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筑波大学 研究シーズDiscovery Saga
SDGs:産業と技術革新の基盤をつくろう に関係する研究一覧:53
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発表日:2026年6月2日 この記事は2026年6月16日号以降に掲載されます。
1
安定で高性能なパラジウム触媒を開発
この記事は2026年6月16日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月12日
2
バタ足が生み出す上下方向の渦が推進力と姿勢の安定をもたらす
クロール泳においてバタ足が生み出す水の流れを可視化し、バタ足がどのように水中を進む力を生み、姿勢を安定させているのかを分析しました。その結果、左右の足が作る上下方向の渦が、前進を助けるだけでなく、体のぐらつきを抑えていることも確認され、バタ足の役割が科学的に示されました。 水の中を速く泳ぐためには、手だけでなく足の動きも大きな役割を果たします。バタフライ泳で使われる「ドルフィンキック」については多くの研究が行われており、足の動きによって三次元的な渦が生じ、それが推進力につながることが知られています。しかしながら、クロール泳で使われる「バタ足」は、左右の足を交互に動かすために水の流れ...
キーワード:モーションキャプチャ/持続可能/持続可能な開発/スポーツ
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2026年5月3日
3
拡散光トモグラフィによる異常部位診断を大幅に高速化するAIモデルを開発
拡散光トモグラフィは、近赤外線を用いて生体内部の異常部位を非侵襲的に診断する新しい医療技術です。この診断を高精度に行うための光輸送シミュレーションを、従来の100万倍以上の速さ(約2ミリ秒)で実行するAI(人工知能)モデルの開発に成功し、リアルタイム診断への道を切り拓きました。 近赤外線を使った「拡散光トモグラフィ」は、脳出血や悪性腫瘍などの疾患において、生体内部の異常部位を発見する診断技術として近年用いられています。この手法では、体を傷つけたり放射線を使うことなく、光を生体組織に照射して体内の異常を検出することができます。しかし、高精度な診断を行うには、光の伝わり方を記述する「光...
キーワード:AI/ニューラルネットワーク/機械学習/人工知能(AI)/近赤外/近赤外線/検出器/数値シミュレーション/赤外線/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/ニューラルネット/生体内/生体組織/悪性腫瘍/非侵襲/放射線
他の関係分野:情報学数物系科学工学総合生物
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発表日:2026年4月21日
4
温泉から自己複製する未知の環状RNAを発見
高温の温泉環境から、自己複製する未知の環状RNAを発見しました。これまで、高温の環境では直鎖型ゲノムを持つRNAウイルスのみが見つかっていましたが、今回はそれとは異なる環状RNAの複製体を見いだしました。このことは、高温極限環境にも多様な自己複製RNAが存在することを示すものです。 生物の多くはDNAを遺伝情報として持ちますが、RNAを遺伝情報として自己複製する因子も知られており、ウイルスやウイロイド(ウイルスよりも小さい感染性RNA分子)などがその例です。これらは生命の起源や進化を考える上でも重要な存在とされていますが、どのような環境にどのような種類の自己複製RNAが存在するのか...
キーワード:海洋/微生物群集/生命の起源/遺伝情報/塩基配列/生物群集/持続可能/高温環境/持続可能な開発/極限環境/RNA複製/食品産業/微生物/自己複製/RNA/高次構造/ウイルス/ゲノム
他の関係分野:環境学数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月18日
5
福知山線脱線事故(2005年4月)の新たな原因論と予防策を提示
2005年4月に発生した福知山線脱線事故の原因を再検証するため、運転士が保持する知識構造をモデル化し、組織全体の振る舞いをシミュレーションしました。その結果、組織構成員の能力開発について誤った選択をしていたという組織マネジメントの失敗も、事故の原因であると結論づけました。 今から21年前の2005年4月25日にJR西日本福知山線脱線事故が発生しました。兵庫県尼崎市の福知山線塚口駅―尼崎駅間の線路の曲線部に、上り快速電車が制限速度を大幅に超える時速116キロで進入し、先頭車両から5両目車両までが脱線、先頭車両と2両目車両が進行方向左側のマンションに衝突しました。この事故で乗客106人...
キーワード:安全工学/レジリエンス/メンタルモデル/マンション/持続可能/マネジメント/持続可能な開発/シミュレーション/モデル化/コンピュータ・シミュレーション/スキル/コミュニケーション
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2026年4月10日
6
ミトコンドリアの機能低下がmRNAワクチン接種による心筋炎を誘導する
新型コロナウイルスに対するmRNAワクチン接種による重篤な副反応として、心筋炎が報告されています。その原因として、ミトコンドリア機能が低下した状態では、ワクチン接種により活性酸素が産生され、心筋において炎症性細胞死が誘導されて心機能低下につながることを明らかにしました。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは高い有効性を持つ一方で、若年男性を中心に、重篤な心筋炎をまれに引き起こすことが報告されています。しかし、その発症メカニズムは十分に解明されていませんでした。 本研究では、ワクチン接種後に心筋炎を発症した患者の心...
キーワード:脆弱性/持続可能/持続可能な開発/リスク評価/筋炎/ウイルス感染症/マウスモデル/細胞内シグナル/心筋/mRNA/ホルモン/心機能/新型コロナウイルス/性ホルモン/RNA/マウス/ミトコンドリア/活性酸素/抗酸化/細胞死/阻害剤/ウイルス/ワクチン/遺伝子/感染症/脂質/新型コロナウイルス感染症/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:環境学工学
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発表日:2026年3月26日
7
赤色レタスの色素合成制御によりフラボノイドバランスが変化する
赤系レタスの赤色はアントシアニンによるものです。本研究では、アントシアニン合成関連酵素遺伝子をゲノム編集で機能喪失させ、生育への顕著な悪影響なく赤色が消失することを明らかにしました。またそれに伴って、ケルセチン類を含む他のフラボノイド群が増加することが分かりました。 赤色レタスの赤色はアントシアニンという色素によるものです。この色素は、抗酸化作用で研究されているポリフェノールの一種で、植物の中ではフェニルアラニンというアミノ酸から複数の酵素が段階的に働いて合成されます。その過程で多様なフラボノイド(植物色素の総称)が作られ、最終的にアントシアニンへと変換されます。 本研...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/園芸学/機能性/ポリフェノール/アントシアニン/植物工場/フェノール/CRISPR/ゲノム編集/アミノ酸/フラボノイド/抗酸化/抗酸化作用/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:工学農学
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発表日:2026年3月19日
8
ダンゴムシは食べた鉱物の構造を体内で作り変えて外骨格にしていた
ダンゴムシは、飼育する時に虫かごに石を入れるとよいことが知られています。異なる種類の鉱物を与えて飼育した結果、ダンゴムシは食べた鉱物をそのまま殻にするのではなく、体内で鉱物の構造を作り替えていることを発見しました。生物が鉱物の構造を制御して利用する仕組みの理解につながる成果です。 甲殻類や貝類など多くの生物は、炭酸カルシウムなどの鉱物を利用して硬い外骨格を形成しています。このように生物が体内で鉱物を作る現象は「生体鉱物化(biomineralization)」と呼ばれ、生物材料科学や進化生物学の分野で重要な研究テーマとなっています。 ダンゴムシの外骨格(背殻)は、炭酸カ...
キーワード:X線回折/カルサイト/放射光/放射光X線/化学組成/進化生物学/ラマン/材料科学/持続可能/持続可能な開発/アモルファス/炭酸カルシウム/電子顕微鏡/生体内/結晶構造/甲殻類/アラゴナイト/ラマン分光/カルシウム
他の関係分野:数物系科学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年2月26日
9
生物の目に着想を得たイベントカメラによる非接触の振動計測手法を開発
生物の目の仕組みから着想をえた「イベントカメラ」を用いた非接触の振動計測手法を開発しました。得られたデータを幾何学的に解析し、従来困難だった振動の再構成に成功しました。レーザー光などを使う従来法より手軽で安価に計測可能です。複数の音源を分離して同時に記録できることも確認しました。 非接触での振動計測は、建物や橋などの構造物や飛行機、電車などの安全性を確認するために重要です。レーザー光を用いる手法もありますが、装置は高価で、計器の配置など計測のための準備作業が複雑です。安価な方法として、カメラを用いた振動計測が注目されています。普通のカメラは、一定の時間をかけて光をためてから画像を記...
キーワード:情報学/位相幾何学/トポロジー/幾何学/データ解析/持続可能/持続可能な開発/レーザー/周波数/振動計測/非接触/分解能/空間分解能
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2026年2月26日
10
データサイエンス教育では応⽤例の提⽰や演習により学習効果が⾼まる
データサイエンスは、数学やコンピュータサイエンスとさまざまな応用分野が重なる比較的新しい学問分野です。データサイエンス教育において、受講生の興味に合わせた応用例を提示したり、受講生から集めたデータを受講生自身に解析させたりすることで、学習効果を高められることが分かりました。 データサイエンスは、技術の発展によって計測できるようになったさまざまなデータを数学やコンピュータを活用して解析することで、自然界や社会のことをより深く理解し、適切な行動を導き出す学問分野です。2010年代以降、理工系や医学だけに留まらず、社会科学や人文学、スポーツ、芸術も含む幅広い分野でデータが取得できるように...
キーワード:学習効果/動機づけ/持続可能/持続可能な開発/スキル/スポーツ
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2026年2月24日
11
健康管理アプリからのフィードバックが身体活動促進の動機づけになる
スマートフォンの健康管理アプリの利用者を対象に、身体活動を促進するための個別化機能として有効な要素を調査しました。その結果、家族や仲間の支援、目標設定やリマインドなどのフィードバック機能が動機づけ要因となる一方、仕事による時間制限や疲労などが障壁要因として挙げられました。 健康管理アプリは、体重管理や生活習慣改善を支援するツールとして急速に普及しています。一方で、多くのアプリの個別化機能は、食事と栄養の記録やフィードバックなどが中心で、健康づくりに重要な身体活動の促進について、利用者の生活状況に合わせて個別に支援する機能は十分とは言えません。そこで本研究では、健康管理アプリの利用者...
キーワード:身体活動/動機づけ/持続可能/持続可能な開発/フィードバック/生態学/健康管理/健康診断/スマートフォン/ヘルスケア
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2026年2月21日
12
強炭酸水の飲用がeスポーツによる認知疲労を軽減する
無糖の強炭酸水を飲みながら3時間のeスポーツを行うと、真水摂取時より疲労感が抑えられ、楽しさが高まりました。また、認知疲労(判断力低下)と瞳孔径の縮小が防がれ、プレー中の反則も抑えられました。糖分やカフェインに頼らない脳疲労対策として、強炭酸水の活用が期待されます。 長時間のeスポーツは、実行機能の低下と瞳孔収縮を伴う認知疲労を誘発します。その対策の一つとしてカフェインや糖分を含む飲料が用いられますが、それらの常用には健康上の懸念もあります。一方、炭酸水は糖分やカフェインがなくでも、咽頭の感覚刺激を介して脳幹に作用し、実行機能を担う前頭前野に投射する神経活動を高める可能性が報告され...
キーワード:心拍数/脳活動/持続可能/持続可能な開発/神経活動/サッカー/スポーツ/パフォーマンス/ホルモン/実行機能/前頭前野/内分泌/ストレス/唾液
他の関係分野:複合領域工学総合生物
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発表日:2026年2月5日
13
空中超⾳波フェーズドアレイが⽣み出す⾳響流の挙動予測モデルを構築
空中超⾳波フェーズドアレイが⽣み出す⾳響流は、触覚提⽰、匂いの輸送、⾳響浮揚といった超⾳波技術の性能を左右する重要な要素です。本研究では、粒⼦画像流速計測と三次元⾳場・流体数値解析を統合し、フェーズドアレイにおける⾳響流の挙動予測モデルを初めて構築し、その性能を実証しました。 空中超⾳波フェーズドアレイは、超⾳波を空中の特定の場所に集めたり⽅向を制御する装置で、⾮接触での触覚提⽰、匂いの輸送、⾳響浮揚などへの応⽤が検討されています。しかしながら、強⼒な超⾳波に伴って発⽣する⾳響流(⾳のエネルギーによって液体や気体などの媒質に⽣じる流れ)は、触覚の印象や物体の⾮接触操作の安定性に...
キーワード:インターフェース/空間分布/持続可能/持続可能な開発/モデル化/数値解析/物理モデル/予測モデル
他の関係分野:情報学環境学工学
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発表日:2026年1月16日
14
プリン代謝と脳内のミクログリア形態変化との新たな関係を発見
プリン体の代謝を阻害する免疫抑制剤をマウスに投与すると、生体分子「グアノシンヌクレオチド」の脳内濃度が低下し、細胞内のGTPと結合する低分子量Gタンパク質の活性が抑制されること、それによって脳内の免疫細胞であるミクログリアの形態が変化することを発見しました。 ミクログリアは、脳やせき髄などの中枢神経系で働く免疫細胞です。胎児期から脳内に存在し、生涯を通じて、脳の恒常性を維持する働きがあります。中でも、出生直後におけるミクログリアは、神経回路の形成や異物の除去、脳血管の構築など、多彩な役割を担うことが報告されています。また、これら一連の脳発生過程で、ミクログリアは細胞の形態を変化させ...
キーワード:イノシン/神経系/持続可能/持続可能な開発/形態制御/脳発生/リン酸/形態変化/フェノール/生合成/細胞形態/アデノシン/グリア細胞/中枢神経/低分子量Gタンパク質/免疫抑制/胎児/代謝産物/中枢神経系/ATP/Gタンパク質/グリア/マウス/ミクログリア/細胞骨格/神経回路/生体分子/創薬/免疫細胞/免疫抑制剤/コミュニケーション
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月8日
15
単一放射線粒子の位置をリアルタイムで正確に検出できる検出器を開発
素粒子実験などにおいて粒子の検出に用いられているシリコン(Si)半導体は、高放射線環境下では異常を来たすため長期利用は困難です。今回、放射線耐性がより高い窒化ガリウム(GaN)半導体を用いて、単一の放射線粒子の位置をリアルタイムかつ2次元で正確に検出することに成功しました。 シリコン(Si)半導体は、私たちの身の回りでたくさん使われていますが、高い線量の放射線に曝される環境では、特性劣化や誤動作、故障を引き起こすため、長期利用が困難です。そのため、高エネルギー加速器を用いた素粒子実験や、原子炉の格納容器内部での使用、長期間の月面探査といった場面では、新たな材料開発が必要になります。...
キーワード:原子力発電所/キセノン/高エネルギー/加速器/高周波/素粒子/素粒子実験/検出器/放射線検出器/dad/ワイドギャップ半導体/GaN/窒化ガリウム/持続可能/持続可能な開発/発光ダイオード(LED)/シリコン/原子力/原子力発電/原子炉/半導体/放射線耐性/寿命/放射線
他の関係分野:複合領域数物系科学生物学総合理工工学
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発表日:2026年1月6日
16
複数の放射性物質を吸着・遮断する紙パルプコンポジットシートを作成
紙パルプとデンプン、ポリアニリン(導電性⾼分⼦)、プルシアンブルー(⾊素)およびアルギン酸(天然⾼分⼦)をそれぞれ組み合わせ、さらにこれらを重ねたコンポジットシートを作成しました。このシートは、セシウム、ヨウ素、ストロンチウムといった放射性物質を⼀括で効率よく吸着し、遮断します。 紙パルプにさまざまな機能性⾼分⼦を混合したり分⼦レベルで化学的に装飾したりすることにより、⾷品⽤耐油紙、フィルターや電磁波遮断シートなど実⽤上有望なコンポジット材料が得られます。本研究では、紙パルプとデンプン、ポリアニリン(導電性⾼分⼦)、プルシアンブルー(⾊素)およびアルギン酸(天然⾼分⼦)をそれぞれ...
キーワード:数理物理/ストロンチウム/コンポジット/持続可能/持続可能な開発/有害物質/セシウム/電磁波/導電性/機能性/デンプン/ヨウ素
他の関係分野:数物系科学工学農学
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発表日:2025年12月26日
17
鞭毛・繊毛の進化の鍵となる単細胞生物アプソモナドの光回避応答を発見
動物・菌類からなるオピストコンタ(後方鞭毛生物)の進化的起源を探る上の鍵となる単細胞生物アプソモナドの光回避応答を発見しました。これは、アプソモナドがオピストコンタに近縁である重要な証拠であり、高速振動を行う動物の鞭毛・繊毛が進化してきた道筋を知る上で重要な知見となります。 地球上に暮らす多くの生物にとって光は重要な因子であり、光応答性は、単細胞・多細胞を問わず、真核生物に共通する基本的な特性です。単細胞生物アプソモナドは、動物・菌類からなるオピストコンタ(後方鞭毛生物)の姉妹群で、オピストコンタの進化的起源を理解する上で極めて重要な二本鞭毛の生物です。オピストコンタでは、動物の視...
キーワード:光応答性/ダイニン/光応答/青色光/持続可能/持続可能な開発/アクチン繊維/カルシウムイオン/ミオシン/受精/アクチン/カルシウム/チューブリン/精子/概日リズム
他の関係分野:化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年12月9日
18
なぜM9級カムチャツカ巨大地震は73年で繰り返し発生したのか
1952年にマグニチュード(M)9級の超巨大地震が起きたカムチャツカ半島沖で今年7月、再びM9級の地震が発生しました。地震学の常識を覆す発生間隔の短さの謎を解明するため、その破壊過程を精密に解析し、巨大地震が古典的な地震サイクルモデルでは説明が困難な挙動をしていることを示しました。 2025年7月、ロシア・カムチャツカ半島沖でマグニチュード(M)8.8〜8.9の超巨大地震が発生しました。この地震は、1952年に起きたM9.0級巨大地震とほぼ同じ場所を再び破壊したにもかかわらず、その発生間隔はわずか73年と異例の短さであり、地震学の常識を大きく揺るがすものでした。 本研究...
キーワード:プレート境界/巨大地震/地震学/沈み込み/沈み込み帯/南海トラフ/持続可能/持続可能な開発/ひずみ/大地震/津波/予測モデル
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年12月4日
19
⽔中ドルフィンキックの動作は2種類の協調パターンからなることを解明
競泳選⼿における⽔中ドルフィンキックの動作が2種類の協調パターンで構成されていることを⾒いだしました。また、速く泳ぐ選⼿では、腕・体幹・⼤腿の協調パターンが特徴的であり、⼤腿の動きに対して肩関節や体幹下部を⼤きく動かして上半⾝を⽔平に保っていることが分かりました。 ⽔中ドルフィンキックは下肢のキック動作のみで進む潜⽔泳法で、⿂類や⽔棲哺乳類のように⾝体を滑らかにうねらせることで泳ぐ速度を効率よく⾼めることができます。しかし、⼈間の⾝体構造はこのようなうねり動作に適応していないため、⽔中ドルフィンキックのパフォーマンスを向上させるには⾼度な運動技能を獲得することが必要です。...
キーワード:時系列データ/シナジー/持続可能/持続可能な開発/哺乳類/関節/トレーニング/パフォーマンス
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2025年11月5日
20
種の分布移動推定の新手法によりクロコショウ野生種の歴史を解明
希少遺伝資源であるクロコショウ野生種の気候変動下の保全管理策提案だけでなく、さまざまな種に適用可能な新手法として、集団遺伝学、系統地理学、生物地理学、植生学、保全遺伝学、生物資源保全学などに大きく貢献
集団内の遺伝的多様性情報を考慮して種の過去~現在の分布移動を推定する新しい解析手法を開発しました。また、これを用いて、インド・西ガーツ山脈を起源とする、世界で最も価値の高い香辛料であるクロコショウの最終氷期最盛期から現在までの分布移動の歴史を高解像度に明らかにしました。 過去の気候変動は種の分布および遺伝構造形成に大きく影響を与えてきました。これまで、種の分布変遷史は古生態学、植生学、集団遺伝学や系統地理学的手法により評価されており、その手法として、特にこの15年ほどは、種の現在の分布情報と過去~現在の気候変数(気温、降水量など)を用いて種の分布適地を推定する種分布モデルが広く用い...
キーワード:不確実性/最終氷期/ホットスポット/気候変動/古生態/構造形成/系統地理/系統地理学/生物地理/生物地理学/持続可能/持続可能な開発/モデリング/遺伝構造/遺伝資源/遺伝的多様性/集団遺伝学/生態学/生物資源/生物多様性/遺伝学
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2025年10月26日
21
標識なしで細胞小器官の動きや空間配置を高精細に観察する
ハロ(光輪)と呼ばれる偽像の発生を抑制できる外部アポダイズド位相差顕微鏡を用い、核やミトコンドリアなどの細胞小器官を高精細に観察し、その動きや配置、形の制御が高い安定性をもつことを解明しました。また、構成成分が未解明の生体分子凝縮体様構造体を非標識で観察することにも成功しました。 細胞の中には、遺伝情報を蓄える核や、生命活動に必要なエネルギーを生み出すミトコンドリアなど、さまざまな構造体(オルガネラ)が存在しています。これらのうち、核やミトコンドリアは脂質膜に包まれた「膜性オルガネラ」ですが、膜を持たず分子の集合によって形成される「非膜性オルガネラ」も知られています。こうした「細胞...
キーワード:ロバスト/オルガネラ/遺伝情報/蛍光観察/持続可能/持続可能な開発/ロバスト性/核小体/脂質膜/ダイズ/ミトコンドリア/蛍光色素/蛍光標識/細胞周期/神経変性/神経変性疾患/生体分子/脂質
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年10月23日
22
骨を持たない昆虫にもカルシウムの貯蔵・放出を調節する仕組みが存在する
脊椎動物では骨にカルシウムが蓄えられていますが、ショウジョウバエを用いた研究により、骨を持たない動物においても、カルシウム貯蔵に特化した器官が存在すること、そしてカルシウムが不足した際にホルモンを介してカルシウムを放出する内分泌システムが存在することを見いだしました。 カルシウムは、筋収縮や神経活動など、動物の生存にとって不可欠な生理機能を担うミネラルです。脊椎動物では、副甲状腺ホルモン(PTH)をはじめとするホルモンが、カルシウム貯蔵庫である骨からのカルシウム放出を制御し、血中カルシウム濃度を維持しています。しかし、昆虫など骨を持たない無脊椎動物の体内でのカルシウム濃度調節の仕組...
キーワード:電気通信/甲状腺ホルモン/神経系/脊椎動物/持続可能/持続可能な開発/ダイナミクス/神経活動/ペプチドホルモン/無脊椎動物/神経内分泌/ホルモン/運動能力/筋収縮/甲状腺/生理機能/脊椎/副甲状腺ホルモン/カルシウム/ショウジョウバエ/神経細胞/腎臓/内分泌
他の関係分野:情報学環境学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年10月1日
23
金原子核衝突実験により理論的に予測される量子色力学臨界点の存在を示唆
国際共同実験プロジェクト「STAR実験」で、RHIC(相対論的重イオン衝突型加速器)において金原子核衝突実験を行い、「正味陽子数の4次ゆらぎ」を測定し、その結果、理論的に存在が予測されている量子色力学(QCD)臨界点特有のパターンを確認しました。 米国ブルックヘブン国立研究所の大型加速器RHIC(相対論的重イオン衝突型加速器)における国際共同実験プロジェクトで筑波大学も参加する「STAR実験」は、金の原子核同士を衝突させた際の「正味陽子数の4次ゆらぎ」を高精度に測定し、「量子色力学(QCD)臨界点」の存在を示唆する成果を得ました。 原子核を構成する陽子や中性子はクォーク...
キーワード:QCD/原子核/国際共同実験/精密測定/閉じ込め/陽子/量子色力学/臨界点/加速器/素粒子/中性子/持続可能/持続可能な開発/ゆらぎ
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年9月30日
24
ヒト転写因子データの未測定範囲を体系化し研究戦略を提示
ヒトの遺伝子調節を担うタンパク質である転写因子のゲノム結合データを精査し、未測定データが多数存在することを明らかにしました。これにより、データの偏りが研究や疾患理解に及ぼす影響と、今後の測定対象選択の戦略を提案しました。また、本成果を公開データベースとして整備しました。 ヒトのゲノムには約1,600種類の転写因子があり、400種類以上の組織・細胞型で遺伝子の働きを調節しています。その役割を理解するために重要な手法が、クロマチン免疫沈降シーケンス(ChIP-seq)です。しかしながら、抗体や細胞数などの制約からすべての組み合わせを網羅的に測定することは困難で、多くの重要な組織・細胞型...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/体系化/ゲノム機能/機能解析/免疫沈降/クロマチン/膵臓/筋肉/組織・細胞/胎盤/転写因子/ゲノム/遺伝子/抗体
他の関係分野:工学総合生物
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発表日:2025年9月27日
25
特殊なダイヤモンドの針を開発し超高速で変化する電場の局所計測
NV中心と呼ばれる格子欠陥を導入したダイヤモンドを原子スケールの空間分解能を持つ原子間力顕微鏡(AFM)の探針(プローブ)に用い、二次元層状物質の表面近傍の電場をフェムト秒(1000兆分の1秒)・ナノメートル(10億分の1メートル)の時空間分解能で計測することに成功しました。 ダイヤモンドの結晶中に不純物として窒素(Nitrogen)が存在すると、すぐ隣に炭素原子の抜け穴(空孔:Vacancy)ができることがあります。これをNitrogen-Vacancy(NV)中心と言います。そして、NV中心を導入したダイヤモンドに電界を加えると、その屈折率が変化するようになります。これは電気光...
キーワード:セレン/パルス/時間分解/非線形/磁場/ナノマテリアル/原子層/時間分解能/タングステン/層状物質/持続可能/持続可能な開発/AFM/スピン/センサー/センシング/ナノメートル/フェムト秒/フェムト秒レーザー/レーザー/格子欠陥/屈折率/原子間力顕微鏡/光センサー/分解能/空間分解能/プローブ
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年9月24日
26
麹菌の酵素生産能の高さは菌糸細胞体積と核数の増加による
麹菌の高い酵素生産能に関わる特性を細胞生物学的に解析し、培養により菌糸が太くなり、細胞体積とそこに含まれる核の数が10倍程度に増加することを見いだしました。これにより、菌糸あたりの転写と翻訳量が高まり、タンパク質生産および酵素生産能力が上昇すると考えられます。 麹菌は、アミラーゼやプロテアーゼなどの酵素を生産する能力が高く、日本酒・醤油・味噌といった伝統的醸造発酵に利用されてきました。現在は、酵素生産などのバイオ産業でも世界的に利用されています。本研究は、細胞生物学的解析により、麹菌が持つ酵素生産能に関わる特性を明らかにしました。麹菌は1〜3日間の培養により、太い菌糸が出現し優占し...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/Aspergillus/麹菌/発酵/微生物学/糸状菌/酵素活性/微生物/分子機構/プロテアーゼ/細胞生物学
他の関係分野:工学農学
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発表日:2025年9月23日
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AI技術で重なり合った細胞膜を正確に識別・定量する新手法を開発
顕微鏡画像上で重なり合って見える細胞膜を、AI技術を用いて個別に識別し、その形状を正確に定量する新たな手法「DeMemSeg」を開発しました。本手法はこれまで困難であった細胞形態の定量的解析を自動化・高速化するもので、細胞の仕組みの解明や関連疾患の研究を加速させることが期待されます。 細胞やその内部にある細胞小器官(オルガネラ)の「形」は、その機能と密接に関連しており、生命現象を解明する上で形の変化を正確に捉えることは極めて重要です。そのための手法として、3次元蛍光顕微鏡で得られたデータを2次元画像に投影した分析がしばしば行われますが、この過程で、立体的に分離している構造同士が画像...
キーワード:セグメンテーション/AI/ワークフロー/深層学習/人工知能(AI)/オルガネラ/出芽酵母/持続可能/持続可能な開発/自動化/膜構造/胞子形成/細胞形態/細胞膜/受精/蛍光顕微鏡
他の関係分野:情報学生物学工学農学
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発表日:2025年9月17日
28
月面電波望遠鏡でダークマターの正体に迫るには
宇宙初期のダークマターの分布や水素ガスの状態を理論計算で精密に再現し、当時の水素から放出された電波に、ダークマターの特性を示す"指紋"が刻み込まれていることを解明しました。月面など大気圏外に電波天文台を設置し、全天から届くこの電波を観測すれば、ダークマターの正体に迫れます。 私たちの宇宙は138億年前にビッグバンと呼ばれる灼熱の状態で誕生しました。その後、宇宙はいったん暗闇にとざされ、光輝く天体が誕生するまで「暗黒の時代」が続きます。暗黒時代の宇宙には、ダークマターとうっすらとした水素ガスが漂っていたと考えられています。まだ観測はされていませんが、このうっすらと漂っていた水素の原子...
キーワード:密度揺らぎ/揺らぎ/ダークエネルギー/ダークマター/銀河/大規模構造/電波望遠鏡/望遠鏡/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/周波数/微細構造/水素ガス
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年9月10日
29
神経細胞の微細な三次元構造の観察精度を10倍高める手法を開発
半導体の微細構造の計測に使われていた光波散乱計測を神経細胞の計測に応用することに世界で初めて成功しました。試料に照射した光の回折パターンから形状を読み取る精度を機械学習で高めるなどした成果で、従来の光学顕微鏡に比べて分解能と計測速度が10倍以上になりました。 脳は多数の神経細胞を基本単位として構成され、その一つひとつが情報処理の基盤となっています。しかし、その働きはいまだ十分には理解されていません。特に記憶のメカニズムは脳科学の重要な未解決問題で、その発現原理や情報処理機構は不明です。この問題を解く一つの手法として、単一神経細胞の形態や内部構造の動態を、非侵襲かつ高分解能で計測する...
キーワード:機械学習/周期性/内部構造/レンズ/持続可能/計測技術/持続可能な開発/3次元計測/半導体/非接触/微細構造/分解能/光学顕微鏡/培養神経細胞/蛍光顕微鏡法/高分解能/脳科学/蛍光顕微鏡/蛍光色素/蛍光標識/神経細胞/非侵襲
他の関係分野:情報学数物系科学工学総合生物
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発表日:2025年9月4日
30
放射線の種類で変化するEu添加CaF₂結晶の発光特性を発見
シンチレータは放射線のエネルギーを光に変換する物質です。その一つである、Eu(ユウロピウム)添加CaF2結晶にα線を照射すると、X線を照射したときよりも長い波長の光が多く発生することを世界で初めて発見しました。これにより、波長を使って放射線の種類を識別できる可能性があります。 シンチレータは放射線のエネルギーを光へ変換する物質で、医療やセキュリティなど幅広い分野で利用されています。中でもEu(ユウロピウム)添加CaF2(フッ化カルシウム)結晶は、高い発光量(約2万光子/MeV)を示し、優れた光学的透明性と化学的安定性を備えたシンチレータで...
キーワード:シンチレータ/レンズ/持続可能/フッ化カルシウム/持続可能な開発/透明性/金属材料/原子力/カルシウム/放射線
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年9月2日
31
乳がん転移を導く「がん細胞-免疫細胞間シグナル」を解明
乳がんの中でも特に再発や転移の頻度が高いトリプルネガティブ乳がんにおいて、腫瘍細胞に発現する糖タンパク質GPNMBが、免疫抑制性の腫瘍随伴マクロファージの分化を促進し、がんの上皮間葉転換と転移を誘導する分子機構を明らかにしました。 がんの死因の大半を占める「転移」は、腫瘍を取り巻く微小環境の変化によって引き起こされます。特に、トリプルネガティブ乳がん(TNBC:エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、HER2受容体がすべて陰性の乳がん)は進行が速く、再発や転移の頻度が高い予後不良ながんです。本研究では、TNBC細胞に発現する糖タンパク質GPNMBが、免疫細胞であるマクロファージに...
キーワード:選択性/持続可能/持続可能な開発/機能制御/シアル酸/抵抗性/PD-1/マウスモデル/治療抵抗性/浸潤/微小環境/免疫抑制/分子機構/解剖学/腫瘍微小環境/免疫療法/HER2/エストロゲン/エストロゲン受容体/がん細胞/がん転移/ファージ/プロゲステロン/マウス/マクロファージ/受容体/糖タンパク質/免疫チェックポイント/免疫細胞/サイトカイン/乳がん
他の関係分野:工学総合生物農学
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発表日:2025年8月19日
32
急性の心筋梗塞・腎障害と慢性臓器不全への進展に対する新規治療薬を開発
急性心筋梗塞や急性腎障害では、救命治療が成功しても、慢性心不全や慢性腎不全に進展する例が多く見られます。これらの発症メカニズムとして、マクロファージや好中球が重要な役割を担っていることを発見し、マウスモデルにおいて有効な、新しい治療薬の開発に成功しました。  急性心筋梗塞や急性腎障害は、臓器への血流の減少や遮断に伴う虚血が原因で、極めて死亡率の高い疾患です。早期に血流を回復させて救命できても、その後、慢性心不全や慢性腎不全などの臓器機能不全へ移行する例が多く見られます。しかし、急性期の組織障害や、これから慢性臓器不全へ至るメカニズムは充分に解明されておらず、有効な治療法もあり...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/血流/マウスモデル/急性腎障害/心筋/腎不全/死亡率/心機能/心筋梗塞/心臓/ファージ/マウス/マクロファージ/遺伝子欠損マウス/虚血/血管新生/好中球/受容体/腎機能/腎障害/腎臓/免疫細胞/遺伝子/抗体/線維化/慢性腎不全
他の関係分野:工学総合生物
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発表日:2025年8月9日
33
リアルタイム弾幕感情が購買意欲や模倣行動と関連することを示唆
中国の動画プラットフォーム「bilibili」の弾幕コメントを分析した結果、リアルタイムに表示される感情が視聴者の行動と関連することが示唆されました。肯定的な感情は購買意欲や、他者のコメントを真似る模倣行動とも強く関連しており、オンライン空間で感情の伝播が生じている可能性が確認されました。 ソーシャルメディアの普及により、ユーザー間のリアルタイムな交流が可能になり、感情が人々の行動に与える影響はより速く、複雑になっています。しかし、特に動画配信と視聴者のコメントが同期する環境において、感情がどのように伝わり、視聴者の行動と関連するのか、その具体的な仕組みは十分に解明されていませんで...
キーワード:統計モデル/ソーシャルメディア/レジリエンス/持続可能/持続可能な開発/動態解析/ラット
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年7月29日
34
生物実験のばらつきを学習したAIにより高性能な無血清培地を開発
AI(人工知能)による機械学習を用いた培地最適化において、生物学的変動を学習したモデルを開発しました。このモデルを活用し、市販品と比較して約1.6倍の細胞濃度を達成する高性能な無血清培地の作成に成功しました。 細胞培養は、医薬品製造、再生医療、食品、素材など、多様な分野で活用される基盤技術です。この細胞培養の良し悪しを決める重要な因子は培地(さまざまな栄養成分で構成される溶液)です。そのため、培養の目的に応じた培地の最適化が不可欠です。近年、効率的な培地最適化のために、AI(人工知能)による機械学習が用いられています。しかしながら、学習データとなる細胞培養における実験データには、細...
キーワード:AI/アルゴリズム/機械学習/最適化/人工知能(AI)/ノイズ/持続可能/持続可能な開発/血清/卵巣/ゆらぎ/再生医療/細胞培養
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2025年7月28日
35
感染や炎症時に未熟好中球が増加するメカニズムとその意義を解明
感染や炎症などの際、白血球の一種である未熟好中球が血液中や炎症局所に増加します。これらの病態では、組織に在住する1型自然リンパ球が活性化し、未熟好中球を骨髄から血液中に移動させ、増加した未熟好中球が組織の炎症を抑制することを発見するとともに、これらのメカニズムを解明しました。 血液中には成熟好中球と未熟好中球という2種類の好中球(白血球の一種)が存在します。通常、好中球の多くは成熟好中球で占められており、炎症を誘導し、病原体に対する宿主防御を担っています。一方、感染、組織の傷害、身体的ストレス、がんの発生時などには、未熟好中球の割合が増加します。しかし、このような病態が未熟好中球を...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/病原体/インターフェロン/インターロイキン/ウイルス感染症/リンパ球/新型コロナウイルス/生体防御/白血球/骨髄/ケモカイン/マウス/血液/好中球/受容体/免疫細胞/ウイルス/ストレス/感染症/新型コロナウイルス感染症/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:工学
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発表日:2025年7月8日
36
サイボーグ型ロボットは装着者の意思の力により脳の可塑性を引き出す
装着者がロボットを自ら動かそうとする「意思」がある時、高次な動作の計画や準備を制御する運動前野などの脳領域が活発に働くことを、ロボット動作中の脳計測により世界で初めて明らかにしました。装着者の意思に応じて動くロボットを用いた能動的治療が、脳の再構築を助ける可能性を示しています。 病気やけがで手足が動かしにくくなった人たちのために、腕や足の動きをサポートし、脳が運動を学習することを支援するニューロ・リハビリテーション用のロボットが少しずつ広まってきています。しかし、そのロボットに「ただ動かされる」場合と、「自分で動かそう」と考えながら使う場合とで、それぞれ脳がどのように反応するのかは...
キーワード:自発運動/脳活動/近赤外/赤外分光/赤外分光法/持続可能/持続可能な開発/ロボット/運動野/血流/近赤外分光法/fNIRS/可塑性/リハビリ/リハビリテーション
他の関係分野:複合領域数物系科学化学総合理工工学総合生物
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発表日:2025年7月3日
37
天然由来アルカロイドが引き起こすユニークな二相性細胞応答
天然に由来するアルカロイド(窒素を含む有機塩基類)であるテトランドリンが、細胞小器官の一つであるリソソームを損傷させ、リソファジー(オートファジーが傷ついたリソソームを選択的に隔離、分解する)を引き起こすと同時に、リソソームの新生を促す二相性の細胞応答が働くことを見いだしました。 オートファジーとは、細胞の中の不要になったタンパク質や小器官を自己分解する仕組みで、「細胞の掃除屋」とも例えられます。このとき、リソソームと呼ばれる細胞小器官が、分解を担います。これまで、中国や台湾に自生するツヅラフジ科植物Stephania tetrandraに豊富に含まれるアルカロイド(...
キーワード:加水分解/水分解/持続可能/持続可能な開発/細胞応答/加水分解酵素/アルカロイド/オートファジー/リソソーム/神経細胞/創薬
他の関係分野:工学農学
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発表日:2025年6月25日
38
自動実験ロボットの液体操作速度が酵母細胞に及ぼす影響を評価
生命科学分野ではロボットを用いた実験の自動化が進んでいます。本研究では、ロボットが液体を扱う際の流速が酵母細胞の生育と遺伝子発現に及ぼす影響を調べ、液体操作速度の違いは細胞に有意な影響を与えないことを見いだしました。このことは、より効率的な実験の自動化につながると期待されます。 細胞を扱う生命科学研究において、ロボットによる実験の自動化が進んでいます。しかしながら、例えば、液体を吸ったり吐いたりする際の流速(ピペッティング速度)など、ロボットの実験操作パラメーターの設定が、細胞に対してどのような影響を与えるかはよく分かっていませんでした。そこで本研究では、自動分注ロボットを用いて、...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/ロボット/自動化/RNA/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:工学
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発表日:2025年6月23日
39
左右の腎臓が互いに機能のバランスを調節するメカニズムを解明
左右の腎臓のうち片側だけに障害を誘導することのできる独自のマウスモデルを開発しました。これを用いて「左右の腎臓が機能的・構造的なバランスを保とうとする現象(腎カウンターバランス)」の分子メカニズムを初めて明らかにしました。 腎臓は左右一対の臓器であり、一方の腎機能が低下すると、他方が代償的に働きを高めることが知られており、このような左右間の動的なバランス調節は、「腎カウンターバランス」と呼ばれています。しかしながら、そのメカニズムは長年不明でした。 本研究では、マウスの糸球体足細胞(腎臓の糸球体表面の上皮細胞)に選択的な障害を与え、片側の腎臓のみに足細胞障害を誘導する2...
キーワード:複雑系/持続可能/持続可能な開発/ダイナミクス/血流/アンジオテンシンII/マウスモデル/糸球体/ホルモン/解剖学/アンジオテンシン/マウス/血液/上皮細胞/腎機能/腎臓/遺伝子/遺伝子発現/血圧
他の関係分野:数物系科学工学総合生物
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発表日:2025年6月20日
40
人工知能を応用しスポーツ動作の相違を高精度で判定
人工知能(AI)の物体認識技術を応用したスポーツのパフォーマンス分析法を開発しました。この方法を2名のテニスのサービス動作に対して用いたところ、一定の精度で、動作の類似性や相違性を判定できることが確認されました。 スポーツにおける動作の分析(パフォーマンス分析)は、選手や指導者が目視で行うことができますが、このような分析結果は、主観や経験に左右される可能性があります。そこで本研究グループは、人工知能(AI)の物体認識技術の応用を着想しました。近年、動画上の人の動作の奥行まで推定できる技術が開発されています。これにより動作間の類似、相違点を抽出し、コーチングに役立つ情報をフィードバッ...
キーワード:物体認識/AI/人工知能(AI)/持続可能/持続可能な開発/フィードバック/コーチング/スポーツ/パフォーマンス
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2025年6月20日
41
ホヤが大人になるための時間を計る仕組みを解明
ホヤの幼生は岩などに固着したあと、数十分経過してから変態を開始し、幼生から成体へと変化します。この時ホヤは、固着から変態開始までの時間を、細胞内の情報伝達を担う環状アデノシン-リン酸(cAMP)という物質の蓄積によって計っていることを明らかにしました。 ホヤは、オタマジャクシ型で活発に遊泳する幼生から、固着性で動かない成体へと変態します。ホヤの変態は幼生が岩などに固着することが引き金となって開始されますが、固着してから数十分経過してから変態を開始することが分かっています。これは固着が強固であることを保証する仕組みだと考えられていますが、ホヤ幼生がこれに必要な時間を計る仕組みは分かっ...
キーワード:情報学/化学物質/生命情報/持続可能/持続可能な開発/リン酸/アデノシン/イミン
他の関係分野:情報学環境学生物学工学農学
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発表日:2025年6月18日
42
閉鎖空間内の長期共同生活では仕事とプライベートの境界が曖昧になる
モスクワで行われた240日間の閉鎖実験「SIRIUS-21」において、5人の参加者間の人間関係を調査しました。その結果、実験期間後半になると、仕事時間とプライベート時間の人間関係の境界が曖昧になることが観察されました。一方、これに伴うパフォーマンスレベルの低下は見られませんでした。 有人宇宙ミッションは月や火星を目指すステージへ進もうとしており、より狭い宇宙船内で、限られたクルーメンバーが長期にわたって生活をすることが予想されます。クルー同士の人間関係は、チームとしてのミッション遂行に大きく影響を与えると指摘されています。 本研究では、人間関係の変容のプロセスを定量化す...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/モニタリング/パフォーマンス/早期発見
他の関係分野:工学
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発表日:2025年6月9日
43
プライマリケアで「低価値医療・無価値医療」を提供する医師の特徴を分析
プライマリケアにおける「低価値医療・無価値医療」の提供実態を分析しました。その結果、こうした医療の大部分は一部の医師によって提供されており、特に年齢が高い、専門医資格がない、患者数が多い、などの特徴がある医師ほど、その傾向が強いことが分かりました。 「低価値医療・無価値医療」とは、患者にほとんど、または全く健康改善効果をもたらさない医療を指します。こうした医療を減らすことで、過剰な検査や治療を防ぎ、不要な医療費を抑制し、医療資源(財源や人材)をより有効な医療サービスに振り分けることができます。しかし、どのような医師が低価値医療・無価値医療を提供する傾向があるのかについては、これまで...
キーワード:持続性/持続可能/持続可能な開発/医療サービス/健康管理/医療費/レセプト/医師/医療の質
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2025年6月5日
44
原生生物Glissandraの再発見により未解明系統CRuMsに共通する特徴を解明
パラオ共和国の海水湖で採集されたサンプルから、真核生物の系統の一つCRuMs(クルムス)に属する新種の単細胞生物を発見し「Glissandra oviformis」と命名しました。また、この生物の構造を電子顕微鏡で観察したところ、CRuMsに属する他の生物と共通する形態的な特徴が明らかになりました。 原生生物(動物・陸上植物・菌類を除く真核生物)は、真核生物の系統樹の大部分を構成しているため、真核生物の進化を理解する上で、それらの多様性の解明は重要な鍵となります。しかし、微小であることや培養の難しさから、その理解は依然として不十分です。 本研究では、パラオ...
キーワード:パラオ/系統樹/分子系統解析/分子系統/持続可能/持続可能な開発/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/食品産業/原生生物/系統解析/細胞膜
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2025年6月5日
45
国内上場企業の自主的な情報開示を促進・抑制する要因を解明
日本の上場企業5915社のデータ分析により、自主的な情報開示を左右する要因を解明しました。ISO認証取得や企業規模、プライム市場への上場などが情報開示を促進する一方、海外上場は抑制方向に働くなど、従来の通説とは異なる傾向も明らかになりました。 企業が、法律で義務付けられていないCSR(企業の社会的責任)やESG(環境・社会・ガバナンス)に関する情報を自主的に開示することは、投資家や社会からの信頼を得る上で不可欠な要素となりつつあります。しかし、どのような要因が企業の開示判断を後押し、あるいは慎重にさせるのかは、十分に解明されていませんでした。 本研究では、非財務情報の開...
キーワード:企業の社会的責任/実証分析/社会的責任/持続可能/持続可能な開発/ESG
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年5月30日
46
スズ系ペロブスカイト太陽電池が電子輸送層の改良で高効率化するメカニズムを解明
鉛を含まず環境負荷が少ないペロブスカイト太陽電池として注目されているスズ系ペロブスカイト太陽電池において、電子輸送層の改良でより高い開放電圧が実現されるメカニズムを、電子スピン共鳴法を用いて解明しました。スズ系ペロブスカイト太陽電池のさらなる高効率化を目指す上で重要な成果です。 ペロブスカイト太陽電池は軽量で柔軟性があり、印刷技術で製造が可能であるなどの特徴を持つため、次世代型太陽電池として注目されています。その中でも高効率なペロブスカイト太陽電池には、鉛系ペロブスカイトが用いられてきました。しかし、鉛には毒性の懸念があるため、幅広い実用化に向けて、鉛を環境負荷の少ないスズで代替し...
キーワード:電子スピン共鳴/付加体/太陽/ペロブスカイト太陽電池/水素分子/電子輸送/ペロブスカイト/持続可能/持続可能な開発/太陽電池/電池/スピン/環境負荷/高効率化/エネルギー変換/炭化水素/フラーレン/誘導体
他の関係分野:数物系科学総合理工工学農学
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発表日:2025年5月29日
47
南大西洋・サウスサンドウィッチ諸島で2021年に発生した謎の津波地震の震源過程を解明
南大西洋の英領サウスサンドウィッチ諸島沖合で2021年8月に発生した津波地震の地震波形データを解析した結果、その震源過程は振る舞いが異なる四つの破壊エピソードで構成されていたことが分かりました。津波地震の発生メカニズムの理解を深め、被害の軽減にも生かすことができる成果です。 津波地震は、地上で観測される揺れから予想されるよりも大きな津波を発生させる現象で、発生直後の避難行動が難しくなります。このため、その発生メカニズムや発生リスクを把握しておくことが重要です。例えば、地震の発生場に存在する柔らかい堆積物層の影響で生じる、ゆっくりと一様に進行する断層すべりが津波地震の要因の一つである...
キーワード:海洋/震源過程/堆積物/地震波/沈み込み/沈み込み帯/津波地震/持続可能/持続可能な開発/津波/避難行動
他の関係分野:環境学数物系科学工学
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発表日:2025年4月28日
48
データ可視化は主に組織やコミュニティレベルの意思決定を支援する
データ可視化は意思決定を支援する強力なツールです。過去16年間にわたる主要なデータ可視化の研究論文を体系的にレビューし、多次元意思決定フレームワークを用いて、支援範囲の分析を行ったところ、データ可視化は、主に組織やコミュニティレベルの意思決定を支援していることが分かりました。 近年、データ可視化は、ビジネス、医療、科学研究など多岐にわたる分野で、データに基づく意思決定を支援する強力なツールとして活用されています。しかし、データ可視化がどのような種類の意思決定問題を支援し、その支援範囲がどのように変化してきたのかについての包括的な分析は、これまで行われていませんでした。 ...
キーワード:データ可視化/フレームワーク/公共政策/持続可能/持続可能な開発/可視化技術/コミュニティ
他の関係分野:情報学環境学工学総合生物
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発表日:2025年4月25日
49
自由行動下マウス脳の長期活動を捉える新たな解析手法を開発
脳内の神経活動を解析する新しい手法により、自然に活動する動物脳内の神経活動を99日間以上追跡することが可能になりました。この技術は、撮影のセッションをまたぐデータを高精度に解析できます。記憶の仕組みや神経疾患の進行解明に役立つ重要な研究ツールとして期待されます。 自由に行動し、自然な睡眠を取るマウスの脳内神経活動を可視化するための手法として、超小型顕微鏡によるカルシウムイメージングが広く用いられています。しかし、この手法は、複数のイメージングセッションをまたぐ神経細胞集団の分析において、セッション毎に変化する撮影視野や脳組織の微細な変形を扱うことができず、集団内の同一の細胞を正確に...
キーワード:アルゴリズム/最適化/ノイズ/持続可能/持続可能な開発/神経活動/カルシウムイメージング/カルシウム/マウス/神経細胞/神経疾患/睡眠
他の関係分野:情報学数物系科学工学総合生物
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発表日:2025年4月23日
50
規則的に合の手を発するツクツクボウシの鳴き方を発見
ツクツクボウシのオスが互いに鳴き声を発する現象を分析しました。オス2匹を近くに置き、2種類の鳴き声を発するタイミングを調べたところ、一方が高潮音と呼ばれる鳴き声を出した直後に、もう一方が合の手と呼ばれる鳴き声を出すという、鳴き方の時間差に関する規則性を発見しました。 ツクツクボウシのオスは大きな声で鳴きますが、2種類の鳴き声が知られています。1つは高潮音と呼ばれ、「オーシンツクツク、オーシンツクツク」と聞こえるリズミカルな鳴き声です。もう1つが合の手と呼ばれるもので、「ジューッ」と聞こえる長めの鳴き声です。2匹のオスを近くに置くと、一方の高潮音に対して、もう一方が合の手を発する現象...
キーワード:数値シミュレーション/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/ウシ/TEMPO/イミン
他の関係分野:数物系科学工学農学
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発表日:2025年4月22日
51
結晶と気泡を含むマグマ中での地震波の伝播を数学的に予測
(Image by Iggy Nyx/Shutterstock) マグマに含まれている気泡の割合が変化すると、その中を伝播する地震波の速度などが変化します。本研究では、マグマ中における地震波のP波の伝播を表現する方程式を数学的に導出し、気泡だけでなく、結晶の割合の増加がP波の伝播速度と波形変...
キーワード:機械学習/火山噴火/非線形/非線形波動/マグマ/地震波/持続可能/持続可能な開発/周波数
他の関係分野:情報学環境学数物系科学工学
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発表日:2025年4月17日
52
大規模言語モデルによりオンラインチャットの会話脱線予測が可能に
オンラインチャットでは、会話の内容が本来のトピックから逸脱し、個人攻撃に発展することがあります。本研究では、このような会話脱線現象を予測する手法として、大規模言語モデルとゼロショット予測を用い、プラットフォームごとに学習を行わなくても十分な精度で予測可能なことを示しました。 SNSや電子掲示板で行われるオンラインチャット上の会話には、ユーザーの有害なふるまいがしばしば観察されます。そこで、オンラインチャット上の会話が本来の会話トピックの内容から逸脱し、個人攻撃へと発展する「会話脱線現象」について、会話脱線を検出し、モデレーションするための予測アルゴリズムの開発が行われてきました。し...
キーワード:学習アルゴリズム/アルゴリズム/ソーシャルネットワークサービス(SNS)/言語モデル/深層学習/レジリエンス/持続可能/持続可能な開発/ラット/コミュニティ
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年4月16日
53
「南岸低気圧」の活動が春に活発になるメカニズムを解明
(Image by metamorworks/Shutterstock)概要本州南岸を東進する「南岸低気圧」は春に頻発し、太平洋側に雨や雪をもたらします。そのメカニズムを数十年間にわたる大気の四次元データを用いて解析し、冬から春にユーラシア大陸上で暖められた大気が東シナ海周...
キーワード:再生可能エネルギー/ジェット気流/北太平洋/持続可能/持続可能な開発/ユーラシア/温暖化/東シナ海
他の関係分野:環境学数物系科学工学農学