第三共和政前期のパリにおける同郷集団と選挙についての実証的研究
【研究分野】西洋史
【研究キーワード】
フランス / 移住 / 都市 / 同郷会 / 選挙 / 近代史 / 現代史 / 西洋史
【研究成果の概要】
本研究は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてパリでおこなわれた国政および地方選挙において、地方出身者の集団がいかなる役割を果たしたのかを調査したものである。その結果、地方出身でありながら選挙を通じて市政や国政に進む者は多かったが、彼らが選挙において同郷会の積極的な支持を得ることは少なかったことが判明した。これは、地方出身者がパリ社会に統合されていたという近年の見解を確認するものであり、同時に、地方出身議員の経歴や支持層について、新たな疑問を導き出すものでもある。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)