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大阪大学 研究Discovery Saga
研究期間:2026年 に発表された研究一覧:138
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情報学 情報学複合領域 複合領域環境学 環境学数物系科学 数物系科学化学 化学生物学 生物学総合理工 総合理工工学 工学総合生物 総合生物農学 農学医歯薬学 医歯薬学
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発表日:2026年6月2日 この記事は2026年6月16日号以降に掲載されます。
1
ヒステリシス現象の熱力学的記述を確立
熱力学における難問を解決
この記事は2026年6月16日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年6月2日 この記事は2026年6月16日号以降に掲載されます。
2
\昆虫の「声」を聴き、制御する!/ 昆虫の体内信号をAIが読み取る 昆虫サイボーグ制御システムを提案・実証
この記事は2026年6月16日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年6月1日
3
\mRNAで心筋梗塞後の心臓を救う/ 複数mRNA同時投与により 心筋梗塞後の難治性心不全を治療
ナノミセル型キャリアがmRNAを心臓に届ける新技
大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科の医師・伴田一真さん、河村拓史助教、宮川繁教授および、大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER) 臨床生命工学チームの位髙啓史教授らによる研究チームは、心筋梗塞のあとに弱った心臓の回復に役立つ5つの遺伝子の組み合わせを見つけました。そして、それらを新しい創薬モダリティとして注目されるmRNAとしてまとめて心臓に届けることで、心臓の働きを改善し、生存率を高められることを世界で初めて明らかにしました(図1)。mRNAは、新型コロナウイルスワクチンでも使われた新しい創薬の技術で、クスリやワクチンとなるタンパク質をmRNAの形で投与して、目的の...
キーワード:ミセル/筋細胞/キャリア/持続可能/持続可能な開発/血流/iPS細胞/PDGF/ナノミセル/遺伝子発現解析/細胞外小胞/心筋/心筋細胞/発現解析/mRNA/感染症対策/心機能/心筋梗塞/心臓/新型コロナウイルス/RNA/核酸医薬/血管新生/細胞死/細胞治療/創薬/ウイルス/ワクチン/遺伝子/遺伝子発現/医師/感染症/線維化/標準化
他の関係分野:化学生物学工学総合生物
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発表日:2026年6月1日
4
コバルトと酸素が生み出す 蜂の巣ネットワーク
次世代量子情報材料へつながる新技術
大阪大学産業科学研究所のLi Haobo助教、田中秀和教授らの研究グループは、同大学院基礎工学研究科の石渡晋太郎教授、京都大学の陰山洋教授、ファインセラミックスセンター(JFCC)の小林俊介主任研究員、南開大学のWei-Hua Wang教授、東京大学生産技術研究所の小澤孝拓助教、立命館大学のChengchao Zhong講師らと共同で、ハニカム構造を持つ既知の材料にコバルト(Co)を少量加えた「NaSbO₃(ナトリウム・アンチモン酸化物)」の高品質薄膜の作製に成功しました。さらに、その中でCo原子が蜂の巣のような「ハニカム構造」を形成し、強い磁性を示す可能性を明らかにしました(図1)。...
キーワード:コンピューティング/スーパーコンピュータ/金属元素/スピン液体/スピン軌道相互作用/パルス/バンド構造/マヨラナ粒子/低次元/物性物理/量子コンピュータ/量子スピン/量子情報/X線回折/磁化率/アンチモン/量子スピン液体/パルスレーザー/生産技術/イリジウム/遷移金属/強磁性/持続可能/持続可能な開発/二酸化チタン/半導体産業/量子コンピューティング/STEM/エピタキシャル/エピタキシャル薄膜/チタン/パルスレーザー堆積法/材料設計/酸化チタン/磁気特性/磁性材料/表面分析/コバルト/シリコン/スピン/レーザー/酸化物/第一原理/第一原理計算/電子顕微鏡/透過電子顕微鏡/二酸化炭素/半導体/微細加工/微細加工技術/結晶構造/ナトリウム/ルテニウム
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年6月1日 この記事は2026年6月15日号以降に掲載されます。
5
遺伝病の重症さを決める遺伝因子の存在を解明
12年にわたる観察による成果
この記事は2026年6月15日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年6月1日 この記事は2026年6月15日号以降に掲載されます。
6
免疫制御タンパク質の多量化機構を解明
タンパク質が集まることがシグナルとなる
この記事は2026年6月15日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月29日 この記事は2026年6月12日号以降に掲載されます。
7
予測だけで終わらない 治療も変えるバイオマーカーを発見
CA9による肝がん免疫療法の個別化と治療抵抗性の克服
この記事は2026年6月12日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月29日
8
塗って乾かすだけで、 過酸化水素を生成する光触媒シートが完成!
固まると半導体になる高分子光触媒を開発
大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域/附属太陽エネルギー化学研究センターの大学院生 吉田 光希さん(博士後期課程3年)、白石 康浩准教授、平井 隆之教授らの研究グループは、可視光照射下で水と酸素(O₂)から過酸化水素(H₂O₂)を生成する直鎖高分子poly23DHNを開発しました。この高分子は一般的な有機溶媒に溶け、水には溶けないことから、シートなど実用的な形に成型・加工することが容易です。H₂O₂は漂白剤、消毒剤、酸化剤として広く用いられる重要な化学物質であり、燃料電池の燃料となる液体...
キーワード:光エネルギー/化学物質/太陽/光触媒反応/キノン/高分子/酸化重合/触媒反応/有機半導体/太陽エネルギー/太陽光/樹脂/キャリア/可視光/選択性/半導体光触媒/エネルギー消費/持続可能/省エネ/光照射/持続可能な開発/光触媒/電池/燃料電池/エタノール/ネットワーク構造/化学工学/省エネルギー/半導体
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2026年5月26日
9
\脳の進化は、“時間の使い方”で決まっていた/ 動物ごとに異なる脳の作られ方の秘密を発見
大阪大学大学院生命機能研究科の山内優季助教とX. D. Sheu特任研究員(常勤)、鈴木郁夫教授らの研究グループは、東京都医学総合研究所の隈元拓馬主席研究員、熊本大学発生医学研究所の畠山淳准教授・竹本(佐藤)晴香学術振興会特別研究員 (RPD)、東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻のRouillard Pauline氏・Tarfder Rafat氏、同 定量生命科学研究所のBilgic Merve助教・岸雄介准教授、同 大学院理学系研究科 生物科学専攻/ニューロインテリジェンス国際研究機構の榎本和生教授、京都大学 高等研究院/大学院医学研究科の出口崇人氏、同 高等研究院/大学院医学研究科/...
キーワード:インテリジェンス/クローン/環境適応/持続可能/持続可能な開発/神経発達/大脳/脳発生/実験動物/哺乳類/哺乳動物/ニューロン/神経前駆細胞/神経発生/Wnt/Wntシグナル/オルガノイド/前駆細胞/発生学/RNA/イミン/マウス/ラット/幹細胞/再生医療/神経回路/神経幹細胞/神経細胞/大脳皮質/脳機能/発現制御/遺伝子/神経疾患/発達障害/分子生物学/老化
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年5月26日 この記事は2026年6月9日号以降に掲載されます。
10
肝がん免疫療法、“効く理由”の違いを初解明
血液による治療効果の予測と、患者さん一人ひとりに適した治療選択(個別化医療)の実現へ
この記事は2026年6月9日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月25日 この記事は2026年6月8日号以降に掲載されます。
11
「きれいな」X線レーザーパルス幅計測に成功
背景信号を完全排除し計測精度を格段に向上
この記事は2026年6月8日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月21日
12
消化器癌における免疫治療のメカニズムを解明
抗PD-1抗体はリンパ節中の疲弊前駆T細胞に働きかける!
大阪大学大学院医学系研究科の野瀬陽平 招へい教員、西塔拓郎 特任准教授(常勤)(臨床腫瘍免疫学・消化器外科学)、土岐祐一郎 特任教授(消化器外科学)らの研究グループは、免疫チェックポイント阻害薬(ICI: Immune Checkpoint Inhibitor)治療において、消化器癌の所属リンパ節内に存在する疲弊前駆T細胞が重要な役割を果たすことを、世界で初めて明らかにしました。これまで、ICI治療の一種である抗PD-1抗体治療は、腫瘍局所に存在する疲弊したPD-1陽性T細胞を再活性化することで抗腫瘍効果を発揮すると考えられてきました。しかし近年、実験動物を用いた研究から、これらICI...
キーワード:クラスタリング/クローン/一細胞/実験動物/CD8/TCR/PD-1/PD-L1/肝転移/抗腫瘍免疫/治療標的/フローサイトメトリー/免疫治療/RNA/T細胞/抗腫瘍効果/腫瘍免疫/免疫チェックポイント/免疫チェックポイント阻害薬/免疫学/免疫細胞/疫学/抗体/手術
他の関係分野:情報学生物学総合生物農学
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発表日:2026年5月20日
13
太陽電池効率化の鍵! 吸熱型一重項励起子分裂を 分子―量子ドット界面で実現
大阪大学産業科学研究所の坂本雅典教授、慶應義塾大学の酒井隼人講師、羽曾部卓教授、Samsung Displayの金賢得Vice President of Technology、Tampere University のRamsha Khan博士研究員(研究当時)、京都大学のZhang Jie博士研究員(研究当時)、鈴木克明助教、I-Ya Chang博士研究員(研究当時)、梶弘典教授らの研究グループは、分子と量子ドットの電子軌道が相互に混成することで、これまで起こすことが難しいと考えられてきた吸熱型の一重項励起子分裂(singlet exciton fission:SF)が高効率に進行することを明...
キーワード:光エネルギー/太陽/励起状態/光エネルギー変換/太陽光/光励起/分子配列/持続可能/持続可能な開発/量子ドット/太陽電池/電子状態/電池/シリコン/高効率化/超微粒子/微粒子/励起子/エネルギー変換/ショック/ハイブリダイゼーション
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年5月19日
14
光の“力”でタンパク質を積み上げる
秩序的に動くタンパク質ネットワークを作製するための新技術
大阪大学大学院工学研究科の吉川洋史教授、埼玉大学大学院理工学研究科の川村隆三准教授らの研究グループは、レーザーの力学的作用により、狙った場所・時間にタンパク質を集合・配列させ、細胞内に存在するようなタンパク質の動的な繊維状ネットワークを人為的に作製することに成功しました。細胞内ではタンパク質が繊維状ネットワーク(細胞骨格)を形成し、それが集団的に動くことで、細胞の運動や増殖などに重要な役割を果たしています。これまでも、生体外でタンパク質の繊維状ネットワークを作製し、その構造と機能との相関を詳細に調べる研究が盛んに行われてきました。しかし従来の方法は、タンパク質分子任せで繊維状ネットワー...
キーワード:集団運動/近赤外/時空間制御/光化学/キネシン/モータータンパク質/持続可能/光照射/持続可能な開発/ネットワーク構造/モーター/レーザー/ロボット/非接触/表面処理/光ピンセット/人工細胞/リン酸/アデノシン/染色体/微小管/チューブリン/細胞骨格/細胞分裂/精子/遺伝子
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年5月19日
15
木材由来のナノ繊維からプラスチック様材料の形成に成功
大阪大学産業科学研究所の石岡瞬助教、東京大学大学院農学生命科学研究科の齋藤継之教授、および同大学大学院工学系研究科、第一工業製薬、海洋研究開発機構からなる研究グループは、熱可塑性を持たない木材由来のナノ繊維であるCNFから、成形自由度の高いプラスチック様材料を形成する手法を開発しました。CNFは、高強度、低熱膨張性、高熱伝導性などの優れた特性を有し、密に集合(会合)させると、これらの特性を併有した高性能材料を形成できます。しかし、CNF会合体に熱を加えても、そのナノ粒子構造を維持させたまま軟化させることができない(熱可塑性を持たない)ため、従来は自由度の高い成形加工が困難でした。そこで...
キーワード:アスペクト/海洋/SPring-8/アニオン/イオン液体/ファイバー/成形加工/融点/持続可能/持続可能な開発/ナノファイバー/グラフェン/ナノメートル/ナノ材料/ナノ粒子/プラスチック/熱伝導/熱膨張/結晶構造/セルロース/セルロースナノファイバー/結晶性/細胞壁/植物細胞壁/可塑性/カチオン
他の関係分野:情報学環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2026年5月18日
16
超高速・超低省電力で動作する不揮発量子スイッチング素子
40ピコ秒動作、次世代コンピュータ・データセンター省エネへ
東京大学大学院理学系研究科のTsai Hanshen特任助教、松田拓也特任助教(研究当時)、中辻知教授らの研究グループは、同研究科有田亮太郎教授(兼:理化学研究所 創発物性科学研究センター チームディレクター)、同大学大学院工学系研究科の竹中充教授、清水宏太郎助教、飯塚哲也教授、および同大学物性研究所の三輪真嗣准教授、ならびに理化学研究所創発物性科学研究センターの近藤浩太上級研究員(研究当時)(現:大阪大学先導的学際研究機構 准教授)らと共同で、...
キーワード:アーキテクチャ/インターフェース/GPU/機械学習/最適化/人工知能(AI)/学際研究/重金属/スピンホール効果/トポロジー/パルス/フォトダイオード/異常ホール効果/磁気構造/磁気秩序/多極子/反強磁性/反強磁性体/物性物理/量子コンピュータ/量子スピン/スケーリング/ホール効果/素粒子/磁場/スピントルク/トポロジカル/トポロジカル物質/光電流/磁性体/マンガン/キャリア/スピンダイナミクス/スピン軌道トルク/メモリ/強磁性/光インターコネクト/磁化反転/電子回路/不揮発メモリ/量子エレクトロニクス/省エネ/アモルファス/強磁性体/光電変換/電子状態/シリコン/スピン/スピントロニクス/ダイナミクス/トルク/ピコ秒/レーザー/省エネルギー/相変化/耐久性/低消費電力/微細加工/量子力学/結晶構造
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学農学
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発表日:2026年5月14日
17
インフルエンザ流行をいち早く捉える
下水データによる先行的サーベイランスを実証
大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)の村上道夫教授、東京大学大学院工学系研究科附属水環境工学研究センターの北島正章特任教授(感染症総合教育研究拠点連携研究員)、大阪健康安全基盤研究所の左近直美主幹研究員らの研究グループは、下水中に含まれるインフルエンザウイルスRNA濃度を用いて、地域におけるインフルエンザ患者数を予測する手法を開発しました。インフルエンザなどの感染症対策では、流行状況を迅速かつ正確に把握することが重要ですが、医療機関での受診や検査結果に依存していることから、報告までに時間的な遅れが生じるという問題があります。こうした問題を補完する手法として、近年「下水疫...
キーワード:統計モデル/持続可能/下水処理/持続可能な開発/水環境/水処理/比較研究/病原体/ウイルス感染症/感染症対策/新型コロナウイルス/臨床検査/RNA/インフルエンザ/インフルエンザウイルス/サーベイランス/ウイルス/疫学/感染症/公衆衛生/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:情報学工学農学
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発表日:2026年5月14日
18
効率の良い希土類イオン発光中心の選択形成で 高輝度赤色発光を実現!
次世代マイクロLEDディスプレイに一歩前進
大阪大学大学院工学研究科の市川修平准教授、博士後期課程の竹尾敦志さんらの研究グループは、立命館大学総合科学技術研究機構の藤原康文教授と協力し、半極性(20^21) GaN上にEu添加GaN薄膜を成長することで、極めて発光効率の高いEu発光中心が優先的に形成されることを明らかにしました。これにより、従来の極性(0001) GaNを用いた場合と比較して、赤色発光強度が3.6倍以上に増大することが実証されました。これまでに、GaN系の赤色LEDの高出力化は、次世代マイクロLEDディスプレイ技術の鍵として考えられ、研究が盛んに行われてきました。なかでもEu添加GaNは、波長安定かつ狭線...
キーワード:希土類元素/スペクトル/発光スペクトル/ディスプレイ/有機金属/希土類イオン/GaN/自己形成/窒化ガリウム/発光素子/発光分光/持続可能/持続可能な開発/発光ダイオード(LED)/希土類/マイクロ/結晶成長/結晶方位/半導体/量子井戸/インジウム
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2026年5月11日
19
日米比較でみた感染予防ポスターの効果と副作用
正当化メッセージは行動を促すが、反発も招きうる
関西学院大学(兵庫県西宮市、学長:森康俊)社会学部の小林智之准教授、大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)の村上道夫教授、三浦麻子教授(同大学院人間科学研究科教授兼任)の研究グループは、感染予防を呼びかけるポスターに添えられる「なぜその行動をとるべきか」というサイドメッセージが、人々の感染予防行動の意図や、異なる意見をもつ人々への態度、ポスターそのものの受け止め方にどのような影響を及ぼすかを明らかにしました。その結果、サイドメッセージの効果は国や受け手のもともとの感染予防傾向によって異なり、日本では社会規範に追加の理由を組み合わせたメッセージ、米国では公衆衛生を強調するメッセージ...
キーワード:リスクコミュニケーション/自律性/感染症対策/副作用/コミュニケーション/スティグマ/ストレス/感染症/公衆衛生
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2026年5月11日
20
仰臥位エクササイズが立位バランスと敏捷性を改善
短時間・2週間の体操で体幹下肢神経筋連携向上
短時間(10分)で実施可能な仰向けで行うエクササイズが、立位でのバランス能力や敏捷性を向上させることが明らかになりました。本研究では、起床時に仰向けで行う2週間の運動プログラムにより、柔軟性や敏捷性、静的バランスが有意に改善することを確認しました。これらの効果は筋肥大ではなく、神経筋の適応によるものである可能性が示唆されました。研究の背景バランス能力や敏捷性は、二足歩行の人間の基本的な...
キーワード:電気通信/オープンアクセス/運動プログラム/持続性/二足歩行/運動制御/姿勢制御/医工学/トレーニング/運動機能/筋肥大/リハビリ/リハビリテーション/高齢者
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学総合生物
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発表日:2026年5月11日
21
Afamin/Wnt3a複合体の姿と動きの観察に成功
疎水性ポケットの重要性を明らかに
金沢大学大学院新学術創成研究科ナノ生命科学専攻博士後期課程の市田光、水野皓介(現・大阪大学蛋白質研究所 博士研究員)、ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)の古寺哲幸教授、ホルガー・フレクシグ特任准教授、大阪大学蛋白質研究所の戸田聡准教授の共同研究グループは、血清タンパク質であるAfaminが、脂質修飾シグナル分子のWnt3aを安定化して運ぶ際の姿と動きの観察に成功しました。さらに、この二つの分子が正しく結合するためには、Afaminが持つ、Wnt3aの脂質を収容するための疎水性のポケットが必須であることを明らかにしました。Wntタンパク質は、体や臓器の形づくりから、それらを健康...
キーワード:高速AFM/タンパク質複合体/キャリア/構造モデル/原子構造/AFM/モデリング/原子間力顕微鏡/細胞工学/生体内/変異体/高速原子間力顕微鏡/細胞膜/血清/組織構築/ゆらぎ/評価法/Wnt/シグナル分子/幹細胞/形態形成/再生医療/受容体/生理活性/糖タンパク質/立体構造/脂質
他の関係分野:化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年5月11日
22
濡れた壁に高速でぶつかった粒子は強く跳ね返る
ドーム状液膜がブレーキを無効化
川崎重工業株式会社 橋本拓典さん(大阪大学大学院基礎工学研究科 博士後期課程)、有澤秀則さん、篠田祐司さん、大阪大学大学院基礎工学研究科 杉山和靖教授の研究グループは、高速粒子衝突における液膜の影響を明らかにしました (図1)。本研究では、衝突前後の液膜形状の変化と、反発係数 (反発前に対する反発後の粒子スピードの比) を調べました。特に、実験と数値シミュレーションを組み合わせて、気液界面の複雑な挙動と相変化(気化)が及ぼす影響を重点的に分析しました。その結果、衝突速度の増加に伴い、衝突後の液膜形状が「ブリッジ状」(図2(a))から「ドーム状」(図2(b))へと遷移することを見...
キーワード:数値シミュレーション/カーボンニュートラル/持続可能/省エネ/エネルギー吸収/気液界面/持続可能な開発/カーボン/キャビテーション/コーティング/シミュレーション/モーター/モデル化/運動解析/航空機/混相流/最適設計/自動車/省エネルギー/相変化/耐久性/長寿命化/微細加工/物理モデル/微細加工技術/エネルギー変換/技術革新/寿命
他の関係分野:数物系科学工学総合生物農学
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発表日:2026年5月11日
23
量子のだるま落としで原子核を探るプロジェクトから初成果
炭素、酸素原子核に重陽子クラスターを発見
理化学研究所(理研)仁科加速器科学研究センター核反応研究部の上坂友洋部長、久保田悠樹研究員、京都大学大学院理学研究科の銭廣十三准教授、辻崚太郎大学院生(研究当時)、大阪大学核物理研究センターの田中純貴助教、九州大学大学院理学研究院の緒方一介教授らの国際共同研究グループは、炭素12および酸素16という原子核の中に、陽子1個と中性子1個のペアが固まりになった重陽子クラスターが、従来考えられていた以上に高い確...
キーワード:陽子ビーム/化学物質/RIビーム/原子核/原子核物理学/高エネルギー/高エネルギー粒子/不安定核/陽子/ヘリウム/ヘリウム3/加速器/中性子/同位体/内部構造/スペクトル/検出器/新星/超新星/超新星爆発/分光器/励起状態/エステル/ポリエステル/生成機構/核分裂/分解能/ホウ素/カルシウム/放射線
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2026年5月11日
24
\イルカはなぜ速い?に、乱流研究者が答える!/ 「富岳」の力を借りてイルカの遊泳機構を解明
大阪大学大学院基礎工学研究科の本告遊太郎講師、村端秀樹さん(当時博士前期課程)、後藤晋教授の研究グループは、イルカが乱れた流れ(乱流)を生み出しながら速く泳げる秘密が、乱流の中に隠れた「尾びれサイズの大きな渦輪」にあることを明らかにしました。イルカは尾びれを上下に動かし、乱流を作りながら速く泳ぎます。しかし、ぐちゃぐちゃに見える乱流を眺めているだけでは、イルカが速く泳ぐ仕組みは分かりません。そこで、スーパーコンピュータ『富岳』と、最新の乱流理論に基づく解析を駆使することで、イルカの遊泳中に生じる乱流を「渦」の大きさ別に分けて可視化しました。図や可視化動画を見ると、ドーナツ状の大...
キーワード:スーパーコンピュータ/数値シミュレーション/持続可能/省エネ/持続可能な開発/シミュレーション/ロボット/省エネルギー/数値解析/流体力/流体力学/ドローン
他の関係分野:情報学数物系科学工学農学
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発表日:2026年5月11日
25
\分子の“踊り方"で光の色と向きが決まる!/ 強くねじれたエキシマー発光の仕組みを解明
大阪大学大学院工学研究科の博士前期課程(研究当時)の久次米智裕さん、同環境安全研究管理センターの王哲助教、森直教授らの研究グループは、分子の「形の変化」が「ねじれた光(円偏光発光)」の強さを決める仕組みを、世界で初めて解明しました。光には「右回り」と「左回り」の2種類の「ねじれた光(円偏光)」があります。この性質を利用すると、より鮮明な3D映像の表示や、生体組織の高精度な観察が可能になります。しかし、有機分子で「ねじれた光」を強く出すことは非常に難しく、これが実用化の大きな壁となっていました。今回、研究グループは、「分子がどう"踊るか"で、光の性質が決まる」...
キーワード:3Dディスプレイ/量子化/速度論/スペクトル/量子化学/励起状態/ピレン/円偏光発光/二量体/量子化学計算/キラル/ディスプレイ/円偏光/有機分子/データストレージ/双極子/発光材料/発光素子/バイオセンシング/温度依存性/熱力学/センシング/ダイナミクス/励起子/マッピング/ランドスケープ/生体組織/生体イメージング/コンフォメーション/誘導体
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年5月3日
26
幹細胞の「暴走」を防ぐ制御機構を解明
遺伝子の働きすぎを防ぎ、ES細胞の状態を安定させる新因子 RLF/ZFP292の発見
大阪大学大学院理学研究科の伊藤仁将助教と小布施力史教授らの研究グループは、マウスES細胞において、幹細胞が未分化状態を保つための新たな遺伝子制御の仕組みを明らかにしました。幹細胞は、将来さまざまな細胞に変わる能力(多能性)を持つ一方で、適切なタイミングが来るまではその状態を維持しなければなりません。本研究では、RLFおよびZFP292という2つのタンパク質が、遺伝子の働きを抑える装置であるCoR...
キーワード:ヒストン/持続可能/持続可能な開発/モーター/染色体構造/プロモーター/遺伝子制御/染色体/病態解明/ES細胞/イミン/ヒストン修飾/マウス/幹細胞/再生医療/神経変性/神経変性疾患/創薬/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:工学総合生物
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発表日:2026年5月3日
27
\チョンとしてから毛づくろい/ 淡路島のサルに特有のジェスチャー行動 「タッピング」を発見
大阪大学大学院人間科学研究科の貝ヶ石優 特任研究員 (研究当時。現:奈良女子大学特別研究員(日本学術振興会)) は、淡路島に生息するニホンザル集団において、この集団に特有の、毛づくろいを誘いかけるジェスチャー行動「タッピング」が存在することを発見しました (図1)。霊長類は他の個体と関わる際に、様々なジェスチャーを用いることで、社会交渉を円滑に進めます。特に毛づくろいの際には、相手の前に横たわることで毛づくろいを催促する行動がよく知られています。しかし、本研究で確認されたタッピングは、相手の体に軽く触れることで毛づくろいが始まり、これまでニホンザルでは報告されていませんでした。...
キーワード:行動観察/霊長類/ジェスチャー/コミュニケーション
他の関係分野:複合領域生物学総合生物
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発表日:2026年4月30日
28
構造情報と計算科学を駆使して膜酵素を可溶化
酵素を利用した生物電気化学デバイスの機能向上に貢献
京都大学大学院農学研究科の市川小夏 修士課程学生(現・博士課程学生)、足立大宜 特定研究員、北隅優希 同准教授、白井理 同教授、宋和慶盛 同助教、大阪大学大学院生命機能研究科 日本電子YOKOGUSHI 協働研究所の宮田知子 特任准教授(常勤)、牧野文信 同招へい准教授、難波啓一 同特任教授(常勤)らの共同研究グループは、Gluconobacter oxydansという酢酸菌由来の膜結合...
キーワード:分子動力学シミュレーション/ノイズ/キノリン/キノン/触媒反応/電子移動/酸化還元酵素/電子伝達/酵素電極/電極触媒/アルコール脱水素酵素/生体触媒/脱水素/選択性/電極反応/電池/燃料電池/エタノール/シミュレーション/界面活性剤/酸化還元/電気化学/電子顕微鏡/動力学/分子動力学/組み換え/構造予測/生体内/脂質膜/変異体/酵素活性/アルデヒド/バイオ燃料/クライオ電子顕微鏡/アルコール/生理機能/アミノ酸/構造変化/酸化反応/受容体/電気化学測定/脂質
他の関係分野:数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年4月30日
29
\手術後の腸を元気にする/ 味覚を刺激して手術後の腸の動きを改善
手術後の腸閉塞を防ぎ、早期回復に貢献
大阪大学大学院医学系研究科 消化器外科学の林理絵さん(博士後期課程)、三吉範克助教らの研究グループは、腹腔鏡下大腸切除術を受けた患者において、味覚を刺激するタブレットを手術後に摂取することで、腸閉塞(イレウス)の発生を予防できることを明らかにしました。これまで、手術後の腸閉塞の予防策としては、早期に体を動かすこと、お腹を温めること、坐薬などによる腸への刺激、腸の動きを促進する薬の投与などが行われてきましたが、明確な根拠(エビデンス)があるものはありませんでした。研究グループは、腹腔鏡下大腸切除を受けた患者100例を対象に、口の中ですぐ溶ける形状の、患者自身の好みの味のタブレット...
キーワード:タブレット/産学連携/消化管/合併症/大腸/日常生活/日常生活動作(ADL)/フレイル/手術
他の関係分野:複合領域農学
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発表日:2026年4月30日
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世界で利用されるチャットツール「Rocket.Chat」で複数の脆弱性を発見し改善へ
産業系セキュリティ分野で難関の国際会議Black Hat Asia 2026 Briefingsで講演
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー)、理事長: 大野 英男)、国立大学法人大阪大学(総長: 熊ノ郷 淳)大学院情報科学研究科、日本電気株式会社(NEC、取締役 代表執行役社長 兼 CEO: 森田 隆之)から成る共同研究チームは、商用として世界で約1,200万人が利用するオンプレミス型チャットツール「Rocket.Chat」を対象に、“暗号の使い方の観点からの安全性評価”を「仕様解析・実装調査・概念実証」の手法を用いて世界で初めて(NICT調べ)実施しました。「メッセージの偽造」「暗号化メッセージの解読」「攻撃の長期化」などにつながる重大な脆弱性を発見し、これらを利用...
キーワード:データ管理/アルゴリズム/プロトコル/情報通信/脆弱性/ACT/シナリオ/安全性評価/コミュニケーション
他の関係分野:情報学複合領域環境学工学
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発表日:2026年4月30日
31
水完全分解光触媒における 初めてのオールインワン助触媒を実現
サステイナブルな水素社会の実現に向けて
光触媒による水完全分解(OWS)は、持続可能な水素生産に大きな可能性を秘めています。OWSでは、光触媒表面での水素発生反応(HER)と酸素発生反応(OER)の双方の促進が極めて重要であり、おのおのの反応に、個別に高い活性を示すHERおよびOER助触媒を、光触媒上の狙いの位置に選択的に修飾することが高活性化の鍵になります。しかし、煩雑な多段階光析出プロセスと逆反応を阻害するための酸素遮断層の必要性、逆反応を完全に抑制することの難しさ、遮断層の耐久性に関する懸念など、依然として大きな課題が残っています。東北大学大学院理学研究科の坂本良太教授らの研究グループは、導電性二次元金属有機構造体(2...
キーワード:オープンアクセス/先端技術/水溶液/X線分光/分子構造/自己組織/結晶構造解析/水素エネルギー/電子線/クロム/貴金属/金属有機構造体/酸素発生反応/前駆体/選択性/持続可能/光照射/熱力学/光触媒/水素発生/ナノメートル/金属イオン/金属酸化物/酸化物/水素製造/積層構造/耐久性/電子顕微鏡/透過電子顕微鏡/導電性/分解能/マッピング/結晶構造/層構造/高分解能/APC/組織化/ラット/創薬/配位子
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学総合理工工学農学
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発表日:2026年4月24日
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発光可能な有機太陽電池の開発に成功
発電するディスプレイや高効率有機太陽電池の実現に期待
東京科学大学(Science Tokyo) 総合研究院 フロンティア材料研究所の伊澤誠一郎准教授、北海道大学 総合イノベーション創発機構 化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)の相澤直矢准教授らの研究チームは、発光機能と発電機能を併せ持つ有機太陽電池の開発に成功しました。光発電素子である太陽電池と、発光素子であるLEDや有機ELは、ともにダイオード素子である一方で、発電と発光の機能を1つの...
キーワード:混合状態/太陽/ディスプレイ/有機太陽電池/太陽光/ペロブスカイト太陽電池/光機能/エネルギー移動/ペロブスカイト/可視光/発光素子/有機EL/過渡応答/発光ダイオード(LED)/界面エネルギー/光電変換/太陽電池/電池/電荷移動/ショック/寿命/スマートフォン
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2026年4月24日
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\仏・The Cosmetic Victoriesで最優秀賞!/ 一次繊毛の形成抑制による 『肌の炎症再発予防』への新アプローチ
次世代スキンケア技術の提案が国際的評価を獲得
大阪大学大学院薬学研究科 マンダム先端化粧品科学協働研究所の鳥山真奈美特任准教授(常勤)、東京大学医科学研究所の石井健教授、名古屋市立大学大学院医学研究科の森田明理教授、大阪大学微生物病研究所の元岡大祐講師らの研究グループは、慢性的な皮膚炎症や肌の敏感化に対し、従来の一時的な鎮静ケアにとどまらない“炎症の再発予防”を目指す新たなアプローチを提案しました。本研究では、炎症性サイトカイン刺激により表皮の角化細胞に一次繊毛(primary cilia)が形成され、その存在が炎症記憶を有する細胞の指標となり得る可能性を示しました。さらに、オミクス解析と化合物スクリーニングを統合した独自の探索に...
キーワード:レジリエンス/微生物/オミクス/オミクス解析/角化細胞/アトピー性皮膚炎/スクリーニング/炎症性サイトカイン/免疫細胞/サイトカイン
他の関係分野:複合領域農学
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発表日:2026年4月24日
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メガワット級・3,070個の光渦同時生成に世界で初めて成功
大規模・高出力を両立する新しい光制御基盤を実証
大阪大学レーザー科学研究所の中田芳樹准教授、レーザー技術総合研究所の宮永憲明(大阪大学名誉教授)、小坂悠起さん、吉田匡孝さん(研究当時、共に大阪大学大学院工学研究科博士前期課程在籍)らの研究グループは、光の波面が渦を巻いて進む「光渦」を 3,070 個同時に整列させた大規模光渦アレイ(メガ光渦)を、メガワット級の高出力で生成することに成功しました。これまで光渦の「大規模化」と「高出力化」はそれぞ...
キーワード:並列化/軌道角運動量/特異点/広帯域/キラル/フォトニクス/シミュレーション/ナノ構造/レーザー/レーザー加工/光学素子/超並列/光制御
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学総合生物
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発表日:2026年4月24日
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分子の折りたたみが導く多様なメゾスコピック有機素材
立体的に複雑な分子の自己組織化によるチューブ構造構築を実現
千葉大学国際高等研究基幹の矢貝史樹 教授、大阪大学大学院基礎工学研究科の五月女光 助教、東京科学大学物質理工学院のMartin Vacha 教授、北里大学の渡辺豪 教授、Keele大学のMartin J. Hollamby 講師を中心とする青山学院大学、物質・材料研究機構(NIMS)の研究チームは、タンパク質が生体内で行っている「折りたたみ」を介した自己集合過程をヒントに、有機分子を使って「折りたたみ」を介した自己集合を起こす仕組みを調査しました。その結果、立体的に複雑な構造を持つ発光性分子が、自発的な折りたたみによって適切な...
キーワード:スーパーコンピュータ/光エネルギー/中性子/内部構造/スペクトル/π電子/分子構造/アントラセン/自己組織/ナフタレン/高分子/自己集合/分子集合体/励起エネルギー移動/光合成/有機分子/ACT/エネルギー移動/人工光合成/発光材料/有機材料/ベンゼン/材料設計/シミュレーション/ポリマー/原子間力顕微鏡/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/動力学/分子動力学/ナノチューブ/生体内/組織化/生体分子/分子集合/分子設計
他の関係分野:情報学環境学数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物
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発表日:2026年4月24日
36
鉄と光でアルコールから水素を生み出す、超シンプルな新技術
地球にやさしい水素製造、バイオマスや廃棄物の利活用にも期待
化学製品が取り巻いている現代生活は触媒なしでは成り立たないと言っても過言ではありません。そのため、我々人類の生活をさらに豊かなものにすべく、日進月歩、触媒開発の研究は進められています。しかし、数多ある触媒開発研究の中で、意外にもこれまで十分に注目されてこなかった触媒があります。それが、「金属イオン」と呼ばれる、...
キーワード:人工知能(AI)/金属元素/光エネルギー/学際研究/再生可能エネルギー/循環型社会/アンモニア/均一系触媒/触媒反応/グルコース/電気分解/生体触媒/貴金属/触媒作用/不均一系触媒/金属触媒/カーボンニュートラル/持続可能/水素発生/カーボン/エタノール/環境負荷/金属イオン/再生可能資源/持続可能性/実証実験/水素製造/廃棄物/光分解/メタノール/セルロース/バイオエタノール/バイオマス/リグニン/キチン/ナトリウム/水素ガス/アルコール
他の関係分野:情報学環境学化学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年4月24日
37
リン脂質sn位置異性体の高分離解析により脳内分布を可視化
脂質分子種レベルでの生体分布解析を可能
国立大学法人東京海洋大学(学長:井関 俊夫、以下「東京海洋大学」)の学術研究院食品生産科学部門の田中誠也助教、後藤直宏教授らは、魚に豊富に含まれ、脳機能に深く関連するドコサヘキサエン酸(DHA)を結合したリン脂質sn位置異性体のマウス脳内局在場所を世界で初めて可視化することに成功しました。リン脂質には、同じ化学組成でありながら分子の構造がわずかに異なる「異性体」が存在します。しかし、これらの異性体を区別して観察することは従来の脂質イメージング(脂質の可視化法)では困難でした。本研究グループは、...
キーワード:海洋/イオン化/安定同位体/質量分析法/同位体/化学組成/ホスファチジルコリン/神経系/質量分析/自律神経系/レーザー照射/モビリティ/レーザー/質量分析計/可視化技術/小脳/生体内/機能性/比較研究/嗅球/ドコサヘキサエン酸/SPECT/細胞膜/聴覚/脳科学/妥当性/LC-MS/MS/アルツハイマー病/クロマトグラフィー/マウス/リン脂質/血液/脂肪酸/質量分析イメージング/生体分子/体内動態/脳機能/立体構造/うつ/うつ病/海馬/脂質/自律神経/老化
他の関係分野:環境学数物系科学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年4月18日
38
抗ヘルペスウイルス薬が働く仕組みを原子レベルで解明
実験と計算を組み合わせ、次世代抗ウイルス薬開発への道を開く
横浜市立大学医学部 生化学教室の佐藤 光助教と仙石 徹准教授らの研究グループは、東京大学大学院理学系研究科 濡木 理教授、大阪大学大学院薬学研究科 福澤 薫教授、量子科学技術研究開発機構 河野秀俊博士との共同研究で、単純ヘルペスウイルスのDNA複製に必要なタンパク質の構造を決定し、抗ヘルペスウイルス薬がどのようにその働きを阻害するかを解明しました。本研究は、他のヘルペスウイルスにも効果を示す次世代抗ウイルス薬の開発に道を開くと期待されます。本研究成果は、米国の国際科学雑誌「Cell Chemical Biology」に掲載されました(日本時間2026年4月16日午前0時)。...
キーワード:スーパーコンピュータ/人工知能(AI)/先端技術/分子動力学シミュレーション/量子化/量子化学/量子化学計算/タンパク質複合体/加水分解/水分解/持続可能/持続可能な開発/HPC/シミュレーション/モデリング/電子顕微鏡/動力学/分子動力学/クライオ電子顕微鏡/ウイルス感染症/単純ヘルペスウイルス/ATP/DNA複製/RNA/スクリーニング/ヘルペスウイルス/ラット/抗ウイルス薬/自己免疫/自己免疫疾患/阻害剤/創薬/相互作用解析/副作用/分子軌道計算/膜タンパク質/立体構造/ウイルス/感染症/認知症
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学工学
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発表日:2026年4月18日
39
抗体によるT細胞応答の新たな制御機構の発見
自己免疫、アレルギー疾患の制御法や最適化ワクチン抗原の開発への応用に期待
大阪大学免疫学フロンティア研究センターの荒瀬尚教授(微生物病研究所/先端モダリティ・ドラッグデリバリーシステム研究センター/感染症総合教育研究拠点兼任)らと東北大学・東京科学大学・信州大学・理化学研究所の研究グループは、新たな免疫制御機構として、免疫応答の際に「MHCと抗原ペプチドの複合体」に対する抗体が産生され、それがT細胞の認識を阻害することで過剰なT細胞応答を制御していることを発見しました。従来、生体内で産生される抗体は、抗原のみを認識すると考えられてきました。しかし本研究グループがマウスモデル(抗原を投与することで免疫反応を起こさせたマウス)で産生される抗体を解析した結果、特定...
キーワード:最適化/免疫機能/持続性/物質科学/放射光/クローン/電子顕微鏡/生体内/細胞応答/リゾチーム/病原性/微生物/クライオ電子顕微鏡/免疫系/TCR/機能解析/抗原提示/マウスモデル/炎症反応/免疫制御/T細胞受容体/モデルマウス/自己抗原/多発性硬化症/T細胞/マウス/炎症性サイトカイン/抗原/抗原提示細胞/構造生物学/自己免疫/自己免疫疾患/疾患モデルマウス/受容体/創薬/免疫応答/免疫学/アレルギー/ウイルス/サイトカイン/ワクチン/遺伝子/疫学/感染症/抗体/細菌/疾患モデル
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月18日
40
電子を操って原子核の半減期を大きく変える
「電子架橋遷移」の存在を示す重要な証拠を発見
理化学研究所(理研)仁科加速器科学研究センター核化学研究開発室の重河優大特別研究員(研究当時、現客員研究員、筑波大学数理物質系助教)、羽場宏光室長、光量子工学研究センター時空間エンジニアリング研究チームの山口敦史専任研究員、大阪大学大学院理学研究科の笠松良崇教授、東北大学先端量子ビーム科学研究センターの菊永英寿准教授、同金属材料研究所の白崎謙次講師(研究当時)、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所の和田道治名誉教授らの共同研究グループは、原子核の周りにある電子の数を変えて、励起状態の...
キーワード:イオントラップ/コヒーレント/レーザー冷却/原子核/高エネルギー/イオン化/ヘリウム/加速器/素粒子/γ線/検出器/励起状態/電子状態/イオンビーム/ウラン/トラップ/レーザー/金属材料/原子力/量子ビーム/プローブ
他の関係分野:数物系科学化学工学
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発表日:2026年4月14日
41
「光らない」常識を覆す!アゾベンゼン微粒子から鋭い発光を世界初観測
次世代光デバイスへの重要な一歩
京都大学化学研究所 山内光陽 助教、水畑吉行 准教授、山田容子 教授、関西学院大学生命環境学部 町田恵利子 博士前期課程学生(研究当時)、増尾貞弘 教授らの研究グループは、大阪大学大学院基礎工学研究科 五月女光 助教、量子科学技術研究開発機構 藤田貴敏 博士らの研究グループとの共同研究により、”光らない”と認知されていたアゾベンゼン微粒子から鋭い発光ピークを世界で初めて観測しました。アゾベンゼンは、代表的な光応答性有機化合物として広く知られていますが、光照射による構造変化(光異性化)にエネルギーが消費されるため、通常はほとんど発光しません。山内らはこれまでに、剛直な置換基を有するアゾベ...
キーワード:スーパーコンピュータ/プログラミング/最適化/スペクトル解析/時間分解/物質科学/相転移/スペクトル/近赤外/発光スペクトル/分子構造/光応答性/自己集合/光応答/有機分子/共振器/光スイッチ/光スイッチング/光デバイス/双極子/発光材料/トルエン/ベンゼン/光照射/単結晶/ナノスケール/マイクロ/レーザー/結晶化/光共振器/積層構造/微粒子/X線構造解析/光学顕微鏡/結晶構造/層構造/SPECT/超分子/寿命/アゾベンゼン/バイオイメージング/リプログラミング/蛍光色素/光異性化/構造変化/誘導体
他の関係分野:情報学数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年4月14日
42
集積可能なLED構造での低ロス円偏光生成を実証!
電子・光状態のハイブリッド制御を駆使し、次世代光技術の実現に貢献
大阪大学大学院工学研究科の市川修平准教授、博士後期課程の村田雄生さん、小島一信教授らの研究グループは、株式会社アルバックの戸田晋太郎氏と協力し、半極性面InGaN量子井戸とストライプ型SiNₓメタサーフェスを組み合わせた新しい高効率円偏光源を開発しました。照明用高効率光源として広く普及している極性面InGaN LEDからの発光は一般に無偏光であり、無偏光から円偏光成分を抽出する従来の方式では、変換効率50%が理論限界でした。また、これまでの円偏光LEDは、「高い...
キーワード:3Dディスプレイ/ウェアラブル/拡張現実/最適化/情報通信/量子情報/量子通信/スペクトル/発光スペクトル/直線偏光/ディスプレイ/複屈折/円偏光/有機金属/走査型電子顕微鏡/MOVPE/デバイスプロセス/光センシング/持続可能/持続可能な開発/発光ダイオード(LED)/電子状態/シミュレーション/センシング/ナノ構造/マイクロ/屈折率/結晶成長/光学測定/耐久性/電子顕微鏡/半導体/量子井戸/エネルギー変換/インジウム/バイオイメージング
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年4月13日
43
寄生虫の狡猾な「脱出戦略」を解明
細胞という“檻”からの脱出、その鍵はタンパク質の「共犯関係」だった
大阪大学微生物病研究所の橘優汰助教、山本雅裕教授(免疫学フロンティア研究センター兼任)らは、スイス・ジュネーブ大学、米国・ミシガン大学、徳島大学、愛媛大学と連携した日米欧の国際共同研究により、寄生虫トキソプラズマの細胞脱出機構に関する従来の概念を覆す成果を得ました。宿主細胞の膜破壊は単一因子ではなく、複数のタンパク質が協力して成立することを明らかにしました。これまで寄生虫の細胞脱出は、寄生虫から放出される...
キーワード:閉じ込め/質量分析/マイクロ/トキソプラズマ/生体内/人獣共通感染症/病原性/寄生虫/微生物/病原体/細胞膜/新規治療法/免疫沈降/免疫不全/CRISPR/胎児/分子機構/ゲノム編集/スクリーニング/マウス/創薬/免疫学/ゲノム/遺伝学/遺伝子/疫学/感染症/公衆衛生/新生児
他の関係分野:数物系科学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年4月13日
44
\新種の原子核!?/ 強い相互作用だけで束縛した中間子原子核の兆候を初観測
質量の起源解明への新たな一歩
大阪大学大学院理学研究科の特任研究員の関屋涼平さん(研究当時:京都大学大学院理学研究科の大学院生)、板橋健太教授、理化学研究所の田中良樹研究員、ドイツ重イオン研究所のクリストフ・シャイデンバーガー(Prof. Dr. Christoph Scheidenberger)教授、奈良女子大学の比連崎悟教授、京都産業大学の山縣淳子教授、神戸大学の池野なつ美准教授、ギーセン大学のフォルカー・メタグ(Prof. Dr. Volker Metag)名誉教授とマリアナ・ナノヴァ(Dr. Mariana Nanova)研究員らの国際共同研究グループは、中間子の一種であるη′中間子と原子核が強い相互作用のみで束縛...
キーワード:強い相互作用/原子核/高エネルギー/中間子原子核/反物質/陽子/素粒子/中性子/保存則/スペクトル/検出器/原子核反応/持続可能/持続可能な開発/SPECT
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年4月13日
45
生殖と寿命のバランスを制御する仕組みの解明
オートファジー関連因子ATG-18に寿命を制御する「新たな機能」を発見
早稲田大学理工学術院総合研究所の塩田達也 次席研究員、大阪大学大学院生命機能研究科大学院生の高橋一徹さん(博士前期課程、研究当時)、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 吉森保 特任教授、および奈良県立医科大学医学部生化学講座/オートファジー・抗老化研究センター 中村修平 教授らの研究グループは、モデル生物の線虫を用いて、細胞内分解システム、オートファジー関連因子の一つであるATG-18がオートファジーとは独立した機能で生殖細胞欠損による寿命延長に必須であることを発見しました(図1)。線虫を含む様々な生物種において、生殖と寿命の間には負の相関が見られ、生殖細胞を除去すると寿命が延長する...
キーワード:Atgタンパク質/膜動態/ATG遺伝子/神経系/生殖/ヒストン/モデル生物/診断法/オートファゴソーム/変異体/ヒストンバリアント/細胞内分解/生殖細胞/糖新生/オミクス/オミクス解析/筋肉/寿命/分子機構/オートファジー/ストレス応答/タンパク質発現/プロテオミクス/リソソーム/幹細胞/創薬/ストレス/バイオマーカー/遺伝子/加齢/健康寿命/健康長寿/網羅的解析/老化
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月13日
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\かぶせの臨床経過と三次元デジタルデータを調査/ 国民健康保険の白いかぶせ(奥歯)が外れる要因究明
日本発のメタルフリー治療による医療費低減への貢献に期待
大阪大学大学院歯学研究科の伴晋太朗招へい教員、峯 篤史准教授らの研究グループは、大阪大学歯学部附属病院で大臼歯に装着されたCAD/CAM冠の予後を調査し、冠の脱離に影響を与える要因を、世界で初めて三次元デジタルデータと臨床データの両面から明らかにしました。CAD/CAM冠117装置の臨床経過を調査した結果、かぶせ自体が割れたのは1装置、歯根が折れたのは1症例にとどまり、4年生存率は95.5%でし...
キーワード:人工知能(AI)/データ解析/樹脂/貴金属/持続可能/持続可能な開発/CAM/コンピュータ支援設計(CAD)/医療費/歯学/パラジウム/アレルギー/生体材料/低侵襲
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2026年4月9日
47
半導体ナノ粒子CuGaS₂の新しい光学機能を発見
太陽電池など光エネルギー変換材料への応用に期待
大阪大学産業科学研究所の佐野奎斗助教、坂本雅典教授、京都大学アイセムスのDaniel Packwood准教授からなる研究グループは、局在表面プラズモン共鳴(LSPR)を示す新しい半導体材料として硫化銅ガリウム(CuGaS₂)ナノ粒子を見出しました。さらに、CuGaS₂の結晶構造を制御することで、結晶構造の違いがLSPR特性に大きく影響することを明らかにしました。LSPR材料は、近年、太陽電池をはじめとする光エネルギー変換技術への応用が期待される注目の材料群ですが、CuGaS₂ナノ粒子がLSPRを示すことはこれまで知られていませんでした。本研究では...
キーワード:最適化/光エネルギー/超高圧/スペクトル/近赤外/太陽/吸収スペクトル/局在表面プラズモン共鳴/光エネルギー変換/太陽光/表面プラズモン共鳴/プラズモン/赤外光/半導体材料/表面プラズモン/金属ナノ粒子/太陽電池/電池/ナノ粒子/新エネルギー/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/半導体/エネルギー変換/結晶構造/パイライト/チオール/近赤外光/配位子
他の関係分野:情報学環境学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年4月9日
48
前向きコホート研究により 血液透析患者の身体活動量と 予後の関連を解明
PROMOTE研究からの報告
大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学の平岡敦子さん(博士課程後期、大阪大学医学部附属病院 医員)、坂口悠介 助教、猪阪善隆 教授らの研究グループは、大阪府下の血液透析患者1,030例を対象とする前向きコホート研究PROMOTE studyにおいて、血液透析患者の身体活動量と予後の関連を明らかにしました。PROMOTE studyは大阪府下の血液透析患者を対象とした3年間の前向きコホート研究であり、3軸加速度計内蔵身体活動量計を用いて活動量(低強度/中強度、歩数など)を7日間連続で測定しました。その結果、血液透析患者の身体活動量は著しく低く、歩数は1832歩/日(中央値)、中強度...
キーワード:生存解析/加速度計/身体活動/座位行動/身体活動量/ハザード/比較研究/運動療法/身体機能/リハビリ/理学療法/血液/腎臓/アウトカム/コホート/フレイル/ヘルスケア/リハビリテーション/高齢化/高齢者/前向きコホート研究/地域在住高齢者
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2026年4月7日
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指定難病「免疫性血小板減少症」の新たな治療指標を発見
補体活性化による難治性患者の分類
大阪大学免疫学フロンティア研究センター (WPI-IFReC)・大阪大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学 の保仙直毅教授、中田継一さん(大学院生)、柏木浩和招へい教授らの研究グループは、中外製薬株式会社の大浪一生氏、松下浩明氏(IFReC、大阪大学医学系研究科兼務)らとの共同研究で、免疫性血小板減少症(ITP)において補体活性化が関与する一群を世界で初めて見出し、それを実臨床で簡便に検出できる可能性がある検査法を明らかにしました。ITPは抗血小板自己抗体により血小板減少をきたす自己免疫疾患であり厚労省から難病に指定されている疾患です。近年、その治療には大きな進展がみられていますが、従...
キーワード:副腎皮質/抵抗性/副腎/治療抵抗性/免疫抑制/寿命/フローサイトメトリー/自己抗体/ステロイド/血液/血小板/自己免疫/自己免疫疾患/受容体/免疫学/免疫抑制剤/脾臓/疫学/抗体/高齢者/小児/難病
他の関係分野:生物学農学
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発表日:2026年4月3日
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障がい者施設における非結核性抗酸菌の感染ルートを解明
ゲノム解析により医療機器・ワゴンなど乾燥表面を介する媒介物感染を実証
非結核性抗酸菌(NTM)の一種であるMycobacterium abscessussubspecies massiliense(MAM)は、治療が非常に困難な呼吸器感染症を引き起こします。NTM症は通常、ヒトからヒトへの感染は起こらないと考えられており、MAMも水回りなどの湿潤環境に生息する環境菌として知られています。一方で、限られた条件下では患者間での伝播が疑われる事例も報告されてきましたが、その感染経路の詳細は明らかになっていませんでした。今回、大阪大学 微生物病研究所 中村昇太准教授らのグループは、国立病院機構近畿中央呼吸器センターの𠮷田志緒美...
キーワード:プロトコル/医療機器/遺伝情報/系統樹/持続可能/持続可能な開発/ゲノム配列/バルブ/系統解析/土壌/微生物/アルコール/ゲノム解析/メタゲノム/結核/スクリーニング/多剤耐性/ゲノム/ゲノム疫学/遺伝子/医療・福祉/疫学/疫学調査/感染症/細菌/全ゲノム解析
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学農学
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発表日:2026年4月3日
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結核・肺NTM症の網羅的な菌種同定が検体採取当日に可能に
急増する肺NTM症の診断迅速化に期待
大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫内科学 橋本和樹さん(博士課程)、同 福島清春 招へい教員、同微生物病研究所感染症メタゲノム研究分野 松本悠希 特任助教(常勤)、中村昇太 准教授らの研究グループは、大阪刀根山医療センターの木田博 呼吸器内科部長らと共同で次世代シーケンサーを利用した新しい抗酸菌診断手法(NALC-Seq法)を開発しました(図1)。抗酸菌とは、今なお重要な結核菌と、200種以上に及ぶ非結核性抗酸菌(NTM)を含む細菌のグループで、症状や画像検査では両者の鑑別に難渋することも少なくありません。また、抗酸菌は菌種・亜種ごとに有効な治療薬や予後が異なるため、適切な治療を行...
キーワード:ワークフロー/最適化/質量分析法/TOF/PCR法/質量分析/システイン/比較研究/病原性/微生物/病原体/早期診断/メタゲノム/結核/次世代シーケンサー/病態解明/PCR/プロテアーゼ/ゲノム/遺伝子/感染症/公衆衛生/細菌/薬剤耐性
他の関係分野:情報学数物系科学生物学総合理工農学
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発表日:2026年4月3日
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\心理療法の学びをもっと深めたい!/ 自分自身に認知行動療法を使って学ぶ トレーニングプログラムの開発
認知行動療法の質保証に資する教育モデルの可能性
大阪大学大学院人間科学研究科の佐々木淳教授らの研究グループは、認知行動療法の専門家向けトレーニングプログラム「フォーミュレーション焦点化版SP/SR」を発表しました。SP/SRとは国際的に展開されている心...
キーワード:行動実験/心理療法/スキル/トレーニング/ストレス/セルフケア/認知行動療法/標準化
他の関係分野:情報学
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発表日:2026年4月3日
53
量子ビット制御装置の長時間安定動作を実証
デバイスレベル温度制御によりマイクロ波振幅・位相ドリフトを大幅抑制
キュエル株式会社の栗本佳典エンジニア、大平龍太郎リサーチサイエンティスト、三好健文CTO(大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)特任教授)、大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)の根来誠教授らの装置開発および研究グループは、超伝導量子ビットの制御に用いるマイクロ波信号の長時間安定化を実現する量子ビット制御装置 「QuEL-1 SE」 を開発し、その性能を実験的に実証しました。本研...
キーワード:誤り訂正/量子計算/量子コンピュータ/量子情報/周期性/超伝導/量子ビット/フィードバック/フィードバック制御/マイクロ/マイクロ波/温度制御/周波数/装置開発/同時測定/ADC
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学
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発表日:2026年4月3日
54
プロトカドヘリンγC4が 神経細胞死と小脳回路形成を制御することを解明
神経発達障害の病態理解に新たな手がかり
大阪大学大学院生命機能研究科の樋口流音助教、八木健教授らの研究グループは、生理学研究所生体機能調節研究領域の小林俊寛教授、三宝誠技術職員、平林真澄特別協力研究員、北海道大学大学院医学研究院の渡辺雅彦教授、群馬大学医学系研究科の平井宏和教授、今野歩講師、岩手医科大学医歯薬総合研究所の吉岡芳親客員教授、湘南医療大学臨床医学研究所の平林敬浩研究員、奈良県立医科大学医学研究支援センターの金子涼輔准教授らの研究グループとの共同研究として、細胞間接着タンパク質であるプロトカドヘリンγC4(γC4)が出生後の脳発達と小脳回路形成を担う分子であり、γC4が神経細胞の生存と樹状突起の...
キーワード:変異マウス/定量評価/持続可能/計測技術/持続可能な開発/候補遺伝子/シナプス/小脳/小脳プルキンエ細胞/神経回路形成/神経発達/脳発達/行動解析/センサス/細胞間接着/アイソフォーム/細胞形態/細胞膜/統合失調症/AAV/アデノ随伴ウイルス/ニューロン/マウスモデル/細胞間相互作用/実験モデル/免疫染色/ゲノム解析/運動機能/ゲノム編集/解剖学/アポトーシス/イミン/カスパーゼ/カドヘリン/シナプス形成/マウス/細胞骨格/細胞死/細胞生物学/樹状突起/神経回路/神経細胞/神経細胞死/脳機能/脳疾患/ウイルス/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子変異/自閉スペクトラム症/神経疾患/生理学/発達障害
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月3日
55
量子コンピュータ「叡-Ⅱ」の運用開始
144量子ビットチップによる量子コンピュータの実用化加速
理化学研究所(理研)量子コンピュータ研究センターの中村泰信センター長、萬伸一副センター長、大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)の北川勝浩センター長(同特任教授(常勤))、森俊夫特任研究員(常勤)らの共同研究グループは、144量子ビットチップを搭載した新型量子コンピュータ「叡-Ⅱ(エイツー)」の量子計算クラウドサービスを3月26日に開始しました。これは、2023年3月に公開した64量子ビットチップを搭載した国産量子コンピュータ「叡」と比べて、量子ビット数を2倍以上に増加させ、古典コンピュータでは実現しえない規模の量子計算を可能にします。サービスのユーザーは、従来の「叡」と量子シミュ...
キーワード:ハードウェア/インターフェース/コンピューティング/GUI/アルゴリズム/インターネット/クラウド/量子計算/開発環境/コンパクト化/量子コンピュータ/量子シミュレーション/量子情報/超伝導/量子ビット/量子コンピューティング/キャリブレーション/シミュレーション/シミュレータ/センシング/マイクロ/マイクロ波/メンテナンス/共振周波数/周波数/長寿命化/量子力学/寿命
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学総合理工工学
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発表日:2026年4月3日
56
光で「分解」を自在にオンオフできる 賢いプラスチックを開発
丈夫さと分解性の両立を分子レベルで解明し、光によるQRコード描画にも成功
大阪大学大学院理学研究科の大学院生・Zhou Xinさん(博士後期課程)、Liu Jiaxiong特任研究員(常勤)、山岡 賢司助教、髙島 義徳教授らの研究グループと大阪大学大学院工学研究科の菅原 章秀助教、宇山 浩教授らの研究グループ、さらに山形大学大学院有機材料システム研究科の松葉 豪教授らの研究グループは、光を当てるだけで分解の進み方を切り替えられる新しい高分子材料を開発しました(図1)。プラスチックなどの高分子材料は、「丈夫で長持ちする」ことが求められる一方で、「不要になったら分解できる」ことも重要です。しかし、これらは丈夫にすると分解しにくくなり、分解しやすくすると弱くなって...
キーワード:温室効果ガス/温室効果/エステル/シクロデキストリン/ポリエステル/光応答性/酵素分解/高分子/トレードオフ/光応答/材料科学/生分解/有機材料/持続可能/光照射/紫外線/持続可能な開発/材料設計/パターニング/プラスチック/環境負荷/高分子材料/資源循環/耐久性/生分解性/環境応答/寿命
他の関係分野:環境学数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2026年3月28日
57
血管内皮が血液中のアディポネクチンを 全身臓器へ届ける仕組みを解明
心血管・代謝疾患の新たな治療標的に期待
大阪大学大学院医学系研究科の大学院生・塩出 俊亮さん(博士後期課程)、藤島 裕也助教、西澤 均寄附講座准教授、下村 伊一郎教授らの研究グループは、脂肪細胞から分泌される善玉ホルモン「アディポネクチン」が、どのようにして血管を越え、心臓や骨格筋などの臓器へ届けられるのか、その分子メカニズムを明らかにしました。アディポネクチンは、動脈硬化や心肥大、糖尿病の発症・進展を防ぐ重要なホルモンであり、特に多量体・高分子量体アディポネクチンは高い生理活性を持つとされています。しかし、その分子サイズは非常に大きく、血管内皮のバリアをどのように通過するのかは不明でした。本研究では、血管内皮細胞に...
キーワード:解析学/高分子/エンドソーム/筋細胞/持続可能/持続可能な開発/リサイクリング/遺伝子改変/生体内/Rab/細胞膜/心肥大/新規治療法/肥満症/血管内皮/治療標的/心筋/心筋細胞/ホルモン/骨格筋/脂肪細胞/心臓/アディポネクチン/カドヘリン/マウス/遺伝子改変マウス/血液/血管内皮細胞/細胞生物学/細胞内輸送/自然免疫/神経細胞/生理活性/体内動態/内皮細胞/内分泌/培養細胞/免疫応答/エクソソーム/遺伝子/遺伝子発現/生活習慣病/線維化/糖尿病/動脈硬化/動脈硬化症
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学総合生物
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発表日:2026年3月24日
58
超小型・高効率な円偏光LEDが実現可能に!
円偏光成分を抽出するナノ構造が高い効率と高い偏光度を両立
大阪大学大学院工学研究科の市川修平准教授、博士前期課程の田口遥平さん、小島一信教授、株式会社アルバックの戸田晋太郎氏らの研究グループは、窒化インジウムガリウム(InGaN)発光ダイオード(LED)に周期的なナノ構造“メタサーフェス”を直接結合することで、高効率かつ超小型の円偏光デバイスが実現可能であることを明らかにしました。円偏光源は、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)、3Dディスプレイ、量子情...
キーワード:3Dディスプレイ/ウェアラブル/拡張現実/最適化/情報通信/電流駆動/量子情報/直線偏光/ディスプレイ/トレードオフ/円偏光/走査型電子顕微鏡/デバイスプロセス/光デバイス/光記録/窒化ガリウム/半導体材料/持続可能/LED/バイオセンシング/持続可能な開発/透明性/発光ダイオード(LED)/センシング/ナノメートル/ナノ構造/屈折率/結晶成長/光学素子/耐久性/電子顕微鏡/半導体/表面構造/インジウム
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学総合理工工学農学
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発表日:2026年3月24日
59
\サイネージが、照明になる/ 狙った場所だけ照らさない照明で 明るい空間でもくっきり映るプロジェクション
デジタルサイネージを照明に転用した新プロジェクションマッピング技術
大阪大学 大学院基礎工学研究科 岩井大輔 教授、藤村航太郎さん(博士前期課程)、楠山弘基さん(博士後期課程)、竹内正稀さん(博士後期課程)らの研究グループは、表示装置として使われてきたデジタルサイネージを「照明」として活用するという発想の転換により、投影対象だけを照らさない光制御を実現し、明るい室内環境でも高コントラストなプロジェクションマッピングを可能にしました(図1、2)。周囲は自然に照らしながら投影面だけへの不要な光を抑えることで、従来は暗室でなければ難しかった鮮明でくっきりとした映像表示を、明るい環境下でも実現したのです。これまでにも、プロジェクタ自体を照明として用い、投影対象...
キーワード:プロジェクションマッピング/拡張現実/トラスト/最適化/ミュージアム/ディスプレイ/レンズ/公共空間/持続可能/持続可能な開発/都市空間/発光ダイオード(LED)/マッピング/イネ/光制御
他の関係分野:情報学複合領域化学工学農学
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発表日:2026年3月24日
60
インターフェロンの過剰産生により生じる 脳症の発症メカニズムを解明
エカルディー・グティエール症候群 (AGS)の治療法確立への期待
大阪大学大学院生命機能研究科のHyebin Yooさん (博士後期課程)、医学系研究科の中濱泰祐助教 (生命機能研究科兼任、創発研究者)、河原行郎教授 (生命機能研究科兼任)らの研究グループは、先天性自己炎症性疾患エカルディー・グティエール症候群 (AGS) の主症状である脳症が、脳室内に蓄積した1型インターフェロン (IFN)によって形成されることを世界で初めて明らかにしました (図1)。また、1型I...
キーワード:学際研究/持続可能/持続可能な開発/センサー/哺乳類/RNA編集/インターフェロン/炎症性疾患/血清/病理/病理学/ゲノム編集/モデルマウス/石灰化/RNA/アストロサイト/マウス/モデル動物/自然免疫/神経細胞/ウイルス/ゲノム/遺伝子/遺伝子変異/感染症
他の関係分野:環境学工学農学
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発表日:2026年3月24日
61
\印刷と、見分けがつかない/ 映像を“実物の変化”として知覚させる プロジェクションマッピング新技術
影なし投影技術で“投影らしさ”を抑えた映像表現を開拓
大阪大学 大学院基礎工学研究科の岡本峻宙さん(研究当時:博士前期課程)、竹内正稀さん(博士後期課程)、岩井大輔 教授らの研究グループは、北海道大学 大学院情報科学研究院・プロメテックCGリサーチの澤山正貴 准教授と共同で、手などで光を遮っても影の生じないプロジェクションマッピングにおいて、投射された映像が実物そのものの色や質感として知覚されることを世界で初めて明らかにしました。これまでプロジェクションマッピングは、建物や物体に映像を重ねる光の演出技術として広く知られてきました。一方で...
キーワード:プロジェクションマッピング/持続可能/持続可能な開発/マッピング
他の関係分野:情報学工学農学
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発表日:2026年3月24日
62
\⾃分の健康データは⾃分で守り、活かす!/ NFTを活⽤した「⾃⼰主権型」データ流通基盤を開発
医療・ヘルスケア分野での実証により、社会実装に向けた実現可能性と改善指針を明確化
大阪大学国際医工情報センターの四條能伸特任研究員、宮西七海特任研究員(常勤)、山田憲嗣寄附研究部門教授らの研究グループは、個人の健康情報を自らが安全に管理・流通できる「自己主権型」データ流通基盤を研究開発し、これを用いたPHRアプリの実証評価を行いました。近年、個人が自らのデータを主体的に管理する「自己主権型」のデータ管理が注目を集めています。しかし、その独特の概念ゆえに、機能面での実証は進む一方で、実際の利用者にとっての実用性や受容性といったユーザビリティの観点での客観的な評価は十分にされてきませんでした。今回、研究グループは一般利用者、医療従事者、研究者という3つのステーク...
キーワード:データ管理/データ駆動/クラウド/プライバシー/フレームワーク/ブロックチェーン/型システム/ユーザビリティ/データ収集/自律分散/ステークホルダー/健康管理/ヘルスケア/医療安全
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学農学
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発表日:2026年3月24日
63
細菌の建築学:べん毛の非対称な「鞘」が操るレプトスピラの 形と動きのメカニズムの解明
細菌の運動器官であるべん毛は、その構造と機能が菌種ごとに大きく異なります。国立健康危機管理研究機構(JIHS:ジース)国立感染症研究所 細菌第一部 小泉信夫 主任研究員らは、大阪大学 蛋白質研究所 川本晃大 准教授(国立研究開発法人 科学技術振興機構 さきがけ研究員兼任)、国立大学法人東北大学大学院工学研究科 中村修一 准教授らと、レプトスピラ症病原体であるスピロヘータ・レプトスピラがもつ特殊な「ペリプラズムべん毛」に着目し、被覆(鞘(さや))タンパク質群が協調してべん毛の形状と力学特性を制御する仕組みを解明しました。遺伝子欠損株の解析と...
キーワード:オープンアクセス/危機管理/分子構造/運動解析/電子顕微鏡/分解能/人獣共通感染症/感染機構/土壌/病原性/クライオ電子顕微鏡/病原体/高分解能/糖鎖修飾/APC/運動器/分子機構/遺伝子/感染症/公衆衛生/細菌
他の関係分野:情報学複合領域化学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月24日
64
体内時計の精度はタンパク質に内蔵されていた
シアノバクテリアの時計の本質を解明
大阪大学大学院理学研究科(名古屋大学高等研究院 客員研究員)の伊藤(三輪)久美子特任助教、関西医科大学医学部の岡野(今井)圭子講師、立命館大学生命科学部の寺内一姫教授、名古屋大学の故近藤孝男特別教授の研究グループは、シアノバクテリア(光合成を行う細菌)の体内時計の「環境に左右されない正確さ」が、タンパク質の時計に内蔵されていることを実証しました。生物は地球の自転に伴う昼夜の環境変化に適応するため、約24時間周期で振動する体内時計の仕組みを備えています。体内時計は気温や光の強さなどの環境が変わっても、その周期はほとんど変わらず、非常に高い精度で保たれることが知られています。シアノ...
キーワード:環境変化/地球科学/バクテリア/惑星/シアノバクテリア/光合成/進化学/生物時計/エネルギー消費/持続可能/持続可能な開発/地球環境/リン酸/変異体/酵素活性/微生物/体内時計/ATP/in vitro/細胞分裂/遺伝子/細菌/生体リズム
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学生物学工学農学
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発表日:2026年3月17日
65
T-カドヘリンによる細胞内シグナル伝達調節機構と臓器保護作用を解明
大阪大学大学院医学系研究科 長尾博文 寄附講座助教(代謝血管学)、下村伊一郎 教授(内分泌・代謝内科学)、西澤均 寄附講座准教授(代謝血管学)らの研究グループは、脂肪細胞特異的分泌蛋白アディポネクチンの結合パートナーであるT-カドヘリンが、細胞内シグナルを調節し、心臓や骨格筋などでの臓器保護効果をもたらすことを発見しました。研究グループはこれまでに、脂肪細胞特異的分泌因子であるアディポネクチンが...
キーワード:筋細胞/持続可能/持続可能な開発/突起伸長/神経突起伸長/細胞膜/心肥大/血管内皮/細胞内シグナル/IGF-1/インスリン感受性/筋萎縮/骨格筋/脂肪細胞/心臓/アディポネクチン/インスリン/カドヘリン/マウス/血管内皮細胞/抗炎症/抗炎症作用/受容体/神経細胞/腎臓/内皮細胞/内分泌/培養細胞/膜タンパク質/エクソソーム/血圧/高血圧/糖尿病/動脈硬化
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月17日
66
気象学と制御工学の協奏で探る台風制御可能性
現実的な台風抑制技術の発見に向けた第一歩
東京大学大学院工学系研究科の澤田 洋平 准教授、大阪大学大学院工学研究科の橋本 和宗 准教授らによる研究グループは、台風のような激しい気象を変化させるのに有効な人工的な小さな介入をシミュレーションによって探る新しい手法を開発しました。本研究ではアンサンブルカルマン制御という新しい数理手法を用いることで、台風の制御可能性を探索するコンピュータシミュレーションを行いました。本手法は制御工学の数理を活...
キーワード:データ駆動/クラウド/社会的意思決定/カオス/気象学/水蒸気/シミュレーション/ロボット/ロボット制御/制御工学/制御理論
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学
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発表日:2026年3月16日
67
世界最大の 量子化学用量子回路シミュレーションに成功
独自の並列計算技術により従来の限界を突破し、 量子コンピュータの実用化を加速
大阪大学 量子情報・量子生命研究センター(QIQB)の水上渉教授、平岡昇真技術補佐員、西田翔技術補佐員、株式会社フィックスターズ(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:三木 聡)の寺西勇裕さんらの研究グループは、大規模GPUクラスタ向け量子化学用量子回路シミュレータ「chemqulacs-gpu」を開発し、その実証実験において、状態ベクトル型シミュレータとして、問題サイズ・量子回路サイズともに世界最...
キーワード:ハードウェア/量子アルゴリズム/コンピューティング/ベンチマーク/GPU/アルゴリズム/スーパーコンピュータ/最適化/人工知能(AI)/量子計算/ハミルトニアン/計算量/物質科学/量子コンピュータ/量子化/量子情報/気候変動/量子化学/量子化学計算/量子ビット/ボトルネック/量子コンピューティング/シミュレーション/シミュレータ/スピン/実証実験/並列計算/パフォーマンス/創薬
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2026年3月13日
68
\ 重い感染症のサインにもなり得る / 血液培養で見つかる微生物Bacillus subtilisのほとんどは 納豆菌由来であることが明らかに
大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)・大阪大学大学院医学系研究科の佐田 竜一寄附講座准教授と天理よろづ相談所病院の研究グループは、血液培養で検出されたBacillus subtilisの70株のうち、69株(99%)が、遺伝子解析で「納豆菌(B. subtilisvar.natto)」由来であることを明らかにしました。さらに、納豆菌が検出された69例のうち25例(36%)が「真の...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/血流/発酵/微生物/遺伝子解析/内視鏡/感染症対策/血液/抗菌薬/遺伝子/感染症/手術
他の関係分野:工学総合生物農学
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発表日:2026年3月13日
69
\見えない肺傷害を可視化する新技術/ ARDSの“隠れたリスク”を発見するLung stress mapping
画一的人工呼吸から個別化人工呼吸管理へ
大阪大学大学院医学系研究科 麻酔・集中治療医学の前澤貴さん(博士後期課程)、吉田健史教授らの研究グループは、食道バルーンで得られる生理学的情報とCT画像を融合し、肺内部のストレス分布を三次元的に可視化する新技術「...
キーワード:最適化/空間分布/ウサギ/ARDS/死亡率/妥当性/予後予測/CT画像/不均一性/炎症性サイトカイン/サイトカイン/ストレス/個別化医療/生理学/動物実験/標準化/臨床研究
他の関係分野:情報学環境学農学
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発表日:2026年3月13日
70
\分子の”働き方”が”居場所”を左右する!/ 神経興奮を司るカリウムチャネルの機能性が 軸索起始部(AIS)への局在性を決める仕組みの解明
てんかんの病態理解や新たな治療戦略に期待
大阪大学大学院医学系研究科の好岡大輔助教、岡村康司教授らの研究グループは、神経細胞の興奮性を制御する重要なカリウムチャネルであるKCNQ2/3が、活動電位の開始場所である軸索起始部(AIS)に集まるための新しい仕組みを発見しました。神経興奮を制御するためには、KCNQ2/3がAISへ適切に「局在」し、かつ正常に「機能」することが求められます。KCNQ2/3が働かないと神経が過剰に興奮し、てんかんなど多くの神経・精神疾患の原因となります。これまで、KCNQ2/3のAIS局在はアンキリンGとの結合により制御される一方、そのチャネル機能は膜電位の感知に伴う一連の構造変化により制御されることが...
キーワード:品質管理/因果関係/カリウム/機能性/変異体/活動電位/細胞膜/分子機構/病態解明/てんかん/一分子イメージング/構造変化/神経細胞/創薬/脳機能/分子イメージング/膜電位/遺伝子/遺伝子変異/神経疾患/生理学/精神疾患/薬剤耐性
他の関係分野:複合領域数物系科学工学農学
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発表日:2026年3月13日
71
光で湿度を測る新材料を開発
蛍光の明るさと寿命、二刀流センサーが環境管理を変える
湿度の精密な制御は、食品・医薬品の品質管理や半導体製造など幅広い産業で不可欠です。従来の電気式センサーは電磁ノイズの影響を受けやすく、電子部品が密集する環境での使用に課題がありました。東北大学多元物質科学研究所の長谷川拓哉准教授、大阪大学産業科学研究所の後藤知代特任教授(常勤)(奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科教授兼務)、岡山理科大学理学部の佐藤泰史教授らの研究グループは、モリブデン酸イッテルビウム(Yb₂(MoO₄)₃)にエルビウムイオン(Er³⁺)を添加した蛍光材料を合成し、この材料の結晶格子中の空洞が水分子を可逆的に吸脱着する性質を利用して、光学式湿度センサーとして機...
キーワード:マルチモーダル/オープンアクセス/最適化/品質管理/環境変化/結晶格子/クロスオーバー/パルス/蛍光寿命/高エネルギー/時間分解/水分子/水溶液/物質科学/揺らぎ/X線回折/ノイズ/スペクトル/近赤外/近赤外線/検出器/赤外線/発光スペクトル/モリブデン/液晶/蛍光センサー/ラマン/パルスレーザー/ファイバー/レーザー照射/成形加工/前駆体/エネルギー移動/フォノン/温度センサー/可視光/蛍光体/水熱合成法/分光測定/構造モデル/ガスセンサー/希土類/電気抵抗/光学特性/センサー/センシング/マイクロ/モニタリング/レーザー/光センサー/光ファイバー/水素製造/水熱合成/同時計測/半導体/非接触/非接触計測/結晶構造/生体組織/APC/アップコンバージョン/ラマン分光/寿命/ランタノイド
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年3月12日
72
卵を作る生殖細胞を「死」から守る2重の安全装置を発見
“転写抑制因子 Stand still” と“閉じたクロマチン状態”による抑制
大阪大学大学院生命機能研究科の大学院生の松井将也さん(博士後期課程、研究当時)、甲斐歳惠教授らの研究グループは、ショウジョウバエの卵巣で、卵を作る生殖細胞において「細胞死(アポトーシス)」が過剰に誘導されないよう制御される仕組みの一端をショウジョウバエの卵巣を使って明らかにしました。私たちの体では、不要・異常な細胞を排除するために「プログラムされた細胞死(アポトーシス)」が働きます。一方で、生殖細胞(卵や精子のもとになる細胞)では、必要な細胞が誤って死んでしまうと繁殖能力に直結するため、細胞死は慎重に抑え込まれる必要があります。本研究では、ショウジョウバエの雌生殖細胞で、細胞死...
キーワード:DNA結合/生殖/クロマチン構造/生殖細胞/転写抑制/クロマチン/卵巣/アポトーシス/イミン/ショウジョウバエ/幹細胞/細胞死/精子/遺伝子
他の関係分野:複合領域生物学農学
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発表日:2026年3月12日
73
かわいいと感じられる新しい特徴を発見 触れているモノや人はかわいく見える
日米で共通する法則を実証
大阪大学大学院人間科学研究科の大橋 紅音さん(博士後期課程)と入戸野 宏教授は、「かわいさ」に関する新たな心理的メカニズムを、日本とアメリカを対象にした調査を通じて明らかにしました。多くの人がかわいいと感じるものには、大きな頭や広い額といった身体的特徴があることは、古くから知られてきました。このような特徴は「ベビースキーマ」とよばれています。しかし、最近の研究から、個体の特徴だけでなく、社会的な関係性がかわいさに影響することが示唆されています。本研究では、ベビースキーマの程度が異なるモノ(ぬいぐるみ、クッション)に人が触れているときと触れていないときの写真に対して、かわいいと感...
キーワード:人工知能(AI)/動機づけ
他の関係分野:情報学複合領域
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発表日:2026年3月12日
74
\変異に左右されにくい新しい抗ウイルス戦略/ 宿主因子GBF1を標的とする核酸医薬が インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスの増殖を抑制
大阪大学微生物病研究所のVictoria Simanihurukさん(大学院医学系研究科博士課程4年)、渡辺登喜子教授らの研究グループは、医薬基盤・健康・栄養研究所との共同研究により、インフルエンザウイルスおよび新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の両方に共通して必要な宿主因子「GBF1」を同定し、その発現を抑制するアンチセンス核酸(ASO)を設計しました。開発したASOは、複数のインフルエンザウイルス株およびSARS-CoV-2に対してナノモルレベルで増殖抑制効果を示しました。本研究成果は、ウイルスそのものではなく宿主側因子を標的とすることで、複数の...
キーワード:アルゴリズム/オプション/シナジー/スペクトル/人工核酸/ゴルジ体/持続可能/持続可能な開発/宿主因子/微生物/RNA合成/増殖抑制/SARS-CoV-2/SPECT/アンチセンス/ゲノム変異/細胞毒性/mRNA/新型コロナウイルス/RNA/siRNA/アンチセンス核酸/インフルエンザ/インフルエンザウイルス/スクリーニング/核酸医薬/抗ウイルス薬/創薬/ウイルス/ゲノム/ワクチン/感染症/薬剤耐性
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2026年3月12日
75
MALDI質量分析法による 組換えアデノ随伴ウイルスのセロタイプ同定法を開発
より正確、迅速な医薬品製造・品質分析に向けて
大阪大学大学院工学研究科の中塚遼治さん(博士後期課程、(株)島津製作所)、劉宴男さん(博士前期課程)、津中康央特任准教授(常勤)、鳥巣哲生准教授、山口祐希助教、内山進教授、株式会社島津製作所および株式会社ユー・メディコらの研究グループは、MALDI質量分析法(以下、「MALDI-MS」)を用いて、組換えアデノ随伴ウイルス(以下、「rAAV」)のセロタイプを同定する手法を新たに開発しました。rAAVのセロタイプは遺伝子治療薬の効果や安全性などに直結する重要な要素で、これまで...
キーワード:アルゴリズム/ワークフロー/最適化/品質管理/質量分析装置/質量分析法/スペクトル/ELISA法/質量分析/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/変異体/ELISA/SPECT/アデノ随伴ウイルス/ベクター/アミノ酸置換/アミノ酸/バイオ医薬品/遺伝子治療/細胞治療/臨床試験/ウイルス/遺伝子/遺伝子発現/抗体/標準化
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学生物学総合理工工学農学
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発表日:2026年3月11日
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「寒さ」と「病気」をつなぐ新発見
「血管と神経の連携」が寒冷環境での免疫応答を左右する
大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器・免疫内科学の水野 裕美子 特任助教(常勤)、先端免疫臨床応用学共同研究講座の松下 浩明 研究員、熊ノ郷 淳 総長(当時 呼吸器・免疫内科学 教授)らの研究グループは、血管内皮細胞の「セマフォリン6D」という物質が交感神経の量を調節し、寒い環境で免疫が正常に働く鍵分子になっていることを世界で初めて発見しました(図1)。関節リウマチや多発性硬化症などの自己免疫疾患は、寒冷環境で悪化することが多いことが知られていましたが、寒冷環境で病気がなぜ悪くなるかの詳細は分かっていませんでした。今回、研究グループは、血管内皮細胞でセマフォリン6Dがない場合、交...
キーワード:がん研究/シナジー/学際研究/神経系/ネフリン/神経内科学/セマフォリン/関節/眼科学/血管内皮/免疫制御/免疫抑制/臨床応用/交感神経/多発性硬化症/ストレス応答/リウマチ/関節リウマチ/血管内皮細胞/自己免疫/自己免疫疾患/低酸素/内皮細胞/免疫応答/免疫学/免疫細胞/薬理学/ストレス/ワクチン/疫学/感染症
他の関係分野:複合領域環境学生物学
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発表日:2026年3月11日
77
\遺伝子治療薬の高品質な「運び屋」を作る!/ 国産HAT細胞による AAV製造プラットフォームの確立
遺伝子治療の実用化と普及に向けた新たな一歩
大阪大学大学院工学研究科の津中康央特任准教授(常勤)、内山進教授らの研究グループは、株式会社ちとせ研究所、株式会社ユー・メディコ、自治医科大学、群馬大学、産業技術総合研究所、国立成育医療研究センター、次世代バイオ医薬品製造技術研究組合との共同研究で、新規国産ヒト由来細胞株であるHAT細胞を用いて製造された遺伝子治療用ウイルスベクター(アデノ随伴ウイルスベクター:AAV)が高品質で、かつ高生産性であることを世界で初めて明らかとし、HAT細胞によるAAV製造プラットフォームを確立しました (図1)。これまで、遺伝子治療用AAVの製造においては、生産性と品質の両立が困難であると考えられており...
キーワード:品質評価/実験計画法/最適化/産学官連携/分析技術/実験計画/バイオリアクター/持続可能/持続可能な開発/イオン交換/生産性/AAV/アデノ随伴ウイルス/アデノ随伴ウイルスベクター/ベクター/細胞株/臨床応用/ウイルスベクター/クロマトグラフィー/バイオ医薬品/ラット/遺伝子治療/再生医療/細胞治療/翻訳後修飾/臨床試験/ウイルス/遺伝子
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学工学
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発表日:2026年3月11日
78
“カゴ型構造”の新試薬で 分子の空間配置を制御することに成功
カルボニル付加の未踏課題を突破し、医薬品等の新たな合成戦略への活用に期待
大阪大学大学院工学研究科博士後期課程の筒井裕哉さん(研究当時)、工学部応用自然科学科4年生の志賀心さん、同研究科の小西彬仁助教、安田誠教授らの研究グループは、14族元素を中心に持つ特殊なカゴ構造のアリル化試薬(アリルアトラン)を新たに開発・合成し、従来とは異なる経路での反応制御が可能であることを世界で初めて明らかにしました(図1)。これまで、α-オキシケトンと呼ばれる化合物のアリル化反...
キーワード:π電子/求核付加反応/分子構造/ケイ素/ルイス酸/天然物合成/有機合成化学/反応制御/カルボニル化/選択性/持続可能/ベンゼン/持続可能な開発/ゲルマニウム/電子状態/立体制御/ケトン/医薬品合成/合成化学/生理活性/生理活性物質/創薬/付加反応/分子設計/有機合成/立体構造/立体選択性
他の関係分野:化学工学農学
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発表日:2026年3月11日
79
インプラントの安全性を「腐食×毒性」で予測する新指標 VITA Index を開発
金属イオン溶出から合金の細胞適合性を定量評価、合金設計を加速
大阪大学大学院工学研究科の松坂匡晃助教、松垣あいら准教授、中野貴由教授の研究グループは、金属インプラント材料の安全性評価において重要な指標となる細胞適合性を、「腐食による金属イオン溶出速度」と「溶出イオンの細胞毒性」から定量的に予測できる新しい指標 「VITA Index」 を開発しました。人工関節や骨固定デバイスなどの金属製インプラントは、体内に埋め込まれると生体環境下で徐々に腐食し、微量の金属イオンが周囲の組織へ溶出します。この金属イオンが周囲の細胞に与える影響は、インプラントの長期的な生体安全性を左右する重要な要因です。しかしこれまでの評価では、腐食試験と毒性試験は独立して実施さ...
キーワード:スループット/人工知能(AI)/医療機器/金属元素/定量評価/持続可能/持続可能な開発/チタン/合金設計/材料設計/ステンレス鋼/チタン合金/安全性評価/金属イオン/金属材料/大規模計算/電気化学/ハイスループット/関節/細胞毒性/人工関節/インプラント/線維芽細胞/スクリーニング/骨芽細胞
他の関係分野:情報学複合領域環境学工学総合生物
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発表日:2026年3月11日
80
超巨大ブラックホール周辺のX線エコーで 銀河中心の構造を解明
20年分の観測データで解像度の限界を突破
大阪大学大学院理学研究科の宮本愛子さん(博士後期課程)、川室太希助教、小髙裕和准教授、松本浩典教授、国立天文台の泉拓磨准教授の研究グループは、超巨大ブラックホール周辺の物質から放たれる鉄の蛍光X線の明るさが時間変化していることを世界で初めて捉え(図1)、従来のX線望遠鏡の解像度(約30光年)では見ることができなかった、20光年よりも小さな空間スケールの構造の存在を明らかにしました。本研究では、N...
キーワード:内部構造/ブラックホール/衛星/観測装置/巨大ブラックホール/銀河/銀河中心/降着円盤/赤外線/赤外線観測/超巨大ブラックホール/天文学/望遠鏡/可視光/持続可能/持続可能な開発
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年3月11日
81
対称性による量子測定アルゴリズムの加速を発見
誤り耐性量子シミュレーションの実用化に向けて
東京大学大学院工学系研究科の小泉 勇樹 大学院生、同大学素粒子物理国際研究センターの吉岡 信行 准教授、慶應義塾大学大学院理工学研究科の和田 凱渡 大学院生、大阪大学量子情報・量子生命研究センターの水上 渉 教授らによる研究グループは、量子コンピュータの計算対象が従う対称性を活用し、多数の物理量を効率的かつ高精度に測定する量子アルゴリズムを開発しました。これまでの測定手法においては、量子力学的な理論限界である「...
キーワード:量子アルゴリズム/アルゴリズム/タスク/量子計算/ハバード模型/高エネルギー/対称性/電子相関/物性物理/量子コンピュータ/量子シミュレーション/量子化/量子情報/量子相関/量子測定/量子多体系/スケーリング/素粒子/素粒子物理/量子化学/シミュレーション/スピン/量子力学
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学
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発表日:2026年3月10日
82
マウス多能性幹細胞から精巣組織の再構築に成功
機能的な体細胞を誘導し、精子形成不全の回復と産子獲得を実証
横浜市立大学大学院医学研究科 臓器再生医学教室の佐藤卓也講師、小川毅彦特別教授、大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(WPI-PRIMe)の吉野剛史特任准教授(常勤)、同大学院医学系研究科ゲノム生物学(生殖遺伝学)の林克彦教授(ヒューマン・メタバース疾患研究拠点副拠点長)、理化学研究所生命医科学研究センターの鈴木貴紘客員主管研究員、同バイオリソース研究センターの小倉淳郎副センター長らの研究グループは、東京大学、久留米大学との共同研究により、マウス多能性幹細胞から機能的な...
キーワード:化学物質/セルトリ細胞/減数分裂/生殖/持続可能/持続可能な開発/安全性評価/一細胞/実験動物/精原幹細胞/性決定/精子形成/iPS細胞/遺伝子発現解析/精巣/臓器再生/男性不妊/発現解析/網羅的遺伝子発現解析/卵巣/Wnt/Wntシグナル/モデルマウス/再生医学/次世代シーケンサー/前駆細胞/発生学/ES細胞/in vitro/マウス/幹細胞/疾患モデルマウス/精子/創薬/多能性幹細胞/転写因子/分化誘導/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/疾患モデル/生体材料/動物実験
他の関係分野:環境学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月10日
83
多能性幹細胞から精巣を試験管内で作り出し、精子産生能を持つ精原幹細胞を誘導
精巣の形成や性分化の過程を理解する新たな基盤技術
大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(WPI-PRIMe)の吉野剛史特任准教授(常勤)、林克彦副拠点長(同大学院医学系研究科教授)らの研究グループは、多能性幹細胞から性染色体依存的な雄性化を再現して精巣オルガノイドを構築することに成功しました。さらに、構築した精巣オルガノイドの中の精細管はテストステロン分泌細胞などに取り囲まれており、内部の精原幹細胞は、移植により精子を形成し、受精させることで健常...
キーワード:セルトリ細胞/マウス胚/筋細胞/生殖/性染色体/精原幹細胞/ウシ/絶滅危惧種/性分化/始原生殖細胞/生殖細胞/生体組織/テストステロン/平滑筋/受精/精巣/染色体/男性不妊/卵子/卵巣/ホルモン/性ホルモン/胎児/オルガノイド/胚性幹細胞/ES細胞/マウス/幹細胞/精子/多能性幹細胞/平滑筋細胞/生体材料
他の関係分野:生物学総合生物農学
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発表日:2026年3月10日
84
肝臓のうっ血が肝臓病を引き起こす仕組みを解明
新たな治療標的を同定
大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学大学院生の加藤聖也さん(研究当時:博士後期課程、現在:大阪大学医学部附属病院医員)、疋田隼人講師らの研究グループは、小児心臓手術(フォンタン手術)後などに起こる肝臓のうっ血が肝線維化や肝臓がん発症に至るメカニズムとして、...
キーワード:学際研究/持続可能/持続可能な開発/センサー/インフォマティクス/一細胞/微生物/肝線維化/肝炎/マウスモデル/肝硬変/肝疾患/治療標的/先天性心疾患/肝臓がん/心臓/モデルマウス/解剖学/インテグリン/コラーゲン/トランスクリプトーム/マウス/肝障害/腎臓/阻害剤/内皮細胞/手術/小児/線維化
他の関係分野:環境学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月10日
85
\欠けた月の見方が変わる!?/ 「月」の希薄な大気イオンの時間変化を発見
月周回衛星「かぐや」が明らかにしたCNOイオン生成メカニズム
大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻・質量分析センターの寺田健太郎教授・横田勝一郎准教授、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の野津翔太助教らの研究グループは、月の希薄な大気イオン(外気圏に存在するイオン)の時間変化を詳細に解析することで、月外気圏の昼側に存在する炭素(C)、窒素(N)、酸素(O)のイオンが主に太陽風によって生成されていることを明らかにしました。また、C⁺/O⁺比の時間変動を解析した結果、流星雨の直後に月面大気が一時的に”炭素リッチ”な状態に変化する現象を世界で初めて発見しました。さらにN⁺/O⁺比との相関を調べたところ、月面には「窒素比(N⁺/C⁺比)の高い...
キーワード:資源利用/地球科学/地球磁気圏/イオン化/磁気圏/地球磁場/スペクトル/衛星/時間変動/磁場/小惑星/太陽/太陽風/惑星/惑星科学/彗星/隕石/光イオン化/共進化/太陽光/質量分析/持続可能/持続可能な開発/地球環境/スパッタリング/二酸化炭素
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学生物学総合理工工学
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発表日:2026年3月10日
86
シングルセル解析により軟骨無形成症の病態を解明
軟骨細胞分化を制御し骨が成長するしくみを理解
大阪大学大学院医学系研究科/生命機能研究科の堀家なな緒助教、妻木範行教授(ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(WPI-PRIMe)兼任)、WPI-PRIMeの根本孝裕教授、微生物病研究所の伊川正人教授らの研究グループは、骨の成長を制御する仕組みについて、静止軟骨細胞におけるFGFR3/CREB経路が関わっていることを世界で初めて明らかにしました。骨の成長は成長軟骨板という場所で起こり、静止層軟骨細胞が分化して増殖層軟骨細胞を供給することで骨が伸びます。しかし、軟骨無形成症では、遺伝子変異によりFGFR3が過剰に活性化し、成長軟骨板の機能が障害されて骨の成長が妨げられます。これまでFGF...
キーワード:遺伝子改変/細胞モデル/微生物/CREB/iPS細胞/関節/橋渡し研究/軟骨分化/発現解析/膝関節/ゲノム編集/モデルマウス/関節軟骨/骨細胞/骨分化/軟骨/軟骨細胞/RNA/マウス/モデル動物/ラット/遺伝子改変マウス/遺伝子治療/細胞分化/細胞分裂/生理活性/生理活性物質/阻害剤/創薬/ゲノム/遺伝子/遺伝子変異
他の関係分野:総合生物農学
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発表日:2026年3月2日
87
全臓器・全身の全細胞を網羅する3次元アトラスを構築
次世代の病理診断や創薬研究への展開に期待
JST 戦略的創造研究推進事業 ERATOにおいて、東京大学 大学院医学系研究科 機能生物学専攻システムズ薬理学分野の上田 泰己 教授(久留米大学 特別招聘教授 兼任)、吉田 将太 客員研究員、松本 桂彦 客員研究員らの研究グループは、全臓器・全身の全細胞を網羅する3次元アトラス(CUBIC Organ/Body Atlas)を構築しました。従来の病理学や生理学研究では、薄く切った組織を観察する...
キーワード:ワークフロー/位置情報/最適化/がん研究/空間解析/屈折率/統計解析/一細胞/マッピング/プロファイリング/組織化/病理/病理学/免疫染色/がん化/解剖学/不均一性/システム生物学/トランスクリプトーム/ファージ/マウス/マクロファージ/腎臓/創薬/副作用/免疫応答/免疫細胞/薬理学/立体構造/脾臓/遺伝子/遺伝子発現/化学療法/疾患モデル/睡眠/生理学
他の関係分野:情報学複合領域工学総合生物農学
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発表日:2026年3月2日
88
簡単!カーボンナノチューブを水に分散
二酸化塩素で表面を穏やかに酸化し、高い導電性を維持
大阪大学先導的学際研究機構の大久保敬教授、板橋勇輝特任講師(常勤)、東北大学学際科学フロンティア研究所•大学院理学研究科の上野裕特任准教授、伊藤隆准教授、福村裕史名誉教授の研究グループは、二酸化塩素を用いた新しい表面酸化法を開発し、カーボンナノチューブ(CNT)を水中に安定分散させることに成功しました(図1)。CNTは、極めて高い導電性と機械強度を併せ持つ一次元ナノ材料として、電子デバイスや医療...
キーワード:学際研究/水溶液/環境調和/ピレン/機能性分子/高分子/有機合成化学/カルボン酸/プロピレン/材料プロセス/省資源/エネルギー貯蔵/ファンデルワールス力/フレキシブル/選択性/電子デバイス/機械的特性/持続可能/電気抵抗/カーボン/カーボンナノチューブ/コーティング/ナノ材料/フレキシブルデバイス/メタン/界面活性剤/環境負荷/高効率化/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/導電性/複合材/複合材料/ナノチューブ/機能材料/エネルギー変換/機能性/ナトリウム/アルコール/ラジカル/官能基/合成化学/酸化反応/有機合成
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月2日
89
Y染色体がもたらす男性特異的な疾患リスク形成機構を解明
2型糖尿病リスクの性差につながる新たな因子の発見
東京大学大学院医学系研究科遺伝情報学の佐藤豪助教、岡田随象教授(兼:大阪大学ワクチン開発拠点先端モダリティ・DDS研究センター(CAMaD)教授、大阪大学大学院医学系研究科遺伝統計学教授(研究当時)、理化学研究所生命医科学研究センター システム遺伝学チーム チームディレクター)、東京大学大学院医学系研究科代謝・栄養病態学の山内敏正教授、虎の門病院の門脇孝院長、東京大学医科学研究所 附属ヒトゲノム解析センター シークエンス技術開発分野の松田浩一特任教授(兼:同大学大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻クリニカルシークエンス分野教授)、大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫内科学の山本...
キーワード:プロファイル/機械学習/情報学/人工知能(AI)/がん研究/シナジー/学際研究/南西諸島/ブレイン/ゲノミクス/遺伝情報/生殖/ダイナミクス/リスク評価/インフォマティクス/一細胞/一細胞/種特異性/遺伝的変異/病原性/遺伝的多様性/シークエンス/遺伝統計学/細胞運命/生殖細胞/オミックス/ゲノムワイド/ゲノム情報/抗原特異性/脳神経科学/オミクス/オミクス解析/オミックス解析/バイオバンク/ヒトゲノム/遺伝子発現プロファイル/遺伝子発現解析/乾癬/関節/治療標的/若返り/染色体/体細胞変異/発現解析/膵臓/ゲノムワイド関連解析/ゲノム解析/評価法/予測モデル/マルチオミックス/自己抗原/病態解明/喘息/DDS/サーベイランス/ラット/リウマチ/遺伝子発現制御/関節リウマチ/気管支喘息/血液/抗原/自己免疫/神経科学/創薬/転写因子/発現制御/免疫細胞/2型糖尿病/アレルギー/ウイルス/ゲノム/コホート/リスク因子/ワクチン
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年2月26日
90
iPS細胞から血液細胞の「タネ」をつくる新基盤を開発
新規細胞外マトリクスタンパク質を用いた高品質な造血前駆細胞の作製
株式会社ヘリオスと大阪大学蛋白質研究所の関口清俊寄附研究部門教授らの研究チームは、新しい細胞培養基質「P‑LM421E8」を開発し、ヒトiPS細胞から血液細胞の「タネ」となる造血前駆細胞(HPC)への分化を強力に促進できることを見いだしました。研究グループはまず、既報の化学的に定義された分化誘導法をもとに、ヒトiPS細胞を「中胚葉」、「造血内皮」、「造血前駆細胞」と段階的に誘導するプロセスを詳細...
キーワード:最適化/品質管理/筋細胞/筋分化/HPC/コーティング/機能性/CD34/differentiation/iPS細胞/がん免疫/がん免疫療法/ラミニン/血清/細胞内シグナル/増殖因子/臨床応用/筋肉/BMP/TGF-β/Wnt/Wntシグナル/線維芽細胞/前駆細胞/免疫療法/NK細胞/イミン/インテグリン/ラット/幹細胞/血液/再生医療/細胞外マトリックス/細胞治療/細胞増殖/細胞培養/細胞療法/受容体/赤血球/阻害剤/多能性幹細胞/内皮細胞/分化誘導/免疫細胞/ヒトiPS細胞/造血/標準化
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学農学
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発表日:2026年2月25日
91
室温で高感度センシングを実現 新規「ベルト状VO₂(B)単結晶」ガスセンサー材料を創製
実験と理論計算でVO₂(B)の高度機能性の本質を解明
低消費電力・高性能ガスセンサーの実現には、室温で揮発性有機化合物(VOC)を高感度・高選択的に検出する新材料の開発が不可欠です。東北大学多元物質科学研究所の殷澍教授(同材料科学高等研究所(WPI-AIMR)連携教授 兼務)、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)サスティナブルイノベーション研究領域の本郷研太准教授、大阪大学産業科学研究所の関野徹教授、北京科技大学 材料科学と工程学院の曹文斌教授、台北科技大学材料資源工程系の邱德威教授らを中心とする国際共同研究グループは、一次元V₂O₅ナノファイバーを原材料として、水熱還元法により、配向したベルト状VO₂(B)単結晶の合成に成功しました...
キーワード:アスペクト/オープンアクセス/モノのインターネット(IoT)/最適化/環境モニタリング/揮発性有機化合物/クロスオーバー/準安定/水溶液/低次元/電子線回折/物質科学/X線回折/吸着構造/アンモニア/電子移動/電子線/材料科学/ファイバー/活性サイト/走査型電子顕微鏡/バナジウム/前駆体/分子吸着/DFT/酸化物半導体/選択性/表面反応/無機材料/構造モデル/熱力学/ガスセンサー/ドーピング/ナノファイバー/単結晶/表面修飾/エタノール/センサー/センシング/ナノ材料/マイクロ/モニタリング/金属酸化物/構造制御/酸化物/自動車/水熱合成/低消費電力/電荷移動/電子顕微鏡/熱処理/半導体/比表面積/微細構造/密度汎関数理論/SEM/機能性/結晶構造/表面構造/結晶性/APC/健康管理/大気汚染/日常生活/硫化水素
他の関係分野:情報学環境学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年2月25日
92
急増する食道胃接合部がん、標準手術を確立
今世紀世界初の前向き臨床試験、日本発のエビデンスが世界へ
大阪大学大学院医学系研究科消化器外科学の黒川幸典准教授、土岐祐一郎教授らの研究グループは、食道と胃のつなぎ目(食道胃接合部)に発生する「食道胃接合部がん(図1)」に対して、手術を主題とした大規模な前向き臨床試験としては、今世紀に入って世界で初めてとなる研究を実施し、その長期成績や臨床的な特徴を明らかにしました。食道胃接合部がんは、近年日本をはじめ世界中で急増している一方、手術の方法を含め標準的な治療法が定まっていませんでした。今回、手術でどのリンパ節を切除すれば長期予後への寄与が最大となるかを明らかにし、食道胃接合部がんに対する推奨手術のアルゴリズムを構築しました。これ...
キーワード:アルゴリズム/最適化/がん研究/接合部/消化管/食道がん/スクリーニング/臨床試験/がん患者/胃がん/手術/標準化
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2026年2月25日
93
藻類の新たな光利用の仕組みを解き明かす
光合成タンパク質の機能設計やデザインに画期的な指針
森林や水圏環境の一部では可視光が乏しく近赤外光が主要となる環境が存在します。そういった環境では、光合成生物が特殊な仕組みで近赤外光を利用しています。真正眼点藻の一種であるTrachydiscus minutusは、近赤外光を吸収できる光合成アンテナ複合体rVCPを持ちながら、Chlaだけで近赤外光利用を実現する希少な生物です。しかし、その立体構造が明らかでないため、近...
キーワード:アンテナ/光エネルギー/量子化/バクテリア/近赤外/分子構造/量子化学/二量体/量子化学計算/光化学/クロロフィル/シアノバクテリア/タンパク質複合体/光応答/光合成/光環境/タンパク質デザイン/可視光/光吸収/人工光合成/赤外光/電荷移動/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/分解能/カロテノイド/クライオ電子顕微鏡/JAK/高分解能/分子機構/近赤外光/創薬/立体構造/立体構造解析
他の関係分野:情報学環境学数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2026年2月25日
94
化学の力で自動開閉する世界初の動くナノポア
次世代バイオセンシングやスマートドラッグデリバリーに新たな道
大阪大学産業科学研究所の筒井真楠准教授・川合知二招へい教授、東京大学大学院工学系研究科の大宮司啓文教授・徐偉倫准教授、イタリア技術研究所(IIT)のDenis Garoli研究員らによる国際共同研究チームは、電圧に応答してナノメートルサイズの孔が自律的に開閉する固体ナノポアの開発に成功し、その成果が学術誌『Nature Communications』にて2月18日(水)19時(日本時間)に公開されます。従来の固体ナノポアは、一度穴を加工すると大きさが固定され、利用の過程でサイズを調整したり、動作させたりするという発想すら存在していませんでした。本研究では、ナノポア内部で...
キーワード:最適化/環境汚染/化学物質/環境汚染物質/水溶液/遺伝情報/塩基配列/マンガン/持続可能/バイオセンシング/持続可能な開発/シリコン/センサー/センシング/ナノサイズ/ナノスケール/ナノメートル/金属イオン/析出物/電解質/半導体/リン酸/バルブ/早期診断/アミノ酸/創薬/副作用/感染症/個別化医療
他の関係分野:情報学環境学数物系科学生物学工学農学
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発表日:2026年2月25日
95
唾液から日常的にがんリスクをモニタリング
セルロースナノファイバーを用いた唾液中のがん由来 エクソソーム解析プラットフォームを開発
東京科学大学(Science Tokyo) 生命理工学院 生命理工学系の安井隆雄教授、阿尻大雅助教と大阪大学 産業科学研究所の古賀大尚准教授らの研究チームは、日常的に採取可能な唾液からエクソソーム由来のmicroRNAを網羅的に解析し、がん診断ツールとしての可能性を示しました。がんの早期発見や治療効果のモニタリングには、負担の少ないリキッドバイオプシーの活用が期待されています。その中でも唾液は、...
キーワード:多変量解析/プロファイル/主成分分析/品質管理/産学連携/酵素分解/ファイバー/ナノファイバー/ナノサイズ/ネットワーク構造/モニタリング/リスク評価/新エネルギー/統計解析/微粒子/セルロース/セルロースナノファイバー/臨床応用/リキッドバイオプシー/地域医療/凍結保存/クロマトグラフィー/ラット/血液/エクソソーム/がん患者/バイオマーカー/胃がん/遺伝子/個別化医療/早期発見/唾液/肺がん
他の関係分野:情報学複合領域化学工学農学
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発表日:2026年2月25日
96
実用化の壁を超えるスピン力学センサの誕生
高感度・高耐久を両立する新しいフィルム型ひずみゲージ
大阪大学産業科学研究所の千葉大地教授(兼 東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター センター長)らの研究グループは、磁性体ナノ薄膜からなる磁気トンネル接合(MTJ)素子をフレキシブル基材上に形成した「スピン力学センサ」において、実使用環境を想定した高い耐久性を世界で初めて実証しました。本研究において、フレキシブル基材上に形成したスピン力学センサに対して、10万回を超える繰り返し引っ張...
キーワード:インターフェース/磁気抵抗/元素分析/放射光/タンタル/ナノマテリアル/フィルム/磁気抵抗効果/磁性体/トンネル磁気抵抗効果/フレキシブル/メモリ/持続可能/サイバー空間/持続可能な開発/磁気特性/電気抵抗/コバルト/スピン/スピントロニクス/センシング/トンネル/ナノメートル/ひずみ/マイクロ/モニタリング/モビリティ/ロボティクス/光計測/積層構造/耐久性/低消費電力/電子顕微鏡/半導体/ホウ素/層構造/ヘルスケア
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年2月25日
97
\波力発電のブレークスルーとなるか/ ジャイロ式波力発電が広帯域・高効率で発電できることを理論的に解明
大阪大学大学院工学研究科の飯田隆人准教授は、ジャイロ式波力発電を対象に、波と浮体とジャイロの連成を考慮した、流体力学的な理論解析を行い、ジャイロ式波力発電が線形理論上は波の周波数に依らず、常に理論上の最大エネルギー回収効率を達成できることを理論的に証明しました。従来方式の浮体式波力発電は、浮体が波に同調して揺れる共振時にのみ、エネルギー回収効率が最大になることが知られていました。そのため様々な周波数の波が混在する海洋では総発電量は限られ、海上から陸上への送電コストに見合う採算性を確保することが難しいという課題がありました。今回、飯田准教授はジャイロ式波力発電に対して世界で初めて...
キーワード:海洋/広帯域/数値シミュレーション/理論解析/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/共振周波数/周波数/流体力/流体力学/力学的特性/連成解析
他の関係分野:環境学数物系科学工学
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発表日:2026年2月25日
98
加速力1000倍のレーザー航跡場加速で 自由電子レーザー発振に成功
高エネルギー加速器の卓上化に向けたマイルストーン
大阪大学産業科学研究所の細貝知直教授 (兼 理化学研究所放射光科学研究センター チームリーダー)、量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所の神門正城所長(兼 大阪大学産業科学研究所 招へい教授)、 高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所の山本樹名誉教授らの研究グループは、レーザー航跡場加速(Laser Wakefield Acceleration; LWFA)で生成した電子ビームを用いて極端紫外線(XUV)領域での自由電子レーザー(Free Electron Laser; FEL)の発振に成功しました。本研究成果は、米国科学誌『Physical Review Re...
キーワード:X線自由電子レーザー/コヒーレント/パルス/高エネルギー/自由電子レーザー/超高速ダイナミクス/揺らぎ/加速器/内部構造/放射光/磁場/衝撃波/太陽/材料科学/超短パルス/半導体材料/紫外線/原子配列/微細構造解析/ダイナミクス/ナノメートル/フェムト秒/レーザー/永久磁石/軽量化/実証実験/電子ビーム/半導体/微細構造/量子ビーム/構造変化
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年2月25日
99
柔軟な長鎖アルキル基の導入により融解する半導体配位高分子を開発
PCP/MOFの成形加工性の飛躍的向上に期待
関西学院大学の秋吉亮平助教、田中大輔教授、高村駿也さん(理工学研究科博士課程前期課程2年生)、小笠原一禎教授、大阪大学大学院工学研究科の佐伯昭紀教授、金沢大学の栗原拓也助教、近畿大学の大久保貴志教授、杉本邦久教授、Goo Zi Lang博士研究員(現 大阪大学大学院理学研究科)、高輝度光科学研究センター(JASRI)の森祐紀研究員(現 兵庫県立大学大学院)、河口彰吾主幹研究員、中村唯我研究員、伊奈稔哲研究員、片山真祥主幹研究員、山田大貴主幹研究員、下野聖矢研究員らの研究グループは、柔らかいアルキル基を半導体配位高分子に導入することで、融解可能な半導体材料の開発に成功しました。金属と有機架橋配位...
キーワード:最適化/光検出器/光伝導/SPring-8/相転移/放射光/検出器/太陽/液晶/高分子/電荷移動度/有機半導体/配位高分子/有機分子/材料科学/成形加工/融点/プロセッシング/トランジスタ/バンドギャップ/電界効果トランジスタ/電子デバイス/半導体材料/無機材料/光照射/固体化学/光触媒/太陽電池/電界効果/電池/半導体物性/移動度/電荷移動/熱分解/半導体/複合材/複合材料/結晶構造/結晶性/構造変化/配位子
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発表日:2026年2月18日
100
抗ウイルス薬ファビピラビルの活性化 の鍵となる酵素反応を可視化
高い薬効を発揮できる新薬の創製へ向けた新たな手法開拓
北里大学大学院薬学研究科の杉木俊彦准教授と吉田智喜助教、大阪大学量子情報・量子生命研究センターの根来誠教授、大阪大学蛋白質研究所の藤原敏道名誉教授、量子科学技術研究開発機構量子生命科学研究所の高草木洋一グループリーダー、名古屋大学大学院情報学研究科の塚本眞幸講師、愛知工業大学工学部の森田靖教授らの研究グループは、抗ウイルス薬であるファビピラビルがヒト体内の酵素であるヒポキサンチン-グアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ (HGPRT) により代謝され、抗ウイルス効果を発揮できる形(活性型)に変換される過程を核磁気共鳴 (NMR) 分光法でリアルタイムに観測する手法を確立し、さらに計算科学を組...
キーワード:自由エネルギー/情報学/磁気共鳴/分子動力学シミュレーション/量子情報/ホットスポット/速度論/分子構造/反応速度/シミュレーション/フッ素/動力学/分解能/分子動力学/量子力学/技術革新/酵素活性/遺伝子工学/ウイルス感染症/酵素反応/パンデミック/新型コロナウイルス/MRI/アミノ酸/プロドラッグ/核磁気共鳴/抗ウイルス薬/創薬/ウイルス/遺伝子/感染症/新型コロナウイルス感染症/新型コロナウイルス感染症
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発表日:2026年2月18日
101
森下仁丹、大阪大学蛋白質研究所とカシス由来成分の 「動体視力」改善作用に関する特許を共同出願
カシスアントシアニンの摂取により、動体視力の低下を改善する可能性を研究で解明
森下仁丹株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長 森下雄司、以下「当社」)は、国立大学法人大阪大学の蛋白質研究所(以下「大阪大学蛋白質研究所」)との共同研究により、当社が販売する機能性原料「カシスエキス(カシスアントシアニンを含む抽出物)」に、動体視力に関わる重要な要素である「コントラスト感度」を改善する作用があることを、マウスを用いた試験で明らかにしました。本研究成果に基づき、当社と大阪大学蛋白...
キーワード:トラスト/自動車/機能性/アントシアニン/スポーツ/パフォーマンス/眼球運動/自動車運転/マウス/臨床試験/加齢
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発表日:2026年2月18日
102
抗体の地図を描く:NMRで明らかにする抗体のFc領域の構造の秘密
非標識NMRによる高次構造評価の新戦略、抗体医薬の品質管理に革新
自然科学研究機構 生命創成探究センター/分子科学研究所、東京科学大学総合研究院フロンティア材料研究所、名古屋市立大学大学院薬学研究科の研究チームは、ヒトIgG1抗体のFc領域に存在するメチル基を部位特異的に割り当てるNMR解析法を確立しました。この手法により、抗体の構造を座標化し、原子レベルで「地図」として描くことが可能となりました。さらに、糖鎖構造の違いに起因する微細な変化を非標識状態で検出できることを示しました。具体的には、フコースの有無やガラクトース末端構造の差異がスペクトルに反映されることを確認し、これらの特徴が製剤化抗体や市販抗体にも適用可能であることを実証しました。加えて、動的フィ...
キーワード:品質評価/フィルタリング/品質管理/産学連携/スペクトル/分子構造/アミド/FT-IR/モニタリング/融合タンパク質/糖鎖修飾/評価法/アミノ酸置換/アミノ酸/バイオ医薬品/ラット/抗体医薬/構造変化/高次構造/自己免疫/自己免疫疾患/受容体/創薬/品質保証/副作用/ストレス/抗体/標準化
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学工学総合生物
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発表日:2026年2月12日
103
体の奥まで届く光を、分子の「形」で生み出す
“お椀型分子”による高効率近赤外発光の実現
大阪大学大学院工学研究科の大学院生のHan Junyiさん(博士後期課程 研究当時)、燒山佑美准教授、武田洋平准教授、櫻井英博教授、同大学先導的学際研究機構の大久保敬教授、同大学大学院基礎工学研究科の岸亮平准教授、慶應義塾大学の酒井隼人専任講師、羽曾部卓教授らの研究グループは、お椀型分子骨格をもつ新しい近赤外発光分子を開発し、非極性溶媒中で66%を超える高い量子収率を得ることに成功しました(図1)。本研究では、「曲がった分子構造」を積極的に活用することで、従来困難であった光のふるまいを実現しています。近赤外光は、生体を透過しやすく背景ノイズが少ないことから、医療イメージングや光デバイス...
キーワード:学際研究/光物性/時間分解/時間分解分光/物質科学/ノイズ/電子スピン共鳴/スペクトル/近赤外/りん光/発光スペクトル/分子構造/芳香族/励起状態/励起状態ダイナミクス/芳香族分子/有機分子/電荷分離/アミン/光デバイス/赤外光/電子デバイス/発光材料/有機材料/持続可能/省エネ/持続可能な開発/材料設計/電子状態/スピン/ダイナミクス/光プローブ/省エネルギー/電荷移動/TPA/生体イメージング/プローブ/近赤外光/蛍光プローブ/受容体
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2026年2月12日
104
知られざるグリコーゲン分解酵素の多様性が明らかに
「古株モデル酵素」に新たな活性調節機構を発見
大阪大学薬学部の菖蒲啓悟さん(研究当時:学部6年)、髙井真由さん(学部5年)、同大学院薬学研究科の谷野弘樹特任研究員、福田庸太助教、井上豪教授らの研究グループは、グリコーゲンホスホリラーゼ (GP)の分子会合状態が腸内細菌の種類によって異なり、酵素活性の調節機構もそれぞれ異なることを発見しました。グリコーゲンは、細胞のエネルギー源であるグルコースが繋がった巨大分子で、必要に応じてGPによって分解されます。今回、古典的な大腸菌由来GP(EcGP)と新規に見いだされたSegatella copri由来GP (ScGP)とDore...
キーワード:X線回折/分子構造/超分子複合体/X線結晶構造解析/グルコース/結晶構造解析/持続可能/持続可能な開発/電子顕微鏡/X線結晶構造/哺乳類/リン酸/結晶構造/酵素活性/二枚貝/クライオ電子顕微鏡/アデノシン/超分子/インスリン感受性/大腸/インスリン/ラット/構造変化/創薬/代謝酵素/大腸菌/立体構造/2型糖尿病/個別化医療/細菌/細菌叢/腸内細菌/腸内細菌叢/糖代謝/糖尿病
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発表日:2026年2月10日
105
検査数の減少で見えなくなる感染拡大
下水サーベイランスが明らかにした“報告されない感染”の実態
大阪大学感染症総合教育研究拠点の村上道夫教授、北海道大学病院感染制御部(当時)・ソフィア北円山クリニックの石黒信久博士、札幌市下水道河川局事業推進部の石田睦課長(水質管理担当)、東京大学大学院工学系研究科附属水環境工学研究センターの北島正章特任教授(感染症総合教育研究拠点連携研究員)らの研究グループは、札幌市の下水中の新型コロナウイルスRNA濃度と、北海道大学病院内で報告された感染者数や検査数の関係を解析することで、病院内の報告感染者数は下水中ウイルスRNA濃度が示す感染規模よりも大きく下振れしていることが分かり、見逃された感染が増えている可能性を明らかにしました。そして、検査数の変動...
キーワード:危機管理/情報発信/持続可能/下水処理/持続可能な開発/水環境/水処理/SARS-CoV-2/ウイルス感染症/感染症対策/新型コロナウイルス/臨床検査/PCR/RNA/サーベイランス/ウイルス/感染症/公衆衛生/新型コロナウイルス感染症/早期発見
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発表日:2026年2月9日
106
非破壊的リアルタイム観測で、プロスタグランジンの代謝経路と速度を解明
大阪大学薬学部の太田宗一郎さん(卒業生)、小田明佳さん(3年生)、大阪大学大学院薬学研究科の大久保忠恭名誉教授、白石勇太郎講師、河原一樹助教、吉田卓也准教授、上田卓見教授、大阪大学微生物病研究所の沖大也特任助教(常勤)、および近畿大学の島本茂准教授の研究グループは、様々な環境におけるプロスタグランジンD₂(PGD₂)の代謝反応をNMR法によりリアルタイム観測することで、中性水溶液中、高濃度アルブミン溶液中、人工脳脊髄液中、そしてPGD₂輸送タンパク質であるL-PGDSとの複合体中における代謝反応の経路と速度を解明しました。これまで、PGD₂の代謝物の分子量が同一であることやHPLCの保...
キーワード:磁気共鳴/水溶液/シクロデキストリン/質量分析/X線結晶構造/システイン/結晶構造/微生物/ELISA/炎症反応/生理機能/HPLC/アルブミン/プロスタグランジン/プロスタグランジンD2/生理活性/生理活性物質/代謝物/脳脊髄液/睡眠
他の関係分野:数物系科学化学総合理工農学
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発表日:2026年2月9日
107
“動きの量”だけでは見えない多動性
自閉スペクトラム症マーモセットで多動の不規則性とストレス指標との関連を確認
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)神経研究所微細構造研究部 一戸紀孝部長、中村月香リサーチフェロー、名古屋大学大学院情報学研究科 川合伸幸教授、大阪大学大学院基礎工学研究科 中村亨教授らの研究グループは、自閉スペクトラム症において落ち着きのなさ(多動性)を単なる「動いた量」だけで評価するのではなく、動きの不規則性や時間構造として定量化することを目指し、自閉スペクトラム症(ASD)の特性を示すモデル動物(コモンマーモセット)で解析を行いました。その結果、休息が途切れやすく多動に加えて「動き方が不規則で予測しにくい」という特徴が認められ、さらにこうした不規則な活動パターンが、ストレスに関わ...
キーワード:ウェアラブル/情報学/生活リズム/対人関係/エントロピー/ストレス反応/霊長類/状況依存性/微細構造/精神医学/コモンマーモセット/ホルモン/マーモセット/日常生活/モデル動物/コルチゾール/ストレス/トランスレーショナルリサーチ/自閉スペクトラム症/神経疾患/発達障害
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学生物学工学
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発表日:2026年2月9日
108
\単語の心理的特徴21項目で比較!/ AIが「ことばの印象」をどこまで再現できるかを検証
単語に対するイメージは人間とLLMでどのくらい似ているの?
大阪大学大学院人間科学研究科の萩原広道講師、同大学院基礎工学研究科の宮澤和貴助教の研究グループは、ChatGPTなどに代表される大規模言語モデル(LLM)が、「単語に対する人間の感覚」をどれほど再現できるのかを、21の指標にわたって網羅的に検証し、現代のLLMがもつ可能性と限界を明らかにしました。単語の心理的特徴は、幅広い研究分野で用いられていますが、指標によって人間による評定がある単語とない単...
キーワード:心理言語学/発達心理学/タスク/言語モデル/情報学/身体性/人工知能(AI)/認知科学/言語発達/持続可能/持続可能な開発/土壌/乳幼児
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2026年2月4日
109
パナソニック ホームズと大阪大学大学院医学系研究科の共同研究が国際誌に掲載
室内温熱環境と血圧の季節変動に関する研究成果
パナソニック ホームズ株式会社と国立大学法人 大阪大学大学院医学系研究科の中神啓徳 寄附講座教授は、「室内温熱環境と血圧の季節変動」に関する共同研究を行い、その成果が国際的な医学専門誌『International Heart Journal』Vol.67 No.1 (2026年1月号)に掲載されました。研究の内容本研究では、断熱性能や空調方式の異なる4世帯(計8名)を対象に、2024年7月から2025年6月までの1年間、室温・湿度、血圧、体表面温度などを測定し、季節変動や起床時の血圧変化との関連を調査しました。その結果、部屋ごとに空調する一般的な住宅では、秋季や冬季に室温が1...
キーワード:PM2.5/季節変動/温熱環境/熱環境/花粉/心臓/血圧/高血圧/循環器疾患
他の関係分野:環境学数物系科学工学農学
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発表日:2026年2月4日
110
\「骨に近い柔らかさ」を持つ次世代インプラント材料へ大きな一歩/ 結晶構造変化の前兆を利用した生体用合金の新設計原理
チタン合金を柔らかくする原子運動を解明
大阪大学大学院工学研究科の多根正和教授らの研究グループは、インプラント材料として重要な体心立方(bcc)型チタン合金において、その低ヤング率化の起源が、別のより安定な結晶構造への相転移の前触れとして生じる活発な原子運動による応力緩和であることを、世界で初めて解明しました。本研究では、新たな生体用インプラント材料として有望視されているチタン-ニオブ(Ti-Nb)合金を用い、室温から極低温域(約-250℃)までの幅広い温度範囲で、ヤング率と応力緩和によるエネルギー散逸を精密に測定しました。これにより、Ti-Nb合金は通常の金属材料とは異なり、-120℃付近でヤング率が大きく低下するという特...
キーワード:高齢化社会/相転移/弾性率/材料科学/生体適合性/高齢社会/持続可能/持続可能な開発/チタン/ニオブ/マルテンサイト/ヤング率/材料設計/シミュレーション/チタン合金/ナノスケール/応力緩和/極低温/金属材料/耐食性/動力学/分子動力学/結晶構造/MDシミュレーション/超高齢社会/関節/人工関節/ゆらぎ/インプラント/構造変化/高齢化/手術/生活の質/生体材料
他の関係分野:複合領域数物系科学化学工学農学
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発表日:2026年2月4日
111
大規模データ解析で「非天然反応」を担う酵素を発見
データベース探索が切り拓く次世代バイオ触媒
神戸大学先端バイオ工学研究センターの加藤俊介准教授、蓮沼誠久教授、工藤恒特命助教らと、大阪大学大学院工学研究科の林高史教授らの研究グループは、主成分分析を活用した大規模データ解析手法により、生物が本来行わない「非天然反応」を、分子の立体構造を厳密に制御しながら実行する新規酵素の発見に成功しました。今後、持続可能な化学合成や創薬、機能性材料の開発に資する新しいバイオ触媒探索基盤としての応用が期待されます。この研究成果は、2026年1月28日にAngewandte Chemie International Edition 誌にオンライン掲載されました。...
キーワード:AI/主成分分析/人工知能(AI)/化学物質/データ解析/シクロプロパン/スチレン/立体選択的/ACT/触媒機能/金属触媒/選択性/持続可能/環境負荷/機能性材料/統計解析/機能予測/分子システム/生体内/機能性/タンパク質工学/生合成/微生物/アミノ酸配列/ゲノム解析/アミノ酸/創薬/立体構造/立体選択性/ゲノム
他の関係分野:情報学環境学数物系科学化学工学総合生物農学
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発表日:2026年2月4日
112
動的な細胞接触を捉える蛍光センサーGachapinを新開発
従来困難だった一過的な接触や「自己接触」のリアルタイム可視化を実現
大阪大学産業科学研究所の京卓志特任研究員(常勤)(現 招へい研究員/兼 基礎生物学研究所助教)、永井健治教授(兼 大阪大学先導的学際研究機構超次元ライフイメージング部門 教授)、同大学院生命機能研究科の星野七海助教(現 招へい教員)、八木健教授、橋本秀彦助教(現 招へい教員)、三重大学大学院医学系研究科の實木亨准教授からなる研究グループは、細胞同士のダイナミックな接触をリアルタイムで可視化する新しい蛍光センサー「Gachapin」および「Gachapin-C」を開発しました(図1)。細胞間の接触は生命活動の根幹を支える重要な現象ですが、従来の技術では一度接触すると光り続けてしまう等の制...
キーワード:最適化/脳神経回路/学際研究/不可逆性/二量体/蛍光センサー/個体発生/センサー/ダイナミクス/光センサー/神経回路形成/神経発達/細胞接着分子/細胞膜/蛍光タンパク質/細胞間相互作用/神経ネットワーク/組織形成/細胞移動/細胞接着/神経回路/神経細胞/接着分子/脳疾患/分子設計/免疫応答/免疫細胞/精神疾患/発達障害
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学化学生物学工学総合生物
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発表日:2026年2月4日
113
国際バイオバンク横断解析でゲノムと環境の相互作用を解明
相互作用のメカニズム解明・個別化医療・創薬に貢献
東京大学大学院医学系研究科遺伝情報学の難波真一助教、岡田随象教授(兼:大阪大学ワクチン開発拠点先端モダリティ・DDS研究センター 教授、大阪大学大学院医学系研究科遺伝統計学 教授(研究当時)、理化学研究所生命医科学研究センター チームディレクター)、東京大学医科学研究所 附属ヒトゲノム解析センター シークエンス技術開発分野の松田浩一特任教授(兼:同大学大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻クリニカルシークエンス分野 教授)、愛知県がんセンター研究所がん予防研究分野の小柳友理子主任研究員、松尾恵太郎分野長、国立がん研究センターがん対策研究所の山地太樹室長、岩崎基部長、澤田典絵部長らに...
キーワード:機械学習/情報学/コーホート/がん研究/シナジー/運動習慣/複雑性/学際研究/ブレイン/エステル/筋細胞/ゲノミクス/遺伝情報/生殖/ダイナミクス/ハザード/大規模解析/インフォマティクス/一細胞/機能性/病原性/遺伝的多様性/シークエンス/遺伝統計学/細胞運命/生殖細胞/ビタミン/オミックス/ゲノムワイド/血管老化/血栓/抗原特異性/脳神経科学/平滑筋/オミクス/オミクス解析/オミックス解析/バイオバンク/ヒトゲノム/乾癬/関節/血管内皮/血管平滑筋/血管平滑筋細胞/細胞老化/治療標的/若返り/心筋/心筋症/染色体/体細胞変異/アルコール/ゲノムワイド関連解析/ゲノム解析/筋収縮/死亡率/食道がん/心臓/心房細動/大動脈/白血球/評価法/マルチオミックス/一細胞RNAシークエンス/自己抗原/病態解明/DDS/RNA/RNAシークエンス/サーベイランス/ヘモグロビン/リウマチ/リポタンパク質/遺伝子発現制御/関節リウマチ
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年2月4日
114
抗体全体のかたちと機能の鍵となるヒンジ領域
免疫反応をピンポイントで制御する抗体医薬の設計に期待
東京科学大学(Science Tokyo) 物質理工学院 材料系の小関悠希大学院生(博士後期課程1年)と同 総合研究院 フロンティア材料研究所の谷中冴子准教授、九州大学 大学院薬学研究院のカアベイロ・ホセ教授、大阪大学 大学院工学研究科の内山進教授、山口祐希助教、自然科学研究機構の加藤晃一教授、村田和義特任教授、名古屋大学 大学院理学研究科/自然科学研究機構 生命創成探究センターの内橋貴之教授らの研究チームは、免疫を担う重要なタンパク質であるIgG1抗体において、ヒンジ領域が、抗体の柔軟性を生み出すだけでなく、機能制御に深く関わる重要な構造であることを明らかにしました。ウイルスや細菌を...
キーワード:免疫機能/産学連携/磁気共鳴/質量分析/電子顕微鏡/機能制御/変異体/がん免疫/がん免疫療法/免疫制御/免疫療法/アミノ酸/ファージ/プロリン/マクロファージ/ラット/核磁気共鳴/核磁気共鳴法/抗体医薬/自己免疫/自己免疫疾患/受容体/創薬/副作用/免疫応答/免疫細胞/ウイルス/抗体/細菌/生理学
他の関係分野:複合領域数物系科学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年2月3日
115
大規模イオントラップ型量子コンピュータの実現に向けて スケーラブルな光回路を考案
レーザー光配送の最適化により、数百量子ビット級の実装を現実に
大阪大学 量子情報・量子生命研究センター(QIQB)の長田有登准教授、宮西孝一郎講師(研究実施当時/現所属 : Qubitcore株式会社)らの研究グループは、イオントラップ量子コンピュータ開発、そして大規模化に向けて重要な役割を果たすと考えられる、光回路によるスケーラブルなレーザー光配送構成を考案しました。イオントラップ量子コンピュータの開発では、量子状態準備や量子状態測定など、量子ビットの制御に不可欠なレーザー光を自由空間光学系ではなくチップ上の光回路で実装する技術が、イオントラップ量子コンピュータの安定化・小型化を実現する手段として有望視されています。しかし、多波長のレーザー光を...
キーワード:アーキテクチャ/スケーラビリティ/ハードウェア/最適化/量子計算/イオントラップ/量子コンピュータ/量子情報/CCD/量子ビット/レーザー照射/レンズ/光回路/光導波路/導波路/トラップ/レーザー/実証実験/大規模システム/スクリーニング
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学
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発表日:2026年2月3日
116
\電極なしで半導体薄膜の電気的特性を測定/ 光の反射係数の再定式化で半導体薄膜の性能を瞬時に評価
テラヘルツ波で次世代半導体デバイス開発を加速させる解析技術
大阪大学大学院基礎工学研究科の大学院生・岡本章宏さん(博士前期課程)、永井正也准教授、芦田昌明教授らの研究グループは、日邦プレシジョン(株)との共同研究により、半導体薄膜の電気的特性を非接触・非破壊で評価できる新しい光学的解析モデルを世界で初めて提案しました。このモデルは、光の反射を記述するフレネル係数を電磁気学の基本原理から再考し、波長よりも十分薄い薄膜内の多重反射光を界面電流として取り扱うことで、反射係数から導電薄膜の面伝導度を直接導き出す簡便な式を導いたものです。従来の方法では、電極を形成する工程が必要であり、材料の損傷や汚染のリスクがありましたが、この新しい手法は、従来必要だっ...
キーワード:トポロジカル絶縁体/物質科学/ホール効果/超薄膜/スペクトル/テラヘルツ/磁場/数値計算/二次元材料/量子ビット/テラヘルツ電磁波/トポロジカル/GaN/キャリア/テラヘルツ波/フォトニクス/絶縁体/電子デバイス/半導体デバイス/誘電率/持続可能/ボトルネック/持続可能な開発/SiC/インタラクティブ/インバータ/シリコン/移動度/解析モデル/境界条件/周波数/多層膜/電磁波/半導体/非接触/機能材料/層構造/SPECT/評価法
他の関係分野:数物系科学総合理工工学農学
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発表日:2026年2月3日
117
経口投与で体内時計を「進める」新化合物を発見
時差ぼけや概日リズム障害の治療に新たな光
「朝起きるのがつらい」「海外旅行の時差ぼけを早く治したい」——そんな願いを叶える鍵は、私たちの細胞にある『時計遺伝子』が握っています。大阪大学大学院歯学研究科・ゲノム編集技術開発ユニットの高畑佳史准教授、金沢大学の程肇名誉教授(旧三菱化学生命科学研究所主任研究員)、豊橋技術科学大学次世代半導体・センサ科学研究所の沼野利佳教授、東京科学大学生命理工学院生命理工学系の瓜生耕一郎准教授らを含む共同研究グループ...
キーワード:視交叉上核/光照射/フィードバック/フィードバック制御/モーター/安全性評価/半導体/哺乳類/ゲノム編集技術/転写抑制/プロモーター/概日時計/スポーツ/時計遺伝子/体内時計/分子機構/ゲノム編集/モデルマウス/歯学/イミン/マウス/低分子化合物/転写因子/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/概日リズム/睡眠/睡眠障害/生理学
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2026年2月3日
118
肝がん免疫療法抵抗性の新たな分子機序を解明
NRF2-COX2経路が新たな治療標的かつ効果予測マーカーに
大阪大学大学院医学系研究科の山本修平さん(博士課程後期、大阪大学医学部附属病院 医員)、小玉尚宏教授(消化器内科学)の研究グループは、肝細胞がんに対する複合免疫療法であるアテゾリズマブ(抗PD-L1抗体)/ベバシズマブ(抗VEGF-A抗体)療法において、治療抵抗性をもたらす分子メカニズムの一端を解明しました。本研究では、がん細胞内の転写因子NRF2の活性化がCOX-2経路を亢進させ、腫瘍内への免疫細胞の浸潤を抑制することで、抗腫瘍免疫からの逃避を促し、免疫療法に対する抵抗性を獲得することを明らかにしました(図1)。肝細胞がんは再発率が高く、予後不良ながんとして知られています。近...
キーワード:危機管理/ゲノミクス/CD8/抵抗性/遺伝的多様性/肝炎/Nrf2/PD-L1/がん遺伝子/がん関連遺伝子/がん免疫/がん免疫療法/マウスモデル/遺伝子異常/肝がん/肝疾患/抗腫瘍免疫/細胞株/治療抵抗性/治療標的/腫瘍学/浸潤/微小環境/免疫抑制/代謝産物/地域医療/がん微小環境/病態解明/不均一性/免疫チェックポイント阻害剤/免疫療法/COX-2/RNA/T細胞/がん細胞/がん治療/プロスタグランジン/プロスタグランジンE2/マウス/モデル動物/リピドミクス/肝細胞/肝細胞がん/腫瘍免疫/阻害剤/転写因子/免疫チェックポイント/免疫細胞/臨床試験/ウイルス/がん患者/バイオマーカー/遺伝子/遺伝子発現/遺伝子変異/抗体/脂質/非侵襲/薬物療法/臨床研究
他の関係分野:複合領域生物学農学
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発表日:2026年2月3日
119
触覚受容における情報フィルタリングを解明
ネズミのヒゲに振動キャンセル機構が備わっていた?
大阪大学大学院歯学研究科の古田貴寛 教授・榎原智美 招へい教員(明治国際医療大学教授)らの研究グループは、明治国際医療大学の村本大河さん(修士課程2年生)、Weizmann科学研究所のEhud Ahissar教授らとの共同研究によって、ネズミの触覚受容において、ネズミ自身の運動が起因する振動には反応せず、外部からの触覚刺激にのみ反応する受容器(末梢神経)の一群があることを世界で初めて明らかにしました。触覚の受容メカニズムは、実験手技の限界のため、他の感覚に比べて解明が遅れていました。研究グループは、一つ一つの神経の活動特性と形態学的データを精密に解析できる研究手法を確立しています。この...
キーワード:フィルタリング/形態学/神経系/持続可能/持続可能な開発/センサー/センシング/運動制御/触覚センサー/電子顕微鏡/動特性/神経活動/ドローン/神経機能/中枢神経/末梢神経/毛包/中枢神経系/リハビリ/解剖学/歯学/in vitro/コラーゲン/基底膜/神経回路/神経細胞/リハビリテーション/認知機能
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月30日
120
\隠された網膜血管を守るしくみ/ 視神経に“網膜血管幹細胞の貯蔵庫”を発見
網膜の病気に対して血管の回復を促す新しい治療へ
大阪大学大学院医学系研究科の西田幸二教授、﨑元晋寄附講座准教授らの研究グループは、網膜の血管内皮細胞を供給する幹/前駆細胞が視神経に豊富に存在することを明らかにしました。これまで組織常在性の血管内皮前駆/幹細胞に関しては、一部の細胞表面マーカーなどが報告され、大血管に存在することが多いとされていましたが、具体的にどこに幹細胞が存在し、どのように細胞が供給されるのか、その詳細なメカニズムは解明されていませんでした。今回、研究グループは、マウスを用いた、...
キーワード:モデリング/血流/シークエンス/生体組織/FACS/タモキシフェン/血管障害/血管内皮/合併症/視機能/治療標的/組織リモデリング/免疫染色/毛細血管/リモデリング/血管形成/前駆細胞/RNA/RNAシークエンス/マウス/ラット/幹細胞/虚血/血管内皮細胞/再生医療/転写因子/内皮細胞/網膜/糖尿病
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発表日:2026年1月30日
121
中性子過剰なスズ原子核は小さい
陽子弾性散乱を用いた重い不安定核研究の始まり
京都大学大学院理学研究科 土方佑斗博士課程学生(研究当時)、銭廣十三准教授、理化学研究所仁科加速器科学研究センター核反応研究部 上坂友洋部長、大阪大学核物理研究センター 松田洋平教授、大田晋輔教授、筑波大学計算科学研究センター 宮城宇志助教、東京大学原子核科学研究センター 横山輪助教らの国際共同研究グループは、二重閉殻構造を持つ不安定原子核(不安定核)である質量数132のスズ (以降¹³²Snと表記)の...
キーワード:RIビーム/原子核/精密測定/中性子過剰核/不安定核/不安定核ビーム/閉じ込め/陽子/安定同位体/加速器/状態方程式/中性子/同位体/検出器/新星/中性子星/超新星/超新星爆発/超伝導/自己組織/平均場近似/ウラン/第一原理/第一原理計算/組織化/スリット/カルシウム/プローブ
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発表日:2026年1月30日
122
報酬・嫌悪学習が細胞外スルファターゼにより制御される仕組みを解明
ある行動の結果として報酬(好ましい結果)や嫌悪(好ましくない結果)が得られることを学習し、その行動を強化する報酬学習や嫌悪学習には、大脳基底核の一部である側坐核が関与しています。一方、細胞外スルファターゼ(Sulf1とSulf2)は、...
キーワード:行動実験/持続可能/持続可能な開発/前頭皮質/大脳/薬物依存/嗜好性/ニューロン/大脳基底核/ドーパミン/生理機能/がん化/シグナル分子/ノックアウトマウス/マウス/受容体/神経回路/神経細胞/脳機能/遺伝子/遺伝子発現/精神疾患
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発表日:2026年1月30日
123
感染経験が「気づかぬ感染」への認知を高め、 マスク着用を促す
長期継続調査データで、感染前の違いをそろえて比較
大阪大学感染症総合教育研究拠点の村上道夫教授、三浦麻子教授(大阪大学大学院人間科学研究科、感染症総合教育研究拠点兼任)と同志社大学文化情報学部の山縣芽生助教(感染症総合教育研究拠点連携研究員)の研究グループは、国内の成人を対象とした30回にわたるパネル調査(2020年1月〜2024年3月)のデータを用いて、COVID-19の感染経験が、その後のリスク認知と予防行動(手指消毒・マスク着用)にどのような影響を与えるかを検討しました。傾向スコアマッチングという統計手法を用いて、感染経験のある人とない人を、感染前のリスク認知・行動・属性が近くなるように対応付けたうえで、感染後のリスク認知や予防...
キーワード:マッチング/傾向スコア/情報学/コロナ禍/持続可能/パネル調査/リスク認知/持続可能な開発/アンケート調査/感染症対策/追跡調査/うつ/感染症/公衆衛生/抗体/新型コロナウイルス感染症
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発表日:2026年1月23日
124
ハンディサイズの鉄筋スキャナを開発
コンクリート製インフラを非破壊・高速・正確に診断!
大阪大学産業科学研究所の千葉大地(ちば・だいち)教授と 協栄産業株式会社らによる研究グループは、千葉教授が独自に開発した「永久磁石法」という手法を活用し、コンクリートに埋設された鉄筋を、一度のスキャンで面的に可視化・マッピングできるハンディな鉄筋スキャナを開発しました。図. 完成したハンディ鉄筋スキャナのプロトタイプ...
キーワード:マッチング/高度経済成長/コンクリート/現地調査/中性化/鉄筋腐食/トンネル/ひび割れ/フィードバック/プロトタイプ/永久磁石/電磁波/マッピング/経済成長/成長期
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2026年1月23日
125
2つの架橋により強粘着と易解体を実現
“強いのに柔らかい”引っ張って剥がして繰り返し使える粘着剤
大阪大学大学院理学研究科の大学院生・小鯖翔さん(博士後期課程)、山岡賢司助教、髙島義徳教授とリンテック株式会社の研究グループは、ディスプレイ用途の粘着剤に求められる「段差追従性」「接着信頼性」「易解体性」を同時に満たす新規材料を提案しました。本研究では、ドーナツ型の環状分子であるシクロデキストリンをグラフトした高分子と、その空孔に別の高分子が貫通した高分子編み込み(KP)構造に、アルミニウムイオンによるキレート架橋を導入した複合架橋材料を設計しました。その結果、本材料が、KP構造に由来する優れた...
キーワード:タブレット/ガラス転移/内部構造/埋め込み/エラストマー/シクロデキストリン/ディスプレイ/フィルム/液晶/高分子/材料科学/樹脂/ガラス転移温度/持続可能/持続可能な開発/発光ダイオード(LED)/じん性/材料設計/アルミニウム/クリープ/ポリマー/リサイクル/応力緩和/高分子材料/廃棄物/組み換え/機能材料/スマートフォン
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発表日:2026年1月23日
126
量子物質に新たな境界線
磁性を生み出す近藤効果を実証
大阪公立大学大学院理学研究科の山口 博則准教授、冨永 悠大学院生(研究当時)、埼玉医科大学の古谷 峻介講師、大阪大学大学院理学研究科の木田 孝則助教、萩原 政幸教授、防衛大学校の荒木 幸治講師らの研究グループは、有機ラジカルとニッケルを組み合わせた有機無機ハイブリッド磁性体を用いて、量子スピンがネックレス状に連なる新しいタイプの近藤ネックレスの実現に成功しました。本研究では、量子物質において知ら...
キーワード:コンピューティング/強磁場/近藤格子/近藤効果/磁気秩序/重い電子/重い電子系/物質科学/物性物理/量子スピン/量子情報/量子相関/量子相転移/量子臨界現象/臨界現象/固体物性/相転移/磁場/量子ビット/磁性体/有機ラジカル/熱力学/量子コンピューティング/材料設計/スピン/構造設計/結晶構造/カップリング/ラジカル
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発表日:2026年1月23日
127
\冷やしても電子のスピンは凍りつかない?/ 氷のような乱れによって電子のスピンが 低い温度でも揺らいでいる状態を発見
電子スピンがもつれながら揺らぐ機構の解明に期待
大阪大学大学院理学研究科の花咲徳亮教授らの研究グループは、原子の並びが氷のように乱れた物質において、極めて低い温度になっても電子の量子スピンが揺らいでいる状態を世界で初めて明らかにしました。世の中の物質は、温度が下がると結晶化することがよく知られています。これは、原子間や分子間にはたらく相互作用のエネルギーが低くなるように、原子や分子が整列するためであり、...
キーワード:学際研究/フラストレーション/高エネルギー/磁気共鳴/熱測定/物質科学/揺らぎ/量子コンピュータ/量子スピン/J-PARC/エントロピー/ミュオン/加速器/中性子/スペクトル/磁場/共鳴状態/スピン緩和/持続可能/ベンゼン/持続可能な開発/熱力学/スピネル/チタン/電子状態/シミュレーション/スピン/ダイナミクス/マグネシウム/極低温/金属材料/結晶化/原子力/酸化物/核磁気共鳴
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発表日:2026年1月16日
128
\活発な転写が要因!/ 転写が染色体異常を起こすメカニズムを発見
セントロメア領域で染色体異常が起こるしくみ
大阪大学大学院理学研究科のXU Ranさん(博士後期課程)と中川拓郎教授(全学教育推進機構)らの研究グループは、大阪大学微生物病研究所の元岡大祐講師、東京科学大学総合研究院細胞制御工学研究センターの岩﨑博史教授、坪内英生助教との共同研究により、染色体のセントロメア領域の転写が染色体異常を起こす分子メカニズムを明らかにしました。染色体のセントロメア領域は、高度に凝縮したヘテロクロマチン構造を形成することで転写が起こりません。このヘテロクロマチンによる転写阻害は染色体異常の発生を抑制します。よって、ヘテロクロマチンが正常に形成されない変異株では、セントロメア領域で転写が起きることで染色体異...
キーワード:遺伝性疾患/持続可能/持続可能な開発/制御工学/変異株/クロマチン構造/微生物/ヘテロクロマチン/分裂酵母/セントロメア/免疫沈降/クロマチン/染色体/反復配列/RNA/細胞死/転写制御/ゲノム/遺伝学/抗体/染色体異常
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発表日:2026年1月9日
129
結晶中トリウム229原子核アイソマーのクエンチ機構の解明に前進
固体原子核時計のリセットは電子が担う?
現在、1秒の定義や衛星測位システムに用いられている原子時計をさらに超える高精度を目指し、「原子核時計」の実現に向けた研究が世界的に進展しています。トリウム229原子核は、レーザー光で直接励起できる特別な準安定な励起状態(アイソマー)を持ち、これを利用すれば、これまでにない安定な時間標準の構築が可能になると期待されています。岡山大学大学院環境生命自然科学研究科のMing Guan大学院生(研究当時)、学術研究院先鋭研究領域(異分野基礎科学研究所)の吉村浩司教授、吉見彰洋准教授、高輝度光科学研究センター(JASRI)の依田芳卓特任研究員、永澤延元研究員、京都大学複合原子力科学研究所の瀬戸誠...
キーワード:暗黒物質探索/原子核/準安定/GNSS/SPring-8/加速器/地殻変動/放射光/暗黒物質/衛星/励起状態/電子移動/欠陥準位/真空紫外光/経年変化/持続可能/フッ化カルシウム/温度依存性/計測技術/持続可能な開発/トラップ/レーザー/原子力/寿命/カルシウム
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発表日:2026年1月9日
130
\医療格差の解消へ/ 病院の壁を超える腎病理AI診断支援システムを開発
専門医不足地域でも高精度診断の実現を支援する新技術
大阪大学大学院医学系研究科の松井功講師、猪阪善隆教授、大阪大学医学部附属病院の松本あゆみさん(医員)らの研究グループは、一般社団法人 日本腎臓学会AI,ICT 活用基盤構築小委員会、および愛知医科大学、医学研究所北野病院、愛媛大学、大阪急性期・総合医療センター、大阪労災病院、大津赤十字病院、香川大学、金沢医科大学、川崎医科大学、関西労災病院、九州大学、京都大学、近畿大学、久留米大学、国立病院機構大阪南医療センター、国立病院機構千葉東病院、市立豊中病院、市立東大阪医療センター、順天堂大学、東海大学、東京大学、名古屋大学、奈良県立医科大学、新潟大学、日本医科大学、広島大学、兵庫医科大学、兵庫県立西...
キーワード:物体検出/AI/アノテーション/位置情報/人工知能(AI)/持続可能/持続可能な開発/支援システム/政策研究/腎臓病/病理/画像診断/腎障害/腎臓/ICT/医療の質/調査研究/標準化
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発表日:2026年1月9日
131
\AIがナノロボットを創る?!/ AI×走査型プローブ顕微鏡で単原子を室温で操作
大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻 DIAO ZHUO(刁琢)助教、奥山純矢さん(研究当時:大学院博士前期課程)、同研究科附属極限科学センター 阿部真之教授らの研究グループは、AIの手法を走査型プローブ顕微鏡(Scanning Probe Microscopy; SPM)に組み込み、自律的に試料表面の単一原子を動かすことや取り上げることを可能にする技術を開発しました。AIが測定試料表面の状態を原子レベルで把握し、測定装置自身の状態を判断しながら、必要に応じて修正や調整を行い、自律的に個々の単原子を操作します。これまでのいわゆる自動計測とは異なり、人間に代わりAIが実験研究をす...
キーワード:画像認識/言語モデル/人工知能(AI)/熱揺らぎ/揺らぎ/構造形成/プローブ顕微鏡/原子操作/材料科学/超高真空/反応制御/シリコン表面/持続可能/分光測定/持続可能な開発/局所構造/原子配列/シリコン/ナノスケール/ロボット/極低温/自動化/自動計測/酵素反応/ナノテクノロジー/プローブ/ラット
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2026年1月5日
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世界8カ国調査で明らかになった ワクチン接種メッセージの「光と影」
ワクチンの接種理由が接種意図を高める一方で、意見の対立を生む
大阪大学感染症総合教育研究拠点の小林智之連携研究員(関西大学社会学部准教授)、村上道夫教授、三浦麻子教授(大阪大学大学院人間科学研究科、感染症総合教育研究拠点兼任)の研究グループは、日本、英国、米国、中国、韓国、ドイツ、イタリア、南アフリカの8カ国を対象にオンライン調査を行い、将来のCOVID-19ワクチン接種の意図や政府や保健機関による接種推奨への賛否、賛成派・慎重派それぞれへの好感度、そしてワクチン接種を支持する理由を明らかにしました。オンライン調査は各国の18〜74歳の方たちを対象に、2023年7月・10月、2024年1月・4月の計4回実施しました。各回・各国およそ400名ずつか...
キーワード:リスクコミュニケーション/南アフリカ/持続可能/持続可能な開発/制度設計/ウイルス感染症/パンデミック/感染症対策/新型コロナウイルス/ウイルス/うつ/コミュニケーション/ワクチン/感染症/公衆衛生/新型コロナウイルス感染症/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2026年1月5日
133
\乳歯が萌え始めたら受診しよう/ 歯科口腔保健支援によって、むし歯になりやすい乳児のむし歯有病率が低下
豊中市の乳幼児を対象とした大規模調査から
大阪大学大学院歯学研究科 小児歯科学講座の大継將寿助教、仲野和彦教授、口腔生理学講座の加藤隆史教授らの研究グループは、豊中市歯科医師会、豊中市と連携のもと、豊中市の乳幼児健康診査の受診者を対象に調査を行いました。その結果、乳歯が萌えるのが早い子どもは、標準的な時期に歯が萌える子どもよりもむし歯になりやすいことが明らかになりました(図1)。また、母乳栄養を長期的に継続している子どもたちでは、乳歯の萌え始める時期に歯科口腔保健支援を受けた場合、その後のむし歯の有病率が低くなることを明らかにしました。最近では、子どものむし歯はかなり減少していますが、それでもなお重度のむし歯になっている子ど...
キーワード:安全・安心/持続可能/持続可能な開発/情報提供/病原性/歯学/医師/育児/育児支援/細菌/小児/食習慣/生理学/乳幼児/母乳/有病率
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発表日:2026年1月5日
134
働く酵素の姿をミリ秒で捉える
SACLAが拓く新しい時分割タンパク質構造決定法の可能性
大阪医科薬科大学,大阪大学,東北大学,龍谷大学,大阪公立大学,量子科学技術研究開発機構,神戸大学,理化学研究所,高輝度光科学研究センター,京都大学,兵庫県立大学などから構成される研究グループは,X線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」を用いた連続フェムト秒結晶構造解析(SFX)により,銅含有アミン酸化酵素の触媒過程の可視化に成功しました。本研究では,SACLAが開発を主導した二液混合装置が提供されました。本装置を用いることにより,酵素と基質が反応を開始してから数十から数百ミリ秒経過後の,反応時間軸に沿った様々な中間体の構造を決定しました。得られた構造情報から,本酵素が触媒過程を進行さ...
キーワード:先端技術/X線自由電子レーザー/時間分解/自由電子レーザー/水分子/二量体/アンモニア/キノン/タンパク質構造/結晶構造解析/アミン/銅イオン/フェムト秒/レーザー/機能性/酸化酵素/結晶構造/構造決定/アルデヒド/微生物/血清/反応時間/ラット/構造変化/創薬/分子設計/糖尿病
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2026年1月5日
135
マテリアルリザバー性能が向上する電子-イオン混合伝導
イオンを積極的に活用したニューロモルフィック分子ネットワークの実証
立教大学理学部の永野修作教授、石﨑裕也助教、山形大学理学部の松井淳教授、大阪大学大学院理学研究科の松本卓也教授、三坂朝基助教、九州工業大学大学院生命体工学研究科の田中啓文教授、早稲田大学理工学術院の長谷川剛教授らと東ソー株式会社、山梨大学、香川大学の研究グループは、導電性高分子「自己ドープ型ポリチオフェン(S-PEDOT、東ソー株式会社よりサンプル提供)(図1a)」に着目し、その電気伝導状態を多価アミン(図1b)による化学的な脱ドープによって精密に制御することで、ホールとプロトン(水素イオンH+)が同時に伝導キャリアとして働く“本質的なホール–プロトン混合伝導状態”を創出...
キーワード:ハードウェア/コンピューティング/ベンチマーク/AI/タスク/人工知能(AI)/非線形/非線形応答/相分離/電気伝導度/プロトン伝導/チオフェン/液晶/高分子/導電性高分子/有機半導体/神経系/ポリチオフェン/アミン/交流インピーダンス/キャリア/ニューロモルフィック/半導体材料/有機薄膜/省エネ/イオン伝導/金属ナノ粒子/電気伝導/インピーダンス/ナノ構造/ナノ粒子/ネットワーク構造/リチウム/移動度/高分子材料/省エネルギー/低消費電力/電気化学/導電性/半導体/非線形性/生体内/プロトン/リザバーコンピューティング/神経ネットワーク/短期記憶/神経回路
他の関係分野:情報学数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物
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発表日:2026年1月5日
136
原子力技術で実現!白金族元素を「イオンのペア」で抽出・分離
都市鉱山からの効率的な白金族元素リサイクルに活路
白金族元素のパラジウム(Pd)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)はハイテク製品や環境対策に欠かせない元素ですが、資源量が少なく産出国も偏在しているためリサイクルがますます重要になっています。ところが、これらの金属をきれいに分けて回収するためには複数の技術を組み合わせた複雑な処理が必要でした。そこで研究チームでは、溶媒抽出法のみで完結するシンプルな分離方法を新たに開発しました(図1)。放射性物質の分離のため開発していた...
キーワード:プルトニウム/再資源化/水溶液/イオン化/白金族元素/アミド/イオン液体/ロジウム/アミン/メモリ/持続可能/塩化物イオン/ウラン/リサイクル/核分裂/環境情報/原子力/原子力発電/酸化物/自動車/熱処理/廃棄物/放射性核種/放射性廃棄物/放射能/溶媒抽出/エチレン/アスコルビン酸/クエン酸/ナトリウム/パラジウム/ルテニウム/放射線
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2026年1月5日
137
\包摂的な社会環境の形成へ/ 能力主義的なさりげない差別にさらされて、 自閉スペクトラム症者はひっそりと孤独感を高める
大阪大学大学院連合小児発達学研究科(千葉校)・千葉大学子どものこころの発達教育研究センターの大島郁葉教授(責任著者)、千葉大学子どものこころの発達教育研究センターの特任研究員である管思清(筆頭著者)、大阪大学大学院連合小児発達学研究科(浜松校)の土屋賢治特任教授(常勤)、信州大学の高橋史准教授、国立障害者リハビリテーションセンター研究所の和田真室長らの共同研究チームは、自閉スペクトラム症者が日常生活で経験する「できないのは努力不足」といった能力主義に基づくさりげない差別的言動(能力主義的マイクロアグレッション)が、孤独感や、多数派の社会的圧力に適応するために自閉特性を隠したり、本来の自分を抑え...
キーワード:社会ネットワーク/アイデンティティ/持続可能/マイノリティ/持続可能な開発/マイクロ/ダイバーシティ/障害者/日常生活/リハビリ/自閉症/うつ/ストレス/メンタルヘルス/リハビリテーション/自閉スペクトラム症/小児/心理的ストレス/認知行動療法/発達障害/抑うつ
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2026年1月5日
138
気体と液体を混ぜる回転ローターの エネルギー損失メカニズムを解明
動力伝達装置、攪拌機などの効率向上に資する設計指針を提供
大阪大学大学院基礎工学研究科 河村真佑さん(博士後期課程)、杉山和靖教授(理化学研究所光量子工学研究センター 客員研究員兼任)、東京大学大学院工学系研究科 渡村友昭講師(理化学研究所光量子工学研究センター 客員研究員兼任)の研究グループは、動力伝達装置、冷却システム、化学攪拌機など、様々な産業分野で使われる「ローター駆動型気液二相流」におけるエネルギー損失メカニズムを詳細に解明しました。本研究では、エネルギー損失が局所的なピークを示す現象(損失最大化)(図1)に焦点を当て、実験とスーパーコンピュータ...
キーワード:スーパーコンピュータ/最適化/情報セキュリティ/非線形/時間変動/数値シミュレーション/数値計算/エネルギー効率/持続可能/省エネ/気液界面/固有振動数/持続可能な開発/SQUID/シミュレーション/スロッシング/トルク/気液二相流/混相流/自動車/長寿命化/二相流/寿命
他の関係分野:情報学数物系科学工学