中世奈良における商人・職人の基礎的研究
【研究分野】日本史
【研究キーワード】
奈良 / 寺院 / 商人 / 職人 / 紙背文書 / 都市
【研究成果の概要】
諸種の史料から奈良や興福寺に関係した商人・職人をかなり網羅的に収集することができ、今後の研究のために貴重な基礎資料を得た。その過程で、福智院家文書中の袋綴じ冊子を解体し、多くの紙背文書を「発掘」して解読した。これらの史料は、本研究のためだけではなく、今後長く日本中世史の解明に有益なものである。さらに、商人・職人と寺社との互酬性的なつながり、門跡の構成員としての側面、室町期の荘園支配のなかでの役割などについていくつかの知見を得た。
【研究代表者】