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研究分野別サイレントキーワード
「転移」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:類推転移を含む研究件
❏歴史を現代社会の問題解決方略に転移させる学習メディアの開発と評価(26750076)
【研究テーマ】教育工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】池尻 良平 東京大学, 大学院情報学環, 特任助教 (40711031)
【キーワード】教育工学 / 歴史学習 / 類推 / 転移 / システム開発 (他6件)
【概要】本研究では、現代社会の問題と類似した問題に対処した歴史上の因果関係を自動で提示でき、歴史上の因果関係を現代社会の真正な問題解決に転移させる学習メディアを開発した。はじめに、先行研究の調査をもとに現代社会と歴史が関連する13個のカテゴリを導出した。次に、カテゴリを付与した歴史のデータベースをもとに、行列積と分類器を用いた2つの検索方法を開発し、その日のニュースの社会問題と関連する歴史上の因果関係を類...
❏社会科学領域の素材概念の形成メカニズムと修正ストラテジーに関する教育心理学的研究(09610111)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】進藤 聡彦 山梨大学, 教育人間科学部, 助教授 (30211296)
【キーワード】素材概念 / 経済認識 / 教授方略 / 大学生 / 教育心理学 (他12件)
【概要】本研究の目的は学習者の素朴概念(不適切なルール)を見出し、学習者が問題解決に際して適切なルールを適用できるようにするための効果的な教授方略を明らかにすることにあった。主要な結果は以下の通りである。取り上げられたルールは「企業間の競争があれば、商品の価格は低い」というものであった。事前調査において、大学生の被験者は等距離でありながら区間が異なると電車の料金が異なる理由を日常文脈に即した出題形式で問わ...
【工学】プロセス・化学工学:DHMEQ転移を含む研究件
❏新規骨格を有するNF-kappa B阻害剤の探索と難治性がん治療への応用(26350975)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】NF-kappa B / 分子デザイン / 天然物 / がん / 転移 (他15件)
【概要】転移の抑制剤は副作用の少ない抗がん剤として期待される。私たちの発見したNF-kappa B阻害剤DHMEQは動物実験で多くの疾患モデルを抑制するが、不安定性の問題点がある。今回、より安定で、新規骨格のDHMEQ誘導体SEMBLをデザイン・合成した。SEMBLは卵巣がん細胞の遊走・浸潤をDHMEQよりより強く抑制した。(2017論文発表)。植物の葉から得られる新規フラボノイドdesmalもNF-ka...
❏腹腔内転移のバイオイメージングと抑制物質の分子デザイン(23310163)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】分子デザイン / バイオイメージング / 腹腔内転移 / 浸潤 / 遊走 (他20件)
【概要】本研究は天然からの探索および分子デザインにより転移を抑制する低分子化合物を発見し、培養細胞における転移抑制効果および作用機構を解析する。さらにマウス腹腔内転移を発光癌細胞のイメージングで評価し、新しい方法で腹腔内転移を抑制することを目的とする。主な成果として1)生体イメージング法により、NF-kappa B 阻害剤DHMEQはマウスにおける胃癌の播種・転移を抑制することを示した。2)新規がん細胞遊...
❏水溶性NF-κB阻害剤のデザイン・合成と卵巣癌の抑制(20611015)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】梅澤 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70114402)
【キーワード】DHMEQ / NF-κB / 卵巣癌 / 分子デザイン / 腹腔内播種 (他8件)
【概要】私たちの見出したDHMEQは特異性が高く、in vivoで有効なNF-κB阻害剤であるが、溶解性が低い。そこで、活性コア以外の部分をかえて、溶解性を向上させた。また、酵素を用いて、医薬開発に必要な光学活性体を効率的に合成できるようにした。一方、DHMEQは培養卵巣癌細胞の浸潤を抑制し、その新しい機構としてCXCL12/CXCR4系および下流のタンパク質分解酵素の発現抑制が関与することを見出した。さ...
【工学】プロセス・化学工学:Exo-ene EQ転移を含む研究件
❏新規骨格を有するNF-kappa B阻害剤の探索と難治性がん治療への応用(26350975)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】NF-kappa B / 分子デザイン / 天然物 / がん / 転移 (他15件)
【概要】転移の抑制剤は副作用の少ない抗がん剤として期待される。私たちの発見したNF-kappa B阻害剤DHMEQは動物実験で多くの疾患モデルを抑制するが、不安定性の問題点がある。今回、より安定で、新規骨格のDHMEQ誘導体SEMBLをデザイン・合成した。SEMBLは卵巣がん細胞の遊走・浸潤をDHMEQよりより強く抑制した。(2017論文発表)。植物の葉から得られる新規フラボノイドdesmalもNF-ka...
❏腹腔内転移のバイオイメージングと抑制物質の分子デザイン(23310163)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】分子デザイン / バイオイメージング / 腹腔内転移 / 浸潤 / 遊走 (他20件)
【概要】本研究は天然からの探索および分子デザインにより転移を抑制する低分子化合物を発見し、培養細胞における転移抑制効果および作用機構を解析する。さらにマウス腹腔内転移を発光癌細胞のイメージングで評価し、新しい方法で腹腔内転移を抑制することを目的とする。主な成果として1)生体イメージング法により、NF-kappa B 阻害剤DHMEQはマウスにおける胃癌の播種・転移を抑制することを示した。2)新規がん細胞遊...
【総合生物】生体分子化学:分子デザイン転移を含む研究件
❏新規骨格を有するNF-kappa B阻害剤の探索と難治性がん治療への応用(26350975)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】NF-kappa B / 分子デザイン / 天然物 / がん / 転移 (他15件)
【概要】転移の抑制剤は副作用の少ない抗がん剤として期待される。私たちの発見したNF-kappa B阻害剤DHMEQは動物実験で多くの疾患モデルを抑制するが、不安定性の問題点がある。今回、より安定で、新規骨格のDHMEQ誘導体SEMBLをデザイン・合成した。SEMBLは卵巣がん細胞の遊走・浸潤をDHMEQよりより強く抑制した。(2017論文発表)。植物の葉から得られる新規フラボノイドdesmalもNF-ka...
❏腹腔内転移のバイオイメージングと抑制物質の分子デザイン(23310163)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】分子デザイン / バイオイメージング / 腹腔内転移 / 浸潤 / 遊走 (他20件)
【概要】本研究は天然からの探索および分子デザインにより転移を抑制する低分子化合物を発見し、培養細胞における転移抑制効果および作用機構を解析する。さらにマウス腹腔内転移を発光癌細胞のイメージングで評価し、新しい方法で腹腔内転移を抑制することを目的とする。主な成果として1)生体イメージング法により、NF-kappa B 阻害剤DHMEQはマウスにおける胃癌の播種・転移を抑制することを示した。2)新規がん細胞遊...
❏水溶性NF-κB阻害剤のデザイン・合成と卵巣癌の抑制(20611015)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】梅澤 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70114402)
【キーワード】DHMEQ / NF-κB / 卵巣癌 / 分子デザイン / 腹腔内播種 (他8件)
【概要】私たちの見出したDHMEQは特異性が高く、in vivoで有効なNF-κB阻害剤であるが、溶解性が低い。そこで、活性コア以外の部分をかえて、溶解性を向上させた。また、酵素を用いて、医薬開発に必要な光学活性体を効率的に合成できるようにした。一方、DHMEQは培養卵巣癌細胞の浸潤を抑制し、その新しい機構としてCXCL12/CXCR4系および下流のタンパク質分解酵素の発現抑制が関与することを見出した。さ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:腎細胞がん転移を含む研究件
❏腎細胞癌の分子標的薬による治療効果の病理学的解析と耐性機構の解明(25460422)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三上 修治 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20338180)
【キーワード】腎細胞癌 / 浸潤 / 転移 / 分子標的治療 / 癌幹細胞 (他10件)
【概要】本研究は腎細胞癌の分子標的治療効果の解析・耐性機構を解明するために行われた。腎細胞癌では腫瘍壊死因子(TNF-α)および癌幹細胞マーカーCD44発現が原発巣の進展度、遠隔転移、不良予後と相関した。TNF-αはE-cadherin発現を抑制、MMP9, CD44発現を亢進させることで遊走・浸潤を促進した(EMTおよび癌幹細胞の誘導)。分子標的薬スニチニブ治療を行った場合、CD44高発現が治療抵抗性と...
❏微小環境と臓器特異的転移に着目した泌尿器がんの発がん・進展のメカニズムの解明(21390445)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大家 基嗣 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00213885)
【キーワード】腎細胞癌 / 分子標的治療 / 上皮-間葉転換 / Snail / 転移 (他10件)
【概要】微小環境での癌の浸潤性と形態変化 腎細胞癌97例を用いてEMTの指標であるE-cadherin発現を抑制する転写因子Snailの発現を免疫組織学的に調べた。その結果、Snail発現は原発巣の進展度、組織学的異型度および肉腫様腎細胞癌の合併の有無と相関していた。Snail高発現例は低発現例に比べ、再発率および死亡率が高い傾向がみられた。 Snail発現と癌細胞の浸潤・転移能の関係を調べるため、腎細胞...
【医歯薬学】外科系臨床医学:低酸素応答因子転移を含む研究件
❏低酸素応答因子を標的とした頭頸部癌転移治療の開発(17K11410)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小澤 宏之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30327621)
【キーワード】低酸素応答因子 / ANGPTL4 / 中咽頭癌 / 下咽頭癌 / 頭頸部癌 (他7件)
【概要】HIF1-α転写因子の1つであるANGPTL4と頭頸部癌との関わりについて検討した。 下咽頭癌症例のANGPTL4の免疫組織学的発現と臨床所見との関連について検討した。多変量解析で、OSについてANGPTL4発現が独立した予後規定因子であった。中咽頭癌でも同様の結果が得られた。 続いて、頭頸部癌細胞株を用いANGPTL4発現のノックダウンを行い、ANGPTL4発現を低下すると、EMT関連遺伝子やが...
❏頭頸部癌における低酸素誘導因子発現の転移への影響とその臨床応用に関する研究(26462623)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小澤 宏之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30327621)
【キーワード】低酸素誘導因子 / 頭頸部癌 / 低酸素応答因子 / 転移
【概要】頭頸部癌症例のHIF1-α発現について検討を行った。早期舌癌25症例の免疫染色ではHIF1-αの核内発現と遅発性頸部転移との関係が示された。また経口的腫瘍切除の適応となった早期下咽頭癌症例においてリンパ節転移の有無とHIF1-α発現との間に相関を認めた。 さらにHIF1-α阻害薬を用いて下流シグナルの変化をReal Time PCRで測定した。頭頸部癌細胞株にHIF1-α阻害薬を投与することにより...
【医歯薬学】外科系臨床医学:E-カドヘリン転移を含む研究件
❏微小環境と臓器特異的転移に着目した泌尿器がんの発がん・進展のメカニズムの解明(21390445)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大家 基嗣 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00213885)
【キーワード】腎細胞癌 / 分子標的治療 / 上皮-間葉転換 / Snail / 転移 (他10件)
【概要】微小環境での癌の浸潤性と形態変化 腎細胞癌97例を用いてEMTの指標であるE-cadherin発現を抑制する転写因子Snailの発現を免疫組織学的に調べた。その結果、Snail発現は原発巣の進展度、組織学的異型度および肉腫様腎細胞癌の合併の有無と相関していた。Snail高発現例は低発現例に比べ、再発率および死亡率が高い傾向がみられた。 Snail発現と癌細胞の浸潤・転移能の関係を調べるため、腎細胞...
❏腎癌の浸潤・転移と細胞接着分子Cadherin発現に関する基礎的、臨床的研究(09671651)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】朝倉 博孝 (1999) 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (50175840)
【キーワード】Cadherin6 / N-cadherin / E-cadherin / 腎癌 / 悪性度 (他13件)
【概要】腎癌は肺や能に血行性転移をきたす予後不良な癌であり、原発巣および転移巣のCadherinを解析して腎癌の浸潤・転移様式を明らかにできれば臨床的に有意義であるため本研究を施行した。CadherinにはE-(EC)、P-(PC)、N-(NC)、-6(cad6)、-11(cad11)、-13(cad13)を選択した。ノーザンブロット法による培養細胞7株を用いた実験では、強い発現をNCは全株、cad6は5...
【医歯薬学】外科系臨床医学:微小環境転移を含む研究件
❏全ての病期における肝細胞癌の免疫微小環境の病理学的分類の確立と成立機序の解明(21K15407)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】紅林 泰 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40805123)
【キーワード】肝細胞癌 / 進行がん / 微小環境 / 腫瘍免疫 / 転移 (他7件)
【概要】本研究の目的は、①全ての病期(前癌病変、早期肝細胞癌から切除不能進行肝細胞癌まで)における肝細胞癌の免疫微小環境の病理学的分類の確立と、②各免疫微小環境の成立機序の一端の解明である。2021年度(4年計画の初年度)は、進行期肝細胞癌における免疫微小環境について、原発巣と転移巣の間における違いや多様性を含めて検討するため、進行期肝細胞癌の病理解剖例60例からなる研究コホートを樹立した。それぞれの症例...
❏がん微小環境の制御機構(22220013)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 微小環境 / シグナル伝達 / 血管新生 / リンパ管新生 (他8件)
【概要】1)TGF-βによって誘導されるEMTに関する研究を行った。これまで我々は転写因子TTF-1がTGF-βシグナルに拮抗し、肺腺がんにおいてEMTを抑制することを明らかにしていた。さらに我々はTTF-1がTGF-β2の発現を抑制することを明らかにしていたが、もう一つのメカニズムとしてTTF-1がSmad3に結合してDNAへの結合を抑え、Smad3の転写活性を抑えることを明らかにした。 2)TGF-β...
【医歯薬学】外科系臨床医学:糖鎖遺伝子転移を含む研究件
❏婦人科癌における糖鎖遺伝子の生物機能に関する研究(11671651)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】塚崎 克己 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (40118972)
【キーワード】婦人科癌 / 糖転移酵素 / 糖鎖遺伝子 / 浸潤能・転移能 / 遺伝子導入 (他9件)
【概要】近年、癌細胞膜に存在する糖鎖は腫瘍マーカーとして臨床実用化されているが、細胞膜上の糖鎖が癌の臨床的悪性度と相関を有することが明らかになるにつれ、糖鎖の生物機能の解明が求められている。我々はすでに、子宮体癌に発現される異常糖鎖やその合成に関与する糖転移酵素の解析を行い、子宮体癌ではI型糖鎖、中でもLewis^b型糖鎖の発現が特異的であり、I型糖鎖を発現する子宮体癌は発現しない体癌に比べ予後が良好であ...
❏婦人科癌の細胞特性に関与する糖鎖遺伝子に関する研究(10470348)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】野澤 志朗 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90051557)
【キーワード】ガラクトース転移酵素 / 子宮体癌 / 卵巣癌 / 転移 / AKT2遺伝子 (他13件)
【概要】1.ガラクトース転移酵素遺伝子に関する検討 β1,3ガラクトース転移酵素(β1,3GT)およびβ1,4ガラクトース転移酵素(β1,4GT)の酵素活性を選択的に測定する系を作成し、両者の活性を測定した。また、ノザンブロット法にてβ1,4ガラクトース転移酵素mRNAの発現を検討した。その結果、子宮体癌におけるβ1,3GT活性はβ1,4GT活性に比べ高値であり、またβ1,4GTmRNAの発現レベルは子宮...
【医歯薬学】外科系臨床医学:β1,4ガラクトース転移酵素転移を含む研究件
❏婦人科癌における糖鎖遺伝子の生物機能に関する研究(11671651)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】塚崎 克己 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (40118972)
【キーワード】婦人科癌 / 糖転移酵素 / 糖鎖遺伝子 / 浸潤能・転移能 / 遺伝子導入 (他9件)
【概要】近年、癌細胞膜に存在する糖鎖は腫瘍マーカーとして臨床実用化されているが、細胞膜上の糖鎖が癌の臨床的悪性度と相関を有することが明らかになるにつれ、糖鎖の生物機能の解明が求められている。我々はすでに、子宮体癌に発現される異常糖鎖やその合成に関与する糖転移酵素の解析を行い、子宮体癌ではI型糖鎖、中でもLewis^b型糖鎖の発現が特異的であり、I型糖鎖を発現する子宮体癌は発現しない体癌に比べ予後が良好であ...
❏婦人科癌の細胞特性に関与する糖鎖遺伝子に関する研究(10470348)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】野澤 志朗 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90051557)
【キーワード】ガラクトース転移酵素 / 子宮体癌 / 卵巣癌 / 転移 / AKT2遺伝子 (他13件)
【概要】1.ガラクトース転移酵素遺伝子に関する検討 β1,3ガラクトース転移酵素(β1,3GT)およびβ1,4ガラクトース転移酵素(β1,4GT)の酵素活性を選択的に測定する系を作成し、両者の活性を測定した。また、ノザンブロット法にてβ1,4ガラクトース転移酵素mRNAの発現を検討した。その結果、子宮体癌におけるβ1,3GT活性はβ1,4GT活性に比べ高値であり、またβ1,4GTmRNAの発現レベルは子宮...
【医歯薬学】外科系臨床医学:リンパ管新生転移を含む研究件
❏がん微小環境の制御機構(22220013)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 微小環境 / シグナル伝達 / 血管新生 / リンパ管新生 (他8件)
【概要】1)TGF-βによって誘導されるEMTに関する研究を行った。これまで我々は転写因子TTF-1がTGF-βシグナルに拮抗し、肺腺がんにおいてEMTを抑制することを明らかにしていた。さらに我々はTTF-1がTGF-β2の発現を抑制することを明らかにしていたが、もう一つのメカニズムとしてTTF-1がSmad3に結合してDNAへの結合を抑え、Smad3の転写活性を抑えることを明らかにした。 2)TGF-β...
❏リンパ管新生の制御機構(19209009)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】シグナル伝達 / 病理学 / 発生・分化 / 癌 / リンパ管新生 (他9件)
【概要】我々はリンパ管新生の制御機構を明らかにするためにリンパ管新生のマスター因子Prox1の作用を中心に研究を行った。我々はTGF-βシグナルによってProx1の発現が抑制され, HoxD8によって発現が誘導されることを見いだした。また、Prox1がEtsファミリーの転写因子や核内受容体COUP-TFII1と結合し,リンパ管新生に重要な働きを示すことを明らかにした。さらにProx1の標的遺伝子として新た...
【医歯薬学】外科系臨床医学:リンパ節転移転移を含む研究件
❏G蛋白共役型受容体GPR49/LGR5のヒト組織並びに疾患における発現・機能解析(21390108)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】坂元 亨宇 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40221270)
【キーワード】GPR49 / LGR5 / 細胞増殖 / 幹細胞 / 肝癌 (他18件)
【概要】GPR49/LGR5遺伝子は、幾つかの癌で過剰発現すると共に、マウス小腸上皮並びに毛胞の幹細胞マーカー遺伝子であることが報告されている。我々は大腸発癌における意義を検討した。LGR5は対応する正常粘膜と比較して大腸癌50例中35例で高発現して、大腸腺腫においても全例で高発現していた。またLGR5の発現レベルは、リンパ管侵襲、静脈侵襲、腫瘍深達度、リンパ節転移、腫瘍病期(IIIC vs. IIIB)...
❏食道癌における転移と接着分子発現量に関する基礎的及び臨床的研究(06671249)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】安原 洋 (1995) 東京大学, 医学部(病), 講師 (50251252)
【キーワード】食道癌 / 免疫染色 / EGFR / リンパ節転移 / 転移 (他6件)
【概要】[背景]近年の消化器癌診断能の向上とともに、従来進行癌が大部分を占めていた食道癌でもいわゆる早期癌と考えられる表在型食道癌が発見されることが珍しくはなくなってきた。表在型食道癌の中にはリンパ節転移のない真の早期癌が含まれており、これらに対しては内視鏡的治療などの縮小手術を積極的に採用すべきであると考える。しかし術前にリンパ節転移の有無を知る方法は未だ十分に確立されてはおらず、リンパ節転移診断の新た...
【医歯薬学】外科系臨床医学:浸潤・転移転移を含む研究件
❏糖鎖修飾によるタンパク質活性化調節機構の解析(16710164)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】清水 史郎 独立行政法人理化学研究所, 長田抗生物質研究室, 研究員 (30312268)
【キーワード】糖鎖修飾 / 転移 / マトリックスメタロプロテアーゼ / RECK / がん細胞 (他6件)
【概要】多くのタンパク質はその機能を発揮するために「適切なアミノ酸」が「適切な時期」に「適切な翻訳後修飾を受けること」が必要である。代表的な翻訳後修飾として「リン酸化」や「糖鎖修飾」が知られている。リン酸化のシグナル伝達機構については詳細に検討されている一方で、糖鎖修飾は小胞体やゴルジ体における糖鎖付加後のトレミングやプロセシングの各段階は詳細に検討されているものの、糖鎖修飾されたタンパク質の機能変化につ...
❏肝細胞がんの肝内転移の分子機構の解析と、診断、治療への応用(12470049)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】坂元 亨宇 国立がんセンター, 研究所・病理部, 部長 (40221270)
【キーワード】肝細胞がん / 浸潤転移 / 細胞運動性 / インテグリン / c-Src (他14件)
【概要】既に確立した肝内転移モデルと、LPA-Rho-p160ROCKを介した細胞運動性が肝内転移に重要な役割を果たしているという知見を基に検討を行った。高転移性肝がん細胞株KYN2はインテグリンを介した基質との接着によりカドヘリン系の不活化、細胞の分散、高い細胞運動性を示すが、このときαカテニンの減少と、c-Srcの活性化が認められた。この細胞に、c-Srcの機能抑制型遺伝子変異体を導入すると、ラフリン...
❏腎癌の浸潤・転移と細胞接着分子Cadherin発現に関する基礎的、臨床的研究(09671651)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】朝倉 博孝 (1999) 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (50175840)
【キーワード】Cadherin6 / N-cadherin / E-cadherin / 腎癌 / 悪性度 (他13件)
【概要】腎癌は肺や能に血行性転移をきたす予後不良な癌であり、原発巣および転移巣のCadherinを解析して腎癌の浸潤・転移様式を明らかにできれば臨床的に有意義であるため本研究を施行した。CadherinにはE-(EC)、P-(PC)、N-(NC)、-6(cad6)、-11(cad11)、-13(cad13)を選択した。ノーザンブロット法による培養細胞7株を用いた実験では、強い発現をNCは全株、cad6は5...
【医歯薬学】外科系臨床医学:肉腫転移を含む研究件
❏ヒト肉腫幹細胞とオルガノイドモデルを用いた肉腫進展・転移メカニズムの解明(19H03778)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】松峯 昭彦 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (00335118)
【キーワード】肉腫 / 幹細胞 / オルガノイドモデル / 転移 / 浸潤 (他8件)
【概要】オルガノイドモデルは、細胞を3次元培養することにより得られる人為的に創出された器官に類似した組織体である。今回、骨肉腫幹細胞を特徴づける遺伝子群を同定し、それらが発現する細胞から骨肉腫オルガノイドを作成した。さらに、遺伝子Xは骨肉腫の新たな治療薬の分子ターゲットとなり得ることを解明した。今後新たな骨肉腫治療薬の開発につながると考える。 ...
❏骨軟部腫瘍におけるCD44およびADAM17の発現および機能解析(21791413)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】中山 タラントロバート 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (00365298)
【キーワード】癌 / シグナル伝達 / 遺伝子 / 蛋白質 / 骨軟部腫瘍 (他12件)
【概要】上皮系悪性腫瘍は浸潤能・転移能を獲得する際、上皮性細胞としての性格を失い、間葉系細胞様に変化するEpithelial Mesenchymal Transition(EMT)という過程を経る。EMTの中でも中心的な役割を担うCD44とTNFαconverting enzyme(TACE/ADAM17)がそもそも間葉系由来の悪性腫瘍である、原発性悪性骨・軟部腫瘍の浸潤能・転移能獲得においてどのように機...
【医歯薬学】外科系臨床医学:浸潤転移を含む研究件
❏Deep phenotyping of human colorectal cancer evolution using adult stem cell organoids and CRISPR-Cas9 technology(20H03757)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤井 正幸 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (00867575)
【キーワード】大腸がん / オルガノイド / シングルセル解析 / 異種移植モデル / 転移 (他10件)
【概要】がんは遺伝子変異を端緒とし,エピゲノム変化、染色体異常を含む様々な遺伝子異常を蓄積しつつ進行する。昨今のシーケンス技術の進歩により、ヒトの悪性腫瘍が獲得する遺伝子変異や染色体異常を捉えることが可能となった。しかしながら,浸潤や転移をはじめとしたがんの形質異常がいかなる遺伝子異常に起因し、規定されるかはほとんど明らかとなっていない。本研究では段階的な発癌過程における遺伝学的な異常がほぼ解明されている...
❏ヒト肉腫幹細胞とオルガノイドモデルを用いた肉腫進展・転移メカニズムの解明(19H03778)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】松峯 昭彦 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (00335118)
【キーワード】肉腫 / 幹細胞 / オルガノイドモデル / 転移 / 浸潤 (他8件)
【概要】オルガノイドモデルは、細胞を3次元培養することにより得られる人為的に創出された器官に類似した組織体である。今回、骨肉腫幹細胞を特徴づける遺伝子群を同定し、それらが発現する細胞から骨肉腫オルガノイドを作成した。さらに、遺伝子Xは骨肉腫の新たな治療薬の分子ターゲットとなり得ることを解明した。今後新たな骨肉腫治療薬の開発につながると考える。 ...
❏細胞外マトリックスプロテオグリカンVersicanを標的とした肝癌の診断・治療(16K09342)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】建石 良介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (50444089)
【キーワード】細胞外マトリックス / 浸潤 / 転移 / Versican / 細胞外マトリックスプロテオグリカン (他10件)
【概要】細胞外マトリックスは癌の浸潤、転移に抑制的に働く一方で、その一部には促進的に働く機能的分子が存在することが明らかになりつつある。その一つであるVersicanは肝臓癌で転移や腫瘍進展への関与が示唆されている。本研究では肝癌で高頻度に活性化が認められるWntシグナル活性下でSharpinという分子がbeta-cateninと結合することにより、共にVersicanの発現を亢進させている可能性を示し、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:低酸素誘導因子転移を含む研究件
❏低酸素応答因子を標的とした頭頸部癌転移治療の開発(17K11410)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小澤 宏之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30327621)
【キーワード】低酸素応答因子 / ANGPTL4 / 中咽頭癌 / 下咽頭癌 / 頭頸部癌 (他7件)
【概要】HIF1-α転写因子の1つであるANGPTL4と頭頸部癌との関わりについて検討した。 下咽頭癌症例のANGPTL4の免疫組織学的発現と臨床所見との関連について検討した。多変量解析で、OSについてANGPTL4発現が独立した予後規定因子であった。中咽頭癌でも同様の結果が得られた。 続いて、頭頸部癌細胞株を用いANGPTL4発現のノックダウンを行い、ANGPTL4発現を低下すると、EMT関連遺伝子やが...
❏頭頸部癌における低酸素誘導因子発現の転移への影響とその臨床応用に関する研究(26462623)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小澤 宏之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30327621)
【キーワード】低酸素誘導因子 / 頭頸部癌 / 低酸素応答因子 / 転移
【概要】頭頸部癌症例のHIF1-α発現について検討を行った。早期舌癌25症例の免疫染色ではHIF1-αの核内発現と遅発性頸部転移との関係が示された。また経口的腫瘍切除の適応となった早期下咽頭癌症例においてリンパ節転移の有無とHIF1-α発現との間に相関を認めた。 さらにHIF1-α阻害薬を用いて下流シグナルの変化をReal Time PCRで測定した。頭頸部癌細胞株にHIF1-α阻害薬を投与することにより...
【医歯薬学】社会医学:卵巣がん転移を含む研究件
❏腹腔内転移のバイオイメージングと抑制物質の分子デザイン(23310163)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】分子デザイン / バイオイメージング / 腹腔内転移 / 浸潤 / 遊走 (他20件)
【概要】本研究は天然からの探索および分子デザインにより転移を抑制する低分子化合物を発見し、培養細胞における転移抑制効果および作用機構を解析する。さらにマウス腹腔内転移を発光癌細胞のイメージングで評価し、新しい方法で腹腔内転移を抑制することを目的とする。主な成果として1)生体イメージング法により、NF-kappa B 阻害剤DHMEQはマウスにおける胃癌の播種・転移を抑制することを示した。2)新規がん細胞遊...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
❏水溶性NF-κB阻害剤のデザイン・合成と卵巣癌の抑制(20611015)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】梅澤 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70114402)
【キーワード】DHMEQ / NF-κB / 卵巣癌 / 分子デザイン / 腹腔内播種 (他8件)
【概要】私たちの見出したDHMEQは特異性が高く、in vivoで有効なNF-κB阻害剤であるが、溶解性が低い。そこで、活性コア以外の部分をかえて、溶解性を向上させた。また、酵素を用いて、医薬開発に必要な光学活性体を効率的に合成できるようにした。一方、DHMEQは培養卵巣癌細胞の浸潤を抑制し、その新しい機構としてCXCL12/CXCR4系および下流のタンパク質分解酵素の発現抑制が関与することを見出した。さ...
【医歯薬学】社会医学:婦人科がん転移を含む研究件
❏癌の進展に対して抑制的に作用するヒトモノクローナル抗体の開発(19390430)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】青木 大輔 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30167788)
【キーワード】婦人科癌 / 抗体医薬 / モノクローナル抗体 / 糖鎖抗原 / CD166 (他9件)
【概要】我々が開発した婦人科癌特異的なヒトモノクローナル抗体HMMC-1は、ヒト子宮体癌細胞に対して抗腫瘍活性を持つ。HMMC-1抗原解析の結果、少なくとも糖タンパク質CD166であることが判明し、CD166分子上の糖鎖が抗体の機能を担っていることが示唆された。HMMC-1抗原糖鎖は硫酸化修飾を受けており、CD166分子上の糖鎖に付加している硫酸基がHMMC-1の抗腫瘍活性に関与していることが推定された。...
❏婦人科癌における糖鎖遺伝子の生物機能に関する研究(11671651)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】塚崎 克己 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (40118972)
【キーワード】婦人科癌 / 糖転移酵素 / 糖鎖遺伝子 / 浸潤能・転移能 / 遺伝子導入 (他9件)
【概要】近年、癌細胞膜に存在する糖鎖は腫瘍マーカーとして臨床実用化されているが、細胞膜上の糖鎖が癌の臨床的悪性度と相関を有することが明らかになるにつれ、糖鎖の生物機能の解明が求められている。我々はすでに、子宮体癌に発現される異常糖鎖やその合成に関与する糖転移酵素の解析を行い、子宮体癌ではI型糖鎖、中でもLewis^b型糖鎖の発現が特異的であり、I型糖鎖を発現する子宮体癌は発現しない体癌に比べ予後が良好であ...
【医歯薬学】社会医学:子宮体がん転移を含む研究件
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
❏婦人科癌における糖鎖遺伝子の生物機能に関する研究(11671651)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】塚崎 克己 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (40118972)
【キーワード】婦人科癌 / 糖転移酵素 / 糖鎖遺伝子 / 浸潤能・転移能 / 遺伝子導入 (他9件)
【概要】近年、癌細胞膜に存在する糖鎖は腫瘍マーカーとして臨床実用化されているが、細胞膜上の糖鎖が癌の臨床的悪性度と相関を有することが明らかになるにつれ、糖鎖の生物機能の解明が求められている。我々はすでに、子宮体癌に発現される異常糖鎖やその合成に関与する糖転移酵素の解析を行い、子宮体癌ではI型糖鎖、中でもLewis^b型糖鎖の発現が特異的であり、I型糖鎖を発現する子宮体癌は発現しない体癌に比べ予後が良好であ...
❏婦人科癌の細胞特性に関与する糖鎖遺伝子に関する研究(10470348)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】野澤 志朗 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90051557)
【キーワード】ガラクトース転移酵素 / 子宮体癌 / 卵巣癌 / 転移 / AKT2遺伝子 (他13件)
【概要】1.ガラクトース転移酵素遺伝子に関する検討 β1,3ガラクトース転移酵素(β1,3GT)およびβ1,4ガラクトース転移酵素(β1,4GT)の酵素活性を選択的に測定する系を作成し、両者の活性を測定した。また、ノザンブロット法にてβ1,4ガラクトース転移酵素mRNAの発現を検討した。その結果、子宮体癌におけるβ1,3GT活性はβ1,4GT活性に比べ高値であり、またβ1,4GTmRNAの発現レベルは子宮...
【医歯薬学】歯学:モノクローナル抗体転移を含む研究件
❏癌の進展に対して抑制的に作用するヒトモノクローナル抗体の開発(19390430)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】青木 大輔 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30167788)
【キーワード】婦人科癌 / 抗体医薬 / モノクローナル抗体 / 糖鎖抗原 / CD166 (他9件)
【概要】我々が開発した婦人科癌特異的なヒトモノクローナル抗体HMMC-1は、ヒト子宮体癌細胞に対して抗腫瘍活性を持つ。HMMC-1抗原解析の結果、少なくとも糖タンパク質CD166であることが判明し、CD166分子上の糖鎖が抗体の機能を担っていることが示唆された。HMMC-1抗原糖鎖は硫酸化修飾を受けており、CD166分子上の糖鎖に付加している硫酸基がHMMC-1の抗腫瘍活性に関与していることが推定された。...
❏犬の悪性黒色腫の転移と膜糖蛋白AD1(CD63)の関連(10839004)
【研究テーマ】動物臨床医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】佐々木 伸雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60107414)
【キーワード】犬 / 悪性黒色腫 / 培養細胞株 / AD1 / モノクローナル抗体 (他6件)
【概要】悪性黒色腫はその転移の早さ、局所への高度の浸潤、さらには化学療法、放射線療法に抵抗性であること等から、きわめて悪性度の高い腫瘍として知られている。本研究では、マウスの本腫瘍の原発巣では発現し、転移に伴って発現しなくなるとされている膜糖蛋白、AD1(CD63)に着目し、犬の本腫瘍における本物質の転移における役割について検討することを目的に実施した。 安定した系で研究を進めるため、まず犬の本腫瘍の培養...
【医歯薬学】歯学:オルガノイド転移を含む研究件
❏Deep phenotyping of human colorectal cancer evolution using adult stem cell organoids and CRISPR-Cas9 technology(20H03757)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤井 正幸 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (00867575)
【キーワード】大腸がん / オルガノイド / シングルセル解析 / 異種移植モデル / 転移 (他10件)
【概要】がんは遺伝子変異を端緒とし,エピゲノム変化、染色体異常を含む様々な遺伝子異常を蓄積しつつ進行する。昨今のシーケンス技術の進歩により、ヒトの悪性腫瘍が獲得する遺伝子変異や染色体異常を捉えることが可能となった。しかしながら,浸潤や転移をはじめとしたがんの形質異常がいかなる遺伝子異常に起因し、規定されるかはほとんど明らかとなっていない。本研究では段階的な発癌過程における遺伝学的な異常がほぼ解明されている...
❏ヒト肉腫幹細胞とオルガノイドモデルを用いた肉腫進展・転移メカニズムの解明(19H03778)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】松峯 昭彦 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (00335118)
【キーワード】肉腫 / 幹細胞 / オルガノイドモデル / 転移 / 浸潤 (他8件)
【概要】オルガノイドモデルは、細胞を3次元培養することにより得られる人為的に創出された器官に類似した組織体である。今回、骨肉腫幹細胞を特徴づける遺伝子群を同定し、それらが発現する細胞から骨肉腫オルガノイドを作成した。さらに、遺伝子Xは骨肉腫の新たな治療薬の分子ターゲットとなり得ることを解明した。今後新たな骨肉腫治療薬の開発につながると考える。 ...
❏オルガノイド技術を用いた大腸がん浸潤・転移機構の解明(15K15297)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70365245)
【キーワード】大腸癌 / 浸潤 / 転移 / オルガノイド / 幹細胞
【概要】がんの浸潤・転移機構は依然として不明であり,その治療方法に結びついていない。我々は,55ラインのヒト大腸腫瘍オルガノイドを樹立し,その遺伝子変異・発現変化と細胞生物学的な形質の変化への相関性を追求し,これまで困難であったGenotype-Phenotype連関を研究するプラットフォームを構築した。さらに,CRISPR-Cas9によるゲノム編集技術をがんオルガノイドへ応用することにより,プロスペクテ...
【医歯薬学】歯学:腫瘍転移を含む研究件
❏イヌ腫瘍の新規診断マーカーと転移因子としてのエキソソーム分子の機能解析(15K14872)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】三浦 直樹 鹿児島大学, 農水産獣医学域獣医学系, 准教授 (80508036)
【キーワード】マイクロRNA / エキソソーム / イヌ / 腫瘍 / 次世代シーケンス (他10件)
【概要】イヌの腫瘍の診断と治療法の改善のために新規のバイオマーカーの探索を行った。特にエキソソームと呼ばれる小分子が腫瘍から分泌されることに着目した。研究ではイヌの血液からエキソソームを超遠心法と呼ばれる方法で分離抽出した。抽出したエキソソームが人で報告されているものと同じかを表面の抗原マーカーで確認した。さらに、近年、腫瘍のバイオマーカーとして注目されているマイクロRNAの分子に着目した。複数のイヌの腫...
❏癌浸潤促進因子EMMPRINの多機能性メカニズムの解析(20590415)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鍋島 一樹 福岡大学, 医学部, 教授 (40189189)
【キーワード】腫瘍 / マトリックス・メタロプロテアーゼ / 浸潤 / 転移
【概要】癌浸潤促進因子emmprinの多機能性メカニズムの解析を目的として、BS3 crosslinkerによって細胞膜上の分子間に複合体を形成させ、emmprinと複合体を形成する分子を質量分析器にて解析した。BS3処理群の複合体にのみ認められた130分子から、分子量や局在、機能を参考に約10程度の分子に絞り込み、現在これらの分子のemmprinとの複合体形成能とMMP誘導活性について確認作業中である。...
【医歯薬学】歯学:上皮間葉転換(EMT)転移を含む研究件
❏腎細胞癌の分子標的薬による治療効果の病理学的解析と耐性機構の解明(25460422)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三上 修治 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20338180)
【キーワード】腎細胞癌 / 浸潤 / 転移 / 分子標的治療 / 癌幹細胞 (他10件)
【概要】本研究は腎細胞癌の分子標的治療効果の解析・耐性機構を解明するために行われた。腎細胞癌では腫瘍壊死因子(TNF-α)および癌幹細胞マーカーCD44発現が原発巣の進展度、遠隔転移、不良予後と相関した。TNF-αはE-cadherin発現を抑制、MMP9, CD44発現を亢進させることで遊走・浸潤を促進した(EMTおよび癌幹細胞の誘導)。分子標的薬スニチニブ治療を行った場合、CD44高発現が治療抵抗性と...
❏がん微小環境の制御機構(22220013)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 微小環境 / シグナル伝達 / 血管新生 / リンパ管新生 (他8件)
【概要】1)TGF-βによって誘導されるEMTに関する研究を行った。これまで我々は転写因子TTF-1がTGF-βシグナルに拮抗し、肺腺がんにおいてEMTを抑制することを明らかにしていた。さらに我々はTTF-1がTGF-β2の発現を抑制することを明らかにしていたが、もう一つのメカニズムとしてTTF-1がSmad3に結合してDNAへの結合を抑え、Smad3の転写活性を抑えることを明らかにした。 2)TGF-β...
❏微小環境と臓器特異的転移に着目した泌尿器がんの発がん・進展のメカニズムの解明(21390445)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大家 基嗣 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00213885)
【キーワード】腎細胞癌 / 分子標的治療 / 上皮-間葉転換 / Snail / 転移 (他10件)
【概要】微小環境での癌の浸潤性と形態変化 腎細胞癌97例を用いてEMTの指標であるE-cadherin発現を抑制する転写因子Snailの発現を免疫組織学的に調べた。その結果、Snail発現は原発巣の進展度、組織学的異型度および肉腫様腎細胞癌の合併の有無と相関していた。Snail高発現例は低発現例に比べ、再発率および死亡率が高い傾向がみられた。 Snail発現と癌細胞の浸潤・転移能の関係を調べるため、腎細胞...
【医歯薬学】薬学:NF-κB転移を含む研究件
❏新規骨格を有するNF-kappa B阻害剤の探索と難治性がん治療への応用(26350975)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】NF-kappa B / 分子デザイン / 天然物 / がん / 転移 (他15件)
【概要】転移の抑制剤は副作用の少ない抗がん剤として期待される。私たちの発見したNF-kappa B阻害剤DHMEQは動物実験で多くの疾患モデルを抑制するが、不安定性の問題点がある。今回、より安定で、新規骨格のDHMEQ誘導体SEMBLをデザイン・合成した。SEMBLは卵巣がん細胞の遊走・浸潤をDHMEQよりより強く抑制した。(2017論文発表)。植物の葉から得られる新規フラボノイドdesmalもNF-ka...
❏腹腔内転移のバイオイメージングと抑制物質の分子デザイン(23310163)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】分子デザイン / バイオイメージング / 腹腔内転移 / 浸潤 / 遊走 (他20件)
【概要】本研究は天然からの探索および分子デザインにより転移を抑制する低分子化合物を発見し、培養細胞における転移抑制効果および作用機構を解析する。さらにマウス腹腔内転移を発光癌細胞のイメージングで評価し、新しい方法で腹腔内転移を抑制することを目的とする。主な成果として1)生体イメージング法により、NF-kappa B 阻害剤DHMEQはマウスにおける胃癌の播種・転移を抑制することを示した。2)新規がん細胞遊...
❏水溶性NF-κB阻害剤のデザイン・合成と卵巣癌の抑制(20611015)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】梅澤 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70114402)
【キーワード】DHMEQ / NF-κB / 卵巣癌 / 分子デザイン / 腹腔内播種 (他8件)
【概要】私たちの見出したDHMEQは特異性が高く、in vivoで有効なNF-κB阻害剤であるが、溶解性が低い。そこで、活性コア以外の部分をかえて、溶解性を向上させた。また、酵素を用いて、医薬開発に必要な光学活性体を効率的に合成できるようにした。一方、DHMEQは培養卵巣癌細胞の浸潤を抑制し、その新しい機構としてCXCL12/CXCR4系および下流のタンパク質分解酵素の発現抑制が関与することを見出した。さ...
【医歯薬学】薬学:メラノーマ転移を含む研究件
❏放電プラズマによる癌の転移抑制効果の検証(18K18846)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】小野 亮 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90323443)
【キーワード】プラズマ医療 / 癌治療 / 免疫治療 / 転移 / ストリーマ放電 (他9件)
【概要】放電プラズマで癌に対する免疫を活性化する手法において、癌の転移を抑制する効果があるかどうかをマウスの実験で検証した。皮膚癌の一種であるメラノーマの肺転移抑制実験では、放電プラズマの効果を否定しない結果も一部得られたものの、明確な効果がが得られない結果もあった。これに代わる実験として、転移抑制にも効果があると考えられる、癌の免疫治療に用いられる免疫チェックポイント阻害剤の抗PD-1抗体の効果をプラズ...
❏腹腔内転移のバイオイメージングと抑制物質の分子デザイン(23310163)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】分子デザイン / バイオイメージング / 腹腔内転移 / 浸潤 / 遊走 (他20件)
【概要】本研究は天然からの探索および分子デザインにより転移を抑制する低分子化合物を発見し、培養細胞における転移抑制効果および作用機構を解析する。さらにマウス腹腔内転移を発光癌細胞のイメージングで評価し、新しい方法で腹腔内転移を抑制することを目的とする。主な成果として1)生体イメージング法により、NF-kappa B 阻害剤DHMEQはマウスにおける胃癌の播種・転移を抑制することを示した。2)新規がん細胞遊...
❏新規メラノーマ転移遺伝子プロテオリピドプロテインの解析(20590069)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】園田 よし子 慶應義塾大学, 薬学部, 教授 (30050743)
【キーワード】メラノーマ / 転移 / 接着斑キナーゼ / プロテオリピドプロテイン / PLP2 (他11件)
【概要】プロテオリピドプロテイン2(PLP2)を過剰発現させたメラノーマ細胞はin vitroにおいて接着能、運動能、浸潤能を上昇させ、さらにin vivoにおいて転移能を上昇させた。逆にPLP2をsiRNA法で低下させたメラノーマ細胞はin vitroにおいて接着能、運動能、浸潤能を低下させ、in vivoにおいて転移能を低下させた。PLP2はPI3Kと会合しAktの活性化を促進すると考えられる。 ...
【医歯薬学】薬学:肝細胞がん転移を含む研究件
❏全ての病期における肝細胞癌の免疫微小環境の病理学的分類の確立と成立機序の解明(21K15407)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】紅林 泰 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40805123)
【キーワード】肝細胞癌 / 進行がん / 微小環境 / 腫瘍免疫 / 転移 (他7件)
【概要】本研究の目的は、①全ての病期(前癌病変、早期肝細胞癌から切除不能進行肝細胞癌まで)における肝細胞癌の免疫微小環境の病理学的分類の確立と、②各免疫微小環境の成立機序の一端の解明である。2021年度(4年計画の初年度)は、進行期肝細胞癌における免疫微小環境について、原発巣と転移巣の間における違いや多様性を含めて検討するため、進行期肝細胞癌の病理解剖例60例からなる研究コホートを樹立した。それぞれの症例...
❏細胞外マトリックスプロテオグリカンVersicanを標的とした肝癌の診断・治療(16K09342)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】建石 良介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (50444089)
【キーワード】細胞外マトリックス / 浸潤 / 転移 / Versican / 細胞外マトリックスプロテオグリカン (他10件)
【概要】細胞外マトリックスは癌の浸潤、転移に抑制的に働く一方で、その一部には促進的に働く機能的分子が存在することが明らかになりつつある。その一つであるVersicanは肝臓癌で転移や腫瘍進展への関与が示唆されている。本研究では肝癌で高頻度に活性化が認められるWntシグナル活性下でSharpinという分子がbeta-cateninと結合することにより、共にVersicanの発現を亢進させている可能性を示し、...
❏肝細胞がんの肝内転移の分子機構の解析と、診断、治療への応用(12470049)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】坂元 亨宇 国立がんセンター, 研究所・病理部, 部長 (40221270)
【キーワード】肝細胞がん / 浸潤転移 / 細胞運動性 / インテグリン / c-Src (他14件)
【概要】既に確立した肝内転移モデルと、LPA-Rho-p160ROCKを介した細胞運動性が肝内転移に重要な役割を果たしているという知見を基に検討を行った。高転移性肝がん細胞株KYN2はインテグリンを介した基質との接着によりカドヘリン系の不活化、細胞の分散、高い細胞運動性を示すが、このときαカテニンの減少と、c-Srcの活性化が認められた。この細胞に、c-Srcの機能抑制型遺伝子変異体を導入すると、ラフリン...
【医歯薬学】薬学:幹細胞転移を含む研究件
❏ヒト肉腫幹細胞とオルガノイドモデルを用いた肉腫進展・転移メカニズムの解明(19H03778)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】松峯 昭彦 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (00335118)
【キーワード】肉腫 / 幹細胞 / オルガノイドモデル / 転移 / 浸潤 (他8件)
【概要】オルガノイドモデルは、細胞を3次元培養することにより得られる人為的に創出された器官に類似した組織体である。今回、骨肉腫幹細胞を特徴づける遺伝子群を同定し、それらが発現する細胞から骨肉腫オルガノイドを作成した。さらに、遺伝子Xは骨肉腫の新たな治療薬の分子ターゲットとなり得ることを解明した。今後新たな骨肉腫治療薬の開発につながると考える。 ...
❏オルガノイド技術を用いた大腸がん浸潤・転移機構の解明(15K15297)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70365245)
【キーワード】大腸癌 / 浸潤 / 転移 / オルガノイド / 幹細胞
【概要】がんの浸潤・転移機構は依然として不明であり,その治療方法に結びついていない。我々は,55ラインのヒト大腸腫瘍オルガノイドを樹立し,その遺伝子変異・発現変化と細胞生物学的な形質の変化への相関性を追求し,これまで困難であったGenotype-Phenotype連関を研究するプラットフォームを構築した。さらに,CRISPR-Cas9によるゲノム編集技術をがんオルガノイドへ応用することにより,プロスペクテ...
❏遺伝子改変オルガノイドを用いたヒト大腸がん遺伝子の機能的解析基盤の構築(26293177)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (70365245)
【キーワード】大腸癌 / 浸潤 / 転移 / オルガノイド / 幹細胞 (他7件)
【概要】近年の次世代シークエンス技術の進歩と大規模なシークエンス解析プロジェクトにより, 大腸がんの網羅的ながん遺伝子変異同定が可能になった。我々は,大腸上皮組織の体外培養技術であるオルガノイド培養とCRISPR-Cas9ゲノム編集技術を組み合わせ,ヒト大腸上皮遺伝子変異導入オルガノイドによる,がん遺伝子変異の解析に成功した。作製された遺伝子変異オルガノイドは超免疫不全マウスを用いた異種移植系により,病理...
【医歯薬学】薬学:がん幹細胞転移を含む研究件
❏腎細胞癌の分子標的薬による治療効果の病理学的解析と耐性機構の解明(25460422)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三上 修治 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20338180)
【キーワード】腎細胞癌 / 浸潤 / 転移 / 分子標的治療 / 癌幹細胞 (他10件)
【概要】本研究は腎細胞癌の分子標的治療効果の解析・耐性機構を解明するために行われた。腎細胞癌では腫瘍壊死因子(TNF-α)および癌幹細胞マーカーCD44発現が原発巣の進展度、遠隔転移、不良予後と相関した。TNF-αはE-cadherin発現を抑制、MMP9, CD44発現を亢進させることで遊走・浸潤を促進した(EMTおよび癌幹細胞の誘導)。分子標的薬スニチニブ治療を行った場合、CD44高発現が治療抵抗性と...
❏膵癌幹細胞の発生プロセスと特性変化の細胞系譜的解析(24390305)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】関根 圭輔 横浜市立大学, 医学部, 助教 (00323569)
【キーワード】癌 / 細胞・組織 / 膵癌幹細胞 / 膵癌 / 癌幹細胞 (他8件)
【概要】膵癌モデルマウスより様々な発癌段階の膵癌組織を採取し単細胞化し、癌幹細胞マーカーとして知られるいくつかの表面抗原を認識する特異的抗体を用いてセルソーターにより細胞を分離した。分離した細胞が癌幹細胞としての能力を有するか検討し、腫瘍形成能を持つ癌幹細胞を同定した。さらに癌が進行したマウスより採取した癌幹細胞は転移能も有することが明らかとなった。さらに発癌初期の膵癌腫瘍組織より分離した腫瘍形成能をもつ...
❏がん微小環境の制御機構(22220013)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 微小環境 / シグナル伝達 / 血管新生 / リンパ管新生 (他8件)
【概要】1)TGF-βによって誘導されるEMTに関する研究を行った。これまで我々は転写因子TTF-1がTGF-βシグナルに拮抗し、肺腺がんにおいてEMTを抑制することを明らかにしていた。さらに我々はTTF-1がTGF-β2の発現を抑制することを明らかにしていたが、もう一つのメカニズムとしてTTF-1がSmad3に結合してDNAへの結合を抑え、Smad3の転写活性を抑えることを明らかにした。 2)TGF-β...
【医歯薬学】薬学:大腸がん転移を含む研究件
❏Deep phenotyping of human colorectal cancer evolution using adult stem cell organoids and CRISPR-Cas9 technology(20H03757)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤井 正幸 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (00867575)
【キーワード】大腸がん / オルガノイド / シングルセル解析 / 異種移植モデル / 転移 (他10件)
【概要】がんは遺伝子変異を端緒とし,エピゲノム変化、染色体異常を含む様々な遺伝子異常を蓄積しつつ進行する。昨今のシーケンス技術の進歩により、ヒトの悪性腫瘍が獲得する遺伝子変異や染色体異常を捉えることが可能となった。しかしながら,浸潤や転移をはじめとしたがんの形質異常がいかなる遺伝子異常に起因し、規定されるかはほとんど明らかとなっていない。本研究では段階的な発癌過程における遺伝学的な異常がほぼ解明されている...
❏オルガノイド技術を用いた大腸がん浸潤・転移機構の解明(15K15297)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70365245)
【キーワード】大腸癌 / 浸潤 / 転移 / オルガノイド / 幹細胞
【概要】がんの浸潤・転移機構は依然として不明であり,その治療方法に結びついていない。我々は,55ラインのヒト大腸腫瘍オルガノイドを樹立し,その遺伝子変異・発現変化と細胞生物学的な形質の変化への相関性を追求し,これまで困難であったGenotype-Phenotype連関を研究するプラットフォームを構築した。さらに,CRISPR-Cas9によるゲノム編集技術をがんオルガノイドへ応用することにより,プロスペクテ...
❏遺伝子改変オルガノイドを用いたヒト大腸がん遺伝子の機能的解析基盤の構築(26293177)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 俊朗 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (70365245)
【キーワード】大腸癌 / 浸潤 / 転移 / オルガノイド / 幹細胞 (他7件)
【概要】近年の次世代シークエンス技術の進歩と大規模なシークエンス解析プロジェクトにより, 大腸がんの網羅的ながん遺伝子変異同定が可能になった。我々は,大腸上皮組織の体外培養技術であるオルガノイド培養とCRISPR-Cas9ゲノム編集技術を組み合わせ,ヒト大腸上皮遺伝子変異導入オルガノイドによる,がん遺伝子変異の解析に成功した。作製された遺伝子変異オルガノイドは超免疫不全マウスを用いた異種移植系により,病理...
【医歯薬学】薬学:アポトーシス転移を含む研究件
❏テネイシンC抗体とα‐マンゴスチンとの複合による乳癌転移阻止の試み(24591924)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴田 雅朗 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (10319543)
【キーワード】テネイシンC抗体 / マンゴスチン / 乳癌 / 転移 / 治療 (他15件)
【概要】乳癌細胞株をマウス皮下に移植し、2週間後にテネイシンC(TNC)抗体(125μg、週2回, 腹腔内投与)、α-マンゴスチン(4000 ppm, 混餌投与)並びに両者の組み合わせ投与を実施し、6週経過後に実験を終了した。腫瘍体積では、対照群と比較して、全ての治療群で1週より実験終了まで抑制をみた。病理組織学的には、リンパ節および肺転移を含む総て臓器の転移において、対照群と比較して、全ての治療群で有意...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
❏泌尿器系癌におけるNFκBの病態生理学的意義と新規NFκB阻害剤の有用性の検討(16390469)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】村井 勝 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90101956)
【キーワード】NF-κB / 泌尿器系癌 / アポトーシス / 転移 / 悪液質 (他12件)
【概要】NF-κBは炎症性サイトカインや抗アポトーシス蛋白の誘導など様々な生体反応に関与している転写因子であり、泌尿器科系悪性腫瘍においても、癌の進展や転移、抗癌剤や放射線治療に対する抵抗性、悪液質などの腫瘍随伴症候群など様々な病態生理に関与していると想定される。dehydroxymethylepoxyquinomicin(DHMEQ)は新規に合成された強力なNF-κB阻害である。NF-κBはホルモン抵抗...
【医歯薬学】薬学:血管新生転移を含む研究件
❏テネイシンC抗体とα‐マンゴスチンとの複合による乳癌転移阻止の試み(24591924)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴田 雅朗 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (10319543)
【キーワード】テネイシンC抗体 / マンゴスチン / 乳癌 / 転移 / 治療 (他15件)
【概要】乳癌細胞株をマウス皮下に移植し、2週間後にテネイシンC(TNC)抗体(125μg、週2回, 腹腔内投与)、α-マンゴスチン(4000 ppm, 混餌投与)並びに両者の組み合わせ投与を実施し、6週経過後に実験を終了した。腫瘍体積では、対照群と比較して、全ての治療群で1週より実験終了まで抑制をみた。病理組織学的には、リンパ節および肺転移を含む総て臓器の転移において、対照群と比較して、全ての治療群で有意...
❏がん微小環境の制御機構(22220013)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 微小環境 / シグナル伝達 / 血管新生 / リンパ管新生 (他8件)
【概要】1)TGF-βによって誘導されるEMTに関する研究を行った。これまで我々は転写因子TTF-1がTGF-βシグナルに拮抗し、肺腺がんにおいてEMTを抑制することを明らかにしていた。さらに我々はTTF-1がTGF-β2の発現を抑制することを明らかにしていたが、もう一つのメカニズムとしてTTF-1がSmad3に結合してDNAへの結合を抑え、Smad3の転写活性を抑えることを明らかにした。 2)TGF-β...
❏部位特異的MT1-MMP阻害剤の探索(14703037)
【研究テーマ】生物有機科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】中尾 洋一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (60282696)
【キーワード】MMP / 海洋無脊椎動物 / 阻害剤 / がん / 転移 (他6件)
【概要】平成16年度の本研究では、1種の海洋無脊椎動物サンプルから、3種の新規MMP2およびMT1-MMP阻害剤を得た(投稿準備中)。また、昨年度の研究で見出した新規MMP2阻害剤ageladine Aは、既存のMMP阻害剤とは全く異なる新しいタイプの阻害剤であることが期待されているため、X線結晶解析により阻害機構を明らかにするべく、結晶化に最適の組み換えタンパク質の作成を試みている。 また、Alphas...
【医歯薬学】薬学:遺伝子導入転移を含む研究件
❏婦人科癌における糖鎖遺伝子の生物機能に関する研究(11671651)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】塚崎 克己 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (40118972)
【キーワード】婦人科癌 / 糖転移酵素 / 糖鎖遺伝子 / 浸潤能・転移能 / 遺伝子導入 (他9件)
【概要】近年、癌細胞膜に存在する糖鎖は腫瘍マーカーとして臨床実用化されているが、細胞膜上の糖鎖が癌の臨床的悪性度と相関を有することが明らかになるにつれ、糖鎖の生物機能の解明が求められている。我々はすでに、子宮体癌に発現される異常糖鎖やその合成に関与する糖転移酵素の解析を行い、子宮体癌ではI型糖鎖、中でもLewis^b型糖鎖の発現が特異的であり、I型糖鎖を発現する子宮体癌は発現しない体癌に比べ予後が良好であ...
❏婦人科癌の細胞特性に関与する糖鎖遺伝子に関する研究(10470348)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】野澤 志朗 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90051557)
【キーワード】ガラクトース転移酵素 / 子宮体癌 / 卵巣癌 / 転移 / AKT2遺伝子 (他13件)
【概要】1.ガラクトース転移酵素遺伝子に関する検討 β1,3ガラクトース転移酵素(β1,3GT)およびβ1,4ガラクトース転移酵素(β1,4GT)の酵素活性を選択的に測定する系を作成し、両者の活性を測定した。また、ノザンブロット法にてβ1,4ガラクトース転移酵素mRNAの発現を検討した。その結果、子宮体癌におけるβ1,3GT活性はβ1,4GT活性に比べ高値であり、またβ1,4GTmRNAの発現レベルは子宮...
【医歯薬学】薬学:阻害剤転移を含む研究件
❏新規骨格を有するNF-kappa B阻害剤の探索と難治性がん治療への応用(26350975)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】NF-kappa B / 分子デザイン / 天然物 / がん / 転移 (他15件)
【概要】転移の抑制剤は副作用の少ない抗がん剤として期待される。私たちの発見したNF-kappa B阻害剤DHMEQは動物実験で多くの疾患モデルを抑制するが、不安定性の問題点がある。今回、より安定で、新規骨格のDHMEQ誘導体SEMBLをデザイン・合成した。SEMBLは卵巣がん細胞の遊走・浸潤をDHMEQよりより強く抑制した。(2017論文発表)。植物の葉から得られる新規フラボノイドdesmalもNF-ka...
❏部位特異的MT1-MMP阻害剤の探索(14703037)
【研究テーマ】生物有機科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】中尾 洋一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (60282696)
【キーワード】MMP / 海洋無脊椎動物 / 阻害剤 / がん / 転移 (他6件)
【概要】平成16年度の本研究では、1種の海洋無脊椎動物サンプルから、3種の新規MMP2およびMT1-MMP阻害剤を得た(投稿準備中)。また、昨年度の研究で見出した新規MMP2阻害剤ageladine Aは、既存のMMP阻害剤とは全く異なる新しいタイプの阻害剤であることが期待されているため、X線結晶解析により阻害機構を明らかにするべく、結晶化に最適の組み換えタンパク質の作成を試みている。 また、Alphas...
【医歯薬学】薬学:がん転移を含む研究件
❏放電プラズマによる癌の転移抑制効果の検証(18K18846)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】小野 亮 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90323443)
【キーワード】プラズマ医療 / 癌治療 / 免疫治療 / 転移 / ストリーマ放電 (他9件)
【概要】放電プラズマで癌に対する免疫を活性化する手法において、癌の転移を抑制する効果があるかどうかをマウスの実験で検証した。皮膚癌の一種であるメラノーマの肺転移抑制実験では、放電プラズマの効果を否定しない結果も一部得られたものの、明確な効果がが得られない結果もあった。これに代わる実験として、転移抑制にも効果があると考えられる、癌の免疫治療に用いられる免疫チェックポイント阻害剤の抗PD-1抗体の効果をプラズ...
❏新規骨格を有するNF-kappa B阻害剤の探索と難治性がん治療への応用(26350975)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】梅澤 一夫 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70114402)
【キーワード】NF-kappa B / 分子デザイン / 天然物 / がん / 転移 (他15件)
【概要】転移の抑制剤は副作用の少ない抗がん剤として期待される。私たちの発見したNF-kappa B阻害剤DHMEQは動物実験で多くの疾患モデルを抑制するが、不安定性の問題点がある。今回、より安定で、新規骨格のDHMEQ誘導体SEMBLをデザイン・合成した。SEMBLは卵巣がん細胞の遊走・浸潤をDHMEQよりより強く抑制した。(2017論文発表)。植物の葉から得られる新規フラボノイドdesmalもNF-ka...
❏膵癌幹細胞の発生プロセスと特性変化の細胞系譜的解析(24390305)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】関根 圭輔 横浜市立大学, 医学部, 助教 (00323569)
【キーワード】癌 / 細胞・組織 / 膵癌幹細胞 / 膵癌 / 癌幹細胞 (他8件)
【概要】膵癌モデルマウスより様々な発癌段階の膵癌組織を採取し単細胞化し、癌幹細胞マーカーとして知られるいくつかの表面抗原を認識する特異的抗体を用いてセルソーターにより細胞を分離した。分離した細胞が癌幹細胞としての能力を有するか検討し、腫瘍形成能を持つ癌幹細胞を同定した。さらに癌が進行したマウスより採取した癌幹細胞は転移能も有することが明らかとなった。さらに発癌初期の膵癌腫瘍組織より分離した腫瘍形成能をもつ...
【医歯薬学】薬学:がん細胞転移を含む研究件
❏生体内での細胞挙動を可視化する分子プローブ(23655152)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】生体機能関連化学 / 生物発光 / 細胞 / 生体 / イメージング (他12件)
【概要】本研究では,海洋生物である橈脚類(ガウシア・プリンセプス)由来のルシフェラーゼを出発物質として,超高輝度の変異体を論理的に開発した.ガウシアルシフェラーゼの酵素活性中心を推定し,部位特異的アミノ酸変異導入を行った.開発した変異体の中には,オリジナルのガウシアルシフェラーゼに比べて,10倍程度高輝度化した変異体や,スペクトルが33nm長波長化した変異体が含まれ,これらはバイオアッセイにおいて非常に有...
❏糖鎖修飾によるタンパク質活性化調節機構の解析(16710164)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】清水 史郎 独立行政法人理化学研究所, 長田抗生物質研究室, 研究員 (30312268)
【キーワード】糖鎖修飾 / 転移 / マトリックスメタロプロテアーゼ / RECK / がん細胞 (他6件)
【概要】多くのタンパク質はその機能を発揮するために「適切なアミノ酸」が「適切な時期」に「適切な翻訳後修飾を受けること」が必要である。代表的な翻訳後修飾として「リン酸化」や「糖鎖修飾」が知られている。リン酸化のシグナル伝達機構については詳細に検討されている一方で、糖鎖修飾は小胞体やゴルジ体における糖鎖付加後のトレミングやプロセシングの各段階は詳細に検討されているものの、糖鎖修飾されたタンパク質の機能変化につ...
【医歯薬学】薬学:抗体医薬転移を含む研究件
❏テネイシンC抗体とα‐マンゴスチンとの複合による乳癌転移阻止の試み(24591924)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴田 雅朗 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (10319543)
【キーワード】テネイシンC抗体 / マンゴスチン / 乳癌 / 転移 / 治療 (他15件)
【概要】乳癌細胞株をマウス皮下に移植し、2週間後にテネイシンC(TNC)抗体(125μg、週2回, 腹腔内投与)、α-マンゴスチン(4000 ppm, 混餌投与)並びに両者の組み合わせ投与を実施し、6週経過後に実験を終了した。腫瘍体積では、対照群と比較して、全ての治療群で1週より実験終了まで抑制をみた。病理組織学的には、リンパ節および肺転移を含む総て臓器の転移において、対照群と比較して、全ての治療群で有意...
❏癌の進展に対して抑制的に作用するヒトモノクローナル抗体の開発(19390430)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】青木 大輔 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30167788)
【キーワード】婦人科癌 / 抗体医薬 / モノクローナル抗体 / 糖鎖抗原 / CD166 (他9件)
【概要】我々が開発した婦人科癌特異的なヒトモノクローナル抗体HMMC-1は、ヒト子宮体癌細胞に対して抗腫瘍活性を持つ。HMMC-1抗原解析の結果、少なくとも糖タンパク質CD166であることが判明し、CD166分子上の糖鎖が抗体の機能を担っていることが示唆された。HMMC-1抗原糖鎖は硫酸化修飾を受けており、CD166分子上の糖鎖に付加している硫酸基がHMMC-1の抗腫瘍活性に関与していることが推定された。...
【医歯薬学】看護学:遺伝子変異転移を含む研究件
❏Deep phenotyping of human colorectal cancer evolution using adult stem cell organoids and CRISPR-Cas9 technology(20H03757)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤井 正幸 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (00867575)
【キーワード】大腸がん / オルガノイド / シングルセル解析 / 異種移植モデル / 転移 (他10件)
【概要】がんは遺伝子変異を端緒とし,エピゲノム変化、染色体異常を含む様々な遺伝子異常を蓄積しつつ進行する。昨今のシーケンス技術の進歩により、ヒトの悪性腫瘍が獲得する遺伝子変異や染色体異常を捉えることが可能となった。しかしながら,浸潤や転移をはじめとしたがんの形質異常がいかなる遺伝子異常に起因し、規定されるかはほとんど明らかとなっていない。本研究では段階的な発癌過程における遺伝学的な異常がほぼ解明されている...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
【医歯薬学】看護学:バイオマーカー転移を含む研究件
❏細胞外マトリックスプロテオグリカンVersicanを標的とした肝癌の診断・治療(16K09342)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】建石 良介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (50444089)
【キーワード】細胞外マトリックス / 浸潤 / 転移 / Versican / 細胞外マトリックスプロテオグリカン (他10件)
【概要】細胞外マトリックスは癌の浸潤、転移に抑制的に働く一方で、その一部には促進的に働く機能的分子が存在することが明らかになりつつある。その一つであるVersicanは肝臓癌で転移や腫瘍進展への関与が示唆されている。本研究では肝癌で高頻度に活性化が認められるWntシグナル活性下でSharpinという分子がbeta-cateninと結合することにより、共にVersicanの発現を亢進させている可能性を示し、...
❏イヌ腫瘍の新規診断マーカーと転移因子としてのエキソソーム分子の機能解析(15K14872)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】三浦 直樹 鹿児島大学, 農水産獣医学域獣医学系, 准教授 (80508036)
【キーワード】マイクロRNA / エキソソーム / イヌ / 腫瘍 / 次世代シーケンス (他10件)
【概要】イヌの腫瘍の診断と治療法の改善のために新規のバイオマーカーの探索を行った。特にエキソソームと呼ばれる小分子が腫瘍から分泌されることに着目した。研究ではイヌの血液からエキソソームを超遠心法と呼ばれる方法で分離抽出した。抽出したエキソソームが人で報告されているものと同じかを表面の抗原マーカーで確認した。さらに、近年、腫瘍のバイオマーカーとして注目されているマイクロRNAの分子に着目した。複数のイヌの腫...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達転移を含む研究件
❏がん微小環境の制御機構(22220013)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 微小環境 / シグナル伝達 / 血管新生 / リンパ管新生 (他8件)
【概要】1)TGF-βによって誘導されるEMTに関する研究を行った。これまで我々は転写因子TTF-1がTGF-βシグナルに拮抗し、肺腺がんにおいてEMTを抑制することを明らかにしていた。さらに我々はTTF-1がTGF-β2の発現を抑制することを明らかにしていたが、もう一つのメカニズムとしてTTF-1がSmad3に結合してDNAへの結合を抑え、Smad3の転写活性を抑えることを明らかにした。 2)TGF-β...
❏骨軟部腫瘍におけるCD44およびADAM17の発現および機能解析(21791413)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】中山 タラントロバート 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (00365298)
【キーワード】癌 / シグナル伝達 / 遺伝子 / 蛋白質 / 骨軟部腫瘍 (他12件)
【概要】上皮系悪性腫瘍は浸潤能・転移能を獲得する際、上皮性細胞としての性格を失い、間葉系細胞様に変化するEpithelial Mesenchymal Transition(EMT)という過程を経る。EMTの中でも中心的な役割を担うCD44とTNFαconverting enzyme(TACE/ADAM17)がそもそも間葉系由来の悪性腫瘍である、原発性悪性骨・軟部腫瘍の浸潤能・転移能獲得においてどのように機...
❏リンパ管新生の制御機構(19209009)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】シグナル伝達 / 病理学 / 発生・分化 / 癌 / リンパ管新生 (他9件)
【概要】我々はリンパ管新生の制御機構を明らかにするためにリンパ管新生のマスター因子Prox1の作用を中心に研究を行った。我々はTGF-βシグナルによってProx1の発現が抑制され, HoxD8によって発現が誘導されることを見いだした。また、Prox1がEtsファミリーの転写因子や核内受容体COUP-TFII1と結合し,リンパ管新生に重要な働きを示すことを明らかにした。さらにProx1の標的遺伝子として新た...
【医歯薬学】看護学:マトリックス・メタロプロテアーゼ(MMP)転移を含む研究件
❏癌浸潤促進因子EMMPRINの多機能性メカニズムの解析(20590415)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鍋島 一樹 福岡大学, 医学部, 教授 (40189189)
【キーワード】腫瘍 / マトリックス・メタロプロテアーゼ / 浸潤 / 転移
【概要】癌浸潤促進因子emmprinの多機能性メカニズムの解析を目的として、BS3 crosslinkerによって細胞膜上の分子間に複合体を形成させ、emmprinと複合体を形成する分子を質量分析器にて解析した。BS3処理群の複合体にのみ認められた130分子から、分子量や局在、機能を参考に約10程度の分子に絞り込み、現在これらの分子のemmprinとの複合体形成能とMMP誘導活性について確認作業中である。...
❏糖鎖修飾によるタンパク質活性化調節機構の解析(16710164)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】清水 史郎 独立行政法人理化学研究所, 長田抗生物質研究室, 研究員 (30312268)
【キーワード】糖鎖修飾 / 転移 / マトリックスメタロプロテアーゼ / RECK / がん細胞 (他6件)
【概要】多くのタンパク質はその機能を発揮するために「適切なアミノ酸」が「適切な時期」に「適切な翻訳後修飾を受けること」が必要である。代表的な翻訳後修飾として「リン酸化」や「糖鎖修飾」が知られている。リン酸化のシグナル伝達機構については詳細に検討されている一方で、糖鎖修飾は小胞体やゴルジ体における糖鎖付加後のトレミングやプロセシングの各段階は詳細に検討されているものの、糖鎖修飾されたタンパク質の機能変化につ...
❏部位特異的MT1-MMP阻害剤の探索(14703037)
【研究テーマ】生物有機科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】中尾 洋一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (60282696)
【キーワード】MMP / 海洋無脊椎動物 / 阻害剤 / がん / 転移 (他6件)
【概要】平成16年度の本研究では、1種の海洋無脊椎動物サンプルから、3種の新規MMP2およびMT1-MMP阻害剤を得た(投稿準備中)。また、昨年度の研究で見出した新規MMP2阻害剤ageladine Aは、既存のMMP阻害剤とは全く異なる新しいタイプの阻害剤であることが期待されているため、X線結晶解析により阻害機構を明らかにするべく、結晶化に最適の組み換えタンパク質の作成を試みている。 また、Alphas...
【医歯薬学】看護学:分子標的治療転移を含む研究件
❏腎細胞癌の分子標的薬による治療効果の病理学的解析と耐性機構の解明(25460422)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三上 修治 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20338180)
【キーワード】腎細胞癌 / 浸潤 / 転移 / 分子標的治療 / 癌幹細胞 (他10件)
【概要】本研究は腎細胞癌の分子標的治療効果の解析・耐性機構を解明するために行われた。腎細胞癌では腫瘍壊死因子(TNF-α)および癌幹細胞マーカーCD44発現が原発巣の進展度、遠隔転移、不良予後と相関した。TNF-αはE-cadherin発現を抑制、MMP9, CD44発現を亢進させることで遊走・浸潤を促進した(EMTおよび癌幹細胞の誘導)。分子標的薬スニチニブ治療を行った場合、CD44高発現が治療抵抗性と...
❏子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索(23592437)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】織田 克利 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
【キーワード】子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー (他22件)
【概要】我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。 1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。 ...
❏微小環境と臓器特異的転移に着目した泌尿器がんの発がん・進展のメカニズムの解明(21390445)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大家 基嗣 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00213885)
【キーワード】腎細胞癌 / 分子標的治療 / 上皮-間葉転換 / Snail / 転移 (他10件)
【概要】微小環境での癌の浸潤性と形態変化 腎細胞癌97例を用いてEMTの指標であるE-cadherin発現を抑制する転写因子Snailの発現を免疫組織学的に調べた。その結果、Snail発現は原発巣の進展度、組織学的異型度および肉腫様腎細胞癌の合併の有無と相関していた。Snail高発現例は低発現例に比べ、再発率および死亡率が高い傾向がみられた。 Snail発現と癌細胞の浸潤・転移能の関係を調べるため、腎細胞...
【医歯薬学】看護学:頭頸部がん転移を含む研究件
❏低酸素応答因子を標的とした頭頸部癌転移治療の開発(17K11410)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小澤 宏之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30327621)
【キーワード】低酸素応答因子 / ANGPTL4 / 中咽頭癌 / 下咽頭癌 / 頭頸部癌 (他7件)
【概要】HIF1-α転写因子の1つであるANGPTL4と頭頸部癌との関わりについて検討した。 下咽頭癌症例のANGPTL4の免疫組織学的発現と臨床所見との関連について検討した。多変量解析で、OSについてANGPTL4発現が独立した予後規定因子であった。中咽頭癌でも同様の結果が得られた。 続いて、頭頸部癌細胞株を用いANGPTL4発現のノックダウンを行い、ANGPTL4発現を低下すると、EMT関連遺伝子やが...
❏頭頸部癌における低酸素誘導因子発現の転移への影響とその臨床応用に関する研究(26462623)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】小澤 宏之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30327621)
【キーワード】低酸素誘導因子 / 頭頸部癌 / 低酸素応答因子 / 転移
【概要】頭頸部癌症例のHIF1-α発現について検討を行った。早期舌癌25症例の免疫染色ではHIF1-αの核内発現と遅発性頸部転移との関係が示された。また経口的腫瘍切除の適応となった早期下咽頭癌症例においてリンパ節転移の有無とHIF1-α発現との間に相関を認めた。 さらにHIF1-α阻害薬を用いて下流シグナルの変化をReal Time PCRで測定した。頭頸部癌細胞株にHIF1-α阻害薬を投与することにより...