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東京大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:東京大学における「遺伝子」 に関係する研究一覧:162
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発表日:2026年5月12日
1
白血病の進行と先天性骨髄不全の発症を制御する新たなメカニズムを解明
――転写因子MECOMとGATA2の「機能的競合」が造血異常の鍵を握る――
東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻先進分子腫瘍学の合山進教授、山本圭太助教、飯田孝平大学院生(研究当時)、中西繭子大学院生らによる研究グループは、転写因子MECOMの機能と、その変異が引き起こすMECOM関連症候群の主要な病態である骨髄不全の発症メカニズムを解明しました。本研究では、MECOMのC末端領域がDNA結合において重要な部位であり、患者で見られる変異がこの結合能を喪失させることを突き止めました。さらに、MECOMが転写コリプレッサーCtBPと共に別の転写因子GATA2(注4)と競合してマスト細胞(注5)分化を抑制し、白血...
キーワード:DNA結合/ゲノムDNA/遺伝性疾患/モーター/変異体/ゲノム編集技術/抵抗性/ジンクフィンガー/ノックイン/ノックインマウス/プロモーター/機能解析/新規治療法/differentiation/マウスモデル/骨髄細胞/治療抵抗性/腫瘍学/ゲノム解析/白血球/ゲノム編集/モデルマウス/骨髄/再生医学/造血幹細胞/病態解明/B細胞/RNA/マウス/マスト細胞/幹細胞/急性骨髄性白血病/血液/血小板/細胞分化/疾患モデルマウス/赤血球/転写因子/白血病/肥満細胞/免疫応答/免疫細胞/立体構造/アレルギー/ゲノム/遺伝子/遺伝子変異/疾患モデル/造血
他の関係分野:複合領域化学生物学工学農学
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発表日:2026年5月12日
この記事は2026年5月26日号以降に掲載されます。
2
ゴルジ体由来の脂質がオートファジーの開始に必須であることを解明
――ホスファチジルイノシトール4-リン酸がAtg9小胞を介してオートファジー開始を制御――
この記事は2026年5月26日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月12日
この記事は2026年5月26日号以降に掲載されます。
3
微生物が織りなす「甘い蜜の酸っぱい秘密」と花粉管破裂
――糖は多いが窒素が少ない花蜜で生き抜くミクロ生物の栄養獲得戦略――
この記事は2026年5月26日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月11日
この記事は2026年5月25日号以降に掲載されます。
4
転写抑制を調節する新規因子の発見
ータンパク質の安定性制御を介した転写抑制のしくみー
この記事は2026年5月25日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月8日
この記事は2026年5月22日号以降に掲載されます。
5
Foxp3によるT細胞の制御性T細胞へのリプログラミング機構を解明
Foxp3は生体内環境に応じてT細胞を再プログラムし、制御性T細胞のエピゲノムと機能を形成する
この記事は2026年5月22日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年4月30日
6
ショウジョウバエに学んでカビ臭を測る!
―昆虫嗅覚受容体センサ細胞を用いた現場検査技術の開発―
 東京大学先端科学技術研究センターの光野秀文特任准教授、祐川侑司特任助教、神﨑亮平シニアリサーチフェローらの研究グループは、昆虫の嗅覚受容体を活用した水道水源の主要カビ臭成分「ジェオスミン」の高感度現場検査技術を開発しました。 水道水などの飲料水では、カビ臭の混入が問題となることがあります。現在、水道施設ではGC-MS...
キーワード:品質管理/化学物質/光応答/質量分析/質量分析計/カルシウムイオン/嗅覚受容体/カルモジュリン/蛍光タンパク質/卵巣/緑色蛍光タンパク質(GFP)/イオンチャネル/カルシウム/ショウジョウバエ/受容体/培養細胞/膜タンパク質/遺伝子
他の関係分野:複合領域環境学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年4月28日
7
シャコガイと藻類の共生に関わる遺伝子候補を特定
―サンゴ礁で光とともに生きる貝の謎に迫る―
東京大学大気海洋研究所の新里宙也准教授と同大学大学院理学系研究科の内田大賀大学院生を中心とする研究グループは、サンゴ礁に生息する二枚貝、シャコガイのゲノム情報を活用し、藻類との共生に関わる遺伝子群を特定しました。シャコガイはサンゴと同様に褐虫藻(かっちゅうそう)という単細胞藻類を体内に共生させます。本研究では、ヒメシャコガイ(ヒメジャコTridacna crocea)のゲノムを解読するとともに、からだの部位ごとの遺伝子...
キーワード:硝酸イオン/海洋/地球温暖化/軟体動物/ゲノムDNA/遺伝情報/塩基配列/光合成/脊椎動物/有機物/候補遺伝子/環境ストレス/ウシ/生態系/無脊椎動物/サンゴ礁/温暖化/褐虫藻/生物多様性/二枚貝/細胞膜/mRNA/脊椎/分子機構/ゲノム/ストレス/遺伝子/遺伝子発現/細菌/細菌叢/脂質
他の関係分野:環境学数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月24日
8
光で結合・解離をスイッチできる小分子とタンパク質のペアをゼロから創る新手法
―光による細胞機能操作や医療応用に新たな可能性―
● 望みの性質を持つ光スイッチ分子と、それに特異的に結合するタンパク質のペアを、ゼロから人工的に創り出す手法を開発。● 青色光と紫色光に応答して可逆的に形を変える光スイッチ分子を設計し、その一方の構造にのみ結合する人工タンパク質タグを創出。● 開発したペアを動物細胞に応用し、情報伝達、細胞運動、遺伝子発現、受容体活性、細胞分化など、さまざまな機能を光でスイッチングできることを実証。細胞の光操作技術に新たな道を拓く。【研究概要】光を用いて細胞内の特定の生体分子の機能を操作する技術は、生命の仕組みを解明するための研究ツールや、疾患を治療するための技術として大...
キーワード:先端技術/二量体/光応答性/保護基/光応答/光受容/光受容タンパク質/神経系/青色光/クロム/結合状態/光機能/光スイッチ/選択性/光照射/光分解/人工タンパク質/融合タンパク質/オプトジェネティクス/機能性/シロイヌナズナ/進化分子工学/クリプトクロム/アミノ酸配列/細胞膜/受容体型チロシンキナーゼ/チロシンキナーゼ/光制御/細胞運動/mRNA/PI3K/光遺伝学/光操作/GPCR/アミノ酸/イミン/キナーゼ/バイオテクノロジー/ラット/リガンド/遺伝子発現制御/蛍光色素/蛍光標識/細胞内局在/細胞分化/受容体/生体分子/創薬/発現制御/分化誘導/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/抗体/脂質
他の関係分野:複合領域化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月24日
9
海に漂うプランクトンはどう進化するのか
――空気からの窒素が代謝と種分化に影響――
 東京大学大学院農学生命科学研究科の高橋教授らによる研究グループは、外洋に広く分布するプランクトンにおいて、栄養の「量」ではなく「供給の流れ」が代謝と進化を規定することを明らかにしました。外洋の表層は栄養塩(硝酸塩)が乏しい環境ですが、その中でも「窒素固定」と呼ばれる微生物活動によって大気中の窒素が新たに供給される海域と、そうでない海域が存在します。本研究では、この窒素供給の違いが、そこに生息する動物プランクトンの代謝特性と遺伝的分化にどのように影響するかを調査しました。 外洋に広く分布する動物プランクトン(カイアシ類Pleuromamma xiphias...
キーワード:ブートストラップ/生物地球化学/海洋/気候変動/地球化学/北太平洋/アンモニア/窒素固定/クロロフィル/個体群/種分化/トラップ/栄養塩/生産性/リン酸/生態系/系統解析/カイアシ類/プランクトン/海洋生態/海洋生態系/植物プランクトン/生物多様性/動物プランクトン/微生物/環境要因/SNP/体組成/ミトコンドリア/遺伝学/遺伝子
他の関係分野:情報学環境学数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2026年4月24日
10
ミトコンドリアとメラノソームの接触がメラニン色素形成を制御
−メラニン色素形成を支える細胞内機構を解明−
学習院大学理学部生命科学科の椎葉一心助教、柳茂教授らの研究グループは、岡山理科大学、東京大学、金沢大学、東京都健康長寿医療センター、東京薬科大学などの共同研究チームとともに、細胞内におけるミトコンドリアとメラノソームの新たな関係について明らかにしました。 本研究ではまず、ミトコンドリアとメラノソームの接触を生きた細胞内でリアルタイムに定量できる新技術「MiMSBiT(Mitochondria–Melanosome contact reporter applying NanoBiT)」を開発しました。これにより、これまで計測が困難であったオルガネラ間コンタクトの変...
キーワード:生細胞/筋細胞/細胞内小器官/オルガネラ/紫外線/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/モデル生物/リン酸/酵素活性/遺伝子操作/アデノシン/光イメージング/色素細胞/心筋/心筋細胞/ホルモン/分子機構/ATP/イミン/カルシウム/ミトコンドリア/メラノーマ/蛍光イメージング/細胞生物学/細胞内カルシウム/小胞体/神経細胞/阻害剤/膜タンパク質/薬理学/ストレス/遺伝子/遺伝子発現/加齢/健康長寿/老化
他の関係分野:化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月23日
11
柔軟性、正確性、送達性、編集効率に優れた万能のゲノム編集ツールの開発に成功
東京大学大学院理学系研究科の大村紗登士助教、仲川綾哉大学院生(研究当時)、梶本祥平大学院生(研究当時)、濡木理教授と、同大学先端科学技術研究センターの西増弘志教授らによる研究グループは、ゲノム編集ツールとして利用されているStaphylococcus aure...
キーワード:先端技術/塩基配列/電子線/電子顕微鏡/生体内/CRISPR-Cas/黄色ブドウ球菌/哺乳類/ゲノム編集技術/エイズ/クライオ電子顕微鏡/ゲノム情報/獲得免疫/CRISPR/ゲノム編集/RNA/アミノ酸/マウス/ラット/遺伝子治療/創薬/培養細胞/立体構造/ゲノム/遺伝子/細菌
他の関係分野:複合領域生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年4月22日
12
ゲーム理論と機械学習で明らかにする植物と微生物のネットワーク
 東京大学大学院農学生命科学研究科の吉岡勇人(博士課程学生)、岩田洋佳教授、理化学研究所環境資源科学研究センターの藤佑志郎研究員、市橋泰範チームディレクター、フランス国立自然史博物館のPavla Debeljak研究員、Soizic Prado教授らの共同研究チームは、遺伝子・微生物・代謝物のデータを統合し、植物の形質に関わる複雑な関係を明らかにする新しい解析手法を開発しました。 植物の成長や性質は、DNAに書かれた遺伝情報だけでなく、根のまわりに存在する微生物や、植物体内でつくられる代謝物にも強く影響されます。しかし、これらの情報はそれぞれ性質が異なり、さらに複雑に相互作用してい...
キーワード:混合モデル/線形混合モデル/ランダムフォレスト/高次元データ/変数選択/ブースティング/予測誤差/ゲーム/機械学習/生体情報/レジリエンス/ゲーム理論/化学物質/非線形/データ解析/遺伝情報/持続可能/決定木/ダイズ/生態系/生態学/微生物/ゲノム情報/オミクス/マルチオミクス/予測モデル/アミノ酸/フラボノイド/代謝物/ゲノム/ストレス/遺伝学/遺伝子/細菌
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月18日
13
細胞のラマン分光計測から、分子組成の量比保存度構造に基づく細胞状態評価へ
──遺伝子発現の大域的制約から考える細胞の動作原理──
東京大学大学院理学系研究科の亀井健一郎特任研究員(研究当時:同大学大学院総合文化研究科博士課程学生・特任研究員)、同大学大学院総合文化研究科の若本祐一教授らの研究チームは、細胞にレーザー光を照射して得られるラマン散乱光のスペクトルパターンから、細胞を破壊することなくプロテオームの大域的な変動を推定できることを明らかにしました。推定ができる背景事情を詳しく調査したところ、発現の量比保存度に基づくプロテオームの大域的制約や遺伝子の階層性の存在が明らかになりました。この大域的制約や階層性は、可塑性と恒常性の両立という細胞システムの一大特徴にとって本質的に重要であることが示唆され、細菌からヒト細胞まで...
キーワード:グラフ理論/ラマン散乱/低次元/ラマンスペクトル/質量分析法/スペクトル/振動分光/タンパク質間相互作用/ラマン/質量分析/分子振動/分光計測/レーザー/階層構造/光計測/層構造/SPECT/オミクス/ラマン分光/ラマン分光法/階層性/自己複製/代謝物質/可塑性/大腸/分子機構/RNA/トランスクリプトーム/遺伝子ネットワーク/代謝物/大腸菌/発現制御/メタボローム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/細菌
他の関係分野:数物系科学化学生物学総合理工工学
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発表日:2026年4月18日
14
なぜウイルスは特定の植物に感染しないのか?
――植物ウイルスの宿主範囲を決める仕組みを解明――
 東京大学大学院農学生命科学研究科の鈴木拓海特任研究員と山次康幸教授らの研究グループは、ポテックスウイルス(Potexvirus)という、本来なら41以上の科におよぶ広範な植物を宿主とするウイルス群が、なぜかアブラナ科植物だけにはほとんど感染できない、という現象のメカニズムを明らかにしました。 アブラナ科植物の包括的な比較ゲノム解析により、JAX1と呼ばれるウイルス抵抗性遺伝子が大部分のアブラナ科植物に共通して存在し、それらがポテックスウイルスの感染を抑える働きを持つことが明らかになりました。一方で、一部のアブラナ科植物はポテックスウイルスに部分的あるいは全身感染しましたが、それら...
キーワード:アブラナ科/共進化/比較ゲノム解析/政策研究/アブラナ科植物/変異体/シロイヌナズナ/トマト/ゲノム編集技術/植物ウイルス/抵抗性/比較ゲノム/病原体/ウイルス学/蛍光タンパク質/緑色蛍光タンパク質(GFP)/ゲノム解析/分子機構/ゲノム編集/RNA/レクチン/阻害剤/ウイルス/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2026年4月18日
15
酸性がん微小環境におけるがん細胞の生存戦略を解明
―酸性腫瘍微小環境で膵癌細胞は細胞死を回避し、補体経路の活性化を介した免疫調節が慢性的な酸性への耐性に関与する―
 東京大学先端科学技術研究センターの長谷川愛美学部学生(研究当時、現 大学院理学系研究科 修士学生)、徐博(ジョ・ハク)特任研究員、大澤毅准教授、柳井秀元特任准教授(研究当時、現 横浜市立大学 医学研究科 主任教授)、東京大学大学院工学系研究科の山東信介教授、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)Biomedical Engineeringの谷内江望教授、北海道大学大学院情報科学研究院の松元慎吾教授、平田拓教授らによる研究グループは、酸性状態でのがん細胞の生存戦略の一端を解明しました。 固形がんでは血管構築不全による血流不足から、組織中心部が低酸素状態に陥りやすく、その代謝変容...
キーワード:がん研究/悪性化/グルコース/生存戦略/電子伝達/アミン/免疫調節/血流/CRISPR-Cas/リン酸/生合成経路/ストレス耐性/生合成/プロトン/病原体/細胞膜/CRISPR/PD-1/PD-L1/オミクス/がんゲノム/マウスモデル/炎症反応/腫瘍学/浸潤/微小環境/ポリアミン/可塑性/解糖系/がん微小環境/腫瘍微小環境/ATP/CRISPR-Cas9/RNA/T細胞/がん細胞/がん治療/スクリーニング/ストレス応答/ファージ/マウス/マクロファージ/ミトコンドリア/血液/細胞死/腫瘍形成/受容体/阻害剤/創薬/低酸素/電子伝達系/培養細胞/免疫応答/免疫細胞/ゲノム/コレステロール/ストレス/遺伝子/抗体/低栄養
他の関係分野:複合領域生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月2日
16
致死量の塩を感知し防御反応を誘導する、新規な分子神経機構を発見
――線虫は、腸で塩分を検知し、耐性遺伝子を発現制御することで、塩分環境に適応する――
 ブランダイス大学生物学部のジヒェ・ヨン博士、ピアリ・セングプタ教授、東京大学大学院農学生命科学研究科の佐藤幸治特任准教授、伊原さよ子助教、東原和成教授らの国際共同研究チームは、線虫において、陸上生活する動物にとって毒となる高濃度の塩分を感知し、その環境下で生存するために塩分耐性遺伝子発現を調節する新たな分子神経メカニズムが存在することを発見しました。 すべての陸棲動物は塩分を好んで摂取しますが、高濃度の塩分は忌避します。下等な線虫でも同様ですが、線虫は塩分環境に順応し、耐性を獲得する能力を持っています。しかし、そのしくみはわかっていませんでした。本研究では、線虫の腸につな...
キーワード:最適化/化学物質/物理化学/浸透圧/脊椎動物/カリウム/センサー/モデル生物/カルシウムイオン/化学感覚/消化管/土壌/無脊椎動物/ナトリウム/機能解析/筋肉/脊椎/カルシウム/グルタミン酸/遺伝子導入/細胞死/細胞内カルシウム/細胞培養/受容体/神経細胞/培養細胞/発現制御/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:情報学環境学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月1日
17
生体肝組織と同様な連続的胆汁排泄をin vitroで再現
東京大学大学院工学系研究科の酒井康行教授、西川昌輝准教授、時任文弥特任研究員、同大学大学院薬学系研究科の楠原洋之教授、名古屋市立大学大学院薬学研究科の荒川大教授、金沢大学医薬保健研究域薬学系の加藤将夫教授、三井化学株式会社新事業開発センター細胞培養ソリューション室の山崎聡室長らによる研究グループは、培養肝細胞が分泌する胆汁成分をマイクロ流路へ連続的に排泄させ、さらにそれらを非侵襲的に回収することに世界で初めて成功しました。本研究では、微細加工技術や密着結合タンパク質による肝細胞極性の制御技術を駆使することで、従来の培養法では極めて困難であった細胞外への連続的な胆汁排...
キーワード:走査型電子顕微鏡/評価手法/MPS/パターニング/プラスチック/マイクロ/マイクロ流路/電子顕微鏡/微細加工/微細加工技術/SEM/肝疾患/胆管/毛細胆管/生理機能/代謝産物/動態解析/オルガノイド/in vitro/ラット/遺伝子治療/管腔形成/肝細胞/蛍光標識/再生医療/細胞・組織/細胞極性/細胞培養/上皮細胞/創薬/体内動態/代謝物/胆汁酸/胆汁排泄/膜タンパク質/コレステロール/遺伝子/研究倫理/脂質/非侵襲/薬物動態
他の関係分野:工学総合生物農学
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発表日:2026年3月31日
18
ワクチンアジュバントの免疫原性と副反応を分ける仕組みを解明
実用ワクチンにも用いられているスクアレンベースアジュバントについて、免疫原性(immunogenicity)と副反応(reactogenicity)が、異なる細胞種と分子経路によって制御されていることを明らかにしました。IL-1βを介したシグナルは、リンパ節における樹状細胞(DC)の活性化を通じて、Tfh細胞応答や抗体産生を促し、免疫原性の成立に重要であることを示しました。一方、注射部位の腫れなどの局所の副反応は、IL-1αを産生する好酸球が主に関与していることを明らかにしま...
キーワード:エマルション/前駆体/キャリア/界面活性剤/遺伝子改変/アダプター/細胞応答/スクアレン/自然免疫受容体/病原体/ビタミン/SARS-CoV-2/獲得免疫/好酸球/アジュバント/インターロイキン/炎症反応/筋肉/ヘルパーT細胞/骨髄/B細胞/COX-2/RNA/T細胞/アレン/カスパーゼ/ケモカイン/ビタミンE/プロスタグランジン/マウス/遺伝子改変マウス/炎症性サイトカイン/抗原/自然免疫/受容体/樹状細胞/免疫応答/免疫学/免疫細胞/サイトカイン/マラリア/ワクチン/遺伝子/遺伝子発現/疫学/感染症/抗体/動物実験/疼痛
他の関係分野:総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年3月31日
19
転写因子Foxp3による制御性T細胞機能の制御機構を解明
Foxp3は転写因子BATFと協調し制御性T細胞の機能分化を促進する研究成果
東京大学大学院薬学系研究科の村上龍一 助教、堀昌平 教授らの研究チームは、免疫応答を抑制する制御性T細胞(regulatory T cell:Treg)のマスター転写因子Foxp3が、転写因子BATFと協調することで、免疫抑制活性の高いエフェクターTreg(eTreg)を特徴づけるクロマチン構造と遺伝子発現プログラムを形成することを明らかにしました。 さらに、Foxp3はBATFのみならず、様々な転写因子と協調的あるいは拮抗的に作用しながら、Tregの分化や活性化の段階に応じて異なるクロマチン構造と遺伝子発現プログラムを構築することも示唆されました。 本研究結果から、Fox...
キーワード:機能分化/クロマチン構造/differentiation/FoxP3/クロマチン/細胞外環境/免疫抑制/T細胞/自己免疫/自己免疫疾患/制御性T細胞/転写因子/免疫応答/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:生物学農学
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発表日:2026年3月25日
20
遺伝子変異に合わせたRNA標的創薬へ RNA構造と低分子化合物の相互作用を大規模に検出する新技術『BIVID-MaP』を開発
【ポイント】〇RNA-低分子化合物相互作用の検出手法「BIVID-MaP」を開発しました〇1塩基変異がRNA構造と結合能を変化させることを大規模に解明しました〇個々の変異に最適化したRNA標的創薬と精密医療の実現への貢献が期待できます要旨宮下映見 大学院生(京都大学iPS細胞研究所(CiRA)未来生命科学開拓部門・株式会社xFOREST Therapeutics)、小松リチャード馨 最高技術責任者(株式会社xFOREST Therapeutics)、齊藤博英 教授(CiRA未来生命科学開拓部門・東京大学定量生命科学研究所)、および鬼...
キーワード:最適化/突然変異/物質科学/遺伝情報/結合状態/cDNA/iPS細胞/がん関連遺伝子/体細胞変異/CD44/次世代シーケンサー/RNA/がん細胞/ラット/高次構造/創薬/低分子化合物/薬剤感受性/立体構造/がん患者/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/遺伝子変異/個別化医療/難病
他の関係分野:情報学環境学数物系科学生物学工学
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発表日:2026年3月23日
21
肺がんの分子標的治療薬の対象となる確率の予測モデル
―より副作用の少ない薬の投与機会が見逃されないように―
東京大学大学院医学系研究科の鹿毛秀宣教授と、同大学医学部附属病院の生島弘彬助教らによる研究グループは、日本全国の肺がん患者さんの臨床情報・がん遺伝子情報を用い、がん遺伝子パネル検査を受けた3,470名の肺がん患者さんの臨床情報から、個々の肺がん患者さんが肺がんの分子標的治療薬の対象となる遺伝子異常を有する確率を推定する機械学習モデルを開発し、Webアプリケーションとして実装・公開しました(URL:https://lungcgpai.streamlit.app/)。臨床情報のみをもとに簡便に推定することができる初めての予測モデルです。本モデルを活用することで、分子標的治療薬を投与できる機会を見逃...
キーワード:Webアプリケーション/機械学習/がん遺伝子/遺伝子異常/分子標的/予測モデル/がん治療/マウス/副作用/がん患者/遺伝子/肺がん/分子標的治療/分子標的治療薬
他の関係分野:情報学
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発表日:2026年3月17日
22
細胞小器官間の脂質移動を生きた細胞内で可視化
―Atg2タンパク質を介した脂質移動を実証―
東京大学大学院新領域創成科学研究科の鈴木邦律教授と北海道大学遺伝子病制御研究所の野田展生教授らによる研究グループは、脂質輸送タンパク質「Atg2」が細胞内の小器官(オルガネラ)間で双方向に脂質を運んでいることを、生きた細胞で初めて明らかにしました。細胞が自分自身の成分を分解・リサイクルする「オートファジー」という働きには、新たな膜(オートファゴソーム)を作るための大量の脂質が必要です。しかし、その脂質がどこからどうやって運ばれるかは長年の謎でした。本研究では、脂質のように膜に入り込んで赤く光る蛍光色素「オクタデシルローダミンB(R18、注2)」を用いた顕...
キーワード:Atg/オルガネラ/栄養飢餓/ダイナミクス/リサイクル/オートファゴソーム/脂質膜/脂質輸送/哺乳類/膜脂質/細胞膜/分子機構/オートファジー/プローブ/リン脂質/蛍光色素/細胞培養/小胞体/立体構造/ストレス/遺伝子/脂質
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2026年3月16日
23
「見えない入力」から情報の流れを読み解く
――デュアルレポーター法を用いた細菌走化性の情報処理の解明――
東京大学 生産技術研究所の小林 徹也 教授と理化学研究所 脳神経科学研究センターの中村 絢斗 基礎科学特別研究員、大阪大学 大学院生命機能研究科の研究グループは、システムの入力から出力へと流れる「情報」を、入力の時系列を直接観測することなく定量化する新しい情報解析手法を開発し、実験的にもその有効性を実証しました。 生物は外界の刺激を感知し、その情報を処理して適切な応答を実現します。入力信号の情報がどれだけ効率的に応答へと伝達されているのかは「相互情報量」を測ることで定量化されますが、従来法では入力と出力の時系列の両方を高精度で測定する必要があり、実験計測が極めて困難でした。...
キーワード:情報量/AI/ニューラルネットワーク/情報理論/符号化/不確実性/化学物質/幾何解析/情報熱力学/ノイズ/バクテリア/性行動/生命情報/生産技術/熱力学/ニューラルネット/モーター/動力学/一細胞/化学走性/変異体/細胞間情報伝達/相互情報量/脳神経科学/シグナル伝達系/細胞内シグナル/ゆらぎ/大腸/神経科学/神経回路/神経細胞/大腸菌/免疫応答/遺伝子/遺伝子発現/細菌
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月13日
24
マルファン症候群の僧帽弁手術
「いつ、誰が必要か」を遺伝子型から予測
東京大学医学部附属病院の小児科およびマルファン症候群センターの研究グループは、マルファン症候群の患者において、遺伝子変異のタイプによって僧帽弁の手術が必要となるリスクと時期が大きく異なることを明らかにしました。マルファン症候群は約5,000人に1人が罹患する遺伝性疾患で、心臓の弁や大動脈に異常をきたし、手術が必要となることがあります。本研究では437名の患者データを解析し、FBN1遺伝子の特定領域(DNCD領域)に変異がある患者では、30年間の僧帽弁手術累積発生率が23.8%と、他の変異タイプ(その他の領域の変異1.2%、早期終止コドン変異3.2%)と比べて著しく高いことを発見しまし...
キーワード:終止コドン/遺伝性疾患/コドン/情報提供/僧帽弁/思春期/心臓/大動脈/マウス/遺伝学/遺伝子/遺伝子変異/手術/小児
他の関係分野:化学生物学工学
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発表日:2026年3月11日
25
tRNAの「脱硫型修飾」がタンパク質合成を左右する!
―ヒト細胞で見つかった新しい翻訳制御―
東京大学大学院工学系研究科の莫喩楓(Yufeng Mo)大学院生と鈴木勉教授の研究グループは、脱硫(元素記号がSである、硫黄を含む分子が離脱する反応)したtRNA修飾による翻訳制御機構を解明し、その機構が酸化ストレス応答と関連する可能性を示しました。タンパク質合成においてアダプター分子として機能するtRNAのアンチコドンには、さまざまな化学修飾が施されており、翻訳の正確性と効率を適切に制御しています。tRNAには多様な化学修飾が存在しますが、その中でもアンチコドンの1塩基目に位置する5-メチル-2-チオウリジン誘導体(xm5s...
キーワード:環境変化/水溶液/イオン化/希ガス/質量分析法/化学発光/酵素分解/終止コドン/RNA修飾/タンパク質合成/tRNA/コドン/リボソームRNA/遺伝情報/塩基配列/質量分析/電子線/二次構造/極低温/酸化物/質量分析計/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/タンパク質合成系/遺伝暗号/リボソーム/生体内/アダプター/酸化酵素/rRNA/16S rRNA/環境ストレス/哺乳動物/クライオ電子顕微鏡/アミノアシルtRNA/翻訳制御/mRNA/大腸/分子機構/アシル化/アミノ酸/クロマトグラフィー/ストレス応答/ヌクレオシド/マウス/ミトコンドリア/ルシフェラーゼ/遺伝子発現制御/活性酸素/抗酸化/抗酸化物質/構造生物学/生体分子/大腸菌/培養細胞/発現制御/誘導体/立体構造/ストレス/遺伝子/遺伝子発現/酸化ストレス
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発表日:2026年3月11日
26
家畜化に伴う形態変化の分子メカニズム
――カイコの尾角が小さくなった原因を遺伝子レベルで解明――
東京大学大学院農学生命科学研究科の富原健太大学院生 (研究当時)と木内隆史准教授、米国コロンビア大学のAna Pinharanda研究員 (研究当時)とPeter Andolfatto教授らの研究グループは、カイコとその野生種のクワコの交雑種を用いた遺伝学的解析を通じて、カイコの家畜化に伴う尾角の形態変化に寄与した遺伝子を同定しました。〈研究の背景〉ヒトは古来より、有用な動物を飼育し選抜することで、優れた成長速度と繁殖能力・飼育の容易さ・おとなしい気性などの形質を合わせ持つ様々な家畜を作出してきました。それは昆虫においても例外ではありません。カイコは、その最...
キーワード:情報通信/家畜化/ゲノムDNA/カイコ/ゲノム編集技術/形態変化/DNAマーカー/QTL解析/アミノ酸配列/CRISPR/遺伝子発現解析/染色体/発現解析/Wnt/ゲノム編集/アミノ酸/遺伝子ノックアウト/転写制御/糖タンパク質/ICT/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2026年3月10日
27
遠赤色光の使い分けによって植物工場レタスの収量と品質を両立する光の新レシピ
 東京大学大学院農学生命科学研究科の矢守航准教授らの研究グループは、植物工場における光環境設計によって、「収量」と「品質」を同時に高める実用的な栽培方法を提案しました。植物工場は天候に左右されない安定生産を可能にする一方、人工光に依存するため電力コストや採算性が課題であり、限られた光エネルギーの最適配分が重要となっています。 近年、遠赤色光(Far-Red light: FR)は葉の拡大やキャノピー形成を促進する光として注目されていますが、葉が赤紫色を帯びたリーフレタス(サニーレタス)では、遠赤色光の連続使用により、アントシアニンなどの機能性成分の濃度が低下する可能性が指摘されてき...
キーワード:品質評価/光エネルギー/スペクトル/クロロフィル/トレードオフ/遠赤色光/光合成/光環境/エネルギー利用/生産技術/省エネ/発光ダイオード(LED)/省エネルギー/生産性/機能性/アスコルビン酸/アントシアニン/植物工場/カロテノイド/光制御/イミン/形態形成/抗酸化/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2026年3月5日
28
乳がんリンパ節転移の「最初の瞬間」を捉える
―がん細胞が転移するのに必要なこと―
東京大学大学院新領域創成科学研究科の鈴木穣教授と永澤慧特任研究員らの研究グループは、聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科学教室の津川浩一郎教授ら、国立研究開発法人国立がん研究センター東病院 乳腺外科の大西達也科長、株式会社ニコンほかとの共同研究により、ヒト体内における転移の「極めて初期の段階」を捉えることで、乳がんリンパ節転移の実体を明らかにしました。本研究では最新の空間的1細胞遺伝子発現解析技術を用いることで、リンパ節内のわずか30個の微小転移細胞を特定しました。このようなごく少数の細胞の検出と解析は最新の空間解析技術が初めて可能にしたものです。解析の結果、これらのがん細胞...
キーワード:視覚化/位置情報/がん研究/空間解析/技術進歩/グルコース/一細胞/一細胞/生体内/リンパ管/ニッチ/リンパ節転移/悪性度/遺伝子発現解析/個別化治療/浸潤/発現解析/微小環境/病理/病理学/解糖系/解剖学/間葉系細胞/上皮間葉転換(EMT)/ATP/RNA/エネルギー代謝/がん細胞/ラット/細胞増殖/脂肪酸/組織・細胞/内分泌/がん患者/ゲノム/コホート/遺伝子/遺伝子発現/個別化医療/乳がん
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発表日:2026年3月3日
29
もやもや病の新たな遺伝的背景と疾患関連細胞の同定
―疾患の遺伝的背景と密接に関連した細胞分画を明らかに―
東京大学医学部附属病院脳神経外科の平野雄大病院診療医(大学院生)、宮脇哲准教授、齊藤延人教授、同大学大学院医学系研究科遺伝情報学の岡田随象教授、衛生学の石川俊平教授らによる研究グループは、内頚動脈終末部の狭窄と側副血行路の発達を特徴とし、脳梗塞や脳出血などの脳血管イベントを起こす、原因不明の指定難病であるもやもや病の日本人集団を対象とした大規模ゲノムワイド関連解析を行い、既知のRNF213 p.Arg4810Lys (rs112735431-A)変異に加えて、HDAC9-TWIST1遺伝子間領域に存在する遺伝子多型がその発症に関連していることを同定しました。また、既知のRNF213 p.Arg...
キーワード:情報学/遺伝情報/診断法/シークエンス/ゲノムワイド/RNF213/脳神経外科/ゲノムワイド関連解析/心臓/HDAC/RNA/RNAシークエンス/マウス/内皮細胞/脳梗塞/ゲノム/遺伝子/難病
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発表日:2026年3月2日
30
昆虫における最大の転写因子群の進化的起源を解明
発表のポイント◆ゲノム編集技術を用いて、ショウジョウバエ初期胚内で転写因子の働きをゲノムスケールで解析する新技術を開発しました。◆昆虫の進化の過程で爆発的に増加した遺伝子群ZAD-ZnFは、ゲノムの立体構造を制御する共通性質をもつことを解明しました。◆新規遺伝子がどのように生命の基本設計図に組み込まれるのかという根本的な謎の解明につながることが期待されます。...
キーワード:著作権/二量体/ゲノムDNA/初期胚/胚発生/個体発生/ダイナミクス/超解像/Hi-C/モデル生物/トランスポゾン/変異体/ゲノム編集技術/生合成/初期胚発生/ジンクフィンガー/新規遺伝子/分子機能/ゲノム解析/ホルモン/ゲノム編集/ショウジョウバエ/ライブイメージング/転写因子/発現制御/立体構造/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/分子生物学
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発表日:2026年2月24日
31
筋ジストロフィー悪化の真犯人を特定:老化筋線維が筋再生を邪魔していた
――細胞老化因子「p16」が引きおこす体内環境の悪化を解明。筋再生を促す新たな治療法開発に期待――
 東京大学大学院農学生命科学研究科の池田優成大学院生(研究当時)、山内啓太郎教授らの研究グループは、細胞老化因子p16の発現がデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の病態を増悪するメカニズムとして、筋線維によるサイトカイン(SASP)の分泌が関与することを見出しました。 デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)は、進行性の筋力低下と筋変性を特徴とする遺伝性の難病です。DMDでは筋線維の壊死と再生が慢性的に繰り返されますが、次第に筋再生能が低下し、線維化や脂肪化が進行します。研究グループは、2014年にジストロフィン遺伝子に out-of-frame変異をもつ筋ジス...
キーワード:プロファイル/筋ジストロフィー/獣医学/p16/細胞老化/治療標的/老化細胞/筋線維/骨格筋/筋再生/モデル動物/ラット/幹細胞/基底膜/細胞骨格/細胞周期/細胞分裂/生理活性/生理活性物質/サイトカイン/遺伝子/遺伝子発現/生理学/線維化/動物実験/難病/老化
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発表日:2026年2月19日
32
死細胞の核からDNAを抽出し、免疫応答を惹起
――ヌクレオサイトーシスの発見――
免疫細胞が死んだ細胞の核からDNAを抽出して免疫応答を惹起する現象を発見し、「ヌクレオサイトーシス」と名付け、その誘導機構を解明しました。ヌクレオサイトーシスを誘導するヒドロキシクロロキン等の物質を同定しました。LCI-S等により、ヌクレオサイトーシスやIFN-β産生の可視化に成功しました。...
キーワード:スーパーコンピュータ/生細胞/両親媒性/キャリア/シミュレーション/セルソーター/一細胞/突起伸長/SARS-CoV-2/全身性エリテマトーデス/GM-CSF/アジュバント/インターフェロン/骨髄細胞/細胞間相互作用/腫瘍学/パンデミック/新型コロナウイルス/骨髄/病態解明/RNA/カチオン/キナーゼ/ファージ/マウス/マクロファージ/リガンド/リソソーム/幹細胞/細胞死/細胞治療/自己免疫/自己免疫疾患/阻害剤/創薬/低分子化合物/免疫応答/免疫学/免疫細胞/立体構造/ウイルス/サイトカイン/ヘルスケア/マラリア/ワクチン/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/疫学/疫学研究/感染症
他の関係分野:情報学化学工学総合生物
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発表日:2026年2月14日
33
血液を使ったがん遺伝子パネル検査の成功確率の予測モデル
―より副作用の少ない治療をより多くの患者さんに届けるために―
東京大学大学院医学系研究科の鹿毛秀宣教授と、同大学医学部附属病院の生島弘彬助教らによる研究グループは、日本全国の膵がん患者さんの臨床情報・がん遺伝子情報を用い、がん遺伝子パネル検査を受けた2,220名の膵がん患者さんの臨床情報から、膵がんのがん細胞から血中に漏れ出てくるがん遺伝子を血液検査で検出できる確率を個別に推定する機械学習モデルを開発し、Webアプリケーションとして実装・公開しました(URL:https://pancreasliquidcgp.streamlit.app/)。本モデルを活用することで、より効果的に遺伝子パネル検査を実施できるようになり、より副作用の少ない個人個人に最適な膵...
キーワード:Webアプリケーション/機械学習/がん遺伝子/予測モデル/がん細胞/がん治療/マウス/血液/副作用/膵がん/がん患者/遺伝子
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発表日:2026年2月14日
34
日本人の腸内細菌は世界とどう違う?
―世界37カ国の大規模比較から見えた日本人腸内マイクロバイオームの特徴―
私たちの腸内には数百兆個もの微生物が生息しており、これらが形成する生態系である腸内マイクロバイオームは、消化や代謝、免疫など、ヒトの健康を支える重要な役割を担っています。近年の研究により、腸内マイクロバイオームは年齢や食事、生活習慣、遺伝的背景、地理的要因などの影響を強く受けることが明らかになってきました。しかし、日本人の腸内環境がどのような特徴を持つのかについては、これまで主に小規模なデータのみに基づき議論されてきました。東京大学大学院新領域創成科学研究科の西嶋 傑 特任准教授、早稲田大学理工学術院の服部 正平 招聘研究員、東京医科大学健診予防医学センターの永田 ...
キーワード:主成分分析/塩基配列/マイクロ/統計解析/ビフィズス菌/生態系/多糖類/微生物/オミクス/代謝物質/AIDS/アルコール/メタゲノム/大腸/腸内環境/日常生活/HIV/ケモカイン/血液/小腸/代謝物/ゲノム/コホート/サイトカイン/バイオマーカー/マイクロバイオーム/遺伝子/個別化医療/細菌/食習慣/食生活/睡眠/唾液/腸内細菌/予防医学
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発表日:2026年2月2日
35
B型肝炎ウイルスが肝臓の受容体を認識するユニークな段階的相互作用を解明
 国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所 治療薬開発研究部の小林ちさ博士(当時:東京理科大学大学院 創域理工学研究科 大学院生)、渡士幸一部長らは、横浜市立大学大学院生命医科学研究科 浴本亨助教、池口満徳教授、朴三用教授、東京大学大学院総合文化研究科 大岡紘治特任助教、新井宗仁教授、神戸医療産業都市推進機構、国立感染症研究所 ウイルス第二部、東京大学大学院新領域創成科学研究科、京都大学大学院医学研究科、フランス トゥール大学、理化学研究所らと共同で、ウイルス学、構造生物学、計算科学、統計力学の多分野融合解析により、B型肝炎ウイルス(HBV)のユニークな受容体認識機構を解明しました...
キーワード:危機管理/統計力学/分子動力学シミュレーション/構造形成/ロイシン/トランスジェニック/力学モデル/シミュレーション/トンネル/動力学/分子動力学/組み換え/ドッキング/輸送体/遺伝子組み換え/病原性/ウイルス学/肝炎/細胞膜/肝がん/肝硬変/肝疾患/B型肝炎ウイルス(HBV)/アミノ酸/トリプトファン/マウス/肝細胞/肝細胞がん/抗ウイルス薬/抗原/構造生物学/受容体/胆汁酸/ウイルス/ワクチン/遺伝子/感染症/公衆衛生/脂質
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月30日
36
転写中にヌクレオソームに化学修飾を導入する機構を解明
――RNA ポリメラーゼ II はヌクレオソームを通過中に修飾する――
発表のポイント◆遺伝子を読み取る酵素「RNA ポリメラーゼ II」が、転写の障壁となる「ヌクレオソーム」を解体した後、正常な遺伝子発現の維持に不可欠なヌクレオソームのメチル化修飾(H3K36me3)が再構築する過程において導入されることを発見しました。◆クライオ電子顕微鏡解析により、ヌクレオソームのメチル化酵素「Set2」が RNA ポリメラーゼ II に直接結合し、再構築されたヌクレオソームへ修飾を導入する様子の可視化に成功しました。これにより、転写過程における Set2 の作動機構が明らかになりました。◆本研究は、DNA 配列の変化を伴わな...
キーワード:画像処理/閉じ込め/構造形成/電子線/ヒストン/極低温/電子顕微鏡/転写伸長/ヌクレオソーム/構造変換/クロマチン構造/クライオ電子顕微鏡/ヒストンシャペロン/シャペロン/クロマチン/ヒストンメチル化/ヒストンメチル化酵素/分子機構/RNA/アセチル化/アミノ酸/イミン/ヒストン修飾/メチル化/遺伝子発現制御/構造生物学/構造変化/細胞核/細胞生物学/創薬/転写制御/発現制御/立体構造/立体構造解析/がん患者/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年1月30日
37
ゴミ箱行きのタンパク質に付箋を付ける
―タンパク質分解のための「間接的ユビキチン化」―
◆ 特定のタンパク質を選んで分解するための方法として「間接的ユビキチン化」を考案し、そのための分子を創出しました。◆ ユビキチン化酵素を使わずに特定のタンパク質を間接的にユビキチン化して、ノックダウンへ導きます。◆ 有害なタンパク質を除去することができるので、タンパク質分解を必要とする疾患における新たな薬剤になります。 いらないタンパク質をゴミ箱に捨てる方法&nb...
キーワード:プログラミング/品質管理/機能性分子/遺伝子発現調節/脱ユビキチン化酵素/ACT/機能性/キメラ/キチン/炎症性疾患/炎症性腸疾患/関節/多発性硬化症/NF-κB/アミノ酸/オートファジー/タンパク質分解/プロテアソーム/ユビキチン/ユビキチン化/ラット/リウマチ/リプログラミング/関節リウマチ/自己免疫/自己免疫疾患/神経変性/神経変性疾患/創薬/発現調節/遺伝子/遺伝子発現/薬剤耐性
他の関係分野:情報学複合領域化学生物学工学農学
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発表日:2026年1月30日
38
縄文人の人口、縄文時代のはじまりに急増
ー古人骨由来ミトコンドリアDNA配列から独自の人口史に迫るー
東京大学大学院理学系研究科の太田博樹教授と吉田光希大学院生、脇山由基大学院生らによる研究グループは、縄文人 のゲノム情報から、縄文人の集団史および人口動態を明らかにしました。本研究では、本研究グループが新たに全塩基配列...
キーワード:ネットワーク解析/情報学/人口動態/先史時代/人口増加/突然変異/日本列島/塩基配列/ミトコンドリアDNA/核ゲノム/旧石器時代/古人骨/古代DNA/縄文時代/縄文人骨/シミュレーション/ユーラシア/遺伝的多様性/集団遺伝学/ゲノム情報/mtDNA/ゲノム解析/ミトコンドリア/ゲノム/遺伝学/遺伝子
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学生物学工学農学
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発表日:2026年1月28日
39
発見から130年、生きたソテツ精子の遺伝子発現を解明
ー花粉管内で形成され泳ぐ精子が示す、陸上植物の受精機構進化の中間的段階ー
東京大学大学院理学系研究科の外山侑穂大学院生、東山哲也教授、奥田哲弘助教、中部大学の鈴木孝征教授らによる研究グループは、運動性の精子を用いた受精を行う裸子植物ソテツにおいて、受精関連細胞の遺伝子発現動態とその進化的特徴を明らかにしました。本研...
キーワード:南西諸島/卵細胞/形態学/生殖/鞭毛運動/花粉管/花粉/精細胞/遺伝子発現解析/受精/発現解析/精子/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:環境学生物学農学
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発表日:2026年1月23日
40
細菌の「遺伝子運び屋」、プラスミドが持つ「生存戦略」を発見
ー薬剤耐性拡散のパターンが明らかにー
カリフォルニア大学バークレー校比較生化学専攻の小野隆一大学院生と東京大学大学院理学系研究科の今野直輝客員共同研究員、古澤力教授らによる研究チームは、微生物が持つ薬剤耐性遺伝子を媒介することで知られる接合伝達性プラスミド(注1 ,...
キーワード:普遍性/ゲノムDNA/生存戦略/CRISPR-Cas/古細菌/接合伝達/プラスミド/生態学/微生物/転写抑制/免疫系/CRISPR/腸内環境/イミン/ストレス応答/ファージ/ゲノム/ストレス/遺伝子/遺伝子発現/細菌/腸内細菌/薬剤耐性
他の関係分野:数物系科学化学生物学総合生物農学
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発表日:2026年1月15日
41
あらゆるマウス遺伝子を"ヒト遺伝子全長"に置き換える
――汎用的遺伝子全長ヒト化技術「TECHNO」の開発――
ヒト全遺伝子の93%を原理上カバー可能な遺伝子全長ヒト化マウス作製法を開発した。ヒト化遺伝子に疾患原因変異を導入し、マウス体内でヒト指定難病を再現した。ヒト疾患を正確に再現できうる次世代動物モデルとして先端医療への貢献が期待される。...
キーワード:らせん構造/終止コドン/初期胚/翻訳開始/コドン/塩基配列/モーター/遺伝子クラスター/遺伝子改変/小脳/生体内/CRISPR-Cas/イントロン/キメラ/ゲノム編集技術/シークエンス/BAC/ノックイン/プロモーター/免疫不全/c-Kit/CRISPR/ROS/ヒトゲノム/ベクター/遺伝子改変動物/受精/受精卵/精巣/染色体/動物モデル/病理/免疫染色/胚盤胞/mRNA/ゲノム解析/心臓/大腸/ゲノム編集/胚性幹細胞/CRISPR-Cas9/ES細胞/RNA/アミノ酸/キメラマウス/クローニング/タンパク質発現/マウス/モデル動物/遺伝子改変マウス/医薬品開発/活性酸素/活性酸素種/幹細胞/好中球/抗生物質/多能性幹細胞/大腸菌/転写制御/発現制御/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/感染症/抗体/細菌/疾患モデル/真菌/動物実験/難病/薬剤耐性
他の関係分野:化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月14日
42
オス特有の行動には、脳で作られる女性ホルモンが必要
――オスの脳でも大量の女性ホルモンが作られる意義が明らかに――
 女性ホルモン(エストロゲン)は一般にメスに重要なホルモンとされ、主に卵巣で作られます。ところが、オスの脳でも大量の女性ホルモンが作られていることが古くから知られており、不思議な現象として関心を集めてきました。今回、東京大学大学院農学生命科学研究科の大久保範聡教授らの研究グループは、脳で女性ホルモンを作れなくなったオスのメダカが、メスにあまり求愛しなくなったり、他のオスに攻撃しなくなることを見出しました。このことは、オスの脳で作られる女性ホルモンがオス特有の行動に必要であることを示しています。脊椎動物の場合、オス特有の行動は、精巣から分泌された男性ホルモンが脳に作用することで引き起こされます...
キーワード:ホルモン受容体/脊椎動物/バソトシン/哺乳類/変異体/視床/視床下部/精巣/卵巣/ホルモン/性ホルモン/脊椎/エストロゲン/セロトニン/マウス/ラット/受容体/神経科学/オキシトシン/ゲノム/遺伝子/遺伝子変異/放射線
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2026年1月13日
43
がん抑制マイクロRNA生合成を制御する分子機構を解明
―新たな創薬技術基盤の提示に貢献―
東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻の韓 嘯傑(Han Xiaojie)大学院生と富田耕造教授らは、がん抑制機能を持つlet-7 マイクロRNA(miRNA、注1)の発現を抑制する分子機構を解明しました。let-7は、細胞の過剰な増殖を抑える役割を持つ、代表的ながん抑制miRNAのひとつです。がん細胞では、let-7の前駆体(pre-let-7)は、発現が亢進しているRNA結合タンパク質Lin28に特異的に認識され、Lin28がpre-let-7に結合すると、オリゴウリジル化酵素TUT4がLin28:pre-let-7複合体に引き寄せられ、TUT4:Lin28:p...
キーワード:先端技術/前駆体/3次元構造/マイクロ/極低温/電子顕微鏡/分解能/触媒ドメイン/翻訳抑制/生合成/クライオ電子顕微鏡/マイクロRNA(miRNA)/高分解能/mRNA/分子機構/がん化/RNA/RNA結合タンパク質/RNA分解/イミン/がん細胞/ラット/幹細胞/創薬/miRNA/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域工学総合生物農学
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発表日:2026年1月13日
44
皮膚が光って健康状態をお知らせ
――表皮幹細胞を用いた生体バイオマーカーの連続的監視――
東京都市大学の藤田 博之 特別教授(東京大学名誉教授)、東京大学 生産技術研究所 竹内 昌治 特任教授(本務:同大学大学院情報理工学系研究科 教授)、澤山 淳 特任助教(研究当時)、および理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)の辻 孝 チームリーダー(研究当時)、キヤノンメディカルシステムズ株式会社 先端研究所 矢野 亨治 研究員らの研究グループは、特定のバイオマーカーを感知して蛍光タンパク質を発現する皮膚を用いた「リビングセンサーディスプレイ」(図1)を開発しました。 従来のバイオマーカー検査は医院での採血など侵襲的で単発的な手法が主であり、ウェアラブル...
キーワード:ウェアラブル/ウェアラブルデバイス/化学物質/ディスプレイ/EGFP/生産技術/蛍光観察/選択性/センサー/メンテナンス/モニタリング/生体内/免疫不全/炎症反応/角化細胞/蛍光タンパク質/免疫不全マウス/臨床応用/ホルモン/健康管理/代謝産物/NF-κB/ストレス応答/マウス/炎症性サイトカイン/幹細胞/再生医療/細胞核/受容体/免疫応答/コレステロール/サイトカイン/ストレス/バイオマーカー/遺伝子/遺伝子発現/研究倫理/高齢者/唾液/非侵襲/慢性疾患
他の関係分野:情報学環境学化学生物学工学総合生物
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発表日:2026年1月13日
45
接触スポーツなどによる反復的な軽度頭部外傷は、認知症で見られる凝集体タンパク質の広がりを加速させる
ヒトの頭部外傷を再現するマウスモデルによる慢性外傷性脳症の研究
東京大学大学院薬学系研究科の木村妙子助教(研究当時:東京都医学総合研究所 認知症プロジェクト所属)、富田泰輔教授、東京都医学総合研究所の長谷川成人副所長・臨床医科学研究分野長、東京都立大学の久永眞市名誉教授らの研究グループは、ヒトの頭部外傷を再現する CHIMERA 装置を用いて、軽度の頭部外傷の反復(repetitive mild traumatic brain injury; rmTBI)がタウ病理に及ぼす影響を詳細に解析しました。その結果、タウ病理を有するタウ遺伝子導入マウスでは、rmTBI によりタウ病理の指標であるリン酸化タウが増加し、脳内での病理の拡大・伝播が促進されることが明らか...
キーワード:大脳/リン酸/マウスモデル/病理/スポーツ/外傷/アルツハイマー病/マウス/遺伝子導入/凝集体/神経変性/神経変性疾患/大脳皮質/遺伝子/高齢者/認知症
他の関係分野:総合生物農学
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発表日:2026年1月9日
46
メスになるためには共生者が必要
―宿主のメス決定遺伝子が喪失し、共生細菌が肩代わりしている分子的証拠を発見―
 共生細菌であるボルバキアは、宿主の性決定や生殖のシステムを操作することで次世代への感染拡大を図っています。チョウやガの仲間(チョウ目昆虫)では、ボルバキアの共生によってオスのみが致死する「オス殺し」現象が知られています。東京大学大学院農学生命科学研究科の勝間進教授らのグループは、これまでにチョウ目昆虫の一種であるアワノメイガにおいてオス殺しを誘導するボルバキアタンパク質Oscar(オス狩る)を同定し、オス殺しの仕組みを明らかにしてきました。本研究では、アワノメイガの性決定最上位因子OfFemを同定し、オス殺しを行うボルバキアが感染しているアワノメイガにおいては...
キーワード:卵細胞/piRNA/生殖/性染色体/前駆体/インフォマティクス/アワノメイガ/カイコ/トウモロコシ/共生細菌/共生微生物/性決定/微生物/染色体/mRNA/分子機構/ショウジョウバエ/スクリーニング/タンパク質分解/抗生物質/細胞核/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/細菌
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月9日
47
小胞体とミトコンドリアがピタッと貼り付く仕組みを発見
―液状化したタンパク質集合体による新たな細胞内構造形成機構―
東京大学大学院工学系研究科の平林 祐介 准教授、長尾 崇弘 大学院生らによる研究グループは、哺乳類細胞において、細胞の重要な臓器である小胞体とミトコンドリアが面同士でピタッと貼り付くように接触する仕組みを明らかにしました。本研究では、細胞のゲノム編集の顕微鏡観察への応用に加え、精製タンパク質を用いた化学的実験や電子顕微鏡による超微細構造解析を組み合わせ、小胞体膜タンパク質PDZD8が液-液相分離(注4)によって柔らかい糊のような性質を持つ液滴を形成し、ウェッティング(注5)を介してミトコンドリア-小胞体接触場(注6)を広げるモデルを世界で初めて提唱しました。従来、ミト...
キーワード:ソフトマター/超微細構造/相分離/協同性/構造形成/細胞内小器官/オルガネラ/ソフトマテリアル/単一分子/液状化/形態制御/微細構造解析/ナノメートル/構造制御/電子顕微鏡/微細構造/表面張力/膜構造/神経発達/生体内/大脳/脂質膜/哺乳類/変異体/ゲノム編集技術/ノックイン/ニューロン/ゲノム編集/病態解明/アミノ酸/カルシウム/ミトコンドリア/細胞死/細胞内局在/脂肪酸/自閉症/小胞体/神経回路/神経細胞/神経変性/神経変性疾患/大脳皮質/脳機能/膜タンパク質/立体構造/ゲノム/コミュニケーション/遺伝子/脂質/発達障害
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月8日
48
インフルエンザウイルスの変異予測・ワクチン設計に道
――集団内の「潜在的変異プール」を単一分子ゲノム解析で可視化―― 
東京大学大学院工学系研究科の玉尾研二大学院生、東京大学大学院工学系研究科(兼)プラネタリーヘルス研究機構 野地博行教授、田端和仁准教授の研究グループは、インフルエンザウイルス集団の内部に潜む遺伝子多様性を、単一RNA分子レベルで高精度に計測できる新しいゲノム解析法を確立しました。本研究では、ウイルスRNAから合成したDNAにユニーク分子識別子(UMI)を用いて、シーケンス由来の誤りを劇的に低減しました。その結果、1塩基当たり10-5程度という極めて低い誤り率で、インフルエンザウイルス集団内の変異分布を測定することに成功しました。この手法を、1個のインフルエンザウイルス粒子か...
キーワード:情報理論/人工知能(AI)/分子識別/単一分子/変異体/ゲノム解析/RNA/インフルエンザ/インフルエンザウイルス/ウイルス/ゲノム/ワクチン/遺伝子
他の関係分野:情報学総合理工工学農学
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発表日:2026年1月8日
49
CRISPR-Cas3による新たなin vivoゲノム編集技術を開発
―モデルマウスの肝臓でトランスサイレチン遺伝子の特異的欠失に成功―
CRISPR-Cas3を搭載したmRNA-LNPを用いて、in vivo(マウス肝臓)でゲノム編集することにより、血中トランスサイレチン(TTR)量を約80%低下させることに成功しました。従来のCRISPR-Cas9と異なり、CRISPR-Cas3はTTR遺伝子を主に一方向に広範囲に欠失させ、隣接遺伝子への影響は最小限で、オフターゲット変...
キーワード:プロファイル/最適化/放射光/ゲノムDNA/遺伝性疾患/コドン/ナノ粒子/安全性評価/生体内/CRISPR-Cas/ゲノム機能/実験動物/遺伝子破壊/ゲノム編集技術/獲得免疫/膠原病/CRISPR/DNA修復/オミクス/マウスモデル/細胞株/浸潤/末梢神経/臨床応用/mRNA/ゲノム解析/心臓/ゲノム編集/モデルマウス/CRISPR-Cas9/RNA/RNA干渉/アミロイド/ファージ/プロテオミクス/マウス/マクロファージ/ラット/リウマチ/遺伝子治療/核酸医薬/肝細胞/分子設計/臨床試験/ゲノム/ワクチン/遺伝子/細菌/脂質/新型コロナウイルス感染症/生体材料/動物実験
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発表日:2025年12月23日
50
花をつくる新メカニズム「フロリゲン・リレー」の発見
横浜市立大学木原生物学研究所 佐藤萌子さん(研究当時:生命ナノシステム科学研究科 博士後期課程[2022年3月博士(理学)])と、辻 寛之教授(名古屋大学生物機能開発利用研究センター 教授兼任)らの研究グループは、信州大学理学部 坂本勇貴助教、農研機構 生物機能利用研究部門 遠藤真咲上級研究員、東京大学大学院新領域創成科学研究科 松永幸大教授との共同研究で、フロリゲン*1が花をつくる新しいメカニズム「フロリゲン・リレー」を発見しました(図1)。本研究成果は植物が花をつくるしくみの理解を大きく深め、植物の改良を加速させます。本研究成果は、米国の科学誌「Scienc...
キーワード:普遍性/維管束/生殖/生存戦略/環境適応/3Dイメージング/マイクロ/一細胞/一細胞/フロリゲン/植物ホルモン/育種学/イネ/生物資源/蛍光タンパク質/ホルモン/発生学/RNA/イミン/サイトカイニン/幹細胞/細胞分裂/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年12月20日
51
がん組織のみを用いたがん遺伝子パネル検査の結果から遺伝性腫瘍に関わる生殖細胞系列バリアントを高精度に予測する機械学習モデル・ノモグラムを開発、Webアプリとして公開
―日本人大規模データベース(C-CAT)を活用し、国際ガイドラインを上回る精度を実現―
国立研究開発法人国立がん研究センター研究所 細胞情報学分野 池上政周主任研究員、高阪真路分野長、間野博行特別研究員らは、国立がん研究センター中央病院 遺伝子診療部門 平田真部門長、東京大学医学部附属病院整形外科・脊椎外科 張劉喆助教、小林寛講師、東京都立駒込病院 遺伝子診療科 山口達郎部長、骨軟部腫瘍科 平井利英医長、九州がんセンター臨床研究センター腫瘍遺伝学研究室 織田信弥室長と協力し、がん遺伝子パネル検査のデータを用いて、遺伝性腫瘍症候群の原因となる「生殖細胞系列バリアント(生まれつきの遺伝子の変化)」を高精度に予測する数理モデルおよびAIモデルを開発し、2025年11月にWebアプリケー...
キーワード:カウンセリング/Webアプリケーション/機械学習/最適化/情報学/人工知能(AI)/がん研究/生殖/生殖細胞/ゲノム情報/がんゲノム/がん遺伝子/腫瘍学/情報管理/脊椎/予測モデル/がん細胞/マウス/がん患者/ゲノム/遺伝カウンセリング/遺伝学/遺伝子/臨床研究
他の関係分野:情報学複合領域生物学
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発表日:2025年12月20日
52
自然免疫応答を制御する一本鎖核酸分解メカニズムを解明
東京大学大学院薬学系研究科の平野良憲 助教、江﨑和貴子 大学院生(研究当時)、清水敏之 教授、同大学大学院新領域創成科学研究科の大戸梅治 教授、千葉大学未来粘膜ワクチン研究開発シナジー拠点の三宅健介 特任教授、佐藤亮太 特任助教らによる研究グループは、リソソームにおいて一本鎖核酸を分解するエキソヌクレアーゼPhospholipase D3(PLD3)、および PhospholipaseD4(PLD4)の基質が結合していないアポ構造、基質結合構造および基質切断直後の生成物結合構造をクライオ電子顕微鏡単粒子解析の手法で決定しました。異なる基質と結合した状態の構造解析から、PLD3は分解する基質に応...
キーワード:シナジー/準安定/準安定状態/PLD/電子顕微鏡/クライオ電子顕微鏡/炎症性疾患/分子機構/リソソーム/自然免疫/神経変性/神経変性疾患/免疫応答/ワクチン/遺伝子
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
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発表日:2025年12月13日
53
低酸素環境においてRNAの骨格がメチル化される!
―立体選択的なRNAの修飾がリボソームを活性化する―
東京大学大学院工学系研究科の石黒 健介 特任助教、鈴木 勉 教授らの研究グループは、大腸菌リボソームのペプチド転移反応活性中心(PTC)に、嫌気環境で特異的に導入される新たなRNAメチル化修飾を発見し、その生合成機構と嫌気環境への適応に果たす生理学的役割を明らかにしました。リボソームはタンパク質合成(翻訳)を担う巨大複合体で、リボソームRNA(rRNA)とタンパク質から構成されます。従来、リボソームは一定の組成と構造を持つと考えられてきましたが、近年、環境に応じてリボソームの構成要素の組成が変化し翻訳を最適化する「Specializedリボソーム」という概念が注目さ...
キーワード:プロファイル/最適化/環境変化/酸素濃度/原子核/高磁場/磁気共鳴/水素結合ネットワーク/水溶液/エストニア/バクテリア/質量分析法/磁場/反応機構/立体選択的/RNA修飾/タンパク質合成/tRNA/アーキア/リボソームRNA/遺伝情報/環境適応/核スピン/質量分析/電子線/双極子/スピン/電子顕微鏡/候補遺伝子/修飾塩基/無細胞翻訳系/リボソーム/生体内/疎水性相互作用/古細菌/発酵/rRNA/リン酸/生合成経路/立体化学/逆遺伝学/環境応答/生合成/クライオ電子顕微鏡/鉄硫黄クラスター/ビタミン/ncRNA/アミノアシルtRNA/翻訳制御/mRNA/大腸/RNA/アミノ酸/クロマトグラフィー/ヌクレオシド/メチル化/ラジカル/核磁気共鳴/合成生物学/生体分子/大腸菌/低酸素/ストレス/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/細菌/生理学
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年12月10日
54
遺伝子ピラミッド戦略を利用した広範なウイルス抵抗性植物の開発
 東京大学大学院農学生命科学研究科の鈴木誠人博士課程学生と山次教授らによる研究グループは、植物ウイルスに対する潜性抵抗性遺伝子ファミリーに対して複数の変異を導入する遺伝子ピラミッド戦略を用いて、広範囲の植物ウイルスに対して同時に抵抗性を示す植物を作出しました。世界の作物は病害・虫害・雑草害により3分の1が失われますが、病害、特に植物ウイルスに対しては、RNA干渉など高度な技術があっても単一ウイルスにしか効果がなく、普及が進んでいません。実際の圃場では複数ウイルスの同時感染が多く重症化も起こるため、広範囲のウイルスに強い作物が求められています。本研究チームは、ウイルスが...
キーワード:塩基配列/環境負荷/除草剤/病害抵抗性/変異体/ゲノム編集技術/植物ウイルス/抵抗性/病原体/アイソフォーム/CRISPR/蛍光タンパク質/緑色蛍光タンパク質(GFP)/ゲノム編集/RNA/RNAi/RNA干渉/バイオテクノロジー/ウイルス/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/遺伝子変異/放射線
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2025年12月6日
55
使っていない遺伝子を段階的に眠らせる植物独自のしくみ
東京大学大学院理学系研究科の野寄拓海大学院生、森秀世特任研究員(研究当時)、大矢恵代特任助教(研究当時)、稲垣宗一准教授、角谷徹仁名誉教授(研究当時・教授)による研究グループは、京都大学生態学研究センターの工藤洋教授、滋賀大学データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターの西尾治幾講師との共同研究により、従来は転写活性の目印と考えられてきたヒストンH3の4番目リジンのジメチル化(H3K4me2)...
キーワード:時系列解析/人工知能(AI)/太陽/ヒストン/ヌクレオソーム/SUMO化/転写開始点/ゲノム配列/リン酸/変異体/シロイヌナズナ/ヒストンバリアント/環境応答/キチン/生態学/アミノ酸配列/転写抑制/免疫沈降/クロマチン/次世代シーケンサー/アセチル化/アミノ酸/イミン/ヒストン修飾/メチル化/ユビキチン/ユビキチン化/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/概日リズム/抗体/標準化
他の関係分野:情報学数物系科学工学総合生物農学
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発表日:2025年12月3日
56
ヒトから海洋・土壌までウイルスの多様性を包括的に解析するデータベースVIREを構築
――ウイルス進化と生態系機能の理解を支援するための地球規模データ基盤――
東京大学大学院新領域創成科学研究科附属生命データサイエンスセンターの西嶋傑特任准教授と、欧州分子生物学研究所(EMBL)のPeer Bork博士らによる研究グループは、世界中の10万件を超えるメタゲノムデータを解析し、約170万のウイルスゲノムを収集・統合した「VIRE」データベースを開発しました。本研究では、最新のウイルス検出技術を用いて、ヒト、海洋、土壌など多様な環境に生息するウイルス(主に細菌に感染するバクテリオファージ)を網羅的に同定し、それらの分類、宿主、遺伝子機能を予測しました。先行研究と比較して、網羅性と解析規模の両面で世界最大であり、ヒトや環境に生息するウイルスの多様性を地球...
キーワード:データ駆動/海洋/環境変動/微生物群集/バクテリオファージ/進化学/生物群集/極限環境/古細菌/生態系/生態系機能/土壌/微生物生態/細菌群集/生態学/微生物/シークエンス/ゲノム情報/APC/CRISPR/メタゲノム/ファージ/ラット/ウイルス/ゲノム/遺伝子/細菌/分子生物学/網羅的解析
他の関係分野:情報学環境学生物学総合生物農学
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発表日:2025年12月3日
57
大腸菌Xの献身
―Retron-Eco7による抗ウイルス防御機構を解明―
東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻の石川潤一郎大学院生、米山幹太大学院生、先端科学技術研究センターの西増弘志教授らの研究チームは、国立健康危機管理研究機構の氣駕恒太朗博士、東京大学大学院工学系研究科の鈴木勉教授らと共同で、大腸菌の持つRetron-Eco7が抗ファージ防御機構として機能する分子メカニズムを解明しました。Retronは1980年代に細菌から発見された遺伝要素であり、逆転写酵素(RT)、...
キーワード:危機管理/先端技術/高エネルギー/二量体/エステル/DNAポリメラーゼ/タンパク質合成/トランスファーRNA/バクテリオファージ/tRNA/電子線/加水分解/水分解/電子顕微鏡/分解能/リボソーム/ATPアーゼ/リン酸/感染機構/変異体/感染防御/酵素活性/クライオ電子顕微鏡/ncRNA/アデノシン/大腸/分子機構/ATP/RNA/アミノ酸/バイオテクノロジー/ファージ/ラット/細胞死/創薬/大腸菌/非コードRNA/立体構造/ウイルス/遺伝子/感染症/細菌
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年12月1日
58
海洋環境DNAを用いた黒潮域における微生物群集の解明
―微生物の群集構造や分布パターンから探る生態系構造―
東京大学大気海洋研究所の菅井洋太特任研究員、吉澤晋准教授、香港科技大学海洋学科の潮雅之助理教授らを中心とする研究チームは、海水中の環境DNAのメタバーコーディング解析により黒潮域における原核生物と真核微生物(注4)を分類群横断的に調査し、両者の群集構造の変動要因や時空間的な分布パターンを報告しました。...
キーワード:多変量解析/回帰分析/視覚化/類似度/海洋/微生物群集/バクテリア/ブルーム/アーキア/クロロフィル/塩基配列/生物群集/生物地理/海洋環境/生態系/海洋微生物/群集構造/生物間相互作用/プランクトン/渦鞭毛藻/海洋生態/海洋生態系/環境DNA/漁業/植物プランクトン/食物網/動物プランクトン/微生物/環境要因/重回帰分析/PCR/遺伝子
他の関係分野:情報学環境学数物系科学生物学工学農学
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発表日:2025年11月27日
59
がん細胞の環状DNA生む仕組み、モデル生物で解明
──治療法開発に期待
発表概要がん細胞では、染色体(1)とは別に巨大な環状ecDNA(extrachromosomal DNA)(2)がしばしば見つかり、がんの発症や進行に深く関与することが知られています。しかし、ecDNAがどのように生じるのか、その仕組みは長年分かっていませんでした。本研究グループは今回、モデル生物の出芽酵母(3)を用いて、DNAの複製(4)後にクロマチン(5)を再構築するCAF-1複合体(6)が失われると、リボソームRNA遺伝子(ribosomal DNA, rDNA)(7)領域から環状rDNAが多数生成されることを確認しました。生成された環状rDNAは、DNAの複製が停...
キーワード:タンパク質合成/リボソームRNA遺伝子/相同組み換え/リボソームRNA/遺伝情報/出芽酵母/ヒストン/rDNA/組み換え/ヌクレオソーム/モデル生物/リボソーム/遺伝子改変/診断法/Saccharomyces cerevisiae/タンパク質翻訳/抵抗性/ヒストンシャペロン/DNA二本鎖切断/シャペロン/新規治療法/クロマチン/治療抵抗性/染色体/分子標的/がん化/DNA複製/RNA/がん細胞/がん治療/腫瘍形成/創薬/ゲノム/遺伝学/遺伝子/抗がん剤/分子標的薬/薬剤耐性/老化
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年11月26日
60
体内時計をもとに「休眠」を誘導する脳内機構の発見
──季節に応じて休眠状態への切り替えを行う神経細胞群──
 東京大学大学院総合文化研究科の長谷部政治講師と大阪大学大学院理学研究科の志賀向子教授は、代表的な体内時計として知られる概日時計をもとに、日長変化に応じて活動性を切り替え、休眠状態を適切に制御する脳神経細胞群を明らかにしました。 生物、特に昆虫は、一時的に生理的活動・発育を休止させる「休眠」状態に入ることで、冬などの厳しい環境を生き延びています。これまでに、季節に伴う日長変化に応じた休眠制御において、概日時計の重要性が示唆されていましたが、休眠制御メカニズムの詳細は不明瞭でした。 今回、生殖休眠に入る昆虫をモデルにした研究により、脳の側方部にある大型神経細...
キーワード:季節変化/神経ペプチド/生殖/環境適応/フィードバック/環境情報/生体システム/一細胞/神経活動/生体内/概日時計/機能解析/遺伝子機能解析/遺伝子発現解析/受精/受精卵/発現解析/卵巣/mRNA/時計遺伝子/自発活動/体内時計/分子機構/RNA/RNA干渉/アミノ酸/神経細胞/電気生理学/遺伝子/遺伝子発現/生体リズム/生理学
他の関係分野:複合領域生物学工学総合生物
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発表日:2025年11月23日
61
遺伝子スケールのクロマチンを設計し再構成する
-3次元DNA構造の構築原理に迫る、ゲノム物理の新基盤-
理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター生体非平衡物理学理研白眉研究チーム(研究当時)の深井洋佑研究員(研究当時、現開拓研究所川口生体非平衡物理学研究室研究員)、川口喬吾理研白眉研究チームリーダー(研究当時、現開拓研究所川口生体非平衡物理学研究室主任研究員、東京大学大学院理学系研究科附属知の物理学研究センター准教授)、エピジェネティクス制御研究チーム(研究当時)の若森昌聡技師(研究当時)、梅原崇史チームリーダー(研究当時、現立命館大学薬学部教授)、東京大学定量生命科学研究所先端定量生命科学研究部門クロマチン構造機能研究分野の鯨井智也講師、胡桃坂仁志教授らの共同研究グループは、真核生物の持...
キーワード:コンパートメント/先端技術/非平衡/非平衡物理/非平衡物理学/輸送現象/一分子観察/遺伝情報/ACT/ヒストン/単一分子/ドメイン構造/3次元構造/カリウム/ダイナミクス/ナノメートル/ポリマー/原子間力顕微鏡/物理モデル/流体力/流体力学/Hi-C/ヌクレオソーム/遺伝子クラスター/カルス/ゲノム構造/タンパク質修飾/クロマチン構造/細胞運命/ゲノム情報/DNA修復/エピジェネティクス制御/クロマチン/遺伝子制御/染色体/免疫制御/ゆらぎ/エンハンサー/DNAメチル化/in vitro/アセチル化/がん細胞/ヒストン修飾/メチル化/ラット/蛍光色素/蛍光標識/構造変化/細胞核/自然免疫/生体分子/創薬/翻訳後修飾/立体構造/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/網羅的解析
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年11月23日
62
人工透析下の腎臓がんの前がん病変および発症機構を解明
国立研究開発法人国立がん研究センター(東京都中央区、理事長:間野 博行)研究所(所長:間野博行)細胞情報学分野の田中 庸介研究員、高橋 潤任意研修生、間野 博行特別研究員らは東京大学医学部附属病院泌尿器科・男性科(久米 春喜教授)との協力体制のもと、人工透析(血液透析)患者さんに特有に発症する腎臓がんの分子メカニズムを明らかにしました。一般に、慢性腎臓病が進行して末期腎不全に至ると人工透析療法が必要となりますが、長期の透析により腎臓には多発性の嚢胞(後天性嚢胞腎:ACKD)が形成され、その後の腎臓がん発症リスクが一般人口の15倍に上昇することが知られています。本研究では、空間的マルチ...
キーワード:プロファイル/情報学/がん研究/クローン/オミックス/腎臓病/尿細管/尿細管細胞/オミックス解析/チロシンキナーゼ/遺伝子異常/腎不全/前がん病変/増殖因子/発がん機構/微小環境/マルチオミックス/発がん/キナーゼ/マウス/肝細胞/近位尿細管/血液/細胞増殖/腎臓/遺伝子/遺伝子変異/慢性腎臓病
他の関係分野:情報学複合領域生物学
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発表日:2025年11月23日
63
全ゲノム解析とAIタンパク質構造予測で「診断難民」の病因を解明
―未診断疾患を救う新しい診断支援アプローチ―
 東京大学先端科学技術研究センターの石北央教授、熊谷晋一郎教授らと、順天堂大学大学院医学研究科の村山圭教授、岡﨑康司教授らの研究グループは、長年にわたり原因不明の症状に苦しむ「診断難民」の一例を対象に研究を行いました。研究チームはまず、全ゲノム解析によって原因となる可能性のある遺伝子変異を特定し、その遺伝子がコードするタンパク質の立体構造をA...
キーワード:AI/人工知能(AI)/当事者研究/分子構造/タンパク質構造/遺伝性疾患/X線結晶構造解析/塩基配列/結晶構造解析/オブザーバ/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/構造予測/配列解析/生体内/X線結晶構造/リン酸/結晶構造/構造決定/変異体/酵素活性/アミノ酸配列/クライオ電子顕微鏡/DNA修復/アデノシン/遺伝子異常/ゲノム解析/思春期/分子機構/アミノ酸置換/ATP/アミノ酸/立体構造/ゲノム/遺伝子/遺伝子変異/医師/小児/全ゲノム解析/難病
他の関係分野:情報学複合領域化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年11月18日
64
筋幹細胞がマクロファージを操って尾を再生!
ー筋幹細胞によるオタマジャクシ尾再生時の免疫応答の制御機構とその制御因子の発見ー
東京大学大学院理学系研究科の加藤寿美香大学院生(研究当時、現:理化学研究所 特別研究員)と久保健雄教授、深澤太郎助教の研究グループは、アフリカツメガエルの幼生(オタマジャクシ)の尾再生時に推定筋幹細胞(後述)が、マクロファージの機能を再生促進型に変化させる因子を発現し、それによって尾再生を促進していることを発見しました。動物の中には、損傷などにより失われた体の部分を再形成する「再生能」をもつものがいます。両生類であるアフリカツメガエルは高い器官再生能をも...
キーワード:プロファイル/衛星/アフリカツメガエル/ツメガエル/両生類/シークエンス/器官再生/CRISPR/遺伝子発現プロファイル/蛍光タンパク質/筋肉/ゲノム編集/筋衛星細胞/組織幹細胞/RNA/ファージ/マクロファージ/幹細胞/免疫応答/免疫細胞/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/細菌
他の関係分野:情報学数物系科学生物学
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発表日:2025年11月13日
65
HTLV-1感染が宿主細胞の遺伝子発現の設計図を再構築
――HTLV-1関連脊髄症の炎症増幅サイクルのメカニズムを発見――
東京大学大学院新領域創成科学研究科の山岸誠准教授は、聖マリアンナ医科大学神経内科の山野嘉久主任教授、同大学難病治療研究センター病因病態解析部門の中島誠助教らと共同で、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)関連脊髄症(HAM、注1)の炎症を引き起こす中心的な分子MAP3K8を突き止めました。さらにMAP3K8は、HTLV-1 Taxというウイルス因子によるクロマチン構造の作り替え(リモデリング)を通じて過剰発現するメカニズムを明らかにしました。このMAP3K8から続くMAP3K8-MEK-ERK経路を標的としたMEK阻害剤が、強い炎症抑制効果を持つ可能性を示しました。...
キーワード:アルゴリズム/プロファイル/遺伝情報/ヒストン/キャリア/モデリング/診断法/クロマチン構造/リンパ腫/宿主因子/Tax/ATL/HTLV-1/クロマチンリモデリング/ゲノム情報/レジストリ/新規治療法/クロマチン/レトロウイルス/遺伝子発現プロファイル/治療標的/浸潤/染色体/早期診断/病理/リンパ球/分子標的/ヘルパーT細胞/リモデリング/HIV/RNA/Th1/T細胞/トランスクリプトーム/幹細胞/血液/抗炎症/自己免疫/阻害剤/転写因子/白血病/慢性炎症/免疫細胞/ウイルス/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/化学療法/感染症/細菌/神経疾患/難病/分子標的治療
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年11月13日
66
ミトコンドリア翻訳のダイナミクスを描く
-網羅的で高解像度な手法が切り開くエネルギー工場の新知見-
理化学研究所(理研)開拓研究所岩崎RNAシステム生化学研究室の岩崎信太郎主任研究員、脇川大誠リサーチアソシエイト、水戸麻理テクニカルスタッフⅠ、山城はるな特別研究員(研究当時)、戸室幸太郎大学院生リサーチ・アソシエイト、七野悠一上級研究員(研究当時、現筑波大学医学医療系教授)、東京大学大学院理学系研究科の濡木理教授、伊藤弓弦准教授、安藤佑真大学院生、同大学大学院工学系研究科の鈴木勉教授、長尾翌手可講師、東北大学加齢医学研究所の魏范研教授、谷春菜助教、熊本大学大学院生命科学研究部の富澤一仁教授、中條岳志准教授らの共同研究グループは、ミトコンドリア[1]内で行われるタンパク質合成(翻訳[2])の...
キーワード:品質管理/複雑性/突然変異/トモグラフィー/ゲノムDNA/終止コドン/RNA修飾/タンパク質合成/リボソームタンパク質/細胞内小器官/浸透圧/翻訳開始/tRNA/オルガネラ/コドン/タンパク質複合体/リボソームRNA/遺伝情報/塩基配列/ミトコンドリアDNA/ダイナミクス/ポリマー/モーター/電子顕微鏡/分解能/P-body/リボソーム/カルス/細胞応答/RNAポリメラーゼ/rRNA/リン酸/ウシ/病原性/アミノ酸配列/クライオ電子顕微鏡/プロファイリング/プロモーター/細胞膜/翻訳制御/免疫沈降/免疫沈降法/RNase/アデノシン/細胞株/治療標的/点突然変異/mRNA/次世代シーケンサー/不均一性/ATP/in vitro/RNA/RNA分解/アミノ酸/エネルギー代謝/てんかん/マウス/ミトコンドリア/細胞周期/細胞接着/創薬/発現制御/ゲノム/遺伝子/加齢/抗体/細菌/脳卒中/網羅的解析
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年11月12日
67
細胞内でUV-DDBタンパク質がゲノム上の紫外線損傷を修復する瞬間の可視化に成功
――色素性乾皮症の発症基盤解明へ向けて前進――
◆ゲノム DNA に生じた紫外線損傷に結合する DNA 修復タンパク質(UV-DDB タンパク質)を細胞から単離し、クライオ電子顕微鏡で解析することで、細胞内で紫外線損傷が修復される様子の可視化に初めて成功しました。◆これまでゲノム DNA の紫外線損傷に関する修復過程には不明な点が多く、細胞内でその過程を直接観察することは困難でした。本研究により、その修復過程を細胞内で明らかにするための新しい技術基盤が確立されました。◆今回対象とした UV-DDB タンパク質は、難治性疾患である色素性乾皮症の原因因子であることが知られています。色素性乾皮症には現時点で...
キーワード:二量体/ゲノムDNA/生細胞/タンパク質複合体/電子線/ヒストン/紫外線/有害物質/極低温/電子顕微鏡/ヌクレオソーム/機能制御/ゲノム機能/クロマチン構造/クライオ電子顕微鏡/DNA損傷修復/免疫沈降/免疫沈降法/DNA修復/クロマチン/がん化/DNA損傷/アミノ酸/遺伝子発現制御/遺伝病/神経変性/神経変性疾患/創薬/発現制御/立体構造/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/遺伝子変異/抗体/難病/放射線
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発表日:2025年11月11日
68
心不全のタイプごとに異なる遺伝的仕組みを解明
―ゲノム解析で予後予測に道―
千葉大学大学院医学研究院 伊藤薫教授(理化学研究所生命医科学研究センター チームディレクター)、理化学研究所生命医科学研究センター 円山信之リサーチアソシエイト(研究当時)、九州大学大学院医学研究院 二宮利治教授、東京大学大学院医学系研究科 小室一成特任教授(国際医療福祉大学大学院教授)、東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センターシークエンス技術開発分野の松田浩一特任教授(同大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻クリニカルシークエンス分野教授)らの研究グループは、日本人集団と欧州人集団の心不全患者を対象に、心不全のタイプ別に異なる遺伝的な特徴を解明し、心不全が起こるメカニズ...
キーワード:最適化/回帰モデル/筋細胞/遺伝情報/遺伝子マーカー/ハザード/統計解析/たんぱく/生体内/ミオシン/遺伝的多様性/シークエンス/ゲノムワイド/ゲノム情報/心不全 Heart Failure/新規治療法/オミクス/バイオバンク/ヒトゲノム/心筋/心筋細胞/心筋症/新規遺伝子/染色体/ゲノムワイド関連解析/ゲノム解析/虚血性心疾患/筋収縮/死亡率/心筋梗塞/心臓/内臓脂肪/予後予測/アクチン/虚血/細胞周期/創薬/GWAS/ゲノム/バイオマーカー/リスク因子/遺伝子/遺伝子変異/個別化医療/高齢化/早期発見/老化
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発表日:2025年11月8日
69
水をとることで魚の繁殖行動が明らかに
―環境水中の精液由来RNAの定量により魚類の繁殖を検出する手法を確立―
東京大学大学院農学生命科学研究科の網中結仁大学院生(研究当時)と同大学大気海洋研究所の黄國成助教、兵藤晋教授、水産研究・教育機構の矢田崇グループ長(研究当時)による研究グループは、飼育水中に存在する精液由来のRNAを調べることで、メダカの繁殖行動を、水をとるだけで検出する手法を開発しました。水中には、生物が放出あるいは体から落脱した組織などに由来するDNAやRNAが存在しており、これらを調べることで「どこにどのような生物がいるのか」を明らかにする環境DNA研究が近年盛んに行われています。本研究では、メダカの...
キーワード:環境変化/行動観察/空間分布/海洋/タンパク質合成/遺伝情報/生殖/哺乳類/海洋生物/精細胞/DNA分析/サケ/環境DNA/生物資源/生物多様性/精子形成/精巣/卵巣/mRNA/RNA/イミン/精子/ストレス/遺伝子
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発表日:2025年11月8日
70
進化の初期から果実食でなかったロリス霊長類
――霊長類にとって一般に重要な甘味感覚も食性次第では弱くなる――
東京大学大学院新領域創成科学研究科の河村正二教授と吉 沁元(キチ シンゲン)大学院生らによる研究グループは、北海道大学、明治大学、東京科学大学、大阪大学、京都大学、カルガリー大学と共同で、霊長類の進化の初期段階にヒトに至る系統と分岐した原猿類について、甘味を感じる受容体TAS1R2、旨味を感じる受容体TAS1R1、そして両方に必要なTAS1R3の遺伝子の進化パターンを解析しました。その結果、あまり果実を食べないロリス類では、共通してTAS1R2遺伝子が他の種と比べて進化の過程であまり保存されてこなかったことを見出しました。このことからロリス類は進化の初期段階からすで...
キーワード:突然変異/ゲノムDNA/塩基配列/系統樹/霊長類/地球環境/哺乳類/ゲノム配列/アミノ酸配列/次世代シーケンサー/RNA/アミノ酸/ハイブリダイゼーション/プローブ/受容体/分子認識/ゲノム/遺伝子
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発表日:2025年11月8日
71
アワビは重複遺伝子であふれている
――メガイアワビの二倍体ゲノムアセンブリを構築!――
東京大学大学院農学生命科学研究科の平瀬祥太朗准教授らによる研究グループは、二倍体の生物種は父方由来と母方由来の一対の染色体を有しており、これらは“相同染色体”と呼ばれます。そのような生物種の全ゲノム配列の構築、いわゆる、ゲノムアセンブリ(genome assembly)においては、相同染色体は遺伝子の並び順(シンテニー)が同じゲノム配列を持つという前提のもと、それらが混ざった1倍体のゲノム配列が構築されてきました。しかし、相同染色体間でゲノムが大きく異なっている場合、生物種が持つゲノムの多様性が見逃される可能性があります。海洋無脊椎動物は地球の生物多様性の大きな部分を占めていますが、これまで...
キーワード:相関係数/海洋/気候変動/白亜紀/機能ドメイン/遺伝子重複/脊椎動物/冗長性/ゲノム多様性/ゲノム構造/ゲノム配列/海洋無脊椎動物/無脊椎動物/生物多様性/染色体/脊椎/立体構造/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年11月8日
72
マウスの「痛み」をAIで数値化
――マウスの表情から痛みを自動判定する新技術を開発――
東京大学大学院農学生命科学研究科の小林幸司特任講師・村田幸久准教授の研究グループは、人工知能(AI)の技術を応用し、マウスの「顔の表情」から痛みを自動で判定できる新しい解析手法を開発しました。これまでの動物実験では、痛みの有無を研究者が目視で観察して判断してきました。しかし、動物の顔の微妙な変化を人間の目で正確に見分けることは難しく、観察者の主観や経験により結果が異なることが課題でした。本研究では、AIの一種である畳み込みニューラルネットワークを活用し、マウスの表情画像をもとに客観的かつ自動的に痛みを判定するアルゴリズムを構築しました。本成果は、痛みの仕組解明や創薬研究の信頼性を飛躍...
キーワード:AI/アルゴリズム/ニューラルネットワーク/画像認識/畳み込みニューラルネットワーク/深層学習/人工知能(AI)/神経ペプチド/CAM/ニューラルネット/可視化技術/筋ジストロフィー/実験動物/動物福祉/片頭痛/運動機能/評価法/モデルマウス/マウス/ラット/創薬/薬理学/遺伝子/動物実験/標準化/放射線/疼痛
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年11月5日
73
シングルセル型PLOM-CON法を駆使した細胞周期依存的な薬効の解明と層別化
-抗がん剤作用の超早期検出と予兆シグナル同定-
東京科学大学(Science Tokyo)総合研究院 細胞制御工学研究センターの加納ふみ教授らの研究グループは、培養細胞に対する薬剤の効果を単一細胞レベルで高感度に評価する新手法「シングルセル型PLOM-CON(sc-PLOM-CON)法」を開発しました。本手法は、多重免疫蛍光染色と画像ベースの共変動ネットワーク(用語1)解析を統合することで、薬剤による細胞周期依存的な早期の細胞状態変化をタンパク質の共変動ネットワークで可視化できます。 細胞周期は細胞分裂後に成長するG1期、染色体DNAが複製されるS期、複製が完了し細胞分裂に至るまでのG2期に分かれますが、抗がん剤シタラビンや...
キーワード:画像データ/高次元データ/情報数理/特徴抽出/インテリジェンス/ネットワーク解析/ネットワーク分析/社会ネットワーク/社会ネットワーク分析/主成分分析/検索システム/グラフ理論/非線形/揺らぎ/ノイズ/タンパク質合成/オルガネラ/状態推定/レーザー/安全性評価/実証実験/制御工学/DNA複製阻害/複製阻害/共焦点レーザー顕微鏡/相関解析/SUMO化/一細胞/細胞応答/リン酸/タンパク質翻訳/性周期/生体組織/DNA二本鎖切断/iPS細胞/オミクス/シグナル伝達系/細胞内シグナル/細胞老化/染色体/薬剤スクリーニング/フローサイトメトリー/不均一性/DNA損傷/DNA複製/Hela細胞/RNA/がん細胞/スクリーニング/ストレス応答/ブレオマイシン/プロテオミクス/一細胞解析/細胞核/細胞周期/細胞生物学/細胞分化/細胞分裂/神経分化/神経変性/神経変性疾患/創薬/培養細胞/副作用/翻訳後修飾/薬剤感受性/ストレス/バイオマーカー/遺伝子/遺伝子発現/概日リズム/個別化医療/抗がん剤/抗体/老化
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年11月5日
74
わずかながん検体から染色体上の狙った部分の長いDNAのメチル化の検出が可能に
――がん組織の微細領域の高解像度メチル化解析に成功――
東京大学大学院新領域創成科学研究科の関真秀特任准教授と鈴木穣教授、聖マリアンナ医科大学の津川浩一郎主任教授、国立がん研究センター東病院の坪井正博呼吸器外科長らの研究グループは、先行研究で開発したnanoEM法(注1、関連情報参照)にハイブリキャプチャー法を組み合わせることで、少ない量の検体から染色体上の狙った部分の長いDNA分子のメチル化を解析できる「t−nanoEM法」を開発しました。これまでの染色体上の狙った部分の長いDNAのメチル化解析では、ごく限られた場所(数十カ所程度)しか解析できない方法や、多くのDNA(数百ナノグラム以上)を必要とする方法し...
キーワード:がん研究/レジリエンス/突然変異/環境変動/ナノメートル/長鎖DNA/転写開始点/環境ストレス/シークエンス/機能解析/cDNA/がんゲノム/クロマチン/染色体/微小環境/病理/病理学/ゲノム解析/分子機構/臨床検査/不均一性/DNAメチル化/PCR/RNA/プローブ/メチル化/ラット/内分泌/発生・分化/ゲノム/ストレス/遺伝子/遺伝子診断/遺伝子発現/精神疾患/乳がん/肺がん
他の関係分野:複合領域環境学工学総合生物農学
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発表日:2025年10月30日
75
イヌの薬物代謝の個体差における原因の一端を解明
――CYP2B6解析でヒトやイヌの安全な薬物治療の発展に貢献――
 理化学研究所(理研)生命医科学研究センター基盤技術開発研究チームの桃沢幸秀チームディレクター(生命医科学研究センター副センター長)、ファーマコゲノミクス研究チームの福永航也上級研究員、鹿児島大学共同獣医学部の宇野泰広教授、昭和薬科大学薬物動態学研究室の山崎浩史教授、東京大学大学院農学生命科学研究科の富安博隆准教授、日本動物高度医療センターの辻本元科長、ITEA株式会社東京環境アレルギー研究所の阪口雅弘所長、麻布大学獣医学部小動物内科学研究室の久末正晴教授らの共同研究グループは、119犬種6,344頭のゲノムデータを網羅的に解析し、イヌの主要薬物代謝酵素であるチトクロームP450(CYP)...
キーワード:協同性/タンパク質構造/ゲノミクス/遺伝情報/塩基配列/クロム/構造モデル/反応速度/シミュレーション/ドッキング/生体内/イントロン/カルス/酸化酵素/哺乳類/P450/ゲノム配列/ウシ/獣医学/酵素活性/遺伝的多様性/アミノ酸配列/機能解析/マウスモデル/酵素反応/ゲノム解析/大腸/アミノ酸置換/in vitro/アミノ酸/グルタミン酸/スプライシング/チトクロームP450/マウス/モデル動物/リガンド/構造変化/酸化反応/受容体/創薬/体内動態/代謝酵素/大腸菌/副作用/薬物代謝/薬物代謝酵素/薬物動態学/立体構造/臨床試験/アレルギー/ゲノム/遺伝学/遺伝子/肝移植/個別化医療/網羅的解析/薬物相互作用/薬物動態
他の関係分野:化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年10月26日
76
世代を超えてテロメアDNAを維持する新たな仕組み
-線虫テロメレースRNAによる「イントロン・ヒッチハイク」-
理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター配偶子形成研究チームの澁谷大輝チームディレクター、竹田穣基礎科学特別研究員、石田森衛研究員、梶川絵理子テクニカルスタッフⅠ、発生ゲノムシステム研究チームの近藤武史チームディレクター、生命医科学研究センター高機能生体分子開発チームの田上俊輔チームディレクター、東京大学定量生命科学研究所の齊藤博英教授、早稲田大学理工学術院の浜田道昭教授らの国際共同研究グループは、線虫[1]のテロメレース[2]RNAが遺伝子のイントロン[3]中に存在することを発見し、生殖細胞でテロメア[2]...
キーワード:ゲノムDNA/タンパク質合成/モータータンパク質/生殖系列/snRNA/遺伝情報/塩基配列/個体群/生殖/生存戦略/前駆体/電気泳動/モーター/核小体/遺伝子改変/生体内/トランスポゾン/イントロン/カルス/マッピング/哺乳類/ゲノム配列/リン酸/変異体/ゲノム編集技術/ミオシン/酵素活性/昆虫類/配偶子形成/生殖細胞/プロモーター/アデノシン/ヒトゲノム/酵素反応/染色体/mRNA/テロメア/筋肉/寿命/がん化/ゲノム編集/細胞系譜/ATP/RNA/RNA分解/がん細胞/ショウジョウバエ/スクリーニング/スプライシング/マウス/モデル動物/幹細胞/細胞分裂/神経細胞/生体分子/長鎖非コードRNA/転写制御/発現制御/非コードRNA/ゲノム/遺伝子
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発表日:2025年10月23日
77
認知症治療への新たな光
――生体ジペプチドが神経炎症を抑え認知症モデルマウスの寿命を延長――
東京大学大学院新領域創成科学研究科の久恒辰博准教授、雷晨旭大学院生、鈴木穣教授、鈴木邦律准教授らと、順天堂大学大学院医科学研究科の内山安男教授、谷田以誠准教授、山口隼司助教らによる研究グループは、独自に作製をした顕著な寿命短縮を伴うアルツハイマー型認知症モデルマウスを用いて、神経炎症が神経細胞のタウ病理を誘発し、寿命を短縮させることをあきらかにしました。さらに、サケやマグロなどの長距離回遊魚や渡り鳥の胸筋に多く含有され、ヒトの脳にも含まれる抗炎症性の生体ジペプチドであるアンセリンが炎症を活性化する酵素(IRAK1)の働きを抑制することで、認知症モデルマウスにおける神経...
キーワード:高齢化社会/タンパク質複合体/神経系/トランスジェニック/形態解析/細胞工学/電子顕微鏡/シナプス/細胞応答/酸化酵素/リン酸/老人斑/酵素活性/サケ/タウタンパク質/ノックイン/精神症状/脳画像/グリア細胞/ニューロン/マウスモデル/炎症反応/神経機能/中枢神経/病理/病理学/筋萎縮/筋肉/寿命/中枢神経系/認知機能障害/モデルマウス/液性因子/多発性硬化症/アストロサイト/アミノ酸/アミロイド/アルツハイマー病/キナーゼ/グリア/クロマトグラフィー/シナプス形成/マウス/ミクログリア/リン酸化酵素/炎症性サイトカイン/抗炎症/神経細胞/神経変性/神経変性疾患/転写因子/立体構造/サイトカイン/遺伝子/加齢/海馬/筋萎縮性側索硬化症 /高齢化/認知機能/認知症
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発表日:2025年10月13日
78
1細胞RNAデータから細胞種とサブタイプを同定する階層的深層学習
ー新しいアーキテクチャscHDeepInsight法を開発ー
東京大学大学院新領域創成科学研究科のジア シャンルー大学院生、理化学研究所(理研)生命医科学研究センターのアロック シャルマ専任研究員、東京大学大学院理学系研究科のアルテム ルイセンコ准教授、角田達彦教授(兼 同大学大学院新領域創成科学研究科教授)らによる研...
キーワード:アーキテクチャ/画像データ/特徴抽出/類似度/AI/ディープラーニング/ニューラルネットワーク/機械学習/畳み込みニューラルネットワーク/深層学習/ゲノミクス/ニューラルネット/階層構造/分解能/一細胞/生体内/カルス/CD8/層構造/機能解析/高分解能/オミクス/マルチオミクス/階層性/次世代シークエンサー/予測モデル/不均一性/RNA/T細胞/間質細胞/上皮細胞/免疫学/免疫細胞/遺伝子/遺伝子発現/疫学/標準化/慢性疾患
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発表日:2025年10月9日
79
女王を中心とした真社会性哺乳類ハダカデバネズミ社会の全貌
――全個体自動追跡システムによる大規模社会行動解析――
熊本大学大学院生命科学研究部の山川真徳博士研究員、東京大学定量生命科学研究所の奥山輝大教授、九州大学大学院医学研究院の三浦恭子教授(兼:熊本大学大学院生命科学研究部 客員教授)、総合研究大学院大学の沓掛展之教授らによる研究グループは、哺乳類では極めて珍しい真社会性を持つハダカデバネズミにおいて、大規模社会行動解析によって社会全体の構造と個体間の社会的関係性を明らかにしました。本研究では、個体タグであるRFID技術を用いた群れ全体の自動追跡システムを独自開発し、5群102匹を対象に30日間の動きを網羅的に記録しました。その結果、繁殖個体(女王と繁殖オス)は特有の行...
キーワード:RFID/無線通信/アンテナ/社会ネットワーク/埋め込み/シロアリ/トンネル/行動解析/哺乳類/社会構造/遺伝子治療/幹細胞/神経科学/遺伝子/健康長寿/老化
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発表日:2025年10月8日
80
ナノスプリングで測る神経疾患タンパク質の力学異常
―分子の力を可視化する新技術―
東京大学物性研究所の林久美子教授と、情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー))未来ICT研究所の岩城光宏主任研究員らによる研究グループは、DNAを材料にした世界最小コイル状バネ「ナノスプリング」の伸びを可視化し、神経疾患を引き起こすモータータンパク質キネシン・KIF1A(以下、KIF1A)の変異体の力学異常を検出しました。KIF1Aは、シナプス形成に必要な物質を運ぶ分子モーターです。これに変異が生じると、運ぶ速度や力の低下などの力学異常が生じ、神経活動が障害され、...
キーワード:スループット/アナロジー/プロトコル/人工知能(AI)/情報通信/精密測定/キネシン/ダイニン/モータータンパク質/力計測/バイオセンシング/計測技術/センサー/センシング/ナノスケール/バイオセンサー/モーター/レーザー/ハイスループット/光ピンセット/シナプス/神経活動/リン酸/変異体/分子モーター/同時測定/アデノシン/早期診断/聴覚/運動機能/視覚障害/軸索輸送/微小管/予測モデル/力学的性質/ATP/アミノ酸/シナプス形成/てんかん/蛍光顕微鏡/神経細胞/免疫学/ICT/遺伝子/遺伝子変異/疫学/神経疾患
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年10月7日
81
ストレスタイプが決定する老化とがん化の分岐点とその仕組み
――白髪が増えるのはがんを防ぐため? 色素幹細胞の老化分化によりがん化しやすい損傷細胞が選択的に除去される――
DNA二本鎖の切断を受けた色素幹細胞は、その活性化と共に老化分化と呼ぶ幹細胞老化プログラムを介して自律的に排除されていることを解明しました。損傷幹細胞を排除する仕組みは、色素幹細胞プールを枯渇させ白髪を引き起こし、メラノーマのリスクを抑制していることを発見しました。発がん剤や紫外線などの発がんストレスは、幹細胞の微小環境(ニッチ)に由来するシグナルを介して老化分化プログラムを抑制し、DNAに深刻な損傷を負った色素幹細胞が残存することで、がんの創始細胞の出現へとつながることを解明しました。...
キーワード:高齢化社会/因果関係/クローン/ゲノミクス/遺伝情報/塩基配列/細胞動態/前駆体/紫外線/生体内/哺乳類/シークエンス/細胞運命/細胞膜/p21/p53/エイジング/ニッチ/細胞老化/自己複製/若返り/色素細胞/微小環境/放射線照射/毛包/老化細胞/寿命/がん化/医療費/細胞系譜/歯学/組織幹細胞/発がん/DNA損傷/アラキドン酸/イミン/ストレス応答/マウス/メラノーマ/リン脂質/幹細胞/細胞増殖/生理活性/生理活性物質/ゲノム/ストレス/ワクチン/遺伝子/加齢/健康寿命/健康長寿/高齢化/脂質/放射線/老化
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発表日:2025年10月5日
82
Wnt/β-カテニンシグナルを調節する複合体の構造を解明
東京大学大学院新領域創成科学研究科の大戸梅治 教授と同大学大学院薬学系研究科の彭宇軒(ペン ユシュアン) 大学院生、藤村亜紀子 特任研究員、浅見仁太 大学院生(研究当時)、張志寛(チャン ジークアン) 助教、清水敏之 教授らの研究グループは、クライオ電子顕微鏡単粒子解析を通して、Wnt/β-カテニンシグナルを調節するLGR4/RSPO2(注4)/ZNRF3(注5)複合体の構造を可視化し、複合体形成の重要性を示しました。Wnt/β-カテニンシグナル伝達経路は、細胞の増殖や分化など生命に必須のプロセスに関与しています。したがって、Wnt/&b...
キーワード:先端技術/化学物質/二量体/ロイシン/胚発生/電子線/エネルギー利用/TMD/電子顕微鏡/分解能/構造決定/変異体/キチン/アミノ酸配列/クライオ電子顕微鏡/ロイシンリッチリピート/高分解能/細胞膜/組織修復/神経伝達物質/生理機能/Wnt/Wntシグナル/骨疾患/GPCR/Gタンパク質/アミノ酸/シグナル伝達機構/ユビキチン/ユビキチン化/ラット/リガンド/リン脂質/幹細胞/抗原/細胞増殖/腫瘍形成/受容体/神経変性/神経変性疾患/創薬/転写因子/糖タンパク質/免疫応答/立体構造/遺伝子/抗体/脂質
他の関係分野:複合領域環境学化学生物学総合理工工学農学
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発表日:2025年10月5日
83
老化で神経細胞は“落ち着き”を失う?
――遺伝子発現の“土台”の変化が脳の機能低下につながる可能性――
発表のポイント◆マウス海馬の老化に伴う遺伝子発現とエピゲノムの変化をシングルセルレベルで解析しました。◆老化に伴ってニューロンにおける脳発達や応答性に関わる遺伝子がエピゲノムレベルで活性化していることを発見しました。◆加齢性によりリスクが向上する神経疾患の発症メカニズムの解明につながることが期待されます。...
キーワード:高齢化社会/神経系/ヒストン/ダイナミクス/神経発達/脳発達/分子神経生物学/クロマチン構造/免疫系/クロマチン/ニューロン/短期記憶/RNA/マウス/神経回路/神経細胞/神経生物学/神経変性/創薬/転写因子/脳機能/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/加齢/海馬/高齢化/神経疾患/生活の質/認知機能/老化
他の関係分野:複合領域生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年9月30日
84
脂質結合糖鎖の新規分解機構を解明
-アスパラギン結合型糖鎖代謝制御の全容解明に向けた一歩-
 理化学研究所(理研)開拓研究所鈴木糖鎖代謝生化学研究室のシェンタオ・リ研究員、鈴木匡主任研究員、岩崎RNAシステム生化学研究室の岩崎信太郎主任研究員、環境資源科学研究センター生物分子解析ユニットの堂前直ユニットリーダー、東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻の野田陽一特任准教授(同大学微生物科学イノベーション連携研究機構酵母発酵学社会連携研究部門,CRIIM特任准教授)、トロント大学ドネリーセンターのチャールズ・ブーン教授らの国際共同研究グループは、ドリコール結合糖鎖(DLO)[1]の分解に関わる酵素、DLO-ピロフォスファターゼ(PP’ase)[...
キーワード:品質管理/バクテリア/オリゴ糖/ゴルジ体/塩基配列/出芽酵母/加水分解/前駆体/水分解/遺伝子クラスター/Saccharomyces cerevisiae/イントロン/カルス/遺伝子破壊/古細菌/発酵/リン酸/タンパク質修飾/ゲノム編集技術/フォスファターゼ/哺乳動物/酵素活性/細胞壁/生合成/微生物/分裂酵母/ノックイン/糖鎖修飾/CRISPR/ホメオスタシス/受精/受精卵/糖転移酵素/大腸/分子機構/ゲノム編集/HPLC/RNA/アミノ酸/リガンド/リソソーム/抗生物質/細胞内局在/小胞体/神経変性/神経変性疾患/大腸菌/糖タンパク質/ゲノム/ストレス/遺伝子/細菌/脂質
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年9月24日
85
麹菌の酵素生産能の高さは菌糸細胞体積と核数の増加による
 麹菌は、アミラーゼやプロテアーゼなどの酵素を生産する能力が高く、日本酒・醤油・味噌といった伝統的醸造発酵に利用されてきました。現在は、酵素生産などのバイオ産業でも世界的に利用されています。本研究は、細胞生物学的解析により、麹菌が持つ酵素生産能に関わる特性を明らかにしました。麹菌は1〜3日間の培養により、太い菌糸が出現し優占しました。この太い菌糸は、培養初期の菌糸と比べ、菌糸細胞の体積が10倍に、核の数も10倍の200以上に増加しました。この細胞体積と核数の増加は、麹菌に特徴的であり、アミラーゼ酵素活性の上昇と相関が見られました。そこで、細胞体積と核数の増加に関わる分子機構を解析し、関わる因...
キーワード:ヒストン/文化遺産/カルシウムイオン/Aspergillus/麹菌/発酵/微生物学/糸状菌/変異株/酵素活性/微生物/蛍光タンパク質/染色体/糖転移酵素/分子機構/アミノ酸/カルシウム/プロテアーゼ/細胞生物学/発現制御/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:工学総合生物農学
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発表日:2025年9月23日
86
タンパク質複合体構造の進化の歴史は繰り返す
―大規模ゲノム情報からの偶然の発見をもとに実験で証明―
東京大学大学院理学系研究科の今野直輝客員共同研究員、古澤力教授らによる研究チームは、細菌のゲノム情報からアルコール代謝に関わる新規の二機能酵素BdhEを発見し、タンパク質複合体 の三次元構造が異なる2系統で収斂進化 していることを明らかにしました。本研究は、2万種以上の細菌のゲノム情報解析、酵素活性測定、タンパク質立体構造解析を分野横断...
キーワード:普遍性/二量体/タンパク質構造/タンパク質立体構造/タンパク質複合体/系統樹/進化生物学/分子系統/アルコール脱水素酵素/カルボン酸/脱水素/エタノール/電子顕微鏡/機能性/代謝工学/バイオエタノール/酵素活性/アルデヒド/クライオ電子顕微鏡/ゲノム情報/新規遺伝子/アルコール/アミノ酸/構造生物学/生体分子/立体構造/立体構造解析/ゲノム/遺伝子/細菌
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発表日:2025年9月9日
87
細胞分裂を支える「二つの連動する複製」
遺伝情報を正確に伝えるための空間横断的な制御機構の解明
東京大学大学院薬学系研究科の松橋恭平 大学院生(研究当時)、畠星治 特任講師、北川大樹 教授らの研究グループは、複製されたDNAの正確な分配を保証するために、中心体複製のタイミングがDNA複製に連動して制御されていることを明らかにしました。 中心体は、細胞分裂時に紡錘体の極を形成する細胞小器官です。複製されたゲノムDNAを二つの娘細胞に正確に分配するためには、中心体が1細胞周期に1回、適切なタイミングで複製される必要があります。本研究では、DNA複製因子DONSONが、DNA複製と中心体複製という二つの複製過程を連動させることで、複製されたDNAが娘細胞へ正確に分配されるのを保証して...
キーワード:ゲノムDNA/遺伝情報/神経系/紡錘体/一細胞/分子機構/DNA複製/イミン/細胞周期/細胞生物学/細胞分裂/ゲノム/遺伝子/遺伝子変異
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発表日:2025年9月7日
88
海洋細菌の新たな光エネルギー獲得戦略
―ロドプシンの集光アンテナと光サイクル加速色素の発見―
東京大学大学院新領域創成科学研究科の吉澤晋准教授、同大学物性研究所の井上圭一准教授、理化学研究所の白水美香子チームディレクターらによる研究グループは、海洋研究開発機構、変動海洋エコシステム高等研究所、生産開発科学研究所、東京農業大学と共同でロドプシンの新たな光利用効率化システムを報告しました。近年、植物などの光合成生物とは異なり、ロドプシンという光受容タンパク質を用いて光エネルギーを化学エネルギーに変換する微生物が数多く存在することが分かってきました。本研究グループは、海洋に最も多く存在するロドプシン(プロ...
キーワード:アンテナ/インターフェース/人工知能(AI)/先端技術/光エネルギー/海洋/バクテリア/地球観測/太陽/レチナール/シアノバクテリア/光合成/光受容/光受容タンパク質/環境適応/光環境/脊椎動物/太陽光/光センシング/塩化物イオン/イオン輸送/センシング/マルチスケール/海洋環境/結晶化/電子顕微鏡/分解能/人工細胞/カルス/古細菌/海洋細菌/タンパク質工学/海洋生物/生態系/海洋微生物/カロテノイド/プランクトン/海洋生態/海洋生態系/植物プランクトン/微生物/クライオ電子顕微鏡/ナトリウム/機能解析/高分解能/メタゲノム/脊椎/大腸/トランスクリプトーム/ラット/ロドプシン/構造変化/生体分子/創薬/大腸菌/膜タンパク質/立体構造/ウイルス/ゲノム/遺伝子/細菌
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発表日:2025年9月4日
89
クシを失うクシクラゲにおける、櫛板の退縮機構
―昭和天皇の発見した深海性クシクラゲから紐解く生活史―
東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所の三浦徹教授、金原僚亮大学院生(当時)、幸塚久典技術専門職員、アクアマリンふくしまの山内信弥学芸員による研究グループは、昭和天皇が発見したことで知られるコトクラゲというクシクラゲの仲間(有櫛動物、注1 ) を用いて、幼生の櫛板が成長、退縮する過程を明らかにしました。...
キーワード:食行動/海洋/海洋科学/ライフスタイル/底生生物/プランクトン/運動器/分子機構/形態形成/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年8月30日
90
鉄吸収を制御して植物の高温ストレスを緩和
ー温帯性草本の長期高温ストレス適応を支える鉄吸収機構を解明ー
 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センターバイオ生産情報研究チームの南杏鶴研究員(横浜市立大学客員研究員)、持田恵一チームディレクター(長崎大学情報データ科学部教授、横浜市立大学木原生物学研究所客員教授)、明治学院大学の野副朋子准教授、愛知製鋼株式会社の鈴木基史室長、東京大学大学院農学生命科学研究科附属アイソトープ農学教育研究施設の田野井慶太朗教授、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)生物機能利用研究部門の遠藤真咲上級研究員らの共同研究グループは、長期間の高温ストレスに対し、温帯性草本植物の適応性を向上させるには、土壌中の鉄吸収の制御機構が重要な役割を担うことを明らかにしました。...
キーワード:サイバーフィジカルシステム/環境変化/環境変動/気候変動/光化学/光合成/適応進化/持続可能/高温環境/持続可能な開発/マイクロ/カルス/マッピング/ムギネ酸/遺伝子破壊/鉄欠乏/変異体/輸送体/環境ストレス/食品産業/農地/イネ/生態系/ストレス耐性/環境応答/高温ストレス/土壌/QTL解析/遺伝的多様性/温暖化/アイソトープ/機能解析/細胞膜/ホメオスタシス/染色体/熱ショックタンパク質/ショック/発展途上国/ゲノム編集/プロリン/膜タンパク質/ゲノム/ストレス/遺伝学/遺伝子/遺伝子変異
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発表日:2025年8月27日
91
【研究成果】21種類の転移RNAの試験管内同時全合成を達成
──増殖するタンパク質合成システムの構築へ大きく前進──
 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻の宮地亮多大学院生、市橋伯一教授(兼:同研究科附属先進科学研究機構/同大学生物普遍性連携研究機構)、理化学研究所生命機能科学研究センターの益田恵子研究員、清水義宏チームディレクターらは、生物の必須機能であるタンパク質合成に必須な21種類の転移RNA(tRNA、大腸菌由来)をすべて同時に合成し、そのままタンパク質合成に利用する方法の開発に成功しました。 現在、私たちは医薬品や食料の生産を生物(細菌、酵母、動植物)に頼っています。しかし、生物は環境変化に影響されやすく、品種改良には時間がかかり、思い通りの制御が困難です。もし生物のように...
キーワード:環境変化/環境変動/普遍性/ゲノムDNA/タンパク質合成/トランスファーRNA/ロイシン/tRNA/コドン/遺伝情報/塩基配列/持続可能/生産システム/人工タンパク質/物質生産/遺伝暗号/人工細胞/分子システム/リボソーム/遺伝子改変/生体内/機能性/酵素活性/再生産/RNA合成/アミノ酸配列/アミノアシルtRNA/プロセシング/リボザイム/RNase/mRNA/大腸/in vitro/RNA/アミノ酸/グルタミン酸/プロリン/ラット/ルシフェラーゼ/医薬品開発/大腸菌/非天然アミノ酸/ゲノム/遺伝子/細菌
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発表日:2025年8月25日
92
正確なmRNAスプライシングを制御するU6 snRNAのm⁶A機構を解明
――スプライシング異常が原因の疾患理解に貢献――
東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻の琚 珏(ジュ ジュエ)特任助教と富田耕造教授は、前駆体mRNA(pre-mRNA)の正確かつ効率的なスプライシングに必須なU6 snRNAの特定アデニン(A)残基のN6位メチル化(m6A修飾)を担うメチル基転移酵素METTL16の反応分子機構を解明しました。U6 snRNAのm6A修飾は、pre-mRNAの5'スプライスサイト(5'-ss:mRNAのスプライシング開始点)のイントロン側配列と相互作用し、この相互作用を安定化することでスプライシングの正確性と効率性を確保します。本研究...
キーワード:先端技術/RNA修飾/snRNA/X線結晶構造解析/結晶構造解析/前駆体/3次元構造/極低温/電子顕微鏡/分解能/修飾塩基/機能性RNA/X線結晶構造/イントロン/機能性/結晶構造/クライオ電子顕微鏡/分裂酵母/アルギニン/高分解能/アデノシン/mRNA/分子機構/スプライシング/ヌクレオシド/メチル化/ラット/遺伝子発現制御/構造変化/細胞内局在/創薬/発現制御/遺伝子/遺伝子発現/神経疾患
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発表日:2025年8月24日
93
サンゴが病原細菌を撃退する抗菌ペプチドを発見
―温暖化で増加する感染症の予防・管理に向けた新たな手がかり―
東京大学大気海洋研究所の高木俊幸助教、井上広滋教授、青山華子大学院生(大学院新領域創成科学研究科 博士課程)、小川展弘技術専門職員、および東京海洋大学の岡井公彦准教授、石田真巳教授、福丸璃子大学院生(研究当時 大学院海洋科学技術研究科 修士課程)らによる共同研究グループは、造礁サンゴであるコユビミドリイシ(Acropora digitifera)から、強力な抗菌活性を持つ新規ペプチド「Digitiferin(ディジティフェリン)」を発見しました。このペプチドはサンゴ粘液中に分泌されて、地球規模でサンゴの白化(注1...
キーワード:免疫機能/海洋/海洋科学/地球温暖化/造礁サンゴ/両親媒性/光合成/抗菌ペプチド/環境適応/ACT/構造モデル/モニタリング/海洋環境/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/ペプチドグリカン/親水性/構造予測/抗菌活性/環境ストレス/共生細菌/枯草菌/プロバイオティクス/海洋生物/生態系/細胞壁/組織化学/病原性/サンゴ礁/温暖化/海洋生態/海洋生態系/褐虫藻/層構造/ナトリウム/機能解析/細胞膜/組織化/早期診断/内胚葉/NGS/大腸/細菌感染/自然免疫/上皮細胞/大腸菌/発現調節/免疫学/立体構造/立体構造解析/ストレス/バイオマーカー/遺伝子/疫学/感染症/抗体/細菌/免疫組織化学
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発表日:2025年8月24日
94
エイの淡水適応を支える驚異の腎機能
―脊椎動物の中でも屈指の尿排出能力―
東京大学大学院理学系研究科の油谷直孝大学院生(研究当時)と同大学大気海洋研究所の髙木亙助教、兵藤晋教授、国立遺伝学研究所の工樂樹洋教授、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(理学部附属臨海実験所)の坂本竜哉教授、同大学総合技術部教育支援技術課の齊藤和裕技術専門職員らの共同研究グループは、海水と淡水を行き来できるアカエイ(Hemitrygon akajei)の尿量調節メカニズムを分子レベルで詳細に明らかにしました。板鰓類(サメ類とエイ類)の中には、海水と淡水の両方に適応できる「広塩性」を獲得した種が存在します。彼らは塩をほぼ含まない淡水環境(浸透圧(...
キーワード:環境変化/海洋/水溶液/高浸透圧/浸透圧/真骨魚類/環境適応/脊椎動物/水輸送/水環境/ウナギ/サケ/細胞膜/尿細管/糸球体/可塑性/脊椎/アクアポリン/近位尿細管/血液/腎機能/腎臓/水チャネル/発現制御/膜タンパク質/遺伝学/遺伝子/非侵襲
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発表日:2025年8月24日
95
世界中のヒトの口腔内に分布する巨大な染色体外エレメント「Inocle」の発見
――微生物がヒト体内の環境変化に適応するメカニズムを解明する一歩――
東京大学大学院新領域創成科学研究科の鈴木穣教授と、木口悠也特任助教(研究当時)、濱本渚大学院生、水谷壮利特任准教授(研究当時)、国立がん研究センター東病院の榎田智弘医員、サム・ラトゥランギ大学のJosef S. B. Tuda教授らによる研究グループは、世界中のヒトの口腔内に広く分布する細菌の新規染色体外エレメント「Inocle(イノクル)」を発見しその基本的な遺伝学的、生態学的特徴を明らかにしました。本研究ではヒト唾液サンプルに最適化したロングリードシークエンスを用いたメタゲノム技術を開発することによって世界中のヒトの口腔内に広く分布するInocleと呼ば...
キーワード:データ駆動/最適化/情報学/危機管理/がん研究/環境変化/バクテリオファージ/環境適応/マイクロ/インフォマティクス/腸内エコシステム/発酵/ゲノム配列/プラスミド/環境ストレス/ストレス耐性/生態学/微生物/エイズ/シークエンス/メタゲノム解析/機能解析/遺伝子解析/遺伝子機能解析/染色体/放射線治療/ゲノム解析/メタゲノム/生理機能/大腸/B細胞/DNA損傷/ストレス応答/ファージ/ラット/血液/大腸がん/転写制御/免疫応答/免疫細胞/ウイルス/がん患者/ゲノム/ストレス/マイクロバイオーム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/感染症/細菌/細菌叢/酸化ストレス/唾液/腸内細菌/腸内細菌叢/頭頸部がん/放射線/薬剤耐性
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発表日:2025年8月18日
96
日本人とサウジアラビア人のゲノム情報を反映した新しい「ゲノム地図」を作成
10人の日本人と9人のサウジアラビア人の実質的に完全なゲノム配列を決定個人間のゲノム配列の違いを表す「パンゲノムグラフ」によって複雑なゲノム構造が明らかにロングリードシーケンサーなどの最先端の技術を活用地域に特化した精密医療・遺伝子診断の基盤を提供全文PDF研究の背景ヒトゲノム解析...
キーワード:オープンアクセス/危機管理/遺伝性疾患/遺伝情報/生命情報/ゲノム多様性/ゲノム構造/ゲノム配列/遺伝的変異/ゲノム医科学/ゲノム情報/ヒトゲノム/遺伝子解析/染色体/ゲノム解析/生体防御/薬物代謝/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子診断/個別化医療
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発表日:2025年8月6日
97
遺伝子発現の年変動から紐解くサンゴ一斉産卵機構
―サンゴ同士の“コミュニケーション”が鍵?―
東京大学大気海洋研究所の新里宙也准教授、水産技術研究所の鈴木豪主任研究員、沖縄科学技術大学院大学の善岡祐輝研究員、を中心とする研究グループは、サンゴ(ウスエダミドリイシAcropora tenuis)の一斉産卵を含む産卵時期に発現変動を示す遺伝子群を明らかにしました。本研究では2年連続の一斉産卵を含む1年以上の長期間、同一サンゴ個体から継続的に枝サンプルを採取し、遺伝子発現解析を行いました。その結果、サンゴの産卵時期に特異的に発現量が変動する産卵関連遺伝子群を、世界で初めて特定しました。これら産卵関連遺...
キーワード:海洋/ELF/因果関係/海洋生物/サンゴ礁/精子形成/遺伝子発現解析/発現解析/mRNA/ホルモン/分子機構/RNA/イミン/キナーゼ/受容体/精子/転写因子/コミュニケーション/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年8月6日
98
沖縄本島東海岸で新種サンゴを発見
ーーリュウキュウサンゴと命名!ーー
 一般財団法人沖縄美ら島財団 総合研究所(沖縄県本部町)と、東京大学の共同研究グループは、平成25年に沖縄美ら島財団が実施した深海生物調査において採集されたサンゴ標本が、新種であることを明らかにしました。調査結果は2025年8月7日付で日本動物分類学会英文誌「Species Diversity」に掲載されました。研究概要 平成25年に沖縄美ら島財団が実施した調査で、一点のサンゴ標本が採取されました。標本は同財団総合研究所と東京大学 大学院農学生命科学研究科にて共同で調査を行い、これまで知られていない種類であることが判明しました。 当該標本は筒状に伸長するポリプ...
キーワード:生態学/遺伝子
他の関係分野:農学
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発表日:2025年8月2日
99
腹膜転移型胃がんに治療効果を示すmRNAワクチンを開発
―免疫チェックポイント阻害剤と併用する治療法の確立に期待―
近畿大学医学部免疫学教室(大阪府大阪狭山市)准教授 長岡孝治、同主任教授 垣見和宏を中心とした研究グループは、東京大学先端科学技術研究センター(東京都目黒区)、東京科学大学総合研究院(東京都千代田区)、大阪大学感染症総合教育研究拠点(大阪府吹田市)、東北大学大学院薬学研究科(宮城県仙台市)、星薬科大学(東京都品川区)らと共同で、mRNA技術を応用した新しいワクチンを開発し、既存薬である免疫チェックポイント阻害剤と併用してマウスに投与することで、腹膜への転移を伴う胃がんに対して強力な治療効果を示すことを世界で初めて明らかにしました。今後、ヒトへの臨床応用が進み、mRNA技術による個別化がんワクチ...
キーワード:免疫機能/自己組織/物理化学/ナノ粒子/CD8/病原体/アイソトープ/ゲノム情報/抗原提示/細胞膜/PD-1/オミクス/がんゲノム/がんワクチン/がん抗原/がん免疫/がん免疫療法/ネオアンチゲン/遺伝子異常/抗腫瘍免疫/細胞株/自己複製/自己複製能/実験モデル/腫瘍学/腫瘍抗原/腫瘍浸潤リンパ球/浸潤/臨床応用/mRNA/リンパ球/死亡率/新型コロナウイルス/生体防御/免疫チェックポイント阻害剤/免疫治療/免疫療法/T細胞/がん細胞/がん治療/マウス/抗原/抗腫瘍効果/自然免疫/腫瘍免疫/樹状細胞/阻害剤/創薬/免疫チェックポイント/免疫応答/免疫学/免疫細胞/ウイルス/がん患者/ゲノム/ワクチン/胃がん/遺伝子/遺伝子変異/疫学/化学療法/感染症/抗がん剤/抗体/脂質/手術
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発表日:2025年7月30日
100
DNA情報をその場で読み取るナノデバイス
―迅速・手軽な遺伝子検査へ向けたナノポア新技術―
大阪大学産業科学研究所の筒井真楠准教授、小本祐貴助教、川合知二招へい教授、東京大学大学院工学系研究科の徐偉倫准教授、大宮司啓文教授、産業技術総合研究所の横田一道主任研究員らによる共同研究チームは、DNAの情報をその場で読み取るための新しいナノデバイスを開発しました。このデバイスは、毛髪の直径よりもはるかに小さい「ナノポア」という微小な孔のそばに、金属製の極小ヒータ(ナノヒータ)を内蔵したものです(図1)。このヒータに電気を流すと、ナノポア周辺のごく狭い空間だけを高温にすることができ、その熱でDNAの二重らせん構造をほどいて一本鎖の状態に変えることができます。そしてこの1本のDNAが...
キーワード:熱雑音/ノイズ/らせん構造/塩基配列/ナノデバイス/無機材料/シリコン/ナノメートル/耐久性/低消費電力/半導体/長鎖DNA/大腸/ファージ/核酸塩基/生体分子/大腸菌/副作用/ウイルス/スマートフォン/遺伝子/感染症/携帯端末/個別化医療
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発表日:2025年7月17日
101
造血幹細胞の"時間的ふるまい"から未来の能力を予測
――再生医療・遺伝子治療の安全性向上へ貢献――
造血幹細胞の機能を、細胞の時間的ふるまいから非侵襲的に予測する新システムを開発しました。1細胞増幅培養技術と定量位相イメージングを組み合わせ、生きた細胞の動態を詳細に解析し、幹細胞性を深層学習によって予測しました。従来のスナップショット解析では見えなかった造血幹細胞の多様性を明らかにしました。再生医療や遺伝子治療に不可...
キーワード:深層学習/細胞動態/ダイナミクス/一細胞/TEMPO/免疫不全/自己複製/自己複製能/白血球/フローサイトメトリー/骨髄/造血幹細胞/マウス/遺伝子治療/遺伝子導入/幹細胞/血液/血小板/再生医療/細胞治療/赤血球/転写因子/白血病/副作用/遺伝子/遺伝子発現/疾患モデル/造血/非侵襲
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発表日:2025年7月16日
102
完全な線虫ゲノム配列を決定
東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻の森下真一教授、市川和樹助教(研究当時)、飯野雄一東京大学名誉教授、同大学大学院理学系研究科生物科学専攻の豊島有准教授、スタンフォード大学のアンドリュー・ファイヤー教授、コーネル大学のエリック・シュワルツ博士の研究グループは、線虫(学名Caenorhabditis elegans、注1)の完全なゲノム配列を報告しました。線虫は、タンパク質やRNAの機能から発生や神経生物学における多細胞相互作用に至るまで、幅広く生物学のモデルとなっています。線虫は、多細胞生物の中で初めて、1998年にゲノム配列が報告さ...
キーワード:複雑性/遺伝情報/塩基配列/種分化/出芽酵母/遺伝的多型/モデル生物/rRNA/ゲノム配列/バイオバンク/ヒトゲノム/染色体/テロメア/大腸/凍結保存/RNA/ラット/合成生物学/神経生物学/大腸菌/ゲノム/遺伝子
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発表日:2025年7月9日
103
葉の尾状先端の発生機構の解明
―葉先端と基部で異なる細胞分裂角度パターンが形態形成を制御―
東京大学大学院理学系研究科の王子寧大学院生、塚谷裕一教授、京都大学工学研究科の井上康博教授、京都大学医生物学研究所の望月敦史教授らによる研究グループは、葉の鋭い尾状先端 (sharply elongated apex)がどのように形成されるのかという未解明の課題に挑みました。中国原産の落葉高木ナ...
キーワード:環境変動/数値シミュレーション/細胞伸長/進化学/進化生物学/環境適応/形態解析/シミュレーション/葉形態形成/オーキシン/変異体/形態変化/比較研究/遺伝子発現解析/発現解析/ホルモン/発生学/ライブイメージング/形態形成/細胞分裂/転写因子/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年7月8日
104
ロリゲンの通り道を制御する仕組みを発見
──適切な環境下で花を咲かせる巧妙な仕組み── 村田裕介特任研究員、阿部光知教授らの研究グループより
 花成ホルモン(フロリゲン)は葉で作られた後、篩管を通って茎の先端部(茎頂分裂組織)へと運ばれる。茎頂分裂組織に運ばれたフロリゲンは細胞と細胞の間を移動し、最終的に花芽形成領域へ到達するとFDタンパク質とフロリゲン複合体を形成して花芽形成を開始する。これまでに、葉で環境依存的にフロリゲンを産生する仕組みについては多くの知見が蓄積されてきたのに対して、茎頂分裂組織におけるフロリゲンの移動経路、移動を制御する仕組みに関しては未解明の謎であった。 今回、東京大学大学院総合文化研究科の村田裕介特任研究員と阿部光知教授らは、フロリゲンが原形質連絡を介して茎頂分裂組織の細胞間を移動する...
キーワード:アブラナ科/タンパク質間相互作用/生殖/蛍光観察/トンネル/ナノサイズ/環境情報/原形質連絡/機能制御/茎頂分裂組織/分裂組織/フロリゲン/花芽形成/植物ホルモン/シロイヌナズナ/形質転換/ゲノム情報/分子遺伝学/遺伝子発現解析/蛍光タンパク質/発現解析/ホルモン/成長期/アミノ酸/イミン/シグナル分子/細胞核/生体分子/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年7月7日
105
脳は友達の性別をどう記憶する?
―― 社会性記憶における他者情報の符号化様式 ――
発表のポイント◆友達についての記憶を保持する海馬が、「性別」などの相手に付随した情報をどのように表現しているのかを解明しました。◆海馬の腹側CA1領域には、特定の他個体に応答する細胞(アイデンティティ細胞)と、性別や系統という属性を表現する細胞(プロパティ細胞)が共存しており、それらの組み合わせで特定の相手についての記憶が表現されていました。◆多様な他者を記憶する脳の仕組みの理解を深めるとともに、その破綻が関与すると考えられる疾患メカニズムの解明への貢献が期待されます。発表概要東京大学定量生命科学研究所の度会晃行特任助教、...
キーワード:行動実験/符号化/脳活動/アイデンティティ/神経活動/哺乳類/嗜好性/C-Fos/ニューロン/日常生活/光遺伝学/イミン/マウス/遺伝子治療/自閉症/神経科学/神経細胞/転写因子/遺伝学/遺伝子/海馬/脳波
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発表日:2025年7月7日
106
微生物-代謝物関連性発見のための深層ベイズ統合解析法VBayesMMを開発
東京大学大学院理学系研究科のトウンダン特任研究員、アルテムルイセンコ准教授、角田達彦教授(兼 同大学新領域創成科学研究科教授)らは、変分ベイズマイクロバイオーム ・マルチオミクス (VBayesMM)という新しい手法を開発しました。本手法により、ヒトの体内や体表のマイクロバイオームのデータから、その箇所でのヒトの代謝物量を高精度に予測し...
キーワード:AI/ニューラルネットワーク/プロファイル/深層学習/人工知能(AI)/不確実性/空間解析/免疫機能/計算量/因果関係/系統樹/ニューラルネット/マイクロ/自動化/大規模解析/生体内/プロバイオティクス/土壌/微生物生態/生態学/微生物/メタゲノム解析/オミクス/オミクス解析/がん免疫/マルチオミクス/マルチオミクス解析/治療標的/ゲノム解析/メタゲノム/高脂肪食/大腸/分子機構/予測モデル/統計的手法/創薬/代謝物/大腸がん/低酸素/ゲノム/マイクロバイオーム/胃がん/遺伝子/個別化医療/細菌/細菌叢/神経疾患/睡眠/腸内細菌/腸内細菌叢/糖尿病
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発表日:2025年7月4日
107
皮膚からの抗原暴露がアレルギー発症につながるメカニズムを解明
――食物アレルギーの予防法開発に新展開――
 東京大学大学院農学生命科学研究科の村田幸久准教授らの研究グループは、皮膚において産生されるプロスタグランジンD₂(PGD₂、注1)と呼ばれる物質が、免疫細胞のCRTH2受容体を刺激して、アレルギーを発症するIgE抗体の産生(感作)を促進する仕組みを明らかにしました。マウスを用いた実験により、皮膚に卵の抗原を暴露するとPGD₂の産生が増加してIgE抗体が作られ、食物アレルギーの症状が出ました。PGD2の受容体であるCRTH2の遺伝子欠損や阻害剤の皮膚への処置は、これらを抑えることも分かりました。 本研究は、食物アレルギーの新たな予防・治療法の開発に貢献...
キーワード:質量分析/IgE/好酸球/抗原提示/細胞膜/免疫染色/モデルマウス/モノクローナル抗体/Th2/アトピー性皮膚炎/アラキドン酸/アルブミン/プロスタグランジン/プロスタグランジンD2/マウス/リン脂質/抗原/抗原提示細胞/脂質メディエーター/受容体/生理活性/阻害剤/代謝物/免疫細胞/薬理学/アレルギー/バイオマーカー/遺伝子/疫学/抗体/脂質/食物アレルギー/乳幼児/放射線
他の関係分野:総合理工
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発表日:2025年7月4日
108
GGCX膜トポロジー反転による細胞質タンパク質カルボキシル修飾の発見 ビタミンKが抗ウイルス防御に働く新たな仕組みを同定
北海島大学遺伝子病制御研究所の岡崎朋彦准教授(東京大学大学院薬学系研究科の野崎啓史大学院生(研究当時)及び後藤由季子教授らの研究グループは、理化学研究所統合生命医科学研究センターとの共同研究により、抗ウイルス応答の鍵となるタンパク質MAVS(ミトコンドリア抗ウイルスシグナル伝達タンパク質)が、細胞質においてビタミンK依存性のカルボキシル化*1(特定のアミノ酸にカルボキシル基[‒COOH]が付加される修飾)を受けることを明らかにしました。 従来、カルボキシル化は小胞体内腔または細胞外のタンパク質に限定された修飾とされてきましたが、本研究では、小胞体膜貫通酵素GGCX(γ-グ...
キーワード:トポロジー/ビタミン/インターフェロン/分子機構/アポトーシス/アミノ酸/マウス/ミトコンドリア/ワルファリン/小胞体/ウイルス/遺伝子
他の関係分野:数物系科学
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発表日:2025年6月20日
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植物ステロイドホルモンの謎解明
ブラシノステロイドが花粉管ガイダンスを向上する
東京大学大学院理学系研究科の松浦公美特任助教、東山哲也教授、中部大学の鈴木孝征教授、東北大学の木全祐資助教、植田美那子教授、理化学研究所の竹林裕美子テクニカルスタッフ、榊原均グループディレクター(研究当時、現:名古屋大学教授)、中野明彦光量子工学研究セン...
キーワード:卵細胞/ブラシノステロイド/生殖/カルス/花粉管/花粉/シロイヌナズナ/精細胞/受精/ホルモン/ステロイド/ステロイドホルモン/遺伝子
他の関係分野:生物学農学
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発表日:2025年6月20日
110
未来を読む育種で、2つの薬効を同時改良:アカジソで示した新戦略
 東京大学の岩田教授、株式会社ツムラの津坂研究員とかずさDNA研究所の白澤室長らとの共同研究チームは、将来世代の遺伝的変化を予測し、異なる薬効成分に特化した植物集団を組み合わせることで、両方の薬効を併せ持つ優良個体を理論的に設計する新たな育種手法を開発しました。対象としたのは、育種がほとんど進んでいない薬用植物アカジソで、測定に手間のかかるペリルアルデヒドとロスマリン酸の2成分を効率的に改良することを目指しました。ゲノム情報から将来世代の形質を確率的に予測し、高性能な個体が出現する可能性の高い交配組合せを選ぶことで、従来法と比べて遺伝的な改良程度が最大18%向上しました。このアプローチは、ア...
キーワード:データ駆動/シミュレーション/リン酸/ダイズ/イネ/アルデヒド/ゲノム情報/予測モデル/ラット/漢方薬/ゲノム/遺伝子/食生活
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発表日:2025年6月19日
111
藍色光を選択的に吸収するチャネルロドプシンKnChRの構造と機能を解明
多波長型光遺伝学ツールへの応用に道
東京大学大学院理学系研究科の濡木理教授と、名古屋工業大学 生命・応用化学類の神取秀樹特別教授らの研究グループは、2量体チャネルロドプシン(ChR)KnChRの立体構造を、クライオ電子顕微鏡(cryo-EM)...
キーワード:インターフェース/スペクトル/レチナール/分子構造/二量体/スルフィド/高分子/ロイシン/X線結晶構造解析/結晶構造解析/光受容/青色光/オプシン/電子線/マルチスケール/結晶化/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/分解能/膜構造/モデル生物/光刺激/神経活動/大脳/筋ジストロフィー/X線結晶構造/システイン/脂質膜/結晶構造/構造決定/変異体/アルデヒド/微生物/クライオ電子顕微鏡/チャネルロドプシン/プロトン/高分解能/脂質二重膜/ニューロン/初代培養/神経ネットワーク/光遺伝学/アミノ酸/ヘリックス/ラット/ロドプシン/構造変化/神経回路/神経細胞/生体高分子/創薬/大脳皮質/培養細胞/膜タンパク質/立体構造/うつ/うつ病/遺伝学/遺伝子/脂質/精神疾患
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発表日:2025年6月18日
112
クローン性造血・遺伝要因・環境要因の複雑な関係を解明
-TP53遺伝子変異を伴うクローン性造血の幅広い影響を明らかに-
理化学研究所(理研)生命医科学研究センター基盤技術開発研究チームの碓井喜明基礎科学特別研究員、桃沢幸秀チームディレクター(生命医科学研究センター副センター長)、東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻クリニカルシークエンス分野の松田浩一教授らの共同研究グループは、日本の約14万人における、TP53遺伝子[1]変異を伴うクローン性造血について世界最大規模の評価を行い、その特徴や臨床的意義を明らかにしました。本研究成果は、疾患のメカニズムの解明やクローン性造血に基づく臨床予後の評価などに貢献すると期待できます。今回共同研...
キーワード:スループット/人口動態/免疫機能/クローン/ゲノミクス/遺伝情報/塩基配列/生殖/ハザード/カルス/ゲノム配列/アルデヒド/アセトアルデヒド/シークエンス/生殖細胞/環境要因/DNA修復/p53/TP53/がんゲノム/バイオバンク/血清/次世代シークエンサー/治療標的/体細胞変異/アルコール/ゲノム解析/大腸/追跡調査/骨髄/病態解明/アポトーシス/炎症性サイトカイン/血液/細胞死/細胞周期/細胞増殖/受容体/創薬/大腸がん/免疫応答/免疫細胞/膵がん/がん患者/ゲノム/サイトカイン/遺伝子/遺伝子変異/加齢/造血/乳がん/肺がん/慢性疾患
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発表日:2025年6月10日
113
生殖細胞形成とゲノム防御をつなぐ新たな仕組みを解明
本研究では、ショウジョウバエを用いて、CRISPR-Cas9システムによる機能未知遺伝子のノックアウトスクリーニングを行い、生殖細胞数の減少を引き起こす新規の母性因子としてtppを同定しました。tppを欠いたメスが産んだ胚では、生殖細胞の数が著しく減少していました(図4)。...
キーワード:EGFP/piRNA/オルガネラ/遺伝情報/生殖/卵母細胞/胚発生/テンプレート/ゲノムの安定性/CRISPR-Cas/トランスポゾン/生合成経路/変異体/生合成/生殖細胞/ゲノム情報/CRISPR/蛍光タンパク質/小分子RNA/卵巣/mRNA/CRISPR-Cas9/RNA/ショウジョウバエ/スクリーニング/精子/ゲノム/遺伝子
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発表日:2025年6月9日
114
シビアな浅い水域で有孔虫は決まった共生藻しか持てない
―共生褐虫藻の深度変化を解明―
東京大学大気海洋研究所の前田歩特任助教と、愛媛大学先端研究院沿岸環境科学研究センターの濱本耕平助教、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)・地質情報研究部門の鈴木淳研究グループ長、産総研・ネイチャーポジティブ技術実装研究センターの井口亮研究チーム長らによる研究グループは、サンゴ礁に生息する大型底生有孔虫が持つ共生褐虫藻の多様性が生息深度によって変化することを明らかにしました。本研究では、礁原と礁斜面に生息する大型底生有孔虫内の褐虫藻遺伝子を、有孔虫個体レベルで網羅的に解析しました。その結果、深度9mより深い礁斜面の個体が持つ多様な褐虫藻に比べ、深度2m程度の礁...
キーワード:珪藻/海洋/環境モニタリング/気候変動/リボソームRNA遺伝子/リボソームRNA/塩基配列/個体群/沿岸環境/紫外線/モニタリング/炭酸カルシウム/リボソーム/海洋生物/生態系/系統解析/土壌/サンゴ礁/渦鞭毛藻/温暖化/褐虫藻/環境DNA/微細藻類/ゲノム解析/RNA/カルシウム/ゲノム/遺伝子
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発表日:2025年6月4日
115
体内に備わるウイルス抵抗力を実証
――ウイルスの回避機構とそれを阻止する新たな治療戦略――
単純ヘルペスウイルス1型がもつウイルス酵素「vUNG」は、細胞内でのリン酸化によって活性化され、この活性化がマウスにおける致死的な脳炎の発症に不可欠であることを明らかにしました。活性化されたvUNGは、宿主の内因性免疫タンパク質「APOBEC1」によるウイルスゲノムDNAへの変異導入(抗ウイルス防御)を打ち消し、脳内でのウイルス増殖を可能にしていることが解りました。vUNGをウイルスベクターで阻害することで、APOBEC1の抗ウイルス防御機能が回復し、ヘルペス脳炎の発症を有意に抑制できることを実証...
キーワード:危機管理/質量分析法/ゲノムDNA/バクテリオファージ/共進化/神経系/質量分析/前駆体/インフォマティクス/生体内/人獣共通感染症/部位特異的変異/リン酸/宿主因子/酵素活性/微生物/RNA編集/リン酸化プロテオーム/AAV/DNA修復/HSV/アデノ随伴ウイルス/アデノ随伴ウイルスベクター/オミクス/ベクター/マウスモデル/治療標的/中枢神経/病理/病理学/mRNA/ゲノム解析/中枢神経系/HSV-1/単純ヘルペスウイルス/病態解明/RNA/ウイルスベクター/ファージ/プロテオミクス/ヘルペスウイルス/マウス/リポタンパク質/遺伝子治療/遺伝子導入/抗ウイルス剤/再生医療/細胞治療/皮膚疾患/免疫応答/ウイルス/ゲノム/ワクチン/遺伝子/疫学/感染症/公衆衛生/新生児
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発表日:2025年5月30日
116
微生物群と代謝物のデータを統合し分類する新解析法I
-SVVSを開発
 東京大学大学院農学生命科学研究科の岩田洋佳教授らは、統合確率的変分変数選択(I-SVVS)という新しい手法を開発しました。これは、植物の根圏土壌や動物の腸内など、ホスト生物の近傍に存在する微生物叢(マイクロバイオーム)と代謝物(メタボローム)のデータを統合し、分類(クラスタリング)を行うことで、微生物と代謝物の関係を解明する技術です。微生物と代謝物の相互作用は、ホスト生物の成長や健康、さらには環境に影響を与えるため、その仕組みを理解することが重要です。 I-SVVSは、ベイズ非パラメトリック手法を用いることで、最適な分類群(クラスタ)数を自動的に決定し、データの特...
キーワード:混合モデル/潜在変数/変数選択/情報量/アルゴリズム/クラスタリング/プロファイル/ベイズ統計/最適化/レジリエンス/気候変動/データ解析/遺伝情報/系統樹/質量分析/持続可能/データ構造/マイクロ/モデリング/モデル化/カルス/マッピング/ダイズ/生態系/環境応答/土壌/微生物/微生物叢/オミクス/マルチオミクス/メタゲノム/DNAメチル化/プロテオミクス/マウス/メチル化/代謝物/ゲノム/マイクロバイオーム/メタボローム/遺伝子/遺伝子発現/細菌/腸内細菌
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発表日:2025年5月29日
117
RNAポリメラーゼIIがゲノムDNAを転写する様子を立体構造で可視化
――ヒト細胞内のDNAに結合した標的タンパク質複合体の構造解析法を確立――
クロマチン構造機能研究分野の鯨井智也 助教、胡桃坂仁志 教授らによる研究グループは、解析対象のタンパク質をゲノムDNAに結合した状態で抽出する方法(ChIP:Chromatin immunopurification)とクライオ電子顕微鏡解析(CryoEM:Cryo-electron microscopy)を組み合わせた「ChIP-CryoEM法」を確立しました。本方法を用いて、遺伝子発現においてDNAからRNAを合成する酵素RNAポリメラーゼIIの構造解析を行い、ヒト細胞内でゲノムDNAを転写中のRNAポリメラーゼIIの立体構造を可視化することに初めて成功しました。構造解析か...
キーワード:画像処理/DNA結合/閉じ込め/ゲノムDNA/タンパク質複合体/遺伝情報/電子線/タンパク質精製/ヒストン/極低温/電子顕微鏡/分解能/転写伸長/ヌクレオソーム/RNAポリメラーゼ/ゲノム配列/クロマチン構造/RNA合成/アミノ酸配列/クライオ電子顕微鏡/遺伝子工学/高分解能/クロマチン/ゲノム解析/RNA/アミノ酸/遺伝子発現制御/凝集体/創薬/発現制御/立体構造/立体構造解析/ICT/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/抗体/細菌
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発表日:2025年5月26日
118
【研究成果】ヘムタンパク質が植物の形づくりを制御する
──コケ植物と被子植物に保存されたRLFタンパク質の役割を解明──
 本研究グループは、シロイヌナズナRLFのアミノ酸配列をもとに相同配列を検索した結果、ゼニゴケにもシトクロムb5様ヘム結合ドメイン(Cytb5-HBD)を含むRLF相同遺伝子(共通の祖先をもつ遺伝子)が見つかり、これをMpRLF遺伝子と名付けて解析を進めました。まずMpRLFがゼニゴケの器官発生にどのような影響を与えるのか調べるために、MpRLF遺伝子を欠損させた変異体(Mprlf)を作出しました。野生型と比べて、変異体では、葉状体の成長抑制、杯状体の形成阻害、異常な生殖器官が観察された...
キーワード:普遍性/スペクトル/分子構造/酸化還元反応/アブラナ科/ヘムタンパク質/コケ植物/シトクロム/ゼニゴケ/生殖/組み換えタンパク質/電子伝達/クロム/可視光/還元反応/紫外線/酸化還元/生産性/組み換え/遺伝子改変/ゲノム配列/変異体/シロイヌナズナ/リグニン/生合成/アミノ酸配列/分子機能/アミノ酸/ヘモグロビン/ゲノム/遺伝子/脂質/脂質代謝
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年5月24日
119
がん-微小血管チップでがん転移過程の一部を可視化
――分子標的薬の開発や薬剤スクリーニングへの応用に期待――
東京大学 生産技術研究所の池田 行徳 大学院生(研究当時)、近藤 誠 助教、松永 行子 教授らのグループは、がん細胞クラスター(circulating tumor cell clusters:CTCクラスター)が血管内に形成する過程を可視化する「がん-微小血管チップ」を開発しました。腫瘍オルガノイドと血管内皮細胞を三次元培養し、がん細胞の集団移動、血管構造の乗っ取り(vessel co-option)、血管内へのクラスター放出という一連のプロセスを世界で初めて明確に観察しました。特に、がん細胞由来のTGF-β(トランスフォーミング増殖因子β)が内皮細胞にEndoMT(endot...
キーワード:がん研究/悪性化/細胞動態/生産技術/マイクロ/マイクロ流体/レーザー/細胞工学/共焦点レーザー顕微鏡/一細胞/生体組織/遺伝子発現解析/血管内皮/細胞間相互作用/治療標的/浸潤/浸潤・転移/組織修復/増殖因子/発現解析/微小環境/分化転換/薬剤スクリーニング/大腸/分子標的/TGF-β/オルガノイド/歯学/in vitro/がん細胞/がん転移/スクリーニング/マイクロ流体デバイス/ラット/血管内皮細胞/細胞死/阻害剤/創薬/相互作用解析/大腸がん/内皮細胞/免疫応答/免疫細胞/サイトカイン/スタチン/遺伝子/遺伝子発現/動物実験/分子標的薬
他の関係分野:複合領域生物学工学総合生物
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発表日:2025年5月21日
120
植物が干ばつに打ち勝つ力を引き出すしくみを発見
――根と葉の機能を高めることで植物の乾燥ストレスを軽減――
 東京大学大学院農学生命科学研究科の勝濵直椰大学院生と矢守航准教授らは、水が限られた環境(乾燥ストレス)下でも植物の成長を維持するためには、根からの水や養分の吸収と葉での光合成活性を同時に高めることが重要であることを明らかにしました。 これまで、葉における光合成の制御機構の一つとして、気孔を取りまく孔辺細胞に存在するタンパク質「H⁺-ATPase」のはたらきが知られており、その活性を制御する「PATROL1」というタンパク質が注目されてきました。PATROL1は根においても大量に存在していることが知られていたものの、その役割は不明でした。本研究グループは、PATRO...
キーワード:AI/人工知能(AI)/異常気象/気候変動/プロトンポンプ/光合成/持続可能/シナプス/SEM/シロイヌナズナ/ダイズ/トマト/乾燥耐性/食料安全保障/農地/イネ/ストレス耐性/乾燥ストレス/細胞壁/水資源/土壌/アミノ酸配列/プロトン/細胞膜/免疫沈降/免疫沈降法/蛍光タンパク質/神経伝達物質/アミノ酸/神経細胞/立体構造/ゲノム/ストレス/遺伝子/抗体
他の関係分野:情報学数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年5月20日
121
動物モデルを用いた新型コロナウイルス半生ウイルスワクチンプラットフォームの確立
ウイルス粒子を構成する4つの構造蛋白質のうち、EおよびMをコードする2つの遺伝子を欠損させたΔEMウイルスを作製した。このΔEMウイルスは感染性ウイルス粒子を産生しない半生ウイルスであり、経鼻接種可能な半生ウイルスワクチンとして応用した。ΔEMウイルスワクチンで誘導される免疫は、感染局所においてS蛋白質特異的IgA抗体、SおよびN蛋白質に対するT細胞応答を誘導し、起源株を基にしたワクチンであるにもかかわらず、抗原性が大きく変化したオミクロンXBB株に対しても、肺のみならず鼻でのウイルス増殖も抑制した。よって、本ワクチンは重症化を防ぐの...
キーワード:危機管理/デルタ/ナノ粒子/組み換え/IgA抗体/細胞応答/変異株/病原性/SARS-CoV-2/ウイルス感染症/マウスモデル/自己複製/動物モデル/mRNA/新型コロナウイルス/粘膜免疫/T細胞/マウス/ラット/抗原/細胞死/細胞培養/受容体/培養細胞/免疫応答/ウイルス/ゲノム/ワクチン/遺伝子/感染症/抗体/新型コロナウイルス感染症/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:複合領域工学総合生物農学
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発表日:2025年5月15日
122
ヒトの高感度な匂い知覚に関わる嗅粘液中因子の発見
――細胞外マトリクス糖タンパク質のフィブロネクチンが 嗅覚受容体の匂い応答を促進――
 東京大学大学院農学生命科学研究科の東原和成教授の研究グループは、大学院医学系研究科の近藤健二教授、味の素株式会社の伊地知千織氏(Group Executive Specialist)と共同で、ヒトの嗅粘液中の細胞外マトリクス糖タンパク質、フィブロネクチン(FN,注2)が、嗅覚受容体(OR,注3)の匂い物質への応答を促進することを見出しました。 動物は極めて高感度な嗅覚能力を持つものの、OR自体の感度は比較的低いため、嗅覚感度を調節する因子の存在が示唆されていましたが、実体は不明でした。本研究では、ヒトORを発現した培養細胞及びマウス嗅上皮を用いて、嗅粘液中のFNが匂い物質...
キーワード:空間解析/時空間解析/高分子/生体模倣/センサー/ダイナミクス/細胞応答/嗅覚受容体/嗅覚障害/嗅上皮/嗅神経細胞/細胞内シグナル/臨床応用/ATP/Gタンパク質/Gタンパク質共役型受容体/マウス/幹細胞/受容体/神経細胞/糖タンパク質/培養細胞/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域化学工学農学
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発表日:2025年5月13日
123
細菌のゲノム構造進化を実験室で観測
――トランスポゾンに駆動された進化を加速する新手法を開発――
東京大学大学院総合文化研究科の金井雄樹特任助教(研究当時:東京大学大学院理学系研究科大学院生)と大学院理学系研究科の津留三良特任助教と古澤力教授らによる研究グループは、細菌のゲノム構造 の進化を加速する方法を開発しました。生物の進化は点変異(DNA上の小さな変化)と構造変異(DNAの大きな変化、 )によって進みます。細菌におい...
キーワード:ゲノムDNA/遺伝情報/塩基配列/進化工学/モーター/実証実験/長鎖DNA/トランスポゾン/発酵/ゲノム構造/ゲノム配列/変異体/共生細菌/病原性/微生物/プロモーター/大腸/点変異/RNA/抗生物質/構造変化/大腸菌/ゲノム/遺伝子/細菌
他の関係分野:化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年5月12日
124
再生医療向け幹細胞培養のプロセス設計をデジタル化
―数理モデルに基づくデザインスペースを実験的に検証―
東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻の杉山弘和教授と林勇佑助教、廣納敬太大学院生(研究当時)らによる研究グループは、名古屋大学大学院創薬科学研究科の加藤竜司准教授、大阪大学大学院工学研究科の紀ノ岡正博教授らとの共同研究により、再生医療向け間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cell: MSC)の培養プロセスを対象に、品質を満たす運転条件であるデザインスペース(Design space: DS)を決定するための新規アルゴリズムを開発し、その実験的検証に成功しました。近年、製薬産業ではDSに立脚した医薬品製造が重要視されています。しかし、MSCの培養プロセスは...
キーワード:アルゴリズム/オープンアクセス/品質管理/微分方程式/確率論/モンテカルロシミュレーション/プロセス設計/生物工学/デジタル化/マネジメント/リスクマネジメント/システム工学/シミュレーション/モデル化/物理モデル/生体内/生体組織/自己複製/自己複製能/脊髄損傷/妥当性/間葉系幹細胞/軟骨/遺伝子治療/幹細胞/再生医療/細胞増殖/細胞培養/創薬/遺伝子
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学総合生物
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発表日:2025年5月9日
125
緑のアメーバから見えてきた光共生の適応的意義と多様性
―淡水池からサンゴ礁まで、光共生成立の普遍的な仕組みの理解に貢献―
東京大学大学院新領域創成科学研究科の丸山真一朗准教授、国立遺伝学研究所遺伝形質研究系の宮城島進也教授、神戸大学内海域環境教育研究センターの大沼亮講師らによる研究グループは、長く謎とされてきたアメーバにおける光共生の適応的な意義と共生藻類の隠れた多様性を明らかにしました。今回、細胞内に緑藻類を共生させる光共生を行うアメーバから人為的に藻類を取り除き非共生状態(白化状態)を誘導する手法を開発しました(図1)。白化状態と共生状態の比較から、藻類細胞と共生することで飢餓条件下での宿主アメーバの生存率が高まることが明らかになりました。また、本種アメーバの細胞内には共生能力の異なる2タイプの...
キーワード:環境教育/パートナーシップ/海洋/光合成/進化学/評価手法/系統解析/サンゴ礁/渦鞭毛藻/褐虫藻/微細藻類/細胞生物学/遺伝学/遺伝子
他の関係分野:複合領域環境学生物学工学農学
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発表日:2025年5月7日
126
【研究成果】腸脳相関による食べ物の好みの調節
──糖嗜好性の調節に腸から脳へのシグナル伝達経路が関与する可能性──
 東京大学大学院総合文化研究科の原田一貴助教(当時)、坪井貴司教授とお茶の水女子大学理学部生物学科の山田芹華さん(当時)、同大学基幹研究院自然科学系の毛内拡助教、東京都医学総合研究所の夏堀晃世主席研究員らの研究チームは、マウスにおける糖嗜好性の調節機構の一端を明らかにしました。本研究では、マウスにおいて糖摂取後数秒以内に求心性迷走神経が活性化し、その情報が前頭皮質の神経細胞(ニューロン)およびアストロサイトを活性化することを見出しました。そして、このシグナル伝達過程にドーパミンが重要な役割を担っていることを見出しました。さらに、心理的ストレスを負荷したマウスでは、前頭皮質の活性化が認められな...
キーワード:グルコース/ファイバー/センサー/光ファイバー/シナプス/遺伝子改変/前頭皮質/大脳/輸送体/嗜好性/Ca2+/ナトリウム/グリア細胞/ニューロン/蛍光タンパク質/頭蓋骨/ドーパミン/生理機能/アストロサイト/グリア/グルタミン酸/マウス/遺伝子改変マウス/蛍光顕微鏡/受容体/神経細胞/大脳皮質/内分泌/迷走神経/ストレス/遺伝子/心理的ストレス/睡眠/精神疾患
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年4月23日
127
植物の開花の始まりを抑える未知の遺伝子制御の仕組みを解明
―植物特異的Dof転写因子はDNA上の近接した結合配列のタンデムリピートに 効率的に集積する―
 被子植物の実験モデルであるシロイヌナズナにおいては、遺伝子の5%を超える1,500以上の遺伝子が転写因子をコードし、そのうちの45%は植物特異的なファミリーに属していると推計されています。DNA-binding with one-finger(Dof)転写因子は、Dofドメインと名付けられた独特なzinc finger(ZF)型DNA結合ドメインを分子内に1つだけもつ植物特異的な転写因子ファミリーであり、植物の多岐にわたる生理過程の遺伝子発現調節において重要な役割を担っています。しかし、Dofドメインの結合配列はAAAG(またはその逆相補配列CTTT)であり、限られた標的遺伝子のプロモータ...
キーワード:先端技術/DNA結合/空間分布/水溶液/X線回折/エントロピー/高速AFM/高分子/遺伝子発現調節/X線結晶構造解析/維管束/結晶構造解析/細胞伸長/生殖/原子分解能/熱力学/単結晶/AFM/モーター/ライフサイクル/原子間力顕微鏡/分解能/X線結晶構造/プロトプラスト/フロリゲン/結晶構造/植物ホルモン/シロイヌナズナ/形質転換植物/形質転換/炭水化物/土壌/高速原子間力顕微鏡/転写抑制/プロモーター/遺伝子制御/実験モデル/ホルモン/分子機構/アミノ酸/ヘリックス/ラット/リガンド/幹細胞/構造変化/生体高分子/生体分子/創薬/低分子化合物/転写因子/転写制御/発現調節/立体構造/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2025年4月23日
128
飢餓時の代謝トランスオミクスネットワークの構造的堅牢性と時間的脆弱性
飢餓適応システムとしての生物学的鳥瞰図を描く
東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻の黒田真也教授と、同研究科附属遺伝子実験施設の守田啓悟助教らによる研究グループは、新潟大学大学院医歯学総合研究科の松本雅記教授、幡野敦助教、奈良先端科学技術大学院大学の小鍛治俊也助教、東京大学大学院新領域創成科学研究科の鈴木穣教授、九州大学生体防御医学研究所の馬場健史教授、和泉自泰准教授、高橋政友助教、慶應義塾大学先端生命科学研究所の曽我朋義教授、平山明由准教授らとの共同研究により、マウス肝臓における飢餓時の代謝トランスオミクスネットワーク...
キーワード:データ駆動/インターネット/ネットワーク解析/時系列データ/脆弱性/高分子/グルコース/遺伝情報/マルチスケール/大規模解析/生体内/トランスオミクス/リン酸/TEMPO/炭化水素/細胞運命/糖新生/オミクス/オミクス解析/タンパク質リン酸化/病理/ホルモン/レプチン/生体防御/臓器連関/モデルマウス/歯学/ATP/RNA/アミノ酸/マウス/官能基/血液/脂肪酸/神経回路/代謝酵素/代謝物/立体構造/2型糖尿病/遺伝子/遺伝子発現/脂質/生活習慣病/糖尿病
他の関係分野:情報学環境学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年4月18日
129
小胞体とミトコンドリアが手をつなぐ仕組み
―発達障害の原因解明に期待―
東京大学大学院工学系研究科の平林祐介准教授、中村航規大学院生(研究当時)、青山幸恵子特任研究員、長尾崇弘大学院生らによる研究グループは、哺乳類細胞におけるミトコンドリア―小胞体接触場(MERCS)形成の分子機構を解明しました。細胞の臓器(細胞内小器官)として重要な働きを担う小胞体とミトコンドリアは互いに極めて近づき接触場を形成します。2種類の小器官がこの接触場を介し、カルシウムや脂質をやりとりしながら協調的に働くことが、神経細胞など多様な細胞の機能発揮に不可欠です。本研究では、小胞体の表面にあるタンパク質PDZD8とミトコンドリアの表面にあるタンパク質FKBP8...
キーワード:電子相関/トモグラフィー/質量分析法/タンパク質合成/細胞内小器官/オルガネラ/栄養飢餓/質量分析/形態制御/ナノメートル/構造制御/超解像/電子顕微鏡/微細構造/膜構造/カルシウムイオン/シナプス/大脳/超解像顕微鏡/哺乳類/ゲノム編集技術/機能解析/免疫沈降/ニューロン/分子機構/ゲノム編集/エネルギー代謝/カルシウム/スクリーニング/マウス/ミトコンドリア/構造生物学/細胞内局在/自閉症/小胞体/神経回路/神経細胞/大脳皮質/脳機能/膜タンパク質/ゲノム/コミュニケーション/遺伝子/遺伝子変異/脂質/神経疾患/生理学/精神疾患/発達障害
他の関係分野:数物系科学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年4月18日
130
ウイルスの生存戦略を司る分子模倣を解明
――ウイルスキナーゼは宿主キナーゼの機能だけでなく、調節機構も模倣する――
東京大学医科学研究所感染・免疫部門ウイルス病態制御分野の川口寧教授と小栁直人助教らによる研究グループは、単純ヘルペスウイルスがコードするウイルス特異的なキナーゼであるUL13が、宿主キナーゼであるサイクリン依存キナーゼ(CDK1, CDK2)のキナーゼ活性制御機構を模倣することを明らかにしました。このキナーゼ活性制御機構によって脳における致死的なウイルス感染の抑制に加え、ウイルスの効率的な回帰発症に寄与していることが判明しました。すなわち、ウイルスが体内で生き延びるための巧妙な仕組みの一端が解明されました。〈研究の背景〉ヒトヘ...
キーワード:生存戦略/リン酸/変異株/病原性/アミノ酸配列/遺伝子工学/HSV/大腸/ゲノム編集/単純ヘルペスウイルス/病態モデル/アミノ酸/キナーゼ/グルタミン酸/ヘルペスウイルス/マウス/抗ウイルス剤/抗ウイルス薬/細胞周期/大腸菌/皮膚疾患/ウイルス/ゲノム/ストレス/ワクチン/遺伝子/感染症/新生児
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発表日:2025年4月12日
131
染色体の動きをコントロールする「DNAループ」の仕組みに迫る
発表のポイント◆細胞分裂時に、染色体上のDNAループの大きさを適切に制御する仕組みがあること、またこの仕組みが壊れると染色体がスムーズに分離できなくなることを発見しました。◆DNAループの大きさが、コヒーシンとScc2という2つの因子の相互作用の強さで決定されていることを明らかにしました。◆本研究の成果は、染色体分配の異常が関与するがんや遺伝性疾患の理解を深め、将来的にはその予防や治療法の開発に貢献することが期待されます。...
キーワード:遺伝性疾患/タンパク質複合体/遺伝情報/モーター/染色体分配/コヒーシン/哺乳類/分子モーター/ゲノム情報/セントロメア/次世代シークエンサー/染色体/イミン/遺伝子発現制御/遺伝病/高次構造/細胞分裂/白血病/発現制御/ゲノム/ダウン症候群/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年4月12日
132
【研究成果】共生菌が「悪者」になるメカニズム
──植物内生菌が潜在的に有する病原性発現機構の解明──
 東京大学大学院総合文化研究科の晝間敬准教授および氏松蓮博士後期課程学生、同大学大学院新領域創成科学研究科の青木誠志郎客員共同研究員、東京科学大学理学院化学系の南篤志教授らによる研究グループは、植物の根に内生する糸状菌が潜在的に有する病原性の発現メカニズムを明らかにしました。 植物体内に生息する植物内生菌は宿主に対して共生性から病原性まで様々な生活様式を示すことが知られていますが、その生活様式の「ゆらぎ」を制御するメカニズムについてはほとんどわかっていません。今回、本研究グループは、モデル植物シロイヌナズナに内生して多くの場合共生的にふるまう真菌Colletotric...
キーワード:遺伝子発現調節/カーボンニュートラル/生活様式/カーボン/遺伝子クラスター/胞子形成/病原菌/シロイヌナズナ/糸状菌/共生菌/二次代謝/病原性/生合成/生合成遺伝子/生合成酵素/微生物/アミノ酸配列/潜伏感染/ゲノムワイド/転写制御因子/遺伝子発現解析/発現解析/ゆらぎ/分子機構/アミノ酸/代謝物/転写制御/発現調節/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/真菌/老化
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発表日:2025年4月12日
133
【研究成果】光でゲノム変化を制御するゲノム合成技術「MagTAQing」を開発
 東京大学大学院総合文化研究科の太田邦史教授らの研究グループは、光で制御するトップダウン型ゲノム合成技術の開発に成功しました。 生命の設計図であるゲノムDNAを改変・合成し、医療や環境などの地球的課題を克服する新しい生物機能の開発が世界的に研究されています。このような技術をゲノム合成といいます。その中で、既存のゲノムDNAを再編成して生物機能を改良するリフォーム型の方式をトップダウン型ゲノム合成と呼びます。この方法は古くから交配や突然変異誘発によって人類が用いてきた生物改良法ですが、近年ではゲノムの再編成を誘発する手法が開発されています。 本研究では、東京...
キーワード:突然変異/普遍性/バクテリア/二量体/ゲノムDNA/タンパク質合成/遺伝情報/塩基配列/減数分裂/光受容/光受容体/出芽酵母/青色光/紡錘体/ヒストン/光スイッチ/光照射/チタン/エタノール/ハイブリット/rDNA/構造予測/リボソーム/好熱菌/発酵/変異株/バイオマス/酵素活性/微生物/DNA二本鎖切断/セントロメア/DNA修復/ゲノム変異/光制御/染色体/放射線照射/微小管/予測モデル/DNA複製/RNA/ヒストン修飾/ファージ/高次構造/細胞核/細胞分裂/受容体/精子/立体構造/ゲノム/遺伝子/感染症/放射線
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発表日:2025年4月12日
134
CRISPR-Cas13を利用したRNA編集ツールの構造基盤を解明!
CRISPR-Cas獲得免疫機構に関与するCas13タンパク質は、ガイドRNAと複合体を形成し、標的となる1本鎖RNAを切断するはたらきをもつため、RNA検出ツールやRNA編集ツールとして応用されています。近年、Cas13と脱アミノ化酵素ADAR2からなる融合タンパク質を利用したRNA編集技術であるREPAIR法が報告されました。しかし、Cas13-ADAR2が標的RNAを編集する分子メカニズムは不明でした。東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻の石川潤一郎大学院生と先端科学技術研究センターの西増弘...
キーワード:先端技術/分子構造/ゲノムDNA/イノシン/遺伝情報/塩基配列/電子線/電子顕微鏡/融合タンパク質/遺伝子改変/生体内/CRISPR-Cas/変異体/アミノ酸配列/クライオ電子顕微鏡/RNA編集/STAT/獲得免疫/CRISPR/アデノシン/mRNA/感染症対策/生体防御/ゲノム編集/CRISPR-Cas9/RNA/アミノ酸/ラット/遺伝子治療/創薬/立体構造/ウイルス/ゲノム/遺伝子/感染症
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発表日:2025年4月4日
135
【研究成果】20種類の翻訳因子の持続的な再生産を達成
──自律的に増殖し続ける人工細胞の構築に期待──
 JST戦略的創造研究推進事業において、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻の萩野勝己大学院生、市橋伯一教授(兼:同研究科附属先進科学研究機構/同大学生物普遍性連携研究機構)、理化学研究所生命機能科学研究センターの益田恵子研究員、清水義宏チームディレクターらは、核酸やタンパク質といった無生物材料のみを用いて、生物の必須機能である「タンパク質合成」装置の一部を持続的に再生産する分子システムの構築に成功しました。 生命の特徴である自己増殖の能力を人工的に再現することは、生命科学における重要な課題です。自己増殖を達成するためには、タンパク質の合成機構自体を自ら作り出すシステムが必要で...
キーワード:最適化/情報学/産学連携/普遍性/バクテリア/ゲノムDNA/タンパク質合成/トランスファーRNA/tRNA/コドン/遺伝情報/生産システム/物質生産/遺伝暗号/人工細胞/分子システム/無細胞翻訳系/リボソーム/遺伝子改変/タンパク質翻訳/再生産/アミノ酸配列/アミノアシルtRNA/蛍光タンパク質/自己複製/緑色蛍光タンパク質(GFP)/mRNA/大腸/DNA複製/RNA/アミノ酸/プロリン/ルシフェラーゼ/医薬品開発/大腸菌/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年3月28日
136
イヌの骨肉腫に対する新規治療薬候補を発見!!
――HER2を標的とする抗体薬物複合体のイヌの癌に対する効果が明らかに――
 北里大学獣医学部獣医学科の酒居幸生講師、東京大学大学院農学生命科学研究科の中川貴之准教授、加藤大貴特任講師らの研究グループは、これまでの研究において受容体型チロシンキナーゼの一つであるHER2がイヌの様々な悪性腫瘍(乳癌や尿路上皮癌、前立腺癌、肛門嚢腺癌、甲状腺癌など)で高発現していることを発見し、新たな治療標的となる可能性を報告してきました。一方で、イヌと同様にヒトでも、乳癌をはじめ、様々な悪性腫瘍でHER2の高発現が報告されています。さらにはヒトHER2に対する抗体薬が開発され、その抗腫瘍効果が腫瘍細胞株や担癌モデルマウス、実際のヒト癌患者で証明されています。一方、イヌの悪性腫...
キーワード:産学連携/周期解/獣医学/細胞膜/受容体型チロシンキナーゼ/免疫不全/チロシンキナーゼ/細胞株/治療標的/肉腫/免疫不全マウス/甲状腺/微小管/モデルマウス/悪性腫瘍/抗体薬物複合体/HER2/アポトーシス/キナーゼ/マウス/抗腫瘍効果/細胞死/細胞周期/受容体/阻害剤/誘導体/臨床試験/遺伝子/化学療法/抗体/手術
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発表日:2025年3月28日
137
ヘテロクロマチンタンパク質による液-液相分離機構を解明
 横浜市立大学大学院生命医科学研究科の西村 善文名誉教授(特任教授)、古川 亜矢子客員研究員(現京都大学大学院農学研究科准教授)、理化学研究所放射光科学研究センターの清水 伸隆グループディレクター(研究当時:高エネルギー加速器研究機構教授)、東京大学大学院農学生命科学研究科の寺田 透教授、高エネルギー加速器研究機構の千田 俊哉教授、基礎生物学研究所の中山 潤一教授らのグループは、ヘテロクロマチンタンパク質HP1αによる液-液相分離の分子機構を解明しました。液-液相分離とは自発的に液滴を形成する現象で細胞内のさまざまな顆粒形成に関与するとされ、核内では濃縮し遺伝子の発現が抑えられた状態のヘテロ...
キーワード:原子核/高エネルギー/磁気共鳴/水分子/加速器/相分離/放射光/磁場/高分子/悪性化/粗視化モデル/核スピン/小角散乱/ヒストン/光散乱/構造モデル/X線小角散乱/スピン/動力学/分子動力学/ヌクレオソーム/構造変換/光学顕微鏡/リン酸/変異体/クロマチン構造/ヘテロクロマチン/セントロメア/クロマチン/蛍光タンパク質/テロメア/分子機構/がん化/発がん/RNA/アミノ酸/クロマトグラフィー/メチル化/ラット/核磁気共鳴/凝集体/細胞核/創薬/分子動力学計算/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年3月27日
138
mRNAは消えて終わりじゃない!
――mRNA分解中間体が転写を抑える新たなフィードバック機構の発見――
 東京大学大学院農学生命科学研究科の藤原徹教授らは、植物の必須元素の環境中の濃度に応じて適切に吸収を制御するために不可欠な新たな遺伝子発現制御機構を発見しました。具体的にはシロイヌナズナのホウ素輸送体NIP5;1の遺伝子発現が細胞内のホウ素濃度に応じて、転写・翻訳・mRNA分解が連携する「多層的な制御システム」によって調整されていることを今回明らかにしました。特に、5'-非翻訳領域(5'-UTR)に存在するAUGUAA配列上で、リボソームがホウ素濃度を感知して停止することで、翻訳の抑制・mRNAの分解・転写の抑制が連動する仕組みを明らかにしました。 さらに、...
キーワード:最適化/情報学/環境変化/産学連携/終止コドン/タンパク質合成/翻訳開始/mRNA分解/コドン/遺伝情報/栄養応答/塩基配列/テンプレート/フィードバック/制御システム/リボソーム/イントロン/ホウ素/転写開始点/RNAポリメラーゼ/輸送体/シロイヌナズナ/変異株/翻訳抑制/植物栄養/環境応答/細胞壁/土壌/シークエンス/転写抑制/アンチセンス/遺伝子制御/mRNA/次世代シーケンサー/RNA/アミノ酸/シグナル分子/遺伝子発現制御/細胞核/転写制御/発現制御/発現調節/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:情報学複合領域化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年3月26日
139
「ドーナツの謎」に迫る! 精子内のDNA凝縮過程の動態観察に成功!
金沢大学大学院新学術創成研究科ナノ生命科学専攻/ナノ精密医学・理工学卓越大学院プログラム履修生の西出梧朗(博士後期課程3年、研究当時)、金沢大学ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)のキイシヤン・リン特任助教、安藤敏夫特任教授、東京大学定量生命科学研究所の岡田由紀教授、金沢大学WPI-NanoLSI/新学術創成研究機構のリチャード・ウォング教授らの共同研究グループは、精子形成時に起こるDNA凝縮過程の動態観察に初めて成功しました。哺乳類の精子細胞は受精の役割を担うために、ユニークな細胞構造と機能を持っています。特に、遺伝情報をコンパクトにまとめるため、核膜孔を通じた分子輸送や...
キーワード:産学連携/時間分解/高速AFM/遺伝情報/生殖/時間分解能/ヒストン/AFM/ダイナミクス/ナノメートル/ナノ構造/原子間力顕微鏡/分解能/診断法/システイン/哺乳類/リン酸/高速原子間力顕微鏡/アルギニン/空間分解能/精子形成/DNA修復/クロマチン/受精/男性不妊/不妊症/タンパク質相互作用/遺伝子治療/核酸医薬/細胞核/精子/遺伝子
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発表日:2025年3月21日
140
ゲノムの「暴れ者」トランスポゾンを押さえ込むしなやかな戦略
――piRNAの増幅経路が持つもう一つの役割――
発表のポイント◆トランスポゾンを抑制するpiRNAの配列パターンは完全に決まったものではなく、確率的に変動しうることを発見しました。◆piRNAの配列パターンは、再生産するpiRNA同士の競争によって自動的に最適化されることを発見しました。◆トランスポゾン制御メカニズムの理解を深め、遺伝子工学や生物医学分野への応用につながる可能性があります。...
キーワード:最適化/情報学/産学連携/ゲノムDNA/反応場/piRNA/生殖/センサー/ゲノムの安定性/トランスポゾン/カイコ/共生細菌/再生産/集団遺伝学/生殖細胞/遺伝子工学/ゆらぎ/ゲノム編集/RNA/ショウジョウバエ/マウス/培養細胞/ゲノム/遺伝学/遺伝子/細菌
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発表日:2025年3月13日
141
【研究成果】ゲノム再編成によるゲノム合成技術で酸に強いトルラ酵母を取得
──従来の変異原処理法よりも効率的で遺伝子同定も容易──
 東京大学大学院総合文化研究科の小田助教らによる研究グループは、三菱商事ライフサイエンス(株)と共同で、外来遺伝子を持ち込まない新しいゲノム改良法を用いて、レモン果汁(pH2.3)よりも酸性のpH1.8で生育可能なトルラ酵母の取得に成功しました。 トルラ酵母は、交配ができず品種改良が困難でした。これまでに、DNA切断酵素を細胞核内に送致してゲノムDNAを切断し、ゲノム再編成を引き起こすTAQing2.0技術を開発していました。今回TAQing2.0と従来の変異誘発法の双方で、酸性下で増殖できるトルラ酵母を育種しました。その結果、外部遺伝子の混入なしに、強い酸...
キーワード:産学連携/突然変異/普遍性/ゲノムDNA/遺伝情報/モーター/タンパク質栄養/変異株/遺伝的変異/微生物/プロモーター/ゲノム変異/点突然変異/点変異/アミノ酸/細胞核/ゲノム/遺伝子/遺伝子変異/感染症
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発表日:2025年3月6日
142
RNAポリメラーゼに一時停止を守らせる仕組み
-転写開始直後の遺伝子発現チェックポイント機構を解明-
理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター転写制御構造生物学研究チームの関根俊一チームリーダー、永沼政広研究員、江原晴彦上級研究員、東京大学定量生命科学研究所先端定量生命科学研究部門クロマチン構造機能研究分野の胡桃坂仁志教授、鯨井智也助教らの共同研究グループは、遺伝情報を読み取るタンパク質の巨大複合体「RNAポリメラーゼII(RNAPII)[1]」がDNAの配列を読み取って、RNAをつくる転写[1]を始めた直後に、転写を抑制する転写伸長因子[2]やヌクレオソーム[3]という構造体との相互作用に...
キーワード:先端技術/産学連携/閉じ込め/バクテリア/ゲノムDNA/タンパク質複合体/遺伝情報/胚発生/電子線/ヒストン/モーター/電子顕微鏡/転写伸長/ヌクレオソーム/カルス/古細菌/転写開始点/哺乳類/RNAポリメラーゼ/リン酸/クロマチン構造/RNA合成/クライオ電子顕微鏡/プロモーター/DNA修復/ウイルス感染症/がん遺伝子/クロマチン/免疫制御/mRNA/RNA/イミン/ショウジョウバエ/ストレス応答/ヌクレオシド/ラット/幹細胞/構造生物学/自然免疫/創薬/転写因子/転写制御/ウイルス/ゲノム/ストレス/遺伝子/遺伝子発現/感染症/細菌
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年3月5日
143
つながるサクラエビ
―日本・台湾間における遺伝的交流を解明―
東京大学大気海洋研究所の平井惇也講師と、東海大学海洋学部海洋生物学科の西川淳教授らによる研究グループは、駿河湾および台湾島北部・南西部のサクラエビを複合的な分子生物学的手法により解析し、日本-台湾間における遺伝的交流を調査しました。サクラエビは成体で4~5cmまで成長するエビの一種で、日本では主に静岡県の駿河湾で漁獲され、その高い栄養価や見た目の美しさから「駿河湾の宝石」と称されています(図1)。一方、駿河湾においては2010年代後半からサクラエビの記録的不漁が続き、その持続的な利用が危ぶまれています。しかし、サクラエビは科学的知見に基づいた調査が不足しており、その生態の多くは未だ...
キーワード:クラスタリング/主成分分析/情報学/産学連携/海洋/細胞内小器官/塩基配列/ミトコンドリアDNA/移動度/ミトコンドリアゲノム/ゲノム配列/海洋生物/生態系/海洋生態/海洋生態系/資源管理/集団構造/SNP/反復配列/次世代シーケンサー/ミトコンドリア/ゲノム/遺伝子/一塩基多型/分子生物学
他の関係分野:情報学複合領域環境学生物学工学農学
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発表日:2025年2月28日
144
DNAパターニングを可能とする液-液相分離液滴のレーザー誘導形成法
―新奇の液-液相分離現象の発見とDNA濃縮液滴パターニングへの展開―
東京大学大学院工学系研究科の小林美加特任講師(研究当時)、皆川慶嘉助教、野地博行教授らの研究グループは、レーザーを用いた相分離液滴生成において、従来の常識とは異なり、レーザー照射をやめたあとも長時間安定に存在する新奇の相分離現象を発見しました。さらに、この現象を利用することで、DNAを高濃度に濃縮した相分離液滴をパターニングすることに成功しました。本手法は、これまで不可能であった相分離液滴の取り扱いを可能にし、生命科学実験などへの新たな応用可能性を拓くものとなります。また、長時間安定に存在する液滴生成機構は既存の物理学では簡単には説明できないため、本実験は相分離現象の物理をより深く理解するた...
キーワード:産学連携/温度勾配/光トラップ/水溶液/相転移現象/非平衡/非平衡現象/非平衡状態/相転移/相分離/構造形成/高分子/タンパク質合成/微小液滴/生成機構/レーザー照射/バイオチップ/ポリエチレン/レンズ/生体適合性/熱力学/トラップ/パターニング/ポリマー/レーザー/温度制御/屈折率/微粒子/長鎖DNA/光ピンセット/人工細胞/エチレン/生体組織/脂質二重膜/遺伝子解析/RNA/イミン/生体分子/遺伝子/抗体/脂質
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年2月27日
145
抗体産生細胞の運命を決める仕組みを解明
抗体応答が持続するワクチンの開発に期待
大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)生体応答学チームの伊勢 渉教授、免疫学フロンティア研究センター(IFReC)の小池 拓矢招へい研究員(研究当時、現:東京大学国際高等研究所新世代感染症センター 特任助教)、黒崎 知博招へい教授(理化学研究所生命医科学研究センター チームリーダー)らの研究グループは、リンパ組織で誕生した抗体産生細胞(プラズマ細胞)の中から、長期生存の場である骨髄へ移動する細胞を発見しました。 ウイルス感染防御に必須の働きをする中和抗体は、プラズマ細胞によって産生されます。プラズマ細胞は基本的に短命な細胞です。ほとんどが誕生から数日内にリ...
キーワード:twitter/情報学/シナジー/産学連携/持続性/二量体/ゲノムDNA/生細胞/感染防御/胸腺/寿命/生体防御/骨髄/分化制御/B細胞/Gタンパク質/T細胞/インテグリン/インフルエンザ/インフルエンザウイルス/マウス/リガンド/血液/受容体/転写因子/糖タンパク質/膜タンパク質/免疫応答/免疫学/ウイルス/ゲノム/ワクチン/遺伝子/疫学/疫学研究/感染症/抗体/造血
他の関係分野:情報学複合領域化学農学
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発表日:2025年2月27日
146
ヒトとチンパンジーにおける多能性維持機構の共通性を解明
-世界初のチンパンジーナイーブ型iPS細胞樹立と胚盤胞モデル作製に成功-
 東京科学大学(Science Tokyo)* 総合研究院 幹細胞治療研究室の中内啓光特別栄誉教授、正木英樹特任准教授、東京大学の柳田絢加助教、京都大学の今井啓雄教授、および英国エクセター大学を含む国際共同研究チームは、チンパンジーの体細胞からナイーブ型多能性幹細胞(用語1)を樹立し、さらにチンパンジーの胚盤胞(用語2)モデルを作製することに、世界で初めて成功しました。 従来型(=プライム型、用語3)のヒト多能性幹細胞(=ES/iPS細胞、用語4)は、全身の体細胞を形成できる分化能を持つのに対し、ヒトナイーブ型多能性幹細胞は、全身の体細胞のみならず、胎盤や卵黄嚢といった胚体外組織に...
キーワード:プロファイル/最適化/情報学/産学連携/初期胚/胚発生/新世界ザル/霊長類/ヒストン/最適化手法/実験動物/分子細胞生物学/キメラ/獣医学/初期胚発生/発生生物学/iPS細胞/カニクイザル/遺伝子発現プロファイル/細胞株/子宮/受精/受精卵/着床/内胚葉/免疫染色/胚盤胞/マーモセット/ヒトES細胞/解剖学/線維芽細胞/発生学/ES細胞/ヒストン修飾/マウス/遺伝子治療/幹細胞/血液/再生医療/細胞治療/細胞生物学/細胞増殖/阻害剤/多能性幹細胞/胎盤/分化誘導/ヒトiPS細胞/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年2月27日
147
「強光でも負けない植物!」生産性向上の鍵となる画期的な光合成促進剤を発見!
――過酷な環境での収穫量向上に貢献する植物成長調整剤の開発へ期待――
 東京大学大学院農学生命科学研究科の矢守航准教授らは、強い日差しにも負けず、植物の生産性を高める画期的な光合成促進剤を発見しました。 地球温暖化や異常気象によって、強い日差し(強光ストレス)が植物の成長を妨げ、作物の収穫量を大幅に減らしてしまうことが大きな課題となっています。増え続ける世界人口を支えるため、食料生産を2050年までに現在より50%増やす必要があるとされていますが、このような環境ストレスがその実現を阻む大きな障害となっています。 本研究グループはこの課題を解決するため、植物を守る新しい化合物を探す独自のスクリーニングシステムを開発しました。このシステムを使っ...
キーワード:産学連携/光エネルギー/自然災害/地球温暖化/異常気象/気候変動/酸化還元状態/キノン/光化学/クロロフィル/シトクロム/光応答/光化学系I/光化学系II/光合成/電子伝達/クロム/持続可能/ベンゼン/酸化還元/生産性/二酸化炭素/アントラキノン/カルス/フェレドキシン/クロロフィル蛍光/シロイヌナズナ/トマト/環境ストレス/アントシアニン/ストレス耐性/形質転換/温暖化/タバコ/遺伝子発現解析/発現解析/網羅的遺伝子発現解析/ゲノム編集/ATP/スクリーニング/化合物ライブラリー/抗炎症/抗炎症作用/受容体/阻害剤/電子伝達系/ゲノム/ストレス/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年2月27日
148
【研究成果】試験管内で迅速かつ安定的に抗体を作製する技術を開発
──免疫細胞における抗体遺伝子再編成のコントロールの実現による──
 東京大学大学院総合文化研究科の瀬尾秀宗講師、太田邦史教授と株式会社カイオム・バイオサイエンス、東京都立大学大学院理学研究科の廣田耕志教授、国立遺伝学研究所の鐘巻将人教授、東北医科薬科大学の阿部拓也講師らによる研究グループは、抗体遺伝子の多様化を自在にコントロールしつつ、抗体作製を行う技術を開発しました。 本研究では、抗体遺伝子再編成のトリガーとして知られる活性化誘導シチジンデアミナーゼ(activation induced deaminase; AID)の機能のON/OFFを、細胞内の狙ったタンパク質を任意のタイミングで分解する「オーキシンデグロン法(auxin indu...
キーワード:産学連携/生細胞/クローン/診断薬/微粒子/オーキシン/植物ホルモン/免疫系/ニワトリ/細胞株/卵子/ホルモン/イミン/スクリーニング/抗原/抗体医薬/自己免疫/自己免疫疾患/精子/創薬/培養細胞/副作用/免疫細胞/ゲノム/遺伝学/遺伝子/感染症/抗体
他の関係分野:複合領域化学生物学工学農学
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発表日:2025年2月26日
149
血液細胞を改造し、組織侵入の手駒とするウイルスの巧妙な感染戦略
 東京大学大学院農学生命科学研究科の國生龍平特任助教と勝間進教授は、バキュロウイルスが宿主昆虫の血球の細胞骨格をあやつり、宿主組織を覆う基底膜を破壊するために利用していることを明らかにしました。 バキュロウイルスは宿主昆虫の全身の組織に感染を広げることで、自身の増殖や環境中における拡散の効率を飛躍的に高めています。昆虫の組織はウイルス粒子を通さない基底膜というバリアに覆われていますが、バキュロウイルスは基底膜を迂回することで組織の内部に感染を広げられるとする考え方がこれまで一般的でした。今回、血球を介して基底膜に穴を開ける新規の組織侵入ルートを発見し、バキュロウイル...
キーワード:産学連携/多角体/脊椎動物/膜構造/哺乳類/カイコ/バキュロウイルス/植物ウイルス/病原性/無脊椎動物/微生物/病原体/細胞膜/ベクター/ラミニン/蛍光タンパク質/浸潤/緑色蛍光タンパク質(GFP)/脊椎/分子機構/骨細胞/アクチン/がん細胞/コラーゲン/タンパク質発現/ファージ/プロリン/マクロファージ/基底膜/血液/細胞外マトリックス/細胞骨格/細胞内局在/破骨細胞/膜タンパク質/ウイルス/ワクチン/遺伝子
他の関係分野:複合領域化学生物学工学農学
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発表日:2025年2月26日
150
自己成長する人工細胞モデルの構築
―原始生命の進化プロセスと基本原理の解明に期待―
東京大学大学院工学系研究科の藪田萌 大学院生、皆川慶嘉 助教、野地博行 教授のグループは、立教大学大学院理学研究科の末次正幸 教授と共同で、DNA自己複製により自律成長する人工細胞モデルの構築に初めて成功しました。本研究では、ポリエチレングリコール(PEG)とデキストラン(DEX)という二種類のポリマーからなる水性二相分離がDNAの濃縮によって安定化されるという発見に基づき、複製酵素を合成し、それが自身の遺伝子をコードするDNA分子を増幅・複製することで10倍以上体積を増加させる自律成長する人工細胞モデルの構築に成功しました。これにより、遺伝子発現・DNA複製・成長が連動する...
キーワード:システム開発/産学連携/生命の起源/相分離/高分子/DNAポリメラーゼ/タンパク質合成/遺伝子増幅/遺伝情報/光合成/ポリエチレン/人工光合成/自律性/ポリマー/長鎖DNA/たんぱく/親水性/ポリエチレングリコール(PEG)/人工細胞/超並列/細胞モデル/エチレン/機能性/細胞膜/脂質二重膜/自己複製/DNA複製/RNA/ラット/共焦点顕微鏡/遺伝子/遺伝子発現/脂質
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年2月21日
151
がんタンパク質による遺伝子制御の仕組みを発見
―DEKによるゲノムDNA構造の変換機構を解明―
東京大学定量生命科学研究所の鯨井智也 助教、越後谷健太 特任研究員、岸雄介 准教授、胡桃坂仁志 教授、同大学大学院薬学系研究科の後藤由季子 教授らによる研究グループは、がんタンパク質DEKが、ゲノムDNAに結合する機構を発見し、ゲノムDNA構造の変換を通じて、遺伝子の発現を抑制的に制御することを明らかにしました。...
キーワード:画像処理/情報学/産学連携/閉じ込め/ゲノムDNA/電子線/ヒストン/ナノスケール/極低温/原子間力顕微鏡/電子顕微鏡/ヌクレオソーム/構造変換/分子神経生物学/ゲノム配列/クロマチン構造/クライオ電子顕微鏡/ヘテロクロマチン/ポリコーム/クロマチン/遺伝子制御/卵巣/ゲノム解析/肝臓がん/卵巣がん/骨髄/がん細胞/がん治療/メチル化/遺伝子発現制御/急性骨髄性白血病/神経生物学/創薬/白血病/発現制御/翻訳後修飾/立体構造/ICT/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/化学療法/乳がん/分子生物学
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年2月17日
152
ジストニア原因遺伝子の機能解明
DYT6ジストニア原因遺伝子THAP1は細胞内タンパク質分解を制御する
東京大学大学院薬学系研究科の王研大学院生(研究当時)、王漪大学院生、濱崎純講師、村田茂穂教授らの研究グループは、神経疾患ジストニアの原因遺伝子THAP1が、細胞内のタンパク質分解システムを制御していることを明らかにしました。細胞内のタンパク質分解は、主にプロテアソームと呼ばれる複合体によって行われ、正常な細胞活動を維持するために重要です。...
キーワード:twitter/情報学/産学連携/分解能/病態解明/タンパク質分解/プロテアソーム/遺伝子/神経疾患
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年1月9日
153
がん細胞に見られる「環状DNA」が作り出される仕組みを解明
~DNA複製と転写の衝突が問題だ~
国立遺伝学研究所の佐々木真理子准教授と東京大学の小林武彦教授の研究グループは、細胞内で染色体から切り離された「染色体外環状DNA」が形成されるメカニズムを解明しました。環状DNAは、がん細胞においてがんの発症や進行に関与することが知られていますが、その形成メカニズムは長年の謎でした。研究グループは、この謎を解明するため、ヒトのモデル生物である出芽酵母のサーチュインタンパク質Sir2に着目し、このタンパク質が欠損した際の反応メカニズムを解析しました。そ...
キーワード:産学連携/らせん構造/リボソームRNA遺伝子/リボソームRNA/遺伝情報/出芽酵母/ヒストン/モデル生物/リボソーム/タンパク質翻訳/脱アセチル化/DNA二本鎖切断/ヒストン脱アセチル化酵素/染色体/寿命/がん化/DNA損傷/DNA複製/RNA/アセチル化/がん細胞/遺伝子治療/構造変化/腫瘍形成/ゲノム/サーチュイン/遺伝学/遺伝子/老化
他の関係分野:複合領域化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年1月4日
154
「触媒医療」の新時代へ
がん治療の可能性を広げる新技術を開発
東京大学 大学院薬学系研究科 山梨 祐輝 助教、川島 茂裕 准教授、金井 求 教授らの研究グループは、同大学 定量生命科学研究所 胡桃坂 仁志 教授、同大学 医科学研究所 岩間 厚志 教授、千葉大学 大学院医学研究院 金田 篤志 教授の研究グループとの共同研究のもと、がん治療の可能性を広げる新技術の開発に成功しました。...
キーワード:産学連携/ヒストン/生体内/アセチル化/がん細胞/がん治療/阻害剤/創薬/白血病/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域工学総合生物
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発表日:2025年1月4日
155
人工細胞内に細胞核を模倣した区画構造を構築
―生命システムの理解と応用に新たな可能性―
ポリマーの液-液相分離を利用して、人工細胞内に「細胞核」に相当する区画構造を構築することに成功。◆ 人工細胞の「細胞核」でのmRNA合成(転写)と人工細胞の「細胞質」でのタンパク質合成を空間的に分離することに成功。◆ 生命システムの理解や、効率的なタンパク質合成および物質生産への応用が期待される。人工的な細胞核の内部での転写と、外部(細胞質)でのタンパク質合成を別...
キーワード:視認性/トラスト/情報学/システム開発/DNA結合/産学連携/水溶液/生命の起源/相分離/天然変性タンパク質/反応場/タンパク質合成/DNA結合タンパク質/遺伝情報/光合成/ポリエチレン/人工光合成/ボトムアップ/3次元構造/ポリマー/長鎖DNA/たんぱく/物質生産/人工細胞/超並列/エチレン/アミノ酸配列/蛍光タンパク質/mRNA/RNA/アミノ酸/スクリーニング/プローブ/ミトコンドリア/遺伝子発現制御/医薬品開発/蛍光色素/合成生物学/細胞核/生体分子/発現制御/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年1月0日
156
U6 snRNA特異的ウリジル化酵素によるRNA認識機構の解明
―複数ドメインからなる酵素がU6 snRNAを抱きかかえる―
東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻の山下征輔助教と富田耕造教授は、前駆体mRNA(pre-mRNA)のスプライシングで中心的な役割を果たすU6 snRNAの3'末端の連続したウリジン(オリゴウリジン、注3)配列を合成するウリジン転移酵素(TUT1:Terminal uridylyltransferase 1、注4)が、U6 snRNA分子全体を両腕で抱きかかえるようにU6 snRNAの特徴的な構造と配列を認識し、ウリジン配列を合成する分子機構の全貌を明らかにしました。ヒトを含む真核生物では、pre-mRNAはスプライシングによりイン...
キーワード:先端技術/産学連携/分子構造/snRNA/タンパク質複合体/前駆体/3次元構造/極低温/電子顕微鏡/触媒ドメイン/機能性RNA/イントロン/機能性/リン酸/クライオ電子顕微鏡/ジンクフィンガー/染色体/mRNA/分子機構/RNA/アミノ酸/スプライシング/ラット/好中球/細胞核/創薬/皮膚疾患/遺伝子
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発表日:2025年1月6日
157
海洋プランクトンの「光共生」の進化史を解明
―外洋域生態系におけるニッチ形成メカニズム―
東京大学大気海洋研究所の高木悠花准教授、齊藤宏明教授、島根大学の仲村康秀助教、ブレーメン大学のMichal Kucera教授、Christiane Schmidt研究員、早稲田大学教育・総合科学学術院の守屋和佳教授らによる研究グループは、単細胞の動物プランクトンである浮遊性有孔虫の進化史に、光共生が深く関わってきたことを明らかにしました。本研究では、学術研究船白鳳丸、ドイツの研究船Meteor等の研究航海で採取された浮遊性有孔虫19種に対し、DNAメタバーコーディング法(...
キーワード:プロファイル/情報学/パートナーシップ/産学連携/海洋/環境変動/地球温暖化/古海洋/堆積物/地球化学/光化学/クロロフィル/系統樹/光化学系I/光化学系II/光合成/分子系統解析/光環境/中新世/分子系統/地球環境/海洋環境/炭酸カルシウム/有機物/一細胞/環境史/マッピング/rRNA/クロロフィル蛍光/地球環境変動/原生生物/生態系/系統解析/プランクトン/渦鞭毛藻/温暖化/海洋生態/海洋生態系/褐虫藻/生態学/動物プランクトン/微細藻類/ニッチ/可塑性/代謝産物/次世代シーケンサー/イミン/カルシウム/遺伝子
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発表日:2025年1月6日
158
食用色素ファストグリーンFCFを用いた胆囊・胆管造影法
 東京大学大学院農学生命科学研究科金井克晃教授らの研究グループは、食用色素による胆囊壁やその中の胆汁の流動性の異常を目視で評価できる新規の胆道造影法を開発した。胆汁うっ滞は、肝臓から十二指腸への胆汁の分泌障害である。胆道造影は、うっ滞の部位と原因の診断・治療の手助けとなることから、術前・術後の肝内外の胆汁の流路可視性の向上が求められている。医療現場では現在、胆管の走行や胆汁動態の可視性を高めるために蛍光胆道造影が広く用いられている。本研究グループは、食用色素であるファストグリーン FCF(以下、FG;通称「緑色3号」)を母体マウスの子宮内胎子へ腹腔内投与することにより、胎子肝...
キーワード:産学連携/近赤外/近赤外線/赤外線/変異マウス/器官形成/赤外光/赤外線カメラ/安全性評価/光プローブ/小脳/診断法/変異体/Sox17/獣医学/インドシアニングリーン/子宮/胆管/病理/病理学/臨床応用/寿命/認知機能障害/評価法/モデルマウス/画像診断/解剖学/歯学/発がん/in vitro/プローブ/マウス/近赤外光/蛍光プローブ/疾患モデルマウス/造影剤/胆汁酸/コレステロール/遺伝子/疾患モデル/手術/新生児/生体材料/早期発見/動物実験/認知機能/非侵襲/臨床研究
他の関係分野:複合領域数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年1月5日
159
海水魚のマイクロプラスチック排出は速いが腸に残る
― 同一魚種による海水・淡水中での粒子排出動態の比較 ―
東京大学大気海洋研究所のヒルダ・マルディアナ・プラティウィ研究員、髙木俊幸助教、スハイラ・ルスニ研究員、井上広滋教授による研究グループは、海水、淡水の両方に適応できるジャワメダカの稚魚を用いて、体内に取り込まれたマイクロプラスチックの排出過程を両環境において比較しました。その結果、海水中の稚魚のほうが粒子の体外排出が速いこと、また、その原因が消化管内の水の移動速度の違いであることが明らかになりました。加えて、消化管内に餌があると、排出がさ...
キーワード:産学連携/環境汚染/マイクロプラスチック/海洋/ピレン/スチレン/ポリスチレン/高浸透圧/浸透圧/体液調節/樹脂/プロピレン/ポリエチレン/プラスチック/マイクロ/微細構造/エチレン/ゲノム配列/消化管/細胞膜/遺伝子ノックアウト/蛍光顕微鏡/血液/腎臓/体内動態/ゲノム/ヘルスケア/遺伝子
他の関係分野:複合領域環境学化学生物学工学農学
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発表日:2025年1月3日
160
免疫細胞が引き起こすCOVID-19の重症化機序を解明
肺血管での異常な接着現象に着目
国立国際医療研究センターの植木紘史主任研究員と同センター並びに東京大学国際高等研究所 新世代感染症センターの河岡義裕センター長/機構長らの研究グループは、新型コロナウイルス感染症の重症化メカニズムを明らかにするため、SARS-CoV-2重症化・致死マウスモデルとCOVID-19患者検体を用いて解析を行いました。COVID-19の症例の多くは発熱、咳、鼻汁、咽頭炎などの呼吸器症状を伴う軽症ですが、高齢者や肥満、糖尿病、高血圧症などの基礎疾患を持つ患者では重症のウイルス性肺炎を発症し、深刻な合併症や死に至ることもあります。重症のCOVID-19患者ではサイトカインストームに代表される免...
キーワード:産学連携/パルス/近赤外/マイクロCT/マイクロ/レーザー/共焦点レーザー顕微鏡/2光子励起顕微鏡/一細胞/血流/組織化学/病原性/細胞間接着/免疫系/SARS-CoV-2/血栓/2光子励起/ウイルス感染症/マウスモデル/合併症/浸潤/生体イメージング/組織化/動物モデル/病理/新型コロナウイルス/動態解析/CD44/CT画像/フローサイトメトリー/モデルマウス/マウス/蛍光顕微鏡/蛍光標識/血液/血小板/好中球/抗原/上皮細胞/赤血球/接着分子/免疫細胞/ウイルス/サイトカイン/ワクチン/遺伝子/遺伝子発現/感染症/血圧/抗体/高血圧/高齢者/新型コロナウイルス感染症/生理学/低侵襲/糖尿病
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発表日:2025年1月0日
161
細胞増殖時に創られる全てのタンパク質を同定
—— 単純な構造を持つ真核生物を用いたトランスラトーム解析——
東京大学大学院理学系研究科の茂木祐子特任研究員(研究当時)、近藤唯貴大学院生、東山哲也教授、吉田大和准教授、東京大学医科学研究所RNA制御学分野の稲田利文教授と松尾芳隆准教授らによる研究グループは、リボソームによるmRNAの翻訳状態を可視化する「リボソーム・プロファイリング」技術を用いて、単細胞真核生物におけるタンパク質翻訳の全体像を明らかにしました。この解析により、非分裂期細胞と分裂期細胞でのリボソームフットプリント(リボソームが保護するmRNAの断片)の比較が可能となり、細胞分裂時に特異的に翻訳される遺伝子群を高い精度で同定することに成功しました。...
キーワード:コンポーネント/情報学/産学連携/バクテリア/ゲノムDNA/タンパク質合成/翻訳開始/Cyanidioschyzon merolae/オルガネラ/遺伝情報/塩基配列/葉緑体/核ゲノム/蛍光観察/高温環境/核分裂/制御システム/膜構造/モデル生物/遺伝暗号/リボソーム/遺伝子改変/発酵/ゲノム構造/タンパク質翻訳/ミトコンドリア分裂/形質転換/シークエンス/プロファイリング/ゲノムワイド/遺伝子解析/蛍光タンパク質/増殖因子/分子機能/mRNA/ゲノム編集/RNA/アミノ酸/イミン/がん細胞/トランスクリプトーム/ミトコンドリア/蛍光顕微鏡/細胞核/細胞周期/細胞増殖/細胞内局在/細胞分裂/小胞体/阻害剤/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/神経疾患/分子生物学
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年1月7日
162
アタマをつかった紫外線対策
―メダカは脳下垂体で紫外線を感じ、身体を黒くして紫外線を防ぐ―
東京大学大気海洋研究所の神田真司准教授と、岡山大学学術研究院医歯薬学域の佐藤恵太助教らによる研究グループは、東京大学大学院理学系研究科、京都大学、神戸薬科大学と共同で、メダカの脳下垂体のホルモン産生細胞が体外からのUV光を受けて、黒色素胞刺激ホルモン(MSH)を放出し、体表でのメラニン産生を促進することでUV光に対する防御を強化することを明らかにしました。これまでも、眼以外の脳などの組織で光受容体遺伝子が発現していることは知られていましたが、本研究では、脳よりもさらに深い位置にある脳下垂体のホルモン産生細胞が機能的な光受容体を持...
キーワード:産学連携/海洋/太陽/生細胞/光応答/光受容/光受容体/脳下垂体/副腎皮質/オプシン/環境適応/光環境/脊椎動物/太陽光/チロシナーゼ/質量分析/蛍光観察/光照射/紫外線/センサー/フィードバック/光センサー/光刺激/Ca2+/視床/下垂体/視床下部/副腎/光制御/ホルモン/脊椎/イミン/プローブ/細胞・組織/受容体/内分泌/網膜/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物