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研究分野別サイレントキーワード
「1分子計測(SDM)」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】計算基盤:システムオンチップ (SoC)1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ流体内光電気効果の解明と、複数一分子操作への応用(26886004)
【研究テーマ】ナノマイクロシステム
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】太田 禎生 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 客員研究員 (70731214)
【キーワード】ナノ流体 / 光電気工学 / ナノ・マイクロ工学 / 微粒子操作 / マイクロ・ナノデバイス (他9件)
【概要】本研究は、ナノ流体デバイス技術に、柔軟に可変な光パターニング技術を融合させ、ナノ空間内の光電気効果による空間選択的静電場を生成し、水中の生体一分子の非接触操作技術を開発しようとしている。電気二重層の厚みより小さな数百nm以下の流路高さと粒子が自由に動き回れる50~200umの流路幅を持つナノ流体デバイス作製法を開発した。さらに、自在な光パターンを対象に照射できる光電気工学系を実現し、実際に微粒子が...
❏ナノ流体デバイスによる分子ソーターの開発(20510114)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (20322688)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子操作 / ナノ流体デバイス / 電気インピーダンス測定 (他17件)
【概要】本研究は,幅や高さが数10nmサイズのナノ流路を利用して,生体分子を1分子ずつ検出する1分子センシングデバイスを実現するために必要な要素技術の開発を目的としてスタートした。その結果,ナノ流路内でfAオーダーの感度を持つ電流計測系の構築に成功し,ナノ流路内での超高感度電流測定から,ナノ流路を流れるDNA1分子の検出に成功した。さらに,オンチップ型のfA級電流測定回路の集積化にも成功し,集積化1分子計...
【数物系科学】物理学:光物性1分子計測(SDM)を含む研究件
❏単一タンパク質の振動分光(19685001)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】分光 / 低温 / タンパク質 / 単一分子分光 / 赤外 (他15件)
【概要】本研究では、これまで誰も成功していなかったタンパク質の中赤外吸収スペクトルの1分子観測に成功した。これまで、中赤外吸収を測定するには、感度が良いとされる顕微赤外分光装置でも、100万個のタンパク質が必要であり、1分子の観測例は無かった。そこで、我々は従来法を改良するのではなく、以下に示す全く新しい光学課程を用いて、これを1分子観測を実現した。数ケルビンでも、タンパク質を結合させた色素の蛍光測定し続...
❏有機EL燐光材料の単一分子レベルでの発光研究(16550155)
【研究テーマ】機能材料・デバイス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】VACHA Martin 東京工業大学, 大学院理工学研究科, 助教授 (50361746)
【キーワード】1分子計測(SMD) / 化学物理 / 光物性 / 構造・機能材料 / 単一分子分光 (他8件)
【概要】本研究では、単一分子分光法を用いて燐光発光材料であるイリジウム錯体の光物性を1分子レベルで研究した。代表的なイリジウム錯体Ir(ppy)_3の単一分子レベルでの燐光の発光強度、発光継続時間を測定した結果、一般の蛍光色素に比べて幅広い発光強度分布及び非線形的フォトブリーチング特性を持つことが分かった。これらの原因としては錯体の構造の歪みや配位子の化学的劣化による吸収断面積の違いが生じると考えられる。...
【数物系科学】物理学:高分子の配座1分子計測(SDM)を含む研究件
❏単一鎖共役系高分子の配座とその光学特性の相関に関する研究(20340109)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】バッハ マーティン (VACHA Martin / VACHA MartIn) 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (50361746)
【キーワード】高分子 / 液晶 / 1分子計測 / 共役系高分子 / 高子の配座 (他7件)
【概要】共役系高分子およびその関連の系におけるコンフォメーションと光学特性、光物理的特性の関係を1分子のレベルで研究した。共役系高分子では、コンフォメーションと励起子の局在及び励起子の分離の相関を明確にし、高分子鎖上の発光ドメーンの存在とその大きさを確認し、そしてコンフォメーションの動的特性とその関連の光物理的特性を明らかにした。一方、非共役系高分子では、高分子鎖のトポロジーが拡散特性の要因になっているこ...
❏共役系高分子の配座とそのダイナミックス:単一分子レベルでの研究(18340123)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】VACHA Martin 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (50361746)
【キーワード】1分子計測 / 共役系高分子 / 高分子の配座
【概要】本研究の目的は次のようにあった。1:共役ポリマー単一分子の配座を特定するための光学顕微鏡法の開発、2:その顕微鏡法を用いて共役ポリマー単一分子の配座の研究。 研究の前年度は、発光性共役系高分子の配座を直接測定できる新しい蛍光顕微鏡法を開発した。高分子の配座が1分子の吸収楕円体から決定できるという仮定の上、吸収楕円体を測定するための装置、2光路蛍光偏光顕微鏡を作成した。装置は主に遠視野倒立方顕微鏡と...
【数物系科学】物理学:原子・分子物理1分子計測(SDM)を含む研究件
❏熱応答性分子探針STMに基づく単一分子スケールにおける温度計測法の開発(26620122)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】西野 智昭 東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (80372415)
【キーワード】界面・微粒子分析 / 分析科学 / 1分子計測(SMD) / 走査プローブ顕微鏡 / 原子・分子物理 (他6件)
【概要】ナノ科学・テクノロジーへの期待と共に微細加工技術のめざましい進展によって,近年極めて微小な電子デバイスの創製を目的とした研究開発が盛んになされている.その性能評価のために熱特性を評価することは不可欠であるが,計測手法が確立していない.これを解決するため,本研究では,単一分子スケールにおける温度測定手法を開発することを目的とした.具体的には,熱応答性ポリマーを走査型トンネル顕微鏡の探針に修飾し機能化...
❏光誘起電子移動の単分子レベル計測手法の開発とエネルギー変換デバイスへの展開(26288070)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西野 智昭 東京工業大学, 理学院化学系, 准教授 (80372415)
【キーワード】界面・微粒子分析 / 分析化学 / 生体機能利用 / 1分子計測(SMD) / 原子・分子物理 (他8件)
【概要】近年,光合成における電荷分離過程をモデルとして,様々な光エネルギー変換デバイスの研究が盛んになされている.いずれの光エネルギー変換デバイスにおいても,さらなる高効率化を図ることが喫緊の課題となっている.そのためには天然光合成における効率の極めて高い光電変換過程の分子レベルにおける理解が不可欠である.そこで,本研究では,光誘起電子移動を単分子レベルで計測できる手法を開発した.具体的には,電子ドナー単...
【数物系科学】物理学:低温1分子計測(SDM)を含む研究件
❏インフルエンザウィルスのプロトンチャネルの高次構造の一分子観測(23685002)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】タンパク質 / 1分子観察 / 低温 / 分光 / 構造 (他14件)
【概要】温度1.5 Kに冷却した生体分子の三次元イメージングをするための1分子蛍光顕微鏡を開発した。この顕微鏡の特性をQdotにより評価した。まず、この顕微鏡は635, 532, 405 nmのどの波長でも色収差なく使用することが可能であった。さらに、その焦点付近の光分布(点像分布関数)は理論値の1.2倍以下であった。これを用いて、2個の分子の位置決定精度(解像度)を見積もったところ、焦平面方向が3 nm...
❏単一タンパク質の振動分光(19685001)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】分光 / 低温 / タンパク質 / 単一分子分光 / 赤外 (他15件)
【概要】本研究では、これまで誰も成功していなかったタンパク質の中赤外吸収スペクトルの1分子観測に成功した。これまで、中赤外吸収を測定するには、感度が良いとされる顕微赤外分光装置でも、100万個のタンパク質が必要であり、1分子の観測例は無かった。そこで、我々は従来法を改良するのではなく、以下に示す全く新しい光学課程を用いて、これを1分子観測を実現した。数ケルビンでも、タンパク質を結合させた色素の蛍光測定し続...
【数物系科学】地球惑星科学:相分離1分子計測(SDM)を含む研究件
❏細胞内相分離の誘導制御系開発による相分離形成過程の超解像1分子動態解析(20K15755)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 生細胞1分子イメージング
【概要】本研究は、生体機能に重要な相分離の機構を調べるための、薬剤添加により細胞内相分離を人工的に誘導する系を確立し、液滴内の分子動態を生細胞1分子イメージングで計測することを可能にした。本手法により、液滴形成における細胞内環境の影響、液滴内外での分子拡散や交換、相分離に寄与するアミノ酸組成等が、多様な相分離タンパク質の天然変性領域について1分子レベルの精密な定量情報として得られた。 ...
❏蛍光1分子追跡の超解像化による核内タンパク質の液相分離挙動解析の実現(18K14661)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 細胞核 / 1分子計測 (他7件)
【概要】本研究は、高解像度の生細胞1分子追跡法を確立することにより、核内タンパク質の相分離挙動を、生きた細胞内で直接定量することを可能にした。本手法を用いた核内タンパク質動態の定量解析から、リボソーム生合成に依存した核小体内の分子挙動や、ヘテロクロマチンタンパク質のヘテロクロマチン領域とは独立したクロマチンとの相互作用のような、これまで測定が困難であった生細胞内の粘弾性挙動ついて新たな定量的知見が得られた...
【数物系科学】天文学:化学物理1分子計測(SDM)を含む研究件
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
❏希土類イオンの単一スピン状態の1イオン光検出(15H03765)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松下 道雄 東京工業大学, 理学院, 准教授 (80260032)
【キーワード】1分子観察 / 一分子計測(SMD) / 一分子観察 / 1分子計測(SMD) / 一分子観察(SMD) (他13件)
【概要】我々は、結晶中にある無数のイオン一つ一つをそれぞれ1量子ビットずつに割り当てることで、量子ビットを高度に集積することを目指して、新しい系の探索と観察する光学顕微鏡の独自開発を10年にわたり続けてきた。当該研究では、Pr3+同士の三次元相対位置を決定する場合に、遷移双極子の向きにより、20~30 nmの系統誤差が生じることが分かった。そこで、三次元のすべての軸を高精度に決定することで、この系統誤差を...
❏単一タンパク質の振動分光(19685001)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】分光 / 低温 / タンパク質 / 単一分子分光 / 赤外 (他15件)
【概要】本研究では、これまで誰も成功していなかったタンパク質の中赤外吸収スペクトルの1分子観測に成功した。これまで、中赤外吸収を測定するには、感度が良いとされる顕微赤外分光装置でも、100万個のタンパク質が必要であり、1分子の観測例は無かった。そこで、我々は従来法を改良するのではなく、以下に示す全く新しい光学課程を用いて、これを1分子観測を実現した。数ケルビンでも、タンパク質を結合させた色素の蛍光測定し続...
【数物系科学】天文学:X線1分子計測(SDM)を含む研究件
❏3つのレーザー励起によるX線1分子追跡法を用いたヘモグロビン動態の全貌決定(20H00324)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐々木 裕次 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (30344401)
【キーワード】ヘモグロビン / アロステリック効果 / 1分子計測 / X線 / 光励起 (他13件)
【概要】四量体ヘモグロビン(Hb)のアロステリック現象は、タンパク質科学における基本原理であり、最大の未解明現象である。Hbには強いアロステリック効果があり、付随して起こる大規模高次構造変化(アロステリック転移)がその根幹メカニズムと考えられている。だが、その過程を直接観察した者は未だ誰もいない。2013年ノーベル化学賞受賞者のKarplusによって、Hbアロステリック転移の動態特性が2011年に計算され...
❏コンパクトX線1分子計測装置の実現と複合計測法開発(22241032)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】佐々木 裕次 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30344401)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子計測 / 放射光 / ナノバイオ (他9件)
【概要】2000年に大型放射光施設を用いたX線1分子追跡法(DiffractedX-rayTracking:DXT)を提案し、それ以来、ポリマーやDNA分子、抗原抗体反応、そして機能性膜タンパク質と分子内運動をマイクロ秒からミリ秒レベルで、かつピコメートルという超高精度で高速1分子計測してきた。この高精度1分子追跡法を実験室レベルで計測可能とする装置開発を行い汎用的手法として確立させることが本研究の目的で...
【化学】材料化学:単一分子分光1分子計測(SDM)を含む研究件
❏インフルエンザウィルスのプロトンチャネルの高次構造の一分子観測(23685002)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】タンパク質 / 1分子観察 / 低温 / 分光 / 構造 (他14件)
【概要】温度1.5 Kに冷却した生体分子の三次元イメージングをするための1分子蛍光顕微鏡を開発した。この顕微鏡の特性をQdotにより評価した。まず、この顕微鏡は635, 532, 405 nmのどの波長でも色収差なく使用することが可能であった。さらに、その焦点付近の光分布(点像分布関数)は理論値の1.2倍以下であった。これを用いて、2個の分子の位置決定精度(解像度)を見積もったところ、焦平面方向が3 nm...
❏単一タンパク質の振動分光(19685001)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】分光 / 低温 / タンパク質 / 単一分子分光 / 赤外 (他15件)
【概要】本研究では、これまで誰も成功していなかったタンパク質の中赤外吸収スペクトルの1分子観測に成功した。これまで、中赤外吸収を測定するには、感度が良いとされる顕微赤外分光装置でも、100万個のタンパク質が必要であり、1分子の観測例は無かった。そこで、我々は従来法を改良するのではなく、以下に示す全く新しい光学課程を用いて、これを1分子観測を実現した。数ケルビンでも、タンパク質を結合させた色素の蛍光測定し続...
❏有機EL燐光材料の単一分子レベルでの発光研究(16550155)
【研究テーマ】機能材料・デバイス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】VACHA Martin 東京工業大学, 大学院理工学研究科, 助教授 (50361746)
【キーワード】1分子計測(SMD) / 化学物理 / 光物性 / 構造・機能材料 / 単一分子分光 (他8件)
【概要】本研究では、単一分子分光法を用いて燐光発光材料であるイリジウム錯体の光物性を1分子レベルで研究した。代表的なイリジウム錯体Ir(ppy)_3の単一分子レベルでの燐光の発光強度、発光継続時間を測定した結果、一般の蛍光色素に比べて幅広い発光強度分布及び非線形的フォトブリーチング特性を持つことが分かった。これらの原因としては錯体の構造の歪みや配位子の化学的劣化による吸収断面積の違いが生じると考えられる。...
【化学】複合化学:1分子観察(SMD)1分子計測(SDM)を含む研究件
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
❏希土類イオンの単一スピン状態の1イオン光検出(15H03765)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松下 道雄 東京工業大学, 理学院, 准教授 (80260032)
【キーワード】1分子観察 / 一分子計測(SMD) / 一分子観察 / 1分子計測(SMD) / 一分子観察(SMD) (他13件)
【概要】我々は、結晶中にある無数のイオン一つ一つをそれぞれ1量子ビットずつに割り当てることで、量子ビットを高度に集積することを目指して、新しい系の探索と観察する光学顕微鏡の独自開発を10年にわたり続けてきた。当該研究では、Pr3+同士の三次元相対位置を決定する場合に、遷移双極子の向きにより、20~30 nmの系統誤差が生じることが分かった。そこで、三次元のすべての軸を高精度に決定することで、この系統誤差を...
❏ATP合成酵素の次世代1分子生物物理(25251016)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野地 博行 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00343111)
【キーワード】1分子生物物理 / ナノバイオ / ATP合成酵素 / 生体エネルギー / マイクロチャンバー (他14件)
【概要】F1-ATPaseの分子機構に関し大きな進展があった。細胞内制御に係わる阻害状態への遷移する機構の解明に加え、加水分解とリン酸解離の角度が異なることを明らかとした。また、ATPのリン酸部部分との相互作用がトルクに直接寄与することを明らかにした。ナノロッドの異方性散乱を用いた超高速1分子計測技術を確立し、F1に加えキネシンの新しい反応中間体を発見することに成功した。また、超微小リアクタを脂質二重膜で...
【化学】複合化学:物理化学1分子計測(SDM)を含む研究件
❏希土類イオンの単一スピン状態の1イオン光検出(15H03765)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松下 道雄 東京工業大学, 理学院, 准教授 (80260032)
【キーワード】1分子観察 / 一分子計測(SMD) / 一分子観察 / 1分子計測(SMD) / 一分子観察(SMD) (他13件)
【概要】我々は、結晶中にある無数のイオン一つ一つをそれぞれ1量子ビットずつに割り当てることで、量子ビットを高度に集積することを目指して、新しい系の探索と観察する光学顕微鏡の独自開発を10年にわたり続けてきた。当該研究では、Pr3+同士の三次元相対位置を決定する場合に、遷移双極子の向きにより、20~30 nmの系統誤差が生じることが分かった。そこで、三次元のすべての軸を高精度に決定することで、この系統誤差を...
❏インフルエンザウィルスのプロトンチャネルの高次構造の一分子観測(23685002)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】タンパク質 / 1分子観察 / 低温 / 分光 / 構造 (他14件)
【概要】温度1.5 Kに冷却した生体分子の三次元イメージングをするための1分子蛍光顕微鏡を開発した。この顕微鏡の特性をQdotにより評価した。まず、この顕微鏡は635, 532, 405 nmのどの波長でも色収差なく使用することが可能であった。さらに、その焦点付近の光分布(点像分布関数)は理論値の1.2倍以下であった。これを用いて、2個の分子の位置決定精度(解像度)を見積もったところ、焦平面方向が3 nm...
【化学】複合化学:蛍光相関分光1分子計測(SDM)を含む研究件
❏DNA高次構造転移の1分子実時間観測(17H03088)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 高次構造 / 1分子検出 / 構造転移 / 速度 (他11件)
【概要】研究代表者がこれまで進めてきた、蛍光点滅現象(blinking)の理解・制御・活用に基づいた1分子レベル分析・診断法(Kinetic Analysis based on the Control of the fluorescence Blinking: KACB法)を発展させ、DNA高次構造転移の1分子観測法を確立した。酸化・還元反応によるblinkingの制御により、DNAのヘアピン、二本鎖、B...
❏DNA超らせんダイナミクスの1分子レベル解析(15K12755)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / supercoil / fluorescence / blinking / 1分子測定 (他13件)
【概要】生体内においてDNAは、2重らせんをほどくように(2本の鎖の巻きつき回数を減らすように)ねじられた状態で存在していて、このようなねじれは負の超らせん(negative super coil)と呼ばれます。本研究では、負の超らせんによりDNAがほどけた際に生じると考えられている、DNA3重鎖構造を1分子レベルで検出する方法を開発しました。光をあてると光る蛍光分子と呼ばれる分子が、蛍のように点滅する現...
❏モレキュラービーコンの一分子レベル観測(23655155)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 一分子観測 / 生物有機化学 / 蛍光相関分光 / blinking (他15件)
【概要】様々な蛍光分子を種々の位置に修飾したDNAを化学合成し、蛍光相関分光(FCS)測定により、蛍光分子の発光挙動を1分子レベルで見たときに観測される発光の点滅(=blinking)において蛍光分子が光っていない時間(=OFF time)からモレキュラービーコンの1分子レベル観測を試みた。OFF timeは、蛍光分子が溶媒から遮蔽されて、蛍光分子の三重項励起状態と酸素の反応速度が遅くなるほど長くなること...
【化学】複合化学:ブリンキング1分子計測(SDM)を含む研究件
❏DNA高次構造転移の1分子実時間観測(17H03088)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 高次構造 / 1分子検出 / 構造転移 / 速度 (他11件)
【概要】研究代表者がこれまで進めてきた、蛍光点滅現象(blinking)の理解・制御・活用に基づいた1分子レベル分析・診断法(Kinetic Analysis based on the Control of the fluorescence Blinking: KACB法)を発展させ、DNA高次構造転移の1分子観測法を確立した。酸化・還元反応によるblinkingの制御により、DNAのヘアピン、二本鎖、B...
❏DNA超らせんダイナミクスの1分子レベル解析(15K12755)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / supercoil / fluorescence / blinking / 1分子測定 (他13件)
【概要】生体内においてDNAは、2重らせんをほどくように(2本の鎖の巻きつき回数を減らすように)ねじられた状態で存在していて、このようなねじれは負の超らせん(negative super coil)と呼ばれます。本研究では、負の超らせんによりDNAがほどけた際に生じると考えられている、DNA3重鎖構造を1分子レベルで検出する方法を開発しました。光をあてると光る蛍光分子と呼ばれる分子が、蛍のように点滅する現...
❏モレキュラービーコンの一分子レベル観測(23655155)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 一分子観測 / 生物有機化学 / 蛍光相関分光 / blinking (他15件)
【概要】様々な蛍光分子を種々の位置に修飾したDNAを化学合成し、蛍光相関分光(FCS)測定により、蛍光分子の発光挙動を1分子レベルで見たときに観測される発光の点滅(=blinking)において蛍光分子が光っていない時間(=OFF time)からモレキュラービーコンの1分子レベル観測を試みた。OFF timeは、蛍光分子が溶媒から遮蔽されて、蛍光分子の三重項励起状態と酸素の反応速度が遅くなるほど長くなること...
【化学】複合化学:金ナノ粒子1分子計測(SDM)を含む研究件
❏細胞丸ごと高速超解像イメージング(17K19343)
【研究テーマ】分子生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】超解像度 / 金コロイド / ナノメートル精度 / ミオシン / 細胞 (他11件)
【概要】通常の顕微鏡で撮影した画像に対して超解像度を得る方法の開発を行った。骨格筋ミオシンフィラメントに顕微鏡の分解能以内に位置するミオシン2~3分子に金ナノ粒子(40nm)を結合し、高速カメラで金ナノ粒子をイメージングを行った。分解能以内にある複数の金粒子の位置を解析するために、Multi-Emitters Localization 法を用いて、各ミオシン分子の変位に分離することに成功し、アクチンと相互...
❏ナノ粒子・生体分子のアクティブナノポア通過制御(16K13645)
【研究テーマ】ナノバイオサイエンス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】斎木 敏治 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (70261196)
【キーワード】バイオセンシング / ナノポア / 相変化材料 / DNA / 金ナノ粒子 (他9件)
【概要】ナノポア技術への期待はシーケンサ応用にとどまらず、分子・粒子識別、タンパク分子解析や細胞観察・遺伝子導入などに広がりつつある。本研究では、固体ナノポアに対してアクティブな制御機能を具備させることを目的とした。ナノポアを相変化材料で被覆し、結晶相・アモルファス相間の大きな光学的コントラストを利用することによって、ナノポア近傍に生じる対流、熱泳動を制御し、DNAやナノ粒子のナノポア通過過程のスイッチン...
【化学】複合化学:界面・微粒子分析1分子計測(SDM)を含む研究件
❏熱応答性分子探針STMに基づく単一分子スケールにおける温度計測法の開発(26620122)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】西野 智昭 東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (80372415)
【キーワード】界面・微粒子分析 / 分析科学 / 1分子計測(SMD) / 走査プローブ顕微鏡 / 原子・分子物理 (他6件)
【概要】ナノ科学・テクノロジーへの期待と共に微細加工技術のめざましい進展によって,近年極めて微小な電子デバイスの創製を目的とした研究開発が盛んになされている.その性能評価のために熱特性を評価することは不可欠であるが,計測手法が確立していない.これを解決するため,本研究では,単一分子スケールにおける温度測定手法を開発することを目的とした.具体的には,熱応答性ポリマーを走査型トンネル顕微鏡の探針に修飾し機能化...
❏光誘起電子移動の単分子レベル計測手法の開発とエネルギー変換デバイスへの展開(26288070)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西野 智昭 東京工業大学, 理学院化学系, 准教授 (80372415)
【キーワード】界面・微粒子分析 / 分析化学 / 生体機能利用 / 1分子計測(SMD) / 原子・分子物理 (他8件)
【概要】近年,光合成における電荷分離過程をモデルとして,様々な光エネルギー変換デバイスの研究が盛んになされている.いずれの光エネルギー変換デバイスにおいても,さらなる高効率化を図ることが喫緊の課題となっている.そのためには天然光合成における効率の極めて高い光電変換過程の分子レベルにおける理解が不可欠である.そこで,本研究では,光誘起電子移動を単分子レベルで計測できる手法を開発した.具体的には,電子ドナー単...
【生物学】生物学:DNA高次構造1分子計測(SDM)を含む研究件
❏DNA高次構造転移の1分子実時間観測(17H03088)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 高次構造 / 1分子検出 / 構造転移 / 速度 (他11件)
【概要】研究代表者がこれまで進めてきた、蛍光点滅現象(blinking)の理解・制御・活用に基づいた1分子レベル分析・診断法(Kinetic Analysis based on the Control of the fluorescence Blinking: KACB法)を発展させ、DNA高次構造転移の1分子観測法を確立した。酸化・還元反応によるblinkingの制御により、DNAのヘアピン、二本鎖、B...
❏DNA超らせんダイナミクスの1分子レベル解析(15K12755)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / supercoil / fluorescence / blinking / 1分子測定 (他13件)
【概要】生体内においてDNAは、2重らせんをほどくように(2本の鎖の巻きつき回数を減らすように)ねじられた状態で存在していて、このようなねじれは負の超らせん(negative super coil)と呼ばれます。本研究では、負の超らせんによりDNAがほどけた際に生じると考えられている、DNA3重鎖構造を1分子レベルで検出する方法を開発しました。光をあてると光る蛍光分子と呼ばれる分子が、蛍のように点滅する現...
【生物学】生物学:プロテオリポソーム1分子計測(SDM)を含む研究件
❏人工脂質平面膜を用いた輸送小胞形成のダイナミクス解析(19687008)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】佐藤 健 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00303602)
【キーワード】小胞輸送 / 輸送小胞 / 小胞体 / 低分子量GTPase / 出芽酵母 (他8件)
【概要】1分子観察用の顕微鏡下に形成させた人工脂質平面膜を用いて、小胞体からの輸送小胞形成反応を再現し、輸送小胞形成過程における蛍光標識した輸送基質タンパク質、および輸送小胞形成因子の挙動を解析した。その結果、低分子量GTPase Sar1によるGTP加水分解とコートタンパク質の働きによって輸送基質タンパク質が効率的に輸送小胞へと集積されていく分子メカニズムが明らかとなった。 ...
❏プロテオリポソームを用いた輸送小胞形成機構の解析(17770119)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】佐藤 健 独立行政法人理化学研究所, 中野生体膜研究室, 研究員 (00303602)
【キーワード】小胞体 / 輸送小胞 / GTPase / プロテオリポソーム / 出芽酵母 (他7件)
【概要】小胞体から形成される輸送小胞は、COPIIコートと呼ばれるタンパク質複合体によって覆われていることからCOPII小胞と呼ばれる。COPIIコートは、小胞体膜上の輸送されるタンパク質が持つ輸送シグナルと特異的に結合し、この複合体が膜上で集合することにより、目的のタンパク質を選択的に取り込んだCOPII小胞が形成されると考えられている。COPIIコートと輸送されるタンパク質が結合するには、低分子量GT...
【生物学】生物学:生細胞1分子イメージング1分子計測(SDM)を含む研究件
❏細胞内相分離の誘導制御系開発による相分離形成過程の超解像1分子動態解析(20K15755)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 生細胞1分子イメージング
【概要】本研究は、生体機能に重要な相分離の機構を調べるための、薬剤添加により細胞内相分離を人工的に誘導する系を確立し、液滴内の分子動態を生細胞1分子イメージングで計測することを可能にした。本手法により、液滴形成における細胞内環境の影響、液滴内外での分子拡散や交換、相分離に寄与するアミノ酸組成等が、多様な相分離タンパク質の天然変性領域について1分子レベルの精密な定量情報として得られた。 ...
❏蛍光1分子追跡の超解像化による核内タンパク質の液相分離挙動解析の実現(18K14661)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 細胞核 / 1分子計測 (他7件)
【概要】本研究は、高解像度の生細胞1分子追跡法を確立することにより、核内タンパク質の相分離挙動を、生きた細胞内で直接定量することを可能にした。本手法を用いた核内タンパク質動態の定量解析から、リボソーム生合成に依存した核小体内の分子挙動や、ヘテロクロマチンタンパク質のヘテロクロマチン領域とは独立したクロマチンとの相互作用のような、これまで測定が困難であった生細胞内の粘弾性挙動ついて新たな定量的知見が得られた...
【生物学】生物学:生細胞イメージング1分子計測(SDM)を含む研究件
❏細胞内相分離の誘導制御系開発による相分離形成過程の超解像1分子動態解析(20K15755)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 生細胞1分子イメージング
【概要】本研究は、生体機能に重要な相分離の機構を調べるための、薬剤添加により細胞内相分離を人工的に誘導する系を確立し、液滴内の分子動態を生細胞1分子イメージングで計測することを可能にした。本手法により、液滴形成における細胞内環境の影響、液滴内外での分子拡散や交換、相分離に寄与するアミノ酸組成等が、多様な相分離タンパク質の天然変性領域について1分子レベルの精密な定量情報として得られた。 ...
❏蛍光1分子追跡の超解像化による核内タンパク質の液相分離挙動解析の実現(18K14661)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 細胞核 / 1分子計測 (他7件)
【概要】本研究は、高解像度の生細胞1分子追跡法を確立することにより、核内タンパク質の相分離挙動を、生きた細胞内で直接定量することを可能にした。本手法を用いた核内タンパク質動態の定量解析から、リボソーム生合成に依存した核小体内の分子挙動や、ヘテロクロマチンタンパク質のヘテロクロマチン領域とは独立したクロマチンとの相互作用のような、これまで測定が困難であった生細胞内の粘弾性挙動ついて新たな定量的知見が得られた...
【生物学】生物学:1分子生物物理学1分子計測(SDM)を含む研究件
❏デジタル検出技術を基盤としたウイルスの新規感染診断法の開発(21H04645)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2024-03-31
【研究代表者】渡邉 力也 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (30540108)
【キーワード】1分子生物物理学 / bioMEMS / 1分子計測 / CRISPR-Cas / デジタルバイオロジー
【概要】昨今、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の世界的な流行に伴い、汎用的なウイルス感染診断法の確立が急務とされている。従来の感染診断では、ウイルス由来のRNAやDNAをPCRなどで増幅し検出する方法と併せて、タンパク質抗原を抗体反応により検出する方法が主流であったが、それらは一般的に、感度・精度・計測時間の何れかにおいて技術的な欠点を内在しており、大量の検体を高効率・高感度・高精度に解析し、感...
❏ATP合成酵素の次世代1分子生物物理(25251016)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野地 博行 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00343111)
【キーワード】1分子生物物理 / ナノバイオ / ATP合成酵素 / 生体エネルギー / マイクロチャンバー (他14件)
【概要】F1-ATPaseの分子機構に関し大きな進展があった。細胞内制御に係わる阻害状態への遷移する機構の解明に加え、加水分解とリン酸解離の角度が異なることを明らかとした。また、ATPのリン酸部部分との相互作用がトルクに直接寄与することを明らかにした。ナノロッドの異方性散乱を用いた超高速1分子計測技術を確立し、F1に加えキネシンの新しい反応中間体を発見することに成功した。また、超微小リアクタを脂質二重膜で...
【生物学】生物学:1分子生理学・生化学1分子計測(SDM)を含む研究件
❏RNA・タンパク質複合体による翻訳調節機構の解明(15H04358)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】1分子計測(SMD) / ナノバイオ / 蛋白質 / 1分子計測(SMD) / 光ピンセット (他10件)
【概要】1.蛍光標識したmiRNA前駆体を細胞内にマイクロインジェクションし、内在性の生合成経路によりRISCに取り込ませた。ゴルジ体を中心にアクチンフィラメント上を動くmiRNAを1分子イメージングできた。 2.Cy5標識アンチセンスプローブを用いてストレス下の細胞内mRNAの局在を超解像イメージングした。ストレス顆粒(SG)内でmRNAは均一に存在するのではなく、直径約100 nmの高密度領域を形成し...
❏磁気ピンセットを用いた1分子操作による回転分子モーターの研究(14704065)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】野地 博行 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (00343111)
【キーワード】1分子生理・生化学 / 分子マニピュレーション / 1分子ナノ計測 / 1分子計測・操作 / 運動・輸送 (他13件)
【概要】本年は、本研究の最終年度であり、いくつかの具体的成果を上げることに成功した。全て、本研究で開発した磁気ピンセットを用いた研究である。まず、ADP阻害状態のF1モーターの回転子を、機械的に押すことによって活性化する現象の解明に成功した。これによって、F1モーターのADPに対する親和性が回転方向に沿って減少することを明らかにすることができた。この性質は、F1のモーターとしての性質を説明するだけでなく、...
【生物学】生物学:1分子操作1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏局所的1分子操作によるF1-ATPaseのトルク発生機構の解明(22247025)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】野地 博行 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00343111)
【キーワード】1 分子操作 / 1 分子計測 / 分子モーター / 1分子操作 / 1分子計測
【概要】1分子操作によってF1-ATPaseの反応速度定数と平衡定数を回転角度の関数として決定する事に成功し、ATPの結合過程において大きな力を発生する事を明らかにした。また、トルク発生部位であるβサブユニットの構造変化を非常に高い時空間分解能で計測する手法を確立し、βの構造変化がパワーストローク型である事を明らかにした。変異体解析で示唆されていた固定子リング内における3つのβサブユニット間の協同性を、高...
❏ナノ流体デバイスによる分子ソーターの開発(20510114)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (20322688)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子操作 / ナノ流体デバイス / 電気インピーダンス測定 (他17件)
【概要】本研究は,幅や高さが数10nmサイズのナノ流路を利用して,生体分子を1分子ずつ検出する1分子センシングデバイスを実現するために必要な要素技術の開発を目的としてスタートした。その結果,ナノ流路内でfAオーダーの感度を持つ電流計測系の構築に成功し,ナノ流路内での超高感度電流測定から,ナノ流路を流れるDNA1分子の検出に成功した。さらに,オンチップ型のfA級電流測定回路の集積化にも成功し,集積化1分子計...
【生物学】生物学:細胞分裂機構1分子計測(SDM)を含む研究件
❏生物運動の制御基盤;化学力学フィードバックループ(22227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】石渡 信一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10130866)
【キーワード】生体分子モーター / 1分子生物学 / 化学力学フィードバック / 筋収縮自励振動 / SPOC (他21件)
【概要】本研究の第一の目標は、輸送・振動・分裂などの生物要素運動に必要な分子モーターや細胞骨格動態などが生み出す力が、要素運動の制御にフィードバックするという化学力学フィードバックループ(CMFループ)の存在を明らかにすることであった。その点、筋収縮自励振動(SPOC)現象における「ミオシンクロスブリッジ(CB)による力発生、筋フィラメントの滑り運動、フィラメント格子間隔の変化、CB形成確率の変化」という...
❏細胞運動システムの階層的機能構築(19207011)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】石渡 信一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10130866)
【キーワード】生体分子モーター / SPOC / 一分子計測 / 細胞分裂機構 / 細胞温度イメージング (他12件)
【概要】本課題は、分子モーターシステムの"酵素機能における力の役割"を1分子レベルから分子集合体、ひいては細胞に至るまでの階層構造に着目して研究することにある。この3年間での主な研究成果をまとめる。1)アクチンフィラメントの上を一分子で歩行運動するMyosin Vに、光ピンセットを用いて様々な方向に外力を加え、それに対するATP存在下での歩行運動の安定性や、ADP存在下での様々な角度に加え...
【生物学】生物学:運動・輸送1分子計測(SDM)を含む研究件
❏生物運動の制御基盤;化学力学フィードバックループ(22227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】石渡 信一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10130866)
【キーワード】生体分子モーター / 1分子生物学 / 化学力学フィードバック / 筋収縮自励振動 / SPOC (他21件)
【概要】本研究の第一の目標は、輸送・振動・分裂などの生物要素運動に必要な分子モーターや細胞骨格動態などが生み出す力が、要素運動の制御にフィードバックするという化学力学フィードバックループ(CMFループ)の存在を明らかにすることであった。その点、筋収縮自励振動(SPOC)現象における「ミオシンクロスブリッジ(CB)による力発生、筋フィラメントの滑り運動、フィラメント格子間隔の変化、CB形成確率の変化」という...
❏磁気ピンセットを用いた1分子操作による回転分子モーターの研究(14704065)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】野地 博行 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (00343111)
【キーワード】1分子生理・生化学 / 分子マニピュレーション / 1分子ナノ計測 / 1分子計測・操作 / 運動・輸送 (他13件)
【概要】本年は、本研究の最終年度であり、いくつかの具体的成果を上げることに成功した。全て、本研究で開発した磁気ピンセットを用いた研究である。まず、ADP阻害状態のF1モーターの回転子を、機械的に押すことによって活性化する現象の解明に成功した。これによって、F1モーターのADPに対する親和性が回転方向に沿って減少することを明らかにすることができた。この性質は、F1のモーターとしての性質を説明するだけでなく、...
【生物学】生物学:SPOC1分子計測(SDM)を含む研究件
❏生物運動の制御基盤;化学力学フィードバックループ(22227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】石渡 信一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10130866)
【キーワード】生体分子モーター / 1分子生物学 / 化学力学フィードバック / 筋収縮自励振動 / SPOC (他21件)
【概要】本研究の第一の目標は、輸送・振動・分裂などの生物要素運動に必要な分子モーターや細胞骨格動態などが生み出す力が、要素運動の制御にフィードバックするという化学力学フィードバックループ(CMFループ)の存在を明らかにすることであった。その点、筋収縮自励振動(SPOC)現象における「ミオシンクロスブリッジ(CB)による力発生、筋フィラメントの滑り運動、フィラメント格子間隔の変化、CB形成確率の変化」という...
❏細胞運動システムの階層的機能構築(19207011)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】石渡 信一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10130866)
【キーワード】生体分子モーター / SPOC / 一分子計測 / 細胞分裂機構 / 細胞温度イメージング (他12件)
【概要】本課題は、分子モーターシステムの"酵素機能における力の役割"を1分子レベルから分子集合体、ひいては細胞に至るまでの階層構造に着目して研究することにある。この3年間での主な研究成果をまとめる。1)アクチンフィラメントの上を一分子で歩行運動するMyosin Vに、光ピンセットを用いて様々な方向に外力を加え、それに対するATP存在下での歩行運動の安定性や、ADP存在下での様々な角度に加え...
【生物学】生物学:磁気ピンセット1分子計測(SDM)を含む研究件
❏RNA・タンパク質複合体による細胞内翻訳制御の分子機構の解明(18H03981)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】1分子計測(SMD) / ナノバイオ / 磁気ピンセット / 新生鎖 / ストレス応答 (他10件)
【概要】翻訳制御に関する研究を行い、以下の成果を得た。(1)蛍光標識したpre-miRNAを培養細胞にインジェクションし、miRNAの動態を蛍光相関分光法と1分子イメージング法で解析した。1分子のmiRNAが細胞骨格に沿って運動する様子が観察された。(2)SecM、mRNA、リボソームからなる翻訳アレスト複合体をカバーガラスと磁気ビーズに結合させ、負荷を加えた。その結果、負荷依存的に翻訳アレストが解除され...
❏磁気ピンセットを用いた1分子操作による回転分子モーターの研究(14704065)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】野地 博行 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (00343111)
【キーワード】1分子生理・生化学 / 分子マニピュレーション / 1分子ナノ計測 / 1分子計測・操作 / 運動・輸送 (他13件)
【概要】本年は、本研究の最終年度であり、いくつかの具体的成果を上げることに成功した。全て、本研究で開発した磁気ピンセットを用いた研究である。まず、ADP阻害状態のF1モーターの回転子を、機械的に押すことによって活性化する現象の解明に成功した。これによって、F1モーターのADPに対する親和性が回転方向に沿って減少することを明らかにすることができた。この性質は、F1のモーターとしての性質を説明するだけでなく、...
【生物学】生物学:キネシン1分子計測(SDM)を含む研究件
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
❏高速3次元一分子イメージングによる細胞質内タンパク質動態の直接観察(26650069)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岡田 康志 国立研究開発法人理化学研究所, 生命システム研究センター, チームリーダー (50272430)
【キーワード】一分子計測 / キネシン / 微小管 / 拡散係数 / シグナル伝達
【概要】本研究では、高速一分子イメージングにより細胞質内を自由拡散するタンパク質一分子の三次元動態計測の実現を目指して、以下の技術開発に取り組んだ。 1) ミリ秒程度の時間分解能を達成するための新規輪帯全反射照明系の開発と、これを利用した高感度高速顕微鏡イメージングシステムの開発。 2) ミリ秒観察に耐える蛍光標識・細胞調製方法の確立。 ...
❏従来型キネシン分子モーターの二足歩行モデルの直接検証(15657037)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】廣瀬 恵子 独立行政法人産業技術総合研究所, ジーンファンクション研究センター, 研究チーム長 (90357872)
【キーワード】キネシン / 微小管 / 分子モーター / 一分子計測 / 酵素反応 (他8件)
【概要】平成15-16年度の研究で、片方の頭部をモーター活性が充分低い(~10%)変異体にしたヘテロダイマーキネシンを作成して、一分子力学測定を行い、このヘテロダイマーが早い8nmステップと遅い8nmステップを交互に繰り返して微小管上を運動することを見い出したことで、世界に先駆けて二足歩行モデルを立証した。この研究の過程で、ヘテロダイマーキネシンの速いステップは、単純な二足歩行モデルでは野生型のステップと...
【生物学】生物学:GTPase1分子計測(SDM)を含む研究件
❏人工脂質平面膜を用いた輸送小胞形成のダイナミクス解析(19687008)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】佐藤 健 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00303602)
【キーワード】小胞輸送 / 輸送小胞 / 小胞体 / 低分子量GTPase / 出芽酵母 (他8件)
【概要】1分子観察用の顕微鏡下に形成させた人工脂質平面膜を用いて、小胞体からの輸送小胞形成反応を再現し、輸送小胞形成過程における蛍光標識した輸送基質タンパク質、および輸送小胞形成因子の挙動を解析した。その結果、低分子量GTPase Sar1によるGTP加水分解とコートタンパク質の働きによって輸送基質タンパク質が効率的に輸送小胞へと集積されていく分子メカニズムが明らかとなった。 ...
❏プロテオリポソームを用いた輸送小胞形成機構の解析(17770119)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】佐藤 健 独立行政法人理化学研究所, 中野生体膜研究室, 研究員 (00303602)
【キーワード】小胞体 / 輸送小胞 / GTPase / プロテオリポソーム / 出芽酵母 (他7件)
【概要】小胞体から形成される輸送小胞は、COPIIコートと呼ばれるタンパク質複合体によって覆われていることからCOPII小胞と呼ばれる。COPIIコートは、小胞体膜上の輸送されるタンパク質が持つ輸送シグナルと特異的に結合し、この複合体が膜上で集合することにより、目的のタンパク質を選択的に取り込んだCOPII小胞が形成されると考えられている。COPIIコートと輸送されるタンパク質が結合するには、低分子量GT...
【生物学】生物学:ダイニン1分子計測(SDM)を含む研究件
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
❏ダイニン分子の運動における複数頭部間の協同性(20370057)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】豊島 陽子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (40158043)
【キーワード】ダイニン / 微小管 / 分子モーター / zincシート / プロセッシビティ (他12件)
【概要】ダイニンは非常に巨大で複雑な双頭構造をもつが、2つの頭をどのように協調させて運動を行っているのかを明らかにすることを目標に、複数頭部間の協同性の実態を調べた。亜鉛の存在下で重合させたチューブリンは、ダイニンの結合領域が1本のプロトフィラメント上にのみ露出するシート状のポリマー構造をつくる。このzincシート上でダイニンの運動を観察したところ、微小管上と同様な速度でプロセッシブに運動することがわかっ...
【生物学】生物学:モータータンパク質1分子計測(SDM)を含む研究件
❏細胞丸ごと高速超解像イメージング(17K19343)
【研究テーマ】分子生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】超解像度 / 金コロイド / ナノメートル精度 / ミオシン / 細胞 (他11件)
【概要】通常の顕微鏡で撮影した画像に対して超解像度を得る方法の開発を行った。骨格筋ミオシンフィラメントに顕微鏡の分解能以内に位置するミオシン2~3分子に金ナノ粒子(40nm)を結合し、高速カメラで金ナノ粒子をイメージングを行った。分解能以内にある複数の金粒子の位置を解析するために、Multi-Emitters Localization 法を用いて、各ミオシン分子の変位に分離することに成功し、アクチンと相互...
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
❏リニアモータータンパク質糖質加水分解酵素の1ナノメートルステップの1分子計測(24370062)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】飯野 亮太 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 教授 (70403003)
【キーワード】分子モーター / 1分子計測 / セルラーゼ / キチナーゼ / 1分子計測・操作 (他6件)
【概要】本研究では、糖質加水分解酵素であるTrCel7Aの1分子蛍光観察と高速AFMによる1分子観察を駆使してTrCel7AによるセルロースIαとセルロースIIIIの加水分解反応のすべての反応素過程の速度パラメーター(結合速度定数、並進運動速度、解離速度定数)を求めて比較した。その結果、セルロースIαとセルロースIIIIで大きな違いはないことが明らかとなった。この結果から、分解性の違いはセルロース結晶面上...
【生物学】基礎生物学:出芽酵母1分子計測(SDM)を含む研究件
❏人工脂質平面膜を用いた輸送小胞形成のダイナミクス解析(19687008)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】佐藤 健 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00303602)
【キーワード】小胞輸送 / 輸送小胞 / 小胞体 / 低分子量GTPase / 出芽酵母 (他8件)
【概要】1分子観察用の顕微鏡下に形成させた人工脂質平面膜を用いて、小胞体からの輸送小胞形成反応を再現し、輸送小胞形成過程における蛍光標識した輸送基質タンパク質、および輸送小胞形成因子の挙動を解析した。その結果、低分子量GTPase Sar1によるGTP加水分解とコートタンパク質の働きによって輸送基質タンパク質が効率的に輸送小胞へと集積されていく分子メカニズムが明らかとなった。 ...
❏プロテオリポソームを用いた輸送小胞形成機構の解析(17770119)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】佐藤 健 独立行政法人理化学研究所, 中野生体膜研究室, 研究員 (00303602)
【キーワード】小胞体 / 輸送小胞 / GTPase / プロテオリポソーム / 出芽酵母 (他7件)
【概要】小胞体から形成される輸送小胞は、COPIIコートと呼ばれるタンパク質複合体によって覆われていることからCOPII小胞と呼ばれる。COPIIコートは、小胞体膜上の輸送されるタンパク質が持つ輸送シグナルと特異的に結合し、この複合体が膜上で集合することにより、目的のタンパク質を選択的に取り込んだCOPII小胞が形成されると考えられている。COPIIコートと輸送されるタンパク質が結合するには、低分子量GT...
【総合理工】ナノ・マイクロ科学:1分子ナノ計測1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ流体デバイスによる分子ソーターの開発(20510114)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (20322688)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子操作 / ナノ流体デバイス / 電気インピーダンス測定 (他17件)
【概要】本研究は,幅や高さが数10nmサイズのナノ流路を利用して,生体分子を1分子ずつ検出する1分子センシングデバイスを実現するために必要な要素技術の開発を目的としてスタートした。その結果,ナノ流路内でfAオーダーの感度を持つ電流計測系の構築に成功し,ナノ流路内での超高感度電流測定から,ナノ流路を流れるDNA1分子の検出に成功した。さらに,オンチップ型のfA級電流測定回路の集積化にも成功し,集積化1分子計...
❏磁気ピンセットを用いた1分子操作による回転分子モーターの研究(14704065)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】野地 博行 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (00343111)
【キーワード】1分子生理・生化学 / 分子マニピュレーション / 1分子ナノ計測 / 1分子計測・操作 / 運動・輸送 (他13件)
【概要】本年は、本研究の最終年度であり、いくつかの具体的成果を上げることに成功した。全て、本研究で開発した磁気ピンセットを用いた研究である。まず、ADP阻害状態のF1モーターの回転子を、機械的に押すことによって活性化する現象の解明に成功した。これによって、F1モーターのADPに対する親和性が回転方向に沿って減少することを明らかにすることができた。この性質は、F1のモーターとしての性質を説明するだけでなく、...
【総合理工】ナノ・マイクロ科学:1分子科学1分子計測(SDM)を含む研究件
❏共役系高分子一本鎖のコンフォメーション制御による光電子物性の能動的制御(26287097)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】VACHA Martin 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (50361746)
【キーワード】1分子科学 / 共役系高分子 / conjugated polymers / photophysics / single-molecule studies (他7件)
【概要】高分子のナノ科学において、共役系高分子鎖のコンフォメーションと光学的、電気的物性との相関は応用化に向けて重要な課題である。本研究では、共役系高分子一本鎖のコンフォメーションを能動的かつ精密に制御し、分光特性及び光電的機能を明らかにすることを目的にする。コンフォメーションの制御手法として、化学的な構造によるトポロジー、相分離ブロック共重合体が形成する一次元ナノシリンダー構造、またはマトリックスの極性...
❏ナノ流体デバイスによる分子ソーターの開発(20510114)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (20322688)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子操作 / ナノ流体デバイス / 電気インピーダンス測定 (他17件)
【概要】本研究は,幅や高さが数10nmサイズのナノ流路を利用して,生体分子を1分子ずつ検出する1分子センシングデバイスを実現するために必要な要素技術の開発を目的としてスタートした。その結果,ナノ流路内でfAオーダーの感度を持つ電流計測系の構築に成功し,ナノ流路内での超高感度電流測定から,ナノ流路を流れるDNA1分子の検出に成功した。さらに,オンチップ型のfA級電流測定回路の集積化にも成功し,集積化1分子計...
❏磁気ピンセットを用いた1分子操作による回転分子モーターの研究(14704065)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】野地 博行 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (00343111)
【キーワード】1分子生理・生化学 / 分子マニピュレーション / 1分子ナノ計測 / 1分子計測・操作 / 運動・輸送 (他13件)
【概要】本年は、本研究の最終年度であり、いくつかの具体的成果を上げることに成功した。全て、本研究で開発した磁気ピンセットを用いた研究である。まず、ADP阻害状態のF1モーターの回転子を、機械的に押すことによって活性化する現象の解明に成功した。これによって、F1モーターのADPに対する親和性が回転方向に沿って減少することを明らかにすることができた。この性質は、F1のモーターとしての性質を説明するだけでなく、...
【総合理工】応用物理学:プローブ顕微鏡1分子計測(SDM)を含む研究件
❏生体分子の分子認識プロセスの時空間的スケールギャップ問題の解決のための基礎研究(19H02565)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】林 智広 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30401574)
【キーワード】1分子計測 / 表面科学 / ナノバイオテクノロジー / 生体分子 / ナノバイオサイエンス (他8件)
【概要】当該年度においては、原子間力顕微鏡(atomic force microscopy: AFM)と高速オシロスコープの複合装置を構築し、ストレプトアビジン-ビオチン間に働く、相互作用を高時間分解能で、解析した。2019年にRSC Advancesに発表した観察結果をさらに上回る時間分解能での解析に成功し、さらにはその相互作用力を2次元でマッピングすることで、バイオセンサー上の受容体(抗体)分子のター...
❏プローブ顕微鏡下の1分子技術による分子間相互作用のイメージング(10480185)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】徳永 万喜洋 国立遺伝学研究所, 構造遺伝学研究センター, 助教授 (00192659)
【キーワード】1分子技術 / 1分子計測 / 1分子イメージング / 1分子捕捉 / 生体分子モニター (他12件)
【概要】生体分子の分子構造解明を目的として、生体分子1個を活性を保持したまま捕まえ操作する新しい技術を開発した。水溶液中で分子1個を蛍光顕微鏡により直接観察するために、対物レンズ型全反射照明による蛍光1分子イメージング法を開発した。タンパク質を活性を保持したまま表面に固定するため、アビジン・ビオチン系を使う方法を確率した。化学修飾できる先鋭な探針先端として、先端の曲率半径が約17nmのZnOウィスカーを用...
【総合理工】応用物理学:表面科学1分子計測(SDM)を含む研究件
❏生体分子の分子認識プロセスの時空間的スケールギャップ問題の解決のための基礎研究(19H02565)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】林 智広 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30401574)
【キーワード】1分子計測 / 表面科学 / ナノバイオテクノロジー / 生体分子 / ナノバイオサイエンス (他8件)
【概要】当該年度においては、原子間力顕微鏡(atomic force microscopy: AFM)と高速オシロスコープの複合装置を構築し、ストレプトアビジン-ビオチン間に働く、相互作用を高時間分解能で、解析した。2019年にRSC Advancesに発表した観察結果をさらに上回る時間分解能での解析に成功し、さらにはその相互作用力を2次元でマッピングすることで、バイオセンサー上の受容体(抗体)分子のター...
❏ナノ流体内光電気効果の解明と、複数一分子操作への応用(26886004)
【研究テーマ】ナノマイクロシステム
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】太田 禎生 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 客員研究員 (70731214)
【キーワード】ナノ流体 / 光電気工学 / ナノ・マイクロ工学 / 微粒子操作 / マイクロ・ナノデバイス (他9件)
【概要】本研究は、ナノ流体デバイス技術に、柔軟に可変な光パターニング技術を融合させ、ナノ空間内の光電気効果による空間選択的静電場を生成し、水中の生体一分子の非接触操作技術を開発しようとしている。電気二重層の厚みより小さな数百nm以下の流路高さと粒子が自由に動き回れる50~200umの流路幅を持つナノ流体デバイス作製法を開発した。さらに、自在な光パターンを対象に照射できる光電気工学系を実現し、実際に微粒子が...
❏シリカナノフルイディックチャネルを用いたバイオセンサーの研究(18760139)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】大宮司 啓文 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (10302754)
【キーワード】流体力学 / 電場駆動流 / 電気二重層 / ナノ流体力学 / 物質移動 (他9件)
【概要】昨年度までにナノフルイディックダイオード、ナノフルイディックトランジスタの基本的な特性について理論的、実験的に確認したが、本年度はこれらを組み合わせたナノフルイディック集積回路を設計し、一度に多くの生体分子の分離、検出ができるバイオセンサーに応用することに取り組んだ。はじめにナノフルイディック集積回路の実現に向けて理論計算を行った。数十ナノメートルの流路幅をもつシリカナノチャネルのT字型分岐部にお...
【総合理工】環境化学:共役系高分子1分子計測(SDM)を含む研究件
❏共役系高分子一本鎖のコンフォメーション制御による光電子物性の能動的制御(26287097)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】VACHA Martin 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (50361746)
【キーワード】1分子科学 / 共役系高分子 / conjugated polymers / photophysics / single-molecule studies (他7件)
【概要】高分子のナノ科学において、共役系高分子鎖のコンフォメーションと光学的、電気的物性との相関は応用化に向けて重要な課題である。本研究では、共役系高分子一本鎖のコンフォメーションを能動的かつ精密に制御し、分光特性及び光電的機能を明らかにすることを目的にする。コンフォメーションの制御手法として、化学的な構造によるトポロジー、相分離ブロック共重合体が形成する一次元ナノシリンダー構造、またはマトリックスの極性...
❏単一鎖共役系高分子の配座とその光学特性の相関に関する研究(20340109)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】バッハ マーティン (VACHA Martin / VACHA MartIn) 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (50361746)
【キーワード】高分子 / 液晶 / 1分子計測 / 共役系高分子 / 高子の配座 (他7件)
【概要】共役系高分子およびその関連の系におけるコンフォメーションと光学特性、光物理的特性の関係を1分子のレベルで研究した。共役系高分子では、コンフォメーションと励起子の局在及び励起子の分離の相関を明確にし、高分子鎖上の発光ドメーンの存在とその大きさを確認し、そしてコンフォメーションの動的特性とその関連の光物理的特性を明らかにした。一方、非共役系高分子では、高分子鎖のトポロジーが拡散特性の要因になっているこ...
❏共役系高分子の配座とそのダイナミックス:単一分子レベルでの研究(18340123)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】VACHA Martin 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (50361746)
【キーワード】1分子計測 / 共役系高分子 / 高分子の配座
【概要】本研究の目的は次のようにあった。1:共役ポリマー単一分子の配座を特定するための光学顕微鏡法の開発、2:その顕微鏡法を用いて共役ポリマー単一分子の配座の研究。 研究の前年度は、発光性共役系高分子の配座を直接測定できる新しい蛍光顕微鏡法を開発した。高分子の配座が1分子の吸収楕円体から決定できるという仮定の上、吸収楕円体を測定するための装置、2光路蛍光偏光顕微鏡を作成した。装置は主に遠視野倒立方顕微鏡と...
【工学】機械工学:生体分子モーター1分子計測(SDM)を含む研究件
❏生物運動の制御基盤;化学力学フィードバックループ(22227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】石渡 信一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10130866)
【キーワード】生体分子モーター / 1分子生物学 / 化学力学フィードバック / 筋収縮自励振動 / SPOC (他21件)
【概要】本研究の第一の目標は、輸送・振動・分裂などの生物要素運動に必要な分子モーターや細胞骨格動態などが生み出す力が、要素運動の制御にフィードバックするという化学力学フィードバックループ(CMFループ)の存在を明らかにすることであった。その点、筋収縮自励振動(SPOC)現象における「ミオシンクロスブリッジ(CB)による力発生、筋フィラメントの滑り運動、フィラメント格子間隔の変化、CB形成確率の変化」という...
❏細胞運動システムの階層的機能構築(19207011)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】石渡 信一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10130866)
【キーワード】生体分子モーター / SPOC / 一分子計測 / 細胞分裂機構 / 細胞温度イメージング (他12件)
【概要】本課題は、分子モーターシステムの"酵素機能における力の役割"を1分子レベルから分子集合体、ひいては細胞に至るまでの階層構造に着目して研究することにある。この3年間での主な研究成果をまとめる。1)アクチンフィラメントの上を一分子で歩行運動するMyosin Vに、光ピンセットを用いて様々な方向に外力を加え、それに対するATP存在下での歩行運動の安定性や、ADP存在下での様々な角度に加え...
❏プローブ顕微鏡下の1分子技術による分子間相互作用のイメージング(10480185)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】徳永 万喜洋 国立遺伝学研究所, 構造遺伝学研究センター, 助教授 (00192659)
【キーワード】1分子技術 / 1分子計測 / 1分子イメージング / 1分子捕捉 / 生体分子モニター (他12件)
【概要】生体分子の分子構造解明を目的として、生体分子1個を活性を保持したまま捕まえ操作する新しい技術を開発した。水溶液中で分子1個を蛍光顕微鏡により直接観察するために、対物レンズ型全反射照明による蛍光1分子イメージング法を開発した。タンパク質を活性を保持したまま表面に固定するため、アビジン・ビオチン系を使う方法を確率した。化学修飾できる先鋭な探針先端として、先端の曲率半径が約17nmのZnOウィスカーを用...
【工学】プロセス・化学工学:速度1分子計測(SDM)を含む研究件
❏DNA高次構造転移の1分子実時間観測(17H03088)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 高次構造 / 1分子検出 / 構造転移 / 速度 (他11件)
【概要】研究代表者がこれまで進めてきた、蛍光点滅現象(blinking)の理解・制御・活用に基づいた1分子レベル分析・診断法(Kinetic Analysis based on the Control of the fluorescence Blinking: KACB法)を発展させ、DNA高次構造転移の1分子観測法を確立した。酸化・還元反応によるblinkingの制御により、DNAのヘアピン、二本鎖、B...
❏DNA超らせんダイナミクスの1分子レベル解析(15K12755)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / supercoil / fluorescence / blinking / 1分子測定 (他13件)
【概要】生体内においてDNAは、2重らせんをほどくように(2本の鎖の巻きつき回数を減らすように)ねじられた状態で存在していて、このようなねじれは負の超らせん(negative super coil)と呼ばれます。本研究では、負の超らせんによりDNAがほどけた際に生じると考えられている、DNA3重鎖構造を1分子レベルで検出する方法を開発しました。光をあてると光る蛍光分子と呼ばれる分子が、蛍のように点滅する現...
【工学】電気電子工学:NEMS1分子計測(SDM)を含む研究件
❏電気インピーダンス測定によるナノ界面空間の静的・動的構造の解明(25289096)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】Microfluidics / Lab-on-a-chip / MEMS / NEMS / Bionanotechnology (他28件)
【概要】電気インピーダンス計測によりナノ流路内のイオン分布と輸送現象を評価した。その結果,流れがある場合,流れが無い状態に対して電気二重層の厚さが薄くなるという結果を得ることが出来た。さらに,電気二重層がオーバーラップする程に細いナノ流路内では,表面電荷を打ち消すカウンターイオンでナノ流路内が占められていると考えられ,Grahameの式で見積もった表面電荷量をDebye-Huckel-Onsager式にフ...
❏ナノ流体デバイスによる分子ソーターの開発(20510114)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (20322688)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子操作 / ナノ流体デバイス / 電気インピーダンス測定 (他17件)
【概要】本研究は,幅や高さが数10nmサイズのナノ流路を利用して,生体分子を1分子ずつ検出する1分子センシングデバイスを実現するために必要な要素技術の開発を目的としてスタートした。その結果,ナノ流路内でfAオーダーの感度を持つ電流計測系の構築に成功し,ナノ流路内での超高感度電流測定から,ナノ流路を流れるDNA1分子の検出に成功した。さらに,オンチップ型のfA級電流測定回路の集積化にも成功し,集積化1分子計...
【工学】電気電子工学:電気インピーダンス計測1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏電気インピーダンス測定によるナノ界面空間の静的・動的構造の解明(25289096)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】Microfluidics / Lab-on-a-chip / MEMS / NEMS / Bionanotechnology (他28件)
【概要】電気インピーダンス計測によりナノ流路内のイオン分布と輸送現象を評価した。その結果,流れがある場合,流れが無い状態に対して電気二重層の厚さが薄くなるという結果を得ることが出来た。さらに,電気二重層がオーバーラップする程に細いナノ流路内では,表面電荷を打ち消すカウンターイオンでナノ流路内が占められていると考えられ,Grahameの式で見積もった表面電荷量をDebye-Huckel-Onsager式にフ...
【工学】電気電子工学:ナノデバイス1分子計測(SDM)を含む研究件
❏シリコンナノポアを用いた光学検出による一分子DNAの塩基配列情報解読(26600055)
【研究テーマ】ナノバイオサイエンス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】斎木 敏治 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70261196)
【キーワード】ナノポアセンシング / DNA / 蛍光計測 / プラズモン / 1分子計測 (他11件)
【概要】ナノポアシーケンサにおいて高精度な塩基識別実現に向けた課題は、通過速度の低速化と安定化である。そのためには、ナノポア通過直前・直後のDNAの形態やそれに依存したドリフト運動と拡散運動の競合等を明らかにする必要がある。本研究では、ナノポア通過中、ならびに通過後のDNAコイル形成と空間的移動の観測に必要な100nm、0.1msの空間・時間分解能を有する光学的観察手法の開発、動作実証をおこない、さらにナ...
❏電気インピーダンス測定によるナノ界面空間の静的・動的構造の解明(25289096)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】Microfluidics / Lab-on-a-chip / MEMS / NEMS / Bionanotechnology (他28件)
【概要】電気インピーダンス計測によりナノ流路内のイオン分布と輸送現象を評価した。その結果,流れがある場合,流れが無い状態に対して電気二重層の厚さが薄くなるという結果を得ることが出来た。さらに,電気二重層がオーバーラップする程に細いナノ流路内では,表面電荷を打ち消すカウンターイオンでナノ流路内が占められていると考えられ,Grahameの式で見積もった表面電荷量をDebye-Huckel-Onsager式にフ...
【工学】電気電子工学:電気計測1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏電気インピーダンス測定によるナノ界面空間の静的・動的構造の解明(25289096)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】Microfluidics / Lab-on-a-chip / MEMS / NEMS / Bionanotechnology (他28件)
【概要】電気インピーダンス計測によりナノ流路内のイオン分布と輸送現象を評価した。その結果,流れがある場合,流れが無い状態に対して電気二重層の厚さが薄くなるという結果を得ることが出来た。さらに,電気二重層がオーバーラップする程に細いナノ流路内では,表面電荷を打ち消すカウンターイオンでナノ流路内が占められていると考えられ,Grahameの式で見積もった表面電荷量をDebye-Huckel-Onsager式にフ...
【工学】電気電子工学:ナノフルイディクス1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏電気インピーダンス測定によるナノ界面空間の静的・動的構造の解明(25289096)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】Microfluidics / Lab-on-a-chip / MEMS / NEMS / Bionanotechnology (他28件)
【概要】電気インピーダンス計測によりナノ流路内のイオン分布と輸送現象を評価した。その結果,流れがある場合,流れが無い状態に対して電気二重層の厚さが薄くなるという結果を得ることが出来た。さらに,電気二重層がオーバーラップする程に細いナノ流路内では,表面電荷を打ち消すカウンターイオンでナノ流路内が占められていると考えられ,Grahameの式で見積もった表面電荷量をDebye-Huckel-Onsager式にフ...
【工学】電気電子工学:ナノボア1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏ナノ粒子・生体分子のアクティブナノポア通過制御(16K13645)
【研究テーマ】ナノバイオサイエンス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】斎木 敏治 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (70261196)
【キーワード】バイオセンシング / ナノポア / 相変化材料 / DNA / 金ナノ粒子 (他9件)
【概要】ナノポア技術への期待はシーケンサ応用にとどまらず、分子・粒子識別、タンパク分子解析や細胞観察・遺伝子導入などに広がりつつある。本研究では、固体ナノポアに対してアクティブな制御機能を具備させることを目的とした。ナノポアを相変化材料で被覆し、結晶相・アモルファス相間の大きな光学的コントラストを利用することによって、ナノポア近傍に生じる対流、熱泳動を制御し、DNAやナノ粒子のナノポア通過過程のスイッチン...
【工学】電気電子工学:電気二重層1分子計測(SDM)を含む研究件
❏電気インピーダンス測定によるナノ界面空間の静的・動的構造の解明(25289096)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】Microfluidics / Lab-on-a-chip / MEMS / NEMS / Bionanotechnology (他28件)
【概要】電気インピーダンス計測によりナノ流路内のイオン分布と輸送現象を評価した。その結果,流れがある場合,流れが無い状態に対して電気二重層の厚さが薄くなるという結果を得ることが出来た。さらに,電気二重層がオーバーラップする程に細いナノ流路内では,表面電荷を打ち消すカウンターイオンでナノ流路内が占められていると考えられ,Grahameの式で見積もった表面電荷量をDebye-Huckel-Onsager式にフ...
❏シリカナノフルイディックチャネルを用いたバイオセンサーの研究(18760139)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】大宮司 啓文 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (10302754)
【キーワード】流体力学 / 電場駆動流 / 電気二重層 / ナノ流体力学 / 物質移動 (他9件)
【概要】昨年度までにナノフルイディックダイオード、ナノフルイディックトランジスタの基本的な特性について理論的、実験的に確認したが、本年度はこれらを組み合わせたナノフルイディック集積回路を設計し、一度に多くの生体分子の分離、検出ができるバイオセンサーに応用することに取り組んだ。はじめにナノフルイディック集積回路の実現に向けて理論計算を行った。数十ナノメートルの流路幅をもつシリカナノチャネルのT字型分岐部にお...
【工学】電気電子工学:ナノ流体システム1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏電気インピーダンス測定によるナノ界面空間の静的・動的構造の解明(25289096)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】Microfluidics / Lab-on-a-chip / MEMS / NEMS / Bionanotechnology (他28件)
【概要】電気インピーダンス計測によりナノ流路内のイオン分布と輸送現象を評価した。その結果,流れがある場合,流れが無い状態に対して電気二重層の厚さが薄くなるという結果を得ることが出来た。さらに,電気二重層がオーバーラップする程に細いナノ流路内では,表面電荷を打ち消すカウンターイオンでナノ流路内が占められていると考えられ,Grahameの式で見積もった表面電荷量をDebye-Huckel-Onsager式にフ...
【工学】電気電子工学:ナノ流体デバイス1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏ナノ流体デバイスによる分子ソーターの開発(20510114)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (20322688)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子操作 / ナノ流体デバイス / 電気インピーダンス測定 (他17件)
【概要】本研究は,幅や高さが数10nmサイズのナノ流路を利用して,生体分子を1分子ずつ検出する1分子センシングデバイスを実現するために必要な要素技術の開発を目的としてスタートした。その結果,ナノ流路内でfAオーダーの感度を持つ電流計測系の構築に成功し,ナノ流路内での超高感度電流測定から,ナノ流路を流れるDNA1分子の検出に成功した。さらに,オンチップ型のfA級電流測定回路の集積化にも成功し,集積化1分子計...
【工学】電気電子工学:バイオナノテクノロジー1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏電気インピーダンス測定によるナノ界面空間の静的・動的構造の解明(25289096)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】Microfluidics / Lab-on-a-chip / MEMS / NEMS / Bionanotechnology (他28件)
【概要】電気インピーダンス計測によりナノ流路内のイオン分布と輸送現象を評価した。その結果,流れがある場合,流れが無い状態に対して電気二重層の厚さが薄くなるという結果を得ることが出来た。さらに,電気二重層がオーバーラップする程に細いナノ流路内では,表面電荷を打ち消すカウンターイオンでナノ流路内が占められていると考えられ,Grahameの式で見積もった表面電荷量をDebye-Huckel-Onsager式にフ...
【工学】電気電子工学:単一分子1分子計測(SDM)を含む研究件
❏電気インピーダンス測定によるナノ界面空間の静的・動的構造の解明(25289096)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】Microfluidics / Lab-on-a-chip / MEMS / NEMS / Bionanotechnology (他28件)
【概要】電気インピーダンス計測によりナノ流路内のイオン分布と輸送現象を評価した。その結果,流れがある場合,流れが無い状態に対して電気二重層の厚さが薄くなるという結果を得ることが出来た。さらに,電気二重層がオーバーラップする程に細いナノ流路内では,表面電荷を打ち消すカウンターイオンでナノ流路内が占められていると考えられ,Grahameの式で見積もった表面電荷量をDebye-Huckel-Onsager式にフ...
❏単一タンパク質の振動分光(19685001)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】分光 / 低温 / タンパク質 / 単一分子分光 / 赤外 (他15件)
【概要】本研究では、これまで誰も成功していなかったタンパク質の中赤外吸収スペクトルの1分子観測に成功した。これまで、中赤外吸収を測定するには、感度が良いとされる顕微赤外分光装置でも、100万個のタンパク質が必要であり、1分子の観測例は無かった。そこで、我々は従来法を改良するのではなく、以下に示す全く新しい光学課程を用いて、これを1分子観測を実現した。数ケルビンでも、タンパク質を結合させた色素の蛍光測定し続...
【工学】電気電子工学:分光1分子計測(SDM)を含む研究件
❏インフルエンザウィルスのプロトンチャネルの高次構造の一分子観測(23685002)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】タンパク質 / 1分子観察 / 低温 / 分光 / 構造 (他14件)
【概要】温度1.5 Kに冷却した生体分子の三次元イメージングをするための1分子蛍光顕微鏡を開発した。この顕微鏡の特性をQdotにより評価した。まず、この顕微鏡は635, 532, 405 nmのどの波長でも色収差なく使用することが可能であった。さらに、その焦点付近の光分布(点像分布関数)は理論値の1.2倍以下であった。これを用いて、2個の分子の位置決定精度(解像度)を見積もったところ、焦平面方向が3 nm...
❏単一タンパク質の振動分光(19685001)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】分光 / 低温 / タンパク質 / 単一分子分光 / 赤外 (他15件)
【概要】本研究では、これまで誰も成功していなかったタンパク質の中赤外吸収スペクトルの1分子観測に成功した。これまで、中赤外吸収を測定するには、感度が良いとされる顕微赤外分光装置でも、100万個のタンパク質が必要であり、1分子の観測例は無かった。そこで、我々は従来法を改良するのではなく、以下に示す全く新しい光学課程を用いて、これを1分子観測を実現した。数ケルビンでも、タンパク質を結合させた色素の蛍光測定し続...
【工学】土木工学:バイオセンシング1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏ナノ粒子・生体分子のアクティブナノポア通過制御(16K13645)
【研究テーマ】ナノバイオサイエンス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】斎木 敏治 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (70261196)
【キーワード】バイオセンシング / ナノポア / 相変化材料 / DNA / 金ナノ粒子 (他9件)
【概要】ナノポア技術への期待はシーケンサ応用にとどまらず、分子・粒子識別、タンパク分子解析や細胞観察・遺伝子導入などに広がりつつある。本研究では、固体ナノポアに対してアクティブな制御機能を具備させることを目的とした。ナノポアを相変化材料で被覆し、結晶相・アモルファス相間の大きな光学的コントラストを利用することによって、ナノポア近傍に生じる対流、熱泳動を制御し、DNAやナノ粒子のナノポア通過過程のスイッチン...
❏シリコンナノポアを用いた光学検出による一分子DNAの塩基配列情報解読(26600055)
【研究テーマ】ナノバイオサイエンス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】斎木 敏治 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70261196)
【キーワード】ナノポアセンシング / DNA / 蛍光計測 / プラズモン / 1分子計測 (他11件)
【概要】ナノポアシーケンサにおいて高精度な塩基識別実現に向けた課題は、通過速度の低速化と安定化である。そのためには、ナノポア通過直前・直後のDNAの形態やそれに依存したドリフト運動と拡散運動の競合等を明らかにする必要がある。本研究では、ナノポア通過中、ならびに通過後のDNAコイル形成と空間的移動の観測に必要な100nm、0.1msの空間・時間分解能を有する光学的観察手法の開発、動作実証をおこない、さらにナ...
【工学】総合工学:マイクロ化学システム1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏ナノ流体デバイスによる分子ソーターの開発(20510114)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (20322688)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子操作 / ナノ流体デバイス / 電気インピーダンス測定 (他17件)
【概要】本研究は,幅や高さが数10nmサイズのナノ流路を利用して,生体分子を1分子ずつ検出する1分子センシングデバイスを実現するために必要な要素技術の開発を目的としてスタートした。その結果,ナノ流路内でfAオーダーの感度を持つ電流計測系の構築に成功し,ナノ流路内での超高感度電流測定から,ナノ流路を流れるDNA1分子の検出に成功した。さらに,オンチップ型のfA級電流測定回路の集積化にも成功し,集積化1分子計...
【工学】総合工学:超解像1分子計測(SDM)を含む研究件
❏新規超解像法を用いて心筋ミオシン集合体内の個々の分子振動運動をとらえる(18H02408)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】茅 元司 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (00422098)
【キーワード】心筋ミオシン / 心臓収縮 / 超解像イメージング / ミオシン / 超解像 (他7件)
【概要】一般に,2つの分子の距離が200nm以下になると,顕微鏡の空間分解能の限界により各分子の位置を検出することはできない.そこで開発されたのが,超解像イメージング法である.従来の方法は時間分解能が低かったが,本研究ではタンパク質の揺らぎが十分に見えてくるマイクロ秒の分解能で超解像イメージングすることに挑戦した.その結果,150nmの距離にあるミオシン2分子がアクチンと相互作用している様子を50マイクロ...
❏細胞丸ごと高速超解像イメージング(17K19343)
【研究テーマ】分子生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】超解像度 / 金コロイド / ナノメートル精度 / ミオシン / 細胞 (他11件)
【概要】通常の顕微鏡で撮影した画像に対して超解像度を得る方法の開発を行った。骨格筋ミオシンフィラメントに顕微鏡の分解能以内に位置するミオシン2~3分子に金ナノ粒子(40nm)を結合し、高速カメラで金ナノ粒子をイメージングを行った。分解能以内にある複数の金粒子の位置を解析するために、Multi-Emitters Localization 法を用いて、各ミオシン分子の変位に分離することに成功し、アクチンと相互...
【工学】総合工学:走査プローブ顕微鏡1分子計測(SDM)を含む研究件
❏熱応答性分子探針STMに基づく単一分子スケールにおける温度計測法の開発(26620122)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】西野 智昭 東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (80372415)
【キーワード】界面・微粒子分析 / 分析科学 / 1分子計測(SMD) / 走査プローブ顕微鏡 / 原子・分子物理 (他6件)
【概要】ナノ科学・テクノロジーへの期待と共に微細加工技術のめざましい進展によって,近年極めて微小な電子デバイスの創製を目的とした研究開発が盛んになされている.その性能評価のために熱特性を評価することは不可欠であるが,計測手法が確立していない.これを解決するため,本研究では,単一分子スケールにおける温度測定手法を開発することを目的とした.具体的には,熱応答性ポリマーを走査型トンネル顕微鏡の探針に修飾し機能化...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
【工学】総合工学:MEMS1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏電気インピーダンス測定によるナノ界面空間の静的・動的構造の解明(25289096)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】Microfluidics / Lab-on-a-chip / MEMS / NEMS / Bionanotechnology (他28件)
【概要】電気インピーダンス計測によりナノ流路内のイオン分布と輸送現象を評価した。その結果,流れがある場合,流れが無い状態に対して電気二重層の厚さが薄くなるという結果を得ることが出来た。さらに,電気二重層がオーバーラップする程に細いナノ流路内では,表面電荷を打ち消すカウンターイオンでナノ流路内が占められていると考えられ,Grahameの式で見積もった表面電荷量をDebye-Huckel-Onsager式にフ...
❏ナノ流体デバイスによる分子ソーターの開発(20510114)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (20322688)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子操作 / ナノ流体デバイス / 電気インピーダンス測定 (他17件)
【概要】本研究は,幅や高さが数10nmサイズのナノ流路を利用して,生体分子を1分子ずつ検出する1分子センシングデバイスを実現するために必要な要素技術の開発を目的としてスタートした。その結果,ナノ流路内でfAオーダーの感度を持つ電流計測系の構築に成功し,ナノ流路内での超高感度電流測定から,ナノ流路を流れるDNA1分子の検出に成功した。さらに,オンチップ型のfA級電流測定回路の集積化にも成功し,集積化1分子計...
【工学】総合工学:流体工学1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ粒子・生体分子のアクティブナノポア通過制御(16K13645)
【研究テーマ】ナノバイオサイエンス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】斎木 敏治 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (70261196)
【キーワード】バイオセンシング / ナノポア / 相変化材料 / DNA / 金ナノ粒子 (他9件)
【概要】ナノポア技術への期待はシーケンサ応用にとどまらず、分子・粒子識別、タンパク分子解析や細胞観察・遺伝子導入などに広がりつつある。本研究では、固体ナノポアに対してアクティブな制御機能を具備させることを目的とした。ナノポアを相変化材料で被覆し、結晶相・アモルファス相間の大きな光学的コントラストを利用することによって、ナノポア近傍に生じる対流、熱泳動を制御し、DNAやナノ粒子のナノポア通過過程のスイッチン...
❏ナノ流体内光電気効果の解明と、複数一分子操作への応用(26886004)
【研究テーマ】ナノマイクロシステム
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】太田 禎生 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 客員研究員 (70731214)
【キーワード】ナノ流体 / 光電気工学 / ナノ・マイクロ工学 / 微粒子操作 / マイクロ・ナノデバイス (他9件)
【概要】本研究は、ナノ流体デバイス技術に、柔軟に可変な光パターニング技術を融合させ、ナノ空間内の光電気効果による空間選択的静電場を生成し、水中の生体一分子の非接触操作技術を開発しようとしている。電気二重層の厚みより小さな数百nm以下の流路高さと粒子が自由に動き回れる50~200umの流路幅を持つナノ流体デバイス作製法を開発した。さらに、自在な光パターンを対象に照射できる光電気工学系を実現し、実際に微粒子が...
【工学】総合工学:ダイナミクス1分子計測(SDM)を含む研究件
❏RNAダイナミクスの学理構築とRNA標的薬剤アッセイ系の構築(21H02059)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】1分子計測 / RNA / 1分子計測 / ダイナミクス / 過渡構造
【概要】2021年度は、RNA構造転移の測定法の1つとして、三重項-三重項エネルギー移動を利用した、RNA構造転移の測定法の開発に取り組んだ。一重項-一重項エネルギー移動であるFRETでは、一般にエネルギードナー、アクセプター間の距離が50Å程度以上変化する大きな構造転移の観測に優れている。これに対し、三重項-三重項エネルギー移動では、ドナー、アクセプター間の衝突が必要であるため、ドナー、アクセプターが衝...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
【工学】総合工学:マイクロ・ナノデバイス1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ナノ空間中の電気インピーダンス測定によるウイルスセンシング法の創成(17H03246)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】ウイルスセンサー / バクテリアセンサー / 感染予防 / 電気インピーダンス計測 / バイオセンサー (他35件)
【概要】感染症の早期発見に基づく安全・安寧な社会の実現をめざし,高電界非線形電気インピーダンス法を利用したウイルスの電気的測定法の創成を目的として,ナノポア型とナノ流路型のウイルスセンサーの開発を行った。その結果,定量性には課題が残るものの,インピーダンス測定データをウイルスの電気的等価回路モデルを元に解析することによって,ウイルス種の同定が可能となることを示唆する結果が得られた。 ...
❏超ハイスループット一分子計測にむけたデジタルナノ流体及び高速計測技術開発(16H05971)
【研究テーマ】ナノマイクロシステム
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 禎生 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (70731214)
【キーワード】デジタルマイクロフルイディクス / マイクロ液滴技術 / ラチェット / マイクロ流体技術 / 分子・細胞解析技術 (他13件)
【概要】高感度・並列集積化バイオアッセイの実現に向け、まずデジタルマイクロ流体技術とマイクロチャンバーアレイを融合したデバイス構造を設計・作製し、機能を検証し、さらに溶液の入れ替えを行うことにより繰り返しデジタル計数法を検証した。また流路壁形状を非対称にすることにより、新規ラチェット機構による液滴の整流機構を実現した。さらに電極形状を工夫することにより、流路壁の表面や形状のばらつきに伴う影響を無くし、より...
❏ナノ流体内光電気効果の解明と、複数一分子操作への応用(26886004)
【研究テーマ】ナノマイクロシステム
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】太田 禎生 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 客員研究員 (70731214)
【キーワード】ナノ流体 / 光電気工学 / ナノ・マイクロ工学 / 微粒子操作 / マイクロ・ナノデバイス (他9件)
【概要】本研究は、ナノ流体デバイス技術に、柔軟に可変な光パターニング技術を融合させ、ナノ空間内の光電気効果による空間選択的静電場を生成し、水中の生体一分子の非接触操作技術を開発しようとしている。電気二重層の厚みより小さな数百nm以下の流路高さと粒子が自由に動き回れる50~200umの流路幅を持つナノ流体デバイス作製法を開発した。さらに、自在な光パターンを対象に照射できる光電気工学系を実現し、実際に微粒子が...
【工学】総合工学:ナノ計測1分子計測(SDM)を含む研究件
❏RNA・タンパク質複合体による翻訳調節機構の解明(15H04358)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】1分子計測(SMD) / ナノバイオ / 蛋白質 / 1分子計測(SMD) / 光ピンセット (他10件)
【概要】1.蛍光標識したmiRNA前駆体を細胞内にマイクロインジェクションし、内在性の生合成経路によりRISCに取り込ませた。ゴルジ体を中心にアクチンフィラメント上を動くmiRNAを1分子イメージングできた。 2.Cy5標識アンチセンスプローブを用いてストレス下の細胞内mRNAの局在を超解像イメージングした。ストレス顆粒(SG)内でmRNAは均一に存在するのではなく、直径約100 nmの高密度領域を形成し...
❏コンパクトX線1分子計測装置の実現と複合計測法開発(22241032)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】佐々木 裕次 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30344401)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子計測 / 放射光 / ナノバイオ (他9件)
【概要】2000年に大型放射光施設を用いたX線1分子追跡法(DiffractedX-rayTracking:DXT)を提案し、それ以来、ポリマーやDNA分子、抗原抗体反応、そして機能性膜タンパク質と分子内運動をマイクロ秒からミリ秒レベルで、かつピコメートルという超高精度で高速1分子計測してきた。この高精度1分子追跡法を実験室レベルで計測可能とする装置開発を行い汎用的手法として確立させることが本研究の目的で...
❏ナノ流体デバイスによる分子ソーターの開発(20510114)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (20322688)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子操作 / ナノ流体デバイス / 電気インピーダンス測定 (他17件)
【概要】本研究は,幅や高さが数10nmサイズのナノ流路を利用して,生体分子を1分子ずつ検出する1分子センシングデバイスを実現するために必要な要素技術の開発を目的としてスタートした。その結果,ナノ流路内でfAオーダーの感度を持つ電流計測系の構築に成功し,ナノ流路内での超高感度電流測定から,ナノ流路を流れるDNA1分子の検出に成功した。さらに,オンチップ型のfA級電流測定回路の集積化にも成功し,集積化1分子計...
【総合生物】生体分子化学:1分子検出1分子計測(SDM)を含む研究件
❏過渡核酸塩基付加体による変異誘発メカニズムの解明(19K22256)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 変異原 / 1分子検出 / アルコール / アセトアルデヒド (他8件)
【概要】本研究では、発がん物質であるアルコールの摂取により過渡的に体内に生じる核酸付加体“N2-ethylidene-G (ethG)”の形成について知見を得ることを目的とした。PacBio社製の次世代シーケンサーRSII+を用いて、核酸の結合・解離過程を1分子追跡することにより、mMオーダーの比較的高濃度のアセトアルデヒド存在下におけるethGの生成の観測に成功した。ethGの生成を詳細に定量的に議論す...
❏DNA高次構造転移の1分子実時間観測(17H03088)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 高次構造 / 1分子検出 / 構造転移 / 速度 (他11件)
【概要】研究代表者がこれまで進めてきた、蛍光点滅現象(blinking)の理解・制御・活用に基づいた1分子レベル分析・診断法(Kinetic Analysis based on the Control of the fluorescence Blinking: KACB法)を発展させ、DNA高次構造転移の1分子観測法を確立した。酸化・還元反応によるblinkingの制御により、DNAのヘアピン、二本鎖、B...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:光ピンセット1分子計測(SDM)を含む研究件
❏RNA・タンパク質複合体による細胞内翻訳制御の分子機構の解明(18H03981)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】1分子計測(SMD) / ナノバイオ / 磁気ピンセット / 新生鎖 / ストレス応答 (他10件)
【概要】翻訳制御に関する研究を行い、以下の成果を得た。(1)蛍光標識したpre-miRNAを培養細胞にインジェクションし、miRNAの動態を蛍光相関分光法と1分子イメージング法で解析した。1分子のmiRNAが細胞骨格に沿って運動する様子が観察された。(2)SecM、mRNA、リボソームからなる翻訳アレスト複合体をカバーガラスと磁気ビーズに結合させ、負荷を加えた。その結果、負荷依存的に翻訳アレストが解除され...
❏RNA・タンパク質複合体による翻訳調節機構の解明(15H04358)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】1分子計測(SMD) / ナノバイオ / 蛋白質 / 1分子計測(SMD) / 光ピンセット (他10件)
【概要】1.蛍光標識したmiRNA前駆体を細胞内にマイクロインジェクションし、内在性の生合成経路によりRISCに取り込ませた。ゴルジ体を中心にアクチンフィラメント上を動くmiRNAを1分子イメージングできた。 2.Cy5標識アンチセンスプローブを用いてストレス下の細胞内mRNAの局在を超解像イメージングした。ストレス顆粒(SG)内でmRNAは均一に存在するのではなく、直径約100 nmの高密度領域を形成し...
❏タンパク質の翻訳と熟成を担う生体分子機械の1分子機能解析(21370065)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00190124)
【キーワード】1分子計測 / ナノバイオ / 分子機械 / 生物物理 / 分子計測 (他6件)
【概要】1分子のリボソームとmRNAからなる翻訳の初期過程にある複合体の破断力を光ピンセットにより測定した。その結果、IF2は最終的に形成される70S翻訳開始複合体を安定化することで、効率的な翻訳開始に寄与していることが明らかになった。次に、シャペロニン反応サイクルを解析した。GroELは2つのリングを交互に利用しながら反応サイクルを進行させていると考えられていた。しかし、高濃度の変性タンパク質が存在する...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:ナノバイオロジー1分子計測(SDM)を含む研究件
❏電気インピーダンス測定によるナノ界面空間の静的・動的構造の解明(25289096)
【研究テーマ】電子デバイス・電子機器
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20322688)
【キーワード】Microfluidics / Lab-on-a-chip / MEMS / NEMS / Bionanotechnology (他28件)
【概要】電気インピーダンス計測によりナノ流路内のイオン分布と輸送現象を評価した。その結果,流れがある場合,流れが無い状態に対して電気二重層の厚さが薄くなるという結果を得ることが出来た。さらに,電気二重層がオーバーラップする程に細いナノ流路内では,表面電荷を打ち消すカウンターイオンでナノ流路内が占められていると考えられ,Grahameの式で見積もった表面電荷量をDebye-Huckel-Onsager式にフ...
❏ナノ流体デバイスによる分子ソーターの開発(20510114)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山本 貴富喜 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (20322688)
【キーワード】1分子イメージング / ナノ計測 / 1分子操作 / ナノ流体デバイス / 電気インピーダンス測定 (他17件)
【概要】本研究は,幅や高さが数10nmサイズのナノ流路を利用して,生体分子を1分子ずつ検出する1分子センシングデバイスを実現するために必要な要素技術の開発を目的としてスタートした。その結果,ナノ流路内でfAオーダーの感度を持つ電流計測系の構築に成功し,ナノ流路内での超高感度電流測定から,ナノ流路を流れるDNA1分子の検出に成功した。さらに,オンチップ型のfA級電流測定回路の集積化にも成功し,集積化1分子計...
【総合生物】神経科学:1分子1分子計測(SDM)を含む研究件
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
❏マイクロ回折粒子を用いた中性子1分子追跡法の実現(26600140)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】佐々木 裕次 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (30344401)
【キーワード】中性子 / 1分子 / バイオサンプル / 1分子 / 動態計測 (他6件)
【概要】直径マイクロメートル以下の中性子回折する微結晶を目的分子に標識し、秒レベルの時分割で中性子1分子追跡法(Diffracted Neutron Tracking :DNT)を実現することを目標に研究を進めてきた。同様の発想でX線及び電子線において1分子追跡法はすでに実現させており、本研究成果で3大量子ビ ームを用いた1分子追跡法が完成させることになる。標識可能なナノ結晶の素材を決定するために、金ナノ...
❏モレキュラービーコンの一分子レベル観測(23655155)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 一分子観測 / 生物有機化学 / 蛍光相関分光 / blinking (他15件)
【概要】様々な蛍光分子を種々の位置に修飾したDNAを化学合成し、蛍光相関分光(FCS)測定により、蛍光分子の発光挙動を1分子レベルで見たときに観測される発光の点滅(=blinking)において蛍光分子が光っていない時間(=OFF time)からモレキュラービーコンの1分子レベル観測を試みた。OFF timeは、蛍光分子が溶媒から遮蔽されて、蛍光分子の三重項励起状態と酸素の反応速度が遅くなるほど長くなること...
【農学】境界農学:輸送小胞1分子計測(SDM)を含む研究件
❏人工脂質平面膜を用いた輸送小胞形成のダイナミクス解析(19687008)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】佐藤 健 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00303602)
【キーワード】小胞輸送 / 輸送小胞 / 小胞体 / 低分子量GTPase / 出芽酵母 (他8件)
【概要】1分子観察用の顕微鏡下に形成させた人工脂質平面膜を用いて、小胞体からの輸送小胞形成反応を再現し、輸送小胞形成過程における蛍光標識した輸送基質タンパク質、および輸送小胞形成因子の挙動を解析した。その結果、低分子量GTPase Sar1によるGTP加水分解とコートタンパク質の働きによって輸送基質タンパク質が効率的に輸送小胞へと集積されていく分子メカニズムが明らかとなった。 ...
❏プロテオリポソームを用いた輸送小胞形成機構の解析(17770119)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】佐藤 健 独立行政法人理化学研究所, 中野生体膜研究室, 研究員 (00303602)
【キーワード】小胞体 / 輸送小胞 / GTPase / プロテオリポソーム / 出芽酵母 (他7件)
【概要】小胞体から形成される輸送小胞は、COPIIコートと呼ばれるタンパク質複合体によって覆われていることからCOPII小胞と呼ばれる。COPIIコートは、小胞体膜上の輸送されるタンパク質が持つ輸送シグナルと特異的に結合し、この複合体が膜上で集合することにより、目的のタンパク質を選択的に取り込んだCOPII小胞が形成されると考えられている。COPIIコートと輸送されるタンパク質が結合するには、低分子量GT...
【農学】動物生命科学:ミオシン1分子計測(SDM)を含む研究件
❏新規超解像法を用いて心筋ミオシン集合体内の個々の分子振動運動をとらえる(18H02408)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】茅 元司 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (00422098)
【キーワード】心筋ミオシン / 心臓収縮 / 超解像イメージング / ミオシン / 超解像 (他7件)
【概要】一般に,2つの分子の距離が200nm以下になると,顕微鏡の空間分解能の限界により各分子の位置を検出することはできない.そこで開発されたのが,超解像イメージング法である.従来の方法は時間分解能が低かったが,本研究ではタンパク質の揺らぎが十分に見えてくるマイクロ秒の分解能で超解像イメージングすることに挑戦した.その結果,150nmの距離にあるミオシン2分子がアクチンと相互作用している様子を50マイクロ...
❏細胞丸ごと高速超解像イメージング(17K19343)
【研究テーマ】分子生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】超解像度 / 金コロイド / ナノメートル精度 / ミオシン / 細胞 (他11件)
【概要】通常の顕微鏡で撮影した画像に対して超解像度を得る方法の開発を行った。骨格筋ミオシンフィラメントに顕微鏡の分解能以内に位置するミオシン2~3分子に金ナノ粒子(40nm)を結合し、高速カメラで金ナノ粒子をイメージングを行った。分解能以内にある複数の金粒子の位置を解析するために、Multi-Emitters Localization 法を用いて、各ミオシン分子の変位に分離することに成功し、アクチンと相互...
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
【医歯薬学】基礎医学:ATP合成酵素1分子計測(SDM)を含む研究件
❏ATP合成酵素の次世代1分子生物物理(25251016)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野地 博行 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00343111)
【キーワード】1分子生物物理 / ナノバイオ / ATP合成酵素 / 生体エネルギー / マイクロチャンバー (他14件)
【概要】F1-ATPaseの分子機構に関し大きな進展があった。細胞内制御に係わる阻害状態への遷移する機構の解明に加え、加水分解とリン酸解離の角度が異なることを明らかとした。また、ATPのリン酸部部分との相互作用がトルクに直接寄与することを明らかにした。ナノロッドの異方性散乱を用いた超高速1分子計測技術を確立し、F1に加えキネシンの新しい反応中間体を発見することに成功した。また、超微小リアクタを脂質二重膜で...
❏磁気ピンセットを用いた1分子操作による回転分子モーターの研究(14704065)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】野地 博行 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (00343111)
【キーワード】1分子生理・生化学 / 分子マニピュレーション / 1分子ナノ計測 / 1分子計測・操作 / 運動・輸送 (他13件)
【概要】本年は、本研究の最終年度であり、いくつかの具体的成果を上げることに成功した。全て、本研究で開発した磁気ピンセットを用いた研究である。まず、ADP阻害状態のF1モーターの回転子を、機械的に押すことによって活性化する現象の解明に成功した。これによって、F1モーターのADPに対する親和性が回転方向に沿って減少することを明らかにすることができた。この性質は、F1のモーターとしての性質を説明するだけでなく、...
【医歯薬学】基礎医学:分子モーター1分子計測(SDM)を含む研究件
❏細胞内1分子動態計測のための新規構造化照明超解像顕微鏡の開発(19K16084)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】池崎 圭吾 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (10722960)
【キーワード】超解像顕微鏡 / 1分子計測 / 一分子計測 / 分子モーター
【概要】構造生物学の進展により、タンパク質の動的構造変化、特に細胞内での構造動態に注目が集まっている。本研究では、細胞内において1分子レベルでタンパク質の構造動態を計測するために、蛍光1分子計測顕微鏡法に超解像顕微鏡法の原理(構造化照明法)を応用し、計測精度を飛躍的に向上させた新規顕微鏡の開発を行った。その結果、本研究で開発した装置を用いることで理論限界に近い位置推定精度を実現できていることが確認できた。...
❏基質濃度の可視化と制御によるV-ATPaseの回転イオン輸送機構の解明(16K14706)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】上野 博史 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (10546592)
【キーワード】分子モーター / 1分子計測 / ATPase / 1分子計測・操作 / イオン輸送
【概要】本研究ではナトリウム(Na+)を輸送基質とするEnterococcus hirae (E. hirae)のV-ATPase(VoV1)の大腸菌内発現系・精製系の最適化を行い、高活性なE. hirae VoV1を安定的に調製できる発現系・精製系の構築に成功した。このサンプルを用いたクライオ電子顕微鏡解析によりE. hirae VoV1全体の構造解析にも成功している。さらにこのVoV1を用いて、ATP...
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ナノバイオ1分子計測(SDM)を含む研究件
❏RNA・タンパク質複合体による細胞内翻訳制御の分子機構の解明(18H03981)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】1分子計測(SMD) / ナノバイオ / 磁気ピンセット / 新生鎖 / ストレス応答 (他10件)
【概要】翻訳制御に関する研究を行い、以下の成果を得た。(1)蛍光標識したpre-miRNAを培養細胞にインジェクションし、miRNAの動態を蛍光相関分光法と1分子イメージング法で解析した。1分子のmiRNAが細胞骨格に沿って運動する様子が観察された。(2)SecM、mRNA、リボソームからなる翻訳アレスト複合体をカバーガラスと磁気ビーズに結合させ、負荷を加えた。その結果、負荷依存的に翻訳アレストが解除され...
❏ナノ粒子・生体分子のアクティブナノポア通過制御(16K13645)
【研究テーマ】ナノバイオサイエンス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】斎木 敏治 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (70261196)
【キーワード】バイオセンシング / ナノポア / 相変化材料 / DNA / 金ナノ粒子 (他9件)
【概要】ナノポア技術への期待はシーケンサ応用にとどまらず、分子・粒子識別、タンパク分子解析や細胞観察・遺伝子導入などに広がりつつある。本研究では、固体ナノポアに対してアクティブな制御機能を具備させることを目的とした。ナノポアを相変化材料で被覆し、結晶相・アモルファス相間の大きな光学的コントラストを利用することによって、ナノポア近傍に生じる対流、熱泳動を制御し、DNAやナノ粒子のナノポア通過過程のスイッチン...
❏生細胞内RNA動態の包括的可視化分析技術の創発(16H04162)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 1分子計測(SMD) / ナノバイオ / イメージング / 細胞 (他8件)
【概要】本研究では独自開発したRNA標識技術mPUMテクノロジーを用いて、生細胞内RNAを1分子レベルから1細胞レベル、短時間の動態から長時間の可視化解析までを実現する分子ツール群の開発を目指した。1分子レベル・短時間の動態観察では二分割緑色蛍光タンパク質を用いたプローブを作製し、テロメア反復配列含有RNA(TERRA)と染色体テロメア領域、テロメア関連タンパク質の同時1分子追跡を実現し、未知の機能モデル...
【医歯薬学】社会医学:微小管1分子計測(SDM)を含む研究件
❏超解像・一分子イメージングによる微小管内腔結合タンパク質の解析(22H02798)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】岡田 康志 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (50272430)
【キーワード】微小管 / 一分子計測
【概要】
❏高速3次元一分子イメージングによる細胞質内タンパク質動態の直接観察(26650069)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岡田 康志 国立研究開発法人理化学研究所, 生命システム研究センター, チームリーダー (50272430)
【キーワード】一分子計測 / キネシン / 微小管 / 拡散係数 / シグナル伝達
【概要】本研究では、高速一分子イメージングにより細胞質内を自由拡散するタンパク質一分子の三次元動態計測の実現を目指して、以下の技術開発に取り組んだ。 1) ミリ秒程度の時間分解能を達成するための新規輪帯全反射照明系の開発と、これを利用した高感度高速顕微鏡イメージングシステムの開発。 2) ミリ秒観察に耐える蛍光標識・細胞調製方法の確立。 ...
❏ダイニン分子の運動における複数頭部間の協同性(20370057)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】豊島 陽子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (40158043)
【キーワード】ダイニン / 微小管 / 分子モーター / zincシート / プロセッシビティ (他12件)
【概要】ダイニンは非常に巨大で複雑な双頭構造をもつが、2つの頭をどのように協調させて運動を行っているのかを明らかにすることを目標に、複数頭部間の協同性の実態を調べた。亜鉛の存在下で重合させたチューブリンは、ダイニンの結合領域が1本のプロトフィラメント上にのみ露出するシート状のポリマー構造をつくる。このzincシート上でダイニンの運動を観察したところ、微小管上と同様な速度でプロセッシブに運動することがわかっ...
【医歯薬学】社会医学:生物物理1分子計測(SDM)を含む研究件
❏超ハイスループット一分子計測にむけたデジタルナノ流体及び高速計測技術開発(16H05971)
【研究テーマ】ナノマイクロシステム
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 禎生 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (70731214)
【キーワード】デジタルマイクロフルイディクス / マイクロ液滴技術 / ラチェット / マイクロ流体技術 / 分子・細胞解析技術 (他13件)
【概要】高感度・並列集積化バイオアッセイの実現に向け、まずデジタルマイクロ流体技術とマイクロチャンバーアレイを融合したデバイス構造を設計・作製し、機能を検証し、さらに溶液の入れ替えを行うことにより繰り返しデジタル計数法を検証した。また流路壁形状を非対称にすることにより、新規ラチェット機構による液滴の整流機構を実現した。さらに電極形状を工夫することにより、流路壁の表面や形状のばらつきに伴う影響を無くし、より...
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
【医歯薬学】薬学:細胞・組織1分子計測(SDM)を含む研究件
❏1分子レベルでの生細胞内RNAリアルタイム計数プローブの開発(26620115)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (90464205)
【キーワード】生体分子 / 1分子計測(SMD) / バイオテクノロジー / 細胞・組織 / 分析化学 (他7件)
【概要】本研究では、生細胞内における目的RNAの動態解析と定量を同時に実現するRNA可視化蛍光プローブの開発を目指した。本プローブは円順列変位型蛍光タンパク質とRNA認識領域からなり、目的RNAの結合により蛍光性が変化するように設計した。RNA認識領域としてPUM-HD変異体を用い、マウス由来βアクチンmRNAをターゲットとした。本プローブをマウス由来細胞に導入し蛍光顕微鏡で観察したところ、細胞質から明瞭...
❏受容体クラスター形成の光制御による細胞への人工的生体シグナル入力法の開発(23750182)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (90464205)
【キーワード】タンパク質 / 細胞・組織 / 生体分子 / 1 分子計測(SMI) / 生体関連化学 (他11件)
【概要】本研究では、細胞内シグナル伝達における受容体クラスター形成の意義の理解を目的とした。この目的のため、シグナル伝達分子Aktの1分子動態観察と、受容体ナノクラスターの人工的形成法の開発を行った。前者では、細胞外からのシグナル入力により、Aktの細胞膜滞在時間が延びることを見出した。この結果は、Akt動態が細胞表面の受容体クラスターに影響されることを示している。後者では、光感応性タンパク質を融合した受...
【医歯薬学】薬学:分析化学1分子計測(SDM)を含む研究件
❏1分子レベルでの生細胞内RNAリアルタイム計数プローブの開発(26620115)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (90464205)
【キーワード】生体分子 / 1分子計測(SMD) / バイオテクノロジー / 細胞・組織 / 分析化学 (他7件)
【概要】本研究では、生細胞内における目的RNAの動態解析と定量を同時に実現するRNA可視化蛍光プローブの開発を目指した。本プローブは円順列変位型蛍光タンパク質とRNA認識領域からなり、目的RNAの結合により蛍光性が変化するように設計した。RNA認識領域としてPUM-HD変異体を用い、マウス由来βアクチンmRNAをターゲットとした。本プローブをマウス由来細胞に導入し蛍光顕微鏡で観察したところ、細胞質から明瞭...
❏光誘起電子移動の単分子レベル計測手法の開発とエネルギー変換デバイスへの展開(26288070)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西野 智昭 東京工業大学, 理学院化学系, 准教授 (80372415)
【キーワード】界面・微粒子分析 / 分析化学 / 生体機能利用 / 1分子計測(SMD) / 原子・分子物理 (他8件)
【概要】近年,光合成における電荷分離過程をモデルとして,様々な光エネルギー変換デバイスの研究が盛んになされている.いずれの光エネルギー変換デバイスにおいても,さらなる高効率化を図ることが喫緊の課題となっている.そのためには天然光合成における効率の極めて高い光電変換過程の分子レベルにおける理解が不可欠である.そこで,本研究では,光誘起電子移動を単分子レベルで計測できる手法を開発した.具体的には,電子ドナー単...
【医歯薬学】薬学:分析科学1分子計測(SDM)を含む研究件
❏熱応答性分子探針STMに基づく単一分子スケールにおける温度計測法の開発(26620122)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】西野 智昭 東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (80372415)
【キーワード】界面・微粒子分析 / 分析科学 / 1分子計測(SMD) / 走査プローブ顕微鏡 / 原子・分子物理 (他6件)
【概要】ナノ科学・テクノロジーへの期待と共に微細加工技術のめざましい進展によって,近年極めて微小な電子デバイスの創製を目的とした研究開発が盛んになされている.その性能評価のために熱特性を評価することは不可欠であるが,計測手法が確立していない.これを解決するため,本研究では,単一分子スケールにおける温度測定手法を開発することを目的とした.具体的には,熱応答性ポリマーを走査型トンネル顕微鏡の探針に修飾し機能化...
❏光誘起電子移動の単分子レベル計測手法の開発とエネルギー変換デバイスへの展開(26288070)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西野 智昭 東京工業大学, 理学院化学系, 准教授 (80372415)
【キーワード】界面・微粒子分析 / 分析化学 / 生体機能利用 / 1分子計測(SMD) / 原子・分子物理 (他8件)
【概要】近年,光合成における電荷分離過程をモデルとして,様々な光エネルギー変換デバイスの研究が盛んになされている.いずれの光エネルギー変換デバイスにおいても,さらなる高効率化を図ることが喫緊の課題となっている.そのためには天然光合成における効率の極めて高い光電変換過程の分子レベルにおける理解が不可欠である.そこで,本研究では,光誘起電子移動を単分子レベルで計測できる手法を開発した.具体的には,電子ドナー単...
【医歯薬学】薬学:1分子イメージング1分子計測(SDM)を含む研究件
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
❏RNA・タンパク質複合体による翻訳調節機構の解明(15H04358)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】1分子計測(SMD) / ナノバイオ / 蛋白質 / 1分子計測(SMD) / 光ピンセット (他10件)
【概要】1.蛍光標識したmiRNA前駆体を細胞内にマイクロインジェクションし、内在性の生合成経路によりRISCに取り込ませた。ゴルジ体を中心にアクチンフィラメント上を動くmiRNAを1分子イメージングできた。 2.Cy5標識アンチセンスプローブを用いてストレス下の細胞内mRNAの局在を超解像イメージングした。ストレス顆粒(SG)内でmRNAは均一に存在するのではなく、直径約100 nmの高密度領域を形成し...
❏受容体クラスター形成の光制御による細胞への人工的生体シグナル入力法の開発(23750182)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (90464205)
【キーワード】タンパク質 / 細胞・組織 / 生体分子 / 1 分子計測(SMI) / 生体関連化学 (他11件)
【概要】本研究では、細胞内シグナル伝達における受容体クラスター形成の意義の理解を目的とした。この目的のため、シグナル伝達分子Aktの1分子動態観察と、受容体ナノクラスターの人工的形成法の開発を行った。前者では、細胞外からのシグナル入力により、Aktの細胞膜滞在時間が延びることを見出した。この結果は、Akt動態が細胞表面の受容体クラスターに影響されることを示している。後者では、光感応性タンパク質を融合した受...
【医歯薬学】薬学:生体分子1分子計測(SDM)を含む研究件
❏生体分子の分子認識プロセスの時空間的スケールギャップ問題の解決のための基礎研究(19H02565)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】林 智広 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30401574)
【キーワード】1分子計測 / 表面科学 / ナノバイオテクノロジー / 生体分子 / ナノバイオサイエンス (他8件)
【概要】当該年度においては、原子間力顕微鏡(atomic force microscopy: AFM)と高速オシロスコープの複合装置を構築し、ストレプトアビジン-ビオチン間に働く、相互作用を高時間分解能で、解析した。2019年にRSC Advancesに発表した観察結果をさらに上回る時間分解能での解析に成功し、さらにはその相互作用力を2次元でマッピングすることで、バイオセンサー上の受容体(抗体)分子のター...
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
❏希土類イオンの単一スピン状態の1イオン光検出(15H03765)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松下 道雄 東京工業大学, 理学院, 准教授 (80260032)
【キーワード】1分子観察 / 一分子計測(SMD) / 一分子観察 / 1分子計測(SMD) / 一分子観察(SMD) (他13件)
【概要】我々は、結晶中にある無数のイオン一つ一つをそれぞれ1量子ビットずつに割り当てることで、量子ビットを高度に集積することを目指して、新しい系の探索と観察する光学顕微鏡の独自開発を10年にわたり続けてきた。当該研究では、Pr3+同士の三次元相対位置を決定する場合に、遷移双極子の向きにより、20~30 nmの系統誤差が生じることが分かった。そこで、三次元のすべての軸を高精度に決定することで、この系統誤差を...
【医歯薬学】薬学:蛍光1分子計測(SDM)を含む研究件
❏テラヘルツ領域の1分子振動分光イメージング(22H02029)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】平松 光太郎 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60783561)
【キーワード】振動分光法 / 一分子計測 / ラマン / 蛍光 / テラヘルツ
【概要】
❏細胞丸ごと高速超解像イメージング(17K19343)
【研究テーマ】分子生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】超解像度 / 金コロイド / ナノメートル精度 / ミオシン / 細胞 (他11件)
【概要】通常の顕微鏡で撮影した画像に対して超解像度を得る方法の開発を行った。骨格筋ミオシンフィラメントに顕微鏡の分解能以内に位置するミオシン2~3分子に金ナノ粒子(40nm)を結合し、高速カメラで金ナノ粒子をイメージングを行った。分解能以内にある複数の金粒子の位置を解析するために、Multi-Emitters Localization 法を用いて、各ミオシン分子の変位に分離することに成功し、アクチンと相互...
❏DNA高次構造転移の1分子実時間観測(17H03088)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 高次構造 / 1分子検出 / 構造転移 / 速度 (他11件)
【概要】研究代表者がこれまで進めてきた、蛍光点滅現象(blinking)の理解・制御・活用に基づいた1分子レベル分析・診断法(Kinetic Analysis based on the Control of the fluorescence Blinking: KACB法)を発展させ、DNA高次構造転移の1分子観測法を確立した。酸化・還元反応によるblinkingの制御により、DNAのヘアピン、二本鎖、B...
【医歯薬学】薬学:細胞1分子計測(SDM)を含む研究件
❏細胞丸ごと高速超解像イメージング(17K19343)
【研究テーマ】分子生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】超解像度 / 金コロイド / ナノメートル精度 / ミオシン / 細胞 (他11件)
【概要】通常の顕微鏡で撮影した画像に対して超解像度を得る方法の開発を行った。骨格筋ミオシンフィラメントに顕微鏡の分解能以内に位置するミオシン2~3分子に金ナノ粒子(40nm)を結合し、高速カメラで金ナノ粒子をイメージングを行った。分解能以内にある複数の金粒子の位置を解析するために、Multi-Emitters Localization 法を用いて、各ミオシン分子の変位に分離することに成功し、アクチンと相互...
❏1分子・少数分子・細胞内モーター分子の運動機構を実験・理論の両面から解明する(16H04773)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90165093)
【キーワード】分子モーター / 1分子 / 少数分子 / キネシン / ミオシン (他14件)
【概要】細胞内の物質輸送や細胞分裂を担うモータータンパク質であるキネシン、ミオシンV、ダイニンは一定の歩幅で長距離を解離することなく、前進運動や後退運動を行う。これら三種類のモータータンパク質の1分子の運動特性を統一的に記述するために運動を単純化して、2つの状態を遷移する数理モデルを提案し、このモデルによって本研究や過去の実験結果をうまく説明することができた。 また、筋肉由来のミオシン多分子による力発生を...
❏生細胞内RNA動態の包括的可視化分析技術の創発(16H04162)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 1分子計測(SMD) / ナノバイオ / イメージング / 細胞 (他8件)
【概要】本研究では独自開発したRNA標識技術mPUMテクノロジーを用いて、生細胞内RNAを1分子レベルから1細胞レベル、短時間の動態から長時間の可視化解析までを実現する分子ツール群の開発を目指した。1分子レベル・短時間の動態観察では二分割緑色蛍光タンパク質を用いたプローブを作製し、テロメア反復配列含有RNA(TERRA)と染色体テロメア領域、テロメア関連タンパク質の同時1分子追跡を実現し、未知の機能モデル...
【医歯薬学】薬学:小胞体1分子計測(SDM)を含む研究件
❏人工脂質平面膜を用いた輸送小胞形成のダイナミクス解析(19687008)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】佐藤 健 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00303602)
【キーワード】小胞輸送 / 輸送小胞 / 小胞体 / 低分子量GTPase / 出芽酵母 (他8件)
【概要】1分子観察用の顕微鏡下に形成させた人工脂質平面膜を用いて、小胞体からの輸送小胞形成反応を再現し、輸送小胞形成過程における蛍光標識した輸送基質タンパク質、および輸送小胞形成因子の挙動を解析した。その結果、低分子量GTPase Sar1によるGTP加水分解とコートタンパク質の働きによって輸送基質タンパク質が効率的に輸送小胞へと集積されていく分子メカニズムが明らかとなった。 ...
❏プロテオリポソームを用いた輸送小胞形成機構の解析(17770119)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】佐藤 健 独立行政法人理化学研究所, 中野生体膜研究室, 研究員 (00303602)
【キーワード】小胞体 / 輸送小胞 / GTPase / プロテオリポソーム / 出芽酵母 (他7件)
【概要】小胞体から形成される輸送小胞は、COPIIコートと呼ばれるタンパク質複合体によって覆われていることからCOPII小胞と呼ばれる。COPIIコートは、小胞体膜上の輸送されるタンパク質が持つ輸送シグナルと特異的に結合し、この複合体が膜上で集合することにより、目的のタンパク質を選択的に取り込んだCOPII小胞が形成されると考えられている。COPIIコートと輸送されるタンパク質が結合するには、低分子量GT...
【医歯薬学】薬学:タンパク質1分子計測(SDM)を含む研究件
❏RNA・タンパク質複合体による翻訳調節機構の解明(15H04358)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】1分子計測(SMD) / ナノバイオ / 蛋白質 / 1分子計測(SMD) / 光ピンセット (他10件)
【概要】1.蛍光標識したmiRNA前駆体を細胞内にマイクロインジェクションし、内在性の生合成経路によりRISCに取り込ませた。ゴルジ体を中心にアクチンフィラメント上を動くmiRNAを1分子イメージングできた。 2.Cy5標識アンチセンスプローブを用いてストレス下の細胞内mRNAの局在を超解像イメージングした。ストレス顆粒(SG)内でmRNAは均一に存在するのではなく、直径約100 nmの高密度領域を形成し...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
❏インフルエンザウィルスのプロトンチャネルの高次構造の一分子観測(23685002)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】タンパク質 / 1分子観察 / 低温 / 分光 / 構造 (他14件)
【概要】温度1.5 Kに冷却した生体分子の三次元イメージングをするための1分子蛍光顕微鏡を開発した。この顕微鏡の特性をQdotにより評価した。まず、この顕微鏡は635, 532, 405 nmのどの波長でも色収差なく使用することが可能であった。さらに、その焦点付近の光分布(点像分布関数)は理論値の1.2倍以下であった。これを用いて、2個の分子の位置決定精度(解像度)を見積もったところ、焦平面方向が3 nm...
【医歯薬学】薬学:RNA1分子計測(SDM)を含む研究件
❏RNAダイナミクスの学理構築とRNA標的薬剤アッセイ系の構築(21H02059)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】1分子計測 / RNA / 1分子計測 / ダイナミクス / 過渡構造
【概要】2021年度は、RNA構造転移の測定法の1つとして、三重項-三重項エネルギー移動を利用した、RNA構造転移の測定法の開発に取り組んだ。一重項-一重項エネルギー移動であるFRETでは、一般にエネルギードナー、アクセプター間の距離が50Å程度以上変化する大きな構造転移の観測に優れている。これに対し、三重項-三重項エネルギー移動では、ドナー、アクセプター間の衝突が必要であるため、ドナー、アクセプターが衝...
❏生細胞内RNA動態の包括的可視化分析技術の創発(16H04162)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 1分子計測(SMD) / ナノバイオ / イメージング / 細胞 (他8件)
【概要】本研究では独自開発したRNA標識技術mPUMテクノロジーを用いて、生細胞内RNAを1分子レベルから1細胞レベル、短時間の動態から長時間の可視化解析までを実現する分子ツール群の開発を目指した。1分子レベル・短時間の動態観察では二分割緑色蛍光タンパク質を用いたプローブを作製し、テロメア反復配列含有RNA(TERRA)と染色体テロメア領域、テロメア関連タンパク質の同時1分子追跡を実現し、未知の機能モデル...
❏RNAの編集、化学修飾情報の1分子レベル解析技術の開発(24350084)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】遺伝子診断 / RNA / エピジェネティクス / 1分子計測(SMD) / DNA (他6件)
【概要】ターゲットRNAとプローブDNAのハイブリダイゼーションに加え、形成されるDNA/RNAハイブリッド構造の物性、すなわち、電荷移動特性を利用した1分子レベルRNA分析・診断法を開発した。電荷移動、電荷分離過程が蛍光の点滅(blinking)として観測されうることに着目し、暗状態の時間の長さ(OFF time)が、DNAの電荷移動特性を反映した電荷分離寿命(τ)と一致することを利用し、1分子レベルで...
【医歯薬学】薬学:DNA1分子計測(SDM)を含む研究件
❏過渡核酸塩基付加体による変異誘発メカニズムの解明(19K22256)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 変異原 / 1分子検出 / アルコール / アセトアルデヒド (他8件)
【概要】本研究では、発がん物質であるアルコールの摂取により過渡的に体内に生じる核酸付加体“N2-ethylidene-G (ethG)”の形成について知見を得ることを目的とした。PacBio社製の次世代シーケンサーRSII+を用いて、核酸の結合・解離過程を1分子追跡することにより、mMオーダーの比較的高濃度のアセトアルデヒド存在下におけるethGの生成の観測に成功した。ethGの生成を詳細に定量的に議論す...
❏量子DNAシークエンサーを用いた修飾核酸塩基の1分子計測(19K22244)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】山東 信介 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20346084)
【キーワード】量子シークエンサー / DNA / 配列解析 / 1分子計測 / 1分子計測
【概要】1. o-フェニレンジアミンと修飾核酸塩基5-formyl-dU(5-fdU)との酸化的環化反応で、5位benzimidazole構造をもつ5-BzImが定量的に形成されることを確認した。 2.5-BzImは金のフェルミ準位に近いHOMO軌道を持ち、dT、5-fdU、dGに比べて高いトンネル電流を示した。 3.金電極と官能基との相互作用に着目した。エチニル基、シアノ基、アミノ基を5位に持つ修飾dU...
❏DNA高次構造転移の1分子実時間観測(17H03088)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 高次構造 / 1分子検出 / 構造転移 / 速度 (他11件)
【概要】研究代表者がこれまで進めてきた、蛍光点滅現象(blinking)の理解・制御・活用に基づいた1分子レベル分析・診断法(Kinetic Analysis based on the Control of the fluorescence Blinking: KACB法)を発展させ、DNA高次構造転移の1分子観測法を確立した。酸化・還元反応によるblinkingの制御により、DNAのヘアピン、二本鎖、B...
【医歯薬学】薬学:共焦点顕微鏡1分子計測(SDM)を含む研究件
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
❏希土類イオンの単一スピン状態の1イオン光検出(15H03765)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松下 道雄 東京工業大学, 理学院, 准教授 (80260032)
【キーワード】1分子観察 / 一分子計測(SMD) / 一分子観察 / 1分子計測(SMD) / 一分子観察(SMD) (他13件)
【概要】我々は、結晶中にある無数のイオン一つ一つをそれぞれ1量子ビットずつに割り当てることで、量子ビットを高度に集積することを目指して、新しい系の探索と観察する光学顕微鏡の独自開発を10年にわたり続けてきた。当該研究では、Pr3+同士の三次元相対位置を決定する場合に、遷移双極子の向きにより、20~30 nmの系統誤差が生じることが分かった。そこで、三次元のすべての軸を高精度に決定することで、この系統誤差を...
【医歯薬学】薬学:バイオイメージング1分子計測(SDM)を含む研究件
❏生細胞内RNA動態の包括的可視化分析技術の創発(16H04162)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 1分子計測(SMD) / ナノバイオ / イメージング / 細胞 (他8件)
【概要】本研究では独自開発したRNA標識技術mPUMテクノロジーを用いて、生細胞内RNAを1分子レベルから1細胞レベル、短時間の動態から長時間の可視化解析までを実現する分子ツール群の開発を目指した。1分子レベル・短時間の動態観察では二分割緑色蛍光タンパク質を用いたプローブを作製し、テロメア反復配列含有RNA(TERRA)と染色体テロメア領域、テロメア関連タンパク質の同時1分子追跡を実現し、未知の機能モデル...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
❏生物運動の制御基盤;化学力学フィードバックループ(22227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】石渡 信一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10130866)
【キーワード】生体分子モーター / 1分子生物学 / 化学力学フィードバック / 筋収縮自励振動 / SPOC (他21件)
【概要】本研究の第一の目標は、輸送・振動・分裂などの生物要素運動に必要な分子モーターや細胞骨格動態などが生み出す力が、要素運動の制御にフィードバックするという化学力学フィードバックループ(CMFループ)の存在を明らかにすることであった。その点、筋収縮自励振動(SPOC)現象における「ミオシンクロスブリッジ(CB)による力発生、筋フィラメントの滑り運動、フィラメント格子間隔の変化、CB形成確率の変化」という...
【医歯薬学】薬学:バイオテクノロジー1分子計測(SDM)を含む研究件
❏超ハイスループット一分子計測にむけたデジタルナノ流体及び高速計測技術開発(16H05971)
【研究テーマ】ナノマイクロシステム
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 禎生 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (70731214)
【キーワード】デジタルマイクロフルイディクス / マイクロ液滴技術 / ラチェット / マイクロ流体技術 / 分子・細胞解析技術 (他13件)
【概要】高感度・並列集積化バイオアッセイの実現に向け、まずデジタルマイクロ流体技術とマイクロチャンバーアレイを融合したデバイス構造を設計・作製し、機能を検証し、さらに溶液の入れ替えを行うことにより繰り返しデジタル計数法を検証した。また流路壁形状を非対称にすることにより、新規ラチェット機構による液滴の整流機構を実現した。さらに電極形状を工夫することにより、流路壁の表面や形状のばらつきに伴う影響を無くし、より...
❏1分子レベルでの生細胞内RNAリアルタイム計数プローブの開発(26620115)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (90464205)
【キーワード】生体分子 / 1分子計測(SMD) / バイオテクノロジー / 細胞・組織 / 分析化学 (他7件)
【概要】本研究では、生細胞内における目的RNAの動態解析と定量を同時に実現するRNA可視化蛍光プローブの開発を目指した。本プローブは円順列変位型蛍光タンパク質とRNA認識領域からなり、目的RNAの結合により蛍光性が変化するように設計した。RNA認識領域としてPUM-HD変異体を用い、マウス由来βアクチンmRNAをターゲットとした。本プローブをマウス由来細胞に導入し蛍光顕微鏡で観察したところ、細胞質から明瞭...
【医歯薬学】看護学:イメージンク1分子計測(SDM)を含む研究件
❏生細胞内RNA動態の包括的可視化分析技術の創発(16H04162)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 1分子計測(SMD) / ナノバイオ / イメージング / 細胞 (他8件)
【概要】本研究では独自開発したRNA標識技術mPUMテクノロジーを用いて、生細胞内RNAを1分子レベルから1細胞レベル、短時間の動態から長時間の可視化解析までを実現する分子ツール群の開発を目指した。1分子レベル・短時間の動態観察では二分割緑色蛍光タンパク質を用いたプローブを作製し、テロメア反復配列含有RNA(TERRA)と染色体テロメア領域、テロメア関連タンパク質の同時1分子追跡を実現し、未知の機能モデル...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達1分子計測(SDM)を含む研究件
❏高速3次元一分子イメージングによる細胞質内タンパク質動態の直接観察(26650069)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岡田 康志 国立研究開発法人理化学研究所, 生命システム研究センター, チームリーダー (50272430)
【キーワード】一分子計測 / キネシン / 微小管 / 拡散係数 / シグナル伝達
【概要】本研究では、高速一分子イメージングにより細胞質内を自由拡散するタンパク質一分子の三次元動態計測の実現を目指して、以下の技術開発に取り組んだ。 1) ミリ秒程度の時間分解能を達成するための新規輪帯全反射照明系の開発と、これを利用した高感度高速顕微鏡イメージングシステムの開発。 2) ミリ秒観察に耐える蛍光標識・細胞調製方法の確立。 ...
❏受容体クラスター形成の光制御による細胞への人工的生体シグナル入力法の開発(23750182)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (90464205)
【キーワード】タンパク質 / 細胞・組織 / 生体分子 / 1 分子計測(SMI) / 生体関連化学 (他11件)
【概要】本研究では、細胞内シグナル伝達における受容体クラスター形成の意義の理解を目的とした。この目的のため、シグナル伝達分子Aktの1分子動態観察と、受容体ナノクラスターの人工的形成法の開発を行った。前者では、細胞外からのシグナル入力により、Aktの細胞膜滞在時間が延びることを見出した。この結果は、Akt動態が細胞表面の受容体クラスターに影響されることを示している。後者では、光感応性タンパク質を融合した受...
【医歯薬学】看護学:遺伝子診断1分子計測(SDM)を含む研究件
❏RNAの編集、化学修飾情報の1分子レベル解析技術の開発(24350084)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】遺伝子診断 / RNA / エピジェネティクス / 1分子計測(SMD) / DNA (他6件)
【概要】ターゲットRNAとプローブDNAのハイブリダイゼーションに加え、形成されるDNA/RNAハイブリッド構造の物性、すなわち、電荷移動特性を利用した1分子レベルRNA分析・診断法を開発した。電荷移動、電荷分離過程が蛍光の点滅(blinking)として観測されうることに着目し、暗状態の時間の長さ(OFF time)が、DNAの電荷移動特性を反映した電荷分離寿命(τ)と一致することを利用し、1分子レベルで...
❏モレキュラービーコンの一分子レベル観測(23655155)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】川井 清彦 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50314422)
【キーワード】DNA / 一分子観測 / 生物有機化学 / 蛍光相関分光 / blinking (他15件)
【概要】様々な蛍光分子を種々の位置に修飾したDNAを化学合成し、蛍光相関分光(FCS)測定により、蛍光分子の発光挙動を1分子レベルで見たときに観測される発光の点滅(=blinking)において蛍光分子が光っていない時間(=OFF time)からモレキュラービーコンの1分子レベル観測を試みた。OFF timeは、蛍光分子が溶媒から遮蔽されて、蛍光分子の三重項励起状態と酸素の反応速度が遅くなるほど長くなること...