環境配慮型大学キャンパス・マスタープラン創出における都市政策との連携に関する研究
【研究分野】都市計画・建築計画
【研究キーワード】
大学 / 都市 / 連携 / マスタープラン / 環境 / キャンパス / フレームワークプラン / 都市政策
【研究成果の概要】
研究代表者らは、本研究期間において以下の成果を得た。
1.海外の大学キャンパス・マスタープランの収集と特徴の把握
準備調査において収集した海外の大学キャンパス・マスタープランの構成と記述内容および掲載資料の比較分析により特徴と環境配慮に関する方針や取組みの傾向を明らかにした。
2.米国の自治体による都市計画および環境政策に関する資料の収集と分析
バークレー市、メルセド市、デーピス市、シアトル市、デンバー市、アムハースト、ブラックスバーグ市が策定した都市計画関連資料を収集し整理した。
3.国内の大学キャンパス計画書の特徴把握
国内の大学によるキャンバス計画書の構成と記述内容の比較分析によりその特徴を明らかにした。
4.国内の大学におけるキャンパス計画に対する意識と実態把握
国内の大学におけるキャンバス計画について、アンケート調査およびヒアリング調査をもとに計画組織の位置付けや構成、地域と連携に関する意識や活動実態について把握した。
5.国内の都市計画資料の収集と分析による大学と地域社会との連携の把握
都市計画関連資料(総合計画および都市マスタープラン)の収集と比較分析により、大学との連携に関する計画内容や政策を整理し、連携の可能性について考察を加えた。
6.欧米の大学および自治体等の連携と環境配慮の実態把握
初年度は、ケンブリッジ大学(英国)、ライデン大学、ユトレヒト大学(以上、オランダ)、コロンビア大学、ペンシルバニア大学、イエール大学、ハーバード大学、マサチューセッッ工科大学(以上、米国)および隣接する自治体、最終年度では、ロンドン・サウスバンク大学、エセックス大学,イングランド高等教育財政カウンシル(HEFCE)、ブラッドフォード大学(以上、英国).クイーンマーガレット大学(スコットランド)および隣接する自治体へのヒアリング調査を実施し、大学と都市との連携、環境に対する取組みに関する最新情報を入手し整理した。
7.環境配慮型大学キャンパス・マスタープランの創出プロセスモデルの提示
前述の調査および分析作業をもとに、環境配慮型大学キャンパス・マスタープランの創出プロセスモデルを提示した。
8.研究成果の発信
以上の研究成果について論文を作成・投稿し、14報(後頁参照)が各種論文集に掲載された。
【研究代表者】