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研究分野別サイレントキーワード
「文学」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】計算基盤:資料文学を含む研究件
❏編集文献学の実践的展開―文化の継承と教育への応用―(16H01921)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】明星 聖子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90312909)
【キーワード】文献学 / 資料 / 人文学 / 編集 / 文学
【概要】昨年度の検討を受けて、今年度は昨年度のテーマに若干変更を加えた以下のAからEの5つのテーマについて、さらに今年度からは総合的なFのテーマも加えて研究を進めた。A.ドイツ文献学の成立の事情とその日本における受容および明治/大正期の文学研究の確立をめぐる検討、B.日本文学における現在の文献学的状況を探るケーススタディ、C.再評価の機運が高まっているイタリアの文献学者S.Timpanaroの代表著作の ...
❏編集文献学に関する総合的研究―日本の人文学における批判的継承をめざして―(23242016)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】明星 聖子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90312909)
【キーワード】文献学 / 資料 / 人文学 / 編集 / 文学 (他7件)
【概要】欧米の新しい学問潮流である編集文献学について、学際的に構成されたメンバーが共同して総合的な検討をおこなった。メンバーは国内外の多くの学会で発表し、欧文と日本語で多数の論文を公刊した。また当チームでもいくつか会議を主催し、とくに2015年3月の国際会議「日本における文献学の受容と展開」(埼玉大学)および「編集文献学の理論と実践」(慶應義塾大学)、また10月の国際会議「近代日本の教養形成とテクスト編集...
【情報学】計算基盤:文化研究文学を含む研究件
❏ロシア文化論の研究-制度化の諸相と脱中心化の可能性(23320065)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】野中 進 埼玉大学, 教養学部, 教授 (60301090)
【キーワード】文化研究 / ロシア / 文化学 / 文学研究 / ロシア文学 (他16件)
【概要】「現代ロシアにおける新しい『ロシア文化論』の諸相を明らかにすること」を中心に進められた本プロジェクトは以下の成果をあげた。 (1)代表者・分担者の共編者『ロシア文化の方舟』(H23)でソ連崩壊後20年のロシア社会・文化の変遷を多方面から議論した。(2)同じく『今、ソ連文学を読み直すとは』(H23)で「ソ連文学」を文化制度として捉え、分析を行った。(3)同じく『再考ロシア・フォルマリズム』(H24)...
❏ロシア的主体の系譜 現代ロシア文化の自己表象とその文化史・思想史的相関(20520276)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】野中 進 埼玉大学, 教養学部, 准教授 (60301090)
【キーワード】ロシア東欧文学 / ロシア現代文化 / ロシア / 文化研究 / 文学 (他9件)
【概要】現代ロシア文化の自己表象に関連して重要な四つの分野、(1)ロシア・ナショナリズム、(2)大衆文化、(3)正教思想、(4)文学の社会的機能、を中心に、定期的な研究および国内外での成果発表を行った。より具体的な分析例としては、現代ロシアにおける文化学の役割、アニメ映画、聖者伝の現代的意義などが挙げられる。これらの分析を通じて現代ロシア文化の自己表象の多様性と類型性をある程度明らかにすることができたと考...
【情報学】計算基盤:編集文学を含む研究件
❏編集文献学の実践的展開―文化の継承と教育への応用―(16H01921)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】明星 聖子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90312909)
【キーワード】文献学 / 資料 / 人文学 / 編集 / 文学
【概要】昨年度の検討を受けて、今年度は昨年度のテーマに若干変更を加えた以下のAからEの5つのテーマについて、さらに今年度からは総合的なFのテーマも加えて研究を進めた。A.ドイツ文献学の成立の事情とその日本における受容および明治/大正期の文学研究の確立をめぐる検討、B.日本文学における現在の文献学的状況を探るケーススタディ、C.再評価の機運が高まっているイタリアの文献学者S.Timpanaroの代表著作の ...
❏編集文献学に関する総合的研究―日本の人文学における批判的継承をめざして―(23242016)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】明星 聖子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90312909)
【キーワード】文献学 / 資料 / 人文学 / 編集 / 文学 (他7件)
【概要】欧米の新しい学問潮流である編集文献学について、学際的に構成されたメンバーが共同して総合的な検討をおこなった。メンバーは国内外の多くの学会で発表し、欧文と日本語で多数の論文を公刊した。また当チームでもいくつか会議を主催し、とくに2015年3月の国際会議「日本における文献学の受容と展開」(埼玉大学)および「編集文献学の理論と実践」(慶應義塾大学)、また10月の国際会議「近代日本の教養形成とテクスト編集...
【情報学】人間情報学:芸術文学を含む研究件
❏次世代の自然風景地の保護と利用(20H03013)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】齋藤 馨 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (70215531)
【キーワード】自然風景地 / 自然保護 / サイバーフォレスト / デジタル / 観光利用 (他16件)
【概要】サイバーフォレスト(以下CF)の自然風景地音声映像モニタリングシステムを2021年4月より翌年3月の通年にわたり運用し、ライブ映像音を提供しつつそのアーカイブ公開を継続した。この自然地のデジタルアーカイブ情報とライブ映像音の提供、つまりインターネット上のデジタルな自然情報に、自然地から離れている都市住民が触れることが、自然への意識をどう変化させ、現地に行かずとも自然風景地を保護し利用していると感じ...
❏西欧アヴァンギャルド芸術における知覚のパラダイムと表象システムに関する総合的研究(26284046)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山口 裕之 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (40244628)
【キーワード】知覚論 / 表象文化論 / アヴァンギャルド / 芸術 / 文学 (他12件)
【概要】西欧のアヴァンギャルド運動には、各文化に固有の特質が存在するとともに、他方では文化圏を横断する特質を見て取ることができる。この研究の目標は、この時代に技術性が顕著になったさまざまなメディアによってアヴァンギャルド運動においてどのような知覚のパラダイム転換が生じていたか、またそれがそれぞれの文化圏においてどのような現れ方の特質を伴っていたかを明らかにすることである。2回のシンポジウム等を通じて、断片...
❏知識共有のための価値指向型オントロジーの多分野多言語化(20300074)
【研究テーマ】感性情報学・ソフトコンピューティング
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】徃住 彰文 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (50125332)
【キーワード】知識表現 / オントロジー / テキスト分析 / 人文工学 / 認知科学 (他21件)
【概要】人類が蓄積してきた膨大な知識資源を効果的に利用する方策のひとつとして,人間の知的活動や感性的活動にできるだけ近似した知識表現形を機械可読な形で提供したい.文学,芸術,政治,宗教といった,人間の能力の最高の活動場面で流通している言語テキストを対象としてオントロジーの構築を試み,多分野,多言語における検討をおこなった. ...
【情報学】情報学フロンティア:国文学文学を含む研究件
❏近世における前期国学のネットワーク形成と文化・社会の展開に関する学際的研究(15H03242)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】根岸 茂夫 國學院大學, 文学部, 教授 (30208285)
【キーワード】国学 / 荷田春満 / 歴史学 / 神道史 / 文学 (他13件)
【概要】前期国学と近世の文化・社会・政治の人的ネットワークに注目し、18世紀の社会を総合的に考察した。国学四大人の筆頭荷田春満を中心に論じ、前期国学の始点となる契沖と春満との関係も確定した。春満が享保期の文教政策と深く関係し、儒学者と関係を持ち、彼らの学校設立に啓発され、国学の学校設立を企図した過程を明らかにし、前期国学成立の過程を政治・文化・社会の中で位置付けた。のち養子荷田在満を中心に神道学・歴史学・...
❏作ることの視点における1910-40年代日本近代化過程の思想史的研究(19320019)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】伊藤 徹 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (20193500)
【キーワード】思想史 / 美術史 / 政治学 / 国文学 / 建築史・意匠 (他14件)
【概要】科学技術として先鋭化している《作ること》が、日本において近代化の進行した明治末期から太平洋戦争開戦までの間に、知識人や芸術家に残した精神史的刻印を具体的に取り上げ、哲学、教育学、社会学、政治学、建築史学、美術史学、文学の参加研究者によって、学際的に考察し、著書・雑誌論文・講演のかたちで、これを公表した。 ...
【情報学】情報学フロンティア:書誌学文学を含む研究件
❏近世前期における九条家蔵書の復元とその文献学的研究(23520237)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】石澤 一志 国文学研究資料館, 研究部, 特任助教 (30507752)
【キーワード】書誌学 / 歴史学 / 文献学 / 蔵書形成 / 九条家旧蔵本 (他15件)
【概要】近世前期、寛永時代(1624~1644)を中心とした、摂家相続流・九条家に於ける蔵書の状況と書写活動に関する研究・調査を行った。その結果として、当時の九条家の当主であった、九条道房(1609~1647)が行った、蔵書整理の実態、および新たな蔵書形成のための書写活動の詳細を明らかにすることが出来た。 九条道房は室町時代までの歴代当主の書写本を整理・確認し、その確認年次を奥書に記し、新たな書写したもの...
❏近世における前期国学の総合的研究(22320130)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】根岸 茂夫 國學院大學, 文学部, 教授 (30208285)
【キーワード】国学 / 荷田春満 / 歴史学 / 文学 / 神道学 (他9件)
【概要】本研究は、荷田春満に代表される前期国学の形成を解明し、文化・政治に与えた影響を検討して近世社会の展開に位置付けた。春満の生家に伝来した「東羽倉家文書」の悉皆調査を通じて、春満晩年の江戸を中心に1100人に及ぶ関係者を検出し、文化・宗教・政治に及ぶ多様な人的ネットワークを見出し前期国学の広がりと影響を検証した。また春満と門人の和歌を集大成して国学の展開を分析し、元禄・享保期の諸問題を神道史・法制史・...
【情報学】情報学フロンティア:日本文化文学を含む研究件
❏台湾現代文学におけるセクシュアリティおよび日本表象のポリティクス(23520421)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】四方田 千恵 (垂水 千恵 / 四方田 千恵(垂水千恵)) 横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 教授 (70251775)
【キーワード】台湾 / セクシュアリティ / 日本表象 / 翻訳 / 国際研究者交流 (他15件)
【概要】台湾現代文学に表現された、セクシュアリティおよび日本表象に着目し、日台関係における文化翻訳や文化の政治性の問題を研究した。具体的には、邱妙津、紀大偉、甘耀明などの小説家および魏徳聖などの映画作家を対象に、日本記憶を再現することで強い台湾意識を表現しようとしていることや、日本文学・映画の題材を使いつつ、それをクイア小説として再現させようとする方策が取られていることなどを明らかにした。 これらの研究の...
❏西洋文化圏における「凝視」と「注意」の文化史的意義の研究(22520231)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (30242077)
【キーワード】英文学 / イギリス史 / 西洋史 / アメリカ文学 / 米文学 (他19件)
【概要】本研究では「凝視」と「注意」という相互に深く結びついた人間の行為について、主に英語圏のテクストを素材にして考察をした。成果としてはっきりしたのは、一見、当たり前の知的プロセスの一部としてとらえられがちな「凝視」や「注意」が、実は私たちの知の働き方やスタイルに大きな影響を与え、ひいては人間が何を考えるかということまで左右するようなきわめて根源的な波及力をもった要素だということである。また歴史的な視点...
【情報学】情報学フロンティア:日本文学文学を含む研究件
❏18世紀以降の英語圏文学等における「注意」「共感」と「言語運用能力」表象の研究(20K00384)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (30242077)
【キーワード】言語運用能力 / 英文学 / 日本文学 / 事務 / 共感 (他13件)
【概要】本研究の中心となるのは、19世紀から20世紀へ、さらに21世紀へと時代が進むにつれて、言語をめぐる規範意識はどう変化したかということである。その要因は何だったのか、またメディア装置の発達とも何らかの関係があるのかといったことにも目を向ける。言語運用能力に焦点をしぼりつつ文学作品を検分することで、あらたな知見が得られるものと考えている。 令和3年度は自由間接話法といった観点を利用したり、事務文書との...
❏岩波書店における検閲と文学の総合的研究(16K13196)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】塩野 加織 早稲田大学, 文学学術院, 准教授(任期付) (80647280)
【キーワード】検閲 / 岩波書店 / 文学 / 内務省 / GHQ (他15件)
【概要】本研究は、岩波書店という出版社を視座に据え、1930年代から1950年代にかけてのメディア規制の実態を実証的に解明することを目的とした。そのために、岩波書店の協力を得て同書店の所蔵資料を調査するとともに、国内外の検閲資料調査を並行して実施し、収集資料にもとづく分析を積み重ねていった。その結果、戦時下の言論弾圧事件が生起した経緯の詳細が判明し、さらに、 占領期に再版された図書には、内務省とGHQ/S...
❏太宰治直筆資料のデジタル化、オンライン公開に関する基盤整備の研究(15K02240)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】安藤 宏 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (30193113)
【キーワード】太宰治 / 文学 / 直筆資料 / 文学館 / デジタル化 (他14件)
【概要】本研究は全国の公共機関に収蔵されている太宰治の直筆資料に関する情報収集を行い、その過程で資料のデジタル化化に協力し、オンライン公開のための基盤整備を行うものである。 日本近代文学館、青森県近代文学館、弘前市立文学館、山梨県立文学館、神奈川県立文学館、三鷹市など、関係する主要公共施設とコミュニケーションをはかり、その中で有益な情報を交換することができた。結果的に上記のほとんどすべての文学館の太宰治展...
【情報学】情報学フロンティア:中東文学を含む研究件
❏現代中東の「ワタン(祖国)」的心性をめぐる表象文化の発展的研究(15H03136)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡 真理 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (30315965)
【キーワード】祖国 / 文学 / 表象 / 中東 / 文化 (他7件)
【概要】アラビア語、ペルシア語、トルコ語、ヘブライ語など中東の諸言語で、中東地域で生産される作品のみならず、中東に歴史的出自を持つ者によって、欧米など地理的中東世界を超えた地域で、英語、仏語、独語、伊語などの西洋の諸言語で生み出される作品をも対象に、文学や映画などさまざまなテクストに現れた「ワタン(祖国)」表象の超域的な分析を通して、「ワタン」を軸に、近現代中東世界の社会的・歴史的ありようとそのダイナミズ...
❏現代中東文学における「ワタン(祖国)」表象とその分析(24520393)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岡 真理 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (30315965)
【キーワード】中東 / 文学 / 祖国 / 表象 / 現代文学 (他8件)
【概要】日本における、中東の三大言語文化圏であるアラブ世界、イラン、トルコの現代文学研究者を結集し、中東現代文学のさまざまな時代、作品・作家における「ワタン(祖国)」表象の分析・考察をおこない、それを通して、歴史的には近代初頭から植民地時代を経て2011年の一連のアラブ革命に至る、西アジアから北アフリカに及ぶ中東諸諸社会における、「祖国」なるものをめぐる文化的ダイナミズムを明らかにするとともに、中東に生き...
【情報学】情報学フロンティア:比較文化文学を含む研究件
❏近代日本おけるフランス象徴主義受容に関する総合的研究(23520415)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【研究代表者】坂巻 康司 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (70534436)
【キーワード】フランス象徴主義 / 近代日本 / 上田敏 / 小林秀雄 / マチネ・ポエティク (他22件)
【概要】本研究において、近代日本文学におけるフランス象徴主義の影響について私たちは精査した。その結果、日本文学の歴史のなかで、この影響はあまりにも強大であったため、明治から昭和後期に到る100年以上のあいだ決して消滅することがなかった、ということが分かった。この事実は、近代日本におけるフランス文化の位置・状況とその意味を考えようと望むあらゆる者にとって非常に重要である。 ...
❏トランスアトランティックな視座からの「アメリカ文学」概念の成立と変容(23320061)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大橋 洋一 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (20126014)
【キーワード】文学 / 英米交流 / 出版 / 西洋史 / 比較文化
【概要】本研究では「アメリカ文学」概念の成立過程をトランスアトランティックな視点から再考察した。「アメリカ文学」がいわゆる「他なる国民文学」として相対化され対象化されていくプロセスとその構造を、英米を始めとする各国の文化交流の複雑な関係を通して明らかにしようとするものである。個別作家間の交渉や各種メディアに表れた言説を収集、分析するという実証的な資料研究によって、英米の文化的構造を検証し、その複雑な関係と...
❏18~19世紀の英米文化交流の実証的研究(19320045)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】平石 貴樹 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (10133323)
【キーワード】英米史 / 文学 / 西洋史 / 英米交流 / 出版 (他6件)
【概要】本研究では18~19世紀英米文化交流の実証的な調査を通して「蓋然性」という鍵語の重要性を再発見し、従来前提とされてきた言説移行の歴史に対しあらたな見方を提示することとなった。 ...
【情報学】情報学フロンティア:人文学文学を含む研究件
❏第三世代としての編集―古典の再生と文学研究の活性化をめざす編集文献学的研究(22H00008)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2022-04-01 - 2027-03-31
【研究代表者】明星 聖子 成城大学, 文芸学部, 教授 (90312909)
【キーワード】編集文献学 / 文献学 / 翻訳 / 人文学 / 文学
【概要】
❏編集文献学の実践的展開―文化の継承と教育への応用―(16H01921)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】明星 聖子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90312909)
【キーワード】文献学 / 資料 / 人文学 / 編集 / 文学
【概要】昨年度の検討を受けて、今年度は昨年度のテーマに若干変更を加えた以下のAからEの5つのテーマについて、さらに今年度からは総合的なFのテーマも加えて研究を進めた。A.ドイツ文献学の成立の事情とその日本における受容および明治/大正期の文学研究の確立をめぐる検討、B.日本文学における現在の文献学的状況を探るケーススタディ、C.再評価の機運が高まっているイタリアの文献学者S.Timpanaroの代表著作の ...
❏近世大名榊原家の文芸の総合的研究(25284050)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】廣木 一人 青山学院大学, 文学部, 教授 (30228829)
【キーワード】近世文学 / 和歌 / 連歌 / 俳諧 / 人文学 (他8件)
【概要】上越市立総合博物館に寄託されている「榊原家史料」の内の3代、榊原忠次の「浄晃院様御詠草」、4代、榊原政房の『政房公御詠草』、6代、榊原政邦の『榊葉和歌集』『千流一滴集』を調査・翻刻・研究。また、榊原家と周辺大名、林家、僧侶、連歌師、俳諧師などとの文芸交流の研究を行った。分野としては和歌・漢詩・和漢聯句・連歌・俳諧である。 これによって近世初期大名家の文芸活動が大名の江戸下屋敷を中心として豊かに行わ...
【情報学】情報学フロンティア:メディア論文学を含む研究件
❏芸術的媒介性と翻案理論の確立:スラブ語圏と日本による舞台芸術研究の創造的展開(20K00479)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】村田 真一 上智大学, 外国語学部, 教授 (00265555)
【キーワード】芸術的媒介性 / 翻案 / 舞台芸術 / 文学 / メディア論 (他9件)
【概要】前年度の役割分担を継続すべく、研究代表者は、スラブ域と日本の舞台芸術の研究推進、ならびに国内外でのセミナー・ワークショップなどの企画・開催を通し、研究活動全体を総括する役割を担った。ただ、当該年度は、コロナ感染がとくにスラブ諸国で猛威を奮い、加えて、ウクライナへのロシア軍侵攻により、関係諸国との連絡すら取りづらくなり、今年度の研究をまとめるうえで、多大な損失を被った。このような事情により、研究対象...
❏テクスト、メディア、文化「における/間の」変容・翻訳プロセス-ドイツ語圏を例に(21520351)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】山本 浩司 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (80267442)
【キーワード】独文学 / 書誌学・文献学 / 文化接触 / 翻訳学 / メディア論 (他9件)
【概要】「翻訳」による「文化変容」論を批判的に検討するなかで、オリジナルとコピーという形での序列化を免れた「同時性」(Simultaneitat)という現象に着目した。学際的な文化研究の成果を踏まえた多角的な視点に立ちつつ、メディア間については、主に絵画・映像表現と言語芸術の相互作用の分析、言語文化間については、特に日独文化交流の通時的共時的分析を通じて、「翻訳」を理解する上で「同時性」概念が有効であるこ...
❏デジタル・フィクションの分析の方法に関する情報記号論的研究(13610685)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】石田 英敬 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (70212892)
【キーワード】記号論 / 情報記号論 / デジタル・フィクション / メディア研究 / ハイパーテキスト (他17件)
【概要】本研究は「情報記号論」という記号論の新しい分野を開拓することを基礎理論上の課題とし、研究対象としてはデジタル・メディア上で展開するフィクションや物語を題材に情報記号論の分析方法を開発することを応用研究上の課題として遂行された。研究成果として、情報記号論の基礎理論を記号論と情報学との界面領域に位置づけ、その認識論的な定位をおこない、その基本原理を体系化して提示することができた。これらの理論的成果は「...
【情報学】情報学フロンティア:ネットワーク文学を含む研究件
❏知識共有のための価値指向型オントロジーの多分野多言語化(20300074)
【研究テーマ】感性情報学・ソフトコンピューティング
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】徃住 彰文 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (50125332)
【キーワード】知識表現 / オントロジー / テキスト分析 / 人文工学 / 認知科学 (他21件)
【概要】人類が蓄積してきた膨大な知識資源を効果的に利用する方策のひとつとして,人間の知的活動や感性的活動にできるだけ近似した知識表現形を機械可読な形で提供したい.文学,芸術,政治,宗教といった,人間の能力の最高の活動場面で流通している言語テキストを対象としてオントロジーの構築を試み,多分野,多言語における検討をおこなった. ...
❏中国江南における都市文芸形成の総合的研究(07301052)
【研究テーマ】中国語・中国文学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】尾上 兼英 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (30012967)
【キーワード】中国 / 江南 / 都市 / 文学 / 芸能 (他15件)
【概要】この研究に於いて、我々は江蘇、安徽両省の南部、浙江省東部の各都市について、その都市の自然環境と産業形態の特色、都市の歴史、都市固有の芸能や民間伝承に着目し、それぞれの専門分野に関連したテーマについて輪番で報告を行い、これについて討論を積み重ねた。また、資料面では科研費によって購入した前記三省の地方志を活用すると共に、研究メンバーが入手した、現代中国の江南の各都市で出版された新たな資料と照合、整理し...
【複合領域】科学教育・教育工学:冷戦文学を含む研究件
❏冷戦期東アジアにおける創作教育、文学、大衆文化(19KK0010)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】吉原 ゆかり 筑波大学, 人文社会系, 教授 (70249621)
【キーワード】冷戦 / 文学 / 大衆文化 / 東アジア / 文化外交 (他12件)
【概要】有光は、アフリカ系アメリカ人作家と創作プログラムに関する先行研究を集め、渡米調査の準備を進めた。 越智は Creative writing プログラムと近い関係にあった文学雑誌Kenyon Reviewの二代目編集長MacauleyについてAmerican Studies Associationで中間的な成果を発表した。創作文学プログラムと深い関係をもつアメリカ研究プログラムに関する英語論文を発表...
❏グローバル冷戦下の米文学・文化研究―文化の相互変容プロセスの実証/理論的国際研究(19H01239)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】越智 博美 専修大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (90251727)
【キーワード】冷戦 / 文化政策 / アメリカ文学 / アーカイヴ理論 / アメリカ文学・文化 (他15件)
【概要】2019年度の繰越した補助金については、2020年3月に予定されていた複数日にわたる国際会議が新型コロナウィルスの影響ですべてて延期になり、大幅な計画変更を迫られた。2020年度は、この部分を取り戻すべく、オンラインにて、日程を分散させながら開催することを中心に使用した。具体的には、8月、11月、および3月に、それぞれスクリーンメディア、ポピュラー音楽、冷戦期アメリカ文学をテーマに、2020年3月...
【複合領域】科学教育・教育工学:英語文学を含む研究件
❏18世紀以降の英語圏文学等における「注意」「共感」と「言語運用能力」表象の研究(20K00384)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (30242077)
【キーワード】言語運用能力 / 英文学 / 日本文学 / 事務 / 共感 (他13件)
【概要】本研究の中心となるのは、19世紀から20世紀へ、さらに21世紀へと時代が進むにつれて、言語をめぐる規範意識はどう変化したかということである。その要因は何だったのか、またメディア装置の発達とも何らかの関係があるのかといったことにも目を向ける。言語運用能力に焦点をしぼりつつ文学作品を検分することで、あらたな知見が得られるものと考えている。 令和3年度は自由間接話法といった観点を利用したり、事務文書との...
❏西洋文化圏における「凝視」と「注意」の文化史的意義の研究(22520231)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (30242077)
【キーワード】英文学 / イギリス史 / 西洋史 / アメリカ文学 / 米文学 (他19件)
【概要】本研究では「凝視」と「注意」という相互に深く結びついた人間の行為について、主に英語圏のテクストを素材にして考察をした。成果としてはっきりしたのは、一見、当たり前の知的プロセスの一部としてとらえられがちな「凝視」や「注意」が、実は私たちの知の働き方やスタイルに大きな影響を与え、ひいては人間が何を考えるかということまで左右するようなきわめて根源的な波及力をもった要素だということである。また歴史的な視点...
❏英米における文学・言語・メディア教育の比較研究(15520154)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】林 文代 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20139497)
【キーワード】文学 / 英語 / メディア / 教育 / 英米文学 (他6件)
【概要】言語・メディア競争において世界的に有利な立場を確保すべく、英米両国がいかなる教育を行っているかを探る本研究は、英語を共通言語とすると同時に世界的に影響力を持つ両国における文学・言語・メディア教育の特徴を、ある程度明らかにすることができたと考える。 まず英語を最大の文化資源とする英国は、世界的に中心的な役割を果たすべくブリティッシュ・カウンシルなどを通じて積極的な戦略を展開したり、BBCによる国際的...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:歴史学文学を含む研究件
❏近世における前期国学のネットワーク形成と文化・社会の展開に関する学際的研究(15H03242)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】根岸 茂夫 國學院大學, 文学部, 教授 (30208285)
【キーワード】国学 / 荷田春満 / 歴史学 / 神道史 / 文学 (他13件)
【概要】前期国学と近世の文化・社会・政治の人的ネットワークに注目し、18世紀の社会を総合的に考察した。国学四大人の筆頭荷田春満を中心に論じ、前期国学の始点となる契沖と春満との関係も確定した。春満が享保期の文教政策と深く関係し、儒学者と関係を持ち、彼らの学校設立に啓発され、国学の学校設立を企図した過程を明らかにし、前期国学成立の過程を政治・文化・社会の中で位置付けた。のち養子荷田在満を中心に神道学・歴史学・...
❏近世前期における九条家蔵書の復元とその文献学的研究(23520237)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】石澤 一志 国文学研究資料館, 研究部, 特任助教 (30507752)
【キーワード】書誌学 / 歴史学 / 文献学 / 蔵書形成 / 九条家旧蔵本 (他15件)
【概要】近世前期、寛永時代(1624~1644)を中心とした、摂家相続流・九条家に於ける蔵書の状況と書写活動に関する研究・調査を行った。その結果として、当時の九条家の当主であった、九条道房(1609~1647)が行った、蔵書整理の実態、および新たな蔵書形成のための書写活動の詳細を明らかにすることが出来た。 九条道房は室町時代までの歴代当主の書写本を整理・確認し、その確認年次を奥書に記し、新たな書写したもの...
❏編集文献学に関する総合的研究―日本の人文学における批判的継承をめざして―(23242016)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】明星 聖子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90312909)
【キーワード】文献学 / 資料 / 人文学 / 編集 / 文学 (他7件)
【概要】欧米の新しい学問潮流である編集文献学について、学際的に構成されたメンバーが共同して総合的な検討をおこなった。メンバーは国内外の多くの学会で発表し、欧文と日本語で多数の論文を公刊した。また当チームでもいくつか会議を主催し、とくに2015年3月の国際会議「日本における文献学の受容と展開」(埼玉大学)および「編集文献学の理論と実践」(慶應義塾大学)、また10月の国際会議「近代日本の教養形成とテクスト編集...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:戦争文学を含む研究件
❏現代フランスにおける死者の記憶:文学作品とモニュメントの分析を通じて(15K12867)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】福島 勲 北九州市立大学, 文学部, 准教授 (30422356)
【キーワード】モニュメント / 記憶 / 死者 / 文学 / 展示施設 (他19件)
【概要】ヴェルダンの追悼施設やリヨンのレジスタンス強制収容歴史センターといったモニュメントないし追悼施設においては、死者は聖別され、さらに、明確な輪郭を持った存在として扱われることが多い。そこには、そうした記憶装置を設置した国家や共同体といった「設置者」の意志が色濃く反映している。それに対して、文学においては、G・バタイユの『C神父』に見られるように、死者の記憶を固定化するというよりは、むしろその輪郭を曖...
❏現代フランス小説――第二次大戦および戦後の記憶の再編成の視座から(25284064)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】國分 俊宏 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70329043)
【キーワード】現代文学 / 戦争 / 記憶 / 語り / 表象 (他10件)
【概要】本研究のテーマは、1990年以降のフランス文学において、第二次世界大戦を中心とする戦争の記憶がどのように文学作品の中で表象されているかを明らかにすることである。90年代から2000年代にかけて発表された小説作品を主に取り上げ、歴史の記憶と文学との関係を研究した。二度の研究セミナーを開き、研究発表・討議を行ったほか、総括として外部のスピーカーを招き、シンポジウム形式の公開研究会を開催した。また、研究...
❏近代日本おけるフランス象徴主義受容に関する総合的研究(23520415)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【研究代表者】坂巻 康司 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (70534436)
【キーワード】フランス象徴主義 / 近代日本 / 上田敏 / 小林秀雄 / マチネ・ポエティク (他22件)
【概要】本研究において、近代日本文学におけるフランス象徴主義の影響について私たちは精査した。その結果、日本文学の歴史のなかで、この影響はあまりにも強大であったため、明治から昭和後期に到る100年以上のあいだ決して消滅することがなかった、ということが分かった。この事実は、近代日本におけるフランス文化の位置・状況とその意味を考えようと望むあらゆる者にとって非常に重要である。 ...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:思想史文学を含む研究件
❏「共感」の言説と文学ー社会思想史的文学研究の可能性を探る(20K00409)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】大石 和欣 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (50348380)
【キーワード】共感 / 文学 / イギリス哲学 / イギリス18世紀文学 / チャリティ (他15件)
【概要】本年は前年度未遂行のままであった18世紀イギリスにおける共感の哲学的考察を継続しつつ、新たなに18世紀末からの文学における共感のあり方について検証を開始した。SterneやMakenzieの小説、Goldsmithの小説と詩を中心とした文学テクスト、さらには救貧法に関わる議論と同時代の感受性小説の中に、貧困という痛みや抑圧に共同体の亀裂を読み込み、「共感」がどういう形で人間間、あるいは社会内で機能...
❏作ることの視点における1910-40年代日本近代化過程の思想史的研究(19320019)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】伊藤 徹 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (20193500)
【キーワード】思想史 / 美術史 / 政治学 / 国文学 / 建築史・意匠 (他14件)
【概要】科学技術として先鋭化している《作ること》が、日本において近代化の進行した明治末期から太平洋戦争開戦までの間に、知識人や芸術家に残した精神史的刻印を具体的に取り上げ、哲学、教育学、社会学、政治学、建築史学、美術史学、文学の参加研究者によって、学際的に考察し、著書・雑誌論文・講演のかたちで、これを公表した。 ...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:哲学文学を含む研究件
❏翻訳と東アジア――近代日本におけるPhilosophyの翻訳と植民地朝鮮への伝播(17F17302)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2017-11-10 - 2020-03-31
【研究代表者】齋藤 希史 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (80235077)
【キーワード】翻訳 / 東アジア / 哲学 / Philosophy / 近代学制 (他11件)
【概要】本研究の目的は、近代東アジアの歴史を「翻訳の東アジア」という概念を用いて、新しく展望することであった。この目的を達成するために、H31年度においては、近代学制の生成過程について新たなアプローチを行った。「哲学科」の受け皿としての文学部というものは、いかなる過程を経て形成されたのか。新漢語の学制における振り当ては、いかに行われたのか。蕃書調所の独立(1857)後、その教育内容は専ら外国語の教育に集中...
❏アガンベンの哲学を反映するアメリカの詩人パーマーの作品の分析(25370279)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】山内 功一郎 静岡大学, 人文社会科学部, 准教授 (20313918)
【キーワード】アメリカ / イタリア / 詩 / 哲学 / 文学 (他11件)
【概要】この研究の成果は、アメリカの詩人マイケル・パーマーの主要作品を理解する際に、イタリアの哲学者ジョルジョ・アガンベンの言語論がもっとも有効に活用されうることを証明した点にある。アガンベンの主張によれば、言語の本質は「潜勢力」(実際に言語表現が獲得されない限りにおいてこそ最大限にまで高まる潜在的な言語の能力)の相においてのみ探知されうる。このような認識がパーマーの詩篇中においても重要な役割を果たしてい...
❏編集文献学に関する総合的研究―日本の人文学における批判的継承をめざして―(23242016)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】明星 聖子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90312909)
【キーワード】文献学 / 資料 / 人文学 / 編集 / 文学 (他7件)
【概要】欧米の新しい学問潮流である編集文献学について、学際的に構成されたメンバーが共同して総合的な検討をおこなった。メンバーは国内外の多くの学会で発表し、欧文と日本語で多数の論文を公刊した。また当チームでもいくつか会議を主催し、とくに2015年3月の国際会議「日本における文献学の受容と展開」(埼玉大学)および「編集文献学の理論と実践」(慶應義塾大学)、また10月の国際会議「近代日本の教養形成とテクスト編集...
【複合領域】デザイン学:フランス文学を含む研究件
❏グロテスク文学としてのフランス16世紀前半の架空譚(15K16715)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岩下 綾 慶應義塾大学, 法学部(日吉), 講師 (40633821)
【キーワード】フランス / 16世紀 / 文学 / ルネサンス / 仏文学 (他8件)
【概要】本研究は、「グロテスク様式」がフランス16世紀前半の文学において果たした役割を、架空譚の読解を通して明らかにするものである。研究代表者は、フランソワ一世の文化政策をはじめとした政治的動向が、同時代の宗教事情と絡み合って、どのように文芸作品に反映されているかを検討した。その結果を踏まえて、グロテスク様式に特徴的な怪物等の異形のものを、造形芸術と文学双方の理論に基づいて比較を行った。 ...
❏現代フランス小説――第二次大戦および戦後の記憶の再編成の視座から(25284064)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】國分 俊宏 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70329043)
【キーワード】現代文学 / 戦争 / 記憶 / 語り / 表象 (他10件)
【概要】本研究のテーマは、1990年以降のフランス文学において、第二次世界大戦を中心とする戦争の記憶がどのように文学作品の中で表象されているかを明らかにすることである。90年代から2000年代にかけて発表された小説作品を主に取り上げ、歴史の記憶と文学との関係を研究した。二度の研究セミナーを開き、研究発表・討議を行ったほか、総括として外部のスピーカーを招き、シンポジウム形式の公開研究会を開催した。また、研究...
❏近代日本おけるフランス象徴主義受容に関する総合的研究(23520415)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【研究代表者】坂巻 康司 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (70534436)
【キーワード】フランス象徴主義 / 近代日本 / 上田敏 / 小林秀雄 / マチネ・ポエティク (他22件)
【概要】本研究において、近代日本文学におけるフランス象徴主義の影響について私たちは精査した。その結果、日本文学の歴史のなかで、この影響はあまりにも強大であったため、明治から昭和後期に到る100年以上のあいだ決して消滅することがなかった、ということが分かった。この事実は、近代日本におけるフランス文化の位置・状況とその意味を考えようと望むあらゆる者にとって非常に重要である。 ...
【複合領域】文化財科学・博物館学:美術文学を含む研究件
❏「会館」を発信源とした朝日新聞社による文化事業の記録化と学術的分析(25580037)
【研究テーマ】芸術一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】ゴチェフスキ ヘルマン 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00376576)
【キーワード】文化施設 / 大阪 / 雑誌研究 / 音楽 / 演劇 (他10件)
【概要】これまで散逸していた朝日会館の機関誌である『會舘藝術』誌の誌面データの収集および記事や広告のデータベースの作成を行い、朝日新聞大阪本社や竹中工務店その他の資料室において調査した。これにより朝日会館の建築・運営・文化事業の内容についての詳細かつ豊富なデータを収集することができた。また、こうした調査を通じて関西圏の研究者や往事の朝日会館を知る方々と交流する機会が持てたことも大きな収穫であったといえる。...
❏西洋文化圏における「凝視」と「注意」の文化史的意義の研究(22520231)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (30242077)
【キーワード】英文学 / イギリス史 / 西洋史 / アメリカ文学 / 米文学 (他19件)
【概要】本研究では「凝視」と「注意」という相互に深く結びついた人間の行為について、主に英語圏のテクストを素材にして考察をした。成果としてはっきりしたのは、一見、当たり前の知的プロセスの一部としてとらえられがちな「凝視」や「注意」が、実は私たちの知の働き方やスタイルに大きな影響を与え、ひいては人間が何を考えるかということまで左右するようなきわめて根源的な波及力をもった要素だということである。また歴史的な視点...
❏知識共有のための価値指向型オントロジーの多分野多言語化(20300074)
【研究テーマ】感性情報学・ソフトコンピューティング
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】徃住 彰文 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (50125332)
【キーワード】知識表現 / オントロジー / テキスト分析 / 人文工学 / 認知科学 (他21件)
【概要】人類が蓄積してきた膨大な知識資源を効果的に利用する方策のひとつとして,人間の知的活動や感性的活動にできるだけ近似した知識表現形を機械可読な形で提供したい.文学,芸術,政治,宗教といった,人間の能力の最高の活動場面で流通している言語テキストを対象としてオントロジーの構築を試み,多分野,多言語における検討をおこなった. ...
【複合領域】子ども学:オンライン文学を含む研究件
❏次世代の自然風景地の保護と利用(20H03013)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】齋藤 馨 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (70215531)
【キーワード】自然風景地 / 自然保護 / サイバーフォレスト / デジタル / 観光利用 (他16件)
【概要】サイバーフォレスト(以下CF)の自然風景地音声映像モニタリングシステムを2021年4月より翌年3月の通年にわたり運用し、ライブ映像音を提供しつつそのアーカイブ公開を継続した。この自然地のデジタルアーカイブ情報とライブ映像音の提供、つまりインターネット上のデジタルな自然情報に、自然地から離れている都市住民が触れることが、自然への意識をどう変化させ、現地に行かずとも自然風景地を保護し利用していると感じ...
❏太宰治直筆資料のデジタル化、オンライン公開に関する基盤整備の研究(15K02240)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】安藤 宏 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (30193113)
【キーワード】太宰治 / 文学 / 直筆資料 / 文学館 / デジタル化 (他14件)
【概要】本研究は全国の公共機関に収蔵されている太宰治の直筆資料に関する情報収集を行い、その過程で資料のデジタル化化に協力し、オンライン公開のための基盤整備を行うものである。 日本近代文学館、青森県近代文学館、弘前市立文学館、山梨県立文学館、神奈川県立文学館、三鷹市など、関係する主要公共施設とコミュニケーションをはかり、その中で有益な情報を交換することができた。結果的に上記のほとんどすべての文学館の太宰治展...
【複合領域】一般理論:近代文学を含む研究件
❏中国現代作家旅日研究(18F18784)
【研究テーマ】中国文学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2018-11-09 - 2021-03-31
【研究代表者】高見澤 磨 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70212016)
【キーワード】中国近代文学 / 中国現代文学 / 莫言 / 革命英雄形象 / 革命英雄イメージ (他15件)
【概要】1,共同研究者で外国人研究員たる馮雷は、2020年度においては、新型ウイルスまん延の影響で、東京大学・東洋文化研究所所蔵資料についての文献調査と執筆活動とに活動が限られ、中国近代旅日作家関連の地を訪ね、資料収集を行うという活動はできなかった。また、一時帰国し、本務校たる北京の北方工業大学においては(または北京市においては)、出国に著しい制限があり、そのまま短縮して期間を終えることとなった。大変残念...
❏岩波書店における検閲と文学の総合的研究(16K13196)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】塩野 加織 早稲田大学, 文学学術院, 准教授(任期付) (80647280)
【キーワード】検閲 / 岩波書店 / 文学 / 内務省 / GHQ (他15件)
【概要】本研究は、岩波書店という出版社を視座に据え、1930年代から1950年代にかけてのメディア規制の実態を実証的に解明することを目的とした。そのために、岩波書店の協力を得て同書店の所蔵資料を調査するとともに、国内外の検閲資料調査を並行して実施し、収集資料にもとづく分析を積み重ねていった。その結果、戦時下の言論弾圧事件が生起した経緯の詳細が判明し、さらに、 占領期に再版された図書には、内務省とGHQ/S...
❏アジアにおける中国現代文学受容の基礎的研究(21520384)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】山口 守 日本大学, 文理学部, 教授 (70210375)
【キーワード】中国現代文学 / 中文文学 / 台湾文学 / アジア / 横浜 (他12件)
【概要】本研究は20世紀の中国現代文学がアジア各地域でどのように受容され、その結果が各地域間でどのように越境・変容していくかを探る多面的、多層的な研究である。この視点に基づいて、五四時期新文学から文革後の新時期文学、更には台湾文学・香港文学・南アジアの文学までを見渡して受容や交流の過程を探るため、2010年度に各地域の中文文学研究者を招聘して「第八回東アジア現代中文文学国際シンポジウム」(於:慶應義塾大学...
【複合領域】一般理論:出版文学を含む研究件
❏岩波書店における検閲と文学の総合的研究(16K13196)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】塩野 加織 早稲田大学, 文学学術院, 准教授(任期付) (80647280)
【キーワード】検閲 / 岩波書店 / 文学 / 内務省 / GHQ (他15件)
【概要】本研究は、岩波書店という出版社を視座に据え、1930年代から1950年代にかけてのメディア規制の実態を実証的に解明することを目的とした。そのために、岩波書店の協力を得て同書店の所蔵資料を調査するとともに、国内外の検閲資料調査を並行して実施し、収集資料にもとづく分析を積み重ねていった。その結果、戦時下の言論弾圧事件が生起した経緯の詳細が判明し、さらに、 占領期に再版された図書には、内務省とGHQ/S...
❏トランスアトランティックな視座からの「アメリカ文学」概念の成立と変容(23320061)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大橋 洋一 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (20126014)
【キーワード】文学 / 英米交流 / 出版 / 西洋史 / 比較文化
【概要】本研究では「アメリカ文学」概念の成立過程をトランスアトランティックな視点から再考察した。「アメリカ文学」がいわゆる「他なる国民文学」として相対化され対象化されていくプロセスとその構造を、英米を始めとする各国の文化交流の複雑な関係を通して明らかにしようとするものである。個別作家間の交渉や各種メディアに表れた言説を収集、分析するという実証的な資料研究によって、英米の文化的構造を検証し、その複雑な関係と...
❏18~19世紀の英米文化交流の実証的研究(19320045)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】平石 貴樹 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (10133323)
【キーワード】英米史 / 文学 / 西洋史 / 英米交流 / 出版 (他6件)
【概要】本研究では18~19世紀英米文化交流の実証的な調査を通して「蓋然性」という鍵語の重要性を再発見し、従来前提とされてきた言説移行の歴史に対しあらたな見方を提示することとなった。 ...
【複合領域】一般理論:物語文学を含む研究件
❏漢代における物語のジャンル横断的研究―古代的宗教世界の解体を承けて(16K02581)
【研究テーマ】中国文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】谷口 洋 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40278437)
【キーワード】中国 / 漢代 / 物語 / 文学 / 史記 (他14件)
【概要】早期の賦や『史記』における神話的・宗教的要素とその変容について、俯瞰的な論考を発表するとともに、そこにみられる戦国の世の物語・漢武帝の世の物語についてそれぞれ考察した。また、前漢末の揚雄や後漢の文人について、その作品や、その他の自己言及の分析を通じ、自己を語る物語についての考察を発表した。これらの成果を通じ、漢代における物語の諸相について、史伝・歌・賦・文などのジャンルを超えて明らかにした。 また...
❏デジタル・フィクションの分析の方法に関する情報記号論的研究(13610685)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】石田 英敬 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (70212892)
【キーワード】記号論 / 情報記号論 / デジタル・フィクション / メディア研究 / ハイパーテキスト (他17件)
【概要】本研究は「情報記号論」という記号論の新しい分野を開拓することを基礎理論上の課題とし、研究対象としてはデジタル・メディア上で展開するフィクションや物語を題材に情報記号論の分析方法を開発することを応用研究上の課題として遂行された。研究成果として、情報記号論の基礎理論を記号論と情報学との界面領域に位置づけ、その認識論的な定位をおこない、その基本原理を体系化して提示することができた。これらの理論的成果は「...
【複合領域】一般理論:セクシュアリティ文学を含む研究件
❏台湾現代文学におけるセクシュアリティおよび日本表象のポリティクス(23520421)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】四方田 千恵 (垂水 千恵 / 四方田 千恵(垂水千恵)) 横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 教授 (70251775)
【キーワード】台湾 / セクシュアリティ / 日本表象 / 翻訳 / 国際研究者交流 (他15件)
【概要】台湾現代文学に表現された、セクシュアリティおよび日本表象に着目し、日台関係における文化翻訳や文化の政治性の問題を研究した。具体的には、邱妙津、紀大偉、甘耀明などの小説家および魏徳聖などの映画作家を対象に、日本記憶を再現することで強い台湾意識を表現しようとしていることや、日本文学・映画の題材を使いつつ、それをクイア小説として再現させようとする方策が取られていることなどを明らかにした。 これらの研究の...
❏科学的および文化史的感覚研究を援用した英文学・文化感覚史(15520199)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】武藤 浩史 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (40229935)
【キーワード】感覚 / 英文学・文化 / メディア / 聴覚 / 触覚 (他16件)
【概要】本研究は、欧米で盛んになってきていた感覚文化史研究に刺激を得、またスティーブン・コナーが「文化現象学」と呼ぶ鋭敏な感性的読解を先端科学の成果と文化研究に結びつけたアプローチにヒントを得て、「感覚」を軸として、「科学的」そして「文化史的」方法を合体させることを試みた。 より具体的には、西洋近代をスペクタクル化の時代とする基本的な認識の下、聴覚と運動感覚(≒リズム感覚)を中心に「感覚」テーマを文学研究...
【複合領域】一般理論:祖国文学を含む研究件
❏現代中東の「ワタン(祖国)」的心性をめぐる表象文化の発展的研究(15H03136)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡 真理 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (30315965)
【キーワード】祖国 / 文学 / 表象 / 中東 / 文化 (他7件)
【概要】アラビア語、ペルシア語、トルコ語、ヘブライ語など中東の諸言語で、中東地域で生産される作品のみならず、中東に歴史的出自を持つ者によって、欧米など地理的中東世界を超えた地域で、英語、仏語、独語、伊語などの西洋の諸言語で生み出される作品をも対象に、文学や映画などさまざまなテクストに現れた「ワタン(祖国)」表象の超域的な分析を通して、「ワタン」を軸に、近現代中東世界の社会的・歴史的ありようとそのダイナミズ...
❏現代中東文学における「ワタン(祖国)」表象とその分析(24520393)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岡 真理 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (30315965)
【キーワード】中東 / 文学 / 祖国 / 表象 / 現代文学 (他8件)
【概要】日本における、中東の三大言語文化圏であるアラブ世界、イラン、トルコの現代文学研究者を結集し、中東現代文学のさまざまな時代、作品・作家における「ワタン(祖国)」表象の分析・考察をおこない、それを通して、歴史的には近代初頭から植民地時代を経て2011年の一連のアラブ革命に至る、西アジアから北アフリカに及ぶ中東諸諸社会における、「祖国」なるものをめぐる文化的ダイナミズムを明らかにするとともに、中東に生き...
【複合領域】一般理論:公共圏文学を含む研究件
❏公共圏と女性たちの経済意識―イギリス近代女性文学における社会史的研究モデルの構築(26580050)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大石 和欣 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50348380)
【キーワード】イギリス文学 / 経済思想 / フィランソロピー / 慈善 / 消費文化 (他19件)
【概要】本研究は19世紀前半のイングランドにおける女性の慈善活動において、女性たちの経済意識の歴史的意義を、文学作品を通して実験的に考究したものである。19世紀初頭の奴隷貿易廃止運動において、女性たちは奴隷たちの労働の産物である西インド産の砂糖をボイコットする一方で、ウェッジウッドの反奴隷貿易キャンペーン用のカメオを購入した。矛盾するような慈善をめぐる消費活動は、同時代の文学作品にも頻繁に考察できる。調査...
❏文学テクストにおける「都市」と「公共圏」(13610679)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】筑和 正格 北海道大学, 言語文化部, 教授 (50002225)
【キーワード】都市 / 公共圏 / コミュニケーション / メディア / エディターシップ論 (他8件)
【概要】本研究は、近代社会における「都市」と「公共圏」の関係を理論的に考察するとともに、その歴史的および具体的な現れ方を、近現代のアジア、アメリカ、ヨーロッパの文学テクストを主たる素材に検証することを目的とした。4年間の研究によって得られた知見は多岐に渡るが、主たるものを幾つかのテーマに分けて挙げておく。(1)「都市」と「公共圏」の原理的な関係性について。「異質なもの」相互の意味変換装置としての「都市」と...
【複合領域】一般理論:ナショナリズム文学を含む研究件
❏戦後英文学と文化、社会、労働の関係の研究――レイモンド・ウィリアムズを中心に(23720149)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】近藤 康裕 慶應義塾大学, 法学部, 講師 (20595409)
【キーワード】文学 / 文化 / 社会 / 労働 / ニューレフト (他9件)
【概要】20世紀英文学と文化との関係を、文化、社会、労働といった観点から検討し、時代の変化への反応としての文学と文化の一側面を明らかにした。とくに、D・H・ロレンス、クリストファー・コードウェル、リチャード・ホガート、レイモンド・ウィリアムズといった作家、批評家の仕事に焦点をあてた。ウィリアムズの、これまでにあまり論じられることがなかった_Second Generation_や_Loyalties_といっ...
❏ロシア的主体の系譜 現代ロシア文化の自己表象とその文化史・思想史的相関(20520276)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】野中 進 埼玉大学, 教養学部, 准教授 (60301090)
【キーワード】ロシア東欧文学 / ロシア現代文化 / ロシア / 文化研究 / 文学 (他9件)
【概要】現代ロシア文化の自己表象に関連して重要な四つの分野、(1)ロシア・ナショナリズム、(2)大衆文化、(3)正教思想、(4)文学の社会的機能、を中心に、定期的な研究および国内外での成果発表を行った。より具体的な分析例としては、現代ロシアにおける文化学の役割、アニメ映画、聖者伝の現代的意義などが挙げられる。これらの分析を通じて現代ロシア文化の自己表象の多様性と類型性をある程度明らかにすることができたと考...
【数物系科学】地球惑星科学:アメリカ文学を含む研究件
❏アンチ・エレジーが果たす役割:アメリカの詩人パーマーの作品と現代社会(16K02487)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山内 功一郎 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (20313918)
【キーワード】アメリカ / 詩 / エレジー / 文学 / アメリカ文学 (他6件)
【概要】本研究の成果は、アメリカの詩人マイケル・パーマーの作品において「アンチ・エレジー」的な要素がどのように作用しているかを解明した点にある。アンチ・エレジーは単純にエレジーという文学的モード自体を消去するのではなく、むしろそれを「進化させ、異種交配させ、自己破壊させる」ために機能する。本研究はまずこの点に着目し、パーマーの作品におけるエレジー的な要素とアンチ・エレジー的な要素の競合について分析した。そ...
❏アガンベンの哲学を反映するアメリカの詩人パーマーの作品の分析(25370279)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】山内 功一郎 静岡大学, 人文社会科学部, 准教授 (20313918)
【キーワード】アメリカ / イタリア / 詩 / 哲学 / 文学 (他11件)
【概要】この研究の成果は、アメリカの詩人マイケル・パーマーの主要作品を理解する際に、イタリアの哲学者ジョルジョ・アガンベンの言語論がもっとも有効に活用されうることを証明した点にある。アガンベンの主張によれば、言語の本質は「潜勢力」(実際に言語表現が獲得されない限りにおいてこそ最大限にまで高まる潜在的な言語の能力)の相においてのみ探知されうる。このような認識がパーマーの詩篇中においても重要な役割を果たしてい...
❏西洋文化圏における「凝視」と「注意」の文化史的意義の研究(22520231)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (30242077)
【キーワード】英文学 / イギリス史 / 西洋史 / アメリカ文学 / 米文学 (他19件)
【概要】本研究では「凝視」と「注意」という相互に深く結びついた人間の行為について、主に英語圏のテクストを素材にして考察をした。成果としてはっきりしたのは、一見、当たり前の知的プロセスの一部としてとらえられがちな「凝視」や「注意」が、実は私たちの知の働き方やスタイルに大きな影響を与え、ひいては人間が何を考えるかということまで左右するようなきわめて根源的な波及力をもった要素だということである。また歴史的な視点...
【数物系科学】地球惑星科学:国際研究者交流文学を含む研究件
❏フランス・ロマン主義における「作者」像の成立と変容をめぐる総合的研究(25370338)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野崎 歓 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (60218310)
【キーワード】作者 / ロマン主義 / 小説 / 翻訳 / バルザック (他22件)
【概要】フランス・ロマン主義の時代における「作者」像をめぐって、とりわけ重要なケースであるバルザックとネルヴァルを中心に据え、メディアの拡大、広範な読者層の成立および「私」の同一性を探求する詩学の展開との関連で、作品の起源であるとともに作品によって遡及的に生み出されるものでもある作者のありようを照らし出すことができた。 具体的には、バルザックの創造的な力を形象化するヴォートランの物語に注目し『ゴリオ爺さん...
❏20世紀中葉のイラン文学におけるエロティシズム研究(24520397)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤元 優子 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (40152590)
【キーワード】現代文学 / イラン / ジェンダー / 20世紀 / 国際研究者交流 (他7件)
【概要】本研究は、イランにおいて1940年代から60年代にジェンダー規範の重要な転換が起こった事を、現代文学におけるエロティシズムの検証を通して論考しようとするものである。3年間に計4回の研究会と国際ワークショップを開催したほか、イラン研究学会でも複数の発表を行い、最終的な成果は、大阪大学の紀要『イラン研究』の特集に纏められた。本研究によって、ジェンダー・バイアスに縛られつつも、セクシュアリティの新たな表...
❏台湾現代文学におけるセクシュアリティおよび日本表象のポリティクス(23520421)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】四方田 千恵 (垂水 千恵 / 四方田 千恵(垂水千恵)) 横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 教授 (70251775)
【キーワード】台湾 / セクシュアリティ / 日本表象 / 翻訳 / 国際研究者交流 (他15件)
【概要】台湾現代文学に表現された、セクシュアリティおよび日本表象に着目し、日台関係における文化翻訳や文化の政治性の問題を研究した。具体的には、邱妙津、紀大偉、甘耀明などの小説家および魏徳聖などの映画作家を対象に、日本記憶を再現することで強い台湾意識を表現しようとしていることや、日本文学・映画の題材を使いつつ、それをクイア小説として再現させようとする方策が取られていることなどを明らかにした。 これらの研究の...
【数物系科学】天文学:国際情報交換文学を含む研究件
❏20世紀中葉のイラン文学におけるエロティシズム研究(24520397)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤元 優子 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (40152590)
【キーワード】現代文学 / イラン / ジェンダー / 20世紀 / 国際研究者交流 (他7件)
【概要】本研究は、イランにおいて1940年代から60年代にジェンダー規範の重要な転換が起こった事を、現代文学におけるエロティシズムの検証を通して論考しようとするものである。3年間に計4回の研究会と国際ワークショップを開催したほか、イラン研究学会でも複数の発表を行い、最終的な成果は、大阪大学の紀要『イラン研究』の特集に纏められた。本研究によって、ジェンダー・バイアスに縛られつつも、セクシュアリティの新たな表...
❏台湾現代文学におけるセクシュアリティおよび日本表象のポリティクス(23520421)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】四方田 千恵 (垂水 千恵 / 四方田 千恵(垂水千恵)) 横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 教授 (70251775)
【キーワード】台湾 / セクシュアリティ / 日本表象 / 翻訳 / 国際研究者交流 (他15件)
【概要】台湾現代文学に表現された、セクシュアリティおよび日本表象に着目し、日台関係における文化翻訳や文化の政治性の問題を研究した。具体的には、邱妙津、紀大偉、甘耀明などの小説家および魏徳聖などの映画作家を対象に、日本記憶を再現することで強い台湾意識を表現しようとしていることや、日本文学・映画の題材を使いつつ、それをクイア小説として再現させようとする方策が取られていることなどを明らかにした。 これらの研究の...
❏ロシア文化論の研究-制度化の諸相と脱中心化の可能性(23320065)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】野中 進 埼玉大学, 教養学部, 教授 (60301090)
【キーワード】文化研究 / ロシア / 文化学 / 文学研究 / ロシア文学 (他16件)
【概要】「現代ロシアにおける新しい『ロシア文化論』の諸相を明らかにすること」を中心に進められた本プロジェクトは以下の成果をあげた。 (1)代表者・分担者の共編者『ロシア文化の方舟』(H23)でソ連崩壊後20年のロシア社会・文化の変遷を多方面から議論した。(2)同じく『今、ソ連文学を読み直すとは』(H23)で「ソ連文学」を文化制度として捉え、分析を行った。(3)同じく『再考ロシア・フォルマリズム』(H24)...
【生物学】基礎生物学:翻訳文学を含む研究件
❏第三世代としての編集―古典の再生と文学研究の活性化をめざす編集文献学的研究(22H00008)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2022-04-01 - 2027-03-31
【研究代表者】明星 聖子 成城大学, 文芸学部, 教授 (90312909)
【キーワード】編集文献学 / 文献学 / 翻訳 / 人文学 / 文学
【概要】
❏翻訳と東アジア――近代日本におけるPhilosophyの翻訳と植民地朝鮮への伝播(17F17302)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2017-11-10 - 2020-03-31
【研究代表者】齋藤 希史 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (80235077)
【キーワード】翻訳 / 東アジア / 哲学 / Philosophy / 近代学制 (他11件)
【概要】本研究の目的は、近代東アジアの歴史を「翻訳の東アジア」という概念を用いて、新しく展望することであった。この目的を達成するために、H31年度においては、近代学制の生成過程について新たなアプローチを行った。「哲学科」の受け皿としての文学部というものは、いかなる過程を経て形成されたのか。新漢語の学制における振り当ては、いかに行われたのか。蕃書調所の独立(1857)後、その教育内容は専ら外国語の教育に集中...
❏フランス・ロマン主義における「作者」像の成立と変容をめぐる総合的研究(25370338)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野崎 歓 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (60218310)
【キーワード】作者 / ロマン主義 / 小説 / 翻訳 / バルザック (他22件)
【概要】フランス・ロマン主義の時代における「作者」像をめぐって、とりわけ重要なケースであるバルザックとネルヴァルを中心に据え、メディアの拡大、広範な読者層の成立および「私」の同一性を探求する詩学の展開との関連で、作品の起源であるとともに作品によって遡及的に生み出されるものでもある作者のありようを照らし出すことができた。 具体的には、バルザックの創造的な力を形象化するヴォートランの物語に注目し『ゴリオ爺さん...
【工学】建築学:ウクライナ文学を含む研究件
❏ロシア文化論の研究-制度化の諸相と脱中心化の可能性(23320065)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】野中 進 埼玉大学, 教養学部, 教授 (60301090)
【キーワード】文化研究 / ロシア / 文化学 / 文学研究 / ロシア文学 (他16件)
【概要】「現代ロシアにおける新しい『ロシア文化論』の諸相を明らかにすること」を中心に進められた本プロジェクトは以下の成果をあげた。 (1)代表者・分担者の共編者『ロシア文化の方舟』(H23)でソ連崩壊後20年のロシア社会・文化の変遷を多方面から議論した。(2)同じく『今、ソ連文学を読み直すとは』(H23)で「ソ連文学」を文化制度として捉え、分析を行った。(3)同じく『再考ロシア・フォルマリズム』(H24)...
❏ロシア・ウクライナ・ベラルーシにおける歴史小説の比較研究(21720107)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】越野 剛 北海道大学, スラブ研究センター, 助教 (90513242)
【キーワード】ロシア東欧文学 / ウクライナ / ベラルーシ / 記憶 / 歴史小説 (他17件)
【概要】ロシア・ウクライナ・ベラルーシにおける様々な歴史記憶が、現代にまでいたる国民文化の形成に果たした役割を研究した。具体的には、ナポレオンのロシア遠征における冬将軍の神話、イヴァン・スサーニンやステンカ・ラージンの英雄像、チェルノブイリ原発事故、サハリンの流刑地の歴史を取り上げ、複数の国民文化における記憶と表象のありようを比較分析した。 ...
【工学】建築学:ユートピア文学を含む研究件
❏18世紀末から20世紀前半までの英米のユートピアニズムの政治批評的研究(17320044)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】ホーンズ シーラ (SHEILA Hones) 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70206035)
【キーワード】文学 / 文化地理学 / 空間論 / イギリス / アメリカ (他18件)
【概要】2001年度-04年度までの科学研究費(基盤B「19世紀末英米文学における都市の表象に関する新歴史主義的研究」)の成果をもとに、英米におけるユートピアニズムに関するテクストと実践を研究することを目的とした.海外の研究者らと共同して、文化地理学、空間理論、マテリアル・カルチャーなどの知見を援用しながら、ユートピアニズムの表象を政治批評的に研究することで、この英米の思想史における重要な概念を、きわめて...
❏フランス文学における時間意識の変化(16320034)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】塚本 昌則 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (90242081)
【キーワード】時間意識 / 近代 / 文学 / 危機 / 直線的時間 (他8件)
【概要】本研究では、フランス文学、とりわけ近代文学において、どのような時間意識が描かれてきたのかを解明することを目指した。近代文学の根底には、革命後の社会を支配してきた「直線的時間」への懐疑・反発が一貫して見られる。過去から未来へと均質に流れる時間という合理的な見方とは違うどのような時間意識が、近代文学において表現されてきたのだろうか。 主に三つの角度から、われわれはこの問題を検討した。第一に<前衛...
【工学】建築学:イギリス文学を含む研究件
❏公共圏と女性たちの経済意識―イギリス近代女性文学における社会史的研究モデルの構築(26580050)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大石 和欣 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50348380)
【キーワード】イギリス文学 / 経済思想 / フィランソロピー / 慈善 / 消費文化 (他19件)
【概要】本研究は19世紀前半のイングランドにおける女性の慈善活動において、女性たちの経済意識の歴史的意義を、文学作品を通して実験的に考究したものである。19世紀初頭の奴隷貿易廃止運動において、女性たちは奴隷たちの労働の産物である西インド産の砂糖をボイコットする一方で、ウェッジウッドの反奴隷貿易キャンペーン用のカメオを購入した。矛盾するような慈善をめぐる消費活動は、同時代の文学作品にも頻繁に考察できる。調査...
❏西洋文化圏における「凝視」と「注意」の文化史的意義の研究(22520231)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (30242077)
【キーワード】英文学 / イギリス史 / 西洋史 / アメリカ文学 / 米文学 (他19件)
【概要】本研究では「凝視」と「注意」という相互に深く結びついた人間の行為について、主に英語圏のテクストを素材にして考察をした。成果としてはっきりしたのは、一見、当たり前の知的プロセスの一部としてとらえられがちな「凝視」や「注意」が、実は私たちの知の働き方やスタイルに大きな影響を与え、ひいては人間が何を考えるかということまで左右するようなきわめて根源的な波及力をもった要素だということである。また歴史的な視点...
❏LITERARY GEOGRAPHIES OF THE MONSTROUS(22520230)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】HONES SheIla (ホーンズ シーラ / HONES Sheila) 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70206035)
【キーワード】文学 / 地理学 / 怪物 / 表象 / 学際 (他19件)
【概要】本プロジェクトはとりわけ国際的な研究交流を重視し、文学地理学のネットワークを深め、リソースの共有を目材した。ホーンズはイギリスの協力者であるジェームス・ニールとオープンアクセスの書誌情報サイトLiterary Geographiesを開設した。このためにロンドンで開催された2012年秋の会合には日本、イギリス、フィンランドなどからの参加者があった。怪物表象を巡る文学地理学というテーマに関連してホー...
【工学】建築学:デジタル化文学を含む研究件
❏デジタル化したマザリナード文書の恒久的保存・利用体制の確立に関する総合研究(19H01246)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】一丸 禎子 学習院大学, 文学部, 講師 (80567313)
【キーワード】マザリナード / デジタル人文学 / 電子コーパス / デジタル化 / 知の集積 (他17件)
【概要】本研究はマザリナード文書の電子コーパスを中心に構築されたインターネット上の研究用プラットフォームmazarinades.orgの恒久的保存と利用体制を三つの柱(コーパスの充実、研究活動の維持、成果発表)によって支えることを目指している。これは未来のデジタルヒューマニティーズの方法論として、作成されたデジタルデータをより長い期間有効に利用できるように自立した研究活動のエコシステムを構築する実験でもあ...
❏太宰治直筆資料のデジタル化、オンライン公開に関する基盤整備の研究(15K02240)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】安藤 宏 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (30193113)
【キーワード】太宰治 / 文学 / 直筆資料 / 文学館 / デジタル化 (他14件)
【概要】本研究は全国の公共機関に収蔵されている太宰治の直筆資料に関する情報収集を行い、その過程で資料のデジタル化化に協力し、オンライン公開のための基盤整備を行うものである。 日本近代文学館、青森県近代文学館、弘前市立文学館、山梨県立文学館、神奈川県立文学館、三鷹市など、関係する主要公共施設とコミュニケーションをはかり、その中で有益な情報を交換することができた。結果的に上記のほとんどすべての文学館の太宰治展...
【工学】総合工学:ロシア文学を含む研究件
❏ロシア文化論の研究-制度化の諸相と脱中心化の可能性(23320065)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】野中 進 埼玉大学, 教養学部, 教授 (60301090)
【キーワード】文化研究 / ロシア / 文化学 / 文学研究 / ロシア文学 (他16件)
【概要】「現代ロシアにおける新しい『ロシア文化論』の諸相を明らかにすること」を中心に進められた本プロジェクトは以下の成果をあげた。 (1)代表者・分担者の共編者『ロシア文化の方舟』(H23)でソ連崩壊後20年のロシア社会・文化の変遷を多方面から議論した。(2)同じく『今、ソ連文学を読み直すとは』(H23)で「ソ連文学」を文化制度として捉え、分析を行った。(3)同じく『再考ロシア・フォルマリズム』(H24)...
❏ロシア・ウクライナ・ベラルーシにおける歴史小説の比較研究(21720107)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】越野 剛 北海道大学, スラブ研究センター, 助教 (90513242)
【キーワード】ロシア東欧文学 / ウクライナ / ベラルーシ / 記憶 / 歴史小説 (他17件)
【概要】ロシア・ウクライナ・ベラルーシにおける様々な歴史記憶が、現代にまでいたる国民文化の形成に果たした役割を研究した。具体的には、ナポレオンのロシア遠征における冬将軍の神話、イヴァン・スサーニンやステンカ・ラージンの英雄像、チェルノブイリ原発事故、サハリンの流刑地の歴史を取り上げ、複数の国民文化における記憶と表象のありようを比較分析した。 ...
❏ロシア的主体の系譜 現代ロシア文化の自己表象とその文化史・思想史的相関(20520276)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】野中 進 埼玉大学, 教養学部, 准教授 (60301090)
【キーワード】ロシア東欧文学 / ロシア現代文化 / ロシア / 文化研究 / 文学 (他9件)
【概要】現代ロシア文化の自己表象に関連して重要な四つの分野、(1)ロシア・ナショナリズム、(2)大衆文化、(3)正教思想、(4)文学の社会的機能、を中心に、定期的な研究および国内外での成果発表を行った。より具体的な分析例としては、現代ロシアにおける文化学の役割、アニメ映画、聖者伝の現代的意義などが挙げられる。これらの分析を通じて現代ロシア文化の自己表象の多様性と類型性をある程度明らかにすることができたと考...
【医歯薬学】基礎医学:共感文学を含む研究件
❏「共感」の言説と文学ー社会思想史的文学研究の可能性を探る(20K00409)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】大石 和欣 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (50348380)
【キーワード】共感 / 文学 / イギリス哲学 / イギリス18世紀文学 / チャリティ (他15件)
【概要】本年は前年度未遂行のままであった18世紀イギリスにおける共感の哲学的考察を継続しつつ、新たなに18世紀末からの文学における共感のあり方について検証を開始した。SterneやMakenzieの小説、Goldsmithの小説と詩を中心とした文学テクスト、さらには救貧法に関わる議論と同時代の感受性小説の中に、貧困という痛みや抑圧に共同体の亀裂を読み込み、「共感」がどういう形で人間間、あるいは社会内で機能...
❏18世紀以降の英語圏文学等における「注意」「共感」と「言語運用能力」表象の研究(20K00384)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (30242077)
【キーワード】言語運用能力 / 英文学 / 日本文学 / 事務 / 共感 (他13件)
【概要】本研究の中心となるのは、19世紀から20世紀へ、さらに21世紀へと時代が進むにつれて、言語をめぐる規範意識はどう変化したかということである。その要因は何だったのか、またメディア装置の発達とも何らかの関係があるのかといったことにも目を向ける。言語運用能力に焦点をしぼりつつ文学作品を検分することで、あらたな知見が得られるものと考えている。 令和3年度は自由間接話法といった観点を利用したり、事務文書との...
❏英語圏および日本語の文学作品におけるポライトネスの機能(15K02292)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (30242077)
【キーワード】ポライトネス / 英文学 / 日本文学 / 言語学 / 言語教育 (他24件)
【概要】本研究では、主に対人的な場面で使われると考えられがちな「敬意」や「丁寧さ」の表現が、不特定多数に向けた書き言葉でも潜在的に機能し、とくに小説や詩などの語りの中で語りの装置として大きな役割を果たしていること、またテクストと読者の間に興味深い作用を及ぼしていることを明らかにした。このことによって、文学テクストもまた何らかの目的を持ち、また結果をも引き起こす一種の「行為」だということが確認され、かつ、そ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:記憶文学を含む研究件
❏現代フランスにおける死者の記憶:文学作品とモニュメントの分析を通じて(15K12867)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】福島 勲 北九州市立大学, 文学部, 准教授 (30422356)
【キーワード】モニュメント / 記憶 / 死者 / 文学 / 展示施設 (他19件)
【概要】ヴェルダンの追悼施設やリヨンのレジスタンス強制収容歴史センターといったモニュメントないし追悼施設においては、死者は聖別され、さらに、明確な輪郭を持った存在として扱われることが多い。そこには、そうした記憶装置を設置した国家や共同体といった「設置者」の意志が色濃く反映している。それに対して、文学においては、G・バタイユの『C神父』に見られるように、死者の記憶を固定化するというよりは、むしろその輪郭を曖...
❏現代フランス小説――第二次大戦および戦後の記憶の再編成の視座から(25284064)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】國分 俊宏 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70329043)
【キーワード】現代文学 / 戦争 / 記憶 / 語り / 表象 (他10件)
【概要】本研究のテーマは、1990年以降のフランス文学において、第二次世界大戦を中心とする戦争の記憶がどのように文学作品の中で表象されているかを明らかにすることである。90年代から2000年代にかけて発表された小説作品を主に取り上げ、歴史の記憶と文学との関係を研究した。二度の研究セミナーを開き、研究発表・討議を行ったほか、総括として外部のスピーカーを招き、シンポジウム形式の公開研究会を開催した。また、研究...
❏ロシア・ウクライナ・ベラルーシにおける歴史小説の比較研究(21720107)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】越野 剛 北海道大学, スラブ研究センター, 助教 (90513242)
【キーワード】ロシア東欧文学 / ウクライナ / ベラルーシ / 記憶 / 歴史小説 (他17件)
【概要】ロシア・ウクライナ・ベラルーシにおける様々な歴史記憶が、現代にまでいたる国民文化の形成に果たした役割を研究した。具体的には、ナポレオンのロシア遠征における冬将軍の神話、イヴァン・スサーニンやステンカ・ラージンの英雄像、チェルノブイリ原発事故、サハリンの流刑地の歴史を取り上げ、複数の国民文化における記憶と表象のありようを比較分析した。 ...
【医歯薬学】社会医学:ジエンダー文学を含む研究件
❏冷戦期東アジアにおける創作教育、文学、大衆文化(19KK0010)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】吉原 ゆかり 筑波大学, 人文社会系, 教授 (70249621)
【キーワード】冷戦 / 文学 / 大衆文化 / 東アジア / 文化外交 (他12件)
【概要】有光は、アフリカ系アメリカ人作家と創作プログラムに関する先行研究を集め、渡米調査の準備を進めた。 越智は Creative writing プログラムと近い関係にあった文学雑誌Kenyon Reviewの二代目編集長MacauleyについてAmerican Studies Associationで中間的な成果を発表した。創作文学プログラムと深い関係をもつアメリカ研究プログラムに関する英語論文を発表...
❏20世紀中葉のイラン文学におけるエロティシズム研究(24520397)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤元 優子 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (40152590)
【キーワード】現代文学 / イラン / ジェンダー / 20世紀 / 国際研究者交流 (他7件)
【概要】本研究は、イランにおいて1940年代から60年代にジェンダー規範の重要な転換が起こった事を、現代文学におけるエロティシズムの検証を通して論考しようとするものである。3年間に計4回の研究会と国際ワークショップを開催したほか、イラン研究学会でも複数の発表を行い、最終的な成果は、大阪大学の紀要『イラン研究』の特集に纏められた。本研究によって、ジェンダー・バイアスに縛られつつも、セクシュアリティの新たな表...
❏日本文学における国際的研究理論と互換システム構築をめざして-文化表象を中心に(18320045)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】中川 成美 立命館大学, 文学部, 教授 (70198034)
【キーワード】文化理論 / 文学 / 視覚性 / カルチュラル・スタディーズ / ナショナル・アイデンティティー (他10件)
【概要】研究成果として日本文学・文化に関する基礎的検索データ構築のための、北米英語圏約1000名の日本文学研究者リスト、及び3630件の著作論文データ収集、さらに立命館大学における3回の国際シンポジウム(2007年6月「イタリア観の一世紀」、同年12月「国際乱歩コンファレンス」、2009年3月「東南アジアとの通路」)の開催を本研究の成果とする。その詳細は本研究プロジェクトHP上において一般に公開されている...
【医歯薬学】社会医学:西洋史文学を含む研究件
❏トランスアトランティックな視座からの「アメリカ文学」概念の成立と変容(23320061)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大橋 洋一 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (20126014)
【キーワード】文学 / 英米交流 / 出版 / 西洋史 / 比較文化
【概要】本研究では「アメリカ文学」概念の成立過程をトランスアトランティックな視点から再考察した。「アメリカ文学」がいわゆる「他なる国民文学」として相対化され対象化されていくプロセスとその構造を、英米を始めとする各国の文化交流の複雑な関係を通して明らかにしようとするものである。個別作家間の交渉や各種メディアに表れた言説を収集、分析するという実証的な資料研究によって、英米の文化的構造を検証し、その複雑な関係と...
❏西洋文化圏における「凝視」と「注意」の文化史的意義の研究(22520231)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (30242077)
【キーワード】英文学 / イギリス史 / 西洋史 / アメリカ文学 / 米文学 (他19件)
【概要】本研究では「凝視」と「注意」という相互に深く結びついた人間の行為について、主に英語圏のテクストを素材にして考察をした。成果としてはっきりしたのは、一見、当たり前の知的プロセスの一部としてとらえられがちな「凝視」や「注意」が、実は私たちの知の働き方やスタイルに大きな影響を与え、ひいては人間が何を考えるかということまで左右するようなきわめて根源的な波及力をもった要素だということである。また歴史的な視点...
❏18~19世紀の英米文化交流の実証的研究(19320045)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】平石 貴樹 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (10133323)
【キーワード】英米史 / 文学 / 西洋史 / 英米交流 / 出版 (他6件)
【概要】本研究では18~19世紀英米文化交流の実証的な調査を通して「蓋然性」という鍵語の重要性を再発見し、従来前提とされてきた言説移行の歴史に対しあらたな見方を提示することとなった。 ...
【医歯薬学】社会医学:歴史文学を含む研究件
❏デジタル化したマザリナード文書の恒久的保存・利用体制の確立に関する総合研究(19H01246)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】一丸 禎子 学習院大学, 文学部, 講師 (80567313)
【キーワード】マザリナード / デジタル人文学 / 電子コーパス / デジタル化 / 知の集積 (他17件)
【概要】本研究はマザリナード文書の電子コーパスを中心に構築されたインターネット上の研究用プラットフォームmazarinades.orgの恒久的保存と利用体制を三つの柱(コーパスの充実、研究活動の維持、成果発表)によって支えることを目指している。これは未来のデジタルヒューマニティーズの方法論として、作成されたデジタルデータをより長い期間有効に利用できるように自立した研究活動のエコシステムを構築する実験でもあ...
❏現代フランスにおける死者の記憶:文学作品とモニュメントの分析を通じて(15K12867)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】福島 勲 北九州市立大学, 文学部, 准教授 (30422356)
【キーワード】モニュメント / 記憶 / 死者 / 文学 / 展示施設 (他19件)
【概要】ヴェルダンの追悼施設やリヨンのレジスタンス強制収容歴史センターといったモニュメントないし追悼施設においては、死者は聖別され、さらに、明確な輪郭を持った存在として扱われることが多い。そこには、そうした記憶装置を設置した国家や共同体といった「設置者」の意志が色濃く反映している。それに対して、文学においては、G・バタイユの『C神父』に見られるように、死者の記憶を固定化するというよりは、むしろその輪郭を曖...
❏現代フランス小説――第二次大戦および戦後の記憶の再編成の視座から(25284064)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】國分 俊宏 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70329043)
【キーワード】現代文学 / 戦争 / 記憶 / 語り / 表象 (他10件)
【概要】本研究のテーマは、1990年以降のフランス文学において、第二次世界大戦を中心とする戦争の記憶がどのように文学作品の中で表象されているかを明らかにすることである。90年代から2000年代にかけて発表された小説作品を主に取り上げ、歴史の記憶と文学との関係を研究した。二度の研究セミナーを開き、研究発表・討議を行ったほか、総括として外部のスピーカーを招き、シンポジウム形式の公開研究会を開催した。また、研究...
【医歯薬学】社会医学:音楽文学を含む研究件
❏「会館」を発信源とした朝日新聞社による文化事業の記録化と学術的分析(25580037)
【研究テーマ】芸術一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】ゴチェフスキ ヘルマン 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00376576)
【キーワード】文化施設 / 大阪 / 雑誌研究 / 音楽 / 演劇 (他10件)
【概要】これまで散逸していた朝日会館の機関誌である『會舘藝術』誌の誌面データの収集および記事や広告のデータベースの作成を行い、朝日新聞大阪本社や竹中工務店その他の資料室において調査した。これにより朝日会館の建築・運営・文化事業の内容についての詳細かつ豊富なデータを収集することができた。また、こうした調査を通じて関西圏の研究者や往事の朝日会館を知る方々と交流する機会が持てたことも大きな収穫であったといえる。...
❏フランス・ロマン主義における「作者」像の成立と変容をめぐる総合的研究(25370338)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野崎 歓 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (60218310)
【キーワード】作者 / ロマン主義 / 小説 / 翻訳 / バルザック (他22件)
【概要】フランス・ロマン主義の時代における「作者」像をめぐって、とりわけ重要なケースであるバルザックとネルヴァルを中心に据え、メディアの拡大、広範な読者層の成立および「私」の同一性を探求する詩学の展開との関連で、作品の起源であるとともに作品によって遡及的に生み出されるものでもある作者のありようを照らし出すことができた。 具体的には、バルザックの創造的な力を形象化するヴォートランの物語に注目し『ゴリオ爺さん...
❏知識共有のための価値指向型オントロジーの多分野多言語化(20300074)
【研究テーマ】感性情報学・ソフトコンピューティング
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】徃住 彰文 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (50125332)
【キーワード】知識表現 / オントロジー / テキスト分析 / 人文工学 / 認知科学 (他21件)
【概要】人類が蓄積してきた膨大な知識資源を効果的に利用する方策のひとつとして,人間の知的活動や感性的活動にできるだけ近似した知識表現形を機械可読な形で提供したい.文学,芸術,政治,宗教といった,人間の能力の最高の活動場面で流通している言語テキストを対象としてオントロジーの構築を試み,多分野,多言語における検討をおこなった. ...
【医歯薬学】社会医学:表象文学を含む研究件
❏現代中東の「ワタン(祖国)」的心性をめぐる表象文化の発展的研究(15H03136)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡 真理 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (30315965)
【キーワード】祖国 / 文学 / 表象 / 中東 / 文化 (他7件)
【概要】アラビア語、ペルシア語、トルコ語、ヘブライ語など中東の諸言語で、中東地域で生産される作品のみならず、中東に歴史的出自を持つ者によって、欧米など地理的中東世界を超えた地域で、英語、仏語、独語、伊語などの西洋の諸言語で生み出される作品をも対象に、文学や映画などさまざまなテクストに現れた「ワタン(祖国)」表象の超域的な分析を通して、「ワタン」を軸に、近現代中東世界の社会的・歴史的ありようとそのダイナミズ...
❏現代フランス小説――第二次大戦および戦後の記憶の再編成の視座から(25284064)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】國分 俊宏 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70329043)
【キーワード】現代文学 / 戦争 / 記憶 / 語り / 表象 (他10件)
【概要】本研究のテーマは、1990年以降のフランス文学において、第二次世界大戦を中心とする戦争の記憶がどのように文学作品の中で表象されているかを明らかにすることである。90年代から2000年代にかけて発表された小説作品を主に取り上げ、歴史の記憶と文学との関係を研究した。二度の研究セミナーを開き、研究発表・討議を行ったほか、総括として外部のスピーカーを招き、シンポジウム形式の公開研究会を開催した。また、研究...
❏現代中東文学における「ワタン(祖国)」表象とその分析(24520393)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岡 真理 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (30315965)
【キーワード】中東 / 文学 / 祖国 / 表象 / 現代文学 (他8件)
【概要】日本における、中東の三大言語文化圏であるアラブ世界、イラン、トルコの現代文学研究者を結集し、中東現代文学のさまざまな時代、作品・作家における「ワタン(祖国)」表象の分析・考察をおこない、それを通して、歴史的には近代初頭から植民地時代を経て2011年の一連のアラブ革命に至る、西アジアから北アフリカに及ぶ中東諸諸社会における、「祖国」なるものをめぐる文化的ダイナミズムを明らかにするとともに、中東に生き...
【医歯薬学】社会医学:メデイア文学を含む研究件
❏岩波書店における検閲と文学の総合的研究(16K13196)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】塩野 加織 早稲田大学, 文学学術院, 准教授(任期付) (80647280)
【キーワード】検閲 / 岩波書店 / 文学 / 内務省 / GHQ (他15件)
【概要】本研究は、岩波書店という出版社を視座に据え、1930年代から1950年代にかけてのメディア規制の実態を実証的に解明することを目的とした。そのために、岩波書店の協力を得て同書店の所蔵資料を調査するとともに、国内外の検閲資料調査を並行して実施し、収集資料にもとづく分析を積み重ねていった。その結果、戦時下の言論弾圧事件が生起した経緯の詳細が判明し、さらに、 占領期に再版された図書には、内務省とGHQ/S...
❏昭和前期文学関係雑誌の総合研究(16520094)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】安藤 宏 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 助教授 (30193113)
【キーワード】文学 / 日本文学 / 近代文学 / 昭和文学 / 雑誌 (他13件)
【概要】昭和前期を中心に、一部明治初頭から平成初頭までをも射程にした、文学関係の総合的なデータベースを作成した。データベースは次の3種類からなる。 1 「文芸年鑑」の刊行が開始された大正12年版から昭和24年度版までの範囲の各ジャンルの雑誌類(文学に全く関わらないと思われる一部の雑誌をのぞく)約1300タイトル 2 「出版年鑑」の昭和5年版から昭和14年度版までの範囲の各ジャンルの雑誌類(文学に全く関わら...
❏科学的および文化史的感覚研究を援用した英文学・文化感覚史(15520199)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】武藤 浩史 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (40229935)
【キーワード】感覚 / 英文学・文化 / メディア / 聴覚 / 触覚 (他16件)
【概要】本研究は、欧米で盛んになってきていた感覚文化史研究に刺激を得、またスティーブン・コナーが「文化現象学」と呼ぶ鋭敏な感性的読解を先端科学の成果と文化研究に結びつけたアプローチにヒントを得て、「感覚」を軸として、「科学的」そして「文化史的」方法を合体させることを試みた。 より具体的には、西洋近代をスペクタクル化の時代とする基本的な認識の下、聴覚と運動感覚(≒リズム感覚)を中心に「感覚」テーマを文学研究...
【医歯薬学】社会医学:都市文学を含む研究件
❏文学テクストにおける「都市」と「公共圏」(13610679)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】筑和 正格 北海道大学, 言語文化部, 教授 (50002225)
【キーワード】都市 / 公共圏 / コミュニケーション / メディア / エディターシップ論 (他8件)
【概要】本研究は、近代社会における「都市」と「公共圏」の関係を理論的に考察するとともに、その歴史的および具体的な現れ方を、近現代のアジア、アメリカ、ヨーロッパの文学テクストを主たる素材に検証することを目的とした。4年間の研究によって得られた知見は多岐に渡るが、主たるものを幾つかのテーマに分けて挙げておく。(1)「都市」と「公共圏」の原理的な関係性について。「異質なもの」相互の意味変換装置としての「都市」と...
❏近代中国都市芸能に関する基礎的研究(09610462)
【研究テーマ】中国語・中国文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】岡崎 由美 早稲田大学, 文学部, 教授 (50185419)
【キーワード】近代 / 中国 / 都市 / 芸能 / 文学 (他14件)
【概要】本研究は皮影戯と京劇を主な研究対象として、近代中国北方の都市部における芸能の流布状況について調査分析を行ったものである。 本研究のうち、北京皮影戯に関しては、まず演者、演出家、芸能研究者などへの聞き取り調査、及び脚本や劇評などの関連文献資料の分析を行った。 それらを検討することで、北京皮影戯の芸能としての位置付け、そして河北の地方都市と農村との文化交流の実態を、人類学および社会経済学的見地から明ら...
❏中国江南における都市文芸形成の総合的研究(07301052)
【研究テーマ】中国語・中国文学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】尾上 兼英 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (30012967)
【キーワード】中国 / 江南 / 都市 / 文学 / 芸能 (他15件)
【概要】この研究に於いて、我々は江蘇、安徽両省の南部、浙江省東部の各都市について、その都市の自然環境と産業形態の特色、都市の歴史、都市固有の芸能や民間伝承に着目し、それぞれの専門分野に関連したテーマについて輪番で報告を行い、これについて討論を積み重ねた。また、資料面では科研費によって購入した前記三省の地方志を活用すると共に、研究メンバーが入手した、現代中国の江南の各都市で出版された新たな資料と照合、整理し...
【医歯薬学】看護学:日本文学を含む研究件
❏芸術的媒介性と翻案理論の確立:スラブ語圏と日本による舞台芸術研究の創造的展開(20K00479)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】村田 真一 上智大学, 外国語学部, 教授 (00265555)
【キーワード】芸術的媒介性 / 翻案 / 舞台芸術 / 文学 / メディア論 (他9件)
【概要】前年度の役割分担を継続すべく、研究代表者は、スラブ域と日本の舞台芸術の研究推進、ならびに国内外でのセミナー・ワークショップなどの企画・開催を通し、研究活動全体を総括する役割を担った。ただ、当該年度は、コロナ感染がとくにスラブ諸国で猛威を奮い、加えて、ウクライナへのロシア軍侵攻により、関係諸国との連絡すら取りづらくなり、今年度の研究をまとめるうえで、多大な損失を被った。このような事情により、研究対象...
❏近代日本おけるフランス象徴主義受容に関する総合的研究(23520415)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【研究代表者】坂巻 康司 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (70534436)
【キーワード】フランス象徴主義 / 近代日本 / 上田敏 / 小林秀雄 / マチネ・ポエティク (他22件)
【概要】本研究において、近代日本文学におけるフランス象徴主義の影響について私たちは精査した。その結果、日本文学の歴史のなかで、この影響はあまりにも強大であったため、明治から昭和後期に到る100年以上のあいだ決して消滅することがなかった、ということが分かった。この事実は、近代日本におけるフランス文化の位置・状況とその意味を考えようと望むあらゆる者にとって非常に重要である。 ...
❏P.Claudelの滞日年譜の完成とそれに伴う資料の総合的収集・調査・分析(13410134)
【研究テーマ】仏語・仏文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】中條 忍 青山学院大学, 文学部, 教授 (00082587)
【キーワード】ポール・クローデル / 文学 / 演劇 / 外交 / フランス (他9件)
【概要】本研究は、20世紀最大のフランスの劇詩人であり,有能な外交官であったP.クローデルの詳細な滞日年譜を日仏兩語で作成することを目的としている。期間は、彼が旅行者として滞日した1898年5月28日〜同年6月21日、及び駐日大使として滞日した1921年11月18日〜1925年1月23日、1926年1月28日〜1927年2月12日とし、記載内容は、外交、著作、書簡、思索、訪問、旅行、その他とした。 そのた...
【医歯薬学】看護学:文化文学を含む研究件
❏現代中東の「ワタン(祖国)」的心性をめぐる表象文化の発展的研究(15H03136)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡 真理 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (30315965)
【キーワード】祖国 / 文学 / 表象 / 中東 / 文化 (他7件)
【概要】アラビア語、ペルシア語、トルコ語、ヘブライ語など中東の諸言語で、中東地域で生産される作品のみならず、中東に歴史的出自を持つ者によって、欧米など地理的中東世界を超えた地域で、英語、仏語、独語、伊語などの西洋の諸言語で生み出される作品をも対象に、文学や映画などさまざまなテクストに現れた「ワタン(祖国)」表象の超域的な分析を通して、「ワタン」を軸に、近現代中東世界の社会的・歴史的ありようとそのダイナミズ...
❏戦後英文学と文化、社会、労働の関係の研究――レイモンド・ウィリアムズを中心に(23720149)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】近藤 康裕 慶應義塾大学, 法学部, 講師 (20595409)
【キーワード】文学 / 文化 / 社会 / 労働 / ニューレフト (他9件)
【概要】20世紀英文学と文化との関係を、文化、社会、労働といった観点から検討し、時代の変化への反応としての文学と文化の一側面を明らかにした。とくに、D・H・ロレンス、クリストファー・コードウェル、リチャード・ホガート、レイモンド・ウィリアムズといった作家、批評家の仕事に焦点をあてた。ウィリアムズの、これまでにあまり論じられることがなかった_Second Generation_や_Loyalties_といっ...
❏ロシア文化論の研究-制度化の諸相と脱中心化の可能性(23320065)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】野中 進 埼玉大学, 教養学部, 教授 (60301090)
【キーワード】文化研究 / ロシア / 文化学 / 文学研究 / ロシア文学 (他16件)
【概要】「現代ロシアにおける新しい『ロシア文化論』の諸相を明らかにすること」を中心に進められた本プロジェクトは以下の成果をあげた。 (1)代表者・分担者の共編者『ロシア文化の方舟』(H23)でソ連崩壊後20年のロシア社会・文化の変遷を多方面から議論した。(2)同じく『今、ソ連文学を読み直すとは』(H23)で「ソ連文学」を文化制度として捉え、分析を行った。(3)同じく『再考ロシア・フォルマリズム』(H24)...
【医歯薬学】看護学:コミュニケーション文学を含む研究件
❏18世紀以降の英語圏文学等における「注意」「共感」と「言語運用能力」表象の研究(20K00384)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (30242077)
【キーワード】言語運用能力 / 英文学 / 日本文学 / 事務 / 共感 (他13件)
【概要】本研究の中心となるのは、19世紀から20世紀へ、さらに21世紀へと時代が進むにつれて、言語をめぐる規範意識はどう変化したかということである。その要因は何だったのか、またメディア装置の発達とも何らかの関係があるのかといったことにも目を向ける。言語運用能力に焦点をしぼりつつ文学作品を検分することで、あらたな知見が得られるものと考えている。 令和3年度は自由間接話法といった観点を利用したり、事務文書との...
❏英語圏および日本語の文学作品におけるポライトネスの機能(15K02292)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】阿部 公彦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (30242077)
【キーワード】ポライトネス / 英文学 / 日本文学 / 言語学 / 言語教育 (他24件)
【概要】本研究では、主に対人的な場面で使われると考えられがちな「敬意」や「丁寧さ」の表現が、不特定多数に向けた書き言葉でも潜在的に機能し、とくに小説や詩などの語りの中で語りの装置として大きな役割を果たしていること、またテクストと読者の間に興味深い作用を及ぼしていることを明らかにした。このことによって、文学テクストもまた何らかの目的を持ち、また結果をも引き起こす一種の「行為」だということが確認され、かつ、そ...
❏文学テクストにおける「都市」と「公共圏」(13610679)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】筑和 正格 北海道大学, 言語文化部, 教授 (50002225)
【キーワード】都市 / 公共圏 / コミュニケーション / メディア / エディターシップ論 (他8件)
【概要】本研究は、近代社会における「都市」と「公共圏」の関係を理論的に考察するとともに、その歴史的および具体的な現れ方を、近現代のアジア、アメリカ、ヨーロッパの文学テクストを主たる素材に検証することを目的とした。4年間の研究によって得られた知見は多岐に渡るが、主たるものを幾つかのテーマに分けて挙げておく。(1)「都市」と「公共圏」の原理的な関係性について。「異質なもの」相互の意味変換装置としての「都市」と...
【医歯薬学】看護学:教育文学を含む研究件
❏作ることの視点における1910-40年代日本近代化過程の思想史的研究(19320019)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】伊藤 徹 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (20193500)
【キーワード】思想史 / 美術史 / 政治学 / 国文学 / 建築史・意匠 (他14件)
【概要】科学技術として先鋭化している《作ること》が、日本において近代化の進行した明治末期から太平洋戦争開戦までの間に、知識人や芸術家に残した精神史的刻印を具体的に取り上げ、哲学、教育学、社会学、政治学、建築史学、美術史学、文学の参加研究者によって、学際的に考察し、著書・雑誌論文・講演のかたちで、これを公表した。 ...
❏英米における文学・言語・メディア教育の比較研究(15520154)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】林 文代 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20139497)
【キーワード】文学 / 英語 / メディア / 教育 / 英米文学 (他6件)
【概要】言語・メディア競争において世界的に有利な立場を確保すべく、英米両国がいかなる教育を行っているかを探る本研究は、英語を共通言語とすると同時に世界的に影響力を持つ両国における文学・言語・メディア教育の特徴を、ある程度明らかにすることができたと考える。 まず英語を最大の文化資源とする英国は、世界的に中心的な役割を果たすべくブリティッシュ・カウンシルなどを通じて積極的な戦略を展開したり、BBCによる国際的...
❏近代中国都市芸能に関する基礎的研究(09610462)
【研究テーマ】中国語・中国文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】岡崎 由美 早稲田大学, 文学部, 教授 (50185419)
【キーワード】近代 / 中国 / 都市 / 芸能 / 文学 (他14件)
【概要】本研究は皮影戯と京劇を主な研究対象として、近代中国北方の都市部における芸能の流布状況について調査分析を行ったものである。 本研究のうち、北京皮影戯に関しては、まず演者、演出家、芸能研究者などへの聞き取り調査、及び脚本や劇評などの関連文献資料の分析を行った。 それらを検討することで、北京皮影戯の芸能としての位置付け、そして河北の地方都市と農村との文化交流の実態を、人類学および社会経済学的見地から明ら...