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名古屋大学 研究シーズDiscovery Saga
研究分野:医歯薬学 に関係する研究一覧:275
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情報学 情報学複合領域 複合領域環境学 環境学数物系科学 数物系科学化学 化学生物学 生物学総合理工 総合理工工学 工学総合生物 総合生物農学 農学
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発表日:2026年5月28日
1
会話中の脳は「伝える」と「思い浮かべる」を切り替えていた
~脳ネットワークの連携は役割に応じて変化する~
・2台のMRI装置を用いて対話中の2者の脳活動を同時に計測する「ハイパースキャニングfMRI注1)」を用い、「話し手」と「聞き手」という二つの役割における脳内メカニズムを調べた。・脳活動の解析により、話し手と聞き手に共通して活動するコアネットワークを同定するとともに、話し手・聞き手の役割ごとに特徴的に活動する領域を明らかにした。・さらに、コア領域間の影響関係を解析した結果、脳領域間の連携の仕方が話し手と聞き手で動的に切り替わっていることが示された。また、こうした領域間の連携は、伝達する情報量によっても変化した。・本研究は、「見たものを言...
キーワード:情報量/情報学/脳活動/ブレイン/社会的相互作用/脳神経科学/MRI/神経科学/コミュニケーション/生理学
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学
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発表日:2026年5月28日 この記事は2026年6月11日号以降に掲載されます。
2
光電極における結晶面選択的な反応メカニズムを解明
― 合理的な光電極設計指針の確立に期待 ―
この記事は2026年6月11日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月27日
3
免疫制御タンパク質の多量化機構を解明
―タンパク質が集まることがシグナルとなる―
笠井一希 理学研究科博士課程学生(研究当時)/現 大阪大学大学院生命機能研究科特任研究員と杤尾豪人 同教授の研究グループは、自然免疫タンパク質MyD88がシグナル伝達の際に形成する多量体の構造を解明し、「多量化によるシグナル制御」の分子機構を明らかにしました。本研究は、紺野宏記 金沢大学准教授、成田哲博 名古屋大学准教授、大西秀典 岐阜大学教授、難波啓一 大阪大学特任教授(常勤)、古寺哲幸 金沢大学教授らとの共同研究です。病原体などから体を守る免疫システムにおいて、MyD88は受容体からのシグナルを細胞内に伝える役割を果たしています。その際、MyD88分子の「集積」が必須であること...
キーワード:原子間力顕微鏡/電子顕微鏡/リンパ腫/クライオ電子顕微鏡/高速原子間力顕微鏡/病原体/悪性リンパ腫/免疫制御/分子機構/自然免疫/受容体
他の関係分野:工学農学
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発表日:2026年5月25日 この記事は2026年6月8日号以降に掲載されます。
4
透明ナノシートで高感度・超小型光センサーを実現
宇宙・車載向け応用に期待、スマホカメラもさらに進化へ
この記事は2026年6月8日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月20日 この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
5
卵巣がんDNA搭載細胞外小胞を用いた新規リキッドバイオプシー法を開発
~早期診断補助およびPARP阻害薬の治療反応予測への応用に期待~
この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月20日 この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
6
室温で波長1.55~3μmまで見える赤外光センサーを開発
家庭・医療・環境・食品産業など生活に近い場面への展開に期待
この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月20日 この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
7
血液からがんの兆候を高精度に見つける新技術を開発「ナノワイヤ」で細胞外小胞を捕捉、卵巣がん血清で検出成功
この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月20日 この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
8
データから疾患進行の個人差を読み解く
〜進行の「速さ」と「進み方」の違いを捉える新手法を開発〜
この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月20日 この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
9
原子の整列か、膜の崩壊か
― FePd磁性薄膜の相転移と形態進化を支配する結晶成長の法則を解明―
この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月19日
10
細胞の直接変換過程をシミュレーションで再現 AIで細胞変換を誘導可能な低分子化合物を予測
〜iPS細胞を介さない新たな再生医療の開拓へ〜
・体細胞を別の種類の細胞へと直接変換するダイレクトリプログラミングを誘導する低分子化合物を予測するAI技術を開発した。・細胞の変換過程をシミュレーションで再現して初期、中期、後期の複数段階に分類し、それぞれの段階に適した低分子化合物の組み合わせを予測することに成功した。・提案手法は、再生医療分野をはじめとする細胞治療のための細胞作製の効率化や安全性向上につながることが期待される。 国立大学法人九州工業大学 大学院情報工学研究院の濱野桃子准教授らの研究グループは、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院情報学研究科の山西芳裕教授との共同...
キーワード:プログラミング/情報学/人工知能(AI)/化学物質/シミュレーション/生物活性/TEMPO/iPS細胞/心筋/筋肉/分子標的/ダイレクトリプログラミング/リプログラミング/幹細胞/肝細胞/血液/再生医療/細胞治療/生体分子/多能性幹細胞/低分子化合物/転写因子/分子標的薬
他の関係分野:情報学環境学工学総合生物農学
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発表日:2026年5月19日 この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
11
植物が過酸化水素シグナルを感知する仕組みを解明
~銅イオンに依存した新たな酸化還元状態の感知機構~
この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月15日
12
自動運転車両と路側センサを協調させる情報通信ソフトウェアを無料公開
信号のタイミングや死角の物体など感知、「レベル4」の実装加速へ
・路車協調型の自動運転サービスを支援するための、車両、路側機注1)、クラウドをつなぐ情報通信プラットフォームを開発。・ソフトウェアをオープンソースで公開、誰でも自由に利用可能。・千葉県柏市柏の葉地域でのレベル4自動運転注2)にて利用実績あり。 名古屋大学未来社会創造機構モビリティ社会研究所注3)および同大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター注4)の高田 広章 教授らの研究グループは、情報通信プラットフォーム「ダイナミックマップ2.0」をオープン...
キーワード:インターフェース/運転支援/自動運転/物体認識/クラウド/情報学/組込みシステム/ソフトウェア開発/情報通信/LiDAR/交通安全/モビリティ/実証実験/イミン/ラット
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2026年5月14日
13
ヒトiPS細胞で「動く遺伝子」を制御する新機構を提唱
~Yamanaka転写因子群がLINE-1発現を抑制する可能性を示唆~
・ヒトiPS細胞注1)において、多能性維持を行う転写因子注2)POU5F1(OCT4)、SOX2、NANOなどが若いLINE-1注3)配列へ結合することを発見した。・POU5F1などをノックダウンするとLINE-1発現が上昇し、多能性維持転写因子がLINE-1転写を抑制的に制御している可能性が示された。・それぞれの細胞の発生プログラムに従ってエピジェネティックに活性化したLINE-1の発現量が、その細胞で重要な働きを行う転写因子群によって適切な範囲に維持されているという、LINE-1と宿主細胞の新たな制御...
キーワード:塩基配列/初期発生/転移因子/レトロトランスポゾン/トランスポゾン/iPS細胞/ゲノム安定性/ヒトゲノム/LINE-1/RNA/幹細胞/多能性幹細胞/転写因子/転写制御/ゲノム/ヒトiPS細胞/遺伝子/神経疾患/老化
他の関係分野:生物学総合生物
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発表日:2026年5月14日
14
細胞の引っ張る力で平面を立体にする新技術を開発
切り紙で細胞の向きを操り、生体に近い人工組織の作製へ
・細胞の牽引力注1)の方向を切り紙注2)で制御し、2次元から3次元へ足場の立体化を実現。・切り紙の切り込みの配置によって、異なる3次元構造を作製可能。・足場の地形によって細胞が自発的に立体構造を作製することができるプラットフォームを開発。 名古屋大学大学院工学研究科の星野 隆行 教授、金 楊 博士前期課程学生らの研究グループは、細胞の牽引力を利用して足場構造を立体化する新たなプラットフォームを開発し、2次元から3次元への自発的な構造形成を実証しました。本研究では、切り紙を細胞の足場にす...
キーワード:構造形成/メタマテリアル/3次元構造/ラット/形態形成/立体構造
他の関係分野:化学工学
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発表日:2026年5月13日
15
単一の蛍光体微粒子で陽子マイクロビームを可視化~マイクロメートル精度で線量分布を直接評価する新手法~
・単一の蛍光体微粒子注1)を用いて陽子マイクロビーム注2)の空間線量分布を可視化。・マイクロメートルスケールでの高分解能プロファイル測定に成功。・従来困難であった局所線量構造の直接評価を実現。 名古屋大学大学院医学系研究科 総合保健学専攻の余語 克紀 助教の研究グループは、同大学院工学研究科、量子科学技術研究開発機構(QST)、広島大学、早稲田大学、東北大学などとの共同研究で、単一の蛍光体(シンチレータ)微粒子を用いて、陽子マイクロビームの空間線量分布を高分解能で可視化する新しい手法を開発しました...
キーワード:プロファイル/粒子線治療/陽子/シンチレータ/マイクロビーム/検出器/放射線計測/蛍光体/マイクロ/微粒子/分解能/医学物理学/空間分解能/高分解能/細胞核/放射線
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学
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発表日:2026年5月13日
16
不確かな状況への不安は、"感情を言葉にしようとする傾向"とも関連
― 自閉傾向が高い一般成人にみられた「言語化のジレンマ」―
・自閉傾向注1)が高い人は、不確かな状況で不安を感じやすい。・一方で、自分の気持ちを言葉にすることに困難を抱えやすい。・本研究では、不確実さ不耐性注2)が「感情を言語化しようとする傾向」と関連することが示された。・支援においては、「言語化の困難さ」だけでなく「言語化しようとする傾向」や、その背後にある動機づけの可能性にも注目することが重要である。 名古屋大学大学院情報学研究科の藤井亮孝博士後期課程学生と平井真洋准教授は、20〜39歳の日本の一般成人505人を対象とした質問紙調査により、...
キーワード:情報学/動機づけ/因果関係/DSM/神経発達/日常生活/コミュニケーション/自閉スペクトラム症
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学総合生物
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発表日:2026年5月11日
17
酸素極小層から深海まで続くマンガン酸化の実態を解明
――セリウム同位体が明らかにする海洋中の新しい物質循環モデル――
・海水およびマンガンクラスト中のセリウム(Ce)安定同位体比の鉛直分布を初めて明らかにした。・酸素極小層(OMZ)内部を含め、深海に至るまで連続的にマンガン酸化物が形成されることを実証した。・海洋中のマンガン循環と希土類元素の挙動を統合的に理解する新しいモデルを提案した。 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻のLi Wenshuai博士研究員(研究当時、現中国地質大学(武漢)教授)、高橋嘉夫教授(兼:同大学アイソトープ総合センター センター長)、海洋研究開発機構の中田亮一主任研究員、柏原輝彦主任研究員、高知大学海洋コア国際研究所の臼井...
キーワード:酸素濃度/安定同位体比/海洋/高エネルギー/SPring-8/XAFS/マンガン酸化物/安定同位体/加速器/希土類元素/地球化学/同位体/同位体分別/放射光/北西太平洋/スペクトル/同位体比/惑星/惑星科学/吸収スペクトル/西太平洋/X線吸収微細構造/マンガン/希土類/局所構造/レアアース/海底鉱物資源/海洋環境/酸化物/微細構造/トレーサ/物質循環/アイソトープ/ナノテクノロジー/バイオテクノロジー/ランタノイド
他の関係分野:環境学数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2026年5月11日
18
コイルなしで発振する電子回路を実現
-巨大インダクタンスを分子材料で発見-
理化学研究所(理研)開拓研究所上野核分光研究室の大島勇吾専任研究員、名古屋大学大学院工学研究科の竹延大志教授、東北大学大学院理学研究科の高石慎也准教授らの共同研究グループは、分子性物質[1]に基づくメモリスタ[2]においてコイルを用いずに発振する電子回路を発見しました。本研究により、従来はコイル[3]によって実現されてきたインダクター[3]機能を、物質の内部ダイナミクスによって代替できることが示され、コイル不要の発振回路が可能となりました。これにより、低周波回路設計の自由度向上や小型・集積化への...
キーワード:モット絶縁体/電子相関/非線形/分子性物質/ニューロモルフィック/メモリ/絶縁体/電子デバイス/電子回路/電気抵抗/電気伝導/ヒステリシス/インピーダンス/ダイナミクス/周波数/低消費電力/半導体/機能性/ニューロン/神経回路/神経細胞
他の関係分野:数物系科学工学農学
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発表日:2026年5月8日
19
強誘電体のドメイン構造を原子レベルで解明
ペロブスカイト層数の「偶数・奇数」が支配する新たな設計原理を発見
・走査透過電子顕微鏡(STEM)注1)を用いて、層状ペロブスカイト注2)強誘電体注3)のドメイン構造注4)を原子レベルで直接観察。・ペロブスカイト層の層数nと偶奇性に応じてドメイン構造が本質的に異なることを発見。・n = 4のハイブリッド間接型強誘電体注5)では、中性および帯電したドメイン壁注6)が共存する新しいドメイン構造を発見し、原子レベルで形成機構を解明。・次世代メモリやナノ電子デバイス設計に新たな指針を提示。&...
キーワード:アルカリ金属/ビスマス/対称性/電気分極/誘電性/ジルコン/圧電性/ナノ電子デバイス/強誘電性/電子線/ペロブスカイト/メモリ/メモリ素子/絶縁体/電子デバイス/分極反転/誘電体/ICカード/STEM/チタン/チタン酸バリウム/ドメイン構造/強誘電体/電気伝導/電気伝導性/PZT/アクチュエータ/マイクロ/金属イオン/低消費電力/電子顕微鏡/透過電子顕微鏡/分解能/結晶構造/マイクロデバイス/構造変化
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年5月3日
20
廃PETからMOFを直接合成する新技術を開発
高収率81.7%を達成、CO2吸着の産業応用へ大きく前進
・廃PET(ポリエチレンテレフタレート)注1)ボトルを分解・精製せずに直接「有機金属構造体(MOF)」注2)へ変換する手法を開発。・短時間で最大81.7%の高収率合成を達成。・アミン修飾注3)によりCO2吸着注4)性能を向上。 名古屋大学大学院環境学研究科のKayee Chan(カイー チャン)博士(現:香港理工大学)、ジンチェンコ アナトーリ准教授、名古屋大学大学院工学研究科の川尻 喜章 教授、Frantisek Miksik(フランティシェク ミクシ...
キーワード:温室効果ガス/温室効果/ポリエチレンテレフタレート/有機金属/クロム/アミン/金属有機構造体/ポリエチレン/細孔構造/プラスチック/金属イオン/二酸化炭素/二酸化炭素/比表面積/エチレン/配位子
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年4月28日
21
局所的な電気化学反応とラマン分光情報の同時計測が可能なオペランド顕微鏡の開発に成功
-リチウムイオン電池の長寿命化などに必要な固液界面の理解を後押しする新手法-
[発表者]・熊谷 明哉(千葉工業大学 工学部電気電子工学科 教授/東北大学 材料科学高等研究所 (WPI-AIMR) 特任教授(客員))・大学院工学研究科 客員教授)・立崎 瑛太(千葉工業大学 大学院工学研究科 修士課程1年)・石毛 亮之介(千葉工業大学 大学院工学研究科 修士課程1年)・井田 大貴(名古屋大学 大学院工学研究科 講師)・高橋 康史(名古屋大学大学院工学研究科(兼 未来社会創造機構 量子化学イノベーション研究所)教授/金沢大学NanoLSI 特任教授)・白木 将(日本工業大学 基幹工学部環境生命化学科 教授)...
キーワード:ラマン散乱/量子化/分子構造/量子化学/反応場/ラマン/微小液滴/電極触媒/材料科学/リチウムイオン電池/電気化学反応/オペランド計測/電解液/分光計測/分光測定/計測技術/界面反応/電池/ナノスケール/マイクロ/リチウム/レーザー/固液界面/光計測/耐久性/長寿命化/電気化学/同時計測/リン酸/SPECT/ラマン分光/ラマン分光法/寿命/不均一性/構造変化
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年4月24日
22
光で結合・解離をスイッチできる小分子とタンパク質のペアをゼロから創る新手法
―光による細胞機能操作や医療応用に新たな可能性―
・望みの性質を持つ光スイッチ分子と、それに特異的に結合するタンパク質のペアを、ゼロから人工的に創り出す手法を開発。・青色光と紫色光に応答して可逆的に形を変える光スイッチ分子を設計し、その一方の構造にのみ結合する人工タンパク質タグを創出。・開発したペアを動物細胞に応用し、情報伝達、細胞運動、遺伝子発現、受容体活性、細胞分化など、さまざまな機能を光でスイッチングできることを実証。細胞の光操作技術に新たな道を拓く。 光を用いて細胞内の特定の生体分子の機能を操作する技術は、生命の仕組みを解明するための研究ツールや、疾患を治療するための技術として大き...
キーワード:光応答性/光応答/光受容/光受容タンパク質/青色光/光スイッチ/人工タンパク質/進化分子工学/細胞運動/光操作/細胞分化/受容体/生体分子/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月23日
23
"世界初、マウスES細胞から生殖内分泌を司る視床下部KNDyニューロンの分化誘導に成功"
~更年期障害、視床下部性無月経、不妊症の病態解明と治療応用に期待~
・マウスES細胞※1から、生殖中枢を司る視床下部※2KNDyニューロン※3の分化誘導※4に世界で初めて成功しました。・KNDyニューロンの特徴であるキスペプチン※5、ニューロキニンB、ダイノルフィンAの共発現を確認しました。・培養上清中へのキスペプチン分泌を確認し、作製細胞が機能的特徴を有することを示しました。・PCOS、視床下部性無月経※6、更年期症状などの病態解明や新規治療法開発に役立つ基盤技術として期待されます。...
キーワード:マウス胚/キスペプチン/生殖/哺乳類/運動神経/視床/視床下部/新規治療法/differentiation/ニューロン/排卵/不妊症/ホルモン/思春期/病態解明/胚性幹細胞/ES細胞/in vitro/マウス/幹細胞/神経細胞/創薬/内分泌/分化誘導/ストレス/睡眠/糖尿病
他の関係分野:生物学農学
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発表日:2026年4月22日
24
世界初、スターバースト銀河の高温ガスの運動を直接測定!
~XRISMが解明する超新星爆発エネルギーのゆくえ~
・X線分光撮像衛星(XRISM:クリズム)注1)の高分解能X線分光観測により、スターバースト銀河注2)M82の中心領域に存在する高温ガスの速度の広がりを、世界で初めて直接測定した。・その結果、この速度の広がりは従来の予測よりも大きく、超新星爆発注3)のエネルギーの大部分が高温ガスとして熱化している可能性が示された。・さらに、この高温ガスは周囲の物質を巻き込みながら高速で運動し、その一部は銀河の重力を振り切って銀河外へ到達する可能性が示された。・これにより、スターバースト銀河において物質が銀河内...
キーワード:X線分光/衛星/銀河/銀河進化/銀河中心/新星/星形成/大質量星/超新星/超新星爆発/分光観測/分解能/物質循環/高分解能
他の関係分野:数物系科学工学農学
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発表日:2026年4月20日
25
【北極域研究】長期データが解き明かす北極圏の環境変化 永久凍土融解により河川水の風化由来イオン濃度が上昇
名古屋大学宇宙地球環境研究所の檜山 哲哉 教授、秋田県立大学 生物資源科学部 生物環境科学科の田代 悠人 助教[専門:生物地球化学](自然生態管理学研究室)らの共同研究チームは、地球温暖化による永久凍土融解によって、北東シベリアのコリマ川におけるCa2+、Mg2+、SO42-濃度が長期的上昇傾向にあることを解明し、その成果が国際学術誌「Global Biogeochemical Cycles」に掲載されました。 ・北極圏は世界で最も温暖化が著しい地域です。温暖化に伴う永久凍土の...
キーワード:環境変化/極域/生物地球化学/北極海/化学物質/地球温暖化/異常気象/地球化学/地球環境/モニタリング/シベリア/土壌/温暖化/生物資源/物質循環/Ca2+
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2026年4月18日
26
低ブドウ糖環境下によるCAR-T細胞の機能不全を克服する オンデマンド型代謝強化CAR-T細胞を開発
―抗腫瘍効果の向上と安全性をマウスモデルで検証―
・これまで膠芽腫のがん組織は極度の低ブドウ糖環境にあり、CAR-T細胞の機能が著しく低下する可能性が示唆されていましたが、本研究によりその実態が明らかになりました。・低ブドウ糖環境によるCAR-T細胞の機能不全を克服するため、ブドウ糖を高効率に取り込む細胞膜タンパク質 (ブドウ糖膜輸送体) GLUT3を必要に応じて発現させるオンデマンド型代謝強化CAR-T細胞 (On-d GLUT3 CAR-T細胞)の開発に成功しました。・On-d GLUT3 CAR-T細胞について、ヒトの脳腫瘍を模した膠芽腫マウスモデルで検証した結果、腫瘍の根治を達成するなど、高い抗腫瘍効果が認めら...
キーワード:がん研究/膜輸送/グルコース/神経系/膜輸送体/システム制御/遺伝子改変/輸送体/CD8/微生物/細胞膜/がん免疫/マウスモデル/脳神経外科/膠芽腫/T細胞/マウス/抗腫瘍効果/腫瘍免疫/膜タンパク質/免疫学/遺伝子/疫学/脳腫瘍
他の関係分野:複合領域生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月18日
27
海洋が大気中のCO₂を吸収・固定する能力を解明
~深海へ沈む「マリンスノー」の特性と季節変動がカギ~
・沈降粒子注1) (マリンスノー)の窒素同位体比注2)を用いて、海洋の基礎生産力注3)の季節変動を高い時間分解能で復元した。・深さ500mでの炭素隔離効率注4)は、亜寒帯域ではほぼ一定である一方、亜熱帯域では季節によって大きく変動することが明らかになった。・鉱物成分注5)が粒子の沈降速度や壊れにくさを左右し、粒子凝集体の破砕を通じて炭素フラックスの鉛直減衰注6)を制御する新たな仕組みを提案した。 名古屋大学宇宙...
キーワード:フラックス/海洋/食物連鎖/時間分解/季節変動/同位体/北太平洋/太陽/同位体比/光合成/太陽光/時間分解能/地球環境/シリカ/トラップ/栄養塩/炭酸カルシウム/二酸化炭素/二酸化炭素/分解能/有機物/生態系/プランクトン/植物プランクトン/カルシウム/凝集体
他の関係分野:環境学数物系科学生物学総合理工工学農学
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発表日:2026年4月18日
28
統合失調症の新たな治療戦略を発見
―副作用が少ない新規治療薬開発に期待―
・Rhoキナーゼ2の働きを選択的に抑える薬剤が、統合失調症に関連する認知機能の障害や行動の異常を改善しました。・KD025の口からの投与は、効果がみられる量では、非選択的Rhoキナーゼ阻害薬で課題となる血圧低下や、従来の抗精神病薬で問題となることがある錐体外路症状、高プロラクチン血症、高血糖を認めませんでした。・Rhoキナーゼ2を標的とした治療が、従来の治療薬では課題となっていた副作用を抑えつつ、統合失調症の認知機能の障害などに対する新しい治療法の開発につながる可能性が示されました。 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院医学系研究科医...
キーワード:産学連携/プロラクチン/遺伝情報/スパイン/記憶・学習/統合失調症/Rhoキナーゼ/治療標的/脳科学/ゲノム解析/ホルモン/神経伝達物質/モデルマウス/病態解明/キナーゼ/マウス/血液/抗精神病薬/神経細胞/創薬/副作用/薬理学/ゲノム/バイオマーカー/遺伝子/血圧/神経疾患/精神疾患/統合失調症患者/認知機能
他の関係分野:複合領域生物学総合生物
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発表日:2026年4月18日
29
34億年前の海洋に生物的硫黄代謝の痕跡
――太古の浅瀬は生命にとっての"硫黄のオアシス"だった?――
・約34億年前の岩石の中に発見した直径0.01mmほどの珍しい多層構造の黄鉄鉱から地球史初期の生命活動の痕跡を見出しました。・当時の浅瀬ではこれまで考えられていた以上に硫酸の多い環境が局所的にあり、そこでは硫酸を利用する生態系がすでに成立していたことが分かりました。・地球史初期の生命がどのような環境でエネルギーを獲得し生きていたのかを理解する手掛かりとなるだけでなく、その方法論は「地球外生命探査」への応用も期待されます。 東京大学大気海洋研究所の笹木晃平特任研究員および高畑直人助教、千葉大学大学院理学研究院の石田章純准教授、東北大学大学院理...
キーワード:海洋/古環境/古環境復元/質量分析装置/太古代/同位体/硫黄同位体/同位体比/惑星/惑星科学/質量分析/地球環境/ナノスケール/ナノメートル/質量分析計/分解能/有機物/生態系/生態学/微生物/層構造/空間分解能
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学農学
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発表日:2026年4月16日
30
糖鎖の全体構造を学習できるAIモデルを開発
不完全な配列も高精度に補完、創薬や疾患診断への展開に期待
・糖鎖注1)の全体構造を学習できる事前学習済みAIモデル「GlycanGT(グリカンジーティー)」を開発。・糖鎖を単糖と結合のグラフ注2)構造として表現し、Transformer注3)を用いて局所構造だけでなく枝分かれを含む全体の関係性まで捉えられるようにした。・既存手法との比較で、8つのベンチマーク課題において高い性能を示した。・構造が一部欠けた、あるいは曖昧な糖鎖配列に対しても、妥当な単糖や結合候補を高精度に提案。・糖鎖データベースの整備支援、糖鎖機能の解明、疾患バイオマーカー...
キーワード:ベンチマーク/自然言語/自然言語処理/人工知能(AI)/言語処理/局所構造/データ構造/免疫系/神経変性/神経変性疾患/生体分子/創薬/免疫応答/バイオマーカー/感染症/脂質
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2026年4月15日
31
心房細動アブレーション成功後の抗凝固療法中止の「最適時期」を解明
・心房細動に対するカテーテルアブレーション後、抗凝固薬をいつ中止すべきかについて明確な基準は確立されていません。・抗凝固療法の早期中止は、血栓塞栓症リスクを高める一方で、長期の継続は出血リスク増加につながります。・本研究グループは、2,448名の大規模データから、心房細動のカテーテルアブレーション後1~537週において独創的なスコアを用いて連続的なリスク評価を行い、術後8.1か月時点が抗凝固薬中止の最適時期である可能性を示しました。 名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学の岩脇 友哉 研究生、柳澤 哲 特任講師、因田 恭也 准教授、室原 ...
キーワード:カテーテル/アブレーション/リスク評価/血栓/死亡率/心臓/心房細動/血液/脳梗塞/不整脈
他の関係分野:工学
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発表日:2026年4月15日
32
電気を一瞬流すだけで金属が強くしなやかに
~数ミリ秒でチタン合金の限界を超える新加工法~
・パルス電流を用いた高速・低エネルギー材料処理法を開発・結晶組織を非平衡的に制御※1し,チタン合金の靭性※2を大幅に向上・電流の非熱的効果※3を活用した新しい材料設計戦略に期待 熊本大学 先進マグネシウム国際研究センターの顧 少杰(グ シャオジェ)助教、同大学 大学院先端科学研究部の徳 悠葵教授および森田 康之教授、九州大学 大学院工学研究院の木村 康裕准教授、名古屋大学 大学院工学研究科の崔 羿(スイ イ)准教授、浙江大学の巨 陽(ジュ ヤン)主幹教授(熊本大学客員教授)ら...
キーワード:パルス/非平衡/微細化/エネルギー消費/省エネ/熱力学/じん性/チタン/材料設計/相変態/チタン合金/マグネシウム/金属材料/航空機/自動車/省エネルギー/熱処理/関節/人工関節
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年4月14日
33
自然界には存在しない構造を持つ2次元酸化鉄の作製に成功
~グラフェン/SiC界面が生み出す新物質~
・自然界には安定に存在しない構造を持つ2次元酸化鉄の作製に成功しました。・2次元物質のグラフェンと3次元物質のSiCの界面に鉄と酸素を導入する新たな手法により、この2次元酸化鉄作製を実現しました。・スピントロニクスデバイスなどへの応用が期待され、さらに他の2次元遷移金属酸化物に展開することによって新たな量子物性の開拓につながる可能性があります。 早稲田大学の乗松航(のりまつ わたる)教授、物質・材料研究機構(NIMS)の榊原涼太郎(さかきばら りょうたろう)博士(研究当時名古屋大学所属)、日本原子力研究開発機構の寺澤知潮(てらさわ ともお)...
キーワード:遷移金属酸化物/対称性/六方晶窒化ホウ素/ケイ素/2次元物質/カルコゲナイド/原子層/新物質/遷移金属/遷移金属ダイカルコゲナイド/酸化鉄/スピネル/原子配列/SiC/グラフェン/スピン/スピントロニクス/マグネタイト/金属酸化物/結晶成長/原子力/構造制御/酸化物/ホウ素/結晶構造/ヘモグロビン
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年4月10日
34
世界初、トリチウムのレーザー分析技術を開発
~迅速・高精度に定量評価、原子力施設等における応用に期待~
・トリチウム水(HTO)の赤外吸収を高感度観測:トリチウム水(HTO)の非常に強い吸収波長帯(4.3μm帯)を標的とした、光共振器強化型吸収分光(CRDS)注1)装置を開発した。従来の光学的手法と比較して、大幅な性能向上を実現し、世界最高のトリチウム分光感度を達成した。・光学的手法による定量的な直線性と再現性の証明: 試料中のトリチウム放射能濃度と得られた信号の間に、高い線形性があることを実験により世界で初めて明らかにした。また、同一条件での繰り返し測定により、本手法の高い再現性を確認した。・微量液体サンプルの測定:微量の液体試料(数 &mi...
キーワード:原子力発電所/分析技術/核融合/核融合炉/水分子/分光学/放射線計測/中赤外/定量評価/反射率/共振器/光吸収/トリチウム/リチウム/レーザー/レーザー分光/原子力/原子力発電/光共振器/放射能/SPECT/創薬/放射線
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学総合理工工学
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発表日:2026年4月10日
35
藤原定家の日記と埋没樹木が明かす800年以上前の「宇宙の嵐」の痕跡
歴史文献と最高レベルの精度の炭素14分析を組み合わせることで、予測が難しく危険な太陽プロトン現象を効率的に探索する新たなアプローチが構築され、より多くの事象の特性を理解するための基盤が築かれました。本研究は、名古屋大学宇宙地球環境研究所の堀田 英之教授、国文学研究資料館、山形大学、弘前大学などと共同で行われたもので、研究成果は学術誌『Proceedings of the Japan Academy, Series B』に2026年4月10日に掲載されました。 美しいオーロラとして観測される極端な太陽活動は、私たちが地表にいる限りは無害ですが、...
キーワード:高エネルギー/高エネルギー粒子/太陽フレア/オーロラ/磁気圏/質量放出/太陽/太陽活動/地球環境/プロトン
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年4月9日
36
国際宇宙探査機群を用いて太陽放射線が太陽系を伝播する過程を解明
ー宇宙天気予測の高度化へ前進ー
・複数の宇宙探査機による観測と数値シミュレーションのデータ同化※1を実施して、太陽で発生した放射線が太陽系を伝播する過程を明らかにしました。・太陽放射線の伝播は、太陽風※2の磁場擾乱の影響を受けて、時間とともに変化していることを示しました。・本研究は、太陽からの放射線が「いつ・どこに・どの程度」到達するかを理解し予測するための新たな物理基盤を提供し、将来の月や火星を含んだ宇宙天気※3予測に貢献するものです。 名古屋大学宇宙地球環境研究所の三好由純教授、岩井一正教授、国立研究開...
キーワード:先端技術/オーストリア/海洋/高エネルギー/高エネルギー粒子/数理科学/地球磁気圏/パラメータ推定/磁気圏/地球磁場/宇宙科学/衛星/磁場/質量放出/数値シミュレーション/太陽/太陽活動/太陽系/太陽風/地球環境/シミュレーション/データ同化/航空機/人工衛星/放射線
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学
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発表日:2026年4月9日
37
超高感度次世代シーケンスで若年性骨髄単球性白血病の「微小クローン」を可視化
~見逃されてきた遺伝子変異が予後不良と強く関連~
・若年性骨髄単球性白血病(JMML)は、乳幼児に発症する治療が難しい希少な白血病です。・本研究では、高感度な新しい解析技術を用いて、従来の検査では十分捉えきれなかった、微細な遺伝子変異を、網羅的に検出しました。・その結果、診断時にごく一部の白血病細胞にしか存在しない遺伝子変異であっても、患者さんの病気の進行や治療成績に大きく影響することが分かりました。・本研究の成果は、JMMLの重症度をより正確に見極め、治療方針を決める新たな手がかりになると期待されます。 名古屋大学大学院医学系研究科小児科学の髙橋 義行 教授、村松 秀城 准教授、佐...
キーワード:最適化/クローン/リスク評価/JAK/遺伝子異常/遺伝子解析/骨髄/次世代シーケンサー/白血病/遺伝子/遺伝子変異/小児/乳幼児
他の関係分野:情報学生物学工学
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発表日:2026年4月8日
38
エンベロープウイルス粒子を検出するサンドイッチELISAを実現
―脂質膜結合性リガンドの利用により「タンパク質」検出を「ウイルス粒子」検出に変換―
・生化学において標的の検出や定量に広く用いられているサンドイッチELISAに適用可能な脂質膜結合性検出リガンドを開発し、A型インフルエンザウイルス(IAV)粒子の検出を実現しました。・通常の抗体型検出リガンドとは異なり、遊離タンパク質には一切応答せず、IAV粒子を特異的に検出するため、ウイルス粒子の機能(感染力)評価が可能です。・併用する抗体やDNAアプタマー(注4)を変更することで様々なウイルス粒子計測にも有用です。 A型インフ...
キーワード:分析技術/両親媒性/PCR法/ELISA法/粒子計測/機能性/脂質膜/ELISA/ウイルス学/機能解析/脂質二重膜/ウイルス感染症/酵素反応/PCR/インフルエンザ/インフルエンザウイルス/プローブ/リガンド/ウイルス/ゲノム/感染症/抗体/脂質
他の関係分野:環境学化学生物学工学農学
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発表日:2026年4月8日
39
ガラスにならない酸化アルミニウムを透明な非晶質の塊に
〜5配位ピラミッドと6配位八面体からなる超高密度構造と結晶を超える誘電率を高圧力で実現〜
・酸化アルミニウム(アルミナ)を、室温・超高圧でミリメートル級の高密度なガラス状材料として形成・硬さ・熱特性・電気特性を併せ持つ新非晶質材料として、電子・機械分野での材料選択肢拡大に期待・高圧による緻密化を通じて性質を調整できる可能性を示し、構造制御による材料設計指針を提案 1. 工学院大学(学長:今村 保忠、所在地:東京都新宿区/八王子市)と物質・材料研究機構(理事長:宝野 和博、所在地:茨城県つくば市、以下「NIMS」)を中心とする研究チームは、名古屋大学 高田 尚記 教授、京都大学、日本電子株式会社、東北大学、島根大学、岡本硝子株式会...
キーワード:磁気共鳴/X線回折/高圧力/中性子/中性子回折/超高圧/放射光/放射光X線/非晶質/誘電率/誘電特性/アモルファス/アルミナ/局所構造/材料設計/アルミニウム/コーティング/モデリング/構造制御/酸化物/多孔質/電気化学/熱伝導/熱伝導率/ガラス状態/核磁気共鳴
他の関係分野:数物系科学工学総合生物
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発表日:2026年4月7日
40
体温から電気を取り出す、世界最高性能の有機熱電材料を実現
充電不要な人体装着型センサー用電源素子の普及へ前進
・フラーレン分子と三酸化モリブデンナノクラスターから成る新奇ナノ複合体を創製。・巨大熱電効果を利用することで、導電率σに対して熱伝導率κが増加しない低σ領域でパワーファクター注1)を最大化することに成功。・有機熱電材料としては世界最高の性能指数zT = 0.81を実現。 名古屋大学大学院工学研究科の中谷 真人 准教授、尾上 順 教授らの研究グループは、名古屋大学未来材料・システム研究所の小川 智史 准教授および電...
キーワード:熱電効果/ナノクラスター/モリブデン/トレードオフ/ナノ複合体/環境発電/熱電素子/複合化/電気伝導/導電率/熱電材料/熱電変換/センサー/金属酸化物/酸化物/電気伝導率/熱伝導/熱伝導率/フラーレン
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学
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発表日:2026年4月1日
41
細胞を使うことなく受容体膜タンパク質の人工進化に成功
-阻害剤感受性を10倍向上させたGタンパク質共役型受容体 「アデノシン2A受容体」の新規変異体を同定し、細胞種特異的なシグナル制御を実現-
・従来は困難だったヒト由来Gタンパク質共役型受容体(GPCR)の実験室内人工進化を無細胞タンパク質合成系とナノディスク技術の組み合わせで実現・新規「アデノシンA2A受容体(A2AR)」変異体を同定。哺乳動物細胞内で内因性リガンドであるアデノシンへの応答性を保持しながら、阻害剤感受性を10倍以上に向上・新規変異体を用いることで、A2ARシグナルを細胞種選択的に制御できることを実証・細胞を用いることなく、GPCR変異体ライブラリーサイズを約1兆(10¹²)規模に拡大可能に...
キーワード:最適化/化学物質/タンパク質合成/塩基配列/シミュレーション/タンパク質合成系/無細胞タンパク質合成系/リボソーム/RNAポリメラーゼ/変異体/進化分子工学/哺乳動物/遺伝子工学/細胞膜/アデノシン/シグナル伝達系/細胞内シグナル/mRNA/ホルモン/神経伝達物質/分子機構/次世代シーケンサー/GPCR/Gタンパク質/Gタンパク質共役型受容体/in vitro/RNA/ケミカルバイオロジー/スクリーニング/リガンド/受容体/阻害剤/創薬/創薬化学/膜タンパク質/遺伝学/遺伝子
他の関係分野:情報学環境学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月31日
42
性的マイノリティに「みんなは否定的」は思い込み?
―実は多い「肯定派」。可視化でカミングアウトしやすい社会に―
・カミングアウト注1)は心の健康に寄与するとされるが、日本では依然としてハードルが高い。・本研究では、シスジェンダーかつ異性愛者の日本人を対象に、性的マイノリティおよびカミングアウトに対する態度を調査した。・参加者全体の平均としては、性的マイノリティに対して肯定的な態度が示された。・しかし、人々は「自分よりも世間一般の方が否定的である」と推定する傾向が確認された。・こうした認識が、当事者によるカミングアウトを支える行動を弱める可能性が示唆された。・理解者が多いという事実の共有が、カミングアウトしやすい社会につなが...
キーワード:情報学/認知科学/マイノリティ/精神的健康
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2026年3月31日
43
重症心不全患者において、植込型補助人工心臓装着後の「フレイル」は長期予後を左右する
― 全国レジストリ解析で死亡・合併症リスクとの関連を解明 ―
・全国レジストリ(J-MACSレジストリ*1)の1,458例を解析し、補助人工心臓(LVAD*2)植込み後3か月時点のフレイル*3状態がその後の死亡および出血・血栓塞栓症などの血液関連合併症、右心不全と関連することを明らかにしました。・年齢、術前のフレイル状態、心不全の重症度、手術時間の延長などが、LVAD植込み後のフレイルの程度と関連していました。・LVAD植込み後のフレイル評価は、長期的な有害事象のリスクが高い患者を早期に識別するための有用な指標となる可能性が示されました。 ...
キーワード:レジストリ/血栓/合併症/心臓移植/人工心臓/補助人工心臓/心臓/身体機能/血液/フレイル/手術/重症心不全/認知機能/慢性疾患
他の関係分野:
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発表日:2026年3月31日
44
遺伝性神経難病の超早期病態を解明
~超早期治療で神経変性の抑制が期待できる~
・成人発症の神経難病である球脊髄性筋萎縮症*1(SBMA) のモデルマウス*2において、出生直後より興奮性シナプス*3遺伝子の増加と運動ニューロン*4の過興奮が生じていることを明らかにしました。・患者から樹立したiPS細胞*5由来の運動ニューロンでも、同様の神経過興奮がみられました。・核酸医薬*6を用いて超早期に過興奮を抑制すると、運動ニューロン変性*7が改善しました。 名古屋大学大学院医学系...
キーワード:遺伝情報/塩基配列/シナプス/抑制性シナプス/アンドロゲン受容体/神経内科学/iPS細胞/ニューロン/運動機能/筋萎縮/筋肉/骨格筋/モデルマウス/アンドロゲン/マウス/運動ニューロン/核酸医薬/幹細胞/凝集体/受容体/神経細胞/神経変性/多能性幹細胞/遺伝子/加齢/新生児/難病
他の関係分野:生物学総合生物
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発表日:2026年3月28日
45
屋内外の光で発電!カーボンナノチューブ電極の両面型太陽電池
ペロブスカイト太陽電池の実用化へOsaka Metroで実証実験を開始
・カーボンナノチューブ(CNT)薄膜透明電極を用いた両面受光型注1)・半透明ペロブスカイト太陽電池注2)(CNT-PSC)の長期耐久性実証実験をOsaka Metro本社にて開始する。・下部透明電極に酸化インジウムスズ(ITO)電極注3)、上部裏面電極注4)に単層カーボンナノチューブ(SWCNT)注5)薄膜透明電極注6)を用いた独自構造により、屋外光および室内光の双方から発電可能である。・10 cm角(100 cm²)のセミモジュ...
キーワード:太陽/ディスプレイ/光環境/太陽光/ペロブスカイト太陽電池/ハイブリッド材料/単層カーボンナノチューブ/ペロブスカイト/電子デバイス/透明性/光電変換/太陽電池/電気伝導/電池/カーボン/電気伝導性/カーボンナノチューブ/ナノ材料/実証実験/耐久性/炭素材料/導電性/ナノチューブ/インジウム/活性酸素
他の関係分野:数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物
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発表日:2026年3月28日
46
概日時計を操る化合物で植物の開花期を精密制御
・多くの植物は日長を指標に開花期を決めている。・日長測定の基礎である概日時計を遅くする低分子化合物により、アオウキクサの開花誘導を精密制御し、また最大で2時間以上(開花期換算で2カ月)も変化させた。・化合物ツールによる定量的な開花制御を実証したことで、農業分野での応用も期待できる。 名古屋大学大学院生命農学研究科の前田 明里 日本学術振興会特別研究員PD(受入機関:名古屋大学)、村中 智明 助教、中道 範人 教授、同大学トランスフォーマティブ生命分子研究所の佐藤 綾人 特任准教授、京都大学大学院理学研究科の伊藤 照悟 助教、小山 時隆 准教...
キーワード:季節変化/植物生理学/環境問題/生体内/変異体/シロイヌナズナ/概日時計/ホルモン/時計遺伝子/分子機構/イミン/阻害剤/低分子化合物/遺伝子/遺伝子発現/概日リズム/生理学
他の関係分野:複合領域生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月28日
47
細菌細胞の"毛"が引っ張られても抜けない仕組みを解明 膜タンパク質が"ナット"のように固定される新原理「Protein nut」提唱
・細菌細胞表層の繊維状タンパク質が引っ張られても膜から抜けない仕組みを全原子分子動力学シミュレーション注1)により解明。・ペリプラズム注2)側のタンパク質が“ナット”のように働き、膜貫通構造を支えることを発見し、「Protein nut(プロテイン ナット)」として提唱。・生体分子の設計原理の理解や、バイオ材料・ナノデバイスへの応用に期待。 名古屋大学大学院工学研究科の堀 克敏 教授、鈴木 淳巨 准教授、吉本 将悟 助教、笹原 純 博士後期課程学生らの研究グループは、アシネ...
キーワード:分子動力学シミュレーション/ファイバー/ナノデバイス/ナノ構造体/ナノファイバー/シミュレーション/ナノメートル/ナノ構造/プラスチック/耐久性/動力学/分子動力学/生体分子/膜タンパク質/細菌
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年3月25日
48
乾燥しても生き延びて触媒機能を保つ細菌を発見
~工業排ガスを有用物質に変える頑健なガスバイオプロセス開発へ貢献~
・バイオものづくりへの応用が期待されるアシネトバクター属細菌が乾燥ストレスに対して顕著に高い耐性を示すことを発見。・乾燥ストレスに対抗するために応答する多様な遺伝子を明らかにした。・ガスバイオプロセス注1)によるバイオ物質変換を加速し、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーの実現に貢献することが期待される。 名古屋大学大学院工学研究科の堀 克敏 教授、吉本 将悟 助教らの研究グループは、アシネトバクター属細菌 Tol 5注2) が低湿度環境でも高い生存性と細胞内エネルギーを2週間以上維持し、...
キーワード:揮発性有機化合物/芳香族/芳香族化合物/微小液滴/生産技術/触媒機能/カーボンニュートラル/トルエン/カーボン/環境負荷/資源循環/廃棄物/物質生産/乾燥耐性/乾燥ストレス/微生物/ストレス/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年3月25日
49
世界初、ナノグラフェン合成の「最後の空白地帯」を攻略
〜多環芳香族炭化水素のL領域選択的縮環π拡張反応〜
・ナノグラフェンの次世代合成法「縮環π拡張(APEX)反応」の最新版反応。・原料は官能基化されていない多環芳香族炭化水素注1)。・これまで不可能だったL領域でのπ拡張反応。 名古屋大学大学院理学研究科の中田 奏未 氏(研究当時:博士前期課程学生)、伊藤 英人 准教授、理化学研究所の伊丹 健一郎 主任研究員(名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM※)主任研究員 兼任)らは、多環芳香族炭化水素(PAH)の「L領域」と呼ばれる部位で選択的にベンゼン環注2)...
キーワード:多環芳香族炭化水素/分子構造/芳香環/芳香族/アントラセン/ピレン/ナフタレン/脱芳香族化/芳香族炭化水素/芳香族分子/ナノグラフェン/ベンゼン/グラフェン/環境問題/水素原子/炭化水素/パラジウム/パラジウム触媒/官能基
他の関係分野:環境学化学総合理工工学農学
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発表日:2026年3月25日
50
痛みと暑さを避けるために重要な脂質を発見
~エーテルリン脂質は、痛覚と温度覚のセンサー分子機能を保つ~
体に害をもたらす痛みや温度を避けることは命を守る上でとても重要です。これまでの研究で、私たちの体にある物理的な接触や温度変化を感じるセンサーが発見されてきましたが、それらのセンサーの機能がどのように正常に保たれているか、その詳細は明らかではありませんでした。今回、自然科学研究機構生理学研究所/生命創成探究センター/総合研究大学院大学の曽我部准教授および水藤特任助教(在職当時)、名古屋大学大学院理学研究科/自然科学研究機構生命創成探究センターの内橋貴之教授、自然科学研究機構生理学研究所/生命創成探究センターの根本知己教授、静岡県立大学薬学部の原雄二教授、名古屋市立大学なごや先端研究開発センターの...
キーワード:センサー/分子機能/ショウジョウバエ/リン脂質/脂質/生理学
他の関係分野:工学
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発表日:2026年3月24日
51
捕食性原生生物が土壌微生物群集を制御する普遍的な仕組みを初めて実証
― 原生生物の「捕食」を活かした環境調和型・次世代農業へ ―
・捕食性原生生物(捕食者)が、土壌微生物群集の組成を左右する普遍的な要因であることを世界で初めて実証。・捕食者は優占細菌を選択的に捕食し、多様な細菌が共存しやすい群集を形成。さらに、種ごとに異なる方向へ群集を誘導することを解明。・この仕組みを活用することで、施肥・農薬を抑えつつ、養分循環の効率化や病原菌の抑制などを実現する新たな土壌管理技術が期待される。 国際農研、新潟大学、名古屋大学大学院生命農学研究科の村瀬 潤 教授ら共同研究グループは、微生物を食べるアメーバなどの単細胞生物(捕食性原生生物、以下「捕食者」)による捕食が、土壌中の微生物...
キーワード:オープンアクセス/環境リスク/炭素循環/微生物群集/環境調和/生物群集/ボトムアップ/地球環境/マイクロ/環境負荷/生産性/病原菌/原生生物/生態系/生物間相互作用/土壌/土壌微生物/微生物/ウイルス/マイクロバイオーム/環境因子/細菌
他の関係分野:情報学環境学化学生物学工学農学
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発表日:2026年3月19日
52
土器の三次元形状を深層学習で解析する新手法を開発 食器としての観点から須恵器を分析、古代日本の食習慣に迫る
・土器の三次元(3D)点群データを用いて形態学的分類を行う深層学習(ディープラーニング)注1)モデルを開発し、二次元形状の解析では実現できなかった分類に成功した。・猿投窯注2)出土の須恵器注3)917点の点群に対して高精度で分類が可能なことを示した。・PCA注4)、階層クラスタリング注5)、3D Grad-CAM注6)によって分類の解釈性を高めた。・須恵器の形態学的変化が食習慣の変化に関連している可能性を指摘した。・...
キーワード:視覚化/3Dデータ/AI/クラスタリング/ディープラーニング/ニューラルネットワーク/主成分分析/情報学/深層学習/人工知能(AI)/古墳時代/ノイズ/朝鮮半島/形態学/テクスト/文化遺産/CAM/ニューラルネット/技術革新/神経回路/食習慣
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学生物学工学農学
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発表日:2026年3月19日
53
海の天然物が抗がん剤効果を最大7倍に高める機構を発見
効果を高めながら副作用を抑える、新しい治療戦略開発へ期待
・海洋天然物ミカロライドCが、細胞分裂に重要な役割を果たすタンパク質のβ-チューブリンに結合するという、新たな機能を発見した。・ミカロライドCおよびマクロラクトン類縁体注1) が、抗がん剤パクリタキセル注2) による働きを強力に促進・安定化する相乗効果を示すことを発見した。・マクロラクトン類縁体は単独では細胞毒性が低い一方、パクリタキセルの抗腫瘍活性を4~7倍程度増強することを発見した。・副作用を低減した新しい微小管注3)阻害薬の開発が期待される成果である。...
キーワード:海洋/量子化/量子化学/二量体/エステル/ケミカルプローブ/選択性/海洋天然物/増殖抑制/細胞毒性/染色体/卵巣/大腸/微小管/卵巣がん/アクチン/がん細胞/がん治療/ケミカルバイオロジー/チューブリン/プローブ/細胞骨格/細胞分裂/創薬/大腸がん/副作用/抗がん剤/生理学/乳がん
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学総合生物
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発表日:2026年3月19日
54
有用な酵素を世界最小・最速で開発する新技術
 食品・医薬・エネルギー分野への酵素利用拡大に期待
・酵素注1)活性を指標とした世界最小スケールかつ最速の酵素開発技術を発明。・酵素とその遺伝情報(mRNA)1分子複合体を形成させ、活性ある酵素分子をその遺伝子とともに取得可能。・環境負荷の低い酵素プロセスや、バイオセンサーなどの有用酵素開発を加速。 酵素は食品や洗剤をはじめ、医薬品や化学製品、燃料などの製造に多く使われており、環境負荷の低い触媒としてその利用範囲は世界的に増大しています。名古屋大学大学院生命農学研究科のDAMNJANOVIC Jasmina(ダムナニョヴィッチ ヤスミナ) 准教授、中野 秀雄...
キーワード:スループット/ディスプレイ/酸化還元反応/酸化還元酵素/ハイスループットスクリーニング/遺伝情報/診断薬/還元反応/センサー/バイオセンサー/環境負荷/酸化還元/ハイスループット/変異体/酵素活性/酵素反応/mRNA/スクリーニング/遺伝子/抗体
他の関係分野:情報学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月18日
55
情報の安定性と信号強度の両立を実現
―保磁力最大約10倍を達成、次世代省エネ磁気メモリへ―
・従来は困難とされてきた、磁石の強さ(磁化)と情報の保持能力(保磁力)の両立を、独自の「ナノ傾斜設計」により実現しました。・従来の均一材料と比べ、磁化を維持したまま、保磁力を従来の最大約10倍に向上させることに成功しました。・大強度陽子加速器施設J-PARC MLFと3GeV高輝度放射光施設NanoTerasu(ナノテラス)(注4)を連携活用した解析により、全体の性能向上を実現するメカニズムが明らかになりました。・デジタル社会の拡大に伴う消費電力増...
キーワード:パートナーシップ/陽子/量子スピン/J-PARC/加速器/中性子/放射光/磁場/太陽/円二色性/トレードオフ/磁気円二色性/マンガン/スピンデバイス/メモリ/省エネ/材料設計/スピン/ナノスケール/ナノメートル/原子力/ルテニウム
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学工学
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発表日:2026年3月18日
56
ノロウイルス攻略の新戦略:"多点攻撃"で100倍の結合力
-IgM抗体の高い親和性を定量化、次世代ワクチン設計に新指針-
・ノロウイルス主要流行株GII.4と新興株GII.17に対するモノクローナル抗体を作製・IgM抗体は10本のFabを活用し、抗原密度が高いウイルス粒子表面で最大100倍の結合強化を示すことを定量化・多価性による「アビディティ効果」を定量的に解明し、次世代ワクチン・抗体医薬の設計に新たな戦略を提供 東京科学大学(ScienceTokyo) 物質理工学院 材料系の田川純平大学院生(博士後期課程)と総合研究院 フロンティア材料研究所の谷中冴子准教授、名古屋大学大学院理学研究科/自然科学研究機構 生命創成探究センター 内橋貴之教授ら研究チームは、世...
キーワード:産学連携/分析技術/表面プラズモン共鳴/プラズモン/表面プラズモン/ノロウイルス/AFM/ナノスケール/原子間力顕微鏡/高速原子間力顕微鏡/エピトープ/モノクローナル抗体/抗原/抗体医薬/相互作用解析/腸炎/免疫応答/ウイルス/ワクチン/公衆衛生/抗体/細菌
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発表日:2026年3月18日
57
乳児期のアトピー早期強化治療、3歳時点でも食物アレルギーを抑制
~早期介入で卵アレルギーも有意に減少~
・乳児期早期に発症したアトピー性皮膚炎に対し、早期から炎症を十分に抑える治療を行った早期強化治療群の子どもは、3歳時点でも食物アレルギー(特に鶏卵アレルギー)の有病率が有意に低いことが分かりました。・アトピー性皮膚炎は、早期強化治療群と従来治療群の両群とも90%以上が軽症以下で良好なコントロールが維持できていました。・2歳時のスギ花粉感作は、早期強化治療群が、従来治療群と比較して、有意に低い傾向を示しました。・成長(身長・体重)については、3歳時点で両群に差はないことが確認されました。・乳児期早期からのアトピー性皮膚炎治療が、アレルギー疾患の進展...
キーワード:花粉/スギ/アトピー性皮膚炎/アレルギー/食物アレルギー/有病率
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発表日:2026年3月17日
58
体内時計の精度はタンパク質に内蔵されていた
―シアノバクテリアの時計の本質を解明―
・体内時計の「環境に左右されない正確さ」が、タンパク質の時計に内蔵されていることを実証・20種類以上の時計タンパク質「KaiC」の周期変異体を使って、細胞内と試験管内の両方で高い周期精度を確認・細胞内では細胞環境が地球環境に合わせてわずかに周期を微調整している可能性が示唆され、人工的な生物時計の設計や、生物時計の精密な時間制御技術の開発につながる可能性に期待 大阪大学大学院理学研究科(名古屋大学高等研究院 客員研究員)の伊藤(三輪)久美子特任助教、関西医科大学医学部の岡野(今井)圭子講師、立命館大学生命科学部の寺内一姫教授、名古屋大学の故近...
キーワード:環境変化/バクテリア/シアノバクテリア/光合成/生物時計/地球環境/変異体/体内時計/in vitro/細菌
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発表日:2026年3月17日
59
イネの成長ホルモンを"貯める"しくみを発見
~代謝調整経路を究明、環境変動に強い作物の品種開発に寄与~
・イネにおいて、植物ホルモン「オーキシン注1)」の新しい代謝分岐経路を発見。・配糖体酵素「IAAspGT注2)」への自然変異がイネの成長やバイオマス配分に影響する。・作物の環境応答性や生産性改良への応用が期待される。 名古屋大学大学院生命農学研究科の榊原 均 教授、同大学生物機能開発利用研究センターの芦苅 基行 教授、永井 啓祐 准教授、保浦 徳昇 特任准教授(研究当時)、同大学農学国際教育研究センターの犬飼 義明 教授らの研究グループは、理化学研究所 環境資源科学研究センター(CSRS)の小嶋 ...
キーワード:環境変動/グルコース/器官形成/生産性/環境応答性/オーキシン/植物ホルモン/食品産業/イネ/バイオマス/環境応答/生合成/成長ホルモン/ホルモン/アミノ酸/インドール/グルタミン酸/酸化反応/遺伝学
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発表日:2026年3月17日
60
神経回路の「設計原理」は存在するのか?
〜遺伝子の濃度勾配でコードされる脳内配線地図をデータ駆動で解読〜
・脳の神経細胞は、どのようなルールでつながっているのかを、実際の脳データを使って解析・神経配線データと脳内の遺伝子発現データから、神経の行き先を表現する「遺伝子の濃度勾配でコードされた脳内配線地図」を読み解く新しい解析手法 SPERRFY を開発・この脳内配線地図を使うことで、実際の脳内の配線パターンを高い精度で再現・脳全体の大まかな接続構造と局所的な細かい接続構造が、階層的な濃度勾配によって制御されている可能性を示唆・神経回路形成に関わる可能性の高い遺伝子候補を体系的に抽出でき、脳発生や神経疾患研究への応用が期待 ...
キーワード:データ駆動/軸索投射/霊長類/神経回路形成/脳発生/歯学/マウス/ラット/神経科学/神経回路/神経細胞/創薬/遺伝子/遺伝子発現/神経疾患/認知機能
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発表日:2026年3月17日
61
酸素存在下でも生育する光合成細菌の高効率エネルギー変換機構を解明
多くの光合成細菌にとって酸素は有害ですが、海洋性紅色非硫黄細菌は酸素存在下でも生育できます。この細菌において光合成を担うタンパク質複合体の構造をクライオ電子顕微鏡で観察したところ、新たな膜タンパク質を発見し、酸素存在下でも効率よくエネルギー変換できる仕組みの一端を解明しました。光合成細菌は光合成の際に酸素を発生しませんが、太陽光エネルギーを高効率で化学エネルギーへ変換する能力を持ちます。また、植物が利用しない近赤外光を利用でき、淡水や海水、温泉など多様な環境に適応しています。中でも海洋性紅色非硫黄細菌Rhodovulum sulfidophilum は、酸素存在下で...
キーワード:光エネルギー/海洋/近赤外/太陽/タンパク質複合体/光合成/光合成細菌/電子伝達/太陽光/赤外光/水処理/電子顕微鏡/排水処理/分解能/モデル生物/遺伝子改変/エネルギー変換/クライオ電子顕微鏡/バイオテクノロジー/近赤外光/膜タンパク質/硫化水素/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学数物系科学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年3月17日
62
うつ病による休職を「個人の問題」で終わらせない パンフレットを制作、職場・社会課題として当事者の声を可視化
・うつ病などのメンタルヘルス不調による休職注1)を経験した当事者と研究者が協働し、当事者チーム「ココロワタシ」(図1)を立ち上げ、休職中の困難や思いを可視化したパンフレットを制作・公開しました。・パンフレットは、休職の各時期に当事者が何に困り、何を感じていたのかを整理したもので、当事者・企業・医療者など多様な立場の人々の対話と理解を促し、社会全体で共有することを目的としています。・今後は企業や行政との対話イベントを開催し、当事者・企業関係者・医療従事者の垣根を超えて経験を共有するプラットフォームを構築し、誰もが安心して働き続けられる社会の実現を目指...
キーワード:リハビリ/ラット/うつ/うつ病/メンタルヘルス/リハビリテーション
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発表日:2026年3月16日
63
量子化された"相対論的"準粒子を微視的に観測
―ディラック電子の量子ホール効果の特異性を解明―
・量子ホール状態において異方的なスピン励起を観測・スピン軌道相互作用の強いディラック半金属に特有の準粒子 静岡大学理学部の清水康弘教授の研究グループは、名古屋大学大学院理学研究科の小林義明准教授・松下琢講師の研究グループと共同で、相対論的な運動方程式に従うディラック電子の量子化に伴う特異な磁気励起の観測に成功しました。本研究は、核磁気共鳴法(NMR)を用いて、量子ホール状態のバルク磁気励起を初めて明らかにしました。グラフェンなどの電子の有効質量がゼロに近いディラック半金属では、弱い磁場で電子の軌道運動のランダウ量子化が起きますが、相対論的な...
キーワード:エンタングルメント/スピン軌道相互作用/ディラック半金属/ディラック方程式/ビスマス/原子核/磁気共鳴/磁気励起/集団運動/準粒子/場の量子論/低エネルギー励起/有効質量/量子ホール効果/量子化/量子論/ホール効果/素粒子/磁場/トポロジカル/核スピン/半金属/グラフェン/スピン/極低温/電磁波/核磁気共鳴/核磁気共鳴法
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
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発表日:2026年3月16日
64
がん免疫療法CAR-Tの効果を支える新しい仕組みを発見
~コレステロール生合成がCAR-T細胞の長期活性を保つ鍵に~
・CAR-T細胞療法*1の効果が長く続く仕組みの一端を明らかにしました。・CAR-T細胞の働きを維持するために、コレステロール*2をつくる代謝*3経路が重要な役割を果たすことを発見しました。・患者データの解析と細胞実験の両方から、この代謝経路がCAR-T細胞の持続性と関連することを示しました。・今回の成果は、CAR-T細胞療法の効果をさらに高める新しい治療戦略の開発につながる可能性があります。 名古屋大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科学の竹内裕貴 大学院生、葉名尻良...
キーワード:持続性/遺伝子改変/biosynthesis/キメラ/生合成/抗原受容体/CAR-T細胞療法/CD40/がん免疫/がん免疫療法/腫瘍抗原/白血球/免疫療法/T細胞/がん細胞/血液/抗原/細胞療法/受容体/免疫細胞/ウイルス/コレステロール/遺伝子/遺伝子発現/生活習慣病
他の関係分野:複合領域総合生物農学
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発表日:2026年3月13日
65
次世代パワー半導体"最有力素材"の新規技術を確立
~世界初「酸化ガリウム」成長技術でEV、再エネ、宇宙開発を加速~
・高密度酸素ラジカル源(HD-ORS)を開発し、分子線エピタキシー(MBE)注1)・物理蒸着法(PVD)注2)で原子状酸素密度を従来比2倍に向上。・HD-ORSを用いたMBEで、300℃、1µm/hにて次世代パワー化合物半導体注3)である酸化ガリウム(Ga₂O₃)注4)の高速ホモエピタキシャル成長注5)を実現。・PVDにおいてもHD-ORSを活用することにより、1µm/h超の高速成長で安定した(001)面ホモエピタキシャル膜を実現。...
キーワード:CdTe/超高真空/GaN/InP/エピタキシャル成長/パワーデバイス/ヘテロエピタキシー/分子線エピタキシー(MBE)/省エネ/エピタキシー/エピタキシャル/単結晶/SiC/スパッタリング/化合物半導体/結晶化/結晶成長/結晶方位/原子状酸素/熱処理/熱伝導/半導体/結晶構造/ラジカル
他の関係分野:数物系科学工学農学
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発表日:2026年3月13日
66
超小型衛星「MAGNARO-II」を研究開発
~複数の衛星による宇宙の力を使った編隊飛行の実証実験~
・編隊飛行において推進剤や軌道制御機器を使用しない超小型衛星「MAGNARO-II」(マグナロ-II)を研究開発した。・本衛星は、軌道上で二つに分離し磁気や空気による力といった人工衛星が受ける力を利用し、人工衛星の編隊を形成し維持する技術の実証実験を行う。・軌道制御機器を使用しないことから、余裕ができたスペースに望遠鏡やミッション用の通信機といったミッション機器を搭載でき、推進剤の残量を考慮する必要がないため、従来よりも長期にわたる編隊維持が期待される。・本衛星のこれまでの研究開発により得られた知見により、名古屋大学が代表機関として実施しているJAXA宇宙戦...
キーワード:MIMO/衛星/磁場/望遠鏡/スピン/宇宙工学/航空宇宙工学/実証実験/小型衛星/人工衛星/超小型衛星/イミン
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2026年3月11日
67
天然の細菌を"だまして"ダイオキシンなど汚染物質を分解
遺伝子操作なしで豊富な微生物を活用する環境浄化の新戦略
・天然の土壌細菌を“そのままの姿”で用い、細菌がもつ酸化酵素の働きを外部から与える分子(デコイ分子)で制御することで、芳香族汚染物質の分解を実現。・脂肪酸に似せたデコイ分子により、酸化酵素シトクロムP450は汚染物質を“基質として認識するよう誘導され”、水酸化反応を実行。・遺伝子操作を伴わないため、遺伝子組み換え生物に適用される厳しい法規制を受けることなく運用でき、既存の豊富な微生物資源をそのまま活用できる可能性を秘めた新たなバイオレメディエーション注 1)戦略。 名古屋...
キーワード:環境汚染/ダイオキシン/環境汚染物質/環境浄化/芳香族/芳香族化合物/シトクロム/クロム/ベンゼン/メディエーション/バイオレメディエーション/分解能/組み換え/生体内/酸化酵素/P450/枯草菌/遺伝子組み換え/土壌/生物資源/生物多様性/微生物/遺伝子操作/シトクロムP450/酸化反応/脂肪酸/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月5日
68
機能性有機化合物を迅速合成する手法を確立 メカノケミカル法を用いた前例のないアルキン二量化反応
・キラルラダーπ骨格をもつジヒドロジナフトペンタレンの合成に成功。・空気下、室温で、迅速に反応させる「メカノケミカル反応」注1)により、溶液中反応では達成できなかったアルキン注2)の二量化反応を実現。・ジヒドロジナフトペンタレンのキラル光学特性などを解明。 名古屋大学大学院理学研究科の伊藤 英人 准教授、堀 航也 博士前期課程学生、遠山 祥史 博士後期課程学生らは、メカノケミカル法による新しいアルキン注2)の二量化反応を開発し、新奇キラルラダーπ骨格をもつジヒド...
キーワード:多環芳香族炭化水素/光物性/分子構造/芳香族/キラル/ジエン/ナフタレン/電子移動/芳香族化合物/芳香族炭化水素/固体反応/アセチレン/メカノケミカル/ベンゼン/光学特性/リチウム/水素原子/機能性/炭化水素/アルキン/有機合成
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2026年3月3日
69
世界初、超高性能熱電半金属に潜む「プラズモニックポーラロン」を直接観測
-半金属は熱電材料にならないという常識を覆す-
・半金属1)でありながら極めて高い熱電性能を示すTa₂PdSe₆の電子構造を直接観測しました。・電子が集団的電荷振動と結合した新しい準粒子「プラズモニックポーラロン」2)を発見しました。・電子と正孔3)の性質の違いが、半金属の高性能熱電変換を生むことを明らかにしました。 岡山大学学術研究院先鋭研究領域(異分野基礎科学研究所)の大槻太毅准教授と名古屋大学大学院理学研究科の中埜彰俊助教(現:同大学大学院工学研究科講師)、寺崎一郎教授、京都大学大学院人間・環境学研究科の吉田鉄平教...
キーワード:バンド構造/角度分解光電子分光/光電子分光/高エネルギー/準粒子/加速器/放射光/電子分光/クリーンエネルギー/プラズモン/ポーラロン/半金属/電子構造/電子状態/熱電材料/熱電変換/半導体/寿命
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年2月26日
70
新たな視点:加齢に伴う血液の変化「クローン性造血」が大動脈瘤を悪化させる仕組みを解明
~免疫細胞に着目した治療戦略の可能性~
・加齢に伴って生じるクローン性造血*1が、大動脈瘤(りゅう)の拡大を促進することを明らかにした。・大動脈瘤悪化の機序として、クローン性造血の原因遺伝子の一つであるTet2*2に変異を有するマクロファージ*3が破骨細胞*4様細胞へと分化し、血管壁の弾力を保つエラスチン*5を分解することで大動脈瘤を増悪させることを見出した。・この過程に関与するRANK-RANKLシグナル*6を、遺伝学的手法または阻害剤により抑制することで、動物モデルにおける...
キーワード:クローン/突然死/differentiation/ステント/ステントグラフト/炎症反応/大動脈瘤/動物モデル/動脈瘤/大動脈/骨細胞/RANKL/エラスチン/ファージ/マクロファージ/幹細胞/血液/骨代謝/阻害剤/破骨細胞/免疫細胞/薬理学/遺伝学/遺伝子/遺伝子変異/加齢/危険因子/手術/造血/動物実験
他の関係分野:生物学
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発表日:2026年2月26日
71
根をもたないコケ植物が栄養を吸収するしくみを解明
・維管束(根と水や栄養を運ぶ組織)を持たないコケ植物ゼニゴケにおいて、独自開発した生体イメージング技術により、仮根から吸収されたリンが植物体内部へ短時間で移動する様子をリアルタイムで可視化することに成功した。・ゼニゴケの仮根を高純度で分離・解析する手法を組み合わせることで、仮根特異的に発現する遺伝子群を明らかにした。・コケ植物の仮根はこれまで植物体を地面に固定するための器官と考えられてきたが、維管束植物の根毛と似たような役割も担っている可能性を示しており、今後、植物の進化や栄養吸収のしくみに関する研究の発展が期待される。 神戸大学大学院理...
キーワード:コケ植物/ゼニゴケ/維管束/モデル生物/生体イメージング/遺伝子
他の関係分野:生物学総合生物
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発表日:2026年2月26日
72
展示設計で学びが変わる~「感じる・考える・語りたくなる」S-S-Sモデルを提案~
・展示設計が来館者の学びと日常生活や社会とをつなげられるか検証。・木曽馬注1)の標本資料を使って、来館者の理解や意識の変化を明らかにした。・感覚体験(Sense)―科学的理解(Science)―価値の意味づけ(Significance)を段階的につなぐ教育モデル「S-S-Sモデル」を実践にもとづき体系化。 名古屋大学博物館の梅村 綾子 特任助教は、岐阜大学高等研究院の高須 正規 准教授とともに、博物館における学びを段階的かつ意図的に深める教育フレームワーク「感覚体験(Sense)→ 科学的理解(Scienc...
キーワード:フレームワーク/博物館学/市民参加/アンケート調査/体系化/聴覚/日常生活/文化交流
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2026年2月25日
73
肥満はアルツハイマー病の発症リスクではない可能性~
脳内の脂質変動に遺伝子以外の制御が関与することを示唆~
・アルツハイマー病(AD)マウス脳ではミエリン注1)含有脂質量が変動し、肥満の影響を受けていたが、ミエリン産生細胞であるオリゴデンドロサイト注2)の遺伝子発現変動はミエリン含有脂質量の変動を反映していなかった。・ADの脳でのミエリン含有脂質の代謝には遺伝子以外の制御の可能性が考えられる。・肥満はADでの認知機能障害を悪化せず、一部の神経炎症注3)指標は改善した。肥満とAD病態との関連には病期や食習慣、年齢などの複数要因が関与し得る。 名古屋大学環境医学研究所病態神経科学分野...
キーワード:生細胞/アミン/絶縁体/エタノール/セラミド/髄鞘/グリア細胞/認知機能障害/アストロサイト/アルツハイマー病/グリア/マウス/ミクログリア/神経科学/神経細胞/コレステロール/リスク因子/遺伝子/遺伝子発現/脂質/脂質代謝/食習慣/認知機能
他の関係分野:化学工学
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発表日:2026年2月24日
74
ALSの原因タンパク質TDP-43の新たな機能を発見
・神経細胞(ニューロン)特異的にTDP-43*1をノックアウト*2したマウスの脳において軸索*3の髄鞘化*4が抑制されていることを発見・ニューロンのTDP-43がニューレキシン1*5発現の制御を介して軸索の髄鞘化を促進していることを解明 名古屋大学大学院医学系研究科神経内科学の李佳益 研究員(筆頭著者)、井口洋平 講師、勝野雅央 教授、同分子細胞学の和氣弘明 教授(生理学研究所 教授/クロスアポイントメント)らの研究グループは神経細胞(ニュー...
キーワード:RNA代謝/シナプス/TDP-43/細胞接着分子/神経内科学/髄鞘/ニューロン/mRNA/筋萎縮/筋肉/短期記憶/病態解明/RNA/RNA結合タンパク質/シナプス形成/マウス/凝集体/細胞死/細胞接着/神経細胞/神経変性/神経変性疾患/接着分子/発現調節/遺伝子/海馬/筋萎縮性側索硬化症 /生理学/認知機能
他の関係分野:生物学総合生物
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発表日:2026年2月24日
75
がん由来の微粒子が尿中に出ることを発見
-尿を使ったがん細胞の早期検知へ-
・がん細胞由来の細胞外小胞が尿へと分泌されることを確認・脳をはじめとした腫瘍組織から分泌された細胞外小胞が尿へと排出される様子を高感度に検出・尿中細胞外小胞によるがんの早期検知に期待 東京科学大学(Science Tokyo) 生命理工学院 生命理工学系の安井隆雄教授、阿尻大雅助教、東京大学 大学院医学系研究科の小嶋良輔准教授、名古屋大学 未来社会創造機構の夏目敦至特任教授らの研究グループは、東北大学、群馬大学、北海道大学、国立長寿医療研究センターのグループと共同で、腫瘍組織から分泌された細胞外小胞が尿へと排出されることを明らかにしました...
キーワード:微粒子/細胞外小胞/がん細胞/マウス/血液/腎臓/バイオマーカー
他の関係分野:工学
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発表日:2026年2月21日
76
単層の氷の構造を初めて可視化
―渦状に並んだ水分子がつくるフェロアキシャル秩序を実証―
・鉱物中に閉じ込められた単層の水分子(単層氷)が研究の舞台・ハニカム格子上に並んだ水分子は室温で定まった方向を向かずに回転・低温で水分子が渦状に並んだ、フェロアキシャル秩序状態の新しい氷を発見 静岡大学理学部の野村肇宏講師の研究グループは、東京大学大学院新領域創成科学研究科の鬼頭俊介助教・有馬孝尚教授、岡山大学の小松寿弐千大学院生(当時)・木村純大学院生・甲賀研一郎教授、広島大学の長谷川巧准教授・荻田典男教授、高輝度光科学研究センターの中村唯我研究員、東京理科大学の石川孟講師、名古屋大学の矢島健准教授、東京大学物性研究所の松尾晶技術専門職...
キーワード:水分子/閉じ込め/X線回折/放射光/放射光X線/秩序構造/結晶工学/動力学/分子動力学/分子動力学計算
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年2月21日
77
腸内細菌がタッグを組んで便秘を引き起こす仕組みを解明
~常識を覆す「細菌性便秘」の世界初の発見と、新たな治療薬開発に光明~
・世界初のメカニズム発見:2種類の腸内細菌が協調して腸管粘液(ムチン)注1)を分解し、便秘を引き起こす「細菌性便秘」注2)という新しい概念を提唱した。・臨床と基礎の統合的アプローチ: 患者データ解析で得られた知見を、無菌マウス注3)と遺伝子改変技術を用いた生物学的実験で実証した。特定の細菌の組み合わせが便秘の「直接的な原因」になることを証明した。・創薬への期待: 細菌が持つ特定の酵素(脱硫酸化酵素)を標的にすることで、便秘を改善する新たな治療戦略を示唆した。 名古屋大学 学...
キーワード:産学官連携/データ解析/遺伝子改変/ノトバイオート/実験動物/酸化酵素/微生物/無菌マウス/大腸/パーキンソン病/マウス/創薬/遺伝子/医師/細菌/自律神経/腸内細菌/動物実験
他の関係分野:複合領域数物系科学総合生物農学
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発表日:2026年2月14日
78
薬になりにくい―天然物創薬の限界を突破する合成法確立
赤痢アメーバ症はじめさまざまな疾患治療薬への展開に期待
・微生物の生合成機構注1)を理解・再設計し、「改造しやすい非天然型天然物」を作らせた後に必要部分のみを化学修飾する新手法「ケム・バイオハイブリッド合成注2)」を確立し、天然物創薬の新しい枠組みを提示した。・本手法により、赤痢アメーバに高活性だが肝臓内で速やかに分解されてしまう天然物「オバリシン注3)」を「分解されにくく安全性の高い」化合物群へ改良した。・最終的に得られた2種の化合物が、ハムスター赤痢アメーバ肝膿瘍モデルにおいて、皮下注射および経口投与の両方で高い治療効果を示し、病変を消失させた。...
キーワード:危機管理/遺伝子改変/生合成経路/生合成/微生物/赤痢アメーバ/発展途上国/合成生物学/創薬/副作用/有機合成/遺伝子/感染症/薬剤耐性
他の関係分野:複合領域総合生物農学
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発表日:2026年2月14日
79
栄養不足でもがん細胞が生き延びる
代謝と糖が連携する仕組み発見、がん治療の新たな視点に
・栄養不足の環境下で、がん細胞が糖の量を測って生き延びる新たな仕組みを発見。・代謝と糖鎖の連携という新たな視点からがん細胞の適応戦略を理解する手がかり。・糖鎖の状態を精密に制御することが、将来的ながん治療戦略につながる可能性を示唆。 名古屋大学糖鎖生命コア研究所の原田 陽一郎 特任教授(兼大阪大学大学院医学系研究科連携大学院分子腫瘍医学)の研究グループは、大阪大学医学研究科連携大学院博士課程Zwei Wang さん、大阪国際がんセンター研究所の谷口 直之 部長、理化学研究所環境資源科学研究センターの堂前 直 ユニットリーダーとの共同研究で...
キーワード:悪性化/グルコース/ストレス耐性/がん細胞/がん治療/ストレス/遺伝学/脂質
他の関係分野:生物学農学
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発表日:2026年2月14日
80
抗ウイルス薬ファビピラビルの活性化の鍵となる酵素反応を可視化
― 高い薬効を発揮できる新薬の創製へ向けた新たな手法開拓 ―
・酵素HGPRTがファビピラビルを活性型へと変化させる反応を、NMRでリアルタイムに直接観測・HGPRTが酵素活性を発揮するうえで特に重要な「ホットスポット残基」を同定し、その役割を解明・NMRデータと分子動力学シミュレーションを統合的に解析し、酵素-薬剤相互作用の機序を解明・本手法は、より高い薬効をもつ新規抗ウイルス薬やプロドラッグの設計への応用が期待される 北里大学大学院薬学研究科の杉木俊彦准教授と吉田智喜助教、大阪大学量子情報・量子生命研究センターの根来誠教授、大阪大学蛋白質研究所の藤原敏道名誉教授、量子科学技術研究開発...
キーワード:情報学/磁気共鳴/分子動力学シミュレーション/量子情報/ホットスポット/シミュレーション/動力学/分子動力学/酵素活性/酵素反応/プロドラッグ/核磁気共鳴/抗ウイルス薬/ウイルス
他の関係分野:情報学数物系科学工学農学
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発表日:2026年2月12日
81
MOF由来の単一原子で高価な白金に匹敵する触媒を創製
凍結・二次元構造化し100%の原子利用、次世代燃料電池に寄与
・単一原子触媒注1)における活性点利用注2)をほぼ100%まで高める設計指針を確立。・凍結鋳型法注3)により、二次元・単層配列ナノカーボン構造を創製。・酸素還元反応注4)において、高価な白金触媒に匹敵、あるいは凌駕する性能を実証。・燃料電池注5)をはじめとする次世代エネルギー変換デバイスの高効率・低コスト化に貢献。 燃料電池などの電気化学エネルギー変換技術において、電極触媒の高活性化と資源利用効率の向上は、エネルギー変...
キーワード:最適化/資源利用/多孔性結晶/触媒反応/電子輸送/電極触媒/カソード/金属有機構造体/酸素還元反応/酸素分子/前駆体/電気化学反応/ナノカーボン/還元反応/反応速度/物質輸送/電池/燃料電池/カーボン/ナノ粒子/界面活性剤/環境負荷/金属イオン/構造制御/構造設計/多孔質/電気化学/熱処理/エネルギー変換/配位子
他の関係分野:情報学複合領域化学総合理工工学農学
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発表日:2026年2月12日
82
動物の複雑な行動を解析するAIツール『YORU』を発表
~プログラム不要で集団内の個体の行動識別や操作が可能に~
・動物同士が入り交じる場面でも、「見た目の変化」を手がかりに高速で動物の行動を自動検出するAI解析ツール『YORU』を開発した。・昆虫、魚、哺乳類において複数個体の行動を高い精度で迅速に検出できた。・特定の行動を示す個体をピンポイントで狙ったリアルタイム介入操作注1)を実現した。・プログラミング不要で実験・解析を自動化でき、生命科学全般の研究発展にも寄与する。 〈AI解説ツール「YORU」による解析動画〉...
キーワード:物体検出/アルゴリズム/プログラミング/機械学習/人工知能(AI)/行動観察/因果関係/性行動/マイクロ/自動化/光刺激/行動選択/神経活動/行動解析/社会性行動/哺乳類/生態学/スポーツ/スポーツ科学/電気刺激/光遺伝学/イミン/神経科学/創薬/薬理学/遺伝学
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発表日:2026年2月12日
83
植物が環境に適した根を作り出すメカニズムを解明
〜作物の根を栽培環境に最適化する品種育成への応用に期待〜
・イネは根の皮層に通気組織注1)と呼ばれる空隙を形成し、大気中の酸素を根端部まで効率的に供給することで酸素の欠乏した冠水土壌注2)に適応している。そのため、他のイネ科の畑作物と比べて根に占める皮層の割合が大きい。・モデル植物のシロイヌナズナでは、根端分裂組織注3)の皮層-内皮始原細胞注4)が並層分裂注5)することでそれぞれ1層の内皮注6)と皮層が生み出される。一方、イネの根端分裂組織では並層分裂が複数回起こることで、放射方向に複数の皮層が生み出される...
キーワード:最適化/パターン形成/高分子/植物生理学/分裂組織/植物ホルモン/シロイヌナズナ/水田/イネ/フェノール/リグニン/土壌/微生物/ホルモン/幹細胞/細胞死/細胞分裂/脂肪酸/転写因子/内皮細胞/生理学
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発表日:2026年2月10日
84
卵巣癌の急速な腹膜播種形成のメカニズムを発見!
~癌細胞は腹腔内環境を巧みに制御して播種を形成する~
・卵巣癌は早期発見が極めて難しく、ほとんどの患者が腹膜播種(はしゅ)※1という腹腔内※2に転移を伴う進行期で診断される予後不良な癌である。腫瘍発生部位である卵管・卵巣から遊離した癌細胞が、腹水※3を介して腹膜へと到達することで腹膜播種を生じると考えられているが、その過程に関しては不明な点が多い。・腹膜内は他の組織とは異なる細胞で構成されているが、腹膜中皮細胞※4が腹水中にも存在することをsingle-cell RNA sequencing解析※5を用いて明らかにした。腹水中...
キーワード:構造形成/一細胞/抵抗性/マウスモデル/遺伝子解析/浸潤/増殖因子/病理/病理学/腹膜播種/卵管/卵巣/悪性腫瘍/間葉系細胞/RNA/スフェロイド/マウス/上皮細胞/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/早期発見
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発表日:2026年2月9日
85
MRI検査中でも使える、金属を使わない医療用ロボット開発 名古屋大学・東海中央病院の医工連携プロジェクトで動作実証
・MRI・CT内でロボットを動かす難しさ:MRI・CT画像を用いれば、体内の病変部を確認しながら治療を行うことができ、ロボットの遠隔操作による支援は術者の負担軽減につながる。一方、MRIでは強い磁場のため電動モータが使用できず、CTでは金属によるノイズが問題となる。また、装置のガントリ内は狭く、小型機構が求められる。・球状歯車型空圧モータで動くロボット:部矢准教授らは非金属製の空圧駆動による「球状歯車型空圧モータ」注1)を開発し、1台で多方向回転が可能であることを実証してきた。本研究では2台のモータを組み合わせ、穿刺(せんし)機構を備えた医療用ロ...
キーワード:強磁場/高磁場/ノイズ/磁場/ロボット/遠隔操作/金属材料/実証実験/性能評価/CT画像/医工連携/画像診断/MRI
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発表日:2026年2月6日
86
"動きの量"だけでは見えない多動性
―自閉スペクトラム症マーモセットで多動の不規則性とストレス指標との関連を確認―
・自閉スペクトラム症(ASD;※1)モデル動物であるコモンマーモセット(※2)において、単純な「動いた量」を測定するだけでなく、“動き方の乱れ”や“予想しにくさ”、休息がどれだけ続きどのように途切れて再開するかといった“休息のつながり方”まで定量化し、多動性の新しい見え方を提示しました。・ASDモデルの成体(2歳以上のマーモセット)では、1日の総活動量は差がなくても朝と夕方に活動が上がる特定の時間帯があり、さらにストレス指標(コルチゾール)と活動量が連動する傾向を確認しました。・ASDモデルの幼齢...
キーワード:ウェアラブル/情報学/認知科学/行動特性/霊長類/状況依存性/動特性/微細構造/大脳/対人コミュニケーション/SPECT/精神医学/コモンマーモセット/ホルモン/マーモセット/モデル動物/大脳皮質/コミュニケーション/コルチゾール/ストレス/子育て/自閉スペクトラム症
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発表日:2026年2月6日
87
免疫チェックポイント阻害薬の副作用で生じる下垂体と甲状腺のホルモン異常が合併しやすいメカニズムを解明
・免疫チェックポイント阻害薬は様々ながんに対して有効である一方、ホルモン異常の副作用が課題となっている。そのため、名大病院では、約10年前から同薬を使用する全患者を対象に、ホルモン異常の副作用を解析する世界に類を見ない前向き研究を継続している。・今回、この前向き研究により、下垂体と甲状腺のホルモン異常が同一患者に合併しやすいことを初めて明らかにし、さらにその仕組みとして患者が持つ免疫の型(HLA-DR15関連ハプロタイプという遺伝的特徴)が関与することを解明した。・本研究成果により、下垂体と甲状腺の副作用を発症しやすい患者を事前に把握し、安全に治療を進める個別化がん免...
キーワード:ハプロタイプ/下垂体/がん免疫/がん免疫療法/ホルモン/甲状腺/免疫治療/免疫療法/HLA/内分泌/副作用/免疫チェックポイント/免疫チェックポイント阻害薬/コホート/個別化医療/前向きコホート研究/糖尿病
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発表日:2026年2月3日
88
ジチオカーバメートラジカル触媒のデザイン
~三重項ビラジカルの新たな触媒機能を発見~
・ジチオカーバメート注1)を構造基盤とした新しい分子性ラジカル触媒注2)を開発・励起三重項状態注3)のビラジカル種注4)が硫黄中心ラジカル触媒として機能・アジリジン(窒素原子を含む3員環骨格)からアミノシクロペンタン(アミノ基を有する炭素5員環骨格)への原子効率の高い変換反応を実現 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM※)・大学院工学研究科の大井 貴史 教授、中島 翼 助教、川口 竜寛(博士後期課程学生...
キーワード:励起状態/反応機構/触媒化学/触媒機能/可視光/活性種/光触媒/スピン/環境問題/生物活性/ラジカル/原子効率/分子変換/有機合成
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発表日:2026年2月3日
89
新しい環境では「眠れない」のはなぜか?生存を支える覚醒回路を解明、睡眠障害の病態理解に新たな視点
・新奇環境時に神経活動が増加する脳領域を同定。・この脳領域(拡張扁桃体注1))を抑制すると、新奇環境時の覚醒が抑制される。・拡張扁桃体のコルチコトロピン放出因子陽性神経に存在するニューロテンシンが新奇環境時の覚醒維持に関与する。 名古屋大学環境医学研究所の小野 大輔 講師、竹本 さやか 教授、上田 修平 助教らの研究グループは、新奇環境時に覚醒を維持する神経メカニズムを新たに発見しました。動物や人間は、初めての場所に置かれると覚醒度が高まり、周囲を注意深く観察することが知られています。例えばホテルに泊まっ...
キーワード:不確実性/神経ペプチド/神経活動/大脳/大脳辺縁系/視床/ストレス応答/ストレス/睡眠/睡眠障害
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発表日:2026年2月2日
90
PM2.5に含まれる"スズ"がスギ花粉症を悪化させる可能性
― 環境汚染とアレルギーの新たな関係 ―
・スギ花粉症患者では、健常者に比べてPM2.5に含まれるスズ(Sn)が鼻腔内に蓄積しやすい可能性が示されました。・スギ花粉症患者の鼻腔内スズ濃度は、非スギ花粉症患者と比べて約3-4倍高く、鼻炎症状の強さと有意な相関を示しました。・アレルギー性鼻炎モデルマウスでは、非アレルギーマウスに比べ、PM2.5に含まれるスズが鼻腔内に2-3倍多く捕捉されました。その結果、肺に到達するスズ量は30-40%低減しました。・アレルギー性鼻炎モデルマウスの鼻粘膜ではムチンが過剰に産生されており、このムチン増加が鼻腔内でのスズ蓄積に関与している可能性が示されました。...
キーワード:PM2.5/環境汚染/環境政策/健康リスク/リスク評価/花粉/スギ/動物モデル/大気汚染/モデルマウス/マウス/アレルギー/疫学/疫学調査
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発表日:2026年2月2日
91
植物の道管の形を精密に制御する新機構を解明
~植物の環境応答能力強化へ新たな道~
・細胞壁注1)の構造は、植物細胞の機能や植物の生育に重要である。・道管は細胞壁を一定の間隔で形成することで、水輸送に適した構造をつくる。・免疫応答タンパク質ACIP1が細胞壁の間隔を調節することを明らかにした。・本研究成果は、細胞壁形成の新たな制御機構を示し、細胞壁形成と植物の環境適応との潜在的な連関を見出した。 名古屋大学大学院理学研究科の三宅 陽穂 博士前期課程学生、杉山 友希 YLC特任助教、佐々木 武馬 助教、小田 祥久 教授の研究グループは、奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科の出村 ...
キーワード:最適化/ミセル/環境適応/水輸送/ナノメートル/構造制御/シロイヌナズナ/セルロース/ヘミセルロース/リグニン/環境応答/細胞壁/細胞膜/微小管/チューブリン/細胞内輸送/細胞分裂/免疫応答/遺伝子
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発表日:2026年1月30日
92
抗体全体のかたちと機能の鍵となるヒンジ領域
-免疫反応をピンポイントで制御する抗体医薬の設計に期待-
・IgG1抗体のヒンジ領域を改変すると抗体が半分に分かれる現象を発見。・核磁気共鳴法などによる原子レベルでの構造解析で、ヒンジ構造の変化が抗体全体の構造と機能に影響することを解明。・受容体FcγRIにのみ結合する特性を利用した次世代抗体医薬の設計に期待。 東京科学大学(Science Tokyo) 物質理工学院 材料系の小関悠希大学院生(博士後期課程1年)と同 総合研究院 フロンティア材料研究所の谷中冴子准教授、九州大学 大学院薬学研究院のカアベイロ・ホセ教授、大阪大学 大学院工学研究科の内山進教授、山口祐希助教、自然科学研究...
キーワード:磁気共鳴/機能制御/アミノ酸/プロリン/核磁気共鳴/核磁気共鳴法/血液/抗原/抗体医薬/受容体/免疫応答/免疫細胞/ウイルス/抗体/細菌
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発表日:2026年1月29日
93
早発型妊娠高血圧腎症の新たな病態メカニズムを解明
-胎盤由来細胞外小胞による血管透過性亢進
・血清中細胞外小胞*1(EV)のプロテオミクス解析*2と胎盤組織トランスクリプトーム解析*3を統合し、早発型妊娠高血圧腎症*4(Eo-PE)病態関連EVタンパク質としてLIMCH1*5を同定・LIMCH1搭載EVが血管内皮*6の透過性を亢進(こうしん)させることを明らかにし、Eo-PEにおける血管内皮障害の新たな病態メカニズムを解明・Eo-PE重症化予測のバイオマーカー開発や、新規治療戦略創出につながる可能性を示唆 ...
キーワード:生細胞/ナノメートル/血流/細胞間コミュニケーション/オミクス/オミクス解析/血管内皮/血清/合併症/細胞外小胞/妊娠高血圧腎症/胎児/in vitro/RNA/トランスクリプトーム/プロテオミクス/栄養膜細胞/血液/血管内皮細胞/小胞体/胎盤/内皮細胞/エクソソーム/コミュニケーション/タイトジャンクション/バイオマーカー/遺伝子/血圧/高血圧/周産期/妊娠/妊婦/分娩
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発表日:2026年1月27日
94
脳性麻痺慢性期に対するヒト乳歯歯髄幹細胞(SHED)の静脈内投与の治療有効性評価
~治療が困難とされてきた慢性期脳障害に、新たな希望を~
・脳性麻痺(*1)の原因となる脳の損傷から時間が経過し、すでに運動や学習の障害が顕在化している慢性期(*2)においても、治療効果が得られる可能性を、ラットモデルを用いて世界で初めて示しました。 ・乳歯から得られる幹細胞であるヒト乳歯歯髄幹細胞(SHED)(*3)を静脈内投与することで、脳内に存在する神経幹細胞(*4)の働きが活性化し、新たな神経細胞を生み出す力が高まることが分かりました。 ・乳歯は誰でも自然に抜けるものであり、倫理的な問題が少なく...
キーワード:学習行動/免疫調節/血流/神経新生/新規治療法/脳損傷/グリア細胞/自己複製/自己複製能/組織修復/増殖因子/多分化能/中枢神経/運動機能/神経再生/脳性麻痺/液性因子/肝細胞増殖因子(HGF)/歯髄幹細胞/成長因子/アポトーシス/グリア/ケモカイン/モデル動物/ラット/幹細胞/肝細胞/虚血/抗炎症/再生医療/細胞治療/細胞増殖/細胞療法/神経幹細胞/神経細胞/神経保護/低酸素/サイトカイン/周産期/小児/新生児/低侵襲/発達障害
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発表日:2026年1月26日
95
がんの進化の力を白日のもとに~がん細胞の環状の染色体外DNAを標的にしたゲノム編集技術の開発に成功~
・近年、がんの進化・不均一性・治療抵抗性の重要なメカニズムとして環状の染色体外DNA(extrachromosomal DNA, ecDNA)(※1)が注目されています。一方で、がん細胞内におけるecDNAの機能や動態については不明な点が多く、この理由の1つとしてecDNAを人工的に改変する技術が確立されていないことが挙げられます。 ・CRISPR-Cas9(※2)によるゲノム編集で用いるガイドRNAを最適化することにより(「セーフガードgRNA(※3)」を使用)、ecDNAの効率的なゲノム編集技...
キーワード:最適化/がん研究/悪性化/シミュレーション/CRISPR-Cas/ゲノム編集技術/抵抗性/機能解析/CRISPR/悪性度/細胞毒性/治療抵抗性/腫瘍学/染色体/ゲノム編集/不均一性/CRISPR-Cas9/RNA/がん細胞/細胞死/細胞分裂/ゲノム/ストレス/遺伝子/細菌/薬剤耐性
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月26日
96
海鳥が教えてくれる全海洋の水銀汚染の実態~世界規模のモニタリング解析から水銀空間分布を推定~
・海鳥の血液中水銀濃度を用いて、世界規模の海洋水銀分布推定手法を新たに構築した。・4カ国12機関による国際共同研究により、海鳥108種・11,000個体以上の成鳥データを統合解析し、世界で初めて生物由来の実測データを用いて全海洋における水銀の空間分布を推定した。・種ごとの食性や生息域の違いが血中水銀濃度のばらつきに与える影響を定量化し、種間差を考慮した「海鳥ベースモデル」を構築した。・沿岸から外洋、熱帯から極地まで広く分布する海鳥を用いることで、地球規模の海洋水銀汚染を網羅的に評価できることを示した。・本手法は、水俣条約など国際的な水銀排出規制...
キーワード:極地/空間分布/海洋/モニタリング/海洋環境/血液
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発表日:2026年1月23日
97
介護は負担だけではない?家族介護者の生活の質向上へのモデルを提唱
~肯定的および否定的認識への理解が介護者支援の充実に寄与~
・家族を介護している人(家族介護者)の“介護の肯定的認識および否定的認識”を共に検討。・介護の否定的な認識が高いことは、家族介護者の生活の質を低下させる。・介護の肯定的な認識が高いことは、否定的な認識を低下させる。・否定的な認識と肯定的な認識を共に評価することで、家族介護者の生活の質を高める支援が可能となると考えられる。 名古屋大学大学院医学系研究科の星野 純子 准教授、桜井 美果 博士後期課程学生の研究グループは、家族を介護している人(家族介護者)の介護に関する認識や生活の質について、構造方程式モデリ...
キーワード:構造方程式モデリング/共分散構造分析/モデリング/家族介護者/介護者/看護/看護学/看護師/在宅医療/生活の質/地域包括ケア/訪問看護/訪問看護師
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2026年1月23日
98
高校生はコロナ禍で抑うつになりにくくなっていた?
~心の変化を"地形図"で可視化、集団傾向を数理的に解析~
・東京在住の高校生から取得した抑うつ注1)に関するアンケートに対して、エネルギー地形解析注2)を適用して「抑うつのエネルギー地形図」として解析した結果、先行研究と同様に集団全体の傾向としてコロナ禍で抑うつになりにくくなっていたことを示した。・層別化解析注3)により、抑うつスコアが低く安定なグループと高く不安定なグループを特定し、両グループでコロナ禍による抑うつへの影響が異なることを示した。・脳発達データ(経時的な頭部MRI検査注4))の比較から、脳構造の成長過程が抑うつの感受性に影...
キーワード:無作為抽出/AI/インテリジェンス/情報学/人工知能(AI)/認知科学/内部構造/行動特性/コロナ禍/アンケート調査/シミュレーション/動特性/インフォマティクス/脳発達/生態学/精神医学/脳神経科学/パンデミック/感染症対策/眼球運動/思春期/MRI/神経科学/うつ/うつ病/コホート/異分野融合/感染症/新型コロナウイルス感染症/精神疾患/放射線/抑うつ
他の関係分野:情報学数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月19日
99
「鉄×光」で高価な光学活性物質を1/3に抑える新触媒を開発 レアメタル使わず有用天然物の合成に成功
医薬品開発をもっとエコに
・豊富な資源である鉄とクリーンなエネルギーである光を掛け合わせた合成法を開発。・高価なキラル注1)配位子注2)の使用量を1/3に削減することに成功。・生物活性天然物Heitziamide Aの世界初の不斉全合成注1)を達成。・理想的な触媒デザインの実現により、環境・コスト面に配慮した医薬品開発の推進が期待される。 名古屋大学大学院工学研究科の石原 一彰 教授、大村 修平 助教、赤尾 颯斗 博士後期課程学生らの研究グループは、高価なキラル配位子X*の使用量を最小限...
キーワード:光エネルギー/再生可能エネルギー/太陽/アミド/キラル/光学活性/立体選択的/太陽光/持続可能/持続可能な発展/光触媒/レアメタル/生物活性/医薬品開発/生物活性天然物/阻害剤/配位子/不斉全合成
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発表日:2026年1月14日
100
「もったいない精神」で宇宙の天気を読む
――複数探査機の多点比較から宇宙線変動と太陽プラズマの関係を解明――
・複数探査機の多点観測から宇宙線変動と太陽プラズマの物理的関係を解明・本来理学用途でないシステム系観測装置を活用した太陽プラズマ観測手段を確立し、実証に成功・太陽プラズマの観測手段の増加により、精度の高い宇宙天気予報実現に貢献 名古屋大学宇宙地球環境研究所の三好由純教授、原田裕己准教授、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の木下岳大学院生、計測・実験素粒子物理学研究所(LIP:Laboratory of Instrumentation and Experimental Particle Physics)のマルコ ピント研究員、東京大...
キーワード:銀河宇宙線/高エネルギー/高エネルギー粒子/素粒子/宇宙線/衛星/観測装置/銀河/質量放出/新星/素粒子物理/太陽/太陽系/超新星/超新星爆発/惑星/惑星科学/地球環境/人工衛星/TEMPO/放射線
他の関係分野:数物系科学工学農学
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発表日:2026年1月14日
101
緑内障インプラント(マイクロシャント)の術後管理に新知見
~マイクロシャント露出時は油性眼軟膏の使用を避けるべき~
・油性眼科用軟膏による緑内障注1)インプラント注2)(マイクロシャント注3))膨潤注4)の初報告。・臨床・実験の両面からマイクロシャントの膨潤を実証。・術後、マイクロシャントが露出している時は、油性眼軟膏の使用を避けることを推奨。 名古屋大学医学部附属病院の冨田 遼 助教、井岡 大河 病院助教、名古屋大学大学院医学系研究科の結城 賢弥 准教授らの医学系研究グループと、名古屋大学大学院工学研究科の梶田 貴都 研究員、野呂 篤史 講師(未来社会創造機構マテ...
キーワード:オープンアクセス/エラストマー/共重合体/スチレン/ブロック共重合体/ポリスチレン/共重合/生体適合性/プラスチック/ポリマー/マイクロ/炭化水素/生体組織/ステント/冠動脈/眼圧/眼科学/緑内障/可塑性/心臓/インプラント/拒絶反応/網膜/手術
他の関係分野:情報学化学工学農学
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発表日:2026年1月9日
102
高齢者の"生活の質"変化パターンとその予測因子を同定 12年分のビッグデータ解析、健康寿命延伸へ重要な知見
・最大12年間分の地域高齢者のデータを活用した研究であり、健康関連quality of life(QOL)注1)の変化パターンを同定した世界初の試み。・一部の健康関連QOLは一様に低下するのではなく、“低下群”と“維持群”に分かれることを発見。・QOL低下には、睡眠の質、足の筋力や体の安定性、抑うつ傾向などの予測因子が関連。・就寝時刻・起床時刻といった睡眠スケジュールの問題ではなく、睡眠の“質”自体が決定的に重要であることを発見。・ある時点のQOL得点...
キーワード:社会モデル/健康増進/地域経済/データ解析/寿命/身体機能/日常生活/血液/うつ/メンタルヘルス/加齢/健康寿命/高齢者/睡眠/生活の質/地域在住高齢者/非侵襲/抑うつ
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学
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発表日:2026年1月9日
103
CRISPR-Cas3による新たなin vivoゲノム編集技術を開発
―モデルマウスの肝臓でトランスサイレチン遺伝子の特異的欠失に成功―
・CRISPR-Cas3を搭載したmRNA-LNPを用いて、in vivo(マウス肝臓)でゲノム編集することにより、血中トランスサイレチン(TTR)量を約80%低下させることに成功しました。・従来のCRISPR-Cas9と異なり、CRISPR-Cas3はTTR遺伝子を主に一方向に広範囲に欠失させ、隣接遺伝子への影響は最小限で、オフターゲット変異が検出されない安全な編集プロファイルを示しました。・CRISPR-Cas9による編集では3塩基欠失などインフレーム変異(IFM)によりアミロイド化する潜在的なリスクのあるタンパク質が確認された...
キーワード:プロファイル/生物有機化学/遺伝性疾患/ナノ粒子/生体内/CRISPR-Cas/遺伝子破壊/ゲノム編集技術/獲得免疫/CRISPR/浸潤/末梢神経/臨床応用/mRNA/心臓/ゲノム編集/モデルマウス/CRISPR-Cas9/RNA/アミロイド/ファージ/マウス/マクロファージ/ラット/遺伝子治療/核酸医薬/ゲノム/ワクチン/遺伝子/細菌/脂質/新型コロナウイルス感染症/生体材料
他の関係分野:情報学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月8日
104
栄養条件に応じ単細胞-多細胞をスイッチする遺伝子特定
~多細胞生物の出現や進化の仕組み理解に寄与~
・海洋由来の黒色酵母注1)株が栄養条件に応じて単細胞性増殖と多細胞体形成を切り換えることを発見した。・単細胞性―多細胞性の切り換えに必要な10遺伝子を特定した。遺伝子を欠失させると、栄養状態に関わらず常に多細胞体として成長する株が生まれた。・単細胞増殖している酵母に栄養を与えると、細胞内のMyb1タンパク質が急速に分解され、多細胞体の成長モードへと転換した。逆に、Myb1の発現は単細胞化を誘導した。Myb1が単細胞性―多細胞性変換の分子スイッチであることが示唆された。・多細胞生物が生まれる仕組みを遺伝子・細胞レベルで研究できる新しいモ...
キーワード:生物海洋/海洋/海洋生物/性転換/遺伝子操作/細胞増殖/遺伝子/真菌
他の関係分野:環境学農学
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発表日:2025年12月25日
105
音の方向感知はオリゴデンドロサイトの多様性に支えられている
・両耳で聞いた音情報をマイクロ秒レベルの精度で統合する脳幹聴覚回路において、軸索に沿って分布するオリゴデンドロサイトの形態や密度が領域ごとに異なっていることを発見。・このオリゴデンドロサイトの領域差によって軸索上の情報伝導速度が精密に制御されていることで、音がどこから来たのかを感知する音源定位という機能が支えられていることが示唆された。・脳内に広く分布するオリゴデンドロサイトの特徴は多様であることは知られていたが、本研究によりこの多様性が局所神経回路の情報処理に寄与しうることと、多様なオリゴデンドロサイトを適材適所に配置する未知のメカニズムの存在が示唆された。...
キーワード:音源定位/ナトリウムチャネル/3次元構造/マイクロ/神経活動/ナトリウム/ニワトリ/髄鞘/グリア細胞/聴覚/グリア/神経回路/生理学
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物
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発表日:2025年12月24日
106
二重の円偏光発光を示すキラルホウ素分子を開発
~環境応答性発光に基づく先端光技術の創出に期待~
・ホウ素を含む非対称な多環芳香族炭化水素 (PAH)に、分子内ホウ素-酸素配位結合注1)部位を導入することで、中心不斉注2)を有するキラルホウ素π共役分子を創出した。・励起状態注3)でこの配位結合が解離することで、炭素-ホウ素結合に沿った軸不斉注4)を有する三配位ホウ素注5)π電子系へと変換されることを見出した。・この変化に伴い、高い量子収率や、深赤色領域での発光を伴った二重の円偏光発光が得られることを見出した。・酸素配位結合部位としてホスフ...
キーワード:3Dディスプレイ/先端技術/多環芳香族炭化水素/物質科学/磁場/共役分子/芳香族/励起状態/円偏光発光/キラル/ディスプレイ/ホスフィン/芳香族炭化水素/円偏光/配位結合/有機分子/光励起/電子状態/センシング/水素原子/環境応答性/ホウ素/環境応答/炭化水素/分子設計
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年12月22日
107
花をつくる新メカニズム「フロリゲン・リレー」の発見
・フロリゲンが花をつくる新しいメカニズム「フロリゲン・リレー」を発見した・フロリゲンが花をつくる際の詳細な分布を高精細に明らかにした・フロリゲンとサイトカイニンの拮抗的な関係を明らかにした 横浜市立大学木原生物学研究所 佐藤萌子さん(研究当時:生命ナノシステム科学研究科 博士後期課程[2022年3月博士(理学)])と、辻 寛之教授(名古屋大学生物機能開発利用研究センター 教授兼任)らの研究グループは、信州大学理学部 坂本勇貴助教、農研機構 生物機能利用研究部門 遠藤真咲上級研究員、東京大学大学院新領域創成科学研究科 松永幸大教授との共同研...
キーワード:維管束/環境適応/フロリゲン/イネ/発生学/サイトカイニン
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発表日:2025年12月20日
108
分子状水素はリスケ鉄硫黄タンパク質を標的にする
―分子状水素の分子作用機構を解明―
・分子状水素(H2)は、ミトコンドリア電子伝達系(ETC)(*1)複合体IIIのリスケ鉄硫黄タンパク質(RISP)(*2)を一次的な標的とする。・H2の結合によりRISPは、ミトコンドリアのタンパク分解酵素LONP1による分解を受ける。・RISPの喪失はミトコンドリアタンパク質と核タンパク質の不均衡を生じ、ミトコンドリア小胞体ストレス応答(UPRmt)(*3)を誘導する。・結果として生じるミトホルミシス(*4)...
キーワード:情報学/品質管理システム/品質管理/アニオン/ATP合成/タンパク質複合体/遺伝情報/電子伝達/クロム/酸化還元/ヒドロゲナーゼ/古細菌/セリンプロテアーゼ/リン酸/ストレス耐性/プロトン/鉄硫黄クラスター/シャペロン/分子遺伝学/ROS/アデノシン/フリーラジカル/分子標的/ATP/シグナル分子/スーパーオキシド/ストレス応答/タンパク質分解/プロテアーゼ/マウス/ミトコンドリア/モデル動物/ラジカル/活性酸素/活性酸素種/血液/小胞体/小胞体ストレス/小胞体ストレス応答/電子伝達系/培養細胞/ストレス/遺伝学/細菌
他の関係分野:情報学複合領域化学生物学工学農学
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発表日:2025年12月15日
109
植物は葉から根へナトリウムを送り返し、根の"成熟領域"で捨てていた
――根端で排出される、という従来説を覆す、ナトリウム排出の実証――
・ナトリウムイオン(Na⁺)は植物にとって毒性が高く、体外への排出が塩耐性の鍵となります。本研究では植物のNa⁺排出部位に関する新たな知見を得ました。・従来は「Na⁺は主に根端から排出される」と考えられてきましたが、本研究はこの定説を覆し、Na⁺排出の大部分が根の大半の領域を占める“根成熟領域”で行われることを実証しました。特に葉に蓄積したNa⁺は再び根へ送り返され、そのほぼ全量(約95%)が根成熟領域から効率的に排出されることを明らかにしました。・本成果は、植物の塩耐性メカニズムの理解を大きく前進させ、将来的に海水...
キーワード:フラックス/微小電極/水環境/輸送体/トレーサ/耐塩性/土壌/アイソトープ/ナトリウム/細胞分裂/ストレス
他の関係分野:環境学工学農学
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発表日:2025年12月11日
110
脳転移の最初の瞬間に光を当てる
―脳の番人ミクログリアが、がんの「種」を食べる―
・ミクログリア*1が、がんの「種」を食べ転移を断つ瞬間を初めて生体内で観察・2光子顕微鏡*2と「光」標識で、攻防の現場にいたミクログリアだけを特定・解析・ミクログリアの働きを高めることで、脳転移*3を予防できる可能性を提示 名古屋大学大学院医学系研究科 分子細胞学の辻 貴宏研究員(当時)(現:米国フレッド・ハッチンソンがん研究センター Postdoctoral Fellow)、和氣 弘明教授(生理学研究所 教授/クロスアポイントメント)らの研究グループは、がん細胞が脳に転移...
キーワード:データ統合/がん研究/形態学/機能形態/機能形態学/ホログラム/システム制御/血流/生体内/病原体/オミクス/がん免疫/発現解析/がん細胞/グリア/システム生物学/ファージ/マウス/マクロファージ/ミクログリア/自然免疫/腫瘍免疫/免疫学/免疫細胞/遺伝子/遺伝子発現/疫学/生理学/肺がん
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発表日:2025年12月10日
111
電流を使わず人工反強磁性体の電界制御技術を構築 超省エネルギー型スピントロニクスデバイスへの応用に新たな扉
・ジュール発熱注1)の原因となる電流を用いず、電界のみで磁気結合の制御を実証。・[Co/Ru/Co] エピタキシャル注2)多層膜人工反強磁性体注3)/圧電単結晶注4)PMN-PTヘテロ構造の創製。・人工反強磁性体[Co/Ru/Co] エピタキシャル多層膜における層間磁気結合注5)の電界制御に成功。・超低消費電力電界制御型反強磁性スピントロニクスデバイス注6)の実現に新たな道。 名古屋大学大学院理学...
キーワード:反強磁性/反強磁性体/テラヘルツ/磁場/磁気モーメント/磁性体/圧電効果/強磁性/電子デバイス/省エネ/エピタキシャル/圧電体/強磁性体/磁気特性/単結晶/電気抵抗/電子状態/コバルト/シミュレーション/スピン/スピントロニクス/ダイナミクス/マイクロ/結晶方位/省エネルギー/積層構造/多層膜/第一原理/第一原理計算/低消費電力/膜構造/量子力学/層構造/ルテニウム
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発表日:2025年12月8日
112
タンパク質合成失敗への対処機構を発見 神経変性疾患など、さまざまな疾患の発症理解へ
・タンパク質合成に失敗したリボソーム注1)をどうやって再利用するかは不明であった。・eIF2Dという遺伝子はタンパク質合成に失敗したリボソームを再利用する機能を持つことが分かった。・eIF2Dが欠失すると、タンパク質合成に失敗したリボソームがmRNA注2)上に残ったままになり、後続のリボソームと衝突することが分かった。 名古屋大学大学院理学研究科および環境医学研究所の松本 有樹修 教授と同大学大学院理学研究科の市原 知哉 助教、白石 大智 研究員らの研究グループは、兵庫県立大学の今高 寛晃 教授...
キーワード:タンパク質合成/コドン/塩基配列/リボソーム/mRNA/分子機構/アミノ酸/グルタミン酸/神経変性/神経変性疾患/遺伝学/遺伝子
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発表日:2025年12月8日
113
日本人ALS患者の発症年齢に関連する新規遺伝子としてGPM6Aを同定
ALS発症時期の違いの背景を明らかにし、個別化治療の手がかりに
学校法人愛知医科大学(祖父江 元、熱田 直樹、中村 亮一、藤内 玄規、以下「愛知医科大学」)・国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院医学系研究科(中杤 昌弘、松田 侑美、以下「名古屋大学」)・慶應義塾大学再生医療リサーチセンター(岡野 栄之、森本 悟、以下「慶應義塾大学」)らの共同研究チームは、日本人ALS※1患者2,015例(探索コホート1,808例・再現コホート207例)を対象としたゲノムワイド関連解析(GWAS)※2により、ADAM29–GPM6A遺伝子間に存在する遺伝子多型※3(r...
キーワード:ゲノムワイド/iPS細胞/ニューロン/個別化治療/新規遺伝子/ゲノムワイド関連解析/筋萎縮/SOD1/運動ニューロン/再生医療/神経変性/神経変性疾患/GWAS/ゲノム/コホート/遺伝子/遺伝子変異/筋萎縮性側索硬化症 /個別化医療
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発表日:2025年12月6日
114
C型肝炎ウイルスはヒトの翻訳開始因子を巧妙に利用する
-翻訳開始因子eIF3が翻訳開始後も働くことを示す新構造-
理化学研究所(理研)生命医科学研究センター翻訳構造解析研究チームの伊藤拓宏チームディレクター(生命機能科学研究センター構造生命科学/細胞生物学連携チーム上級研究員)、岩崎わかな専任研究員、柏木一宏研究員、プロテオーム恒常性研究ユニットの今見考志ユニットリーダー、開拓研究所岩崎RNAシステム生化学研究室の岩崎信太郎主任研究員、七野悠一上級研究員(研究当時、現客員研究員、筑波大学医学医療系教授)、兵庫県立大学大学院工学研究科の今高寛晃教授、町田幸大准教授、名古屋大学大学院理学研究科の松本有樹修教授らの共同研究グループは、C型肝炎ウイルス(HCV)[1]が、ヒトの翻訳開始因子...
キーワード:画像処理/閉じ込め/タンパク質合成/超分子複合体/翻訳開始/tRNA/タンパク質複合体/電子顕微鏡/リボソーム/C型肝炎ウイルス/HCV/クライオ電子顕微鏡/肝炎/C型肝炎/超分子/mRNA/RNA/アミノ酸/抗ウイルス薬/細胞生物学/立体構造/ウイルス/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:情報学数物系科学生物学工学総合生物
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発表日:2025年12月6日
115
カーボンナノチューブを「電子」を運ぶ素材に変換 ペロブスカイト太陽電池の"弱点"克服へ新展開
・有機リン化合物によるn型化注1)の実現 : リン化合物の電子供与により、単層カーボンナノチューブ注2)(SWCNT)を安定的にn型化。フェルミ準位注3)上昇と近赤外吸収変化で電子注入を実証。・フラーレン誘導体(PCBM)による界面改善 : 絶縁性残さを除去し、ペロブスカイト層との接触を改善。電子移動度が2倍以上に向上し、変換効率8.03%を達成。・優れた耐久性と疎水性による安定化 : ドーピング注4)による撥水性向上で、無封止でも500時間後に効率50%を保持。金属電極を超える安...
キーワード:近赤外/太陽/電子移動/ペロブスカイト太陽電池/ハイブリッド材料/単層カーボンナノチューブ/キャリア/ペロブスカイト/電子デバイス/持続可能/ドーピング/太陽電池/電気伝導/電子状態/電池/カーボン/電気伝導性/カーボンナノチューブ/シリコン/移動度/環境負荷/耐久性/炭素材料/導電性/熱伝導/半導体/ナノチューブ/フラーレン/誘導体
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学総合生物
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発表日:2025年12月4日
116
哺乳類の気管上皮細胞と嗅神経細胞が持つ 繊毛の方向性と膜の独立性を保つ仕組みを解明
東京農工大学大学院工学府生命工学専攻の酒井敬史大学院生(研究当時:現在は特任助教)と同大学院工学研究院生命機能科学部門の篠原恭介教授、名古屋大学総合保健体育科学センターの石黒洋教授らの国際共同研究グループは、哺乳類のモデル生物マウスにおけるTppp3 (Tubulin Polymerization Promoting Protein Family Member 3) 遺伝子の機能を解析する事によりこれまでに知られていなかった気管上皮と嗅上皮の組織にある繊毛細胞が正確な方向性と繊毛膜構造の独立性を獲得する仕組みを明らかにしました。この仕組みにより繊毛が適切な方向に揃って生える...
キーワード:膜構造/モデル生物/哺乳類/嗅覚障害/嗅上皮/嗅神経細胞/マウス/上皮細胞/神経細胞/遺伝子
他の関係分野:工学総合生物農学
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発表日:2025年12月2日
117
胆道閉鎖症に対する腹腔鏡下葛西術、 長期成績で開腹葛西術と同等の有効性を確認
・胆道閉鎖症注1)に対する手術法および術後の補助療法については、依然として最適な治療方針に関して議論が続いている。・本研究では、国際的な小児外科施設における22年間356名の胆道閉鎖症患児を対象に、腹腔鏡下葛西術注2)と開腹葛西術の長期的な自己肝生存率注3)への影響を評価した。・腹腔鏡下葛西術は術後5年時点における自己肝生存期間で、従来の開腹葛西術と同等であることが明らかとなった。・高用量(プレドニゾロン換算90mg/kg)のステロイド投与は肝移植と関連し、長期的な自己肝生存率の改善には寄与...
キーワード:生殖/肝硬変/肝疾患/肝不全/胆管/小児外科/歯学/ステロイド/小腸/肝移植/手術/小児/新生児/低侵襲
他の関係分野:生物学
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発表日:2025年12月2日
118
レビー小体病予備群に対するゾニサミドの効果を検証
~今後の先制・予防治療実現に向けた臨床試験設計への示唆
・レビー小体病は、パーキンソン病とレビー小体型認知症を含む疾患概念であり、国内患者数は約100万人にのぼる。・有効な疾患修飾療法(進行抑制・予防薬)はいまだ存在せず、運動症状や認知機能障害が出現した時点では神経変性がすでに高度に進行している。・本研究は、便秘・レム睡眠行動異常症・嗅覚低下などの前駆症状(プロドローマル症状)を有し、ドーパミントランスポーターシンチグラフィ(DaT-SPECT)またはMIBG心筋シンチグラフィで異常を示すレビー小体病発症ハイリスク者(予備群)29名を対象に、抗パーキンソン病薬ゾニサミドの疾患修飾効果を検証した。・ゾニサミド群(...
キーワード:線条体/SPECT/神経内科学/関節/心筋/病理/病理学/ドーパミン/筋萎縮/筋肉/認知機能障害/アルツハイマー病/パーキンソン病/神経細胞/神経変性/神経変性疾患/臨床試験/うつ/バイオマーカー/筋萎縮性側索硬化症 /睡眠/難病/認知機能/認知症
他の関係分野:総合生物
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発表日:2025年12月1日
119
体の炎症反応が"大脳"に影響する? 全身性炎症から神経障害が発現する機序の解明に期待
・細菌の外膜の構成成分である「リポポリサッカライド(LPS)※1」を投与して作成した炎症モデルマウスの、大脳、海馬、小脳、視床下部の代謝物を研究グループの独自手法で解析・炎症モデルマウスでは大脳特異的に代謝異常が生じ、大脳の神経障害が起きている可能性を示唆・全身性炎症から神経障害が発現する機序の解明に貢献 近畿大学大学院生物理工学研究科(和歌山県紀の川市)博士前期課程2年 杉浦伸之輔、教授 財津桂、名古屋市衛生研究所(愛知県名古屋市)研究員 谷口賢、東京女子医科大学脳神経外科(東京都新宿区)臨床講師 江口盛一郎、金城...
キーワード:インフォマティクス/小脳/大脳/視床/視床下部/炎症反応/脳神経外科/モデルマウス/マウス/リポポリサッカライド(LPS)/代謝物/バイオマーカー/メタボローム/メタボローム解析/海馬/細菌
他の関係分野:総合生物
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発表日:2025年11月30日
120
栄養不⾜が植物の病害抵抗性を弱める原因を解明
〜異常気象下での作物収量増産への貢献に期待〜
・細胞内の糖分やエネルギー不⾜により植物の免疫活性が低下することを発⾒。・細胞内エネルギーセンサーSnRK1 が植物の病害抵抗性遺伝⼦発現のブレーキとなることを発⾒。・SnRK1 の機能を弱めることで⾼湿度ストレス下でも病気に強い植物となることを実証。 北海道大学大学院理学研究院の佐藤長緒准教授、眞木美帆博士研究員、奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科バイオサイエンス領域の西條雄介教授、安田盛貴助教、名古屋大学遺伝子実験施設の多田安臣教授、野元美佳講師、徳島大学大学院社会産業理工学研究部の山田晃嗣准教授らの研究グループは、植物が細...
キーワード:人口増加/異常気象/センサー/哺乳類/植物免疫/病害抵抗性/病原菌/シロイヌナズナ/環境ストレス/抵抗性/AMPK/細菌感染/ストレス/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学数物系科学工学農学
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発表日:2025年11月27日
121
慢性腎臓病と要介護リスクの関連性が明らかに ~運動習慣がリスク低減に有用であることも示唆~
~運動習慣がリスク低減に有用であることも示唆~
・慢性腎臓病(CKD)注1)は人工透析のリスクとなるだけでなく、高齢者における要介護リスクにも関連。・CKDによる要介護リスクの上昇は、日々の運動習慣で抑えられる可能性を示唆。・血清クレアチニン値は要介護リスクとJカーブ型に関連 (低すぎてもリスクに)。 名古屋大学大学院医学系研究科 実社会情報健康医療学の大橋 勇紀 助教、中杤 昌弘 准教授、同大学医学部附属病院先端医療開発部の杉下 明隆 病院助教、同大学院医学系研究科附属医学教育研究支援センターの加藤 佐和子 特任准教授、水野 正明 特任教授(研究当時所属:同大学医学...
キーワード:運動習慣/データ解析/地方自治体/電解質/腎臓病/血清/糸球体/腎移植/腎不全/筋肉/血圧調節/寿命/日常生活/要介護/腎機能/腎臓/臨床試験/コホート/フレイル/リアルワールドデータ/介護予防/血圧/健康寿命/公衆衛生/高血圧/高齢者/早期発見/地域包括ケア/糖尿病/慢性腎臓病
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
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発表日:2025年11月27日
122
研究のポイント
高速AFM像から原子レベルで生体分子の動きを 再現する新しいモデリング技術の開発に成功
金沢大学ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)のホルガー・フレクシグ特任准教授、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)/名古屋大学大学院理学研究科/理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS)のフロハンス・タマ教授、理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS)の宮下治上級研究員を中心とする共同研究チームは、高速原子間力顕微鏡(高速AFM)(※1)で得られた実験データをもとに、生体分子がどのように動くのかを原子レベルで理解するための、新しい解析手法(融合的モデリングワークフロー)の開発に成功しました。高速AFMは、生体分子の動作を直接観察できる...
キーワード:フレームワーク/ワークフロー/時間分解/高速AFM/時間分解能/フレキシブル/構造モデル/原子構造/AFM/ダイナミクス/ナノスケール/ナノメートル/モデリング/原子間力顕微鏡/分解能/高速原子間力顕微鏡/空間分解能/構造変化/生体分子
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年11月26日
123
御神木が語る大気汚染の移り変わり
~年輪のイオウが示す500年の環境変化の記憶~
・イオウ酸化物の排出量は近年減少しているが、開国による日本の工業化(1850年)以前と比べて現代の大気がどの程度清浄化しているかは、未解明のまま残されていた。・本研究では、御神木の年輪に含まれるイオウ安定同位体比(δ34S)注1)を分析し、1500年代から現在にかけて500年にわたる大気中のイオウの起源の変化を探った。・年輪から計測されたイオウ同位体比は、工業化を境に大きく変化し、御神木は倒れる直前まで汚染された大気の値を記録していた。この結果は、現代の大気が工業化以前の清浄な水準にまだ戻っていないこと、あるいは土壌...
キーワード:環境変化/安定同位体比/自然災害/安定同位体/気候変動/同位体/同位体比/酸化物/イオウ/土壌/大気汚染
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2025年11月23日
124
DNAメチル化によるヒストン修飾の制御 エピゲノム維持の新メカニズム発見、精子形成過程の理解に新たな視点
・哺乳類の生殖細胞では胎生期に大規模なDNAの脱メチル化と再メチル化注1)が生じる。・DNAの再メチル化ができないオスの生後の生殖細胞では、レトロトランスポゾン注2)のヒストンメチル化注3)が異常になり、発現抑制が解除されていた。・一般にヒストンの修飾状態によってDNAメチル化状態が決まることが多いが、精子形成過程ではDNAメチル化がエピゲノムを維持する中心的役割を担うことが分かった。これは最終的に精子で大部分のヒストンが消失することと関係しているのかもしれない。名古屋大学大学院生命農...
キーワード:piRNA/生殖/ヒストン/ダイナミクス/ヌクレオソーム/レトロトランスポゾン/トランスポゾン/転写開始点/哺乳類/始原生殖細胞/生殖細胞/精子形成/ヒストンメチル化/レトロウイルス/小分子RNA/DNAメチル化/RNA/トランスクリプトーム/ノックアウトマウス/ヒストン修飾/マウス/メチル化/精子/ウイルス/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年11月23日
125
巨大磁気嵐がもたらす宇宙空間の変動観測に成功
~宇宙空間に電離大気の供給が抑制されていたことを発見~
・太陽フレア注1)によって2024年5月10日に発生した巨大磁気嵐注2)に伴う特異なプラズマ圏注3)・電離圏注4)電子密度の時間・空間変動の観測にジオスペース注5)探査衛星「あらせ」(以下「あらせ」衛星)が成功。・プラズマ圏の大きさが地球半径の1.5倍の高度域にまで急速に縮小し、元の状態に回復するまで4日以上も要していたことを発見。・プラズマ圏に存在する荷電粒子の起源である電離圏の電子密度が高緯度から低緯度に至る広範な領域で静穏時と比べて最大で90%減少していたこ...
キーワード:電波伝搬/情報通信/地球科学/環境変動/高エネルギー/高エネルギー粒子/磁気嵐/太陽フレア/地球磁気圏/GNSS/磁気圏/地磁気/データ解析/宇宙科学/衛星/磁場/太陽/空間構造/紫外線/地球環境/システム工学/電磁波/統計解析/TEMPO/構造変化
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2025年11月20日
126
従来mRNAに対し100倍以上の翻訳活性を示す完全化学合成mRNAを開発
~精密な化学修飾導入が拓くmRNA医薬の分子設計~
・キャップ構造注1)の有無によらず、効率的な翻訳を可能にする化学修飾mRNAを創出。・コドン注2)1塩基目への選択的化学修飾により、翻訳活性を維持したまま安定性を飛躍的に向上させる設計指針を提示。・完全化学合成を基盤とした精密化学修飾による高活性化という、mRNA医薬の応用範囲を大きく広げうる新規アプローチを提唱。名古屋大学大学院理学研究科の阿部 洋 教授、木村 康明 准教授らの研究グループは、協和キリン株式会社の山本 潤一郎 マネージャー、岩井 宏徒 主任研究員らとの共同研究で、次世代医薬として期待される...
キーワード:キャップ構造/酵素合成/翻訳開始/コドン/遺伝情報/フッ素/生体内/抵抗性/mRNA/アミノ酸/分子設計
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年11月18日
127
視床が大脳皮質神経回路の"設計士"であることを発見
〜神経発達症の病態解明と創薬・再生医療への応用に期待〜
・高度な認知機能を担うヒト大脳皮質注1)の神経回路注2)を、ヒトiPS細胞から作った大脳皮質と視床注3)のオルガノイド注4)を融合させた「アセンブロイド」を用いて試験管内で再現。・細胞種特異的なヒト大脳皮質の神経回路が、視床との相互作用により形成されることを初めて発見。・自閉スペクトラム症など神経発達症注5)の病態解明や創薬・再生医療への応用に期待。 名古屋大学大学院創薬科学研究科の西村 優利 博士後期課程大学院生、小坂田 文隆 教授...
キーワード:シナプス/神経回路形成/神経活動/神経発達/大脳/視床/iPS細胞/オルガノイド/病態解明/幹細胞/再生医療/神経回路/神経細胞/創薬/多能性幹細胞/大脳皮質/脳機能/コミュニケーション/ヒトiPS細胞/自閉スペクトラム症/認知機能
他の関係分野:総合生物
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発表日:2025年11月15日
128
植物の形態にひそむ周期性を変調させる仕組みを発見 魅力的な花き類の創出に期待
奈良先端科学技術大学院大学(学長:塩﨑一裕) 先端科学技術研究科 バイオサイエンス領域の池内桃子特任准教授と京都府立大学の爲重才覚講師(研究当時:名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所、 横浜市立大学、 奈良先端大を含む)、奈良先端大の土田岳志(研究当時:博士前期課程)らは、広島大学大学院統合生命科学研究科の藤本仰一教授、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所/テキサス大学の鳥居啓子教授、名古屋大学遺伝子実験施設の打田直行教授、東京農工大学の笠原博幸教授、熊本大学の相田光宏教授らの研究グループと共同で、植物の形態形成の周期性を変調させる仕組みを発見しました。形態形成を司る植物...
キーワード:周期性/分裂組織/オーキシン/ペプチドホルモン/植物ホルモン/ホルモン/形態形成/遺伝子
他の関係分野:数物系科学農学
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発表日:2025年11月13日
129
ESGに積極的な企業は新開示規制に積極対応 その対応は株価など経済的にもプラスの効果
・本研究では、環境・社会・ガバナンス(ESG注1))に積極的に取り組む企業が、新しい開示規制に直面するときに、どのように行動(たとえば、早めに自主的に規制を適用するか否か)するか、どのような経済的な結果(企業にとっての株価やパフォーマンス)につながるかについて独自のデータを用いて分析し、実証結果を提示した。・分析の結果、ESGに積極的な企業(ESGランキングが高い企業)は、より早めに規制を適用し、開示の内容やコストがより多いが、それが企業の株価やパフォーマンスへと寄与されたことが示された。・ESGと企業情報の開示規制を直接リンクさせる先行研究が少ない...
キーワード:governance/政策研究/ESG/パフォーマンス/経済政策
他の関係分野:環境学工学農学
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発表日:2025年11月13日
130
術後感染症を"早く、詳しく"見つける新技術の開発
~Tmマッピング法の臨床応用可能性を示唆~
・膵切除術後の腹腔内感染症のコントロールは今でも重要な課題です。・従来の細菌培養やグラム染色検査は、迅速性や詳細さに限界がありました。・新技術 「Tmマッピング」 は最短約3時間で原因菌の“種類と量”を推定します。・今回、膵頭十二指腸切除術後の患者さんでその有用性を検証しました。・Tmマッピングを含む予測モデルのAUCは0.981で、術後管理の意思決定の質向上が期待されます。 名古屋大学医学部附属病院消化器・腫瘍外科の田中晴祥 病院講師、富山大学医学薬学教育部生命・臨床医学専攻の深澤美奈 大学院生、...
キーワード:マッピング/胆管/臨床応用/膵臓/予測モデル/抗菌薬/感染症/細菌/手術
他の関係分野:農学
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発表日:2025年11月11日
131
遺伝子からの老化指令
~線虫の行動はプログラムにより積極的に老化する?~
・線虫C. elegans注)1は加齢するとエサの匂いに向かう化学走性行動ができなくなる。・順遺伝学的スクリーニング注)2からnhr-76遺伝子の欠損で化学走性行動の老化が起こらなくなることを発見した。・行動の老化はダメージの蓄積や病気で起こるだけではなく、設計図である遺伝子によって仕組まれているのかもしれない。 名古屋大学大学院理学研究科の野間 健太郎 准教授、横澤 陸王 博士後期課程学生は、線虫C. elegans(以下、線虫)において、ある...
キーワード:性行動/化学走性/変異体/神経機能/寿命/スクリーニング/受容体/神経細胞/ゲノム/遺伝学/遺伝子/加齢/老化
他の関係分野:生物学総合生物農学
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発表日:2025年11月11日
132
開花時期を制御する細胞を高解像度で見える化
~メカニズムの一端を解明、農業への応用に期待~
・植物は、葉脈の中のごく限られた細胞を使って、季節の変化を認識し、開花のタイミングを調節しているが、それら細胞の詳細な特徴はよく分かっていなかった。・これまで困難であった葉脈の中の細胞に特化した1細胞遺伝子発現解析法を開発し、開花を制御する細胞の特徴の詳細を明らかにした。・開花のタイミングは、農業生産性に大きく影響することから、今後は優良な作物品種開発に応用されることが期待される。 名古屋大学高等研究院の高木 紘 YLC 特任助教(兼 生物機能開発利用研究センター特任助教)とワシントン大学 今泉 貴登 教授(元 名古屋大学客員教授)らの研究グ...
キーワード:地球温暖化/閉じ込め/データ解析/生細胞/ホスファチジルエタノールアミン/光合成/アミン/物質輸送/エタノール/環境情報/生産性/セルソーター/一細胞/フロリゲン/リン酸/温暖化/アデノシン/遺伝子発現解析/蛍光タンパク質/発現解析/ATP/RNA/イミン/シグナル分子/転写因子/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:環境学数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年11月8日
133
分子が曲がり、性質が変わる!酸化で姿を変えるナノグラフェンーピロール縮環アザナノグラフェンが示す、酸化状態に応じた構造変化と電子特性を解明ー
・アントラセン骨格に8つのピロール環を縮環させた新規アザナノグラフェン分子を合成・分子の両端に「ガルフ型エッジ」と呼ばれる深い湾曲部位を有し、非平面で“はしご型”に曲がった構造を形成・酸化状態により分子構造と電子状態が劇的に変化:2電子酸化体は開殻型(ラジカル性)、4電子酸化体は閉殻型(芳香族性)を示す・π共役系分子の「形」と「電子構造」の関係解明に新しい道を拓く成果 このたび、愛媛大学大学院理工学研究科の髙瀬 雅祥教授らの研究グループは、大阪大学大学院理学研究科の西内 智彦准教授・久保 孝史教授...
キーワード:情報学/量子化/分子構造/芳香族/量子化学/アントラセン/量子化学計算/ナノグラフェン/分光測定/電子構造/電子状態/グラフェン/スピン/電気化学/ラジカル/構造変化/電気化学測定
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年11月6日
134
サブナノ厚みを自在に操る:二次元シリカの新合成戦略 新規特性も発現、水解離触媒などの材料設計指針に
・固相界面活性剤注1)を鋳型として利用し、非層状化合物であるアモルファス注2)シリカナノシート注3)の厚みを1ナノメートル(ナノは10億分の1)より薄い精度で制御することに成功。・得られたナノシートは高い均一性と分散安定性を示し、二次元稠密(ちゅうみつ)集積膜を用いてバンドギャップ注4)や絶縁破壊電圧、水解離反応の触媒活性の厚さ依存性を調査。・これまで水解離触媒として不活性だと考えられてきたアモルファスシリカが極薄膜化することで高性能な触媒となることを発見。・地殻中に豊富に存...
キーワード:バンド構造/水分子/アニオン/両親媒性/二次元材料/カルコゲナイド/材料科学/遷移金属/層状化合物/バンドギャップ/ポリエチレン/選択性/遷移金属カルコゲナイド/アモルファス/ナノシート/材料設計/電子状態/電池/燃料電池/グラフェン/シリカ/ナノメートル/ナノ材料/界面活性剤/酸化物/二酸化炭素/エチレン/エネルギー変換/結晶構造/レドックス/カチオン/官能基/分子設計
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年10月30日
135
電流なしで磁石に吸着!らせん状キラル分子の新原理を発見
――不斉合成や分子生物学への応用に期待――
・次世代量子エレクトロニクスの重要材料「キラル分子」の新たな原理を発見。・これまで電流を流さなければ磁石の性質を持たないと考えられてきたキラル分子が、熱による分子の振動によって自ら磁石の性質を持つ仕組みを発見。・物理学で培われたスピン科学の概念が化学・生物学へと拡張し、学際的応用が期待される。 東京大学物性研究所の三輪真嗣准教授、産業技術総合研究所ハイブリッド機能集積研究部門の山本竜也主任研究員、名古屋大学大学院工学研究科の大戸達彦准教授らによる研究グループは、大阪公立大学の木村健太准教授、分子科学研究所の山本浩史教授と共同で、未解明であった...
キーワード:原子核/磁気抵抗/キラル/不斉合成/光合成/磁気モーメント/磁気抵抗効果/MRAM/メモリ/巨大磁気抵抗効果/交換相互作用/分子振動/量子エレクトロニクス/巨大磁気抵抗/スピン/スピントロニクス/センサー/バイオセンサー/量子力学/生体内/創薬/分子生物学
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発表日:2025年10月29日
136
微生物によるタンパク質生産効率向上の新技術を開発
~医薬品や酵素、抗体などバイオものづくりへの応用に期待~
・翻訳注1)を促進し、タンパク質生産効率を向上させる短いペプチド注2)(peptide)配列を多数開発。・AIを活用し、ペプチドの翻訳促進強度を高精度に予測。・簡便な方法で目的タンパク質の生産性を向上可能。・医薬品や抗体だけでなく、再生可能資源から化学品や燃料をつくる分野で活躍する酵素の生産効率向上にも応用可能。 名古屋大学大学院生命農学研究科の加藤 晃代 准教授、中野 秀雄 教授、産業技術総合研究所の本野 千恵 主任研究員、早稲田大学理工学術院の浜田 道昭 教授(兼:産業技術総合研究所 ...
キーワード:AI/オープンアクセス/機械学習/人工知能(AI)/ペプチドライブラリー/タンパク質合成/ボトルネック/再生可能資源/生産性/リボソーム/微生物/mRNA/大腸/アミノ酸/バイオ医薬品/大腸菌/遺伝子/抗体
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発表日:2025年10月27日
137
無害な光を用いたイメージングによる細胞内DNA・RNAの同時検出 細胞老化・損傷の超早期発見による疾病予防・治療に向けて
NIMSは、名古屋大学、岐阜大学、アデレード大学との共同研究により、無害な赤外光~近赤外光を用いて細胞内のDNAとRNAを同時にイメージングする方法を開発しました。本研究により、細胞死の全段階を高精度で検出することが可能になりました。これは、疾患予防のための細胞老化と損傷の早期発見につながります。この研究成果は、10月23日にScience Advances誌にて掲載されました。今回、研究チームは、DNAとRNAに対して異なる結合様式を示す蛍光色素プローブ(N-ヘテロアセン色素)を用いて、細胞に無害な二種類の光を同時に照射し、その蛍光を観測することで細胞内のDNAとRNAの両方を...
キーワード:スループット/ワークフロー/近赤外/生細胞/赤外光/損傷評価/ハイスループット/一細胞/細胞毒性/細胞老化/RNA/スクリーニング/プローブ/近赤外光/蛍光色素/細胞死/創薬/早期発見/老化
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発表日:2025年10月27日
138
Staple 核酸を用いた新規核酸医薬技術「RNA ハッキング」を開発
―mRNA の立体構造制御により高精度な遺伝子発現抑制を実現―
・日本発の独自機序:従来のRNAiやアンチセンス核酸と異なり、生体内酵素に依存せずRNA構造そのものを改変して薬効を発揮。・高い標的選択性: 薬効発揮に配列選択的結合とrG4構造誘導の二つの要件が必要であるため、オフターゲット由来の副作用リスクを大幅に低減。・人工核酸化が容易:薬効を落とさず完全非天然核酸化できるので、高い体内安定性と薬効持続性を両立熊本大学、弘前大学、名古屋大学、神戸薬科大学および㈱StapleBioを中心とする共同研究グループは、標的mRNAを高精度に認識・結合するStaple(ステープル) 核酸*1により、...
キーワード:持続性/人工核酸/選択性/熱力学/構造制御/生体内/アンチセンス/酵素反応/mRNA/RNA/RNAi/RNA干渉/アンチセンス核酸/核酸医薬/高次構造/副作用/立体構造/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域化学工学総合生物
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発表日:2025年10月27日
139
全固体リチウム硫黄電池の内部反応を高解像度で可視化する手法を確立
―高速充放電とサイクル安定性を阻害する因子を解明―
・放射光X線コンピュータ断層撮影(CT)を用いて、全固体リチウム硫黄電池(SSLSB)の正極内部における充放電反応の空間分布を、高い空間分解能で可視化する手法を確立しました。・正極全体にリチウムイオンを行き渡らせる電極スケールでのイオン輸送の遅さが、高速充放電と安定した充放電サイクルの両方を制限していることを明らかにしました。・本手法により、電池内部で実際に何が起きているかを直接捉えることが可能になり、SSLSBを含む様々な電池系の電極設計の最適化に貢献することが期待されます。全固体リチウム硫黄電池(SolidState...
キーワード:最適化/空間分布/物質科学/SPring-8/内部構造/放射光/放射光X線/イオン輸送/固体電解質/電池/マイクロ/リチウム/電解質/分解能/空間分解能/computed tomography/ナノテクノロジー/バイオテクノロジー
他の関係分野:情報学環境学数物系科学工学
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発表日:2025年10月26日
140
母ドリから卵黄へ抗体を集積する細胞輸送の仕組み解明
~抗体の増産技術の開発やヒナの免疫機能の向上に貢献~
・鳥類は母ドリの血液から卵へIgY(Immunoglobulin Y)抗体注1)を大量に輸送しており、生まれてくるヒナの免疫力を高める「母子免疫」機能をもつ。最近、鳥類固有のFcRY受容体注2)が卵へのIgY輸送を担うことを明らかにした。しかし、この受容体を発現する細胞がどのようにIgYを輸送しているのかは不明であった。・卵黄を取り囲む毛細血管の内皮細胞において、血液中のIgYが細胞内に取り込まれた後、細胞内でFcRYとIgYが結合することでIgYが輸送されることを示した。・本研究は、FcRYを利用して卵のIgYを増やす技術の開...
キーワード:免疫機能/哺乳類/病原菌/輸送小胞/抵抗性/細胞膜/血管内皮/毛細血管/エンドサイトーシス/血液/血管内皮細胞/抗原/受容体/内皮細胞/脳疾患/抗体
他の関係分野:複合領域農学
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発表日:2025年10月23日
141
脂肪か?炭水化物か?食物を選ぶ神経メカニズムを明らかに
~高脂肪食と高炭水化物食の摂食は、延髄や視床下部のニューロペプチドY産生神経によって別々に調整される~
私達は、通常、美味しい食事を好んで食べます。しかし、体内の栄養状態が変化すると、食事の選び方が変わることがあります。例えば、マウスは、高脂肪食が大好きですが、糖が欠乏すると、高脂肪食に加えて、高炭水化物食を選んで食べます。このような食物を選択する脳内のメカニズムはよく分かっていませんでした。今回、箕越靖彦教授、中島健一朗准教授、Rattanajearakul Nawarat (NIPSリサーチフェロー)らの研究チーム(職名はいずれも在職当時)は、マウス用いて、体内で糖が欠乏した時に、高脂肪食と高炭水化物食の摂食を別々に引き起こす神経メカニズムを明らかにしました。本研究は、生理学研究所、名古屋...
キーワード:選択行動/炭水化物/視床/視床下部/高脂肪食/マウス/神経回路/脂質/生理学
他の関係分野:工学農学
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発表日:2025年10月22日
142
「お尻から呼吸する」腸換気法の安全性をヒトで実証
-重症呼吸不全患者への臨床応用に向けて大きく前進-
・世界で初めて、液体酸素キャリアであるパーフルオロデカリン(PFD)を腸内に投与する「腸換気法」の安全性と忍容性を、健康な成人を対象とした臨床試験で確認しました。 ・25mLから1500mLまで段階的に投与した結果、重篤な副作用はなく、腹部膨満感などの軽い症状も一過性で自然に回復しました。・投与後の血液検査でPFDは検出されず、体内に吸収されないことが確認されました。・本成果は、動物実験段階にあった腸換気法の臨床応用に向けた重要な一歩であり、今後は酸素を多く含む液体を用いた臨床試験を通じて、重症呼吸不全患者への新たな治療法開発が期待されます。...
キーワード:キャリア/フッ素/消化管/臨床応用/大腸/血液/腎機能/体内動態/副作用/臨床試験/動物実験
他の関係分野:工学農学
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発表日:2025年10月20日
143
バイオリサイクルに革新:PET分解酵素の活性を69%向上発~
~疎水性アルキル鎖をN末端に連結する簡便な酵素改変技術を開
・クチナーゼのN末端に疎水性アルキル鎖を連結することで、PET分解活性を強化。・疎水性部位を連結したクチナーゼは、PETフィルムの加水分解を最大69%増加。・改変酵素がPETフィルムの表面へより効率的かつ安定的に吸着。 北海道大学大学院地球環境科学研究院の小野田晃教授、北海道立総合研究機構の瀬野修一郎主査、名古屋大学大学院理学研究科、自然科学研究機構 生命創成探究センターの内橋貴之教授らの国際共同研究チームは、酵素を用いたPETリサイクル技術に革新的な改良を加えることに成功しました。研究チームは、ペットボトルや繊維製品に広く使用されるポリエチ...
キーワード:循環型社会/フィルム/ポリエチレンテレフタレート/酵素分解/高分子/電子線/走査型電子顕微鏡/加水分解/ポリエチレン/水分解/持続可能/地球環境/透明性/表面分析/AFM/ナノメートル/プラスチック/リサイクル/原子間力顕微鏡/電子顕微鏡/微細構造/SEM/エチレン/炭化水素/高速原子間力顕微鏡/TPA/アミノ酸/遺伝子
他の関係分野:環境学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年10月18日
144
ブテンを原料に天然物のコードを紡ぐ
――新触媒が拓く医薬リード分子の迅速プログラム合成―
・単純で入手容易な原料から付加価値の高い物質を、環境に負荷をかけずに短工程で効率的に合成する方法が希求されています。・クリーンな光エネルギーを駆動力として、石油由来の炭素資源であるブテンを原料に、多くの医薬品を構成するポリオールをプログラムして短工程で合成する触媒を開発しました。・本研究は、持続可能性のある社会を支える分子合成技術として、クリーンで高効率な医薬品供給などへの幅広い応用が期待されます。 東京大学 大学院薬学系研究科 金井 求 教授、三ツ沼 治信 助教らの研究グループは、名古屋大学 大学院情報学研究科 東 雅大 教授と共同で、石油...
キーワード:プログラム合成/情報学/光エネルギー/持続可能/プラスチック/持続可能性/廃棄物/生物活性/炭化水素/抗生物質/生体分子/立体構造/抗がん剤
他の関係分野:情報学環境学工学総合生物農学
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発表日:2025年10月15日
145
人工mRNAの新たな設計・合成法を考案 逆配置でもたんぱく質合成促進、今後の医薬設計指針に
・化学合成法を用いることでmRNA(メッセンジャーRNA)の構造を自在に設計・合成する方法論を開発。・通常と逆末端にキャップ構造注1)を配置した全く新しい分子デザインにおいても、キャップ構造がたんぱく質合成量を向上させる効果があることを発見。・ポリA鎖注2)の向きを逆転させた場合でも、たんぱく質合成量を向上させる効果があることを発見。 名古屋大学大学院理学研究科の阿部 洋 教授、多田 瑞紀 博士後期課程学生、阿部 奈保子 特任准教授らのグループは、疎水性タグ注3)を用いて非天然...
キーワード:キャップ構造/生物有機化学/たんぱく/分子デザイン/mRNA/RNA/核酸医薬/構造活性相関/分子設計
他の関係分野:数物系科学化学総合生物
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発表日:2025年10月14日
146
カラオケ感覚で漫才を演じられる「漫才カラオケ」開発!
画面の指示に従うだけでプロのようなボケ・ツッコミを体験
・画面の指示に従うだけで、漫才の未経験者でも2人組で漫才を演じることができる「漫才カラオケ」を開発した。・漫才ネタの台詞や演じ方を画面上に提示することで、ユーザはネタを暗記する必要なく、漫才特有の間や抑揚などで漫才の実演を体験できる。・漫才を観て楽しむだけでなく「演じて楽しむ」という新しいエンタテインメントの創出につながる。・カラオケ店への導入などを通じて、従来のカラオケ楽曲と同様に、ネタの権利を持つ漫才師らに収益が入る仕組みが生まれる可能性もある。 名古屋大学大学院工学研究科の小松 駿太 博士前期課程学生、窪田 智徳 助教、小川 ...
キーワード:コンピューティング/感情表現/支援システム/パフォーマンス/イミン
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発表日:2025年10月14日
147
キラルイオンゲート技術を世界初実証
――分子対称性によるトポロジカル表面磁性の超省電力制御に成功――
・キラルなイオン液体を用いたゲートデバイスでトポロジカル強磁性表面の制御を行い、キラリティに由来するドメインの自発偏極を実証しました。・従来のEDLTはキラリティの無い分子を用いて行われてきましたが、本研究ではEDLTにキラルなイオン性分子を用いる「キラルイオンゲート」を世界で初めて提案・実証しました。・分子キラリティと磁性の結合をゲートデバイスに取り入れたことにより、省電力スピントロニクス実現に向けた新しい設計指針を与えます。 東京大学生産技術研究所の松岡 秀樹 特任助教と金澤 直也 准教授らの研究グループは、名古屋大学大学院理学研究科の須...
キーワード:電力制御/異常ホール効果/対称性/表面磁性/ホール効果/輸送特性/磁場/分子構造/アニオン/イオン液体/キラル/トポロジカル/電気二重層トランジスタ/生産技術/対称性の破れ/トランジスタ/強磁性/電気二重層/力制御/エピタキシャル/エピタキシャル薄膜/電界効果/スピン/スピントロニクス/ナノメートル/機能性/カチオン
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年10月13日
148
細胞内の脂質代謝を可視化する蛍光プローブを開発
~脂肪滴の動態解析により疾患理解、診断・治療法開発に貢献~
・脂肪滴注1)で脂質の加水分解が進行すると蛍光寿命が変化する蛍光プローブ(特定の物質や化学反応を蛍光として検知できる分子)を開発し、この特性を利用して脂質代謝を解析する新たな技術を確立した。・肝臓がん細胞では、脂肪滴ごとに加水分解活性が不均一であることを見いだし、その違いは中性脂肪を分解する酵素(ATGL注2))に起因することを明らかにした。・脂肪滴選択的なオートファジー(リポファジー注3))は、加水分解が進行した脂肪滴に対して起こることを明らかにした。 名古屋大学トランスフォ...
キーワード:持続可能社会/蛍光寿命/物質科学/エステル/細胞内小器官/オルガネラ/加水分解/水分解/単分子膜/持続可能/環境問題/光プローブ/オートファゴソーム/マッピング/加水分解酵素/環境応答/リパーゼ/脂質代謝異常/光イメージング/ホルモン/肝臓がん/寿命/動態解析/不均一性/オートファジー/がん細胞/プローブ/リソソーム/リン脂質/蛍光イメージング/蛍光プローブ/脂肪酸/コレステロール/脂質/脂質代謝/糖尿病/動脈硬化
他の関係分野:環境学数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2025年10月9日
149
ジュラ紀・白亜紀の海棲爬虫類の体温を正確に推定 進化に伴う生息域の変遷を探る手がかりになる可能性
・歯や骨に含まれるリン酸注1)の三種類の酸素同位体(三酸素同位体組成)注2)の精密定量に成功した。・リン酸の三酸素同位体組成を指標として活用することで、体液に対する代謝水注3)の寄与の有無を判定できることが明らかになった。・ジュラ紀〜白亜紀に生息していたプレシオサウルスとモササウルスの歯化石に含まれるリン酸と海水の酸素同位体比の差から体温を推定した結果、体温は23℃〜25℃であった。これは、従来の推定体温(35℃〜39℃)よりも低く、これらの海棲爬虫類の生理・生態を推定する上で新たな知見をもたらすものである...
キーワード:原子核/酸素同位体/酸素同位体比/中性子/同位体/同位体組成/白亜紀/同位体比/惑星/惑星科学/爬虫類/アパタイト/リン酸カルシウム/二酸化炭素/二酸化炭素/生体内/哺乳類/リン酸/炭水化物/アデノシン/体組成/ATP/カルシウム/生体分子
他の関係分野:数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年10月9日
150
幼い頃の社会経験が脳を作り替える 〜意思決定を支配する神経ネットワークを発見〜
〜意思決定を支配する神経ネットワークを発見〜
・線虫成虫期の意思決定は、幼虫期の社会経験に大きく左右される。・意思決定を支える仕組みは、多くの神経細胞が段階的につながった神経ネットワークである。・神経ネットワークの接続には「ギャップ結合注1)」と呼ばれるチャネル構造が必要である。 名古屋大学大学院理学研究科の中野 俊詩 講師、中山 愛梨 博士後期課程学生、久本 直毅 教授らの研究グループは、幼少期の社会経験が将来の意思決定を制御する神経メカニズムを発見しました。「幼い頃に育った環境は、その後の性格や行動に大きな影響を与える」——これ...
キーワード:神経系/線虫C.elegans/トンネル/モデル生物/シナプス/ニューロン/神経ネットワーク/神経科学/神経回路/神経細胞/遺伝子
他の関係分野:生物学工学総合生物
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発表日:2025年10月1日
151
サカナもヒトの手足同様に鰭を支配する脊髄領域が太い
~魚類から四肢動物への進化の道筋に新たな視点~
・四肢動物は四肢を支配している脊髄領域が太くなっている(脊髄膨大部)。・サカナには脊髄膨大部はなく、四肢がないからだと思われてきた。・詳細に調べた結果、サカナも鰭(ひれ)を支配する脊髄領域が太いことが明らかになった。名古屋大学大学院生命農学研究科の山本 直之 教授、高岡 涼 博士前期課程学生(研究当時)、萩尾 華子 助教らの研究グループは、四肢動物(四つ足の動物)の前肢と後肢を支配している脊髄の領域が他よりも太くなっているのと同じように、魚の脊髄でも鰭を支配している領域が太くなっていることを新たに発見しました。四肢動物には前肢と後肢があり、...
キーワード:筋肉
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発表日:2025年9月29日
152
葉や花をつくる細胞を可視化する免疫染色法を開発 3Dイメージングによる植物組織の理解、農業応用へ期待
・植物地上部の幹細胞組織である「茎頂メリステム」注1)におけるヒストン修飾注2)の空間的な分布を可視化できる手法を開発した。・遺伝子発現の抑制に関与するヒストン修飾は、茎頂メリステムにおいて細胞ごとにパッチ状に存在していた。茎頂メリステムが葉をつくる状態から花をつくる状態へ転換すると、この抑制的なヒストン修飾の量がメリステム全体で増加することを明らかにした。・これらのタンパク質等の修飾状態や、農業的に重要なタンパク質の立体的な分布の理解に基づいた植物を改良する技術の開発につながる。 名古屋大学大学院...
キーワード:位置情報/ヒストン/3Dイメージング/一細胞/フロリゲン/リン酸/免疫染色/ホルモン/発生学/アセチル化/ヒストン修飾/メチル化/幹細胞/遺伝子/遺伝子発現/抗体
他の関係分野:情報学工学総合生物農学
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発表日:2025年9月25日
153
<どこに気づいて、どう対応すればいいの?> 災害や事故などの「非日常」がもたらすこどもの心と身体の変化 小児医療の専門家が保護者の皆さんへアドバイス
国立成育医療研究センター(東京都世田谷区大蔵、理事長:五十嵐隆)の女性の健康総合センター・石塚一枝、社会医学研究部・澤田なおみ、森崎菜穂、名古屋大学の総合保健体育科学センター・小川しおり、などの研究グループは、災害や事故などの「非日常」が起こった際に表れるこどもの「心」と「身体」の変化に、保護者はどう気付いて、どのように対応すればよいのかをまとめた資料「非日常がこどもの心と身体にもたらす変化 どう気づく?どう対応する?」を作成しました。新型コロナウイルスや大規模災害などが発生した場合、私たちの周りの環境は大きく変わり、その影響によりどんなお子さんでも心と身体の調子を崩してしまう可能...
キーワード:カウンセリング/エンゲージメント/新型コロナウイルス/ウイルス/社会医学/小児/乳幼児
他の関係分野:情報学複合領域
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発表日:2025年9月23日
154
機械学習により従来を凌駕する活性・耐久の合金触媒を特定
触媒設計の新たな戦略を確立、次世代燃料電池の実現に寄与
・機械学習(ML)注1)駆動の触媒設計:7種類の高エントロピー合金(HEA)注2)候補と21万超の合金組成をスクリーニングし、モリブデン(Mo)が鍵元素であり、10〜20at.% の組成で水分子の解離を促進し、CO被毒注3)を低減できることを特定した。・優れた触媒性能:PtPdRhRuMoは電流密度18.20mA/cm²および質量活性9.89A/mgPt⁻¹を達成し、市販Pt-C(白金-炭素)触媒の約8倍の性能を示した。・耐久性:10,000秒後に約50%の活性を維持し、市販Pt-C触媒...
キーワード:AI/タスク/機械学習/最適化/水分子/エントロピー/テクトニクス/モリブデン/電子移動/物理化学/電極触媒/活性サイト/固体触媒/触媒設計/選択性/ボトムアップ/多孔体/電池/燃料電池/ナノサイズ/モデリング/耐久性/第一原理/第一原理計算/メタノール/スクリーニング/酸化反応/電子移動反応
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年9月21日
155
ハーフメタル材料の磁化歳差運動を電界で変調
―スピン波を情報担体とする新型デバイスの実現に道―
・高性能スピントロニクス※1材料として有名な強磁性※2ホイスラー合金※3の一種であるCo2FeSiと表面弾性波材料※4として有名な圧電体※5ニオブ酸リチウム(LiNbO3)からなるエピタキシャル※6Co2FeSi/LiNbO3界面マルチフェロイク構造※7を実現。・スピン波※8の長距離伝播が示唆される低磁気摩擦特性(低ダンピ...
キーワード:アンテナ/モノのインターネット(IoT)/人工知能(AI)/学際研究/スピン偏極/マグノン/準粒子/磁場/マグノニクス/磁気モーメント/磁性体/表面弾性波/固体表面/スピン波/ダンピング/圧電効果/圧力センサー/強磁性/誘電体/エピタキシャル/ニオブ/ハーフメタル/ホイスラー合金/圧電体/強磁性体/強誘電体/原子配列/単結晶/電気抵抗/アクチュエータ/コバルト/スピン/スピントロニクス/センサー/ダイナミクス/ニオブ酸リチウム/リチウム/結晶成長/結晶方位/積層構造/弾性波/低消費電力/二酸化炭素/半導体/摩擦特性/量子力学/力センサー/層構造
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年9月18日
156
受精卵(胚)の着床を誘導する効果的な化合物を発見
~ヒトの不妊症や産業動物の低受胎への治療に貢献~
・新しい化合物RO8191が、転写調節因子STAT3のリン酸化を介して、マウスの胚着床を誘導できることを発見した。・着床不全により不妊を示す複数のマウスモデルで、RO8191が着床を促し、一部では分娩直前まで妊娠を継続した。・ヒトの不妊症の新たな治療法や、産業動物の繁殖効率を高める技術の開発に貢献。 名古屋大学大学院生命農学研究科の徐 均蘭(じょ・きんらん)博士後期課程学生、飯田 敦夫 助教、本道 栄一 教授、および医学系研究科の村岡 彩子 講師、阮 加里(げん・かり) 博士課程学生、麻布大学の 滝川 颯太 学部学生、寺川 純平 講師、伊...
キーワード:リン酸/ウシ/STAT/インターフェロン/マウスモデル/子宮/受精/受精卵/着床/不妊症/ホルモン/Stat3/マウス/生理活性/生理活性物質/転写調節/転写調節因子/サイトカイン/妊娠/分娩
他の関係分野:農学
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発表日:2025年9月18日
157
新型コロナワクチンの継続的な接種を優先すべきは誰か?
~抗体応答不良の集団特定で接種戦略を最適化、感染拡大・重症化抑制へ~
・2,526名のワクチン接種者から成る福島ワクチンコホートの縦断データを解析し、COVID-19 mRNAワクチン注1)の追加接種注2)後の血中IgG(S)抗体価注3)動態に、「耐久型」「脆弱型」「急速低下型」という三つの特徴的な集団が存在することを明らかにした。・「脆弱型」「急速低下型」の集団に分類される人は早期にブレイクスルー感染注4)を経験していた。・ブレイクスルー感染を経験した人は、経験しなかった人に比べて、(感染前の)追加接種後100日以内の血中IgA(S)抗体価注...
キーワード:インテリジェンス/最適化/情報学/危機管理/ポストコロナ/シミュレーション/政策研究/IgA抗体/微生物学/変異株/微生物/病原体/SARS-CoV-2/アイソトープ/ウイルス学/病理/mRNA/パンデミック/健康管理/新型コロナウイルス/イミン/血液/免疫学/ウイルス/コホート/バイオマーカー/ワクチン/疫学/感染症/抗体/新型コロナウイルス感染症/放射線
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2025年9月17日
158
光合成反応における電子状態の観測に成功 酸素発生メカニズムの全体像解明へ前進
・光合成で酸素をつくり出すマンガンクラスター注1)の「最も安定した状態(S1状態)」注2)の電子状態はこれまでよく分かっていなかった。・そのマンガンクラスターのS1状態における電子状態の解明に成功した。・併せて、S1状態における水分子およびプロトンの配置も特定した。・新しいパルスEPR測定法により、従来は観測できなかったスピン状態を検出した。 光合成における酸素の発生反応は、地球上の生命活動を支える最も重要な化学反応の...
キーワード:ESR/パルス/水分子/観測手法/電子スピン共鳴/磁場/光化学/X線結晶構造解析/結晶構造解析/光合成/マンガン/酸素発生反応/電子状態/スピン/X線結晶構造/結晶構造/プロトン/カルシウム/酸化反応
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発表日:2025年9月17日
159
新しい数値指標『siRMSD』で副作用を予測し、安全なsiRNA医薬の設計へ
-化学修飾による分子の形の変化を数値化し、副作用(オフターゲット効果)の仕組みを解明-
・siRNAの化学修飾による「分子のゆがみ」を数値化する新指標「siRMSD」を開発。・分子シミュレーションでAGO2タンパク質内のsiRNA構造変化を解析し、副作用の強さと相関することを確認。・副作用の原因が「結合の強さ」だけでなく「構造の変化」にあることを初めて実証。・副作用が少なく安全なsiRNA医薬の新しい設計原理を提示。 東京科学大学(Science Tokyo)国際医工共創研究院 核酸・ペプチド創薬治療研究センターの安成鎮特任研究員、程久美子特任教授(兼務:東京大学 大学院理学系研究科)、名古屋大学大学院理学研究科...
キーワード:量子化/量子化学/量子化学計算/人工核酸/塩基配列/選択性/シミュレーション/分子シミュレーション/アンチセンス/mRNA/ペプチド創薬/RNAi/RNA干渉/siRNA/アンチセンス核酸/核酸医薬/官能基/構造変化/創薬/副作用/立体構造/miRNA/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年9月17日
160
産後うつ傾向は母子の望ましくない生活行動に関連
~産後メンタルヘルスの継続的支援の必要性を提唱~
・母親の持続性産後うつ注1)(産後にうつ傾向が長引くこと)は、子どもの短時間睡眠や長時間のスマホ利用などの望ましくない生活行動や多動様症状などに関連していた。・遅発性産後うつ注2)(出産から数年経過後に起こるうつ傾向)は、母親の睡眠時間やネット利用時間、支援サービスの利用状況などに関連していた。・産後女性のメンタルヘルスを継続的に支援することは、幼児の健全な行動を促進し得る。 名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻の西谷 直子 教授と田村 晴香 博士後期課程学生らの研究グループは、産後うつが...
キーワード:インターネット/持続性/ライフスタイル/自己評価/うつ/うつ病/メンタルヘルス/育児/食生活/睡眠/保健師/抑うつ
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年9月16日
161
植物が細胞の分裂方向をそろえる仕組みを解明
~陸上植物の進化の理解に新たな手掛かり~
・CORD遺伝子が細胞分裂の方向を制御することを発見した。・CORDタンパク質は中心体注1)を持たない植物細胞において紡錘体(ぼうすいたい)注2)の向きを制御していた。・CORD遺伝子のはたらきは陸上植物で共有されていた。・植物が水生から陸生に進化した道筋の理解に新たな手掛かりを与えた。 名古屋大学大学院理学研究科の佐々木 武馬 助教、小田 祥久 教授の研究グループは、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(理)の本瀬 宏康 准教授、神戸大学大学院理学研究科の 石崎 公庸 教授との共...
キーワード:ゼニゴケ/紡錘体/シロイヌナズナ/染色体/微小管/細胞分裂/遺伝子
他の関係分野:生物学農学
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発表日:2025年9月14日
162
バイオガス発電時の排液から高効率で燃料を生成
~食品廃棄物由来のメタン残さを滅菌せず発酵利用~
・食品廃棄物由来のメタン発酵残さ注1)を、滅菌せずにそのまま発酵基質として利用。・酵母Saccharomyces pastorianusが48時間でバイオエタノール注2)収率89.4%を達成。・滅菌条件ではエタノール生成が起こらず、残さに含まれる微生物群が発酵を助ける可能性を示唆。・メタン発酵残さの新たな利活用法を示し、低コストバイオ燃料生産システム構築に貢献。  名古屋大学未来社会創造機構の谷村 あゆみ 特任講師、則永 行庸 教授らの研究グループは、株式会社バイオス小牧...
キーワード:ユビキタス/システム構築/再生可能エネルギー/循環型社会/省エネ/バイオガス/エタノール/メタン/資源循環/自動車/省エネルギー/生産システム/廃棄物/有機物/発酵/rRNA/トウモロコシ/16S rRNA/バイオエタノール/バイオ燃料/細菌群集/微生物/アルコール/細菌
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発表日:2025年9月11日
163
3D仮想現実ナビゲーションでアルツハイマー病の超早期変化を発見
-- 血液アルツハイマー病指標と組み合わせたスクリーニングの有用性を実証 --
•3D VRナビゲーション機器で評価したエラー距離は、ADで上昇することが知られているp‑tau181、GFAP、NfLおよび年齢と有意に関連することを証明しました。•多変量解析ではp‑tau181とGFAPが独立因子で、機械学習ではp‑tau181が最重要予測因子でした。汎化性能は正解率0.74で、医療検査の性能を測る物差しであるAUCは 0.73と合格点レベルでした(一つ抜き交差検証)。•経路統合能の誤差のみでp‑tau181の上昇を(≥2.2 pg/mL)、AUC 0.86 (100人中およそ86人を正しく見分けられる水準)、感度...
キーワード:多変量解析/オープンアクセス/機械学習/ナビゲーション/リン酸/神経内科学/脳画像/脳科学/病理/機能的MRI/病態解明/MRI/アストロサイト/アミロイド/アルツハイマー病/スクリーニング/血液/構造変化/神経変性/バイオマーカー/難病/非侵襲/放射線/老化
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発表日:2025年9月10日
164
AI解析で"高分子の化学地図"を描く技術を開発 ~ポリマー成分・性能評価を短時間・低ダメージで実現~
・ポリマー混合物を構成する成分ポリマーを無染色・ナノメートル分解能で可視化する技術を開発。・機械学習による多次元データ空間での有効な記述子(物理パラメータ)抽出で解釈可能なスペクトル分類。・成分間反応や熱ダメージの化学プロセスまでデータ空間で追跡・可視化。・この分野の標準データ処理・可視化技術としての発展に期待。 名古屋大学未来材料・システム研究所 高度計測技術実践センターの武藤 俊介 教授らの研究グループは、旭化成 梅本 大樹 氏との共同研究で、ポリマーブレンドを構成するポリマーの混合組織を異なる化学種ごとに無染色かつナ...
キーワード:データ駆動/データ駆動科学/機械学習/重金属/軽元素/超高圧/スペクトル/ポリマーブレンド/高分子/電子エネルギー損失分光/計測技術/EELS/界面反応/データ処理/ナノメートル/ポリマー/リサイクル/性能評価/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/分解能/可視化技術/SPECT
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発表日:2025年9月10日
165
TFIIH転写因子複合体の構造維持機構を解明
~希少難病トリコチオジストロフィーの創薬開発へ応用~
・mRNA合成とDNA修復に関与する基本転写因子IIH (TFIIH)のp52蛋白質をコードするGTF2H4/XPJ遺伝子の異常により、色素性乾皮症 (XP-J; 指定難病159)を発症することを明らかにした。・p52蛋白質の機能解析から、TFIIH複合体の構造を安定に維持するメカニズムを解明した。・TFIIHを安定に維持するメカニズムから、超希少疾患の1つであるトリコチオジストロフィー (TTD-硫黄欠乏性毛髪発育異常症)の病態緩和につながる核酸創薬のストラテジーを提示した。 名古屋大学大学院医学系研究科附属神経疾患・腫瘍...
キーワード:アンチセンス/機能解析/分子遺伝学/DNA修復/ゲノム不安定性/mRNA/ゲノム解析/アンチセンス核酸/創薬/転写因子/ゲノム/遺伝学/遺伝子/神経疾患/難病
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発表日:2025年9月10日
166
色素性乾皮症(XP)の新規相補性群XP-Jを同定
~50年ぶりに新規XP関連遺伝子 (GTF2H4/XPJ)を特定~
・皮膚がんや神経症状を発症する遺伝性難病である、色素性乾皮症 (xeroderma pigmentosum: XP; 指定難病159)の新たな相補性群 XP-Jと責任遺伝子GTF2H4/XPJを同定した。・日本人のXP発症率は2〜3万人に1人 (国内の患者数は500人ほどと推定されている)で、遺伝性疾患の中では患者数が多い。・XP-Jは、GTF2H4/XPJ遺伝子の異常により発症することを明らかにした。・GTF2H4/XPJ遺伝子は、ヌクレオチド除去DNA修復 (NER)に関与するTFIIH複合体 (基本転写...
キーワード:化学物質/相補性/遺伝性疾患/紫外線/分子遺伝学/DNA修復/ゲノム不安定性/ゲノム解析/発育発達/病態解明/DNA損傷/転写因子/ゲノム/遺伝学/遺伝子/医師/神経疾患/難病/老化
他の関係分野:環境学数物系科学生物学工学
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発表日:2025年9月7日
167
デジタルツインによるプロセス全体最適化で半導体 CIS ノイズ 70%低減!
30 ⼯程を⼀気通貫するメタファクトリー、実ラインで実証
アイクリスタル株式会社(代表取締役:髙⽯ 将輝/取締役 技術統括:関 翔太)、グローバルウェーハズ・ジャパン株式会社(研究代表者、参事:永井 勇太)、国⽴⼤学法⼈東海国⽴⼤学機構 名古屋⼤学 未来材料・システム研究所(教授:宇治原 徹/准教授:沓掛健太朗)、ならびにソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社(主幹技師:⾕川 公⼀/永倉 ⼤樹)の研究グループは、仮想空間上に構築したデジタルツインを接続して⾼速に最適化するプロセス全体最適化プラットフォーム「メタファクトリー」を⽤いて Si ウェーハ製造から CMOS イメージセンサー(CIS)製造まで合計 30 ⼯程を⼀気通貫で最適化し...
キーワード:仮想空間/最適化/人工知能(AI)/クリスタル/ノイズ/CMOS/イメージセンサー/センサー/デジタルツイン/半導体/インフォマティクス/CIS/ラット
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発表日:2025年9月3日
168
雨が降ると脱窒菌が喜ぶ
~土壌における温室効果気体N2Oの生成メカニズムを解明~
・雨が降ると土壌の一酸化二窒素(N2O)注1)放出が活発になることが知られていたが、その理由はよく分かっていなかった。・放出されるN2Oの酸素同位体組成、中でも極微量の17Oを含めた三酸素同位体組成注2)を指標に用いることで、降雨時は脱窒反応注3)由来のN2Oの放出が活発化するとこを突き止めた。・本研究成果は、土壌からの温室効果気体注4)放出を抑制する上で重要な知見となる。また三酸素同位体組成は、自...
キーワード:一酸化二窒素/対流圏/地球科学/人間活動/亜酸化窒素/安定同位体/温室効果/酸素同位体/水蒸気/同位体/同位体組成/赤外線/太陽/アンモニア/可視光/オゾン/メタン/酸化物/相変化/脱窒反応/窒素酸化物/二酸化炭素/二酸化炭素/微生物学/農地/土壌/温暖化/微生物/体組成
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発表日:2025年9月2日
169
植物の時計が停止する温度では成長も停止することを野外データから発見
京都大学生態学研究センターの工藤洋 教授と村中智明 特定研究員(現在は名古屋大学大学院生命農学研究科 助教)、湯本原樹 研究員(現在は信州大学山岳科学研究拠点 特任助教)、本庄三恵 准教授らの研究グループは、永野惇 教授(名古屋大学 生物機能開発利用研究センター)、Ji Zhou教授(National Institute of Agricultural Botany, UK)との共同研究において、アブラナ科多年草のハクサンハタザオを対象とした野外トランスクリプトームと個体モニタリングにより、遺伝子発現の日周リズムが7℃以下で停止すること、その温度帯では成長も停止することを発見しました。 植物...
キーワード:機械学習/アブラナ科/植物生理学/フィードバック/モニタリング/生態学/概日時計/トランスクリプトーム/遺伝子/遺伝子発現/生理学
他の関係分野:情報学生物学工学農学
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発表日:2025年9月1日
170
コウモリオルソレオウイルスに対する、抗真菌薬ミカファンギンの作用を特定
~コウモリ由来人獣共通感染症出現時の初動対応に貢献~
・コウモリオルソレオウイルス(PRV)は、ヒトに急性呼吸器疾患を引き起こす。・抗真菌薬ミカファンギンは、PRV p17タンパク質を直接機能阻害する。・PRVの機能阻害は、IL-6経路を介して行われる。・PRV感染症が日本に侵入したときの初動対応への貢献が期待できる。 名古屋大学大学院生命農学研究科のWirayatida Bubphasook(ウィラヤティダ・ブッパスック) 博士後期課程学生、飯田 敦夫 助教、本道 栄一 教授の研究グループは、コウモリを自然宿主とし、ヒトに急性呼吸器疾患を引き起こすコウモリオルソレオウイルス(P...
キーワード:コウモリ/安全性評価/人獣共通感染症/抗ウイルス薬/ウイルス/感染症/真菌
他の関係分野:環境学工学総合生物
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発表日:2025年9月1日
171
次世代パワー半導体の制御技術開発に成功
~イオン注入と熱処理により従来法の2倍の電流を実現~
・次世代パワー化合物半導体注1)酸化ガリウム(Ga2O3)注2)のp型制御技術に成功。・デバイスを製造する上でコスト、設計に有利なイオン注入法で実現した。・Ni(ニッケル)をイオン注入し、二段階熱処理法を適用してp型NiO膜を形成。・既存のショットキーダイオードの2倍の電流が流れるバイポラーpnダイオードを実証。 名古屋大学低温プラズマ科学研究センターの堀 勝 特任教授、 小田 修 特任教授と清水 尚博 特任教授らの研究グループは、次世代パ...
キーワード:先端技術/CdTe/ケイ素/GaN/InP/MOSFET/パワーデバイス/窒化ガリウム/省エネ/単結晶/SiC/イオン注入/化合物半導体/熱処理/半導体/ラジカル
他の関係分野:複合領域数物系科学化学工学
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発表日:2025年8月27日
172
生成AI活用で設計通りの人工タンパク質の構築に成功
~構造の形成と分解が制御可能、人工分子機械の開発に道~
・生成AIを使い、複雑な形を持つタンパク質の一部分を、狙った向きや角度で正確につなぐ架橋タンパク質構造の設計に成功。・合成ポルフィリン注 1)に合わせて設計した人工タンパク質を作り、形や性質を活かした環状の集合体を構築。・環状集合体は、内包する合成ポルフィリンの性質を反映した「金属イオンに応じた環状構造の形成と分解」、「動的な回転運動」を示した。ナノスケールで機能する分子センサーや人工分子機械への応用が期待される。 名古屋大学大学院理学研究科の荘司 長三 教授、稲葉 大晃 博士後期過程学生(研究当時)の研究グループは...
キーワード:人工知能(AI)/自己組織/タンパク質構造/動的挙動/センサー/ナノスケール/金属イオン/分子センサー/人工タンパク質/バイオマテリアル/生体内/機能性/分子機械/組織化/ナノテクノロジー/ポルフィリン/創薬/分子設計/生理学
他の関係分野:情報学化学工学総合生物農学
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発表日:2025年8月26日
173
赤色光による気孔開口の分子機構を解明 ~ショ糖の増加が細胞膜プロトンポンプのリン酸化を促進
・植物において気孔注1)開口のエンジンとして働く細胞膜プロトンポンプ注2)は、これまで青色光による特定部位のリン酸化注3)によって活性化されることが知られていた。・葉の大部分を占める葉肉細胞注4)における光合成注5)により生合成されたショ糖注6)が孔辺細胞注7)周辺に移動し、細胞膜プロトンポンプのリン酸化による活性化と、気孔閉鎖を誘導する陰イオンチャネル注8)の不活性化を誘導し、赤色光による気孔開口を引き起...
キーワード:光エネルギー/質量分析装置/太陽/グルコース/フォトトロピン/プロトンポンプ/維管束/光合成/光受容/光受容体/青色光/葉緑体/太陽光/質量分析/塩化物イオン/エンジン/カリウム/環境問題/生産システム/二酸化炭素/生体内/アポプラスト/カルス/リン酸/輸送体/食品産業/細胞壁/生合成/プロトン/細胞膜/アデノシン/代謝産物/分子機構/ATP/アミノ酸/イオンチャネル/構造変化/受容体/翻訳後修飾/メタボローム/メタボローム解析
他の関係分野:環境学数物系科学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年8月25日
174
手術中25分で脳腫瘍の遺伝子診断が可能に!
~脳腫瘍の"超"迅速診断法を確立~
・脳腫瘍で最も多い神経膠腫の診断に重要な2つの遺伝子変異を、術中25分以内に検出する新しい解析手法を確立し、従来の手法に比べて大幅な時間短縮が可能となった。・IDH1変異の検出で感度98.5%、特異度98.2%、TERTプロモーター変異では感度・特異度ともに100%という、極めて高い診断精度を示した(図1)。・手術中に複数部位での迅速遺伝子解析を行うことで、腫瘍と正常組織の境界部の同定や、より的確な腫瘍切除範囲の検討に貢献する可能性がある。 名古屋大学大学院医学系研究科 脳神経外科学の前田紗知研究員、大...
キーワード:プロトコル/マイクロ/マイクロ流路/モーター/熱処理/診断法/リアルタイムPCR/プロモーター/遺伝子異常/遺伝子解析/神経膠腫/脳神経外科/臨床応用/PCR/迅速診断/遺伝子/遺伝子診断/遺伝子変異/手術/脳腫瘍
他の関係分野:情報学工学総合生物農学
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発表日:2025年8月24日
175
清浄な南極地域でもヘイズ現象が出現 大気化学過程・雲過程を介して気候変動に与える影響も
・清浄な南極域で高エアロゾル濃度による視程不良(ヘイズ)が主に5-10月に観測・南極ヘイズの主要因は、海氷域からの海塩エアロゾルの放出・南極ヘイズは上空約4kmまで分布・南極ヘイズ中はオゾン(O3)濃度が減少 名古屋大学大学院環境学研究科の長田 和雄教授、福岡大学理学部の原圭一郎助教らの研究チームは、1997-2022年の間に南極昭和基地に出現した南極ヘイズの特徴、その発生要因、南極ヘイズの大気化学過程へのインパクトを明らかにしました。研究チームによる解析の結果、南極ヘイズ現象は、荒天・強風時...
キーワード:季節変化/海氷/極域/極地/南極海/気候変動/大気化学/オゾン/モニタリング/寿命
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学
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発表日:2025年8月24日
176
アジア地域初! 陸域生態系によるCO₂吸収動態を明らかにする大規模基盤データセット「JapanFlux2024」を構築
森林や水田、湖沼などの陸域生態系が、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスをどの程度吸収・放出しているかを把握することは、地球温暖化対策に必要不可欠です。欧米諸国では、各地の観測拠点で得られたデータに基づき、陸域生態系のCO2吸収量の長期的な変化を記録したオープンデータセットの整備が進んでいる一方、アジア地域では包括的なデータセットは整備されていませんでした。大阪公立大学大学院農学研究科の植山 雅仁准教授、髙尾 勇太大学院生(博士前期課程2年)と、千葉大学の市井 和仁教授、国立極地研究所の矢吹 裕伯特任教授、東京大学の日浦 勉教授、熊谷...
キーワード:オープンデータ/季節変化/極地/陸域生態系/温室効果ガス/湖沼/地球温暖化/温室効果/気候変動/経年変動/衛星/衛星観測/地球環境/地球温暖化対策/二酸化炭素/二酸化炭素/水田/シベリア/生態系/温暖化/予測モデル
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2025年8月21日
177
スズ含有IV族混晶半導体を用いた量子効果デバイスの室温動作に成功
~安価かつ環境に優しい量子効果デバイス応用へ新たな道~
・IV族混晶半導体注1)ゲルマニウム錫(スズ)(GeSn)注2)およびゲルマニウムシリコン錫(GeSiSn)注3)からなる二重障壁構造(DBS)注4)を、分子線エピタキシー(MBE)法で、従来よりも高品質にエピタキシャル成長する技術を新規に開発した。・GeSn層のエピタキシャル成長中にのみ水素(H₂)ガスを導入することで、平坦かつ急峻界面を有するGeSn/GeSiSn DBSの形成が可能であることを明らかにした。・高品質成長したGeSn/GeSiSn DBSを用いた共鳴トンネルダイ...
キーワード:無線通信/バンド構造/閉じ込め/高周波/テラヘルツ/検出器/赤外線/赤外線検出器/太陽/トンネル電流/III-V族化合物半導体/SiGe/エピタキシャル成長/テラヘルツ波/バンドギャップ/ヘテロ界面/共鳴トンネル/共鳴トンネルダイオード/共鳴トンネル効果/光デバイス/電子デバイス/半導体デバイス/半導体材料/分子線エピタキシー(MBE)/量子効果デバイス/量子閉じ込め/エピタキシー/エピタキシャル/ゲルマニウム/太陽電池/電池/SiC/シリコン/トンネル/トンネル効果/パワーエレクトロニクス/化合物半導体/集積回路/半導体/量子効果/結晶構造/水素ガス
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学農学
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発表日:2025年8月20日
178
世界初成功!ハロゲンフリーのプラズマプロセスで 次世代半導体材料を原子レベルで微細に加工・制御
・ハロゲンフリープラズマ注1)を用いた原子層エッチング(ALE)注2)を開発した。・最先端半導体デバイスに用いられ、難エッチング材料である酸化ハフニウム(HfO₂)の異方性原子層エッチング注3)を室温で実現した。・SDGs(持続可能な開発目標)に向け、次世代半導体デバイスの実用化を支えるプラズマエッチング技術注4)の推進が期待される。 名古屋大学低温プラズマ科学研究センターの蕭 世男(シャオ シーナン)特任教授 、堀 勝 特任教授らの研究グ...
キーワード:高エネルギー/ハロゲン/異方性/高周波/プラズマプロセス/反応機構/エッチング/原子層/プラズマエッチング/ゲート絶縁膜/トランジスタ/メモリ/半導体デバイス/半導体材料/微細化/誘電体/持続可能/持続可能な開発/強誘電体/酸化ハフニウム/スパッタリング/フッ素/機能性材料/持続可能性/半導体/微細加工/微細加工技術/機能性/表面構造/ラジカル
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年8月19日
179
ナノ領域に閉じ込められた水の構造は 界面で見られる水の構造と同一であることを解明
・非常に薄い領域に閉じ込められた水の構造は、閉じ込めの効果よりも界面との接触の効果で説明できることを解明。・第一原理分子動力学法、機械学習分子動力学法の組み合わせによって、記述の難しい複合界面の和周波発生(SFG)分光スペクトル注1)を計算。 名古屋大学大学院工学研究科の大戸 達彦 准教授らの研究グループは、マックスプランクポリマー研究所(ドイツ)、厦門大学(中国)、東南大学(中国)との共同研究で、ナノメートルレベルの空間に閉じ込められた水の構造を和周波発生分光スペクトルの理論シミュレーションと計測を通じて明らかにしました。...
キーワード:機械学習/水素結合ネットワーク/対称性/非線形/非線形光学応答/分子動力学シミュレーション/閉じ込め/スペクトル/赤外線/振動分光/第一原理分子動力学/対称性の破れ/第一原理分子動力学法/可視光/双極子/非線形光学/分子振動/フッ化カルシウム/材料設計/グラフェン/シミュレーション/ナノスケール/ナノメートル/ナノ構造/ポリマー/第一原理/第一原理計算/動力学/分子動力学/分子動力学法/カルシウム
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学
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発表日:2025年8月18日
180
プロポーズの流儀を決める遺伝子と脳のスイッチを解明
~ハエの神経回路の"つなぎ替え"で求愛行動の種間移植に成功~
・ある種のハエのオスがメスに対して求愛の「プレゼントを贈る」のは、脳のどの回路の働きによるのか、その“配線構造”を解明。・その“配線構造”を別種のハエの脳内に遺伝子操作で再現することで、プレゼントを贈る行動の“種間移植”に成功。・ごく少数の神経細胞のつながり方の違いが新たな求愛儀式の進化につながる可能性。 名古屋大学大学院理学研究科の田中 良弥 講師、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー))未来ICT研究所の原 佑介 主任研究員、山元 大輔 ...
キーワード:情報通信/霊長類/シナプス/遺伝子操作/神経ネットワーク/ショウジョウバエ/神経回路/神経細胞/ICT/遺伝学/遺伝子
他の関係分野:複合領域生物学総合生物
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発表日:2025年8月18日
181
LGI1-ADAM22/23経路の破綻は海馬原性のてんかん性脳症を引き起こす
~国際多機関共同研究により病態解明~
・国際共同研究を通じて、はじめてのLGI1およびADAM23の両アレル性バリアントを有する発達性てんかん性脳症患者を見出した。・LGI1両アレル性バリアントを有する患者は、残存するLGI1機能に応じて軽微な行動異常から致死性てんかん発作まで広汎な症状を示すことを見出した。・Lgi1欠損マウスの解析から、てんかんの焦点は海馬原性であることを突き止めた。・LGI1-ADAM22/23経路が破綻したマウスの行動解析から、この経路の破綻は、てんかん以外に高次脳機能障害も引きおこすことを見出した...
キーワード:シナプス/行動解析/エクソーム/エクソーム解析/高次脳機能/染色体/可塑性/高次脳機能障害/認知機能障害/病態解明/てんかん/マウス/受容体/神経回路/神経細胞/電気生理学/脳機能/脳疾患/薬理学/ゲノム/遺伝学/遺伝子/海馬/生理学/認知機能
他の関係分野:総合生物
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発表日:2025年8月9日
182
オスからの求愛歌受け入れの鍵は、ドーパミン 〜ハエの未交尾メスの聴覚応答は柔軟に制御されていた〜
〜ハエの未交尾メスの聴覚応答は柔軟に制御されていた〜
・メスの聴感覚細胞注1)の感度をドーパミン注2)が調節していた。・このドーパミンによる調節の有無は、メスの交尾意欲と関係していた。・聴感覚細胞に対するドーパミンの調節は、メスの求愛歌への応答行動を促進した。・動物が示す柔軟な音情報処理システムの理解につながると期待される。 名古屋大学大学院理学研究科・トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM※)の上川内 あづさ 教授、山腰 春奈 博士後期課程学生らの研究グループは、ショウジョウバエのメスにおいて、聴...
キーワード:動機づけ/脊椎動物/運動制御/環境問題/哺乳類/ニューロン/聴覚/ドーパミン/神経伝達物質/脊椎/ショウジョウバエ/神経細胞/脳機能
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2025年8月9日
183
含フッ素化合物の分岐型合成法の開発
化合物ライブラリー構築の効率化、医薬品探索に大きく貢献
・同一の原料からフッ素置換基の位置が異なる異性体(位置異性体注1))の作り分けに成功。・フッ素置換基は医薬品に多く含まれており、創薬への貢献が期待される。・計算化学を利用して、位置異性体を作り分ける機構を解明。 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所・大学院工学研究科の大井 貴史 教授、荒巻 吉孝 助教、Tobias E. Schirmer(トビアス シルマー) 博士 (研究当時博士研究員)、内田 裕貴 氏 (研究当時 博士後期課程学生)、田浦 悠也 氏 (研究当時 博士前期課程学生)、Pablo Gabri...
キーワード:イリジウム錯体/イリジウム/可視光/光触媒/フッ素/カチオン/スクリーニング/医薬品開発/化合物ライブラリー/創薬
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発表日:2025年8月6日
184
蚊の"聴覚"を操る鍵は、神経伝達物質と細胞内シグナル
~蚊の繁殖を抑える新たな防除戦略の開発へ重要な一歩~
・神経伝達物質オクトパミン注1)が、ネッタイシマカの聴覚機能を変化させる。・オクトパミン受容体に作用する化合物や細胞内セカンドメッセンジャーであるcAMPの投与でも、その変化が誘導できる。・蚊の繁殖の鍵となる、オスがメスの羽音を鋭敏に検知する仕組みの解明につながる。 名古屋大学大学院理学研究科・トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM※)の上川内 あづさ 教授、マシュー スー 特任助教らの研究グループは、神経伝達物質「オクトパミン」が、オスのネッタイシマカにおける聴覚器の機能を調節...
キーワード:脊椎動物/環境問題/セカンドメッセンジャー/哺乳類/配偶行動/無脊椎動物/細胞内シグナル/神経機能/聴覚/神経伝達物質/脊椎/ノルアドレナリン/受容体/薬理学/感染症
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発表日:2025年8月5日
185
植物幹細胞が"覚醒"するスイッチを発見
―植物が肥大成長を始める仕組みの解明―
・植物の根が太くなり始める前に、その原動力となる幹細胞が活性化されるプロセスを解明・培養系の改良と発光イメージングにより、一過的なホルモン(サイトカイニン)応答が幹細胞を覚醒させ、肥大成長が開始されるきっかけとなることを発見・木材生産の効率化やCO2吸収力の高い植物の開発などへの応用に期待 大阪大学大学院理学研究科の島津舜治特任研究員、近藤侑貴教授、古谷朋之准教授らの研究グループは、東京大学大学院理学系研究科の米倉崇晃助教、伊藤恭子准教授、神戸大学大学院理学研究科の深城英弘教授、石崎公庸教授、名古屋大学大学院生命農学...
キーワード:環境適応/二酸化炭素/植物ホルモン/光イメージング/ホルモン/サイトカイニン/幹細胞/細胞分裂/老化
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発表日:2025年7月27日
186
巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)の鍵は"嫌気性解糖"にあり
~FSGSの進行に関わるポドサイトの代謝異常を解明~
・巣状分節性糸球体硬化症(Focal segmental glomerulosclerosis: 以下FSGS)*1の患者血清はポドサイト*2に傷害を与え、治療抵抗例の血清でより強く認めました。・ポドサイト傷害の進展にエネルギー代謝異常が関与していること、特に、嫌気性解糖*3によるエネルギー産生低下がポドサイト傷害と関連していることが明らかになりました。・嫌気性解糖の低下は、ポドサイト傷害を進展させ、糸球体硬化を悪化させました。・FSGSにおけるエネルギー代謝異常の制御が、新たな治療法の開発...
キーワード:脱水素/抵抗性/ネフローゼ/ポドサイト/免疫異常/血清/糸球体/治療抵抗性/腎不全/病理/病理学/解糖系/ATP/アルブミン/エネルギー代謝/ステロイド/マウス/血液/細胞死/腎臓/創薬/小児/難病
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発表日:2025年7月24日
187
将来の地球環境観測を見据えた水銀フリーの新しい水試料殺菌手法 塩化ベンザルコニウムによる殺菌処理の弱点を克服し、十分な殺菌効果を検証
・将来の水銀使用制限を見据えて、溶存無機炭素分析のための新たな水試料殺菌手法を提案・国際的に広く用いられる水銀に代わって、環境負荷の少ない塩化ベンザルコニウムを使用・ろ過処理を組み合わせることで、適用可能な水試料の範囲を拡大 国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)活断層・火山研究部門 高橋 浩 主任研究員は、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 宇宙地球環境研究所(以下「名大」という) 南 雅代 教授と共同で、水試料の溶存無機炭素の濃度および炭素同位体の高精度な分析を実現するための水試料の殺菌処理に関し、環境負荷...
キーワード:活断層/温室効果ガス/海洋/環境分析/安定同位体/温室効果/炭素同位体/同位体/放射性炭素/光合成/選択性/地球環境/界面活性剤/環境負荷/二酸化炭素/有機物/放射性同位体/プランクトン/植物プランクトン/微生物/新型コロナウイルス/ウイルス
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発表日:2025年7月20日
188
わずか60秒で巨大DNAのサイズ分析を実現
~ナノスリット流路を用いた新手法、ゲノム応用に新たな道~
・ナノスリット流路による巨大DNAのサイズ分析法を開発し、既存技術よりも高分離能注1)・短時間でサイズ分析を実現。・DNAの緩和時間注2)(伸長状態からコイル状へ戻るまでの時間)を計測することで、サイズを正確に判別。・デバイスは簡便なフォトリソグラフィで製造可能、わずか200分子で解析可能なため、量産・実用化に向けた展開が期待。・新手法により、高精度かつ網羅的な疫学解析が可能、薬剤耐性菌対策への貢献が期待。 名古屋大学大学院工学研究科の伊藤 伸太郎 教授らの研究グループは、ナノスリッ...
キーワード:品質管理/パルス/エッチング/ドライエッチング/電気泳動/性能評価/分解能/緩和時間/スリット/ゲノム/遺伝子/疫学/感染症/薬剤耐性
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発表日:2025年7月20日
189
病院到着からECPR開始までの迅速化が難治性心停止の転帰を左右する
・病院レベルDoor to ECPR time が短い施設への搬送は難治精神停止の生存率や良好な神経学的転帰と関連。・本指標は ECPR プロセスの質を示す「病院レベルの新たな Quality Indicator」 となる可能性。 名古屋大学医学部附属病院救急科の春日井大介 病院助教, シンガポール国立大学Duke-NUS medical school Health Services and Systems Research の岡田遥平 助教, 名古屋大学医学部医学科の水谷友香 学部学生, 同大医学部附属病院循環器内科の風間信吾 病院助教, 近藤徹 ...
キーワード:レジストリ/死亡率/心臓/血液
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発表日:2025年7月16日
190
ヨウ素触媒を用いた"アルコール常温酸化法"を開発 ~持続可能な医薬品・機能性材料づくりに貢献する新技術~
~持続可能な医薬品・機能性材料づくりに貢献する新技術~
・3価のヨウ素触媒(4,5-Me2-IBS(Ⅲ))とオキソンによる遷移金属や重金属を使わない環境負荷の低いアルコール酸化法を開発。・反応機構の解析に基づき反応条件等を工夫することで、従来の70℃から30℃への大幅な低温化を実現。・幅広い基質適用性を実現し、熱や酸に不安定な官能基の酸化にも対応。・ワンポット酸化エステル化反応への応用に成功。・基質の量をスケールアップしても酸化反応が進行することを確認。 従来のアルコール酸化法は、多くの場合、高価な貴金属触媒や有害な重金属酸化剤が使われ、反応条件も過...
キーワード:最適化/重金属/エステル/反応機構/生成機構/貴金属/元素戦略/遷移金属/活性種/金属触媒/持続可能/ベンゼン/環境負荷/機能性材料/廃棄物/機能性/アルデヒド/アルコール/ケトン/スルホン酸/ヨウ素/官能基/酸化反応
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発表日:2025年7月16日
191
細胞内へのmRNA送達を促進する新規脂質を開発
~遺伝子発現の効率を向上、mRNA医薬開発に貢献~
・新規環状ジスルフィド脂質(CDL)によって脂質ナノ粒子(LNP)のmRNA送達効率を向上。・CDL-LNPが細胞内におけるエンドソーム注1)からのmRNA放出を効率化することをin vitro(細胞実験)で確認。・マウスを用いたin vivo実験において、CDL-LNPがmRNAの送達効率を向上させることを実証。・抗腫瘍免疫応答の誘導を確認。 名古屋大学大学院理学研究科の阿部 洋 教授、名古屋大学学際統合物質科学研究機構の木村 誠悟 特任助教らの研究グループは、従来の脂質ナノ粒子(LNP)が抱えるmRN...
キーワード:物質科学/スルフィド/エンドソーム/細胞内小器官/オルガネラ/ナノ粒子/リサイクル/抗腫瘍免疫/mRNA/in vitro/エンドサイトーシス/マウス/腫瘍免疫/免疫応答/遺伝子/遺伝子発現/脂質
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発表日:2025年7月16日
192
真菌由来の毒素「サイトカラシンD」がアクチンに働きかける新たな仕組みを発見!
~細胞の"骨格"を制御するメカニズムに迫る~
・真菌由来の毒素サイトカラシンD(※1)は世界中のアクチン(※2)関連研究で長年使われている重要な試薬。・サイトカラシンDがアクチンに“ふた”をする仕組みを、分子レベルのリアルタイム観察で解明・サイトカラシンDがアクチンを切断する、細胞の動きの制御につながる新しい作用を発見 長岡技術科学大学大学院工学研究科博士後期課程先端工学専攻の三谷隆大さん(大学院生)、同大学技学研究院物質生物系の藤原郁子准教授、本多元名誉教授、名古屋大学大学院情報学研究科の武田修一研究員、前田雄一郎名誉教授、同大学大学院理学研究科の成田哲博准...
キーワード:情報学/収縮環/アクチンフィラメント/二次代謝/二次代謝産物/筋収縮/筋肉/代謝産物/アクチン/形態形成/細胞内輸送/細胞分裂/創薬/転写制御/真菌
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発表日:2025年7月16日
193
腸内細菌は樹状細胞を介して腸から離れたがんの免疫環境に影響する 免疫チェックポイント阻害薬の作用に関与する新たな腸内細菌を同定
-英国科学雑誌「Nature」で発表-
・現在、さまざまながんで免疫チェックポイント阻害薬を用いた治療が実施されていますが、長期間にわたり治療効果が得られる患者さんは 20%程度に限られており、治療成績のさらなる改善が求められています。・免疫チェックポイント阻害薬の治療効果には、腸の細菌(腸内細菌)が関係することが報告されていますが、腸に存在する細菌がなぜ腸ではない臓器 (肺など) に発生したがんに影響を及ぼすのか等の詳細な機序は分かっていませんでした。・本研究チームは、免疫チェックポイント阻害薬の作用に関与する新たな腸内細菌としてルミノコッカス科に属する YB328 株を同定、さらにその培養に成功し、作用...
キーワード:がん研究/形態学/機能形態/機能形態学/システム制御/CD8/微生物/獲得免疫/PD-1/アジュバント/がん免疫/がん免疫療法/臨床応用/腸内環境/免疫療法/がん細胞/がん治療/抗原/細胞療法/腫瘍免疫/樹状細胞/免疫チェックポイント/免疫チェックポイント阻害薬/免疫応答/免疫学/免疫細胞/ウイルス/疫学/抗体/細菌/細菌叢/腸内細菌/腸内細菌叢
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発表日:2025年7月15日
194
水に溶けるフラーレン誘導体で電解質膜寿命を10倍
燃料電池の革新的耐久性向上技術を開発
・独自に開発した水溶性フラーレン注1)誘導体を燃料電池用電解質膜中に分散し、活性酸素による膜の劣化を大幅に抑制。・フラーレンのラジカル捕捉能とセリウム(Ce)イオン注2)の相乗効果で耐久性を約10倍に向上。フッ化物イオン排出量も90%以上低減。・水素社会の中核を担う燃料電池の耐久性を大幅に引き上げ、その用途を大型トラック、船舶、鉄道、建機などへの多用途展開に貢献する成果。 名古屋大学大学院工学研究科および未来社会創造機構マテリアルイノベーション研究所の松尾 豊 教授、川角 昌弥 特任教授らの研究...
キーワード:希土類元素/プロトン伝導/高分子電解質/高分子/酸化還元反応/水素エネルギー/材料科学/コージェネレーション/還元反応/膜分離/希土類/電解質膜/電池/燃料電池/ナノ材料/フッ素/金属イオン/酸化還元/自動車/耐久性/電解質/プロトン/サッカー/寿命/心臓/フラーレン/ラジカル/活性酸素/誘導体
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発表日:2025年7月10日
195
カーボンナノベルトの一挙多官能基化に成功
-分子性ナノカーボン材料の応用研究を加速する発見-
理化学研究所(理研)開拓研究所伊丹分子創造研究室の伊丹健一郎主任研究員(環境資源科学研究センター拡張ケミカルスペース研究チームチームディレクター、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)主任研究者)、奥村翼研修生(名古屋大学大学院理学研究科博士前期課程学生)らの国際共同研究グループは、炭素でできた筒状分子であるカーボンナノベルトの一挙多官能基(機能を持った原子団)化法の開発に成功しました。本研究成果により、カーボンナノベルトが分子認識[1]化学や超分子[2]材料へと展開されることが期待されます。本研...
キーワード:分子構造/超分子化学/ナノカーボン/カーボン/疎水性相互作用/カルス/カーボン材料/超分子/官能基/分子認識
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発表日:2025年7月9日
196
感覚ニューロンが筋萎縮性側索硬化症(ALS)に耐性を持つ理由を解明
〜感覚ニューロンの意外な構造的特徴が神経変性を防ぐ〜
 ・ALS 疾患ではタンパク質分解機能が低下し運動ニューロンが変性・消失しますが、感覚ニューロンは疾患に耐えることができます。・なぜ感覚ニューロンが ALS 疾患に対して耐性を持つのかその理由は不明でした。・感覚ニューロンは成熟ニューロンに通常“有る”構造が“無い”ことで、蛋白質分解機能が低下しても運動ニューロンとは異なり神経変性を回避することが明らかになりました。・疾患早期に蛋白質分解による緊急応答メカニズムを適切に作動させることが新たな治療法の開発や創薬につながると期待されます。&nb...
キーワード:細胞内小器官/フォトニクス/組み換え/感覚ニューロン/大脳/運動神経/遺伝子組み換え/活動電位/神経内科学/ニューロン/筋萎縮/筋肉/ATP/タンパク質分解/プロテアソーム/マウス/ミトコンドリア/運動ニューロン/活性酸素/細胞死/受容体/神経細胞/神経変性/神経変性疾患/接着分子/創薬/遺伝子/筋萎縮性側索硬化症 /生理学/難病
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発表日:2025年7月4日
197
生体内で強い発光と低毒性を両立する量子ドットを開発 
未開拓の硫化銀ゲルマニウム半導体をナノサイズ化・組成制御/世界初の高輝度量子ドット合成と生体イメージング応用に成功
・量子ドット注1)は、強く安定な発光を示すナノ発光プローブとして2023年にノーベル化学賞を受賞して注目されたが、ディスプレイや太陽電池などと比較して、生体イメージング用途の開発は遅れていた。・硫化銀ゲルマニウム半導体(Ag8GeS6)は、天然鉱物(アルジロダイト)としても存在する安定な材料であり、近赤外波長領域の光をよく吸収し、太陽電池材料として注目されている。しかし、これまで室温での発光は全く報告されておらず、発光特性は未開拓な材料である。・本研究ではAg2Sにゲルマニウム(G...
キーワード:閉じ込め/近赤外/太陽/ディスプレイ/ナノマテリアル/物理化学/光機能/ナノ結晶/バンドギャップ/光デバイス/光吸収/赤外光/量子サイズ効果/発光ダイオード(LED)/量子ドット/ゲルマニウム/サイズ効果/太陽電池/電池/センサー/ナノサイズ/ナノ粒子/環境負荷/光センサー/光プローブ/半導体/生体内/光イメージング/生体イメージング/臨床応用/バイオイメージング/プローブ/マウス/近赤外光
他の関係分野:数物系科学化学工学総合生物
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発表日:2025年7月3日
198
酸化ストレスはBRCA2変異による発がんを促進しない! フェロトーシス誘導が発がんを打ち消す新知見
・新規作製したBrca2変異ラットは、ヒトと同様に自然発がんを高頻度に示すモデル動物・しかし、鉄投与による酸化ストレスは、Brca2変異の腎がん促進効果を打ち消すことが判明・初期段階ではフェロトーシス抵抗性を獲得する一方、慢性的な鉄負荷はミトコンドリア傷害を介してフェロトーシスを誘導・本研究により、BRCA2変異キャリアにおける放射線・酸化ストレスに対する過剰な回避が不要である可能性を示唆 名古屋大学大学院医学系研究科 生体反応病理学の前田勇貴(まえだ ゆうき)大学院生、豊...
キーワード:キャリア/ヒドロキシラジカル/安全性評価/生体内/実験動物/抵抗性/細胞膜/腎がん/病理/病理学/卵巣/発がん/がん抑制遺伝子/ミトコンドリア/モデル動物/ラジカル/ラット/細胞死/ゲノム/ストレス/遺伝子/遺伝子変異/環境因子/酸化ストレス/脂質/放射線
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発表日:2025年7月3日
199
細菌を細胞分裂させるタンパク質が連携して働く仕組みを解明
~次世代抗菌薬やマイクロマシン開発を加速させる画期的な成果~
・細菌の細胞分裂では、主要タンパク質であるFtsZと、それを助けるZapAが連携することが知られていましたが、両者がどのように結合して働くのか、その具体的な仕組みは不明でした。本研究はこの連携メカニズムを原子レベルで解明したものです。・タンパク質の静的な立体構造を捉えるクライオ電子顕微鏡と、その動的な振る舞いを観察する高速原子間力顕微鏡。この2つの顕微鏡を組み合わせることで、FtsZとZapAが連携する仕組みを明らかにしました。・増殖の仕組みを原子レベルで解き明かしたことで、その働きだけをピンポイントで阻害する新しい抗菌薬の精密な設計に道を拓きます。さらに、生命の巧み...
キーワード:先端技術/タンパク質複合体/ナノメートル/マイクロ/マイクロマシン/原子間力顕微鏡/電子顕微鏡/クライオ電子顕微鏡/高速原子間力顕微鏡/抗菌薬/細胞分裂/生体膜/立体構造/細菌
他の関係分野:複合領域生物学工学
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発表日:2025年7月3日
200
New indicators to prevent the spread of Empox infection Predict skin lesions by blood virus volume a nd contribute to treatment strategies
・エムポックス注1)の皮膚病変の症状進行は軽度と重度の2つのグループに層別化注2)される。・病変発症時の血中のウイルス量が皮膚病変の症状進行を予測するバイオマーカーになる。 名古屋大学大学院理学研究科の岩見 真吾 教授の研究グループは、オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)/愛媛大学の三浦 郁修 博士および米国陸軍感染症研究所(USAMRIID)のPhillip R. Pittman 博士らとの国際共同研究により、エムポックス(クレードIa注3))感染者における皮膚病変の症状進行に顕...
キーワード:インテリジェンス/危機管理/予測可能性/霊長類/沿岸環境/死亡率/血液/ウイルス/バイオマーカー/ワクチン/医師/感染症/公衆衛生
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学生物学工学
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発表日:2025年7月1日
201
光合成を失う進化の初期プロセスを観察
~光合成と呼吸のトレードオフをもたらす突然変異~
・光合成をやめた植物がどのように光合成を失ったのかその進化を観察した例はない。・シアノバクテリア注1)を暗所で長期間培養し光合成の能力を調べた。・暗所に適応した株の多くは光合成で生育できないか、もしくは光合成能力が低下した。一方、暗所での呼吸による生育は親株よりも向上していた。・ゲノム解読の結果、多数の突然変異が一つの遺伝子に集中して生じていた。・この遺伝子phsPは、光合成と呼吸のトレードオフに関わる調節的役割を担うと推定される。・光合成と呼吸のトレードオフを調節するシステムへの突然変異は光合成を失う進化の初...
キーワード:突然変異/バクテリア/シアノバクテリア/トレードオフ/光合成/植物生理学/葉緑体/有機物/ホスファターゼ/微生物/ゲノム解析/ゲノム/遺伝子/生理学
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発表日:2025年7月1日
202
自身の認知症発症に強い不安を感じる 中高年者の4つの特徴を解明
~認知症を知れば知るほど自分の発症が気に掛かる~
・自分が認知症注1)を発症することを想像して強い不安を感じる中高年者が存在。・認知症に関わる知識がある、最近1年間に悩んだ症状が多い、など4つの特徴を持つ中高年者は、そうでない者よりも、自分が認知症を発症することへの強い不安を感じている。・自分の認知症発症に強い不安を感じている人を特定することで、効果的かつ効率的な支援や認知症との共生社会の実現に貢献できると考えられる。 名古屋大学大学院医学系研究科の星野 純子 准教授、中山 綾子 博士後期課程学生らの研究グループは、認知症を発症していないにもかかわらず、自分が認知症...
キーワード:神経細胞/うつ/高齢化/認知機能/認知症/抑うつ
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発表日:2025年6月30日
203
ありふれたウイルスががんを引き起こす機構を解明!
~EB ウイルスが多様ながんを起こすメカニズムを特定、治療法開発に期待~
・EBV が特定の人だけにがんを起こす仕組みを明らかにしました。・たった1 種類のウイルスが多様ながんを発生させる理由を解明しました。・このウイルスががんを起こす仕組みの理解が深まり、予防・治療法開発に貢献します。 名古屋市立大学大学院医学研究科ウイルス学分野の奥野友介(おくの ゆうすけ)教授、濱田太立(はまだ もとはる)講師、名古屋大学大学院医学系研究科ウイルス学の木村宏(きむら ひろし)教授、佐藤好隆(さとう よしたか)准教授らの国際共同研究グループは、世界各地から集めたEBV の遺伝情報(ゲノム)を解析し、このウイルスががんを引き起こ...
キーワード:遺伝情報/潜伏感染/ウイルス学/EBV/ゲノム変異/エプスタイン・バーウイルス/多発性硬化症/RNA/血液/ウイルス/ゲノム/感染症/難病
他の関係分野:生物学
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発表日:2025年6月26日
204
死んだがん細胞の捕食ががんの爆発的増殖を促進
~マクロファージの"貪食" ががんを育てる意外な仕組みをハエで発見 新たな治療法の確立に期待~
・がんに集まるマクロファージ注1)が、がん成長に強く関与することが注目されている。・マクロファージによる死んだがん細胞の“貪食(どんしょく)”注2)が、がん抑制ではなくがん成長を促進することをショウジョウバエで発見。・マクロファージの貪食という基本的な機能が、がん成長を助けるという仕組みは、普遍的な現象である可能性があり、将来的な治療標的として期待される。 名古屋大学大学院理学研究科の大澤 志津江 教授と廣岡 依里 後期博士課程学生らの研究グループは、マクロファージが貪食...
キーワード:生体内/細胞間相互作用/治療標的/浸潤/早期診断/微小環境/がん微小環境/悪性腫瘍/線維芽細胞/がん細胞/ショウジョウバエ/ファージ/マクロファージ/リソソーム/炎症性サイトカイン/細胞増殖/生理活性/生理活性物質/免疫細胞/サイトカイン
他の関係分野:総合生物
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発表日:2025年6月25日
205
スーパー作物「キヌア」の塩排出機構の一端を解明
― 塩害に強い作物の創出に向けた道を切り拓く ―
・キヌアの幼植物は、海水レベルの高塩濃度下でも阻害を受けることなく生育できる、強い塩耐性をもつ。・海水レベルの高塩濃度下でキヌアを栽培した時の地上部へのナトリウムの取り込みは、その系統の栽培地域によって異なる傾向がみられ、ウユニ塩湖周辺の南部高地系統は地上部に塩をため込みにくい。・3つのナトリウム輸送体が塩耐性作物キヌアの塩排出に実際に機能していることを示した。 国際農研は、名古屋大学、理化学研究所、京都大学と共同で、長年謎とされていた、高い耐塩性をもつスーパー作物「キヌア」の塩排出機構の一端を明らかにしました。キヌアは優れた...
キーワード:オープンアクセス/気候変動/ボリビア/輸送体/食料安全保障/耐塩性/土壌/アイソトープ/ナトリウム/ナトリウム輸送
他の関係分野:情報学数物系科学総合生物農学
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発表日:2025年6月25日
206
神経芽腫の自然退縮に関与する未分化細胞状態をマウスモデルで発見
・神経芽腫の自然退縮に関与する可能性のある未分化な細胞状態「uncommitted細胞」をマウスで同定・自然退縮に至ったと推定されるマウスでは、この細胞が高頻度で存在・ヒト神経芽腫患者データにおいて、uncommitted細胞の遺伝子群の高発現が予後良好例と関連 名古屋大学大学院医学系研究科 分子生物学の坪田庄真 助教と門松健治 教授(現・糖鎖生命コア研究所 所長)らの研究グループは、オーストラリアのChildren’s Cancer Instituteとの共同研究により、小児がんの一種である神経芽腫において、がん化の初期段階...
キーワード:神経系/一細胞/マウスモデル/治療標的/腫瘍学/早期診断/予後予測/がん化/RNA/マウス/遺伝子/小児/小児がん/乳幼児/分子生物学
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発表日:2025年6月25日
207
宇宙実験が拓くアルツハイマー病研究の新展開
〜Tottori型Aβの線維構造を宇宙で初解明〜
•アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβ(Aβ)の家族性変異「Tottori型(D7N変異)」について、国際宇宙ステーションの微小重力環境を活用した実験により、世界で初めてその線維構造の解明に成功しました。•微小重力環境下では、地上で優先的に形成される無秩序な凝集体の生成が抑制され、Aβが効率的に線維化することで、高精度な構造解析が可能となりました。•クライオ電子顕微鏡による解析の結果、D7N変異によりN末端領域が構造化されず、線維のコア構造の安定性が失われることで異常凝集が促進される分子メカニズムが明...
キーワード:国際宇宙ステーション/電子顕微鏡/微小重力/微小重力環境/クライオ電子顕微鏡/アミロイド/アルツハイマー病/凝集体/線維化
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発表日:2025年6月24日
208
超伝導線材製造効率化に向けて 製造現場の"ものづくり"効率化へ大きく前進
・超伝導注1)線材のデータ・モデル注2)駆動型製造に向けて、作製プロセスのモデル化に成功した。・実験室での理想的な状況でなく、製造装置が変わる実際の製造現場でも対応可能な製造AI化手法を構築した。 名古屋大学大学院工学研究科の堀出 朋哉 准教授、吉田 隆 教授らの研究グループは、超伝導線材製造の効率化に向けて、製造装置が変わっても対応可能な現場指向型製造AIモデルを開発しました。 次世代エネルギーとして注目される核融合や、電動航空機、さらに医療現場で使われるMRIなどの開発に欠かせないのが、超伝...
キーワード:AI/アルゴリズム/最適化/人工知能(AI)/核融合/超伝導/電気抵抗/モデル化/航空機/スキル/MRI
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発表日:2025年6月23日
209
80年以上未踏だった芳香環連結反応を開発 ナノグラフェン合成の簡便化で材料開発・応用研究加速へ
・固体試薬同士を直接混ぜる「メカノケミカル反応注1)」。・長らく教科書で「進行しない」とされてきた反応が穏和な条件で進行。・不活性な多環芳香族炭化水素(PAH)注2)が直接変換可能に。・空気下、室温で、有機溶媒がほとんど不要な芳香環連結分子合成を達成。・簡単な原料からナノグラフェン注2)への変換も可能。 名古屋大学大学院理学研究科の伊藤 英人 准教授、遠山 祥史 博士後期課程学生らは、メカノケミカル反応を用いた新たな芳香環連結法である「Birch(バ...
キーワード:多環芳香族炭化水素/星間物質/芳香環/芳香族/アントラセン/ピレン/アニオン/アリール化/カップリング反応/クロスカップリング反応/ナフタレン/芳香族化合物/芳香族炭化水素/ナノグラフェン/固体反応/メカノケミカル/前駆体/脱水素/ペンタセン/ベンゼン/グラフェン/フッ素/リチウム/炭化水素/カップリング/クロスカップリング/官能基/有機合成
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年6月19日
210
非切除進行肝細胞癌患者における免疫チェックポイント 阻害薬による肝障害発症の予兆が明らかに!
・非切除進行肝細胞癌(unresectable hepatocellular carcinoma, uHCC)に対してアテゾリズマブ+ベバシズマブ(Atez/Bev)療法を受けた患者において、治療中の発熱がその後の治療関連肝障害(liver-treatment related adverse events, liver-TRAEs)の発症と有意に関連することが、国内6施設による多施設前向き観察研究(n=99)で明らかになりました。・発熱があった患者では、発熱がなかった患者と比較して、その後のCTCAE Grade2以上の肝障害発症率が約4.5倍(27.8% vs 6.2%)に上昇...
キーワード:危機管理/モニタリング/MCP-1/リスクファクター/分子標的/予後予測/液性因子/肝細胞/肝障害/免疫チェックポイント/免疫チェックポイント阻害薬/サイトカイン/バイオマーカー/化学療法/分子標的治療/分子標的治療薬
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2025年6月18日
211
疾患に関連する糖鎖「ポリシアル酸」の高精度測定法を開発 統合失調症など精神疾患の診断・治療への応用に期待
・主に脳に存在し、精神疾患で変動することが知られているユニークな糖鎖注1)、ポリシアル酸注2)の簡便で高精度かつ高感度な測定法を開発。・マウスの発達、老化において脳領域特異的にポリシアル酸が変動していることを発見。・統合失調症注3)モデルマウスおよび統合失調症患者の血中に存在するポリシアル酸が野生型マウスおよび健常者血中に比べ増加していることを発見。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:シアル酸/環境要因/統合失調症/胎児/モデルマウス/マウス/血液/慢性炎症/うつ/ゲノム/ストレス/バイオマーカー/脂質/精神疾患/統合失調症患者/認知機能/老化
他の関係分野:総合生物
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発表日:2025年6月14日
212
ルイ・パスツールもきっと驚く!? 左右を選別するナノ光ピンセットによる キラル結晶化制御の可能性を示唆
・誘電体メタ表面でのキラルな光場の励振に伴い発生するキラル選択的な光学力が、キラル結晶の核形成に影響を及ぼす可能性が示唆されました。・フランスの細菌学者ルイ・パスツールがキラリティ科学を創出した経緯であるピンセットによるキラル結晶選別と類似した、光のピンセットによるキラルナノ結晶選別の可能性を示す成果です。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:水溶液/対称性/物質科学/核形成/生命の起源/磁場/直線偏光/キラル/らせん構造/円偏光/表面プラズモン共鳴/対称性の破れ/ナノ結晶/ナノ構造体/プラズモン/金属ナノ構造/表面プラズモン/誘電体/光照射/光学特性/スピン/スピントロニクス/ナノ構造/ナノ粒子/屈折率/結晶化/微細加工/光ピンセット/微細加工技術/結晶構造/創薬/細菌
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年6月14日
213
木材を食べるハチとカビとの共生関係に重要な知見
~生態解明のカギとなる新奇形質を発見~
・キバチ類(キバチ科・クビナガキバチ科)は“カビと共生”する「木材を食べるハチ」である。・菌を持ち運ぶための器官「マイカンギア」注1)やスライム状の粘液注2)を体内に持つとされているが、害虫種を含むキバチ科と比べて、クビナガキバチ科の生態は未解明だった。・本研究は、クビナガキバチ科が「しっぽの付いた卵」や「スリット状のマイカンギア」、「ワインレッドの粘液」など、キバチ科とは全く異なる形質を持つことを発見した。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:共生菌/卵管/スリット
他の関係分野:農学
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発表日:2025年6月12日
214
分子内のすばやい動きで高いエネルギー光へ変換
量子センシングの医療応用にも期待
・持続可能社会の実現に向け、これまで利用されてこなかったエネルギー源を有効活用することが重要。光アップコンバージョンと呼ばれる長波長光を短波長光に変換する現象を活用し、超高効率光エネルギー変換システムの実現が期待される。・光アップコンバージョンの光エネルギー変換効率は改良されてきているが、この反応のメカニズムが十分に理解されておらず、材料開発のボトルネックとなっていた。・今回、アントラセン三つをホウ素で架橋させた分子内において生成する三重項励起子によるアップコンバージョン発光と電子スピンのホッピング運動の両者を観測した。この中間体が分子内部において回転しながらホッピン...
キーワード:情報学/光エネルギー/持続可能社会/原子核/量子化/近赤外/量子化学/アントラセン/量子化学計算/光エネルギー変換/有機分子/量子センシング/赤外光/波長変換/分子振動/持続可能/ボトルネック/スピン/センシング/励起子/エネルギー変換/ホウ素/アップコンバージョン/がん治療/近赤外光
他の関係分野:情報学環境学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年6月10日
215
オールアジンナノリングの合成に成功
-超分子材料やエネルギー貯蔵材料などへの応用に期待-
理化学研究所(理研)開拓研究所伊丹分子創造研究室の伊丹健一郎主任研究員(環境資源科学研究センター拡張ケミカルスペース研究チームチームディレクター、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)主任研究者)、名古屋大学大学院理学研究科の八木亜樹子教授らの国際共同研究グループは、窒素原子を含む芳香環であるアジン環のみから構成されるオールアジンナノリング[1]の合成に成功しました。これにより、アジンナノリングの特徴を生かして、超分子材料やエネルギー貯蔵材料などへの展開が行われることが期待されます。また、アジンナノリングは半導体デバイスとしての応用研究が行われている窒素...
キーワード:力学系/分子構造/芳香環/ルイス酸/ナノ物質/有機分子/材料科学/単層カーボンナノチューブ/エネルギー貯蔵/ナノデバイス/半導体デバイス/ベンゼン/カーボン/カーボンナノチューブ/ひずみ/電気化学/半導体/量子力学/ナノチューブ/カルス/超分子
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発表日:2025年6月9日
216
ふりかけるだけで神経シナプスを可視化
迅速かつ簡便な標識方法開発、記憶解析や疾患研究に新たな道
・脳の記憶や学習に関わる“神経シナプス注1)”を簡便に可視化する化合物を開発。・AMPA受容体注2)を標的にすることでシナプスそのものの機能を“見る”ことが可能に。・高度な技術不要、「ふりかけるだけ」で10秒以内に標識が完了。脳の記憶解析や疾患研究に新たな道を拓く。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:物質科学/グルタミン酸受容体/シナプス/AMPA受容体/細胞膜/可塑性/神経伝達物質/動態解析/アルツハイマー病/イオンチャネル/グルタミン酸/シナプス可塑性/プローブ/受容体/神経細胞/神経疾患/早期発見
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発表日:2025年6月6日
217
ジベレリンによる地下茎腋芽の発達制御 植物ホルモンによる地下茎の制御機構を野生イネで解明
・地下茎は飼料作物やバイオエタノール飼料にも応用可能な形質であり、気候変動への対応や収穫性・永続性の高い作物育種の基盤となり得ます。・多年生の野生イネを用いて、植物ホルモン「ジベレリン(GA)」が地下茎の発生を空間的・時間的に制御していることを明らかにしました。・活性型ジベレリンの一種であるGA4が腋芽(えきが)の角度や形態形成に関与し、GA4の蓄積時期と濃度が適切に制御されることで地下茎芽の形成が決定されることを発見しました。・地下茎を通じた栄養繁殖は多年生植物の生存戦略の1つであり、本研究はその進化的基盤や、多年生作物開発や環境...
キーワード:気候変動/細胞伸長/生殖/生存戦略/無性生殖/エタノール/biosynthesis/植物ホルモン/環境ストレス/イネ/TEMPO/ストレス耐性/バイオエタノール/ホルモン/形態形成/ストレス/遺伝子
他の関係分野:数物系科学生物学工学農学
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発表日:2025年6月5日
218
蚊の脳が音に反応する様子を世界で初めて可視化 オスはメスよりも複雑な音の受容地図を脳に持つ
・蚊の脳がさまざまな音に応答する様子を世界で初めて観察し、雌雄で比較した。・オスの脳では反応する音域が増大し、メスの脳よりも多様な応答性を持っていた。・オスの「耳」では聴覚機能を担う分子群がメスよりも多く発現していた。・蚊の繁殖の鍵となる、オスがメスの微弱な羽音を検知する仕組みの解明につながる。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:環境問題/聴覚/神経細胞/感染症
他の関係分野:工学
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発表日:2025年6月3日
219
たった1ステップで多環式分子を構築
70年の難題を打破する「合成ショートカット」を開発
・天然物や医薬品に含まれる「多環式構造※1」を、わずか1回の反応で合成することに成功しました。・3種類の簡単な原料を組み合わせた「ワンポット合成※2」「多成分反応※3」によって、複雑な構造を効率的に構築できます。・多環式構造の合成反応における不安定な中間体の「o-キノジメタン※4」を、その場で発生・活用する新手法を開発しました。・合成化学や創薬、機能性材料など幅広い分野への応用が期待されます。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:分子構造/メタン/機能性材料/廃棄物/機能性/パラジウム/パラジウム触媒/合成化学/創薬/多成分反応
他の関係分野:化学工学農学
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発表日:2025年5月30日
220
現在の気候政策では氷河は24%しか残らない パリ協定の目標水準で倍の氷を残すことができる
・国際研究チームが、8つの氷河モデルを用いて、グリーンランドと南極大陸以外の20万以上の氷河の潜在的な氷の減少を、さまざまな気候シナリオの下で計算。・世界の気温が現在のレベルで安定して温暖化が進まなかったとしても、最終的には世界の氷河の39%が消滅する見込み。・現在の気候政策(+2.7 ℃)まで温暖化した場合、世界中の氷河は24%しか残らない。・パリ協定の目標である、産業革命前の+1.5 ℃に温暖化を抑えれば、現在の気候政策のほぼ倍の氷河が残ると予測。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:気候変動/南極氷床/地球環境/シナリオ/温暖化/将来予測
他の関係分野:数物系科学工学農学
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発表日:2025年5月29日
221
地震後の超高層大気変動を3次元解析で高精度に可視化 電波障害予測や宇宙天気予報の実現にも期待
・国内超稠密GNSS注1)受信機網から得られた全電子数(TEC)注2)データに対して、電離圏電子密度の空間構造を推定する3次元電離圏トモグラフィー注3)を適用した。・その結果、令和6年能登半島地震後に観測された電離圏電子密度変動の3次元構造の時間発展を初めて捉えることに成功し、震央注4)を中心として電子密度変動の波面が時間の経過とともに鉛直に近くなる傾向が捉えられた。・震央から上方伝搬する音波のモデル計算結果の比較から、電子密度変動の波面の変化は、地震で発生した音波の伝搬によって説...
キーワード:情報通信/非線形/GNSS/トモグラフィー/内部構造/衛星/空間構造/地球環境/3次元構造/人工衛星/立体構造
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
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発表日:2025年5月29日
222
反応性の逆転!?ニッケル触媒が可能にする有機硫黄化合物の新形式クロスカップリング
~硫黄官能基を足がかりとする多彩な芳香環修飾法~
・ニッケル触媒によって反応性の乏しい芳香族スルホン類の炭素-硫黄結合切断を経由するクロスカップリングの開発に成功。・従来のクロスカップリング反応注1)の常識に当てはまらない反応性の逆転現象(芳香族スルホン>芳香族塩化物)。・硫黄官能基の本来の特性を併せ用いることで複雑に修飾された芳香族化合物の合成が可能となり、新しい医農薬品や有機材料の開発への貢献に期待。◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:ハロゲン/芳香環/芳香族/カップリング反応/クロスカップリング反応/ニッケル触媒/芳香族化合物/有機分子/有機材料/環境問題/カップリング/クロスカップリング/官能基/分子変換
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年5月21日
223
旧石器時代の狩猟具のデザインを使用痕から解明 ~環境に応じた細石器の形と機能の関係を示す~
~環境に応じた細石器の形と機能の関係を示す~
・中東レヴァント地方注1)の終末期旧石器時代注2)に作られた細石器注3)に対して、壊れ方や接着剤残滓の分布を調べた結果、細石器が狩猟具として使われたことが分かった。・時期や地域によって異なる細石器の形は、射的具への装着方法の違いに関係していることを示した。・細石器のレプリカを作成し、それを柄に装着して射的実験を実施することにより、細石器の装着方法を検証した。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:最終氷期/旧石器時代/更新世/温暖化/終末期
他の関係分野:環境学生物学農学
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発表日:2025年5月21日
224
レプトンのふるまいはどれも同じか?
素粒子の崩壊にひそむ関係性を数式で解明
・素粒子標準模型注1)の前提のひとつに「レプトンフレーバー普遍性」があり、電子などの電荷をもつ「レプトン」3種は、質量の違いはあるものの、同じように素粒子反応すると考えられている。しかし近年、この前提に反する兆候が一部の粒子の崩壊過程で観測されており、その動向が注目を集めている。・素粒子反応ではさまざまなパターンの崩壊が起こるが、その崩壊の割合の間には「和則(sum rule)」とよばれる経験則が知られている。本研究では、この和則の背景に重いクォークの対称性注2)が潜んでいることを突き止め、異なる崩壊の和則の間に成り立つ厳密な関係式をは...
キーワード:B中間子/ミュー粒子/原子核/高エネルギー/素粒子標準模型/素粒子理論/対称性/標準模型/標準理論/普遍性/素粒子/素粒子実験/ニュートリノ/素粒子物理/寿命
他の関係分野:数物系科学
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発表日:2025年5月20日
225
最古の体内時計が日の出を知らせた約22億年前のある日
光合成生物であるシアノバクテリアが、時間を先読みする能力(体内時計)を獲得した時期はおよそ22億年前だった!太古の地球での一日の短さに合わせて当時の体内時計も速く動いていたこと、さらに最古の体内時計の誕生時期が大酸化イベントと呼ばれる酸素濃度の急上昇の時代に相当していたことを明らかにした本研究成果には、「効率的にエネルギーを獲得する生命の生存戦略」を考えるうえで重要な学術的意義が含まれます。福井県立大学・生物資源学部の向山厚准教授、自然科学研究機構分子科学研究所・協奏分子システム研究センターの古池美彦助教、尾上靖宏研究員、堀内滉太助教、秋山修志教授、名古屋大学大学院理学研究科/高等...
キーワード:酸素濃度/バクテリア/シアノバクテリア/光合成/生存戦略/振動子/分子システム/リン酸/生物資源/体内時計
他の関係分野:環境学数物系科学生物学総合理工総合生物農学
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発表日:2025年5月20日
226
福井大学の大学院生2名が、福井県・奈良県・和歌山県を対象とした都市域通信ネットワークモデルを設計
- パーソントリップデータを活用して設計したネットワークモデルを公開 -
◆第5世代移動通信システム(5G)以降の6G/Beyond 5Gに関する研究開発を促進するために、福井県・奈良県・和歌山県を対象とした都市域通信ネットワークモデルを設計した。◆通信ネットワークモデルを構築するために、各県の居住者を対象としたアンケート調査によって得られた「人の移動をとらえた『パーソントリップデータ』」を活用しており、この設計手法は本研究が世界で初めて確立したものである。◆設計した福井・奈良・和歌山のネットワークモデルは国際学会IEEEの学術論文誌 IEEE ACCESSで公開されており(2025年5月9日早期公開(オープンアクセス)、正式版は後日公開予...
キーワード:LAN/移動通信/無線通信/自動運転/アルゴリズム/オープンアクセス/最適化/情報通信/最適化問題/ケーブル/アンケート調査/シミュレーション/ICT
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学
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発表日:2025年5月16日
227
リアル空間に「ナノ機械」を出現させるインタフェース
--デバイス作製不要で分子やナノ材料の移動、サイズ分別が可能に--
・物理空間中にあたかも「ナノ機械」が存在するかのように出現させることに成功。・任意の時刻と場所に、二次元ナノ材料のサイズ分別をする「マイクロ流体デバイス」を生成し、酸化グラフェン注1)のサイズ分別と操作を実証した。・呈示する電場パターンの設計により、電気浸透流注2)と電気泳動注3)の同時制御が行われ、二次元ナノ材料のサイズ分画の機能が出現する。・モノを作製せずとも、情報空間から物理空間に「ナノ機械」の機能を出現させられる。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:キャピラリー電気泳動/電子線/ナノデバイス/高電圧/電気泳動/光学特性/グラフェン/ナノ材料/マイクロ/マイクロ流体/固液界面/炭素材料/導電性/熱伝導/ナノマシン/マイクロ流体デバイス/官能基
他の関係分野:化学総合理工工学
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発表日:2025年5月14日
228
デンキウナギの発電器官に未分化様の細胞を発見
~発電細胞の"できかた"解明への第一歩~
・デンキウナギの発電細胞注1)は合胞体注2)という個性的な形態をしている。・発電器官を観察したところ、合胞体になる前の未熟な細胞集団を見つけた。・この細胞集団を調べれば、発電細胞を作るために必要な遺伝子が明らかにできる。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:脊椎動物/高電圧/生体内/哺乳類/運動神経/ウナギ/細胞膜/発生生物学/ショック/筋肉/骨格筋/脊椎/ラット/細胞分裂/胎盤/膜電位/ウイルス/コミュニケーション/遺伝子
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年5月13日
229
誤情報を信じる人に訂正を伝えるには? 訂正回避傾向へのメタ認知的支援の効果を解明
・ 誤情報を信じている人の中には、その訂正情報(自分の信念と異なる事実)を選択的に避ける人が少なくない・ 訂正情報を選択的に避ける人が訂正情報を読み、誤情報を吟味できるよう支援する方法を検証・ 自身のクリック傾向を振り返るメタ認知的介入はクリック数を増加させるとともに、誤信念を減少させ、その効果は1週間後も持続することが明らかに・ 訂正情報を伝える上で、認知的関与を促す介入の重要性を示すとともに、表面的なクリック数のみを指標にする問題点を浮き彫りに ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:インタラクション/ソーシャルメディア/情報学/メタ認知
他の関係分野:情報学
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発表日:2025年5月12日
230
眼底画像から血圧や血糖値を推定するAIを一般公開
~メタボリック症候群を予防する研究の一助となることを期待~
公益財団法人 日本眼科学会(理事長:西田(にしだ) 幸二(こうじ)、東京都千代田区)と国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学(総長:杉山(すぎやま) 直(なおし)、愛知県名古屋市)、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII(エヌアイアイ)、所長:黒橋(くろはし) 禎夫(さだお)、東京都千代田区)は、日本医療研究開発機構(AMED)の支援により構築された学会主導データベース「Japan Ocular Imaging Registry: JOIR」で収集された画像データを用いて、眼底画像から個人の血圧や血糖値を推定するAIを開発し、無償公開を開始しました。本成果を研...
キーワード:画像データ/情報学/情報基盤/人工知能(AI)/眼科学/メタボリック症候群/血圧
他の関係分野:情報学
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発表日:2025年5月12日
231
ヒト脳内に含まれる物質の新機能を解明
トガリネズミの毒に似たペプチドから神経疾患治療法開発の応用へ
・トガリネズミの毒に類似した、ヒト脳に含まれる「シンエンケファリン注1)」の一部(hSYN)を化学合成した。・hSYNは脳・神経系の働きに重要なT型カルシウムチャネル注2)を活性化させるが、 ミールワームを麻痺させず、毒の働きはないことを見出した。・ドッキングシミュレーションにより、hSYNとトガリネズミ注3)の毒ではT型カルシウムチャネルとの結合の仕方が異なることを示した。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:神経系/前駆体/シミュレーション/ドッキング/哺乳類/カルシウムチャネル/機能解析/自閉症スペクトラム/心臓/アミノ酸/カルシウム/てんかん/自閉症/神経細胞/生理活性/生理活性物質/自閉症スペクトラム障害/神経疾患/唾液/脳・神経
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年5月9日
232
――数理モデルに基づくデザインスペースを実験的に検証――
◆ 再生医療の重要な細胞源である間葉系幹細胞の培養プロセスを対象に、品質を満たす運転条件である「デザインスペース」を決定するための新規アルゴリズムを開発しました。◆ 物質収支に基づく物理モデルと、モデルパラメータの統計学的な予測区間を用いることで、細胞増殖の動的特性と変動性を同時に考慮したデザインスペースを特定し、その妥当性を実験的に検証することに成功しました。◆ 本アルゴリズムは、シミュレーションを通じたデジタル空間でのデザインスペース決定を可能にし、迅速かつ効率的なプロセス設計や幹細胞製品の上市に貢献します。 ◆詳細(プレスリリース本...
キーワード:アルゴリズム/オープンアクセス/微分方程式/CMB/プロセス設計/システム工学/シミュレーション/物理モデル/生体内/自己複製/自己複製能/妥当性/間葉系幹細胞/軟骨/幹細胞/再生医療/細胞増殖/創薬
他の関係分野:情報学数物系科学工学総合生物
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発表日:2025年5月9日
233
ジャンピング遺伝子」による進化の仕組みを発見
多様な脊椎動物のゲノム解析から新たなタンパク質の誕生を解明
・ジャンピング遺伝子(トランスポゾン)はゲノムの構造を動的に変化させるが、長期的な遺伝子進化への影響は未解明な部分が多い。・LINE-1トランスポゾンが他の遺伝子と融合することで、新しい合体(キメラ)タンパク質が生まれたことをゲノム解析により発見した。・脊椎動物における多様なタンパク質の誕生と進化の新たなメカニズムを示した。◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:爬虫類/脊椎動物/レトロトランスポゾン/トランスポゾン/哺乳類/キメラ/LINE-1/ゲノム解析/生理機能/脊椎/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:生物学総合生物農学
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発表日:2025年5月8日
234
固形癌に対する新たな CAR-T 細胞を開発!
〜Eva1 を標的とする CAR-T 細胞療法が肺癌・膵癌マウスモデルで有効性を示す〜
● 固形癌を標的とする CAR-T 細胞療法*1 の開発に成功。● CAR-T 細胞構造の最適化(スペーサー長や細胞内ドメイン)により、in vitro・in vivo での治療効果を改善。● Eva1(MPZL2)を標的とするヒト化 CAR-T 細胞(Eva1CAR-T)は、肺癌および膵癌マウスモデルで高い抗腫瘍効果を発揮。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:最適化/キメラ/リンパ腫/CD19/抗原受容体/CAR-T細胞療法/細胞膜/CD40/マウスモデル/悪性リンパ腫/腫瘍抗原/臨床応用/悪性腫瘍/免疫療法/in vitro/T細胞/がん細胞/マウス/血液/抗原/抗腫瘍効果/細胞療法/受容体/白血病/膜タンパク質/抗体
他の関係分野:情報学農学
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発表日:2025年5月8日
235
臨床ビッグデータとAI を活用した新たな治療薬探索技術を開発 皮膚疾患で効果を実証、幅広い病態への応用に期待
大分大学医学部皮膚科学講座の酒井貴史講師、波多野豊教授、大分大学医学部薬理学講座の石崎敏理教授、名古屋大学大学院情報学研究科複雑系科学専攻生命情報論講座の山西芳裕教授らの研究グループの論文が、令和 7 年(2025 年)4 月 26 日に皮膚科学分野の国際英文誌である「Journal of Dermatological Science」に掲載されました。本研究グループは、数千万件に及ぶ臨床データから乾癬※1 の予防薬候補を予測し、さらに予測された数百種類もの候補薬剤について、共通構造を AI(機械学習)によって解析することで、乾癬に対する新たな治療標的を探索し...
キーワード:機械学習/情報学/人工知能(AI)/複雑系/生命情報/乾癬/治療標的/ドーパミン/パーキンソン病/モデル動物/受容体/創薬/皮膚疾患/薬理学/有病率
他の関係分野:情報学数物系科学生物学
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発表日:2025年5月7日
236
「魚鱗癬」「道化師様」などの用語を一新!
―遺伝性角化症の包括的国際病名の改訂へー
・世界各国の遺伝性角化症のエキスパートが集まり、遺伝的な表皮の分化障害による疾患の病名を包括的、抜本的に改訂しました。・今回の改訂により、各疾患は病因分子の機能により再分類され、各疾患名には病因遺伝子名が組み入れられました。・新病名からは、「魚鱗癬」「道化師様」等の侮蔑的とも考えられる用語は、全て削除されました。・病因遺伝子名を持つ新病名は、新たな病因標的療法の開発に寄与することが期待されます。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:タスク/新規治療法/differentiation/遺伝子
他の関係分野:情報学
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発表日:2025年5月2日
237
空気中で安定なカチオン性炭化水素ナノベルト
-長波長発光材料や超分子材料などへの応用に期待-
理化学研究所(理研)開拓研究所伊丹分子創造研究室の伊丹健一郎主任研究員(環境資源科学研究センター拡張ケミカルスペース研究チームチームディレクター、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)主任研究者)、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所の八木亜樹子特任准教授、名古屋大学大学院理学研究科の甲斐恒成博士前期課程学生(研究当時)、河野英也博士後期課程学生(研究当時、現理研開拓研究所伊丹分子創造研究室特別研究員)らの国際共同研究グループは、カチオン(陽イオン)性炭化水素ナノベルト[1]であり、空気中で固体状態および溶液状態の双方で高い安定性を持...
キーワード:原子核/磁気共鳴/スペクトル/磁場/分子構造/芳香環/芳香族/吸収スペクトル/核スピン/可視光/発光材料/ナノカーボン/ベンゼン/紫外線/カーボン/スピン/水素原子/電磁波/カルス/炭化水素/プロトン/超分子/カチオン/核磁気共鳴
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年5月1日
238
アカゲザル全身80組織の季節の遺伝子発現地図を作製 生理機能や病気リスクが季節や性別によって変わる謎に迫る
・ ヒトに近縁な雌雄のアカゲザルの全身80組織を1年を通して解析し、網羅的な季節の遺伝子発現地図を作製した。・ 80組織における54,000個を超える遺伝子注1)を網羅的に調べ、季節変動遺伝子を同定することに成功した。・ 季節の遺伝子発現地図によって、さまざまな生理機能や疾患の季節変化の分子基盤が明らかになった。・ 薬の効果が季節によって変化する可能性を指摘するとともに、お酒の酔いやすさが冬と夏で変化することを明らかにした。・ 今回同定した遺伝子の発現様式を、検索、ダウンロードできるウェブデータベースを構築した。...
キーワード:季節変化/季節変動/霊長類/環境問題/死亡率/生理機能/脳血管疾患/RNA/インフルエンザ/内分泌/非コードRNA/遺伝子/遺伝子発現/精神疾患
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発表日:2025年4月30日
239
腫瘍マーカー遺伝子モデルの開発
~進行すい臓がん患者に適切な手術の指標を~
・ 膵臓がんは進行した状態で診断されることが多く、生存率の低いがんのひとつです。・ 治療には、抗がん剤や放射線治療に加えて、適切な時期に手術することが重要です。・ 手術の可否の判断には腫瘍マーカーが参考になりますが、その個人差が課題でした。・ 腫瘍マーカーと遺伝子タイプの組み合わせがよい指標となり得ることを発見しました。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:細胞株/糖鎖抗原/放射線治療/膵臓/腫瘍マーカー/大腸/イミン/がん細胞/血液/抗原/大腸がん/膵臓がん/がん患者/遺伝子/抗がん剤/抗体/手術/放射線
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発表日:2025年4月28日
240
次世代機能性材料「超分子ゲル」の形成メカニズムを分子レベルで解明
~薬物送達システムをはじめとする医療材料、環境技術の開発を大幅に加速~
明治薬科大学の木村真也 講師、山中正道 教授、名古屋大学の内橋貴之 教授(生命創成探究センターとの兼務)、静岡大学の河合信之輔 准教授、千葉大学の矢貝史樹 教授を中心とする研究チームは、帝京科学大学、コンフレックス株式会社、分子科学研究所との共同研究により、医療や環境分野での活用が期待される次世代機能性材料である『超分子ゲル注1) 』がどのように作られるのか、その過程をナノメートル(10億分の1メートル)のスケールで「動画」として捉えることに世界で初めて成功し、超分子ゲルの形成メカニズムを解明しました。超分子ゲルは薬を適切な患部へ届ける「薬物送達システム」や人...
キーワード:環境技術/高分子/ファイバー/ナノメートル/環境材料/機能性材料/原子間力顕微鏡/薬物送達システム/機能性/高速原子間力顕微鏡/超分子
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発表日:2025年4月28日
241
手術が本当に必要? 超音波内視鏡で膵のう胞(IPMN)のがん化リスクを精密診断
●膵臓の前がん病変「IPMN」の手術適応を再検討膵のう胞性腫瘍である膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)(*1)は、がん化のリスクがあるが、高リスク症例(*2)のすべてに手術が必要かは明確でなかった。 ●重要な診断ツール「超音波内視鏡(EUS)」が有効超音波内視鏡(EUS)(*3)は、従来の CT よりも高精度で、IPMN の浸潤がん(*4)の兆候である「浸潤性結節(*5)」を検出できることを提案。 ●進...
キーワード:評価基準/超音波/浸潤/前がん病変/内視鏡/膵臓/がん化/MRI/がん細胞/膵がん/膵臓がん/高齢者/手術
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発表日:2025年4月25日
242
微小な振幅活動が"遅れ"結合により1億倍の巨大振動に 音声、画像、通信など信号情報処理技術などへの応用に期待
・個々に切り離された時には微小な振幅の活動を行う素子(ユニット)であるが、つなぎ換えにより遅れ注1)を含んだ結合により振動活動の振幅が1億倍にも増幅される。・例えば生体などのリズムを生み出すメカニズムとの関連が考えられる。特に微小な活動細胞が多数集まらなくても大きな信号を生み出せることを示した。・実験により現象が確認されれば、信号情報処理技術などへの応用の道も開ける。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:情報学/価値創造/数理科学/振動現象/心臓
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発表日:2025年4月25日
243
ナノ炭素材料"ナノグラフェン"の水素化に新手法 水素ガス不要、極少溶媒で安全・低コスト・高速な合成が可能に
・従来困難であった、低溶解性ナノグラフェンの水素化を実現。・固体試薬をそのままボールミル装置で混合撹拌するメカノケミカル反応を開発。・発火の危険性がある水素ガスを用いない、効率的かつ迅速なナノグラフェン水素化法。・有機溶媒をほとんど必要とせず、水素源として安価なn-ブタノールが利用可能。・凝集状態での発光特性をもつ水素化ナノグラフェンを発見。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:多環芳香族炭化水素/高温高圧/芳香環/芳香族/ボロン酸/ロジウム/水素化反応/芳香族炭化水素/ナノグラフェン/メカノケミカル/溶解度/グラフェン/環境問題/水素化/炭素材料/カルス/炭化水素/水素ガス/反応時間
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年4月25日
244
世界初、CT画像をAIが比較・解析し日本語の所見文を生成
~放射線科医の経過観察支援に期待~
・ 経過観察のために撮影された2つの3次元X線CT画像を解析し、自然な日本語所見文を生成する世界初の生成AIを開発。・ 経過観察のために2つの3次元CT画像と所見文を生成するための質問文を入力し、所見文を生成する生成AIモデルを開発。・ 大規模医用画像データベースの3次元CT画像と付随する所見文を用いて生成AIモデルを訓練。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:画像データ/AI/画像データベース/画像処理/画像認識/情報学/人工知能(AI)/公開シンポジウム/X線CT/CT画像/ヘルスケア/医用画像/放射線
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発表日:2025年4月23日
245
ナノカーボンを簡便に可溶化・変換する新手法を開発
~有機発光材料や生物蛍光標識剤など応用の拡大に期待~
・高溶解性ジアリールスルホキシドの開発。・市販の多環芳香族炭化水素(PAH)注1)から容易にPAH-スルホニウム塩を合成。・PAH-スルホニウム塩は有機溶媒や水に良く溶解し、さらなる有機変換が可能。・PAH-スルホニウム塩を用いたナノグラフェン合成を達成。・水溶性かつ蛍光性のPAH-スルホニウム塩によるミトコンドリア選択的蛍光標識注2)。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:多環芳香族炭化水素/太陽/芳香環/芳香族/アントラセン/ピレン/ナフタレン/細胞イメージング/芳香族化合物/芳香族炭化水素/有機薄膜太陽電池/溶媒和/ナノグラフェン/有機分子/発光材料/有機薄膜/LED/ナノカーボン/ベンゼン/太陽電池/電池/カーボン/グラフェン/環境問題/光プローブ/生体内/エチレン/炭化水素/プローブ/ミトコンドリア/官能基/蛍光プローブ/蛍光標識/生体分子
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年4月21日
246
希少疾患の創薬標的分子を予測できるAIを開発
~ゲノムと遺伝子発現を融合し、難治性疾患の治療法の開拓へ~
・ゲノムワイド関連解析(GWAS)注1)とトランスクリプトームワイド関連解析(TWAS)注2)の融合により、任意の疾患の病態メカニズムの特徴抽出を行った。・疾患状態を打ち消すタンパク質を探索できるAI・機械学習注3)の開発により、さまざまな疾患に対する創薬標的分子注4)の網羅的な予測を可能にした。・これまで治療法がなかった希少疾患や難治性疾患に対し、新たな治療法の提案や医薬品開発が期待できる。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:特徴抽出/プロファイル/機械学習/情報学/人工知能(AI)/自動化/ゲノムワイド/ゲノム情報/遺伝子発現プロファイル/ゲノムワイド関連解析/トランスクリプトーム/医薬品開発/生体分子/創薬/GWAS/ゲノム/コホート/遺伝子/遺伝子発現/一塩基多型
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2025年4月18日
247
「オートファジー」が植物の接木に関与
野田口理孝 京都大学大学院理学研究科 教授 兼 名古屋大学生物機能開発利用研究センター 特任教授、黒谷賢一 同准教授(研究当時:名古屋大学同センター 特任准教授)、岡田健太郎 名古屋大学同センター 特任助教、吉本 光希 明治大学農学部 教授、豊岡 公徳 理化学研究所環境資源科学研究センター 上級技師らの研究グループは、植物に接木を実施したときに生じる傷の修復過程にオートファジーが関与していることを発見しました。接木は二つ以上の植物個体を人為的操作によってつなぎあわせて育成する、有史以前より利用されてきた農業技術です。その成立には個体間の自他認識、傷口からの病原体等の侵入抑制、組織の...
キーワード:カルス/病原体/オートファジー/分子生物学
他の関係分野:農学
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発表日:2025年4月18日
248
寝不足の後、深い睡眠にいざなわれる仕組み
~「眠気」は大脳皮質に蓄積する~
・オーストラリアドラゴン注1)の睡眠はDVR(背側脳室隆起)注2)という脳部位の脳波によって判定される。・ドラゴンを寝不足の状態にすると、その後の睡眠中に脳波の「リバウンド注3)」が見られた。・ドラゴンの大脳皮質を丸々切除すると、寝不足時にも脳波のリバウンドが見られなくなった。・大脳皮質が必要な睡眠を補償する役割を担っている。◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:爬虫類/神経活動/大脳/哺乳類/大脳皮質/睡眠/脳波
他の関係分野:生物学総合生物農学
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発表日:2025年4月17日
249
1ナノ極薄触媒シートが水の解離を劇的に促進 燃料電池、CO₂回収など応用デバイス開発へ重要な一歩
・カチオン交換膜(CEM)注1)とアニオン交換膜(AEM)注2)を貼り合わせて作るバイポーラー膜(BPM)注3)における水解離反応(H2O→H+ + OH-)触媒として、酸化チタンナノシート注4)を活用。・稠密(ちゅうみつ)に配列したナノシート膜をカチオン交換膜とアニオン交換膜の間に構築することで300mA/cm2で0.25Vの過電圧注5)を達成。・従来のナノ粒子...
キーワード:水分子/高分子膜/アニオン/高分子/カルコゲナイド/電気分解/遷移金属/選択性/遷移金属カルコゲナイド/チタン/ナノシート/酸化チタン/電池/燃料電池/グラフェン/ナノメートル/ナノ粒子/酸化物/電解質/電気化学/二酸化炭素/二酸化炭素/エネルギー変換/レドックス/カチオン/スルホン酸
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年4月17日
250
2次元共役高分子を巻き上げる
―世界最高レベルのプロトン伝導性を示すチューブ状COFの合成に成功―
京都大学大学院工学研究科分子工学専攻 Li Zhuowei氏(博士課程3年)・Paitandi Rajendra氏(日本学術振興会研究員)・筒井 祐介助教・松田 若菜氏(博士研究員)・信岡 正樹氏(博士課程3年)・Chen Bin氏(博士課程3年)・鈴木 克明助教・梶 弘典教授・Samrat Ghosh氏(日本学術振興会研究員)・田中 隆行准教授・須田 理行准教授・関 修平教授は、同研究科物質エネルギー化学専攻・Zhu Tong准教授・陰山 洋教授、名古屋大学大学院工学研究科有機・高分子化学専攻 三宅 由寛准教授(現兵庫県立大学教授)・忍久保 洋教授、横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究...
キーワード:グラファイト/トポロジー/固体物性/スペクトル/ピレン/プロトン伝導/高分子/高分子化学/共役高分子/有機分子/細孔構造/カーボン/インピーダンス/カーボンナノチューブ/グラフェン/黒鉛/水素原子/超音波/電気化学/ナノチューブ/ホウ素/結晶性/プロトン
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年4月10日
251
ブラックホール長年の謎"ジェット現象"の噴出条件を解明
新たな理論モデルとブラックホール観測の進展へ貢献
・ブラックホール周辺からほぼ光の速さでガスが噴き出るジェット現象の発生条件を解明。・流れ込むガスが十分速くブラックホールへ近付くことが噴出する条件。・これまで提案されてきた多くの理論モデルは大きく見直しが必要。・宇宙の歴史をコントロールしてきたプロセスの理解へ前進。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:産学連携/相対論的効果/遠心力/ブラックホール/銀河/恒星/太陽/天文学/連星/連星系/地球環境/SPECT/イミン
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
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発表日:2025年4月10日
252
リン酸化酵素のバリアントが長期増強の亢進と学習障害を引き起こす
~知的発達症の理解へ大きな一歩~
知的発達症(ID) (*1)は、知的及び適応機能に障害をもたらす神経発達症(NDD)(*2)の一つです。近年、シナプス可塑性(*3)、学習・記憶に重要なリン酸化酵素であるカルシウム/カルモジュリン依存性タンパク質リン酸化酵素(CAMKIIα)(*4)をコードする遺伝子のバリアントが ID に関与することが報告されました。しかし、これらのバリアントが疾患を引き起こすメカニズムについてはまだ十分解明されていません。名古屋大学環境医学研究所神経系分野・大学院医学系研究科分子神経科学の竹本さ...
キーワード:対人関係/産学連携/行動特性/神経系/性行動/動特性/CaMKII/LTP/シナプス/スパイン/樹状突起スパイン/神経発達/社会性行動/酸化酵素/リン酸/カルモジュリン/ノックイン/知的障害/タンパク質リン酸化/神経機能/スキル/運動機能/可塑性/協調運動/日常生活/モデルマウス/病態モデル/病態解明/カルシウム/シナプス可塑性/マウス/リン酸化酵素/樹状突起/神経科学/神経回路/神経細胞/遺伝子/海馬/自閉スペクトラム症/小児/精神疾患
他の関係分野:複合領域生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年4月9日
253
植物の気孔を開かせる新たな化合物を発見
~人為的な植物の光合成や収量向上への応用にも期待~
・植物の表皮に存在する気孔は、植物と大気間のガス交換を行う。・本グループでは、新たに気孔を開かせる化合物として、PP242を発見した。・PP242は気孔において、気孔閉鎖を引き起こす植物ホルモン・アブシジン酸(ABA)注1)の作用を強く抑制した。・PP242はABA初期シグナル伝達を抑制し、直接の標的としてB3 clade Raf-like kinasesを阻害することを明らかにした。  ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:生理反応/産学連携/光合成/植物生理学/環境問題/二酸化炭素/植物ホルモン/乾燥耐性/乾燥ストレス/ホルモン/ケミカルバイオロジー/ストレス応答/ストレス/生理学
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発表日:2025年4月8日
254
植物の種子形成に不可欠な「へその緒」新組織を発見
~種子形成科学の新領域、また新規の種子肥大育種法を開拓~
・植物の新組織「笠原ゲートウェイ」による全く新しい種子栄養供給システムの発見。・その「門」は受精すると開いて栄養を受け入れ、受精に失敗すると閉じて栄養を阻む。・AtBG_ppapタンパク質を胚珠注1)に用いることで種子肥大育種法を新たに開発。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:産学連携/物質輸送/環境問題/シロイヌナズナ/イネ/細胞壁/細胞膜/受精/生理機能
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発表日:2025年4月2日
255
大気中の二酸化炭素を分離回収してドライアイス化する 「Cryo-DAC®」のベンチスケール実証を開始
~万博会場でも回収試験を行います~
名古屋大学と東邦ガス株式会社(以下、東邦ガス)、学校法人東京理科大学(以下、東京理科大学)は、未利用のLNG冷熱※1を活用して大気中から直接CO₂を分離回収する技術「Cryo-DAC®」(クライオダック)※2について、4月1日から、名古屋大学東山キャンパスにて、ベンチスケール実証※3を開始しました。 Cryo-DAC®は、2020年8月に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の「ムーンショット型研究開発事業※4」に採択された技術です※5...
キーワード:高齢化社会/産学連携/地球温暖化/極低温/金属材料/新エネルギー/天然ガス/二酸化炭素/温暖化/ドライアイ/プロセス評価/高齢化
他の関係分野:複合領域環境学工学農学
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発表日:2025年4月2日
256
世界最薄0.3mmの熱輸送デバイスを開発
~スマートフォンなど小型・薄型電子機器の放熱性向上に貢献~
・世界最薄(厚さ0.3 mm)の熱輸送デバイス「ループヒートパイプ(UTLHP)」を開発。・1 cm2あたり10 Wの高熱フラックスに対応し、全方向で安定動作。・スマートフォンなどの次世代小型・薄型電子機器の放熱デバイスとして期待。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:モバイル/情報学/タブレット/産学連携/フラックス/グラファイト/エッチング/ヒートパイプ/レーザー/多孔質/多孔質体/熱伝導/熱輸送/スマートフォン
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年4月2日
257
植物が季節に応じて開花と花茎伸長を促進させるメカニズムを解明
~作物収量向上などの応用に期待~
・多くの植物種は季節を感じなから適切なタイミングで開花と花茎注1)伸長を同時に促進させるが、季節応答から開花と茎伸長を連動させるメカニズムは不明であった。・植物が季節の変化に合わせてFLP1という移動性のタンパク質を葉で発現させ、花芽形成と茎伸長の両方を促進させていることを明らかにした。・開花に伴った花茎の伸長は、農業収量に多大な影響を与える形質であることから、今後は優良形質作物の作出に応用されることが期待される。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:季節変化/産学連携/ゴルジ体/光合成/生産性/フロリゲン/花芽形成/イミン/細胞分裂/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2025年3月31日
258
砂糖の摂り過ぎによる脂質代謝異常の原因菌5つを特定 メタボなどの予防法確立へ重要なステップ
・砂糖の摂り過ぎによる脂質代謝異常が、腸内細菌叢の変化であることを明らかにした。・砂糖の摂り過ぎによる脂質代謝異常は、5つの腸内細菌が原因であることが分かった。・砂糖の摂り過ぎによる脂質代謝異常やメタボリックシンドロームの予防は腸内環境の改善であることが分かった。◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:産学連携/グルコース/加水分解/水分解/食品成分/デンプン/消化管/抵抗性/微生物/糖脂質/dysbiosis/脂質代謝異常/肝がん/肝硬変/肝疾患/アルコール/大腸/腸内環境/インスリン/ラット/抗生物質/高脂血症/インスリン抵抗性/コレステロール/メタボリックシンドローム/危険因子/細菌/細菌叢/脂質/脂質代謝/脂肪肝/生活習慣病/腸内細菌/腸内細菌叢/糖尿病/動脈硬化/動脈硬化症
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2025年3月28日
259
115億光年かなたに"巨大渦巻"を発見 ~世界最先端の望遠鏡で見えてきたモンスター銀河の素顔~
・爆発的星形成銀河(モンスター銀河)はその星形成によって生み出される塵によって星からの光が遮られてしまい、内部構造や運動状態がよく分かっていなかった。・ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とアルマ望遠鏡による観測から、115億光年先の爆発的星形成銀河が高速で回転する巨大な渦巻銀河であることを発見した。・この巨大渦巻銀河は水素ガスのネットワークである宇宙網からの大量のガス降着によって作られた可能性が示唆された。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:内部構造/銀河/星形成/天文学/望遠鏡/水素ガス
他の関係分野:数物系科学
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発表日:2025年3月27日
260
~2100年の将来像を提示~ 日本における気候変動影響評価のための日本版SSPsに付随した社会経済シナリオデータを開発
◆ 日本における気候変動の影響を評価するため、社会経済シナリオデータを開発しました。◆ 2015年から2100年までの男女別・年齢5歳階級別・家族類型別の世帯数及び用途別建物用地面積を1km×1kmメッシュで推計しました。◆ 人口に世帯主率を乗じて将来の世帯数を推定したところ、日本全国の85歳以上単身世帯数は、2100年には約1.6百万~1.9百万世帯となり、2015年と比べて約1.6~1.9倍となると推計されました。◆ 住宅戸数から将来の世帯数を差し引いたものを空き戸数とすると、日本全国における空き戸総数は、2100年には約2.6千万~4.3...
キーワード:社会システム/レジリエンス/産学連携/影響評価/気候変動/国土数値情報/持続可能/地域環境/シナリオ/土地利用/将来予測/ラット
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2025年3月27日
261
肥満の過程で脂肪組織は大きく構造変化する
~細胞種間の相互作用により脂肪組織機能を制御する分子を発見~
・最新の1細胞解析技術注1)を用いて、過栄養が肥満をもたらす過程で脂肪組織を構成する細胞の種類がダイナミックに変化することを見出した。・コラーゲンが過剰に蓄積(線維化)する進行した肥満では、免疫細胞と線維芽細胞が特徴的なシグナルで相互作用していることを明らかにした。・特に、線維化の起点となる特徴的なマクロファージ注2)亜集団がコラーゲンの量や質を変化させて脂肪組織全体の機能を制御するという新たな分子機序を見出した。 ◆詳細(和文プレスリリース本文)は...
キーワード:産学連携/一細胞/病原体/脂肪組織/外傷/脂肪細胞/白血球/線維芽細胞/RNA/コラーゲン/トランスクリプトーム/ファージ/マクロファージ/一細胞解析/構造変化/免疫細胞/遺伝子/遺伝子発現/生活習慣病/線維化
他の関係分野:複合領域総合生物
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発表日:2025年3月24日
262
半導体の製造プロセスを"一気通貫"で最適化!
AI活用により企業の壁を越えスピーディな性能改善に貢献
・Siウェーハ製造からCIS注1)製造までの一貫したプロセス全体最適化を行った。・各製造プロセスのデジタルツイン注2)を接続して、仮想空間上で高速に最適化。・企業横断のためのプラットフォーム(メタファクトリー)を構築した。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:仮想空間/AI/機械学習/最適化/情報学/人工知能(AI)/産学連携/クリスタル/CMOS/イメージセンサー/デバイスプロセス/半導体デバイス/半導体材料/シミュレーション/センサー/データ同化/デジタルツイン/析出物/熱処理/半導体/CIS/ラット/スマートフォン
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学
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発表日:2025年3月24日
263
層厚を制御した人工強磁性細線の作製に成功 ―人工強磁性細線を利用した大容量メモリや磁気センサ開発へ道筋―
―人工強磁性細線を利用した大容量メモリや磁気センサ開発へ道筋―
*層厚を制御した多層構造をもつ人工強磁性細線を二浴電析法により作製に成功した。*層厚は最小で約3.5 nmの人工強磁性細線を作製できた。*人工強磁性細線を利用した大容量メモリや磁気センサ開発へ道筋を開いた。 ◆詳細(プレスリリース本文)はこちら ...
キーワード:産学連携/磁気抵抗/強磁性金属/原子層/電気めっき/テンプレート/めっき/メモリ/強磁性/人工格子/スピン/スピントロニクス/多層膜/電解質/層構造
他の関係分野:複合領域数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年3月24日
264
心房細動アブレーション成功後の抗凝固療法中止の安全性と有効性評価
~患者さん一人ひとりの特徴に基づいた抗凝固薬治療の最適化を目指して~
・心房細動に対するカテーテルアブレーション後の抗凝固薬中止の可否や基準については明確なコンセンサスは未だ得られていません。・抗凝固療法の継続は、心房細動再発による塞栓症を予防する一方で、漫然とした処方継続は重篤な出血イベント発生のリスク上昇にもつながります。・本研究グループは、心房細動に対するカテーテルアブレーション後の抗凝固薬中止の可否とその後のイベント発生について、多様な解析モデルを用いて層別評価を行い、抗凝固薬をより効果的で安全に継続または中止できる条件を明らかにしました。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:最適化/情報学/産学連携/カテーテル/アブレーション/解析モデル/センサス/血栓/合併症/心機能/心臓/心房細動/血液/脳梗塞/不整脈/医師/生活の質
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2025年3月19日
265
新材料「熱電永久磁石」で世界最高電力密度の横型熱電発電に成功
~磁石を用いた革新的省エネ・創エネ技術へと前進
当研究グループは、サマリウム・コバルト(SmCo5)磁石とビスマス・アンチモン・テルル(Bi0.2Sb1.8Te3)化合物を交互に積層して焼結接合し、斜めに切断した人工傾斜積層体「熱電永久磁石」を開発しました。この傾斜積層構造の最適設計および接合界面における電気・熱抵抗率の最小化を実現し、これまでに報告されてきた横型熱電変換を示す磁性材料よりも2桁高いzT(室温においてzT = 0.2)が得られました。さらに、今回開発した熱電永久磁石から構成される熱電モジュールについて...
キーワード:産学連携/ネルンスト効果/ビスマス/温度勾配/アンチモン/接合界面/省エネ/マネジメント/磁性材料/熱電変換/コバルト/永久磁石/最適設計/積層構造/層構造
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発表日:2025年3月19日
266
排気ガスを吸着/分解する金属微粒子表面の動きをとらえた!
触媒によるNOx(窒素酸化物)の浄化過程をミクロで可視化・解明
・自動車排気ガスの中でも浄化が難しいNOxに注目し、NOガス中でのロジウム(Rh)ナノ粒子の触媒反応中の構造変化を実時間・原子レベルで記録、質量分析によってそこで実際に分解/生成されているガス量の時間変化を同時に検出するオペランド計測注1)を行った。・NO分子の吸着、分解に伴うナノ微粒子の一連の表面構造変化を原子レベルで解明、低温側と高温側で触媒反応機構が異なるモードにスイッチすることを初めて示した。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:産学連携/化学物質/結晶格子/データ収集/閉じ込め/イオン化/イオン源/質量分析装置/超高圧/分光学/スペクトル/検出器/分光器/ロジウム/酸化還元反応/触媒反応/反応機構/質量分析/原子分解能/走査透過型電子顕微鏡/電子エネルギー損失分光/触媒設計/NOx/オペランド計測/ナノ微粒子/金属微粒子/絶縁体/選択性/還元反応/反応速度/EELS/活性化エネルギー/電子構造/ジルコニア/データ処理/ナノ粒子/格子欠陥/酸化還元/酸化物/自動車/質量分析計/装置開発/窒素酸化物/電子ビーム/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/微粒子/分解能/表面構造/SPECT/構造変化/酸化反応
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年3月13日
267
触媒サイクル中の酵素における基質の動きをSACLAで解明
~基質がクルっと回転して反応する~
兵庫県立大学大学院理学研究科の長尾聡特任助教(現 高輝度光科学研究センター)及び久保稔教授、理化学研究所放射光科学研究センターの當舎武彦専任研究員(現 兵庫県立大学)及び杉本宏専任研究員のグループは、名古屋大学大学院理学研究科の荘司長三教授らの研究グループと共同で、X線自由電子レーザー(XFEL)※1施設SACLA※2を活用し、触媒サイクル中、酵素内で基質※3の向きが精密に制御されることで、触媒反応が効率よく進む瞬間を捉えました。薬物の代謝やステロイドホルモンなどの生理活性物質の生合成に関わる重要な酵素として、シトク...
キーワード:産学連携/X線自由電子レーザー/コヒーレンス/パルス/フェムト秒パルス/自由電子レーザー/SPring-8/加速器/放射光/スチレン/触媒反応/立体選択的/シトクロム/結晶構造解析/パルスレーザー/クロム/原子分解能/酸素分子/ダイナミクス/トラップ/フェムト秒/マイクロ/レーザー/分解能/人工タンパク質/P450/結晶構造/タンパク質工学/生合成/アミノ酸配列/ホルモン/アミノ酸/シトクロムP450/ステロイド/ステロイドホルモン/酸化反応/脂肪酸/生理活性/生理活性物質
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年3月13日
268
タウリンが作用しコレステロールを下げる遺伝子を発見!
アンチエイジング機能など、メカニズムの全容解明へ
・寿命延長など多彩な機能を持つタウリンの作用メカニズムはほとんど分かっていない。・タウリンは血中コレステロールを効果的に低下させることが分かっている。・今回、タウリンが直接作用してコレステロールを低下させる遺伝子を発見した。今後タウリンの作用の全容が分かる可能性がある。◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:産学連携/浸透圧/イオン輸送/有機物/システイン/タウリン/輸送体/イオン輸送体/ビタミン/カロリー制限/血栓/エイジング/細胞株/初代培養/心筋/筋肉/寿命/初代培養肝細胞/心筋梗塞/心臓/3次元培養/アミノ酸/がん細胞/メチル化/ラット/肝細胞/血液/胆汁酸/脳梗塞/コレステロール/遺伝子/脂質/脂質代謝/動脈硬化/動脈硬化症/脳卒中/老化
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発表日:2025年3月4日
269
"お腹ポッコリ"の原因は朝食欠食+不活動にあり 生活習慣と食べ方の改善がメタボ予防につながる!
・朝食を食べないで、あまり動かない生活をすると内臓脂肪がたまることが分かった。・お腹ポッコリの内臓脂肪型肥満は、その原因が不明だったが、生活不活動で不規則な食生活をすると起こることが分かった。・内臓脂肪肥満は生活習慣病につながるため、規則正しい食生活で活動的な生活によって予防できることが分かった。◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:産学連携/自然災害/実験動物/抵抗性/脂質代謝異常/脂肪組織/筋肉/高脂肪食/時間栄養学/体内時計/内臓脂肪/インスリン/ラット/インスリン抵抗性/サイトカイン/メタボリックシンドローム/危険因子/脂質/脂質代謝/食生活/生活習慣病/糖尿病
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発表日:2025年3月3日
270
長期記憶を定着させるタンパク質 " セプチン3 " の働きを解
記憶の維持や回復を支える治療戦略への展開に期
● 脳に記憶を長期化させる強い刺激が入ると、記憶素子である樹状突起スパイン(以下スパイン)において、細胞骨格セプチン3を介して滑面小胞体が移動することを見いだしました。● 細胞骨格セプチン3欠損マウスでは、滑面小胞体を含むスパインの数が低下しており、短期記憶は正常である一方で、長期記憶が障害されることを明らかにしました。● 細胞骨格セプチン3を介した長期記憶のしくみの解明から、記憶の維持や回復を支えるための新しい治療戦略への展開が期待されます。...
キーワード:産学連携/筋細胞/オルガネラ/LTP/シナプス/シナプス小胞/スパイン/リボソーム/遺伝子改変/樹状突起スパイン/長期記憶/リン酸/Ca2+/筋収縮/短期記憶/カルシウム/マウス/遺伝子改変マウス/細胞骨格/細胞内カルシウム/細胞分裂/樹状突起/小胞体/神経科学/神経細胞/遺伝子/高齢者/脂質/神経疾患/認知機能
他の関係分野:複合領域生物学総合生物農学
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発表日:2025年2月28日
271
小児・若年者に多い新規脳腫瘍の進行様式を報告!
~深部病変の腫瘍摘出率と予後への影響~
・H3 G34 変異型びまん性半球性神経膠腫(DHG)は 2021 年に発刊された WHO 脳腫瘍分類 第 5 版で新たに定義された小児型悪性脳腫瘍です。その病態についてはまだ不明な点が多く、手術・化学療法・放射線治療を行っても極めて予後不良の疾患です。・膠芽腫をはじめとする悪性脳腫瘍では手術でできる限り多く摘出することが予後を改善すると報告されていますが、DHG では腫瘍摘出率が予後にどのような影響を与えるかはまだ明らかになっていません。・今回、DHG9 例の MRI と PET 検査を用いた画像解析によって、DHG は発症初期から深部病変を有していることが多く、そのために腫瘍...
キーワード:産学連携/悪性神経膠腫/悪性脳腫瘍/浸潤/神経膠腫/脳神経外科/病理/放射線治療/膠芽腫/MRI/化学療法/手術/小児/脳腫瘍/分子生物学/放射線
他の関係分野:複合領域
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発表日:2025年2月28日
272
太陽光と水で医薬品材料とグリーン水素を生成
~「人工光合成」による新たな有機物生産法の幕開け~
・有機物を原料とする有機合成のための人工光合成注1)という新しい分野を開拓した。・太陽光と水を活用して、医薬品の材料などの有用な有機化合物注2)の合成と、次世代の再生可能エネルギーでもあるグリーン水素注3)の生産を同時に実現した。・汚染有機物の分解や水の分解注4)を促す2種類の無機半導体光触媒注5)の相乗効果・協働作用によって「分解」ではなく、その逆の「合成」への転換を達成した。・持続可能なエネルギーと資源を利用した医農薬生産への貢献が期待される。...
キーワード:自由エネルギー/情報学/産学連携/光エネルギー/化学物質/再生可能エネルギー/物質科学/太陽/均一系触媒/酸化還元反応/光合成/太陽光/不均一系触媒/エネルギー貯蔵/人工光合成/水分解/半導体光触媒/持続可能/還元反応/光触媒/酸化還元/二酸化炭素/半導体/有機物/有機合成
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学化学生物学総合理工工学
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発表日:2025年2月26日
273
上部胃がんにおける脾門部リンパ節転移を予測する機械学習モデルの開発
ベイズ主義アプローチに基づく臨床的意思決定支援システムを開発
⚫ 上部胃がんでは、脾門部リンパ節転移の可能性を踏まえ脾臓を摘出することがあります。しかし、脾臓の摘出は合併症の発生率が高く、また実際は転移していない場合もあるなどの課題もあり、脾門部リンパ節転移の確かな予測による適切な意思決定方法が求められています。⚫ 従来の頻度主義アプローチに基づく機械学習モデルは、1 点推定値しか提供できず予測の不確実性を把握できないため、臨床現場での使用には適しておりませんでした。今回、ベイズ主義アプローチに基づく予測の不確実性に焦点を当てた意思決定に役立つ予測モデルの開発を試み、臨床病理学的特性から上部胃がんにおける脾門部リンパ節転移の個々の事後確率分...
キーワード:生物統計/生物統計学/ロジスティック回帰/視覚化/ベイズ統計/機械学習/情報学/人工知能(AI)/がん研究/不確実性/産学連携/支援システム/性能評価/リンパ節転移/合併症/病理/病理学/予測モデル/がん細胞/血液/脾臓/胃がん
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年2月25日
274
高耐久な光電陰極の簡便な作製法を確立
加速器や電子顕微鏡への応用にも期待
・加速器などに使われる電子銃の心臓部である「光電陰極注1)」のうち、特にカリウム、セシウム、アンチモンの化合物薄膜を使ったものは、照射光から放出電子への変換効率(量子効率)が高く高性能。しかし動作時に超高真空が求められることや寿命が短いという課題がある上、最適な製造手法を見つけるのは困難だった。・このタイプの光電陰極の性能は、薄膜を蒸着させる基板の表面の状態に大きく影響されることが分かっている。今回、超高真空状態での輸送と放射光注2)を用いた分析により均質な薄膜を作ることができ、高い性能を達成する手法の確立に成功した。・本手...
キーワード:産学連携/光電子分光/高エネルギー/加速器/放射光/磁場/アンチモン/超高真空/電子分光/カソード/紫外線/カリウム/セシウム/耐久性/電子顕微鏡/寿命/心臓
他の関係分野:複合領域数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年2月25日
275
「ウーパールーパーが覆す常識!皮膚コラーゲンの真の供給源とは?」
・これまで、皮膚コラーゲンは線維芽細胞のみが作るものと考えられてきました。・しかし、ウーパールーパーの皮膚では、表皮細胞(ケラチノサイト)が皮膚のコラーゲンの主要な供給源であることが判明しました。・表皮細胞が同じ方法でコラーゲンを作る可能性が魚・ニワトリ・マウスでも高いことを確認しました。・これまで繊維芽細胞を中心に研究開発が行われてきたコラーゲンの研究に大きなパラダイムシフトをもたらすポテンシャルがあると考えられます。...
キーワード:産学連携/実験動物/ニワトリ/ケラチノサイト/線維芽細胞/コラーゲン/マウス/ラット/創薬
他の関係分野:複合領域総合生物