ローマ帝政後期における都市と文化環境の研究
【研究分野】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究キーワード】
リバニオス / キリスト教 / 初期ビザンツ / 宗教史 / 歴史叙述 / 神殿 / ギリシア修辞学 / 天使 / ローマ帝国 / 受容史 / ユダヤ教 / 古代都市 / 修辞学 / 貴族 / 修道院 / ローマ法 / 地中海 / 地中海世界 / 都市 / 書簡 / アンティオキア / シリア
【研究成果の概要】
本研究は、キリスト教化が進行したローマ帝政後期の東地中海世界において発生した都市空間の変容やギリシア文化の変容の一側面を明らかにすることを目的として、以下の三点に関わる調査をした。第一に、伝統的な多神教の神殿が破壊される社会現象や、新興の天使崇拝のための聖域が帝国内に広まる過程を分析した。第二に、ギリシア弁論家リバニオスの残した著作を基に、当時の有力者層の人的・文化的ネットワークを再構成した。最後に、教会史の歴史叙述の目的や、歴史人物像の時代を超えた受容経緯についての考察を加えた。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)