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大阪公立大学 研究Discovery Saga
2025年3月11日

オンデマンドバスが住民の歩行を促進

-泉北ニュータウン地域での実証実験結果を検証-

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
工学農学医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
持続可能/持続可能な開発/実証実験/電気鉄道/ニュータウン/ヘルスケア

2025年3月11日
  • 生活科学研究科
  • プレスリリース
  • 発表概要

    2023年10月から2024年1月にかけて、泉北ニュータウン地域でオンデマンドバスの実証実験が実施されました。オンデマンドバスは、ニュータウンに居住する人々の外出を促進し、ラストワンマイルの移動を支える移動手段として期待されています。
    大阪公立大学大学院生活科学研究科 都市科学研究室の加登 遼講師と中島 壮汰氏(大阪市立大学生活科学部4年)は、オンデマンドバスが居住者の歩数に与えた効果を分析しました。その結果、オンデマンドバスの導入が、利用者の歩数を628.16歩/日ほど有意に増加させたことが明らかになりました。またオンデマンドバスの利用者は、実証実験前は歩数が少なく健康度の低い人々であったことも分かりました。本結果は、オンデマンドバスが泉北ニュータウンで暮らす人々の生活の支えになっていた可能性を示しています。
    本研究成果は、2025年2月24日に、国際学術誌「Journal of Transport and Health」に掲載されました。
    ※2024年度に実施したオンデマンドバス実証実験の様子
    泉北ニュータウンには、高齢になっても生活のために車を手放せない方や、健康上の問題で思い通りの外出が難しい方が多くいます。本研究では、そんな方々の新たな移動手段となるオンデマンドバスの導入効果を、ヘルスケアという新たな観点から示しました。この成果が、持続可能な地域をつくる一助となればと思います。
    中島 壮汰氏、加登 遼講師

    掲載誌情報

    【発表雑誌】Journal of Transport and Health
    【論文名】Effects of Demand-Responsive Transport on Daily Waking Steps in Senboku New-Town: A Cohort Study Using Propensity Score Matching
    【著者】Souta Nakajima, Haruka Kato
    【掲載URL】https://doi.org/10.1016/j.jth.2025.102011

    資金情報

    本研究は、JSPS科研費(24K17421)、JST COI-Next(住民と育む知的インフラ共創拠点JPMJPF2115)の支援を受けて実施しました。

    用語解説

    ※ 泉北ニュータウン地域におけるオンデマンドバスの実証実験…泉北ニュータウン地域における住民の移動課題の解決のため、南海電気鉄道・南海バス・堺市が連携し2022年度より実施。本研究で分析した実証実験(第二弾)は2023年10月1日から2024年1月31日まで実施されたもので、延べ3,253人が乗車した。2024年度は実証実験(第三弾)が実施された。

    関連情報


    当社で取り組む「NANKAIオンデマンドバス」に関する研究論文が発表されました(南海電気鉄道株式会社 Webサイト)
    研究内容に関する問い合わせ先

    大阪公立大学大学院生活科学研究科
    講師 加登 遼(かとう はるか)
    E-mail:haruka-kato[at]omu.ac.jp
    ※[at]を@に変更してください。
    報道に関する問い合わせ先

    大阪公立大学 広報課
    担当:竹内
    TEL:06-6967-1834
    E-mail:koho-list[at]ml.omu.ac.jp
    ※[at]を@に変更してください。
    プレスリリース全文(PDF文書:569.7KB)
    該当するSDGs