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研究分野:医歯薬学 に関係する研究一覧:193件
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発表日:2026年5月12日 この記事は2026年5月26日号以降に掲載されます。
1
血液検査で分かる栄養不足と疲労のつながり
~健康な日本人約600人を対象に調査~
この記事は2026年5月26日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月11日 この記事は2026年5月25日号以降に掲載されます。
2
コンパクトシティ政策、小規模自治体で福祉負担増リスク
-全国自治体データから政策への短期的影響を分析-
この記事は2026年5月25日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月7日 この記事は2026年5月21日号以降に掲載されます。
3
数の知覚は直前の刺激に左右される
~視覚と聴覚をまたぐ系列依存性を検証~
この記事は2026年5月21日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年4月28日
4
フォトンアップコンバージョン用の新規分子を開発
~太陽電池や光触媒への応用が期待~
本研究グループは、三重項–三重項消滅(TTA)※1を利用したフォトンアップコンバージョン(PUC)※2を弱い励起光照射条件でも高効率で実現できる三重項エネルギーアクセプター分子「TP-An」を新たに開発しました。TP-Anは、高い蛍光量子収率※3と長い励起三重項状態※4の寿命を示し、光触媒や光化学反応の光源などへの応用が期待されます。本研究成果は、2026年4月6日に国際学術誌「Journal of the Physical Chemistry Letters」にオンライン掲載されま...
キーワード:高エネルギー/対称性/スペクトル/近赤外/太陽/光触媒反応/分子構造/芳香族/励起状態/アントラセン/ジエン/ブタジエン/蛍光スペクトル/光化学/触媒反応/芳香族分子/太陽光/有機分子/波長変換/トルエン/持続可能/光照射/持続可能な開発/太陽光発電/光触媒/太陽電池/電池/マイクロ/レーザー/分子デザイン/エネルギー変換/アップコンバージョン/寿命/ポルフィリン/分子設計
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年4月24日
5
“おにクル”を中心にウォーカブルな中心市街地へ
~文化・子育て複合施設の開館効果を検証~
本研究グループは、大阪府茨木市の中心市街地に2023年に開業した文化・子育て複合施設「おにクル※1」を事例に、GPSの人流ビッグデータ※2を用いて、複合施設の開業が周辺エリアにおける市民の滞在行動に与える影響を分析しました。その結果、おにクルを利用した市民グループは、茨木市中心市街地における週あたりの滞在回数※3が有意に増加したことが明らかになりました。一方で滞在密度の増加は、中心部全体に均一に広がるのではなく、特定のエリアに選択的に集中していることが確認されました。本研究成果は、2026年4月3日に国際学術誌...
キーワード:マッチング/アルゴリズム/位置情報/因果効果/傾向スコア/匿名化/ホットスポット/施設配置/持続可能/人口減少/中心市街地/複合化/持続可能な開発/社会実験/都市デザイン/都市計画/都市構造/市民活動/少子高齢化/スマートフォン/高齢化/子育て/子育て支援
他の関係分野:情報学数物系科学工学農学
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発表日:2026年4月24日
6
最古のタコは巨大な頂点捕食者だった
~捕食の痕跡とAIが解読する古代海洋の捕食関係~
北海道大学大学院理学研究院の伊庭靖弘准教授、同大学大学院理学研究院の池上 森学術研究員、同大学大学院理学院博士課程の杉浦寛大氏、ルール大学のヨーク・ムッターローゼ教授、高輝度光科学研究センターの竹田裕介研究員、モルゲンロット株式会社のメフメト・オグズ・デリン氏、同社の原田隆宏博士、大阪公立大学大学院理学研究科の久保田彩講師、新潟大学脳研究所の田井中一貴教授、中央大学の西田治文名誉教授の研究グループは、大規模3Dデータを可視化可能にするAIモデルを開発し、約1億~7,200万年前(白亜紀後期)のタコ類の顎化石を解析することで、体サイズ及び生態を詳細に復元しました。従来の研究では、過去約...
キーワード:3Dデータ/人工知能(AI)/海洋/白亜紀/脊椎動物/持続可能/持続可能な開発/生態系/無脊椎動物/脊椎
他の関係分野:情報学環境学数物系科学生物学工学農学
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発表日:2026年4月23日
7
超音速で渦が崩れる現象の一端を解明
~次世代超音速旅客機の設計に貢献~
音速を超える超音速における渦崩壊※1という現象の発生については、これまでほとんど何も分かっていませんでした。本研究では、超音速流中での渦崩壊の有無を運動エネルギーと内部エネルギーの大小から判断できることを発見しました。今後、超音速旅客機のデルタ翼で生じる渦崩壊現象の解明や、渦崩壊による機体の空力的不安定を予防する対策を検討するうえで、重要な知見になることが期待できます。本研究成果は、2026年3月30日に国際学術誌「Journal of Fluid Mechanics」にオンライン掲載されました。...
キーワード:デルタ/衝撃波/数値シミュレーション/旋回流/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/流体力/流体力学/妥当性
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
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発表日:2026年4月23日
8
飲み込み型医療機器の通信性能を大幅向上
~生体内通信を支える新技術を開発~
本研究グループは、飲み込み型医療機器からの生体通信で、利用がこれまで難しいとされていた超広帯域通信(UWB: Ultra WideBand)※1の実現可能性を大幅に高める技術の開発に成功しました。今後普及が期待される生体内医療機器の導入を後押しし、新たな医療技術の実用化に大きく寄与すると期待されます。本研究成果は、2026年1月21日に国際学術誌「Scientific Reports」にオンライン掲載されました。発表のポイント低侵襲な飲み込み型医療デバイスの普及を阻んでいた、生体内無線通信の課題を克服。強い電波を利用するこ...
キーワード:MIMO/通信品質/通信方式/無線通信/アンテナ/情報学/医療機器/広帯域/高周波/持続可能/持続可能な開発/周波数/分解能/生体内/内視鏡/スマートフォン/ヘルスケア/低侵襲
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学総合生物
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発表日:2026年4月21日
9
脆弱性骨折や転倒に関連する生活習慣因子を特定
~大阪在住高齢者4,967人の大規模調査で明らかに~
本研究グループは、大阪府在住の高齢者4,967名を対象にアンケート調査を実施し、脆弱性骨折や転倒に関連する因子を明らかにしました。また、身体活動は脆弱性骨折や転倒とは関連を示さなかった一方で、健康関連QOL(生活の質)の向上に有意に寄与することが確認されました。本研究成果は、2026年3月24日に国際学術誌「BMC Geriatrics」にオンライン掲載されました。発表のポイント脆弱性骨折や転倒は、「複数の薬を同時...
キーワード:身体活動/身体活動量/脆弱性/因果関係/持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/整形外科学/骨折/寿命/健康寿命/高齢化/高齢者/縦断研究/睡眠/生活の質/地域在住高齢者/転倒予防
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学
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発表日:2026年4月18日
10
肝線維化の新たな治療標的を発見
~最先端の解析技術で凍結組織からSEMA4DとLMCD1を特定~
本研究グループは、Single-cell Fixed RNA Profiling (FLEX)※1という最新技術を用い、マウスの凍結肝臓組織から約38,000個の細胞を解析した結果、タンパク質SEMA4D※2およびLMCD1※3が肝線維化を促進する重要な因子であることを特定しました。また、SEMA4Dを阻害する抗体を投与することで、肝線維化が改善することを実証しました。本研究成果は、2026年2月11日に国際学術誌「JHEP Reports」にオンライン掲載されました。発表のポイント従来...
キーワード:アミド/持続可能/持続可能な開発/一細胞/ビタミン/肝線維化/肝炎/C型肝炎/セマフォリン/遺伝子解析/肝がん/肝硬変/治療標的/アルコール/モデルマウス/凍結保存/RNA/コラーゲン/ビタミンA/ファージ/マウス/マクロファージ/肝細胞/抗酸化/抗酸化作用/受容体/創薬/転写因子/免疫細胞/ウイルス/遺伝子/遺伝子発現/抗体/脂肪肝/線維化
他の関係分野:化学工学総合生物
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発表日:2026年4月16日
11
組織侵襲性細菌が組織を壊す仕組みを解明!
~移植再生医療に応用の可能性~
岡山大学の松下治名誉教授と岡山大学学術研究院医歯薬学域の武部克希助教(研究当時。現:北海道大学講師)、大阪大学大学院薬学研究科の河原一樹助教(研究当時。現:大阪公立大学大学院創薬科学研究科講師)ら、愛媛県立医療技術大学の美間健彦教授、早稲田大学の小出隆規教授ら、米国アーカンソー大学のジョシュア・サコン(Joshua Sakon)教授らの国際共同研究グループは、組織侵襲性細菌がコラーゲン分解酵素によりコラーゲンを連続的に切断する仕組みを解明しました。この研究成果は4月2日、英国の総合科学誌「Nature Communications」にResearch Articleとして掲載されました...
キーワード:移植医療/持続可能/持続可能な開発/生体内/感染機構/インスリン分泌/膵臓/膵島/インスリン/コラーゲン/再生医療/創薬/遺伝子/細菌/糖尿病
他の関係分野:複合領域工学総合生物農学
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発表日:2026年4月15日
12
工学研究科 許 岩教授らの論文が「Biomacromolecules」誌の表紙に採用
大阪公立大学大学院工学研究科 許 岩教授らの研究グループと東京大学 高井 まどか教授らの研究グループとの共同研究による論文「Molecular Permeability Behavior and Catalytic Effectiveness in Zwitterionic Polymer Hydrogel-Enzyme Hybrid Nanocarrier」が、米国化学会(ACS)が刊行する国際学術誌「Biomacromolecules」に掲載され、同誌2026年3月号の表紙を飾りました。本研究では、次世代の酵素リアクターとして注目される「酵素封入ナノゲル」を用い、カプセル内部の環...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/システム工学/ナノサイズ/化学工学/酵素反応/DDS
他の関係分野:工学
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発表日:2026年4月15日
13
犬・猫の肺リンパ腫における特徴的なCT所見を明らかに
本研究グループは、犬や猫の肺リンパ腫におけるCT所見の特徴を明らかにするため、2015年から2024年の間に肺病変が疑われる犬や猫のCT画像を解析しました。その結果、肺リンパ腫は輪郭が明瞭で、造影剤によって均一に染まり、病変内部にエアブロンコグラムや明確な肺血管が描出される特徴を示すことが明らかになりました。本研究成果は、2026年4月7日に国際学術誌「Veterinary Medicine and Science」にオンライン掲載されました。発表のポイント肺リンパ腫症例(犬1例、猫2例)を解析した結果、リンパ腫の輪郭が明瞭で均一に造影され、明確なエアブ...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/リンパ腫/獣医学/computed tomography/合併症/肉腫/CT画像/B細胞/造影剤/化学療法/手術/非侵襲
他の関係分野:工学農学
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発表日:2026年4月13日
14
致死性脳炎を引き起こすボルナ病ウイルス1 型の基本構造を解明
核タンパク質とRNA の立体構造を初めて可視化
ボルナ病ウイルス1型(BoDV-1)は、ヒトや動物の命に関わる重い脳炎を引き起こすことがあるウイルスです。このウイルスは、エボラウイルスや麻疹ウイルス、狂犬病ウイルスなど、世界的に重要な感染症を引き起こすウイルスと同じ「モノネガウイルス目」と呼ばれるグループに属しています。こうしたウイルスでは、遺伝情報であるRNAと、それを包む核タンパク質が結合した複合体が、ウイルスが増殖するための鍵となっています。しかし、ボルナウイルス科では、この複合体がどのような形をしているのか、長年にわたって解明されていませんでした。今回、クライオ電子顕微鏡法を用いた構造解析により、BoDV-1の核タンパク質-...
キーワード:遺伝情報/持続可能/持続可能な開発/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/獣医学/クライオ電子顕微鏡/麻疹ウイルス/歯学/RNA/立体構造/ウイルス/感染症
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2026年4月10日
15
速い動きを生む鍵、“腰の可動性”が決め手と判明
本研究グループは、高校サッカー部員を対象に、90°片脚腿上げ動作時の腰椎骨盤帯の運動量をIMU (Inertial Measurement Unit :慣性計測装置)※で計測しました。下肢の運動範囲・速度を標準化し、総運動量として算出することで、下肢運動速度と腰椎骨盤帯運動量の関係を直接検証しました。その結果、高速条件で回旋・屈伸ともに運動量が増大し、サッカーに必要な速い下肢動作には腰の可動性が重要であることが示されました。本研究成果は、2026年2月5日に国際学術誌「Sports」にオンライン掲載されました。発表のポイント...
キーワード:加速度計/持続可能/持続可能な開発/センサー/サッカー/スポーツ/トレーニング/パフォーマンス/身体機能/リハビリ/リハビリテーション/標準化
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2026年4月9日
16
経済の自動化を測定する新手法を提示
~産業間比較や経済効果を明らかにすることが可能に~
近年AIやロボット技術の進展により、さまざまな場面で「自動化」が急速に進んでいます。しかし、経済全体でどの程度のタスクが自動化されているかを測定する手法はこれまで十分に確立されていませんでした。本研究グループは、標準的な経済データのみを用いて、自動化度合いを測定できる新たな理論的手法を提示しました。本手法は今後、産業間比較や国際比較、AI導入による経済効果の評価などにも活用が期待されます。本研究成果は、2026年3月24日に国際学術誌「Journal of Economic Growth」にオンライン掲載されました。発表のポイント経済全体の「自動化...
キーワード:タスク/人工知能(AI)/経済理論/持続可能/持続可能な開発/ロボット/自動化/経済成長/少子高齢化/パフォーマンス/高齢化
他の関係分野:情報学環境学工学農学
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発表日:2026年4月6日
17
⿂の“助け合い⼦育て”は何度も進化していた
―アフリカの古代湖シクリッドで⼩型化と少産化が社会の複雑性に関与―
協同繁殖とは、親以外の個体も子育てに参加し、グループで生活する社会システムのことです。協同繁殖は鳥類や哺乳類でよく研究されていますが、魚類での種間比較研究は限られており、どのような条件で進化するのかはよく分かっていませんでした。京都大学 白眉センター(大学院理学研究科 動物生態学研究室兼任)佐藤 駿 特定助教と大阪公立大学大学院理学研究科 奥野 聖也 助教を中心とした研究チームは、アフリカの古代湖であるタンガニイカ湖に生息するランプロログス族シクリッド73種を対象に、最新の系統樹と野外・文献データを用いた系統種間比較解析を行いました。その結果、協同繁殖は単一の祖先から一度だけ生じたのではなく、...
キーワード:社会システム/複雑性/シクリッド/系統樹/持続可能/持続可能な開発/哺乳類/比較研究/生態学/子育て
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2026年4月2日
18
アルケンと水からアルコールを合成
-銅と光を用いたクリーンな合成手法の開発に成功-
大阪公立大学大学院工学研究科の松井康哲准教授、池田浩教授の研究グループは、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(工)の奥直樹助教(特任)、山崎賢助教、三浦智也教授、同大学院環境生命自然科学研究科の福家啓仁大学院生(当時)、桝井里花子大学院生らの研究グループと合同で、光エネルギーを活用して、アルケン※1と水からアルコールを合成する新たな手法の開発に成功しました。アルコールの工業的需要は高まり続けており、その簡便で経済的な合成手法の開発が求められています。安価で入手容易なアルケンと水から、目的のアルコールを直接合成できれば魅力的な化学変換ですが、その実現には反応性の...
キーワード:光エネルギー/芳香族/機能性分子/高分子/有機合成化学/有機分子/イリジウム/酸触媒/可視光/持続可能/光照射/持続可能な開発/水和反応/光触媒/プラスチック/高分子材料/水素原子/機能性/アルケン/APC/アルコール/ルテニウム/官能基/合成化学/分子変換/有機合成
他の関係分野:環境学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年3月31日
19
松果体と眼からの光情報が脳内で一つに
~ゼブラフィッシュを用いて統合の仕組みを解明~
本研究グループは、ゼブラフィッシュの稚魚において、松果体で生じた色の情報が神経節細胞※を通じて脳の被蓋(ひがい)という領域へ伝わることを明らかにしました。さらに、この仕組みが光の波長変化に応じて稚魚が上下に泳ぐという、眼の色覚が関与する行動の決定に関わることを発見しました。本研究結果は、松果体からの色情報と眼からの光情報が脳内で統合され、光に応じた行動を生み出す仕組みを解き明かす重要な手がかりになると考えられます。本研究成果は、国際学術誌「PNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences of the U...
キーワード:視覚情報/ピノプシン/光受容/光受容タンパク質/光生物/松果体/両生類/爬虫類/オプシン/脊椎動物/可視光/持続可能/持続可能な開発/光刺激/神経活動/行動解析/哺乳類/カルシウムイメージング/脊椎/カルシウム/神経回路/神経細胞/網膜/遺伝子
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月28日
20
プラスチック由来物質の悪影響から精子を守る
~乳酸菌由来素材が精子機能障害を軽減する可能性~
本研究グループは、プラスチック原料などに用いられるビスフェノールA(Bisphenol A: BPA)※1が引き起こす精子機能障害に対し、乳酸菌由来素材『FK-23※2』が与える影響についてラットを用いて検証しました。その結果、FK-23はBPA曝露によって低下した精子の運動性を改善し、生殖機能に悪影響を及ぼす脂質過酸化の増加を抑制することが明らかになりました。本研究成果は、2026年2月18日に国際学術誌「Journal of Functional Foods」 にオンライン掲載されました。...
キーワード:化学物質/生殖/樹脂/持続可能/持続可能な開発/エポキシ樹脂/プラスチック/熱処理/免疫調節/機能性/食品機能/食品成分/プロバイオティクス/フェノール/精巣/男性不妊/ホルモン/生理機能/腸内環境/ビスフェノールA/ラット/抗酸化/抗酸化作用/精子/内分泌/ストレス/酸化ストレス/脂質
他の関係分野:環境学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月26日
21
環境にやさしい機能性材料の開発コストを削減
~海洋分解性プラスチックの基盤材料の新たな合成法を開発~
海底などで分解可能な還元分解性高分子として、主鎖の繰り返し単位にジスルフィド結合を含む高分子であるポリジスルフィドが注目されています。本研究グループは、重合※1に用いるモノマー※2のN-(2-オキソテトラヒドロチオフェン-3-イル)-3-(ピリジン-2-イルジスルファニル)プロパンアミド(以降、PDTL)を開発。このPDTLをさまざまなアミン化合物と反応させることで、任意の側鎖構造をもつポリジスルフィドを合成できる新たなドミノ重合法※3を確立しました。これにより、機能性材料の開発時間やコストの削減が期待できます。...
キーワード:最適化/環境変化/マイクロプラスチック/海洋/磁気共鳴/水溶液/イオン化/TOF/スペクトル/共重合体/アミド/アンモニア/エステル/スルフィド/チオフェン/ピリジン/ポリエステル/開環重合/環化付加反応/共重合/高分子/高分子反応/重縮合/生分解性プラスチック/耐熱性/エンドソーム/ジスルフィド結合/質量分析/アミン/カルボン酸/生分解/キャリア/物性制御/持続可能/持続可能な開発/コーティング/プラスチック/ポリマー/マイクロ/リサイクル/レーザー/引張強度/環境負荷/環境問題/機能性材料/生分解性/機能性/物質循環/プロトン/アルコール/DDS/核磁気共鳴/官能基/重合反応/付加反応/分子設計
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学化学生物学総合理工工学農学
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発表日:2026年3月26日
22
メダカの排卵のタイミングは環境で変わる
~実験室と野外の比較で見えた繁殖リズム~
本研究グループは、実験室環境と屋外に水槽を設置した野外に近い環境における、メダカの排卵のタイミングを比較しました。各環境において4日間で144匹のメスを調べた結果、野外に近い環境のメダカは、実験室より約3.5時間早く排卵していることが分かりました。本研究成果は、2026年3月4日に総合科学の国際学術誌「Royal Society Open Science」にオンライン掲載されました。発表のポイント実験室環境では、一般的なメダカの飼育条件である人工照明を14時間点灯・10時間消灯、水温を26℃に設定して、メダカを飼育した。野外に近い環境では、メダカの繁殖...
キーワード:実験計画/持続可能/持続可能な開発/モデル生物/実験動物/TEMPO/生態学/排卵/卵巣/生理機能/発生学/イミン/マウス/遺伝学
他の関係分野:数物系科学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月25日
23
慢性腎臓病患者の運動実践に課題
~フレイルが運動実践を阻む要因であることを確認~
本研究グループは、全国の慢性腎臓病患者285人に対して運動の重要性に対する認識や情報源、医療者からの運動指導の状況を把握するとともに、基本チェックリストを用いてフレイルの有無を調査しました。その結果、運動の重要性の周知は進んできている一方で、食事管理ほどは十分に浸透していないことがわかりました。また運動指導を受けても約3人に1人は十分に実行できておらず、特にフレイルを有する患者では、運動を実践しにくい傾向が示されました。本研究成果は、2026年2月26日に国際学術誌「BMC Nephrology」にオンライン掲載されました。発表のポイント慢性腎臓病患者を...
キーワード:インターネット/オープンアクセス/身体活動/持続可能/地域資源/持続可能な開発/制度設計/腎臓病/日常生活/リハビリ/理学療法/腎機能/腎臓/チェックリスト/フレイル/リハビリテーション/医師/慢性疾患/慢性腎臓病
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2026年3月25日
24
奪った葉緑体に自前の部品を送り込んで光合成する
~ 宿主タンパク質が外来オルガネラ内で機能する「分子キメラ」の実証 ~
ラパザは、緑藻から奪った借り物の葉緑体で光合成して生きる、単細胞の真核生物です。葉緑体のはたらきには多くのタンパク質の「部品」が必要で、多くは核の遺伝情報から作られます。福井工業大学の柏山祐一郎教授と大阪公立大学の中澤昌美講師らを中心とした共同研究チームは、外来葉緑体の内部に宿主(ラパザ)のタンパク質が送り込まれてはたらくことを、生化学的検出と細胞内観察で実証しました。さらに遺伝子操作により宿主の光合成関連タンパク質遺伝子をノックアウトすると、光合成機能が低下し、宿主タンパク質が実際に外来の葉緑体を動かす「部品」になっていることが裏づけられました。これは、外来葉緑体の取込みによる「構造レベルの...
キーワード:オルガネラ/遺伝情報/光合成/葉緑体/持続可能/持続可能な開発/二酸化炭素/ルビスコ/キメラ/遺伝子操作/実験モデル/コミュニケーション/遺伝子
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2026年3月25日
25
自然妊娠の可能性予測に新たな指標
~後天的性染色体の喪失と不妊の関連を解明~
本研究グループは、女性の性染色体のうちX染色体の1本が失われた状態のLoss of X chromosome(LOX)と不妊症の関連を検証しました。その結果、不妊症の患者は白血球中のLOX細胞の割合が有意に高いことが明らかになりました。本研究成果により、従来の自然妊娠の可能性を測る指標にLOXの数値を組み合わせることで、より正確に自然妊娠の可能性を予測できるようになることが期待できます。本研究成果は、2026年2月18日に国際学術誌「Reproductive BioMedicine Online」にオンライン掲載されました。...
キーワード:クラウド/PCR法/性染色体/持続可能/持続可能な開発/子宮/受精/染色体/体外受精/不妊症/卵管/卵子/卵巣/ホルモン/心臓/白血球/骨髄/PCR/急性骨髄性白血病/血液/白血病/遺伝子/遺伝子変異/加齢/糖尿病/妊娠/認知症
他の関係分野:情報学生物学工学
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発表日:2026年3月19日
26
出血性肺炎の治療薬選択の拡大に向けて
~新規抗菌薬セフィデロコルの効果を検証~
本研究では、多剤耐性菌であるStenotrophomonas maltophilia※(ステノトロホモナス・マルトフィリア、以下S. maltophilia)が引き起こす重症の出血性肺炎を起こしたマウスに、新しい抗菌薬セフィデロコル(CFDC)、または従来使用されているレボフロキサシン(LVFX)を投与し、それぞれが及ぼす効果を検証しました。その結果、両抗菌薬とも生存率を改善する効果が認められました。本研究成果は、2026年1月30日に国際学術誌「Antimicrobial Agents and Chemotherapy」にオ...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/抵抗性/動物モデル/心臓/マウス/血液/抗菌薬/多剤耐性/多剤耐性菌/化学療法/感染症/細菌/薬剤耐性
他の関係分野:工学農学
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発表日:2026年3月17日
27
外来種の植物を食べたチョウはモテなくなる?繁殖における外来植物の予期せぬ影響を解明
本研究グループは、準絶滅危惧のチョウであるクロツバメシジミのメスが、幼虫期に外来植物を食べて育った場合、成虫の翅(はね)の反射スペクトル※1が変化し、野外のオスから交尾相手として好まれなくなることを明らかにしました。これは、外来植物がチョウの生存に直接的な影響を与えないとしても、視覚的なシグナルを変化させることで間接的に繁殖に悪影響を与える可能性があるという証拠を提供するものです。本研究成果は、2026年3月10日に国際学術誌「Basic and Applied Ecology」に正式版としてオンライン掲載されました。発表のポイント幼...
キーワード:外来種/反射スペクトル/スペクトル/フェロモン/生存戦略/可視光/持続可能/紫外線/持続可能な開発/配偶行動/生態系/昆虫類/寿命
他の関係分野:環境学数物系科学生物学工学農学
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発表日:2026年3月17日
28
半導体基板上で非鉛圧電体の性能向上を実証
~汎用成膜法で多数の条件を同時に評価し実現~
圧電材料は力を加えると電気が生じ、電気を加えると形が変わる性質を持つ材料で、圧力センサーやイヤホンなどに広く用いられています。鉛を使用しない圧電材料として注目されるビスマス鉄酸化物(BiFeO3、BFO)※1は、圧縮の力により圧電性能が向上することが報告されていましたが、この効果は実用的な半導体基板上では適用が難しいと考えられていました。本研究グループは、引張ひずみ※2を積極的に利用するという発想により、半導体基板上でもBFOの構造相転移※3...
キーワード:ウェアラブル/ウェアラブルデバイス/モノのインターネット(IoT)/最適化/結晶格子/パルス/ビスマス/物質科学/ジルコン/広帯域/高周波/相転移/多結晶/圧電性/シリコンウエハ/融点/スパッタ法/圧力センサー/電子デバイス/誘電率/機械的特性/持続可能/加速度センサー/材料特性/持続可能な開発/半導体産業/エピタキシャル/エピタキシャル薄膜/チタン/圧電材料/圧電体/機械的性質/構造相転移/単結晶/電池/MEMS/PZT/シリコン/スマートセンサー/センサー/ひずみ/環境負荷/酸化物/熱膨張/半導体/力センサー/結晶構造/微小環境/寿命/スマートフォン
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学農学
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発表日:2026年3月12日
29
高齢者の歩行リハビリを安全に、より楽しく
~複合現実(MR)を用いたトレッドミル歩行の安全性を検証~
本研究グループは、高齢者を対象に現実の景色を見ながらその上にデジタル映像や情報を重ねて表示する技術『複合現実(Mixed Reality:MR)』を用いたトレッドミル歩行の安全性について検証しました。その結果、MRを用いた歩行でも転倒や体調不良は認められず、安全に実施できることが確認されました。さらに、通常の歩行と同程度の運動強度でありながら、通常の歩行よりも楽しさを感じることができることも示されました。本研究成果は、2026年2月16日に国際学術誌「Disability and Rehabilitation: Assistive Technology 」にオンライン掲載されました。...
キーワード:情報学/歩行運動/持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/トレッドミル/身体機能/リハビリ/リハビリテーション/介護予防/健康長寿/高齢者/転倒予防
他の関係分野:情報学生物学工学
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発表日:2026年3月11日
30
障害者アイデンティティ形成の鍵を解明
―社会参加と交流が認識変化をもたらすことを確認―
障害者アイデンティティは、障がい者集団への帰属意識や貢献を含む概念であり、心理学、社会学、文化人類学などの学際的な領域で研究されています。しかし、一般的なアイデンティティに関する研究と比較すると、その知見は相対的に乏しいといえます。大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の田垣 正晋教授は、3人の身体障がい者へインタビュー調査を実施し、その語りについて線径路等至点モデルを用いて分析し、障害者アイデンティティの形成過程を、長期的視点から明らかにしました。その結果、対象者はケア体制の構築、周囲からの視線、学校教育など、日常生活においてさまざまな困難を経験していることが分かりました...
キーワード:福祉サービス/人類学/アイデンティティ/持続可能/持続可能な開発/文化人類学/法制度/ライフコース/障害者/日常生活/インタビュー調査
他の関係分野:複合領域生物学工学
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発表日:2026年3月10日
31
「疲れに効く」成分イミダゾールジペプチド
~酸化されると血中での安定性と抗酸化力が向上~
ヒトの体内で作られるイミダゾールジペプチド(IDPs)※1は、抗酸化作用を持つことが知られています。しかし、その一種であるカルノシンは、ヒト血清中でカルノシナーゼ※2という酵素により、速やかに分解されるため、疫病予防への応用が難しいという課題があります。本研究グループは、先行研究においてIDPsの酸化誘導体『2-オキソIDPs』を世界で初めて発見しました。この成分は、非常に強い抗酸化作用を持つことがわかっている一方で、体内でどのように働くのかは明らかになっていませんでした。そこで本研究では、ヒト血清中におけるIDPsおよび2-オキソIDPs...
キーワード:質量分析法/脊椎動物/質量分析/持続可能/持続可能な開発/生体内/機能性/機能性食品/血清/動物モデル/骨格筋/脊椎/アミノ酸/マウス/モデル動物/抗酸化/抗酸化作用/酸化反応/生理活性/創薬/誘導体/認知症
他の関係分野:数物系科学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年3月9日
32
胃潰瘍・胃がんを引き起こす原因菌か
~ピロリ菌とは異なる新種細菌を特定~
オーストラリアの医師が、ピロリ菌陽性の日本人女性患者の胃がんが発生しやすくなっている組織から、ピロリ菌とは異なる細菌を2010年に分離し、その解明が望まれていました。本研究グループは、本菌がStreptococcus(ストレプトコッカス)属の新菌種であることを明らかにし、運動性が見られることからStreptococcus mobilis(ストレプトコッカス モビリス)と命名しました。本研究成果は、2026年1月12日に微生物分類学の分野で非常に権威のある国際学術誌「International Journal of Systematic ...
キーワード:塩基配列/系統樹/持続可能/持続可能な開発/ゲノム配列/獣医学/微生物/前がん病変/Helicobacter pylori/がん患者/ゲノム/胃がん/医師/感染症/細菌
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2026年3月6日
33
精度と公平性を考慮したAIモデルを設計
~現実世界の曖昧さを反映した意思決定が可能に~
本研究グループは、進化型多目的最適化※1に基づく機械学習手法を用いて、精度と公平性のトレードオフを考慮したファジィシステム※2を設計し、解析を行った結果、ファジィシステムが本質的に解釈可能かつ公平なAIとして有用である可能性を示唆しました。また、内部機構の解析により、最適化過程において精度と公平性のトレードオフが形成されるメカニズムの理解に寄与する知見を明らかにしました。本研究成果は、2025年12月22日に国際学術誌「IEEE Transactions on Fuzzy Systems」にオンライン掲載されました。...
キーワード:AI/機械学習/最適化/自然言語/情報学/進化計算/人工知能(AI)/多目的最適化/数値実験/トレードオフ/光合成/人工光合成/最適化手法/持続可能/持続可能な開発/透明性/システム設計/妥当性
他の関係分野:情報学数物系科学生物学工学
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発表日:2026年3月6日
34
光による植物の成長調節に関わる仕組みを解明
~茎の表皮と内部組織の接着力増加が鍵~
本研究グループは、暗所で育てたエンドウの芽生えに光をあてた際の『茎の成長』と『接着力』との関係を解析しました。その結果、光によって成長が抑制される際に、両組織の接着力が増加することが確認されました。さらに、光を当てることで表皮細胞壁に『p-クマル酸※』が蓄積することを明らかにしました。これらの結果から、p-クマル酸の蓄積が両組織の接着を強める要因になっている可能性を示しました。本研究成果は、2026年1月25日に国際学術誌「Physiologia Plantarum」にオンライン掲載されました。発表のポイント...
キーワード:スペクトル/蛍光スペクトル/持続可能/持続可能な開発/化学分析/イネ/フェノール/細胞壁/蛍光顕微鏡
他の関係分野:数物系科学化学工学農学
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発表日:2026年3月6日
35
副作用の少ない抗がん剤の開発を目指して
~輸送タンパク質L-PGDSを用いたDDSで、がん組織だけに送達~
近年開発されている薬剤は、低分子化合物の中でも分子量※1が比較的大きく、難水溶性のため、体内に吸収されにくいという課題があります。そのため、抗がん剤などを効果的に溶かし、がん組織だけに効率よく届けるドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発が活発に行われています。本研究グループは、生体内輸送タンパク質であるリポカリン型プロスタグランジンD合成酵素(L-PGDS)※2を利用し、分子量が大きく、難水溶性の抗がん剤Paclitaxel(パクリタキセル、以降PTX)を効果的に溶かし、がん細胞に効率的に運搬できるDDSキャリアを開発しました。本研究...
キーワード:高分子/神経系/キャリア/持続可能/持続可能な開発/溶解度/シミュレーション/ドッキング/生体内/疎水性相互作用/リン酸/哺乳動物/マウスモデル/中枢神経/中枢神経系/DDS/がん細胞/がん治療/タキソール/プロスタグランジン/プロスタグランジンD2/マウス/抗腫瘍効果/受容体/創薬/低分子化合物/脳脊髄液/副作用/がん患者/化学療法/抗がん剤/乳がん
他の関係分野:化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月5日
36
活動制限下での高強度トレーニングで見えた身体の反応
~運動負荷を調整するタイミングの判断に役立つ可能性~
コルチゾールはストレスが生じたときに分泌されるホルモンです。特に、起床直後に急激に上昇する起床時コルチゾール反応(CAR)は、唾液検体を用いて測定できるため、簡便に採取できる精度の高い指標として注目されています。本研究グループは、若年男性2人を対象とした実験を通して、10日間の高強度運動を課したときのCARの変化を正確に評価する方法を検討しました。本実験結果により、長期間対象者を拘束し、条件を統制する手法の妥当性が示唆されました。本研究成果は、2025年12月6日に生命科学分野を幅広く扱う国際学術誌「Life」にオンライン掲載されました。発表のポイント...
キーワード:最適化/運動負荷/最大酸素摂取量/酸素摂取量/心拍数/運動プログラム/生理反応/持続可能/持続可能な開発/モニタリング/生体内/アルコール/スポーツ/トレーニング/パフォーマンス/ホルモン/妥当性/イミン/コルチゾール/ストレス/バイオマーカー/早期発見/唾液/非侵襲
他の関係分野:情報学複合領域工学総合生物
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発表日:2026年3月4日
37
認知症ケアの実践知を行動リストとして可視化
~ケアの質向上や標準化に期待~
本研究グループは、医療・介護職に従事する人を対象に、認知症の人に対する『うまくいった関わり方(Good Practice)』をオンライン調査で収集し、回答データを分析しました。その上で専門家による妥当性の検証を行い、72項目の『Good Practiceリスト』としてまとめました。本研究成果は、2026年1月29日に国際学術誌「BMC Geriatrics」にオンライン掲載されました。発表のポイント724人の自由記述データをテキスト分析し、認知症の人に対する『うまくいった関わり方(Good Practice)』をリスト化。具体的な実践知を誰に...
キーワード:テキスト分析/認知症ケア/人工知能(AI)/研修プログラム/デジタル化/持続可能/持続可能な開発/自律性/シミュレーション/体系化/妥当性/日常生活/リハビリ/コミュニケーション/チェックリスト/リハビリテーション/介護者/実践知/認知症/標準化
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2026年3月3日
38
牛の健康状態を非接触で把握するAIシステムを開発
~牛のストレス軽減と畜産現場の効率化に期待~
本研究グループは、牛の健康状態を知るために重要なサインである『反芻※』を、サーモグラフィーカメラとAI(物体検出)を組み合わせることで、牛に触れることなく検出できるシステムを開発しました。本システムは、反芻直後に見られる『大きく深く息を吸う』という特有の呼吸パターンに着目し、この呼吸を検出することで反芻を判別します。本研究成果は、2026年2月6日に国際学術誌「BMC Veterinary Research」にオンライン掲載されました。発表のポイント牛に触れずに反芻を検出できる“非接触AIシステム”を開発。...
キーワード:物体検出/人工知能(AI)/赤外線/持続可能/持続可能な開発/赤外線カメラ/センサー/非接触/獣医学/動物福祉/サーモグラフィ/ストレス
他の関係分野:情報学数物系科学工学農学
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発表日:2026年2月27日
39
非接触でスマートなバイタルサイン測定方法を開発
~赤外線カメラ1台で体温・呼吸・心拍を同時に計測し感染症スクリーニングへ~
本研究では、未来型住宅の実現を目指すプロジェクトの一環として、居住者に負担をかけずに生体信号を測る技術を追求し、1台の中波赤外線(MWIR)カメラ※で、人の体温・呼吸数・心拍数を非接触で同時に測定する方法を開発しました。これらの測定データを検証したところ、従来の測定機器によるデータとの相違が小さく、実用化に向けた有望な結果が得られました。本研究成果は、2025年12月23日に国際学術誌「Sensors」にオンライン掲載されました。発表のポイント目頭付近の温度を体温の指標として測定するとともに、MWIRカメラの高精度な温度変化検出性能を活...
キーワード:生体情報/生体信号/心拍数/赤外線/持続可能/持続可能な開発/赤外線カメラ/センサー/二酸化炭素/二酸化炭素/非接触/ゆらぎ/心臓/日常生活/スクリーニング/ヘルスケア/感染症/在宅医療
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学
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発表日:2026年2月21日
40
オンデマンドバスと路線バスでヘルシーニュータウンへ
~バスの併用で1日あたりの歩数が大幅に増加~
本研究は、泉北ニュータウン地域で実施されたオンデマンドバスの実証実験※1で得たユーザーデータを用いて、オンデマンドバスと公共交通機関(鉄道もしくは路線バス)の併用が、居住者の歩数に与える効果を分析しました。その結果、オンデマンドバスと路線バスを乗り継いで利用したグループは、利用しなかったグループと比較して、1日あたりの歩数が大幅に増加していることが判明しました。この増加量は、オンデマンドバス単独利用の効果や、一般的な健康介入による効果を大きく上回り、路線バスとオンデマンドバスの接続が、住民の健康増進に繋がる有力なエビデンスを示しました。本研究成果は、2026年1...
キーワード:マッチング/マルチモーダル/モバイル/傾向スコア/人工知能(AI)/高度経済成長/健康増進/身体活動/身体活動量/差分法/持続可能/人口減少/公共交通/持続可能な開発/地方都市/実証実験/電気鉄道/ニュータウン/経済成長/寿命/成長期/統計的手法/ヘルスケア/健康寿命/高齢化
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学農学
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発表日:2026年2月21日
41
3D測量データの不要なノイズをAIで自動除去
~2次元画像×幾何学的情報で、効率的&高精度な除去を実現~
本研究グループは、レーザーで周囲の形状を立体的に計測する装置である地上型レーザースキャナ(TLS)のデータに含まれる歩行者などの不要なノイズを、深層学習と幾何学的な特徴判定を組み合わせて自動除去する手法を開発しました。本手法は、TLSと同時にカメラで撮影した2次元画像上でAIが「人物ノイズ」を検出し、その情報を3次元空間に投影します(図1)。さらに、投影時のズレや誤認識を防ぐために「対象が平面的か(壁・地面ではないか)」「点の密度は適切か」といった幾何学的な検証を行うことで、従来手法よりも高精度にノイズのみを除去することに成功しました(図2)。本研究成果は、国際学術誌「Sensor...
キーワード:フィルタリング/物体認識/画像処理/情報学/深層学習/人工知能(AI)/幾何学/ノイズ/持続可能/文化遺産/持続可能な開発/3次元計測/デジタルツイン/レーザー/自動化/実証実験/ICT
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2026年2月21日
42
光が生み出す流れで生体試料を高速濃縮する金属ナノ薄膜光ファイバ型3次元捕捉技術を開発
本研究では、光ファイバ端面に金属ナノ薄膜を被覆した光ファイバ型光濃縮モジュールを開発し、任意の場所でバブルを発生させ3次元的な高速の対流により、わずか1分間のレーザー照射で104個の細菌およびナノ・マイクロ蛍光ポリスチレン粒子を高効率に集積できることを実証しました(図1)。低コストで配列化も容易なため、微生物検査や生体分子の計測技術のみならず、核酸、タンパク質など多様な生体サンプルの前処理技術のハイスループット化にも貢献します。本研究成果は、2026年2月19日に国際学術誌「Communications Physics」にオンライン掲載されました。...
キーワード:スループット/産学連携/PM2.5/分析技術/マイクロプラスチック/環境計測/コンパクト化/近赤外/数値計算/スチレン/フィルム/ポリスチレン/質量分析/レーザー照射/金属ナノ構造/光吸収/理論解析/持続可能/ボトルネック/気液界面/計測技術/細孔構造/持続可能な開発/ナノサイズ/ナノスケール/ナノ構造/ナノ粒子/プラスチック/マイクロ/レーザー/環境負荷/固液界面/微粒子/ハイスループット/微生物/同時測定/細胞外小胞/大腸/次世代シーケンサー/RNA/ラット/抗原/生体分子/大腸菌/ウイルス/バイオマーカー/遺伝子/公衆衛生/抗体/細菌
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年2月19日
43
炭水化物好きは太りやすい
~同じカロリーでも体重・脂肪が増加すると判明~
本研究グループは、従来の高脂肪食中心の肥満研究を拡張し、高炭水化物食品の影響を調べました。マウスに通常の標準飼料とともにパンや小麦粉、米粉を自由摂取させた結果、強い嗜好性により標準飼料をほとんど食べなくなり、総摂取カロリーが大きく増えないにもかかわらず、体重と脂肪量が増加することが分かりました。本研究結果は、高炭水化物食品への偏りと食行動が肥満に関与する可能性を示しました。本研究成果は、2026年1月22日に、栄養学・食品科学分野の国際学術誌である「Molecular Nutrition & Food Research」にオンライン掲載されました。発表のポイント...
キーワード:エネルギー消費量/食行動/エネルギー消費/持続可能/持続可能な開発/脂質輸送/嗜好性/炭水化物/脂肪酸合成/高脂肪食/アミノ酸/イミン/エネルギー代謝/マウス/血液/脂肪酸/代謝物/リスク因子/遺伝子/遺伝子発現/栄養指導/脂質/脂質異常症/脂質代謝/食生活/生活習慣病/糖尿病/動物実験
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2026年2月18日
44
藻類の新たな光利用の仕組みを解き明かす
―光合成タンパク質の機能設計やデザインに画期的な指針―
森林や水圏環境の一部では可視光が乏しく近赤外光が主要となる環境が存在します。そういった環境では、光合成生物が特殊な仕組みで近赤外光を利用しています。真正眼点藻※6の一種であるTrachydiscus minutusは、近赤外光を吸収できる光合成アンテナ複合体rVCPを持ちながら、Chlaだけで近赤外光利用を実現する希少な生物です。しかし、その立体構造が明らかでないため、近赤外光吸収の発現メカニズムは長らく解き明かされていませんでした。大阪公立大学人工光合成研究センターの藤井 律子准教授、大阪大学蛋白質研...
キーワード:アンテナ/量子化/バクテリア/近赤外/太陽/量子化学/二量体/量子化学計算/クロロフィル/シアノバクテリア/光合成/太陽光/可視光/光吸収/人工光合成/赤外光/超高速分光/持続可能/マネジメント/持続可能な開発/極低温/電荷移動/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/分解能/量子力学/クライオ電子顕微鏡/JAK/高分解能/超分子/分子機構/近赤外光/創薬/立体構造
他の関係分野:情報学数物系科学化学生物学総合理工工学
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発表日:2026年2月18日
45
滑膜肉腫の増殖に関与する“栄養素”を特定
~依存性を鍵とした新規治療法の可能性を示す~
本研究グループは、悪性腫瘍(がん)の一種である滑膜肉腫に対し、新たな治療ターゲットになりうる『グルタミン※1代謝』に着目して解析を行いました。その結果、滑膜肉腫はグルタミンに強く依存しており、さらにグルタミンを取り込むための入口(トランスポーター)である ASCT2※2を阻害することで腫瘍の増殖を抑えられる可能性が示されました。本研究成果は、2025年12月19日に国際学術誌「Cancers」にオンライン掲載されました。発表のポイント滑膜肉腫は、グルタミン依存性が高い悪性腫瘍(がん)であることが明らかに。...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/ベトナム/新規治療法/滑膜/整形外科学/肉腫/悪性腫瘍/免疫療法/AKT/アポトーシス/アミノ酸/エネルギー代謝/カスパーゼ/がん細胞/マウス/細胞死/細胞増殖/腎臓/副作用/免疫チェックポイント/免疫チェックポイント阻害薬/抗がん剤/手術/放射線
他の関係分野:工学
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発表日:2026年2月17日
46
妊娠高血圧腎症もアルツハイマー病と同じアミロイドβが原因だった
妊娠高血圧腎症の方の胎盤には、アルツハイマー病患者脳に沈着するものと同じアミロイドβ(Aβ)の凝集体が沈着していることを確認しました。ヒト胎盤のモデル細胞やヒト胎盤由来初代培養栄養膜細胞がAβを産生することが分かりました。ヒト胎盤はしばしば低酸素状態に曝されます。低酸素状態では、胎盤の細胞によるAβ産生が増加することが分かりました。 ヒト胎盤における細胞性栄養膜細胞は分化して合胞体栄養膜細胞となります。この過程は合胞体化と呼ばれます。合胞体栄養膜細胞は妊娠の維持に非常に重要であると考えられています。妊娠高血圧腎症...
キーワード:前駆体/持続可能/持続可能な開発/モデリング/アミロイドβ/合併症/初代培養/浸潤/妊娠高血圧腎症/ホルモン/胎児/リモデリング/アミロイド/アルツハイマー病/セクレターゼ/栄養膜細胞/凝集体/神経変性/神経変性疾患/胎盤/低酸素/血圧/高血圧/妊娠/認知機能/認知症/老化
他の関係分野:工学総合生物
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発表日:2026年2月17日
47
健康への前向きな心とフレイルの関連性を解明
本研究グループは、全国の慢性腎臓病患者に対し、病気があっても「気持ちの面で前向きに捉えられているか」などを測る『健康関連ホープ尺度』で分析し、フレイル(虚弱)の程度が悪化するほど、ホープの点数が低い傾向であることを解明しました。本研究成果は、2026年1月16日に国際学術誌「Geriatric Nursing」にオンライン掲載されました。発表のポイント全国の慢性腎臓病患者285人の『健康関連ホープ尺度』を分析し、フレイルの程度を質問票で判定。フレイルの程度が悪化するほど、ホープの点数が低い傾向にあることが明らかに。抑うつ症状、口腔機能の低下...
キーワード:ロバスト/持続可能/マネジメント/持続可能な開発/腎臓病/身体機能/リハビリ/血液/腎臓/アウトカム/うつ/セルフマネジメント/チェックリスト/フレイル/リハビリテーション/血圧/高血圧/縦断研究/早期発見/認知機能/慢性腎臓病/抑うつ
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2026年2月16日
48
弱酸性次亜塩素酸の空間噴霧、ラットによる90日間の長期曝露で安全性を確認。大腸菌への高い除菌効果と物理学的検証も同時に実証
国立大学法人秋田大学、大阪公立大学、および株式会社Local Power(秋田県)の研究グループは、弱酸性次亜塩素酸(製品名:iPOSH)を用いた空間噴霧について、モデル微生物である大腸菌への殺菌効果と、ラットを用いた長期吸入における生体への安全性を検証しました。その結果、噴霧による殺菌効果が確認されるとともに、高濃度条件下(250ppm)での90日間の長期曝露試験において、生体への有害な影響が認められないことを明らかにしました。本研究成果は、2026年1月31日に米国の科学誌「PLOS One」に掲載されました。<研究者のコメント>...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/安全性評価/実験動物/獣医学/哺乳動物/微生物/病原体/SARS-CoV-2/大腸/ラット/大腸菌/感染症
他の関係分野:工学総合生物農学
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発表日:2026年2月14日
49
「通いの場」で介護予防、5%のリスク抑制が参加の決め手に
―住民が参加を考える効果を定量化―
地域の「通いの場」は、体操などを行う住民主体の集まりで、介護予防の柱として全国に広がっています。参加によって将来の要介護リスクが下がることも、これまでの研究で報告されてきました。しかし、「どれくらいリスクが下がれば、人は参加したいと思うのか」という視点は、これまでほとんど検討されていませんでした。大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科の上村 一貴准教授と医学部リハビリテーション学科の中村 勇貴さん(4年生)らの研究グループは、通いの場への参加に関して、住民が期待する効果の大きさを明らかにするため、53~95歳の男女40人にインタビューを実施し、その回答結果を分析しました。「5...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/要介護/リハビリ/理学療法/副作用/リハビリテーション/介護予防
他の関係分野:工学
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発表日:2026年2月14日
50
鉄道新駅開業が中年世代の医療費削減に効果
~メディカルビッグデータから推計~
本研究グループは、2019年に全線開業したJRおおさか東線(北区間:新大阪-放出間)を事例に、鉄道新駅開業による中年世代の一人当たり医療費への影響を分析しました。その結果、北区間全体では統計的に有意な医療費削減効果は確認されませんでしたが、鴫野駅では開業後4年間の累積医療費の抑制効果があると推計されました。本研究は、すべての新駅が一様に健康効果をもたらすわけではなく、駅の立地特性や接続性によってその効果が異なる可能性を示唆しており、健康まちづくりにおける「場所」の選定の重要性を示すものです。本研究成果は、2026年1月19日に国際学術誌「Journal of T...
キーワード:統計モデル/スマートシティ/アルゴリズム/時系列データ/匿名化/効果測定/身体活動/身体活動量/人口増加/因果関係/持続可能/人口減少/まちづくり/公共交通/持続可能な開発/評価手法/少子高齢化/寿命/リハビリ/医療費/ヘルスケア/リハビリテーション/レセプト/健康寿命/高齢化
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2026年2月9日
51
【世界初】人工光合成による「生成・発電・炭素循環」の一貫システム実証に成功
~飯田グループHDと大阪公立大、住宅用エネルギー供給の脱炭素化へ大きな一歩~
飯田グループホールディングス株式会社(本社︓東京都武蔵野市、代表取締役社長︓西野弘)は、大阪公立大学(大阪市城東区、理事長︓福島伸一)との共同研究により、「人工光合成技術」を用いた住宅向けエネルギーシステムの装置化に成功しました。大阪・関西万博において、太陽光による蟻酸生成から、その蟻酸を用いた発電、さらに排ガスからの二酸化炭素回収・利用に至る「炭素循環型」の一連の動作について、世界で初めて実証実験に成功したことをお知らせいたします。当社と大阪公立大学「人工光合成研究センター」は、2015年より人工光合成技術を活用した「IGパーフェクトエコハウス」の実現に向けた共同研究開発を行っております。...
キーワード:光エネルギー/再生可能エネルギー/水素生成/炭素循環/水溶液/閉じ込め/太陽/光合成/エネルギーシステム/水素エネルギー/太陽光/キャリア/人工光合成/持続可能/持続可能な開発/実証実験/二酸化炭素/有機物/イミン
他の関係分野:環境学数物系科学生物学総合理工工学
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発表日:2026年2月4日
52
ストレス情報×機械学習で長期休職は予測可能か?
~10年以上、23万人のデータから検証~
日本において、就労者の長期休職の原因は精神疾患が最も多く、社会的な課題となっています。そこで、就労者に年に一度実施される『ストレスチェック制度』の結果を活用し、長期休職を早期に予測することができないかと研究が進められてきました。しかし、従来の研究は調査人数が少ないことなどさまざまな制約から、休職予測の有効性は十分に示されていませんでした。大阪公立大学大学院医学研究科神経精神医学の岩﨑 進一准教授らの研究グループは、10年以上にわたって収集された日本の公務員のべ約23万人分のストレスチェックデータと機械学習を組み合わせて、長期休職を予測できるかどうかを検証しました。複数の機...
キーワード:AI/機械学習/人工知能(AI)/持続可能/持続可能な開発/精神医学/健康診断/予測モデル/うつ/うつ病/ストレス/メンタルヘルス/精神疾患
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2026年2月3日
53
男性ホルモン減少×果糖摂取が脂肪肝を相乗的に促進
~腸内細菌の働きによるピルビン酸増加が原因と判明~
本研究グループは、男性ホルモンの減少と果糖(フルクトース)の摂取により、脂肪が相乗的に肝臓へ蓄積すること、また、この脂肪蓄積の要因は、腸内細菌の働きによるピルビン酸※1の増加が原因であることを明らかにしました。本研究成果は、2026年1月6日に国際学術誌「American Jornal of Physiology-Endocrinology and Metabolism」にオンライン掲載されました。男性ホルモ...
キーワード:グルコース/持続可能/持続可能な開発/生体内/脂肪酸合成/肝疾患/ホルモン/性ホルモン/ATP/マウス/肝細胞/脂肪酸/代謝物/2型糖尿病/細菌/細菌叢/脂質/脂肪肝/腸内細菌/腸内細菌叢/糖尿病
他の関係分野:生物学工学総合生物
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発表日:2026年1月29日
54
育児休業拡充を左右するのは“社会文化的価値軸”
~21か国の比較分析で明らかに~
育児休業制度は、子育てと仕事の両立を支える重要な仕組みとして各国で拡充されてきました。従来の研究では、社会民主主義政党やキリスト教民主主義政党が拡充の主な推進役とされてきましたが、政党類型だけでは政策変化の理由を十分に説明できませんでした。大阪公立大学大学院法学研究科の稗田 健志教授は、OECD加盟国の21か国を対象に、1970〜2021年における育児休業制度の法定期間の変化要因を混合効果順序ロジットモデル※4で分析。政権の政策位置は、選挙公約から二次元の政党位置(①社会経済的左右軸と②社会文化的軸〔リバタリアン-権威主義〕)を推定しまし...
キーワード:統計モデル/ロジットモデル/持続可能/持続可能な開発/比較分析/OECD/民主主義/育児/子育て
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2026年1月27日
55
陸上生物で初!近赤外光を感知するトンボを発見
~赤色を感じる仕組みはヒトと共通であることも明らかに~
赤色視は、ヒトを含む脊椎動物だけでなく一部の昆虫にも存在します。この赤色視を担う赤オプシンは、脊椎動物と無脊椎動物で独立に進化してきたことが知られています。しかし、無脊椎動物における仕組みは技術的な難しさから十分に解明されていませんでした。大阪公立大学大学院理学研究科の小柳 光正教授、寺北 明久教授、佐藤 龍大学院生の研究グループは、昆虫の中でも特に多くのオプシン遺伝子を持つトンボに着目し、トンボの赤色視を担うオプシンを同定しました。その一部を人工的に改変して解析した結果、トンボの赤オプシンが赤色光を感知する仕組みは、ヒトを含む哺乳類の赤オプシンと共通していることが明らかになりまし...
キーワード:近赤外/光受容/光受容タンパク質/オプシン/脊椎動物/可視光/赤外光/持続可能/持続可能な開発/細胞応答/哺乳類/無脊椎動物/脳科学/脊椎/光遺伝学/アミノ酸/近赤外光/細胞生物学/神経科学/網膜/遺伝学/遺伝子
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発表日:2026年1月27日
56
金錯体を用いた精密合成により高い円偏光発光を示すキラルナノフープの創製に成功
~環状π共役分子の後期修飾を可能にする新しい分子設計基盤~
東京理科大学大学院 理学研究科化学専攻の木下 尚哉氏(2023年度 修士課程修了)、小谷 菜々美氏(2025年度 修士課程2年)、同大学 理学部第一部化学科の河合 英敏教授、土戸 良高講師らの研究グループは、金錯体を活用した独自の合成戦略により、6つの臭素原子を精密に配置した[9]シクロパラフェニレン([9]CPP)の開発に成功しました。本分子は、多点でのクロスカップリングが可能な環状π共役構造のプラットフォームとして機能し、後期段階でのπ共役拡張(late-stage π-extension)を通じて、強い円偏光発光(CPL)を示す新しいキラルナノフープ分子の創...
キーワード:共役分子/円偏光発光/キラル/光学材料/有機金属化合物/円偏光/有機金属/光機能/持続可能/持続可能な開発/光機能材料/レアアース/機能材料/カップリング/クロスカップリング/ラット/官能基/分子設計/誘導体
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発表日:2026年1月21日
57
量子物質に新たな境界線
―磁性を生み出す近藤効果を実証―
大阪公立大学大学院理学研究科の山口 博則准教授、冨永 悠大学院生(研究当時)、埼玉医科大学の古谷 峻介講師、大阪大学大学院理学研究科の木田 孝則助教、萩原 政幸教授、防衛大学校の荒木 幸治講師らの研究グループは、有機ラジカル※3とニッケルを組み合わせた有機無機ハイブリッド磁性体を用いて、量子スピンがネックレス状に連なる新しいタイプの近藤ネックレスの実現に成功しました。本研究では、量子物質において知られている、スピンの大きさが量子状態を決めるという原理が、物性物理の基本現象である近藤効果にも当てはまることを世界で初めて実証しました。通常、近...
キーワード:強磁場/近藤格子/近藤効果/物性物理/量子スピン/量子情報/磁場/磁性体/有機ラジカル/有機分子/持続可能/持続可能な開発/電子状態/スピン/ラジカル/分子設計
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発表日:2026年1月20日
58
レアアースのさらなる有効利用を目指して
水中で光る金属錯体の新たな特性を発見
水溶液中で光る金属錯体は、水溶液中に溶けているイオンや分子を検出する化学センサーや、生体中のバイオセンサーなどに応用されています。また、レアアースの発光は、周りの環境が変わっても発光色が変わりにくい特性があることから、レーザーなどの発光材料として広く用いられています。大阪公立大学大学院理学研究科の三枝 栄子講師らの研究グループは、希土類※イオンと有機分子からなる金属錯体が水中で自然に集まって小さな粒子を形成し発光すること、また、その発光強度が溶液の酸性・アルカリ性(pH)によって変化することを見出しました。この錯体分子は、石けん分子のように水に親和する部分と油...
キーワード:水溶液/ピリジン/化学センサー/金属錯体/分子集合体/有機分子/材料科学/希土類錯体/可視光/発光材料/持続可能/持続可能な開発/希土類/センサー/ナノメートル/バイオセンサー/レアアース/レーザー/MRI/MRI造影剤/造影剤/分子集合
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発表日:2026年1月16日
59
家事などを含む総労働時間の長さが健康リスクを高める
~健康格差に時間貧困やジェンダー不均衡の視点を~
日本を含む先進国では共働き(共稼ぎ)世帯が増加しており、多くの中年層が有償の就労に加え、家事などの無償のケア労働にも従事しています。このような状況は、有償労働や無償労働に追われ、生活に必要な時間を十分に確保できない状態のいわゆる『時間貧困』に陥りやすく、慢性化すると心理的ストレスに繋がる可能性が指摘されています。しかし従来の研究は、有償労働時間のみに着目するものが多く、「総労働時間(有償労働時間+無償労働時間)」が及ぼす影響については、十分に検討されてきませんでした。大阪公立大学大学院看護学研究科の森本 明子教授と経済学研究科の杉田 菜穂教授らの研究グループは、40~64歳...
キーワード:持続可能/健康リスク/持続可能な開発/アンケート調査/働き方改革/ストレス/メンタルヘルス/育児/看護/看護学/健康格差/心理的ストレス/睡眠
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発表日:2026年1月16日
60
海洋マイクロプラスチック問題の解決に貢献
~天然由来の光反応性分子で環境にやさしいカプセルを合成~
高分子カプセルは薬剤や香料などの機能性物質を封入できるため、機能性化粧品や日用品など幅広く利用されています。しかし、従来のカプセルは非分解性高分子が用いられているため、自然環境で分解されにくく、海洋マイクロプラスチック問題の一因として生態系や人の健康への影響が指摘されています。大阪公立大学大学院工学研究科の北山 雄己哉准教授、山下 美里大学院生(博士前期課程2年)、原田 敦史教授らの研究グループは、天然物由来の桂皮酸やグリセリンなどから誘導した光反応性モノマーに対して光照射することで、開始剤や触媒を一切使用せず、水溶媒において分解性高分子が合成できる重合技術(界面光環化付加重合...
キーワード:マイクロプラスチック/海洋/分子カプセル/エステル/環化付加反応/光反応/高分子/加水分解/水分解/持続可能/光照射/持続可能な開発/プラスチック/マイクロ/環境問題/微粒子/光分解/機能性/生態系/蛍光色素/重合反応/付加反応
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発表日:2026年1月15日
61
静止気象衛星「ひまわり」で熱帯雨林での“健康診断”
—新手法で精度の高い観測が可能に—
千葉大学環境リモートセンシング研究センターの市井和仁教授、同大大学院融合理工学府博士前期課程2年生の長谷美咲氏、東京大学大学院農学生命科学研究科の熊谷朝臣教授、愛知県立大学情報科学部の吉岡博貴教授、大阪公立大学大学院農学研究科の植山雅仁准教授らの研究グループは、日本の静止気象衛星「ひまわり8/9号」を用いて、東南アジアの熱帯雨林を正確かつ一貫して監視するための新たな観測幾何条件注1)「S-CSA(Spatially-Constant Scattering Angle:空間的統一散乱角注2))」を提案し、衛星・地表・太陽の相対的な位置関係に起因するバ...
キーワード:炭素循環/気候変動/季節変動/衛星/衛星観測/近赤外/太陽/光合成/赤外光/持続可能/持続可能な開発/センサー/センシング/リモートセンシング/航空機/人工衛星/二酸化炭素/森林管理/熱帯雨林/健康診断/近赤外光
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発表日:2026年1月15日
62
納豆の健康効果に新たな根拠
~発酵過程で超硫黄分子が劇的に増加~
超硫黄分子は、健康維持や病気の予防に役立つ可能性があるとして、医療や栄養分野で注目を集めています。中でも納豆は、超硫黄分子を豊富に含む食品の一つです。しかし、納豆菌による大豆の発酵過程で超硫黄分子がどのように作られているのか、その仕組みは明らかになっていませんでした。大阪公立大学大学院理学研究科の居原 秀教授らの研究グループは、納豆の発酵過程で生成される硫黄化合物を網羅的に解析した結果、超硫黄分子の含有量が著しく増加することを明らかにしました。これは、納豆菌が大豆のタンパク質などを分解し、他の硫黄分子を超硫黄分子へと活発に変換していることを示しています。本研究成果は、微生物発酵が植...
キーワード:普遍性/スルフィド/持続可能/持続可能な開発/超硫黄分子/システイン/発酵/哺乳動物/微生物/大腸/アミノ酸/マウス/大腸菌
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発表日:2026年1月14日
63
都市ガス由来のメタン排出を通年調査
~タワー観測と移動観測で相補的に分析~
都市域で排出されるメタンガスの削減は、気候変動対策において重要です。都市ガスの主成分はメタンですが、エタンも含有しているため、エタンを計測することで都市ガス起源のメタン排出を評価することができます。しかし、エタンの排出量を直接的に測定する研究はこれまで行われていませんでした。大阪公立大学大学院農学研究科の植山 雅仁准教授、国立環境研究所の梅澤 拓主任研究員、寺尾 有希夫主任研究員、米国 Environmental Defense Fund(EDF)の共同研究チームは、大阪都市部のメタンとエタンの排出量を、堺市内の高所タワーに設置した観測機器を用いて30分ごとにリアルタイムでモニタリ...
キーワード:フラックス/渦相関法/温室効果ガス/温室効果/気候変動/持続可能/持続可能な開発/メタン/モニタリング/ゆらぎ
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発表日:2026年1月9日
64
栽培種と野生種の交雑はどのように起きるのか?
~植物の異種交雑メカニズムの一端を解明~
植物の育種では、遺伝的に異なる植物を交雑して遺伝子を交換する交雑育種が基本かつ重要な方法として行われています。しかし、異なる種との交雑は、通常は生殖隔離という仕組みによって妨げられており、その隔離を乗り越えて他の種とどのように交雑するのかはよく分かっていませんでした。大阪公立大学大学院農学研究科応用生物科学専攻の永井 翔大大学院生(博士後期課程3年)、手塚 孝弘准教授と、東京農工大学大学院農学研究院生物生産科学部門の山田 哲也教授らの研究グループは、実験植物であるタバコを用い、特定の種間交雑組合せにおいて、生殖隔離の一種である雑種致死を示す植物だけではなく、雑種致死を全く示さない植...
キーワード:突然変異/塩基配列/生殖/生殖隔離/持続可能/持続可能な開発/生物生産/タバコ/染色体/ショック/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2026年1月8日
65
大学生から社会人への移行期の環境変化を追跡調査
~卒業時の性格特性と職場適応の関係性を明らかに~
大学卒業後の1年間は、就職などにより生活のリズムや環境が大きく変わると考えられます。どのような性格の人が自分らしく働くことができていると感じやすく、どのような人が仕事を辞めたいと感じやすいのか、卒業前から就職後までを通して調査した研究は、これまでほとんどありませんでした。大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の畑野 快准教授らの研究グループは、大学卒業時の性格(ビッグファイブ※2)や人生への満足度が、就職後の働きやすさや仕事に対する気持ちにどのようにつながるのかを調べるため、日本の大学生397人を対象に、就職が内定した時期、就職半年後、...
キーワード:環境変化/対人関係/持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/追跡調査
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2026年1月6日
66
母乳成分のラクトフェリンが腸の粘液を作る細胞のタンパク質と結合することを発見
腸は、粘液と呼ばれる“守りのバリア”を作り、さまざまな細菌や刺激から自らを守っています。一方、母乳や乳製品に多く含まれる「ラクトフェリン」という成分には、体を守る働きがあることが知られています。しかし、ラクトフェリンが腸のどこで作用し、どのような仕組みで体を守っているのかは、これまでほとんど解明されていませんでした。大阪公立大学大学院生活科学研究科の金 東浩准教授と池田 一雄名誉教授らは、ラクトフェリンが腸内のどのタンパク質と結合して働くのかを明らかにするため、マウスの腸から結合相手を精製しました。その結果、腸の粘液を作る杯細胞が分泌し粘液中に存在するIgG...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/マウス/ラクトフェリン/立体構造/ウイルス/細菌/母乳
他の関係分野:工学
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発表日:2025年12月23日
67
新興人獣共通感染症菌E. albertiiに関する総説論文を発表
新興人獣共通感染症菌Escherichia albertii(以下、E. albertii)は、1991年に下痢を発症したバングラデシュの9歳の女児から見つかり、最初に発見したAlbert博士の功績を称え、E. albertiiと名付けられました。発見から長い間、細菌の性質と保持している病原因子が似ていることから、腸管病原性大腸菌やO157に代表される腸管出血性大腸菌として誤同定されていました。E. albertiiの特異的な検出法や分離法が確立されていなかったことも誤同定の原因であると考えられます。近年、日本でも...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/人獣共通感染症/獣医学/病原性/大腸/大腸菌/遺伝学/疫学/感染症/公衆衛生/細菌
他の関係分野:工学総合生物農学
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発表日:2025年12月20日
68
ナノ流体デバイス×ナノポアが次世代の分析技術を拓く
~1分子計測の実用化に向けた新たなロードマップを提示~
ナノポアは、ナノメートル(1 mの10億分の1)サイズの孔(ポア)を通過するDNA やタンパク質などの分子の電流変化を検出して、種類や配列を解析する技術です。実用化も進んでいますが、分子が高速に通過して十分に観察できなかったり、小さな雑音(ノイズ)が入るなどの課題解決が望まれています。一方、ナノ流体デバイスは、ナノメートルサイズの流路をもつデバイスのことで、液体や分子を狭い空間で制御することが可能です。ナノ流体デバイスを長年研究している大阪公立大学大学院工学研究科の許 岩教授と、ナノポアを専門としているスイス University of FribourgのMichael Mayer...
キーワード:スループット/人工知能(AI)/分析技術/環境分析/精密測定/ノイズ/持続可能/持続可能な開発/ナノメートル/ナノ流体/一分子計測/創薬
他の関係分野:情報学環境学数物系科学工学総合生物
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発表日:2025年12月20日
69
障がい者にとって“ニューノーマル”は「日常」だった
―コロナ禍の生活実態―
新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、社会全体に深刻な影響を与えました。感染予防や重症化防止のための行動制限は、障がいの有無にかかわらず、人々に身体的・精神的な負担を強いました。一方で、障がいのある方々は、コロナ禍以前から日常生活においてさまざまな制約を受けており、その中で独自の工夫を重ねてきました。しかし、コロナ禍における障がい者の生活実態や経験に関する研究は、依然として十分ではありません。大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の田垣 正晋教授は、ある自治体における障がい者政策に関する住民会議をフィールドに、質的調査(質的研究)※を行いました。その結果、...
キーワード:プライバシー/コロナ禍/持続可能/持続可能な開発/法制度/ライフコース/ウイルス感染症/新型コロナウイルス/日常生活/ウイルス/感染症/質的研究/新型コロナウイルス感染症/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2025年12月18日
70
画素数を従来から1000倍アップ! 超伝導状態で4億画素の撮像に成功
超伝導検出器は高感度に微弱な信号を検出できるため、天文学や医療などさまざまな分野で利用されており、特にイメージングへの応用研究が盛んに行われてきました。超伝導を用いたイメージング素子の高性能化と実用化には、超伝導状態を維持するために素子全体を極低温に冷却する必要があります。また、高解像度化のためピクセル数を増加させますが、各ピクセルの均一性の確保も重要です。さらに、ピクセル数増加には読出し線の数の増加も伴うため、一つの線で複数の信号を運ぶ信号多重化※3回路技術の導入が不可欠です。大阪公立大学 大学院工学研究科の石田 武和客員教授、ヴテダン...
キーワード:粒子検出器/量子情報/J-PARC/加速器/TOF/検出器/赤外線/赤外線観測/超伝導/超伝導検出器/天文学/粒子加速/フォトニクス/単一光子/持続可能/LiDAR/持続可能な開発/電気抵抗/センサー/ピコ秒/ベトナム/マイクロ/極低温/分解能/高分解能/放射線
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年12月18日
71
新人看護師の離職率を抑えたい! 先輩を見て学ぶことは現場での成長を支える
臨床現場で働き始めて1年目の新人看護師は、業務量の多さや経験不足、学校で学んだ内容と現場の違いから強いストレスを受け、職場適応が難しく離職に至ることも少なくありません。日本では離職率が10%を超え、医療現場における重要な課題となっています。しかし、これまで新人看護師自身の行動は十分に解明されていませんでした。大阪公立大学大学院看護学研究科の長野 弥生講師らの研究グループは、先輩を観察し学ぶ「モデリング行動」が職場適応にどう関わるかを明らかにすることを目的とし、378人の新人看護師のアンケート回答を分析しました。その結果、先輩の行動を取り入れることで適応行動が促され、職場適応が進むこ...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/モデリング/ストレス/看護/看護学/看護師
他の関係分野:工学
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発表日:2025年12月17日
72
医療分野における人工超知能との安全な共存に向けて
医療AIの安全な活用に向けたアプローチを整理
人工知能(AI)の進歩により、人間の知能を超える可能性を持つ「人工超知能(ASI)※」の登場が世界的に議論されています。医療現場では、画像診断などでAIがすでに活用されており、ASIは医療の未来に飛躍的な進歩をもたらすと期待されます。その一方で、患者の安全や倫理的価値との整合性を欠いた場合には、深刻なリスクを伴う可能性があります。大阪公立大学大学院医学研究科人工知能学の植田 大樹教授らの共同研究グループは、医療分野において ASI を安全に活用するための具体的な解決策を包括的にまとめ、AIの予期せぬ有害な行動や判断ミスを防ぐためのアプローチについて論じました。...
キーワード:AI/人工知能(AI)/創造性/アライメント/持続可能/持続可能な開発/スキル/画像診断/医師
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年12月16日
73
診断困難な胸膜疾患の診断確定に新たな選択肢
局所麻酔下による低侵襲な手法の有用性を検証
胸膜中皮腫は予後が特に悪く、早期発見と正確な診断が極めて重要です。しかし、良性の非特異的胸膜炎との鑑別が難しく、従来は全身麻酔下での手術による検査が必要でした。そのため、高齢者や全身状態の悪い患者にとっては身体的負担が大きく、診断が困難なケースも少なくありませんでした。大阪公立大学大学院医学研究科呼吸器内科学の上田 隆博大学院生(博士課程4年)と中井 俊之病院講師らの研究グループは、局所麻酔下で実施可能な手術である胸腔鏡検査において、胸膜全層の採取(full-thickness biopsy:FTB)を試み胸膜中皮腫もしくは非特異的胸膜炎と診断された28症例の診断精度および安全性を...
キーワード:高周波/持続可能/持続可能な開発/極低温/診断法/合併症/脂肪組織/悪性腫瘍/プローブ/高齢者/手術/早期発見/低侵襲
他の関係分野:数物系科学工学総合生物
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発表日:2025年12月16日
74
情報学研究科 蔡 凱教授が研究代表を務める研究プロジェクトが2025年度JST先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)に採択
科学技術振興機構(JST)の先端国際共同研究推進事業(ASPIRE) 2025年度「次世代のASPIRE」AI・情報分野に、情報学研究科の蔡 凱教授が研究代表を務める研究プロジェクトが採択されました。先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)は、国際共同研究を通じて我が国と科学技術先進国・地域のトップ研究者同士を結び付け、我が国の研究コミュニティにおいて国際頭脳循環を加速することを目指すプログラムで、2023年度より開始されました。「TOPのためのASPIRE」および「次世代のASPIRE」は、協力相手国の研究資金配分機関や研究機関などから支援を受けている、または今後支援を受...
キーワード:マルチエージェントシステム/エージェント/ゲーム/マルチエージェント/自然言語/情報学/人工知能(AI)/ゲーム理論/持続可能/持続可能な開発/制御理論/半導体/自動制御/コミュニティ
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2025年12月13日
75
魚は想定より早いタイミングで自己認知していた!認知後の新たな行動も発見
動物に自己意識があるかを調べる代表的な方法としてマークテスト※2が広く用いられていますが、このテストに合格し自己意識があるとされる動物種は限られています。そのため、従来の研究は「どの種がマークテストに合格するか」に焦点が当てられており、自己認知に至る過程やその後の行動については十分に検討されていませんでした。大阪公立大学大学院理学研究科の十川 俊平特別研究員と幸田 正典特任教授らの研究グループは、ホンソメワケベラに寄生虫に似せた赤茶色のマークを鏡提示前から付与し、鏡像自己認知の過程を観察しました。その結果、平均82分でマークをこすり落とそ...
キーワード:進化論/持続可能/持続可能な開発/寄生虫/イミン/遺伝子
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年12月11日
76
富士山測候所で高山病の原因を調査
脳の血流増加が頭痛を引き起こす
高い山に登ると、多くの人が頭痛などの急性高山病(AMS)に悩まされますが、その原因の一つとされる脳の血流変化との関係はまだよく分かっていません。大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センターの岡﨑 和伸教授、富士山測候所を活用する会の浅野 勝己氏(筑波大学名誉教授)、鹿屋体育大学の堀内 雅弘教授らの研究グループは、富士山頂(標高3,776m)において8人の健康な男性を対象に、首の内頸動脈と椎骨動脈の血流と血管の太さを3日間毎日計測し、高山病の症状との関係を調べました。その結果、内頸動脈は日を追うごとに血流と血管の太さが増し、特に、頭痛の程度と、動脈の血流・太さの変化には関連が見られま...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/血流/スポーツ/低酸素
他の関係分野:工学総合生物
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発表日:2025年12月11日
77
フレイル進行と腹部肥満の関係を分析
~予防のカギは知識と運動~
心身が虚弱している状態のフレイルは、要介護状態の前段階として注目されており、早期にリスクを把握して予防することが重要です。これまで、肥満はフレイルとは相反する状態と思われてきましたが、近年の研究では、腹部肥満が、運動不足や不適切な食生活、生活習慣病の発症を通じてフレイルの進展に関与する可能性が指摘されています。大阪公立大学研究推進機構都市健康・スポーツ研究センターの横山 久代教授は、腹部肥満がフレイルの進行に与える影響を明らかにすることを目的に、大阪府在住の2,962人(30~79歳)を対象に、スマートフォン健康アプリを用いたWebアンケートを実施し、分析しました。その結...
キーワード:ロジスティック回帰/回帰分析/運動習慣/持続可能/持続可能な開発/スポーツ/フレイル予防/要介護/スマートフォン/フレイル/メタボリックシンドローム/危険因子/食生活/生活習慣病
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年12月10日
78
有機太陽電池材料の新たな知見
~ナノ構造の違いが光による電荷の動きに影響を及ぼす~
有機薄膜太陽電池は軽量で柔軟かつ加工が容易なため、さまざまな応用が期待されています。発電には光で生じた電荷(ホールと電子)を効率よく分離して取り出す必要があり、その役割を担うのがp型有機半導体・n型有機半導体と、両者が接するp/nヘテロ接合界面です。その界面と電荷移動パスを適切に制御することが重要なため、p型とn型の半導体成分を同一分子に組み込み、自発的な集積(自己組織化)によりp/nヘテロ接合を形成させる手法が注目されています。しかし、単一分子の自己組織化は複雑で、最適なナノスケールのp/nヘテロ接合を得ることが難しいという課題がありました。大阪公立大学大学院工学研究科の前田 壮...
キーワード:時間分解/輸送特性/太陽/自己組織/ナフタレン/有機太陽電池/有機薄膜太陽電池/有機半導体/光電流/有機分子/ファイバー/接合界面/キャリア/光励起/絶縁体/単一分子/有機薄膜/ボトムアップ/持続可能/光照射/持続可能な開発/電荷輸送/ナノファイバー/太陽電池/電気伝導/電池/電気伝導性/ナノスケール/ナノ構造/ナノ粒子/マイクロ/マイクロ波/移動度/電荷移動/半導体/スクアレン/組織化/アレン
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年12月9日
79
10代が背負う介護の現実とは?心理的影響を全国調査で明らかに
日本では高齢化が進む中、家族の介護や世話を担うヤングケアラー※が増加しています。しかし、彼らが感じている心の負担や感情への影響は、まだ十分に明らかになっていません。大阪公立大学大学院経済学研究科の牛 冰教授と王 子言客員研究員の研究グループは、ヤングケアラーの心理や感情にケア負担がどのように影響するかを明らかにするため、全国の15~19歳のヤングケアラーを対象に、2021年(コロナ禍)と2024年の2回にわたってアンケート調査を実施しました。その結果、ケア負担が大きいヤングケアラーほど高いストレスを抱える傾向がある一方で、達成感や誇りといったポジティ...
キーワード:コロナ禍/持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/日常生活/ストレス/高齢化/心理的ストレス
他の関係分野:工学
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発表日:2025年12月9日
80
高耐久アモルファスベース複合正極を新開発
─電子顕微鏡で“劣化の正体”を視覚化し、設計指針を確立─
一般財団法人ファインセラミックスセンター(JFCC)の野村優貴博士、山本和生博士、平山司博士と大阪公立大学の平岡大幹氏(研究当時:博士前期課程2年)、本橋宏大助教、作田敦准教授、林晃敏教授らの研究グループは共同で、全固体Li電池※1向けのアモルファスベース複合正極※2を開発しました。この材料は、従来のLi過剰系正極が抱えていた“急速な劣化”を大幅に抑制できることが分かりました。さらに、JFCCが開発してきたその場電子顕微鏡技術※3を組み合わせることで、充放電中のナノスケールの構造変化・劣化メカニズム・イ...
キーワード:視覚化/オープンアクセス/人工知能(AI)/遷移金属酸化物/検出器/酸化還元反応/正極材料/電子線/電子エネルギー損失分光/遷移金属/全固体電池/電気化学反応/蓄電池/持続可能/還元反応/計測技術/持続可能な開発/アモルファス/電子回折/電子状態/電池/ダイナミクス/ナノスケール/ナノメートル/ナノ粒子/金属酸化物/酸化還元/酸化物/自動車/耐久性/電解質/電気化学/電気自動車/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/電子顕微鏡法/透過電子顕微鏡/複合材/複合材料/分解能/結晶構造/空間分解能/構造変化
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年12月4日
81
肝疾患の早期発見を目指して 新しいバイオマーカー候補の有効性を検証
肝臓において、アルコール摂取過多やウイルス感染などによる損傷が長く続くと、肝星細胞※4がコラーゲン線維を作り、修復しようとします。この肝臓の線維化が進行すると肝機能が低下する肝硬変になります。また、肝線維化は肝がんの最大の危険因子であるといわれているため、早期診断法の開発が望まれています。大阪公立大学大学院獣医学研究科の松原 三佐子准教授、安井 豊研究員(研究当時)、医学研究科の榎本 大准教授、河田 則文特任教授らの研究グループは、ヒト肝星細胞を用いて血しょう中に存在するFBLN5というタンパク質を検証したところ、FBLN5の量は肝線維化...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/診断法/獣医学/ビタミン/肝線維化/肝がん/肝硬変/肝疾患/早期診断/アルコール/エラスチン/コラーゲン/ビタミンA/血液/ウイルス/バイオマーカー/危険因子/線維化/早期発見
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発表日:2025年12月3日
82
休日のリハビリテーションに効果 大規模解析で“現場の実感”に科学的裏付け
大腿骨近位部骨折を負った高齢者は、手術後にADLの低下を経験することが多く、回復にはリハビリテーションが重要です。先行研究では、休日にもリハビリを行うことでADLの改善が促進されることが示されていますが、人的資源の制約から全患者に提供するのは困難です。大阪公立大学大学院医学研究科 医療統計学の備藤 翼大学院生(博士課程3年)、河合 稜太特任助教、新谷 歩教授、同研究科 整形外科学の高橋 真治講師らの研究グループは、大腿骨近位部骨折後に手術を受けた60歳以上の患者77,947人(休日リハ群(59,722人)/平日のみ群(18,225人)、平均年齢(85歳/86歳)、女性割合(76.9...
キーワード:身体活動/持続可能/持続可能な開発/大規模解析/関節/整形外科学/骨折/日常生活/リハビリ/リハビリテーション/医療の質/高齢者/手術
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2025年12月2日
83
歯の健康状態が死亡率予測の鍵に!高齢者19万人の歯科検診データから判明
口腔の健康状態と死亡リスクには関連があることが知られており、日本では1989年より「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という8020運動が展開されています。しかし、歯の状態には健全歯、処置歯、未処置歯などさまざまな種類があり、どの状態の歯を歯数として数えることが死亡リスクの予測に最も有効かは明らかになっていません。大阪公立大学大学院看護学研究科の大槻 奈緒子講師と、大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門の山本 陵平教授らの共同研究グループは、75歳以上の高齢者190,282人を対象に、歯科健診時の歯数および歯の状態と全死亡との関連を解析しました。その結...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/死亡率/寿命/歯学/リアルワールドデータ/レセプト/医師/疫学/疫学研究/看護/看護学/健康寿命/高齢者/地域包括ケア
他の関係分野:工学
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発表日:2025年11月27日
84
原始緑藻の集光タンパクの構造と機能に着目し、海底環境に特化した光合成アンテナを発見
植物進化の初期段階では、原始緑藻は光がほとんど届かない海底から、光が十分にある陸上に移り住むのに伴い、光合成の仕組みを変化させました。色素タンパク質複合体である光合成アンテナLhc※1は、太陽光利用に重要で、陸上植物はLHCII※2を、プラシノ藻※3はLhcp※4を用いて環境に適応していますが、Lhcpの分子機構は未解明でした。大阪公立大学人工光合成研究センターの藤井 律子准教授、大阪大学蛋白質研究所の関 荘一郎特任研究員(常勤)、栗栖 源嗣教授、同大学大学院生命機能研究科の難波 啓一特任教授(...
キーワード:アンテナ/広帯域/太陽/光化学/タンパク質複合体/光化学系I/光化学系II/光合成/光環境/太陽光/人工光合成/持続可能/持続可能な開発/極低温/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/分解能/カロテノイド/クライオ電子顕微鏡/高分解能/分子機構/創薬/立体構造
他の関係分野:情報学数物系科学化学生物学総合理工工学農学
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発表日:2025年11月27日
85
AIでウシの体外受精の効率化へ
-卵子の個性に合わせた培養法で胚の発生率向上-
ウシの体外受精は、畜産業の生産性向上に欠かせない重要な技術です。しかし従来の受精方法は、卵子の成熟スピード(NMS)に個体差があるにもかかわらず、すべての卵子を同じ時間で一律に培養していました。そのため、成熟が遅い卵子は十分に準備が整わないまま受精することになり、胚の発生率が低下する可能性がありました。大阪公立大学大学院獣医学研究科の古山 敬祐准教授とHO, Chia-Tang博士(研究当時、大学院生)らの研究グループは、AIによるNMS予測モデルを活用し、黒毛和種牛の卵子を成熟が速い群と遅い群に分類。培養時間を変えて比較した結果、成熟が遅い群では、一般的な培養時間より4時間長く培...
キーワード:最適化/人工知能(AI)/減数分裂/持続可能/持続可能な開発/生産性/ウシ/獣医学/子宮/受精/受精卵/体外受精/着床/卵子/胚盤胞/予測モデル/in vitro/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:情報学生物学工学農学
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発表日:2025年11月26日
86
ゲノム編集で酵母のストレス耐性を強化! 有用化合物の生産効率が向上
環境にやさしい技術として、パン作りなどにも使用される酵母Saccharomyces cerevisiaeを用い、溶剤や保湿剤などに使用されている2,3-ブタンジオール(2,3-BDO)を生産する研究が注目されています。しかし、通常の酵母は高濃度の2,3-BDO環境では弱り、生産効率が低下してしまうという課題があります。大阪公立大学大学院工学研究科の山田 亮祐准教授、中村 海斗氏(研究当時、大学院生)らの研究グループは、高濃度2,3-BDO環境での酵母の弱体化を克服するため、ゲノムDNAへの変異導入技術を用いて耐性強化を試みました。その結果、高濃度2,3-BDO環境で、従来...
キーワード:ゲノムDNA/持続可能/持続可能な開発/Saccharomyces cerevisiae/変異株/ストレス耐性/微生物/遺伝子発現解析/発現解析/ゲノム編集/ゲノム/ストレス/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:化学工学農学
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発表日:2025年11月20日
87
学生同士の評価は公平か?英語プレゼンにおける学生間評価の信頼性を分析
学習者中心の教育アプローチが重視される中、教育現場での英語プレゼンテーション評価において、学生同士によるピア評価が注目されています。しかし、ピア評価には友情関係などのバイアスが入り込む可能性があり、公平性や妥当性を損なう懸念があります。大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の田中 美津子准教授は、友情関係がピア評価にどの程度影響するか、またその影響が評価者の性別や英語プレゼンテーション能力によって異なるかを、大学1年生148人を対象に検証しました。その結果、学生は友人に対してわずかに高めの評価を与える傾向が見られたものの、その影響は限定的であることが明らかになりました。...
キーワード:プレゼンテーション/持続可能/持続可能な開発/妥当性
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2025年11月20日
88
膝の不調がからだの動きのイメージを弱める? 痛みが認知機能にまで及ぶ、見えない変化を解き明かす
膝OAは、世界で6億人以上が罹患している一般的な病気で、膝の痛みや動きづらさによって身体機能が低下します。さらに最近の研究では、脳が自分の体をどう認識しているかという「身体表象」にも変化をもたらす可能性があることが示されています。大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の武藤 拓之准教授らの研究グループは、膝OAを有する高齢女性59人と健常な高齢女性36人に心的回転※3課題を行わせ、人の体に似た形における回転イメージのしやすさに違いが現れるのか検証しました。その結果、膝OAを有する高齢女性は健常な高齢女性に比べ回転イメージがしづらいということが分かりました。ま...
キーワード:空間認識/身体表象/持続可能/持続可能な開発/関節/身体機能/内部モデル/膝関節/変形性膝関節症/リハビリ/軟骨/高齢者/認知機能/慢性疾患
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年11月19日
89
粘り強さと柔軟性に関与する脳内メカニズムを解明
- 強迫性障害の新たな治療法に繋がる可能性 -
セロトニンは、睡眠や認知、情動など多様な脳機能に関与する神経伝達物質であり、その働きは複数の受容体によって制御されています。なかでもセロトニン3受容体は、近年の研究において「根気強さ」に関与することが示されていますが、その他の機能については十分に解明されていませんでした。大阪公立大学大学院医学研究科脳神経機能形態学の中園 智晶特任助教(研究当時)と近藤 誠教授の研究グループは、セロトニン3受容体が認知機能においてどのような役割を果たしているかを明らかにするため、同受容体を欠損させたノックアウトマウスを用いて、オペラント条件づけ※1による複...
キーワード:行動実験/ブレイン/形態学/機能形態/機能形態学/持続可能/持続可能な開発/神経機能/神経伝達物質/セロトニン/ノックアウトマウス/マウス/受容体/脳機能/PTSD/うつ/うつ病/睡眠/精神疾患/難病/認知機能/薬物療法
他の関係分野:情報学数物系科学生物学工学
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発表日:2025年11月19日
90
犬の肝がん原因遺伝子を発見! 新たな治療法確立に期待
犬とヒトでは塊状肝細胞癌(HCC)の発症の仕組みや予後が異なるため、犬HCCにおける遺伝子異常はヒトとは違う可能性があります。ヒトHCCでは、さまざまな遺伝子や免疫細胞が発癌や予後に影響を及ぼしていることが報告されていますが、犬HCCについてはまだ明らかになっていません。大阪公立大学大学院獣医学研究科の田中 利幸准教授らの研究グループは、14頭の犬HCCと4頭の犬正常肝(NL)のRNAシーケンスを実施したところ、NLに比べてHCCでは119種類の遺伝子で発現量が低下、141種類の遺伝子で発現量が上昇していることが分かりました。特に発現量が上昇した遺伝子PRC1...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/獣医学/Cdc2/遺伝子異常/肝がん/免疫抑制/NGS/次世代シーケンサー/RNA/T細胞/肝細胞/制御性T細胞/免疫応答/免疫細胞/遺伝子
他の関係分野:工学農学
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発表日:2025年11月18日
91
航空機整備を支援するナット締め付けシステムの開発
―迅速かつ高精度な締め付け作業を可能にする技術的アプローチ―
航空機を組み立てる際、緩みにくいセルフロックナットを使用します。しかし、このナットは緩み防止のため変形加工されており、ハンドナットランナでネジ締め付けを行ったとしてもネジ締め付け完了を自動検知することが難しく、締め付け過剰によりネジが破損しボルトのネジ部に傷が入る可能性があります。そのため、手動工具を用いて締め付け状態を確認しなければならず、時間や手間がかかるという課題がありました。また、通常のナットランナで使用されているトルク※4値を直接用いた単純な自動判定法はセルフロックナットでは誤判定してしまうリスクが高いため、ハンドナットランナへ高精度な自動着座検知機能を搭載す...
キーワード:外れ値/AI/アルゴリズム/最適化/情報学/進化計算/突然変異/最適化手法/持続可能/社会貢献/持続可能な開発/トルク/ロボット/航空機/自動化/自動制御/スキル/品質保証
他の関係分野:情報学環境学工学農学
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発表日:2025年11月15日
92
コロナ後遺症と喫煙の関係をタバコ製品種別で調査
―喫煙形態によって異なる症状が現れることが明らかに―
新型コロナウイルス(COVID-19)に感染後、複数の臓器に影響する症状が少なくとも3か月以上続く「Long COVID」は、高齢者であること、女性であること、肥満体型、ならびに他の疾患を併せ持つことなどが、関連因子として報告されています。一方で、喫煙との関係性については、現時点では明確な結論には至っていません。大阪公立大学大学院医学研究科 呼吸器内科学の豊蔵 恵里佳大学院生(博士課程4年)、山田 一宏講師、浅井 一久准教授らの研究グループは、Long COVIDと喫煙の関連性を探るため、28,250人の男女(うち5,068人がCOVID-19既往者)を対象に非喫煙、燃焼式タバコ...
キーワード:インターネット/インターネット調査/化学物質/持続可能/持続可能な開発/有害物質/統計解析/タバコ/新型コロナウイルス/発がん/ウイルス/公衆衛生/高齢者/新型コロナウイルス感染症/生活の質
他の関係分野:情報学環境学工学
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発表日:2025年11月12日
93
呼吸調節機能不全症の有病率が11%であることが判明
息がしづらい、胸のあたりが苦しい、頻繁なあくびが出るなどの症状がある、呼吸調節機能不全症(dysfunctional breathing, DB)は、医学的には認識されていますが、一般にはまだ広く知られていません。また、すでに呼吸器疾患を持つ患者におけるDBに関する報告はありますが、一般集団におけるDBの有病率や臨床的特徴は未だ解明されていません。大阪公立大学大学院医学研究科 呼吸器内科学の平位 佳歩大学院生(博士課程4年)、山田 一宏講師、浅井 一久准教授らの研究グループは、2024年1月24日から2月27日の間に実施されたインターネット調査JASTIS2024の結果を用いて、男...
キーワード:インターネット/インターネット調査/データ解析/持続可能/持続可能な開発/脳血管疾患/てんかん/ヘルスケア/有病率
他の関係分野:情報学環境学数物系科学工学
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発表日:2025年11月12日
94
人工光合成研究センター 天尾教授らの論文が「Chemical Communications」誌の表紙に採用
キーワード:アミド/酸化還元反応/光合成/ヒドリド/人工光合成/選択性/持続可能/還元反応/持続可能な開発/酸化還元/水素化/水素ガス/エネルギー代謝
他の関係分野:化学生物学工学
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発表日:2025年11月11日
95
AIがレントゲン画像の品質管理を向上
-誤情報を高精度で自動検出-
病院で撮影されるレントゲン画像には、撮影部位や撮影方法などの情報がラベルとして付与されます。しかし、このラベル付けの多くは、人による作業となっているため、誤りが生じることがあり、AIの学習や臨床での判断に支障をきたすことがあります。大阪公立大学大学院医学研究科放射線診断学・IVR学の光山 容仁大学院生(博士後期課程4年)、人工知能学の植田 大樹教授らの研究グループは、複数の病院や公開データのレントゲン画像を使用し、撮影部位を分類するAIモデルと、胸部レントゲン画像における撮影方法および画像の向きを判定するAIモデルを新たに開発しました。これらのAIモデルの導入により、膨大なレ...
キーワード:画像データ/統計モデル/AI/画像データベース/機械学習/人工知能(AI)/品質管理/SO2/持続可能/持続可能な開発/IVR/画像診断/医用画像/医療安全/放射線
他の関係分野:情報学複合領域環境学工学
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発表日:2025年11月8日
96
オゾン層を破壊する四塩化炭素
-アルコールに溶かして分解効率アップ-
四塩化炭素(CCl₄)は、かつて冷媒や洗浄剤として広く使用されていましたが、その有害性から現在は厳しく規制されています。しかし、近年の報告ではCCl₄は中国や米国での排出が確認されており、環境汚染が依然として懸念されています。そのため、CCl₄の分解技術の開発は重要な課題となっています。大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の興津 健二教授、アブリキム アルファト大学院生(博士後期課程2年)の研究グループは、CCl₄の超音波分解および無害化について検討。従来、超音波分解におけるアルコールの添加は、対象となる有害有機物の分解に負の効果をもたらすと考えられてきましたが、CCl₄を含む...
キーワード:環境汚染/揮発性有機化合物/水溶液/持続可能/持続可能な開発/オゾン/超音波/有機物/アルコール
他の関係分野:環境学数物系科学工学
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発表日:2025年11月8日
97
「世界で最も影響力のある科学者トップ2%」に本学から54名の研究者がランクイン
スタンフォード大学とエルゼビア社による「標準化された引用指標に基づく科学者データベース(Science-wide author databases of standardized citation indicators)」が2025年9月19日に発表され、科学分野で影響度の高い科学者として、本学からは「生涯」(career-long)区分で44名、「単年」(single recent year)区分で37名が選出されました。そのうち、生涯・単年度ともに選出された研究者は27名です。上記現職の研究者以外にも、「生涯」区分で60名、「単年」区分で16名の名誉教授・退職教員等が選出されまし...
キーワード:情報学/光合成/人工光合成/持続可能/持続可能な開発/獣医学/標準化
他の関係分野:情報学生物学工学農学
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発表日:2025年11月6日
98
\電気で“スピン位相”を読み取る!/ スピン流でらせん磁性体のスピン位相を検出
―ナノスケール磁性の新しい読み出し手法を提案―
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻の蒋男助教、新見康洋教授らの研究グループは、東邦大学理学部物理学科の大江純一郎教授、大阪公立大学大学院工学研究科電子物理系専攻の戸川欣彦教授と共同で、スピン流を用いた非局所スピンバルブ※3測定により、らせん磁性体Cr1/3NbS2のスピン位相と磁気ゆらぎを電気的に検出することに世界で初めて成功しました。らせん磁性体は、磁気モーメントがらせん状に配列する特性を持つ新しいタイプの材料で、従来の強磁性体にはない非磁化という特徴から、高集積化が可能で、次世代の情報媒体として期待されます。Cr...
キーワード:スピン偏極/磁気構造/放射光/磁場/数値シミュレーション/円二色性/磁気モーメント/磁性体/走査型トンネル顕微鏡/磁気円二色性/超高真空/スピンバルブ/スピン流/強磁性/持続可能/持続可能な開発/強磁性体/シミュレーション/スピン/トンネル/ナノスケール/マイクロ/低消費電力/特殊環境/バルブ/ゆらぎ/プローブ
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年11月5日
99
脂肪由来幹細胞を用いた骨再生治療法の効果を検証
~高齢者の脊椎圧迫骨折に新たな治療の可能性~
骨粗鬆症による背骨の圧迫骨折は、高齢者に多く見られる骨折であり、慢性的な腰痛や日常生活の質の低下を引き起こす深刻な健康課題です。特に骨癒合が不十分な場合には、歩行困難や寝たきりにつながるリスクも高まります。大阪公立大学大学院医学研究科整形外科学の澤田 雄大大学院生(博士課程4年)、高橋 真治講師、寺井 秀富教授、中村 博亮教授(研究当時、現・大阪公立大学医学部附属病院長)らの研究グループは、脂肪由来幹細胞(ADSC)を骨に分化させ、球状に培養した「ADSC骨分化スフェロイド※」と、骨の再建材料として広く使われるβ-リン酸三カルシウム(β-T...
キーワード:TCP/持続可能/持続可能な開発/人工骨/リン酸/整形外科学/骨折/寿命/脊椎/日常生活/骨再生/骨分化/脂肪由来幹細胞/カルシウム/スフェロイド/ラット/幹細胞/骨形成/骨粗鬆症/再生医療/細胞培養/遺伝子/健康寿命/高齢者/生活の質
他の関係分野:情報学工学総合生物農学
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発表日:2025年11月4日
100
入院中の転倒・せん妄・死亡率の低下を目指して
看護師向けの新たな教育プログラムを開発
病院に入院している患者の死亡率や転倒・転落発生率、せん妄発生率などを低下させるためには、エビデンスに基づく実践(Evidence-Based Practice:EBP)※1を推進することが重要です。そのためには、効果的なEBP教育プログラムの整備が必要不可欠ですが、従来のEBP教育プログラムには、EBPのすべてのプロセスに関する教育が含まれていないことや、厳密な方法でEBP教育プログラムの評価が行われていないという課題がありました。大阪公立大学大学院看護学研究科の古木 秀明研究員らは、EBPのすべてのプロセスに関する教育を組み込んだ新たな...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/シナリオ/死亡率/EBP/看護/看護学/看護師/無作為化比較試験
他の関係分野:工学
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発表日:2025年11月1日
101
衝撃の少ない歩き方が健康寿命を延ばす
歩き方指導の有効性を検証
◇高齢者223人を対象に、衝撃の少ない着地(ソフトランディングテクニック)を用いた歩き方指導の受講前後で歩行測定を行い比較検証。◇歩き方指導の受講後は、歩数は増加、歩幅は減少し、着地衝撃の大きさを表す上向き加速度が減少した。◇高齢者の健康的な歩き方の促進として、ソフトランディングの歩き方指導の有効性を示唆。概要歩幅を広げて歩くと、下半身の筋肉が多く使われるため筋力が向上するといわれていますが、着地の衝撃が増すため、膝や腰に負担がかかり痛みを引き起こす可能性も考えられます。大阪公立大学大学院生活科学研究科の本宮 暢子特任教授、春名 了...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/スポーツ/スポーツ医学/筋肉/寿命/健康寿命/高齢者
他の関係分野:工学
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発表日:2025年10月30日
102
腸内細菌が作り出す毒が大腸がんの引き金に? DNA損傷のメカニズムの一端を解明
DNA損傷のメカニズムの一端を解明
ヒトの腸内には約1,000種類の細菌が生息し、善玉菌や悪玉菌などがお互いに関係を保ちながら腸内細菌叢を形成しており、地域や生活環境、食生活などに依存していることも知られています。近年、腸内細菌叢の一部の細菌が作り出すコリバクチンと呼ばれる遺伝毒性物質が、DNA鎖間架橋(ICL)を引き起こすことが大腸がんの原因ではないかと考えられ、注目されています。大阪公立大学大学院理学研究科の川西 優喜教授、静岡県立大学、京都府立大学の共同研究グループは、日本人の大腸がん患者の腸内から取り出したコリバクチンを産生する大腸菌を用い、ICLが染色体異常の誘発や増殖の阻害を引き起こしているかを調べました...
キーワード:遺伝情報/持続可能/持続可能な開発/リスク評価/細胞株/細胞毒性/染色体/大腸発がん/大腸/発がん/DNA損傷/細胞分裂/大腸がん/大腸菌/がん患者/胃がん/疫学/疫学研究/細菌/細菌叢/食生活/染色体異常/腸内細菌/腸内細菌叢
他の関係分野:生物学工学
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発表日:2025年10月30日
103
電流なしで磁石に吸着!らせん状キラル分子の新原理を発見
――不斉合成や分子生物学への応用に期待――
東京大学物性研究所の三輪真嗣准教授、産業技術総合研究所ハイブリッド機能集積研究部門の山本竜也主任研究員、名古屋大学大学院工学研究科の大戸達彦准教授らによる研究グループは、大阪公立大学の木村健太准教授、分子科学研究所の山本浩史教授と共同で、未解明であった「らせん状の形をしたキラル分子※1が磁石と相互作用する原理」を発見しました。本研究により、キラル分子が分子振動を通じて自らスピン※2を獲得し、その結果、キラル分子と磁石の間に層間交換相互作用※3がはたらくことで、キラル分子が磁石に吸着することが明らかになりました。これま...
キーワード:原子核/磁気抵抗/準粒子/キラル/不斉合成/光合成/磁気モーメント/磁気抵抗効果/MRAM/メモリ/巨大磁気抵抗効果/交換相互作用/分子振動/量子エレクトロニクス/持続可能/持続可能な開発/巨大磁気抵抗/スピン/スピントロニクス/センサー/バイオセンサー/量子力学/生体内/キメラ/創薬/分子生物学
他の関係分野:数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年10月29日
104
糖尿病予備群ラットで血糖値上昇ホルモンの働きを検証
-肝細胞からブドウ糖が過剰に産出される仕組みが明らかに-
◇糖尿病進展の要因として、近年、血糖値を上昇させるホルモンのグルカゴン※1の働きが注目されている。◇糖尿病のモデル動物であるOLETFラット※2を用い、糖尿病発症前段階の肝細胞においてインスリン※3およびグルカゴンの作用による糖質の利用や産生の変化を解析。◇グルカゴンが肝細胞に作用することによって、糖新生※4に関わる遺伝子のmRNA発現量とグルコース(ブドウ糖)の産生量が顕著に増加。◇糖新...
キーワード:グルコース/持続可能/持続可能な開発/糖新生/合併症/膵臓/mRNA/ホルモン/医療費/アミノ酸/インスリン/モデル動物/ラット/肝細胞/2型糖尿病/遺伝子/脂質/食生活/早期発見/糖尿病
他の関係分野:生物学工学
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発表日:2025年10月28日
105
⿂の精⼦はどのように競争するのか?
〜精⼦の寿命とタンパク質が進化のカギ〜
琉球大学熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設の守田昌哉准教授、京都大学、大阪公立大学大学院理学研究科 安房田 智司教授らのグループによる研究成果が、進化生物学分野の学術雑誌「Evolution」に掲載されました。本研究では、アフリカ東部の古代湖タンガニイカ湖に生息するカワスズメ科魚類(シクリッド※3)Ophthalmotilapia ventralis を対象に、オスの繁殖競争の指標として着目した「精子競争」の程度に応じて精子形質や運動能力、さらに精液の拡散に関与するタンパク質の遺伝子発現が変化することを明らかにしました。これらの変化は、メスによる「精子...
キーワード:行動観察/シクリッド/進化生物学/持続可能/持続可能な開発/選択行動/運動解析/哺乳類/遺伝子発現解析/受精/体外受精/発現解析/運動能力/寿命/タンパク質発現/精子/糖タンパク質/遺伝子/遺伝子発現/分子生物学
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2025年10月26日
106
アルツハイマー病治療前後の脳をMRIで比較 脳の老廃物排出機能は短期間では改善しない可能性
アルツハイマー型認知症は脳内にアミロイドβという蛋白質が蓄積し、脳の老廃物を排出するグリンパティック・システム※2と呼ばれる機能が低下することが病態に関与するといわれています。アミロイド標的治療薬のレカネマブは、アミロイドβを除去し認知機能低下を抑制することが期待されていますが、グリンパティック・システムへ与える影響はまだ分かっていません。大阪公立大学大学院医学研究科放射線診断学・IVR学の大浦 達史大学院生(博士課程3年)、立川 裕之講師らの研究グループは、アルツハイマー型認知症患者13人を対象にレカネマブ治療開始前...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/IVR/グリア細胞/中枢神経/MRI/アミロイド/アルツハイマー病/グリア/脳脊髄液/認知機能/認知症/放射線
他の関係分野:工学
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発表日:2025年10月23日
107
ブラッククミンの抗肥満効果を細胞実験と臨床試験で検証 生活習慣病の予防に役立つ可能性
ブラッククミンシードはハーブやスパイスとしてだけでなく、抗酸化作用や抗炎症作用などの機能をもつ薬効植物としても用いられています。大阪公立大学大学院生活科学研究科の小島 明子准教授、バングラデシュChattogram Veterinary and Animal Sciences UniversityのShamima Ahmed助教(本学生活科学研究科博士後期課程3年)らの研究グループは、ブラッククミンシードの抗肥満効果を細胞実験およびヒト臨床試験の両面から検証しました。まず細胞実験では、マウスの前駆脂肪細胞にブラッククミンシードエキスを投与したところ、脂肪滴の蓄積が大幅に抑制されるこ...
キーワード:プロファイル/持続可能/持続可能な開発/食品成分/血清/脂肪細胞/マウス/モデル動物/抗炎症/抗炎症作用/抗酸化/抗酸化作用/臨床試験/LDLコレステロール/コレステロール/脂質/脂質代謝/食生活/生活習慣病
他の関係分野:情報学工学農学
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発表日:2025年10月23日
108
光合成色素シフォネインの役割を解明
~今後の光合成アンテナを最適化する色素の分子設計に貢献~
光合成生物が太陽光を効率よく化学反応に使う仕組みを解明するためには、類似のタンパク質で色素の構造や配置のみが異なる光合成アンテナについて、精密構造と光応答の実験データを蓄積することが極めて重要です。大阪公立大学人工光合成研究センターの藤井 律子准教授と大阪大学蛋白質研究所の関 荘一郎特任研究員(常勤)、イタリア パドバ大学のAlessandro Agostiniテニュアトラック博士研究員らの研究グループは、EPR分光法を用い、ホウレンソウと海藻ミルの光合成アンテナを解析。ホウレンソウではクロロフィルの三重項励起状態が微弱ながら観測されるのに対し、ミルでは観測されず、カロテノイドによ...
キーワード:アンテナ/最適化/ESR/熱雑音/量子化/分光学/スペクトル/磁場/太陽/分子構造/量子化学/励起状態/量子化学計算/クロロフィル/光応答/光合成/太陽光/DFT/エネルギー移動/人工光合成/持続可能/持続可能な開発/密度汎関数法/シミュレーション/スピン/マイクロ/マイクロ波/極低温/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/分解能/量子力学/カロテノイド/クライオ電子顕微鏡/高分解能/ラジカル/分子設計/立体構造
他の関係分野:情報学数物系科学化学生物学総合理工工学農学
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発表日:2025年10月21日
109
絶滅危惧種を多く含む水生甲虫・水生カメムシで環境DNA分析に必要な参照DNA配列を網羅的に整備
中濱 直之(兵庫県立大学自然・環境研究所准教授 兼 兵庫県立人と自然の博物館主任研究員)、平澤 桂(アクアマリンいなわしろカワセミ水族館副館長)、加藤 雅也(大阪公立大学大学院農学研究科緑地環境科学専攻大学院生)、渡部 晃平(石川県ふれあい昆虫館学芸員)、倉田 正観(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター助教)、林 成多(ホシザキ野生生物研究所所長)らの研究グループは、日本の水生昆虫、特に絶滅危惧種を多く含む水生甲虫や水生カメムシのDNA配列データベースを整備しました。近年の外来種の侵入、圃場整備や農薬の使用などにより、日本の水生昆虫の多くは絶滅の危機に瀕しています。そうした状...
キーワード:外来種/ミトコンドリアDNA/持続可能/持続可能な開発/水環境/rRNA/16S rRNA/ため池/水田/絶滅危惧種/DNA分析/環境DNA/ミトコンドリア
他の関係分野:環境学生物学工学農学
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発表日:2025年10月16日
110
肝線維症治療薬の候補物質を発見
~植物由来物質が肝臓の線維量を減少させることが明らかに~
肝線維化は、慢性的な肝疾患に伴って生じる肝臓の病態であり、進行すると肝硬変や肝がんの発症につながります。肝線維症は、肝線維化がある程度進み、肝臓に線維組織が蓄積した状態で、活性化型に変化した肝星細胞が過剰な線維を産生する事が要因と考えられています。大阪公立大学大学院医学研究科の松原 勤准教授と大黒 敦子研究員らの研究グループは、活性型肝星細胞に直接作用し、線維成分であるコラーゲンの発現を抑制させる物質を探すため、コラーゲンの発現制御に基づいた薬物スクリーニング系を開発しました。この薬物スクリーニング系を用いて研究を行った結果、Lawsoneと呼ばれる植物のヘンナに含まれる天然色素を...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/肝線維化/肝炎/肝がん/肝硬変/肝疾患/コラーゲン/スクリーニング/マウス/創薬/発現制御/遺伝子/遺伝子発現/線維化
他の関係分野:工学
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発表日:2025年10月13日
111
鉄道運賃の補助でヘルシーニュータウンへ
~行動変容に有効なインセンティブを検証~
多くのニュータウンが直面する共通の課題の一つは、「車中心の社会がもたらす住民の健康リスク」です。日常の移動を車に頼る生活様式は、意識しないうちに人々の身体活動量を低下させ、生活習慣病などのリスクを高める要因となっています。ニュータウンがこの課題を解決し、人々が健やかに生活し続けられる「ヘルシーニュータウン※1」になるためには、自家用車ではなく、公共交通などのよりアクティブな移動手段への行動変容を促すことが不可欠です。しかし、行動変容に有効なインセンティブは、これまで十分に示されていません。大阪公立大学大学院生活科学研究科都市科学研究室の加...
キーワード:健康増進/身体活動/身体活動量/持続可能/生活様式/まちづくり/健康リスク/公共交通/持続可能な開発/都市環境/電気鉄道/ニュータウン/モチベーション/ICT/スマートフォン/行動変容/高齢化/生活習慣病
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年10月13日
112
身体的な痛みが高齢者の自立した生活維持力を低下させると示唆
高齢者の痛みの予防や軽減が、自立した生活を支えるうえで重要であることが示唆
起床や就寝、食事、入浴など日常生活を送る上で最低限必要な動作は、基本的日常生活動作(ADL)と呼ばれ、自立した生活を送ることができるかを判断する際の重要な指標として利用されています。一方、買い物や電話、金銭管理、調理、洗濯などは手段的日常生活動作(IADL)と呼ばれ、計画性や判断力、記憶力などの認知機能が必要で、日常生活を送る上で欠かせない比較的複雑な動作を指します。IADLの低下は、生活の自立を困難にし、介護が必要な状況につながることがあるため、予防策が望まれています。大阪公立大学大学院生活科学研究科の水谷 有紀子大学院生(博士前期課程2年)、鵜川 重和教授らの研究グループは、高...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/日常生活/日常生活動作(ADL)/理学療法/介護予防/高齢者/認知機能
他の関係分野:工学
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発表日:2025年10月6日
113
病院内の騒音が入院患者に与える影響を明らかに
-10年間の文献データを分析-
医療機器の増加や高度化により病院内の騒音レベルは上昇傾向であり、世界保健機関(WHO)が推奨する騒音基準を大きく上回る状況が、医療現場において常態化しています。こうした環境が入院患者の心身に与える影響を包括的に理解することは、療養環境における音環境の調整において中心的な役割を担う看護師にとって重要です。大阪公立大学大学院看護学研究科の園田 奈央准教授らの研究グループは、2014年から2023年にかけて発表された関連文献を対象に、主要な文献データベースを用いてスコーピングレビュー※を行い、研究目的に合致する28件を研究対象として抽出しました。これらの論文を調査し...
キーワード:医療機器/心拍数/音環境/持続可能/持続可能な開発/透明性/看護/看護学/看護師/睡眠
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2025年10月5日
114
エビデンスに基づく実践(EBP)の定着へ
看護師の職場環境や支援体制の整備が重要
病院に入院している患者の転倒・転落発生率や死亡率を低下させるためには、医療従事者に対してエビデンスに基づく実践(Evidence-Based Practice:EBP)※を推進することが重要です。看護師がEBPを実践するには、EBPに関する知識や技術の向上が不可欠ですが、加えてEBP に対する組織のサポートなど職場環境の整備も重要であることが知られています。 大阪公立大学大学院看護学研究科の古木 秀明研究員らは、看護師の EBP に関する知識・技術とEBPの実践との関係性が、組織のサポートによってどのように変化するのか、どのような要因が看護師の EBP...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/死亡率/EBP/看護/看護学/看護師
他の関係分野:工学
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発表日:2025年10月2日
115
オンデマンドバスでヘルシーニュータウンへ
~地域の交通問題を解決したい想いがオンデマンドの利用を促進~
2024年10月から2025年2月にかけて、泉北ニュータウン地域でオンデマンドバスの実証実験※1が実施されました。オンデマンドバスは、健康上の課題を抱えている人々のラストワンマイルの移動を支える移動手段として期待をされています。大阪公立大学大学院生活科学研究科 都市科学研究室の加登 遼講師は、上記の実証実験においてオンデマンドバスを利用した人を含む泉北ニュータウンの居住者1,814人を対象にアンケート調査を実施し、利用者の特徴を分析しました。その結果、オンデマンドバスの利用行動は、「地域の交通問題解決のために、オンデマンドバスの利用に積極...
キーワード:健康増進/持続可能/まちづくり/持続可能な開発/社会実験/都市環境/アンケート調査/実証実験/電気鉄道/ニュータウン/ICT/高齢化
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年10月1日
116
イヌiPS細胞の臨床応用に向けて
異種由来成分を使用せずイヌiPS細胞の培養に成功
近年、猫や犬に対する高度医療の発展を背景に、イヌiPS細胞を活用した新たな治療法の開発や、遺伝性疾患をはじめとする病態の解明への期待が高まっています。iPS細胞の培養には、細胞が培養皿の底面で接着および増殖するための足場となる培養基質が必要です。現在、イヌiPS細胞の培養基質には、主にヒト由来の組換えタンパク質が使用されています。しかし、イヌにとっては異種成分であり、免疫拒絶や安全性の懸念から、臨床応用には適していないという課題があります。大阪公立大学大学院獣医学研究科の志々田 康平大学院生(博士課程3年)、生田 悠衣氏(当時:大阪府立大学生命環境科学域6年)、鳩谷 晋吾教授らの研究...
キーワード:遺伝性疾患/持続可能/持続可能な開発/変異体/獣医学/iPS細胞/多分化能/臨床応用/大腸/in vitro/幹細胞/再生医療/大腸菌/遺伝子
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2025年9月30日
117
ビタミンDの生体内代謝を新指標で測定
認知機能との関係の一端を明らかに
ビタミンDは、骨の健康維持にとどまらず認知機能や生活習慣病との関連性が注目されています。しかし、認知機能低下との関連については未だ不明な点が多く、さらなる研究が求められています。ビタミンDの栄養状態の指標は、血中25-hydroxyvitamin D[25(OH)D]濃度が一般的に用いられます。しかし、25(OH)D濃度だけでは、ビタミンDが生体内でどれだけ利用できているかを明らかにすることは困難です。大阪公立大学大学院生活科学研究科の桒原 晶子教授らの研究グループは、ビタミンDの異化代謝物(24,25-ihydroxyvitamin D【24,25(OH)₂D】)※...
キーワード:持続可能/紫外線/持続可能な開発/生体内/ビタミン/ビタミンD/腎臓/代謝物/循環器疾患/生活習慣病/糖尿病/認知機能
他の関係分野:工学総合生物
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発表日:2025年9月27日
118
-自己免疫性胃炎による胃細菌叢の変化と代謝異常を解析-
神経内分泌腫瘍の発症メカニズムの一端を明らかに
自己免疫性胃炎(autoimmune gastritis:AIG)とは、体の免疫システムが誤って自分自身の胃粘膜を攻撃してしまうことで起こる慢性胃炎の一種です。進行すると胃に神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor:NET)という特殊な腫瘍ができやすくなります。従来は、胃の細菌叢にはヘリコバクター・ピロリ菌以外の菌は存在しないとされていましたが、解析技術の進歩により、胃にも多様な細菌が定着していることが近年明らかとなりました。しかし、AIG発症による胃細菌叢の変化と胃NET発症の関連についての詳細なメカニズムは、十分に解明されていません。大阪公立大学大学院医学研究科...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/微生物/神経内分泌/代謝物質/自己免疫/代謝物/内分泌/細菌/細菌叢
他の関係分野:工学農学
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発表日:2025年9月25日
119
イヌiPS細胞の新たな培地を開発
-心筋細胞へ安定して分化させることが可能に-
iPS細胞は、再生医療や創薬研究で広く利用されています。近年ではイヌiPS細胞も作製され、動物医療やヒトの遺伝病研究への応用が期待されています。しかし、イヌiPS細胞を多様な細胞へ分化させるには効率が低く、細胞株ごとに分化能力にばらつきが見られる点が大きな課題となっています。特に現在の培養条件では、iPS細胞の性質が均一でなく、安定して機能的な細胞を得ることが困難でした。大阪公立大学大学院獣医学研究科の鳩谷 晋吾教授、木村 和人研究員(兼カリフォルニア大学デービス校獣医学部研究員)、大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点の西村 俊哉特任講師(常勤)らの国際共同研究グループは、従...
キーワード:筋細胞/持続可能/持続可能な開発/獣医学/differentiation/iPS細胞/細胞株/心筋/心筋細胞/臨床応用/遺伝病/再生医療/創薬/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2025年9月21日
120
~長い通勤時間や狭い住居は不眠症につながる~
東京23区通勤者へのアンケート調査で明らかに
大阪公立大学大学院生活科学研究科の松下 大輔教授らの研究グループは、2024年9月に東京都区部(東京23区)に通勤する40歳~59歳の首都圏在住者を対象に、通勤時間と住宅面積が不眠症と日中の眠気にどのような関係があるかについてオンライン調査を実施し、1,757人分の回答を分析しました。その結果、長い通勤時間は不眠症と日中の眠気を引き起こす要因になり、小さい住宅面積は不眠症を引き起こす要因になることが判明しました。また、4人世帯用住宅面積(95㎡)の規模で通勤時間が52分を超えると、不眠症リスクが高くなることがわかりました。本研究結果は、住宅の立地と大きさを考慮した住宅選択は、都市圏通勤者の睡...
キーワード:地域経済/持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/経済分析/睡眠
他の関係分野:環境学工学農学
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発表日:2025年9月21日
121
潰瘍性大腸炎とクローン病の有病者数が8年間で1.4倍に増加
-2023年全国疫学調査による最新有病者数推計-
東邦大学、杏林大学、大阪公立大学による研究グループは、日本全国の潰瘍性大腸炎およびクローン病の有病者数に関する全国疫学調査を実施しました。その結果、2023年の潰瘍性大腸炎の有病者数は約31.7万人、クローン病は約9.6万人と推計され、2015年に実施された同調査と比較すると、8年間で潰瘍性大腸炎、クローン病ともに約1.4倍に増加していることが明らかになりました。本成果は、軽症例や受給者証を持たない患者も含めた全国的な疾病負担を示すものであり、今後の医療政策や診療体制整備に資する基盤となると考えられます。本研究成果は2025年9月2日に「Journal of Gastroen...
キーワード:無作為抽出/クローン/持続可能/持続可能な開発/政策研究/大腸炎/クローン病/炎症性腸疾患/医療経済/医療政策/小児外科/大腸/腸炎/疫学/疫学研究/疫学調査/公衆衛生/社会医学/小児/調査研究/潰瘍性大腸炎/難病/有病率
他の関係分野:情報学生物学工学
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発表日:2025年9月21日
122
胸部レントゲン写真から食道運動障害を検出する高精度なAIモデルを開発
食道アカラシアは、食道の動きの異常によって食べ物や液体が食道にとどまり、胃に運ばれにくくなる疾患です。症状が軽い場合には医療機関を受診しないなど、診断までに時間を要するケースが少なくないため、発症後の経過とともに食道の拡張や蛇行のような変形が進行すると考えられています。診断にはバリウム検査や内視鏡検査などを行う必要があり、より体に負担をかけず早期に発見可能な診断方法が望まれています。大阪公立大学大学院医学研究科消化器内科学の落合 正研究医、沢田 明也病院講師、藤原 靖弘教授、人工知能学の植田 大樹准教授、放射線診断学・IVR学の山本 晃准教授らの研究グループは、食道アカラシア患者お...
キーワード:AI/人工知能(AI)/持続可能/持続可能な開発/IVR/内視鏡/健康診断/スクリーニング/低侵襲/放射線
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2025年9月18日
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ARで食材の重さを見抜く力が身に付く!新しい学習方法を開発
食品や料理の重量を見た目だけで推定する能力である食品重量推定能力は、管理栄養士が栄養指導時に対象者の摂取栄養量を評価する際や、献立を立てる際に必要な能力といわれています。しかし、従来、食品重量推定能力を身に付ける方法として利用されてきた、2Dの写真やフードモデル、実際の食品を利用した学習方法では、コストや学習場所の確保の問題、イメージがしづらいという課題がありました。大阪公立大学大学院生活科学研究科の松本 佳也准教授、情報学研究科の太田 正哉教授、県立広島大学の岡田 玄也准教授らの研究グループは、管理栄養士養成校の学生43人を、①文字のみ、②文字と写真、③フードモデル、④拡張現実(...
キーワード:拡張現実/3D画像/情報学/学習効果/持続可能/持続可能な開発/栄養指導
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年9月14日
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運動前の全身表面冷却と精神性疲労の同時負荷が、持続的な運動におけるパフォーマンスに与える影響を検証
持久性運動パフォーマンスは、長距離走や自転車競技、クロスカントリースキーなど長時間にわたって持続的に行う運動におけるパフォーマンスのことで、気温や精神状態など複数の要因によって左右されます。運動前の全身表面冷却や精神性疲労は、それぞれ違う仕組みで持久性運動パフォーマンスを低下させることがわかっていますが、同時に負荷をかけた場合にどのような影響があるのか未だ十分に解明されていませんでした。大阪公立大学研究推進機構都市健康・スポーツ研究センターの今井 大喜准教授らは、健康な20代の若年男性9人に、10℃~15℃の水循環スーツによって全身表面を冷却した後、心理課題による精神性疲労を誘発さ...
キーワード:心拍数/持続可能/持続可能な開発/水循環/副腎/スポーツ/パフォーマンス/ホルモン/交感神経/ノルアドレナリン/コルチゾール/ストレス
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年9月11日
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3D仮想現実ナビゲーションでアルツハイマー病の超早期変化を発見
— 血液アルツハイマー病指標と組み合わせたスクリーニングの有用性を実証 —
藤田医科大学、学習院大学、滋賀医科大学、量子科学技術研究開発機構、大阪公立大学、東京都立大学、名古屋大学の共同研究グループは、3D仮想現実(VR)ゴーグルを使って自己運動情報から現在位置を推定する能力「経路統合能※1」と、アルツハイマー病(AD)に関連するバイオマーカー(p‑tau181※2、GFAP※3、NfL※4 など)を測定しました。健常成人111名を対象に、経路統合能の評価とバイオマーカーの関連性を検証しました。その結果、経路統合能の誤差(エラー距離)は年齢や血液中のp‑tau181、GFAP、N...
キーワード:多変量解析/機械学習/持続可能/持続可能な開発/ナビゲーション/リン酸/神経内科学/病理/病態解明/MRI/アストロサイト/アミロイド/アルツハイマー病/スクリーニング/血液/構造変化/神経変性/バイオマーカー/難病/非侵襲/放射線
他の関係分野:情報学工学農学
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発表日:2025年9月8日
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肝障害を引き起こすアルデヒドが次々と生じる現象のメカニズムを解明
飲酒によるアルコールは肝臓において有害なアセトアルデヒドへと分解された後、アルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)によって解毒されます。しかし、日本人の約4割がALDH2の機能が低下する遺伝子変異(ALDH2*2)をもっており、少量の飲酒でも顔が赤くなるなどアセトアルデヒドを解毒する機能が正常に働かず、過度の飲酒によりがんの発症リスクが高くなることが知られています。大阪公立大学大学院獣医学研究科の高見 優生大学院生(博士課程3年)、中村 純博士(客員研究員)、井澤 武史准教授らの研究グループは、ヒトのALDH2*2を再現したマウスの体内にアリルアルコ...
キーワード:健康増進/化学物質/アリルアルコール/クロストーク/脱水素/持続可能/健康リスク/持続可能な開発/獣医学/アルデヒド/アセトアルデヒド/タバコ/アルコール/代謝産物/グルタチオン/マウス/活性酸素/活性酸素種/肝障害/血液/抗酸化/抗酸化作用/細胞死/ストレス/遺伝子/遺伝子変異/抗がん剤/酸化ストレス/脂質
他の関係分野:複合領域環境学化学生物学工学農学
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発表日:2025年9月7日
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サンゴがもつ光受容タンパク質のシンプルな光感度システムを発見
動物の網膜に存在する光受容タンパク質のオプシンは、ビタミンA由来のレチナールをシッフ塩基として結合し、その部位を正に帯電することで可視光を感知する色素として働きます。この色素は不安定な状態のため、負に帯電したアミノ酸残基が対イオンとして働き、安定化させることは過去の研究から分かっています。大阪公立大学大学院理学研究科の酒井 祐輔博士研究員(研究当時)、寺北 明久教授、小柳 光正教授、スイスPSI Center for Life SciencesのXavier Deupi博士らの共同研究グループは、造礁サンゴのオプシンは既知の動物オプシンとは異なる仕組みをもち、シッフ塩基が塩化物イオ...
キーワード:造礁サンゴ/レチナール/光合成/光受容/光受容タンパク質/オプシン/アミン/可視光/持続可能/塩化物イオン/紫外線/持続可能な開発/アルデヒド/サンゴ礁/褐虫藻/ビタミン/SPECT/アミノ酸/ケトン/ビタミンA/網膜
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2025年8月28日
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超高活性なアクチンが細菌の動きを生み出す!
~やわらかい特殊ならせん細菌「スピロプラズマ」のユニークな運動機構に迫る~
長岡技術科学大学技学研究院物質生物系の藤原郁子准教授、大阪公立大学大学院理学研究科の高橋大地研究員(研究開始当時。現・岡山大学異分野基礎科学研究所特別研究員PD)、大阪公立大学大学院理学研究科の宮田真人教授らの研究グループは、農作物や甲殻類への病原細菌「スピロプラズマ」の特徴的なねじれ運動に着目しました。この運動を担う2種類の細菌アクチンタンパク質の1つ(MreB1)はATPの加水分解※3が速いという超高活性をもち、もう1つ運動に必要なMreB5の繊維でできた骨格構造を不安定にすることを明らかにしました。この成果は、今後のドラッグデリバリーシステム※4...
キーワード:加水分解/水分解/持続可能/持続可能な開発/モーター/運動制御/収縮環/リン酸/病原菌/甲殻類/細胞壁/アデノシン/筋収縮/筋肉/ATP/アクチン/細胞内輸送/細胞分裂/転写制御/副作用/ゲノム/細菌
他の関係分野:工学総合生物農学
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発表日:2025年8月27日
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自発的な役割分担が協調作業の成績を決定する
―2者間の物理的協力における機能的役割分化の発現とその影響―
人と人が協力して作業を行うと、一般的には1人で行うよりも高い成果を上げられると考えられています。たとえば、異なる視点や能力を持つ人同士が力を合わせることで、タスクの達成効率が高まることが期待されます。しかし、実際には協力によって常に高いパフォーマンスが得られるわけではありません。状況によっては、協力することがかえって作業の妨げになるなど、非効率を生む場合もあります。この「協力の優位性」が発揮される場合とそうでない場合があるのかについては、まだ十分に解明されていないのが現状です。株式会社国際電気通信基礎技術研究所と大阪公立大学、アリゾナ州立大学、セントラルフロリダ大学の共同研究グルー...
キーワード:電気通信/仮想空間/協調作業/タスク/情報通信/持続可能/持続可能な開発/ロボット/ロボットアーム/新エネルギー/パフォーマンス/リハビリ
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年8月24日
130
アジア地域初! 陸域生態系によるCO₂吸収動態を明らかにする大規模基盤データセット「JapanFlux2024」を構築
森林や水田、湖沼などの陸域生態系が、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスをどの程度吸収・放出しているかを把握することは、地球温暖化対策に必要不可欠です。欧米諸国では、各地の観測拠点で得られたデータに基づき、陸域生態系のCO2吸収量の長期的な変化を記録したオープンデータセットの整備が進んでいる一方、アジア地域では包括的なデータセットは整備されていませんでした。大阪公立大学大学院農学研究科の植山 雅仁准教授、髙尾 勇太大学院生(博士前期課程2年)と、千葉大学の市井 和仁教授、国立極地研究所の矢吹 裕伯特任教授、東京大学の日浦 勉教授、熊谷 ...
キーワード:オープンデータ/季節変化/極域/極地/陸域生態系/温室効果ガス/湖沼/地球温暖化/温室効果/気候変動/経年変動/衛星/衛星観測/持続可能/持続可能な開発/地球温暖化対策/二酸化炭素/二酸化炭素/水田/生態系/温暖化/予測モデル
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2025年8月20日
131
動物福祉と遺伝資源保全に貢献
卵子回収が困難なラットでも回収が可能に
哺乳動物は、ホルモン投与による「過剰排卵誘起法」により、通常の2~3倍の数の卵子を一度に排卵させることができます。この技術は、使用動物数を削減しながら、次世代の大量生産、卵子や受精卵による遺伝資源保存、効率的なモデル動物作製などに広く活用されています。しかし、一部の動物種や系統ではホルモン投与に対する反応が低く、十分な卵子を得ることができないことが課題となっていました。大阪公立大学大学院獣医学研究科の金子 武人教授と中川 優貴研究員の研究グループは、過剰排卵誘起法に低い反応を示す代表的なラット系統であるBrown-Norway(BN)ラットにおいて、排卵誘導のタイミングを見直すこと...
キーワード:先端技術/受精能/持続可能/持続可能な開発/哺乳類/獣医学/動物福祉/哺乳動物/絶滅危惧種/遺伝資源/血清/受精/受精卵/排卵/不妊症/卵子/卵巣/ホルモン/イミン/モデル動物/ラット/創薬
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2025年8月20日
132
新たなキラル対称性の破れ現象を発見
―生命の分子の“向き”の謎を解明する手がかりに―
大阪大学大学院基礎工学研究科の岡田 武蔵さん(博士前期課程2年)、桶谷 龍成助教、久木 一朗教授、同大学院工学研究科の髙司 健太郎さん(博士前期課程2年)、重光 孟講師、木田 敏之教授、大阪公立大学大学院理学研究科の中嶋 琢也教授らの研究グループは、キラルなフェノチアジン誘導体のアキラル結晶が、分子のキラリティを反転しつつ単結晶性を維持したままキラル結晶へ構造転移する現象を発見しました(図)。この現象は溶媒を必要とせず、完全に結晶中で進行する新たなキラル対称性の破れ現象となります。これまで化学分野における非平衡開放系のキラル対称性の破れ現象は、優先富化※7とビ...
キーワード:対称性/非平衡/銀河/エナンチオマー/キラル/有機分子/ACT/構造転移/対称性の破れ/持続可能/持続可能な開発/単結晶/モデル化/結晶化/結晶性/ナトリウム/アミノ酸/ラット/誘導体
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年8月18日
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JST創発的研究支援事業に3件の新規研究課題が採択
2024年度 科学技術振興会 (JST)創発的研究支援事業の新規研究課題に、医学研究科の上村 麻衣子講師、山岸 良多講師、工学研究科の弓場 英司准教授をそれぞれ研究代表とする3件の研究課題が採択されました。創発的研究支援事業は、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ長期的に支援します。また、創発的研究を促進するため、個人研究者のメンタリング等を行うプログラムオフィサーの下、個人研究...
キーワード:メンタリング/ソフトマテリアル/ハイドロゲル/持続可能/持続可能な開発/バイオマテリアル/機能性/肝がん/細胞老化/組織形成/老化細胞/mRNA/がん化/発がん/アルツハイマー病/がん治療/ペリサイト/血液/細胞周期/自己免疫/自己免疫疾患/慢性炎症/免疫応答/ストレス/バイオマーカー/生理学/老化
他の関係分野:複合領域工学総合生物農学
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発表日:2025年8月9日
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複雑な量子流動現象から生じた三日月スキルミオン
ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の量子版を実験により観測
大阪公立大学南部陽一郎物理学研究所/大学院理学研究科の竹内 宏光准教授らの研究グループは、韓国科学技術院(KAIST)のJae-yoon Choi(ジェユン チョイ)准教授らの研究グループと共同で、ケルビン・ヘルムホルツ不安定性(KHI)と呼ばれる、流体の流れに関する物理現象の量子版(量子KHI)の観測に、世界で初めて成功しました。また、本研究で観測した量子KHIの界面から生じた渦が、2022年に本研究グループが予測した新種のスキルミオン※1(三日月スキルミオン)であることが明ら...
キーワード:超流動/輸送現象/スキルミオン/磁性体/メモリ/コロナ禍/持続可能/省エネ/持続可能な開発/スピン/流体力/流体力学/スキル
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年8月2日
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腸内細菌間のコミュニケーションの一部が明らかに
~腸内環境を整える腸活のヒントとなる可能性~
腸内細菌は、私たちの健康にとって非常に重要な存在です。腸内細菌が構成する腸内細菌叢のバランスが乱れると、便秘や下痢、肌荒れ、慢性的な身体の不調など、さまざまな悪影響を及ぼすことが近年明らかになってきました。しかし、どのような分子メカニズムによって、腸内細菌叢のバランスが維持されているのかについては未だ十分に解明されていません。大阪公立大学大学院獣医学研究科の細見 晃司准教授、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所医薬基盤研究所の國澤 純副所長らの共同研究グループは、株式会社はくばくの協力の下、いわゆる「悪玉菌」と呼ばれるフソバクテリウム バリウム(Fusobacteri...
キーワード:システム構築/質量分析装置/質量分析/持続可能/持続可能な開発/マイクロ/電子顕微鏡/獣医学/微生物/大腸/腸内環境/次世代シーケンサー/ケトン/ケトン体/創薬/コミュニケーション/マイクロバイオーム/細菌/細菌叢/腸内細菌/腸内細菌叢
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発表日:2025年7月30日
136
ヘルスケアアプリでヘルシーニュータウンへ
歩いて貯めたポイントで電車に乗れる新機能はユーザーの歩数を増加
日本には、歩くことでポイントを貯められるモバイルヘルスケアアプリ(mHealth app)が多数存在します。その中で、南海電気鉄道株式会社と株式会社NSDが開発した「へるすまーと泉北※1」は、泉北ニュータウン地域の住民および来街者を対象とした、歩いて貯めたポイントを電車の運賃などに交換することができるmHealth appです。大阪公立大学大学院生活科学研究科都市科学研究室の加登 遼講師は、「へるすまーと泉北」の効果検証を行いました。その結果、「へるすまーと泉北」で、歩いて貯めたポイントをデジタルきっぷに交換する機能が、ユーザーの1日あた...
キーワード:モバイル/健康増進/持続可能/まちづくり/持続可能な開発/社会実験/都市環境/実証実験/電気鉄道/ニュータウン/モチベーション/ICT/スマートフォン/ヘルスケア/行動変容/高齢化/生活習慣病
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発表日:2025年7月29日
137
身体検査や血液検査で犬の呼吸器疾患を予測する方法を提案
犬の呼吸器疾患は緊急性が高く、状態に応じた適切な対応のために、迅速で正確な重症度評価が不可欠です。ヒトの呼吸器疾患においては、呼吸機能評価だけでなく身体検査や血液検査を行うことで、重症度評価の精度を高めています。しかし、獣医療域では呼吸機能評価以外の検査を用いた重症度評価の報告は少なく、その有用性は不明です。大阪公立大学大学院獣医学研究科の三木 無量大学院生(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科獣医学専攻4年)、田中 利幸准教授らの研究グループは、2016年4月から2019年3月に、京都夜間動物救急センターに呼吸器疾患で来院した犬の133症例を対象に、一般的な身体検査や血液検査を統...
キーワード:心拍数/持続可能/持続可能な開発/統計解析/獣医学/救急医療/白血球/血液/医師
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発表日:2025年7月16日
138
持続可能なインフラ維持管理を目指したDX推進研究
小型汎用ドローンとAIで港湾施設のひび割れを自動検出する新技術を開発
日本の高度経済成長期に建設された多くの港湾インフラは、建設後50年以上が経過し、老朽化が深刻な社会問題となっています。特に、常に海水や風に晒される港湾の岸壁は劣化が早く、定期的な点検が不可欠ですが、従来の手法は専門家による目視点検が中心で、多大なコストと時間がかかるうえに、点検技術者の不足という課題も抱えています。大阪公立大学大学院情報学研究科の吉田 大介准教授らの研究グループは、高価な産業用ドローンを使うのではなく、地方自治体などでも導入しやすい市販の小型汎用ドローンと、AIの一種である深層学習(ディープラーニング)を組み合わせ、港湾岸壁を対象とした新しいひび割れ自動検出システム...
キーワード:データ駆動/Webアプリケーション/ディープラーニング/位置情報/画像処理/画像認識/情報システム/情報学/深層学習/人工知能(AI)/高度経済成長/地理情報システム/タイリング/経年変化/持続可能/Web-地理情報システム(GIS)/コンクリート/マネジメント/持続可能な開発/地理情報/ひび割れ/地方自治体/経済成長/ドローン/成長期
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発表日:2025年7月15日
139
ニホンライチョウを脅かす寄生虫の“生存戦略”を解明
~寒冷地に生きる絶滅危惧種の保全に貢献する新たな知見~
アイメリア原虫は、主に鳥類や草食動物の消化管に寄生し、下痢や痩せ衰えた状態を引き起こします。宿主の消化管内で増殖した後、糞便中へ排出され、体外で感染力を持つようになりますが、低温や凍結には弱く、氷点下では死滅することが知られています。大阪公立大学大学院獣医学研究科の松林 誠教授、政兼 菜実氏(当時 大阪府立大学生命環境学域6年)らの研究グループはこれまでに、ニホンライチョウが高確率で2種のアイメリア原虫に感染していること、またニホンライチョウが好む高山植物に駆虫効果があることを明らかにしてきました。しかし、冬季に氷点下となる日本アルプスにおいて、ニホンライチョウの感染が続く理由は未だ...
キーワード:生存戦略/持続可能/持続可能な開発/獣医学/消化管/生態系/絶滅危惧種/寄生虫/病原体/医師
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発表日:2025年7月8日
140
ブラックホールの響きを、数学的な技法を取り入れ精密に捉えることが可能に
ブラックホールは極めて強い重力を持ち、光さえも脱出できない天体です。ブラックホールが何らかの影響を受けて揺れ動くと、「準固有振動」と呼ばれる特有の振動パターンの重力波※3を発します。例えば、ブラックホール同士が衝突すると、地球でも観測できるほど大きな重力波が放射されることがあり、ブラックホールの質量や形を知る手掛かりになります。合体したブラックホールがゆらぎながら小さくなる際、重力波は振動が急速に減衰しますが、この性質を体系的に記述することは複雑なため、より厳密な手法が望まれていました。大阪公立大学数学研究所の宮地 大河特別研究員、理化学...
キーワード:微分方程式/中性子/ブラックホール/一般相対性理論/重力波/中性子星/望遠鏡/持続可能/持続可能な開発/周波数/ゆらぎ
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発表日:2025年7月8日
141
積層複合材料の開孔引張強度を最大化する積層構成設計のための、ベイズ最適化フレームワークの構築と主観的ベイズ更新モデルを提案
大阪公立大学大学院工学研究科 航空宇宙工学分野小木曽 望教授らは、経験的な積層順序制約を考慮した上で、開口部のある複合材料積層板の引張強度を最大化する積層構成を求めるために、ベイズ最適化フレームワークと、関連する主観的ベイズ更新モデルを提案しました。本研究では、まず、ベイズ最適化の枠組みにおいて、少数の実験結果を用いて引張強度を積層パラメータ空間で近似します。その近似強度を最大化する積層構成を求めるために、遺伝子修復戦略を含む効率的な遺伝的アルゴリズムを用いて、積層制約条件を満たす最適設計解を求めます。そして、近似モデルを効率的に更新するために、追加の強度試験の代わりに忠実度の低い...
キーワード:アルゴリズム/スケジューリング/フレームワーク/最適化/数値計算/遺伝的アルゴリズム/持続可能/持続可能な開発/引張強度/宇宙工学/航空宇宙工学/最適設計/積層板/設計法/不確かさ/複合材/複合材料/遺伝子
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発表日:2025年7月7日
142
人工光合成研究センター 天尾教授らの論文が「Catalysis Science & Technology」誌の表紙に採用
人工光合成研究センター 天尾 豊教授らの研究グループの論文「Heterogeneous catalytic hydrogenation ofN-benzyl nicotinamide: a comparative study with nicotinamide adenine dinucleotide」が、英国王立化学会の学術誌「Catalysis Science & Technology」に2025年5月7日に掲載され、2025年7月7日にIssue 13の表紙を飾りました。 本論文では、さまざまな酸化還元酵素に必要な補酵素ニコチンアミドアデニン...
キーワード:光エネルギー/アミド/酸化還元酵素/光合成/人工光合成/持続可能/持続可能な開発/シリカ/酸化還元/物質生産/水素ガス
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発表日:2025年7月3日
143
あざ治療のメタ分析にレーザー照射条件を新たに取り入れ、ピコ秒レーザーとナノ秒レーザーを比較
太田母斑は目の周りや頬に現れる青黒い皮膚のあざで、治療にはレーザーが用いられています。診療ガイドラインの策定には、複数の研究結果を統合して治療の有効性と安全性を客観的に評価するメタ分析が不可欠です。従来のメタ分析では、レーザー照射条件の妥当性が考慮されていなかったため、照射が過少・過剰な場合の治療結果も含まれており、より正確な評価が望まれていました。大阪公立大学大学院医学研究科皮膚病態学の下条 裕ポスドク研究員、小澤 俊幸特任教授、鶴田 大輔教授、大阪大学大学院工学研究科の西村 隆宏助教、東海大学医学部外科学系形成外科の河野 太郎教授らの研究グループは、インシリコモデル※...
キーワード:メタ分析/パルス/計算機シミュレーション/レーザー照射/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/ピコ秒/レーザー/妥当性/臨床試験/標準化
他の関係分野:環境学数物系科学工学
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発表日:2025年7月1日
144
~再エネの余剰電力を“冷房エネルギー”に~アミティ舞洲で新システムの実証試験を開始
大阪公立大学は、三菱重工サーマルシステムズ株式会社、株式会社竹中工務店、関西電力株式会社、株式会社安井建築設計事務所、東京大学と共同で、令和5年度より環境省「地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業」に取り組んできました。その一環として、季節間蓄熱が一般的な帯水層蓄熱システム(ATES:Aquifer Thermal Energy Storage※1)をベースに、新たに世界初の多重蓄熱機能および短周期蓄熱・放熱機能を備えた、再生可能エネルギー(以下、再エネ)の余剰電力吸収システムを開発しました。本システムは、再エネのよ...
キーワード:産学官連携/再生可能エネルギー/太陽/太陽光/ヒートポンプ/蓄電池/カーボンニュートラル/持続可能/低炭素/持続可能な開発/太陽光発電/地球環境/電池/カーボン/環境負荷/実証実験/風力発電/透水性/スポーツ
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発表日:2025年6月24日
145
AIが脂肪肝を推定
-胸部レントゲン画像を使用した高精度モデルを開発-
通常、脂肪肝の診断には、超音波やCT、MRIなど専門的な装置を用いた検査が必要ですが、大阪公立大学大学院医学研究科肝胆膵病態内科学の打田 佐和子准教授と、人工知能学の植田 大樹准教授らの研究グループは、胸部レントゲン画像から脂肪肝の有無を判定できるAIモデルを開発しました。この研究では、4,414人分の患者データを含む6,599枚の胸部レントゲン画像と、CAP値を活用してAIモデルを開発し、精度を検証しました。その結果、本AIモデルは高い精度(AUC※2=0.82~0.83)を示しました。入手しやすく比較的安価な胸部レントゲン画...
キーワード:AI/人工知能(AI)/持続可能/持続可能な開発/超音波/診断法/臨床応用/MRI/スクリーニング/脂肪肝/早期発見/非侵襲
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発表日:2025年6月12日
146
潰瘍性大腸炎やクローン病の 新規薬と従来薬の併用による効果を検証
潰瘍性大腸炎やクローン病は腸に炎症が起き、腹痛や下痢などが慢性的に続く疾病です。治療薬として、新しいタイプの薬剤であるベドリズマブに加えて、従来の5-アミノサリチル酸(5-ASA)が処方されることが多いにもかかわらず、併用の有効性はこれまで明らかではありませんでした。大阪公立大学大学院医学研究科消化器内科学の西田 裕講師、細見 周平准教授、藤原 靖弘教授らの研究グループは、全国の病院から収集された保険診療データの潰瘍性大腸炎患者2,134人とクローン病患者514人の情報を用い、ベドリズマブと5-ASAの併用効果を分析しました。その結果、2つの治療薬を併用しても再燃率に大きな違いは見...
キーワード:最適化/クローン/持続可能/持続可能な開発/大腸炎/免疫系/クローン病/炎症性腸疾患/大腸/医療費/腸炎/副作用/潰瘍性大腸炎
他の関係分野:情報学生物学工学
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発表日:2025年6月12日
147
iPS細胞を用いた再現性の高いイヌ間葉系幹細胞作製法を確立
~ヒト技術を応用、獣医再生医療の発展へ~
免疫調整や抗炎症作用を持つ間葉系幹細胞(MSC)※は、ヒトだけでなく獣医療にも応用されていますが、増殖能力や品質の安定性に課題があります。このため、均質なMSCを安定的に供給する手段として、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いたMSCの作製法が注目されています。しかし、ヒトにおいては研究が進む一方、イヌにおける研究例は限られています。大阪公立大学大学院獣医学研究科の鳩谷 晋吾教授、塚本 雅也講師、川端 千晶氏(当時 大阪府立大学生命環境科学域6年)らは、これまでに4種類の体細胞からイヌiPS細胞の作製に成功しています。本研究では、日本大学 生物資源科学部 獣医...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/獣医学/生物資源/differentiation/iPS細胞/間葉系幹細胞/骨髄/軟骨/幹細胞/抗炎症/抗炎症作用/再生医療/多能性幹細胞/難病
他の関係分野:工学農学
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発表日:2025年6月10日
148
脳機能を正常に保つメカニズムの一端を解明
-興奮と抑制のバランスが神経細胞活動に及ぼす影響を数理モデルで解析-
脳の神経細胞は、自律的に振動しながら活動しており、同期状態(寝ているときなど)と非同期状態(集中しているときなど)を使い分けることで、さまざまな脳機能を実現しています。状態の変化には、神経ネットワークにおけるシナプスの興奮性入力(Excitation)と抑制性入力(Inhibition)のバランス、いわゆるEI バランスが関与していることが知られています。また、EIバランスの乱れは自閉症スペクトラムなど、多くの精神神経疾患で観察されています。しかし、EIバランスが神経細胞集団の活動にどのような影響を及ぼすのかについては、まだ十分に解明されていません。そこで、大阪公立大学大学院医学研...
キーワード:非同期/同期現象/振動子/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/シナプス/神経生理学/自閉症スペクトラム/神経ネットワーク/自閉症/神経細胞/脳機能/神経疾患/生理学
他の関係分野:情報学総合理工工学総合生物
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発表日:2025年6月9日
149
薬物包接効率を左右する溶媒の性質を解明
~MOFを用いたDDS開発への一歩~
薬を体内の目的の場所まで届ける薬物送達システム(DDS※)では、ナノ粒子、リポソーム、抗体など、さまざまなタイプの運搬体が用いられています。しかし、これらの運搬体には、薬物の封入率や安定性が十分でないといった課題があります。そこで近年、新たな運搬体の候補として金属有機構造体(MOF)が注目されています。MOFは無数の微細な孔(あな)をもつ結晶構造をしており、これらの孔に薬物を取り込むことで、高い封入率と安定性を兼ね備えた運搬体として期待されています。MOFの性能を評価する上で、どれだけ薬物を取り込めるかを示す「包接量」が重要な指標となります。「液相吸着法」と呼...
キーワード:粉体工学/産学官連携/ラマン/金属有機構造体/双極子/持続可能/持続可能な開発/ナノ粒子/薬物送達システム/結晶構造/ラマン分光/ラマン分光法/DDS/抗体
他の関係分野:情報学複合領域総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年5月30日
150
病気に強くても老けやすい? 植物の葉の老化を促す新因子を発見
植物の細胞骨格を構成する重要な構造の一種であるアクチン繊維※1は、細胞形状の維持や細胞分裂の制御など、さまざまな細胞活動に関わっており、アクチン脱重合因子(ADF※2)と呼ばれるタンパク質によって、構造や運動を制御されています。大阪公立大学大学院農学研究科の松本 朋子大学院生(博士後期課程3年)、稲田 のりこ教授、大学院理学研究科の小林 康一教授の研究グループはこれまでの研究で、ADF遺伝子が欠損したシロイヌナズナでは、植物の葉や茎に白い粉状のカビが発生する病気で、大麦や小麦、...
キーワード:クロロフィル/光合成/持続可能/持続可能な開発/構造制御/持続可能性/アクチン繊維/変異体/シロイヌナズナ/アクチン/細胞骨格/細胞分裂/遺伝子/遺伝子発現/遺伝子変異/老化
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発表日:2025年5月29日
151
バイオ医薬品生産の宿主・大腸菌の力を活性化!
グリセリンの活用で“インスリン製剤の素”の生産効率が向上
大阪公立大学大学院工学研究科の尾島 由紘准教授、東 雅之教授、齋藤 肇氏(当時 博士前期課程2年)と阪本薬品工業株式会社の共同研究グループは、培養培地がプロインスリン生産量と大腸菌の増殖量、培養時間に与える影響を検討しました。3種類の培地(グルコース、グリセリン、グルコースとグリセリンを1:1で混合)を用いて比較したところ、グリセリン、グルコース+グリセリン混合では、グルコースに比べてプロインスリン生産量が約3~4倍に増加しました(図1右)。また、グルコース+グリセリン混合では、グリセリンよりも細胞の培養時間が約5時間短縮され、培養効率も改善されることが分かりました(図1左)。グリセリンはバ...
キーワード:グルコース/前駆体/持続可能/持続可能な開発/持続可能性/組み換え/大腸/インスリン/バイオ医薬品/大腸菌/遺伝子
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発表日:2025年5月27日
152
紫外線照射で酵母の生産能力を強化 メタノールからのD-乳酸生産量が約1.5倍に向上
石油価格の高騰や将来的な資源の枯渇が懸念される中、石油に代わる炭素資源としてメタノールなどの有機物が注目されています。メタノールは化石資源以外からの合成も可能なため、これを原料に微生物の力で有用な化合物を生産する技術の開発が進んでいます。大阪公立大学大学院工学研究科の井上 義文大学院生(博士後期課程1年)、山田 亮祐准教授らの研究グループはこれまでに、メタノールから医薬品原料やバイオプラスチックの素材として利用されるD-乳酸を、効率的に生産できる酵母 Komagataella phaffii(K. phaffii)※を開発し...
キーワード:持続可能/紫外線/持続可能な開発/プラスチック/高効率化/再生可能資源/生産性/二酸化炭素/有機物/メタノール/バイオマス/微生物/遺伝子解析/次世代シーケンサー/遺伝子/遺伝子変異
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発表日:2025年5月26日
153
糖尿病の発症に関わる遺伝子を新たに発見
~発症メカニズムの一端を解明、早期診断法や治療法開発へ一歩~
日本では、およそ6人に1人が糖尿病または糖尿病予備群に該当するとされており、糖尿病は一度発症すると完治が困難な疾患であることから、発症の予防が極めて重要です。糖尿病は、膵臓内のインスリン分泌細胞(β細胞)が過食などによるストレスにより損傷を受け、インスリンの分泌量が減少することで発症します。そのため、糖尿病の予防には、β細胞が損傷を受けるメカニズムの解明が不可欠です。大阪公立大学大学院農学研究科の原田 直樹准教授、山地 亮一教授らと、大手前大学、東京大学、The Lundquist Institute at Harbor UCLA Medical Center、...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/診断法/インスリン分泌/Nrf2/p53/早期診断/膵臓/モデルマウス/インスリン/マウス/培養細胞/ストレス/遺伝子/酸化ストレス/生活習慣病/糖尿病
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発表日:2025年5月24日
154
冷蔵保存してもおいしい炊飯方法の開発へ
過熱水蒸気で炊いたご飯の微細構造を解明
大阪公立大学大学院生活科学研究科の石橋 ちなみ講師、竹中 重雄教授らの研究グループは、冷蔵保存してもおいしさが保たれる新しい炊飯方法の開発を目的に、電気炊飯器で炊いたご飯とSHSを用いて炊いたご飯との冷蔵後のおいしさについて官能評価を行いました。その結果、SHSで炊いたご飯の方が、やわらかく、つやがあり満足度が高いことが示されました。また、ご飯の微細構造を走査電子顕微鏡で観察した結果、SHSで炊いたご飯は、小さな空洞をもつ多孔質な構造であることを明らかにしました。この構造により、水分が細かく分布することによって、ご飯の主成分であるでんぷんの老化が抑制されたと考えられます。本研...
キーワード:官能評価/水蒸気/持続可能/持続可能な開発/多孔質/電子顕微鏡/微細構造/老化
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発表日:2025年5月21日
155
歯科健診未受診の高齢者で死亡リスクが約1.5倍に歯科健診が“命を守る”可能性、大阪府94万人データから判明
歯の本数などの口腔の健康状態と死亡リスクには関連があることが知られており、高齢化が進む日本では健康寿命の延伸を目指し、75歳以上の後期高齢者を対象とした後期高齢者歯科健康診査事業※1(以下、歯科健診)が2018年度から開始されました。しかし、高齢者を対象とした公的な歯科健診は世界でも例がなく、その有益性は明らかになっていません。大阪公立大学大学院看護学研究科の大槻 奈緒子講師と大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門の山本 陵平教授らの共同研究グループは、2017年10月~2019年3月の期間、継続して大阪府後期高齢者医...
キーワード:生存時間解析/持続可能/持続可能な開発/死亡率/寿命/歯学/スクリーニング/コホート/リアルワールドデータ/レセプト/医師/疫学/疫学研究/介護予防/看護/看護学/健康寿命/高齢化/高齢者/地域包括ケア
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発表日:2025年5月21日
156
イヌのがんに抗CTLA-4抗体治療が有効であることを初めて報告
~イヌのがんへの免疫療法の適用拡大に期待~
北海道大学大学院獣医学研究院の前川 直也特任助教及び今内 覚教授、大阪公立大学大学院工学研究科の中西 猛准教授及び立花 太郎教授、東北大学大学院医学系研究科の加藤 幸成教授らの研究グループは、免疫チェックポイント分子(免疫抑制分子)の一つであるCTLA-4を阻害する抗体薬を開発し、北海道大学動物医療センターにおける臨床研究を行い、進行したイヌの悪性腫瘍に対して抗腫瘍効果が得られることを世界で初めて報告しました。イヌのがん(悪性腫瘍)は外科切除、放射線療法、化学療法(抗がん剤治療)によって治療されることが一般的ですが、これらの治療では完治に至らないケースも多く、免疫療法などの新しい治...
キーワード:シナジー/持続可能/持続可能な開発/獣医学/PD-1/PD-L1/抗腫瘍免疫/放射線療法/免疫抑制/悪性腫瘍/免疫療法/T細胞/がん治療/抗腫瘍効果/腫瘍免疫/受容体/阻害剤/免疫チェックポイント/免疫細胞/ワクチン/化学療法/抗がん剤/抗体/放射線/臨床研究
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発表日:2025年5月19日
157
柔軟性と秩序性を両立した新有機常磁性体を開発
-フレキシブルデバイスへの応用に期待-
近年、IoT(Internet of Things)の急速な発展に伴い、フレキシブルデバイスなどへの応用が期待される「柔軟な」磁性体へのニーズが高まっています。このニーズに応えるべく、東京大学物性研究所の藤野智子助教・森初果教授、原田慈久教授らの研究グループ、東京理科大学の菱田真史准教授、自然科学研究機構分子科学研究所の中村敏和チームリーダーらの研究グループ、大阪公立大学の牧浦理恵准教授らの研究グループ、物質・材料研究機構の原野幸治主幹研究員、科学技術振興機構の大池広志さきがけ専任研究者(研究当時)は、柔軟性と高い秩序性を兼ね備えた新しい分子性常磁性体※1の開発に成功し...
キーワード:モノのインターネット(IoT)/磁場/磁性体/フレキシブル/有機材料/持続可能/持続可能な開発/磁気特性/スピン/スピントロニクス/フレキシブルデバイス/積層構造/膜構造/層構造/ナノメディシン/構造変化/動的構造
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年5月15日
158
脂質代謝が鍵! がん細胞への新たなエネルギー供給経路を発見 がん代謝研究に新たな視点、治療戦略への応用に期待
ヒトの細胞では、ブドウ糖を酸化することで、生命活動に必要なエネルギー物質であるATP(アデノシン三リン酸)を産生しています。一方で、がん細胞は通常の細胞とは異なり、酸素が存在する場合でも酸素を使わずにATPと乳酸を産生(解糖系※)しており、この現象は「ワールブルグ効果」として知られています。解糖系は、がん細胞における主なエネルギー供給経路と考えられていますが、ATPの産生効率が非常に低いため、なぜがん細胞があえてこの非効率な方法を選んでいるのかについては、未だに多くの疑問が残されています。大阪公立大学大学院生活科学研究科の佐々木 裕太郎大学院生(博士後期課程3...
キーワード:グルコース/持続可能/持続可能な開発/リン酸/アデノシン/がん代謝/解糖系/ATP/エネルギー代謝/がん細胞/脂肪酸/脂質/脂質代謝
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2025年5月13日
159
地域住民主体の健康活動の場『通いの場』が要支援高齢者の要介護発生リスクを抑制
65歳以上の高齢者が人口の29.3%を占める日本において、健康寿命延伸の取組みとして、高齢者をはじめとした地域住民が主体となって介護予防やフレイル対策を目的とした活動を行う『通いの場』が注目されています。『通いの場』は97.6%の自治体で導入されており、身体を動かすだけでなく、人との交流による社会的な繋がりを得ることができます。要支援・介護の認定のない自立高齢者では、『通いの場』への参加が要介護発生のリスクを下げることが知られています。しかし、すでに要介護状態になるリスクの高い要支援高齢者でも、専門家による手厚い介入が少ない『通いの場』によって同様の効果が得られるのかは明らかになっていませんで...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/寿命/要介護/リハビリ/フレイル/リハビリテーション/介護保険/介護予防/健康寿命/高齢者
他の関係分野:工学
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発表日:2025年5月12日
160
さまざまな難治性脳神経疾患治療を1つの「くすり」で
脳神経細胞死を防ぐ革新的な低分子医薬品の開発に成功
難治性脳神経疾患の中でも、脳卒中(脳梗塞)は世界の死因第2位で、全世界の死亡者数の11.6%を占めています。治療ではまず、脳の血流を再開するために血栓溶解剤(t-PA※1)を用いますが、日本では脳卒中を発症後、4時間30分以内の患者への投与が推奨されているなど、その使用には多くの制限があります。血栓溶解剤が使えない場合、長時間の虚血状態により脳がダメージを受け、脳神経系の細胞死が起きます。脳神経の細胞死は半身麻痺などの重篤な後遺症に繋がるため、脳神経系を保護する治療薬の開発が求められています。大阪公立大学大学院獣医学研究科の中嶋 秀満准教...
キーワード:最適化/神経系/脱水素/持続可能/持続可能な開発/血流/機能性/リン酸/獣医学/アルデヒド/血栓/橋渡し研究/解糖系/モデルマウス/マウス/虚血/細胞死/神経細胞/神経細胞死/阻害剤/創薬/脳梗塞/副作用/健康長寿/神経疾患/認知症/脳神経疾患/脳卒中
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年5月12日
161
絶縁体の正体を暴く!
~磁気秩序の“指紋”を量子ビームで可視化~
甲南大学理工学部物理学科 山﨑篤志教授の研究グループは、大阪公立大学大学院工学研究科 播木敦准教授、大阪大学大学院基礎工学研究科 関山明教授、同大学 藤原秀紀助教、理化学研究所 放射光科学研究センター 玉作賢治チームリーダー、同研究所 濱本諭特別研究員、立命館大学 今田真教授、摂南大学 東谷篤志教授、日本大学 高瀬浩一教授、マサリク大学 Jan Kuneš教授などとの共同研究で、大型放射光施設SPring-8※4のビームラインBL19LXUにて量子ビーム※5の一種である放射光を利用した硬X線光電子分光(HAXPES)実験を行い、最新の...
キーワード:コンピューティング/局所密度/バンド構造/モット絶縁体/強相関電子/強相関電子系/光電子分光/磁気秩序/反強磁性/物質科学/量子情報/量子情報処理/SPring-8/素粒子/素粒子実験/中性子/放射光/スペクトル/強相関/電子分光/メモリ/強磁性/絶縁体/電子デバイス/持続可能/省エネ/紫外線/持続可能な開発/量子コンピューティング/電気伝導/電子構造/電子状態/シミュレーション/スピン/スピントロニクス/機能性材料/低消費電力/量子ビーム/機能性/SPECT/ナノテクノロジー
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学農学
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発表日:2025年5月12日
162
モータータンパク質ミオシンによる栄養輸送タンパク質の極性局在メカニズムを解明
-植物のストレス耐性強化技術開発への応用が期待-
早稲田大学教育・総合科学学術院の富永 基樹教授と、大阪公立大学大学院農学研究科の髙野 順平教授の研究グループは、細胞内輸送を駆動しているモータータンパク質ミオシンXI※1に依存したホウ素の輸送メカニズムをシロイヌナズナ※2を用いて研究しました。ホウ素は植物の微量必須元素のひとつですが、植物にとって過剰でも欠乏でも好ましくありません。植物のホウ素輸送に関わるチャネルタンパク質であるNIP5;1は、根の細胞膜の外側(土壌側)に分布(極性局在※3)し、ホウ素の効率的な吸収に関与しています。しかしながら、NIP5;1の極性局...
キーワード:パターン形成/アブラナ科/モータータンパク質/持続可能/持続可能な開発/物質輸送/モーター/リサイクリング/ホウ素/ゲノム配列/シロイヌナズナ/アクチンフィラメント/ミオシン/ストレス耐性/土壌/細胞膜/RNA/アクチン/エンドサイトーシス/バイオテクノロジー/形態形成/細胞骨格/細胞内輸送/ゲノム/ストレス/遺伝学
他の関係分野:数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年4月30日
163
好酸球が原因の猫の腸炎における特徴的なCT所見が明らかに
好酸球性腸炎(EE)は、好酸球という免疫細胞が腸に浸潤して起こる病気で、猫の場合は好酸球浸潤の原因が特定されない場合に診断され、超音波検査で腸管壁の肥厚(特に筋層肥厚)が見られることが特徴です。猫では同じく好酸球を原因とする疾患で、消化管に良性のしこり(腫瘤)ができる消化管好酸球性硬化性線維増殖症(GESF)も報告されていますが、その原因は明らかになっていません。CTは病変の部位や形態、局所浸潤の有無を客観的に評価できる検査で、腸疾患の診断にも使用されていますが、猫のEEにおける特徴的なCT所見に関する報告は存在していません。また、過去にはGESFの猫でも腸管壁の肥厚が起こることが...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/超音波/リンパ腫/獣医学/消化管/層構造/好酸球/浸潤/CT画像/腸炎/免疫細胞/超音波検査
他の関係分野:工学農学
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発表日:2025年4月25日
164
-高齢者向けの楽しいリハビリプログラムの開発へ- “ボッチャ XR”の効果を検証
健康長寿社会の実現には、医療の高度化だけでなく健康寿命の延伸も重要な課題です。高齢者の低下した歩行能力を再び高めるためにはリハビリテーションが必要ですが、従来のリハビリプログラムは単調な動作の反復が多く、モチベーションの維持が難しいという問題がありました。大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科の片岡 正教准教授らの研究グループは、楽しいリハビリプログラムの開発に向け、子どもから高齢者まで誰でも簡単に取り組むことができるパラリンピックスポーツ「ボッチャ」に着目。病院などリハビリに利用可能なスペースが限られている環境でも導入できるよう、XR技術を活用したリハビリプログラム「ボッチ...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/モチベーション/スポーツ/トレッドミル/筋肉/寿命/リハビリ/筋活動/リハビリテーション/健康寿命/健康長寿/高齢者
他の関係分野:工学
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発表日:2025年4月22日
165
かつてのベッドタウンからヘルシーニュータウンへ
-ニュータウン内で生活する高齢者が増加-
日本のニュータウンは、都心部で働く人々のベッドタウンとして開発されました。しかし、ニュータウンに住む人々は、高齢者になり、定年退職をし始めており、都心部に行く必要性が無くなりつつあります。大阪公立大学大学院生活科学研究科 都市科学研究室の加登 遼講師は、泉北ニュータウンを事例に、位置情報ビッグデータ※1を用いて住民の生活エリアと訪問場所を分析しました。その結果、高齢者はニュータウン内で生活する傾向にあること、また泉北ニュータウン内の医療福祉施設やアメニティ施設への訪問割合が高いことが分かりました。本結果は、ベッドタウンとして開発されたニュータウンを、ヘルシーニ...
キーワード:位置情報/持続可能/持続可能な開発/モビリティ/ニュータウン/高齢者
他の関係分野:情報学工学農学
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発表日:2025年4月18日
166
地球中心を超える圧力領域まで9つの物質の圧縮挙動を決定
~巨大惑星深部科学・物性科学の発展へ貢献~
愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センターの境毅 准教授と出倉 春彦講師、石松 直樹教授、高輝度光科学研究センターの門林 宏和研究員、河口 沙織主幹研究員、関澤 央輝主幹研究員、新田 清文研究員、大阪大学大学院基礎工学研究科附属極限科学センターの中本 有紀助教、清水 克哉教授、大阪公立大学の瀬戸 雄介准教授からなる研究チームは、9つの物質(鉄、銅、モリブデン、タングステン、レニウム、白金、金、酸化マグネシウム、塩化ナトリウム)について、地球中心圧力を超える最大430万気圧までの圧力と体積の関係(状態方程式)を決定することに成功しました。状態方程式は高圧実験において“圧力計&rdqu...
キーワード:物質科学/ダイヤモンドアンビル/ダイヤモンドアンビルセル/高圧実験/状態方程式/地球深部/系外惑星/超伝導/惑星/惑星科学/モリブデン/酸化マグネシウム/レニウム/タングステン/持続可能/持続可能な開発/ダイナミクス/マグネシウム/ナトリウム
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年4月16日
167
プラズマ活性培養液を使用した悪性軟部腫瘍の治療効果を検証
- 医工連携で挑む次世代型医療 -
滑膜肉腫は悪性の腫瘍で、手足などの表皮から深い部分に神経や血管を巻き込んで腫瘍ができることがあります。手術では完全な切除が難しい場合もあり、化学療法や放射線療法では正常な細胞にも影響を及ぼすため、より安全で効果の高い治療法が望まれています。大阪公立大学大学院医学研究科整形外科学の八百 花大学院生(博士課程4年)、豊田 宏光准教授、中村 博亮教授(研究当時、現・大阪公立大学医学部附属病院長)、工学研究科 医工・生命工学教育研究センターの呉 準席教授らの共同研究グループは、プラズマを細胞培養培地に照射して作製したプラズマ活性培養液(PAM)を利用した滑膜肉腫の治療法を考案し、その抗腫瘍...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/大気圧プラズマ/滑膜/整形外科学/肉腫/放射線療法/医工連携/in vitro/マウス/抗腫瘍効果/細胞培養/副作用/化学療法/手術/放射線
他の関係分野:工学
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発表日:2025年4月16日
168
細菌の進化と遺伝子変異を短期間で可視化する技術を開発
~細菌感染症・薬剤耐性の克服に有用なツールとして期待~
札幌医科大学大学院医学研究科博士課程の上村 幸二郎氏、同大学医学部の山本 聡講師、小笠原 徳子准教授、髙橋 聡教授、千葉 弘文教授、横田 伸一教授、東邦大学医学部の青木 弘太郎助教、大阪公立大学大学院生活科学研究科の和田 崇之教授、北海道大学大学院獣医学研究院/同One Healthリサーチセンターの佐藤 豊孝准教授らの研究グループは、細菌を短期間(20日以内)で急速に適応進化させ、進化の過程で出現した数多くの遺伝子変異の中から、病原性や薬剤耐性に関与する遺伝子変異を網羅的に抽出・推定する手法「RIBEA(Rapid andIntegratedBac...
キーワード:適応進化/持続可能/持続可能な開発/リスク評価/血流/獣医学/病原性/細菌感染/遺伝子/遺伝子変異/感染症/細菌/薬剤耐性
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年4月15日
169
理学研究科 教員らの共同研究による論文が「Organic Letters」の表紙に採用
本学理学研究科の西川 慶祐講師、鶴田 智暉特任助教、森本 善樹教授らと、静岡理工科大学の鎌田 昂准教授の共同研究グループの論文「Asymmetric Total Synthesis of Isolinearol Using Low-Valence Titanium and Evaluation of Its Inhibitory Activity against Mussel Byssal Thread Formation」がアメリカ化学会の学術誌「Organic Letters」に掲載され、2025年4月11日にVolume 27, Issue 14の表紙を飾りました。フジツボやイ...
キーワード:海洋/求核付加反応/カップリング反応/持続可能/持続可能な開発/チタン/海洋環境/カップリング/ケトン/テルペノイド/阻害剤/付加反応
他の関係分野:環境学化学工学
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発表日:2025年4月15日
170
インシリコスクリーニングから見出した抗精神病薬が、黄色ブドウ球菌の病原因子を阻害するメカニズムを解明
京都工芸繊維大学分子化学系の北所 健悟准教授らの研究グループは、大阪公立大学大学院生活科学研究科の神谷 重樹教授、筑波大学医学医療系の広川 貴次教授、株式会社丸和栄養食品の伊中 浩治代表取締役社長、古林 直樹研究員、加茂 昌之研究員、京都大学大学院医学研究科医学研究支援センターの奥野 友紀子特定准教授、理化学研究所放射光科学研究センター利用システム開発研究部門の引間 孝明研究員(研究当時)、同センター利用技術・システム開発研究部門の山本 雅貴部門長、北海道大学大学院薬学研究院創薬科学部門の前仲 勝実教授らとの共同研究により、黄色ブドウ球菌が産生する病原因子の1つである「リパーゼ(SAL)」と...
キーワード:先端技術/システム開発/SPring-8/放射光/共結晶/持続可能/持続可能な開発/結晶化/X線構造解析/黄色ブドウ球菌/病原性/Ca2+/リパーゼ/統合失調症/関節/関節炎/骨髄/MRSA/アトピー性皮膚炎/スクリーニング/ラット/抗菌薬/抗生物質/抗精神病薬/阻害剤/創薬/敗血症/副作用/立体構造/感染症/高齢者
他の関係分野:複合領域数物系科学工学総合生物農学
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発表日:2025年4月8日
171
複数分子からなる人工的な環状積層構造において、電荷やエネルギーが周回する特異な現象を証明
自然界では、光合成を行う植物中において色素分子が環状に並んだ集合体をアンテナとして、光エネルギーを効率的に集めて利用しています。このような環状に並んだユニットの間を電荷やエネルギーが周回する現象はトロイダル共役と呼ばれ、これまで人工的な物質では1つの分子内の現象としてのみ知られていました。大阪公立大学大学院理学研究科の酒巻 大輔准教授、藤原 秀紀教授、工学研究科の松井 康哲准教授、池田 浩教授、新潟大学共用設備基盤センターの古川 貢准教授、京都大学大学院工学研究科の清水 大貴助教らの研究グループは、平面構造を持つ人工色素分子であるフタロシアニンの周りに、電子を受け渡しやすいユニット...
キーワード:アンテナ/情報学/産学連携/光エネルギー/X線結晶構造解析/結晶構造解析/光合成/電子物性/フタロシアニン/デジタル化/持続可能/持続可能な開発/積層構造/X線結晶構造/機能性/結晶構造/層構造/分子設計/有機合成
他の関係分野:情報学複合領域環境学生物学工学農学
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発表日:2025年4月2日
172
生成AIと医師の診断能力を比較
―非専門医とは同等の精度であると判明―
近年、ChatGPTなど生成AIの活用が医療分野でも注目されており、これまでに生成AIの診断能力に関する研究論文が多数発表されています。しかし、それぞれ評価基準が違うため、実際の医療現場で利用できる診断能力がどの程度あるのか、医師との比較においてどのような特徴があるのかなど、包括的な分析が必要でした。大阪公立大学大学院医学研究科 放射線診断学・IVR学の田北 大昂講師、人工知能学の植田 大樹准教授らの研究グループは、医療に関する生成AIの診断能力について2018年6月から2024年6月までに発表された83報の研究論文を用いてメタ解析を実施しました。その結果、専門医は生成AIよりも診...
キーワード:AI/情報学/人工知能(AI)/評価基準/産学連携/持続可能/持続可能な開発/IVR/医師/医療の質/放射線
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年3月31日
173
外国語授業において、グループの雰囲気が学習意欲に影響すると示唆
さまざまな課題を通じてスキルを向上させるプロジェクト型学習(PBL)は、外国語の授業などへも導入が進んでいます。PBLではグループワークが活発に行われますが、グループの結束性や積極性などの環境や規模が、学習意欲を高めること(動機づけ)にどのような影響があるのかは十分に検討されていません。また、学習者の語学力の違いなどの個人差要因により動機づけに差があることは分かっていますが、語学力が十分でない場合にグループワーク環境がどのような影響を与えるのかは明らかになっていません。大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の田中 美津子准教授は、PBLを取り入れた英語授業を受講した大学生154人...
キーワード:グループワーク/情報学/プロジェクト型学習/動機づけ/PBL/産学連携/持続可能/持続可能な開発/スキル
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年3月31日
174
ジンバブエの若者の食習慣が大規模なアンケート調査で明らかに
ジンバブエなどのアフリカ諸国では、貧困などの影響で十分な食料が得にくい環境がある一方で、手軽かつ満腹感が得やすい食品としてインスタント粥やとうもろこしで作られたスナックなど低栄養、高エネルギーな食品が選ばれやすく、特に若者の間で痩せと肥満という一見相反する健康問題が起きています。この問題は「栄養不良の二重負荷」といわれており、解決には思春期の栄養教育が重要であると考えられますが、ジンバブエでは思春期の食習慣に関する研究が十分行われていませんでした。大阪公立大学大学院生活科学研究科の早見 直美准教授、Ashleigh Pencil博士研究員らの研究グループは、ジンバブエの思春期の子ど...
キーワード:身体活動/ジンバブエ/産学連携/高エネルギー/持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/高脂肪食/思春期/食習慣/食生活/調査研究/低栄養
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
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発表日:2025年3月28日
175
より効果的で負担の少ない新たな大腸内視鏡前処置法を検証
大腸内を内視鏡で観察する大腸内視鏡検査は、大腸がんの早期発見に役立ちます。検査前には腸管をきれいにするための前処置が必要で、一般的に、ポリエチレングリコール腸管洗浄剤(PEG)4Lかアスコルビン酸を含むPEG製剤(PEG-Asc)2Lを服用し、腸管を洗浄する方法が用いられます。しかし、どちらも服用量が多く、患者の負担が大きいことが課題です。大阪公立大学大学院医学研究科 消化器内科学の前田 夏美研究医、東森 啓病院講師、藤原 靖弘教授らの研究グループは、過去の研究でPEG-Ascに刺激性下剤のセンナを組み合わせることで、PEG-Ascの必要量を2Lから1Lに減らせることを証明しました...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/内視鏡/大腸
他の関係分野:工学
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発表日:2025年3月27日
176
アライグマから検出したプロビデンシア属細菌から病原遺伝子を持つ菌種を新たに発見
地球温暖化により、野生動物が媒介主となる人獣共通感染症の拡大が世界中で懸念されています。プロビデンシア属細菌※1は、腸管出血性大腸菌のO157やサルモネラなどと同様に重篤な食中毒を引き起こす原因菌として注目されています。しかし、感染源や感染経路には不明な点も多く、その解明や予防法の確立が求められています。大阪公立大学大学院獣医学研究科/大阪国際感染症研究センターの山﨑 伸二教授、日根野谷 淳准教授、Okechukwu John Obi大学院生らの研究グループは、新興人獣共通感染症菌の媒介主となるアライグマがプロビデンシア属細菌も媒介する可...
キーワード:産学連携/地球温暖化/持続可能/持続可能な開発/人獣共通感染症/プラスミド/獣医学/温暖化/SPECT/染色体/大腸/サルモネラ/大腸菌/遺伝子/感染症/細菌/腸内細菌/薬剤耐性
他の関係分野:複合領域環境学工学総合生物農学
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発表日:2025年3月26日
177
ホウ素の輸送体BOR1が植物の花粉形成に及ぼす影響を明らかに
ホウ素は植物の必須栄養素の一つで、細胞壁のペクチンと結合することで、植物の形を作ります。これまでに多くの植物で、ホウ素が不足すると種子がつかなくなることが報告されており、農作物の生産にも大きな影響をもたらします。そのため、ホウ素が花の中でどのように運ばれ、種子の形成にどのように関わっているのかを明らかにすることは重要です。大阪公立大学大学院農学研究科の室 啓太博士研究員、髙野 順平教授らと、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)の吉成 晃特任助教(高等研究院YLC教員)らの共同研究グループは、ホウ酸輸送体BOR1が若い花の葯で発現することを、シロイヌナズ...
キーワード:産学連携/ホウ酸/持続可能/持続可能な開発/ホウ素/花粉/輸送体/シロイヌナズナ/細胞壁/土壌/イミン
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2025年3月25日
178
金属有機構造体を用いてアルコールセンサーを開発
~色の変化で濃度を瞬時にスマホで検出!~
アルコールの一種であるエタノールは、発酵食品やアルコール飲料、医薬品、燃料などさまざまな分野で使用されています。特に、食品や飲料ではエタノールの他に水も多く含まれるため、エタノール濃度の正確な検出が製品の衛生管理や品質維持に極めて重要です。大阪公立大学大学院工学研究科の土岐 雄人大学院生(博士前期課程1年)、岡田 健司准教授、深津 亜里紗助教、髙橋 雅英教授、九州大学の共同研究グループは、研究グループが開発してきた基板上に金属有機構造体(MOF)薄膜を形成する技術を応用し、MOFの一種であるCu-MOF-74の結晶形状を制御して作製した透明度の高い薄膜を用いて、色の変化からアルコー...
キーワード:産学連携/分析技術/金属有機構造体/持続可能/持続可能な開発/エタノール/センサー/ナノメートル/機能性/発酵/アルコール/スマートフォン
他の関係分野:複合領域環境学工学農学
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発表日:2025年3月24日
179
災害時・緊急時の水源確保に一助 『非常時地下水利用指針(案)2025』を作成
日本では全国どこでも水道網が整備され、蛇口をひねれば水が出てくることが当たり前になっていますが、ひとたび断水が生じると日常生活に著しい支障が生じます。このことは1995年の阪神・淡路大震災で広く知られ、その後も2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、2018年の西日本豪雨、そして2024年の能登半島地震でも大きな社会問題になりました。そこで上水道が復旧するまでのつなぎとして注目を集めているのが被災地の足元にある地下水です。大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の遠藤 崇浩教授らの研究グループは、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(S...
キーワード:インターネット/情報学/レジリエンス/産学連携/阪神・淡路大震災/持続可能/マネジメント/熊本地震/持続可能な開発/東日本大震災/防災・減災/水循環/水利用/日常生活/ラット
他の関係分野:情報学複合領域環境学工学農学
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発表日:2025年3月21日
180
mRNAは消えて終わりじゃない!
-mRNA分解中間体が転写を抑える新たなフィードバック機構の発見-
東京大学大学院農学生命科学研究科の藤原徹教授、大阪公立大学大学院農学研究科の反田 直之助教らは、植物の必須元素の環境中の濃度に応じて適切に吸収を制御するために不可欠な新たな遺伝子発現制御機構を発見しました。具体的にはシロイヌナズナのホウ素輸送体NIP5;1の遺伝子発現が細胞内のホウ素濃度に応じて、転写・翻訳・mRNA分解が連携する「多層的な制御システム」によって調整されていることを今回明らかにしました。特に、5'-非翻訳領域(5'-UTR)に存在するAUGUAA配列上で、リボソームがホウ素濃度を感知して停止することで、翻訳の抑制・mRNAの分解・転写の抑制が連動す...
キーワード:最適化/情報学/産学連携/タンパク質合成/翻訳開始/mRNA分解/遺伝情報/栄養応答/持続可能/持続可能な開発/フィードバック/制御システム/リボソーム/ホウ素/転写開始点/RNAポリメラーゼ/輸送体/シロイヌナズナ/翻訳抑制/環境応答/転写抑制/mRNA/RNA/アミノ酸/遺伝子発現制御/発現制御/発現調節/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年3月13日
181
起床前に自然光を浴びると目覚めの質が向上
心地良い睡眠環境の提案を目指し、光に関する睡眠研究が活発に行われています。LEDなどの調光しやすい人工光を使用した睡眠研究が一般的ですが、実際の居住環境を再現するには自然光を用いた研究が有効です。大阪公立大学大学院生活科学研究科の王 暁鋭大学院生(博士後期課程2年)、松下 大輔教授らの研究グループは、電動カーテンで寝室に適度な光を適時に導入すると朝の目覚めが良くなるかどうかを検証しました。19人の被験者に対して、IA:起床前に20分間自然光を浴びる、IB:夜明けから起床まで自然光を浴びる、CC:起床前に自然光を浴びないという三つの条件において、起床後の眠気、覚醒度、疲労度を測る比較...
キーワード:産学連携/居住環境/持続可能/持続可能な開発/発光ダイオード(LED)/反応速度/イミン/睡眠
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2025年3月13日
182
人工光合成研究センター 天尾教授らの論文が「Sustainable Energy & Fuels」誌の表紙に採用
人工光合成研究センター天尾 豊教授らの研究グループの論文「Visible-light responsive hydrogen production from formate with a photoredox system using enzymes and colloidal platinum nanoparticles」が、英国王立化学会の学術誌「Sustainable Energy & Fuels」に掲載され、2025年3月7日にVolume 9 Number 5のInside front coverを飾りました。水素は、太陽光や風力など再生可能エネルギーを用いた水の分...
キーワード:産学連携/再生可能エネルギー/水溶液/太陽/金ナノ粒子/酸化還元反応/光合成/太陽光/反応制御/脱水素/キャリア/可視光/人工光合成/持続可能/還元反応/持続可能な開発/コロイド/ナノ粒子/酸化還元/水素製造/二酸化炭素/ポルフィリン
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学生物学総合理工工学
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発表日:2025年3月13日
183
船同士の衝突を回避する自動運転システムを開発
-AIがどの船を危険視し避けようとしているかを説明可能に!-
少子高齢化や人口減少が進む日本において、貨物船や離島間連絡船などの船員不足が深刻な問題となっています。また、ヒューマンエラーによる海難事故を減らすためにも、船舶の自動運転技術の開発が進んでいます。自動運転の実現にはいくつかの課題があり、その一つが他船との衝突を避けるための避航操船の自動化です。近年はAIを活用した自動避航システムの開発が進んでいますが、船舶同士の衝突事故は甚大な被害をもたらすため、一度の判断ミスも許されません。そのため、AIが「どの船を危険と判断しているのか」、「どの船を避けようとしてその針路を選択したのか」を説明できない限り、AIが下した判断の安全性を示すことができず、実用...
キーワード:自動運転/情報学/人工知能(AI)/産学連携/持続可能/人口減少/持続可能な開発/海難事故/自動化/少子高齢化/高齢化
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2025年3月11日
184
オンデマンドバスが住民の歩行を促進
-泉北ニュータウン地域での実証実験結果を検証-
2023年10月から2024年1月にかけて、泉北ニュータウン地域でオンデマンドバスの実証実験※が実施されました。オンデマンドバスは、ニュータウンに居住する人々の外出を促進し、ラストワンマイルの移動を支える移動手段として期待されています。大阪公立大学大学院生活科学研究科 都市科学研究室の加登 遼講師と中島 壮汰氏(大阪市立大学生活科学部4年)は、オンデマンドバスが居住者の歩数に与えた効果を分析しました。その結果、オンデマンドバスの導入が、利用者の歩数を628.16歩/日ほど有意に増加させたことが明らかになりました。またオンデマンドバスの利用者は、実証実験前は歩数...
キーワード:産学連携/持続可能/持続可能な開発/実証実験/電気鉄道/ニュータウン/ヘルスケア
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年3月10日
185
魚類の顔認知能力についての総説を発表
ヒトは主に「顔」で相手を識別します。また、霊長類や一部の鳥類も相手の顔で互いを識別することが知られています。大阪公立大学大学院理学研究科の幸田 正典特任教授、十川 俊平特任研究員らの研究グループは、魚類が顔で親しい相手を見分けることを2015年に世界で初めて示しました。今回、過去10年で明らかにされた魚類の顔認知研究の文献を網羅的に調査。どの魚にも顔認知能力があるのか、その能力はヒトや哺乳類とは独立に進化したのか、それとも、祖先の魚類の段階でこの能力が進化し、子孫である現在の陸上脊椎動物やヒトが引き継いでいるのかなどについて総説論文を発表しました。魚類と哺乳類で顔認知のしくみが共通...
キーワード:顔認知/産学連携/グッピー/脊椎動物/類人猿/霊長類/持続可能/持続可能な開発/哺乳類/脊椎/認知能力
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2025年3月5日
186
金属原子が3個の分子同士が、酸化で結合し還元で解離する珍しい反応を発見
金属イオンと硫化物イオンで作られる金属硫化物は、顔料や蛍光体、石油の精製触媒、機械の潤滑剤などに活用されています。大阪公立大学大学院理学研究科の横山 愛夢大学院生(博士前期課程2年)、西岡 孝訓准教授らの研究グループは、高効率な触媒の作成を目指し、反応性が高い錯体を作るためにロジウムイオンと白金イオンを用いて錯体を合成。その結果、2個のロジウムイオンと1個の白金イオンを含む二つの錯体が、それぞれのロジウムイオン同士でつながった錯体が得られました。この錯体は、金属原子が3個の三核錯体が酸化して生成されたこと、また、還元によって元の三核錯体二つに解離することが明らかになりました。本研究...
キーワード:産学連携/ロジウム/金属錯体/配位結合/蛍光体/持続可能/持続可能な開発/金属イオン/配位子
他の関係分野:複合領域化学総合理工工学
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発表日:2025年3月4日
187
腸管毒素原性大腸菌の感染拡大戦略
-さまざまな動物種間で伝播が起こるプロセスの一端を解明-
腸管毒素原性大腸菌(ETEC)は、菌体を取り巻く産毛のような「線毛」を使って人間や動物の腸壁に付着し、毒素を分泌することで腹痛や下痢などの症状を引き起こします。線毛の中でも、「シャペロン・アッシャー(CU)線毛」と呼ばれるものは特に多様で、さまざまな宿主に接着して菌体の感染能力を高めます。大阪公立大学大学院生活科学研究科 微生物学教室の井上 陽晴大学院生(博士前期課程1年)、谷本 佳彦客員研究員(現 京都大学医生物学研究所助教)、西川 禎一客員教授(現 帝塚山学院大学教授)、和田 崇之教授らと、同大学大学院理学研究科、同大学大学院工学研究科、東北大学大学院農学研究科、イリノイ大学を中...
キーワード:産学連携/持続可能/持続可能な開発/微生物学/ウシ/感染防御/病原性/宿主特異性/微生物/腸管上皮細胞/ゲノム情報/シャペロン/腸管上皮/大腸/細菌感染/上皮細胞/創薬/大腸菌/ゲノム/ワクチン/遺伝子/細菌
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年3月4日
188
マイコプラズマの滑走運動に必要なモーターの分子構造を世界で初めて明らかに!
マイコプラズマ属細菌の一つで淡水魚の病原菌であるマイコプラズマ・モービレは、菌体の片側にある“滑走装置”を用いて宿主組織の表面にはりつき、滑るように動く“滑走運動”を行います。大阪公立大学大学院理学研究科の宮田 真人教授、豊永 拓真助教(研究当時、現在 東北大学多元物質科学研究所 助教)らと大阪大学大学院生命機能研究科日本電子YOKOGUSHI協働研究所の難波 啓一特任教授(常勤)、理化学研究所の川上 恵典研究員、東北大学多元物質科学研究所の濵口 祐准教授らの共同研究グループは、大阪大学のクライオ電子顕微鏡※...
キーワード:産学連携/水溶液/物質科学/分子構造/ATP合成/電子線/原子分解能/非晶質/持続可能/持続可能な開発/アモルファス/ナノスケール/モーター/電子顕微鏡/分解能/病原菌/ATP合成酵素/クライオ電子顕微鏡/分子モーター/細胞膜/ATP/ミトコンドリア/生体分子/感染症/細菌
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学総合理工工学農学
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発表日:2025年2月28日
189
犬の肝細胞癌における遺伝子発現量の変化を、CT画像から推測できる可能性を示唆
肝細胞癌(HCC)では、一つの腫瘍内で異なる組み合わせの遺伝子変異を持つ細胞集団が存在することが知られており、この現象は腫瘍内不均一性※と呼ばれています。そのため、病理検査を行っても腫瘍内全てのゲノム情報や病理組織学的特徴を把握することができません。ゲノム情報の違いによって予後や治療反応が異なりますが、腫瘍内不均一性を示すHCCでは腫瘍内のゲノム情報の把握が難しく、最適な治療薬を選択することや犬のHCCの予後を評価することは困難です。大阪公立大学大学院獣医学研究科の田中 利幸准教授らの研究グループは、犬のHCCの診断に用いるCT検査の際、造影剤注入後の早期段階...
キーワード:産学連携/持続可能/持続可能な開発/獣医学/抵抗性/ゲノム情報/computed tomography/悪性度/治療抵抗性/腫瘍内不均一性/病理/CT画像/不均一性/肝細胞/血管新生/造影剤/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/遺伝子変異
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年2月27日
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呼吸筋力の低下が慢性閉塞性肺疾患における症状の急激な悪化に影響を与えることを確認
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、タバコの煙などの有害物質を長期間吸入することで生じる疾患で、肺の生活習慣病ともいわれており、日本では死亡原因の9位、世界では3位となっています。COPD患者に見られる全身の骨格筋量や骨格筋力の低下は、生活の質(Quality of Life, QOL)の悪化だけでなく症状の急激な悪化(COPD増悪※)や死亡率とも関連します。なかでも、呼吸筋は骨格筋の一部であると同時に呼吸システムにも関与するため、呼吸筋力の評価はCOPDの病態把握に重要な指標であると考えられますが、COPDにおける呼吸筋の役割などその詳細は明らかになっていません。...
キーワード:産学連携/データ収集/持続可能/持続可能な開発/有害物質/タバコ/骨格筋/死亡率/慢性閉塞性肺疾患(COPD)/生活の質/生活習慣病
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
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発表日:2025年2月27日
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人と一緒に食事をすることが高齢者の低栄養を防ぐ可能性
<ポイント>◇高齢者の食事摂取量は年齢とともに減少し、栄養が不足しやすくなる。◇高齢者における一緒に食事をする人数(共食人数)と食事摂取量の関連を調査。◇共食人数が2人以上の場合、エネルギー摂取量が多いことが判明。<概要>高齢者の食事摂取量は年齢とともに減少し、栄養が不足しやすくなるといわれています。日本では高齢化や核家族化に伴い少人数での食事や孤食が増えており、高齢者における食事摂取量や栄養バランスの確認は重要な課題です。大阪公立大学大学院生活科学研究科の渡辺(皆川) 祐希研究生、鵜川 重和教授らの研究グループは、64歳~65歳の男女2...
キーワード:産学連携/持続可能/持続可能な開発/きのこ/高齢化/高齢者/低栄養
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年2月26日
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食中毒原因菌エシェリキア・アルバーティをより選択的に培養・検出可能な培地を開発
エシェリキア・アルバーティ(E. albertii)は成人の胃腸炎の原因となる食中毒病原体で、特に小児では重篤な症状を引き起こします。日本でもE. albertiiによる大規模な集団食中毒が発生していますが、腸管病原性大腸菌やO157に代表される腸管出血性大腸菌などと誤同定されてきました。原因菌の誤同定は感染経路の解明やさらなる拡大防止、症状への治療などに影響を与えるため、原因菌を迅速かつ正確に検出できる手法の開発が必要不可欠です。大阪公立大学大学院獣医学研究科/大阪国際感染症研究センターの山﨑 伸二教授らの研究グループはこれまで、E. ...
キーワード:産学連携/選択性/持続可能/持続可能な開発/獣医学/病原性/病原体/大腸/大腸菌/腸炎/感染症/小児
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年2月21日
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感染症を引き起こす常在菌の一種の薬剤耐性に関する総説論文を発表
常在菌クレブシエラ・ニューモニエは、尿路感染症や肺炎などを引き起こすこともある細菌です。粘り気のある膜を持つ高粘稠性タイプと粘り気の無い膜の一般的なタイプがあり、高粘稠性タイプは一般的なタイプよりも抗生物質が効きやすいと考えられていました。しかし、最近の研究では、高粘稠性タイプにも薬剤耐性を持つケースが増えていることが報告されています。大阪公立大学大学院医学研究科 総合医学教育学の並川 浩己講師らの研究グループは、2000年~2023年の研究論文を分析し、高粘稠性タイプと一般的なタイプにおいて、薬剤耐性率がどのように違うかを比較しました。その結果、高粘稠性タイプは、一般的なタイプよ...
キーワード:産学連携/データ収集/持続可能/持続可能な開発/抗生物質/感染症/細菌/薬剤耐性
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
大阪公立大学 研究シーズ