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大阪公立大学 研究Discovery Saga
2025年3月13日

起床前に自然光を浴びると目覚めの質が向上

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
工学医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
居住環境/持続可能/LED/持続可能な開発/反応速度/イミン/睡眠

2025年3月13日
  • 生活科学研究科
  • プレスリリース
  • 発表のポイント

    ◇寝室に適度な光を適時に導入することで、朝の目覚めが良くなるかを検証。
    ◇起床前に20分間自然光を浴びると、目覚めが良くなることが判明。

    発表概要

    心地良い睡眠環境の提案を目指し、光に関する睡眠研究が活発に行われています。LEDなどの調光しやすい人工光を使用した睡眠研究が一般的ですが、実際の居住環境を再現するには自然光を用いた研究が有効です。
    大阪公立大学大学院生活科学研究科の王 暁鋭大学院生(博士後期課程2年)、松下 大輔教授らの研究グループは、電動カーテンで寝室に適度な光を適時に導入すると朝の目覚めが良くなるかどうかを検証しました。19人の被験者に対して、IA:起床前に20分間自然光を浴びる、IB:夜明けから起床まで自然光を浴びる、CC:起床前に自然光を浴びないという三つの条件において、起床後の眠気、覚醒度、疲労度を測る比較試験を行いました。その結果、IAとIBはCCより眠気が無く、覚醒度は良好でした。また、IAは目覚めを良くする効果的な方法の一つであることが分かりました。今後、一般的なカーテンなどの窓装備をスマート化することにより、目覚めの改善につながることが期待できます。
    本研究成果は、2025年2月14日に国際学術誌「Building and Environment」にオンライン公開されました。

    a:東側の窓から朝日が差す睡眠実験室全景
    (生活科学部C棟2階の介護実習室)
    b:衝立で仕切られた寝台と計測装置
    <王 暁鋭大学院生のコメント>
    カーテンを閉めて寝るか、それとも開けて寝るか? これは一つの興味深い課題です。私たちは寝室のカーテンにスマート制御装置を導入し、自然光が差し込むタイミングを調整することで、朝の覚醒度や反応速度に良い影響を与えることを確認しました。しかし、自然光は覚醒に効果的であるものの、必ずしも多ければ多いほど良いわけではありません。普段の起床時間の約20分前に自然光を浴びることが、適切な選択といえるでしょう。

    掲載誌情報

    【発表雑誌】Building and Environment
    【論 文 名】Natural light control to improve awakening quality
    【著者】Xiaorui Wang, Yangcheng Gu, Jihui Yuan, Daisuke Matsushita
    【掲載URL】https://www.doi.org/10.1016/j.buildenv.2025.112733

    資金情報

    本研究はJSPS科研費(24K01053)、JST SPRING(JPMJSP2139)の助成を受けたものです。
    研究内容に関する問い合わせ先

    大阪公立大学大学院生活科学研究科
    教授 松下 大輔(まつした だいすけ)
    TEL:06-6605-2871
    E-mail:matsushita[at]omu.ac.jp

    ※[at]を@に変更してください。
    報道に関する問い合わせ先

    大阪公立大学 広報課
    担当:谷
    TEL:06-6967-1834
    E-mail:koho-list[at]ml.omu.ac.jp

    ※[at]を@に変更してください。

    プレスリリース全文(PDF文書:440.3KB)
    該当するSDGs