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研究分野別サイレントキーワード
「東南アジア」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報学フロンティア:地域情報学東南アジアを含む研究件
❏<宗教=社会複合マッピング>からよむ大陸部東南アジア仏教徒社会の動態と変容(26243003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林 行夫 龍谷大学, 文学部, 教授 (60208634)
【キーワード】上座仏教 / 東南アジア大陸部 / スリランカ / 宗教実践 / 出家行動 (他11件)
【概要】東南アジア大陸部を主とする上座仏教徒社会での宗教実践を、寺院施設と出家行動に焦点をあてて空間移動、時系列の変化にかんするデータを収集分析し、地域間比較研究を実施した。6か国の14調査区画から寺院施設3,430、出家者の個人履歴15,241件のデータを集積し、個人の出生から出家の時空間情報を映す「得度チャート」「移動ルート」などを開発しGISを用いて情報学的なマッピングの手法によって分析し可視化を試...
❏オントロジー指向による考古遺跡情報の知識体系化-東南アジア大陸部を事例に-(26280122)
【研究テーマ】図書館情報学・人文社会情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】柴山 守 京都大学, 国際戦略本部, 研究員 (10162645)
【キーワード】area informatics / data engineering / RDF / LOD / database (他22件)
【概要】東南アジア大陸部の考古情報を事例に、遺跡・遺物データ群のオントロジー指向による知識体系化と知識ベースの構築に関する研究を目的にする。遺跡・遺物データ群は、メタ情報の記述が極めて困難であり、関係型データベースでは記録・管理、調査・検証、公開・還元の過程で有効、且つ一元的に管理できない。そこで、ミャンマー、タイ全土、カンボジアの遺跡情報(約15,600件)を事例に、記述データの語彙・ネットワーク分析に...
【情報学】情報学フロンティア:中東東南アジアを含む研究件
❏北朝鮮の体制の持続性の根拠:中東・東南アジア・アフリカとの国際的ネットワーク(20H01470)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】宮本 悟 聖学院大学, 政治経済学部, 教授 (70412137)
【キーワード】権威主義体制 / 強靭性 / 持続性 / 国際的ネットワーク / 北朝鮮 (他9件)
【概要】本研究の目的は、北朝鮮が構築してきた権威主義体制の国際的なネットワークによって、「北朝鮮の体制への国際的な支持あるいは黙認がもたらされた」ことが、北朝鮮の権威主義体制の「強靭性・持続性」の原因であるという仮説の下に、北朝鮮と関係が深い中東・アフリカ、北東・東南アジア諸国に対する北朝鮮の貿易や経済進出などの現状を把握しながら、過去に遡って調査することである。 2020年度は、中東・アフリカ・東南アジ...
❏直接的参与観察と統計的手法によるソーシャルネットワークサイトの政治的影響分析(24653033)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木村 幹 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (50253290)
【キーワード】ソーシャルメディア / インド / 中国 / 韓国 / 中東 (他16件)
【概要】本研究課題は、日本、韓国、中国、マレーシア、タイ、インド、中東諸国、さらにはアフリカ諸国を対象として、SNSの普及がどのような政治的影響を与えたかを分析した。研究においては、各研究者が実際にSNSに参加し、情報収集及び情報発信を行うという、参与観察の手法を用いた。 結果、SNSの普及が政治に大きな影響を与えるには、従前の情報ネットワークにおいて歪みが存在する事が必要である事が明らかになった。 ...
❏科学および地域の史的観点に立つイスラム問題の比較分析-中東と東南・中央アジア-(22252001)
【研究テーマ】科学社会学・科学技術史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】北村 歳治 早稲田大学, アジア太平洋研究科, 名誉教授 (00329153)
【キーワード】イスラーム科学 / 系譜分析 / 地域比較 / イスラーム天文学 / イスラーム陶器 (他18件)
【概要】本調査研究は、歴史的系譜と地域的特性を念頭に置き、科学技術と東南アジア・中東等に焦点を当て今日的な視点で取り組んできた。 具体的には、イスラーム諸地域の研究者等と直接的に連携し、天文・陶器・医薬・建築等の分野で斬新な調査活動を進め、非イスラームとの相互交流から生まれ出た歴史的なイスラーム文化の保存・育成の研究に成果をもたらした。他方、ICT利用・医療サービス・金融等の今日的な課題に取り組むイスラー...
【情報学】情報学フロンティア:東南アジア史東南アジアを含む研究件
❏オランダ植民地期末期のインドネシアにおけるイスラーム運動とマス・マンスール(21K20053)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2021-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】土佐林 慶太 早稲田大学, 文学学術院, 助手 (10905764)
【キーワード】インドネシア / マンスール / 東南アジア / 連帯 / イスラーム (他6件)
【概要】本研究は、オランダ植民地期末期のインドネシア(1942年まではオランダ領東インド)におけるイスラーム運動、特にムスリムによる大同団結運動に着目し、その活動や思想形成が独立後のインドネシア社会にいかなる影響を与えたのかを考察するものである。具体的には、以下2点の課題に取り組むことにより、本研究の実現を図る。すなわち、①オランダ植民地期末期に、インドネシア・ムスリムの団結運動を主導したマス・マンスール...
❏植民地史を書き換える-東南アジアの日本占領行政からみた欧米植民地支配(26284111)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早瀬 晋三 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (20183915)
【キーワード】東南アジア史 / 植民地史 / アジア太平洋戦争 / 写真資料 / 在留邦人 (他13件)
【概要】本研究の目的は、日本軍が東南アジアを占領するにあたって、どこまで欧米の植民地支配の実態を知って占領地行政に臨んだのか、具体的な事例から欧米の植民地支配の実態を明らかにすることであった。そのため、基礎資料の発掘とその資料を整理した資料集の発行をおこなった。まず、『朝日新聞大阪本社所蔵「富士倉庫資料」(写真)東南アジア関係一覧』、『南洋協会発行雑誌 解説・総目録・索引』を出版した。つぎに、『ジャワ新聞...
❏オントロジー指向による考古遺跡情報の知識体系化-東南アジア大陸部を事例に-(26280122)
【研究テーマ】図書館情報学・人文社会情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】柴山 守 京都大学, 国際戦略本部, 研究員 (10162645)
【キーワード】area informatics / data engineering / RDF / LOD / database (他22件)
【概要】東南アジア大陸部の考古情報を事例に、遺跡・遺物データ群のオントロジー指向による知識体系化と知識ベースの構築に関する研究を目的にする。遺跡・遺物データ群は、メタ情報の記述が極めて困難であり、関係型データベースでは記録・管理、調査・検証、公開・還元の過程で有効、且つ一元的に管理できない。そこで、ミャンマー、タイ全土、カンボジアの遺跡情報(約15,600件)を事例に、記述データの語彙・ネットワーク分析に...
【情報学】情報学フロンティア:東南アジア大陸部東南アジアを含む研究件
❏メコン川中流域を中心とした諸言語の言語実態と変容プロセスの研究(17H02335)
【研究テーマ】言語学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】林 範彦 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (40453146)
【キーワード】メコン / 東南アジア / 言語接触 / 言語変化 / フィールド言語学 (他21件)
【概要】代表者・林は2019年の9月および12月の2回、タイ東北部のナコンパノム県に分布するセーク語の現地調査を行い、補充文例の収集を行った。このほか研究分担者の加藤・田口が現地調査を行い、ミャンマー・中国などでの補充文例・語彙の収集に当たった。 また2019年5月には研究分担者の加藤の所属する慶應義塾大学言語文化研究所にて、本研究プロジェクトの研究集会を行った。研究協力者のJames Chamberla...
❏<宗教=社会複合マッピング>からよむ大陸部東南アジア仏教徒社会の動態と変容(26243003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林 行夫 龍谷大学, 文学部, 教授 (60208634)
【キーワード】上座仏教 / 東南アジア大陸部 / スリランカ / 宗教実践 / 出家行動 (他11件)
【概要】東南アジア大陸部を主とする上座仏教徒社会での宗教実践を、寺院施設と出家行動に焦点をあてて空間移動、時系列の変化にかんするデータを収集分析し、地域間比較研究を実施した。6か国の14調査区画から寺院施設3,430、出家者の個人履歴15,241件のデータを集積し、個人の出生から出家の時空間情報を映す「得度チャート」「移動ルート」などを開発しGISを用いて情報学的なマッピングの手法によって分析し可視化を試...
❏タイ・インドシナ諸国間の国境政治の多面的体系的解明:一次資料の相互比較を通じて(23241082)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村嶋 英治 早稲田大学, アジア太平洋研究科, 教授 (70239515)
【キーワード】東南アジア大陸部現代史 / 東南アジア地域研究 / 東南アジア国際関係 / 脱殖民地化 / 国境政治 (他14件)
【概要】本研究は、東南アジア大陸部、とりわけタイ国とインドシナを対象として、植民地期から現在に至る時期の国境を繞る政治を、一次資料に依拠してできるだけ詳細に明らかにしようとしたものである。19世紀末におけるタイ・ラオス・カンボジア国境を跨ぐ仏教交流、1920-30年代のタイ・ラオス・ベトナム・中国国境を跨ぐ共産主義運動の連携、1940年代のタイ・仏領インドシナ紛争から植民地独立期における相互関係、現在にお...
【情報学】情報学フロンティア:ネットワーク東南アジアを含む研究件
❏北東アジアから東南アジアをつなぐ華人ネットワークについての研究(21310155)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】谷垣 真理子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (50227211)
【キーワード】華人 / 華南 / ネットワーク / 北東アジア / 東南アジア (他10件)
【概要】本プロジェクトは華南を起点とする華人ネットワークが北東アジアから東南アジアまでをどのように結びつけ、ヒト・モノ・金・情報の交流が行われているのかを検討した。本プロジェクトは北東アジアを視野に入れたことが特徴であり、現地調査を大きな柱とした。具体的には、北洋におけるコンブ貿易、北海道華僑社会、東南アジア華人の複合的アイデンティティ、広東省関元昌一族、マカオのハブ機能、珠江デルタにおける人材交流、台湾...
❏インド・ビルマにおける農村諸工業の発展:1920〜50年代の数量分析を中心に(14330021)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】高橋 昭雄 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90282706)
【キーワード】東南アジア / インド / ビルマ / 農村工業 / 植民地経済 (他9件)
【概要】本研究の課題は、1930年代の世界不況の中でインドとビルマの農産物輸出は激減したが、国内を市場とする小規模農村工業は逆に発展したのではないかという仮説を実証することであった。 柳澤は、まず精米所、繰棉工場、落花生工場を取り上げ、これらの輸出指向型産業は1920年代からの不況期に輸出が減少し衰退したという議論に対し、インド国内の需要に対応してその生産はむしろ拡大したことを実証した。 清川は、第1次大...
❏アジア諸国における海岸ネットワークの構築と海岸工学上の諸問題の整理(14605015)
【研究テーマ】水工水理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】喜岡 渉 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (10135402)
【キーワード】アジア / ネットワーク / 国際協力 / 海岸工学 / 東南アジア (他6件)
【概要】本企画調査では,アジア諸国の連携を目指したアジア太平洋ネットワークおよび国際的組織を短期間で構築し,国際ネットワークへ発展させるための基盤作りを進めるとともに,アジア諸国の海岸工学上の諸問題を掘り起こし,多国間での研究が必要な課題の抽出を行った.研究成果は以下のように要約される. 1.キーパンスンの選出と各国ネットワークとの連携 (1)イランのKNT工科大学および港湾海運庁,スリランカのルフナ大学...
【複合領域】社会・安全システム科学:ラテンアメリカ東南アジアを含む研究件
❏競争的権威主義体制の比較研究(24330035)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】松里 公孝 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (20240640)
【キーワード】競争的権威主義体制 / 旧社会主義国 / 東南アジア / 南米 / アラブ諸国 (他16件)
【概要】冷戦終了後、世界の諸地域に広がりを見せている競争的権威主義体制の研究は国際的にもブームとなっていたが、そこでは、アジアの事例が少ない、機構論が弱い、地域紛争との関連が明らかにされていないなどの弱点があった。これら弱点を克服するために、本研究は、旧共産圏、東南アジア、アラブ諸国、アフリカ、南米を専門とする政治学者を結集して比較研究を行った。毎年2回の研究会と現地調査を行い、海外で活発に研究発表した。...
❏近代における「考古学」の役割の比較研究―その本質的表象と政治的境界の関連を軸に(15320079)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】余語 琢磨 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (00288052)
【キーワード】考古学 / 表象 / 国民国家 / 境界 / 植民地経験 (他10件)
【概要】1.資料の収集と分析:(1)考古資料を用いて政治的「境界」の正統性・優位性を明らかにしようとする研究対象地域の出版物、考古学と国民国家形成・植民地経験の関係を論じた内外の研究文献を収集・整理し、リファレンス作成と個々の言説分析を行った。(2)西南諸島担当の研究協力者は、奄美と琉球の考古資料と関連言説の比較から、国家内の境界認識の問題点を明らかにした。(3)韓国担当の研究協力者は、韓国での調査・関連...
【複合領域】多様性生物学、人類学:ミャンマー東南アジアを含む研究件
❏アジア地域の霊長類相の成立に関する古生物学的研究(26304019)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高井 正成 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (90252535)
【キーワード】霊長類 / 化石 / 第三紀 / 第四紀 / 東南アジア (他15件)
【概要】ミャンマー中央部の中新世後半~鮮新世のイラワジ層を主対象に、霊長類を含む陸生脊椎動物化石の発掘・地質調査をおこない、同地域における霊長類を含む化石動物相の変遷過程を明らかにした。その結果、後期中新世の中頃にミャンマー中央部において急激な陸棲動物相の変化が生じていることを明らかにし、その原因が世界的な乾燥化とそれにともなう草原化にある可能性が高いことを指摘した。 また中国南部の広西壮族自治区の更新世...
❏東南アジアの資源をめぐる国家・社会関係に関する比較研究(25301008)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】佐藤 仁 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (50313010)
【キーワード】資源 / 政治 / 東南アジア / 資源管理 / 国家・社会関係 (他8件)
【概要】東南アジアをフィールドとして、天然資源をめぐる国家と社会の関係を理論的に考察し、その成果を英文雑誌論文や書籍の形でまとめた。具体的には、カンボジアでの漁業政治、プリンストン大学におけるミャンマーとフィリピンに関する灌漑の文献調査を行い、成果の一部をシェフィ―ルド大学(2015年5月)、およびヨーロッパ東南アジア学会(2015年8月)、さらに東南アジア国際学会(2015年12月)の場で報告する機会を...
❏アジア農村・山間コミュニティを支援する災害情報伝達システムの設計と技術戦略の提案(24404009)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川崎 昭如 東京大学, 工学系研究科, 特任准教授 (00401696)
【キーワード】防災情報 / 水害 / タイ / ミャンマー / 携帯電話 (他12件)
【概要】本研究では、山間・農村地域の災害対応力向上に資する情報伝達のあり方と技術戦略を多角的に検討した。特に携帯電話の利用に着目し,SMSの一斉メール送信を使った災害情報伝達に関する社会実験を実施した.その結果,屋外スピーカーによる情報伝達が及ばない範囲においてもSMSによる情報伝達が確認できた.また、東南アジアと我が国の地方行政の水害対応を比較として,行政から住民までの情報伝達過程を,組織間の役割分担と...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:高等教育東南アジアを含む研究件
❏急変する世界環境下での高等教育の国際化に関する総合的研究(22330226)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】米澤 彰純 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (70251428)
【キーワード】高等教育 / 国際化 / 多極化 / 国際協力 / 国際連携 (他13件)
【概要】世界の急速な構造変動に対する高等教育の国際化のあり方の変化について、理論・国際動向・実証の各側面から総合的に検討した。第一に、各国の高等教育の国際化が、各々の国内・国際双方の文脈の違いにより異なること、第二に、各国が確実にグローバルな変化への対応をより強く迫られていること、第三に、高等教育のイニシアティブの多極化が進行し、日本の高等教育の国際的位置づけに大きな影響を及ぼしていることを明らかにした。...
❏東南アジア諸国における高等教育改革の国際的相互作用に関する比較研究(14651057)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】黒田 一雄 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 助教授 (70294600)
【キーワード】東南アジア / 高等教育 / 国際協力 / 国際研究者交流 / 高等教育改革 (他7件)
【概要】本年度は研究プロジェクトの最終年度目にあたり、以下のことを行なった。 1.ユネスコアジア太平洋教育事務局のモリー・リー教授との共同研究打ち合わせ アジアにおける高等教育研究の第一人者であるモリー・リー教授と本研究プロジェクト終了後の方向性について協議を行った。 2.タイにおける現地調査 昨年度に引き続き、タイ・バンコクにおいて現地調査を行い、ユネスコアジア太平洋教育事務局で資料収集・聞き取り調査を...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:植民地東南アジアを含む研究件
❏植民地期東南アジアにおける気候変動と社会変容―人文歴史気象学の創成(19H01322)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50634375)
【キーワード】東南アジア / 植民地 / 気候 / 農業 / 治水 (他18件)
【概要】2020年度は海外調査に出ることができずデータの収集に大きな困難があったが、分担者は過去に集めたデータを分析するなどしてそれぞれ研究を進展させた。財城はジャワの日降水量データを分析して、1901-1916年における降雨パターンの季節的特徴を解析した。特に少雨年であった1905年において、既存の全球グリッドデータを使用して事例解析を行うとともに、同データの信頼性を検討した。赤坂は、マニラの気象観測資...
❏植民地史を書き換える-東南アジアの日本占領行政からみた欧米植民地支配(26284111)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早瀬 晋三 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (20183915)
【キーワード】東南アジア史 / 植民地史 / アジア太平洋戦争 / 写真資料 / 在留邦人 (他13件)
【概要】本研究の目的は、日本軍が東南アジアを占領するにあたって、どこまで欧米の植民地支配の実態を知って占領地行政に臨んだのか、具体的な事例から欧米の植民地支配の実態を明らかにすることであった。そのため、基礎資料の発掘とその資料を整理した資料集の発行をおこなった。まず、『朝日新聞大阪本社所蔵「富士倉庫資料」(写真)東南アジア関係一覧』、『南洋協会発行雑誌 解説・総目録・索引』を出版した。つぎに、『ジャワ新聞...
❏インド・ビルマにおける農村諸工業の発展:1920〜50年代の数量分析を中心に(14330021)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】高橋 昭雄 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90282706)
【キーワード】東南アジア / インド / ビルマ / 農村工業 / 植民地経済 (他9件)
【概要】本研究の課題は、1930年代の世界不況の中でインドとビルマの農産物輸出は激減したが、国内を市場とする小規模農村工業は逆に発展したのではないかという仮説を実証することであった。 柳澤は、まず精米所、繰棉工場、落花生工場を取り上げ、これらの輸出指向型産業は1920年代からの不況期に輸出が減少し衰退したという議論に対し、インド国内の需要に対応してその生産はむしろ拡大したことを実証した。 清川は、第1次大...
【複合領域】地理学:環境変化東南アジアを含む研究件
❏東南アジアにおける蚊媒介性感染症の流行を左右する環境の定量的評価(14256003)
【研究テーマ】寄生虫学(含医用動物学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】高木 正洋 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (60024684)
【キーワード】マラリア媒介蚊 / 日本脳炎媒介蚊 / デング熱媒介蚊 / 東南アジア / 森林 (他9件)
【概要】自然・社会環境の異なる3ヶ国4地域を調査地区に定め,山間部では森林環境とマラリアの流行,マラリア媒介蚊の発生の関係を,平野部では日本脳炎ウイルスの浸襲状況と媒介蚊の役割を生態学的アプローチで解析した。 北タイ山間部では、森林が保全されているとマラリア媒介蚊(Anopheles minimus)が減少せずマラリア流行も持続することを示唆した。森林保全とマラリア防除の自己矛盾を指摘した。インドネシアの...
❏東南アジアにおける夏のモンスーンの長期変動と環境変化(10680098)
【研究テーマ】自然地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】松本 淳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (80165894)
【キーワード】モンスーン / 気候変動 / 環境変化 / 降水量 / 洪水 (他12件)
【概要】本研究では、東アジアを含む東南アジアモンスーン地域において、過去数十年での気候変動の実態を解明し、近年の環境変化との関係を解明することを目的として研究を行なった。その結果、下記の諸点が明らかになった。 ・ 中国華南地域で夏の雨季開始期における降水量の長期変動を解析し、降水量の多寡が南シナ海でのモンスーン開始の遅速と関係していること、また2〜4月の南シナ海での海面水温と強い相関関係にあることがわかっ...
【複合領域】文化財科学・博物館学:アンコール遺跡東南アジアを含む研究件
❏岩石学的アプローチによるアンコール遺跡を代表とした東南アジアの石造文化財の解明(23401001)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】石造文化財 / アンコール遺跡 / サンボール・プレイ・クック遺跡 / コー・ケル遺跡 / プレア・ヴィヘア遺跡 (他20件)
【概要】アンコール遺跡、サンボールプレイクック遺跡、コーケル遺跡およびプレアヴィヘア遺跡に使用されている砂岩およびレンガ材の化学組成、帯磁率、大きさ等の特徴に基づき、遺跡の建造順序の推定を行った。また、アンコール遺跡で多用されている砂岩材を供給した100箇所以上の石切り場を発見するとともに、その運搬経路を明らかにした。さらに、遺跡建造時に使用された鉄の材料である鉄鉱石の供給源に関する調査を行った。クメール...
❏東南アジアにおける石造文化財の石材並びに石材劣化に関する研究(17403001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】文化財 / 石材 / 劣化 / 東南アジア / アンコール遺跡 (他14件)
【概要】本研究では、主として、カンボジアのアンコール遺跡および同時代にクメール人によって建造されたタイおよびラオスのクメール遺跡の石材に加えて、インドネシアの中部ジャワ遺跡の石材に関する岩石学的調査を行なった。 アンコール遺跡に関しては、灰色~黄褐色砂岩の帯磁率を基に石切り場の変遷や遺跡の建造時期・順序の推定が行なえるようになった。中部ジャワ遺跡に関しては石材の特徴の時代変化を明らかにするとともに石材供給...
【複合領域】文化財科学・博物館学:石材東南アジアを含む研究件
❏岩石学的アプローチによるアンコール遺跡を代表とした東南アジアの石造文化財の解明(23401001)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】石造文化財 / アンコール遺跡 / サンボール・プレイ・クック遺跡 / コー・ケル遺跡 / プレア・ヴィヘア遺跡 (他20件)
【概要】アンコール遺跡、サンボールプレイクック遺跡、コーケル遺跡およびプレアヴィヘア遺跡に使用されている砂岩およびレンガ材の化学組成、帯磁率、大きさ等の特徴に基づき、遺跡の建造順序の推定を行った。また、アンコール遺跡で多用されている砂岩材を供給した100箇所以上の石切り場を発見するとともに、その運搬経路を明らかにした。さらに、遺跡建造時に使用された鉄の材料である鉄鉱石の供給源に関する調査を行った。クメール...
❏東南アジアにおける石造文化財の石材並びに石材劣化に関する研究(17403001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】文化財 / 石材 / 劣化 / 東南アジア / アンコール遺跡 (他14件)
【概要】本研究では、主として、カンボジアのアンコール遺跡および同時代にクメール人によって建造されたタイおよびラオスのクメール遺跡の石材に加えて、インドネシアの中部ジャワ遺跡の石材に関する岩石学的調査を行なった。 アンコール遺跡に関しては、灰色~黄褐色砂岩の帯磁率を基に石切り場の変遷や遺跡の建造時期・順序の推定が行なえるようになった。中部ジャワ遺跡に関しては石材の特徴の時代変化を明らかにするとともに石材供給...
【複合領域】文化財科学・博物館学:石材劣化東南アジアを含む研究件
❏岩石学的アプローチによるアンコール遺跡を代表とした東南アジアの石造文化財の解明(23401001)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】石造文化財 / アンコール遺跡 / サンボール・プレイ・クック遺跡 / コー・ケル遺跡 / プレア・ヴィヘア遺跡 (他20件)
【概要】アンコール遺跡、サンボールプレイクック遺跡、コーケル遺跡およびプレアヴィヘア遺跡に使用されている砂岩およびレンガ材の化学組成、帯磁率、大きさ等の特徴に基づき、遺跡の建造順序の推定を行った。また、アンコール遺跡で多用されている砂岩材を供給した100箇所以上の石切り場を発見するとともに、その運搬経路を明らかにした。さらに、遺跡建造時に使用された鉄の材料である鉄鉱石の供給源に関する調査を行った。クメール...
❏東南アジアにおける石造文化財の石材並びに石材劣化に関する研究(17403001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】文化財 / 石材 / 劣化 / 東南アジア / アンコール遺跡 (他14件)
【概要】本研究では、主として、カンボジアのアンコール遺跡および同時代にクメール人によって建造されたタイおよびラオスのクメール遺跡の石材に加えて、インドネシアの中部ジャワ遺跡の石材に関する岩石学的調査を行なった。 アンコール遺跡に関しては、灰色~黄褐色砂岩の帯磁率を基に石切り場の変遷や遺跡の建造時期・順序の推定が行なえるようになった。中部ジャワ遺跡に関しては石材の特徴の時代変化を明らかにするとともに石材供給...
【複合領域】文化財科学・博物館学:石造文化財東南アジアを含む研究件
❏岩石学的アプローチによるアンコール遺跡を代表とした東南アジアの石造文化財の解明(23401001)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】石造文化財 / アンコール遺跡 / サンボール・プレイ・クック遺跡 / コー・ケル遺跡 / プレア・ヴィヘア遺跡 (他20件)
【概要】アンコール遺跡、サンボールプレイクック遺跡、コーケル遺跡およびプレアヴィヘア遺跡に使用されている砂岩およびレンガ材の化学組成、帯磁率、大きさ等の特徴に基づき、遺跡の建造順序の推定を行った。また、アンコール遺跡で多用されている砂岩材を供給した100箇所以上の石切り場を発見するとともに、その運搬経路を明らかにした。さらに、遺跡建造時に使用された鉄の材料である鉄鉱石の供給源に関する調査を行った。クメール...
❏東南アジアにおける石造文化財の石材並びに石材劣化に関する研究(17403001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】文化財 / 石材 / 劣化 / 東南アジア / アンコール遺跡 (他14件)
【概要】本研究では、主として、カンボジアのアンコール遺跡および同時代にクメール人によって建造されたタイおよびラオスのクメール遺跡の石材に加えて、インドネシアの中部ジャワ遺跡の石材に関する岩石学的調査を行なった。 アンコール遺跡に関しては、灰色~黄褐色砂岩の帯磁率を基に石切り場の変遷や遺跡の建造時期・順序の推定が行なえるようになった。中部ジャワ遺跡に関しては石材の特徴の時代変化を明らかにするとともに石材供給...
【複合領域】文化財科学・博物館学:編年東南アジアを含む研究件
❏東南アジア史における絶対年代と相対年代の統合に関する研究:7-10世紀を中心に(25284140)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】深見 純生 桃山学院大学, 国際教養学部, 非常勤講師 (40144555)
【キーワード】東洋史 / 考古学 / 美術史 / 建築史 / 東南アジア (他6件)
【概要】7-10世紀の東南アジア史についての多分野・多地域横断的な編年の統合という最終目的には到達できなかったが、そのための基盤はかなり整った。第一に歴史学・刻文学・美術史学・建築史学・考古学という異分野の研究者間で問題意識の共有が進み、方法論および体系の相互理解が進んだ。第二に、編年統合のために必須の研究工具である2種の年表を作成した。紙版で1~2頁のもの9件と、その根拠となる資史料の提示を含む、非常に...
❏東アジアの気候変動の特徴と地球規模気候変動との同期(16310008)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】北川 浩之 名古屋大学, 大学院環境学研究科, 助教授 (00234245)
【キーワード】アジア / 気候変動 / 環境変動 / 同位体 / 編年 (他10件)
【概要】地球規模・アジア・東アジアの3つの異なる空間スケールにおける気候変動の同時進行性及び地域特性を検証することを目的として本研究を実施した。気候変動に関する十分なデータセットが得られていない陸域の気候変動復元の新たな方法の確立、海洋と陸域から復元された気候変動復元の年代編年の違いを最少にすることを目的とした。具体的には,気候変動指標として有効と考えられる湖沼堆積物に含まれる珪藻化石のケイ素・酸素同位体...
【複合領域】文化財科学・博物館学:カンボジア東南アジアを含む研究件
❏花崗岩類に伴われる熱水性金属鉱床の生成機構の解明(16K06931)
【研究テーマ】地球・資源システム工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】花崗岩類 / カンボジア / ベトナム / イオン交換実験 / 輝コバルト鉱 (他17件)
【概要】カンボジアの貫入岩は、Mea Ping断層によって分けられる。北東部の貫入岩は、磁鉄鉱系、Iタイプに属するのに対し、南西部の貫入岩はイルメナイト系、I~S タイプに属する。Sr-Nd同位体は、北東部の貫入岩がマントル起源であるのに対し、南西部の貫入岩では大陸地殻物質の影響が大きいことを示している。Rb-Sr年代測定は4つの貫入時期があることを示している。 輝コバルト鉱、硫砒鉄鉱、サフロ鉱および砒鉄...
❏東南アジアの資源をめぐる国家・社会関係に関する比較研究(25301008)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】佐藤 仁 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (50313010)
【キーワード】資源 / 政治 / 東南アジア / 資源管理 / 国家・社会関係 (他8件)
【概要】東南アジアをフィールドとして、天然資源をめぐる国家と社会の関係を理論的に考察し、その成果を英文雑誌論文や書籍の形でまとめた。具体的には、カンボジアでの漁業政治、プリンストン大学におけるミャンマーとフィリピンに関する灌漑の文献調査を行い、成果の一部をシェフィ―ルド大学(2015年5月)、およびヨーロッパ東南アジア学会(2015年8月)、さらに東南アジア国際学会(2015年12月)の場で報告する機会を...
❏東南アジア農山漁村の生業転換と持続型生存基盤の再構築(22241058)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】河野 泰之 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (80183804)
【キーワード】東南アジア / 生業転換 / 生存基盤 / 農山漁村 / 生態資源利用 (他13件)
【概要】東南アジアの農山漁村では、商品作物栽培の普及や農外就業機会の増加をドライバーとして生業転換が進行している。農山漁村の住民は常に複数の生業を組み合わせて持続的な生存基盤を確保しているが、生業転換は、多くの場合、複数の生業すべてを変化させるのではなく、その一部を変化させるものである。これに対して複数の生業すべてを変化させた場合には生活が極度に困難な状態に陥るリスクを負う。したがって、持続型生存基盤の観...
【複合領域】文化財科学・博物館学:クメール遺跡東南アジアを含む研究件
❏岩石学的アプローチによるアンコール遺跡を代表とした東南アジアの石造文化財の解明(23401001)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】石造文化財 / アンコール遺跡 / サンボール・プレイ・クック遺跡 / コー・ケル遺跡 / プレア・ヴィヘア遺跡 (他20件)
【概要】アンコール遺跡、サンボールプレイクック遺跡、コーケル遺跡およびプレアヴィヘア遺跡に使用されている砂岩およびレンガ材の化学組成、帯磁率、大きさ等の特徴に基づき、遺跡の建造順序の推定を行った。また、アンコール遺跡で多用されている砂岩材を供給した100箇所以上の石切り場を発見するとともに、その運搬経路を明らかにした。さらに、遺跡建造時に使用された鉄の材料である鉄鉱石の供給源に関する調査を行った。クメール...
❏東南アジアにおける石造文化財の石材並びに石材劣化に関する研究(17403001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】文化財 / 石材 / 劣化 / 東南アジア / アンコール遺跡 (他14件)
【概要】本研究では、主として、カンボジアのアンコール遺跡および同時代にクメール人によって建造されたタイおよびラオスのクメール遺跡の石材に加えて、インドネシアの中部ジャワ遺跡の石材に関する岩石学的調査を行なった。 アンコール遺跡に関しては、灰色~黄褐色砂岩の帯磁率を基に石切り場の変遷や遺跡の建造時期・順序の推定が行なえるようになった。中部ジャワ遺跡に関しては石材の特徴の時代変化を明らかにするとともに石材供給...
【複合領域】文化財科学・博物館学:サンボール・プレイ・クック遺跡東南アジアを含む研究件
❏岩石学的アプローチによるアンコール遺跡を代表とした東南アジアの石造文化財の解明(23401001)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】石造文化財 / アンコール遺跡 / サンボール・プレイ・クック遺跡 / コー・ケル遺跡 / プレア・ヴィヘア遺跡 (他20件)
【概要】アンコール遺跡、サンボールプレイクック遺跡、コーケル遺跡およびプレアヴィヘア遺跡に使用されている砂岩およびレンガ材の化学組成、帯磁率、大きさ等の特徴に基づき、遺跡の建造順序の推定を行った。また、アンコール遺跡で多用されている砂岩材を供給した100箇所以上の石切り場を発見するとともに、その運搬経路を明らかにした。さらに、遺跡建造時に使用された鉄の材料である鉄鉱石の供給源に関する調査を行った。クメール...
❏東南アジアにおける石造文化財の石材並びに石材劣化に関する研究(17403001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】文化財 / 石材 / 劣化 / 東南アジア / アンコール遺跡 (他14件)
【概要】本研究では、主として、カンボジアのアンコール遺跡および同時代にクメール人によって建造されたタイおよびラオスのクメール遺跡の石材に加えて、インドネシアの中部ジャワ遺跡の石材に関する岩石学的調査を行なった。 アンコール遺跡に関しては、灰色~黄褐色砂岩の帯磁率を基に石切り場の変遷や遺跡の建造時期・順序の推定が行なえるようになった。中部ジャワ遺跡に関しては石材の特徴の時代変化を明らかにするとともに石材供給...
【複合領域】文化財科学・博物館学:地理情報システム(GIS)東南アジアを含む研究件
❏オントロジー指向による考古遺跡情報の知識体系化-東南アジア大陸部を事例に-(26280122)
【研究テーマ】図書館情報学・人文社会情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】柴山 守 京都大学, 国際戦略本部, 研究員 (10162645)
【キーワード】area informatics / data engineering / RDF / LOD / database (他22件)
【概要】東南アジア大陸部の考古情報を事例に、遺跡・遺物データ群のオントロジー指向による知識体系化と知識ベースの構築に関する研究を目的にする。遺跡・遺物データ群は、メタ情報の記述が極めて困難であり、関係型データベースでは記録・管理、調査・検証、公開・還元の過程で有効、且つ一元的に管理できない。そこで、ミャンマー、タイ全土、カンボジアの遺跡情報(約15,600件)を事例に、記述データの語彙・ネットワーク分析に...
❏東南アジア大陸部における土地利用変化のメカニズム-フィールドワークとRSの結合-(18310160)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】河野 泰之 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (80183804)
【キーワード】東南アジア / 土地利用 / 環境保全 / 焼畑農業 / 生態資源 (他15件)
【概要】本研究は、東南アジア大陸部を対象として、土地をめぐる環境保全と貧困削減の二律背反という現状を、より長期的な土地利用のダイナミズムに位置づけることにより、環境保全と貧困削減が本来的にもつ相補的な関係の再構築を目指した。村落レベルの長期的な土地利用変化分析に基づいて、土地利用の変化の要因は、地域、国家、ローカルに区分されること、これらの要因の不合理な妥協の積み重ねが生む合理性を再評価する必要があること...
【複合領域】子ども学:人間の安全保障東南アジアを含む研究件
❏東南アジア地域・境界地域の平和構築と紛争予防ガバナンスの確立(15KT0049)
【研究テーマ】紛争研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】紛争予防 / 平和構築 / 東南アジア / 東南アジアの境界地域 / 市民社会 (他19件)
【概要】特に2年目、3年目の国際ワークショップの開催が大きな成果であった。2年目は、Asian Network for Free Elections: ANFRELの代表S, Ichal氏ら同ネットワークから3名を招聘し、東南アジアの民主化、自由で公正な選挙実施のためのガバナンスつくり、市民社会・NGOの民主化に対する役割を主題とした内容で開催した。3年目の国際ワークショップは、シンガポールの南洋工科大学...
❏平和構築と適正規模の開発に関する考察(23530198)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】平和構築 / 紛争後国家 / 適正規模の開発 / 国家建設 / 市民社会 (他27件)
【概要】広義の平和構築を考えると、長期的視野を持った社会経済的開発が求められ、特に社会開発・人間開発の視角から平和構築に必要な適正規模の「開発」とは何かが問われている。本研究では、紛争経験国のラオスと新生国家で開発段階に至った東ティモールとの比較研究を行った。その結果、政治体制及び独立に至る歴史的背景、つまりラオスはインドシナ旧仏領諸国との連携、また東ティモールは国連やドナー諸国の援助という外部アクターと...
【複合領域】一般理論:国際分業東南アジアを含む研究件
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
❏近世長崎貿易の再検討-国際分業の観点から見た18世紀の日本とアジア・世界経済-(21730284)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】島田 竜登 西南学院大学, 経済学部, 准教授 (80435106)
【キーワード】オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア間貿易 / 長崎 / 日本史 (他13件)
【概要】本研究は,近世期の長崎貿易について再検討を行うものである。この際,国際分業の視点を重視して,日本経済を,アジア経済,さらには世界経済のなかに位置づけることを企図した。とくに,本研究では, 18世紀を中心とした時期に生じたアジア経済や世界経済の変化と日本経済の変容の関係性を,長崎貿易というレンズを通じて考察することにつとめた。 ...
【複合領域】一般理論:近代化東南アジアを含む研究件
❏グローバリゼーション下の東南アジアの社会変容と地域変化(12308003)
【研究テーマ】人文地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】梅原 弘光 立教大学, 文学部, 教授 (00160325)
【キーワード】東南アジア / 農業社会変容 / 地域分化 / 都市化 / グローバル化 (他19件)
【概要】本研究は、研究分担者・協力者13人と海外共同研究者4人からなる研究組織により実施された。最初に設定した主要課題項目(植民地支配、近代化政策、農業商業化、階層分化、労働力移動、都市化、環境変化)に沿って、年次ごとに重点を少しずつ移動させながら現地調査と研究集会を繰り返し、3年目には国際会議を開催した。最終報告書の構成は、植民地下の社会変容(第7・11章)、近代化政策(第2・3・8・9・12章)、それ...
❏沿岸開発による環境変化機構の調査(08041120)
【研究テーマ】水工水理学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】柴山 知也 横浜国立大学, 留学生センター, 教授 (40143391)
【キーワード】東南アジア / 海岸環境 / 沿岸開発 / 海岸問題 / 途上国 (他8件)
【概要】本研究では東南アジアを中心とする発展途上国において、急速な産業化の過程の中で沿岸地域がどのような変遷を経て、環境問題、侵食問題にさらされているかを明らかにすることを目的に、現地調査を行っている。平成8年度にはDr.Nguyen The Duy(ベトナム)とDr.Winyu Rattanapitikon(タイ)を招聘し、具体的な調査方法について検討した。また、ベトナム海岸およびミャンマー海岸の調査を...
【複合領域】一般理論:文化変容東南アジアを含む研究件
❏東西交流史の新たな視角:メキシコ史研究から見る東・東南アジアの文化変容(25570006)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮原 曉 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 教授 (70294171)
【キーワード】フィリピン諸島 / メキシコ / サツマイモ / パイナップル / チョコレート (他19件)
【概要】本研究では、16~18 世紀、メキシコからフィリピン諸島を経由してモノ、技術、情報が中国大陸(あるいは東アジア)にもたらされたプロセスの解明を試みた。 メキシコとフィリピンの間の海上貿易は、サツマイモ、タバコ、トウモロコシ、パイナップルなどの新大陸起源の農作物がフィリピン諸島、さらに中国大陸にもたらされたが、その受容と利用のされ方には、フィリピン諸島および中国大陸でのモノ、技術、情報の「翻訳」「編...
❏インターフェイスとしての女性と中国系移民のディアスポリック空間(25300047)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮原 曉 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 教授 (70294171)
【キーワード】中国系移民 / 女性 / ディアスポラ / 東南アジア / 通婚 (他14件)
【概要】本研究では,東南アジアの女性の経験世界--中国系の女性と中国系の男性と通婚する女性が,いかに異なる仕方で移民社会の再生産に関与するか--を現地調査にもとづいて明らかにすることで,東南アジアの華僑華人史の書き換えを試みるとともに,人口と空間をめぐる政治力学という観点から既存の華僑華人研究,および移民研究の枠組みを再考した。また女性たちの移動,定住,通婚,再生産の経験の蓄積のなかに「人の移動」をとらえ...
【複合領域】一般理論:カバナンス東南アジアを含む研究件
❏「債務の呪い」枠組みに基づいた一帯一路戦略の東南アジア諸国への影響分析(20KK0034)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2024-03-31
【研究代表者】森 晶寿 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (30293814)
【キーワード】一帯一路戦略 / 債務の呪い / 東南アジア / 付加価値所得 / ガバナンス
【概要】本研究を構成する4項目(項目A:分析枠組み構築,項目B:貿易・経済構造分析,項目C:債務・財政の持続性とガバナンス分析,項目D:対応策分析)のうち,項目Aに関しては,外国研究協力者からの包括的な反論を受けたことから,それを昇華させた枠組みを再度構築することとなった. 項目Bの内,デジタルインフラ整備・法整備に関しては,一帯一路沿線国等のデジタル分野における政府規制に中国の関与が与えた影響「中国効果...
❏グッド・ガバナンス論再考のためのインドネシア地域研究:ビッグデータ分析の試み(19KK0032)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】岡本 正明 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (90372549)
【キーワード】地域研究 / インドネシア / グッド・ガバナンス / ビッグ・データ / ツイート (他12件)
【概要】本共同研究では、日本とインドネシアの地域研究者がビッグデータなどを用いながら共同研究を行い、ドナーが途上国に一律に適用しがちなグッド・ガバナンスの概念をインドネシアの自治体の事例から再検討した上で、それぞれの地域社会に依拠・適合した地方ガバナンスのモデル構築を目指している。2019年度から2020年度にかけては、インドネシアのデータ・マイニング会社、Kata Data社にとともに、2013年から2...
❏東南アジア地域・境界地域の平和構築と紛争予防ガバナンスの確立(15KT0049)
【研究テーマ】紛争研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】紛争予防 / 平和構築 / 東南アジア / 東南アジアの境界地域 / 市民社会 (他19件)
【概要】特に2年目、3年目の国際ワークショップの開催が大きな成果であった。2年目は、Asian Network for Free Elections: ANFRELの代表S, Ichal氏ら同ネットワークから3名を招聘し、東南アジアの民主化、自由で公正な選挙実施のためのガバナンスつくり、市民社会・NGOの民主化に対する役割を主題とした内容で開催した。3年目の国際ワークショップは、シンガポールの南洋工科大学...
【複合領域】一般理論:民主化東南アジアを含む研究件
❏アジアンバロメータ調査第5波の実施と比較政治実験の統合による政治文化研究の革新(18H03664)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】池田 謙一 同志社大学, 社会学部, 教授 (30151286)
【キーワード】政治文化 / 民主化 / 民主主義 / アジア / 国際比較調査 (他16件)
【概要】日本やアジアの市民がいかなる価値や文化や制度的コンテクストの下でそれらと一貫する思考や行動を営んでいるかを解くという目的を追求するために、本研究は国際比較を目的としたアジアンバロメーター調査第5波の日本調査を実施し、21世紀に入ってから20年の時系列的国際比較データを取得し、アジアの政治文化と民主主義のあり方、日本のアジアにおける長期的な位置づけを検討している。研究の成果は、日本人の政治関与の衰退...
❏東南アジアにおける応答性の政治ーアカウンタビリティ改革の導入とポピュリズムの台頭(17H04510)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】見市 建 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (10457749)
【キーワード】東南アジア / アカウンタビリティ / 民主化 / ポピュリズム / 権威主義
【概要】東南アジア各国のアカウンタビリティ改革とポピュリスト政治家台頭がもたらす民主主義へのインパクトについて、それぞれの研究分担者が分析を試み、国内外のジャーナルに研究成果を発表した。その上で、とりわけソーシャルメディアがもたらす民主主義への影響という側面から、『ソーシャルメディア時代の東南アジア政治』(明石書店、2020年3月刊)を取りまとめた。同書では、主として権力エリートや多様な社会勢力がソーシャ...
❏東南アジア地域・境界地域の平和構築と紛争予防ガバナンスの確立(15KT0049)
【研究テーマ】紛争研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】紛争予防 / 平和構築 / 東南アジア / 東南アジアの境界地域 / 市民社会 (他19件)
【概要】特に2年目、3年目の国際ワークショップの開催が大きな成果であった。2年目は、Asian Network for Free Elections: ANFRELの代表S, Ichal氏ら同ネットワークから3名を招聘し、東南アジアの民主化、自由で公正な選挙実施のためのガバナンスつくり、市民社会・NGOの民主化に対する役割を主題とした内容で開催した。3年目の国際ワークショップは、シンガポールの南洋工科大学...
【複合領域】一般理論:人口移動東南アジアを含む研究件
❏インターフェイスとしての女性と中国系移民のディアスポリック空間(25300047)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮原 曉 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 教授 (70294171)
【キーワード】中国系移民 / 女性 / ディアスポラ / 東南アジア / 通婚 (他14件)
【概要】本研究では,東南アジアの女性の経験世界--中国系の女性と中国系の男性と通婚する女性が,いかに異なる仕方で移民社会の再生産に関与するか--を現地調査にもとづいて明らかにすることで,東南アジアの華僑華人史の書き換えを試みるとともに,人口と空間をめぐる政治力学という観点から既存の華僑華人研究,および移民研究の枠組みを再考した。また女性たちの移動,定住,通婚,再生産の経験の蓄積のなかに「人の移動」をとらえ...
❏トランスナショナル・コミュニティの地域間比較-境域アジアの移住と生活の動態研究(21401039)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】松本 誠一 東洋大学, 社会学部, 教授 (30181770)
【キーワード】トランスナショナル・コミュニティ / 東アジア / 東南アジア / 地域間比較 / 境域 (他8件)
【概要】本研究では、東アジアと東南アジアそれぞれの境域における在地トランスナショナル・アクターの移動と生活実践に関するデータを収集し、同時に彼らの移動をめぐる社会ネットワークの形成・再編の様式をミクロ・メゾ・マクロなレベルで比較検討することを試みた。その具体的事例に基づく考察では、移動生活を実践するための生態環境や、国家体制、国境の歴史の深浅が両境域間で明白に異なり、その差異がトランスナショナルな生活実践...
【複合領域】一般理論:東ティモール東南アジアを含む研究件
❏平和構築と適正規模の開発に関する考察(23530198)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】平和構築 / 紛争後国家 / 適正規模の開発 / 国家建設 / 市民社会 (他27件)
【概要】広義の平和構築を考えると、長期的視野を持った社会経済的開発が求められ、特に社会開発・人間開発の視角から平和構築に必要な適正規模の「開発」とは何かが問われている。本研究では、紛争経験国のラオスと新生国家で開発段階に至った東ティモールとの比較研究を行った。その結果、政治体制及び独立に至る歴史的背景、つまりラオスはインドシナ旧仏領諸国との連携、また東ティモールは国連やドナー諸国の援助という外部アクターと...
❏アジア型の紛争予防と平和構築の関する分析と考察-東南アジア地域の紛争を事例として(19530126)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】平和構築 / 紛争予防 / 東南アジア / ASEAN / NGO (他20件)
【概要】ASEANはその設立時から内政不干渉を重要な柱として、国境を越えた紛争には互いに関与しない姿勢を取る一方で、国家の強靭性を掲げてそれぞれが国民国家を形成してきた。しかし、エスニシティに関わる紛争は依然として続いている。紛争予防・平和構築の観点からみると、内政不干渉を大前提にはしているものの、他方では紛争当事者間の仲裁や停戦監視に大きな役割を果たしていることを指摘できよう。また、国際NGOと地元NG...
【環境学】環境解析学:水系感染症東南アジアを含む研究件
❏気候変動下での暑熱障害と感染症による健康リスクの予測と統合的評価(19H01144)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】福士 謙介 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 教授 (30282114)
【キーワード】気候変動 / 暑熱 / 水系感染症 / 蚊媒介感染症 / 東南アジア (他9件)
【概要】気候変動の影響を強く受ける東南アジア都市において、昼間の熱中症を中心とする暑熱に関連する健康障害、下痢症・皮膚病等の水系感染症、デング熱等の蚊媒介感染症の健康リスクを予測するモデルを構築した。その結果、暑熱環境リスクは屋外労働者(建設業)が高いが、収入が高く栄養状態の良いベトナムではそのリスクが比較的小さかった。水系感染症は、ベトナムでは洪水により都市下流に位置する集落や農地に大腸菌が拡散してリス...
❏東南アジアにおける環境と健康のデータベース構築(17H01624)
【研究テーマ】環境影響評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】福士 謙介 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 教授 (30282114)
【キーワード】気候変動適応 / 東南アジア / 環境と健康 / データベース構築 / 現地観測技術 (他8件)
【概要】東南アジアでは、暑熱環境による熱中症や睡眠障害、洪水や渇水に伴う水系感染症、そして蚊個体数・生息分布の増加に伴うベクター感染症が、気候変動下で深刻化している。本研究は、環境情報、文化的な情報、エネルギー使用状況等の情報および、人間行動や建築情報を含めたデータの収集を行った。都市の下水からの病原微生物による近郊農地が汚染されていること、および洪水時にウイルスによる胃腸炎が流行していることが示唆された...
【環境学】環境創成学:国際関係東南アジアを含む研究件
❏20世紀アジアの国際関係とインドネシア華人の移動(24310183)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】北村 由美 京都大学, その他部局等, 准教授 (70335214)
【キーワード】インドネシア / 華僑・華人 / 国際移動 / 脱植民地化 / 権威主義体制 (他12件)
【概要】本研究は、インドネシア華人とその再移住の調査を通じて、脱植民地化、国民国家形成、冷戦といった20 世紀のアジアの国際関係をとらえなおすことを目的とし、オランダ、中国、香港、台湾、マレーシア、日本などインドネシア華人の移動先において調査を行った。本研究によって、第二次世界大戦後から21世紀初頭にいたるインドネシア華人の国際移動をめぐる複雑な実態が明らかになるとともに、インドネシアが民主化とグローバル...
❏中国の台頭と東南アジア政治社会的変容-国際関係、トランスナショナル、社会-(21401011)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】ハウ カロラインエスワイ (HAU Caroline Sy / HAU CarolineSy / HAU CalolineSy) 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (70314268)
【キーワード】中国の台頭 / 東南アジア / 国際関係 / トランスナショナル / 華人社会 (他8件)
【概要】中国の経済的台頭によって世界的にも地域的にも富と力の分布が大きく、かつ急速に変化しつつある。では、その効果をいかに理解すればよいのか。本研究はこれをinternational, national, transnationalの三つの観点から、特に東アジア地域秩序、東南アジア諸国の行動、中国の経済協力による東南アジアの政治経済の変容に焦点を合わせて分析したものである。 ...
❏東南アジア諸国における高等教育改革の国際的相互作用に関する比較研究(14651057)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】黒田 一雄 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 助教授 (70294600)
【キーワード】東南アジア / 高等教育 / 国際協力 / 国際研究者交流 / 高等教育改革 (他7件)
【概要】本年度は研究プロジェクトの最終年度目にあたり、以下のことを行なった。 1.ユネスコアジア太平洋教育事務局のモリー・リー教授との共同研究打ち合わせ アジアにおける高等教育研究の第一人者であるモリー・リー教授と本研究プロジェクト終了後の方向性について協議を行った。 2.タイにおける現地調査 昨年度に引き続き、タイ・バンコクにおいて現地調査を行い、ユネスコアジア太平洋教育事務局で資料収集・聞き取り調査を...
【環境学】環境創成学:ASEAN東南アジアを含む研究件
❏岐路に立つASEANの選択 -「一帯一路」と「インド太平洋」の狭間で(20H01469)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金子 芳樹 獨協大学, 外国語学部, 教授 (40233895)
【キーワード】ASEAN / 東南アジア / 一帯一路 / インド太平洋 / 中国の台頭 (他7件)
【概要】本研究の目的は、大国主導の「一帯一路」、「インド太平洋」両構想へのASEANの対応を軸に、(1)ASEANを取り巻く地域・国際情勢の新展開、(2)ASEANの組織的求心力と遠心力、(3)域内各国の政治・経済・社会変動と対外関係という「国際/地域/国内」の3次元から捉え、岐路に立つASEANの選択と今後の展開を読み解く分析視点を示すとともに、日本の対ASEAN外交の将来に向けた視座を提供することであ...
❏「ASEAN共同体」の拡大と深化-地域機構の展開とEU危機への新たな視座(17H02493)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】金子 芳樹 獨協大学, 外国語学部, 教授 (40233895)
【キーワード】ASEAN / 東南アジア / ASEAN共同体 / 地域統合 / 地域秩序 (他16件)
【概要】本研究では、ASEANがこれまでに積み上げてきた統合と地域秩序形成の実績を再検討し、さらにASEANとその加盟国が2010年代に急速に進んだ中国の台頭や米中対立といった地政学的な変化にいかに対応してきたかを、地域機構として同様に変化への対応を迫られているEUとの比較も含めて、多面的に検証した。特に、(1)国際情勢の変化とASEANの対応、(2)地域横断的イシューの展開、(3)域内各国の政治・経済・...
❏平和構築と適正規模の開発に関する考察(23530198)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】平和構築 / 紛争後国家 / 適正規模の開発 / 国家建設 / 市民社会 (他27件)
【概要】広義の平和構築を考えると、長期的視野を持った社会経済的開発が求められ、特に社会開発・人間開発の視角から平和構築に必要な適正規模の「開発」とは何かが問われている。本研究では、紛争経験国のラオスと新生国家で開発段階に至った東ティモールとの比較研究を行った。その結果、政治体制及び独立に至る歴史的背景、つまりラオスはインドシナ旧仏領諸国との連携、また東ティモールは国連やドナー諸国の援助という外部アクターと...
【環境学】環境創成学:メコン川東南アジアを含む研究件
❏メコン川中流域を中心とした諸言語の言語実態と変容プロセスの研究(17H02335)
【研究テーマ】言語学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】林 範彦 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (40453146)
【キーワード】メコン / 東南アジア / 言語接触 / 言語変化 / フィールド言語学 (他21件)
【概要】代表者・林は2019年の9月および12月の2回、タイ東北部のナコンパノム県に分布するセーク語の現地調査を行い、補充文例の収集を行った。このほか研究分担者の加藤・田口が現地調査を行い、ミャンマー・中国などでの補充文例・語彙の収集に当たった。 また2019年5月には研究分担者の加藤の所属する慶應義塾大学言語文化研究所にて、本研究プロジェクトの研究集会を行った。研究協力者のJames Chamberla...
❏サンゴ骨格年輪からのメコン川の汚染史の解読法の確立(16651005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】北川 浩之 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (00234245)
【キーワード】メコン川 / サンゴ / PIXE / 水質汚染史 / 年輪 (他9件)
【概要】本研究では人間活動による水質汚染の長期記録が残されていない、あるいは十分な水質観測が現在も行われていない東南アジア地域の水質汚染の実態把握に有効な方法の提案を目的とし、そのケーススタディとして過去50年間のメコン川水質汚染史の解読を季節分解能で復元することを目標とする。今年度は、メコン川の水質汚染史が記録されている可能性がある、メコン川河口から約90kmの距離にあるコンダオ島(ベトナムの南部)で採...
【環境学】環境保全学:カドミウム東南アジアを含む研究件
❏小児における無機ひ素毒性のセレンによる修飾:テロメア長を用いた検討(16H05254)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡辺 知保 国立研究開発法人国立環境研究所, その他部局等, 理事長 (70220902)
【キーワード】ひ素 / カドミウム / セレニウム / テロメア / テロメア長 (他19件)
【概要】東南アジア・東アジア地域では,地下水のひ素による汚染が報告されており,地域によっては深刻な健康被害が生じている.本研究では,周産期のひ素への曝露がテロメア長に与える影響について検討した.ミャンマでひ素汚染が報告された地域に居住する母子400組の参加を得て,母親の尿中ひ素,カドミウム,鉛のレベルを測定するとともに,臍帯血からDNAを抽出し,テロメアの相対的な長さ(TL)を測定した結果,ひ素とカドミウ...
❏熱帯アジア水域および魚貝類の自動車由来物質による汚染実態の把握(15405044)
【研究テーマ】環境農学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】高田 秀重 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 助教授 (70187970)
【キーワード】多環芳香族炭化水素 / 石油汚染 / Bioaccessibility / 模擬消化管液 / 熱帯アジア (他21件)
【概要】自動車が一つの起源と考えられる発ガン物質:多環芳香族炭化水素類(PAHs)に焦点を当てた。熱帯アジア(タイ、カンボジア、ラオス、マレーシア、フィリピン、ベトナム、インドネシア)の都市ではPAHsの起源推定指標MP/P比が2以上を示し、石油起源PAHsの流入源が広く存在することが明らかになった。これは先進工業化国では燃焼起源PAHsが主な起源であることと対照的かつ新しい知見である。さらに模擬消化管液...
【環境学】環境保全学:アジア東南アジアを含む研究件
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
❏アジアンバロメータ調査第5波の実施と比較政治実験の統合による政治文化研究の革新(18H03664)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】池田 謙一 同志社大学, 社会学部, 教授 (30151286)
【キーワード】政治文化 / 民主化 / 民主主義 / アジア / 国際比較調査 (他16件)
【概要】日本やアジアの市民がいかなる価値や文化や制度的コンテクストの下でそれらと一貫する思考や行動を営んでいるかを解くという目的を追求するために、本研究は国際比較を目的としたアジアンバロメーター調査第5波の日本調査を実施し、21世紀に入ってから20年の時系列的国際比較データを取得し、アジアの政治文化と民主主義のあり方、日本のアジアにおける長期的な位置づけを検討している。研究の成果は、日本人の政治関与の衰退...
❏小児における無機ひ素毒性のセレンによる修飾:テロメア長を用いた検討(16H05254)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡辺 知保 国立研究開発法人国立環境研究所, その他部局等, 理事長 (70220902)
【キーワード】ひ素 / カドミウム / セレニウム / テロメア / テロメア長 (他19件)
【概要】東南アジア・東アジア地域では,地下水のひ素による汚染が報告されており,地域によっては深刻な健康被害が生じている.本研究では,周産期のひ素への曝露がテロメア長に与える影響について検討した.ミャンマでひ素汚染が報告された地域に居住する母子400組の参加を得て,母親の尿中ひ素,カドミウム,鉛のレベルを測定するとともに,臍帯血からDNAを抽出し,テロメアの相対的な長さ(TL)を測定した結果,ひ素とカドミウ...
【数物系科学】地球惑星科学:バングラディシュ東南アジアを含む研究件
❏戦略形成プロセスからみる新興国のイノベーション:日本企業の創発的グローバル戦略(16K03884)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三嶋 恒平 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (90512765)
【キーワード】新興国 / イノベーション / オートバイ産業 / 国際経営 / 戦略形成プロセス (他19件)
【概要】本研究成果は第1に、新興国におけるイノベーションを戦略形成プロセスから解明しようとしたことだ。第2に、日本企業のグローバル創発戦略から、戦略形成プロセスの内実としての経営資源の配分を解明し、内部組織のありようを示そうとしたことだ。第3に、二輪車産業を事例としながら日本企業の能力構築と新興国の市場・拠点でのイノベーションの発現について明らかにしようとしたことだ。 これら成果を踏まえ、学会等で報告を1...
❏テナガザル類の多様性と系統生物地理学(20405016)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】平井 啓久 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (10128308)
【キーワード】東南アジア / テナガザル / 染色体 / ゲノム / ヘテロクロマチン (他30件)
【概要】調査地はインドネシア、タイ、マレーシア、バングラデシュの4カ国を対象におこなった。解析した種は8種である。西シロマユテナガザルの染色体ならびにDNAの解析を世界で初めておこない、第8染色体に逆位を発見した。テナガザル全4属のミトコンドリアゲノムの全塩基配列を用いて系統関係を解析し、新たな分岐系統樹をしめした。転移性DNA解析がヘテロクロマチンの研究に新たな洞察を与えた。音声や形態を新規の方法で解析...
❏風土と物産から見た環ベンガル湾世界の社会経済史的研究(09430013)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 2000
【研究代表者】高橋 昭雄 (1999-2000) 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (90282706)
【キーワード】ベンガル湾 / 南アジア / 東南アジア / 貿易 / 物産交流 (他15件)
【概要】平成13年度は、平成9〜12年度の研究期間の成果のとりまとめる作業にあてられた。昨年度までの研究実績報告書に記載したように、すでにいくつもの研究発表が平成12年度までにメンバーたちによって行われているが、今年度は、作業未了であった旧オランダ領東インド(現インドネシア)と旧イギリス領インドの貿易統計の整理作業とそのとりまとめ、およびミャンマー(ビルマ)の砂糖産業についての分析結果のまとめに重点を置い...
【数物系科学】地球惑星科学:巻貝東南アジアを含む研究件
❏巻貝左右性の動的平衡と適応進化(20405007)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】浅見 崇比呂 信州大学, 理学部, 教授 (10222598)
【キーワード】左右性 / 交尾行動 / 頻度依存淘汰 / 東南アジア / 巻貝 (他6件)
【概要】発生の実像型と鏡像型が共存する頻度とその変動パターンの長期動態観測を遂行した。交尾して繁殖する巻貝に知られる通り、右巻と左巻の物理的な交尾困難がもたらす正の頻度依存淘汰が機能するかぎり、左右二型は安定して共存できない。本研究により、左右二型の共存を可能にする主因と考えられる右巻×左巻の交尾がどのように達成されるかを知るために、全暗条件下での赤外線微速度撮影により異型交尾と同型交尾の交尾行動の記録・...
❏巻貝における左右二型の共存機構と系統進化(16405008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】浅見 崇比呂 信州大学, 理学部, 准教授 (10222598)
【キーワード】左右 / 鏡像進化 / 頻度依存淘汰 / 系統進化 / 交尾行動 (他13件)
【概要】本研究の目的は、左巻と右巻の動的平衡を可能にする形質の機能と系統進化に焦点を絞り、右二型の共存機構と進化のプロセスを追究するための基礎試料を得ることにある。そのために、巻型頻度の動態調査を継続し、交尾頻度を実測することが課題である。分子系統解析により交尾器形態の進化プロセスを検証した。巻貝全体で左巻系統は、独立にくり返し進化した。ところが、9割強の属は右巻に固定している。この右への偏りは、A)鏡像...
【数物系科学】地球惑星科学:国際研究者交流東南アジアを含む研究件
❏アジア沿岸域に汎存する赤潮原因小型渦鞭毛藻の系統分類(15H04533)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 小型渦鞭毛藻 / 東南アジア (他14件)
【概要】アジア沿岸域では赤潮原因小型渦鞭毛藻の出現情報が限られるため種同定に始まる被害対策が遅れている。本研究では特に情報が少ないスエシア科,ボルギエラ科,カレニア科などに含まれる小型渦鞭毛藻を採集し,未記載種を記載することで同定に資する形態形質に関する情報を蓄積した。スエシア科に所属する2新属2新種,ボルギエラ科に所属する1新属1新種を記載した。カレニア科からは眼点をもつ新規小型種の培養株を確立して系統...
❏東南アジア沿岸域における有害赤潮原因藻類の分布特性(25304029)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 東南アジア / 国際研究者交流 (他13件)
【概要】東南アジア沿岸域における新規有害藻類の分布を現地研究者と連携して調査し,出現種の微細構造観察と分子系統解析を行った。Cochlodinium polykrikoidesの新たな出現をインドネシアのランプン湾で確認し,種内系統群を特定した。Amphidiniumは小型種が東南アジア沿岸域に広く分布することを確認した。2014年にジョホール海峡に出現した有害種Karlodinium australeを...
❏東南アジアの持続的森林施業を実現する菌根菌の探索(25257411)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】熱帯林 / 菌根菌 / 東南アジア / 国際研究者交流 / インドネシア (他7件)
【概要】樹木は成長に必要な土壌養分の多くを根に共生する菌根菌に依存している。このため、持続的な森林施行を実現するためには菌根菌に関する知見も不可欠である。本研究では、東南アジアの主要な林業樹木であるフタバガキ科樹木とメルクシマツの生育する森林において菌根菌の学術調査を行った。両方の林分とも、成木に共生している菌種と土壌中で休眠状態にある菌根菌の胞子の組成は大きく異なっていた。また、フタバガキ林とスマトラマ...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動東南アジアを含む研究件
❏植民地期東南アジアにおける気候変動と社会変容―人文歴史気象学の創成(19H01322)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50634375)
【キーワード】東南アジア / 植民地 / 気候 / 農業 / 治水 (他18件)
【概要】2020年度は海外調査に出ることができずデータの収集に大きな困難があったが、分担者は過去に集めたデータを分析するなどしてそれぞれ研究を進展させた。財城はジャワの日降水量データを分析して、1901-1916年における降雨パターンの季節的特徴を解析した。特に少雨年であった1905年において、既存の全球グリッドデータを使用して事例解析を行うとともに、同データの信頼性を検討した。赤坂は、マニラの気象観測資...
❏気候変動下での暑熱障害と感染症による健康リスクの予測と統合的評価(19H01144)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】福士 謙介 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 教授 (30282114)
【キーワード】気候変動 / 暑熱 / 水系感染症 / 蚊媒介感染症 / 東南アジア (他9件)
【概要】気候変動の影響を強く受ける東南アジア都市において、昼間の熱中症を中心とする暑熱に関連する健康障害、下痢症・皮膚病等の水系感染症、デング熱等の蚊媒介感染症の健康リスクを予測するモデルを構築した。その結果、暑熱環境リスクは屋外労働者(建設業)が高いが、収入が高く栄養状態の良いベトナムではそのリスクが比較的小さかった。水系感染症は、ベトナムでは洪水により都市下流に位置する集落や農地に大腸菌が拡散してリス...
❏東南アジア・マングローブ域の環境劣化機構と持続可能な利用条件に関する調査(25303016)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 淳 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (50292884)
【キーワード】マングローブ / 海岸侵食 / 地盤沈下 / 気候変動 / 持続可能性 (他24件)
【概要】タイ,インドネシア,ベトナムのマングローブ沼地を主対象とし,空中写真解析,測量,空撮,波浪・水質観測,アンケート・インタビュー調査を行い,マングローブ沼地の持続的な利用条件について検討した.長期的な空中写真解析からマングローブ沼地の消失要因と保全に有効な条件を考察した.また,竹柵と石積堤を用いたマングローブ再生事業の評価から,十分な消波による土砂堆積促進と苗木定着までの丁寧な人的介入の有効性が示さ...
【数物系科学】地球惑星科学:降水量東南アジアを含む研究件
❏植民地期東南アジアにおける気候変動と社会変容―人文歴史気象学の創成(19H01322)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50634375)
【キーワード】東南アジア / 植民地 / 気候 / 農業 / 治水 (他18件)
【概要】2020年度は海外調査に出ることができずデータの収集に大きな困難があったが、分担者は過去に集めたデータを分析するなどしてそれぞれ研究を進展させた。財城はジャワの日降水量データを分析して、1901-1916年における降雨パターンの季節的特徴を解析した。特に少雨年であった1905年において、既存の全球グリッドデータを使用して事例解析を行うとともに、同データの信頼性を検討した。赤坂は、マニラの気象観測資...
❏東南アジアにおける夏のモンスーンの長期変動と環境変化(10680098)
【研究テーマ】自然地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】松本 淳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (80165894)
【キーワード】モンスーン / 気候変動 / 環境変化 / 降水量 / 洪水 (他12件)
【概要】本研究では、東アジアを含む東南アジアモンスーン地域において、過去数十年での気候変動の実態を解明し、近年の環境変化との関係を解明することを目的として研究を行なった。その結果、下記の諸点が明らかになった。 ・ 中国華南地域で夏の雨季開始期における降水量の長期変動を解析し、降水量の多寡が南シナ海でのモンスーン開始の遅速と関係していること、また2〜4月の南シナ海での海面水温と強い相関関係にあることがわかっ...
【数物系科学】天文学:国際情報交換東南アジアを含む研究件
❏文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究(23242036)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 登亀男 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50094066)
【キーワード】「仏教」文明 / 世間(世俗)秩序 / 造形 / 文字言語 / 複合宗教 (他32件)
【概要】インド亜大陸発祥の「仏教」がアジア世界に広く流伝したことと、そのアジア世界で多様な国家や社会や文化が形成されていくこととが、どのような関係にあったのかを調査研究した。とくに、国家の構築と社会の秩序化、造形表現や文字言語表現の展開、諸宗教や儀礼・習俗との複合、という三つの観点からアプローチした。そして、これらの観点が文明としての「仏教」の三要件に合致するものと考えた。同時に、このような「仏教」文明の...
❏アイデンティティの可視性とその自己決定可能性をめぐる文化分析と理論構築(16710183)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】清水 晶子 中央大学, 経済学部, 講師 (40361589)
【キーワード】アイデンティティ / セクシュアリティ / フェミニズム / クィア / 可視性 (他12件)
【概要】1.2006年7月のイスタンブールにおける_Crossroads2006_(カルチュラル・スタディーズ国際学会)における学会発表。 <発表内容>香港および台湾の研究者と共同で"Unthinking the Global/Local in Queer Asia"のタイトルでパネルを組んで発表を行う。パネルはアジア各地のローカルな文脈におけるクィア言説と英米に端を発しグロー...
【生物学】基礎生物学:頻度依存淘汰東南アジアを含む研究件
❏巻貝左右性の動的平衡と適応進化(20405007)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】浅見 崇比呂 信州大学, 理学部, 教授 (10222598)
【キーワード】左右性 / 交尾行動 / 頻度依存淘汰 / 東南アジア / 巻貝 (他6件)
【概要】発生の実像型と鏡像型が共存する頻度とその変動パターンの長期動態観測を遂行した。交尾して繁殖する巻貝に知られる通り、右巻と左巻の物理的な交尾困難がもたらす正の頻度依存淘汰が機能するかぎり、左右二型は安定して共存できない。本研究により、左右二型の共存を可能にする主因と考えられる右巻×左巻の交尾がどのように達成されるかを知るために、全暗条件下での赤外線微速度撮影により異型交尾と同型交尾の交尾行動の記録・...
❏巻貝における左右二型の共存機構と系統進化(16405008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】浅見 崇比呂 信州大学, 理学部, 准教授 (10222598)
【キーワード】左右 / 鏡像進化 / 頻度依存淘汰 / 系統進化 / 交尾行動 (他13件)
【概要】本研究の目的は、左巻と右巻の動的平衡を可能にする形質の機能と系統進化に焦点を絞り、右二型の共存機構と進化のプロセスを追究するための基礎試料を得ることにある。そのために、巻型頻度の動態調査を継続し、交尾頻度を実測することが課題である。分子系統解析により交尾器形態の進化プロセスを検証した。巻貝全体で左巻系統は、独立にくり返し進化した。ところが、9割強の属は右巻に固定している。この右への偏りは、A)鏡像...
【生物学】基礎生物学:系統分類東南アジアを含む研究件
❏東南アジアに混在する有害赤潮原因シャットネラ新規系統群の識別と分布特性(19H03027)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50423645)
【キーワード】有害藻類 / 赤潮 / ラフィド藻 / シャットネラ / 系統分類 (他9件)
【概要】東南アジア沿岸域に分布する有害ラフィド藻Chattonellaの出現情報をまとめ,系統群レベルでの分布を明らかにした。東南アジアでは1989年までは3件の出現に限られたが,2019年までには8件の漁業被害を含む30件以上の出現が認められた。系統解析からは,東アジアにはC. marina系統群のみが分布し,東南アジアには4系統群(C. marina系統群,C. subsalsa系統群,2新規系統群)...
❏東南アジア沿岸域に潜在する小型有害渦鞭毛藻の個体群分布(19KK0160)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 貝毒 / 渦鞭毛藻 / 系統分類 / 微細構造 (他10件)
【概要】アジア沿岸域に出現する小型有害渦鞭毛藻カレニア科とアンフィドマ科を主対象に,出現種の形態形質と系統的位置を明らかにし,種や個体群レベルでの分布把握を目的として調査を継続している。今年度も感染症の状況により東南アジア沿岸域における現地合同調査は実施できていないが,試料採集は現地研究者に依頼して進めている。日本沿岸では北海道東部太平洋岸に大規模な赤潮が発生したため,この原因種Karenia selli...
❏アジア沿岸域に汎存する赤潮原因小型渦鞭毛藻の系統分類(15H04533)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 小型渦鞭毛藻 / 東南アジア (他14件)
【概要】アジア沿岸域では赤潮原因小型渦鞭毛藻の出現情報が限られるため種同定に始まる被害対策が遅れている。本研究では特に情報が少ないスエシア科,ボルギエラ科,カレニア科などに含まれる小型渦鞭毛藻を採集し,未記載種を記載することで同定に資する形態形質に関する情報を蓄積した。スエシア科に所属する2新属2新種,ボルギエラ科に所属する1新属1新種を記載した。カレニア科からは眼点をもつ新規小型種の培養株を確立して系統...
【生物学】基礎生物学:スリランカ東南アジアを含む研究件
❏<宗教=社会複合マッピング>からよむ大陸部東南アジア仏教徒社会の動態と変容(26243003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林 行夫 龍谷大学, 文学部, 教授 (60208634)
【キーワード】上座仏教 / 東南アジア大陸部 / スリランカ / 宗教実践 / 出家行動 (他11件)
【概要】東南アジア大陸部を主とする上座仏教徒社会での宗教実践を、寺院施設と出家行動に焦点をあてて空間移動、時系列の変化にかんするデータを収集分析し、地域間比較研究を実施した。6か国の14調査区画から寺院施設3,430、出家者の個人履歴15,241件のデータを集積し、個人の出生から出家の時空間情報を映す「得度チャート」「移動ルート」などを開発しGISを用いて情報学的なマッピングの手法によって分析し可視化を試...
❏文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究(23242036)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 登亀男 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50094066)
【キーワード】「仏教」文明 / 世間(世俗)秩序 / 造形 / 文字言語 / 複合宗教 (他32件)
【概要】インド亜大陸発祥の「仏教」がアジア世界に広く流伝したことと、そのアジア世界で多様な国家や社会や文化が形成されていくこととが、どのような関係にあったのかを調査研究した。とくに、国家の構築と社会の秩序化、造形表現や文字言語表現の展開、諸宗教や儀礼・習俗との複合、という三つの観点からアプローチした。そして、これらの観点が文明としての「仏教」の三要件に合致するものと考えた。同時に、このような「仏教」文明の...
❏風土と物産から見た環ベンガル湾世界の社会経済史的研究(09430013)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 2000
【研究代表者】高橋 昭雄 (1999-2000) 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (90282706)
【キーワード】ベンガル湾 / 南アジア / 東南アジア / 貿易 / 物産交流 (他15件)
【概要】平成13年度は、平成9〜12年度の研究期間の成果のとりまとめる作業にあてられた。昨年度までの研究実績報告書に記載したように、すでにいくつもの研究発表が平成12年度までにメンバーたちによって行われているが、今年度は、作業未了であった旧オランダ領東インド(現インドネシア)と旧イギリス領インドの貿易統計の整理作業とそのとりまとめ、およびミャンマー(ビルマ)の砂糖産業についての分析結果のまとめに重点を置い...
【生物学】基礎生物学:交尾行動東南アジアを含む研究件
❏巻貝左右性の動的平衡と適応進化(20405007)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】浅見 崇比呂 信州大学, 理学部, 教授 (10222598)
【キーワード】左右性 / 交尾行動 / 頻度依存淘汰 / 東南アジア / 巻貝 (他6件)
【概要】発生の実像型と鏡像型が共存する頻度とその変動パターンの長期動態観測を遂行した。交尾して繁殖する巻貝に知られる通り、右巻と左巻の物理的な交尾困難がもたらす正の頻度依存淘汰が機能するかぎり、左右二型は安定して共存できない。本研究により、左右二型の共存を可能にする主因と考えられる右巻×左巻の交尾がどのように達成されるかを知るために、全暗条件下での赤外線微速度撮影により異型交尾と同型交尾の交尾行動の記録・...
❏巻貝における左右二型の共存機構と系統進化(16405008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】浅見 崇比呂 信州大学, 理学部, 准教授 (10222598)
【キーワード】左右 / 鏡像進化 / 頻度依存淘汰 / 系統進化 / 交尾行動 (他13件)
【概要】本研究の目的は、左巻と右巻の動的平衡を可能にする形質の機能と系統進化に焦点を絞り、右二型の共存機構と進化のプロセスを追究するための基礎試料を得ることにある。そのために、巻型頻度の動態調査を継続し、交尾頻度を実測することが課題である。分子系統解析により交尾器形態の進化プロセスを検証した。巻貝全体で左巻系統は、独立にくり返し進化した。ところが、9割強の属は右巻に固定している。この右への偏りは、A)鏡像...
【生物学】人類学:形態東南アジアを含む研究件
❏テナガザル類の多様性と系統生物地理学(20405016)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】平井 啓久 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (10128308)
【キーワード】東南アジア / テナガザル / 染色体 / ゲノム / ヘテロクロマチン (他30件)
【概要】調査地はインドネシア、タイ、マレーシア、バングラデシュの4カ国を対象におこなった。解析した種は8種である。西シロマユテナガザルの染色体ならびにDNAの解析を世界で初めておこない、第8染色体に逆位を発見した。テナガザル全4属のミトコンドリアゲノムの全塩基配列を用いて系統関係を解析し、新たな分岐系統樹をしめした。転移性DNA解析がヘテロクロマチンの研究に新たな洞察を与えた。音声や形態を新規の方法で解析...
❏日本列島におけるブタ飼育開始過程およびウマ飼育に関する動物考古学的研究(18300305)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】本郷 一美 総合研究大学院大学, 葉山高等研究センター, 准教授 (20303919)
【キーワード】東アジア / ウマ / イノシシ / 形態 / mtDNA (他10件)
【概要】日本への家畜ブタ導入を判定する基礎資料として、現生および遺跡出土のイノシシ属の計測データを蓄積し、日本列島の南北におけるイノシシのサイズ変異の程度を明らかにした。また、東南アジア、琉球列島産の在来種ブタとイノシシおよび遺跡出土のイノシシ属のmtDNA分析を行った。日本在来馬の体格の変遷を探り、大陸のウマと比較するため、現生および中部~東北地方の古代、中世および近世の遺跡から出土したウマ骨格の計測デ...
【生物学】人類学:霊長類東南アジアを含む研究件
❏アジア地域の霊長類相の成立に関する古生物学的研究(26304019)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高井 正成 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (90252535)
【キーワード】霊長類 / 化石 / 第三紀 / 第四紀 / 東南アジア (他15件)
【概要】ミャンマー中央部の中新世後半~鮮新世のイラワジ層を主対象に、霊長類を含む陸生脊椎動物化石の発掘・地質調査をおこない、同地域における霊長類を含む化石動物相の変遷過程を明らかにした。その結果、後期中新世の中頃にミャンマー中央部において急激な陸棲動物相の変化が生じていることを明らかにし、その原因が世界的な乾燥化とそれにともなう草原化にある可能性が高いことを指摘した。 また中国南部の広西壮族自治区の更新世...
❏霊長類遺体の総体的生物資源情報化のためのアジア協力機構の基盤形成(17637004)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005
【研究代表者】遠藤 秀紀 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (30249908)
【キーワード】霊長類 / 遺体 / 収集 / キュレーティング / 標本 (他8件)
【概要】本研究は、サイエンスの対象として遺体を漏れなく研究し、それを未来に残す活動を続けている姿を早急に具体化しておくことが必要と考え、その国際的なシステム構築の準備段階として企画調査を行うこととした。伝統的には肉眼形態学領域が遺体研究を小規模に展開してきたが、その継承性科学哲学を巨大化・国際化し、さらに、分野を超えた遺体利用研究システムを築くための基礎調査ということになる。ノイエス獲得の合理性・効率性に...
【生物学】人類学:分子系統東南アジアを含む研究件
❏テナガザル類の多様性と系統生物地理学(20405016)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】平井 啓久 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (10128308)
【キーワード】東南アジア / テナガザル / 染色体 / ゲノム / ヘテロクロマチン (他30件)
【概要】調査地はインドネシア、タイ、マレーシア、バングラデシュの4カ国を対象におこなった。解析した種は8種である。西シロマユテナガザルの染色体ならびにDNAの解析を世界で初めておこない、第8染色体に逆位を発見した。テナガザル全4属のミトコンドリアゲノムの全塩基配列を用いて系統関係を解析し、新たな分岐系統樹をしめした。転移性DNA解析がヘテロクロマチンの研究に新たな洞察を与えた。音声や形態を新規の方法で解析...
❏巻貝における左右二型の共存機構と系統進化(16405008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】浅見 崇比呂 信州大学, 理学部, 准教授 (10222598)
【キーワード】左右 / 鏡像進化 / 頻度依存淘汰 / 系統進化 / 交尾行動 (他13件)
【概要】本研究の目的は、左巻と右巻の動的平衡を可能にする形質の機能と系統進化に焦点を絞り、右二型の共存機構と進化のプロセスを追究するための基礎試料を得ることにある。そのために、巻型頻度の動態調査を継続し、交尾頻度を実測することが課題である。分子系統解析により交尾器形態の進化プロセスを検証した。巻貝全体で左巻系統は、独立にくり返し進化した。ところが、9割強の属は右巻に固定している。この右への偏りは、A)鏡像...
【生物学】人類学:人類学東南アジアを含む研究件
❏東南アジア大陸部における家畜化プロセスの総合的解明(15H05129)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】澤田 純明 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 准教授 (10374943)
【キーワード】東南アジア / 初期農耕 / 狩猟採集 / 家畜 / 動物考古学 (他16件)
【概要】ベトナム北部山岳地帯のHang Cho遺跡(13000-12000年前、狩猟採集)、中国最南部のHuiyaotian遺跡(9000-7000年前、狩猟採集)、ベトナム北部沿岸部のMan Bac遺跡(3800-3500年前、初期農耕文化の並行期)、ハロン湾島嶼部のCai Beo遺跡(4000-3500年前、ハロン文化)から出土した動物群の動物考古学的調査を実施した。その結果、1)更新世末期から新石器...
❏東南アジアにおける中国系住民の土着化・クレオール化についての人類学的研究(16251007)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】三尾 裕子 東京外国語大学, 東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20195192)
【キーワード】中国系住民 / エスニシティ / 土着化 / クレオール化 / 華人化 (他15件)
【概要】本研究では、主に東南アジアの現地化の進んだ中国系住民の研究を中心に据えて、これまで等閑視されてきた周縁に位置する中国系住民の事例研究から、従来の「華僑・華人」概念を脱構築することを企図した。特に、彼らの社会・文化そしてエスニック・カテゴリーの変容のプロセスを分析することを通して、中国系住民の文化が、移住先でのホスト社会やその他の移民との相互作用によって形成されることで、もはやその文化起源を分節化し...
【総合理工】エネルギー学:プランテーション東南アジアを含む研究件
❏アブラヤシ農園拡大の環境リスク評価(21H02229)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50304770)
【キーワード】土地利用変化 / 水循環 / 炭素循環 / 東南アジア / プランテーション
【概要】
❏東南アジアのアブラヤシ小農と農園企業:グローバル化に伴う行動様式変化とその影響(26257005)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林田 秀樹 同志社大学, 人文科学研究所, 准教授 (70268118)
【キーワード】アブラヤシ / パーム油 / 東南アジア / 農園企業 / 小農 (他9件)
【概要】本研究は、4年間にわたる標記研究課題関連の共同研究の結果として、数多くの研究成果を生み出してきた。各年度の研究実績報告に記載したものを集計してみると、論文15本、学会発表・招待講演24本、著書7冊(うち単著2冊)となる。このなかで特徴的なものを挙げると、以下の通りとなる。 (1)本研究の課題名を上げる表題とする研究成果報告書を作成した。これには、研究代表者の林田を始め、13名の本研究メンバーと前身...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
【工学】建築学:キリスト教東南アジアを含む研究件
❏東南アジア大陸部宗教研究の新パラダイムの構築(16H01895)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】片岡 樹 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (10513517)
【キーワード】東南アジア / 仏教 / シンクレティズム / 精霊祭祀 / 宗教 (他11件)
【概要】本共同研究からは、成立宗教の教義を偏重した宗教理解や、その反動としての単なるシンクレティズム礼賛を乗り越えるうえで、ひとつのフィールドで複数のゲームが同時に稼働している状況に着目することの重要性が、また、そうした新たな視座のもとで、タイ、ミャンマー、カンボジア上座仏教徒社会における仏教と非仏教的伝統との競合や、中国雲南やベトナム、東南アジア華僑社会における大乗仏教と上座仏教との競合などを動態的に説...
❏ペンテコステ派とパール行商ーサマが経験する21世紀の仕事と祈り(26360001)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 和佳 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90334218)
【キーワード】東南アジア / フィリピン / 生業 / 信仰 / キリスト教 (他13件)
【概要】本研究は、当初フィリピンのダバオ市のサマ(バジャウ)移民を事例に、都市経済への参加浸透とペンテコステ派キリスト教の受容が同時期に進行したことに注目し、人びとが信仰と仕事という2軸のもとにいかに社会生活を再生産しているのか明らかにしようとした。しかし、まさにプロジェクト開始年度4月に調査地が火災で全焼したため、その枠組みを大きく変更し、つぎのことを追究した。1)火災後の復興プロセス(調査地再建、生業...
❏都市に生きるサマの民族誌――生業と信仰をめぐる選択の過程(23510302)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2014
【研究代表者】青山 和佳 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (90334218)
【キーワード】東南アジア / フィリピン / 宗教 / 経済 / キリスト教 (他10件)
【概要】本研究では、平成23年度から4年間に渡り、フィリピンのミンダナオ島ダバオ市の文化的少数者サマ・バジャウ社会を事例に、生業と信仰をめぐる選択の過程について民族誌を作成することを目指した。しかし、実施期間中に災害など予測できなかった出来事が重なり、研究計画を変更せざるを得なかった。ただしこの間、文献調査、過去に収集した資料の整理、火災直後の現地調査の結果などに基づき、論文公刊と口頭報告を行った。また、...
【工学】建築学:美術史東南アジアを含む研究件
❏東方アジアにおけるイスラーム美術の発展・受容・コレクション形成をめぐる基礎的研究(25770046)
【研究テーマ】美術史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鎌田 由美子 慶應義塾大学, 経済学部, 講師 (70609768)
【キーワード】イスラーム美術史 / 東南アジア / 展示 / 美術史 / 美術史学 (他8件)
【概要】東南アジア地域で、イスラーム美術がいかに発展し、どのようなイスラーム美術品がコレクションされ、どのような意図のもとに展示されているのかを、初年度はブルネイにおいて調査し、2年目はジャカルタで調査した。ブルネイでのイスラーム美術展示には、「マレー・イスラーム王制」をかかげるイスラーム国家としてのブルネイを印象付ける目的があるようだった。一方インドネシアでは、展示において「イスラーム美術」というカテゴ...
❏東南アジア史における絶対年代と相対年代の統合に関する研究:7-10世紀を中心に(25284140)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】深見 純生 桃山学院大学, 国際教養学部, 非常勤講師 (40144555)
【キーワード】東洋史 / 考古学 / 美術史 / 建築史 / 東南アジア (他6件)
【概要】7-10世紀の東南アジア史についての多分野・多地域横断的な編年の統合という最終目的には到達できなかったが、そのための基盤はかなり整った。第一に歴史学・刻文学・美術史学・建築史学・考古学という異分野の研究者間で問題意識の共有が進み、方法論および体系の相互理解が進んだ。第二に、編年統合のために必須の研究工具である2種の年表を作成した。紙版で1~2頁のもの9件と、その根拠となる資史料の提示を含む、非常に...
❏文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究(23242036)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 登亀男 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50094066)
【キーワード】「仏教」文明 / 世間(世俗)秩序 / 造形 / 文字言語 / 複合宗教 (他32件)
【概要】インド亜大陸発祥の「仏教」がアジア世界に広く流伝したことと、そのアジア世界で多様な国家や社会や文化が形成されていくこととが、どのような関係にあったのかを調査研究した。とくに、国家の構築と社会の秩序化、造形表現や文字言語表現の展開、諸宗教や儀礼・習俗との複合、という三つの観点からアプローチした。そして、これらの観点が文明としての「仏教」の三要件に合致するものと考えた。同時に、このような「仏教」文明の...
【工学】建築学:考古学東南アジアを含む研究件
❏東南アジア大陸部における家畜化プロセスの総合的解明(15H05129)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】澤田 純明 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 准教授 (10374943)
【キーワード】東南アジア / 初期農耕 / 狩猟採集 / 家畜 / 動物考古学 (他16件)
【概要】ベトナム北部山岳地帯のHang Cho遺跡(13000-12000年前、狩猟採集)、中国最南部のHuiyaotian遺跡(9000-7000年前、狩猟採集)、ベトナム北部沿岸部のMan Bac遺跡(3800-3500年前、初期農耕文化の並行期)、ハロン湾島嶼部のCai Beo遺跡(4000-3500年前、ハロン文化)から出土した動物群の動物考古学的調査を実施した。その結果、1)更新世末期から新石器...
❏オントロジー指向による考古遺跡情報の知識体系化-東南アジア大陸部を事例に-(26280122)
【研究テーマ】図書館情報学・人文社会情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】柴山 守 京都大学, 国際戦略本部, 研究員 (10162645)
【キーワード】area informatics / data engineering / RDF / LOD / database (他22件)
【概要】東南アジア大陸部の考古情報を事例に、遺跡・遺物データ群のオントロジー指向による知識体系化と知識ベースの構築に関する研究を目的にする。遺跡・遺物データ群は、メタ情報の記述が極めて困難であり、関係型データベースでは記録・管理、調査・検証、公開・還元の過程で有効、且つ一元的に管理できない。そこで、ミャンマー、タイ全土、カンボジアの遺跡情報(約15,600件)を事例に、記述データの語彙・ネットワーク分析に...
❏東南アジア史における絶対年代と相対年代の統合に関する研究:7-10世紀を中心に(25284140)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】深見 純生 桃山学院大学, 国際教養学部, 非常勤講師 (40144555)
【キーワード】東洋史 / 考古学 / 美術史 / 建築史 / 東南アジア (他6件)
【概要】7-10世紀の東南アジア史についての多分野・多地域横断的な編年の統合という最終目的には到達できなかったが、そのための基盤はかなり整った。第一に歴史学・刻文学・美術史学・建築史学・考古学という異分野の研究者間で問題意識の共有が進み、方法論および体系の相互理解が進んだ。第二に、編年統合のために必須の研究工具である2種の年表を作成した。紙版で1~2頁のもの9件と、その根拠となる資史料の提示を含む、非常に...
【工学】建築学:アイデンティティ東南アジアを含む研究件
❏アイデンティティの可視性とその自己決定可能性をめぐる文化分析と理論構築(16710183)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】清水 晶子 中央大学, 経済学部, 講師 (40361589)
【キーワード】アイデンティティ / セクシュアリティ / フェミニズム / クィア / 可視性 (他12件)
【概要】1.2006年7月のイスタンブールにおける_Crossroads2006_(カルチュラル・スタディーズ国際学会)における学会発表。 <発表内容>香港および台湾の研究者と共同で"Unthinking the Global/Local in Queer Asia"のタイトルでパネルを組んで発表を行う。パネルはアジア各地のローカルな文脈におけるクィア言説と英米に端を発しグロー...
❏美術に即した文化的・国家的自己同一性の追求・形成の研究―シンガポールの場合(14651012)
【研究テーマ】美術史
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002
【研究代表者】小川 裕充 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (50126017)
【キーワード】アジア / 美術 / アイデンティティー / 近代 / 文化 (他8件)
【概要】美術は、絵画・彫刻・建築・工芸を含むヨーロッパ的な概念である。近代に至るまで、アジアにおいては、この概念がなく、東アジアでは書画、南アジアでは彫刻、西アジアでは建築が造形芸術の中心をなし、その枠組をなしていた。美術概念の受容は、その意味で、近代化と一体であり、文化的・国家的アイデンティティーの形成と不即不離である。 絵画・彫刻班は、平成14年11月11日から16日に、建築班は、平成15年2月14日...
【工学】土木工学:海岸工学東南アジアを含む研究件
❏東南アジア・マングローブ域の環境劣化機構と持続可能な利用条件に関する調査(25303016)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 淳 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (50292884)
【キーワード】マングローブ / 海岸侵食 / 地盤沈下 / 気候変動 / 持続可能性 (他24件)
【概要】タイ,インドネシア,ベトナムのマングローブ沼地を主対象とし,空中写真解析,測量,空撮,波浪・水質観測,アンケート・インタビュー調査を行い,マングローブ沼地の持続的な利用条件について検討した.長期的な空中写真解析からマングローブ沼地の消失要因と保全に有効な条件を考察した.また,竹柵と石積堤を用いたマングローブ再生事業の評価から,十分な消波による土砂堆積促進と苗木定着までの丁寧な人的介入の有効性が示さ...
❏アジア諸国における海岸ネットワークの構築と海岸工学上の諸問題の整理(14605015)
【研究テーマ】水工水理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】喜岡 渉 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (10135402)
【キーワード】アジア / ネットワーク / 国際協力 / 海岸工学 / 東南アジア (他6件)
【概要】本企画調査では,アジア諸国の連携を目指したアジア太平洋ネットワークおよび国際的組織を短期間で構築し,国際ネットワークへ発展させるための基盤作りを進めるとともに,アジア諸国の海岸工学上の諸問題を掘り起こし,多国間での研究が必要な課題の抽出を行った.研究成果は以下のように要約される. 1.キーパンスンの選出と各国ネットワークとの連携 (1)イランのKNT工科大学および港湾海運庁,スリランカのルフナ大学...
【工学】土木工学:シンガポール東南アジアを含む研究件
❏東南アジア諸国の建築生産システムの実態および現代化プロセスに関する研究(26289216)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】蟹澤 宏剛 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (00337685)
【キーワード】東南アジア / 建築生産 / 技能者 / 生産システム / 現代化 (他20件)
【概要】本研究は、東南アジア諸国の建築生産システムを主に技能の観点から正確に把握し、発展度合いの異なる国々の比較により、建物や生産システムが変化して現代化するプロセスを学術的に考察したものである。対象国は、シンガポール、インドネシア、タイ、ベトナム、ラオスである。得られたデータは、各国の建物の構工法、職種分類、技能と技術の水準、技能者の組織、技能者の賃金、雇用形態、設計と施工の関係、プロジェクトの契約方式...
❏東南アジア沿岸域における有害赤潮原因藻類の分布特性(25304029)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 東南アジア / 国際研究者交流 (他13件)
【概要】東南アジア沿岸域における新規有害藻類の分布を現地研究者と連携して調査し,出現種の微細構造観察と分子系統解析を行った。Cochlodinium polykrikoidesの新たな出現をインドネシアのランプン湾で確認し,種内系統群を特定した。Amphidiniumは小型種が東南アジア沿岸域に広く分布することを確認した。2014年にジョホール海峡に出現した有害種Karlodinium australeを...
❏美術に即した文化的・国家的自己同一性の追求・形成の研究―シンガポールの場合(14651012)
【研究テーマ】美術史
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002
【研究代表者】小川 裕充 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (50126017)
【キーワード】アジア / 美術 / アイデンティティー / 近代 / 文化 (他8件)
【概要】美術は、絵画・彫刻・建築・工芸を含むヨーロッパ的な概念である。近代に至るまで、アジアにおいては、この概念がなく、東アジアでは書画、南アジアでは彫刻、西アジアでは建築が造形芸術の中心をなし、その枠組をなしていた。美術概念の受容は、その意味で、近代化と一体であり、文化的・国家的アイデンティティーの形成と不即不離である。 絵画・彫刻班は、平成14年11月11日から16日に、建築班は、平成15年2月14日...
【工学】土木工学:イスラーム東南アジアを含む研究件
❏オランダ植民地期末期のインドネシアにおけるイスラーム運動とマス・マンスール(21K20053)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2021-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】土佐林 慶太 早稲田大学, 文学学術院, 助手 (10905764)
【キーワード】インドネシア / マンスール / 東南アジア / 連帯 / イスラーム (他6件)
【概要】本研究は、オランダ植民地期末期のインドネシア(1942年まではオランダ領東インド)におけるイスラーム運動、特にムスリムによる大同団結運動に着目し、その活動や思想形成が独立後のインドネシア社会にいかなる影響を与えたのかを考察するものである。具体的には、以下2点の課題に取り組むことにより、本研究の実現を図る。すなわち、①オランダ植民地期末期に、インドネシア・ムスリムの団結運動を主導したマス・マンスール...
❏インドネシアにおけるフェミニズム運動とイスラーム(20K12470)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】見市 建 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (10457749)
【キーワード】インドネシア / フェミニズム / イスラーム / 社会運動 / 東南アジア
【概要】昨年度に続き、新型コロナウィルスの流行により、現地調査が不可能になった。このため、インドネシアのフェミスト活動家らへのインタビューをオンラインで行った。 これらのインタビューに加え、すでに収集済みの資料やインターネット経由で入手した諸資料を踏まえ、2019年に行われた婚姻法の改正(女性の法定結婚最低年齢の引き上げ)の政治過程の概要と社会運動(フェミニストNGO)の役割を把握することができた。すなわ...
❏写本の分布から見る西スマトラのイスラームに関する基礎研究(23402006)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】菅原 由美 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (80376821)
【キーワード】イスラーム / インドネシア / 東南アジア / 文献学 / 史料研究 (他6件)
【概要】本調査によって、西スマトラにおいて、あらたに507点の古写本の書誌情報を収集した。写本は、スラウと呼ばれる宗教施設で多く保管されていた。発見された写本の種類としては、シャタリヤ派タレカットの教義書、アラビア語文法書、イスラーム法学書が多く、特に、ガザーリーのMinhaj Abidinが多く見つかった。また、コーヒー栽培地周辺で、比較的多くの学習者を抱えていたスラウではこれ以外に、歴史物語、慣習法、...
【工学】土木工学:一帯一路東南アジアを含む研究件
❏岐路に立つASEANの選択 -「一帯一路」と「インド太平洋」の狭間で(20H01469)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金子 芳樹 獨協大学, 外国語学部, 教授 (40233895)
【キーワード】ASEAN / 東南アジア / 一帯一路 / インド太平洋 / 中国の台頭 (他7件)
【概要】本研究の目的は、大国主導の「一帯一路」、「インド太平洋」両構想へのASEANの対応を軸に、(1)ASEANを取り巻く地域・国際情勢の新展開、(2)ASEANの組織的求心力と遠心力、(3)域内各国の政治・経済・社会変動と対外関係という「国際/地域/国内」の3次元から捉え、岐路に立つASEANの選択と今後の展開を読み解く分析視点を示すとともに、日本の対ASEAN外交の将来に向けた視座を提供することであ...
❏「ASEAN共同体」の拡大と深化-地域機構の展開とEU危機への新たな視座(17H02493)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】金子 芳樹 獨協大学, 外国語学部, 教授 (40233895)
【キーワード】ASEAN / 東南アジア / ASEAN共同体 / 地域統合 / 地域秩序 (他16件)
【概要】本研究では、ASEANがこれまでに積み上げてきた統合と地域秩序形成の実績を再検討し、さらにASEANとその加盟国が2010年代に急速に進んだ中国の台頭や米中対立といった地政学的な変化にいかに対応してきたかを、地域機構として同様に変化への対応を迫られているEUとの比較も含めて、多面的に検証した。特に、(1)国際情勢の変化とASEANの対応、(2)地域横断的イシューの展開、(3)域内各国の政治・経済・...
【工学】土木工学:マイノリティ東南アジアを含む研究件
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
❏多文化化する社会における外国人学校の位置取りのポリティクスに関する国際比較研究(17402043)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】服部 美奈 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 准教授 (30298442)
【キーワード】外国人学校 / 国際学校 / マイノリティ / 東南アジア / 東アジア (他6件)
【概要】概要:東南アジア地域(カンボジア、マレーシア、タイ、インドネシア)、東アジア(韓国、中国、日本)、モロッコを調査対象とし、1)各国が外国人学校・国際学校をいかに位置づけ、今後、より多文化化する社会のなかで如何なる戦略を取ろうとしているのか、2)逆に、外国人学校・国際学校は現地における外国人受容の法的側面や文化的土壌に応じて自らの重層的なアイデンティティをいかに選択的・戦略的に表出させるかを明らかに...
【工学】土木工学:都市化東南アジアを含む研究件
❏東南アジアにおける蚊媒介性感染症の流行を左右する環境の定量的評価(14256003)
【研究テーマ】寄生虫学(含医用動物学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】高木 正洋 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (60024684)
【キーワード】マラリア媒介蚊 / 日本脳炎媒介蚊 / デング熱媒介蚊 / 東南アジア / 森林 (他9件)
【概要】自然・社会環境の異なる3ヶ国4地域を調査地区に定め,山間部では森林環境とマラリアの流行,マラリア媒介蚊の発生の関係を,平野部では日本脳炎ウイルスの浸襲状況と媒介蚊の役割を生態学的アプローチで解析した。 北タイ山間部では、森林が保全されているとマラリア媒介蚊(Anopheles minimus)が減少せずマラリア流行も持続することを示唆した。森林保全とマラリア防除の自己矛盾を指摘した。インドネシアの...
❏グローバリゼーション下の東南アジアの社会変容と地域変化(12308003)
【研究テーマ】人文地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】梅原 弘光 立教大学, 文学部, 教授 (00160325)
【キーワード】東南アジア / 農業社会変容 / 地域分化 / 都市化 / グローバル化 (他19件)
【概要】本研究は、研究分担者・協力者13人と海外共同研究者4人からなる研究組織により実施された。最初に設定した主要課題項目(植民地支配、近代化政策、農業商業化、階層分化、労働力移動、都市化、環境変化)に沿って、年次ごとに重点を少しずつ移動させながら現地調査と研究集会を繰り返し、3年目には国際会議を開催した。最終報告書の構成は、植民地下の社会変容(第7・11章)、近代化政策(第2・3・8・9・12章)、それ...
【工学】土木工学:洪水東南アジアを含む研究件
❏アジア農村・山間コミュニティを支援する災害情報伝達システムの設計と技術戦略の提案(24404009)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川崎 昭如 東京大学, 工学系研究科, 特任准教授 (00401696)
【キーワード】防災情報 / 水害 / タイ / ミャンマー / 携帯電話 (他12件)
【概要】本研究では、山間・農村地域の災害対応力向上に資する情報伝達のあり方と技術戦略を多角的に検討した。特に携帯電話の利用に着目し,SMSの一斉メール送信を使った災害情報伝達に関する社会実験を実施した.その結果,屋外スピーカーによる情報伝達が及ばない範囲においてもSMSによる情報伝達が確認できた.また、東南アジアと我が国の地方行政の水害対応を比較として,行政から住民までの情報伝達過程を,組織間の役割分担と...
❏東南アジアにおける夏のモンスーンの長期変動と環境変化(10680098)
【研究テーマ】自然地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】松本 淳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (80165894)
【キーワード】モンスーン / 気候変動 / 環境変化 / 降水量 / 洪水 (他12件)
【概要】本研究では、東アジアを含む東南アジアモンスーン地域において、過去数十年での気候変動の実態を解明し、近年の環境変化との関係を解明することを目的として研究を行なった。その結果、下記の諸点が明らかになった。 ・ 中国華南地域で夏の雨季開始期における降水量の長期変動を解析し、降水量の多寡が南シナ海でのモンスーン開始の遅速と関係していること、また2〜4月の南シナ海での海面水温と強い相関関係にあることがわかっ...
【工学】総合工学:同位体分析東南アジアを含む研究件
❏日本列島におけるブタ飼育開始過程およびウマ飼育に関する動物考古学的研究(18300305)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】本郷 一美 総合研究大学院大学, 葉山高等研究センター, 准教授 (20303919)
【キーワード】東アジア / ウマ / イノシシ / 形態 / mtDNA (他10件)
【概要】日本への家畜ブタ導入を判定する基礎資料として、現生および遺跡出土のイノシシ属の計測データを蓄積し、日本列島の南北におけるイノシシのサイズ変異の程度を明らかにした。また、東南アジア、琉球列島産の在来種ブタとイノシシおよび遺跡出土のイノシシ属のmtDNA分析を行った。日本在来馬の体格の変遷を探り、大陸のウマと比較するため、現生および中部~東北地方の古代、中世および近世の遺跡から出土したウマ骨格の計測デ...
❏サンゴ骨格年輪からのメコン川の汚染史の解読法の確立(16651005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】北川 浩之 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (00234245)
【キーワード】メコン川 / サンゴ / PIXE / 水質汚染史 / 年輪 (他9件)
【概要】本研究では人間活動による水質汚染の長期記録が残されていない、あるいは十分な水質観測が現在も行われていない東南アジア地域の水質汚染の実態把握に有効な方法の提案を目的とし、そのケーススタディとして過去50年間のメコン川水質汚染史の解読を季節分解能で復元することを目標とする。今年度は、メコン川の水質汚染史が記録されている可能性がある、メコン川河口から約90kmの距離にあるコンダオ島(ベトナムの南部)で採...
【工学】総合工学:微細構造東南アジアを含む研究件
❏東南アジアに混在する有害赤潮原因シャットネラ新規系統群の識別と分布特性(19H03027)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50423645)
【キーワード】有害藻類 / 赤潮 / ラフィド藻 / シャットネラ / 系統分類 (他9件)
【概要】東南アジア沿岸域に分布する有害ラフィド藻Chattonellaの出現情報をまとめ,系統群レベルでの分布を明らかにした。東南アジアでは1989年までは3件の出現に限られたが,2019年までには8件の漁業被害を含む30件以上の出現が認められた。系統解析からは,東アジアにはC. marina系統群のみが分布し,東南アジアには4系統群(C. marina系統群,C. subsalsa系統群,2新規系統群)...
❏東南アジア沿岸域に潜在する小型有害渦鞭毛藻の個体群分布(19KK0160)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 貝毒 / 渦鞭毛藻 / 系統分類 / 微細構造 (他10件)
【概要】アジア沿岸域に出現する小型有害渦鞭毛藻カレニア科とアンフィドマ科を主対象に,出現種の形態形質と系統的位置を明らかにし,種や個体群レベルでの分布把握を目的として調査を継続している。今年度も感染症の状況により東南アジア沿岸域における現地合同調査は実施できていないが,試料採集は現地研究者に依頼して進めている。日本沿岸では北海道東部太平洋岸に大規模な赤潮が発生したため,この原因種Karenia selli...
❏アジア沿岸域に汎存する赤潮原因小型渦鞭毛藻の系統分類(15H04533)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 小型渦鞭毛藻 / 東南アジア (他14件)
【概要】アジア沿岸域では赤潮原因小型渦鞭毛藻の出現情報が限られるため種同定に始まる被害対策が遅れている。本研究では特に情報が少ないスエシア科,ボルギエラ科,カレニア科などに含まれる小型渦鞭毛藻を採集し,未記載種を記載することで同定に資する形態形質に関する情報を蓄積した。スエシア科に所属する2新属2新種,ボルギエラ科に所属する1新属1新種を記載した。カレニア科からは眼点をもつ新規小型種の培養株を確立して系統...
【工学】総合工学:ひ素東南アジアを含む研究件
❏小児における無機ひ素毒性のセレンによる修飾:テロメア長を用いた検討(16H05254)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡辺 知保 国立研究開発法人国立環境研究所, その他部局等, 理事長 (70220902)
【キーワード】ひ素 / カドミウム / セレニウム / テロメア / テロメア長 (他19件)
【概要】東南アジア・東アジア地域では,地下水のひ素による汚染が報告されており,地域によっては深刻な健康被害が生じている.本研究では,周産期のひ素への曝露がテロメア長に与える影響について検討した.ミャンマでひ素汚染が報告された地域に居住する母子400組の参加を得て,母親の尿中ひ素,カドミウム,鉛のレベルを測定するとともに,臍帯血からDNAを抽出し,テロメアの相対的な長さ(TL)を測定した結果,ひ素とカドミウ...
❏気候変動によるアジアの脆弱な水供給システムへの影響評価手法の確立(22404012)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】滝沢 智 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (10206914)
【キーワード】都市水システム / ベトナム / ハノイ / ホーチミン / 地下水 (他14件)
【概要】本研究では、ベトナムのサイゴン川流域にあるホーチミン市と、ホン川流域にあるハノイ市を対象として、気候変動による水供給システムの脆弱性と適応力を評価した。その結果、サイゴン川では、渇水期の塩水遡上、硫酸酸性土壌からの高濃度のマンガン流出などの問題が、気候変動により悪化する可能性があることが明らかとなった。また、ハノイ市では、地下水、雨水、水道水などの複数の水源を利用する家庭が多く、水質問題から浄水器...
【工学】総合工学:ベトナム東南アジアを含む研究件
❏ベトナム産熱帯有用植物に寄生するさび病菌の多様性解明(20H03006)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岡根 泉 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (60260171)
【キーワード】サビキン / ベトナム / 熱帯植物 / 東南アジア / インベントリー (他15件)
【概要】すでに収集・保存しているベトナム北部、中部、南部のコーヒープランテーション産のコーヒーさび病菌の標本を供試し、コーヒーノキ(Coffea)とその近縁植物を宿主とするサビキンであるHemileia属サビキンの種の特定を行うとともに、遺伝子解析によるコーヒーさび病菌の種内変異について調査を行った。 その結果、ベトナムの主要コーヒー栽培地域では、広くさび病が発生していること、さび病の原因サビキン種はHe...
❏戦略形成プロセスからみる新興国のイノベーション:日本企業の創発的グローバル戦略(16K03884)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三嶋 恒平 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (90512765)
【キーワード】新興国 / イノベーション / オートバイ産業 / 国際経営 / 戦略形成プロセス (他19件)
【概要】本研究成果は第1に、新興国におけるイノベーションを戦略形成プロセスから解明しようとしたことだ。第2に、日本企業のグローバル創発戦略から、戦略形成プロセスの内実としての経営資源の配分を解明し、内部組織のありようを示そうとしたことだ。第3に、二輪車産業を事例としながら日本企業の能力構築と新興国の市場・拠点でのイノベーションの発現について明らかにしようとしたことだ。 これら成果を踏まえ、学会等で報告を1...
❏花崗岩類に伴われる熱水性金属鉱床の生成機構の解明(16K06931)
【研究テーマ】地球・資源システム工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】花崗岩類 / カンボジア / ベトナム / イオン交換実験 / 輝コバルト鉱 (他17件)
【概要】カンボジアの貫入岩は、Mea Ping断層によって分けられる。北東部の貫入岩は、磁鉄鉱系、Iタイプに属するのに対し、南西部の貫入岩はイルメナイト系、I~S タイプに属する。Sr-Nd同位体は、北東部の貫入岩がマントル起源であるのに対し、南西部の貫入岩では大陸地殻物質の影響が大きいことを示している。Rb-Sr年代測定は4つの貫入時期があることを示している。 輝コバルト鉱、硫砒鉄鉱、サフロ鉱および砒鉄...
【工学】総合工学:リモートセンシング東南アジアを含む研究件
❏東南アジア・マングローブ域の環境劣化機構と持続可能な利用条件に関する調査(25303016)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 淳 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (50292884)
【キーワード】マングローブ / 海岸侵食 / 地盤沈下 / 気候変動 / 持続可能性 (他24件)
【概要】タイ,インドネシア,ベトナムのマングローブ沼地を主対象とし,空中写真解析,測量,空撮,波浪・水質観測,アンケート・インタビュー調査を行い,マングローブ沼地の持続的な利用条件について検討した.長期的な空中写真解析からマングローブ沼地の消失要因と保全に有効な条件を考察した.また,竹柵と石積堤を用いたマングローブ再生事業の評価から,十分な消波による土砂堆積促進と苗木定着までの丁寧な人的介入の有効性が示さ...
❏東南アジア大陸部における土地利用変化のメカニズム-フィールドワークとRSの結合-(18310160)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】河野 泰之 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (80183804)
【キーワード】東南アジア / 土地利用 / 環境保全 / 焼畑農業 / 生態資源 (他15件)
【概要】本研究は、東南アジア大陸部を対象として、土地をめぐる環境保全と貧困削減の二律背反という現状を、より長期的な土地利用のダイナミズムに位置づけることにより、環境保全と貧困削減が本来的にもつ相補的な関係の再構築を目指した。村落レベルの長期的な土地利用変化分析に基づいて、土地利用の変化の要因は、地域、国家、ローカルに区分されること、これらの要因の不合理な妥協の積み重ねが生む合理性を再評価する必要があること...
❏東南アジアにおける過去20年間の土地利用変化データベースの構築(07041107)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】柴崎 亮介 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (70206126)
【キーワード】リモートセンシング / 土地被覆分類 / 時系列データセット / 東南アジア / 自動分類 (他10件)
【概要】1)1970年代、80年代、90年代を通じて、インドシナ半島における土地被覆の変化を追跡するデータセットが構築した。衛星画像(ランドサット画像、NOAA画像)によっては雲に覆われている地域、データの欠落している地域があるものの、おおむね全体をカバーできた。 2)分類項目は、森林(常緑林、落葉林)、水田、畑地、草地・裸地、都市域・人工構造物、水域が達成できた。なお、データのメッシュサイズは対象となる...
【工学】総合工学:開発途上国東南アジアを含む研究件
❏アジア中規模都市におけるパラトランジット~次世代交通の調和型計画・事業の促進策(15H02632)
【研究テーマ】土木計画学・交通工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】屋井 鉄雄 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (10182289)
【キーワード】LAMAT / パラトランジット / 都市交通計画 / 開発途上国 / ライドシェアリング (他15件)
【概要】地域に根差した交通システムであるパラトランジットを新たに,LAMAT(Locally Adapted, Modified and Advanced Transport)という名称で再定義し,ベトナム,フィリピン,カンボジア,インドネシア,タイの研究者とともに,これらにスリランカ等を加えたアジア各国の中規模都市を対象に,利用者,ドライバー,組合,政府等の主体を含む総合的な調査を実施し,LAMATの固...
❏アジア開発途上国の高濁水源の活用に向けた膜ろ過プロセスにおける膜閉塞機構の解明(26889019)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】橋本 崇史 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80735712)
【キーワード】膜ろ過 / 浄水供給 / 適正処理技術 / 開発途上国 / 貯留 (他12件)
【概要】本研究では、熱帯地域に位置する開発途上国での膜ろ過浄水プロセスの適用に向けて適正前処理技術としての原水貯留の効果を検討した。貯留することで、自然由来のマンガンなどの無機コロイドが析出・沈降する。析出した無機コロイドはその周りに有機物を吸着するため沈降に伴い有機物が除去され、膜ファウリングの低減に有効であることが示された。 また膜内部に存在する膜汚染物質を分子レベルで捉える手法を開発し、使用済み膜の...
【工学】総合工学:防災東南アジアを含む研究件
❏東南アジア・マングローブ域の環境劣化機構と持続可能な利用条件に関する調査(25303016)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 淳 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (50292884)
【キーワード】マングローブ / 海岸侵食 / 地盤沈下 / 気候変動 / 持続可能性 (他24件)
【概要】タイ,インドネシア,ベトナムのマングローブ沼地を主対象とし,空中写真解析,測量,空撮,波浪・水質観測,アンケート・インタビュー調査を行い,マングローブ沼地の持続的な利用条件について検討した.長期的な空中写真解析からマングローブ沼地の消失要因と保全に有効な条件を考察した.また,竹柵と石積堤を用いたマングローブ再生事業の評価から,十分な消波による土砂堆積促進と苗木定着までの丁寧な人的介入の有効性が示さ...
❏アジア農村・山間コミュニティを支援する災害情報伝達システムの設計と技術戦略の提案(24404009)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川崎 昭如 東京大学, 工学系研究科, 特任准教授 (00401696)
【キーワード】防災情報 / 水害 / タイ / ミャンマー / 携帯電話 (他12件)
【概要】本研究では、山間・農村地域の災害対応力向上に資する情報伝達のあり方と技術戦略を多角的に検討した。特に携帯電話の利用に着目し,SMSの一斉メール送信を使った災害情報伝達に関する社会実験を実施した.その結果,屋外スピーカーによる情報伝達が及ばない範囲においてもSMSによる情報伝達が確認できた.また、東南アジアと我が国の地方行政の水害対応を比較として,行政から住民までの情報伝達過程を,組織間の役割分担と...
【農学】農業工学:NGO東南アジアを含む研究件
❏東南アジア地域・境界地域の平和構築と紛争予防ガバナンスの確立(15KT0049)
【研究テーマ】紛争研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】紛争予防 / 平和構築 / 東南アジア / 東南アジアの境界地域 / 市民社会 (他19件)
【概要】特に2年目、3年目の国際ワークショップの開催が大きな成果であった。2年目は、Asian Network for Free Elections: ANFRELの代表S, Ichal氏ら同ネットワークから3名を招聘し、東南アジアの民主化、自由で公正な選挙実施のためのガバナンスつくり、市民社会・NGOの民主化に対する役割を主題とした内容で開催した。3年目の国際ワークショップは、シンガポールの南洋工科大学...
❏平和構築と適正規模の開発に関する考察(23530198)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】平和構築 / 紛争後国家 / 適正規模の開発 / 国家建設 / 市民社会 (他27件)
【概要】広義の平和構築を考えると、長期的視野を持った社会経済的開発が求められ、特に社会開発・人間開発の視角から平和構築に必要な適正規模の「開発」とは何かが問われている。本研究では、紛争経験国のラオスと新生国家で開発段階に至った東ティモールとの比較研究を行った。その結果、政治体制及び独立に至る歴史的背景、つまりラオスはインドシナ旧仏領諸国との連携、また東ティモールは国連やドナー諸国の援助という外部アクターと...
❏アジア型の紛争予防と平和構築の関する分析と考察-東南アジア地域の紛争を事例として(19530126)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】平和構築 / 紛争予防 / 東南アジア / ASEAN / NGO (他20件)
【概要】ASEANはその設立時から内政不干渉を重要な柱として、国境を越えた紛争には互いに関与しない姿勢を取る一方で、国家の強靭性を掲げてそれぞれが国民国家を形成してきた。しかし、エスニシティに関わる紛争は依然として続いている。紛争予防・平和構築の観点からみると、内政不干渉を大前提にはしているものの、他方では紛争当事者間の仲裁や停戦監視に大きな役割を果たしていることを指摘できよう。また、国際NGOと地元NG...
【農学】農業工学:市民社会東南アジアを含む研究件
❏東南アジア地域・境界地域の平和構築と紛争予防ガバナンスの確立(15KT0049)
【研究テーマ】紛争研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】紛争予防 / 平和構築 / 東南アジア / 東南アジアの境界地域 / 市民社会 (他19件)
【概要】特に2年目、3年目の国際ワークショップの開催が大きな成果であった。2年目は、Asian Network for Free Elections: ANFRELの代表S, Ichal氏ら同ネットワークから3名を招聘し、東南アジアの民主化、自由で公正な選挙実施のためのガバナンスつくり、市民社会・NGOの民主化に対する役割を主題とした内容で開催した。3年目の国際ワークショップは、シンガポールの南洋工科大学...
❏直接的参与観察と統計的手法によるソーシャルネットワークサイトの政治的影響分析(24653033)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木村 幹 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (50253290)
【キーワード】ソーシャルメディア / インド / 中国 / 韓国 / 中東 (他16件)
【概要】本研究課題は、日本、韓国、中国、マレーシア、タイ、インド、中東諸国、さらにはアフリカ諸国を対象として、SNSの普及がどのような政治的影響を与えたかを分析した。研究においては、各研究者が実際にSNSに参加し、情報収集及び情報発信を行うという、参与観察の手法を用いた。 結果、SNSの普及が政治に大きな影響を与えるには、従前の情報ネットワークにおいて歪みが存在する事が必要である事が明らかになった。 ...
❏平和構築と適正規模の開発に関する考察(23530198)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】平和構築 / 紛争後国家 / 適正規模の開発 / 国家建設 / 市民社会 (他27件)
【概要】広義の平和構築を考えると、長期的視野を持った社会経済的開発が求められ、特に社会開発・人間開発の視角から平和構築に必要な適正規模の「開発」とは何かが問われている。本研究では、紛争経験国のラオスと新生国家で開発段階に至った東ティモールとの比較研究を行った。その結果、政治体制及び独立に至る歴史的背景、つまりラオスはインドシナ旧仏領諸国との連携、また東ティモールは国連やドナー諸国の援助という外部アクターと...
【農学】農芸化学:生態資源東南アジアを含む研究件
❏東南アジア農山漁村の生業転換と持続型生存基盤の再構築(22241058)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】河野 泰之 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (80183804)
【キーワード】東南アジア / 生業転換 / 生存基盤 / 農山漁村 / 生態資源利用 (他13件)
【概要】東南アジアの農山漁村では、商品作物栽培の普及や農外就業機会の増加をドライバーとして生業転換が進行している。農山漁村の住民は常に複数の生業を組み合わせて持続的な生存基盤を確保しているが、生業転換は、多くの場合、複数の生業すべてを変化させるのではなく、その一部を変化させるものである。これに対して複数の生業すべてを変化させた場合には生活が極度に困難な状態に陥るリスクを負う。したがって、持続型生存基盤の観...
❏東南アジア大陸部における土地利用変化のメカニズム-フィールドワークとRSの結合-(18310160)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】河野 泰之 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (80183804)
【キーワード】東南アジア / 土地利用 / 環境保全 / 焼畑農業 / 生態資源 (他15件)
【概要】本研究は、東南アジア大陸部を対象として、土地をめぐる環境保全と貧困削減の二律背反という現状を、より長期的な土地利用のダイナミズムに位置づけることにより、環境保全と貧困削減が本来的にもつ相補的な関係の再構築を目指した。村落レベルの長期的な土地利用変化分析に基づいて、土地利用の変化の要因は、地域、国家、ローカルに区分されること、これらの要因の不合理な妥協の積み重ねが生む合理性を再評価する必要があること...
【農学】農芸化学:東洋史東南アジアを含む研究件
❏植民地史を書き換える-東南アジアの日本占領行政からみた欧米植民地支配(26284111)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早瀬 晋三 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (20183915)
【キーワード】東南アジア史 / 植民地史 / アジア太平洋戦争 / 写真資料 / 在留邦人 (他13件)
【概要】本研究の目的は、日本軍が東南アジアを占領するにあたって、どこまで欧米の植民地支配の実態を知って占領地行政に臨んだのか、具体的な事例から欧米の植民地支配の実態を明らかにすることであった。そのため、基礎資料の発掘とその資料を整理した資料集の発行をおこなった。まず、『朝日新聞大阪本社所蔵「富士倉庫資料」(写真)東南アジア関係一覧』、『南洋協会発行雑誌 解説・総目録・索引』を出版した。つぎに、『ジャワ新聞...
❏東南アジア史における絶対年代と相対年代の統合に関する研究:7-10世紀を中心に(25284140)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】深見 純生 桃山学院大学, 国際教養学部, 非常勤講師 (40144555)
【キーワード】東洋史 / 考古学 / 美術史 / 建築史 / 東南アジア (他6件)
【概要】7-10世紀の東南アジア史についての多分野・多地域横断的な編年の統合という最終目的には到達できなかったが、そのための基盤はかなり整った。第一に歴史学・刻文学・美術史学・建築史学・考古学という異分野の研究者間で問題意識の共有が進み、方法論および体系の相互理解が進んだ。第二に、編年統合のために必須の研究工具である2種の年表を作成した。紙版で1~2頁のもの9件と、その根拠となる資史料の提示を含む、非常に...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
【農学】生産環境農学:渦鞭毛藻類東南アジアを含む研究件
❏東南アジアにおけるシガテラ原因微細藻類の発生と分布域広域化(24255016)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】福代 康夫 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (70095511)
【キーワード】シガテラ / 魚貝毒 / 有毒渦鞭毛藻 / 東南アジア / 国際研究者交流 (他14件)
【概要】東南アジアにおけるシガテラと原因渦鞭毛藻の分布について、前者は発生した中毒事例の聴き取りと原因魚の毒性分析、後者は沿岸浅海域における底生性渦鞭毛藻の採集と形態に基づく分類により調査をした。シガテラは東南アジア各地で発生したと言われていたが、原因毒まで精確に調べた例がなく、2014年7月にホーチミンで発生した食中毒の原因魚にシガトキシンを検出でき、初めてシガテラ発生を確認しえた。有毒渦鞭毛藻のGam...
❏東南アジアにおける有毒渦鞭毛藻類の発生と広域化機構(18255012)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】福代 康夫 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 教授 (10165318)
【キーワード】有毒鞭毛藻 / 麻痺性貝毒 / フィリピン / 記憶喪失性貝毒 / 有毒微細藻 (他13件)
【概要】フィリピンでは麻痺性貝毒による中毒事件が、1983年以降たびたび発生してきたが、1999年以降は減少傾向にあり、原因生物Pyrodiniumbahamenseの発生量も減少していた。しかし2006年にルソン島のソルソゴン湾で中毒事件が発生し、同湾ではその後も毎年発生をみている。現在、同湾から同種の培養株作成に成功し、その毒組成および成長生理学的特性に関する実験を行っている。また、ベトナムなど東南ア...
【農学】社会経済農学:地方政治東南アジアを含む研究件
❏グッド・ガバナンス論再考のためのインドネシア地域研究:ビッグデータ分析の試み(19KK0032)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】岡本 正明 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (90372549)
【キーワード】地域研究 / インドネシア / グッド・ガバナンス / ビッグ・データ / ツイート (他12件)
【概要】本共同研究では、日本とインドネシアの地域研究者がビッグデータなどを用いながら共同研究を行い、ドナーが途上国に一律に適用しがちなグッド・ガバナンスの概念をインドネシアの自治体の事例から再検討した上で、それぞれの地域社会に依拠・適合した地方ガバナンスのモデル構築を目指している。2019年度から2020年度にかけては、インドネシアのデータ・マイニング会社、Kata Data社にとともに、2013年から2...
❏東南アジア首都圏の開発ガバナンスと国家の役割再編(15H05143)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岡本 正明 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (90372549)
【キーワード】東南アジア / 地方政治 / 首都圏 / 開発 / デベロッパー (他14件)
【概要】本研究の目的は、グローバル時代、ASEAN時代に経済成長を続ける東南アジアの首都圏の開発ガバナンスを分析することであった。具体的な調査対象となった首都圏は、マニラ、ジャカルタ、クアラルンプール、バンコクである。本研究の焦点の一つは首都圏開発における国家の役割であった。首都圏の土地にまつわる開発においては、政治体制が権威主義的・集権的であれば国家の役割が強く、民主的・分権的であれば国家の役割が弱いと...
❏グローバル化時代の東南アジアにおける地方政治の新展開-首都、エネルギー、国境(20402003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】岡本 正明 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (90372549)
【キーワード】東南アジア / 地方政治 / 地域研究 / エネルギー作物 / グローバル化 (他6件)
【概要】冷戦崩壊後のアジア経済危機を克服した東南アジア諸国は今、グローバルなビジネス・ネットワークやイデオロギー・ネットワークの展開・拡大により急速な社会・政治・経済変容を遂げている。本研究で明らかになったのは、東南アジアの地方レベルで新しい政治経済アクター、或いは新しい政治スタイルを活用する政治アクターが台頭してきていることである。タイ、フィリピン、インドネシアでは、地方分権化が進展して地方首長の権限が...
【農学】社会経済農学:貿易東南アジアを含む研究件
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
❏風土と物産から見た環ベンガル湾世界の社会経済史的研究(09430013)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 2000
【研究代表者】高橋 昭雄 (1999-2000) 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (90282706)
【キーワード】ベンガル湾 / 南アジア / 東南アジア / 貿易 / 物産交流 (他15件)
【概要】平成13年度は、平成9〜12年度の研究期間の成果のとりまとめる作業にあてられた。昨年度までの研究実績報告書に記載したように、すでにいくつもの研究発表が平成12年度までにメンバーたちによって行われているが、今年度は、作業未了であった旧オランダ領東インド(現インドネシア)と旧イギリス領インドの貿易統計の整理作業とそのとりまとめ、およびミャンマー(ビルマ)の砂糖産業についての分析結果のまとめに重点を置い...
【農学】社会経済農学:経済発展東南アジアを含む研究件
❏経済発展における「性的マイノリティ」の役割-東南アジア二大宗教の比較研究(20K20792)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】大門 毅 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (80329333)
【キーワード】SOGI / LGBTq / 経済発展 / 宗教 / ジェンダー (他9件)
【概要】本研究では、東南アジアにおいて、性的マイノリティの人たちが経済発展の影でどのような扱いを受け、また、社会の一員として発展プロセスに貢献し得るのか、寛大と言われるタイと厳罰が課されるマレーシアを比較検討する。ジェンダーの多様性が法的に整備されても、伝統的な男女の性差に対する規範・慣習が上位規範として存在する場合には、結果としてジェンダー・マイノリティの真の権利(特に、雇用機会・賃金などの経済的権利)...
❏平和構築と適正規模の開発に関する考察(23530198)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】平和構築 / 紛争後国家 / 適正規模の開発 / 国家建設 / 市民社会 (他27件)
【概要】広義の平和構築を考えると、長期的視野を持った社会経済的開発が求められ、特に社会開発・人間開発の視角から平和構築に必要な適正規模の「開発」とは何かが問われている。本研究では、紛争経験国のラオスと新生国家で開発段階に至った東ティモールとの比較研究を行った。その結果、政治体制及び独立に至る歴史的背景、つまりラオスはインドシナ旧仏領諸国との連携、また東ティモールは国連やドナー諸国の援助という外部アクターと...
❏境界国家・ラオスの生存と発展:政治・経済・社会のアクターと大メコン圏(23402025)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】武石 礼司 東京国際大学, 国際関係学部, 教授 (40412803)
【キーワード】経済政策 / 地域研究 / 東南アジア / 経済発展 / 地域経済 (他18件)
【概要】本研究では、今後の東アジアの動向を決定付けていくのは、日中韓といった地域の中の大国の動向ではなく、内陸国でランドブリッジと呼ばれる多くの国と国境を接する「境界国家」のラオスのような中小国の動向であるとの仮説の検証を行った。 特に、これら中小国の庶民意識の中にすら兼ね備えられている「パワーバランス感覚」が大陸諸国には存在し、周囲に位置する大国を競わせて自己の地域における利益を引き出していく手腕、近隣...
【農学】社会経済農学:インド東南アジアを含む研究件
❏戦略形成プロセスからみる新興国のイノベーション:日本企業の創発的グローバル戦略(16K03884)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三嶋 恒平 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (90512765)
【キーワード】新興国 / イノベーション / オートバイ産業 / 国際経営 / 戦略形成プロセス (他19件)
【概要】本研究成果は第1に、新興国におけるイノベーションを戦略形成プロセスから解明しようとしたことだ。第2に、日本企業のグローバル創発戦略から、戦略形成プロセスの内実としての経営資源の配分を解明し、内部組織のありようを示そうとしたことだ。第3に、二輪車産業を事例としながら日本企業の能力構築と新興国の市場・拠点でのイノベーションの発現について明らかにしようとしたことだ。 これら成果を踏まえ、学会等で報告を1...
❏直接的参与観察と統計的手法によるソーシャルネットワークサイトの政治的影響分析(24653033)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木村 幹 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (50253290)
【キーワード】ソーシャルメディア / インド / 中国 / 韓国 / 中東 (他16件)
【概要】本研究課題は、日本、韓国、中国、マレーシア、タイ、インド、中東諸国、さらにはアフリカ諸国を対象として、SNSの普及がどのような政治的影響を与えたかを分析した。研究においては、各研究者が実際にSNSに参加し、情報収集及び情報発信を行うという、参与観察の手法を用いた。 結果、SNSの普及が政治に大きな影響を与えるには、従前の情報ネットワークにおいて歪みが存在する事が必要である事が明らかになった。 ...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
【農学】社会経済農学:労働市場東南アジアを含む研究件
❏若年・壮年日本人移住者のキャリア移動とライフコース展望に関する縦断調査研究(18H00922)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】石田 賢示 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (60734647)
【キーワード】海外就職 / キャリア / 能力観 / パネル調査 / 混合研究法 (他19件)
【概要】2021年度は,2019年度から実施しているパネル調査の第3回目を実施すると同時に,パネル調査対象者のうち協力可能な者に対してインタビューを実施した。第3回目のパネル調査については,対象となった894名のうち554名から回答があった。また,インタビューには12名からの協力を得ることができ,1名あたり1時間から2時間の聞き取りをおこなった。 2020年度と同様,COVID-19の影響で現地でのインタ...
❏急変する世界環境下での高等教育の国際化に関する総合的研究(22330226)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】米澤 彰純 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (70251428)
【キーワード】高等教育 / 国際化 / 多極化 / 国際協力 / 国際連携 (他13件)
【概要】世界の急速な構造変動に対する高等教育の国際化のあり方の変化について、理論・国際動向・実証の各側面から総合的に検討した。第一に、各国の高等教育の国際化が、各々の国内・国際双方の文脈の違いにより異なること、第二に、各国が確実にグローバルな変化への対応をより強く迫られていること、第三に、高等教育のイニシアティブの多極化が進行し、日本の高等教育の国際的位置づけに大きな影響を及ぼしていることを明らかにした。...
【農学】社会経済農学:少数民族東南アジアを含む研究件
❏山から見たベトナム史(24242027)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】松尾 信之 名古屋商科大学, 経営学部, 教授 (40308838)
【キーワード】ベトナム / 山地 / 歴史 / 山地世界 / タイ族 (他13件)
【概要】本研究課題は、山地世界の歴史を明らかにすることによって、ベトナム史を再構築しようとした。具体的手順としては、北部では広西・雲南両地域に隣接する山地と盆地、北中部では東西に走る「ラオス・ルート」と、チュオンソン山脈に沿って南北に走るルートに沿った地域に焦点を当て、文献調査とフィールドワークとを平行して行うことで、交通ルートと地方権力、社会との相互関係に関するデータを収集した。 こうして蓄積された大量...
❏クメール・クロムの文化・社会に関する総合調査研究(11691026)
【研究テーマ】文化人類学(含民族学・民俗学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】大橋 久利 淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (70213832)
【キーワード】クメール・クロム / カンボジア / ベトナム / 小数民族 / メコン・デルタ (他11件)
【概要】本総合調査研究の統一テーマは古くからメコン・デルタ地帯(現在ベトナム領)に住みついているカンボジア系小数民族・クメール・クロム(人口90万人)の文化、社会にわたる総合研究であった。クメール・クロムはインド文化圏の最端に住む民族であり、その地域を領土とするベトナム族は中国文化の影響を強く受けた、いわば中国文化圏南端の民族である。したがって両文化圏のはざまにあるクメール・クロムの研究は両文化圏の比較研...
【農学】社会経済農学:グローバル化東南アジアを含む研究件
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
❏東南アジアのアブラヤシ小農と農園企業:グローバル化に伴う行動様式変化とその影響(26257005)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林田 秀樹 同志社大学, 人文科学研究所, 准教授 (70268118)
【キーワード】アブラヤシ / パーム油 / 東南アジア / 農園企業 / 小農 (他9件)
【概要】本研究は、4年間にわたる標記研究課題関連の共同研究の結果として、数多くの研究成果を生み出してきた。各年度の研究実績報告に記載したものを集計してみると、論文15本、学会発表・招待講演24本、著書7冊(うち単著2冊)となる。このなかで特徴的なものを挙げると、以下の通りとなる。 (1)本研究の課題名を上げる表題とする研究成果報告書を作成した。これには、研究代表者の林田を始め、13名の本研究メンバーと前身...
❏20世紀アジアの国際関係とインドネシア華人の移動(24310183)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】北村 由美 京都大学, その他部局等, 准教授 (70335214)
【キーワード】インドネシア / 華僑・華人 / 国際移動 / 脱植民地化 / 権威主義体制 (他12件)
【概要】本研究は、インドネシア華人とその再移住の調査を通じて、脱植民地化、国民国家形成、冷戦といった20 世紀のアジアの国際関係をとらえなおすことを目的とし、オランダ、中国、香港、台湾、マレーシア、日本などインドネシア華人の移動先において調査を行った。本研究によって、第二次世界大戦後から21世紀初頭にいたるインドネシア華人の国際移動をめぐる複雑な実態が明らかになるとともに、インドネシアが民主化とグローバル...
【農学】森林圏科学:熱帯雨林東南アジアを含む研究件
❏東南アジアの森林回復を支える菌根菌の探索(16H02759)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (60270899)
【キーワード】熱帯林 / 東南アジア / 菌根菌 / 熱帯雨林 / 森林再生 (他10件)
【概要】東南アジアの撹乱地に自然更新するフトモモ科Tristaniopsis属樹木の外生菌根菌をインドネシアのバンカ島とカリマンタン島で調べた。検出された外生菌根菌のほとんどはこれまで検出されたことのない新種の可能性が高いことが判明した。また、カリマンタン島の調査地では、Tristaniopsis属樹木に混じってフタバガキ科樹木が自然定着していること、両樹種で多くの菌根菌を共有していることが判明した。撹乱...
❏東南アジアのアブラヤシ小農と農園企業:グローバル化に伴う行動様式変化とその影響(26257005)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】林田 秀樹 同志社大学, 人文科学研究所, 准教授 (70268118)
【キーワード】アブラヤシ / パーム油 / 東南アジア / 農園企業 / 小農 (他9件)
【概要】本研究は、4年間にわたる標記研究課題関連の共同研究の結果として、数多くの研究成果を生み出してきた。各年度の研究実績報告に記載したものを集計してみると、論文15本、学会発表・招待講演24本、著書7冊(うち単著2冊)となる。このなかで特徴的なものを挙げると、以下の通りとなる。 (1)本研究の課題名を上げる表題とする研究成果報告書を作成した。これには、研究代表者の林田を始め、13名の本研究メンバーと前身...
❏植生の人為改変はボルネオの気候を変えている?(25281005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (50304770)
【キーワード】森林 / 気候変動 / 土地利用変化 / 熱帯雨林 / 東南アジア
【概要】地表面の被覆状態が変化することで、将来に熱帯域の大気‐陸面相互作用がどのように変化し、降水量等に影響するのかについて明らかにするために、ボルネオ島を対象として、地表面被覆が降水量へ及ぼす影響の違いに関する数値実験を行った。対照実験(C)、気孔開度低下、標高100m以下森林伐採(B-1)、全森林伐採(B-2)の各実験について、現在気候実験の結果から将来気候実験の結果への変化としてみると、B-2のよう...
【農学】森林圏科学:熱帯林東南アジアを含む研究件
❏東南アジアの森林回復を支える菌根菌の探索(16H02759)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (60270899)
【キーワード】熱帯林 / 東南アジア / 菌根菌 / 熱帯雨林 / 森林再生 (他10件)
【概要】東南アジアの撹乱地に自然更新するフトモモ科Tristaniopsis属樹木の外生菌根菌をインドネシアのバンカ島とカリマンタン島で調べた。検出された外生菌根菌のほとんどはこれまで検出されたことのない新種の可能性が高いことが判明した。また、カリマンタン島の調査地では、Tristaniopsis属樹木に混じってフタバガキ科樹木が自然定着していること、両樹種で多くの菌根菌を共有していることが判明した。撹乱...
❏東南アジアの持続的森林施業を実現する菌根菌の探索(25257411)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】熱帯林 / 菌根菌 / 東南アジア / 国際研究者交流 / インドネシア (他7件)
【概要】樹木は成長に必要な土壌養分の多くを根に共生する菌根菌に依存している。このため、持続的な森林施行を実現するためには菌根菌に関する知見も不可欠である。本研究では、東南アジアの主要な林業樹木であるフタバガキ科樹木とメルクシマツの生育する森林において菌根菌の学術調査を行った。両方の林分とも、成木に共生している菌種と土壌中で休眠状態にある菌根菌の胞子の組成は大きく異なっていた。また、フタバガキ林とスマトラマ...
❏熱帯林におけるモデルコラム観測に基づく時空間炭素収支モデルの開発(16310017)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】吉村 充則 総合地球環境学研究所, 研究推進センター, 助教授 (70283661)
【キーワード】東南アジア / 熱帯林 / 炭素収支推定 / パラメータ / フラックス計測 (他14件)
【概要】高い生産性と生物多様性に支えられる東南アジア熱帯林においては、その生態系機能に関する重要性は認識されているものの、巨大でアプローチの困難な生態系であるため、精度の高い推定やローカルな現象のスケールアップに問題があった。本研究では、林冠観測クレーンを利用して、林冠部において個葉レベルから群落レベルにわたる異なったスケールで、炭素収支推定に対し必要となるパラメータをモデルコラム観測により取得し、これら...
【農学】森林圏科学:森林東南アジアを含む研究件
❏植生の人為改変はボルネオの気候を変えている?(25281005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (50304770)
【キーワード】森林 / 気候変動 / 土地利用変化 / 熱帯雨林 / 東南アジア
【概要】地表面の被覆状態が変化することで、将来に熱帯域の大気‐陸面相互作用がどのように変化し、降水量等に影響するのかについて明らかにするために、ボルネオ島を対象として、地表面被覆が降水量へ及ぼす影響の違いに関する数値実験を行った。対照実験(C)、気孔開度低下、標高100m以下森林伐採(B-1)、全森林伐採(B-2)の各実験について、現在気候実験の結果から将来気候実験の結果への変化としてみると、B-2のよう...
❏東南アジアにおける蚊媒介性感染症の流行を左右する環境の定量的評価(14256003)
【研究テーマ】寄生虫学(含医用動物学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】高木 正洋 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (60024684)
【キーワード】マラリア媒介蚊 / 日本脳炎媒介蚊 / デング熱媒介蚊 / 東南アジア / 森林 (他9件)
【概要】自然・社会環境の異なる3ヶ国4地域を調査地区に定め,山間部では森林環境とマラリアの流行,マラリア媒介蚊の発生の関係を,平野部では日本脳炎ウイルスの浸襲状況と媒介蚊の役割を生態学的アプローチで解析した。 北タイ山間部では、森林が保全されているとマラリア媒介蚊(Anopheles minimus)が減少せずマラリア流行も持続することを示唆した。森林保全とマラリア防除の自己矛盾を指摘した。インドネシアの...
【農学】森林圏科学:比較研究東南アジアを含む研究件
❏東南アジア諸国における高等教育改革の国際的相互作用に関する比較研究(14651057)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】黒田 一雄 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 助教授 (70294600)
【キーワード】東南アジア / 高等教育 / 国際協力 / 国際研究者交流 / 高等教育改革 (他7件)
【概要】本年度は研究プロジェクトの最終年度目にあたり、以下のことを行なった。 1.ユネスコアジア太平洋教育事務局のモリー・リー教授との共同研究打ち合わせ アジアにおける高等教育研究の第一人者であるモリー・リー教授と本研究プロジェクト終了後の方向性について協議を行った。 2.タイにおける現地調査 昨年度に引き続き、タイ・バンコクにおいて現地調査を行い、ユネスコアジア太平洋教育事務局で資料収集・聞き取り調査を...
❏東南アジア諸国の基礎教育に対する国際協力援助方法の比較研究(14251003)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】佐藤 眞理子 (2004) 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (40215851)
【キーワード】基礎教育 / 東南アジア / 国際協力援助 / 比較研究 / 日本発信型 (他11件)
【概要】ラオス、カンボジア、タイ、インドネシア、フィリピン、スリランカの6カ国を調査対象国として、学校教育の量・質的側面やインプットとアウトプットを結ぶ教育生産関数に着目した国際協力援助方法の比較研究を行った。対象国は教育普及段階に応じて、1.初等教育の普及が困難なラオス及びカンボジア、2.前期中等教育の普及過程にあるタイ及びインドネシア、3.基礎教育の質的向上を目指すフィリピン及びスリランカ、の3分類を...
【農学】森林圏科学:土地利用東南アジアを含む研究件
❏東南アジア農山漁村の生業転換と持続型生存基盤の再構築(22241058)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】河野 泰之 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (80183804)
【キーワード】東南アジア / 生業転換 / 生存基盤 / 農山漁村 / 生態資源利用 (他13件)
【概要】東南アジアの農山漁村では、商品作物栽培の普及や農外就業機会の増加をドライバーとして生業転換が進行している。農山漁村の住民は常に複数の生業を組み合わせて持続的な生存基盤を確保しているが、生業転換は、多くの場合、複数の生業すべてを変化させるのではなく、その一部を変化させるものである。これに対して複数の生業すべてを変化させた場合には生活が極度に困難な状態に陥るリスクを負う。したがって、持続型生存基盤の観...
❏東南アジア大陸部における土地利用変化のメカニズム-フィールドワークとRSの結合-(18310160)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】河野 泰之 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (80183804)
【キーワード】東南アジア / 土地利用 / 環境保全 / 焼畑農業 / 生態資源 (他15件)
【概要】本研究は、東南アジア大陸部を対象として、土地をめぐる環境保全と貧困削減の二律背反という現状を、より長期的な土地利用のダイナミズムに位置づけることにより、環境保全と貧困削減が本来的にもつ相補的な関係の再構築を目指した。村落レベルの長期的な土地利用変化分析に基づいて、土地利用の変化の要因は、地域、国家、ローカルに区分されること、これらの要因の不合理な妥協の積み重ねが生む合理性を再評価する必要があること...
❏東南アジアにおける過去20年間の土地利用変化データベースの構築(07041107)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】柴崎 亮介 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (70206126)
【キーワード】リモートセンシング / 土地被覆分類 / 時系列データセット / 東南アジア / 自動分類 (他10件)
【概要】1)1970年代、80年代、90年代を通じて、インドシナ半島における土地被覆の変化を追跡するデータセットが構築した。衛星画像(ランドサット画像、NOAA画像)によっては雲に覆われている地域、データの欠落している地域があるものの、おおむね全体をカバーできた。 2)分類項目は、森林(常緑林、落葉林)、水田、畑地、草地・裸地、都市域・人工構造物、水域が達成できた。なお、データのメッシュサイズは対象となる...
【農学】森林圏科学:土地利用変化東南アジアを含む研究件
❏アブラヤシ農園拡大の環境リスク評価(21H02229)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50304770)
【キーワード】土地利用変化 / 水循環 / 炭素循環 / 東南アジア / プランテーション
【概要】
❏植生の人為改変はボルネオの気候を変えている?(25281005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (50304770)
【キーワード】森林 / 気候変動 / 土地利用変化 / 熱帯雨林 / 東南アジア
【概要】地表面の被覆状態が変化することで、将来に熱帯域の大気‐陸面相互作用がどのように変化し、降水量等に影響するのかについて明らかにするために、ボルネオ島を対象として、地表面被覆が降水量へ及ぼす影響の違いに関する数値実験を行った。対照実験(C)、気孔開度低下、標高100m以下森林伐採(B-1)、全森林伐採(B-2)の各実験について、現在気候実験の結果から将来気候実験の結果への変化としてみると、B-2のよう...
❏グローバリゼーション下の東南アジアの社会変容と地域変化(12308003)
【研究テーマ】人文地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】梅原 弘光 立教大学, 文学部, 教授 (00160325)
【キーワード】東南アジア / 農業社会変容 / 地域分化 / 都市化 / グローバル化 (他19件)
【概要】本研究は、研究分担者・協力者13人と海外共同研究者4人からなる研究組織により実施された。最初に設定した主要課題項目(植民地支配、近代化政策、農業商業化、階層分化、労働力移動、都市化、環境変化)に沿って、年次ごとに重点を少しずつ移動させながら現地調査と研究集会を繰り返し、3年目には国際会議を開催した。最終報告書の構成は、植民地下の社会変容(第7・11章)、近代化政策(第2・3・8・9・12章)、それ...
【農学】森林圏科学:菌根菌東南アジアを含む研究件
❏東南アジアの森林回復を支える菌根菌の探索(16H02759)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (60270899)
【キーワード】熱帯林 / 東南アジア / 菌根菌 / 熱帯雨林 / 森林再生 (他10件)
【概要】東南アジアの撹乱地に自然更新するフトモモ科Tristaniopsis属樹木の外生菌根菌をインドネシアのバンカ島とカリマンタン島で調べた。検出された外生菌根菌のほとんどはこれまで検出されたことのない新種の可能性が高いことが判明した。また、カリマンタン島の調査地では、Tristaniopsis属樹木に混じってフタバガキ科樹木が自然定着していること、両樹種で多くの菌根菌を共有していることが判明した。撹乱...
❏東南アジアの持続的森林施業を実現する菌根菌の探索(25257411)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】熱帯林 / 菌根菌 / 東南アジア / 国際研究者交流 / インドネシア (他7件)
【概要】樹木は成長に必要な土壌養分の多くを根に共生する菌根菌に依存している。このため、持続的な森林施行を実現するためには菌根菌に関する知見も不可欠である。本研究では、東南アジアの主要な林業樹木であるフタバガキ科樹木とメルクシマツの生育する森林において菌根菌の学術調査を行った。両方の林分とも、成木に共生している菌種と土壌中で休眠状態にある菌根菌の胞子の組成は大きく異なっていた。また、フタバガキ林とスマトラマ...
【農学】森林圏科学:水循環東南アジアを含む研究件
❏アブラヤシ農園拡大の環境リスク評価(21H02229)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50304770)
【キーワード】土地利用変化 / 水循環 / 炭素循環 / 東南アジア / プランテーション
【概要】
❏東南アジアモンスーン域における気候と水循環の変動に関する国際共同研究の企画調査(13895008)
【研究テーマ】水工水理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001
【研究代表者】沖 大幹 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (50221148)
【キーワード】アジアモンスーン / 気候変動 / 水資源 / 国際共同研究プロジェクト / 水循環 (他6件)
【概要】世界の安定的な発展のためには、必要な質の充分な量の水を必要な地域に供給できるかどうかを的確にモニタリングし、あらかじめ知ることが極めて重要である。そのためには、降水、蒸発散、浸透、流出等各流域における水循環の的確なモニタリングとデータ解析によるその変動メカニズムの解明、そしてモデル化による将来予測など、自然科学的な観測と理解が欠かせない。これに対し、大陸スケールの水とエネルギー循環の観測研究を主な...
【農学】水圏応用科学:インドネシア東南アジアを含む研究件
❏中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】インドネシア
【研究期間】中国
【研究代表者】ブータン
【キーワード】国民皆保険
【概要】本研究は、オランダ植民地期末期のインドネシア(1942年まではオランダ領東インド)におけるイスラーム運動、特にムスリムによる大同団結運動に着目し、その活動や思想形成が独立後のインドネシア社会にいかなる影響を与えたのかを考察するものである。具体的には、以下2点の課題に取り組むことにより、本研究の実現を図る。すなわち、①オランダ植民地期末期に、インドネシア・ムスリムの団結運動を主導したマス・マンスール...
❏インドネシアにおけるフェミニズム運動とイスラーム(20K12470)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】見市 建 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (10457749)
【キーワード】インドネシア / フェミニズム / イスラーム / 社会運動 / 東南アジア
【概要】昨年度に続き、新型コロナウィルスの流行により、現地調査が不可能になった。このため、インドネシアのフェミスト活動家らへのインタビューをオンラインで行った。 これらのインタビューに加え、すでに収集済みの資料やインターネット経由で入手した諸資料を踏まえ、2019年に行われた婚姻法の改正(女性の法定結婚最低年齢の引き上げ)の政治過程の概要と社会運動(フェミニストNGO)の役割を把握することができた。すなわ...
❏東南アジア諸国の食塩摂取量およびコールドチェーンが国民健康改善に及ぼす影響の評価(19KK0166)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2024-03-31
【研究代表者】荒木 徹也 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40420228)
【キーワード】インドネシア / 中国 / ブータン / 国民皆保険 / 栄養調査 (他19件)
【概要】今年度は、インドネシアを対象とする社会経済調査に基づく研究成果を学術論文および書籍として公表した。具体的には、インドネシア・西ジャワ州バンドン市近郊におけるジャムゥの利用に関する予測因子の分析に焦点を当てた社会経済学的調査を、計926世帯(都市部:453世帯、農村部:473世帯)を対象に実施した結果、「農村部に居住していること」「高学歴であること」「既往歴を有すること」「民間薬の知識を有すること」...
【農学】水圏応用科学:分布東南アジアを含む研究件
❏東南アジアに混在する有害赤潮原因シャットネラ新規系統群の識別と分布特性(19H03027)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50423645)
【キーワード】有害藻類 / 赤潮 / ラフィド藻 / シャットネラ / 系統分類 (他9件)
【概要】東南アジア沿岸域に分布する有害ラフィド藻Chattonellaの出現情報をまとめ,系統群レベルでの分布を明らかにした。東南アジアでは1989年までは3件の出現に限られたが,2019年までには8件の漁業被害を含む30件以上の出現が認められた。系統解析からは,東アジアにはC. marina系統群のみが分布し,東南アジアには4系統群(C. marina系統群,C. subsalsa系統群,2新規系統群)...
❏東南アジア沿岸域における有害赤潮原因藻類の分布特性(25304029)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 東南アジア / 国際研究者交流 (他13件)
【概要】東南アジア沿岸域における新規有害藻類の分布を現地研究者と連携して調査し,出現種の微細構造観察と分子系統解析を行った。Cochlodinium polykrikoidesの新たな出現をインドネシアのランプン湾で確認し,種内系統群を特定した。Amphidiniumは小型種が東南アジア沿岸域に広く分布することを確認した。2014年にジョホール海峡に出現した有害種Karlodinium australeを...
【農学】水圏応用科学:渦鞭毛藻東南アジアを含む研究件
❏東南アジア沿岸域に潜在する小型有害渦鞭毛藻の個体群分布(19KK0160)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 貝毒 / 渦鞭毛藻 / 系統分類 / 微細構造 (他10件)
【概要】アジア沿岸域に出現する小型有害渦鞭毛藻カレニア科とアンフィドマ科を主対象に,出現種の形態形質と系統的位置を明らかにし,種や個体群レベルでの分布把握を目的として調査を継続している。今年度も感染症の状況により東南アジア沿岸域における現地合同調査は実施できていないが,試料採集は現地研究者に依頼して進めている。日本沿岸では北海道東部太平洋岸に大規模な赤潮が発生したため,この原因種Karenia selli...
❏アジア沿岸域に汎存する赤潮原因小型渦鞭毛藻の系統分類(15H04533)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 小型渦鞭毛藻 / 東南アジア (他14件)
【概要】アジア沿岸域では赤潮原因小型渦鞭毛藻の出現情報が限られるため種同定に始まる被害対策が遅れている。本研究では特に情報が少ないスエシア科,ボルギエラ科,カレニア科などに含まれる小型渦鞭毛藻を採集し,未記載種を記載することで同定に資する形態形質に関する情報を蓄積した。スエシア科に所属する2新属2新種,ボルギエラ科に所属する1新属1新種を記載した。カレニア科からは眼点をもつ新規小型種の培養株を確立して系統...
❏東南アジア沿岸域における有害赤潮原因藻類の分布特性(25304029)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 東南アジア / 国際研究者交流 (他13件)
【概要】東南アジア沿岸域における新規有害藻類の分布を現地研究者と連携して調査し,出現種の微細構造観察と分子系統解析を行った。Cochlodinium polykrikoidesの新たな出現をインドネシアのランプン湾で確認し,種内系統群を特定した。Amphidiniumは小型種が東南アジア沿岸域に広く分布することを確認した。2014年にジョホール海峡に出現した有害種Karlodinium australeを...
【農学】水圏応用科学:カレニア科東南アジアを含む研究件
❏東南アジア沿岸域に潜在する小型有害渦鞭毛藻の個体群分布(19KK0160)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 貝毒 / 渦鞭毛藻 / 系統分類 / 微細構造 (他10件)
【概要】アジア沿岸域に出現する小型有害渦鞭毛藻カレニア科とアンフィドマ科を主対象に,出現種の形態形質と系統的位置を明らかにし,種や個体群レベルでの分布把握を目的として調査を継続している。今年度も感染症の状況により東南アジア沿岸域における現地合同調査は実施できていないが,試料採集は現地研究者に依頼して進めている。日本沿岸では北海道東部太平洋岸に大規模な赤潮が発生したため,この原因種Karenia selli...
❏アジア沿岸域に汎存する赤潮原因小型渦鞭毛藻の系統分類(15H04533)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 小型渦鞭毛藻 / 東南アジア (他14件)
【概要】アジア沿岸域では赤潮原因小型渦鞭毛藻の出現情報が限られるため種同定に始まる被害対策が遅れている。本研究では特に情報が少ないスエシア科,ボルギエラ科,カレニア科などに含まれる小型渦鞭毛藻を採集し,未記載種を記載することで同定に資する形態形質に関する情報を蓄積した。スエシア科に所属する2新属2新種,ボルギエラ科に所属する1新属1新種を記載した。カレニア科からは眼点をもつ新規小型種の培養株を確立して系統...
【農学】水圏応用科学:マレーシア東南アジアを含む研究件
❏東南アジア沿岸域における有害赤潮原因藻類の分布特性(25304029)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 東南アジア / 国際研究者交流 (他13件)
【概要】東南アジア沿岸域における新規有害藻類の分布を現地研究者と連携して調査し,出現種の微細構造観察と分子系統解析を行った。Cochlodinium polykrikoidesの新たな出現をインドネシアのランプン湾で確認し,種内系統群を特定した。Amphidiniumは小型種が東南アジア沿岸域に広く分布することを確認した。2014年にジョホール海峡に出現した有害種Karlodinium australeを...
❏直接的参与観察と統計的手法によるソーシャルネットワークサイトの政治的影響分析(24653033)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木村 幹 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (50253290)
【キーワード】ソーシャルメディア / インド / 中国 / 韓国 / 中東 (他16件)
【概要】本研究課題は、日本、韓国、中国、マレーシア、タイ、インド、中東諸国、さらにはアフリカ諸国を対象として、SNSの普及がどのような政治的影響を与えたかを分析した。研究においては、各研究者が実際にSNSに参加し、情報収集及び情報発信を行うという、参与観察の手法を用いた。 結果、SNSの普及が政治に大きな影響を与えるには、従前の情報ネットワークにおいて歪みが存在する事が必要である事が明らかになった。 ...
❏東南アジアにおける食用クラゲ類漁業の実態および漁獲種の生態学的研究(23405031)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】西川 淳 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (10282732)
【キーワード】クラゲ漁業 / 東南アジア / マレーシア / タイ / ベトナム (他10件)
【概要】クラゲ類の大量発生は人間活動に様々な負の影響を及ぼす一方で、豊富に出現する種の一部は漁獲され、人類の食料資源として役立ってきた。本研究は、クラゲの漁獲量が多い東南アジア諸国において、水産学的見地から漁業の実態を明らかにし、さらに食用種の生物・生態学的知見、すなわち、個体群動態、生活史、食性、共生生物相なども明らかにすることを目的とした。海外研究協力者の協力を得て3カ国において「(1)クラゲ漁業の実...
【農学】水圏応用科学:有害藻類東南アジアを含む研究件
❏東南アジアに混在する有害赤潮原因シャットネラ新規系統群の識別と分布特性(19H03027)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50423645)
【キーワード】有害藻類 / 赤潮 / ラフィド藻 / シャットネラ / 系統分類 (他9件)
【概要】東南アジア沿岸域に分布する有害ラフィド藻Chattonellaの出現情報をまとめ,系統群レベルでの分布を明らかにした。東南アジアでは1989年までは3件の出現に限られたが,2019年までには8件の漁業被害を含む30件以上の出現が認められた。系統解析からは,東アジアにはC. marina系統群のみが分布し,東南アジアには4系統群(C. marina系統群,C. subsalsa系統群,2新規系統群)...
❏東南アジア沿岸域に潜在する小型有害渦鞭毛藻の個体群分布(19KK0160)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 貝毒 / 渦鞭毛藻 / 系統分類 / 微細構造 (他10件)
【概要】アジア沿岸域に出現する小型有害渦鞭毛藻カレニア科とアンフィドマ科を主対象に,出現種の形態形質と系統的位置を明らかにし,種や個体群レベルでの分布把握を目的として調査を継続している。今年度も感染症の状況により東南アジア沿岸域における現地合同調査は実施できていないが,試料採集は現地研究者に依頼して進めている。日本沿岸では北海道東部太平洋岸に大規模な赤潮が発生したため,この原因種Karenia selli...
❏アジア沿岸域に汎存する赤潮原因小型渦鞭毛藻の系統分類(15H04533)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 小型渦鞭毛藻 / 東南アジア (他14件)
【概要】アジア沿岸域では赤潮原因小型渦鞭毛藻の出現情報が限られるため種同定に始まる被害対策が遅れている。本研究では特に情報が少ないスエシア科,ボルギエラ科,カレニア科などに含まれる小型渦鞭毛藻を採集し,未記載種を記載することで同定に資する形態形質に関する情報を蓄積した。スエシア科に所属する2新属2新種,ボルギエラ科に所属する1新属1新種を記載した。カレニア科からは眼点をもつ新規小型種の培養株を確立して系統...
【農学】水圏応用科学:赤潮東南アジアを含む研究件
❏東南アジアに混在する有害赤潮原因シャットネラ新規系統群の識別と分布特性(19H03027)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50423645)
【キーワード】有害藻類 / 赤潮 / ラフィド藻 / シャットネラ / 系統分類 (他9件)
【概要】東南アジア沿岸域に分布する有害ラフィド藻Chattonellaの出現情報をまとめ,系統群レベルでの分布を明らかにした。東南アジアでは1989年までは3件の出現に限られたが,2019年までには8件の漁業被害を含む30件以上の出現が認められた。系統解析からは,東アジアにはC. marina系統群のみが分布し,東南アジアには4系統群(C. marina系統群,C. subsalsa系統群,2新規系統群)...
❏東南アジア沿岸域に潜在する小型有害渦鞭毛藻の個体群分布(19KK0160)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 貝毒 / 渦鞭毛藻 / 系統分類 / 微細構造 (他10件)
【概要】アジア沿岸域に出現する小型有害渦鞭毛藻カレニア科とアンフィドマ科を主対象に,出現種の形態形質と系統的位置を明らかにし,種や個体群レベルでの分布把握を目的として調査を継続している。今年度も感染症の状況により東南アジア沿岸域における現地合同調査は実施できていないが,試料採集は現地研究者に依頼して進めている。日本沿岸では北海道東部太平洋岸に大規模な赤潮が発生したため,この原因種Karenia selli...
❏アジア沿岸域に汎存する赤潮原因小型渦鞭毛藻の系統分類(15H04533)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 小型渦鞭毛藻 / 東南アジア (他14件)
【概要】アジア沿岸域では赤潮原因小型渦鞭毛藻の出現情報が限られるため種同定に始まる被害対策が遅れている。本研究では特に情報が少ないスエシア科,ボルギエラ科,カレニア科などに含まれる小型渦鞭毛藻を採集し,未記載種を記載することで同定に資する形態形質に関する情報を蓄積した。スエシア科に所属する2新属2新種,ボルギエラ科に所属する1新属1新種を記載した。カレニア科からは眼点をもつ新規小型種の培養株を確立して系統...
【医歯薬学】基礎医学:ポックリ病東南アジアを含む研究件
❏東南アジアに多い若年性心臓突然死-その実態を調査する(15H05290)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】藤田 眞幸 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00211524)
【キーワード】ポックリ病 / Lai-Tai / 突然死 / 冠動脈攣縮 / 東南アジア (他8件)
【概要】健康な青壮年が夜間就寝中に突然死する原因不明の病態であるポックリ病症候群は、日本や東南アジアに多く、タイでは、Lai-Taiと呼ばれてきた。我々の現地での実態調査によって、タイ全土では、年間1200~1800人程度がLai-Taiで死亡していると推計された。Lai-Tai事例について、不整脈突然死をきたすBrugada症候群等に関係するSC5NA遺伝子解析をしたところ、72%の事例で、何らかのアミ...
❏日本および東南アジア諸国にみられる若年性心臓突然死の実態とその原因の解明(24406025)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤田 眞幸 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00211524)
【キーワード】ポックリ病 / Lai-Tai / 突然死 / 東南アジア / 不整脈 (他8件)
【概要】ポックリ病症候群は、健康な青壮年男性が夜間就寝中に突然死亡する原因不明の病態であるが、日本や東南アジアに多発するとされてきた。現地の医師と共同で調査を進めた結果、タイでLai-Taiと呼ばれる突然死は、日本と同様の解剖所見を呈し、背景的には、経済状態、衛生状態が悪く、重労働の肉体労働者が占めるなど、日本の戦後の状況に似ていると考慮された。不整脈による突然死をきたすBrugada症候群などに関係する...
【医歯薬学】境界医学:フェミニズム東南アジアを含む研究件
❏インドネシアにおけるフェミニズム運動とイスラーム(20K12470)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】見市 建 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (10457749)
【キーワード】インドネシア / フェミニズム / イスラーム / 社会運動 / 東南アジア
【概要】昨年度に続き、新型コロナウィルスの流行により、現地調査が不可能になった。このため、インドネシアのフェミスト活動家らへのインタビューをオンラインで行った。 これらのインタビューに加え、すでに収集済みの資料やインターネット経由で入手した諸資料を踏まえ、2019年に行われた婚姻法の改正(女性の法定結婚最低年齢の引き上げ)の政治過程の概要と社会運動(フェミニストNGO)の役割を把握することができた。すなわ...
❏アイデンティティの可視性とその自己決定可能性をめぐる文化分析と理論構築(16710183)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】清水 晶子 中央大学, 経済学部, 講師 (40361589)
【キーワード】アイデンティティ / セクシュアリティ / フェミニズム / クィア / 可視性 (他12件)
【概要】1.2006年7月のイスタンブールにおける_Crossroads2006_(カルチュラル・スタディーズ国際学会)における学会発表。 <発表内容>香港および台湾の研究者と共同で"Unthinking the Global/Local in Queer Asia"のタイトルでパネルを組んで発表を行う。パネルはアジア各地のローカルな文脈におけるクィア言説と英米に端を発しグロー...
【医歯薬学】内科系臨床医学:突然死東南アジアを含む研究件
❏東南アジアに多い若年性心臓突然死-その実態を調査する(15H05290)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】藤田 眞幸 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00211524)
【キーワード】ポックリ病 / Lai-Tai / 突然死 / 冠動脈攣縮 / 東南アジア (他8件)
【概要】健康な青壮年が夜間就寝中に突然死する原因不明の病態であるポックリ病症候群は、日本や東南アジアに多く、タイでは、Lai-Taiと呼ばれてきた。我々の現地での実態調査によって、タイ全土では、年間1200~1800人程度がLai-Taiで死亡していると推計された。Lai-Tai事例について、不整脈突然死をきたすBrugada症候群等に関係するSC5NA遺伝子解析をしたところ、72%の事例で、何らかのアミ...
❏日本および東南アジア諸国にみられる若年性心臓突然死の実態とその原因の解明(24406025)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤田 眞幸 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00211524)
【キーワード】ポックリ病 / Lai-Tai / 突然死 / 東南アジア / 不整脈 (他8件)
【概要】ポックリ病症候群は、健康な青壮年男性が夜間就寝中に突然死亡する原因不明の病態であるが、日本や東南アジアに多発するとされてきた。現地の医師と共同で調査を進めた結果、タイでLai-Taiと呼ばれる突然死は、日本と同様の解剖所見を呈し、背景的には、経済状態、衛生状態が悪く、重労働の肉体労働者が占めるなど、日本の戦後の状況に似ていると考慮された。不整脈による突然死をきたすBrugada症候群などに関係する...
【医歯薬学】内科系臨床医学:フィリピン東南アジアを含む研究件
❏ペンテコステ派とパール行商ーサマが経験する21世紀の仕事と祈り(26360001)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 和佳 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90334218)
【キーワード】東南アジア / フィリピン / 生業 / 信仰 / キリスト教 (他13件)
【概要】本研究は、当初フィリピンのダバオ市のサマ(バジャウ)移民を事例に、都市経済への参加浸透とペンテコステ派キリスト教の受容が同時期に進行したことに注目し、人びとが信仰と仕事という2軸のもとにいかに社会生活を再生産しているのか明らかにしようとした。しかし、まさにプロジェクト開始年度4月に調査地が火災で全焼したため、その枠組みを大きく変更し、つぎのことを追究した。1)火災後の復興プロセス(調査地再建、生業...
❏東南アジア沿岸域における有害赤潮原因藻類の分布特性(25304029)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】岩滝 光儀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (50423645)
【キーワード】赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 東南アジア / 国際研究者交流 (他13件)
【概要】東南アジア沿岸域における新規有害藻類の分布を現地研究者と連携して調査し,出現種の微細構造観察と分子系統解析を行った。Cochlodinium polykrikoidesの新たな出現をインドネシアのランプン湾で確認し,種内系統群を特定した。Amphidiniumは小型種が東南アジア沿岸域に広く分布することを確認した。2014年にジョホール海峡に出現した有害種Karlodinium australeを...
❏東西交流史の新たな視角:メキシコ史研究から見る東・東南アジアの文化変容(25570006)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮原 曉 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 教授 (70294171)
【キーワード】フィリピン諸島 / メキシコ / サツマイモ / パイナップル / チョコレート (他19件)
【概要】本研究では、16~18 世紀、メキシコからフィリピン諸島を経由してモノ、技術、情報が中国大陸(あるいは東アジア)にもたらされたプロセスの解明を試みた。 メキシコとフィリピンの間の海上貿易は、サツマイモ、タバコ、トウモロコシ、パイナップルなどの新大陸起源の農作物がフィリピン諸島、さらに中国大陸にもたらされたが、その受容と利用のされ方には、フィリピン諸島および中国大陸でのモノ、技術、情報の「翻訳」「編...
【医歯薬学】社会医学:ジエンダー東南アジアを含む研究件
❏経済発展における「性的マイノリティ」の役割-東南アジア二大宗教の比較研究(20K20792)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】大門 毅 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (80329333)
【キーワード】SOGI / LGBTq / 経済発展 / 宗教 / ジェンダー (他9件)
【概要】本研究では、東南アジアにおいて、性的マイノリティの人たちが経済発展の影でどのような扱いを受け、また、社会の一員として発展プロセスに貢献し得るのか、寛大と言われるタイと厳罰が課されるマレーシアを比較検討する。ジェンダーの多様性が法的に整備されても、伝統的な男女の性差に対する規範・慣習が上位規範として存在する場合には、結果としてジェンダー・マイノリティの真の権利(特に、雇用機会・賃金などの経済的権利)...
❏急変する世界環境下での高等教育の国際化に関する総合的研究(22330226)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】米澤 彰純 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (70251428)
【キーワード】高等教育 / 国際化 / 多極化 / 国際協力 / 国際連携 (他13件)
【概要】世界の急速な構造変動に対する高等教育の国際化のあり方の変化について、理論・国際動向・実証の各側面から総合的に検討した。第一に、各国の高等教育の国際化が、各々の国内・国際双方の文脈の違いにより異なること、第二に、各国が確実にグローバルな変化への対応をより強く迫られていること、第三に、高等教育のイニシアティブの多極化が進行し、日本の高等教育の国際的位置づけに大きな影響を及ぼしていることを明らかにした。...
❏東アジアと東南アジアを中心とする軍隊の歴史人類学的研究(16320118)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (00188335)
【キーワード】軍隊 / ジェンダー / 表象 / アジア / 地域社会 (他13件)
【概要】本研究は、歴史人類学的視点から東アジアと東南アジアを中心とする軍隊を、その社会・文化的文脈において理解することを目指した。 本研究の成果としてとくに強調しておきたいのは、フィールドワークや一次資料に基づき、アジアの軍隊とその社会・歴史的文脈についての実証的な考察を深めたことである。その成果は数多くの出版物や報告によって明らかである。分担者の間で共通して認められるのは、軍隊研究は、軍隊が国家の制度で...
【医歯薬学】社会医学:アフリカ東南アジアを含む研究件
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
❏戦略形成プロセスからみる新興国のイノベーション:日本企業の創発的グローバル戦略(16K03884)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三嶋 恒平 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (90512765)
【キーワード】新興国 / イノベーション / オートバイ産業 / 国際経営 / 戦略形成プロセス (他19件)
【概要】本研究成果は第1に、新興国におけるイノベーションを戦略形成プロセスから解明しようとしたことだ。第2に、日本企業のグローバル創発戦略から、戦略形成プロセスの内実としての経営資源の配分を解明し、内部組織のありようを示そうとしたことだ。第3に、二輪車産業を事例としながら日本企業の能力構築と新興国の市場・拠点でのイノベーションの発現について明らかにしようとしたことだ。 これら成果を踏まえ、学会等で報告を1...
❏直接的参与観察と統計的手法によるソーシャルネットワークサイトの政治的影響分析(24653033)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木村 幹 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (50253290)
【キーワード】ソーシャルメディア / インド / 中国 / 韓国 / 中東 (他16件)
【概要】本研究課題は、日本、韓国、中国、マレーシア、タイ、インド、中東諸国、さらにはアフリカ諸国を対象として、SNSの普及がどのような政治的影響を与えたかを分析した。研究においては、各研究者が実際にSNSに参加し、情報収集及び情報発信を行うという、参与観察の手法を用いた。 結果、SNSの普及が政治に大きな影響を与えるには、従前の情報ネットワークにおいて歪みが存在する事が必要である事が明らかになった。 ...
【医歯薬学】社会医学:日本史東南アジアを含む研究件
❏植民地史を書き換える-東南アジアの日本占領行政からみた欧米植民地支配(26284111)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早瀬 晋三 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (20183915)
【キーワード】東南アジア史 / 植民地史 / アジア太平洋戦争 / 写真資料 / 在留邦人 (他13件)
【概要】本研究の目的は、日本軍が東南アジアを占領するにあたって、どこまで欧米の植民地支配の実態を知って占領地行政に臨んだのか、具体的な事例から欧米の植民地支配の実態を明らかにすることであった。そのため、基礎資料の発掘とその資料を整理した資料集の発行をおこなった。まず、『朝日新聞大阪本社所蔵「富士倉庫資料」(写真)東南アジア関係一覧』、『南洋協会発行雑誌 解説・総目録・索引』を出版した。つぎに、『ジャワ新聞...
❏文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究(23242036)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 登亀男 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50094066)
【キーワード】「仏教」文明 / 世間(世俗)秩序 / 造形 / 文字言語 / 複合宗教 (他32件)
【概要】インド亜大陸発祥の「仏教」がアジア世界に広く流伝したことと、そのアジア世界で多様な国家や社会や文化が形成されていくこととが、どのような関係にあったのかを調査研究した。とくに、国家の構築と社会の秩序化、造形表現や文字言語表現の展開、諸宗教や儀礼・習俗との複合、という三つの観点からアプローチした。そして、これらの観点が文明としての「仏教」の三要件に合致するものと考えた。同時に、このような「仏教」文明の...
❏近世長崎貿易の再検討-国際分業の観点から見た18世紀の日本とアジア・世界経済-(21730284)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】島田 竜登 西南学院大学, 経済学部, 准教授 (80435106)
【キーワード】オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア間貿易 / 長崎 / 日本史 (他13件)
【概要】本研究は,近世期の長崎貿易について再検討を行うものである。この際,国際分業の視点を重視して,日本経済を,アジア経済,さらには世界経済のなかに位置づけることを企図した。とくに,本研究では, 18世紀を中心とした時期に生じたアジア経済や世界経済の変化と日本経済の変容の関係性を,長崎貿易というレンズを通じて考察することにつとめた。 ...
【医歯薬学】社会医学:民主主義東南アジアを含む研究件
❏中区分10:心理学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】政治文化
【研究期間】民主化
【研究代表者】民主主義
【キーワード】アジア
【概要】
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
❏アジアンバロメータ調査第5波の実施と比較政治実験の統合による政治文化研究の革新(18H03664)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】池田 謙一 同志社大学, 社会学部, 教授 (30151286)
【キーワード】政治文化 / 民主化 / 民主主義 / アジア / 国際比較調査 (他16件)
【概要】日本やアジアの市民がいかなる価値や文化や制度的コンテクストの下でそれらと一貫する思考や行動を営んでいるかを解くという目的を追求するために、本研究は国際比較を目的としたアジアンバロメーター調査第5波の日本調査を実施し、21世紀に入ってから20年の時系列的国際比較データを取得し、アジアの政治文化と民主主義のあり方、日本のアジアにおける長期的な位置づけを検討している。研究の成果は、日本人の政治関与の衰退...
【医歯薬学】社会医学:表象東南アジアを含む研究件
❏東アジアと東南アジアを中心とする軍隊の歴史人類学的研究(16320118)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (00188335)
【キーワード】軍隊 / ジェンダー / 表象 / アジア / 地域社会 (他13件)
【概要】本研究は、歴史人類学的視点から東アジアと東南アジアを中心とする軍隊を、その社会・文化的文脈において理解することを目指した。 本研究の成果としてとくに強調しておきたいのは、フィールドワークや一次資料に基づき、アジアの軍隊とその社会・歴史的文脈についての実証的な考察を深めたことである。その成果は数多くの出版物や報告によって明らかである。分担者の間で共通して認められるのは、軍隊研究は、軍隊が国家の制度で...
❏アイデンティティの可視性とその自己決定可能性をめぐる文化分析と理論構築(16710183)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】清水 晶子 中央大学, 経済学部, 講師 (40361589)
【キーワード】アイデンティティ / セクシュアリティ / フェミニズム / クィア / 可視性 (他12件)
【概要】1.2006年7月のイスタンブールにおける_Crossroads2006_(カルチュラル・スタディーズ国際学会)における学会発表。 <発表内容>香港および台湾の研究者と共同で"Unthinking the Global/Local in Queer Asia"のタイトルでパネルを組んで発表を行う。パネルはアジア各地のローカルな文脈におけるクィア言説と英米に端を発しグロー...
❏近代における「考古学」の役割の比較研究―その本質的表象と政治的境界の関連を軸に(15320079)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】余語 琢磨 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (00288052)
【キーワード】考古学 / 表象 / 国民国家 / 境界 / 植民地経験 (他10件)
【概要】1.資料の収集と分析:(1)考古資料を用いて政治的「境界」の正統性・優位性を明らかにしようとする研究対象地域の出版物、考古学と国民国家形成・植民地経験の関係を論じた内外の研究文献を収集・整理し、リファレンス作成と個々の言説分析を行った。(2)西南諸島担当の研究協力者は、奄美と琉球の考古資料と関連言説の比較から、国家内の境界認識の問題点を明らかにした。(3)韓国担当の研究協力者は、韓国での調査・関連...
【医歯薬学】社会医学:移動東南アジアを含む研究件
❏インターフェイスとしての女性と中国系移民のディアスポリック空間(25300047)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮原 曉 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 教授 (70294171)
【キーワード】中国系移民 / 女性 / ディアスポラ / 東南アジア / 通婚 (他14件)
【概要】本研究では,東南アジアの女性の経験世界--中国系の女性と中国系の男性と通婚する女性が,いかに異なる仕方で移民社会の再生産に関与するか--を現地調査にもとづいて明らかにすることで,東南アジアの華僑華人史の書き換えを試みるとともに,人口と空間をめぐる政治力学という観点から既存の華僑華人研究,および移民研究の枠組みを再考した。また女性たちの移動,定住,通婚,再生産の経験の蓄積のなかに「人の移動」をとらえ...
❏20世紀アジアの国際関係とインドネシア華人の移動(24310183)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】北村 由美 京都大学, その他部局等, 准教授 (70335214)
【キーワード】インドネシア / 華僑・華人 / 国際移動 / 脱植民地化 / 権威主義体制 (他12件)
【概要】本研究は、インドネシア華人とその再移住の調査を通じて、脱植民地化、国民国家形成、冷戦といった20 世紀のアジアの国際関係をとらえなおすことを目的とし、オランダ、中国、香港、台湾、マレーシア、日本などインドネシア華人の移動先において調査を行った。本研究によって、第二次世界大戦後から21世紀初頭にいたるインドネシア華人の国際移動をめぐる複雑な実態が明らかになるとともに、インドネシアが民主化とグローバル...
【医歯薬学】社会医学:メデイア東南アジアを含む研究件
❏植民地史を書き換える-東南アジアの日本占領行政からみた欧米植民地支配(26284111)
【研究テーマ】アジア史・アフリカ史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早瀬 晋三 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (20183915)
【キーワード】東南アジア史 / 植民地史 / アジア太平洋戦争 / 写真資料 / 在留邦人 (他13件)
【概要】本研究の目的は、日本軍が東南アジアを占領するにあたって、どこまで欧米の植民地支配の実態を知って占領地行政に臨んだのか、具体的な事例から欧米の植民地支配の実態を明らかにすることであった。そのため、基礎資料の発掘とその資料を整理した資料集の発行をおこなった。まず、『朝日新聞大阪本社所蔵「富士倉庫資料」(写真)東南アジア関係一覧』、『南洋協会発行雑誌 解説・総目録・索引』を出版した。つぎに、『ジャワ新聞...
❏東アジアと東南アジアを中心とする軍隊の歴史人類学的研究(16320118)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (00188335)
【キーワード】軍隊 / ジェンダー / 表象 / アジア / 地域社会 (他13件)
【概要】本研究は、歴史人類学的視点から東アジアと東南アジアを中心とする軍隊を、その社会・文化的文脈において理解することを目指した。 本研究の成果としてとくに強調しておきたいのは、フィールドワークや一次資料に基づき、アジアの軍隊とその社会・歴史的文脈についての実証的な考察を深めたことである。その成果は数多くの出版物や報告によって明らかである。分担者の間で共通して認められるのは、軍隊研究は、軍隊が国家の制度で...
【医歯薬学】社会医学:国際協力東南アジアを含む研究件
❏東南アジア地域・境界地域の平和構築と紛争予防ガバナンスの確立(15KT0049)
【研究テーマ】紛争研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】紛争予防 / 平和構築 / 東南アジア / 東南アジアの境界地域 / 市民社会 (他19件)
【概要】特に2年目、3年目の国際ワークショップの開催が大きな成果であった。2年目は、Asian Network for Free Elections: ANFRELの代表S, Ichal氏ら同ネットワークから3名を招聘し、東南アジアの民主化、自由で公正な選挙実施のためのガバナンスつくり、市民社会・NGOの民主化に対する役割を主題とした内容で開催した。3年目の国際ワークショップは、シンガポールの南洋工科大学...
❏東南アジア・マングローブ域の環境劣化機構と持続可能な利用条件に関する調査(25303016)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 淳 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (50292884)
【キーワード】マングローブ / 海岸侵食 / 地盤沈下 / 気候変動 / 持続可能性 (他24件)
【概要】タイ,インドネシア,ベトナムのマングローブ沼地を主対象とし,空中写真解析,測量,空撮,波浪・水質観測,アンケート・インタビュー調査を行い,マングローブ沼地の持続的な利用条件について検討した.長期的な空中写真解析からマングローブ沼地の消失要因と保全に有効な条件を考察した.また,竹柵と石積堤を用いたマングローブ再生事業の評価から,十分な消波による土砂堆積促進と苗木定着までの丁寧な人的介入の有効性が示さ...
❏アジア農村・山間コミュニティを支援する災害情報伝達システムの設計と技術戦略の提案(24404009)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川崎 昭如 東京大学, 工学系研究科, 特任准教授 (00401696)
【キーワード】防災情報 / 水害 / タイ / ミャンマー / 携帯電話 (他12件)
【概要】本研究では、山間・農村地域の災害対応力向上に資する情報伝達のあり方と技術戦略を多角的に検討した。特に携帯電話の利用に着目し,SMSの一斉メール送信を使った災害情報伝達に関する社会実験を実施した.その結果,屋外スピーカーによる情報伝達が及ばない範囲においてもSMSによる情報伝達が確認できた.また、東南アジアと我が国の地方行政の水害対応を比較として,行政から住民までの情報伝達過程を,組織間の役割分担と...
【医歯薬学】社会医学:南アジア東南アジアを含む研究件
❏民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究(18H03624)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
【キーワード】暴力 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 民主主義 (他13件)
【概要】今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海...
❏小児における無機ひ素毒性のセレンによる修飾:テロメア長を用いた検討(16H05254)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡辺 知保 国立研究開発法人国立環境研究所, その他部局等, 理事長 (70220902)
【キーワード】ひ素 / カドミウム / セレニウム / テロメア / テロメア長 (他19件)
【概要】東南アジア・東アジア地域では,地下水のひ素による汚染が報告されており,地域によっては深刻な健康被害が生じている.本研究では,周産期のひ素への曝露がテロメア長に与える影響について検討した.ミャンマでひ素汚染が報告された地域に居住する母子400組の参加を得て,母親の尿中ひ素,カドミウム,鉛のレベルを測定するとともに,臍帯血からDNAを抽出し,テロメアの相対的な長さ(TL)を測定した結果,ひ素とカドミウ...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
【医歯薬学】社会医学:民族東南アジアを含む研究件
❏東南アジア島嶼部における国境管理レジームと境域社会の変容―地域間比較の視点から(25300017)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】長津 一史 東洋大学, 社会学部, 准教授 (20324676)
【キーワード】東南アジア / 国境 / 境域社会 / 地域間比較 / 民族再編 (他9件)
【概要】島嶼部東南アジアにおける国境の政治的意味は、第二次世界大戦後、様々に変化してきた。その過程で国境を跨ぐ境域社会もまた、自らの文化やアイデンティティを変容させてきた。本研究は、現地調査を基に、同地域の境域社会では、①跨境社会文化圏を部分的に含む国民国家との交渉を通じた再編、②在地の跨境社会文化圏を枠組みとする復興、③非在地の越境的な社会関係(欧米のNGOとの関係等)を基盤とする創造の三つのパターンで...
❏イスラム教圏東南アジアにおける学知の制度化と実践に関する総合的研究(18310165)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】山本 博之 京都大学, 地域研究統合情報センター, 准教授 (80334308)
【キーワード】東南アジア / イスラム教 / 社会秩序 / 秩序構築 / マレーシア (他9件)
【概要】民族や宗教共同体などの人間集団の分類概念を例にとり、外来の概念が東南アジアで受容され、イスラム教圏東南アジアの各地に伝播する過程で、在地の公権力との関係においてさまざまな形で受容されていった様子を明らかにした。また、具体的な事例研究として、2004 年のインドネシア・アチェ州の津波被災および2008 年のマレーシアの総選挙を例にとり、社会秩序再編の過程で情報や「知」がどのような役割を果たし、その際...
【医歯薬学】社会医学:都市東南アジアを含む研究件
❏植民地期東南アジアにおける気候変動と社会変容―人文歴史気象学の創成(19H01322)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50634375)
【キーワード】東南アジア / 植民地 / 気候 / 農業 / 治水 (他18件)
【概要】2020年度は海外調査に出ることができずデータの収集に大きな困難があったが、分担者は過去に集めたデータを分析するなどしてそれぞれ研究を進展させた。財城はジャワの日降水量データを分析して、1901-1916年における降雨パターンの季節的特徴を解析した。特に少雨年であった1905年において、既存の全球グリッドデータを使用して事例解析を行うとともに、同データの信頼性を検討した。赤坂は、マニラの気象観測資...
❏ペンテコステ派とパール行商ーサマが経験する21世紀の仕事と祈り(26360001)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青山 和佳 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90334218)
【キーワード】東南アジア / フィリピン / 生業 / 信仰 / キリスト教 (他13件)
【概要】本研究は、当初フィリピンのダバオ市のサマ(バジャウ)移民を事例に、都市経済への参加浸透とペンテコステ派キリスト教の受容が同時期に進行したことに注目し、人びとが信仰と仕事という2軸のもとにいかに社会生活を再生産しているのか明らかにしようとした。しかし、まさにプロジェクト開始年度4月に調査地が火災で全焼したため、その枠組みを大きく変更し、つぎのことを追究した。1)火災後の復興プロセス(調査地再建、生業...
❏都市に生きるサマの民族誌――生業と信仰をめぐる選択の過程(23510302)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2014
【研究代表者】青山 和佳 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (90334218)
【キーワード】東南アジア / フィリピン / 宗教 / 経済 / キリスト教 (他10件)
【概要】本研究では、平成23年度から4年間に渡り、フィリピンのミンダナオ島ダバオ市の文化的少数者サマ・バジャウ社会を事例に、生業と信仰をめぐる選択の過程について民族誌を作成することを目指した。しかし、実施期間中に災害など予測できなかった出来事が重なり、研究計画を変更せざるを得なかった。ただしこの間、文献調査、過去に収集した資料の整理、火災直後の現地調査の結果などに基づき、論文公刊と口頭報告を行った。また、...
【医歯薬学】薬学:不整脈東南アジアを含む研究件
❏東南アジアに多い若年性心臓突然死-その実態を調査する(15H05290)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】藤田 眞幸 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00211524)
【キーワード】ポックリ病 / Lai-Tai / 突然死 / 冠動脈攣縮 / 東南アジア (他8件)
【概要】健康な青壮年が夜間就寝中に突然死する原因不明の病態であるポックリ病症候群は、日本や東南アジアに多く、タイでは、Lai-Taiと呼ばれてきた。我々の現地での実態調査によって、タイ全土では、年間1200~1800人程度がLai-Taiで死亡していると推計された。Lai-Tai事例について、不整脈突然死をきたすBrugada症候群等に関係するSC5NA遺伝子解析をしたところ、72%の事例で、何らかのアミ...
❏日本および東南アジア諸国にみられる若年性心臓突然死の実態とその原因の解明(24406025)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤田 眞幸 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00211524)
【キーワード】ポックリ病 / Lai-Tai / 突然死 / 東南アジア / 不整脈 (他8件)
【概要】ポックリ病症候群は、健康な青壮年男性が夜間就寝中に突然死亡する原因不明の病態であるが、日本や東南アジアに多発するとされてきた。現地の医師と共同で調査を進めた結果、タイでLai-Taiと呼ばれる突然死は、日本と同様の解剖所見を呈し、背景的には、経済状態、衛生状態が悪く、重労働の肉体労働者が占めるなど、日本の戦後の状況に似ていると考慮された。不整脈による突然死をきたすBrugada症候群などに関係する...
【医歯薬学】看護学:データベース東南アジアを含む研究件
❏オントロジー指向による考古遺跡情報の知識体系化-東南アジア大陸部を事例に-(26280122)
【研究テーマ】図書館情報学・人文社会情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】柴山 守 京都大学, 国際戦略本部, 研究員 (10162645)
【キーワード】area informatics / data engineering / RDF / LOD / database (他22件)
【概要】東南アジア大陸部の考古情報を事例に、遺跡・遺物データ群のオントロジー指向による知識体系化と知識ベースの構築に関する研究を目的にする。遺跡・遺物データ群は、メタ情報の記述が極めて困難であり、関係型データベースでは記録・管理、調査・検証、公開・還元の過程で有効、且つ一元的に管理できない。そこで、ミャンマー、タイ全土、カンボジアの遺跡情報(約15,600件)を事例に、記述データの語彙・ネットワーク分析に...
❏霊長類遺体の総体的生物資源情報化のためのアジア協力機構の基盤形成(17637004)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005
【研究代表者】遠藤 秀紀 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (30249908)
【キーワード】霊長類 / 遺体 / 収集 / キュレーティング / 標本 (他8件)
【概要】本研究は、サイエンスの対象として遺体を漏れなく研究し、それを未来に残す活動を続けている姿を早急に具体化しておくことが必要と考え、その国際的なシステム構築の準備段階として企画調査を行うこととした。伝統的には肉眼形態学領域が遺体研究を小規模に展開してきたが、その継承性科学哲学を巨大化・国際化し、さらに、分野を超えた遺体利用研究システムを築くための基礎調査ということになる。ノイエス獲得の合理性・効率性に...
【医歯薬学】看護学:台湾東南アジアを含む研究件
❏北東アジアから東南アジアをつなぐ華人ネットワークについての研究(21310155)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】谷垣 真理子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (50227211)
【キーワード】華人 / 華南 / ネットワーク / 北東アジア / 東南アジア (他10件)
【概要】本プロジェクトは華南を起点とする華人ネットワークが北東アジアから東南アジアまでをどのように結びつけ、ヒト・モノ・金・情報の交流が行われているのかを検討した。本プロジェクトは北東アジアを視野に入れたことが特徴であり、現地調査を大きな柱とした。具体的には、北洋におけるコンブ貿易、北海道華僑社会、東南アジア華人の複合的アイデンティティ、広東省関元昌一族、マカオのハブ機能、珠江デルタにおける人材交流、台湾...
❏日本統治下の旧植民地・占領地社会経済文化の変容(10303001)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】小林 英夫 早稲田大学, アジア太平洋研究センター, 教授 (80052546)
【キーワード】早稲田大学社会学研究所 / 植民地 / 国策会社 / 満鉄 / 朝鮮 (他15件)
【概要】平成10年度に開始された早稲田大学旧社会科学研究所所蔵の植民地関連資料の整理、分類作業によって、それまで存在が知られていなかった貴重な資料が発見された。これらをマイクロ化し、研究の資とすることが可能となったことにより、その後の旧植民地・占領地におけるさまざまな活動の実態や政策決定過程の背景に関する研究の推進に大きく役立てることができただけでなく、研究資料を所蔵する国内外の図書館、資料館、公文書館等...
【医歯薬学】看護学:地域研究東南アジアを含む研究件
❏グッド・ガバナンス論再考のためのインドネシア地域研究:ビッグデータ分析の試み(19KK0032)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】岡本 正明 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (90372549)
【キーワード】地域研究 / インドネシア / グッド・ガバナンス / ビッグ・データ / ツイート (他12件)
【概要】本共同研究では、日本とインドネシアの地域研究者がビッグデータなどを用いながら共同研究を行い、ドナーが途上国に一律に適用しがちなグッド・ガバナンスの概念をインドネシアの自治体の事例から再検討した上で、それぞれの地域社会に依拠・適合した地方ガバナンスのモデル構築を目指している。2019年度から2020年度にかけては、インドネシアのデータ・マイニング会社、Kata Data社にとともに、2013年から2...
❏東南アジア首都圏の開発ガバナンスと国家の役割再編(15H05143)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岡本 正明 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (90372549)
【キーワード】東南アジア / 地方政治 / 首都圏 / 開発 / デベロッパー (他14件)
【概要】本研究の目的は、グローバル時代、ASEAN時代に経済成長を続ける東南アジアの首都圏の開発ガバナンスを分析することであった。具体的な調査対象となった首都圏は、マニラ、ジャカルタ、クアラルンプール、バンコクである。本研究の焦点の一つは首都圏開発における国家の役割であった。首都圏の土地にまつわる開発においては、政治体制が権威主義的・集権的であれば国家の役割が強く、民主的・分権的であれば国家の役割が弱いと...
❏東西交流史の新たな視角:メキシコ史研究から見る東・東南アジアの文化変容(25570006)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮原 曉 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 教授 (70294171)
【キーワード】フィリピン諸島 / メキシコ / サツマイモ / パイナップル / チョコレート (他19件)
【概要】本研究では、16~18 世紀、メキシコからフィリピン諸島を経由してモノ、技術、情報が中国大陸(あるいは東アジア)にもたらされたプロセスの解明を試みた。 メキシコとフィリピンの間の海上貿易は、サツマイモ、タバコ、トウモロコシ、パイナップルなどの新大陸起源の農作物がフィリピン諸島、さらに中国大陸にもたらされたが、その受容と利用のされ方には、フィリピン諸島および中国大陸でのモノ、技術、情報の「翻訳」「編...
【医歯薬学】看護学:開発東南アジアを含む研究件
❏東南アジア首都圏の開発ガバナンスと国家の役割再編(15H05143)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岡本 正明 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (90372549)
【キーワード】東南アジア / 地方政治 / 首都圏 / 開発 / デベロッパー (他14件)
【概要】本研究の目的は、グローバル時代、ASEAN時代に経済成長を続ける東南アジアの首都圏の開発ガバナンスを分析することであった。具体的な調査対象となった首都圏は、マニラ、ジャカルタ、クアラルンプール、バンコクである。本研究の焦点の一つは首都圏開発における国家の役割であった。首都圏の土地にまつわる開発においては、政治体制が権威主義的・集権的であれば国家の役割が強く、民主的・分権的であれば国家の役割が弱いと...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
【医歯薬学】看護学:タイ東南アジアを含む研究件
❏東南アジア諸国の食塩摂取量およびコールドチェーンが国民健康改善に及ぼす影響の評価(19KK0166)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2024-03-31
【研究代表者】荒木 徹也 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40420228)
【キーワード】インドネシア / 中国 / ブータン / 国民皆保険 / 栄養調査 (他19件)
【概要】今年度は、インドネシアを対象とする社会経済調査に基づく研究成果を学術論文および書籍として公表した。具体的には、インドネシア・西ジャワ州バンドン市近郊におけるジャムゥの利用に関する予測因子の分析に焦点を当てた社会経済学的調査を、計926世帯(都市部:453世帯、農村部:473世帯)を対象に実施した結果、「農村部に居住していること」「高学歴であること」「既往歴を有すること」「民間薬の知識を有すること」...
❏戦略形成プロセスからみる新興国のイノベーション:日本企業の創発的グローバル戦略(16K03884)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三嶋 恒平 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (90512765)
【キーワード】新興国 / イノベーション / オートバイ産業 / 国際経営 / 戦略形成プロセス (他19件)
【概要】本研究成果は第1に、新興国におけるイノベーションを戦略形成プロセスから解明しようとしたことだ。第2に、日本企業のグローバル創発戦略から、戦略形成プロセスの内実としての経営資源の配分を解明し、内部組織のありようを示そうとしたことだ。第3に、二輪車産業を事例としながら日本企業の能力構築と新興国の市場・拠点でのイノベーションの発現について明らかにしようとしたことだ。 これら成果を踏まえ、学会等で報告を1...
❏花崗岩類に伴われる熱水性金属鉱床の生成機構の解明(16K06931)
【研究テーマ】地球・資源システム工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】内田 悦生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40185020)
【キーワード】花崗岩類 / カンボジア / ベトナム / イオン交換実験 / 輝コバルト鉱 (他17件)
【概要】カンボジアの貫入岩は、Mea Ping断層によって分けられる。北東部の貫入岩は、磁鉄鉱系、Iタイプに属するのに対し、南西部の貫入岩はイルメナイト系、I~S タイプに属する。Sr-Nd同位体は、北東部の貫入岩がマントル起源であるのに対し、南西部の貫入岩では大陸地殻物質の影響が大きいことを示している。Rb-Sr年代測定は4つの貫入時期があることを示している。 輝コバルト鉱、硫砒鉄鉱、サフロ鉱および砒鉄...
【医歯薬学】看護学:紛争東南アジアを含む研究件
❏東南アジア地域・境界地域の平和構築と紛争予防ガバナンスの確立(15KT0049)
【研究テーマ】紛争研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】紛争予防 / 平和構築 / 東南アジア / 東南アジアの境界地域 / 市民社会 (他19件)
【概要】特に2年目、3年目の国際ワークショップの開催が大きな成果であった。2年目は、Asian Network for Free Elections: ANFRELの代表S, Ichal氏ら同ネットワークから3名を招聘し、東南アジアの民主化、自由で公正な選挙実施のためのガバナンスつくり、市民社会・NGOの民主化に対する役割を主題とした内容で開催した。3年目の国際ワークショップは、シンガポールの南洋工科大学...
❏平和構築と適正規模の開発に関する考察(23530198)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】平和構築 / 紛争後国家 / 適正規模の開発 / 国家建設 / 市民社会 (他27件)
【概要】広義の平和構築を考えると、長期的視野を持った社会経済的開発が求められ、特に社会開発・人間開発の視角から平和構築に必要な適正規模の「開発」とは何かが問われている。本研究では、紛争経験国のラオスと新生国家で開発段階に至った東ティモールとの比較研究を行った。その結果、政治体制及び独立に至る歴史的背景、つまりラオスはインドシナ旧仏領諸国との連携、また東ティモールは国連やドナー諸国の援助という外部アクターと...
【医歯薬学】看護学:ラオス東南アジアを含む研究件
❏東南アジア大陸山地部における小首長国-低地/山地関係の多様性(17H02233)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】富田 晋介 名古屋大学, 環境学研究科, 特任准教授 (60378966)
【キーワード】ライフヒストリー / 健康 / ラオス / 東南アジア / 東南アジア研究 (他10件)
【概要】2019年8月および2020年2月に調査を行った。プロジェクトメンバーとともに新たな村をおとずれ、全村人を対象として、親族関係、および出生、死亡、移動に関する聞き取りを行った。また、これまでデータ収集を継続してきた村においても人口データを更新した。また、あるひとつの村における労働時間配分にについてまとめ、論文を公表した。 次に、低地と山地に暮らす人々の健康状態を評価するため、腸内細菌叢を調べた。そ...
❏東南アジア諸国の建築生産システムの実態および現代化プロセスに関する研究(26289216)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】蟹澤 宏剛 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (00337685)
【キーワード】東南アジア / 建築生産 / 技能者 / 生産システム / 現代化 (他20件)
【概要】本研究は、東南アジア諸国の建築生産システムを主に技能の観点から正確に把握し、発展度合いの異なる国々の比較により、建物や生産システムが変化して現代化するプロセスを学術的に考察したものである。対象国は、シンガポール、インドネシア、タイ、ベトナム、ラオスである。得られたデータは、各国の建物の構工法、職種分類、技能と技術の水準、技能者の組織、技能者の賃金、雇用形態、設計と施工の関係、プロジェクトの契約方式...
❏平和構築と適正規模の開発に関する考察(23530198)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
【キーワード】平和構築 / 紛争後国家 / 適正規模の開発 / 国家建設 / 市民社会 (他27件)
【概要】広義の平和構築を考えると、長期的視野を持った社会経済的開発が求められ、特に社会開発・人間開発の視角から平和構築に必要な適正規模の「開発」とは何かが問われている。本研究では、紛争経験国のラオスと新生国家で開発段階に至った東ティモールとの比較研究を行った。その結果、政治体制及び独立に至る歴史的背景、つまりラオスはインドシナ旧仏領諸国との連携、また東ティモールは国連やドナー諸国の援助という外部アクターと...
【医歯薬学】看護学:高齢化東南アジアを含む研究件
❏アジアにおける少子高齢化の動向と婚姻・出生に関する国際比較研究(16402032)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】少子化 / 高齢化 / 結婚 / 出生 / 東南アジア (他8件)
【概要】2004年度に三ヶ国の大学生調査、2005年度に三ヶ国の既婚者調査をそれぞれ実施し、最終年度にはは、主に三力国の既婚者調査結果を中心として分析と報告を進めた。既婚者の調査は、2005年9月(日本)、12月(マレーシア)、2006年3月(ベトナム)に完了したが、日本では約1200票、他の2力国は約500票ずつの有効回収を得た。日本については先行して調査報告書を刊行した(2006年3月)が、三力国の全...
❏東・東南アジア地域における高齢化とリビング・アレンジメントに関する比較研究(15402039)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】嵯峨座 晴夫 早稲田大学, 人間科学学術院・人間科学部, 教授 (10097256)
【キーワード】高齢化 / 高齢者 / 世代間関係 / 東アジア / 東南アジア (他8件)
【概要】本研究の目的は、対象地域5ヶ国(日本、韓国、台湾、マレーシア、シンガポール)の高齢者に関する社会統計データと実施予定の現地調査データを用いて、高齢者のリビング・アレンジメント(親子をはじめと祖父母と孫など世代間の同別居や近居などの居住形態)の実態とその規定要因、そしてリビング・アレンジメントが生活の質に及ぼす影響を明らかにすることである。 平成16年1月から2月までに、埼玉県所沢市において、60歳...
【医歯薬学】看護学:日本東南アジアを含む研究件
❏北東アジアから東南アジアをつなぐ華人ネットワークについての研究(21310155)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】谷垣 真理子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (50227211)
【キーワード】華人 / 華南 / ネットワーク / 北東アジア / 東南アジア (他10件)
【概要】本プロジェクトは華南を起点とする華人ネットワークが北東アジアから東南アジアまでをどのように結びつけ、ヒト・モノ・金・情報の交流が行われているのかを検討した。本プロジェクトは北東アジアを視野に入れたことが特徴であり、現地調査を大きな柱とした。具体的には、北洋におけるコンブ貿易、北海道華僑社会、東南アジア華人の複合的アイデンティティ、広東省関元昌一族、マカオのハブ機能、珠江デルタにおける人材交流、台湾...
❏近代世界システム以前の諸地域システムと広域ネットワーク(16320080)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】桃木 至朗 大阪大学, 文学研究科, 教授 (40182183)
【キーワード】近代世界システム / 地域世界 / 広域ネットワーク / アジア史 / 比較史 (他10件)
【概要】(1)3年間で計20回の研究会を開催し、国内外のゲストスピーカーも招きながら、「イスラーム地域世界」をめぐる論争、インドにおけるサンスクリット世界の拡大、インド洋ネットワーク、中央アジア史の構図、グローバルヒストリーへの中国の位置づけと中国中心論の見直し、中国と東南アジアや日本列島の関係、日本列島・朝鮮半島や台湾の位置、近世の世界商品などさまざまなテーマを討議した。(2)メンバーが個々の分担に従っ...
【医歯薬学】看護学:高齢者東南アジアを含む研究件
❏東・東南アジア地域における高齢化とリビング・アレンジメントに関する比較研究(15402039)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】嵯峨座 晴夫 早稲田大学, 人間科学学術院・人間科学部, 教授 (10097256)
【キーワード】高齢化 / 高齢者 / 世代間関係 / 東アジア / 東南アジア (他8件)
【概要】本研究の目的は、対象地域5ヶ国(日本、韓国、台湾、マレーシア、シンガポール)の高齢者に関する社会統計データと実施予定の現地調査データを用いて、高齢者のリビング・アレンジメント(親子をはじめと祖父母と孫など世代間の同別居や近居などの居住形態)の実態とその規定要因、そしてリビング・アレンジメントが生活の質に及ぼす影響を明らかにすることである。 平成16年1月から2月までに、埼玉県所沢市において、60歳...
❏東・東南アジア地域における世代間の居住形態と高齢者の生活の質に関する比較研究(13610242)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】嵯峨座 晴夫 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (10097256)
【キーワード】世代間関係 / 高齢者 / 生活の質 / 東アジア / 東南アジア (他8件)
【概要】本研究では、日本、韓国、台湾、シンガポール、マレーシアの高齢者に関連する社会統計データ、既存の調査報告データや研究文献および実施済みのわれわれの現地調査データを用いて、各地域の高齢者の生活の質と世代間の居住形態のあり方を明らかにすること、そして世代間の居住形態や広義の世代間関係のありようが高齢者の生活の質にもたらしている影響を調査データの分析を通して、具体的に考察することが2年間の課題であった。 ...
【医歯薬学】看護学:環境東南アジアを含む研究件
❏植民地期東南アジアにおける気候変動と社会変容―人文歴史気象学の創成(19H01322)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50634375)
【キーワード】東南アジア / 植民地 / 気候 / 農業 / 治水 (他18件)
【概要】2020年度は海外調査に出ることができずデータの収集に大きな困難があったが、分担者は過去に集めたデータを分析するなどしてそれぞれ研究を進展させた。財城はジャワの日降水量データを分析して、1901-1916年における降雨パターンの季節的特徴を解析した。特に少雨年であった1905年において、既存の全球グリッドデータを使用して事例解析を行うとともに、同データの信頼性を検討した。赤坂は、マニラの気象観測資...
❏小児における無機ひ素毒性のセレンによる修飾:テロメア長を用いた検討(16H05254)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡辺 知保 国立研究開発法人国立環境研究所, その他部局等, 理事長 (70220902)
【キーワード】ひ素 / カドミウム / セレニウム / テロメア / テロメア長 (他19件)
【概要】東南アジア・東アジア地域では,地下水のひ素による汚染が報告されており,地域によっては深刻な健康被害が生じている.本研究では,周産期のひ素への曝露がテロメア長に与える影響について検討した.ミャンマでひ素汚染が報告された地域に居住する母子400組の参加を得て,母親の尿中ひ素,カドミウム,鉛のレベルを測定するとともに,臍帯血からDNAを抽出し,テロメアの相対的な長さ(TL)を測定した結果,ひ素とカドミウ...
【医歯薬学】看護学:脂質代謝東南アジアを含む研究件
❏東南アジアに多い若年性心臓突然死-その実態を調査する(15H05290)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】藤田 眞幸 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00211524)
【キーワード】ポックリ病 / Lai-Tai / 突然死 / 冠動脈攣縮 / 東南アジア (他8件)
【概要】健康な青壮年が夜間就寝中に突然死する原因不明の病態であるポックリ病症候群は、日本や東南アジアに多く、タイでは、Lai-Taiと呼ばれてきた。我々の現地での実態調査によって、タイ全土では、年間1200~1800人程度がLai-Taiで死亡していると推計された。Lai-Tai事例について、不整脈突然死をきたすBrugada症候群等に関係するSC5NA遺伝子解析をしたところ、72%の事例で、何らかのアミ...
❏日本および東南アジア諸国にみられる若年性心臓突然死の実態とその原因の解明(24406025)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤田 眞幸 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00211524)
【キーワード】ポックリ病 / Lai-Tai / 突然死 / 東南アジア / 不整脈 (他8件)
【概要】ポックリ病症候群は、健康な青壮年男性が夜間就寝中に突然死亡する原因不明の病態であるが、日本や東南アジアに多発するとされてきた。現地の医師と共同で調査を進めた結果、タイでLai-Taiと呼ばれる突然死は、日本と同様の解剖所見を呈し、背景的には、経済状態、衛生状態が悪く、重労働の肉体労働者が占めるなど、日本の戦後の状況に似ていると考慮された。不整脈による突然死をきたすBrugada症候群などに関係する...
【医歯薬学】看護学:コミュニケーション東南アジアを含む研究件
❏テナガザル類の多様性と系統生物地理学(20405016)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】平井 啓久 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (10128308)
【キーワード】東南アジア / テナガザル / 染色体 / ゲノム / ヘテロクロマチン (他30件)
【概要】調査地はインドネシア、タイ、マレーシア、バングラデシュの4カ国を対象におこなった。解析した種は8種である。西シロマユテナガザルの染色体ならびにDNAの解析を世界で初めておこない、第8染色体に逆位を発見した。テナガザル全4属のミトコンドリアゲノムの全塩基配列を用いて系統関係を解析し、新たな分岐系統樹をしめした。転移性DNA解析がヘテロクロマチンの研究に新たな洞察を与えた。音声や形態を新規の方法で解析...
❏異民族支配におけるコミュニケーション-日本軍占領下の東南アジアの場合-(06610338)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】倉沢 愛子 名古屋大学, 大学院国際開発研究科, 教授 (00203274)
【キーワード】日本占領 / インドネシア / 東南アジア / 文化工作 / コミュニケーション (他13件)
【概要】平成6年度の研究を継続させ、平成7年7月-8月と12月にはインドネシアにおもむいて現地での資料収集ならびにインタビュー調査を行った。昨年から整理している、バリ島で教師をしていた一日本人の日記をワープロに入力し、整理する作業は、院生らの協力を得てようやく完成し、その内容分析を行った。 さらに、日本占領期に制作されたニュースやドキュメンタリー映画の中に収録されている、日本軍司令官や、スカルノら対日協力...
【医歯薬学】看護学:教育東南アジアを含む研究件
❏イスラム教圏東南アジアにおける学知の制度化と実践に関する総合的研究(18310165)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】山本 博之 京都大学, 地域研究統合情報センター, 准教授 (80334308)
【キーワード】東南アジア / イスラム教 / 社会秩序 / 秩序構築 / マレーシア (他9件)
【概要】民族や宗教共同体などの人間集団の分類概念を例にとり、外来の概念が東南アジアで受容され、イスラム教圏東南アジアの各地に伝播する過程で、在地の公権力との関係においてさまざまな形で受容されていった様子を明らかにした。また、具体的な事例研究として、2004 年のインドネシア・アチェ州の津波被災および2008 年のマレーシアの総選挙を例にとり、社会秩序再編の過程で情報や「知」がどのような役割を果たし、その際...
❏東アジアと東南アジアを中心とする軍隊の歴史人類学的研究(16320118)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (00188335)
【キーワード】軍隊 / ジェンダー / 表象 / アジア / 地域社会 (他13件)
【概要】本研究は、歴史人類学的視点から東アジアと東南アジアを中心とする軍隊を、その社会・文化的文脈において理解することを目指した。 本研究の成果としてとくに強調しておきたいのは、フィールドワークや一次資料に基づき、アジアの軍隊とその社会・歴史的文脈についての実証的な考察を深めたことである。その成果は数多くの出版物や報告によって明らかである。分担者の間で共通して認められるのは、軍隊研究は、軍隊が国家の制度で...