グローバル化時代の外国人労働者とホームランド-デカセギ・ブラジル人の事例-
【研究分野】地域研究
【研究キーワード】
外国人労働者 / デカセギ・ブラジル人 / グローバル化 / ホームランド / ホスト社会 / 人の移動 / エスニック集団 / 宗教生活 / 外国人就労者 / エスニック・コミュニティ / 日系 / ネット・ワーク / デカセギ / 送金 / 外国人教育
【研究成果の概要】
日本の外国人就労者である日系ブラジル人は、ホスト社会、エスニック集団、ホームランドの3社会に同時に存在している。エスニック集団はホスト社会に組み込まれたものであるが、ホームランドとの繋がりを維持しているのは、IT機器や携帯電話といった容易で安価で迅速なコミュニケーション手段の普及の結果である。すなわち、物理的に存在しているホスト社会は、ブラジル人就労者にとっては絶対的空間であり、種々のコミュニケーション手段によって社会的関係を維持しているホームランドは相対的空間である。この2つの空間に人が生きているということは、グローバル化時代だからこそ可能となったことである。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
小池 洋一 | 立命館大学 | 経済学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
柳田 利夫 | 慶應義塾大学 | 経済大学 | 教授 | (Kakenデータベース) |
山田 政信 | 天理大学 | 国際学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
山ノ内 裕子 | 関西大学 | 文学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
拝野 寿美子 | 神田外語大学 | 国際言語文化学科 | 非常勤講師 |
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【研究協力者】 |
田中 祐司 | 立命館大学 | 経済学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
柴崎 敏男 | 三井物産株式会社 | 環境・社会貢献部 |
田村 エミリオ | 異文化を伝える会(浜松) | 代表 |
加藤 博惠 | 群馬県大泉町役場企画部 | 国際協働課 | 主幹 |
堀 永乃 | 公益財団法人浜松国際交流協会 | 主任 |
高木 和彦 | 特定非営利活動法人多文化共生マネージャー全国協議会 | 副代表 |
松尾 隆司 | 群馬大学 | 教育学部附属学校・臨床総合センター | 助教 |
松井 謙一郎 | 国際通貨研究所 | 主任研究員 |
渡会 環 | 愛知県立大学 | 助教 |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)