注入型骨膜幹細胞含有ゲルによる新規歯槽骨増量法の開発
【研究分野】外科系歯学
【研究キーワード】
歯槽骨再建 / 幹細胞 / ペプチドハイドロゲル
【研究成果の概要】
口腔周辺組織のうち、幹細胞が豊富に含まれると推測されるオトガイ部骨膜に着眼し、オトガイ部骨膜由来の幹細胞を単離、培養して、細胞親和性が高い新規ペプチドゲルPuraMatrixと混和した注入型ゲルを開発し、歯槽骨増量の有用性を検証した。ラットおよびヒト由来の骨膜由来細胞は他の口腔領域由来の細胞よりも幹細胞特性を有する細胞が多く存在していることが確認された。加えて、ラット骨欠損モデルおよび抜歯窩モデルに骨膜幹細胞含有ゲルを欠損部に投与することにより有用性が確認された。本研究で開発した注入型ゲルは、低侵襲で簡便に骨誘導が可能となり、比較的少量の骨欠損症例に対して有効な方法であることが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
大久保 和美 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)