近世遊廓の構造とその社会的基盤
【研究分野】日本史
【研究キーワード】
新吉原遊廓 / 芸娼妓解放令 / 遊女 / 江戸 / 近代化 / 身分 / 社会的結合 / ジェンダー / 遊廓 / 吉原細見 / 寺社名目金貸付 / 都市 / 寺社名目金貸附 / 豪農
【研究成果の概要】
本研究は、城下町江戸における新吉原遊廓の構造とその変化を、ジェンダーと都市の視点から動態的に明らかにするものである。遊廓内部では、役と特権に支えられた遊女屋が、私的契約と公的身分システムによって苛酷な待遇におかれた数千の遊女を支配していた。本研究では、そのような遊女屋と遊女との対抗的関係に注目し、遊女の抵抗が遊廓をめぐる社会を揺るがしていくことを指摘した。さらに、明治維新の身分制解体政策のなかで、遊廓についても身分制の解体政策がとられ、遊廓の近代化が進められる。以上より、本研究は、遊廓・買売春研究におけるジェンダーと都市という視点の重要性を主張するものである。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
牧原 成征 | 東京大学 | 人文社会系研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)