ナノテクノロジーを用いた長寿関連遺伝子SIRT1に対する分子標的抗腫瘍剤の開発
【研究分野】産婦人科学
【研究キーワード】
SIRT1 / DBC-1 / アポトーシス / カスパーゼ / E-cadherin / 子宮内膜 / 子宮体癌 / 細胞接着能 / レズベラトロール / sirtinol / 子宮体癌細胞株
【研究成果の概要】
我々は長寿関連遺伝子SIRT1と、それを制御している乳癌関連遺伝子DBC?1のアポトーシスにおける機能解析を行った。また子宮内膜におけるSIRT1の機能解析を行った。
DBC?1はアポトーシスを誘導すると、カスパーゼ?7に分解されることが確認された。またSIRT1はアポトーシス誘導時にDBC?1と共に核から核外に局在が移行し、アポトーシスを更に増加させる可能性が示された。
子宮内膜においてSIRT1が細胞接着調節因子であるE-cadherinの発現を正に調節し、細胞接着能を増加させる可能性が示された。また子宮内膜における発癌、胚における子宮内膜接着能にSIRT1が関連している可能性がある。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)