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大阪公立大学 研究Discovery Saga
2025年3月31日

ジンバブエの若者の食習慣が大規模なアンケート調査で明らかに

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
複合領域数物系科学工学医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
身体活動/ジンバブエ/高エネルギー/持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/高脂肪食/思春期/食習慣/食生活/調査研究/低栄養

2025年3月31日
  • 生活科学研究科
  • プレスリリース
  • 発表概要

    ジンバブエなどのアフリカ諸国では、貧困などの影響で十分な食料が得にくい環境がある一方で、手軽かつ満腹感が得やすい食品としてインスタント粥やとうもろこしで作られたスナックなど低栄養、高エネルギーな食品が選ばれやすく、特に若者の間で痩せと肥満という一見相反する健康問題が起きています。この問題は「栄養不良の二重負荷」といわれており、解決には思春期の栄養教育が重要であると考えられますが、ジンバブエでは思春期の食習慣に関する研究が十分行われていませんでした。
    大阪公立大学大学院生活科学研究科の早見 直美准教授、Ashleigh Pencil博士研究員らの研究グループは、ジンバブエの思春期の子ども(14~19歳、423人)を対象に、食習慣に関わるアンケート調査を実施。その結果、男女ともに不適切な食習慣が一般的であり、特に低体重の子どもたちでの割合が高いことが明らかになりました。また、年齢(特に14~16歳の若年群)は高脂肪食品の摂取と、不適切な食習慣は若年群、高密度居住地域、身体活動の不足、栄養知識の不足と有意に関連することが分かりました。さらに、女子や若年群では糖類の摂取量が多く、食事(特に朝食)の欠食も頻繁に見られました。本成果をもとに食習慣の改善や健康問題に対する意識を高めるための取り組みを行うことで、「栄養不良の二重負荷」の解決を目指します。

    本研究成果は、2025年2月14日に国際学術誌「Obesities」のオンライン速報版に掲載されました。
    青少年の栄養のニーズを調査し、創造的かつ効果的な解決策を見つけることにやりがいを感じました。調査を行うには保護者と学校の理解が必要なため、青少年の栄養状態を改善するために、引き続き協力していきたいと考えています。
    また、本調査のアンケートは対象者にとって分かりやすく、調査を通じて自身の食生活について考えるきっかけになったと聞いており、調査研究を進めることによる教育効果についても期待できると考えています。
    Ashleigh Pencil博士研究員

    掲載誌情報

    【発表雑誌】Obesities
    【論文名】Examining the Correlates of Food Habits Among Adolescents in Zimbabwe: A Cross-Sectional Study
    【著者】Ashleigh Pencil, Tonderayi Mathew Matsungo, Thomas Mavhu Chuchu, Nobuko Hongu, Naomi Hayami
    【掲載URL】https://doi.org/10.3390/obesities5010009
    研究内容に関する問い合わせ先

    大阪公立大学大学院生活科学研究科
    准教授 早見 直美(はやみ なおみ)
    TEL:06-6605-2818
    E-mail:hayami[at]omu.ac.jp
    ※[at]を@に変更してください。
    報道に関する問い合わせ先

    大阪公立大学 広報課
    担当:竹内
    TEL:06-6967-1834
    E-mail:koho-list[at]ml.omu.ac.jp
    ※[at]を@に変更してください。
    プレスリリース全文(PDF文書:343.4KB)
    該当するSDGs