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大阪公立大学 研究Discovery Saga
2025年11月8日

オゾン層を破壊する四塩化炭素

-アルコールに溶かして分解効率アップ-

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
CCl₄の分解技術の開発により、揮発性有機化合物(VOCs)の分解・無害化への応用に期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
環境学数物系科学工学医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
環境汚染/揮発性有機化合物/水溶液/持続可能/持続可能な開発/オゾン/超音波/有機物/アルコール

2025年11月7日
現代システム科学研究科
プレスリリース

発表のポイント

◇揮発性で有害な有機物である四塩化炭素(CCl₄)の超音波分解・無害化について検証。
◇CCl₄をあらかじめアルコールに溶解することで、CCl₄の分解速度が向上することが明らかに。
◇CCl₄の分解技術の開発により、揮発性有機化合物(VOCs)の分解・無害化への応用に期待。

概要

四塩化炭素(CCl₄)は、かつて冷媒や洗浄剤として広く使用されていましたが、その有害性から現在は厳しく規制されています。しかし、近年の報告ではCCl₄は中国や米国での排出が確認されており、環境汚染が依然として懸念されています。そのため、CCl₄の分解技術の開発は重要な課題となっています。
大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の興津 健二教授、アブリキム アルファト大学院生(博士後期課程2年)の研究グループは、CCl₄の超音波分解および無害化について検討。従来、超音波分解におけるアルコールの添加は、対象となる有害有機物の分解に負の効果をもたらすと考えられてきましたが、CCl₄を含む試料水溶液を調製する際に、CCl₄をあらかじめアルコールに溶解することで、CCl₄の分解速度が向上することを明らかにしました。今回の結果から、実用的な超音波水浄化技術の開発の一助となることが期待されます。
本研究成果は、2025年9月27日に国際学術誌「Ultrasonics Sonochemistry」のオンライン速報版に掲載されました。



図 超音波照射実験の様子

掲載誌情報


【発表雑誌】Ultrasonics Sonochemistry
【論 文 名】Sonochemical degradation of CCl4 in alcohol-water system
【著者】Aerfate Abulikemu, Kenji Okitsu
【掲載URL】https://doi.org/10.1016/j.ultsonch.2025.107581

資金情報

本研究の一部は、JSPS 科研費(25K08380)の支援を受けて実施しました。

問い合わせ先

研究内容に関する問い合わせ先
大阪公立大学大学院現代システム科学研究科
興津 健二(おきつ けんじ)
TEL:072-254-9506
E-mail:okitsu[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
報道に関する問い合わせ先

大阪公立大学 広報課
担当:橋本
TEL:06-6967-1834
E-mail:koho-list[at]ml.omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。

プレスリリース全文(PDF文書:363.4KB)
該当するSDGs