[Top page] [日刊 研究最前線 知尋] [Discovery Saga総合案内] [大学別アーカイブス] [Discovery Saga会員のご案内] [産学連携のご案内] [会社概要] [お問い合わせ]

大阪公立大学 研究Discovery Saga
2025年3月13日

人工光合成研究センター 天尾教授らの論文が「Sustainable Energy & Fuels」誌の表紙に採用

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
環境学数物系科学化学生物学総合理工工学医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
再生可能エネルギー/水溶液/太陽/金ナノ粒子/酸化還元反応/光合成/太陽光/反応制御/脱水素/キャリア/可視光/人工光合成/持続可能/還元反応/持続可能な開発/コロイド/ナノ粒子/酸化還元/水素製造/二酸化炭素/ポルフィリン

2025年3月13日
  • 研究推進機構
  • 理学研究科
  • 概要

    人工光合成研究センター天尾 豊教授らの研究グループの論文「Visible-light responsive hydrogen production from formate with a photoredox system using enzymes and colloidal platinum nanoparticles」が、英国王立化学会の学術誌「Sustainable Energy & Fuels」に掲載され、2025年3月7日にVolume 9 Number 5のInside front coverを飾りました。
    水素は、太陽光や風力など再生可能エネルギーを用いた水の分解により製造でき、エネルギーとして利用の際に二酸化炭素を排出しない特徴があります。しかし、貯蔵や輸送が難しいため、水素を効率よく貯蔵・輸送できる物質「水素キャリア」の研究が盛んです。この水素キャリアの有望な候補物質の一つとして、ギ酸が注目されています。しかし、触媒を用いたギ酸分解による水素製造には、強酸性のギ酸を使用する必要があり、さらに、触媒添加後の反応制御が難しいという課題がありました。この課題を解決するために、天尾教授らは、Candida boidinii由来のギ酸脱水素酵素によるバイオ触媒プロセスと、水溶性亜鉛ポルフィリン、メチルビオローゲン、ポリビニルピロリドンで分散したコロイド状白金ナノ粒子による光酸化還元反応の連携システムを構築しました。このシステムにより、中性領域のギ酸塩水溶液から可視光で制御可能な水素製造に成功しました。このシステムを使用することにより、25時間の照射後にギ酸塩から水素への転化率は約92%でした。本研究は、太陽光を利用し、水素製造技術の向上に貢献するものです。
    <天尾教授のコメント>

    本論文の表紙は、太陽光を利用したグリーン水素の製造過程をイメージしています。

    掲載誌情報

    【発表雑誌】Sustainable Energy & Fuels
    【論文名】Visible-light responsive hydrogen production from formate with a photoredox system using enzymes and colloidal platinum nanoparticles
    【著者】Shintaro Yoshikawa, Yutaka Amao
    【掲載URL】https://doi.org/10.1039/D4SE01245C
    問い合わせ先

    大阪公立大学 人工光合成研究センター
    教授:天尾 豊(あまお ゆたか)
    TEL:06-6605-3726
    E-mail:amao[at]omu.ac.jp
    ※[at]を@に変更してください。
    該当するSDGs