[Discovery Saga Top] [Saga Next] [無料公開版Discovery Saga] [Discovery Sagaプレミアムご案内] [早稲田大学研究Discovery Saga] [産学連携のご案内] [Saga Concept] [会社概要] [お問い合わせ]
キーワード  グローバル化 が関係する  研究 Discovery Saga
研究分野別サイレントキーワード
「グローバル化」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報基礎学:金融危機グローバル化を含む研究件
❏生命統治時代の〈オイコス〉再考とポスト・グローバル世界像の研究(22320022)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】西谷 修 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20189286)
【キーワード】オイコス / グローバル世界秩序 / 新自由主義 / 生命統治 / 産業経済 (他27件)
【概要】折からの東日本大震災と福島第一原発事故は研究課題を先鋭化するかたちで起こり、これを受けて、グローバル化した世界における〈オイコス〉再検討という課題を、 現代の文明的ともいうべき災害や核技術の諸問題、さらに近年注目されている「脱成長」のヴィジョンに結び付け、主としてフランスの論者たちとの交流を通じて〈技術・産業・経済〉システムの飽和の問題として明らかにした。その内容や、そこから引き出される展望につい...
❏戦争・経済・メディアからみるグローバル世界秩序の複合的研究(19320017)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】西谷 修 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (20189286)
【キーワード】戦争 / 経済思想 / メディア / グローバル世界秩序 / 沖縄 (他17件)
【概要】21世紀グローバル世界秩序の構造的要素である戦争・経済・メディアの不可分の様相を歴史的・思想的に解明し、前半部を「ドキュメント沖縄暴力論」(B5、171ページ)として、また後半部を「グローバル・クライシスと"経済"の再審」(B5、226ページ)としてまとめた。 ...
【情報学】人間情報学:民法グローバル化を含む研究件
❏もう1つのグローバル化と民法学の課題──「規範空間」の統御を目指して(26590010)
【研究テーマ】民事法学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】金山 直樹 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (90211169)
【キーワード】グローバル法 / 民法 / 規範空間 / 比較法 / 仲裁 (他8件)
【概要】各国を規律する法は、情報化が進んだ結果、以前とは比べものにならない程、容易に知ることができるようになった。その結果、フォーラムショッピングの日常化現象が生じている。そこに作出されているのは、法実務家によって、資本に奉仕するべく作られた規範空間である。そこでは、各国の民法上のルールは、公序良俗に関するルール(例、代理母契約の禁止)も含めて空洞化してしまう危険性がある。このような事態に対処するため、国...
❏給付と契約に関する総合的研究(17530071)
【研究テーマ】民事法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】金山 直樹 慶應義塾大学, 法務研究科, 教授 (90211169)
【キーワード】契約 / 給付 / 時効 / 法源 / 暴利 (他20件)
【概要】本研究は、論理的ならびに実務的観点から、契約と給付の関係を考究したものである。そのため、契約解釈の基礎にある法源論、暴利の給付義務を発生させる消費貸借の規制論、現代において契約の見直しを迫る連帯主義の動向の把握、そして給付の単位が具体的に問われる消滅時効論につき、それぞれ検討を加えた。各テーマについては、フランス語によるものも含めて、論文・著書・学会報告の形で成果を公にして、学界に寄与した。 ...
【情報学】情報学フロンティア:社会ネットワークグローバル化を含む研究件
❏「分割統治」に抗する貧困層の新しい戦略:フィリピンの事例(16K01973)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】フィリピン / 弱者 / グローバル化 / 分割統治 / 社会ネットワーク (他9件)
【概要】発展途上国の政治経済は,「冷戦」を挟んで,大きな変動を遂げてきた。たしかに,21世紀以降,「グローバル化」が深化するなかで,「貧困緩和」に大きな前進がみられた。しかし,他方において,国内においても,国際間においても,所得や資産の分配の悪化が顕著となり,「格差拡大」が生じている。それは,超富裕層(強者)による他の階層(弱者)間の対立を利用した分割統治をとおして,持続していく可能性も指摘されている。本...
❏有機農業の新しい市場戦略:国際比較研究(15H05180)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】松原 隆一郎 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90181750)
【キーワード】有機農業 / イタリア / デンマーク / コミュニティ / フィリピン (他15件)
【概要】イタリア南部の有機農業は,独立した経営方針にもとづいた戦略を有する一方で,関係者相互の緊密な連携により,基本的哲学と情報を共有することによって市場志向の大規模アグリビジネスに対応している。デンマークでは,農家・酪農家間の堆肥およびエネルギー循環の仕組みとその発展に見られるように,成熟した市場と政府を前提とした自律的な地域コミュニティを軸とする制度設計が観察される。これら二つのモデルは,日本,フィリ...
【情報学】情報学フロンティア:産業集積グローバル化を含む研究件
❏グローバルな集合知形成のマネジメント-日本企業の国際成長戦略に関する研究-(26245048)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】洞口 治夫 法政大学, 経営学部, 教授 (20209258)
【キーワード】集合知 / ナレッジ・マネジメント / 知識移転 / テキスト・マイニング / エージェント・ベースド・シミュレーション (他26件)
【概要】国際インターンシップの実験的観察と就職動向、オーラル・ヒストリーのテキスト・マイニング分析、片利共生理論による日本の産学官連携分析、エージェント・ベースド・シミュレーションによる企業間の競争行動分析、ロジスティック・クラスターの国際比較、戦間期婦人雑誌普及プロセス等の研究成果を得た。定量的な成果としては、研究を開始した2014年度は1件(うち英語での報告1件)の学会報告にすぎなかったが、2015年...
❏経済システムの変化と地方自治体等の地域産業政策・中小企業支援政策に関する研究(20330057)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】植田 浩史 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (10213357)
【キーワード】地方自治体 / 地域産業政策 / 地域経済 / 中小企業 / 地域経営 (他17件)
【概要】第1に、自治体の地域産業政策(工業政策)の現状について、全国の市に対してアンケート調査を実施し、政策の立案に際し独自の調査を行う自治体が少ないこと、誘致政策を重視している自治体が多いことなどが明らかになった。第2に、地域産業調査をいくつかの地域に対して行い、近年の経済システムの変化にどのように対応しているのか、明らかにしてきた。第3に、自治体の地域産業政策立案、実施に関わる問題について検討を行った...
【情報学】情報学フロンティア:経済事情グローバル化を含む研究件
❏経済システムの変化と地方自治体等の地域産業政策・中小企業支援政策に関する研究(20330057)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】植田 浩史 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (10213357)
【キーワード】地方自治体 / 地域産業政策 / 地域経済 / 中小企業 / 地域経営 (他17件)
【概要】第1に、自治体の地域産業政策(工業政策)の現状について、全国の市に対してアンケート調査を実施し、政策の立案に際し独自の調査を行う自治体が少ないこと、誘致政策を重視している自治体が多いことなどが明らかになった。第2に、地域産業調査をいくつかの地域に対して行い、近年の経済システムの変化にどのように対応しているのか、明らかにしてきた。第3に、自治体の地域産業政策立案、実施に関わる問題について検討を行った...
❏アジア地域における「グローバル化」-市場、制度、アクターの長期的考察-(18201045)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷口 晋吉 (谷口 晉吉) 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50114955)
【キーワード】アジア / グローバル化 / 市場 / 制度 / アクター (他17件)
【概要】19世紀末に世界市場とアジア諸地域経済との結合が飛躍的に拡大・深化したことはよく知られており、その結合の強化をもって、現代のグローバル化の起点と捉えることが可能である。本プロジェクトは、過去一世紀における世界とアジア諸地域の結合の実態を実証的に考察して、この過程にあっても、アジア各地の制度とアクター(市場システム、金融システム、生産者、商人、商業慣行等)に連続性が観察されることを確認した。この長期...
【情報学】情報学フロンティア:インターネットグローバル化を含む研究件
❏学びの現場におけるナショナリズムと公共性~日本と中国の比較研究~(17K04675)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】阿古 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80388842)
【キーワード】ナショナリズム / 公共性 / 日本 / 中国 / アイデンティティ (他21件)
【概要】日本と中国は集団を重視する儒教文化圏の国であるが、アイデンティティの形成や多様性の受容の仕方に差異がみられ、公共性の描き方が異なるのではないかと考え、<1>学校教育、<2>地域社会、<3>家庭、<4>趣味や関心を通じたネットワーク、<5>インターネット空間における学びについて、「公共性」がいかにとらえられているのかを研究した。特に、(1)...
❏グローバリゼーションの時代における法、取引、企業の為の法的枠組み構築の為の研究-私法、国際私法、金融法、倒産法の観点から21世紀の新秩序を求めて-(11302002)
【研究テーマ】国際法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】河野 俊行 九州大学, 大学院・法学研究院, 教授 (80186626)
【キーワード】グローバル化 / 電子取引 / 金融法 / 倒産法 / 契約法 (他25件)
【概要】本研究の主たる関心は「グローバル化と法」にあった。ただこれと並行的に行われてきたマックスプランク研究所との共同研究が、いわばグローバル化と法問題を、国際的なメンバーで総論的に扱っていることから、本研究ではむしろ別の角度から、しかし大きなパースペクティブを失わない課題を取り上げることになった。それは電子取引である。電子取引は国境を取り払ってしまうという意味でグローバル化現象を極端なまでに押し進めた取...
【情報学】情報学フロンティア:中東グローバル化を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏中東・アジアのイスラーム系宗教大学の留学生獲得戦略:知のグローバル化とローカル化(24401013)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】桜井 啓子 早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (70235216)
【キーワード】地域間比較研究 / イスラーム系宗教大学 / 留学生 / グローバル化 / ローカル化 (他15件)
【概要】本研究では、中東の三大都市であるエジプトのカイロ、サウジアラビアのメディナ、イランのゴムにあるイスラーム系宗教大学の留学生獲得政策を分析し、いずれの大学もアジアやアフリカなどで卒業生が教師を務めている宗教学校等を通じて留学生をリクルートしていることを明らかにした。また、卒業生は、帰国後、留学先である中東で習得した宗教知識を真正の知識として広めようとする傾向にあるものの、祖国の宗教状況に合わせて取捨...
❏グローバル化と暴力に関する政治学的研究(23243019)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大串 和雄 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90211101)
【キーワード】紛争 / 暴力 / 平和構築 / 移行期正義 / パワーシェアリング (他22件)
【概要】本研究は、現代世界の武力紛争と犯罪について、グローバル化、アイデンティティ、デモクラシーという3つのテーマを軸にしてその実態を解明するとともに、実態に即した平和政策を検討した。武力紛争はアイデンティティとの絡みを中心に研究し、犯罪については東南アジアの人身取引をめぐる取り組みと、中央アメリカの暴力的犯罪を中心に取り上げた。平和政策では平和構築概念の軌跡、「多極共存型パワー・シェアリング」、移行期正...
【情報学】情報学フロンティア:ネットワークグローバル化を含む研究件
❏多層なネットワークの相互作用とその経済への影響-単一ネットワーク分析を越えて-(18KK0045)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2018-10-09 - 2023-03-31
【研究代表者】戸堂 康之 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30336507)
【キーワード】多層ネットワーク / 学融合 / ネットワーク / グローバル化 / 自然災害
【概要】本研究は「災害、グローバル化、政治変動などによる経済ショックによって、企業や個人などの経済主体の多層ネットワークがどのように変化し、その変化が経済主体の意思決定や経済パフォーマンスにどのように影響するか」という問いを様々なシチュエーションで明らかにするものであり、今年度は以下のようなサブ・テーマについて研究を進めた。 ① グローバル化によるショックとグローバルな企業ネットワーク グローバル化に伴う...
❏ネットワークの多様化が経済と心理に及ぼす影響-計量・行動経済学と理系の融合研究-(18H03642)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】戸堂 康之 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30336507)
【キーワード】ネットワーク / 保護主義 / 学融合 / 大規模データ / 社会実験 (他9件)
【概要】1.大規模な企業データによる経済ショックの波及効果の分析 このサブテーマでは、様々な企業レベルデータを利用して、新型コロナウイルスや米中デカップリングに伴う保護主義的政策などの経済ショックが企業に及ぼす影響を、企業のネットワーク構造の違いによる異質性に着目して分析した。その結果、(1)海外の経済ショックが国内経済に及ぼす影響は、海外ショックを直接受ける産業の国内サプライチェーン構造に依存すること、...
❏地球情報社会における地域社会発展の条件に関する研究(12301009)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】矢澤 修次郎 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20055320)
【キーワード】グローバル情報社会 / ネットワーク社会 / シリコンバレーモデル / 発展国家モデル / 国民定発展モデル (他28件)
【概要】本研究は、地球情報社会、ネットワーク社会台頭の動的プロセスを明らかにし、その過程で、様々な形での地域社会の発展が果たす役割が重要であることを提示しようとした。 理論的には、発展の理論に関して3つの理論潮流、即ち、シリコンバレーモデル、発展国家モデル、国民的発展モデルを検討した。その結果、今日における優れた発展理論は、国家レベル、様々な形での地域社会レベル、個人のレベルを同等に位置づけ、それら3者の...
【複合領域】社会・安全システム科学:留学生グローバル化を含む研究件
❏中東・アジアのイスラーム系宗教大学の留学生獲得戦略:知のグローバル化とローカル化(24401013)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】桜井 啓子 早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (70235216)
【キーワード】地域間比較研究 / イスラーム系宗教大学 / 留学生 / グローバル化 / ローカル化 (他15件)
【概要】本研究では、中東の三大都市であるエジプトのカイロ、サウジアラビアのメディナ、イランのゴムにあるイスラーム系宗教大学の留学生獲得政策を分析し、いずれの大学もアジアやアフリカなどで卒業生が教師を務めている宗教学校等を通じて留学生をリクルートしていることを明らかにした。また、卒業生は、帰国後、留学先である中東で習得した宗教知識を真正の知識として広めようとする傾向にあるものの、祖国の宗教状況に合わせて取捨...
❏急変する世界環境下での高等教育の国際化に関する総合的研究(22330226)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】米澤 彰純 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (70251428)
【キーワード】高等教育 / 国際化 / 多極化 / 国際協力 / 国際連携 (他13件)
【概要】世界の急速な構造変動に対する高等教育の国際化のあり方の変化について、理論・国際動向・実証の各側面から総合的に検討した。第一に、各国の高等教育の国際化が、各々の国内・国際双方の文脈の違いにより異なること、第二に、各国が確実にグローバルな変化への対応をより強く迫られていること、第三に、高等教育のイニシアティブの多極化が進行し、日本の高等教育の国際的位置づけに大きな影響を及ぼしていることを明らかにした。...
【複合領域】社会・安全システム科学:製造業グローバル化を含む研究件
❏人と組織に着目したグローバル企業によるイノベーション創出の国際比較研究(23243059)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 喜文 同志社大学, 総合政策科学研究科, 教授 (50207809)
【キーワード】R&D / 研究開発 / グローバル化 / 日本 / 製造業 (他20件)
【概要】日本の代表的製造企業を対象に、企業のグローバル化の中で、どのようにイノベーション活動を行っているか、他国の類似企業、あるいは対象企業の海外事業所と比較しながら、その活動の主役である技術者と彼らが働く職場に着目して調査を行った。それら調査と内容検討の結果、以下の点が確認された。 1つには、R&D(研究開発活動)のグローバル化、特に海外R&D拠点の展開と拡充、および本国R&D拠点との連携の強化を急速に...
❏GISによるバブル経済崩壊以降の東京・大阪圏の都市空間構造比較に対する学際的研究(17601009)
【研究テーマ】都市
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】浅川 達人 明治学院大学, 社会学部, 教授 (40270665)
【キーワード】GIS / 社会地図 / 職業階層 / 構造と変動 / 社会階層分極化 (他15件)
【概要】本研究は,日本の二大都市圏である東京大都市圏と京阪神大都市圏の社会・空間構造を比較することを目的として行われた.その結果,東京大都市圏全体を見ると,ローカル・コミュニティが有してきた社会文化的特性が脱色され,全方向的に均質な中心対周縁という凝離した空間で序列化する力によって構造化されている実態が明らかになった.また,京阪神大都市圏については,ホワイトカラー,ブルーカラーの居住分化傾向は維持されたま...
❏グローバル化時代における生産性向上技術とその移転に関する研究(15510140)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】片山 博 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60091849)
【キーワード】グローバル化 / 管理技術 / 技術移転 / 事例データベース / 生産性 (他16件)
【概要】本研究は、製造業において用いられている管理技術のうち、日本が他国の追随を許さない生産性向上技術に焦点を当ててそれらを分類し、グローバル化時代におけるそれらの有効性ならびに、異なる企業文化を有する国内外の生産現場や開発、物流、間接、営業の各機能への移転のパターン、移転の方法論、運用方法、移転後の問題点、及び結果の評価について実態調査を行い、これらを整理、検討することによって、生産性向上技術に内在する...
【複合領域】社会・安全システム科学:経済危機グローバル化を含む研究件
❏国際移民の編入様式の相違と階層移動にかかわる比較社会学的研究(24530619)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (10402231)
【キーワード】失業 / 非正規雇用 / グローバル化 / 経済危機 / 社会的統合 (他13件)
【概要】本研究は、人口減少下の日本社会において、海外からの移民の社会的統合についての比較研究を行った。具体的には、移民の国籍や法的な滞在地位といった受入の文脈の相違が、2000年代後半に起こった経済危機下における失業経験にどのような違いをもたらしているのか考察した。本研究では、非熟練労働に従事する移民労働者に注目し、静岡県の移民を対象とする質問紙調査のデータを用いて分析を行った。分析の結果、国籍間の失業率...
❏国際移民の社会経済的地位上昇の可能性(21730409)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】竹ノ下 弘久 静岡大学, 人文学部・社会学科, 准教授 (10402231)
【キーワード】階級 / 階層 / 社会移動 / 国際移民 / 間接雇用 (他21件)
【概要】本研究は、国際移民の社会経済的地位上昇の可能性について、主として日系ブラジル人を事例に明らかにする。ブラジル人の多くは、間接雇用をはじめとするフルタイムの非正規雇用に従事するが、かれらの一部は、より安定した直接雇用のフルタイムの仕事に従事している。その規定要因について分析を行ったところ、学歴、就業経験、日本語能力、滞在年数などの人的資本の効果が限定的であり、社会関係資本やマクロな制度的状況の影響が...
【複合領域】社会・安全システム科学:中小企業グローバル化を含む研究件
❏自動車産業におけるグローバル・サプライヤーシステムの変化と国際競争力に関する研究(23252009)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】清 ショウ一郎 関東学院大学, 経済学部, 教授 (80171312)
【キーワード】自動車・同部品工業 / 系列・下請企業 / 中小企業 / グローバル調達 / サプライチェーンマネージメント (他30件)
【概要】日本自動車産業の海外での部品調達システムは、リーマンショックを契機に現地での直接調達に転換、海外部品工場の成長テンポは自動車メーカーを遥かに上回った。自動車・同1次部品メーカーの巨大な結合は、QCDの水準の高さを条件とした、新たな「日系系列」を『形成しつつある。他方、2007年のピーク以降、国内の部品出荷額は停滞し、中小部品業者の経営は厳しい。 日本部品産業の国際競争力基盤はQCDの水準の高さにあ...
❏経済システムの変化と地方自治体等の地域産業政策・中小企業支援政策に関する研究(20330057)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】植田 浩史 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (10213357)
【キーワード】地方自治体 / 地域産業政策 / 地域経済 / 中小企業 / 地域経営 (他17件)
【概要】第1に、自治体の地域産業政策(工業政策)の現状について、全国の市に対してアンケート調査を実施し、政策の立案に際し独自の調査を行う自治体が少ないこと、誘致政策を重視している自治体が多いことなどが明らかになった。第2に、地域産業調査をいくつかの地域に対して行い、近年の経済システムの変化にどのように対応しているのか、明らかにしてきた。第3に、自治体の地域産業政策立案、実施に関わる問題について検討を行った...
❏金融取引のグローバル化とローカルな法的責任-モデル契約書による架橋の試み(19203003)
【研究テーマ】国際法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】野村 美明 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (20144420)
【キーワード】グローバル化 / シンジケート・ローン / 法的責任 / 流通市場 / 中小企業 (他16件)
【概要】1.この研究では(1)英米の基本判例と日本法の比較を行い(2)英国法および日本法に準拠する標準契約を比較し、次の3点を明らかにした。 (1)日本のシンジケート・ローン実務はローカル化しており、グローバル取引に適合的とはいえない。(2)日本法における基本的義務の概念とそれらの相互関係は英米法ほど明らかではない。(3)日本法を準拠法とする契約には、グローバルな標準契約と同様にエージェントやアレンジャー...
【複合領域】社会・安全システム科学:グローバル経営グローバル化を含む研究件
❏多様性をいかす行動実践とその開発プロセス―ポジティブアクションを組織成果に繋げる(24530495)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (80289256)
【キーワード】ダイバーシティ / リーダーシップ / パフォーマンス / 変革型リーダーシップ / サブグループ (他20件)
【概要】1)多様な人材をいかす行動実践について、チームレベルの分析(多国籍チームのヒアリング調査)では、タスク複雑性の高低によって、プロジェクト成果を高めるリーダーシップスタイルが異なることが明らかになった。2)職場レベルの分析(1社の全従業員に対するアンケート調査)では、サブグループ間の分断が強いほど、メンバー個々の意見やアイディアの実現をめざすリーダーの行動が職場成果を高めていた。3)企業レベルの分析...
❏人と組織に着目したグローバル企業によるイノベーション創出の国際比較研究(23243059)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 喜文 同志社大学, 総合政策科学研究科, 教授 (50207809)
【キーワード】R&D / 研究開発 / グローバル化 / 日本 / 製造業 (他20件)
【概要】日本の代表的製造企業を対象に、企業のグローバル化の中で、どのようにイノベーション活動を行っているか、他国の類似企業、あるいは対象企業の海外事業所と比較しながら、その活動の主役である技術者と彼らが働く職場に着目して調査を行った。それら調査と内容検討の結果、以下の点が確認された。 1つには、R&D(研究開発活動)のグローバル化、特に海外R&D拠点の展開と拡充、および本国R&D拠点との連携の強化を急速に...
【複合領域】社会・安全システム科学:コーポレートガバナンスグローバル化を含む研究件
❏ビッグデータで切り拓く国際関係学(18H03627)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】栗崎 周平 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (70708099)
【キーワード】株式保有ネットワーク / ビッグデータ / 資本支配関係 / 国際政治経済 / パブリックディプロマシー (他32件)
【概要】株式保有ネットワークを分析する理論モデルのベースライン版(NPI)を拡張し一般化版(NPF)したモデルを用いて、ESG投資のダイナミクスを分析した。この論文を査読誌(PLOS One)に出版した。またこの論文は日本人工知能学会の全国大会優秀賞を受賞した。なおこの論文では、具体例として、日銀のETF購入に関して、ESG投資上のリスクの有無を検証し、その結果、日銀によるETF購入は、投資ファンドを通し...
❏WTO加盟後の中国における株式会社についての調査研究(15402022)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】田中 信行 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (70217058)
【キーワード】中国 / 国有企業 / 会社法 / WTO / コーポレート・ガバナンス (他15件)
【概要】本研究は、1997年以降の中国における新しい改革の段階において、「現代企業制度の確立」というテーマの下に追求されてきた、株式会社制度のもとにおけるコーポレート・ガバナンスの強化の問題を、さらに2001年末のWTO加盟達成という新たなステージにおける、より一層のグローバル化という課題に重ねて、その改革の過程を調査、研究しようと試みたものである。 法的な側面においては、2005年に会社法が改正されたた...
【複合領域】社会・安全システム科学:社会運動グローバル化を含む研究件
❏グローバル時代のメディア倫理:人道主義、コスモポリタニズム、ケアの倫理の視点から(15K13066)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林 香里 東京大学, 大学院情報学環, 教授 (40292784)
【キーワード】メディア倫理 / 人道主義 / ケアの倫理 / コスモポリタニズム / 社会運動 (他11件)
【概要】本研究はデジタル情報化、グローバル化の中、メディアの倫理についてコスモポリタニズムと人道主義の観点から検討を試みるものである。欧州では、メディアはグローバル化の文脈に置かれ、とくに「遠くの苦しみ」への共感と連帯の創出が、その倫理的なあり方として問われている。研究代表者は、米国、英国、ドイツに滞在した後、その実践と知見に基づきマイノリティとメディアに関する一般向けのシンポジウムを2度開催した。また、...
❏グローバル化する世界における民主主義の行方と社会運動の役割についての国際共同研究(26590087)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】和田 毅 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20534382)
【キーワード】社会運動 / グローバル化 / 民主主義 / 新自由主義 / 国際研究者交流
【概要】グローバル化に対抗する世界の社会運動の多様性を説明するために、欧米や中南米の研究者を中心とする国際共同研究体制を整備した。「Global Southからの挑戦」や「ラテンアメリカからの挑戦」などをテーマに国際会議やワークショップをつみ重ね、社会運動の多様性を描き出すことに成功する一方、グローバル化と並んで「国家の能力」「民主化の過程」などの政治的な側面も理論化作業に不可欠であることも判明した。研究...
❏グローバル・シティーの変容と「新しい公共空間」の形成に関する国際的比較研究(24402010)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】飯田 文雄 神戸大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (70184356)
【キーワード】政治学 / グローバル化 / 都市政治 / サッセン / ヤング (他8件)
【概要】本研究は、都市のグローバル化の特異性に着目するグローバル・シティー論を手がかりとして、2000年代半ば以降のグローバル化の特質を、「新しい公共空間」の形成という観点から国際比較することにある。そのため、北米・西欧・東欧各国における現地調査などを通じ、グローバル化と都市・地方に関する先行研究の批判的検討や、各国のグローバル化と都市・地方関係の現状と歴史の比較考察を行う。 ...
【複合領域】科学教育・教育工学:冷戦グローバル化を含む研究件
❏東アジアにおけるアメリカ認識の相克--日中韓比較による総合的研究(26243004)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】古矢 旬 北海商科大学, 商学部, 教授 (90091488)
【キーワード】アメリカ認識 / 歴史認識問題 / 東アジア共同体 / グローバル化 / ポピュリズム (他24件)
【概要】本研究では、現代の東アジア国際関係に、日本、中国、韓国各国の対米認識の相違がいかなる影響を及ぼしてきたのかを、歴史と国際関係の現状との両面から解明してきた。 米国がこの地域で超大国として登場した第二次世界大戦以後現在まで、日中韓三国は、相互の対立と協調の諸局面で、自国の国益のために、米国の影響力を利用する必要に迫られてきた。本研究により、米国の歴史、社会、政治、経済、対外関係をいかに理解するかが、...
❏戦後アジアにおける欧米諸国の開発援助戦略とアジアの自立化に関する総合的研究(24242023)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】渡辺 昭一 東北学院大学, 文学部, 教授 (70182920)
【キーワード】開発援助戦略 / 援助の多極化 / 脱植民地化 / 冷戦 / アジアの自立化 (他13件)
【概要】本研究は、1950年代後半から1970年代初頭のアジアにおいて、欧米諸国の開発援助が多極化した背景とその結果について、欧米諸国とアジアの相互補完関係に留意しながら検討することを課題とした。 イギリス帝国の脱植民地化過程でコモンウェルス体制の再編を目指したイギリスの他、1950年代後半以降、国連、アメリカ、共産諸国も加わった開発援助競争が展開され、アジア諸国への実行支配を温存・拡大させようと競合する...
❏東アジア地政学と社会紛争:日本版トランスナショナルな社会運動研究に向けて(24653130)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】成 元哲 中京大学, 現代社会学部, 教授 (20319221)
【キーワード】グローバル化 / 地政学 / 従軍慰安婦 / 冷戦 / 教科書問題 (他10件)
【概要】本研究では、韓国と沖縄をフィールドとして東アジアの地政学的構造が社会紛争に及ぼす影響を分析した。韓国調査からは、「慰安婦」問題をめぐってトランスナショナルな公共圏が形成され、日韓関係を超えたグローバルな人権レジームが影響力を持つという当初の予測とは異なる結論となった。沖縄調査からは、「国境」が言説資源として活用され、ローカルな紛争が東アジア地政学の問題として語られる状況、日本的な安全保障化の態様を...
【複合領域】科学教育・教育工学:体験学習グローバル化を含む研究件
❏インタラクティブ遠隔プロトタイピングシステムの開発(11694171)
【研究テーマ】設計工学・機械要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
【キーワード】設計教育 / グローバル化 / 国際比較 / 問題解決能力 / 異文化協調 (他22件)
【概要】平成11年度は、CADとラピッドプロトタイピング(Rapid Prototyping:以下RPと略す。)装置を結合したクローズドループのインタネットで稼動するシステムを開発し、平成12年度にその改良を行った。 平成13年度は、この研究をさらに発展させ、RP装置を遠隔で操作できるシステムの開発を試みた。しかし、実際は、RP装置が複雑であるために、基本的に同様の機能実現となる、より簡単なメカトロニクス...
❏設計教育グローバル化のための製品実現プロセスに関する国際比較(09895005)
【研究テーマ】設計工学・機械要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997
【研究代表者】福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
【キーワード】設計教育 / グローバル化 / 国際比較 / 問題解決能力 / 異分野協調 (他8件)
【概要】アメリカ、ヨーロッパ等の設計教育事情調査を行った。とくに日米では、次の基本的な相違が明らかとなった。 1.日本は、演繹的な、方法論を天下り式に与えるhow重視である。アメリカは、学生自身が帰納的に問題解決を目指すwhat重視へ急激に移行している。 2.アメリカでは、学生が自分の知識、経験の範囲内で解決できる具体的問題を与え、実際に製作させる。設計と生産の一体化の問題も、簡便なRP装置により、具体的...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:高等教育グローバル化を含む研究件
❏大学教育のグローバル・スタディーズ 競争・連携・アイデンティティ(16KT0087)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2020-03-31
【研究代表者】米澤 彰純 東北大学, 国際戦略室, 教授 (70251428)
【キーワード】高等教育 / グローバル化 / 学士課程教育 / 多様化 / グローバルスタディーズ (他13件)
【概要】本研究は、2010年代後半に起きていた世界の大学教育の質的転換を、特に学士課程改革に焦点を当て、変化を先取りしていると考えられる国際的な事例と日本の大学教育とのあり方を検討し、どのように一国の教育システムをグローバルな世界へと結びつけるのかを展望した。分析対象は、起点になる日本、主要な調査対象である韓国、マレーシア、オーストラリア、オランダの他、理念系として参照される米国、中国、英国、欧州大陸国家...
❏急変する世界環境下での高等教育の国際化に関する総合的研究(22330226)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】米澤 彰純 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (70251428)
【キーワード】高等教育 / 国際化 / 多極化 / 国際協力 / 国際連携 (他13件)
【概要】世界の急速な構造変動に対する高等教育の国際化のあり方の変化について、理論・国際動向・実証の各側面から総合的に検討した。第一に、各国の高等教育の国際化が、各々の国内・国際双方の文脈の違いにより異なること、第二に、各国が確実にグローバルな変化への対応をより強く迫られていること、第三に、高等教育のイニシアティブの多極化が進行し、日本の高等教育の国際的位置づけに大きな影響を及ぼしていることを明らかにした。...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:戦争グローバル化を含む研究件
❏時政学の構築-“政治的資源としての時間”の解明-(15K12990)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高橋 良輔 青山学院大学, 地球社会共生学部, 教授 (70457456)
【キーワード】時間 / 時政学 / グローバル化 / 戦争 / 時間構造 (他26件)
【概要】本研究では、現代世界における“政治的資源としての時間”の位相を解明し、政治学・国際関係論の新たな分析視角として「時政学Chrono-Politics」のアプローチを構築した。 その際には、以下2点を機軸とする共同研究を行った。①理論研究:政治の「基礎構造としての時間」の持続と変容の解析 ②事例研究:政策過程における「稀少価値としての時間」の分析。これらの研究成果のピアレビューを通じて、今日加速しつ...
❏生命統治時代の〈オイコス〉再考とポスト・グローバル世界像の研究(22320022)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】西谷 修 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20189286)
【キーワード】オイコス / グローバル世界秩序 / 新自由主義 / 生命統治 / 産業経済 (他27件)
【概要】折からの東日本大震災と福島第一原発事故は研究課題を先鋭化するかたちで起こり、これを受けて、グローバル化した世界における〈オイコス〉再検討という課題を、 現代の文明的ともいうべき災害や核技術の諸問題、さらに近年注目されている「脱成長」のヴィジョンに結び付け、主としてフランスの論者たちとの交流を通じて〈技術・産業・経済〉システムの飽和の問題として明らかにした。その内容や、そこから引き出される展望につい...
❏戦争・経済・メディアからみるグローバル世界秩序の複合的研究(19320017)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】西谷 修 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (20189286)
【キーワード】戦争 / 経済思想 / メディア / グローバル世界秩序 / 沖縄 (他17件)
【概要】21世紀グローバル世界秩序の構造的要素である戦争・経済・メディアの不可分の様相を歴史的・思想的に解明し、前半部を「ドキュメント沖縄暴力論」(B5、171ページ)として、また後半部を「グローバル・クライシスと"経済"の再審」(B5、226ページ)としてまとめた。 ...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:思想史グローバル化を含む研究件
❏文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究(23242036)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 登亀男 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50094066)
【キーワード】「仏教」文明 / 世間(世俗)秩序 / 造形 / 文字言語 / 複合宗教 (他32件)
【概要】インド亜大陸発祥の「仏教」がアジア世界に広く流伝したことと、そのアジア世界で多様な国家や社会や文化が形成されていくこととが、どのような関係にあったのかを調査研究した。とくに、国家の構築と社会の秩序化、造形表現や文字言語表現の展開、諸宗教や儀礼・習俗との複合、という三つの観点からアプローチした。そして、これらの観点が文明としての「仏教」の三要件に合致するものと考えた。同時に、このような「仏教」文明の...
❏グローバル・シティーの形成と展開に関する国際的比較研究(21402013)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】飯田 文雄 神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70184356)
【キーワード】政治学 / グローバル化 / 都市政治 / サッセン / ヤング (他9件)
【概要】本研究は、グローバル化に有利な政治的空間としての都市の特異性に着目するグローバル・シティー論を手がかりとして、グローバル化の歴史と現状に関する国際比較を行うことを目標とする。そのため、北米・西欧・東欧各国における現地調査などを通じ、グローバル化と都市・地方に関する先行研究の批判的検討や、各国のグローバル化と都市・地方関係の現状や歴史的事例の比較考察を行う。 ...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:帝国グローバル化を含む研究件
❏規制帝国=EUの歴史的形成と展開(20330030)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】遠藤 乾 北海道大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 教授 (00281775)
【キーワード】グローバル化 / グローバル・スタンダード / EU / 欧州連合 / ヨーロッパ統合 (他12件)
【概要】本研究は、規制帝国としてのEU(ヨーロッパ連合)を分析した。この研究は、グローバル化する現代世界にあって、世界標準と規制の設定が経済的競争力のみならず政治的影響力を左右するという認識に基づき、この分野で米国と並ぶ力を持つEUの力の源泉を、歴史と現状の両面において解明しようとするものであった。これは同時に、これまでチームで取り組んできたヨーロッパ統合史の研究をさらに発展させ、従来の研究で軽視されてき...
❏現代世界における言語の多層化と多重言語使用がもたらす文化変容をめぐる多角的研究(13410144)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西 成彦 立命館大学, 大学院・先端総合学術研究科, 教授 (40172621)
【キーワード】比較文学 / 国民国家 / 植民地主義 / 多言語使用 / 二重言語使用 (他22件)
【概要】近代以降、帝国主義と国民国家は、少数言語を抑圧あるいは周縁化してきたのみならず、民衆に対して複数言語使用を強要してきた。英語の世界化が進む現在は、これにいっそうの拍車をかけているとすらいえる。しかし二〇世紀文学は複数言語使用テキストをかならずしも量産する方向には向かわなかった。これには「国家語による文学=国民文学」という圧力の強化という要因が考えられるが、本研究は、文学における一言語使用の脱領域的...
❏地球情報社会における地域社会発展の条件に関する研究(12301009)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】矢澤 修次郎 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20055320)
【キーワード】グローバル情報社会 / ネットワーク社会 / シリコンバレーモデル / 発展国家モデル / 国民定発展モデル (他28件)
【概要】本研究は、地球情報社会、ネットワーク社会台頭の動的プロセスを明らかにし、その過程で、様々な形での地域社会の発展が果たす役割が重要であることを提示しようとした。 理論的には、発展の理論に関して3つの理論潮流、即ち、シリコンバレーモデル、発展国家モデル、国民的発展モデルを検討した。その結果、今日における優れた発展理論は、国家レベル、様々な形での地域社会レベル、個人のレベルを同等に位置づけ、それら3者の...
【複合領域】地理学:グローバルグローバル化を含む研究件
❏国際的な私法秩序の実効的形成のための理論構築:「私法統一」の先へ(15H01917)
【研究テーマ】国際法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】曽野 裕夫 北海道大学, 大学院法学研究科, 教授 (60272936)
【キーワード】私法統一 / UNCITRAL / Unidroit / HCCH / グローバリゼーション (他13件)
【概要】国際的な私法統一は、従来は国際取引の円滑化のために法の「統一」を目的とすると理解されてきた。しかし、21世紀の私法統一には「法の統一から法の現代化へ」(私法統一の政策目的志向化)と「法の統一から法の平準化へ」という2つの転換がみられる。これらのことから、「統一性」という価値だけでは、私法統一を正当化しきれない(条約締結を説得できない)ことが多くなっている。また、各国・地域の事情に応じた弾性的な受容...
❏人と組織に着目したグローバル企業によるイノベーション創出の国際比較研究(23243059)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 喜文 同志社大学, 総合政策科学研究科, 教授 (50207809)
【キーワード】R&D / 研究開発 / グローバル化 / 日本 / 製造業 (他20件)
【概要】日本の代表的製造企業を対象に、企業のグローバル化の中で、どのようにイノベーション活動を行っているか、他国の類似企業、あるいは対象企業の海外事業所と比較しながら、その活動の主役である技術者と彼らが働く職場に着目して調査を行った。それら調査と内容検討の結果、以下の点が確認された。 1つには、R&D(研究開発活動)のグローバル化、特に海外R&D拠点の展開と拡充、および本国R&D拠点との連携の強化を急速に...
❏グローバル化の時代における市民社会論の展開-欧州・北米・日本の比較研究-(10620078)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】千葉 眞 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10171943)
【キーワード】グローバル化 / 新しい社会運動 / 新しい政治 / 市民社会 / 市民的公共性 (他8件)
【概要】本研究は、「日本政治学会」の国際交流企画の一環として、政治思想史と政治理論の専門領域に携わるわれわれ6名の日本の研究者が、「ヨーロッパ政治学会」(ECPR/European Consortium for Political Research)との連携のもとに、進めてきた共同プロジェクトである。 本研究プロジェクトでは、過去3年間にわたり、デンマーク、スウェーデン、京都、東京、箱根などで国際シンポジ...
【複合領域】デザイン学:フランスグローバル化を含む研究件
❏水産業における女性労働に関する研究~グローバル化する世界の水産業のなかで~(21580289)
【研究テーマ】農業経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】三木 奈都子 独立行政法人水産大学校, 水産流通経営学科, 教授 (90416454)
【キーワード】水産業 / 女性労働 / グローバル化 / 家族経営 / 資源管理 (他14件)
【概要】日本ではこれまで女性漁業者のほとんどが自営漁業従事者であった。しかしながら、近年の漁業者の減少のなかで、フランスのような漁業経営の女子継承は見られないものの、雇われ漁業者と自発的な就業選択としての漁業着業者の存在が高まった。漁業のあり方を大きく変えうる漁業参入の規制緩和策や資源管理方策の変化は、EUにおいても女性が存在する小規模漁業経営体から支持されていない。今後も世界の漁業女性研究を今回築かれた...
❏Governanceの研究-英独仏の研究を中心として(08620052)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】高橋 進 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40009840)
【キーワード】カバナンス / EU / 国際機構 / 政治指導論 / グローバル化 (他8件)
【概要】Governance(「統治」)概念の包括性・超領域性は、裏返せば、その輪郭が極めて曖昧かつ多義的であることを意味する。従って本研究の第一段階では、各研究分担者が各々の担当領域で英仏独の当該分野の研究文献を精査し比較検討することによって、この概念の基本的定義・内容を確定し、その分析上の有効性を確認した。 その上で、まず国際政治学の分野においては、1986年の「単一議定書」以後、環境・安保・通貨財政...
【複合領域】デザイン学:比較法グローバル化を含む研究件
❏もう1つのグローバル化と民法学の課題──「規範空間」の統御を目指して(26590010)
【研究テーマ】民事法学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】金山 直樹 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (90211169)
【キーワード】グローバル法 / 民法 / 規範空間 / 比較法 / 仲裁 (他8件)
【概要】各国を規律する法は、情報化が進んだ結果、以前とは比べものにならない程、容易に知ることができるようになった。その結果、フォーラムショッピングの日常化現象が生じている。そこに作出されているのは、法実務家によって、資本に奉仕するべく作られた規範空間である。そこでは、各国の民法上のルールは、公序良俗に関するルール(例、代理母契約の禁止)も含めて空洞化してしまう危険性がある。このような事態に対処するため、国...
❏アジア契約法原則(PACL)総則編構築に向けて──東アジア横断的比較法研究(25245010)
【研究テーマ】民事法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-10-21 - 2018-03-31
【研究代表者】金山 直樹 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (90211169)
【キーワード】アジア法 / 契約法 / 共通法 / 比較法 / ソフトロー (他10件)
【概要】PACLの中でも、公表を先行させることが決まっている契約の履行および不履行に関する作業を継続した。とくに契約の不履行に関して、PACLフォーラムを3回開催したことは特筆に値する。すなわち、第1回目は5月に東京にて、第2回目は11月にソウルにて、第3回目は3月に再び東京においてPACLフォーラムを開催した。その結果、不履行に関しては、メンバー間での共通理解も深まり、各自の分担執筆部分も確定させること...
❏グローバル社会における法源論の再検討 -法学概論の書き換え―(22330006)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】小川 浩三 専修大学, 法学部, 教授 (10142671)
【キーワード】基礎法学 / 民事法学 / 公法学 / 刑事法学 / 法源 (他19件)
【概要】法源論について、英・米・独・仏等の先進国を中心としたあり方を研究するとともに、こういった先進国から法を受容した国々における受容の仕方、その後の展開を視野に入れて研究する基礎固めを行うことができた。欧米先進国における、法典にとどまらず判例と学説の意義を歴史的に検討し、現在の到達点を明らかにした。他方で、研究の重点を占めた受容国については、日本における独自の展開を民法や憲法の法制度に即して明らかにする...
【複合領域】文化財科学・博物館学:学融合グローバル化を含む研究件
❏多層なネットワークの相互作用とその経済への影響-単一ネットワーク分析を越えて-(18KK0045)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2018-10-09 - 2023-03-31
【研究代表者】戸堂 康之 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30336507)
【キーワード】多層ネットワーク / 学融合 / ネットワーク / グローバル化 / 自然災害
【概要】本研究は「災害、グローバル化、政治変動などによる経済ショックによって、企業や個人などの経済主体の多層ネットワークがどのように変化し、その変化が経済主体の意思決定や経済パフォーマンスにどのように影響するか」という問いを様々なシチュエーションで明らかにするものであり、今年度は以下のようなサブ・テーマについて研究を進めた。 ① グローバル化によるショックとグローバルな企業ネットワーク グローバル化に伴う...
❏ネットワークの多様化が経済と心理に及ぼす影響-計量・行動経済学と理系の融合研究-(18H03642)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】戸堂 康之 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30336507)
【キーワード】ネットワーク / 保護主義 / 学融合 / 大規模データ / 社会実験 (他9件)
【概要】1.大規模な企業データによる経済ショックの波及効果の分析 このサブテーマでは、様々な企業レベルデータを利用して、新型コロナウイルスや米中デカップリングに伴う保護主義的政策などの経済ショックが企業に及ぼす影響を、企業のネットワーク構造の違いによる異質性に着目して分析した。その結果、(1)海外の経済ショックが国内経済に及ぼす影響は、海外ショックを直接受ける産業の国内サプライチェーン構造に依存すること、...
【複合領域】生活科学:国際化グローバル化を含む研究件
❏教育学研究の国際展開の実態・構造・将来像に関する研究――学会の機能に注目して――(19H01621)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】米澤 彰純 東北大学, 国際戦略室, 教授 (70251428)
【キーワード】教育学 / 学会 / 国際化 / 若手研究者 / 研究の国際発信 (他10件)
【概要】本研究は、日本における教育学研究の国際化の現状と課題に関して、その研究活動を支える基盤である教育学関連諸学会のあり方に焦点を当てて国際的視野に立った調査・分析を行い、グローバル社会の進展の中で岐路に立つ日本の教育学研究の国際化・国際展開・国際交流を通じた研究の国際発信強化への方途を探ることを目的としている。具体的には、研究を支える組織・ネットワークの基盤をなす学会を研究対象に据え、①日本における教...
❏大学教育のグローバル・スタディーズ 競争・連携・アイデンティティ(16KT0087)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2020-03-31
【研究代表者】米澤 彰純 東北大学, 国際戦略室, 教授 (70251428)
【キーワード】高等教育 / グローバル化 / 学士課程教育 / 多様化 / グローバルスタディーズ (他13件)
【概要】本研究は、2010年代後半に起きていた世界の大学教育の質的転換を、特に学士課程改革に焦点を当て、変化を先取りしていると考えられる国際的な事例と日本の大学教育とのあり方を検討し、どのように一国の教育システムをグローバルな世界へと結びつけるのかを展望した。分析対象は、起点になる日本、主要な調査対象である韓国、マレーシア、オーストラリア、オランダの他、理念系として参照される米国、中国、英国、欧州大陸国家...
❏専門的経営人材とボーングローバル企業:急速な国際化における組織能力獲得過程の探索(15K17131)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】琴坂 将広 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 准教授 (20706569)
【キーワード】専門的経営人材 / スタートアップ / 経営戦略 / ベンチャー企業 / マザーズ市場 (他10件)
【概要】本研究は、創業初期から急速な成長を実現し、また国際化を果たす企業、特にスタートアップ企業の専門的経営人材の活用をインタビュー調査から定性的に分析し、またその現状を統計情報の整備によって把握する事で、実務及び学術両面から企業成長に必要となる個人レベルの知識、能力を詳細に理解する事を目指した。その結果、東証マザーズに新規株式公開を行った企業の経営人材に関する網羅的なデータベースを整備し、こうした企業の...
【複合領域】生活科学:社会階層グローバル化を含む研究件
❏国際移民の社会経済的地位上昇の可能性(21730409)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】竹ノ下 弘久 静岡大学, 人文学部・社会学科, 准教授 (10402231)
【キーワード】階級 / 階層 / 社会移動 / 国際移民 / 間接雇用 (他21件)
【概要】本研究は、国際移民の社会経済的地位上昇の可能性について、主として日系ブラジル人を事例に明らかにする。ブラジル人の多くは、間接雇用をはじめとするフルタイムの非正規雇用に従事するが、かれらの一部は、より安定した直接雇用のフルタイムの仕事に従事している。その規定要因について分析を行ったところ、学歴、就業経験、日本語能力、滞在年数などの人的資本の効果が限定的であり、社会関係資本やマクロな制度的状況の影響が...
❏国際移動に伴う階層移動に関する国際比較研究(18730321)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】竹ノ下 弘久 静岡大学, 人文学部, 准教授 (10402231)
【キーワード】国際移動 / 社会階層 / ブラジル人 / グローバル化 / 計量分析 (他6件)
【概要】本研究では、国際移動に伴う階層移動に関する国際比較研究として、ブラジル人移民を主たる事例に、日米比較研究を行った。分析の結果、日本におけるブラジル人はアメリカにおけるブラジル人と比較して、社会経済的な上昇移動が困難な状況におかれていることが明らかになった。とりわけ、移民のホスト社会への同化・適応が、移民の所得にどのような影響を及ぼすか、確認すると、日本の方が、その効果が非常に小さいことも明らかにな...
【複合領域】生活科学:教育学グローバル化を含む研究件
❏教育学研究の国際展開の実態・構造・将来像に関する研究――学会の機能に注目して――(19H01621)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】米澤 彰純 東北大学, 国際戦略室, 教授 (70251428)
【キーワード】教育学 / 学会 / 国際化 / 若手研究者 / 研究の国際発信 (他10件)
【概要】本研究は、日本における教育学研究の国際化の現状と課題に関して、その研究活動を支える基盤である教育学関連諸学会のあり方に焦点を当てて国際的視野に立った調査・分析を行い、グローバル社会の進展の中で岐路に立つ日本の教育学研究の国際化・国際展開・国際交流を通じた研究の国際発信強化への方途を探ることを目的としている。具体的には、研究を支える組織・ネットワークの基盤をなす学会を研究対象に据え、①日本における教...
❏グローバル化・ポスト産業化社会における教育社会学の理論的基盤の再構築に関する研究(18330176)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】廣田 照幸 日本大学, 文理学部, 教授 (10208887)
【キーワード】グローバル化 / ポスト産業 / 教育政策 / 教育システム / 排除と包摂 (他12件)
【概要】1990年代から現在に至る約20年の教育社会学の研究成果と教育現実の変動との関係の見直しの必要性が明らかになった。政治のレベルでの55年体制、経済のレベルでの日本的雇用システムを、暗黙の前提とした研究枠組みを脱する必要が浮かび上がった。特に、教育政策の立案-実施の過程に働く政治的な諸力が、1990年代初頭から大きく変容したこと、また、卒業生の受け皿である労働市場や雇用システムが、1990年代半ば以...
【複合領域】一般理論:近代グローバル化を含む研究件
❏グローバル化する中国の現代思想と伝統に関する研究(17H02280)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】石井 剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40409529)
【キーワード】中国 / グローバル化 / 現代思想 / 伝統 / 中国哲学 (他25件)
【概要】本科研費研究課題「グローバル化する中国の現代思想と伝統に関する研究」においては、中国という国家の内部におけるグローバル化ではなく、「中国」という名辞と相伴って表象される政治・経済・社会・文化・思想の諸現象、そして、中華人民共和国の国際的なプレゼンスの増大化を起因として顕著になってきた国際関係の新しい変化の双方を「中国のグローバル化」プロセスであるととらえた。 そして、地域研究や社会科学的視点による...
❏時政学の構築-“政治的資源としての時間”の解明-(15K12990)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高橋 良輔 青山学院大学, 地球社会共生学部, 教授 (70457456)
【キーワード】時間 / 時政学 / グローバル化 / 戦争 / 時間構造 (他26件)
【概要】本研究では、現代世界における“政治的資源としての時間”の位相を解明し、政治学・国際関係論の新たな分析視角として「時政学Chrono-Politics」のアプローチを構築した。 その際には、以下2点を機軸とする共同研究を行った。①理論研究:政治の「基礎構造としての時間」の持続と変容の解析 ②事例研究:政策過程における「稀少価値としての時間」の分析。これらの研究成果のピアレビューを通じて、今日加速しつ...
❏持続可能な共有型経済と憲法上の「近代市民社会における原則的所有形態」(15K03122)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中島 徹 早稲田大学, 法学学術院(法務研究科・法務教育研究センター), 教授 (60366979)
【キーワード】共有型経済 / 財産権 / 単独所有 / 近代市民社会 / 分割請求権 (他29件)
【概要】日本の最高裁は、近代の所有について他者を排除する単独所有を原則とし、共有は例外であるとの判断を示した。しかし、地球資源の有限性を考えると、資源や物を個人が独占するのではなく、共有することにより持続可能な経済社会の構想に注目が集まっている。最高裁の判断は、こうした構想の妨げとなる可能性がある。本研究は、近代社会における所有の基本原則が単独所有であるという命題は、実は自明ではないことを、制度論の観点か...
【複合領域】一般理論:近代化グローバル化を含む研究件
❏東アジア社会の法と近代化-法整備支援と法の支配可能性の検証-(14202001)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】棚瀬 孝雄 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (80022424)
【キーワード】中国 / 法意識 / 近代化 / 法の支配 / グローバリゼーション (他19件)
【概要】本研究は、東アジア社会の法整備を日本との比較の中で明らかにしようとして始められたものであるが、具体的に、中国の法改革を中心に分析した。平成14年度の後期には、まず全体の計画を立て、研究会に外部講師や中国の研究者を呼んで研究活動を開始した。また中国にも出かけて情報を収集するとともに、大学の研究者からも調査の可能性について、意見交換を行った。15年度は、さらに研究会を続けるとともに、比較のために、中国...
❏グローバリゼーション下の東南アジアの社会変容と地域変化(12308003)
【研究テーマ】人文地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】梅原 弘光 立教大学, 文学部, 教授 (00160325)
【キーワード】東南アジア / 農業社会変容 / 地域分化 / 都市化 / グローバル化 (他19件)
【概要】本研究は、研究分担者・協力者13人と海外共同研究者4人からなる研究組織により実施された。最初に設定した主要課題項目(植民地支配、近代化政策、農業商業化、階層分化、労働力移動、都市化、環境変化)に沿って、年次ごとに重点を少しずつ移動させながら現地調査と研究集会を繰り返し、3年目には国際会議を開催した。最終報告書の構成は、植民地下の社会変容(第7・11章)、近代化政策(第2・3・8・9・12章)、それ...
【複合領域】一般理論:国際政治グローバル化を含む研究件
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏冷戦後世界の構造変化と国際政治学の新しい理論構築(06301064)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】高橋 進 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40009840)
【キーワード】冷戦後 / 国際政治理論 / ヨーロッパ / アジア・太平洋 / 核兵器 (他12件)
【概要】1996年9月に開催される、アメリカ国際政治学(ISA)と日本国際政治学会によの合同大会に向けての、研究上の準備が本研究の大きな目的であった。 この点に関しては、まずほとんどの研究分担者が同大会での各セッションで報告をなしもしくはセッションのコンヴィーナーとして参加できるまでになったことは大きな成果であった。そしてこの報告はいずれ大会のプロシ-ディングスや国際政治学会の『国際政治』に掲載される予定...
【複合領域】一般理論:地域主義グローバル化を含む研究件
❏東アジアにおけるグローバル化の新段階の学際的研究(12490010)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】斎藤 照子 (斉藤 照子) 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (70162211)
【キーワード】グローバル化 / ローカライゼーション / ナショナリズム / 地域主義 / ローカライゼイション (他14件)
【概要】急速に展開する経済と情報のグローバル化が、東アジア、東南アジア地域で引き起こしている複雑な諸変化を、1)グローバル化という現象の理論的把握、2)ナショナルな(国民国家的)機構と政治文化の変化、そして3)ローカルな組織と生活文化の変化という3つの次元において、実証的かつ理論的に把握することを目標とし、調査研究活動を展開した。 なかでもローカルな生活の場から見たグローバル化の諸相と、それに対するローカ...
❏国際地域におけるグローバル化と普遍化-21世紀へのリンク(09045024)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】初瀬 龍平 神戸大学, 法学部, 教授 (40047709)
【キーワード】国際学術交流 / 国際関係 / グローバル化 / 地域主義 / ガヴァナンス (他9件)
【概要】1.本プロジェクトは、神戸大学(法学部、国際協力研究科)と英国シェフィールド大学(東アジア研究科、政治学部)との学術交流の一環として、平成9年度から11年度まで行われたものである。両大学の国際学術交流の歴史は1980年代に遡ることができ、本プロジェクトは、現時点における成果の一つとして計画された。平成9年には英国、平成10年には神戸において合同セミナーが開催された後に、最終年度である平成11年度に...
❏冷戦後世界の構造変化と国際政治学の新しい理論構築(06301064)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】高橋 進 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40009840)
【キーワード】冷戦後 / 国際政治理論 / ヨーロッパ / アジア・太平洋 / 核兵器 (他12件)
【概要】1996年9月に開催される、アメリカ国際政治学(ISA)と日本国際政治学会によの合同大会に向けての、研究上の準備が本研究の大きな目的であった。 この点に関しては、まずほとんどの研究分担者が同大会での各セッションで報告をなしもしくはセッションのコンヴィーナーとして参加できるまでになったことは大きな成果であった。そしてこの報告はいずれ大会のプロシ-ディングスや国際政治学会の『国際政治』に掲載される予定...
【複合領域】一般理論:地域統合グローバル化を含む研究件
❏東アジアの地域統合と福祉レジームに関するポスト・オリエンタリズム的な国際比較研究(22330166)
【研究テーマ】社会福祉学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】武川 正吾 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (40197281)
【キーワード】社会政策 / 東アジア / 比較福祉国家 / オリエンタリズム / 福祉レジーム (他14件)
【概要】本科研費は、近年の比較福祉国家研究の変化や、東アジアにおける社会政策の変容を背景に、オリエンタリズムに彩られがちだった従来の方法論を見直し、東アジア地域における地域主義と福祉レジームに関する実態把握と分析を行うことを目的とした。その結果、(1)共通社会政策の動向について、経済次元だけではなく社会次元の導入が必要だが、先行例である欧州では、ユーロ危機を背景に試みが困難に直面していること、(2)生産/...
❏地球情報社会における地域社会発展の条件に関する研究(12301009)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】矢澤 修次郎 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20055320)
【キーワード】グローバル情報社会 / ネットワーク社会 / シリコンバレーモデル / 発展国家モデル / 国民定発展モデル (他28件)
【概要】本研究は、地球情報社会、ネットワーク社会台頭の動的プロセスを明らかにし、その過程で、様々な形での地域社会の発展が果たす役割が重要であることを提示しようとした。 理論的には、発展の理論に関して3つの理論潮流、即ち、シリコンバレーモデル、発展国家モデル、国民的発展モデルを検討した。その結果、今日における優れた発展理論は、国家レベル、様々な形での地域社会レベル、個人のレベルを同等に位置づけ、それら3者の...
❏国際地域におけるグローバル化と普遍化-21世紀へのリンク(09045024)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】初瀬 龍平 神戸大学, 法学部, 教授 (40047709)
【キーワード】国際学術交流 / 国際関係 / グローバル化 / 地域主義 / ガヴァナンス (他9件)
【概要】1.本プロジェクトは、神戸大学(法学部、国際協力研究科)と英国シェフィールド大学(東アジア研究科、政治学部)との学術交流の一環として、平成9年度から11年度まで行われたものである。両大学の国際学術交流の歴史は1980年代に遡ることができ、本プロジェクトは、現時点における成果の一つとして計画された。平成9年には英国、平成10年には神戸において合同セミナーが開催された後に、最終年度である平成11年度に...
【複合領域】一般理論:国民統合グローバル化を含む研究件
❏中国朝鮮族と回族の民族教育と民族アイデンティティ形成に関する総合的研究(20320113)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】松本 ますみ 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (30308564)
【キーワード】朝鮮族 / 回族 / 国民統合 / 民族教育 / 民族アイデンティティ (他22件)
【概要】中国の朝鮮族と回族を抽出し、民族教育の経験と民族アイデンティティの相関性について歴史社会学的研究調査を行った。その結果、1)両民族とも民族教育経験者が民族の矜持が強いこと、2)同民族内のネットワークに依拠し、漢語と民族語を駆使し対外通商業務、出国、留学、出稼ぎを行うという共通点があることが分かった。両民族はグローバル化の波にのった「成功した」民族であり、その鍵は民族教育にあることが分かった。 ...
❏20世紀後半の学校教科書に表現された「歴史記述の意識」の変質に関する日米比較研究(13710130)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】岡本 智周 早稲田大, 助手 (60318863)
【キーワード】歴史教科書 / グローバル化 / ナショナリズム / ナショナルヒストリー / ナショナルアイデンティティ (他8件)
【概要】本研究は、20世紀後半の日本とアメリカ合衆国で使われた歴史教科書の内容を分析し、そこに表現された「歴史記述の意識」(historiographical consciousness)の特徴を比較検討する教育社会学的試みである。公教育における歴史教育は、近代国民国家システムのなかでは国民統合の機能を果たすものである。国境を越えた人間活動の増大という20世紀後半に特徴的な社会変動が、その国民統合の論理に...
【複合領域】一般理論:福祉国家グローバル化を含む研究件
❏自由貿易と国内政治基盤:埋め込まれた自由主義の再検討(17H02484)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】久米 郁男 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30195523)
【キーワード】自由貿易 / 消費者利益 / 埋め込まれた自由主義 / 貿易政治 / サーベイ実験 (他8件)
【概要】自由貿易が国内政治過程において支持されるメカニズムを、国際的な世論調査のデータとインターネットを用いて日本、韓国、アメリカ、メキシコ、ドイツ、イタリア、ラトビア、エストニアで行ったサーベイ実験データを分析し、解明を試みた。そこでは、自由貿易のもたらす雇用不安に対処する社会保障を手厚くすることが自由貿易を国内政治において受け入れさせる条件であるとする「埋め込まれた自由主義」仮説に対して、貿易自体がも...
❏脱「日独型レジーム」の比較政治分析(18203007)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】宮本 太郎 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00229890)
【キーワード】比較政治 / 福祉レジーム / 生産レジーム / 日本型システム / ドイツモデル (他14件)
【概要】本研究は大きく三つの領域において成果をあげた。第一に、日本の政治経済体制、とくに日本型の福祉・雇用レジームの特質を、比較政治経済学の視点から明らかにした。第二に、レジームを転換していくためのオプションを検討し、各種のシンクタンクや政府の委員会などで政策提言もおこなった。第三に、世論調査でこうしたオプション群への人々の選好のあり方を明らかにし、新しい政党間対立軸の可能性を示した。 ...
❏東アジアの福祉システムの行方-企業内福祉と国家の社会保障制度(17330049)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】末廣 昭 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60196681)
【キーワード】経済政策 / 社会保障 / 企業内福祉 / 東アジア / 退職金 (他13件)
【概要】本研究は東アジア7カ国・地域(中国、台湾、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア)における国家の社会保障制度の仕組みと企業内福祉の実態を比較することを目的とした。国家の社会保障制度については、(1)年金制度、(2)健康保険、(3)労災補償、(4)失業保険の4分野に注目し、企業内福祉については、(1)有給休暇、(2)社宅、食事手当、子弟の学資補助、退職金制度などの福利厚生の提供の有無、(...
【複合領域】一般理論:契約グローバル化を含む研究件
❏アジア契約法原則(PACL)総則編構築に向けて──東アジア横断的比較法研究(25245010)
【研究テーマ】民事法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-10-21 - 2018-03-31
【研究代表者】金山 直樹 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (90211169)
【キーワード】アジア法 / 契約法 / 共通法 / 比較法 / ソフトロー (他10件)
【概要】PACLの中でも、公表を先行させることが決まっている契約の履行および不履行に関する作業を継続した。とくに契約の不履行に関して、PACLフォーラムを3回開催したことは特筆に値する。すなわち、第1回目は5月に東京にて、第2回目は11月にソウルにて、第3回目は3月に再び東京においてPACLフォーラムを開催した。その結果、不履行に関しては、メンバー間での共通理解も深まり、各自の分担執筆部分も確定させること...
❏金融取引のグローバル化とローカルな法的責任-モデル契約書による架橋の試み(19203003)
【研究テーマ】国際法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】野村 美明 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (20144420)
【キーワード】グローバル化 / シンジケート・ローン / 法的責任 / 流通市場 / 中小企業 (他16件)
【概要】1.この研究では(1)英米の基本判例と日本法の比較を行い(2)英国法および日本法に準拠する標準契約を比較し、次の3点を明らかにした。 (1)日本のシンジケート・ローン実務はローカル化しており、グローバル取引に適合的とはいえない。(2)日本法における基本的義務の概念とそれらの相互関係は英米法ほど明らかではない。(3)日本法を準拠法とする契約には、グローバルな標準契約と同様にエージェントやアレンジャー...
❏給付と契約に関する総合的研究(17530071)
【研究テーマ】民事法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】金山 直樹 慶應義塾大学, 法務研究科, 教授 (90211169)
【キーワード】契約 / 給付 / 時効 / 法源 / 暴利 (他20件)
【概要】本研究は、論理的ならびに実務的観点から、契約と給付の関係を考究したものである。そのため、契約解釈の基礎にある法源論、暴利の給付義務を発生させる消費貸借の規制論、現代において契約の見直しを迫る連帯主義の動向の把握、そして給付の単位が具体的に問われる消滅時効論につき、それぞれ検討を加えた。各テーマについては、フランス語によるものも含めて、論文・著書・学会報告の形で成果を公にして、学界に寄与した。 ...
【複合領域】一般理論:契約法グローバル化を含む研究件
❏アジア契約法原則(PACL)総則編構築に向けて──東アジア横断的比較法研究(25245010)
【研究テーマ】民事法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-10-21 - 2018-03-31
【研究代表者】金山 直樹 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (90211169)
【キーワード】アジア法 / 契約法 / 共通法 / 比較法 / ソフトロー (他10件)
【概要】PACLの中でも、公表を先行させることが決まっている契約の履行および不履行に関する作業を継続した。とくに契約の不履行に関して、PACLフォーラムを3回開催したことは特筆に値する。すなわち、第1回目は5月に東京にて、第2回目は11月にソウルにて、第3回目は3月に再び東京においてPACLフォーラムを開催した。その結果、不履行に関しては、メンバー間での共通理解も深まり、各自の分担執筆部分も確定させること...
❏グローバリゼーションの時代における法、取引、企業の為の法的枠組み構築の為の研究-私法、国際私法、金融法、倒産法の観点から21世紀の新秩序を求めて-(11302002)
【研究テーマ】国際法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】河野 俊行 九州大学, 大学院・法学研究院, 教授 (80186626)
【キーワード】グローバル化 / 電子取引 / 金融法 / 倒産法 / 契約法 (他25件)
【概要】本研究の主たる関心は「グローバル化と法」にあった。ただこれと並行的に行われてきたマックスプランク研究所との共同研究が、いわばグローバル化と法問題を、国際的なメンバーで総論的に扱っていることから、本研究ではむしろ別の角度から、しかし大きなパースペクティブを失わない課題を取り上げることになった。それは電子取引である。電子取引は国境を取り払ってしまうという意味でグローバル化現象を極端なまでに押し進めた取...
【複合領域】一般理論:イノベーショングローバル化を含む研究件
❏グローバルな集合知形成のマネジメント-日本企業の国際成長戦略に関する研究-(26245048)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】洞口 治夫 法政大学, 経営学部, 教授 (20209258)
【キーワード】集合知 / ナレッジ・マネジメント / 知識移転 / テキスト・マイニング / エージェント・ベースド・シミュレーション (他26件)
【概要】国際インターンシップの実験的観察と就職動向、オーラル・ヒストリーのテキスト・マイニング分析、片利共生理論による日本の産学官連携分析、エージェント・ベースド・シミュレーションによる企業間の競争行動分析、ロジスティック・クラスターの国際比較、戦間期婦人雑誌普及プロセス等の研究成果を得た。定量的な成果としては、研究を開始した2014年度は1件(うち英語での報告1件)の学会報告にすぎなかったが、2015年...
❏トランスナショナル化による競争優位構築:新興国のオートバイ産業と日本企業(25780263)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三嶋 恒平 慶應義塾大学, 経済学部, 准教授 (90512765)
【キーワード】新興国 / トランスナショナル化 / イノベーション / 競争優位の源泉 / オートバイ産業 (他16件)
【概要】本研究は日本企業の国際的な競争優位の源泉としてトランスナショナル化(本社と海外拠点が相互依存の関係であり共同で優位性を構築し共有するようになること)に着目し、既存研究では不十分であった(1)新興国の市場・拠点でのイノベーションの発現、(2)そのグローバルな組織における共有経路・形態、(3)それらが組織全体の競争優位へ及ぼす影響の3つを明らかにすることを目的とした。 目的(1)は企業や販売現場の実態...
❏人と組織に着目したグローバル企業によるイノベーション創出の国際比較研究(23243059)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 喜文 同志社大学, 総合政策科学研究科, 教授 (50207809)
【キーワード】R&D / 研究開発 / グローバル化 / 日本 / 製造業 (他20件)
【概要】日本の代表的製造企業を対象に、企業のグローバル化の中で、どのようにイノベーション活動を行っているか、他国の類似企業、あるいは対象企業の海外事業所と比較しながら、その活動の主役である技術者と彼らが働く職場に着目して調査を行った。それら調査と内容検討の結果、以下の点が確認された。 1つには、R&D(研究開発活動)のグローバル化、特に海外R&D拠点の展開と拡充、および本国R&D拠点との連携の強化を急速に...
【複合領域】一般理論:文化変容グローバル化を含む研究件
❏アメリカ西海岸におけるアジア武術の受容、普及および変容 1950年‐1993年(16K13280)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】モラスキー マイク 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (80585406)
【キーワード】武術 / 日系アメリカ移民 / 文化受容 / 文化変容 / 日米交流史 (他13件)
【概要】研究期間中、次のような成果を上げた:①日米両国の複数の図書館及び特別資料館で資料収集を行った、②二回にわたる米国西海岸での現地調査を実施した(資料収集の他に研究者及び武道伝授者へのインタビューを行い、武術道場での現場観察も実施した)、③英国バース市で国際研究集会"New Research on Japanese Martial Arts"を共催で実施した、④英国とベルギーで開催され...
❏グローバル化と現代巡礼文化の変容(22530579)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】坂田 正顕 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (00063800)
【キーワード】グローバル化 / 巡礼 / 普遍主義 / 個別主義 / ハイブリッド (他12件)
【概要】本研究においては、グローバル化がいや増す現代日本において「内に向かうグローバル化」の位相に着目し、日本巡礼文化の典型例である四国遍路文化を事例に取り上げ、グローバル化による当該文化の変容過程の可能性について追究した。外国人あるいは日本人遍路、また地域関係者を対象とした量的・質的調査からは、グローバル化による遍路文化の多様な変容動向が確認された。たとえば、外国人遍路には、日本人遍路に比べて彼らの友人...
【複合領域】一般理論:移民政策グローバル化を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏少子高齢化社会における移民政策(18F18308)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2018-11-09 - 2021-03-31
【研究代表者】久米 郁男 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30195523)
【キーワード】外国人労働者受入 / グローバル化 / 国籍 / 多文化主義 / 移民政策 (他6件)
【概要】本研究は、グローバル化の主要な側面であるヒト・モノ・カネの移動に対して人々がどのような形で態度形成を行うかをサーベイ実験を用いて 実証的に解明することを目的とした。標準的な新古典派経済学の貿易理論では貿易と生産要素である労働及び資本の移動は代替的関係にあると されてきた。しかし、近年の国際経済学研究ではそれらの補完性に関心が向けられている。しかし、ヒト・モノ・カネの移動は経済的効果のみ ならず人々...
❏国際移民の市民権リベラル化に関する国際比較研究(17K04107)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】樽本 英樹 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50271705)
【キーワード】国際移民 / 市民権 / 社会変動 / 重国籍 / リベラル化 (他11件)
【概要】「国際移民による国民国家への挑戦」の観点から移民・外国人に関する市民権制度の変容をリベラル化の観点から考察していった。まずはリベラル化が進んでいる国がある一方、それに抗している国もあるというようにばらつきが確認された。このようなリベラル化/反リベラル化のメカニズムはどのようなものだろうか。市民権制度を重国籍の扱いに絞って考察した結果、重国籍を容認するロジックには少なくとも4つ存在することがわかった...
【複合領域】一般理論:法学教育グローバル化を含む研究件
❏グローバル化に伴う領域横断的法学研究・教育の課題と可能性(15H03304)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山元 一 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (10222382)
【キーワード】グローバル化 / 法学研究 / 法学教育 / 学際的研究 / 国家主権 (他17件)
【概要】人権論に関しては,国際人権条約機関の意見と国内裁判機関との関係を解明し,また国際的な家族関係をめぐる新たな法的課題に対応する手法について検討した。公法理論に関しては,グローバル化が公法学のパラダイムにとってどのような影響を与えているかを解明した。行政法では,行政過程における民主主義的正当性を解明した。刑事法では,各国の文化的・宗教的相違をふまえた法規制のあり方を検討した。商事法では,国家法に代替す...
❏もう1つのグローバル化と民法学の課題──「規範空間」の統御を目指して(26590010)
【研究テーマ】民事法学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】金山 直樹 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (90211169)
【キーワード】グローバル法 / 民法 / 規範空間 / 比較法 / 仲裁 (他8件)
【概要】各国を規律する法は、情報化が進んだ結果、以前とは比べものにならない程、容易に知ることができるようになった。その結果、フォーラムショッピングの日常化現象が生じている。そこに作出されているのは、法実務家によって、資本に奉仕するべく作られた規範空間である。そこでは、各国の民法上のルールは、公序良俗に関するルール(例、代理母契約の禁止)も含めて空洞化してしまう危険性がある。このような事態に対処するため、国...
❏グローバル化の時代における国際関係法教育の改革(20330022)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】松井 芳郎 立命館大学, 法務研究科, 教授 (00022418)
【キーワード】国際法学 / グローバル化 / 司法改革 / 法学教育 / 法曹論
【概要】国際関係法の教育環境の現状分析と将来展望を目的として、海外での状況や国内の大学院および学部の教育環境などについて調査をおこなった。また日弁連の協力を仰ぎ、国際関係法の理論と実務の連携の可能性についても検討した。これらの分析を踏まえて最終年度にシンポジウムをおこない、日本の司法制度改革の影響は、ロー・スクールに限定されるものではなく、研究者養成機関にも波及していることを明らかにした。また大学教育のグ...
【複合領域】一般理論:暴力グローバル化を含む研究件
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏グローバル化と暴力に関する政治学的研究(23243019)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大串 和雄 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90211101)
【キーワード】紛争 / 暴力 / 平和構築 / 移行期正義 / パワーシェアリング (他22件)
【概要】本研究は、現代世界の武力紛争と犯罪について、グローバル化、アイデンティティ、デモクラシーという3つのテーマを軸にしてその実態を解明するとともに、実態に即した平和政策を検討した。武力紛争はアイデンティティとの絡みを中心に研究し、犯罪については東南アジアの人身取引をめぐる取り組みと、中央アメリカの暴力的犯罪を中心に取り上げた。平和政策では平和構築概念の軌跡、「多極共存型パワー・シェアリング」、移行期正...
【複合領域】一般理論:デモクラシーグローバル化を含む研究件
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏グローバル化と暴力に関する政治学的研究(23243019)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大串 和雄 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90211101)
【キーワード】紛争 / 暴力 / 平和構築 / 移行期正義 / パワーシェアリング (他22件)
【概要】本研究は、現代世界の武力紛争と犯罪について、グローバル化、アイデンティティ、デモクラシーという3つのテーマを軸にしてその実態を解明するとともに、実態に即した平和政策を検討した。武力紛争はアイデンティティとの絡みを中心に研究し、犯罪については東南アジアの人身取引をめぐる取り組みと、中央アメリカの暴力的犯罪を中心に取り上げた。平和政策では平和構築概念の軌跡、「多極共存型パワー・シェアリング」、移行期正...
❏グローバル化の時代における市民社会論の展開-欧州・北米・日本の比較研究-(10620078)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】千葉 眞 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10171943)
【キーワード】グローバル化 / 新しい社会運動 / 新しい政治 / 市民社会 / 市民的公共性 (他8件)
【概要】本研究は、「日本政治学会」の国際交流企画の一環として、政治思想史と政治理論の専門領域に携わるわれわれ6名の日本の研究者が、「ヨーロッパ政治学会」(ECPR/European Consortium for Political Research)との連携のもとに、進めてきた共同プロジェクトである。 本研究プロジェクトでは、過去3年間にわたり、デンマーク、スウェーデン、京都、東京、箱根などで国際シンポジ...
【複合領域】一般理論:多国籍企業グローバル化を含む研究件
❏アジアの国際的生産・流通ネットワークにおける多国籍企業の役割(22330087)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】木村 福成 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (90265918)
【キーワード】経済政策 / グローバル化 / 東アジア経済 / 生産・流通ネットワーク / 企業ミクロデータ研究 (他8件)
【概要】本研究は、東アジアにおける生産・流通ネットワークの形成メカニズムを明らかにすることを目的とする。東アジアでは、1990年代より、精緻な生産・流通ネットワークが形成されており、東アジア諸国の工業化・経済発展を牽引してきた。本研究では、企業・工場レベル、あるいは財レベルの精緻かつ、大規模なデータベースを構築し、 (a)広義の国家間貿易コストの低下、(b)国家間における賃金等、立地優位格差の存在、(c)...
❏移行経済への技術移転:ベトナムでの合弁企業の経済学(14530021)
【研究テーマ】経済理論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】TRAN VAN THO 早稲田大学, 社会科学総合学術院・社会科学部, 教授 (70227669)
【キーワード】移行経済 / 多国籍企業 / 技術移転 / 合弁企業 / 国営企業 (他9件)
【概要】本研究の目的は、計画経済から市場経済へ移行する国に対する技術移転の特徴・問題点を経済学的アプローチで分析し、経済移行を成功させるための課題を指摘することである。ここでいう「技術」とは生産技術だけでなく、各種の管理技術、経営ノウハウを含む経営資源であるので、多国籍企業の直接投資を通じる技術移転を考えている。事例研究としてベトナムを取り上げ、2002年までの製造業に対する外国直接投資の2,435件を分...
【複合領域】一般理論:民主化グローバル化を含む研究件
❏「体制移行」の比較解剖学:グローバリズム下の社会レジーム再編に関する総合的研究(19H00559)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】小林 知 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (20452287)
【キーワード】体制移行 / 市場経済 / 民主主義 / 社会レジーム / グローバル化 (他11件)
【概要】本研究は、1990年代前後に政治体制の移行を経験したカンボジア、ミャンマー、東ティモール、ブータンを対象とし、近年それらの国で生じた自然環境と政治体制、社会レジームの変容を比較し、その特徴を考察する。それらの国では体制移行を契機に、民主化と市場経済化が政府の政策として進められた。また同時に、人々の日常生活にグローバル化の影響が急速に浸透した。本研究は、その状況を比較研究の俎上に載せることで、民主化...
❏グローバル化時代における南北アメリカの国家・市民社会・社会運動(22401009)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】鈴木 茂 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (10162950)
【キーワード】グローバル化 / 市民社会 / 社会運動 / 多文化主義 / アフリカ系人 (他17件)
【概要】本研究では、先住民とアフリカ系人の市民権拡大を求める運動と国家による社会的包摂政策、とりわけ多文化主義政策の調査・分析を通じて、ラテンアメリカ諸国を中心とした南北アメリカにおける国家と市民社会の関係の現状を析出した。その成果の一端は、ペルーとメキシコにおいて現地の研究者とともに国際セミナーを開催して議論したほか、国内学会での個別報告や学会誌での論文発表を行い、最終年度に成果報告書を作成した。 ...
❏非欧米世界からの比較政治学(19203007)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】塩川 伸明 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (70126077)
【キーワード】民主化 / 権威主義 / 市場経済 / 経済発展 / グローバル化 (他8件)
【概要】従来の比較政治学が欧米先進国の経験を普遍化した概念に立脚しがちだったことの反省に立ち、非欧米世界に属する諸国における政治の実態の調査を通して、比較政治学上の主要概念に関する批判的再検討を試みた。地域としては、ロシアおよび旧ソ連諸国、東南アジア諸国、ラテンアメリカ諸国、中国、台湾、韓国、中東イスラーム諸国、バルカン諸国、南アジア諸国、アフリカ諸国を取り上げ、トピックとしては、政治制度、市場経済化と政...
【複合領域】一般理論:技術者倫理グローバル化を含む研究件
❏国境なき技術者倫理教育の構築-グローバル化社会を担う技術者の資質とその教育-(25282046)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】札野 順 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (90229089)
【キーワード】技術者倫理 / 工学教育 / 学習・教育目標 / モデル・シラバス / モジュール (他11件)
【概要】国境を越えて、国際的に通用する技術者倫理教育の学習・教育目標(22項目)を、国内外のシラバスの精査・整理、及び国内外のエキスパートを対象とするデルファイ法によるアンケート調査を実施することにより策定した。さらに、この学習・教育目標を、2領域、4カテゴリにに分類し、特に、情意領域(価値・態度)の目標の重要性を示した。 上記の学習・教育目標を達成するために、具体的に教育内容、方法、測定・評価手法等を含...
❏グローバル社会における技術者倫理に関する実証的比較研究-行動規範構築と教材開発-(24300274)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】栃内 文彦 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (50387354)
【キーワード】工学教育 / 技術者倫理 / 事例教材開発 / 技術者の価値観 / グローバル化
【概要】社会のグローバル化を十分に踏まえた技術者倫理教育のための教材開発に資するべく、日・米・蘭の三カ国で技術者の価値観についての実証的比較研究を行ない、以下の成果を挙げた:1)「ソーラーブラインド(英語吹替版)」を用いたケースメソッド型の事例教材パッケージの開発、2)「技術者が重視すべき価値がモノづくりの現場においてどの程度重視されているか」に関する、日・米・蘭の工科系大学で学ぶ学生間における認識の違い...
【複合領域】一般理論:多文化主義グローバル化を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏少子高齢化社会における移民政策(18F18308)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2018-11-09 - 2021-03-31
【研究代表者】久米 郁男 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30195523)
【キーワード】外国人労働者受入 / グローバル化 / 国籍 / 多文化主義 / 移民政策 (他6件)
【概要】本研究は、グローバル化の主要な側面であるヒト・モノ・カネの移動に対して人々がどのような形で態度形成を行うかをサーベイ実験を用いて 実証的に解明することを目的とした。標準的な新古典派経済学の貿易理論では貿易と生産要素である労働及び資本の移動は代替的関係にあると されてきた。しかし、近年の国際経済学研究ではそれらの補完性に関心が向けられている。しかし、ヒト・モノ・カネの移動は経済的効果のみ ならず人々...
❏グローバル・シティーの変容と「新しい公共空間」の形成に関する国際的比較研究(24402010)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】飯田 文雄 神戸大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (70184356)
【キーワード】政治学 / グローバル化 / 都市政治 / サッセン / ヤング (他8件)
【概要】本研究は、都市のグローバル化の特異性に着目するグローバル・シティー論を手がかりとして、2000年代半ば以降のグローバル化の特質を、「新しい公共空間」の形成という観点から国際比較することにある。そのため、北米・西欧・東欧各国における現地調査などを通じ、グローバル化と都市・地方に関する先行研究の批判的検討や、各国のグローバル化と都市・地方関係の現状と歴史の比較考察を行う。 ...
【複合領域】一般理論:公共圏グローバル化を含む研究件
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏公共圏の創成と規範理論の探究-現代的社会問題の実証的研究を通して(19203027)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】舩橋 晴俊 (2008-2010) 法政大学, 社会学部, 教授 (20111445)
【キーワード】公共圏 / 規範理論 / 社会問題 / 熟議民主主義 / 現代社会 (他14件)
【概要】本プロジェクトは、グローバル化問題、環境問題、移民・マイノリティ問題、若者問題、メディア公共圏、ユビキタス社会、ケア問題といった具体的な社会問題領域についての実証的研究を通して、社会制御システム論、公共圏論および規範理論に関する理論的研究を発展させた。公共圏の豊富化が現代社会における制御能力向上の鍵であり、それを担う主体形成が重要である。また、社会制御には合理性のみならず道理性の原則が必要である。...
【複合領域】一般理論:ナショナリズムグローバル化を含む研究件
❏学びの現場におけるナショナリズムと公共性~日本と中国の比較研究~(17K04675)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】阿古 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80388842)
【キーワード】ナショナリズム / 公共性 / 日本 / 中国 / アイデンティティ (他21件)
【概要】日本と中国は集団を重視する儒教文化圏の国であるが、アイデンティティの形成や多様性の受容の仕方に差異がみられ、公共性の描き方が異なるのではないかと考え、<1>学校教育、<2>地域社会、<3>家庭、<4>趣味や関心を通じたネットワーク、<5>インターネット空間における学びについて、「公共性」がいかにとらえられているのかを研究した。特に、(1)...
❏20世紀後半の学校教科書に表現された「歴史記述の意識」の変質に関する日米比較研究(13710130)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】岡本 智周 早稲田大, 助手 (60318863)
【キーワード】歴史教科書 / グローバル化 / ナショナリズム / ナショナルヒストリー / ナショナルアイデンティティ (他8件)
【概要】本研究は、20世紀後半の日本とアメリカ合衆国で使われた歴史教科書の内容を分析し、そこに表現された「歴史記述の意識」(historiographical consciousness)の特徴を比較検討する教育社会学的試みである。公教育における歴史教育は、近代国民国家システムのなかでは国民統合の機能を果たすものである。国境を越えた人間活動の増大という20世紀後半に特徴的な社会変動が、その国民統合の論理に...
❏東アジアにおけるグローバル化の新段階の学際的研究(12490010)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】斎藤 照子 (斉藤 照子) 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (70162211)
【キーワード】グローバル化 / ローカライゼーション / ナショナリズム / 地域主義 / ローカライゼイション (他14件)
【概要】急速に展開する経済と情報のグローバル化が、東アジア、東南アジア地域で引き起こしている複雑な諸変化を、1)グローバル化という現象の理論的把握、2)ナショナルな(国民国家的)機構と政治文化の変化、そして3)ローカルな組織と生活文化の変化という3つの次元において、実証的かつ理論的に把握することを目標とし、調査研究活動を展開した。 なかでもローカルな生活の場から見たグローバル化の諸相と、それに対するローカ...
【複合領域】一般理論:人口移動グローバル化を含む研究件
❏中国朝鮮族と回族の民族教育と民族アイデンティティ形成に関する総合的研究(20320113)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】松本 ますみ 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (30308564)
【キーワード】朝鮮族 / 回族 / 国民統合 / 民族教育 / 民族アイデンティティ (他22件)
【概要】中国の朝鮮族と回族を抽出し、民族教育の経験と民族アイデンティティの相関性について歴史社会学的研究調査を行った。その結果、1)両民族とも民族教育経験者が民族の矜持が強いこと、2)同民族内のネットワークに依拠し、漢語と民族語を駆使し対外通商業務、出国、留学、出稼ぎを行うという共通点があることが分かった。両民族はグローバル化の波にのった「成功した」民族であり、その鍵は民族教育にあることが分かった。 ...
❏東アジアにおけるグローバル化の新段階の学際的研究(12490010)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】斎藤 照子 (斉藤 照子) 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (70162211)
【キーワード】グローバル化 / ローカライゼーション / ナショナリズム / 地域主義 / ローカライゼイション (他14件)
【概要】急速に展開する経済と情報のグローバル化が、東アジア、東南アジア地域で引き起こしている複雑な諸変化を、1)グローバル化という現象の理論的把握、2)ナショナルな(国民国家的)機構と政治文化の変化、そして3)ローカルな組織と生活文化の変化という3つの次元において、実証的かつ理論的に把握することを目標とし、調査研究活動を展開した。 なかでもローカルな生活の場から見たグローバル化の諸相と、それに対するローカ...
【複合領域】一般理論:工学教育グローバル化を含む研究件
❏国境なき技術者倫理教育の構築-グローバル化社会を担う技術者の資質とその教育-(25282046)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】札野 順 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (90229089)
【キーワード】技術者倫理 / 工学教育 / 学習・教育目標 / モデル・シラバス / モジュール (他11件)
【概要】国境を越えて、国際的に通用する技術者倫理教育の学習・教育目標(22項目)を、国内外のシラバスの精査・整理、及び国内外のエキスパートを対象とするデルファイ法によるアンケート調査を実施することにより策定した。さらに、この学習・教育目標を、2領域、4カテゴリにに分類し、特に、情意領域(価値・態度)の目標の重要性を示した。 上記の学習・教育目標を達成するために、具体的に教育内容、方法、測定・評価手法等を含...
❏グローバル社会における技術者倫理に関する実証的比較研究-行動規範構築と教材開発-(24300274)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】栃内 文彦 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (50387354)
【キーワード】工学教育 / 技術者倫理 / 事例教材開発 / 技術者の価値観 / グローバル化
【概要】社会のグローバル化を十分に踏まえた技術者倫理教育のための教材開発に資するべく、日・米・蘭の三カ国で技術者の価値観についての実証的比較研究を行ない、以下の成果を挙げた:1)「ソーラーブラインド(英語吹替版)」を用いたケースメソッド型の事例教材パッケージの開発、2)「技術者が重視すべき価値がモノづくりの現場においてどの程度重視されているか」に関する、日・米・蘭の工科系大学で学ぶ学生間における認識の違い...
【複合領域】一般理論:失業グローバル化を含む研究件
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
❏国際移民の編入様式の相違と階層移動にかかわる比較社会学的研究(24530619)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (10402231)
【キーワード】失業 / 非正規雇用 / グローバル化 / 経済危機 / 社会的統合 (他13件)
【概要】本研究は、人口減少下の日本社会において、海外からの移民の社会的統合についての比較研究を行った。具体的には、移民の国籍や法的な滞在地位といった受入の文脈の相違が、2000年代後半に起こった経済危機下における失業経験にどのような違いをもたらしているのか考察した。本研究では、非熟練労働に従事する移民労働者に注目し、静岡県の移民を対象とする質問紙調査のデータを用いて分析を行った。分析の結果、国籍間の失業率...
❏戦略的補完性とレジームシフトによる経済危機の分析:サーチ理論からのアプローチ(23530211)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】工藤 教孝 北海道大学, 公共政策学連携研究部, 准教授 (80334598)
【キーワード】サーチ理論 / 摩擦的労働市場 / グローバル化 / 所得格差 / 経済理論 (他9件)
【概要】本研究は、取引機会に制限があるという意味で「摩擦的な市場」を分析可能なサーチ理論というアプローチを用いて、財市場と労働市場の間の相互作用を明らかにするための理論研究を行った。財市場も労働市場も不完全競争になっており、さらに企業の生産性に分布があるような環境をモデル化し、そのモデルを用いて市場規模と摩擦度の異なる2国間で貿易自由化が進んだ場合の産業構造への影響を分析した。貿易自由化の効果は単調ではな...
【複合領域】一般理論:ヨーロツパ統合グローバル化を含む研究件
❏グローバル化による国家の構造変化と立憲主義の再構築(21530037)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】山元 一 慶應義塾大学, 法務研究科, 教授 (10222382)
【キーワード】立憲主義 / ヨーロッパ連合 / 共和主義 / 多元主義 / 国家主義 (他10件)
【概要】EUや欧州人権条約により形成されているヨーロッパ法とそれに呼応しつつも部分的には抵抗している各国法秩序の両者全体を,一元的な最終権威(ないし「承認のルール」)で階層的かつ調和的に捉える思考をするのが「憲法」「立憲主義」的な方法論である。各国の憲法でなじみ深い「立憲主義」の方法論に関心が向けられがちであるがそれは現代のヨーロッパのマクロ法現象をみる目としては予断を含んだ見方に過ぎない。そのような方法...
❏規制帝国=EUの歴史的形成と展開(20330030)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】遠藤 乾 北海道大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 教授 (00281775)
【キーワード】グローバル化 / グローバル・スタンダード / EU / 欧州連合 / ヨーロッパ統合 (他12件)
【概要】本研究は、規制帝国としてのEU(ヨーロッパ連合)を分析した。この研究は、グローバル化する現代世界にあって、世界標準と規制の設定が経済的競争力のみならず政治的影響力を左右するという認識に基づき、この分野で米国と並ぶ力を持つEUの力の源泉を、歴史と現状の両面において解明しようとするものであった。これは同時に、これまでチームで取り組んできたヨーロッパ統合史の研究をさらに発展させ、従来の研究で軽視されてき...
❏21世紀型システムの研究(法と政策)ヨーロッパ統合モデルの射程(11892001)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999
【研究代表者】佐々木 毅 東京大学, 大学院・法学政治学研究科・研究科長, 教授 (90009803)
【キーワード】EU / EC / ヨーロッパ統合 / グローバル化 / 国際的人権保障
【概要】欧州統合の進展は、その積極・消極両方の側面を顕在化させてきた.まず,積極的側面としては,従来の地域統合においては考えられなかったほどの,EC法の拘束力及びその実効性担保の為の法理論が形成され,法による統合の一つの有力なモデルを提示することに成功したこと,直前まで発足が危ぶまれた経済通貨同盟の実現にも成功したこと、それによりEC内部の単一市場形成の完成に大きく近づいたこと等を指摘できる. しかし,そ...
【複合領域】一般理論:社会保障グローバル化を含む研究件
❏グローバル化に対応した公法・私法協働の理論構築―消費者法・社会保障領域を中心に(24330008)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藤谷 武史 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (90313056)
【キーワード】グローバル化 / 公法学 / 私法学 / 法多元主義 / グローバル・ガバナンス (他15件)
【概要】本科研は「公法と私法の関係が、グローバル化の下でどのような変化を被るか」という問いを通じて、グローバル化時代の法学のあり方を探究した。グローバル化が国家による法の基礎付けを動揺させると、国家が迂回されることによる民主的正統性の欠損を懸念する公法と当事者自治の理念を梃子に国境を越えていく私法の間のギャップが顕在化する。この両者を比較検討することにより、国家が相対化される時代の法がいかなる原理に立脚す...
❏東アジアの地域統合と福祉レジームに関するポスト・オリエンタリズム的な国際比較研究(22330166)
【研究テーマ】社会福祉学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】武川 正吾 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (40197281)
【キーワード】社会政策 / 東アジア / 比較福祉国家 / オリエンタリズム / 福祉レジーム (他14件)
【概要】本科研費は、近年の比較福祉国家研究の変化や、東アジアにおける社会政策の変容を背景に、オリエンタリズムに彩られがちだった従来の方法論を見直し、東アジア地域における地域主義と福祉レジームに関する実態把握と分析を行うことを目的とした。その結果、(1)共通社会政策の動向について、経済次元だけではなく社会次元の導入が必要だが、先行例である欧州では、ユーロ危機を背景に試みが困難に直面していること、(2)生産/...
❏東アジアの福祉システムの行方-企業内福祉と国家の社会保障制度(17330049)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】末廣 昭 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60196681)
【キーワード】経済政策 / 社会保障 / 企業内福祉 / 東アジア / 退職金 (他13件)
【概要】本研究は東アジア7カ国・地域(中国、台湾、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア)における国家の社会保障制度の仕組みと企業内福祉の実態を比較することを目的とした。国家の社会保障制度については、(1)年金制度、(2)健康保険、(3)労災補償、(4)失業保険の4分野に注目し、企業内福祉については、(1)有給休暇、(2)社宅、食事手当、子弟の学資補助、退職金制度などの福利厚生の提供の有無、(...
【環境学】環境解析学:経済理論グローバル化を含む研究件
❏戦略的補完性とレジームシフトによる経済危機の分析:サーチ理論からのアプローチ(23530211)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】工藤 教孝 北海道大学, 公共政策学連携研究部, 准教授 (80334598)
【キーワード】サーチ理論 / 摩擦的労働市場 / グローバル化 / 所得格差 / 経済理論 (他9件)
【概要】本研究は、取引機会に制限があるという意味で「摩擦的な市場」を分析可能なサーチ理論というアプローチを用いて、財市場と労働市場の間の相互作用を明らかにするための理論研究を行った。財市場も労働市場も不完全競争になっており、さらに企業の生産性に分布があるような環境をモデル化し、そのモデルを用いて市場規模と摩擦度の異なる2国間で貿易自由化が進んだ場合の産業構造への影響を分析した。貿易自由化の効果は単調ではな...
❏フェミニスト経済学の可能性-理論・思想・射程(20310154)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】足立 眞理子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (10347479)
【キーワード】合理的経済人仮説批判 / フェミニスト経済学 / 非市場経済 / グローバル化 / 再生産労働 (他19件)
【概要】当研究成果は、(1)経済学の新分野として成立したフェミニスト経済学が、金融、生産に加えて、経済分野としての再生産領域を可視化した、(2)社会的再生産に焦点をあて、利己的個人の合理性のみではない、コミットメントによる行動の、経済理論的根拠を明確化した、(3)フェミニスト経済学の最も基盤的な成果が、生活基本財の調達・備給・循環を第一義的目的合理性とする経済の概念化と、ケアリングのもつ相互依存性を経済に...
【環境学】環境創成学:国際関係グローバル化を含む研究件
❏ビッグデータで切り拓く国際関係学(18H03627)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】栗崎 周平 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (70708099)
【キーワード】株式保有ネットワーク / ビッグデータ / 資本支配関係 / 国際政治経済 / パブリックディプロマシー (他32件)
【概要】株式保有ネットワークを分析する理論モデルのベースライン版(NPI)を拡張し一般化版(NPF)したモデルを用いて、ESG投資のダイナミクスを分析した。この論文を査読誌(PLOS One)に出版した。またこの論文は日本人工知能学会の全国大会優秀賞を受賞した。なおこの論文では、具体例として、日銀のETF購入に関して、ESG投資上のリスクの有無を検証し、その結果、日銀によるETF購入は、投資ファンドを通し...
❏20世紀アジアの国際関係とインドネシア華人の移動(24310183)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】北村 由美 京都大学, その他部局等, 准教授 (70335214)
【キーワード】インドネシア / 華僑・華人 / 国際移動 / 脱植民地化 / 権威主義体制 (他12件)
【概要】本研究は、インドネシア華人とその再移住の調査を通じて、脱植民地化、国民国家形成、冷戦といった20 世紀のアジアの国際関係をとらえなおすことを目的とし、オランダ、中国、香港、台湾、マレーシア、日本などインドネシア華人の移動先において調査を行った。本研究によって、第二次世界大戦後から21世紀初頭にいたるインドネシア華人の国際移動をめぐる複雑な実態が明らかになるとともに、インドネシアが民主化とグローバル...
❏フェミニスト経済学の可能性-理論・思想・射程(20310154)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】足立 眞理子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (10347479)
【キーワード】合理的経済人仮説批判 / フェミニスト経済学 / 非市場経済 / グローバル化 / 再生産労働 (他19件)
【概要】当研究成果は、(1)経済学の新分野として成立したフェミニスト経済学が、金融、生産に加えて、経済分野としての再生産領域を可視化した、(2)社会的再生産に焦点をあて、利己的個人の合理性のみではない、コミットメントによる行動の、経済理論的根拠を明確化した、(3)フェミニスト経済学の最も基盤的な成果が、生活基本財の調達・備給・循環を第一義的目的合理性とする経済の概念化と、ケアリングのもつ相互依存性を経済に...
【環境学】環境保全学:国民国家グローバル化を含む研究件
❏グローバル化時代における憲法秩序の再構築(19H01412)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山元 一 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (10222382)
【キーワード】憲法秩序 / 主権国家 / 国際法と国内法 / 立憲主義 / グローバル化 (他10件)
【概要】I「憲法秩序の基礎」については,グローバル化時代における国内憲法秩序の法的成立基盤について,ポツダム宣言によって成立するとされてきた日本国憲法の法的妥当性を素材に再考した。また,いわゆるグローバル立憲主義のフランス憲法学における対応のあり方を分析し,その三対の原理(法の支配,民主主義,人権の保護)の通用性の射程の検討,とりわけ西洋外の諸地域におけるそれらの諸原理の意義と限界に関する検討を行った。 ...
❏現代世界における言語の多層化と多重言語使用がもたらす文化変容をめぐる多角的研究(13410144)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西 成彦 立命館大学, 大学院・先端総合学術研究科, 教授 (40172621)
【キーワード】比較文学 / 国民国家 / 植民地主義 / 多言語使用 / 二重言語使用 (他22件)
【概要】近代以降、帝国主義と国民国家は、少数言語を抑圧あるいは周縁化してきたのみならず、民衆に対して複数言語使用を強要してきた。英語の世界化が進む現在は、これにいっそうの拍車をかけているとすらいえる。しかし二〇世紀文学は複数言語使用テキストをかならずしも量産する方向には向かわなかった。これには「国家語による文学=国民文学」という圧力の強化という要因が考えられるが、本研究は、文学における一言語使用の脱領域的...
❏東アジアにおけるグローバル化の新段階の学際的研究(12490010)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】斎藤 照子 (斉藤 照子) 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (70162211)
【キーワード】グローバル化 / ローカライゼーション / ナショナリズム / 地域主義 / ローカライゼイション (他14件)
【概要】急速に展開する経済と情報のグローバル化が、東アジア、東南アジア地域で引き起こしている複雑な諸変化を、1)グローバル化という現象の理論的把握、2)ナショナルな(国民国家的)機構と政治文化の変化、そして3)ローカルな組織と生活文化の変化という3つの次元において、実証的かつ理論的に把握することを目標とし、調査研究活動を展開した。 なかでもローカルな生活の場から見たグローバル化の諸相と、それに対するローカ...
【環境学】環境保全学:経済システムグローバル化を含む研究件
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏経済システムの変化と地方自治体等の地域産業政策・中小企業支援政策に関する研究(20330057)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】植田 浩史 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (10213357)
【キーワード】地方自治体 / 地域産業政策 / 地域経済 / 中小企業 / 地域経営 (他17件)
【概要】第1に、自治体の地域産業政策(工業政策)の現状について、全国の市に対してアンケート調査を実施し、政策の立案に際し独自の調査を行う自治体が少ないこと、誘致政策を重視している自治体が多いことなどが明らかになった。第2に、地域産業調査をいくつかの地域に対して行い、近年の経済システムの変化にどのように対応しているのか、明らかにしてきた。第3に、自治体の地域産業政策立案、実施に関わる問題について検討を行った...
【環境学】環境保全学:市場統合グローバル化を含む研究件
❏市場のグローバル化と地域の政策対応に関する理論・実証研究(25245042)
【研究テーマ】財政・公共経済
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小川 光 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (10313967)
【キーワード】財政競争理論 / 動学的共通因子分析 / VECMモデル / 震災 / 政策決定のタイミング (他22件)
【概要】理論面では、関税や法人税率に関する政策協調が達成されたとしても、税制度、国内所得再分配の規模、公共投資額、利益団体への規制強度、税率決定のタイミングなど、国家間の協調が困難な政策手段を用いた場合の財政競争理論を構築する成果を上げている。また、協調困難な状況では、課税ベースを基準にした地域間財政移転制度が協調可能性を高めることを解明した。 実証面では、外的ショックが日本の地域経済に与えた影響、および...
❏空間ネットワーク構造を取り込んだグローバル市場の研究(22330095)
【研究テーマ】財政学・金融論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】小川 光 名古屋大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (10313967)
【キーワード】財政競争 / グローバル化 / 市場統合 / 医療のグローバル化 / 空間集積 (他20件)
【概要】本研究の主たる目的である標準的な財政競争研究に空間的要素の導入を図るための基本モデル構築に至った。ホテリングモデルをベースにした財政競争の空間モデルをもとに、集積や移動費用が重要な鍵となる分析を可能とした。同時に、グローバル市場における財政競争研究において、政策決定のタイミングや政策手段の選択問題として残されていた課題に対しての回答を与えるという成果を得ている。 ...
【環境学】環境保全学:アジアグローバル化を含む研究件
❏中区分6:政治学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】暴力
【研究期間】グローバル化
【研究代表者】少数派排除
【キーワード】アジア・アフリカ
【概要】本研究は、1990年代前後に政治体制の移行を経験したカンボジア、ミャンマー、東ティモール、ブータンを対象とし、近年それらの国で生じた自然環境と政治体制、社会レジームの変容を比較し、その特徴を考察する。それらの国では体制移行を契機に、民主化と市場経済化が政府の政策として進められた。また同時に、人々の日常生活にグローバル化の影響が急速に浸透した。本研究は、その状況を比較研究の俎上に載せることで、民主化...
❏教育学研究の国際展開の実態・構造・将来像に関する研究――学会の機能に注目して――(19H01621)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】米澤 彰純 東北大学, 国際戦略室, 教授 (70251428)
【キーワード】教育学 / 学会 / 国際化 / 若手研究者 / 研究の国際発信 (他10件)
【概要】本研究は、日本における教育学研究の国際化の現状と課題に関して、その研究活動を支える基盤である教育学関連諸学会のあり方に焦点を当てて国際的視野に立った調査・分析を行い、グローバル社会の進展の中で岐路に立つ日本の教育学研究の国際化・国際展開・国際交流を通じた研究の国際発信強化への方途を探ることを目的としている。具体的には、研究を支える組織・ネットワークの基盤をなす学会を研究対象に据え、①日本における教...
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
【数物系科学】数学:ドイツグローバル化を含む研究件
❏有機農業の新しい市場戦略:国際比較研究(15H05180)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】松原 隆一郎 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90181750)
【キーワード】有機農業 / イタリア / デンマーク / コミュニティ / フィリピン (他15件)
【概要】イタリア南部の有機農業は,独立した経営方針にもとづいた戦略を有する一方で,関係者相互の緊密な連携により,基本的哲学と情報を共有することによって市場志向の大規模アグリビジネスに対応している。デンマークでは,農家・酪農家間の堆肥およびエネルギー循環の仕組みとその発展に見られるように,成熟した市場と政府を前提とした自律的な地域コミュニティを軸とする制度設計が観察される。これら二つのモデルは,日本,フィリ...
❏ドイツにおける社会的市場経済の変容-グローバル化と比較政治経済学の観点から(15530086)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】高橋 進 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40009840)
【キーワード】ドイツ / 社会的市場経済 / シュレーダー政権 / グローバル化 / 政治経済学 (他9件)
【概要】1.ドイツにおける社会的市場経済の変容を対象としている本研究は、本来社会的市場経済の歴史的展開を政治経済学の観点から分析すること、また1990年代以降のグローバル化のインパクトを考慮して、その変容過程を分析することを目的としていた。 2.しかし、シュレーダー政権において、アジェンダ2010に示されるように、より大規模な「構造改革」が進行している。その一方、500万人を越える戦後最悪の失業を抱え、こ...
❏日独大蔵省の比較研究(09620065)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】平島 健司 東京大学, 社会科学研究所, 助教授 (40156659)
【キーワード】財政政策 / 経路依存性 / 歴史的制度論 / 公的債務 / 現代国家 (他11件)
【概要】80年代以降、先進国は、いずれも規制緩和や民営化を推進し、小さな政府の実現を図って財政赤字の削減などに努めている。このような動きを促進する要因としては、イギリスのサッチャリズムやアメリカのレーガノミクスというすぐれて政治的な次元の要因と、同じ時期に加速して進展した金融分野を初めとする市場のグローバル化が考えられる。日独の戦後国家は、アメリカによる占領から強い影響を受けて出発しながらも、英米国家とは...
【数物系科学】数学:多国籍グローバル化を含む研究件
❏移民とその故郷:非同化適応戦略とトランスナショナリズム表象(24310178)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 均 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (50154844)
【キーワード】移民 / トランスナショナリズム / 統合 / ソーシャル・フィールド / 排外主義 (他13件)
【概要】移民がホスト国に定着後も、故郷の家族や地域社会とのトランスナショナルな絆を断たずに維持する傾向は、1990年代後半に生じた国際音声通話の極端な低廉化により新しい局面に入った。移民の家族や近隣はトランスナショナルなソーシャル・フィールドとして、送出国と受入国のますます広い範囲の地域社会の非エリート同士を日常的に結びつけるようになり、移民が故郷の家族や地域社会に及ぼす影響は経済・行政面にとどまらず、個...
❏グローバル化時代における南北アメリカの国家・市民社会・社会運動(22401009)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】鈴木 茂 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (10162950)
【キーワード】グローバル化 / 市民社会 / 社会運動 / 多文化主義 / アフリカ系人 (他17件)
【概要】本研究では、先住民とアフリカ系人の市民権拡大を求める運動と国家による社会的包摂政策、とりわけ多文化主義政策の調査・分析を通じて、ラテンアメリカ諸国を中心とした南北アメリカにおける国家と市民社会の関係の現状を析出した。その成果の一端は、ペルーとメキシコにおいて現地の研究者とともに国際セミナーを開催して議論したほか、国内学会での個別報告や学会誌での論文発表を行い、最終年度に成果報告書を作成した。 ...
【数物系科学】地球惑星科学:アメリカグローバル化を含む研究件
❏文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究(23242036)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 登亀男 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50094066)
【キーワード】「仏教」文明 / 世間(世俗)秩序 / 造形 / 文字言語 / 複合宗教 (他32件)
【概要】インド亜大陸発祥の「仏教」がアジア世界に広く流伝したことと、そのアジア世界で多様な国家や社会や文化が形成されていくこととが、どのような関係にあったのかを調査研究した。とくに、国家の構築と社会の秩序化、造形表現や文字言語表現の展開、諸宗教や儀礼・習俗との複合、という三つの観点からアプローチした。そして、これらの観点が文明としての「仏教」の三要件に合致するものと考えた。同時に、このような「仏教」文明の...
❏戦争・経済・メディアからみるグローバル世界秩序の複合的研究(19320017)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】西谷 修 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (20189286)
【キーワード】戦争 / 経済思想 / メディア / グローバル世界秩序 / 沖縄 (他17件)
【概要】21世紀グローバル世界秩序の構造的要素である戦争・経済・メディアの不可分の様相を歴史的・思想的に解明し、前半部を「ドキュメント沖縄暴力論」(B5、171ページ)として、また後半部を「グローバル・クライシスと"経済"の再審」(B5、226ページ)としてまとめた。 ...
❏日系ハワイ市民のナショナルアイデンティティの構成における多文化的教育経験の寄与(02J03249)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】
【キーワード】日系人 / アメリカ合衆国 / ハワイ / ナショナルアイデンティティ / エスニシティ (他9件)
【概要】2004年度は2つの課題を設定して研究活動に取り組んだ。 1.ホノルルとロサンゼルスの日系人の比較分析 2002年9月のホノルルでの聞き取り調査からは、ハワイの日系人のアイデンティティ構成が多元的であることが把握された。2003年10月にはロサンゼルスで同様の聞き取り調査を行い、ハワイと西海岸での日系人を取り巻く社会的力の相違を把握した。2004年度にはこれらの作業の成果を論文にまとめ、「日系合衆...
【数物系科学】地球惑星科学:国際研究者交流グローバル化を含む研究件
❏グローバル化する世界における民主主義の行方と社会運動の役割についての国際共同研究(26590087)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】和田 毅 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20534382)
【キーワード】社会運動 / グローバル化 / 民主主義 / 新自由主義 / 国際研究者交流
【概要】グローバル化に対抗する世界の社会運動の多様性を説明するために、欧米や中南米の研究者を中心とする国際共同研究体制を整備した。「Global Southからの挑戦」や「ラテンアメリカからの挑戦」などをテーマに国際会議やワークショップをつみ重ね、社会運動の多様性を描き出すことに成功する一方、グローバル化と並んで「国家の能力」「民主化の過程」などの政治的な側面も理論化作業に不可欠であることも判明した。研究...
❏移民とその故郷:非同化適応戦略とトランスナショナリズム表象(24310178)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 均 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (50154844)
【キーワード】移民 / トランスナショナリズム / 統合 / ソーシャル・フィールド / 排外主義 (他13件)
【概要】移民がホスト国に定着後も、故郷の家族や地域社会とのトランスナショナルな絆を断たずに維持する傾向は、1990年代後半に生じた国際音声通話の極端な低廉化により新しい局面に入った。移民の家族や近隣はトランスナショナルなソーシャル・フィールドとして、送出国と受入国のますます広い範囲の地域社会の非エリート同士を日常的に結びつけるようになり、移民が故郷の家族や地域社会に及ぼす影響は経済・行政面にとどまらず、個...
❏グローバル化時代のアジア・ネットワーク地域社会変容:ジャワ海港都市を事例として(24242022)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】籠谷 直人 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (70185734)
【キーワード】グローバリゼーション / 東洋史 / 日本史 / 経済史 / グローバル化 (他12件)
【概要】本研究は、17世紀以降のグローバリゼーションの進展がローカルな地域社会に与えた影響を長期的かつ実証的に考察するものであった。具体的には、東南アジアのジャワ島における3つの海港都市(バタヴィア、スマラン、スラバヤ)を事例として、多言語の貴重史料を駆使しながら分析を行なった。その結果、それらジャワの海港都市が、近世以来、内陸部の社会と島外の世界経済とを結ぶアジアの結節点となり、そこに流入する人・モノ・...
【数物系科学】天文学:国際情報交換グローバル化を含む研究件
❏海外における日本近現代史像の変容ー学校教材を中心にー(24320122)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三宅 明正 千葉大学, 人文社会科学研究科(系), 教授 (30174139)
【キーワード】近現代史 / グローバル化 / 教科書 / 比較歴史学 / 日本史一般 (他6件)
【概要】この研究は、海外における日本の近現代史のイメージが、20世紀末から21世紀にかけて、どのように変容したのかを、学校の教材を用いて考察したものである。西欧と、中東、南アジア、東アジア、アメリカの諸国を、検討の対象とした。この研究の目的は、今後の日本近現代史研究を、広く海外の研究者と協力して進めていくための視点を探ることであった。具体的な研究作業を通して、複数の重要な知見を売ることができた。研究成果報...
❏グローバル化した世界における哲学的「人権」概念の研究(24320007)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】御子柴 善之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (20339625)
【キーワード】国際研究交流、ドイツ / 人権 / カント / 世界市民 / グローバル化 (他13件)
【概要】本研究の第一の成果は、日独倫理学コロキウムを4回開催し(ドイツで3回、日本で1回)、国際研究交流を実現したことである。グローバル化した世界における人権問題を、その問題に対峙しているドイツ人哲学研究者と重ねて討議できた。カント実践哲学に依拠しつつ行われた討論から得た成果として次のものが挙げられる。まず、人権は制度・機関なくして実現するものでないものの、それだけで実現するものでもないことを確認した。次...
❏文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究(23242036)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 登亀男 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50094066)
【キーワード】「仏教」文明 / 世間(世俗)秩序 / 造形 / 文字言語 / 複合宗教 (他32件)
【概要】インド亜大陸発祥の「仏教」がアジア世界に広く流伝したことと、そのアジア世界で多様な国家や社会や文化が形成されていくこととが、どのような関係にあったのかを調査研究した。とくに、国家の構築と社会の秩序化、造形表現や文字言語表現の展開、諸宗教や儀礼・習俗との複合、という三つの観点からアプローチした。そして、これらの観点が文明としての「仏教」の三要件に合致するものと考えた。同時に、このような「仏教」文明の...
【生物学】基礎生物学:多様化グローバル化を含む研究件
❏大学教育のグローバル・スタディーズ 競争・連携・アイデンティティ(16KT0087)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2020-03-31
【研究代表者】米澤 彰純 東北大学, 国際戦略室, 教授 (70251428)
【キーワード】高等教育 / グローバル化 / 学士課程教育 / 多様化 / グローバルスタディーズ (他13件)
【概要】本研究は、2010年代後半に起きていた世界の大学教育の質的転換を、特に学士課程改革に焦点を当て、変化を先取りしていると考えられる国際的な事例と日本の大学教育とのあり方を検討し、どのように一国の教育システムをグローバルな世界へと結びつけるのかを展望した。分析対象は、起点になる日本、主要な調査対象である韓国、マレーシア、オーストラリア、オランダの他、理念系として参照される米国、中国、英国、欧州大陸国家...
❏文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究(23242036)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 登亀男 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50094066)
【キーワード】「仏教」文明 / 世間(世俗)秩序 / 造形 / 文字言語 / 複合宗教 (他32件)
【概要】インド亜大陸発祥の「仏教」がアジア世界に広く流伝したことと、そのアジア世界で多様な国家や社会や文化が形成されていくこととが、どのような関係にあったのかを調査研究した。とくに、国家の構築と社会の秩序化、造形表現や文字言語表現の展開、諸宗教や儀礼・習俗との複合、という三つの観点からアプローチした。そして、これらの観点が文明としての「仏教」の三要件に合致するものと考えた。同時に、このような「仏教」文明の...
❏インタラクティブ遠隔プロトタイピングシステムの開発(11694171)
【研究テーマ】設計工学・機械要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
【キーワード】設計教育 / グローバル化 / 国際比較 / 問題解決能力 / 異文化協調 (他22件)
【概要】平成11年度は、CADとラピッドプロトタイピング(Rapid Prototyping:以下RPと略す。)装置を結合したクローズドループのインタネットで稼動するシステムを開発し、平成12年度にその改良を行った。 平成13年度は、この研究をさらに発展させ、RP装置を遠隔で操作できるシステムの開発を試みた。しかし、実際は、RP装置が複雑であるために、基本的に同様の機能実現となる、より簡単なメカトロニクス...
【生物学】人類学:多様性グローバル化を含む研究件
❏従業員の多様化と組織同一視:企業組織グローバル化時代の新視点(18H00890)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山尾 佐智子 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 准教授 (80812487)
【キーワード】グローバル化 / ダイバーシティ / 組織同一視 / 従業員モチベーション / 多様性 (他10件)
【概要】2020年度は、(1)先行研究のレビュー論文の作成、(2)国際学会への参加による情報収集、(3)2019年度後半に実施したアンケート調査のデータ分析、(4)追加調査の実施の、4点を課題としていた。しかしながら、データ分析に時間を要したことや、研究報告が認められ参加を予定してた国際学会(16th International Human Resource Management Conference(当...
❏グローバル化時代の多文化主義と社会運動(18401005)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】鈴木 茂 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10162950)
【キーワード】グローバル化 / 多文化主義 / 社会運動 / 南北アメリカ / エスニシティ (他13件)
【概要】本研究は、アメリカ合衆国を含む南北アメリカ各国における多文化主義と社会運動のあり方を、グローバルか時代におけるアイデンティティ再構築の動きとして捉え、その歴史的意義と問題点、課題を明らかにしようとするものである。3年間にわたって多文化主義政策の策定と実施に関わる政府機関と先住民およびアフリカ系人の社会運動組織での聴き取り調査および資料収集に努める一方、2年目にはベネズエラで、3年目にはブラジルで国...
【総合理工】エネルギー学:プランテーショングローバル化を含む研究件
❏東南アジアのアブラヤシ小農と農園企業:グローバル化に伴う行動様式変化とその影響(26257005)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林田 秀樹 同志社大学, 人文科学研究所, 准教授 (70268118)
【キーワード】アブラヤシ / パーム油 / 東南アジア / 農園企業 / 小農 (他9件)
【概要】本研究は、4年間にわたる標記研究課題関連の共同研究の結果として、数多くの研究成果を生み出してきた。各年度の研究実績報告に記載したものを集計してみると、論文15本、学会発表・招待講演24本、著書7冊(うち単著2冊)となる。このなかで特徴的なものを挙げると、以下の通りとなる。 (1)本研究の課題名を上げる表題とする研究成果報告書を作成した。これには、研究代表者の林田を始め、13名の本研究メンバーと前身...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
【工学】機械工学:階層グローバル化を含む研究件
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
❏国際移民の社会経済的地位上昇の可能性(21730409)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】竹ノ下 弘久 静岡大学, 人文学部・社会学科, 准教授 (10402231)
【キーワード】階級 / 階層 / 社会移動 / 国際移民 / 間接雇用 (他21件)
【概要】本研究は、国際移民の社会経済的地位上昇の可能性について、主として日系ブラジル人を事例に明らかにする。ブラジル人の多くは、間接雇用をはじめとするフルタイムの非正規雇用に従事するが、かれらの一部は、より安定した直接雇用のフルタイムの仕事に従事している。その規定要因について分析を行ったところ、学歴、就業経験、日本語能力、滞在年数などの人的資本の効果が限定的であり、社会関係資本やマクロな制度的状況の影響が...
【工学】建築学:中間層グローバル化を含む研究件
❏「分割統治」に抗する貧困層の新しい戦略:フィリピンの事例(16K01973)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】フィリピン / 弱者 / グローバル化 / 分割統治 / 社会ネットワーク (他9件)
【概要】発展途上国の政治経済は,「冷戦」を挟んで,大きな変動を遂げてきた。たしかに,21世紀以降,「グローバル化」が深化するなかで,「貧困緩和」に大きな前進がみられた。しかし,他方において,国内においても,国際間においても,所得や資産の分配の悪化が顕著となり,「格差拡大」が生じている。それは,超富裕層(強者)による他の階層(弱者)間の対立を利用した分割統治をとおして,持続していく可能性も指摘されている。本...
❏ポスト・グローバル化時代の現代世界:社会の脆弱化と共存空間(18201050)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
【キーワード】グローバル化 / 格差 / 政治的安定 / 中間団体 / 民主化 (他22件)
【概要】本科研は、複数地域を研究対象とする研究者による地域間比較や相互関連を重視したアプローチを用いることによって、グローバル化を経た世界各地の地域社会や政治の変容を実証的に検証し、それらが国内外を結ぶ格差の重層的構造によって結合されていること、その結果として加速するモビリティの拡大のなかで、人々が孤立する社会の「脆弱化」だけでなく、あらたなアイデンティティ形成や政治的結集を求める動きが各地で活性化してい...
【工学】建築学:技術移転グローバル化を含む研究件
❏自動車産業におけるグローバル・サプライヤーシステムの変化と国際競争力に関する研究(23252009)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】清 ショウ一郎 関東学院大学, 経済学部, 教授 (80171312)
【キーワード】自動車・同部品工業 / 系列・下請企業 / 中小企業 / グローバル調達 / サプライチェーンマネージメント (他30件)
【概要】日本自動車産業の海外での部品調達システムは、リーマンショックを契機に現地での直接調達に転換、海外部品工場の成長テンポは自動車メーカーを遥かに上回った。自動車・同1次部品メーカーの巨大な結合は、QCDの水準の高さを条件とした、新たな「日系系列」を『形成しつつある。他方、2007年のピーク以降、国内の部品出荷額は停滞し、中小部品業者の経営は厳しい。 日本部品産業の国際競争力基盤はQCDの水準の高さにあ...
❏グローバル化時代における生産性向上技術とその移転に関する研究(15510140)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】片山 博 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60091849)
【キーワード】グローバル化 / 管理技術 / 技術移転 / 事例データベース / 生産性 (他16件)
【概要】本研究は、製造業において用いられている管理技術のうち、日本が他国の追随を許さない生産性向上技術に焦点を当ててそれらを分類し、グローバル化時代におけるそれらの有効性ならびに、異なる企業文化を有する国内外の生産現場や開発、物流、間接、営業の各機能への移転のパターン、移転の方法論、運用方法、移転後の問題点、及び結果の評価について実態調査を行い、これらを整理、検討することによって、生産性向上技術に内在する...
❏移行経済への技術移転:ベトナムでの合弁企業の経済学(14530021)
【研究テーマ】経済理論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】TRAN VAN THO 早稲田大学, 社会科学総合学術院・社会科学部, 教授 (70227669)
【キーワード】移行経済 / 多国籍企業 / 技術移転 / 合弁企業 / 国営企業 (他9件)
【概要】本研究の目的は、計画経済から市場経済へ移行する国に対する技術移転の特徴・問題点を経済学的アプローチで分析し、経済移行を成功させるための課題を指摘することである。ここでいう「技術」とは生産技術だけでなく、各種の管理技術、経営ノウハウを含む経営資源であるので、多国籍企業の直接投資を通じる技術移転を考えている。事例研究としてベトナムを取り上げ、2002年までの製造業に対する外国直接投資の2,435件を分...
【工学】建築学:外国人グローバル化を含む研究件
❏国際移民の市民権リベラル化に関する国際比較研究(17K04107)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】樽本 英樹 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50271705)
【キーワード】国際移民 / 市民権 / 社会変動 / 重国籍 / リベラル化 (他11件)
【概要】「国際移民による国民国家への挑戦」の観点から移民・外国人に関する市民権制度の変容をリベラル化の観点から考察していった。まずはリベラル化が進んでいる国がある一方、それに抗している国もあるというようにばらつきが確認された。このようなリベラル化/反リベラル化のメカニズムはどのようなものだろうか。市民権制度を重国籍の扱いに絞って考察した結果、重国籍を容認するロジックには少なくとも4つ存在することがわかった...
❏多様性をいかす行動実践とその開発プロセス―ポジティブアクションを組織成果に繋げる(24530495)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (80289256)
【キーワード】ダイバーシティ / リーダーシップ / パフォーマンス / 変革型リーダーシップ / サブグループ (他20件)
【概要】1)多様な人材をいかす行動実践について、チームレベルの分析(多国籍チームのヒアリング調査)では、タスク複雑性の高低によって、プロジェクト成果を高めるリーダーシップスタイルが異なることが明らかになった。2)職場レベルの分析(1社の全従業員に対するアンケート調査)では、サブグループ間の分断が強いほど、メンバー個々の意見やアイディアの実現をめざすリーダーの行動が職場成果を高めていた。3)企業レベルの分析...
【工学】建築学:イギリスグローバル化を含む研究件
❏文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究(23242036)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 登亀男 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50094066)
【キーワード】「仏教」文明 / 世間(世俗)秩序 / 造形 / 文字言語 / 複合宗教 (他32件)
【概要】インド亜大陸発祥の「仏教」がアジア世界に広く流伝したことと、そのアジア世界で多様な国家や社会や文化が形成されていくこととが、どのような関係にあったのかを調査研究した。とくに、国家の構築と社会の秩序化、造形表現や文字言語表現の展開、諸宗教や儀礼・習俗との複合、という三つの観点からアプローチした。そして、これらの観点が文明としての「仏教」の三要件に合致するものと考えた。同時に、このような「仏教」文明の...
❏組織における「分配の公正」と「自己実現」-仕事意識の日英比較研究(16330103)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】渡辺 聰子 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (30220883)
【キーワード】人的資源管理 / 自己実現 / モティベーション / 雇用関係 / 仕事意識 (他13件)
【概要】平成16〜18年度の3年間に計5回の研究会を開催し、メンバー全員で調査計画を策定、調査方法について議論し、調査結果を分析・解釈した。研究代表者・渡辺が中心となって、英国に所在する企業5社、日本国内に所在する企業6社、計11社において従業員・管理職・人事担当者を対象に面接調査を実施した。渡辺は平成16年に5ヶ月間、英国ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)に客員教授として滞在、さらに17年...
❏Governanceの研究-英独仏の研究を中心として(08620052)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】高橋 進 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40009840)
【キーワード】カバナンス / EU / 国際機構 / 政治指導論 / グローバル化 (他8件)
【概要】Governance(「統治」)概念の包括性・超領域性は、裏返せば、その輪郭が極めて曖昧かつ多義的であることを意味する。従って本研究の第一段階では、各研究分担者が各々の担当領域で英仏独の当該分野の研究文献を精査し比較検討することによって、この概念の基本的定義・内容を確定し、その分析上の有効性を確認した。 その上で、まず国際政治学の分野においては、1986年の「単一議定書」以後、環境・安保・通貨財政...
【工学】建築学:デジタル化グローバル化を含む研究件
❏グローバル時代のメディア倫理:人道主義、コスモポリタニズム、ケアの倫理の視点から(15K13066)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林 香里 東京大学, 大学院情報学環, 教授 (40292784)
【キーワード】メディア倫理 / 人道主義 / ケアの倫理 / コスモポリタニズム / 社会運動 (他11件)
【概要】本研究はデジタル情報化、グローバル化の中、メディアの倫理についてコスモポリタニズムと人道主義の観点から検討を試みるものである。欧州では、メディアはグローバル化の文脈に置かれ、とくに「遠くの苦しみ」への共感と連帯の創出が、その倫理的なあり方として問われている。研究代表者は、米国、英国、ドイツに滞在した後、その実践と知見に基づきマイノリティとメディアに関する一般向けのシンポジウムを2度開催した。また、...
❏デジタル・ネイティブに関する国際比較研究(21402031)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】高橋 利枝 立教大学, 社会学部, 准教授 (10365562)
【キーワード】メディア / ソーシャルメディア / デジタル化 / グローバル化 / 若者 (他14件)
【概要】本研究は、子供/若者とメディアに関する国際比較調査から、グローバル社会におけるメディアの社会・文化的役割を明らかにするものである。日・英・米3ヶ国におけるフィールドワークから特に、つながり、デジタル・リテラシー、参加型エンゲージメント、アイデンティティ形成、リスクに関する関与が顕著に見られ、デジタル時代、グローバル時代における子供/若者とメディアに関する新たな機会とリスクが明らかになった。 ...
【工学】建築学:EU(欧州連合)グローバル化を含む研究件
❏水産業における女性労働に関する研究~グローバル化する世界の水産業のなかで~(21580289)
【研究テーマ】農業経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】三木 奈都子 独立行政法人水産大学校, 水産流通経営学科, 教授 (90416454)
【キーワード】水産業 / 女性労働 / グローバル化 / 家族経営 / 資源管理 (他14件)
【概要】日本ではこれまで女性漁業者のほとんどが自営漁業従事者であった。しかしながら、近年の漁業者の減少のなかで、フランスのような漁業経営の女子継承は見られないものの、雇われ漁業者と自発的な就業選択としての漁業着業者の存在が高まった。漁業のあり方を大きく変えうる漁業参入の規制緩和策や資源管理方策の変化は、EUにおいても女性が存在する小規模漁業経営体から支持されていない。今後も世界の漁業女性研究を今回築かれた...
❏規制帝国=EUの歴史的形成と展開(20330030)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】遠藤 乾 北海道大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 教授 (00281775)
【キーワード】グローバル化 / グローバル・スタンダード / EU / 欧州連合 / ヨーロッパ統合 (他12件)
【概要】本研究は、規制帝国としてのEU(ヨーロッパ連合)を分析した。この研究は、グローバル化する現代世界にあって、世界標準と規制の設定が経済的競争力のみならず政治的影響力を左右するという認識に基づき、この分野で米国と並ぶ力を持つEUの力の源泉を、歴史と現状の両面において解明しようとするものであった。これは同時に、これまでチームで取り組んできたヨーロッパ統合史の研究をさらに発展させ、従来の研究で軽視されてき...
❏21世紀型システムの研究(法と政策)ヨーロッパ統合モデルの射程(11892001)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999
【研究代表者】佐々木 毅 東京大学, 大学院・法学政治学研究科・研究科長, 教授 (90009803)
【キーワード】EU / EC / ヨーロッパ統合 / グローバル化 / 国際的人権保障
【概要】欧州統合の進展は、その積極・消極両方の側面を顕在化させてきた.まず,積極的側面としては,従来の地域統合においては考えられなかったほどの,EC法の拘束力及びその実効性担保の為の法理論が形成され,法による統合の一つの有力なモデルを提示することに成功したこと,直前まで発足が危ぶまれた経済通貨同盟の実現にも成功したこと、それによりEC内部の単一市場形成の完成に大きく近づいたこと等を指摘できる. しかし,そ...
【工学】建築学:公共性グローバル化を含む研究件
❏学びの現場におけるナショナリズムと公共性~日本と中国の比較研究~(17K04675)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】阿古 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80388842)
【キーワード】ナショナリズム / 公共性 / 日本 / 中国 / アイデンティティ (他21件)
【概要】日本と中国は集団を重視する儒教文化圏の国であるが、アイデンティティの形成や多様性の受容の仕方に差異がみられ、公共性の描き方が異なるのではないかと考え、<1>学校教育、<2>地域社会、<3>家庭、<4>趣味や関心を通じたネットワーク、<5>インターネット空間における学びについて、「公共性」がいかにとらえられているのかを研究した。特に、(1)...
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏グローバル・シティーの変容と「新しい公共空間」の形成に関する国際的比較研究(24402010)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】飯田 文雄 神戸大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (70184356)
【キーワード】政治学 / グローバル化 / 都市政治 / サッセン / ヤング (他8件)
【概要】本研究は、都市のグローバル化の特異性に着目するグローバル・シティー論を手がかりとして、2000年代半ば以降のグローバル化の特質を、「新しい公共空間」の形成という観点から国際比較することにある。そのため、北米・西欧・東欧各国における現地調査などを通じ、グローバル化と都市・地方に関する先行研究の批判的検討や、各国のグローバル化と都市・地方関係の現状と歴史の比較考察を行う。 ...
【工学】建築学:公法学グローバル化を含む研究件
❏グローバル化に対応した公法・私法協働の理論構築―消費者法・社会保障領域を中心に(24330008)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藤谷 武史 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (90313056)
【キーワード】グローバル化 / 公法学 / 私法学 / 法多元主義 / グローバル・ガバナンス (他15件)
【概要】本科研は「公法と私法の関係が、グローバル化の下でどのような変化を被るか」という問いを通じて、グローバル化時代の法学のあり方を探究した。グローバル化が国家による法の基礎付けを動揺させると、国家が迂回されることによる民主的正統性の欠損を懸念する公法と当事者自治の理念を梃子に国境を越えていく私法の間のギャップが顕在化する。この両者を比較検討することにより、国家が相対化される時代の法がいかなる原理に立脚す...
❏グローバル社会における法源論の再検討 -法学概論の書き換え―(22330006)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】小川 浩三 専修大学, 法学部, 教授 (10142671)
【キーワード】基礎法学 / 民事法学 / 公法学 / 刑事法学 / 法源 (他19件)
【概要】法源論について、英・米・独・仏等の先進国を中心としたあり方を研究するとともに、こういった先進国から法を受容した国々における受容の仕方、その後の展開を視野に入れて研究する基礎固めを行うことができた。欧米先進国における、法典にとどまらず判例と学説の意義を歴史的に検討し、現在の到達点を明らかにした。他方で、研究の重点を占めた受容国については、日本における独自の展開を民法や憲法の法制度に即して明らかにする...
【工学】建築学:アイデンティティグローバル化を含む研究件
❏従業員の多様化と組織同一視:企業組織グローバル化時代の新視点(18H00890)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山尾 佐智子 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 准教授 (80812487)
【キーワード】グローバル化 / ダイバーシティ / 組織同一視 / 従業員モチベーション / 多様性 (他10件)
【概要】2020年度は、(1)先行研究のレビュー論文の作成、(2)国際学会への参加による情報収集、(3)2019年度後半に実施したアンケート調査のデータ分析、(4)追加調査の実施の、4点を課題としていた。しかしながら、データ分析に時間を要したことや、研究報告が認められ参加を予定してた国際学会(16th International Human Resource Management Conference(当...
❏学びの現場におけるナショナリズムと公共性~日本と中国の比較研究~(17K04675)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】阿古 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80388842)
【キーワード】ナショナリズム / 公共性 / 日本 / 中国 / アイデンティティ (他21件)
【概要】日本と中国は集団を重視する儒教文化圏の国であるが、アイデンティティの形成や多様性の受容の仕方に差異がみられ、公共性の描き方が異なるのではないかと考え、<1>学校教育、<2>地域社会、<3>家庭、<4>趣味や関心を通じたネットワーク、<5>インターネット空間における学びについて、「公共性」がいかにとらえられているのかを研究した。特に、(1)...
❏グローバル化と暴力に関する政治学的研究(23243019)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大串 和雄 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90211101)
【キーワード】紛争 / 暴力 / 平和構築 / 移行期正義 / パワーシェアリング (他22件)
【概要】本研究は、現代世界の武力紛争と犯罪について、グローバル化、アイデンティティ、デモクラシーという3つのテーマを軸にしてその実態を解明するとともに、実態に即した平和政策を検討した。武力紛争はアイデンティティとの絡みを中心に研究し、犯罪については東南アジアの人身取引をめぐる取り組みと、中央アメリカの暴力的犯罪を中心に取り上げた。平和政策では平和構築概念の軌跡、「多極共存型パワー・シェアリング」、移行期正...
【工学】土木工学:地域開発グローバル化を含む研究件
❏中国内陸部における地域開発に関する総合的研究:新たな地域開発モデルの構築をめざして(14252005)
【研究テーマ】経済政策(含経済事情)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】加藤 弘之 神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70152741)
【キーワード】グローバル化 / 中国 / 地域開発 / 労働力移動 / 地方財政 (他16件)
【概要】本研究では、2002年12月、2003年3月、2003年9月の3度、四川省広元市において現地調査を実施し、また2003年8月には新疆ウイグル自治区カシュガルにおいて、2003年12月には四川省南充県において補足調査を実施した。そして、研究成果の公開と内外研究者との交流を目的として、2004年9月4日〜5日に四川省都江堰市において国際シンポジウムを開催した。シンポジウムの開催と論文集の作成については...
❏新興工業国の国土・都市構造の変革と産業立地の関係に関する研究(11750467)
【研究テーマ】交通工学・国土計画
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】瀬田 史彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (50302790)
【キーワード】国土計画 / 産業立地 / 地域開発 / マレーシア / タイ (他11件)
【概要】当該研究においては、まず基礎的なデータとして対象国であるタイ・マレーシア両国の企業立地および開発動向のデータ収集につとめ、基本的な分析を詳細に至るまで検討した。次にそのデータを踏まえて、両国の経済成長をささえた製造業、及び近年の発展が著しい情報通信産業の企業立地の簡略的なモデルを提示し、同時に産業立地政策及び国土政策をレビューしてバランスの取れた国土構造形成の達成度に関する政策評価を行った。その成...
【工学】土木工学:オーラルヒストリーグローバル化を含む研究件
❏グローバルな集合知形成のマネジメント-日本企業の国際成長戦略に関する研究-(26245048)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】洞口 治夫 法政大学, 経営学部, 教授 (20209258)
【キーワード】集合知 / ナレッジ・マネジメント / 知識移転 / テキスト・マイニング / エージェント・ベースド・シミュレーション (他26件)
【概要】国際インターンシップの実験的観察と就職動向、オーラル・ヒストリーのテキスト・マイニング分析、片利共生理論による日本の産学官連携分析、エージェント・ベースド・シミュレーションによる企業間の競争行動分析、ロジスティック・クラスターの国際比較、戦間期婦人雑誌普及プロセス等の研究成果を得た。定量的な成果としては、研究を開始した2014年度は1件(うち英語での報告1件)の学会報告にすぎなかったが、2015年...
❏戦後教育社会学の学的基盤形成と理論的課題に関する総合的研究(26285192)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】加野 芳正 香川大学, 教育学部, 教授 (00152827)
【キーワード】教育社会学 / グローバル化 / オーラル・ヒストリー / 教育社会学の制度化 / 教育問題 (他14件)
【概要】本研究では、戦後勃興した日本の教育社会学を対象として、(1)日本教育社会学会の歴史に関する資料の収集と分析、(2)日本教育社会学会の発展を支えた第2世代の会員(昭和30年代以降に学会に加入)を中心としたインタビュー調査、(3)教育社会学の学術的課題(学問的課題、現代的課題)を対象とした2巻の論文集の刊行、(4)日本の教育社会学の主要なテーマ、研究方法、教育現実を中心とした英語論文集を刊行した。 こ...
❏中国朝鮮族と回族の民族教育と民族アイデンティティ形成に関する総合的研究(20320113)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】松本 ますみ 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (30308564)
【キーワード】朝鮮族 / 回族 / 国民統合 / 民族教育 / 民族アイデンティティ (他22件)
【概要】中国の朝鮮族と回族を抽出し、民族教育の経験と民族アイデンティティの相関性について歴史社会学的研究調査を行った。その結果、1)両民族とも民族教育経験者が民族の矜持が強いこと、2)同民族内のネットワークに依拠し、漢語と民族語を駆使し対外通商業務、出国、留学、出稼ぎを行うという共通点があることが分かった。両民族はグローバル化の波にのった「成功した」民族であり、その鍵は民族教育にあることが分かった。 ...
【工学】土木工学:マイノリティグローバル化を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
❏グローバル時代のメディア倫理:人道主義、コスモポリタニズム、ケアの倫理の視点から(15K13066)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林 香里 東京大学, 大学院情報学環, 教授 (40292784)
【キーワード】メディア倫理 / 人道主義 / ケアの倫理 / コスモポリタニズム / 社会運動 (他11件)
【概要】本研究はデジタル情報化、グローバル化の中、メディアの倫理についてコスモポリタニズムと人道主義の観点から検討を試みるものである。欧州では、メディアはグローバル化の文脈に置かれ、とくに「遠くの苦しみ」への共感と連帯の創出が、その倫理的なあり方として問われている。研究代表者は、米国、英国、ドイツに滞在した後、その実践と知見に基づきマイノリティとメディアに関する一般向けのシンポジウムを2度開催した。また、...
【工学】土木工学:規制緩和グローバル化を含む研究件
❏持続可能な共有型経済と憲法上の「近代市民社会における原則的所有形態」(15K03122)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中島 徹 早稲田大学, 法学学術院(法務研究科・法務教育研究センター), 教授 (60366979)
【キーワード】共有型経済 / 財産権 / 単独所有 / 近代市民社会 / 分割請求権 (他29件)
【概要】日本の最高裁は、近代の所有について他者を排除する単独所有を原則とし、共有は例外であるとの判断を示した。しかし、地球資源の有限性を考えると、資源や物を個人が独占するのではなく、共有することにより持続可能な経済社会の構想に注目が集まっている。最高裁の判断は、こうした構想の妨げとなる可能性がある。本研究は、近代社会における所有の基本原則が単独所有であるという命題は、実は自明ではないことを、制度論の観点か...
❏「ニュー・エコノミー」の比較ジェンダー分析-高齢社会のサービス化、情報化と格差問題(14310073)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】大沢 真理 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (50143524)
【キーワード】ジェンダー / ニュー・エコノミー / グローバル化 / 規制緩和 / 再規制化 (他8件)
【概要】本研究は、経済グローバル化のもとで、「ニュー・エコノミー」として生じているとされる産業構造や労働組織など変化について、英、独、米および日本について、ジェンダー関係との関連を比較分析するもの。たとえば、産業や労働の組織の「フラット化」や「柔軟化」が語られながら、じつは社会的格差の拡大が懸念されること、また、近年の規制改革や福祉国家改革のベクトルでも、規制緩和や民営化ばかりではなく、再規制化やセーフテ...
❏新興工業国の国土・都市構造の変革と産業立地の関係に関する研究(11750467)
【研究テーマ】交通工学・国土計画
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】瀬田 史彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (50302790)
【キーワード】国土計画 / 産業立地 / 地域開発 / マレーシア / タイ (他11件)
【概要】当該研究においては、まず基礎的なデータとして対象国であるタイ・マレーシア両国の企業立地および開発動向のデータ収集につとめ、基本的な分析を詳細に至るまで検討した。次にそのデータを踏まえて、両国の経済成長をささえた製造業、及び近年の発展が著しい情報通信産業の企業立地の簡略的なモデルを提示し、同時に産業立地政策及び国土政策をレビューしてバランスの取れた国土構造形成の達成度に関する政策評価を行った。その成...
【工学】土木工学:都市化グローバル化を含む研究件
❏グローバリゼーション下の東南アジアの社会変容と地域変化(12308003)
【研究テーマ】人文地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】梅原 弘光 立教大学, 文学部, 教授 (00160325)
【キーワード】東南アジア / 農業社会変容 / 地域分化 / 都市化 / グローバル化 (他19件)
【概要】本研究は、研究分担者・協力者13人と海外共同研究者4人からなる研究組織により実施された。最初に設定した主要課題項目(植民地支配、近代化政策、農業商業化、階層分化、労働力移動、都市化、環境変化)に沿って、年次ごとに重点を少しずつ移動させながら現地調査と研究集会を繰り返し、3年目には国際会議を開催した。最終報告書の構成は、植民地下の社会変容(第7・11章)、近代化政策(第2・3・8・9・12章)、それ...
❏新興工業国の国土・都市構造の変革と産業立地の関係に関する研究(11750467)
【研究テーマ】交通工学・国土計画
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】瀬田 史彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (50302790)
【キーワード】国土計画 / 産業立地 / 地域開発 / マレーシア / タイ (他11件)
【概要】当該研究においては、まず基礎的なデータとして対象国であるタイ・マレーシア両国の企業立地および開発動向のデータ収集につとめ、基本的な分析を詳細に至るまで検討した。次にそのデータを踏まえて、両国の経済成長をささえた製造業、及び近年の発展が著しい情報通信産業の企業立地の簡略的なモデルを提示し、同時に産業立地政策及び国土政策をレビューしてバランスの取れた国土構造形成の達成度に関する政策評価を行った。その成...
【工学】土木工学:マネジメントグローバル化を含む研究件
❏グローバルな集合知形成のマネジメント-日本企業の国際成長戦略に関する研究-(26245048)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】洞口 治夫 法政大学, 経営学部, 教授 (20209258)
【キーワード】集合知 / ナレッジ・マネジメント / 知識移転 / テキスト・マイニング / エージェント・ベースド・シミュレーション (他26件)
【概要】国際インターンシップの実験的観察と就職動向、オーラル・ヒストリーのテキスト・マイニング分析、片利共生理論による日本の産学官連携分析、エージェント・ベースド・シミュレーションによる企業間の競争行動分析、ロジスティック・クラスターの国際比較、戦間期婦人雑誌普及プロセス等の研究成果を得た。定量的な成果としては、研究を開始した2014年度は1件(うち英語での報告1件)の学会報告にすぎなかったが、2015年...
❏人と組織に着目したグローバル企業によるイノベーション創出の国際比較研究(23243059)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 喜文 同志社大学, 総合政策科学研究科, 教授 (50207809)
【キーワード】R&D / 研究開発 / グローバル化 / 日本 / 製造業 (他20件)
【概要】日本の代表的製造企業を対象に、企業のグローバル化の中で、どのようにイノベーション活動を行っているか、他国の類似企業、あるいは対象企業の海外事業所と比較しながら、その活動の主役である技術者と彼らが働く職場に着目して調査を行った。それら調査と内容検討の結果、以下の点が確認された。 1つには、R&D(研究開発活動)のグローバル化、特に海外R&D拠点の展開と拡充、および本国R&D拠点との連携の強化を急速に...
❏循環型経営システムの構築とその最適管理に関する研究(16710126)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】中島 健一 大阪工業大学, 工学部, 助教授 (80278564)
【キーワード】環境配慮生産 / マネジメント / 性能評価 / 循環型システム / ものづくり (他12件)
【概要】昨年度の研究成果を背景に、以下の項目について研究を行った. 1.品質を考慮した循環型経営システムのモデル化と最適管理アプローチ 製品の生産-販売-使用-廃棄(ないしは回収)に至る製品ライフサイクルを考慮した循環型経営システムをモデル化し,その性能評価を行った.不確実性を考慮した環境下において,特に製品の品質を考慮したマネジメントシステムの提案を行い,循環型経営システムの最適管理アプローチについての...
【工学】土木工学:統合グローバル化を含む研究件
❏移民とその故郷:非同化適応戦略とトランスナショナリズム表象(24310178)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 均 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (50154844)
【キーワード】移民 / トランスナショナリズム / 統合 / ソーシャル・フィールド / 排外主義 (他13件)
【概要】移民がホスト国に定着後も、故郷の家族や地域社会とのトランスナショナルな絆を断たずに維持する傾向は、1990年代後半に生じた国際音声通話の極端な低廉化により新しい局面に入った。移民の家族や近隣はトランスナショナルなソーシャル・フィールドとして、送出国と受入国のますます広い範囲の地域社会の非エリート同士を日常的に結びつけるようになり、移民が故郷の家族や地域社会に及ぼす影響は経済・行政面にとどまらず、個...
❏規制帝国=EUの歴史的形成と展開(20330030)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】遠藤 乾 北海道大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 教授 (00281775)
【キーワード】グローバル化 / グローバル・スタンダード / EU / 欧州連合 / ヨーロッパ統合 (他12件)
【概要】本研究は、規制帝国としてのEU(ヨーロッパ連合)を分析した。この研究は、グローバル化する現代世界にあって、世界標準と規制の設定が経済的競争力のみならず政治的影響力を左右するという認識に基づき、この分野で米国と並ぶ力を持つEUの力の源泉を、歴史と現状の両面において解明しようとするものであった。これは同時に、これまでチームで取り組んできたヨーロッパ統合史の研究をさらに発展させ、従来の研究で軽視されてき...
【工学】総合工学:設計教育グローバル化を含む研究件
❏インタラクティブ遠隔プロトタイピングシステムの開発(11694171)
【研究テーマ】設計工学・機械要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
【キーワード】設計教育 / グローバル化 / 国際比較 / 問題解決能力 / 異文化協調 (他22件)
【概要】平成11年度は、CADとラピッドプロトタイピング(Rapid Prototyping:以下RPと略す。)装置を結合したクローズドループのインタネットで稼動するシステムを開発し、平成12年度にその改良を行った。 平成13年度は、この研究をさらに発展させ、RP装置を遠隔で操作できるシステムの開発を試みた。しかし、実際は、RP装置が複雑であるために、基本的に同様の機能実現となる、より簡単なメカトロニクス...
❏設計教育グローバル化のための製品実現プロセスに関する国際比較(09895005)
【研究テーマ】設計工学・機械要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997
【研究代表者】福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
【キーワード】設計教育 / グローバル化 / 国際比較 / 問題解決能力 / 異分野協調 (他8件)
【概要】アメリカ、ヨーロッパ等の設計教育事情調査を行った。とくに日米では、次の基本的な相違が明らかとなった。 1.日本は、演繹的な、方法論を天下り式に与えるhow重視である。アメリカは、学生自身が帰納的に問題解決を目指すwhat重視へ急激に移行している。 2.アメリカでは、学生が自分の知識、経験の範囲内で解決できる具体的問題を与え、実際に製作させる。設計と生産の一体化の問題も、簡便なRP装置により、具体的...
【工学】総合工学:企画能力グローバル化を含む研究件
❏インタラクティブ遠隔プロトタイピングシステムの開発(11694171)
【研究テーマ】設計工学・機械要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
【キーワード】設計教育 / グローバル化 / 国際比較 / 問題解決能力 / 異文化協調 (他22件)
【概要】平成11年度は、CADとラピッドプロトタイピング(Rapid Prototyping:以下RPと略す。)装置を結合したクローズドループのインタネットで稼動するシステムを開発し、平成12年度にその改良を行った。 平成13年度は、この研究をさらに発展させ、RP装置を遠隔で操作できるシステムの開発を試みた。しかし、実際は、RP装置が複雑であるために、基本的に同様の機能実現となる、より簡単なメカトロニクス...
❏設計教育グローバル化のための製品実現プロセスに関する国際比較(09895005)
【研究テーマ】設計工学・機械要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997
【研究代表者】福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
【キーワード】設計教育 / グローバル化 / 国際比較 / 問題解決能力 / 異分野協調 (他8件)
【概要】アメリカ、ヨーロッパ等の設計教育事情調査を行った。とくに日米では、次の基本的な相違が明らかとなった。 1.日本は、演繹的な、方法論を天下り式に与えるhow重視である。アメリカは、学生自身が帰納的に問題解決を目指すwhat重視へ急激に移行している。 2.アメリカでは、学生が自分の知識、経験の範囲内で解決できる具体的問題を与え、実際に製作させる。設計と生産の一体化の問題も、簡便なRP装置により、具体的...
【工学】総合工学:問題解決能力グローバル化を含む研究件
❏英国教材との比較分析によるグローバルリーダー育成のための英語教材・教授法開発(15K02702)
【研究テーマ】外国語教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】森田 彰 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (60210168)
【キーワード】グローバル・リーダー育成 / 問題解決能力 / 議論の方策 / グローバル人材 / アクティブラーニング (他13件)
【概要】本研究の目的は、安定したコミュニケーション、問題解決能力を持ったグローバル・リーダーを育成する英語教材の開発にあった。その過程とし英国と日本の「発信系」教材の扱う話題を比較対象とし、社会的、文化的にグローバルな場面で深刻な衝突なく議論が可能となる話題と方策について分析を行った。英国においては、指導側ではなく、学生が自発的に話題を提案し、議論の中で共通の認識を得ていく手法が訓練されている。これらを踏...
❏インタラクティブ遠隔プロトタイピングシステムの開発(11694171)
【研究テーマ】設計工学・機械要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
【キーワード】設計教育 / グローバル化 / 国際比較 / 問題解決能力 / 異文化協調 (他22件)
【概要】平成11年度は、CADとラピッドプロトタイピング(Rapid Prototyping:以下RPと略す。)装置を結合したクローズドループのインタネットで稼動するシステムを開発し、平成12年度にその改良を行った。 平成13年度は、この研究をさらに発展させ、RP装置を遠隔で操作できるシステムの開発を試みた。しかし、実際は、RP装置が複雑であるために、基本的に同様の機能実現となる、より簡単なメカトロニクス...
❏設計教育グローバル化のための製品実現プロセスに関する国際比較(09895005)
【研究テーマ】設計工学・機械要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997
【研究代表者】福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
【キーワード】設計教育 / グローバル化 / 国際比較 / 問題解決能力 / 異分野協調 (他8件)
【概要】アメリカ、ヨーロッパ等の設計教育事情調査を行った。とくに日米では、次の基本的な相違が明らかとなった。 1.日本は、演繹的な、方法論を天下り式に与えるhow重視である。アメリカは、学生自身が帰納的に問題解決を目指すwhat重視へ急激に移行している。 2.アメリカでは、学生が自分の知識、経験の範囲内で解決できる具体的問題を与え、実際に製作させる。設計と生産の一体化の問題も、簡便なRP装置により、具体的...
【工学】総合工学:コミュニケーション能力グローバル化を含む研究件
❏インタラクティブ遠隔プロトタイピングシステムの開発(11694171)
【研究テーマ】設計工学・機械要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
【キーワード】設計教育 / グローバル化 / 国際比較 / 問題解決能力 / 異文化協調 (他22件)
【概要】平成11年度は、CADとラピッドプロトタイピング(Rapid Prototyping:以下RPと略す。)装置を結合したクローズドループのインタネットで稼動するシステムを開発し、平成12年度にその改良を行った。 平成13年度は、この研究をさらに発展させ、RP装置を遠隔で操作できるシステムの開発を試みた。しかし、実際は、RP装置が複雑であるために、基本的に同様の機能実現となる、より簡単なメカトロニクス...
❏設計教育グローバル化のための製品実現プロセスに関する国際比較(09895005)
【研究テーマ】設計工学・機械要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997
【研究代表者】福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
【キーワード】設計教育 / グローバル化 / 国際比較 / 問題解決能力 / 異分野協調 (他8件)
【概要】アメリカ、ヨーロッパ等の設計教育事情調査を行った。とくに日米では、次の基本的な相違が明らかとなった。 1.日本は、演繹的な、方法論を天下り式に与えるhow重視である。アメリカは、学生自身が帰納的に問題解決を目指すwhat重視へ急激に移行している。 2.アメリカでは、学生が自分の知識、経験の範囲内で解決できる具体的問題を与え、実際に製作させる。設計と生産の一体化の問題も、簡便なRP装置により、具体的...
【工学】総合工学:文化人類学グローバル化を含む研究件
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏韓国社会の生き方に関する人類学的研究:グローバル化する競争社会における折衝と離脱(23320190)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】本田 洋 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (50262093)
【キーワード】グローバル化 / 新自由主義 / 都市中産層 / 生き方 / 主体性 (他19件)
【概要】本研究では,グローバル化と新自由主義体制への編入が進む現代韓国社会を生きる人たちの生き方の模索と折衝を,都市中産層の事例を中心に,民族誌的調査研究の方法によって究明した。特筆すべき民族誌的成果としては,一方で一元的な主流志向自体の分化,他方で主流志向とオルターナティヴ志向の相互浸透が近年顕著になりつつある状況を実証的に明らかにしたことを挙げられる。理論的展望としては,中産層の生き方の分化・乖離と接...
❏現代世界における言語の多層化と多重言語使用がもたらす文化変容をめぐる多角的研究(13410144)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西 成彦 立命館大学, 大学院・先端総合学術研究科, 教授 (40172621)
【キーワード】比較文学 / 国民国家 / 植民地主義 / 多言語使用 / 二重言語使用 (他22件)
【概要】近代以降、帝国主義と国民国家は、少数言語を抑圧あるいは周縁化してきたのみならず、民衆に対して複数言語使用を強要してきた。英語の世界化が進む現在は、これにいっそうの拍車をかけているとすらいえる。しかし二〇世紀文学は複数言語使用テキストをかならずしも量産する方向には向かわなかった。これには「国家語による文学=国民文学」という圧力の強化という要因が考えられるが、本研究は、文学における一言語使用の脱領域的...
【工学】総合工学:生産性グローバル化を含む研究件
❏人と組織に着目したグローバル企業によるイノベーション創出の国際比較研究(23243059)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 喜文 同志社大学, 総合政策科学研究科, 教授 (50207809)
【キーワード】R&D / 研究開発 / グローバル化 / 日本 / 製造業 (他20件)
【概要】日本の代表的製造企業を対象に、企業のグローバル化の中で、どのようにイノベーション活動を行っているか、他国の類似企業、あるいは対象企業の海外事業所と比較しながら、その活動の主役である技術者と彼らが働く職場に着目して調査を行った。それら調査と内容検討の結果、以下の点が確認された。 1つには、R&D(研究開発活動)のグローバル化、特に海外R&D拠点の展開と拡充、および本国R&D拠点との連携の強化を急速に...
❏グローバル化時代における生産性向上技術とその移転に関する研究(15510140)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】片山 博 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60091849)
【キーワード】グローバル化 / 管理技術 / 技術移転 / 事例データベース / 生産性 (他16件)
【概要】本研究は、製造業において用いられている管理技術のうち、日本が他国の追随を許さない生産性向上技術に焦点を当ててそれらを分類し、グローバル化時代におけるそれらの有効性ならびに、異なる企業文化を有する国内外の生産現場や開発、物流、間接、営業の各機能への移転のパターン、移転の方法論、運用方法、移転後の問題点、及び結果の評価について実態調査を行い、これらを整理、検討することによって、生産性向上技術に内在する...
【農学】農業工学:伝統グローバル化を含む研究件
❏「体制移行」の比較解剖学:グローバリズム下の社会レジーム再編に関する総合的研究(19H00559)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】小林 知 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (20452287)
【キーワード】体制移行 / 市場経済 / 民主主義 / 社会レジーム / グローバル化 (他11件)
【概要】本研究は、1990年代前後に政治体制の移行を経験したカンボジア、ミャンマー、東ティモール、ブータンを対象とし、近年それらの国で生じた自然環境と政治体制、社会レジームの変容を比較し、その特徴を考察する。それらの国では体制移行を契機に、民主化と市場経済化が政府の政策として進められた。また同時に、人々の日常生活にグローバル化の影響が急速に浸透した。本研究は、その状況を比較研究の俎上に載せることで、民主化...
❏グローバル化する中国の現代思想と伝統に関する研究(17H02280)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】石井 剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40409529)
【キーワード】中国 / グローバル化 / 現代思想 / 伝統 / 中国哲学 (他25件)
【概要】本科研費研究課題「グローバル化する中国の現代思想と伝統に関する研究」においては、中国という国家の内部におけるグローバル化ではなく、「中国」という名辞と相伴って表象される政治・経済・社会・文化・思想の諸現象、そして、中華人民共和国の国際的なプレゼンスの増大化を起因として顕著になってきた国際関係の新しい変化の双方を「中国のグローバル化」プロセスであるととらえた。 そして、地域研究や社会科学的視点による...
【農学】農業工学:市民社会グローバル化を含む研究件
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏憲法学と各法学分野の役割分担・再考(24530031)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】山元 一 慶應義塾大学, 法務研究科, 教授 (10222382)
【キーワード】憲法 / 公法と私法 / グローバル化 / 近代主権国家 / 市民社会 (他15件)
【概要】本研究は,グローバル化社会という文脈を意識化した上で,各法学分野からの成果を踏まえて,改めて憲法の規制力についての検討を行った。その結果,各法学分野による違いを踏まえながらも,これまで以上に,憲法学は他の法学分野との連携・対話を深めながら,憲法が掲げる価値と法制度を取り巻く意識の違いから,社会問題の淵源を捉え直す必要があることが明らかとなった。 ...
❏グローバル化時代における南北アメリカの国家・市民社会・社会運動(22401009)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】鈴木 茂 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (10162950)
【キーワード】グローバル化 / 市民社会 / 社会運動 / 多文化主義 / アフリカ系人 (他17件)
【概要】本研究では、先住民とアフリカ系人の市民権拡大を求める運動と国家による社会的包摂政策、とりわけ多文化主義政策の調査・分析を通じて、ラテンアメリカ諸国を中心とした南北アメリカにおける国家と市民社会の関係の現状を析出した。その成果の一端は、ペルーとメキシコにおいて現地の研究者とともに国際セミナーを開催して議論したほか、国内学会での個別報告や学会誌での論文発表を行い、最終年度に成果報告書を作成した。 ...
【農学】農芸化学:東洋史グローバル化を含む研究件
❏グローバル化時代のアジア・ネットワーク地域社会変容:ジャワ海港都市を事例として(24242022)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】籠谷 直人 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (70185734)
【キーワード】グローバリゼーション / 東洋史 / 日本史 / 経済史 / グローバル化 (他12件)
【概要】本研究は、17世紀以降のグローバリゼーションの進展がローカルな地域社会に与えた影響を長期的かつ実証的に考察するものであった。具体的には、東南アジアのジャワ島における3つの海港都市(バタヴィア、スマラン、スラバヤ)を事例として、多言語の貴重史料を駆使しながら分析を行なった。その結果、それらジャワの海港都市が、近世以来、内陸部の社会と島外の世界経済とを結ぶアジアの結節点となり、そこに流入する人・モノ・...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
【農学】社会経済農学:貧困グローバル化を含む研究件
❏フィリピンにおける2つの「貧困」とコミュニティ:低所得者層の生活習慣病問題(20K12316)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】フィリピン / 貧困緩和と格差拡大 / 肥満 / 有機農業 / プラント・ベース (他10件)
【概要】現地調査については,コロナ禍のため,限定的なものにならざるをえなかったものの,昨年同様に,調査対象となる方々の協力を得て,調査地における社会状況についての情報を逐一SNSにおけるチャットと写真によって得ることができた。 また,一週間二度を原則として,オンライン型のインタビューをインフォーマントとその関係者との間で実施してきたものを継続し,相応のデータを収集することはできたものの,個票データの収集は...
❏「分割統治」に抗する貧困層の新しい戦略:フィリピンの事例(16K01973)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】フィリピン / 弱者 / グローバル化 / 分割統治 / 社会ネットワーク (他9件)
【概要】発展途上国の政治経済は,「冷戦」を挟んで,大きな変動を遂げてきた。たしかに,21世紀以降,「グローバル化」が深化するなかで,「貧困緩和」に大きな前進がみられた。しかし,他方において,国内においても,国際間においても,所得や資産の分配の悪化が顕著となり,「格差拡大」が生じている。それは,超富裕層(強者)による他の階層(弱者)間の対立を利用した分割統治をとおして,持続していく可能性も指摘されている。本...
【農学】社会経済農学:労働力移動グローバル化を含む研究件
❏中国内陸部における地域開発に関する総合的研究:新たな地域開発モデルの構築をめざして(14252005)
【研究テーマ】経済政策(含経済事情)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】加藤 弘之 神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70152741)
【キーワード】グローバル化 / 中国 / 地域開発 / 労働力移動 / 地方財政 (他16件)
【概要】本研究では、2002年12月、2003年3月、2003年9月の3度、四川省広元市において現地調査を実施し、また2003年8月には新疆ウイグル自治区カシュガルにおいて、2003年12月には四川省南充県において補足調査を実施した。そして、研究成果の公開と内外研究者との交流を目的として、2004年9月4日〜5日に四川省都江堰市において国際シンポジウムを開催した。シンポジウムの開催と論文集の作成については...
❏グローバリゼーション下の東南アジアの社会変容と地域変化(12308003)
【研究テーマ】人文地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】梅原 弘光 立教大学, 文学部, 教授 (00160325)
【キーワード】東南アジア / 農業社会変容 / 地域分化 / 都市化 / グローバル化 (他19件)
【概要】本研究は、研究分担者・協力者13人と海外共同研究者4人からなる研究組織により実施された。最初に設定した主要課題項目(植民地支配、近代化政策、農業商業化、階層分化、労働力移動、都市化、環境変化)に沿って、年次ごとに重点を少しずつ移動させながら現地調査と研究集会を繰り返し、3年目には国際会議を開催した。最終報告書の構成は、植民地下の社会変容(第7・11章)、近代化政策(第2・3・8・9・12章)、それ...
【農学】社会経済農学:貿易グローバル化を含む研究件
❏18-19世紀の西アフリカとグローバル経済の関係の新解釈(19K20907)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小林 和夫 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (00823189)
【キーワード】グローバル・ヒストリー / アフリカ経済史 / 西アフリカ / インド綿布 / 大西洋奴隷貿易 (他14件)
【概要】従来の従属論的解釈では、18-19世紀の西アフリカは、大西洋奴隷貿易や換金作物貿易などにおいて、グローバル経済の「受動的な犠牲者」と位置付けられてきた。しかし本研究では、貿易統計や、文書館資料および同時代刊行物を通じて、西アフリカの消費者ーとくにインド綿布に対する彼らの需要ーが同時代のグローバル経済に影響を及ぼすアクターであったことを明らかにした。その代表的な成果として、2019年にパルグレイヴ・...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
【農学】社会経済農学:経営戦略グローバル化を含む研究件
❏専門的経営人材とボーングローバル企業:急速な国際化における組織能力獲得過程の探索(15K17131)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】琴坂 将広 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 准教授 (20706569)
【キーワード】専門的経営人材 / スタートアップ / 経営戦略 / ベンチャー企業 / マザーズ市場 (他10件)
【概要】本研究は、創業初期から急速な成長を実現し、また国際化を果たす企業、特にスタートアップ企業の専門的経営人材の活用をインタビュー調査から定性的に分析し、またその現状を統計情報の整備によって把握する事で、実務及び学術両面から企業成長に必要となる個人レベルの知識、能力を詳細に理解する事を目指した。その結果、東証マザーズに新規株式公開を行った企業の経営人材に関する網羅的なデータベースを整備し、こうした企業の...
❏外資系企業の経営戦略に関する調査研究-オセアニア地域の企業を中心として-(14530131)
【研究テーマ】商学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】清水 聰 (清水 聡) 明治学院大学, 経済学部, 教授 (40235643)
【キーワード】外資系企業 / オセアニア / グローバル化 / 国際化 / 経営戦略 (他17件)
【概要】われわれは、本研究において、外資系企業の経営戦略について、これまで比較的研究の蓄積が少なかったオセアニア地域の企業に焦点を当てることにより、調査研究をした。 具体的には、まず公表されている文献が少なかったこともあり、統計データを用いてオーストラリア企業の概略を把握した。ここでは、オーストラリアと日本の経済関係は、非常に大きなものであることを確認した。オーストラリアにとっては、貿易面のみならず、主要...
【農学】社会経済農学:インドグローバル化を含む研究件
❏トランスナショナル化による競争優位構築:新興国のオートバイ産業と日本企業(25780263)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三嶋 恒平 慶應義塾大学, 経済学部, 准教授 (90512765)
【キーワード】新興国 / トランスナショナル化 / イノベーション / 競争優位の源泉 / オートバイ産業 (他16件)
【概要】本研究は日本企業の国際的な競争優位の源泉としてトランスナショナル化(本社と海外拠点が相互依存の関係であり共同で優位性を構築し共有するようになること)に着目し、既存研究では不十分であった(1)新興国の市場・拠点でのイノベーションの発現、(2)そのグローバルな組織における共有経路・形態、(3)それらが組織全体の競争優位へ及ぼす影響の3つを明らかにすることを目的とした。 目的(1)は企業や販売現場の実態...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
❏文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究(23242036)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 登亀男 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50094066)
【キーワード】「仏教」文明 / 世間(世俗)秩序 / 造形 / 文字言語 / 複合宗教 (他32件)
【概要】インド亜大陸発祥の「仏教」がアジア世界に広く流伝したことと、そのアジア世界で多様な国家や社会や文化が形成されていくこととが、どのような関係にあったのかを調査研究した。とくに、国家の構築と社会の秩序化、造形表現や文字言語表現の展開、諸宗教や儀礼・習俗との複合、という三つの観点からアプローチした。そして、これらの観点が文明としての「仏教」の三要件に合致するものと考えた。同時に、このような「仏教」文明の...
【農学】社会経済農学:女性労働グローバル化を含む研究件
❏水産業における女性労働に関する研究~グローバル化する世界の水産業のなかで~(21580289)
【研究テーマ】農業経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】三木 奈都子 独立行政法人水産大学校, 水産流通経営学科, 教授 (90416454)
【キーワード】水産業 / 女性労働 / グローバル化 / 家族経営 / 資源管理 (他14件)
【概要】日本ではこれまで女性漁業者のほとんどが自営漁業従事者であった。しかしながら、近年の漁業者の減少のなかで、フランスのような漁業経営の女子継承は見られないものの、雇われ漁業者と自発的な就業選択としての漁業着業者の存在が高まった。漁業のあり方を大きく変えうる漁業参入の規制緩和策や資源管理方策の変化は、EUにおいても女性が存在する小規模漁業経営体から支持されていない。今後も世界の漁業女性研究を今回築かれた...
❏ポスト・グローバル化時代の現代世界:社会の脆弱化と共存空間(18201050)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
【キーワード】グローバル化 / 格差 / 政治的安定 / 中間団体 / 民主化 (他22件)
【概要】本科研は、複数地域を研究対象とする研究者による地域間比較や相互関連を重視したアプローチを用いることによって、グローバル化を経た世界各地の地域社会や政治の変容を実証的に検証し、それらが国内外を結ぶ格差の重層的構造によって結合されていること、その結果として加速するモビリティの拡大のなかで、人々が孤立する社会の「脆弱化」だけでなく、あらたなアイデンティティ形成や政治的結集を求める動きが各地で活性化してい...
【農学】社会経済農学:計量分析グローバル化を含む研究件
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
❏国際移動に伴う階層移動に関する国際比較研究(18730321)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】竹ノ下 弘久 静岡大学, 人文学部, 准教授 (10402231)
【キーワード】国際移動 / 社会階層 / ブラジル人 / グローバル化 / 計量分析 (他6件)
【概要】本研究では、国際移動に伴う階層移動に関する国際比較研究として、ブラジル人移民を主たる事例に、日米比較研究を行った。分析の結果、日本におけるブラジル人はアメリカにおけるブラジル人と比較して、社会経済的な上昇移動が困難な状況におかれていることが明らかになった。とりわけ、移民のホスト社会への同化・適応が、移民の所得にどのような影響を及ぼすか、確認すると、日本の方が、その効果が非常に小さいことも明らかにな...
【農学】社会経済農学:移民グローバル化を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
【農学】社会経済農学:市場経済グローバル化を含む研究件
❏「体制移行」の比較解剖学:グローバリズム下の社会レジーム再編に関する総合的研究(19H00559)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】小林 知 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (20452287)
【キーワード】体制移行 / 市場経済 / 民主主義 / 社会レジーム / グローバル化 (他11件)
【概要】本研究は、1990年代前後に政治体制の移行を経験したカンボジア、ミャンマー、東ティモール、ブータンを対象とし、近年それらの国で生じた自然環境と政治体制、社会レジームの変容を比較し、その特徴を考察する。それらの国では体制移行を契機に、民主化と市場経済化が政府の政策として進められた。また同時に、人々の日常生活にグローバル化の影響が急速に浸透した。本研究は、その状況を比較研究の俎上に載せることで、民主化...
❏非欧米世界からの比較政治学(19203007)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】塩川 伸明 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (70126077)
【キーワード】民主化 / 権威主義 / 市場経済 / 経済発展 / グローバル化 (他8件)
【概要】従来の比較政治学が欧米先進国の経験を普遍化した概念に立脚しがちだったことの反省に立ち、非欧米世界に属する諸国における政治の実態の調査を通して、比較政治学上の主要概念に関する批判的再検討を試みた。地域としては、ロシアおよび旧ソ連諸国、東南アジア諸国、ラテンアメリカ諸国、中国、台湾、韓国、中東イスラーム諸国、バルカン諸国、南アジア諸国、アフリカ諸国を取り上げ、トピックとしては、政治制度、市場経済化と政...
【農学】社会経済農学:市場経済化グローバル化を含む研究件
❏「体制移行」の比較解剖学:グローバリズム下の社会レジーム再編に関する総合的研究(19H00559)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】小林 知 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (20452287)
【キーワード】体制移行 / 市場経済 / 民主主義 / 社会レジーム / グローバル化 (他11件)
【概要】本研究は、1990年代前後に政治体制の移行を経験したカンボジア、ミャンマー、東ティモール、ブータンを対象とし、近年それらの国で生じた自然環境と政治体制、社会レジームの変容を比較し、その特徴を考察する。それらの国では体制移行を契機に、民主化と市場経済化が政府の政策として進められた。また同時に、人々の日常生活にグローバル化の影響が急速に浸透した。本研究は、その状況を比較研究の俎上に載せることで、民主化...
❏東アジアにおけるグローバル化の新段階の学際的研究(12490010)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】斎藤 照子 (斉藤 照子) 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (70162211)
【キーワード】グローバル化 / ローカライゼーション / ナショナリズム / 地域主義 / ローカライゼイション (他14件)
【概要】急速に展開する経済と情報のグローバル化が、東アジア、東南アジア地域で引き起こしている複雑な諸変化を、1)グローバル化という現象の理論的把握、2)ナショナルな(国民国家的)機構と政治文化の変化、そして3)ローカルな組織と生活文化の変化という3つの次元において、実証的かつ理論的に把握することを目標とし、調査研究活動を展開した。 なかでもローカルな生活の場から見たグローバル化の諸相と、それに対するローカ...
【農学】社会経済農学:企業経営グローバル化を含む研究件
❏組織における「分配の公正」と「自己実現」-仕事意識の日英比較研究(16330103)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】渡辺 聰子 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (30220883)
【キーワード】人的資源管理 / 自己実現 / モティベーション / 雇用関係 / 仕事意識 (他13件)
【概要】平成16〜18年度の3年間に計5回の研究会を開催し、メンバー全員で調査計画を策定、調査方法について議論し、調査結果を分析・解釈した。研究代表者・渡辺が中心となって、英国に所在する企業5社、日本国内に所在する企業6社、計11社において従業員・管理職・人事担当者を対象に面接調査を実施した。渡辺は平成16年に5ヶ月間、英国ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)に客員教授として滞在、さらに17年...
❏外資系企業の経営戦略に関する調査研究-オセアニア地域の企業を中心として-(14530131)
【研究テーマ】商学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】清水 聰 (清水 聡) 明治学院大学, 経済学部, 教授 (40235643)
【キーワード】外資系企業 / オセアニア / グローバル化 / 国際化 / 経営戦略 (他17件)
【概要】われわれは、本研究において、外資系企業の経営戦略について、これまで比較的研究の蓄積が少なかったオセアニア地域の企業に焦点を当てることにより、調査研究をした。 具体的には、まず公表されている文献が少なかったこともあり、統計データを用いてオーストラリア企業の概略を把握した。ここでは、オーストラリアと日本の経済関係は、非常に大きなものであることを確認した。オーストラリアにとっては、貿易面のみならず、主要...
【農学】社会経済農学:人的資源管理グローバル化を含む研究件
❏多様性をいかす行動実践とその開発プロセス―ポジティブアクションを組織成果に繋げる(24530495)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (80289256)
【キーワード】ダイバーシティ / リーダーシップ / パフォーマンス / 変革型リーダーシップ / サブグループ (他20件)
【概要】1)多様な人材をいかす行動実践について、チームレベルの分析(多国籍チームのヒアリング調査)では、タスク複雑性の高低によって、プロジェクト成果を高めるリーダーシップスタイルが異なることが明らかになった。2)職場レベルの分析(1社の全従業員に対するアンケート調査)では、サブグループ間の分断が強いほど、メンバー個々の意見やアイディアの実現をめざすリーダーの行動が職場成果を高めていた。3)企業レベルの分析...
❏日本企業のグローバル化にともなう人事部門の進化に関する研究(23330128)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】関口 倫紀 大阪大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (20373110)
【キーワード】国際経営 / グローバル化 / 人的資源管理 / 人事部門 / 歴史分析 (他6件)
【概要】本研究では、日本企業が自国で培った強みを生かしつつも、国籍を問わず幅広い人材を活用していくといった意味でのグローバル化を実現するために、企業全体の人的資源のマネジメントを司る人事部門がその役割と機能をどのように進化させていくのが最も適切かつ望ましいのかについて、日本企業の人的資源管理および人事部門の歴史的発展段階の分析および海外のグローバル企業の比較分析を含めた調査を行うことによって明らかにしよう...
❏人と組織に着目したグローバル企業によるイノベーション創出の国際比較研究(23243059)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 喜文 同志社大学, 総合政策科学研究科, 教授 (50207809)
【キーワード】R&D / 研究開発 / グローバル化 / 日本 / 製造業 (他20件)
【概要】日本の代表的製造企業を対象に、企業のグローバル化の中で、どのようにイノベーション活動を行っているか、他国の類似企業、あるいは対象企業の海外事業所と比較しながら、その活動の主役である技術者と彼らが働く職場に着目して調査を行った。それら調査と内容検討の結果、以下の点が確認された。 1つには、R&D(研究開発活動)のグローバル化、特に海外R&D拠点の展開と拡充、および本国R&D拠点との連携の強化を急速に...
【農学】社会経済農学:有機農業(IPM)グローバル化を含む研究件
❏フィリピンにおける2つの「貧困」とコミュニティ:低所得者層の生活習慣病問題(20K12316)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】フィリピン / 貧困緩和と格差拡大 / 肥満 / 有機農業 / プラント・ベース (他10件)
【概要】現地調査については,コロナ禍のため,限定的なものにならざるをえなかったものの,昨年同様に,調査対象となる方々の協力を得て,調査地における社会状況についての情報を逐一SNSにおけるチャットと写真によって得ることができた。 また,一週間二度を原則として,オンライン型のインタビューをインフォーマントとその関係者との間で実施してきたものを継続し,相応のデータを収集することはできたものの,個票データの収集は...
❏有機農業の新しい市場戦略:国際比較研究(15H05180)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】松原 隆一郎 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90181750)
【キーワード】有機農業 / イタリア / デンマーク / コミュニティ / フィリピン (他15件)
【概要】イタリア南部の有機農業は,独立した経営方針にもとづいた戦略を有する一方で,関係者相互の緊密な連携により,基本的哲学と情報を共有することによって市場志向の大規模アグリビジネスに対応している。デンマークでは,農家・酪農家間の堆肥およびエネルギー循環の仕組みとその発展に見られるように,成熟した市場と政府を前提とした自律的な地域コミュニティを軸とする制度設計が観察される。これら二つのモデルは,日本,フィリ...
【農学】社会経済農学:ヨーロツパグローバル化を含む研究件
❏規制帝国=EUの歴史的形成と展開(20330030)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】遠藤 乾 北海道大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 教授 (00281775)
【キーワード】グローバル化 / グローバル・スタンダード / EU / 欧州連合 / ヨーロッパ統合 (他12件)
【概要】本研究は、規制帝国としてのEU(ヨーロッパ連合)を分析した。この研究は、グローバル化する現代世界にあって、世界標準と規制の設定が経済的競争力のみならず政治的影響力を左右するという認識に基づき、この分野で米国と並ぶ力を持つEUの力の源泉を、歴史と現状の両面において解明しようとするものであった。これは同時に、これまでチームで取り組んできたヨーロッパ統合史の研究をさらに発展させ、従来の研究で軽視されてき...
❏冷戦後世界の構造変化と国際政治学の新しい理論構築(06301064)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】高橋 進 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40009840)
【キーワード】冷戦後 / 国際政治理論 / ヨーロッパ / アジア・太平洋 / 核兵器 (他12件)
【概要】1996年9月に開催される、アメリカ国際政治学(ISA)と日本国際政治学会によの合同大会に向けての、研究上の準備が本研究の大きな目的であった。 この点に関しては、まずほとんどの研究分担者が同大会での各セッションで報告をなしもしくはセッションのコンヴィーナーとして参加できるまでになったことは大きな成果であった。そしてこの報告はいずれ大会のプロシ-ディングスや国際政治学会の『国際政治』に掲載される予定...
【農学】社会経済農学:制度グローバル化を含む研究件
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
❏アジア地域における「グローバル化」-市場、制度、アクターの長期的考察-(18201045)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷口 晋吉 (谷口 晉吉) 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50114955)
【キーワード】アジア / グローバル化 / 市場 / 制度 / アクター (他17件)
【概要】19世紀末に世界市場とアジア諸地域経済との結合が飛躍的に拡大・深化したことはよく知られており、その結合の強化をもって、現代のグローバル化の起点と捉えることが可能である。本プロジェクトは、過去一世紀における世界とアジア諸地域の結合の実態を実証的に考察して、この過程にあっても、アジア各地の制度とアクター(市場システム、金融システム、生産者、商人、商業慣行等)に連続性が観察されることを確認した。この長期...
【農学】森林圏科学:少子高齢化グローバル化を含む研究件
❏少子高齢化社会における移民政策(18F18308)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2018-11-09 - 2021-03-31
【研究代表者】久米 郁男 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30195523)
【キーワード】外国人労働者受入 / グローバル化 / 国籍 / 多文化主義 / 移民政策 (他6件)
【概要】本研究は、グローバル化の主要な側面であるヒト・モノ・カネの移動に対して人々がどのような形で態度形成を行うかをサーベイ実験を用いて 実証的に解明することを目的とした。標準的な新古典派経済学の貿易理論では貿易と生産要素である労働及び資本の移動は代替的関係にあると されてきた。しかし、近年の国際経済学研究ではそれらの補完性に関心が向けられている。しかし、ヒト・モノ・カネの移動は経済的効果のみ ならず人々...
❏東アジアの地域統合と福祉レジームに関するポスト・オリエンタリズム的な国際比較研究(22330166)
【研究テーマ】社会福祉学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】武川 正吾 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (40197281)
【キーワード】社会政策 / 東アジア / 比較福祉国家 / オリエンタリズム / 福祉レジーム (他14件)
【概要】本科研費は、近年の比較福祉国家研究の変化や、東アジアにおける社会政策の変容を背景に、オリエンタリズムに彩られがちだった従来の方法論を見直し、東アジア地域における地域主義と福祉レジームに関する実態把握と分析を行うことを目的とした。その結果、(1)共通社会政策の動向について、経済次元だけではなく社会次元の導入が必要だが、先行例である欧州では、ユーロ危機を背景に試みが困難に直面していること、(2)生産/...
❏東アジアの福祉システムの行方-企業内福祉と国家の社会保障制度(17330049)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】末廣 昭 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60196681)
【キーワード】経済政策 / 社会保障 / 企業内福祉 / 東アジア / 退職金 (他13件)
【概要】本研究は東アジア7カ国・地域(中国、台湾、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア)における国家の社会保障制度の仕組みと企業内福祉の実態を比較することを目的とした。国家の社会保障制度については、(1)年金制度、(2)健康保険、(3)労災補償、(4)失業保険の4分野に注目し、企業内福祉については、(1)有給休暇、(2)社宅、食事手当、子弟の学資補助、退職金制度などの福利厚生の提供の有無、(...
【農学】水圏応用科学:インドネシアグローバル化を含む研究件
❏東南アジアのアブラヤシ小農と農園企業:グローバル化に伴う行動様式変化とその影響(26257005)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林田 秀樹 同志社大学, 人文科学研究所, 准教授 (70268118)
【キーワード】アブラヤシ / パーム油 / 東南アジア / 農園企業 / 小農 (他9件)
【概要】本研究は、4年間にわたる標記研究課題関連の共同研究の結果として、数多くの研究成果を生み出してきた。各年度の研究実績報告に記載したものを集計してみると、論文15本、学会発表・招待講演24本、著書7冊(うち単著2冊)となる。このなかで特徴的なものを挙げると、以下の通りとなる。 (1)本研究の課題名を上げる表題とする研究成果報告書を作成した。これには、研究代表者の林田を始め、13名の本研究メンバーと前身...
❏20世紀アジアの国際関係とインドネシア華人の移動(24310183)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】北村 由美 京都大学, その他部局等, 准教授 (70335214)
【キーワード】インドネシア / 華僑・華人 / 国際移動 / 脱植民地化 / 権威主義体制 (他12件)
【概要】本研究は、インドネシア華人とその再移住の調査を通じて、脱植民地化、国民国家形成、冷戦といった20 世紀のアジアの国際関係をとらえなおすことを目的とし、オランダ、中国、香港、台湾、マレーシア、日本などインドネシア華人の移動先において調査を行った。本研究によって、第二次世界大戦後から21世紀初頭にいたるインドネシア華人の国際移動をめぐる複雑な実態が明らかになるとともに、インドネシアが民主化とグローバル...
❏グローバル化時代のアジア・ネットワーク地域社会変容:ジャワ海港都市を事例として(24242022)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】籠谷 直人 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (70185734)
【キーワード】グローバリゼーション / 東洋史 / 日本史 / 経済史 / グローバル化 (他12件)
【概要】本研究は、17世紀以降のグローバリゼーションの進展がローカルな地域社会に与えた影響を長期的かつ実証的に考察するものであった。具体的には、東南アジアのジャワ島における3つの海港都市(バタヴィア、スマラン、スラバヤ)を事例として、多言語の貴重史料を駆使しながら分析を行なった。その結果、それらジャワの海港都市が、近世以来、内陸部の社会と島外の世界経済とを結ぶアジアの結節点となり、そこに流入する人・モノ・...
【農学】水圏応用科学:市場グローバル化を含む研究件
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏アジア地域における「グローバル化」-市場、制度、アクターの長期的考察-(18201045)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷口 晋吉 (谷口 晉吉) 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50114955)
【キーワード】アジア / グローバル化 / 市場 / 制度 / アクター (他17件)
【概要】19世紀末に世界市場とアジア諸地域経済との結合が飛躍的に拡大・深化したことはよく知られており、その結合の強化をもって、現代のグローバル化の起点と捉えることが可能である。本プロジェクトは、過去一世紀における世界とアジア諸地域の結合の実態を実証的に考察して、この過程にあっても、アジア各地の制度とアクター(市場システム、金融システム、生産者、商人、商業慣行等)に連続性が観察されることを確認した。この長期...
【医歯薬学】境界医学:ダイバーシティグローバル化を含む研究件
❏従業員の多様化と組織同一視:企業組織グローバル化時代の新視点(18H00890)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山尾 佐智子 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 准教授 (80812487)
【キーワード】グローバル化 / ダイバーシティ / 組織同一視 / 従業員モチベーション / 多様性 (他10件)
【概要】2020年度は、(1)先行研究のレビュー論文の作成、(2)国際学会への参加による情報収集、(3)2019年度後半に実施したアンケート調査のデータ分析、(4)追加調査の実施の、4点を課題としていた。しかしながら、データ分析に時間を要したことや、研究報告が認められ参加を予定してた国際学会(16th International Human Resource Management Conference(当...
❏多様性をいかす行動実践とその開発プロセス―ポジティブアクションを組織成果に繋げる(24530495)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (80289256)
【キーワード】ダイバーシティ / リーダーシップ / パフォーマンス / 変革型リーダーシップ / サブグループ (他20件)
【概要】1)多様な人材をいかす行動実践について、チームレベルの分析(多国籍チームのヒアリング調査)では、タスク複雑性の高低によって、プロジェクト成果を高めるリーダーシップスタイルが異なることが明らかになった。2)職場レベルの分析(1社の全従業員に対するアンケート調査)では、サブグループ間の分断が強いほど、メンバー個々の意見やアイディアの実現をめざすリーダーの行動が職場成果を高めていた。3)企業レベルの分析...
【医歯薬学】境界医学:人権グローバル化を含む研究件
❏グローバル化時代における憲法秩序の再構築(19H01412)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山元 一 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (10222382)
【キーワード】憲法秩序 / 主権国家 / 国際法と国内法 / 立憲主義 / グローバル化 (他10件)
【概要】I「憲法秩序の基礎」については,グローバル化時代における国内憲法秩序の法的成立基盤について,ポツダム宣言によって成立するとされてきた日本国憲法の法的妥当性を素材に再考した。また,いわゆるグローバル立憲主義のフランス憲法学における対応のあり方を分析し,その三対の原理(法の支配,民主主義,人権の保護)の通用性の射程の検討,とりわけ西洋外の諸地域におけるそれらの諸原理の意義と限界に関する検討を行った。 ...
❏ビッグデータで切り拓く国際関係学(18H03627)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】栗崎 周平 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (70708099)
【キーワード】株式保有ネットワーク / ビッグデータ / 資本支配関係 / 国際政治経済 / パブリックディプロマシー (他32件)
【概要】株式保有ネットワークを分析する理論モデルのベースライン版(NPI)を拡張し一般化版(NPF)したモデルを用いて、ESG投資のダイナミクスを分析した。この論文を査読誌(PLOS One)に出版した。またこの論文は日本人工知能学会の全国大会優秀賞を受賞した。なおこの論文では、具体例として、日銀のETF購入に関して、ESG投資上のリスクの有無を検証し、その結果、日銀によるETF購入は、投資ファンドを通し...
❏グローバル化に伴う領域横断的法学研究・教育の課題と可能性(15H03304)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山元 一 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (10222382)
【キーワード】グローバル化 / 法学研究 / 法学教育 / 学際的研究 / 国家主権 (他17件)
【概要】人権論に関しては,国際人権条約機関の意見と国内裁判機関との関係を解明し,また国際的な家族関係をめぐる新たな法的課題に対応する手法について検討した。公法理論に関しては,グローバル化が公法学のパラダイムにとってどのような影響を与えているかを解明した。行政法では,行政過程における民主主義的正当性を解明した。刑事法では,各国の文化的・宗教的相違をふまえた法規制のあり方を検討した。商事法では,国家法に代替す...
【医歯薬学】境界医学:非正規雇用グローバル化を含む研究件
❏国際移民の編入様式の相違と階層移動にかかわる比較社会学的研究(24530619)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (10402231)
【キーワード】失業 / 非正規雇用 / グローバル化 / 経済危機 / 社会的統合 (他13件)
【概要】本研究は、人口減少下の日本社会において、海外からの移民の社会的統合についての比較研究を行った。具体的には、移民の国籍や法的な滞在地位といった受入の文脈の相違が、2000年代後半に起こった経済危機下における失業経験にどのような違いをもたらしているのか考察した。本研究では、非熟練労働に従事する移民労働者に注目し、静岡県の移民を対象とする質問紙調査のデータを用いて分析を行った。分析の結果、国籍間の失業率...
❏国際移民の社会経済的地位上昇の可能性(21730409)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】竹ノ下 弘久 静岡大学, 人文学部・社会学科, 准教授 (10402231)
【キーワード】階級 / 階層 / 社会移動 / 国際移民 / 間接雇用 (他21件)
【概要】本研究は、国際移民の社会経済的地位上昇の可能性について、主として日系ブラジル人を事例に明らかにする。ブラジル人の多くは、間接雇用をはじめとするフルタイムの非正規雇用に従事するが、かれらの一部は、より安定した直接雇用のフルタイムの仕事に従事している。その規定要因について分析を行ったところ、学歴、就業経験、日本語能力、滞在年数などの人的資本の効果が限定的であり、社会関係資本やマクロな制度的状況の影響が...
【医歯薬学】境界医学:移住グローバル化を含む研究件
❏韓国社会の生き方に関する人類学的研究:グローバル化する競争社会における折衝と離脱(23320190)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】本田 洋 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (50262093)
【キーワード】グローバル化 / 新自由主義 / 都市中産層 / 生き方 / 主体性 (他19件)
【概要】本研究では,グローバル化と新自由主義体制への編入が進む現代韓国社会を生きる人たちの生き方の模索と折衝を,都市中産層の事例を中心に,民族誌的調査研究の方法によって究明した。特筆すべき民族誌的成果としては,一方で一元的な主流志向自体の分化,他方で主流志向とオルターナティヴ志向の相互浸透が近年顕著になりつつある状況を実証的に明らかにしたことを挙げられる。理論的展望としては,中産層の生き方の分化・乖離と接...
❏中国朝鮮族と回族の民族教育と民族アイデンティティ形成に関する総合的研究(20320113)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】松本 ますみ 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (30308564)
【キーワード】朝鮮族 / 回族 / 国民統合 / 民族教育 / 民族アイデンティティ (他22件)
【概要】中国の朝鮮族と回族を抽出し、民族教育の経験と民族アイデンティティの相関性について歴史社会学的研究調査を行った。その結果、1)両民族とも民族教育経験者が民族の矜持が強いこと、2)同民族内のネットワークに依拠し、漢語と民族語を駆使し対外通商業務、出国、留学、出稼ぎを行うという共通点があることが分かった。両民族はグローバル化の波にのった「成功した」民族であり、その鍵は民族教育にあることが分かった。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:フィリピングローバル化を含む研究件
❏フィリピンにおける2つの「貧困」とコミュニティ:低所得者層の生活習慣病問題(20K12316)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】フィリピン / 貧困緩和と格差拡大 / 肥満 / 有機農業 / プラント・ベース (他10件)
【概要】現地調査については,コロナ禍のため,限定的なものにならざるをえなかったものの,昨年同様に,調査対象となる方々の協力を得て,調査地における社会状況についての情報を逐一SNSにおけるチャットと写真によって得ることができた。 また,一週間二度を原則として,オンライン型のインタビューをインフォーマントとその関係者との間で実施してきたものを継続し,相応のデータを収集することはできたものの,個票データの収集は...
❏「分割統治」に抗する貧困層の新しい戦略:フィリピンの事例(16K01973)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中西 徹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30227839)
【キーワード】フィリピン / 弱者 / グローバル化 / 分割統治 / 社会ネットワーク (他9件)
【概要】発展途上国の政治経済は,「冷戦」を挟んで,大きな変動を遂げてきた。たしかに,21世紀以降,「グローバル化」が深化するなかで,「貧困緩和」に大きな前進がみられた。しかし,他方において,国内においても,国際間においても,所得や資産の分配の悪化が顕著となり,「格差拡大」が生じている。それは,超富裕層(強者)による他の階層(弱者)間の対立を利用した分割統治をとおして,持続していく可能性も指摘されている。本...
❏有機農業の新しい市場戦略:国際比較研究(15H05180)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】松原 隆一郎 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90181750)
【キーワード】有機農業 / イタリア / デンマーク / コミュニティ / フィリピン (他15件)
【概要】イタリア南部の有機農業は,独立した経営方針にもとづいた戦略を有する一方で,関係者相互の緊密な連携により,基本的哲学と情報を共有することによって市場志向の大規模アグリビジネスに対応している。デンマークでは,農家・酪農家間の堆肥およびエネルギー循環の仕組みとその発展に見られるように,成熟した市場と政府を前提とした自律的な地域コミュニティを軸とする制度設計が観察される。これら二つのモデルは,日本,フィリ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:沖縄グローバル化を含む研究件
❏生命統治時代の〈オイコス〉再考とポスト・グローバル世界像の研究(22320022)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】西谷 修 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20189286)
【キーワード】オイコス / グローバル世界秩序 / 新自由主義 / 生命統治 / 産業経済 (他27件)
【概要】折からの東日本大震災と福島第一原発事故は研究課題を先鋭化するかたちで起こり、これを受けて、グローバル化した世界における〈オイコス〉再検討という課題を、 現代の文明的ともいうべき災害や核技術の諸問題、さらに近年注目されている「脱成長」のヴィジョンに結び付け、主としてフランスの論者たちとの交流を通じて〈技術・産業・経済〉システムの飽和の問題として明らかにした。その内容や、そこから引き出される展望につい...
❏戦争・経済・メディアからみるグローバル世界秩序の複合的研究(19320017)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】西谷 修 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (20189286)
【キーワード】戦争 / 経済思想 / メディア / グローバル世界秩序 / 沖縄 (他17件)
【概要】21世紀グローバル世界秩序の構造的要素である戦争・経済・メディアの不可分の様相を歴史的・思想的に解明し、前半部を「ドキュメント沖縄暴力論」(B5、171ページ)として、また後半部を「グローバル・クライシスと"経済"の再審」(B5、226ページ)としてまとめた。 ...
【医歯薬学】社会医学:ジエンダーグローバル化を含む研究件
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏急変する世界環境下での高等教育の国際化に関する総合的研究(22330226)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】米澤 彰純 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (70251428)
【キーワード】高等教育 / 国際化 / 多極化 / 国際協力 / 国際連携 (他13件)
【概要】世界の急速な構造変動に対する高等教育の国際化のあり方の変化について、理論・国際動向・実証の各側面から総合的に検討した。第一に、各国の高等教育の国際化が、各々の国内・国際双方の文脈の違いにより異なること、第二に、各国が確実にグローバルな変化への対応をより強く迫られていること、第三に、高等教育のイニシアティブの多極化が進行し、日本の高等教育の国際的位置づけに大きな影響を及ぼしていることを明らかにした。...
❏ジェンダーのグローバリゼーション研究-移動のポリティクスと身体の変容(16310170)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】伊豫谷 登士翁 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (70126267)
【キーワード】移動 / グローバリゼーション / ジェンダー / 場所 / 移民研究 (他18件)
【概要】プロジェクトの目的は、ジェンダー研究の提起してきた課題をグローバリゼーション研究がどのように受け止めることができるのか、二つのG研究(ジェンダー研究とグローバリゼーション研究)の接点から現代という時代を読み解く課題をいかに発見するか、という点にあった。こうした課題への接近方法として、プロジェクトでは、移動する女性に焦点を当ててきた。それは、1)人の移動にかかわる研究領域が二つの研究領域を連接する接...
【医歯薬学】社会医学:アフリカグローバル化を含む研究件
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
❏グローバル化と暴力に関する政治学的研究(23243019)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大串 和雄 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90211101)
【キーワード】紛争 / 暴力 / 平和構築 / 移行期正義 / パワーシェアリング (他22件)
【概要】本研究は、現代世界の武力紛争と犯罪について、グローバル化、アイデンティティ、デモクラシーという3つのテーマを軸にしてその実態を解明するとともに、実態に即した平和政策を検討した。武力紛争はアイデンティティとの絡みを中心に研究し、犯罪については東南アジアの人身取引をめぐる取り組みと、中央アメリカの暴力的犯罪を中心に取り上げた。平和政策では平和構築概念の軌跡、「多極共存型パワー・シェアリング」、移行期正...
❏グローバル化がもたらすローカルな政治的影響に関する実証研究:アフリカの事例(11720044)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】遠藤 貢 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70251311)
【キーワード】グローバル化 / アフリカ / 市民社会 / 国際犯罪
【概要】本研究の最終年度となる今年度は、一方で継続的に関連資料の収集を進め、他方では資料の分析を進め、研究の成果の一部を論文の形で発表している。そのうち「変革期世界とアフリカ」は、文献をサーヴェイし今後のアフリカ政治研究における「外の」世界との関係をどのように関連付けていくかに関して、展望を含めた方向性を提示し、今後の更なる課題を問いかけている。ここでは、昨年度の報告書でも提示したように、アフリカの文脈で...
【医歯薬学】社会医学:不平等グローバル化を含む研究件
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
【医歯薬学】社会医学:地域社会グローバル化を含む研究件
❏学びの現場におけるナショナリズムと公共性~日本と中国の比較研究~(17K04675)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】阿古 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80388842)
【キーワード】ナショナリズム / 公共性 / 日本 / 中国 / アイデンティティ (他21件)
【概要】日本と中国は集団を重視する儒教文化圏の国であるが、アイデンティティの形成や多様性の受容の仕方に差異がみられ、公共性の描き方が異なるのではないかと考え、<1>学校教育、<2>地域社会、<3>家庭、<4>趣味や関心を通じたネットワーク、<5>インターネット空間における学びについて、「公共性」がいかにとらえられているのかを研究した。特に、(1)...
❏アジア地域における「グローバル化」-市場、制度、アクターの長期的考察-(18201045)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷口 晋吉 (谷口 晉吉) 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50114955)
【キーワード】アジア / グローバル化 / 市場 / 制度 / アクター (他17件)
【概要】19世紀末に世界市場とアジア諸地域経済との結合が飛躍的に拡大・深化したことはよく知られており、その結合の強化をもって、現代のグローバル化の起点と捉えることが可能である。本プロジェクトは、過去一世紀における世界とアジア諸地域の結合の実態を実証的に考察して、この過程にあっても、アジア各地の制度とアクター(市場システム、金融システム、生産者、商人、商業慣行等)に連続性が観察されることを確認した。この長期...
❏地球情報社会における地域社会発展の条件に関する研究(12301009)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】矢澤 修次郎 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20055320)
【キーワード】グローバル情報社会 / ネットワーク社会 / シリコンバレーモデル / 発展国家モデル / 国民定発展モデル (他28件)
【概要】本研究は、地球情報社会、ネットワーク社会台頭の動的プロセスを明らかにし、その過程で、様々な形での地域社会の発展が果たす役割が重要であることを提示しようとした。 理論的には、発展の理論に関して3つの理論潮流、即ち、シリコンバレーモデル、発展国家モデル、国民的発展モデルを検討した。その結果、今日における優れた発展理論は、国家レベル、様々な形での地域社会レベル、個人のレベルを同等に位置づけ、それら3者の...
【医歯薬学】社会医学:格差グローバル化を含む研究件
❏ポスト・グローバル化時代の現代世界:社会の脆弱化と共存空間(18201050)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
【キーワード】グローバル化 / 格差 / 政治的安定 / 中間団体 / 民主化 (他22件)
【概要】本科研は、複数地域を研究対象とする研究者による地域間比較や相互関連を重視したアプローチを用いることによって、グローバル化を経た世界各地の地域社会や政治の変容を実証的に検証し、それらが国内外を結ぶ格差の重層的構造によって結合されていること、その結果として加速するモビリティの拡大のなかで、人々が孤立する社会の「脆弱化」だけでなく、あらたなアイデンティティ形成や政治的結集を求める動きが各地で活性化してい...
❏グローバル化・ポスト産業化社会における教育社会学の理論的基盤の再構築に関する研究(18330176)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】廣田 照幸 日本大学, 文理学部, 教授 (10208887)
【キーワード】グローバル化 / ポスト産業 / 教育政策 / 教育システム / 排除と包摂 (他12件)
【概要】1990年代から現在に至る約20年の教育社会学の研究成果と教育現実の変動との関係の見直しの必要性が明らかになった。政治のレベルでの55年体制、経済のレベルでの日本的雇用システムを、暗黙の前提とした研究枠組みを脱する必要が浮かび上がった。特に、教育政策の立案-実施の過程に働く政治的な諸力が、1990年代初頭から大きく変容したこと、また、卒業生の受け皿である労働市場や雇用システムが、1990年代半ば以...
【医歯薬学】社会医学:日本史グローバル化を含む研究件
❏グローバル化時代のアジア・ネットワーク地域社会変容:ジャワ海港都市を事例として(24242022)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】籠谷 直人 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (70185734)
【キーワード】グローバリゼーション / 東洋史 / 日本史 / 経済史 / グローバル化 (他12件)
【概要】本研究は、17世紀以降のグローバリゼーションの進展がローカルな地域社会に与えた影響を長期的かつ実証的に考察するものであった。具体的には、東南アジアのジャワ島における3つの海港都市(バタヴィア、スマラン、スラバヤ)を事例として、多言語の貴重史料を駆使しながら分析を行なった。その結果、それらジャワの海港都市が、近世以来、内陸部の社会と島外の世界経済とを結ぶアジアの結節点となり、そこに流入する人・モノ・...
❏文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究(23242036)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 登亀男 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50094066)
【キーワード】「仏教」文明 / 世間(世俗)秩序 / 造形 / 文字言語 / 複合宗教 (他32件)
【概要】インド亜大陸発祥の「仏教」がアジア世界に広く流伝したことと、そのアジア世界で多様な国家や社会や文化が形成されていくこととが、どのような関係にあったのかを調査研究した。とくに、国家の構築と社会の秩序化、造形表現や文字言語表現の展開、諸宗教や儀礼・習俗との複合、という三つの観点からアプローチした。そして、これらの観点が文明としての「仏教」の三要件に合致するものと考えた。同時に、このような「仏教」文明の...
【医歯薬学】社会医学:新自由主義グローバル化を含む研究件
❏グローバル化する世界における民主主義の行方と社会運動の役割についての国際共同研究(26590087)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】和田 毅 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20534382)
【キーワード】社会運動 / グローバル化 / 民主主義 / 新自由主義 / 国際研究者交流
【概要】グローバル化に対抗する世界の社会運動の多様性を説明するために、欧米や中南米の研究者を中心とする国際共同研究体制を整備した。「Global Southからの挑戦」や「ラテンアメリカからの挑戦」などをテーマに国際会議やワークショップをつみ重ね、社会運動の多様性を描き出すことに成功する一方、グローバル化と並んで「国家の能力」「民主化の過程」などの政治的な側面も理論化作業に不可欠であることも判明した。研究...
❏韓国社会の生き方に関する人類学的研究:グローバル化する競争社会における折衝と離脱(23320190)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】本田 洋 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (50262093)
【キーワード】グローバル化 / 新自由主義 / 都市中産層 / 生き方 / 主体性 (他19件)
【概要】本研究では,グローバル化と新自由主義体制への編入が進む現代韓国社会を生きる人たちの生き方の模索と折衝を,都市中産層の事例を中心に,民族誌的調査研究の方法によって究明した。特筆すべき民族誌的成果としては,一方で一元的な主流志向自体の分化,他方で主流志向とオルターナティヴ志向の相互浸透が近年顕著になりつつある状況を実証的に明らかにしたことを挙げられる。理論的展望としては,中産層の生き方の分化・乖離と接...
❏生命統治時代の〈オイコス〉再考とポスト・グローバル世界像の研究(22320022)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】西谷 修 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20189286)
【キーワード】オイコス / グローバル世界秩序 / 新自由主義 / 生命統治 / 産業経済 (他27件)
【概要】折からの東日本大震災と福島第一原発事故は研究課題を先鋭化するかたちで起こり、これを受けて、グローバル化した世界における〈オイコス〉再検討という課題を、 現代の文明的ともいうべき災害や核技術の諸問題、さらに近年注目されている「脱成長」のヴィジョンに結び付け、主としてフランスの論者たちとの交流を通じて〈技術・産業・経済〉システムの飽和の問題として明らかにした。その内容や、そこから引き出される展望につい...
【医歯薬学】社会医学:民主主義グローバル化を含む研究件
❏中区分6:政治学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】暴力
【研究期間】グローバル化
【研究代表者】少数派排除
【キーワード】アジア・アフリカ
【概要】
❏「体制移行」の比較解剖学:グローバリズム下の社会レジーム再編に関する総合的研究(19H00559)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】小林 知 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (20452287)
【キーワード】体制移行 / 市場経済 / 民主主義 / 社会レジーム / グローバル化 (他11件)
【概要】本研究は、1990年代前後に政治体制の移行を経験したカンボジア、ミャンマー、東ティモール、ブータンを対象とし、近年それらの国で生じた自然環境と政治体制、社会レジームの変容を比較し、その特徴を考察する。それらの国では体制移行を契機に、民主化と市場経済化が政府の政策として進められた。また同時に、人々の日常生活にグローバル化の影響が急速に浸透した。本研究は、その状況を比較研究の俎上に載せることで、民主化...
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
【医歯薬学】社会医学:移動グローバル化を含む研究件
❏20世紀アジアの国際関係とインドネシア華人の移動(24310183)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】北村 由美 京都大学, その他部局等, 准教授 (70335214)
【キーワード】インドネシア / 華僑・華人 / 国際移動 / 脱植民地化 / 権威主義体制 (他12件)
【概要】本研究は、インドネシア華人とその再移住の調査を通じて、脱植民地化、国民国家形成、冷戦といった20 世紀のアジアの国際関係をとらえなおすことを目的とし、オランダ、中国、香港、台湾、マレーシア、日本などインドネシア華人の移動先において調査を行った。本研究によって、第二次世界大戦後から21世紀初頭にいたるインドネシア華人の国際移動をめぐる複雑な実態が明らかになるとともに、インドネシアが民主化とグローバル...
❏アジアメガシティの多層化するモビリティとコミュニティの動態に関する経験的研究(22402035)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】吉原 直樹 大妻女子大学, 社会情報学部, 教授 (40240345)
【キーワード】アジアメガシティ / コミュニティ / 防災コミュニティ / モビリティ / グローバル化 (他9件)
【概要】本研究は、ジャカルタおよびバリのデンパサールを事例として、研究課題をめぐって資料サーベイ、ヒヤリング等を実施した。そしてそれらを通して明らかになったのは、(1)アジアメガシティがグローバル化の進展とともに「アジアの都市回廊」を越えて東京などのグローバルシティとの横のむすびつきを強め、ボーダレスなモビリティ(ヒト、モノ、カネ、情報などのフロー)の結節点となっていること、そして(2)そこでは多様なエス...
❏中国朝鮮族と回族の民族教育と民族アイデンティティ形成に関する総合的研究(20320113)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】松本 ますみ 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (30308564)
【キーワード】朝鮮族 / 回族 / 国民統合 / 民族教育 / 民族アイデンティティ (他22件)
【概要】中国の朝鮮族と回族を抽出し、民族教育の経験と民族アイデンティティの相関性について歴史社会学的研究調査を行った。その結果、1)両民族とも民族教育経験者が民族の矜持が強いこと、2)同民族内のネットワークに依拠し、漢語と民族語を駆使し対外通商業務、出国、留学、出稼ぎを行うという共通点があることが分かった。両民族はグローバル化の波にのった「成功した」民族であり、その鍵は民族教育にあることが分かった。 ...
【医歯薬学】社会医学:メデイアグローバル化を含む研究件
❏デジタル・ネイティブに関する国際比較研究(21402031)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】高橋 利枝 立教大学, 社会学部, 准教授 (10365562)
【キーワード】メディア / ソーシャルメディア / デジタル化 / グローバル化 / 若者 (他14件)
【概要】本研究は、子供/若者とメディアに関する国際比較調査から、グローバル社会におけるメディアの社会・文化的役割を明らかにするものである。日・英・米3ヶ国におけるフィールドワークから特に、つながり、デジタル・リテラシー、参加型エンゲージメント、アイデンティティ形成、リスクに関する関与が顕著に見られ、デジタル時代、グローバル時代における子供/若者とメディアに関する新たな機会とリスクが明らかになった。 ...
❏戦争・経済・メディアからみるグローバル世界秩序の複合的研究(19320017)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】西谷 修 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (20189286)
【キーワード】戦争 / 経済思想 / メディア / グローバル世界秩序 / 沖縄 (他17件)
【概要】21世紀グローバル世界秩序の構造的要素である戦争・経済・メディアの不可分の様相を歴史的・思想的に解明し、前半部を「ドキュメント沖縄暴力論」(B5、171ページ)として、また後半部を「グローバル・クライシスと"経済"の再審」(B5、226ページ)としてまとめた。 ...
❏公共圏の創成と規範理論の探究-現代的社会問題の実証的研究を通して(19203027)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】舩橋 晴俊 (2008-2010) 法政大学, 社会学部, 教授 (20111445)
【キーワード】公共圏 / 規範理論 / 社会問題 / 熟議民主主義 / 現代社会 (他14件)
【概要】本プロジェクトは、グローバル化問題、環境問題、移民・マイノリティ問題、若者問題、メディア公共圏、ユビキタス社会、ケア問題といった具体的な社会問題領域についての実証的研究を通して、社会制御システム論、公共圏論および規範理論に関する理論的研究を発展させた。公共圏の豊富化が現代社会における制御能力向上の鍵であり、それを担う主体形成が重要である。また、社会制御には合理性のみならず道理性の原則が必要である。...
【医歯薬学】社会医学:南アジアグローバル化を含む研究件
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
【医歯薬学】社会医学:経済政策グローバル化を含む研究件
❏アジアの国際的生産・流通ネットワークにおける多国籍企業の役割(22330087)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】木村 福成 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (90265918)
【キーワード】経済政策 / グローバル化 / 東アジア経済 / 生産・流通ネットワーク / 企業ミクロデータ研究 (他8件)
【概要】本研究は、東アジアにおける生産・流通ネットワークの形成メカニズムを明らかにすることを目的とする。東アジアでは、1990年代より、精緻な生産・流通ネットワークが形成されており、東アジア諸国の工業化・経済発展を牽引してきた。本研究では、企業・工場レベル、あるいは財レベルの精緻かつ、大規模なデータベースを構築し、 (a)広義の国家間貿易コストの低下、(b)国家間における賃金等、立地優位格差の存在、(c)...
❏経済システムの変化と地方自治体等の地域産業政策・中小企業支援政策に関する研究(20330057)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】植田 浩史 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (10213357)
【キーワード】地方自治体 / 地域産業政策 / 地域経済 / 中小企業 / 地域経営 (他17件)
【概要】第1に、自治体の地域産業政策(工業政策)の現状について、全国の市に対してアンケート調査を実施し、政策の立案に際し独自の調査を行う自治体が少ないこと、誘致政策を重視している自治体が多いことなどが明らかになった。第2に、地域産業調査をいくつかの地域に対して行い、近年の経済システムの変化にどのように対応しているのか、明らかにしてきた。第3に、自治体の地域産業政策立案、実施に関わる問題について検討を行った...
❏フェミニスト経済学の可能性-理論・思想・射程(20310154)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】足立 眞理子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (10347479)
【キーワード】合理的経済人仮説批判 / フェミニスト経済学 / 非市場経済 / グローバル化 / 再生産労働 (他19件)
【概要】当研究成果は、(1)経済学の新分野として成立したフェミニスト経済学が、金融、生産に加えて、経済分野としての再生産領域を可視化した、(2)社会的再生産に焦点をあて、利己的個人の合理性のみではない、コミットメントによる行動の、経済理論的根拠を明確化した、(3)フェミニスト経済学の最も基盤的な成果が、生活基本財の調達・備給・循環を第一義的目的合理性とする経済の概念化と、ケアリングのもつ相互依存性を経済に...
【医歯薬学】社会医学:グローバリゼーショングローバル化を含む研究件
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏国際的な私法秩序の実効的形成のための理論構築:「私法統一」の先へ(15H01917)
【研究テーマ】国際法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】曽野 裕夫 北海道大学, 大学院法学研究科, 教授 (60272936)
【キーワード】私法統一 / UNCITRAL / Unidroit / HCCH / グローバリゼーション (他13件)
【概要】国際的な私法統一は、従来は国際取引の円滑化のために法の「統一」を目的とすると理解されてきた。しかし、21世紀の私法統一には「法の統一から法の現代化へ」(私法統一の政策目的志向化)と「法の統一から法の平準化へ」という2つの転換がみられる。これらのことから、「統一性」という価値だけでは、私法統一を正当化しきれない(条約締結を説得できない)ことが多くなっている。また、各国・地域の事情に応じた弾性的な受容...
❏戦後教育社会学の学的基盤形成と理論的課題に関する総合的研究(26285192)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】加野 芳正 香川大学, 教育学部, 教授 (00152827)
【キーワード】教育社会学 / グローバル化 / オーラル・ヒストリー / 教育社会学の制度化 / 教育問題 (他14件)
【概要】本研究では、戦後勃興した日本の教育社会学を対象として、(1)日本教育社会学会の歴史に関する資料の収集と分析、(2)日本教育社会学会の発展を支えた第2世代の会員(昭和30年代以降に学会に加入)を中心としたインタビュー調査、(3)教育社会学の学術的課題(学問的課題、現代的課題)を対象とした2巻の論文集の刊行、(4)日本の教育社会学の主要なテーマ、研究方法、教育現実を中心とした英語論文集を刊行した。 こ...
【医歯薬学】社会医学:東南アジアグローバル化を含む研究件
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
❏東南アジアのアブラヤシ小農と農園企業:グローバル化に伴う行動様式変化とその影響(26257005)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林田 秀樹 同志社大学, 人文科学研究所, 准教授 (70268118)
【キーワード】アブラヤシ / パーム油 / 東南アジア / 農園企業 / 小農 (他9件)
【概要】本研究は、4年間にわたる標記研究課題関連の共同研究の結果として、数多くの研究成果を生み出してきた。各年度の研究実績報告に記載したものを集計してみると、論文15本、学会発表・招待講演24本、著書7冊(うち単著2冊)となる。このなかで特徴的なものを挙げると、以下の通りとなる。 (1)本研究の課題名を上げる表題とする研究成果報告書を作成した。これには、研究代表者の林田を始め、13名の本研究メンバーと前身...
❏20世紀アジアの国際関係とインドネシア華人の移動(24310183)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】北村 由美 京都大学, その他部局等, 准教授 (70335214)
【キーワード】インドネシア / 華僑・華人 / 国際移動 / 脱植民地化 / 権威主義体制 (他12件)
【概要】本研究は、インドネシア華人とその再移住の調査を通じて、脱植民地化、国民国家形成、冷戦といった20 世紀のアジアの国際関係をとらえなおすことを目的とし、オランダ、中国、香港、台湾、マレーシア、日本などインドネシア華人の移動先において調査を行った。本研究によって、第二次世界大戦後から21世紀初頭にいたるインドネシア華人の国際移動をめぐる複雑な実態が明らかになるとともに、インドネシアが民主化とグローバル...
【医歯薬学】社会医学:社会学グローバル化を含む研究件
❏国際移民の市民権リベラル化に関する国際比較研究(17K04107)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】樽本 英樹 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50271705)
【キーワード】国際移民 / 市民権 / 社会変動 / 重国籍 / リベラル化 (他11件)
【概要】「国際移民による国民国家への挑戦」の観点から移民・外国人に関する市民権制度の変容をリベラル化の観点から考察していった。まずはリベラル化が進んでいる国がある一方、それに抗している国もあるというようにばらつきが確認された。このようなリベラル化/反リベラル化のメカニズムはどのようなものだろうか。市民権制度を重国籍の扱いに絞って考察した結果、重国籍を容認するロジックには少なくとも4つ存在することがわかった...
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
【医歯薬学】看護学:データベースグローバル化を含む研究件
❏外資系企業の経営戦略に関する調査研究-オセアニア地域の企業を中心として-(14530131)
【研究テーマ】商学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】清水 聰 (清水 聡) 明治学院大学, 経済学部, 教授 (40235643)
【キーワード】外資系企業 / オセアニア / グローバル化 / 国際化 / 経営戦略 (他17件)
【概要】われわれは、本研究において、外資系企業の経営戦略について、これまで比較的研究の蓄積が少なかったオセアニア地域の企業に焦点を当てることにより、調査研究をした。 具体的には、まず公表されている文献が少なかったこともあり、統計データを用いてオーストラリア企業の概略を把握した。ここでは、オーストラリアと日本の経済関係は、非常に大きなものであることを確認した。オーストラリアにとっては、貿易面のみならず、主要...
❏エネルギーと環境をめぐるグローバルシナリオ(10044036)
【研究テーマ】経済政策(含経済事情)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】鵜野 公郎 慶応義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (20095582)
【キーワード】エネルギーモデル / 地球環境 / 地球温暖化 / 排出権取引 / 世界経済 (他21件)
【概要】二酸化炭素排出は地球温暖化を招く要因であり、国際的には排出権取引を導入することによりエネルギー価格に環境コストを上乗せするスキームに合意ができている(京都プロトコル)。しかし実施についてはCOP6において合意ができず、COP6.5において継続審議が予定されている。COMPASSはこの面の分析に適した構造を有する。COMPASSは経済、エネルギー、環境をリンクしている点に特徴がある。特に経済を多部門...
【医歯薬学】看護学:地域研究グローバル化を含む研究件
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏グローバル化時代の東南アジアにおける地方政治の新展開-首都、エネルギー、国境(20402003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】岡本 正明 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (90372549)
【キーワード】東南アジア / 地方政治 / 地域研究 / エネルギー作物 / グローバル化 (他6件)
【概要】冷戦崩壊後のアジア経済危機を克服した東南アジア諸国は今、グローバルなビジネス・ネットワークやイデオロギー・ネットワークの展開・拡大により急速な社会・政治・経済変容を遂げている。本研究で明らかになったのは、東南アジアの地方レベルで新しい政治経済アクター、或いは新しい政治スタイルを活用する政治アクターが台頭してきていることである。タイ、フィリピン、インドネシアでは、地方分権化が進展して地方首長の権限が...
【医歯薬学】看護学:開発グローバル化を含む研究件
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
❏ポスト・グローバル化時代の現代世界:社会の脆弱化と共存空間(18201050)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
【キーワード】グローバル化 / 格差 / 政治的安定 / 中間団体 / 民主化 (他22件)
【概要】本科研は、複数地域を研究対象とする研究者による地域間比較や相互関連を重視したアプローチを用いることによって、グローバル化を経た世界各地の地域社会や政治の変容を実証的に検証し、それらが国内外を結ぶ格差の重層的構造によって結合されていること、その結果として加速するモビリティの拡大のなかで、人々が孤立する社会の「脆弱化」だけでなく、あらたなアイデンティティ形成や政治的結集を求める動きが各地で活性化してい...
【医歯薬学】看護学:タイグローバル化を含む研究件
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
❏東アジア社会の法と近代化-法整備支援と法の支配可能性の検証-(14202001)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】棚瀬 孝雄 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (80022424)
【キーワード】中国 / 法意識 / 近代化 / 法の支配 / グローバリゼーション (他19件)
【概要】本研究は、東アジア社会の法整備を日本との比較の中で明らかにしようとして始められたものであるが、具体的に、中国の法改革を中心に分析した。平成14年度の後期には、まず全体の計画を立て、研究会に外部講師や中国の研究者を呼んで研究活動を開始した。また中国にも出かけて情報を収集するとともに、大学の研究者からも調査の可能性について、意見交換を行った。15年度は、さらに研究会を続けるとともに、比較のために、中国...
❏新興工業国の国土・都市構造の変革と産業立地の関係に関する研究(11750467)
【研究テーマ】交通工学・国土計画
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】瀬田 史彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (50302790)
【キーワード】国土計画 / 産業立地 / 地域開発 / マレーシア / タイ (他11件)
【概要】当該研究においては、まず基礎的なデータとして対象国であるタイ・マレーシア両国の企業立地および開発動向のデータ収集につとめ、基本的な分析を詳細に至るまで検討した。次にそのデータを踏まえて、両国の経済成長をささえた製造業、及び近年の発展が著しい情報通信産業の企業立地の簡略的なモデルを提示し、同時に産業立地政策及び国土政策をレビューしてバランスの取れた国土構造形成の達成度に関する政策評価を行った。その成...
【医歯薬学】看護学:政治学グローバル化を含む研究件
❏自由貿易と国内政治基盤:埋め込まれた自由主義の再検討(17H02484)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】久米 郁男 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30195523)
【キーワード】自由貿易 / 消費者利益 / 埋め込まれた自由主義 / 貿易政治 / サーベイ実験 (他8件)
【概要】自由貿易が国内政治過程において支持されるメカニズムを、国際的な世論調査のデータとインターネットを用いて日本、韓国、アメリカ、メキシコ、ドイツ、イタリア、ラトビア、エストニアで行ったサーベイ実験データを分析し、解明を試みた。そこでは、自由貿易のもたらす雇用不安に対処する社会保障を手厚くすることが自由貿易を国内政治において受け入れさせる条件であるとする「埋め込まれた自由主義」仮説に対して、貿易自体がも...
❏グローバル・シティーの変容と「新しい公共空間」の形成に関する国際的比較研究(24402010)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】飯田 文雄 神戸大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (70184356)
【キーワード】政治学 / グローバル化 / 都市政治 / サッセン / ヤング (他8件)
【概要】本研究は、都市のグローバル化の特異性に着目するグローバル・シティー論を手がかりとして、2000年代半ば以降のグローバル化の特質を、「新しい公共空間」の形成という観点から国際比較することにある。そのため、北米・西欧・東欧各国における現地調査などを通じ、グローバル化と都市・地方に関する先行研究の批判的検討や、各国のグローバル化と都市・地方関係の現状と歴史の比較考察を行う。 ...
❏グローバル化をめぐる国内政治過程の分析:計量分析から事例分析へ(24330047)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】久米 郁男 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30195523)
【キーワード】政治学 / グローバル化 / 政治過程 / 日韓比較 / サーベイ実験 (他8件)
【概要】本研究は、グローバル化、とりわけ自由貿易がどのような国内政治的反応を生み出しているのかを、計量分析と事例分析による過程追跡の手法を結合することで実証的かつ総合的に解明することを目指した。そこでは、自由貿易協定の締結で日本に先行する韓国との比較及び日本国内における中央と地方でのTPPをめぐる政治過程の比較を事例分析的に検証する一方、そこでの知見をサーベイ調査と国会議員候補者調査を利用して自由貿易がも...
【医歯薬学】看護学:紛争グローバル化を含む研究件
❏グローバル化と暴力に関する政治学的研究(23243019)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大串 和雄 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90211101)
【キーワード】紛争 / 暴力 / 平和構築 / 移行期正義 / パワーシェアリング (他22件)
【概要】本研究は、現代世界の武力紛争と犯罪について、グローバル化、アイデンティティ、デモクラシーという3つのテーマを軸にしてその実態を解明するとともに、実態に即した平和政策を検討した。武力紛争はアイデンティティとの絡みを中心に研究し、犯罪については東南アジアの人身取引をめぐる取り組みと、中央アメリカの暴力的犯罪を中心に取り上げた。平和政策では平和構築概念の軌跡、「多極共存型パワー・シェアリング」、移行期正...
❏グローバル化とアフリカにおける社会の「崩壊」現象に関する実証研究(13620082)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】遠藤 貢 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70251311)
【キーワード】グローバル化 / 紛争 / 組織犯罪
【概要】今年度は、最終年度として、最終報告書を取りまとめるための、理論枠組みの再検討と資料解析、ならびに報告書執筆が主な作業となった。 幸い、この研究課題の成果の一部は、昨年度まで日本貿易振興会・アジア経済研究所との共同研究の下で進められた、「第三世界の紛争と国家」プロジェクトの成果論文としてすでに刊行された。この論考では、南アフリカにおける、ポスト・アパルトヘイト期における「紛争」をめぐり、「自警活動」...
【医歯薬学】看護学:リーダーシップグローバル化を含む研究件
❏グローバルな集合知形成のマネジメント-日本企業の国際成長戦略に関する研究-(26245048)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】洞口 治夫 法政大学, 経営学部, 教授 (20209258)
【キーワード】集合知 / ナレッジ・マネジメント / 知識移転 / テキスト・マイニング / エージェント・ベースド・シミュレーション (他26件)
【概要】国際インターンシップの実験的観察と就職動向、オーラル・ヒストリーのテキスト・マイニング分析、片利共生理論による日本の産学官連携分析、エージェント・ベースド・シミュレーションによる企業間の競争行動分析、ロジスティック・クラスターの国際比較、戦間期婦人雑誌普及プロセス等の研究成果を得た。定量的な成果としては、研究を開始した2014年度は1件(うち英語での報告1件)の学会報告にすぎなかったが、2015年...
❏多様性をいかす行動実践とその開発プロセス―ポジティブアクションを組織成果に繋げる(24530495)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (80289256)
【キーワード】ダイバーシティ / リーダーシップ / パフォーマンス / 変革型リーダーシップ / サブグループ (他20件)
【概要】1)多様な人材をいかす行動実践について、チームレベルの分析(多国籍チームのヒアリング調査)では、タスク複雑性の高低によって、プロジェクト成果を高めるリーダーシップスタイルが異なることが明らかになった。2)職場レベルの分析(1社の全従業員に対するアンケート調査)では、サブグループ間の分断が強いほど、メンバー個々の意見やアイディアの実現をめざすリーダーの行動が職場成果を高めていた。3)企業レベルの分析...
【医歯薬学】看護学:地域グローバル化を含む研究件
❏グローバル化する中国の現代思想と伝統に関する研究(17H02280)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】石井 剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40409529)
【キーワード】中国 / グローバル化 / 現代思想 / 伝統 / 中国哲学 (他25件)
【概要】本科研費研究課題「グローバル化する中国の現代思想と伝統に関する研究」においては、中国という国家の内部におけるグローバル化ではなく、「中国」という名辞と相伴って表象される政治・経済・社会・文化・思想の諸現象、そして、中華人民共和国の国際的なプレゼンスの増大化を起因として顕著になってきた国際関係の新しい変化の双方を「中国のグローバル化」プロセスであるととらえた。 そして、地域研究や社会科学的視点による...
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
【医歯薬学】看護学:国際比較グローバル化を含む研究件
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
❏有機農業の新しい市場戦略:国際比較研究(15H05180)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】松原 隆一郎 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90181750)
【キーワード】有機農業 / イタリア / デンマーク / コミュニティ / フィリピン (他15件)
【概要】イタリア南部の有機農業は,独立した経営方針にもとづいた戦略を有する一方で,関係者相互の緊密な連携により,基本的哲学と情報を共有することによって市場志向の大規模アグリビジネスに対応している。デンマークでは,農家・酪農家間の堆肥およびエネルギー循環の仕組みとその発展に見られるように,成熟した市場と政府を前提とした自律的な地域コミュニティを軸とする制度設計が観察される。これら二つのモデルは,日本,フィリ...
❏日本企業のグローバル化にともなう人事部門の進化に関する研究(23330128)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】関口 倫紀 大阪大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (20373110)
【キーワード】国際経営 / グローバル化 / 人的資源管理 / 人事部門 / 歴史分析 (他6件)
【概要】本研究では、日本企業が自国で培った強みを生かしつつも、国籍を問わず幅広い人材を活用していくといった意味でのグローバル化を実現するために、企業全体の人的資源のマネジメントを司る人事部門がその役割と機能をどのように進化させていくのが最も適切かつ望ましいのかについて、日本企業の人的資源管理および人事部門の歴史的発展段階の分析および海外のグローバル企業の比較分析を含めた調査を行うことによって明らかにしよう...
【医歯薬学】看護学:日本グローバル化を含む研究件
❏学びの現場におけるナショナリズムと公共性~日本と中国の比較研究~(17K04675)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】阿古 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80388842)
【キーワード】ナショナリズム / 公共性 / 日本 / 中国 / アイデンティティ (他21件)
【概要】日本と中国は集団を重視する儒教文化圏の国であるが、アイデンティティの形成や多様性の受容の仕方に差異がみられ、公共性の描き方が異なるのではないかと考え、<1>学校教育、<2>地域社会、<3>家庭、<4>趣味や関心を通じたネットワーク、<5>インターネット空間における学びについて、「公共性」がいかにとらえられているのかを研究した。特に、(1)...
❏人と組織に着目したグローバル企業によるイノベーション創出の国際比較研究(23243059)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 喜文 同志社大学, 総合政策科学研究科, 教授 (50207809)
【キーワード】R&D / 研究開発 / グローバル化 / 日本 / 製造業 (他20件)
【概要】日本の代表的製造企業を対象に、企業のグローバル化の中で、どのようにイノベーション活動を行っているか、他国の類似企業、あるいは対象企業の海外事業所と比較しながら、その活動の主役である技術者と彼らが働く職場に着目して調査を行った。それら調査と内容検討の結果、以下の点が確認された。 1つには、R&D(研究開発活動)のグローバル化、特に海外R&D拠点の展開と拡充、および本国R&D拠点との連携の強化を急速に...
【医歯薬学】看護学:ケアグローバル化を含む研究件
❏フェミニスト経済学の可能性-理論・思想・射程(20310154)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】足立 眞理子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (10347479)
【キーワード】合理的経済人仮説批判 / フェミニスト経済学 / 非市場経済 / グローバル化 / 再生産労働 (他19件)
【概要】当研究成果は、(1)経済学の新分野として成立したフェミニスト経済学が、金融、生産に加えて、経済分野としての再生産領域を可視化した、(2)社会的再生産に焦点をあて、利己的個人の合理性のみではない、コミットメントによる行動の、経済理論的根拠を明確化した、(3)フェミニスト経済学の最も基盤的な成果が、生活基本財の調達・備給・循環を第一義的目的合理性とする経済の概念化と、ケアリングのもつ相互依存性を経済に...
❏公共圏の創成と規範理論の探究-現代的社会問題の実証的研究を通して(19203027)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】舩橋 晴俊 (2008-2010) 法政大学, 社会学部, 教授 (20111445)
【キーワード】公共圏 / 規範理論 / 社会問題 / 熟議民主主義 / 現代社会 (他14件)
【概要】本プロジェクトは、グローバル化問題、環境問題、移民・マイノリティ問題、若者問題、メディア公共圏、ユビキタス社会、ケア問題といった具体的な社会問題領域についての実証的研究を通して、社会制御システム論、公共圏論および規範理論に関する理論的研究を発展させた。公共圏の豊富化が現代社会における制御能力向上の鍵であり、それを担う主体形成が重要である。また、社会制御には合理性のみならず道理性の原則が必要である。...
【医歯薬学】看護学:コミュニティグローバル化を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏有機農業の新しい市場戦略:国際比較研究(15H05180)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】松原 隆一郎 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90181750)
【キーワード】有機農業 / イタリア / デンマーク / コミュニティ / フィリピン (他15件)
【概要】イタリア南部の有機農業は,独立した経営方針にもとづいた戦略を有する一方で,関係者相互の緊密な連携により,基本的哲学と情報を共有することによって市場志向の大規模アグリビジネスに対応している。デンマークでは,農家・酪農家間の堆肥およびエネルギー循環の仕組みとその発展に見られるように,成熟した市場と政府を前提とした自律的な地域コミュニティを軸とする制度設計が観察される。これら二つのモデルは,日本,フィリ...
❏韓国社会の生き方に関する人類学的研究:グローバル化する競争社会における折衝と離脱(23320190)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】本田 洋 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (50262093)
【キーワード】グローバル化 / 新自由主義 / 都市中産層 / 生き方 / 主体性 (他19件)
【概要】本研究では,グローバル化と新自由主義体制への編入が進む現代韓国社会を生きる人たちの生き方の模索と折衝を,都市中産層の事例を中心に,民族誌的調査研究の方法によって究明した。特筆すべき民族誌的成果としては,一方で一元的な主流志向自体の分化,他方で主流志向とオルターナティヴ志向の相互浸透が近年顕著になりつつある状況を実証的に明らかにしたことを挙げられる。理論的展望としては,中産層の生き方の分化・乖離と接...
【医歯薬学】看護学:教育グローバル化を含む研究件
❏韓国社会の生き方に関する人類学的研究:グローバル化する競争社会における折衝と離脱(23320190)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】本田 洋 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (50262093)
【キーワード】グローバル化 / 新自由主義 / 都市中産層 / 生き方 / 主体性 (他19件)
【概要】本研究では,グローバル化と新自由主義体制への編入が進む現代韓国社会を生きる人たちの生き方の模索と折衝を,都市中産層の事例を中心に,民族誌的調査研究の方法によって究明した。特筆すべき民族誌的成果としては,一方で一元的な主流志向自体の分化,他方で主流志向とオルターナティヴ志向の相互浸透が近年顕著になりつつある状況を実証的に明らかにしたことを挙げられる。理論的展望としては,中産層の生き方の分化・乖離と接...
❏ポスト・グローバル化時代の現代世界:社会の脆弱化と共存空間(18201050)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
【キーワード】グローバル化 / 格差 / 政治的安定 / 中間団体 / 民主化 (他22件)
【概要】本科研は、複数地域を研究対象とする研究者による地域間比較や相互関連を重視したアプローチを用いることによって、グローバル化を経た世界各地の地域社会や政治の変容を実証的に検証し、それらが国内外を結ぶ格差の重層的構造によって結合されていること、その結果として加速するモビリティの拡大のなかで、人々が孤立する社会の「脆弱化」だけでなく、あらたなアイデンティティ形成や政治的結集を求める動きが各地で活性化してい...
❏中国内陸部における地域開発に関する総合的研究:新たな地域開発モデルの構築をめざして(14252005)
【研究テーマ】経済政策(含経済事情)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】加藤 弘之 神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70152741)
【キーワード】グローバル化 / 中国 / 地域開発 / 労働力移動 / 地方財政 (他16件)
【概要】本研究では、2002年12月、2003年3月、2003年9月の3度、四川省広元市において現地調査を実施し、また2003年8月には新疆ウイグル自治区カシュガルにおいて、2003年12月には四川省南充県において補足調査を実施した。そして、研究成果の公開と内外研究者との交流を目的として、2004年9月4日〜5日に四川省都江堰市において国際シンポジウムを開催した。シンポジウムの開催と論文集の作成については...