|
検索したキーワードがページ内でハイライトします。
| RESET |
研究キーワード:大阪大学における「持続可能な開発」 に関係する研究一覧:149件
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年6月2日
この記事は2026年6月16日号以降に掲載されます。
1
\昆虫の「声」を聴き、制御する!/ 昆虫の体内信号をAIが読み取る 昆虫サイボーグ制御システムを提案・実証
この記事は2026年6月16日号以降に掲載されます。
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年6月1日
この記事は2026年6月15日号以降に掲載されます。
2
遺伝病の重症さを決める遺伝因子の存在を解明
12年にわたる観察による成果
この記事は2026年6月15日号以降に掲載されます。
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年6月1日
3
コバルトと酸素が生み出す 蜂の巣ネットワーク
次世代量子情報材料へつながる新技術
大阪大学産業科学研究所のLi Haobo助教、田中秀和教授らの研究グループは、同大学院基礎工学研究科の石渡晋太郎教授、京都大学の陰山洋教授、ファインセラミックスセンター(JFCC)の小林俊介主任研究員、南開大学のWei-Hua Wang教授、東京大学生産技術研究所の小澤孝拓助教、立命館大学のChengchao Zhong講師らと共同で、ハニカム構造を持つ既知の材料にコバルト(Co)を少量加えた「NaSbO₃(ナトリウム・アンチモン酸化物)」の高品質薄膜の作製に成功しました。さらに、その中でCo原子が蜂の巣のような「ハニカム構造」を形成し、強い磁性を示す可能性を明らかにしました(図1)。...
キーワード:コンピューティング/スーパーコンピュータ/金属元素/スピン液体/スピン軌道相互作用/パルス/バンド構造/マヨラナ粒子/低次元/物性物理/量子コンピュータ/量子スピン/量子情報/X線回折/磁化率/アンチモン/量子スピン液体/パルスレーザー/生産技術/イリジウム/遷移金属/強磁性/持続可能/持続可能な開発/二酸化チタン/半導体産業/量子コンピューティング/STEM/エピタキシャル/エピタキシャル薄膜/チタン/パルスレーザー堆積法/材料設計/酸化チタン/磁気特性/磁性材料/表面分析/コバルト/シリコン/スピン/レーザー/酸化物/第一原理/第一原理計算/電子顕微鏡/透過電子顕微鏡/二酸化炭素/半導体/微細加工/微細加工技術/結晶構造/ナトリウム/ルテニウム
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年6月1日
4
\mRNAで心筋梗塞後の心臓を救う/ 複数mRNA同時投与により 心筋梗塞後の難治性心不全を治療
ナノミセル型キャリアがmRNAを心臓に届ける新技
大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科の医師・伴田一真さん、河村拓史助教、宮川繁教授および、大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER) 臨床生命工学チームの位髙啓史教授らによる研究チームは、心筋梗塞のあとに弱った心臓の回復に役立つ5つの遺伝子の組み合わせを見つけました。そして、それらを新しい創薬モダリティとして注目されるmRNAとしてまとめて心臓に届けることで、心臓の働きを改善し、生存率を高められることを世界で初めて明らかにしました(図1)。mRNAは、新型コロナウイルスワクチンでも使われた新しい創薬の技術で、クスリやワクチンとなるタンパク質をmRNAの形で投与して、目的の...
キーワード:ミセル/筋細胞/キャリア/持続可能/持続可能な開発/血流/iPS細胞/PDGF/ナノミセル/遺伝子発現解析/細胞外小胞/心筋/心筋細胞/発現解析/mRNA/感染症対策/心機能/心筋梗塞/心臓/新型コロナウイルス/RNA/核酸医薬/血管新生/細胞死/細胞治療/創薬/ウイルス/ワクチン/遺伝子/遺伝子発現/医師/感染症/線維化/標準化
他の関係分野:化学生物学工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月29日
5
塗って乾かすだけで、 過酸化水素を生成する光触媒シートが完成!
固まると半導体になる高分子光触媒を開発
大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域/附属太陽エネルギー化学研究センターの大学院生 吉田 光希さん(博士後期課程3年)、白石 康浩准教授、平井 隆之教授らの研究グループは、可視光照射下で水と酸素(O₂)から過酸化水素(H₂O₂)を生成する直鎖高分子poly23DHNを開発しました。この高分子は一般的な有機溶媒に溶け、水には溶けないことから、シートなど実用的な形に成型・加工することが容易です。H₂O₂は漂白剤、消毒剤、酸化剤として広く用いられる重要な化学物質であり、燃料電池の燃料となる液体...
キーワード:光エネルギー/化学物質/太陽/光触媒反応/キノン/高分子/酸化重合/触媒反応/有機半導体/太陽エネルギー/太陽光/樹脂/キャリア/可視光/選択性/半導体光触媒/エネルギー消費/持続可能/省エネ/光照射/持続可能な開発/光触媒/電池/燃料電池/エタノール/ネットワーク構造/化学工学/省エネルギー/半導体
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月26日
6
\脳の進化は、“時間の使い方”で決まっていた/ 動物ごとに異なる脳の作られ方の秘密を発見
大阪大学大学院生命機能研究科の山内優季助教とX. D. Sheu特任研究員(常勤)、鈴木郁夫教授らの研究グループは、東京都医学総合研究所の隈元拓馬主席研究員、熊本大学発生医学研究所の畠山淳准教授・竹本(佐藤)晴香学術振興会特別研究員 (RPD)、東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻のRouillard Pauline氏・Tarfder Rafat氏、同 定量生命科学研究所のBilgic Merve助教・岸雄介准教授、同 大学院理学系研究科 生物科学専攻/ニューロインテリジェンス国際研究機構の榎本和生教授、京都大学 高等研究院/大学院医学研究科の出口崇人氏、同 高等研究院/大学院医学研究科/...
キーワード:インテリジェンス/クローン/環境適応/持続可能/持続可能な開発/神経発達/大脳/脳発生/実験動物/哺乳類/哺乳動物/ニューロン/神経前駆細胞/神経発生/Wnt/Wntシグナル/オルガノイド/前駆細胞/発生学/RNA/イミン/マウス/ラット/幹細胞/再生医療/神経回路/神経幹細胞/神経細胞/大脳皮質/脳機能/発現制御/遺伝子/神経疾患/発達障害/分子生物学/老化
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月20日
7
太陽電池効率化の鍵! 吸熱型一重項励起子分裂を 分子―量子ドット界面で実現
大阪大学産業科学研究所の坂本雅典教授、慶應義塾大学の酒井隼人講師、羽曾部卓教授、Samsung Displayの金賢得Vice President of Technology、Tampere University のRamsha Khan博士研究員(研究当時)、京都大学のZhang Jie博士研究員(研究当時)、鈴木克明助教、I-Ya Chang博士研究員(研究当時)、梶弘典教授らの研究グループは、分子と量子ドットの電子軌道が相互に混成することで、これまで起こすことが難しいと考えられてきた吸熱型の一重項励起子分裂(singlet exciton fission:SF)が高効率に進行することを明...
キーワード:光エネルギー/太陽/励起状態/光エネルギー変換/太陽光/光励起/分子配列/持続可能/持続可能な開発/量子ドット/太陽電池/電子状態/電池/シリコン/高効率化/超微粒子/微粒子/励起子/エネルギー変換/ショック/ハイブリダイゼーション
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月19日
8
木材由来のナノ繊維からプラスチック様材料の形成に成功
大阪大学産業科学研究所の石岡瞬助教、東京大学大学院農学生命科学研究科の齋藤継之教授、および同大学大学院工学系研究科、第一工業製薬、海洋研究開発機構からなる研究グループは、熱可塑性を持たない木材由来のナノ繊維であるCNFから、成形自由度の高いプラスチック様材料を形成する手法を開発しました。CNFは、高強度、低熱膨張性、高熱伝導性などの優れた特性を有し、密に集合(会合)させると、これらの特性を併有した高性能材料を形成できます。しかし、CNF会合体に熱を加えても、そのナノ粒子構造を維持させたまま軟化させることができない(熱可塑性を持たない)ため、従来は自由度の高い成形加工が困難でした。そこで...
キーワード:アスペクト/海洋/SPring-8/アニオン/イオン液体/ファイバー/成形加工/融点/持続可能/持続可能な開発/ナノファイバー/グラフェン/ナノメートル/ナノ材料/ナノ粒子/プラスチック/熱伝導/熱膨張/結晶構造/セルロース/セルロースナノファイバー/結晶性/細胞壁/植物細胞壁/可塑性/カチオン
他の関係分野:情報学環境学数物系科学化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月19日
9
光の“力”でタンパク質を積み上げる
秩序的に動くタンパク質ネットワークを作製するための新技術
大阪大学大学院工学研究科の吉川洋史教授、埼玉大学大学院理工学研究科の川村隆三准教授らの研究グループは、レーザーの力学的作用により、狙った場所・時間にタンパク質を集合・配列させ、細胞内に存在するようなタンパク質の動的な繊維状ネットワークを人為的に作製することに成功しました。細胞内ではタンパク質が繊維状ネットワーク(細胞骨格)を形成し、それが集団的に動くことで、細胞の運動や増殖などに重要な役割を果たしています。これまでも、生体外でタンパク質の繊維状ネットワークを作製し、その構造と機能との相関を詳細に調べる研究が盛んに行われてきました。しかし従来の方法は、タンパク質分子任せで繊維状ネットワー...
キーワード:集団運動/近赤外/時空間制御/光化学/キネシン/モータータンパク質/持続可能/光照射/持続可能な開発/ネットワーク構造/モーター/レーザー/ロボット/非接触/表面処理/光ピンセット/人工細胞/リン酸/アデノシン/染色体/微小管/チューブリン/細胞骨格/細胞分裂/精子/遺伝子
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月14日
10
効率の良い希土類イオン発光中心の選択形成で 高輝度赤色発光を実現!
次世代マイクロLEDディスプレイに一歩前進
大阪大学大学院工学研究科の市川修平准教授、博士後期課程の竹尾敦志さんらの研究グループは、立命館大学総合科学技術研究機構の藤原康文教授と協力し、半極性(20^21) GaN上にEu添加GaN薄膜を成長することで、極めて発光効率の高いEu発光中心が優先的に形成されることを明らかにしました。これにより、従来の極性(0001) GaNを用いた場合と比較して、赤色発光強度が3.6倍以上に増大することが実証されました。これまでに、GaN系の赤色LEDの高出力化は、次世代マイクロLEDディスプレイ技術の鍵として考えられ、研究が盛んに行われてきました。なかでもEu添加GaNは、波長安定かつ狭線...
キーワード:希土類元素/スペクトル/発光スペクトル/ディスプレイ/有機金属/希土類イオン/GaN/自己形成/窒化ガリウム/発光素子/発光分光/持続可能/持続可能な開発/発光ダイオード(LED)/希土類/マイクロ/結晶成長/結晶方位/半導体/量子井戸/インジウム
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月14日
11
インフルエンザ流行をいち早く捉える
下水データによる先行的サーベイランスを実証
大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)の村上道夫教授、東京大学大学院工学系研究科附属水環境工学研究センターの北島正章特任教授(感染症総合教育研究拠点連携研究員)、大阪健康安全基盤研究所の左近直美主幹研究員らの研究グループは、下水中に含まれるインフルエンザウイルスRNA濃度を用いて、地域におけるインフルエンザ患者数を予測する手法を開発しました。インフルエンザなどの感染症対策では、流行状況を迅速かつ正確に把握することが重要ですが、医療機関での受診や検査結果に依存していることから、報告までに時間的な遅れが生じるという問題があります。こうした問題を補完する手法として、近年「下水疫...
キーワード:統計モデル/持続可能/下水処理/持続可能な開発/水環境/水処理/比較研究/病原体/ウイルス感染症/感染症対策/新型コロナウイルス/臨床検査/RNA/インフルエンザ/インフルエンザウイルス/サーベイランス/ウイルス/疫学/感染症/公衆衛生/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:情報学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月11日
12
\イルカはなぜ速い?に、乱流研究者が答える!/ 「富岳」の力を借りてイルカの遊泳機構を解明
大阪大学大学院基礎工学研究科の本告遊太郎講師、村端秀樹さん(当時博士前期課程)、後藤晋教授の研究グループは、イルカが乱れた流れ(乱流)を生み出しながら速く泳げる秘密が、乱流の中に隠れた「尾びれサイズの大きな渦輪」にあることを明らかにしました。イルカは尾びれを上下に動かし、乱流を作りながら速く泳ぎます。しかし、ぐちゃぐちゃに見える乱流を眺めているだけでは、イルカが速く泳ぐ仕組みは分かりません。そこで、スーパーコンピュータ『富岳』と、最新の乱流理論に基づく解析を駆使することで、イルカの遊泳中に生じる乱流を「渦」の大きさ別に分けて可視化しました。図や可視化動画を見ると、ドーナツ状の大...
キーワード:スーパーコンピュータ/数値シミュレーション/持続可能/省エネ/持続可能な開発/シミュレーション/ロボット/省エネルギー/数値解析/流体力/流体力学/ドローン
他の関係分野:情報学数物系科学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月11日
13
濡れた壁に高速でぶつかった粒子は強く跳ね返る
ドーム状液膜がブレーキを無効化
川崎重工業株式会社 橋本拓典さん(大阪大学大学院基礎工学研究科 博士後期課程)、有澤秀則さん、篠田祐司さん、大阪大学大学院基礎工学研究科 杉山和靖教授の研究グループは、高速粒子衝突における液膜の影響を明らかにしました (図1)。本研究では、衝突前後の液膜形状の変化と、反発係数 (反発前に対する反発後の粒子スピードの比) を調べました。特に、実験と数値シミュレーションを組み合わせて、気液界面の複雑な挙動と相変化(気化)が及ぼす影響を重点的に分析しました。その結果、衝突速度の増加に伴い、衝突後の液膜形状が「ブリッジ状」(図2(a))から「ドーム状」(図2(b))へと遷移することを見...
キーワード:数値シミュレーション/カーボンニュートラル/持続可能/省エネ/エネルギー吸収/気液界面/持続可能な開発/カーボン/キャビテーション/コーティング/シミュレーション/モーター/モデル化/運動解析/航空機/混相流/最適設計/自動車/省エネルギー/相変化/耐久性/長寿命化/微細加工/物理モデル/微細加工技術/エネルギー変換/技術革新/寿命
他の関係分野:数物系科学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月3日
14
幹細胞の「暴走」を防ぐ制御機構を解明
遺伝子の働きすぎを防ぎ、ES細胞の状態を安定させる新因子 RLF/ZFP292の発見
大阪大学大学院理学研究科の伊藤仁将助教と小布施力史教授らの研究グループは、マウスES細胞において、幹細胞が未分化状態を保つための新たな遺伝子制御の仕組みを明らかにしました。幹細胞は、将来さまざまな細胞に変わる能力(多能性)を持つ一方で、適切なタイミングが来るまではその状態を維持しなければなりません。本研究では、RLFおよびZFP292という2つのタンパク質が、遺伝子の働きを抑える装置であるCoR...
キーワード:ヒストン/持続可能/持続可能な開発/モーター/染色体構造/プロモーター/遺伝子制御/染色体/病態解明/ES細胞/イミン/ヒストン修飾/マウス/幹細胞/再生医療/神経変性/神経変性疾患/創薬/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月18日
15
抗ヘルペスウイルス薬が働く仕組みを原子レベルで解明
実験と計算を組み合わせ、次世代抗ウイルス薬開発への道を開く
横浜市立大学医学部 生化学教室の佐藤 光助教と仙石 徹准教授らの研究グループは、東京大学大学院理学系研究科 濡木 理教授、大阪大学大学院薬学研究科 福澤 薫教授、量子科学技術研究開発機構 河野秀俊博士との共同研究で、単純ヘルペスウイルスのDNA複製に必要なタンパク質の構造を決定し、抗ヘルペスウイルス薬がどのようにその働きを阻害するかを解明しました。本研究は、他のヘルペスウイルスにも効果を示す次世代抗ウイルス薬の開発に道を開くと期待されます。本研究成果は、米国の国際科学雑誌「Cell Chemical Biology」に掲載されました(日本時間2026年4月16日午前0時)。...
キーワード:スーパーコンピュータ/人工知能(AI)/先端技術/分子動力学シミュレーション/量子化/量子化学/量子化学計算/タンパク質複合体/加水分解/水分解/持続可能/持続可能な開発/HPC/シミュレーション/モデリング/電子顕微鏡/動力学/分子動力学/クライオ電子顕微鏡/ウイルス感染症/単純ヘルペスウイルス/ATP/DNA複製/RNA/スクリーニング/ヘルペスウイルス/ラット/抗ウイルス薬/自己免疫/自己免疫疾患/阻害剤/創薬/相互作用解析/副作用/分子軌道計算/膜タンパク質/立体構造/ウイルス/感染症/認知症
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月14日
16
集積可能なLED構造での低ロス円偏光生成を実証!
電子・光状態のハイブリッド制御を駆使し、次世代光技術の実現に貢献
大阪大学大学院工学研究科の市川修平准教授、博士後期課程の村田雄生さん、小島一信教授らの研究グループは、株式会社アルバックの戸田晋太郎氏と協力し、半極性面InGaN量子井戸とストライプ型SiNₓメタサーフェスを組み合わせた新しい高効率円偏光源を開発しました。照明用高効率光源として広く普及している極性面InGaN LEDからの発光は一般に無偏光であり、無偏光から円偏光成分を抽出する従来の方式では、変換効率50%が理論限界でした。また、これまでの円偏光LEDは、「高い...
キーワード:3Dディスプレイ/ウェアラブル/拡張現実/最適化/情報通信/量子情報/量子通信/スペクトル/発光スペクトル/直線偏光/ディスプレイ/複屈折/円偏光/有機金属/走査型電子顕微鏡/MOVPE/デバイスプロセス/光センシング/持続可能/持続可能な開発/発光ダイオード(LED)/電子状態/シミュレーション/センシング/ナノ構造/マイクロ/屈折率/結晶成長/光学測定/耐久性/電子顕微鏡/半導体/量子井戸/エネルギー変換/インジウム/バイオイメージング
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月13日
17
\かぶせの臨床経過と三次元デジタルデータを調査/ 国民健康保険の白いかぶせ(奥歯)が外れる要因究明
日本発のメタルフリー治療による医療費低減への貢献に期待
大阪大学大学院歯学研究科の伴晋太朗招へい教員、峯 篤史准教授らの研究グループは、大阪大学歯学部附属病院で大臼歯に装着されたCAD/CAM冠の予後を調査し、冠の脱離に影響を与える要因を、世界で初めて三次元デジタルデータと臨床データの両面から明らかにしました。CAD/CAM冠117装置の臨床経過を調査した結果、かぶせ自体が割れたのは1装置、歯根が折れたのは1症例にとどまり、4年生存率は95.5%でし...
キーワード:人工知能(AI)/データ解析/樹脂/貴金属/持続可能/持続可能な開発/CAM/コンピュータ支援設計(CAD)/医療費/歯学/パラジウム/アレルギー/生体材料/低侵襲
他の関係分野:情報学数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月13日
18
\新種の原子核!?/ 強い相互作用だけで束縛した中間子原子核の兆候を初観測
質量の起源解明への新たな一歩
大阪大学大学院理学研究科の特任研究員の関屋涼平さん(研究当時:京都大学大学院理学研究科の大学院生)、板橋健太教授、理化学研究所の田中良樹研究員、ドイツ重イオン研究所のクリストフ・シャイデンバーガー(Prof. Dr. Christoph Scheidenberger)教授、奈良女子大学の比連崎悟教授、京都産業大学の山縣淳子教授、神戸大学の池野なつ美准教授、ギーセン大学のフォルカー・メタグ(Prof. Dr. Volker Metag)名誉教授とマリアナ・ナノヴァ(Dr. Mariana Nanova)研究員らの国際共同研究グループは、中間子の一種であるη′中間子と原子核が強い相互作用のみで束縛...
キーワード:強い相互作用/原子核/高エネルギー/中間子原子核/反物質/陽子/素粒子/中性子/保存則/スペクトル/検出器/原子核反応/持続可能/持続可能な開発/SPECT
他の関係分野:数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月3日
19
光で「分解」を自在にオンオフできる 賢いプラスチックを開発
丈夫さと分解性の両立を分子レベルで解明し、光によるQRコード描画にも成功
大阪大学大学院理学研究科の大学院生・Zhou Xinさん(博士後期課程)、Liu Jiaxiong特任研究員(常勤)、山岡 賢司助教、髙島 義徳教授らの研究グループと大阪大学大学院工学研究科の菅原 章秀助教、宇山 浩教授らの研究グループ、さらに山形大学大学院有機材料システム研究科の松葉 豪教授らの研究グループは、光を当てるだけで分解の進み方を切り替えられる新しい高分子材料を開発しました(図1)。プラスチックなどの高分子材料は、「丈夫で長持ちする」ことが求められる一方で、「不要になったら分解できる」ことも重要です。しかし、これらは丈夫にすると分解しにくくなり、分解しやすくすると弱くなって...
キーワード:温室効果ガス/温室効果/エステル/シクロデキストリン/ポリエステル/光応答性/酵素分解/高分子/トレードオフ/光応答/材料科学/生分解/有機材料/持続可能/光照射/紫外線/持続可能な開発/材料設計/パターニング/プラスチック/環境負荷/高分子材料/資源循環/耐久性/生分解性/環境応答/寿命
他の関係分野:環境学数物系科学化学生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月3日
20
プロトカドヘリンγC4が 神経細胞死と小脳回路形成を制御することを解明
神経発達障害の病態理解に新たな手がかり
大阪大学大学院生命機能研究科の樋口流音助教、八木健教授らの研究グループは、生理学研究所生体機能調節研究領域の小林俊寛教授、三宝誠技術職員、平林真澄特別協力研究員、北海道大学大学院医学研究院の渡辺雅彦教授、群馬大学医学系研究科の平井宏和教授、今野歩講師、岩手医科大学医歯薬総合研究所の吉岡芳親客員教授、湘南医療大学臨床医学研究所の平林敬浩研究員、奈良県立医科大学医学研究支援センターの金子涼輔准教授らの研究グループとの共同研究として、細胞間接着タンパク質であるプロトカドヘリンγC4(γC4)が出生後の脳発達と小脳回路形成を担う分子であり、γC4が神経細胞の生存と樹状突起の...
キーワード:変異マウス/定量評価/持続可能/計測技術/持続可能な開発/候補遺伝子/シナプス/小脳/小脳プルキンエ細胞/神経回路形成/神経発達/脳発達/行動解析/センサス/細胞間接着/アイソフォーム/細胞形態/細胞膜/統合失調症/AAV/アデノ随伴ウイルス/ニューロン/マウスモデル/細胞間相互作用/実験モデル/免疫染色/ゲノム解析/運動機能/ゲノム編集/解剖学/アポトーシス/イミン/カスパーゼ/カドヘリン/シナプス形成/マウス/細胞骨格/細胞死/細胞生物学/樹状突起/神経回路/神経細胞/神経細胞死/脳機能/脳疾患/ウイルス/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子変異/自閉スペクトラム症/神経疾患/生理学/発達障害
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月3日
21
障がい者施設における非結核性抗酸菌の感染ルートを解明
ゲノム解析により医療機器・ワゴンなど乾燥表面を介する媒介物感染を実証
非結核性抗酸菌(NTM)の一種であるMycobacterium abscessussubspecies massiliense(MAM)は、治療が非常に困難な呼吸器感染症を引き起こします。NTM症は通常、ヒトからヒトへの感染は起こらないと考えられており、MAMも水回りなどの湿潤環境に生息する環境菌として知られています。一方で、限られた条件下では患者間での伝播が疑われる事例も報告されてきましたが、その感染経路の詳細は明らかになっていませんでした。今回、大阪大学 微生物病研究所 中村昇太准教授らのグループは、国立病院機構近畿中央呼吸器センターの𠮷田志緒美...
キーワード:プロトコル/医療機器/遺伝情報/系統樹/持続可能/持続可能な開発/ゲノム配列/バルブ/系統解析/土壌/微生物/アルコール/ゲノム解析/メタゲノム/結核/スクリーニング/多剤耐性/ゲノム/ゲノム疫学/遺伝子/医療・福祉/疫学/疫学調査/感染症/細菌/全ゲノム解析
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月28日
22
血管内皮が血液中のアディポネクチンを 全身臓器へ届ける仕組みを解明
心血管・代謝疾患の新たな治療標的に期待
大阪大学大学院医学系研究科の大学院生・塩出 俊亮さん(博士後期課程)、藤島 裕也助教、西澤 均寄附講座准教授、下村 伊一郎教授らの研究グループは、脂肪細胞から分泌される善玉ホルモン「アディポネクチン」が、どのようにして血管を越え、心臓や骨格筋などの臓器へ届けられるのか、その分子メカニズムを明らかにしました。アディポネクチンは、動脈硬化や心肥大、糖尿病の発症・進展を防ぐ重要なホルモンであり、特に多量体・高分子量体アディポネクチンは高い生理活性を持つとされています。しかし、その分子サイズは非常に大きく、血管内皮のバリアをどのように通過するのかは不明でした。本研究では、血管内皮細胞に...
キーワード:解析学/高分子/エンドソーム/筋細胞/持続可能/持続可能な開発/リサイクリング/遺伝子改変/生体内/Rab/細胞膜/心肥大/新規治療法/肥満症/血管内皮/治療標的/心筋/心筋細胞/ホルモン/骨格筋/脂肪細胞/心臓/アディポネクチン/カドヘリン/マウス/遺伝子改変マウス/血液/血管内皮細胞/細胞生物学/細胞内輸送/自然免疫/神経細胞/生理活性/体内動態/内皮細胞/内分泌/培養細胞/免疫応答/エクソソーム/遺伝子/遺伝子発現/生活習慣病/線維化/糖尿病/動脈硬化/動脈硬化症
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月24日
23
体内時計の精度はタンパク質に内蔵されていた
シアノバクテリアの時計の本質を解明
大阪大学大学院理学研究科(名古屋大学高等研究院 客員研究員)の伊藤(三輪)久美子特任助教、関西医科大学医学部の岡野(今井)圭子講師、立命館大学生命科学部の寺内一姫教授、名古屋大学の故近藤孝男特別教授の研究グループは、シアノバクテリア(光合成を行う細菌)の体内時計の「環境に左右されない正確さ」が、タンパク質の時計に内蔵されていることを実証しました。生物は地球の自転に伴う昼夜の環境変化に適応するため、約24時間周期で振動する体内時計の仕組みを備えています。体内時計は気温や光の強さなどの環境が変わっても、その周期はほとんど変わらず、非常に高い精度で保たれることが知られています。シアノ...
キーワード:環境変化/地球科学/バクテリア/惑星/シアノバクテリア/光合成/進化学/生物時計/エネルギー消費/持続可能/持続可能な開発/地球環境/リン酸/変異体/酵素活性/微生物/体内時計/ATP/in vitro/細胞分裂/遺伝子/細菌/生体リズム
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月24日
24
\印刷と、見分けがつかない/ 映像を“実物の変化”として知覚させる プロジェクションマッピング新技術
影なし投影技術で“投影らしさ”を抑えた映像表現を開拓
大阪大学 大学院基礎工学研究科の岡本峻宙さん(研究当時:博士前期課程)、竹内正稀さん(博士後期課程)、岩井大輔 教授らの研究グループは、北海道大学 大学院情報科学研究院・プロメテックCGリサーチの澤山正貴 准教授と共同で、手などで光を遮っても影の生じないプロジェクションマッピングにおいて、投射された映像が実物そのものの色や質感として知覚されることを世界で初めて明らかにしました。これまでプロジェクションマッピングは、建物や物体に映像を重ねる光の演出技術として広く知られてきました。一方で...
キーワード:プロジェクションマッピング/持続可能/持続可能な開発/マッピング
他の関係分野:情報学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月24日
25
インターフェロンの過剰産生により生じる 脳症の発症メカニズムを解明
エカルディー・グティエール症候群 (AGS)の治療法確立への期待
大阪大学大学院生命機能研究科のHyebin Yooさん (博士後期課程)、医学系研究科の中濱泰祐助教 (生命機能研究科兼任、創発研究者)、河原行郎教授 (生命機能研究科兼任)らの研究グループは、先天性自己炎症性疾患エカルディー・グティエール症候群 (AGS) の主症状である脳症が、脳室内に蓄積した1型インターフェロン (IFN)によって形成されることを世界で初めて明らかにしました (図1)。また、1型I...
キーワード:学際研究/持続可能/持続可能な開発/センサー/哺乳類/RNA編集/インターフェロン/炎症性疾患/血清/病理/病理学/ゲノム編集/モデルマウス/石灰化/RNA/アストロサイト/マウス/モデル動物/自然免疫/神経細胞/ウイルス/ゲノム/遺伝子/遺伝子変異/感染症
他の関係分野:環境学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月24日
26
\サイネージが、照明になる/ 狙った場所だけ照らさない照明で 明るい空間でもくっきり映るプロジェクション
デジタルサイネージを照明に転用した新プロジェクションマッピング技術
大阪大学 大学院基礎工学研究科 岩井大輔 教授、藤村航太郎さん(博士前期課程)、楠山弘基さん(博士後期課程)、竹内正稀さん(博士後期課程)らの研究グループは、表示装置として使われてきたデジタルサイネージを「照明」として活用するという発想の転換により、投影対象だけを照らさない光制御を実現し、明るい室内環境でも高コントラストなプロジェクションマッピングを可能にしました(図1、2)。周囲は自然に照らしながら投影面だけへの不要な光を抑えることで、従来は暗室でなければ難しかった鮮明でくっきりとした映像表示を、明るい環境下でも実現したのです。これまでにも、プロジェクタ自体を照明として用い、投影対象...
キーワード:プロジェクションマッピング/拡張現実/トラスト/最適化/ミュージアム/ディスプレイ/レンズ/公共空間/持続可能/持続可能な開発/都市空間/発光ダイオード(LED)/マッピング/イネ/光制御
他の関係分野:情報学複合領域化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月24日
27
超小型・高効率な円偏光LEDが実現可能に!
円偏光成分を抽出するナノ構造が高い効率と高い偏光度を両立
大阪大学大学院工学研究科の市川修平准教授、博士前期課程の田口遥平さん、小島一信教授、株式会社アルバックの戸田晋太郎氏らの研究グループは、窒化インジウムガリウム(InGaN)発光ダイオード(LED)に周期的なナノ構造“メタサーフェス”を直接結合することで、高効率かつ超小型の円偏光デバイスが実現可能であることを明らかにしました。円偏光源は、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)、3Dディスプレイ、量子情...
キーワード:3Dディスプレイ/ウェアラブル/拡張現実/最適化/情報通信/電流駆動/量子情報/直線偏光/ディスプレイ/トレードオフ/円偏光/走査型電子顕微鏡/デバイスプロセス/光デバイス/光記録/窒化ガリウム/半導体材料/持続可能/LED/バイオセンシング/持続可能な開発/透明性/発光ダイオード(LED)/センシング/ナノメートル/ナノ構造/屈折率/結晶成長/光学素子/耐久性/電子顕微鏡/半導体/表面構造/インジウム
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月17日
28
T-カドヘリンによる細胞内シグナル伝達調節機構と臓器保護作用を解明
大阪大学大学院医学系研究科 長尾博文 寄附講座助教(代謝血管学)、下村伊一郎 教授(内分泌・代謝内科学)、西澤均 寄附講座准教授(代謝血管学)らの研究グループは、脂肪細胞特異的分泌蛋白アディポネクチンの結合パートナーであるT-カドヘリンが、細胞内シグナルを調節し、心臓や骨格筋などでの臓器保護効果をもたらすことを発見しました。研究グループはこれまでに、脂肪細胞特異的分泌因子であるアディポネクチンが...
キーワード:筋細胞/持続可能/持続可能な開発/突起伸長/神経突起伸長/細胞膜/心肥大/血管内皮/細胞内シグナル/IGF-1/インスリン感受性/筋萎縮/骨格筋/脂肪細胞/心臓/アディポネクチン/インスリン/カドヘリン/マウス/血管内皮細胞/抗炎症/抗炎症作用/受容体/神経細胞/腎臓/内皮細胞/内分泌/培養細胞/膜タンパク質/エクソソーム/血圧/高血圧/糖尿病/動脈硬化
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月13日
29
\ 重い感染症のサインにもなり得る / 血液培養で見つかる微生物Bacillus subtilisのほとんどは 納豆菌由来であることが明らかに
大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)・大阪大学大学院医学系研究科の佐田 竜一寄附講座准教授と天理よろづ相談所病院の研究グループは、血液培養で検出されたBacillus subtilisの70株のうち、69株(99%)が、遺伝子解析で「納豆菌(B. subtilisvar.natto)」由来であることを明らかにしました。さらに、納豆菌が検出された69例のうち25例(36%)が「真の...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/血流/発酵/微生物/遺伝子解析/内視鏡/感染症対策/血液/抗菌薬/遺伝子/感染症/手術
他の関係分野:工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月12日
30
MALDI質量分析法による 組換えアデノ随伴ウイルスのセロタイプ同定法を開発
より正確、迅速な医薬品製造・品質分析に向けて
大阪大学大学院工学研究科の中塚遼治さん(博士後期課程、(株)島津製作所)、劉宴男さん(博士前期課程)、津中康央特任准教授(常勤)、鳥巣哲生准教授、山口祐希助教、内山進教授、株式会社島津製作所および株式会社ユー・メディコらの研究グループは、MALDI質量分析法(以下、「MALDI-MS」)を用いて、組換えアデノ随伴ウイルス(以下、「rAAV」)のセロタイプを同定する手法を新たに開発しました。rAAVのセロタイプは遺伝子治療薬の効果や安全性などに直結する重要な要素で、これまで...
キーワード:アルゴリズム/ワークフロー/最適化/品質管理/質量分析装置/質量分析法/スペクトル/ELISA法/質量分析/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/変異体/ELISA/SPECT/アデノ随伴ウイルス/ベクター/アミノ酸置換/アミノ酸/バイオ医薬品/遺伝子治療/細胞治療/臨床試験/ウイルス/遺伝子/遺伝子発現/抗体/標準化
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学生物学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月12日
31
\変異に左右されにくい新しい抗ウイルス戦略/ 宿主因子GBF1を標的とする核酸医薬が インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスの増殖を抑制
大阪大学微生物病研究所のVictoria Simanihurukさん(大学院医学系研究科博士課程4年)、渡辺登喜子教授らの研究グループは、医薬基盤・健康・栄養研究所との共同研究により、インフルエンザウイルスおよび新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の両方に共通して必要な宿主因子「GBF1」を同定し、その発現を抑制するアンチセンス核酸(ASO)を設計しました。開発したASOは、複数のインフルエンザウイルス株およびSARS-CoV-2に対してナノモルレベルで増殖抑制効果を示しました。本研究成果は、ウイルスそのものではなく宿主側因子を標的とすることで、複数の...
キーワード:アルゴリズム/オプション/シナジー/スペクトル/人工核酸/ゴルジ体/持続可能/持続可能な開発/宿主因子/微生物/RNA合成/増殖抑制/SARS-CoV-2/SPECT/アンチセンス/ゲノム変異/細胞毒性/mRNA/新型コロナウイルス/RNA/siRNA/アンチセンス核酸/インフルエンザ/インフルエンザウイルス/スクリーニング/核酸医薬/抗ウイルス薬/創薬/ウイルス/ゲノム/ワクチン/感染症/薬剤耐性
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月11日
32
超巨大ブラックホール周辺のX線エコーで 銀河中心の構造を解明
20年分の観測データで解像度の限界を突破
大阪大学大学院理学研究科の宮本愛子さん(博士後期課程)、川室太希助教、小髙裕和准教授、松本浩典教授、国立天文台の泉拓磨准教授の研究グループは、超巨大ブラックホール周辺の物質から放たれる鉄の蛍光X線の明るさが時間変化していることを世界で初めて捉え(図1)、従来のX線望遠鏡の解像度(約30光年)では見ることができなかった、20光年よりも小さな空間スケールの構造の存在を明らかにしました。本研究では、N...
キーワード:内部構造/ブラックホール/衛星/観測装置/巨大ブラックホール/銀河/銀河中心/降着円盤/赤外線/赤外線観測/超巨大ブラックホール/天文学/望遠鏡/可視光/持続可能/持続可能な開発
他の関係分野:数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月11日
33
インプラントの安全性を「腐食×毒性」で予測する新指標 VITA Index を開発
金属イオン溶出から合金の細胞適合性を定量評価、合金設計を加速
大阪大学大学院工学研究科の松坂匡晃助教、松垣あいら准教授、中野貴由教授の研究グループは、金属インプラント材料の安全性評価において重要な指標となる細胞適合性を、「腐食による金属イオン溶出速度」と「溶出イオンの細胞毒性」から定量的に予測できる新しい指標 「VITA Index」 を開発しました。人工関節や骨固定デバイスなどの金属製インプラントは、体内に埋め込まれると生体環境下で徐々に腐食し、微量の金属イオンが周囲の組織へ溶出します。この金属イオンが周囲の細胞に与える影響は、インプラントの長期的な生体安全性を左右する重要な要因です。しかしこれまでの評価では、腐食試験と毒性試験は独立して実施さ...
キーワード:スループット/人工知能(AI)/医療機器/金属元素/定量評価/持続可能/持続可能な開発/チタン/合金設計/材料設計/ステンレス鋼/チタン合金/安全性評価/金属イオン/金属材料/大規模計算/電気化学/ハイスループット/関節/細胞毒性/人工関節/インプラント/線維芽細胞/スクリーニング/骨芽細胞
他の関係分野:情報学複合領域環境学工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月11日
34
“カゴ型構造”の新試薬で 分子の空間配置を制御することに成功
カルボニル付加の未踏課題を突破し、医薬品等の新たな合成戦略への活用に期待
大阪大学大学院工学研究科博士後期課程の筒井裕哉さん(研究当時)、工学部応用自然科学科4年生の志賀心さん、同研究科の小西彬仁助教、安田誠教授らの研究グループは、14族元素を中心に持つ特殊なカゴ構造のアリル化試薬(アリルアトラン)を新たに開発・合成し、従来とは異なる経路での反応制御が可能であることを世界で初めて明らかにしました(図1)。これまで、α-オキシケトンと呼ばれる化合物のアリル化反...
キーワード:π電子/求核付加反応/分子構造/ケイ素/ルイス酸/天然物合成/有機合成化学/反応制御/カルボニル化/選択性/持続可能/ベンゼン/持続可能な開発/ゲルマニウム/電子状態/立体制御/ケトン/医薬品合成/合成化学/生理活性/生理活性物質/創薬/付加反応/分子設計/有機合成/立体構造/立体選択性
他の関係分野:化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月11日
35
\遺伝子治療薬の高品質な「運び屋」を作る!/ 国産HAT細胞による AAV製造プラットフォームの確立
遺伝子治療の実用化と普及に向けた新たな一歩
大阪大学大学院工学研究科の津中康央特任准教授(常勤)、内山進教授らの研究グループは、株式会社ちとせ研究所、株式会社ユー・メディコ、自治医科大学、群馬大学、産業技術総合研究所、国立成育医療研究センター、次世代バイオ医薬品製造技術研究組合との共同研究で、新規国産ヒト由来細胞株であるHAT細胞を用いて製造された遺伝子治療用ウイルスベクター(アデノ随伴ウイルスベクター:AAV)が高品質で、かつ高生産性であることを世界で初めて明らかとし、HAT細胞によるAAV製造プラットフォームを確立しました (図1)。これまで、遺伝子治療用AAVの製造においては、生産性と品質の両立が困難であると考えられており...
キーワード:品質評価/実験計画法/最適化/産学官連携/分析技術/実験計画/バイオリアクター/持続可能/持続可能な開発/イオン交換/生産性/AAV/アデノ随伴ウイルス/アデノ随伴ウイルスベクター/ベクター/細胞株/臨床応用/ウイルスベクター/クロマトグラフィー/バイオ医薬品/ラット/遺伝子治療/再生医療/細胞治療/翻訳後修飾/臨床試験/ウイルス/遺伝子
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月10日
36
\欠けた月の見方が変わる!?/ 「月」の希薄な大気イオンの時間変化を発見
月周回衛星「かぐや」が明らかにしたCNOイオン生成メカニズム
大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻・質量分析センターの寺田健太郎教授・横田勝一郎准教授、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の野津翔太助教らの研究グループは、月の希薄な大気イオン(外気圏に存在するイオン)の時間変化を詳細に解析することで、月外気圏の昼側に存在する炭素(C)、窒素(N)、酸素(O)のイオンが主に太陽風によって生成されていることを明らかにしました。また、C⁺/O⁺比の時間変動を解析した結果、流星雨の直後に月面大気が一時的に”炭素リッチ”な状態に変化する現象を世界で初めて発見しました。さらにN⁺/O⁺比との相関を調べたところ、月面には「窒素比(N⁺/C⁺比)の高い...
キーワード:資源利用/地球科学/地球磁気圏/イオン化/磁気圏/地球磁場/スペクトル/衛星/時間変動/磁場/小惑星/太陽/太陽風/惑星/惑星科学/彗星/隕石/光イオン化/共進化/太陽光/質量分析/持続可能/持続可能な開発/地球環境/スパッタリング/二酸化炭素
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学生物学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月10日
37
肝臓のうっ血が肝臓病を引き起こす仕組みを解明
新たな治療標的を同定
大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学大学院生の加藤聖也さん(研究当時:博士後期課程、現在:大阪大学医学部附属病院医員)、疋田隼人講師らの研究グループは、小児心臓手術(フォンタン手術)後などに起こる肝臓のうっ血が肝線維化や肝臓がん発症に至るメカニズムとして、...
キーワード:学際研究/持続可能/持続可能な開発/センサー/インフォマティクス/一細胞/微生物/肝線維化/肝炎/マウスモデル/肝硬変/肝疾患/治療標的/先天性心疾患/肝臓がん/心臓/モデルマウス/解剖学/インテグリン/コラーゲン/トランスクリプトーム/マウス/肝障害/腎臓/阻害剤/内皮細胞/手術/小児/線維化
他の関係分野:環境学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月10日
38
マウス多能性幹細胞から精巣組織の再構築に成功
機能的な体細胞を誘導し、精子形成不全の回復と産子獲得を実証
横浜市立大学大学院医学研究科 臓器再生医学教室の佐藤卓也講師、小川毅彦特別教授、大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(WPI-PRIMe)の吉野剛史特任准教授(常勤)、同大学院医学系研究科ゲノム生物学(生殖遺伝学)の林克彦教授(ヒューマン・メタバース疾患研究拠点副拠点長)、理化学研究所生命医科学研究センターの鈴木貴紘客員主管研究員、同バイオリソース研究センターの小倉淳郎副センター長らの研究グループは、東京大学、久留米大学との共同研究により、マウス多能性幹細胞から機能的な...
キーワード:化学物質/セルトリ細胞/減数分裂/生殖/持続可能/持続可能な開発/安全性評価/一細胞/実験動物/精原幹細胞/性決定/精子形成/iPS細胞/遺伝子発現解析/精巣/臓器再生/男性不妊/発現解析/網羅的遺伝子発現解析/卵巣/Wnt/Wntシグナル/モデルマウス/再生医学/次世代シーケンサー/前駆細胞/発生学/ES細胞/in vitro/マウス/幹細胞/疾患モデルマウス/精子/創薬/多能性幹細胞/転写因子/分化誘導/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/疾患モデル/生体材料/動物実験
他の関係分野:環境学生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月25日
39
\波力発電のブレークスルーとなるか/ ジャイロ式波力発電が広帯域・高効率で発電できることを理論的に解明
大阪大学大学院工学研究科の飯田隆人准教授は、ジャイロ式波力発電を対象に、波と浮体とジャイロの連成を考慮した、流体力学的な理論解析を行い、ジャイロ式波力発電が線形理論上は波の周波数に依らず、常に理論上の最大エネルギー回収効率を達成できることを理論的に証明しました。従来方式の浮体式波力発電は、浮体が波に同調して揺れる共振時にのみ、エネルギー回収効率が最大になることが知られていました。そのため様々な周波数の波が混在する海洋では総発電量は限られ、海上から陸上への送電コストに見合う採算性を確保することが難しいという課題がありました。今回、飯田准教授はジャイロ式波力発電に対して世界で初めて...
キーワード:海洋/広帯域/数値シミュレーション/理論解析/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/共振周波数/周波数/流体力/流体力学/力学的特性/連成解析
他の関係分野:環境学数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月25日
40
実用化の壁を超えるスピン力学センサの誕生
高感度・高耐久を両立する新しいフィルム型ひずみゲージ
大阪大学産業科学研究所の千葉大地教授(兼 東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター センター長)らの研究グループは、磁性体ナノ薄膜からなる磁気トンネル接合(MTJ)素子をフレキシブル基材上に形成した「スピン力学センサ」において、実使用環境を想定した高い耐久性を世界で初めて実証しました。本研究において、フレキシブル基材上に形成したスピン力学センサに対して、10万回を超える繰り返し引っ張...
キーワード:インターフェース/磁気抵抗/元素分析/放射光/タンタル/ナノマテリアル/フィルム/磁気抵抗効果/磁性体/トンネル磁気抵抗効果/フレキシブル/メモリ/持続可能/サイバー空間/持続可能な開発/磁気特性/電気抵抗/コバルト/スピン/スピントロニクス/センシング/トンネル/ナノメートル/ひずみ/マイクロ/モニタリング/モビリティ/ロボティクス/光計測/積層構造/耐久性/低消費電力/電子顕微鏡/半導体/ホウ素/層構造/ヘルスケア
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月25日
41
化学の力で自動開閉する世界初の動くナノポア
次世代バイオセンシングやスマートドラッグデリバリーに新たな道
大阪大学産業科学研究所の筒井真楠准教授・川合知二招へい教授、東京大学大学院工学系研究科の大宮司啓文教授・徐偉倫准教授、イタリア技術研究所(IIT)のDenis Garoli研究員らによる国際共同研究チームは、電圧に応答してナノメートルサイズの孔が自律的に開閉する固体ナノポアの開発に成功し、その成果が学術誌『Nature Communications』にて2月18日(水)19時(日本時間)に公開されます。従来の固体ナノポアは、一度穴を加工すると大きさが固定され、利用の過程でサイズを調整したり、動作させたりするという発想すら存在していませんでした。本研究では、ナノポア内部で...
キーワード:最適化/環境汚染/化学物質/環境汚染物質/水溶液/遺伝情報/塩基配列/マンガン/持続可能/バイオセンシング/持続可能な開発/シリコン/センサー/センシング/ナノサイズ/ナノスケール/ナノメートル/金属イオン/析出物/電解質/半導体/リン酸/バルブ/早期診断/アミノ酸/創薬/副作用/感染症/個別化医療
他の関係分野:情報学環境学数物系科学生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月12日
42
知られざるグリコーゲン分解酵素の多様性が明らかに
「古株モデル酵素」に新たな活性調節機構を発見
大阪大学薬学部の菖蒲啓悟さん(研究当時:学部6年)、髙井真由さん(学部5年)、同大学院薬学研究科の谷野弘樹特任研究員、福田庸太助教、井上豪教授らの研究グループは、グリコーゲンホスホリラーゼ (GP)の分子会合状態が腸内細菌の種類によって異なり、酵素活性の調節機構もそれぞれ異なることを発見しました。グリコーゲンは、細胞のエネルギー源であるグルコースが繋がった巨大分子で、必要に応じてGPによって分解されます。今回、古典的な大腸菌由来GP(EcGP)と新規に見いだされたSegatella copri由来GP (ScGP)とDore...
キーワード:X線回折/分子構造/超分子複合体/X線結晶構造解析/グルコース/結晶構造解析/持続可能/持続可能な開発/電子顕微鏡/X線結晶構造/哺乳類/リン酸/結晶構造/酵素活性/二枚貝/クライオ電子顕微鏡/アデノシン/超分子/インスリン感受性/大腸/インスリン/ラット/構造変化/創薬/代謝酵素/大腸菌/立体構造/2型糖尿病/個別化医療/細菌/細菌叢/腸内細菌/腸内細菌叢/糖代謝/糖尿病
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月12日
43
体の奥まで届く光を、分子の「形」で生み出す
“お椀型分子”による高効率近赤外発光の実現
大阪大学大学院工学研究科の大学院生のHan Junyiさん(博士後期課程 研究当時)、燒山佑美准教授、武田洋平准教授、櫻井英博教授、同大学先導的学際研究機構の大久保敬教授、同大学大学院基礎工学研究科の岸亮平准教授、慶應義塾大学の酒井隼人専任講師、羽曾部卓教授らの研究グループは、お椀型分子骨格をもつ新しい近赤外発光分子を開発し、非極性溶媒中で66%を超える高い量子収率を得ることに成功しました(図1)。本研究では、「曲がった分子構造」を積極的に活用することで、従来困難であった光のふるまいを実現しています。近赤外光は、生体を透過しやすく背景ノイズが少ないことから、医療イメージングや光デバイス...
キーワード:学際研究/光物性/時間分解/時間分解分光/物質科学/ノイズ/電子スピン共鳴/スペクトル/近赤外/りん光/発光スペクトル/分子構造/芳香族/励起状態/励起状態ダイナミクス/芳香族分子/有機分子/電荷分離/アミン/光デバイス/赤外光/電子デバイス/発光材料/有機材料/持続可能/省エネ/持続可能な開発/材料設計/電子状態/スピン/ダイナミクス/光プローブ/省エネルギー/電荷移動/TPA/生体イメージング/プローブ/近赤外光/蛍光プローブ/受容体
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月10日
44
検査数の減少で見えなくなる感染拡大
下水サーベイランスが明らかにした“報告されない感染”の実態
大阪大学感染症総合教育研究拠点の村上道夫教授、北海道大学病院感染制御部(当時)・ソフィア北円山クリニックの石黒信久博士、札幌市下水道河川局事業推進部の石田睦課長(水質管理担当)、東京大学大学院工学系研究科附属水環境工学研究センターの北島正章特任教授(感染症総合教育研究拠点連携研究員)らの研究グループは、札幌市の下水中の新型コロナウイルスRNA濃度と、北海道大学病院内で報告された感染者数や検査数の関係を解析することで、病院内の報告感染者数は下水中ウイルスRNA濃度が示す感染規模よりも大きく下振れしていることが分かり、見逃された感染が増えている可能性を明らかにしました。そして、検査数の変動...
キーワード:危機管理/情報発信/持続可能/下水処理/持続可能な開発/水環境/水処理/SARS-CoV-2/ウイルス感染症/感染症対策/新型コロナウイルス/臨床検査/PCR/RNA/サーベイランス/ウイルス/感染症/公衆衛生/新型コロナウイルス感染症/早期発見
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月9日
45
\単語の心理的特徴21項目で比較!/ AIが「ことばの印象」をどこまで再現できるかを検証
単語に対するイメージは人間とLLMでどのくらい似ているの?
大阪大学大学院人間科学研究科の萩原広道講師、同大学院基礎工学研究科の宮澤和貴助教の研究グループは、ChatGPTなどに代表される大規模言語モデル(LLM)が、「単語に対する人間の感覚」をどれほど再現できるのかを、21の指標にわたって網羅的に検証し、現代のLLMがもつ可能性と限界を明らかにしました。単語の心理的特徴は、幅広い研究分野で用いられていますが、指標によって人間による評定がある単語とない単...
キーワード:心理言語学/発達心理学/タスク/言語モデル/情報学/身体性/人工知能(AI)/認知科学/言語発達/持続可能/持続可能な開発/土壌/乳幼児
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月4日
46
\「骨に近い柔らかさ」を持つ次世代インプラント材料へ大きな一歩/ 結晶構造変化の前兆を利用した生体用合金の新設計原理
チタン合金を柔らかくする原子運動を解明
大阪大学大学院工学研究科の多根正和教授らの研究グループは、インプラント材料として重要な体心立方(bcc)型チタン合金において、その低ヤング率化の起源が、別のより安定な結晶構造への相転移の前触れとして生じる活発な原子運動による応力緩和であることを、世界で初めて解明しました。本研究では、新たな生体用インプラント材料として有望視されているチタン-ニオブ(Ti-Nb)合金を用い、室温から極低温域(約-250℃)までの幅広い温度範囲で、ヤング率と応力緩和によるエネルギー散逸を精密に測定しました。これにより、Ti-Nb合金は通常の金属材料とは異なり、-120℃付近でヤング率が大きく低下するという特...
キーワード:高齢化社会/相転移/弾性率/材料科学/生体適合性/高齢社会/持続可能/持続可能な開発/チタン/ニオブ/マルテンサイト/ヤング率/材料設計/シミュレーション/チタン合金/ナノスケール/応力緩和/極低温/金属材料/耐食性/動力学/分子動力学/結晶構造/MDシミュレーション/超高齢社会/関節/人工関節/ゆらぎ/インプラント/構造変化/高齢化/手術/生活の質/生体材料
他の関係分野:複合領域数物系科学化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月3日
47
触覚受容における情報フィルタリングを解明
ネズミのヒゲに振動キャンセル機構が備わっていた?
大阪大学大学院歯学研究科の古田貴寛 教授・榎原智美 招へい教員(明治国際医療大学教授)らの研究グループは、明治国際医療大学の村本大河さん(修士課程2年生)、Weizmann科学研究所のEhud Ahissar教授らとの共同研究によって、ネズミの触覚受容において、ネズミ自身の運動が起因する振動には反応せず、外部からの触覚刺激にのみ反応する受容器(末梢神経)の一群があることを世界で初めて明らかにしました。触覚の受容メカニズムは、実験手技の限界のため、他の感覚に比べて解明が遅れていました。研究グループは、一つ一つの神経の活動特性と形態学的データを精密に解析できる研究手法を確立しています。この...
キーワード:フィルタリング/形態学/神経系/持続可能/持続可能な開発/センサー/センシング/運動制御/触覚センサー/電子顕微鏡/動特性/神経活動/ドローン/神経機能/中枢神経/末梢神経/毛包/中枢神経系/リハビリ/解剖学/歯学/in vitro/コラーゲン/基底膜/神経回路/神経細胞/リハビリテーション/認知機能
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月3日
48
\電極なしで半導体薄膜の電気的特性を測定/ 光の反射係数の再定式化で半導体薄膜の性能を瞬時に評価
テラヘルツ波で次世代半導体デバイス開発を加速させる解析技術
大阪大学大学院基礎工学研究科の大学院生・岡本章宏さん(博士前期課程)、永井正也准教授、芦田昌明教授らの研究グループは、日邦プレシジョン(株)との共同研究により、半導体薄膜の電気的特性を非接触・非破壊で評価できる新しい光学的解析モデルを世界で初めて提案しました。このモデルは、光の反射を記述するフレネル係数を電磁気学の基本原理から再考し、波長よりも十分薄い薄膜内の多重反射光を界面電流として取り扱うことで、反射係数から導電薄膜の面伝導度を直接導き出す簡便な式を導いたものです。従来の方法では、電極を形成する工程が必要であり、材料の損傷や汚染のリスクがありましたが、この新しい手法は、従来必要だっ...
キーワード:トポロジカル絶縁体/物質科学/ホール効果/超薄膜/スペクトル/テラヘルツ/磁場/数値計算/二次元材料/量子ビット/テラヘルツ電磁波/トポロジカル/GaN/キャリア/テラヘルツ波/フォトニクス/絶縁体/電子デバイス/半導体デバイス/誘電率/持続可能/ボトルネック/持続可能な開発/SiC/インタラクティブ/インバータ/シリコン/移動度/解析モデル/境界条件/周波数/多層膜/電磁波/半導体/非接触/機能材料/層構造/SPECT/評価法
他の関係分野:数物系科学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月30日
49
感染経験が「気づかぬ感染」への認知を高め、 マスク着用を促す
長期継続調査データで、感染前の違いをそろえて比較
大阪大学感染症総合教育研究拠点の村上道夫教授、三浦麻子教授(大阪大学大学院人間科学研究科、感染症総合教育研究拠点兼任)と同志社大学文化情報学部の山縣芽生助教(感染症総合教育研究拠点連携研究員)の研究グループは、国内の成人を対象とした30回にわたるパネル調査(2020年1月〜2024年3月)のデータを用いて、COVID-19の感染経験が、その後のリスク認知と予防行動(手指消毒・マスク着用)にどのような影響を与えるかを検討しました。傾向スコアマッチングという統計手法を用いて、感染経験のある人とない人を、感染前のリスク認知・行動・属性が近くなるように対応付けたうえで、感染後のリスク認知や予防...
キーワード:マッチング/傾向スコア/情報学/コロナ禍/持続可能/パネル調査/リスク認知/持続可能な開発/アンケート調査/感染症対策/追跡調査/うつ/感染症/公衆衛生/抗体/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:情報学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月30日
50
報酬・嫌悪学習が細胞外スルファターゼにより制御される仕組みを解明
ある行動の結果として報酬(好ましい結果)や嫌悪(好ましくない結果)が得られることを学習し、その行動を強化する報酬学習や嫌悪学習には、大脳基底核の一部である側坐核が関与しています。一方、細胞外スルファターゼ(Sulf1とSulf2)は、...
キーワード:行動実験/持続可能/持続可能な開発/前頭皮質/大脳/薬物依存/嗜好性/ニューロン/大脳基底核/ドーパミン/生理機能/がん化/シグナル分子/ノックアウトマウス/マウス/受容体/神経回路/神経細胞/脳機能/遺伝子/遺伝子発現/精神疾患
他の関係分野:情報学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月23日
51
\冷やしても電子のスピンは凍りつかない?/ 氷のような乱れによって電子のスピンが 低い温度でも揺らいでいる状態を発見
電子スピンがもつれながら揺らぐ機構の解明に期待
大阪大学大学院理学研究科の花咲徳亮教授らの研究グループは、原子の並びが氷のように乱れた物質において、極めて低い温度になっても電子の量子スピンが揺らいでいる状態を世界で初めて明らかにしました。世の中の物質は、温度が下がると結晶化することがよく知られています。これは、原子間や分子間にはたらく相互作用のエネルギーが低くなるように、原子や分子が整列するためであり、...
キーワード:学際研究/フラストレーション/高エネルギー/磁気共鳴/熱測定/物質科学/揺らぎ/量子コンピュータ/量子スピン/J-PARC/エントロピー/ミュオン/加速器/中性子/スペクトル/磁場/共鳴状態/スピン緩和/持続可能/ベンゼン/持続可能な開発/熱力学/スピネル/チタン/電子状態/シミュレーション/スピン/ダイナミクス/マグネシウム/極低温/金属材料/結晶化/原子力/酸化物/核磁気共鳴
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月23日
52
2つの架橋により強粘着と易解体を実現
“強いのに柔らかい”引っ張って剥がして繰り返し使える粘着剤
大阪大学大学院理学研究科の大学院生・小鯖翔さん(博士後期課程)、山岡賢司助教、髙島義徳教授とリンテック株式会社の研究グループは、ディスプレイ用途の粘着剤に求められる「段差追従性」「接着信頼性」「易解体性」を同時に満たす新規材料を提案しました。本研究では、ドーナツ型の環状分子であるシクロデキストリンをグラフトした高分子と、その空孔に別の高分子が貫通した高分子編み込み(KP)構造に、アルミニウムイオンによるキレート架橋を導入した複合架橋材料を設計しました。その結果、本材料が、KP構造に由来する優れた...
キーワード:タブレット/ガラス転移/内部構造/埋め込み/エラストマー/シクロデキストリン/ディスプレイ/フィルム/液晶/高分子/材料科学/樹脂/ガラス転移温度/持続可能/持続可能な開発/発光ダイオード(LED)/じん性/材料設計/アルミニウム/クリープ/ポリマー/リサイクル/応力緩和/高分子材料/廃棄物/組み換え/機能材料/スマートフォン
他の関係分野:複合領域数物系科学化学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月16日
53
\活発な転写が要因!/ 転写が染色体異常を起こすメカニズムを発見
セントロメア領域で染色体異常が起こるしくみ
大阪大学大学院理学研究科のXU Ranさん(博士後期課程)と中川拓郎教授(全学教育推進機構)らの研究グループは、大阪大学微生物病研究所の元岡大祐講師、東京科学大学総合研究院細胞制御工学研究センターの岩﨑博史教授、坪内英生助教との共同研究により、染色体のセントロメア領域の転写が染色体異常を起こす分子メカニズムを明らかにしました。染色体のセントロメア領域は、高度に凝縮したヘテロクロマチン構造を形成することで転写が起こりません。このヘテロクロマチンによる転写阻害は染色体異常の発生を抑制します。よって、ヘテロクロマチンが正常に形成されない変異株では、セントロメア領域で転写が起きることで染色体異...
キーワード:遺伝性疾患/持続可能/持続可能な開発/制御工学/変異株/クロマチン構造/微生物/ヘテロクロマチン/分裂酵母/セントロメア/免疫沈降/クロマチン/染色体/反復配列/RNA/細胞死/転写制御/ゲノム/遺伝学/抗体/染色体異常
他の関係分野:生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月9日
54
\AIがナノロボットを創る?!/ AI×走査型プローブ顕微鏡で単原子を室温で操作
大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻 DIAO ZHUO(刁琢)助教、奥山純矢さん(研究当時:大学院博士前期課程)、同研究科附属極限科学センター 阿部真之教授らの研究グループは、AIの手法を走査型プローブ顕微鏡(Scanning Probe Microscopy; SPM)に組み込み、自律的に試料表面の単一原子を動かすことや取り上げることを可能にする技術を開発しました。AIが測定試料表面の状態を原子レベルで把握し、測定装置自身の状態を判断しながら、必要に応じて修正や調整を行い、自律的に個々の単原子を操作します。これまでのいわゆる自動計測とは異なり、人間に代わりAIが実験研究をす...
キーワード:画像認識/言語モデル/人工知能(AI)/熱揺らぎ/揺らぎ/構造形成/プローブ顕微鏡/原子操作/材料科学/超高真空/反応制御/シリコン表面/持続可能/分光測定/持続可能な開発/局所構造/原子配列/シリコン/ナノスケール/ロボット/極低温/自動化/自動計測/酵素反応/ナノテクノロジー/プローブ/ラット
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月9日
55
\医療格差の解消へ/ 病院の壁を超える腎病理AI診断支援システムを開発
専門医不足地域でも高精度診断の実現を支援する新技術
大阪大学大学院医学系研究科の松井功講師、猪阪善隆教授、大阪大学医学部附属病院の松本あゆみさん(医員)らの研究グループは、一般社団法人 日本腎臓学会AI,ICT 活用基盤構築小委員会、および愛知医科大学、医学研究所北野病院、愛媛大学、大阪急性期・総合医療センター、大阪労災病院、大津赤十字病院、香川大学、金沢医科大学、川崎医科大学、関西労災病院、九州大学、京都大学、近畿大学、久留米大学、国立病院機構大阪南医療センター、国立病院機構千葉東病院、市立豊中病院、市立東大阪医療センター、順天堂大学、東海大学、東京大学、名古屋大学、奈良県立医科大学、新潟大学、日本医科大学、広島大学、兵庫医科大学、兵庫県立西...
キーワード:物体検出/AI/アノテーション/位置情報/人工知能(AI)/持続可能/持続可能な開発/支援システム/政策研究/腎臓病/病理/画像診断/腎障害/腎臓/ICT/医療の質/調査研究/標準化
他の関係分野:情報学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月9日
56
結晶中トリウム229原子核アイソマーのクエンチ機構の解明に前進
固体原子核時計のリセットは電子が担う?
現在、1秒の定義や衛星測位システムに用いられている原子時計をさらに超える高精度を目指し、「原子核時計」の実現に向けた研究が世界的に進展しています。トリウム229原子核は、レーザー光で直接励起できる特別な準安定な励起状態(アイソマー)を持ち、これを利用すれば、これまでにない安定な時間標準の構築が可能になると期待されています。岡山大学大学院環境生命自然科学研究科のMing Guan大学院生(研究当時)、学術研究院先鋭研究領域(異分野基礎科学研究所)の吉村浩司教授、吉見彰洋准教授、高輝度光科学研究センター(JASRI)の依田芳卓特任研究員、永澤延元研究員、京都大学複合原子力科学研究所の瀬戸誠...
キーワード:暗黒物質探索/原子核/準安定/GNSS/SPring-8/加速器/地殻変動/放射光/暗黒物質/衛星/励起状態/電子移動/欠陥準位/真空紫外光/経年変化/持続可能/フッ化カルシウム/温度依存性/計測技術/持続可能な開発/トラップ/レーザー/原子力/寿命/カルシウム
他の関係分野:数物系科学化学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月5日
57
気体と液体を混ぜる回転ローターの エネルギー損失メカニズムを解明
動力伝達装置、攪拌機などの効率向上に資する設計指針を提供
大阪大学大学院基礎工学研究科 河村真佑さん(博士後期課程)、杉山和靖教授(理化学研究所光量子工学研究センター 客員研究員兼任)、東京大学大学院工学系研究科 渡村友昭講師(理化学研究所光量子工学研究センター 客員研究員兼任)の研究グループは、動力伝達装置、冷却システム、化学攪拌機など、様々な産業分野で使われる「ローター駆動型気液二相流」におけるエネルギー損失メカニズムを詳細に解明しました。本研究では、エネルギー損失が局所的なピークを示す現象(損失最大化)(図1)に焦点を当て、実験とスーパーコンピュータ...
キーワード:スーパーコンピュータ/最適化/情報セキュリティ/非線形/時間変動/数値シミュレーション/数値計算/エネルギー効率/持続可能/省エネ/気液界面/固有振動数/持続可能な開発/SQUID/シミュレーション/スロッシング/トルク/気液二相流/混相流/自動車/長寿命化/二相流/寿命
他の関係分野:情報学数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月5日
58
\包摂的な社会環境の形成へ/ 能力主義的なさりげない差別にさらされて、 自閉スペクトラム症者はひっそりと孤独感を高める
大阪大学大学院連合小児発達学研究科(千葉校)・千葉大学子どものこころの発達教育研究センターの大島郁葉教授(責任著者)、千葉大学子どものこころの発達教育研究センターの特任研究員である管思清(筆頭著者)、大阪大学大学院連合小児発達学研究科(浜松校)の土屋賢治特任教授(常勤)、信州大学の高橋史准教授、国立障害者リハビリテーションセンター研究所の和田真室長らの共同研究チームは、自閉スペクトラム症者が日常生活で経験する「できないのは努力不足」といった能力主義に基づくさりげない差別的言動(能力主義的マイクロアグレッション)が、孤独感や、多数派の社会的圧力に適応するために自閉特性を隠したり、本来の自分を抑え...
キーワード:社会ネットワーク/アイデンティティ/持続可能/マイノリティ/持続可能な開発/マイクロ/ダイバーシティ/障害者/日常生活/リハビリ/自閉症/うつ/ストレス/メンタルヘルス/リハビリテーション/自閉スペクトラム症/小児/心理的ストレス/認知行動療法/発達障害/抑うつ
他の関係分野:情報学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月5日
59
\乳歯が萌え始めたら受診しよう/ 歯科口腔保健支援によって、むし歯になりやすい乳児のむし歯有病率が低下
豊中市の乳幼児を対象とした大規模調査から
大阪大学大学院歯学研究科 小児歯科学講座の大継將寿助教、仲野和彦教授、口腔生理学講座の加藤隆史教授らの研究グループは、豊中市歯科医師会、豊中市と連携のもと、豊中市の乳幼児健康診査の受診者を対象に調査を行いました。その結果、乳歯が萌えるのが早い子どもは、標準的な時期に歯が萌える子どもよりもむし歯になりやすいことが明らかになりました(図1)。また、母乳栄養を長期的に継続している子どもたちでは、乳歯の萌え始める時期に歯科口腔保健支援を受けた場合、その後のむし歯の有病率が低くなることを明らかにしました。最近では、子どものむし歯はかなり減少していますが、それでもなお重度のむし歯になっている子ど...
キーワード:安全・安心/持続可能/持続可能な開発/情報提供/病原性/歯学/医師/育児/育児支援/細菌/小児/食習慣/生理学/乳幼児/母乳/有病率
他の関係分野:工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月5日
60
世界8カ国調査で明らかになった ワクチン接種メッセージの「光と影」
ワクチンの接種理由が接種意図を高める一方で、意見の対立を生む
大阪大学感染症総合教育研究拠点の小林智之連携研究員(関西大学社会学部准教授)、村上道夫教授、三浦麻子教授(大阪大学大学院人間科学研究科、感染症総合教育研究拠点兼任)の研究グループは、日本、英国、米国、中国、韓国、ドイツ、イタリア、南アフリカの8カ国を対象にオンライン調査を行い、将来のCOVID-19ワクチン接種の意図や政府や保健機関による接種推奨への賛否、賛成派・慎重派それぞれへの好感度、そしてワクチン接種を支持する理由を明らかにしました。オンライン調査は各国の18〜74歳の方たちを対象に、2023年7月・10月、2024年1月・4月の計4回実施しました。各回・各国およそ400名ずつか...
キーワード:リスクコミュニケーション/南アフリカ/持続可能/持続可能な開発/制度設計/ウイルス感染症/パンデミック/感染症対策/新型コロナウイルス/ウイルス/うつ/コミュニケーション/ワクチン/感染症/公衆衛生/新型コロナウイルス感染症/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:複合領域工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月24日
61
音波が誘起する量子化電流
ひずみを活用した新たな量子デバイスへ道
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻の藤原浩司氏(研究当時、博士後期課程3年)、高田真太郎准教授、新見康洋教授らの研究グループは、音波の一種である表面弾性波によって、電荷密度波状態を示す一次元鎖化合物NbSe₃にひずみを与えることで、電流電圧特性に量子化を示すプラトー構造が出現することを発見しました。ひずみは物理学における基本概念の一つです。物質を対象とする物性物理学の分野では、圧電基板に電場を印...
キーワード:パルス/電荷密度波/物性物理/量子ホール効果/量子化/ホール効果/電流電圧特性/表面弾性波/周波数特性/量子デバイス/持続可能/持続可能な開発/電子状態/ひずみ/周波数/弾性波/量子力学/光学顕微鏡
他の関係分野:数物系科学総合理工工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月23日
62
焼くだけで多孔質な光触媒を合成
水酸化メラミンを原料とする窒化炭素光触媒合成
大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域/附属太陽エネルギー化学研究センターの大学院生 宮田 和樹さん(博士後期課程1年)、白石 康浩准教授、平井 隆之教授らの研究グループは、水酸化メラミン誘導体を加熱焼成する簡単な操作により多孔質窒化炭素(carbon nitride: CN)光触媒を合成する方法を開発しました。CN光触媒は、メラミンなどの安価な原料を加熱焼成して簡単に合成できる有機半導体光...
キーワード:光エネルギー/持続可能社会/水素生成/水溶液/太陽/光触媒反応/触媒反応/有機半導体/太陽エネルギー/太陽光/アミン/可視光/半導体光触媒/持続可能/光照射/持続可能な開発/光触媒/エタノール/化学工学/水素製造/多孔質/半導体/比表面積/水素ガス/誘導体
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月23日
63
特殊な細胞膜の脂質が免疫を暴走させる!
短い脂肪酸をもつスフィンゴミエリン(SM C12)が自然免疫を強く刺激し 炎症を起こす細胞死を誘導する仕組みを解明
大阪大学放射線科学基盤機構の黄栩昊(コウ シュウホ)特任助教(常勤)(研究当時 大学院理学研究科博士後期課程)、大阪大学放射線科学基盤機構の樺山一哉教授、深瀬浩一特任教授(常勤)らの研究グループは、慶應義塾大学の狩野裕考特任助教、鳥取大学の花島慎弥教授、東北医科薬科大学の稲森啓一郎教授らとの共同で、スフィンゴミエリン(SM)の脂肪酸鎖長の違いが自然免疫のスイッチをオン・オフする鍵となることを世界で初めて明らかにしました。 特に短鎖型「SM C12」は、マクロファージに強い炎症性サイトカイン(IL-1α、IL-6 など)を誘導し、細胞膜上に水を取り込む穴を形成するタンパク質であるガスダ...
キーワード:学際研究/持続可能/持続可能な開発/センサー/ドッキング/哺乳類/形態変化/病原体/膜脂質/TLR4/細胞膜/TLR/TNFα/アジュバント/炎症反応/治療標的/DAMPs/免疫治療/DDS/NF-κB/TNF/オリゴマー/カスパーゼ/ファージ/マウス/マクロファージ/リガンド/炎症性サイトカイン/血液/細胞死/脂肪酸/自己免疫/自己免疫疾患/自然免疫/受容体/生体膜/敗血症/慢性炎症/免疫学/免疫細胞/ウイルス/サイトカイン/ワクチン/疫学/感染症/細菌/脂質/放射線
他の関係分野:環境学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月10日
64
世界初!魚の卵を用いて ノロウイルスの人工合成に成功
新規ノロウイルスワクチン・治療薬の開発を加速する新手法確立
大阪大学微生物病研究所の小瀧将裕助教、龝枝佑紀助教、石谷太教授、小林剛教授らの研究チームは、和歌山県立医科大学、大阪健康安全基盤研究所との共同研究により、小型魚類(ゼブラフィッシュ)を用いてヒトノロウイルス(ノロウイルス)の人工合成に世界で初めて成功しました(図1)。この技術により、ノロウイルスのゲノムを任意に改変することが可能となり、ウイルスの増殖機構の解明や新規ノロウイルスワクチンの開発研究が飛躍的に進むと期待されます。本研究成果は、米国科学誌「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States ...
キーワード:シナジー/化学発光/クローン/マイクロインジェクション/持続可能/ノロウイルス/持続可能な開発/マイクロ/遺伝子改変/診断法/プラスミド/リバースジェネティクス/病原性/微生物/ウイルス学/小型魚類/cDNA/寿命/オルガノイド/RNA/抗ウイルス薬/抗原/抗体医薬/迅速診断/腸炎/培養細胞/ウイルス/ゲノム/ワクチン/異分野融合/遺伝子/疫学/疫学調査/感染症/健康寿命/抗体/生理学
他の関係分野:複合領域化学生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月6日
65
コロナ禍の日本の社会心理を 30回・4年以上追跡したデータセットを公開
世界的にも稀な長期パネル調査データを整備
大阪大学大学院人間科学研究科(感染症総合教育研究拠点兼任)の三浦麻子教授と、同志社大学文化情報学部の山縣芽生助教(感染症総合教育研究拠点連携研究員)の研究グループは、2020年1月から2024年3月までの約4年間にわたり、日本の成人を対象として、COVID-19禍における心理・行動・態度の変化を30回にわたって追跡したパネル調査データを、誰でも利用できる研究インフラとして整備しました。本成果は、2025年11月24日に国際誌Data in Briefにデータ論文として公開されました。本データは、リスク認知、感染予防行動、政策支持、外国人に対する態度、心理的スト...
キーワード:クラウドソーシング/オープンサイエンス/オープンデータ/クラウド/ソーシャルネットワークサービス(SNS)/フレームワーク/メディア研究/情報学/匿名化/行動科学/コロナ禍/持続可能/パネル調査/リスク認知/持続可能な開発/情報提供/パネルデータ/ウイルス感染症/パンデミック/意識調査/外傷/感染症対策/新型コロナウイルス/ウイルス/コミュニケーション/ストレス/ワクチン/感染症/公衆衛生/心理的ストレス/新型コロナウイルス感染症/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:情報学複合領域工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月30日
66
難病ALSの原因に迫る!
脊髄の運動神経の「過剰な興奮」と「他細胞との連携不全」を発見
大阪大学大学院医学系研究科の竹内恵里子招へい教員、安水良明さん(研究当時:博士課程、現: イエール大学 Associate Research Scientist)、望月秀樹招へい教授(国立病院機構大阪刀根山医療センター 病院長)、大阪大学大学院連合小児発達学研究科の村山繁雄特任教授(常勤)、長野清一特任教授(常勤)らの研究グループは、脳と脊髄の運動神経が麻痺を起こす難病であるALSの患者さんの病変部位を用いた最先端の遺伝子解析技術により、脊髄の運動神経で「...
キーワード:学際研究/持続可能/持続可能な開発/たんぱく/グルタミン酸受容体/一細胞/運動神経/TDP-43/グリア細胞/遺伝子解析/筋萎縮/グリア/グルタミン酸/ミクログリア/細胞核/受容体/免疫細胞/遺伝子/遺伝子発現/筋萎縮性側索硬化症 /小児/神経疾患/難病
他の関係分野:環境学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月30日
67
細胞が倍速で増えるCHL-YN細胞の特徴に迫る網羅的解析
バイオ医薬品開発を加速させる高増殖能の裏にあるメカニズムの解明に期待
大阪大学大学院工学研究科の山野-足立範子准教授、角田悠さん(博士後期課程)、大政健史教授らの研究グループは、米国Johns Hopkins大学のMichael Betenbaugh教授らと共同で、従来の生産宿主細胞の倍速で増殖するCHL-YN細胞を網羅的に解析し、細胞内のエネルギーやバイオマスの生産、細胞周期に関する経路が活性化していることを明らかにしました。抗体医薬品の大半を生産するチャイニーズハムスター(Cricetulus griseus)の卵巣由来細胞(Chinese hamster ovary:CHO細胞)は、倍加時間が約20時間であり、生産系の構築に多くの...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/インフォマティクス/バイオマス/卵巣/mRNA/バイオ医薬品/医薬品開発/抗体医薬/細胞周期/細胞増殖/創薬/抗体/網羅的解析
他の関係分野:工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月30日
68
\電子の波を自在に操る!/ プラズモンの速さを共振器で制御
プラズモン波束を用いた高忠実度な量子回路を実現する新技術
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻の高田真太郎准教授らの研究グループは、産業技術総合研究所 物理計測標準研究部門、量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センターの金子晋久首席研究員、理化学研究所創発物性科学研究センター、及び東京大学大学院工学系研究科附属量子相エレクトロニクス研究センターの山本倫久教授、フランス国立科学研究センター ネール研究所のクリストファー ボイヤレ教授、ボーフム大学 応用固体物理学専攻 アンドレアス ヴィーク 教授と共同で、量子デバイスの基盤としてよく用いられるGaAs/AlGaAsヘテロ接合界面に形成される...
キーワード:アーキテクチャ/人工知能(AI)/離散化/2次元電子系/パルス/閉じ込め/量子コンピュータ/量子情報/量子情報処理/高周波/量子ビット/接合界面/AlGaAs/クーロン相互作用/トランジスタ/プラズモン/共振器/電子回路/量子デバイス/持続可能/持続可能な開発/周波数
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月18日
69
左右の手のように異なる“キラル”分子構造が、太陽電池の性能を高める鍵に!
CISS効果によるスピン選択的電荷輸送を活用した新たな戦略を提案
大阪大学大学院工学研究科の大学院生のLi Shuangさん(博士後期課程)、石割文崇招へい准教授(現 東京都立大学 准教授)、佐伯昭紀教授らの研究グループは、キラル物質に特有の電子のスピンを選択的に通す「CISS効果(Chirality-Induced Spin Selectivity)」を活用することで、有機太陽電池の発電効率を高める新しい分子設計指針を提案しました。有機太陽電池は、軽量・柔軟で印刷プロセスにも適した次世代エネルギーデバイスとして注目されていますが、そのさらなる高効率化と新しい設計指針の確立が求められています。研究グループは、分子構造に面外方向の非対称性とキラリティー...
キーワード:スピン偏極/対称性/非対称性/異方性/太陽/分子構造/キラリティー/キラル/チオフェン/有機太陽電池/有機半導体/光電流/電荷分離/電子デバイス/半導体材料/有機材料/持続可能/光照射/持続可能な開発/電荷輸送/光電変換/太陽電池/電極反応/電池/スピン/スピントロニクス/ポリマー/レアメタル/環境負荷/高効率化/半導体/分子デザイン/エネルギー変換/フラーレン/分子設計
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月18日
70
リチウムイオン電池の充放電反応の決定因子を発見!
高性能化に向けた電解液の数値設計が可能に
大阪大学産業科学研究所の近藤靖幸助教、山田裕貴教授らと、ダイキン工業株式会社の山崎穣輝博士らの研究グループは、リチウムイオン電池の負極に用いられる黒鉛の充放電反応を設計する上で、「電解液中のリチウムイオン化学ポテンシャル」(リチウムイオンの安定性)が重要な指標であることを世界で初めて明らかにしました。リチウムイオン電池の高性能化に向けた新たな電解液を用いた電池の開発においては、黒鉛負極の充放電反応を良好に起こすことが条件となっています。そのためには、リチウムイオンを溶媒から分離させ(脱溶媒和)、黒鉛へ挿入させる必要があります。しかし、それを可能にする電解液の定量的な設計指針はこれまで見...
キーワード:再生可能エネルギー/イオン化/溶媒和/リチウムイオン電池/高電圧/電解液/持続可能/ボトルネック/持続可能な開発/固体電解質/材料設計/電池/トリチウム/フッ素/リチウム/高効率化/黒鉛/自動車/長寿命化/電解質/電気自動車/インフォマティクス/エチレン/寿命/スマートフォン
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月15日
71
微細藻類による金ナノ粒子の「環境にやさしい創製法」
機能性バイオマテリアル合成を、よりグリーンに
大阪大学大学院理学研究科博士後期課程のリハム・サミール・ハミダさん、同蛋白質研究所蛋白質物理生物学研究室の鈴木団准教授らと、同ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(WPI-PRIMe)の原田慶恵特任教授(常勤)、京都工芸繊維大学の外間進悟助教、シンガポール国立大学(シンガポール)のJames Chen Yong Kah准教授による国際共同研究グループは、微細藻類の抽出液を用いたグリーン合成法により、高品質な金ナノ粒子を合成する方法を開発しました。金ナノ粒子とは、直径が...
キーワード:最適化/光エネルギー/化学物質/有害化学物質/バクテリア/自己組織/赤外分光/局在表面プラズモン共鳴/金ナノ粒子/光学材料/シアノバクテリア/表面プラズモン共鳴/赤外分光法/光機能/光熱変換/プラズモン/生体適合性/電子デバイス/表面プラズモン/持続可能/バイオセンシング/光照射/持続可能な開発/有害物質/金属ナノ粒子/光機能材料/熱安定性/表面修飾/センシング/ナノメートル/ナノ材料/ナノ粒子/フーリエ変換/レーザー/環境負荷/持続可能性/電子顕微鏡/透過型電子顕微鏡(TEM)/バイオマテリアル/機能材料/機能性/微細藻類/ROS/組織化/Hela細胞/がん細胞/活性酸素/活性酸素種/細胞死/脂肪酸/生体分子
他の関係分野:情報学環境学数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月12日
72
折れ曲がった芳香環を持つ カーボンナノリングの創出に成功
ひずみを利用したマルチスピン分子創出への大きな一歩
大阪大学大学院理学研究科の大学院生の槙原優太さん(博士後期課程2年)、久保孝史教授、西内智彦准教授らの研究グループは、大きく歪んだ芳香環を有した特別なカーボンナノリング[2.2]CAPPの創出に成功しました。このカーボンナノリングは、その環骨格において、通常、ベンゼン環に特徴的な芳香族性が分子ひずみによって失われたことで高い反応性を示す「キノイド構造」を有することを明らかにしました(図1)。これ...
キーワード:非線形/量子化/分子構造/芳香環/芳香族/量子化学/アントラセン/量子化学計算/X線結晶構造解析/結晶構造解析/非線形光学/持続可能/ベンゼン/持続可能な開発/カーボン/光学特性/スピン/センサー/ひずみ/X線結晶構造/結晶構造/ラジカル
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月12日
73
バナジウム触媒と光が奏でる新たな合成法
副生成物は水のみ!医薬品開発に有用なNOBIN分子のグリーン不斉合
大阪大学産業科学研究所の滝澤忍教授、Mohamed S. H. Salem特任助教(常勤)、Muthu Karuppasamy招へい研究員(日本学術振興会外国人特別研究員)らの研究グループは、「バナジウム触媒」と「光」(LED照射)とを組み合わせることで、2-ナフトールと2-ナフチルアミンとの酸化的不斉ヘテロカップリング反応のみが進行する新反応を開発しました。この方法により医薬資源供給に有用なN...
キーワード:環境調和/カップリング反応/キラル/光学活性/高分子/不斉合成/有機合成化学/有機分子触媒/電荷移動錯体/有機分子/分子触媒/アミン/バナジウム/金属触媒/デジタル化/持続可能/省エネ/持続可能な開発/発光ダイオード(LED)/材料設計/環境負荷/高分子材料/省エネルギー/生産性/電荷移動/廃棄物/カップリング/カチオン/ラジカル/医薬品開発/合成化学/触媒的不斉合成/創薬/配位子/不斉触媒/有機合成/誘導体
他の関係分野:化学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月12日
74
小型デバイスに搭載可能なリアルタイム学習・予測機構を開発
世界最速・最高精度の自己進化型エッジAI!
大阪大学産業科学研究所の松原靖子教授、櫻井保志教授は、小型デバイス内部でのリアルタイム学習と予測機能を実現する世界最速・最高精度のエッジデバイスAI(以下、エッジAI)の開発に成功しました。これまでのエッジAIは、大規模...
キーワード:ウェアラブル/ウェアラブルデバイス/データ駆動/クラウド/モノのインターネット(IoT)/時系列モデル/深層学習/人工知能(AI)/埋め込み/環境適応/持続可能/持続可能な開発/データ処理/モビリティ/将来予測/ヘルスケア
他の関係分野:情報学数物系科学生物学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月26日
75
血液脳関門を一過的に開いて脳に安全に薬を送達する技術の開発
脳疾患治療薬の開発を加速させる新技術
大阪大学大学院薬学研究科の井上采人さん(博士後期課程)、白倉圭佑助教、白野敦也さん(学部生)、岡田欣晃准教授らの研究グループは、同研究科の近藤昌夫教授、愛媛大学先端研究院プロテオサイエンスセンター(PROS)の竹田浩之准教授らとの共同研究により、薬を脳に安全に送達する新技術を開発しました。血液中の異物を脳内に通過させないようにする脳血管の仕組み(血液脳関門)が、脳疾患の治療薬を脳内に届けることを妨げ、治療を難しくしています。この血液脳関門の機能の一部は、脳血管の内側を覆う血管内皮細胞同士が、...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/血管内皮/感染症対策/モデルマウス/てんかん/マウス/血液/血液脳関門/血管内皮細胞/低分子化合物/内皮細胞/脳疾患/副作用/感染症/高齢化
他の関係分野:工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月23日
76
\混ぜて加熱すればOK!/ カルボランを導入する超高効率技術が完成
新試薬【カルボラニルキュプラート】のデビュー
大阪大学大学院工学研究科の星本陽一准教授(附属フューチャーイノベーションセンター(CFi)・テクノアリーナ教授)、久田悠靖さん(博士後期課程)、森下大成さん(博士前期課程)らの研究グループは、画期的なカルボラン導入技術の開発に成功しました。カルボランは、炭素とホウ素からなる独特な分子で、その優れた性質から医療や材料分野で幅広い応用が期待されています。今回、研究チームは、オルト-カルボランを含む新たな分子である『リチウム ビス-(オルト-カルボラニル)キュプラート (Li/Cu-1)』を数十グラムスケールで合成する手法を開発しました。さらにLi/Cu-1と臭化アレーンや塩化アレーンを混ぜ...
キーワード:オープンアクセス/最適化/複雑性/中性子/芳香族/液晶/機能性分子/芳香族化合物/有機合成化学/材料科学/発光材料/デジタル化/持続可能/ベンゼン/持続可能な開発/電荷輸送/リチウム/機能性材料/ホウ素/機能性/中性子捕捉療法/寿命/ステロイド/抗炎症/合成化学/創薬/有機合成
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月18日
77
\アパレル循環の新展開!/ ストレッチ素材の弾性繊維を混紡繊維から分離
多様な混紡繊維を再資源化し、循環型社会に貢献
大阪大学大学院工学研究科の宇山浩教授らは、ストレッチ素材として用いられる弾性繊維(ポリウレタンなど)を含む混紡繊維を対象に、弾性繊維のみを効率的に分解・除去し、残された綿をリサイクル可能な形で回収する新技術を開発しました。綿と弾性繊維の混紡の場合、綿はマテリアルリサイクルに適した状態で回収され、弾性繊維は短時間で分解・除去されます(特許出願済み)。本技術は、電子レンジと同じ原理であるマイクロ波による加熱を利用し、混紡繊維を薬剤とともに約200℃で数分間照射することで、弾性繊維を選択的に分解できます。綿繊維は損傷を受けずに残り、再利用可能な形で回収できます(図1)。この結果、ストレッチ素...
キーワード:最適化/サプライチェーン/ファッション/産学連携/海洋汚染/人口増加/温室効果ガス/マイクロプラスチック/マテリアルフロー/リユース/海洋/再資源化/循環型社会/温室効果/気候変動/エステル/ポリエステル/プロセス設計/エネルギー消費/持続可能/省エネ/ボトルネック/ライフスタイル/持続可能な開発/環境負荷低減/プラスチック/マイクロ/マイクロ波/ライフサイクル/リサイクル/環境負荷/資源循環/持続可能性/廃棄物/機能性/ポリウレタン/グローバル経済/経済成長/生態系/マイクロ波加熱/水資源/スポーツ/ラット
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月1日
78
トポロジーで紐解くアモルファスの硬さが決まるメカニズム
柔らかさの鍵は階層構造
大阪大学産業科学研究所の南谷英美教授、産業技術総合研究所マテリアルDX研究センターの中村壮伸主任研究員、岡山大学学術研究院異分野融合教育研究領域(AI・数理)の大林一平教授、東京大学大学院総合文化研究科の水野英如助教からなる研究グループは、アモルファスにおける力学応答の構造的要因を、数学のトポロジーを応用した手法によって明らかにしました。アモルファス構造を持つ材料は、結晶とは異なる電気伝導特性や機械特性を持っており、太陽電池やコーティング材料など幅広く応用されています。アモルファスにひずみを加えると、ひずみに沿った変位以外に、不均一な原子の変位が生じます。これは...
キーワード:人工知能(AI)/空間分布/ホモロジー/多面体/トポロジー/物質科学/分子動力学シミュレーション/データ解析/太陽/アモルファスシリコン/トポロジカル/非晶質/機械的特性/持続可能/持続可能な開発/秩序構造/アモルファス/太陽電池/電気伝導/電池/コーティング/シミュレーション/シリコン/ネットワーク構造/ひずみ/階層構造/動力学/分子動力学/層構造/ステント/異分野融合
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月30日
79
マイクロ流路を流れる柔らかい粒子の集まり方を解明
スーパーコンピュータ「富岳」が解き明かす,細胞選別の新原理
大阪大学大学院基礎工学研究科 廣畑佑真さん(博士後期課程)、杉山和靖教授(理化学研究所光量子工学研究センター 客員研究員兼任)、関西大学システム理工学部 関眞佐子教授、板野智昭教授、佐井一総さん(修士課程(当時))、丹下祐希さん(修士課程(当時))、 西山朋宏さん(修士課程)、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域 鈴木大介教授、湊遥香講師(特任)らの研究グループは、マイクロ流路内における粒子の集束パターンが粒子の慣性と変形性によって劇的に変化することを明らかにしました。硬い粒子が流路の壁近くに集まるのに対し、やわらかいヒドロゲル粒子は流路断面の中心や対角線上に集まることを実証しました。...
キーワード:スーパーコンピュータ/情報基盤/非線形/相転移/数値計算/ヒドロゲル/持続可能/持続可能な開発/大規模数値計算/SQUID/シミュレーション/マイクロ/マイクロ流体/マイクロ流路/流体力/流体力学/医工学/早期診断/リキッドバイオプシー/がん細胞/バイオテクノロジー/マイクロ流体デバイス/血液/早期発見
他の関係分野:情報学数物系科学工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月30日
80
\どんな葉っぱもこれ1つ!/ 多様な植物種・変形を表現する葉のCGモデルを開発
AIによる緻密な植物管理で農業を変える新技術
大阪大学大学院情報科学研究科大学院生の楊陽(よう よう)さん(博士後期課程)、大倉史生准教授(マルチメディア工学専攻コンピュータビジョン講座)らの研究グループは、AI・深層学習を活用し、様々な植物種の葉・しおれなどによる様々な変形を、単一のモデルで表現可能なCG技術「NeuraLeaf」を世界で初めて開発しました。このCGモデルは、植物種・変形をそれぞれ異なるパラメータによりコントロール可能なパラメトリックCG...
キーワード:3次元形状/コンピュータビジョン/マルチメディア/最適化/深層学習/人工知能(AI)/光合成/持続可能/持続可能な開発/モデリング/早期発見
他の関係分野:情報学生物学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月30日
81
PACAP受容体遮断薬によりマウスのうつ状態を改善
1回の投与で即効性と持続性のある安全な抗うつ薬の開発に期待
大阪大学大学院 薬学研究科 神経薬理学分野の新谷勇介さん(研究当時:博士後期課程、現:神戸大学 大学院医学研究科特命助教)、橋本均教授、同大学大学院 歯学研究科 薬理学講座の早田敦子准教授、富山大学 学術研究部工学系の髙﨑一朗准教授、鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科の栗原崇准教授、広島大学大学院 医系科学研究科(歯)細胞分子薬理学の吾郷由希夫教授らの研究グループは、神経ペプチドである下垂体活性化ポリペプチドP...
キーワード:先端技術/持続性/ポリペプチド/神経ペプチド/持続可能/持続可能な開発/スパイン/樹状突起スパイン/抵抗性/下垂体/治療抵抗性/神経機能/動物モデル/認知機能障害/モデルマウス/歯学/GPCR/マウス/モデル動物/ラット/受容体/樹状突起/神経細胞/創薬/副作用/薬理学/うつ/うつ病/ストレス/遺伝子/生理学/精神疾患/認知機能/薬物療法/有病率/抑うつ
他の関係分野:複合領域化学生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月27日
82
ナチュラルキラーT(NKT)細胞分化を制御する 新たな仕組みを発見
がん免疫療法や感染症への応用に期待
大阪大学微生物病研究所の石川絵里助教、山﨑晶教授(免疫学フロンティア研究センター、感染症総合教育拠点、ワクチン開発拠点先端モダリティ・DDS研究センター兼務)らの研究グループは、ナチュラルキラーT(NKT)細胞分化の新たな転写制御機構を明らかにしました。NKT細胞は自然免疫と獲得免疫の中間的な役割を担う自然免疫型T細胞の一つで、がん細胞や感染細胞の排除、自己免疫疾患の病態形成など様々な疾患への関与が知られています。胸腺で分化するこの細胞の分化機構については、同じく胸腺で分化する通常のT細胞に比べ未だ不明な点が多く、その全貌は明らかになっていません。今回、研究グループは、セリン/...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/酸化酵素/リン酸/変異体/微生物/プロテインキナーゼ/TCR/アイソフォーム/ノックイン/ノックインマウス/獲得免疫/オミクス/オミクス解析/がん免疫/がん免疫療法/胸腺/免疫制御/分子機構/NKT細胞/T細胞受容体/分化制御/免疫療法/DDS/T細胞/がん細胞/キナーゼ/プロテオミクス/マウス/リン酸化酵素/ルシフェラーゼ/細胞分化/自己免疫/自己免疫疾患/自然免疫/受容体/転写因子/転写制御/免疫学/ワクチン/遺伝子/疫学/感染症/脂質
他の関係分野:工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月25日
83
ハーフメタル材料の磁化歳差運動を電界で変調
スピン波を情報担体とする新型デバイスの実現に
大阪大学大学院基礎工学研究科の山田晋也准教授、宇佐見喬政助教(研究当時)(現:先導的学際研究機構講師)、浜屋宏平教授、京都工芸繊維大学電気電子工学系の三浦良雄教授、慶應義塾大学理工学部の能崎幸雄教授、名古屋大学大学院理学研究科の谷山智康教授らの共同研究グループは、高性能スピントロニクス磁石材料(ハーフメタル材料)であるコバルト(Co)基ホイスラー合金磁石(Co₂FeSi)と表面弾性波材料として有名な圧電体ニオブ酸リチウム(LiNbO₃...
キーワード:アンテナ/モノのインターネット(IoT)/人工知能(AI)/学際研究/マグノン/異方性/磁場/マグノニクス/磁気異方性/磁気伝導/磁性体/表面弾性波/クロム/元素戦略/エピタキシャル成長/スピンデバイス/スピン波/ダンピング/トランジスタ/強磁性/半導体デバイス/エネルギー効率/持続可能/持続可能な開発/エピタキシャル/ニオブ/ハーフメタル/ホイスラー合金/圧電体/原子配列/コバルト/スピン/スピントロニクス/ダイナミクス/ナノ構造/ニオブ酸リチウム/リチウム/構造制御/弾性波/低消費電力/二酸化炭素/半導体/摩擦特性/結晶構造
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月7日
84
磁束量子を半整数へ切替えるトポロジカル超伝導体
新たな量子コンピュータデバイスへの道
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻の新見康洋教授らの研究グループは、同研究科宇宙地球科学専攻の青山和司助教、同大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻の水島健准教授、東邦大学理学部物理学科の大江純一郎教授、京都大学化学研究所の小野輝男教授、中国復旦大学のXiaofeng Jin教授、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻の小林研介教授と共同で、スピン軌道相互作用の強い半金属「ビスマス」と強磁性体金属「ニッケル」を積層させた超伝導薄膜リングにおいて、リング内に捕捉される磁束量子が、通常の整数から半整数(例:1.5、2.5など)へと切り替わる現象を発見しました。このことは、ビスマスとニッケルの薄膜がトポ...
キーワード:地球科学/スピン軌道相互作用/トポロジカル超伝導/ビスマス/磁束量子/準粒子/超伝導ギャップ/超伝導体/量子コンピュータ/量子情報/ノイズ/異方性/磁場/超伝導/酸化マグネシウム/量子ビット/トポロジカル/強磁性金属/磁性体/強磁性/半金属/持続可能/持続可能な開発/ニオブ/強磁性体/アルミニウム/スピン/マグネシウム
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月3日
85
TFEBの新たな制御メカニズムを解明
種々の疾患や老化の抑制にも関わるTFEB制御の統一的な理解に貢献
大阪大学大学院生命機能研究科大学院生の赤山詩織さん(博士後期課程、研究当時)、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 吉森保 寄附講座教授、奈良県立医科大学医学部生化学講座/オートファジー・抗老化研究センター 志摩喬之助教、中村修平教授らの研究グループは、様々なストレス下で活性化されて働く転写因子TFEBの新たな活性制御機構を明らかにしました。TFEBは細胞内分解システムとして知られるオートファジーやリソソーム機能のマスターレギュレーターとして知られており、TFEBの活性化により神経変性疾患をはじめとした種々の疾患の抑制や寿命の延伸などにつながることも報告されていることから、その活性調節...
キーワード:膜動態/生殖/持続可能/持続可能な開発/ダイナミクス/オートファゴソーム/アゴニスト/結晶性/Ca2+/細胞内分解/オミックス/核移行/オミックス解析/寿命/分子機構/DNA損傷/オートファジー/カルシウム/ストレス応答/プロテアソーム/ミトコンドリア/ライブイメージング/リソソーム/神経変性/神経変性疾患/転写因子/ストレス/バイオマーカー/遺伝子/健康長寿/酸化ストレス/脂質/老化
他の関係分野:生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月30日
86
\SiCパワーデバイスの利便性アップ!/ SiC MOSデバイスの性能・信頼性を向上する新手法
高温での希釈水素熱処理が鍵
大阪大学大学院工学研究科の小林拓真准教授、藤本博貴さん(博士後期課程)、神畠真治さん(当時 博士前期課程)、八軒慶慈さん(博士前期課程)、原征大助教、渡部平司教授の研究グループは、希釈水素熱処理(図1)によるSiC MOSデバイスの性能及び信頼性向上を達成しました。電気自動車や鉄道、産業機器などに広く応用されるSiC MOSデバイスは、窒素等の異種不純物導入による特性改善が一般的ですが、酸化膜中への不純物導入によるデバイスの信頼性劣化が課題となっていました。今回、研究グループは、余分な不純物を一切排除し、成熟したシリコンテクノロジーで広く用いられる希釈水素熱処理を高温で2度施す...
キーワード:パワーデバイス/酸化膜/カーボンニュートラル/持続可能/省エネ/持続可能な開発/カーボン/SiC/シリコン/移動度/自動車/電気自動車/熱処理/ナトリウム/ラット/ストレス
他の関係分野:工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月30日
87
DNA修復酵素Polβが 神経細胞発生時の突然変異を抑制する
脳発達障害や精神疾患の起源に迫る
大阪大学大学院生命機能研究科の菅生紀之特任准教授(常勤)と八木健教授らの研究グループは、放射線影響研究所分子生物科学部の内村有邦副部長ら、山梨大学発生工学研究センターの若山照彦教授らの研究グループとの共同研究として、DNA修復酵素DNAポリメラーゼβ (Polβ)が脳形成中の神経細胞における...
キーワード:突然変異/DNAポリメラーゼ/クローン/神経系/持続可能/持続可能な開発/配列解析/大脳/脳発生/脳発達/発生工学/ゲノム配列/体細胞突然変異/ゲノム情報/DNA修復/遺伝子制御/神経発生/染色体/体細胞変異/エンハンサー/DNA損傷/ES細胞/てんかん/マウス/メチル化/遺伝子発現制御/細胞核/細胞死/神経細胞/神経細胞死/神経変性/神経変性疾患/大脳皮質/脳疾患/発現制御/発現調節/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/自閉スペクトラム症/神経疾患/精神疾患/染色体異常/発達障害/放射線/網羅的解析/老化
他の関係分野:環境学生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月30日
88
\がんの暑さ対策?/ がん特異的代謝の役割の一端を解明
バイオと情報を融合した代謝解析技術で可能に
大阪大学大学院情報科学研究科岡橋伸幸准教授、松田史生教授ら(バイオ情報工学)と金沢大学がん進展制御研究所髙橋智聡教授、河野晋助教の研究グループは、バイオテクノロジーと情報技術を融合させることで、がん細胞のエネルギー代謝の流れを計測し、コンピュータ上で正確に予測できる技術を世界で初めて開発しました。がん細胞は、活発な増殖に必要な多量のエネルギーを、細胞内のがん特異的代謝経路で獲得しています。しかし...
キーワード:がん研究/フラックス/生物工学/エネルギー効率/持続可能/計測技術/持続可能な開発/シナリオ/シミュレーション/トランスオミクス/哺乳類/iPS細胞/オミクス/オミクス解析/解糖系/ATP/エネルギー代謝/がん細胞/がん治療/バイオテクノロジー/創薬/免疫細胞/抗体
他の関係分野:複合領域環境学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月27日
89
テングザルは大きな鼻で声の個性を発揮
動物園と霊長類学、機械工学とのコラボ
大阪大学大学院人間科学研究科の西村剛教授と、立命館大学理工学研究科の徳田功教授、京都大学野生動物研究センターの松田一希教授らの研究グループは、東南アジアの熱帯雨林に生息するテングザルのオスが、天狗のような大きな鼻を通じて発する声を使って、個体認証している可能性があることを発見しました。テングザルのオスは、成体になるにつれて鼻(外鼻)が大きく発達します。その大きな鼻は、見た目からオスのステータスを示すほか、声の高さを低くして体の大きさをアピールしていると考えられてきました。サルに限らず、さまざまな動物において、声の高さは、それを発する個体の体の大きさとよく相関していることから、相手の体の...
キーワード:音声コミュニケーション/画像データ/インターフェース/人類学/霊長類/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/音響計測/周波数/熱帯雨林/生物資源/コミュニケーション
他の関係分野:情報学生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月25日
90
新技術「時間決定型クライオ光学顕微鏡法」を開発
細胞を瞬時に“止めて”、じっくり観察!
大阪大学大学院工学研究科の大学院生の辻康介さん(博士後期課程)、山中真仁特任准教授(常勤)、藤田克昌教授、同 先導的学際研究機構の熊本康昭准教授らの研究グループは、同 免疫学フロンティア研究センターのNicholas I. Smith准教授、同 産業科学研究所の永井健治教授、京都府立医科大学の原田義規教授、田中秀央特任教授、Howard Hughes Medical InstituteのMeng C. Wang博士、Zhiheng Yu博士、Friedrich-Schiller-University JenaのRainer Heintzmann教授らと共同で、光学顕微鏡で観察中の細胞を、任意の...
キーワード:学際研究/蛍光寿命/時間分解/ノイズ/分子構造/筋細胞/細胞内小器官/オルガネラ/トレードオフ/細胞動態/ラマン/時間分解能/レーザー照射/フォトニクス/蛍光観察/持続可能/空間情報/計測技術/持続可能な開発/3Dプリンター/レーザー/超解像/電子顕微鏡/分解能/カルシウムイオン/光学顕微鏡/光刺激/超解像顕微鏡/細胞応答/アクチンフィラメント/形態変化/Ca2+/空間分解能/初代培養/心筋/心筋細胞/寿命/アクチン/イミン/カルシウム/バイオイメージング/ラット/蛍光顕微鏡/分子イメージング/免疫学/疫学
他の関係分野:環境学数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月21日
91
新たなキラル対称性の破れ現象を発見
生命の分子の“向き”の謎を解明する手がかりに
大阪大学大学院基礎工学研究科の岡田武蔵さん(博士前期課程2年)、桶谷龍成助教、久木一朗教授、同大学院工学研究科の髙司健太郎さん(博士前期課程2年)、重光孟講師、木田敏之教授、大阪公立大学大学院理学研究科の中嶋琢也教授らの研究グループは、キラルなフェノチアジン誘導体のアキラル結晶が、分子のキラリティを反転しつつ単結晶性を維持したままキラル結晶へ構造転移する現象を発見しました(図1)。この現象は溶媒を必要とせず、完全に結晶中で進行する新たなキラル対称性の破れ現象となります。これまで化学分野における非平衡開放系のキラル対称性の破れ現象は、...
キーワード:オープンアクセス/準安定/対称性/非平衡/X線回折/円偏光発光/キラル/円偏光/有機分子/ACT/構造転移/対称性の破れ/発光材料/持続可能/持続可能な開発/単結晶/モデル化/生体内/結晶性/ナトリウム/アミノ酸/ラット/誘導体
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月21日
92
重い電子がプランキアン時間で運動していることをはじめて観測
強く相互作用した電子の新たな法則を発見
大阪大学大学院生命機能研究科(理学研究科兼任)の木村真一 教授(自然科学研究機構分子科学研究所 クロスアポイントメント(当時))、広島大学大学院先進理工系科学研究科 の志村恭通 准教授、高畠敏郎 名誉教授らの研究グループは、重い電子系と呼ばれる物質群の一つであるセリウム・ロジウム・スズ合金(CeRhSn)の中で強く相互作用した電子が強い量子もつれ状態にあり、その寿命がプランキアン時間に従うことを初めて観測しました。セリウム元素などのレ...
キーワード:カゴメ格子/フェルミ液体/希土類化合物/強い相互作用/近藤効果/光学伝導度/光物性/重い電子/重い電子系/非フェルミ液体/不確定性原理/物性物理/有効質量/量子コンピュータ/量子もつれ/量子臨界現象/臨界現象/スケーリング/希土類元素/スペクトル/テラヘルツ/テラヘルツ分光/超伝導/ロジウム/強相関/反射率/高温超伝導/持続可能/持続可能な開発/希土類/電子状態/ダイナミクス/レアアース/永久磁石/極低温/自動車/不確定性/量子力学/機能性/結晶構造/ゆらぎ/寿命
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月18日
93
\恩師のお名前から命名!/ ニハイチュウの新種2種類を発見
25年で58種を日本沿岸で続々発見
大阪大学大学院理学研究科の古屋秀隆教授は、北海道沿岸に生息するヤナギダコから、2種類の新種のニハイチュウを発見し、論文として報告しました。古屋教授は動物門の一つである二胚動物門(総称:ニハイチュウ)に属する種のおよそ半数を発見しており、その多くは日本沿岸において発見したものです。これまでに記載された種は50種を超え、日本の動物相が世界的に見てもいかに豊かであるかを微小な寄生虫類の世界においても裏付けてい...
キーワード:環境教育/頭足類/神経系/生殖/持続可能/持続可能な開発/地球環境/光学顕微鏡/消化管/生態系/寄生虫/生物資源/生物多様性/筋肉/精子/ゲノム
他の関係分野:複合領域数物系科学生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月18日
94
糖尿病の動脈硬化進展に、血中脂質ジアシルグリセロールが関わることを発見
動脈硬化のリスク評価への応用や新規治療法の開発に期待
大阪大学大学院医学系研究科の田矢直大寄附講座助教(糖尿病病態医療学)、片上直人講師、下村伊一郎教授(内分泌・代謝内科学)らの研究グループは、九州大学生体防御医学研究所の馬場健史教授(高深度オミクスサイエンスセンターメタボロミクス分野)らとともに、血中のジアシルグリセロールが糖尿病患者の動脈硬化進展に関わることを明らかにしました。これまで様々な血中脂質が動脈硬化の進展に関わることが知られていましたが、脂質代謝の異常、動脈硬化の双方を引き起こしやすい糖尿病状態において、どの血中脂質が動脈硬化の進展に関わっているのかはよくはわかっていませんでした。今回、研究グループは、大阪大学医学部...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/リスク評価/ジアシルグリセロール/SPECT/新規治療法/オミクス/合併症/寿命/生体防御/臨床検査/血液/脂肪酸/内分泌/メタボロミクス/健康寿命/脂質/脂質代謝/糖尿病/動脈硬化
他の関係分野:工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月9日
95
分子性導体の電子状態を レーザー光電子分光で捉えた!
次世代物性デバイス材料設計を開拓する新技術
大阪大学大学院基礎工学研究科の木須孝幸准教授、水上昂紀さん(博士後期課程)、関山明教授らの研究グループは、同研究科の石渡晋太郎教授、東京大学大学院工学系研究科 宮川和也助教、同大学大学院新領域創成科学研究科 鹿野田一司特任研究員らとの共同研究により、光電子分光によって分子性導体の超伝導状態の電子を直接捉えることに世界で初めて成功しました。これまで、電子状態を直接観測できる光電子分光法による分子性導体の電子構造の研究は、励起光によるラディエーションダメージ(照射損傷)が大きいことからほとんど行われていませんでした。今回、研究グループは、低エネルギーレーザーを励起光として用いる光電子分光装...
キーワード:光電子分光/高温超伝導体/対称性/超伝導ギャップ/超伝導体/銅酸化物/銅酸化物高温超伝導体/超伝導/光電子分光法/分子性導体/電子物性/電子分光/高温超伝導/酸化物高温超伝導体/持続可能/持続可能な開発/材料設計/単結晶/電子構造/電子状態/レーザー/酸化物/照射損傷/数値解析/表面処理/SPECT
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月9日
96
植物幹細胞が“覚醒”するスイッチを発見
植物が肥大成長を始める仕組みの解明
大阪大学大学院理学研究科の島津舜治特任研究員、近藤侑貴教授、古谷朋之准教授らの研究グループは、東京大学大学院理学系研究科の米倉崇晃助教、伊藤恭子准教授、神戸大学大学院理学研究科の深城英弘教授、石崎公庸教授、名古屋大学大学院生命農学研究科の榊原均教授、理化学研究所環境資源科学研究センターの小嶋美紀子技師、帝京大学総合理工学科の朝比奈雅志教授、秋田県立大学の福田裕穂学長との共同研究により、植物が根を太くし始める前に幹細胞を覚醒させることとその仕組みを新たに明らかにしました。樹木を中心とした多くの植物は、最初に縦方向に根や茎を伸ばし、続いてそれらを横方向に肥大成長させることで、安定した体の構...
キーワード:環境適応/持続可能/持続可能な開発/ダイナミクス/二酸化炭素/一細胞/植物ホルモン/シロイヌナズナ/細胞運命/遺伝子発現解析/光イメージング/発現解析/ホルモン/サイトカイニン/幹細胞/多能性幹細胞/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月30日
97
\「見えない建物被害」も見抜く!?/ 水害後建物被害評価AIの新たなベンチマークを開発
見落としを防ぐ「再現率」重視のアプローチで人命救助に貢献
大阪大学大学院工学研究科のYU Jiaxiさん (2025年3月博士前期課程修了)、福田知弘教授、矢吹信喜名誉教授(現・東京都市大学特任教授)の研究グループは、水害後の建物被害を迅速かつ正確に評価するための新たなAI技術を開発しました。本技術は、ラベル付きの訓練データが限られるという災害時の典型的な課題に対応するため、深層学習と半教師あり学習を組み合わせた点が特徴です。迅速かつ正確な建物被害評価(BDA)は効果的な災害対応に不可欠ですが、災害直後に大量のラベル付きデータを入手することの困難さや、衛星画像における被害の兆候が微妙であるという課題に直面しています。既存の深層学習による変化検...
キーワード:アーキテクチャ/ベンチマーク/複合現実感/タスク/フレームワーク/深層学習/人工知能(AI)/自然災害/正則化/エントロピー/衛星/トレードオフ/持続可能/持続可能な開発/シナリオ/シミュレーション/デジタルツイン/災害対応/地滑り/ドローン/衛星画像/ラット
他の関係分野:情報学環境学数物系科学生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月29日
98
エタノールと水の配分で変換効率アップ! 環境にやさしいアンモニア合成技術に新知見
固体電解質界面(SEI)の構造と性能の関係を明らかに
大阪大学産業科学研究所の片山 祐 准教授らの研究グループは、英国インペリアルカレッジロンドンの研究グループと共同で、窒素―アンモニア変換反応における固体電解質界面(SEI)の構造形成と性能向上の関係を世界で初めて明確化しました。化学肥料に欠かせない主成分であるアンモニアの合成方法としては「ハーバー・ボッシュ法」が世界中で採用されていますが、高温・高圧を要する合成過程でのCO₂排出量の多さなどが深...
キーワード:温室効果ガス/再生可能エネルギー/地球温暖化/温室効果/太陽/構造形成/赤外分光/アンモニア/太陽光/赤外分光法/アンモニア合成/クリーンエネルギー/選択性/電解液/持続可能/CO2排出量/持続可能な開発/固体電解質/電池/エタノール/リチウム/環境材料/環境負荷/電解質/電気化学/電子顕微鏡/二酸化炭素/二次電池/SEM/温暖化/層構造/SPECT
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月29日
99
目に見える粉体でも、原子の結晶と同様に “転位すべり”が起こる
1点の欠陥によって、小さな力で粒状物質全体が変形することを発見
大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻の仲井文明特任研究員(常勤)、佐々木勇人さん(博士後期課程)、桂木洋光教授、名古屋大学大学院工学研究科の畝山多加志准教授、および東京理科大学先進工学部の吉井究助教から成る共同研究グループは、多数の固体粒子で構成される粒状物質(粉体)において、“転位すべり”と呼ばれる特異な変形メカニズムが生じることを世界で初めて発見しました。転位すべりは、金属や半導体など、原子レベルの微小な結晶が変形する際に生じる基本的な現象です。しかし、砂や食品粉末、ガラスビーズのような目に見える大きさの固体粒子が集まった“粉体”においても同様の現象が起こるのか、また、どのよう...
キーワード:スーパーコンピュータ/地球科学/変形理論/数値計算/持続可能/せん断/持続可能な開発/ヤング率/シミュレーション/せん断強度/レオロジー/機能性材料/結晶欠陥/半導体/摩擦係数/離散要素法/機能性/結晶構造
他の関係分野:情報学環境学数物系科学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月29日
100
「純国産」量子コンピュータ、7月28日稼働!
万博会場からクラウド接続し、来場者に新しい“量子体験”も予定!
7月28日(月)、大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)にて、主要部品・パーツやソフトウェアが全て日本製となる「純国産」超伝導量子コンピュータが稼働を開始します。これは、QIQBの根来誠副センター長/教授、理化学研究所(理研)量子コンピュータ研究センターの中村泰信センター長、株式会社アルバックの清田淳也常務執行役員、アルバック・クライオ株式会社の斎藤政通参事、株式会社イーツリーズ・ジャパンの...
キーワード:誤り訂正/量子アルゴリズム/コンピューティング/FPGA/アルゴリズム/インターネット/クラウド/グループワーク/機械学習/最適化/量子計算/デザイン学/ワークショップ/情報デザイン/海洋/パルス/液体ヘリウム/量子コンピュータ/量子もつれ/量子暗号/量子情報/量子通信/ヘリウム/ヘリウム3/最適化問題/超伝導/オーガナイザー/量子ビット/量子センシング/持続可能/持続可能な開発/量子コンピューティング/キャリブレーション/センシング/マイクロ/マイクロ波/環境負荷/実証実験/周波数/量子力学/創薬
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学生物学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月28日
101
環境問題を引き起こすPFASを高効率に「完全分解」
新開発の高周波パルス発生器を活用、工学研究科とNexFiの共同研究で
大阪大学大学院工学研究科(以下、大阪大学)の舟木 剛 教授とネクスファイ・テクノロジー株式会社(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:中村 孝、以下、ネクスファイ)は、新たに高周波パルス発生器を開発し、深刻な環境問題を引き起こしているPFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の総称)に対して、新たな機器を用いた液中プラズマを活用することで、効率的に完全分解することに成功しました。両者は、2017年に「SiC応用技術共同研究講座」を設置し、SiCパワーデバイスを用いた革新的高電圧機器の社会実装に向けて研究開発を進めてきました。今回の成果は、社会課題の解決につながる...
キーワード:環境汚染/海洋/パルス/高周波/アルキル化/パワーデバイス/高電圧/持続可能/持続可能な開発/SiC/環境問題
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月22日
102
\季節の情報を伝える脳神経回路/ 昆虫の季節休眠を制御するのは 神経ペプチド「コラゾニン」
光周期の変化が昆虫の繁殖を制御するしくみを解明
大阪大学インターナショナルカレッジ(大学院理学研究科兼任)のXI JILI特任助教(常勤)、大学院理学研究科の濵中良隆講師、志賀向子教授の研究グループは、マメ科の植物の害虫であるホソヘリカメムシ(Riptortus pedestris)について、季節に応じて生殖活動を制御する重要分子である神経ペプチド「コラゾニン」の働きを明らかにしました。多くの昆虫は、昼夜の長さ(光周期)を手がかりに季節の到来を予測し、生殖を抑制した生理状態である「休眠」に入ることで冬などの厳しい季節を乗り越えます。これまで、本種の産卵を促進する分子や神経細胞は同定されてきましたが、季節適応に重要な...
キーワード:脳神経回路/PCR法/GnRH/ストレス反応/光受容/神経ペプチド/生殖/脊椎動物/持続可能/持続可能な開発/環境負荷/大脳/光周性/組織化学/無脊椎動物/概日時計/神経内分泌/ニューロン/視覚中枢/組織化/卵巣/ホルモン/脊椎/体内時計/解剖学/PCR/RNA/RNAi/RNA干渉/RNA干渉法/グルタミン酸/受容体/神経回路/神経細胞/内分泌/ストレス/遺伝子/免疫組織化学
他の関係分野:複合領域生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月22日
103
結晶欠陥の表裏一体関係の起源
柔らかい幾何学による並進・回転欠陥の新しい見方
大阪大学大学院基礎工学研究科の小林舜典助教、大学院生の武政勝己さん(当時博士前期課程)、垂水竜一教授らの研究グループは、結晶中の「刃状転位」と「くさび回位」が等価なふるまいを示す仕組みを明らかにしました。両者は、規則的な原子配列からなる結晶に含まれた不規則な欠陥構造です。欠陥の周囲に生じるひずみ場は結晶の強度や靱性を左右するため、材料科学分野での重要な研究対象とされています。これまで、一列に並んだ刃状転位の端部にくさび回位と同等のひずみ場が現れることは知られていましたが、その根本的なメカニズムは不明でした。今回、研究グループは空間を柔軟にゆがませることのできる幾何学「リーマン・...
キーワード:関数解析/多様体/幾何学/統一理論/液晶/材料科学/双極子/理論解析/持続可能/持続可能な開発/原子配列/塑性変形/アルミニウム/セラミクス/ひずみ/結晶欠陥/配向性/結晶性/妥当性
他の関係分野:数物系科学化学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月15日
104
\街の緑の評価を、「量」から「質」へ/ 深層学習による都市緑地の高精度評価システムを開発
多時相解析フレームワークでスマートに季節感あふれる緑地計画支援
大阪大学大学院工学研究科のHU Anqi 特任研究員(常勤)、矢吹信喜名誉教授(現・東京都市大学特任教授)、福田知弘教授の研究グループは、都市緑地の多時相評価を目的とした新たな解析フレームワークを開発しました。本技術は、ストリートビュー画像から得られる都市景観情報をもとに、深層学習と3D再構成技術を組み合わせることで、植物種別の季節変化を高精度に定量化できる点が特徴です。従来の都市緑地評価手法には、「植物種や季節変化に関する情報を反映できない」、「視点の標準化が困難で、時期や場所による撮影条件の違いにより一貫性のある比較分析ができない」、「植物の季節変化や多様性に対応した動的な評価指標...
キーワード:セグメンテーション/画像データ/複合現実感/アノテーション/フレームワーク/ワークフロー/深層学習/人工知能(AI)/先端技術/季節変化/都市緑地/気候変動/種多様性/SfM/持続可能/都市景観/持続可能な開発/都市空間/比較分析/評価手法/シミュレーション/デジタルツイン/実証実験/都市計画/景観生態学/緑地計画/ウシ/TEMPO/スギ/ドローン/生態学/標準化
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学生物学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月10日
105
失われた磁性が触媒の力で回復
ポストシリコン材料の実用化に向けた新技術
大阪大学産業科学研究所の小山知弘准教授らの研究グループは、磁気デバイスの作製過程で劣化した磁石ナノ薄膜の性質を、貴金属の触媒作用により回復させることに成功しました。スパッタリングで作製された磁石薄膜と酸化物の積層構造は、高性能磁気メモリの基盤材料として期待されていますが、酸化物を製膜する過程で磁石が酸化され、特性が劣化してしまうというデメリットが指摘されています。今回、研究グループは、劣...
キーワード:低消費電力化/先端技術/光電子分光/スペクトル/磁場/酸化マグネシウム/二次元材料/電子分光/貴金属/触媒作用/MRAM/XPS/メモリ/持続可能/還元反応/持続可能な開発/電子状態/コバルト/シリコン/スパッタリング/スピン/スピントロニクス/トンネル/マグネシウム/酸化物/積層構造/低消費電力/半導体/層構造/水素ガス/ラット/創薬
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月9日
106
宇宙を読み解く新たな知性: 量子×AIで異常なエネルギー放射現象を発見
X線宇宙観測データと量子機械学習の融合による世界初の成果
大阪大学大学院理学研究科の川室太希助教、立教大学の山田真也准教授、酒井優輔さん(博士後期課程)、理化学研究所の長瀧重博主任研究員、松浦俊司上級研究員、東北大学の山田智史助教らによる研究グループは、欧州宇宙機関(ESA)が運用するX線天文衛星XMM-Newtonがこれまで約24年間にもわたり取得してきた大規模な宇宙のX線変動データから、量子コンピュータと機械学習を組み合わせた量子機械学習モデルを構築し適応することで、113件の異常なエネルギー(X線)放射現象を捉えることに成功しました。近い将来、今以上に宇宙の変化を捉えるために膨大な量の動画データが取得されると考えられています。そこで、人...
キーワード:ニューラルネットワーク/機械学習/人工知能(AI)/量子計算/宇宙の構造形成/量子コンピュータ/量子情報/埋め込み/ブラックホール/衛星/時間変動/天文学/望遠鏡/構造形成/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/ニューラルネット/短期記憶
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月9日
107
\行動科学×生物多様性保全/ 寄付型/金銭型インセンティブによって 「いきもの写真」のアプリ投稿行動が変化
ユーザー参加型で生物多様性データを集めていくために
大阪大学感染症総合教育研究拠点 佐々木周作特任教授(常勤)、及び国立環境研究所 久保雄広主任研究員らの研究チームは、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を運営する株式会社バイオーム(代表取締役:藤木庄五郎)の協力を得て、動植物の写真投稿を促すためのインセンティブ手法の効果を評価し、インセンティブの種類によってユーザーの投稿行動の“量”だけでなく“中身”も変わる可能性を発見しました。本研究では、参加同意を得た830名のユーザーを無作為に3グループに分け、 (1) 投稿1件ごとに環境団体に10円が寄付される「寄付型インセンティブ群」 (2) 投稿1件ご...
キーワード:行動科学/生物多様性保全/データ収集/持続可能/社会貢献/持続可能な開発/情報収集/モニタリング/フィールド実験/生物多様性/スマートフォン/感染症
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月1日
108
腹膜播種を有する進行胃癌に対する新たな挑戦
アンチセンス核酸医薬品ASO-4733の第I相医師主導治験を開始
大阪大学大学院薬学研究科の小比賀聡教授らの研究グループは、名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学の神田光郎教授及び国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所創薬デザイン研究センター人工核酸スクリーニングプロジェクトの笠原勇矢プロジェクトリーダーらと共に、腹膜播種を有する胃癌で特異的に高発現する分子「synaptotagmin 13(SYT13)」に着目し、この分子を標的とした腹膜播種を有する切除不能な進行胃癌患者に対する新規アンチセンス核酸医薬品「ASO-4733」を開発してきました。この度、名古屋大学医学部附属病院において「ASO-4733」をヒトの腹腔内に直接投与する第I相医師主...
キーワード:プロファイル/アミド/人工核酸/キャリア/持続可能/持続可能な開発/接合部/生体内/アンチセンス/カニクイザル/橋渡し研究/腹膜播種/臨床応用/mRNA/RNA/アンチセンス核酸/がん細胞/スクリーニング/マウス/ラット/核酸医薬/肝障害/血液/腎機能/創薬/トランスレーショナルリサーチ/バイオマーカー/遺伝子/医師/化学療法/抗がん剤/動物実験/薬物動態/臨床研究
他の関係分野:情報学化学工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月27日
109
「顧みられない熱帯病」マイセトーマ 病巣の保護構造形成メカニズムを解明
宿主と原因菌の「鉄の奪い合い」が鍵
大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(WPI-PRIMe)のイマド アブケセーサ特任教授(常勤)とエラスムス大学メディカルセンターのWendy W.J. van de Sande准教授らの研究グループは、最先端の組織解析技術やオミックス技術、計算生物学の技術などを用いて、マイセトーマのグレインの形成とそのバリア構造の形成機序を世界で初めて明らかにしました(図1)。この発見はマイセトーマの研究における重要なマイルストーンとなります。マイセトーマ自体は1840年の文献にも記載されており古くから知られた疾患ではありましたが、その機序については長い間謎のままでした。マイセトーマに感染した際に作ら...
キーワード:ネットワーク解析/時系列データ/構造形成/ピリジン/dad/持続可能/持続可能な開発/モニタリング/生体内/病原菌/生合成/病原体/オミックス/iPS細胞/オミクス/オミクス解析/マルチオミクス/動物モデル/mRNA/ゲノム解析/発展途上国/オルガノイド/in vitro/RNA/トランスクリプトミクス/プロテオミクス/代謝物/発現調節/皮膚疾患/ゲノム/メタボロミクス/遺伝子/遺伝子発現/感染症/真菌
他の関係分野:情報学化学生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月26日
110
金属3Dプリンティング特有の「セル組織」が高強度の理由!
従来の力学機能を超えるカスタム機能制御に道
大阪大学大学院工学研究科の菊川泰地さん(博士前期課程)、石本卓也特任教授、中野貴由教授らの研究グループは、金属3Dプリンティング技術によって自発的、階層的、かつ特異的に形成される、マイクロメートルスケールの結晶学的ラメラ構造と、ナノメートルサイズのセル組織の強度への寄与を、定量的に個別解析し、セル組織(セル特異界面)が極めて大きな強化をもたらす因子であることを明らかにしました。寄与を個別に解明するため、① セル組織は熱処理によって、② ラメラ構造は特異なスキャンストラテジーの設計によって、独立に消去する方法を樹立しました。その結果、ラメラ構造の存在は数%の強度上昇である一方で、セル組織...
キーワード:3Dデータ/異方性/材料科学/粒成長/持続可能/3Dプリンティング/持続可能な開発/社会基盤/動的挙動/単結晶/ナノスケール/ナノメートル/マイクロ/金属材料/軽量化/結晶方位/組織制御/熱処理/機能制御/機能材料/機能性
他の関係分野:情報学数物系科学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月19日
111
\ネット調査の「いいかげん回答」を行動経済学で減らす!/ アンケートの質を上げる 新たな“ナッジ”手法を発見
社会調査やマーケティング現場に役立つ行動経済学の応用
大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)及びEIPMセンターの佐々木周作特任教授(常勤)は、市場調査・マーケティングリサーチを専門とする株式会社インテージの川西建氏・堀内愛子氏と共同研究を行い、インターネット調査における“いいかげんな回答”を減らす方法として、行動経済学の知見に基づいたメッセージ(ナッジ)が効果的であることを明らかにしました。この研究の調査では、動画を視聴した後に自由に感想を書いてもらう形式を使い、1万人以上の参加者を対象に、「コミットメント:真面目に答えると約束させる」「利得強調:真面目に回答することで貰えるポイントを強調する」「損失強調:不真面目に答えるとポイン...
キーワード:インターネット/コミットメント/インターネット調査/持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/パンデミック/意識調査/行動経済学/ナッジ/感染症
他の関係分野:情報学複合領域環境学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月4日
112
\原子を「素手」で操作するメタバース実験室/ バーチャル・リアリティ×走査型プローブ顕微鏡による 混合現実(MR)実験システムを開発
大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻 DIAO ZHUO(刁琢)助教、附属極限科学センター 阿部真之教授らの研究グループは、バーチャル空間と実験室の現実空間をスムーズに行き来できる混合現実(Mixed Reality; MR)実験システムを開発し、目の前に5千万倍率で投影したシリコン原子を、直感的に観察したり動かしたりすることを可能にしました(図1)。この新しい実験システムでは、研究者が特殊なヘッドセットを装着することで、実験室の現実世界と仮想空間をシームレスに行き来できます。最大の特徴は、手のジェスチャーだけで原子を「見て」「触って」「動かす」ことができる点です。従来は複雑な...
キーワード:インターフェース/データ駆動/仮想空間/触覚フィードバック/バーチャル・リアリティ/フレームワーク/言語モデル/最適化/人工知能(AI)/揺らぎ/プローブ顕微鏡/原子操作/超高真空/シリコン表面/持続可能/分光測定/持続可能な開発/局所構造/エンジン/シリコン/デジタルツイン/ナノスケール/ナノメートル/ナノ計測/フィードバック/異常検知/極低温/自動化/ジェスチャー/ナノテクノロジー/プローブ/コミュニティ
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月2日
113
人工知能が人と同じ視線を獲得した!
「詰め込み教育」ではだめ、「情報量を最大化する自発的な学習」が鍵
大阪大学大学院生命機能研究科ダイナミックブレインネットワーク研究室 北澤 茂 教授と大阪大学大学院医学系研究科脳生理学研究室 山本 拓都さん(博士課程) らは、動画を見るときの人間の視線計測データと人工知能(ViT)の「注意」を比較して、情報量を最大化する自発的な学習(DINO法の学習)をした人工知能が人間と極めてよく似た場所を見るように「育つ」ことを発見しました。一方で、画像識別を行うように「詰め込み」型の教育を受けたViTは、人間とは違うところを見るようになりました。DINO法の学習をした人工知能は、一切「顔」の概念を教えていないのに、テレビ番組や映画のシーンを見せると、その場の主...
キーワード:学習過程/視線計測/情報量/AI/教師付き学習/視覚情報/人工知能(AI)/言語処理/ブレイン/持続可能/持続可能な開発/視覚系/神経回路/生理学
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月30日
114
室温で半導体pn接合を介したスピン伝導を初観測!
消費電力の増大に歯止めをかける次世代スピントロニクスデバイス開発に期待
大阪大学大学院基礎工学研究科の大木健司さん(博士後期課程)、上田信之介さん(博士前期課程)、浜屋宏平教授、同大学先導的学際研究機構 スピン学際研究部門 宇佐見喬政講師、熊本大学半導体・デジタル研究教育機構の山本圭介教授、東京都市大学総合研究所の澤野憲太郎教授らの共同研究グループは、半導体pn接合を有するデバイス構造において、世界で初めて室温でスピン伝導を観測することに成功しました(図1)。現在、AI(半導体)の普及により大規模データセンターの消費電力は深刻な増大を続けています。そこで、低消費電力演算機能と不揮発メモリ機能を併せ持つ次世代の半導体スピントロニクスデバイス...
キーワード:低消費電力化/モノのインターネット(IoT)/人工知能(AI)/学際研究/スピン偏極/磁性体/FET/スピンデバイス/スピン注入/メモリ/メモリ素子/強磁性/強磁性半導体/磁性半導体/半導体デバイス/不揮発メモリ/カーボンニュートラル/持続可能/持続可能な開発/ゲルマニウム/ホイスラー合金/磁性材料/カーボン/スピン/スピントロニクス/トンネル/極低温/低消費電力/半導体/量子力学
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月27日
115
アデノ随伴ウイルスベクターのゲノム放出の仕組みを解明
遺伝子治療の「運び屋」、その秘密を解き明かす!
大阪大学大学院工学研究科の山口祐希助教、下条咲希さん(当時博士前期課程)、池田智彦さん(博士後期課程)、内山進教授らの研究グループは、遺伝子治療に使用されるアデノ随伴ウイルスベクターが、VP1と呼ばれるウイルスタンパク質のN末端の領域を加温することで立体構造を変化させ、カプシド(ウイルスの外殻)の内側にあるゲノム(遺伝子)の放出を促進することを明らかにしました。これまで、アデノ随伴ウイルスベクターがどのようにしてゲノムをカプシドから放出するのかについては議論が分かれており、その詳細なメカニズムは解明されていませんでした。研究グループは、全てのウイルスタンパク質(VP1、VP2、...
キーワード:品質管理/重水素/物理化学/機能ドメイン/質量分析/持続可能/持続可能な開発/アデノ随伴ウイルス/アデノ随伴ウイルスベクター/ベクター/血清/筋萎縮/ウイルスベクター/遺伝子治療/構造変化/再生医療/細胞治療/超遠心分析/副作用/立体構造/ウイルス/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月27日
116
未精製のアデノ随伴ウイルスベクターを直接観察・測定する新技術
遺伝子治療薬の開発に大きな一歩!
大阪大学大学院工学研究科の山口祐希助教、博士前期課程(研究当時)の下条咲希さん、内山進教授らの研究グループは、遺伝子治療に使用されるアデノ随伴ウイルスベクターの構成比(ゲノムが中に入っていない空粒子と中身のある完全粒子の比率)と、完全粒子の濃度を、ウイルスの精製を行わずにそのまま測定できる新しい技術を開発しました。本研究では、1分子の質量を高精度で測定できるマスフォトメトリー法を応用しました。研...
キーワード:最適化/品質管理/持続可能/持続可能な開発/ナノ粒子/モニタリング/AAV/アデノ随伴ウイルス/アデノ随伴ウイルスベクター/ベクター/血清/筋萎縮/評価法/AAVベクター/ウイルスベクター/クロマトグラフィー/スクリーニング/遺伝子治療/再生医療/細胞治療/細胞培養/創薬/網膜/ウイルス/ゲノム/ワクチン/遺伝子/難病
他の関係分野:情報学複合領域工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月27日
117
炭素線の瞬間的大線量照射で 正常組織を守る条件を発見
副作用の少ないがん治療へ前進!
大阪大学大学院医学系研究科放射線治療学 小川和彦 教授、株式会社 日立ハイテク(以下、日立ハイテク)、大阪重粒子線センターらの研究グループは、超短時間炭素線照射で細胞生残率が増加する条件を発見しました。炭素線治療はがんの放射線治療法のひとつです。近年、通常線量率の400倍以上の超高線量率照射では、腫瘍の局所制御率を維持しつつ正常組織への障害を抑えられる(=細胞生残率が増加する)「FLASH効果」...
キーワード:粒子線治療/酸素濃度/陽子/持続可能/持続可能な開発/LET/重粒子線/放射線治療/免疫染色/線維芽細胞/がん治療/上皮細胞/低酸素/副作用/遺伝子/唾液/放射線
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月22日
118
大気圧水素下でバイオマス由来フラン類の水素化反応を促進!
安価な非貴金属を基盤とする高機能性触媒を開発
大阪大学大学院基礎工学研究科 水垣共雄教授、#山口渉助教(研究当時)、川上大輝さん(研究当時:博士前期課程)らの研究グループは、フルフラールをはじめとするバイオマス由来フラン類の液相水素化反応を効率的に促進する非貴金属ナノ粒子触媒を開発しました。開発した触媒は、従来の非貴金属触媒を凌駕する高い水素化触媒性能を有し、大気圧水素下という極めて温和な条件下でもフルフラールの水素化反応を促進しました。テトラヒドロフルフリルアルコール(THFA)は、グリーン溶媒や医薬中間体、ポリマー原料として利用される重要な化合物であり、バイオマス由来のフルフラールの水素化反応により合成されています。従来、本反...
キーワード:エネルギー消費量/金属元素/ニッケル触媒/水素化反応/材料科学/貴金属/固体触媒/触媒設計/金属触媒/エネルギー消費/持続可能/省エネ/持続可能な開発/地球環境/金属ナノ粒子/アルミニウム/ナノサイズ/ナノ粒子/ポリマー/省エネルギー/水素化/多孔質/電子顕微鏡/機能性/バイオマス/アルコール/有機合成
他の関係分野:複合領域環境学化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月22日
119
モバイルヘルスアプリを始めた人は歩数が増加
大阪府健康アプリ「アスマイル」のAI分析で効果を実証
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターの大山飛鳥特任助教(現招へい研究員)、土岐博名誉教授、山本陵平教授らの研究グループは、大阪府が運営するモバイルヘルスアプリ「アスマイル」(図1)のパーソナルヘルスレコード(PHR)データを利用し、アプリ利用開始後の歩数の増加量をAIモデルで分析しました。モバイルヘルスアプリを利用した研究は、これまで小規模な研究が多く、その歩数増加効果を科学的に分析することは困難でした。研究グループは、ユーザー(アスマイル会員)のPHRデータを利用して、アプリ利用開始前後の歩数の変化をAIモデルで分析しました(図2A)。その結果、アプリ利用開始後に歩数が1日...
キーワード:モバイル/因果推論/AI/人工知能(AI)/身体活動/身体活動量/持続可能/持続可能な開発/寿命/健康寿命/行動変容/生活習慣病
他の関係分野:情報学複合領域工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月13日
120
小型ヘルメットの“光”で昆虫サイボーグを制御
昆虫の負担と慣れを小さくし、ナビゲーション持続性を向上
大阪大学大学院工学研究科の森島圭祐教授およびChowdhury Mohammad Masum Refatさん(博士後期課程)の研究グループは、昆虫が紫外線に対して避けるように行動する「負の走光性」を活用し、UV-LED付き小型ヘルメットを操作することで、未知の環境下でも適用できる昆虫サイボーグの自律ナビゲーション方法を開発することに成功しました。従来の昆虫サイボーグは電気刺激による制御が一般的であり、サイボーグの作成には昆虫の感覚器官にダメージを与えるような処置が必要でした。さらに、昆虫が刺激に慣れてしまうことで、制御が難しくなるという課題もありました。今回の新しい手法により、昆虫本来...
キーワード:インターフェース/人工知能(AI)/持続性/環境モニタリング/行動特性/共進化/持続可能/紫外線/持続可能な開発/発光ダイオード(LED)/3次元計測/センサー/ナビゲーション/フィードバック/モニタリング/ロボット/ロボティクス/運動制御/生体システム/動特性/技術革新/感覚器/寿命/電気刺激/手術
他の関係分野:情報学複合領域環境学生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月9日
121
宇宙ニュートリノの起源を説明する新理論
強いニュートリノ信号と弱いガンマ線の矛盾に新たな解答
大阪大学大学院理学研究科の坂井延行さん(博士後期課程)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の安田航一朗さん(Ph.D. program in Physics大学院生/大阪大学理学部卒業生)を中心とする、大阪大学大学院理学研究科の井上芳幸准教授およびUCLA/東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構のAlexander Kusenko教授による国際共同研究チームは、活動銀河核NGC1068における高エネルギーニュートリノの起源について、新たな理論モデルを提案しました。近年、南極の宇宙ニュートリノ観測装置...
キーワード:生成モデル/加速源/原子核/高エネルギー/高エネルギー宇宙線/高エネルギー天体/標準理論/普遍性/陽子/ヘリウム/加速器/観測手法/素粒子/中性子/スペクトル/データ解析/ニュートリノ/ブラックホール/宇宙線/宇宙物理学/活動銀河/活動銀河核/観測装置/銀河/銀河系/銀河中心/素粒子物理/天文学/粒子加速/持続可能/紫外線/持続可能な開発/地球環境/シナリオ/極限環境/光分解/エネルギー収支
他の関係分野:情報学数物系科学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月2日
122
宇宙プラズマ衝撃波による宇宙線の選択的加速を レーザー実験で初観測
「実験による天文学」を切り拓く2種類のパワーレーザー装置
大阪大学レーザー科学研究所の坂和洋一准教授、佐野孝好准教授、先導的学際研究機構のTatiana Pikuz特任准教授(常勤)らの研究グループは、同研究所の2種類のパワーレーザーを用いたレーザー宇宙物理学実験を実施し、宇宙プラズマ衝撃波による宇宙線の選択的加速の実験室での観測に世界で初めて成功しました。宇宙空間を満たしているプラズマ中に生成される宇宙プラズマ衝撃波は、宇宙のいたるところで観測されています。この衝撃波で荷電粒子が加速されて宇宙線が作られていると考えられています。しかし、人工衛星や望遠鏡による観測研究では、宇宙線加速の物理過程を十分に解明することはできていませんでした。...
キーワード:最適化/学際研究/パルス/宇宙線加速/高エネルギー/高エネルギー天体/エネルギースペクトル/宇宙プラズマ/気候変動/スペクトル/宇宙線/宇宙物理学/衛星/検出器/衝撃波/天文学/望遠鏡/惑星/生成機構/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/ピコ秒/プラスチック/レーザー/室内実験/人工衛星/イミン
他の関係分野:情報学環境学数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月1日
123
準安定物質“ε–炭化鉄”の簡便な合成法を開発
未知の触媒機能を引き出し、資源循環型社会に貢献
大阪大学大学院基礎工学研究科 満留敬人 准教授と平山雄麻さん(博士前期課程2年)らの研究グループは、鉄と炭素で構成される準安定物質“ε(イプシロン)-炭化鉄”を常圧で簡便に合成できる新たな非平衡合成手法を開発しました。また、合成したε-炭化鉄のナノ粒子はアミンの合成に重要なカルボニル化合物の還元的アミノ化反応を高効率に促進させる触媒機能を持つことを発見しました。本研究成果は、学術誌「Small」に、4月24日(木)19時(日本時間)に公開されました。研究の背景ε-炭化鉄(ε‐FexC...
キーワード:循環型社会/準安定/非平衡/ハロゲン/超高圧/アンモニア/鉄触媒/アミン/カルボニル化/貴金属/触媒機能/触媒設計/前駆体/持続可能/持続可能な開発/熱力学/ナノメートル/ナノ粒子/化学工学/機能性材料/資源循環/電子顕微鏡/ホウ素/機能性/アルデヒド
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年4月28日
124
有機分子によるエチレンのキャッチ&リリースに成功
金属を使わずにエチレンを分離・貯蔵・変換する新技術
大阪大学大学院基礎工学研究科 特別研究学生の柳大輝さん(研究当時/現:東京科学大学理学院化学系博士前期課程所属)、鷹谷絢教授らの研究グループは、ホウ素とリンからなる有機分子を用いてエチレンをオンデマンドで(必要な...
キーワード:光エネルギー/金属錯体/光反応/遷移金属錯体/有機分子/貴金属/遷移金属/可視光/持続可能/省エネ/持続可能な開発/熱力学/省エネルギー/分子システム/エチレン/ホウ素/アルケン/分子変換/有機合成
他の関係分野:環境学化学総合理工工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年4月28日
125
職場での心身のストレス反応は 月経不順の発生リスクを高める
大阪大学女性教職員2,078人の追跡で判明
大阪大学大学院医学系研究科の大学院生 松村雄一朗さん(博士課程)と大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターの山本陵平教授らの研究グループは、2019〜2021年度にストレスチェックを受けた大阪大学の女性教職員2,078人を2022年度まで追跡し、ストレスチェックの結果と月経不順の関連を調査しました。その結果、ストレスチェックの3領域(仕事のストレス要因(A項目)、心身のストレス反応(B項目)、周囲のサポート(C項目)のうち、心身のストレス反応の点数が高くなるにつれ、月経不順の発生リスクが高まることが分かりました(図1)。その他の領域と月経不順発生との関連は認められませんでした。こ...
キーワード:データ解析/ストレス反応/持続可能/持続可能な開発/生産性/労働生産性/うつ/ストレス/疫学/疫学研究/生活の質
他の関係分野:数物系科学生物学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年4月28日
126
手を伸ばす運動の「照準」を合わせる脳の仕組みを解明
中脳の小細胞性赤核が学習のカギだった!
大阪大学大学院生命機能研究科ダイナミックブレインネットワーク研究室 北澤 茂 教授と 井上 雅仁 招へい准教授らは、サルを対象とした実験により、手を伸ばす運動中および運動直後に、小細胞性赤核に運動誤差に関する神経活動が現れることを発見しました。さらにこの小細胞性赤核を、運動終了後の0.2秒間に微小電気で刺激すると、次回の運動の照準が誤差方向と逆に少しずつ修正されることを明らかにしました。たとえば、「手が目標の右下にずれた」と報告する小細胞性赤核ニューロンを刺激すると、次の運動は左上方向へと修正されます。この誤差修正は累積的に生じ、30試行で最大40mmもの誤差が生じました(図2)。...
キーワード:ブレイン/持続可能/持続可能な開発/小脳/神経活動/ニューロン/運動学習/運動機能/電気刺激/リハビリ/病態解明/リハビリテーション
他の関係分野:数物系科学工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年4月22日
127
\鉄なのに高性能!/ アミン合成を革新する 高活性・高耐久性の鉄系固体触媒を開発
持続可能な社会をめざす、貴金属ゼロへの挑戦
大阪大学大学院基礎工学研究科 満留敬人 准教授と津田智広さん(博士後期課程3年:研究当時)らは、鉄とリンで構成されるリン化鉄ナノ結晶(Fe₂P NC)が、アミンの合成に重要な、カルボニル化合物の還元的アミノ化反応を高効率に促進させる触媒として機能することを見出しました。Fe₂P NCを酸化ジルコニウム上に担持させた触媒 (Fe₂P NC/ZrO₂) は、従来の鉄触媒(Fe/ZrO₂)の300倍以上の活性を示しました。本反応により、様々なカルボニル化合物から目的生成物である第一級アミンが高収率で得られ、反応後の触媒は高活性を維持したまま再使用することができます。本研究成果は、米国科学誌「...
キーワード:循環型社会/ナノロッド/アンモニア/水素化反応/鉄触媒/反応機構/アミン/カルボニル化/ナノ結晶/貴金属/固体触媒/触媒設計/金属触媒/持続可能/省エネ/複合化/持続可能な開発/コバルト/ナノ粒子/ポリマー/化学工学/資源循環/水素化/耐久性/電子顕微鏡/アルデヒド/ジルコニウム/合成化学
他の関係分野:環境学化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年4月15日
128
生命の源、光合成の足場を保つしくみの解明
岡山大学学術研究院先鋭研究領域の坂本亘教授らは、大阪大学蛋白質研究所の栗栖源嗣教授と川本晃大准教授、理化学研究所・環境資源科学研究センターの豊岡公徳上級技師、京都産業大学生命科学部の寺地徹教授らのグループと共同で、光合成の光エネルギー転換反応が起こる「チラコイド膜」を維持するVIPP1と呼ばれるタンパク質のはたらきを明らかにし、このタンパク質を利用して高温に強い植物を作り出すことに成功しました。光合成は、生命が光からのエネルギーを使うことができる唯一の反応で、水と二酸化炭素から酸素と炭素化合物を作り出す地球上でも重要な化学反応です。この反応は、光合成をする生物だけが持つ「チラコイド膜」...
キーワード:光エネルギー/環境変動/トモグラフィー/バクテリア/気候変動/太陽/シアノバクテリア/チラコイド膜/光合成/葉緑体/環境適応/光環境/太陽光/電子線/水分解/持続可能/持続可能な開発/ナノメートル/マイクロ/モデリング/生産性/電子顕微鏡/二酸化炭素/膜構造/有機物/生態系/バイオマス/高温ストレス/バイオ燃料/温暖化/タバコ/蛍光タンパク質/緑色蛍光タンパク質(GFP)/リモデリング/ストレス
他の関係分野:環境学数物系科学生物学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年4月12日
129
ガラスの「見えない秩序」がテラヘルツ帯の揺らぎを決める
ガラスは一見すると無秩序に結びついた原子の集合体ですが、X線や中性子線を用いて観察すると、わずかに周期的な構造「第一尖鋭回折ピーク(FSDP)」が観測されます。また、ガラスのテラヘルツ(THz)帯の振動として観測される「ボゾンピーク(BP)」は、低熱伝導性や機械的性質、THz光の吸収特性に影響を与えます。しかしながら、FSDPとBPとの関係は未解明でした。本研究では、材料の弾性のばらつきを考慮する不均一弾性体理論により、BPの発生がFSDPと密接に関係することを見いだしました。また、理論が予測する最小の弾性不均一性とFSDPのスケールがほぼ一致し、FSDPがガラスのTHz帯振動特性を決...
キーワード:学際研究/コヒーレント/テラヘルツ光/揺らぎ/周期性/中性子/中性子回折/放射光/スペクトル/テラヘルツ/ケイ素/弾性率/光学材料/持続可能/持続可能な開発/機械的性質/塑性変形/光学特性/シミュレーション/シリカ/ナノメートル/モデル化/携帯電話/周波数/振動特性/弾性体/動特性/熱伝導/振動現象/不均一性
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年4月12日
130
細胞を生きたまま長時間・高解像で観察できる! AI超音波顕微鏡を開発
生命科学の理解の深化や治療薬開発への貢献に期待
大阪大学大学院工学研究科の藤原夏実さん(博士後期課程)、宇野みどりさん(博士前期課程)、荻博次教授らの研究グループは、生きた細胞を長時間高解像度で観察するAI超音波顕微鏡を開発することに成功しました。細胞の観察には通常、光学顕微鏡が用いられますが、光照射により細胞がダメージを受けるため、生きた細胞を長時間観察することは困難です。細胞の機能獲得や運命決定を深く理解するには、24時間以上、細胞を高解像度に連続的に観察する必要がありますが、これまでこういった観察を行うことはできませんでした。一方、周波数の高い音である超音波は、生体への影響が小さいものの、光よりも波長が長いため高解像の画像化が困難でし...
キーワード:トラスト/人工知能(AI)/内部構造/レンズ/持続可能/光照射/持続可能な開発/モニタリング/屈折率/周波数/超音波/超音波顕微鏡/微細構造/分解能/光学顕微鏡/形態変化/力学刺激/高分解能/創薬/超音波画像/妊婦
他の関係分野:情報学数物系科学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年4月4日
131
温室効果ガスを都市ガスに変換! 金属3Dプリンターで低温メタネーション自己触媒反応器を開発
炭素循環社会に貢献するCO2リサイクル技術
大阪大学大学院工学研究科KIM Hyojin特任助教、森浩亮教授、中野貴由教授、山下弘巳名誉教授、大阪大学超高圧電子顕微鏡センターの市川聡特任教授(常勤)らの研究グループは、レーザー金属3Dプリンティング技術と表面改質処理を組み合わせることで、ほぼ100%の選択性で、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を都市ガスの主成分であるメタン(CH4)に変換できる金属製自己触媒反応器の作製に成功しました。従来のルテニウム(Ru)触媒を用いて同等の活性を達成するには、20気圧の加圧が必要であるのに対して、本触媒は1気圧140ºCという低温において高活性・高...
キーワード:産学連携/温室効果ガス/炭素循環/EXAFS/XAFS/異方性/温室効果/超高圧/分光学/触媒反応/ファイバー/触媒機能/層状化合物/XPS/活性種/金属触媒/選択性/カーボンニュートラル/持続可能/省エネ/3Dプリンティング/マネジメント/持続可能な開発/ナノファイバー/局所構造/微細構造解析/カーボン/3Dプリンター/その場観察/ナノ粒子/メタン/リサイクル/レーザー/化学工学/省エネルギー/新エネルギー/耐久性/天然ガス/電子顕微鏡/二酸化炭素/熱処理/熱伝導/微細構造/表面改質/カチオン/ルテニウム/コミュニケーション
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月31日
132
人の筋肉を使って複雑な計算ができる!
ウェアラブルシステムなどへの応用に期待
大阪大学大学院基礎工学研究科の小林洋准教授は、人の生体組織(筋肉)を利用して複雑な計算が可能であることを世界で初めて明らかにしました。物理系の力学を利用して、複雑な計算問題を効率的に解決する計算手法を「物理リザバコンピューティング」と呼びます。これまで、物理リザバコンピューティングの中間層(リザバ層)として、光学系、力学系、量子系などさまざまなものが利用されてきましたが、人の組織を利用した例はありませんでした。本研究では、人の生体組織の変形場を物理リザバコンピューティングのリザバ層として利用することを提案し、その実証として複雑な方程式を解くことに成功しました。これらのことは、人...
キーワード:ハードウェア/ウェアラブル/コンピューティング/ニューラルネットワーク/画像処理/情報学/産学連携/非線形/力学系/持続可能/持続可能な開発/ニューラルネット/生体組織/関節/筋肉
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月27日
133
世界最大規模!量子コンピュータ・クラウドサービス向けの 基本ソフトウェア群をオープンソースとして公開・運用開始
量子コンピュータ開発の参入障壁を低減し、技術革新を促進
大阪大学大学院基礎工学研究科の藤井啓祐教授、大阪大学大学院情報科学研究科の猿渡俊介准教授などからなる研究グループは、富士通株式会社(本店:神奈川県川崎市、代表取締役社長:時田 隆仁、以下、富士通)、株式会社セック(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:櫻井伸太郎、以下、セック)、TIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下、TIS)とともに、量子コンピュータの基本ソフトウェア「OQTOPUS」(オクトパス)を開発し、...
キーワード:データ管理/ハードウェア/アルゴリズム/クラウド/スケジューリング/フレームワーク/プログラミング/ワークフロー/最適化/情報学/量子計算/産学連携/局所化/量子コンピュータ/量子情報/持続可能/持続可能な開発/キャリブレーション/シミュレータ/技術革新/ラット/コミュニティ/標準化
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月27日
134
\AIが実験室の主役に!/ 大規模言語モデル×SNS×走査型プローブ顕微鏡で 人間に代わりAIが実験研究を行う革新技術
大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻 DIAO ZHUO(刁琢)助教、附属極限科学センター 阿部真之教授らの研究グループは、大規模言語モデル(LLM)であるChatGPTとソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)であるSlackを走査型プローブ顕微鏡(Scanning Probe Microscopy; SPM)に組み込み、人間の指示をChatGPTに判断させ、実験を実行させることで、試料表面の単一原子をイメージングできる技術を開発しました(図1)。これは、これまでのいわゆる自動計測とは異なり、人間に代わりAIが実験研究をする新技術です。つまり、文法的に曖昧な表現であっ...
キーワード:ネットワーキング/AI/SNS/ソーシャルネットワークサービス(SNS)/言語モデル/自然言語/情報学/人工知能(AI)/産学連携/揺らぎ/スペクトロスコピー/プローブ顕微鏡/持続可能/持続可能な開発/ナノスケール/極低温/自動化/自動計測/技術革新/プローブ/生体分子
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月24日
135
タンパク質「HSC70」による細胞ストレス応答の 新たなメカニズムを解明
大阪大学大学院医学系研究科の西村俊亮さん(博士後期課程)、木岡秀隆助教、坂田泰史教授(循環器内科学)らの研究グループは、英国クリック研究所との共同研究において、タンパク質HSC70がSCFユビキチンリガーゼというタンパク質をどのように調整しているかについて、世界で初めて明らかにしました。細胞内では、タンパク質が作られたり分解されたりしてバランスが保たれています。このバランスを保つために重要な役割を果たすのがSCFユビキチンリガーゼです。このタンパク質は、不要なタンパク質を見つけて分解するよう指示しますが、細胞内での働き方については不明な点が多く残されていました。本研究では、HS...
キーワード:産学連携/持続可能/紫外線/持続可能な開発/協調制御/キチン/シャペロン/免疫沈降/オミクス/オミクス解析/ホメオスタシス/ユビキチン・プロテアソーム系/心臓/ストレス応答/タンパク質分解/プロテアソーム/プロテオミクス/マウス/ユビキチン/ユビキチン化/細胞周期/低分子化合物/培養細胞/分子シャペロン/ストレス/難病
他の関係分野:複合領域工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月24日
136
電解液設計でプラチナ電極の劣化を抑制
グリーン水素製造の大規模普及へ前進
大阪大学産業科学研究所の片山祐准教授らの研究グループは、韓国の浦項工科大学校(POSTECH)、韓国科学技術院(KAIST)の研究グループと共同で、白金(プラチナ)電極を用いた電気化学デバイスの主たる劣化要因である電気化学的溶解反応の速度が、電解液中の「アルカリ金属カチオン」により制御できることを世界で初めて解明しました(図1)。貴金属である白金(以下Pt)は、高い電気化学的触媒性能を有している...
キーワード:最適化/情報学/産学連携/溶解速度/アルカリ金属/電気分解/貴金属/金属触媒/電解液/電気二重層/カーボンニュートラル/持続可能/持続可能な開発/電池/燃料電池/カーボン/金属イオン/酸化物/水素製造/耐久性/電気化学/二酸化炭素/カチオン
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月24日
137
数滴の血液でAIが見抜く、あなたの本当の健康年齢
未来を予測する新手法
大阪大学蛋白質研究所の汪 秋益助教(研究当時、現:大阪大学・島津分析イノベーション協働研究所 招へい研究員)、大阪大学理学研究科生物科学専攻 王 梓さん(博士後期課程)、水口 賢司教授、高尾 敏文教授(研究当時、現:特任教授)を中心とする研究チームは、人体の代謝調節経路の知見を最先端の人工知能(AI)アルゴリズムに組み込み、健康状態を反映する「生物学的年齢」を定量的に評価するモデルを開発しました。この予測モデルでは、数滴(約5滴)の血液サンプルから得た22種類のステロイドレベルから生物学的年齢を算出することが可能です。生物学的年齢とは、体の健康状態や老化の進行度を示す指標です。本研究は...
キーワード:AI/アルゴリズム/ニューラルネットワーク/情報学/深層ニューラルネットワーク/人工知能(AI)/学習プロセス/産学連携/分析技術/質量分析/持続可能/健康リスク/持続可能な開発/評価手法/ニューラルネット/マイクロ/モデル化/リスク評価/環境要因/ホルモン/健康管理/寿命/予測モデル/LC-MS/MS/ステロイド/血液/コルチゾール/ストレス/加齢/健康寿命/個別化医療/早期発見/予防医学/老化
他の関係分野:情報学複合領域環境学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月17日
138
金属3Dプリンタが切り拓くモノづくりの新時代! 純金属混合粉末×金属3Dプリンタで ハイエントロピー合金を実現
ワンプロセスで合金製造する新手法
大阪大学大学院工学研究科の小笹良輔助教、Gokcekaya Ozkan(ゴクチェカヤ オズカン)助教、中野貴由教授らの研究グループは、レーザを熱源とする金属3Dプリンタが、金属材料の高機能化に必須の合金化と組織制御、さらには形状制御を同時(ワンプロセス)に実現できることを初めて実証しました。これまでに金属3Dプリンタは、レーザによる選択的な金属粉末の溶融凝固を繰り返すことで、任意形状をもつ3次元の構造物を作製できる手法として知られてきました。今回、研究グループは、5種類の純金属粉末を同時に溶融し、金属3Dプリンタの特徴である極めて高い冷却速度(最大107 ℃/s)を駆使した超急冷凝固を...
キーワード:3次元形状/最適化/情報学/産学連携/金属元素/結晶格子/エントロピー/異方性/結晶粒微細化/融点/タングステン/固溶体/微細化/持続可能/持続可能な開発/動的挙動/エピタキシャル/チタン/ヤング率/シミュレーション/ナノスケール/金属材料/形状制御/結晶成長/結晶方位/組織制御/耐食性/機能制御/機能材料/機能性
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月17日
139
炭素原子1つを押し出す新反応
コールタールに豊富に含まれるピリジンを医薬品分子骨格に作り替える
大阪大学大学院基礎工学研究科の上野凌向さん(特別研究学生、東京科学大学理学院化学系博士前期課程所属)、鷹谷絢教授らの研究グループは、ピリジン(6員環)の炭素原子1つを押し出すことで、ピロリジン(5員環)へと作り替える新反応を開発しました。芳香族化合物であるピリジンをより小さな環員数の化合物へと変換することは、その芳香族性を失うことから困難でした。今回、鷹谷教授らのグループは、光エネルギーとホウ素反応剤を組み合わせて用いることで、ピリジンの安定な6員環から炭素原子1つを環外へ押し出し、5員環のピロリジン骨格を得る新反応を開発しました。本反応は、コールタールに豊富に含まれるピリジンを、医薬...
キーワード:資源利用/産学連携/光エネルギー/芳香族/ケイ素/ピリジン/芳香族化合物/可視光/持続可能/持続可能な開発/化学工学/ホウ素/医薬品合成/生理活性/生理活性物質/創薬/有機合成/誘導体
他の関係分野:複合領域環境学化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月14日
140
低ホスファターゼ症(HPP)の歯科症状を新解明
重症度に応じた集学的歯科治療法の確立へ
大阪大学大学院歯学研究科成長発達歯学系部門小児歯科学講座の大川玲奈准教授、仲野和彦教授らの研究グループは、重症型低ホスファターゼ症(HPP)の歯科症状を世界で初めて明らかにしました。HPPは、骨を作る酵素が生まれつき少ないため、骨が弱くなる病気です。重症型HPPの患者は、歯が生えるまでの生存が困難であることから、その歯科症状については解明されていませんでした。2015年にHPPの全身治療法が世界に先駆けて日本で承認され、重症型のHPP患者の生命予後が大幅に改善されました。これにより、特に重症型のHPP患者の歯科受診が可能になりました。しかし、HPPの歯科症状は、「乳歯が...
キーワード:クラウド/情報学/産学連携/エナメル質/持続可能/持続可能な開発/ホスファターゼ/新規治療法/歯学/小児/摂食嚥下障害/嚥下障害
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月14日
141
AI応用アナログメモリスタの高精度化 アルゴリズムを開発
新規AI計算アーキテクトの実装に向けて
大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻のDIAO ZHUO助教、藤平哲也准教授、酒井朗教授らの研究グループは、アナログメモリスタの新しい抵抗制御技術を開発しました。アナログメモリスタは、電圧をかけると抵抗値が変わる特別な電子部品です。電圧をかけることで抵抗値を自由に設定することができ、1つのメモリスタで複数の情報を記憶することができるという特徴を持っています。これらの特徴を生かし、ニューラルネットワークの重みを抵抗状態に対応させることで、AIハードウェアにおけるエネルギー効率と演算速度を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。AIの精度向上にはアナログメモリスタの抵抗レベ...
キーワード:ハードウェア/アルゴリズム/タスク/ニューラルネットワーク/フレームワーク/モノのインターネット(IoT)/情報学/人工知能(AI)/産学連携/トポロジー/非線形/メモリ/エネルギー効率/持続可能/ボトルネック/持続可能な開発/電気伝導/ニューラルネット/低消費電力/非線形性/スマートフォン
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月13日
142
材料科学と電磁気学の共通法則を発見
柔らかい幾何学を用いた材料科学の新しい理論
大阪大学大学院基礎工学研究科 小林舜典助教、垂水竜一教授らの研究グループは、結晶の中にある「転位」という欠陥が生み出す結晶格子の歪みのパターンが、電流が作り出す磁場のパターンと同型になることを発見しました。転位は、結晶材料の強度と柔軟性を決める重要な欠陥の一つですが、その力学的な性質に関する理論研究は十分進んでおらず、多くの研究課題が残されていました。今回、研究グループでは、①転位の周りに作られる塑性変形(物体に外力を加えて変形させ、その後、外力を取り去っても残る変形)による歪みのパターン(カルタン方程式)が、定常電流の周りに作られる静磁場のパターン(アンペール・ガウス方程式)...
キーワード:産学連携/関数解析/関数論/結晶格子/多様体/微分幾何/微分幾何学/幾何学/幾何構造/力学系/磁場/トポロジカル/材料科学/理論解析/持続可能/持続可能な開発/塑性変形/アルミニウム/格子欠陥/金属材料/鉄鋼材料/微細加工/微細加工技術/妥当性/ナノテクノロジー
他の関係分野:複合領域数物系科学総合理工工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月13日
143
植物に学ぶ触媒デザインで酸素発生触媒の高性能化に成功
人工光合成の実現に向けた金属錯体ポリマー材料の開発
大阪大学大学院工学研究科 博士前期課程(当時)の松﨑拓実さんと正岡重行教授、東京科学大学 理学院 化学系の近藤美欧教授と小杉健斗助教らの共同研究チームは、東京大学 物性研究所の木内久雄助教と原田慈久教授、産業技術総合研究所の研究チームと共同で、植物をヒントに、(1)身の回りに豊富に存在する鉄イオンを持ち、(2)水溶液中で駆動可能で、(3)高い耐久性と反応速度を示す酸素発生触媒を得ることに初めて成功しました。エネルギー・環境問題を背景に、人工光合成技術の開発に期待が集まっています。特に、ボトルネックとなっている...
キーワード:産学連携/X線吸収分光/水分子/水溶液/軟X線/放射光/太陽/多核金属錯体/鉄錯体/金属錯体/錯体触媒/触媒反応/反応場/光合成/太陽光/赤外吸収分光/二酸化炭素還元/マンガン/酸素発生反応/酸素分子/電気化学反応/人工光合成/選択性/持続可能/ボトルネック/還元反応/持続可能な開発/反応速度/原子配列/インピーダンス/ポリマー/環境問題/金属イオン/耐久性/電荷移動/電気化学/二酸化炭素/カルシウムイオン/反応時間/アミノ酸/カルシウム/酸化反応/電気化学測定/配位子
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年2月28日
144
絶縁膜と炭化ケイ素(SiC)の界面に局在する 発光中心のエネルギー準位を解明
大阪大学大学院工学研究科の小林拓真准教授、大西健太郎さん(博士前期課程)、中沼貴澄さん(博士後期課程)、渡部平司教授は、豊田中央研究所の遠山晴子博士、田原康佐博士、朽木克博博士と共同で、絶縁膜/炭化ケイ素(SiC)界面発光中心のエネルギー準位を解明することに成功しました。SiCは優れた材料物性を有し、微細加工やプロセス技術も進展しているため、量子技術への応用が期待されています。特に絶縁膜/SiC界面発光中心は、量子技術で重要な単一光子源として機能します(図1)。界面発光中心は、量子研究分野で有名なダイヤモンド中の...
キーワード:コンピューティング/情報学/産学連携/ダイマー/量子暗号/ケイ素/NVセンター/トランジスタ/単一光子/単一光子源/半導体デバイス/持続可能/持続可能な開発/量子コンピューティング/光学特性/SiC/トラップ/レーザー/半導体/微細加工/酸素分圧/心臓
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学総合理工工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年2月27日
145
分解酵素は細胞膜の中でタンパク質を ヘッドロックして切断する
基質と結合した膜内タンパク質分解酵素の立体構造を解明
横浜市立大学大学院生命医科学研究科の禾 晃和准教授らの研究チームは、大阪大学蛋白質研究所、京都大学医生物学研究所、東北大学大学院医学系研究科との共同で、細胞膜の中で働く特殊なタンパク質分解酵素RsePが基質となるタンパク質を結合した状態の立体構造を明らかにしました。今回の研究により、RsePの内部に取り込まれた基質タンパク質は、しっかりと固定(ヘッドロック)され、引き伸ばされた状態で切断されることが明らかになりました(図1)。切断の仕組みを詳しく調べていくことで、将来的には、細菌の感染や増殖を抑える薬剤の開発につながることが期待されます。本研究成果は、「Science Advances...
キーワード:機械学習/情報学/産学連携/バクテリア/ポリペプチド/超好熱菌/質量分析/結合状態/持続可能/持続可能な開発/モデリング/電子顕微鏡/構造予測/好熱菌/発酵/病原菌/変異体/クライオ電子顕微鏡/細胞膜/結核/大腸/分子機構/タンパク質分解/プロテアーゼ/ヘリックス/細菌感染/阻害剤/創薬/大腸菌/膜タンパク質/立体構造/立体構造解析/ストレス/感染症/抗体/細菌/薬剤耐性/緑膿菌
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年2月25日
146
新手法「scSPOT」により制御性T細胞の機能を解明!
大阪大学感染症総合教育研究拠点のJonas Søndergaard特任助教(常勤)、James Badger Wing教授らの研究グループは、マスサイトメトリー(CyTOF)を用いた新たな手法「ヒトTregの単一細胞抑制プロファイリング」(scSPOT)を開発し、免疫システムの重要な制御因子である制御性T細胞(Treg)の機能を研究しました。この研究により、Tregが主に細胞分裂の停止やエフェクター分子の減少を含む複数のメカニ...
キーワード:産学連携/自己組織/メモリ/持続可能/持続可能な開発/化学工学/一細胞/CD8/プロファイリング/ウイルス感染症/免疫制御/CD9/パンデミック/免疫療法/HLA/T細胞/がん治療/細胞分裂/自己免疫/自己免疫疾患/制御性T細胞/免疫学/免疫細胞/ウイルス/バイオマーカー/疫学/感染症/抗がん剤/抗体/新型コロナウイルス感染症/臓器移植
他の関係分野:複合領域化学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年2月25日
147
ペリスタルティックポンプを用いたシミュレーションで解明! アミロイド線維が作られるメカニズム
アミロイドーシス発症の仕組みに迫る新技術
大阪大学大学院工学研究科の後藤 祐児特任研究員、太田 朝貴さん(博士後期課程)、荻 博次教授、新潟大学大学院医歯学総合研究科の山本 卓教授らの研究グループは、チューブをローラーでしごいて送液するポンプ(ペリスタルティックポンプ)が引き起こす「せん断ストレス」が原因でアミロイド線維という物質ができることを発見しました。アルツハイマー病、パーキンソン病、透析アミロイドーシスなどのアミロイドーシスは、それぞれの特定の原因タンパク質が、何らかの刺激を受けて、物質の結晶に類似した構造のアミロイド線維を形成することにより発症します。高齢化に伴って頻発するアミロイドーシスの発症化機構の解明や、アミロ...
キーワード:デルタ/産学連携/光検出器/量子計測/検出器/タンパク質凝集/前駆体/持続可能/せん断/持続可能な開発/シミュレーション/マイクロ/超音波/電子顕微鏡/有限要素法/生体内/リゾチーム/ニワトリ/リンパ管/歯学/アミノ酸/アミロイド/アルツハイマー病/パーキンソン病/凝集体/蛍光顕微鏡/血液/ストレス/加齢/高齢化
他の関係分野:複合領域数物系科学生物学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年2月19日
148
二次元材料上で二酸化バナジウムの超薄膜化に成功!
安価で柔軟な次世代エレクトロニクス用材料の合成技術
大阪大学産業科学研究所の余博源さん(大学院基礎工学研究科博士後期課程)、田中秀和教授、物質・材料研究機構の渡邊賢司博士、谷口尚博士らの研究グループは、二次元材料のひとつである六方晶窒化ホウ素(hBN)の上に、パルスレーザ蒸着法を用いて二酸化バナジウム(VO2...
キーワード:ユビキタス/学際研究/パルス/物質科学/六方晶窒化ホウ素/超薄膜/スペクトル/二次元材料/ラマン/強相関/バナジウム/ナノデバイス/フレキシブル/半導体デバイス/半導体材料/微細化/有機材料/持続可能/持続可能な開発/半導体産業/単結晶/グラフェン/シリコン/スピン/ナノスケール/ナノメートル/酸化物/積層構造/半導体/光学顕微鏡/ホウ素/結晶構造/層構造/スマートフォン
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年2月18日
149
がんのバイオマーカー“フコシル化ハプトグロビン”の 生物学的機能を解明
マクロファージ上のC型レクチンを介して炎症反応を引き起こす
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻の三善英知教授は、大阪大学微生物病研究所の山﨑晶教授(免疫学フロンティア研究センター(IFReC)/感染症総合教育研究拠点(CiDER)/先端モダリティ・ドラッグデリバリーシステム研究センター(CAMaD)兼務)、広島大学大学院統合生命科学研究科の中ノ三弥子准教授、忠南大学校のEun-Kyeong Jo教授、浦項工科大学校のSeung-Yeol Park教授らのグループとの国際共同研究によって、糖鎖がんバイオマーカーの1つであるフコシル化ハプトグロビンの生物学的機能(フコシル化ハプトグロビンが具体的に体内でどのように働くのか)を世界で初めて明らかにし...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/微生物/C型レクチン/炎症反応/治療標的/膵臓/腫瘍マーカー/in vitro/インフラマソーム/がん細胞/ファージ/マウス/マクロファージ/レクチン/血液/受容体/生体分子/敗血症/免疫学/膵臓がん/がん患者/サイトカイン/バイオマーカー/疫学/感染症/動物実験
他の関係分野:工学農学
大阪大学 研究シーズ