20397037)
【キーワード】ヘム / 癌 / 脂質代謝 / 金属タンパク質 / 天然有機化合物 (他7件)
【概要】これまで明らかとした膜タンパク質PGRMC1の構造的機能制御に知見を基に、PGRMC1を標的とする薬剤の選定を行った。これら候補化合物はPGRMC1と結合してEGFRとの会合を阻害することにより、PGRMC1を介したがん増殖を抑制することを見出した。さらに、PGRMC1 cKOマウスによる解析から、高脂肪食による肥満モデルにおいてPGRMC1が脂肪細胞の脂質蓄積を亢進して肥満増強機能を示すことを明...
❏細胞質内ストレス顆粒形成による生命機能制御機構と疾患におけるその破綻(18H02609)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】ストレス顆粒 / 液液相分離 / がん / プロテオミクス / 液-液相分離 (他10件)
【概要】ストレス顆粒(SG)は特定のストレス刺激下で、液-液相分離現象を介して形成される細胞質内構造体であり、その本体はmRNAおよびRNA結合蛋白質等からなる複合体である。本研究では、SGの形成機構、生理機能、および疾患との関連を包括的に解明することを目標に解析を行った。まず、SGの構成分子を網羅的に同定するため、近接依存性タンパク質標識法を活用した新たな手法を開発して探索を行い、新規構成分子を多数同定...
【医歯薬学】薬学:がん細胞アポトーシスを含む研究件
❏食品含硫化合物が標的となるセンサー分子の研究〜機能プロテオミクスによる検討〜(06J00576)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】
【キーワード】ガーリック / がん細胞 / 有機琉黄化合物 / 細胞増殖抑制 / がん細胞増殖抑制作用 (他8件)
【概要】酸化ストレス感受性タンパク質は、システイン残基のジスルフィド結合形成をON/OFFスイッチとして酸化還元状態を伝達するセンサー分子である。申請者は、食品成分によるセンサー分子の制御が疾患の予防に利用できるのではないかと考え、食品成分がセンサー分子に及ぼす影響を明らかにしようとした。 昨年度は、センサー分子の探索に適した食品成分の探索を行い、強力な薬理活性を示すことで知られるネギ属植物由来有機硫黄化...
❏光化学反応による腫瘍組織の血流遮断と殺細胞機序の解明(14380410)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】南谷 晴之 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70051779)
【キーワード】光線力学的治療 / 活性酸素 / アポトーシス / 血小板血栓 / 内皮細胞 (他8件)
【概要】光線力学的治療(Photodynamic therapy, PDT)は、光感受性物質の光化学反応に基づく活性酸素産生によって腫瘍組織血管の血流遮断効果と腫瘍細胞の殺細胞効果をもたらすもので、臨床上、有効な腫瘍治療法の一つと言われている。本研究では、PDTによる血流遮断効果と殺細胞効果を評価・解明することを目的として遂行された。腫瘍組織や種々の臓器内で流動する赤血球、白血球、血小板などの血流動態を可...
【医歯薬学】薬学:siRNAアポトーシスを含む研究件
❏膵胆道癌細胞における抗アポトーシス遺伝子発現調節機構の解析と分子標的治療への応用(18590747)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】高石 官均 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80286468)
【キーワード】Mcl-1 / アポトーシス / siRNA
【概要】消化器癌細胞におけるアポトーシス感受性規定分子を検索し、Bcl-2ファミリー蛋白であるmyeloid cell leukemia-1(Mcl-1)が抗癌剤抵抗性克服のための標的分子となりうるか否かを検討した。胃癌細胞株(6種)を用い、Mcl-1発現レベルとアポトーシス感受性の相関を検討した。 Mcl-1 mRNA発現レベルはreal time PCR法により、Mcl-1蛋白発現レベルはwester...
❏テロメア・テロメラーゼを介した造血器腫瘍の分子病態の解析と分子標的療法の開発(16590965)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田内 哲三 東京医科大学, 医学部, 講師 (80281377)
【キーワード】テロメラーゼ / アポトーシス / 分子標的遺伝 / テロメクーゼ / 分子標的療法 (他13件)
【概要】造血器腫瘍の新しい分子標的療法を開発し、臨床的に効果のある治療法の開発を目指す。本研究では次世代型ABLチロシンキナーゼ阻害剤(dasatinib)とimatinibとの相乗効果の分子メカニズムをDNAマイクロアレイを用いて解析した。K562細胞をdasatinibまたはimatinibと共に培養後、DNAマイクロアレイにて誘導される遺伝子群について解析したところ、大多数の遺伝子は重複して抑制され...
❏効率的ヒト遺伝子機能解析のためのヒト培養細胞を用いたRNA干渉法の確立(13358012)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA干渉 / RNAi / siRNA / ヒト / マウス (他21件)
【概要】RNAiは、二本鎖RNA(dsRNA)を細胞に導入し塩基配列特異的に遺伝子機能を破壊する方法で、ポストゲノム・シーケンス時代の網羅的遺伝子機能破壊法として注目されている。哺乳類においては、dsRNAによるapoptosisを避けるために21bpからなるsiRNAが長いdsRNAの変わりに用いられてきた。 我々は、はじめに、哺乳類におけるsiRNA依存的RNAiに、eIF2C1-4及びDicerが必...
【医歯薬学】薬学:キナーゼアポトーシスを含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】薬学:神経細胞アポトーシスを含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
❏食品アレルギーにおける免疫応答の分子機構と免疫・神経系相互作用の解析(10306008)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】上野川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50011945)
【キーワード】食品アレルギー / TCRアンタゴニズム / 変異ペプチドリガンド / 腸管免疫系 / サイトカイン (他15件)
【概要】1.アレルゲンの分子構造変化と免疫応答の関係 T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウスのT細胞が認識する卵白アルブミン(OVA)の部分ペプチドOVA323-339の1残基置換アナログ40種は、それが誘起するT細胞のサイトカイン応答や抗体産生誘導のパターンの違いにより、4つの群に分けることができた。同様のパターン変化はOVA323-339濃度の変化によっても観察された。さらに、T...
【医歯薬学】薬学:神経細胞死アポトーシスを含む研究件
❏動物の小脳脊髄変性疾患の病理発生解明と生前診断のための基礎研究(19580371)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】内田 和幸 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10223554)
【キーワード】小脳変性 / 脊髄変性 / 神経軸索ジストロフィー / 小脳アビオトロフィー / 神経細胞死 (他17件)
【概要】本研究の結果、パピオン犬の小脳皮質アビオトロフィー、パピオン犬(CCA)、チワワ犬の神経軸索ジストロフィー(NAD)、およびチワワ犬の神経セロイド・リポフスチン(NCL)症の臨床・病理学的特徴が明らかにされた。これらの疾患は、生前検査では、いずれも重度~中度の小脳萎縮を画像診断上の特徴とする。病理的には神経細胞の脱落メカニズムは疾患により異なり、CCAでは神経細胞のアポトーシス、NCLではセロイド...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏アミロイドβタンパクの生理活性および神経毒性に関する研究(11460145)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】立山 晉 (立山 晋) 宮崎大学, 農学部, 教授 (90041003)
【キーワード】アミロイドβタンパク / イヌ / アポトーシス / 中脳黒質 / レビー小体 (他18件)
【概要】平成14年度は本研究の最終年度にあたり、前年度までに実施された研究の取りまとめを中心に行った。平成13年度から14年度にかけ実施した研究のうち、イヌの中脳黒質の加齢性病変について論文として公表した(J.Vet.Med.Sci.2003,65,Vol.2 In press.)。本研究では、チロシンヒドロキシラーゼ(TH)に対する抗体を用いて黒質のドパミン生成神経細胞を描出し、同部の加齢性変化を検討し...
【医歯薬学】薬学:炎症アポトーシスを含む研究件
❏マクロファージの代謝リプログラミングを標的とした腎疾患新規治療の開発(16K09605)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川上 貴久 杏林大学, 医学部, 学内講師 (10722093)
【キーワード】慢性腎臓病 / 炎症 / 尿細管細胞 / 解糖系 / Mint3 (他12件)
【概要】細胞の代謝経路の一つである解糖系を阻害する2-デオキシグルコースの投与でマウスの両側腎虚血再灌流傷害が軽減されることが示された.これは同薬剤が尿細管細胞の脂肪酸のβ酸化やペントースリン酸回路を亢進し,ATPが増加するためである.また,Mint3という分子は,尿細管細胞でNF-κBの作用を亢進を介して抗アポトーシス作用をもつ分子の発現を増加させることで,慢性腎臓病における尿細管細胞のアポトーシスを抑...
❏硬組織疾患におけるp53およびアポトーシス誘導遺伝子Noxaの役割(17659586)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】朝霧 成挙 医科歯科大, 医歯(薬)学総合研究科 (20372435)
【キーワード】骨代謝 / 骨疾患 / アポトーシス / 破骨細胞 / BH3 (他8件)
【概要】[背景]硬組織の恒常性維持には、骨芽細胞による骨形成と破骨細胞による骨吸収のバランスが重要である。一方、骨腫瘍、関節リウマチ、歯周病などの骨量減少病態においては、破骨細胞性の骨吸収が過剰であることが示されている。骨破壊病変部における骨吸収量は、破骨細胞数と単位破骨細胞あたりの骨吸収活性と強い相関をもち、また破骨細胞数は単位時間あたりに分化する細胞と、細胞死する細胞の比率に依存する。この観点から、破...
❏NF-κB活性化機構を阻害するスーパーアスピリンの合成(16659266)
【研究テーマ】膠原病・アレルギー・感染症内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004
【研究代表者】谷口 佳子 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (60145745)
【キーワード】プロスタグランジン / NF-κB / NAK / IKK / 炎症 (他6件)
【概要】本研究はNF-kB活性化に重要な役割を持つIKKおよびIKK活性化酵素であるNAKを標的として、新規阻害剤を開発することを目的として行われた。新規阻害剤に対するシーズ化合物として、IKK阻害活性を持つアスピリンおよびJ型プロスタグランジン(PGJ)を用いた。アスピリンを基本骨格として10種類程度の誘導体を化学合成し、in vitroおよびin vivoにおいてIKK阻害活性あるいはNF-kB活性化...
【医歯薬学】薬学:マクロファージアポトーシスを含む研究件
❏AIMによるマクロファージ特異的アポトーシスの機序解明とこれを利用した腫瘍治療(18H02340)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】組織球 / アポトーシス / 腫瘍 / AIM / macrophage (他8件)
【概要】イヌの組織球性肉腫は発生機序や病態に不明な点が多い。本研究では、組織球に主に発現し、細胞の生存に関与するタンパク質であるAIMの関与について調べた。イヌ組織球性肉腫細胞株の培養液に組換えイヌAIMを添加したところ、濃度依存的にアポトーシスが引き起こされた。AIMを強発現する組織球性肉腫細胞株をヌードマウスに移植したところ、腫瘍の増大速度が有意に低下した。組織球性肉腫症例のAIM遺伝子配列には、ミス...
❏マクロファージ特異的タンパク質AIMによる犬組織球性肉腫の発症機序の解明と治療(国際共同研究強化)(15KK0275)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2016 - 2017
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】マクロファージ / 組織球性肉腫 / 犬 / アポトーシス / 抗体 (他8件)
【概要】近年、腫瘍に随伴して存在する腫瘍関連マクロファージ(Tumor-associated macrophage, TAM)は様々な腫瘍の増悪を促進することが明らかになってきた。しかしどのようにしてTAMに分化するのかは分かっていない。本研究では、マクロファージに特異的に発現するタンパク質である Apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)がその分化に密接に関与すること...
❏マクロファージの代謝リプログラミングを標的とした腎疾患新規治療の開発(16K09605)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川上 貴久 杏林大学, 医学部, 学内講師 (10722093)
【キーワード】慢性腎臓病 / 炎症 / 尿細管細胞 / 解糖系 / Mint3 (他12件)
【概要】細胞の代謝経路の一つである解糖系を阻害する2-デオキシグルコースの投与でマウスの両側腎虚血再灌流傷害が軽減されることが示された.これは同薬剤が尿細管細胞の脂肪酸のβ酸化やペントースリン酸回路を亢進し,ATPが増加するためである.また,Mint3という分子は,尿細管細胞でNF-κBの作用を亢進を介して抗アポトーシス作用をもつ分子の発現を増加させることで,慢性腎臓病における尿細管細胞のアポトーシスを抑...
【医歯薬学】薬学:転写因子アポトーシスを含む研究件
❏乳がん細胞におけるEMT制御因子のシストローム解析(24501311)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鯉沼 代造 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80375071)
【キーワード】FAIRE-seq / シグナル伝達 / EMT / 乳がん / TGF-beta (他16件)
【概要】本研究では乳腺上皮細胞の上皮間葉転換EMTにおける遺伝子発現変化を次世代シーケンサーを用いたRNA-seqにより解析するとともに、オープンクロマチン領域の変化につきFAIRE-seqを用いてデータ取得を行った。その結果発現変動を受けるnon coding RNAなどの新規転写産物を同定した。このうちlncRNA-Smad7の抗アポトーシス作用を見いだした。また乳腺上皮細胞に恒常活性RASを発現させ...
❏抗アポトーシス作用を持つ新規心筋転写因子の機能解析(22659159)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20199227)
【キーワード】心臓 / 転写因子 / インプリンティング / 心奇形 / アポトーシス (他8件)
【概要】抗アポトーシス作用を持つ新規心筋転写因子として、Zac-1遺伝子を同定した。Zac-1をCOS細胞に遺伝子導入し、抗体で染色した結果、および核分画と細胞質分画を分離し、Western blotを行った結果、この遺伝子は主として核分画に存在することが明らかになった。胎生7.5日以後のマウス胎児をwhole mount in situ hybridizationを行い、心臓領域のZac-1遺伝子の発現...
❏脳虚血再灌流時における脳血管破錠のメカニズムの解明(11670639)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】田中 耕太郎 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (90129528)
【キーワード】脳虚血 / 虚血性細胞傷害 / 転写因子 / 脳保護 / 情報伝達 (他13件)
【概要】平成11年度から13年度にわたって、ラット中大脳動脈閉塞モデルを用い脳虚血再灌流時における、大脳白質病変と転写因子cyclic AMP response element binding Protein (CREB)のリン酸化(活性化)の関係を、オリゴデンドロサイトの特異的マーカーを用い、TUNEL染色やBcl-2蛋白発現と共に、免疫組織学的に調べた。すなわち、白質が皮質よりも大きな容積をしめるヒト...
【医歯薬学】薬学:神経変性疾患アポトーシスを含む研究件
❏神経細胞の生と死の制御機構の解明と口腔領域への応用(13557156)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】西頭 英起 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (00332627)
【キーワード】アポトーシス / MAPキナーゼ / ASK1 / 細胞死 / 神経変性疾患 (他6件)
【概要】歯科口腔領域において、三叉神経を中心とする知覚神経麻痺、および咀嚼運動障害は、癌、炎症、奇形などの病態発症およびその治療過程でしばしば起こる重篤な機能障害であると同時に、機能回復がきわめて困難な疾患の一つである。これらに対するアプローチとして、1)中枢および末梢の神経細胞の生と死の制御機構を解明する、2)失われた神経回路を機能的に再構築することの二点がきわめて重要と考えられる。まず1)に関しては、...
❏小胞体ストレスを介したアポトーシスの分子機構とその生理的意義の解明(13671933)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】西頭 英起 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (00332627)
【キーワード】アポトーシス / 細胞死 / 神経変性疾患 / ASK1 / MAPキナーゼ (他6件)
【概要】細胞が正常に機能していく上で、遺伝情報に従って合成されたタンパク質が正しい高次構造を持つこと(folding:フォールディング)は必要不可欠である。しかしながら、細胞内で合成されたタンパク質のほとんどはいわゆる「不良品」であるといわれていると共に、細胞外的ストレスによってこの「異常タンパク質:unfolded protein」はさらに小胞体内腔に蓄積することとなり、細胞にとっては正常な機能獲得の妨...
【医歯薬学】薬学:転写制御アポトーシスを含む研究件
❏肺癌の“より精密な医療”に向けたAKT/mTOR制御系signatureの解析(20K07378)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】土橋 洋 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学病院, 教授 (90231456)
【キーワード】TFFファミリー / バイオマーカー / アポトーシス / abortive cell cycle / 増殖抑制 (他12件)
【概要】我々は培養細胞とヒト肺癌でTrefoil factor (TFF) family蛋白質の機能解析を行っている。これまでの基盤研究で、i) TFF1の腺癌細胞特異的な発現、ii) TFF1過剰発現による細胞増殖抑制、細胞死の亢進、iii) 肺癌患者における血清TFFの高値、等を明らかにした。本年度は培養細胞でTFFの発現による遊走、浸潤の変化、ヒト肺癌組織での発現様式を解析した。[方法] 1. TF...
❏Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子産物の転写制御活性(07457580)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】秋山 徹 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】癌抑制遺伝子 / Wilms腫瘍 / 細胞周期 / WT1 / G1 arrest (他12件)
【概要】これまでに、Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子WT1の産物が転写因子で過剰発現すると細胞周期のG1期からS期への移行を抑制する活性をもつことを明らかにした。さらに急性白血病の症例ではWT1が発現しており、その発現レベルと予後が逆相関すること、急性白血病由来細胞株K5632の分化を誘導するとWT1の発現が低下し検出されなくなること、WT1のantisense oligonucleotideがK562細胞や...
【医歯薬学】薬学:好中球アポトーシスを含む研究件
❏血小板による好中球機能の制御(10672174)
【研究テーマ】病態検査学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】矢冨 裕 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (60200523)
【キーワード】血小板 / 好中球 / 凝集反応 / スフィンゴ脂質 / スティンゴシン (他9件)
【概要】1.好中球―血小板の接着・凝集反応における相互作用のFICによる解析 我々は,フローサイトメーターにCCDカメラ(画像撮影機能)を組み込んだフローイメージサイトメーター(Flow Imaging Cytometer:FIC)を開発している.FICは,前方散乱より得られる細胞の大きさに関する情報とデジタルカメラからの画像情報より,従来は困難であった血小板凝集塊と赤血球・白血球・単一血小板との鑑別を可...
❏炎症・感染時の好中球細胞死の炎症遷延・臓器障害発生における役割の解明とその防止(09470245)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】齋藤 英昭 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30134555)
【キーワード】好中球 / アポトーシス / ネクローシス / 感染 / サイトカイン (他14件)
【概要】本研究は、炎症・感染における好中球細胞死とその炎症遷延・臓器障害発生における役割の詳細を明らかにし、さらに重症炎症・感染時の好中球ネクローシス防止、アポトーシス誘導などの対策を開発することを目的とする。本年度は、以下のような研究成績を得た。 1、 健常成人の好中球を各種比率の細菌と混合培養した。フローサイトメトリー、光学顕微鏡、電気泳動法により好中球細胞死を測定した。また、活性酸素産生能とCD16...
【医歯薬学】薬学:ミクログリアアポトーシスを含む研究件
❏宇宙放射線被ばくによる中枢神経傷害を除去するミクログリアの役割(25514002)
【研究テーマ】宇宙生命科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】保田 隆子 東京大学, 新領域創成科学研究科, 特任研究員 (40450431)
【キーワード】ミクログリア / 貪食 / アポトーシス / メダカ胚 / 脳内免疫 (他12件)
【概要】本研究は胚が透明で脳を可視化できるメダカ胚を利用して、中脳視蓋においてミクログリアが放射線損傷によりアポトーシスを起こした神経細胞を取り込み、消化して除去する一連の貪食プロセスを詳細に調べそれらの分布を3次元立体構築により空間的に明らかにした。この中で、p53遺伝子が欠損していて放射線による神経細胞のアポトーシスが極めて少ないメダカ胚でも、多くのアポトーシスが誘導される野生型メダカ胚とほぼ同数のミ...
❏運動ニューロンの系統変性過程の分子機構の解析(09770453)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】伊東 大介 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80286450)
【キーワード】運動ニューロン / 軸索切断 / アポトーシス / アストログリア / ミクログリア (他8件)
【概要】新生ラットの顔面神経を末梢にて切断し、経時的(6、12、18、24時間、1、3日後)に組織切片を作製し、TUNEL法にて、運動ニューロン細胞死の出現を検討したところ、TUNEL陽性細胞は切断後24時間をピークに観察された。従って、軸索切断にて誘導される運動ニューロン細胞死のプロセスは、切断後24時間の間に進展していると考えられた。同様に、運動ニューロンの再生が観察される若齢ラットの顔面神経切断では...
【医歯薬学】薬学:T細胞アポトーシスを含む研究件
❏食品タンパク質に対する免疫系による識別・認識・応答制御機構の解明(14360070)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】八村 敏志 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40238019)
【キーワード】経口免疫寛容 / T細胞 / 腸管免疫系 / シグナル伝達 / 調節性T細胞 (他11件)
【概要】(1)経口免疫寛容により誘導されたT細胞の解析およびその低応答化の分子機構の解明:経口免疫寛容により誘導された低応答化T細胞について,次ぎのことを明らかにした。まず,この低応答化T細胞では,caspase-3の働きによりGADS-SLP-76を中心としたTCRシグナル複合体の形成に障害が認められた。また,抗原刺激によるT細胞抗原レセプター(TCR), PKC-θ,脂質マイクロドメイン(lipid ...
❏胸腺上皮細胞の機能と遺伝子発現の解析(14370109)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】胸腺 / マクロファージ / 樹状細胞 / アポトーシス / 上皮細胞 (他10件)
【概要】免疫系の中心的役割を担うT細胞は、胸腺において分化・成熟する。造血幹細胞からリンパ球系にコミットした前駆細胞は、胸腺に入りT細胞へと分化する。この分化のプロセスは詳細に研究されており、CD4-/CD8-のdouble negative (DN)胸腺細胞はCD4+/CD8+を経てCD4+/CD8-あるいはCD4-/CD8+のT細胞へと分化・成熟する。この間に、T細胞受容体(TCR)遺伝子の再構成が起...
❏食品アレルギーにおける免疫応答の分子機構と免疫・神経系相互作用の解析(10306008)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】上野川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50011945)
【キーワード】食品アレルギー / TCRアンタゴニズム / 変異ペプチドリガンド / 腸管免疫系 / サイトカイン (他15件)
【概要】1.アレルゲンの分子構造変化と免疫応答の関係 T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウスのT細胞が認識する卵白アルブミン(OVA)の部分ペプチドOVA323-339の1残基置換アナログ40種は、それが誘起するT細胞のサイトカイン応答や抗体産生誘導のパターンの違いにより、4つの群に分けることができた。同様のパターン変化はOVA323-339濃度の変化によっても観察された。さらに、T...
【医歯薬学】薬学:抗腫瘍効果アポトーシスを含む研究件
❏ワールブルグ効果の解消による新規制癌法の開発(18K05332)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小倉 俊一郎 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (90343160)
【キーワード】アミノレブリン酸 / ワールブルグ効果 / 癌 / アポトーシス / 抗癌剤 (他9件)
【概要】本研究ではワールブルグ効果の解消という新しい視点に立った制癌法の開発を目的とする。ワールブルグ効果を解消できる薬剤の探索より、アミノレブリン酸にその効果があることを見出した。アミノレブリン酸は癌細胞の好気呼吸能を押し上げることによってワールブルグ効果を解消し、癌細胞を死に追いやることを初めて見出した。このことから、ワールブルグ効果を解消する方法論の確立と制癌効果の確認・細胞死のメカニズムの解明に成...
❏テネイシンC抗体とα‐マンゴスチンとの複合による乳癌転移阻止の試み(24591924)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴田 雅朗 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (10319543)
【キーワード】テネイシンC抗体 / マンゴスチン / 乳癌 / 転移 / 治療 (他15件)
【概要】乳癌細胞株をマウス皮下に移植し、2週間後にテネイシンC(TNC)抗体(125μg、週2回, 腹腔内投与)、α-マンゴスチン(4000 ppm, 混餌投与)並びに両者の組み合わせ投与を実施し、6週経過後に実験を終了した。腫瘍体積では、対照群と比較して、全ての治療群で1週より実験終了まで抑制をみた。病理組織学的には、リンパ節および肺転移を含む総て臓器の転移において、対照群と比較して、全ての治療群で有意...
❏抗癌活性を示すポリ酸を基盤とする医薬品の開発(17659402)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】江里口 正純 (2006) 昭和大学, 薬学部, 客員教授 (10114406)
【キーワード】ポリ酸 / PM-8 / アポトーシス / PM-17 / オートファジー (他9件)
【概要】ポリ酸は金属と酸素原子との結合からなるナノからミクロサイズの陰イオンであり、結合する金属の種類、数によりその抗腫瘍効果や水溶液中の安定性が変化してくる。我々は、モリブデン原子数が正確に7、16、個数含まれるポリ酸を合成し、得たポリ酸を用いて、抗腫瘍効果を検討した。7個のモリブデン原子からなるポリ酸(PM-8)をヒト膵臓癌細胞AsPC-1に投与し、ヘキスト染色、DNA ladder形成、TUNEL染...
【医歯薬学】薬学:ノックアウトマウスアポトーシスを含む研究件
❏小胞体ストレス誘導遺伝子,スタニオカルチン2の細胞死抑制作用と神経疾患での役割(18590955)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】伊東 大介 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80286450)
【キーワード】小胞体ストレス / スタニオカルチン2 / アポトーシス / ノックアウトマウス / 老化 (他6件)
【概要】小胞体ストレス誘導遺伝子、スタニオカルチン2(STC2)作用を個体レベルで検討し、病態、特に老化での役割を明らかにするSTC2遺伝子改変マウスを作成し解析した。老化モデルKlothoマウスとの交配したところ、STC2ノックアウトによりKlohtoマウスの重要な表現型の一つである骨軟化症を軽減していた。STC2の重要な機能として骨代謝への作用がin vivoのレベルで示唆された。 ...
❏新規RNA結合タンパク質D8によるアポトーシス誘導の機構(17390089)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】アポトーシス / RNA結合蛋白質 / KHドメイン / p53 / TGF-beta (他14件)
【概要】新規PNA結合蛋白質D8がアポトーシスを誘導する活性をもつことを見出しその分子機構を解析した。 1)D8はDNAストレスによるアポトーシズの誘導に重要な役割を果たしていることを見出した。 2)ルシフェラーゼ・アッセイ、クロマチン免疫沈降法によりD8のプロモーターがp53やTGF-betaシグナルにより直接に転写活性化されることを明らかにした。 3)D8がアポトーシスを誘導するためには、RNA結合活...
❏Aktlによる骨軟骨代謝調節機構の解明-ノックアウトマウスおよびヒトゲノムSNPsの解析(17390410)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】原 由紀則 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (30396741)
【キーワード】骨 / 骨密度 / Akt / 骨粗鬆症 / 骨芽細胞 (他13件)
【概要】本研究は、骨形成作用を持つインスリン/IGF-Iシグナルを細胞内で促進的に伝達するAktの骨代謝調節における生理的な役割・分子メカニズムを明らかにする目的で、Aktlホモノックアウトマウス(Aktl-/-)の解析を行い、下記の結果を得た。 (1)骨芽細胞や破骨細胞ではAktlの発現が最も優位であったことより、Aktl-/-マウスの骨格系に関する表現型を検討すると、海綿骨と皮質骨ともに骨量が減少して...
【医歯薬学】看護学:イメージンクアポトーシスを含む研究件
❏分子イメージングを基軸とする生細胞内分子計測・光操作法の開発(26220805)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】小澤 岳昌 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40302806)
【キーワード】バイオ分析 / イメージング / 光操作 / 蛍光 / 発光 (他14件)
【概要】生細胞内の分子の素過程をネットワークとして理解するために,生体分子を可視化および操作するための新たな分析方法を確立した.具体的には,1)小数生体分子の可視化・定量法,2)光による酵素活性制御法,3)Gタンパク質共役受容体活性を制御する光操作法を開発した.開発した方法は,基礎生命科学研究の基盤技術になるとともに,医学や農学や創薬分野等における革新的技術となる. ...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】看護学:老化アポトーシスを含む研究件
❏聴覚・平衡機能の加齢による障害の機序の解明と治療戦略の確立(26253081)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60251302)
【キーワード】神経科学 / 老化 / 難聴 / 酸化ストレス / ミトコンドリア (他8件)
【概要】体内の抗酸化物質Mn-SODが半減すると加齢により蝸牛の酸化ストレスが増悪し、音響外傷が増悪した。二酸化ゲルマニウ投与で蝸牛組織変性が生じ、ミトコンドリア機能が低下したが、タウリン等の投与により障害が抑えられた。ゲンタシンによる半規管の有毛細胞障害は支持細胞分裂により部分再生し、TrkB agonist投与により有毛細胞がより再生し機能も回復した。内耳不死化細胞は酸化ストレスでミトコンドリアの変性...
❏老人性難聴の発症機序の解明および予防法の開発に関する研究(20390440)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60251302)
【キーワード】老化 / 蝸牛 / ミトコンドリア / アポトーシス / 難聴 (他6件)
【概要】ビタミンC合成のできないSMP30/GNL欠失マウスを用いた研究ではビタミンCの内耳での著明低下により有意に老人性難聴が悪化すること、ビタミンCを過剰に補っても老人性難聴の予防はできないことが判明した。ミトコンドリア内のCatalaseを過剰発現させると老人性難聴の発現は抑止された。また17種の活性酸素除去効果のあるサプリメントの検討ではαリポ酸、CoQ10、NACの3種類に抑制効果が見られた。こ...
❏小胞体ストレス誘導遺伝子,スタニオカルチン2の細胞死抑制作用と神経疾患での役割(18590955)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】伊東 大介 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80286450)
【キーワード】小胞体ストレス / スタニオカルチン2 / アポトーシス / ノックアウトマウス / 老化 (他6件)
【概要】小胞体ストレス誘導遺伝子、スタニオカルチン2(STC2)作用を個体レベルで検討し、病態、特に老化での役割を明らかにするSTC2遺伝子改変マウスを作成し解析した。老化モデルKlothoマウスとの交配したところ、STC2ノックアウトによりKlohtoマウスの重要な表現型の一つである骨軟化症を軽減していた。STC2の重要な機能として骨代謝への作用がin vivoのレベルで示唆された。 ...
【医歯薬学】看護学:加齢アポトーシスを含む研究件
❏聴覚・平衡機能の加齢による障害の機序の解明と治療戦略の確立(26253081)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60251302)
【キーワード】神経科学 / 老化 / 難聴 / 酸化ストレス / ミトコンドリア (他8件)
【概要】体内の抗酸化物質Mn-SODが半減すると加齢により蝸牛の酸化ストレスが増悪し、音響外傷が増悪した。二酸化ゲルマニウ投与で蝸牛組織変性が生じ、ミトコンドリア機能が低下したが、タウリン等の投与により障害が抑えられた。ゲンタシンによる半規管の有毛細胞障害は支持細胞分裂により部分再生し、TrkB agonist投与により有毛細胞がより再生し機能も回復した。内耳不死化細胞は酸化ストレスでミトコンドリアの変性...
❏消化器外科領域における分子標的治療に向けた包括的基盤研究(17390357)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特任教授 (80256510)
【キーワード】肝再生 / シグナル伝達 / 細胞増殖 / 細胞成長 / アポトーシス (他9件)
【概要】正常肝のみならず脂肪肝の肝切除あるいは加齢肝切除といった種々のマウス疾患モデルに関して、肝再生の開始、維持、終止の分子機序を細胞内シグナルの役割の観点から解析した。 正常肝の再生に関しては、細胞内シグナルJak/STAT3経路およびPI3-K/PDK1/Akt経路を中心に解析し、肝の物理的再生および機能的再生における「細胞成長」の重要性を確認・研究した。分子機序の解析には、STAT3、PDK1の肝...
❏アミロイドβタンパクの生理活性および神経毒性に関する研究(11460145)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】立山 晉 (立山 晋) 宮崎大学, 農学部, 教授 (90041003)
【キーワード】アミロイドβタンパク / イヌ / アポトーシス / 中脳黒質 / レビー小体 (他18件)
【概要】平成14年度は本研究の最終年度にあたり、前年度までに実施された研究の取りまとめを中心に行った。平成13年度から14年度にかけ実施した研究のうち、イヌの中脳黒質の加齢性病変について論文として公表した(J.Vet.Med.Sci.2003,65,Vol.2 In press.)。本研究では、チロシンヒドロキシラーゼ(TH)に対する抗体を用いて黒質のドパミン生成神経細胞を描出し、同部の加齢性変化を検討し...
【医歯薬学】看護学:動脈硬化アポトーシスを含む研究件
❏アポプトーシス抑制因子AIMの動脈硬化に関連する機能と作用機序の包括的な研究(19390094)
【研究テーマ】人類遺伝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮崎 徹 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30396270)
【キーワード】動脈硬化 / マクロファージ / アポトーシス
【概要】AIM に結合するタンパク質の候補が複数得られた。 ヒト血中AIM 濃度測定系(ELISA 法)を確立した。これにより、動脈硬化あるいは大動脈瘤や脳心臓血管障害など動脈硬化を基盤とする疾患や、他のメタボリックシンドロームと血中AIM 濃度の関連性、もしくは疾患の進行度と血中AIM 濃度の関連性を解析することが可能となった。 適時不活性化が可能なAIM コンディショナルノックアウトマウスのターゲティ...
❏血管病変におけるエストロゲン受容体α,βの発現特異性の解明と治療への応用(11470157)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】大内 尉義 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80168864)
【キーワード】エストロゲン受容体 / 動脈硬化 / トランスジェニック・ラット / アデノウイルスベクター / 血管平滑筋細胞 (他10件)
【概要】本研究の目的は、エストロゲン受容体(ER)サブタイプの観点からエストロゲンの動脈硬化抑制作用を解明し、動脈硬化の新しい治療法開発へ応用することである。この3年間において最終的に以下の6つの成果をあげた。(1)糖尿病の動脈硬化への関与をERとの関連から検討し、血管平滑筋細胞で高グルコース状態がERαの発現を有意に低下させ、その機序にグルコースによるprotein kinase Cの活性亢進が関与する...
❏サイクリンA発現調節に基づく血管平滑筋アポトーシス誘導法の開発(09670699)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】吉栖 正生 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (20282626)
【キーワード】セル・サイクル / 血管平滑筋細胞 / アポトーシス / サイクリン / 転写因子 (他8件)
【概要】1)抗酸化剤による血管平滑筋細胞におけるアポトーシス誘導において、培養細胞の細胞密度が重要であり、細胞密度が高い時はアポトーシス誘導が困難となることを発見し、その機序として、セル・サイクルの停止が関与していることを見いだした(1998年日本循環器学会)。抗酸化剤が高密度の血管平滑筋細胞の増殖を抑制する機序について引き続き検討を重ねた結果、サイクリン依存性キナーゼのインヒビターであるp21/waf1...
【医歯薬学】看護学:遺伝子アポトーシスを含む研究件
❏Gqシグナルによる右心蔵リモデリングと、そのcGMP調節の解明(25893044)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】瀧本 英樹 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20709513)
【キーワード】心不全 / 心肥大 / Gqシグナル / cGMP / 遺伝子 (他12件)
【概要】心肥大、心不全の研究はこれまで左心臓について行われており、右心臓病態の分子生物学的な研究は殆どされていない。我々は心肥大、心不全に中心的な役割を果たすGqストレスに対する右左心筋細胞の反応性の相違を明らかにするため、マウスのGqストレスモデルの左右心筋細胞を単離して、網羅的トランスクリプトーム解析をおこなった。その結果、非ストレス下においても、またGqストレスの反応性においても、左右心筋細胞には興...
❏不死化プリオンレス細胞を用いたプリオン蛋白遺伝子プロモーターの解析(08456158)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】小野寺 節 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90012781)
【キーワード】プリオン / マウス / ジーンターゲッティング / 遺伝子 / アポトーシス (他8件)
【概要】白オリックスプリオン遺伝子に特異的なプライマーを使ったPCR法によりオリックスプリオン蛋白質翻訳領域を含むDNA断片を増幅し、TA-cloning vectorにサブクローニングした。オリックスプリオン蛋白質を過剰発現するマウス作成のため、外来遺伝子の全身での発現を強力に誘導するβ-アクチンプロモーターの支配下にオリックスプリオンcDNAを組み込んだ(pActin-oPrp)(図参照)。得られるト...
【医歯薬学】看護学:造血アポトーシスを含む研究件
❏リンパ球とマクロファージの分化を支配する転写因子NFkBの免疫制御機構の解明(21591254)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】土井 貴裕 独立行政法人理化学研究所, 生体情報統合技術開発チーム, サブチームリーダー (60227684)
【キーワード】NF-kB / RelA / c-Rel / Hematopoiesis / Lym (他15件)
【概要】RelAおよびc-Relは、造血幹細胞の発生および維持には必須ではないものの、細胞自発的な分化促進因子の制御には必須であることが明らかとなった。また、RelAおよびc-Relそれぞれ単独の欠損マウスでは、これらの表現型が見られないことから、RelAとc-Relが協調的に血球分化を制御していることが明らかとなった。そして、血球分化の過程に於いてRelAとc-Relは、分化と共に、増殖と細胞死の制御を...
❏サイトカインによる細胞の増殖分化と細胞死のシグナル伝達(09044264)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / サイトカイン受容体 / シグナル伝達 / アポトーシス / 造血 (他16件)
【概要】造血細胞の生存はサイトカインに依存しており、サイトカイン除去により細胞死が誘導される。我々はすでにこのサイトカインによる細胞死抑制機能にはサイトカインにより活性化されるRASが重要であることを示した。そこで、RASの変異体を用いてRAS下流のシグナル経路の解析を行い、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とPI3キナーゼ経路の両方を介して細胞死を抑制していることを明かにした。一方、サイトカイン非存在下...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
【医歯薬学】看護学:慢性腎臓病アポトーシスを含む研究件
❏Dーアミノ酸による蛋白恒常性破綻(小胞体ストレス)の腎臓病における病因論の解明(16K15465)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】D-アミノ酸 / D-セリン / 尿細管上皮細胞 / 尿細管老化 / SASP (他14件)
【概要】我々はCKD患者の尿中・血中D-アミノ酸を測定する中、腎機能低下に伴うD-セリンの体内蓄積を見いだし、本研究ではヒト近位尿細管上皮細胞に対するD-セリンの病態生理学的活性を検討した。D-セリン刺激尿細管細胞はL-セリンに比し、細胞死亢進や細胞周期停止を呈した。重要なことにD-セリンは尿細管の細胞老化マーカーやSASP, 特に炎症系サイトカイン産生を上昇させた。その分子機序として、尿細管細胞内D-/...
❏マクロファージの代謝リプログラミングを標的とした腎疾患新規治療の開発(16K09605)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川上 貴久 杏林大学, 医学部, 学内講師 (10722093)
【キーワード】慢性腎臓病 / 炎症 / 尿細管細胞 / 解糖系 / Mint3 (他12件)
【概要】細胞の代謝経路の一つである解糖系を阻害する2-デオキシグルコースの投与でマウスの両側腎虚血再灌流傷害が軽減されることが示された.これは同薬剤が尿細管細胞の脂肪酸のβ酸化やペントースリン酸回路を亢進し,ATPが増加するためである.また,Mint3という分子は,尿細管細胞でNF-κBの作用を亢進を介して抗アポトーシス作用をもつ分子の発現を増加させることで,慢性腎臓病における尿細管細胞のアポトーシスを抑...
【医歯薬学】看護学:ゲノムアポトーシスを含む研究件
❏乳がん細胞におけるEMT制御因子のシストローム解析(24501311)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鯉沼 代造 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80375071)
【キーワード】FAIRE-seq / シグナル伝達 / EMT / 乳がん / TGF-beta (他16件)
【概要】本研究では乳腺上皮細胞の上皮間葉転換EMTにおける遺伝子発現変化を次世代シーケンサーを用いたRNA-seqにより解析するとともに、オープンクロマチン領域の変化につきFAIRE-seqを用いてデータ取得を行った。その結果発現変動を受けるnon coding RNAなどの新規転写産物を同定した。このうちlncRNA-Smad7の抗アポトーシス作用を見いだした。また乳腺上皮細胞に恒常活性RASを発現させ...
❏細胞死抑制蛋白による内耳障害の新しい治療法(蛋白治療)の開発(17659527)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60251302)
【キーワード】ゲノム / 薬剤反応性 / 内耳 / 蝸牛 / 難聴 (他10件)
【概要】細胞死を防御する蛋白質を投与して、内耳障害の予防・治療に応用する蛋白治療を開発した。ミトコンドリアからのチトクロームcの放出を抑えるBcl-XLの三つの水素結合を除去したanti-apoptotic蛋白(FNK)を作成し、これにHIV/Tat蛋白のProtein Transduction Domain(PTD)をくっつけて細胞内に導入できるようにした(FNK-PTD)。まずこの蛋白にmycをtag...
【医歯薬学】看護学:バイオマーカーアポトーシスを含む研究件
❏肺癌の“より精密な医療”に向けたAKT/mTOR制御系signatureの解析(20K07378)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】土橋 洋 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学病院, 教授 (90231456)
【キーワード】TFFファミリー / バイオマーカー / アポトーシス / abortive cell cycle / 増殖抑制 (他12件)
【概要】我々は培養細胞とヒト肺癌でTrefoil factor (TFF) family蛋白質の機能解析を行っている。これまでの基盤研究で、i) TFF1の腺癌細胞特異的な発現、ii) TFF1過剰発現による細胞増殖抑制、細胞死の亢進、iii) 肺癌患者における血清TFFの高値、等を明らかにした。本年度は培養細胞でTFFの発現による遊走、浸潤の変化、ヒト肺癌組織での発現様式を解析した。[方法] 1. TF...
❏子宮体癌・卵巣癌においてアポトーシスを誘導する新規分子標的治療法の探索(26462515)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他18件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、分子生物学的なサブグループおよび治療標的候補分子を同定し、新規分子標的治療薬の有効性について新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、PI3K経路を阻害する薬剤の抗腫瘍効果を増強する治療法を探索し、MAPK経路阻害剤もしくは放射線照射との併用で、相乗的な効果が得られることを示した。PI3K/mTOR経路において、HIF-1α/VEGFの活性化が腫瘍増殖に...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
【医歯薬学】看護学:過酸化水素アポトーシスを含む研究件
❏酸化ストレスによる血管傷害とレニン・アンジオテンシン系の役割(13670741)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】秋下 雅弘 杏林大学, 医学部, 助教授 (00261975)
【キーワード】レニン・アンジオテンシン / 内皮細胞 / アポトーシス / 過酸化水素 / 血管傷害 (他9件)
【概要】酸化ストレスによる血管内皮細胞(EC)アポトーシスの過程にレニン・アンジオテンシン系(RAS)が関与するかどうかを検討する目的で、ラット血管傷害モデルおよび培養ECを用いて、RAS調節による効果とその作用機序について解析した。ラット頸動脈内への低濃度過酸化水素短時間曝露によりECアポトーシスを誘導した。頸動脈組織のアンジオテンシン変換酵素(ACE)活性は増加せず、むしろ24時間後にはEC剥離に伴い...
❏エストロゲンによる血管のアポトーシス誘導制御及びその作用機序に関する検討(09670698)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】江頭 正人 (1998) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80282630)
【キーワード】酸化ストレス / エスロトゲン / 血管内皮細胞 / アポトーシス / BAX (他13件)
【概要】1 免疫染色によりBCECでERの発現が確認された。 2 BCECにおけるアポトーシス誘導とその検出 BCECを0.1mMH2O2に1時間暴露することでdishからの血管内皮細胞の剥離、接着細胞数の減少が認められた。agaroser gel電気泳動によりDNA ladder pattemが検出され、内皮の剥離がアポトーシスによるものであることが確認された。細胞生存率による検討では、E2単独では細胞...
【医歯薬学】看護学:サイトカインアポトーシスを含む研究件
❏腎細胞癌におけるサイトカイン産生を誘導する転写因子の意義と治療への応用(15591715)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】大家 基嗣 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00213885)
【キーワード】腎細胞癌 / サイトカイン / アポトーシス / NF-κB / C (他10件)
【概要】サイトカインのシグナル伝達に関連した転写因子に着目して腎細胞癌の細胞生物学的特徴を明らかにした。一連の研究は腎細胞癌が頻繁に発熱や白血球増多症を伴い、サイトカイン産生性腫瘍であるという臨床的特性に対する分子基盤を与える研究と位置づけられる。腎細胞癌の組織においてはNF-κBの活性化は腫瘍の進展や転移と関連すること(Oya M et al : Carcinogenesis 2003)、CCAAT/e...
❏胸腺上皮細胞の機能と遺伝子発現の解析(14370109)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】胸腺 / マクロファージ / 樹状細胞 / アポトーシス / 上皮細胞 (他10件)
【概要】免疫系の中心的役割を担うT細胞は、胸腺において分化・成熟する。造血幹細胞からリンパ球系にコミットした前駆細胞は、胸腺に入りT細胞へと分化する。この分化のプロセスは詳細に研究されており、CD4-/CD8-のdouble negative (DN)胸腺細胞はCD4+/CD8+を経てCD4+/CD8-あるいはCD4-/CD8+のT細胞へと分化・成熟する。この間に、T細胞受容体(TCR)遺伝子の再構成が起...
❏冠拡張薬による心筋保護が敗血症の心機能におよぼす影響(14571465)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】芹田 良平 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50245594)
【キーワード】敗血症 / Nicorandil / 心機能 / 死亡率 / Working heart (他7件)
【概要】これまで敗血症患者あるいはそのモデルの心筋保護により、心機能維持と死亡率を改善する治療法は確立されていなかった。そこで、臨床上の敗血症像に類似したラットCecal Ligation & Perforation(CLP)モデルを用い、早期よりnicorandilを投与した群と生食を投与したコントロール群を比較し、心機能を改善できるか、摘出心筋標本であるWorking Heart modelで...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達アポトーシスを含む研究件
❏細胞質内ストレス顆粒形成による生命機能制御機構と疾患におけるその破綻(18H02609)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】ストレス顆粒 / 液液相分離 / がん / プロテオミクス / 液-液相分離 (他10件)
【概要】ストレス顆粒(SG)は特定のストレス刺激下で、液-液相分離現象を介して形成される細胞質内構造体であり、その本体はmRNAおよびRNA結合蛋白質等からなる複合体である。本研究では、SGの形成機構、生理機能、および疾患との関連を包括的に解明することを目標に解析を行った。まず、SGの構成分子を網羅的に同定するため、近接依存性タンパク質標識法を活用した新たな手法を開発して探索を行い、新規構成分子を多数同定...
❏乳がん細胞におけるEMT制御因子のシストローム解析(24501311)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鯉沼 代造 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80375071)
【キーワード】FAIRE-seq / シグナル伝達 / EMT / 乳がん / TGF-beta (他16件)
【概要】本研究では乳腺上皮細胞の上皮間葉転換EMTにおける遺伝子発現変化を次世代シーケンサーを用いたRNA-seqにより解析するとともに、オープンクロマチン領域の変化につきFAIRE-seqを用いてデータ取得を行った。その結果発現変動を受けるnon coding RNAなどの新規転写産物を同定した。このうちlncRNA-Smad7の抗アポトーシス作用を見いだした。また乳腺上皮細胞に恒常活性RASを発現させ...
❏母体低栄養、ステロイド投与のネフロン形成への影響およびそのメカニズムの解明(20591286)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】粟津 緑 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20129315)
【キーワード】母体低栄養 / シグナル伝達 / ネフロン数 / プログラミング / 腎発生 (他13件)
【概要】母体低栄養ラットの腎サイズ、尿管芽分岐は胎生14日以降減少する。腎サイズは生後正常となるがネフロン数は減少している。母体低栄養腎において腎発生に重要なシグナル分子は胎生15日には抑制、胎生18日には活性化されていた。一方、アポトーシスの指標、活性型カスパーゼ3は両時期ともに母体低栄養腎で減少していた。カスパーゼ3阻害は尿管芽細胞の運動を抑制した。母体低栄養腎のネフロン数減少はカスパーゼ3を介する細...
【医歯薬学】看護学:ストレスアポトーシスを含む研究件
❏ストレスシグナルの分子機構解明による創薬基盤の確立(20229004)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008-05-12 - 2013-03-31
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (00242206)
【キーワード】ストレス / ASKファミリー / MAPキナーゼ / アポトーシス / 浸透圧 (他6件)
【概要】細胞のストレス応答は最も基本的な生命現象であり、その破綻は様々な疾患の原因となる。我々はASKファミリータンパク質が物理化学的ストレス応答の重要な担い手であることを明らかにしてきた。ASK1複合体に関する本研究によって、さらなる制御機構が明らかになり、酸化ストレスによる細胞死の機構を解明した。また、ASK3の活性が浸透圧ストレスによって制御され、血圧制御に関与することも明らかになった。さらに、細胞...
❏ストレス応答の分子機構解明に基づく生物学的情報処理システムの理解と応用(13854022)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2001 - 2005
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ストレス / カルシウム (他8件)
【概要】本研究計画は、ASKファミリーキナーゼ系を介したストレス応答の分子機構の解明を軸として「量の差を質の違いへ」という細胞内情報処理システムの作動機序を明らかするために、物理化学的ストレスによるASKファミリー活性化機構の詳細の解明を中心に研究を行なった。具体的には、1)酸化ストレスならびに小胞体ストレスによるASK1活性化機構の詳細の解明、2)ASK1活性化の量的、時間的モニター法の開発と活性化スト...
❏NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の癌化機構への関与(13470400)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】武田 弘資 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (10313230)
【キーワード】一酸化窒素(NO) / シグナル伝達 / MAPキナーゼ / アポトーシス / stress
【概要】われわれは、NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の癌化機構への関与について研究を遂行した結果、以下の2点を明らかにした。1)JNKならびにp38を制御するキナーゼであるASK1が、NOによって強く活性化されること、ASK1ノックアウトマウス由来の胎児線維芽細胞ではNOによるp38の早期の活性化が消失していることが分かった。このことから、NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の制御分子の1つと...
【医歯薬学】看護学:放射線アポトーシスを含む研究件
❏宇宙放射線被ばくによる中枢神経傷害を除去するミクログリアの役割(25514002)
【研究テーマ】宇宙生命科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】保田 隆子 東京大学, 新領域創成科学研究科, 特任研究員 (40450431)
【キーワード】ミクログリア / 貪食 / アポトーシス / メダカ胚 / 脳内免疫 (他12件)
【概要】本研究は胚が透明で脳を可視化できるメダカ胚を利用して、中脳視蓋においてミクログリアが放射線損傷によりアポトーシスを起こした神経細胞を取り込み、消化して除去する一連の貪食プロセスを詳細に調べそれらの分布を3次元立体構築により空間的に明らかにした。この中で、p53遺伝子が欠損していて放射線による神経細胞のアポトーシスが極めて少ないメダカ胚でも、多くのアポトーシスが誘導される野生型メダカ胚とほぼ同数のミ...
❏緑内障進行におけるDNA損傷応答の役割(23592553)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】桂 真理 東京大学, アイソトープ総合センター, 特任助教 (30436571)
【キーワード】DNA損傷応答 / 緑内障 / γ-H2AX / 53BP1 / ヒストンH4K20メチル化 (他20件)
【概要】DNA損傷応答とは、DNAの修復、細胞周期の制御、細胞死の誘導などの生体現象である。本研究では主に低酸素負荷により網膜神経節細胞死が起きる際、DNA損傷応答に関わるATM, NF-kB, 53BP1, ヒストンH4K20モノメチル化などの分子が細胞死を抑制していることを初代培養ラット網膜神経節細胞で確認した。さらに、ATM, 53BP1に関しては、マウスおよびラットの生体内でも確認した。低酸素負荷...
【医歯薬学】看護学:乳がんアポトーシスを含む研究件
❏乳がん細胞におけるEMT制御因子のシストローム解析(24501311)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鯉沼 代造 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80375071)
【キーワード】FAIRE-seq / シグナル伝達 / EMT / 乳がん / TGF-beta (他16件)
【概要】本研究では乳腺上皮細胞の上皮間葉転換EMTにおける遺伝子発現変化を次世代シーケンサーを用いたRNA-seqにより解析するとともに、オープンクロマチン領域の変化につきFAIRE-seqを用いてデータ取得を行った。その結果発現変動を受けるnon coding RNAなどの新規転写産物を同定した。このうちlncRNA-Smad7の抗アポトーシス作用を見いだした。また乳腺上皮細胞に恒常活性RASを発現させ...
❏テネイシンC抗体とα‐マンゴスチンとの複合による乳癌転移阻止の試み(24591924)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴田 雅朗 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (10319543)
【キーワード】テネイシンC抗体 / マンゴスチン / 乳癌 / 転移 / 治療 (他15件)
【概要】乳癌細胞株をマウス皮下に移植し、2週間後にテネイシンC(TNC)抗体(125μg、週2回, 腹腔内投与)、α-マンゴスチン(4000 ppm, 混餌投与)並びに両者の組み合わせ投与を実施し、6週経過後に実験を終了した。腫瘍体積では、対照群と比較して、全ての治療群で1週より実験終了まで抑制をみた。病理組織学的には、リンパ節および肺転移を含む総て臓器の転移において、対照群と比較して、全ての治療群で有意...
【医歯薬学】看護学:分子標的治療アポトーシスを含む研究件
❏胃癌の分子生物学的特徴に基づく、小線源療法を主軸とした個別化治療戦略(16K09290)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】柏木 和弘 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60265791)
【キーワード】胃癌 / 放射線療法 / アポトーシス / 小線源療法 / 分子標的治療 (他9件)
【概要】胃癌細胞株(低分化腺癌と高分化腺癌)に対する125Iの小線源療法(hot)の増殖抑制効果が観察された。免疫染色、caspase-3の活性を調べたところ、小線源療法によるアポトーシス誘導が観察された。次に、in vivoでのhot群の安全性と増殖抑制効果を検討するため、ヌードマウスの胃癌播種モデルを構築し、アプリケーターにより腫瘍内部に小線源を投与した。cold群と比べ、hot群では優位に腫瘍量が少...
❏子宮体癌・卵巣癌においてアポトーシスを誘導する新規分子標的治療法の探索(26462515)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他18件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、分子生物学的なサブグループおよび治療標的候補分子を同定し、新規分子標的治療薬の有効性について新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、PI3K経路を阻害する薬剤の抗腫瘍効果を増強する治療法を探索し、MAPK経路阻害剤もしくは放射線照射との併用で、相乗的な効果が得られることを示した。PI3K/mTOR経路において、HIF-1α/VEGFの活性化が腫瘍増殖に...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
【医歯薬学】看護学:胃がんアポトーシスを含む研究件
❏胃癌の分子生物学的特徴に基づく、小線源療法を主軸とした個別化治療戦略(16K09290)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】柏木 和弘 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60265791)
【キーワード】胃癌 / 放射線療法 / アポトーシス / 小線源療法 / 分子標的治療 (他9件)
【概要】胃癌細胞株(低分化腺癌と高分化腺癌)に対する125Iの小線源療法(hot)の増殖抑制効果が観察された。免疫染色、caspase-3の活性を調べたところ、小線源療法によるアポトーシス誘導が観察された。次に、in vivoでのhot群の安全性と増殖抑制効果を検討するため、ヌードマウスの胃癌播種モデルを構築し、アプリケーターにより腫瘍内部に小線源を投与した。cold群と比べ、hot群では優位に腫瘍量が少...
❏アポトーシス制御および発癌過程におけるEBV由来microRNAの機能の解明(25860262)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】牛久 綾(篠崎綾) (牛久 綾 / 篠崎 綾) 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師(病院) (60581824)
【キーワード】Epstein-Barr ウイルス / アポトーシス / 胃癌 / microRNA / EBV (他6件)
【概要】胃癌の発生におけるEpstein-Barr virus(EBV)由来のmicroRNAの役割を解明するために,手術により切除された胃癌組織および胃癌細胞株を用いて,EBV関連胃癌におけるEBV由来のmicroRNAの発現を網羅的に解析し,発現のプロファイルを明らかにした.発現の高かった特定のmicroRNAについて,その標的遺伝子を予測し,胃癌細胞株を用いて,その機能を解析した結果,EBV由来のe...
❏EBV関連胃癌におけるウイルス由来マイクロRNAの発現および機能の解明(22890037)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】篠崎 綾 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (60581824)
【キーワード】EBV / マイクロRNA / 胃癌 / アポトーシス
【概要】EBV関連胃癌におけるEBV由来マイクロRNAの発現プロファイルを定量的RT-PCR法を用いて解析した。他のEBV関連腫瘍に関する既報告と比較し、特定のマイクロRNAがEBV関連胃癌で特異的に発現が上昇していることが明らかになった。細胞株を用いた実験から、このマイクロRNAがアポトーシス促進に働く遺伝子を標的とし、その遺伝子産物の発現を抑制することで腫瘍細胞の不死化に関与していることが示唆された。...
【医歯薬学】看護学:酸化ストレスアポトーシスを含む研究件
❏膵β細胞の機能不全発症メカニズムの解明と食品成分による2型糖尿病予防への展開(19H02913)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】原田 直樹 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (00529141)
【キーワード】Redd2 / 膵β細胞 / 酸化ストレス / Nrf2 / p53 (他17件)
【概要】本研究では、膵β細胞機能不全に陥るメカニズムについて解析を行った。Redd2は、膵β細胞に酸化ストレスを生じさせるストレプトゾトシン(STZ)によって発現が増加すること、Redd2の発現をノックダウンするとSTZによるINS-1 β細胞生存能の低下が抑制されることを見出した。発現増加には、Nrf2とp53の関与が示唆された。Redd2ノックアウトマウスでは、高脂肪食摂食時にβ細胞機能の改善により耐...
❏腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明(15KT0088)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50232509)
【キーワード】ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 (他25件)
【概要】小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。 そ...
❏聴覚・平衡機能の加齢による障害の機序の解明と治療戦略の確立(26253081)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60251302)
【キーワード】神経科学 / 老化 / 難聴 / 酸化ストレス / ミトコンドリア (他8件)
【概要】体内の抗酸化物質Mn-SODが半減すると加齢により蝸牛の酸化ストレスが増悪し、音響外傷が増悪した。二酸化ゲルマニウ投与で蝸牛組織変性が生じ、ミトコンドリア機能が低下したが、タウリン等の投与により障害が抑えられた。ゲンタシンによる半規管の有毛細胞障害は支持細胞分裂により部分再生し、TrkB agonist投与により有毛細胞がより再生し機能も回復した。内耳不死化細胞は酸化ストレスでミトコンドリアの変性...
【医歯薬学】看護学:抗がん剤アポトーシスを含む研究件
❏ワールブルグ効果の解消による新規制癌法の開発(18K05332)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小倉 俊一郎 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (90343160)
【キーワード】アミノレブリン酸 / ワールブルグ効果 / 癌 / アポトーシス / 抗癌剤 (他9件)
【概要】本研究ではワールブルグ効果の解消という新しい視点に立った制癌法の開発を目的とする。ワールブルグ効果を解消できる薬剤の探索より、アミノレブリン酸にその効果があることを見出した。アミノレブリン酸は癌細胞の好気呼吸能を押し上げることによってワールブルグ効果を解消し、癌細胞を死に追いやることを初めて見出した。このことから、ワールブルグ効果を解消する方法論の確立と制癌効果の確認・細胞死のメカニズムの解明に成...
❏新規抗癌・抗感染症薬を目指したフラーレン誘導体の創製(17590092)
【研究テーマ】創薬化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】増野 匡彦 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (90165697)
【キーワード】フラーレン / 抗がん剤 / 抗エイズ薬 / 抗C型肝炎薬 / HIV逆転写酵素 (他12件)
【概要】1.フラーレン誘導体のがん細胞増殖抑制機構の解明 ジメチルピロリジニウム置換基を有するフラーレン誘導体(1)ががん細胞増殖抑制効果を示すことをすでに明らかにしているが、その機構の解析を行った。ヒト白血病由来HL-60細胞を1で処理するとアポトーシスの特徴であるDNAのラダー化、クロマチンの凝集、細胞周期のSub G1期での停止が観察され、さらに、カスパーゼ3の活性化、カスパーゼ9の活性化、ミトコン...
❏抗癌剤治療の卵巣機能への影響に関する研究(17591718)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】久具 宏司 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30322051)
【キーワード】卵巣機能 / アポトーシス / 悪性腫瘍 / 抗癌剤
【概要】25日齢の雌ラットの発育卵胞を摘出して器官培養を行う系を用いて実験を行った。卵胞摘出前にequine chorionic gonadotropinを作用させると、TUNEL法によるアポトーシスの発現が有意に減少することが示された。同時にこのアポトーシス発現の減少に合わせてカスパーゼ3のmRNAの発現が減少していた。このことより、卵胞におけるアポトーシスの発現にはカスパーゼ3が関与していることが示唆...
【医歯薬学】看護学:化学療法アポトーシスを含む研究件
❏人工培養法を用いた海産白点虫の宿主-寄生体関係および防除に関する研究(18380112)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】良永 知義 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (20345185)
【キーワード】海産白点虫 / Cryptocaryon irritans / in vitro培養 / Miamiensis avidus / 化学療法 (他13件)
【概要】海産魚の白点虫Cryptocaryon irritansのin vitro培養法を利用して、本寄生性繊毛虫によって引き起こされる海産魚白点病における宿主-寄生体関係ならびに予防治療に関する研究をおこなった。培養系内で虫体の餌となっている魚類細胞はアポトーシスを生じていることが、形態学、アポトーシスの特異的検出法(Tunnel法)、核DNAの泳動像から確認され、本虫が宿主細胞にアポトーシスを引き起こ...
❏悪性腫瘍の放射線、化学療法に対する感受性とApoptosis関連遺伝子変異の相関(07671368)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】富永 治 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (10261976)
【キーワード】Apoptosis / 放射線療法 / 化学療法 / 癌 / Bcl-2 (他9件)
【概要】食道癌と大腸癌細胞株において、Apoptosis関連遺伝子p53、Bcl-2、Bax、Bcl-XL、Bcl-XS、Bak、Badの発現をWestern Blottingを用いて解析した。p53の発現は、食道癌細胞株、大腸癌細胞株のそれぞれ約50%と約80%に認められた。一方、Bcl-2の発現は、食道癌細胞株、大腸癌細胞株のそれぞれ約30%と約20%に認められた。分子量の異なる2種類のBcl-2蛋白...