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研究分野別サイレントキーワード
「分化」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】一般理論:誘導遺伝子分化を含む研究件
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
❏エリスロポエチン受容体の構造と情報伝達機構(05680618)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】吉村 昭彦 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / 誘導遺伝子 / 受容体活性化 / プロモーター / 細胞増殖 (他13件)
【概要】我々はエリスロポエチン(EPO)受容体の活性化機構を解明する目的でチロシンキナーゼ型受容体(EGF受容体)の細胞外ドメインとEPO受容体細胞内ドメインのキメラ分子を作成しその機能を解析した。その結果キメラ分子はリガンド(EGF)に依存して2量体化し、細胞増殖および細胞分化(グロビンの合成)を誘導することがわかった。したがってエリスロポエチン受容体はリガンドに依存した2量体化によって活性化され、その...
【複合領域】一般理論:サイトカイン受容体分化を含む研究件
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【化学】材料化学:ハニカムフィルム分化を含む研究件
❏弾性率制御ハニカム多孔膜とラマン計測による幹細胞のメカノトランスダクション解明(17H01223)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 材料科学高等研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカムスキャフォールド / ラマン散乱 / 微粒子 / 幹細胞 (他15件)
【概要】弾性率制御されたハニカムスキャフォールドの作製法を確立し、ヒト間葉系幹細胞(hMSC)やiPS細胞などの幹細胞および神経系細胞などについてその接着・増殖・分化をモニタリングすることに成功した。これらのデータベースを基に特徴的な分化制御能を与える材料変面条件を得ることに成功した。また、Coupled Cahn-Hilliard方程式を基にした高分子微粒子構造制御の理論モデル構築に成功し、本モデルを基...
❏ハニカムスキャフォールドを用いた幹細胞操作技術の新展開(26620170)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカム状多孔質膜 / 幹細胞 / 分化 / 接着 (他7件)
【概要】ポリブタジエン(PB)およびポリスチレン(PS)を溶媒に溶かし、界面活性剤を加えてキャスト製膜することにより、ハニカム状多孔質膜の作製を行った。また、リファレンス用として、それぞれのフラット膜を作製した。PBについては、UV露光により光架橋を行った。表面弾性率を原子間力顕微鏡を用いて測定し、弾性率が未架橋PB<架橋PB<PSであることが示唆された。それぞれの基板上でヒト間葉系幹細胞を様々な分化誘導...
【生物学】生物学:初期胚分化を含む研究件
❏母性mRNAによる哺乳類初期胚の分化調節機構について(24658244)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】初期発生 / 細胞分化 / 母性mRNA / 2細胞期胚 / 4細胞期胚 (他10件)
【概要】初期発生期における細胞分化に関与する母性mRNAを探索するために、RNAシーケンス行った。その結果、大部分の母性mRNAは受精後急激に分解されるが、約30%は急激な分解から逃れており、さらに全体の7.6%に相当する691遺伝子由来のものは1細胞期の間にほとんど分解されないことが明らかとなった。また、これら急速な分解を受けないものに機能的特徴があるかどうかを調べるために、gene ontology解...
❏アポトーシス抑制遺伝子EATのコンディショナルノックアウト法による生体内機能(13770114)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】大喜多 肇 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50317260)
【キーワード】EAT / ノックアウト・マウス / bcl-2 / 発生 / 初期胚 (他11件)
【概要】EAT遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制することが示されている。本遺伝子のノックアウト・マウスは胚性致死であることが知られている。本研究では、さらにEATの発生段階および個体レベルでの機能を詳細にするために、マウスEC、ES細胞においてEATを欠損させ、アポト...
【生物学】基礎生物学:プロラクチン分化を含む研究件
❏子宮内膜の増殖・分化に関与するヒストンアセチル化酵素の同定(13671743)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱落膜 / ヒストンアセチル化 / エストロゲン / プロゲステロン (他10件)
【概要】性ホルモン依存性に月経周期を反復する子宮内膜の増殖・分化のメカニズムを、ヒストンアセチル化という側面から研究し、以下の点を明らかにした。 [1]ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤trichostatin A (TSA)による内膜間質細胞分化(脱落膜化)の促進 ヒト内膜間質細胞と腺細胞を分離・純化した後、性ステロイドならびにTSAの存在下で培養し、脱落膜化マーカーであるinsulin-like grow...
❏乳腺上皮の増殖調節に関する分子生物学的研究(04454105)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】乳腺 / レセプター / プロラクチン / インシュリン / MAPキナーゼ (他14件)
【概要】インシュリン、インシュリン様成長因子(IGF)-I、EGFなどの成長因子は細胞培養系では乳腺上皮細胞の増殖にとって必須である。プロラクチンとプロゲステロンはこれと協同して増殖を促進する。インシュリン、IGF-I、EGFはシグナル伝達過程において、MAPキナーゼを燐酸化し、活性化する。そこで最初に、乳腺上皮の増殖の盛んな妊娠初期と、増殖の盛んでない泌乳期の乳腺をMAPキナーゼの抗体を用いてウェスタン...
【生物学】人類学:トランスジェニック分化を含む研究件
❏血液・血管の発生分化機構と生体内動態の解明(19790149)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】北口 哲也 独立行政法人理化学研究所, 細胞機能探索技術開発チーム, 客員研究員 (60432374)
【キーワード】発生学 / 形態形成学 / ゼブラフィッシュ / ミエロイド / 発生 (他10件)
【概要】赤血球、リンパ球系細胞、ミエロイド系細胞など異なる機能を有する血液細胞は、共通の造血幹細胞から発生してくると考えられているが、その分子メカニズムは十分に理解されていない。私はミエロイド系細胞がどのような転写因子により制御され発生分化してくるのかをミエロイド特異的遺伝子であるlysozyme Cのプロモーターを用いて、さまざまな転写因子の強制発現と機能阻害をすることにより明らかにした。 ...
❏肥満モデルラットを用いた骨格筋・脂肪組織間のクロストーク機構の解明(14760186)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70272440)
【キーワード】骨格筋 / 脂肪 / 筋衛星細胞 / 分化 / トランスジェニック (他8件)
【概要】本研究は、骨格筋の発達と体内の脂肪蓄積との間に相互作用が存在する、という仮説を検証することを目的としたものである。前年度、本研究で用いる予定であった肥満モデルのトランスジェニックラットの繁殖効率が低下し、十分な解析を行うことが出来なかったが、本年度は繁殖効率が回復したため、加齢に伴う骨格筋発達の低下について詳細な検討を行った。その結果、(1)本トランスジェニックラットにおける骨格筋発達の低下は、速...
【農学】水圏応用科学:遺伝的多様性分化を含む研究件
❏森林の時空間的存在様式が昆虫の遺伝的特性に及ぼす影響ーブナ林の昆虫を対象としてー(20248015)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】久保田 耕平 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (30272438)
【キーワード】遺伝的多様性 / 種分化 / 分散 / 冷温帯林 / ルリクワガタ属 (他18件)
【概要】ルリクワガタ属、オオトラフハナムグリ種群、アリガタハネカクシ属、ブナアオシャチホコ等の遺伝子解析から、ブナ林に代表される冷温帯落葉広葉樹林の昆虫は、西南日本で高い遺伝的多様性を持つことが示唆された。いくつかの分類群では西南日本での地域分化が種分化を伴っていた。冷温帯林に生息する昆虫の遺伝的多様性や種分化の端緒を保全するためには、西南日本の小規模かつ細分化した冷温帯林の保全が特に重要であることが示唆...
❏天然林施業における伐採対象樹種の遺伝的多様性保全法の確立(15380100)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】井出 雄二 東京大学, 大学院・農業生命科学研究科, 教授 (90213024)
【キーワード】天然林 / 伐採 / 有用樹 / 遺伝的多様性 / 景観 (他15件)
【概要】現在のわが国においても、天然林の伐採が少なからず行なわれているが、それが伐採対象樹種に及ぼす影響はあまり明らかになっていない。伐採の影響は単に個体数の減少をもたらすだけでなく、その繁殖を通じて将来世代の遺伝的多様性に大きな影響を及ぼすと考えられる。遺伝的多様性は、それぞれの生物種の存在および進化の源泉であり、これを十全に維持してゆくことが健全な森林生態系と生物多様性の維持のために重要である。そこで...
【医歯薬学】基礎医学:複製分化を含む研究件
❏モノアミンによる膵β細胞分化と成熟化制御機構の解明(26461036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】インスリン / β細胞 / 分化 / 脱分化 / モノアミン (他14件)
【概要】約3000種類の低分子化合物の中からマウス膵β細胞の細胞分裂を促進する化合物を探索した。その結果、ドーパミンD2受容体(Drd2)のアンタゴニストであるDomperidon(DPD)を同定した。さらにDPDにはβ細胞の自己複製能の上昇に加えて強い脱分化抑制効果と細胞死抑制効果があることを明らかにした。 さらに、分子機構について調べた結果、Drd2とアデノシンA2a受容体がヘテロ複合体を形成すること...
❏生命の複雑さと歴史性をとらえる多対多の論理の構築(07309001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】金子 邦彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30177513)
【キーワード】多様性 / 相互作用 / 細胞分化 / 再帰性 / 人工生命 (他13件)
【概要】昨年の研究会を通して多様性と再帰性の問題が生命システムを考える上で重要であると認識された。これを踏まえて、個体と全体の関係、生物集団の社会性、やわらかな再帰性の3つの話題を中心として密度の高い研究集会を行なうとともにそれぞれのテーマでの研究を進めた。研究会ではまず、これまでの生物への理論的アプローチを概観し何が欠けているかを議論した。郡司は内部的な立場から生命の理論を構築することを進め、田崎は自然...
【医歯薬学】基礎医学:粘膜再生分化を含む研究件
❏時空間的解析による胃化生粘膜発生機序の解明と胃粘膜再生療法の開発(20K08377)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】化生 / 粘膜再生 / 炎症 / 胃癌 / 再生 (他7件)
【概要】令和2年度はインターロイキン33(IL-33)の誘導性発現マウス系統を樹立しKRT19-creERTマウスと交配させタモキシフェンの投与による遺伝子組み換えを誘導し、胃組織の免疫染色により腺窩上皮にIL-33の発現を確認した。タモキシフェン投与1w後に胃体部の腺峡部付近にGSII陽性となる化生粘膜を生じ、4w後にはほぼ正常に回復していた。さらに1w後の胃粘膜の腺底部と粘膜下層にCD45、CD11b...
❏胃上皮幹細胞の分化制御機構の解明(17H05081)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】早河 翼 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60777655)
【キーワード】胃上皮幹細胞 / 萎縮性胃炎 / 粘膜再生 / 腸上皮化生 / 分化 (他13件)
【概要】胃の幹細胞と前駆細胞および各種成熟細胞の遺伝子発現解析によりそれぞれの選択的なマーカーを新規に同定し、またそれぞれを標識可能なマウスを作成した。幹細胞その他の細胞群が発癌の超初期の段階において、どのような病理学的・分子学的変化を生じるのかについて、マウスモデルによる詳細な時系列解析と遺伝子発現解析によりその機序を明らかにした。幹細胞の増殖や粘膜再生がTuft細胞を介したアセチルコリン-ERK経路に...
【医歯薬学】基礎医学:化生分化を含む研究件
❏時空間的解析による胃化生粘膜発生機序の解明と胃粘膜再生療法の開発(20K08377)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】化生 / 粘膜再生 / 炎症 / 胃癌 / 再生 (他7件)
【概要】令和2年度はインターロイキン33(IL-33)の誘導性発現マウス系統を樹立しKRT19-creERTマウスと交配させタモキシフェンの投与による遺伝子組み換えを誘導し、胃組織の免疫染色により腺窩上皮にIL-33の発現を確認した。タモキシフェン投与1w後に胃体部の腺峡部付近にGSII陽性となる化生粘膜を生じ、4w後にはほぼ正常に回復していた。さらに1w後の胃粘膜の腺底部と粘膜下層にCD45、CD11b...
❏胃幹細胞の癌化メカニズムの解明と幹細胞マーカーの予防・治療への応用(17K09346)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / オルガノイド / 化生 / ヘリコバクター (他7件)
【概要】マウスモデルおよび上皮培養モデルを用いて胃粘膜の癌化及び化生性変化における幹細胞およびその細胞内シグナルの役割を検討した。ヘリコバクター感染や癌源性遺伝子異常によるMAPK活性化は胃粘膜の化生性変化や細胞増殖の亢進を誘導したが、Lgr5陽性細胞および上皮TGFβシグナルの影響は限定的であった。変異型Krasによる化生性変化は粘膜の幹細胞マーカーCD44とSox9発現亢進と相関していた。一方新規に樹...
【医歯薬学】基礎医学:表皮分化を含む研究件
❏表皮分化による自然免疫制御機構の研究(15209035)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】橋本 公二 愛媛大学, 医学部, 教授 (00110784)
【キーワード】表皮 / 角化細胞 / 分化 / 自然免疫 / Toll-like receptor (他17件)
【概要】表皮は常に環境中のさまざまな病原体にさらされており、物理的なバリヤーであると同時に、表皮自身が独自の病原体の認識・排除機能を持ち、自然免疫のバリヤーを形成している。表皮角化細胞は最初に病原体に接触する細胞としてTLRを介して病原体を認識し、さらに抗菌活性を持つペプチドを産生することを明かにした。 角化細胞はTLR2を発現し、グラム陽性菌を認識する。細胞内分化制御因子であるASK1は角化細胞のTLR...
❏Daxx-ASK1-JNK/p38を介するケラチノサイトのアポトーシス:アポトーシスと分化の新展開(11670834)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】佐山 浩二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (80187286)
【キーワード】表皮 / ケラチノサイト / 分化 / アポトーシス / MAP kinase (他10件)
【概要】ASK1がケラチノサイトのアポトーシスを誘導するかどうか検討した。Ad-1W,Ad-β-gal,をコントロールとしてAd-ASK1-ΔNをMOI5,50で感染させ、形態変化を観察した。24hでは、大きな形態変化はない。48h後には、従来他の細胞で報告されているようにMOI50で、ケラチノサイトはアポトーシスを起こした。TUNEL法にてアポトーシスを確認した。しかし、Ad-ΔN-ASK1のMOI5で...
【医歯薬学】基礎医学:SH2ドメイン分化を含む研究件
❏CIS/JABファミリー遺伝子によるJAK/STAT経路の調節機構(10670128)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】安川 秀雄 久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (60289361)
【キーワード】チロシンキナーゼ / JAK / STAT / CIS / ノックアウトマウス (他12件)
【概要】サイトカインは受容体の細胞内ドメインに会合するJAKチロシンキナーゼを介して細胞内にシグナルを伝える。STATはそのシグナルを核へ伝える重要な転写因子のひとつである。われわれはSTAT5の負のフィードバック調節因子であるCIS1,JAKキナーゼの阻害因子であるJABをクローニング、さらにこれらを含むCISファミリーの存在を明らかにした。すでに培養細胞を用いて、CISは受容体に結合することでSTAT...
❏赤血球分化に関する情報伝達分子の探索と機能解析(09878164)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997
【研究代表者】吉村 昭彦 久留米大学, 分子生命科学研究所, 教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / JAK2 / STAT5 / SH2ドメイン / りん酸化 (他8件)
【概要】我々は赤芽球様細胞ELM-1を用いてエリスロポエチン(EPO)による赤血球分化の研究を行っている。この細胞はEPOによりヘモグロビン陽性にまで成熟し、IL3はそれ自体では分化は誘導しないもののEPOによる赤血球分化を促進する。我々はEGF受容体とEPO受容体のキメラ分子を作成し、さら受容体のチロシン残基に変異を導入することで受容体細胞内ドメインの2つのチロシン残基(Y343、Y401)のいずれかが...
【医歯薬学】内科系臨床医学:造血因子分化を含む研究件
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】内科系臨床医学:TPA分化を含む研究件
❏TPAによる巨核球系細胞への分化誘導における細胞周期制御機構の解析(08770845)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】内丸 薫 東京大学, 医学部・附属病院(分), 助手 (60251203)
【キーワード】巨核球 / 分化 / TPA / サイクリンE / p21
【概要】1.TPAによるサイクリンE-cdk2複合体キナーゼ活性制御の検討:MEG-01s細胞にTPA添加後、cdk inhibitor (CKI)のうちp21はmRNA、蛋白レベルとも上昇が見られ、これは細胞周期非依存性であった。一方、p27は蛋白質レベルは上昇し、細胞周期依存性にG1期に発現誘導されることが示唆されたが、mRNAレベルに変化はなかった。免疫沈降ウエスタン解析では、TPAで誘導されたこれ...
❏巨核球系細胞の分化成熟における細胞周期制御の解析(07770856)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】内丸 薫 東京大学, 医学部附属病院(分), 助手 (60251203)
【キーワード】巨核球 / 分化 / TPA / サイクリンE / p21
【概要】巨核球系細胞株MEG01sでTPAによる分化誘導時の各種サイクリン蛋白の発現をウエスタン解析により検討した。昨年度のノザン解析での結果と同様、サイクリンE蛋白を発現して細胞周期を停止し、これはimmunocytochemistryでも確認された。thymidne-aphidicokinによる細胞周期同調系においては、G1-S移行期から細胞周期進行に伴いサイクリンE蛋白は発現レベルが減少した後、G1...
【医歯薬学】内科系臨床医学:巨核球分化を含む研究件
❏血液系細胞分化におけるサイクリン依存性キナーゼ抑制因子の役割(09770812)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】内丸 薫 帝京大学, 医学部, 講師 (60251203)
【キーワード】細胞周期制御 / 造血 / p21CIP1 / p27KIP1 / 巨核球 (他9件)
【概要】1.巨核球系,単球系以外の系統の造血細胞の分化過程におけるCKlの関与:臍帯血CD34陽性細胞由コロニーにおいてp21CIP1ならびにp27KIP1蛋白の発現を免疫細胞化学で解析した.赤芽球ではp21CIP1蛋白は極く一部にしか陽性細胞を認めず,少なくとも巨核球や単球に比して低発現と考えられた.また,赤芽球にのみp27KIP1 mRNAが分化に沿って発現上昇したにも関わらず,蛋白の発現は検出されな...
❏TPAによる巨核球系細胞への分化誘導における細胞周期制御機構の解析(08770845)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】内丸 薫 東京大学, 医学部・附属病院(分), 助手 (60251203)
【キーワード】巨核球 / 分化 / TPA / サイクリンE / p21
【概要】1.TPAによるサイクリンE-cdk2複合体キナーゼ活性制御の検討:MEG-01s細胞にTPA添加後、cdk inhibitor (CKI)のうちp21はmRNA、蛋白レベルとも上昇が見られ、これは細胞周期非依存性であった。一方、p27は蛋白質レベルは上昇し、細胞周期依存性にG1期に発現誘導されることが示唆されたが、mRNAレベルに変化はなかった。免疫沈降ウエスタン解析では、TPAで誘導されたこれ...
❏巨核球系細胞の分化成熟における細胞周期制御の解析(07770856)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】内丸 薫 東京大学, 医学部附属病院(分), 助手 (60251203)
【キーワード】巨核球 / 分化 / TPA / サイクリンE / p21
【概要】巨核球系細胞株MEG01sでTPAによる分化誘導時の各種サイクリン蛋白の発現をウエスタン解析により検討した。昨年度のノザン解析での結果と同様、サイクリンE蛋白を発現して細胞周期を停止し、これはimmunocytochemistryでも確認された。thymidne-aphidicokinによる細胞周期同調系においては、G1-S移行期から細胞周期進行に伴いサイクリンE蛋白は発現レベルが減少した後、G1...
【医歯薬学】内科系臨床医学:サイクリンE分化を含む研究件
❏TPAによる巨核球系細胞への分化誘導における細胞周期制御機構の解析(08770845)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】内丸 薫 東京大学, 医学部・附属病院(分), 助手 (60251203)
【キーワード】巨核球 / 分化 / TPA / サイクリンE / p21
【概要】1.TPAによるサイクリンE-cdk2複合体キナーゼ活性制御の検討:MEG-01s細胞にTPA添加後、cdk inhibitor (CKI)のうちp21はmRNA、蛋白レベルとも上昇が見られ、これは細胞周期非依存性であった。一方、p27は蛋白質レベルは上昇し、細胞周期依存性にG1期に発現誘導されることが示唆されたが、mRNAレベルに変化はなかった。免疫沈降ウエスタン解析では、TPAで誘導されたこれ...
❏巨核球系細胞の分化成熟における細胞周期制御の解析(07770856)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】内丸 薫 東京大学, 医学部附属病院(分), 助手 (60251203)
【キーワード】巨核球 / 分化 / TPA / サイクリンE / p21
【概要】巨核球系細胞株MEG01sでTPAによる分化誘導時の各種サイクリン蛋白の発現をウエスタン解析により検討した。昨年度のノザン解析での結果と同様、サイクリンE蛋白を発現して細胞周期を停止し、これはimmunocytochemistryでも確認された。thymidne-aphidicokinによる細胞周期同調系においては、G1-S移行期から細胞周期進行に伴いサイクリンE蛋白は発現レベルが減少した後、G1...
【医歯薬学】内科系臨床医学:RH-RhoGEF分化を含む研究件
❏p115RhoGEFを標的とする急性骨髄性白血病細胞分化誘導薬開発への基盤研究(24591540)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 信周 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (90247007)
【キーワード】細胞分化 / RH-RhoGEF / 核膜 / Rho活性化因子 / 白血病 (他10件)
【概要】RH-RhoGEF(guanine nucleotide exchange factor)-RHドメインを有する低分子量G蛋白Rho活性化因子-の一員、p115RhoGEFは、三量体G蛋白質、G13-RH-RHoGEF-Rho活性化を介したアクチン再構成カノニカルシグナルとは全く違う、新規シグナル伝達経路を用いて、急性骨髄性白血病細胞の分化の促進に作用していることを明らかにした。p115RhoGE...
❏MLLと融合蛋白を形成するLARGの核内標的分子の同定と核内機能解析(21591348)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 信周 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (90247007)
【キーワード】小児血液学 / 白血病細胞 / 分化 / RH-RhoGEF / G蛋白質 (他7件)
【概要】RH-RhoGEFファミリーの一員であるp115RhoGEF (guanine nucleotide exchange factor for Rho)は、核内に移行して蛋白複合体を形成し、HL60白血病細胞株の分化に関与している。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:JAK分化を含む研究件
❏CIS/JABファミリー遺伝子によるJAK/STAT経路の調節機構(10670128)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】安川 秀雄 久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (60289361)
【キーワード】チロシンキナーゼ / JAK / STAT / CIS / ノックアウトマウス (他12件)
【概要】サイトカインは受容体の細胞内ドメインに会合するJAKチロシンキナーゼを介して細胞内にシグナルを伝える。STATはそのシグナルを核へ伝える重要な転写因子のひとつである。われわれはSTAT5の負のフィードバック調節因子であるCIS1,JAKキナーゼの阻害因子であるJABをクローニング、さらにこれらを含むCISファミリーの存在を明らかにした。すでに培養細胞を用いて、CISは受容体に結合することでSTAT...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】内科系臨床医学:膵臓分化分化を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏ヒトiPS細胞膵臓分化系を用いた生活習慣病胎児期起源説の検証(26461638)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / Barker説 / 生活習慣病胎児期発症説 / iPS / アミノ酸 (他11件)
【概要】生活習慣病胎児期発症説は疫学・動物実験により研究が行われているが、ヒトにおいて妊娠時の低栄養が胎児臓器の発生分化にどのように関与するかを実験的に評価することは困難である。そこで、本研究ではヒトiPS細胞の膵臓分化誘導系を用いて、細胞に対して単一アミノ酸除去培地による低栄養負荷を与え、その後の細胞の機能を評価した。検討の結果、分化の特定の段階である種のアミノ酸を除去することにより、その後のインスリン...
【医歯薬学】内科系臨床医学:膵臓β細胞分化を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏モノアミンによる膵β細胞分化と成熟化制御機構の解明(26461036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】インスリン / β細胞 / 分化 / 脱分化 / モノアミン (他14件)
【概要】約3000種類の低分子化合物の中からマウス膵β細胞の細胞分裂を促進する化合物を探索した。その結果、ドーパミンD2受容体(Drd2)のアンタゴニストであるDomperidon(DPD)を同定した。さらにDPDにはβ細胞の自己複製能の上昇に加えて強い脱分化抑制効果と細胞死抑制効果があることを明らかにした。 さらに、分子機構について調べた結果、Drd2とアデノシンA2a受容体がヘテロ複合体を形成すること...
【医歯薬学】内科系臨床医学:VMAT2分化を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏モノアミンによる膵β細胞分化と成熟化制御機構の解明(26461036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】インスリン / β細胞 / 分化 / 脱分化 / モノアミン (他14件)
【概要】約3000種類の低分子化合物の中からマウス膵β細胞の細胞分裂を促進する化合物を探索した。その結果、ドーパミンD2受容体(Drd2)のアンタゴニストであるDomperidon(DPD)を同定した。さらにDPDにはβ細胞の自己複製能の上昇に加えて強い脱分化抑制効果と細胞死抑制効果があることを明らかにした。 さらに、分子機構について調べた結果、Drd2とアデノシンA2a受容体がヘテロ複合体を形成すること...
【医歯薬学】内科系臨床医学:STAT分化を含む研究件
❏CIS/JABファミリー遺伝子によるJAK/STAT経路の調節機構(10670128)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】安川 秀雄 久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (60289361)
【キーワード】チロシンキナーゼ / JAK / STAT / CIS / ノックアウトマウス (他12件)
【概要】サイトカインは受容体の細胞内ドメインに会合するJAKチロシンキナーゼを介して細胞内にシグナルを伝える。STATはそのシグナルを核へ伝える重要な転写因子のひとつである。われわれはSTAT5の負のフィードバック調節因子であるCIS1,JAKキナーゼの阻害因子であるJABをクローニング、さらにこれらを含むCISファミリーの存在を明らかにした。すでに培養細胞を用いて、CISは受容体に結合することでSTAT...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】外科系臨床医学:内胚葉分化を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏消化器の形態形成に関わる遺伝子の解析(18659210)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】粂 昭苑 熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (70347011)
【キーワード】内胚葉 / 膵臓 / 分化 / 移植 / Pdx1 (他13件)
【概要】本研究では、マウスの消化管形成プログラムを進化発生学的なアプローチで明らかにしようとする試みである。特にカタユウレイボヤ、ニワトリ、マウスを用いて解析を行う。これらの動物モデルを使用することにより、消化器形成に関わる遺伝子群をゲノムワイドに探索・比較するものである。 'カタユウレイボヤを用いた内胚葉系譜の遺伝子発現解析 カタユウレイボヤを用いた内胚葉系譜の遺伝子発現解析 カタユウレイボヤの...
【医歯薬学】外科系臨床医学:分化転換分化を含む研究件
❏成熟した大脳皮質神経細胞のサブタイプを生体内で人為的に転換させる試み(18K19378)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
【キーワード】神経細胞 / 分化 / 大脳皮質 / ニューロン / 分化転換
【概要】脳の中には多くのサブタイプの神経細胞があり、それぞれ特有の形態と機能を有している。我々は、神経細胞が未熟な時期には細胞外環境の影響によって最終的に分化するサブタイプが変わりうることを発見したが、一般に成熟神経細胞のサブタイプは決して変化しない。本研究では、成熟神経細胞のサブタイプを人為的に転換させることに挑戦し、転写因子及びエピジェネティック因子の人為的制御によって少なくとも一部の表現型については...
❏肝不全治療のための肝幹・前駆細胞移植療法及び類肝組織を用いた人工肝臓モデルの開発(24390304)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 胆管上皮細胞 / 分化 / 組織化 (他23件)
【概要】我々は、Galactosamine投与肝障害早期に出現するThy1陽性細胞の一部は肝幹細胞であり、HGF/FGFによりCD44陽性肝前駆細胞を介して肝細胞へ分化するが、十分に成熟化できないことを明らかにした。Thy1陽性細胞や骨髄間葉系細胞の移植は、レシピエント肝の内在性肝前駆細胞の増殖を促進した。類洞内皮細胞やKupffer細胞の産生するIL17BやIL25がそれら前駆細胞の増殖を促進していた。...
【医歯薬学】外科系臨床医学:組織化分化を含む研究件
❏肝不全治療のための肝幹・前駆細胞移植療法及び類肝組織を用いた人工肝臓モデルの開発(24390304)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 胆管上皮細胞 / 分化 / 組織化 (他23件)
【概要】我々は、Galactosamine投与肝障害早期に出現するThy1陽性細胞の一部は肝幹細胞であり、HGF/FGFによりCD44陽性肝前駆細胞を介して肝細胞へ分化するが、十分に成熟化できないことを明らかにした。Thy1陽性細胞や骨髄間葉系細胞の移植は、レシピエント肝の内在性肝前駆細胞の増殖を促進した。類洞内皮細胞やKupffer細胞の産生するIL17BやIL25がそれら前駆細胞の増殖を促進していた。...
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:肝幹・前駆細胞分化を含む研究件
❏肝不全治療のための肝幹・前駆細胞移植療法及び類肝組織を用いた人工肝臓モデルの開発(24390304)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 胆管上皮細胞 / 分化 / 組織化 (他23件)
【概要】我々は、Galactosamine投与肝障害早期に出現するThy1陽性細胞の一部は肝幹細胞であり、HGF/FGFによりCD44陽性肝前駆細胞を介して肝細胞へ分化するが、十分に成熟化できないことを明らかにした。Thy1陽性細胞や骨髄間葉系細胞の移植は、レシピエント肝の内在性肝前駆細胞の増殖を促進した。類洞内皮細胞やKupffer細胞の産生するIL17BやIL25がそれら前駆細胞の増殖を促進していた。...
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:肝発生分化を含む研究件
❏肝不全治療のための肝幹・前駆細胞移植療法及び類肝組織を用いた人工肝臓モデルの開発(24390304)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 胆管上皮細胞 / 分化 / 組織化 (他23件)
【概要】我々は、Galactosamine投与肝障害早期に出現するThy1陽性細胞の一部は肝幹細胞であり、HGF/FGFによりCD44陽性肝前駆細胞を介して肝細胞へ分化するが、十分に成熟化できないことを明らかにした。Thy1陽性細胞や骨髄間葉系細胞の移植は、レシピエント肝の内在性肝前駆細胞の増殖を促進した。類洞内皮細胞やKupffer細胞の産生するIL17BやIL25がそれら前駆細胞の増殖を促進していた。...
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:自己複製分化を含む研究件
❏モノアミンによる膵β細胞分化と成熟化制御機構の解明(26461036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】インスリン / β細胞 / 分化 / 脱分化 / モノアミン (他14件)
【概要】約3000種類の低分子化合物の中からマウス膵β細胞の細胞分裂を促進する化合物を探索した。その結果、ドーパミンD2受容体(Drd2)のアンタゴニストであるDomperidon(DPD)を同定した。さらにDPDにはβ細胞の自己複製能の上昇に加えて強い脱分化抑制効果と細胞死抑制効果があることを明らかにした。 さらに、分子機構について調べた結果、Drd2とアデノシンA2a受容体がヘテロ複合体を形成すること...
❏多能性肝幹細胞の同定と分化増殖機構の解明(10770579)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】谷口 英樹 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (70292555)
【キーワード】肝臓 / 幹細胞 / 分化 / 増殖 / 自己複製 (他13件)
【概要】単離した肝細胞集団の中から、多能性を持つ肝幹細胞をFACS(Fluorescence activated cell sorter)とモノクローナル抗体を用いた細胞分離法により濃縮・純化し、それらの機能解析を行うことを目的として研究を行った。まず、in vitro肝幹細胞機能解析系の確立を目的として、マウス胎仔肝細胞の培養系を検討し、1個の細胞を始点とするクローン性コロニーを効率よく誘導可能な培養条...
【医歯薬学】外科系臨床医学:肝組織形成分化を含む研究件
❏肝不全治療のための肝幹・前駆細胞移植療法及び類肝組織を用いた人工肝臓モデルの開発(24390304)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 胆管上皮細胞 / 分化 / 組織化 (他23件)
【概要】我々は、Galactosamine投与肝障害早期に出現するThy1陽性細胞の一部は肝幹細胞であり、HGF/FGFによりCD44陽性肝前駆細胞を介して肝細胞へ分化するが、十分に成熟化できないことを明らかにした。Thy1陽性細胞や骨髄間葉系細胞の移植は、レシピエント肝の内在性肝前駆細胞の増殖を促進した。類洞内皮細胞やKupffer細胞の産生するIL17BやIL25がそれら前駆細胞の増殖を促進していた。...
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:遺伝子発現解析分化を含む研究件
❏胃上皮幹細胞の分化制御機構の解明(17H05081)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】早河 翼 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60777655)
【キーワード】胃上皮幹細胞 / 萎縮性胃炎 / 粘膜再生 / 腸上皮化生 / 分化 (他13件)
【概要】胃の幹細胞と前駆細胞および各種成熟細胞の遺伝子発現解析によりそれぞれの選択的なマーカーを新規に同定し、またそれぞれを標識可能なマウスを作成した。幹細胞その他の細胞群が発癌の超初期の段階において、どのような病理学的・分子学的変化を生じるのかについて、マウスモデルによる詳細な時系列解析と遺伝子発現解析によりその機序を明らかにした。幹細胞の増殖や粘膜再生がTuft細胞を介したアセチルコリン-ERK経路に...
❏ゲノム情報を利用した魚類の筋分化制御に関する研究(19108003)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】渡部 終五 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40111489)
【キーワード】水産学 / 魚類 / ゲノム / 発生・分化 / 筋肉 (他16件)
【概要】本研究では、筋肉の性質を最終的に規定するミオシン重鎖遺伝子(myosin heavy chain gene, MYH)に着目し、その発現の多様性が魚類の筋肉の構造や機能に密接に関わることを示すとともに、それらの発現制御に関わる転写ネットワークの一端を明らかにした。これら成果は、筋線維のタイプの決定機構を利用した肉質の改良や、筋成長の分子機構に基づく効率的な育種など、水産業への貢献にもつながることが...
【医歯薬学】外科系臨床医学:増殖因子分化を含む研究件
❏肝不全治療のための肝幹・前駆細胞移植療法及び類肝組織を用いた人工肝臓モデルの開発(24390304)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 胆管上皮細胞 / 分化 / 組織化 (他23件)
【概要】我々は、Galactosamine投与肝障害早期に出現するThy1陽性細胞の一部は肝幹細胞であり、HGF/FGFによりCD44陽性肝前駆細胞を介して肝細胞へ分化するが、十分に成熟化できないことを明らかにした。Thy1陽性細胞や骨髄間葉系細胞の移植は、レシピエント肝の内在性肝前駆細胞の増殖を促進した。類洞内皮細胞やKupffer細胞の産生するIL17BやIL25がそれら前駆細胞の増殖を促進していた。...
❏細胞の増殖分化に関わる因子ホスファチジルイノシトール3キナーゼの役割(10460037)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】福井 泰久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00181248)
【キーワード】リン脂質 / ホシファテシジルイノシトールキナーゼ / 組織応答 / 分化 / アダプター (他16件)
【概要】ホスファチジルイノシトール3キナーゼは生体内ではPIP_3を生じる。PIP_3は重要な2次メッセンジャーの担い手としていろいろな下流因子の活性化にあずかる。しかし、現在のところ多様なPIP_3の役割を説明するに十分な下流因子が同定されているとは言いがたく、本研究ではあらたなPIP_3結合タンパク質の性質の解明を行った。PIP3BPは核に存在するPIP_3結合タンパク質でArf-GAPと相同性がある...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経発生分化を含む研究件
❏未分化維持因子Musashi1による神経細胞の分化・回路形成制御の解析(24500447)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】堀澤 健一 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (70424207)
【キーワード】Musashi1 / RNA結合タンパク質 / 神経発生 / 神経回路 / 未分化維持 (他14件)
【概要】Msi1は神経前駆細胞で高発現するRNA結合蛋白質であり、神経分化を司る。主な分子的機能は、標的mRNAの翻訳制御である。 その標的探索の為に、マウス胎仔由来のmRNAからin vitro SELEX法による探索を行ったところ、dcc遺伝子の3'UTR領域が検出された。Dccは神経の成長円錐に存在する膜受容体であり、Netrrin1シグナルを受容し軸索や細胞を誘引する。 本計画で行われた解...
❏ストレスシグナルの揺らぎ可視化による細胞社会構築原理の解明(19109003)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】発生 / 細胞社会 / カスパーゼ / 分化 / ショウジョウバエ (他10件)
【概要】発生は試行錯誤の繰り返しで進んで行くと考えられ、試行錯誤の過程では、不適切なシグナル受容によって絶えずストレスにさらされていると考えられる。本研究では、個体レベルでのストレスシグナル可視化技術の問題点を解決することで、個体発生における細胞死シグナルの揺らぎを生体内で可視化した。その結果、細胞社会からなる組織・器官形成における細胞死シグナルのダイナミクスおよびその生理的意義が明らかになった。 ...
❏中枢神経系幹細胞の分化機構の解析(12308042)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】岡野 栄之 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60160694)
【キーワード】神経幹細胞 / 分化 / 増殖 / ニューロン / グリア (他25件)
【概要】神経幹細胞のマーカーであるnestin遺伝子のエンハンサー領域を用いてgreen fluorescent protein(GFP)を神経幹細胞に強く発現させ、その細胞を可視化し、さらにfluorescence activated cell sorting(FACS)を用いて分離する方法を開発した。同様に、異なる細胞腫に発現する幾つかの遺伝子のプロモーター領域を用いて、ニューロン前駆細胞、およびドー...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ニューロン分化を含む研究件
❏成熟した大脳皮質神経細胞のサブタイプを生体内で人為的に転換させる試み(18K19378)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
【キーワード】神経細胞 / 分化 / 大脳皮質 / ニューロン / 分化転換
【概要】脳の中には多くのサブタイプの神経細胞があり、それぞれ特有の形態と機能を有している。我々は、神経細胞が未熟な時期には細胞外環境の影響によって最終的に分化するサブタイプが変わりうることを発見したが、一般に成熟神経細胞のサブタイプは決して変化しない。本研究では、成熟神経細胞のサブタイプを人為的に転換させることに挑戦し、転写因子及びエピジェネティック因子の人為的制御によって少なくとも一部の表現型については...
❏大脳皮質神経細胞の運命決定機構の解明(24500394)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 独立行政法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / ニューロン / 分化 / 遺伝子発現 / 大脳新皮質 (他9件)
【概要】知覚や随意運動などの高次の機能を担う大脳の新皮質は、発生の過程で神経幹細胞が経時的に異なるニューロンを生み出すことで6層の構造を形成する。本研究では大脳皮質の形成原理を理解するために、神経幹細胞からニューロンへの分化の過程で作動する遺伝子プログラムに焦点をあて、層特異的なニューロンの分化機構について解析を行った。まずマウスの大脳皮質において各層の神経前駆細胞に発現する遺伝子群を網羅的に同定し、これ...
❏中枢神経系幹細胞の分化機構の解析(12308042)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】岡野 栄之 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60160694)
【キーワード】神経幹細胞 / 分化 / 増殖 / ニューロン / グリア (他25件)
【概要】神経幹細胞のマーカーであるnestin遺伝子のエンハンサー領域を用いてgreen fluorescent protein(GFP)を神経幹細胞に強く発現させ、その細胞を可視化し、さらにfluorescence activated cell sorting(FACS)を用いて分離する方法を開発した。同様に、異なる細胞腫に発現する幾つかの遺伝子のプロモーター領域を用いて、ニューロン前駆細胞、およびドー...
【医歯薬学】外科系臨床医学:組織形成分化を含む研究件
❏肝不全治療のための肝幹・前駆細胞移植療法及び類肝組織を用いた人工肝臓モデルの開発(24390304)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 胆管上皮細胞 / 分化 / 組織化 (他23件)
【概要】我々は、Galactosamine投与肝障害早期に出現するThy1陽性細胞の一部は肝幹細胞であり、HGF/FGFによりCD44陽性肝前駆細胞を介して肝細胞へ分化するが、十分に成熟化できないことを明らかにした。Thy1陽性細胞や骨髄間葉系細胞の移植は、レシピエント肝の内在性肝前駆細胞の増殖を促進した。類洞内皮細胞やKupffer細胞の産生するIL17BやIL25がそれら前駆細胞の増殖を促進していた。...
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ヒストンアセチル化分化を含む研究件
❏子宮内膜の増殖・分化に関与するヒストンアセチル化酵素の同定(13671743)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱落膜 / ヒストンアセチル化 / エストロゲン / プロゲステロン (他10件)
【概要】性ホルモン依存性に月経周期を反復する子宮内膜の増殖・分化のメカニズムを、ヒストンアセチル化という側面から研究し、以下の点を明らかにした。 [1]ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤trichostatin A (TSA)による内膜間質細胞分化(脱落膜化)の促進 ヒト内膜間質細胞と腺細胞を分離・純化した後、性ステロイドならびにTSAの存在下で培養し、脱落膜化マーカーであるinsulin-like grow...
❏子宮内膜機能発現に関与する細胞内シグナル伝達機構の解明(12470348)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / シグナル伝達 / チロシンリン酸化 / Srcキナーゼ / ヒストンアセチル化 (他12件)
【概要】本研究では、子宮内膜の多様な機能発現を担う細胞内シグナル伝達経路の解明を目的として、チロシンリン酸化、ヒストンアセチル化、酸化還元(レドックス)反応について検討し、以下の点を明らかにした。 1.リン酸化:内膜分化(脱落膜化)系において、種々の蛋白のリン酸化状態が変化すると同時に、src familyチロシンキナーゼのひとつであるc-Srcが活性化していた。活性化型c-Srcを認識する抗体clone...
【医歯薬学】外科系臨床医学:チロシンキナーゼ分化を含む研究件
❏子宮内膜機能発現に関与する細胞内シグナル伝達機構の解明(12470348)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / シグナル伝達 / チロシンリン酸化 / Srcキナーゼ / ヒストンアセチル化 (他12件)
【概要】本研究では、子宮内膜の多様な機能発現を担う細胞内シグナル伝達経路の解明を目的として、チロシンリン酸化、ヒストンアセチル化、酸化還元(レドックス)反応について検討し、以下の点を明らかにした。 1.リン酸化:内膜分化(脱落膜化)系において、種々の蛋白のリン酸化状態が変化すると同時に、src familyチロシンキナーゼのひとつであるc-Srcが活性化していた。活性化型c-Srcを認識する抗体clone...
❏CIS/JABファミリー遺伝子によるJAK/STAT経路の調節機構(10670128)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】安川 秀雄 久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (60289361)
【キーワード】チロシンキナーゼ / JAK / STAT / CIS / ノックアウトマウス (他12件)
【概要】サイトカインは受容体の細胞内ドメインに会合するJAKチロシンキナーゼを介して細胞内にシグナルを伝える。STATはそのシグナルを核へ伝える重要な転写因子のひとつである。われわれはSTAT5の負のフィードバック調節因子であるCIS1,JAKキナーゼの阻害因子であるJABをクローニング、さらにこれらを含むCISファミリーの存在を明らかにした。すでに培養細胞を用いて、CISは受容体に結合することでSTAT...
❏赤血球分化に関する情報伝達分子の探索と機能解析(09878164)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997
【研究代表者】吉村 昭彦 久留米大学, 分子生命科学研究所, 教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / JAK2 / STAT5 / SH2ドメイン / りん酸化 (他8件)
【概要】我々は赤芽球様細胞ELM-1を用いてエリスロポエチン(EPO)による赤血球分化の研究を行っている。この細胞はEPOによりヘモグロビン陽性にまで成熟し、IL3はそれ自体では分化は誘導しないもののEPOによる赤血球分化を促進する。我々はEGF受容体とEPO受容体のキメラ分子を作成し、さら受容体のチロシン残基に変異を導入することで受容体細胞内ドメインの2つのチロシン残基(Y343、Y401)のいずれかが...
【医歯薬学】外科系臨床医学:脱落膜分化を含む研究件
❏子宮内膜の増殖・分化に関与するヒストンアセチル化酵素の同定(13671743)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱落膜 / ヒストンアセチル化 / エストロゲン / プロゲステロン (他10件)
【概要】性ホルモン依存性に月経周期を反復する子宮内膜の増殖・分化のメカニズムを、ヒストンアセチル化という側面から研究し、以下の点を明らかにした。 [1]ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤trichostatin A (TSA)による内膜間質細胞分化(脱落膜化)の促進 ヒト内膜間質細胞と腺細胞を分離・純化した後、性ステロイドならびにTSAの存在下で培養し、脱落膜化マーカーであるinsulin-like grow...
❏子宮内膜機能発現に関与する細胞内シグナル伝達機構の解明(12470348)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / シグナル伝達 / チロシンリン酸化 / Srcキナーゼ / ヒストンアセチル化 (他12件)
【概要】本研究では、子宮内膜の多様な機能発現を担う細胞内シグナル伝達経路の解明を目的として、チロシンリン酸化、ヒストンアセチル化、酸化還元(レドックス)反応について検討し、以下の点を明らかにした。 1.リン酸化:内膜分化(脱落膜化)系において、種々の蛋白のリン酸化状態が変化すると同時に、src familyチロシンキナーゼのひとつであるc-Srcが活性化していた。活性化型c-Srcを認識する抗体clone...
【医歯薬学】外科系臨床医学:緑色蛍光タンパク質(GFP)分化を含む研究件
❏血液・血管の発生分化機構と生体内動態の解明(19790149)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】北口 哲也 独立行政法人理化学研究所, 細胞機能探索技術開発チーム, 客員研究員 (60432374)
【キーワード】発生学 / 形態形成学 / ゼブラフィッシュ / ミエロイド / 発生 (他10件)
【概要】赤血球、リンパ球系細胞、ミエロイド系細胞など異なる機能を有する血液細胞は、共通の造血幹細胞から発生してくると考えられているが、その分子メカニズムは十分に理解されていない。私はミエロイド系細胞がどのような転写因子により制御され発生分化してくるのかをミエロイド特異的遺伝子であるlysozyme Cのプロモーターを用いて、さまざまな転写因子の強制発現と機能阻害をすることにより明らかにした。 ...
❏心臓の発生分化における分子メカニズムの解明と心筋細胞分化誘導への応用(14657160)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】転写因子 / タシパク質間相互作用 / LIMタンパク / 核外移行シグナル / カルシウム (他15件)
【概要】私たちは、心筋特異的転写因子CSXと相互作用するLIMタンパクCalを同定し、CalがCSXと協調的に標的遺伝子の転写を活性化していることを報告した。今回は、CSXの転写活性に対するCalの作用機構について検討を行った。まず、CalとGal4 DNA結合ドメインとの融合タンパクはGal4結合配列を含むルシフェラーゼのレポーター遺伝子の転写活性を有意に増強させることから、Cal自身に転写活性化ドメイ...
❏中枢神経系幹細胞の分化機構の解析(12308042)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】岡野 栄之 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60160694)
【キーワード】神経幹細胞 / 分化 / 増殖 / ニューロン / グリア (他25件)
【概要】神経幹細胞のマーカーであるnestin遺伝子のエンハンサー領域を用いてgreen fluorescent protein(GFP)を神経幹細胞に強く発現させ、その細胞を可視化し、さらにfluorescence activated cell sorting(FACS)を用いて分離する方法を開発した。同様に、異なる細胞腫に発現する幾つかの遺伝子のプロモーター領域を用いて、ニューロン前駆細胞、およびドー...
【医歯薬学】外科系臨床医学:膵臓分化を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏モノアミンによる膵β細胞分化と成熟化制御機構の解明(26461036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】インスリン / β細胞 / 分化 / 脱分化 / モノアミン (他14件)
【概要】約3000種類の低分子化合物の中からマウス膵β細胞の細胞分裂を促進する化合物を探索した。その結果、ドーパミンD2受容体(Drd2)のアンタゴニストであるDomperidon(DPD)を同定した。さらにDPDにはβ細胞の自己複製能の上昇に加えて強い脱分化抑制効果と細胞死抑制効果があることを明らかにした。 さらに、分子機構について調べた結果、Drd2とアデノシンA2a受容体がヘテロ複合体を形成すること...
【医歯薬学】外科系臨床医学:肝再生分化を含む研究件
❏肝不全治療のための肝幹・前駆細胞移植療法及び類肝組織を用いた人工肝臓モデルの開発(24390304)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 胆管上皮細胞 / 分化 / 組織化 (他23件)
【概要】我々は、Galactosamine投与肝障害早期に出現するThy1陽性細胞の一部は肝幹細胞であり、HGF/FGFによりCD44陽性肝前駆細胞を介して肝細胞へ分化するが、十分に成熟化できないことを明らかにした。Thy1陽性細胞や骨髄間葉系細胞の移植は、レシピエント肝の内在性肝前駆細胞の増殖を促進した。類洞内皮細胞やKupffer細胞の産生するIL17BやIL25がそれら前駆細胞の増殖を促進していた。...
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:p21分化を含む研究件
❏血液系細胞分化におけるサイクリン依存性キナーゼ抑制因子の役割(09770812)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】内丸 薫 帝京大学, 医学部, 講師 (60251203)
【キーワード】細胞周期制御 / 造血 / p21CIP1 / p27KIP1 / 巨核球 (他9件)
【概要】1.巨核球系,単球系以外の系統の造血細胞の分化過程におけるCKlの関与:臍帯血CD34陽性細胞由コロニーにおいてp21CIP1ならびにp27KIP1蛋白の発現を免疫細胞化学で解析した.赤芽球ではp21CIP1蛋白は極く一部にしか陽性細胞を認めず,少なくとも巨核球や単球に比して低発現と考えられた.また,赤芽球にのみp27KIP1 mRNAが分化に沿って発現上昇したにも関わらず,蛋白の発現は検出されな...
❏TPAによる巨核球系細胞への分化誘導における細胞周期制御機構の解析(08770845)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】内丸 薫 東京大学, 医学部・附属病院(分), 助手 (60251203)
【キーワード】巨核球 / 分化 / TPA / サイクリンE / p21
【概要】1.TPAによるサイクリンE-cdk2複合体キナーゼ活性制御の検討:MEG-01s細胞にTPA添加後、cdk inhibitor (CKI)のうちp21はmRNA、蛋白レベルとも上昇が見られ、これは細胞周期非依存性であった。一方、p27は蛋白質レベルは上昇し、細胞周期依存性にG1期に発現誘導されることが示唆されたが、mRNAレベルに変化はなかった。免疫沈降ウエスタン解析では、TPAで誘導されたこれ...
❏巨核球系細胞の分化成熟における細胞周期制御の解析(07770856)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】内丸 薫 東京大学, 医学部附属病院(分), 助手 (60251203)
【キーワード】巨核球 / 分化 / TPA / サイクリンE / p21
【概要】巨核球系細胞株MEG01sでTPAによる分化誘導時の各種サイクリン蛋白の発現をウエスタン解析により検討した。昨年度のノザン解析での結果と同様、サイクリンE蛋白を発現して細胞周期を停止し、これはimmunocytochemistryでも確認された。thymidne-aphidicokinによる細胞周期同調系においては、G1-S移行期から細胞周期進行に伴いサイクリンE蛋白は発現レベルが減少した後、G1...
【医歯薬学】外科系臨床医学:p38MAPキナーゼ分化を含む研究件
❏Daxx-ASK1-JNK/p38を介するケラチノサイトのアポトーシス:アポトーシスと分化の新展開(11670834)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】佐山 浩二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (80187286)
【キーワード】表皮 / ケラチノサイト / 分化 / アポトーシス / MAP kinase (他10件)
【概要】ASK1がケラチノサイトのアポトーシスを誘導するかどうか検討した。Ad-1W,Ad-β-gal,をコントロールとしてAd-ASK1-ΔNをMOI5,50で感染させ、形態変化を観察した。24hでは、大きな形態変化はない。48h後には、従来他の細胞で報告されているようにMOI50で、ケラチノサイトはアポトーシスを起こした。TUNEL法にてアポトーシスを確認した。しかし、Ad-ΔN-ASK1のMOI5で...
❏腎発生分化におけるMAPキナーゼスーパーファミリーの役割と病因的意義(10670757)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2001
【研究代表者】粟津 緑 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (20129315)
【キーワード】MAPキナーゼ / ERK / p38 MAPキナーゼ / JNK / 発生 (他15件)
【概要】細胞内シグナル伝達の中核的酵素MAPキナーゼ(MAPK)スーパーファミリーの腎発生における意義を検討した。まずMAPKとMAPK不活化酵素MAPK phosphatase 1(MKP-1)の腎における発現を検討した。Extracellular signal-regulated kinase (ERK)とp38MAPK(p38)、MKP-1は幼若腎に強く発現し、c-Jun N-terminal ki...
【医歯薬学】外科系臨床医学:Ras分化を含む研究件
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】外科系臨床医学:iPS細胞分化を含む研究件
❏大脳領域間の機能的相互作用を再現する試験管内モデル(18K19903)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】神経 / 脳 / iPS細胞 / オルガノイド / 軸索 (他11件)
【概要】本研究課題によって、ヒトiPS細胞から作製した大脳オルガノイドを軸索束組織を介してつなぎ合わせる技術を開発することができた。微細流路の両端に小さな部屋をもつ培養チップに2つの大脳オルガノイドを入れると、部屋の中のオルガノイドから伸長した軸索が流路内に入り、集まって束になる。軸索の先端は流路の逆側のオルガノイドにたどり着き、シナプスを形成してつながる。つなぎ合わされたオルガノイド間で神経活動がやり取...
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏ヒトiPS細胞膵臓分化系を用いた生活習慣病胎児期起源説の検証(26461638)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / Barker説 / 生活習慣病胎児期発症説 / iPS / アミノ酸 (他11件)
【概要】生活習慣病胎児期発症説は疫学・動物実験により研究が行われているが、ヒトにおいて妊娠時の低栄養が胎児臓器の発生分化にどのように関与するかを実験的に評価することは困難である。そこで、本研究ではヒトiPS細胞の膵臓分化誘導系を用いて、細胞に対して単一アミノ酸除去培地による低栄養負荷を与え、その後の細胞の機能を評価した。検討の結果、分化の特定の段階である種のアミノ酸を除去することにより、その後のインスリン...
【医歯薬学】外科系臨床医学:子宮内膜分化を含む研究件
❏雌性生殖器官における成体幹細胞システムの解明と再生医学への応用(14207066)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / 子宮平滑筋 / 幹細胞 / 分化 / 再生医学 (他8件)
【概要】本研究では、雌性生殖器官が有する様々な機能メカニズムを明らかにするために、その成体幹細胞の同定・分離・培養技術の確立を通じて、幹細胞システムの解明と再生医学への応用を目的とした。 1.雌性生殖器官における組織幹細胞の分離・同定および幹細胞特性の解明 a)子宮内膜の組織幹細胞 内膜はその高い再生能力から組織幹細胞の存在が強く示唆される。近年、組織幹細胞をside population細胞として分離す...
❏子宮内膜の増殖・分化に関与するヒストンアセチル化酵素の同定(13671743)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱落膜 / ヒストンアセチル化 / エストロゲン / プロゲステロン (他10件)
【概要】性ホルモン依存性に月経周期を反復する子宮内膜の増殖・分化のメカニズムを、ヒストンアセチル化という側面から研究し、以下の点を明らかにした。 [1]ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤trichostatin A (TSA)による内膜間質細胞分化(脱落膜化)の促進 ヒト内膜間質細胞と腺細胞を分離・純化した後、性ステロイドならびにTSAの存在下で培養し、脱落膜化マーカーであるinsulin-like grow...
❏子宮内膜機能発現に関与する細胞内シグナル伝達機構の解明(12470348)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / シグナル伝達 / チロシンリン酸化 / Srcキナーゼ / ヒストンアセチル化 (他12件)
【概要】本研究では、子宮内膜の多様な機能発現を担う細胞内シグナル伝達経路の解明を目的として、チロシンリン酸化、ヒストンアセチル化、酸化還元(レドックス)反応について検討し、以下の点を明らかにした。 1.リン酸化:内膜分化(脱落膜化)系において、種々の蛋白のリン酸化状態が変化すると同時に、src familyチロシンキナーゼのひとつであるc-Srcが活性化していた。活性化型c-Srcを認識する抗体clone...
【医歯薬学】外科系臨床医学:脂肪分化を含む研究件
❏多能性幹細胞特異的受容体の同定による骨格筋内脂肪蓄積機構の解明(21658099)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70272440)
【キーワード】多能性幹細胞 / 骨格筋 / 脂肪 / 分化
【概要】本課題は、申請者が取得した筋分化能・脂肪分化能の両者を併せ持つ多能性幹細胞クローン2G11を抗原として単クローン抗体を作成することにより、多能性幹細胞の細胞膜上に特異的に発現するような受容体分子の同定を試みるものである。 昨年度までに、2G11細胞を抗原とした単クローン抗体の作成を行った。2G11Balb/cマウスへの数回の免疫により、2G11細胞に対する抗体価が上昇したのを確認したのち、免疫マウ...
❏肥満モデルラットを用いた骨格筋・脂肪組織間のクロストーク機構の解明(14760186)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70272440)
【キーワード】骨格筋 / 脂肪 / 筋衛星細胞 / 分化 / トランスジェニック (他8件)
【概要】本研究は、骨格筋の発達と体内の脂肪蓄積との間に相互作用が存在する、という仮説を検証することを目的としたものである。前年度、本研究で用いる予定であった肥満モデルのトランスジェニックラットの繁殖効率が低下し、十分な解析を行うことが出来なかったが、本年度は繁殖効率が回復したため、加齢に伴う骨格筋発達の低下について詳細な検討を行った。その結果、(1)本トランスジェニックラットにおける骨格筋発達の低下は、速...
【医歯薬学】社会医学:筋肉分化を含む研究件
❏ゲノム情報を利用した魚類の筋分化制御に関する研究(19108003)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】渡部 終五 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40111489)
【キーワード】水産学 / 魚類 / ゲノム / 発生・分化 / 筋肉 (他16件)
【概要】本研究では、筋肉の性質を最終的に規定するミオシン重鎖遺伝子(myosin heavy chain gene, MYH)に着目し、その発現の多様性が魚類の筋肉の構造や機能に密接に関わることを示すとともに、それらの発現制御に関わる転写ネットワークの一端を明らかにした。これら成果は、筋線維のタイプの決定機構を利用した肉質の改良や、筋成長の分子機構に基づく効率的な育種など、水産業への貢献にもつながることが...
❏メカニカルストレスによるPGC1αを介した間葉系細胞の制御(18680047)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】秋本 崇之 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00323460)
【キーワード】筋肉 / 軟骨 / 骨 / 運動 / 細胞内シグナル伝達 (他9件)
【概要】本研究では筋,骨,軟骨,脂肪などの間葉系組織の分化についてPGC-1αを中心にメカニカルストレス(物理的刺激)によるその制御を検討した.結果,メカニカルストレス誘導性の細胞内シグナル伝達経路を複数同定した.この研究を通じて,ある程度メカニカルストレス誘導性のシグナル伝達経路を特定できたことは,メカニカルストレスによって間葉系細胞の分化・成熟を制御するうえで有意義であると考えられる.研究最終年度の総...
【医歯薬学】社会医学:脂肪細胞分化を含む研究件
❏筋組織における間葉系前駆細胞のニッチ形成因子としての役割の解明(16H05041)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70272440)
【キーワード】間葉系前駆細胞 / 筋分化 / 脂肪細胞 / 線維芽細胞 / 筋衛星細胞 (他13件)
【概要】ある種の病態では骨格筋や心筋に線維化や脂肪化が生じることで筋の機能が大きく損なわれる。この線維化や脂肪化は間葉系前駆細胞を共通の起源にもつ線維芽細胞や脂肪細胞の増加によるものである。本研究では間葉系前駆細胞ならびにそれを共通の起源にもつ線維芽細胞や脂肪細胞を筋細胞周囲の環境形成因子と位置づけ、その分化制御に関わるCSPG4分子の機能を明らかにするとともに、老化間葉系前駆細胞が筋分化を抑制することや...
❏3C法による脂肪細胞におけるC/EBPα遺伝子領域の高次クロマチン構造の解析(25860742)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (50645538)
【キーワード】遺伝子 / 転写制御 / 高次クロマチン構造 / 3C / 脂肪細胞 (他10件)
【概要】脂肪細胞の分化においてマスターレギュレーターである転写因子PPARγとC/EBPαのポジティブフィードバックループは重要な役割を果たすが、PPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は現在まで不明であった。ゲノムワイドにPPARg結合領域を同定するChIP-seqや、核内でのゲノム領域間の3次元的な近接関係を検出する3C法による解析などから、既存の手法では明らかでなかったC/EBPα遺伝子の下...
❏間葉系幹細胞の分化制御を介した成長ホルモンによる生体恒常性維持機能の解明(19380167)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70272440)
【キーワード】成長ホルモン / 間葉系幹細胞 / 脂肪細胞 / 筋衛星細胞 / 骨芽細胞 (他8件)
【概要】加齢による成長ホルモンの分泌低下は骨格筋量の減少や骨量の減少を招く。本研究課題により、骨格筋や骨髄に存在する間葉系幹細胞の筋細胞や骨細胞への分化能は成長ホルモンにより維持されており、成長ホルモンの分泌低下がこれら間葉系幹細胞の筋分化能や骨分化能の低下を引き起こし、その結果、骨格筋量や骨量の減少を引き起こす可能性を明示することが出来た。 ...
【医歯薬学】社会医学:ホルモン分化を含む研究件
❏木本植物細胞培養系における分化・脱分化と物質生産(06760153)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】寺田 珠実 東京大学, 農学部(林), 助手 (70201647)
【キーワード】イチョウ / 分化 / 脱分化 / 細胞培養 / ホルモン (他6件)
【概要】1.細胞培養系の確立 イチョウ(Ginkgo biloba)の原植物としての利用価値は高いものの、in vitro培養に関する研究は極めて少ないので、本研究ではまず、イチョウの形態変化をコントロールし、それぞれの細胞培養系の確立をめざした。材料の葉柄、形成層、実生、胚それぞれを、Linsmaier & Skoog無機塩類にオーキシンとサイトカイニンの種類と濃度を変えて添加した培地に移植した...
❏乳腺上皮の増殖調節に関する分子生物学的研究(04454105)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】乳腺 / レセプター / プロラクチン / インシュリン / MAPキナーゼ (他14件)
【概要】インシュリン、インシュリン様成長因子(IGF)-I、EGFなどの成長因子は細胞培養系では乳腺上皮細胞の増殖にとって必須である。プロラクチンとプロゲステロンはこれと協同して増殖を促進する。インシュリン、IGF-I、EGFはシグナル伝達過程において、MAPキナーゼを燐酸化し、活性化する。そこで最初に、乳腺上皮の増殖の盛んな妊娠初期と、増殖の盛んでない泌乳期の乳腺をMAPキナーゼの抗体を用いてウェスタン...
【医歯薬学】社会医学:ドーパミン分化を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏モノアミンによる膵β細胞分化と成熟化制御機構の解明(26461036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】インスリン / β細胞 / 分化 / 脱分化 / モノアミン (他14件)
【概要】約3000種類の低分子化合物の中からマウス膵β細胞の細胞分裂を促進する化合物を探索した。その結果、ドーパミンD2受容体(Drd2)のアンタゴニストであるDomperidon(DPD)を同定した。さらにDPDにはβ細胞の自己複製能の上昇に加えて強い脱分化抑制効果と細胞死抑制効果があることを明らかにした。 さらに、分子機構について調べた結果、Drd2とアデノシンA2a受容体がヘテロ複合体を形成すること...
【医歯薬学】社会医学:骨格筋分化を含む研究件
❏筋組織における間葉系前駆細胞のニッチ形成因子としての役割の解明(16H05041)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70272440)
【キーワード】間葉系前駆細胞 / 筋分化 / 脂肪細胞 / 線維芽細胞 / 筋衛星細胞 (他13件)
【概要】ある種の病態では骨格筋や心筋に線維化や脂肪化が生じることで筋の機能が大きく損なわれる。この線維化や脂肪化は間葉系前駆細胞を共通の起源にもつ線維芽細胞や脂肪細胞の増加によるものである。本研究では間葉系前駆細胞ならびにそれを共通の起源にもつ線維芽細胞や脂肪細胞を筋細胞周囲の環境形成因子と位置づけ、その分化制御に関わるCSPG4分子の機能を明らかにするとともに、老化間葉系前駆細胞が筋分化を抑制することや...
❏多能性幹細胞特異的受容体の同定による骨格筋内脂肪蓄積機構の解明(21658099)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70272440)
【キーワード】多能性幹細胞 / 骨格筋 / 脂肪 / 分化
【概要】本課題は、申請者が取得した筋分化能・脂肪分化能の両者を併せ持つ多能性幹細胞クローン2G11を抗原として単クローン抗体を作成することにより、多能性幹細胞の細胞膜上に特異的に発現するような受容体分子の同定を試みるものである。 昨年度までに、2G11細胞を抗原とした単クローン抗体の作成を行った。2G11Balb/cマウスへの数回の免疫により、2G11細胞に対する抗体価が上昇したのを確認したのち、免疫マウ...
❏肥満モデルラットを用いた骨格筋・脂肪組織間のクロストーク機構の解明(14760186)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70272440)
【キーワード】骨格筋 / 脂肪 / 筋衛星細胞 / 分化 / トランスジェニック (他8件)
【概要】本研究は、骨格筋の発達と体内の脂肪蓄積との間に相互作用が存在する、という仮説を検証することを目的としたものである。前年度、本研究で用いる予定であった肥満モデルのトランスジェニックラットの繁殖効率が低下し、十分な解析を行うことが出来なかったが、本年度は繁殖効率が回復したため、加齢に伴う骨格筋発達の低下について詳細な検討を行った。その結果、(1)本トランスジェニックラットにおける骨格筋発達の低下は、速...
【医歯薬学】社会医学:神経分化を含む研究件
❏大脳領域間の機能的相互作用を再現する試験管内モデル(18K19903)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】神経 / 脳 / iPS細胞 / オルガノイド / 軸索 (他11件)
【概要】本研究課題によって、ヒトiPS細胞から作製した大脳オルガノイドを軸索束組織を介してつなぎ合わせる技術を開発することができた。微細流路の両端に小さな部屋をもつ培養チップに2つの大脳オルガノイドを入れると、部屋の中のオルガノイドから伸長した軸索が流路内に入り、集まって束になる。軸索の先端は流路の逆側のオルガノイドにたどり着き、シナプスを形成してつながる。つなぎ合わされたオルガノイド間で神経活動がやり取...
❏中枢神経系超早期の発達に影響する分子異常に着目した自閉症脳病態の解明(18209037)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】加藤 進昌 昭和大学, 医学部, 教授 (10106213)
【キーワード】児童精神医学 / 環境変動 / 遺伝子 / 脳 / 神経 (他9件)
【概要】自閉症を高率に合併することが知られている結節性硬化症の責任遺伝子TSC2に変異をもつEkerラットのスパインを超微形態学的に検討し、多数の融合した異常ミトコンドリアとシナプス未形成のフィロポディアを確認した。また、発達期に発現するarcadlinという蛋白質のスパイン制御機構を明らかにした。結節性硬化症では、TSC2-Rheb-mTORの異常が何らかのメカニズムを介してミトコンドリアの増殖あるいは...
【医歯薬学】社会医学:多段階発がん分化を含む研究件
❏幽門腺型粘液の糖鎖αGlcNAcの発現低下とがんの悪性化の分子機構の解明(19K16555)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山ノ井 一裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80464965)
【キーワード】αGlcNAc / MUC6 / 幽門腺 / 粘液 / 肺癌 (他18件)
【概要】我々は、幽門腺型粘液に着目し、特に、がんの発生、悪性化への関与について病理形態学を主軸とした研究を進めてきた。 肺癌は近年腺癌の割合が増しているが、その中でも粘液産生性浸潤性腺癌については、悪性度と相関するマーカーについての十分な知見が乏しい。我々はこれらの多くが胃型粘液を産生することに着目し、MUC6とαGlcNAcの発現と癌の悪性度の相関を調べ、さらに肺癌由来培養細胞を用いて、その生物学的意義...
❏ヒトiPS細胞由来ネフロン誘導法に基づく腎細胞癌多段階発がん機構と治療開発基盤(18H02938)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】馬場 理也 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 准教授 (10347304)
【キーワード】腎細胞癌 / 発がん / ヒトiPS細胞 / がん抑制遺伝子 / がん遺伝子 (他12件)
【概要】腎臓がんには、がんの発生を抑えるがん抑制遺伝子や、がん遺伝子に異常が見つかっており、これらの遺伝子変化が腎臓がんを引き起こすと考えられている。しかし、これらの遺伝子変化が本当に腎臓がんを引き起こすのか、ヒトの腎臓で確かめることは不可能である。そこで、これらの遺伝子変化を導入したヒトiPS細胞を作製し、それらのiPS細胞を試験管内で腎臓に分化させる事で、腎臓がんの発がんを再現する事を目指した。がん抑...
【医歯薬学】歯学:3次元培養分化を含む研究件
❏細胞分化を調節する低分子化合物の探索(18H02100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中尾 洋一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60282696)
【キーワード】幹細胞分化調節 / 天然化合物 / 天然小分子 / 作用メカニズム / 幹細胞 (他9件)
【概要】本研究では、発生期の分化途上にある多様な細胞種間の相互作用について、ES細胞から誘導した前駆細胞を使った複数の分化誘導系を組み合わせた3次元培養系を構築して、細胞分化に影響を及ぼす化合物の探索を行うとともに、それら化合物が各分化過程に及ぼす影響を多面的に解析した。 本研究を通して、マウスES細胞から誘導したFlk1+細胞(心血管系前駆細胞)および神経幹細胞を用いて、複合的3次元(オーガノイド)培養...
❏薬剤候補化合物の探索を強力に支援する幹細胞三次元共培養細胞チップの創製(24350037)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】吉本 敬太郎 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (60392172)
【キーワード】幹細胞 / マイクロパタン / 三次元培養 / 分泌液 / secretome (他17件)
【概要】マイクロパタン培養を利用する三次元培養法を脂肪幹細胞に適用した。その結果、単層培養系における分化誘導と比較して骨芽細胞への分化が大幅に促進されることを見出した。さらに、創傷治療関連タンパク質の分泌量が大幅に向上する現象を見出した。細胞分泌液のタンパク質組成をパターン化するため、酵素と合成高分子のポリイオンコンプレックス分子ライブラリーを新規に構築し、細胞から分泌される成分の判別分析法を確立した。本...
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
【医歯薬学】歯学:骨・軟骨分化を含む研究件
❏Nanog遺伝子導入による間葉系細胞の高性能化と骨・軟骨再生医療への応用(18592166)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】星 和人 (2007) 東京大学, 医学部・附属病院, 寄付講座教員 (30344451)
【キーワード】骨・軟骨 / 再生医学 / 幹細胞 / 骨軟骨 / 再生医療 (他7件)
【概要】組織再生医学を口腔外科臨床に応用するため、胎性幹細胞(ES細胞)の分化多能性維持に必須の因子であるNanog遺伝子を間葉系細胞に導入し、自己複製を促進させ、分化形質を向上させることを試みた。本研究の目的は、間葉系幹細胞の分化性能を向上させるため、Nanog遺伝子を、間葉系細胞へ導入し、効率的な骨・軟骨形成を図ることである。まず、株化培養細胞へのNanog遺伝子導入と機能解析を行った。マウス株化細胞...
❏細胞周期関連分子Cdk6による骨代謝調節機構の解明-遺伝子操作マウスの解析-(17791438)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小笠原 徹 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20359623)
【キーワード】分化 / 細胞周期 / 骨代謝 / Cdk6 / 骨軟骨
【概要】本年度は、細胞周期関連分子Cdk6による骨代謝調節機構の解明を目的にCdk6ノックアウトマウスの骨組織を解析した。まず生後8週から12週齢のCdk6ノックアウトマウスと同胞野生型マウスの全身での表現系ならびに骨組織を比較した。その結果、Cdk6ノックアウトマウスでは時期特異的に分化能の変化が生じることが明らかとなった。そこで、そのメカニズムを詳細に分析するために骨細胞の分化能をRealtime-R...
【医歯薬学】歯学:胚性幹細胞(ES細胞)分化を含む研究件
❏Wnt/βカテニン経路の幹細胞性維持・分化誘導機能に関するゲノムワイド研究(25670851)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大庭 伸介 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20466733)
【キーワード】胚性幹細胞 / Wnt / 多能性 / 分化 / βカテニン (他7件)
【概要】Wnt/βカテニン経路の幹細胞性維持と分化誘導という相反する作用の機序をマウス多能性幹細胞において明らかにすることが本研究の目的である。標識ペプチドが付加されたβ-カテニンをもつマウスES細胞において、βカテニンに対するクロマチン免疫沈降-シーケンス法とWnt/β-カテニン経路反応性遺伝子の発現プロファイリングを行った。これらのデータを解析した結果、Wnt/βカテニン経路による多能性制御はTcf3...
❏アポトーシス抑制遺伝子EATのコンディショナルノックアウト法による生体内機能(13770114)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】大喜多 肇 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50317260)
【キーワード】EAT / ノックアウト・マウス / bcl-2 / 発生 / 初期胚 (他11件)
【概要】EAT遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制することが示されている。本遺伝子のノックアウト・マウスは胚性致死であることが知られている。本研究では、さらにEATの発生段階および個体レベルでの機能を詳細にするために、マウスEC、ES細胞においてEATを欠損させ、アポト...
❏胚性幹細胞(ES細胞)の分化誘導による肝臓再構築に関する基礎的研究(12877176)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2000
【研究代表者】谷口 英樹 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (70292555)
【キーワード】胚性幹細胞 / 分化 / 肝臓 / 再生医学
【概要】多能性を持つ胚性幹細胞(embryonic stem cell:以下、ES細胞)の培養系における肝実質細胞への分化誘導を試みた。ES細胞からの肝臓の分化誘導系は、現在までに全く確立されていなかった。そこで、まず最初にES由来細胞群の中に肝実質細胞へ分化したと考えられる細胞が存在するか否かを検証した。すなわち、ES細胞をLIF(leukemia inhibitory factor)の非存在下に浮遊培...
【医歯薬学】歯学:多能性分化を含む研究件
❏Wnt/βカテニン経路の幹細胞性維持・分化誘導機能に関するゲノムワイド研究(25670851)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大庭 伸介 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20466733)
【キーワード】胚性幹細胞 / Wnt / 多能性 / 分化 / βカテニン (他7件)
【概要】Wnt/βカテニン経路の幹細胞性維持と分化誘導という相反する作用の機序をマウス多能性幹細胞において明らかにすることが本研究の目的である。標識ペプチドが付加されたβ-カテニンをもつマウスES細胞において、βカテニンに対するクロマチン免疫沈降-シーケンス法とWnt/β-カテニン経路反応性遺伝子の発現プロファイリングを行った。これらのデータを解析した結果、Wnt/βカテニン経路による多能性制御はTcf3...
❏体細胞における未分化性維持機構解明とその発癌メカニズム解明への応用(19689011)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山田 泰広 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (70313872)
【キーワード】Rest / ES細胞 / Pluripotency / 大腸発がん / Nrsf (他12件)
【概要】RESTはエピジェネティック機構を介し、細胞分化、発がんのいずれにも関与し、未分化性維持機構と発がんメカニズムの共通性を説明しうる可能性を持つ遺伝子である。現在までの報告により、Restは神経分化において重要な役割を果たす転写抑制因子であることが示され、がん抑制遺伝子としての機能を有することが示唆されている。近年、RestがES細胞の未分化性維持に必須であることが報告された(Nature 2008...
【医歯薬学】歯学:モノクローナル抗体分化を含む研究件
❏中枢神経系幹細胞の分化機構の解析(12308042)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】岡野 栄之 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60160694)
【キーワード】神経幹細胞 / 分化 / 増殖 / ニューロン / グリア (他25件)
【概要】神経幹細胞のマーカーであるnestin遺伝子のエンハンサー領域を用いてgreen fluorescent protein(GFP)を神経幹細胞に強く発現させ、その細胞を可視化し、さらにfluorescence activated cell sorting(FACS)を用いて分離する方法を開発した。同様に、異なる細胞腫に発現する幾つかの遺伝子のプロモーター領域を用いて、ニューロン前駆細胞、およびドー...
❏脳・腸ペプチド含有細胞の起源(10874126)
【研究テーマ】植物形態・構造
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】下垂体 / ヒキガエル / 前腸 / 分化 / モノクローナル抗体 (他7件)
【概要】ヒキガエル下垂体原基を抗原として、分化後の下垂体も認識するモノクローナル抗体を得た。この抗体は下垂体のほかに、味蕾、側線、嗅上皮、嗅球、膵臓等を認識した。次に、この抗体の抗原を同定するための実験を行った。ヒキガエル膵臓を材料として各種カラムクロマトグラフィーにより得られた画分を、抗体によりスクリーニングして行き、分子量約6万の物質を得た。そのアミノ酸配列を調べたところ、部分的にキケナーゼとの相同性...
【医歯薬学】歯学:成長因子分化を含む研究件
❏成長因子の大脳皮質発生に及ぼす影響 : 組織培養を用いた定量的解析(09670834)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80171495)
【キーワード】大脳皮質 / マウス / 細胞分裂 / β-FGF / Gap Junction (他11件)
【概要】各種成長因子が神経系幹細胞の細胞分裂動態に及ぼす影響を検討するため、平成9年度に大脳皮質の組織培養法を確立した。すなわち胎生13日のマウスの大脳半球より、先端を鋭利にしたガラス製毛細管を用いて大脳壁をパンチアウトし、コラーゲン中でDMEMを用いて培養した。BUdRによるcumulative labelingの結果、Gl期の長さは6.3-8.3時間、Growth Fractionは0.73という結果...
❏乳腺上皮の増殖調節に関する分子生物学的研究(04454105)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】乳腺 / レセプター / プロラクチン / インシュリン / MAPキナーゼ (他14件)
【概要】インシュリン、インシュリン様成長因子(IGF)-I、EGFなどの成長因子は細胞培養系では乳腺上皮細胞の増殖にとって必須である。プロラクチンとプロゲステロンはこれと協同して増殖を促進する。インシュリン、IGF-I、EGFはシグナル伝達過程において、MAPキナーゼを燐酸化し、活性化する。そこで最初に、乳腺上皮の増殖の盛んな妊娠初期と、増殖の盛んでない泌乳期の乳腺をMAPキナーゼの抗体を用いてウェスタン...
【医歯薬学】歯学:軟骨細胞分化を含む研究件
❏3次元増殖培養装置と非侵襲評価装置の機能を有する軟骨再生のための新規足場素材の開発(18659593)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】高戸 毅 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (90171454)
【キーワード】移植・再生医療 / 軟骨 / 増殖 / 足場素材 / 軟骨再生 (他9件)
【概要】口腔・顎顔面の軟骨再生医療を広く普及させるため、吸収性ポリマー製造技術と中空糸製造技術を応用し、3次元増殖培養装置と非侵襲評価装置の機能を有する軟骨再生のための新規足場素材の開発を行った。吸収性ポリマー製中空糸による軟骨細胞増殖培養システムの検討としては、中空糸モジュールを用いた軟骨細胞の3次元培養において増殖状態を評価した。前年度に最適化した0.3%コラーゲンゲルを用いて中空糸モジュールでヒト軟...
❏ナノ分子技術を応用した3次元形態を有する再生軟骨の作製法の開発(16390431)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (30344451)
【キーワード】ナノテクノロジー / 再生医療 / 軟骨細胞 / ハイドロゲル / 液性因子 (他8件)
【概要】軟骨は運動・支持組織の主要な構成組織であり、外傷、加齢性疾患などの様々な疾患により障害をうける軟骨の再生、再建は、整形外科学のみならず現代医学の最重要課題の一つとなっている。軟骨再生医療は徐々に成果を挙げつつあるも、広範に軟骨が欠如している変形性関節症や、顎顔面先天異常などの他科疾患に広く応用するためには、in vitroで、3次元構造を有する再生軟骨を作る必要がある。一方、近年、必要な分子組成あ...
【医歯薬学】歯学:P38分化を含む研究件
❏Daxx-ASK1-JNK/p38を介するケラチノサイトのアポトーシス:アポトーシスと分化の新展開(11670834)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】佐山 浩二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (80187286)
【キーワード】表皮 / ケラチノサイト / 分化 / アポトーシス / MAP kinase (他10件)
【概要】ASK1がケラチノサイトのアポトーシスを誘導するかどうか検討した。Ad-1W,Ad-β-gal,をコントロールとしてAd-ASK1-ΔNをMOI5,50で感染させ、形態変化を観察した。24hでは、大きな形態変化はない。48h後には、従来他の細胞で報告されているようにMOI50で、ケラチノサイトはアポトーシスを起こした。TUNEL法にてアポトーシスを確認した。しかし、Ad-ΔN-ASK1のMOI5で...
❏腎発生分化におけるMAPキナーゼスーパーファミリーの役割と病因的意義(10670757)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2001
【研究代表者】粟津 緑 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (20129315)
【キーワード】MAPキナーゼ / ERK / p38 MAPキナーゼ / JNK / 発生 (他15件)
【概要】細胞内シグナル伝達の中核的酵素MAPキナーゼ(MAPK)スーパーファミリーの腎発生における意義を検討した。まずMAPKとMAPK不活化酵素MAPK phosphatase 1(MKP-1)の腎における発現を検討した。Extracellular signal-regulated kinase (ERK)とp38MAPK(p38)、MKP-1は幼若腎に強く発現し、c-Jun N-terminal ki...
【医歯薬学】歯学:JNK分化を含む研究件
❏Daxx-ASK1-JNK/p38を介するケラチノサイトのアポトーシス:アポトーシスと分化の新展開(11670834)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】佐山 浩二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (80187286)
【キーワード】表皮 / ケラチノサイト / 分化 / アポトーシス / MAP kinase (他10件)
【概要】ASK1がケラチノサイトのアポトーシスを誘導するかどうか検討した。Ad-1W,Ad-β-gal,をコントロールとしてAd-ASK1-ΔNをMOI5,50で感染させ、形態変化を観察した。24hでは、大きな形態変化はない。48h後には、従来他の細胞で報告されているようにMOI50で、ケラチノサイトはアポトーシスを起こした。TUNEL法にてアポトーシスを確認した。しかし、Ad-ΔN-ASK1のMOI5で...
❏腎発生分化におけるMAPキナーゼスーパーファミリーの役割と病因的意義(10670757)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2001
【研究代表者】粟津 緑 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (20129315)
【キーワード】MAPキナーゼ / ERK / p38 MAPキナーゼ / JNK / 発生 (他15件)
【概要】細胞内シグナル伝達の中核的酵素MAPキナーゼ(MAPK)スーパーファミリーの腎発生における意義を検討した。まずMAPKとMAPK不活化酵素MAPK phosphatase 1(MKP-1)の腎における発現を検討した。Extracellular signal-regulated kinase (ERK)とp38MAPK(p38)、MKP-1は幼若腎に強く発現し、c-Jun N-terminal ki...
【医歯薬学】歯学:βカテニン分化を含む研究件
❏TS細胞を用いた、β-cateninの胎盤形成に果たす役割に関する研究(15K20171)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】上條 慎太郎 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, リサーチアソシエイト (70570878)
【キーワード】幹細胞 / 奇形腫 / 胚細胞腫瘍 / βカテニン / 奇形種 (他10件)
【概要】β-cateninが幹細胞においては多分化能獲得に必須であり、栄養膜細胞系列では胎盤形成と着床維持に関与していることが推察される。胎盤を構成する栄養膜細胞系列の幹細胞であるTS細胞を用いて詳細に解析することにより、発生学や生殖医療の発展向上を目指した基礎研究として貢献し、その成果の臨床への応用を目指す。 マウス胚においてβ-cateninをノックアウトすると三胚葉への分化運命が決定する原腸形成期に...
❏Wnt/βカテニン経路の幹細胞性維持・分化誘導機能に関するゲノムワイド研究(25670851)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大庭 伸介 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20466733)
【キーワード】胚性幹細胞 / Wnt / 多能性 / 分化 / βカテニン (他7件)
【概要】Wnt/βカテニン経路の幹細胞性維持と分化誘導という相反する作用の機序をマウス多能性幹細胞において明らかにすることが本研究の目的である。標識ペプチドが付加されたβ-カテニンをもつマウスES細胞において、βカテニンに対するクロマチン免疫沈降-シーケンス法とWnt/β-カテニン経路反応性遺伝子の発現プロファイリングを行った。これらのデータを解析した結果、Wnt/βカテニン経路による多能性制御はTcf3...
❏体細胞における未分化性維持機構解明とその発癌メカニズム解明への応用(19689011)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山田 泰広 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (70313872)
【キーワード】Rest / ES細胞 / Pluripotency / 大腸発がん / Nrsf (他12件)
【概要】RESTはエピジェネティック機構を介し、細胞分化、発がんのいずれにも関与し、未分化性維持機構と発がんメカニズムの共通性を説明しうる可能性を持つ遺伝子である。現在までの報告により、Restは神経分化において重要な役割を果たす転写抑制因子であることが示され、がん抑制遺伝子としての機能を有することが示唆されている。近年、RestがES細胞の未分化性維持に必須であることが報告された(Nature 2008...
【医歯薬学】歯学:脱分化分化を含む研究件
❏ヘテロ性付与によるヒトiPS由来膵臓β細胞の機能向上(22K19543)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓内分泌細胞 / 糖感受性インスリン分泌 / 分化 / 糖尿病 / 脱分化
【概要】
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏モノアミンによる膵β細胞分化と成熟化制御機構の解明(26461036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】インスリン / β細胞 / 分化 / 脱分化 / モノアミン (他14件)
【概要】約3000種類の低分子化合物の中からマウス膵β細胞の細胞分裂を促進する化合物を探索した。その結果、ドーパミンD2受容体(Drd2)のアンタゴニストであるDomperidon(DPD)を同定した。さらにDPDにはβ細胞の自己複製能の上昇に加えて強い脱分化抑制効果と細胞死抑制効果があることを明らかにした。 さらに、分子機構について調べた結果、Drd2とアデノシンA2a受容体がヘテロ複合体を形成すること...
【医歯薬学】歯学:分化を含む研究件
❏造血系から間葉系に流れるステムネス・シグナルの同定と再生医療への応用(24390451)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30344451)
【キーワード】ステムネスシグナル / 造血-間葉相互作用 / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / 造血-間葉相互作用 (他10件)
【概要】本研究は、造血幹細胞によって誘導されるMSC のステムネス・シグナルを解明し、シグナル関連分子を活用して高ステムネスを維持するMSC 増殖培養法を確立することにより再生医療の発展の一助とすることを目的として、これまで造血幹細胞(HSC)とMSCを共培養することによりin vitro環境下における造血-間葉相互作用を再現し、HSCからMSCに流れるシグナルの同定を網羅的遺伝子解析にて行い、選定した遺...
❏間葉系細胞SelectivePluripotencyModulatorの探索(23592912)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】瀬戸 一郎 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30582390)
【キーワード】間葉系細胞 / 分化 / 遺伝子導入 / 転写因子 / 遺伝子ノックダウン (他8件)
【概要】再生医療における最も有力な細胞源である間葉系細胞の欠点、すなわち継代による分化能の低下という欠点は未だ解消されていない。そこで、本研究では、間葉系細胞分化多能性維持に重要かつ臨床応用にあたって安全な因子を同定することにより細胞数の限界という問題を解消し、骨・軟骨再生医学の適応範囲を広げることを目的に研究を行った。その結果、Nfatc1、Runx1、Runx3が間葉系細胞分化多能性に重要であることが...
❏新規破骨細胞分化メカニズムーカルシウムオシレーション非依存的メカニズムーの解明(21790220)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】黒田 有希子 独立行政法人理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 基礎科学特別研究員 (70455343)
【キーワード】分化 / 破骨細胞 / カルシウムオシリーション / 細胞融合 / シグナル伝達 (他10件)
【概要】IRBITノックアウトマウス由来の細胞を用いた解析により、IRBITをノックアウトすると多核の破骨細胞形成が亢進することが分かった。IRBITノックアウト細胞では、破骨細胞分化誘導時に観察されるカルシウムオシレーションを呈する細胞の割合が増えていること、細胞融合のステップが亢進していることから、IP_3Eを介したカルシウムシグナルが細胞融合を亢進する働きを担っていること、そのカルシウムシグナルはI...
【医歯薬学】歯学:軟骨分化を含む研究件
❏間葉系細胞SelectivePluripotencyModulatorの探索(23592912)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】瀬戸 一郎 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30582390)
【キーワード】間葉系細胞 / 分化 / 遺伝子導入 / 転写因子 / 遺伝子ノックダウン (他8件)
【概要】再生医療における最も有力な細胞源である間葉系細胞の欠点、すなわち継代による分化能の低下という欠点は未だ解消されていない。そこで、本研究では、間葉系細胞分化多能性維持に重要かつ臨床応用にあたって安全な因子を同定することにより細胞数の限界という問題を解消し、骨・軟骨再生医学の適応範囲を広げることを目的に研究を行った。その結果、Nfatc1、Runx1、Runx3が間葉系細胞分化多能性に重要であることが...
❏MPCポリマーを用いた間葉系幹細胞濃縮技術による再生組織の高性能化(21659462)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30344451)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 再生医療 / MPCポリマー / 分化 / 軟骨
【概要】本研究では、間葉系細胞の純化・濃縮による再生組織の特性向上を目的として、細胞接着阻害物質MPCポリマーを用いて細胞接着能の違いにより細胞を分取する培養プレート(MPCプレート)を作製し、接着性が高い間葉系細胞を選択的に回収して幹細胞特性の向上(SP細胞濃縮)を図る。最終年度である本年度では、1)MPCプレートで分離したMSCの増殖能、分化能の評価、2)MPCプレートによるSP分画濃縮の有用性検証、...
❏3次元増殖培養装置と非侵襲評価装置の機能を有する軟骨再生のための新規足場素材の開発(18659593)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】高戸 毅 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (90171454)
【キーワード】移植・再生医療 / 軟骨 / 増殖 / 足場素材 / 軟骨再生 (他9件)
【概要】口腔・顎顔面の軟骨再生医療を広く普及させるため、吸収性ポリマー製造技術と中空糸製造技術を応用し、3次元増殖培養装置と非侵襲評価装置の機能を有する軟骨再生のための新規足場素材の開発を行った。吸収性ポリマー製中空糸による軟骨細胞増殖培養システムの検討としては、中空糸モジュールを用いた軟骨細胞の3次元培養において増殖状態を評価した。前年度に最適化した0.3%コラーゲンゲルを用いて中空糸モジュールでヒト軟...
【医歯薬学】歯学:細胞移植分化を含む研究件
❏肝不全治療のための肝幹・前駆細胞移植療法及び類肝組織を用いた人工肝臓モデルの開発(24390304)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 胆管上皮細胞 / 分化 / 組織化 (他23件)
【概要】我々は、Galactosamine投与肝障害早期に出現するThy1陽性細胞の一部は肝幹細胞であり、HGF/FGFによりCD44陽性肝前駆細胞を介して肝細胞へ分化するが、十分に成熟化できないことを明らかにした。Thy1陽性細胞や骨髄間葉系細胞の移植は、レシピエント肝の内在性肝前駆細胞の増殖を促進した。類洞内皮細胞やKupffer細胞の産生するIL17BやIL25がそれら前駆細胞の増殖を促進していた。...
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
【医歯薬学】歯学:発がん分化を含む研究件
❏ヒトiPS細胞由来ネフロン誘導法に基づく腎細胞癌多段階発がん機構と治療開発基盤(18H02938)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】馬場 理也 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 准教授 (10347304)
【キーワード】腎細胞癌 / 発がん / ヒトiPS細胞 / がん抑制遺伝子 / がん遺伝子 (他12件)
【概要】腎臓がんには、がんの発生を抑えるがん抑制遺伝子や、がん遺伝子に異常が見つかっており、これらの遺伝子変化が腎臓がんを引き起こすと考えられている。しかし、これらの遺伝子変化が本当に腎臓がんを引き起こすのか、ヒトの腎臓で確かめることは不可能である。そこで、これらの遺伝子変化を導入したヒトiPS細胞を作製し、それらのiPS細胞を試験管内で腎臓に分化させる事で、腎臓がんの発がんを再現する事を目指した。がん抑...
❏DNA維持メチル化の破綻による発ガン機構(26250027)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中西 真 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40217774)
【キーワード】DNAメチル化 / ゲノム不安定性 / DNA複製 / DNAM維持メチル化 / Dnmt1 (他12件)
【概要】Dnmt1に結合するユビキチン化ヒストンH3はヒストンH3K18Ub/K23Ub、K14Ub/K18Ub、あるいはK14Ub/K23Ubであることがわかった。Dnmt1とヒストンH3K18Ub/K23Ubペプチドとの結合は、全く新規の構造であった。また、Dnmt1とヒストンH3K18Ub/K23Ubとの結合は、Dnmt1構造全体の変化を誘導した。実際この結合は、Dnmt1のDNAメチル化活性を強く...
【医歯薬学】歯学:発生分化を含む研究件
❏母性mRNAによる哺乳類初期胚の分化調節機構について(24658244)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】初期発生 / 細胞分化 / 母性mRNA / 2細胞期胚 / 4細胞期胚 (他10件)
【概要】初期発生期における細胞分化に関与する母性mRNAを探索するために、RNAシーケンス行った。その結果、大部分の母性mRNAは受精後急激に分解されるが、約30%は急激な分解から逃れており、さらに全体の7.6%に相当する691遺伝子由来のものは1細胞期の間にほとんど分解されないことが明らかとなった。また、これら急速な分解を受けないものに機能的特徴があるかどうかを調べるために、gene ontology解...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
❏ゲノム情報を利用した魚類の筋分化制御に関する研究(19108003)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】渡部 終五 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40111489)
【キーワード】水産学 / 魚類 / ゲノム / 発生・分化 / 筋肉 (他16件)
【概要】本研究では、筋肉の性質を最終的に規定するミオシン重鎖遺伝子(myosin heavy chain gene, MYH)に着目し、その発現の多様性が魚類の筋肉の構造や機能に密接に関わることを示すとともに、それらの発現制御に関わる転写ネットワークの一端を明らかにした。これら成果は、筋線維のタイプの決定機構を利用した肉質の改良や、筋成長の分子機構に基づく効率的な育種など、水産業への貢献にもつながることが...
【医歯薬学】歯学:筋衛星細胞分化を含む研究件
❏筋組織における間葉系前駆細胞のニッチ形成因子としての役割の解明(16H05041)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70272440)
【キーワード】間葉系前駆細胞 / 筋分化 / 脂肪細胞 / 線維芽細胞 / 筋衛星細胞 (他13件)
【概要】ある種の病態では骨格筋や心筋に線維化や脂肪化が生じることで筋の機能が大きく損なわれる。この線維化や脂肪化は間葉系前駆細胞を共通の起源にもつ線維芽細胞や脂肪細胞の増加によるものである。本研究では間葉系前駆細胞ならびにそれを共通の起源にもつ線維芽細胞や脂肪細胞を筋細胞周囲の環境形成因子と位置づけ、その分化制御に関わるCSPG4分子の機能を明らかにするとともに、老化間葉系前駆細胞が筋分化を抑制することや...
❏間葉系幹細胞の分化制御を介した成長ホルモンによる生体恒常性維持機能の解明(19380167)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70272440)
【キーワード】成長ホルモン / 間葉系幹細胞 / 脂肪細胞 / 筋衛星細胞 / 骨芽細胞 (他8件)
【概要】加齢による成長ホルモンの分泌低下は骨格筋量の減少や骨量の減少を招く。本研究課題により、骨格筋や骨髄に存在する間葉系幹細胞の筋細胞や骨細胞への分化能は成長ホルモンにより維持されており、成長ホルモンの分泌低下がこれら間葉系幹細胞の筋分化能や骨分化能の低下を引き起こし、その結果、骨格筋量や骨量の減少を引き起こす可能性を明示することが出来た。 ...
❏肥満モデルラットを用いた骨格筋・脂肪組織間のクロストーク機構の解明(14760186)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70272440)
【キーワード】骨格筋 / 脂肪 / 筋衛星細胞 / 分化 / トランスジェニック (他8件)
【概要】本研究は、骨格筋の発達と体内の脂肪蓄積との間に相互作用が存在する、という仮説を検証することを目的としたものである。前年度、本研究で用いる予定であった肥満モデルのトランスジェニックラットの繁殖効率が低下し、十分な解析を行うことが出来なかったが、本年度は繁殖効率が回復したため、加齢に伴う骨格筋発達の低下について詳細な検討を行った。その結果、(1)本トランスジェニックラットにおける骨格筋発達の低下は、速...
【医歯薬学】歯学:再生医学分化を含む研究件
❏未分化維持因子Musashi1による神経細胞の分化・回路形成制御の解析(24500447)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】堀澤 健一 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (70424207)
【キーワード】Musashi1 / RNA結合タンパク質 / 神経発生 / 神経回路 / 未分化維持 (他14件)
【概要】Msi1は神経前駆細胞で高発現するRNA結合蛋白質であり、神経分化を司る。主な分子的機能は、標的mRNAの翻訳制御である。 その標的探索の為に、マウス胎仔由来のmRNAからin vitro SELEX法による探索を行ったところ、dcc遺伝子の3'UTR領域が検出された。Dccは神経の成長円錐に存在する膜受容体であり、Netrrin1シグナルを受容し軸索や細胞を誘引する。 本計画で行われた解...
❏肝不全治療のための肝幹・前駆細胞移植療法及び類肝組織を用いた人工肝臓モデルの開発(24390304)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 胆管上皮細胞 / 分化 / 組織化 (他23件)
【概要】我々は、Galactosamine投与肝障害早期に出現するThy1陽性細胞の一部は肝幹細胞であり、HGF/FGFによりCD44陽性肝前駆細胞を介して肝細胞へ分化するが、十分に成熟化できないことを明らかにした。Thy1陽性細胞や骨髄間葉系細胞の移植は、レシピエント肝の内在性肝前駆細胞の増殖を促進した。類洞内皮細胞やKupffer細胞の産生するIL17BやIL25がそれら前駆細胞の増殖を促進していた。...
❏間葉系細胞SelectivePluripotencyModulatorの探索(23592912)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】瀬戸 一郎 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30582390)
【キーワード】間葉系細胞 / 分化 / 遺伝子導入 / 転写因子 / 遺伝子ノックダウン (他8件)
【概要】再生医療における最も有力な細胞源である間葉系細胞の欠点、すなわち継代による分化能の低下という欠点は未だ解消されていない。そこで、本研究では、間葉系細胞分化多能性維持に重要かつ臨床応用にあたって安全な因子を同定することにより細胞数の限界という問題を解消し、骨・軟骨再生医学の適応範囲を広げることを目的に研究を行った。その結果、Nfatc1、Runx1、Runx3が間葉系細胞分化多能性に重要であることが...
【医歯薬学】歯学:移植分化を含む研究件
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
❏消化器の形態形成に関わる遺伝子の解析(18659210)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】粂 昭苑 熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (70347011)
【キーワード】内胚葉 / 膵臓 / 分化 / 移植 / Pdx1 (他13件)
【概要】本研究では、マウスの消化管形成プログラムを進化発生学的なアプローチで明らかにしようとする試みである。特にカタユウレイボヤ、ニワトリ、マウスを用いて解析を行う。これらの動物モデルを使用することにより、消化器形成に関わる遺伝子群をゲノムワイドに探索・比較するものである。 'カタユウレイボヤを用いた内胚葉系譜の遺伝子発現解析 カタユウレイボヤを用いた内胚葉系譜の遺伝子発現解析 カタユウレイボヤの...
【医歯薬学】歯学:オルガノイド分化を含む研究件
❏ヒトiPS細胞由来ネフロン誘導法に基づく腎細胞癌多段階発がん機構と治療開発基盤(18H02938)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】馬場 理也 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 准教授 (10347304)
【キーワード】腎細胞癌 / 発がん / ヒトiPS細胞 / がん抑制遺伝子 / がん遺伝子 (他12件)
【概要】腎臓がんには、がんの発生を抑えるがん抑制遺伝子や、がん遺伝子に異常が見つかっており、これらの遺伝子変化が腎臓がんを引き起こすと考えられている。しかし、これらの遺伝子変化が本当に腎臓がんを引き起こすのか、ヒトの腎臓で確かめることは不可能である。そこで、これらの遺伝子変化を導入したヒトiPS細胞を作製し、それらのiPS細胞を試験管内で腎臓に分化させる事で、腎臓がんの発がんを再現する事を目指した。がん抑...
❏大脳領域間の機能的相互作用を再現する試験管内モデル(18K19903)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】神経 / 脳 / iPS細胞 / オルガノイド / 軸索 (他11件)
【概要】本研究課題によって、ヒトiPS細胞から作製した大脳オルガノイドを軸索束組織を介してつなぎ合わせる技術を開発することができた。微細流路の両端に小さな部屋をもつ培養チップに2つの大脳オルガノイドを入れると、部屋の中のオルガノイドから伸長した軸索が流路内に入り、集まって束になる。軸索の先端は流路の逆側のオルガノイドにたどり着き、シナプスを形成してつながる。つなぎ合わされたオルガノイド間で神経活動がやり取...
❏胃幹細胞の癌化メカニズムの解明と幹細胞マーカーの予防・治療への応用(17K09346)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / オルガノイド / 化生 / ヘリコバクター (他7件)
【概要】マウスモデルおよび上皮培養モデルを用いて胃粘膜の癌化及び化生性変化における幹細胞およびその細胞内シグナルの役割を検討した。ヘリコバクター感染や癌源性遺伝子異常によるMAPK活性化は胃粘膜の化生性変化や細胞増殖の亢進を誘導したが、Lgr5陽性細胞および上皮TGFβシグナルの影響は限定的であった。変異型Krasによる化生性変化は粘膜の幹細胞マーカーCD44とSox9発現亢進と相関していた。一方新規に樹...
【医歯薬学】歯学:間葉系幹細胞分化を含む研究件
❏造血系から間葉系に流れるステムネス・シグナルの同定と再生医療への応用(24390451)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30344451)
【キーワード】ステムネスシグナル / 造血-間葉相互作用 / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / 造血-間葉相互作用 (他10件)
【概要】本研究は、造血幹細胞によって誘導されるMSC のステムネス・シグナルを解明し、シグナル関連分子を活用して高ステムネスを維持するMSC 増殖培養法を確立することにより再生医療の発展の一助とすることを目的として、これまで造血幹細胞(HSC)とMSCを共培養することによりin vitro環境下における造血-間葉相互作用を再現し、HSCからMSCに流れるシグナルの同定を網羅的遺伝子解析にて行い、選定した遺...
❏MPCポリマーを用いた間葉系幹細胞濃縮技術による再生組織の高性能化(21659462)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30344451)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 再生医療 / MPCポリマー / 分化 / 軟骨
【概要】本研究では、間葉系細胞の純化・濃縮による再生組織の特性向上を目的として、細胞接着阻害物質MPCポリマーを用いて細胞接着能の違いにより細胞を分取する培養プレート(MPCプレート)を作製し、接着性が高い間葉系細胞を選択的に回収して幹細胞特性の向上(SP細胞濃縮)を図る。最終年度である本年度では、1)MPCプレートで分離したMSCの増殖能、分化能の評価、2)MPCプレートによるSP分画濃縮の有用性検証、...
❏間葉系幹細胞の分化制御を介した成長ホルモンによる生体恒常性維持機能の解明(19380167)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70272440)
【キーワード】成長ホルモン / 間葉系幹細胞 / 脂肪細胞 / 筋衛星細胞 / 骨芽細胞 (他8件)
【概要】加齢による成長ホルモンの分泌低下は骨格筋量の減少や骨量の減少を招く。本研究課題により、骨格筋や骨髄に存在する間葉系幹細胞の筋細胞や骨細胞への分化能は成長ホルモンにより維持されており、成長ホルモンの分泌低下がこれら間葉系幹細胞の筋分化能や骨分化能の低下を引き起こし、その結果、骨格筋量や骨量の減少を引き起こす可能性を明示することが出来た。 ...
【医歯薬学】薬学:ビタミンA分化を含む研究件
❏新しいレチノイドの分子設計,合成,そして医薬品化(02557084)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / ビタミンA / レチノイン酸 / 分化誘導 / がん (他17件)
【概要】新しい構造のビタミンA酸(レチノイン酸)作用物質として硅素原子あるいはゲルマニウム原子を含む化合物が合成された。これらは前骨髄球性白血病細胞株を用いて分化誘導作用が検定され、カルコン誘導体に非常に強い分化誘導作用を発見した。 分子設計の基礎となる分子構造の解析が行なわれ、アミド構造を有するレチノイドはトランス型コンホメーションをとり、活性であるが、N-メチルアミドケンス型となり活性を失う。 活性の...
❏細胞増殖と分化の特異的調節分子の化学研究(62430026)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】分化 / 増殖 / ビタミンA / レチノイド / レチノイン酸 (他20件)
【概要】細胞の増殖と分化という最も生命にとって基本的な現象を調節する低分子の有機化合物の化学的研究を進めた。 最も重点を置き、また進歩があった成果は、レチノイドに代表される細胞分化調節分子の構造活性相関の研究である。ビタミンAの誘導体であるレチノイン酸に代表されるレチノイドの構造を大きく変化させ、構造的にヴァライエティに富む、そして、物性にも特徴のある化合物を合成した。そしてそれらの立体構造をnmrおよび...
【医歯薬学】薬学:ビタミンA酸分化を含む研究件
❏新しいレチノイドの分子設計,合成,そして医薬品化(02557084)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / ビタミンA / レチノイン酸 / 分化誘導 / がん (他17件)
【概要】新しい構造のビタミンA酸(レチノイン酸)作用物質として硅素原子あるいはゲルマニウム原子を含む化合物が合成された。これらは前骨髄球性白血病細胞株を用いて分化誘導作用が検定され、カルコン誘導体に非常に強い分化誘導作用を発見した。 分子設計の基礎となる分子構造の解析が行なわれ、アミド構造を有するレチノイドはトランス型コンホメーションをとり、活性であるが、N-メチルアミドケンス型となり活性を失う。 活性の...
❏細胞増殖と分化の特異的調節分子の化学研究(62430026)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】分化 / 増殖 / ビタミンA / レチノイド / レチノイン酸 (他20件)
【概要】細胞の増殖と分化という最も生命にとって基本的な現象を調節する低分子の有機化合物の化学的研究を進めた。 最も重点を置き、また進歩があった成果は、レチノイドに代表される細胞分化調節分子の構造活性相関の研究である。ビタミンAの誘導体であるレチノイン酸に代表されるレチノイドの構造を大きく変化させ、構造的にヴァライエティに富む、そして、物性にも特徴のある化合物を合成した。そしてそれらの立体構造をnmrおよび...
【医歯薬学】薬学:レチノイン酸分化を含む研究件
❏PU.1,C/EBPα及びεによる骨髄・単球系への分化誘導メカニズムの解析(19591139)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松下 弘道 東海大学, 医学部, 講師 (50286481)
【キーワード】骨髄性白血病 / C / EBP / PU.1 / Myc (他16件)
【概要】LL遺伝子異常を有する急性骨髄性白血病(AML)における、顆粒球系分化に重要な転写因子C/EBPαおよびC/EBPεの意義を明らかにするために、同異常を有する細胞株に遺伝子導入したところ、成熟単球分化が誘導された。この時、単球系分化に重要な転写因子Sfpi-1(PU.1)の発現を伴い、癌遺伝子Mycはこれに拮抗的に作用した。レチノイン酸存在下でも生じる成熟単球分化においても、C/EBPαおよびC/...
❏新しいレチノイドの分子設計,合成,そして医薬品化(02557084)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / ビタミンA / レチノイン酸 / 分化誘導 / がん (他17件)
【概要】新しい構造のビタミンA酸(レチノイン酸)作用物質として硅素原子あるいはゲルマニウム原子を含む化合物が合成された。これらは前骨髄球性白血病細胞株を用いて分化誘導作用が検定され、カルコン誘導体に非常に強い分化誘導作用を発見した。 分子設計の基礎となる分子構造の解析が行なわれ、アミド構造を有するレチノイドはトランス型コンホメーションをとり、活性であるが、N-メチルアミドケンス型となり活性を失う。 活性の...
❏細胞増殖と分化の特異的調節分子の化学研究(62430026)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】分化 / 増殖 / ビタミンA / レチノイド / レチノイン酸 (他20件)
【概要】細胞の増殖と分化という最も生命にとって基本的な現象を調節する低分子の有機化合物の化学的研究を進めた。 最も重点を置き、また進歩があった成果は、レチノイドに代表される細胞分化調節分子の構造活性相関の研究である。ビタミンAの誘導体であるレチノイン酸に代表されるレチノイドの構造を大きく変化させ、構造的にヴァライエティに富む、そして、物性にも特徴のある化合物を合成した。そしてそれらの立体構造をnmrおよび...
【医歯薬学】薬学:フォルボール分化を含む研究件
❏核レセプター機能の調節物質の医薬品化(05557109)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / 核レセプター / ステロイド / チロイド / 白血病 (他18件)
【概要】新規レチノイドとして,従来の研究成果にもとずいて,新しい構造の化合物分子を設計し合成した.評価は前骨髄球性白血病細胞株HL60の分化を指標とした.その結果,レチノイドの拮抗物質をうることができた.拮抗物質はレチノイドレセプターとも結合するので競合拮抗剤といえる. チロイドについては,新規化合物合成の手段として,多数の混合物を合成しそれを分離して活性体の構造を決めるという,新しい手段を考案して実行し...
❏細胞増殖と分化の特異的調節分子の化学研究(62430026)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】分化 / 増殖 / ビタミンA / レチノイド / レチノイン酸 (他20件)
【概要】細胞の増殖と分化という最も生命にとって基本的な現象を調節する低分子の有機化合物の化学的研究を進めた。 最も重点を置き、また進歩があった成果は、レチノイドに代表される細胞分化調節分子の構造活性相関の研究である。ビタミンAの誘導体であるレチノイン酸に代表されるレチノイドの構造を大きく変化させ、構造的にヴァライエティに富む、そして、物性にも特徴のある化合物を合成した。そしてそれらの立体構造をnmrおよび...
【医歯薬学】薬学:増殖分化を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏造血系から間葉系に流れるステムネス・シグナルの同定と再生医療への応用(24390451)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30344451)
【キーワード】ステムネスシグナル / 造血-間葉相互作用 / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / 造血-間葉相互作用 (他10件)
【概要】本研究は、造血幹細胞によって誘導されるMSC のステムネス・シグナルを解明し、シグナル関連分子を活用して高ステムネスを維持するMSC 増殖培養法を確立することにより再生医療の発展の一助とすることを目的として、これまで造血幹細胞(HSC)とMSCを共培養することによりin vitro環境下における造血-間葉相互作用を再現し、HSCからMSCに流れるシグナルの同定を網羅的遺伝子解析にて行い、選定した遺...
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
【医歯薬学】薬学:自己組織化分化を含む研究件
❏弾性率制御ハニカム多孔膜とラマン計測による幹細胞のメカノトランスダクション解明(17H01223)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 材料科学高等研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカムスキャフォールド / ラマン散乱 / 微粒子 / 幹細胞 (他15件)
【概要】弾性率制御されたハニカムスキャフォールドの作製法を確立し、ヒト間葉系幹細胞(hMSC)やiPS細胞などの幹細胞および神経系細胞などについてその接着・増殖・分化をモニタリングすることに成功した。これらのデータベースを基に特徴的な分化制御能を与える材料変面条件を得ることに成功した。また、Coupled Cahn-Hilliard方程式を基にした高分子微粒子構造制御の理論モデル構築に成功し、本モデルを基...
❏ハニカムスキャフォールドを用いた幹細胞操作技術の新展開(26620170)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカム状多孔質膜 / 幹細胞 / 分化 / 接着 (他7件)
【概要】ポリブタジエン(PB)およびポリスチレン(PS)を溶媒に溶かし、界面活性剤を加えてキャスト製膜することにより、ハニカム状多孔質膜の作製を行った。また、リファレンス用として、それぞれのフラット膜を作製した。PBについては、UV露光により光架橋を行った。表面弾性率を原子間力顕微鏡を用いて測定し、弾性率が未架橋PB<架橋PB<PSであることが示唆された。それぞれの基板上でヒト間葉系幹細胞を様々な分化誘導...
【医歯薬学】薬学:MAPキナーゼ分化を含む研究件
❏表皮分化による自然免疫制御機構の研究(15209035)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】橋本 公二 愛媛大学, 医学部, 教授 (00110784)
【キーワード】表皮 / 角化細胞 / 分化 / 自然免疫 / Toll-like receptor (他17件)
【概要】表皮は常に環境中のさまざまな病原体にさらされており、物理的なバリヤーであると同時に、表皮自身が独自の病原体の認識・排除機能を持ち、自然免疫のバリヤーを形成している。表皮角化細胞は最初に病原体に接触する細胞としてTLRを介して病原体を認識し、さらに抗菌活性を持つペプチドを産生することを明かにした。 角化細胞はTLR2を発現し、グラム陽性菌を認識する。細胞内分化制御因子であるASK1は角化細胞のTLR...
❏Daxx-ASK1-JNK/p38を介するケラチノサイトのアポトーシス:アポトーシスと分化の新展開(11670834)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】佐山 浩二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (80187286)
【キーワード】表皮 / ケラチノサイト / 分化 / アポトーシス / MAP kinase (他10件)
【概要】ASK1がケラチノサイトのアポトーシスを誘導するかどうか検討した。Ad-1W,Ad-β-gal,をコントロールとしてAd-ASK1-ΔNをMOI5,50で感染させ、形態変化を観察した。24hでは、大きな形態変化はない。48h後には、従来他の細胞で報告されているようにMOI50で、ケラチノサイトはアポトーシスを起こした。TUNEL法にてアポトーシスを確認した。しかし、Ad-ΔN-ASK1のMOI5で...
❏細胞の増殖分化に関わる因子ホスファチジルイノシトール3キナーゼの役割(10460037)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】福井 泰久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00181248)
【キーワード】リン脂質 / ホシファテシジルイノシトールキナーゼ / 組織応答 / 分化 / アダプター (他16件)
【概要】ホスファチジルイノシトール3キナーゼは生体内ではPIP_3を生じる。PIP_3は重要な2次メッセンジャーの担い手としていろいろな下流因子の活性化にあずかる。しかし、現在のところ多様なPIP_3の役割を説明するに十分な下流因子が同定されているとは言いがたく、本研究ではあらたなPIP_3結合タンパク質の性質の解明を行った。PIP3BPは核に存在するPIP_3結合タンパク質でArf-GAPと相同性がある...
【医歯薬学】薬学:りん酸化分化を含む研究件
❏カルシウムオシレーション非依存的破骨細胞分化を担う分子群の探索と同定(23790265)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】黒田 有希子 慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (70455343)
【キーワード】シグナル伝達・分化 / 破骨細胞 / リン酸化 / イノシトール三リン酸受容体 / NFATc1 (他9件)
【概要】本研究期間内では、骨芽細胞と破骨細胞が直接接触することによりカルシウムオシレーション非依存的な破骨細胞分化シグナルが活性化すること、この分化シグナルを誘導する分子は骨芽細胞の膜画分に存在することが明らかとなった。また、骨芽細胞との接触により破骨細胞内のCotkinase(リン酸化酵素)が活性化され、破骨細胞分化のマスター分子であるNFATc1をカルシウム非依存的に活性化する分子機構を明らかにした。...
❏MLLと融合蛋白を形成するLARGの核内標的分子の同定と核内機能解析(21591348)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 信周 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (90247007)
【キーワード】小児血液学 / 白血病細胞 / 分化 / RH-RhoGEF / G蛋白質 (他7件)
【概要】RH-RhoGEFファミリーの一員であるp115RhoGEF (guanine nucleotide exchange factor for Rho)は、核内に移行して蛋白複合体を形成し、HL60白血病細胞株の分化に関与している。 ...
❏赤血球分化に関する情報伝達分子の探索と機能解析(09878164)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997
【研究代表者】吉村 昭彦 久留米大学, 分子生命科学研究所, 教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / JAK2 / STAT5 / SH2ドメイン / りん酸化 (他8件)
【概要】我々は赤芽球様細胞ELM-1を用いてエリスロポエチン(EPO)による赤血球分化の研究を行っている。この細胞はEPOによりヘモグロビン陽性にまで成熟し、IL3はそれ自体では分化は誘導しないもののEPOによる赤血球分化を促進する。我々はEGF受容体とEPO受容体のキメラ分子を作成し、さら受容体のチロシン残基に変異を導入することで受容体細胞内ドメインの2つのチロシン残基(Y343、Y401)のいずれかが...
【医歯薬学】薬学:インスリン分化を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏モノアミンによる膵β細胞分化と成熟化制御機構の解明(26461036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】インスリン / β細胞 / 分化 / 脱分化 / モノアミン (他14件)
【概要】約3000種類の低分子化合物の中からマウス膵β細胞の細胞分裂を促進する化合物を探索した。その結果、ドーパミンD2受容体(Drd2)のアンタゴニストであるDomperidon(DPD)を同定した。さらにDPDにはβ細胞の自己複製能の上昇に加えて強い脱分化抑制効果と細胞死抑制効果があることを明らかにした。 さらに、分子機構について調べた結果、Drd2とアデノシンA2a受容体がヘテロ複合体を形成すること...
【医歯薬学】薬学:再生医療分化を含む研究件
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
❏MPCポリマーを用いた間葉系幹細胞濃縮技術による再生組織の高性能化(21659462)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30344451)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 再生医療 / MPCポリマー / 分化 / 軟骨
【概要】本研究では、間葉系細胞の純化・濃縮による再生組織の特性向上を目的として、細胞接着阻害物質MPCポリマーを用いて細胞接着能の違いにより細胞を分取する培養プレート(MPCプレート)を作製し、接着性が高い間葉系細胞を選択的に回収して幹細胞特性の向上(SP細胞濃縮)を図る。最終年度である本年度では、1)MPCプレートで分離したMSCの増殖能、分化能の評価、2)MPCプレートによるSP分画濃縮の有用性検証、...
【医歯薬学】薬学:ASK1分化を含む研究件
❏表皮分化による自然免疫制御機構の研究(15209035)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】橋本 公二 愛媛大学, 医学部, 教授 (00110784)
【キーワード】表皮 / 角化細胞 / 分化 / 自然免疫 / Toll-like receptor (他17件)
【概要】表皮は常に環境中のさまざまな病原体にさらされており、物理的なバリヤーであると同時に、表皮自身が独自の病原体の認識・排除機能を持ち、自然免疫のバリヤーを形成している。表皮角化細胞は最初に病原体に接触する細胞としてTLRを介して病原体を認識し、さらに抗菌活性を持つペプチドを産生することを明かにした。 角化細胞はTLR2を発現し、グラム陽性菌を認識する。細胞内分化制御因子であるASK1は角化細胞のTLR...
❏Daxx-ASK1-JNK/p38を介するケラチノサイトのアポトーシス:アポトーシスと分化の新展開(11670834)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】佐山 浩二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (80187286)
【キーワード】表皮 / ケラチノサイト / 分化 / アポトーシス / MAP kinase (他10件)
【概要】ASK1がケラチノサイトのアポトーシスを誘導するかどうか検討した。Ad-1W,Ad-β-gal,をコントロールとしてAd-ASK1-ΔNをMOI5,50で感染させ、形態変化を観察した。24hでは、大きな形態変化はない。48h後には、従来他の細胞で報告されているようにMOI50で、ケラチノサイトはアポトーシスを起こした。TUNEL法にてアポトーシスを確認した。しかし、Ad-ΔN-ASK1のMOI5で...
【医歯薬学】薬学:細胞死分化を含む研究件
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
❏サイトカインによるシグナル伝達機構の解析(07409001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1998
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカン / サイトカン受容体 / シグナル伝達 / 造血 / アポトーシス (他23件)
【概要】IL-3/GM-CSF/IL-5受容体の変異体を使ったシグナルの解析からRASとSTAT5という二つの主要なシグナル伝達経路が明らかになってきたので、これらの活性化とサイトカイン機能との関連を中心に研究を展開した。造血細胞はその増殖だけでなく、生存にもサイトカインによる刺激を必要としており、RASの活性化は造血細胞においては細胞死の抑制に重要であることを明らかにした。さらに、RASはRAF/MAP...
【医歯薬学】薬学:細胞周期分化を含む研究件
❏概日リズムと細胞周期の関連性(20590234)
【研究テーマ】環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】磯部 芳明 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (70094357)
【キーワード】概日リズム / 細胞周期 / ES細胞 / 分化 / 時計遺伝子 (他6件)
【概要】脊椎動物は概日リズムと細胞周期の2つの自己振動体システムがある。胎生期14日のネズミ胎児脳のpreoptic neuroepitheriumからの分散細胞培養から得たneurosphere法で増殖させた。2回目のpassage後に、培養細胞を6時間間隔の9:00、15:00、21:00、および3:00サンプリングした。9:00でのG1 stageの細胞の割合は21:00のそれより少なかった。Per...
❏細胞周期関連分子Cdk6による骨代謝調節機構の解明-遺伝子操作マウスの解析-(17791438)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小笠原 徹 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20359623)
【キーワード】分化 / 細胞周期 / 骨代謝 / Cdk6 / 骨軟骨
【概要】本年度は、細胞周期関連分子Cdk6による骨代謝調節機構の解明を目的にCdk6ノックアウトマウスの骨組織を解析した。まず生後8週から12週齢のCdk6ノックアウトマウスと同胞野生型マウスの全身での表現系ならびに骨組織を比較した。その結果、Cdk6ノックアウトマウスでは時期特異的に分化能の変化が生じることが明らかとなった。そこで、そのメカニズムを詳細に分析するために骨細胞の分化能をRealtime-R...
❏樹木の発根を制御する画期的手法の開発(16658063)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】寺田 珠実 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (70201647)
【キーワード】樹木 / 分化 / 脱分化 / 細胞周期 / 細胞培養実験系 (他8件)
【概要】本研究は、樹木細胞の分化機構とくに発根機構の解明をめざすもので、昨年度に引き続き増殖制御の現象に関わる安定したモデル細胞培養実験系を構築し、発根因子を探索することを目的とした。分化・脱分化細胞間の相違点を探るため、脱分化細胞(培養細胞)の誘導に成功したトウヒ類(エゾマツ、アカエゾマツ)を用いてまずmRNAの単離を試みた。トウヒ類は原植物の実生、培養細胞とも生長が遅く、サンプル量が希少でディファレン...
【医歯薬学】薬学:エリスロポエチン分化を含む研究件
❏赤血球分化に関する情報伝達分子の探索と機能解析(09878164)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997
【研究代表者】吉村 昭彦 久留米大学, 分子生命科学研究所, 教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / JAK2 / STAT5 / SH2ドメイン / りん酸化 (他8件)
【概要】我々は赤芽球様細胞ELM-1を用いてエリスロポエチン(EPO)による赤血球分化の研究を行っている。この細胞はEPOによりヘモグロビン陽性にまで成熟し、IL3はそれ自体では分化は誘導しないもののEPOによる赤血球分化を促進する。我々はEGF受容体とEPO受容体のキメラ分子を作成し、さら受容体のチロシン残基に変異を導入することで受容体細胞内ドメインの2つのチロシン残基(Y343、Y401)のいずれかが...
❏エリスロポエチン受容体の構造と情報伝達機構(05680618)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】吉村 昭彦 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / 誘導遺伝子 / 受容体活性化 / プロモーター / 細胞増殖 (他13件)
【概要】我々はエリスロポエチン(EPO)受容体の活性化機構を解明する目的でチロシンキナーゼ型受容体(EGF受容体)の細胞外ドメインとEPO受容体細胞内ドメインのキメラ分子を作成しその機能を解析した。その結果キメラ分子はリガンド(EGF)に依存して2量体化し、細胞増殖および細胞分化(グロビンの合成)を誘導することがわかった。したがってエリスロポエチン受容体はリガンドに依存した2量体化によって活性化され、その...
【医歯薬学】薬学:チロシンりん酸化分化を含む研究件
❏子宮内膜機能発現に関与する細胞内シグナル伝達機構の解明(12470348)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】子宮内膜 / シグナル伝達 / チロシンリン酸化 / Srcキナーゼ / ヒストンアセチル化 (他12件)
【概要】本研究では、子宮内膜の多様な機能発現を担う細胞内シグナル伝達経路の解明を目的として、チロシンリン酸化、ヒストンアセチル化、酸化還元(レドックス)反応について検討し、以下の点を明らかにした。 1.リン酸化:内膜分化(脱落膜化)系において、種々の蛋白のリン酸化状態が変化すると同時に、src familyチロシンキナーゼのひとつであるc-Srcが活性化していた。活性化型c-Srcを認識する抗体clone...
❏CIS/JABファミリー遺伝子によるJAK/STAT経路の調節機構(10670128)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】安川 秀雄 久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (60289361)
【キーワード】チロシンキナーゼ / JAK / STAT / CIS / ノックアウトマウス (他12件)
【概要】サイトカインは受容体の細胞内ドメインに会合するJAKチロシンキナーゼを介して細胞内にシグナルを伝える。STATはそのシグナルを核へ伝える重要な転写因子のひとつである。われわれはSTAT5の負のフィードバック調節因子であるCIS1,JAKキナーゼの阻害因子であるJABをクローニング、さらにこれらを含むCISファミリーの存在を明らかにした。すでに培養細胞を用いて、CISは受容体に結合することでSTAT...
【医歯薬学】薬学:白血病細胞分化を含む研究件
❏p115RhoGEFを標的とする急性骨髄性白血病細胞分化誘導薬開発への基盤研究(24591540)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 信周 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (90247007)
【キーワード】細胞分化 / RH-RhoGEF / 核膜 / Rho活性化因子 / 白血病 (他10件)
【概要】RH-RhoGEF(guanine nucleotide exchange factor)-RHドメインを有する低分子量G蛋白Rho活性化因子-の一員、p115RhoGEFは、三量体G蛋白質、G13-RH-RHoGEF-Rho活性化を介したアクチン再構成カノニカルシグナルとは全く違う、新規シグナル伝達経路を用いて、急性骨髄性白血病細胞の分化の促進に作用していることを明らかにした。p115RhoGE...
❏MLLと融合蛋白を形成するLARGの核内標的分子の同定と核内機能解析(21591348)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 信周 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (90247007)
【キーワード】小児血液学 / 白血病細胞 / 分化 / RH-RhoGEF / G蛋白質 (他7件)
【概要】RH-RhoGEFファミリーの一員であるp115RhoGEF (guanine nucleotide exchange factor for Rho)は、核内に移行して蛋白複合体を形成し、HL60白血病細胞株の分化に関与している。 ...
【医歯薬学】薬学:発生・分化分化を含む研究件
❏弾性率制御ハニカム多孔膜とラマン計測による幹細胞のメカノトランスダクション解明(17H01223)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 材料科学高等研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカムスキャフォールド / ラマン散乱 / 微粒子 / 幹細胞 (他15件)
【概要】弾性率制御されたハニカムスキャフォールドの作製法を確立し、ヒト間葉系幹細胞(hMSC)やiPS細胞などの幹細胞および神経系細胞などについてその接着・増殖・分化をモニタリングすることに成功した。これらのデータベースを基に特徴的な分化制御能を与える材料変面条件を得ることに成功した。また、Coupled Cahn-Hilliard方程式を基にした高分子微粒子構造制御の理論モデル構築に成功し、本モデルを基...
❏胃上皮幹細胞の分化制御機構の解明(17H05081)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】早河 翼 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60777655)
【キーワード】胃上皮幹細胞 / 萎縮性胃炎 / 粘膜再生 / 腸上皮化生 / 分化 (他13件)
【概要】胃の幹細胞と前駆細胞および各種成熟細胞の遺伝子発現解析によりそれぞれの選択的なマーカーを新規に同定し、またそれぞれを標識可能なマウスを作成した。幹細胞その他の細胞群が発癌の超初期の段階において、どのような病理学的・分子学的変化を生じるのかについて、マウスモデルによる詳細な時系列解析と遺伝子発現解析によりその機序を明らかにした。幹細胞の増殖や粘膜再生がTuft細胞を介したアセチルコリン-ERK経路に...
❏3C法による脂肪細胞におけるC/EBPα遺伝子領域の高次クロマチン構造の解析(25860742)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (50645538)
【キーワード】遺伝子 / 転写制御 / 高次クロマチン構造 / 3C / 脂肪細胞 (他10件)
【概要】脂肪細胞の分化においてマスターレギュレーターである転写因子PPARγとC/EBPαのポジティブフィードバックループは重要な役割を果たすが、PPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は現在まで不明であった。ゲノムワイドにPPARg結合領域を同定するChIP-seqや、核内でのゲノム領域間の3次元的な近接関係を検出する3C法による解析などから、既存の手法では明らかでなかったC/EBPα遺伝子の下...
【医歯薬学】薬学:がん抑制遺伝子分化を含む研究件
❏ヒトiPS細胞由来ネフロン誘導法に基づく腎細胞癌多段階発がん機構と治療開発基盤(18H02938)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】馬場 理也 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 准教授 (10347304)
【キーワード】腎細胞癌 / 発がん / ヒトiPS細胞 / がん抑制遺伝子 / がん遺伝子 (他12件)
【概要】腎臓がんには、がんの発生を抑えるがん抑制遺伝子や、がん遺伝子に異常が見つかっており、これらの遺伝子変化が腎臓がんを引き起こすと考えられている。しかし、これらの遺伝子変化が本当に腎臓がんを引き起こすのか、ヒトの腎臓で確かめることは不可能である。そこで、これらの遺伝子変化を導入したヒトiPS細胞を作製し、それらのiPS細胞を試験管内で腎臓に分化させる事で、腎臓がんの発がんを再現する事を目指した。がん抑...
❏Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子産物の転写制御活性(04454171)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】秋山 徹 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】転写因子 / Wilms腫瘍 / 癌抑制遺伝子 / WT1 / 細胞周期 (他15件)
【概要】Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子産物WT1が細胞の増殖、分化に果たす役割を明らかにすることを目的として研究を進め以下の結果を得た。 1.WT1蛋白質による細胞周期制御機構の解析 WT1cDNAをNIH3T3細胞に微量注入して過剰発現させる実験により、WT1がG1期に作用して細胞周期のS期への進行を抑制する機能をもつことを明らかにした。さらにCDK2/cyclin EあるいはCDK4/cyclin D1...
【医歯薬学】薬学:ES細胞分化を含む研究件
❏神経幹細胞の組織特異的な初期化(22500339)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00324749)
【キーワード】神経幹細胞 / 初期化 / 分化 / 神経細胞 / グリア (他11件)
【概要】本研究は、発生初期の幼若な神経幹細胞において、その高い多能性を規定している遺伝子群を同定と、それらの強制発現によるマウス胎仔脳発生後期型あるいは成体神経幹細胞の若返り(組織特異的な初期化)を目指して行われた。そして、独自のマウスES細胞神経分化系を用いた網羅的遺伝子発現解析と機能スクリーニングにより、神経幹細胞の時系列特異的な分化能変化に影響を与えていると思われる長鎖ノンコーディングRNA(lnc...
❏ゆらぐ分化誘導情報に対する幹細胞の応答特性(21684024)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】若本 祐一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (30517884)
【キーワード】生物物理 / 1細胞計測 / 幹細胞 / 適応度 / 分化応答 (他8件)
【概要】幹細胞は外部シグナルや内因的に生成される情報に基づき、さまざまな細胞タイプへ分化できる。この細胞分化がどのような論理に基づいて起こるのかを正しく理解するには、従来の幹細胞研究で用いられてきた集団計測だけでなく、個々の細胞の時間的な状態変化を実験者側から制御された環境下で調べることのできる新たな計測ツールが必要となる。本研究課題では、このような計測を実現する1細胞計測技術を開発し、それを用いてマウス...
❏概日リズムと細胞周期の関連性(20590234)
【研究テーマ】環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】磯部 芳明 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (70094357)
【キーワード】概日リズム / 細胞周期 / ES細胞 / 分化 / 時計遺伝子 (他6件)
【概要】脊椎動物は概日リズムと細胞周期の2つの自己振動体システムがある。胎生期14日のネズミ胎児脳のpreoptic neuroepitheriumからの分散細胞培養から得たneurosphere法で増殖させた。2回目のpassage後に、培養細胞を6時間間隔の9:00、15:00、21:00、および3:00サンプリングした。9:00でのG1 stageの細胞の割合は21:00のそれより少なかった。Per...
【医歯薬学】薬学:マウス分化を含む研究件
❏ストレスシグナルの揺らぎ可視化による細胞社会構築原理の解明(19109003)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】発生 / 細胞社会 / カスパーゼ / 分化 / ショウジョウバエ (他10件)
【概要】発生は試行錯誤の繰り返しで進んで行くと考えられ、試行錯誤の過程では、不適切なシグナル受容によって絶えずストレスにさらされていると考えられる。本研究では、個体レベルでのストレスシグナル可視化技術の問題点を解決することで、個体発生における細胞死シグナルの揺らぎを生体内で可視化した。その結果、細胞社会からなる組織・器官形成における細胞死シグナルのダイナミクスおよびその生理的意義が明らかになった。 ...
❏成長因子の大脳皮質発生に及ぼす影響 : 組織培養を用いた定量的解析(09670834)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80171495)
【キーワード】大脳皮質 / マウス / 細胞分裂 / β-FGF / Gap Junction (他11件)
【概要】各種成長因子が神経系幹細胞の細胞分裂動態に及ぼす影響を検討するため、平成9年度に大脳皮質の組織培養法を確立した。すなわち胎生13日のマウスの大脳半球より、先端を鋭利にしたガラス製毛細管を用いて大脳壁をパンチアウトし、コラーゲン中でDMEMを用いて培養した。BUdRによるcumulative labelingの結果、Gl期の長さは6.3-8.3時間、Growth Fractionは0.73という結果...
【医歯薬学】薬学:再生分化を含む研究件
❏時空間的解析による胃化生粘膜発生機序の解明と胃粘膜再生療法の開発(20K08377)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】化生 / 粘膜再生 / 炎症 / 胃癌 / 再生 (他7件)
【概要】令和2年度はインターロイキン33(IL-33)の誘導性発現マウス系統を樹立しKRT19-creERTマウスと交配させタモキシフェンの投与による遺伝子組み換えを誘導し、胃組織の免疫染色により腺窩上皮にIL-33の発現を確認した。タモキシフェン投与1w後に胃体部の腺峡部付近にGSII陽性となる化生粘膜を生じ、4w後にはほぼ正常に回復していた。さらに1w後の胃粘膜の腺底部と粘膜下層にCD45、CD11b...
❏神経幹細胞の組織特異的な初期化(22500339)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00324749)
【キーワード】神経幹細胞 / 初期化 / 分化 / 神経細胞 / グリア (他11件)
【概要】本研究は、発生初期の幼若な神経幹細胞において、その高い多能性を規定している遺伝子群を同定と、それらの強制発現によるマウス胎仔脳発生後期型あるいは成体神経幹細胞の若返り(組織特異的な初期化)を目指して行われた。そして、独自のマウスES細胞神経分化系を用いた網羅的遺伝子発現解析と機能スクリーニングにより、神経幹細胞の時系列特異的な分化能変化に影響を与えていると思われる長鎖ノンコーディングRNA(lnc...
❏網膜再生に向けた視細胞の分化調節機構の解析(19592038)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】小沢 洋子 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (90265885)
【キーワード】網膜 / 視機能 / 発生 / 再生 / 炎症 (他8件)
【概要】自然経過では再生しない網膜視細胞を分化誘導し、網膜機能を再生することは、現代の大きな課題の一つである。しかし、これまでの研究では、網膜細胞の中でも視細胞は誘導されにくいことが知られていた。一方、再生すべき網膜微小環境では通常とは異なった各種シグナルが活性化されている。その中で今回我々は、視細胞分化と、炎症刺激でも活性化されるNotchシグナルの関係を分子レベルで解析し、Numbが視細胞分化を許容し...
【医歯薬学】薬学:幹細胞分化を含む研究件
❏細胞分化を調節する低分子化合物の探索(18H02100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中尾 洋一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60282696)
【キーワード】幹細胞分化調節 / 天然化合物 / 天然小分子 / 作用メカニズム / 幹細胞 (他9件)
【概要】本研究では、発生期の分化途上にある多様な細胞種間の相互作用について、ES細胞から誘導した前駆細胞を使った複数の分化誘導系を組み合わせた3次元培養系を構築して、細胞分化に影響を及ぼす化合物の探索を行うとともに、それら化合物が各分化過程に及ぼす影響を多面的に解析した。 本研究を通して、マウスES細胞から誘導したFlk1+細胞(心血管系前駆細胞)および神経幹細胞を用いて、複合的3次元(オーガノイド)培養...
❏弾性率制御ハニカム多孔膜とラマン計測による幹細胞のメカノトランスダクション解明(17H01223)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藪 浩 東北大学, 材料科学高等研究所, 准教授 (40396255)
【キーワード】自己組織化 / ハニカムスキャフォールド / ラマン散乱 / 微粒子 / 幹細胞 (他15件)
【概要】弾性率制御されたハニカムスキャフォールドの作製法を確立し、ヒト間葉系幹細胞(hMSC)やiPS細胞などの幹細胞および神経系細胞などについてその接着・増殖・分化をモニタリングすることに成功した。これらのデータベースを基に特徴的な分化制御能を与える材料変面条件を得ることに成功した。また、Coupled Cahn-Hilliard方程式を基にした高分子微粒子構造制御の理論モデル構築に成功し、本モデルを基...
❏胃幹細胞の癌化メカニズムの解明と幹細胞マーカーの予防・治療への応用(17K09346)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / オルガノイド / 化生 / ヘリコバクター (他7件)
【概要】マウスモデルおよび上皮培養モデルを用いて胃粘膜の癌化及び化生性変化における幹細胞およびその細胞内シグナルの役割を検討した。ヘリコバクター感染や癌源性遺伝子異常によるMAPK活性化は胃粘膜の化生性変化や細胞増殖の亢進を誘導したが、Lgr5陽性細胞および上皮TGFβシグナルの影響は限定的であった。変異型Krasによる化生性変化は粘膜の幹細胞マーカーCD44とSox9発現亢進と相関していた。一方新規に樹...
【医歯薬学】薬学:神経幹細胞分化を含む研究件
❏グリア細胞の発生・分化機構の解明(15K06719)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (00324749)
【キーワード】神経幹細胞 / グリア / 分化 / マーカー
【概要】本研究はグリア前駆細胞、あるいは幹細胞がグリアへ分化する遷移状態を捉える方法の開発を目的として行われた。そして、神経幹細胞発生における時系列特異的なグリア分化能変化に応じて変化する遺伝子発現の比較解析とin situ hybridizationによる発現解析により、グリア前駆細胞、もしくは神経幹細胞のグリアへの分化の指標となるマーカー遺伝子として、内向き整流性K+チャネルの一種であるKcnj16を...
❏神経幹細胞の組織特異的な初期化(22500339)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00324749)
【キーワード】神経幹細胞 / 初期化 / 分化 / 神経細胞 / グリア (他11件)
【概要】本研究は、発生初期の幼若な神経幹細胞において、その高い多能性を規定している遺伝子群を同定と、それらの強制発現によるマウス胎仔脳発生後期型あるいは成体神経幹細胞の若返り(組織特異的な初期化)を目指して行われた。そして、独自のマウスES細胞神経分化系を用いた網羅的遺伝子発現解析と機能スクリーニングにより、神経幹細胞の時系列特異的な分化能変化に影響を与えていると思われる長鎖ノンコーディングRNA(lnc...
❏中枢神経系幹細胞の分化機構の解析(12308042)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】岡野 栄之 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60160694)
【キーワード】神経幹細胞 / 分化 / 増殖 / ニューロン / グリア (他25件)
【概要】神経幹細胞のマーカーであるnestin遺伝子のエンハンサー領域を用いてgreen fluorescent protein(GFP)を神経幹細胞に強く発現させ、その細胞を可視化し、さらにfluorescence activated cell sorting(FACS)を用いて分離する方法を開発した。同様に、異なる細胞腫に発現する幾つかの遺伝子のプロモーター領域を用いて、ニューロン前駆細胞、およびドー...
【医歯薬学】薬学:共培養分化を含む研究件
❏造血系から間葉系に流れるステムネス・シグナルの同定と再生医療への応用(24390451)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30344451)
【キーワード】ステムネスシグナル / 造血-間葉相互作用 / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / 造血-間葉相互作用 (他10件)
【概要】本研究は、造血幹細胞によって誘導されるMSC のステムネス・シグナルを解明し、シグナル関連分子を活用して高ステムネスを維持するMSC 増殖培養法を確立することにより再生医療の発展の一助とすることを目的として、これまで造血幹細胞(HSC)とMSCを共培養することによりin vitro環境下における造血-間葉相互作用を再現し、HSCからMSCに流れるシグナルの同定を網羅的遺伝子解析にて行い、選定した遺...
❏肝不全治療のための肝幹・前駆細胞移植療法及び類肝組織を用いた人工肝臓モデルの開発(24390304)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 胆管上皮細胞 / 分化 / 組織化 (他23件)
【概要】我々は、Galactosamine投与肝障害早期に出現するThy1陽性細胞の一部は肝幹細胞であり、HGF/FGFによりCD44陽性肝前駆細胞を介して肝細胞へ分化するが、十分に成熟化できないことを明らかにした。Thy1陽性細胞や骨髄間葉系細胞の移植は、レシピエント肝の内在性肝前駆細胞の増殖を促進した。類洞内皮細胞やKupffer細胞の産生するIL17BやIL25がそれら前駆細胞の増殖を促進していた。...
❏心臓の発生分化における分子メカニズムの解明と心筋細胞分化誘導への応用(14657160)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】転写因子 / タシパク質間相互作用 / LIMタンパク / 核外移行シグナル / カルシウム (他15件)
【概要】私たちは、心筋特異的転写因子CSXと相互作用するLIMタンパクCalを同定し、CalがCSXと協調的に標的遺伝子の転写を活性化していることを報告した。今回は、CSXの転写活性に対するCalの作用機構について検討を行った。まず、CalとGal4 DNA結合ドメインとの融合タンパクはGal4結合配列を含むルシフェラーゼのレポーター遺伝子の転写活性を有意に増強させることから、Cal自身に転写活性化ドメイ...
【医歯薬学】薬学:酵素分化を含む研究件
❏薬剤候補化合物の探索を強力に支援する幹細胞三次元共培養細胞チップの創製(24350037)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】吉本 敬太郎 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (60392172)
【キーワード】幹細胞 / マイクロパタン / 三次元培養 / 分泌液 / secretome (他17件)
【概要】マイクロパタン培養を利用する三次元培養法を脂肪幹細胞に適用した。その結果、単層培養系における分化誘導と比較して骨芽細胞への分化が大幅に促進されることを見出した。さらに、創傷治療関連タンパク質の分泌量が大幅に向上する現象を見出した。細胞分泌液のタンパク質組成をパターン化するため、酵素と合成高分子のポリイオンコンプレックス分子ライブラリーを新規に構築し、細胞から分泌される成分の判別分析法を確立した。本...
❏アルカリフオスファターゼ強制発現細胞を利用した、同酵素の好中球における機能解析(07671176)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1995
【研究代表者】佐藤 典治 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (90162461)
【キーワード】アルカリフォスファターゼ / 骨髄細胞 / 酵素 / 分化
【概要】アルカリフォスファターゼcDNAを真核細胞発現ベクターに挿入し(MMTVプロモーターを持つ)、直線状にした後、人骨髄性細胞株へのトランスフエクションを試みた。U937細胞株を標的細胞としてトランスフエクションを行うため、初めに一過性の形質転換をおこないエレクトロポーレイションの条件設定を行を行った。そこで得られた最適条件を用いて、U937株をトランスフェクションしG418存在下で増殖する細胞を選ん...
【医歯薬学】薬学:分化を含む研究件
❏大脳領域間の機能的相互作用を再現する試験管内モデル(18K19903)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】神経 / 脳 / iPS細胞 / オルガノイド / 軸索 (他11件)
【概要】本研究課題によって、ヒトiPS細胞から作製した大脳オルガノイドを軸索束組織を介してつなぎ合わせる技術を開発することができた。微細流路の両端に小さな部屋をもつ培養チップに2つの大脳オルガノイドを入れると、部屋の中のオルガノイドから伸長した軸索が流路内に入り、集まって束になる。軸索の先端は流路の逆側のオルガノイドにたどり着き、シナプスを形成してつながる。つなぎ合わされたオルガノイド間で神経活動がやり取...
❏中枢神経系超早期の発達に影響する分子異常に着目した自閉症脳病態の解明(18209037)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】加藤 進昌 昭和大学, 医学部, 教授 (10106213)
【キーワード】児童精神医学 / 環境変動 / 遺伝子 / 脳 / 神経 (他9件)
【概要】自閉症を高率に合併することが知られている結節性硬化症の責任遺伝子TSC2に変異をもつEkerラットのスパインを超微形態学的に検討し、多数の融合した異常ミトコンドリアとシナプス未形成のフィロポディアを確認した。また、発達期に発現するarcadlinという蛋白質のスパイン制御機構を明らかにした。結節性硬化症では、TSC2-Rheb-mTORの異常が何らかのメカニズムを介してミトコンドリアの増殖あるいは...
【医歯薬学】薬学:受容体分化を含む研究件
❏エリスロポエチン受容体の構造と情報伝達機構(05680618)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】吉村 昭彦 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / 誘導遺伝子 / 受容体活性化 / プロモーター / 細胞増殖 (他13件)
【概要】我々はエリスロポエチン(EPO)受容体の活性化機構を解明する目的でチロシンキナーゼ型受容体(EGF受容体)の細胞外ドメインとEPO受容体細胞内ドメインのキメラ分子を作成しその機能を解析した。その結果キメラ分子はリガンド(EGF)に依存して2量体化し、細胞増殖および細胞分化(グロビンの合成)を誘導することがわかった。したがってエリスロポエチン受容体はリガンドに依存した2量体化によって活性化され、その...
❏乳腺上皮の増殖調節に関する分子生物学的研究(04454105)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】乳腺 / レセプター / プロラクチン / インシュリン / MAPキナーゼ (他14件)
【概要】インシュリン、インシュリン様成長因子(IGF)-I、EGFなどの成長因子は細胞培養系では乳腺上皮細胞の増殖にとって必須である。プロラクチンとプロゲステロンはこれと協同して増殖を促進する。インシュリン、IGF-I、EGFはシグナル伝達過程において、MAPキナーゼを燐酸化し、活性化する。そこで最初に、乳腺上皮の増殖の盛んな妊娠初期と、増殖の盛んでない泌乳期の乳腺をMAPキナーゼの抗体を用いてウェスタン...
❏細胞増殖と分化の特異的調節分子の化学研究(62430026)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】分化 / 増殖 / ビタミンA / レチノイド / レチノイン酸 (他20件)
【概要】細胞の増殖と分化という最も生命にとって基本的な現象を調節する低分子の有機化合物の化学的研究を進めた。 最も重点を置き、また進歩があった成果は、レチノイドに代表される細胞分化調節分子の構造活性相関の研究である。ビタミンAの誘導体であるレチノイン酸に代表されるレチノイドの構造を大きく変化させ、構造的にヴァライエティに富む、そして、物性にも特徴のある化合物を合成した。そしてそれらの立体構造をnmrおよび...
【医歯薬学】薬学:アポトーシス分化を含む研究件
❏アポトーシス抑制遺伝子EATのコンディショナルノックアウト法による生体内機能(13770114)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】大喜多 肇 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50317260)
【キーワード】EAT / ノックアウト・マウス / bcl-2 / 発生 / 初期胚 (他11件)
【概要】EAT遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制することが示されている。本遺伝子のノックアウト・マウスは胚性致死であることが知られている。本研究では、さらにEATの発生段階および個体レベルでの機能を詳細にするために、マウスEC、ES細胞においてEATを欠損させ、アポト...
❏Daxx-ASK1-JNK/p38を介するケラチノサイトのアポトーシス:アポトーシスと分化の新展開(11670834)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】佐山 浩二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (80187286)
【キーワード】表皮 / ケラチノサイト / 分化 / アポトーシス / MAP kinase (他10件)
【概要】ASK1がケラチノサイトのアポトーシスを誘導するかどうか検討した。Ad-1W,Ad-β-gal,をコントロールとしてAd-ASK1-ΔNをMOI5,50で感染させ、形態変化を観察した。24hでは、大きな形態変化はない。48h後には、従来他の細胞で報告されているようにMOI50で、ケラチノサイトはアポトーシスを起こした。TUNEL法にてアポトーシスを確認した。しかし、Ad-ΔN-ASK1のMOI5で...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
【医歯薬学】薬学:レチノイド分化を含む研究件
❏核レセプター機能の調節物質の医薬品化(05557109)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / 核レセプター / ステロイド / チロイド / 白血病 (他18件)
【概要】新規レチノイドとして,従来の研究成果にもとずいて,新しい構造の化合物分子を設計し合成した.評価は前骨髄球性白血病細胞株HL60の分化を指標とした.その結果,レチノイドの拮抗物質をうることができた.拮抗物質はレチノイドレセプターとも結合するので競合拮抗剤といえる. チロイドについては,新規化合物合成の手段として,多数の混合物を合成しそれを分離して活性体の構造を決めるという,新しい手段を考案して実行し...
❏新しいレチノイドの分子設計,合成,そして医薬品化(02557084)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / ビタミンA / レチノイン酸 / 分化誘導 / がん (他17件)
【概要】新しい構造のビタミンA酸(レチノイン酸)作用物質として硅素原子あるいはゲルマニウム原子を含む化合物が合成された。これらは前骨髄球性白血病細胞株を用いて分化誘導作用が検定され、カルコン誘導体に非常に強い分化誘導作用を発見した。 分子設計の基礎となる分子構造の解析が行なわれ、アミド構造を有するレチノイドはトランス型コンホメーションをとり、活性であるが、N-メチルアミドケンス型となり活性を失う。 活性の...
❏細胞増殖と分化の特異的調節分子の化学研究(62430026)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】分化 / 増殖 / ビタミンA / レチノイド / レチノイン酸 (他20件)
【概要】細胞の増殖と分化という最も生命にとって基本的な現象を調節する低分子の有機化合物の化学的研究を進めた。 最も重点を置き、また進歩があった成果は、レチノイドに代表される細胞分化調節分子の構造活性相関の研究である。ビタミンAの誘導体であるレチノイン酸に代表されるレチノイドの構造を大きく変化させ、構造的にヴァライエティに富む、そして、物性にも特徴のある化合物を合成した。そしてそれらの立体構造をnmrおよび...
【医歯薬学】薬学:レチノイドアンタゴニスト分化を含む研究件
❏核レセプター機能の調節物質の医薬品化(05557109)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / 核レセプター / ステロイド / チロイド / 白血病 (他18件)
【概要】新規レチノイドとして,従来の研究成果にもとずいて,新しい構造の化合物分子を設計し合成した.評価は前骨髄球性白血病細胞株HL60の分化を指標とした.その結果,レチノイドの拮抗物質をうることができた.拮抗物質はレチノイドレセプターとも結合するので競合拮抗剤といえる. チロイドについては,新規化合物合成の手段として,多数の混合物を合成しそれを分離して活性体の構造を決めるという,新しい手段を考案して実行し...
❏新しいレチノイドの分子設計,合成,そして医薬品化(02557084)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / ビタミンA / レチノイン酸 / 分化誘導 / がん (他17件)
【概要】新しい構造のビタミンA酸(レチノイン酸)作用物質として硅素原子あるいはゲルマニウム原子を含む化合物が合成された。これらは前骨髄球性白血病細胞株を用いて分化誘導作用が検定され、カルコン誘導体に非常に強い分化誘導作用を発見した。 分子設計の基礎となる分子構造の解析が行なわれ、アミド構造を有するレチノイドはトランス型コンホメーションをとり、活性であるが、N-メチルアミドケンス型となり活性を失う。 活性の...
【医歯薬学】薬学:核受容体分化を含む研究件
❏核レセプター機能の調節物質の医薬品化(05557109)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / 核レセプター / ステロイド / チロイド / 白血病 (他18件)
【概要】新規レチノイドとして,従来の研究成果にもとずいて,新しい構造の化合物分子を設計し合成した.評価は前骨髄球性白血病細胞株HL60の分化を指標とした.その結果,レチノイドの拮抗物質をうることができた.拮抗物質はレチノイドレセプターとも結合するので競合拮抗剤といえる. チロイドについては,新規化合物合成の手段として,多数の混合物を合成しそれを分離して活性体の構造を決めるという,新しい手段を考案して実行し...
❏新しいレチノイドの分子設計,合成,そして医薬品化(02557084)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / ビタミンA / レチノイン酸 / 分化誘導 / がん (他17件)
【概要】新しい構造のビタミンA酸(レチノイン酸)作用物質として硅素原子あるいはゲルマニウム原子を含む化合物が合成された。これらは前骨髄球性白血病細胞株を用いて分化誘導作用が検定され、カルコン誘導体に非常に強い分化誘導作用を発見した。 分子設計の基礎となる分子構造の解析が行なわれ、アミド構造を有するレチノイドはトランス型コンホメーションをとり、活性であるが、N-メチルアミドケンス型となり活性を失う。 活性の...
【医歯薬学】薬学:分化誘導分化を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏消化器の形態形成に関わる遺伝子の解析(18659210)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】粂 昭苑 熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (70347011)
【キーワード】内胚葉 / 膵臓 / 分化 / 移植 / Pdx1 (他13件)
【概要】本研究では、マウスの消化管形成プログラムを進化発生学的なアプローチで明らかにしようとする試みである。特にカタユウレイボヤ、ニワトリ、マウスを用いて解析を行う。これらの動物モデルを使用することにより、消化器形成に関わる遺伝子群をゲノムワイドに探索・比較するものである。 'カタユウレイボヤを用いた内胚葉系譜の遺伝子発現解析 カタユウレイボヤを用いた内胚葉系譜の遺伝子発現解析 カタユウレイボヤの...
❏核レセプター機能の調節物質の医薬品化(05557109)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / 核レセプター / ステロイド / チロイド / 白血病 (他18件)
【概要】新規レチノイドとして,従来の研究成果にもとずいて,新しい構造の化合物分子を設計し合成した.評価は前骨髄球性白血病細胞株HL60の分化を指標とした.その結果,レチノイドの拮抗物質をうることができた.拮抗物質はレチノイドレセプターとも結合するので競合拮抗剤といえる. チロイドについては,新規化合物合成の手段として,多数の混合物を合成しそれを分離して活性体の構造を決めるという,新しい手段を考案して実行し...
【医歯薬学】薬学:分泌分化を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏モノアミンによる膵β細胞分化と成熟化制御機構の解明(26461036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】インスリン / β細胞 / 分化 / 脱分化 / モノアミン (他14件)
【概要】約3000種類の低分子化合物の中からマウス膵β細胞の細胞分裂を促進する化合物を探索した。その結果、ドーパミンD2受容体(Drd2)のアンタゴニストであるDomperidon(DPD)を同定した。さらにDPDにはβ細胞の自己複製能の上昇に加えて強い脱分化抑制効果と細胞死抑制効果があることを明らかにした。 さらに、分子機構について調べた結果、Drd2とアデノシンA2a受容体がヘテロ複合体を形成すること...
【医歯薬学】薬学:細胞増殖分化を含む研究件
❏細胞の増殖分化に関わる因子ホスファチジルイノシトール3キナーゼの役割(10460037)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】福井 泰久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00181248)
【キーワード】リン脂質 / ホシファテシジルイノシトールキナーゼ / 組織応答 / 分化 / アダプター (他16件)
【概要】ホスファチジルイノシトール3キナーゼは生体内ではPIP_3を生じる。PIP_3は重要な2次メッセンジャーの担い手としていろいろな下流因子の活性化にあずかる。しかし、現在のところ多様なPIP_3の役割を説明するに十分な下流因子が同定されているとは言いがたく、本研究ではあらたなPIP_3結合タンパク質の性質の解明を行った。PIP3BPは核に存在するPIP_3結合タンパク質でArf-GAPと相同性がある...
❏CIS/JABファミリー遺伝子によるJAK/STAT経路の調節機構(10670128)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】安川 秀雄 久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (60289361)
【キーワード】チロシンキナーゼ / JAK / STAT / CIS / ノックアウトマウス (他12件)
【概要】サイトカインは受容体の細胞内ドメインに会合するJAKチロシンキナーゼを介して細胞内にシグナルを伝える。STATはそのシグナルを核へ伝える重要な転写因子のひとつである。われわれはSTAT5の負のフィードバック調節因子であるCIS1,JAKキナーゼの阻害因子であるJABをクローニング、さらにこれらを含むCISファミリーの存在を明らかにした。すでに培養細胞を用いて、CISは受容体に結合することでSTAT...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
【医歯薬学】薬学:細胞分化分化を含む研究件
❏母性mRNAによる哺乳類初期胚の分化調節機構について(24658244)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】初期発生 / 細胞分化 / 母性mRNA / 2細胞期胚 / 4細胞期胚 (他10件)
【概要】初期発生期における細胞分化に関与する母性mRNAを探索するために、RNAシーケンス行った。その結果、大部分の母性mRNAは受精後急激に分解されるが、約30%は急激な分解から逃れており、さらに全体の7.6%に相当する691遺伝子由来のものは1細胞期の間にほとんど分解されないことが明らかとなった。また、これら急速な分解を受けないものに機能的特徴があるかどうかを調べるために、gene ontology解...
❏p115RhoGEFを標的とする急性骨髄性白血病細胞分化誘導薬開発への基盤研究(24591540)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 信周 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (90247007)
【キーワード】細胞分化 / RH-RhoGEF / 核膜 / Rho活性化因子 / 白血病 (他10件)
【概要】RH-RhoGEF(guanine nucleotide exchange factor)-RHドメインを有する低分子量G蛋白Rho活性化因子-の一員、p115RhoGEFは、三量体G蛋白質、G13-RH-RHoGEF-Rho活性化を介したアクチン再構成カノニカルシグナルとは全く違う、新規シグナル伝達経路を用いて、急性骨髄性白血病細胞の分化の促進に作用していることを明らかにした。p115RhoGE...
❏細胞分化維持機構の破綻による発癌メカニズムの解明(24390096)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】山田 泰広 京都大学, iPS細胞研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】iPS細胞 / エピジェネティクス / リプログラミング / がん / エピゲノム (他9件)
【概要】生体内で細胞初期化を誘導可能な4つの転写因子、Oct3/4, Sox2, Klf4, Mycを強制発現可能なマウスを作製した。生体内で体細胞が初期化できるマウスに不完全な細胞初期を誘導すると、小児芽腫に類似した癌が発生することを見いだした。発生した腎臓腫瘍細胞をFACSにて回収後、再度初期化因子を誘導することで腫瘍細胞からiPS細胞が樹立可能であった。腎臓腫瘍細胞由来iPS細胞で作製したキメラマウ...
【医歯薬学】薬学:遺伝子導入分化を含む研究件
❏間葉系細胞SelectivePluripotencyModulatorの探索(23592912)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】瀬戸 一郎 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30582390)
【キーワード】間葉系細胞 / 分化 / 遺伝子導入 / 転写因子 / 遺伝子ノックダウン (他8件)
【概要】再生医療における最も有力な細胞源である間葉系細胞の欠点、すなわち継代による分化能の低下という欠点は未だ解消されていない。そこで、本研究では、間葉系細胞分化多能性維持に重要かつ臨床応用にあたって安全な因子を同定することにより細胞数の限界という問題を解消し、骨・軟骨再生医学の適応範囲を広げることを目的に研究を行った。その結果、Nfatc1、Runx1、Runx3が間葉系細胞分化多能性に重要であることが...
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
【医歯薬学】薬学:肝細胞分化を含む研究件
❏胃幹細胞の癌化メカニズムの解明と幹細胞マーカーの予防・治療への応用(17K09346)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / オルガノイド / 化生 / ヘリコバクター (他7件)
【概要】マウスモデルおよび上皮培養モデルを用いて胃粘膜の癌化及び化生性変化における幹細胞およびその細胞内シグナルの役割を検討した。ヘリコバクター感染や癌源性遺伝子異常によるMAPK活性化は胃粘膜の化生性変化や細胞増殖の亢進を誘導したが、Lgr5陽性細胞および上皮TGFβシグナルの影響は限定的であった。変異型Krasによる化生性変化は粘膜の幹細胞マーカーCD44とSox9発現亢進と相関していた。一方新規に樹...
❏多能性肝幹細胞の同定と分化増殖機構の解明(10770579)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】谷口 英樹 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (70292555)
【キーワード】肝臓 / 幹細胞 / 分化 / 増殖 / 自己複製 (他13件)
【概要】単離した肝細胞集団の中から、多能性を持つ肝幹細胞をFACS(Fluorescence activated cell sorter)とモノクローナル抗体を用いた細胞分離法により濃縮・純化し、それらの機能解析を行うことを目的として研究を行った。まず、in vitro肝幹細胞機能解析系の確立を目的として、マウス胎仔肝細胞の培養系を検討し、1個の細胞を始点とするクローン性コロニーを効率よく誘導可能な培養条...
【医歯薬学】薬学:肝臓分化を含む研究件
❏ヒト肝細胞増産と肝組織移植を目指した基礎的研究(21390365)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
【キーワード】肝再生 / 肝幹・前駆細胞 / 細胞移植 / 増殖 / 分化 (他21件)
【概要】肝前駆細胞である小型肝細胞を増産する手法の開発とin vitroにおける肝組織化とその移植方法の確立を目的に研究を行った。小型肝細胞は成熟肝細胞とは異なりFollistatin/Activin系により増殖が制御されていることがわかった。幹細胞であるOval細胞は小型肝細胞を介して肝細胞に分化するが、十分に成熟化することはできず、移植しても長期間生着し続けることはできず細胞老化に陥る。その結果は、肝...
❏胚性幹細胞(ES細胞)の分化誘導による肝臓再構築に関する基礎的研究(12877176)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2000
【研究代表者】谷口 英樹 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (70292555)
【キーワード】胚性幹細胞 / 分化 / 肝臓 / 再生医学
【概要】多能性を持つ胚性幹細胞(embryonic stem cell:以下、ES細胞)の培養系における肝実質細胞への分化誘導を試みた。ES細胞からの肝臓の分化誘導系は、現在までに全く確立されていなかった。そこで、まず最初にES由来細胞群の中に肝実質細胞へ分化したと考えられる細胞が存在するか否かを検証した。すなわち、ES細胞をLIF(leukemia inhibitory factor)の非存在下に浮遊培...
❏多能性肝幹細胞の同定と分化増殖機構の解明(10770579)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】谷口 英樹 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (70292555)
【キーワード】肝臓 / 幹細胞 / 分化 / 増殖 / 自己複製 (他13件)
【概要】単離した肝細胞集団の中から、多能性を持つ肝幹細胞をFACS(Fluorescence activated cell sorter)とモノクローナル抗体を用いた細胞分離法により濃縮・純化し、それらの機能解析を行うことを目的として研究を行った。まず、in vitro肝幹細胞機能解析系の確立を目的として、マウス胎仔肝細胞の培養系を検討し、1個の細胞を始点とするクローン性コロニーを効率よく誘導可能な培養条...
【医歯薬学】薬学:破骨細胞分化を含む研究件
❏RANKLによる破骨細胞分化に関わる遺伝子Msi2の作用に関する研究(24592256)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】門野 夕峰 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70401065)
【キーワード】破骨細胞 / 分化 / RANKL
【概要】マウスの骨髄細胞を採取しRANKL刺激を行い破骨細胞に分化させる系において、Msi2のmRNAおよびタンパクの量が増加することを定量的RTPCRおよび免疫ブロッティングにより確認した。Msi2ノックアウトマウスの細胞で骨髄細胞をRANKL刺激したところ、破骨細胞分化は抑制される傾向にあった。マイクロCTによる骨量測定では、ノックアウトマウスと対照群の有意差は生じなかったが、卵巣摘出をした際の骨量変...
❏カルシウムオシレーション非依存的破骨細胞分化を担う分子群の探索と同定(23790265)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】黒田 有希子 慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (70455343)
【キーワード】シグナル伝達・分化 / 破骨細胞 / リン酸化 / イノシトール三リン酸受容体 / NFATc1 (他9件)
【概要】本研究期間内では、骨芽細胞と破骨細胞が直接接触することによりカルシウムオシレーション非依存的な破骨細胞分化シグナルが活性化すること、この分化シグナルを誘導する分子は骨芽細胞の膜画分に存在することが明らかとなった。また、骨芽細胞との接触により破骨細胞内のCotkinase(リン酸化酵素)が活性化され、破骨細胞分化のマスター分子であるNFATc1をカルシウム非依存的に活性化する分子機構を明らかにした。...
❏新規破骨細胞分化メカニズムーカルシウムオシレーション非依存的メカニズムーの解明(21790220)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】黒田 有希子 独立行政法人理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 基礎科学特別研究員 (70455343)
【キーワード】分化 / 破骨細胞 / カルシウムオシリーション / 細胞融合 / シグナル伝達 (他10件)
【概要】IRBITノックアウトマウス由来の細胞を用いた解析により、IRBITをノックアウトすると多核の破骨細胞形成が亢進することが分かった。IRBITノックアウト細胞では、破骨細胞分化誘導時に観察されるカルシウムオシレーションを呈する細胞の割合が増えていること、細胞融合のステップが亢進していることから、IP_3Eを介したカルシウムシグナルが細胞融合を亢進する働きを担っていること、そのカルシウムシグナルはI...
【医歯薬学】薬学:白血病分化を含む研究件
❏p115RhoGEFを標的とする急性骨髄性白血病細胞分化誘導薬開発への基盤研究(24591540)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 信周 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (90247007)
【キーワード】細胞分化 / RH-RhoGEF / 核膜 / Rho活性化因子 / 白血病 (他10件)
【概要】RH-RhoGEF(guanine nucleotide exchange factor)-RHドメインを有する低分子量G蛋白Rho活性化因子-の一員、p115RhoGEFは、三量体G蛋白質、G13-RH-RHoGEF-Rho活性化を介したアクチン再構成カノニカルシグナルとは全く違う、新規シグナル伝達経路を用いて、急性骨髄性白血病細胞の分化の促進に作用していることを明らかにした。p115RhoGE...
❏核レセプター機能の調節物質の医薬品化(05557109)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / 核レセプター / ステロイド / チロイド / 白血病 (他18件)
【概要】新規レチノイドとして,従来の研究成果にもとずいて,新しい構造の化合物分子を設計し合成した.評価は前骨髄球性白血病細胞株HL60の分化を指標とした.その結果,レチノイドの拮抗物質をうることができた.拮抗物質はレチノイドレセプターとも結合するので競合拮抗剤といえる. チロイドについては,新規化合物合成の手段として,多数の混合物を合成しそれを分離して活性体の構造を決めるという,新しい手段を考案して実行し...
❏Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子産物の転写制御活性(04454171)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】秋山 徹 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】転写因子 / Wilms腫瘍 / 癌抑制遺伝子 / WT1 / 細胞周期 (他15件)
【概要】Wilms腫瘍の癌抑制遺伝子産物WT1が細胞の増殖、分化に果たす役割を明らかにすることを目的として研究を進め以下の結果を得た。 1.WT1蛋白質による細胞周期制御機構の解析 WT1cDNAをNIH3T3細胞に微量注入して過剰発現させる実験により、WT1がG1期に作用して細胞周期のS期への進行を抑制する機能をもつことを明らかにした。さらにCDK2/cyclin EあるいはCDK4/cyclin D1...
【医歯薬学】薬学:がん分化を含む研究件
❏DNA維持メチル化の破綻による発ガン機構(26250027)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中西 真 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40217774)
【キーワード】DNAメチル化 / ゲノム不安定性 / DNA複製 / DNAM維持メチル化 / Dnmt1 (他12件)
【概要】Dnmt1に結合するユビキチン化ヒストンH3はヒストンH3K18Ub/K23Ub、K14Ub/K18Ub、あるいはK14Ub/K23Ubであることがわかった。Dnmt1とヒストンH3K18Ub/K23Ubペプチドとの結合は、全く新規の構造であった。また、Dnmt1とヒストンH3K18Ub/K23Ubとの結合は、Dnmt1構造全体の変化を誘導した。実際この結合は、Dnmt1のDNAメチル化活性を強く...
❏細胞分化維持機構の破綻による発癌メカニズムの解明(24390096)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】山田 泰広 京都大学, iPS細胞研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】iPS細胞 / エピジェネティクス / リプログラミング / がん / エピゲノム (他9件)
【概要】生体内で細胞初期化を誘導可能な4つの転写因子、Oct3/4, Sox2, Klf4, Mycを強制発現可能なマウスを作製した。生体内で体細胞が初期化できるマウスに不完全な細胞初期を誘導すると、小児芽腫に類似した癌が発生することを見いだした。発生した腎臓腫瘍細胞をFACSにて回収後、再度初期化因子を誘導することで腫瘍細胞からiPS細胞が樹立可能であった。腎臓腫瘍細胞由来iPS細胞で作製したキメラマウ...
❏核レセプター機能の調節物質の医薬品化(05557109)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】レチノイド / 核レセプター / ステロイド / チロイド / 白血病 (他18件)
【概要】新規レチノイドとして,従来の研究成果にもとずいて,新しい構造の化合物分子を設計し合成した.評価は前骨髄球性白血病細胞株HL60の分化を指標とした.その結果,レチノイドの拮抗物質をうることができた.拮抗物質はレチノイドレセプターとも結合するので競合拮抗剤といえる. チロイドについては,新規化合物合成の手段として,多数の混合物を合成しそれを分離して活性体の構造を決めるという,新しい手段を考案して実行し...
【医歯薬学】薬学:神経細胞分化を含む研究件
❏成熟した大脳皮質神経細胞のサブタイプを生体内で人為的に転換させる試み(18K19378)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
【キーワード】神経細胞 / 分化 / 大脳皮質 / ニューロン / 分化転換
【概要】脳の中には多くのサブタイプの神経細胞があり、それぞれ特有の形態と機能を有している。我々は、神経細胞が未熟な時期には細胞外環境の影響によって最終的に分化するサブタイプが変わりうることを発見したが、一般に成熟神経細胞のサブタイプは決して変化しない。本研究では、成熟神経細胞のサブタイプを人為的に転換させることに挑戦し、転写因子及びエピジェネティック因子の人為的制御によって少なくとも一部の表現型については...
❏神経幹細胞の組織特異的な初期化(22500339)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00324749)
【キーワード】神経幹細胞 / 初期化 / 分化 / 神経細胞 / グリア (他11件)
【概要】本研究は、発生初期の幼若な神経幹細胞において、その高い多能性を規定している遺伝子群を同定と、それらの強制発現によるマウス胎仔脳発生後期型あるいは成体神経幹細胞の若返り(組織特異的な初期化)を目指して行われた。そして、独自のマウスES細胞神経分化系を用いた網羅的遺伝子発現解析と機能スクリーニングにより、神経幹細胞の時系列特異的な分化能変化に影響を与えていると思われる長鎖ノンコーディングRNA(lnc...
【医歯薬学】薬学:炎症分化を含む研究件
❏時空間的解析による胃化生粘膜発生機序の解明と胃粘膜再生療法の開発(20K08377)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】化生 / 粘膜再生 / 炎症 / 胃癌 / 再生 (他7件)
【概要】令和2年度はインターロイキン33(IL-33)の誘導性発現マウス系統を樹立しKRT19-creERTマウスと交配させタモキシフェンの投与による遺伝子組み換えを誘導し、胃組織の免疫染色により腺窩上皮にIL-33の発現を確認した。タモキシフェン投与1w後に胃体部の腺峡部付近にGSII陽性となる化生粘膜を生じ、4w後にはほぼ正常に回復していた。さらに1w後の胃粘膜の腺底部と粘膜下層にCD45、CD11b...
❏網膜再生に向けた視細胞の分化調節機構の解析(19592038)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】小沢 洋子 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (90265885)
【キーワード】網膜 / 視機能 / 発生 / 再生 / 炎症 (他8件)
【概要】自然経過では再生しない網膜視細胞を分化誘導し、網膜機能を再生することは、現代の大きな課題の一つである。しかし、これまでの研究では、網膜細胞の中でも視細胞は誘導されにくいことが知られていた。一方、再生すべき網膜微小環境では通常とは異なった各種シグナルが活性化されている。その中で今回我々は、視細胞分化と、炎症刺激でも活性化されるNotchシグナルの関係を分子レベルで解析し、Numbが視細胞分化を許容し...
【医歯薬学】薬学:転写因子分化を含む研究件
❏大脳皮質神経細胞の運命決定機構の解明(24500394)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 独立行政法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / ニューロン / 分化 / 遺伝子発現 / 大脳新皮質 (他9件)
【概要】知覚や随意運動などの高次の機能を担う大脳の新皮質は、発生の過程で神経幹細胞が経時的に異なるニューロンを生み出すことで6層の構造を形成する。本研究では大脳皮質の形成原理を理解するために、神経幹細胞からニューロンへの分化の過程で作動する遺伝子プログラムに焦点をあて、層特異的なニューロンの分化機構について解析を行った。まずマウスの大脳皮質において各層の神経前駆細胞に発現する遺伝子群を網羅的に同定し、これ...
❏間葉系細胞SelectivePluripotencyModulatorの探索(23592912)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】瀬戸 一郎 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30582390)
【キーワード】間葉系細胞 / 分化 / 遺伝子導入 / 転写因子 / 遺伝子ノックダウン (他8件)
【概要】再生医療における最も有力な細胞源である間葉系細胞の欠点、すなわち継代による分化能の低下という欠点は未だ解消されていない。そこで、本研究では、間葉系細胞分化多能性維持に重要かつ臨床応用にあたって安全な因子を同定することにより細胞数の限界という問題を解消し、骨・軟骨再生医学の適応範囲を広げることを目的に研究を行った。その結果、Nfatc1、Runx1、Runx3が間葉系細胞分化多能性に重要であることが...
❏転写因子を用いた心筋細胞分化誘導方法の開発(22689027)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】湯浅 湯浅 (湯浅 慎介) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (90398628)
【キーワード】分子心臓病態学 / 心臓 / 心筋細胞 / 分化 / 転写因子
【概要】iPS細胞は線維芽細胞にES細胞特異的転写因子を導入し樹立される多能性幹細胞である。患者特異的心筋細胞を得るにはiPS細胞を樹立・維持し分化・選別する。また心臓特異的転写因子を線維芽細胞に導入することで直接心筋細胞の分化誘導が可能であると考えられている。心筋特異的転写因子を線維芽細胞に遺伝子導入し、心筋特異的遺伝子発現が上昇することを確認した。これらにより心筋再生医療へ応用されることが期待される...
【医歯薬学】薬学:転写制御分化を含む研究件
❏3C法による脂肪細胞におけるC/EBPα遺伝子領域の高次クロマチン構造の解析(25860742)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (50645538)
【キーワード】遺伝子 / 転写制御 / 高次クロマチン構造 / 3C / 脂肪細胞 (他10件)
【概要】脂肪細胞の分化においてマスターレギュレーターである転写因子PPARγとC/EBPαのポジティブフィードバックループは重要な役割を果たすが、PPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は現在まで不明であった。ゲノムワイドにPPARg結合領域を同定するChIP-seqや、核内でのゲノム領域間の3次元的な近接関係を検出する3C法による解析などから、既存の手法では明らかでなかったC/EBPα遺伝子の下...
❏ゲノム情報を利用した魚類の筋分化制御に関する研究(19108003)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】渡部 終五 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40111489)
【キーワード】水産学 / 魚類 / ゲノム / 発生・分化 / 筋肉 (他16件)
【概要】本研究では、筋肉の性質を最終的に規定するミオシン重鎖遺伝子(myosin heavy chain gene, MYH)に着目し、その発現の多様性が魚類の筋肉の構造や機能に密接に関わることを示すとともに、それらの発現制御に関わる転写ネットワークの一端を明らかにした。これら成果は、筋線維のタイプの決定機構を利用した肉質の改良や、筋成長の分子機構に基づく効率的な育種など、水産業への貢献にもつながることが...
【医歯薬学】薬学:グリア分化を含む研究件
❏グリア細胞の発生・分化機構の解明(15K06719)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (00324749)
【キーワード】神経幹細胞 / グリア / 分化 / マーカー
【概要】本研究はグリア前駆細胞、あるいは幹細胞がグリアへ分化する遷移状態を捉える方法の開発を目的として行われた。そして、神経幹細胞発生における時系列特異的なグリア分化能変化に応じて変化する遺伝子発現の比較解析とin situ hybridizationによる発現解析により、グリア前駆細胞、もしくは神経幹細胞のグリアへの分化の指標となるマーカー遺伝子として、内向き整流性K+チャネルの一種であるKcnj16を...
❏神経幹細胞の組織特異的な初期化(22500339)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00324749)
【キーワード】神経幹細胞 / 初期化 / 分化 / 神経細胞 / グリア (他11件)
【概要】本研究は、発生初期の幼若な神経幹細胞において、その高い多能性を規定している遺伝子群を同定と、それらの強制発現によるマウス胎仔脳発生後期型あるいは成体神経幹細胞の若返り(組織特異的な初期化)を目指して行われた。そして、独自のマウスES細胞神経分化系を用いた網羅的遺伝子発現解析と機能スクリーニングにより、神経幹細胞の時系列特異的な分化能変化に影響を与えていると思われる長鎖ノンコーディングRNA(lnc...
❏中枢神経系幹細胞の分化機構の解析(12308042)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】岡野 栄之 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60160694)
【キーワード】神経幹細胞 / 分化 / 増殖 / ニューロン / グリア (他25件)
【概要】神経幹細胞のマーカーであるnestin遺伝子のエンハンサー領域を用いてgreen fluorescent protein(GFP)を神経幹細胞に強く発現させ、その細胞を可視化し、さらにfluorescence activated cell sorting(FACS)を用いて分離する方法を開発した。同様に、異なる細胞腫に発現する幾つかの遺伝子のプロモーター領域を用いて、ニューロン前駆細胞、およびドー...
【医歯薬学】薬学:多能性幹細胞分化を含む研究件
❏Aurora-B による多能性幹細胞の分化制御機構の解明と再生医療への応用(19K22718)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】工藤 保誠 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (50314753)
【キーワード】Aurora-B / 多能性幹細胞 / 分化 / 未分化能維持 / 未分化能
【概要】本研究では、Aurora-Bによる未分化能維持に、Aurora-Bキナーゼの基質タンパク質であるヒストンH3のSer10(H3S10)のリン酸化がクロマチン構造を変化させ、未分化能維持に関わる遺伝子発現を制御するのではないかと考え、実験をおこなった。Aurora-Bキナーゼ活性阻害による分化誘導において、ヒストンH3修飾、H3S10リン酸化とH3K9トリメチル化の関連、クロマチン構造の変化に特に顕...
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏多能性幹細胞特異的受容体の同定による骨格筋内脂肪蓄積機構の解明(21658099)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70272440)
【キーワード】多能性幹細胞 / 骨格筋 / 脂肪 / 分化
【概要】本課題は、申請者が取得した筋分化能・脂肪分化能の両者を併せ持つ多能性幹細胞クローン2G11を抗原として単クローン抗体を作成することにより、多能性幹細胞の細胞膜上に特異的に発現するような受容体分子の同定を試みるものである。 昨年度までに、2G11細胞を抗原とした単クローン抗体の作成を行った。2G11Balb/cマウスへの数回の免疫により、2G11細胞に対する抗体価が上昇したのを確認したのち、免疫マウ...
【医歯薬学】薬学:胎盤分化を含む研究件
❏TS細胞を用いた、β-cateninの胎盤形成に果たす役割に関する研究(15K20171)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】上條 慎太郎 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, リサーチアソシエイト (70570878)
【キーワード】幹細胞 / 奇形腫 / 胚細胞腫瘍 / βカテニン / 奇形種 (他10件)
【概要】β-cateninが幹細胞においては多分化能獲得に必須であり、栄養膜細胞系列では胎盤形成と着床維持に関与していることが推察される。胎盤を構成する栄養膜細胞系列の幹細胞であるTS細胞を用いて詳細に解析することにより、発生学や生殖医療の発展向上を目指した基礎研究として貢献し、その成果の臨床への応用を目指す。 マウス胚においてβ-cateninをノックアウトすると三胚葉への分化運命が決定する原腸形成期に...
❏胎児栄養環境維持における血液胎盤関門制御機構の包括的解明と表現型変動との相関(21890246)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】登美 斉俊 慶應義塾大学, 薬学部, 講師 (30334717)
【キーワード】胎盤関門 / トランスポーター / 発現制御 / 胎児栄養環境 / 胎盤 (他14件)
【概要】血液胎盤関門は胎児への物質移行を制御することで胎児環境維持を担うため、その機能制御機構の解明は重要である。本研究では、(1)血液胎盤関門への分化、(2)妊娠糖尿病モデルラット、(3)妊娠期低栄養モデルラットにおける血液胎盤関門トランスポーターの発現制御をそれぞれ明らかにした。本研究成果は、血液胎盤関門が母体栄養環境や胎盤分化過程に対応して胎児環境維持に向けたトランスポーター等の発現制御を受けること...
【医歯薬学】薬学:ノックアウトマウス分化を含む研究件
❏モノアミンによる膵β細胞分化と成熟化制御機構の解明(26461036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】インスリン / β細胞 / 分化 / 脱分化 / モノアミン (他14件)
【概要】約3000種類の低分子化合物の中からマウス膵β細胞の細胞分裂を促進する化合物を探索した。その結果、ドーパミンD2受容体(Drd2)のアンタゴニストであるDomperidon(DPD)を同定した。さらにDPDにはβ細胞の自己複製能の上昇に加えて強い脱分化抑制効果と細胞死抑制効果があることを明らかにした。 さらに、分子機構について調べた結果、Drd2とアデノシンA2a受容体がヘテロ複合体を形成すること...
❏アポトーシス抑制遺伝子EATのコンディショナルノックアウト法による生体内機能(13770114)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】大喜多 肇 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50317260)
【キーワード】EAT / ノックアウト・マウス / bcl-2 / 発生 / 初期胚 (他11件)
【概要】EAT遺伝子は、ヒト胎児性癌細胞(EC細胞)の分化初期に発現が上昇する遺伝子として単離され、bcl-2関連遺伝子に属する。培養細胞において抗癌剤によって誘導されるアポトーシスを抑制することが示されている。本遺伝子のノックアウト・マウスは胚性致死であることが知られている。本研究では、さらにEATの発生段階および個体レベルでの機能を詳細にするために、マウスEC、ES細胞においてEATを欠損させ、アポト...
❏CIS/JABファミリー遺伝子によるJAK/STAT経路の調節機構(10670128)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】安川 秀雄 久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (60289361)
【キーワード】チロシンキナーゼ / JAK / STAT / CIS / ノックアウトマウス (他12件)
【概要】サイトカインは受容体の細胞内ドメインに会合するJAKチロシンキナーゼを介して細胞内にシグナルを伝える。STATはそのシグナルを核へ伝える重要な転写因子のひとつである。われわれはSTAT5の負のフィードバック調節因子であるCIS1,JAKキナーゼの阻害因子であるJABをクローニング、さらにこれらを含むCISファミリーの存在を明らかにした。すでに培養細胞を用いて、CISは受容体に結合することでSTAT...
【医歯薬学】薬学:大脳皮質分化を含む研究件
❏成熟した大脳皮質神経細胞のサブタイプを生体内で人為的に転換させる試み(18K19378)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
【キーワード】神経細胞 / 分化 / 大脳皮質 / ニューロン / 分化転換
【概要】脳の中には多くのサブタイプの神経細胞があり、それぞれ特有の形態と機能を有している。我々は、神経細胞が未熟な時期には細胞外環境の影響によって最終的に分化するサブタイプが変わりうることを発見したが、一般に成熟神経細胞のサブタイプは決して変化しない。本研究では、成熟神経細胞のサブタイプを人為的に転換させることに挑戦し、転写因子及びエピジェネティック因子の人為的制御によって少なくとも一部の表現型については...
❏大脳皮質神経細胞の運命決定機構の解明(24500394)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 独立行政法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / ニューロン / 分化 / 遺伝子発現 / 大脳新皮質 (他9件)
【概要】知覚や随意運動などの高次の機能を担う大脳の新皮質は、発生の過程で神経幹細胞が経時的に異なるニューロンを生み出すことで6層の構造を形成する。本研究では大脳皮質の形成原理を理解するために、神経幹細胞からニューロンへの分化の過程で作動する遺伝子プログラムに焦点をあて、層特異的なニューロンの分化機構について解析を行った。まずマウスの大脳皮質において各層の神経前駆細胞に発現する遺伝子群を網羅的に同定し、これ...
❏成長因子の大脳皮質発生に及ぼす影響 : 組織培養を用いた定量的解析(09670834)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80171495)
【キーワード】大脳皮質 / マウス / 細胞分裂 / β-FGF / Gap Junction (他11件)
【概要】各種成長因子が神経系幹細胞の細胞分裂動態に及ぼす影響を検討するため、平成9年度に大脳皮質の組織培養法を確立した。すなわち胎生13日のマウスの大脳半球より、先端を鋭利にしたガラス製毛細管を用いて大脳壁をパンチアウトし、コラーゲン中でDMEMを用いて培養した。BUdRによるcumulative labelingの結果、Gl期の長さは6.3-8.3時間、Growth Fractionは0.73という結果...
【医歯薬学】看護学:老化分化を含む研究件
❏DNA維持メチル化の破綻による発ガン機構(26250027)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中西 真 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40217774)
【キーワード】DNAメチル化 / ゲノム不安定性 / DNA複製 / DNAM維持メチル化 / Dnmt1 (他12件)
【概要】Dnmt1に結合するユビキチン化ヒストンH3はヒストンH3K18Ub/K23Ub、K14Ub/K18Ub、あるいはK14Ub/K23Ubであることがわかった。Dnmt1とヒストンH3K18Ub/K23Ubペプチドとの結合は、全く新規の構造であった。また、Dnmt1とヒストンH3K18Ub/K23Ubとの結合は、Dnmt1構造全体の変化を誘導した。実際この結合は、Dnmt1のDNAメチル化活性を強く...
❏RNA結合蛋白質による寿命制御機構の解明(25670138)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
【キーワード】寿命 / 老化 / 脂肪組織 / 分化
【概要】我々は、RNA結合タンパク質Mex-3Bの欠損マウスの寿命が延長していることを見出し、その分子機構の解明を試みた。Mex-3B欠損マウスは肥満に抵抗性を有し、カロリー制限を行ったマウスの脂肪組織では、Mex-3Bの発現抑制が認められた。この結果から、Mex-3Bの代謝機能臓器が脂肪組織であること、およびMex-3B欠損マウスはカロリー制限と類似した機構で寿命延長している可能性が示唆された。さらに、...
❏生命の複雑さと歴史性をとらえる多対多の論理の構築(07309001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】金子 邦彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30177513)
【キーワード】多様性 / 相互作用 / 細胞分化 / 再帰性 / 人工生命 (他13件)
【概要】昨年の研究会を通して多様性と再帰性の問題が生命システムを考える上で重要であると認識された。これを踏まえて、個体と全体の関係、生物集団の社会性、やわらかな再帰性の3つの話題を中心として密度の高い研究集会を行なうとともにそれぞれのテーマでの研究を進めた。研究会ではまず、これまでの生物への理論的アプローチを概観し何が欠けているかを議論した。郡司は内部的な立場から生命の理論を構築することを進め、田崎は自然...
【医歯薬学】看護学:ヒトiPS細胞分化を含む研究件
❏ヒトiPS細胞由来ネフロン誘導法に基づく腎細胞癌多段階発がん機構と治療開発基盤(18H02938)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】馬場 理也 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 准教授 (10347304)
【キーワード】腎細胞癌 / 発がん / ヒトiPS細胞 / がん抑制遺伝子 / がん遺伝子 (他12件)
【概要】腎臓がんには、がんの発生を抑えるがん抑制遺伝子や、がん遺伝子に異常が見つかっており、これらの遺伝子変化が腎臓がんを引き起こすと考えられている。しかし、これらの遺伝子変化が本当に腎臓がんを引き起こすのか、ヒトの腎臓で確かめることは不可能である。そこで、これらの遺伝子変化を導入したヒトiPS細胞を作製し、それらのiPS細胞を試験管内で腎臓に分化させる事で、腎臓がんの発がんを再現する事を目指した。がん抑...
❏大脳領域間の機能的相互作用を再現する試験管内モデル(18K19903)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】神経 / 脳 / iPS細胞 / オルガノイド / 軸索 (他11件)
【概要】本研究課題によって、ヒトiPS細胞から作製した大脳オルガノイドを軸索束組織を介してつなぎ合わせる技術を開発することができた。微細流路の両端に小さな部屋をもつ培養チップに2つの大脳オルガノイドを入れると、部屋の中のオルガノイドから伸長した軸索が流路内に入り、集まって束になる。軸索の先端は流路の逆側のオルガノイドにたどり着き、シナプスを形成してつながる。つなぎ合わされたオルガノイド間で神経活動がやり取...
【医歯薬学】看護学:脳・神経分化を含む研究件
❏大脳皮質神経細胞の運命決定機構の解明(24500394)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 独立行政法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / ニューロン / 分化 / 遺伝子発現 / 大脳新皮質 (他9件)
【概要】知覚や随意運動などの高次の機能を担う大脳の新皮質は、発生の過程で神経幹細胞が経時的に異なるニューロンを生み出すことで6層の構造を形成する。本研究では大脳皮質の形成原理を理解するために、神経幹細胞からニューロンへの分化の過程で作動する遺伝子プログラムに焦点をあて、層特異的なニューロンの分化機構について解析を行った。まずマウスの大脳皮質において各層の神経前駆細胞に発現する遺伝子群を網羅的に同定し、これ...
❏中枢神経系超早期の発達に影響する分子異常に着目した自閉症脳病態の解明(18209037)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】加藤 進昌 昭和大学, 医学部, 教授 (10106213)
【キーワード】児童精神医学 / 環境変動 / 遺伝子 / 脳 / 神経 (他9件)
【概要】自閉症を高率に合併することが知られている結節性硬化症の責任遺伝子TSC2に変異をもつEkerラットのスパインを超微形態学的に検討し、多数の融合した異常ミトコンドリアとシナプス未形成のフィロポディアを確認した。また、発達期に発現するarcadlinという蛋白質のスパイン制御機構を明らかにした。結節性硬化症では、TSC2-Rheb-mTORの異常が何らかのメカニズムを介してミトコンドリアの増殖あるいは...
【医歯薬学】看護学:遺伝子分化を含む研究件
❏びまん性胃癌におけるRhoA遺伝子変異の役割(16K09279)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】成田 明子 東京大学, 医学部附属病院, 特任臨床医 (30772917)
【キーワード】びまん性胃癌 / 印環細胞癌 / 遺伝子 / 分化 / 胃癌 (他6件)
【概要】びまん性胃癌にみられるRhoA遺伝子変異の役割を明らかにするために、RhoA Y42C変異を任意に誘導できる系統(LSL-RhoAY42C)を樹立し、TFF1-cre系統と交配して、胃粘膜特異的にRhoAY42Cを誘導した。24週までの検討では印環細胞癌の発生はみられなかった。また胃底腺の分化については野生型とほぼ同程度であった。一方E-cadherinのノックアウトでは一過性に印環細胞癌が発生し...
❏3C法による脂肪細胞におけるC/EBPα遺伝子領域の高次クロマチン構造の解析(25860742)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (50645538)
【キーワード】遺伝子 / 転写制御 / 高次クロマチン構造 / 3C / 脂肪細胞 (他10件)
【概要】脂肪細胞の分化においてマスターレギュレーターである転写因子PPARγとC/EBPαのポジティブフィードバックループは重要な役割を果たすが、PPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は現在まで不明であった。ゲノムワイドにPPARg結合領域を同定するChIP-seqや、核内でのゲノム領域間の3次元的な近接関係を検出する3C法による解析などから、既存の手法では明らかでなかったC/EBPα遺伝子の下...
❏中枢神経系超早期の発達に影響する分子異常に着目した自閉症脳病態の解明(18209037)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】加藤 進昌 昭和大学, 医学部, 教授 (10106213)
【キーワード】児童精神医学 / 環境変動 / 遺伝子 / 脳 / 神経 (他9件)
【概要】自閉症を高率に合併することが知られている結節性硬化症の責任遺伝子TSC2に変異をもつEkerラットのスパインを超微形態学的に検討し、多数の融合した異常ミトコンドリアとシナプス未形成のフィロポディアを確認した。また、発達期に発現するarcadlinという蛋白質のスパイン制御機構を明らかにした。結節性硬化症では、TSC2-Rheb-mTORの異常が何らかのメカニズムを介してミトコンドリアの増殖あるいは...
【医歯薬学】看護学:造血分化を含む研究件
❏血液・血管の発生分化機構と生体内動態の解明(19790149)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】北口 哲也 独立行政法人理化学研究所, 細胞機能探索技術開発チーム, 客員研究員 (60432374)
【キーワード】発生学 / 形態形成学 / ゼブラフィッシュ / ミエロイド / 発生 (他10件)
【概要】赤血球、リンパ球系細胞、ミエロイド系細胞など異なる機能を有する血液細胞は、共通の造血幹細胞から発生してくると考えられているが、その分子メカニズムは十分に理解されていない。私はミエロイド系細胞がどのような転写因子により制御され発生分化してくるのかをミエロイド特異的遺伝子であるlysozyme Cのプロモーターを用いて、さまざまな転写因子の強制発現と機能阻害をすることにより明らかにした。 ...
❏血液系細胞分化におけるサイクリン依存性キナーゼ抑制因子の役割(09770812)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】内丸 薫 帝京大学, 医学部, 講師 (60251203)
【キーワード】細胞周期制御 / 造血 / p21CIP1 / p27KIP1 / 巨核球 (他9件)
【概要】1.巨核球系,単球系以外の系統の造血細胞の分化過程におけるCKlの関与:臍帯血CD34陽性細胞由コロニーにおいてp21CIP1ならびにp27KIP1蛋白の発現を免疫細胞化学で解析した.赤芽球ではp21CIP1蛋白は極く一部にしか陽性細胞を認めず,少なくとも巨核球や単球に比して低発現と考えられた.また,赤芽球にのみp27KIP1 mRNAが分化に沿って発現上昇したにも関わらず,蛋白の発現は検出されな...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
【医歯薬学】看護学:ゲノム分化を含む研究件
❏胃上皮幹細胞の分化制御機構の解明(17H05081)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】早河 翼 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60777655)
【キーワード】胃上皮幹細胞 / 萎縮性胃炎 / 粘膜再生 / 腸上皮化生 / 分化 (他13件)
【概要】胃の幹細胞と前駆細胞および各種成熟細胞の遺伝子発現解析によりそれぞれの選択的なマーカーを新規に同定し、またそれぞれを標識可能なマウスを作成した。幹細胞その他の細胞群が発癌の超初期の段階において、どのような病理学的・分子学的変化を生じるのかについて、マウスモデルによる詳細な時系列解析と遺伝子発現解析によりその機序を明らかにした。幹細胞の増殖や粘膜再生がTuft細胞を介したアセチルコリン-ERK経路に...
❏ゲノム情報を利用した魚類の筋分化制御に関する研究(19108003)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】渡部 終五 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40111489)
【キーワード】水産学 / 魚類 / ゲノム / 発生・分化 / 筋肉 (他16件)
【概要】本研究では、筋肉の性質を最終的に規定するミオシン重鎖遺伝子(myosin heavy chain gene, MYH)に着目し、その発現の多様性が魚類の筋肉の構造や機能に密接に関わることを示すとともに、それらの発現制御に関わる転写ネットワークの一端を明らかにした。これら成果は、筋線維のタイプの決定機構を利用した肉質の改良や、筋成長の分子機構に基づく効率的な育種など、水産業への貢献にもつながることが...
【医歯薬学】看護学:数理モデル分化を含む研究件
❏哺乳細胞内で動作する人工遺伝子回路によるエピジェネティック・ランドスケープの構築(23680031)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木賀 大介 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (30376587)
【キーワード】人工遺伝子回路 / 合成生物学 / エピジェネティック・ランドスケープ / 数理モデル / 分化
【概要】多細胞生物において細胞が多様化していく様は、同一の遺伝子セットを持った細胞群が、細胞内・細胞間の分子ネットワークによって自律的に地形を規定し、この地形に沿って状態変化するよう自らをプログラムしていると、とらえることができる。また、細胞間の分子ネットワークは、細胞相互の位置関係も重要な意味を持つ。本研究では、この現象を追及するために、本質を抽出したシステムとして人工遺伝子回路を研究者が構築し解析する...
❏数理モデルを用いた未分化細胞の分化・脱分化機構の解析(23650152)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】古澤 力 独立行政法人理化学研究所, 多階層生命動態研究チーム, チームリーダー (00372631)
【キーワード】幹細胞 / 分化 / 数理モデル / 計算機シミュレーション / 安定性 (他6件)
【概要】本研究は、数理モデルを用いた解析を用いて、幹細胞の分化機構の理解することを目的とした。細胞分化を引き起こす制御ネットワークの探索を行うことによって、出現し得る分化過程のダイナミクスを網羅的に解析し、その過程における不可逆性や安定性の解析を行った。結果として、分化能を持つ幹細胞は振動する発現ダイナミクスを持つことを示し、それを生み出す制御ネットワークの性質の理解に成功した。それらの知見を基に、マウス...
【医歯薬学】看護学:サイトカイン分化を含む研究件
❏網膜再生に向けた視細胞の分化調節機構の解析(19592038)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】小沢 洋子 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (90265885)
【キーワード】網膜 / 視機能 / 発生 / 再生 / 炎症 (他8件)
【概要】自然経過では再生しない網膜視細胞を分化誘導し、網膜機能を再生することは、現代の大きな課題の一つである。しかし、これまでの研究では、網膜細胞の中でも視細胞は誘導されにくいことが知られていた。一方、再生すべき網膜微小環境では通常とは異なった各種シグナルが活性化されている。その中で今回我々は、視細胞分化と、炎症刺激でも活性化されるNotchシグナルの関係を分子レベルで解析し、Numbが視細胞分化を許容し...
❏CIS/JABファミリー遺伝子によるJAK/STAT経路の調節機構(10670128)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】安川 秀雄 久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (60289361)
【キーワード】チロシンキナーゼ / JAK / STAT / CIS / ノックアウトマウス (他12件)
【概要】サイトカインは受容体の細胞内ドメインに会合するJAKチロシンキナーゼを介して細胞内にシグナルを伝える。STATはそのシグナルを核へ伝える重要な転写因子のひとつである。われわれはSTAT5の負のフィードバック調節因子であるCIS1,JAKキナーゼの阻害因子であるJABをクローニング、さらにこれらを含むCISファミリーの存在を明らかにした。すでに培養細胞を用いて、CISは受容体に結合することでSTAT...
❏改変シグナル分子によるサイトカイン機能の制御(07559018)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50135232)
【キーワード】サイトカイン / シグナル伝達 / 造血因子 / RAS / STAT (他16件)
【概要】本研究では、IL-3/GM-CSFにより活性化される主要なシグナル経路であるRasとSTAT5の機能解析を行うとともに、それらの変異分子の作成と発現によるシグナル経路の制御法の開発を目指した。 サイトカインによる造血細胞の細胞死の抑制にRASの活性化が重要である。そこで、部分活性型RAS変異体を用いて細胞死抑制のシグナル解析を行った。その結果、RASはRAF/MAPキナーゼ経路とP13キナーゼ経路...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達分化を含む研究件
❏カルシウムオシレーション非依存的破骨細胞分化を担う分子群の探索と同定(23790265)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】黒田 有希子 慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (70455343)
【キーワード】シグナル伝達・分化 / 破骨細胞 / リン酸化 / イノシトール三リン酸受容体 / NFATc1 (他9件)
【概要】本研究期間内では、骨芽細胞と破骨細胞が直接接触することによりカルシウムオシレーション非依存的な破骨細胞分化シグナルが活性化すること、この分化シグナルを誘導する分子は骨芽細胞の膜画分に存在することが明らかとなった。また、骨芽細胞との接触により破骨細胞内のCotkinase(リン酸化酵素)が活性化され、破骨細胞分化のマスター分子であるNFATc1をカルシウム非依存的に活性化する分子機構を明らかにした。...
❏新規破骨細胞分化メカニズムーカルシウムオシレーション非依存的メカニズムーの解明(21790220)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】黒田 有希子 独立行政法人理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 基礎科学特別研究員 (70455343)
【キーワード】分化 / 破骨細胞 / カルシウムオシリーション / 細胞融合 / シグナル伝達 (他10件)
【概要】IRBITノックアウトマウス由来の細胞を用いた解析により、IRBITをノックアウトすると多核の破骨細胞形成が亢進することが分かった。IRBITノックアウト細胞では、破骨細胞分化誘導時に観察されるカルシウムオシレーションを呈する細胞の割合が増えていること、細胞融合のステップが亢進していることから、IP_3Eを介したカルシウムシグナルが細胞融合を亢進する働きを担っていること、そのカルシウムシグナルはI...
❏網膜再生に向けた視細胞の分化調節機構の解析(19592038)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】小沢 洋子 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (90265885)
【キーワード】網膜 / 視機能 / 発生 / 再生 / 炎症 (他8件)
【概要】自然経過では再生しない網膜視細胞を分化誘導し、網膜機能を再生することは、現代の大きな課題の一つである。しかし、これまでの研究では、網膜細胞の中でも視細胞は誘導されにくいことが知られていた。一方、再生すべき網膜微小環境では通常とは異なった各種シグナルが活性化されている。その中で今回我々は、視細胞分化と、炎症刺激でも活性化されるNotchシグナルの関係を分子レベルで解析し、Numbが視細胞分化を許容し...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現分化を含む研究件
❏大脳皮質神経細胞の運命決定機構の解明(24500394)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 独立行政法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / ニューロン / 分化 / 遺伝子発現 / 大脳新皮質 (他9件)
【概要】知覚や随意運動などの高次の機能を担う大脳の新皮質は、発生の過程で神経幹細胞が経時的に異なるニューロンを生み出すことで6層の構造を形成する。本研究では大脳皮質の形成原理を理解するために、神経幹細胞からニューロンへの分化の過程で作動する遺伝子プログラムに焦点をあて、層特異的なニューロンの分化機構について解析を行った。まずマウスの大脳皮質において各層の神経前駆細胞に発現する遺伝子群を網羅的に同定し、これ...
❏心臓の発生分化における分子メカニズムの解明と心筋細胞分化誘導への応用(14657160)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】転写因子 / タシパク質間相互作用 / LIMタンパク / 核外移行シグナル / カルシウム (他15件)
【概要】私たちは、心筋特異的転写因子CSXと相互作用するLIMタンパクCalを同定し、CalがCSXと協調的に標的遺伝子の転写を活性化していることを報告した。今回は、CSXの転写活性に対するCalの作用機構について検討を行った。まず、CalとGal4 DNA結合ドメインとの融合タンパクはGal4結合配列を含むルシフェラーゼのレポーター遺伝子の転写活性を有意に増強させることから、Cal自身に転写活性化ドメイ...
【医歯薬学】看護学:肥満分化を含む研究件
❏3C法による脂肪細胞におけるC/EBPα遺伝子領域の高次クロマチン構造の解析(25860742)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (50645538)
【キーワード】遺伝子 / 転写制御 / 高次クロマチン構造 / 3C / 脂肪細胞 (他10件)
【概要】脂肪細胞の分化においてマスターレギュレーターである転写因子PPARγとC/EBPαのポジティブフィードバックループは重要な役割を果たすが、PPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は現在まで不明であった。ゲノムワイドにPPARg結合領域を同定するChIP-seqや、核内でのゲノム領域間の3次元的な近接関係を検出する3C法による解析などから、既存の手法では明らかでなかったC/EBPα遺伝子の下...
❏肥満モデルラットを用いた骨格筋・脂肪組織間のクロストーク機構の解明(14760186)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】山内 啓太郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70272440)
【キーワード】骨格筋 / 脂肪 / 筋衛星細胞 / 分化 / トランスジェニック (他8件)
【概要】本研究は、骨格筋の発達と体内の脂肪蓄積との間に相互作用が存在する、という仮説を検証することを目的としたものである。前年度、本研究で用いる予定であった肥満モデルのトランスジェニックラットの繁殖効率が低下し、十分な解析を行うことが出来なかったが、本年度は繁殖効率が回復したため、加齢に伴う骨格筋発達の低下について詳細な検討を行った。その結果、(1)本トランスジェニックラットにおける骨格筋発達の低下は、速...
❏CBPによる脂肪細胞分化・肥大化及びインスリン感受性の調節メカニズム(13877175)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (30185889)
【キーワード】転写共役因子 / 脂肪細胞 / 分化 / PPAR / 肥満 (他15件)
【概要】肥満・抗糖尿病の表現型を呈することを報告した。本年度、PPRγを含めた種々の転写因子の共役因子CBP(CREBb inding Protein)のヘテロ欠損マウスがPPARγヘテロ欠損マウスに比し、より顕著な抗肥満、抗糖尿病の表現型を呈することを見い出した。本マウスで認められるエネルギー消費とインスリン感受性の増加は、レプチン感受性の亢進と、アディポネクチンの増加と相関した。(Nature Gen...
【医歯薬学】看護学:妊娠分化を含む研究件
❏TS細胞を用いた、β-cateninの胎盤形成に果たす役割に関する研究(15K20171)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】上條 慎太郎 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, リサーチアソシエイト (70570878)
【キーワード】幹細胞 / 奇形腫 / 胚細胞腫瘍 / βカテニン / 奇形種 (他10件)
【概要】β-cateninが幹細胞においては多分化能獲得に必須であり、栄養膜細胞系列では胎盤形成と着床維持に関与していることが推察される。胎盤を構成する栄養膜細胞系列の幹細胞であるTS細胞を用いて詳細に解析することにより、発生学や生殖医療の発展向上を目指した基礎研究として貢献し、その成果の臨床への応用を目指す。 マウス胚においてβ-cateninをノックアウトすると三胚葉への分化運命が決定する原腸形成期に...
❏胎児栄養環境維持における血液胎盤関門制御機構の包括的解明と表現型変動との相関(21890246)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】登美 斉俊 慶應義塾大学, 薬学部, 講師 (30334717)
【キーワード】胎盤関門 / トランスポーター / 発現制御 / 胎児栄養環境 / 胎盤 (他14件)
【概要】血液胎盤関門は胎児への物質移行を制御することで胎児環境維持を担うため、その機能制御機構の解明は重要である。本研究では、(1)血液胎盤関門への分化、(2)妊娠糖尿病モデルラット、(3)妊娠期低栄養モデルラットにおける血液胎盤関門トランスポーターの発現制御をそれぞれ明らかにした。本研究成果は、血液胎盤関門が母体栄養環境や胎盤分化過程に対応して胎児環境維持に向けたトランスポーター等の発現制御を受けること...
【医歯薬学】看護学:胃がん分化を含む研究件
❏時空間的解析による胃化生粘膜発生機序の解明と胃粘膜再生療法の開発(20K08377)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】化生 / 粘膜再生 / 炎症 / 胃癌 / 再生 (他7件)
【概要】令和2年度はインターロイキン33(IL-33)の誘導性発現マウス系統を樹立しKRT19-creERTマウスと交配させタモキシフェンの投与による遺伝子組み換えを誘導し、胃組織の免疫染色により腺窩上皮にIL-33の発現を確認した。タモキシフェン投与1w後に胃体部の腺峡部付近にGSII陽性となる化生粘膜を生じ、4w後にはほぼ正常に回復していた。さらに1w後の胃粘膜の腺底部と粘膜下層にCD45、CD11b...
❏胃幹細胞の癌化メカニズムの解明と幹細胞マーカーの予防・治療への応用(17K09346)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平田 喜裕 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10529192)
【キーワード】胃癌 / 幹細胞 / オルガノイド / 化生 / ヘリコバクター (他7件)
【概要】マウスモデルおよび上皮培養モデルを用いて胃粘膜の癌化及び化生性変化における幹細胞およびその細胞内シグナルの役割を検討した。ヘリコバクター感染や癌源性遺伝子異常によるMAPK活性化は胃粘膜の化生性変化や細胞増殖の亢進を誘導したが、Lgr5陽性細胞および上皮TGFβシグナルの影響は限定的であった。変異型Krasによる化生性変化は粘膜の幹細胞マーカーCD44とSox9発現亢進と相関していた。一方新規に樹...
❏胃上皮幹細胞の分化制御機構の解明(17H05081)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】早河 翼 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60777655)
【キーワード】胃上皮幹細胞 / 萎縮性胃炎 / 粘膜再生 / 腸上皮化生 / 分化 (他13件)
【概要】胃の幹細胞と前駆細胞および各種成熟細胞の遺伝子発現解析によりそれぞれの選択的なマーカーを新規に同定し、またそれぞれを標識可能なマウスを作成した。幹細胞その他の細胞群が発癌の超初期の段階において、どのような病理学的・分子学的変化を生じるのかについて、マウスモデルによる詳細な時系列解析と遺伝子発現解析によりその機序を明らかにした。幹細胞の増殖や粘膜再生がTuft細胞を介したアセチルコリン-ERK経路に...
【医歯薬学】看護学:糖尿病分化を含む研究件
❏ヘテロ性付与によるヒトiPS由来膵臓β細胞の機能向上(22K19543)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓内分泌細胞 / 糖感受性インスリン分泌 / 分化 / 糖尿病 / 脱分化
【概要】
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...