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「都市」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】計算基盤:福祉都市を含む研究件
❏米国における福祉権運動の展開 -人種、階級、ジェンダーの交錯(15K16587)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
【キーワード】アメリカ合衆国 / 社会運動 / 福祉 / 人種 / 貧困 (他18件)
【概要】1960 年代に米国で展開した「福祉権運動」とはいかなる運動であったのか。黒人解放運動や女 性解放運動とどのように交錯し、影響を受け/与えながら、同時代に展開したのか。本研究では、アメリカにおける「福祉権運動」について、その中心となった全米福祉権団体(NWRO)の活動 に焦点をあて研究を行った。貧窮状態にあるシングルマザーとその子どもたちへの公的扶助プログラムである、要扶養児童家族手当(AFDC)...
❏日米の福祉政策における人種とジェンダー:1960・70年代のコミュニティ政策(06J10088)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】
【キーワード】福祉 / 貧困との戦い / 黒人・アフリカ系アメリカ人 / 在日コリアン / ロスアンジェルス (他16件)
【概要】本年度は、まず(1)博士論文"Contesting Citizenship:Race,Gender,and the Politics of Participation in the U.S.and Japanese Welfare States,1962-1982"(カリフォルニア大学サンディエゴ校歴史学科提出、全330頁)を完成させた。これは、ロスアンジェルスの黒人と川崎の在日コ...
❏1960年代後半の「貧困との戦い」-人種、階級、ジェンダーの検討を中心に(04J10523)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】
【キーワード】福祉政策 / 都市 / ロサンゼルス / 川崎 / アメリカの黒人 (他16件)
【概要】まず、アメリカ現代史においてニューディール期と並んで「福祉国家体制」形成期とされる、1960年代後半の福祉政策「貧困との戦い」をとりあげ、人種とジェンダーをめぐる諸問題の考察を行った。従来政策決定過程から排除されてきた「貧困層」が自治体や民間団体の代表者とともに参加することを連邦補助の条件とした「コミュニティ活動事業(CAPと略)」をロサンゼルスの事例を中心に取り上げ、黒人指導者が「貧困との戦い」...
【情報学】人間情報学:芸術都市を含む研究件
❏「生活場所(ビオトープ)」の美学-自然・環境・美的文化(19202005)
【研究テーマ】美学・美術史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】西村 清和 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50108114)
【キーワード】自然 / 芸術 / 美的生活 / 環境 / 日本の芸術 (他8件)
【概要】本研究は従来自然美論、風景論、環境美学、都市美学という評語のもとで考えられてきたさまざまな具体的、個別的諸問題領域を、日常生活の場において企てられたさまざまな美的実践としてとらえなおし、あらたな理論化を目指すものである。具体的には風景、都市景観、森林、公園、庭園、人工地盤、観光、映画ロケ地、遊芸、雨(天候)、清掃アートなど多様な現象をとりあげて分析し、その成果を『日常性の環境美学』(勁草書房、20...
❏19世紀後半から20世紀初頭におけるパリについての総合的研究(04451086)
【研究テーマ】独語・独文学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】保苅 瑞穂 東京大学, 教養学部, 教授 (70011294)
【キーワード】パリ / 都市計画 / エッフェル塔 / プルースト / フォーレ (他13件)
【概要】申請の段階では3カ年にわたる研究であったが、2年間の研究費のみ認められたため、最終年度にあたる本年度は、前年に集めた資料や、東京大学等の図書館がすでに所蔵している資料を、各研究分担者が分析的に検討することが中心になった。その成果は、「研究成果報告書」にまとめられている。各人の視点は分析的ながら、それぞれ総合化の契機を含んでおり、松浦のエッフェル塔をめぐる本来的な意味での都市論的考察をはじめ、保苅の...
【情報学】情報学フロンティア:社会ネットワーク都市を含む研究件
❏発展途上国における都市貧困層のコミュニティ形成に関する国際比較研究(19402006)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】瀬地山 角 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80250398)
【キーワード】都市貧困層 / コミュニティ / 社会ネットワーク / 東アジア / フィリピン (他20件)
【概要】地域別に重要なネットワークを抽出し,発展途上国の都市貧困層のコミュニティ形成の国際比較分析を行い,東アジアでは,近年の社会変動の中で構成単位である家族におけるジェンダー関係の相違が決定的役割を持つのに対して,コロンビアでは,市政府,市議会議員とコミュニティ住民の間のネットワーク・コーディネーションがコミュニティ資源を深化させ,フィリピンでは二者間関係の連鎖が広域コミュニティの形成を促進しているとい...
❏フィリピンにおける慢性的貧困と社会ネットワーク(19402022)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】コミュニティ / 慢性的貧困 / 社会ネットワーク / フィリピン / 社会関係資本 (他17件)
【概要】本研究は,階層間流動化が慢性的貧困を緩和するという作業仮説について,貧困層が有する社会ネットワークの動態に着目し,マニラ首都圏とダバオ市の事例を検討した。その結果,マニラ首都圏の貧困層にあっては,主体的な活動を通して,階層間流動化を促進し得る余地が存在するのに対して,ダバオ市においては,現在までのところ,上位層からのアプローチのみが階層間流動化に貢献できる状況にあることがあきらかになった。 ...
【情報学】情報学フロンティア:制約都市を含む研究件
❏現代フランス文学における〈歩行〉の批評性と創造性(18K00476)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】塩塚 秀一郎 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (70333581)
【キーワード】歩行 / 都市 / 制約 / 自由 / 歴史的建造物 (他13件)
【概要】歩行の批評性と創造性の源泉は経路の自由にあると考えられる。まず、散歩や遊歩の自由を裏面から照らし出すため、経路があらかじめ定められた移動に焦点を絞って考察した。その結果、身体の移動を制限する〈実存的制約〉によって主体が出会っているのは〈未知なるもの〉であり、それこそが主体の世界理解や行動の決心において大きな役割を果たしていることが明らかとなった。また、グラックの都市論を「空き地」や「モニュメント」...
❏都市の日常をめぐるルポルタージュ的作品に関する研究(23520404)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】塩塚 秀一郎 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (70333581)
【キーワード】都市 / 日常 / 破壊 / 制約 / ペレック (他8件)
【概要】最近二十年ほどのフランス文学を特徴づける潮流のひとつとして、都市生活の中でふだん着目されることのない「日常」に着目し記録しようとする、一群のルポルタージュ的作品がある。フランソワ・マスペロの『ロワシー・エクスプレスの乗客』(一九九〇)、フランソワ・ボンの『鉄路の風景』(二〇〇〇)、フィリップ・ヴァセによる『白い本』(二〇〇七)などである。これらはいずれも誰の注意も引かない日常の風景を書きとめようと...
【情報学】情報学フロンティア:近代日本都市を含む研究件
❏近代の都市形成と軍用地-戦争アーカイヴ活用による歴史社会学的研究(26380713)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】武田 尚子 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (30339527)
【キーワード】近代都市 / 軍用地 / 軍需産業 / 戦争アーカイヴ / 歴史社会学 (他17件)
【概要】近代の都市形成について、軍用地および労働者に着目し、実証的研究を行った。近代東京における西南部の軍用地の展開について、戦前期の土地所有状況を調査し、軍用地化する以前の地域社会構造を明らかにした。また、軍需産業と労働者の生活構造について実証的研究をおこない、軍需工場の立地によって、工場労働者が増加し、労働運動が発展するなど、社会構造の変革につながる動きをとらえることができた。 ...
❏近代日本における「在来的経済発展」と都市「小経営」(14530087)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】谷本 雅之 東京大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (10197535)
【キーワード】在来的経済発展 / 都市小経営 / 都市小工業 / 産業集積 / 玩具工業 (他27件)
【概要】本研究は、近代日本において総体として極めて大きな雇用吸収力を有しながら、これまで研究の進んでいなかった、都市「小経営」の実態と、その展開論理を検討することを課題としている。具体的には、20世紀前半の東京市を対象に、近代日本の都市「小経営」が固有の展開論理を有する存在であることを、実証的に明らかにすることを試み、以下の三つの実証成果を得た第一に、1910年代の東京市就業構造に関する統計データの検討を...
【情報学】情報学フロンティア:写本都市を含む研究件
❏古代末期における教会法と歴史叙述の研究(17K13556)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 創 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50647906)
【キーワード】西洋古代史 / キリスト教 / 歴史叙述 / 教会法 / 文化変容 (他26件)
【概要】ローマ帝国の末期に、キリスト教が国家の公式宗教としての地位を得たことに伴って、ヘレニズム・ローマ共和政期以来の伝統を持つローマ社会も、それまで社会的少数派であったキリスト教会も、変化を強いられることになった。本研究では、キリスト教会の側がこのような状況下で自らの歴史叙述の様式を変容させていった過程を分析し、伝統的な古典文学の作法をも取り入れていったことを示したほか、教会会議規定集成においては、5世...
❏西洋と日本における国制史研究の方法的再定位-史料論・学問史の視角から(19330002)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】田口 正樹 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20206931)
【キーワード】国制史 / 法史 / 史料論 / 学問史 / 貴族 (他26件)
【概要】ポスト・ローマ期西洋史の認識枠組み、カールの皇帝戴冠、中世・近世移行期ドイツの都市統治、近世フランスの裁判関係文献史料、1800年ごろのドイツ諸大学における自然法学、オットー・ブルンナーのラント論、朝河貫一の学問史的位置づけ、などの論点の検討を通じて、史料の産出と受容の文脈をふまえた史料解釈と学問史的背景をふまえた学説の位置づけによって、国制史研究をより深化させうることが確認された。 ...
【情報学】情報学フロンティア:ネットワーク都市を含む研究件
❏人文情報学の手法によるイスラーム都市社会の人的ネットワークの研究(22K00922)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
【キーワード】都市 / ネットワーク / イスラーム / 人文情報学
【概要】
❏ワクフ(イスラーム寄進制度)の国際共同比較研究(25284141)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
【キーワード】寄進 / ワクフ / 慈善 / 都市 / 比較史 (他11件)
【概要】①フランスCNRSの国際共同研究「イスラーム地域におけるワクフ」と連携し、中東、欧米、日本において、8回の国際研究集会を開催し、研究者間の緊密なネットワークと研究データを共有するためのデータベースを構築した。 ②アラブ、イラン、中央アジア、南アジア、東南アジアなどを対象に、寄進者や利用者や受益者など個々人が、どのような目的で、ワクフ財(寄進財)や宗教施設に係わり、なにを得ていたかの動態を解析した。...
❏都市の死に関する包括的評価手法の研究(10559004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 都市 / ネットワーク / 免疫 / 自己組織化(ダイナミックプログラミング) (他19件)
【概要】●自己組織化できない免疫不全を呈する機械時代の都市の死:近代都市を経済発展を実現する生産道具とすると、その目的は速度と規模の拡大である。その結果が巨大都市であり、これを機械時代の都市と呼ぶ。情報革命による脱産業化社会の中で、ダイナミックな変革ができない機械時代の都市は、物理的組織的機能不全や社会的放置などの死を迎えようとしている。ここで、姿を変え歴史的に持続する都市の対応構造に注目する必要がある、...
【複合領域】社会・安全システム科学:紛争解決都市を含む研究件
❏古代ギリシアにおける和解と調停の比較文化史的研究(26370850)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】橋場 弦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (10212135)
【キーワード】和解 / 調停 / ギリシア / ポリス / 内乱 (他13件)
【概要】前403年におけるアテナイの寡頭・民主両派の政治的和解は、アテナイ市民のみによって達成されたのではなく、第3者としてのスパルタの仲介によってはじめて実現したものである。スパルタ王パウサニアスと10人の「仲裁委員」の和解における役割は、従来あまり評価されなかった。しかし派閥の二項対立による膠着状態を打開するため、「他者」を呼び寄せて調停にあたらせる手法は、ギリシア世界の国際政治において、むしろ伝統的...
❏西洋と日本における国制史研究の方法的再定位-史料論・学問史の視角から(19330002)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】田口 正樹 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20206931)
【キーワード】国制史 / 法史 / 史料論 / 学問史 / 貴族 (他26件)
【概要】ポスト・ローマ期西洋史の認識枠組み、カールの皇帝戴冠、中世・近世移行期ドイツの都市統治、近世フランスの裁判関係文献史料、1800年ごろのドイツ諸大学における自然法学、オットー・ブルンナーのラント論、朝河貫一の学問史的位置づけ、などの論点の検討を通じて、史料の産出と受容の文脈をふまえた史料解釈と学問史的背景をふまえた学説の位置づけによって、国制史研究をより深化させうることが確認された。 ...
❏都市におけるエスニシティと法制度:紛争解決への実践提言に向けて(11410040)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】伊藤 直哉 北海道大学, 大学院・国際広報メディア研究科, 助教授 (60261228)
【キーワード】異文化コミュニケーション / エスニシティ / 法制度 / 言語政策 / 異文化間対立 (他9件)
【概要】本研究の総括として、以下の項目に関して検討と考察を施し、研究成果報告書に取りまとめている。 (1)EUのエスニシティ問題と言語文化政策による対応 (2)フランスにおけるエスニシティ問題の紛争処理分析 (3)ベルギーにおけるエスニシティ問題と言語文化政策による対応 (4)カナダにおけるエスニシティ問題と言語文化政策による対応 (5)ハワイにおけるエスニシティ問題と言語文化政策による対応 (6)コミュ...
【複合領域】社会・安全システム科学:オペレーションズ・リサーチ(OR)都市を含む研究件
❏都市内・都市間交通網と公共施設配置に関する数理的ならびに実証的研究(17201037)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】伏見 正則 南山大学, 数理情報学部, 教授 (70008639)
【キーワード】都市計画 / 交通工学 / 施設配置 / オペレーションズ・リサーチ / モデル化 (他8件)
【概要】1.ネットワーク構造を有するシステムの安定性,頑健性,信頼性等の定量的評価のための基礎理論の構築・手法の開発を行い,その応用として,東京都の水道網,マニラ市の道路交通網,等について数値計算を行った. 2.都市の道路網において,交通規制や事故,工事,震災などにより一部分が通行不可能となった場合に全体が受ける影響の評価や,救急車の最短経路を求めるシステムの構築などを行った. 3.首都圏に直下型地震が発...
❏都市の交通および施設配置に関する総合的研究(14380196)
【研究テーマ】社会システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】伏見 正則 南山大学, 数理情報学部, 教授 (70008639)
【キーワード】都市 / 交通 / 施設配置 / オペレーションズ・リサーチ / 政策評価 (他7件)
【概要】1.首都圏の電車路線網を対象として、動的な流れを扱える時空間ネットワークを作成し、その上で大都市交通センサスから得られた交通需要を配分する利用者均衡配分問題を定式化し、それを解くプログラムを開発した。その応用として、時差出勤による混雑緩和の効果の予測、混雑した電車への乗降等に伴う電車の遅れの計算モデルの構築、将来の人口予測に基づく電車利用状況の変化予測などを行った。 2.都市圏における放射・環状道...
【複合領域】社会・安全システム科学:交通都市を含む研究件
❏東京臨海部における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(15K03883)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 都市 / 空間 / 時間 (他10件)
【概要】本研究は、東京臨海部を具体的な対象として、大都市臨海部の歴史的形成過程とその現状を解明すると共に、グローバリゼーション、消費社会化、情報ネットワーク化を背景とした、臨海副都心計画やオリンピックなどの巨大プロジェクトによるこの地域の変容の動向を社会学的に調査・分析・考察したものである。この研究により、現代都市における社会的諸活動の時間的・空間的編成の過程と構造が、東京臨海部における都市空間とそのイメ...
❏現代都市社会における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(24530670)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市 / 時間 / 空間 / ショッピングセンター / ショッピングモール (他12件)
【概要】本研究は、現代都市社会を時間と空間の社会的生産・流通・消費の形態という点から明らかにすることを目的としている。具体的には、現代日本の大都市とその周辺領域に建設された大規模商業施設(ショッピングセンター及びショッピングモール)を主たる対象として、現代の都市社会において社会的な時間と空間がどのように生み出され、流通し、ストックされ、消費され、編成されるかという点について分析し、それによって現代都市社会...
❏18世紀イギリス都市における市民的社交圏の形成-地域社会、消費文化、貧困-(18330075)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】中野 忠 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (90090208)
【キーワード】都市化 / 消費 / 小売商業 / 地域社会 / 社交 (他14件)
【概要】消費文化や印刷文化の浸透を背景とする18世紀のイギリスの都市化は、人々の社会関係のあり方に新しい次元をもたらすとともに、古い制度や組織が担ってきた機能を新たな社会関係資本のネットワークのもとに再編する過程として進行した。都市社会はよりオープンになり、貧困や犯罪は中位層以上の市民が対処すべき社会問題となる一方で、社会的な差異を作り出す新たな力が作用し、参加型の地域社会もその性格を変えていった。 ...
【複合領域】社会・安全システム科学:社会運動都市を含む研究件
❏米国における福祉権運動の展開 -人種、階級、ジェンダーの交錯(15K16587)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
【キーワード】アメリカ合衆国 / 社会運動 / 福祉 / 人種 / 貧困 (他18件)
【概要】1960 年代に米国で展開した「福祉権運動」とはいかなる運動であったのか。黒人解放運動や女 性解放運動とどのように交錯し、影響を受け/与えながら、同時代に展開したのか。本研究では、アメリカにおける「福祉権運動」について、その中心となった全米福祉権団体(NWRO)の活動 に焦点をあて研究を行った。貧窮状態にあるシングルマザーとその子どもたちへの公的扶助プログラムである、要扶養児童家族手当(AFDC)...
❏グローバル化時代の多文化主義と社会運動(18401005)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】鈴木 茂 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10162950)
【キーワード】グローバル化 / 多文化主義 / 社会運動 / 南北アメリカ / エスニシティ (他13件)
【概要】本研究は、アメリカ合衆国を含む南北アメリカ各国における多文化主義と社会運動のあり方を、グローバルか時代におけるアイデンティティ再構築の動きとして捉え、その歴史的意義と問題点、課題を明らかにしようとするものである。3年間にわたって多文化主義政策の策定と実施に関わる政府機関と先住民およびアフリカ系人の社会運動組織での聴き取り調査および資料収集に努める一方、2年目にはベネズエラで、3年目にはブラジルで国...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:歴史学都市を含む研究件
❏「民衆」のロスアンジェルスー共振する都市の〈関係史〉(20K01034)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
【キーワード】人種・エスニシティ / ロスアンジェルス / アメリカ合衆国 / 都市 / ジェンダー (他10件)
【概要】本年度はまず、①アメリカ西部におけるもっとも古い黒人新聞のひとつ『カリフォルニア・イーグル』の編集者兼発行人を40年にわたり務めたシャーロッタ・バスについて小論を記した。バスがどのように人種隔離、警察暴力、排外主義、性規範、軍国主義を問い、二〇世紀前半のロスアンジェルスにおける黒人自由闘争を牽引したのかを考察した(「『誰のための民主主義か』―ロスアンジェルスにおける長い黒人自由闘争とシャーロッタ・...
❏米国における福祉権運動の展開 -人種、階級、ジェンダーの交錯(15K16587)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
【キーワード】アメリカ合衆国 / 社会運動 / 福祉 / 人種 / 貧困 (他18件)
【概要】1960 年代に米国で展開した「福祉権運動」とはいかなる運動であったのか。黒人解放運動や女 性解放運動とどのように交錯し、影響を受け/与えながら、同時代に展開したのか。本研究では、アメリカにおける「福祉権運動」について、その中心となった全米福祉権団体(NWRO)の活動 に焦点をあて研究を行った。貧窮状態にあるシングルマザーとその子どもたちへの公的扶助プログラムである、要扶養児童家族手当(AFDC)...
❏特定領域研究「総合的研究手法による西アジア考古学」の申請へ向けた企画調査(15632004)
【研究テーマ】考古学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003
【研究代表者】大沼 克彦 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 教授 (70152204)
【キーワード】中東理解 / 歴史学 / 共同研究 / 西アジア / ユーフラテス河流域 (他8件)
【概要】邦人が1956年以来おこなってきた西アジア各地の考古学調査は、科学的で真摯な調査内容により世界的に高い評価を受けてきた。これらの調査がもたらしてきた研究成果を、既調査地域を超越した「総体としての西アジア考古学」という枠組みの中で深化させることを目的として、本企画調査をおこなった。 具体的には、6度の全体会議(平成15年7月5/6日、9月27日、11月9日、平成16年1月25日、2月15日、3月7日...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:権力都市を含む研究件
❏19世紀末英米文学における都市の表象に関する新歴史主義的研究(13410131)
【研究テーマ】英語・英米文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】HONES Sheila (HONES S. / HONES S) 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70206035)
【キーワード】都市 / 田園 / 文学地理学 / 都市退化論 / 自然主義 (他21件)
【概要】(1)本研究は、歴史研究と文学研究をまたがって学際的に都市論を研究することと、可能なかぎり新しい一次資料を発掘してアメリカおよびイギリスの都市の表象を新歴史主義的に分析することを目的としたものだった。 (2)ホーンズは、1880年から1925年にかけてのアメリカ文学の作品を具体的題材として、交通、移動、コミュニケーションという概念をふくめた、都市における空間と場所の表象が、作品解釈上、いかに重要な...
❏中世ヨーロッパにおける権力構造の比較史的研究(08301036)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】吉武 憲司 (1997-1998) 慶応義塾大学, 文学部, 助教授 (60210671)
【キーワード】ヨーロッパ中世 / 権力 / 王権 / 貴族 / 教会 (他19件)
【概要】当研究は、中世ヨーロッパ各地域の諸制度を当時のイデオロギーとも関連させながら比較史的に考察し、その権力構造の特質を明らかにすることを目的とした。この課題に取り組むにあたり、以下の五つの視点を中心に分析を行った。 (1) 君主制とその変化。古代から近代にいたるまでヨーロッパの基本的統治体制であった君主制の問題に関して、西川洋一が12世紀ドイツ皇帝権の変化を、甚野尚志が13世紀の教皇君主制の発展を、河...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:植民地都市を含む研究件
❏植民地期東南アジアにおける気候変動と社会変容―人文歴史気象学の創成(19H01322)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50634375)
【キーワード】東南アジア / 植民地 / 気候 / 農業 / 治水 (他18件)
【概要】2020年度は海外調査に出ることができずデータの収集に大きな困難があったが、分担者は過去に集めたデータを分析するなどしてそれぞれ研究を進展させた。財城はジャワの日降水量データを分析して、1901-1916年における降雨パターンの季節的特徴を解析した。特に少雨年であった1905年において、既存の全球グリッドデータを使用して事例解析を行うとともに、同データの信頼性を検討した。赤坂は、マニラの気象観測資...
❏ポストコロニアリズムから見たアジアの都市表象(08610532)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】名波 弘彰 筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (10134181)
【キーワード】ポストコロニアリズム / 植民地主義 / アジア / 都市 / 表象 (他14件)
【概要】本研究は、平成8年度から10年度前半における基礎調査とその発表・討議を経て、10年度末に報告書に相当する論文集の形で結実した。 調査と発表・討議においては、安部公房・花田清輝の満州・朝鮮体験、朝鮮人日本語作家、雑誌『太陽』の風景挿図写真ほか、多数の検討がなされた。また平成9年3月4日には、本プロジェクト主催のシンポジウム「翻訳と植民地」を開催し、宮本陽一郎司会で、李征「アジア・植民地・言語ー外国人...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:現代史都市を含む研究件
❏第三共和政前期のパリにおける同郷集団と選挙についての実証的研究(23520900)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】長井 伸仁 上智大学, 文学部, 准教授 (10322190)
【キーワード】フランス / 移住 / 都市 / 同郷会 / 選挙 (他8件)
【概要】本研究は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてパリでおこなわれた国政および地方選挙において、地方出身者の集団がいかなる役割を果たしたのかを調査したものである。その結果、地方出身でありながら選挙を通じて市政や国政に進む者は多かったが、彼らが選挙において同郷会の積極的な支持を得ることは少なかったことが判明した。これは、地方出身者がパリ社会に統合されていたという近年の見解を確認するものであり、同時に、地...
❏大都市におけるカトリック教会と市行政-19世紀のパリの事例-(14710263)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】長井 伸仁 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (10322190)
【キーワード】西洋史 / フランス / 都市 / 宗教 / 近代史 (他15件)
【概要】本研究は、工業化と人口流入により大規模な社会変動を経験していた19世紀のパリにおいて、カトリック教会がそれにどのように対応したのかを、市行政との関連に注目しつつ調査したものである。この19世紀という時期は政教協約期(1801-1905年)にほぼ相当するが、こうした制度的背景から、教会は多くの点で市行政と協同せざるを得ない状況にあった。 研究に際して具体的に取り上げた主題は、(1)教区の設置・再編、...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:大学都市を含む研究件
❏日本中世の「大学」における社会連携と教育普及活動に関する研究(20330160)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】高橋 慎一朗 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10242158)
【キーワード】教育史 / 日本史 / 高等教育 / 寺院 / 日本前近代教育史 (他16件)
【概要】日本中世の大寺院が都市・社会とどのように連携し、いかなる教育普及活動を展開したのか?という問題を、一次史料の調査収集のうえに追究し、中世ヨーロッパとの比較の視点を加えつつ考察した。長期にわたって宗教者・学者の再生産機能を果たした大寺院は「大学」としての性質を備えていたが、個々の宗教者・学者の拠る子院・塔頭が主要な教場であり、個人の活動に依拠する点が大きい点で、近代的「大学」とは異なっていた。その反...
❏西洋と日本における国制史研究の方法的再定位-史料論・学問史の視角から(19330002)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】田口 正樹 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20206931)
【キーワード】国制史 / 法史 / 史料論 / 学問史 / 貴族 (他26件)
【概要】ポスト・ローマ期西洋史の認識枠組み、カールの皇帝戴冠、中世・近世移行期ドイツの都市統治、近世フランスの裁判関係文献史料、1800年ごろのドイツ諸大学における自然法学、オットー・ブルンナーのラント論、朝河貫一の学問史的位置づけ、などの論点の検討を通じて、史料の産出と受容の文脈をふまえた史料解釈と学問史的背景をふまえた学説の位置づけによって、国制史研究をより深化させうることが確認された。 ...
❏アジア圏における大学と都市・地域による計画連携手法の構築に関する研究(19560621)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 地域連携 / キャンパス計画 / 都市計画 (他14件)
【概要】本研究は、大学キャンパス計画および都市計画の連携の実態とアジア圏の大学と都市・地域との連携のあり方を明らかにするためにアジア、欧州の大学キャンパス計画関連資料の収集と分析、キャンパス計画関係者および自治体へのヒアリング調査を実施し、これにより、キャンパス計画の内容、計画体制、計画プロセスを把握するとともに大学と都市・地域との計画連携の実態を把握し、アジア圏の大学における大学と都市・地域との連携のあ...
【複合領域】地理学:地理学都市を含む研究件
❏GISシステムを用いた考古空間情報の高度解析法の開発研究(14310193)
【研究テーマ】考古学(含先史学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】宇野 隆夫 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (70115799)
【キーワード】GIS / 地理情報システム / 考古学 / 地理学 / 情報学 (他13件)
【概要】平成14年度 研究実験のための基礎データベースとして,佐賀県弥生遺跡の施設・年代・空間情報,日本地震遺跡の噴砂・年代・空間情報,平安京の施設・年代・空間情報からなるデータベースを作成した。研究推進の基礎としては,国土地理院提供の50mメッシュ地図,米国Nasa提供の90mメッシュ地図を基にして,世界のDEM(Digital elevation map)を作成した。またGlobal base GIS...
❏19世紀末英米文学における都市の表象に関する新歴史主義的研究(13410131)
【研究テーマ】英語・英米文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】HONES Sheila (HONES S. / HONES S) 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70206035)
【キーワード】都市 / 田園 / 文学地理学 / 都市退化論 / 自然主義 (他21件)
【概要】(1)本研究は、歴史研究と文学研究をまたがって学際的に都市論を研究することと、可能なかぎり新しい一次資料を発掘してアメリカおよびイギリスの都市の表象を新歴史主義的に分析することを目的としたものだった。 (2)ホーンズは、1880年から1925年にかけてのアメリカ文学の作品を具体的題材として、交通、移動、コミュニケーションという概念をふくめた、都市における空間と場所の表象が、作品解釈上、いかに重要な...
【複合領域】健康・スポーツ科学:社会史都市を含む研究件
❏「民衆」のロスアンジェルスー共振する都市の〈関係史〉(20K01034)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
【キーワード】人種・エスニシティ / ロスアンジェルス / アメリカ合衆国 / 都市 / ジェンダー (他10件)
【概要】本年度はまず、①アメリカ西部におけるもっとも古い黒人新聞のひとつ『カリフォルニア・イーグル』の編集者兼発行人を40年にわたり務めたシャーロッタ・バスについて小論を記した。バスがどのように人種隔離、警察暴力、排外主義、性規範、軍国主義を問い、二〇世紀前半のロスアンジェルスにおける黒人自由闘争を牽引したのかを考察した(「『誰のための民主主義か』―ロスアンジェルスにおける長い黒人自由闘争とシャーロッタ・...
❏宗教改革期スイスにおける都市共同体の構造に関する社会史的研究(17K03188)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】野々瀬 浩司 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (20545793)
【キーワード】宗教改革 / 社会史 / スイス / 都市 / 共同体 (他9件)
【概要】宗教改革期における共同体運動に関する研究史を整理し、都市共同体の内部構造や市参事会の役割などの学術的な論点を明らかにし、スイスのシャフハウゼン市の文書館で史料を収集した。2019年5月19日に日本西洋史学会第69回大会で、1525年のシャフハウゼンにおける葡萄栽培者ツンフトの反乱について報告し、ツンフトの内部において団結や共同体意識が比較的弱かったことを指摘した。2019年10月27日に広島史学研...
❏ジャカルタ南部の都市生成と住民組織原理の社会史に関する調査研究(13572004)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】倉沢 愛子 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00203274)
【キーワード】住民組織 / インドネシア / ジャカルタ / 都市コミュニティ / 都市 (他11件)
【概要】都市化のプロセスと住民のあいだの組織原理の変遷と過去における機能を探求することを目的とした。基本的には、南部ジャカルタ市レンテンアグン町内を主たる対象地域としてフィールド調査を行ってきた。主に、上からの住民動員システムの代表例である、PKKの活動の観察を通して、住民組織がどのように編成されているのか解明することを試みた。 他方、行商や露天商を営んでいる住民に対して個人史を中心とした聞き取り調査を行...
【複合領域】デザイン学:生活都市を含む研究件
❏ペンテコステ派とパール行商ーサマが経験する21世紀の仕事と祈り(26360001)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 和佳 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90334218)
【キーワード】東南アジア / フィリピン / 生業 / 信仰 / キリスト教 (他13件)
【概要】本研究は、当初フィリピンのダバオ市のサマ(バジャウ)移民を事例に、都市経済への参加浸透とペンテコステ派キリスト教の受容が同時期に進行したことに注目し、人びとが信仰と仕事という2軸のもとにいかに社会生活を再生産しているのか明らかにしようとした。しかし、まさにプロジェクト開始年度4月に調査地が火災で全焼したため、その枠組みを大きく変更し、つぎのことを追究した。1)火災後の復興プロセス(調査地再建、生業...
❏商業交易と生活習俗の変容-比較社会史的考察-(04451070)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】勝俣 鎮夫 東京大学, 教養学部, 教授 (10021297)
【キーワード】交易 / 商人 / 港 / 都市 / 習俗 (他10件)
【概要】本研究の第一段階は、様々な地域や時代を通じて、商業交易に関わる用語をそれぞれの史料のなかから拾い出し、カードに記載して、コンピューターに入力することであった。このため、一次史料のうち欠如したところを補足し、辞典、索引、語彙目録などを収集しながら、そこから「交易」「商人」「外来者」などの言葉をその事例とともに拾いあげることになった。 第二段階にあっては、商人の往来や物資の交流に伴なう生活文化や習俗の...
【複合領域】デザイン学:フランス都市を含む研究件
❏ワクフ(イスラーム寄進制度)の国際共同比較研究(25284141)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
【キーワード】寄進 / ワクフ / 慈善 / 都市 / 比較史 (他11件)
【概要】①フランスCNRSの国際共同研究「イスラーム地域におけるワクフ」と連携し、中東、欧米、日本において、8回の国際研究集会を開催し、研究者間の緊密なネットワークと研究データを共有するためのデータベースを構築した。 ②アラブ、イラン、中央アジア、南アジア、東南アジアなどを対象に、寄進者や利用者や受益者など個々人が、どのような目的で、ワクフ財(寄進財)や宗教施設に係わり、なにを得ていたかの動態を解析した。...
❏第三共和政前期のパリにおける同郷集団と選挙についての実証的研究(23520900)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】長井 伸仁 上智大学, 文学部, 准教授 (10322190)
【キーワード】フランス / 移住 / 都市 / 同郷会 / 選挙 (他8件)
【概要】本研究は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてパリでおこなわれた国政および地方選挙において、地方出身者の集団がいかなる役割を果たしたのかを調査したものである。その結果、地方出身でありながら選挙を通じて市政や国政に進む者は多かったが、彼らが選挙において同郷会の積極的な支持を得ることは少なかったことが判明した。これは、地方出身者がパリ社会に統合されていたという近年の見解を確認するものであり、同時に、地...
❏法史・国制史における「伝統」と「構築」--転換期を中心とした多層的アプローチ(22330001)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】田口 正樹 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20206931)
【キーワード】ローマ法 / ローマ帝国 / 皇帝 / 裁判 / 都市 (他20件)
【概要】古代末期ローマ帝国西部のローマ法、中世初期の「ローマ帝国」概念、西方世界からの使節のビザンツ皇帝観、中世後期ドイツの裁判提案、中世後期から近世のドイツ都市と領邦君主の関係、近代ドイツの歴史法学とそれに対する批判、日本中世における古典の機能、ローマ法学の登場から見た法学の特質、などの論点の検討を通じて、前代までの伝統が利用されつつ、同時代の認識と現代の研究の枠組による変形を経て、歴史事象が成立すると...
【複合領域】文化財科学・博物館学:近世都市を含む研究件
❏近世都市の人口と家族 -飛騨高山の宗門改帳を史料として-(18K02038)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡田 あおい 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (50246005)
【キーワード】人口 / 家族 / 世帯 / 飛騨高山 / 宗門改帳 (他16件)
【概要】本研究の最終的な目標は、近世都市の人口と家族を歴史人口学の手法を用いて解明することである。飛騨高山には約100年間に及ぶ宗門改帳が残存する。この史料は、慶應義塾大学名誉教授故速水融先生がマイクロフィルム化され、この史料を使って千葉大学名誉教授故佐々木陽一郎先生が研究をおこなった。 本研究では、デジタル化された飛騨高山の宗門改帳から基礎シート(BDS)を作成するという、基本的な作業をおこなった。基礎...
❏法史・国制史における「伝統」と「構築」--転換期を中心とした多層的アプローチ(22330001)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】田口 正樹 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20206931)
【キーワード】ローマ法 / ローマ帝国 / 皇帝 / 裁判 / 都市 (他20件)
【概要】古代末期ローマ帝国西部のローマ法、中世初期の「ローマ帝国」概念、西方世界からの使節のビザンツ皇帝観、中世後期ドイツの裁判提案、中世後期から近世のドイツ都市と領邦君主の関係、近代ドイツの歴史法学とそれに対する批判、日本中世における古典の機能、ローマ法学の登場から見た法学の特質、などの論点の検討を通じて、前代までの伝統が利用されつつ、同時代の認識と現代の研究の枠組による変形を経て、歴史事象が成立すると...
❏近世火葬墓の考古学的研究(14510432)
【研究テーマ】考古学(含先史学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】谷川 章雄 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40163620)
【キーワード】近世 / 火葬墓 / 火葬蔵骨器 / 火葬場 / 墓制 (他9件)
【概要】本研究では、平成14年度から3年間にわたって、江戸をはじめ大坂・京都・堺などの都市を中心に、全国的な視野で発掘調査された近世の火葬墓の事例のデータを調査報告書から収集し、以下のような点について分析を試みた。すなわち、(1)火葬と土葬の比率の変遷、(2)埋葬施設の構造と火葬・土葬の関係、(3)火葬蔵骨器の分類と変遷、(4)焼骨の性別・年齢・重量、(5)火葬場との関連などである。収集したデータは、各地...
【複合領域】文化財科学・博物館学:ローマ都市を含む研究件
❏法史・国制史における「伝統」と「構築」--転換期を中心とした多層的アプローチ(22330001)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】田口 正樹 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20206931)
【キーワード】ローマ法 / ローマ帝国 / 皇帝 / 裁判 / 都市 (他20件)
【概要】古代末期ローマ帝国西部のローマ法、中世初期の「ローマ帝国」概念、西方世界からの使節のビザンツ皇帝観、中世後期ドイツの裁判提案、中世後期から近世のドイツ都市と領邦君主の関係、近代ドイツの歴史法学とそれに対する批判、日本中世における古典の機能、ローマ法学の登場から見た法学の特質、などの論点の検討を通じて、前代までの伝統が利用されつつ、同時代の認識と現代の研究の枠組による変形を経て、歴史事象が成立すると...
❏西洋と日本における国制史研究の方法的再定位-史料論・学問史の視角から(19330002)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】田口 正樹 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20206931)
【キーワード】国制史 / 法史 / 史料論 / 学問史 / 貴族 (他26件)
【概要】ポスト・ローマ期西洋史の認識枠組み、カールの皇帝戴冠、中世・近世移行期ドイツの都市統治、近世フランスの裁判関係文献史料、1800年ごろのドイツ諸大学における自然法学、オットー・ブルンナーのラント論、朝河貫一の学問史的位置づけ、などの論点の検討を通じて、史料の産出と受容の文脈をふまえた史料解釈と学問史的背景をふまえた学説の位置づけによって、国制史研究をより深化させうることが確認された。 ...
【複合領域】文化財科学・博物館学:交易都市を含む研究件
❏西アフリカの歴史的文明の形成と展開過程に関する歴史人類学的研究(18401041)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】坂井 信三 南山大学, 人文学部, 教授 (00140012)
【キーワード】西アフリカ / 文明 / 都市 / 交易 / イスラーム
【概要】本研究は、西アフリカ・マリ共和国での現地調査をとおして、西アフリカ内陸に成立した独自の文明の発生と展開の過程を明らかにすることを目的とする。この地域の文明形成過程については、これまでサハラ縦断の西側ルートに沿って研究が進められてきたが、カイロに至るサハラの東側ルートに関しては十分な現地調査がおこなわれてこなかった。本研究は、東側ルートに沿って発展したニジェール川大湾曲部東部のガオ周辺に関心を集中し...
❏商業交易と生活習俗の変容-比較社会史的考察-(04451070)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】勝俣 鎮夫 東京大学, 教養学部, 教授 (10021297)
【キーワード】交易 / 商人 / 港 / 都市 / 習俗 (他10件)
【概要】本研究の第一段階は、様々な地域や時代を通じて、商業交易に関わる用語をそれぞれの史料のなかから拾い出し、カードに記載して、コンピューターに入力することであった。このため、一次史料のうち欠如したところを補足し、辞典、索引、語彙目録などを収集しながら、そこから「交易」「商人」「外来者」などの言葉をその事例とともに拾いあげることになった。 第二段階にあっては、商人の往来や物資の交流に伴なう生活文化や習俗の...
【複合領域】文化財科学・博物館学:地域連携都市を含む研究件
❏アジア圏における大学と都市・地域による計画連携手法の構築に関する研究(19560621)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 地域連携 / キャンパス計画 / 都市計画 (他14件)
【概要】本研究は、大学キャンパス計画および都市計画の連携の実態とアジア圏の大学と都市・地域との連携のあり方を明らかにするためにアジア、欧州の大学キャンパス計画関連資料の収集と分析、キャンパス計画関係者および自治体へのヒアリング調査を実施し、これにより、キャンパス計画の内容、計画体制、計画プロセスを把握するとともに大学と都市・地域との計画連携の実態を把握し、アジア圏の大学における大学と都市・地域との連携のあ...
❏都市と大学との連携・評価に関する政策研究-地方分権・規制緩和の時代を背景として-(17601014)
【研究テーマ】都市
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】米澤 彰純 独立行政法人大学評価・学位授与機構, 評価研究部, 助教授 (70251428)
【キーワード】大学 / 都市 / 高等教育政策 / 地域連携 / 国際比較 (他8件)
【概要】本年度は、(1)工業(場)等制限法以降の大学立地のあり方の動向分析、(2)都市空間と大学空間との有機的連携のあり方の探求を目的とした大学教員への質問紙調査の分析、(3)都市と大学の有機的連携に関する議論の総括とビジョンの構築と提示を行った。 (1)工業(場)等制限法以降の大学立地のあり方の動向分析とモデル提示 昨年度に進めた首都圏整備法、工業(場)等制限法廃止以降の大学立地のあり方の動向について、...
【複合領域】文化財科学・博物館学:地理情報システム(GIS)都市を含む研究件
❏人口減少時代における地方圏の人口分布変動に関する地理学的研究(21K01022)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】山内 昌和 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (90415828)
【キーワード】人口分布 / 地方圏 / 都市 / 農村 / 地理情報システム
【概要】本研究では、地方圏を対象として、近年の人口分布がどのように変化し、現在どのような特徴を持つのかを明らかにするために、1990年代以降の市町村および市町村よりもミクロな地域を単位とする地方圏全体の人口分布を、人口学的なメカニズムを踏まえて検討するものである。そのために、都道府県別や市区町村別単位の分析、市区町村よりもミクロな地域単位で農村及び都市の内部の人口分布変化を分析することが本研究の具体的な課...
❏GISを活用した居住と自然環境との相互関係の解析(16300294)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】小口 高 東京大学, 空間情報科学研究センター, 助教授 (80221852)
【キーワード】自然環境 / 人間活動 / GIS / 人口 / 地形 (他10件)
【概要】本研究では,GIS(地理情報システム)とデジタル空間情報を活用し,居住と自然環境との相互関係を解析した.特に,人口や居住地の分布と標高・傾斜などの地形条件との関係を詳しく検討した.この際には,現在の状況とともに,明治・大正時代を含む過去の状況についても検討した.過去のデータは形式が複雑な場合が多かったため,最初にGISで利用可能なデータベースを構築した.研究対象地域には1)日本全国,2)関東,関西...
❏GISシステムを用いた考古空間情報の高度解析法の開発研究(14310193)
【研究テーマ】考古学(含先史学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】宇野 隆夫 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (70115799)
【キーワード】GIS / 地理情報システム / 考古学 / 地理学 / 情報学 (他13件)
【概要】平成14年度 研究実験のための基礎データベースとして,佐賀県弥生遺跡の施設・年代・空間情報,日本地震遺跡の噴砂・年代・空間情報,平安京の施設・年代・空間情報からなるデータベースを作成した。研究推進の基礎としては,国土地理院提供の50mメッシュ地図,米国Nasa提供の90mメッシュ地図を基にして,世界のDEM(Digital elevation map)を作成した。またGlobal base GIS...
【複合領域】一般理論:近代都市を含む研究件
❏創造性が持続する安全都市としての復興のための研究(14209006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 持続性 / 都市 / 主体性 / 新体制 (他20件)
【概要】これまでの研究では、機械時代の都市について、安全学の視点から進めてきた。安全の担保は、都市の持続プログラムの有無、特に内発的なコミュニティの創造力が重要となる。これは、免疫の自己組織化過程に似ている。この視点に立つ知恵時代の都市イメージを「土地利用・規模・創造のためのコミュニケーション構造・物質循環システム」で規定し、これを「セルシティ」と呼ぶ。一方、経済的拡大志向を持つ機械時代の都市には免疫的な...
❏大都市におけるカトリック教会と市行政-19世紀のパリの事例-(14710263)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】長井 伸仁 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (10322190)
【キーワード】西洋史 / フランス / 都市 / 宗教 / 近代史 (他15件)
【概要】本研究は、工業化と人口流入により大規模な社会変動を経験していた19世紀のパリにおいて、カトリック教会がそれにどのように対応したのかを、市行政との関連に注目しつつ調査したものである。この19世紀という時期は政教協約期(1801-1905年)にほぼ相当するが、こうした制度的背景から、教会は多くの点で市行政と協同せざるを得ない状況にあった。 研究に際して具体的に取り上げた主題は、(1)教区の設置・再編、...
❏近代・都市・神社-明治神宮の誕生を中心とする創建神社の政治社会史的研究(12710181)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】山口 輝臣 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 助教授 (20314974)
【キーワード】近代 / 都市 / 神社 / 明治神宮 / 宗教 (他7件)
【概要】本年度は、(1)昨年度の継続となる関係史料の網羅的な収集とともに、(2)それらの分析を本格的に行い、研究論文の執筆を行った。 (1)について。まずこれまで手をつけていなかった創建神社として、宮崎神宮を実際に訪れるとともに、宮崎県立図書館などにおいて関連の史料若干を収集した。これにより、「内地」における主要な創建神社を正確な史料によって概観することが可能となった。次いで昨年度に引き続き、代表的な創建...
【複合領域】一般理論:近代化都市を含む研究件
❏近世遊廓の構造とその社会的基盤(25370795)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】横山 百合子 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (20458657)
【キーワード】新吉原遊廓 / 芸娼妓解放令 / 遊女 / 江戸 / 近代化 (他14件)
【概要】本研究は、城下町江戸における新吉原遊廓の構造とその変化を、ジェンダーと都市の視点から動態的に明らかにするものである。遊廓内部では、役と特権に支えられた遊女屋が、私的契約と公的身分システムによって苛酷な待遇におかれた数千の遊女を支配していた。本研究では、そのような遊女屋と遊女との対抗的関係に注目し、遊女の抵抗が遊廓をめぐる社会を揺るがしていくことを指摘した。さらに、明治維新の身分制解体政策のなかで、...
❏地方都市における消防の近代化の比較研究(12710177)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】鈴木 淳 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (80242048)
【キーワード】消防 / 近代化 / 地方都市 / 小野田元熈 / 大阪 (他8件)
【概要】昨年度の調査により発見して整理を開始した元内務省警保局長小野田元熈の関係文書について、政治史、地方史など各方面の研究者による利用が期待できることから、谷口裕信氏らの協力を得て、公務に関する、またはその可能性がある書簡78通の全文翻刻を行い、発表した。 地方都市における消防の近代化については、書籍および同時代の新聞雑誌を実物または複写で収集し、前年度収集の者とあわせて分析した。その結果以下の点が明ら...
❏我が国の近代黎明期における都市オープンスペースの形成過程に関する研究(09760024)
【研究テーマ】園芸・造園学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】土肥 真人 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (20282874)
【キーワード】都市オープンスペース / 空間 / 近代化 / 都市 / 農漁村 (他9件)
【概要】本年度は、申請した研究目的のために、下記の基礎的課題に関わる資料収集、調査・分析を行い、研究成果としてまとめた。まず、都市オープンスペースにおける空間システムおよび社会システムの相互関係の史的変化を把握するために、日比谷公園を対象地として設定した。現代における公園利用者の行動特性をGISを用いて分析し、空間の構成について考究した。その成果については、造園学会(1998年度)において審査付き論文「日...
【複合領域】一般理論:イノベーション都市を含む研究件
❏逆都市化時代における拡張概念に基づく持続的都市圏形成のための地域計画に関する研究(21360288)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】大西 隆 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80143824)
【キーワード】都市 / 地域計画 / 逆都市化 / 人口減少 / イノベーション (他13件)
【概要】本研究は、逆都市化時代に予測される課題を示し、その改善と持続可能な都市圏実現のためにどのような地域計画が必要かを明らかにすることを目的とした。成果として、(1)特に人口の安定と地域イノベーションに着目して、指標をもとに都市圏の特徴を明らかにした。(2)定住自立圏等の地域政策の有効性を検証するとともに、都市構造に関わる意思形成プロセスの構造化を試みた。(3)大都市圏郊外の計画手段を明らかにするととも...
❏複雑適応系としての集積とイノベーションの場の動学的研究(18203016)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】藤田 昌久 甲南大学, 学長直属, 教授 (90281112)
【キーワード】都市経済学 / 空間経済学 / 複雑適応系 / 集積 / イノベーション (他9件)
【概要】「空間経済学」は、地理的空間における新たな一般理論を目指して、90年代初めより、日米欧の経済学者を中心に急速に発展して来た。本研究は、財の市場を中心として構築されてきたこれまでの空間経済学に、多様な人々の共同による知識の創造・学習・伝播のミクロプロセスを内生的に導入することにより、グローバル化と知の時代における空間経済学として、理論と実証分析の両面で大きく進展させることに成功した。 ...
【複合領域】一般理論:災害都市を含む研究件
❏都市の表象 新印象派を中心に20世紀初期まで(16K02280)
【研究テーマ】美術史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】坂上 桂子 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90386566)
【キーワード】都市 / 美術 / パリ / ニューヨーク / 新印象派 (他8件)
【概要】本研究においては、これまであまり研究がされていない新印象主義のなかでもとりわけ都市の表象を多くてがけたマクシミリアン・リュスを研究し、論文としてまとめた。これに加え、19世紀から20世紀にかけてのパリ、ニューヨーク、東京、ソウルを中心とした都市をテーマとした作品を幅広く調査・研究し、一般向けの雑誌にその成果を発表した。 また国際シンポジウムや海外の研究者を招いての研究会を開催することができたのも成...
❏都市の死に関する包括的評価手法の研究(10559004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 都市 / ネットワーク / 免疫 / 自己組織化(ダイナミックプログラミング) (他19件)
【概要】●自己組織化できない免疫不全を呈する機械時代の都市の死:近代都市を経済発展を実現する生産道具とすると、その目的は速度と規模の拡大である。その結果が巨大都市であり、これを機械時代の都市と呼ぶ。情報革命による脱産業化社会の中で、ダイナミックな変革ができない機械時代の都市は、物理的組織的機能不全や社会的放置などの死を迎えようとしている。ここで、姿を変え歴史的に持続する都市の対応構造に注目する必要がある、...
【複合領域】一般理論:消費都市を含む研究件
❏現代都市社会における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(24530670)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市 / 時間 / 空間 / ショッピングセンター / ショッピングモール (他12件)
【概要】本研究は、現代都市社会を時間と空間の社会的生産・流通・消費の形態という点から明らかにすることを目的としている。具体的には、現代日本の大都市とその周辺領域に建設された大規模商業施設(ショッピングセンター及びショッピングモール)を主たる対象として、現代の都市社会において社会的な時間と空間がどのように生み出され、流通し、ストックされ、消費され、編成されるかという点について分析し、それによって現代都市社会...
❏18世紀イギリス都市における市民的社交圏の形成-地域社会、消費文化、貧困-(18330075)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】中野 忠 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (90090208)
【キーワード】都市化 / 消費 / 小売商業 / 地域社会 / 社交 (他14件)
【概要】消費文化や印刷文化の浸透を背景とする18世紀のイギリスの都市化は、人々の社会関係のあり方に新しい次元をもたらすとともに、古い制度や組織が担ってきた機能を新たな社会関係資本のネットワークのもとに再編する過程として進行した。都市社会はよりオープンになり、貧困や犯罪は中位層以上の市民が対処すべき社会問題となる一方で、社会的な差異を作り出す新たな力が作用し、参加型の地域社会もその性格を変えていった。 ...
【複合領域】一般理論:健康都市を含む研究件
❏都市緑地の生物多様性は心理的幸福感を向上させるか?景観スケールでの検証(16K00631)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】曽我 昌史 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80773415)
【キーワード】生態系サービス / 自然体験 / 都市生態学 / 生物多様性 / 景観生態学 (他10件)
【概要】現代の「都市化社会」において、都市住民の心理的な健康・福利を向上させることは極めて重要な課題である。最近の研究から、都市緑地は都市住民に様々な心理的健康便益をもたらすことが明らかとなっているが、それらに関する知見は未だ乏しい。本研究課題では、東京都における様々なタイプの緑地(公園・市民農園)を対象に、都市緑地がもたらす心理的便益を景観スケールで計測し、それらの駆動要因を明らかにした。 ...
❏大都市部における格差拡大の進行過程とその社会的帰結に関する計量的研究(15H01970)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】橋本 健二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40192695)
【キーワード】都市分極化 / 地域間格差 / 社会-地区分析 / 階級構造 / アンダークラス (他19件)
【概要】市区町村および地域メッシュ単位の統計と質問紙調査の結果から、以下の諸点が明らかとなった。(1)1990年から2010年の間に東京圏の階級・階層構造は、旧中間階級とマニュアル労働者が大幅に減少し、新中間階級とサービス産業の下層労働者が増加するという2極化の傾向を強めた。(2)この変化は、都心部で新中間階級と高所得世帯が増加し、周辺部では非正規労働者と低所得世帯が増加するという空間的分極化を伴っていた...
❏創造性が持続する安全都市としての復興のための研究(14209006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 持続性 / 都市 / 主体性 / 新体制 (他20件)
【概要】これまでの研究では、機械時代の都市について、安全学の視点から進めてきた。安全の担保は、都市の持続プログラムの有無、特に内発的なコミュニティの創造力が重要となる。これは、免疫の自己組織化過程に似ている。この視点に立つ知恵時代の都市イメージを「土地利用・規模・創造のためのコミュニケーション構造・物質循環システム」で規定し、これを「セルシティ」と呼ぶ。一方、経済的拡大志向を持つ機械時代の都市には免疫的な...
【複合領域】一般理論:文化変容都市を含む研究件
❏古代末期における教会法と歴史叙述の研究(17K13556)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 創 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50647906)
【キーワード】西洋古代史 / キリスト教 / 歴史叙述 / 教会法 / 文化変容 (他26件)
【概要】ローマ帝国の末期に、キリスト教が国家の公式宗教としての地位を得たことに伴って、ヘレニズム・ローマ共和政期以来の伝統を持つローマ社会も、それまで社会的少数派であったキリスト教会も、変化を強いられることになった。本研究では、キリスト教会の側がこのような状況下で自らの歴史叙述の様式を変容させていった過程を分析し、伝統的な古典文学の作法をも取り入れていったことを示したほか、教会会議規定集成においては、5世...
❏発展途上国における都市貧困層のコミュニティ形成に関する国際比較研究(19402006)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】瀬地山 角 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80250398)
【キーワード】都市貧困層 / コミュニティ / 社会ネットワーク / 東アジア / フィリピン (他20件)
【概要】地域別に重要なネットワークを抽出し,発展途上国の都市貧困層のコミュニティ形成の国際比較分析を行い,東アジアでは,近年の社会変動の中で構成単位である家族におけるジェンダー関係の相違が決定的役割を持つのに対して,コロンビアでは,市政府,市議会議員とコミュニティ住民の間のネットワーク・コーディネーションがコミュニティ資源を深化させ,フィリピンでは二者間関係の連鎖が広域コミュニティの形成を促進しているとい...
❏フィリピンにおける慢性的貧困と社会ネットワーク(19402022)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】コミュニティ / 慢性的貧困 / 社会ネットワーク / フィリピン / 社会関係資本 (他17件)
【概要】本研究は,階層間流動化が慢性的貧困を緩和するという作業仮説について,貧困層が有する社会ネットワークの動態に着目し,マニラ首都圏とダバオ市の事例を検討した。その結果,マニラ首都圏の貧困層にあっては,主体的な活動を通して,階層間流動化を促進し得る余地が存在するのに対して,ダバオ市においては,現在までのところ,上位層からのアプローチのみが階層間流動化に貢献できる状況にあることがあきらかになった。 ...
【複合領域】一般理論:ポストコロニアル都市を含む研究件
❏18世紀後半以降のイギリスにおけるイングリッシュネス概念の生成に関する文化研究(15320036)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】山本 史郎 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (00145765)
【キーワード】イングリッシュネス / ブリティッシュネス / 帝国主義 / 小英国主義 / コスモポリタニズム (他12件)
【概要】本研究の目的は、後期ヴィクトリア朝からエドワード朝あたりにかけて成立した、田園主義的価値観を基盤としたイングリッシュネスという概念が、どのような歴史的コンテクストのなかで、どのような他の概念(ブリティッシュネス、コスモポリタニズムのような)との関連のなかで生じてきたか、を追跡することをとおして、イングリッシュネス概念の特質を明らかにしようとすることであった。 4年間の研究をとおして確認しえたことは...
❏ポストコロニアリズムから見たアジアの都市表象(08610532)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】名波 弘彰 筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (10134181)
【キーワード】ポストコロニアリズム / 植民地主義 / アジア / 都市 / 表象 (他14件)
【概要】本研究は、平成8年度から10年度前半における基礎調査とその発表・討議を経て、10年度末に報告書に相当する論文集の形で結実した。 調査と発表・討議においては、安部公房・花田清輝の満州・朝鮮体験、朝鮮人日本語作家、雑誌『太陽』の風景挿図写真ほか、多数の検討がなされた。また平成9年3月4日には、本プロジェクト主催のシンポジウム「翻訳と植民地」を開催し、宮本陽一郎司会で、李征「アジア・植民地・言語ー外国人...
【複合領域】一般理論:持続都市を含む研究件
❏創造性が持続する安全都市としての復興のための研究(14209006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 持続性 / 都市 / 主体性 / 新体制 (他20件)
【概要】これまでの研究では、機械時代の都市について、安全学の視点から進めてきた。安全の担保は、都市の持続プログラムの有無、特に内発的なコミュニティの創造力が重要となる。これは、免疫の自己組織化過程に似ている。この視点に立つ知恵時代の都市イメージを「土地利用・規模・創造のためのコミュニケーション構造・物質循環システム」で規定し、これを「セルシティ」と呼ぶ。一方、経済的拡大志向を持つ機械時代の都市には免疫的な...
❏都市の死に関する包括的評価手法の研究(10559004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 都市 / ネットワーク / 免疫 / 自己組織化(ダイナミックプログラミング) (他19件)
【概要】●自己組織化できない免疫不全を呈する機械時代の都市の死:近代都市を経済発展を実現する生産道具とすると、その目的は速度と規模の拡大である。その結果が巨大都市であり、これを機械時代の都市と呼ぶ。情報革命による脱産業化社会の中で、ダイナミックな変革ができない機械時代の都市は、物理的組織的機能不全や社会的放置などの死を迎えようとしている。ここで、姿を変え歴史的に持続する都市の対応構造に注目する必要がある、...
【複合領域】一般理論:社会教育都市を含む研究件
❏創造性が持続する安全都市としての復興のための研究(14209006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 持続性 / 都市 / 主体性 / 新体制 (他20件)
【概要】これまでの研究では、機械時代の都市について、安全学の視点から進めてきた。安全の担保は、都市の持続プログラムの有無、特に内発的なコミュニティの創造力が重要となる。これは、免疫の自己組織化過程に似ている。この視点に立つ知恵時代の都市イメージを「土地利用・規模・創造のためのコミュニケーション構造・物質循環システム」で規定し、これを「セルシティ」と呼ぶ。一方、経済的拡大志向を持つ機械時代の都市には免疫的な...
❏都市の死に関する包括的評価手法の研究(10559004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 都市 / ネットワーク / 免疫 / 自己組織化(ダイナミックプログラミング) (他19件)
【概要】●自己組織化できない免疫不全を呈する機械時代の都市の死:近代都市を経済発展を実現する生産道具とすると、その目的は速度と規模の拡大である。その結果が巨大都市であり、これを機械時代の都市と呼ぶ。情報革命による脱産業化社会の中で、ダイナミックな変革ができない機械時代の都市は、物理的組織的機能不全や社会的放置などの死を迎えようとしている。ここで、姿を変え歴史的に持続する都市の対応構造に注目する必要がある、...
【環境学】環境解析学:北京都市を含む研究件
❏18〜20世紀における北京のライフラインと都市の社会経済構造に関する研究(17520482)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】熊 遠報 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (50386588)
【キーワード】北京 / 生活用水 / 契約文書 / 社会経済構造 / 漕運 (他9件)
【概要】この課題では、北京の上・下水の供給・処理を中心にし、先行研究が少ない18-20世紀における北京のライフラインに関して資料整理と関連の研究を行ない、その内容は主に以下である。 東京大学東洋文化研究所所蔵の仁井田コレクションの北京の生活用水売買に関する契約文書を文字に起こし、注釈を含め、出版向きの整理を行なった。 18-20世紀の生活用水の供給に関して20世紀半ばまで給水体制の主力としての「水道路」と...
❏近代中国都市芸能に関する基礎的研究(09610462)
【研究テーマ】中国語・中国文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】岡崎 由美 早稲田大学, 文学部, 教授 (50185419)
【キーワード】近代 / 中国 / 都市 / 芸能 / 文学 (他14件)
【概要】本研究は皮影戯と京劇を主な研究対象として、近代中国北方の都市部における芸能の流布状況について調査分析を行ったものである。 本研究のうち、北京皮影戯に関しては、まず演者、演出家、芸能研究者などへの聞き取り調査、及び脚本や劇評などの関連文献資料の分析を行った。 それらを検討することで、北京皮影戯の芸能としての位置付け、そして河北の地方都市と農村との文化交流の実態を、人類学および社会経済学的見地から明ら...
【環境学】環境創成学:都市緑地都市を含む研究件
❏都市緑地の生物多様性は心理的幸福感を向上させるか?景観スケールでの検証(16K00631)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】曽我 昌史 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80773415)
【キーワード】生態系サービス / 自然体験 / 都市生態学 / 生物多様性 / 景観生態学 (他10件)
【概要】現代の「都市化社会」において、都市住民の心理的な健康・福利を向上させることは極めて重要な課題である。最近の研究から、都市緑地は都市住民に様々な心理的健康便益をもたらすことが明らかとなっているが、それらに関する知見は未だ乏しい。本研究課題では、東京都における様々なタイプの緑地(公園・市民農園)を対象に、都市緑地がもたらす心理的便益を景観スケールで計測し、それらの駆動要因を明らかにした。 ...
❏都市のパッチ状樹林地を取り巻くマトリクスが樹林地の鳥類群集に及ぼす影響(18380020)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】加藤 和弘 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (60242161)
【キーワード】景観 / 緑地生物学 / 都市 / 樹林地 / パッチ状生息地 (他17件)
【概要】都市および近郊のパッチ状の樹林地における鳥類相や鳥類の種多様性が、パッチを取り巻くマトリクスの状況によってどう変化するかを検討した。マトリクスに農地や痩地、樹林地が多い場合、その中にあるパッチ状樹林地の鳥類の種多様性は高まり、都市的な環境を避ける傾向を持つ種(都市忌避種)の出現が増えた。マトリクス自体において確認される鳥類の種多様性についても同様の傾向が認められた。都市忌避種のかなりのものがマトリ...
【環境学】環境保全学:合意形成都市を含む研究件
❏中世ヨーロッパ世界における統治理念と社会制度の比較史的統合の研究(15H03258)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】河原 温 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (70186120)
【キーワード】王権 / 都市 / 統治理念 / 社会制度 / 統合モデル (他13件)
【概要】本研究プロジェクトでは、中世ヨーロッパ諸国(イングランド、フランス、ドイツ、ネーデルラント、チェコ等)と都市を対象に、それぞれの統治理念とそれに対応する社会制度の具体的展開との突合せを通じて、中世ヨーロッパ世界の統合的理解を得ることを目指した。 13名の共同研究者により、それぞれの地域(国家)における世俗国家とカトリック教会の支配理念及び、王国と都市という中世ヨーロッパ社会を構成した中心的な組織の...
❏逆都市化時代における拡張概念に基づく持続的都市圏形成のための地域計画に関する研究(21360288)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】大西 隆 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80143824)
【キーワード】都市 / 地域計画 / 逆都市化 / 人口減少 / イノベーション (他13件)
【概要】本研究は、逆都市化時代に予測される課題を示し、その改善と持続可能な都市圏実現のためにどのような地域計画が必要かを明らかにすることを目的とした。成果として、(1)特に人口の安定と地域イノベーションに着目して、指標をもとに都市圏の特徴を明らかにした。(2)定住自立圏等の地域政策の有効性を検証するとともに、都市構造に関わる意思形成プロセスの構造化を試みた。(3)大都市圏郊外の計画手段を明らかにするととも...
【環境学】環境保全学:アジア都市を含む研究件
❏アジア圏における大学と都市・地域による計画連携手法の構築に関する研究(19560621)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 地域連携 / キャンパス計画 / 都市計画 (他14件)
【概要】本研究は、大学キャンパス計画および都市計画の連携の実態とアジア圏の大学と都市・地域との連携のあり方を明らかにするためにアジア、欧州の大学キャンパス計画関連資料の収集と分析、キャンパス計画関係者および自治体へのヒアリング調査を実施し、これにより、キャンパス計画の内容、計画体制、計画プロセスを把握するとともに大学と都市・地域との計画連携の実態を把握し、アジア圏の大学における大学と都市・地域との連携のあ...
❏ポストコロニアリズムから見たアジアの都市表象(08610532)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】名波 弘彰 筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (10134181)
【キーワード】ポストコロニアリズム / 植民地主義 / アジア / 都市 / 表象 (他14件)
【概要】本研究は、平成8年度から10年度前半における基礎調査とその発表・討議を経て、10年度末に報告書に相当する論文集の形で結実した。 調査と発表・討議においては、安部公房・花田清輝の満州・朝鮮体験、朝鮮人日本語作家、雑誌『太陽』の風景挿図写真ほか、多数の検討がなされた。また平成9年3月4日には、本プロジェクト主催のシンポジウム「翻訳と植民地」を開催し、宮本陽一郎司会で、李征「アジア・植民地・言語ー外国人...
【環境学】環境保全学:生態系サービス都市を含む研究件
❏都市景観の生態系機能:昆虫が提供する基盤サービスに注目して(19F01084)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2019-10-11 - 2022-03-31
【研究代表者】宮下 直 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50182019)
【キーワード】都市生態系 / 生態系サービス / テキスト解析 / メタ解析 / 腐食者 (他16件)
【概要】都市景観における生態系機能を、とくに昆虫などの節足動物による基盤サービスに注目した研究をテーマとし、多数の既存文献をテキスト解析などの手法を用い、これまでに解明されている文献情報のメタ解析を行なうとともに、東京という世界最大規模の都市景観における森林を対象に、野外調査と実験を実施した。加えて、日本に暮らす一般の人々による昆虫やクモの生態系機能の認知程度や生物恐怖症の現状を大規模アンケート調査を実施...
❏都市緑地の生物多様性は心理的幸福感を向上させるか?景観スケールでの検証(16K00631)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】曽我 昌史 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80773415)
【キーワード】生態系サービス / 自然体験 / 都市生態学 / 生物多様性 / 景観生態学 (他10件)
【概要】現代の「都市化社会」において、都市住民の心理的な健康・福利を向上させることは極めて重要な課題である。最近の研究から、都市緑地は都市住民に様々な心理的健康便益をもたらすことが明らかとなっているが、それらに関する知見は未だ乏しい。本研究課題では、東京都における様々なタイプの緑地(公園・市民農園)を対象に、都市緑地がもたらす心理的便益を景観スケールで計測し、それらの駆動要因を明らかにした。 ...
❏自然体験からみる都市域の緑地の利用と変遷(24658023)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】古谷 勝則 千葉大学, 園芸学研究科, 准教授 (10238694)
【キーワード】生態系サービス / 文化的サービス / 緑地 / 河川 / 中国 (他13件)
【概要】都市緑地の持つ文化的サービスに着目し,日本,中国,インドネシアにおいて,自然体験からみる都市域の緑地の利用と変遷を明らかにすることを試みた。 日本では成熟した都市が多かったこともあり,急激な都市化の進んでいる中国の青海省西寧市の方が自然体験の変化を民族別に把握できた。日本では札幌市,練馬区,江戸川区,埼玉県,横浜市で,公園,緑道や河川などの研究をした。インドネシアでは,風景や伝統的広場,緑地への意...
【数物系科学】数学:ドイツ都市を含む研究件
❏法史・国制史における「伝統」と「構築」--転換期を中心とした多層的アプローチ(22330001)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】田口 正樹 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20206931)
【キーワード】ローマ法 / ローマ帝国 / 皇帝 / 裁判 / 都市 (他20件)
【概要】古代末期ローマ帝国西部のローマ法、中世初期の「ローマ帝国」概念、西方世界からの使節のビザンツ皇帝観、中世後期ドイツの裁判提案、中世後期から近世のドイツ都市と領邦君主の関係、近代ドイツの歴史法学とそれに対する批判、日本中世における古典の機能、ローマ法学の登場から見た法学の特質、などの論点の検討を通じて、前代までの伝統が利用されつつ、同時代の認識と現代の研究の枠組による変形を経て、歴史事象が成立すると...
❏西洋と日本における国制史研究の方法的再定位-史料論・学問史の視角から(19330002)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】田口 正樹 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20206931)
【キーワード】国制史 / 法史 / 史料論 / 学問史 / 貴族 (他26件)
【概要】ポスト・ローマ期西洋史の認識枠組み、カールの皇帝戴冠、中世・近世移行期ドイツの都市統治、近世フランスの裁判関係文献史料、1800年ごろのドイツ諸大学における自然法学、オットー・ブルンナーのラント論、朝河貫一の学問史的位置づけ、などの論点の検討を通じて、史料の産出と受容の文脈をふまえた史料解釈と学問史的背景をふまえた学説の位置づけによって、国制史研究をより深化させうることが確認された。 ...
【数物系科学】数学:人口都市を含む研究件
❏近世都市の人口と家族 -飛騨高山の宗門改帳を史料として-(18K02038)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡田 あおい 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (50246005)
【キーワード】人口 / 家族 / 世帯 / 飛騨高山 / 宗門改帳 (他16件)
【概要】本研究の最終的な目標は、近世都市の人口と家族を歴史人口学の手法を用いて解明することである。飛騨高山には約100年間に及ぶ宗門改帳が残存する。この史料は、慶應義塾大学名誉教授故速水融先生がマイクロフィルム化され、この史料を使って千葉大学名誉教授故佐々木陽一郎先生が研究をおこなった。 本研究では、デジタル化された飛騨高山の宗門改帳から基礎シート(BDS)を作成するという、基本的な作業をおこなった。基礎...
❏GISを活用した居住と自然環境との相互関係の解析(16300294)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】小口 高 東京大学, 空間情報科学研究センター, 助教授 (80221852)
【キーワード】自然環境 / 人間活動 / GIS / 人口 / 地形 (他10件)
【概要】本研究では,GIS(地理情報システム)とデジタル空間情報を活用し,居住と自然環境との相互関係を解析した.特に,人口や居住地の分布と標高・傾斜などの地形条件との関係を詳しく検討した.この際には,現在の状況とともに,明治・大正時代を含む過去の状況についても検討した.過去のデータは形式が複雑な場合が多かったため,最初にGISで利用可能なデータベースを構築した.研究対象地域には1)日本全国,2)関東,関西...
【数物系科学】地球惑星科学:ジャカルタ都市を含む研究件
❏生活者・商人のライフヒストリーに見るジャカルタの変容に関する調査研究(18402034)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】倉沢 愛子 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00203274)
【キーワード】ジャカルタ / ライフヒストリー / 社会変容 / ライフ・ヒストリー / 都市史 (他11件)
【概要】3年間に亘りジャカルタ市南郊の低所得者の集住地区であるレンテンアグン町において、露天商・行商人たち、ならびに同地区内にある伝統的市場で商いをする商人たち(商店主並びに行商人)からその個人史(パーソナルヒストリー)の聞き取りを行なった。また、北部の中国系住民が多く住む商業地区コタにおいて、中国系の商人たちからも同様なききとりを行なった。それを通じて、開発政策の中で烈しく変容する庶民の生活を描き出し、...
❏ジャカルタ南部の都市生成と住民組織原理の社会史に関する調査研究(13572004)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】倉沢 愛子 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00203274)
【キーワード】住民組織 / インドネシア / ジャカルタ / 都市コミュニティ / 都市 (他11件)
【概要】都市化のプロセスと住民のあいだの組織原理の変遷と過去における機能を探求することを目的とした。基本的には、南部ジャカルタ市レンテンアグン町内を主たる対象地域としてフィールド調査を行ってきた。主に、上からの住民動員システムの代表例である、PKKの活動の観察を通して、住民組織がどのように編成されているのか解明することを試みた。 他方、行商や露天商を営んでいる住民に対して個人史を中心とした聞き取り調査を行...
【数物系科学】地球惑星科学:気候都市を含む研究件
❏植民地期東南アジアにおける気候変動と社会変容―人文歴史気象学の創成(19H01322)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50634375)
【キーワード】東南アジア / 植民地 / 気候 / 農業 / 治水 (他18件)
【概要】2020年度は海外調査に出ることができずデータの収集に大きな困難があったが、分担者は過去に集めたデータを分析するなどしてそれぞれ研究を進展させた。財城はジャワの日降水量データを分析して、1901-1916年における降雨パターンの季節的特徴を解析した。特に少雨年であった1905年において、既存の全球グリッドデータを使用して事例解析を行うとともに、同データの信頼性を検討した。赤坂は、マニラの気象観測資...
❏GISを活用した居住と自然環境との相互関係の解析(16300294)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】小口 高 東京大学, 空間情報科学研究センター, 助教授 (80221852)
【キーワード】自然環境 / 人間活動 / GIS / 人口 / 地形 (他10件)
【概要】本研究では,GIS(地理情報システム)とデジタル空間情報を活用し,居住と自然環境との相互関係を解析した.特に,人口や居住地の分布と標高・傾斜などの地形条件との関係を詳しく検討した.この際には,現在の状況とともに,明治・大正時代を含む過去の状況についても検討した.過去のデータは形式が複雑な場合が多かったため,最初にGISで利用可能なデータベースを構築した.研究対象地域には1)日本全国,2)関東,関西...
【数物系科学】地球惑星科学:アメリカ都市を含む研究件
❏「民衆」のロスアンジェルスー共振する都市の〈関係史〉(20K01034)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
【キーワード】人種・エスニシティ / ロスアンジェルス / アメリカ合衆国 / 都市 / ジェンダー (他10件)
【概要】本年度はまず、①アメリカ西部におけるもっとも古い黒人新聞のひとつ『カリフォルニア・イーグル』の編集者兼発行人を40年にわたり務めたシャーロッタ・バスについて小論を記した。バスがどのように人種隔離、警察暴力、排外主義、性規範、軍国主義を問い、二〇世紀前半のロスアンジェルスにおける黒人自由闘争を牽引したのかを考察した(「『誰のための民主主義か』―ロスアンジェルスにおける長い黒人自由闘争とシャーロッタ・...
❏米国における福祉権運動の展開 -人種、階級、ジェンダーの交錯(15K16587)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
【キーワード】アメリカ合衆国 / 社会運動 / 福祉 / 人種 / 貧困 (他18件)
【概要】1960 年代に米国で展開した「福祉権運動」とはいかなる運動であったのか。黒人解放運動や女 性解放運動とどのように交錯し、影響を受け/与えながら、同時代に展開したのか。本研究では、アメリカにおける「福祉権運動」について、その中心となった全米福祉権団体(NWRO)の活動 に焦点をあて研究を行った。貧窮状態にあるシングルマザーとその子どもたちへの公的扶助プログラムである、要扶養児童家族手当(AFDC)...
【生物学】基礎生物学:群集都市を含む研究件
❏人為環境下における植物群集の急速な形質進化と群集への波及効果(21H02559)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】深野 祐也 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 准教授 (70713535)
【キーワード】急速な進化 / 進化-生態フィードバック / 雑草 / 都市 / 農地 (他8件)
【概要】都市と農地はわれわれの社会が存続する上で必須の人為環境であり、地球の陸地の14%を占める広大なハビタットである。しかし、その環境に生育する生物がどのように適応進化し、どのように生態的な相互作用が形作られているかは、森林や草地などの自然環境と比べてほとんどわかっていない。都市と農地は土壌や水分条件など、しばしば対照的な環境を持つが、同じ植物種が分布していることがある。これらの植物種では強い分断化選択...
❏19世紀末英米文学における都市の表象に関する新歴史主義的研究(13410131)
【研究テーマ】英語・英米文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】HONES Sheila (HONES S. / HONES S) 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70206035)
【キーワード】都市 / 田園 / 文学地理学 / 都市退化論 / 自然主義 (他21件)
【概要】(1)本研究は、歴史研究と文学研究をまたがって学際的に都市論を研究することと、可能なかぎり新しい一次資料を発掘してアメリカおよびイギリスの都市の表象を新歴史主義的に分析することを目的としたものだった。 (2)ホーンズは、1880年から1925年にかけてのアメリカ文学の作品を具体的題材として、交通、移動、コミュニケーションという概念をふくめた、都市における空間と場所の表象が、作品解釈上、いかに重要な...
【工学】建築学:家屋都市を含む研究件
❏中世フランス都市家屋に関する地域的類型の研究(26370877)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】堀越 宏一 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20255194)
【キーワード】中世ヨーロッパ / 都市 / 町家 / サンチャゴ巡礼 / ハーフ・ティンバー (他6件)
【概要】ゴシック式アーチの開口部をもつ「クリュニー型」石造町家と水平梁の開口部のハーフィティンバー式木造町家という中世町家の二類型の地理的分布を調査し、前者が、フランス中南部のサンチャゴ巡礼路沿いの中世都市に普及した特殊な建築類型だったのに対して、後者がより普遍的な建築様式である、という仮説は、おおむね実証された。 ただし、現地調査では少なからぬ反例も発見した。トゥールーズ地方では、サンチャゴ巡礼路都市で...
❏中世フランス都市家屋の構造・建築様式・分布に関する歴史考古学的研究(23520910)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】堀越 宏一 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20255194)
【キーワード】中世ヨーロッパ / 都市 / 住宅 / 店舗 / クリュニー (他9件)
【概要】クリュニーに残されている石造の中世町家は、1階にゴシック式尖頭アーチからなる開口部、2階にロマネスク式の2連窓を備えた、特徴的な家々である。このような様式の町家は、個人の店舗兼住宅であり、おそらくクリュニー修道院の主導下に、クリュニー以南のサンティアゴ巡礼路沿いの都市にも数多く建てられた。 他方、1階にゴシック式尖頭アーチ列をもつ大型公共建築物は、同巡礼路以外の都市でもヨーロッパ各地に存在する。ク...
【工学】建築学:耐風設計都市を含む研究件
❏遠隔観測・LESに基づく耐風設計用鉛直風速分布の再評価と乱れの不確定性の定量化(25289182)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田村 哲郎 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (90251660)
【キーワード】LES / 遠隔観測 / 耐風設計 / 風速分布 / 乱れの強さ (他8件)
【概要】建築物に作用する強風に対して耐風設計を行う場合、強風の空間分布、乱流構造の適切な把握は安全性実現のための重要事項であるが、観測データが十分でないことから現在、曖昧な取り扱いになっている。強風特性は、下方の地表被覆状態によって決定されるが、その関係を正しく認識する必要がある。本研究では、上空風に対してライダーなどの遠隔観測および建物・植生再現モデルによるLES数値解析で風速分布を再評価する一方、建物...
❏都市域地表形態を再現した風外乱ガスト構造の数理モデルの構築と耐風設計の高度化(14350298)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】田村 哲郎 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (90251660)
【キーワード】風外乱 / 都市 / 地表形態 / シミュレーション / LES (他9件)
【概要】地表に建つ建築構造物の耐風安全性をより確かなものにするには、高さが100から200m程度以下の地表近傍での風の特性の把握が重要である。しかしながら、地表は、様々な形状の建築物あるいは多種多様な植生によって覆われ、近傍領域は一様な空間とはなっていない。特に都市域では、中層から高層の建物などが密集し、高さ数10mから100m程度まで地表の形態は大きく変化している。本研究では、近年の流体計算技術の急激な...
【工学】建築学:寺院都市を含む研究件
❏中世奈良における商人・職人の基礎的研究(20520569)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】安田 次郎 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (60126191)
【キーワード】奈良 / 寺院 / 商人 / 職人 / 紙背文書 (他6件)
【概要】諸種の史料から奈良や興福寺に関係した商人・職人をかなり網羅的に収集することができ、今後の研究のために貴重な基礎資料を得た。その過程で、福智院家文書中の袋綴じ冊子を解体し、多くの紙背文書を「発掘」して解読した。これらの史料は、本研究のためだけではなく、今後長く日本中世史の解明に有益なものである。さらに、商人・職人と寺社との互酬性的なつながり、門跡の構成員としての側面、室町期の荘園支配のなかでの役割な...
❏日本中世の「大学」における社会連携と教育普及活動に関する研究(20330160)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】高橋 慎一朗 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10242158)
【キーワード】教育史 / 日本史 / 高等教育 / 寺院 / 日本前近代教育史 (他16件)
【概要】日本中世の大寺院が都市・社会とどのように連携し、いかなる教育普及活動を展開したのか?という問題を、一次史料の調査収集のうえに追究し、中世ヨーロッパとの比較の視点を加えつつ考察した。長期にわたって宗教者・学者の再生産機能を果たした大寺院は「大学」としての性質を備えていたが、個々の宗教者・学者の拠る子院・塔頭が主要な教場であり、個人の活動に依拠する点が大きい点で、近代的「大学」とは異なっていた。その反...
【工学】建築学:キリスト教都市を含む研究件
❏古代末期における教会法と歴史叙述の研究(17K13556)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 創 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50647906)
【キーワード】西洋古代史 / キリスト教 / 歴史叙述 / 教会法 / 文化変容 (他26件)
【概要】ローマ帝国の末期に、キリスト教が国家の公式宗教としての地位を得たことに伴って、ヘレニズム・ローマ共和政期以来の伝統を持つローマ社会も、それまで社会的少数派であったキリスト教会も、変化を強いられることになった。本研究では、キリスト教会の側がこのような状況下で自らの歴史叙述の様式を変容させていった過程を分析し、伝統的な古典文学の作法をも取り入れていったことを示したほか、教会会議規定集成においては、5世...
❏ペンテコステ派とパール行商ーサマが経験する21世紀の仕事と祈り(26360001)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 和佳 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90334218)
【キーワード】東南アジア / フィリピン / 生業 / 信仰 / キリスト教 (他13件)
【概要】本研究は、当初フィリピンのダバオ市のサマ(バジャウ)移民を事例に、都市経済への参加浸透とペンテコステ派キリスト教の受容が同時期に進行したことに注目し、人びとが信仰と仕事という2軸のもとにいかに社会生活を再生産しているのか明らかにしようとした。しかし、まさにプロジェクト開始年度4月に調査地が火災で全焼したため、その枠組みを大きく変更し、つぎのことを追究した。1)火災後の復興プロセス(調査地再建、生業...
❏ローマ帝政後期における都市と文化環境の研究(25770263)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田中 創 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50647906)
【キーワード】リバニオス / キリスト教 / 初期ビザンツ / 宗教史 / 歴史叙述 (他22件)
【概要】本研究は、キリスト教化が進行したローマ帝政後期の東地中海世界において発生した都市空間の変容やギリシア文化の変容の一側面を明らかにすることを目的として、以下の三点に関わる調査をした。第一に、伝統的な多神教の神殿が破壊される社会現象や、新興の天使崇拝のための聖域が帝国内に広まる過程を分析した。第二に、ギリシア弁論家リバニオスの残した著作を基に、当時の有力者層の人的・文化的ネットワークを再構成した。最後...
【工学】建築学:儀礼都市を含む研究件
❏前近代東アジアの外交と異文化接触-日明関係を軸とした比較史的考察-(22320118)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】村井 章介 立正大学, 文学部, 教授 (30092349)
【キーワード】遣明使 / 日明関係 / 勘合貿易 / 入明記 / 朝貢 (他14件)
【概要】古代日本の遣唐使に比べて、日本の伝統文化の形成期にあたる室町時代の遣明使に関する研究は少なく、まだ基礎的な部分もおぼろげなままである。 そこで本研究課題において、おもに遣明使の中国での活動に重点を置きながら、歴史学的な基礎研究を行った。具体的には、遣明使となった僧侶の残した入明記を精読し、中国でのフィールドワークと突き合わせ、他国・他地域から中国への朝貢使節との比較も視野に入れながら、遣明使の歴史...
❏西洋と日本における国制史研究の方法的再定位-史料論・学問史の視角から(19330002)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】田口 正樹 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20206931)
【キーワード】国制史 / 法史 / 史料論 / 学問史 / 貴族 (他26件)
【概要】ポスト・ローマ期西洋史の認識枠組み、カールの皇帝戴冠、中世・近世移行期ドイツの都市統治、近世フランスの裁判関係文献史料、1800年ごろのドイツ諸大学における自然法学、オットー・ブルンナーのラント論、朝河貫一の学問史的位置づけ、などの論点の検討を通じて、史料の産出と受容の文脈をふまえた史料解釈と学問史的背景をふまえた学説の位置づけによって、国制史研究をより深化させうることが確認された。 ...
【工学】建築学:空間都市を含む研究件
❏東京臨海部を対象とする現代大都市の空間的・時間的構造の社会学的研究(18K02014)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 湾岸 / 大規模開発 / ジェントリフィケーション (他13件)
【概要】本研究は東京臨海部を対象として現代の大都市を、空間的および時間的な構造という点から実証的に解明するとともに、都市の社会学の新たな理論と方法の構築を目指すことを目的として計画され、①東京大都市圏における臨海部の社会的地層・地形・イメージの重層性、②交通・流通のインフラ空間としての東京臨海部の構造、③巨大スケールの空間と施設,社会的意味、を主要な焦点として実証的かつ理論的な調査・研究を行なってきた。 ...
❏東京臨海部における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(15K03883)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 都市 / 空間 / 時間 (他10件)
【概要】本研究は、東京臨海部を具体的な対象として、大都市臨海部の歴史的形成過程とその現状を解明すると共に、グローバリゼーション、消費社会化、情報ネットワーク化を背景とした、臨海副都心計画やオリンピックなどの巨大プロジェクトによるこの地域の変容の動向を社会学的に調査・分析・考察したものである。この研究により、現代都市における社会的諸活動の時間的・空間的編成の過程と構造が、東京臨海部における都市空間とそのイメ...
❏現代都市社会における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(24530670)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市 / 時間 / 空間 / ショッピングセンター / ショッピングモール (他12件)
【概要】本研究は、現代都市社会を時間と空間の社会的生産・流通・消費の形態という点から明らかにすることを目的としている。具体的には、現代日本の大都市とその周辺領域に建設された大規模商業施設(ショッピングセンター及びショッピングモール)を主たる対象として、現代の都市社会において社会的な時間と空間がどのように生み出され、流通し、ストックされ、消費され、編成されるかという点について分析し、それによって現代都市社会...
【工学】建築学:臨海部都市を含む研究件
❏東京臨海部を対象とする現代大都市の空間的・時間的構造の社会学的研究(18K02014)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 湾岸 / 大規模開発 / ジェントリフィケーション (他13件)
【概要】本研究は東京臨海部を対象として現代の大都市を、空間的および時間的な構造という点から実証的に解明するとともに、都市の社会学の新たな理論と方法の構築を目指すことを目的として計画され、①東京大都市圏における臨海部の社会的地層・地形・イメージの重層性、②交通・流通のインフラ空間としての東京臨海部の構造、③巨大スケールの空間と施設,社会的意味、を主要な焦点として実証的かつ理論的な調査・研究を行なってきた。 ...
❏東京臨海部における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(15K03883)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 都市 / 空間 / 時間 (他10件)
【概要】本研究は、東京臨海部を具体的な対象として、大都市臨海部の歴史的形成過程とその現状を解明すると共に、グローバリゼーション、消費社会化、情報ネットワーク化を背景とした、臨海副都心計画やオリンピックなどの巨大プロジェクトによるこの地域の変容の動向を社会学的に調査・分析・考察したものである。この研究により、現代都市における社会的諸活動の時間的・空間的編成の過程と構造が、東京臨海部における都市空間とそのイメ...
【工学】建築学:再開発都市を含む研究件
❏東京臨海部を対象とする現代大都市の空間的・時間的構造の社会学的研究(18K02014)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 湾岸 / 大規模開発 / ジェントリフィケーション (他13件)
【概要】本研究は東京臨海部を対象として現代の大都市を、空間的および時間的な構造という点から実証的に解明するとともに、都市の社会学の新たな理論と方法の構築を目指すことを目的として計画され、①東京大都市圏における臨海部の社会的地層・地形・イメージの重層性、②交通・流通のインフラ空間としての東京臨海部の構造、③巨大スケールの空間と施設,社会的意味、を主要な焦点として実証的かつ理論的な調査・研究を行なってきた。 ...
❏東京臨海部における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(15K03883)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 都市 / 空間 / 時間 (他10件)
【概要】本研究は、東京臨海部を具体的な対象として、大都市臨海部の歴史的形成過程とその現状を解明すると共に、グローバリゼーション、消費社会化、情報ネットワーク化を背景とした、臨海副都心計画やオリンピックなどの巨大プロジェクトによるこの地域の変容の動向を社会学的に調査・分析・考察したものである。この研究により、現代都市における社会的諸活動の時間的・空間的編成の過程と構造が、東京臨海部における都市空間とそのイメ...
❏1980年代以降の東京を中心とする大都市における空間の社会的生産の研究(16610001)
【研究テーマ】都市
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市空間 / 東京 / 再開発 / 都心 / 郊外 (他9件)
【概要】本研究では3ヵ年にわたり、1980年代以降の東京を中心とする大都市とその周辺の都市空間の社会的生産の現状と、それを規定する社会的な論理を分析・考察するためのデータの収集、関連する諸研究の調査、それらに基づく分析とその成果の報告・発表をおこなってきた。 現状に関する調査は、東京都心部の再開発地区や新たに開発が進みつつある地区、70年代から現在に至るまで開発や再開発が進められてきた郊外住宅地や郊外ニュ...
【工学】建築学:建築都市を含む研究件
❏東京臨海部における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(15K03883)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 都市 / 空間 / 時間 (他10件)
【概要】本研究は、東京臨海部を具体的な対象として、大都市臨海部の歴史的形成過程とその現状を解明すると共に、グローバリゼーション、消費社会化、情報ネットワーク化を背景とした、臨海副都心計画やオリンピックなどの巨大プロジェクトによるこの地域の変容の動向を社会学的に調査・分析・考察したものである。この研究により、現代都市における社会的諸活動の時間的・空間的編成の過程と構造が、東京臨海部における都市空間とそのイメ...
❏現代都市社会における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(24530670)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市 / 時間 / 空間 / ショッピングセンター / ショッピングモール (他12件)
【概要】本研究は、現代都市社会を時間と空間の社会的生産・流通・消費の形態という点から明らかにすることを目的としている。具体的には、現代日本の大都市とその周辺領域に建設された大規模商業施設(ショッピングセンター及びショッピングモール)を主たる対象として、現代の都市社会において社会的な時間と空間がどのように生み出され、流通し、ストックされ、消費され、編成されるかという点について分析し、それによって現代都市社会...
❏19世紀末英米文学における都市の表象に関する新歴史主義的研究(13410131)
【研究テーマ】英語・英米文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】HONES Sheila (HONES S. / HONES S) 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70206035)
【キーワード】都市 / 田園 / 文学地理学 / 都市退化論 / 自然主義 (他21件)
【概要】(1)本研究は、歴史研究と文学研究をまたがって学際的に都市論を研究することと、可能なかぎり新しい一次資料を発掘してアメリカおよびイギリスの都市の表象を新歴史主義的に分析することを目的としたものだった。 (2)ホーンズは、1880年から1925年にかけてのアメリカ文学の作品を具体的題材として、交通、移動、コミュニケーションという概念をふくめた、都市における空間と場所の表象が、作品解釈上、いかに重要な...
【工学】建築学:遺跡都市を含む研究件
❏GISシステムを用いた考古空間情報の高度解析法の開発研究(14310193)
【研究テーマ】考古学(含先史学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】宇野 隆夫 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (70115799)
【キーワード】GIS / 地理情報システム / 考古学 / 地理学 / 情報学 (他13件)
【概要】平成14年度 研究実験のための基礎データベースとして,佐賀県弥生遺跡の施設・年代・空間情報,日本地震遺跡の噴砂・年代・空間情報,平安京の施設・年代・空間情報からなるデータベースを作成した。研究推進の基礎としては,国土地理院提供の50mメッシュ地図,米国Nasa提供の90mメッシュ地図を基にして,世界のDEM(Digital elevation map)を作成した。またGlobal base GIS...
❏分散技術を応用した平安・京都のビジュアルな歴史地理情報基盤の構築(12791003)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】地域連携推進研究費
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】森 洋久 (2001-2002) 国際日本文化研究センター, 文化資料研究企画室, 助教授 (10282625)
【キーワード】GLOBALBASE / 歴史的空間 / 考古学 / 地理変遷 / 遺跡 (他14件)
【概要】本プロジェクトの目的は、都市京都の歴史的変遷を立体的に捉えることである。実現のために、時間・空間グループ、自然・人間グループ、システムグループの三つのグループで進めた。 時間・空間グループの成果は、一つに、平安時代から現代までの京都古地図のデータベースをさらに充実させたことである。その数1600点にのぼる。書誌情報や研究成果をホームページ上で公開している。もう一つは、京都古地図調査の過程で、当プロ...
【工学】建築学:情報化都市を含む研究件
❏東京臨海部における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(15K03883)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 都市 / 空間 / 時間 (他10件)
【概要】本研究は、東京臨海部を具体的な対象として、大都市臨海部の歴史的形成過程とその現状を解明すると共に、グローバリゼーション、消費社会化、情報ネットワーク化を背景とした、臨海副都心計画やオリンピックなどの巨大プロジェクトによるこの地域の変容の動向を社会学的に調査・分析・考察したものである。この研究により、現代都市における社会的諸活動の時間的・空間的編成の過程と構造が、東京臨海部における都市空間とそのイメ...
❏現代都市社会における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(24530670)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市 / 時間 / 空間 / ショッピングセンター / ショッピングモール (他12件)
【概要】本研究は、現代都市社会を時間と空間の社会的生産・流通・消費の形態という点から明らかにすることを目的としている。具体的には、現代日本の大都市とその周辺領域に建設された大規模商業施設(ショッピングセンター及びショッピングモール)を主たる対象として、現代の都市社会において社会的な時間と空間がどのように生み出され、流通し、ストックされ、消費され、編成されるかという点について分析し、それによって現代都市社会...
❏消費空間を中心とする消費化・情報化時代の「都市の論理」の社会学的研究(21530566)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市 / 郊外 / 消費社会 / 情報化 / 空間 (他9件)
【概要】本研究は、消費化・情報化時代の「都市の論理」と、それを成立させる社会的過程と構造を明らかにすることを目的としている。具体的には、1990年代以降、全国の都市部や郊外地域に普及した消費空間であるショッピングセンター、ショッピングモールを主要な対象として、現代都市社会における空間の生産・流通・消費のあり方と、それが生み出す社会と文化の様態を、情報化・消費化社会における新たな「都市の論理」として分析した...
【工学】建築学:施設配置都市を含む研究件
❏都市内・都市間交通網と公共施設配置に関する数理的ならびに実証的研究(17201037)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】伏見 正則 南山大学, 数理情報学部, 教授 (70008639)
【キーワード】都市計画 / 交通工学 / 施設配置 / オペレーションズ・リサーチ / モデル化 (他8件)
【概要】1.ネットワーク構造を有するシステムの安定性,頑健性,信頼性等の定量的評価のための基礎理論の構築・手法の開発を行い,その応用として,東京都の水道網,マニラ市の道路交通網,等について数値計算を行った. 2.都市の道路網において,交通規制や事故,工事,震災などにより一部分が通行不可能となった場合に全体が受ける影響の評価や,救急車の最短経路を求めるシステムの構築などを行った. 3.首都圏に直下型地震が発...
❏都市の交通および施設配置に関する総合的研究(14380196)
【研究テーマ】社会システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】伏見 正則 南山大学, 数理情報学部, 教授 (70008639)
【キーワード】都市 / 交通 / 施設配置 / オペレーションズ・リサーチ / 政策評価 (他7件)
【概要】1.首都圏の電車路線網を対象として、動的な流れを扱える時空間ネットワークを作成し、その上で大都市交通センサスから得られた交通需要を配分する利用者均衡配分問題を定式化し、それを解くプログラムを開発した。その応用として、時差出勤による混雑緩和の効果の予測、混雑した電車への乗降等に伴う電車の遅れの計算モデルの構築、将来の人口予測に基づく電車利用状況の変化予測などを行った。 2.都市圏における放射・環状道...
【工学】建築学:マスタープラン都市を含む研究件
❏アジア圏における大学と都市・地域による計画連携手法の構築に関する研究(19560621)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 地域連携 / キャンパス計画 / 都市計画 (他14件)
【概要】本研究は、大学キャンパス計画および都市計画の連携の実態とアジア圏の大学と都市・地域との連携のあり方を明らかにするためにアジア、欧州の大学キャンパス計画関連資料の収集と分析、キャンパス計画関係者および自治体へのヒアリング調査を実施し、これにより、キャンパス計画の内容、計画体制、計画プロセスを把握するとともに大学と都市・地域との計画連携の実態を把握し、アジア圏の大学における大学と都市・地域との連携のあ...
❏環境配慮型大学キャンパス・マスタープラン創出における都市政策との連携に関する研究(17560551)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院人間環境学研究院, 講師 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 連携 / マスタープラン / 環境 (他8件)
【概要】研究代表者らは、本研究期間において以下の成果を得た。 1.海外の大学キャンパス・マスタープランの収集と特徴の把握 準備調査において収集した海外の大学キャンパス・マスタープランの構成と記述内容および掲載資料の比較分析により特徴と環境配慮に関する方針や取組みの傾向を明らかにした。 2.米国の自治体による都市計画および環境政策に関する資料の収集と分析 バークレー市、メルセド市、デーピス市、シアトル市、デ...
【工学】建築学:京都都市を含む研究件
❏描かれた都市――中近世絵画を中心とする比較研究(13410019)
【研究テーマ】美術史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】佐藤 康宏 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50141990)
【キーワード】絵巻 / 後白河法皇 / 洛中洛外図 / 与謝蕪村 / 浮世絵 (他22件)
【概要】人間が都市をどのようにイメージしてきたかを解明するために、日本・中国・ヨーロッパの典型的な都市図を取り上げ、作品を調査し、考察した。研究発表の総目録は、研究成果報告書に載る。以下、報告書所載の論文についてのみ述べる。佐藤康宏「都の事件--『年中行事絵巻』・『伴大納言絵巻』・『病草紙』」は、3件の絵巻が、後白河法皇とその近臣ら高位の貴族が抱いていた恐れや不安を当時の京都の描写に投影し、イメージの中で...
❏分散技術を応用した平安・京都のビジュアルな歴史地理情報基盤の構築(12791003)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】地域連携推進研究費
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】森 洋久 (2001-2002) 国際日本文化研究センター, 文化資料研究企画室, 助教授 (10282625)
【キーワード】GLOBALBASE / 歴史的空間 / 考古学 / 地理変遷 / 遺跡 (他14件)
【概要】本プロジェクトの目的は、都市京都の歴史的変遷を立体的に捉えることである。実現のために、時間・空間グループ、自然・人間グループ、システムグループの三つのグループで進めた。 時間・空間グループの成果は、一つに、平安時代から現代までの京都古地図のデータベースをさらに充実させたことである。その数1600点にのぼる。書誌情報や研究成果をホームページ上で公開している。もう一つは、京都古地図調査の過程で、当プロ...
【工学】建築学:都市形成都市を含む研究件
❏植民地期東南アジアにおける気候変動と社会変容―人文歴史気象学の創成(19H01322)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50634375)
【キーワード】東南アジア / 植民地 / 気候 / 農業 / 治水 (他18件)
【概要】2020年度は海外調査に出ることができずデータの収集に大きな困難があったが、分担者は過去に集めたデータを分析するなどしてそれぞれ研究を進展させた。財城はジャワの日降水量データを分析して、1901-1916年における降雨パターンの季節的特徴を解析した。特に少雨年であった1905年において、既存の全球グリッドデータを使用して事例解析を行うとともに、同データの信頼性を検討した。赤坂は、マニラの気象観測資...
❏ジャカルタ南部の都市生成と住民組織原理の社会史に関する調査研究(13572004)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】倉沢 愛子 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00203274)
【キーワード】住民組織 / インドネシア / ジャカルタ / 都市コミュニティ / 都市 (他11件)
【概要】都市化のプロセスと住民のあいだの組織原理の変遷と過去における機能を探求することを目的とした。基本的には、南部ジャカルタ市レンテンアグン町内を主たる対象地域としてフィールド調査を行ってきた。主に、上からの住民動員システムの代表例である、PKKの活動の観察を通して、住民組織がどのように編成されているのか解明することを試みた。 他方、行商や露天商を営んでいる住民に対して個人史を中心とした聞き取り調査を行...
【工学】建築学:都市史都市を含む研究件
❏中世ヨーロッパ世界における統治理念と社会制度の比較史的統合の研究(15H03258)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】河原 温 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (70186120)
【キーワード】王権 / 都市 / 統治理念 / 社会制度 / 統合モデル (他13件)
【概要】本研究プロジェクトでは、中世ヨーロッパ諸国(イングランド、フランス、ドイツ、ネーデルラント、チェコ等)と都市を対象に、それぞれの統治理念とそれに対応する社会制度の具体的展開との突合せを通じて、中世ヨーロッパ世界の統合的理解を得ることを目指した。 13名の共同研究者により、それぞれの地域(国家)における世俗国家とカトリック教会の支配理念及び、王国と都市という中世ヨーロッパ社会を構成した中心的な組織の...
❏生活者・商人のライフヒストリーに見るジャカルタの変容に関する調査研究(18402034)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】倉沢 愛子 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00203274)
【キーワード】ジャカルタ / ライフヒストリー / 社会変容 / ライフ・ヒストリー / 都市史 (他11件)
【概要】3年間に亘りジャカルタ市南郊の低所得者の集住地区であるレンテンアグン町において、露天商・行商人たち、ならびに同地区内にある伝統的市場で商いをする商人たち(商店主並びに行商人)からその個人史(パーソナルヒストリー)の聞き取りを行なった。また、北部の中国系住民が多く住む商業地区コタにおいて、中国系の商人たちからも同様なききとりを行なった。それを通じて、開発政策の中で烈しく変容する庶民の生活を描き出し、...
❏大都市におけるカトリック教会と市行政-19世紀のパリの事例-(14710263)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】長井 伸仁 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (10322190)
【キーワード】西洋史 / フランス / 都市 / 宗教 / 近代史 (他15件)
【概要】本研究は、工業化と人口流入により大規模な社会変動を経験していた19世紀のパリにおいて、カトリック教会がそれにどのように対応したのかを、市行政との関連に注目しつつ調査したものである。この19世紀という時期は政教協約期(1801-1905年)にほぼ相当するが、こうした制度的背景から、教会は多くの点で市行政と協同せざるを得ない状況にあった。 研究に際して具体的に取り上げた主題は、(1)教区の設置・再編、...
【工学】建築学:都市政策都市を含む研究件
❏アジア圏における大学と都市・地域による計画連携手法の構築に関する研究(19560621)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 地域連携 / キャンパス計画 / 都市計画 (他14件)
【概要】本研究は、大学キャンパス計画および都市計画の連携の実態とアジア圏の大学と都市・地域との連携のあり方を明らかにするためにアジア、欧州の大学キャンパス計画関連資料の収集と分析、キャンパス計画関係者および自治体へのヒアリング調査を実施し、これにより、キャンパス計画の内容、計画体制、計画プロセスを把握するとともに大学と都市・地域との計画連携の実態を把握し、アジア圏の大学における大学と都市・地域との連携のあ...
❏環境配慮型大学キャンパス・マスタープラン創出における都市政策との連携に関する研究(17560551)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院人間環境学研究院, 講師 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 連携 / マスタープラン / 環境 (他8件)
【概要】研究代表者らは、本研究期間において以下の成果を得た。 1.海外の大学キャンパス・マスタープランの収集と特徴の把握 準備調査において収集した海外の大学キャンパス・マスタープランの構成と記述内容および掲載資料の比較分析により特徴と環境配慮に関する方針や取組みの傾向を明らかにした。 2.米国の自治体による都市計画および環境政策に関する資料の収集と分析 バークレー市、メルセド市、デーピス市、シアトル市、デ...
❏地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として(14201024)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
【キーワード】ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 (他24件)
【概要】当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行った。研究代表の東は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲル...
【工学】建築学:考古学都市を含む研究件
❏メソポタミア先史農耕社会にみる都市文明の起源(21H00590)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】前田 修 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (20647060)
【キーワード】考古学 / メソポタミア / 農耕集落 / 都市 / 前適応
【概要】
❏マヤ文明の王権発展過程の研究(26300026)
【研究テーマ】考古学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中村 誠一 金沢大学, 国際文化資源学研究センター, 教授 (10261249)
【キーワード】マヤ文明 / 王権 / ティカル遺跡 / エル・プエンテ遺跡 / コパン遺跡 (他13件)
【概要】本研究は、古典期マヤ文明の王権の発展過程を文明の中心地であるグアテマラ・ティカル遺跡と、ティカルと同等の1次センターでありマヤ文明圏で最も南東に位置するホンジュラス・コパン遺跡の周縁地域に存在し、コパンの2次センターと考えられるエル・プエンテ遺跡の調査研究を通して追求するものである。 両遺跡ともに、与えられた資金の範囲内で可能な発掘調査を実施し、王権成立後の文明の発展過程において中心から周縁センタ...
❏パレスチナ自治区鉄器時代都市の社会的、宗教的変化に関する考古学的総合研究(24251015)
【研究テーマ】考古学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】杉本 智俊 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (80338243)
【キーワード】ベテル / パレスチナ / 一神教 / 都市 / 教会堂 (他15件)
【概要】本研究では、聖書の代表的な宗教都市ベテル(ベイティン)遺跡の考古学的調査を行った。表面調査の結果、この村には4つの遺跡が集中する地区があることが判明した。 その内、村の南西に位置するブルジュ・ベイティン地区では発掘調査を行い、ビザンツ時代からアブラハムらを記念する大型の教会堂、十字軍・マムルーク朝時代から小型礼拝堂と農業集落を検出した。ネクロポリスでは約120基の竪坑墓と横穴墓が確認され、それぞれ...
【工学】土木工学:大阪都市を含む研究件
❏大阪大都市圏住民の社会的紐帯と近隣効果の研究:混合研究法による都市社会調査(20H01578)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】川野 英二 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (20335334)
【キーワード】都市 / セグリゲーション / 貧困 / 近隣効果 / 混合研究法 (他8件)
【概要】本研究の目的は、セグリゲーション(居住分離)が進む大都市のなかで、「近隣効果」は地区住民にたいして健康、社会生活、雇用、教育達成、社会意識などの社会的アウトカムにどのような、そしてどのていど影響を与えるのか、そして地域の社会的紐帯は地域にどのような役割を果たすのかを解明することである。 本研究では、都市空間のなかで、社会的紐帯のあり方は福祉レジームや国内の都市・住宅政策、セグリゲーション(居住分離...
❏地方都市における消防の近代化の比較研究(12710177)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】鈴木 淳 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (80242048)
【キーワード】消防 / 近代化 / 地方都市 / 小野田元熈 / 大阪 (他8件)
【概要】昨年度の調査により発見して整理を開始した元内務省警保局長小野田元熈の関係文書について、政治史、地方史など各方面の研究者による利用が期待できることから、谷口裕信氏らの協力を得て、公務に関する、またはその可能性がある書簡78通の全文翻刻を行い、発表した。 地方都市における消防の近代化については、書籍および同時代の新聞雑誌を実物または複写で収集し、前年度収集の者とあわせて分析した。その結果以下の点が明ら...
【工学】土木工学:復興都市を含む研究件
❏地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として(14201024)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
【キーワード】ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 (他24件)
【概要】当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行った。研究代表の東は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲル...
❏都市の死に関する包括的評価手法の研究(10559004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 都市 / ネットワーク / 免疫 / 自己組織化(ダイナミックプログラミング) (他19件)
【概要】●自己組織化できない免疫不全を呈する機械時代の都市の死:近代都市を経済発展を実現する生産道具とすると、その目的は速度と規模の拡大である。その結果が巨大都市であり、これを機械時代の都市と呼ぶ。情報革命による脱産業化社会の中で、ダイナミックな変革ができない機械時代の都市は、物理的組織的機能不全や社会的放置などの死を迎えようとしている。ここで、姿を変え歴史的に持続する都市の対応構造に注目する必要がある、...
【工学】土木工学:イスラーム都市を含む研究件
❏人文情報学の手法によるイスラーム都市社会の人的ネットワークの研究(22K00922)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
【キーワード】都市 / ネットワーク / イスラーム / 人文情報学
【概要】
❏シーア派イスラームの聖廟・墓地の形成と発展:法理論と地理空間情報による総合的研究(17K18456)
【研究テーマ】思想、芸術およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2023-03-31
【研究代表者】守川 知子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00431297)
【キーワード】墓 / シーア派 / 死生観 / イスラーム / 都市 (他9件)
【概要】本年度も昨年度に引き続き、新型コロナウイルス(Covid-19)感染症の世界的な流行のため、イランで予定していた現地調査、および歴史的なムスリム墓地を主たるテーマとした墓地の国際研究集会を開催することができなかった。 本研究課題の成果の一部としては、以下の3本の論文が挙げられる。まず、①「隔離される巡礼者たち:シーア派聖地巡礼と検疫制度の近代」(特集:感染症と人間の移動)(『歴史学研究』1011、...
❏寄進とワクフの国際共同比較研究:アジアから(17H02381)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
【キーワード】寄進 / ワクフ / 都市 / イスラム / 慈善 (他19件)
【概要】自己の財産を他者に寄付・寄進するという行為は、古代から世界の諸地域に広くみられる行為であり、とりわけ中近世の時代に盛行した。本研究では、海外の寄進研究のグループと連携して国際研究集会を開催し、イスラームのワクフを基点としつつ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、南アジア、東南アジア、中国、日本の寄進と比較することによって、その目的、受益者、管理運営、社会的効果の異同を分析した。いずれの地域においても、個...
【工学】土木工学:ロスアンジェルス都市を含む研究件
❏「民衆」のロスアンジェルスー共振する都市の〈関係史〉(20K01034)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
【キーワード】人種・エスニシティ / ロスアンジェルス / アメリカ合衆国 / 都市 / ジェンダー (他10件)
【概要】本年度はまず、①アメリカ西部におけるもっとも古い黒人新聞のひとつ『カリフォルニア・イーグル』の編集者兼発行人を40年にわたり務めたシャーロッタ・バスについて小論を記した。バスがどのように人種隔離、警察暴力、排外主義、性規範、軍国主義を問い、二〇世紀前半のロスアンジェルスにおける黒人自由闘争を牽引したのかを考察した(「『誰のための民主主義か』―ロスアンジェルスにおける長い黒人自由闘争とシャーロッタ・...
❏日米の福祉政策における人種とジェンダー:1960・70年代のコミュニティ政策(06J10088)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】
【キーワード】福祉 / 貧困との戦い / 黒人・アフリカ系アメリカ人 / 在日コリアン / ロスアンジェルス (他16件)
【概要】本年度は、まず(1)博士論文"Contesting Citizenship:Race,Gender,and the Politics of Participation in the U.S.and Japanese Welfare States,1962-1982"(カリフォルニア大学サンディエゴ校歴史学科提出、全330頁)を完成させた。これは、ロスアンジェルスの黒人と川崎の在日コ...
【工学】土木工学:鉄道都市を含む研究件
❏現代フランス文学における〈歩行〉の批評性と創造性(18K00476)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】塩塚 秀一郎 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (70333581)
【キーワード】歩行 / 都市 / 制約 / 自由 / 歴史的建造物 (他13件)
【概要】歩行の批評性と創造性の源泉は経路の自由にあると考えられる。まず、散歩や遊歩の自由を裏面から照らし出すため、経路があらかじめ定められた移動に焦点を絞って考察した。その結果、身体の移動を制限する〈実存的制約〉によって主体が出会っているのは〈未知なるもの〉であり、それこそが主体の世界理解や行動の決心において大きな役割を果たしていることが明らかとなった。また、グラックの都市論を「空き地」や「モニュメント」...
❏描かれた都市――中近世絵画を中心とする比較研究(13410019)
【研究テーマ】美術史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】佐藤 康宏 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50141990)
【キーワード】絵巻 / 後白河法皇 / 洛中洛外図 / 与謝蕪村 / 浮世絵 (他22件)
【概要】人間が都市をどのようにイメージしてきたかを解明するために、日本・中国・ヨーロッパの典型的な都市図を取り上げ、作品を調査し、考察した。研究発表の総目録は、研究成果報告書に載る。以下、報告書所載の論文についてのみ述べる。佐藤康宏「都の事件--『年中行事絵巻』・『伴大納言絵巻』・『病草紙』」は、3件の絵巻が、後白河法皇とその近臣ら高位の貴族が抱いていた恐れや不安を当時の京都の描写に投影し、イメージの中で...
【工学】土木工学:都市化都市を含む研究件
❏都市の食遷移と食料安全保障・環境持続可能性との関連について:アフリカの事例(17H05037)
【研究テーマ】社会・開発農学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】Gasparatos Alex 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 准教授 (20726369)
【キーワード】食遷移 / 都市 / サハラ以南のアフリカ / 料理用コンロ / 貧困 (他11件)
【概要】このプロジェクトでは、システマティックレビュー、家庭調査、専門家へのインタビューを通じて、アフリカの都市における食生活の変化の特徴、要因、影響について調査した。調査では、都市における非常に多様な食生活の変化が確認され、超加工食品(UPF)や肉製品の消費が増加していることが特徴的であった。これは社会の貧困層が購入できる安価な食品を輸入する傾向にあるスーパーマーケット・チェーンの急増によって、この種の...
❏18世紀イギリス都市における市民的社交圏の形成-地域社会、消費文化、貧困-(18330075)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】中野 忠 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (90090208)
【キーワード】都市化 / 消費 / 小売商業 / 地域社会 / 社交 (他14件)
【概要】消費文化や印刷文化の浸透を背景とする18世紀のイギリスの都市化は、人々の社会関係のあり方に新しい次元をもたらすとともに、古い制度や組織が担ってきた機能を新たな社会関係資本のネットワークのもとに再編する過程として進行した。都市社会はよりオープンになり、貧困や犯罪は中位層以上の市民が対処すべき社会問題となる一方で、社会的な差異を作り出す新たな力が作用し、参加型の地域社会もその性格を変えていった。 ...
❏江戸川乱歩と大衆の20世紀をめぐる総合的研究(16320029)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】藤井 淑禎 立教大学, 文学部, 教授 (30132252)
【キーワード】大衆文化 / サブカルチャー / 都市化 / 通俗文学 / ミステリー (他9件)
【概要】従来の読み物的評論主導による固定化された乱歩像の氾濫に対して本研究では根本的な異議を唱え、厳密な研究的態度の確立を目指して、この三年間共同で研究を続けてきた。従来、通俗ものと貶められてきた昭和初年代の長編小説群を再評価し、それらと昭和戦前期の社会・世相・読者との関わりを探り、その意義・価値を再評価した。また戦中期・戦後期の少年ものに関しても、時代の激変との関係、乱歩の作家的生涯上への位置づけ、公教...
【工学】土木工学:都市空間都市を含む研究件
❏大都市部における格差拡大の進行過程とその社会的帰結に関する計量的研究(15H01970)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】橋本 健二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40192695)
【キーワード】都市分極化 / 地域間格差 / 社会-地区分析 / 階級構造 / アンダークラス (他19件)
【概要】市区町村および地域メッシュ単位の統計と質問紙調査の結果から、以下の諸点が明らかとなった。(1)1990年から2010年の間に東京圏の階級・階層構造は、旧中間階級とマニュアル労働者が大幅に減少し、新中間階級とサービス産業の下層労働者が増加するという2極化の傾向を強めた。(2)この変化は、都心部で新中間階級と高所得世帯が増加し、周辺部では非正規労働者と低所得世帯が増加するという空間的分極化を伴っていた...
❏1980年代以降の東京を中心とする大都市における空間の社会的生産の研究(16610001)
【研究テーマ】都市
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市空間 / 東京 / 再開発 / 都心 / 郊外 (他9件)
【概要】本研究では3ヵ年にわたり、1980年代以降の東京を中心とする大都市とその周辺の都市空間の社会的生産の現状と、それを規定する社会的な論理を分析・考察するためのデータの収集、関連する諸研究の調査、それらに基づく分析とその成果の報告・発表をおこなってきた。 現状に関する調査は、東京都心部の再開発地区や新たに開発が進みつつある地区、70年代から現在に至るまで開発や再開発が進められてきた郊外住宅地や郊外ニュ...
❏地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として(14201024)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
【キーワード】ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 (他24件)
【概要】当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行った。研究代表の東は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲル...
【工学】土木工学:東京都市を含む研究件
❏東京臨海部を対象とする現代大都市の空間的・時間的構造の社会学的研究(18K02014)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 湾岸 / 大規模開発 / ジェントリフィケーション (他13件)
【概要】本研究は東京臨海部を対象として現代の大都市を、空間的および時間的な構造という点から実証的に解明するとともに、都市の社会学の新たな理論と方法の構築を目指すことを目的として計画され、①東京大都市圏における臨海部の社会的地層・地形・イメージの重層性、②交通・流通のインフラ空間としての東京臨海部の構造、③巨大スケールの空間と施設,社会的意味、を主要な焦点として実証的かつ理論的な調査・研究を行なってきた。 ...
❏東京臨海部における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(15K03883)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 都市 / 空間 / 時間 (他10件)
【概要】本研究は、東京臨海部を具体的な対象として、大都市臨海部の歴史的形成過程とその現状を解明すると共に、グローバリゼーション、消費社会化、情報ネットワーク化を背景とした、臨海副都心計画やオリンピックなどの巨大プロジェクトによるこの地域の変容の動向を社会学的に調査・分析・考察したものである。この研究により、現代都市における社会的諸活動の時間的・空間的編成の過程と構造が、東京臨海部における都市空間とそのイメ...
❏現代都市社会における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(24530670)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市 / 時間 / 空間 / ショッピングセンター / ショッピングモール (他12件)
【概要】本研究は、現代都市社会を時間と空間の社会的生産・流通・消費の形態という点から明らかにすることを目的としている。具体的には、現代日本の大都市とその周辺領域に建設された大規模商業施設(ショッピングセンター及びショッピングモール)を主たる対象として、現代の都市社会において社会的な時間と空間がどのように生み出され、流通し、ストックされ、消費され、編成されるかという点について分析し、それによって現代都市社会...
【工学】土木工学:地域計画都市を含む研究件
❏都市・建築空間における障害付きρ-センター問題に関する研究(21560633)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】今井 公太郎 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (20262123)
【キーワード】都市 / 地域計画 / 多点ウェーバー問題 / 障害付きボロノイ図 / ドローネ網 (他9件)
【概要】研究成果の概要(和文):本研究では、都市・建築空間において、障害付きの条件で、ρ個の施設を最適に配置する問題を、近似的に解く方法を提案している。多数のランダムな点によるドローネ網上の最短経路距離を計量することにより、一般的な障害付きマルチ・ウェーバー問題をグラフ・ネットワーク上のρ-センター/メディアン問題に変換する方法をである。いくつかの基本的なモデルの問題において、厳密解との比較によって、この...
❏逆都市化時代における拡張概念に基づく持続的都市圏形成のための地域計画に関する研究(21360288)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】大西 隆 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80143824)
【キーワード】都市 / 地域計画 / 逆都市化 / 人口減少 / イノベーション (他13件)
【概要】本研究は、逆都市化時代に予測される課題を示し、その改善と持続可能な都市圏実現のためにどのような地域計画が必要かを明らかにすることを目的とした。成果として、(1)特に人口の安定と地域イノベーションに着目して、指標をもとに都市圏の特徴を明らかにした。(2)定住自立圏等の地域政策の有効性を検証するとともに、都市構造に関わる意思形成プロセスの構造化を試みた。(3)大都市圏郊外の計画手段を明らかにするととも...
【工学】土木工学:郊外都市を含む研究件
❏消費空間を中心とする消費化・情報化時代の「都市の論理」の社会学的研究(21530566)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市 / 郊外 / 消費社会 / 情報化 / 空間 (他9件)
【概要】本研究は、消費化・情報化時代の「都市の論理」と、それを成立させる社会的過程と構造を明らかにすることを目的としている。具体的には、1990年代以降、全国の都市部や郊外地域に普及した消費空間であるショッピングセンター、ショッピングモールを主要な対象として、現代都市社会における空間の生産・流通・消費のあり方と、それが生み出す社会と文化の様態を、情報化・消費化社会における新たな「都市の論理」として分析した...
❏1980年代以降の東京を中心とする大都市における空間の社会的生産の研究(16610001)
【研究テーマ】都市
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市空間 / 東京 / 再開発 / 都心 / 郊外 (他9件)
【概要】本研究では3ヵ年にわたり、1980年代以降の東京を中心とする大都市とその周辺の都市空間の社会的生産の現状と、それを規定する社会的な論理を分析・考察するためのデータの収集、関連する諸研究の調査、それらに基づく分析とその成果の報告・発表をおこなってきた。 現状に関する調査は、東京都心部の再開発地区や新たに開発が進みつつある地区、70年代から現在に至るまで開発や再開発が進められてきた郊外住宅地や郊外ニュ...
❏郊外化と郊外文化の社会学的研究(05710112)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1993
【研究代表者】若林 幹夫 筑波大学, 社会科学系, 講師 (40230916)
【キーワード】郊外 / 郊外化 / ニュータウン / 都市 / 都市化
【概要】1.本研究は、現代日本社会における都市化の新たな展開の様相としての「郊外」とその成立・展開の過程である「郊外化」に注目し、現代日本における社会変容と文化変容の様態を明らかにすることを目的として、次の点について調査研究を行った。 (1)郊外住宅地の現状を把握するための基本的なデータ・ベースとして『住宅情報』(株式会社リクルート発行)を半年分収集し、郊外住宅地の分布と地域特性、郊外住宅地をめぐる言説の...
【工学】総合工学:都市計画都市を含む研究件
❏植民地期東南アジアにおける気候変動と社会変容―人文歴史気象学の創成(19H01322)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50634375)
【キーワード】東南アジア / 植民地 / 気候 / 農業 / 治水 (他18件)
【概要】2020年度は海外調査に出ることができずデータの収集に大きな困難があったが、分担者は過去に集めたデータを分析するなどしてそれぞれ研究を進展させた。財城はジャワの日降水量データを分析して、1901-1916年における降雨パターンの季節的特徴を解析した。特に少雨年であった1905年において、既存の全球グリッドデータを使用して事例解析を行うとともに、同データの信頼性を検討した。赤坂は、マニラの気象観測資...
❏アジア圏における大学と都市・地域による計画連携手法の構築に関する研究(19560621)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 地域連携 / キャンパス計画 / 都市計画 (他14件)
【概要】本研究は、大学キャンパス計画および都市計画の連携の実態とアジア圏の大学と都市・地域との連携のあり方を明らかにするためにアジア、欧州の大学キャンパス計画関連資料の収集と分析、キャンパス計画関係者および自治体へのヒアリング調査を実施し、これにより、キャンパス計画の内容、計画体制、計画プロセスを把握するとともに大学と都市・地域との計画連携の実態を把握し、アジア圏の大学における大学と都市・地域との連携のあ...
❏都市内・都市間交通網と公共施設配置に関する数理的ならびに実証的研究(17201037)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】伏見 正則 南山大学, 数理情報学部, 教授 (70008639)
【キーワード】都市計画 / 交通工学 / 施設配置 / オペレーションズ・リサーチ / モデル化 (他8件)
【概要】1.ネットワーク構造を有するシステムの安定性,頑健性,信頼性等の定量的評価のための基礎理論の構築・手法の開発を行い,その応用として,東京都の水道網,マニラ市の道路交通網,等について数値計算を行った. 2.都市の道路網において,交通規制や事故,工事,震災などにより一部分が通行不可能となった場合に全体が受ける影響の評価や,救急車の最短経路を求めるシステムの構築などを行った. 3.首都圏に直下型地震が発...
【工学】総合工学:LES都市を含む研究件
❏遠隔観測・LESに基づく耐風設計用鉛直風速分布の再評価と乱れの不確定性の定量化(25289182)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田村 哲郎 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (90251660)
【キーワード】LES / 遠隔観測 / 耐風設計 / 風速分布 / 乱れの強さ (他8件)
【概要】建築物に作用する強風に対して耐風設計を行う場合、強風の空間分布、乱流構造の適切な把握は安全性実現のための重要事項であるが、観測データが十分でないことから現在、曖昧な取り扱いになっている。強風特性は、下方の地表被覆状態によって決定されるが、その関係を正しく認識する必要がある。本研究では、上空風に対してライダーなどの遠隔観測および建物・植生再現モデルによるLES数値解析で風速分布を再評価する一方、建物...
❏都市域での強風防災のためのフライングデブリの危険度予測(15656130)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】田村 哲郎 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (90251660)
【キーワード】強風防災 / フライングデブリ / 都市 / シミュレーション / LES (他8件)
【概要】大都市圏に極大強風が発生した場合、建物の主体構造が耐えることができても、ある建築物が部分的には被害を受け、その際、建築部材、屋根材などの破損部分は、周囲に飛散する可能性を有し(フライングデブリの発生)、都市といった建築物が集中的に存在する場所では、二次的な強風災害を招く可能性が高い。特に、最近の都市における建築物を振り返ってみると、そのデザイン性の要求から窓面が大きくなって、ガラスが広く露出されて...
❏都市域地表形態を再現した風外乱ガスト構造の数理モデルの構築と耐風設計の高度化(14350298)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】田村 哲郎 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (90251660)
【キーワード】風外乱 / 都市 / 地表形態 / シミュレーション / LES (他9件)
【概要】地表に建つ建築構造物の耐風安全性をより確かなものにするには、高さが100から200m程度以下の地表近傍での風の特性の把握が重要である。しかしながら、地表は、様々な形状の建築物あるいは多種多様な植生によって覆われ、近傍領域は一様な空間とはなっていない。特に都市域では、中層から高層の建物などが密集し、高さ数10mから100m程度まで地表の形態は大きく変化している。本研究では、近年の流体計算技術の急激な...
【工学】総合工学:安全都市を含む研究件
❏創造性が持続する安全都市としての復興のための研究(14209006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 持続性 / 都市 / 主体性 / 新体制 (他20件)
【概要】これまでの研究では、機械時代の都市について、安全学の視点から進めてきた。安全の担保は、都市の持続プログラムの有無、特に内発的なコミュニティの創造力が重要となる。これは、免疫の自己組織化過程に似ている。この視点に立つ知恵時代の都市イメージを「土地利用・規模・創造のためのコミュニケーション構造・物質循環システム」で規定し、これを「セルシティ」と呼ぶ。一方、経済的拡大志向を持つ機械時代の都市には免疫的な...
❏都市の死に関する包括的評価手法の研究(10559004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 都市 / ネットワーク / 免疫 / 自己組織化(ダイナミックプログラミング) (他19件)
【概要】●自己組織化できない免疫不全を呈する機械時代の都市の死:近代都市を経済発展を実現する生産道具とすると、その目的は速度と規模の拡大である。その結果が巨大都市であり、これを機械時代の都市と呼ぶ。情報革命による脱産業化社会の中で、ダイナミックな変革ができない機械時代の都市は、物理的組織的機能不全や社会的放置などの死を迎えようとしている。ここで、姿を変え歴史的に持続する都市の対応構造に注目する必要がある、...
【工学】総合工学:破壊都市を含む研究件
❏都市の日常をめぐるルポルタージュ的作品に関する研究(23520404)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】塩塚 秀一郎 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (70333581)
【キーワード】都市 / 日常 / 破壊 / 制約 / ペレック (他8件)
【概要】最近二十年ほどのフランス文学を特徴づける潮流のひとつとして、都市生活の中でふだん着目されることのない「日常」に着目し記録しようとする、一群のルポルタージュ的作品がある。フランソワ・マスペロの『ロワシー・エクスプレスの乗客』(一九九〇)、フランソワ・ボンの『鉄路の風景』(二〇〇〇)、フィリップ・ヴァセによる『白い本』(二〇〇七)などである。これらはいずれも誰の注意も引かない日常の風景を書きとめようと...
❏地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として(14201024)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
【キーワード】ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 (他24件)
【概要】当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行った。研究代表の東は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲル...
【工学】総合工学:SGS乱流モデル都市を含む研究件
❏都市域での強風防災のためのフライングデブリの危険度予測(15656130)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】田村 哲郎 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (90251660)
【キーワード】強風防災 / フライングデブリ / 都市 / シミュレーション / LES (他8件)
【概要】大都市圏に極大強風が発生した場合、建物の主体構造が耐えることができても、ある建築物が部分的には被害を受け、その際、建築部材、屋根材などの破損部分は、周囲に飛散する可能性を有し(フライングデブリの発生)、都市といった建築物が集中的に存在する場所では、二次的な強風災害を招く可能性が高い。特に、最近の都市における建築物を振り返ってみると、そのデザイン性の要求から窓面が大きくなって、ガラスが広く露出されて...
❏都市域地表形態を再現した風外乱ガスト構造の数理モデルの構築と耐風設計の高度化(14350298)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】田村 哲郎 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (90251660)
【キーワード】風外乱 / 都市 / 地表形態 / シミュレーション / LES (他9件)
【概要】地表に建つ建築構造物の耐風安全性をより確かなものにするには、高さが100から200m程度以下の地表近傍での風の特性の把握が重要である。しかしながら、地表は、様々な形状の建築物あるいは多種多様な植生によって覆われ、近傍領域は一様な空間とはなっていない。特に都市域では、中層から高層の建物などが密集し、高さ数10mから100m程度まで地表の形態は大きく変化している。本研究では、近年の流体計算技術の急激な...
【工学】総合工学:シミュレーション都市を含む研究件
❏都市域での強風防災のためのフライングデブリの危険度予測(15656130)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】田村 哲郎 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (90251660)
【キーワード】強風防災 / フライングデブリ / 都市 / シミュレーション / LES (他8件)
【概要】大都市圏に極大強風が発生した場合、建物の主体構造が耐えることができても、ある建築物が部分的には被害を受け、その際、建築部材、屋根材などの破損部分は、周囲に飛散する可能性を有し(フライングデブリの発生)、都市といった建築物が集中的に存在する場所では、二次的な強風災害を招く可能性が高い。特に、最近の都市における建築物を振り返ってみると、そのデザイン性の要求から窓面が大きくなって、ガラスが広く露出されて...
❏都市域地表形態を再現した風外乱ガスト構造の数理モデルの構築と耐風設計の高度化(14350298)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】田村 哲郎 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (90251660)
【キーワード】風外乱 / 都市 / 地表形態 / シミュレーション / LES (他9件)
【概要】地表に建つ建築構造物の耐風安全性をより確かなものにするには、高さが100から200m程度以下の地表近傍での風の特性の把握が重要である。しかしながら、地表は、様々な形状の建築物あるいは多種多様な植生によって覆われ、近傍領域は一様な空間とはなっていない。特に都市域では、中層から高層の建物などが密集し、高さ数10mから100m程度まで地表の形態は大きく変化している。本研究では、近年の流体計算技術の急激な...
【農学】農業工学:情報都市を含む研究件
❏都市の倫理的変容のための学際研究:持続可能性,情報,レジリエンス,食,経済(21K18114)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【研究代表者】神崎 宣次 南山大学, 国際教養学部, 教授 (50422910)
【キーワード】都市 / 倫理 / 情報 / 技術 / 食農 (他10件)
【概要】採択の時期が遅く実質的な研究期間が半年ほどであったことに加え、異分野の研究者による学祭的プロジェクトであるため、今年度の研究活動の中心は申請書でも記述した、学祭的研究の方法論の側面に重点を置いた。アクティブ・ブック・ダイアローグの手法を用いた、メンバー間でのそれぞれの分析の方向性の共有や、ファシリテーションの諸技法に関する研究会などを、それぞれシリーズとして複数回開催した。また、それぞれの専門分野...
❏現代都市社会における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(24530670)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市 / 時間 / 空間 / ショッピングセンター / ショッピングモール (他12件)
【概要】本研究は、現代都市社会を時間と空間の社会的生産・流通・消費の形態という点から明らかにすることを目的としている。具体的には、現代日本の大都市とその周辺領域に建設された大規模商業施設(ショッピングセンター及びショッピングモール)を主たる対象として、現代の都市社会において社会的な時間と空間がどのように生み出され、流通し、ストックされ、消費され、編成されるかという点について分析し、それによって現代都市社会...
❏フィリピンにおける慢性的貧困と社会ネットワーク(19402022)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】コミュニティ / 慢性的貧困 / 社会ネットワーク / フィリピン / 社会関係資本 (他17件)
【概要】本研究は,階層間流動化が慢性的貧困を緩和するという作業仮説について,貧困層が有する社会ネットワークの動態に着目し,マニラ首都圏とダバオ市の事例を検討した。その結果,マニラ首都圏の貧困層にあっては,主体的な活動を通して,階層間流動化を促進し得る余地が存在するのに対して,ダバオ市においては,現在までのところ,上位層からのアプローチのみが階層間流動化に貢献できる状況にあることがあきらかになった。 ...
【農学】農業工学:市民社会都市を含む研究件
❏地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として(14201024)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
【キーワード】ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 (他24件)
【概要】当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行った。研究代表の東は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲル...
❏文学テクストにおける「都市」と「公共圏」(13610679)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】筑和 正格 北海道大学, 言語文化部, 教授 (50002225)
【キーワード】都市 / 公共圏 / コミュニケーション / メディア / エディターシップ論 (他8件)
【概要】本研究は、近代社会における「都市」と「公共圏」の関係を理論的に考察するとともに、その歴史的および具体的な現れ方を、近現代のアジア、アメリカ、ヨーロッパの文学テクストを主たる素材に検証することを目的とした。4年間の研究によって得られた知見は多岐に渡るが、主たるものを幾つかのテーマに分けて挙げておく。(1)「都市」と「公共圏」の原理的な関係性について。「異質なもの」相互の意味変換装置としての「都市」と...
【農学】農芸化学:公園都市を含む研究件
❏自然体験からみる都市域の緑地の利用と変遷(24658023)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】古谷 勝則 千葉大学, 園芸学研究科, 准教授 (10238694)
【キーワード】生態系サービス / 文化的サービス / 緑地 / 河川 / 中国 (他13件)
【概要】都市緑地の持つ文化的サービスに着目し,日本,中国,インドネシアにおいて,自然体験からみる都市域の緑地の利用と変遷を明らかにすることを試みた。 日本では成熟した都市が多かったこともあり,急激な都市化の進んでいる中国の青海省西寧市の方が自然体験の変化を民族別に把握できた。日本では札幌市,練馬区,江戸川区,埼玉県,横浜市で,公園,緑道や河川などの研究をした。インドネシアでは,風景や伝統的広場,緑地への意...
❏我が国の近代黎明期における都市オープンスペースの形成過程に関する研究(09760024)
【研究テーマ】園芸・造園学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】土肥 真人 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (20282874)
【キーワード】都市オープンスペース / 空間 / 近代化 / 都市 / 農漁村 (他9件)
【概要】本年度は、申請した研究目的のために、下記の基礎的課題に関わる資料収集、調査・分析を行い、研究成果としてまとめた。まず、都市オープンスペースにおける空間システムおよび社会システムの相互関係の史的変化を把握するために、日比谷公園を対象地として設定した。現代における公園利用者の行動特性をGISを用いて分析し、空間の構成について考究した。その成果については、造園学会(1998年度)において審査付き論文「日...
❏都市公園の平面形態における形式分析(02660023)
【研究テーマ】園芸・造園学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】宮城 俊作 千葉大学, 大学院自然科学研究科, 助手 (60209872)
【キーワード】都市公園 / 平面形態 / オ-プンスペ-ス / 都市デザイン / 日比谷公園 (他9件)
【概要】初年度は、事例研究の対象を日本国内における戦前の都市公園に限定したうえで、平面形態を(1)形態要素、(2)形態構成、(3)形態構造の3つの段階において分析した。その結果、戦前の小公園の平面構成は、平面形態を構成する軸の数とそれによって分割される図形の輪郭形態によって分類することが可能であること、さらに公園の中に植栽された樹木群と諸施設の配置形態の分析から、空間軸の象徴的表現、空間輪郭の明示、空間の...
【農学】農芸化学:自然都市を含む研究件
❏自然体験からみる都市域の緑地の利用と変遷(24658023)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】古谷 勝則 千葉大学, 園芸学研究科, 准教授 (10238694)
【キーワード】生態系サービス / 文化的サービス / 緑地 / 河川 / 中国 (他13件)
【概要】都市緑地の持つ文化的サービスに着目し,日本,中国,インドネシアにおいて,自然体験からみる都市域の緑地の利用と変遷を明らかにすることを試みた。 日本では成熟した都市が多かったこともあり,急激な都市化の進んでいる中国の青海省西寧市の方が自然体験の変化を民族別に把握できた。日本では札幌市,練馬区,江戸川区,埼玉県,横浜市で,公園,緑道や河川などの研究をした。インドネシアでは,風景や伝統的広場,緑地への意...
❏「生活場所(ビオトープ)」の美学-自然・環境・美的文化(19202005)
【研究テーマ】美学・美術史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】西村 清和 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50108114)
【キーワード】自然 / 芸術 / 美的生活 / 環境 / 日本の芸術 (他8件)
【概要】本研究は従来自然美論、風景論、環境美学、都市美学という評語のもとで考えられてきたさまざまな具体的、個別的諸問題領域を、日常生活の場において企てられたさまざまな美的実践としてとらえなおし、あらたな理論化を目指すものである。具体的には風景、都市景観、森林、公園、庭園、人工地盤、観光、映画ロケ地、遊芸、雨(天候)、清掃アートなど多様な現象をとりあげて分析し、その成果を『日常性の環境美学』(勁草書房、20...
❏19世紀末英米文学における都市の表象に関する新歴史主義的研究(13410131)
【研究テーマ】英語・英米文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】HONES Sheila (HONES S. / HONES S) 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70206035)
【キーワード】都市 / 田園 / 文学地理学 / 都市退化論 / 自然主義 (他21件)
【概要】(1)本研究は、歴史研究と文学研究をまたがって学際的に都市論を研究することと、可能なかぎり新しい一次資料を発掘してアメリカおよびイギリスの都市の表象を新歴史主義的に分析することを目的としたものだった。 (2)ホーンズは、1880年から1925年にかけてのアメリカ文学の作品を具体的題材として、交通、移動、コミュニケーションという概念をふくめた、都市における空間と場所の表象が、作品解釈上、いかに重要な...
【農学】農芸化学:江戸都市を含む研究件
❏近世遊廓の構造とその社会的基盤(25370795)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】横山 百合子 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (20458657)
【キーワード】新吉原遊廓 / 芸娼妓解放令 / 遊女 / 江戸 / 近代化 (他14件)
【概要】本研究は、城下町江戸における新吉原遊廓の構造とその変化を、ジェンダーと都市の視点から動態的に明らかにするものである。遊廓内部では、役と特権に支えられた遊女屋が、私的契約と公的身分システムによって苛酷な待遇におかれた数千の遊女を支配していた。本研究では、そのような遊女屋と遊女との対抗的関係に注目し、遊女の抵抗が遊廓をめぐる社会を揺るがしていくことを指摘した。さらに、明治維新の身分制解体政策のなかで、...
❏近世火葬墓の考古学的研究(14510432)
【研究テーマ】考古学(含先史学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】谷川 章雄 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40163620)
【キーワード】近世 / 火葬墓 / 火葬蔵骨器 / 火葬場 / 墓制 (他9件)
【概要】本研究では、平成14年度から3年間にわたって、江戸をはじめ大坂・京都・堺などの都市を中心に、全国的な視野で発掘調査された近世の火葬墓の事例のデータを調査報告書から収集し、以下のような点について分析を試みた。すなわち、(1)火葬と土葬の比率の変遷、(2)埋葬施設の構造と火葬・土葬の関係、(3)火葬蔵骨器の分類と変遷、(4)焼骨の性別・年齢・重量、(5)火葬場との関連などである。収集したデータは、各地...
❏描かれた都市――中近世絵画を中心とする比較研究(13410019)
【研究テーマ】美術史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】佐藤 康宏 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50141990)
【キーワード】絵巻 / 後白河法皇 / 洛中洛外図 / 与謝蕪村 / 浮世絵 (他22件)
【概要】人間が都市をどのようにイメージしてきたかを解明するために、日本・中国・ヨーロッパの典型的な都市図を取り上げ、作品を調査し、考察した。研究発表の総目録は、研究成果報告書に載る。以下、報告書所載の論文についてのみ述べる。佐藤康宏「都の事件--『年中行事絵巻』・『伴大納言絵巻』・『病草紙』」は、3件の絵巻が、後白河法皇とその近臣ら高位の貴族が抱いていた恐れや不安を当時の京都の描写に投影し、イメージの中で...
【農学】農芸化学:東洋史都市を含む研究件
❏前近代東アジアの外交と異文化接触-日明関係を軸とした比較史的考察-(22320118)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】村井 章介 立正大学, 文学部, 教授 (30092349)
【キーワード】遣明使 / 日明関係 / 勘合貿易 / 入明記 / 朝貢 (他14件)
【概要】古代日本の遣唐使に比べて、日本の伝統文化の形成期にあたる室町時代の遣明使に関する研究は少なく、まだ基礎的な部分もおぼろげなままである。 そこで本研究課題において、おもに遣明使の中国での活動に重点を置きながら、歴史学的な基礎研究を行った。具体的には、遣明使となった僧侶の残した入明記を精読し、中国でのフィールドワークと突き合わせ、他国・他地域から中国への朝貢使節との比較も視野に入れながら、遣明使の歴史...
❏近現代モンゴルにおける遊牧の変容(19520612)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】吉田 順一 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (70063716)
【キーワード】モンゴル / 内モンゴル / 遊牧 / 畜産 / 農耕 (他14件)
【概要】私はモンゴル人たちの遊牧とその変化を研究した。彼らの遊牧は、モンゴル国では今も維持されているが、内モンゴルでは20世紀中頃までに大半が定着牧畜と農牧に変わった。だがこの状態は、1980年代以後に市場経済になった後、大きく変化した。すなわち内モンゴルでは牧畜が畜産に転換させられ、モンゴル国では畜産の要素をもつ集約化牧畜が試みられ始めている。私はこれらのことを指摘し、またその変化がもつ歴史的意味につい...
【農学】生産環境農学:文学都市を含む研究件
❏文学テクストにおける「都市」と「公共圏」(13610679)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】筑和 正格 北海道大学, 言語文化部, 教授 (50002225)
【キーワード】都市 / 公共圏 / コミュニケーション / メディア / エディターシップ論 (他8件)
【概要】本研究は、近代社会における「都市」と「公共圏」の関係を理論的に考察するとともに、その歴史的および具体的な現れ方を、近現代のアジア、アメリカ、ヨーロッパの文学テクストを主たる素材に検証することを目的とした。4年間の研究によって得られた知見は多岐に渡るが、主たるものを幾つかのテーマに分けて挙げておく。(1)「都市」と「公共圏」の原理的な関係性について。「異質なもの」相互の意味変換装置としての「都市」と...
❏近代中国都市芸能に関する基礎的研究(09610462)
【研究テーマ】中国語・中国文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】岡崎 由美 早稲田大学, 文学部, 教授 (50185419)
【キーワード】近代 / 中国 / 都市 / 芸能 / 文学 (他14件)
【概要】本研究は皮影戯と京劇を主な研究対象として、近代中国北方の都市部における芸能の流布状況について調査分析を行ったものである。 本研究のうち、北京皮影戯に関しては、まず演者、演出家、芸能研究者などへの聞き取り調査、及び脚本や劇評などの関連文献資料の分析を行った。 それらを検討することで、北京皮影戯の芸能としての位置付け、そして河北の地方都市と農村との文化交流の実態を、人類学および社会経済学的見地から明ら...
❏中国江南における都市文芸形成の総合的研究(07301052)
【研究テーマ】中国語・中国文学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】尾上 兼英 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (30012967)
【キーワード】中国 / 江南 / 都市 / 文学 / 芸能 (他15件)
【概要】この研究に於いて、我々は江蘇、安徽両省の南部、浙江省東部の各都市について、その都市の自然環境と産業形態の特色、都市の歴史、都市固有の芸能や民間伝承に着目し、それぞれの専門分野に関連したテーマについて輪番で報告を行い、これについて討論を積み重ねた。また、資料面では科研費によって購入した前記三省の地方志を活用すると共に、研究メンバーが入手した、現代中国の江南の各都市で出版された新たな資料と照合、整理し...
【農学】社会経済農学:貧困都市を含む研究件
❏大阪大都市圏住民の社会的紐帯と近隣効果の研究:混合研究法による都市社会調査(20H01578)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】川野 英二 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (20335334)
【キーワード】都市 / セグリゲーション / 貧困 / 近隣効果 / 混合研究法 (他8件)
【概要】本研究の目的は、セグリゲーション(居住分離)が進む大都市のなかで、「近隣効果」は地区住民にたいして健康、社会生活、雇用、教育達成、社会意識などの社会的アウトカムにどのような、そしてどのていど影響を与えるのか、そして地域の社会的紐帯は地域にどのような役割を果たすのかを解明することである。 本研究では、都市空間のなかで、社会的紐帯のあり方は福祉レジームや国内の都市・住宅政策、セグリゲーション(居住分離...
❏都市の食遷移と食料安全保障・環境持続可能性との関連について:アフリカの事例(17H05037)
【研究テーマ】社会・開発農学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】Gasparatos Alex 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 准教授 (20726369)
【キーワード】食遷移 / 都市 / サハラ以南のアフリカ / 料理用コンロ / 貧困 (他11件)
【概要】このプロジェクトでは、システマティックレビュー、家庭調査、専門家へのインタビューを通じて、アフリカの都市における食生活の変化の特徴、要因、影響について調査した。調査では、都市における非常に多様な食生活の変化が確認され、超加工食品(UPF)や肉製品の消費が増加していることが特徴的であった。これは社会の貧困層が購入できる安価な食品を輸入する傾向にあるスーパーマーケット・チェーンの急増によって、この種の...
❏米国における福祉権運動の展開 -人種、階級、ジェンダーの交錯(15K16587)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
【キーワード】アメリカ合衆国 / 社会運動 / 福祉 / 人種 / 貧困 (他18件)
【概要】1960 年代に米国で展開した「福祉権運動」とはいかなる運動であったのか。黒人解放運動や女 性解放運動とどのように交錯し、影響を受け/与えながら、同時代に展開したのか。本研究では、アメリカにおける「福祉権運動」について、その中心となった全米福祉権団体(NWRO)の活動 に焦点をあて研究を行った。貧窮状態にあるシングルマザーとその子どもたちへの公的扶助プログラムである、要扶養児童家族手当(AFDC)...
【農学】社会経済農学:農村都市を含む研究件
❏人口減少時代における地方圏の人口分布変動に関する地理学的研究(21K01022)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】山内 昌和 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (90415828)
【キーワード】人口分布 / 地方圏 / 都市 / 農村 / 地理情報システム
【概要】本研究では、地方圏を対象として、近年の人口分布がどのように変化し、現在どのような特徴を持つのかを明らかにするために、1990年代以降の市町村および市町村よりもミクロな地域を単位とする地方圏全体の人口分布を、人口学的なメカニズムを踏まえて検討するものである。そのために、都道府県別や市区町村別単位の分析、市区町村よりもミクロな地域単位で農村及び都市の内部の人口分布変化を分析することが本研究の具体的な課...
❏近現代日本における都市・農村複合型産業化と生活環境に関する総合的研究(23330112)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中西 聡 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (20251457)
【キーワード】産業化 / 生活環境 / 近現代日本 / 都市 / 農村 (他8件)
【概要】本研究は、近現代日本における産業化と生活環境の相互関係を解明し、これからの社会が、経済成長と環境維持のバランスをとるための知見を得ることを目的とした。その際、20世紀前半の日本における都市・農村複合型産業構造がもっていた経済的危機への対応力を再評価するために、農村工業として展開した愛知県の醸造業と織物業を取り上げ、そこでの有力事業家が、雇用創出とインフラ整備などを通して、地域社会でのセーフティネッ...
❏フィリピンにおける慢性的貧困と社会ネットワーク(19402022)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】コミュニティ / 慢性的貧困 / 社会ネットワーク / フィリピン / 社会関係資本 (他17件)
【概要】本研究は,階層間流動化が慢性的貧困を緩和するという作業仮説について,貧困層が有する社会ネットワークの動態に着目し,マニラ首都圏とダバオ市の事例を検討した。その結果,マニラ首都圏の貧困層にあっては,主体的な活動を通して,階層間流動化を促進し得る余地が存在するのに対して,ダバオ市においては,現在までのところ,上位層からのアプローチのみが階層間流動化に貢献できる状況にあることがあきらかになった。 ...
【農学】社会経済農学:比較史都市を含む研究件
❏寄進とワクフの国際共同比較研究:アジアから(17H02381)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
【キーワード】寄進 / ワクフ / 都市 / イスラム / 慈善 (他19件)
【概要】自己の財産を他者に寄付・寄進するという行為は、古代から世界の諸地域に広くみられる行為であり、とりわけ中近世の時代に盛行した。本研究では、海外の寄進研究のグループと連携して国際研究集会を開催し、イスラームのワクフを基点としつつ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、南アジア、東南アジア、中国、日本の寄進と比較することによって、その目的、受益者、管理運営、社会的効果の異同を分析した。いずれの地域においても、個...
❏ワクフ(イスラーム寄進制度)の国際共同比較研究(25284141)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
【キーワード】寄進 / ワクフ / 慈善 / 都市 / 比較史 (他11件)
【概要】①フランスCNRSの国際共同研究「イスラーム地域におけるワクフ」と連携し、中東、欧米、日本において、8回の国際研究集会を開催し、研究者間の緊密なネットワークと研究データを共有するためのデータベースを構築した。 ②アラブ、イラン、中央アジア、南アジア、東南アジアなどを対象に、寄進者や利用者や受益者など個々人が、どのような目的で、ワクフ財(寄進財)や宗教施設に係わり、なにを得ていたかの動態を解析した。...
❏旧中国における地域社会の特質(02401008)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1990 - 1993
【研究代表者】森 正夫 名古屋大学, 文学部, 教授 (00036641)
【キーワード】地域社会 / 江南デルタ / 地域認識 / 地方志 / 集権的国家権力 (他22件)
【概要】旧中国の地域社会の特質について、初年度以来設定・継承されてきた研究視角-(1)地方志を活用しながらの中国の各時代・地域の個別事象の分析、(2)近代における中国とインド村落・マレーシア移民社会との比較-から、研究代表者・分担者各自による研究をすすめた。とりわけ、本年度は4年間にわたった本研究の最終年度として、昨年度実施した拡大研究会で獲得された基本的視座に基づきながら、各自の分担領域のまとめとしての...
【農学】森林圏科学:比較研究都市を含む研究件
❏寄進とワクフの国際共同比較研究:アジアから(17H02381)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
【キーワード】寄進 / ワクフ / 都市 / イスラム / 慈善 (他19件)
【概要】自己の財産を他者に寄付・寄進するという行為は、古代から世界の諸地域に広くみられる行為であり、とりわけ中近世の時代に盛行した。本研究では、海外の寄進研究のグループと連携して国際研究集会を開催し、イスラームのワクフを基点としつつ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、南アジア、東南アジア、中国、日本の寄進と比較することによって、その目的、受益者、管理運営、社会的効果の異同を分析した。いずれの地域においても、個...
❏旧中国における地域社会の特質(02401008)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1990 - 1993
【研究代表者】森 正夫 名古屋大学, 文学部, 教授 (00036641)
【キーワード】地域社会 / 江南デルタ / 地域認識 / 地方志 / 集権的国家権力 (他22件)
【概要】旧中国の地域社会の特質について、初年度以来設定・継承されてきた研究視角-(1)地方志を活用しながらの中国の各時代・地域の個別事象の分析、(2)近代における中国とインド村落・マレーシア移民社会との比較-から、研究代表者・分担者各自による研究をすすめた。とりわけ、本年度は4年間にわたった本研究の最終年度として、昨年度実施した拡大研究会で獲得された基本的視座に基づきながら、各自の分担領域のまとめとしての...
【農学】森林圏科学:社会関係資本都市を含む研究件
❏大都市部における格差拡大の進行過程とその社会的帰結に関する計量的研究(15H01970)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】橋本 健二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40192695)
【キーワード】都市分極化 / 地域間格差 / 社会-地区分析 / 階級構造 / アンダークラス (他19件)
【概要】市区町村および地域メッシュ単位の統計と質問紙調査の結果から、以下の諸点が明らかとなった。(1)1990年から2010年の間に東京圏の階級・階層構造は、旧中間階級とマニュアル労働者が大幅に減少し、新中間階級とサービス産業の下層労働者が増加するという2極化の傾向を強めた。(2)この変化は、都心部で新中間階級と高所得世帯が増加し、周辺部では非正規労働者と低所得世帯が増加するという空間的分極化を伴っていた...
❏フィリピンにおける慢性的貧困と社会ネットワーク(19402022)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】コミュニティ / 慢性的貧困 / 社会ネットワーク / フィリピン / 社会関係資本 (他17件)
【概要】本研究は,階層間流動化が慢性的貧困を緩和するという作業仮説について,貧困層が有する社会ネットワークの動態に着目し,マニラ首都圏とダバオ市の事例を検討した。その結果,マニラ首都圏の貧困層にあっては,主体的な活動を通して,階層間流動化を促進し得る余地が存在するのに対して,ダバオ市においては,現在までのところ,上位層からのアプローチのみが階層間流動化に貢献できる状況にあることがあきらかになった。 ...
【農学】水圏応用科学:インドネシア都市を含む研究件
❏自然体験からみる都市域の緑地の利用と変遷(24658023)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】古谷 勝則 千葉大学, 園芸学研究科, 准教授 (10238694)
【キーワード】生態系サービス / 文化的サービス / 緑地 / 河川 / 中国 (他13件)
【概要】都市緑地の持つ文化的サービスに着目し,日本,中国,インドネシアにおいて,自然体験からみる都市域の緑地の利用と変遷を明らかにすることを試みた。 日本では成熟した都市が多かったこともあり,急激な都市化の進んでいる中国の青海省西寧市の方が自然体験の変化を民族別に把握できた。日本では札幌市,練馬区,江戸川区,埼玉県,横浜市で,公園,緑道や河川などの研究をした。インドネシアでは,風景や伝統的広場,緑地への意...
❏生活者・商人のライフヒストリーに見るジャカルタの変容に関する調査研究(18402034)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】倉沢 愛子 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00203274)
【キーワード】ジャカルタ / ライフヒストリー / 社会変容 / ライフ・ヒストリー / 都市史 (他11件)
【概要】3年間に亘りジャカルタ市南郊の低所得者の集住地区であるレンテンアグン町において、露天商・行商人たち、ならびに同地区内にある伝統的市場で商いをする商人たち(商店主並びに行商人)からその個人史(パーソナルヒストリー)の聞き取りを行なった。また、北部の中国系住民が多く住む商業地区コタにおいて、中国系の商人たちからも同様なききとりを行なった。それを通じて、開発政策の中で烈しく変容する庶民の生活を描き出し、...
❏ジャカルタ南部の都市生成と住民組織原理の社会史に関する調査研究(13572004)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】倉沢 愛子 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00203274)
【キーワード】住民組織 / インドネシア / ジャカルタ / 都市コミュニティ / 都市 (他11件)
【概要】都市化のプロセスと住民のあいだの組織原理の変遷と過去における機能を探求することを目的とした。基本的には、南部ジャカルタ市レンテンアグン町内を主たる対象地域としてフィールド調査を行ってきた。主に、上からの住民動員システムの代表例である、PKKの活動の観察を通して、住民組織がどのように編成されているのか解明することを試みた。 他方、行商や露天商を営んでいる住民に対して個人史を中心とした聞き取り調査を行...
【農学】水圏応用科学:市場都市を含む研究件
❏寄進とワクフの国際共同比較研究:アジアから(17H02381)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
【キーワード】寄進 / ワクフ / 都市 / イスラム / 慈善 (他19件)
【概要】自己の財産を他者に寄付・寄進するという行為は、古代から世界の諸地域に広くみられる行為であり、とりわけ中近世の時代に盛行した。本研究では、海外の寄進研究のグループと連携して国際研究集会を開催し、イスラームのワクフを基点としつつ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、南アジア、東南アジア、中国、日本の寄進と比較することによって、その目的、受益者、管理運営、社会的効果の異同を分析した。いずれの地域においても、個...
❏ジャカルタ南部の都市生成と住民組織原理の社会史に関する調査研究(13572004)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】倉沢 愛子 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00203274)
【キーワード】住民組織 / インドネシア / ジャカルタ / 都市コミュニティ / 都市 (他11件)
【概要】都市化のプロセスと住民のあいだの組織原理の変遷と過去における機能を探求することを目的とした。基本的には、南部ジャカルタ市レンテンアグン町内を主たる対象地域としてフィールド調査を行ってきた。主に、上からの住民動員システムの代表例である、PKKの活動の観察を通して、住民組織がどのように編成されているのか解明することを試みた。 他方、行商や露天商を営んでいる住民に対して個人史を中心とした聞き取り調査を行...
【医歯薬学】内科系臨床医学:フィリピン都市を含む研究件
❏ペンテコステ派とパール行商ーサマが経験する21世紀の仕事と祈り(26360001)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 和佳 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90334218)
【キーワード】東南アジア / フィリピン / 生業 / 信仰 / キリスト教 (他13件)
【概要】本研究は、当初フィリピンのダバオ市のサマ(バジャウ)移民を事例に、都市経済への参加浸透とペンテコステ派キリスト教の受容が同時期に進行したことに注目し、人びとが信仰と仕事という2軸のもとにいかに社会生活を再生産しているのか明らかにしようとした。しかし、まさにプロジェクト開始年度4月に調査地が火災で全焼したため、その枠組みを大きく変更し、つぎのことを追究した。1)火災後の復興プロセス(調査地再建、生業...
❏都市に生きるサマの民族誌――生業と信仰をめぐる選択の過程(23510302)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2014
【研究代表者】青山 和佳 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (90334218)
【キーワード】東南アジア / フィリピン / 宗教 / 経済 / キリスト教 (他10件)
【概要】本研究では、平成23年度から4年間に渡り、フィリピンのミンダナオ島ダバオ市の文化的少数者サマ・バジャウ社会を事例に、生業と信仰をめぐる選択の過程について民族誌を作成することを目指した。しかし、実施期間中に災害など予測できなかった出来事が重なり、研究計画を変更せざるを得なかった。ただしこの間、文献調査、過去に収集した資料の整理、火災直後の現地調査の結果などに基づき、論文公刊と口頭報告を行った。また、...
❏発展途上国における都市貧困層のコミュニティ形成に関する国際比較研究(19402006)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】瀬地山 角 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80250398)
【キーワード】都市貧困層 / コミュニティ / 社会ネットワーク / 東アジア / フィリピン (他20件)
【概要】地域別に重要なネットワークを抽出し,発展途上国の都市貧困層のコミュニティ形成の国際比較分析を行い,東アジアでは,近年の社会変動の中で構成単位である家族におけるジェンダー関係の相違が決定的役割を持つのに対して,コロンビアでは,市政府,市議会議員とコミュニティ住民の間のネットワーク・コーディネーションがコミュニティ資源を深化させ,フィリピンでは二者間関係の連鎖が広域コミュニティの形成を促進しているとい...
【医歯薬学】社会医学:ジエンダー都市を含む研究件
❏「民衆」のロスアンジェルスー共振する都市の〈関係史〉(20K01034)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
【キーワード】人種・エスニシティ / ロスアンジェルス / アメリカ合衆国 / 都市 / ジェンダー (他10件)
【概要】本年度はまず、①アメリカ西部におけるもっとも古い黒人新聞のひとつ『カリフォルニア・イーグル』の編集者兼発行人を40年にわたり務めたシャーロッタ・バスについて小論を記した。バスがどのように人種隔離、警察暴力、排外主義、性規範、軍国主義を問い、二〇世紀前半のロスアンジェルスにおける黒人自由闘争を牽引したのかを考察した(「『誰のための民主主義か』―ロスアンジェルスにおける長い黒人自由闘争とシャーロッタ・...
❏米国における福祉権運動の展開 -人種、階級、ジェンダーの交錯(15K16587)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
【キーワード】アメリカ合衆国 / 社会運動 / 福祉 / 人種 / 貧困 (他18件)
【概要】1960 年代に米国で展開した「福祉権運動」とはいかなる運動であったのか。黒人解放運動や女 性解放運動とどのように交錯し、影響を受け/与えながら、同時代に展開したのか。本研究では、アメリカにおける「福祉権運動」について、その中心となった全米福祉権団体(NWRO)の活動 に焦点をあて研究を行った。貧窮状態にあるシングルマザーとその子どもたちへの公的扶助プログラムである、要扶養児童家族手当(AFDC)...
❏近世遊廓の構造とその社会的基盤(25370795)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】横山 百合子 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (20458657)
【キーワード】新吉原遊廓 / 芸娼妓解放令 / 遊女 / 江戸 / 近代化 (他14件)
【概要】本研究は、城下町江戸における新吉原遊廓の構造とその変化を、ジェンダーと都市の視点から動態的に明らかにするものである。遊廓内部では、役と特権に支えられた遊女屋が、私的契約と公的身分システムによって苛酷な待遇におかれた数千の遊女を支配していた。本研究では、そのような遊女屋と遊女との対抗的関係に注目し、遊女の抵抗が遊廓をめぐる社会を揺るがしていくことを指摘した。さらに、明治維新の身分制解体政策のなかで、...
【医歯薬学】社会医学:地域社会都市を含む研究件
❏18世紀イギリス都市における市民的社交圏の形成-地域社会、消費文化、貧困-(18330075)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】中野 忠 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (90090208)
【キーワード】都市化 / 消費 / 小売商業 / 地域社会 / 社交 (他14件)
【概要】消費文化や印刷文化の浸透を背景とする18世紀のイギリスの都市化は、人々の社会関係のあり方に新しい次元をもたらすとともに、古い制度や組織が担ってきた機能を新たな社会関係資本のネットワークのもとに再編する過程として進行した。都市社会はよりオープンになり、貧困や犯罪は中位層以上の市民が対処すべき社会問題となる一方で、社会的な差異を作り出す新たな力が作用し、参加型の地域社会もその性格を変えていった。 ...
❏旧中国における地域社会の特質(02401008)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1990 - 1993
【研究代表者】森 正夫 名古屋大学, 文学部, 教授 (00036641)
【キーワード】地域社会 / 江南デルタ / 地域認識 / 地方志 / 集権的国家権力 (他22件)
【概要】旧中国の地域社会の特質について、初年度以来設定・継承されてきた研究視角-(1)地方志を活用しながらの中国の各時代・地域の個別事象の分析、(2)近代における中国とインド村落・マレーシア移民社会との比較-から、研究代表者・分担者各自による研究をすすめた。とりわけ、本年度は4年間にわたった本研究の最終年度として、昨年度実施した拡大研究会で獲得された基本的視座に基づきながら、各自の分担領域のまとめとしての...
【医歯薬学】社会医学:西洋史都市を含む研究件
❏宗教改革期スイスにおける都市共同体の構造に関する社会史的研究(17K03188)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】野々瀬 浩司 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (20545793)
【キーワード】宗教改革 / 社会史 / スイス / 都市 / 共同体 (他9件)
【概要】宗教改革期における共同体運動に関する研究史を整理し、都市共同体の内部構造や市参事会の役割などの学術的な論点を明らかにし、スイスのシャフハウゼン市の文書館で史料を収集した。2019年5月19日に日本西洋史学会第69回大会で、1525年のシャフハウゼンにおける葡萄栽培者ツンフトの反乱について報告し、ツンフトの内部において団結や共同体意識が比較的弱かったことを指摘した。2019年10月27日に広島史学研...
❏中世ヨーロッパ世界における統治理念と社会制度の比較史的統合の研究(15H03258)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】河原 温 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (70186120)
【キーワード】王権 / 都市 / 統治理念 / 社会制度 / 統合モデル (他13件)
【概要】本研究プロジェクトでは、中世ヨーロッパ諸国(イングランド、フランス、ドイツ、ネーデルラント、チェコ等)と都市を対象に、それぞれの統治理念とそれに対応する社会制度の具体的展開との突合せを通じて、中世ヨーロッパ世界の統合的理解を得ることを目指した。 13名の共同研究者により、それぞれの地域(国家)における世俗国家とカトリック教会の支配理念及び、王国と都市という中世ヨーロッパ社会を構成した中心的な組織の...
❏第三共和政前期のパリにおける同郷集団と選挙についての実証的研究(23520900)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】長井 伸仁 上智大学, 文学部, 准教授 (10322190)
【キーワード】フランス / 移住 / 都市 / 同郷会 / 選挙 (他8件)
【概要】本研究は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてパリでおこなわれた国政および地方選挙において、地方出身者の集団がいかなる役割を果たしたのかを調査したものである。その結果、地方出身でありながら選挙を通じて市政や国政に進む者は多かったが、彼らが選挙において同郷会の積極的な支持を得ることは少なかったことが判明した。これは、地方出身者がパリ社会に統合されていたという近年の見解を確認するものであり、同時に、地...
【医歯薬学】社会医学:歴史都市を含む研究件
❏GISを活用した居住と自然環境との相互関係の解析(16300294)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】小口 高 東京大学, 空間情報科学研究センター, 助教授 (80221852)
【キーワード】自然環境 / 人間活動 / GIS / 人口 / 地形 (他10件)
【概要】本研究では,GIS(地理情報システム)とデジタル空間情報を活用し,居住と自然環境との相互関係を解析した.特に,人口や居住地の分布と標高・傾斜などの地形条件との関係を詳しく検討した.この際には,現在の状況とともに,明治・大正時代を含む過去の状況についても検討した.過去のデータは形式が複雑な場合が多かったため,最初にGISで利用可能なデータベースを構築した.研究対象地域には1)日本全国,2)関東,関西...
❏地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として(14201024)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
【キーワード】ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 (他24件)
【概要】当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行った。研究代表の東は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲル...
【医歯薬学】社会医学:日本史都市を含む研究件
❏前近代東アジアの外交と異文化接触-日明関係を軸とした比較史的考察-(22320118)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】村井 章介 立正大学, 文学部, 教授 (30092349)
【キーワード】遣明使 / 日明関係 / 勘合貿易 / 入明記 / 朝貢 (他14件)
【概要】古代日本の遣唐使に比べて、日本の伝統文化の形成期にあたる室町時代の遣明使に関する研究は少なく、まだ基礎的な部分もおぼろげなままである。 そこで本研究課題において、おもに遣明使の中国での活動に重点を置きながら、歴史学的な基礎研究を行った。具体的には、遣明使となった僧侶の残した入明記を精読し、中国でのフィールドワークと突き合わせ、他国・他地域から中国への朝貢使節との比較も視野に入れながら、遣明使の歴史...
❏日本中世の「大学」における社会連携と教育普及活動に関する研究(20330160)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】高橋 慎一朗 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10242158)
【キーワード】教育史 / 日本史 / 高等教育 / 寺院 / 日本前近代教育史 (他16件)
【概要】日本中世の大寺院が都市・社会とどのように連携し、いかなる教育普及活動を展開したのか?という問題を、一次史料の調査収集のうえに追究し、中世ヨーロッパとの比較の視点を加えつつ考察した。長期にわたって宗教者・学者の再生産機能を果たした大寺院は「大学」としての性質を備えていたが、個々の宗教者・学者の拠る子院・塔頭が主要な教場であり、個人の活動に依拠する点が大きい点で、近代的「大学」とは異なっていた。その反...
❏日米の福祉政策における人種とジェンダー:1960・70年代のコミュニティ政策(06J10088)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】
【キーワード】福祉 / 貧困との戦い / 黒人・アフリカ系アメリカ人 / 在日コリアン / ロスアンジェルス (他16件)
【概要】本年度は、まず(1)博士論文"Contesting Citizenship:Race,Gender,and the Politics of Participation in the U.S.and Japanese Welfare States,1962-1982"(カリフォルニア大学サンディエゴ校歴史学科提出、全330頁)を完成させた。これは、ロスアンジェルスの黒人と川崎の在日コ...
【医歯薬学】社会医学:メデイア都市を含む研究件
❏文学テクストにおける「都市」と「公共圏」(13610679)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】筑和 正格 北海道大学, 言語文化部, 教授 (50002225)
【キーワード】都市 / 公共圏 / コミュニケーション / メディア / エディターシップ論 (他8件)
【概要】本研究は、近代社会における「都市」と「公共圏」の関係を理論的に考察するとともに、その歴史的および具体的な現れ方を、近現代のアジア、アメリカ、ヨーロッパの文学テクストを主たる素材に検証することを目的とした。4年間の研究によって得られた知見は多岐に渡るが、主たるものを幾つかのテーマに分けて挙げておく。(1)「都市」と「公共圏」の原理的な関係性について。「異質なもの」相互の意味変換装置としての「都市」と...
❏近代中国都市芸能に関する基礎的研究(09610462)
【研究テーマ】中国語・中国文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】岡崎 由美 早稲田大学, 文学部, 教授 (50185419)
【キーワード】近代 / 中国 / 都市 / 芸能 / 文学 (他14件)
【概要】本研究は皮影戯と京劇を主な研究対象として、近代中国北方の都市部における芸能の流布状況について調査分析を行ったものである。 本研究のうち、北京皮影戯に関しては、まず演者、演出家、芸能研究者などへの聞き取り調査、及び脚本や劇評などの関連文献資料の分析を行った。 それらを検討することで、北京皮影戯の芸能としての位置付け、そして河北の地方都市と農村との文化交流の実態を、人類学および社会経済学的見地から明ら...
【医歯薬学】社会医学:グローバリゼーション都市を含む研究件
❏18世紀後半以降のイギリスにおけるイングリッシュネス概念の生成に関する文化研究(15320036)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】山本 史郎 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (00145765)
【キーワード】イングリッシュネス / ブリティッシュネス / 帝国主義 / 小英国主義 / コスモポリタニズム (他12件)
【概要】本研究の目的は、後期ヴィクトリア朝からエドワード朝あたりにかけて成立した、田園主義的価値観を基盤としたイングリッシュネスという概念が、どのような歴史的コンテクストのなかで、どのような他の概念(ブリティッシュネス、コスモポリタニズムのような)との関連のなかで生じてきたか、を追跡することをとおして、イングリッシュネス概念の特質を明らかにしようとすることであった。 4年間の研究をとおして確認しえたことは...
❏グローバル化する都市の新たな健康危機に関する研究(14607005)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】高野 健人 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (80126234)
【キーワード】グローバリゼーション / 都市 / 人口集中 / 健康危機 / 危機管理 (他8件)
【概要】グローバル化は社会生活の様々な側面の流動性を高め、金融、経済、情報、高度情報、人口の都市への集中を加速させている。これに伴う急激な社会の高度化、環境変化、都市への人口集中は、従来の手法で蓄積された個別問題対応型の解決手法の適用範囲を超える新たな社会医学的課題を惹起せしめている。つまり海外からもたらされる種々の感染症、食品輸入に伴う食中毒、家畜伝染病、非合法薬物の流入、犯罪の国際化、都市部への人口集...
【医歯薬学】社会医学:東南アジア都市を含む研究件
❏植民地期東南アジアにおける気候変動と社会変容―人文歴史気象学の創成(19H01322)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50634375)
【キーワード】東南アジア / 植民地 / 気候 / 農業 / 治水 (他18件)
【概要】2020年度は海外調査に出ることができずデータの収集に大きな困難があったが、分担者は過去に集めたデータを分析するなどしてそれぞれ研究を進展させた。財城はジャワの日降水量データを分析して、1901-1916年における降雨パターンの季節的特徴を解析した。特に少雨年であった1905年において、既存の全球グリッドデータを使用して事例解析を行うとともに、同データの信頼性を検討した。赤坂は、マニラの気象観測資...
❏ペンテコステ派とパール行商ーサマが経験する21世紀の仕事と祈り(26360001)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 和佳 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90334218)
【キーワード】東南アジア / フィリピン / 生業 / 信仰 / キリスト教 (他13件)
【概要】本研究は、当初フィリピンのダバオ市のサマ(バジャウ)移民を事例に、都市経済への参加浸透とペンテコステ派キリスト教の受容が同時期に進行したことに注目し、人びとが信仰と仕事という2軸のもとにいかに社会生活を再生産しているのか明らかにしようとした。しかし、まさにプロジェクト開始年度4月に調査地が火災で全焼したため、その枠組みを大きく変更し、つぎのことを追究した。1)火災後の復興プロセス(調査地再建、生業...
❏都市に生きるサマの民族誌――生業と信仰をめぐる選択の過程(23510302)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2014
【研究代表者】青山 和佳 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (90334218)
【キーワード】東南アジア / フィリピン / 宗教 / 経済 / キリスト教 (他10件)
【概要】本研究では、平成23年度から4年間に渡り、フィリピンのミンダナオ島ダバオ市の文化的少数者サマ・バジャウ社会を事例に、生業と信仰をめぐる選択の過程について民族誌を作成することを目指した。しかし、実施期間中に災害など予測できなかった出来事が重なり、研究計画を変更せざるを得なかった。ただしこの間、文献調査、過去に収集した資料の整理、火災直後の現地調査の結果などに基づき、論文公刊と口頭報告を行った。また、...
【医歯薬学】薬学:再生都市を含む研究件
❏アジア圏における大学と都市・地域による計画連携手法の構築に関する研究(19560621)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 地域連携 / キャンパス計画 / 都市計画 (他14件)
【概要】本研究は、大学キャンパス計画および都市計画の連携の実態とアジア圏の大学と都市・地域との連携のあり方を明らかにするためにアジア、欧州の大学キャンパス計画関連資料の収集と分析、キャンパス計画関係者および自治体へのヒアリング調査を実施し、これにより、キャンパス計画の内容、計画体制、計画プロセスを把握するとともに大学と都市・地域との計画連携の実態を把握し、アジア圏の大学における大学と都市・地域との連携のあ...
❏地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として(14201024)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
【キーワード】ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 (他24件)
【概要】当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行った。研究代表の東は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲル...
【医歯薬学】看護学:データベース都市を含む研究件
❏近世都市の人口と家族 -飛騨高山の宗門改帳を史料として-(18K02038)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡田 あおい 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (50246005)
【キーワード】人口 / 家族 / 世帯 / 飛騨高山 / 宗門改帳 (他16件)
【概要】本研究の最終的な目標は、近世都市の人口と家族を歴史人口学の手法を用いて解明することである。飛騨高山には約100年間に及ぶ宗門改帳が残存する。この史料は、慶應義塾大学名誉教授故速水融先生がマイクロフィルム化され、この史料を使って千葉大学名誉教授故佐々木陽一郎先生が研究をおこなった。 本研究では、デジタル化された飛騨高山の宗門改帳から基礎シート(BDS)を作成するという、基本的な作業をおこなった。基礎...
❏GISを活用した居住と自然環境との相互関係の解析(16300294)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】小口 高 東京大学, 空間情報科学研究センター, 助教授 (80221852)
【キーワード】自然環境 / 人間活動 / GIS / 人口 / 地形 (他10件)
【概要】本研究では,GIS(地理情報システム)とデジタル空間情報を活用し,居住と自然環境との相互関係を解析した.特に,人口や居住地の分布と標高・傾斜などの地形条件との関係を詳しく検討した.この際には,現在の状況とともに,明治・大正時代を含む過去の状況についても検討した.過去のデータは形式が複雑な場合が多かったため,最初にGISで利用可能なデータベースを構築した.研究対象地域には1)日本全国,2)関東,関西...
【医歯薬学】看護学:連携都市を含む研究件
❏アジア圏における大学と都市・地域による計画連携手法の構築に関する研究(19560621)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 地域連携 / キャンパス計画 / 都市計画 (他14件)
【概要】本研究は、大学キャンパス計画および都市計画の連携の実態とアジア圏の大学と都市・地域との連携のあり方を明らかにするためにアジア、欧州の大学キャンパス計画関連資料の収集と分析、キャンパス計画関係者および自治体へのヒアリング調査を実施し、これにより、キャンパス計画の内容、計画体制、計画プロセスを把握するとともに大学と都市・地域との計画連携の実態を把握し、アジア圏の大学における大学と都市・地域との連携のあ...
❏環境配慮型大学キャンパス・マスタープラン創出における都市政策との連携に関する研究(17560551)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院人間環境学研究院, 講師 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 連携 / マスタープラン / 環境 (他8件)
【概要】研究代表者らは、本研究期間において以下の成果を得た。 1.海外の大学キャンパス・マスタープランの収集と特徴の把握 準備調査において収集した海外の大学キャンパス・マスタープランの構成と記述内容および掲載資料の比較分析により特徴と環境配慮に関する方針や取組みの傾向を明らかにした。 2.米国の自治体による都市計画および環境政策に関する資料の収集と分析 バークレー市、メルセド市、デーピス市、シアトル市、デ...
【医歯薬学】看護学:時間都市を含む研究件
❏東京臨海部を対象とする現代大都市の空間的・時間的構造の社会学的研究(18K02014)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 湾岸 / 大規模開発 / ジェントリフィケーション (他13件)
【概要】本研究は東京臨海部を対象として現代の大都市を、空間的および時間的な構造という点から実証的に解明するとともに、都市の社会学の新たな理論と方法の構築を目指すことを目的として計画され、①東京大都市圏における臨海部の社会的地層・地形・イメージの重層性、②交通・流通のインフラ空間としての東京臨海部の構造、③巨大スケールの空間と施設,社会的意味、を主要な焦点として実証的かつ理論的な調査・研究を行なってきた。 ...
❏東京臨海部における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(15K03883)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】東京 / 臨海部 / 都市 / 空間 / 時間 (他10件)
【概要】本研究は、東京臨海部を具体的な対象として、大都市臨海部の歴史的形成過程とその現状を解明すると共に、グローバリゼーション、消費社会化、情報ネットワーク化を背景とした、臨海副都心計画やオリンピックなどの巨大プロジェクトによるこの地域の変容の動向を社会学的に調査・分析・考察したものである。この研究により、現代都市における社会的諸活動の時間的・空間的編成の過程と構造が、東京臨海部における都市空間とそのイメ...
❏現代都市社会における時間・空間の生産・流通・消費と編成の社会学的研究(24530670)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】若林 幹夫 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40230916)
【キーワード】都市 / 時間 / 空間 / ショッピングセンター / ショッピングモール (他12件)
【概要】本研究は、現代都市社会を時間と空間の社会的生産・流通・消費の形態という点から明らかにすることを目的としている。具体的には、現代日本の大都市とその周辺領域に建設された大規模商業施設(ショッピングセンター及びショッピングモール)を主たる対象として、現代の都市社会において社会的な時間と空間がどのように生み出され、流通し、ストックされ、消費され、編成されるかという点について分析し、それによって現代都市社会...
【医歯薬学】看護学:環境都市を含む研究件
❏植民地期東南アジアにおける気候変動と社会変容―人文歴史気象学の創成(19H01322)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50634375)
【キーワード】東南アジア / 植民地 / 気候 / 農業 / 治水 (他18件)
【概要】2020年度は海外調査に出ることができずデータの収集に大きな困難があったが、分担者は過去に集めたデータを分析するなどしてそれぞれ研究を進展させた。財城はジャワの日降水量データを分析して、1901-1916年における降雨パターンの季節的特徴を解析した。特に少雨年であった1905年において、既存の全球グリッドデータを使用して事例解析を行うとともに、同データの信頼性を検討した。赤坂は、マニラの気象観測資...
❏「生活場所(ビオトープ)」の美学-自然・環境・美的文化(19202005)
【研究テーマ】美学・美術史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】西村 清和 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50108114)
【キーワード】自然 / 芸術 / 美的生活 / 環境 / 日本の芸術 (他8件)
【概要】本研究は従来自然美論、風景論、環境美学、都市美学という評語のもとで考えられてきたさまざまな具体的、個別的諸問題領域を、日常生活の場において企てられたさまざまな美的実践としてとらえなおし、あらたな理論化を目指すものである。具体的には風景、都市景観、森林、公園、庭園、人工地盤、観光、映画ロケ地、遊芸、雨(天候)、清掃アートなど多様な現象をとりあげて分析し、その成果を『日常性の環境美学』(勁草書房、20...
❏アジア圏における大学と都市・地域による計画連携手法の構築に関する研究(19560621)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (20264096)
【キーワード】大学 / 都市 / 地域連携 / キャンパス計画 / 都市計画 (他14件)
【概要】本研究は、大学キャンパス計画および都市計画の連携の実態とアジア圏の大学と都市・地域との連携のあり方を明らかにするためにアジア、欧州の大学キャンパス計画関連資料の収集と分析、キャンパス計画関係者および自治体へのヒアリング調査を実施し、これにより、キャンパス計画の内容、計画体制、計画プロセスを把握するとともに大学と都市・地域との計画連携の実態を把握し、アジア圏の大学における大学と都市・地域との連携のあ...
【医歯薬学】看護学:コミュニケーション都市を含む研究件
❏創造性が持続する安全都市としての復興のための研究(14209006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 持続性 / 都市 / 主体性 / 新体制 (他20件)
【概要】これまでの研究では、機械時代の都市について、安全学の視点から進めてきた。安全の担保は、都市の持続プログラムの有無、特に内発的なコミュニティの創造力が重要となる。これは、免疫の自己組織化過程に似ている。この視点に立つ知恵時代の都市イメージを「土地利用・規模・創造のためのコミュニケーション構造・物質循環システム」で規定し、これを「セルシティ」と呼ぶ。一方、経済的拡大志向を持つ機械時代の都市には免疫的な...
❏文学テクストにおける「都市」と「公共圏」(13610679)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】筑和 正格 北海道大学, 言語文化部, 教授 (50002225)
【キーワード】都市 / 公共圏 / コミュニケーション / メディア / エディターシップ論 (他8件)
【概要】本研究は、近代社会における「都市」と「公共圏」の関係を理論的に考察するとともに、その歴史的および具体的な現れ方を、近現代のアジア、アメリカ、ヨーロッパの文学テクストを主たる素材に検証することを目的とした。4年間の研究によって得られた知見は多岐に渡るが、主たるものを幾つかのテーマに分けて挙げておく。(1)「都市」と「公共圏」の原理的な関係性について。「異質なもの」相互の意味変換装置としての「都市」と...
❏都市の死に関する包括的評価手法の研究(10559004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 都市 / ネットワーク / 免疫 / 自己組織化(ダイナミックプログラミング) (他19件)
【概要】●自己組織化できない免疫不全を呈する機械時代の都市の死:近代都市を経済発展を実現する生産道具とすると、その目的は速度と規模の拡大である。その結果が巨大都市であり、これを機械時代の都市と呼ぶ。情報革命による脱産業化社会の中で、ダイナミックな変革ができない機械時代の都市は、物理的組織的機能不全や社会的放置などの死を迎えようとしている。ここで、姿を変え歴史的に持続する都市の対応構造に注目する必要がある、...
【医歯薬学】看護学:コミュニティ都市を含む研究件
❏発展途上国における都市貧困層のコミュニティ形成に関する国際比較研究(19402006)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】瀬地山 角 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80250398)
【キーワード】都市貧困層 / コミュニティ / 社会ネットワーク / 東アジア / フィリピン (他20件)
【概要】地域別に重要なネットワークを抽出し,発展途上国の都市貧困層のコミュニティ形成の国際比較分析を行い,東アジアでは,近年の社会変動の中で構成単位である家族におけるジェンダー関係の相違が決定的役割を持つのに対して,コロンビアでは,市政府,市議会議員とコミュニティ住民の間のネットワーク・コーディネーションがコミュニティ資源を深化させ,フィリピンでは二者間関係の連鎖が広域コミュニティの形成を促進しているとい...
❏フィリピンにおける慢性的貧困と社会ネットワーク(19402022)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】コミュニティ / 慢性的貧困 / 社会ネットワーク / フィリピン / 社会関係資本 (他17件)
【概要】本研究は,階層間流動化が慢性的貧困を緩和するという作業仮説について,貧困層が有する社会ネットワークの動態に着目し,マニラ首都圏とダバオ市の事例を検討した。その結果,マニラ首都圏の貧困層にあっては,主体的な活動を通して,階層間流動化を促進し得る余地が存在するのに対して,ダバオ市においては,現在までのところ,上位層からのアプローチのみが階層間流動化に貢献できる状況にあることがあきらかになった。 ...
❏日米の福祉政策における人種とジェンダー:1960・70年代のコミュニティ政策(06J10088)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】
【キーワード】福祉 / 貧困との戦い / 黒人・アフリカ系アメリカ人 / 在日コリアン / ロスアンジェルス (他16件)
【概要】本年度は、まず(1)博士論文"Contesting Citizenship:Race,Gender,and the Politics of Participation in the U.S.and Japanese Welfare States,1962-1982"(カリフォルニア大学サンディエゴ校歴史学科提出、全330頁)を完成させた。これは、ロスアンジェルスの黒人と川崎の在日コ...
【医歯薬学】看護学:教育都市を含む研究件
❏18世紀イギリス都市における市民的社交圏の形成-地域社会、消費文化、貧困-(18330075)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】中野 忠 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (90090208)
【キーワード】都市化 / 消費 / 小売商業 / 地域社会 / 社交 (他14件)
【概要】消費文化や印刷文化の浸透を背景とする18世紀のイギリスの都市化は、人々の社会関係のあり方に新しい次元をもたらすとともに、古い制度や組織が担ってきた機能を新たな社会関係資本のネットワークのもとに再編する過程として進行した。都市社会はよりオープンになり、貧困や犯罪は中位層以上の市民が対処すべき社会問題となる一方で、社会的な差異を作り出す新たな力が作用し、参加型の地域社会もその性格を変えていった。 ...
❏近代中国都市芸能に関する基礎的研究(09610462)
【研究テーマ】中国語・中国文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】岡崎 由美 早稲田大学, 文学部, 教授 (50185419)
【キーワード】近代 / 中国 / 都市 / 芸能 / 文学 (他14件)
【概要】本研究は皮影戯と京劇を主な研究対象として、近代中国北方の都市部における芸能の流布状況について調査分析を行ったものである。 本研究のうち、北京皮影戯に関しては、まず演者、演出家、芸能研究者などへの聞き取り調査、及び脚本や劇評などの関連文献資料の分析を行った。 それらを検討することで、北京皮影戯の芸能としての位置付け、そして河北の地方都市と農村との文化交流の実態を、人類学および社会経済学的見地から明ら...
【医歯薬学】看護学:家族都市を含む研究件
❏近世都市の人口と家族 -飛騨高山の宗門改帳を史料として-(18K02038)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡田 あおい 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (50246005)
【キーワード】人口 / 家族 / 世帯 / 飛騨高山 / 宗門改帳 (他16件)
【概要】本研究の最終的な目標は、近世都市の人口と家族を歴史人口学の手法を用いて解明することである。飛騨高山には約100年間に及ぶ宗門改帳が残存する。この史料は、慶應義塾大学名誉教授故速水融先生がマイクロフィルム化され、この史料を使って千葉大学名誉教授故佐々木陽一郎先生が研究をおこなった。 本研究では、デジタル化された飛騨高山の宗門改帳から基礎シート(BDS)を作成するという、基本的な作業をおこなった。基礎...
❏寄進とワクフの国際共同比較研究:アジアから(17H02381)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
【キーワード】寄進 / ワクフ / 都市 / イスラム / 慈善 (他19件)
【概要】自己の財産を他者に寄付・寄進するという行為は、古代から世界の諸地域に広くみられる行為であり、とりわけ中近世の時代に盛行した。本研究では、海外の寄進研究のグループと連携して国際研究集会を開催し、イスラームのワクフを基点としつつ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、南アジア、東南アジア、中国、日本の寄進と比較することによって、その目的、受益者、管理運営、社会的効果の異同を分析した。いずれの地域においても、個...