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研究分野別サイレントキーワード
「幹細胞」サイレントキーワードを含む研究
【化学】材料化学:ハニカムフィルム幹細胞を含む研究件
❏弾性率制御ハニカム多孔膜とラマン計測による幹細胞のメカノトランスダクション解明(17H01223)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 材料科学高等研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカムスキャフォールド / ラマン散乱 / 微粒子 / 幹細胞 (他15件)
【概要】弾性率制御されたハニカムスキャフォールドの作製法を確立し、ヒト間葉系幹細胞(hMSC)やiPS細胞などの幹細胞および神経系細胞などについてその接着・増殖・分化をモニタリングすることに成功した。これらのデータベースを基に特徴的な分化制御能を与える材料変面条件を得ることに成功した。また、Coupled Cahn-Hilliard方程式を基にした高分子微粒子構造制御の理論モデル構築に成功し、本モデルを基...
❏ハニカムスキャフォールドを用いた幹細胞操作技術の新展開(26620170)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカム状多孔質膜 / 幹細胞 / 分化 / 接着 (他7件)
【概要】ポリブタジエン(PB)およびポリスチレン(PS)を溶媒に溶かし、界面活性剤を加えてキャスト製膜することにより、ハニカム状多孔質膜の作製を行った。また、リファレンス用として、それぞれのフラット膜を作製した。PBについては、UV露光により光架橋を行った。表面弾性率を原子間力顕微鏡を用いて測定し、弾性率が未架橋PB<架橋PB<PSであることが示唆された。それぞれの基板上でヒト間葉系幹細胞を様々な分化誘導...
【化学】複合化学:バイオ界面幹細胞を含む研究件
❏細胞機能を最大限に引き出す革新的機能性界面の開発(21KK0199)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2021-10-07 - 2025-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】温度応答性高分子 / 機能性界面 / バイオ界面 / 細胞組織 / 幹細胞 (他7件)
【概要】本研究は、米国ユタ大学との国際共同研究により、再生医療に用いる幹細胞組織を作製するための機能性バイオ界面を開発することを目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)を細胞培養皿表面に修飾して作製した機能性バイオ界面、および、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミドと細胞非接着領域として親水性のポリアクリルアミドをラインパターン状に修飾して作製した機能性バ...
❏薬剤候補化合物の探索を強力に支援する幹細胞三次元共培養細胞チップの創製(24350037)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】吉本 敬太郎 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (60392172)
【キーワード】幹細胞 / マイクロパタン / 三次元培養 / 分泌液 / secretome (他17件)
【概要】マイクロパタン培養を利用する三次元培養法を脂肪幹細胞に適用した。その結果、単層培養系における分化誘導と比較して骨芽細胞への分化が大幅に促進されることを見出した。さらに、創傷治療関連タンパク質の分泌量が大幅に向上する現象を見出した。細胞分泌液のタンパク質組成をパターン化するため、酵素と合成高分子のポリイオンコンプレックス分子ライブラリーを新規に構築し、細胞から分泌される成分の判別分析法を確立した。本...
【生物学】生物学:クローン幹細胞を含む研究件
❏クローン技術を用いた血管細胞分化機構の解明(16659196)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】栗原 裕基 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20221947)
【キーワード】細胞分化 / 核移植 / クローン / リプログラミング / 幹細胞 (他8件)
【概要】前年度、ES細胞から血管内皮細胞に分化する諸段階の細胞をドナーとして除核マウス未受精卵に核移植を行い、その後の胚発生率がドナー細胞の分化とともに著しく低下することを見いだした。本年度は、ES細胞の未分化性維持に必須な因子であるOct4の発現動態に注目し、分化に伴うエピジェネティックな変化と核移植後のリプログラミングとの相関を解析すると同時に、体細胞核由来ES細胞(ntES細胞)の特性について検討し...
❏脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究(14310014)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】町田 宗鳳 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 教授 (10334450)
【キーワード】脳死 / 臓器移植 / クローン技術 / ヒト胚性幹細胞 / エンハンスメント (他28件)
【概要】平成14年度〜平成17年度に科学研究費補助金基盤研究B(1)の助成を受けて実施した「脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究」の成果について報告する。本研究に関わった研究者チームの通称である「<いのち>の研究会」では、当初、脳死・臓器移植に焦点を当てて研究を推進し、香港、シンガポール、フィリピン、インド、スリランカ、アメリカなどにおいて、積極的なフィールドワークを展開した。それら異なった...
【生物学】基礎生物学:アフリカツメガエル幹細胞を含む研究件
❏両生類の肝臓・脾臓・骨髄における造血幹細胞の分布と血球産生調節に関する研究(20K06729)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 造血幹細胞 / 両生類 / 造血因子 / オミクス (他13件)
【概要】ツメガエル(ゼノパス)の成体の造血は,肝臓,脾臓,骨髄の複数の造血器が分担して血球を産生する。そのため複数造血器の役割分担や組織環境の違いを解明するための魅力ある研究対象である。ツメガエルの各血球,すなわち赤血球,白血球,栓球(哺乳類の血小板の機能を担う細胞)はいずれも造血幹/前駆細胞(HSPC)が起源である。本研究では複数の造血器に存在するHSPCの特性の解明と分離法を確立しつつある。第2年度で...
❏両生類における血球産生調節の環境応答に関する研究(26440171)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 血球 / アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / 環境ストレス (他15件)
【概要】脊椎動物のもつ生理調節系の多様性と普遍性の理解を進めるため,両生類アフリカツメガエル及びネッタイツメガエルの環境ストレス(酸素,温度)に応答する造血変動の機序を解析した。まず,ツメガエルの低酸素環境曝露モデル,低温環境曝露モデルを確立した。低酸素曝露モデルでは,肺と肝臓の95%以上の細胞が低酸素化し肺障害を認め,肺で高発現する赤血球造血因子の組織障害修復活性を調べる有用なモデルが確立した。汎血球減...
❏未分化細胞の不均一な反応性と可逆的分化の分子メカニズム(24590232)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 秀治 広島大学, 理学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (90447318)
【キーワード】アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / ヒトiPS細胞 / 細胞分化 / 発生生物学 (他6件)
【概要】本研究では2種類の内胚葉へのスイッチ因子の探索を試みた。DNAアレイから見つかった因子や他の動物の研究から効果が示唆されている因子を数多くクローニング・過剰発現し、スイッチ機能の保持しているかを確かめたが現在のところ確定的な情報は得られていない。引き続きスクリーニングを行うことを計画している。また、iPS細胞の単一の内胚葉への分化を引き起こす方法については、本研究により単一の胚体内胚葉への不可逆的...
【生物学】基礎生物学:副腎皮質幹細胞を含む研究件
❏副腎皮質組織を構成する細胞群の系譜と3次元的配置の解析(15570052)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】三谷 芙美子 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (60041852)
【キーワード】幹細胞 / 細胞移植 / 副腎皮質 / ステロイドホルモン / 細胞分化 (他8件)
【概要】哺乳動物の副腎は中胚葉由来の皮質と外胚葉由来の髄質からなる。両者は発生の過程で合流し一つの臓器を形成する。副腎皮質には、同心円状に存在する3種類の細胞層(球状層、束状層、網状層)が存在し、それぞれ層特異的に鉱質、糖質コルチコイドおよび副腎性アンドロゲンを生成する。これら細胞層に対して、皮質全層を貫いて放射状に並ぶ細胞群は、系譜を同一とする細胞の集団であることが示されている。しかし、細胞層構築のない...
❏副腎皮質前駆細胞株から同定した最終分化に関連する新規分泌蛋白質(13680724)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】向井 邦晃 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80229913)
【キーワード】副腎皮質 / ステロイドホルモン / 細胞分化 / 組織形成 / 器官形成 (他6件)
【概要】副腎皮質は、異なるステロイドホルモンを産生する3種類の分化した細胞層を含む。我々は近年、齧歯類の成熟副腎皮質の球状層と束状層の間に、副腎皮質の幹細胞層と推定される細胞層を発見した。最近、この未分化細胞層と共通の性質を持ち、分化能を保持した細胞株を樹立した.未分化状態の副腎皮質細胞には、細胞の増殖・分化の制御に重要な分子が特異的に発現している可能性がある。そこで未分化細胞株に特異的な蛋白質の同定を行...
❏細胞移植による副腎皮質の再生と器官形成の解析(13640668)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】三谷 芙美子 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (60041852)
【キーワード】幹細胞 / 細胞移植 / 副腎皮質 / ステロイドホルモン / 細胞分化 (他6件)
【概要】副腎皮質は、球状層、束状層、網状層と呼ばれる三層から構築される組織である。各層は異なる作用を持つステロイドホルモンを産生する。皮質全体として細胞の増殖、除去が定常的に行われる組織であるが、これまで幹細胞の同定はなされていない。近年、我々は球状層(zG)と束状層(zF)の間に、未分化でかつ増殖性を有する細胞からなる細胞層(zU)を見出した。そしてこの細胞層は多能性の幹細胞を含み、それが分化・増殖して...
【生物学】基礎生物学:ネッタイツメガエル幹細胞を含む研究件
❏両生類の肝臓・脾臓・骨髄における造血幹細胞の分布と血球産生調節に関する研究(20K06729)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 造血幹細胞 / 両生類 / 造血因子 / オミクス (他13件)
【概要】ツメガエル(ゼノパス)の成体の造血は,肝臓,脾臓,骨髄の複数の造血器が分担して血球を産生する。そのため複数造血器の役割分担や組織環境の違いを解明するための魅力ある研究対象である。ツメガエルの各血球,すなわち赤血球,白血球,栓球(哺乳類の血小板の機能を担う細胞)はいずれも造血幹/前駆細胞(HSPC)が起源である。本研究では複数の造血器に存在するHSPCの特性の解明と分離法を確立しつつある。第2年度で...
❏両生類における血球産生調節の環境応答に関する研究(26440171)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 血球 / アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / 環境ストレス (他15件)
【概要】脊椎動物のもつ生理調節系の多様性と普遍性の理解を進めるため,両生類アフリカツメガエル及びネッタイツメガエルの環境ストレス(酸素,温度)に応答する造血変動の機序を解析した。まず,ツメガエルの低酸素環境曝露モデル,低温環境曝露モデルを確立した。低酸素曝露モデルでは,肺と肝臓の95%以上の細胞が低酸素化し肺障害を認め,肺で高発現する赤血球造血因子の組織障害修復活性を調べる有用なモデルが確立した。汎血球減...
❏未分化細胞の不均一な反応性と可逆的分化の分子メカニズム(24590232)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 秀治 広島大学, 理学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (90447318)
【キーワード】アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / ヒトiPS細胞 / 細胞分化 / 発生生物学 (他6件)
【概要】本研究では2種類の内胚葉へのスイッチ因子の探索を試みた。DNAアレイから見つかった因子や他の動物の研究から効果が示唆されている因子を数多くクローニング・過剰発現し、スイッチ機能の保持しているかを確かめたが現在のところ確定的な情報は得られていない。引き続きスクリーニングを行うことを計画している。また、iPS細胞の単一の内胚葉への分化を引き起こす方法については、本研究により単一の胚体内胚葉への不可逆的...
【生物学】基礎生物学:器官形成幹細胞を含む研究件
❏副腎皮質組織を構成する細胞群の系譜と3次元的配置の解析(15570052)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】三谷 芙美子 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (60041852)
【キーワード】幹細胞 / 細胞移植 / 副腎皮質 / ステロイドホルモン / 細胞分化 (他8件)
【概要】哺乳動物の副腎は中胚葉由来の皮質と外胚葉由来の髄質からなる。両者は発生の過程で合流し一つの臓器を形成する。副腎皮質には、同心円状に存在する3種類の細胞層(球状層、束状層、網状層)が存在し、それぞれ層特異的に鉱質、糖質コルチコイドおよび副腎性アンドロゲンを生成する。これら細胞層に対して、皮質全層を貫いて放射状に並ぶ細胞群は、系譜を同一とする細胞の集団であることが示されている。しかし、細胞層構築のない...
❏副腎皮質前駆細胞株から同定した最終分化に関連する新規分泌蛋白質(13680724)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】向井 邦晃 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80229913)
【キーワード】副腎皮質 / ステロイドホルモン / 細胞分化 / 組織形成 / 器官形成 (他6件)
【概要】副腎皮質は、異なるステロイドホルモンを産生する3種類の分化した細胞層を含む。我々は近年、齧歯類の成熟副腎皮質の球状層と束状層の間に、副腎皮質の幹細胞層と推定される細胞層を発見した。最近、この未分化細胞層と共通の性質を持ち、分化能を保持した細胞株を樹立した.未分化状態の副腎皮質細胞には、細胞の増殖・分化の制御に重要な分子が特異的に発現している可能性がある。そこで未分化細胞株に特異的な蛋白質の同定を行...
❏細胞移植による副腎皮質の再生と器官形成の解析(13640668)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】三谷 芙美子 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (60041852)
【キーワード】幹細胞 / 細胞移植 / 副腎皮質 / ステロイドホルモン / 細胞分化 (他6件)
【概要】副腎皮質は、球状層、束状層、網状層と呼ばれる三層から構築される組織である。各層は異なる作用を持つステロイドホルモンを産生する。皮質全体として細胞の増殖、除去が定常的に行われる組織であるが、これまで幹細胞の同定はなされていない。近年、我々は球状層(zG)と束状層(zF)の間に、未分化でかつ増殖性を有する細胞からなる細胞層(zU)を見出した。そしてこの細胞層は多能性の幹細胞を含み、それが分化・増殖して...
【生物学】基礎生物学:両生類幹細胞を含む研究件
❏両生類の肝臓・脾臓・骨髄における造血幹細胞の分布と血球産生調節に関する研究(20K06729)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 造血幹細胞 / 両生類 / 造血因子 / オミクス (他13件)
【概要】ツメガエル(ゼノパス)の成体の造血は,肝臓,脾臓,骨髄の複数の造血器が分担して血球を産生する。そのため複数造血器の役割分担や組織環境の違いを解明するための魅力ある研究対象である。ツメガエルの各血球,すなわち赤血球,白血球,栓球(哺乳類の血小板の機能を担う細胞)はいずれも造血幹/前駆細胞(HSPC)が起源である。本研究では複数の造血器に存在するHSPCの特性の解明と分離法を確立しつつある。第2年度で...
❏両生類における血球産生調節の環境応答に関する研究(26440171)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 血球 / アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / 環境ストレス (他15件)
【概要】脊椎動物のもつ生理調節系の多様性と普遍性の理解を進めるため,両生類アフリカツメガエル及びネッタイツメガエルの環境ストレス(酸素,温度)に応答する造血変動の機序を解析した。まず,ツメガエルの低酸素環境曝露モデル,低温環境曝露モデルを確立した。低酸素曝露モデルでは,肺と肝臓の95%以上の細胞が低酸素化し肺障害を認め,肺で高発現する赤血球造血因子の組織障害修復活性を調べる有用なモデルが確立した。汎血球減...
【生物学】基礎生物学:血球幹細胞を含む研究件
❏両生類の肝臓・脾臓・骨髄における造血幹細胞の分布と血球産生調節に関する研究(20K06729)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 造血幹細胞 / 両生類 / 造血因子 / オミクス (他13件)
【概要】ツメガエル(ゼノパス)の成体の造血は,肝臓,脾臓,骨髄の複数の造血器が分担して血球を産生する。そのため複数造血器の役割分担や組織環境の違いを解明するための魅力ある研究対象である。ツメガエルの各血球,すなわち赤血球,白血球,栓球(哺乳類の血小板の機能を担う細胞)はいずれも造血幹/前駆細胞(HSPC)が起源である。本研究では複数の造血器に存在するHSPCの特性の解明と分離法を確立しつつある。第2年度で...
❏両生類における血球産生調節の環境応答に関する研究(26440171)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 血球 / アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / 環境ストレス (他15件)
【概要】脊椎動物のもつ生理調節系の多様性と普遍性の理解を進めるため,両生類アフリカツメガエル及びネッタイツメガエルの環境ストレス(酸素,温度)に応答する造血変動の機序を解析した。まず,ツメガエルの低酸素環境曝露モデル,低温環境曝露モデルを確立した。低酸素曝露モデルでは,肺と肝臓の95%以上の細胞が低酸素化し肺障害を認め,肺で高発現する赤血球造血因子の組織障害修復活性を調べる有用なモデルが確立した。汎血球減...
【生物学】人類学:霊長類幹細胞を含む研究件
❏海馬ニューロン新生を介した認知症に対する先端再生工学研究(19208030)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】久恒 辰博 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (10238298)
【キーワード】細胞工学 / 神経幹細胞 / 海馬ニューロン新生 / 認知症予防 / 老齢動物 (他19件)
【概要】成体海馬における新生ニューロンの数は、特定の生活習慣(運動や学習)や病態時(脳梗塞や癲癇)に増加することが知られていた。そして、この仕組みを通じて、海馬回路のはたらきを維持することにより、認知症の発症を食い止めることが期待されている。そこで、これまでに、脳血管性認知症の動物モデル(サル、ラット、マウス)を用いて、どのような仕組みにより、新生ニューロンの数が増加するかについて、検討を進めてきた。また...
❏哺乳類中枢神経系の発生と再生の制御機構(13480267)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00324749)
【キーワード】ES細胞 / 神経系前駆細 / 幹細胞 / コリン作動性ニューロン / 運動ニューロン (他21件)
【概要】我々はまず、マウスES細胞から、Embryoid Body(EB)の形成を介した分化誘導と選択的培養法(neurosphere法)によって神経幹細胞を含む神経系前駆細胞を得るシステムを構築した。これら前駆細胞は、in vitoで分化させるとそのほとんどがニューロンになり、運動ニューロンを含むコリン作動性ニューロンとGABA作動性ニューロンを含んでいることが分かった。そして、これらES細胞由来神経前...
【生物学】人類学:トランスジェニック幹細胞を含む研究件
❏恒常性破綻から形態再生に至る組織再生プロセスの統合的理解を目指して(19H03232)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】川上 厚志 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (00221896)
【キーワード】組織再生 / 幹細胞 / ゼブラフィッシュ / トランスジェニック / ヒレ
【概要】生物は、多細胞体制を長期に維持・再生する能力を持つ。近年,再生過程における様々のシグナルや分子の関与や,再生における細胞の振る舞い,細胞系譜についても解明が進んできたが,依然として,再生プロセスの重要なステップに関して解明が進んでいない。本研究はゼブラフィッシュのヒレをモデルとして,①再生応答をトリガーする傷シグナルの性質と実体,②組織の主要な基盤となる間葉細胞の由来,多様性,分化多能性,恒常性維...
❏組織再生における細胞系譜の解明(16K07365)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川上 厚志 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (00221896)
【キーワード】再生 / ゼブラフィッシュ / 幹細胞 / トランスジェニック / Cre-loxP (他9件)
【概要】生物は、からだを長期に維持,再生する能力=組織恒常性を持つが、このメカニズムはほとんど明らかになっていない。イモリや魚類などは四肢や鰭を再生することができるが,この過程の研究から,組織恒常性の秘密が解明できることが期待される。 本研究では,ゼブラフィッシュ尾ヒレの再生における細胞の振る舞いについて研究を行い,以下の成果を得た。(1)皮膚,骨を再生する過程では,組織に保存されている組織幹細胞が重要な...
【生物学】人類学:進化幹細胞を含む研究件
❏幹細胞制御を目指した天然物基盤生死の天秤シグナルモジュレーターの創成(18H02582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】荒井 緑 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (40373261)
【キーワード】天然物 / 阻害剤 / Notch / 進化 / Hes1 (他16件)
【概要】生体内には生命の維持に重要であるが,ひとたび変異等で異常亢進すると疾病の原因となる,生死の天秤とも呼べる重要なシグナル伝達が存在する.我々はこれらシグナルのモジュレーターを,独自のタンパク質および細胞アッセイを用いて活性天然物を亜熱帯植物および放線菌エキスライブラリーから探索した.また単離した化合物の全合成および誘導体合成と活性評価も行った.さらには微生物の休眠遺伝子活性化法として,微生物―動物細...
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏統合的ゲノム解析によるがん細胞集団進化の解明(24221011)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】油谷 浩幸 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (10202657)
【キーワード】ゲノム / エピゲノム / クロマチン / クローン進化 / 微小環境 (他15件)
【概要】治療抵抗性腫瘍細胞のサバイバルおよびクローン進化、さらに腫瘍微小環境に対する適応について解明すべく、腫瘍細胞集団内のゲノム不均一性とエピゲノムの可塑性についてヒト腫瘍検体および腫瘍細胞の解析を行った。 グリオーマ再発に際してアルキル化剤治療によりミスマッチ修復異常を来したクローンは高頻度にC>T変異を生じ、悪性転化を引き起こす。また、腫瘍内微小環境において形成される低pH状態下では転写因子S...
【工学】機械工学:セブラフィッシュ幹細胞を含む研究件
❏恒常性破綻から形態再生に至る組織再生プロセスの統合的理解を目指して(19H03232)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】川上 厚志 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (00221896)
【キーワード】組織再生 / 幹細胞 / ゼブラフィッシュ / トランスジェニック / ヒレ
【概要】生物は、多細胞体制を長期に維持・再生する能力を持つ。近年,再生過程における様々のシグナルや分子の関与や,再生における細胞の振る舞い,細胞系譜についても解明が進んできたが,依然として,再生プロセスの重要なステップに関して解明が進んでいない。本研究はゼブラフィッシュのヒレをモデルとして,①再生応答をトリガーする傷シグナルの性質と実体,②組織の主要な基盤となる間葉細胞の由来,多様性,分化多能性,恒常性維...
❏魚類をモデルとした脊椎動物の寿命とサイズの生物学(17H03869)
【研究テーマ】水圏生命科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】木下 滋晴 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40401179)
【キーワード】寿命 / 老化 / 魚 / 筋肉 / 成長ホルモン (他16件)
【概要】魚類は様々な抗老化特性を示し、ヒトの最大寿命をはるかに超える長命種や一年未満で死ぬ短命種など寿命や老化の多様性を探る興味深い対象である。本研究では魚類の示す抗老化特性の一つである筋肉の終生的成長や再生能力維持に関し、成長と老化のバランスを制御するmTORシグナルの老齢段階での亢進が魚類では抑制されている可能性を提示した。また、mTORシグナルの過剰な促進は成長を促進するが、それはオートファジー、D...
❏組織再生における細胞系譜の解明(16K07365)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川上 厚志 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (00221896)
【キーワード】再生 / ゼブラフィッシュ / 幹細胞 / トランスジェニック / Cre-loxP (他9件)
【概要】生物は、からだを長期に維持,再生する能力=組織恒常性を持つが、このメカニズムはほとんど明らかになっていない。イモリや魚類などは四肢や鰭を再生することができるが,この過程の研究から,組織恒常性の秘密が解明できることが期待される。 本研究では,ゼブラフィッシュ尾ヒレの再生における細胞の振る舞いについて研究を行い,以下の成果を得た。(1)皮膚,骨を再生する過程では,組織に保存されている組織幹細胞が重要な...
【工学】構造・機能材料:ナノシート幹細胞を含む研究件
❏細胞担持ナノシートと蛍光遺伝子導入を用いた新しい脂肪由来幹細胞移植法の研究(18K09501)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 細胞治療 / 幹細胞移植 / 幹細胞 / 蛍光色素 (他8件)
【概要】ナノシートは、物理的作用によりあらゆる物質表面に密着できる。ナノシートを幹細胞移植に応用し、ASCを用いることで、細胞培養期間を短縮し、加工工程を省き、低コストに治療効率を大きく改善する新しい幹細胞移植技術を創出できる。 移植ASCおよびASCスフェロイドをナノシートで保持することで創傷治癒促進効果を得られた。創傷治癒機序解明への新アプローチを発見することができた。 ...
❏ナノシートを用いた脂肪由来幹細胞移植の研究(15K10961)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 形成外科, 講師 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 幹細胞移植 / 薬剤輸送 / 塩基性線維芽細胞成長因子 / 脂肪由来幹細胞 (他9件)
【概要】ナノシートに脂肪由来幹細胞(ASC)を接着し、創部に移植することで、創傷治癒促進効果を得ることができた。また、ASCの一部をを生着させることができた。これはナノシートが再生医療分野に応用可能であることを示唆している。 塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)をナノシートに担持させ徐放化させるこで、少量の薬剤で高い創傷治癒効果を得ることができた。 素材はきわめて薄いため、使用時の取り扱いや剤形の工夫など...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:バイオマテリアル幹細胞を含む研究件
❏血管・尿排泄経路を有する次世代腎臓オルガノイドの作成(19F19363)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2019-11-08 - 2022-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00235128)
【キーワード】オルガノイド / バイオマテリアル / 発生 / 自己組織化 / 前駆細胞 (他7件)
【概要】The study of early development during embryogenesis is crucial for advancing fundamental biological and clinical importance. Yet it is limited due to ethical boundaries and the inaccessibility of impl...
❏細胞認識因子を組み込んだインテリジェント型細胞分離基材の開発(26420714)
【研究テーマ】複合材料・表界面工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】細胞分離 / 細胞接着 / 温度応答性 / 再生医療 / バイオマテリアル (他8件)
【概要】本研究課題では、再生医療への応用を目的とし、細胞治療に用いる細胞を温度変化のみで分離するインテリジェント型分離基材の設計を行なった。ガラス基板、微細加工基板、マイクロファイバーの表面に温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PIPAAm)を修飾し、37℃で細胞を接着させて20℃で細胞を脱着させる基板表面を作製した。この際、細胞種ごとの接着性の差を大きくする基材設計を行なう事で...
【農学】動物生命科学:乳腺幹細胞を含む研究件
❏乳腺幹細胞への高効率なダイレクトリプログラミング因子の同定(15K15022)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】仙波 憲太郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70206663)
【キーワード】細胞分化 / 組織形成 / 乳腺 / 幹細胞 / ダイレクトリプログラミング (他11件)
【概要】レポーターマウスの乳腺上皮細胞(MEC)の不死化に成功しスクリーニングが効率化した。当初期待していた115個の遺伝子には活性がなく、より大きな遺伝子セットを評価する必要があった。そこでアノテーションされていないnon-coding RNAなどを含む遺伝子セットを大量に評価可能な実験系としてトランスポゾンを用いた遺伝子発現・同定技術を考案した。開発したベクターをレポーター細胞に導入し、4つの陽性クロ...
❏ダイレクトリプログラミングによる乳腺幹細胞の創出(25670100)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】仙波 憲太郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70206663)
【キーワード】幹細胞 / 細胞分化 / 組織形成 / 乳腺 / 脱分化 (他7件)
【概要】分化した乳腺上皮細胞(MEC)を乳腺幹細胞へ脱分化することが報告されているSLUG/SOX9を一過的に過剰発現させるベクター系を構築し、発現させたMECから乳腺の再構築が確認されたが、効率が著しく悪かった。そこで、ドナーマウスをrtTA発現マウスに変更、乳腺幹細胞維持培養法の検討、高効率化遺伝子スクリーニング、を実施した。研究期間内に乳腺幹細胞維持培養法の確立に成功した。また、幹細胞性を評価可能な...
【農学】動物生命科学:応用動物幹細胞を含む研究件
❏磁性体を用いた新しい子宮内膜症モデルの開発(20390436)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10209702)
【キーワード】子宮内膜症 / 応用動物 / 幹細胞 / 血管新生 / 幹組胞
【概要】本研究では,磁性体を用いて子宮内膜症モデルマウスを作成し,その異所性内膜病変の振る舞いを非侵襲的・リアルタイムに定量解析することが可能なシステムを構築することを目的とする.まず、非機能表面マーカーと発光および蛍光蛋白の三者を同時に発現することが可能なウイルスベクターを開発した。これを内膜細胞に感染させたうえでその表面マーカーを標的にした抗体と磁性体を用いることにより、感染細胞の分取とマウス体内の特...
❏成体幹細胞システムを標的にした雌性生殖器官疾患の病因解明とその制御(20249067)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】再生医学 / 移植・再生医療 / 応用動物 / 細胞・組織 / マイクロアレイ (他6件)
【概要】ヒト雌性生殖器官における幹細胞の生理的・病理的意義と役割を明らかにするとともに、幹細胞を標的にした疾患制御法の開発を目指すことが本研究の目的である。研究成果としては、子宮筋の幹細胞を分離・同定するための新しい方法を開発するとともに、妊娠子宮のリモデリングに子宮筋幹細胞が重要な役割を果たすことを明らかにした。一方、子宮内膜の幹細胞の分離・同定とその解析を通じて、内膜幹細胞が子宮内膜の再生に加えて子宮...
【医歯薬学】基礎医学:腸管上皮幹細胞幹細胞を含む研究件
❏腸管上皮幹細胞における加齢に伴うエピゲノム変化に着目した老化の分子機構の解明(16K13051)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】齋藤 義正 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (90360114)
【キーワード】老化 / 加齢 / エピゲノム変化 / 腸管上皮幹細胞 / オルガノイド培養 (他9件)
【概要】本研究では、オルガノイド培養技術によりマウス腸管上皮幹細胞を培養・維持し、網羅的な遺伝子発現やエピゲノム変化などを検討することで老化の分子機構の解明を試みた。若いオルガノイドが旺盛な増殖能を示すのに対し、老化したオルガノイドでは増殖能および組織形成能が低下していた。また、幹細胞マーカーでありWntシグナル経路の受容体であるLgr5が老化に伴いヒストンH3リジン27トリメチル化により抑制されているこ...
❏腸管上皮幹細胞の幹細胞機能維持における亜鉛トランスポーターの役割解明(25860573)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大橋 若奈 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 助教 (50381596)
【キーワード】腸管上皮細胞 / 亜鉛生物学 / 消化管 / 腸管上皮幹細胞 / ER (他9件)
【概要】腸管上皮細胞は腸陰窩底部に位置する腸管上皮幹細胞の増殖と分化により常に新しい細胞に置き換わっている。本研究では、亜鉛恒常性を担う分子である亜鉛トランスポーターZip7の腸陰窩における役割について検討を行い、腸陰窩の細胞増殖及び腸管上皮幹細胞の維持に重要な役割を果たしていること、その機構には腸陰窩のERストレス応答制御が関連していることを明らかとした。 ...
❏ヒト大腸癌幹細胞の同定と標的治療の確立(24689036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (70365245)
【キーワード】大腸がん / 幹細胞 / 腸管上皮幹細胞 / WNT / LGR5
【概要】我々は,ヒト大腸上皮細胞よりオルガノイドを樹立し,ゲノム編集技術による遺伝子操作法を確立した.本法により,人工的な遺伝子変異導入による大腸発がんメカニズムの解明に迫った.さらに,ヒト大腸癌幹細胞の同定のため,LGR5遺伝子領域への細胞系譜解析レポーターの遺伝子ノックインに成功した.遺伝子改変オルガノイドは免疫不全マウスへの異種移植により,患者病理組織を反映した大腸癌組織の形成を示した.ゲノム編集技...
【医歯薬学】基礎医学:粘膜再生療法幹細胞を含む研究件
❏腸管上皮幹細胞の純化・解析と炎症性腸疾患に対する新しい再生治療法の開発(16209024)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】日比 紀文 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50129623)
【キーワード】腸管上皮 / 幹細胞 / musashi-1 / 炎症性腸疾患 / Wntシグナル (他7件)
【概要】腸管上皮の幹細胞を同定し、その幹細胞を特徴づけるマーカーを見いだし、全能性幹細胞あるいは造血幹細胞から上皮幹細胞への分化過程を追究し、胚性幹細胞、上皮幹細胞を損傷粘膜に移入することにより腸管上皮を再生する治療法を開発することを目的とした。 まず、hoechst33342染色を用いることにより、腸管上皮幹細胞の純化を試みた。マウス腸管より採取した腸管上皮細胞よりSP細胞を解析したところ、腸管上皮にお...
❏消化管上皮幹細胞の同定と幹細胞を用いた炎症性腸疾患に対する粘膜再生療法の開発(14370192)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】日比 紀文 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50129623)
【キーワード】腸管上皮 / 幹細胞 / SP細胞 / musashi-1 / 炎症性腸疾患 (他6件)
【概要】本研究では、腸管上皮の幹細胞を同定し、その幹細胞を特徴づけるマーカーを見いだし、全能性幹細胞あるいは造血幹細胞から上皮幹細胞への分化過程を追究し、胚性幹細胞、上皮幹細胞を損傷粘膜に移入することにより腸管上皮を再生する治療法を開発することを目的とし、前年度に引き続き腸管上皮幹細胞の同定・純化およびその解析を行った。まず、我々はhoechst3332染色を用いることにより、腸管上皮幹細胞の純化を試みた...
【医歯薬学】基礎医学:ヘリコバクター幹細胞を含む研究件
❏胃幹細胞の癌化メカニズムの解明と幹細胞マーカーの予防・治療への応用(17K09346)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / オルガノイド / 化生 / ヘリコバクター (他7件)
【概要】マウスモデルおよび上皮培養モデルを用いて胃粘膜の癌化及び化生性変化における幹細胞およびその細胞内シグナルの役割を検討した。ヘリコバクター感染や癌源性遺伝子異常によるMAPK活性化は胃粘膜の化生性変化や細胞増殖の亢進を誘導したが、Lgr5陽性細胞および上皮TGFβシグナルの影響は限定的であった。変異型Krasによる化生性変化は粘膜の幹細胞マーカーCD44とSox9発現亢進と相関していた。一方新規に樹...
❏胃癌およびその転移巣における骨髄幹細胞の取り込みの解析(18590363)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】野村 幸世 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70301819)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / 発癌 / 骨髄 / クローン性 (他15件)
【概要】癌幹細胞が骨髄由来であるか否かをマウス化学発癌モデルを使用し、検討した。BALB/c雄性マウス17匹に放射線9Gyを照射したのちに、GFPマウスの骨髄細胞を移植した。骨髄移植のダメージから回復する2週間後からMNU240ppmを飲水中に含有させ、隔週5週間、9週にわたって投与した。17匹のうち、4匹はコントロールとし、13匹にMNUを投与した。その後、MNU投与から40週にて犠死せしめ、できた腫瘍...
【医歯薬学】基礎医学:化生幹細胞を含む研究件
❏胃幹細胞の癌化メカニズムの解明と幹細胞マーカーの予防・治療への応用(17K09346)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / オルガノイド / 化生 / ヘリコバクター (他7件)
【概要】マウスモデルおよび上皮培養モデルを用いて胃粘膜の癌化及び化生性変化における幹細胞およびその細胞内シグナルの役割を検討した。ヘリコバクター感染や癌源性遺伝子異常によるMAPK活性化は胃粘膜の化生性変化や細胞増殖の亢進を誘導したが、Lgr5陽性細胞および上皮TGFβシグナルの影響は限定的であった。変異型Krasによる化生性変化は粘膜の幹細胞マーカーCD44とSox9発現亢進と相関していた。一方新規に樹...
❏胃癌およびその転移巣における骨髄幹細胞の取り込みの解析(18590363)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】野村 幸世 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70301819)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / 発癌 / 骨髄 / クローン性 (他15件)
【概要】癌幹細胞が骨髄由来であるか否かをマウス化学発癌モデルを使用し、検討した。BALB/c雄性マウス17匹に放射線9Gyを照射したのちに、GFPマウスの骨髄細胞を移植した。骨髄移植のダメージから回復する2週間後からMNU240ppmを飲水中に含有させ、隔週5週間、9週にわたって投与した。17匹のうち、4匹はコントロールとし、13匹にMNUを投与した。その後、MNU投与から40週にて犠死せしめ、できた腫瘍...
【医歯薬学】基礎医学:Lgr5幹細胞を含む研究件
❏ヒト正常大腸上皮および大腸癌における幹細胞ヒエラルキーの解明(24790718)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】股野 麻未 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (20439889)
【キーワード】大腸癌 / 幹細胞 / LGR5
【概要】正常腸管上皮幹細胞マーカー遺伝子であるLGR5を標的とし、蛍光蛋白レポーターおよびlineage tracerであるCreERのヒト腸管上皮オルガノイドへのKnock-inを試みた。 最新のゲノム編集技術であるCRISPR/Cas9のヒト腸管上皮オルガノイドへの導入の最適化を行い、オルガノイドにおける遺伝子相同組換え技術を確立した。その技術を利用し、LGR5遺伝子座へのCreER のKnock-i...
❏ヒト大腸癌幹細胞の同定と標的治療の確立(24689036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (70365245)
【キーワード】大腸がん / 幹細胞 / 腸管上皮幹細胞 / WNT / LGR5
【概要】我々は,ヒト大腸上皮細胞よりオルガノイドを樹立し,ゲノム編集技術による遺伝子操作法を確立した.本法により,人工的な遺伝子変異導入による大腸発がんメカニズムの解明に迫った.さらに,ヒト大腸癌幹細胞の同定のため,LGR5遺伝子領域への細胞系譜解析レポーターの遺伝子ノックインに成功した.遺伝子改変オルガノイドは免疫不全マウスへの異種移植により,患者病理組織を反映した大腸癌組織の形成を示した.ゲノム編集技...
❏G蛋白共役型受容体GPR49/LGR5のヒト組織並びに疾患における発現・機能解析(21390108)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】坂元 亨宇 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40221270)
【キーワード】GPR49 / LGR5 / 細胞増殖 / 幹細胞 / 肝癌 (他18件)
【概要】GPR49/LGR5遺伝子は、幾つかの癌で過剰発現すると共に、マウス小腸上皮並びに毛胞の幹細胞マーカー遺伝子であることが報告されている。我々は大腸発癌における意義を検討した。LGR5は対応する正常粘膜と比較して大腸癌50例中35例で高発現して、大腸腺腫においても全例で高発現していた。またLGR5の発現レベルは、リンパ管侵襲、静脈侵襲、腫瘍深達度、リンパ節転移、腫瘍病期(IIIC vs. IIIB)...
【医歯薬学】基礎医学:生殖細胞幹細胞を含む研究件
❏最新のシングルセル及び超微量ヒストン修飾解析による、エピゲノム不妊分子機構の解析(19KK0183)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大保 和之 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70250751)
【キーワード】生殖細胞 / 幹細胞 / エピゲノム / 精子幹細胞 / エピジェネティクス (他6件)
【概要】個体の一生涯、精子幹細胞が、精子産生を支持する。これまで、精子幹細胞の同定や性状解析には、特異的に発現する転写因子や受容体、分泌蛋白分子の解析が中心であった。しかし、幹細胞の分化制御機構に、近年急速に解析が進行し、様々な新知見が得られているエピジェネティクス制御機構がどのように関わっているのか、その多くは未だ明らかとなっていない。私どもは、これまで幾つかのエピジェネティックな因子が、精子幹細胞の分...
❏生殖細胞と多能性幹細胞の相互転換機構(24390097)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木村 透 北里大学, 理学部, 教授 (50280962)
【キーワード】生殖細胞 / 多能性 / 幹細胞 / 分化誘導 / ES細胞 (他9件)
【概要】生殖細胞は次世代を作ることができる唯一の細胞系列である。生殖細胞は、培養条件下でES細胞と同等の分化多能性幹細胞へ初期化されることから、潜在的に多能性を持つ細胞である。本研究では、試験管内でES細胞から生殖細胞を作る研究と、生殖細胞を多能性幹細胞へ初期化させる研究を行った。まず、生体内では、生殖細胞は中胚葉細胞とともに分化することに着目し、ES細胞の中胚葉分化誘導系を用いて、試験管内で胎仔期の生殖...
【医歯薬学】内科系臨床医学:造血因子幹細胞を含む研究件
❏両生類の肝臓・脾臓・骨髄における造血幹細胞の分布と血球産生調節に関する研究(20K06729)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 造血幹細胞 / 両生類 / 造血因子 / オミクス (他13件)
【概要】ツメガエル(ゼノパス)の成体の造血は,肝臓,脾臓,骨髄の複数の造血器が分担して血球を産生する。そのため複数造血器の役割分担や組織環境の違いを解明するための魅力ある研究対象である。ツメガエルの各血球,すなわち赤血球,白血球,栓球(哺乳類の血小板の機能を担う細胞)はいずれも造血幹/前駆細胞(HSPC)が起源である。本研究では複数の造血器に存在するHSPCの特性の解明と分離法を確立しつつある。第2年度で...
❏両生類における血球産生調節の環境応答に関する研究(26440171)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 血球 / アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / 環境ストレス (他15件)
【概要】脊椎動物のもつ生理調節系の多様性と普遍性の理解を進めるため,両生類アフリカツメガエル及びネッタイツメガエルの環境ストレス(酸素,温度)に応答する造血変動の機序を解析した。まず,ツメガエルの低酸素環境曝露モデル,低温環境曝露モデルを確立した。低酸素曝露モデルでは,肺と肝臓の95%以上の細胞が低酸素化し肺障害を認め,肺で高発現する赤血球造血因子の組織障害修復活性を調べる有用なモデルが確立した。汎血球減...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ヒト胚性幹細胞幹細胞を含む研究件
❏ES細胞療法開発に向けたヒトES細胞からの造血細胞産生系の構築と分子機構の解明(20390273)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】谷 憲三朗 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (00183864)
【キーワード】血液内科学 / 霊長類ES細胞 / Tal1/Scl遺伝子 / レンチウイルスベクター (他23件)
【概要】ヒトES細胞を用いた新規治療法の開発を最終目標に、Tal1/Scl遺伝子導入による造血分化のメカニズムを検討した。レンチウイルスベクターによる遺伝子導入により、Tal1/Scl遺伝子恒常発現ヒトES細胞株を得、これらの細胞株は様々な造血系コロニーを形成することが示された。また、Tal1/Scl遺伝子と協調して造血分化に作用する候補遺伝子29個をヒト胎児肝臓由来レンチウイルスcDNAライブラリーのス...
❏脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究(14310014)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】町田 宗鳳 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 教授 (10334450)
【キーワード】脳死 / 臓器移植 / クローン技術 / ヒト胚性幹細胞 / エンハンスメント (他28件)
【概要】平成14年度〜平成17年度に科学研究費補助金基盤研究B(1)の助成を受けて実施した「脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究」の成果について報告する。本研究に関わった研究者チームの通称である「<いのち>の研究会」では、当初、脳死・臓器移植に焦点を当てて研究を推進し、香港、シンガポール、フィリピン、インド、スリランカ、アメリカなどにおいて、積極的なフィールドワークを展開した。それら異なった...
【医歯薬学】内科系臨床医学:核移植幹細胞を含む研究件
❏クローン技術を用いた血管細胞分化機構の解明(16659196)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】栗原 裕基 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20221947)
【キーワード】細胞分化 / 核移植 / クローン / リプログラミング / 幹細胞 (他8件)
【概要】前年度、ES細胞から血管内皮細胞に分化する諸段階の細胞をドナーとして除核マウス未受精卵に核移植を行い、その後の胚発生率がドナー細胞の分化とともに著しく低下することを見いだした。本年度は、ES細胞の未分化性維持に必須な因子であるOct4の発現動態に注目し、分化に伴うエピジェネティックな変化と核移植後のリプログラミングとの相関を解析すると同時に、体細胞核由来ES細胞(ntES細胞)の特性について検討し...
❏神経堤細胞に由来する血管平滑筋前駆細胞の単離同定と分化系譜の確立(14657175)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】栗原 裕基 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20221947)
【キーワード】神経堤細胞 / 幹細胞 / 鰓弓 / 血管平滑筋 / エンドセリン (他9件)
【概要】i)平滑筋前駆細胞の同定と分化における転写因子の役割:血管平滑筋分化に必須であるdHAND遺伝子の導入は、むしろ最終分化を抑制し、この転写因子が分化の中間段階の維持に必要であると考えられたが、その下流遺伝子を同定するため、DNAマイクロアレイを用いてdHANDを強制発現させたEC細胞P19で誘導される遺伝子群を調べた。そのうち、dHAND発現がダウンレギュレートされているET-1遺伝子欠損マウスで...
【医歯薬学】内科系臨床医学:心不全 Heart Failure幹細胞を含む研究件
❏ヒト胎児付属物由来間葉系細胞と心筋分化誘導分子による重症心不全治療の実現(23592047)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】岡本 一真 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10338064)
【キーワード】幹細胞 / 間葉系 / 細胞移植 / 低侵襲 / 内視鏡 (他11件)
【概要】全身麻酔下のビーグル犬を用いて、セルディンガー法により心嚢内に内視鏡を挿入して心嚢内の視野を確保した。心嚢内での内視鏡手術手技の確立、周辺機器の最適化、心外膜側からの細胞移植デバイスツールの開発をすすめた。ビーグル犬の左室にヒト胎盤由来間葉系細胞の左室20カ所への移植を行い、手技中の血行動態の変化をモニタリングした。さらにペースメーカーワイヤの留置にも成功した。 また、PPAR-γおよびARBを中...
❏臍帯血細胞を用いた心筋細胞の分化誘導(13877110)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20199227)
【キーワード】臍胎血 / 心筋細胞 / 分化誘導 / 血管内皮細胞 / 再生医学 (他11件)
【概要】【目的】臍帯血より心筋分化能を有する可能性のある細胞を単離し、増殖し、分化誘導を試みた。【方法】(1)臍帯血よりauto MACSを用いて、CD45陰性、CD29陽性、CD34陰性、CD44陽性の細胞群を単離し、ファイブロネクチン塗布培養皿上に接着させた。(2)この細胞を培養し、細胞の増殖曲線を作成した。(3)この細胞の表面抗原をFACS解析した。(4)この細胞をインスリン存在下で培養し、脂肪細胞...
❏間葉系幹細胞から心筋細胞への分化誘導法の確立(13470151)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20199227)
【キーワード】心筋細胞 / 骨髄間葉系幹細胞 / 分化誘導 / 再生医学 / 幹細胞 (他17件)
【概要】【目的】骨髄血より心筋分化能を有する可能性のある細胞を単離し、増殖し、分化誘導を試みた。 【方法】(1)骨髄血よりauto MACSを用いて、CD45陰性、CD29陽性、CD34陰性、CD44陽性の細胞群を単離し、ファイブロネクチン塗布培養皿上に接着させた。(2)この細胞を培養し、細胞の増殖曲線を作成した。(3)この細胞の表面抗原をFACS解析した。(4)この細胞をインスリン存在下で培養し、脂肪細...
【医歯薬学】内科系臨床医学:マイクロRNA(miRNA)幹細胞を含む研究件
❏胆道・膵臓がん幹細胞のマイクロRNAとエピゲノム異常を標的とした診断・治療戦略(26290049)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】齋藤 義正 慶應義塾大学, 薬学部, 准教授 (90360114)
【キーワード】胆道がん / 膵臓がん / がん幹細胞 / オルガノイド培養 / マイクロRNA (他10件)
【概要】がん幹細胞は現行の抗腫瘍薬に抵抗性を示し、がんの増殖・浸潤・転移の主な原因となっている。本研究の目的は難治がんの代表である胆道・膵臓がんに対し、がん幹細胞を標的とした革新的な治療法を開発することである。この目的を達成するために、幹細胞の新たな3次元培養法であるオルガノイド培養技術により、胆道・膵臓がん患者由来のがん組織を用いてオルガノイドを樹立した。樹立した胆道・膵臓がんオルガノイドを用いて遺伝子...
❏EBウイルス関連胃癌.DNAメチル化亢進の分子機序解明と胃癌治療への展開(20249022)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】深山 正久 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70281293)
【キーワード】EBウイルス関連胃癌 / EBウイルス / 胃癌 / エピジェネティクス / LMP2A (他17件)
【概要】Epstein-Barrウイルス(EBV)関連胃癌において,プロモーター領域CpG部位のメチル化がゲノムワイドに起こっていることを明らかにした.胃癌細胞株MKN7にEBウイルスを感染させ,ゲノムワイドDNAメチル化異常を再現することに成功し,分子機構解明に重要な実験系を確立した.また,潜在期ウイルス遺伝子蛋白LMP2AがDNAメチル化異常に関与していることを明らかにするとともに,DNAメチル化,プ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ゲノムワイド幹細胞を含む研究件
❏Gene body領域エピゲノムのモニタリングによる細胞成熟誘導法の最適化(15K14431)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小田 真由美 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80567511)
【キーワード】DNAメチル化 / 酸化的脱メチル化過程 / gene body領域 / 転写伸長反応 / 細胞成熟 (他14件)
【概要】本研究計画はglobal DNAメチル化修飾をバックグラウンドとする哺乳類ゲノムにおいて、gene body領域のエピジェネティック状態が細胞成熟に関与する可能性を検討し、これをもとに細胞成熟の評価および誘導を目指す。当初の成熟誘導法の樹立の計画に先立ち心筋細胞と肝細胞の比較を行ったところ、低メチル化を特徴とするgene body領域エピジェネティック・ドメインは心筋細胞により強く、他の細胞にはあ...
❏心筋細胞分化の段階的DNAメチル化プロファイリングと幹細胞分化能評価ツールの開発(22790730)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】小田 真由美 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80567511)
【キーワード】DNAメチル化 / エピゲノム / 細胞特異的遺伝子発現 / 心筋細胞 / 転写調節 (他12件)
【概要】エピゲノム情報はその分化可能性を評価する指標となることが考えられるが、どのような領域のエピジェネティック状態が細胞の性質に影響しうるかは明らかでない。本研究では、細胞種に特徴的な未知のエピゲノム変化を探索し、幹細胞の分化可能性評価のためのエピゲノム情報基盤を整備することが目的である。本研究計画内において、申請者らは心筋細胞特異的なgene body領域の低メチル化状態を見出した。広範囲に渡る低メチ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ヒト羊水幹細胞幹細胞を含む研究件
❏ヒト羊水幹細胞による子宮炎症制御を介した早産/胎児炎症反応症候群治療薬の開発(19K22602)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / マクロファージ / 早産 / 胎児炎症反応症候群 (他9件)
【概要】間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cells; MSCs)の一種であるヒト羊水幹細胞(Human amniotic fluid stem cells; hAFSC)には、高い抗炎症作用があることが知られている。申請者らは、子宮頸管からの上行性感染により生じる早産を模倣した動物モデルを用い、その治療効果と機序の一部を明らかにした。 また、早産期前期破水患者から経膣的に流出した羊水からh...
❏出生直後からの先制医療を目指した、羊水幹細胞による難治性早産合併症の治療法開発(17H04236)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】ヒト羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 早産 / 敗血症 / 抗炎症作用 (他12件)
【概要】本邦では年間5万件の早産分娩が存在し約4割が子宮感染に起因するが,早産とその合併症に対する新規治療法の開発は周産期領域の課題である. 我々は,リポポリサッカライドを生後3日目のラットに投与し早産新生仔敗血症モデル動物を作成し,このモデルを用いてヒト羊水幹細胞の治療効果を検討した.その結果,予想に反して,リポポリサッカライド投与後に羊水幹細胞を投与しても治療効果は認めず,事前投与を行った時のみ,生存...
【医歯薬学】内科系臨床医学:肝炎幹細胞を含む研究件
❏肝臓の炎症・再生・病態を制御する細胞間相互作用(26253023)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】炎症 / 再生 / 線維化 / サイトカイン / イメージング (他13件)
【概要】種々の病因による肝炎から肝幹/前駆細胞の活性化を介した再生応答を、肝臓構成細胞間の相互作用に着目して解析を行った。炎症により肝前駆細胞の活性化を伴う胆管増生は胆管の増殖を伴うリモデリングであることを細胞系譜解析および肝臓の3次元構造の可視化法により示した。さらに、増殖性の胆管細胞は胆管の末端部に局在すること、増殖を始めた細胞の運命はstochasticに決まることを見いだした。また、肝臓でのサイト...
❏発生・病態における肝幹細胞を中心とする細胞間相互作用(22249011)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】発生 / 再生 / 肝炎 / 線維化 / 細胞増殖 (他13件)
【概要】肝臓は再生能を備えたユニークな臓器として知られている。本研究では、肝臓の一部を切除した後の肝再生においては、肝細胞が肥大することが重要であることを示し、従来の再生モデルに大幅な修正を加えた。また、炎症を伴う肝障害においては、しばしば門脈域に肝前駆細胞の出現することが知られている。本研究により、肝前駆細胞の出現にはFGF7が必要であること、肝前駆細胞の出現が肝障害からの回復に重要であることを明確にし...
【医歯薬学】内科系臨床医学:腸管上皮幹細胞を含む研究件
❏腸管上皮幹細胞における加齢に伴うエピゲノム変化に着目した老化の分子機構の解明(16K13051)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】齋藤 義正 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (90360114)
【キーワード】老化 / 加齢 / エピゲノム変化 / 腸管上皮幹細胞 / オルガノイド培養 (他9件)
【概要】本研究では、オルガノイド培養技術によりマウス腸管上皮幹細胞を培養・維持し、網羅的な遺伝子発現やエピゲノム変化などを検討することで老化の分子機構の解明を試みた。若いオルガノイドが旺盛な増殖能を示すのに対し、老化したオルガノイドでは増殖能および組織形成能が低下していた。また、幹細胞マーカーでありWntシグナル経路の受容体であるLgr5が老化に伴いヒストンH3リジン27トリメチル化により抑制されているこ...
❏腸管上皮幹細胞の純化・解析と炎症性腸疾患に対する新しい再生治療法の開発(16209024)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】日比 紀文 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50129623)
【キーワード】腸管上皮 / 幹細胞 / musashi-1 / 炎症性腸疾患 / Wntシグナル (他7件)
【概要】腸管上皮の幹細胞を同定し、その幹細胞を特徴づけるマーカーを見いだし、全能性幹細胞あるいは造血幹細胞から上皮幹細胞への分化過程を追究し、胚性幹細胞、上皮幹細胞を損傷粘膜に移入することにより腸管上皮を再生する治療法を開発することを目的とした。 まず、hoechst33342染色を用いることにより、腸管上皮幹細胞の純化を試みた。マウス腸管より採取した腸管上皮細胞よりSP細胞を解析したところ、腸管上皮にお...
❏消化管上皮幹細胞の同定と幹細胞を用いた炎症性腸疾患に対する粘膜再生療法の開発(14370192)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】日比 紀文 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50129623)
【キーワード】腸管上皮 / 幹細胞 / SP細胞 / musashi-1 / 炎症性腸疾患 (他6件)
【概要】本研究では、腸管上皮の幹細胞を同定し、その幹細胞を特徴づけるマーカーを見いだし、全能性幹細胞あるいは造血幹細胞から上皮幹細胞への分化過程を追究し、胚性幹細胞、上皮幹細胞を損傷粘膜に移入することにより腸管上皮を再生する治療法を開発することを目的とし、前年度に引き続き腸管上皮幹細胞の同定・純化およびその解析を行った。まず、我々はhoechst3332染色を用いることにより、腸管上皮幹細胞の純化を試みた...
【医歯薬学】内科系臨床医学:dysbiosis幹細胞を含む研究件
❏小腸細菌叢の解析による小腸粘膜障害・潰瘍性疾患発症機序の解明(18K07933)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中田 史子 東京大学, 医学部附属病院, 特任臨床医 (70815448)
【キーワード】薬剤性小腸粘膜障害 / 腸内細菌 / Fusobacterium / マウスモデル / 小腸粘膜障害 (他9件)
【概要】薬剤性小腸粘膜障害の病態解明のために、ヒト小腸検体の小腸細菌叢を解析した。患者から小腸粘膜検体を採取し、16SrRNA解析を施行した。小腸粘膜の細菌量は多く、Proteobacteriaが高率に認められた。これらの研究結果は細菌叢のdysbiosisと小腸粘膜障害の関連を示唆している。さらに小腸粘膜障害を模倣するマウスモデルの構築を行った。野生型マウスにジクロフェナク90mg/kgを腹腔内投与・経...
❏炎症・発癌過程におけるDysbiosisが腸上皮幹細胞に与える影響の解明(17K09347)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】神宝 隆行 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (90791591)
【キーワード】炎症性腸疾患 / Dysbiosis / Notch / 消化管幹細胞 / E-cadherin (他15件)
【概要】pks(+)E.coliの存在量を疾患別に比較し、健常者に比べて大腸腺腫・癌患者においては、pks(+)E.coli量が増加し、一方炎症性腸疾患患者ではpks(+)E.coliは逆に減少していた。 Tgfbr2欠損樹状細胞中ではCdh1遺伝子の発現が亢進していた。樹状細胞は上皮とカドヘリンタンパクを介して直接結合し、Notchの活性化を誘導することで腸炎の病態に関与していた。 Notchの恒常的活...
【医歯薬学】外科系臨床医学:幹細胞生物学幹細胞を含む研究件
❏iPS細胞を用いた緑内障再生医療の開発(21700423)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】吉田 哲 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (00365438)
【キーワード】緑内障 / 網膜神経節細胞 / 幹細胞 / iPS細胞 / 幹細胞生物学 (他7件)
【概要】緑内障の再生医療を念頭に、iPS細胞から網膜神経節細胞および成体における網膜幹細胞であるミューラー細胞を分化誘導する方法の確立、網膜内のミューラー細胞の同定法の探索を行った。まずiPS細胞からの分化誘導を行うために、網膜前駆細胞マーカーであるRx遺伝子座に赤色蛍光タンパク質DsRedが発現する組換えBACを作成しipS細胞に安定導入した。また、ミューサー細胞を同定するためにマーカーを探索し、エピプ...
❏ヒト肝臓癌からの癌幹細胞の分離と特性解析(17659393)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】千葉 哲博 千葉大学, 大学院医学研究院, 助手 (00381583)
【キーワード】肝臓癌 / 癌幹細胞 / 幹細胞 / FACS / 幹細胞生物学 (他8件)
【概要】近年、乳癌組織中のESA+CD44+CD24-/low細胞や脳腫瘍培養細胞におけるSP(Side population)細胞が、腫瘍形成能(自己複製能)及び腫瘍不均一性の再構築能(多分化能)を併せ持つことが明らかにされている。本研究では、肝癌細胞中にごく少数存在することが想定される癌幹細胞の分離・同定、さらにはその細胞生物学的特性の解明を目的とした。4種類の肝癌培養細胞HepG2,Huh6,Huh...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ポリコーム群タンパク質幹細胞を含む研究件
❏肝幹細胞における自己複製制御遺伝子群の探索と肝発癌への寄与の検討(23791490)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】上野 康晴 横浜市立大学, 医学部, 助教 (60375235)
【キーワード】組織幹細胞 / 自己複製 / ポリコーム群タンパク質 / 幹細胞
【概要】本研究では、幹細胞の自己複製制御と深い関係にあると考えられる肝発癌過程の分子機構の解明を目的とし、肝幹細胞の自己複製に必須であるポリコーム群タンパク質 Ring1B の下流制御遺伝子群の同定を試みた。Ring1B 欠損マウスを用いた遺伝子発現解析およびクロマチン免疫沈降解析より、Ring1B 下流標的として Cdkn2a を含む複数の遺伝子群を抽出した。肝幹細胞の増殖・分化において Cdkn2a ...
❏ポリコーム群タンパク質複合体を介する肝幹細胞の自己複製制御機構の解析(21791258)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】上野 康晴 横浜市立大学, 医学部, 助教 (60375235)
【キーワード】幹細胞 / 自己複製 / ポリコーム群タンパク質 / エピジェネティクス / 肝癌
【概要】ポリコーム群(PcG)タンパク質は、ヒストン修飾を介して様々な発生関連遺伝子群の転写抑制に寄与する。我々はこれまでに、PcGタンパク質Bmi1が肝幹細胞の自己複製を正に制御していることを明らかにしているが、その作用機序は未解明である。本研究ではPcGタンパク質複合体構成因子のうち、標的遺伝子の転写抑制で重要な役割を持つRing1Bを対象として肝幹細胞における標的遺伝子の探索を試みた。その結果、肝幹...
❏膵幹細胞を起点とした腫瘍化プロセスにおけるポリコーム群遺伝子の機能解析(20591532)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】大島 祐二 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (10468209)
【キーワード】膵臓 / 幹細胞 / フローサイトメーター / ヒストン修飾 / ポリコーム群タンパク質 (他7件)
【概要】本研究では膵幹/前駆細胞の自己複製制御の破綻によって生じる膵発癌モデルの理解に向け、転写因子Pdx1の発現を指標とした膵幹/前駆細胞の選択的単離法の確立、および、幹細胞の自己複製制御に関わるとされるポリコーム群遺伝子Bmi1の機能解析を行った。その結果、膵幹/前駆細胞の増殖・分化はBmi1の過剰発現時に変化を認めなかった。膵発癌プロセスを生体内で解析することが重要と考えられたため、Pdx1陽性細胞...
【医歯薬学】外科系臨床医学:自己複製幹細胞を含む研究件
❏肝幹細胞における自己複製制御遺伝子群の探索と肝発癌への寄与の検討(23791490)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】上野 康晴 横浜市立大学, 医学部, 助教 (60375235)
【キーワード】組織幹細胞 / 自己複製 / ポリコーム群タンパク質 / 幹細胞
【概要】本研究では、幹細胞の自己複製制御と深い関係にあると考えられる肝発癌過程の分子機構の解明を目的とし、肝幹細胞の自己複製に必須であるポリコーム群タンパク質 Ring1B の下流制御遺伝子群の同定を試みた。Ring1B 欠損マウスを用いた遺伝子発現解析およびクロマチン免疫沈降解析より、Ring1B 下流標的として Cdkn2a を含む複数の遺伝子群を抽出した。肝幹細胞の増殖・分化において Cdkn2a ...
❏ポリコーム群タンパク質複合体を介する肝幹細胞の自己複製制御機構の解析(21791258)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】上野 康晴 横浜市立大学, 医学部, 助教 (60375235)
【キーワード】幹細胞 / 自己複製 / ポリコーム群タンパク質 / エピジェネティクス / 肝癌
【概要】ポリコーム群(PcG)タンパク質は、ヒストン修飾を介して様々な発生関連遺伝子群の転写抑制に寄与する。我々はこれまでに、PcGタンパク質Bmi1が肝幹細胞の自己複製を正に制御していることを明らかにしているが、その作用機序は未解明である。本研究ではPcGタンパク質複合体構成因子のうち、標的遺伝子の転写抑制で重要な役割を持つRing1Bを対象として肝幹細胞における標的遺伝子の探索を試みた。その結果、肝幹...
❏膵幹細胞を起点とした腫瘍化プロセスにおけるポリコーム群遺伝子の機能解析(20591532)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】大島 祐二 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (10468209)
【キーワード】膵臓 / 幹細胞 / フローサイトメーター / ヒストン修飾 / ポリコーム群タンパク質 (他7件)
【概要】本研究では膵幹/前駆細胞の自己複製制御の破綻によって生じる膵発癌モデルの理解に向け、転写因子Pdx1の発現を指標とした膵幹/前駆細胞の選択的単離法の確立、および、幹細胞の自己複製制御に関わるとされるポリコーム群遺伝子Bmi1の機能解析を行った。その結果、膵幹/前駆細胞の増殖・分化はBmi1の過剰発現時に変化を認めなかった。膵発癌プロセスを生体内で解析することが重要と考えられたため、Pdx1陽性細胞...
【医歯薬学】外科系臨床医学:Musashi-1幹細胞を含む研究件
❏未分化維持因子Musashi1による神経細胞の分化・回路形成制御の解析(24500447)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】堀澤 健一 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (70424207)
【キーワード】Musashi1 / RNA結合タンパク質 / 神経発生 / 神経回路 / 未分化維持 (他14件)
【概要】Msi1は神経前駆細胞で高発現するRNA結合蛋白質であり、神経分化を司る。主な分子的機能は、標的mRNAの翻訳制御である。 その標的探索の為に、マウス胎仔由来のmRNAからin vitro SELEX法による探索を行ったところ、dcc遺伝子の3'UTR領域が検出された。Dccは神経の成長円錐に存在する膜受容体であり、Netrrin1シグナルを受容し軸索や細胞を誘引する。 本計画で行われた解...
❏Musashi-1をマーカーとした胃粘膜多能性幹細胞の同定と分離(16659188)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】永田 博司 (2005) 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (00146599)
【キーワード】幹細胞 / Musashi-1 / 胃腺 / 胃粘膜傷害 / 胃粘膜修復
【概要】胃粘膜は胃腔内からの刺激によって表層性傷害を受けても迅速に修復される。修復のため表層は遊走してくる細胞は組織幹細胞に由来すると推定されている。我々は中枢神経系の幹細胞マーカーであるMusashi-1(Msi-1)とmammalian hairy and enhancer-of-split homologue(HES)の粘膜再生時における変動を検討した。 Western blotによる検討では、HE...
❏腸管上皮幹細胞の純化・解析と炎症性腸疾患に対する新しい再生治療法の開発(16209024)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】日比 紀文 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50129623)
【キーワード】腸管上皮 / 幹細胞 / musashi-1 / 炎症性腸疾患 / Wntシグナル (他7件)
【概要】腸管上皮の幹細胞を同定し、その幹細胞を特徴づけるマーカーを見いだし、全能性幹細胞あるいは造血幹細胞から上皮幹細胞への分化過程を追究し、胚性幹細胞、上皮幹細胞を損傷粘膜に移入することにより腸管上皮を再生する治療法を開発することを目的とした。 まず、hoechst33342染色を用いることにより、腸管上皮幹細胞の純化を試みた。マウス腸管より採取した腸管上皮細胞よりSP細胞を解析したところ、腸管上皮にお...
【医歯薬学】外科系臨床医学:脳腫瘍学幹細胞を含む研究件
❏ゲノム編集技術とiPS細胞を利用した脳腫瘍に対する遺伝子細胞療法の開発(16K15648)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】戸田 正博 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20217508)
【キーワード】脳腫瘍学 / ゲノム編集 / 幹細胞 / 自殺遺伝子
【概要】はじめに、ヒトiPS細胞から分化誘導した神経幹細胞(NSC)にウイルスベクターを用いてHSV-tK遺伝子を導入した。脳腫瘍モデルマウスにHSV-tk発現NSCを移植し、Ganciclovir (GCV) を投与したところ、著明な治療効果が認められた。つぎにゲノム編集によりHSV-tk遺伝子をiPSに導入したところ、細胞毒性により安定したiPS細胞株が樹立できなかった。そこで、遺伝子発現誘導システム...
❏新規グリオーマ幹細胞増殖因子の同定(21791377)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高橋 里史 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (20383870)
【キーワード】脳腫瘍学 / 腫瘍幹細胞 / 脳腫瘍 / 幹細胞 / 増殖因子 (他7件)
【概要】新規グリオーマ幹細胞増殖因子の同定を目的として研究を行い,KIF23とuPARAPを同定した.KIF23knock downにより,グリオーマ細胞の増殖能は著明に抑制された.uPARAPknock downによりグリオーマ細胞のアクチン細胞骨格は変化し,結果としてその移動能及び浸潤能が著明に抑制された.またKIF23及びuPARAPはグリオーマ幹細胞においてもタンパク質レベルにおいて発現している事...
【医歯薬学】外科系臨床医学:脳腫瘍幹細胞幹細胞を含む研究件
❏脳腫瘍幹細胞における幹細胞性制御因子の解析(22390283)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】戸田 正博 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (20217508)
【キーワード】脳腫瘍幹細胞 / グリオーマ / 増殖因子 / 未分化 / クローニング (他6件)
【概要】本研究では、脳腫瘍幹細胞(BCSC)における幹細胞制御分子の同定を目的として、分離BCSCを用いた網羅的な遺伝子発現比較解析を行った結果、新 規 のBCSC抗原KLRC2を同定した。さらに幹細胞制御分子スクリーニング解析を行った結果、BCSC増殖制御分子MIFを同定した。KLRC2およびMIF は、ともに正常脳組織で発現を認めず、一方、BCSCおよびグリオーマ において高発現しており、BCSCマー...
❏新規グリオーマ幹細胞増殖因子の同定(21791377)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高橋 里史 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (20383870)
【キーワード】脳腫瘍学 / 腫瘍幹細胞 / 脳腫瘍 / 幹細胞 / 増殖因子 (他7件)
【概要】新規グリオーマ幹細胞増殖因子の同定を目的として研究を行い,KIF23とuPARAPを同定した.KIF23knock downにより,グリオーマ細胞の増殖能は著明に抑制された.uPARAPknock downによりグリオーマ細胞のアクチン細胞骨格は変化し,結果としてその移動能及び浸潤能が著明に抑制された.またKIF23及びuPARAPはグリオーマ幹細胞においてもタンパク質レベルにおいて発現している事...
【医歯薬学】外科系臨床医学:増殖因子幹細胞を含む研究件
❏脳腫瘍幹細胞における幹細胞性制御因子の解析(22390283)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】戸田 正博 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (20217508)
【キーワード】脳腫瘍幹細胞 / グリオーマ / 増殖因子 / 未分化 / クローニング (他6件)
【概要】本研究では、脳腫瘍幹細胞(BCSC)における幹細胞制御分子の同定を目的として、分離BCSCを用いた網羅的な遺伝子発現比較解析を行った結果、新 規 のBCSC抗原KLRC2を同定した。さらに幹細胞制御分子スクリーニング解析を行った結果、BCSC増殖制御分子MIFを同定した。KLRC2およびMIF は、ともに正常脳組織で発現を認めず、一方、BCSCおよびグリオーマ において高発現しており、BCSCマー...
❏新規グリオーマ幹細胞増殖因子の同定(21791377)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高橋 里史 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (20383870)
【キーワード】脳腫瘍学 / 腫瘍幹細胞 / 脳腫瘍 / 幹細胞 / 増殖因子 (他7件)
【概要】新規グリオーマ幹細胞増殖因子の同定を目的として研究を行い,KIF23とuPARAPを同定した.KIF23knock downにより,グリオーマ細胞の増殖能は著明に抑制された.uPARAPknock downによりグリオーマ細胞のアクチン細胞骨格は変化し,結果としてその移動能及び浸潤能が著明に抑制された.またKIF23及びuPARAPはグリオーマ幹細胞においてもタンパク質レベルにおいて発現している事...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経発生幹細胞を含む研究件
❏未分化維持因子Musashi1による神経細胞の分化・回路形成制御の解析(24500447)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】堀澤 健一 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (70424207)
【キーワード】Musashi1 / RNA結合タンパク質 / 神経発生 / 神経回路 / 未分化維持 (他14件)
【概要】Msi1は神経前駆細胞で高発現するRNA結合蛋白質であり、神経分化を司る。主な分子的機能は、標的mRNAの翻訳制御である。 その標的探索の為に、マウス胎仔由来のmRNAからin vitro SELEX法による探索を行ったところ、dcc遺伝子の3'UTR領域が検出された。Dccは神経の成長円錐に存在する膜受容体であり、Netrrin1シグナルを受容し軸索や細胞を誘引する。 本計画で行われた解...
❏鋤鼻嗅覚神経細胞の発生と再生(08780765)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】長田 俊哉 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (00201997)
【キーワード】鋤鼻器官 / 神経発生 / 長期培養 / 幹細胞
【概要】鋤鼻神経細胞の発生及び再生の研究を培養系を用いて行った。今までの鋤鼻器官の培養法では、1週間から10日の培養後に神経細胞が消失してしまい、鋤鼻神経細胞の発生及び再生を研究するには不十分であった。そこでまず鋤鼻器官の長期培養法の開発を試みた。ラット胎児由来の鋤鼻器官を取り出し、酵素処理により小さな細胞塊を調製した。酵素処理により器官を細胞一つ一つにほぼ完全にバラバラにすることも可能だが、このような処...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経膠腫幹細胞を含む研究件
❏iPS細胞を用いた悪性グリオーマに対する遺伝子細胞治療の基礎的研究(16K20026)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田村 亮太 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60649961)
【キーワード】glioma / HSVtk / iPS / bystander effect / suicide gene therapy (他10件)
【概要】悪性神経膠腫は最も難治性の悪性腫瘍であり、現在の標準治療である脱落症状を呈さない範囲での最大切除、temozolomideによる化学療法、放射線治療による集学的治療では不十分で予後は未だ約15ヶ月に過ぎない。周辺脳への強い浸潤性があり、抗癌剤・放射線治療にも抵抗性示す。根治の為には腫瘍辺縁脳に浸潤する腫瘍細胞の根絶が重要であり、効果的な新規治療法の開発は急務である。我々はinduced pluri...
❏新規グリオーマ幹細胞増殖因子の同定(21791377)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高橋 里史 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (20383870)
【キーワード】脳腫瘍学 / 腫瘍幹細胞 / 脳腫瘍 / 幹細胞 / 増殖因子 (他7件)
【概要】新規グリオーマ幹細胞増殖因子の同定を目的として研究を行い,KIF23とuPARAPを同定した.KIF23knock downにより,グリオーマ細胞の増殖能は著明に抑制された.uPARAPknock downによりグリオーマ細胞のアクチン細胞骨格は変化し,結果としてその移動能及び浸潤能が著明に抑制された.またKIF23及びuPARAPはグリオーマ幹細胞においてもタンパク質レベルにおいて発現している事...
❏糖鎖情報を利用したがん幹細胞マーカーの探索と腫瘍標的システム(19659144)
【研究テーマ】病態検査学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】岡田 尚巳 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 遺伝子疾患治療研究部, 室長 (00326828)
【キーワード】幹細胞 / 神経成長因子 / 遺伝子導入 / アデノウイルス / がん幹細胞 (他7件)
【概要】幹細胞への外来遺伝子の導入に必要な諸条件を検討した。この際、骨髄由来間葉系幹細胞を標的細胞として用い、幹細胞のマーカーとして、CD271に着目した。CD271は神経成長因子受容体(NGFR)であるが、未分化性を維持させる分化制御因子としての作用を有する。間葉系幹細胞として、イヌ骨髄液から磁気ビーズ法によりCD271陽性分画を回収し、この細胞集団が高い増殖性と未分化性を維持していることを確認した。ま...
【医歯薬学】外科系臨床医学:異種移植幹細胞を含む研究件
❏悪性髄膜腫:悪性化分子経路・髄膜腫幹細胞の解明による新規治療標的の検索(19K09464)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉田 一成 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 名誉教授 (70166940)
【キーワード】悪性髄膜腫 / 異型髄膜腫 / 遺伝子発現プロファイル / がん遺伝子パネル検査 / 異種移植 (他8件)
【概要】20例以上の悪性髄膜腫および典型的な経過の良性髄膜腫8例において、遺伝子発現プロファイル解析、それに基づく階層クラスタリング、さらに、がん遺伝子パネル検査を行なった。遺伝子発現プロファイルに基づく階層クラスタリングでは、悪性髄膜腫は3群に分類された。また、スフェア形成能のある、幹細胞性質をもつ悪性髄膜腫株を樹立、SCIDマウスへの異種移植に成功した。樹立した細胞株および市販の髄膜腫株の2株において...
❏異種胚を用いた着床に関する分子生物学的研究(14380383)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
【キーワード】グリーンマウス / グリーンラット / レッドマウス / 着床 / キメラ (他18件)
【概要】異種胚生着の目標の一つは、臓器移植などに使用できるような臓器を異種の動物に作らせることである。そのために必要なことは、目的の臓器を欠損した動物と、その臓器以外が欠損するような動物を組み合わせることにある。異種キメラにおいて片方の胚に由来を限定する方法について検討を行った。 即ち、ジフテリアトキシンをLoxP配列で挟んでおき、Creリコンビナーゼが働いたときにだけ毒素遺伝子が転写されるようにしくんだ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:骨格筋細胞幹細胞を含む研究件
❏骨格筋由来の心筋前駆細胞の同定と心筋再生医療への応用(15590720)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】永井 敏雄 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00334194)
【キーワード】骨格筋 / 幹細胞 / 形質転換 / 細胞融合 / 心筋細胞 (他8件)
【概要】緑色蛍光蛋白(GFP)陽性骨格筋細胞を心筋細胞と共培養すると、GFP陽性細胞の一部が心筋特異的トロポニンT(cTnT)を発現し、骨格筋由来細胞の一部が心筋細胞の形質を獲得したと考えられた。平成15年度は、この形質転換に機械的刺激、Ca^<2+>および増殖因子、calmodulin, calcineurinが関与するか検討した。その結果、nifedipineは共培養におけるcTnT陽性骨...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:蛍光タンパク質幹細胞を含む研究件
❏細胞担持ナノシートと蛍光遺伝子導入を用いた新しい脂肪由来幹細胞移植法の研究(18K09501)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 細胞治療 / 幹細胞移植 / 幹細胞 / 蛍光色素 (他8件)
【概要】ナノシートは、物理的作用によりあらゆる物質表面に密着できる。ナノシートを幹細胞移植に応用し、ASCを用いることで、細胞培養期間を短縮し、加工工程を省き、低コストに治療効率を大きく改善する新しい幹細胞移植技術を創出できる。 移植ASCおよびASCスフェロイドをナノシートで保持することで創傷治癒促進効果を得られた。創傷治癒機序解明への新アプローチを発見することができた。 ...
❏マイクロ流路を用いた長期1細胞計測によるES細胞の遺伝子ネットワーク解析(16K15062)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】堀江 恭二 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30333446)
【キーワード】ES細胞 / 遺伝子 / 1細胞 / 幹細胞 / 蛍光 (他10件)
【概要】次世代シーケンサを用いた1細胞トランスクリプトーム解析が急速に進展している。しかし、シーケンサによる解析では、個々の細胞ごとの遺伝子発現の時系列情報が欠落する。この問題点を相補する方法として、本研究では、マイクロ流体デバイスを用いて、マウスES細胞の遺伝子発現を顕微鏡下で長期観察する方法を開発した。その結果、対象遺伝子の発現を、蛍光蛋白を用いて1週間に渡って計測することに成功した。今後、他の細胞へ...
❏放射線障害評価に有用なレポーター細胞の開発と幹細胞技術を用いた評価系の確立(24601016)
【研究テーマ】医学物理学・放射線技術学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】今井 貴雄 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10383712)
【キーワード】幹細胞 / 神経幹細胞 / ゲノム編集 / p53 / 放射線 (他8件)
【概要】細胞の染色体に存在する遺伝子に対して障害性を有する放射線(ガンマ線、X線など)について、その障害を評価し得るレポーター細胞の創出を本研究は目的とした。DNA組み換え技術により、p53遺伝子座を含むBAC DNA (RP11-89D11)上にオワンクラゲ由来蛍光蛋白質とホタル由来発光蛋白質の融合遺伝子(dVenusLuc2)を挿入置換したBACレポーター遺伝子の作成を完了した。また、近年発達してきた...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞凝集塊幹細胞を含む研究件
❏線維芽細胞凝集塊形成による幹細胞形成機構の解明(24592719)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】林 瑠加 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50445392)
【キーワード】細胞凝集塊 / 非接着培養 / 間葉系細胞 / 線維芽細胞 / 毛包誘導 (他12件)
【概要】C57BL/6Jマウス新生仔の皮膚より間葉系細胞を採取・培養したのち、非接着性培養皿で無血清培地を用いて細胞凝集塊を形成した。凝集塊は比較的長期に生存可能であり、その間いわゆる冬眠状態である可能性が示唆された。また細胞凝集塊の性質について遺伝子学的、免疫組織学的検討を行ったところ、凝集塊形成により毛包誘導や毛周期に関わりの深いWnt関連因子や、細胞の未分化性を示すSox-2、Oct-4、CD133...
❏微小組織エレメントを用いた骨再生(16200032)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】牛田 多加志 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50323522)
【キーワード】再生骨 / 組織エレメント / 幹細胞 / 移植 / TCP (他15件)
【概要】骨の発生段階で起る細胞間相互作用を生体外で再現することによって,短時間で骨様の特徴を惹起する組織体(微小骨エレメント)を作製し,あらゆる骨欠損に適応可能な培養骨の開発を目指した.ヒト骨髄から採取した間葉系細胞(MSC)を培養により増殖させたのち,非接着性のwell中に高密度播種し,旋回培養することにより,大量の細胞凝集体を作製した.また,8週令のヌードラットの頭蓋冠骨に骨欠損(直径8mm)を作り,...
【医歯薬学】外科系臨床医学:未分化幹細胞を含む研究件
❏非接着培養で形成される凝集塊の未分化性獲得機構の解明(25670754)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】再生 / 皮膚 / 未分化 / 幹細胞 / 毛包
【概要】細胞凝集塊形成による未分化性獲得のメカニズムに迫ることを目的とした。マウス線維芽細胞凝集塊形成により、未分化マーカーの上昇を認めた。しかしこれらは、作成したクローンの中でバラツキがあり、単一の細胞から分裂した線維芽細胞であっても、細胞塊を形成する段階で、周囲環境の違いにより、さまざまな未分化マーカーの発現の差異を生じることが判明した。 ...
❏線維芽細胞凝集塊形成による幹細胞形成機構の解明(24592719)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】林 瑠加 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50445392)
【キーワード】細胞凝集塊 / 非接着培養 / 間葉系細胞 / 線維芽細胞 / 毛包誘導 (他12件)
【概要】C57BL/6Jマウス新生仔の皮膚より間葉系細胞を採取・培養したのち、非接着性培養皿で無血清培地を用いて細胞凝集塊を形成した。凝集塊は比較的長期に生存可能であり、その間いわゆる冬眠状態である可能性が示唆された。また細胞凝集塊の性質について遺伝子学的、免疫組織学的検討を行ったところ、凝集塊形成により毛包誘導や毛周期に関わりの深いWnt関連因子や、細胞の未分化性を示すSox-2、Oct-4、CD133...
❏脳腫瘍幹細胞における幹細胞性制御因子の解析(22390283)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】戸田 正博 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (20217508)
【キーワード】脳腫瘍幹細胞 / グリオーマ / 増殖因子 / 未分化 / クローニング (他6件)
【概要】本研究では、脳腫瘍幹細胞(BCSC)における幹細胞制御分子の同定を目的として、分離BCSCを用いた網羅的な遺伝子発現比較解析を行った結果、新 規 のBCSC抗原KLRC2を同定した。さらに幹細胞制御分子スクリーニング解析を行った結果、BCSC増殖制御分子MIFを同定した。KLRC2およびMIF は、ともに正常脳組織で発現を認めず、一方、BCSCおよびグリオーマ において高発現しており、BCSCマー...
【医歯薬学】外科系臨床医学:未分化性幹細胞を含む研究件
❏線維芽細胞凝集塊形成による幹細胞形成機構の解明(24592719)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】林 瑠加 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50445392)
【キーワード】細胞凝集塊 / 非接着培養 / 間葉系細胞 / 線維芽細胞 / 毛包誘導 (他12件)
【概要】C57BL/6Jマウス新生仔の皮膚より間葉系細胞を採取・培養したのち、非接着性培養皿で無血清培地を用いて細胞凝集塊を形成した。凝集塊は比較的長期に生存可能であり、その間いわゆる冬眠状態である可能性が示唆された。また細胞凝集塊の性質について遺伝子学的、免疫組織学的検討を行ったところ、凝集塊形成により毛包誘導や毛周期に関わりの深いWnt関連因子や、細胞の未分化性を示すSox-2、Oct-4、CD133...
❏幹細胞の未分化性を物理的刺激により維持する試み(23650430)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】秋本 崇之 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00323460)
【キーワード】胚性幹細胞 / iPS細胞 / ES細胞 / メカノトランスダクション / 未分化性 (他12件)
【概要】物理的刺激が様々な細胞の増殖や分化に影響を与える事が知られているが,幹細胞に対する影響についてはほとんど分かっていない,そこで本研究では,物理的刺激が胚性幹細胞の未分化性に影響を与えるか検討した. フィーダー細胞フリーで維持培養可能なマウスES細胞を底面がシリコーンの培養プレートに培養し,LIF(Leukemia Inhibitory Factor)非存在下で10%,0.16Hzの引張り応力を負荷...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛根鞘細胞幹細胞を含む研究件
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛乳頭細胞幹細胞を含む研究件
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛髪再生幹細胞を含む研究件
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛包幹細胞を含む研究件
❏毛包形成に関与する未知の分化決定メカニズムと関連遺伝子の時系列的探索(15K14866)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西藤 公司 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (20365422)
【キーワード】毛包 / ネスチン / 幹細胞 / バルジ領域 / 毛包幹細胞 (他7件)
【概要】本研究では毛包バルジ領域に存在するケラチン15上皮幹細胞の中に,ネスチン陽性神経幹細胞の娘細胞が存在するかを解析したとともに,上皮-神経幹細胞の分化運命を解析するための遺伝子改変プラスミドを作製した。その結果,マウス成長期毛包および休止期毛包のバルジ領域では,ネスチン陽性細胞またはその娘細胞の特性を示し,かつケラチン15を発現する細胞を蛍光抗体法により特定することはできなかった。一方で本研究では,...
❏次世代器官再生医療のための基盤技術の開発(25242041)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】辻 孝 国立研究開発法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (50339131)
【キーワード】再生医工学 / 再生医療 / 口腔器官 / 毛包 / ペプチド (他8件)
【概要】本研究課題では、次世代器官再生医療のための基盤技術の開発を目的とし、1)本研究グループの開発した器官原基法を用いることにより機能的な唾液腺・涙腺の再生が可能であることを明らかとし、再生器官原基移植による分泌腺再生医療の実現可能性を実証した。また、2) 器官再生に向けた細胞シーズの開発研究として、iPS細胞から毛包を有する皮膚器官系の再生が可能であることを実証した。さらに3) 器官再生医療の臨床応用...
❏非接着培養で形成される凝集塊の未分化性獲得機構の解明(25670754)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】再生 / 皮膚 / 未分化 / 幹細胞 / 毛包
【概要】細胞凝集塊形成による未分化性獲得のメカニズムに迫ることを目的とした。マウス線維芽細胞凝集塊形成により、未分化マーカーの上昇を認めた。しかしこれらは、作成したクローンの中でバラツキがあり、単一の細胞から分裂した線維芽細胞であっても、細胞塊を形成する段階で、周囲環境の違いにより、さまざまな未分化マーカーの発現の差異を生じることが判明した。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛包幹細胞幹細胞を含む研究件
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
❏毛包形成に関与する未知の分化決定メカニズムと関連遺伝子の時系列的探索(15K14866)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西藤 公司 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (20365422)
【キーワード】毛包 / ネスチン / 幹細胞 / バルジ領域 / 毛包幹細胞 (他7件)
【概要】本研究では毛包バルジ領域に存在するケラチン15上皮幹細胞の中に,ネスチン陽性神経幹細胞の娘細胞が存在するかを解析したとともに,上皮-神経幹細胞の分化運命を解析するための遺伝子改変プラスミドを作製した。その結果,マウス成長期毛包および休止期毛包のバルジ領域では,ネスチン陽性細胞またはその娘細胞の特性を示し,かつケラチン15を発現する細胞を蛍光抗体法により特定することはできなかった。一方で本研究では,...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛包再生幹細胞を含む研究件
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛包新生幹細胞を含む研究件
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
【医歯薬学】外科系臨床医学:胆管幹細胞を含む研究件
❏肝臓の炎症・再生・病態を制御する細胞間相互作用(26253023)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】炎症 / 再生 / 線維化 / サイトカイン / イメージング (他13件)
【概要】種々の病因による肝炎から肝幹/前駆細胞の活性化を介した再生応答を、肝臓構成細胞間の相互作用に着目して解析を行った。炎症により肝前駆細胞の活性化を伴う胆管増生は胆管の増殖を伴うリモデリングであることを細胞系譜解析および肝臓の3次元構造の可視化法により示した。さらに、増殖性の胆管細胞は胆管の末端部に局在すること、増殖を始めた細胞の運命はstochasticに決まることを見いだした。また、肝臓でのサイト...
❏再生バイオ人工肝臓におけるマイクロナノ物質移動の構築(20246041)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】バイオ人工肝臓 / 幹細胞 / 物質移動 / 胆管 / 毛細胆管 (他12件)
【概要】本研究の目標は、実際の肝臓の組織に近い組織構造を体外で実現し、その再構築された構造をバイオ人工臓器や再生医療へ応用するものである。本研究では、肝細胞、血管内皮細胞、及び星細胞の3種類の細胞による肝細胞組織構造が体外で再構築するプロセスを明らかにした。即ち、それぞれの細胞において生体高分子の発現とマイクロナノスケール物質移動による関わりを伴いながら、組織構築が可能になることが分かり、複合組織である肝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:組織形成幹細胞を含む研究件
❏乳腺幹細胞への高効率なダイレクトリプログラミング因子の同定(15K15022)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】仙波 憲太郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70206663)
【キーワード】細胞分化 / 組織形成 / 乳腺 / 幹細胞 / ダイレクトリプログラミング (他11件)
【概要】レポーターマウスの乳腺上皮細胞(MEC)の不死化に成功しスクリーニングが効率化した。当初期待していた115個の遺伝子には活性がなく、より大きな遺伝子セットを評価する必要があった。そこでアノテーションされていないnon-coding RNAなどを含む遺伝子セットを大量に評価可能な実験系としてトランスポゾンを用いた遺伝子発現・同定技術を考案した。開発したベクターをレポーター細胞に導入し、4つの陽性クロ...
❏ダイレクトリプログラミングによる乳腺幹細胞の創出(25670100)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】仙波 憲太郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70206663)
【キーワード】幹細胞 / 細胞分化 / 組織形成 / 乳腺 / 脱分化 (他7件)
【概要】分化した乳腺上皮細胞(MEC)を乳腺幹細胞へ脱分化することが報告されているSLUG/SOX9を一過的に過剰発現させるベクター系を構築し、発現させたMECから乳腺の再構築が確認されたが、効率が著しく悪かった。そこで、ドナーマウスをrtTA発現マウスに変更、乳腺幹細胞維持培養法の検討、高効率化遺伝子スクリーニング、を実施した。研究期間内に乳腺幹細胞維持培養法の確立に成功した。また、幹細胞性を評価可能な...
❏副腎皮質前駆細胞株から同定した最終分化に関連する新規分泌蛋白質(13680724)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】向井 邦晃 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80229913)
【キーワード】副腎皮質 / ステロイドホルモン / 細胞分化 / 組織形成 / 器官形成 (他6件)
【概要】副腎皮質は、異なるステロイドホルモンを産生する3種類の分化した細胞層を含む。我々は近年、齧歯類の成熟副腎皮質の球状層と束状層の間に、副腎皮質の幹細胞層と推定される細胞層を発見した。最近、この未分化細胞層と共通の性質を持ち、分化能を保持した細胞株を樹立した.未分化状態の副腎皮質細胞には、細胞の増殖・分化の制御に重要な分子が特異的に発現している可能性がある。そこで未分化細胞株に特異的な蛋白質の同定を行...
【医歯薬学】外科系臨床医学:臓器再生幹細胞を含む研究件
❏移植可能な真の代替肝臓の開発を目指した胆汁産生と排泄機能復元への挑戦(18K19592)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】八木 洋 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (20327547)
【キーワード】脱細胞化 / 臓器再生 / 胆管再生 / 肝臓移植 / 細胞外マトリックス (他9件)
【概要】肝臓の再生機序を理解する上で、立体的な胆管構造と胆汁の産生・排泄機能の再構築は必須の課題であるが、複雑な三次元構造と細胞同士の相互関係を復元することは非常に困難である。我々は脱細胞化肝臓骨格内の立体構造を利用することで胆管の再生を目指した研究を進めてきた。本研究成果によって、脱細胞化骨格が持つ立体構造を利用することで、これまで困難であった三次元胆管構造の再生への道筋が示された。また成熟細胞はもとよ...
❏ブタ脱細胞化技術と幹細胞の融合により三次元胆管・血管構造を有す新規移植肝臓の開発(23689059)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】八木 洋 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (20327547)
【キーワード】幹細胞 / 臓器再生 / 再生医療 / 組織工学 / 肝移植 (他7件)
【概要】脱細胞化臓器骨格は、再生細胞の足場として有用であるだけでなく臓器特有の三次元構造から外科的に移植可能なマクロ構造へ連続する血管網、細胞外マトリックス構造を有している。我々はiPS細胞技術の臨床応用に向けて、ブタの肝臓を用いて脱細胞化骨格の移植手技の定型化に努めてきた。移植後の長期的機能維持を目指し、還流血液の凝固の問題をクリアするため、内皮細胞や抗凝固粒子による門脈系の被覆、門脈カテーテルを用いた...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ヒストンメチル化酵素幹細胞を含む研究件
❏正常肝臓及び肝癌におけるヒストンメチル化酵素ESETの幹細胞制御機構の解明(25460977)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 哲博 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00381583)
【キーワード】幹細胞 / ヒストンメチル化酵素 / 肝癌
【概要】肝癌細胞及び正常肝幹細胞を用いて、H3K9のトリメチル化酵素であるESET, SUV39H1の機能解析を行った。肝癌培養細胞を用いたSUV39H1の機能喪失では、H3K9me3の発現レベルは低下しており、増殖能および腫瘍形成能が抑制され、肝癌手術検体におけるSUV39H1とH3K9me3の発現は有意に相関していた。一方で、ESETに関してはこれらの所見は認められなかった。また、ESETノックアウト...
❏幹細胞様腫瘍細胞の形質を制御する新規経路の同定とがん治療への応用(23701063)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】谷口 博昭 東京大学, 医科学研究所, 特任准教授 (90563289)
【キーワード】幹細胞 / 遺伝子 / 癌 / トランスレーショナルリサーチ / 発生・分化 (他9件)
【概要】がん幹細胞の維持に関与するヒストンメチル化酵素(HMT)に着目し、その標的遺伝子の同定、分子機構を解明することを目的として研究を推進した。その結果、(1)HMTであるEZH2遺伝子産物の新規標的遺伝子であるKLF2を同定した。また、(2)KLF2遺伝子の機能解析を行い、KLF2が腫瘍形成能、転移能に影響を及ぼすことが判明した。KLF2遺伝子の発現を乳癌、前立腺癌の臨床検体で評価し、腫瘍マーカーへの...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞運動幹細胞を含む研究件
❏分化と運動の相関:ノコギリ型により細胞のミクロなゆらぎをマクロな運動へと変換(25650049)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大沼 清 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50396834)
【キーワード】細胞 / ゆらぎ / 幹細胞 / 分化 / 細胞運動
【概要】ヒトの誘導多能性幹細胞(iPS細胞)は各種の細胞に変化できるが、各種の細胞が勝手に動き回ると制御が難しくなる。ところが、各種の細胞の動きがどの様に異なるかは未だに明らかでない。 本研究は、細胞を型の中に閉じ込め、かつ様々な条件を一度に観察することにより、各種の細胞の運動の特徴を効率的に調べる事を目標とした。その結果、髪の毛の太さ程度の小さな型の中にヒトiPS細胞を閉じ込める新技術の開発に成功した。...
❏G蛋白共役型受容体GPR49/LGR5のヒト組織並びに疾患における発現・機能解析(21390108)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】坂元 亨宇 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40221270)
【キーワード】GPR49 / LGR5 / 細胞増殖 / 幹細胞 / 肝癌 (他18件)
【概要】GPR49/LGR5遺伝子は、幾つかの癌で過剰発現すると共に、マウス小腸上皮並びに毛胞の幹細胞マーカー遺伝子であることが報告されている。我々は大腸発癌における意義を検討した。LGR5は対応する正常粘膜と比較して大腸癌50例中35例で高発現して、大腸腺腫においても全例で高発現していた。またLGR5の発現レベルは、リンパ管侵襲、静脈侵襲、腫瘍深達度、リンパ節転移、腫瘍病期(IIIC vs. IIIB)...
【医歯薬学】外科系臨床医学:胚細胞腫瘍幹細胞を含む研究件
❏TS細胞を用いた、β-cateninの胎盤形成に果たす役割に関する研究(15K20171)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】上條 慎太郎 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, リサーチアソシエイト (70570878)
【キーワード】幹細胞 / 奇形腫 / 胚細胞腫瘍 / βカテニン / 奇形種 (他10件)
【概要】β-cateninが幹細胞においては多分化能獲得に必須であり、栄養膜細胞系列では胎盤形成と着床維持に関与していることが推察される。胎盤を構成する栄養膜細胞系列の幹細胞であるTS細胞を用いて詳細に解析することにより、発生学や生殖医療の発展向上を目指した基礎研究として貢献し、その成果の臨床への応用を目指す。 マウス胚においてβ-cateninをノックアウトすると三胚葉への分化運命が決定する原腸形成期に...
❏卵子加齢にみる老化のメカニズムと発生能への影響を探る戦略的基盤研究(21390456)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】阿久津 英憲 独立行政法人国立成育医療研究センター, 生殖・細胞医療研究部, 室長 (50347225)
【キーワード】ES細胞 / 卵細胞 / 幹細胞 / 胚細胞腫瘍 / 網羅的遺伝子発現解析 (他8件)
【概要】加齢モデルのES細胞では、Wntシグナル関連遺伝子の発現低下が認められWnt-β-Cateninシグナルの機能低下を見出した。そこで、β-Catenin遺伝子を欠いた胚からES細胞の作製を行った。β-Catenin遺伝子欠損ES細胞樹立に成功し、その分化特性解析から分化多能性が欠落することを見出した。副次的に、β-Catenin遺伝子欠損ES細胞は混合型悪性胚細胞腫瘍の発症機序を説明できる可能性が...
【医歯薬学】外科系臨床医学:早産幹細胞を含む研究件
❏胎児期からはじめる、自己羊水由来幹細胞を用いた多面的な脳性麻痺予防法の開発(21H03080)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】幹細胞 / 羊水 / 間葉系幹細胞 / 脳性麻痺 / 早産 (他6件)
【概要】
❏ヒト羊水幹細胞による子宮炎症制御を介した早産/胎児炎症反応症候群治療薬の開発(19K22602)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / マクロファージ / 早産 / 胎児炎症反応症候群 (他9件)
【概要】間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cells; MSCs)の一種であるヒト羊水幹細胞(Human amniotic fluid stem cells; hAFSC)には、高い抗炎症作用があることが知られている。申請者らは、子宮頸管からの上行性感染により生じる早産を模倣した動物モデルを用い、その治療効果と機序の一部を明らかにした。 また、早産期前期破水患者から経膣的に流出した羊水からh...
❏出生直後からの先制医療を目指した、羊水幹細胞による難治性早産合併症の治療法開発(17H04236)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】ヒト羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 早産 / 敗血症 / 抗炎症作用 (他12件)
【概要】本邦では年間5万件の早産分娩が存在し約4割が子宮感染に起因するが,早産とその合併症に対する新規治療法の開発は周産期領域の課題である. 我々は,リポポリサッカライドを生後3日目のラットに投与し早産新生仔敗血症モデル動物を作成し,このモデルを用いてヒト羊水幹細胞の治療効果を検討した.その結果,予想に反して,リポポリサッカライド投与後に羊水幹細胞を投与しても治療効果は認めず,事前投与を行った時のみ,生存...
【医歯薬学】外科系臨床医学:子宮筋幹細胞を含む研究件
❏成体幹細胞を用いた雌性生殖器官の臓器再生と疾患モデルの構築(17209053)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / 子宮筋 / 幹細胞 / 動物モデル / 再生医学 (他8件)
【概要】本研究では、子宮内膜、子宮平滑筋といった雌性生殖器官における成体幹細胞システムの基礎的解明とともに、臓器再生と疾患モデル構築の技術開発という応用面に重点を置いて、以下の3点について研究を進めた。以下がその成果の概要である。 A.雌性生殖器官組織における幹細胞の分離・同定および幹細胞特性の解明 Side population(SP)法を用いて、子宮内膜と子宮平滑筋からSP細胞を純化・精製する方法を確...
❏雌性生殖器官における成体幹細胞システムの解明と再生医学への応用(14207066)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / 子宮平滑筋 / 幹細胞 / 分化 / 再生医学 (他8件)
【概要】本研究では、雌性生殖器官が有する様々な機能メカニズムを明らかにするために、その成体幹細胞の同定・分離・培養技術の確立を通じて、幹細胞システムの解明と再生医学への応用を目的とした。 1.雌性生殖器官における組織幹細胞の分離・同定および幹細胞特性の解明 a)子宮内膜の組織幹細胞 内膜はその高い再生能力から組織幹細胞の存在が強く示唆される。近年、組織幹細胞をside population細胞として分離す...
【医歯薬学】外科系臨床医学:子宮筋腫幹細胞を含む研究件
❏子宮内膜症・腺筋症における幹細胞の役割の解明(24390381)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10209702)
【キーワード】幹細胞 / 子宮内膜症 / 子宮腺筋症 / 子宮筋腫 / Wnt (他6件)
【概要】本研究では、子宮内膜症および子宮腺筋症の発生・進展における幹細胞の役割を明らかにするために、ヒト内膜細胞を用いた腹膜内膜症モデルマウスの開発を行い、磁性体により内膜症様病変をマウス壁側腹膜の任意の位置に局在させ得る戦略が可能で有ることを示した。同時に、新たに幹細胞標識追跡法を開発することで、組織(病変)再構成過程における幹細胞の振る舞いを検証できるin vivoシステムを構築し得た。さらに、子宮腺...
❏幹細胞への時空間的介入による雌性生殖器官の再構成と機能制御(23249076)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】幹細胞 / 子宮内膜 / 子宮平滑筋 / 子宮内膜症 / 子宮筋腫 (他9件)
【概要】本研究では、子宮における幹細胞に対して時空間的な介入を行うことで子宮の正常と異常(疾患)の再構成とその技術開発を目指した。まず子宮内膜の再構成系と細胞追跡法による新しいin vivo子宮内膜幹細胞アッセイを開発した。これにより内膜幹細胞の最有力候補とされた内膜side population(SP)細胞が、子宮内膜症の発生においても重要な役割を担う可能性が示された。また子宮平滑筋腫の発生・進展に子宮...
【医歯薬学】外科系臨床医学:子宮再生幹細胞を含む研究件
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏脱細胞化と再細胞化で子宮を造る(25670706)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10209702)
【キーワード】子宮再生 / 子宮再建 / 組織工学 / 幹細胞 / 脱細胞化 (他6件)
【概要】ラットを用いて脱細胞化・再細胞化による子宮再建技術の開発を行った。その結果、界面活性剤を用いることで、細胞外マトリックスや微小血管構造骨格を維持したままラット子宮から細胞を除去する(脱細胞化)技術を開発した。また、この脱細胞化骨格に、子宮細胞などを注入することにより、子宮様組織を再構築し得た(再細胞化)。さらに、in vivoでの再細胞化として, ラット子宮の一部を切除して脱細胞化マトリックスに置...
【医歯薬学】外科系臨床医学:子宮内膜症(Endmetoriosis)幹細胞を含む研究件
❏子宮内膜症・腺筋症における幹細胞の役割の解明(24390381)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10209702)
【キーワード】幹細胞 / 子宮内膜症 / 子宮腺筋症 / 子宮筋腫 / Wnt (他6件)
【概要】本研究では、子宮内膜症および子宮腺筋症の発生・進展における幹細胞の役割を明らかにするために、ヒト内膜細胞を用いた腹膜内膜症モデルマウスの開発を行い、磁性体により内膜症様病変をマウス壁側腹膜の任意の位置に局在させ得る戦略が可能で有ることを示した。同時に、新たに幹細胞標識追跡法を開発することで、組織(病変)再構成過程における幹細胞の振る舞いを検証できるin vivoシステムを構築し得た。さらに、子宮腺...
❏幹細胞への時空間的介入による雌性生殖器官の再構成と機能制御(23249076)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】幹細胞 / 子宮内膜 / 子宮平滑筋 / 子宮内膜症 / 子宮筋腫 (他9件)
【概要】本研究では、子宮における幹細胞に対して時空間的な介入を行うことで子宮の正常と異常(疾患)の再構成とその技術開発を目指した。まず子宮内膜の再構成系と細胞追跡法による新しいin vivo子宮内膜幹細胞アッセイを開発した。これにより内膜幹細胞の最有力候補とされた内膜side population(SP)細胞が、子宮内膜症の発生においても重要な役割を担う可能性が示された。また子宮平滑筋腫の発生・進展に子宮...
❏磁性体を用いた新しい子宮内膜症モデルの開発(20390436)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10209702)
【キーワード】子宮内膜症 / 応用動物 / 幹細胞 / 血管新生 / 幹組胞
【概要】本研究では,磁性体を用いて子宮内膜症モデルマウスを作成し,その異所性内膜病変の振る舞いを非侵襲的・リアルタイムに定量解析することが可能なシステムを構築することを目的とする.まず、非機能表面マーカーと発光および蛍光蛋白の三者を同時に発現することが可能なウイルスベクターを開発した。これを内膜細胞に感染させたうえでその表面マーカーを標的にした抗体と磁性体を用いることにより、感染細胞の分取とマウス体内の特...
【医歯薬学】外科系臨床医学:子宮平滑筋幹細胞を含む研究件
❏幹細胞への時空間的介入による雌性生殖器官の再構成と機能制御(23249076)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】幹細胞 / 子宮内膜 / 子宮平滑筋 / 子宮内膜症 / 子宮筋腫 (他9件)
【概要】本研究では、子宮における幹細胞に対して時空間的な介入を行うことで子宮の正常と異常(疾患)の再構成とその技術開発を目指した。まず子宮内膜の再構成系と細胞追跡法による新しいin vivo子宮内膜幹細胞アッセイを開発した。これにより内膜幹細胞の最有力候補とされた内膜side population(SP)細胞が、子宮内膜症の発生においても重要な役割を担う可能性が示された。また子宮平滑筋腫の発生・進展に子宮...
❏雌性生殖器官における成体幹細胞システムの解明と再生医学への応用(14207066)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / 子宮平滑筋 / 幹細胞 / 分化 / 再生医学 (他8件)
【概要】本研究では、雌性生殖器官が有する様々な機能メカニズムを明らかにするために、その成体幹細胞の同定・分離・培養技術の確立を通じて、幹細胞システムの解明と再生医学への応用を目的とした。 1.雌性生殖器官における組織幹細胞の分離・同定および幹細胞特性の解明 a)子宮内膜の組織幹細胞 内膜はその高い再生能力から組織幹細胞の存在が強く示唆される。近年、組織幹細胞をside population細胞として分離す...
【医歯薬学】外科系臨床医学:クロマチン幹細胞を含む研究件
❏統合的ゲノム解析によるがん細胞集団進化の解明(24221011)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】油谷 浩幸 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (10202657)
【キーワード】ゲノム / エピゲノム / クロマチン / クローン進化 / 微小環境 (他15件)
【概要】治療抵抗性腫瘍細胞のサバイバルおよびクローン進化、さらに腫瘍微小環境に対する適応について解明すべく、腫瘍細胞集団内のゲノム不均一性とエピゲノムの可塑性についてヒト腫瘍検体および腫瘍細胞の解析を行った。 グリオーマ再発に際してアルキル化剤治療によりミスマッチ修復異常を来したクローンは高頻度にC>T変異を生じ、悪性転化を引き起こす。また、腫瘍内微小環境において形成される低pH状態下では転写因子S...
❏神経幹細胞の運命転換における核クロマチン「グーバルな」状態変化の意義(20241044)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70252525)
【キーワード】クロマチン / 神経幹細胞 / Brm / ニューロン / 神経細胞 (他6件)
【概要】発生過程において、多分化能を持つ組織幹細胞が特定の形質のみを示す細胞へと分化する過程は、特定の遺伝子群の発現カスケードとして捉えられ、解析されてきた。しかし最近我々は、神経幹細胞の分化過程においてこのような「ローカルな」遺伝子座の制御に加えて、核ゲノム全体で起こる「グローバルな」クロマチン状態の変化が存在していることを示唆する結果を得た。すなわち、神経系前駆細胞がニューロン分化し成熟するときに、ク...
【医歯薬学】外科系臨床医学:羊水幹細胞を含む研究件
❏胎児期からはじめる、自己羊水由来幹細胞を用いた多面的な脳性麻痺予防法の開発(21H03080)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】幹細胞 / 羊水 / 間葉系幹細胞 / 脳性麻痺 / 早産 (他6件)
【概要】
❏ヒト羊水幹細胞による子宮炎症制御を介した早産/胎児炎症反応症候群治療薬の開発(19K22602)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / マクロファージ / 早産 / 胎児炎症反応症候群 (他9件)
【概要】間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cells; MSCs)の一種であるヒト羊水幹細胞(Human amniotic fluid stem cells; hAFSC)には、高い抗炎症作用があることが知られている。申請者らは、子宮頸管からの上行性感染により生じる早産を模倣した動物モデルを用い、その治療効果と機序の一部を明らかにした。 また、早産期前期破水患者から経膣的に流出した羊水からh...
❏出生直後からの先制医療を目指した、羊水幹細胞による難治性早産合併症の治療法開発(17H04236)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】ヒト羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 早産 / 敗血症 / 抗炎症作用 (他12件)
【概要】本邦では年間5万件の早産分娩が存在し約4割が子宮感染に起因するが,早産とその合併症に対する新規治療法の開発は周産期領域の課題である. 我々は,リポポリサッカライドを生後3日目のラットに投与し早産新生仔敗血症モデル動物を作成し,このモデルを用いてヒト羊水幹細胞の治療効果を検討した.その結果,予想に反して,リポポリサッカライド投与後に羊水幹細胞を投与しても治療効果は認めず,事前投与を行った時のみ,生存...
【医歯薬学】外科系臨床医学:腫瘍幹細胞幹細胞を含む研究件
❏癌幹細胞の誤修復誘導による放射線増感を利用した新たな治療戦略の開発(23591849)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】川田 哲也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60234077)
【キーワード】幹細胞 / 静止期細胞 / 放射線増感 / PLDR / 誤修復 (他11件)
【概要】グリオーマ細胞を用いてX線、粒子線での染色体異常解析を解析した。放射線増感効果が期待できるNBS1遺伝子の阻害剤であるmirinでCD133+, CD133-細胞で比較を行った。CD133+のstem like cellはCD133-細胞と比較するとAKTの活性化が促進されることがわかった。DNA損傷を修復する能力がCD133+のstem like cellは高いことが示唆された。また、正常線維芽...
❏新規グリオーマ幹細胞増殖因子の同定(21791377)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高橋 里史 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (20383870)
【キーワード】脳腫瘍学 / 腫瘍幹細胞 / 脳腫瘍 / 幹細胞 / 増殖因子 (他7件)
【概要】新規グリオーマ幹細胞増殖因子の同定を目的として研究を行い,KIF23とuPARAPを同定した.KIF23knock downにより,グリオーマ細胞の増殖能は著明に抑制された.uPARAPknock downによりグリオーマ細胞のアクチン細胞骨格は変化し,結果としてその移動能及び浸潤能が著明に抑制された.またKIF23及びuPARAPはグリオーマ幹細胞においてもタンパク質レベルにおいて発現している事...
【医歯薬学】外科系臨床医学:内視鏡幹細胞を含む研究件
❏潰瘍性大腸炎関連大腸癌の新規分子マーカーの同定と治療法の開発(15K08974)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岩男 泰 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40168547)
【キーワード】内視鏡 / 潰瘍性大腸炎 / 大腸癌 / 幹細胞
【概要】我々は,臨床サンプルから永続的に増殖可能なオルガノイドを作製し,希少がんの研究プラットフォームを開発した。更に,構築された潰瘍性大腸炎患者関連大腸がんオルガノイドと通常型大腸がんの遺伝子変異・遺伝子発現変化の統合的な解析を行い,潰瘍性大腸炎患者関連大腸がんに特異性を有する分子マーカーの探索を行った。大腸内視鏡解析や病理組織解析を組み合わせ,オルガノイドーオミックス解析で得られた分子マーカーを潰瘍性...
❏ヒト胎児付属物由来間葉系細胞と心筋分化誘導分子による重症心不全治療の実現(23592047)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】岡本 一真 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10338064)
【キーワード】幹細胞 / 間葉系 / 細胞移植 / 低侵襲 / 内視鏡 (他11件)
【概要】全身麻酔下のビーグル犬を用いて、セルディンガー法により心嚢内に内視鏡を挿入して心嚢内の視野を確保した。心嚢内での内視鏡手術手技の確立、周辺機器の最適化、心外膜側からの細胞移植デバイスツールの開発をすすめた。ビーグル犬の左室にヒト胎盤由来間葉系細胞の左室20カ所への移植を行い、手技中の血行動態の変化をモニタリングした。さらにペースメーカーワイヤの留置にも成功した。 また、PPAR-γおよびARBを中...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ヒルシュスプルング病幹細胞を含む研究件
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ヒルシュスプルング病類縁疾患幹細胞を含む研究件
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
【医歯薬学】外科系臨床医学:幹細胞移植幹細胞を含む研究件
❏細胞担持ナノシートと蛍光遺伝子導入を用いた新しい脂肪由来幹細胞移植法の研究(18K09501)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 細胞治療 / 幹細胞移植 / 幹細胞 / 蛍光色素 (他8件)
【概要】ナノシートは、物理的作用によりあらゆる物質表面に密着できる。ナノシートを幹細胞移植に応用し、ASCを用いることで、細胞培養期間を短縮し、加工工程を省き、低コストに治療効率を大きく改善する新しい幹細胞移植技術を創出できる。 移植ASCおよびASCスフェロイドをナノシートで保持することで創傷治癒促進効果を得られた。創傷治癒機序解明への新アプローチを発見することができた。 ...
❏ナノシートを用いた脂肪由来幹細胞移植の研究(15K10961)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 形成外科, 講師 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 幹細胞移植 / 薬剤輸送 / 塩基性線維芽細胞成長因子 / 脂肪由来幹細胞 (他9件)
【概要】ナノシートに脂肪由来幹細胞(ASC)を接着し、創部に移植することで、創傷治癒促進効果を得ることができた。また、ASCの一部をを生着させることができた。これはナノシートが再生医療分野に応用可能であることを示唆している。 塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)をナノシートに担持させ徐放化させるこで、少量の薬剤で高い創傷治癒効果を得ることができた。 素材はきわめて薄いため、使用時の取り扱いや剤形の工夫など...
❏組織幹細胞を用いた肝不全療法発のための基礎的研究(17590682)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】東 俊文 東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (00222612)
【キーワード】side population(SP)細胞 / 幹細胞 / 幹細胞移植 / 肝不全 / 肝硬変 (他9件)
【概要】末期肝硬変患者の主な死因は肝不全と癌である。現在、末期肝硬変患者の肝不全に対する根本的な治療法は肝移植であるが、圧倒的なドナー不足および拒絶や免疫抑制剤使用に伴う合併症など課題も多い。また、癌死する患者の中には、残存肝機能が乏しく、癌に対して十分な治療が行えなかった症例もある。そんな中で、肝不全に対する新しい治療法として、細胞移植療法が注目され、まず肝細胞移植が試みられたが、ドナーが必要であること...
【医歯薬学】外科系臨床医学:骨髄由来細胞幹細胞を含む研究件
❏「胃癌幹細胞システム」への骨髄由来細胞の関与(19790955)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】熊谷 厚志 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (40383848)
【キーワード】胃癌 / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / 癌幹細胞 / 幹細胞 (他7件)
【概要】われわれは、胃癌発生における骨髄由来細胞の関与について、胃腫瘍を自然発生するトランスジェニックマウスを用いて検証を行った。本研究では、骨髄由来細胞である間葉系幹細胞(MSC;GFPマウス骨髄由来)及び造血幹細胞(HSC;RFPマウス骨髄由来)を用いた混合移植を行った。結果として、胃癌の発生において、骨髄由来細胞であるMSC及びHCSの明確な関与は示唆されなかった。 ...
❏微小組織エレメントを用いた骨再生(16200032)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】牛田 多加志 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50323522)
【キーワード】再生骨 / 組織エレメント / 幹細胞 / 移植 / TCP (他15件)
【概要】骨の発生段階で起る細胞間相互作用を生体外で再現することによって,短時間で骨様の特徴を惹起する組織体(微小骨エレメント)を作製し,あらゆる骨欠損に適応可能な培養骨の開発を目指した.ヒト骨髄から採取した間葉系細胞(MSC)を培養により増殖させたのち,非接着性のwell中に高密度播種し,旋回培養することにより,大量の細胞凝集体を作製した.また,8週令のヌードラットの頭蓋冠骨に骨欠損(直径8mm)を作り,...
【医歯薬学】外科系臨床医学:緑色蛍光タンパク質(GFP)幹細胞を含む研究件
❏異種胚を用いた着床に関する分子生物学的研究(14380383)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
【キーワード】グリーンマウス / グリーンラット / レッドマウス / 着床 / キメラ (他18件)
【概要】異種胚生着の目標の一つは、臓器移植などに使用できるような臓器を異種の動物に作らせることである。そのために必要なことは、目的の臓器を欠損した動物と、その臓器以外が欠損するような動物を組み合わせることにある。異種キメラにおいて片方の胚に由来を限定する方法について検討を行った。 即ち、ジフテリアトキシンをLoxP配列で挟んでおき、Creリコンビナーゼが働いたときにだけ毒素遺伝子が転写されるようにしくんだ...
❏幹細胞可塑性の分子メカニズムと再生医学研究(14657241)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】千葉 滋 (2003) 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60212049)
【キーワード】造血幹細胞 / 可塑性 / ヒトES細胞 / 血球細胞 / Tie2 (他12件)
【概要】GFPトランスジェニックマウス造血幹細胞分画を移植して、脳内からGFP陽性細胞を採取し、神経特異的マーカーであるNeuNやTrk-Rの発現を解析した。この実験では、脳内においてGFP陽性細胞を同定することができ、これらの細胞におけるNeuNおよびTrk-Rの発現を確認した。しかしながら、その発現時期を明確にすることはできなかったため、これらの分子の発現を誘導する転写因子の道程には至らず、したがって...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:消化器がん幹細胞を含む研究件
❏消化器がん幹細胞を標的とした創薬スクリーニング(17K09395)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高野 愛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (50647584)
【キーワード】オルガノイド / 幹細胞 / HTS / 創薬スクリーニング / がん幹細胞 (他16件)
【概要】可視化したヒト消化器がん幹細胞を用いてHTS を行った. 1st スクリーニングでは3セットの化合物ライブラリーを使用し, 約3万化合物を検証した. 2nd screeningでは, Dose-respondsの検証を行った. これらの結果からLGR5特異的殺傷能力のある, 2つのHit化合物を選定しvalidationを行った. そのうちの1つである分子標的治療薬Aを検証した結果LGR5陽性細胞...
❏HTS技術による消化器がん幹細胞を標的とした個別化医療開発(15K19349)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高野 愛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (50647584)
【キーワード】消化器がん / HTS / 大腸癌 / がん幹細胞 / オルガノイド (他8件)
【概要】ヒト消化器がん(大腸、胃,肝臓,膵臓)患者から採取した生検組織からがんオルガノイドを樹立し, 最適化した培養環境下において大量培養することに成功した. また遺伝子操作技術を用いて蛍光蛋白レポーターLgr5遺伝子座位へのノックインによりがん幹細胞の可視化に成功し, この技術を利用して, 樹立した消化器がん幹細胞の可視化を行った. これらの樹立したがんオルガノイドを用いてHTSを行った. 可視化した...
❏ヒト胃・大腸癌幹細胞の分離同定と治療標的分子の特定(20591531)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鄭 允文 横浜市立大学, 医学部, 助教 (80404995)
【キーワード】消化器癌 / 幹細胞 / フローサイトメトリー / 腫瘍形成能 / 移植 (他6件)
【概要】癌幹細胞の存在は、癌治療において非常に重要なものであると考えられる。本研究では、大腸癌幹細胞マーカーである細胞表面抗原CD133にCD44を加え、フローサイトメトリーによってより高純度な分離を目指し、癌幹細胞の存在が示唆された細胞群の特性解析を実施した。また、分画された細胞に対し正常な腸管幹細胞マーカーであるLGR5の発現を指標とした167症例の予後解析の結果から、CD133、CD44、LGR5の...
【医歯薬学】外科系臨床医学:膵臓幹細胞を含む研究件
❏膵幹細胞を起点とした腫瘍化プロセスにおけるポリコーム群遺伝子の機能解析(20591532)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】大島 祐二 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (10468209)
【キーワード】膵臓 / 幹細胞 / フローサイトメーター / ヒストン修飾 / ポリコーム群タンパク質 (他7件)
【概要】本研究では膵幹/前駆細胞の自己複製制御の破綻によって生じる膵発癌モデルの理解に向け、転写因子Pdx1の発現を指標とした膵幹/前駆細胞の選択的単離法の確立、および、幹細胞の自己複製制御に関わるとされるポリコーム群遺伝子Bmi1の機能解析を行った。その結果、膵幹/前駆細胞の増殖・分化はBmi1の過剰発現時に変化を認めなかった。膵発癌プロセスを生体内で解析することが重要と考えられたため、Pdx1陽性細胞...
❏幹細胞の分化制御による糖尿病治療法の開発(14207046)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】膵臓 / 再生 / 幹細胞 / 糖尿病
【概要】「膵再生」による糖尿病治療の臨床応用に向けた基盤技術の開発を目的として、単離した膵細胞集団の中から、極少数しか存在せずかつ形態によって区別することが難しい多能性を持つ膵幹細胞(pancreatic stem cell)を、FACS(fluorescence activated cell sorter)を用いた精度の高い細胞分離法により純化・回収し、それらの分化・増殖・自己複製機構を解析することを試...
【医歯薬学】外科系臨床医学:肝がん幹細胞を含む研究件
❏正常肝臓及び肝癌におけるヒストンメチル化酵素ESETの幹細胞制御機構の解明(25460977)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 哲博 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00381583)
【キーワード】幹細胞 / ヒストンメチル化酵素 / 肝癌
【概要】肝癌細胞及び正常肝幹細胞を用いて、H3K9のトリメチル化酵素であるESET, SUV39H1の機能解析を行った。肝癌培養細胞を用いたSUV39H1の機能喪失では、H3K9me3の発現レベルは低下しており、増殖能および腫瘍形成能が抑制され、肝癌手術検体におけるSUV39H1とH3K9me3の発現は有意に相関していた。一方で、ESETに関してはこれらの所見は認められなかった。また、ESETノックアウト...
❏G蛋白共役型受容体GPR49/LGR5のヒト組織並びに疾患における発現・機能解析(21390108)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】坂元 亨宇 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40221270)
【キーワード】GPR49 / LGR5 / 細胞増殖 / 幹細胞 / 肝癌 (他18件)
【概要】GPR49/LGR5遺伝子は、幾つかの癌で過剰発現すると共に、マウス小腸上皮並びに毛胞の幹細胞マーカー遺伝子であることが報告されている。我々は大腸発癌における意義を検討した。LGR5は対応する正常粘膜と比較して大腸癌50例中35例で高発現して、大腸腺腫においても全例で高発現していた。またLGR5の発現レベルは、リンパ管侵襲、静脈侵襲、腫瘍深達度、リンパ節転移、腫瘍病期(IIIC vs. IIIB)...
❏ポリコーム群タンパク質複合体を介する肝幹細胞の自己複製制御機構の解析(21791258)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】上野 康晴 横浜市立大学, 医学部, 助教 (60375235)
【キーワード】幹細胞 / 自己複製 / ポリコーム群タンパク質 / エピジェネティクス / 肝癌
【概要】ポリコーム群(PcG)タンパク質は、ヒストン修飾を介して様々な発生関連遺伝子群の転写抑制に寄与する。我々はこれまでに、PcGタンパク質Bmi1が肝幹細胞の自己複製を正に制御していることを明らかにしているが、その作用機序は未解明である。本研究ではPcGタンパク質複合体構成因子のうち、標的遺伝子の転写抑制で重要な役割を持つRing1Bを対象として肝幹細胞における標的遺伝子の探索を試みた。その結果、肝幹...
【医歯薬学】外科系臨床医学:肝硬変幹細胞を含む研究件
❏組織幹細胞を用いた肝不全療法発のための基礎的研究(17590682)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】東 俊文 東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (00222612)
【キーワード】side population(SP)細胞 / 幹細胞 / 幹細胞移植 / 肝不全 / 肝硬変 (他9件)
【概要】末期肝硬変患者の主な死因は肝不全と癌である。現在、末期肝硬変患者の肝不全に対する根本的な治療法は肝移植であるが、圧倒的なドナー不足および拒絶や免疫抑制剤使用に伴う合併症など課題も多い。また、癌死する患者の中には、残存肝機能が乏しく、癌に対して十分な治療が行えなかった症例もある。そんな中で、肝不全に対する新しい治療法として、細胞移植療法が注目され、まず肝細胞移植が試みられたが、ドナーが必要であること...
❏肝組織幹細胞(SP細胞)を用いた肝不全治療法開発のための実験的研究(14207026)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】堀江 義則 (2004) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70229227)
【キーワード】SP細胞 / 幹細胞自家移植療法 / コラーゲンゲルサインドイッチ法 / 肝細胞分化誘導法 / 肝細胞分化 (他15件)
【概要】1.in vitroの肝細胞分化誘導法の確立 1)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた初代培養肝細胞培養法 細胞をコラーゲンゲルの上に播種し、さらにコラーゲンゲルを重層する方法による初代培養肝細胞培養法を用いることで、肝細胞の分化機能が維持されるだけでなく、いったん脱分化した肝細胞の再分化誘導が可能であることを、アルブミン産生能を指標に証明した。 2)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた幹細胞の肝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:肝不全幹細胞を含む研究件
❏組織幹細胞を用いた肝不全療法発のための基礎的研究(17590682)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】東 俊文 東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (00222612)
【キーワード】side population(SP)細胞 / 幹細胞 / 幹細胞移植 / 肝不全 / 肝硬変 (他9件)
【概要】末期肝硬変患者の主な死因は肝不全と癌である。現在、末期肝硬変患者の肝不全に対する根本的な治療法は肝移植であるが、圧倒的なドナー不足および拒絶や免疫抑制剤使用に伴う合併症など課題も多い。また、癌死する患者の中には、残存肝機能が乏しく、癌に対して十分な治療が行えなかった症例もある。そんな中で、肝不全に対する新しい治療法として、細胞移植療法が注目され、まず肝細胞移植が試みられたが、ドナーが必要であること...
❏肝組織幹細胞(SP細胞)を用いた肝不全治療法開発のための実験的研究(14207026)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】堀江 義則 (2004) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70229227)
【キーワード】SP細胞 / 幹細胞自家移植療法 / コラーゲンゲルサインドイッチ法 / 肝細胞分化誘導法 / 肝細胞分化 (他15件)
【概要】1.in vitroの肝細胞分化誘導法の確立 1)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた初代培養肝細胞培養法 細胞をコラーゲンゲルの上に播種し、さらにコラーゲンゲルを重層する方法による初代培養肝細胞培養法を用いることで、肝細胞の分化機能が維持されるだけでなく、いったん脱分化した肝細胞の再分化誘導が可能であることを、アルブミン産生能を指標に証明した。 2)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた幹細胞の肝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:FACS幹細胞を含む研究件
❏腹膜播種における腹腔内癌幹細胞の同定(24659600)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】石神 浩徳 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80372382)
【キーワード】腹膜播種 / 幹細胞 / フローサイトメトリー / 腹腔 / FACS
【概要】CD90陽性の腹腔内間葉系幹細胞は腹膜局所における線維化や免疫抑制を介して癌細胞の生育に好都合な微小環境を提供することによって腹膜播種の成立を促進する働きを有しており、この腹腔内間葉系幹細胞は、播種における環境因子として癌の幹性と密接な関連を有していることが推測された。また、フローサイトメトリーを用いた腹腔内遊離細胞中のCD326陽性細胞の算定は「生きた」状態の腹腔内遊離癌細胞量や播種病変の活動性...
❏ヒト肝臓癌からの癌幹細胞の分離と特性解析(17659393)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】千葉 哲博 千葉大学, 大学院医学研究院, 助手 (00381583)
【キーワード】肝臓癌 / 癌幹細胞 / 幹細胞 / FACS / 幹細胞生物学 (他8件)
【概要】近年、乳癌組織中のESA+CD44+CD24-/low細胞や脳腫瘍培養細胞におけるSP(Side population)細胞が、腫瘍形成能(自己複製能)及び腫瘍不均一性の再構築能(多分化能)を併せ持つことが明らかにされている。本研究では、肝癌細胞中にごく少数存在することが想定される癌幹細胞の分離・同定、さらにはその細胞生物学的特性の解明を目的とした。4種類の肝癌培養細胞HepG2,Huh6,Huh...
❏間葉系幹細胞から心筋細胞への分化誘導法の確立(13470151)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20199227)
【キーワード】心筋細胞 / 骨髄間葉系幹細胞 / 分化誘導 / 再生医学 / 幹細胞 (他17件)
【概要】【目的】骨髄血より心筋分化能を有する可能性のある細胞を単離し、増殖し、分化誘導を試みた。 【方法】(1)骨髄血よりauto MACSを用いて、CD45陰性、CD29陽性、CD34陰性、CD44陽性の細胞群を単離し、ファイブロネクチン塗布培養皿上に接着させた。(2)この細胞を培養し、細胞の増殖曲線を作成した。(3)この細胞の表面抗原をFACS解析した。(4)この細胞をインスリン存在下で培養し、脂肪細...
【医歯薬学】外科系臨床医学:炎症性腸疾患幹細胞を含む研究件
❏炎症・発癌過程におけるDysbiosisが腸上皮幹細胞に与える影響の解明(17K09347)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】神宝 隆行 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (90791591)
【キーワード】炎症性腸疾患 / Dysbiosis / Notch / 消化管幹細胞 / E-cadherin (他15件)
【概要】pks(+)E.coliの存在量を疾患別に比較し、健常者に比べて大腸腺腫・癌患者においては、pks(+)E.coli量が増加し、一方炎症性腸疾患患者ではpks(+)E.coliは逆に減少していた。 Tgfbr2欠損樹状細胞中ではCdh1遺伝子の発現が亢進していた。樹状細胞は上皮とカドヘリンタンパクを介して直接結合し、Notchの活性化を誘導することで腸炎の病態に関与していた。 Notchの恒常的活...
❏炎症性腸疾患に対する次世代白血球除去療法の開発(17590622)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】荒木 昭博 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助手 (80361690)
【キーワード】炎症性 / 末梢血 / 腸 / 幹細胞 / 炎症性腸疾患 (他9件)
【概要】本邦で開発された炎症性腸疾患に対する白血球除去療法を循環系白血球除去に伴う骨髄造血刺激という発想に基づき、我々が明らかにした組織修復期に骨髄より動員される腸管上皮細胞幹細胞(Nature Med 2002;8:1011)動員システムに白血球除去療法を応用する独創的な治療法の開発に着手した。現在、白血球除去療法前後に循環末梢血中のCEA, keratin, HLA, CD34などの上皮系幹細胞のマー...
❏腸管上皮幹細胞の純化・解析と炎症性腸疾患に対する新しい再生治療法の開発(16209024)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】日比 紀文 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50129623)
【キーワード】腸管上皮 / 幹細胞 / musashi-1 / 炎症性腸疾患 / Wntシグナル (他7件)
【概要】腸管上皮の幹細胞を同定し、その幹細胞を特徴づけるマーカーを見いだし、全能性幹細胞あるいは造血幹細胞から上皮幹細胞への分化過程を追究し、胚性幹細胞、上皮幹細胞を損傷粘膜に移入することにより腸管上皮を再生する治療法を開発することを目的とした。 まず、hoechst33342染色を用いることにより、腸管上皮幹細胞の純化を試みた。マウス腸管より採取した腸管上皮細胞よりSP細胞を解析したところ、腸管上皮にお...
【医歯薬学】外科系臨床医学:免疫不全マウス幹細胞を含む研究件
❏成体幹細胞を用いた雌性生殖器官の臓器再生と疾患モデルの構築(17209053)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / 子宮筋 / 幹細胞 / 動物モデル / 再生医学 (他8件)
【概要】本研究では、子宮内膜、子宮平滑筋といった雌性生殖器官における成体幹細胞システムの基礎的解明とともに、臓器再生と疾患モデル構築の技術開発という応用面に重点を置いて、以下の3点について研究を進めた。以下がその成果の概要である。 A.雌性生殖器官組織における幹細胞の分離・同定および幹細胞特性の解明 Side population(SP)法を用いて、子宮内膜と子宮平滑筋からSP細胞を純化・精製する方法を確...
❏雌性生殖器官における成体幹細胞システムの解明と再生医学への応用(14207066)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / 子宮平滑筋 / 幹細胞 / 分化 / 再生医学 (他8件)
【概要】本研究では、雌性生殖器官が有する様々な機能メカニズムを明らかにするために、その成体幹細胞の同定・分離・培養技術の確立を通じて、幹細胞システムの解明と再生医学への応用を目的とした。 1.雌性生殖器官における組織幹細胞の分離・同定および幹細胞特性の解明 a)子宮内膜の組織幹細胞 内膜はその高い再生能力から組織幹細胞の存在が強く示唆される。近年、組織幹細胞をside population細胞として分離す...
【医歯薬学】外科系臨床医学:下部消化管学幹細胞を含む研究件
❏遺伝子改変オルガノイドを用いたヒト大腸がん遺伝子の機能的解析基盤の構築(26293177)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (70365245)
【キーワード】大腸癌 / 浸潤 / 転移 / オルガノイド / 幹細胞 (他7件)
【概要】近年の次世代シークエンス技術の進歩と大規模なシークエンス解析プロジェクトにより, 大腸がんの網羅的ながん遺伝子変異同定が可能になった。我々は,大腸上皮組織の体外培養技術であるオルガノイド培養とCRISPR-Cas9ゲノム編集技術を組み合わせ,ヒト大腸上皮遺伝子変異導入オルガノイドによる,がん遺伝子変異の解析に成功した。作製された遺伝子変異オルガノイドは超免疫不全マウスを用いた異種移植系により,病理...
❏慢性炎症による大腸発癌機構の解明(24249046)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】日比 紀文 慶應義塾大学, 医学部, 名誉教授 (50129623)
【キーワード】下部消化管学 / 下部消化管 / 潰瘍性大腸炎 / 幹細胞 / 大腸がん (他6件)
【概要】炎症性腸疾患は慢性腸管炎症を特徴とする疾患で,本邦で近年増加中である.潰瘍性大腸炎患者は長期罹患とともに大腸発がんリスクが高くなり,通常の大腸がんと異なる臨床像を示し,Colitis associated cancer (CAC)と称される.我々はCAC症例より腫瘍サンプルを採取し,オルガノイドの樹立,そのCACオルガノイドの統合的な解析を行った.CACでは通常型の大腸がんに比し,低頻度のAPC変...
【医歯薬学】外科系臨床医学:バイオ人工肝臓幹細胞を含む研究件
❏再生バイオ人工肝臓におけるマイクロナノ物質移動の構築(20246041)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】バイオ人工肝臓 / 幹細胞 / 物質移動 / 胆管 / 毛細胆管 (他12件)
【概要】本研究の目標は、実際の肝臓の組織に近い組織構造を体外で実現し、その再構築された構造をバイオ人工臓器や再生医療へ応用するものである。本研究では、肝細胞、血管内皮細胞、及び星細胞の3種類の細胞による肝細胞組織構造が体外で再構築するプロセスを明らかにした。即ち、それぞれの細胞において生体高分子の発現とマイクロナノスケール物質移動による関わりを伴いながら、組織構築が可能になることが分かり、複合組織である肝...
❏自己組織性肝小細胞の物質移動を利用したバイオ人工肝臓の開発(12555060)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】自己組織性 / 組織工学 / 細胞培養 / バイオメカニクス / 胆管形成 (他10件)
【概要】細胞を用いたバイオ人工肝臓の実用化のためには,生体外において三次元細胞組織モジュールを構築する必要がある.ラットの肝臓には,幹細胞の一種と考えられる増殖能力の強い肝細胞が存在する.この小型肝細胞と名付けられた細胞を分離して非実質細胞と共培養すると,肝組織に類似した三次元構造が構築される. 小型肝細胞は,培養後2週間ほど経つと非実質細胞に囲まれたコロニーを形成し,一部の細胞は成熟化し形態的に盛り上が...
【医歯薬学】外科系臨床医学:心筋細胞幹細胞を含む研究件
❏Gene body領域エピゲノムのモニタリングによる細胞成熟誘導法の最適化(15K14431)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小田 真由美 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80567511)
【キーワード】DNAメチル化 / 酸化的脱メチル化過程 / gene body領域 / 転写伸長反応 / 細胞成熟 (他14件)
【概要】本研究計画はglobal DNAメチル化修飾をバックグラウンドとする哺乳類ゲノムにおいて、gene body領域のエピジェネティック状態が細胞成熟に関与する可能性を検討し、これをもとに細胞成熟の評価および誘導を目指す。当初の成熟誘導法の樹立の計画に先立ち心筋細胞と肝細胞の比較を行ったところ、低メチル化を特徴とするgene body領域エピジェネティック・ドメインは心筋細胞により強く、他の細胞にはあ...
❏心筋細胞分化の段階的DNAメチル化プロファイリングと幹細胞分化能評価ツールの開発(22790730)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】小田 真由美 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80567511)
【キーワード】DNAメチル化 / エピゲノム / 細胞特異的遺伝子発現 / 心筋細胞 / 転写調節 (他12件)
【概要】エピゲノム情報はその分化可能性を評価する指標となることが考えられるが、どのような領域のエピジェネティック状態が細胞の性質に影響しうるかは明らかでない。本研究では、細胞種に特徴的な未知のエピゲノム変化を探索し、幹細胞の分化可能性評価のためのエピゲノム情報基盤を整備することが目的である。本研究計画内において、申請者らは心筋細胞特異的なgene body領域の低メチル化状態を見出した。広範囲に渡る低メチ...
❏骨格筋由来の心筋前駆細胞の同定と心筋再生医療への応用(15590720)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】永井 敏雄 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00334194)
【キーワード】骨格筋 / 幹細胞 / 形質転換 / 細胞融合 / 心筋細胞 (他8件)
【概要】緑色蛍光蛋白(GFP)陽性骨格筋細胞を心筋細胞と共培養すると、GFP陽性細胞の一部が心筋特異的トロポニンT(cTnT)を発現し、骨格筋由来細胞の一部が心筋細胞の形質を獲得したと考えられた。平成15年度は、この形質転換に機械的刺激、Ca^<2+>および増殖因子、calmodulin, calcineurinが関与するか検討した。その結果、nifedipineは共培養におけるcTnT陽性骨...
【医歯薬学】外科系臨床医学:骨髄細胞幹細胞を含む研究件
❏胃癌およびその転移巣における骨髄幹細胞の取り込みの解析(18590363)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】野村 幸世 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70301819)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / 発癌 / 骨髄 / クローン性 (他15件)
【概要】癌幹細胞が骨髄由来であるか否かをマウス化学発癌モデルを使用し、検討した。BALB/c雄性マウス17匹に放射線9Gyを照射したのちに、GFPマウスの骨髄細胞を移植した。骨髄移植のダメージから回復する2週間後からMNU240ppmを飲水中に含有させ、隔週5週間、9週にわたって投与した。17匹のうち、4匹はコントロールとし、13匹にMNUを投与した。その後、MNU投与から40週にて犠死せしめ、できた腫瘍...
❏異種胚を用いた着床に関する分子生物学的研究(14380383)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
【キーワード】グリーンマウス / グリーンラット / レッドマウス / 着床 / キメラ (他18件)
【概要】異種胚生着の目標の一つは、臓器移植などに使用できるような臓器を異種の動物に作らせることである。そのために必要なことは、目的の臓器を欠損した動物と、その臓器以外が欠損するような動物を組み合わせることにある。異種キメラにおいて片方の胚に由来を限定する方法について検討を行った。 即ち、ジフテリアトキシンをLoxP配列で挟んでおき、Creリコンビナーゼが働いたときにだけ毒素遺伝子が転写されるようにしくんだ...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:軟骨分化幹細胞を含む研究件
❏多能性幹細胞由来スキャフォールドフリー三次元人工組織による骨軟骨再生(22390291)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中村 憲正 大阪大学, 臨床医工学融合研究教育センター, 招へい教授 (50273719)
【キーワード】ES cell / iPS cell / stem cell / 軟骨再生 / Scaffold (他13件)
【概要】今までに確立したヒト滑膜間葉系幹細胞(MSC)由来三次元人工組織(Tissue Engineered Construct, TEC)を作製する技術を用いて、ウサギ胚性幹細胞由来MSCでTEC(ES-TEC)を作成した。ES-TECは軟骨分化誘導後に滑膜MSC-TEC(Sy-TEC)と比べ軟骨関連遺伝子の発現が有意に高値であった。ウサギ膝関節骨軟骨欠損へのTEC/β-TCP複合体移植を行いに修復組織...
❏胚性幹(ES)細胞からの骨・軟骨分化誘導に関する戦略的研究(15390452)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】鄭 雄一 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30345053)
【キーワード】胚性幹(ES)細胞 / 骨分化 / 軟骨分化 / 分化十分条件 / 培養方法 (他13件)
【概要】ラットI型コラーゲン遺伝子プロモーター下流にGFPを付けたトランスジーンを発現するマウス、マウスII型コラーゲン遺伝子プロモーター下流にGFPを付けたトランスジーンを発現するマウスを、それぞれ野生型のマウスと交配させて胚盤胞を分離し、そこからES細胞を樹立した。また、上記トランスジーンを発現するレトロウイルスを作成し、これを野生型ES細胞に感染させて株を樹立した。これらのES細胞は、骨芽および軟骨...
【医歯薬学】外科系臨床医学:浸潤幹細胞を含む研究件
❏ヒト肉腫幹細胞とオルガノイドモデルを用いた肉腫進展・転移メカニズムの解明(19H03778)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】松峯 昭彦 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (00335118)
【キーワード】肉腫 / 幹細胞 / オルガノイドモデル / 転移 / 浸潤 (他8件)
【概要】オルガノイドモデルは、細胞を3次元培養することにより得られる人為的に創出された器官に類似した組織体である。今回、骨肉腫幹細胞を特徴づける遺伝子群を同定し、それらが発現する細胞から骨肉腫オルガノイドを作成した。さらに、遺伝子Xは骨肉腫の新たな治療薬の分子ターゲットとなり得ることを解明した。今後新たな骨肉腫治療薬の開発につながると考える。 ...
❏オルガノイド技術を用いた大腸がん浸潤・転移機構の解明(15K15297)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70365245)
【キーワード】大腸癌 / 浸潤 / 転移 / オルガノイド / 幹細胞
【概要】がんの浸潤・転移機構は依然として不明であり,その治療方法に結びついていない。我々は,55ラインのヒト大腸腫瘍オルガノイドを樹立し,その遺伝子変異・発現変化と細胞生物学的な形質の変化への相関性を追求し,これまで困難であったGenotype-Phenotype連関を研究するプラットフォームを構築した。さらに,CRISPR-Cas9によるゲノム編集技術をがんオルガノイドへ応用することにより,プロスペクテ...
❏遺伝子改変オルガノイドを用いたヒト大腸がん遺伝子の機能的解析基盤の構築(26293177)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (70365245)
【キーワード】大腸癌 / 浸潤 / 転移 / オルガノイド / 幹細胞 (他7件)
【概要】近年の次世代シークエンス技術の進歩と大規模なシークエンス解析プロジェクトにより, 大腸がんの網羅的ながん遺伝子変異同定が可能になった。我々は,大腸上皮組織の体外培養技術であるオルガノイド培養とCRISPR-Cas9ゲノム編集技術を組み合わせ,ヒト大腸上皮遺伝子変異導入オルガノイドによる,がん遺伝子変異の解析に成功した。作製された遺伝子変異オルガノイドは超免疫不全マウスを用いた異種移植系により,病理...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経堤幹細胞幹細胞を含む研究件
❏毛包形成に関与する未知の分化決定メカニズムと関連遺伝子の時系列的探索(15K14866)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西藤 公司 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (20365422)
【キーワード】毛包 / ネスチン / 幹細胞 / バルジ領域 / 毛包幹細胞 (他7件)
【概要】本研究では毛包バルジ領域に存在するケラチン15上皮幹細胞の中に,ネスチン陽性神経幹細胞の娘細胞が存在するかを解析したとともに,上皮-神経幹細胞の分化運命を解析するための遺伝子改変プラスミドを作製した。その結果,マウス成長期毛包および休止期毛包のバルジ領域では,ネスチン陽性細胞またはその娘細胞の特性を示し,かつケラチン15を発現する細胞を蛍光抗体法により特定することはできなかった。一方で本研究では,...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
【医歯薬学】外科系臨床医学:次世代シークエンサー幹細胞を含む研究件
❏乳癌臨床検体の初代スフェア培養系を用いた癌根治のための変異診断システムの構築(26640072)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】後藤 典子 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (10251448)
【キーワード】幹細胞 / 次世代シークエンサー / がん幹細胞 / トリプルネガティブタイプ乳がん / ルミナルタイプ乳がん (他11件)
【概要】乳がん臨床検体よりの初代培養細胞を用いて、次世代シークエンサーを用いたエクソーム解析とRNAシークエンス解析を行った。その結果、既知のがん遺伝子、がん抑制遺伝子の変異を確認、さらにがん幹細胞様細胞の新規分子標的候補が複数得られた。詳細な機能解析により、がん幹細胞を根治する新規分子標的をさらに絞り込んだ。 ...
❏心筋細胞分化の段階的DNAメチル化プロファイリングと幹細胞分化能評価ツールの開発(22790730)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】小田 真由美 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80567511)
【キーワード】DNAメチル化 / エピゲノム / 細胞特異的遺伝子発現 / 心筋細胞 / 転写調節 (他12件)
【概要】エピゲノム情報はその分化可能性を評価する指標となることが考えられるが、どのような領域のエピジェネティック状態が細胞の性質に影響しうるかは明らかでない。本研究では、細胞種に特徴的な未知のエピゲノム変化を探索し、幹細胞の分化可能性評価のためのエピゲノム情報基盤を整備することが目的である。本研究計画内において、申請者らは心筋細胞特異的なgene body領域の低メチル化状態を見出した。広範囲に渡る低メチ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛細血管幹細胞を含む研究件
❏毛細血管幹細胞の組織内維持システムの証明(17K19368)
【研究テーマ】細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】川辺 淳一 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10400087)
【キーワード】毛細血管 / 体性幹細胞 / 骨格筋再生 / 血管ニッチ / 幹細胞 (他8件)
【概要】毛細血管の構造細胞であるPCの一部から幹細胞―毛細血管幹細胞を見出した。本研究では、末梢組織から調整した毛細血管幹細胞あるいは生体内の同細胞が、薬剤性筋傷害マウスや筋ジストロフィー症マウスにおいて失われる筋補充効果があることを明らかにした。これらの結果から、骨格筋量を維持あるいは再生は、従来から認識されていた衛星細胞以外に、微小血管周細胞の一部である毛細血管幹細胞が、担っていることを明らかにした。...
❏再生バイオ人工肝臓におけるマイクロナノ物質移動の構築(20246041)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】バイオ人工肝臓 / 幹細胞 / 物質移動 / 胆管 / 毛細胆管 (他12件)
【概要】本研究の目標は、実際の肝臓の組織に近い組織構造を体外で実現し、その再構築された構造をバイオ人工臓器や再生医療へ応用するものである。本研究では、肝細胞、血管内皮細胞、及び星細胞の3種類の細胞による肝細胞組織構造が体外で再構築するプロセスを明らかにした。即ち、それぞれの細胞において生体高分子の発現とマイクロナノスケール物質移動による関わりを伴いながら、組織構築が可能になることが分かり、複合組織である肝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:iPS細胞幹細胞を含む研究件
❏iPS細胞を用いた悪性グリオーマに対する遺伝子細胞治療の基礎的研究(16K20026)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田村 亮太 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60649961)
【キーワード】glioma / HSVtk / iPS / bystander effect / suicide gene therapy (他10件)
【概要】悪性神経膠腫は最も難治性の悪性腫瘍であり、現在の標準治療である脱落症状を呈さない範囲での最大切除、temozolomideによる化学療法、放射線治療による集学的治療では不十分で予後は未だ約15ヶ月に過ぎない。周辺脳への強い浸潤性があり、抗癌剤・放射線治療にも抵抗性示す。根治の為には腫瘍辺縁脳に浸潤する腫瘍細胞の根絶が重要であり、効果的な新規治療法の開発は急務である。我々はinduced pluri...
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏幹細胞医療の倫理的・法的・社会的側面についての研究(26253032)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤田 みさお 京都大学, iPS細胞研究所, 特定准教授 (50396701)
【キーワード】幹細胞 / iPS細胞 / 再生医療 / 生命倫理学 / 質問紙調査 (他11件)
【概要】(1)再生医療等安全性確保法の課題抽出:国内で細胞治療を提供する自由診療クリニックのWebサイトを分析、74クリニック247治療を同定し、国際ガイドラインから逸脱した治療や、広告規制の点で不適切なHPが多数存在すること等が分かった。(2)iPS細胞技術の倫理的課題に関する意識調査:一般市民520名とiPS細胞研究者105名に質問紙調査を行い、6割の一般市民と8割の研究者がヒト-ブタキメラ動物の作製...
【医歯薬学】外科系臨床医学:再細胞化幹細胞を含む研究件
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏脱細胞化と再細胞化で子宮を造る(25670706)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10209702)
【キーワード】子宮再生 / 子宮再建 / 組織工学 / 幹細胞 / 脱細胞化 (他6件)
【概要】ラットを用いて脱細胞化・再細胞化による子宮再建技術の開発を行った。その結果、界面活性剤を用いることで、細胞外マトリックスや微小血管構造骨格を維持したままラット子宮から細胞を除去する(脱細胞化)技術を開発した。また、この脱細胞化骨格に、子宮細胞などを注入することにより、子宮様組織を再構築し得た(再細胞化)。さらに、in vivoでの再細胞化として, ラット子宮の一部を切除して脱細胞化マトリックスに置...
【医歯薬学】外科系臨床医学:着床幹細胞を含む研究件
❏TS細胞を用いた、β-cateninの胎盤形成に果たす役割に関する研究(15K20171)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】上條 慎太郎 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, リサーチアソシエイト (70570878)
【キーワード】幹細胞 / 奇形腫 / 胚細胞腫瘍 / βカテニン / 奇形種 (他10件)
【概要】β-cateninが幹細胞においては多分化能獲得に必須であり、栄養膜細胞系列では胎盤形成と着床維持に関与していることが推察される。胎盤を構成する栄養膜細胞系列の幹細胞であるTS細胞を用いて詳細に解析することにより、発生学や生殖医療の発展向上を目指した基礎研究として貢献し、その成果の臨床への応用を目指す。 マウス胚においてβ-cateninをノックアウトすると三胚葉への分化運命が決定する原腸形成期に...
❏異種胚を用いた着床に関する分子生物学的研究(14380383)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
【キーワード】グリーンマウス / グリーンラット / レッドマウス / 着床 / キメラ (他18件)
【概要】異種胚生着の目標の一つは、臓器移植などに使用できるような臓器を異種の動物に作らせることである。そのために必要なことは、目的の臓器を欠損した動物と、その臓器以外が欠損するような動物を組み合わせることにある。異種キメラにおいて片方の胚に由来を限定する方法について検討を行った。 即ち、ジフテリアトキシンをLoxP配列で挟んでおき、Creリコンビナーゼが働いたときにだけ毒素遺伝子が転写されるようにしくんだ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:子宮幹細胞を含む研究件
❏幹細胞工学とゲノム編集の技術を用いた雌性生殖器官の機能・再生・疾患の光による制御(20H03826)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮 / 幹細胞 / ゲノム編集 / 再生医学 / 光制御
【概要】令和3年度は,これまでわれわれが行ってきた部分的な子宮の再生・再建の技術と基盤知見をもとに,ラットを用いて子宮機能の中心的な役割を担う子宮内膜の全層再建・再生技術の開発を行った.その結果,脱細胞化子宮内膜骨格 (Decellularized Endometrial Scaffolds, DES)を用いることで,より効率的に子宮内膜の全層再生が促されることが判明した.さらに光遺伝操作と再細胞化(再生...
❏改良型シグナルシークエンストラップ法による雌性生殖器幹細胞の新規蛋白質の探索(23659783)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10209702)
【キーワード】子宮 / 幹細胞 / 抗体 / 蛋白
【概要】ヒト子宮内膜の幹細胞特性をin vivo で検証するアッセイ系を開発した.これにより,改良型シグナルシークエンストラップ法(SST-REX法)による解析で同定・選別される細胞集団が,真に幹細胞としての特性を有しているかどうかの検証が可能となり,SST-REX法による幹細胞同定システムの基盤となる技術と知見が得られた. ...
❏幹細胞への時空間的介入による雌性生殖器官の再構成と機能制御(23249076)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】幹細胞 / 子宮内膜 / 子宮平滑筋 / 子宮内膜症 / 子宮筋腫 (他9件)
【概要】本研究では、子宮における幹細胞に対して時空間的な介入を行うことで子宮の正常と異常(疾患)の再構成とその技術開発を目指した。まず子宮内膜の再構成系と細胞追跡法による新しいin vivo子宮内膜幹細胞アッセイを開発した。これにより内膜幹細胞の最有力候補とされた内膜side population(SP)細胞が、子宮内膜症の発生においても重要な役割を担う可能性が示された。また子宮平滑筋腫の発生・進展に子宮...
【医歯薬学】外科系臨床医学:子宮内膜幹細胞を含む研究件
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏ヒト卵管幹細胞の同定と解析(24791721)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】内田 明花 (西川 明花) 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (60445236)
【キーワード】卵管 / 幹細胞 / side population / 子宮内膜
【概要】卵管幹細胞の同定に必要なin vivo卵管組織再構成システムの確立に際して、その基盤となる技術開発を不死化内膜間質細胞と不死化内膜腺上皮細胞を用いて行った。まず、これらの細胞株を出発材料として、発光・蛍光蛋白を安定的に発現する細胞株を作成した。さらに、標識細胞が組織再構成の過程のなかで、どのように振る舞うかを検証する細胞追跡システムを開発した。本研究により、不死化卵管上皮細胞株が利用可能になった際...
❏幹細胞への時空間的介入による雌性生殖器官の再構成と機能制御(23249076)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】幹細胞 / 子宮内膜 / 子宮平滑筋 / 子宮内膜症 / 子宮筋腫 (他9件)
【概要】本研究では、子宮における幹細胞に対して時空間的な介入を行うことで子宮の正常と異常(疾患)の再構成とその技術開発を目指した。まず子宮内膜の再構成系と細胞追跡法による新しいin vivo子宮内膜幹細胞アッセイを開発した。これにより内膜幹細胞の最有力候補とされた内膜side population(SP)細胞が、子宮内膜症の発生においても重要な役割を担う可能性が示された。また子宮平滑筋腫の発生・進展に子宮...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ドライアイ幹細胞を含む研究件
❏転写因子発現による幹細胞からの機能的涙腺の誘導(26893262)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】平山 雅敏 慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (90528473)
【キーワード】涙腺再生 / 分化誘導 / 合成mRNA / ドライアイ / 涙腺 (他8件)
【概要】涙腺は眼表面に涙液を分泌し、眼表面を保護する。現状の涙腺機能不全に対する治療は、人工涙液による対症療法であり、重症瘢痕性角結膜疾患において重度に障害された涙腺機能の再建のために、涙腺再生医療の実現が求められている。本研究では、幹細胞からの転写因子発現制御による涙腺上皮細胞の誘導を目指して、涙腺器官形成能を持つマウス涙腺原基上皮細胞の細胞特性を明らかとした。さらに、マウスにおいて成体涙腺や涙腺に類似...
❏涙腺慢性移植片対宿主病におけるドナー由来線維芽細胞の病態形成にかかわる役割(18591932)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小川 葉子 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30160774)
【キーワード】眼病理学 / ドライアイ / 移植片対宿主病 / 造血幹細胞移植 / 免疫学 (他13件)
【概要】本研究では、マウスGVHDモデルを用いてドナー由来線維芽細胞の慢性GVHDの病態形成における役割を直接的に証明し、病態を解明することを目的とし本研究期間中に次の成果を得た。 マウスGVHDの涙腺、結膜、唾液腺、肺、皮膚、小腸、肝臓等慢性GVHDの病的線維化の経時的形成過程の作成に成功した。マウス線維芽細胞のマーカーとしてコラーゲン特異的分子シャペロンであるHSP47が適切であることを見いだした。こ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:自殺遺伝子幹細胞を含む研究件
❏iPS細胞を用いた悪性グリオーマに対する遺伝子細胞治療の基礎的研究(16K20026)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田村 亮太 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60649961)
【キーワード】glioma / HSVtk / iPS / bystander effect / suicide gene therapy (他10件)
【概要】悪性神経膠腫は最も難治性の悪性腫瘍であり、現在の標準治療である脱落症状を呈さない範囲での最大切除、temozolomideによる化学療法、放射線治療による集学的治療では不十分で予後は未だ約15ヶ月に過ぎない。周辺脳への強い浸潤性があり、抗癌剤・放射線治療にも抵抗性示す。根治の為には腫瘍辺縁脳に浸潤する腫瘍細胞の根絶が重要であり、効果的な新規治療法の開発は急務である。我々はinduced pluri...
❏ゲノム編集技術とiPS細胞を利用した脳腫瘍に対する遺伝子細胞療法の開発(16K15648)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】戸田 正博 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20217508)
【キーワード】脳腫瘍学 / ゲノム編集 / 幹細胞 / 自殺遺伝子
【概要】はじめに、ヒトiPS細胞から分化誘導した神経幹細胞(NSC)にウイルスベクターを用いてHSV-tK遺伝子を導入した。脳腫瘍モデルマウスにHSV-tk発現NSCを移植し、Ganciclovir (GCV) を投与したところ、著明な治療効果が認められた。つぎにゲノム編集によりHSV-tk遺伝子をiPSに導入したところ、細胞毒性により安定したiPS細胞株が樹立できなかった。そこで、遺伝子発現誘導システム...
【医歯薬学】社会医学:幹細胞を含む研究件
❏硬組織の連結を司る細胞群の蛍光イメージングと分子生物学的特性の解明(18H02966)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】宿南 知佐 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (60303905)
【キーワード】腱 / 靱帯 / 細胞分化 / 幹細胞 / Scleraxis (他12件)
【概要】本研究では、硬組織の連結に寄与するScx陽性細胞やScx/Sox9陽性細胞の頭蓋顎顔面形成プロセスにおける時間的・空間的局在変化を、ScxTomato;Sox9GFPマウス胚を用いて解析した。また、ScxGFP Tgマウス胚由来の線維芽細胞から樹立したScxGFP iPS細胞を用いて、in vivoの腱・靱帯分化過程を忠実に反映する分化誘導系を構築し、single cell RNA-seqを行った...
❏炎症性腸疾患に対する次世代白血球除去療法の開発(17590622)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】荒木 昭博 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助手 (80361690)
【キーワード】炎症性 / 末梢血 / 腸 / 幹細胞 / 炎症性腸疾患 (他9件)
【概要】本邦で開発された炎症性腸疾患に対する白血球除去療法を循環系白血球除去に伴う骨髄造血刺激という発想に基づき、我々が明らかにした組織修復期に骨髄より動員される腸管上皮細胞幹細胞(Nature Med 2002;8:1011)動員システムに白血球除去療法を応用する独創的な治療法の開発に着手した。現在、白血球除去療法前後に循環末梢血中のCEA, keratin, HLA, CD34などの上皮系幹細胞のマー...
【医歯薬学】社会医学:オルガノイド培養幹細胞を含む研究件
❏腸管上皮幹細胞における加齢に伴うエピゲノム変化に着目した老化の分子機構の解明(16K13051)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】齋藤 義正 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (90360114)
【キーワード】老化 / 加齢 / エピゲノム変化 / 腸管上皮幹細胞 / オルガノイド培養 (他9件)
【概要】本研究では、オルガノイド培養技術によりマウス腸管上皮幹細胞を培養・維持し、網羅的な遺伝子発現やエピゲノム変化などを検討することで老化の分子機構の解明を試みた。若いオルガノイドが旺盛な増殖能を示すのに対し、老化したオルガノイドでは増殖能および組織形成能が低下していた。また、幹細胞マーカーでありWntシグナル経路の受容体であるLgr5が老化に伴いヒストンH3リジン27トリメチル化により抑制されているこ...
❏胆道・膵臓がん幹細胞のマイクロRNAとエピゲノム異常を標的とした診断・治療戦略(26290049)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】齋藤 義正 慶應義塾大学, 薬学部, 准教授 (90360114)
【キーワード】胆道がん / 膵臓がん / がん幹細胞 / オルガノイド培養 / マイクロRNA (他10件)
【概要】がん幹細胞は現行の抗腫瘍薬に抵抗性を示し、がんの増殖・浸潤・転移の主な原因となっている。本研究の目的は難治がんの代表である胆道・膵臓がんに対し、がん幹細胞を標的とした革新的な治療法を開発することである。この目的を達成するために、幹細胞の新たな3次元培養法であるオルガノイド培養技術により、胆道・膵臓がん患者由来のがん組織を用いてオルガノイドを樹立した。樹立した胆道・膵臓がんオルガノイドを用いて遺伝子...
【医歯薬学】社会医学:単球幹細胞を含む研究件
❏単球由来多能性細胞移植による組織修復・再生療法の実用化に向けた検討(17390284)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】桑名 正隆 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (50245479)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 血管新生 / 単球 / 脳梗塞 (他8件)
【概要】本研究では,申請者が発見したCD14^+CD45^+CD34^+I型コラーゲン^+のフェノタイプを持つ末梢血単球由来の多能性細胞(monocyte-derived Muultipotent Cell ; MOMC)を臓器再生のための細胞移植療法に用いるために必要な基礎研究を行った。 1)疾患モデルを用いたMOMC細胞移植による組織再生療法の確立 ラットの脳虚血,皮弁モデルを用いて同系MOMC移植に...
❏単球由来多能性細胞の遺伝子および生理機能解析とそれを用いた臓器再生の試み(15390307)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】桑名 正隆 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (50245479)
【キーワード】再生医療 / 単球 / 分化能 / 分化転換 / 幹細胞 (他9件)
【概要】本研究課題は,研究代表者が見出した単球由来多能性細胞(monocyte-derived multipotent cell ; MOMC)を組織修復・再生医療へと応用するための基礎研究である。そのため,(1)MOMCの網羅的遺伝子発現解析による多分化能を規定する遺伝子の同定,(2)MOMCの機能的な心筋,神経,血管内皮への分化能,(3)造血幹細胞増幅能,の3つの点について検討した。 単球系細胞の中で...
【医歯薬学】社会医学:骨格筋幹細胞を含む研究件
❏毛細血管幹細胞の組織内維持システムの証明(17K19368)
【研究テーマ】細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】川辺 淳一 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10400087)
【キーワード】毛細血管 / 体性幹細胞 / 骨格筋再生 / 血管ニッチ / 幹細胞 (他8件)
【概要】毛細血管の構造細胞であるPCの一部から幹細胞―毛細血管幹細胞を見出した。本研究では、末梢組織から調整した毛細血管幹細胞あるいは生体内の同細胞が、薬剤性筋傷害マウスや筋ジストロフィー症マウスにおいて失われる筋補充効果があることを明らかにした。これらの結果から、骨格筋量を維持あるいは再生は、従来から認識されていた衛星細胞以外に、微小血管周細胞の一部である毛細血管幹細胞が、担っていることを明らかにした。...
❏骨格筋由来の心筋前駆細胞の同定と心筋再生医療への応用(15590720)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】永井 敏雄 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00334194)
【キーワード】骨格筋 / 幹細胞 / 形質転換 / 細胞融合 / 心筋細胞 (他8件)
【概要】緑色蛍光蛋白(GFP)陽性骨格筋細胞を心筋細胞と共培養すると、GFP陽性細胞の一部が心筋特異的トロポニンT(cTnT)を発現し、骨格筋由来細胞の一部が心筋細胞の形質を獲得したと考えられた。平成15年度は、この形質転換に機械的刺激、Ca^<2+>および増殖因子、calmodulin, calcineurinが関与するか検討した。その結果、nifedipineは共培養におけるcTnT陽性骨...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
【医歯薬学】社会医学:脳性麻痺幹細胞を含む研究件
❏胎児期からはじめる、自己羊水由来幹細胞を用いた多面的な脳性麻痺予防法の開発(21H03080)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】幹細胞 / 羊水 / 間葉系幹細胞 / 脳性麻痺 / 早産 (他6件)
【概要】
❏出生直後からの先制医療を目指した、羊水幹細胞による難治性早産合併症の治療法開発(17H04236)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】ヒト羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 早産 / 敗血症 / 抗炎症作用 (他12件)
【概要】本邦では年間5万件の早産分娩が存在し約4割が子宮感染に起因するが,早産とその合併症に対する新規治療法の開発は周産期領域の課題である. 我々は,リポポリサッカライドを生後3日目のラットに投与し早産新生仔敗血症モデル動物を作成し,このモデルを用いてヒト羊水幹細胞の治療効果を検討した.その結果,予想に反して,リポポリサッカライド投与後に羊水幹細胞を投与しても治療効果は認めず,事前投与を行った時のみ,生存...
❏脳性麻痺に対する自己羊水細胞由来幹細胞治療の開発(15K09724)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】落合 大吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80348713)
【キーワード】羊水 / 脳性麻痺 / 幹細胞 / 神経 / 脳傷害 (他6件)
【概要】低酸素虚血性脳症(HIE)は,脳性麻痺の主要因である.今回は,新生仔HIEモデルマウスを用いて,ヒト羊水幹細胞(hAFS) 投与の治療効果を検討した.ヒト羊水中CD117陽性細胞をhAFSとして分離した. 生後9日目(P9)にマウスの右総頸動脈を結紮し,8%酸素に30分間曝露させてHIEモデルを作成した.P19に治療群にはhAFSを,非治療群にはPBSを鼻腔内投与した. P30に運動機能試験を実施...
【医歯薬学】社会医学:マイクロアレイ幹細胞を含む研究件
❏マイクロサテライト不安定性を呈する発癌機構の統合的理解と新たな治療体系の確立(25253080)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】渡邉 聡明 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80210920)
【キーワード】大腸癌 / マイクロサテライト不安定性 / オルガノイド / DNAメチル化 / 鋸歯状腺腫 (他14件)
【概要】大腸鋸歯状病変およびマイクロサテライト不安定性(MSI)を呈する大腸癌を含めた計55株の大腸腫瘍オルガノイド株を樹立し,詳細な分子生物学的検討を行った.オルガノイドは患者体内における組織学的特性を反映しており,固有の遺伝子発現や遺伝子変異のパターンを有していた.MSI大腸癌は多数の遺伝子変異を有しており,増殖因子が極めて乏しい環境でも発育可能であった.移植による担癌マウスモデルにおいても同様の傾向...
❏成体幹細胞システムを標的にした雌性生殖器官疾患の病因解明とその制御(20249067)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】再生医学 / 移植・再生医療 / 応用動物 / 細胞・組織 / マイクロアレイ (他6件)
【概要】ヒト雌性生殖器官における幹細胞の生理的・病理的意義と役割を明らかにするとともに、幹細胞を標的にした疾患制御法の開発を目指すことが本研究の目的である。研究成果としては、子宮筋の幹細胞を分離・同定するための新しい方法を開発するとともに、妊娠子宮のリモデリングに子宮筋幹細胞が重要な役割を果たすことを明らかにした。一方、子宮内膜の幹細胞の分離・同定とその解析を通じて、内膜幹細胞が子宮内膜の再生に加えて子宮...
【医歯薬学】社会医学:神経幹細胞を含む研究件
❏脳性麻痺に対する自己羊水細胞由来幹細胞治療の開発(15K09724)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】落合 大吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80348713)
【キーワード】羊水 / 脳性麻痺 / 幹細胞 / 神経 / 脳傷害 (他6件)
【概要】低酸素虚血性脳症(HIE)は,脳性麻痺の主要因である.今回は,新生仔HIEモデルマウスを用いて,ヒト羊水幹細胞(hAFS) 投与の治療効果を検討した.ヒト羊水中CD117陽性細胞をhAFSとして分離した. 生後9日目(P9)にマウスの右総頸動脈を結紮し,8%酸素に30分間曝露させてHIEモデルを作成した.P19に治療群にはhAFSを,非治療群にはPBSを鼻腔内投与した. P30に運動機能試験を実施...
❏単球由来多能性細胞の遺伝子および生理機能解析とそれを用いた臓器再生の試み(15390307)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】桑名 正隆 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (50245479)
【キーワード】再生医療 / 単球 / 分化能 / 分化転換 / 幹細胞 (他9件)
【概要】本研究課題は,研究代表者が見出した単球由来多能性細胞(monocyte-derived multipotent cell ; MOMC)を組織修復・再生医療へと応用するための基礎研究である。そのため,(1)MOMCの網羅的遺伝子発現解析による多分化能を規定する遺伝子の同定,(2)MOMCの機能的な心筋,神経,血管内皮への分化能,(3)造血幹細胞増幅能,の3つの点について検討した。 単球系細胞の中で...
【医歯薬学】社会医学:可塑性幹細胞を含む研究件
❏統合的ゲノム解析によるがん細胞集団進化の解明(24221011)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】油谷 浩幸 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (10202657)
【キーワード】ゲノム / エピゲノム / クロマチン / クローン進化 / 微小環境 (他15件)
【概要】治療抵抗性腫瘍細胞のサバイバルおよびクローン進化、さらに腫瘍微小環境に対する適応について解明すべく、腫瘍細胞集団内のゲノム不均一性とエピゲノムの可塑性についてヒト腫瘍検体および腫瘍細胞の解析を行った。 グリオーマ再発に際してアルキル化剤治療によりミスマッチ修復異常を来したクローンは高頻度にC>T変異を生じ、悪性転化を引き起こす。また、腫瘍内微小環境において形成される低pH状態下では転写因子S...
❏神経可塑性への系統的システム生物学アプローチ(20241047)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】CARNINCI Piero (CARNINCI PIero) 独立行政法人理化学研究所, 研究員 (10333296)
【キーワード】ゲノム / ノンコードRNA / レトロトランスポゾン / iPS / 幹細胞 (他19件)
【概要】我々は、マウス大脳皮質の興奮性グルタミン酸作動性錐体(Py)神経細胞と抑制性GABA作動性Parvalbumin(Pv)神経細胞で発現している転写産物を、次世代シークエンサーであるイルミナ社ゲノムアナライザーを用いて、網羅的に解析した。この際、脳の可塑性を再活性化することがわかっている(未発表)、バルプロ酸(VPA)とtricostatin A(TSA)による処理も合わせて行い、トランスクリプトー...
❏幹細胞可塑性の分子メカニズムと再生医学研究(14657241)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】千葉 滋 (2003) 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60212049)
【キーワード】造血幹細胞 / 可塑性 / ヒトES細胞 / 血球細胞 / Tie2 (他12件)
【概要】GFPトランスジェニックマウス造血幹細胞分画を移植して、脳内からGFP陽性細胞を採取し、神経特異的マーカーであるNeuNやTrk-Rの発現を解析した。この実験では、脳内においてGFP陽性細胞を同定することができ、これらの細胞におけるNeuNおよびTrk-Rの発現を確認した。しかしながら、その発現時期を明確にすることはできなかったため、これらの分子の発現を誘導する転写因子の道程には至らず、したがって...
【医歯薬学】社会医学:循環器幹細胞を含む研究件
❏心臓内に流入する神経堤細胞の正体の解明~多分化能と可塑性はどこまで保持されるか(26670396)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】栗原 裕基 東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20221947)
【キーワード】循環器 / 分子心臓学 / 発生・分化 / 幹細胞
【概要】本研究において我々は、マウスと鳥類胚を用いた発生学的実験により、従来「心臓神経堤細胞」として知られていた後耳胞領域より頭側の(前耳胞)頭部神経堤細胞が心臓内に遊走し、冠動脈平滑筋を始め、半月弁や心筋層内の間葉細胞に分化することを見出した。さらに単一細胞の遺伝子発現解析により、心臓内に流入する神経堤細胞の一群にはc-Kitなど幹細胞マーカーを発現する細胞群が含まれ、神経堤幹細胞としての多分化能をもつ...
❏心筋幹細胞の単離同定と細胞株の確立による心筋細胞分化の分子機序の解析(17390225)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】永井 敏雄 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00334194)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 循環器 / )循環器
【概要】1 in vivoにおけるオキシトシンの効果の検討:我々はオキシトシンが心臓Sca-1陽性細胞を心筋細胞に分化させることを報告したが、マウス心筋梗塞モデルでは、オキシトシンの腹腔内投与は、梗塞範囲、生存率に影響を及ぼさなかった。 2 心臓Sca-1陽性細胞株の確立:成体マウスの心臓からSca-1陽性細胞を分取して限界希釈培養を行い、クローナルに増殖する細胞株を得た。本細胞株はSca-1、CD29、...
【医歯薬学】社会医学:初代培養肝細胞幹細胞を含む研究件
❏組織幹細胞を用いた肝不全療法発のための基礎的研究(17590682)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】東 俊文 東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (00222612)
【キーワード】side population(SP)細胞 / 幹細胞 / 幹細胞移植 / 肝不全 / 肝硬変 (他9件)
【概要】末期肝硬変患者の主な死因は肝不全と癌である。現在、末期肝硬変患者の肝不全に対する根本的な治療法は肝移植であるが、圧倒的なドナー不足および拒絶や免疫抑制剤使用に伴う合併症など課題も多い。また、癌死する患者の中には、残存肝機能が乏しく、癌に対して十分な治療が行えなかった症例もある。そんな中で、肝不全に対する新しい治療法として、細胞移植療法が注目され、まず肝細胞移植が試みられたが、ドナーが必要であること...
❏肝組織幹細胞(SP細胞)を用いた肝不全治療法開発のための実験的研究(14207026)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】堀江 義則 (2004) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70229227)
【キーワード】SP細胞 / 幹細胞自家移植療法 / コラーゲンゲルサインドイッチ法 / 肝細胞分化誘導法 / 肝細胞分化 (他15件)
【概要】1.in vitroの肝細胞分化誘導法の確立 1)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた初代培養肝細胞培養法 細胞をコラーゲンゲルの上に播種し、さらにコラーゲンゲルを重層する方法による初代培養肝細胞培養法を用いることで、肝細胞の分化機能が維持されるだけでなく、いったん脱分化した肝細胞の再分化誘導が可能であることを、アルブミン産生能を指標に証明した。 2)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた幹細胞の肝...
【医歯薬学】社会医学:臍帯血幹細胞を含む研究件
❏臍帯血幹細胞移植を用いた再生医療的技術による心筋梗塞治療法の開発(16659365)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】本村 昇 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40332580)
【キーワード】臍帯血 / 再生医療 / 心筋梗塞 / 幹細胞 / 細胞治療
【概要】研究の背景:臍帯血には多くの未熟・幼若細胞が含まれることが知られている。我々は、ヒト臍帯血のCD34陽性細胞を心筋梗塞モデルのラットの心臓に筋注することで心機能改善効果が得られるかどうかを検討した。 方法:一人由来の臍帯血からCD34陽性細胞を分離。実験にはウイスターラットを用い、免疫抑制としてFK506の腹腔内注射を行った。冠動脈左前下行枝を結紮して心筋梗塞を作成。30分後に2x10^5個のCD...
❏臍帯血細胞を用いた心筋細胞の分化誘導(13877110)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20199227)
【キーワード】臍胎血 / 心筋細胞 / 分化誘導 / 血管内皮細胞 / 再生医学 (他11件)
【概要】【目的】臍帯血より心筋分化能を有する可能性のある細胞を単離し、増殖し、分化誘導を試みた。【方法】(1)臍帯血よりauto MACSを用いて、CD45陰性、CD29陽性、CD34陰性、CD44陽性の細胞群を単離し、ファイブロネクチン塗布培養皿上に接着させた。(2)この細胞を培養し、細胞の増殖曲線を作成した。(3)この細胞の表面抗原をFACS解析した。(4)この細胞をインスリン存在下で培養し、脂肪細胞...
【医歯薬学】社会医学:心筋梗塞幹細胞を含む研究件
❏臍帯血幹細胞移植を用いた再生医療的技術による心筋梗塞治療法の開発(16659365)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】本村 昇 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40332580)
【キーワード】臍帯血 / 再生医療 / 心筋梗塞 / 幹細胞 / 細胞治療
【概要】研究の背景:臍帯血には多くの未熟・幼若細胞が含まれることが知られている。我々は、ヒト臍帯血のCD34陽性細胞を心筋梗塞モデルのラットの心臓に筋注することで心機能改善効果が得られるかどうかを検討した。 方法:一人由来の臍帯血からCD34陽性細胞を分離。実験にはウイスターラットを用い、免疫抑制としてFK506の腹腔内注射を行った。冠動脈左前下行枝を結紮して心筋梗塞を作成。30分後に2x10^5個のCD...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
【医歯薬学】社会医学:内科幹細胞を含む研究件
❏革新技術を駆使し骨髄臓器連関からアプローチする加齢性疾患発症と臓器老化機構の解明(21H02822)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】臼井 丈一 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (70447340)
【キーワード】加齢性疾患 / 臓器老化 / 骨髄臓器連関 / 内科 / 幹細胞
【概要】骨髄老化による加齢性疾患発症や固形臓器老化の可能性検証を目的としている。 A.骨髄老化と加齢性慢性疾患発症進展メカニズムの解明:2腎臓病モデルで老化の影響を確認し骨髄移植実験の準備を進めた。BSA誘発膜性腎症、STZ誘発糖尿病モデルで加齢依存性発症進展を確認し、若齢老齢群の条件設定が完了した。研究分担者の開発した骨髄移植を用い若齢老齢骨髄×若齢老齢レシピエントの4 群作成での骨髄移植の条件設定を進...
❏発生・幹細胞・腎骨髄連関を軸に考える高齢ドナー腎臓の若返りの試み:国際共同研究(19KK0216)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2022-03-31
【研究代表者】臼井 丈一 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (70447340)
【キーワード】内科 / 臓器移植 / 幹細胞 / 老化 / 発生 (他9件)
【概要】本研究では、骨髄老化により引き起こされる腎臓老化・病態メカニズムの解明および高齢ドナー腎臓の若返り手法の模索を目的とした国際研究ネットワークを構築した。具体的には、幹細胞老化・ミトコンドリア機能変化・糖鎖修飾異常・発生に関わる転写因子に着目したマウスモデルによる多臓器間老化メカニズムの解明(プロジェクトA)と、その成果を元、腎臓の老化・若返りを試みる検証システムの構築(プロジェクトB)を遂行した。...
❏炎症・発癌過程におけるDysbiosisが腸上皮幹細胞に与える影響の解明(17K09347)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】神宝 隆行 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (90791591)
【キーワード】炎症性腸疾患 / Dysbiosis / Notch / 消化管幹細胞 / E-cadherin (他15件)
【概要】pks(+)E.coliの存在量を疾患別に比較し、健常者に比べて大腸腺腫・癌患者においては、pks(+)E.coli量が増加し、一方炎症性腸疾患患者ではpks(+)E.coliは逆に減少していた。 Tgfbr2欠損樹状細胞中ではCdh1遺伝子の発現が亢進していた。樹状細胞は上皮とカドヘリンタンパクを介して直接結合し、Notchの活性化を誘導することで腸炎の病態に関与していた。 Notchの恒常的活...
【医歯薬学】歯学:3次元培養幹細胞を含む研究件
❏細胞分化を調節する低分子化合物の探索(18H02100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中尾 洋一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60282696)
【キーワード】幹細胞分化調節 / 天然化合物 / 天然小分子 / 作用メカニズム / 幹細胞 (他9件)
【概要】本研究では、発生期の分化途上にある多様な細胞種間の相互作用について、ES細胞から誘導した前駆細胞を使った複数の分化誘導系を組み合わせた3次元培養系を構築して、細胞分化に影響を及ぼす化合物の探索を行うとともに、それら化合物が各分化過程に及ぼす影響を多面的に解析した。 本研究を通して、マウスES細胞から誘導したFlk1+細胞(心血管系前駆細胞)および神経幹細胞を用いて、複合的3次元(オーガノイド)培養...
❏薬剤候補化合物の探索を強力に支援する幹細胞三次元共培養細胞チップの創製(24350037)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】吉本 敬太郎 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (60392172)
【キーワード】幹細胞 / マイクロパタン / 三次元培養 / 分泌液 / secretome (他17件)
【概要】マイクロパタン培養を利用する三次元培養法を脂肪幹細胞に適用した。その結果、単層培養系における分化誘導と比較して骨芽細胞への分化が大幅に促進されることを見出した。さらに、創傷治療関連タンパク質の分泌量が大幅に向上する現象を見出した。細胞分泌液のタンパク質組成をパターン化するため、酵素と合成高分子のポリイオンコンプレックス分子ライブラリーを新規に構築し、細胞から分泌される成分の判別分析法を確立した。本...
❏線維芽細胞凝集塊形成による幹細胞形成機構の解明(24592719)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】林 瑠加 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50445392)
【キーワード】細胞凝集塊 / 非接着培養 / 間葉系細胞 / 線維芽細胞 / 毛包誘導 (他12件)
【概要】C57BL/6Jマウス新生仔の皮膚より間葉系細胞を採取・培養したのち、非接着性培養皿で無血清培地を用いて細胞凝集塊を形成した。凝集塊は比較的長期に生存可能であり、その間いわゆる冬眠状態である可能性が示唆された。また細胞凝集塊の性質について遺伝子学的、免疫組織学的検討を行ったところ、凝集塊形成により毛包誘導や毛周期に関わりの深いWnt関連因子や、細胞の未分化性を示すSox-2、Oct-4、CD133...
【医歯薬学】歯学:線維芽細胞幹細胞を含む研究件
❏線維芽細胞凝集塊形成による幹細胞形成機構の解明(24592719)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】林 瑠加 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50445392)
【キーワード】細胞凝集塊 / 非接着培養 / 間葉系細胞 / 線維芽細胞 / 毛包誘導 (他12件)
【概要】C57BL/6Jマウス新生仔の皮膚より間葉系細胞を採取・培養したのち、非接着性培養皿で無血清培地を用いて細胞凝集塊を形成した。凝集塊は比較的長期に生存可能であり、その間いわゆる冬眠状態である可能性が示唆された。また細胞凝集塊の性質について遺伝子学的、免疫組織学的検討を行ったところ、凝集塊形成により毛包誘導や毛周期に関わりの深いWnt関連因子や、細胞の未分化性を示すSox-2、Oct-4、CD133...
❏涙腺慢性移植片対宿主病におけるドナー由来線維芽細胞の病態形成にかかわる役割(18591932)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小川 葉子 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30160774)
【キーワード】眼病理学 / ドライアイ / 移植片対宿主病 / 造血幹細胞移植 / 免疫学 (他13件)
【概要】本研究では、マウスGVHDモデルを用いてドナー由来線維芽細胞の慢性GVHDの病態形成における役割を直接的に証明し、病態を解明することを目的とし本研究期間中に次の成果を得た。 マウスGVHDの涙腺、結膜、唾液腺、肺、皮膚、小腸、肝臓等慢性GVHDの病的線維化の経時的形成過程の作成に成功した。マウス線維芽細胞のマーカーとしてコラーゲン特異的分子シャペロンであるHSP47が適切であることを見いだした。こ...
【医歯薬学】歯学:エビゲノム幹細胞を含む研究件
❏最新のシングルセル及び超微量ヒストン修飾解析による、エピゲノム不妊分子機構の解析(19KK0183)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大保 和之 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70250751)
【キーワード】生殖細胞 / 幹細胞 / エピゲノム / 精子幹細胞 / エピジェネティクス (他6件)
【概要】個体の一生涯、精子幹細胞が、精子産生を支持する。これまで、精子幹細胞の同定や性状解析には、特異的に発現する転写因子や受容体、分泌蛋白分子の解析が中心であった。しかし、幹細胞の分化制御機構に、近年急速に解析が進行し、様々な新知見が得られているエピジェネティクス制御機構がどのように関わっているのか、その多くは未だ明らかとなっていない。私どもは、これまで幾つかのエピジェネティックな因子が、精子幹細胞の分...
❏拍動流等によるくも膜細胞の造血能誘導における分子メカニズムの解明(19K22679)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】和田 洋一郎 東京大学, アイソトープ総合センター, 教授 (10322033)
【キーワード】くも膜 / シェアストレス / エピゲノム / 幹細胞
【概要】初代培養したラットクモ膜細胞を致死的放射線被ばくしたラットに静脈投与した結果、全例が1年以上生存し、くも膜組織における造血能の可能性が示唆されたことから、ヒト初代培養クモ膜細胞を用い、混合培養装置下に拍動流刺激を加えたところ、造血能関連遺伝子群が誘導された。この結果を踏まえ、力学的刺激を中心とした分化誘導環境下での分子メカニズムを解明するための実験系を確立した。この実験系で得られたヒト培養くも膜細...
❏腸管上皮幹細胞における加齢に伴うエピゲノム変化に着目した老化の分子機構の解明(16K13051)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】齋藤 義正 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (90360114)
【キーワード】老化 / 加齢 / エピゲノム変化 / 腸管上皮幹細胞 / オルガノイド培養 (他9件)
【概要】本研究では、オルガノイド培養技術によりマウス腸管上皮幹細胞を培養・維持し、網羅的な遺伝子発現やエピゲノム変化などを検討することで老化の分子機構の解明を試みた。若いオルガノイドが旺盛な増殖能を示すのに対し、老化したオルガノイドでは増殖能および組織形成能が低下していた。また、幹細胞マーカーでありWntシグナル経路の受容体であるLgr5が老化に伴いヒストンH3リジン27トリメチル化により抑制されているこ...
【医歯薬学】歯学:胚性幹細胞(ES細胞)幹細胞を含む研究件
❏幹細胞の未分化性を物理的刺激により維持する試み(23650430)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】秋本 崇之 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00323460)
【キーワード】胚性幹細胞 / iPS細胞 / ES細胞 / メカノトランスダクション / 未分化性 (他12件)
【概要】物理的刺激が様々な細胞の増殖や分化に影響を与える事が知られているが,幹細胞に対する影響についてはほとんど分かっていない,そこで本研究では,物理的刺激が胚性幹細胞の未分化性に影響を与えるか検討した. フィーダー細胞フリーで維持培養可能なマウスES細胞を底面がシリコーンの培養プレートに培養し,LIF(Leukemia Inhibitory Factor)非存在下で10%,0.16Hzの引張り応力を負荷...
❏胚性幹(ES)細胞からの骨・軟骨分化誘導に関する戦略的研究(15390452)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】鄭 雄一 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30345053)
【キーワード】胚性幹(ES)細胞 / 骨分化 / 軟骨分化 / 分化十分条件 / 培養方法 (他13件)
【概要】ラットI型コラーゲン遺伝子プロモーター下流にGFPを付けたトランスジーンを発現するマウス、マウスII型コラーゲン遺伝子プロモーター下流にGFPを付けたトランスジーンを発現するマウスを、それぞれ野生型のマウスと交配させて胚盤胞を分離し、そこからES細胞を樹立した。また、上記トランスジーンを発現するレトロウイルスを作成し、これを野生型ES細胞に感染させて株を樹立した。これらのES細胞は、骨芽および軟骨...
【医歯薬学】歯学:前駆細胞幹細胞を含む研究件
❏血管・尿排泄経路を有する次世代腎臓オルガノイドの作成(19F19363)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2019-11-08 - 2022-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00235128)
【キーワード】オルガノイド / バイオマテリアル / 発生 / 自己組織化 / 前駆細胞 (他7件)
【概要】The study of early development during embryogenesis is crucial for advancing fundamental biological and clinical importance. Yet it is limited due to ethical boundaries and the inaccessibility of impl...
❏骨格筋由来の心筋前駆細胞の同定と心筋再生医療への応用(15590720)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】永井 敏雄 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00334194)
【キーワード】骨格筋 / 幹細胞 / 形質転換 / 細胞融合 / 心筋細胞 (他8件)
【概要】緑色蛍光蛋白(GFP)陽性骨格筋細胞を心筋細胞と共培養すると、GFP陽性細胞の一部が心筋特異的トロポニンT(cTnT)を発現し、骨格筋由来細胞の一部が心筋細胞の形質を獲得したと考えられた。平成15年度は、この形質転換に機械的刺激、Ca^<2+>および増殖因子、calmodulin, calcineurinが関与するか検討した。その結果、nifedipineは共培養におけるcTnT陽性骨...
【医歯薬学】歯学:臍帯幹細胞を含む研究件
❏周産期低酸素性虚血性脳症に対する新規二段階細胞療法の開発(17K10175)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐藤 義朗 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30435862)
【キーワード】臍帯 / 低酸素性虚血性脳症 / 新生児低酸素性虚血性脳症 / 幹細胞 / 新生児 (他8件)
【概要】本研究の目的は、近交系ラットによる実験を通じて、他家UCMSCと自己UCMSCを用いた周産期低酸素性虚血性脳症(HIE)に対する新規治療法開発のための基礎的データを得ることである。 本研究では、ラットの臍帯を用いて均一なUCMSCを得ることができた。また、静脈内投与されたUCMSCは、脳、肺、肝臓に分布した。 一方、急性期投与後の免疫組織学的評価においては、UCMSC投与による治療効果は確認できな...
❏Direct Conversion誘導基質による臍帯由来細胞からの骨再生法の開発(15H05044)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】住田 吉慶 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (50456654)
【キーワード】骨再生 / 間葉系幹細胞 / 同種細胞移植 / 遺伝子 / 生体材料 (他12件)
【概要】本研究の目的は、in vivo Direct Conversionを誘導する遺伝子活性化基質によって、生体内で臍帯由来MSCを骨芽細胞へ直接分化させることで、簡便で確実な骨組織の再生法を開発することにある。 即ち、培養により大量に増殖させた臍帯MSCと、骨芽細胞分化を誘導する遺伝子群を組み込んだ基質を一体化して骨欠損部へ移植することで、顎骨の再生を図る。本研究期間中の成果としては、細胞骨格因子であ...
【医歯薬学】歯学:組織工学幹細胞を含む研究件
❏細胞機能を最大限に引き出す革新的機能性界面の開発(21KK0199)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2021-10-07 - 2025-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】温度応答性高分子 / 機能性界面 / バイオ界面 / 細胞組織 / 幹細胞 (他7件)
【概要】本研究は、米国ユタ大学との国際共同研究により、再生医療に用いる幹細胞組織を作製するための機能性バイオ界面を開発することを目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)を細胞培養皿表面に修飾して作製した機能性バイオ界面、および、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミドと細胞非接着領域として親水性のポリアクリルアミドをラインパターン状に修飾して作製した機能性バ...
❏移植可能な真の代替肝臓の開発を目指した胆汁産生と排泄機能復元への挑戦(18K19592)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】八木 洋 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (20327547)
【キーワード】脱細胞化 / 臓器再生 / 胆管再生 / 肝臓移植 / 細胞外マトリックス (他9件)
【概要】肝臓の再生機序を理解する上で、立体的な胆管構造と胆汁の産生・排泄機能の再構築は必須の課題であるが、複雑な三次元構造と細胞同士の相互関係を復元することは非常に困難である。我々は脱細胞化肝臓骨格内の立体構造を利用することで胆管の再生を目指した研究を進めてきた。本研究成果によって、脱細胞化骨格が持つ立体構造を利用することで、これまで困難であった三次元胆管構造の再生への道筋が示された。また成熟細胞はもとよ...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
【医歯薬学】歯学:間葉系細胞幹細胞を含む研究件
❏肝臓の炎症・再生・病態を制御する細胞間相互作用(26253023)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】炎症 / 再生 / 線維化 / サイトカイン / イメージング (他13件)
【概要】種々の病因による肝炎から肝幹/前駆細胞の活性化を介した再生応答を、肝臓構成細胞間の相互作用に着目して解析を行った。炎症により肝前駆細胞の活性化を伴う胆管増生は胆管の増殖を伴うリモデリングであることを細胞系譜解析および肝臓の3次元構造の可視化法により示した。さらに、増殖性の胆管細胞は胆管の末端部に局在すること、増殖を始めた細胞の運命はstochasticに決まることを見いだした。また、肝臓でのサイト...
❏線維芽細胞凝集塊形成による幹細胞形成機構の解明(24592719)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】林 瑠加 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50445392)
【キーワード】細胞凝集塊 / 非接着培養 / 間葉系細胞 / 線維芽細胞 / 毛包誘導 (他12件)
【概要】C57BL/6Jマウス新生仔の皮膚より間葉系細胞を採取・培養したのち、非接着性培養皿で無血清培地を用いて細胞凝集塊を形成した。凝集塊は比較的長期に生存可能であり、その間いわゆる冬眠状態である可能性が示唆された。また細胞凝集塊の性質について遺伝子学的、免疫組織学的検討を行ったところ、凝集塊形成により毛包誘導や毛周期に関わりの深いWnt関連因子や、細胞の未分化性を示すSox-2、Oct-4、CD133...
【医歯薬学】歯学:培養幹細胞を含む研究件
❏悪性髄膜腫:悪性化分子経路・髄膜腫幹細胞の解明による新規治療標的の検索(19K09464)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉田 一成 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 名誉教授 (70166940)
【キーワード】悪性髄膜腫 / 異型髄膜腫 / 遺伝子発現プロファイル / がん遺伝子パネル検査 / 異種移植 (他8件)
【概要】20例以上の悪性髄膜腫および典型的な経過の良性髄膜腫8例において、遺伝子発現プロファイル解析、それに基づく階層クラスタリング、さらに、がん遺伝子パネル検査を行なった。遺伝子発現プロファイルに基づく階層クラスタリングでは、悪性髄膜腫は3群に分類された。また、スフェア形成能のある、幹細胞性質をもつ悪性髄膜腫株を樹立、SCIDマウスへの異種移植に成功した。樹立した細胞株および市販の髄膜腫株の2株において...
❏細胞凝集塊形成による線維芽細胞からの遺伝子操作を加えない幹細胞の作成(23659836)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】組織培養 / 移植学 / 再生医療 / 毛包 / 幹細胞 (他7件)
【概要】われわれはマウス成獣由来の培養線維芽細胞を非接着性培養皿で培養を行い細胞凝集塊を形成することで、マウス成獣皮膚由来の線維芽細胞を用いて毛包の再生を可能とした。本研究はマウス成獣由来培養線維芽細胞を非接着性培養皿を用いることで、細胞どうしを強制的に凝集させて培養することで、遺伝子操作を行うことなく、線維芽細胞を未分化な状態の幹細胞にし、またどの程度の未分化な状態の幹細胞にまで変化させることができるか...
❏歯胚培養細胞による歯の再生とその再生メカニズムの解明(16390578)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】本田 雅規 東京大学, 医科学研究所, 寄付研究部門教員 (70361623)
【キーワード】アメロゲニン / エナメル質 / 歯胚 / 歯胚細胞 / 歯胚上皮細胞 (他15件)
【概要】この研究において二つのことを新しく発見した。 1)歯胚中の3種類の細胞、歯胚上皮細胞、歯乳頭(歯髄細胞)および歯嚢細胞の培養条件を検討し、特に歯胚上皮細胞においては新しい培養方法を開発した。 鐘状期歯胚から無血清培地を用いて上皮細胞のみを選択し、3T3細胞をフィーダーレイヤーとして混合培養することで、長期培養に成功した。10継代した培養細胞のmRNAを採取し歯胚上皮系細胞特異的な遺伝子であるアメロ...
【医歯薬学】歯学:脂肪由来幹細胞幹細胞を含む研究件
❏細胞担持ナノシートと蛍光遺伝子導入を用いた新しい脂肪由来幹細胞移植法の研究(18K09501)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 細胞治療 / 幹細胞移植 / 幹細胞 / 蛍光色素 (他8件)
【概要】ナノシートは、物理的作用によりあらゆる物質表面に密着できる。ナノシートを幹細胞移植に応用し、ASCを用いることで、細胞培養期間を短縮し、加工工程を省き、低コストに治療効率を大きく改善する新しい幹細胞移植技術を創出できる。 移植ASCおよびASCスフェロイドをナノシートで保持することで創傷治癒促進効果を得られた。創傷治癒機序解明への新アプローチを発見することができた。 ...
❏ナノシートを用いた脂肪由来幹細胞移植の研究(15K10961)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 形成外科, 講師 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 幹細胞移植 / 薬剤輸送 / 塩基性線維芽細胞成長因子 / 脂肪由来幹細胞 (他9件)
【概要】ナノシートに脂肪由来幹細胞(ASC)を接着し、創部に移植することで、創傷治癒促進効果を得ることができた。また、ASCの一部をを生着させることができた。これはナノシートが再生医療分野に応用可能であることを示唆している。 塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)をナノシートに担持させ徐放化させるこで、少量の薬剤で高い創傷治癒効果を得ることができた。 素材はきわめて薄いため、使用時の取り扱いや剤形の工夫など...
❏脂防組織由来幹細胞を用いた組織再生、血管新生に関する基礎的、臨床的研究(16390507)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】吉村 浩太郎 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60210762)
【キーワード】脂肪吸引 / 幹細胞 / 脂肪由来幹細胞 / SVF / CD34 (他14件)
【概要】脂肪吸引手術による吸引物(元来、生理食塩水、血液、脂肪組織破砕物からなる)は浮遊する脂肪部分と下層の液体成分に分けることが可能である。脂肪部分由来の細胞をprocessed lipoaspirate(PLA)細胞、液体部分由来の細胞をliposuction aspirate fluid(LAF)細胞と呼ぶ。どちらも組織、液体を処理して採取した細胞群をstromal vascular fractio...
【医歯薬学】歯学:歯髄細胞幹細胞を含む研究件
❏ヒト由来幹細胞と脱細胞技術を用いた蠕動する機能的人工腸管作成の試み(18K08600)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤村 匠 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80573443)
【キーワード】腸管運動不全 / 人工腸管 / 歯髄細胞 / 神経堤細胞 / 発光イメージング (他11件)
【概要】短腸症候群や腸管運動不全に対する新規治療として、脱細胞化技術を用いて作製した腸管scaffoldにヒト歯髄細胞を用いて再細胞化を施し、機能的な人工小腸グラフトを構築することを目標とした。脱細胞技術によりラット小腸Scaffoldを作製でき、移植するヒト歯髄細胞の性質も確認できた。しかし、経血管循環培養(2週間)による再細胞化では移植細胞の多くが循環培養経路途中の腸間膜部分に留まり、免疫組織化学では...
❏歯胚培養細胞による歯の再生とその再生メカニズムの解明(16390578)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】本田 雅規 東京大学, 医科学研究所, 寄付研究部門教員 (70361623)
【キーワード】アメロゲニン / エナメル質 / 歯胚 / 歯胚細胞 / 歯胚上皮細胞 (他15件)
【概要】この研究において二つのことを新しく発見した。 1)歯胚中の3種類の細胞、歯胚上皮細胞、歯乳頭(歯髄細胞)および歯嚢細胞の培養条件を検討し、特に歯胚上皮細胞においては新しい培養方法を開発した。 鐘状期歯胚から無血清培地を用いて上皮細胞のみを選択し、3T3細胞をフィーダーレイヤーとして混合培養することで、長期培養に成功した。10継代した培養細胞のmRNAを採取し歯胚上皮系細胞特異的な遺伝子であるアメロ...
【医歯薬学】歯学:多能性幹細胞を含む研究件
❏Nanog遺伝子を持たないツメガエル細胞におけるリプログラミングの研究(25440120)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】小沼 泰子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 創薬基盤研究部門, 主任研究員 (90431824)
【キーワード】幹細胞 / ツメガエル / リプログラミング / 多能性
【概要】リプログラミング因子の導入によるアフリカツメガエル細胞の遺伝子発現の変化を解析した。全プローブの相関係数解析により遺伝子発現プロファイルが遺伝子導入後24時間から72時間の間に経時的に変化することがわかった。多能性マーカーであるOct3/4のオーソログであるoct-91 (pou5f3.1)や、TDGF1/CriptoのオーソログであるFRL-1 (tdgf1.3)の発現上昇が確認された。また、N...
❏生殖細胞と多能性幹細胞の相互転換機構(24390097)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木村 透 北里大学, 理学部, 教授 (50280962)
【キーワード】生殖細胞 / 多能性 / 幹細胞 / 分化誘導 / ES細胞 (他9件)
【概要】生殖細胞は次世代を作ることができる唯一の細胞系列である。生殖細胞は、培養条件下でES細胞と同等の分化多能性幹細胞へ初期化されることから、潜在的に多能性を持つ細胞である。本研究では、試験管内でES細胞から生殖細胞を作る研究と、生殖細胞を多能性幹細胞へ初期化させる研究を行った。まず、生体内では、生殖細胞は中胚葉細胞とともに分化することに着目し、ES細胞の中胚葉分化誘導系を用いて、試験管内で胎仔期の生殖...
❏体細胞における未分化性維持機構解明とその発癌メカニズム解明への応用(19689011)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山田 泰広 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (70313872)
【キーワード】Rest / ES細胞 / Pluripotency / 大腸発がん / Nrsf (他12件)
【概要】RESTはエピジェネティック機構を介し、細胞分化、発がんのいずれにも関与し、未分化性維持機構と発がんメカニズムの共通性を説明しうる可能性を持つ遺伝子である。現在までの報告により、Restは神経分化において重要な役割を果たす転写抑制因子であることが示され、がん抑制遺伝子としての機能を有することが示唆されている。近年、RestがES細胞の未分化性維持に必須であることが報告された(Nature 2008...
【医歯薬学】歯学:Wnt幹細胞を含む研究件
❏ヒト大腸癌幹細胞の同定と標的治療の確立(24689036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (70365245)
【キーワード】大腸がん / 幹細胞 / 腸管上皮幹細胞 / WNT / LGR5
【概要】我々は,ヒト大腸上皮細胞よりオルガノイドを樹立し,ゲノム編集技術による遺伝子操作法を確立した.本法により,人工的な遺伝子変異導入による大腸発がんメカニズムの解明に迫った.さらに,ヒト大腸癌幹細胞の同定のため,LGR5遺伝子領域への細胞系譜解析レポーターの遺伝子ノックインに成功した.遺伝子改変オルガノイドは免疫不全マウスへの異種移植により,患者病理組織を反映した大腸癌組織の形成を示した.ゲノム編集技...
❏子宮内膜症・腺筋症における幹細胞の役割の解明(24390381)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10209702)
【キーワード】幹細胞 / 子宮内膜症 / 子宮腺筋症 / 子宮筋腫 / Wnt (他6件)
【概要】本研究では、子宮内膜症および子宮腺筋症の発生・進展における幹細胞の役割を明らかにするために、ヒト内膜細胞を用いた腹膜内膜症モデルマウスの開発を行い、磁性体により内膜症様病変をマウス壁側腹膜の任意の位置に局在させ得る戦略が可能で有ることを示した。同時に、新たに幹細胞標識追跡法を開発することで、組織(病変)再構成過程における幹細胞の振る舞いを検証できるin vivoシステムを構築し得た。さらに、子宮腺...
【医歯薬学】歯学:Wntシグナル幹細胞を含む研究件
❏オルガノドライブラリーの構築による消化器疾患形質の統合的理解(17H06176)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (70365245)
【キーワード】大腸がん / 膵がん / 胃がん / オルガノイド / Wntシグナル (他6件)
【概要】消化器組織は、腫瘍などの様々な疾患を発症する。しかし、解析プラットフォームの欠如のため、ヒト消化器組織の病態の理解は立ち遅れている。我々は、消化器疾患組織を体外で培養できる、オルガノイド技術を駆使し、疾患の発症メカニズムの理解と新しい治療法の開発に取り組んだ。潰瘍性大腸炎、胃がん、大腸がん、膵がん、内分泌細胞がんなど、様々な消化器疾患組織からオルガノイドを樹立し、国内外の研究者が研究できるバイオバ...
❏腸管上皮幹細胞の純化・解析と炎症性腸疾患に対する新しい再生治療法の開発(16209024)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】日比 紀文 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50129623)
【キーワード】腸管上皮 / 幹細胞 / musashi-1 / 炎症性腸疾患 / Wntシグナル (他7件)
【概要】腸管上皮の幹細胞を同定し、その幹細胞を特徴づけるマーカーを見いだし、全能性幹細胞あるいは造血幹細胞から上皮幹細胞への分化過程を追究し、胚性幹細胞、上皮幹細胞を損傷粘膜に移入することにより腸管上皮を再生する治療法を開発することを目的とした。 まず、hoechst33342染色を用いることにより、腸管上皮幹細胞の純化を試みた。マウス腸管より採取した腸管上皮細胞よりSP細胞を解析したところ、腸管上皮にお...
【医歯薬学】歯学:バイオインフォマテイクス幹細胞を含む研究件
❏エピジェネティック活性をもつ化学物質の影響把握と新たな環境リスクの予防策(15H01749)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福田 秀子 (曽根秀子) 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (60280715)
【キーワード】エピジェネティック / 化学物質管理 / 影響評価 / 有害物質 / 幹細胞 (他15件)
【概要】多能性幹細胞ヒトiPS細胞を用いて、DNA及びヒストンメチル化修飾を指標としたエピジェネティック状態を可視的に検出する方法を開発した。135種の化学物質を解析し、エピジェネティック毒性の検出を行った。低線量放射線の照射によるヒトiPS細胞の網膜神経節細胞への分化に対する影響を調べた。疾患原因遺伝子のプロモーター領域でのDNAメチル化変動を特異的DNA配列の解析により詳細に調べた。分化度の違いによる...
❏前立腺癌のがん幹細胞性遺伝子ネットワークを標的とした新規治療戦略(26861299)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】小坂 威雄 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30445407)
【キーワード】前立腺癌 / 幹細胞 / 薬剤耐性 / 去勢抵抗性前立腺癌 / C4-2AT6 (他14件)
【概要】去勢抵抗性前立腺癌(Castration Resistant Prostate Cancer: CRPC)は難治性である。申請者は難治癌における治療抵抗性獲得プロセスと、多能性幹細胞誘導・獲得プロセスの類似点に着目し、新規薬剤スクリーニング系を確立し報告してきたが、本研究は抗がん治療耐性を内包する遺伝子ネットワークを標的とし、既存薬剤を用いた抗がん剤治療耐性癌から感受性癌へのネットワークへの再プロ...
❏心筋細胞分化の段階的DNAメチル化プロファイリングと幹細胞分化能評価ツールの開発(22790730)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】小田 真由美 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80567511)
【キーワード】DNAメチル化 / エピゲノム / 細胞特異的遺伝子発現 / 心筋細胞 / 転写調節 (他12件)
【概要】エピゲノム情報はその分化可能性を評価する指標となることが考えられるが、どのような領域のエピジェネティック状態が細胞の性質に影響しうるかは明らかでない。本研究では、細胞種に特徴的な未知のエピゲノム変化を探索し、幹細胞の分化可能性評価のためのエピゲノム情報基盤を整備することが目的である。本研究計画内において、申請者らは心筋細胞特異的なgene body領域の低メチル化状態を見出した。広範囲に渡る低メチ...
【医歯薬学】歯学:脱細胞化幹細胞を含む研究件
❏移植可能な真の代替肝臓の開発を目指した胆汁産生と排泄機能復元への挑戦(18K19592)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】八木 洋 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (20327547)
【キーワード】脱細胞化 / 臓器再生 / 胆管再生 / 肝臓移植 / 細胞外マトリックス (他9件)
【概要】肝臓の再生機序を理解する上で、立体的な胆管構造と胆汁の産生・排泄機能の再構築は必須の課題であるが、複雑な三次元構造と細胞同士の相互関係を復元することは非常に困難である。我々は脱細胞化肝臓骨格内の立体構造を利用することで胆管の再生を目指した研究を進めてきた。本研究成果によって、脱細胞化骨格が持つ立体構造を利用することで、これまで困難であった三次元胆管構造の再生への道筋が示された。また成熟細胞はもとよ...
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏脱細胞化と再細胞化で子宮を造る(25670706)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10209702)
【キーワード】子宮再生 / 子宮再建 / 組織工学 / 幹細胞 / 脱細胞化 (他6件)
【概要】ラットを用いて脱細胞化・再細胞化による子宮再建技術の開発を行った。その結果、界面活性剤を用いることで、細胞外マトリックスや微小血管構造骨格を維持したままラット子宮から細胞を除去する(脱細胞化)技術を開発した。また、この脱細胞化骨格に、子宮細胞などを注入することにより、子宮様組織を再構築し得た(再細胞化)。さらに、in vivoでの再細胞化として, ラット子宮の一部を切除して脱細胞化マトリックスに置...
【医歯薬学】歯学:BMP幹細胞を含む研究件
❏ハイドロキシアパタイト上での骨髄幹細胞培養による骨再生および脊椎固定術への応用(14571403)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】松本 守雄 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40209656)
【キーワード】ハイドロキシアパタイト / 脊椎固定術 / 幹細胞 / 骨再生 / rhBMP-2 (他10件)
【概要】平成14年でのMC3-T3細胞、骨髄細胞を用いたin vitro実験の結果、ハイドロキシアパタイトファイバーシート(HAシート)は、気孔率、気孔径の調節が自在にでき、細胞の三次元培養が可能であると同時に、その高い生体親和性から、蛋白の担体としても利用可能と考えられる.平成14年度に作製した、ラット脊椎固定術モデルを用いて、平成15年度は、(1)recombinant human bone morp...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
【医歯薬学】歯学:ゲノム編集幹細胞を含む研究件
❏ヒト骨発生機構の理解に基づく組織再生研究基盤の構築(21H04952)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31
【研究代表者】鄭 雄一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (30345053)
【キーワード】骨再生 / 幹細胞 / 一細胞解析 / hPSCs / 骨誘導 (他7件)
【概要】2021年度は当研究室で開発したヒト多能性幹細胞由来三次元骨組織を用いた解析を行った。まず、ヒト多能性幹細胞から椎板細胞(骨軟骨前駆細胞)へのStepwise分化誘導を行った。RT-qPCRにより誘導効率を確認した後、誘導細胞を免疫不全マウス腎被膜下へ移植し三次元骨組織を誘導した。骨組織はin vivoマイクロCTにより経時的に観察し、骨構造が十分に形成されたことを確認した。誘導骨組織は、異なる日...
❏幹細胞工学とゲノム編集の技術を用いた雌性生殖器官の機能・再生・疾患の光による制御(20H03826)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮 / 幹細胞 / ゲノム編集 / 再生医学 / 光制御
【概要】令和3年度は,これまでわれわれが行ってきた部分的な子宮の再生・再建の技術と基盤知見をもとに,ラットを用いて子宮機能の中心的な役割を担う子宮内膜の全層再建・再生技術の開発を行った.その結果,脱細胞化子宮内膜骨格 (Decellularized Endometrial Scaffolds, DES)を用いることで,より効率的に子宮内膜の全層再生が促されることが判明した.さらに光遺伝操作と再細胞化(再生...
❏ゲノム編集技術とiPS細胞を利用した脳腫瘍に対する遺伝子細胞療法の開発(16K15648)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】戸田 正博 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20217508)
【キーワード】脳腫瘍学 / ゲノム編集 / 幹細胞 / 自殺遺伝子
【概要】はじめに、ヒトiPS細胞から分化誘導した神経幹細胞(NSC)にウイルスベクターを用いてHSV-tK遺伝子を導入した。脳腫瘍モデルマウスにHSV-tk発現NSCを移植し、Ganciclovir (GCV) を投与したところ、著明な治療効果が認められた。つぎにゲノム編集によりHSV-tk遺伝子をiPSに導入したところ、細胞毒性により安定したiPS細胞株が樹立できなかった。そこで、遺伝子発現誘導システム...
【医歯薬学】歯学:骨分化幹細胞を含む研究件
❏Direct Conversion誘導基質による臍帯由来細胞からの骨再生法の開発(15H05044)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】住田 吉慶 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (50456654)
【キーワード】骨再生 / 間葉系幹細胞 / 同種細胞移植 / 遺伝子 / 生体材料 (他12件)
【概要】本研究の目的は、in vivo Direct Conversionを誘導する遺伝子活性化基質によって、生体内で臍帯由来MSCを骨芽細胞へ直接分化させることで、簡便で確実な骨組織の再生法を開発することにある。 即ち、培養により大量に増殖させた臍帯MSCと、骨芽細胞分化を誘導する遺伝子群を組み込んだ基質を一体化して骨欠損部へ移植することで、顎骨の再生を図る。本研究期間中の成果としては、細胞骨格因子であ...
❏多能性幹細胞由来スキャフォールドフリー三次元人工組織による骨軟骨再生(22390291)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中村 憲正 大阪大学, 臨床医工学融合研究教育センター, 招へい教授 (50273719)
【キーワード】ES cell / iPS cell / stem cell / 軟骨再生 / Scaffold (他13件)
【概要】今までに確立したヒト滑膜間葉系幹細胞(MSC)由来三次元人工組織(Tissue Engineered Construct, TEC)を作製する技術を用いて、ウサギ胚性幹細胞由来MSCでTEC(ES-TEC)を作成した。ES-TECは軟骨分化誘導後に滑膜MSC-TEC(Sy-TEC)と比べ軟骨関連遺伝子の発現が有意に高値であった。ウサギ膝関節骨軟骨欠損へのTEC/β-TCP複合体移植を行いに修復組織...
❏胚性幹(ES)細胞からの骨・軟骨分化誘導に関する戦略的研究(15390452)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】鄭 雄一 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30345053)
【キーワード】胚性幹(ES)細胞 / 骨分化 / 軟骨分化 / 分化十分条件 / 培養方法 (他13件)
【概要】ラットI型コラーゲン遺伝子プロモーター下流にGFPを付けたトランスジーンを発現するマウス、マウスII型コラーゲン遺伝子プロモーター下流にGFPを付けたトランスジーンを発現するマウスを、それぞれ野生型のマウスと交配させて胚盤胞を分離し、そこからES細胞を樹立した。また、上記トランスジーンを発現するレトロウイルスを作成し、これを野生型ES細胞に感染させて株を樹立した。これらのES細胞は、骨芽および軟骨...
【医歯薬学】歯学:造血幹細胞幹細胞を含む研究件
❏両生類の肝臓・脾臓・骨髄における造血幹細胞の分布と血球産生調節に関する研究(20K06729)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 造血幹細胞 / 両生類 / 造血因子 / オミクス (他13件)
【概要】ツメガエル(ゼノパス)の成体の造血は,肝臓,脾臓,骨髄の複数の造血器が分担して血球を産生する。そのため複数造血器の役割分担や組織環境の違いを解明するための魅力ある研究対象である。ツメガエルの各血球,すなわち赤血球,白血球,栓球(哺乳類の血小板の機能を担う細胞)はいずれも造血幹/前駆細胞(HSPC)が起源である。本研究では複数の造血器に存在するHSPCの特性の解明と分離法を確立しつつある。第2年度で...
❏「胃癌幹細胞システム」への骨髄由来細胞の関与(19790955)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】熊谷 厚志 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (40383848)
【キーワード】胃癌 / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / 癌幹細胞 / 幹細胞 (他7件)
【概要】われわれは、胃癌発生における骨髄由来細胞の関与について、胃腫瘍を自然発生するトランスジェニックマウスを用いて検証を行った。本研究では、骨髄由来細胞である間葉系幹細胞(MSC;GFPマウス骨髄由来)及び造血幹細胞(HSC;RFPマウス骨髄由来)を用いた混合移植を行った。結果として、胃癌の発生において、骨髄由来細胞であるMSC及びHCSの明確な関与は示唆されなかった。 ...
❏幹細胞可塑性の分子メカニズムと再生医学研究(14657241)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】千葉 滋 (2003) 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60212049)
【キーワード】造血幹細胞 / 可塑性 / ヒトES細胞 / 血球細胞 / Tie2 (他12件)
【概要】GFPトランスジェニックマウス造血幹細胞分画を移植して、脳内からGFP陽性細胞を採取し、神経特異的マーカーであるNeuNやTrk-Rの発現を解析した。この実験では、脳内においてGFP陽性細胞を同定することができ、これらの細胞におけるNeuNおよびTrk-Rの発現を確認した。しかしながら、その発現時期を明確にすることはできなかったため、これらの分子の発現を誘導する転写因子の道程には至らず、したがって...
【医歯薬学】歯学:βカテニン幹細胞を含む研究件
❏TS細胞を用いた、β-cateninの胎盤形成に果たす役割に関する研究(15K20171)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】上條 慎太郎 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, リサーチアソシエイト (70570878)
【キーワード】幹細胞 / 奇形腫 / 胚細胞腫瘍 / βカテニン / 奇形種 (他10件)
【概要】β-cateninが幹細胞においては多分化能獲得に必須であり、栄養膜細胞系列では胎盤形成と着床維持に関与していることが推察される。胎盤を構成する栄養膜細胞系列の幹細胞であるTS細胞を用いて詳細に解析することにより、発生学や生殖医療の発展向上を目指した基礎研究として貢献し、その成果の臨床への応用を目指す。 マウス胚においてβ-cateninをノックアウトすると三胚葉への分化運命が決定する原腸形成期に...
❏体細胞における未分化性維持機構解明とその発癌メカニズム解明への応用(19689011)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山田 泰広 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (70313872)
【キーワード】Rest / ES細胞 / Pluripotency / 大腸発がん / Nrsf (他12件)
【概要】RESTはエピジェネティック機構を介し、細胞分化、発がんのいずれにも関与し、未分化性維持機構と発がんメカニズムの共通性を説明しうる可能性を持つ遺伝子である。現在までの報告により、Restは神経分化において重要な役割を果たす転写抑制因子であることが示され、がん抑制遺伝子としての機能を有することが示唆されている。近年、RestがES細胞の未分化性維持に必須であることが報告された(Nature 2008...
【医歯薬学】歯学:脱分化幹細胞を含む研究件
❏乳腺幹細胞への高効率なダイレクトリプログラミング因子の同定(15K15022)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】仙波 憲太郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70206663)
【キーワード】細胞分化 / 組織形成 / 乳腺 / 幹細胞 / ダイレクトリプログラミング (他11件)
【概要】レポーターマウスの乳腺上皮細胞(MEC)の不死化に成功しスクリーニングが効率化した。当初期待していた115個の遺伝子には活性がなく、より大きな遺伝子セットを評価する必要があった。そこでアノテーションされていないnon-coding RNAなどを含む遺伝子セットを大量に評価可能な実験系としてトランスポゾンを用いた遺伝子発現・同定技術を考案した。開発したベクターをレポーター細胞に導入し、4つの陽性クロ...
❏ダイレクトリプログラミングによる乳腺幹細胞の創出(25670100)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】仙波 憲太郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70206663)
【キーワード】幹細胞 / 細胞分化 / 組織形成 / 乳腺 / 脱分化 (他7件)
【概要】分化した乳腺上皮細胞(MEC)を乳腺幹細胞へ脱分化することが報告されているSLUG/SOX9を一過的に過剰発現させるベクター系を構築し、発現させたMECから乳腺の再構築が確認されたが、効率が著しく悪かった。そこで、ドナーマウスをrtTA発現マウスに変更、乳腺幹細胞維持培養法の検討、高効率化遺伝子スクリーニング、を実施した。研究期間内に乳腺幹細胞維持培養法の確立に成功した。また、幹細胞性を評価可能な...
【医歯薬学】歯学:幹細胞を含む研究件
❏蛍光レポーターシステムを用いた iPS 細胞からの軟骨分化誘導法の検討(23659704)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30456107)
【キーワード】骨 / 軟骨代謝学 / 軟骨細胞 / インジケーター / iPS細胞 (他7件)
【概要】Col2a1,Prx1などのプロモーターを用いた蛍光レポーターiPS細胞を樹立し、レチノイン酸やBMPなどを用いた分化誘導法にて蛍光発色し、かつ軟骨マーカーを高発現することを確認した。この細胞を用いて様々な誘導因子の検討を行い、BMPのほか、インスリン、TGF-beta、Notchシグナル阻害剤、Wntシグナル阻害剤でも強力に蛍光発色することを見出した。現在はそれらの最適な組み合わせについて検討し...
❏胚性幹(ES)細胞からの骨・軟骨分化誘導に関する戦略的研究(15390452)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】鄭 雄一 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30345053)
【キーワード】胚性幹(ES)細胞 / 骨分化 / 軟骨分化 / 分化十分条件 / 培養方法 (他13件)
【概要】ラットI型コラーゲン遺伝子プロモーター下流にGFPを付けたトランスジーンを発現するマウス、マウスII型コラーゲン遺伝子プロモーター下流にGFPを付けたトランスジーンを発現するマウスを、それぞれ野生型のマウスと交配させて胚盤胞を分離し、そこからES細胞を樹立した。また、上記トランスジーンを発現するレトロウイルスを作成し、これを野生型ES細胞に感染させて株を樹立した。これらのES細胞は、骨芽および軟骨...
【医歯薬学】歯学:涙腺幹細胞を含む研究件
❏転写因子発現による幹細胞からの機能的涙腺の誘導(26893262)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】平山 雅敏 慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (90528473)
【キーワード】涙腺再生 / 分化誘導 / 合成mRNA / ドライアイ / 涙腺 (他8件)
【概要】涙腺は眼表面に涙液を分泌し、眼表面を保護する。現状の涙腺機能不全に対する治療は、人工涙液による対症療法であり、重症瘢痕性角結膜疾患において重度に障害された涙腺機能の再建のために、涙腺再生医療の実現が求められている。本研究では、幹細胞からの転写因子発現制御による涙腺上皮細胞の誘導を目指して、涙腺器官形成能を持つマウス涙腺原基上皮細胞の細胞特性を明らかとした。さらに、マウスにおいて成体涙腺や涙腺に類似...
❏涙腺慢性移植片対宿主病におけるドナー由来線維芽細胞の病態形成にかかわる役割(18591932)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小川 葉子 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30160774)
【キーワード】眼病理学 / ドライアイ / 移植片対宿主病 / 造血幹細胞移植 / 免疫学 (他13件)
【概要】本研究では、マウスGVHDモデルを用いてドナー由来線維芽細胞の慢性GVHDの病態形成における役割を直接的に証明し、病態を解明することを目的とし本研究期間中に次の成果を得た。 マウスGVHDの涙腺、結膜、唾液腺、肺、皮膚、小腸、肝臓等慢性GVHDの病的線維化の経時的形成過程の作成に成功した。マウス線維芽細胞のマーカーとしてコラーゲン特異的分子シャペロンであるHSP47が適切であることを見いだした。こ...
【医歯薬学】歯学:細胞移植幹細胞を含む研究件
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
【医歯薬学】歯学:細胞融合幹細胞を含む研究件
❏骨格筋由来の心筋前駆細胞の同定と心筋再生医療への応用(15590720)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】永井 敏雄 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00334194)
【キーワード】骨格筋 / 幹細胞 / 形質転換 / 細胞融合 / 心筋細胞 (他8件)
【概要】緑色蛍光蛋白(GFP)陽性骨格筋細胞を心筋細胞と共培養すると、GFP陽性細胞の一部が心筋特異的トロポニンT(cTnT)を発現し、骨格筋由来細胞の一部が心筋細胞の形質を獲得したと考えられた。平成15年度は、この形質転換に機械的刺激、Ca^<2+>および増殖因子、calmodulin, calcineurinが関与するか検討した。その結果、nifedipineは共培養におけるcTnT陽性骨...
❏肝組織幹細胞(SP細胞)を用いた肝不全治療法開発のための実験的研究(14207026)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】堀江 義則 (2004) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70229227)
【キーワード】SP細胞 / 幹細胞自家移植療法 / コラーゲンゲルサインドイッチ法 / 肝細胞分化誘導法 / 肝細胞分化 (他15件)
【概要】1.in vitroの肝細胞分化誘導法の確立 1)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた初代培養肝細胞培養法 細胞をコラーゲンゲルの上に播種し、さらにコラーゲンゲルを重層する方法による初代培養肝細胞培養法を用いることで、肝細胞の分化機能が維持されるだけでなく、いったん脱分化した肝細胞の再分化誘導が可能であることを、アルブミン産生能を指標に証明した。 2)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた幹細胞の肝...
【医歯薬学】歯学:発がん幹細胞を含む研究件
❏マイクロサテライト不安定性を呈する発癌機構の統合的理解と新たな治療体系の確立(25253080)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】渡邉 聡明 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80210920)
【キーワード】大腸癌 / マイクロサテライト不安定性 / オルガノイド / DNAメチル化 / 鋸歯状腺腫 (他14件)
【概要】大腸鋸歯状病変およびマイクロサテライト不安定性(MSI)を呈する大腸癌を含めた計55株の大腸腫瘍オルガノイド株を樹立し,詳細な分子生物学的検討を行った.オルガノイドは患者体内における組織学的特性を反映しており,固有の遺伝子発現や遺伝子変異のパターンを有していた.MSI大腸癌は多数の遺伝子変異を有しており,増殖因子が極めて乏しい環境でも発育可能であった.移植による担癌マウスモデルにおいても同様の傾向...
❏肝発癌を制御するポリコーム群タンパク質の機能解析(19790946)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】上野 康晴 横浜市立大学, 医学研究科, 助教 (60375235)
【キーワード】発癌 / 幹細胞 / フローサイトメトリー
【概要】肝幹細胞の自己複製制御機構の破綻によって生じる発癌過程の理解を目的とし、マウス肝幹細胞におけるポリコーム群遺伝子Ring1Bの機能解析を行った。Ring1Bコンディショナルノックアウトマウスを用い、胎生8.5日目から胎生13.5日目にかけてRing1B遺伝子の欠損を誘導したところ、肝発生の初期ステップが著しく阻害されることが明らかとなった。このとき、Ring1Bを欠損した肝幹細胞では自己複製能が著...
❏胃癌およびその転移巣における骨髄幹細胞の取り込みの解析(18590363)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】野村 幸世 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70301819)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / 発癌 / 骨髄 / クローン性 (他15件)
【概要】癌幹細胞が骨髄由来であるか否かをマウス化学発癌モデルを使用し、検討した。BALB/c雄性マウス17匹に放射線9Gyを照射したのちに、GFPマウスの骨髄細胞を移植した。骨髄移植のダメージから回復する2週間後からMNU240ppmを飲水中に含有させ、隔週5週間、9週にわたって投与した。17匹のうち、4匹はコントロールとし、13匹にMNUを投与した。その後、MNU投与から40週にて犠死せしめ、できた腫瘍...
【医歯薬学】歯学:発生幹細胞を含む研究件
❏血管・尿排泄経路を有する次世代腎臓オルガノイドの作成(19F19363)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2019-11-08 - 2022-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00235128)
【キーワード】オルガノイド / バイオマテリアル / 発生 / 自己組織化 / 前駆細胞 (他7件)
【概要】The study of early development during embryogenesis is crucial for advancing fundamental biological and clinical importance. Yet it is limited due to ethical boundaries and the inaccessibility of impl...
❏発生・幹細胞・腎骨髄連関を軸に考える高齢ドナー腎臓の若返りの試み:国際共同研究(19KK0216)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2022-03-31
【研究代表者】臼井 丈一 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (70447340)
【キーワード】内科 / 臓器移植 / 幹細胞 / 老化 / 発生 (他9件)
【概要】本研究では、骨髄老化により引き起こされる腎臓老化・病態メカニズムの解明および高齢ドナー腎臓の若返り手法の模索を目的とした国際研究ネットワークを構築した。具体的には、幹細胞老化・ミトコンドリア機能変化・糖鎖修飾異常・発生に関わる転写因子に着目したマウスモデルによる多臓器間老化メカニズムの解明(プロジェクトA)と、その成果を元、腎臓の老化・若返りを試みる検証システムの構築(プロジェクトB)を遂行した。...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
【医歯薬学】歯学:SP(side population)細胞幹細胞を含む研究件
❏ヒト卵管幹細胞の同定と解析(24791721)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】内田 明花 (西川 明花) 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (60445236)
【キーワード】卵管 / 幹細胞 / side population / 子宮内膜
【概要】卵管幹細胞の同定に必要なin vivo卵管組織再構成システムの確立に際して、その基盤となる技術開発を不死化内膜間質細胞と不死化内膜腺上皮細胞を用いて行った。まず、これらの細胞株を出発材料として、発光・蛍光蛋白を安定的に発現する細胞株を作成した。さらに、標識細胞が組織再構成の過程のなかで、どのように振る舞うかを検証する細胞追跡システムを開発した。本研究により、不死化卵管上皮細胞株が利用可能になった際...
❏EBウイルス関連胃癌.DNAメチル化亢進の分子機序解明と胃癌治療への展開(20249022)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】深山 正久 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70281293)
【キーワード】EBウイルス関連胃癌 / EBウイルス / 胃癌 / エピジェネティクス / LMP2A (他17件)
【概要】Epstein-Barrウイルス(EBV)関連胃癌において,プロモーター領域CpG部位のメチル化がゲノムワイドに起こっていることを明らかにした.胃癌細胞株MKN7にEBウイルスを感染させ,ゲノムワイドDNAメチル化異常を再現することに成功し,分子機構解明に重要な実験系を確立した.また,潜在期ウイルス遺伝子蛋白LMP2AがDNAメチル化異常に関与していることを明らかにするとともに,DNAメチル化,プ...
❏糖鎖情報を利用したがん幹細胞マーカーの探索と腫瘍標的システム(19659144)
【研究テーマ】病態検査学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】岡田 尚巳 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 遺伝子疾患治療研究部, 室長 (00326828)
【キーワード】幹細胞 / 神経成長因子 / 遺伝子導入 / アデノウイルス / がん幹細胞 (他7件)
【概要】幹細胞への外来遺伝子の導入に必要な諸条件を検討した。この際、骨髄由来間葉系幹細胞を標的細胞として用い、幹細胞のマーカーとして、CD271に着目した。CD271は神経成長因子受容体(NGFR)であるが、未分化性を維持させる分化制御因子としての作用を有する。間葉系幹細胞として、イヌ骨髄液から磁気ビーズ法によりCD271陽性分画を回収し、この細胞集団が高い増殖性と未分化性を維持していることを確認した。ま...
【医歯薬学】歯学:ヒトES細胞幹細胞を含む研究件
❏脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究(14310014)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】町田 宗鳳 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 教授 (10334450)
【キーワード】脳死 / 臓器移植 / クローン技術 / ヒト胚性幹細胞 / エンハンスメント (他28件)
【概要】平成14年度〜平成17年度に科学研究費補助金基盤研究B(1)の助成を受けて実施した「脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究」の成果について報告する。本研究に関わった研究者チームの通称である「<いのち>の研究会」では、当初、脳死・臓器移植に焦点を当てて研究を推進し、香港、シンガポール、フィリピン、インド、スリランカ、アメリカなどにおいて、積極的なフィールドワークを展開した。それら異なった...
❏幹細胞可塑性の分子メカニズムと再生医学研究(14657241)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】千葉 滋 (2003) 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60212049)
【キーワード】造血幹細胞 / 可塑性 / ヒトES細胞 / 血球細胞 / Tie2 (他12件)
【概要】GFPトランスジェニックマウス造血幹細胞分画を移植して、脳内からGFP陽性細胞を採取し、神経特異的マーカーであるNeuNやTrk-Rの発現を解析した。この実験では、脳内においてGFP陽性細胞を同定することができ、これらの細胞におけるNeuNおよびTrk-Rの発現を確認した。しかしながら、その発現時期を明確にすることはできなかったため、これらの分子の発現を誘導する転写因子の道程には至らず、したがって...
【医歯薬学】歯学:骨再生幹細胞を含む研究件
❏ヒト骨発生機構の理解に基づく組織再生研究基盤の構築(21H04952)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31
【研究代表者】鄭 雄一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (30345053)
【キーワード】骨再生 / 幹細胞 / 一細胞解析 / hPSCs / 骨誘導 (他7件)
【概要】2021年度は当研究室で開発したヒト多能性幹細胞由来三次元骨組織を用いた解析を行った。まず、ヒト多能性幹細胞から椎板細胞(骨軟骨前駆細胞)へのStepwise分化誘導を行った。RT-qPCRにより誘導効率を確認した後、誘導細胞を免疫不全マウス腎被膜下へ移植し三次元骨組織を誘導した。骨組織はin vivoマイクロCTにより経時的に観察し、骨構造が十分に形成されたことを確認した。誘導骨組織は、異なる日...
❏Direct Conversion誘導基質による臍帯由来細胞からの骨再生法の開発(15H05044)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】住田 吉慶 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (50456654)
【キーワード】骨再生 / 間葉系幹細胞 / 同種細胞移植 / 遺伝子 / 生体材料 (他12件)
【概要】本研究の目的は、in vivo Direct Conversionを誘導する遺伝子活性化基質によって、生体内で臍帯由来MSCを骨芽細胞へ直接分化させることで、簡便で確実な骨組織の再生法を開発することにある。 即ち、培養により大量に増殖させた臍帯MSCと、骨芽細胞分化を誘導する遺伝子群を組み込んだ基質を一体化して骨欠損部へ移植することで、顎骨の再生を図る。本研究期間中の成果としては、細胞骨格因子であ...
❏細胞周期制御の観点から骨吸収・骨形成を同時に制御する分子を探る(25670846)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小笠原 徹 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20359623)
【キーワード】再生医学 / 骨代謝学 / 細胞周期 / 細胞分化 / 幹細胞 (他9件)
【概要】本研究では、細胞周期制御との関連が強いRunx2と同じruntファミリーに属するRunx1とRunx3が間葉系細胞の骨分化能促進機能を有すること、ならびに、高分化能を有する間葉系細胞において古典的Wnt経路の抑制によってサイクリンD1発現が抑制されており、サイクリンD1が骨軟骨分化の振り分け機能を有すること、を明らかとした。さらに細胞周期制御において重要な機能を果たしていると想定された分子の中から...
【医歯薬学】歯学:骨髄幹細胞を含む研究件
❏両生類の肝臓・脾臓・骨髄における造血幹細胞の分布と血球産生調節に関する研究(20K06729)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 造血幹細胞 / 両生類 / 造血因子 / オミクス (他13件)
【概要】ツメガエル(ゼノパス)の成体の造血は,肝臓,脾臓,骨髄の複数の造血器が分担して血球を産生する。そのため複数造血器の役割分担や組織環境の違いを解明するための魅力ある研究対象である。ツメガエルの各血球,すなわち赤血球,白血球,栓球(哺乳類の血小板の機能を担う細胞)はいずれも造血幹/前駆細胞(HSPC)が起源である。本研究では複数の造血器に存在するHSPCの特性の解明と分離法を確立しつつある。第2年度で...
❏「胃癌幹細胞システム」への骨髄由来細胞の関与(19790955)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】熊谷 厚志 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (40383848)
【キーワード】胃癌 / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / 癌幹細胞 / 幹細胞 (他7件)
【概要】われわれは、胃癌発生における骨髄由来細胞の関与について、胃腫瘍を自然発生するトランスジェニックマウスを用いて検証を行った。本研究では、骨髄由来細胞である間葉系幹細胞(MSC;GFPマウス骨髄由来)及び造血幹細胞(HSC;RFPマウス骨髄由来)を用いた混合移植を行った。結果として、胃癌の発生において、骨髄由来細胞であるMSC及びHCSの明確な関与は示唆されなかった。 ...
❏胃癌およびその転移巣における骨髄幹細胞の取り込みの解析(18590363)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】野村 幸世 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70301819)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / 発癌 / 骨髄 / クローン性 (他15件)
【概要】癌幹細胞が骨髄由来であるか否かをマウス化学発癌モデルを使用し、検討した。BALB/c雄性マウス17匹に放射線9Gyを照射したのちに、GFPマウスの骨髄細胞を移植した。骨髄移植のダメージから回復する2週間後からMNU240ppmを飲水中に含有させ、隔週5週間、9週にわたって投与した。17匹のうち、4匹はコントロールとし、13匹にMNUを投与した。その後、MNU投与から40週にて犠死せしめ、できた腫瘍...
【医歯薬学】歯学:再生医学幹細胞を含む研究件
❏幹細胞工学とゲノム編集の技術を用いた雌性生殖器官の機能・再生・疾患の光による制御(20H03826)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮 / 幹細胞 / ゲノム編集 / 再生医学 / 光制御
【概要】令和3年度は,これまでわれわれが行ってきた部分的な子宮の再生・再建の技術と基盤知見をもとに,ラットを用いて子宮機能の中心的な役割を担う子宮内膜の全層再建・再生技術の開発を行った.その結果,脱細胞化子宮内膜骨格 (Decellularized Endometrial Scaffolds, DES)を用いることで,より効率的に子宮内膜の全層再生が促されることが判明した.さらに光遺伝操作と再細胞化(再生...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
【医歯薬学】歯学:フローサイトメトリー幹細胞を含む研究件
❏腹膜播種における腹腔内癌幹細胞の同定(24659600)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】石神 浩徳 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80372382)
【キーワード】腹膜播種 / 幹細胞 / フローサイトメトリー / 腹腔 / FACS
【概要】CD90陽性の腹腔内間葉系幹細胞は腹膜局所における線維化や免疫抑制を介して癌細胞の生育に好都合な微小環境を提供することによって腹膜播種の成立を促進する働きを有しており、この腹腔内間葉系幹細胞は、播種における環境因子として癌の幹性と密接な関連を有していることが推測された。また、フローサイトメトリーを用いた腹腔内遊離細胞中のCD326陽性細胞の算定は「生きた」状態の腹腔内遊離癌細胞量や播種病変の活動性...
❏ヒト胃・大腸癌幹細胞の分離同定と治療標的分子の特定(20591531)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鄭 允文 横浜市立大学, 医学部, 助教 (80404995)
【キーワード】消化器癌 / 幹細胞 / フローサイトメトリー / 腫瘍形成能 / 移植 (他6件)
【概要】癌幹細胞の存在は、癌治療において非常に重要なものであると考えられる。本研究では、大腸癌幹細胞マーカーである細胞表面抗原CD133にCD44を加え、フローサイトメトリーによってより高純度な分離を目指し、癌幹細胞の存在が示唆された細胞群の特性解析を実施した。また、分画された細胞に対し正常な腸管幹細胞マーカーであるLGR5の発現を指標とした167症例の予後解析の結果から、CD133、CD44、LGR5の...
❏肝発癌を制御するポリコーム群タンパク質の機能解析(19790946)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】上野 康晴 横浜市立大学, 医学研究科, 助教 (60375235)
【キーワード】発癌 / 幹細胞 / フローサイトメトリー
【概要】肝幹細胞の自己複製制御機構の破綻によって生じる発癌過程の理解を目的とし、マウス肝幹細胞におけるポリコーム群遺伝子Ring1Bの機能解析を行った。Ring1Bコンディショナルノックアウトマウスを用い、胎生8.5日目から胎生13.5日目にかけてRing1B遺伝子の欠損を誘導したところ、肝発生の初期ステップが著しく阻害されることが明らかとなった。このとき、Ring1Bを欠損した肝幹細胞では自己複製能が著...
【医歯薬学】歯学:移植幹細胞を含む研究件
❏ヒト胃・大腸癌幹細胞の分離同定と治療標的分子の特定(20591531)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鄭 允文 横浜市立大学, 医学部, 助教 (80404995)
【キーワード】消化器癌 / 幹細胞 / フローサイトメトリー / 腫瘍形成能 / 移植 (他6件)
【概要】癌幹細胞の存在は、癌治療において非常に重要なものであると考えられる。本研究では、大腸癌幹細胞マーカーである細胞表面抗原CD133にCD44を加え、フローサイトメトリーによってより高純度な分離を目指し、癌幹細胞の存在が示唆された細胞群の特性解析を実施した。また、分画された細胞に対し正常な腸管幹細胞マーカーであるLGR5の発現を指標とした167症例の予後解析の結果から、CD133、CD44、LGR5の...
❏微小組織エレメントを用いた骨再生(16200032)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】牛田 多加志 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50323522)
【キーワード】再生骨 / 組織エレメント / 幹細胞 / 移植 / TCP (他15件)
【概要】骨の発生段階で起る細胞間相互作用を生体外で再現することによって,短時間で骨様の特徴を惹起する組織体(微小骨エレメント)を作製し,あらゆる骨欠損に適応可能な培養骨の開発を目指した.ヒト骨髄から採取した間葉系細胞(MSC)を培養により増殖させたのち,非接着性のwell中に高密度播種し,旋回培養することにより,大量の細胞凝集体を作製した.また,8週令のヌードラットの頭蓋冠骨に骨欠損(直径8mm)を作り,...
【医歯薬学】歯学:移植・再生医療幹細胞を含む研究件
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
❏ヒト胎児付属物由来間葉系細胞と心筋分化誘導分子による重症心不全治療の実現(23592047)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】岡本 一真 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10338064)
【キーワード】幹細胞 / 間葉系 / 細胞移植 / 低侵襲 / 内視鏡 (他11件)
【概要】全身麻酔下のビーグル犬を用いて、セルディンガー法により心嚢内に内視鏡を挿入して心嚢内の視野を確保した。心嚢内での内視鏡手術手技の確立、周辺機器の最適化、心外膜側からの細胞移植デバイスツールの開発をすすめた。ビーグル犬の左室にヒト胎盤由来間葉系細胞の左室20カ所への移植を行い、手技中の血行動態の変化をモニタリングした。さらにペースメーカーワイヤの留置にも成功した。 また、PPAR-γおよびARBを中...
❏成体幹細胞システムを標的にした雌性生殖器官疾患の病因解明とその制御(20249067)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】再生医学 / 移植・再生医療 / 応用動物 / 細胞・組織 / マイクロアレイ (他6件)
【概要】ヒト雌性生殖器官における幹細胞の生理的・病理的意義と役割を明らかにするとともに、幹細胞を標的にした疾患制御法の開発を目指すことが本研究の目的である。研究成果としては、子宮筋の幹細胞を分離・同定するための新しい方法を開発するとともに、妊娠子宮のリモデリングに子宮筋幹細胞が重要な役割を果たすことを明らかにした。一方、子宮内膜の幹細胞の分離・同定とその解析を通じて、内膜幹細胞が子宮内膜の再生に加えて子宮...
【医歯薬学】歯学:組織幹細胞幹細胞を含む研究件
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
❏肝幹細胞における自己複製制御遺伝子群の探索と肝発癌への寄与の検討(23791490)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】上野 康晴 横浜市立大学, 医学部, 助教 (60375235)
【キーワード】組織幹細胞 / 自己複製 / ポリコーム群タンパク質 / 幹細胞
【概要】本研究では、幹細胞の自己複製制御と深い関係にあると考えられる肝発癌過程の分子機構の解明を目的とし、肝幹細胞の自己複製に必須であるポリコーム群タンパク質 Ring1B の下流制御遺伝子群の同定を試みた。Ring1B 欠損マウスを用いた遺伝子発現解析およびクロマチン免疫沈降解析より、Ring1B 下流標的として Cdkn2a を含む複数の遺伝子群を抽出した。肝幹細胞の増殖・分化において Cdkn2a ...
❏G蛋白共役型受容体GPR49/LGR5のヒト組織並びに疾患における発現・機能解析(21390108)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】坂元 亨宇 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40221270)
【キーワード】GPR49 / LGR5 / 細胞増殖 / 幹細胞 / 肝癌 (他18件)
【概要】GPR49/LGR5遺伝子は、幾つかの癌で過剰発現すると共に、マウス小腸上皮並びに毛胞の幹細胞マーカー遺伝子であることが報告されている。我々は大腸発癌における意義を検討した。LGR5は対応する正常粘膜と比較して大腸癌50例中35例で高発現して、大腸腺腫においても全例で高発現していた。またLGR5の発現レベルは、リンパ管侵襲、静脈侵襲、腫瘍深達度、リンパ節転移、腫瘍病期(IIIC vs. IIIB)...
【医歯薬学】歯学:組織再生幹細胞を含む研究件
❏恒常性破綻から形態再生に至る組織再生プロセスの統合的理解を目指して(19H03232)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】川上 厚志 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (00221896)
【キーワード】組織再生 / 幹細胞 / ゼブラフィッシュ / トランスジェニック / ヒレ
【概要】生物は、多細胞体制を長期に維持・再生する能力を持つ。近年,再生過程における様々のシグナルや分子の関与や,再生における細胞の振る舞い,細胞系譜についても解明が進んできたが,依然として,再生プロセスの重要なステップに関して解明が進んでいない。本研究はゼブラフィッシュのヒレをモデルとして,①再生応答をトリガーする傷シグナルの性質と実体,②組織の主要な基盤となる間葉細胞の由来,多様性,分化多能性,恒常性維...
❏組織再生における細胞系譜の解明(16K07365)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川上 厚志 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (00221896)
【キーワード】再生 / ゼブラフィッシュ / 幹細胞 / トランスジェニック / Cre-loxP (他9件)
【概要】生物は、からだを長期に維持,再生する能力=組織恒常性を持つが、このメカニズムはほとんど明らかになっていない。イモリや魚類などは四肢や鰭を再生することができるが,この過程の研究から,組織恒常性の秘密が解明できることが期待される。 本研究では,ゼブラフィッシュ尾ヒレの再生における細胞の振る舞いについて研究を行い,以下の成果を得た。(1)皮膚,骨を再生する過程では,組織に保存されている組織幹細胞が重要な...
❏間葉系幹細胞-光硬化型ゼラチン複合体を用いた新規組織再生療法の確立(21592501)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】中川 種昭 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00227745)
【キーワード】再生歯学 / 間葉系幹細胞 / 歯周組織再生 / 足場材料 / 光硬化型ゼラチン (他11件)
【概要】従来法(骨髄細胞付着培養分離法)に比べ約120, 000倍の効率でマウスMSCsを直接精製する方法を確立した。さらに特に、骨髄MSCsにおいてその一部が神経堤由来であることを突き止めた。また、これら純化したMSCsは近年報告されて再生医療への応用が期待されている人工多能性幹細胞(Induced pluripotent stem cells ; iPS cells)になりやすいということを明らかにし...
【医歯薬学】歯学:オルガノイド幹細胞を含む研究件
❏血管・尿排泄経路を有する次世代腎臓オルガノイドの作成(19F19363)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2019-11-08 - 2022-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00235128)
【キーワード】オルガノイド / バイオマテリアル / 発生 / 自己組織化 / 前駆細胞 (他7件)
【概要】The study of early development during embryogenesis is crucial for advancing fundamental biological and clinical importance. Yet it is limited due to ethical boundaries and the inaccessibility of impl...
❏ヒト肉腫幹細胞とオルガノイドモデルを用いた肉腫進展・転移メカニズムの解明(19H03778)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】松峯 昭彦 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (00335118)
【キーワード】肉腫 / 幹細胞 / オルガノイドモデル / 転移 / 浸潤 (他8件)
【概要】オルガノイドモデルは、細胞を3次元培養することにより得られる人為的に創出された器官に類似した組織体である。今回、骨肉腫幹細胞を特徴づける遺伝子群を同定し、それらが発現する細胞から骨肉腫オルガノイドを作成した。さらに、遺伝子Xは骨肉腫の新たな治療薬の分子ターゲットとなり得ることを解明した。今後新たな骨肉腫治療薬の開発につながると考える。 ...
❏消化器がん幹細胞を標的とした創薬スクリーニング(17K09395)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高野 愛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (50647584)
【キーワード】オルガノイド / 幹細胞 / HTS / 創薬スクリーニング / がん幹細胞 (他16件)
【概要】可視化したヒト消化器がん幹細胞を用いてHTS を行った. 1st スクリーニングでは3セットの化合物ライブラリーを使用し, 約3万化合物を検証した. 2nd screeningでは, Dose-respondsの検証を行った. これらの結果からLGR5特異的殺傷能力のある, 2つのHit化合物を選定しvalidationを行った. そのうちの1つである分子標的治療薬Aを検証した結果LGR5陽性細胞...
【医歯薬学】歯学:足場幹細胞を含む研究件
❏多能性幹細胞由来スキャフォールドフリー三次元人工組織による骨軟骨再生(22390291)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中村 憲正 大阪大学, 臨床医工学融合研究教育センター, 招へい教授 (50273719)
【キーワード】ES cell / iPS cell / stem cell / 軟骨再生 / Scaffold (他13件)
【概要】今までに確立したヒト滑膜間葉系幹細胞(MSC)由来三次元人工組織(Tissue Engineered Construct, TEC)を作製する技術を用いて、ウサギ胚性幹細胞由来MSCでTEC(ES-TEC)を作成した。ES-TECは軟骨分化誘導後に滑膜MSC-TEC(Sy-TEC)と比べ軟骨関連遺伝子の発現が有意に高値であった。ウサギ膝関節骨軟骨欠損へのTEC/β-TCP複合体移植を行いに修復組織...
❏間葉系幹細胞-光硬化型ゼラチン複合体を用いた新規組織再生療法の確立(21592501)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】中川 種昭 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00227745)
【キーワード】再生歯学 / 間葉系幹細胞 / 歯周組織再生 / 足場材料 / 光硬化型ゼラチン (他11件)
【概要】従来法(骨髄細胞付着培養分離法)に比べ約120, 000倍の効率でマウスMSCsを直接精製する方法を確立した。さらに特に、骨髄MSCsにおいてその一部が神経堤由来であることを突き止めた。また、これら純化したMSCsは近年報告されて再生医療への応用が期待されている人工多能性幹細胞(Induced pluripotent stem cells ; iPS cells)になりやすいということを明らかにし...
【医歯薬学】歯学:神経堤細胞幹細胞を含む研究件
❏ヒト由来幹細胞と脱細胞技術を用いた蠕動する機能的人工腸管作成の試み(18K08600)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤村 匠 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80573443)
【キーワード】腸管運動不全 / 人工腸管 / 歯髄細胞 / 神経堤細胞 / 発光イメージング (他11件)
【概要】短腸症候群や腸管運動不全に対する新規治療として、脱細胞化技術を用いて作製した腸管scaffoldにヒト歯髄細胞を用いて再細胞化を施し、機能的な人工小腸グラフトを構築することを目標とした。脱細胞技術によりラット小腸Scaffoldを作製でき、移植するヒト歯髄細胞の性質も確認できた。しかし、経血管循環培養(2週間)による再細胞化では移植細胞の多くが循環培養経路途中の腸間膜部分に留まり、免疫組織化学では...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
❏クローン技術を用いた血管細胞分化機構の解明(16659196)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】栗原 裕基 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20221947)
【キーワード】細胞分化 / 核移植 / クローン / リプログラミング / 幹細胞 (他8件)
【概要】前年度、ES細胞から血管内皮細胞に分化する諸段階の細胞をドナーとして除核マウス未受精卵に核移植を行い、その後の胚発生率がドナー細胞の分化とともに著しく低下することを見いだした。本年度は、ES細胞の未分化性維持に必須な因子であるOct4の発現動態に注目し、分化に伴うエピジェネティックな変化と核移植後のリプログラミングとの相関を解析すると同時に、体細胞核由来ES細胞(ntES細胞)の特性について検討し...
【医歯薬学】歯学:間葉系幹細胞幹細胞を含む研究件
❏胎児期からはじめる、自己羊水由来幹細胞を用いた多面的な脳性麻痺予防法の開発(21H03080)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】幹細胞 / 羊水 / 間葉系幹細胞 / 脳性麻痺 / 早産 (他6件)
【概要】
❏ヒト羊水幹細胞による子宮炎症制御を介した早産/胎児炎症反応症候群治療薬の開発(19K22602)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / マクロファージ / 早産 / 胎児炎症反応症候群 (他9件)
【概要】間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cells; MSCs)の一種であるヒト羊水幹細胞(Human amniotic fluid stem cells; hAFSC)には、高い抗炎症作用があることが知られている。申請者らは、子宮頸管からの上行性感染により生じる早産を模倣した動物モデルを用い、その治療効果と機序の一部を明らかにした。 また、早産期前期破水患者から経膣的に流出した羊水からh...
❏出生直後からの先制医療を目指した、羊水幹細胞による難治性早産合併症の治療法開発(17H04236)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】ヒト羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 早産 / 敗血症 / 抗炎症作用 (他12件)
【概要】本邦では年間5万件の早産分娩が存在し約4割が子宮感染に起因するが,早産とその合併症に対する新規治療法の開発は周産期領域の課題である. 我々は,リポポリサッカライドを生後3日目のラットに投与し早産新生仔敗血症モデル動物を作成し,このモデルを用いてヒト羊水幹細胞の治療効果を検討した.その結果,予想に反して,リポポリサッカライド投与後に羊水幹細胞を投与しても治療効果は認めず,事前投与を行った時のみ,生存...
【医歯薬学】薬学:増殖幹細胞を含む研究件
❏多能性肝幹細胞の同定と分化増殖機構の解明(10770579)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】谷口 英樹 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (70292555)
【キーワード】肝臓 / 幹細胞 / 分化 / 増殖 / 自己複製 (他13件)
【概要】単離した肝細胞集団の中から、多能性を持つ肝幹細胞をFACS(Fluorescence activated cell sorter)とモノクローナル抗体を用いた細胞分離法により濃縮・純化し、それらの機能解析を行うことを目的として研究を行った。まず、in vitro肝幹細胞機能解析系の確立を目的として、マウス胎仔肝細胞の培養系を検討し、1個の細胞を始点とするクローン性コロニーを効率よく誘導可能な培養条...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】薬学:自己組織化幹細胞を含む研究件
❏血管・尿排泄経路を有する次世代腎臓オルガノイドの作成(19F19363)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2019-11-08 - 2022-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00235128)
【キーワード】オルガノイド / バイオマテリアル / 発生 / 自己組織化 / 前駆細胞 (他7件)
【概要】The study of early development during embryogenesis is crucial for advancing fundamental biological and clinical importance. Yet it is limited due to ethical boundaries and the inaccessibility of impl...
❏弾性率制御ハニカム多孔膜とラマン計測による幹細胞のメカノトランスダクション解明(17H01223)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 材料科学高等研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカムスキャフォールド / ラマン散乱 / 微粒子 / 幹細胞 (他15件)
【概要】弾性率制御されたハニカムスキャフォールドの作製法を確立し、ヒト間葉系幹細胞(hMSC)やiPS細胞などの幹細胞および神経系細胞などについてその接着・増殖・分化をモニタリングすることに成功した。これらのデータベースを基に特徴的な分化制御能を与える材料変面条件を得ることに成功した。また、Coupled Cahn-Hilliard方程式を基にした高分子微粒子構造制御の理論モデル構築に成功し、本モデルを基...
❏ハニカムスキャフォールドを用いた幹細胞操作技術の新展開(26620170)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカム状多孔質膜 / 幹細胞 / 分化 / 接着 (他7件)
【概要】ポリブタジエン(PB)およびポリスチレン(PS)を溶媒に溶かし、界面活性剤を加えてキャスト製膜することにより、ハニカム状多孔質膜の作製を行った。また、リファレンス用として、それぞれのフラット膜を作製した。PBについては、UV露光により光架橋を行った。表面弾性率を原子間力顕微鏡を用いて測定し、弾性率が未架橋PB<架橋PB<PSであることが示唆された。それぞれの基板上でヒト間葉系幹細胞を様々な分化誘導...
【医歯薬学】薬学:1細胞解析幹細胞を含む研究件
❏ヒト骨発生機構の理解に基づく組織再生研究基盤の構築(21H04952)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31
【研究代表者】鄭 雄一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (30345053)
【キーワード】骨再生 / 幹細胞 / 一細胞解析 / hPSCs / 骨誘導 (他7件)
【概要】2021年度は当研究室で開発したヒト多能性幹細胞由来三次元骨組織を用いた解析を行った。まず、ヒト多能性幹細胞から椎板細胞(骨軟骨前駆細胞)へのStepwise分化誘導を行った。RT-qPCRにより誘導効率を確認した後、誘導細胞を免疫不全マウス腎被膜下へ移植し三次元骨組織を誘導した。骨組織はin vivoマイクロCTにより経時的に観察し、骨構造が十分に形成されたことを確認した。誘導骨組織は、異なる日...
❏最新のシングルセル及び超微量ヒストン修飾解析による、エピゲノム不妊分子機構の解析(19KK0183)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大保 和之 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70250751)
【キーワード】生殖細胞 / 幹細胞 / エピゲノム / 精子幹細胞 / エピジェネティクス (他6件)
【概要】個体の一生涯、精子幹細胞が、精子産生を支持する。これまで、精子幹細胞の同定や性状解析には、特異的に発現する転写因子や受容体、分泌蛋白分子の解析が中心であった。しかし、幹細胞の分化制御機構に、近年急速に解析が進行し、様々な新知見が得られているエピジェネティクス制御機構がどのように関わっているのか、その多くは未だ明らかとなっていない。私どもは、これまで幾つかのエピジェネティックな因子が、精子幹細胞の分...
❏マイクロ流路を用いた長期1細胞計測によるES細胞の遺伝子ネットワーク解析(16K15062)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】堀江 恭二 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30333446)
【キーワード】ES細胞 / 遺伝子 / 1細胞 / 幹細胞 / 蛍光 (他10件)
【概要】次世代シーケンサを用いた1細胞トランスクリプトーム解析が急速に進展している。しかし、シーケンサによる解析では、個々の細胞ごとの遺伝子発現の時系列情報が欠落する。この問題点を相補する方法として、本研究では、マイクロ流体デバイスを用いて、マウスES細胞の遺伝子発現を顕微鏡下で長期観察する方法を開発した。その結果、対象遺伝子の発現を、蛍光蛋白を用いて1週間に渡って計測することに成功した。今後、他の細胞へ...
【医歯薬学】薬学:アデノウイルス幹細胞を含む研究件
❏糖鎖情報を利用したがん幹細胞マーカーの探索と腫瘍標的システム(19659144)
【研究テーマ】病態検査学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】岡田 尚巳 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 遺伝子疾患治療研究部, 室長 (00326828)
【キーワード】幹細胞 / 神経成長因子 / 遺伝子導入 / アデノウイルス / がん幹細胞 (他7件)
【概要】幹細胞への外来遺伝子の導入に必要な諸条件を検討した。この際、骨髄由来間葉系幹細胞を標的細胞として用い、幹細胞のマーカーとして、CD271に着目した。CD271は神経成長因子受容体(NGFR)であるが、未分化性を維持させる分化制御因子としての作用を有する。間葉系幹細胞として、イヌ骨髄液から磁気ビーズ法によりCD271陽性分画を回収し、この細胞集団が高い増殖性と未分化性を維持していることを確認した。ま...
❏神経幹細胞への染色体部位特異的遺伝子組込み法の開発(15659343)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】岡田 尚已 自治医科大学, 医学部, 講師 (00326828)
【キーワード】アデノ随伴ウイルス / 染色体部位特異的遺伝子組込み / Rep / AAVS1 / 幹細胞 (他10件)
【概要】AAVの二つのコンポーネント(ITR配列とRep蛋白質)を利用し、第19番染色体長腕AAVS1領域に遺伝子を組み込ませる方法の応用開発を推進した。これまでにITR配列連結マーカー発現ユニットを構築し、切り出されたstuffer配列中のITRにRepが結合することによって、第19番染色体AAVS1領域に遺伝子組込みが生ずることを検討した。HeLa細胞を用いて、Southern blot解析によるAA...
【医歯薬学】薬学:再生医療幹細胞を含む研究件
❏小区分56070:形成外科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】毛髪再生
【研究期間】毛乳頭細胞
【研究代表者】毛根鞘細胞
【キーワード】再生医療
【概要】本研究は、米国ユタ大学との国際共同研究により、再生医療に用いる幹細胞組織を作製するための機能性バイオ界面を開発することを目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)を細胞培養皿表面に修飾して作製した機能性バイオ界面、および、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミドと細胞非接着領域として親水性のポリアクリルアミドをラインパターン状に修飾して作製した機能性バ...
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
【医歯薬学】薬学:細胞・組織幹細胞を含む研究件
❏炎症・発癌過程におけるDysbiosisが腸上皮幹細胞に与える影響の解明(17K09347)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】神宝 隆行 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (90791591)
【キーワード】炎症性腸疾患 / Dysbiosis / Notch / 消化管幹細胞 / E-cadherin (他15件)
【概要】pks(+)E.coliの存在量を疾患別に比較し、健常者に比べて大腸腺腫・癌患者においては、pks(+)E.coli量が増加し、一方炎症性腸疾患患者ではpks(+)E.coliは逆に減少していた。 Tgfbr2欠損樹状細胞中ではCdh1遺伝子の発現が亢進していた。樹状細胞は上皮とカドヘリンタンパクを介して直接結合し、Notchの活性化を誘導することで腸炎の病態に関与していた。 Notchの恒常的活...
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
【医歯薬学】薬学:細胞死幹細胞を含む研究件
❏中枢神経系幹細胞特異的遺伝子の機能解析(20590196)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】中舘 和彦 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (80372895)
【キーワード】細胞・組織 / 再生医学 / 脳・神経 / 発生・分化 / 神経科学 (他9件)
【概要】我々が既に単離同定している神経幹細胞に発現する新規遺伝子群のなかかのひとつSE90/radmis遺伝子について解析を進めた。in situ hybridization解析により、radmis mRNA発現は胎生期の脳室周囲層、および生後や成体脳の側脳室の脳室下層といった神経幹細胞が局在すると考えられる部位での発現が認められた。また特異的抗体による組織学的解析の結果、radmisタンパクは神経幹細胞...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
❏放射線高感受性細胞死の分子生物学的研究(01480532)
【研究テーマ】放射線生物学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1989 - 1991
【研究代表者】井尼 憲一 (井尻 憲一) 東京大学, アイソトープ総合センター, 助教授 (40111447)
【キーワード】放射線高感受性 / 細胞死 / 小腸上皮 / クリプト / 幹細胞 (他8件)
【概要】マウス小腸上皮細胞群の分画方法を確立させた。すなわち、マウス体内より切り出し、さらに内外を反転した小腸組織から出発し、じゅう毛の先端部分から増殖単位であるクリプトの底部に至るまで、順次、細胞群を取り外しながら分画していく方法である。Iー125でラベルされたデオキシウリジンをマウス腹腔に投与し、上記操作にて小腸上皮細胞群の分画を行い、取り込まれた放射能をガンマカウンタ-にて測定した。さらに、酸不溶分...
【医歯薬学】薬学:細胞周期幹細胞を含む研究件
❏幹細胞維持分子の機能解析と全身の幹細胞の可視化を目指した総合的研究(25221303)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】中山 敬一 九州大学, 生体防御医学研究所, 主幹教授 (80291508)
【キーワード】幹細胞 / 細胞周期 / p57 / 再生医科学 / 再生医学
【概要】われわれは1)低増殖、2)低代謝、3)低酸化の三条件が組織幹細胞の一般的な通則であることを仮定し、全身の組織幹細胞におけるp57、Fbw7、Fbxl5の重要性を明らかにすることを本研究の目的とした。研究の過程でCDK阻害分子p57の発現が最も幹細胞特異的であることを発見したため、p57陽性細胞系統追跡マウスを解析したところ、造血幹細胞や神経幹細胞、腸管幹細胞で特異的な発現パターンを確認した。さらに...
❏細胞周期制御の観点から骨吸収・骨形成を同時に制御する分子を探る(25670846)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小笠原 徹 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20359623)
【キーワード】再生医学 / 骨代謝学 / 細胞周期 / 細胞分化 / 幹細胞 (他9件)
【概要】本研究では、細胞周期制御との関連が強いRunx2と同じruntファミリーに属するRunx1とRunx3が間葉系細胞の骨分化能促進機能を有すること、ならびに、高分化能を有する間葉系細胞において古典的Wnt経路の抑制によってサイクリンD1発現が抑制されており、サイクリンD1が骨軟骨分化の振り分け機能を有すること、を明らかとした。さらに細胞周期制御において重要な機能を果たしていると想定された分子の中から...
❏発生・病態における肝幹細胞を中心とする細胞間相互作用(22249011)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】発生 / 再生 / 肝炎 / 線維化 / 細胞増殖 (他13件)
【概要】肝臓は再生能を備えたユニークな臓器として知られている。本研究では、肝臓の一部を切除した後の肝再生においては、肝細胞が肥大することが重要であることを示し、従来の再生モデルに大幅な修正を加えた。また、炎症を伴う肝障害においては、しばしば門脈域に肝前駆細胞の出現することが知られている。本研究により、肝前駆細胞の出現にはFGF7が必要であること、肝前駆細胞の出現が肝障害からの回復に重要であることを明確にし...
【医歯薬学】薬学:細胞培養幹細胞を含む研究件
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏歯胚培養細胞による歯の再生とその再生メカニズムの解明(16390578)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】本田 雅規 東京大学, 医科学研究所, 寄付研究部門教員 (70361623)
【キーワード】アメロゲニン / エナメル質 / 歯胚 / 歯胚細胞 / 歯胚上皮細胞 (他15件)
【概要】この研究において二つのことを新しく発見した。 1)歯胚中の3種類の細胞、歯胚上皮細胞、歯乳頭(歯髄細胞)および歯嚢細胞の培養条件を検討し、特に歯胚上皮細胞においては新しい培養方法を開発した。 鐘状期歯胚から無血清培地を用いて上皮細胞のみを選択し、3T3細胞をフィーダーレイヤーとして混合培養することで、長期培養に成功した。10継代した培養細胞のmRNAを採取し歯胚上皮系細胞特異的な遺伝子であるアメロ...
❏自己組織性肝小細胞の物質移動を利用したバイオ人工肝臓の開発(12555060)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】自己組織性 / 組織工学 / 細胞培養 / バイオメカニクス / 胆管形成 (他10件)
【概要】細胞を用いたバイオ人工肝臓の実用化のためには,生体外において三次元細胞組織モジュールを構築する必要がある.ラットの肝臓には,幹細胞の一種と考えられる増殖能力の強い肝細胞が存在する.この小型肝細胞と名付けられた細胞を分離して非実質細胞と共培養すると,肝組織に類似した三次元構造が構築される. 小型肝細胞は,培養後2週間ほど経つと非実質細胞に囲まれたコロニーを形成し,一部の細胞は成熟化し形態的に盛り上が...
【医歯薬学】薬学:発生・分化幹細胞を含む研究件
❏弾性率制御ハニカム多孔膜とラマン計測による幹細胞のメカノトランスダクション解明(17H01223)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 材料科学高等研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカムスキャフォールド / ラマン散乱 / 微粒子 / 幹細胞 (他15件)
【概要】弾性率制御されたハニカムスキャフォールドの作製法を確立し、ヒト間葉系幹細胞(hMSC)やiPS細胞などの幹細胞および神経系細胞などについてその接着・増殖・分化をモニタリングすることに成功した。これらのデータベースを基に特徴的な分化制御能を与える材料変面条件を得ることに成功した。また、Coupled Cahn-Hilliard方程式を基にした高分子微粒子構造制御の理論モデル構築に成功し、本モデルを基...
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏心臓内に流入する神経堤細胞の正体の解明~多分化能と可塑性はどこまで保持されるか(26670396)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】栗原 裕基 東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20221947)
【キーワード】循環器 / 分子心臓学 / 発生・分化 / 幹細胞
【概要】本研究において我々は、マウスと鳥類胚を用いた発生学的実験により、従来「心臓神経堤細胞」として知られていた後耳胞領域より頭側の(前耳胞)頭部神経堤細胞が心臓内に遊走し、冠動脈平滑筋を始め、半月弁や心筋層内の間葉細胞に分化することを見出した。さらに単一細胞の遺伝子発現解析により、心臓内に流入する神経堤細胞の一群にはc-Kitなど幹細胞マーカーを発現する細胞群が含まれ、神経堤幹細胞としての多分化能をもつ...
【医歯薬学】薬学:ES細胞幹細胞を含む研究件
❏マイクロ流路を用いた長期1細胞計測によるES細胞の遺伝子ネットワーク解析(16K15062)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】堀江 恭二 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30333446)
【キーワード】ES細胞 / 遺伝子 / 1細胞 / 幹細胞 / 蛍光 (他10件)
【概要】次世代シーケンサを用いた1細胞トランスクリプトーム解析が急速に進展している。しかし、シーケンサによる解析では、個々の細胞ごとの遺伝子発現の時系列情報が欠落する。この問題点を相補する方法として、本研究では、マイクロ流体デバイスを用いて、マウスES細胞の遺伝子発現を顕微鏡下で長期観察する方法を開発した。その結果、対象遺伝子の発現を、蛍光蛋白を用いて1週間に渡って計測することに成功した。今後、他の細胞へ...
❏生殖細胞と多能性幹細胞の相互転換機構(24390097)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木村 透 北里大学, 理学部, 教授 (50280962)
【キーワード】生殖細胞 / 多能性 / 幹細胞 / 分化誘導 / ES細胞 (他9件)
【概要】生殖細胞は次世代を作ることができる唯一の細胞系列である。生殖細胞は、培養条件下でES細胞と同等の分化多能性幹細胞へ初期化されることから、潜在的に多能性を持つ細胞である。本研究では、試験管内でES細胞から生殖細胞を作る研究と、生殖細胞を多能性幹細胞へ初期化させる研究を行った。まず、生体内では、生殖細胞は中胚葉細胞とともに分化することに着目し、ES細胞の中胚葉分化誘導系を用いて、試験管内で胎仔期の生殖...
❏幹細胞の未分化性を物理的刺激により維持する試み(23650430)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】秋本 崇之 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00323460)
【キーワード】胚性幹細胞 / iPS細胞 / ES細胞 / メカノトランスダクション / 未分化性 (他12件)
【概要】物理的刺激が様々な細胞の増殖や分化に影響を与える事が知られているが,幹細胞に対する影響についてはほとんど分かっていない,そこで本研究では,物理的刺激が胚性幹細胞の未分化性に影響を与えるか検討した. フィーダー細胞フリーで維持培養可能なマウスES細胞を底面がシリコーンの培養プレートに培養し,LIF(Leukemia Inhibitory Factor)非存在下で10%,0.16Hzの引張り応力を負荷...
【医歯薬学】薬学:トランスジェニツクマウス幹細胞を含む研究件
❏EBウイルス関連胃癌.DNAメチル化亢進の分子機序解明と胃癌治療への展開(20249022)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】深山 正久 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70281293)
【キーワード】EBウイルス関連胃癌 / EBウイルス / 胃癌 / エピジェネティクス / LMP2A (他17件)
【概要】Epstein-Barrウイルス(EBV)関連胃癌において,プロモーター領域CpG部位のメチル化がゲノムワイドに起こっていることを明らかにした.胃癌細胞株MKN7にEBウイルスを感染させ,ゲノムワイドDNAメチル化異常を再現することに成功し,分子機構解明に重要な実験系を確立した.また,潜在期ウイルス遺伝子蛋白LMP2AがDNAメチル化異常に関与していることを明らかにするとともに,DNAメチル化,プ...
❏異種胚を用いた着床に関する分子生物学的研究(14380383)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
【キーワード】グリーンマウス / グリーンラット / レッドマウス / 着床 / キメラ (他18件)
【概要】異種胚生着の目標の一つは、臓器移植などに使用できるような臓器を異種の動物に作らせることである。そのために必要なことは、目的の臓器を欠損した動物と、その臓器以外が欠損するような動物を組み合わせることにある。異種キメラにおいて片方の胚に由来を限定する方法について検討を行った。 即ち、ジフテリアトキシンをLoxP配列で挟んでおき、Creリコンビナーゼが働いたときにだけ毒素遺伝子が転写されるようにしくんだ...
【医歯薬学】薬学:転移幹細胞を含む研究件
❏ヒト肉腫幹細胞とオルガノイドモデルを用いた肉腫進展・転移メカニズムの解明(19H03778)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】松峯 昭彦 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (00335118)
【キーワード】肉腫 / 幹細胞 / オルガノイドモデル / 転移 / 浸潤 (他8件)
【概要】オルガノイドモデルは、細胞を3次元培養することにより得られる人為的に創出された器官に類似した組織体である。今回、骨肉腫幹細胞を特徴づける遺伝子群を同定し、それらが発現する細胞から骨肉腫オルガノイドを作成した。さらに、遺伝子Xは骨肉腫の新たな治療薬の分子ターゲットとなり得ることを解明した。今後新たな骨肉腫治療薬の開発につながると考える。 ...
❏オルガノイド技術を用いた大腸がん浸潤・転移機構の解明(15K15297)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70365245)
【キーワード】大腸癌 / 浸潤 / 転移 / オルガノイド / 幹細胞
【概要】がんの浸潤・転移機構は依然として不明であり,その治療方法に結びついていない。我々は,55ラインのヒト大腸腫瘍オルガノイドを樹立し,その遺伝子変異・発現変化と細胞生物学的な形質の変化への相関性を追求し,これまで困難であったGenotype-Phenotype連関を研究するプラットフォームを構築した。さらに,CRISPR-Cas9によるゲノム編集技術をがんオルガノイドへ応用することにより,プロスペクテ...
❏遺伝子改変オルガノイドを用いたヒト大腸がん遺伝子の機能的解析基盤の構築(26293177)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (70365245)
【キーワード】大腸癌 / 浸潤 / 転移 / オルガノイド / 幹細胞 (他7件)
【概要】近年の次世代シークエンス技術の進歩と大規模なシークエンス解析プロジェクトにより, 大腸がんの網羅的ながん遺伝子変異同定が可能になった。我々は,大腸上皮組織の体外培養技術であるオルガノイド培養とCRISPR-Cas9ゲノム編集技術を組み合わせ,ヒト大腸上皮遺伝子変異導入オルガノイドによる,がん遺伝子変異の解析に成功した。作製された遺伝子変異オルガノイドは超免疫不全マウスを用いた異種移植系により,病理...
【医歯薬学】薬学:ヒストン修飾幹細胞を含む研究件
❏生殖にともなう植物寿命決定システムの包括的理解(18K19342)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 寿朗 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (90517096)
【キーワード】プログラムセルデス / 発現制御 / 幹細胞 / 増殖抑制 / ヒストン修飾 (他6件)
【概要】植物が死に至るメカニズムを解明するため、いつどこで老化が始まり、シグナル因子が誘導され、死に至るのかを可視化するため、プログラム細胞死の鍵となるレポーターを確立した。その結果、新たに茎頂のリブメリステムおよび成長の止まった花弁において、細胞死関連遺伝子が誘導されていることを見いだした。さらにRNA-seq解析を行い、茎頂における活性酸素のシグナル系、花弁におけるジャスモン酸シグナル系によるプログラ...
❏膵幹細胞を起点とした腫瘍化プロセスにおけるポリコーム群遺伝子の機能解析(20591532)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】大島 祐二 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (10468209)
【キーワード】膵臓 / 幹細胞 / フローサイトメーター / ヒストン修飾 / ポリコーム群タンパク質 (他7件)
【概要】本研究では膵幹/前駆細胞の自己複製制御の破綻によって生じる膵発癌モデルの理解に向け、転写因子Pdx1の発現を指標とした膵幹/前駆細胞の選択的単離法の確立、および、幹細胞の自己複製制御に関わるとされるポリコーム群遺伝子Bmi1の機能解析を行った。その結果、膵幹/前駆細胞の増殖・分化はBmi1の過剰発現時に変化を認めなかった。膵発癌プロセスを生体内で解析することが重要と考えられたため、Pdx1陽性細胞...
【医歯薬学】薬学:HTS幹細胞を含む研究件
❏消化器がん幹細胞を標的とした創薬スクリーニング(17K09395)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高野 愛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (50647584)
【キーワード】オルガノイド / 幹細胞 / HTS / 創薬スクリーニング / がん幹細胞 (他16件)
【概要】可視化したヒト消化器がん幹細胞を用いてHTS を行った. 1st スクリーニングでは3セットの化合物ライブラリーを使用し, 約3万化合物を検証した. 2nd screeningでは, Dose-respondsの検証を行った. これらの結果からLGR5特異的殺傷能力のある, 2つのHit化合物を選定しvalidationを行った. そのうちの1つである分子標的治療薬Aを検証した結果LGR5陽性細胞...
❏HTS技術による消化器がん幹細胞を標的とした個別化医療開発(15K19349)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高野 愛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (50647584)
【キーワード】消化器がん / HTS / 大腸癌 / がん幹細胞 / オルガノイド (他8件)
【概要】ヒト消化器がん(大腸、胃,肝臓,膵臓)患者から採取した生検組織からがんオルガノイドを樹立し, 最適化した培養環境下において大量培養することに成功した. また遺伝子操作技術を用いて蛍光蛋白レポーターLgr5遺伝子座位へのノックインによりがん幹細胞の可視化に成功し, この技術を利用して, 樹立した消化器がん幹細胞の可視化を行った. これらの樹立したがんオルガノイドを用いてHTSを行った. 可視化した...
【医歯薬学】薬学:骨形成幹細胞を含む研究件
❏骨代謝異常に対応可能な骨代替材料と破骨細胞前駆細胞による次世代骨再生医療の展開(25670834)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】池田 通 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (00211029)
【キーワード】骨欠損 / 再生医療 / 破骨細胞 / 異物巨細胞 / 肉芽腫 (他12件)
【概要】本研究課題は、骨欠損部位にセラミック顆粒と骨芽細胞に分化する骨髄間葉系幹細胞及び破骨細胞を移植することで、骨再生を促進することを目指して行われた。骨髄間葉系細胞移植は骨形成と破骨細胞誘導を同時にもたらし、移植物の骨組織への置換に単独で寄与することを示した。また、水熱法で作製された柱状粒子ハイドロキシアパタイトを移植すると、骨髄間葉系細胞を移植しなくても破骨細胞に近い形質の多核巨細胞が形成され、さら...
❏細胞周期制御の観点から骨吸収・骨形成を同時に制御する分子を探る(25670846)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小笠原 徹 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20359623)
【キーワード】再生医学 / 骨代謝学 / 細胞周期 / 細胞分化 / 幹細胞 (他9件)
【概要】本研究では、細胞周期制御との関連が強いRunx2と同じruntファミリーに属するRunx1とRunx3が間葉系細胞の骨分化能促進機能を有すること、ならびに、高分化能を有する間葉系細胞において古典的Wnt経路の抑制によってサイクリンD1発現が抑制されており、サイクリンD1が骨軟骨分化の振り分け機能を有すること、を明らかとした。さらに細胞周期制御において重要な機能を果たしていると想定された分子の中から...
【医歯薬学】薬学:再生幹細胞を含む研究件
❏組織再生における細胞系譜の解明(16K07365)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川上 厚志 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (00221896)
【キーワード】再生 / ゼブラフィッシュ / 幹細胞 / トランスジェニック / Cre-loxP (他9件)
【概要】生物は、からだを長期に維持,再生する能力=組織恒常性を持つが、このメカニズムはほとんど明らかになっていない。イモリや魚類などは四肢や鰭を再生することができるが,この過程の研究から,組織恒常性の秘密が解明できることが期待される。 本研究では,ゼブラフィッシュ尾ヒレの再生における細胞の振る舞いについて研究を行い,以下の成果を得た。(1)皮膚,骨を再生する過程では,組織に保存されている組織幹細胞が重要な...
❏標的タンパク質指向型天然物単離による再生加速分子の創製研究(15H04650)
【研究テーマ】天然資源系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】荒井 緑 千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (40373261)
【キーワード】幹細胞 / 天然物 / タンパク質ビーズ / ヘッジホッグ / ノッチ (他10件)
【概要】本研究では幹細胞に働き,再生医薬のリードとなり得る天然物を,天然物エキスライブラリーから見いだすことを目的とした.標的タンパク質ビーズを用いる「標的タンパク質指向型天然物単離法」として,bHLH転写因子Hes1,ヘッジホッグ(Hh)シグナルの転写因子GLI1,ノッチ(Notch)シグナルの転写因子NICDを担持したタンパク質ビーズを用い,それぞれに結合し生物活性を有する天然物を見いだした.また,細...
❏肝臓の炎症・再生・病態を制御する細胞間相互作用(26253023)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】炎症 / 再生 / 線維化 / サイトカイン / イメージング (他13件)
【概要】種々の病因による肝炎から肝幹/前駆細胞の活性化を介した再生応答を、肝臓構成細胞間の相互作用に着目して解析を行った。炎症により肝前駆細胞の活性化を伴う胆管増生は胆管の増殖を伴うリモデリングであることを細胞系譜解析および肝臓の3次元構造の可視化法により示した。さらに、増殖性の胆管細胞は胆管の末端部に局在すること、増殖を始めた細胞の運命はstochasticに決まることを見いだした。また、肝臓でのサイト...
【医歯薬学】薬学:がん幹細胞幹細胞を含む研究件
❏膠芽腫の低酸素領域克服に向けた薬剤の同定と解析(18K15602)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小池 直義 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60464913)
【キーワード】低酸素 / 放射線治療 / 膠芽腫 / 2-ニトロイミダゾール化合物 / theranostics (他9件)
【概要】膠芽腫の放射線抵抗性は腫瘍内低酸素領域が原因であることに着目し、低酸素領域特異的に集積するニトロイミダゾール化合物に着目した。ドラニダゾールは、膠芽腫の低酸素領域の放射線増感作用に加え、単独で低酸素領域にある腫瘍に対し殺細胞効果があることを明らかにし、その作用機序としてミトコンドリアへの影響を見出した。同種同所移植マウスモデルにおいてドラニダゾールと放射線照射の併用はマウスの生存延長に寄与し、ドラ...
❏幹細胞制御を目指した天然物基盤生死の天秤シグナルモジュレーターの創成(18H02582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】荒井 緑 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (40373261)
【キーワード】天然物 / 阻害剤 / Notch / 進化 / Hes1 (他16件)
【概要】生体内には生命の維持に重要であるが,ひとたび変異等で異常亢進すると疾病の原因となる,生死の天秤とも呼べる重要なシグナル伝達が存在する.我々はこれらシグナルのモジュレーターを,独自のタンパク質および細胞アッセイを用いて活性天然物を亜熱帯植物および放線菌エキスライブラリーから探索した.また単離した化合物の全合成および誘導体合成と活性評価も行った.さらには微生物の休眠遺伝子活性化法として,微生物―動物細...
❏消化器がん幹細胞を標的とした創薬スクリーニング(17K09395)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高野 愛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (50647584)
【キーワード】オルガノイド / 幹細胞 / HTS / 創薬スクリーニング / がん幹細胞 (他16件)
【概要】可視化したヒト消化器がん幹細胞を用いてHTS を行った. 1st スクリーニングでは3セットの化合物ライブラリーを使用し, 約3万化合物を検証した. 2nd screeningでは, Dose-respondsの検証を行った. これらの結果からLGR5特異的殺傷能力のある, 2つのHit化合物を選定しvalidationを行った. そのうちの1つである分子標的治療薬Aを検証した結果LGR5陽性細胞...
【医歯薬学】薬学:神経幹細胞幹細胞を含む研究件
❏幹細胞制御を目指した天然物基盤生死の天秤シグナルモジュレーターの創成(18H02582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】荒井 緑 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (40373261)
【キーワード】天然物 / 阻害剤 / Notch / 進化 / Hes1 (他16件)
【概要】生体内には生命の維持に重要であるが,ひとたび変異等で異常亢進すると疾病の原因となる,生死の天秤とも呼べる重要なシグナル伝達が存在する.我々はこれらシグナルのモジュレーターを,独自のタンパク質および細胞アッセイを用いて活性天然物を亜熱帯植物および放線菌エキスライブラリーから探索した.また単離した化合物の全合成および誘導体合成と活性評価も行った.さらには微生物の休眠遺伝子活性化法として,微生物―動物細...
❏放射線障害評価に有用なレポーター細胞の開発と幹細胞技術を用いた評価系の確立(24601016)
【研究テーマ】医学物理学・放射線技術学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】今井 貴雄 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10383712)
【キーワード】幹細胞 / 神経幹細胞 / ゲノム編集 / p53 / 放射線 (他8件)
【概要】細胞の染色体に存在する遺伝子に対して障害性を有する放射線(ガンマ線、X線など)について、その障害を評価し得るレポーター細胞の創出を本研究は目的とした。DNA組み換え技術により、p53遺伝子座を含むBAC DNA (RP11-89D11)上にオワンクラゲ由来蛍光蛋白質とホタル由来発光蛋白質の融合遺伝子(dVenusLuc2)を挿入置換したBACレポーター遺伝子の作成を完了した。また、近年発達してきた...
❏大脳新皮質の機能領野の空間的割り当てにおけるポリコーム群タンパク質の役割(23700372)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】平林 祐介 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教 (80447391)
【キーワード】大脳皮質 / 神経幹細胞 / ポリコーム / 幹細胞
【概要】本研究ではPolycomb複合体が大脳皮質の領野形成を制御する可能性を検討し、大脳皮質の領野形成メカニズムについて明らかにする事を目的とした。Polycomb複合体の主要な機能を担う遺伝子であるRing1Bを、NestinCreERT2を用いて時間的空間的に条件的に遺伝子破壊し、Polycomb複合体の機能を調べた。その結果Polycomb複合体は神経幹細胞の性質を変化させることで大脳皮質の領野形...
【医歯薬学】薬学:天然物幹細胞を含む研究件
❏幹細胞制御を目指した天然物基盤生死の天秤シグナルモジュレーターの創成(18H02582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】荒井 緑 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (40373261)
【キーワード】天然物 / 阻害剤 / Notch / 進化 / Hes1 (他16件)
【概要】生体内には生命の維持に重要であるが,ひとたび変異等で異常亢進すると疾病の原因となる,生死の天秤とも呼べる重要なシグナル伝達が存在する.我々はこれらシグナルのモジュレーターを,独自のタンパク質および細胞アッセイを用いて活性天然物を亜熱帯植物および放線菌エキスライブラリーから探索した.また単離した化合物の全合成および誘導体合成と活性評価も行った.さらには微生物の休眠遺伝子活性化法として,微生物―動物細...
❏標的タンパク質指向型天然物単離による再生加速分子の創製研究(15H04650)
【研究テーマ】天然資源系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】荒井 緑 千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (40373261)
【キーワード】幹細胞 / 天然物 / タンパク質ビーズ / ヘッジホッグ / ノッチ (他10件)
【概要】本研究では幹細胞に働き,再生医薬のリードとなり得る天然物を,天然物エキスライブラリーから見いだすことを目的とした.標的タンパク質ビーズを用いる「標的タンパク質指向型天然物単離法」として,bHLH転写因子Hes1,ヘッジホッグ(Hh)シグナルの転写因子GLI1,ノッチ(Notch)シグナルの転写因子NICDを担持したタンパク質ビーズを用い,それぞれに結合し生物活性を有する天然物を見いだした.また,細...
【医歯薬学】薬学:神経分化幹細胞を含む研究件
❏標的タンパク質指向型天然物単離による再生加速分子の創製研究(15H04650)
【研究テーマ】天然資源系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】荒井 緑 千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (40373261)
【キーワード】幹細胞 / 天然物 / タンパク質ビーズ / ヘッジホッグ / ノッチ (他10件)
【概要】本研究では幹細胞に働き,再生医薬のリードとなり得る天然物を,天然物エキスライブラリーから見いだすことを目的とした.標的タンパク質ビーズを用いる「標的タンパク質指向型天然物単離法」として,bHLH転写因子Hes1,ヘッジホッグ(Hh)シグナルの転写因子GLI1,ノッチ(Notch)シグナルの転写因子NICDを担持したタンパク質ビーズを用い,それぞれに結合し生物活性を有する天然物を見いだした.また,細...
❏未分化維持因子Musashi1による神経細胞の分化・回路形成制御の解析(24500447)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】堀澤 健一 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (70424207)
【キーワード】Musashi1 / RNA結合タンパク質 / 神経発生 / 神経回路 / 未分化維持 (他14件)
【概要】Msi1は神経前駆細胞で高発現するRNA結合蛋白質であり、神経分化を司る。主な分子的機能は、標的mRNAの翻訳制御である。 その標的探索の為に、マウス胎仔由来のmRNAからin vitro SELEX法による探索を行ったところ、dcc遺伝子の3'UTR領域が検出された。Dccは神経の成長円錐に存在する膜受容体であり、Netrrin1シグナルを受容し軸索や細胞を誘引する。 本計画で行われた解...
【医歯薬学】薬学:共培養幹細胞を含む研究件
❏再生バイオ人工肝臓におけるマイクロナノ物質移動の構築(20246041)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】バイオ人工肝臓 / 幹細胞 / 物質移動 / 胆管 / 毛細胆管 (他12件)
【概要】本研究の目標は、実際の肝臓の組織に近い組織構造を体外で実現し、その再構築された構造をバイオ人工臓器や再生医療へ応用するものである。本研究では、肝細胞、血管内皮細胞、及び星細胞の3種類の細胞による肝細胞組織構造が体外で再構築するプロセスを明らかにした。即ち、それぞれの細胞において生体高分子の発現とマイクロナノスケール物質移動による関わりを伴いながら、組織構築が可能になることが分かり、複合組織である肝...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
【医歯薬学】薬学:Hes1幹細胞を含む研究件
❏幹細胞制御を目指した天然物基盤生死の天秤シグナルモジュレーターの創成(18H02582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】荒井 緑 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (40373261)
【キーワード】天然物 / 阻害剤 / Notch / 進化 / Hes1 (他16件)
【概要】生体内には生命の維持に重要であるが,ひとたび変異等で異常亢進すると疾病の原因となる,生死の天秤とも呼べる重要なシグナル伝達が存在する.我々はこれらシグナルのモジュレーターを,独自のタンパク質および細胞アッセイを用いて活性天然物を亜熱帯植物および放線菌エキスライブラリーから探索した.また単離した化合物の全合成および誘導体合成と活性評価も行った.さらには微生物の休眠遺伝子活性化法として,微生物―動物細...
❏標的タンパク質指向型天然物単離による再生加速分子の創製研究(15H04650)
【研究テーマ】天然資源系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】荒井 緑 千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (40373261)
【キーワード】幹細胞 / 天然物 / タンパク質ビーズ / ヘッジホッグ / ノッチ (他10件)
【概要】本研究では幹細胞に働き,再生医薬のリードとなり得る天然物を,天然物エキスライブラリーから見いだすことを目的とした.標的タンパク質ビーズを用いる「標的タンパク質指向型天然物単離法」として,bHLH転写因子Hes1,ヘッジホッグ(Hh)シグナルの転写因子GLI1,ノッチ(Notch)シグナルの転写因子NICDを担持したタンパク質ビーズを用い,それぞれに結合し生物活性を有する天然物を見いだした.また,細...
【医歯薬学】薬学:ノッチ幹細胞を含む研究件
❏幹細胞制御を目指した天然物基盤生死の天秤シグナルモジュレーターの創成(18H02582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】荒井 緑 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (40373261)
【キーワード】天然物 / 阻害剤 / Notch / 進化 / Hes1 (他16件)
【概要】生体内には生命の維持に重要であるが,ひとたび変異等で異常亢進すると疾病の原因となる,生死の天秤とも呼べる重要なシグナル伝達が存在する.我々はこれらシグナルのモジュレーターを,独自のタンパク質および細胞アッセイを用いて活性天然物を亜熱帯植物および放線菌エキスライブラリーから探索した.また単離した化合物の全合成および誘導体合成と活性評価も行った.さらには微生物の休眠遺伝子活性化法として,微生物―動物細...
❏炎症・発癌過程におけるDysbiosisが腸上皮幹細胞に与える影響の解明(17K09347)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】神宝 隆行 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (90791591)
【キーワード】炎症性腸疾患 / Dysbiosis / Notch / 消化管幹細胞 / E-cadherin (他15件)
【概要】pks(+)E.coliの存在量を疾患別に比較し、健常者に比べて大腸腺腫・癌患者においては、pks(+)E.coli量が増加し、一方炎症性腸疾患患者ではpks(+)E.coliは逆に減少していた。 Tgfbr2欠損樹状細胞中ではCdh1遺伝子の発現が亢進していた。樹状細胞は上皮とカドヘリンタンパクを介して直接結合し、Notchの活性化を誘導することで腸炎の病態に関与していた。 Notchの恒常的活...
❏標的タンパク質指向型天然物単離による再生加速分子の創製研究(15H04650)
【研究テーマ】天然資源系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】荒井 緑 千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (40373261)
【キーワード】幹細胞 / 天然物 / タンパク質ビーズ / ヘッジホッグ / ノッチ (他10件)
【概要】本研究では幹細胞に働き,再生医薬のリードとなり得る天然物を,天然物エキスライブラリーから見いだすことを目的とした.標的タンパク質ビーズを用いる「標的タンパク質指向型天然物単離法」として,bHLH転写因子Hes1,ヘッジホッグ(Hh)シグナルの転写因子GLI1,ノッチ(Notch)シグナルの転写因子NICDを担持したタンパク質ビーズを用い,それぞれに結合し生物活性を有する天然物を見いだした.また,細...
【医歯薬学】薬学:大腸がん幹細胞を含む研究件
❏消化器がん幹細胞を標的とした創薬スクリーニング(17K09395)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高野 愛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (50647584)
【キーワード】オルガノイド / 幹細胞 / HTS / 創薬スクリーニング / がん幹細胞 (他16件)
【概要】可視化したヒト消化器がん幹細胞を用いてHTS を行った. 1st スクリーニングでは3セットの化合物ライブラリーを使用し, 約3万化合物を検証した. 2nd screeningでは, Dose-respondsの検証を行った. これらの結果からLGR5特異的殺傷能力のある, 2つのHit化合物を選定しvalidationを行った. そのうちの1つである分子標的治療薬Aを検証した結果LGR5陽性細胞...
❏炎症・発癌過程におけるDysbiosisが腸上皮幹細胞に与える影響の解明(17K09347)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】神宝 隆行 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (90791591)
【キーワード】炎症性腸疾患 / Dysbiosis / Notch / 消化管幹細胞 / E-cadherin (他15件)
【概要】pks(+)E.coliの存在量を疾患別に比較し、健常者に比べて大腸腺腫・癌患者においては、pks(+)E.coli量が増加し、一方炎症性腸疾患患者ではpks(+)E.coliは逆に減少していた。 Tgfbr2欠損樹状細胞中ではCdh1遺伝子の発現が亢進していた。樹状細胞は上皮とカドヘリンタンパクを介して直接結合し、Notchの活性化を誘導することで腸炎の病態に関与していた。 Notchの恒常的活...
❏オルガノドライブラリーの構築による消化器疾患形質の統合的理解(17H06176)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (70365245)
【キーワード】大腸がん / 膵がん / 胃がん / オルガノイド / Wntシグナル (他6件)
【概要】消化器組織は、腫瘍などの様々な疾患を発症する。しかし、解析プラットフォームの欠如のため、ヒト消化器組織の病態の理解は立ち遅れている。我々は、消化器疾患組織を体外で培養できる、オルガノイド技術を駆使し、疾患の発症メカニズムの理解と新しい治療法の開発に取り組んだ。潰瘍性大腸炎、胃がん、大腸がん、膵がん、内分泌細胞がんなど、様々な消化器疾患組織からオルガノイドを樹立し、国内外の研究者が研究できるバイオバ...
【医歯薬学】薬学:ケミカルバイオロジー幹細胞を含む研究件
❏幹細胞制御を目指した天然物基盤生死の天秤シグナルモジュレーターの創成(18H02582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】荒井 緑 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (40373261)
【キーワード】天然物 / 阻害剤 / Notch / 進化 / Hes1 (他16件)
【概要】生体内には生命の維持に重要であるが,ひとたび変異等で異常亢進すると疾病の原因となる,生死の天秤とも呼べる重要なシグナル伝達が存在する.我々はこれらシグナルのモジュレーターを,独自のタンパク質および細胞アッセイを用いて活性天然物を亜熱帯植物および放線菌エキスライブラリーから探索した.また単離した化合物の全合成および誘導体合成と活性評価も行った.さらには微生物の休眠遺伝子活性化法として,微生物―動物細...
❏標的タンパク質指向型天然物単離による再生加速分子の創製研究(15H04650)
【研究テーマ】天然資源系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】荒井 緑 千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (40373261)
【キーワード】幹細胞 / 天然物 / タンパク質ビーズ / ヘッジホッグ / ノッチ (他10件)
【概要】本研究では幹細胞に働き,再生医薬のリードとなり得る天然物を,天然物エキスライブラリーから見いだすことを目的とした.標的タンパク質ビーズを用いる「標的タンパク質指向型天然物単離法」として,bHLH転写因子Hes1,ヘッジホッグ(Hh)シグナルの転写因子GLI1,ノッチ(Notch)シグナルの転写因子NICDを担持したタンパク質ビーズを用い,それぞれに結合し生物活性を有する天然物を見いだした.また,細...
【医歯薬学】薬学:低酸素幹細胞を含む研究件
❏膠芽腫の低酸素領域克服に向けた薬剤の同定と解析(18K15602)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小池 直義 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60464913)
【キーワード】低酸素 / 放射線治療 / 膠芽腫 / 2-ニトロイミダゾール化合物 / theranostics (他9件)
【概要】膠芽腫の放射線抵抗性は腫瘍内低酸素領域が原因であることに着目し、低酸素領域特異的に集積するニトロイミダゾール化合物に着目した。ドラニダゾールは、膠芽腫の低酸素領域の放射線増感作用に加え、単独で低酸素領域にある腫瘍に対し殺細胞効果があることを明らかにし、その作用機序としてミトコンドリアへの影響を見出した。同種同所移植マウスモデルにおいてドラニダゾールと放射線照射の併用はマウスの生存延長に寄与し、ドラ...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
【医歯薬学】薬学:神経科学幹細胞を含む研究件
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏中枢神経系幹細胞特異的遺伝子の機能解析(20590196)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】中舘 和彦 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (80372895)
【キーワード】細胞・組織 / 再生医学 / 脳・神経 / 発生・分化 / 神経科学 (他9件)
【概要】我々が既に単離同定している神経幹細胞に発現する新規遺伝子群のなかかのひとつSE90/radmis遺伝子について解析を進めた。in situ hybridization解析により、radmis mRNA発現は胎生期の脳室周囲層、および生後や成体脳の側脳室の脳室下層といった神経幹細胞が局在すると考えられる部位での発現が認められた。また特異的抗体による組織学的解析の結果、radmisタンパクは神経幹細胞...
【医歯薬学】薬学:アポトーシス幹細胞を含む研究件
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
❏肝細胞-伊東細胞混合培養系を基盤とする有極性化学プラント型人工肝臓の開発(11308036)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20051500)
【キーワード】人工肝 / 肝細胞 / 伊東細胞 / 幹細胞 / マトリックス (他11件)
【概要】現在移植以外に方法のない非代償性肝硬変症に対する再生医療への期待はますます大きくなっている。現在のところ人工肝臓の開発はブタ肝細胞を利用したプロトタイプが開発されてきているがいずれも大型で肝細胞の生存時間にも問題があった。我々は小型でかつ肝細胞の生存時間の長い在宅型の人工肝臓を開発するため、コンピューターの半導体の基盤製作に利用されている、マイクロファブリケーション法(微細加工技術)を応用した。こ...
【医歯薬学】薬学:リプログラミング幹細胞を含む研究件
❏乳腺幹細胞への高効率なダイレクトリプログラミング因子の同定(15K15022)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】仙波 憲太郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70206663)
【キーワード】細胞分化 / 組織形成 / 乳腺 / 幹細胞 / ダイレクトリプログラミング (他11件)
【概要】レポーターマウスの乳腺上皮細胞(MEC)の不死化に成功しスクリーニングが効率化した。当初期待していた115個の遺伝子には活性がなく、より大きな遺伝子セットを評価する必要があった。そこでアノテーションされていないnon-coding RNAなどを含む遺伝子セットを大量に評価可能な実験系としてトランスポゾンを用いた遺伝子発現・同定技術を考案した。開発したベクターをレポーター細胞に導入し、4つの陽性クロ...
❏前立腺癌のがん幹細胞性遺伝子ネットワークを標的とした新規治療戦略(26861299)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】小坂 威雄 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30445407)
【キーワード】前立腺癌 / 幹細胞 / 薬剤耐性 / 去勢抵抗性前立腺癌 / C4-2AT6 (他14件)
【概要】去勢抵抗性前立腺癌(Castration Resistant Prostate Cancer: CRPC)は難治性である。申請者は難治癌における治療抵抗性獲得プロセスと、多能性幹細胞誘導・獲得プロセスの類似点に着目し、新規薬剤スクリーニング系を確立し報告してきたが、本研究は抗がん治療耐性を内包する遺伝子ネットワークを標的とし、既存薬剤を用いた抗がん剤治療耐性癌から感受性癌へのネットワークへの再プロ...
❏Nanog遺伝子を持たないツメガエル細胞におけるリプログラミングの研究(25440120)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】小沼 泰子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 創薬基盤研究部門, 主任研究員 (90431824)
【キーワード】幹細胞 / ツメガエル / リプログラミング / 多能性
【概要】リプログラミング因子の導入によるアフリカツメガエル細胞の遺伝子発現の変化を解析した。全プローブの相関係数解析により遺伝子発現プロファイルが遺伝子導入後24時間から72時間の間に経時的に変化することがわかった。多能性マーカーであるOct3/4のオーソログであるoct-91 (pou5f3.1)や、TDGF1/CriptoのオーソログであるFRL-1 (tdgf1.3)の発現上昇が確認された。また、N...
【医歯薬学】薬学:骨芽細胞幹細胞を含む研究件
❏骨代謝異常に対応可能な骨代替材料と破骨細胞前駆細胞による次世代骨再生医療の展開(25670834)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】池田 通 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (00211029)
【キーワード】骨欠損 / 再生医療 / 破骨細胞 / 異物巨細胞 / 肉芽腫 (他12件)
【概要】本研究課題は、骨欠損部位にセラミック顆粒と骨芽細胞に分化する骨髄間葉系幹細胞及び破骨細胞を移植することで、骨再生を促進することを目指して行われた。骨髄間葉系細胞移植は骨形成と破骨細胞誘導を同時にもたらし、移植物の骨組織への置換に単独で寄与することを示した。また、水熱法で作製された柱状粒子ハイドロキシアパタイトを移植すると、骨髄間葉系細胞を移植しなくても破骨細胞に近い形質の多核巨細胞が形成され、さら...
❏ハイドロキシアパタイト上での骨髄幹細胞培養による骨再生および脊椎固定術への応用(14571403)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】松本 守雄 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40209656)
【キーワード】ハイドロキシアパタイト / 脊椎固定術 / 幹細胞 / 骨再生 / rhBMP-2 (他10件)
【概要】平成14年でのMC3-T3細胞、骨髄細胞を用いたin vitro実験の結果、ハイドロキシアパタイトファイバーシート(HAシート)は、気孔率、気孔径の調節が自在にでき、細胞の三次元培養が可能であると同時に、その高い生体親和性から、蛋白の担体としても利用可能と考えられる.平成14年度に作製した、ラット脊椎固定術モデルを用いて、平成15年度は、(1)recombinant human bone morp...
【医歯薬学】薬学:スクリーニング幹細胞を含む研究件
❏エピジェネティック活性をもつ化学物質の影響把握と新たな環境リスクの予防策(15H01749)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福田 秀子 (曽根秀子) 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (60280715)
【キーワード】エピジェネティック / 化学物質管理 / 影響評価 / 有害物質 / 幹細胞 (他15件)
【概要】多能性幹細胞ヒトiPS細胞を用いて、DNA及びヒストンメチル化修飾を指標としたエピジェネティック状態を可視的に検出する方法を開発した。135種の化学物質を解析し、エピジェネティック毒性の検出を行った。低線量放射線の照射によるヒトiPS細胞の網膜神経節細胞への分化に対する影響を調べた。疾患原因遺伝子のプロモーター領域でのDNAメチル化変動を特異的DNA配列の解析により詳細に調べた。分化度の違いによる...
❏HTS技術による消化器がん幹細胞を標的とした個別化医療開発(15K19349)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高野 愛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (50647584)
【キーワード】消化器がん / HTS / 大腸癌 / がん幹細胞 / オルガノイド (他8件)
【概要】ヒト消化器がん(大腸、胃,肝臓,膵臓)患者から採取した生検組織からがんオルガノイドを樹立し, 最適化した培養環境下において大量培養することに成功した. また遺伝子操作技術を用いて蛍光蛋白レポーターLgr5遺伝子座位へのノックインによりがん幹細胞の可視化に成功し, この技術を利用して, 樹立した消化器がん幹細胞の可視化を行った. これらの樹立したがんオルガノイドを用いてHTSを行った. 可視化した...
【医歯薬学】薬学:ステロイドホルモン幹細胞を含む研究件
❏副腎皮質組織を構成する細胞群の系譜と3次元的配置の解析(15570052)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】三谷 芙美子 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (60041852)
【キーワード】幹細胞 / 細胞移植 / 副腎皮質 / ステロイドホルモン / 細胞分化 (他8件)
【概要】哺乳動物の副腎は中胚葉由来の皮質と外胚葉由来の髄質からなる。両者は発生の過程で合流し一つの臓器を形成する。副腎皮質には、同心円状に存在する3種類の細胞層(球状層、束状層、網状層)が存在し、それぞれ層特異的に鉱質、糖質コルチコイドおよび副腎性アンドロゲンを生成する。これら細胞層に対して、皮質全層を貫いて放射状に並ぶ細胞群は、系譜を同一とする細胞の集団であることが示されている。しかし、細胞層構築のない...
❏副腎皮質前駆細胞株から同定した最終分化に関連する新規分泌蛋白質(13680724)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】向井 邦晃 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80229913)
【キーワード】副腎皮質 / ステロイドホルモン / 細胞分化 / 組織形成 / 器官形成 (他6件)
【概要】副腎皮質は、異なるステロイドホルモンを産生する3種類の分化した細胞層を含む。我々は近年、齧歯類の成熟副腎皮質の球状層と束状層の間に、副腎皮質の幹細胞層と推定される細胞層を発見した。最近、この未分化細胞層と共通の性質を持ち、分化能を保持した細胞株を樹立した.未分化状態の副腎皮質細胞には、細胞の増殖・分化の制御に重要な分子が特異的に発現している可能性がある。そこで未分化細胞株に特異的な蛋白質の同定を行...
❏細胞移植による副腎皮質の再生と器官形成の解析(13640668)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】三谷 芙美子 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (60041852)
【キーワード】幹細胞 / 細胞移植 / 副腎皮質 / ステロイドホルモン / 細胞分化 (他6件)
【概要】副腎皮質は、球状層、束状層、網状層と呼ばれる三層から構築される組織である。各層は異なる作用を持つステロイドホルモンを産生する。皮質全体として細胞の増殖、除去が定常的に行われる組織であるが、これまで幹細胞の同定はなされていない。近年、我々は球状層(zG)と束状層(zF)の間に、未分化でかつ増殖性を有する細胞からなる細胞層(zU)を見出した。そしてこの細胞層は多能性の幹細胞を含み、それが分化・増殖して...
【医歯薬学】薬学:分化幹細胞を含む研究件
❏細胞分化を調節する低分子化合物の探索(18H02100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中尾 洋一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60282696)
【キーワード】幹細胞分化調節 / 天然化合物 / 天然小分子 / 作用メカニズム / 幹細胞 (他9件)
【概要】本研究では、発生期の分化途上にある多様な細胞種間の相互作用について、ES細胞から誘導した前駆細胞を使った複数の分化誘導系を組み合わせた3次元培養系を構築して、細胞分化に影響を及ぼす化合物の探索を行うとともに、それら化合物が各分化過程に及ぼす影響を多面的に解析した。 本研究を通して、マウスES細胞から誘導したFlk1+細胞(心血管系前駆細胞)および神経幹細胞を用いて、複合的3次元(オーガノイド)培養...
❏弾性率制御ハニカム多孔膜とラマン計測による幹細胞のメカノトランスダクション解明(17H01223)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 材料科学高等研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカムスキャフォールド / ラマン散乱 / 微粒子 / 幹細胞 (他15件)
【概要】弾性率制御されたハニカムスキャフォールドの作製法を確立し、ヒト間葉系幹細胞(hMSC)やiPS細胞などの幹細胞および神経系細胞などについてその接着・増殖・分化をモニタリングすることに成功した。これらのデータベースを基に特徴的な分化制御能を与える材料変面条件を得ることに成功した。また、Coupled Cahn-Hilliard方程式を基にした高分子微粒子構造制御の理論モデル構築に成功し、本モデルを基...
❏胃幹細胞の癌化メカニズムの解明と幹細胞マーカーの予防・治療への応用(17K09346)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / オルガノイド / 化生 / ヘリコバクター (他7件)
【概要】マウスモデルおよび上皮培養モデルを用いて胃粘膜の癌化及び化生性変化における幹細胞およびその細胞内シグナルの役割を検討した。ヘリコバクター感染や癌源性遺伝子異常によるMAPK活性化は胃粘膜の化生性変化や細胞増殖の亢進を誘導したが、Lgr5陽性細胞および上皮TGFβシグナルの影響は限定的であった。変異型Krasによる化生性変化は粘膜の幹細胞マーカーCD44とSox9発現亢進と相関していた。一方新規に樹...
【医歯薬学】薬学:分化誘導幹細胞を含む研究件
❏胃食道接合部癌の幹細胞の同定と応用による治療法の開発(26460934)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10529192)
【キーワード】胃食道接合部 / 癌 / 幹細胞 / 分化誘導
【概要】胃食道接合部は扁平上皮細胞と円柱上皮細胞が境界部を形成し悪性腫瘍の発生頻度が高いが、発生機序については不明である。我々は胃食道接合部に特異的に発癌するモデルを作成し、胃食道接合部癌の起源と発癌機序を検討した。胃粘膜特異的にKRAS遺伝子とTGFbR2遺伝子に変異を導入すると、約6週で扁平上皮円柱上皮接合部(SCJ)に浸潤性の腫瘍が発生し、扁平上皮、腺上皮、幹細胞の形質を示した。腫瘍細胞株からオルガ...
❏転写因子発現による幹細胞からの機能的涙腺の誘導(26893262)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】平山 雅敏 慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (90528473)
【キーワード】涙腺再生 / 分化誘導 / 合成mRNA / ドライアイ / 涙腺 (他8件)
【概要】涙腺は眼表面に涙液を分泌し、眼表面を保護する。現状の涙腺機能不全に対する治療は、人工涙液による対症療法であり、重症瘢痕性角結膜疾患において重度に障害された涙腺機能の再建のために、涙腺再生医療の実現が求められている。本研究では、幹細胞からの転写因子発現制御による涙腺上皮細胞の誘導を目指して、涙腺器官形成能を持つマウス涙腺原基上皮細胞の細胞特性を明らかとした。さらに、マウスにおいて成体涙腺や涙腺に類似...
❏生殖細胞と多能性幹細胞の相互転換機構(24390097)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木村 透 北里大学, 理学部, 教授 (50280962)
【キーワード】生殖細胞 / 多能性 / 幹細胞 / 分化誘導 / ES細胞 (他9件)
【概要】生殖細胞は次世代を作ることができる唯一の細胞系列である。生殖細胞は、培養条件下でES細胞と同等の分化多能性幹細胞へ初期化されることから、潜在的に多能性を持つ細胞である。本研究では、試験管内でES細胞から生殖細胞を作る研究と、生殖細胞を多能性幹細胞へ初期化させる研究を行った。まず、生体内では、生殖細胞は中胚葉細胞とともに分化することに着目し、ES細胞の中胚葉分化誘導系を用いて、試験管内で胎仔期の生殖...
【医歯薬学】薬学:細胞幹細胞を含む研究件
❏周産期低酸素性虚血性脳症に対する新規二段階細胞療法の開発(17K10175)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐藤 義朗 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30435862)
【キーワード】臍帯 / 低酸素性虚血性脳症 / 新生児低酸素性虚血性脳症 / 幹細胞 / 新生児 (他8件)
【概要】本研究の目的は、近交系ラットによる実験を通じて、他家UCMSCと自己UCMSCを用いた周産期低酸素性虚血性脳症(HIE)に対する新規治療法開発のための基礎的データを得ることである。 本研究では、ラットの臍帯を用いて均一なUCMSCを得ることができた。また、静脈内投与されたUCMSCは、脳、肺、肝臓に分布した。 一方、急性期投与後の免疫組織学的評価においては、UCMSC投与による治療効果は確認できな...
❏分化と運動の相関:ノコギリ型により細胞のミクロなゆらぎをマクロな運動へと変換(25650049)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大沼 清 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50396834)
【キーワード】細胞 / ゆらぎ / 幹細胞 / 分化 / 細胞運動
【概要】ヒトの誘導多能性幹細胞(iPS細胞)は各種の細胞に変化できるが、各種の細胞が勝手に動き回ると制御が難しくなる。ところが、各種の細胞の動きがどの様に異なるかは未だに明らかでない。 本研究は、細胞を型の中に閉じ込め、かつ様々な条件を一度に観察することにより、各種の細胞の運動の特徴を効率的に調べる事を目標とした。その結果、髪の毛の太さ程度の小さな型の中にヒトiPS細胞を閉じ込める新技術の開発に成功した。...
❏変動磁場を用いた新たな細胞・組織の凍結保存方法の開発(25670837)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】各務 秀明 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (80242866)
【キーワード】凍結保存法 / 凍結生物学 / 細胞 / 再生医療 / 解凍 (他10件)
【概要】再生医療の普及には細胞を遠方まで輸送する技術が重要である。しかしながら、細胞は輸送によりダメージを受けるため、現在の技術では高い生存率を保ったままでの長時間輸送は困難である。その解決のためには、凍結による輸送が効果的である。また、再生医療で用いられる細胞は患者本人、あるいはドナー由来の細胞であり、必要時に採取することは負担が大きい。あらかじめ採取して凍結保存することで、安定した細胞の供給が可能とな...
【医歯薬学】薬学:小腸移植幹細胞を含む研究件
❏短腸症候群モデルを用いた新規移植療法の開発(21K19540)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】杉本 真也 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (20626387)
【キーワード】短腸症候群 / 小腸移植 / 幹細胞
【概要】重症の短腸症候群に対する唯一の根治療法となりうる小腸移植は,小腸の他の臓器に比して強い拒絶反応のため移植後の管理に難渋しており,実施例はごく少数に限られているのが現状である.十分な治療法がなく,予後不良である重症の短腸症候群に対する新規治療法開発へのニーズは大きい.本研究では,自己の小腸由来細胞を移植細胞として用いることによって,生涯の免疫抑制を要さない新規移植療法の開発を目指し,短腸症候群モデル...
❏ヒト由来幹細胞と脱細胞技術を用いた蠕動する機能的人工腸管作成の試み(18K08600)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤村 匠 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80573443)
【キーワード】腸管運動不全 / 人工腸管 / 歯髄細胞 / 神経堤細胞 / 発光イメージング (他11件)
【概要】短腸症候群や腸管運動不全に対する新規治療として、脱細胞化技術を用いて作製した腸管scaffoldにヒト歯髄細胞を用いて再細胞化を施し、機能的な人工小腸グラフトを構築することを目標とした。脱細胞技術によりラット小腸Scaffoldを作製でき、移植するヒト歯髄細胞の性質も確認できた。しかし、経血管循環培養(2週間)による再細胞化では移植細胞の多くが循環培養経路途中の腸間膜部分に留まり、免疫組織化学では...
【医歯薬学】薬学:細胞外マトリックス幹細胞を含む研究件
❏移植可能な真の代替肝臓の開発を目指した胆汁産生と排泄機能復元への挑戦(18K19592)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】八木 洋 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (20327547)
【キーワード】脱細胞化 / 臓器再生 / 胆管再生 / 肝臓移植 / 細胞外マトリックス (他9件)
【概要】肝臓の再生機序を理解する上で、立体的な胆管構造と胆汁の産生・排泄機能の再構築は必須の課題であるが、複雑な三次元構造と細胞同士の相互関係を復元することは非常に困難である。我々は脱細胞化肝臓骨格内の立体構造を利用することで胆管の再生を目指した研究を進めてきた。本研究成果によって、脱細胞化骨格が持つ立体構造を利用することで、これまで困難であった三次元胆管構造の再生への道筋が示された。また成熟細胞はもとよ...
❏ブタ脱細胞化技術と幹細胞の融合により三次元胆管・血管構造を有す新規移植肝臓の開発(23689059)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】八木 洋 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (20327547)
【キーワード】幹細胞 / 臓器再生 / 再生医療 / 組織工学 / 肝移植 (他7件)
【概要】脱細胞化臓器骨格は、再生細胞の足場として有用であるだけでなく臓器特有の三次元構造から外科的に移植可能なマクロ構造へ連続する血管網、細胞外マトリックス構造を有している。我々はiPS細胞技術の臨床応用に向けて、ブタの肝臓を用いて脱細胞化骨格の移植手技の定型化に努めてきた。移植後の長期的機能維持を目指し、還流血液の凝固の問題をクリアするため、内皮細胞や抗凝固粒子による門脈系の被覆、門脈カテーテルを用いた...
❏脂防組織由来幹細胞を用いた組織再生、血管新生に関する基礎的、臨床的研究(16390507)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】吉村 浩太郎 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60210762)
【キーワード】脂肪吸引 / 幹細胞 / 脂肪由来幹細胞 / SVF / CD34 (他14件)
【概要】脂肪吸引手術による吸引物(元来、生理食塩水、血液、脂肪組織破砕物からなる)は浮遊する脂肪部分と下層の液体成分に分けることが可能である。脂肪部分由来の細胞をprocessed lipoaspirate(PLA)細胞、液体部分由来の細胞をliposuction aspirate fluid(LAF)細胞と呼ぶ。どちらも組織、液体を処理して採取した細胞群をstromal vascular fractio...
【医歯薬学】薬学:細胞治療幹細胞を含む研究件
❏細胞担持ナノシートと蛍光遺伝子導入を用いた新しい脂肪由来幹細胞移植法の研究(18K09501)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 細胞治療 / 幹細胞移植 / 幹細胞 / 蛍光色素 (他8件)
【概要】ナノシートは、物理的作用によりあらゆる物質表面に密着できる。ナノシートを幹細胞移植に応用し、ASCを用いることで、細胞培養期間を短縮し、加工工程を省き、低コストに治療効率を大きく改善する新しい幹細胞移植技術を創出できる。 移植ASCおよびASCスフェロイドをナノシートで保持することで創傷治癒促進効果を得られた。創傷治癒機序解明への新アプローチを発見することができた。 ...
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏臍帯血幹細胞移植を用いた再生医療的技術による心筋梗塞治療法の開発(16659365)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】本村 昇 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40332580)
【キーワード】臍帯血 / 再生医療 / 心筋梗塞 / 幹細胞 / 細胞治療
【概要】研究の背景:臍帯血には多くの未熟・幼若細胞が含まれることが知られている。我々は、ヒト臍帯血のCD34陽性細胞を心筋梗塞モデルのラットの心臓に筋注することで心機能改善効果が得られるかどうかを検討した。 方法:一人由来の臍帯血からCD34陽性細胞を分離。実験にはウイスターラットを用い、免疫抑制としてFK506の腹腔内注射を行った。冠動脈左前下行枝を結紮して心筋梗塞を作成。30分後に2x10^5個のCD...
【医歯薬学】薬学:細胞増殖幹細胞を含む研究件
❏発生・病態における肝幹細胞を中心とする細胞間相互作用(22249011)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】発生 / 再生 / 肝炎 / 線維化 / 細胞増殖 (他13件)
【概要】肝臓は再生能を備えたユニークな臓器として知られている。本研究では、肝臓の一部を切除した後の肝再生においては、肝細胞が肥大することが重要であることを示し、従来の再生モデルに大幅な修正を加えた。また、炎症を伴う肝障害においては、しばしば門脈域に肝前駆細胞の出現することが知られている。本研究により、肝前駆細胞の出現にはFGF7が必要であること、肝前駆細胞の出現が肝障害からの回復に重要であることを明確にし...
❏G蛋白共役型受容体GPR49/LGR5のヒト組織並びに疾患における発現・機能解析(21390108)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】坂元 亨宇 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40221270)
【キーワード】GPR49 / LGR5 / 細胞増殖 / 幹細胞 / 肝癌 (他18件)
【概要】GPR49/LGR5遺伝子は、幾つかの癌で過剰発現すると共に、マウス小腸上皮並びに毛胞の幹細胞マーカー遺伝子であることが報告されている。我々は大腸発癌における意義を検討した。LGR5は対応する正常粘膜と比較して大腸癌50例中35例で高発現して、大腸腺腫においても全例で高発現していた。またLGR5の発現レベルは、リンパ管侵襲、静脈侵襲、腫瘍深達度、リンパ節転移、腫瘍病期(IIIC vs. IIIB)...
❏肝再生誘導法の開発を目指した新規分化誘導因子の探索(12557096)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学部, 教授 (70292555)
【キーワード】細胞増殖 / 細胞分化 / サイトカイン / 肝臓 / 再生 (他7件)
【概要】FACS(fluorescence activated cell sorter)とモノクローナル抗体を用いた精度の高い細胞分離法により、マウス胎児肝臓から純化された肝幹細胞画分であるc-Met+c-Kit-CD49f+/lowCD29+CD45-TER119-細胞を回収し、これらのクローナルな培養系を用いて、肝細胞および胆管細胞への分化誘導能を有する新規サイトカインのスクリーニングを行うことを目的...
【医歯薬学】薬学:血管新生幹細胞を含む研究件
❏磁性体を用いた新しい子宮内膜症モデルの開発(20390436)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10209702)
【キーワード】子宮内膜症 / 応用動物 / 幹細胞 / 血管新生 / 幹組胞
【概要】本研究では,磁性体を用いて子宮内膜症モデルマウスを作成し,その異所性内膜病変の振る舞いを非侵襲的・リアルタイムに定量解析することが可能なシステムを構築することを目的とする.まず、非機能表面マーカーと発光および蛍光蛋白の三者を同時に発現することが可能なウイルスベクターを開発した。これを内膜細胞に感染させたうえでその表面マーカーを標的にした抗体と磁性体を用いることにより、感染細胞の分取とマウス体内の特...
❏単球由来多能性細胞移植による組織修復・再生療法の実用化に向けた検討(17390284)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】桑名 正隆 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (50245479)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 血管新生 / 単球 / 脳梗塞 (他8件)
【概要】本研究では,申請者が発見したCD14^+CD45^+CD34^+I型コラーゲン^+のフェノタイプを持つ末梢血単球由来の多能性細胞(monocyte-derived Muultipotent Cell ; MOMC)を臓器再生のための細胞移植療法に用いるために必要な基礎研究を行った。 1)疾患モデルを用いたMOMC細胞移植による組織再生療法の確立 ラットの脳虚血,皮弁モデルを用いて同系MOMC移植に...
❏微小組織エレメントを用いた骨再生(16200032)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】牛田 多加志 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50323522)
【キーワード】再生骨 / 組織エレメント / 幹細胞 / 移植 / TCP (他15件)
【概要】骨の発生段階で起る細胞間相互作用を生体外で再現することによって,短時間で骨様の特徴を惹起する組織体(微小骨エレメント)を作製し,あらゆる骨欠損に適応可能な培養骨の開発を目指した.ヒト骨髄から採取した間葉系細胞(MSC)を培養により増殖させたのち,非接着性のwell中に高密度播種し,旋回培養することにより,大量の細胞凝集体を作製した.また,8週令のヌードラットの頭蓋冠骨に骨欠損(直径8mm)を作り,...
【医歯薬学】薬学:血管内皮細胞幹細胞を含む研究件
❏クローン技術を用いた血管細胞分化機構の解明(16659196)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】栗原 裕基 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20221947)
【キーワード】細胞分化 / 核移植 / クローン / リプログラミング / 幹細胞 (他8件)
【概要】前年度、ES細胞から血管内皮細胞に分化する諸段階の細胞をドナーとして除核マウス未受精卵に核移植を行い、その後の胚発生率がドナー細胞の分化とともに著しく低下することを見いだした。本年度は、ES細胞の未分化性維持に必須な因子であるOct4の発現動態に注目し、分化に伴うエピジェネティックな変化と核移植後のリプログラミングとの相関を解析すると同時に、体細胞核由来ES細胞(ntES細胞)の特性について検討し...
❏脂防組織由来幹細胞を用いた組織再生、血管新生に関する基礎的、臨床的研究(16390507)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】吉村 浩太郎 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60210762)
【キーワード】脂肪吸引 / 幹細胞 / 脂肪由来幹細胞 / SVF / CD34 (他14件)
【概要】脂肪吸引手術による吸引物(元来、生理食塩水、血液、脂肪組織破砕物からなる)は浮遊する脂肪部分と下層の液体成分に分けることが可能である。脂肪部分由来の細胞をprocessed lipoaspirate(PLA)細胞、液体部分由来の細胞をliposuction aspirate fluid(LAF)細胞と呼ぶ。どちらも組織、液体を処理して採取した細胞群をstromal vascular fractio...
❏幹細胞可塑性の分子メカニズムと再生医学研究(14657241)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】千葉 滋 (2003) 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60212049)
【キーワード】造血幹細胞 / 可塑性 / ヒトES細胞 / 血球細胞 / Tie2 (他12件)
【概要】GFPトランスジェニックマウス造血幹細胞分画を移植して、脳内からGFP陽性細胞を採取し、神経特異的マーカーであるNeuNやTrk-Rの発現を解析した。この実験では、脳内においてGFP陽性細胞を同定することができ、これらの細胞におけるNeuNおよびTrk-Rの発現を確認した。しかしながら、その発現時期を明確にすることはできなかったため、これらの分子の発現を誘導する転写因子の道程には至らず、したがって...
【医歯薬学】薬学:細胞分化幹細胞を含む研究件
❏硬組織の連結を司る細胞群の蛍光イメージングと分子生物学的特性の解明(18H02966)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】宿南 知佐 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (60303905)
【キーワード】腱 / 靱帯 / 細胞分化 / 幹細胞 / Scleraxis (他12件)
【概要】本研究では、硬組織の連結に寄与するScx陽性細胞やScx/Sox9陽性細胞の頭蓋顎顔面形成プロセスにおける時間的・空間的局在変化を、ScxTomato;Sox9GFPマウス胚を用いて解析した。また、ScxGFP Tgマウス胚由来の線維芽細胞から樹立したScxGFP iPS細胞を用いて、in vivoの腱・靱帯分化過程を忠実に反映する分化誘導系を構築し、single cell RNA-seqを行った...
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏Gene body領域エピゲノムのモニタリングによる細胞成熟誘導法の最適化(15K14431)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小田 真由美 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80567511)
【キーワード】DNAメチル化 / 酸化的脱メチル化過程 / gene body領域 / 転写伸長反応 / 細胞成熟 (他14件)
【概要】本研究計画はglobal DNAメチル化修飾をバックグラウンドとする哺乳類ゲノムにおいて、gene body領域のエピジェネティック状態が細胞成熟に関与する可能性を検討し、これをもとに細胞成熟の評価および誘導を目指す。当初の成熟誘導法の樹立の計画に先立ち心筋細胞と肝細胞の比較を行ったところ、低メチル化を特徴とするgene body領域エピジェネティック・ドメインは心筋細胞により強く、他の細胞にはあ...
【医歯薬学】薬学:細胞療法幹細胞を含む研究件
❏周産期低酸素性虚血性脳症に対する新規二段階細胞療法の開発(17K10175)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐藤 義朗 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30435862)
【キーワード】臍帯 / 低酸素性虚血性脳症 / 新生児低酸素性虚血性脳症 / 幹細胞 / 新生児 (他8件)
【概要】本研究の目的は、近交系ラットによる実験を通じて、他家UCMSCと自己UCMSCを用いた周産期低酸素性虚血性脳症(HIE)に対する新規治療法開発のための基礎的データを得ることである。 本研究では、ラットの臍帯を用いて均一なUCMSCを得ることができた。また、静脈内投与されたUCMSCは、脳、肺、肝臓に分布した。 一方、急性期投与後の免疫組織学的評価においては、UCMSC投与による治療効果は確認できな...
❏脂防組織由来幹細胞を用いた組織再生、血管新生に関する基礎的、臨床的研究(16390507)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】吉村 浩太郎 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60210762)
【キーワード】脂肪吸引 / 幹細胞 / 脂肪由来幹細胞 / SVF / CD34 (他14件)
【概要】脂肪吸引手術による吸引物(元来、生理食塩水、血液、脂肪組織破砕物からなる)は浮遊する脂肪部分と下層の液体成分に分けることが可能である。脂肪部分由来の細胞をprocessed lipoaspirate(PLA)細胞、液体部分由来の細胞をliposuction aspirate fluid(LAF)細胞と呼ぶ。どちらも組織、液体を処理して採取した細胞群をstromal vascular fractio...
【医歯薬学】薬学:脾臓幹細胞を含む研究件
❏両生類の肝臓・脾臓・骨髄における造血幹細胞の分布と血球産生調節に関する研究(20K06729)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 造血幹細胞 / 両生類 / 造血因子 / オミクス (他13件)
【概要】ツメガエル(ゼノパス)の成体の造血は,肝臓,脾臓,骨髄の複数の造血器が分担して血球を産生する。そのため複数造血器の役割分担や組織環境の違いを解明するための魅力ある研究対象である。ツメガエルの各血球,すなわち赤血球,白血球,栓球(哺乳類の血小板の機能を担う細胞)はいずれも造血幹/前駆細胞(HSPC)が起源である。本研究では複数の造血器に存在するHSPCの特性の解明と分離法を確立しつつある。第2年度で...
❏組織幹細胞を用いた肝不全療法発のための基礎的研究(17590682)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】東 俊文 東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (00222612)
【キーワード】side population(SP)細胞 / 幹細胞 / 幹細胞移植 / 肝不全 / 肝硬変 (他9件)
【概要】末期肝硬変患者の主な死因は肝不全と癌である。現在、末期肝硬変患者の肝不全に対する根本的な治療法は肝移植であるが、圧倒的なドナー不足および拒絶や免疫抑制剤使用に伴う合併症など課題も多い。また、癌死する患者の中には、残存肝機能が乏しく、癌に対して十分な治療が行えなかった症例もある。そんな中で、肝不全に対する新しい治療法として、細胞移植療法が注目され、まず肝細胞移植が試みられたが、ドナーが必要であること...
❏肝組織幹細胞(SP細胞)を用いた肝不全治療法開発のための実験的研究(14207026)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】堀江 義則 (2004) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70229227)
【キーワード】SP細胞 / 幹細胞自家移植療法 / コラーゲンゲルサインドイッチ法 / 肝細胞分化誘導法 / 肝細胞分化 (他15件)
【概要】1.in vitroの肝細胞分化誘導法の確立 1)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた初代培養肝細胞培養法 細胞をコラーゲンゲルの上に播種し、さらにコラーゲンゲルを重層する方法による初代培養肝細胞培養法を用いることで、肝細胞の分化機能が維持されるだけでなく、いったん脱分化した肝細胞の再分化誘導が可能であることを、アルブミン産生能を指標に証明した。 2)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた幹細胞の肝...
【医歯薬学】薬学:膵がん幹細胞を含む研究件
❏消化器がん幹細胞を標的とした創薬スクリーニング(17K09395)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高野 愛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (50647584)
【キーワード】オルガノイド / 幹細胞 / HTS / 創薬スクリーニング / がん幹細胞 (他16件)
【概要】可視化したヒト消化器がん幹細胞を用いてHTS を行った. 1st スクリーニングでは3セットの化合物ライブラリーを使用し, 約3万化合物を検証した. 2nd screeningでは, Dose-respondsの検証を行った. これらの結果からLGR5特異的殺傷能力のある, 2つのHit化合物を選定しvalidationを行った. そのうちの1つである分子標的治療薬Aを検証した結果LGR5陽性細胞...
❏オルガノドライブラリーの構築による消化器疾患形質の統合的理解(17H06176)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (70365245)
【キーワード】大腸がん / 膵がん / 胃がん / オルガノイド / Wntシグナル (他6件)
【概要】消化器組織は、腫瘍などの様々な疾患を発症する。しかし、解析プラットフォームの欠如のため、ヒト消化器組織の病態の理解は立ち遅れている。我々は、消化器疾患組織を体外で培養できる、オルガノイド技術を駆使し、疾患の発症メカニズムの理解と新しい治療法の開発に取り組んだ。潰瘍性大腸炎、胃がん、大腸がん、膵がん、内分泌細胞がんなど、様々な消化器疾患組織からオルガノイドを樹立し、国内外の研究者が研究できるバイオバ...
【医歯薬学】薬学:プロテオミクス幹細胞を含む研究件
❏両生類における血球産生調節の環境応答に関する研究(26440171)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 血球 / アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / 環境ストレス (他15件)
【概要】脊椎動物のもつ生理調節系の多様性と普遍性の理解を進めるため,両生類アフリカツメガエル及びネッタイツメガエルの環境ストレス(酸素,温度)に応答する造血変動の機序を解析した。まず,ツメガエルの低酸素環境曝露モデル,低温環境曝露モデルを確立した。低酸素曝露モデルでは,肺と肝臓の95%以上の細胞が低酸素化し肺障害を認め,肺で高発現する赤血球造血因子の組織障害修復活性を調べる有用なモデルが確立した。汎血球減...
❏脳虚血後の神経再生・炎症・遺伝子治療に関する総合的研究(20249063)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】齊藤 延人 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60262002)
【キーワード】脳虚血 / 神経再生 / 炎症 / プロテオミクス / 幹細胞 (他7件)
【概要】各種脳梗塞実験モデルを応用して、総合的な基礎研究を行った。神経幹細胞移植による軸索再生、炎症反応の病態解明、低酸素負荷による虚血耐性メカニズムの解明を行った。移植では、軸索再生は確認できなかったが、移植細胞がホーミングする状態までは確認できた。炎症に関しては、サイクロフィリンC関連タンパク(CyCAP)がマクロファージの活性化に、重要な役割を果たすことが分かった。虚血耐性に関しては、低酸素応答によ...
【医歯薬学】薬学:遺伝子治療幹細胞を含む研究件
❏脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究(14310014)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】町田 宗鳳 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 教授 (10334450)
【キーワード】脳死 / 臓器移植 / クローン技術 / ヒト胚性幹細胞 / エンハンスメント (他28件)
【概要】平成14年度〜平成17年度に科学研究費補助金基盤研究B(1)の助成を受けて実施した「脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究」の成果について報告する。本研究に関わった研究者チームの通称である「<いのち>の研究会」では、当初、脳死・臓器移植に焦点を当てて研究を推進し、香港、シンガポール、フィリピン、インド、スリランカ、アメリカなどにおいて、積極的なフィールドワークを展開した。それら異なった...
❏心不全の遺伝子治療・細胞移植治療(12470149)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】LIF / 心筋梗塞 / プラスミド / 心臓リモデリング / VEGF (他23件)
【概要】leukemia inhibitory factor(LIF)の心臓に対する作用をマウスの心筋梗塞モデルを用いて検討した。心筋梗塞後のマウスの下肢にLIFのプラスミドを筋肉内注射したところ、2日後より血液中のLIF濃度は増加し、その後4週間後まで持続した。心筋梗塞を作成してから2週間後に心臓を評価した。LIFプラスミド注射群(LIF群)ではコントロール群に比べ、心筋梗塞後の心機能の低下や心臓リモデ...
❏遺伝子治療への応用をめざした肝幹細胞の鈍化・回収法の確立の試み(08877197)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】深尾 立 筑波大学, 臨床医学系, 教授 (50091921)
【キーワード】肝臓 / 幹細胞 / 遺伝子治療
【概要】単離した肝細胞集団の中から、極小数しか存在せず、かつ形態によって区別ができない多能性を持つ肝幹細胞を、FACS(Fluorescence activated cell sorter)とモノクローナル抗体を用いた回収法により濃縮・鈍化し、それらの培養系・細胞移植系の確立を行うことを目的として研究を行った。まず、in vitro肝幹細胞機能解析系の確立を目的として、マウス胎仔肝細胞の培養系を検討した。...
【医歯薬学】薬学:遺伝子導入幹細胞を含む研究件
❏マイクロサテライト不安定性を呈する発癌機構の統合的理解と新たな治療体系の確立(25253080)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】渡邉 聡明 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80210920)
【キーワード】大腸癌 / マイクロサテライト不安定性 / オルガノイド / DNAメチル化 / 鋸歯状腺腫 (他14件)
【概要】大腸鋸歯状病変およびマイクロサテライト不安定性(MSI)を呈する大腸癌を含めた計55株の大腸腫瘍オルガノイド株を樹立し,詳細な分子生物学的検討を行った.オルガノイドは患者体内における組織学的特性を反映しており,固有の遺伝子発現や遺伝子変異のパターンを有していた.MSI大腸癌は多数の遺伝子変異を有しており,増殖因子が極めて乏しい環境でも発育可能であった.移植による担癌マウスモデルにおいても同様の傾向...
❏糖鎖情報を利用したがん幹細胞マーカーの探索と腫瘍標的システム(19659144)
【研究テーマ】病態検査学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】岡田 尚巳 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 遺伝子疾患治療研究部, 室長 (00326828)
【キーワード】幹細胞 / 神経成長因子 / 遺伝子導入 / アデノウイルス / がん幹細胞 (他7件)
【概要】幹細胞への外来遺伝子の導入に必要な諸条件を検討した。この際、骨髄由来間葉系幹細胞を標的細胞として用い、幹細胞のマーカーとして、CD271に着目した。CD271は神経成長因子受容体(NGFR)であるが、未分化性を維持させる分化制御因子としての作用を有する。間葉系幹細胞として、イヌ骨髄液から磁気ビーズ法によりCD271陽性分画を回収し、この細胞集団が高い増殖性と未分化性を維持していることを確認した。ま...
【医歯薬学】薬学:タンパク質幹細胞を含む研究件
❏幹細胞制御を目指した天然物基盤生死の天秤シグナルモジュレーターの創成(18H02582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】荒井 緑 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (40373261)
【キーワード】天然物 / 阻害剤 / Notch / 進化 / Hes1 (他16件)
【概要】生体内には生命の維持に重要であるが,ひとたび変異等で異常亢進すると疾病の原因となる,生死の天秤とも呼べる重要なシグナル伝達が存在する.我々はこれらシグナルのモジュレーターを,独自のタンパク質および細胞アッセイを用いて活性天然物を亜熱帯植物および放線菌エキスライブラリーから探索した.また単離した化合物の全合成および誘導体合成と活性評価も行った.さらには微生物の休眠遺伝子活性化法として,微生物―動物細...
❏標的タンパク質指向型天然物単離による再生加速分子の創製研究(15H04650)
【研究テーマ】天然資源系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】荒井 緑 千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (40373261)
【キーワード】幹細胞 / 天然物 / タンパク質ビーズ / ヘッジホッグ / ノッチ (他10件)
【概要】本研究では幹細胞に働き,再生医薬のリードとなり得る天然物を,天然物エキスライブラリーから見いだすことを目的とした.標的タンパク質ビーズを用いる「標的タンパク質指向型天然物単離法」として,bHLH転写因子Hes1,ヘッジホッグ(Hh)シグナルの転写因子GLI1,ノッチ(Notch)シグナルの転写因子NICDを担持したタンパク質ビーズを用い,それぞれに結合し生物活性を有する天然物を見いだした.また,細...
❏改良型シグナルシークエンストラップ法による雌性生殖器幹細胞の新規蛋白質の探索(23659783)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10209702)
【キーワード】子宮 / 幹細胞 / 抗体 / 蛋白
【概要】ヒト子宮内膜の幹細胞特性をin vivo で検証するアッセイ系を開発した.これにより,改良型シグナルシークエンストラップ法(SST-REX法)による解析で同定・選別される細胞集団が,真に幹細胞としての特性を有しているかどうかの検証が可能となり,SST-REX法による幹細胞同定システムの基盤となる技術と知見が得られた. ...
【医歯薬学】薬学:肝細胞幹細胞を含む研究件
❏胃幹細胞の癌化メカニズムの解明と幹細胞マーカーの予防・治療への応用(17K09346)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / オルガノイド / 化生 / ヘリコバクター (他7件)
【概要】マウスモデルおよび上皮培養モデルを用いて胃粘膜の癌化及び化生性変化における幹細胞およびその細胞内シグナルの役割を検討した。ヘリコバクター感染や癌源性遺伝子異常によるMAPK活性化は胃粘膜の化生性変化や細胞増殖の亢進を誘導したが、Lgr5陽性細胞および上皮TGFβシグナルの影響は限定的であった。変異型Krasによる化生性変化は粘膜の幹細胞マーカーCD44とSox9発現亢進と相関していた。一方新規に樹...
❏肝臓の炎症・再生・病態を制御する細胞間相互作用(26253023)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】炎症 / 再生 / 線維化 / サイトカイン / イメージング (他13件)
【概要】種々の病因による肝炎から肝幹/前駆細胞の活性化を介した再生応答を、肝臓構成細胞間の相互作用に着目して解析を行った。炎症により肝前駆細胞の活性化を伴う胆管増生は胆管の増殖を伴うリモデリングであることを細胞系譜解析および肝臓の3次元構造の可視化法により示した。さらに、増殖性の胆管細胞は胆管の末端部に局在すること、増殖を始めた細胞の運命はstochasticに決まることを見いだした。また、肝臓でのサイト...
❏自己組織性肝小細胞の物質移動を利用したバイオ人工肝臓の開発(12555060)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】自己組織性 / 組織工学 / 細胞培養 / バイオメカニクス / 胆管形成 (他10件)
【概要】細胞を用いたバイオ人工肝臓の実用化のためには,生体外において三次元細胞組織モジュールを構築する必要がある.ラットの肝臓には,幹細胞の一種と考えられる増殖能力の強い肝細胞が存在する.この小型肝細胞と名付けられた細胞を分離して非実質細胞と共培養すると,肝組織に類似した三次元構造が構築される. 小型肝細胞は,培養後2週間ほど経つと非実質細胞に囲まれたコロニーを形成し,一部の細胞は成熟化し形態的に盛り上が...
【医歯薬学】薬学:肝障害幹細胞を含む研究件
❏肝臓の炎症・再生・病態を制御する細胞間相互作用(26253023)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】炎症 / 再生 / 線維化 / サイトカイン / イメージング (他13件)
【概要】種々の病因による肝炎から肝幹/前駆細胞の活性化を介した再生応答を、肝臓構成細胞間の相互作用に着目して解析を行った。炎症により肝前駆細胞の活性化を伴う胆管増生は胆管の増殖を伴うリモデリングであることを細胞系譜解析および肝臓の3次元構造の可視化法により示した。さらに、増殖性の胆管細胞は胆管の末端部に局在すること、増殖を始めた細胞の運命はstochasticに決まることを見いだした。また、肝臓でのサイト...
❏発生・病態における肝幹細胞を中心とする細胞間相互作用(22249011)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】発生 / 再生 / 肝炎 / 線維化 / 細胞増殖 (他13件)
【概要】肝臓は再生能を備えたユニークな臓器として知られている。本研究では、肝臓の一部を切除した後の肝再生においては、肝細胞が肥大することが重要であることを示し、従来の再生モデルに大幅な修正を加えた。また、炎症を伴う肝障害においては、しばしば門脈域に肝前駆細胞の出現することが知られている。本研究により、肝前駆細胞の出現にはFGF7が必要であること、肝前駆細胞の出現が肝障害からの回復に重要であることを明確にし...
【医歯薬学】薬学:肝臓幹細胞を含む研究件
❏両生類の肝臓・脾臓・骨髄における造血幹細胞の分布と血球産生調節に関する研究(20K06729)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 造血幹細胞 / 両生類 / 造血因子 / オミクス (他13件)
【概要】ツメガエル(ゼノパス)の成体の造血は,肝臓,脾臓,骨髄の複数の造血器が分担して血球を産生する。そのため複数造血器の役割分担や組織環境の違いを解明するための魅力ある研究対象である。ツメガエルの各血球,すなわち赤血球,白血球,栓球(哺乳類の血小板の機能を担う細胞)はいずれも造血幹/前駆細胞(HSPC)が起源である。本研究では複数の造血器に存在するHSPCの特性の解明と分離法を確立しつつある。第2年度で...
❏肝臓の炎症・再生・病態を制御する細胞間相互作用(26253023)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】炎症 / 再生 / 線維化 / サイトカイン / イメージング (他13件)
【概要】種々の病因による肝炎から肝幹/前駆細胞の活性化を介した再生応答を、肝臓構成細胞間の相互作用に着目して解析を行った。炎症により肝前駆細胞の活性化を伴う胆管増生は胆管の増殖を伴うリモデリングであることを細胞系譜解析および肝臓の3次元構造の可視化法により示した。さらに、増殖性の胆管細胞は胆管の末端部に局在すること、増殖を始めた細胞の運命はstochasticに決まることを見いだした。また、肝臓でのサイト...
❏肝再生誘導法の開発を目指した新規分化誘導因子の探索(12557096)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学部, 教授 (70292555)
【キーワード】細胞増殖 / 細胞分化 / サイトカイン / 肝臓 / 再生 (他7件)
【概要】FACS(fluorescence activated cell sorter)とモノクローナル抗体を用いた精度の高い細胞分離法により、マウス胎児肝臓から純化された肝幹細胞画分であるc-Met+c-Kit-CD49f+/lowCD29+CD45-TER119-細胞を回収し、これらのクローナルな培養系を用いて、肝細胞および胆管細胞への分化誘導能を有する新規サイトカインのスクリーニングを行うことを目的...
【医歯薬学】薬学:創薬幹細胞を含む研究件
❏消化器がん幹細胞を標的とした創薬スクリーニング(17K09395)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高野 愛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (50647584)
【キーワード】オルガノイド / 幹細胞 / HTS / 創薬スクリーニング / がん幹細胞 (他16件)
【概要】可視化したヒト消化器がん幹細胞を用いてHTS を行った. 1st スクリーニングでは3セットの化合物ライブラリーを使用し, 約3万化合物を検証した. 2nd screeningでは, Dose-respondsの検証を行った. これらの結果からLGR5特異的殺傷能力のある, 2つのHit化合物を選定しvalidationを行った. そのうちの1つである分子標的治療薬Aを検証した結果LGR5陽性細胞...
❏薬剤候補化合物の探索を強力に支援する幹細胞三次元共培養細胞チップの創製(24350037)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】吉本 敬太郎 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (60392172)
【キーワード】幹細胞 / マイクロパタン / 三次元培養 / 分泌液 / secretome (他17件)
【概要】マイクロパタン培養を利用する三次元培養法を脂肪幹細胞に適用した。その結果、単層培養系における分化誘導と比較して骨芽細胞への分化が大幅に促進されることを見出した。さらに、創傷治療関連タンパク質の分泌量が大幅に向上する現象を見出した。細胞分泌液のタンパク質組成をパターン化するため、酵素と合成高分子のポリイオンコンプレックス分子ライブラリーを新規に構築し、細胞から分泌される成分の判別分析法を確立した。本...
【医歯薬学】薬学:DNAマイクロアレイ幹細胞を含む研究件
❏雌性生殖器官における成体幹細胞システムの解明と再生医学への応用(14207066)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / 子宮平滑筋 / 幹細胞 / 分化 / 再生医学 (他8件)
【概要】本研究では、雌性生殖器官が有する様々な機能メカニズムを明らかにするために、その成体幹細胞の同定・分離・培養技術の確立を通じて、幹細胞システムの解明と再生医学への応用を目的とした。 1.雌性生殖器官における組織幹細胞の分離・同定および幹細胞特性の解明 a)子宮内膜の組織幹細胞 内膜はその高い再生能力から組織幹細胞の存在が強く示唆される。近年、組織幹細胞をside population細胞として分離す...
❏哺乳類中枢神経系の発生と再生の制御機構(13480267)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00324749)
【キーワード】ES細胞 / 神経系前駆細 / 幹細胞 / コリン作動性ニューロン / 運動ニューロン (他21件)
【概要】我々はまず、マウスES細胞から、Embryoid Body(EB)の形成を介した分化誘導と選択的培養法(neurosphere法)によって神経幹細胞を含む神経系前駆細胞を得るシステムを構築した。これら前駆細胞は、in vitoで分化させるとそのほとんどがニューロンになり、運動ニューロンを含むコリン作動性ニューロンとGABA作動性ニューロンを含んでいることが分かった。そして、これらES細胞由来神経前...
【医歯薬学】薬学:DNAメチル化幹細胞を含む研究件
❏Gene body領域エピゲノムのモニタリングによる細胞成熟誘導法の最適化(15K14431)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小田 真由美 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80567511)
【キーワード】DNAメチル化 / 酸化的脱メチル化過程 / gene body領域 / 転写伸長反応 / 細胞成熟 (他14件)
【概要】本研究計画はglobal DNAメチル化修飾をバックグラウンドとする哺乳類ゲノムにおいて、gene body領域のエピジェネティック状態が細胞成熟に関与する可能性を検討し、これをもとに細胞成熟の評価および誘導を目指す。当初の成熟誘導法の樹立の計画に先立ち心筋細胞と肝細胞の比較を行ったところ、低メチル化を特徴とするgene body領域エピジェネティック・ドメインは心筋細胞により強く、他の細胞にはあ...
❏マイクロサテライト不安定性を呈する発癌機構の統合的理解と新たな治療体系の確立(25253080)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】渡邉 聡明 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80210920)
【キーワード】大腸癌 / マイクロサテライト不安定性 / オルガノイド / DNAメチル化 / 鋸歯状腺腫 (他14件)
【概要】大腸鋸歯状病変およびマイクロサテライト不安定性(MSI)を呈する大腸癌を含めた計55株の大腸腫瘍オルガノイド株を樹立し,詳細な分子生物学的検討を行った.オルガノイドは患者体内における組織学的特性を反映しており,固有の遺伝子発現や遺伝子変異のパターンを有していた.MSI大腸癌は多数の遺伝子変異を有しており,増殖因子が極めて乏しい環境でも発育可能であった.移植による担癌マウスモデルにおいても同様の傾向...
❏心筋細胞分化の段階的DNAメチル化プロファイリングと幹細胞分化能評価ツールの開発(22790730)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】小田 真由美 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80567511)
【キーワード】DNAメチル化 / エピゲノム / 細胞特異的遺伝子発現 / 心筋細胞 / 転写調節 (他12件)
【概要】エピゲノム情報はその分化可能性を評価する指標となることが考えられるが、どのような領域のエピジェネティック状態が細胞の性質に影響しうるかは明らかでない。本研究では、細胞種に特徴的な未知のエピゲノム変化を探索し、幹細胞の分化可能性評価のためのエピゲノム情報基盤を整備することが目的である。本研究計画内において、申請者らは心筋細胞特異的なgene body領域の低メチル化状態を見出した。広範囲に渡る低メチ...
【医歯薬学】薬学:発現制御幹細胞を含む研究件
❏生殖にともなう植物寿命決定システムの包括的理解(18K19342)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 寿朗 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (90517096)
【キーワード】プログラムセルデス / 発現制御 / 幹細胞 / 増殖抑制 / ヒストン修飾 (他6件)
【概要】植物が死に至るメカニズムを解明するため、いつどこで老化が始まり、シグナル因子が誘導され、死に至るのかを可視化するため、プログラム細胞死の鍵となるレポーターを確立した。その結果、新たに茎頂のリブメリステムおよび成長の止まった花弁において、細胞死関連遺伝子が誘導されていることを見いだした。さらにRNA-seq解析を行い、茎頂における活性酸素のシグナル系、花弁におけるジャスモン酸シグナル系によるプログラ...
❏統合的ゲノム解析によるがん細胞集団進化の解明(24221011)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】油谷 浩幸 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (10202657)
【キーワード】ゲノム / エピゲノム / クロマチン / クローン進化 / 微小環境 (他15件)
【概要】治療抵抗性腫瘍細胞のサバイバルおよびクローン進化、さらに腫瘍微小環境に対する適応について解明すべく、腫瘍細胞集団内のゲノム不均一性とエピゲノムの可塑性についてヒト腫瘍検体および腫瘍細胞の解析を行った。 グリオーマ再発に際してアルキル化剤治療によりミスマッチ修復異常を来したクローンは高頻度にC>T変異を生じ、悪性転化を引き起こす。また、腫瘍内微小環境において形成される低pH状態下では転写因子S...
【医歯薬学】薬学:がん幹細胞を含む研究件
❏幹細胞制御を目指した天然物基盤生死の天秤シグナルモジュレーターの創成(18H02582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】荒井 緑 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (40373261)
【キーワード】天然物 / 阻害剤 / Notch / 進化 / Hes1 (他16件)
【概要】生体内には生命の維持に重要であるが,ひとたび変異等で異常亢進すると疾病の原因となる,生死の天秤とも呼べる重要なシグナル伝達が存在する.我々はこれらシグナルのモジュレーターを,独自のタンパク質および細胞アッセイを用いて活性天然物を亜熱帯植物および放線菌エキスライブラリーから探索した.また単離した化合物の全合成および誘導体合成と活性評価も行った.さらには微生物の休眠遺伝子活性化法として,微生物―動物細...
❏消化器がん幹細胞を標的とした創薬スクリーニング(17K09395)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高野 愛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (50647584)
【キーワード】オルガノイド / 幹細胞 / HTS / 創薬スクリーニング / がん幹細胞 (他16件)
【概要】可視化したヒト消化器がん幹細胞を用いてHTS を行った. 1st スクリーニングでは3セットの化合物ライブラリーを使用し, 約3万化合物を検証した. 2nd screeningでは, Dose-respondsの検証を行った. これらの結果からLGR5特異的殺傷能力のある, 2つのHit化合物を選定しvalidationを行った. そのうちの1つである分子標的治療薬Aを検証した結果LGR5陽性細胞...
❏オルガノドライブラリーの構築による消化器疾患形質の統合的理解(17H01559)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70365245)
【キーワード】癌 / オルガノイド / 個別化医療 / 幹細胞
【概要】消化器疾患の多くは遺伝学的な変化とその環境に対する応答によって生じる形質(Phenotype)と解釈することができる。遺伝子-外的環境の相互作用は組織形態異常を誘導し,個体レベルの症候を投影する。システム医学の進歩は,細胞内の遺伝子ネットワークの摂動を定量化することにより,細胞レベルでの疾患形質の理解と治療標的の推定を可能にした。つまり,遺伝学的変化(Genotype)とそれに付随するエピゲノム,...
【医歯薬学】薬学:神経細胞幹細胞を含む研究件
❏神経幹細胞の運命転換における核クロマチン「グーバルな」状態変化の意義(20241044)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70252525)
【キーワード】クロマチン / 神経幹細胞 / Brm / ニューロン / 神経細胞 (他6件)
【概要】発生過程において、多分化能を持つ組織幹細胞が特定の形質のみを示す細胞へと分化する過程は、特定の遺伝子群の発現カスケードとして捉えられ、解析されてきた。しかし最近我々は、神経幹細胞の分化過程においてこのような「ローカルな」遺伝子座の制御に加えて、核ゲノム全体で起こる「グローバルな」クロマチン状態の変化が存在していることを示唆する結果を得た。すなわち、神経系前駆細胞がニューロン分化し成熟するときに、ク...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
【医歯薬学】薬学:炎症幹細胞を含む研究件
❏胎児期からはじめる、自己羊水由来幹細胞を用いた多面的な脳性麻痺予防法の開発(21H03080)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】幹細胞 / 羊水 / 間葉系幹細胞 / 脳性麻痺 / 早産 (他6件)
【概要】
❏ヒト羊水幹細胞による子宮炎症制御を介した早産/胎児炎症反応症候群治療薬の開発(19K22602)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / マクロファージ / 早産 / 胎児炎症反応症候群 (他9件)
【概要】間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cells; MSCs)の一種であるヒト羊水幹細胞(Human amniotic fluid stem cells; hAFSC)には、高い抗炎症作用があることが知られている。申請者らは、子宮頸管からの上行性感染により生じる早産を模倣した動物モデルを用い、その治療効果と機序の一部を明らかにした。 また、早産期前期破水患者から経膣的に流出した羊水からh...
❏肝臓の炎症・再生・病態を制御する細胞間相互作用(26253023)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】炎症 / 再生 / 線維化 / サイトカイン / イメージング (他13件)
【概要】種々の病因による肝炎から肝幹/前駆細胞の活性化を介した再生応答を、肝臓構成細胞間の相互作用に着目して解析を行った。炎症により肝前駆細胞の活性化を伴う胆管増生は胆管の増殖を伴うリモデリングであることを細胞系譜解析および肝臓の3次元構造の可視化法により示した。さらに、増殖性の胆管細胞は胆管の末端部に局在すること、増殖を始めた細胞の運命はstochasticに決まることを見いだした。また、肝臓でのサイト...
【医歯薬学】薬学:転写因子幹細胞を含む研究件
❏転写因子発現による幹細胞からの機能的涙腺の誘導(26893262)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】平山 雅敏 慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (90528473)
【キーワード】涙腺再生 / 分化誘導 / 合成mRNA / ドライアイ / 涙腺 (他8件)
【概要】涙腺は眼表面に涙液を分泌し、眼表面を保護する。現状の涙腺機能不全に対する治療は、人工涙液による対症療法であり、重症瘢痕性角結膜疾患において重度に障害された涙腺機能の再建のために、涙腺再生医療の実現が求められている。本研究では、幹細胞からの転写因子発現制御による涙腺上皮細胞の誘導を目指して、涙腺器官形成能を持つマウス涙腺原基上皮細胞の細胞特性を明らかとした。さらに、マウスにおいて成体涙腺や涙腺に類似...
❏EBウイルス関連胃癌.DNAメチル化亢進の分子機序解明と胃癌治療への展開(20249022)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】深山 正久 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70281293)
【キーワード】EBウイルス関連胃癌 / EBウイルス / 胃癌 / エピジェネティクス / LMP2A (他17件)
【概要】Epstein-Barrウイルス(EBV)関連胃癌において,プロモーター領域CpG部位のメチル化がゲノムワイドに起こっていることを明らかにした.胃癌細胞株MKN7にEBウイルスを感染させ,ゲノムワイドDNAメチル化異常を再現することに成功し,分子機構解明に重要な実験系を確立した.また,潜在期ウイルス遺伝子蛋白LMP2AがDNAメチル化異常に関与していることを明らかにするとともに,DNAメチル化,プ...
❏神経堤細胞に由来する血管平滑筋前駆細胞の単離同定と分化系譜の確立(14657175)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】栗原 裕基 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20221947)
【キーワード】神経堤細胞 / 幹細胞 / 鰓弓 / 血管平滑筋 / エンドセリン (他9件)
【概要】i)平滑筋前駆細胞の同定と分化における転写因子の役割:血管平滑筋分化に必須であるdHAND遺伝子の導入は、むしろ最終分化を抑制し、この転写因子が分化の中間段階の維持に必要であると考えられたが、その下流遺伝子を同定するため、DNAマイクロアレイを用いてdHANDを強制発現させたEC細胞P19で誘導される遺伝子群を調べた。そのうち、dHAND発現がダウンレギュレートされているET-1遺伝子欠損マウスで...
【医歯薬学】薬学:多能性幹細胞幹細胞を含む研究件
❏副腎皮質組織を構成する細胞群の系譜と3次元的配置の解析(15570052)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】三谷 芙美子 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (60041852)
【キーワード】幹細胞 / 細胞移植 / 副腎皮質 / ステロイドホルモン / 細胞分化 (他8件)
【概要】哺乳動物の副腎は中胚葉由来の皮質と外胚葉由来の髄質からなる。両者は発生の過程で合流し一つの臓器を形成する。副腎皮質には、同心円状に存在する3種類の細胞層(球状層、束状層、網状層)が存在し、それぞれ層特異的に鉱質、糖質コルチコイドおよび副腎性アンドロゲンを生成する。これら細胞層に対して、皮質全層を貫いて放射状に並ぶ細胞群は、系譜を同一とする細胞の集団であることが示されている。しかし、細胞層構築のない...
❏臍帯血細胞を用いた心筋細胞の分化誘導(13877110)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20199227)
【キーワード】臍胎血 / 心筋細胞 / 分化誘導 / 血管内皮細胞 / 再生医学 (他11件)
【概要】【目的】臍帯血より心筋分化能を有する可能性のある細胞を単離し、増殖し、分化誘導を試みた。【方法】(1)臍帯血よりauto MACSを用いて、CD45陰性、CD29陽性、CD34陰性、CD44陽性の細胞群を単離し、ファイブロネクチン塗布培養皿上に接着させた。(2)この細胞を培養し、細胞の増殖曲線を作成した。(3)この細胞の表面抗原をFACS解析した。(4)この細胞をインスリン存在下で培養し、脂肪細胞...
❏間葉系幹細胞から心筋細胞への分化誘導法の確立(13470151)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20199227)
【キーワード】心筋細胞 / 骨髄間葉系幹細胞 / 分化誘導 / 再生医学 / 幹細胞 (他17件)
【概要】【目的】骨髄血より心筋分化能を有する可能性のある細胞を単離し、増殖し、分化誘導を試みた。 【方法】(1)骨髄血よりauto MACSを用いて、CD45陰性、CD29陽性、CD34陰性、CD44陽性の細胞群を単離し、ファイブロネクチン塗布培養皿上に接着させた。(2)この細胞を培養し、細胞の増殖曲線を作成した。(3)この細胞の表面抗原をFACS解析した。(4)この細胞をインスリン存在下で培養し、脂肪細...
【医歯薬学】薬学:非コードRNA幹細胞を含む研究件
❏統合的ゲノム解析によるがん細胞集団進化の解明(24221011)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】油谷 浩幸 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (10202657)
【キーワード】ゲノム / エピゲノム / クロマチン / クローン進化 / 微小環境 (他15件)
【概要】治療抵抗性腫瘍細胞のサバイバルおよびクローン進化、さらに腫瘍微小環境に対する適応について解明すべく、腫瘍細胞集団内のゲノム不均一性とエピゲノムの可塑性についてヒト腫瘍検体および腫瘍細胞の解析を行った。 グリオーマ再発に際してアルキル化剤治療によりミスマッチ修復異常を来したクローンは高頻度にC>T変異を生じ、悪性転化を引き起こす。また、腫瘍内微小環境において形成される低pH状態下では転写因子S...
❏神経可塑性への系統的システム生物学アプローチ(20241047)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】CARNINCI Piero (CARNINCI PIero) 独立行政法人理化学研究所, 研究員 (10333296)
【キーワード】ゲノム / ノンコードRNA / レトロトランスポゾン / iPS / 幹細胞 (他19件)
【概要】我々は、マウス大脳皮質の興奮性グルタミン酸作動性錐体(Py)神経細胞と抑制性GABA作動性Parvalbumin(Pv)神経細胞で発現している転写産物を、次世代シークエンサーであるイルミナ社ゲノムアナライザーを用いて、網羅的に解析した。この際、脳の可塑性を再活性化することがわかっている(未発表)、バルプロ酸(VPA)とtricostatin A(TSA)による処理も合わせて行い、トランスクリプトー...
【医歯薬学】薬学:免疫学幹細胞を含む研究件
❏炎症・発癌過程におけるDysbiosisが腸上皮幹細胞に与える影響の解明(17K09347)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】神宝 隆行 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (90791591)
【キーワード】炎症性腸疾患 / Dysbiosis / Notch / 消化管幹細胞 / E-cadherin (他15件)
【概要】pks(+)E.coliの存在量を疾患別に比較し、健常者に比べて大腸腺腫・癌患者においては、pks(+)E.coli量が増加し、一方炎症性腸疾患患者ではpks(+)E.coliは逆に減少していた。 Tgfbr2欠損樹状細胞中ではCdh1遺伝子の発現が亢進していた。樹状細胞は上皮とカドヘリンタンパクを介して直接結合し、Notchの活性化を誘導することで腸炎の病態に関与していた。 Notchの恒常的活...
❏涙腺慢性移植片対宿主病におけるドナー由来線維芽細胞の病態形成にかかわる役割(18591932)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小川 葉子 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30160774)
【キーワード】眼病理学 / ドライアイ / 移植片対宿主病 / 造血幹細胞移植 / 免疫学 (他13件)
【概要】本研究では、マウスGVHDモデルを用いてドナー由来線維芽細胞の慢性GVHDの病態形成における役割を直接的に証明し、病態を解明することを目的とし本研究期間中に次の成果を得た。 マウスGVHDの涙腺、結膜、唾液腺、肺、皮膚、小腸、肝臓等慢性GVHDの病的線維化の経時的形成過程の作成に成功した。マウス線維芽細胞のマーカーとしてコラーゲン特異的分子シャペロンであるHSP47が適切であることを見いだした。こ...
【医歯薬学】薬学:抗炎症作用幹細胞を含む研究件
❏出生直後からの先制医療を目指した、羊水幹細胞による難治性早産合併症の治療法開発(17H04236)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】ヒト羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 早産 / 敗血症 / 抗炎症作用 (他12件)
【概要】本邦では年間5万件の早産分娩が存在し約4割が子宮感染に起因するが,早産とその合併症に対する新規治療法の開発は周産期領域の課題である. 我々は,リポポリサッカライドを生後3日目のラットに投与し早産新生仔敗血症モデル動物を作成し,このモデルを用いてヒト羊水幹細胞の治療効果を検討した.その結果,予想に反して,リポポリサッカライド投与後に羊水幹細胞を投与しても治療効果は認めず,事前投与を行った時のみ,生存...
❏海馬ニューロン新生を介した認知症に対する先端再生工学研究(19208030)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】久恒 辰博 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (10238298)
【キーワード】細胞工学 / 神経幹細胞 / 海馬ニューロン新生 / 認知症予防 / 老齢動物 (他19件)
【概要】成体海馬における新生ニューロンの数は、特定の生活習慣(運動や学習)や病態時(脳梗塞や癲癇)に増加することが知られていた。そして、この仕組みを通じて、海馬回路のはたらきを維持することにより、認知症の発症を食い止めることが期待されている。そこで、これまでに、脳血管性認知症の動物モデル(サル、ラット、マウス)を用いて、どのような仕組みにより、新生ニューロンの数が増加するかについて、検討を進めてきた。また...
【医歯薬学】薬学:バイオテクノロジー幹細胞を含む研究件
❏弾性率制御ハニカム多孔膜とラマン計測による幹細胞のメカノトランスダクション解明(17H01223)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 材料科学高等研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカムスキャフォールド / ラマン散乱 / 微粒子 / 幹細胞 (他15件)
【概要】弾性率制御されたハニカムスキャフォールドの作製法を確立し、ヒト間葉系幹細胞(hMSC)やiPS細胞などの幹細胞および神経系細胞などについてその接着・増殖・分化をモニタリングすることに成功した。これらのデータベースを基に特徴的な分化制御能を与える材料変面条件を得ることに成功した。また、Coupled Cahn-Hilliard方程式を基にした高分子微粒子構造制御の理論モデル構築に成功し、本モデルを基...
❏マイクロ流路を用いた長期1細胞計測によるES細胞の遺伝子ネットワーク解析(16K15062)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】堀江 恭二 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30333446)
【キーワード】ES細胞 / 遺伝子 / 1細胞 / 幹細胞 / 蛍光 (他10件)
【概要】次世代シーケンサを用いた1細胞トランスクリプトーム解析が急速に進展している。しかし、シーケンサによる解析では、個々の細胞ごとの遺伝子発現の時系列情報が欠落する。この問題点を相補する方法として、本研究では、マイクロ流体デバイスを用いて、マウスES細胞の遺伝子発現を顕微鏡下で長期観察する方法を開発した。その結果、対象遺伝子の発現を、蛍光蛋白を用いて1週間に渡って計測することに成功した。今後、他の細胞へ...
【医歯薬学】薬学:大脳皮質幹細胞を含む研究件
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏大脳新皮質の機能領野の空間的割り当てにおけるポリコーム群タンパク質の役割(23700372)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】平林 祐介 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教 (80447391)
【キーワード】大脳皮質 / 神経幹細胞 / ポリコーム / 幹細胞
【概要】本研究ではPolycomb複合体が大脳皮質の領野形成を制御する可能性を検討し、大脳皮質の領野形成メカニズムについて明らかにする事を目的とした。Polycomb複合体の主要な機能を担う遺伝子であるRing1Bを、NestinCreERT2を用いて時間的空間的に条件的に遺伝子破壊し、Polycomb複合体の機能を調べた。その結果Polycomb複合体は神経幹細胞の性質を変化させることで大脳皮質の領野形...
【医歯薬学】薬学:ラット幹細胞を含む研究件
❏異種胚を用いた着床に関する分子生物学的研究(14380383)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
【キーワード】グリーンマウス / グリーンラット / レッドマウス / 着床 / キメラ (他18件)
【概要】異種胚生着の目標の一つは、臓器移植などに使用できるような臓器を異種の動物に作らせることである。そのために必要なことは、目的の臓器を欠損した動物と、その臓器以外が欠損するような動物を組み合わせることにある。異種キメラにおいて片方の胚に由来を限定する方法について検討を行った。 即ち、ジフテリアトキシンをLoxP配列で挟んでおき、Creリコンビナーゼが働いたときにだけ毒素遺伝子が転写されるようにしくんだ...
❏ハイドロキシアパタイト上での骨髄幹細胞培養による骨再生および脊椎固定術への応用(14571403)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】松本 守雄 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40209656)
【キーワード】ハイドロキシアパタイト / 脊椎固定術 / 幹細胞 / 骨再生 / rhBMP-2 (他10件)
【概要】平成14年でのMC3-T3細胞、骨髄細胞を用いたin vitro実験の結果、ハイドロキシアパタイトファイバーシート(HAシート)は、気孔率、気孔径の調節が自在にでき、細胞の三次元培養が可能であると同時に、その高い生体親和性から、蛋白の担体としても利用可能と考えられる.平成14年度に作製した、ラット脊椎固定術モデルを用いて、平成15年度は、(1)recombinant human bone morp...
【医歯薬学】看護学:イメージンク幹細胞を含む研究件
❏生殖にともなう植物寿命決定システムの包括的理解(18K19342)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 寿朗 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (90517096)
【キーワード】プログラムセルデス / 発現制御 / 幹細胞 / 増殖抑制 / ヒストン修飾 (他6件)
【概要】植物が死に至るメカニズムを解明するため、いつどこで老化が始まり、シグナル因子が誘導され、死に至るのかを可視化するため、プログラム細胞死の鍵となるレポーターを確立した。その結果、新たに茎頂のリブメリステムおよび成長の止まった花弁において、細胞死関連遺伝子が誘導されていることを見いだした。さらにRNA-seq解析を行い、茎頂における活性酸素のシグナル系、花弁におけるジャスモン酸シグナル系によるプログラ...
❏両生類における血球産生調節の環境応答に関する研究(26440171)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 血球 / アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / 環境ストレス (他15件)
【概要】脊椎動物のもつ生理調節系の多様性と普遍性の理解を進めるため,両生類アフリカツメガエル及びネッタイツメガエルの環境ストレス(酸素,温度)に応答する造血変動の機序を解析した。まず,ツメガエルの低酸素環境曝露モデル,低温環境曝露モデルを確立した。低酸素曝露モデルでは,肺と肝臓の95%以上の細胞が低酸素化し肺障害を認め,肺で高発現する赤血球造血因子の組織障害修復活性を調べる有用なモデルが確立した。汎血球減...
❏肝臓の炎症・再生・病態を制御する細胞間相互作用(26253023)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】炎症 / 再生 / 線維化 / サイトカイン / イメージング (他13件)
【概要】種々の病因による肝炎から肝幹/前駆細胞の活性化を介した再生応答を、肝臓構成細胞間の相互作用に着目して解析を行った。炎症により肝前駆細胞の活性化を伴う胆管増生は胆管の増殖を伴うリモデリングであることを細胞系譜解析および肝臓の3次元構造の可視化法により示した。さらに、増殖性の胆管細胞は胆管の末端部に局在すること、増殖を始めた細胞の運命はstochasticに決まることを見いだした。また、肝臓でのサイト...
【医歯薬学】看護学:老化幹細胞を含む研究件
❏発生・幹細胞・腎骨髄連関を軸に考える高齢ドナー腎臓の若返りの試み:国際共同研究(19KK0216)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2022-03-31
【研究代表者】臼井 丈一 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (70447340)
【キーワード】内科 / 臓器移植 / 幹細胞 / 老化 / 発生 (他9件)
【概要】本研究では、骨髄老化により引き起こされる腎臓老化・病態メカニズムの解明および高齢ドナー腎臓の若返り手法の模索を目的とした国際研究ネットワークを構築した。具体的には、幹細胞老化・ミトコンドリア機能変化・糖鎖修飾異常・発生に関わる転写因子に着目したマウスモデルによる多臓器間老化メカニズムの解明(プロジェクトA)と、その成果を元、腎臓の老化・若返りを試みる検証システムの構築(プロジェクトB)を遂行した。...
❏魚類をモデルとした脊椎動物の寿命とサイズの生物学(17H03869)
【研究テーマ】水圏生命科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】木下 滋晴 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40401179)
【キーワード】寿命 / 老化 / 魚 / 筋肉 / 成長ホルモン (他16件)
【概要】魚類は様々な抗老化特性を示し、ヒトの最大寿命をはるかに超える長命種や一年未満で死ぬ短命種など寿命や老化の多様性を探る興味深い対象である。本研究では魚類の示す抗老化特性の一つである筋肉の終生的成長や再生能力維持に関し、成長と老化のバランスを制御するmTORシグナルの老齢段階での亢進が魚類では抑制されている可能性を提示した。また、mTORシグナルの過剰な促進は成長を促進するが、それはオートファジー、D...
❏腸管上皮幹細胞における加齢に伴うエピゲノム変化に着目した老化の分子機構の解明(16K13051)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】齋藤 義正 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (90360114)
【キーワード】老化 / 加齢 / エピゲノム変化 / 腸管上皮幹細胞 / オルガノイド培養 (他9件)
【概要】本研究では、オルガノイド培養技術によりマウス腸管上皮幹細胞を培養・維持し、網羅的な遺伝子発現やエピゲノム変化などを検討することで老化の分子機構の解明を試みた。若いオルガノイドが旺盛な増殖能を示すのに対し、老化したオルガノイドでは増殖能および組織形成能が低下していた。また、幹細胞マーカーでありWntシグナル経路の受容体であるLgr5が老化に伴いヒストンH3リジン27トリメチル化により抑制されているこ...
【医歯薬学】看護学:線維化幹細胞を含む研究件
❏自己羊水幹細胞シートを用いた新生児難治性疾患に対する新規治療法の開発(16K15536)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水 / 幹細胞 / 創傷治癒 / 線維化 / 細胞シート (他8件)
【概要】妊娠24週以前の胎児は、全く瘢痕化なく創傷治癒する事はよく知られており動物種を超えて保存されている。このため、ヒト羊水幹細胞(human amniotic fluid stem cells: hAFS)は他の間葉系幹細胞よりも強力な抗線維化作用を有するのではないかと仮説を立てた。また、細胞シート作成の際、hAFSを効率よく目的の細胞に分化すると分化型細胞シートが作成可能なのではないかと考えた。 我...
❏肝臓の炎症・再生・病態を制御する細胞間相互作用(26253023)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】炎症 / 再生 / 線維化 / サイトカイン / イメージング (他13件)
【概要】種々の病因による肝炎から肝幹/前駆細胞の活性化を介した再生応答を、肝臓構成細胞間の相互作用に着目して解析を行った。炎症により肝前駆細胞の活性化を伴う胆管増生は胆管の増殖を伴うリモデリングであることを細胞系譜解析および肝臓の3次元構造の可視化法により示した。さらに、増殖性の胆管細胞は胆管の末端部に局在すること、増殖を始めた細胞の運命はstochasticに決まることを見いだした。また、肝臓でのサイト...
❏発生・病態における肝幹細胞を中心とする細胞間相互作用(22249011)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】発生 / 再生 / 肝炎 / 線維化 / 細胞増殖 (他13件)
【概要】肝臓は再生能を備えたユニークな臓器として知られている。本研究では、肝臓の一部を切除した後の肝再生においては、肝細胞が肥大することが重要であることを示し、従来の再生モデルに大幅な修正を加えた。また、炎症を伴う肝障害においては、しばしば門脈域に肝前駆細胞の出現することが知られている。本研究により、肝前駆細胞の出現にはFGF7が必要であること、肝前駆細胞の出現が肝障害からの回復に重要であることを明確にし...
【医歯薬学】看護学:創傷治癒幹細胞を含む研究件
❏自己羊水幹細胞シートを用いた新生児難治性疾患に対する新規治療法の開発(16K15536)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水 / 幹細胞 / 創傷治癒 / 線維化 / 細胞シート (他8件)
【概要】妊娠24週以前の胎児は、全く瘢痕化なく創傷治癒する事はよく知られており動物種を超えて保存されている。このため、ヒト羊水幹細胞(human amniotic fluid stem cells: hAFS)は他の間葉系幹細胞よりも強力な抗線維化作用を有するのではないかと仮説を立てた。また、細胞シート作成の際、hAFSを効率よく目的の細胞に分化すると分化型細胞シートが作成可能なのではないかと考えた。 我...
❏ナノシートを用いた脂肪由来幹細胞移植の研究(15K10961)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 形成外科, 講師 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 幹細胞移植 / 薬剤輸送 / 塩基性線維芽細胞成長因子 / 脂肪由来幹細胞 (他9件)
【概要】ナノシートに脂肪由来幹細胞(ASC)を接着し、創部に移植することで、創傷治癒促進効果を得ることができた。また、ASCの一部をを生着させることができた。これはナノシートが再生医療分野に応用可能であることを示唆している。 塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)をナノシートに担持させ徐放化させるこで、少量の薬剤で高い創傷治癒効果を得ることができた。 素材はきわめて薄いため、使用時の取り扱いや剤形の工夫など...
【医歯薬学】看護学:生命倫理学バイオエシックス)幹細胞を含む研究件
❏幹細胞医療の倫理的・法的・社会的側面についての研究(26253032)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤田 みさお 京都大学, iPS細胞研究所, 特定准教授 (50396701)
【キーワード】幹細胞 / iPS細胞 / 再生医療 / 生命倫理学 / 質問紙調査 (他11件)
【概要】(1)再生医療等安全性確保法の課題抽出:国内で細胞治療を提供する自由診療クリニックのWebサイトを分析、74クリニック247治療を同定し、国際ガイドラインから逸脱した治療や、広告規制の点で不適切なHPが多数存在すること等が分かった。(2)iPS細胞技術の倫理的課題に関する意識調査:一般市民520名とiPS細胞研究者105名に質問紙調査を行い、6割の一般市民と8割の研究者がヒト-ブタキメラ動物の作製...
❏脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究(14310014)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】町田 宗鳳 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 教授 (10334450)
【キーワード】脳死 / 臓器移植 / クローン技術 / ヒト胚性幹細胞 / エンハンスメント (他28件)
【概要】平成14年度〜平成17年度に科学研究費補助金基盤研究B(1)の助成を受けて実施した「脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究」の成果について報告する。本研究に関わった研究者チームの通称である「<いのち>の研究会」では、当初、脳死・臓器移植に焦点を当てて研究を推進し、香港、シンガポール、フィリピン、インド、スリランカ、アメリカなどにおいて、積極的なフィールドワークを展開した。それら異なった...
【医歯薬学】看護学:エピジェネテイクス幹細胞を含む研究件
❏最新のシングルセル及び超微量ヒストン修飾解析による、エピゲノム不妊分子機構の解析(19KK0183)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大保 和之 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70250751)
【キーワード】生殖細胞 / 幹細胞 / エピゲノム / 精子幹細胞 / エピジェネティクス (他6件)
【概要】個体の一生涯、精子幹細胞が、精子産生を支持する。これまで、精子幹細胞の同定や性状解析には、特異的に発現する転写因子や受容体、分泌蛋白分子の解析が中心であった。しかし、幹細胞の分化制御機構に、近年急速に解析が進行し、様々な新知見が得られているエピジェネティクス制御機構がどのように関わっているのか、その多くは未だ明らかとなっていない。私どもは、これまで幾つかのエピジェネティックな因子が、精子幹細胞の分...
❏エピジェネティック活性をもつ化学物質の影響把握と新たな環境リスクの予防策(15H01749)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福田 秀子 (曽根秀子) 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (60280715)
【キーワード】エピジェネティック / 化学物質管理 / 影響評価 / 有害物質 / 幹細胞 (他15件)
【概要】多能性幹細胞ヒトiPS細胞を用いて、DNA及びヒストンメチル化修飾を指標としたエピジェネティック状態を可視的に検出する方法を開発した。135種の化学物質を解析し、エピジェネティック毒性の検出を行った。低線量放射線の照射によるヒトiPS細胞の網膜神経節細胞への分化に対する影響を調べた。疾患原因遺伝子のプロモーター領域でのDNAメチル化変動を特異的DNA配列の解析により詳細に調べた。分化度の違いによる...
❏マイクロサテライト不安定性を呈する発癌機構の統合的理解と新たな治療体系の確立(25253080)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】渡邉 聡明 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80210920)
【キーワード】大腸癌 / マイクロサテライト不安定性 / オルガノイド / DNAメチル化 / 鋸歯状腺腫 (他14件)
【概要】大腸鋸歯状病変およびマイクロサテライト不安定性(MSI)を呈する大腸癌を含めた計55株の大腸腫瘍オルガノイド株を樹立し,詳細な分子生物学的検討を行った.オルガノイドは患者体内における組織学的特性を反映しており,固有の遺伝子発現や遺伝子変異のパターンを有していた.MSI大腸癌は多数の遺伝子変異を有しており,増殖因子が極めて乏しい環境でも発育可能であった.移植による担癌マウスモデルにおいても同様の傾向...
【医歯薬学】看護学:遺伝子幹細胞を含む研究件
❏マイクロ流路を用いた長期1細胞計測によるES細胞の遺伝子ネットワーク解析(16K15062)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】堀江 恭二 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30333446)
【キーワード】ES細胞 / 遺伝子 / 1細胞 / 幹細胞 / 蛍光 (他10件)
【概要】次世代シーケンサを用いた1細胞トランスクリプトーム解析が急速に進展している。しかし、シーケンサによる解析では、個々の細胞ごとの遺伝子発現の時系列情報が欠落する。この問題点を相補する方法として、本研究では、マイクロ流体デバイスを用いて、マウスES細胞の遺伝子発現を顕微鏡下で長期観察する方法を開発した。その結果、対象遺伝子の発現を、蛍光蛋白を用いて1週間に渡って計測することに成功した。今後、他の細胞へ...
❏Direct Conversion誘導基質による臍帯由来細胞からの骨再生法の開発(15H05044)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】住田 吉慶 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (50456654)
【キーワード】骨再生 / 間葉系幹細胞 / 同種細胞移植 / 遺伝子 / 生体材料 (他12件)
【概要】本研究の目的は、in vivo Direct Conversionを誘導する遺伝子活性化基質によって、生体内で臍帯由来MSCを骨芽細胞へ直接分化させることで、簡便で確実な骨組織の再生法を開発することにある。 即ち、培養により大量に増殖させた臍帯MSCと、骨芽細胞分化を誘導する遺伝子群を組み込んだ基質を一体化して骨欠損部へ移植することで、顎骨の再生を図る。本研究期間中の成果としては、細胞骨格因子であ...
❏幹細胞様腫瘍細胞の形質を制御する新規経路の同定とがん治療への応用(23701063)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】谷口 博昭 東京大学, 医科学研究所, 特任准教授 (90563289)
【キーワード】幹細胞 / 遺伝子 / 癌 / トランスレーショナルリサーチ / 発生・分化 (他9件)
【概要】がん幹細胞の維持に関与するヒストンメチル化酵素(HMT)に着目し、その標的遺伝子の同定、分子機構を解明することを目的として研究を推進した。その結果、(1)HMTであるEZH2遺伝子産物の新規標的遺伝子であるKLF2を同定した。また、(2)KLF2遺伝子の機能解析を行い、KLF2が腫瘍形成能、転移能に影響を及ぼすことが判明した。KLF2遺伝子の発現を乳癌、前立腺癌の臨床検体で評価し、腫瘍マーカーへの...
【医歯薬学】看護学:潰瘍性大腸炎幹細胞を含む研究件
❏潰瘍性大腸炎関連大腸癌の新規分子マーカーの同定と治療法の開発(15K08974)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岩男 泰 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40168547)
【キーワード】内視鏡 / 潰瘍性大腸炎 / 大腸癌 / 幹細胞
【概要】我々は,臨床サンプルから永続的に増殖可能なオルガノイドを作製し,希少がんの研究プラットフォームを開発した。更に,構築された潰瘍性大腸炎患者関連大腸がんオルガノイドと通常型大腸がんの遺伝子変異・遺伝子発現変化の統合的な解析を行い,潰瘍性大腸炎患者関連大腸がんに特異性を有する分子マーカーの探索を行った。大腸内視鏡解析や病理組織解析を組み合わせ,オルガノイドーオミックス解析で得られた分子マーカーを潰瘍性...
❏慢性炎症による大腸発癌機構の解明(24249046)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】日比 紀文 慶應義塾大学, 医学部, 名誉教授 (50129623)
【キーワード】下部消化管学 / 下部消化管 / 潰瘍性大腸炎 / 幹細胞 / 大腸がん (他6件)
【概要】炎症性腸疾患は慢性腸管炎症を特徴とする疾患で,本邦で近年増加中である.潰瘍性大腸炎患者は長期罹患とともに大腸発がんリスクが高くなり,通常の大腸がんと異なる臨床像を示し,Colitis associated cancer (CAC)と称される.我々はCAC症例より腫瘍サンプルを採取し,オルガノイドの樹立,そのCACオルガノイドの統合的な解析を行った.CACでは通常型の大腸がんに比し,低頻度のAPC変...
【医歯薬学】看護学:造血幹細胞を含む研究件
❏両生類の肝臓・脾臓・骨髄における造血幹細胞の分布と血球産生調節に関する研究(20K06729)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 造血幹細胞 / 両生類 / 造血因子 / オミクス (他13件)
【概要】ツメガエル(ゼノパス)の成体の造血は,肝臓,脾臓,骨髄の複数の造血器が分担して血球を産生する。そのため複数造血器の役割分担や組織環境の違いを解明するための魅力ある研究対象である。ツメガエルの各血球,すなわち赤血球,白血球,栓球(哺乳類の血小板の機能を担う細胞)はいずれも造血幹/前駆細胞(HSPC)が起源である。本研究では複数の造血器に存在するHSPCの特性の解明と分離法を確立しつつある。第2年度で...
❏両生類における血球産生調節の環境応答に関する研究(26440171)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 血球 / アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / 環境ストレス (他15件)
【概要】脊椎動物のもつ生理調節系の多様性と普遍性の理解を進めるため,両生類アフリカツメガエル及びネッタイツメガエルの環境ストレス(酸素,温度)に応答する造血変動の機序を解析した。まず,ツメガエルの低酸素環境曝露モデル,低温環境曝露モデルを確立した。低酸素曝露モデルでは,肺と肝臓の95%以上の細胞が低酸素化し肺障害を認め,肺で高発現する赤血球造血因子の組織障害修復活性を調べる有用なモデルが確立した。汎血球減...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】看護学:ゲノム幹細胞を含む研究件
❏Gene body領域エピゲノムのモニタリングによる細胞成熟誘導法の最適化(15K14431)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小田 真由美 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80567511)
【キーワード】DNAメチル化 / 酸化的脱メチル化過程 / gene body領域 / 転写伸長反応 / 細胞成熟 (他14件)
【概要】本研究計画はglobal DNAメチル化修飾をバックグラウンドとする哺乳類ゲノムにおいて、gene body領域のエピジェネティック状態が細胞成熟に関与する可能性を検討し、これをもとに細胞成熟の評価および誘導を目指す。当初の成熟誘導法の樹立の計画に先立ち心筋細胞と肝細胞の比較を行ったところ、低メチル化を特徴とするgene body領域エピジェネティック・ドメインは心筋細胞により強く、他の細胞にはあ...
❏統合的ゲノム解析によるがん細胞集団進化の解明(24221011)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】油谷 浩幸 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (10202657)
【キーワード】ゲノム / エピゲノム / クロマチン / クローン進化 / 微小環境 (他15件)
【概要】治療抵抗性腫瘍細胞のサバイバルおよびクローン進化、さらに腫瘍微小環境に対する適応について解明すべく、腫瘍細胞集団内のゲノム不均一性とエピゲノムの可塑性についてヒト腫瘍検体および腫瘍細胞の解析を行った。 グリオーマ再発に際してアルキル化剤治療によりミスマッチ修復異常を来したクローンは高頻度にC>T変異を生じ、悪性転化を引き起こす。また、腫瘍内微小環境において形成される低pH状態下では転写因子S...
❏神経可塑性への系統的システム生物学アプローチ(20241047)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】CARNINCI Piero (CARNINCI PIero) 独立行政法人理化学研究所, 研究員 (10333296)
【キーワード】ゲノム / ノンコードRNA / レトロトランスポゾン / iPS / 幹細胞 (他19件)
【概要】我々は、マウス大脳皮質の興奮性グルタミン酸作動性錐体(Py)神経細胞と抑制性GABA作動性Parvalbumin(Pv)神経細胞で発現している転写産物を、次世代シークエンサーであるイルミナ社ゲノムアナライザーを用いて、網羅的に解析した。この際、脳の可塑性を再活性化することがわかっている(未発表)、バルプロ酸(VPA)とtricostatin A(TSA)による処理も合わせて行い、トランスクリプトー...
【医歯薬学】看護学:臓器移植幹細胞を含む研究件
❏発生・幹細胞・腎骨髄連関を軸に考える高齢ドナー腎臓の若返りの試み:国際共同研究(19KK0216)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2022-03-31
【研究代表者】臼井 丈一 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (70447340)
【キーワード】内科 / 臓器移植 / 幹細胞 / 老化 / 発生 (他9件)
【概要】本研究では、骨髄老化により引き起こされる腎臓老化・病態メカニズムの解明および高齢ドナー腎臓の若返り手法の模索を目的とした国際研究ネットワークを構築した。具体的には、幹細胞老化・ミトコンドリア機能変化・糖鎖修飾異常・発生に関わる転写因子に着目したマウスモデルによる多臓器間老化メカニズムの解明(プロジェクトA)と、その成果を元、腎臓の老化・若返りを試みる検証システムの構築(プロジェクトB)を遂行した。...
❏脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究(14310014)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】町田 宗鳳 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 教授 (10334450)
【キーワード】脳死 / 臓器移植 / クローン技術 / ヒト胚性幹細胞 / エンハンスメント (他28件)
【概要】平成14年度〜平成17年度に科学研究費補助金基盤研究B(1)の助成を受けて実施した「脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究」の成果について報告する。本研究に関わった研究者チームの通称である「<いのち>の研究会」では、当初、脳死・臓器移植に焦点を当てて研究を推進し、香港、シンガポール、フィリピン、インド、スリランカ、アメリカなどにおいて、積極的なフィールドワークを展開した。それら異なった...
【医歯薬学】看護学:皮膚幹細胞を含む研究件
❏次世代器官再生医療のための基盤技術の開発(25242041)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】辻 孝 国立研究開発法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (50339131)
【キーワード】再生医工学 / 再生医療 / 口腔器官 / 毛包 / ペプチド (他8件)
【概要】本研究課題では、次世代器官再生医療のための基盤技術の開発を目的とし、1)本研究グループの開発した器官原基法を用いることにより機能的な唾液腺・涙腺の再生が可能であることを明らかとし、再生器官原基移植による分泌腺再生医療の実現可能性を実証した。また、2) 器官再生に向けた細胞シーズの開発研究として、iPS細胞から毛包を有する皮膚器官系の再生が可能であることを実証した。さらに3) 器官再生医療の臨床応用...
❏非接着培養で形成される凝集塊の未分化性獲得機構の解明(25670754)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】再生 / 皮膚 / 未分化 / 幹細胞 / 毛包
【概要】細胞凝集塊形成による未分化性獲得のメカニズムに迫ることを目的とした。マウス線維芽細胞凝集塊形成により、未分化マーカーの上昇を認めた。しかしこれらは、作成したクローンの中でバラツキがあり、単一の細胞から分裂した線維芽細胞であっても、細胞塊を形成する段階で、周囲環境の違いにより、さまざまな未分化マーカーの発現の差異を生じることが判明した。 ...
【医歯薬学】看護学:サイトカイン幹細胞を含む研究件
❏肝臓の炎症・再生・病態を制御する細胞間相互作用(26253023)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】炎症 / 再生 / 線維化 / サイトカイン / イメージング (他13件)
【概要】種々の病因による肝炎から肝幹/前駆細胞の活性化を介した再生応答を、肝臓構成細胞間の相互作用に着目して解析を行った。炎症により肝前駆細胞の活性化を伴う胆管増生は胆管の増殖を伴うリモデリングであることを細胞系譜解析および肝臓の3次元構造の可視化法により示した。さらに、増殖性の胆管細胞は胆管の末端部に局在すること、増殖を始めた細胞の運命はstochasticに決まることを見いだした。また、肝臓でのサイト...
❏発生・病態における肝幹細胞を中心とする細胞間相互作用(22249011)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】発生 / 再生 / 肝炎 / 線維化 / 細胞増殖 (他13件)
【概要】肝臓は再生能を備えたユニークな臓器として知られている。本研究では、肝臓の一部を切除した後の肝再生においては、肝細胞が肥大することが重要であることを示し、従来の再生モデルに大幅な修正を加えた。また、炎症を伴う肝障害においては、しばしば門脈域に肝前駆細胞の出現することが知られている。本研究により、肝前駆細胞の出現にはFGF7が必要であること、肝前駆細胞の出現が肝障害からの回復に重要であることを明確にし...
❏間葉系幹細胞から心筋細胞への分化誘導法の確立(13470151)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20199227)
【キーワード】心筋細胞 / 骨髄間葉系幹細胞 / 分化誘導 / 再生医学 / 幹細胞 (他17件)
【概要】【目的】骨髄血より心筋分化能を有する可能性のある細胞を単離し、増殖し、分化誘導を試みた。 【方法】(1)骨髄血よりauto MACSを用いて、CD45陰性、CD29陽性、CD34陰性、CD44陽性の細胞群を単離し、ファイブロネクチン塗布培養皿上に接着させた。(2)この細胞を培養し、細胞の増殖曲線を作成した。(3)この細胞の表面抗原をFACS解析した。(4)この細胞をインスリン存在下で培養し、脂肪細...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達幹細胞を含む研究件
❏幹細胞の未分化性を物理的刺激により維持する試み(23650430)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】秋本 崇之 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00323460)
【キーワード】胚性幹細胞 / iPS細胞 / ES細胞 / メカノトランスダクション / 未分化性 (他12件)
【概要】物理的刺激が様々な細胞の増殖や分化に影響を与える事が知られているが,幹細胞に対する影響についてはほとんど分かっていない,そこで本研究では,物理的刺激が胚性幹細胞の未分化性に影響を与えるか検討した. フィーダー細胞フリーで維持培養可能なマウスES細胞を底面がシリコーンの培養プレートに培養し,LIF(Leukemia Inhibitory Factor)非存在下で10%,0.16Hzの引張り応力を負荷...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】看護学:放射線幹細胞を含む研究件
❏エピジェネティック活性をもつ化学物質の影響把握と新たな環境リスクの予防策(15H01749)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福田 秀子 (曽根秀子) 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (60280715)
【キーワード】エピジェネティック / 化学物質管理 / 影響評価 / 有害物質 / 幹細胞 (他15件)
【概要】多能性幹細胞ヒトiPS細胞を用いて、DNA及びヒストンメチル化修飾を指標としたエピジェネティック状態を可視的に検出する方法を開発した。135種の化学物質を解析し、エピジェネティック毒性の検出を行った。低線量放射線の照射によるヒトiPS細胞の網膜神経節細胞への分化に対する影響を調べた。疾患原因遺伝子のプロモーター領域でのDNAメチル化変動を特異的DNA配列の解析により詳細に調べた。分化度の違いによる...
❏放射線障害評価に有用なレポーター細胞の開発と幹細胞技術を用いた評価系の確立(24601016)
【研究テーマ】医学物理学・放射線技術学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】今井 貴雄 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10383712)
【キーワード】幹細胞 / 神経幹細胞 / ゲノム編集 / p53 / 放射線 (他8件)
【概要】細胞の染色体に存在する遺伝子に対して障害性を有する放射線(ガンマ線、X線など)について、その障害を評価し得るレポーター細胞の創出を本研究は目的とした。DNA組み換え技術により、p53遺伝子座を含むBAC DNA (RP11-89D11)上にオワンクラゲ由来蛍光蛋白質とホタル由来発光蛋白質の融合遺伝子(dVenusLuc2)を挿入置換したBACレポーター遺伝子の作成を完了した。また、近年発達してきた...
❏放射線高感受性細胞死の分子生物学的研究(01480532)
【研究テーマ】放射線生物学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1989 - 1991
【研究代表者】井尼 憲一 (井尻 憲一) 東京大学, アイソトープ総合センター, 助教授 (40111447)
【キーワード】放射線高感受性 / 細胞死 / 小腸上皮 / クリプト / 幹細胞 (他8件)
【概要】マウス小腸上皮細胞群の分画方法を確立させた。すなわち、マウス体内より切り出し、さらに内外を反転した小腸組織から出発し、じゅう毛の先端部分から増殖単位であるクリプトの底部に至るまで、順次、細胞群を取り外しながら分画していく方法である。Iー125でラベルされたデオキシウリジンをマウス腹腔に投与し、上記操作にて小腸上皮細胞群の分画を行い、取り込まれた放射能をガンマカウンタ-にて測定した。さらに、酸不溶分...
【医歯薬学】看護学:トランスレーショナルリサーチ幹細胞を含む研究件
❏炎症・発癌過程におけるDysbiosisが腸上皮幹細胞に与える影響の解明(17K09347)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】神宝 隆行 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (90791591)
【キーワード】炎症性腸疾患 / Dysbiosis / Notch / 消化管幹細胞 / E-cadherin (他15件)
【概要】pks(+)E.coliの存在量を疾患別に比較し、健常者に比べて大腸腺腫・癌患者においては、pks(+)E.coli量が増加し、一方炎症性腸疾患患者ではpks(+)E.coliは逆に減少していた。 Tgfbr2欠損樹状細胞中ではCdh1遺伝子の発現が亢進していた。樹状細胞は上皮とカドヘリンタンパクを介して直接結合し、Notchの活性化を誘導することで腸炎の病態に関与していた。 Notchの恒常的活...
❏幹細胞様腫瘍細胞の形質を制御する新規経路の同定とがん治療への応用(23701063)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】谷口 博昭 東京大学, 医科学研究所, 特任准教授 (90563289)
【キーワード】幹細胞 / 遺伝子 / 癌 / トランスレーショナルリサーチ / 発生・分化 (他9件)
【概要】がん幹細胞の維持に関与するヒストンメチル化酵素(HMT)に着目し、その標的遺伝子の同定、分子機構を解明することを目的として研究を推進した。その結果、(1)HMTであるEZH2遺伝子産物の新規標的遺伝子であるKLF2を同定した。また、(2)KLF2遺伝子の機能解析を行い、KLF2が腫瘍形成能、転移能に影響を及ぼすことが判明した。KLF2遺伝子の発現を乳癌、前立腺癌の臨床検体で評価し、腫瘍マーカーへの...
【医歯薬学】看護学:乳がん幹細胞を含む研究件
❏乳癌の脳微小転移および髄膜播種に対する幹細胞治療の有効性の検討(21K09137)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】北村 洋平 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 共同研究員 (30445382)
【キーワード】転移性脳腫瘍 / 乳癌 / 幹細胞 / 分子標的薬 / 髄膜播種
【概要】乳癌の細胞株を購入し、レンチウイルスを使用して蛍光タンパク質と発光タンパク質を導入した。その遺伝子導入細胞株をマウスの脳に接種し、IVISシステム(生体発光イメージングシステム)にて撮影可能な乳癌脳転移のマウスモデルを作成した。マウスの脳内での腫瘍の成長のスピードやマウスの生命予後との関係について観察を行い、今後の治療効果確認のパートでの必要な情報を得た。さらに、治療用細胞として、幹細胞や免疫細胞...
❏乳癌臨床検体の初代スフェア培養系を用いた癌根治のための変異診断システムの構築(26640072)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】後藤 典子 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (10251448)
【キーワード】幹細胞 / 次世代シークエンサー / がん幹細胞 / トリプルネガティブタイプ乳がん / ルミナルタイプ乳がん (他11件)
【概要】乳がん臨床検体よりの初代培養細胞を用いて、次世代シークエンサーを用いたエクソーム解析とRNAシークエンス解析を行った。その結果、既知のがん遺伝子、がん抑制遺伝子の変異を確認、さらにがん幹細胞様細胞の新規分子標的候補が複数得られた。詳細な機能解析により、がん幹細胞を根治する新規分子標的をさらに絞り込んだ。 ...
【医歯薬学】看護学:妊娠幹細胞を含む研究件
❏TS細胞を用いた、β-cateninの胎盤形成に果たす役割に関する研究(15K20171)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】上條 慎太郎 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, リサーチアソシエイト (70570878)
【キーワード】幹細胞 / 奇形腫 / 胚細胞腫瘍 / βカテニン / 奇形種 (他10件)
【概要】β-cateninが幹細胞においては多分化能獲得に必須であり、栄養膜細胞系列では胎盤形成と着床維持に関与していることが推察される。胎盤を構成する栄養膜細胞系列の幹細胞であるTS細胞を用いて詳細に解析することにより、発生学や生殖医療の発展向上を目指した基礎研究として貢献し、その成果の臨床への応用を目指す。 マウス胚においてβ-cateninをノックアウトすると三胚葉への分化運命が決定する原腸形成期に...
❏異種胚を用いた着床に関する分子生物学的研究(14380383)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
【キーワード】グリーンマウス / グリーンラット / レッドマウス / 着床 / キメラ (他18件)
【概要】異種胚生着の目標の一つは、臓器移植などに使用できるような臓器を異種の動物に作らせることである。そのために必要なことは、目的の臓器を欠損した動物と、その臓器以外が欠損するような動物を組み合わせることにある。異種キメラにおいて片方の胚に由来を限定する方法について検討を行った。 即ち、ジフテリアトキシンをLoxP配列で挟んでおき、Creリコンビナーゼが働いたときにだけ毒素遺伝子が転写されるようにしくんだ...
【医歯薬学】看護学:環境幹細胞を含む研究件
❏エピジェネティック活性をもつ化学物質の影響把握と新たな環境リスクの予防策(15H01749)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福田 秀子 (曽根秀子) 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (60280715)
【キーワード】エピジェネティック / 化学物質管理 / 影響評価 / 有害物質 / 幹細胞 (他15件)
【概要】多能性幹細胞ヒトiPS細胞を用いて、DNA及びヒストンメチル化修飾を指標としたエピジェネティック状態を可視的に検出する方法を開発した。135種の化学物質を解析し、エピジェネティック毒性の検出を行った。低線量放射線の照射によるヒトiPS細胞の網膜神経節細胞への分化に対する影響を調べた。疾患原因遺伝子のプロモーター領域でのDNAメチル化変動を特異的DNA配列の解析により詳細に調べた。分化度の違いによる...
❏両生類における血球産生調節の環境応答に関する研究(26440171)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
【キーワード】造血 / 血球 / アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / 環境ストレス (他15件)
【概要】脊椎動物のもつ生理調節系の多様性と普遍性の理解を進めるため,両生類アフリカツメガエル及びネッタイツメガエルの環境ストレス(酸素,温度)に応答する造血変動の機序を解析した。まず,ツメガエルの低酸素環境曝露モデル,低温環境曝露モデルを確立した。低酸素曝露モデルでは,肺と肝臓の95%以上の細胞が低酸素化し肺障害を認め,肺で高発現する赤血球造血因子の組織障害修復活性を調べる有用なモデルが確立した。汎血球減...
【医歯薬学】看護学:胃がん幹細胞を含む研究件
❏胃幹細胞の癌化メカニズムの解明と幹細胞マーカーの予防・治療への応用(17K09346)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / オルガノイド / 化生 / ヘリコバクター (他7件)
【概要】マウスモデルおよび上皮培養モデルを用いて胃粘膜の癌化及び化生性変化における幹細胞およびその細胞内シグナルの役割を検討した。ヘリコバクター感染や癌源性遺伝子異常によるMAPK活性化は胃粘膜の化生性変化や細胞増殖の亢進を誘導したが、Lgr5陽性細胞および上皮TGFβシグナルの影響は限定的であった。変異型Krasによる化生性変化は粘膜の幹細胞マーカーCD44とSox9発現亢進と相関していた。一方新規に樹...
❏オルガノドライブラリーの構築による消化器疾患形質の統合的理解(17H06176)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (70365245)
【キーワード】大腸がん / 膵がん / 胃がん / オルガノイド / Wntシグナル (他6件)
【概要】消化器組織は、腫瘍などの様々な疾患を発症する。しかし、解析プラットフォームの欠如のため、ヒト消化器組織の病態の理解は立ち遅れている。我々は、消化器疾患組織を体外で培養できる、オルガノイド技術を駆使し、疾患の発症メカニズムの理解と新しい治療法の開発に取り組んだ。潰瘍性大腸炎、胃がん、大腸がん、膵がん、内分泌細胞がんなど、様々な消化器疾患組織からオルガノイドを樹立し、国内外の研究者が研究できるバイオバ...
❏EBウイルス関連胃癌.DNAメチル化亢進の分子機序解明と胃癌治療への展開(20249022)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】深山 正久 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70281293)
【キーワード】EBウイルス関連胃癌 / EBウイルス / 胃癌 / エピジェネティクス / LMP2A (他17件)
【概要】Epstein-Barrウイルス(EBV)関連胃癌において,プロモーター領域CpG部位のメチル化がゲノムワイドに起こっていることを明らかにした.胃癌細胞株MKN7にEBウイルスを感染させ,ゲノムワイドDNAメチル化異常を再現することに成功し,分子機構解明に重要な実験系を確立した.また,潜在期ウイルス遺伝子蛋白LMP2AがDNAメチル化異常に関与していることを明らかにするとともに,DNAメチル化,プ...
【医歯薬学】看護学:新生児幹細胞を含む研究件
❏周産期低酸素性虚血性脳症に対する新規二段階細胞療法の開発(17K10175)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐藤 義朗 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30435862)
【キーワード】臍帯 / 低酸素性虚血性脳症 / 新生児低酸素性虚血性脳症 / 幹細胞 / 新生児 (他8件)
【概要】本研究の目的は、近交系ラットによる実験を通じて、他家UCMSCと自己UCMSCを用いた周産期低酸素性虚血性脳症(HIE)に対する新規治療法開発のための基礎的データを得ることである。 本研究では、ラットの臍帯を用いて均一なUCMSCを得ることができた。また、静脈内投与されたUCMSCは、脳、肺、肝臓に分布した。 一方、急性期投与後の免疫組織学的評価においては、UCMSC投与による治療効果は確認できな...
❏自己羊水幹細胞シートを用いた新生児難治性疾患に対する新規治療法の開発(16K15536)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水 / 幹細胞 / 創傷治癒 / 線維化 / 細胞シート (他8件)
【概要】妊娠24週以前の胎児は、全く瘢痕化なく創傷治癒する事はよく知られており動物種を超えて保存されている。このため、ヒト羊水幹細胞(human amniotic fluid stem cells: hAFS)は他の間葉系幹細胞よりも強力な抗線維化作用を有するのではないかと仮説を立てた。また、細胞シート作成の際、hAFSを効率よく目的の細胞に分化すると分化型細胞シートが作成可能なのではないかと考えた。 我...
【医歯薬学】看護学:糖尿病幹細胞を含む研究件
❏革新的な三次元培養装置を用いた血管化ヒト膵島再構成法の開発(21249071)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】幹細胞 / iPS 細胞 / 糖尿病 / 膵島移植 / 三次元培養 (他6件)
【概要】本研究では、膵B細胞による膵島組織の創出を目指し、模擬微小重力発生装置を応用した回転培地装置を用いて MIN6 細胞株から膵B細胞スフェロイドの大量創出技術を確立した。条件検討により任意のサイズの膵B細胞スフェロイドを多数創出可能な条件を見出した。得られた膵B細胞スフェロイドは 2 次元培養群と比較し、高いグルコース応答能、インスリン発現を示した。さらに、糖尿病モデルマウスへ移植した結果、持続的な...
❏糖尿病治療のための幹細胞操作技術の開発(17209043)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】幹細胞 / 糖尿病 / 膵島 / 再生
【概要】最近、膵島移植が臨床的に確立してきたことから、膵臓を対象とした再生医学の進展に大きな期待が集まりつつある。特に未分化な幹細胞や前駆細胞を分離した後、その分化・増殖を制御することにより、膵β細胞を人為的に創出しようとする試みに期待が集まっている。しかしながら、他の組織と同様、膵臓に幹細胞や前駆細胞が存在するのか、存在するのであれば何処に局在するのかという問いに対する明確な答えは出ていない。そこで、本...
❏幹細胞の分化制御による糖尿病治療法の開発(14207046)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】膵臓 / 再生 / 幹細胞 / 糖尿病
【概要】「膵再生」による糖尿病治療の臨床応用に向けた基盤技術の開発を目的として、単離した膵細胞集団の中から、極少数しか存在せずかつ形態によって区別することが難しい多能性を持つ膵幹細胞(pancreatic stem cell)を、FACS(fluorescence activated cell sorter)を用いた精度の高い細胞分離法により純化・回収し、それらの分化・増殖・自己複製機構を解析することを試...