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研究分野別サイレントキーワード
「糖尿病」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報基礎学:cain糖尿病を含む研究件
❏統計的因果推論の形式化・自動化に向けての挑戦(16K12398)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】汪 金芳 横浜市立大学, データサイエンス学部, 教授 (10270414)
【キーワード】causal inference / conditional independence / formalization / cain / SSReflect (他21件)
【概要】(1) 複数の読影者から得られたクラスターテータに基づいて、2つの画像診断法に対する非劣性検定を提案し、急性くも膜下出血患者に対して実施した動脈瘤診断 法から得られたテータに本提案手法を適用し、その有効性を確認した。 (2) 複数の読影者による評価テータを統合するための多次元変量効果モテルを提案し、それに基づいた感度と特異度の推定法や、感 度と特異度の同時信頼区間の構築法を提案した。(3) 定理証...
❏擬似尤度に基づく情報量基準の構築と過分散を持つ離散データの解析への応用(25330034)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】汪 金芳 千葉大学, 大学院理学研究科, 教授 (10270414)
【キーワード】一般化線形モデル / conditional independence / cain / quasi-likelihood / causal inference (他29件)
【概要】(1)確率分布の代わりに、平均と分散構造のみを仮定するセミパラメトリックモデルを提案し、それに基づく一般化線形モデルの拡張を行った。また拡張されたセミパラメトリック回帰モデルにおけるモデルの選択法を提案した。(2)定理証明支援系 Coq とその拡張である SSReflect を用いて,Wang(2010) で提案された代数系 Cain、とそれに基づく条件付き独立性の形式化を行った。(3)要約表基づ...
【情報学】情報基礎学:cell regression糖尿病を含む研究件
❏統計的因果推論の形式化・自動化に向けての挑戦(16K12398)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】汪 金芳 横浜市立大学, データサイエンス学部, 教授 (10270414)
【キーワード】causal inference / conditional independence / formalization / cain / SSReflect (他21件)
【概要】(1) 複数の読影者から得られたクラスターテータに基づいて、2つの画像診断法に対する非劣性検定を提案し、急性くも膜下出血患者に対して実施した動脈瘤診断 法から得られたテータに本提案手法を適用し、その有効性を確認した。 (2) 複数の読影者による評価テータを統合するための多次元変量効果モテルを提案し、それに基づいた感度と特異度の推定法や、感 度と特異度の同時信頼区間の構築法を提案した。(3) 定理証...
❏擬似尤度に基づく情報量基準の構築と過分散を持つ離散データの解析への応用(25330034)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】汪 金芳 千葉大学, 大学院理学研究科, 教授 (10270414)
【キーワード】一般化線形モデル / conditional independence / cain / quasi-likelihood / causal inference (他29件)
【概要】(1)確率分布の代わりに、平均と分散構造のみを仮定するセミパラメトリックモデルを提案し、それに基づく一般化線形モデルの拡張を行った。また拡張されたセミパラメトリック回帰モデルにおけるモデルの選択法を提案した。(2)定理証明支援系 Coq とその拡張である SSReflect を用いて,Wang(2010) で提案された代数系 Cain、とそれに基づく条件付き独立性の形式化を行った。(3)要約表基づ...
【情報学】情報基礎学:coq/SSReflect糖尿病を含む研究件
❏統計的因果推論の形式化・自動化に向けての挑戦(16K12398)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】汪 金芳 横浜市立大学, データサイエンス学部, 教授 (10270414)
【キーワード】causal inference / conditional independence / formalization / cain / SSReflect (他21件)
【概要】(1) 複数の読影者から得られたクラスターテータに基づいて、2つの画像診断法に対する非劣性検定を提案し、急性くも膜下出血患者に対して実施した動脈瘤診断 法から得られたテータに本提案手法を適用し、その有効性を確認した。 (2) 複数の読影者による評価テータを統合するための多次元変量効果モテルを提案し、それに基づいた感度と特異度の推定法や、感 度と特異度の同時信頼区間の構築法を提案した。(3) 定理証...
❏擬似尤度に基づく情報量基準の構築と過分散を持つ離散データの解析への応用(25330034)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】汪 金芳 千葉大学, 大学院理学研究科, 教授 (10270414)
【キーワード】一般化線形モデル / conditional independence / cain / quasi-likelihood / causal inference (他29件)
【概要】(1)確率分布の代わりに、平均と分散構造のみを仮定するセミパラメトリックモデルを提案し、それに基づく一般化線形モデルの拡張を行った。また拡張されたセミパラメトリック回帰モデルにおけるモデルの選択法を提案した。(2)定理証明支援系 Coq とその拡張である SSReflect を用いて,Wang(2010) で提案された代数系 Cain、とそれに基づく条件付き独立性の形式化を行った。(3)要約表基づ...
【情報学】情報基礎学:universal algebra糖尿病を含む研究件
❏統計的因果推論の形式化・自動化に向けての挑戦(16K12398)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】汪 金芳 横浜市立大学, データサイエンス学部, 教授 (10270414)
【キーワード】causal inference / conditional independence / formalization / cain / SSReflect (他21件)
【概要】(1) 複数の読影者から得られたクラスターテータに基づいて、2つの画像診断法に対する非劣性検定を提案し、急性くも膜下出血患者に対して実施した動脈瘤診断 法から得られたテータに本提案手法を適用し、その有効性を確認した。 (2) 複数の読影者による評価テータを統合するための多次元変量効果モテルを提案し、それに基づいた感度と特異度の推定法や、感 度と特異度の同時信頼区間の構築法を提案した。(3) 定理証...
❏擬似尤度に基づく情報量基準の構築と過分散を持つ離散データの解析への応用(25330034)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】汪 金芳 千葉大学, 大学院理学研究科, 教授 (10270414)
【キーワード】一般化線形モデル / conditional independence / cain / quasi-likelihood / causal inference (他29件)
【概要】(1)確率分布の代わりに、平均と分散構造のみを仮定するセミパラメトリックモデルを提案し、それに基づく一般化線形モデルの拡張を行った。また拡張されたセミパラメトリック回帰モデルにおけるモデルの選択法を提案した。(2)定理証明支援系 Coq とその拡張である SSReflect を用いて,Wang(2010) で提案された代数系 Cain、とそれに基づく条件付き独立性の形式化を行った。(3)要約表基づ...
【情報学】計算基盤:ssreflect糖尿病を含む研究件
❏統計的因果推論の形式化・自動化に向けての挑戦(16K12398)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】汪 金芳 横浜市立大学, データサイエンス学部, 教授 (10270414)
【キーワード】causal inference / conditional independence / formalization / cain / SSReflect (他21件)
【概要】(1) 複数の読影者から得られたクラスターテータに基づいて、2つの画像診断法に対する非劣性検定を提案し、急性くも膜下出血患者に対して実施した動脈瘤診断 法から得られたテータに本提案手法を適用し、その有効性を確認した。 (2) 複数の読影者による評価テータを統合するための多次元変量効果モテルを提案し、それに基づいた感度と特異度の推定法や、感 度と特異度の同時信頼区間の構築法を提案した。(3) 定理証...
❏擬似尤度に基づく情報量基準の構築と過分散を持つ離散データの解析への応用(25330034)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】汪 金芳 千葉大学, 大学院理学研究科, 教授 (10270414)
【キーワード】一般化線形モデル / conditional independence / cain / quasi-likelihood / causal inference (他29件)
【概要】(1)確率分布の代わりに、平均と分散構造のみを仮定するセミパラメトリックモデルを提案し、それに基づく一般化線形モデルの拡張を行った。また拡張されたセミパラメトリック回帰モデルにおけるモデルの選択法を提案した。(2)定理証明支援系 Coq とその拡張である SSReflect を用いて,Wang(2010) で提案された代数系 Cain、とそれに基づく条件付き独立性の形式化を行った。(3)要約表基づ...
【情報学】人間情報学:因果推論糖尿病を含む研究件
❏統計的因果推論の形式化・自動化に向けての挑戦(16K12398)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】汪 金芳 横浜市立大学, データサイエンス学部, 教授 (10270414)
【キーワード】causal inference / conditional independence / formalization / cain / SSReflect (他21件)
【概要】(1) 複数の読影者から得られたクラスターテータに基づいて、2つの画像診断法に対する非劣性検定を提案し、急性くも膜下出血患者に対して実施した動脈瘤診断 法から得られたテータに本提案手法を適用し、その有効性を確認した。 (2) 複数の読影者による評価テータを統合するための多次元変量効果モテルを提案し、それに基づいた感度と特異度の推定法や、感 度と特異度の同時信頼区間の構築法を提案した。(3) 定理証...
❏擬似尤度に基づく情報量基準の構築と過分散を持つ離散データの解析への応用(25330034)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】汪 金芳 千葉大学, 大学院理学研究科, 教授 (10270414)
【キーワード】一般化線形モデル / conditional independence / cain / quasi-likelihood / causal inference (他29件)
【概要】(1)確率分布の代わりに、平均と分散構造のみを仮定するセミパラメトリックモデルを提案し、それに基づく一般化線形モデルの拡張を行った。また拡張されたセミパラメトリック回帰モデルにおけるモデルの選択法を提案した。(2)定理証明支援系 Coq とその拡張である SSReflect を用いて,Wang(2010) で提案された代数系 Cain、とそれに基づく条件付き独立性の形式化を行った。(3)要約表基づ...
【情報学】人間情報学:Cain algebra糖尿病を含む研究件
❏統計的因果推論の形式化・自動化に向けての挑戦(16K12398)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】汪 金芳 横浜市立大学, データサイエンス学部, 教授 (10270414)
【キーワード】causal inference / conditional independence / formalization / cain / SSReflect (他21件)
【概要】(1) 複数の読影者から得られたクラスターテータに基づいて、2つの画像診断法に対する非劣性検定を提案し、急性くも膜下出血患者に対して実施した動脈瘤診断 法から得られたテータに本提案手法を適用し、その有効性を確認した。 (2) 複数の読影者による評価テータを統合するための多次元変量効果モテルを提案し、それに基づいた感度と特異度の推定法や、感 度と特異度の同時信頼区間の構築法を提案した。(3) 定理証...
❏擬似尤度に基づく情報量基準の構築と過分散を持つ離散データの解析への応用(25330034)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】汪 金芳 千葉大学, 大学院理学研究科, 教授 (10270414)
【キーワード】一般化線形モデル / conditional independence / cain / quasi-likelihood / causal inference (他29件)
【概要】(1)確率分布の代わりに、平均と分散構造のみを仮定するセミパラメトリックモデルを提案し、それに基づく一般化線形モデルの拡張を行った。また拡張されたセミパラメトリック回帰モデルにおけるモデルの選択法を提案した。(2)定理証明支援系 Coq とその拡張である SSReflect を用いて,Wang(2010) で提案された代数系 Cain、とそれに基づく条件付き独立性の形式化を行った。(3)要約表基づ...
【情報学】人間情報学:条件付き独立糖尿病を含む研究件
❏統計的因果推論の形式化・自動化に向けての挑戦(16K12398)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】汪 金芳 横浜市立大学, データサイエンス学部, 教授 (10270414)
【キーワード】causal inference / conditional independence / formalization / cain / SSReflect (他21件)
【概要】(1) 複数の読影者から得られたクラスターテータに基づいて、2つの画像診断法に対する非劣性検定を提案し、急性くも膜下出血患者に対して実施した動脈瘤診断 法から得られたテータに本提案手法を適用し、その有効性を確認した。 (2) 複数の読影者による評価テータを統合するための多次元変量効果モテルを提案し、それに基づいた感度と特異度の推定法や、感 度と特異度の同時信頼区間の構築法を提案した。(3) 定理証...
❏擬似尤度に基づく情報量基準の構築と過分散を持つ離散データの解析への応用(25330034)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】汪 金芳 千葉大学, 大学院理学研究科, 教授 (10270414)
【キーワード】一般化線形モデル / conditional independence / cain / quasi-likelihood / causal inference (他29件)
【概要】(1)確率分布の代わりに、平均と分散構造のみを仮定するセミパラメトリックモデルを提案し、それに基づく一般化線形モデルの拡張を行った。また拡張されたセミパラメトリック回帰モデルにおけるモデルの選択法を提案した。(2)定理証明支援系 Coq とその拡張である SSReflect を用いて,Wang(2010) で提案された代数系 Cain、とそれに基づく条件付き独立性の形式化を行った。(3)要約表基づ...
【情報学】情報学フロンティア:ベイズ推定糖尿病を含む研究件
❏統計的因果推論の形式化・自動化に向けての挑戦(16K12398)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】汪 金芳 横浜市立大学, データサイエンス学部, 教授 (10270414)
【キーワード】causal inference / conditional independence / formalization / cain / SSReflect (他21件)
【概要】(1) 複数の読影者から得られたクラスターテータに基づいて、2つの画像診断法に対する非劣性検定を提案し、急性くも膜下出血患者に対して実施した動脈瘤診断 法から得られたテータに本提案手法を適用し、その有効性を確認した。 (2) 複数の読影者による評価テータを統合するための多次元変量効果モテルを提案し、それに基づいた感度と特異度の推定法や、感 度と特異度の同時信頼区間の構築法を提案した。(3) 定理証...
❏擬似尤度に基づく情報量基準の構築と過分散を持つ離散データの解析への応用(25330034)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】汪 金芳 千葉大学, 大学院理学研究科, 教授 (10270414)
【キーワード】一般化線形モデル / conditional independence / cain / quasi-likelihood / causal inference (他29件)
【概要】(1)確率分布の代わりに、平均と分散構造のみを仮定するセミパラメトリックモデルを提案し、それに基づく一般化線形モデルの拡張を行った。また拡張されたセミパラメトリック回帰モデルにおけるモデルの選択法を提案した。(2)定理証明支援系 Coq とその拡張である SSReflect を用いて,Wang(2010) で提案された代数系 Cain、とそれに基づく条件付き独立性の形式化を行った。(3)要約表基づ...
【情報学】情報学フロンティア:人工知能(AI)糖尿病を含む研究件
❏ICTを利用した自己管理支援システムの構築とその効果の検証(26460858)
【研究テーマ】病院・医療管理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】脇 嘉代 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (70505891)
【キーワード】2型糖尿病 / ICT / 生活習慣 / 療養指導 / 人工知能 (他9件)
【概要】本研究では、安全性と正確性の確認されている2型糖尿病患者を対象とした、情報処理・言語処理装置を搭載した医療ICTシステム(DialBetics)を更に発展させることを目的とした。自己管理におけるICTの利用意向調査の結果、患者が医療ICTシステムに求める機能は、同じ糖尿病患者であっても背景・特性によって利用意向が異なることを明らかにした。また、アドバイス文の読み上げ機能に関して患者の好む声質や抑揚...
❏検査・処方データを利用した多数薬剤配合による副作用の自動抽出(22500432)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】高林 克日己 千葉大学, 医学部附属病院, 教授 (90188079)
【キーワード】薬剤反応性 / 生体生命情報学 / 人口知能 / 危機管理 / 診療録 (他14件)
【概要】臨床検査データの推移と投与薬剤の関連から半自動的に副作用を起こす薬剤の組み合わせの検出をする今回の手法で、新たな発見は得られなかった。現実には同時期に多数の薬剤が併用投与されていることと予防・治療での投与を排除できず、最終的には医療者の判断が不可欠である。また退院時サマリーからの検索はその内容が不備なことなどから偽陰性、偽陽性例が多く、サマリー記載の改善と構文マイニングツールの開発が望まれる。 ...
【複合領域】子ども学:運動糖尿病を含む研究件
❏座位・身体不活動により脆弱化する骨の代謝を非侵襲的にモニターする測定法の開発(17K01377)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高垣 裕子 神奈川歯科大学, 歯学部, 特任教授 (60050689)
【キーワード】身体不活動 / 歩行制限 / カルシウム同位体 / 抹消血流量 / 測定 (他28件)
【概要】反応性充血の手法により得られた血流のパラメータは,運動の血管内皮細胞の機能に対する保護的効果を表している.OLETFラットにおいて,任意の運動ばかりでなく身体不活動も,食餌の量が減った場合にはダイエット効果により体重増加や血糖値の上昇などの糖尿病の症状を軽減しうる.尿中のCa 安定同位体比は,骨形成と骨吸収のバランスにより変化した骨のパラメータの直接的で鋭敏なマーカーとして利用できる. ...
❏運動負荷誘導性マイオカインOSMによるNASH改善のメカニズムとその治療への応用(26282195)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】森川 吉博 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (60230108)
【キーワード】糖尿病 / 非アルコール性脂肪肝 / サイトカイン / 運動
【概要】高脂肪食給餌によるNASH発症マウスにオンコスタチンM(OSM)を投与するとNASHやグルコース不耐性、インスリン抵抗性、脂肪組織炎症の改善とともに、摂食量と腸管における脂肪吸収の低下が認められた。また、NASH発症マウスの門脈内にOSMを投与したところ、肝細胞における脂肪蓄積の抑制が示唆された。 高負荷のランニングにより下腿と大腿の筋群においてOSMの発現が増加した。また、OSMRβは血管内皮細...
【複合領域】子ども学:身体活動量糖尿病を含む研究件
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベース構築による前向きゲノムコホート研究(23249037)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00203381)
【キーワード】コホート研究 / 生活習慣病 / 低血糖 / 慢性腎臓病 / 睡眠 (他23件)
【概要】糖尿病治療の目標は糖尿病患者の予後をできるだけ健常者の予後に近づけることである。そのためには糖尿病患者と健常者を比較する疫学研究が必要である。我々は福岡県内の糖尿病専門施設に通院中の糖尿病患者5131人(福岡県糖尿病患者データベース研究、追跡期間5年間 追跡率97%)と耐糖能正常者を含む福岡県久山町住民3351人(久山町研究)からなるデータベースを構築した。 本研究期間では生活習慣(早食い、食物繊...
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベースにおけるうつ状態の検討(23659353)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学研究院, 特別教員 (00203381)
【キーワード】糖尿病 / うつ / 生存率 / 疫学調査 / 疫学 (他14件)
【概要】糖尿病患者にうつの合併が多いとされているが、我が国での大規模な疫学調査はない。5131人の糖尿病患者を登録し、前向き調査を行っている福岡県糖尿病患者データベース研究でうつ症状を有する患者を 8.9%に認めた。 一方、福岡県久山町の非糖尿病の住民では 4.0%にうつ症状を認め、性や年齢などを調整後の糖尿病患者のうつ症状のオッズ比は 2.6 であった。さらに、うつ症状を有する糖尿病患者は食事や運動が不...
【環境学】環境保全学:アジア糖尿病を含む研究件
❏食と腸内細菌と健康に関するアジア横断研究(17H04620)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中山 二郎 九州大学, 農学研究院, 教授 (40217930)
【キーワード】腸内フローラ / Dysbiosis / 現代食 / 生活習慣病 / 肥満 (他17件)
【概要】アジア人の近年の食習慣の変化は著しく、それにともない生活習慣病が急増している。そこで、我々は、食と健康のインターフェースとして注目される腸内フローラをインドネシア、モンゴル、タイ、フィリピンと共同で行うことにした。特に、肥満患者と2型糖尿病患者の食と腸内細菌叢について調査した。インドネシアの調査では、肥満患者にて、短鎖脂肪酸生産菌などの有益菌が減少して、多様性が低下したDysbiosis様の腸内細...
❏コミュニティーで支える高齢者ヘルスケア・デザインー国際地域比較研究ー(23241079)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】松林 公蔵 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (70190494)
【キーワード】地域在住高齢者 / 老年医学的総合機能評価 / 本邦 / アジア / 認知症 (他16件)
【概要】高知県土佐町、フータンのサムテカン、カリン、タイ・コンケン、イントネシア・ハフア州において、高齢者ヘルスケア研究事業を展開した。対象は、それぞれの地域に居住する高齢者数百名である。各地域において、老年医学的総合健診を実施してハイリスク・グループの高齢者に対しては、生活習慣改善のための介入を実施して奏功していることを確認した。 この過程で、6つの”D"、すなわち、1) Disease(疾病概...
【生物学】生物学:インスリン様成長因子(IGF)糖尿病を含む研究件
❏インスリン/IGFシグナルを修飾するIRSのモノユビキチン化の制御機構の解明(17K08625)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / IGF / シグナル伝達 / インスリン受容体基質 / ユビキチン (他11件)
【概要】インスリン/インスリン様成長因子(IGF)は動物の代謝調節や成長に重要である。これらが標的細胞に作用して起こす細胞内シグナルに異常が生じると、糖尿病やがんの発症につながる。本研究では、シグナルを仲介するインスリン受容体基質(IRS)のモノユビキチン化レベルが複数のユビキチンリガーゼと脱ユビキチン化酵素によって制御され、新しいメカニズムでシグナル強度を調節していることを発見した。さらに、これらの酵素...
❏糖尿病やがんの発症・進行におけるNedd4-IRS複合体の乖離/形成の意義(26460369)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / ユビキチン / がん (他6件)
【概要】代謝調節ホルモンであるインスリンへの体の応答性が低下すると糖尿病が起こる。一方、インスリンと構造の似たインスリン様成長因子(IGF)には成長促進作用があり、IGFへの応答性が過度に高まるとがんを発症しやすくなる。これらの応答性が変わるしくみには不明点が多い。今回、インスリン/IGFが細胞膜受容体に結合した後で起こる細胞内シグナル伝達を調べた。その結果、シグナル伝達を担うIRS2が別のタンパク質Ne...
❏インスリン受容体基質複合体の機能修飾を介したインスリン様活性制御法の開発(25221204)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 細胞内シグナル伝達 (他15件)
【概要】動物の正常な生命活動に必須な同化ホルモン、インスリン/インスリン様成長因子(IGF)の広範な生理活性(インスリン様活性)の発現には、シグナル伝達分子であるインスリン受容体基質(IRS)が必須である。我々は、IRSが多くのタンパク質(IRSAP)やRNAと相互作用して巨大な分子複合体(IRSome)を形成し、これが全く新しいメカニズムでインスリン様活性の調節に重要な役割を果たすことを解明した。更に、...
【生物学】生物学:糖取り込み糖尿病を含む研究件
❏インスリン受容体基質複合体の機能修飾を介したインスリン様活性制御法の開発(25221204)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 細胞内シグナル伝達 (他15件)
【概要】動物の正常な生命活動に必須な同化ホルモン、インスリン/インスリン様成長因子(IGF)の広範な生理活性(インスリン様活性)の発現には、シグナル伝達分子であるインスリン受容体基質(IRS)が必須である。我々は、IRSが多くのタンパク質(IRSAP)やRNAと相互作用して巨大な分子複合体(IRSome)を形成し、これが全く新しいメカニズムでインスリン様活性の調節に重要な役割を果たすことを解明した。更に、...
❏ジアシルグリセロールキナーゼζによる新たな糖尿病発症機構の解明とその解除薬の開発(24380152)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】伯野 史彦 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (30282700)
【キーワード】インスリン / 糖尿病 / 糖輸送担体 / ジアシルグリセロールキナーゼ / インスリン抵抗性 (他15件)
【概要】我々は、DGKζがIRS-1と結合することによって、既知のインスリンシグナル活性化とは独立にGLUT4の細胞膜移行を制御していることを明らかにした。さらに、DGKζ結合タンパク質であるPIP5K1αはDGKζと結合することによってGLUT4の細胞膜移行を促進していることが明らかとなった。 IRS-1とDGKζの結合を検出するELISAキットを用いて、IRS-1とDGKζの結合を阻害する低分子化合物...
❏プロテオミクスによる代謝調節機序の解明と糖尿病における異常(18390271)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】インスリン / 糖代謝 / 糖尿病 / グルコーストランスポーター / プロテオミクス (他9件)
【概要】インスリンの作用には、IRS-1/2を介したPI3-kinase/Akt活性化が極めて重要な役割を果たしている。我々は、IRS-1に結合するタンパクを、免疫沈降からの複合体解析をLC/MS/MSのシステムを用いて網羅的に検索し、proryl isomerarse I(Pin1)を同定した。Pin1は、プロリンをtrans構造に変化させることでタンパクの構造変化をもたらし、機能を修飾する蛋白である。...
【生物学】生物学:ジアシルグリセロールキナーゼ糖尿病を含む研究件
❏ジアシルグリセロールキナーゼζによる新たな糖尿病発症機構の解明とその解除薬の開発(24380152)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】伯野 史彦 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (30282700)
【キーワード】インスリン / 糖尿病 / 糖輸送担体 / ジアシルグリセロールキナーゼ / インスリン抵抗性 (他15件)
【概要】我々は、DGKζがIRS-1と結合することによって、既知のインスリンシグナル活性化とは独立にGLUT4の細胞膜移行を制御していることを明らかにした。さらに、DGKζ結合タンパク質であるPIP5K1αはDGKζと結合することによってGLUT4の細胞膜移行を促進していることが明らかとなった。 IRS-1とDGKζの結合を検出するELISAキットを用いて、IRS-1とDGKζの結合を阻害する低分子化合物...
❏ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)ζによるインスリン活性の新しい修飾機構(17780209)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伯野 史彦 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助手 (30282700)
【キーワード】インスリン / ジアシルグリセロール / インスリン抵抗 / インスリン受容体基質(IRS) / 脂肪細胞 (他9件)
【概要】インスリンは標的細胞の細胞膜上に存在する受容体に結合し、内蔵されたチロシンキナーゼを活性化する。活性化された受容体はインスリン受容体基質(IRS)をチロシンリン酸化、リン酸化されたIRSを認識して様々なシグナル分子が活性化され、インスリンの広範な生理活性、特に糖取り込みの促進が発現すると考えられている。これまで我々は、インスリン受容体基質(IRS)が他のタンパク質と大きな複合体を形成し、インスリン...
【工学】プロセス・化学工学:ヒストン糖尿病を含む研究件
❏血小板ー白血球コンタクトの免疫学的解析による炎症メカニズムの解明と新規治療の開発(18K08339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】炎症 / 細胞外ヒストン / Immunothrombosis / 好中球 / 血小板 (他17件)
【概要】炎症における急性期蛋白のひとつである細胞外ヒストンは血栓を形成することにより臓器障害の重症化をもたらすことが知られている。我々は、細胞外ヒストンが接着因子Mac-1を介して好中球と血小板を活性化して両者を凝集させ、血管障害に寄与することを証明した。また、この病態は糖尿病においてさらに増悪するが、糖尿病では細胞外ヒストンに対する好中球の感受性が増幅し、ヒストン刺激により末梢血に動員される活性化好中球...
❏炎症性疾患におけるImmunothrombosisの制御異常と新たな治療法の開発(15K09459)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】ヒストン / 好中球 / 血小板 / Mac-1 / CD40L (他10件)
【概要】ヒストンは損傷した宿主細胞から放出され、炎症に伴う血栓症を惹起する。血小板の活性化はヒストン誘発性血栓症の原因であるが、好中球依存性メカニズムは未知である。好中球除去およびMac-1欠損は、ヒストンによる肺血栓塞栓症の発症を抑制しマウスの生存を延長した。我々は血漿の存在下で血小板・好中球相互作用によって誘導される血漿凝固産物を推定する濁度測定技術を利用した。ヒストンは、好中球Mac-1を直接活性化...
【工学】総合工学:エネルギー糖尿病を含む研究件
❏肥満・2型糖尿病における肝臓の糖・脂質代謝調節破綻の分子機構(15H04847)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】窪田 直人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50396719)
【キーワード】インスリン受容体基質 / エネルギー / 糖質代謝異常 / 糖尿病 / 糖代謝異常 (他6件)
【概要】高脂肪食負荷に伴ってIRS-2の発現が低下しても、IRS-1の発現が多い中心静脈領域では高インスリン血症も相まってインスリンシグナルはむしろ亢進し、そのために脂肪合成が促進される一方、門脈領域ではIRS-1の発現が少ないためにIRS-2の発現低下を十分に代償することができず、インスリンシグナルが障害され、糖新生が亢進する可能性が示唆された。 ...
❏翻訳リボゾーム親和精製法による弓状核におけるインスリンシグナルの標的遺伝子の同定(22590995)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】中江 淳 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (00344573)
【キーワード】エネルギー / 糖質代謝異常 / AGRPニューロン / TRAP法 / 遺伝子発現解析 (他12件)
【概要】本研究では、視床下部弓状核のAGRPニューロン特異的な遺伝子発現解析に、Translating Ribosome Affinity Purification (TRAP)法を利用し、EGFPとlarge-subunit ribosomal protein L10aのN末端との融合蛋白を特異的に発現させるトランスジェニックマウスの作製を試みた。2ラインの陽性マウスを得、このマウスとニューロン特異的C...
【農学】農芸化学:機能性食品糖尿病を含む研究件
❏個々人の体内時計に基づく食後糖代謝予測モデルの構築と糖尿病予防への応用(21K11670)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】高橋 将記 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30711189)
【キーワード】時間栄養学 / 血糖値 / 絶食時間 / 機能性食品 / 体内時計 (他6件)
【概要】本研究課題の目的は、個々人の体内時計・生活リズムを考慮した食後血糖値予測モデルを構築し、糖尿病予防に活用することとした。また血糖値抑制効果を有する食品や飲料摂取時における血糖値反応の個人差(レスポンダー・ノンレスポンダー)の要因を探索し、血糖値予測モデルとの併用により個別化栄養学への応用を目指す。 初年度は、健康な成人を対象として日常生活下における様々な生体情報を1-2週間程度取得した【研究課題 ...
❏胆汁酸シグナルによる骨格筋機能向上の分子機構解析(16K18699)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 崇 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (90771676)
【キーワード】胆汁酸 / 骨格筋 / サルコペニア / TGR5 / 機能性食品成分 (他10件)
【概要】本研究では、胆汁酸が骨格筋機能に及ぼす影響を分子レベルで解析した。その結果、骨格筋に発現する胆汁酸受容体TGR5は骨格筋の肥大化や筋細胞分化を亢進することを明らかにした。TGR5を欠損するマウスにおいては、骨格筋の萎縮が確認された。したがって、骨格筋TGR5は加齢に伴う筋萎縮(サルコペニア)等の予防に向けた有力なターゲットになると考えられる。 我々はすでにTGR5活性化能を持つ食品成分として、柑橘...
❏抗肥満性胆汁酸受容体を活性化する新規食品成分の機能解析(23780127)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】清水 誠 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (40409008)
【キーワード】TGR5 / 胆汁酸 / 肥満 / 機能性食品 / GPCR (他7件)
【概要】TGR5は胆汁酸をリガンドとするGタンパク質共役受容体であり、その活性化は抗肥満・抗糖尿病効果を示すことが知られている。本研究では、TGR5を活性化する食品成分のスクリーニングを行い、ノミリンを含む複数の食品成分を同定した。動物実験の結果から、ノミリンは肥満や耐糖能異常を改善する事を明らかにした。また、TGR5を活性化する他の成分(成分A)に関しても、高脂肪食による体重増加を抑制する効果がある事を...
【農学】農芸化学:TGR5糖尿病を含む研究件
❏胆汁酸シグナルによる骨格筋機能向上の分子機構解析(16K18699)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 崇 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (90771676)
【キーワード】胆汁酸 / 骨格筋 / サルコペニア / TGR5 / 機能性食品成分 (他10件)
【概要】本研究では、胆汁酸が骨格筋機能に及ぼす影響を分子レベルで解析した。その結果、骨格筋に発現する胆汁酸受容体TGR5は骨格筋の肥大化や筋細胞分化を亢進することを明らかにした。TGR5を欠損するマウスにおいては、骨格筋の萎縮が確認された。したがって、骨格筋TGR5は加齢に伴う筋萎縮(サルコペニア)等の予防に向けた有力なターゲットになると考えられる。 我々はすでにTGR5活性化能を持つ食品成分として、柑橘...
❏抗肥満性胆汁酸受容体を活性化する新規食品成分の機能解析(23780127)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】清水 誠 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (40409008)
【キーワード】TGR5 / 胆汁酸 / 肥満 / 機能性食品 / GPCR (他7件)
【概要】TGR5は胆汁酸をリガンドとするGタンパク質共役受容体であり、その活性化は抗肥満・抗糖尿病効果を示すことが知られている。本研究では、TGR5を活性化する食品成分のスクリーニングを行い、ノミリンを含む複数の食品成分を同定した。動物実験の結果から、ノミリンは肥満や耐糖能異常を改善する事を明らかにした。また、TGR5を活性化する他の成分(成分A)に関しても、高脂肪食による体重増加を抑制する効果がある事を...
【農学】社会経済農学:食品糖尿病を含む研究件
❏生活習慣病の予防を目指した次世代機能性健康食品の開発に向けた検討と解析(16K15487)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岩部 美紀 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (70392529)
【キーワード】糖尿病 / 食品 / 農林水産物 / 生体機能利用
【概要】新規生活習慣病予防法を確立すべく、野菜・果物やその加工品を対象として、アディポネクチン/AdipoR作用を標的とする次世代機能性食品の開発に繋がる科学的エビデンスの構築を目的とした。培養細胞を用い、抗生活習慣病効果を有する植物素材・有効成分の同定を行った。さらに、生活習慣病モデル動物を用い、素材・有効成分の血糖降下作用を検討した(論文投稿準備中)。さらに、急性毒性、長期投与を行い、食品開発可能性を...
❏アディポカインによる腸内細菌叢制御の生活習慣病における病態生理的意義の解明(26253058)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-06-27 - 2017-03-31
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (40372370)
【キーワード】糖尿病 / 細菌 / シグナル伝達 / 脂質 / 食品
【概要】高脂肪食により生活習慣病が発症するメカニズムを免疫細胞と実質細胞の相互作用レベル、さらに腸内細菌叢、腸内代謝産物にも着目して、解明することを試みた。高脂肪食、アディポネクチンとその受容体AdipoRの低下、AdipoRの活性化、AdipoR欠損マウスの腸内細菌叢の無菌マウスへの移植等の影響の解析を行った。AdipoRの低下で炎症、酸化ストレス等が増加し、腸内細菌叢、腸内代謝産物を変化させ、脂肪肝、...
❏抗肥満性胆汁酸受容体を活性化する新規食品成分の機能解析(23780127)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】清水 誠 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (40409008)
【キーワード】TGR5 / 胆汁酸 / 肥満 / 機能性食品 / GPCR (他7件)
【概要】TGR5は胆汁酸をリガンドとするGタンパク質共役受容体であり、その活性化は抗肥満・抗糖尿病効果を示すことが知られている。本研究では、TGR5を活性化する食品成分のスクリーニングを行い、ノミリンを含む複数の食品成分を同定した。動物実験の結果から、ノミリンは肥満や耐糖能異常を改善する事を明らかにした。また、TGR5を活性化する他の成分(成分A)に関しても、高脂肪食による体重増加を抑制する効果がある事を...
【農学】動物生命科学:ストレプトゾトシン糖尿病を含む研究件
❏糖尿病における白筋アミノ酸代謝とエピゲノムに着目したサルコペニア治療の開発(21K08583)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】宮下 和季 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任准教授 (50378759)
【キーワード】サルコペニア / アミノ酸 / 糖尿病 / ストレプトゾトシン / 質量分析イメージング
【概要】肥満が心血管病のリスクであるのと同様、筋肉量減少がその本体であるサルコペニアも、心血管病発症のリスクとなる。インスリン不足は糖尿病の発症原因となり、また筋肉の蛋白同化障害を惹起しサルコペニアの原因ともなる。しかしながら、インスリン不足からサルコペニアが生じる機序の代謝学的観点からの機序解明と、原因に則した治療法の開発は、未だ不十分である。我々はこれまで、栄養素の代謝がサルコペニアの進展に与える意義...
❏食品成分による糖尿病合併症の制御(08456066)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】大澤 俊彦 名古屋大学, 農学部, 教授 (00115536)
【キーワード】メーラード反応最終生成物 / バイオマーカー / 糖尿病 / メチルグリオキザ-ル / 酸化ストレス (他12件)
【概要】糖尿病合併症の発症におけるフリーラジカルの関与について分子レベルでの解明と防御を目的として研究を進め、次のような研究実績を得ることができた。 (1)生体内メーラード反応最終生成物、Advanced Gly-cation End Products(AGE)と呼ばれる糖化タンパク質のバイオマーカーについても構造未知の物質が多く存在している。特に、申請者らは、アルギニンとシステイン、グリコースとの反応の...
【農学】森林圏科学:糖尿病を含む研究件
❏魚類アディポネクチンの性状および脂質・糖質代謝制御機構に関する研究(19580233)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】潮 秀樹 東京海洋大学, 海洋科学部, 准教授 (50251682)
【キーワード】脂質 / 糖 / 代謝 / アディポネクチン / 糖尿病 (他6件)
【概要】哺乳類では, 血中アディポネクチンレベルの上昇によって脂肪, 筋および肝細胞における脂質代謝が促進されることが明らかになってきた. また, 哺乳類脂肪細胞の分化や代謝調節において核内受容体PPAR・が重要な働きを担う. 一方, 魚類におけるこれらの存在についてはゼブラフィッシュなどのcDNAおよびESTデータベースによって確認しうるが, 現時点では機能性を有した脂質代謝関連タンパク質が存在するかど...
❏肝臓におけるSTAT3/SOCS3経路の調節による新しい糖脂質代謝改善療法の開発(17659275)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】植木 浩二郎 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教授 (00396714)
【キーワード】糖尿病 / シグナル伝達 / 発言制御 / 糖 / 脂質
【概要】1.肝臓におけるSTAT3リン酸化の分子メカニズム (1)マウスに対するアディポネクチンの全身投与、及び培養管細胞に対するアディポネクチン添加により、刺激後10分より始まり1時間をピークとして4時間程度持続するSTAT3チロシンリン酸化を同定した。 (2)このSTAT3のリン酸化は、アディポネクチン受容体AdipoR1を細胞に過剰発言させると増強し、AdipoR1shRNAを発言させAdipoR1...
【農学】水圏応用科学:微生物糖尿病を含む研究件
❏RNA結合タンパク質による腸内細菌叢の制御を介した寿命制御機構の解明(16K15213)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山角 祐介 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教 (40773768)
【キーワード】細菌叢 / 微生物 / 老化 / 糖尿病
【概要】我々はこれまでにMex-3B遺伝子欠損マウスを作出し、雄特異的に寿命が顕著に延長し、インスリン感受性が亢進していることを見出した。また、Mex-3B の欠損により腸内細菌叢が変化することも明らかにした。腸内細菌叢の変化がインスリン感受性に影響を与えることが報告されていることから、我々はMex-3Bが腸内細菌叢の制御を介してインスリン感受性、さらには寿命を制御しているのではないかと考え、研究を行った...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:Immunothrombosis糖尿病を含む研究件
❏血小板ー白血球コンタクトの免疫学的解析による炎症メカニズムの解明と新規治療の開発(18K08339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】炎症 / 細胞外ヒストン / Immunothrombosis / 好中球 / 血小板 (他17件)
【概要】炎症における急性期蛋白のひとつである細胞外ヒストンは血栓を形成することにより臓器障害の重症化をもたらすことが知られている。我々は、細胞外ヒストンが接着因子Mac-1を介して好中球と血小板を活性化して両者を凝集させ、血管障害に寄与することを証明した。また、この病態は糖尿病においてさらに増悪するが、糖尿病では細胞外ヒストンに対する好中球の感受性が増幅し、ヒストン刺激により末梢血に動員される活性化好中球...
❏炎症性疾患におけるImmunothrombosisの制御異常と新たな治療法の開発(15K09459)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】ヒストン / 好中球 / 血小板 / Mac-1 / CD40L (他10件)
【概要】ヒストンは損傷した宿主細胞から放出され、炎症に伴う血栓症を惹起する。血小板の活性化はヒストン誘発性血栓症の原因であるが、好中球依存性メカニズムは未知である。好中球除去およびMac-1欠損は、ヒストンによる肺血栓塞栓症の発症を抑制しマウスの生存を延長した。我々は血漿の存在下で血小板・好中球相互作用によって誘導される血漿凝固産物を推定する濁度測定技術を利用した。ヒストンは、好中球Mac-1を直接活性化...
【医歯薬学】内科系臨床医学:心不全 Heart Failure糖尿病を含む研究件
❏内臓脂肪CD4 T細胞の免疫老化を標的とした糖尿病・心血管疾患の新規治療法の開発(18K15197)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白川 公亮 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 学振特別研究員(PD) (30626388)
【キーワード】オステオポンチン / 心筋梗塞 / 心不全 / マクロファージ / 内臓脂肪 (他8件)
【概要】本研究で、オステオポンチン(OPN)が心筋梗塞後の組織修復時に、死細胞のクリアランスと菲薄化した梗塞巣の線維化の両方を促進するために不可欠な役割を果たし、心筋梗塞後梗塞巣特異的に増加するGalectin-3hiCD206+マクロファージが心臓におけるOPNの主な供給源であることを解明した。心筋梗塞後の心臓マクロファージにおけるSpp1(OPNをコードする遺伝子)転写活性化には、IL-10とM-CS...
❏高脂肪食負荷に伴うT細胞老化の分子機序と制御法の解明(18H02812)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】炎症制御 / 線維化制御 / 心不全 / 慢性腎臓病 / 糖尿病 (他14件)
【概要】内臓脂肪組織に脂肪が蓄積するとマクロファージを中心とした免疫細胞が浸潤して慢性炎症が生じる。我々は、内臓脂肪組織の慢性炎症には、老化したT細胞から分泌されるオステオポンチンが関与していることを見出した。本研究では、PD-1を標的として老化したT細胞を除去することによって糖代謝が改善することを明らかにした。この方法だと活性化したT細胞も除去することになり好ましくない。オステオポンチンの転写活性の制御...
❏メタボリックシンドロームにおける新規アディポカインの解明とその分子機能解析(16K09510)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】荷見 映理子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70599547)
【キーワード】肥満 / インスリン抵抗性 / S100A8 / 冠動脈疾患 / サイトカイン (他11件)
【概要】本研究はメタボリックシンドローム及び心血管疾患におけるS100A8の機能を明確にし、さらにはS100A8が組織炎症を惹起する分子機構、S100A8を介するシグナルを明らかにすることで新規治療を開発することを目的としている。我々が作成した脂肪細胞特異的S100A8ノックアウト(KO)マウスを用いて、高脂肪食負荷を行い、野生型マウスと比較してインスリン抵抗性に差が認められ、KOマウスの脂肪組織の解析を...
【医歯薬学】内科系臨床医学:脂肪組織炎症糖尿病を含む研究件
❏メタボリックシンドロームにおける新規アディポカインの解明とその分子機能解析(16K09510)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】荷見 映理子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70599547)
【キーワード】肥満 / インスリン抵抗性 / S100A8 / 冠動脈疾患 / サイトカイン (他11件)
【概要】本研究はメタボリックシンドローム及び心血管疾患におけるS100A8の機能を明確にし、さらにはS100A8が組織炎症を惹起する分子機構、S100A8を介するシグナルを明らかにすることで新規治療を開発することを目的としている。我々が作成した脂肪細胞特異的S100A8ノックアウト(KO)マウスを用いて、高脂肪食負荷を行い、野生型マウスと比較してインスリン抵抗性に差が認められ、KOマウスの脂肪組織の解析を...
❏肥満モデルマウス脂肪組織の慢性炎症に対するDPP-4阻害薬の病態改善効果(23650230)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】疾患モデル / 糖尿病 / 慢性炎症 / 脂肪組織 / 免疫 (他14件)
【概要】ナチュラルキラーT(NKT)細胞の脂肪組織炎症への影響を調べるために、肥満およびやせ(対照群)のC57BL/6Jマウスの内臓脂肪組織のNKT細胞のサブセットについて解析した。やせマウスの脂肪組織のNKT細胞のリンパ球全体に対する割合は脾臓や末梢血よりも大きく、脂肪組織の一部のNKT細胞はCD69を高発現し、細胞内IFN-γの発現も高く、脂肪組織のNKT細胞は何らかのメカニズムにより活性化されている...
【医歯薬学】内科系臨床医学:Mac-1糖尿病を含む研究件
❏血小板ー白血球コンタクトの免疫学的解析による炎症メカニズムの解明と新規治療の開発(18K08339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】炎症 / 細胞外ヒストン / Immunothrombosis / 好中球 / 血小板 (他17件)
【概要】炎症における急性期蛋白のひとつである細胞外ヒストンは血栓を形成することにより臓器障害の重症化をもたらすことが知られている。我々は、細胞外ヒストンが接着因子Mac-1を介して好中球と血小板を活性化して両者を凝集させ、血管障害に寄与することを証明した。また、この病態は糖尿病においてさらに増悪するが、糖尿病では細胞外ヒストンに対する好中球の感受性が増幅し、ヒストン刺激により末梢血に動員される活性化好中球...
❏炎症性疾患におけるImmunothrombosisの制御異常と新たな治療法の開発(15K09459)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】ヒストン / 好中球 / 血小板 / Mac-1 / CD40L (他10件)
【概要】ヒストンは損傷した宿主細胞から放出され、炎症に伴う血栓症を惹起する。血小板の活性化はヒストン誘発性血栓症の原因であるが、好中球依存性メカニズムは未知である。好中球除去およびMac-1欠損は、ヒストンによる肺血栓塞栓症の発症を抑制しマウスの生存を延長した。我々は血漿の存在下で血小板・好中球相互作用によって誘導される血漿凝固産物を推定する濁度測定技術を利用した。ヒストンは、好中球Mac-1を直接活性化...
【医歯薬学】内科系臨床医学:NNMT糖尿病を含む研究件
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:SGLT2糖尿病を含む研究件
❏近位尿細管ナトリウム輸送と鉱質コルチコイドシグナルにおけるSGLT2の意義(19K08671)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】堀田 晶子 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療員 (20534895)
【キーワード】SGLT2 / ミネラルコルチコイド / 近位尿細管 / ナトリウム輸送 / 高血圧 (他13件)
【概要】本研究では近年脚光を浴びるSGLT2阻害薬とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬が近位尿細管のNa輸送体NHE3およびNBCe1の輸送活性の調節にどのように関与するかを解析した。アルドステロン腎障害モデルラットにおいて近位尿細管のNa輸送活性が亢進すること、および通常ラットにおいてSGLT2阻害薬がアルドステロンによるNa輸送活性亢進を抑制することが確認された。また、近位尿細管での体液貯留機序において...
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
【医歯薬学】内科系臨床医学:肥満関連腎症糖尿病を含む研究件
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ミネラルコルチコイド受容体(MR)糖尿病を含む研究件
❏腎ミネラルコルチコイド受容体の糖鎖修飾による高血圧および腎障害発症機構の解明(15K19464)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】武田 彩乃 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 講師 (90468497)
【キーワード】ミネラルコルチコイド受容体(MR) / 糖鎖修飾 / OGT(O-GluNAc転移酵素) / 糖尿病 / OGT〔O-GlcNAc転移酵素) (他7件)
【概要】ミネラルコルチコイド受容体(MR)の糖鎖修飾(O-GluNAc修飾)が血圧や尿蛋白などの病態形成に与える影響を明らかにすることを目的とし、腎糸球体ポドサイトおよび腎尿細管においてO-GlcNAc転移酵素(OGT)を過剰発現させたトランスジェニックマウスを作成し、その表現型解析を行った。 腎尿細管におけるOGT過剰発現モデルにおいて、腎組織におけるMR活性が亢進しており、MRの糖鎖修飾(O-GlcN...
❏生活習慣病におけるアルドステロンによる治療抵抗性高血圧の発症機構の解明(25461397)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】柴田 洋孝 大分大学, 医学部, 教授 (20245484)
【キーワード】アルドステロン / 糖尿病 / ミネラルコルチコイド受容体
【概要】糖尿病は慢性的な高血糖状態から血管障害をきたすが詳細な分子機構は不明である。本研究では、高血糖はミネラルコルチコイド受容体(MR)のN末端領域の糖鎖修飾(O-GlcNAc修飾)を介してユビキチン―プロテアソーム系による蛋白分解を抑制するためにMR蛋白発現レベルが上昇することにより、MR転写活性化をきたすことが明らかとなった。糖尿病における治療抵抗性高血圧や臓器障害がMR拮抗薬により改善することが知...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ニコチン酸代謝糖尿病を含む研究件
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:腎線維化糖尿病を含む研究件
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:iNAMPT糖尿病を含む研究件
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:糖尿病性腎症糖尿病を含む研究件
❏糖尿病性腎症に対する新規治療戦略の開発(18K16006)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】畔上 達彦 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 助教 (60573376)
【キーワード】糖尿病性腎臓病 / 腎臓 / ワクチン / 糖尿病 / 終末糖化産物 (他6件)
【概要】糖尿病性腎臓病(DKD)はアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患で、その発症・進展には終末糖化産物受容体(RAGE)が深く関与する。DKDに対する治療戦略を構築するため、RAGEを標的とした治療ワクチンを開発した。RAGEワクチン接種により、ストレプトゾトシン投与マウス(1型糖尿病モデル)とレプチン受容体欠失db/dbマウス(2型糖尿病モデル)で、尿中アルブミン排泄,糸球体腫大,メサンギウム基質...
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:グレリン糖尿病を含む研究件
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
❏ミトコンドリア・ダイナミクスを標的としたグレリンによる慢性腎臓病新規治療戦略(26670433)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (50265823)
【キーワード】グレリン / ミトコンドリア / マイトファジ― / fission / fusion (他8件)
【概要】グレリン(Ghr)は腎障害をミトコンドリア(Mit)由来酸化ストレス低下を介して治癒する。一方腎障害におけるMitダイナミックスの意義が注目されている。糖尿病の腎障害において、Ghrの有効性を検証した。8週齢のC57BL/6マウスへストレプトゾトシンを投与し糖尿病発症を確認した後、12週間 Ghr (300μg/kg)を連日腹腔投与した。その結果Ghrが糖尿病におけるMitの膨化、クリステの断裂を...
【医歯薬学】内科系臨床医学:免疫老化糖尿病を含む研究件
❏高脂肪食負荷に伴うT細胞老化の分子機序と制御法の解明(18H02812)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】炎症制御 / 線維化制御 / 心不全 / 慢性腎臓病 / 糖尿病 (他14件)
【概要】内臓脂肪組織に脂肪が蓄積するとマクロファージを中心とした免疫細胞が浸潤して慢性炎症が生じる。我々は、内臓脂肪組織の慢性炎症には、老化したT細胞から分泌されるオステオポンチンが関与していることを見出した。本研究では、PD-1を標的として老化したT細胞を除去することによって糖代謝が改善することを明らかにした。この方法だと活性化したT細胞も除去することになり好ましくない。オステオポンチンの転写活性の制御...
❏加齢とメタボリックシンドロームに伴う心血管障害に共通の分子基盤の解明(15H04825)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】免疫老化 / 肥満 / T細胞 / マクロファージ / 高脂肪食 (他15件)
【概要】肥満が見た目だけでなく内臓の老化を加速させるメカニズムを解明した。高脂肪食負荷マウスの内臓脂肪でCD4 T細胞の一部(CD44hiCD62LloCD4+ T細胞)が、本来加齢マウスで出現する細胞老化の性質を獲得すること、この細胞老化がB細胞依存的に起こること、さらに、Senescence associated secretory phenotype (SASP)としてのオステオポンチンの大量分泌を...
【医歯薬学】内科系臨床医学:糖尿病性腎臓病糖尿病を含む研究件
❏糖尿病性腎症に対する新規治療戦略の開発(18K16006)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】畔上 達彦 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 助教 (60573376)
【キーワード】糖尿病性腎臓病 / 腎臓 / ワクチン / 糖尿病 / 終末糖化産物 (他6件)
【概要】糖尿病性腎臓病(DKD)はアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患で、その発症・進展には終末糖化産物受容体(RAGE)が深く関与する。DKDに対する治療戦略を構築するため、RAGEを標的とした治療ワクチンを開発した。RAGEワクチン接種により、ストレプトゾトシン投与マウス(1型糖尿病モデル)とレプチン受容体欠失db/dbマウス(2型糖尿病モデル)で、尿中アルブミン排泄,糸球体腫大,メサンギウム基質...
❏高脂肪食負荷に伴うT細胞老化の分子機序と制御法の解明(18H02812)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】炎症制御 / 線維化制御 / 心不全 / 慢性腎臓病 / 糖尿病 (他14件)
【概要】内臓脂肪組織に脂肪が蓄積するとマクロファージを中心とした免疫細胞が浸潤して慢性炎症が生じる。我々は、内臓脂肪組織の慢性炎症には、老化したT細胞から分泌されるオステオポンチンが関与していることを見出した。本研究では、PD-1を標的として老化したT細胞を除去することによって糖代謝が改善することを明らかにした。この方法だと活性化したT細胞も除去することになり好ましくない。オステオポンチンの転写活性の制御...
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
【医歯薬学】内科系臨床医学:アディポネクチン受容体糖尿病を含む研究件
❏CBPヘテロ欠損マウスを用いたレプチン非依存性の新規エネルギー・糖・脂質代謝調節経路の同定(15659216)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / 転写共役因子 / PPAR / アディポカイン (他12件)
【概要】PPARγを含めた種々の転写因子の共役因子CBP(CREB binding protein)のヘテロ欠損マウスがPPARγヘテロ欠損マウスに比し、より顕著な抗肥満、抗糖尿病の表現型を呈することを報告した。本マウスで認められるエネルギー消費とインスリン感受性の増加は、レプチン感受性の亢進と、アディポネクチンの増加と相関した。(Nature Genetics 30,221,2002)。またアディポネク...
❏アディポネクチンの2型糖尿病・高脂血症・動脈硬化症における病態生理学的意義の解明(14207045)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】アディポネクチン受容体 / 肥満 / 糖尿病 / アディポネクチン抵抗性 / 脂肪酸燃焼 (他14件)
【概要】肥満ではアデイポネクチンが低下し、糖尿病・代謝症候群の原因となっており、その補充がAMPキナーゼ(Nat.Med.8:1288,2002)やPPARαを活性化し、これらの効果的な治療手段となることを示した(Nat.Med.7:941,2001)。また、アディポネクチンの欠損により炎症性の内膜肥厚が増悪し(J.Biol.Chem.277:25863,2002)、アデイポネクチンの発現がapoE欠損マ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:リパーゼ糖尿病を含む研究件
❏リパーゼの糖尿病における新たな役割の解明(18K08504)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】高梨 幹生 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70610799)
【キーワード】高中性脂肪血症 / リポ蛋白リパーゼ / ホルモン感受性リパーゼ / アポリポ蛋白A5 / SREBP1c (他10件)
【概要】細胞内の中性脂肪やコレステロールエステルを水解するリパーゼであるホルモン感受性リパーゼ(HSL)の欠損マウスを主に用い、その他にもリポ蛋白リパーゼ(LPL)の補因子であるアポリポ蛋白A5(apoA5)の欠損マウス、脂質代謝における重要因子であるSREBP-1cの欠損マウスなどを用い、リパーゼと糖尿病との関連について研究を行った。 HSL欠損はインスリン欠乏下での生存に有利なことを見出し、apoA5...
❏脂肪細胞の脂肪分解により放出される新規インスリン分泌刺激物質の探索(24659443)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】岡崎 啓明 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (80610211)
【キーワード】糖尿病 / 脂質 / インスリン分泌 / 脂肪細胞 / リパーゼ (他9件)
【概要】カテコラミン刺激によるインスリン分泌という生理現象があるがその分子機構は未解明である。申請者らは、脂肪細胞における脂肪水解を担うリパーゼであるホルモン感受性リパーゼ(HSL)の欠損マウス(HSLKO)において検討を行った結果、この現象がHSLKOでは全く認められないことを見出した。この現象はインスリン分泌に影響する既知のホルモンの変動では説明できず、 カテコラミン刺激による脂肪細胞のHSL依存性脂...
【医歯薬学】内科系臨床医学:リポタンパク質リパーゼ糖尿病を含む研究件
❏リパーゼの糖尿病における新たな役割の解明(18K08504)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】高梨 幹生 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70610799)
【キーワード】高中性脂肪血症 / リポ蛋白リパーゼ / ホルモン感受性リパーゼ / アポリポ蛋白A5 / SREBP1c (他10件)
【概要】細胞内の中性脂肪やコレステロールエステルを水解するリパーゼであるホルモン感受性リパーゼ(HSL)の欠損マウスを主に用い、その他にもリポ蛋白リパーゼ(LPL)の補因子であるアポリポ蛋白A5(apoA5)の欠損マウス、脂質代謝における重要因子であるSREBP-1cの欠損マウスなどを用い、リパーゼと糖尿病との関連について研究を行った。 HSL欠損はインスリン欠乏下での生存に有利なことを見出し、apoA5...
❏高中性脂肪血症の新たな分子機構解明と治療標的の探索(15K19506)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高梨 幹生 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (70610799)
【キーワード】脂質 / 糖尿病 / インスリン / ホルモン感受性リパーゼ / リポ蛋白リパーゼ (他8件)
【概要】高中性脂肪(TG)血症の成因には完全に解明されていない点が多い。研究代表者らはインスリン欠乏性高TG血症に着目し、ホルモン感受性リパーゼ欠損マウスではTG上昇が軽微に留まることを見出し、その分子機構の解明を目指した。また、その他の各種脂質関連遺伝子欠損マウス、MCTオイル、triton WR-1339を用いた実験系からも、高TG血症の成因解析を進めた。その結果、リポ蛋白リパーゼ(LPL)による脂質...
【医歯薬学】内科系臨床医学:Nedd4糖尿病を含む研究件
❏インスリン/IGFシグナルを修飾するIRSのモノユビキチン化の制御機構の解明(17K08625)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / IGF / シグナル伝達 / インスリン受容体基質 / ユビキチン (他11件)
【概要】インスリン/インスリン様成長因子(IGF)は動物の代謝調節や成長に重要である。これらが標的細胞に作用して起こす細胞内シグナルに異常が生じると、糖尿病やがんの発症につながる。本研究では、シグナルを仲介するインスリン受容体基質(IRS)のモノユビキチン化レベルが複数のユビキチンリガーゼと脱ユビキチン化酵素によって制御され、新しいメカニズムでシグナル強度を調節していることを発見した。さらに、これらの酵素...
❏インスリン受容体基質のモノユビキチン化を介したインスリン活性調節機構の解明(24790928)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 糖尿病 / ユビキチン (他10件)
【概要】インスリンとインスリン様成長因子(IGF)は互いに類似した構造のホルモンで、インスリンは血糖値の調節に、IGFは細胞増殖や個体成長に重要な役割を果たします。私達は、これまでにインスリンやIGFの細胞内情報伝達を担うタンパク質の一つ「インスリン受容体基質」がモノユビキチン化という種類の分子修飾を受けるとインスリンやIGFの作用が強まることを見つけており、今回の研究によってその詳細な分子機構を明らかに...
【医歯薬学】内科系臨床医学:インスリンシグナル糖尿病を含む研究件
❏肝癌の進展におけるインスリン受容体基質(Irs)の役割(17K15612)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】桜井 賛孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70748376)
【キーワード】インスリン受容体基質 / 肝癌 / インスリンシグナル / シグナル伝達 / 糖尿病 (他6件)
【概要】肝癌では種々のシグナル経路が活性化していることが知られている。多くの疫学研究で肥満や糖尿病と肝癌の強い関連が報告されているが、肥満と糖尿病に共通するのはインスリン抵抗性に起因する高インスリン血症である。肝癌形成におけるインスリンシグナルの寄与は不明な点が多いため、両シグナル上流に位置するインスリン受容体基質(Irs)1、Irs2に着目し、肝臓特異的Irs1欠損マウス、肝臓特異的Irs2欠損マウスに...
❏刺激応答タンパクGADD34と代謝性高齢者疾患の解明(16H05280)
【研究テーマ】内科学一般(含心身医学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】磯部 健一 名古屋女子大学, 家政学部, 教授 (20151441)
【キーワード】脂肪肝 / 生活習慣病 / 鶏卵 / GADD34 / 糖質 (他13件)
【概要】生活習慣病が日本でも増加している。私たちは長年GADD34分子に着目して研究を行ってきた。GADD34遺伝子欠損マウスは老化に伴い、2型糖尿病、脂肪肝から肝硬変、肝癌を高率に発症する。そのメカニズムの解明から脂肪肝の発症や抑制に食事内容が重要であることがわかった。。マウスにエネルギー源として砂糖, グルコース、果糖のみを投与すると、2週間で脂肪肝を発症する。また、脂肪エネルギーが60%でコリンを欠...
【医歯薬学】内科系臨床医学:インスリン受容体糖尿病を含む研究件
❏インスリン抵抗性の病態の解明と治療法の開発(15390284)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】戸邉 一之 (戸辺 一之) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30251242)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / インスリン受容体 / インスリン受容体基質 / アディポネクチン (他12件)
【概要】2型糖尿病におけるインスリン抵抗性の機序を明らかにするため、インスリン受容体基質(IRS)-2欠損マウスのインスリン抵抗性の機序を解析したところ、肝臓におけるインスリン抵抗性と中枢でのIRS-2欠損によるレプチン抵抗性による肥満が関与していた(Suzuki et al.,J.Biol.Chem.279,25039,2004)。また、視床下部特異的IRS-2欠損マウスの解析より、中枢でのIRS-2の...
❏シグナル因子としてのアミノ酸の情報伝達ネットワークの分子機構解析(12460054)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40211164)
【キーワード】アミノ酸 / 転写因子 / IGF結合タンパク質-1 / DNAマイクロアレイ / インスリン受容体 (他19件)
【概要】インスリン様成長因子結合タンパク質I(IGFBP-1)の遺伝子転写制御を指標として、アミノ酸が遺伝子の発現を制御する機構を解析したところ以下の新知見が得られた。ロイシンによる同遺伝子の発現制御は、ワートマニンとラパマイシンに感受性の経路を介すること、ロイシンは細胞内で認識されること、核内外の転写因子の移動も重要であること、等である。これに関与する転写因子として、HNF-3ファミリー、FoxOファミ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:インスリン受容体基質(IRS)糖尿病を含む研究件
❏肝癌の進展におけるインスリン受容体基質(Irs)の役割(17K15612)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】桜井 賛孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70748376)
【キーワード】インスリン受容体基質 / 肝癌 / インスリンシグナル / シグナル伝達 / 糖尿病 (他6件)
【概要】肝癌では種々のシグナル経路が活性化していることが知られている。多くの疫学研究で肥満や糖尿病と肝癌の強い関連が報告されているが、肥満と糖尿病に共通するのはインスリン抵抗性に起因する高インスリン血症である。肝癌形成におけるインスリンシグナルの寄与は不明な点が多いため、両シグナル上流に位置するインスリン受容体基質(Irs)1、Irs2に着目し、肝臓特異的Irs1欠損マウス、肝臓特異的Irs2欠損マウスに...
❏インスリン/IGFシグナルを修飾するIRSのモノユビキチン化の制御機構の解明(17K08625)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / IGF / シグナル伝達 / インスリン受容体基質 / ユビキチン (他11件)
【概要】インスリン/インスリン様成長因子(IGF)は動物の代謝調節や成長に重要である。これらが標的細胞に作用して起こす細胞内シグナルに異常が生じると、糖尿病やがんの発症につながる。本研究では、シグナルを仲介するインスリン受容体基質(IRS)のモノユビキチン化レベルが複数のユビキチンリガーゼと脱ユビキチン化酵素によって制御され、新しいメカニズムでシグナル強度を調節していることを発見した。さらに、これらの酵素...
❏肥満・2型糖尿病における肝臓の糖・脂質代謝調節破綻の分子機構(15H04847)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】窪田 直人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50396719)
【キーワード】インスリン受容体基質 / エネルギー / 糖質代謝異常 / 糖尿病 / 糖代謝異常 (他6件)
【概要】高脂肪食負荷に伴ってIRS-2の発現が低下しても、IRS-1の発現が多い中心静脈領域では高インスリン血症も相まってインスリンシグナルはむしろ亢進し、そのために脂肪合成が促進される一方、門脈領域ではIRS-1の発現が少ないためにIRS-2の発現低下を十分に代償することができず、インスリンシグナルが障害され、糖新生が亢進する可能性が示唆された。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:インスリン分泌糖尿病を含む研究件
❏小区分54040:代謝および内分泌学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】膵臓β細胞
【研究期間】ドパミン
【研究代表者】VMAT2
【キーワード】インスリン分泌
【概要】
❏新規糖尿病関連遺伝子UBE2E2の膵β細胞における役割の解明(19K17977)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】桜井 賛孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70748376)
【キーワード】インスリン分泌 / 膵β細胞 / ユビキチン / 糖尿病 / インスリン
【概要】ゲノムワイド関連解析で東アジア人特有の2型糖尿病関連遺伝子としてUBE2E2が報告されたが、その機序は不明である。膵β細胞における役割を検証するため、膵β細胞特異的UBE2E2トランスジェニックマウス(TGマウス)を作製した。独立した2ラインで糖負荷試験時のインスリン分泌低下を伴う高血糖を呈した。離乳期以前のβ細胞量と増殖能の低下、p21の発現高値を認めた。プロテオーム解析でMesothelin(...
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
【医歯薬学】内科系臨床医学:腸管ホルモン糖尿病を含む研究件
❏長寿遺伝子SIRT1による腸管を介した糖代謝制御機構の解明(17H06631)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】五十嵐 正樹 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90508095)
【キーワード】SIRT1 / GLP-1 / 腸管内分泌細胞 / 腸管ホルモン / 老化 (他6件)
【概要】腸管は、代謝の制御に重要な役割を果たす臓器ですが、その加齢による変化とその全身へ及ぼす影響はよく知られていません。我々は、先行論文で、加齢に伴い、腸管内分泌細胞数が増加することを見出していますが、本研究では、腸管上皮の長寿遺伝子SIRT1の発現が、腸管内分泌細胞の中でも特に、血糖調節に関わる腸管ホルモンであるGLP-1分泌細胞数を調節することを発見し、その制御機構について解析を行いました。 ...
❏腸管ホルモンによる腸内環境を標的とした新規代謝異常症治療法の開発(15K09417)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70306687)
【キーワード】腸内細菌 / 腸管ホルモン / 糖尿病 / 腸管免疫
【概要】肥満症や2型糖尿病患者では腸内細菌叢に偏りが認められ、腸管内の短鎖脂肪酸や胆汁酸代謝の変化、腸管バリア機能の低下などが生じていると報告されている。さらにこれらの変化が、腸管ホルモン分泌の低下や高エンドトキシン血症による慢性炎症を引き起こし、宿主の耐糖能異常・肥満の原因となっていると考えられている。そこで我々は、エネルギー糖代謝異常症の治療に用いられている、腸管ホルモン製剤のこれらの因子への影響を検...
【医歯薬学】内科系臨床医学:Pin1糖尿病を含む研究件
❏プロリン異性化酵素Pin1,PAR14と含有複合体による代謝調節と治療への展開(26293219)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, その他の研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / Pin1 / インスリン / プロリン異性化酵素 (他14件)
【概要】プロリン異性化酵素とは、プロリンとそのN端側のアミノ酸と間のペプチド結合をcis体からtrans体に変化させることで標的タンパクの機能変化を誘導するユニークな酵素である。今回、Pin1はAMPKのγサブユニットに結合し、AMPK活性化抑制から脂肪分解を抑制することが判明した。さらに、Pin1は、転写共役因子PRDM16に結合し分解を促進することで脂肪細胞におけるUCP1発現を抑制することを見出した...
❏プロテオミクスによる代謝調節機序の解明と糖尿病における異常(18390271)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】インスリン / 糖代謝 / 糖尿病 / グルコーストランスポーター / プロテオミクス (他9件)
【概要】インスリンの作用には、IRS-1/2を介したPI3-kinase/Akt活性化が極めて重要な役割を果たしている。我々は、IRS-1に結合するタンパクを、免疫沈降からの複合体解析をLC/MS/MSのシステムを用いて網羅的に検索し、proryl isomerarse I(Pin1)を同定した。Pin1は、プロリンをtrans構造に変化させることでタンパクの構造変化をもたらし、機能を修飾する蛋白である。...
【医歯薬学】内科系臨床医学:脂肪酸燃焼糖尿病を含む研究件
❏アディポネクチンの2型糖尿病・高脂血症・動脈硬化症における病態生理学的意義の解明(14207045)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】アディポネクチン受容体 / 肥満 / 糖尿病 / アディポネクチン抵抗性 / 脂肪酸燃焼 (他14件)
【概要】肥満ではアデイポネクチンが低下し、糖尿病・代謝症候群の原因となっており、その補充がAMPキナーゼ(Nat.Med.8:1288,2002)やPPARαを活性化し、これらの効果的な治療手段となることを示した(Nat.Med.7:941,2001)。また、アディポネクチンの欠損により炎症性の内膜肥厚が増悪し(J.Biol.Chem.277:25863,2002)、アデイポネクチンの発現がapoE欠損マ...
❏CBPによる脂肪細胞分化・肥大化及びインスリン感受性の調節メカニズム(13877175)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (30185889)
【キーワード】転写共役因子 / 脂肪細胞 / 分化 / PPAR / 肥満 (他15件)
【概要】肥満・抗糖尿病の表現型を呈することを報告した。本年度、PPRγを含めた種々の転写因子の共役因子CBP(CREBb inding Protein)のヘテロ欠損マウスがPPARγヘテロ欠損マウスに比し、より顕著な抗肥満、抗糖尿病の表現型を呈することを見い出した。本マウスで認められるエネルギー消費とインスリン感受性の増加は、レプチン感受性の亢進と、アディポネクチンの増加と相関した。(Nature Gen...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ホルモン感受性リパーゼ糖尿病を含む研究件
❏リパーゼの糖尿病における新たな役割の解明(18K08504)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】高梨 幹生 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70610799)
【キーワード】高中性脂肪血症 / リポ蛋白リパーゼ / ホルモン感受性リパーゼ / アポリポ蛋白A5 / SREBP1c (他10件)
【概要】細胞内の中性脂肪やコレステロールエステルを水解するリパーゼであるホルモン感受性リパーゼ(HSL)の欠損マウスを主に用い、その他にもリポ蛋白リパーゼ(LPL)の補因子であるアポリポ蛋白A5(apoA5)の欠損マウス、脂質代謝における重要因子であるSREBP-1cの欠損マウスなどを用い、リパーゼと糖尿病との関連について研究を行った。 HSL欠損はインスリン欠乏下での生存に有利なことを見出し、apoA5...
❏高中性脂肪血症の新たな分子機構解明と治療標的の探索(15K19506)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高梨 幹生 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (70610799)
【キーワード】脂質 / 糖尿病 / インスリン / ホルモン感受性リパーゼ / リポ蛋白リパーゼ (他8件)
【概要】高中性脂肪(TG)血症の成因には完全に解明されていない点が多い。研究代表者らはインスリン欠乏性高TG血症に着目し、ホルモン感受性リパーゼ欠損マウスではTG上昇が軽微に留まることを見出し、その分子機構の解明を目指した。また、その他の各種脂質関連遺伝子欠損マウス、MCTオイル、triton WR-1339を用いた実験系からも、高TG血症の成因解析を進めた。その結果、リポ蛋白リパーゼ(LPL)による脂質...
【医歯薬学】内科系臨床医学:dysbiosis糖尿病を含む研究件
❏腸管内胆汁酸代謝制御による新規肥満・糖尿病治療法の開発(18K08526)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70306687)
【キーワード】肥満症治療 / 腸内環境 / 胆汁酸 / 腸内細菌叢 / 耐糖能障害 (他11件)
【概要】肥満・糖尿病の病態において、腸管内の胆汁酸代謝の変化が、腸内細菌叢とその代謝産物に偏りを生じさせ、その結果、インスリン抵抗性の病態が惹起されていることを示した。エネルギー糖代謝異常症において、腸内細菌叢の組成を決定する因子としての胆汁酸、ならびにその腸管内での胆汁酸代謝の重要性を明らかにした。高脂肪食による肥満・糖尿病の発症に、食事誘導性胆汁酸外分泌の増加が腸内細菌叢の偏倚を惹起し、変化した腸内細...
❏食と腸内細菌と健康に関するアジア横断研究(17H04620)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中山 二郎 九州大学, 農学研究院, 教授 (40217930)
【キーワード】腸内フローラ / Dysbiosis / 現代食 / 生活習慣病 / 肥満 (他17件)
【概要】アジア人の近年の食習慣の変化は著しく、それにともない生活習慣病が急増している。そこで、我々は、食と健康のインターフェースとして注目される腸内フローラをインドネシア、モンゴル、タイ、フィリピンと共同で行うことにした。特に、肥満患者と2型糖尿病患者の食と腸内細菌叢について調査した。インドネシアの調査では、肥満患者にて、短鎖脂肪酸生産菌などの有益菌が減少して、多様性が低下したDysbiosis様の腸内細...
【医歯薬学】内科系臨床医学:多臓器連関糖尿病を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
【医歯薬学】内科系臨床医学:TFG糖尿病を含む研究件
❏近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチー原因遺伝子産物の発現調節と代謝異常への関与(26670451)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / TFG / インスリン / 糖・脂質代謝 (他6件)
【概要】我々は、PTENに結合するタンパクを網羅的に同定する過程でTFGを同定した。培養細胞ではTFGを過剰発現することで、細胞内PIP3の量が増加した。しかし、一方、TFGは近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチーの原因遺伝子であり、この疾患では高率に糖尿病を合併する。そこで、我々は、TFGの神経および代謝における役割を明らかにするために、臓器特異的なTFG KOマウスの作成を行った。全身的なTFG KO...
❏プロリン異性化酵素Pin1,PAR14と含有複合体による代謝調節と治療への展開(26293219)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, その他の研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / Pin1 / インスリン / プロリン異性化酵素 (他14件)
【概要】プロリン異性化酵素とは、プロリンとそのN端側のアミノ酸と間のペプチド結合をcis体からtrans体に変化させることで標的タンパクの機能変化を誘導するユニークな酵素である。今回、Pin1はAMPKのγサブユニットに結合し、AMPK活性化抑制から脂肪分解を抑制することが判明した。さらに、Pin1は、転写共役因子PRDM16に結合し分解を促進することで脂肪細胞におけるUCP1発現を抑制することを見出した...
【医歯薬学】内科系臨床医学:糖質代謝異常糖尿病を含む研究件
❏肥満・2型糖尿病における肝臓の糖・脂質代謝調節破綻の分子機構(15H04847)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】窪田 直人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50396719)
【キーワード】インスリン受容体基質 / エネルギー / 糖質代謝異常 / 糖尿病 / 糖代謝異常 (他6件)
【概要】高脂肪食負荷に伴ってIRS-2の発現が低下しても、IRS-1の発現が多い中心静脈領域では高インスリン血症も相まってインスリンシグナルはむしろ亢進し、そのために脂肪合成が促進される一方、門脈領域ではIRS-1の発現が少ないためにIRS-2の発現低下を十分に代償することができず、インスリンシグナルが障害され、糖新生が亢進する可能性が示唆された。 ...
❏翻訳リボゾーム親和精製法による弓状核におけるインスリンシグナルの標的遺伝子の同定(22590995)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】中江 淳 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (00344573)
【キーワード】エネルギー / 糖質代謝異常 / AGRPニューロン / TRAP法 / 遺伝子発現解析 (他12件)
【概要】本研究では、視床下部弓状核のAGRPニューロン特異的な遺伝子発現解析に、Translating Ribosome Affinity Purification (TRAP)法を利用し、EGFPとlarge-subunit ribosomal protein L10aのN末端との融合蛋白を特異的に発現させるトランスジェニックマウスの作製を試みた。2ラインの陽性マウスを得、このマウスとニューロン特異的C...
【医歯薬学】内科系臨床医学:β細胞量糖尿病を含む研究件
❏日本人の耐糖能およびβ細胞機能と膵組織学的特徴との関連について久山町研究での検討(18K16245)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】稲石 淳 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (60724565)
【キーワード】糖尿病 / β細胞 / β細胞量 / 膵臓
【概要】福岡県久山町における剖検例の成績を用いて、生前に75g経口糖負荷試験により評価された耐糖能レベル及び糖代謝指標とβ細胞量の関連について検討した。生前の耐糖能レベルは正常耐糖能(40名)、境界型(空腹時血糖異常または耐糖能異常、31名)、糖尿病(32名)に分類した。β細胞量の指標として評価したβ細胞面積は正常耐糖能、境界型、糖尿病となるに従って段階的に減少し、糖代謝指標と関連していた。 ...
❏ヒト膵β細胞量調節機構に関する包括的検討(15K09399)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】税所 芳史 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90327510)
【キーワード】糖尿病 / 2型糖尿病 / β細胞量 / 肥満 / 日本人 (他7件)
【概要】本検討の目的はヒト(日本人)でのβ細胞量の生理的、病的変化を明らかにし、その調節機構を解明することである。我々は剖検膵標本および膵摘出術を施行された患者の膵組織を用いて、日本人における膵α・β細胞量の肥満や糖尿病における変化を検討し、2型糖尿病ではβ細胞量が46%減少していることを報告した(J Clin Endocrinol Metab 2016)。また動物では膵内脂肪蓄積がβ細胞障害を惹起するこ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:IRS-2糖尿病を含む研究件
❏膵β細胞の増殖と機能におけるインスリン受容体基質ファミリー蛋白質の役割の解明(17390261)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】戸辺 一之 (戸邉 一之) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30251242)
【キーワード】膵β細胞 / インスリン分泌 / インスリン受容体基質 / IRS-2 / β細胞の増殖 (他8件)
【概要】2型糖尿病の発症には、インスリン抵抗性とインスリン分泌低下の両者が関与する。私どもはインスリン受容体基質(IRS)-2の欠損マウスを作製し、肥満及び肝臓でのインスリン抵抗性に対し膵β細胞が十分に増殖できないため、相対的なインスリン分泌不足をきたすことにより糖尿病を発症することを明らかにした(Diabetes 49:1880-9,2000、J Biol Chem.279:25039-49,2004、...
❏IRS-2次損マウスの糖尿病重症度に遺伝子のマッピング、同定(15659217)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003
【研究代表者】寺内 康夫 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (40359609)
【キーワード】IRS-2 / 糖尿病 / 膵β細胞 / Pdx1 / GLUT2 (他7件)
【概要】129/Sv,C57Bl/6が混在した遺伝的背景のIRS-2,IRS-3ダブルヘテロ欠損マウス同士の交配により得られたオスマウスの解析では、6週齢では9群マウスの体重、血糖値に差を認めなかったが、14週齢時点ではIRS-2欠損マウスはIRS-3遺伝子型に関わらず有意な空腹時血糖上昇を認め、そのうち20-30%の個体が空腹時血糖300mg/dl以上の重症糖尿病を発症した。重症糖尿病個体の膵組織では膵...
【医歯薬学】内科系臨床医学:高次クロマチン構造糖尿病を含む研究件
❏高次クロマチン構造解析・ゲノム編集による脂肪細胞特異的な遺伝子発現制御機構の解明(15K09378)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50645538)
【キーワード】糖尿病 / 肥満 / 脂肪細胞 / 遺伝子 / 転写制御 (他8件)
【概要】脂肪細胞分化において重要な役割を果たすPPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は不明であった。ChIP-seq解析により、C/EBPα遺伝子の遠位領域にPPARγ結合部位のクラスターを同定し、これらの領域はスーパーエンハンサーを形成していた。さらに遠位エンハンサーとプロモーターにゲノムのループ構造の形成に関わるCTCFの結合部位を見出した。4C-seqや3C法では、遠位エンハンサーとプロモ...
❏3C法による脂肪細胞におけるC/EBPα遺伝子領域の高次クロマチン構造の解析(25860742)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (50645538)
【キーワード】遺伝子 / 転写制御 / 高次クロマチン構造 / 3C / 脂肪細胞 (他10件)
【概要】脂肪細胞の分化においてマスターレギュレーターである転写因子PPARγとC/EBPαのポジティブフィードバックループは重要な役割を果たすが、PPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は現在まで不明であった。ゲノムワイドにPPARg結合領域を同定するChIP-seqや、核内でのゲノム領域間の3次元的な近接関係を検出する3C法による解析などから、既存の手法では明らかでなかったC/EBPα遺伝子の下...
【医歯薬学】内科系臨床医学:アルドステロン糖尿病を含む研究件
❏近位尿細管ナトリウム輸送と鉱質コルチコイドシグナルにおけるSGLT2の意義(19K08671)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】堀田 晶子 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療員 (20534895)
【キーワード】SGLT2 / ミネラルコルチコイド / 近位尿細管 / ナトリウム輸送 / 高血圧 (他13件)
【概要】本研究では近年脚光を浴びるSGLT2阻害薬とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬が近位尿細管のNa輸送体NHE3およびNBCe1の輸送活性の調節にどのように関与するかを解析した。アルドステロン腎障害モデルラットにおいて近位尿細管のNa輸送活性が亢進すること、および通常ラットにおいてSGLT2阻害薬がアルドステロンによるNa輸送活性亢進を抑制することが確認された。また、近位尿細管での体液貯留機序において...
❏生活習慣病におけるアルドステロンによる治療抵抗性高血圧の発症機構の解明(25461397)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】柴田 洋孝 大分大学, 医学部, 教授 (20245484)
【キーワード】アルドステロン / 糖尿病 / ミネラルコルチコイド受容体
【概要】糖尿病は慢性的な高血糖状態から血管障害をきたすが詳細な分子機構は不明である。本研究では、高血糖はミネラルコルチコイド受容体(MR)のN末端領域の糖鎖修飾(O-GlcNAc修飾)を介してユビキチン―プロテアソーム系による蛋白分解を抑制するためにMR蛋白発現レベルが上昇することにより、MR転写活性化をきたすことが明らかとなった。糖尿病における治療抵抗性高血圧や臓器障害がMR拮抗薬により改善することが知...
【医歯薬学】内科系臨床医学:膵臓β細胞糖尿病を含む研究件
❏新規糖尿病関連遺伝子UBE2E2の膵β細胞における役割の解明(19K17977)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】桜井 賛孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70748376)
【キーワード】インスリン分泌 / 膵β細胞 / ユビキチン / 糖尿病 / インスリン
【概要】ゲノムワイド関連解析で東アジア人特有の2型糖尿病関連遺伝子としてUBE2E2が報告されたが、その機序は不明である。膵β細胞における役割を検証するため、膵β細胞特異的UBE2E2トランスジェニックマウス(TGマウス)を作製した。独立した2ラインで糖負荷試験時のインスリン分泌低下を伴う高血糖を呈した。離乳期以前のβ細胞量と増殖能の低下、p21の発現高値を認めた。プロテオーム解析でMesothelin(...
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
【医歯薬学】内科系臨床医学:肥満症糖尿病を含む研究件
❏腸管内胆汁酸代謝制御による新規肥満・糖尿病治療法の開発(18K08526)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70306687)
【キーワード】肥満症治療 / 腸内環境 / 胆汁酸 / 腸内細菌叢 / 耐糖能障害 (他11件)
【概要】肥満・糖尿病の病態において、腸管内の胆汁酸代謝の変化が、腸内細菌叢とその代謝産物に偏りを生じさせ、その結果、インスリン抵抗性の病態が惹起されていることを示した。エネルギー糖代謝異常症において、腸内細菌叢の組成を決定する因子としての胆汁酸、ならびにその腸管内での胆汁酸代謝の重要性を明らかにした。高脂肪食による肥満・糖尿病の発症に、食事誘導性胆汁酸外分泌の増加が腸内細菌叢の偏倚を惹起し、変化した腸内細...
❏腸内細菌叢の免疫学的制御による代謝異常治療法の開発(24591342)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70306687)
【キーワード】エネルギー代謝異常症 / 糖尿病 / 肥満症 / 腸内細菌 / メタボリックシンドローム (他7件)
【概要】腸内細菌叢と腸管免疫担当細胞は相互に作用をしながら、腸管内代謝産物や腸管ホルモン応答を介して宿主のエネルギー代謝の恒常性維持に寄与をしており、その破綻がエネルギー代謝異常症、すなわち肥満症や糖尿病を引き起こすと考えられた。腸内細菌、腸管免疫細胞、腸管内容物が形成する腸内環境を標的とした肥満症や糖尿病の新規治療法開発の方向性が本研究から示された。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:VMAT2糖尿病を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏低分子化合物スクリーニングに基づくマウスES細胞からの膵β細胞分化誘導法の効率化(24790949)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】坂野 大介 熊本大学, 発生医学研究所, 助教 (40571039)
【キーワード】ES・iPS細胞 / 膵β細胞 / インスリン / 糖尿病 / 低分子化合物 (他14件)
【概要】本研究では、1200の低分子化合物の中からVMAT2阻害剤にマウスES細胞から膵β細胞を分化誘導する効果が高める効果があることを見つけました。VMAT2は細胞内小胞に存在するモノアミン量を調節する因子です。そして、膵β細胞が糖濃度に応じてインスリンを分泌する能力を促進する化合物も見つけました。これらの2種類の化合物を併用して分化湯堂を行い、糖尿病モデルマウスへ移植したところ正常な血糖値に回復しまし...
【医歯薬学】内科系臨床医学:β細胞糖尿病を含む研究件
❏小区分54040:代謝および内分泌学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】糖尿病
【研究期間】β細胞
【研究代表者】β細胞量
【キーワード】膵臓
【概要】肥満などのインスリン抵抗性の存在下では、血糖値を正常に保つためにインスリン需要が大きくなる。膵β細胞はこれに対して、代償性に質的、量的に活動を高めて対応するが、長期に及ぶと疲弊し、機能的、或いは量的な破綻を起こすことにより2型糖尿病が発症することが明らかになってきている。一方で、膵癌患者における糖尿病発症に関しての機序、特に膵β細胞量との関わりは不明な部分が多い。大部分の膵癌患者で糖尿病は出現し、...
❏モノアミンシグナルを介した膵島の機能性調節機構の解明(20K08325)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / ドパミン / ヘテロ性 / β細胞 / インスリン (他10件)
【概要】1型糖尿病や2型糖尿病の治療に対し膵島や膵臓移植が有効な治療法である。しかし、ドナー不足がこれらの治療法を広く利用することの妨げになっているため、胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)からの膵β細胞分化誘導法が近年の研究により確立されつつある。 一方でヒトiPS細胞由来β様細胞への分化誘導細胞が試験管内で成熟度を長期間保持することは困難であり、誘導されたインスリンを分泌できる細胞群...
❏日本人の耐糖能およびβ細胞機能と膵組織学的特徴との関連について久山町研究での検討(18K16245)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】稲石 淳 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (60724565)
【キーワード】糖尿病 / β細胞 / β細胞量 / 膵臓
【概要】福岡県久山町における剖検例の成績を用いて、生前に75g経口糖負荷試験により評価された耐糖能レベル及び糖代謝指標とβ細胞量の関連について検討した。生前の耐糖能レベルは正常耐糖能(40名)、境界型(空腹時血糖異常または耐糖能異常、31名)、糖尿病(32名)に分類した。β細胞量の指標として評価したβ細胞面積は正常耐糖能、境界型、糖尿病となるに従って段階的に減少し、糖代謝指標と関連していた。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:血栓糖尿病を含む研究件
❏血小板ー白血球コンタクトの免疫学的解析による炎症メカニズムの解明と新規治療の開発(18K08339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】炎症 / 細胞外ヒストン / Immunothrombosis / 好中球 / 血小板 (他17件)
【概要】炎症における急性期蛋白のひとつである細胞外ヒストンは血栓を形成することにより臓器障害の重症化をもたらすことが知られている。我々は、細胞外ヒストンが接着因子Mac-1を介して好中球と血小板を活性化して両者を凝集させ、血管障害に寄与することを証明した。また、この病態は糖尿病においてさらに増悪するが、糖尿病では細胞外ヒストンに対する好中球の感受性が増幅し、ヒストン刺激により末梢血に動員される活性化好中球...
❏炎症性疾患におけるImmunothrombosisの制御異常と新たな治療法の開発(15K09459)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】ヒストン / 好中球 / 血小板 / Mac-1 / CD40L (他10件)
【概要】ヒストンは損傷した宿主細胞から放出され、炎症に伴う血栓症を惹起する。血小板の活性化はヒストン誘発性血栓症の原因であるが、好中球依存性メカニズムは未知である。好中球除去およびMac-1欠損は、ヒストンによる肺血栓塞栓症の発症を抑制しマウスの生存を延長した。我々は血漿の存在下で血小板・好中球相互作用によって誘導される血漿凝固産物を推定する濁度測定技術を利用した。ヒストンは、好中球Mac-1を直接活性化...
❏微小循環モデルのマイクロマシーニングと血球細胞の変形・流動能の解析法(11558112)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】南谷 晴之 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70051779)
【キーワード】微小循環 / マイクロマシーン / 赤血球 / 血小板 / 糖尿病 (他9件)
【概要】マイクロマシーニング技術を利用して透明な石英ガラスに毛細血管、細動静脈レベルのマイクロチャネル小血管モデルを形成し、加圧負荷により流路内に定常流を与えるin-vitro実験システムを構築した。流動赤血球の変形状態を顕微鏡下で高速度ビデオ録画し、撮像画像の画像処理により流速と変形能(パラシュート状に変形した赤血球の長軸方向と短軸方向の長さ比)を求めた。また、原子間力力顕微鏡(AFM)により赤血球単体...
【医歯薬学】外科系臨床医学:膵島糖尿病を含む研究件
❏モノアミンシグナルを介した膵島の機能性調節機構の解明(20K08325)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / ドパミン / ヘテロ性 / β細胞 / インスリン (他10件)
【概要】1型糖尿病や2型糖尿病の治療に対し膵島や膵臓移植が有効な治療法である。しかし、ドナー不足がこれらの治療法を広く利用することの妨げになっているため、胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)からの膵β細胞分化誘導法が近年の研究により確立されつつある。 一方でヒトiPS細胞由来β様細胞への分化誘導細胞が試験管内で成熟度を長期間保持することは困難であり、誘導されたインスリンを分泌できる細胞群...
❏移植医療に応用可能なiPS細胞を用いたヒト膵島作製技術の開発(25253079)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】膵臓 / 膵島移植 / 三次元培養 / 血管 / iPS細胞 (他10件)
【概要】我々は、器官発生の初期プロセスで生じる血管および間葉系細胞との相互作用の再現化により、立体的なヒト組織再構成法を開発している(Nature 499:481-484,2013)。この革新的な三次元培養法を活用し、三次元的な膵島組織を人為的に構築するための細胞操作技術を開発することを試みた。マウスおよびヒト膵島を対象として、複数の膵島のクラスタリング技術および血管化促進技術の開発を行い、複数の膵島を凝...
❏胆汁酸受容体FXRによる膵島保護作用(21659061)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】田中 十志也 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (20396930)
【キーワード】胆汁酸 / 糖尿病 / 核内受容体 / 膵島 / FXR
【概要】本研究では、胆汁酸をメディエーターとした肝臓と膵臓とのクロストーク、および胆汁酸によるFarnesoid X receptor (FXR)の活性化を介した膵島保護作用を明らかにすることを目的とし、膵β細胞特異的FXRノックアウトマウスを用いて機能解析を実施することを目標としている。本年度では、米国NIHより入手したFXR FLOXマウスについてC57BL/6Nマウスとの戻し交配を5回実施した。既に...
【医歯薬学】外科系臨床医学:膵島移植糖尿病を含む研究件
❏移植医療に応用可能なiPS細胞を用いたヒト膵島作製技術の開発(25253079)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】膵臓 / 膵島移植 / 三次元培養 / 血管 / iPS細胞 (他10件)
【概要】我々は、器官発生の初期プロセスで生じる血管および間葉系細胞との相互作用の再現化により、立体的なヒト組織再構成法を開発している(Nature 499:481-484,2013)。この革新的な三次元培養法を活用し、三次元的な膵島組織を人為的に構築するための細胞操作技術を開発することを試みた。マウスおよびヒト膵島を対象として、複数の膵島のクラスタリング技術および血管化促進技術の開発を行い、複数の膵島を凝...
❏革新的な三次元培養装置を用いた血管化ヒト膵島再構成法の開発(21249071)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】幹細胞 / iPS 細胞 / 糖尿病 / 膵島移植 / 三次元培養 (他6件)
【概要】本研究では、膵B細胞による膵島組織の創出を目指し、模擬微小重力発生装置を応用した回転培地装置を用いて MIN6 細胞株から膵B細胞スフェロイドの大量創出技術を確立した。条件検討により任意のサイズの膵B細胞スフェロイドを多数創出可能な条件を見出した。得られた膵B細胞スフェロイドは 2 次元培養群と比較し、高いグルコース応答能、インスリン発現を示した。さらに、糖尿病モデルマウスへ移植した結果、持続的な...
【医歯薬学】外科系臨床医学:NAD糖尿病を含む研究件
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
【医歯薬学】外科系臨床医学:NMN糖尿病を含む研究件
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:微小循環糖尿病を含む研究件
❏蛍光・燐光ナノプローブとフォトニック・イメージングシステムの開発とその応用(16300160)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】南谷 晴之 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70051779)
【キーワード】バイオイメージング / ナノプローブ / 蛍光 / 燐光 / 微小循環 (他10件)
【概要】倒立型および正立型蛍光顕微鏡に組み込んだ多波長マルチカラーフォトニックイメージングシステムの開発により、異なる波長の励起蛍光・燐光を有する各種ナノプローブを用いて組織・細胞内の生理機能分子の局在性や機能性を可視化解析し、細胞機能や組織障害の評価を可能にした。主に脳、肝臓など実質臓器や腫瘍新生血管網を対象にFITC、CFSE、ローダミン6G、NADH、Calcein-AM、新規Q-dotなどの蛍光プ...
❏微小循環モデルのマイクロマシーニングと血球細胞の変形・流動能の解析法(11558112)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】南谷 晴之 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70051779)
【キーワード】微小循環 / マイクロマシーン / 赤血球 / 血小板 / 糖尿病 (他9件)
【概要】マイクロマシーニング技術を利用して透明な石英ガラスに毛細血管、細動静脈レベルのマイクロチャネル小血管モデルを形成し、加圧負荷により流路内に定常流を与えるin-vitro実験システムを構築した。流動赤血球の変形状態を顕微鏡下で高速度ビデオ録画し、撮像画像の画像処理により流速と変形能(パラシュート状に変形した赤血球の長軸方向と短軸方向の長さ比)を求めた。また、原子間力力顕微鏡(AFM)により赤血球単体...
【医歯薬学】外科系臨床医学:脂肪組織糖尿病を含む研究件
❏新しいマクロファージ分子M-modによる2型糖尿病制御(24500494)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】北村 浩 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (80312403)
【キーワード】マクロファージ / 糖尿病 / 炎症 / トランスジェニックマウス / ノックアウトマウス (他16件)
【概要】マクロファージのM-mod(USP2A)の2型糖尿病発症における役割と作用機構を検証した。肥満マウスの脂肪組織マクロファージではM-mod2の発現が減少した。一方、マクロファージ選択的M-modトランスジェニックマウスを作成し、3カ月間の高脂肪給餌に供したところ、血液生化学的な変化は見られなかったが、脂肪組織マクロファージの炎症関連遺伝子の発現や脂肪組織への浸潤が抑えられた。さらに1年間後には体重...
❏肥満モデルマウス脂肪組織の慢性炎症に対するDPP-4阻害薬の病態改善効果(23650230)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】疾患モデル / 糖尿病 / 慢性炎症 / 脂肪組織 / 免疫 (他14件)
【概要】ナチュラルキラーT(NKT)細胞の脂肪組織炎症への影響を調べるために、肥満およびやせ(対照群)のC57BL/6Jマウスの内臓脂肪組織のNKT細胞のサブセットについて解析した。やせマウスの脂肪組織のNKT細胞のリンパ球全体に対する割合は脾臓や末梢血よりも大きく、脂肪組織の一部のNKT細胞はCD69を高発現し、細胞内IFN-γの発現も高く、脂肪組織のNKT細胞は何らかのメカニズムにより活性化されている...
【医歯薬学】外科系臨床医学:SIRT1糖尿病を含む研究件
❏長寿遺伝子SIRT1による腸管を介した糖代謝制御機構の解明(17H06631)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】五十嵐 正樹 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90508095)
【キーワード】SIRT1 / GLP-1 / 腸管内分泌細胞 / 腸管ホルモン / 老化 (他6件)
【概要】腸管は、代謝の制御に重要な役割を果たす臓器ですが、その加齢による変化とその全身へ及ぼす影響はよく知られていません。我々は、先行論文で、加齢に伴い、腸管内分泌細胞数が増加することを見出していますが、本研究では、腸管上皮の長寿遺伝子SIRT1の発現が、腸管内分泌細胞の中でも特に、血糖調節に関わる腸管ホルモンであるGLP-1分泌細胞数を調節することを発見し、その制御機構について解析を行いました。 ...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:成長ホルモン糖尿病を含む研究件
❏バイジェニックラットを用いたインスリン抵抗性の発現機構に関する研究(11480248)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】西原 真杉 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90145673)
【キーワード】肥満 / 糖尿病 / インスリン / 成長ホルモン / トランスジェニックラット (他10件)
【概要】肥満、あるいはインスリン非依存性糖尿病に随伴する第一義的な代謝異常はインスリン抵抗性である。このインスリン抵抗性の発現機構を明らかにすることはその治療法の開発にとっても極めて重要である。本研究では、我々が作出した2系統のヒト成長ホルモン(hGH)トランスジェニックラット(高hGH系統、低hGH系統)を用いて、インスリンとGHのクロストークという観点からインスリン抵抗性の発現機構を解明することを試み...
❏中枢機能を利用した哺乳動物の病体制御に関する研究(08306016)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】高橋 迪雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30011943)
【キーワード】視床下部 / 摂食行動 / 代謝 / 糖尿病 / 肥満 (他8件)
【概要】本研究の主要な目的は,視床下部による代謝と摂食の制御機構の神経機序を追究することで,肥満,糖尿病,摂食異常などの病態を制御するとともに,脂肪蓄積や体成長を中枢性に制御する方法論の基礎を確立することである.このために,我々が既に作出しているヒト成長ホルモン遺伝子導入形質転換ラットに加えて,新たにヒト成長ホルモン受容体遺伝子,ならびに摂食・代謝制御に関わる遺伝子として同定されたobese(ob)遺伝子...
【医歯薬学】外科系臨床医学:合併症糖尿病を含む研究件
❏全レセプトデータの眼科領域での活用基盤整備と糖尿病眼合併症研究への活用(15K10839)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田村 寛 京都大学, 国際高等教育院, 特定教授 (40418760)
【キーワード】レセプト / サンプリングデータセット / 糖尿病 / 合併症 / 眼合併症
【概要】医療費適正化や個別化医療などの複数の側面から重要性が指摘され、研究への活用の注目度も高いレセプト情報等データベース(NDB)解析を糖尿病合併症に対して実施した。 眼科レーザー治療の実態の網羅的な把握、糖尿病合併高血圧患者に対する降圧治療実態の把握ができた。2 型糖尿病患者の眼底検査実施に対する高血圧、脂質異常症などの因子についても検討できた。糖尿病に対する薬物治療開始後1年以内の眼底検査実施割合は...
❏大規模医療データベースを用いた2型糖尿病における急性膵炎の合併リスクの評価(15K08710)
【研究テーマ】疫学・予防医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小出 大介 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任教授 (50313143)
【キーワード】疫学 / 糖尿病 / 急性膵炎 / 合併症 / データベース (他6件)
【概要】本研究は、年々増加する糖尿病患者において、DPP4阻害薬など主な薬剤において急性膵炎のリスクがあり、添付文書が改訂されている現状において、そもそも日本人の2型糖尿病患者の背景情報としてどれほど急性膵炎になるリスクがあるか十分な情報がないことから研究した。解析するデータとしては国(厚生労働省保険局)が管理するナショナルレセプトデータベース(NDB)など大規模データベースから、糖尿病患者を病名や使用薬...
❏大規模医療情報基盤を利用した敗血症の治療に関する医療経済学的分析と評価(15K08557)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】阪本 雄一郎 佐賀大学, 医学部, 教授 (20366678)
【キーワード】確率的潜在意味解析手法 / DPC / 敗血症 / 医療経済学的分析 / 大規模医療情報 (他10件)
【概要】DPCの大規模医療情報を活用してProbabilistic Latent Semantic Analysis(確率的潜在意味解析手法を用いた患者と診療行為の同時クラスタリング「PLASMA」を活用して算出したクラスタを状態空間とみなし、同一患者において入院中にたどるクラスタ間の時間遷移パターンを解析し、治療支援のための補助的な客観データとしての臨床応用の可能性を見出した。 今回の検討では集中治療を...
【医歯薬学】外科系臨床医学:膵臓糖尿病を含む研究件
❏小区分54040:代謝および内分泌学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】糖尿病
【研究期間】β細胞
【研究代表者】β細胞量
【キーワード】膵臓
【概要】1型糖尿病や2型糖尿病の治療に対し膵島や膵臓移植が有効な治療法である。しかし、ドナー不足がこれらの治療法を広く利用することの妨げになっているため、胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)からの膵β細胞分化誘導法が近年の研究により確立されつつある。 一方でヒトiPS細胞由来β様細胞への分化誘導細胞が試験管内で成熟度を長期間保持することは困難であり、誘導されたインスリンを分泌できる細胞群...
❏ヒトiPS細胞を利用した次世代栄養環境リスク評価系の開発(18H02154)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / iPS細胞 / アミノ酸 / 膵臓 / 糖尿病 (他15件)
【概要】我々は、ヒトの発生分化を模倣するiPS細胞を用いて栄養環境リスク評価系を構築し、栄養の過不足が臓器形成・機能に与える影響を定量的な評価を目指した。ヒトiPS細胞を用いた検討から単一アミノ酸を膵臓分化中期に単独で制限することでインスリン分泌臓器である膵臓β細胞への分化が阻害されることを見出した。これらは母親の摂取カロリー不足による子の糖尿病発症リスクの主原因と考えることが出来る。さらに、妊娠マウスを...
❏日本人の耐糖能およびβ細胞機能と膵組織学的特徴との関連について久山町研究での検討(18K16245)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】稲石 淳 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (60724565)
【キーワード】糖尿病 / β細胞 / β細胞量 / 膵臓
【概要】福岡県久山町における剖検例の成績を用いて、生前に75g経口糖負荷試験により評価された耐糖能レベル及び糖代謝指標とβ細胞量の関連について検討した。生前の耐糖能レベルは正常耐糖能(40名)、境界型(空腹時血糖異常または耐糖能異常、31名)、糖尿病(32名)に分類した。β細胞量の指標として評価したβ細胞面積は正常耐糖能、境界型、糖尿病となるに従って段階的に減少し、糖代謝指標と関連していた。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:アディポカイン糖尿病を含む研究件
❏メタボリックシンドロームにおける新規アディポカインの解明とその分子機能解析(16K09510)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】荷見 映理子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70599547)
【キーワード】肥満 / インスリン抵抗性 / S100A8 / 冠動脈疾患 / サイトカイン (他11件)
【概要】本研究はメタボリックシンドローム及び心血管疾患におけるS100A8の機能を明確にし、さらにはS100A8が組織炎症を惹起する分子機構、S100A8を介するシグナルを明らかにすることで新規治療を開発することを目的としている。我々が作成した脂肪細胞特異的S100A8ノックアウト(KO)マウスを用いて、高脂肪食負荷を行い、野生型マウスと比較してインスリン抵抗性に差が認められ、KOマウスの脂肪組織の解析を...
❏アディポネクチン受容体アゴニストの植物からの探索と糖尿病の根本的治療薬・食品開発(18659265)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 客員助教授 (40372370)
【キーワード】糖尿病 / アディポカイン / アゴニスト
【概要】(1)アディポネクチン受容体の特異的アゴニストを植物(果物・野菜を含む)から抽出・精製し糖尿病の根本的治療薬を開発。:アディポネクチンと立体構造上ホモロジーを持ち、アディポネクチン受容体に結合してAMPキナーゼを活性化するオスモチン並びにPR-5ファミリーペプチドをあらゆる植物・果物からスクリーニングし、ジャガイモOSM-1h(89%)、トマトNP24(89%)、ピーマンP23(86%)、トウガラ...
❏アディポネクチンの肥満による低下の原因となる新規転写因子の同定と増加剤の開発(18390270)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部・附属病院, 特任准教授 (40372370)
【キーワード】糖尿病 / アディポカイン / プロモーター
【概要】アディポネクチンは脂肪組織特異的に発現・分泌されるアディポカインであるが、その血中レベルおよびmRNAの発現は、脂肪組織量が多い肥満者、糖尿病病態モデル動物において減少している。今回、この発現レベル減少のメカニズムを明らかにするために、アディポネクチン遺伝子プロモーター上の責任領域、および結合タンパク質を同定した。肥大化脂肪細胞におけるアディポネクチンのプロモーター活性は、小型脂肪細胞におけるプロ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞内シグナル糖尿病を含む研究件
❏インスリン受容体基質複合体の機能修飾を介したインスリン様活性制御法の開発(25221204)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 細胞内シグナル伝達 (他15件)
【概要】動物の正常な生命活動に必須な同化ホルモン、インスリン/インスリン様成長因子(IGF)の広範な生理活性(インスリン様活性)の発現には、シグナル伝達分子であるインスリン受容体基質(IRS)が必須である。我々は、IRSが多くのタンパク質(IRSAP)やRNAと相互作用して巨大な分子複合体(IRSome)を形成し、これが全く新しいメカニズムでインスリン様活性の調節に重要な役割を果たすことを解明した。更に、...
❏インスリン受容体基質のモノユビキチン化を介したインスリン活性調節機構の解明(24790928)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 糖尿病 / ユビキチン (他10件)
【概要】インスリンとインスリン様成長因子(IGF)は互いに類似した構造のホルモンで、インスリンは血糖値の調節に、IGFは細胞増殖や個体成長に重要な役割を果たします。私達は、これまでにインスリンやIGFの細胞内情報伝達を担うタンパク質の一つ「インスリン受容体基質」がモノユビキチン化という種類の分子修飾を受けるとインスリンやIGFの作用が強まることを見つけており、今回の研究によってその詳細な分子機構を明らかに...
【医歯薬学】外科系臨床医学:PPARγ糖尿病を含む研究件
❏ペルオキシソーム増殖因子受容体の迅速シグナル伝達系を介した心腎相関作用の意義(21790798)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】堀田 晶子 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (20534895)
【キーワード】水 / 電解質代謝学 / チアゾリン / PPARγ / 糖尿病 (他14件)
【概要】経口糖尿病薬チアゾリジン誘導体の副作用として浮腫や心不全が発生する機序について,培養細胞やマウス,ラットなどの腎臓を用いた生理実験や関連蛋白の解析等を行い,チアゾリジン誘導体の作用で,PPARγが遺伝子転写調節によらない迅速な細胞情報伝達系を介して,腎臓の近位尿細管におけるナトリウム再吸収を亢進させることを明らかにした。チアゾリジン誘導体による浮腫・心不全発症の予防や、浮腫を起こさない新しい糖尿病...
❏インスリン抵抗性の病態の解明と治療法の開発(15390284)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】戸邉 一之 (戸辺 一之) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30251242)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / インスリン受容体 / インスリン受容体基質 / アディポネクチン (他12件)
【概要】2型糖尿病におけるインスリン抵抗性の機序を明らかにするため、インスリン受容体基質(IRS)-2欠損マウスのインスリン抵抗性の機序を解析したところ、肝臓におけるインスリン抵抗性と中枢でのIRS-2欠損によるレプチン抵抗性による肥満が関与していた(Suzuki et al.,J.Biol.Chem.279,25039,2004)。また、視床下部特異的IRS-2欠損マウスの解析より、中枢でのIRS-2の...
❏アディポネクチンの2型糖尿病・高脂血症・動脈硬化症における病態生理学的意義の解明(14207045)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】アディポネクチン受容体 / 肥満 / 糖尿病 / アディポネクチン抵抗性 / 脂肪酸燃焼 (他14件)
【概要】肥満ではアデイポネクチンが低下し、糖尿病・代謝症候群の原因となっており、その補充がAMPキナーゼ(Nat.Med.8:1288,2002)やPPARαを活性化し、これらの効果的な治療手段となることを示した(Nat.Med.7:941,2001)。また、アディポネクチンの欠損により炎症性の内膜肥厚が増悪し(J.Biol.Chem.277:25863,2002)、アデイポネクチンの発現がapoE欠損マ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:iPS細胞糖尿病を含む研究件
❏ヒトiPS細胞を利用した次世代栄養環境リスク評価系の開発(18H02154)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / iPS細胞 / アミノ酸 / 膵臓 / 糖尿病 (他15件)
【概要】我々は、ヒトの発生分化を模倣するiPS細胞を用いて栄養環境リスク評価系を構築し、栄養の過不足が臓器形成・機能に与える影響を定量的な評価を目指した。ヒトiPS細胞を用いた検討から単一アミノ酸を膵臓分化中期に単独で制限することでインスリン分泌臓器である膵臓β細胞への分化が阻害されることを見出した。これらは母親の摂取カロリー不足による子の糖尿病発症リスクの主原因と考えることが出来る。さらに、妊娠マウスを...
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏移植医療に応用可能なiPS細胞を用いたヒト膵島作製技術の開発(25253079)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】膵臓 / 膵島移植 / 三次元培養 / 血管 / iPS細胞 (他10件)
【概要】我々は、器官発生の初期プロセスで生じる血管および間葉系細胞との相互作用の再現化により、立体的なヒト組織再構成法を開発している(Nature 499:481-484,2013)。この革新的な三次元培養法を活用し、三次元的な膵島組織を人為的に構築するための細胞操作技術を開発することを試みた。マウスおよびヒト膵島を対象として、複数の膵島のクラスタリング技術および血管化促進技術の開発を行い、複数の膵島を凝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:IRS糖尿病を含む研究件
❏膵β細胞の増殖機構とその破綻の分子生物学的研究(20591051)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】大杉 満 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00420216)
【キーワード】膵β細胞 / IRS / CREB / CaMK / 糖尿病 (他8件)
【概要】(1)膵β細胞のIRS-2量調節では、グルコース刺激が重要である。(2)グルコース刺激がCaMK-4、CREBを介してIRS-2を調節している。(3)db/dbマウスなどの膵β細胞代償不全モデルでは、グルコース・センシングに重要なグルコキナーゼ、Glut2の発現低下が見られ、糖流入が減ることにより、IRS-2が低下し、膵β細胞の保護システムが破綻すると考えられる。 ...
❏ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)ζ活性阻害によるインスリン抵抗性解除機構(19580324)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】伯野 史彦 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (30282700)
【キーワード】インスリン / 糖尿病 / インスリン受容体基質(IRS) / DGKζ / 脂質 (他6件)
【概要】本研究ではIRSと結合するDGKζ活性がGlut4 の細胞膜移行を阻害するメカニズムを解明し、インスリン抵抗性の発生とIRS-1 結合性DGKζとの関連を明らかにすることを目的としている。3T3-L1 adipocytes において、siRNA によってDKGζをノックダウンすると、インスリン非依存的な糖取り込み量に変化は認められないが、インスリン依存的な糖取り込み量が有意に減少すること、さらにイ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:KLF5糖尿病を含む研究件
❏上皮間葉移行(EMT)による心血管リモデリングの分子機構解明(19659198)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007
【研究代表者】永井 良三 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (60207975)
【キーワード】上皮-間葉移行 / 慢性炎症 / 慢性腎疾患 / 線維化 / 組織リモデリング (他8件)
【概要】上皮-間葉移行(Epithelial-mesenchymal transition、EMT)は、上皮細胞が間葉系細胞様に形態変化する現象であり、初期胚発生における原腸陥入、神経提細胞の運動や器官形成過程、特に心臓や腎臓での重要性がよく知られている。EMTは細胞の運動性や細胞外基質の蓄積をもたらすことから、最近EMTが癌の浸潤や転移、また臓器線維化や慢性炎症に重要であることが徐々に明らかとなってきて...
❏メタボリックシンドロームにおける血管-代謝臓器連関の転写ネットワーク(18390230)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】眞鍋 一郎 東京大学, 医学系研究科, 科学技術振興特任教員 (70359628)
【キーワード】循環器・高血圧 / 糖尿病 / トランスレーショナルリサーチ / 動脈硬化 / メタボリックシンドローム (他7件)
【概要】本研究計画では、メタボリックシンドロームの進展と、その臨床的帰結として最重要な動脈硬化発症の分子機構について、血管と代謝臓器の両者に関してストレス応答に対する転写ネットワークの観点から横断的に研究を行ない、代謝ストレスなどの慢性的ストレスや慢性炎症状態がどのようにしてメタボリックシンドロームから動脈硬化性疾患を惹起するのかを明らかとすることを目的とする。さらに、転写ネットワークに対して作用する血管...
【医歯薬学】外科系臨床医学:血管障害糖尿病を含む研究件
❏エピゲノム修飾をマーカーとした腸内フローラにおける糖尿病合併症制御因子の探索(22K19136)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】中山 二郎 九州大学, 農学研究院, 教授 (40217930)
【キーワード】腸内フローラ / 腸内細菌叢 / エピゲノム / 糖尿病 / 血管障害
【概要】
❏血小板ー白血球コンタクトの免疫学的解析による炎症メカニズムの解明と新規治療の開発(18K08339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】炎症 / 細胞外ヒストン / Immunothrombosis / 好中球 / 血小板 (他17件)
【概要】炎症における急性期蛋白のひとつである細胞外ヒストンは血栓を形成することにより臓器障害の重症化をもたらすことが知られている。我々は、細胞外ヒストンが接着因子Mac-1を介して好中球と血小板を活性化して両者を凝集させ、血管障害に寄与することを証明した。また、この病態は糖尿病においてさらに増悪するが、糖尿病では細胞外ヒストンに対する好中球の感受性が増幅し、ヒストン刺激により末梢血に動員される活性化好中球...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞老化糖尿病を含む研究件
❏加齢とメタボリックシンドロームに伴う心血管障害に共通の分子基盤の解明(15H04825)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】免疫老化 / 肥満 / T細胞 / マクロファージ / 高脂肪食 (他15件)
【概要】肥満が見た目だけでなく内臓の老化を加速させるメカニズムを解明した。高脂肪食負荷マウスの内臓脂肪でCD4 T細胞の一部(CD44hiCD62LloCD4+ T細胞)が、本来加齢マウスで出現する細胞老化の性質を獲得すること、この細胞老化がB細胞依存的に起こること、さらに、Senescence associated secretory phenotype (SASP)としてのオステオポンチンの大量分泌を...
❏血管老化マウスの確立と血管老化治療の開発(14370219)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】南野 徹 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (90328063)
【キーワード】細胞老化 / 血管老化 / テロメア / Ras / アンジオテンシンII (他12件)
【概要】我々はヒトから得られた動脈サンプルを検討し、非動脈硬化巣では老化細胞を認めないのに対し、動脈硬化病変においては老化した血管細胞を認めることをはじめて明らかにした。またこれらの老化細胞では血管細胞機能障害の形質を示していたことから細胞レベルでの老化が血管老化・動脈硬化の新たなメカニズムの一つであると考えられた。そのメカニズムを検討するため、我々は当初、テロメア、テロメレースに注目し研究を進めた。その...
【医歯薬学】外科系臨床医学:グルココルチコイド受容体糖尿病を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
【医歯薬学】社会医学:mTOR糖尿病を含む研究件
❏内分泌系によるオートファジー調節機構の解析(18370084)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】水島 昇 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10353434)
【キーワード】オートファジー / インスリン / 糖尿病 / アミノ酸 / mTOR (他8件)
【概要】本課題ではオートファジーによる細胞内分解がどのように制御されるかについて、特に内分泌系に注目して解析を行うことを目的とした。まずオートファジーの生理的な制御機構を解析する目的で、栄養のマスターレギュレーターとして知られるタンパク質キナーゼmTORについて研究を行った。栄養飢餓時のmTORの不活性化を各臓器で調べたところ、各臓器のmTOR不活性化のタイミングはオートファジーの開始と非常に良く相関して...
❏シグナル因子としてのアミノ酸の情報伝達ネットワークの分子機構解析(12460054)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40211164)
【キーワード】アミノ酸 / 転写因子 / IGF結合タンパク質-1 / DNAマイクロアレイ / インスリン受容体 (他19件)
【概要】インスリン様成長因子結合タンパク質I(IGFBP-1)の遺伝子転写制御を指標として、アミノ酸が遺伝子の発現を制御する機構を解析したところ以下の新知見が得られた。ロイシンによる同遺伝子の発現制御は、ワートマニンとラパマイシンに感受性の経路を介すること、ロイシンは細胞内で認識されること、核内外の転写因子の移動も重要であること、等である。これに関与する転写因子として、HNF-3ファミリー、FoxOファミ...
【医歯薬学】社会医学:AMPキナーゼ糖尿病を含む研究件
❏抗生活習慣病因子アディポネクチンの受容体アゴニスト・発現増加剤・切断活生化剤探索(17659274)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (40372370)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられている。AdはN末側のコラーゲンドメインとC末側のglobularドメインよりなる。我々は以前、globular Adは100分の1低い濃度で全長のAdと同等に代謝改善作用に重要なAMPキナーゼを活性化し(Nat.Med.8:1288,2002)、in vivoで糖・脂質...
❏アディポネクチン受容体の生理機能・情報伝達機構と病態生理学的意義(16209030)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】これまで、肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられてきた。我々は、さらに、肥満・インスリン抵抗性によって、総量のAdだけのみならず、高活性型である高分子量型(HMW)Adがとりわけ低下してくることを見出した。そして、PPARγアゴニストであるチアゾリジン誘導体(TZD)がこのHMWAdを顕著に増加させることを見...
❏アディポネクチンの2型糖尿病・高脂血症・動脈硬化症における病態生理学的意義の解明(14207045)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】アディポネクチン受容体 / 肥満 / 糖尿病 / アディポネクチン抵抗性 / 脂肪酸燃焼 (他14件)
【概要】肥満ではアデイポネクチンが低下し、糖尿病・代謝症候群の原因となっており、その補充がAMPキナーゼ(Nat.Med.8:1288,2002)やPPARαを活性化し、これらの効果的な治療手段となることを示した(Nat.Med.7:941,2001)。また、アディポネクチンの欠損により炎症性の内膜肥厚が増悪し(J.Biol.Chem.277:25863,2002)、アデイポネクチンの発現がapoE欠損マ...
【医歯薬学】社会医学:細胞内シクナル伝達糖尿病を含む研究件
❏インスリン受容体基質複合体の機能修飾を介したインスリン様活性制御法の開発(25221204)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 細胞内シグナル伝達 (他15件)
【概要】動物の正常な生命活動に必須な同化ホルモン、インスリン/インスリン様成長因子(IGF)の広範な生理活性(インスリン様活性)の発現には、シグナル伝達分子であるインスリン受容体基質(IRS)が必須である。我々は、IRSが多くのタンパク質(IRSAP)やRNAと相互作用して巨大な分子複合体(IRSome)を形成し、これが全く新しいメカニズムでインスリン様活性の調節に重要な役割を果たすことを解明した。更に、...
❏インスリン受容体基質のモノユビキチン化を介したインスリン活性調節機構の解明(24790928)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 糖尿病 / ユビキチン (他10件)
【概要】インスリンとインスリン様成長因子(IGF)は互いに類似した構造のホルモンで、インスリンは血糖値の調節に、IGFは細胞増殖や個体成長に重要な役割を果たします。私達は、これまでにインスリンやIGFの細胞内情報伝達を担うタンパク質の一つ「インスリン受容体基質」がモノユビキチン化という種類の分子修飾を受けるとインスリンやIGFの作用が強まることを見つけており、今回の研究によってその詳細な分子機構を明らかに...
❏ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)ζによるインスリン活性の新しい修飾機構(17780209)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伯野 史彦 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助手 (30282700)
【キーワード】インスリン / ジアシルグリセロール / インスリン抵抗 / インスリン受容体基質(IRS) / 脂肪細胞 (他9件)
【概要】インスリンは標的細胞の細胞膜上に存在する受容体に結合し、内蔵されたチロシンキナーゼを活性化する。活性化された受容体はインスリン受容体基質(IRS)をチロシンリン酸化、リン酸化されたIRSを認識して様々なシグナル分子が活性化され、インスリンの広範な生理活性、特に糖取り込みの促進が発現すると考えられている。これまで我々は、インスリン受容体基質(IRS)が他のタンパク質と大きな複合体を形成し、インスリン...
【医歯薬学】社会医学:血糖値糖尿病を含む研究件
❏個々人の体内時計に基づく食後糖代謝予測モデルの構築と糖尿病予防への応用(21K11670)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】高橋 将記 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30711189)
【キーワード】時間栄養学 / 血糖値 / 絶食時間 / 機能性食品 / 体内時計 (他6件)
【概要】本研究課題の目的は、個々人の体内時計・生活リズムを考慮した食後血糖値予測モデルを構築し、糖尿病予防に活用することとした。また血糖値抑制効果を有する食品や飲料摂取時における血糖値反応の個人差(レスポンダー・ノンレスポンダー)の要因を探索し、血糖値予測モデルとの併用により個別化栄養学への応用を目指す。 初年度は、健康な成人を対象として日常生活下における様々な生体情報を1-2週間程度取得した【研究課題 ...
❏座位・身体不活動により脆弱化する骨の代謝を非侵襲的にモニターする測定法の開発(17K01377)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高垣 裕子 神奈川歯科大学, 歯学部, 特任教授 (60050689)
【キーワード】身体不活動 / 歩行制限 / カルシウム同位体 / 抹消血流量 / 測定 (他28件)
【概要】反応性充血の手法により得られた血流のパラメータは,運動の血管内皮細胞の機能に対する保護的効果を表している.OLETFラットにおいて,任意の運動ばかりでなく身体不活動も,食餌の量が減った場合にはダイエット効果により体重増加や血糖値の上昇などの糖尿病の症状を軽減しうる.尿中のCa 安定同位体比は,骨形成と骨吸収のバランスにより変化した骨のパラメータの直接的で鋭敏なマーカーとして利用できる. ...
【医歯薬学】社会医学:脂肪細胞糖尿病を含む研究件
❏クロマチン3次元構造解析による脂肪細胞特異的な遺伝子発現制御機構の解明(18K16192)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50645538)
【キーワード】脂肪細胞 / 転写制御 / 遠位エンハンサー / クロマチン3次元構造解析 / 糖尿病 (他7件)
【概要】脂肪細胞分化において重要な役割を果たすPPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は不明であった。本研究ではクロマチン3次元構造の視点からゲノムワイドにバイアスなく脂肪細胞特異的な遺伝子発現制御機構を解明する目的で、3C法と次世代シークエンサーの組み合わせによるPromoter Capture Hi-C法によりプロモーター・エンハンサー間の近接関係の網羅的な解析を行い、3C法で見出していたC/...
❏高次クロマチン構造解析・ゲノム編集による脂肪細胞特異的な遺伝子発現制御機構の解明(15K09378)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50645538)
【キーワード】糖尿病 / 肥満 / 脂肪細胞 / 遺伝子 / 転写制御 (他8件)
【概要】脂肪細胞分化において重要な役割を果たすPPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は不明であった。ChIP-seq解析により、C/EBPα遺伝子の遠位領域にPPARγ結合部位のクラスターを同定し、これらの領域はスーパーエンハンサーを形成していた。さらに遠位エンハンサーとプロモーターにゲノムのループ構造の形成に関わるCTCFの結合部位を見出した。4C-seqや3C法では、遠位エンハンサーとプロモ...
❏3C法による脂肪細胞におけるC/EBPα遺伝子領域の高次クロマチン構造の解析(25860742)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (50645538)
【キーワード】遺伝子 / 転写制御 / 高次クロマチン構造 / 3C / 脂肪細胞 (他10件)
【概要】脂肪細胞の分化においてマスターレギュレーターである転写因子PPARγとC/EBPαのポジティブフィードバックループは重要な役割を果たすが、PPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は現在まで不明であった。ゲノムワイドにPPARg結合領域を同定するChIP-seqや、核内でのゲノム領域間の3次元的な近接関係を検出する3C法による解析などから、既存の手法では明らかでなかったC/EBPα遺伝子の下...
【医歯薬学】社会医学:臓器連関糖尿病を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
【医歯薬学】社会医学:ドーパミン糖尿病を含む研究件
❏モノアミンシグナルを介した膵島の機能性調節機構の解明(20K08325)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / ドパミン / ヘテロ性 / β細胞 / インスリン (他10件)
【概要】1型糖尿病や2型糖尿病の治療に対し膵島や膵臓移植が有効な治療法である。しかし、ドナー不足がこれらの治療法を広く利用することの妨げになっているため、胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)からの膵β細胞分化誘導法が近年の研究により確立されつつある。 一方でヒトiPS細胞由来β様細胞への分化誘導細胞が試験管内で成熟度を長期間保持することは困難であり、誘導されたインスリンを分泌できる細胞群...
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
【医歯薬学】社会医学:時間栄養学糖尿病を含む研究件
❏個々人の体内時計に基づく食後糖代謝予測モデルの構築と糖尿病予防への応用(21K11670)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】高橋 将記 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30711189)
【キーワード】時間栄養学 / 血糖値 / 絶食時間 / 機能性食品 / 体内時計 (他6件)
【概要】本研究課題の目的は、個々人の体内時計・生活リズムを考慮した食後血糖値予測モデルを構築し、糖尿病予防に活用することとした。また血糖値抑制効果を有する食品や飲料摂取時における血糖値反応の個人差(レスポンダー・ノンレスポンダー)の要因を探索し、血糖値予測モデルとの併用により個別化栄養学への応用を目指す。 初年度は、健康な成人を対象として日常生活下における様々な生体情報を1-2週間程度取得した【研究課題 ...
❏個々人の体内時計制御に基づくオーダーメイド型の食事内容の提案と臨床応用(19K20126)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 将記 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30711189)
【キーワード】体内時計 / 糖代謝 / クロノタイプ / 時計遺伝子 / 加齢 (他10件)
【概要】本研究課題では、クロノタイプ(朝型・夜型)、社会的時差ボケ、時計遺伝子発現リズムの3つの生体リズムと食後代謝の関連を検討した。また、若齢者と高齢者で食事タイミングと生体リズムの関連を検討し、加齢に伴う生体リズムとその食事タイミングの関連を調査した。本研究の主な結果は、食後代謝を中心とした生体反応に個々人のクロノタイプや生体リズムを考慮する重要性を示しており、今後の体内時計に着目したオーダーメイド型...
【医歯薬学】社会医学:身体不活動糖尿病を含む研究件
❏身体不活動が腎疾患に糖尿病を誘発する機序の歩行制限モデルラットにおける解析(20K11632)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】高垣 裕子 神奈川歯科大学, 歯学部, 特任教授 (60050689)
【キーワード】糖尿病 / 腎不全モデルラット / 身体不活動モデルラット / 座位 / 身体不活動 (他9件)
【概要】腎臓移植を含む腎臓疾患において糖尿病を発症するケースの多いことは良く知られている.申請者はこれまでに身体不活動(歩行制限)の影響を示してきたので,今回本研究では腎不全の病変発現が身体不活動により血糖値の上昇や骨代謝の変化をもたらすのではないかと想定して実験を計画した.予定した分担者の横須賀への出張が所属校の方針でかなわなかったこともあり,比較的容易な片腎の摘出により、ラットの血糖値およびCGM(C...
❏座位・身体不活動により脆弱化する骨の代謝を非侵襲的にモニターする測定法の開発(17K01377)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高垣 裕子 神奈川歯科大学, 歯学部, 特任教授 (60050689)
【キーワード】身体不活動 / 歩行制限 / カルシウム同位体 / 抹消血流量 / 測定 (他28件)
【概要】反応性充血の手法により得られた血流のパラメータは,運動の血管内皮細胞の機能に対する保護的効果を表している.OLETFラットにおいて,任意の運動ばかりでなく身体不活動も,食餌の量が減った場合にはダイエット効果により体重増加や血糖値の上昇などの糖尿病の症状を軽減しうる.尿中のCa 安定同位体比は,骨形成と骨吸収のバランスにより変化した骨のパラメータの直接的で鋭敏なマーカーとして利用できる. ...
【医歯薬学】社会医学:体内時計糖尿病を含む研究件
❏個々人の体内時計に基づく食後糖代謝予測モデルの構築と糖尿病予防への応用(21K11670)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】高橋 将記 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30711189)
【キーワード】時間栄養学 / 血糖値 / 絶食時間 / 機能性食品 / 体内時計 (他6件)
【概要】本研究課題の目的は、個々人の体内時計・生活リズムを考慮した食後血糖値予測モデルを構築し、糖尿病予防に活用することとした。また血糖値抑制効果を有する食品や飲料摂取時における血糖値反応の個人差(レスポンダー・ノンレスポンダー)の要因を探索し、血糖値予測モデルとの併用により個別化栄養学への応用を目指す。 初年度は、健康な成人を対象として日常生活下における様々な生体情報を1-2週間程度取得した【研究課題 ...
❏個々人の体内時計制御に基づくオーダーメイド型の食事内容の提案と臨床応用(19K20126)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 将記 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30711189)
【キーワード】体内時計 / 糖代謝 / クロノタイプ / 時計遺伝子 / 加齢 (他10件)
【概要】本研究課題では、クロノタイプ(朝型・夜型)、社会的時差ボケ、時計遺伝子発現リズムの3つの生体リズムと食後代謝の関連を検討した。また、若齢者と高齢者で食事タイミングと生体リズムの関連を検討し、加齢に伴う生体リズムとその食事タイミングの関連を調査した。本研究の主な結果は、食後代謝を中心とした生体反応に個々人のクロノタイプや生体リズムを考慮する重要性を示しており、今後の体内時計に着目したオーダーメイド型...
【医歯薬学】社会医学:モノアミン糖尿病を含む研究件
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
❏低分子化合物スクリーニングに基づくマウスES細胞からの膵β細胞分化誘導法の効率化(24790949)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】坂野 大介 熊本大学, 発生医学研究所, 助教 (40571039)
【キーワード】ES・iPS細胞 / 膵β細胞 / インスリン / 糖尿病 / 低分子化合物 (他14件)
【概要】本研究では、1200の低分子化合物の中からVMAT2阻害剤にマウスES細胞から膵β細胞を分化誘導する効果が高める効果があることを見つけました。VMAT2は細胞内小胞に存在するモノアミン量を調節する因子です。そして、膵β細胞が糖濃度に応じてインスリンを分泌する能力を促進する化合物も見つけました。これらの2種類の化合物を併用して分化湯堂を行い、糖尿病モデルマウスへ移植したところ正常な血糖値に回復しまし...
【医歯薬学】社会医学:高脂肪食糖尿病を含む研究件
❏加齢とメタボリックシンドロームに伴う心血管障害に共通の分子基盤の解明(15H04825)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】免疫老化 / 肥満 / T細胞 / マクロファージ / 高脂肪食 (他15件)
【概要】肥満が見た目だけでなく内臓の老化を加速させるメカニズムを解明した。高脂肪食負荷マウスの内臓脂肪でCD4 T細胞の一部(CD44hiCD62LloCD4+ T細胞)が、本来加齢マウスで出現する細胞老化の性質を獲得すること、この細胞老化がB細胞依存的に起こること、さらに、Senescence associated secretory phenotype (SASP)としてのオステオポンチンの大量分泌を...
❏膵β細胞の増殖と機能におけるインスリン受容体基質ファミリー蛋白質の役割の解明(17390261)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】戸辺 一之 (戸邉 一之) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30251242)
【キーワード】膵β細胞 / インスリン分泌 / インスリン受容体基質 / IRS-2 / β細胞の増殖 (他8件)
【概要】2型糖尿病の発症には、インスリン抵抗性とインスリン分泌低下の両者が関与する。私どもはインスリン受容体基質(IRS)-2の欠損マウスを作製し、肥満及び肝臓でのインスリン抵抗性に対し膵β細胞が十分に増殖できないため、相対的なインスリン分泌不足をきたすことにより糖尿病を発症することを明らかにした(Diabetes 49:1880-9,2000、J Biol Chem.279:25039-49,2004、...
【医歯薬学】社会医学:骨格筋糖尿病を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏胆汁酸シグナルによる骨格筋機能向上の分子機構解析(16K18699)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 崇 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (90771676)
【キーワード】胆汁酸 / 骨格筋 / サルコペニア / TGR5 / 機能性食品成分 (他10件)
【概要】本研究では、胆汁酸が骨格筋機能に及ぼす影響を分子レベルで解析した。その結果、骨格筋に発現する胆汁酸受容体TGR5は骨格筋の肥大化や筋細胞分化を亢進することを明らかにした。TGR5を欠損するマウスにおいては、骨格筋の萎縮が確認された。したがって、骨格筋TGR5は加齢に伴う筋萎縮(サルコペニア)等の予防に向けた有力なターゲットになると考えられる。 我々はすでにTGR5活性化能を持つ食品成分として、柑橘...
【医歯薬学】社会医学:性差糖尿病を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
【医歯薬学】社会医学:冠動脈疾患糖尿病を含む研究件
❏メタボリックシンドロームにおける新規アディポカインの解明とその分子機能解析(16K09510)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】荷見 映理子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70599547)
【キーワード】肥満 / インスリン抵抗性 / S100A8 / 冠動脈疾患 / サイトカイン (他11件)
【概要】本研究はメタボリックシンドローム及び心血管疾患におけるS100A8の機能を明確にし、さらにはS100A8が組織炎症を惹起する分子機構、S100A8を介するシグナルを明らかにすることで新規治療を開発することを目的としている。我々が作成した脂肪細胞特異的S100A8ノックアウト(KO)マウスを用いて、高脂肪食負荷を行い、野生型マウスと比較してインスリン抵抗性に差が認められ、KOマウスの脂肪組織の解析を...
❏糖尿病合併冠動脈疾患患者における心拍低下療法の妥当性を問う観察研究(22590788)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】井上 卓 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (00537102)
【キーワード】心拍数 / 冠動脈疾患 / 予後 / 安定冠動脈疾患 / β遮断薬 (他8件)
【概要】本邦において、冠動脈疾患患者における心拍低下療法の妥当性を評価をする事を目的に、糖尿病合併安定冠動脈疾患の前向きコホートを構築し、心拍数と総死亡、心筋梗塞および脳卒中の複合との関連を評価した。1591 人を平均 3.2 年間追跡した結果、治療期間中の心拍数の上昇は、総死亡、心筋梗塞および脳卒中発症リスクを有意に増大させた。 ...
【医歯薬学】社会医学:医療経済糖尿病を含む研究件
❏大規模医療情報基盤を利用した敗血症の治療に関する医療経済学的分析と評価(15K08557)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】阪本 雄一郎 佐賀大学, 医学部, 教授 (20366678)
【キーワード】確率的潜在意味解析手法 / DPC / 敗血症 / 医療経済学的分析 / 大規模医療情報 (他10件)
【概要】DPCの大規模医療情報を活用してProbabilistic Latent Semantic Analysis(確率的潜在意味解析手法を用いた患者と診療行為の同時クラスタリング「PLASMA」を活用して算出したクラスタを状態空間とみなし、同一患者において入院中にたどるクラスタ間の時間遷移パターンを解析し、治療支援のための補助的な客観データとしての臨床応用の可能性を見出した。 今回の検討では集中治療を...
❏生活習慣病を合併する病的肥満症患者に対する減量手術の費用便益分析(22530247)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】柿原 浩明 京都大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (20351314)
【キーワード】減量手術 / 肥満 / 医療経済 / 糖尿病 / 生活習慣病 (他6件)
【概要】糖尿病や高血圧の危険因子である肥満症に対して、効果的な治療法の一つに減量手術がある。減量手術の経済効果に関する事例の検討は少なく、日本の症例に基づいた研究は無い。本手術はわが国では保険収載されていないが、本研究では自由診療および先進医療で治療を行っている二つの医療機関で実施された減量手術の合計 55 症例に基づき、術後のフォローアップの際に実施した後向きのアンケート調査の回答により、手術の前後で医...
【医歯薬学】社会医学:断面調査糖尿病を含む研究件
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベース構築による前向きゲノムコホート研究(23249037)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00203381)
【キーワード】コホート研究 / 生活習慣病 / 低血糖 / 慢性腎臓病 / 睡眠 (他23件)
【概要】糖尿病治療の目標は糖尿病患者の予後をできるだけ健常者の予後に近づけることである。そのためには糖尿病患者と健常者を比較する疫学研究が必要である。我々は福岡県内の糖尿病専門施設に通院中の糖尿病患者5131人(福岡県糖尿病患者データベース研究、追跡期間5年間 追跡率97%)と耐糖能正常者を含む福岡県久山町住民3351人(久山町研究)からなるデータベースを構築した。 本研究期間では生活習慣(早食い、食物繊...
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベースにおけるうつ状態の検討(23659353)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学研究院, 特別教員 (00203381)
【キーワード】糖尿病 / うつ / 生存率 / 疫学調査 / 疫学 (他14件)
【概要】糖尿病患者にうつの合併が多いとされているが、我が国での大規模な疫学調査はない。5131人の糖尿病患者を登録し、前向き調査を行っている福岡県糖尿病患者データベース研究でうつ症状を有する患者を 8.9%に認めた。 一方、福岡県久山町の非糖尿病の住民では 4.0%にうつ症状を認め、性や年齢などを調整後の糖尿病患者のうつ症状のオッズ比は 2.6 であった。さらに、うつ症状を有する糖尿病患者は食事や運動が不...
【医歯薬学】社会医学:内臓脂肪糖尿病を含む研究件
❏内臓脂肪CD4 T細胞の免疫老化を標的とした糖尿病・心血管疾患の新規治療法の開発(18K15197)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白川 公亮 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 学振特別研究員(PD) (30626388)
【キーワード】オステオポンチン / 心筋梗塞 / 心不全 / マクロファージ / 内臓脂肪 (他8件)
【概要】本研究で、オステオポンチン(OPN)が心筋梗塞後の組織修復時に、死細胞のクリアランスと菲薄化した梗塞巣の線維化の両方を促進するために不可欠な役割を果たし、心筋梗塞後梗塞巣特異的に増加するGalectin-3hiCD206+マクロファージが心臓におけるOPNの主な供給源であることを解明した。心筋梗塞後の心臓マクロファージにおけるSpp1(OPNをコードする遺伝子)転写活性化には、IL-10とM-CS...
❏加齢とメタボリックシンドロームに伴う心血管障害に共通の分子基盤の解明(15H04825)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】免疫老化 / 肥満 / T細胞 / マクロファージ / 高脂肪食 (他15件)
【概要】肥満が見た目だけでなく内臓の老化を加速させるメカニズムを解明した。高脂肪食負荷マウスの内臓脂肪でCD4 T細胞の一部(CD44hiCD62LloCD4+ T細胞)が、本来加齢マウスで出現する細胞老化の性質を獲得すること、この細胞老化がB細胞依存的に起こること、さらに、Senescence associated secretory phenotype (SASP)としてのオステオポンチンの大量分泌を...
【医歯薬学】社会医学:レプチン糖尿病を含む研究件
❏リパーゼの糖尿病における新たな役割の解明(18K08504)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】高梨 幹生 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70610799)
【キーワード】高中性脂肪血症 / リポ蛋白リパーゼ / ホルモン感受性リパーゼ / アポリポ蛋白A5 / SREBP1c (他10件)
【概要】細胞内の中性脂肪やコレステロールエステルを水解するリパーゼであるホルモン感受性リパーゼ(HSL)の欠損マウスを主に用い、その他にもリポ蛋白リパーゼ(LPL)の補因子であるアポリポ蛋白A5(apoA5)の欠損マウス、脂質代謝における重要因子であるSREBP-1cの欠損マウスなどを用い、リパーゼと糖尿病との関連について研究を行った。 HSL欠損はインスリン欠乏下での生存に有利なことを見出し、apoA5...
❏インスリン抵抗性の病態の解明と治療法の開発(15390284)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】戸邉 一之 (戸辺 一之) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30251242)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / インスリン受容体 / インスリン受容体基質 / アディポネクチン (他12件)
【概要】2型糖尿病におけるインスリン抵抗性の機序を明らかにするため、インスリン受容体基質(IRS)-2欠損マウスのインスリン抵抗性の機序を解析したところ、肝臓におけるインスリン抵抗性と中枢でのIRS-2欠損によるレプチン抵抗性による肥満が関与していた(Suzuki et al.,J.Biol.Chem.279,25039,2004)。また、視床下部特異的IRS-2欠損マウスの解析より、中枢でのIRS-2の...
❏アディポネクチンの2型糖尿病・高脂血症・動脈硬化症における病態生理学的意義の解明(14207045)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】アディポネクチン受容体 / 肥満 / 糖尿病 / アディポネクチン抵抗性 / 脂肪酸燃焼 (他14件)
【概要】肥満ではアデイポネクチンが低下し、糖尿病・代謝症候群の原因となっており、その補充がAMPキナーゼ(Nat.Med.8:1288,2002)やPPARαを活性化し、これらの効果的な治療手段となることを示した(Nat.Med.7:941,2001)。また、アディポネクチンの欠損により炎症性の内膜肥厚が増悪し(J.Biol.Chem.277:25863,2002)、アデイポネクチンの発現がapoE欠損マ...
【医歯薬学】社会医学:低血糖糖尿病を含む研究件
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベース構築による前向きゲノムコホート研究(23249037)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00203381)
【キーワード】コホート研究 / 生活習慣病 / 低血糖 / 慢性腎臓病 / 睡眠 (他23件)
【概要】糖尿病治療の目標は糖尿病患者の予後をできるだけ健常者の予後に近づけることである。そのためには糖尿病患者と健常者を比較する疫学研究が必要である。我々は福岡県内の糖尿病専門施設に通院中の糖尿病患者5131人(福岡県糖尿病患者データベース研究、追跡期間5年間 追跡率97%)と耐糖能正常者を含む福岡県久山町住民3351人(久山町研究)からなるデータベースを構築した。 本研究期間では生活習慣(早食い、食物繊...
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベースにおけるうつ状態の検討(23659353)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学研究院, 特別教員 (00203381)
【キーワード】糖尿病 / うつ / 生存率 / 疫学調査 / 疫学 (他14件)
【概要】糖尿病患者にうつの合併が多いとされているが、我が国での大規模な疫学調査はない。5131人の糖尿病患者を登録し、前向き調査を行っている福岡県糖尿病患者データベース研究でうつ症状を有する患者を 8.9%に認めた。 一方、福岡県久山町の非糖尿病の住民では 4.0%にうつ症状を認め、性や年齢などを調整後の糖尿病患者のうつ症状のオッズ比は 2.6 であった。さらに、うつ症状を有する糖尿病患者は食事や運動が不...
【医歯薬学】社会医学:糖尿病合併症糖尿病を含む研究件
❏糖尿病患者の認知機能低下を予測する新規バイオマーカーの探索とメカニズムの解明(19K07898)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】鈴木 亮 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (20396732)
【キーワード】酸化型アルブミン / 糖尿病合併症 / 高齢1型糖尿病 / 酸化ストレス / 認知機能 (他6件)
【概要】糖尿病患者164名の背景因子および合併症の状況と酸化型アルブミン(HNA%)の関連を横断的に検討した。HNA%は年齢、罹病期間、収縮期血圧と正の相関を認め、eGFRと負に相関した。糖尿病神経障害の有無、網膜症の進行、腎症の病期、冠動脈疾患既往のいずれともHNA%は有意な相関を示し、重症度が上がるほどHNA%は増加する傾向がみられた。MMSEの間に有意な関連は認めなかった。 大学病院を受診した1型糖...
❏アポ蛋白Dの慢性炎症バイオマーカーとしての可能性探索と、その生理的機能の解明(16K15330)
【研究テーマ】病態検査学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】塚本 和久 帝京大学, 医学部, 教授 (20251233)
【キーワード】アポ蛋白D / 慢性炎症 / 糖尿病 / インスリン抵抗性 / 糖尿病合併症 (他6件)
【概要】基礎研究:食事誘導肥満マウスの脂肪細胞においてはアポD発現量が増加するものの、3T3L1細胞を脂肪細胞へ分化させると発現が低下すること、アポDをマウスに強発現すると炎症サイトカインの低下とともにインスリン抵抗性が改善すること、LPSで誘発される炎症もアポDで抑制されることが明らかとなった。臨床研究:二つの集団データを別個に解析し、アポDはインスリン抵抗性関連マーカーやサイトカインと逆相関し、インス...
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベースにおけるうつ状態の検討(23659353)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学研究院, 特別教員 (00203381)
【キーワード】糖尿病 / うつ / 生存率 / 疫学調査 / 疫学 (他14件)
【概要】糖尿病患者にうつの合併が多いとされているが、我が国での大規模な疫学調査はない。5131人の糖尿病患者を登録し、前向き調査を行っている福岡県糖尿病患者データベース研究でうつ症状を有する患者を 8.9%に認めた。 一方、福岡県久山町の非糖尿病の住民では 4.0%にうつ症状を認め、性や年齢などを調整後の糖尿病患者のうつ症状のオッズ比は 2.6 であった。さらに、うつ症状を有する糖尿病患者は食事や運動が不...
【医歯薬学】社会医学:内科糖尿病を含む研究件
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
❏メタボ関連疾患における網羅的ゲノム・エピゲノム制御機構(15K09409)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】庄嶋 伸浩 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (00447393)
【キーワード】糖尿病 / メタボリックシンドローム / 内科 / エピゲノム
【概要】メタボリックシンドロームや糖尿病などの代謝疾患は、内臓脂肪の蓄積とこれに伴うインスリン抵抗性が病態の根本にある。重度の表現型を伴うゲノムDNAにおける変化について、蛋白の機能や立体構造の変化について解析し、遺伝子のアミノ酸が変異することにより、糖尿病などの疾患の発症を促進し、アミノ酸変異の位置や種類が、疾患の重症度に関与することを明らかにした。脂肪組織において、組織や表現型と関連したエピゲノム状態...
【医歯薬学】社会医学:循環器・高血圧糖尿病を含む研究件
❏各種栄養素摂取の長期変化と生活習慣病発症に関する大規模疫学研究(20390188)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】三浦 克之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
【キーワード】成人保健 / 栄養疫学 / 生活習慣病 / 循環器・高血圧 / 糖尿病 (他8件)
【概要】某製造業事業所の従業員を対象に2009年に栄養調査を実施し6,705名から回答を得た.2003年の結果と比較すると,脂質,肉類,若年男性の食塩の摂取量は増加し,中高年の食塩,魚介類は減少していた.個人の栄養素・食品摂取の変化量と臨床検査値の変化量との関連において,男性では,脂肪摂取量とLDLコレステロール,肉類とBMIとの間に正の関連,食物繊維と中性脂肪,緑黄色野菜と総コレステロールの間に負の関連...
❏メタボリックシンドロームにおける血管-代謝臓器連関の転写ネットワーク(18390230)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】眞鍋 一郎 東京大学, 医学系研究科, 科学技術振興特任教員 (70359628)
【キーワード】循環器・高血圧 / 糖尿病 / トランスレーショナルリサーチ / 動脈硬化 / メタボリックシンドローム (他7件)
【概要】本研究計画では、メタボリックシンドロームの進展と、その臨床的帰結として最重要な動脈硬化発症の分子機構について、血管と代謝臓器の両者に関してストレス応答に対する転写ネットワークの観点から横断的に研究を行ない、代謝ストレスなどの慢性的ストレスや慢性炎症状態がどのようにしてメタボリックシンドロームから動脈硬化性疾患を惹起するのかを明らかとすることを目的とする。さらに、転写ネットワークに対して作用する血管...
【医歯薬学】歯学:3次元培養糖尿病を含む研究件
❏移植医療に応用可能なiPS細胞を用いたヒト膵島作製技術の開発(25253079)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】膵臓 / 膵島移植 / 三次元培養 / 血管 / iPS細胞 (他10件)
【概要】我々は、器官発生の初期プロセスで生じる血管および間葉系細胞との相互作用の再現化により、立体的なヒト組織再構成法を開発している(Nature 499:481-484,2013)。この革新的な三次元培養法を活用し、三次元的な膵島組織を人為的に構築するための細胞操作技術を開発することを試みた。マウスおよびヒト膵島を対象として、複数の膵島のクラスタリング技術および血管化促進技術の開発を行い、複数の膵島を凝...
❏革新的な三次元培養装置を用いた血管化ヒト膵島再構成法の開発(21249071)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】幹細胞 / iPS 細胞 / 糖尿病 / 膵島移植 / 三次元培養 (他6件)
【概要】本研究では、膵B細胞による膵島組織の創出を目指し、模擬微小重力発生装置を応用した回転培地装置を用いて MIN6 細胞株から膵B細胞スフェロイドの大量創出技術を確立した。条件検討により任意のサイズの膵B細胞スフェロイドを多数創出可能な条件を見出した。得られた膵B細胞スフェロイドは 2 次元培養群と比較し、高いグルコース応答能、インスリン発現を示した。さらに、糖尿病モデルマウスへ移植した結果、持続的な...
【医歯薬学】歯学:エビゲノム糖尿病を含む研究件
❏エピゲノム修飾をマーカーとした腸内フローラにおける糖尿病合併症制御因子の探索(22K19136)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】中山 二郎 九州大学, 農学研究院, 教授 (40217930)
【キーワード】腸内フローラ / 腸内細菌叢 / エピゲノム / 糖尿病 / 血管障害
【概要】
❏クロマチン3次元構造解析による脂肪細胞特異的な遺伝子発現制御機構の解明(18K16192)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50645538)
【キーワード】脂肪細胞 / 転写制御 / 遠位エンハンサー / クロマチン3次元構造解析 / 糖尿病 (他7件)
【概要】脂肪細胞分化において重要な役割を果たすPPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は不明であった。本研究ではクロマチン3次元構造の視点からゲノムワイドにバイアスなく脂肪細胞特異的な遺伝子発現制御機構を解明する目的で、3C法と次世代シークエンサーの組み合わせによるPromoter Capture Hi-C法によりプロモーター・エンハンサー間の近接関係の網羅的な解析を行い、3C法で見出していたC/...
❏メタボ関連疾患における網羅的ゲノム・エピゲノム制御機構(15K09409)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】庄嶋 伸浩 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (00447393)
【キーワード】糖尿病 / メタボリックシンドローム / 内科 / エピゲノム
【概要】メタボリックシンドロームや糖尿病などの代謝疾患は、内臓脂肪の蓄積とこれに伴うインスリン抵抗性が病態の根本にある。重度の表現型を伴うゲノムDNAにおける変化について、蛋白の機能や立体構造の変化について解析し、遺伝子のアミノ酸が変異することにより、糖尿病などの疾患の発症を促進し、アミノ酸変異の位置や種類が、疾患の重症度に関与することを明らかにした。脂肪組織において、組織や表現型と関連したエピゲノム状態...
【医歯薬学】歯学:脱分化糖尿病を含む研究件
❏ヘテロ性付与によるヒトiPS由来膵臓β細胞の機能向上(22K19543)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓内分泌細胞 / 糖感受性インスリン分泌 / 分化 / 糖尿病 / 脱分化
【概要】
❏モノアミンシグナルを介した膵島の機能性調節機構の解明(20K08325)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / ドパミン / ヘテロ性 / β細胞 / インスリン (他10件)
【概要】1型糖尿病や2型糖尿病の治療に対し膵島や膵臓移植が有効な治療法である。しかし、ドナー不足がこれらの治療法を広く利用することの妨げになっているため、胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)からの膵β細胞分化誘導法が近年の研究により確立されつつある。 一方でヒトiPS細胞由来β様細胞への分化誘導細胞が試験管内で成熟度を長期間保持することは困難であり、誘導されたインスリンを分泌できる細胞群...
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
【医歯薬学】歯学:再生医学糖尿病を含む研究件
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
❏低分子化合物を用いたマウスES細胞からの効率的な膵β細胞誘導法の確立(22790653)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】坂野 大介 熊本大学, 発生医学研究所, COEリサーチ・アソシエイト (40571039)
【キーワード】ES細胞 / 膵臓 / β細胞 / インスリン / 糖尿病 (他10件)
【概要】マウスES細胞から膵β細胞を誘導する手法の効率化は将来的にヒトの糖尿病治療に有効な知見を得るために重要な研究である。我々は、1300種の低分子化合物からβ細胞の誘導効率を上昇させる化合物をスクリーニングした。その結果、10個のヒット化合物を発見し、これらの作用から特定の生体内の経路がβ細胞への細胞分化とインスリンの分泌能に深くかかわることを見出した。 ...
❏インスリン依存症PI3 キナーゼが膵β細胞において増殖・再生・分泌に果たす役割の解明(19390247)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】植木 浩二郎 東京大学, 医学部・附属病院, 准教授 (00396714)
【キーワード】再生医学 / シグナル伝達 / 糖尿病
【概要】我々は、PI3K の活性化はβ細胞の機能・増殖に重要であり、その低下が2 型糖尿病におけるインスリン分泌不全に寄与していると仮説を立てた。これを証明するため膵β細胞特異的にPI3K の主要な調節サブユニットの一つであるpik3r1 遺伝子をノックアウトしたマウスβpik3r1KO を、またもう一つの主要な調節サブユニットpik3r2 null マウスとβpik3r1KO を交配させて、β細胞特異的...
【医歯薬学】薬学:アディポネクチン糖尿病を含む研究件
❏自律神経を介した脂肪組織代謝調節-副交感神経とアディポネクチン分泌機構-(21K19496)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【研究代表者】窪田 直人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50396719)
【キーワード】糖尿病 / アディポネクチン
【概要】視床下部腹内側核(VMH)は交感神経の中枢でありその破壊によって過食を呈していることから、VMH破壊マウスでは交感神経活性が低下し副交感神経活性が上昇しているものと思われた。まずはじめにVMH破壊マウスで認められたAd上昇が迷走神経切断(Vagotomy)、副交感神経遮断薬であるアトロピンの投与で減弱するかどうかを確認し、副交感神経を介することを証明した。さらに交感神経活性低下が重要なのか、副交感...
❏老化に関わる難治性疾患の予防・改善を目指した天然薬物の研究(24590028)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】北中 進 日本大学, 薬学部, 教授 (40102553)
【キーワード】糖尿病 / 神経保護 / アルツハイマー / フラバノノール誘導体 / 小胞体ストレス (他9件)
【概要】白桃花から分離したアロマデンドリンは、脂肪細胞のアディポネクチン発現量を上昇させるため、類似化合物を合成して神経細胞に対して試験を行い、神経細胞を保護する可能性が認められた。ベンケイソウ科植物Rhodiola sacraからマクロファージの活性化を抑制する2-phenylethyl gallateを明らかにし、類似化合物を合成し慢性炎症に有効である可能性が示唆された。アルツハイマー疾患などで問題と...
❏魚類アディポネクチンの性状および脂質・糖質代謝制御機構に関する研究(19580233)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】潮 秀樹 東京海洋大学, 海洋科学部, 准教授 (50251682)
【キーワード】脂質 / 糖 / 代謝 / アディポネクチン / 糖尿病 (他6件)
【概要】哺乳類では, 血中アディポネクチンレベルの上昇によって脂肪, 筋および肝細胞における脂質代謝が促進されることが明らかになってきた. また, 哺乳類脂肪細胞の分化や代謝調節において核内受容体PPAR・が重要な働きを担う. 一方, 魚類におけるこれらの存在についてはゼブラフィッシュなどのcDNAおよびESTデータベースによって確認しうるが, 現時点では機能性を有した脂質代謝関連タンパク質が存在するかど...
【医歯薬学】薬学:増殖糖尿病を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
❏インスリン受容体基質複合体の機能修飾を介したインスリン様活性制御法の開発(25221204)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 細胞内シグナル伝達 (他15件)
【概要】動物の正常な生命活動に必須な同化ホルモン、インスリン/インスリン様成長因子(IGF)の広範な生理活性(インスリン様活性)の発現には、シグナル伝達分子であるインスリン受容体基質(IRS)が必須である。我々は、IRSが多くのタンパク質(IRSAP)やRNAと相互作用して巨大な分子複合体(IRSome)を形成し、これが全く新しいメカニズムでインスリン様活性の調節に重要な役割を果たすことを解明した。更に、...
【医歯薬学】薬学:遺伝子欠損マウス糖尿病を含む研究件
❏アディポネクチン受容体の生理機能・情報伝達機構と病態生理学的意義(16209030)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】これまで、肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられてきた。我々は、さらに、肥満・インスリン抵抗性によって、総量のAdだけのみならず、高活性型である高分子量型(HMW)Adがとりわけ低下してくることを見出した。そして、PPARγアゴニストであるチアゾリジン誘導体(TZD)がこのHMWAdを顕著に増加させることを見...
❏CBPヘテロ欠損マウスを用いたレプチン非依存性の新規エネルギー・糖・脂質代謝調節経路の同定(15659216)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / 転写共役因子 / PPAR / アディポカイン (他12件)
【概要】PPARγを含めた種々の転写因子の共役因子CBP(CREB binding protein)のヘテロ欠損マウスがPPARγヘテロ欠損マウスに比し、より顕著な抗肥満、抗糖尿病の表現型を呈することを報告した。本マウスで認められるエネルギー消費とインスリン感受性の増加は、レプチン感受性の亢進と、アディポネクチンの増加と相関した。(Nature Genetics 30,221,2002)。またアディポネク...
【医歯薬学】薬学:インスリン糖尿病を含む研究件
❏小区分53040:腎臓内科学関連(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】SGLT2
【研究期間】ミネラルコルチコイド
【研究代表者】近位尿細管
【キーワード】ナトリウム輸送
【概要】1型糖尿病や2型糖尿病の治療に対し膵島や膵臓移植が有効な治療法である。しかし、ドナー不足がこれらの治療法を広く利用することの妨げになっているため、胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)からの膵β細胞分化誘導法が近年の研究により確立されつつある。 一方でヒトiPS細胞由来β様細胞への分化誘導細胞が試験管内で成熟度を長期間保持することは困難であり、誘導されたインスリンを分泌できる細胞群...
❏新規糖尿病関連遺伝子UBE2E2の膵β細胞における役割の解明(19K17977)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】桜井 賛孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70748376)
【キーワード】インスリン分泌 / 膵β細胞 / ユビキチン / 糖尿病 / インスリン
【概要】ゲノムワイド関連解析で東アジア人特有の2型糖尿病関連遺伝子としてUBE2E2が報告されたが、その機序は不明である。膵β細胞における役割を検証するため、膵β細胞特異的UBE2E2トランスジェニックマウス(TGマウス)を作製した。独立した2ラインで糖負荷試験時のインスリン分泌低下を伴う高血糖を呈した。離乳期以前のβ細胞量と増殖能の低下、p21の発現高値を認めた。プロテオーム解析でMesothelin(...
❏近位尿細管ナトリウム輸送と鉱質コルチコイドシグナルにおけるSGLT2の意義(19K08671)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】堀田 晶子 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療員 (20534895)
【キーワード】SGLT2 / ミネラルコルチコイド / 近位尿細管 / ナトリウム輸送 / 高血圧 (他13件)
【概要】本研究では近年脚光を浴びるSGLT2阻害薬とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬が近位尿細管のNa輸送体NHE3およびNBCe1の輸送活性の調節にどのように関与するかを解析した。アルドステロン腎障害モデルラットにおいて近位尿細管のNa輸送活性が亢進すること、および通常ラットにおいてSGLT2阻害薬がアルドステロンによるNa輸送活性亢進を抑制することが確認された。また、近位尿細管での体液貯留機序において...
【医歯薬学】薬学:再生医療糖尿病を含む研究件
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】薬学:細胞・組織糖尿病を含む研究件
❏低分子化合物を用いたマウスES細胞からの効率的な膵β細胞誘導法の確立(22790653)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】坂野 大介 熊本大学, 発生医学研究所, COEリサーチ・アソシエイト (40571039)
【キーワード】ES細胞 / 膵臓 / β細胞 / インスリン / 糖尿病 (他10件)
【概要】マウスES細胞から膵β細胞を誘導する手法の効率化は将来的にヒトの糖尿病治療に有効な知見を得るために重要な研究である。我々は、1300種の低分子化合物からβ細胞の誘導効率を上昇させる化合物をスクリーニングした。その結果、10個のヒット化合物を発見し、これらの作用から特定の生体内の経路がβ細胞への細胞分化とインスリンの分泌能に深くかかわることを見出した。 ...
❏2光子光化学標識法を用いた膵内分泌機構の解析(19590204)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高橋 倫子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 特任講師 (60332178)
【キーワード】細胞生理学 / 細胞・組織 / 糖尿病 / 可視化 / 細胞
【概要】インスリンは血糖調節にかかわるホルモンであり、その分泌不全は糖尿病を引き起す原因の一つと考えられている。分泌の最終過程にあたる開口放出や分泌顆粒の動員機構にも、異常の存在する可能性が示唆されている。我々は分泌顆粒や光活性型蛍光蛋白の細胞内動態を測定するために、光活性型GFPで標識した。また、膜融合の準備状態を検討するために、細胞膜に発現するSNARE蛋白であるSNAP25に、二種類のGFP変異蛋白...
【医歯薬学】薬学:血小板糖尿病を含む研究件
❏血小板ー白血球コンタクトの免疫学的解析による炎症メカニズムの解明と新規治療の開発(18K08339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】炎症 / 細胞外ヒストン / Immunothrombosis / 好中球 / 血小板 (他17件)
【概要】炎症における急性期蛋白のひとつである細胞外ヒストンは血栓を形成することにより臓器障害の重症化をもたらすことが知られている。我々は、細胞外ヒストンが接着因子Mac-1を介して好中球と血小板を活性化して両者を凝集させ、血管障害に寄与することを証明した。また、この病態は糖尿病においてさらに増悪するが、糖尿病では細胞外ヒストンに対する好中球の感受性が増幅し、ヒストン刺激により末梢血に動員される活性化好中球...
❏炎症性疾患におけるImmunothrombosisの制御異常と新たな治療法の開発(15K09459)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】ヒストン / 好中球 / 血小板 / Mac-1 / CD40L (他10件)
【概要】ヒストンは損傷した宿主細胞から放出され、炎症に伴う血栓症を惹起する。血小板の活性化はヒストン誘発性血栓症の原因であるが、好中球依存性メカニズムは未知である。好中球除去およびMac-1欠損は、ヒストンによる肺血栓塞栓症の発症を抑制しマウスの生存を延長した。我々は血漿の存在下で血小板・好中球相互作用によって誘導される血漿凝固産物を推定する濁度測定技術を利用した。ヒストンは、好中球Mac-1を直接活性化...
❏微小循環モデルのマイクロマシーニングと血球細胞の変形・流動能の解析法(11558112)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】南谷 晴之 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70051779)
【キーワード】微小循環 / マイクロマシーン / 赤血球 / 血小板 / 糖尿病 (他9件)
【概要】マイクロマシーニング技術を利用して透明な石英ガラスに毛細血管、細動静脈レベルのマイクロチャネル小血管モデルを形成し、加圧負荷により流路内に定常流を与えるin-vitro実験システムを構築した。流動赤血球の変形状態を顕微鏡下で高速度ビデオ録画し、撮像画像の画像処理により流速と変形能(パラシュート状に変形した赤血球の長軸方向と短軸方向の長さ比)を求めた。また、原子間力力顕微鏡(AFM)により赤血球単体...
【医歯薬学】薬学:発生・分化糖尿病を含む研究件
❏高次クロマチン構造解析・ゲノム編集による脂肪細胞特異的な遺伝子発現制御機構の解明(15K09378)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50645538)
【キーワード】糖尿病 / 肥満 / 脂肪細胞 / 遺伝子 / 転写制御 (他8件)
【概要】脂肪細胞分化において重要な役割を果たすPPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は不明であった。ChIP-seq解析により、C/EBPα遺伝子の遠位領域にPPARγ結合部位のクラスターを同定し、これらの領域はスーパーエンハンサーを形成していた。さらに遠位エンハンサーとプロモーターにゲノムのループ構造の形成に関わるCTCFの結合部位を見出した。4C-seqや3C法では、遠位エンハンサーとプロモ...
❏3C法による脂肪細胞におけるC/EBPα遺伝子領域の高次クロマチン構造の解析(25860742)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (50645538)
【キーワード】遺伝子 / 転写制御 / 高次クロマチン構造 / 3C / 脂肪細胞 (他10件)
【概要】脂肪細胞の分化においてマスターレギュレーターである転写因子PPARγとC/EBPαのポジティブフィードバックループは重要な役割を果たすが、PPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は現在まで不明であった。ゲノムワイドにPPARg結合領域を同定するChIP-seqや、核内でのゲノム領域間の3次元的な近接関係を検出する3C法による解析などから、既存の手法では明らかでなかったC/EBPα遺伝子の下...
❏低分子化合物を用いたマウスES細胞からの効率的な膵β細胞誘導法の確立(22790653)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】坂野 大介 熊本大学, 発生医学研究所, COEリサーチ・アソシエイト (40571039)
【キーワード】ES細胞 / 膵臓 / β細胞 / インスリン / 糖尿病 (他10件)
【概要】マウスES細胞から膵β細胞を誘導する手法の効率化は将来的にヒトの糖尿病治療に有効な知見を得るために重要な研究である。我々は、1300種の低分子化合物からβ細胞の誘導効率を上昇させる化合物をスクリーニングした。その結果、10個のヒット化合物を発見し、これらの作用から特定の生体内の経路がβ細胞への細胞分化とインスリンの分泌能に深くかかわることを見出した。 ...
【医歯薬学】薬学:ES細胞糖尿病を含む研究件
❏低分子化合物スクリーニングに基づくマウスES細胞からの膵β細胞分化誘導法の効率化(24790949)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】坂野 大介 熊本大学, 発生医学研究所, 助教 (40571039)
【キーワード】ES・iPS細胞 / 膵β細胞 / インスリン / 糖尿病 / 低分子化合物 (他14件)
【概要】本研究では、1200の低分子化合物の中からVMAT2阻害剤にマウスES細胞から膵β細胞を分化誘導する効果が高める効果があることを見つけました。VMAT2は細胞内小胞に存在するモノアミン量を調節する因子です。そして、膵β細胞が糖濃度に応じてインスリンを分泌する能力を促進する化合物も見つけました。これらの2種類の化合物を併用して分化湯堂を行い、糖尿病モデルマウスへ移植したところ正常な血糖値に回復しまし...
❏低分子化合物を用いたマウスES細胞からの効率的な膵β細胞誘導法の確立(22790653)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】坂野 大介 熊本大学, 発生医学研究所, COEリサーチ・アソシエイト (40571039)
【キーワード】ES細胞 / 膵臓 / β細胞 / インスリン / 糖尿病 (他10件)
【概要】マウスES細胞から膵β細胞を誘導する手法の効率化は将来的にヒトの糖尿病治療に有効な知見を得るために重要な研究である。我々は、1300種の低分子化合物からβ細胞の誘導効率を上昇させる化合物をスクリーニングした。その結果、10個のヒット化合物を発見し、これらの作用から特定の生体内の経路がβ細胞への細胞分化とインスリンの分泌能に深くかかわることを見出した。 ...
【医歯薬学】薬学:慢性炎症糖尿病を含む研究件
❏高脂肪食負荷に伴うT細胞老化の分子機序と制御法の解明(18H02812)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】炎症制御 / 線維化制御 / 心不全 / 慢性腎臓病 / 糖尿病 (他14件)
【概要】内臓脂肪組織に脂肪が蓄積するとマクロファージを中心とした免疫細胞が浸潤して慢性炎症が生じる。我々は、内臓脂肪組織の慢性炎症には、老化したT細胞から分泌されるオステオポンチンが関与していることを見出した。本研究では、PD-1を標的として老化したT細胞を除去することによって糖代謝が改善することを明らかにした。この方法だと活性化したT細胞も除去することになり好ましくない。オステオポンチンの転写活性の制御...
❏アポ蛋白Dの慢性炎症バイオマーカーとしての可能性探索と、その生理的機能の解明(16K15330)
【研究テーマ】病態検査学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】塚本 和久 帝京大学, 医学部, 教授 (20251233)
【キーワード】アポ蛋白D / 慢性炎症 / 糖尿病 / インスリン抵抗性 / 糖尿病合併症 (他6件)
【概要】基礎研究:食事誘導肥満マウスの脂肪細胞においてはアポD発現量が増加するものの、3T3L1細胞を脂肪細胞へ分化させると発現が低下すること、アポDをマウスに強発現すると炎症サイトカインの低下とともにインスリン抵抗性が改善すること、LPSで誘発される炎症もアポDで抑制されることが明らかとなった。臨床研究:二つの集団データを別個に解析し、アポDはインスリン抵抗性関連マーカーやサイトカインと逆相関し、インス...
❏加齢とメタボリックシンドロームに伴う心血管障害に共通の分子基盤の解明(15H04825)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】免疫老化 / 肥満 / T細胞 / マクロファージ / 高脂肪食 (他15件)
【概要】肥満が見た目だけでなく内臓の老化を加速させるメカニズムを解明した。高脂肪食負荷マウスの内臓脂肪でCD4 T細胞の一部(CD44hiCD62LloCD4+ T細胞)が、本来加齢マウスで出現する細胞老化の性質を獲得すること、この細胞老化がB細胞依存的に起こること、さらに、Senescence associated secretory phenotype (SASP)としてのオステオポンチンの大量分泌を...
【医歯薬学】薬学:マウス糖尿病を含む研究件
❏ヒトiPS細胞を利用した次世代栄養環境リスク評価系の開発(18H02154)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / iPS細胞 / アミノ酸 / 膵臓 / 糖尿病 (他15件)
【概要】我々は、ヒトの発生分化を模倣するiPS細胞を用いて栄養環境リスク評価系を構築し、栄養の過不足が臓器形成・機能に与える影響を定量的な評価を目指した。ヒトiPS細胞を用いた検討から単一アミノ酸を膵臓分化中期に単独で制限することでインスリン分泌臓器である膵臓β細胞への分化が阻害されることを見出した。これらは母親の摂取カロリー不足による子の糖尿病発症リスクの主原因と考えることが出来る。さらに、妊娠マウスを...
❏肥満モデルマウス脂肪組織の慢性炎症に対するDPP-4阻害薬の病態改善効果(23650230)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】疾患モデル / 糖尿病 / 慢性炎症 / 脂肪組織 / 免疫 (他14件)
【概要】ナチュラルキラーT(NKT)細胞の脂肪組織炎症への影響を調べるために、肥満およびやせ(対照群)のC57BL/6Jマウスの内臓脂肪組織のNKT細胞のサブセットについて解析した。やせマウスの脂肪組織のNKT細胞のリンパ球全体に対する割合は脾臓や末梢血よりも大きく、脂肪組織の一部のNKT細胞はCD69を高発現し、細胞内IFN-γの発現も高く、脂肪組織のNKT細胞は何らかのメカニズムにより活性化されている...
【医歯薬学】薬学:代謝糖尿病を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏胆汁酸-腸内細菌-生体シグナル伝達相互作用解明による生活習慣病個別化医療の推進(16H05292)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡辺 光博 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 教授 (10450842)
【キーワード】胆汁酸 / 腸内細菌 / 糖尿病 / 肥満 / 消化器 (他6件)
【概要】近年、胆汁酸は単に脂質の消化吸収を促進するだけでなく、生体内シグナル分子として代謝を調節していることが明らかになった。胆汁酸応答性の異なる2種系統マウスに胆汁酸を投与した際の代謝の差異に加えて、腸内細菌の影響を解析する目的で、抗生物質を投与し腸内細菌叢を変化させ、胆汁酸組成、マイクロアレイ、腸内細菌叢解析などオミックス解析行った。その結果、2種系統マウスの胆汁酸による肥満・糖尿病抑制効果の有無には...
【医歯薬学】薬学:再生糖尿病を含む研究件
❏糖尿病治療のための幹細胞操作技術の開発(17209043)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】幹細胞 / 糖尿病 / 膵島 / 再生
【概要】最近、膵島移植が臨床的に確立してきたことから、膵臓を対象とした再生医学の進展に大きな期待が集まりつつある。特に未分化な幹細胞や前駆細胞を分離した後、その分化・増殖を制御することにより、膵β細胞を人為的に創出しようとする試みに期待が集まっている。しかしながら、他の組織と同様、膵臓に幹細胞や前駆細胞が存在するのか、存在するのであれば何処に局在するのかという問いに対する明確な答えは出ていない。そこで、本...
❏幹細胞の分化制御による糖尿病治療法の開発(14207046)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】膵臓 / 再生 / 幹細胞 / 糖尿病
【概要】「膵再生」による糖尿病治療の臨床応用に向けた基盤技術の開発を目的として、単離した膵細胞集団の中から、極少数しか存在せずかつ形態によって区別することが難しい多能性を持つ膵幹細胞(pancreatic stem cell)を、FACS(fluorescence activated cell sorter)を用いた精度の高い細胞分離法により純化・回収し、それらの分化・増殖・自己複製機構を解析することを試...
【医歯薬学】薬学:幹細胞糖尿病を含む研究件
❏革新的な三次元培養装置を用いた血管化ヒト膵島再構成法の開発(21249071)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】幹細胞 / iPS 細胞 / 糖尿病 / 膵島移植 / 三次元培養 (他6件)
【概要】本研究では、膵B細胞による膵島組織の創出を目指し、模擬微小重力発生装置を応用した回転培地装置を用いて MIN6 細胞株から膵B細胞スフェロイドの大量創出技術を確立した。条件検討により任意のサイズの膵B細胞スフェロイドを多数創出可能な条件を見出した。得られた膵B細胞スフェロイドは 2 次元培養群と比較し、高いグルコース応答能、インスリン発現を示した。さらに、糖尿病モデルマウスへ移植した結果、持続的な...
❏糖尿病治療のための幹細胞操作技術の開発(17209043)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】幹細胞 / 糖尿病 / 膵島 / 再生
【概要】最近、膵島移植が臨床的に確立してきたことから、膵臓を対象とした再生医学の進展に大きな期待が集まりつつある。特に未分化な幹細胞や前駆細胞を分離した後、その分化・増殖を制御することにより、膵β細胞を人為的に創出しようとする試みに期待が集まっている。しかしながら、他の組織と同様、膵臓に幹細胞や前駆細胞が存在するのか、存在するのであれば何処に局在するのかという問いに対する明確な答えは出ていない。そこで、本...
❏幹細胞の分化制御による糖尿病治療法の開発(14207046)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】膵臓 / 再生 / 幹細胞 / 糖尿病
【概要】「膵再生」による糖尿病治療の臨床応用に向けた基盤技術の開発を目的として、単離した膵細胞集団の中から、極少数しか存在せずかつ形態によって区別することが難しい多能性を持つ膵幹細胞(pancreatic stem cell)を、FACS(fluorescence activated cell sorter)を用いた精度の高い細胞分離法により純化・回収し、それらの分化・増殖・自己複製機構を解析することを試...
【医歯薬学】薬学:転写共役因子糖尿病を含む研究件
❏CBPヘテロ欠損マウスを用いたレプチン非依存性の新規エネルギー・糖・脂質代謝調節経路の同定(15659216)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / 転写共役因子 / PPAR / アディポカイン (他12件)
【概要】PPARγを含めた種々の転写因子の共役因子CBP(CREB binding protein)のヘテロ欠損マウスがPPARγヘテロ欠損マウスに比し、より顕著な抗肥満、抗糖尿病の表現型を呈することを報告した。本マウスで認められるエネルギー消費とインスリン感受性の増加は、レプチン感受性の亢進と、アディポネクチンの増加と相関した。(Nature Genetics 30,221,2002)。またアディポネク...
❏CBPによる脂肪細胞分化・肥大化及びインスリン感受性の調節メカニズム(13877175)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (30185889)
【キーワード】転写共役因子 / 脂肪細胞 / 分化 / PPAR / 肥満 (他15件)
【概要】肥満・抗糖尿病の表現型を呈することを報告した。本年度、PPRγを含めた種々の転写因子の共役因子CBP(CREBb inding Protein)のヘテロ欠損マウスがPPARγヘテロ欠損マウスに比し、より顕著な抗肥満、抗糖尿病の表現型を呈することを見い出した。本マウスで認められるエネルギー消費とインスリン感受性の増加は、レプチン感受性の亢進と、アディポネクチンの増加と相関した。(Nature Gen...
【医歯薬学】薬学:GPCR糖尿病を含む研究件
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏胆汁酸シグナルによる骨格筋機能向上の分子機構解析(16K18699)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 崇 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (90771676)
【キーワード】胆汁酸 / 骨格筋 / サルコペニア / TGR5 / 機能性食品成分 (他10件)
【概要】本研究では、胆汁酸が骨格筋機能に及ぼす影響を分子レベルで解析した。その結果、骨格筋に発現する胆汁酸受容体TGR5は骨格筋の肥大化や筋細胞分化を亢進することを明らかにした。TGR5を欠損するマウスにおいては、骨格筋の萎縮が確認された。したがって、骨格筋TGR5は加齢に伴う筋萎縮(サルコペニア)等の予防に向けた有力なターゲットになると考えられる。 我々はすでにTGR5活性化能を持つ食品成分として、柑橘...
❏抗肥満性胆汁酸受容体を活性化する新規食品成分の機能解析(23780127)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】清水 誠 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (40409008)
【キーワード】TGR5 / 胆汁酸 / 肥満 / 機能性食品 / GPCR (他7件)
【概要】TGR5は胆汁酸をリガンドとするGタンパク質共役受容体であり、その活性化は抗肥満・抗糖尿病効果を示すことが知られている。本研究では、TGR5を活性化する食品成分のスクリーニングを行い、ノミリンを含む複数の食品成分を同定した。動物実験の結果から、ノミリンは肥満や耐糖能異常を改善する事を明らかにした。また、TGR5を活性化する他の成分(成分A)に関しても、高脂肪食による体重増加を抑制する効果がある事を...
【医歯薬学】薬学:免疫糖尿病を含む研究件
❏肥満モデルマウス脂肪組織の慢性炎症に対するDPP-4阻害薬の病態改善効果(23650230)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】疾患モデル / 糖尿病 / 慢性炎症 / 脂肪組織 / 免疫 (他14件)
【概要】ナチュラルキラーT(NKT)細胞の脂肪組織炎症への影響を調べるために、肥満およびやせ(対照群)のC57BL/6Jマウスの内臓脂肪組織のNKT細胞のサブセットについて解析した。やせマウスの脂肪組織のNKT細胞のリンパ球全体に対する割合は脾臓や末梢血よりも大きく、脂肪組織の一部のNKT細胞はCD69を高発現し、細胞内IFN-γの発現も高く、脂肪組織のNKT細胞は何らかのメカニズムにより活性化されている...
❏肝内免疫細胞を標的とした糖尿病、メタボリックシンドローム治療法の開発(21790882)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (70306687)
【キーワード】糖尿病 / 脂肪肝 / 免疫
【概要】非アルコール性脂肪肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease(NAFLD))は肥満と独立した糖尿病発症の一因と考えられているが、その詳細な機序は明らかではない。本研究において研究代表者は免疫細胞がNAFLDの発症に重要であり、特に獲得免疫が重要であることを明らかとした。獲得免疫は様々なサイトカインを介して代謝異常症の形成に関与していることが判明し、これらを阻害すること...
【医歯薬学】薬学:質量分析イメージング糖尿病を含む研究件
❏高血糖時の分枝鎖アミノ酸代謝に着目した糖尿病性腎症発症機構の解明と予防法の開発(21K06876)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】久保 亜紀子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (50455573)
【キーワード】糖尿病 / 代謝解析 / アミノ酸代謝 / 質量分析イメージング
【概要】この研究では、糖尿病の合併症のうち腎症の発症過程に注目し、高血糖下での代謝変容を解析することで病態解明を目指している。ストレプトゾトシン(STZ)誘導I型糖尿病性腎症発症モデル動物及び、2型糖尿病の病態モデルであるDB/DBマウスを用い、糖尿病性腎症の進展に伴う局所のエネルギー代謝の変化と、その結果として生じる小分子の局所分布に注目してイメージングメタボロミクス手法で定量及び可視化解析を行う。 今...
❏糖尿病における白筋アミノ酸代謝とエピゲノムに着目したサルコペニア治療の開発(21K08583)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】宮下 和季 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任准教授 (50378759)
【キーワード】サルコペニア / アミノ酸 / 糖尿病 / ストレプトゾトシン / 質量分析イメージング
【概要】肥満が心血管病のリスクであるのと同様、筋肉量減少がその本体であるサルコペニアも、心血管病発症のリスクとなる。インスリン不足は糖尿病の発症原因となり、また筋肉の蛋白同化障害を惹起しサルコペニアの原因ともなる。しかしながら、インスリン不足からサルコペニアが生じる機序の代謝学的観点からの機序解明と、原因に則した治療法の開発は、未だ不十分である。我々はこれまで、栄養素の代謝がサルコペニアの進展に与える意義...
【医歯薬学】薬学:近位尿細管糖尿病を含む研究件
❏近位尿細管ナトリウム輸送と鉱質コルチコイドシグナルにおけるSGLT2の意義(19K08671)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】堀田 晶子 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療員 (20534895)
【キーワード】SGLT2 / ミネラルコルチコイド / 近位尿細管 / ナトリウム輸送 / 高血圧 (他13件)
【概要】本研究では近年脚光を浴びるSGLT2阻害薬とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬が近位尿細管のNa輸送体NHE3およびNBCe1の輸送活性の調節にどのように関与するかを解析した。アルドステロン腎障害モデルラットにおいて近位尿細管のNa輸送活性が亢進すること、および通常ラットにおいてSGLT2阻害薬がアルドステロンによるNa輸送活性亢進を抑制することが確認された。また、近位尿細管での体液貯留機序において...
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】薬学:受容体糖尿病を含む研究件
❏アディポネクチン受容体の生理・病態生理的意義の解明と生活習慣病治療の分子標的同定(18209033)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / アディポカイン / 受容体
【概要】我々は発生工学的手法によりアディポネクチン受容体AdipoR1、AdipoR2の遺伝子欠損マウスを作成し、AdipoR1とAdipoR2の両方をノックアウトすると、アディポネクチンの結合と血糖降下作用等が消失すること、すなわち、AdipoR1、AdipoR2が生体内におけるアディポネクチンの主要な受容体であることを示した(Nat.Med.13:332,2007)。またAdipoR1欠損マウスが耐糖...
❏抗生活習慣病因子アディポネクチンの受容体アゴニスト・発現増加剤・切断活生化剤探索(17659274)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (40372370)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられている。AdはN末側のコラーゲンドメインとC末側のglobularドメインよりなる。我々は以前、globular Adは100分の1低い濃度で全長のAdと同等に代謝改善作用に重要なAMPキナーゼを活性化し(Nat.Med.8:1288,2002)、in vivoで糖・脂質...
❏アディポネクチン受容体の生理機能・情報伝達機構と病態生理学的意義(16209030)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】これまで、肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられてきた。我々は、さらに、肥満・インスリン抵抗性によって、総量のAdだけのみならず、高活性型である高分子量型(HMW)Adがとりわけ低下してくることを見出した。そして、PPARγアゴニストであるチアゾリジン誘導体(TZD)がこのHMWAdを顕著に増加させることを見...
【医歯薬学】薬学:胆汁酸糖尿病を含む研究件
❏腸管内胆汁酸代謝制御による新規肥満・糖尿病治療法の開発(18K08526)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70306687)
【キーワード】肥満症治療 / 腸内環境 / 胆汁酸 / 腸内細菌叢 / 耐糖能障害 (他11件)
【概要】肥満・糖尿病の病態において、腸管内の胆汁酸代謝の変化が、腸内細菌叢とその代謝産物に偏りを生じさせ、その結果、インスリン抵抗性の病態が惹起されていることを示した。エネルギー糖代謝異常症において、腸内細菌叢の組成を決定する因子としての胆汁酸、ならびにその腸管内での胆汁酸代謝の重要性を明らかにした。高脂肪食による肥満・糖尿病の発症に、食事誘導性胆汁酸外分泌の増加が腸内細菌叢の偏倚を惹起し、変化した腸内細...
❏タンパク質を中心とした栄養バランスと質の違いによる胆汁酸-腸内細菌相互作用解明(17K12911)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】横山 葉子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任助教 (10617244)
【キーワード】胆汁酸 / 栄養バランス / 腸内細菌 / 糖尿病 / 代謝疾患 (他6件)
【概要】エネルギー源となる栄養素の最適なバランスは明らかになっていない。ヒトの臨床研究のメタアナリシスではタンパク質増加による顕著な代謝疾患改善効果は確認されなかった。実験動物での研究の結果、タンパク質低下により代謝疾患改善効果が確認された。メカニズム解明のため、胆汁酸組成、腸内細菌叢、腸内細菌叢代謝産物、網羅的遺伝子発現解析を実施した。タンパク質低下群では腸内細菌叢解析および代謝産物解析の結果、腸内細菌...
❏食と腸内細菌と健康に関するアジア横断研究(17H04620)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中山 二郎 九州大学, 農学研究院, 教授 (40217930)
【キーワード】腸内フローラ / Dysbiosis / 現代食 / 生活習慣病 / 肥満 (他17件)
【概要】アジア人の近年の食習慣の変化は著しく、それにともない生活習慣病が急増している。そこで、我々は、食と健康のインターフェースとして注目される腸内フローラをインドネシア、モンゴル、タイ、フィリピンと共同で行うことにした。特に、肥満患者と2型糖尿病患者の食と腸内細菌叢について調査した。インドネシアの調査では、肥満患者にて、短鎖脂肪酸生産菌などの有益菌が減少して、多様性が低下したDysbiosis様の腸内細...
【医歯薬学】薬学:アミノ酸糖尿病を含む研究件
❏糖尿病における白筋アミノ酸代謝とエピゲノムに着目したサルコペニア治療の開発(21K08583)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】宮下 和季 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任准教授 (50378759)
【キーワード】サルコペニア / アミノ酸 / 糖尿病 / ストレプトゾトシン / 質量分析イメージング
【概要】肥満が心血管病のリスクであるのと同様、筋肉量減少がその本体であるサルコペニアも、心血管病発症のリスクとなる。インスリン不足は糖尿病の発症原因となり、また筋肉の蛋白同化障害を惹起しサルコペニアの原因ともなる。しかしながら、インスリン不足からサルコペニアが生じる機序の代謝学的観点からの機序解明と、原因に則した治療法の開発は、未だ不十分である。我々はこれまで、栄養素の代謝がサルコペニアの進展に与える意義...
❏ヒトiPS細胞を利用した次世代栄養環境リスク評価系の開発(18H02154)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / iPS細胞 / アミノ酸 / 膵臓 / 糖尿病 (他15件)
【概要】我々は、ヒトの発生分化を模倣するiPS細胞を用いて栄養環境リスク評価系を構築し、栄養の過不足が臓器形成・機能に与える影響を定量的な評価を目指した。ヒトiPS細胞を用いた検討から単一アミノ酸を膵臓分化中期に単独で制限することでインスリン分泌臓器である膵臓β細胞への分化が阻害されることを見出した。これらは母親の摂取カロリー不足による子の糖尿病発症リスクの主原因と考えることが出来る。さらに、妊娠マウスを...
❏内分泌系によるオートファジー調節機構の解析(18370084)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】水島 昇 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10353434)
【キーワード】オートファジー / インスリン / 糖尿病 / アミノ酸 / mTOR (他8件)
【概要】本課題ではオートファジーによる細胞内分解がどのように制御されるかについて、特に内分泌系に注目して解析を行うことを目的とした。まずオートファジーの生理的な制御機構を解析する目的で、栄養のマスターレギュレーターとして知られるタンパク質キナーゼmTORについて研究を行った。栄養飢餓時のmTORの不活性化を各臓器で調べたところ、各臓器のmTOR不活性化のタイミングはオートファジーの開始と非常に良く相関して...
【医歯薬学】薬学:アルツハイマー病糖尿病を含む研究件
❏新規アルツハイマー病薬開発に向けた脳内アミリン受容体信号の研究(19K07014)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】木村 良一 山陽小野田市立山口東京理科大学, 共通教育センター, 准教授 (20343022)
【キーワード】アミリン / アミロイドベータ / アルツハイマー病 / 糖尿病 / 遺伝子改変マウス (他6件)
【概要】アルツハイマー病(AD)は糖尿病患者が患う確率が高く、第3の糖尿病とも言われるが、その理由は明らかではない。研究代表者はカナダ・アルバータ大学との国際共同研究を行い、糖尿病患者から特異的に抽出されたアミリンと、ADの原因とされるアミロイドベータとの両方が、脳内のアミリン受容体を通して認知機能を低下させることを発見した(J Neurosci. 32(48):2012:研究代表者が第1著者)。 本研究...
❏老化に関わる難治性疾患の予防・改善を目指した天然薬物の研究(24590028)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】北中 進 日本大学, 薬学部, 教授 (40102553)
【キーワード】糖尿病 / 神経保護 / アルツハイマー / フラバノノール誘導体 / 小胞体ストレス (他9件)
【概要】白桃花から分離したアロマデンドリンは、脂肪細胞のアディポネクチン発現量を上昇させるため、類似化合物を合成して神経細胞に対して試験を行い、神経細胞を保護する可能性が認められた。ベンケイソウ科植物Rhodiola sacraからマクロファージの活性化を抑制する2-phenylethyl gallateを明らかにし、類似化合物を合成し慢性炎症に有効である可能性が示唆された。アルツハイマー疾患などで問題と...
【医歯薬学】薬学:スクリーニング糖尿病を含む研究件
❏糖尿病患者の唾液メタボローム解析による膵癌早期診断の可能性に関する研究(20K07633)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】川井田 博充 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (00345711)
【キーワード】膵癌 / メタボローム / 糖尿病 / スクリーニング / 膵臓癌 (他7件)
【概要】今年度は、データの精度を向上のため、サポート・ベクター・マシーンと定量的決定木Adtree (Alternative decision tree)の組み合わせにより、相関に関係なく幅広い変数を同時に考慮して、高精度に識別する数理モデルを開発した。データは複数に分割して多施設データを模擬した評価試験を行い、またデータ解析上での評価試験も多数行った。具体的には最初に同一検体を何度も測定し、測定装置にお...
❏低分子化合物を用いたマウスES細胞からの効率的な膵β細胞誘導法の確立(22790653)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】坂野 大介 熊本大学, 発生医学研究所, COEリサーチ・アソシエイト (40571039)
【キーワード】ES細胞 / 膵臓 / β細胞 / インスリン / 糖尿病 (他10件)
【概要】マウスES細胞から膵β細胞を誘導する手法の効率化は将来的にヒトの糖尿病治療に有効な知見を得るために重要な研究である。我々は、1300種の低分子化合物からβ細胞の誘導効率を上昇させる化合物をスクリーニングした。その結果、10個のヒット化合物を発見し、これらの作用から特定の生体内の経路がβ細胞への細胞分化とインスリンの分泌能に深くかかわることを見出した。 ...
【医歯薬学】薬学:核内受容体糖尿病を含む研究件
❏胆汁酸受容体FXRによる膵島保護作用(21659061)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】田中 十志也 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (20396930)
【キーワード】胆汁酸 / 糖尿病 / 核内受容体 / 膵島 / FXR
【概要】本研究では、胆汁酸をメディエーターとした肝臓と膵臓とのクロストーク、および胆汁酸によるFarnesoid X receptor (FXR)の活性化を介した膵島保護作用を明らかにすることを目的とし、膵β細胞特異的FXRノックアウトマウスを用いて機能解析を実施することを目標としている。本年度では、米国NIHより入手したFXR FLOXマウスについてC57BL/6Nマウスとの戻し交配を5回実施した。既に...
❏サリドマイド及びその誘導体が関与する情報伝達系の解析(21790107)
【研究テーマ】創薬化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】谷内出 谷内出 (谷内出 友美) 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 技術職員 (20401284)
【キーワード】ケミカルバイオロジー / サリドマイド / 構造展開 / 構造活性相関 / マルチテンプレート (他19件)
【概要】サリドマイドおよび代謝物の薬理作用に関わる諸要因の現象的・分子作用レベル的解析、同生物作用を指標とした医薬化学的な構造展開研究・構造活性相関解析、ならびに創製し薬理活性が認められたサリドマイド誘導体の各現象に関わる情報伝達系の解析を遂行した。本研究はサリドマイドの理解とその改良のための基盤データとして有用であり、より一般的な活性化合物創薬手法の提案に直結したものであると考えている。 ...
❏生体内エネルギー代謝恒常性調節機構解明によるメタボリック症候群へのアプローチ(20580103)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】渡辺 光博 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (10450842)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / 胆汁酸 / 核内受容体 / 生活習慣病 (他7件)
【概要】高脂肪食負荷マウスへの胆汁酸受容体FXR 合成アゴニストの長期投与によるFXR の活性化は、脂肪肝・肥満・糖尿病を誘発するものであり、メタボリックシンドローム治療に適していないといえる。そのメカニズムとして、肝臓での胆汁酸合成を低下させ胆汁酸プール量を低下させエネルギー代謝を低下させたと推察される。また、DNAマイクロアレイとメタボローム解析により、エネルギー代謝恒常性において胆汁酸がアミノ酸代謝...
【医歯薬学】薬学:分化糖尿病を含む研究件
❏ヘテロ性付与によるヒトiPS由来膵臓β細胞の機能向上(22K19543)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓内分泌細胞 / 糖感受性インスリン分泌 / 分化 / 糖尿病 / 脱分化
【概要】
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
【医歯薬学】薬学:分化誘導糖尿病を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
❏移植医療に応用可能なiPS細胞を用いたヒト膵島作製技術の開発(25253079)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】谷口 英樹 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70292555)
【キーワード】膵臓 / 膵島移植 / 三次元培養 / 血管 / iPS細胞 (他10件)
【概要】我々は、器官発生の初期プロセスで生じる血管および間葉系細胞との相互作用の再現化により、立体的なヒト組織再構成法を開発している(Nature 499:481-484,2013)。この革新的な三次元培養法を活用し、三次元的な膵島組織を人為的に構築するための細胞操作技術を開発することを試みた。マウスおよびヒト膵島を対象として、複数の膵島のクラスタリング技術および血管化促進技術の開発を行い、複数の膵島を凝...
【医歯薬学】薬学:血液網膜関門糖尿病を含む研究件
❏糖尿病網膜症における網膜血管病変形成の分子機構解析(17590317)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】池田 栄二 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30232177)
【キーワード】糖尿病 / 網膜症 / 血液網膜関門 / 低酸素 / claudin-5
【概要】糖尿病網膜症における血液網膜関門機能の破綻機序について、誘因として組織低酸素状態に注目するとともに、中枢神経系の血管内皮細胞間tight junctionを構成する分子であるclaudin-5の関与に焦点をあて解析を進めた。正常酸素濃度環境下のin vitro bEND.3細胞(マウス脳血管内皮細胞株)およびin vivoマウス網膜血管内皮細胞において細胞膜に限局した発現を示すclaudin-5が...
❏網膜疾患に対する血液網膜関門のGLUT1を介した抗酸化物質輸送の意義(15390046)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】細谷 健一 富山医科薬科大学, 薬学部, 教授 (70301033)
【キーワード】血液網膜関門 / vitamin C / GLUT1 / 酸化的ストレス / 抗酸化物質 (他10件)
【概要】抗酸化物質であるvitamin C (ascorbic acid, AA)の網膜への供給機構解明は、網膜の酸化的ストレス保護、さらに網膜疾患の予防および治療において重要である。本研究は、酸化型vitamin C (dehydroascorbic acid, DHAA)の網膜移行性を血液網膜関門(BRB)に存在するヘキソース輸送担体であるGLUT1が担っていることを証明すること、GLUT1におけるD...
【医歯薬学】薬学:腸管免疫糖尿病を含む研究件
❏腸管免疫制御による高脂肪食インスリン抵抗性発症予防(16K19546)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】川野 義長 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80571463)
【キーワード】インスリン抵抗性 / 腸管免疫 / 肥満 / 糖尿病 / マクロファージ (他7件)
【概要】食事や腸内細菌と密接に関わる、腸管免疫特に腸管樹状細胞や腸管CD4+T細胞に着目して、新規の糖・エネルギー代謝制御メカニズムを検討した。腸管樹状細胞Nlrp10と腸管T細胞Foxoの機能解析を行うため、樹状細胞特異的Nlrp10欠損マウスとCD4細胞特異的Foxo1Foxo3遺伝子改変マウスを作製し代謝表現型を解析した。樹状細胞特異的Nlrp10欠損マウスは、高脂肪食負荷に伴い耐糖能が悪化し、CD...
❏腸管ホルモンによる腸内環境を標的とした新規代謝異常症治療法の開発(15K09417)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70306687)
【キーワード】腸内細菌 / 腸管ホルモン / 糖尿病 / 腸管免疫
【概要】肥満症や2型糖尿病患者では腸内細菌叢に偏りが認められ、腸管内の短鎖脂肪酸や胆汁酸代謝の変化、腸管バリア機能の低下などが生じていると報告されている。さらにこれらの変化が、腸管ホルモン分泌の低下や高エンドトキシン血症による慢性炎症を引き起こし、宿主の耐糖能異常・肥満の原因となっていると考えられている。そこで我々は、エネルギー糖代謝異常症の治療に用いられている、腸管ホルモン製剤のこれらの因子への影響を検...
❏腸内細菌叢の免疫学的制御による代謝異常治療法の開発(24591342)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70306687)
【キーワード】エネルギー代謝異常症 / 糖尿病 / 肥満症 / 腸内細菌 / メタボリックシンドローム (他7件)
【概要】腸内細菌叢と腸管免疫担当細胞は相互に作用をしながら、腸管内代謝産物や腸管ホルモン応答を介して宿主のエネルギー代謝の恒常性維持に寄与をしており、その破綻がエネルギー代謝異常症、すなわち肥満症や糖尿病を引き起こすと考えられた。腸内細菌、腸管免疫細胞、腸管内容物が形成する腸内環境を標的とした肥満症や糖尿病の新規治療法開発の方向性が本研究から示された。 ...
【医歯薬学】薬学:エネルギー代謝糖尿病を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏生体内エネルギー代謝恒常性調節機構解明によるメタボリック症候群へのアプローチ(20580103)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】渡辺 光博 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (10450842)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / 胆汁酸 / 核内受容体 / 生活習慣病 (他7件)
【概要】高脂肪食負荷マウスへの胆汁酸受容体FXR 合成アゴニストの長期投与によるFXR の活性化は、脂肪肝・肥満・糖尿病を誘発するものであり、メタボリックシンドローム治療に適していないといえる。そのメカニズムとして、肝臓での胆汁酸合成を低下させ胆汁酸プール量を低下させエネルギー代謝を低下させたと推察される。また、DNAマイクロアレイとメタボローム解析により、エネルギー代謝恒常性において胆汁酸がアミノ酸代謝...
❏トランスジェニックマウスによるUCP3の糖尿病・肥満における病態生理的意義の解明(12671110)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】細田 公則 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助手 (40271598)
【キーワード】肥満 / 糖尿病 / UCP / エネルギー代謝 / エネルギー消費 (他7件)
【概要】エネルギー代謝調節系は摂食調節系とエネルギー消費調節系から成り、そのバランスの異常は糖尿病や肥満につながる.骨格筋は糖脂質代謝の主要な臓器の一つであり、また全身のエネルギー消費の約4割に相当するが、その分子機構の研究が遅れている。我々は骨格筋に高濃度な脱共役蛋白質3(UCP3)を同定している。本研究では骨格筋UCP3遺伝子発現調節機構と、UCP3の骨格筋過剰発現トランスジェニックマウス(Tgマウス...
【医歯薬学】薬学:PPAR糖尿病を含む研究件
❏抗生活習慣病因子アディポネクチンの受容体アゴニスト・発現増加剤・切断活生化剤探索(17659274)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (40372370)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられている。AdはN末側のコラーゲンドメインとC末側のglobularドメインよりなる。我々は以前、globular Adは100分の1低い濃度で全長のAdと同等に代謝改善作用に重要なAMPキナーゼを活性化し(Nat.Med.8:1288,2002)、in vivoで糖・脂質...
❏発生工学的手法を用いたレジスチンの個体における機能と受容体・情報伝達機構解明(17390260)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】寺内 康夫 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (40359609)
【キーワード】糖尿病 / 遺伝子 / シグナル伝達 / PPAR / アディポネクチン (他8件)
【概要】レジスチンの生理学的・病態生理学的意義を明らかにするために、肥満のインスリン抵抗性惹起におけるレジスチンの意義やインスリン分泌や中枢に対する作用を検討した。インスリン感受性アディポカインの代表であるアディポネクチンの欠損マウスにおけるPPARγアゴニストの抗糖尿病作用を検討した。ob/obマウスにPPARγアゴニストであるピオグリタゾンを10mg/kgの用量で投与したところ、有意に耐糖能障害を改善...
❏アディポネクチン受容体の生理機能・情報伝達機構と病態生理学的意義(16209030)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】これまで、肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられてきた。我々は、さらに、肥満・インスリン抵抗性によって、総量のAdだけのみならず、高活性型である高分子量型(HMW)Adがとりわけ低下してくることを見出した。そして、PPARγアゴニストであるチアゾリジン誘導体(TZD)がこのHMWAdを顕著に増加させることを見...
【医歯薬学】薬学:遺伝子治療糖尿病を含む研究件
❏Th1/Th2病としての自己免疫疾患の病態解明と予防・治療(15380210)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】林 俊春 山口大学, 農学部, 教授 (90111484)
【キーワード】糖尿病 / ループス / 自己寛容 / Th1 / Th2 (他16件)
【概要】Th1/Th2病としての自己免疫疾患の病態解明と予防・治療に関連した成績の概要は以下のとおりである。 [I]ループス(Th1病):ループスモデルNZBxNZWF_1マウス(雌)を用いて解析し、[1].細菌菌体成分である合成したCpGモチーフは糸球体腎炎・蛋白尿などの臨床病理学的病態を促進し、これはIL-6やIFN-γの産生亢進と関連する事、[2].病態の基本病変は核破砕性毛細血管炎であるが、IL-...
❏血液幹細胞ならびにリンパ球を標的細胞とした遺伝子治療のモデルシステムの開発(04557034)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】中内 啓光 (1992, 1994) 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40175485)
【キーワード】体細胞遺伝子治療 / 造血幹細胞 / サイトカイン / 糖尿病 / 骨髄移植 (他17件)
【概要】体遺伝子治療の動物モデルシステムを確立し、つぎに理想的な標的細胞として考えられてきた造血幹細胞に焦点を絞り造血幹細胞の純化法の確立、in vitroでの増殖、マイクロインジェクション法やレトロウイルスを用いた遺伝子導入法の開発を目標に3年間研究をすすめた。その結果、まずヒトインシュリン遺伝子を導入した繊維芽細胞による糖尿病モデルマウスの治療に成功し、体細胞遺伝子治療のモデルシステムを確立することが...
【医歯薬学】薬学:オステオポンチン糖尿病を含む研究件
❏内臓脂肪CD4 T細胞の免疫老化を標的とした糖尿病・心血管疾患の新規治療法の開発(18K15197)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白川 公亮 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 学振特別研究員(PD) (30626388)
【キーワード】オステオポンチン / 心筋梗塞 / 心不全 / マクロファージ / 内臓脂肪 (他8件)
【概要】本研究で、オステオポンチン(OPN)が心筋梗塞後の組織修復時に、死細胞のクリアランスと菲薄化した梗塞巣の線維化の両方を促進するために不可欠な役割を果たし、心筋梗塞後梗塞巣特異的に増加するGalectin-3hiCD206+マクロファージが心臓におけるOPNの主な供給源であることを解明した。心筋梗塞後の心臓マクロファージにおけるSpp1(OPNをコードする遺伝子)転写活性化には、IL-10とM-CS...
❏高脂肪食負荷に伴うT細胞老化の分子機序と制御法の解明(18H02812)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】炎症制御 / 線維化制御 / 心不全 / 慢性腎臓病 / 糖尿病 (他14件)
【概要】内臓脂肪組織に脂肪が蓄積するとマクロファージを中心とした免疫細胞が浸潤して慢性炎症が生じる。我々は、内臓脂肪組織の慢性炎症には、老化したT細胞から分泌されるオステオポンチンが関与していることを見出した。本研究では、PD-1を標的として老化したT細胞を除去することによって糖代謝が改善することを明らかにした。この方法だと活性化したT細胞も除去することになり好ましくない。オステオポンチンの転写活性の制御...
❏加齢とメタボリックシンドロームに伴う心血管障害に共通の分子基盤の解明(15H04825)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】免疫老化 / 肥満 / T細胞 / マクロファージ / 高脂肪食 (他15件)
【概要】肥満が見た目だけでなく内臓の老化を加速させるメカニズムを解明した。高脂肪食負荷マウスの内臓脂肪でCD4 T細胞の一部(CD44hiCD62LloCD4+ T細胞)が、本来加齢マウスで出現する細胞老化の性質を獲得すること、この細胞老化がB細胞依存的に起こること、さらに、Senescence associated secretory phenotype (SASP)としてのオステオポンチンの大量分泌を...
【医歯薬学】薬学:肝臓糖尿病を含む研究件
❏新規ヘパトカインのニューレグリン1を介した糖尿病の病態制御機構の解明(17K08674)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】合田 亘人 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00245549)
【キーワード】肝臓 / ヘパトカイン / 糖尿病 / 低酸素応答
【概要】本研究により、肝臓から分泌されるタンパク質(ヘパトカイン)として新しく同定したニューレグリン1が2型糖尿病のマウス肝臓で発現誘導され、それに伴い血中のニューレグリン1レベルが増加することが分かった。また、肝臓のニューレグリン1遺伝子欠損が2型糖尿病の耐糖能を悪化させること、逆に、ニューレグリン1タンパク質投与により2型糖尿病の病態が改善することを見出した。以上の結果より、ニューレグリン1はヘパトカ...
❏病態解析のための糖尿病シミュレーションモデルの構築(14780647)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】内藤 泰宏 慶應義塾大学, 環境情報学部, 専任講師 (50327714)
【キーワード】糖尿病 / 細胞シミュレーション / システム生物学 / インスリン / 尿素回路 (他10件)
【概要】本年度は、糖尿病の病態形成において主要な役割を果たす肝臓のモデル化を行った。その際、肝細胞(単一細胞)のモデルを敷衍して、肝小葉、肝臓といった高次の構造をモデル化することを試みた。近年の生物学の知見の多くは分子・細胞レベルのものなので、これを利用しつつ、組織、器官レベルを理解する方法の開発が今後重要となる。肝臓は肝小葉の繰り返し構造であり、肝小葉は、門脈枝から中心静脈にかけての類洞(毛細血管)とそ...
【医歯薬学】薬学:がん糖尿病を含む研究件
❏インスリン/IGFシグナルを修飾するIRSのモノユビキチン化の制御機構の解明(17K08625)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / IGF / シグナル伝達 / インスリン受容体基質 / ユビキチン (他11件)
【概要】インスリン/インスリン様成長因子(IGF)は動物の代謝調節や成長に重要である。これらが標的細胞に作用して起こす細胞内シグナルに異常が生じると、糖尿病やがんの発症につながる。本研究では、シグナルを仲介するインスリン受容体基質(IRS)のモノユビキチン化レベルが複数のユビキチンリガーゼと脱ユビキチン化酵素によって制御され、新しいメカニズムでシグナル強度を調節していることを発見した。さらに、これらの酵素...
❏糖尿病やがんの発症・進行におけるNedd4-IRS複合体の乖離/形成の意義(26460369)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / ユビキチン / がん (他6件)
【概要】代謝調節ホルモンであるインスリンへの体の応答性が低下すると糖尿病が起こる。一方、インスリンと構造の似たインスリン様成長因子(IGF)には成長促進作用があり、IGFへの応答性が過度に高まるとがんを発症しやすくなる。これらの応答性が変わるしくみには不明点が多い。今回、インスリン/IGFが細胞膜受容体に結合した後で起こる細胞内シグナル伝達を調べた。その結果、シグナル伝達を担うIRS2が別のタンパク質Ne...
❏インスリン受容体基質複合体の機能修飾を介したインスリン様活性制御法の開発(25221204)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 細胞内シグナル伝達 (他15件)
【概要】動物の正常な生命活動に必須な同化ホルモン、インスリン/インスリン様成長因子(IGF)の広範な生理活性(インスリン様活性)の発現には、シグナル伝達分子であるインスリン受容体基質(IRS)が必須である。我々は、IRSが多くのタンパク質(IRSAP)やRNAと相互作用して巨大な分子複合体(IRSome)を形成し、これが全く新しいメカニズムでインスリン様活性の調節に重要な役割を果たすことを解明した。更に、...
【医歯薬学】薬学:低分子化合物糖尿病を含む研究件
❏ジアシルグリセロールキナーゼζによる新たな糖尿病発症機構の解明とその解除薬の開発(24380152)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】伯野 史彦 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (30282700)
【キーワード】インスリン / 糖尿病 / 糖輸送担体 / ジアシルグリセロールキナーゼ / インスリン抵抗性 (他15件)
【概要】我々は、DGKζがIRS-1と結合することによって、既知のインスリンシグナル活性化とは独立にGLUT4の細胞膜移行を制御していることを明らかにした。さらに、DGKζ結合タンパク質であるPIP5K1αはDGKζと結合することによってGLUT4の細胞膜移行を促進していることが明らかとなった。 IRS-1とDGKζの結合を検出するELISAキットを用いて、IRS-1とDGKζの結合を阻害する低分子化合物...
❏低分子化合物スクリーニングに基づくマウスES細胞からの膵β細胞分化誘導法の効率化(24790949)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】坂野 大介 熊本大学, 発生医学研究所, 助教 (40571039)
【キーワード】ES・iPS細胞 / 膵β細胞 / インスリン / 糖尿病 / 低分子化合物 (他14件)
【概要】本研究では、1200の低分子化合物の中からVMAT2阻害剤にマウスES細胞から膵β細胞を分化誘導する効果が高める効果があることを見つけました。VMAT2は細胞内小胞に存在するモノアミン量を調節する因子です。そして、膵β細胞が糖濃度に応じてインスリンを分泌する能力を促進する化合物も見つけました。これらの2種類の化合物を併用して分化湯堂を行い、糖尿病モデルマウスへ移植したところ正常な血糖値に回復しまし...
❏低分子化合物を用いたマウスES細胞からの効率的な膵β細胞誘導法の確立(22790653)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】坂野 大介 熊本大学, 発生医学研究所, COEリサーチ・アソシエイト (40571039)
【キーワード】ES細胞 / 膵臓 / β細胞 / インスリン / 糖尿病 (他10件)
【概要】マウスES細胞から膵β細胞を誘導する手法の効率化は将来的にヒトの糖尿病治療に有効な知見を得るために重要な研究である。我々は、1300種の低分子化合物からβ細胞の誘導効率を上昇させる化合物をスクリーニングした。その結果、10個のヒット化合物を発見し、これらの作用から特定の生体内の経路がβ細胞への細胞分化とインスリンの分泌能に深くかかわることを見出した。 ...
【医歯薬学】薬学:炎症糖尿病を含む研究件
❏内臓脂肪CD4 T細胞の免疫老化を標的とした糖尿病・心血管疾患の新規治療法の開発(18K15197)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白川 公亮 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 学振特別研究員(PD) (30626388)
【キーワード】オステオポンチン / 心筋梗塞 / 心不全 / マクロファージ / 内臓脂肪 (他8件)
【概要】本研究で、オステオポンチン(OPN)が心筋梗塞後の組織修復時に、死細胞のクリアランスと菲薄化した梗塞巣の線維化の両方を促進するために不可欠な役割を果たし、心筋梗塞後梗塞巣特異的に増加するGalectin-3hiCD206+マクロファージが心臓におけるOPNの主な供給源であることを解明した。心筋梗塞後の心臓マクロファージにおけるSpp1(OPNをコードする遺伝子)転写活性化には、IL-10とM-CS...
❏血小板ー白血球コンタクトの免疫学的解析による炎症メカニズムの解明と新規治療の開発(18K08339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】炎症 / 細胞外ヒストン / Immunothrombosis / 好中球 / 血小板 (他17件)
【概要】炎症における急性期蛋白のひとつである細胞外ヒストンは血栓を形成することにより臓器障害の重症化をもたらすことが知られている。我々は、細胞外ヒストンが接着因子Mac-1を介して好中球と血小板を活性化して両者を凝集させ、血管障害に寄与することを証明した。また、この病態は糖尿病においてさらに増悪するが、糖尿病では細胞外ヒストンに対する好中球の感受性が増幅し、ヒストン刺激により末梢血に動員される活性化好中球...
❏コーヒー摂取による生活習慣病予防効果の分子基盤の解明(15K00883)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田村 悦臣 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (50201629)
【キーワード】コーヒー / 生活習慣病 / 予防薬学 / 糖尿病 / 抗炎症 (他13件)
【概要】習慣的なコーヒー摂取が、肥満や炎症に関連して生じる生活習慣病の発症リスクを低下させる可能性が報告されている。我々は、前駆脂肪細胞3T3-L1を用いて、コーヒー豆焙煎成分がインスリンシグナル経路のアダプター分子IRS1の分解を促進することにより、肥満の要因である脂肪細胞の分化を抑制することを見出した。また、コーヒーの抗炎症効果に関して、コーヒー豆焙煎成分がLPS誘発マウスマクロファージ細胞の炎症反応...
【医歯薬学】薬学:マクロファージ糖尿病を含む研究件
❏内臓脂肪CD4 T細胞の免疫老化を標的とした糖尿病・心血管疾患の新規治療法の開発(18K15197)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白川 公亮 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 学振特別研究員(PD) (30626388)
【キーワード】オステオポンチン / 心筋梗塞 / 心不全 / マクロファージ / 内臓脂肪 (他8件)
【概要】本研究で、オステオポンチン(OPN)が心筋梗塞後の組織修復時に、死細胞のクリアランスと菲薄化した梗塞巣の線維化の両方を促進するために不可欠な役割を果たし、心筋梗塞後梗塞巣特異的に増加するGalectin-3hiCD206+マクロファージが心臓におけるOPNの主な供給源であることを解明した。心筋梗塞後の心臓マクロファージにおけるSpp1(OPNをコードする遺伝子)転写活性化には、IL-10とM-CS...
❏腸管免疫制御による高脂肪食インスリン抵抗性発症予防(16K19546)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】川野 義長 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80571463)
【キーワード】インスリン抵抗性 / 腸管免疫 / 肥満 / 糖尿病 / マクロファージ (他7件)
【概要】食事や腸内細菌と密接に関わる、腸管免疫特に腸管樹状細胞や腸管CD4+T細胞に着目して、新規の糖・エネルギー代謝制御メカニズムを検討した。腸管樹状細胞Nlrp10と腸管T細胞Foxoの機能解析を行うため、樹状細胞特異的Nlrp10欠損マウスとCD4細胞特異的Foxo1Foxo3遺伝子改変マウスを作製し代謝表現型を解析した。樹状細胞特異的Nlrp10欠損マウスは、高脂肪食負荷に伴い耐糖能が悪化し、CD...
❏加齢とメタボリックシンドロームに伴う心血管障害に共通の分子基盤の解明(15H04825)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】免疫老化 / 肥満 / T細胞 / マクロファージ / 高脂肪食 (他15件)
【概要】肥満が見た目だけでなく内臓の老化を加速させるメカニズムを解明した。高脂肪食負荷マウスの内臓脂肪でCD4 T細胞の一部(CD44hiCD62LloCD4+ T細胞)が、本来加齢マウスで出現する細胞老化の性質を獲得すること、この細胞老化がB細胞依存的に起こること、さらに、Senescence associated secretory phenotype (SASP)としてのオステオポンチンの大量分泌を...
【医歯薬学】薬学:転写因子糖尿病を含む研究件
❏上皮間葉移行(EMT)による心血管リモデリングの分子機構解明(19659198)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007
【研究代表者】永井 良三 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (60207975)
【キーワード】上皮-間葉移行 / 慢性炎症 / 慢性腎疾患 / 線維化 / 組織リモデリング (他8件)
【概要】上皮-間葉移行(Epithelial-mesenchymal transition、EMT)は、上皮細胞が間葉系細胞様に形態変化する現象であり、初期胚発生における原腸陥入、神経提細胞の運動や器官形成過程、特に心臓や腎臓での重要性がよく知られている。EMTは細胞の運動性や細胞外基質の蓄積をもたらすことから、最近EMTが癌の浸潤や転移、また臓器線維化や慢性炎症に重要であることが徐々に明らかとなってきて...
❏シグナル因子としてのアミノ酸の情報伝達ネットワークの分子機構解析(12460054)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40211164)
【キーワード】アミノ酸 / 転写因子 / IGF結合タンパク質-1 / DNAマイクロアレイ / インスリン受容体 (他19件)
【概要】インスリン様成長因子結合タンパク質I(IGFBP-1)の遺伝子転写制御を指標として、アミノ酸が遺伝子の発現を制御する機構を解析したところ以下の新知見が得られた。ロイシンによる同遺伝子の発現制御は、ワートマニンとラパマイシンに感受性の経路を介すること、ロイシンは細胞内で認識されること、核内外の転写因子の移動も重要であること、等である。これに関与する転写因子として、HNF-3ファミリー、FoxOファミ...
【医歯薬学】薬学:転写制御糖尿病を含む研究件
❏クロマチン3次元構造解析による脂肪細胞特異的な遺伝子発現制御機構の解明(18K16192)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50645538)
【キーワード】脂肪細胞 / 転写制御 / 遠位エンハンサー / クロマチン3次元構造解析 / 糖尿病 (他7件)
【概要】脂肪細胞分化において重要な役割を果たすPPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は不明であった。本研究ではクロマチン3次元構造の視点からゲノムワイドにバイアスなく脂肪細胞特異的な遺伝子発現制御機構を解明する目的で、3C法と次世代シークエンサーの組み合わせによるPromoter Capture Hi-C法によりプロモーター・エンハンサー間の近接関係の網羅的な解析を行い、3C法で見出していたC/...
❏高次クロマチン構造解析・ゲノム編集による脂肪細胞特異的な遺伝子発現制御機構の解明(15K09378)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50645538)
【キーワード】糖尿病 / 肥満 / 脂肪細胞 / 遺伝子 / 転写制御 (他8件)
【概要】脂肪細胞分化において重要な役割を果たすPPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は不明であった。ChIP-seq解析により、C/EBPα遺伝子の遠位領域にPPARγ結合部位のクラスターを同定し、これらの領域はスーパーエンハンサーを形成していた。さらに遠位エンハンサーとプロモーターにゲノムのループ構造の形成に関わるCTCFの結合部位を見出した。4C-seqや3C法では、遠位エンハンサーとプロモ...
❏3C法による脂肪細胞におけるC/EBPα遺伝子領域の高次クロマチン構造の解析(25860742)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (50645538)
【キーワード】遺伝子 / 転写制御 / 高次クロマチン構造 / 3C / 脂肪細胞 (他10件)
【概要】脂肪細胞の分化においてマスターレギュレーターである転写因子PPARγとC/EBPαのポジティブフィードバックループは重要な役割を果たすが、PPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は現在まで不明であった。ゲノムワイドにPPARg結合領域を同定するChIP-seqや、核内でのゲノム領域間の3次元的な近接関係を検出する3C法による解析などから、既存の手法では明らかでなかったC/EBPα遺伝子の下...
【医歯薬学】薬学:多能性幹細胞糖尿病を含む研究件
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】薬学:好中球糖尿病を含む研究件
❏血小板ー白血球コンタクトの免疫学的解析による炎症メカニズムの解明と新規治療の開発(18K08339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】炎症 / 細胞外ヒストン / Immunothrombosis / 好中球 / 血小板 (他17件)
【概要】炎症における急性期蛋白のひとつである細胞外ヒストンは血栓を形成することにより臓器障害の重症化をもたらすことが知られている。我々は、細胞外ヒストンが接着因子Mac-1を介して好中球と血小板を活性化して両者を凝集させ、血管障害に寄与することを証明した。また、この病態は糖尿病においてさらに増悪するが、糖尿病では細胞外ヒストンに対する好中球の感受性が増幅し、ヒストン刺激により末梢血に動員される活性化好中球...
❏炎症性疾患におけるImmunothrombosisの制御異常と新たな治療法の開発(15K09459)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】平橋 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70296573)
【キーワード】ヒストン / 好中球 / 血小板 / Mac-1 / CD40L (他10件)
【概要】ヒストンは損傷した宿主細胞から放出され、炎症に伴う血栓症を惹起する。血小板の活性化はヒストン誘発性血栓症の原因であるが、好中球依存性メカニズムは未知である。好中球除去およびMac-1欠損は、ヒストンによる肺血栓塞栓症の発症を抑制しマウスの生存を延長した。我々は血漿の存在下で血小板・好中球相互作用によって誘導される血漿凝固産物を推定する濁度測定技術を利用した。ヒストンは、好中球Mac-1を直接活性化...
【医歯薬学】薬学:T細胞糖尿病を含む研究件
❏高脂肪食負荷に伴うT細胞老化の分子機序と制御法の解明(18H02812)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】炎症制御 / 線維化制御 / 心不全 / 慢性腎臓病 / 糖尿病 (他14件)
【概要】内臓脂肪組織に脂肪が蓄積するとマクロファージを中心とした免疫細胞が浸潤して慢性炎症が生じる。我々は、内臓脂肪組織の慢性炎症には、老化したT細胞から分泌されるオステオポンチンが関与していることを見出した。本研究では、PD-1を標的として老化したT細胞を除去することによって糖代謝が改善することを明らかにした。この方法だと活性化したT細胞も除去することになり好ましくない。オステオポンチンの転写活性の制御...
❏腸管免疫制御による高脂肪食インスリン抵抗性発症予防(16K19546)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】川野 義長 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80571463)
【キーワード】インスリン抵抗性 / 腸管免疫 / 肥満 / 糖尿病 / マクロファージ (他7件)
【概要】食事や腸内細菌と密接に関わる、腸管免疫特に腸管樹状細胞や腸管CD4+T細胞に着目して、新規の糖・エネルギー代謝制御メカニズムを検討した。腸管樹状細胞Nlrp10と腸管T細胞Foxoの機能解析を行うため、樹状細胞特異的Nlrp10欠損マウスとCD4細胞特異的Foxo1Foxo3遺伝子改変マウスを作製し代謝表現型を解析した。樹状細胞特異的Nlrp10欠損マウスは、高脂肪食負荷に伴い耐糖能が悪化し、CD...
❏加齢とメタボリックシンドロームに伴う心血管障害に共通の分子基盤の解明(15H04825)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】免疫老化 / 肥満 / T細胞 / マクロファージ / 高脂肪食 (他15件)
【概要】肥満が見た目だけでなく内臓の老化を加速させるメカニズムを解明した。高脂肪食負荷マウスの内臓脂肪でCD4 T細胞の一部(CD44hiCD62LloCD4+ T細胞)が、本来加齢マウスで出現する細胞老化の性質を獲得すること、この細胞老化がB細胞依存的に起こること、さらに、Senescence associated secretory phenotype (SASP)としてのオステオポンチンの大量分泌を...
【医歯薬学】薬学:腎臓糖尿病を含む研究件
❏腎臓における糖代謝調節機構とその破綻の分子メカニズム(18K19556)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】窪田 直人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50396719)
【キーワード】糖尿病 / 腎臓 / 糖新生 / インスリン抵抗性
【概要】腎臓近位尿細管における糖新生は、インスリンシグナルとグルコース再吸収の2つの機構によって調節されていることが明らかとなった。すなわち絶食時、原尿中からの糖の再吸収が低下するとNADH/NAD+比が低下しSirt1が活性化され、PGC1αの脱アセチル化/活性化により糖新生関連酵素の発現が上昇する。同時に絶食時の血中インスリンレベルの低下に伴うインスリン受容体シグナルの減弱はFoxO1を活性化し、糖新...
❏糖尿病性腎症に対する新規治療戦略の開発(18K16006)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】畔上 達彦 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 助教 (60573376)
【キーワード】糖尿病性腎臓病 / 腎臓 / ワクチン / 糖尿病 / 終末糖化産物 (他6件)
【概要】糖尿病性腎臓病(DKD)はアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患で、その発症・進展には終末糖化産物受容体(RAGE)が深く関与する。DKDに対する治療戦略を構築するため、RAGEを標的とした治療ワクチンを開発した。RAGEワクチン接種により、ストレプトゾトシン投与マウス(1型糖尿病モデル)とレプチン受容体欠失db/dbマウス(2型糖尿病モデル)で、尿中アルブミン排泄,糸球体腫大,メサンギウム基質...
【医歯薬学】薬学:薬理学糖尿病を含む研究件
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
❏アディポネクチン受容体を標的とした構造ベース創薬に向けた基盤技術の創出と確立(26293216)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】岩部 美紀 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (70392529)
【キーワード】糖尿病 / 薬理学 / トランスレーショナルリサーチ
【概要】我々は、肥満に伴って、脂肪細胞から分泌される生理活性物質アディポネクチンが低下し、全身でのアディポネクチン/その受容体AdipoRの作用低下が、生活習慣病激増の主因であることを明らかにしてきた。我々は、世界初・日本発のAdipoR活性化薬のシーズとなる低分子化合物の取得に成功した。本課題では、最難関であったAdipoRの立体構造解析に成功した。AdipoR活性化低分子化合物のシーズ化合物を構造展開...
【医歯薬学】薬学:ユビキチン糖尿病を含む研究件
❏新規糖尿病関連遺伝子UBE2E2の膵β細胞における役割の解明(19K17977)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】桜井 賛孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70748376)
【キーワード】インスリン分泌 / 膵β細胞 / ユビキチン / 糖尿病 / インスリン
【概要】ゲノムワイド関連解析で東アジア人特有の2型糖尿病関連遺伝子としてUBE2E2が報告されたが、その機序は不明である。膵β細胞における役割を検証するため、膵β細胞特異的UBE2E2トランスジェニックマウス(TGマウス)を作製した。独立した2ラインで糖負荷試験時のインスリン分泌低下を伴う高血糖を呈した。離乳期以前のβ細胞量と増殖能の低下、p21の発現高値を認めた。プロテオーム解析でMesothelin(...
❏インスリン/IGFシグナルを修飾するIRSのモノユビキチン化の制御機構の解明(17K08625)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / IGF / シグナル伝達 / インスリン受容体基質 / ユビキチン (他11件)
【概要】インスリン/インスリン様成長因子(IGF)は動物の代謝調節や成長に重要である。これらが標的細胞に作用して起こす細胞内シグナルに異常が生じると、糖尿病やがんの発症につながる。本研究では、シグナルを仲介するインスリン受容体基質(IRS)のモノユビキチン化レベルが複数のユビキチンリガーゼと脱ユビキチン化酵素によって制御され、新しいメカニズムでシグナル強度を調節していることを発見した。さらに、これらの酵素...
❏糖尿病やがんの発症・進行におけるNedd4-IRS複合体の乖離/形成の意義(26460369)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / ユビキチン / がん (他6件)
【概要】代謝調節ホルモンであるインスリンへの体の応答性が低下すると糖尿病が起こる。一方、インスリンと構造の似たインスリン様成長因子(IGF)には成長促進作用があり、IGFへの応答性が過度に高まるとがんを発症しやすくなる。これらの応答性が変わるしくみには不明点が多い。今回、インスリン/IGFが細胞膜受容体に結合した後で起こる細胞内シグナル伝達を調べた。その結果、シグナル伝達を担うIRS2が別のタンパク質Ne...
【医歯薬学】看護学:遺伝子多型(SNPs)糖尿病を含む研究件
❏脂質代謝能力の違いは中高年の生活習慣病の発症リスクと関連するか?(18K19759)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2023-03-31
【研究代表者】坂本 静男 駿河台大学, スポーツ科学部, 特任教授 (00266032)
【キーワード】脂質代謝能力 / 糖尿病 / 高血圧症 / 脂質代謝異常症 / ゲノムワイド関連解析 (他11件)
【概要】本研究は早稲田大学の卒業生およびその配偶者を対象とした観察型コホート研究“WASEDA’S Health Study”と連携して実施している。2021年度もCOVID-19の影響で測定を実施できなかったため、ベースライン測定データを用いて脂質代謝能力と生活習慣病との関連について解析を行った。 脂質をエネルギー基質として利用する能力である脂質代謝能力は生活習慣病のリスクとの関連が示されている(Ros...
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベース構築による前向きゲノムコホート研究(23249037)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00203381)
【キーワード】コホート研究 / 生活習慣病 / 低血糖 / 慢性腎臓病 / 睡眠 (他23件)
【概要】糖尿病治療の目標は糖尿病患者の予後をできるだけ健常者の予後に近づけることである。そのためには糖尿病患者と健常者を比較する疫学研究が必要である。我々は福岡県内の糖尿病専門施設に通院中の糖尿病患者5131人(福岡県糖尿病患者データベース研究、追跡期間5年間 追跡率97%)と耐糖能正常者を含む福岡県久山町住民3351人(久山町研究)からなるデータベースを構築した。 本研究期間では生活習慣(早食い、食物繊...
【医歯薬学】看護学:データベース糖尿病を含む研究件
❏大規模医療データベースを用いた2型糖尿病における急性膵炎の合併リスクの評価(15K08710)
【研究テーマ】疫学・予防医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小出 大介 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任教授 (50313143)
【キーワード】疫学 / 糖尿病 / 急性膵炎 / 合併症 / データベース (他6件)
【概要】本研究は、年々増加する糖尿病患者において、DPP4阻害薬など主な薬剤において急性膵炎のリスクがあり、添付文書が改訂されている現状において、そもそも日本人の2型糖尿病患者の背景情報としてどれほど急性膵炎になるリスクがあるか十分な情報がないことから研究した。解析するデータとしては国(厚生労働省保険局)が管理するナショナルレセプトデータベース(NDB)など大規模データベースから、糖尿病患者を病名や使用薬...
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベースにおけるうつ状態の検討(23659353)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学研究院, 特別教員 (00203381)
【キーワード】糖尿病 / うつ / 生存率 / 疫学調査 / 疫学 (他14件)
【概要】糖尿病患者にうつの合併が多いとされているが、我が国での大規模な疫学調査はない。5131人の糖尿病患者を登録し、前向き調査を行っている福岡県糖尿病患者データベース研究でうつ症状を有する患者を 8.9%に認めた。 一方、福岡県久山町の非糖尿病の住民では 4.0%にうつ症状を認め、性や年齢などを調整後の糖尿病患者のうつ症状のオッズ比は 2.6 であった。さらに、うつ症状を有する糖尿病患者は食事や運動が不...
【医歯薬学】看護学:座位糖尿病を含む研究件
❏身体不活動が腎疾患に糖尿病を誘発する機序の歩行制限モデルラットにおける解析(20K11632)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】高垣 裕子 神奈川歯科大学, 歯学部, 特任教授 (60050689)
【キーワード】糖尿病 / 腎不全モデルラット / 身体不活動モデルラット / 座位 / 身体不活動 (他9件)
【概要】腎臓移植を含む腎臓疾患において糖尿病を発症するケースの多いことは良く知られている.申請者はこれまでに身体不活動(歩行制限)の影響を示してきたので,今回本研究では腎不全の病変発現が身体不活動により血糖値の上昇や骨代謝の変化をもたらすのではないかと想定して実験を計画した.予定した分担者の横須賀への出張が所属校の方針でかなわなかったこともあり,比較的容易な片腎の摘出により、ラットの血糖値およびCGM(C...
❏座位・身体不活動により脆弱化する骨の代謝を非侵襲的にモニターする測定法の開発(17K01377)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高垣 裕子 神奈川歯科大学, 歯学部, 特任教授 (60050689)
【キーワード】身体不活動 / 歩行制限 / カルシウム同位体 / 抹消血流量 / 測定 (他28件)
【概要】反応性充血の手法により得られた血流のパラメータは,運動の血管内皮細胞の機能に対する保護的効果を表している.OLETFラットにおいて,任意の運動ばかりでなく身体不活動も,食餌の量が減った場合にはダイエット効果により体重増加や血糖値の上昇などの糖尿病の症状を軽減しうる.尿中のCa 安定同位体比は,骨形成と骨吸収のバランスにより変化した骨のパラメータの直接的で鋭敏なマーカーとして利用できる. ...
【医歯薬学】看護学:老化糖尿病を含む研究件
❏高脂肪食負荷に伴うT細胞老化の分子機序と制御法の解明(18H02812)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】炎症制御 / 線維化制御 / 心不全 / 慢性腎臓病 / 糖尿病 (他14件)
【概要】内臓脂肪組織に脂肪が蓄積するとマクロファージを中心とした免疫細胞が浸潤して慢性炎症が生じる。我々は、内臓脂肪組織の慢性炎症には、老化したT細胞から分泌されるオステオポンチンが関与していることを見出した。本研究では、PD-1を標的として老化したT細胞を除去することによって糖代謝が改善することを明らかにした。この方法だと活性化したT細胞も除去することになり好ましくない。オステオポンチンの転写活性の制御...
❏長寿遺伝子SIRT1による腸管を介した糖代謝制御機構の解明(17H06631)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】五十嵐 正樹 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90508095)
【キーワード】SIRT1 / GLP-1 / 腸管内分泌細胞 / 腸管ホルモン / 老化 (他6件)
【概要】腸管は、代謝の制御に重要な役割を果たす臓器ですが、その加齢による変化とその全身へ及ぼす影響はよく知られていません。我々は、先行論文で、加齢に伴い、腸管内分泌細胞数が増加することを見出していますが、本研究では、腸管上皮の長寿遺伝子SIRT1の発現が、腸管内分泌細胞の中でも特に、血糖調節に関わる腸管ホルモンであるGLP-1分泌細胞数を調節することを発見し、その制御機構について解析を行いました。 ...
❏刺激応答タンパクGADD34と代謝性高齢者疾患の解明(16H05280)
【研究テーマ】内科学一般(含心身医学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】磯部 健一 名古屋女子大学, 家政学部, 教授 (20151441)
【キーワード】脂肪肝 / 生活習慣病 / 鶏卵 / GADD34 / 糖質 (他13件)
【概要】生活習慣病が日本でも増加している。私たちは長年GADD34分子に着目して研究を行ってきた。GADD34遺伝子欠損マウスは老化に伴い、2型糖尿病、脂肪肝から肝硬変、肝癌を高率に発症する。そのメカニズムの解明から脂肪肝の発症や抑制に食事内容が重要であることがわかった。。マウスにエネルギー源として砂糖, グルコース、果糖のみを投与すると、2週間で脂肪肝を発症する。また、脂肪エネルギーが60%でコリンを欠...
【医歯薬学】看護学:線維化糖尿病を含む研究件
❏高脂肪食負荷に伴うT細胞老化の分子機序と制御法の解明(18H02812)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】炎症制御 / 線維化制御 / 心不全 / 慢性腎臓病 / 糖尿病 (他14件)
【概要】内臓脂肪組織に脂肪が蓄積するとマクロファージを中心とした免疫細胞が浸潤して慢性炎症が生じる。我々は、内臓脂肪組織の慢性炎症には、老化したT細胞から分泌されるオステオポンチンが関与していることを見出した。本研究では、PD-1を標的として老化したT細胞を除去することによって糖代謝が改善することを明らかにした。この方法だと活性化したT細胞も除去することになり好ましくない。オステオポンチンの転写活性の制御...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
❏上皮間葉移行(EMT)による心血管リモデリングの分子機構解明(19659198)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007
【研究代表者】永井 良三 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (60207975)
【キーワード】上皮-間葉移行 / 慢性炎症 / 慢性腎疾患 / 線維化 / 組織リモデリング (他8件)
【概要】上皮-間葉移行(Epithelial-mesenchymal transition、EMT)は、上皮細胞が間葉系細胞様に形態変化する現象であり、初期胚発生における原腸陥入、神経提細胞の運動や器官形成過程、特に心臓や腎臓での重要性がよく知られている。EMTは細胞の運動性や細胞外基質の蓄積をもたらすことから、最近EMTが癌の浸潤や転移、また臓器線維化や慢性炎症に重要であることが徐々に明らかとなってきて...
【医歯薬学】看護学:加齢糖尿病を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏個々人の体内時計制御に基づくオーダーメイド型の食事内容の提案と臨床応用(19K20126)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 将記 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30711189)
【キーワード】体内時計 / 糖代謝 / クロノタイプ / 時計遺伝子 / 加齢 (他10件)
【概要】本研究課題では、クロノタイプ(朝型・夜型)、社会的時差ボケ、時計遺伝子発現リズムの3つの生体リズムと食後代謝の関連を検討した。また、若齢者と高齢者で食事タイミングと生体リズムの関連を検討し、加齢に伴う生体リズムとその食事タイミングの関連を調査した。本研究の主な結果は、食後代謝を中心とした生体反応に個々人のクロノタイプや生体リズムを考慮する重要性を示しており、今後の体内時計に着目したオーダーメイド型...
❏加齢とメタボリックシンドロームに伴う心血管障害に共通の分子基盤の解明(15H04825)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】免疫老化 / 肥満 / T細胞 / マクロファージ / 高脂肪食 (他15件)
【概要】肥満が見た目だけでなく内臓の老化を加速させるメカニズムを解明した。高脂肪食負荷マウスの内臓脂肪でCD4 T細胞の一部(CD44hiCD62LloCD4+ T細胞)が、本来加齢マウスで出現する細胞老化の性質を獲得すること、この細胞老化がB細胞依存的に起こること、さらに、Senescence associated secretory phenotype (SASP)としてのオステオポンチンの大量分泌を...
【医歯薬学】看護学:サーチュイン糖尿病を含む研究件
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】看護学:動脈硬化糖尿病を含む研究件
❏メタボリックシンドロームにおける血管-代謝臓器連関の転写ネットワーク(18390230)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】眞鍋 一郎 東京大学, 医学系研究科, 科学技術振興特任教員 (70359628)
【キーワード】循環器・高血圧 / 糖尿病 / トランスレーショナルリサーチ / 動脈硬化 / メタボリックシンドローム (他7件)
【概要】本研究計画では、メタボリックシンドロームの進展と、その臨床的帰結として最重要な動脈硬化発症の分子機構について、血管と代謝臓器の両者に関してストレス応答に対する転写ネットワークの観点から横断的に研究を行ない、代謝ストレスなどの慢性的ストレスや慢性炎症状態がどのようにしてメタボリックシンドロームから動脈硬化性疾患を惹起するのかを明らかとすることを目的とする。さらに、転写ネットワークに対して作用する血管...
❏インスリン抵抗性の病態の解明と治療法の開発(15390284)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】戸邉 一之 (戸辺 一之) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30251242)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / インスリン受容体 / インスリン受容体基質 / アディポネクチン (他12件)
【概要】2型糖尿病におけるインスリン抵抗性の機序を明らかにするため、インスリン受容体基質(IRS)-2欠損マウスのインスリン抵抗性の機序を解析したところ、肝臓におけるインスリン抵抗性と中枢でのIRS-2欠損によるレプチン抵抗性による肥満が関与していた(Suzuki et al.,J.Biol.Chem.279,25039,2004)。また、視床下部特異的IRS-2欠損マウスの解析より、中枢でのIRS-2の...
❏糖尿病、狭心症患者における運動療法の代謝因子及び動脈硬化に対する影響の検討(15590726)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松本 晃裕 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (70323574)
【キーワード】アディポネクチン / 狭心症 / 糖尿病 / 代謝因子 / 動脈硬化 (他10件)
【概要】高血圧・高脂血症・肥満のうちいくつかの合併症を有する急性・陳旧性心筋梗塞及び狭心症患者36例においてアディポネクチンと肥満度、血糖値、運動耐容能の間の関係について検討した。急性・陳旧性心筋梗塞等の心疾患患者において心臓リハビリテーション(心リハ)を行った群と、行わなかったコントロール群の2群にわけ、その前後でアディポネクチンなどと運動耐容能、呼気中一酸化窒素(NO)の変化について検討した。その結果...
【医歯薬学】看護学:スタチン糖尿病を含む研究件
❏スタチン使用による糖尿病発症リスクに関するメタボローム疫学研究(19K21458)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松元 美奈子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00822561)
【キーワード】コホート / メタボローム / レセプト / スタチン / 糖尿病 (他10件)
【概要】本研究は「山形県鶴岡市の地域在住者コホート」のデータを用いて、スタチン服薬と血漿中メタボローム解析による網羅的代謝物および臨床検査値や糖尿病有病状態との関連を明らかにする事を目的として実施した。実施に際し、コホートデータ(人間ドック型健診・本コホート独自の検査・自己記入式質問紙による生活習慣の情報)と、診療録(レセプト)情報を活用した薬剤処方情報データベースを構築した。高強度スタチン服薬群は低強度...
❏心血管組織石灰化の分子機構の解明とその制御法の開発(15390239)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】大内 尉義 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80168864)
【キーワード】血管石灰化 / Na依存性リン共輸送体 / アポトーシス / Gas6 / スタチン (他14件)
【概要】本研究プロジェクトにおいて、以下の結果をえた。 1.リン刺激による培養ヒト大動脈平滑筋細胞(HASMC)の血管石灰化誘導モデルを確立し、その機序の一つとしてNa依存性リン共輸送体(NPC)を介した骨芽細胞様形質転換が重要であることを確認した。さらに、リン刺激によりアポトーシスが濃度依存的に増加し、Caspase阻害薬により石灰化・アポトーシスともに有意に抑制されたことから、石灰化におけるアポトーシ...
【医歯薬学】看護学:レセプト糖尿病を含む研究件
❏スタチン使用による糖尿病発症リスクに関するメタボローム疫学研究(19K21458)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松元 美奈子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00822561)
【キーワード】コホート / メタボローム / レセプト / スタチン / 糖尿病 (他10件)
【概要】本研究は「山形県鶴岡市の地域在住者コホート」のデータを用いて、スタチン服薬と血漿中メタボローム解析による網羅的代謝物および臨床検査値や糖尿病有病状態との関連を明らかにする事を目的として実施した。実施に際し、コホートデータ(人間ドック型健診・本コホート独自の検査・自己記入式質問紙による生活習慣の情報)と、診療録(レセプト)情報を活用した薬剤処方情報データベースを構築した。高強度スタチン服薬群は低強度...
❏全レセプトデータの眼科領域での活用基盤整備と糖尿病眼合併症研究への活用(15K10839)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田村 寛 京都大学, 国際高等教育院, 特定教授 (40418760)
【キーワード】レセプト / サンプリングデータセット / 糖尿病 / 合併症 / 眼合併症
【概要】医療費適正化や個別化医療などの複数の側面から重要性が指摘され、研究への活用の注目度も高いレセプト情報等データベース(NDB)解析を糖尿病合併症に対して実施した。 眼科レーザー治療の実態の網羅的な把握、糖尿病合併高血圧患者に対する降圧治療実態の把握ができた。2 型糖尿病患者の眼底検査実施に対する高血圧、脂質異常症などの因子についても検討できた。糖尿病に対する薬物治療開始後1年以内の眼底検査実施割合は...
【医歯薬学】看護学:インスリン抵抗性糖尿病を含む研究件
❏腎臓における糖代謝調節機構とその破綻の分子メカニズム(18K19556)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】窪田 直人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50396719)
【キーワード】糖尿病 / 腎臓 / 糖新生 / インスリン抵抗性
【概要】腎臓近位尿細管における糖新生は、インスリンシグナルとグルコース再吸収の2つの機構によって調節されていることが明らかとなった。すなわち絶食時、原尿中からの糖の再吸収が低下するとNADH/NAD+比が低下しSirt1が活性化され、PGC1αの脱アセチル化/活性化により糖新生関連酵素の発現が上昇する。同時に絶食時の血中インスリンレベルの低下に伴うインスリン受容体シグナルの減弱はFoxO1を活性化し、糖新...
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
❏アポ蛋白Dの慢性炎症バイオマーカーとしての可能性探索と、その生理的機能の解明(16K15330)
【研究テーマ】病態検査学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】塚本 和久 帝京大学, 医学部, 教授 (20251233)
【キーワード】アポ蛋白D / 慢性炎症 / 糖尿病 / インスリン抵抗性 / 糖尿病合併症 (他6件)
【概要】基礎研究:食事誘導肥満マウスの脂肪細胞においてはアポD発現量が増加するものの、3T3L1細胞を脂肪細胞へ分化させると発現が低下すること、アポDをマウスに強発現すると炎症サイトカインの低下とともにインスリン抵抗性が改善すること、LPSで誘発される炎症もアポDで抑制されることが明らかとなった。臨床研究:二つの集団データを別個に解析し、アポDはインスリン抵抗性関連マーカーやサイトカインと逆相関し、インス...
【医歯薬学】看護学:腸内細菌糖尿病を含む研究件
❏腸管内胆汁酸代謝制御による新規肥満・糖尿病治療法の開発(18K08526)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70306687)
【キーワード】肥満症治療 / 腸内環境 / 胆汁酸 / 腸内細菌叢 / 耐糖能障害 (他11件)
【概要】肥満・糖尿病の病態において、腸管内の胆汁酸代謝の変化が、腸内細菌叢とその代謝産物に偏りを生じさせ、その結果、インスリン抵抗性の病態が惹起されていることを示した。エネルギー糖代謝異常症において、腸内細菌叢の組成を決定する因子としての胆汁酸、ならびにその腸管内での胆汁酸代謝の重要性を明らかにした。高脂肪食による肥満・糖尿病の発症に、食事誘導性胆汁酸外分泌の増加が腸内細菌叢の偏倚を惹起し、変化した腸内細...
❏タンパク質を中心とした栄養バランスと質の違いによる胆汁酸-腸内細菌相互作用解明(17K12911)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】横山 葉子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任助教 (10617244)
【キーワード】胆汁酸 / 栄養バランス / 腸内細菌 / 糖尿病 / 代謝疾患 (他6件)
【概要】エネルギー源となる栄養素の最適なバランスは明らかになっていない。ヒトの臨床研究のメタアナリシスではタンパク質増加による顕著な代謝疾患改善効果は確認されなかった。実験動物での研究の結果、タンパク質低下により代謝疾患改善効果が確認された。メカニズム解明のため、胆汁酸組成、腸内細菌叢、腸内細菌叢代謝産物、網羅的遺伝子発現解析を実施した。タンパク質低下群では腸内細菌叢解析および代謝産物解析の結果、腸内細菌...
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
【医歯薬学】看護学:腸内細菌叢糖尿病を含む研究件
❏エピゲノム修飾をマーカーとした腸内フローラにおける糖尿病合併症制御因子の探索(22K19136)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】中山 二郎 九州大学, 農学研究院, 教授 (40217930)
【キーワード】腸内フローラ / 腸内細菌叢 / エピゲノム / 糖尿病 / 血管障害
【概要】
❏腸管内胆汁酸代謝制御による新規肥満・糖尿病治療法の開発(18K08526)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70306687)
【キーワード】肥満症治療 / 腸内環境 / 胆汁酸 / 腸内細菌叢 / 耐糖能障害 (他11件)
【概要】肥満・糖尿病の病態において、腸管内の胆汁酸代謝の変化が、腸内細菌叢とその代謝産物に偏りを生じさせ、その結果、インスリン抵抗性の病態が惹起されていることを示した。エネルギー糖代謝異常症において、腸内細菌叢の組成を決定する因子としての胆汁酸、ならびにその腸管内での胆汁酸代謝の重要性を明らかにした。高脂肪食による肥満・糖尿病の発症に、食事誘導性胆汁酸外分泌の増加が腸内細菌叢の偏倚を惹起し、変化した腸内細...
❏食と腸内細菌と健康に関するアジア横断研究(17H04620)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中山 二郎 九州大学, 農学研究院, 教授 (40217930)
【キーワード】腸内フローラ / Dysbiosis / 現代食 / 生活習慣病 / 肥満 (他17件)
【概要】アジア人の近年の食習慣の変化は著しく、それにともない生活習慣病が急増している。そこで、我々は、食と健康のインターフェースとして注目される腸内フローラをインドネシア、モンゴル、タイ、フィリピンと共同で行うことにした。特に、肥満患者と2型糖尿病患者の食と腸内細菌叢について調査した。インドネシアの調査では、肥満患者にて、短鎖脂肪酸生産菌などの有益菌が減少して、多様性が低下したDysbiosis様の腸内細...
【医歯薬学】看護学:エピジェネテイクス糖尿病を含む研究件
❏妊婦低栄養とエピジェネティクス変化との関連性に関する研究(15K16537)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】舟橋 伸昭 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 研究員 (30727491)
【キーワード】生活習慣病 / DOHaD / エピジェネティクス / 糖尿病 / DNAメチル化 (他6件)
【概要】低出生体重は成長後の様々な生活習慣病のハイリスクであるとするDOHaD説が確立しつつあるが,分子機序は不明である.そこで,臍帯血,胎盤の標的遺伝子のDNAメチル化率をパイロシークエンシング法で測定し,胎盤重量,児の出生体重との関連を検討した.その結果,胎盤重量と臍帯血NDUFB6,NR3C1,PPARGC1,胎盤NDUFB6,LIT1,MEG3,PPARGC1のDNAメチル化率には有意な相関を認め...
❏セミインタクト細胞リシール法を駆使した糖尿病態のエピジェネティクス変化可視化解析(23657001)
【研究テーマ】遺伝・ゲノム動態
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】加納 ふみ 東京大学, 総合文化研究科, 助教 (10361594)
【キーワード】病態モデル細胞 / エピジェネティクス / セミインタクト細胞リシール法 / 糖尿病 / ゲノム機能・発現 (他6件)
【概要】細胞質交換法セミインタクト細胞リシール法により、糖尿病モデル細胞を構築した。DNAメチル化のマーカーであるMeCP2の局在解析により、糖尿病モデル細胞ではMeCP2が核内に拡散しエピジェネティクスが改変されている可能性が示唆された。遺伝子発現変動解析からも、糖尿病モデル細胞特異的に発現上昇・減少する遺伝子群を抽出することができ、糖尿病態とエピジェネティクス改変が関連しうる因子探索法のプロトタイプを...
【医歯薬学】看護学:遺伝子糖尿病を含む研究件
❏高次クロマチン構造解析・ゲノム編集による脂肪細胞特異的な遺伝子発現制御機構の解明(15K09378)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50645538)
【キーワード】糖尿病 / 肥満 / 脂肪細胞 / 遺伝子 / 転写制御 (他8件)
【概要】脂肪細胞分化において重要な役割を果たすPPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は不明であった。ChIP-seq解析により、C/EBPα遺伝子の遠位領域にPPARγ結合部位のクラスターを同定し、これらの領域はスーパーエンハンサーを形成していた。さらに遠位エンハンサーとプロモーターにゲノムのループ構造の形成に関わるCTCFの結合部位を見出した。4C-seqや3C法では、遠位エンハンサーとプロモ...
❏3C法による脂肪細胞におけるC/EBPα遺伝子領域の高次クロマチン構造の解析(25860742)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】青山 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (50645538)
【キーワード】遺伝子 / 転写制御 / 高次クロマチン構造 / 3C / 脂肪細胞 (他10件)
【概要】脂肪細胞の分化においてマスターレギュレーターである転写因子PPARγとC/EBPαのポジティブフィードバックループは重要な役割を果たすが、PPARγによるC/EBPα遺伝子の転写制御機構は現在まで不明であった。ゲノムワイドにPPARg結合領域を同定するChIP-seqや、核内でのゲノム領域間の3次元的な近接関係を検出する3C法による解析などから、既存の手法では明らかでなかったC/EBPα遺伝子の下...
❏肝臓におけるIRS-1、IRS-2の生理的・病態生理的役割の解明(21591156)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】窪田 哲也 独立行政法人国立健康・栄養研究所, 臨床栄養研究部栄養療法研究室, 室長 (60385698)
【キーワード】糖尿病 / シグナル伝達 / 遺伝子
【概要】2型糖尿病の肝臓では、糖代謝においてはインスリン抵抗性(糖新生の抑制障害)を呈するのに対し、脂質代謝においてはむしろインスリン作用の亢進(脂肪合成促進・脂肪肝)が認められるという一見相反する病態を呈する。そこでその分子メカニズムを解明するため肝特異的IRS1(LIRS1KO)、肝特異的IRS2(LIRS2KO)欠損マウスに高脂肪食負荷(HF)を行った。HFによりIRS1ではなくIRS2の発現のみ低...
【医歯薬学】看護学:脂質糖尿病を含む研究件
❏高中性脂肪血症の新たな分子機構解明と治療標的の探索(15K19506)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高梨 幹生 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (70610799)
【キーワード】脂質 / 糖尿病 / インスリン / ホルモン感受性リパーゼ / リポ蛋白リパーゼ (他8件)
【概要】高中性脂肪(TG)血症の成因には完全に解明されていない点が多い。研究代表者らはインスリン欠乏性高TG血症に着目し、ホルモン感受性リパーゼ欠損マウスではTG上昇が軽微に留まることを見出し、その分子機構の解明を目指した。また、その他の各種脂質関連遺伝子欠損マウス、MCTオイル、triton WR-1339を用いた実験系からも、高TG血症の成因解析を進めた。その結果、リポ蛋白リパーゼ(LPL)による脂質...
❏アディポカインによる腸内細菌叢制御の生活習慣病における病態生理的意義の解明(26253058)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-06-27 - 2017-03-31
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (40372370)
【キーワード】糖尿病 / 細菌 / シグナル伝達 / 脂質 / 食品
【概要】高脂肪食により生活習慣病が発症するメカニズムを免疫細胞と実質細胞の相互作用レベル、さらに腸内細菌叢、腸内代謝産物にも着目して、解明することを試みた。高脂肪食、アディポネクチンとその受容体AdipoRの低下、AdipoRの活性化、AdipoR欠損マウスの腸内細菌叢の無菌マウスへの移植等の影響の解析を行った。AdipoRの低下で炎症、酸化ストレス等が増加し、腸内細菌叢、腸内代謝産物を変化させ、脂肪肝、...
❏脂肪細胞の脂肪分解により放出される新規インスリン分泌刺激物質の探索(24659443)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】岡崎 啓明 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (80610211)
【キーワード】糖尿病 / 脂質 / インスリン分泌 / 脂肪細胞 / リパーゼ (他9件)
【概要】カテコラミン刺激によるインスリン分泌という生理現象があるがその分子機構は未解明である。申請者らは、脂肪細胞における脂肪水解を担うリパーゼであるホルモン感受性リパーゼ(HSL)の欠損マウス(HSLKO)において検討を行った結果、この現象がHSLKOでは全く認められないことを見出した。この現象はインスリン分泌に影響する既知のホルモンの変動では説明できず、 カテコラミン刺激による脂肪細胞のHSL依存性脂...
【医歯薬学】看護学:脂質異常症糖尿病を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏スタチン使用による糖尿病発症リスクに関するメタボローム疫学研究(19K21458)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松元 美奈子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00822561)
【キーワード】コホート / メタボローム / レセプト / スタチン / 糖尿病 (他10件)
【概要】本研究は「山形県鶴岡市の地域在住者コホート」のデータを用いて、スタチン服薬と血漿中メタボローム解析による網羅的代謝物および臨床検査値や糖尿病有病状態との関連を明らかにする事を目的として実施した。実施に際し、コホートデータ(人間ドック型健診・本コホート独自の検査・自己記入式質問紙による生活習慣の情報)と、診療録(レセプト)情報を活用した薬剤処方情報データベースを構築した。高強度スタチン服薬群は低強度...
❏都市と離島におけるCAVIを用いた動脈硬化性疾患に寄与する危険因子の研究(16K09071)
【研究テーマ】疫学・予防医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】桑原 和代 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (70627637)
【キーワード】CAVI / 地域差 / 動脈硬化性疾患 / 高血圧 / 脂質異常症 (他9件)
【概要】脳・心血管疾患の発症率には地域差があることが知られているが、主要な原因である動脈硬化所見やその進展要因の集団間の差についてはあまり明らかにされていない。そこで動脈硬化の代理指標としてcardio ankle vascular index; CAVIを用い、神戸と鹿児島の地域住民の比較を行った。両地域とも閉経後にCAVIが高く、年齢、収縮期血圧がCAVI高値の規定要因であったがこれらを調整しても鹿児...
【医歯薬学】看護学:脂肪肝糖尿病を含む研究件
❏肥満・2型糖尿病に伴うcAMPを介した新規脂肪肝発症の分子機構の解明(21H02976)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】窪田 直人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50396719)
【キーワード】糖尿病 / 肥満 / 脂肪肝
【概要】
❏刺激応答タンパクGADD34と代謝性高齢者疾患の解明(16H05280)
【研究テーマ】内科学一般(含心身医学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】磯部 健一 名古屋女子大学, 家政学部, 教授 (20151441)
【キーワード】脂肪肝 / 生活習慣病 / 鶏卵 / GADD34 / 糖質 (他13件)
【概要】生活習慣病が日本でも増加している。私たちは長年GADD34分子に着目して研究を行ってきた。GADD34遺伝子欠損マウスは老化に伴い、2型糖尿病、脂肪肝から肝硬変、肝癌を高率に発症する。そのメカニズムの解明から脂肪肝の発症や抑制に食事内容が重要であることがわかった。。マウスにエネルギー源として砂糖, グルコース、果糖のみを投与すると、2週間で脂肪肝を発症する。また、脂肪エネルギーが60%でコリンを欠...
❏肝内免疫細胞を標的とした糖尿病、メタボリックシンドローム治療法の開発(21790882)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (70306687)
【キーワード】糖尿病 / 脂肪肝 / 免疫
【概要】非アルコール性脂肪肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease(NAFLD))は肥満と独立した糖尿病発症の一因と考えられているが、その詳細な機序は明らかではない。本研究において研究代表者は免疫細胞がNAFLDの発症に重要であり、特に獲得免疫が重要であることを明らかとした。獲得免疫は様々なサイトカインを介して代謝異常症の形成に関与していることが判明し、これらを阻害すること...
【医歯薬学】看護学:慢性腎臓病糖尿病を含む研究件
❏小区分53020:循環器内科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】炎症制御
【研究期間】線維化制御
【研究代表者】心不全
【キーワード】慢性腎臓病
【概要】概日時計は、変動する環境に対し予測的に生体活動を適応させる生体恒常性維持機構であり、昼夜の明暗リズムを基盤に、摂食と空腹、睡眠と覚醒などによって修飾され、概日リズムを作り出している。時差症候群やシフトワークにより生じる概日リズム障害は、肥満症や糖尿病、心血管病の危険因子であることが疫学的に広く知られているが、その機序は必ずしも明らかではない。妊娠中の母体においても概日リズムの維持は、安定した周産期...
❏近位尿細管ナトリウム輸送と鉱質コルチコイドシグナルにおけるSGLT2の意義(19K08671)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】堀田 晶子 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療員 (20534895)
【キーワード】SGLT2 / ミネラルコルチコイド / 近位尿細管 / ナトリウム輸送 / 高血圧 (他13件)
【概要】本研究では近年脚光を浴びるSGLT2阻害薬とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬が近位尿細管のNa輸送体NHE3およびNBCe1の輸送活性の調節にどのように関与するかを解析した。アルドステロン腎障害モデルラットにおいて近位尿細管のNa輸送活性が亢進すること、および通常ラットにおいてSGLT2阻害薬がアルドステロンによるNa輸送活性亢進を抑制することが確認された。また、近位尿細管での体液貯留機序において...
❏高脂肪食負荷に伴うT細胞老化の分子機序と制御法の解明(18H02812)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 元昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
【キーワード】炎症制御 / 線維化制御 / 心不全 / 慢性腎臓病 / 糖尿病 (他14件)
【概要】内臓脂肪組織に脂肪が蓄積するとマクロファージを中心とした免疫細胞が浸潤して慢性炎症が生じる。我々は、内臓脂肪組織の慢性炎症には、老化したT細胞から分泌されるオステオポンチンが関与していることを見出した。本研究では、PD-1を標的として老化したT細胞を除去することによって糖代謝が改善することを明らかにした。この方法だと活性化したT細胞も除去することになり好ましくない。オステオポンチンの転写活性の制御...
【医歯薬学】看護学:非アルコール性脂肪肝糖尿病を含む研究件
❏運動負荷誘導性マイオカインOSMによるNASH改善のメカニズムとその治療への応用(26282195)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】森川 吉博 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (60230108)
【キーワード】糖尿病 / 非アルコール性脂肪肝 / サイトカイン / 運動
【概要】高脂肪食給餌によるNASH発症マウスにオンコスタチンM(OSM)を投与するとNASHやグルコース不耐性、インスリン抵抗性、脂肪組織炎症の改善とともに、摂食量と腸管における脂肪吸収の低下が認められた。また、NASH発症マウスの門脈内にOSMを投与したところ、肝細胞における脂肪蓄積の抑制が示唆された。 高負荷のランニングにより下腿と大腿の筋群においてOSMの発現が増加した。また、OSMRβは血管内皮細...
❏非アルコール性脂肪肝(NAFLD)発症に関わる免疫学的検討(19790299)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (70306687)
【キーワード】疾患モデル動物 / 脂肪肝 / 糖尿病 / 非アルコール性脂肪肝
【概要】メタボリックシンドロームに高率に合併する肝脂肪蓄積(非アルコール性脂肪肝(NAFLD))は肥満と独立して糖尿病発症の危険因子となることが知られているが、その成因には不明な点が多い。研究代表者はモデル動物においてリンパ球の刺激により肝脂肪蓄積が生じることを見出した。さらに肝臓周囲を取り囲む免疫担当細胞の活性化状態が肝脂肪蓄積に重要であることも見出した。本モデルの解明が、今後ヒト肝脂肪蓄積の病態の解明...
【医歯薬学】看護学:メタボローム糖尿病を含む研究件
❏0908:社会医学、看護学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】コホート
【研究期間】メタボローム
【研究代表者】レセプト
【キーワード】スタチン
【概要】
❏糖尿病患者の唾液メタボローム解析による膵癌早期診断の可能性に関する研究(20K07633)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】川井田 博充 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (00345711)
【キーワード】膵癌 / メタボローム / 糖尿病 / スクリーニング / 膵臓癌 (他7件)
【概要】今年度は、データの精度を向上のため、サポート・ベクター・マシーンと定量的決定木Adtree (Alternative decision tree)の組み合わせにより、相関に関係なく幅広い変数を同時に考慮して、高精度に識別する数理モデルを開発した。データは複数に分割して多施設データを模擬した評価試験を行い、またデータ解析上での評価試験も多数行った。具体的には最初に同一検体を何度も測定し、測定装置にお...
❏スタチン使用による糖尿病発症リスクに関するメタボローム疫学研究(19K21458)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松元 美奈子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00822561)
【キーワード】コホート / メタボローム / レセプト / スタチン / 糖尿病 (他10件)
【概要】本研究は「山形県鶴岡市の地域在住者コホート」のデータを用いて、スタチン服薬と血漿中メタボローム解析による網羅的代謝物および臨床検査値や糖尿病有病状態との関連を明らかにする事を目的として実施した。実施に際し、コホートデータ(人間ドック型健診・本コホート独自の検査・自己記入式質問紙による生活習慣の情報)と、診療録(レセプト)情報を活用した薬剤処方情報データベースを構築した。高強度スタチン服薬群は低強度...
【医歯薬学】看護学:糖代謝糖尿病を含む研究件
❏個々人の体内時計制御に基づくオーダーメイド型の食事内容の提案と臨床応用(19K20126)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 将記 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30711189)
【キーワード】体内時計 / 糖代謝 / クロノタイプ / 時計遺伝子 / 加齢 (他10件)
【概要】本研究課題では、クロノタイプ(朝型・夜型)、社会的時差ボケ、時計遺伝子発現リズムの3つの生体リズムと食後代謝の関連を検討した。また、若齢者と高齢者で食事タイミングと生体リズムの関連を検討し、加齢に伴う生体リズムとその食事タイミングの関連を調査した。本研究の主な結果は、食後代謝を中心とした生体反応に個々人のクロノタイプや生体リズムを考慮する重要性を示しており、今後の体内時計に着目したオーダーメイド型...
❏試験管内分化誘導に基づく膵β細胞の機能維持と恒常性維持の分子機序解明(18H02861)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓β細胞 / ドパミン / VMAT2 / インスリン分泌 / 膵臓 (他18件)
【概要】膵臓β細胞の恒常性維持の分子基盤の解明を目指し、膵臓β細胞特異的なVMAT2遺伝子変異マウスの解析を進めた。変異マウスでは、細胞内ドパミンが減少し、糖応答性インスリン分泌が上昇した。高脂肪食を給餌した条件では、β細胞の脱分化、β細胞死や耐糖能の悪化が認められた。詳細な解析の結果、糖応答性インスリン分泌とともにドパミンが分泌されるが、VMAT2の欠失β細胞では、再取り込みされたドパミンは分泌小胞に格...
❏新しいマクロファージ分子M-modによる2型糖尿病制御(24500494)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】北村 浩 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (80312403)
【キーワード】マクロファージ / 糖尿病 / 炎症 / トランスジェニックマウス / ノックアウトマウス (他16件)
【概要】マクロファージのM-mod(USP2A)の2型糖尿病発症における役割と作用機構を検証した。肥満マウスの脂肪組織マクロファージではM-mod2の発現が減少した。一方、マクロファージ選択的M-modトランスジェニックマウスを作成し、3カ月間の高脂肪給餌に供したところ、血液生化学的な変化は見られなかったが、脂肪組織マクロファージの炎症関連遺伝子の発現や脂肪組織への浸潤が抑えられた。さらに1年間後には体重...
【医歯薬学】看護学:サルコぺニア糖尿病を含む研究件
❏糖尿病における白筋アミノ酸代謝とエピゲノムに着目したサルコペニア治療の開発(21K08583)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】宮下 和季 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任准教授 (50378759)
【キーワード】サルコペニア / アミノ酸 / 糖尿病 / ストレプトゾトシン / 質量分析イメージング
【概要】肥満が心血管病のリスクであるのと同様、筋肉量減少がその本体であるサルコペニアも、心血管病発症のリスクとなる。インスリン不足は糖尿病の発症原因となり、また筋肉の蛋白同化障害を惹起しサルコペニアの原因ともなる。しかしながら、インスリン不足からサルコペニアが生じる機序の代謝学的観点からの機序解明と、原因に則した治療法の開発は、未だ不十分である。我々はこれまで、栄養素の代謝がサルコペニアの進展に与える意義...
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
【医歯薬学】看護学:生活習慣病糖尿病を含む研究件
❏中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】脂質代謝能力
【研究期間】糖尿病
【研究代表者】高血圧症
【キーワード】脂質代謝異常症
【概要】研究の目的にある「I肥満症・II型糖尿病患者のBMIとマインドフルネスな食行動に関連があるか」を明らかにするために、ある企業で、就業環境における肥満とマインドフルな食行動に関する縦断研究を始める準備を行った。企業内の法務部及び当院倫理委員会、臨床研修推進委員会とも協議し、下記の研究を行うことで同意が得られ、2020年度に実施予定であったが、コロナ禍に伴い2021年度にずれ込んだ。実施のために、企業...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏脂質代謝能力の違いは中高年の生活習慣病の発症リスクと関連するか?(18K19759)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2023-03-31
【研究代表者】坂本 静男 駿河台大学, スポーツ科学部, 特任教授 (00266032)
【キーワード】脂質代謝能力 / 糖尿病 / 高血圧症 / 脂質代謝異常症 / ゲノムワイド関連解析 (他11件)
【概要】本研究は早稲田大学の卒業生およびその配偶者を対象とした観察型コホート研究“WASEDA’S Health Study”と連携して実施している。2021年度もCOVID-19の影響で測定を実施できなかったため、ベースライン測定データを用いて脂質代謝能力と生活習慣病との関連について解析を行った。 脂質をエネルギー基質として利用する能力である脂質代謝能力は生活習慣病のリスクとの関連が示されている(Ros...
【医歯薬学】看護学:概日リズム糖尿病を含む研究件
❏母児概日リズム同期と次世代疾患感受性の多層多元的代謝リズムパネルからの理解(21K18270)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2021-07-09 - 2026-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】概日リズム / 母児連関 / 液性因子 / 内分泌代謝 / 糖尿病 (他6件)
【概要】概日時計は、変動する環境に対し予測的に生体活動を適応させる生体恒常性維持機構であり、昼夜の明暗リズムを基盤に、摂食と空腹、睡眠と覚醒などによって修飾され、概日リズムを作り出している。時差症候群やシフトワークにより生じる概日リズム障害は、肥満症や糖尿病、心血管病の危険因子であることが疫学的に広く知られているが、その機序は必ずしも明らかではない。妊娠中の母体においても概日リズムの維持は、安定した周産期...
❏個々人の体内時計制御に基づくオーダーメイド型の食事内容の提案と臨床応用(19K20126)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 将記 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30711189)
【キーワード】体内時計 / 糖代謝 / クロノタイプ / 時計遺伝子 / 加齢 (他10件)
【概要】本研究課題では、クロノタイプ(朝型・夜型)、社会的時差ボケ、時計遺伝子発現リズムの3つの生体リズムと食後代謝の関連を検討した。また、若齢者と高齢者で食事タイミングと生体リズムの関連を検討し、加齢に伴う生体リズムとその食事タイミングの関連を調査した。本研究の主な結果は、食後代謝を中心とした生体反応に個々人のクロノタイプや生体リズムを考慮する重要性を示しており、今後の体内時計に着目したオーダーメイド型...
【医歯薬学】看護学:臨床糖尿病を含む研究件
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
❏尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明(26253053)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 (他23件)
【概要】生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニ...
【医歯薬学】看護学:DOHaD糖尿病を含む研究件
❏ヒトiPS細胞を利用した次世代栄養環境リスク評価系の開発(18H02154)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / iPS細胞 / アミノ酸 / 膵臓 / 糖尿病 (他15件)
【概要】我々は、ヒトの発生分化を模倣するiPS細胞を用いて栄養環境リスク評価系を構築し、栄養の過不足が臓器形成・機能に与える影響を定量的な評価を目指した。ヒトiPS細胞を用いた検討から単一アミノ酸を膵臓分化中期に単独で制限することでインスリン分泌臓器である膵臓β細胞への分化が阻害されることを見出した。これらは母親の摂取カロリー不足による子の糖尿病発症リスクの主原因と考えることが出来る。さらに、妊娠マウスを...
❏妊婦低栄養とエピジェネティクス変化との関連性に関する研究(15K16537)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】舟橋 伸昭 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 研究員 (30727491)
【キーワード】生活習慣病 / DOHaD / エピジェネティクス / 糖尿病 / DNAメチル化 (他6件)
【概要】低出生体重は成長後の様々な生活習慣病のハイリスクであるとするDOHaD説が確立しつつあるが,分子機序は不明である.そこで,臍帯血,胎盤の標的遺伝子のDNAメチル化率をパイロシークエンシング法で測定し,胎盤重量,児の出生体重との関連を検討した.その結果,胎盤重量と臍帯血NDUFB6,NR3C1,PPARGC1,胎盤NDUFB6,LIT1,MEG3,PPARGC1のDNAメチル化率には有意な相関を認め...
【医歯薬学】看護学:サイトカイン糖尿病を含む研究件
❏メタボリックシンドロームにおける新規アディポカインの解明とその分子機能解析(16K09510)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】荷見 映理子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70599547)
【キーワード】肥満 / インスリン抵抗性 / S100A8 / 冠動脈疾患 / サイトカイン (他11件)
【概要】本研究はメタボリックシンドローム及び心血管疾患におけるS100A8の機能を明確にし、さらにはS100A8が組織炎症を惹起する分子機構、S100A8を介するシグナルを明らかにすることで新規治療を開発することを目的としている。我々が作成した脂肪細胞特異的S100A8ノックアウト(KO)マウスを用いて、高脂肪食負荷を行い、野生型マウスと比較してインスリン抵抗性に差が認められ、KOマウスの脂肪組織の解析を...
❏運動負荷誘導性マイオカインOSMによるNASH改善のメカニズムとその治療への応用(26282195)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】森川 吉博 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (60230108)
【キーワード】糖尿病 / 非アルコール性脂肪肝 / サイトカイン / 運動
【概要】高脂肪食給餌によるNASH発症マウスにオンコスタチンM(OSM)を投与するとNASHやグルコース不耐性、インスリン抵抗性、脂肪組織炎症の改善とともに、摂食量と腸管における脂肪吸収の低下が認められた。また、NASH発症マウスの門脈内にOSMを投与したところ、肝細胞における脂肪蓄積の抑制が示唆された。 高負荷のランニングにより下腿と大腿の筋群においてOSMの発現が増加した。また、OSMRβは血管内皮細...
❏血液幹細胞ならびにリンパ球を標的細胞とした遺伝子治療のモデルシステムの開発(04557034)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】中内 啓光 (1992, 1994) 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40175485)
【キーワード】体細胞遺伝子治療 / 造血幹細胞 / サイトカイン / 糖尿病 / 骨髄移植 (他17件)
【概要】体遺伝子治療の動物モデルシステムを確立し、つぎに理想的な標的細胞として考えられてきた造血幹細胞に焦点を絞り造血幹細胞の純化法の確立、in vitroでの増殖、マイクロインジェクション法やレトロウイルスを用いた遺伝子導入法の開発を目標に3年間研究をすすめた。その結果、まずヒトインシュリン遺伝子を導入した繊維芽細胞による糖尿病モデルマウスの治療に成功し、体細胞遺伝子治療のモデルシステムを確立することが...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達糖尿病を含む研究件
❏肝癌の進展におけるインスリン受容体基質(Irs)の役割(17K15612)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】桜井 賛孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70748376)
【キーワード】インスリン受容体基質 / 肝癌 / インスリンシグナル / シグナル伝達 / 糖尿病 (他6件)
【概要】肝癌では種々のシグナル経路が活性化していることが知られている。多くの疫学研究で肥満や糖尿病と肝癌の強い関連が報告されているが、肥満と糖尿病に共通するのはインスリン抵抗性に起因する高インスリン血症である。肝癌形成におけるインスリンシグナルの寄与は不明な点が多いため、両シグナル上流に位置するインスリン受容体基質(Irs)1、Irs2に着目し、肝臓特異的Irs1欠損マウス、肝臓特異的Irs2欠損マウスに...
❏エネルギー代謝維持多臓器間サーキットのハブ臓器としての腎臓の意義と代謝性腎症(17H01562)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40252457)
【キーワード】慢性腎臓病 / MKD / 臓器連関 / SGLT2 / NAD (他22件)
【概要】糖尿病性腎症を始めとする代謝異常に基づくCKDをMKD(Metabolic Kidney Disease)ととらえMKDにおいては、心蔵、肝臓、脂肪組織、腸管に機能・構造的障害が続発的に発症し、全身のエネルギー代謝の障害を引き起こす。MKDでのSGLT2の発現調節、肝臓由来のケトン体の意義、腸内環境の偏倚によるインスリン抵抗性の発症などを解明した。更にMKDによるエネルギー代謝障害が、MKDの病態...
❏インスリン/IGFシグナルを修飾するIRSのモノユビキチン化の制御機構の解明(17K08625)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福嶋 俊明 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (70543552)
【キーワード】インスリン / IGF / シグナル伝達 / インスリン受容体基質 / ユビキチン (他11件)
【概要】インスリン/インスリン様成長因子(IGF)は動物の代謝調節や成長に重要である。これらが標的細胞に作用して起こす細胞内シグナルに異常が生じると、糖尿病やがんの発症につながる。本研究では、シグナルを仲介するインスリン受容体基質(IRS)のモノユビキチン化レベルが複数のユビキチンリガーゼと脱ユビキチン化酵素によって制御され、新しいメカニズムでシグナル強度を調節していることを発見した。さらに、これらの酵素...
【医歯薬学】看護学:生活習慣糖尿病を含む研究件
❏糖尿病患者自己管理支援システムの画像処理技術による食事評価と栄養指導の実践(16K09163)
【研究テーマ】病院・医療管理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】林 亜紀 東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (00381632)
【キーワード】糖尿病 / 生活習慣 / ICT / 自己管理支援 / 食事画像 (他8件)
【概要】食品のカテゴリの栄養素を評価するのではなく、食事全体の健康度を評価するシステムを考案した。新しく考案したシステムを使って食事画像から作成した健康度ランキングは、管理栄養士によるランキングとほぼ一致した。 食物繊維(DF)摂取量はカリウム(K)摂取量と正の相関関係にあり、Kの大半は尿中に排泄される。そこで尿中ナトリウムカリウム(Na/K)比に着目し、尿中Na/K比がDF摂取量の指標としての有用性を評...
❏ICTを利用した自己管理支援システムの構築とその効果の検証(26460858)
【研究テーマ】病院・医療管理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】脇 嘉代 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (70505891)
【キーワード】2型糖尿病 / ICT / 生活習慣 / 療養指導 / 人工知能 (他9件)
【概要】本研究では、安全性と正確性の確認されている2型糖尿病患者を対象とした、情報処理・言語処理装置を搭載した医療ICTシステム(DialBetics)を更に発展させることを目的とした。自己管理におけるICTの利用意向調査の結果、患者が医療ICTシステムに求める機能は、同じ糖尿病患者であっても背景・特性によって利用意向が異なることを明らかにした。また、アドバイス文の読み上げ機能に関して患者の好む声質や抑揚...
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベース構築による前向きゲノムコホート研究(23249037)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00203381)
【キーワード】コホート研究 / 生活習慣病 / 低血糖 / 慢性腎臓病 / 睡眠 (他23件)
【概要】糖尿病治療の目標は糖尿病患者の予後をできるだけ健常者の予後に近づけることである。そのためには糖尿病患者と健常者を比較する疫学研究が必要である。我々は福岡県内の糖尿病専門施設に通院中の糖尿病患者5131人(福岡県糖尿病患者データベース研究、追跡期間5年間 追跡率97%)と耐糖能正常者を含む福岡県久山町住民3351人(久山町研究)からなるデータベースを構築した。 本研究期間では生活習慣(早食い、食物繊...
【医歯薬学】看護学:うつ糖尿病を含む研究件
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベース構築による前向きゲノムコホート研究(23249037)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00203381)
【キーワード】コホート研究 / 生活習慣病 / 低血糖 / 慢性腎臓病 / 睡眠 (他23件)
【概要】糖尿病治療の目標は糖尿病患者の予後をできるだけ健常者の予後に近づけることである。そのためには糖尿病患者と健常者を比較する疫学研究が必要である。我々は福岡県内の糖尿病専門施設に通院中の糖尿病患者5131人(福岡県糖尿病患者データベース研究、追跡期間5年間 追跡率97%)と耐糖能正常者を含む福岡県久山町住民3351人(久山町研究)からなるデータベースを構築した。 本研究期間では生活習慣(早食い、食物繊...
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベースにおけるうつ状態の検討(23659353)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学研究院, 特別教員 (00203381)
【キーワード】糖尿病 / うつ / 生存率 / 疫学調査 / 疫学 (他14件)
【概要】糖尿病患者にうつの合併が多いとされているが、我が国での大規模な疫学調査はない。5131人の糖尿病患者を登録し、前向き調査を行っている福岡県糖尿病患者データベース研究でうつ症状を有する患者を 8.9%に認めた。 一方、福岡県久山町の非糖尿病の住民では 4.0%にうつ症状を認め、性や年齢などを調整後の糖尿病患者のうつ症状のオッズ比は 2.6 であった。さらに、うつ症状を有する糖尿病患者は食事や運動が不...
【医歯薬学】看護学:認知症糖尿病を含む研究件
❏コーヒー摂取による生活習慣病予防効果の分子基盤の解明(15K00883)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田村 悦臣 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (50201629)
【キーワード】コーヒー / 生活習慣病 / 予防薬学 / 糖尿病 / 抗炎症 (他13件)
【概要】習慣的なコーヒー摂取が、肥満や炎症に関連して生じる生活習慣病の発症リスクを低下させる可能性が報告されている。我々は、前駆脂肪細胞3T3-L1を用いて、コーヒー豆焙煎成分がインスリンシグナル経路のアダプター分子IRS1の分解を促進することにより、肥満の要因である脂肪細胞の分化を抑制することを見出した。また、コーヒーの抗炎症効果に関して、コーヒー豆焙煎成分がLPS誘発マウスマクロファージ細胞の炎症反応...
❏代謝ストレス応答を介したアストロサイトの糖尿病性脳症に対する保護機構の解明(24591276)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 慎一 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (20236285)
【キーワード】糖尿病 / 認知症 / アストロサイト / アストログリア / 高血糖 (他16件)
【概要】高グルコース環境は培養アストログリアにおいてminor pathwayの1つHBP亢進に伴ってERストレスを惹起し、Keap1/Nrf2システムを介して別のminor pathwayであるPPPの律速酵素glucose 6-phophate dehydrogenaseを誘導する。糖尿病における炎症の関与が知られているが、LSP刺激がMAPKを介してPPPを活性化することは、アストログリアのTLR4...
❏コミュニティーで支える高齢者ヘルスケア・デザインー国際地域比較研究ー(23241079)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】松林 公蔵 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (70190494)
【キーワード】地域在住高齢者 / 老年医学的総合機能評価 / 本邦 / アジア / 認知症 (他16件)
【概要】高知県土佐町、フータンのサムテカン、カリン、タイ・コンケン、イントネシア・ハフア州において、高齢者ヘルスケア研究事業を展開した。対象は、それぞれの地域に居住する高齢者数百名である。各地域において、老年医学的総合健診を実施してハイリスク・グループの高齢者に対しては、生活習慣改善のための介入を実施して奏功していることを確認した。 この過程で、6つの”D"、すなわち、1) Disease(疾病概...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現糖尿病を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏新しいマクロファージ分子M-modによる2型糖尿病制御(24500494)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】北村 浩 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (80312403)
【キーワード】マクロファージ / 糖尿病 / 炎症 / トランスジェニックマウス / ノックアウトマウス (他16件)
【概要】マクロファージのM-mod(USP2A)の2型糖尿病発症における役割と作用機構を検証した。肥満マウスの脂肪組織マクロファージではM-mod2の発現が減少した。一方、マクロファージ選択的M-modトランスジェニックマウスを作成し、3カ月間の高脂肪給餌に供したところ、血液生化学的な変化は見られなかったが、脂肪組織マクロファージの炎症関連遺伝子の発現や脂肪組織への浸潤が抑えられた。さらに1年間後には体重...
❏翻訳リボゾーム親和精製法による弓状核におけるインスリンシグナルの標的遺伝子の同定(22590995)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】中江 淳 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (00344573)
【キーワード】エネルギー / 糖質代謝異常 / AGRPニューロン / TRAP法 / 遺伝子発現解析 (他12件)
【概要】本研究では、視床下部弓状核のAGRPニューロン特異的な遺伝子発現解析に、Translating Ribosome Affinity Purification (TRAP)法を利用し、EGFPとlarge-subunit ribosomal protein L10aのN末端との融合蛋白を特異的に発現させるトランスジェニックマウスの作製を試みた。2ラインの陽性マウスを得、このマウスとニューロン特異的C...
【医歯薬学】看護学:疫学糖尿病を含む研究件
❏都市と離島におけるCAVIを用いた動脈硬化性疾患に寄与する危険因子の研究(16K09071)
【研究テーマ】疫学・予防医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】桑原 和代 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (70627637)
【キーワード】CAVI / 地域差 / 動脈硬化性疾患 / 高血圧 / 脂質異常症 (他9件)
【概要】脳・心血管疾患の発症率には地域差があることが知られているが、主要な原因である動脈硬化所見やその進展要因の集団間の差についてはあまり明らかにされていない。そこで動脈硬化の代理指標としてcardio ankle vascular index; CAVIを用い、神戸と鹿児島の地域住民の比較を行った。両地域とも閉経後にCAVIが高く、年齢、収縮期血圧がCAVI高値の規定要因であったがこれらを調整しても鹿児...
❏大規模医療データベースを用いた2型糖尿病における急性膵炎の合併リスクの評価(15K08710)
【研究テーマ】疫学・予防医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小出 大介 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任教授 (50313143)
【キーワード】疫学 / 糖尿病 / 急性膵炎 / 合併症 / データベース (他6件)
【概要】本研究は、年々増加する糖尿病患者において、DPP4阻害薬など主な薬剤において急性膵炎のリスクがあり、添付文書が改訂されている現状において、そもそも日本人の2型糖尿病患者の背景情報としてどれほど急性膵炎になるリスクがあるか十分な情報がないことから研究した。解析するデータとしては国(厚生労働省保険局)が管理するナショナルレセプトデータベース(NDB)など大規模データベースから、糖尿病患者を病名や使用薬...
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベース構築による前向きゲノムコホート研究(23249037)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00203381)
【キーワード】コホート研究 / 生活習慣病 / 低血糖 / 慢性腎臓病 / 睡眠 (他23件)
【概要】糖尿病治療の目標は糖尿病患者の予後をできるだけ健常者の予後に近づけることである。そのためには糖尿病患者と健常者を比較する疫学研究が必要である。我々は福岡県内の糖尿病専門施設に通院中の糖尿病患者5131人(福岡県糖尿病患者データベース研究、追跡期間5年間 追跡率97%)と耐糖能正常者を含む福岡県久山町住民3351人(久山町研究)からなるデータベースを構築した。 本研究期間では生活習慣(早食い、食物繊...
【医歯薬学】看護学:トランスレーショナルリサーチ糖尿病を含む研究件
❏Diabetic tubulopathyの病態解明とその先制医療への応用(16H05315)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】脇野 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50265823)
【キーワード】糖尿病性腎錠 / 近位尿細管 / Rho / Sirtuin / PHD2 (他23件)
【概要】Diabetic Tubulopathyを糖尿病における腎合併症の主たる治療ターゲットとする治療戦略を確立する研究を推進し、その分子標的として小分子G蛋白RhoA、組織虚血センサーPHD2、NAD依存性脱アセチル化酵素Sirtuinそして近位尿細管の糖再吸収担体SGLT2を設定した。これら機能分子の近位尿細管での糖尿病性腎臓病超早期での活性化をまず明らかとし、組織学的変化として近位尿細管細胞の肥大...
❏アディポネクチン受容体を標的とした構造ベース創薬に向けた基盤技術の創出と確立(26293216)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】岩部 美紀 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (70392529)
【キーワード】糖尿病 / 薬理学 / トランスレーショナルリサーチ
【概要】我々は、肥満に伴って、脂肪細胞から分泌される生理活性物質アディポネクチンが低下し、全身でのアディポネクチン/その受容体AdipoRの作用低下が、生活習慣病激増の主因であることを明らかにしてきた。我々は、世界初・日本発のAdipoR活性化薬のシーズとなる低分子化合物の取得に成功した。本課題では、最難関であったAdipoRの立体構造解析に成功した。AdipoR活性化低分子化合物のシーズ化合物を構造展開...
❏メタボリックシンドロームにおける血管-代謝臓器連関の転写ネットワーク(18390230)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】眞鍋 一郎 東京大学, 医学系研究科, 科学技術振興特任教員 (70359628)
【キーワード】循環器・高血圧 / 糖尿病 / トランスレーショナルリサーチ / 動脈硬化 / メタボリックシンドローム (他7件)
【概要】本研究計画では、メタボリックシンドロームの進展と、その臨床的帰結として最重要な動脈硬化発症の分子機構について、血管と代謝臓器の両者に関してストレス応答に対する転写ネットワークの観点から横断的に研究を行ない、代謝ストレスなどの慢性的ストレスや慢性炎症状態がどのようにしてメタボリックシンドロームから動脈硬化性疾患を惹起するのかを明らかとすることを目的とする。さらに、転写ネットワークに対して作用する血管...
【医歯薬学】看護学:肥満糖尿病を含む研究件
❏小区分10030:臨床心理学関連(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】肥満
【研究期間】マインドフルネス
【研究代表者】糖尿病
【キーワード】生活習慣病
【概要】
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏肥満症・糖尿病に対する食行動に焦点を当てたマインドフルネス的介入の効果検証(19K14456)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山市 大輔 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40836839)
【キーワード】肥満 / マインドフルネス / 糖尿病 / 生活習慣病 / 心理的介入
【概要】研究の目的にある「I肥満症・II型糖尿病患者のBMIとマインドフルネスな食行動に関連があるか」を明らかにするために、ある企業で、就業環境における肥満とマインドフルな食行動に関する縦断研究を始める準備を行った。企業内の法務部及び当院倫理委員会、臨床研修推進委員会とも協議し、下記の研究を行うことで同意が得られ、2020年度に実施予定であったが、コロナ禍に伴い2021年度にずれ込んだ。実施のために、企業...
【医歯薬学】看護学:メタボリックシンドローム糖尿病を含む研究件
❏腸管内胆汁酸代謝制御による新規肥満・糖尿病治療法の開発(18K08526)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】入江 潤一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70306687)
【キーワード】肥満症治療 / 腸内環境 / 胆汁酸 / 腸内細菌叢 / 耐糖能障害 (他11件)
【概要】肥満・糖尿病の病態において、腸管内の胆汁酸代謝の変化が、腸内細菌叢とその代謝産物に偏りを生じさせ、その結果、インスリン抵抗性の病態が惹起されていることを示した。エネルギー糖代謝異常症において、腸内細菌叢の組成を決定する因子としての胆汁酸、ならびにその腸管内での胆汁酸代謝の重要性を明らかにした。高脂肪食による肥満・糖尿病の発症に、食事誘導性胆汁酸外分泌の増加が腸内細菌叢の偏倚を惹起し、変化した腸内細...
❏脂質代謝能力の違いは中高年の生活習慣病の発症リスクと関連するか?(18K19759)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2023-03-31
【研究代表者】坂本 静男 駿河台大学, スポーツ科学部, 特任教授 (00266032)
【キーワード】脂質代謝能力 / 糖尿病 / 高血圧症 / 脂質代謝異常症 / ゲノムワイド関連解析 (他11件)
【概要】本研究は早稲田大学の卒業生およびその配偶者を対象とした観察型コホート研究“WASEDA’S Health Study”と連携して実施している。2021年度もCOVID-19の影響で測定を実施できなかったため、ベースライン測定データを用いて脂質代謝能力と生活習慣病との関連について解析を行った。 脂質をエネルギー基質として利用する能力である脂質代謝能力は生活習慣病のリスクとの関連が示されている(Ros...
❏刺激応答タンパクGADD34と代謝性高齢者疾患の解明(16H05280)
【研究テーマ】内科学一般(含心身医学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】磯部 健一 名古屋女子大学, 家政学部, 教授 (20151441)
【キーワード】脂肪肝 / 生活習慣病 / 鶏卵 / GADD34 / 糖質 (他13件)
【概要】生活習慣病が日本でも増加している。私たちは長年GADD34分子に着目して研究を行ってきた。GADD34遺伝子欠損マウスは老化に伴い、2型糖尿病、脂肪肝から肝硬変、肝癌を高率に発症する。そのメカニズムの解明から脂肪肝の発症や抑制に食事内容が重要であることがわかった。。マウスにエネルギー源として砂糖, グルコース、果糖のみを投与すると、2週間で脂肪肝を発症する。また、脂肪エネルギーが60%でコリンを欠...
【医歯薬学】看護学:コホート研究糖尿病を含む研究件
❏スタチン使用による糖尿病発症リスクに関するメタボローム疫学研究(19K21458)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松元 美奈子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00822561)
【キーワード】コホート / メタボローム / レセプト / スタチン / 糖尿病 (他10件)
【概要】本研究は「山形県鶴岡市の地域在住者コホート」のデータを用いて、スタチン服薬と血漿中メタボローム解析による網羅的代謝物および臨床検査値や糖尿病有病状態との関連を明らかにする事を目的として実施した。実施に際し、コホートデータ(人間ドック型健診・本コホート独自の検査・自己記入式質問紙による生活習慣の情報)と、診療録(レセプト)情報を活用した薬剤処方情報データベースを構築した。高強度スタチン服薬群は低強度...
❏脂質代謝能力の違いは中高年の生活習慣病の発症リスクと関連するか?(18K19759)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2023-03-31
【研究代表者】坂本 静男 駿河台大学, スポーツ科学部, 特任教授 (00266032)
【キーワード】脂質代謝能力 / 糖尿病 / 高血圧症 / 脂質代謝異常症 / ゲノムワイド関連解析 (他11件)
【概要】本研究は早稲田大学の卒業生およびその配偶者を対象とした観察型コホート研究“WASEDA’S Health Study”と連携して実施している。2021年度もCOVID-19の影響で測定を実施できなかったため、ベースライン測定データを用いて脂質代謝能力と生活習慣病との関連について解析を行った。 脂質をエネルギー基質として利用する能力である脂質代謝能力は生活習慣病のリスクとの関連が示されている(Ros...
❏一般地域住民を含む糖尿病患者データベース構築による前向きゲノムコホート研究(23249037)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岩瀬 正典 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00203381)
【キーワード】コホート研究 / 生活習慣病 / 低血糖 / 慢性腎臓病 / 睡眠 (他23件)
【概要】糖尿病治療の目標は糖尿病患者の予後をできるだけ健常者の予後に近づけることである。そのためには糖尿病患者と健常者を比較する疫学研究が必要である。我々は福岡県内の糖尿病専門施設に通院中の糖尿病患者5131人(福岡県糖尿病患者データベース研究、追跡期間5年間 追跡率97%)と耐糖能正常者を含む福岡県久山町住民3351人(久山町研究)からなるデータベースを構築した。 本研究期間では生活習慣(早食い、食物繊...
【医歯薬学】看護学:ICT糖尿病を含む研究件
❏糖尿病患者自己管理支援システムの画像処理技術による食事評価と栄養指導の実践(16K09163)
【研究テーマ】病院・医療管理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】林 亜紀 東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (00381632)
【キーワード】糖尿病 / 生活習慣 / ICT / 自己管理支援 / 食事画像 (他8件)
【概要】食品のカテゴリの栄養素を評価するのではなく、食事全体の健康度を評価するシステムを考案した。新しく考案したシステムを使って食事画像から作成した健康度ランキングは、管理栄養士によるランキングとほぼ一致した。 食物繊維(DF)摂取量はカリウム(K)摂取量と正の相関関係にあり、Kの大半は尿中に排泄される。そこで尿中ナトリウムカリウム(Na/K)比に着目し、尿中Na/K比がDF摂取量の指標としての有用性を評...
❏ICTを利用した自己管理支援システムの構築とその効果の検証(26460858)
【研究テーマ】病院・医療管理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】脇 嘉代 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (70505891)
【キーワード】2型糖尿病 / ICT / 生活習慣 / 療養指導 / 人工知能 (他9件)
【概要】本研究では、安全性と正確性の確認されている2型糖尿病患者を対象とした、情報処理・言語処理装置を搭載した医療ICTシステム(DialBetics)を更に発展させることを目的とした。自己管理におけるICTの利用意向調査の結果、患者が医療ICTシステムに求める機能は、同じ糖尿病患者であっても背景・特性によって利用意向が異なることを明らかにした。また、アドバイス文の読み上げ機能に関して患者の好む声質や抑揚...
【医歯薬学】看護学:高血圧糖尿病を含む研究件
❏近位尿細管ナトリウム輸送と鉱質コルチコイドシグナルにおけるSGLT2の意義(19K08671)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】堀田 晶子 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療員 (20534895)
【キーワード】SGLT2 / ミネラルコルチコイド / 近位尿細管 / ナトリウム輸送 / 高血圧 (他13件)
【概要】本研究では近年脚光を浴びるSGLT2阻害薬とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬が近位尿細管のNa輸送体NHE3およびNBCe1の輸送活性の調節にどのように関与するかを解析した。アルドステロン腎障害モデルラットにおいて近位尿細管のNa輸送活性が亢進すること、および通常ラットにおいてSGLT2阻害薬がアルドステロンによるNa輸送活性亢進を抑制することが確認された。また、近位尿細管での体液貯留機序において...
❏都市と離島におけるCAVIを用いた動脈硬化性疾患に寄与する危険因子の研究(16K09071)
【研究テーマ】疫学・予防医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】桑原 和代 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (70627637)
【キーワード】CAVI / 地域差 / 動脈硬化性疾患 / 高血圧 / 脂質異常症 (他9件)
【概要】脳・心血管疾患の発症率には地域差があることが知られているが、主要な原因である動脈硬化所見やその進展要因の集団間の差についてはあまり明らかにされていない。そこで動脈硬化の代理指標としてcardio ankle vascular index; CAVIを用い、神戸と鹿児島の地域住民の比較を行った。両地域とも閉経後にCAVIが高く、年齢、収縮期血圧がCAVI高値の規定要因であったがこれらを調整しても鹿児...
❏コミュニティーで支える高齢者ヘルスケア・デザインー国際地域比較研究ー(23241079)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】松林 公蔵 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (70190494)
【キーワード】地域在住高齢者 / 老年医学的総合機能評価 / 本邦 / アジア / 認知症 (他16件)
【概要】高知県土佐町、フータンのサムテカン、カリン、タイ・コンケン、イントネシア・ハフア州において、高齢者ヘルスケア研究事業を展開した。対象は、それぞれの地域に居住する高齢者数百名である。各地域において、老年医学的総合健診を実施してハイリスク・グループの高齢者に対しては、生活習慣改善のための介入を実施して奏功していることを確認した。 この過程で、6つの”D"、すなわち、1) Disease(疾病概...
【医歯薬学】看護学:生活の質(QOL)糖尿病を含む研究件
❏コミュニティーで支える高齢者ヘルスケア・デザインー国際地域比較研究ー(23241079)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】松林 公蔵 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (70190494)
【キーワード】地域在住高齢者 / 老年医学的総合機能評価 / 本邦 / アジア / 認知症 (他16件)
【概要】高知県土佐町、フータンのサムテカン、カリン、タイ・コンケン、イントネシア・ハフア州において、高齢者ヘルスケア研究事業を展開した。対象は、それぞれの地域に居住する高齢者数百名である。各地域において、老年医学的総合健診を実施してハイリスク・グループの高齢者に対しては、生活習慣改善のための介入を実施して奏功していることを確認した。 この過程で、6つの”D"、すなわち、1) Disease(疾病概...
❏糖尿病患者の療養関連QOLの向上とその血縁者の予防行動促進に関する研究(19390555)
【研究テーマ】臨床看護学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】数間 恵子 東大, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10114258)
【キーワード】糖尿病 / Quality of Life / 評価尺度 / 予防行動 / 療養行動 (他8件)
【概要】糖尿病療養関連QOLを評価する尺度の作成にあたり、以下の2点を目的として、30〜70歳の2型糖尿病患者を対象に自記式質問紙調査を行った。 1.糖尿病腎症患者にも適用拡大した糖尿病食事関連QOL尺度改訂版の信頼性・妥当性を検討し、さらに短縮版を作成すること。 2.糖尿病運動関連QOL尺度の信頼性・妥当性を検討すること。 糖尿病食事関連QOL尺度改訂版は、昨年度実施した医療者対象の調査に用いた原案を、...
❏病院情報システムに対する患者の視点を取り入れた評価指標の開発(14771330)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】小出 大介 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教授 (50313143)
【キーワード】病院情報システム / QOL / 評価 / 調査票 / スケール (他8件)
【概要】病院情報システムを患者の観点から評価するための指標の開発が本研究の目的である。最初の平成14年度で調査票のモデルを開発し、平成15年度では実際の患者を対象として調査を行い、外来での調査に適することが明らかとなった。平成15年度にQOLとの関連をみるために、SF-36を併用することを検討したところ、調査項目が多く調査協力が少なかったが、平成16年度から簡易版のSF-8が使用可能となり、本満足度調査票...
【医歯薬学】看護学:2型糖尿病糖尿病を含む研究件
❏食と腸内細菌と健康に関するアジア横断研究(17H04620)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中山 二郎 九州大学, 農学研究院, 教授 (40217930)
【キーワード】腸内フローラ / Dysbiosis / 現代食 / 生活習慣病 / 肥満 (他17件)
【概要】アジア人の近年の食習慣の変化は著しく、それにともない生活習慣病が急増している。そこで、我々は、食と健康のインターフェースとして注目される腸内フローラをインドネシア、モンゴル、タイ、フィリピンと共同で行うことにした。特に、肥満患者と2型糖尿病患者の食と腸内細菌叢について調査した。インドネシアの調査では、肥満患者にて、短鎖脂肪酸生産菌などの有益菌が減少して、多様性が低下したDysbiosis様の腸内細...
❏アポ蛋白Dの慢性炎症バイオマーカーとしての可能性探索と、その生理的機能の解明(16K15330)
【研究テーマ】病態検査学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】塚本 和久 帝京大学, 医学部, 教授 (20251233)
【キーワード】アポ蛋白D / 慢性炎症 / 糖尿病 / インスリン抵抗性 / 糖尿病合併症 (他6件)
【概要】基礎研究:食事誘導肥満マウスの脂肪細胞においてはアポD発現量が増加するものの、3T3L1細胞を脂肪細胞へ分化させると発現が低下すること、アポDをマウスに強発現すると炎症サイトカインの低下とともにインスリン抵抗性が改善すること、LPSで誘発される炎症もアポDで抑制されることが明らかとなった。臨床研究:二つの集団データを別個に解析し、アポDはインスリン抵抗性関連マーカーやサイトカインと逆相関し、インス...
❏ヒト膵β細胞量調節機構に関する包括的検討(15K09399)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】税所 芳史 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90327510)
【キーワード】糖尿病 / 2型糖尿病 / β細胞量 / 肥満 / 日本人 (他7件)
【概要】本検討の目的はヒト(日本人)でのβ細胞量の生理的、病的変化を明らかにし、その調節機構を解明することである。我々は剖検膵標本および膵摘出術を施行された患者の膵組織を用いて、日本人における膵α・β細胞量の肥満や糖尿病における変化を検討し、2型糖尿病ではβ細胞量が46%減少していることを報告した(J Clin Endocrinol Metab 2016)。また動物では膵内脂肪蓄積がβ細胞障害を惹起するこ...
【医歯薬学】看護学:看護学糖尿病を含む研究件
❏バーチャルリアリティを用いた糖尿病足病変ハイリスク要因アセスメント教育モデル開発(16H05564)
【研究テーマ】基礎看護学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】任 和子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
【キーワード】生活習慣病 / 糖尿病 / 教育モデル / シミュレーション / Virtual Reality (他10件)
【概要】本研究では、Virtual Reality技術を用いて糖尿病の予防的フットケアを担う看護師を対象とした糖尿病足病変ハイリスク要因アセスメント教育モデルの開発を行う。全体の企画・立案・調整ならびに総括を任が担当し、3つの班(VR訓練システム開発・教育モデル開発・糖尿病の予防的フットケアのエキスパート)に分かれ、それぞれが情報を交換しながら進める。VR訓練システム開発では、機器整備とシミュレーションを...
❏糖尿病患者の療養関連QOLの向上とその血縁者の予防行動促進に関する研究(19390555)
【研究テーマ】臨床看護学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】数間 恵子 東大, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10114258)
【キーワード】糖尿病 / Quality of Life / 評価尺度 / 予防行動 / 療養行動 (他8件)
【概要】糖尿病療養関連QOLを評価する尺度の作成にあたり、以下の2点を目的として、30〜70歳の2型糖尿病患者を対象に自記式質問紙調査を行った。 1.糖尿病腎症患者にも適用拡大した糖尿病食事関連QOL尺度改訂版の信頼性・妥当性を検討し、さらに短縮版を作成すること。 2.糖尿病運動関連QOL尺度の信頼性・妥当性を検討すること。 糖尿病食事関連QOL尺度改訂版は、昨年度実施した医療者対象の調査に用いた原案を、...
【医歯薬学】看護学:酸化ストレス糖尿病を含む研究件
❏糖尿病患者の認知機能低下を予測する新規バイオマーカーの探索とメカニズムの解明(19K07898)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】鈴木 亮 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (20396732)
【キーワード】酸化型アルブミン / 糖尿病合併症 / 高齢1型糖尿病 / 酸化ストレス / 認知機能 (他6件)
【概要】糖尿病患者164名の背景因子および合併症の状況と酸化型アルブミン(HNA%)の関連を横断的に検討した。HNA%は年齢、罹病期間、収縮期血圧と正の相関を認め、eGFRと負に相関した。糖尿病神経障害の有無、網膜症の進行、腎症の病期、冠動脈疾患既往のいずれともHNA%は有意な相関を示し、重症度が上がるほどHNA%は増加する傾向がみられた。MMSEの間に有意な関連は認めなかった。 大学病院を受診した1型糖...
❏代謝ストレス応答を介したアストロサイトの糖尿病性脳症に対する保護機構の解明(24591276)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 慎一 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (20236285)
【キーワード】糖尿病 / 認知症 / アストロサイト / アストログリア / 高血糖 (他16件)
【概要】高グルコース環境は培養アストログリアにおいてminor pathwayの1つHBP亢進に伴ってERストレスを惹起し、Keap1/Nrf2システムを介して別のminor pathwayであるPPPの律速酵素glucose 6-phophate dehydrogenaseを誘導する。糖尿病における炎症の関与が知られているが、LSP刺激がMAPKを介してPPPを活性化することは、アストログリアのTLR4...
❏食品成分による糖尿病合併症の制御(08456066)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】大澤 俊彦 名古屋大学, 農学部, 教授 (00115536)
【キーワード】メーラード反応最終生成物 / バイオマーカー / 糖尿病 / メチルグリオキザ-ル / 酸化ストレス (他12件)
【概要】糖尿病合併症の発症におけるフリーラジカルの関与について分子レベルでの解明と防御を目的として研究を進め、次のような研究実績を得ることができた。 (1)生体内メーラード反応最終生成物、Advanced Gly-cation End Products(AGE)と呼ばれる糖化タンパク質のバイオマーカーについても構造未知の物質が多く存在している。特に、申請者らは、アルギニンとシステイン、グリコースとの反応の...