アミノ配糖体抗菌薬などによる内耳障害に対する蛋白治療〜臨床応用への基礎的研究〜
【研究分野】耳鼻咽喉科学
【研究キーワード】
アポトーシス / アミノ配糖体 / 蛋白治療 / アミノ配糖体抗菌薬 / 鼓室内投与
【研究成果の概要】
今回我々はアポトーシス抑制活性強化型蛋白FNK にPTD(Protein Transduction Domain)を付加したPTD-FNK 蛋白を作成し、PTD-FNK 蛋白が通常高分子タンパクは通過困難といわれている内耳蝸牛窓膜を通過し内耳有毛細胞へ到達することを確認した。さらに到達したPTD-FNK でアミノ配糖体による急性内耳障害が予防できることを確認した。この成果はより副作用の少ない鼓室内局所投与での蛋白治療への発展につながると考える。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】3,085千円 (直接経費: 2,680千円、間接経費: 405千円)