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大阪公立大学 研究Discovery Saga
2025年11月20日

学生同士の評価は公平か?英語プレゼンにおける学生間評価の信頼性を分析

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
複合領域工学医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
プレゼンテーション/持続可能/持続可能な開発/妥当性

2025年11月19日
現代システム科学研究科
プレスリリース

発表のポイント

◇英語プレゼンテーションにおけるピア評価において、友情関係による評価への影響は確認されたが、その程度は小さい。
◇女性の評価者は、男性よりも若干高めの評価をつける傾向がある。

概要

学習者中心の教育アプローチが重視される中、教育現場での英語プレゼンテーション評価において、学生同士によるピア評価が注目されています。しかし、ピア評価には友情関係などのバイアスが入り込む可能性があり、公平性や妥当性を損なう懸念があります。
大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の田中 美津子准教授は、友情関係がピア評価にどの程度影響するか、またその影響が評価者の性別や英語プレゼンテーション能力によって異なるかを、大学1年生148人を対象に検証しました。
その結果、学生は友人に対してわずかに高めの評価を与える傾向が見られたものの、その影響は限定的であることが明らかになりました。また、性別によって評価のつけ方に違いが見られた一方で、評価者自身の英語プレゼンテーション能力の違いは、評価に影響を与えないことが明らかとなりました。
本研究は、ピア評価に内在するバイアスの理解を深め、教育現場におけるより公平で効果的な評価の実践に資する知見を提供することが期待されます。
本研究成果は、2025年10月10日に国際学術誌「Assessment in Education: Principles, Policy & Practice」にオンライン公開されました。
<田中 美津子准教授のコメント>
ピア評価には、公平性や包括性を高めるだけでなく、他者を評価する中で自らの課題に気づき、学習改善につなげられるという教育的な利点があります。今後も、より効果的な活用に向け、多様な観点から検討を進めていきたいと考えています。

掲載誌情報


【発表雑誌】Assessment in Education: Principles, Policy & Practice
【論 文 名】Friendship bias in peer assessment of EFL oral presentations
【著者】Mitsuko Tanaka
【掲載URL】https://doi.org/10.1080/0969594X.2025.2570248

資金情報


本研究は、JSPS科研費(JP20K13133)の助成を受けたものです。

用語解説


※ ピア評価:学生同士が互いの学習成果や発表を評価し合う方法。

問い合わせ先

研究内容に関する問い合わせ先


大阪公立大学大学院
現代システム科学研究科・国際基幹教育研究院
准教授 田中 美津子(たなか みつこ)
TEL:072-254-8409
E-mail:mtanaka[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
報道に関する問い合わせ先

大阪公立大学 広報課
担当:久保
TEL:06-6967-1834
E-mail:koho-list[at]ml.omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
プレスリリース全文(PDF文書:387.2KB)
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