[Top page] [日刊 研究最前線 知尋] [Discovery Saga総合案内] [大学別アーカイブス] [Discovery Saga会員のご案内] [産学連携のご案内] [会社概要] [お問い合わせ]

科学技術振興機構 研究シーズDiscovery Saga
研究分野:情報学 に関係する研究一覧:158
2次検索
複合領域 複合領域環境学 環境学数物系科学 数物系科学化学 化学生物学 生物学総合理工 総合理工工学 工学総合生物 総合生物農学 農学医歯薬学 医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月25日 この記事は2026年6月8日号以降に掲載されます。
1
室温で「スピン量子凝縮」を実現
~先端光技術と新材料の融合で新しい光量子デバイスの道を拓く~
この記事は2026年6月8日号以降に掲載されます。
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月19日 この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
2
データから疾患進行の個人差を読み解く
~進行の「速さ」と「進み方」の違いを捉える新手法を開発~
この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月19日 この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
3
妊娠成立の鍵を握る子宮内環境形成の新機構を解明
~TAZが細胞外マトリックスと血管形成を制御し、正常な胚発育を支える~
この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月19日 この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
4
細胞の直接変換過程をシミュレーションで再現AIで細胞変換を誘導可能な低分子化合物を予測
~iPS細胞を介さない新たな再生医療の開拓へ~
この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月18日 この記事は2026年6月1日号以降に掲載されます。
5
木材由来のナノ繊維からプラスチック様材料の形成に成功
この記事は2026年6月1日号以降に掲載されます。
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月18日 この記事は2026年6月1日号以降に掲載されます。
6
超高速・超低省電力で動作する不揮発量子スイッチング素子
~40ピコ秒動作、次世代コンピューター・データセンター省エネへ~
この記事は2026年6月1日号以降に掲載されます。
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月13日 この記事は2026年5月27日号以降に掲載されます。
7
閃光で一瞬 スピンデバイスを作る
~ミリ秒光パルス照射で、磁気メモリー・センサーの熱処理を約1.7秒で完了~
この記事は2026年5月27日号以降に掲載されます。
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月12日
8
研究倫理教育映像教材「倫理の空白Ⅴ 責任ある研究活動」のオンライン公開について
JST(理事長 橋本 和仁)は、研究倫理教育映像教材「倫理の空白Ⅴ 責任ある研究活動」データ管理編、共同研究編を制作し、JSTのウェブサイトに公開しました。JSTは、研究資金の配分機関として、公正な研究活動の推進に向け、研究倫理教育の実施支援をしています。その一環で、国内の研究倫理教育で広く活用されているeラーニングやテキストの知識習得型教材と相互に補完できる教材として、ドラマ形式の映像により、具体的な場面を想定して議論をしながら主体的に学習できる教材「倫理の空白」シリーズを制作しています。1作目は「理工学研究室編」(ねつ造・改ざん関連)、2作目は「盗用編」、そして3・4作...
キーワード:データ管理/ソーシャルネットワークサービス(SNS)/ワークショップ/eラーニング/映像教材/気候変動/キャリア/マネジメント/コンプライアンス/感染症/研究倫理
他の関係分野:複合領域数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月12日
9
AI for Science革新的研究推進事業(ARiSE)の事業統括・推進統括の決定および研究開発提案の募集について
JST(理事長 橋本 和仁)は、AI for Science革新的研究推進事業(ARiSE:AI toRedesignScientificExploration)の事業統括および推進統括を決定し、本事業への研究開発提案募集を2026年5月12日(火)から開始しました。本事業は、文部科学省が定めた「AI for Scienceの推進に向けた基本的な戦略方針」(2026年3月31日文部科学省決定、以下「戦略方針」という。)に定められた具体的アクションを先導するフラグシップ事業として、研究活動におけるAI利活用(AI for Science)において、日本の強みを最大限に活かせる戦略ターゲ...
キーワード:エージェント/人工知能(AI)/気候変動/ツール開発/感染症
他の関係分野:数物系科学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月30日
10
マウス脳を広域カバーするフィルム型神経デバイスを開発
~大脳皮質頭頂部から側頭深部まで光刺激と神経記録を同時に実現~
コプレーナ電極構造の窒化ガリウム(GaN)系マイクロLED薄膜を160度の低温インジウム接合によりパリレンC基板上に転写する技術を開発し、厚さ約25マイクロメートルのフレキシブルシートに16個のマイクロLEDと32チャンネルの皮質脳波(ECoG)電極を一体化した。シート型デバイスを頭蓋(ずがい)骨と脳表面の間の硬膜外腔に滑り込ませ、頭頂部から側頭深部まで皮質の広域をカバーする双方向神経インターフェースを実現した。光刺激と電位記録を兼ね備えたフィルム型デバイスによる、マウス背側皮質を超えた広域皮質アクセスは世界初である。マウス脳において4つの感覚野(視覚・聴覚・体性感覚・...
キーワード:インターフェース/フィルム/GaN/フレキシブル/窒化ガリウム/発光ダイオード(LED)/マイクロ/神経インターフェース/光刺激/神経活動/大脳/聴覚/皮質脳波/インジウム/体性感覚/光遺伝学/マウス/神経科学/大脳皮質/遺伝学/脳波
他の関係分野:化学工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月30日
11
命の始まりは父母ゲノムの「別居」から
~父母ゲノム間の競合が受精卵の発生を助ける~
理化学研究所(理研) 生命機能科学研究センター 染色体分配研究チームの京極 博久 客員研究員(神戸大学 大学院農学研究科 准教授)、北島 智也 チームディレクター、フィジカルバイオロジー研究チームの柴田 達夫 チームディレクター、無細胞タンパク質合成研究チームの清水 義宏 チームディレクター、生命医科学研究センター 疾患エピゲノム遺伝研究チームの井上 梓 チームディレクター、九州大学 大学院医学研究院の原田 哲仁 教授らの共同研究グループは、受精卵において母と父のゲノムが2つの前核に分かれて「別居」することが、その後の正常な胚発生に重要であることを発見しました。本研究成果は、生命の最...
キーワード:プログラミング/アクティブマター/集団運動/タンパク質合成/初期胚/生殖/紡錘体/卵母細胞/胚発生/ヒストン/マネジメント/リスクマネジメント/ダイナミクス/顕微操作/染色体分配/哺乳類/ゲノム構造/クロマチン構造/細胞運命/生殖細胞/オミクス/クロマチン/マルチオミクス/遺伝子制御/細胞間相互作用/細胞競合/受精/受精卵/染色体/卵子/骨格筋/ヒストン修飾/マウス/細胞核/細胞分裂/ゲノム/遺伝子/分子生物学
他の関係分野:数物系科学生物学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月30日
12
フラットバンドが生む世界最大の横磁気熱電伝導率
~磁気秩序下での遍歴フラットバンドを初めて実証~
フェリ磁性体GdCo5において、室温で過去最大の横磁気熱電伝導率を観測した。巨大な磁気熱電効果(異常ネルンスト効果)の起源は、波動関数の干渉効果により生じた遍歴フラットバンドであることを、実験と理論の両面から実証した。磁気秩序が生じている物質で遍歴フラットバンドが観測されたのは世界で初めての事例である。磁気熱電効果を用いた横型熱電変換は薄膜形状のデバイスに適している。本成果で見いだされた巨大な磁気熱電効果を利用することで、熱電デバイスやスピントロニクスデバイスへの応用が期待される。東京大学 大学院理...
キーワード:インターフェース/カゴメ格子/ネルンスト効果/角度分解光電子分光/光電子分光/磁気秩序/熱電効果/波動関数/トポロジカル/トポロジカル物質/磁性体/材料科学/電子分光/フェリ磁性体/メモリ/量子エレクトロニクス/熱電変換/スピン/スピントロニクス/新エネルギー/第一原理/第一原理計算/干渉効果/結晶構造/ラット
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月28日
13
説明可能AIのアプローチでフェルミ面の異常検知に成功
~ホイスラー合金のスピン偏極とノーダルラインを自動検出~
説明可能AIのアプローチでホイスラー合金のフェルミ面の解析手法を開発。主成分分析における「ジャンプ」に着目し、これがスピン偏極率の極値と変曲点に対応することを明らかにしました。外れ値のデータを再構成し、ノーダルラインの発現位置を自動検出することに成功しました。低品質データに対して堅牢性があり、実験的なフェルミ面トポロジーの解析手法として、多様な物質系への展開が期待されます。東京理科大学 先進工学部 マテリアル創成工学科の石川 大地 氏(修士課程 2年)、福 健太郎 博士研究員(当時)、小嗣 真人 教授、京都工芸繊維大学の三浦 良雄 教授、筑...
キーワード:外れ値/機械学習/主成分分析/人工知能(AI)/スピン偏極/トポロジー/フェルミ面/ノイズ/トポロジカル/マンガン/ゲルマニウム/ホイスラー合金/磁気特性/コバルト/スピン/異常検知/機能性材料/二酸化炭素/機能性
他の関係分野:数物系科学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月28日
14
傷害が誘導する植物再生の仕組み
~熱ストレス応答因子HSFA1が細胞リプログラミングを制御~
理化学研究所(理研) 環境資源科学研究センター 細胞機能研究チームのダンカン・コールマン 特別研究員(研究当時、現 客員研究員)、杉本 慶子 チームディレクターらの国際共同研究グループは、傷害が植物の再生を誘導する新たな仕組みを発見しました。本研究成果は、植物の再生の理解を深めるとともに、穀物や野菜、果樹などにおける再生・育種技術の高度化に貢献すると期待されます。植物は動物の体と同じように、さまざまな役割を持った細胞が集まってできています。こうした植物では、気候条件や害虫による被害を受けて傷つくと、その周辺の細胞が担っていた役割(分化状態)を変える「細胞リプログラミング」によって、葉...
キーワード:プログラミング/レジリエンス/環境変動/高温環境/カルス/プラスチド/環境応答/器官再生/機能解析/分子機構/ストレス応答/リプログラミング/幹細胞/細胞増殖/低分子化合物/転写因子/ストレス
他の関係分野:複合領域環境学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月23日
15
70年間測定できなかった磁石の「反転試行時間」を初めて決定
~次世代磁気デバイス設計に新指針~
約70年にわたり仮定されてきた磁石の「反転試行時間」を、初めて実験的に決定しました。長年1ナノ秒程度の定数と仮定されてきた反転試行時間が、ナノ磁石の形状や材料に依存して変化する設計可能なパラメーターであることを示しました。本成果は、ハードディスクや磁気メモリー、確率計算素子などの設計を高精度化し、次世代磁気デバイス開発の基盤となります。磁石のN極/S極の向きは、エネルギーの「丘」を越えることで切り替わります。この現象はアレニウス則で記述され、ハードディスクや磁気メモリーの設計に用いられています。しかしアレニウス則に含まれる「どれくらいの頻度で丘を越え...
キーワード:電気通信/材料科学/メモリ/スピン/半導体/ゆらぎ
他の関係分野:工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月18日
16
反強磁性体を用いたトンネル磁気抵抗効果の理論予測
~次世代高密度・超高速磁気メモリーの開発に貢献~
ノンコリニア反強磁性体を用いた磁気トンネル接合を理論的に設計し、大きなトンネル磁気抵抗効果が現れることを計算により予測しました。応用上有望なノンコリニア反強磁性材料と、代表的な絶縁材料を用いた、反強磁性トンネル接合の実用化につながる理論予測です。本研究の成果は、高密度・超高速・低消費電力で動作する磁気メモリーの開発の設計指針となることが期待されます。東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻の田中 克大 特任助教(研究当時)、見波 将 特任助教(研究当時)、中辻 知 教授、有田 亮太郎 教授(兼:理化学研究所 創発物性科学研究センター チームディレクタ...
キーワード:インターフェース/磁気抵抗/反強磁性/反強磁性体/酸化マグネシウム/トポロジカル/トポロジカル物質/磁気抵抗効果/磁性体/物質設計/トンネル磁気抵抗効果/メモリ/強磁性/強磁性トンネル接合/絶縁材料/量子エレクトロニクス/強磁性体/磁性材料/スピン/スピントロニクス/トンネル/マグネシウム/第一原理/第一原理計算/低消費電力/ラット
他の関係分野:数物系科学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月16日
17
熱電デバイスを自在に設計するAI「TEGNet」を開発
~性能予測を従来比約1万分の1の時間に短縮、開発プロセスを革新~
NIMSは、人工知能(AI)を活用した熱電発電デバイス設計用ニューラルネットワーク「TEGNet」(ThermoelectricGenerator NeuralNetwork)を開発しました。従来のシミュレーション手法では膨大な計算時間を要していた発電デバイス性能の予測を、99パーセント以上の高精度を保ったまま従来比約1万分の1の時間で実行できます。本技術により、材料開発からデバイス設計までの最適化が大幅に加速し、廃熱回収やIoTセンサー用独立電源などへの応用が期待されます。持続可能な社会の実現に向け、温度差がある場所に設置するだけで半永久的に発電できる熱電発電技術が注...
キーワード:性能予測/AI/ニューラルネットワーク/モノのインターネット(IoT)/最適化/人工知能(AI)/テクトニクス/数値シミュレーション/アンチモン/持続可能/材料設計/熱電変換/シミュレーション/センサー/ニューラルネット/マグネシウム/最適設計/数値解析/有限要素法/エネルギー変換
他の関係分野:数物系科学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月14日
18
国際的で大規模な第一原理計算・熱伝導データベースを構築
~高精度データとAIを活用した熱機能材料探索に期待~
国際的な研究チームによって、第一原理計算を自動化するソフトウェア「auto-kappa」を開発し、6,800種類以上の無機結晶材料の熱伝導率やフォノン物性の大規模データベース「Phonix」を構築しました。構築したデータベースを用いてグラフニューラルネットワークによる機械学習モデルを開発し、学習させるデータ量の増加に伴って予測精度が指数関数的に向上する「スケーリング則」が成り立つことを見いだしました。このデータベースとAIモデルにより、極めて高い、あるいは極めて低い熱伝導率を持つ新規材料候補を効率的に探索できることを実証しました。このようなAI for Scienceを...
キーワード:グラフニューラルネットワーク/ニューラルネットワーク/機械学習/情報基盤/人工知能(AI)/スケーリング則/スケーリング/フォノン/電子デバイス/無機材料/熱電材料/ニューラルネット/自動化/第一原理/第一原理計算/熱伝導/熱伝導率/機能材料
他の関係分野:数物系科学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月13日
19
ブレイン・コンピューター・インターフェースを活用してイメトレ中の脳状態を可視化することで運動能力を向上
~健常者のパフォーマンス向上やスポーツ、人間拡張分野への応用に道~
イメトレ中の脳内状態を、AIを使って可視化して訓練・これまでは本人もトレーナーも、実際の脳状態を知ることができませんでしたが、ブレイン・コンピューター・インターフェース(Brain–Computer Interface;BCI)を利用することでリアルタイムに可視化できました。・脳内に電極を埋め込むことなく、ウェアラブルセンサー(脳波計)とAIだけで実現できた点が画期的です。実際に運動せず、イメトレだけで運動能力が向上・これまでは、ジムや競技場、楽器やキーボードなど、実際にトレーニングするための「場所」や「道具」が必要で、訓練環境を整備...
キーワード:インターフェース/ウェアラブル/ウェアラブルセンサー/人間拡張/情報学/人工知能(AI)/医療機器/脳活動/持続性/ブレイン/生命情報/センサー/フィードバック/臨界期/スポーツ/トレーニング/パフォーマンス/運動イメージ/運動能力/筋肉/筋電図/心電図/神経回路/ICT/ヘルスケア/脳卒中/脳波/非侵襲
他の関係分野:複合領域数物系科学生物学工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月7日
20
戦略的創造研究推進事業における2026年度新規研究領域と研究総括の決定および研究提案の募集について
JST(理事長 橋本 和仁)は、文部科学省が設定した2026年度戦略目標を受け、戦略的創造研究推進事業「CREST」「さきがけ」および「ACT-X」において、新たに研究領域を設定し、その研究総括を決定しました。これらの研究領域を対象として、2026年度の研究提案募集を2026年4月7日(火)から開始します。本事業は、社会・経済の変革をもたらす科学技術・イノベーションに大きく寄与する、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的とした基礎研究を推進します。国(文部科学省)が定めた戦略目標に推進すべき研究領域とその責任者である研究総括(プログラムオフィサー)をJSTが定め...
キーワード:データ駆動/データ駆動科学/インタラクション/価値共創/電子メール/気候変動/ACT/生体システム/技術革新/寿命/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月6日
21
電圧駆動による安定な磁気情報書き込みの新技術を開発
~超低消費電力な不揮発性メモリーMRAMの実現へ~
非磁性体薄膜を2層の強磁性体薄膜で挟んだ構造(人工反強磁性体)の制御された界面に対して電圧をかけることで、広いパルス幅領域で磁気情報を安定に書き込むことに成功電圧駆動型MRAM(不揮発性磁気メモリー)の大容量化に道筋記憶保持および書き込み動作ともに超低消費電力化でき、情報機器の省エネルギー化に貢献産業技術総合研究所(以下「産総研」) ハイブリッド機能集積研究部門 中山 裕康 主任研究員、野﨑 隆行 研究グループ付、山路 俊樹 主任研究員、野崎 友大 研究グループ長、今村 裕志 研究グループ付、エレクトロニクス・製造領域 湯浅 新治 上級首席研究員は、...
キーワード:低消費電力化/コンピューティング/人工知能(AI)/パルス/ブレイン/反強磁性/反強磁性体/超薄膜/ナノマテリアル/磁性体/情報機器/MRAM/メモリ/強磁性/磁化反転/省エネ/強磁性体/不揮発性メモリ/サンドイッチ構造/スピン/省エネルギー/新エネルギー/低消費電力/放射線
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月3日
22
次世代創薬技術「標的たんぱく質分解」を加速
~DCAFたんぱく質群の相互作用ネットワークを解明~
たんぱく質分解創薬の鍵となるDCAFファミリーの網羅的機能解析を実施独自開発した近接たんぱく質標識技術AirIDを用いた大規模プロテオミクス解析約60種類存在すると考えられるDCAFのたんぱく質相互作用ネットワークを体系的に整理たんぱく質分解活性の高いDCAF群を抽出する解析フレームワークを構築次世代創薬技術「標的たんぱく質分解(TPD)」の研究開発を加速する基盤研究このたび、愛媛大学 先端研究院 プロテオサイエンスセンターの山中 聡士 特定助教らの研究グループは、細胞内のたんぱく質分解機構に関わるDCAF(DDB1-and CU...
キーワード:フレームワーク/たんぱく/インタラクトーム/キチン/機能解析/オミクス/オミクス解析/プロテオミクス/ユビキチン/細胞生物学/創薬
他の関係分野:総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月1日
23
ライフサイエンスデータベース統合推進事業(統合化推進プログラム)における2026年度新規研究開発課題の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、ライフサイエンスデータベース統合推進事業(統合化推進プログラム)において、3件の新規研究開発課題を決定しました。本プログラムは、ライフサイエンスに関わる国内外のデータを統合的に扱うためのデータベース開発を支援します。研究開発を通じて公共データ利活用のための情報環境整備を行うとともに、利用者の知識発見や課題解決への寄与および国際的なオープンサイエンスへの貢献を目指しています。今回の募集では、昨年度に引き続き、将来性を重視した独自性の高い構想を持つ統合データベースの発掘・育成を目的として、試行的開発を含む萌芽(ほうが)的なデータベースの研究開発提...
キーワード:知識発見/オープンサイエンス/気候変動/感染症
他の関係分野:数物系科学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月1日
24
蛍石型強誘電体の分極反転における原子の動きをリアルタイムに直接観察
~次世代強誘電体デバイスに向けた材料開発の新たな設計指針~
近年の高度情報化社会では、情報を保存するメモリーデバイスの低消費電力化や高速化・小型化が大きな課題となっています。こうした課題を解決する次世代メモリーの1つとして、物質内部の電気の偏り(分極)を利用する強誘電体メモリーの開発が進められています。中でも、従来材料と比べて飛躍的に薄い膜厚でも分極を安定して保持できる蛍石型強誘電体が注目されています。しかし、この蛍石型強誘電体では、情報の保存や読み書きの根幹を担う分極反転(スイッチング)がどのような過程を経て進行しているのか、また構成する元素によってどのように分極の振る舞いをコントロールできるのかという点について未解明の点が数多くありました...
キーワード:低消費電力化/スーパーコンピュータ/軽元素/メモリ/分極反転/誘電体/STEM/強誘電体/原子構造/ダイナミクス/第一原理/第一原理計算/低消費電力/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/透過電子顕微鏡/ジルコニウム
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月31日
25
ジー・サーチとJST、AI時代の研究開発を加速する「科学技術文献情報提供事業」に係る契約を締結
~高品質・高信頼データとAIの融合により、日本のイノベーション・エコシステムを最大化~
富士通グループの株式会社ジー・サーチ(本社:神奈川県川崎市幸区、代表取締役社長:植木 誠二郎、以下、ジー・サーチ)は、科学技術振興機構(本部:埼玉県川口市、理事長:橋本 和仁、以下、JST)が長きにわたり実施してきた科学技術文献情報提供事業に係るコンテンツ提供サービス事業について、2027年4月1日からジー・サーチが継続して実施する新たな契約を締結しました。本契約は、生成AIの台頭により情報の真偽や権利関係の透明性が問われる現代において、両者が培ってきた「高品質・高信頼な構造化データ」の価値を再定義し、人工知能(AI)時代の新たな研究スタイルに対応した革新的なプラットフォームを提供す...
キーワード:AI/コンテンツ/人工知能(AI)/情報提供/透明性/水田/ラット
他の関係分野:工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月28日
26
なぜ三脚型分子は固体表面上できれいに並ぶのか
~トリプチセン有機薄膜の自己組織化メカニズムを分子動力学で解明~
プロペラ状骨格を持つ三脚型トリプチセン誘導体の自己組織化薄膜について、全原子分子動力学(MD)シミュレーションにより、表面上での分子配向と秩序化の「動的プロセス」を分子レベルで初めて可視化・解明分子が厚く積み重なったバルク相では分子の向きが互い違いに配向する「反平行配向」が安定であるのに対し、超薄膜相では固体表面の影響で分子の向きがそろう「平行配向」へと優先的に切り替わるメカニズムを発見熱アニーリングによる「段差状構造から平坦(へいたん)な膜への自己修復」および高秩序化の過程を再現し、そのメカニズムを定量的に実証置換基パターンが膜の安定性を左右することを突き止...
キーワード:自律システム/超薄膜/高分子膜/自己組織/高分子/分子配向/有機エレクトロニクス/有機半導体/二分子膜/有機分子/固体表面/トランジスタ/単分子膜/有機トランジスタ/有機薄膜/熱力学/単結晶/シミュレーション/スピン/ダイナミクス/自己修復/真空蒸着/動力学/半導体/分子動力学/物質循環/MDシミュレーション/組織化/分子機構/分子設計/誘導体
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月28日
27
脂質を包括的に可視化する新たな空間解析手法の開発
~多層的な質量分析イメージングで脂質の空間制御の解明に貢献~
理化学研究所(理研) 生命医科学研究センター メタボローム研究チームの内野 春希 特別研究員、津川 裕司 客員研究員、有田 誠 チームディレクター(慶應義塾大学 薬学部・薬学研究科 教授)の研究チームは、生体組織内の脂質分子を包括的かつ詳細に可視化する質量分析イメージング(MSI)の新手法「SMASH imaging(Serial MAldi-msStrategy forHigh-resolution imaging)」を開発しました。本研究成果は、脂質イメージングの網羅性と構造解析の正確性を向上させ、脂質分布の空間地図(リピドームアトラス)の構築を通じて、脂質が関与する加齢・発生・...
キーワード:プロファイル/空間解析/分析技術/スペクトル/質量分析/レーザー照射/モビリティ/レーザー/生体組織/SPECT/MSI/マウス/質量分析イメージング/ICT/メタボローム/加齢/脂質/神経疾患
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月28日
28
トポロジカルデータ解析で柔軟な細胞セグメンテーションを実現
トポロジカルデータ解析に基づく細胞膜画像のセグメンテーションツール「PomSeg」を開発数理構造と生物学的な対応を明らかにすることで、細胞サイズや重なり具合など、明確な意味を持つパラメーターで細胞のセグメンテーションを実現発生学をはじめ、細胞膜画像を扱う多様な生命科学分野の研究を推進東京大学 大学院医学系研究科の織田 遥向 氏と、京都大学 高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点の井元 佑介 特定准教授による研究グループは、トポロジカルデータ解析技術であるパーシステントホモロジーを用いた細胞膜画像のセグメンテーションツール「PomSeg」を開発しました。機...
キーワード:セグメンテーション/機械学習/ホモロジー/データ解析/トポロジカル/一細胞/細胞膜/ステント/発生学/ICT
他の関係分野:数物系科学総合理工総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月23日
29
量子のもつれを“螺旋(らせん)”で読む
~個別制御に頼らない量子状態解析法を開発~
量子ビットを一つずつ操作しない、新しい量子状態解析法を開発少ない測定から全体の量子状態を推定する効率的手法を実証大規模量子システムで量子のもつれを評価する新しい道を提示日本大学 文理学部 物理学科の山本 大輔 准教授、同 自然科学研究所のGiacomo Marmorini(ジャコモ・マルモリーニ)研究員、および早稲田大学 理工学術院の福原 武 教授(理化学研究所 量子コンピュータ研究センター チームディレクター)からなる研究グループは、多数の量子ビットからなる量子多体系の状態を、個々の量子ビットを一つ一つ制御することなく解析できる新しい量子状態トモグ...
キーワード:圧縮センシング/コヒーレンス/光格子/三角格子/磁気光学/電気磁気効果/反強磁性/量子コンピュータ/量子シミュレーション/量子もつれ/量子情報/量子情報処理/量子多体系/冷却原子/冷却原子系/トモグラフィー/異方性/ブラックホール/量子ビット/トポロジカル/磁性体/強磁性/シミュレーション/シミュレータ/スピン/センシング/エネルギー変換
他の関係分野:数物系科学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月23日
30
遺伝子変異に合わせたRNA標的創薬へ
~RNA構造と低分子化合物の相互作用を大規模に検出する新技術「BIVID-MaP」を開発~
RNA-低分子化合物相互作用の検出手法「BIVID-MaP」を開発しました1塩基変異がRNA構造と結合能を変化させることを大規模に解明しました個々の変異に最適化したRNA標的創薬と精密医療の実現への貢献が期待できます宮下 映見 大学院生(京都大学 iPS細胞研究所(CiRA) 未来生命科学開拓部門・株式会社xFOREST Therapeutics)、小松 リチャード 馨 最高技術責任者(株式会社xFOREST Therapeutics)、齊藤 博英 教授(CiRA 未来生命科学開拓部門・東京大学 定量生命科学研究所)、および鬼塚 和光 准教授(東北大...
キーワード:最適化/物質科学/結合状態/たんぱく/iPS細胞/RNA/ラット/高次構造/創薬/低分子化合物/立体構造/遺伝子/遺伝子発現/遺伝子変異/個別化医療
他の関係分野:数物系科学工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月17日
31
半導体基板上で非鉛圧電体の性能向上を実証
~汎用成膜法で多数の条件を同時に評価し実現~
電子デバイス製造で広く用いられるスパッタ法を活用し、半導体基板(シリコンウエハー)上に非鉛圧電単結晶薄膜を作製。多数の成膜条件を1枚の基板上で同時に評価できる手法により、材料特性の最適化を効率的に実施。最適化した材料を用いて超小型振動発電デバイスを試作し、5倍の性能向上を実証。圧電材料は力を加えると電気が生じ、電気を加えると形が変わる性質を持つ材料で、圧力センサーやイヤホンなどに広く用いられています。鉛を使用しない圧電材料として注目されるビスマス鉄酸化物(BiFeO3、BFO)は、圧縮の力により圧電性能が向上することが報告されていましたが、この効果は...
キーワード:最適化/ビスマス/相転移/圧電性/シリコンウエハ/スパッタ法/圧力センサー/電子デバイス/材料特性/圧電材料/圧電体/構造相転移/単結晶/MEMS/シリコン/センサー/ひずみ/酸化物/半導体/力センサー
他の関係分野:数物系科学化学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月13日
32
先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)招へい型(インド)およびインド若手科学頭脳循環プログラム(LOTUS Programme)における2026年度提案募集の開始について
JST(理事長 橋本 和仁)は、インドを対象とした先端国際共同研究推進事業(以下、ASPIREという。)招へい型およびインド若手科学頭脳循環プログラム(以下、LOTUS Programmeという。)における提案募集を2026年3月13日(金)から開始しました。ASPIREは、国際的な研究コミュニティーにおける日本の存在感が低下している状況を打破し、科学技術力の維持・向上を図るため、政策上重要な科学技術分野での国際共同研究を通じて、日本と欧米など科学技術先進国・地域のトップ研究者同士を結び付け、研究コミュニティーにおいて国際頭脳循環を加速させることを目指すものです。今般、この...
キーワード:知能ロボティクス/人工知能(AI)/電子メール/気候変動/ロボティクス/半導体/コミュニティ/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月12日
33
うねる高分子鎖を初めて可視化~高分子セグメントの熱揺らぎを捉えた
~モビリティー組立技術を刷新する新規接着技術への応用に期待~
接着剤の性能を左右する界面高分子鎖の運動は、これまで平均像でしか議論できなかった。高分子1本の中の分子運動を直接観察し、吸着・脱離を伴う非平衡挙動を発見した。界面の高分子鎖を非平衡系として捉える新しい視点が、接着剤の分子設計を加速する。世界のエネルギー消費の約3割はモビリティー輸送に起因します。モビリティーの低燃費化に向けた構造部材の軽量化はSDGs実現に向けた重要な課題であり、軽量化には異種材料を適材適所での組み合わせを可能にする高性能な接着技術が求められます。九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門/次世代接着技術研究センターの田中 敬二 主幹教...
キーワード:最適化/熱揺らぎ/非平衡/非平衡系/揺らぎ/分子運動/高分子/固体表面/エネルギー消費/AFM/マルチスケール/モビリティ/軽量化/原子間力顕微鏡/複合材/分子設計
他の関係分野:数物系科学化学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月9日
34
「着床」に関わる重要な新たな仕組みを解明
~低酸素シグナルHif2α-Lox経路が子宮内マトリックスを再構築し、胚の浸潤と胎盤形成を促進~
着床期の子宮内膜は低酸素状態になり、その状態が胚の着床に重要な役割を果たすことを解明低酸素応答因子 Hif2α(Hypoxia-Inducible Factor 2 alpha)が、酵素 Lox(Lysyl Oxidase)を誘導し、子宮内のコラーゲン構造を再編成することを発見Loxが欠損すると、胚の侵入不全・胎盤形成異常が起こり、流産や胎児発育不全につながることをマウスで実証不妊症や妊娠合併症(妊娠高血圧症候群など)の新たな診断・治療標的となる可能性東京大学医学部附属病院の藍川 志津 特任研究員、東京大学 大学院医学系研究科の廣田 泰 教...
キーワード:AI/生殖/生殖補助医療/たんぱく/抵抗性/新規治療法/マウスモデル/合併症/子宮/子宮内膜/治療標的/受精/浸潤/体外受精/着床/着床障害/低酸素応答/低酸素応答因子/不妊症/胎児/分子機構/HIF/コラーゲン/マウス/血小板/胎盤/低酸素/慢性炎症/医療の質/血圧/高血圧/細菌/細菌叢/新生児/妊娠/妊娠高血圧症候群
他の関係分野:生物学総合理工総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月6日
35
量子フィードバック制御のトポロジカルな分類に成功
~擾乱から保護された量子制御の設計に向けて~
量子系に対して測定とフィードバックを繰り返し行う量子フィードバック制御について、対称性に基づくトポロジカルな分類に成功した。広いクラスの量子フィードバック制御の対称性が10種類に限定されることを証明し、どのような場合にその制約を外せるかも明らかにした。本成果は、トポロジカルに保護された量子制御を設計する指針を与え、擾乱(じょうらん)やノイズに対して頑健な量子技術の開拓につながることが期待される。東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻の聞 駿軒 大学院生、ゴン・ゾンピン 准教授、沙川 貴大 教授らによる研究グループは、広いクラスの量子フィードバック...
キーワード:プロトコル/トポロジー/対称性/量子制御/ノイズ/トポロジカル/フィードバック/フィードバック制御
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月4日
36
DNA言語に対する生成AI基盤モデルを開発オーソログ進化パターンに基づく遺伝子配列再設計で異種生物での高発現を可能に
~バクテリアのプラスチック分解能力を最大約10倍向上~
オーソログ(Ortholog)情報を学習する生成AI「OrthologTransformer」により、同義置換だけでなく非同義変異や挿入・欠失も自然な範囲で取り入れた遺伝子配列の再設計が可能。45種の細菌・450通りの種間変換で、宿主(ターゲット種)の天然オーソログに近い配列を生成し、従来のコドン最適化や既存手法を一貫して上回る性能を確認。PETase遺伝子を枯草菌で発現させる実験で、コドン最適化と比べて反応生成物量が最大約10倍に向上。ゲノム全体をデザインできるプラットフォームの構築に向けた生成AI基盤モデルを確立。北里大学 未来工学部 ...
キーワード:ベンチマーク/最適化/深層学習/人工知能(AI)/バクテリア/コドン/系統進化/プラスチック/分解能/枯草菌/ラット/ゲノム/遺伝子/細菌
他の関係分野:数物系科学生物学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月27日
37
光量子コンピューターの誤り耐性を理論的に証明
~一般的な環境ノイズを踏まえた新たな開発指針を提案~
理化学研究所(理研) 量子コンピュータ研究センター 量子計算理論研究チームの松浦 孝弥 特別研究員(科学技術振興機構(JST) さきがけ研究者)、東京大学 大学院情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻の山崎 隼汰 准教授(JST さきがけ研究者)らの国際共同研究グループは、光を用いた量子コンピューターで「誤りに強い計算」が可能であることを理論的に示しました。本研究成果は、大規模な量子コンピューターや量子ネットワークの実現に向けた光量子技術の今後の開発指針に対する貢献が期待されます。今回、国際共同研究グループは、光の振幅に量子的なビットを保持する光連続量方式の量子計算に着目...
キーワード:計算理論/機械学習/量子計算/システム構築/超低温/量子コンピュータ/量子計測/ノイズ
他の関係分野:複合領域数物系科学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月26日
38
全臓器・全身の全細胞を網羅する3次元アトラスを構築
~次世代の病理診断や創薬研究への展開に期待~
従来、全臓器や全身レベルで細胞の分布を網羅的に把握することは困難だった。本研究では、マウスの全臓器および全身を対象に、全ての細胞を3次元かつ1細胞解像度で記録した3次元全細胞アトラスを構築した。構築した3次元アトラスは、発達学・生理学・病理学を全身スケールで定量的に解析するための基盤となり、将来的には次世代の3次元病理診断や創薬研究への展開が期待される。JST 戦略的創造研究推進事業 ERATOにおいて、東京大学 大学院医学系研究科 機能生物学専攻 システムズ薬理学分野の上田 泰己 教授(久留米大学 特別招聘教授 兼任)、吉田 将太 客員研究員、松本...
キーワード:位置情報/最適化/がん研究/一細胞/病理/病理学/がん化/システム生物学/マウス/創薬/薬理学/ICT/化学療法/睡眠/生理学
他の関係分野:複合領域総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月26日
39
戦略的創造研究推進事業 ALCA-Nextにおける2026年度新規研究開発課題の決定について(「未来本格型」領域)
JST(理事長 橋本 和仁)は、戦略的創造研究推進事業 ALCA-Next「未来本格型」領域における2026年度の新規研究開発課題および研究開発代表者を決定しました。本プログラムは、カーボンニュートラルへの貢献という出口を明確に見据え、幅広い領域からチャレンジングな提案を募り、科学技術パラダイムを大きく転換するゲームチェンジングテクノロジーの創出を目指すものです。「未来本格型」領域では、未来社会創造事業「地球規模課題である低炭素社会の実現」領域(以下、「低炭素社会」領域)で推進され、ステージゲート評価を通過した研究開発課題について、POC(概念実証:実用化が可能かどうか見極められる段...
キーワード:ゲーム/低炭素社会/気候変動/カーボンニュートラル/低炭素/カーボン/金属材料/バイオマス/感染症
他の関係分野:環境学数物系科学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月24日
40
ナノアンテナによる円偏光制御と計測手法の開発
~シリコンナノ粒子近傍の円偏光特性を解明~
シリコンのナノ粒子からなる光アンテナにより、局所的な円偏光のヘリシティを制御できることを示した。光アンテナ近傍の円偏光特性について、二次元材料の円偏光選択ラマン信号を活用したナノスケール計測法を開発した。本技術は、創薬において重要なエナンチオマーの識別や、円偏光により選択的に誘起される新しい化学反応への応用が期待される。神戸大学 大学院工学研究科のモジタバ・カリミ・ハビル 研究員、杉本 泰准 教授、藤井 稔 教授らの研究グループは、ナノサイズのシリコンからなる光アンテナ近傍に形成される光の円偏光特性を制御するとともに、その円偏光特性を実験的に計測する...
キーワード:アンテナ/空間分布/エナンチオマー/キラル/光反応/反応場/二次元材料/ラマン/円偏光/誘電体/シリコン/ナノサイズ/ナノスケール/ナノ構造/ナノ粒子/近接場/光制御/創薬
他の関係分野:環境学化学総合理工工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月21日
41
光が生み出す流れで生体試料を高速濃縮する
金属ナノ薄膜光ファイバー型3次元捕捉技術を開発
光ファイバー型光濃縮モジュールで3次元的に任意の位置にバブルと数ミリメートル/秒もの高速な対流を発生させ、細菌やナノ・マイクロ蛍光ポリスチレン粒子を高効率に集積できることを実証。同じプラットフォームでナノサイズからマイクロサイズまでさまざまなサイズの生体分子の濃縮が可能。光ファイバー型光濃縮モジュールを基板上に配置すると基板と水平な方向に対流が発生し、光ファイバー周囲への粒子の集積や、熱源から遠ざかる方向への粒子の運動などの新現象も発見。大阪公立大学 LAC-SYS研究所 林 康太 特任助教、同 大学院理学研究科/LAC-SYS研究所 飯田 琢也 教...
キーワード:スループット/スチレン/ポリスチレン/ファイバー/レーザー照射/計測技術/ナノサイズ/マイクロ/レーザー/光ファイバー/たんぱく/ハイスループット/微生物/ラット/生体分子/細菌
他の関係分野:化学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月17日
42
実用化の壁を超えるスピン力学センサーの誕生
~高感度・高耐久を両立する新しいフィルム型ひずみゲージ~
従来のフィルム型ひずみゲージの感度を圧倒的に凌駕(りょうが)する「スピン力学センサー」が、10万回を超える引っ張り試験後も特性劣化を示さず、実使用環境を想定した耐久性を世界で初めて実証繰り返し大きく変形するフレキシブル基材上での長期安定動作は未検証であったが、高感度と高耐久性の両立を証明高感度・低消費電力・低電圧駆動に加え、実用化の障壁となっていた高耐久性を兼ね備えた新センサーの登場により、フィジカルとサイバー空間をつなぐインターフェースの高度化への貢献に期待大阪大学 産業科学研究所の千葉 大地 教授(兼 東北大学 国際放射光イノベーション・スマート...
キーワード:インターフェース/放射光/フィルム/磁性体/フレキシブル/メモリ/技術移転/サイバー空間/スピン/スピントロニクス/センサー/センシング/トンネル/ひずみ/耐久性/低消費電力/半導体
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月17日
43
インスリン抵抗性はがんのリスク因子である
~インスリン抵抗性を予測する機械学習モデルの開発と応用~
9つの臨床パラメーターからインスリン抵抗性を予測する機械学習モデル「AI-IR」を開発インスリン抵抗性ががんの発症のリスク因子であることを数十万人規模の大規模集団で解明健康診断データから糖尿病や心血管病、がんなどの発症リスクの予測が可能東京大学 大学院医学系研究科の平池 勇雄 特任講師と台中退役軍人総合病院(台湾)のChia-Lin Lee(チャーリン・リー) 准教授らの国際共同研究グループは、9つの簡便な臨床パラメーターからインスリン抵抗性を予測する機械学習モデルであるAI-IR(artificial intelligence–derived in...
キーワード:AI/機械学習/人工知能(AI)/統計解析/褐色脂肪細胞/抵抗性/バイオバンク/臨床応用/健康診断/脂肪細胞/追跡調査/インスリン/スクリーニング/褐色脂肪/抗炎症/抗炎症作用/転写制御/インスリン抵抗性/リスク因子/環境因子/循環器疾患/生活習慣病/糖尿病/標準化
他の関係分野:工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月16日
44
次世代通信に向けた位相同期回路の新方式を開発
~補正不要で低ジッタと低スプリアスを同時に実現~
カスケード型アーキテクチャーで安定した雑音低減を達成する新方式を開発。従来技術では必須の補正を必要とせずに、低ジッタ・低スプリアスを同時に達成。高速無線通信に必要不可欠な低雑音の周波数シンセサイザー技術として、次世代無線通信規格への応用が期待される。東京大学 大学院工学系研究科の飯塚 哲也 教授と、張 浩明 大学院生らによる研究グループは、低ジッタと低スプリアスを同時に実現する位相同期回路(PLL:Phase-Locked Loop)の新方式を開発しました。無線通信機などで広く用いられる分数分周PLLでは、回路構成上生じる量子化雑音による雑...
キーワード:アーキテクチャ/無線通信/情報通信/相補性/量子化/CMOS/酸化膜/エネルギー効率/ナノメートル/フェムト秒/周波数/集積回路/半導体
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月12日
45
日米豪印4カ国国際共同研究(AI-ENGAGE)における新規課題の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、ムーンショット型研究開発事業 日米豪印4カ国国際共同研究(AI-ENGAGE:Advancing Innovations for Empowering NextGen AGriculturE)において、新規課題の採択を決定しました。本公募は、2023年5月20日(土)開催の日米豪印(Quad)の4カ国首脳会合の共同声明において支持が表明された、新興技術により農業のイノベーションを推進するための4カ国共同研究支援の枠組みの中で実施するものです。今回の募集では2024年9月20日(金)から2025年1月23日(木)にかけ、JSTと米国国立科学財団...
キーワード:人工知能(AI)/電子メール/気候変動/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月4日
46
科学論文の図表を読み解き、有効に利活用するAIワークフローDIVEを開発
~水素貯蔵材料等の研究を加速~
水素貯蔵材料の研究論文にある図表から実験データを読み取り、構造化するマルチエージェントAIワークフローDIVE(Descriptive Interpretation of Visual Expression)を開発しました。4,000報超の文献から30,000件超のデータを抽出、整備し、AIエージェント基盤DigHyd(Digital Hydrogen Platform)として構築、公開しました(www.dighyd.org)。整備したデータを活用して、短時間で水...
キーワード:データ駆動/AI/エージェント/マルチエージェント/ワークフロー/人工知能(AI)/閉じ込め/材料科学/金属材料
他の関係分野:数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月3日
47
AIで「刻々と変化する風」を低コストで正確に予測
~航空機や風車の設計を革新する、低コストかつ高精度な流体解析技術~
航空機の振動や風力発電の騒音など、非定常現象が引き起こす課題の解決において重要となる時間変化する空気の流れを、AI(人工知能)を用いて、直接数値計算の約0.55パーセント(およそ180分の1以下)という極めて低い計算コストで、高精度に予測する技術を実証しました。従来のAI流体シミュレーションの多くは「定常(平均的)」な流れを対象としていましたが、「渦の放出周波数」などを直接学習させました。本技術により、航空機や風力発電機の開発速度が飛躍的に向上し、安全で高効率な次世代製品の早期実用化への貢献が期待されます。航空機や自動車、風力発電機などの開発現場では...
キーワード:AI/機械学習/人工知能(AI)/数値計算/流体シミュレーション/直接数値計算/シミュレーション/航空機/自動車/周波数/風力発電/流体解析/流体力/流体力学/ICT
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月2日
48
双対性が解き明かす「非可逆対称性に守られたトポロジカル相」
~新たな量子相の分類と構成法~
複雑な数学的構造を持つため理解が困難だった「非可逆対称性に守られたトポロジカル相(SPT相)」の一種が、物理学でよく知られた「自発的対称性の破れ(SSB)」と等価であることを、「双対性」を用いて解明しました。任意の次元において、これまで未解決だった物理的・数学的に重要な「Rep(D8)型」と呼ばれるクラスの非可逆対称性を持つSPT相の分類に成功し、具体的な模型も構成しました。これにより、新たな量子相の存在が予言されました。本成果は、新たな量子物質の設計や、量子計算のリソースとしての応用など、量子技術の発展に向けた理論的な礎となることが期待されます。南...
キーワード:量子計算/トポロジカル相/自発的対称性の破れ/対称性/量子コンピュータ/トポロジカル/対称性の破れ
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月30日
49
大規模データ解析で「非天然反応」を担う酵素を発見
~データベース探索が切り拓く次世代バイオ触媒~
主成分分析を基盤とする大規模データ解析手法により、データベース上に存在するたんぱく質の配列情報を体系的に解析することで、生物が本来行わない「非天然反応」を高立体選択的に触媒できる新規酵素を発見しました。これまで自然機能予測に用いられてきたデータ解析手法を、「非天然反応」という新しい枠組みへと展開することで、従来のたんぱく質工学とは異なるアプローチによるバイオ触媒開発の新たな方向性を示しました。本研究により、同一の化学反応に対して異なる立体構造の生成物を選択的に作り分ける酵素群を同定でき、今後の持続可能な化学合成や創薬、機能性材料の開発への応用が期待されます。...
キーワード:主成分分析/データ解析/立体選択的/ACT/持続可能/機能性材料/たんぱく/機能予測/分子システム/機能性/生合成/創薬/立体構造
他の関係分野:数物系科学化学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月27日
50
国家戦略分野の若手研究者及び博士後期課程学生の育成事業(BOOST)次世代AI人材育成プログラム(若手研究者支援)における2025年度新規研究課題の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、国家戦略分野の若手研究者及び博士後期課程学生の育成事業(BOOST)次世代AI人材育成プログラム(若手研究者支援)の2025年度研究提案募集における新規採択研究課題を決定しました。本プログラムでは、国家戦略上、重要で緊急性の高い分野として設定した次世代AI分野(AI分野およびAI分野における新興・融合領域)を担う優秀な若手研究者の研究課題を募集により選定し、その研究活動を支援することを通じて、日本の国際競争力の抜本的強化を図ることとしています。国家戦略分野である次世代AI分野への挑戦を志す若手研究者が、所属機関にかかわらず、最適な場所を求めて自由に独...
キーワード:人工知能(AI)/電子メール/気候変動/異分野融合/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月23日
51
高校生はコロナ禍で抑うつになりにくくなっていた?
~心の変化を“地形図”で可視化、集団傾向を数理的に解析~
東京在住の高校生から取得した抑うつに関するアンケートに対して、エネルギー地形解析を適用して「抑うつのエネルギー地形図」として解析した結果、先行研究と同様に集団全体の傾向としてコロナ禍で抑うつになりにくくなっていたことを示した。層別化解析により、抑うつスコアが低く安定なグループと高く不安定なグループを特定し、両グループでコロナ禍による抑うつへの影響が異なることを示した。脳発達データ(経時的な頭部MRI検査)の比較から、脳構造の成長過程が抑うつの感受性に影響を及ぼしている可能性が示唆された。名古屋大学 大学院理学研究科の岩見 真吾 教授、立松 大機 日本...
キーワード:インテリジェンス/産学連携/数理科学/コロナ禍/アンケート調査/シミュレーション/脳発達/生態学/精神医学/脳神経科学/パンデミック/感染症対策/MRI/神経科学/うつ/コホート/感染症/新型コロナウイルス感染症/精神疾患/抑うつ
他の関係分野:複合領域数物系科学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月19日
52
スーパーコンピューター「富岳」で台風の発達期を初めて100メートル刻みで再現
日本のフラッグシップスーパーコンピューター「富岳」を用い、台風が「生まれる前の弱い渦」から「スーパー台風」になる約4日間を、水平100メートル刻みの超高解像度計算で初めて再現しました。一般的な解像度の計算と比べ、最大強度(台風の中心部分の最低気圧が約920ヘクトパスカル)はほぼ同じですが、超高解像度計算では長く居座るメソ渦や、1キロメートル未満の細かな渦が多数現れ、これらが台風中心付近の空気の流れを乱して急発達の始まりを約1日遅らせることが分かりました。台風が「いつ急に強くなるか」というタイミングを左右する条件が、今回見つかった小さな渦の集まりである可能性を示しました。...
キーワード:スーパーコンピュータ/情報学/海洋/Large eddy simulation/シミュレーション/環境情報/防災・減災/イミン
他の関係分野:環境学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月15日
53
先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)日本-英国共同研究「AI・情報分野」2025年度新規課題の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、先端国際共同研究推進事業(ASPIRE) 日本-英国共同研究「AI・情報分野」において、新規課題の採択を決定しました。ASPIREは、日本の科学技術力の維持・向上を図るため、政策上重要な科学技術分野において、国際共同研究を通じて日本と欧米など科学技術先進国・地域のトップ研究者同士を結び付け、日本の研究コミュニティーにおいて国際頭脳循環を加速することを目指すものです。日本-英国共同研究「AI・情報分野」では、英国研究・イノベーション機構(UKRI)傘下の工学・物理科学研究評議会(EPSRC)との合意に基づき、人工知能(AI)とデータサイエンスの発展に焦点...
キーワード:AI/人工知能(AI)/気候変動/コミュニティ/感染症
他の関係分野:数物系科学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月8日
54
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)株式会社シスコムへの開発支援の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)の2025年度募集において、株式会社シスコム(本社:福岡県北九州市、代表取締役:岩永 満宏)に対する開発支援を決定しました。本事業は、大学等の研究成果(技術シーズ)の社会実装を目指すスタートアップ等を対象に、革新的な製品・サービス創出に向けた実用化開発を開発費の貸し付け(無利子)により支援するものです。株式会社シスコムは、九州工業大学で開発された「コンテナ自動蔵置技術」を用いて、港湾のコンテナターミナルでのコンテナ積み卸しを効率的に行うシステムの提供を行っています。本事...
キーワード:最適化/気候変動/技術移転/感染症
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月7日
55
強誘電トンネル接合メモリーのTER比は微細化により向上
~次世代不揮発メモリーの高性能化に貢献~
25ナノメートルスケールのナノクロスバー型強誘電トンネル接合(FTJ)不揮発性メモリーを開発トンネル電気抵抗効果(TER)比は面積の低減に伴い向上次世代の不揮発性メモリーの性能向上に期待東京科学大学(Science Tokyo) 総合研究院 フロンティア材料研究所の真島 豊 教授の研究グループは、物質理工学院 材料系 舟窪 浩 教授、フロンティア材料研究所の伊澤 誠一郎 准教授らと共に、次世代の不揮発性メモリーとして期待される強誘電トンネル接合(FTJ)のトンネル電気抵抗効果(TER)比の面積依存性に注目し、最小で1辺25ナノメートルのナノクロスバー...
キーワード:モノのインターネット(IoT)/人工知能(AI)/トンネル電流/電子線/トランジスタ/メモリ/共鳴トンネル/微細化/不揮発メモリ/分極反転/誘電体/温度依存性/チタン/強誘電体/酸化チタン/電気抵抗/不揮発性メモリ/シリコン/トンネル/ナノメートル/酸化物/低消費電力/ナノテクノロジー
他の関係分野:総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月6日
56
圧縮的な細胞環境をつくる細胞外基質の新機能
~ZPDタンパク質の「雲」によるナノ加工~
理化学研究所(理研) 生命機能科学研究センター 形態形成シグナル研究チーム(研究当時)の板倉 由季 研究員(研究当時)、林 茂生 チームリーダー(研究当時、現 発生ゲノムシステム研究チーム 客員主管研究員)らの研究チームは、細胞外基質が細胞に対して圧縮力を及ぼすような環境(圧縮的な環境)をつくり出し、その結果として、昆虫の表皮を覆うクチクラに微細構造が構築されることを発見しました。本研究成果は、細胞外基質の力学的な作用が細胞外でのナノスケール構造の加工に働くことを示し、生体材料を生物学的に加工して機能的な素材を生物につくらせる技術の基盤として役立つものと期待されます。昆虫の...
キーワード:クラウド/自己組織/ナノ結晶/ナノスケール/ナノメートル/ナノ加工/ナノ構造/微細構造/生体内/結晶構造/組織化/感覚器/細胞外基質/ショウジョウバエ/形態形成/神経細胞/ゲノム/遺伝子/生体材料
他の関係分野:化学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月5日
57
高次元データから細胞運命の“かたち”を取り出す
~生命システムの成り立ちと破綻の予測や制御の道を拓く数理解析手法を開発~
単一細胞(シングルセル)解析は時系列(動き)の情報が欠落しているため、分化や発生の過程で細胞の状態が“どのように推移するか”という動的な情報は得られなかった。単一細胞データに含まれる微分情報をもとに、今回開発した数理解析技術ddHodge(ディーディーホッジ)を用いることで、細胞運命を支配する“場と法則”(地形と力学)を復元することに成功した。未知の複雑システムを大規模データから読み解く“データ駆動的理論解析”の新しい道を開拓した。生命科学に限らず、高次元ビッグデータを扱う多分野への応用基盤として期待される。生命科学研究では、単一細胞(シングルセル)...
キーワード:高次元データ/データ駆動/マルチモーダル/情報基盤/幾何学/データ解析/マウス胚/材料科学/理論解析/ダイナミクス/動的解析/一細胞/一細胞/統合オミクス/哺乳類/細胞運命/オミクス/オミクス解析/クロマチン/生体防御/がん化/マウス/ICT/遺伝子/遺伝子発現/老化
他の関係分野:数物系科学生物学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月20日
58
マテリアルリザバー性能が向上する電子-イオン混合伝導
~イオンを積極的に活用したニューロモルフィック分子ネットワークの実証~
自己ドープ型ポリチオフェン(S-PEDOT)の化学的な脱ドープにより、電子(ホール)とイオン(プロトン)が同時に伝導キャリアとして働く“本質的な混合伝導状態”を誘起することに成功しました。電子とイオンが協奏した混合伝導状態を利用することで、マテリアルリザバー素子の性能が向上することを明らかにし、本コンセプトが高性能なマテリアルリザバー素子開発において重要な因子であることを実証しました。本研究は、イオン(プロトン)伝導を積極的に活用したニューロモルフィック分子ネットワークの設計指針を提示するとともに、次世代の省エネルギーAIデバイスの実現に大きく貢献することが期待されます...
キーワード:ベンチマーク/タスク/人工知能(AI)/非線形/非線形応答/チオフェン/高分子/導電性高分子/ポリチオフェン/アミン/キャリア/ニューロモルフィック/省エネ/電気伝導/省エネルギー/導電性/プロトン/短期記憶
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月18日
59
大規模言語モデルで専門家のように材料空間を探索
~自律性と解釈性を備えた無機材料設計のためのAIエージェントを開発~
大規模言語モデル(LLM)をエージェントとして活用し、目標特性を持つ無機結晶材料を自律的に探索・設計する手法を開発しました。材料探索における専門家の思考プロセスを模倣したツール(短期記憶・長期記憶・周期表・知識ベース)をLLMの推論プロセスに統合することで、幅広い材料空間の探索を実現しました。本手法を用いることで、平易な自然言語で環境問題や資源制約を考慮した制約を付与したり、提案材料がなぜ有望なのかを解釈したりすることが可能となり、材料開発の加速と理解の深化に貢献することが期待されます。東京大学 大学院工学系研究科の高原 泉 大学院生(博士後期課程)...
キーワード:生成モデル/エージェント/フレームワーク/言語モデル/自然言語/人工知能(AI)/カドミウム/ACT/生産技術/持続可能/無機材料/材料特性/自律性/半導体産業/材料設計/エンジン/フィードバック/環境問題/半導体/長期記憶/結晶構造/技術革新/知識ベース/予測モデル/短期記憶
他の関係分野:環境学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月16日
60
次世代エッジAI半導体研究開発事業における2025年度研究開発課題の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、文部科学省および経済産業省が策定した研究開発計画を受け、次世代エッジAI半導体研究開発事業における2025年度研究開発提案募集を行い、このたび新規研究開発課題を決定しました。本事業は、事業全体を統括するプログラムディレクター(PD)の下、アカデミアのシーズを活用した、従来では達成困難な超低消費電力などの革新的な次世代エッジAI半導体の実現に貢献する研究開発を推進します。今回の研究開発提案募集では、産学官各界より16件の応募がありました。募集締め切り後、経済産業省による一次採択審査、JSTによる二次採択審査を実施し、各テーマにおいて以下の通り計...
キーワード:人工知能(AI)/電子メール/気候変動/トランジスタ/低消費電力/半導体/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月16日
61
細胞一つ一つの個性が手にとるように分かる新技術の開発に成功
~疾患メカニズム解明から胚発生研究まで多様な応用に期待~
新しい1細胞解析法scRepli-RamDA-seq(scRR-seq)を開発。この手法により、個々の細胞においてゲノムDNAと遺伝子発現を同時に解析できるようになった。scRR-seqは、DNAとRNAの双方について、高品質かつ高解像度の解析を実現。scRR-seqを用いることで、単一細胞内におけるDNAとRNAの直接的な関係が分かり、従来の手法では得られなかった知見を引き出すことが可能になった。scRR-seqは強力かつ汎用(はんよう)性の高いツールであり、疾患メカニズムの解明から胚発生研究まで幅広い研究分野で新たな発見をもたらすことが期待される。...
キーワード:データ駆動/人工知能(AI)/レジリエンス/ゲノムDNA/初期胚/初期発生/倍数性/胚発生/マネジメント/リスクマネジメント/染色体分配/一細胞/一細胞/生物資源/オミクス/クロマチン/細胞老化/染色体/ゲノム解析/不均一性/RNA/イミン/マウス/一細胞解析/細胞周期/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/全ゲノム解析/老化
他の関係分野:複合領域化学生物学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月15日
62
e-ASIA共同研究プログラム
「代替エネルギー」領域および「防災」領域における新規課題の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、戦略的国際共同研究プログラム(SICORP) e-ASIA共同研究プログラムにおける新規課題の採択を決定しました。このたびJSTは、7カ国7機関のファンディングエージェンシーと共同で、「代替エネルギー」領域および「防災」領域について2024年12月16日(月)~2025年3月31日(月)に共同研究課題を募集し、「代替エネルギー」領域で49件、「防災」領域で46件の応募がありました。参加国の専門家の評価、ファンディングエージェンシーによる協議により選定された6件(「代替エネルギー」領域3件、「防災」領域3件)の採択を決定しました。研究実施期間は...
キーワード:エージェンシー/気候変動/感染症
他の関係分野:数物系科学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月15日
63
先端国際共同研究推進事業「TOPのためのASPIRE」「次世代のためのASPIRE」における新規課題の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)で実施する「TOPのためのASPIRE」「次世代のためのASPIRE」において、新規課題の採択を決定しました。JSTは協力相手国・地域の研究資金配分機関や研究機関などのプログラムで支援を受けている、または支援を受ける予定の研究者と、AI・情報、バイオ、エネルギー、マテリアル、量子、半導体、通信の7分野で国際共同研究を実施する日本側研究者からの提案を募集しました。その結果、「TOPのためのASPIRE」では7分野で計54件、「次世代のためのASPIRE」では7分野で計91件の応募があり、それぞれ17課題、...
キーワード:人工知能(AI)/気候変動/半導体/感染症
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月13日
64
低酸素環境においてRNAの骨格がメチル化される
~立体選択的なRNAの修飾がリボソームを活性化する~
大腸菌のリボソームRNA(rRNA)において、嫌気(低酸素)環境特異的に、“RNA骨格”にメチル化修飾が導入されることを発見し、またその分子メカニズムを解明しました。この修飾はリボソームの構造と活性を微調整し、低酸素下における翻訳効率を高め、生育を促進する“環境応答型スイッチ”として働いていることが示唆されました。本研究は、RNA修飾が細胞の生育環境を感知して、たんぱく質合成を調節する、これまでに知られていなかった仕組みを明らかにするものです。また、無細胞たんぱく質合成や合成生物学において有用な技術基盤となる可能性があります。東京大学 大学院工学系研...
キーワード:最適化/質量分析法/立体選択的/RNA修飾/tRNA/リボソームRNA/質量分析/電子顕微鏡/たんぱく/修飾塩基/リボソーム/rRNA/リン酸/環境応答/生合成/クライオ電子顕微鏡/ncRNA/翻訳制御/大腸/RNA/メチル化/合成生物学/大腸菌/低酸素/ICT/生理学
他の関係分野:数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月11日
65
脳転移の最初の瞬間に光を当てる
~脳の番人ミクログリアが、がんの「種」を食べる~
ミクログリアが、がんの「種」を食べ転移を断つ瞬間を初めて生体内で観察2光子顕微鏡と「光」標識で、攻防の現場にいたミクログリアだけを特定・解析ミクログリアの働きを高めることで、脳転移を予防できる可能性を提示名古屋大学 大学院医学系研究科 分子細胞学の辻 貴宏 研究員(当時)(現:米国 フレッド・ハッチンソンがん研究センター Postdoctoral Fellow)、和氣 弘明 教授(生理学研究所 教授/クロスアポイントメント)らの研究グループは、がん細胞が脳に転移する「最初の瞬間」に脳の免疫細胞・ミクログリアががん細胞を直接“食べて”排除することを生体...
キーワード:データ統合/がん研究/レジリエンス/ACT/温度計測/ホログラム/量子ドット/システム制御/センサー/シナプス/血流/光刺激/神経回路形成/生体内/機能性/技術革新/オミクス/がん免疫/グリア細胞/高次脳機能/生体イメージング/中枢神経/発現解析/微小環境/病理/病態解明/がん細胞/グリア/システム生物学/マウス/ミクログリア/自然免疫/腫瘍免疫/神経回路/生体内イメージング/創薬/脳機能/脳疾患/免疫応答/免疫学/免疫細胞/異分野融合/疫学/神経疾患/生理学/精神疾患/認知症/脳腫瘍
他の関係分野:複合領域工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月10日
66
複数の自律自動AIシステムが自発的に連携して材料研究を推進
~新規材料発見を全体効率化する自律自動AIネットワーク技術を開発~
NIMSは、筑波大学との共同研究により、複数の自律自動AIシステムがお互いに自発的に連携してネットワークを組むことで効率的に新規材料を発見することが可能な「自律自動AIネットワーク」技術を開発し、その有用性をシミュレーションで実証しました。近年、人工知能(AI)やロボット、シミュレーションを組み合わせた「自律自動AIシステム」が注目を集めており、世界中で構築・運用されています。しかし、現在の自律自動AIシステムは、他のシステムと競合することなく独立で稼働しています。各システムが異なる材料系を探索しており、データを共有することは容易でも、他のデータを自身の自律探索に活用することが困難で...
キーワード:データ駆動/AI/アルゴリズム/最適化/人工知能(AI)/材料設計/シミュレーション/ロボット/コミュニケーション/コミュニティ
他の関係分野:工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月10日
67
細菌に共通の「合成しづらいたんぱく質」の特徴を明らかにし、それを積極的に利用して働く特異なたんぱく質群を発見
地球上に生息するさまざまな真正細菌が共通に持つ「細胞内で合成が困難なアミノ酸配列(難翻訳配列)」の共通の配列パターンを発見した。このような難翻訳配列を含むたんぱく質は進化の過程で強く排除されるため、自然界ではめったに見られない。一方で、難翻訳配列を積極的に利用したユニークな機能を発揮する一連のたんぱく質があることが明らかとなった。難翻訳配列を巧妙に利用した多様な仕組みは、これまで知られていた以上に多様であることが示唆された。京都産業大学 大学院生命科学研究科の千葉 志信(しのぶ) 教授と藤原 圭吾 研究員(現 国立遺伝学研究所 特命助教・J...
キーワード:情報学/環境変化/たんぱく/発酵/アミノ酸配列/アミノ酸/遺伝学/細菌
他の関係分野:複合領域総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月10日
68
高性能レーザー計測で捉えた放電発生初期の超高速現象
~雷現象から医療・農業応用にまで供する実験ベンチマークを提示~
高性能なレーザー計測技術により、放電発生初期の超高速現象(ストリーマ放電)を支配する主要パラメーター群をセットで直接計測することに成功。これにより、従来モデルでは予測されていなかった内部の電荷・電界構造を発見。従来モデルの妥当性検証・改良・精緻化に供する実験ベンチマークを初めて提示。放電の予測・制御性能向上により、雷現象の理解や放電の医療・農業・環境・エネルギー応用が加速するものと期待される。本研究では、高時間分解能を有する複数のレーザー計測技術を駆使することで、幅広い領域で研究が進められているストリーマ放電においてそのダイナミクスを支配す...
キーワード:ベンチマーク/計算モデル/時間分解/超高速現象/数値計算/時間分解能/ストリーマ/電界分布/計測技術/ダイナミクス/レーザー/レーザー計測/分解能/高性能レーザー/妥当性
他の関係分野:数物系科学総合理工工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月6日
69
電流による反強磁性体の超高速磁化スイッチングを時間分解イメージング測定で可視化
~ノンコリニア反強磁性体の100ピコ秒級の高速反転過程を解明~
100ピコ秒級の電流パルスによる高速な磁化反転過程をノンコリニア反強磁性体で観測した。電流密度に応じて反転の熱的・非熱的起源が切り替わることを時間分解測定で明確に示した。反強磁性体の超高速スピントロニクスメモリー応用に向けた重要な知見となる。東京大学 大学院理学系研究科の小川 和馬 大学院生、Tsai Hanshen(ツァイ・ハンシェン) 特任助教、中辻 知 教授(物性研究所・トランススケール量子科学国際連携研究機構 兼任)、同大学 低温科学研究センターの島野 亮 教授(大学院理学系研究科・トランススケール量子科学国際連携研究機構 兼任)らのグループ...
キーワード:インターフェース/パルス/ワイル半金属/時間分解/磁気光学/磁気秩序/反強磁性/反強磁性体/高周波/テラヘルツ/磁性体/マンガン/カー効果/スピン軌道トルク/メモリ/強磁性/時間分解測定/磁化反転/半金属/強磁性体/スピン/スピントロニクス/ダイナミクス/トルク/ピコ秒
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月3日
70
ヒト遺伝子の“型”を網羅データベース「JoGo」一般公開
~1.9万遺伝子に対する470万の配列型を収載、病気や遺伝解析を後押し~
全遺伝子の“型”を統一規則で記述する共通言語が求められていた世界初、ヒト1.9万の遺伝子の“型”をACTG階層で体系化した辞書を構築遺伝子の個人差は「点」から「線」の時代へ、医療・創薬への応用に期待遺伝子の型は身近な例に、血液型が挙げられます。遺伝子は塩基配列から構成されており、その塩基配列の型(ハプロタイプ)は個人ごとに(または一人一人、人によって)少しずつ違います。その違いが遺伝子の発現量や薬の代謝機能といった遺伝子機能の差を生み出すことが知られています。しかし、全遺伝子を網羅する共通の“型”の命名法や辞書は、これまでありませんでした。九州大学 ...
キーワード:高性能計算/情報基盤/危機管理/塩基配列/体系化/ハプロタイプ/オミクス/遺伝子解析/新規遺伝子/生体防御/アミノ酸/血液/創薬/GWAS/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域生物学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月2日
71
「最適輸送」でエネルギーコストの原理的限界を達成
~省エネ情報処理の新たな設計につながる成果~
数学の「最適輸送理論」から予測される、限られた時間における熱力学的なエネルギーコストの原理的な最小を、初めて実験で実現しました。特に、情報処理の基本過程である「情報消去」に相当する操作に応用しました。光の力で微小粒子を高速・高精度で制御する新開発の「走査型光ピンセット技術」により、水中で熱ゆらぎを受けてランダムに動く粒子を制御することで、数学の理論が予測する「最適輸送」の実現に成功しました。将来的に本成果は、よりエネルギー効率の高い情報処理技術や自律的人工ナノマシン設計の基盤となることが期待されます。私たちが何かを動かすときには、熱力学的なエネルギー...
キーワード:コンピューティング/オープンアクセス/プロトコル/微分幾何/微分幾何学/幾何学/非平衡/非平衡熱力学/トレードオフ/エネルギー効率/省エネ/熱力学/光ピンセット/エネルギー変換/分子機械/APC/ナノマシン/ゆらぎ/生体分子
他の関係分野:数物系科学生物学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月30日
72
あらゆる材料に適用可能な量子ビット評価手法を確立
~2次元材料・ヘテロ構造まで網羅~
材料中の量子ビットの安定性を高速に判定する新手法を開発しました。3次元材料に限られていた安定性評価法を、2次元材料やヘテロ構造材料へ拡張する理論を世界で初めて確立し、安定性の高い190種類の2次元材料を特定しました。AI時代に不可欠な量子コンピューターや量子センサーなど、あらゆる量子デバイス開発の共通指針として活用が期待されます。量子コンピューター向け材料を見分ける新しい方法を発見しました。東北大学の金井 駿 准教授、米国 シカゴ大学および米国 アルゴンヌ国立研究所のジューリア・ガリ 教授、マイケル・トリヤマ 博士らの研究チームは、材料内部...
キーワード:電気通信/人工知能(AI)/揺らぎ/量子コンピュータ/量子ビット/材料科学/タングステン/2次元材料/量子デバイス/評価手法/材料設計/センサー/積層構造/層構造/心臓/評価法
他の関係分野:数物系科学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月30日
73
公的資金研究データリポジトリ(GRANTS Data)公開
~公的資金研究データの利活用促進へ~
JST(理事長 橋本 和仁)は、2025年11月27日(木)午後5時に、公的資金によって得られた研究データの公開・利活用を促進するための新たなシステム「公的資金研究データリポジトリ(GRANTS Data)」を公開しました。近年、論文の実験結果の信頼性や再現性の向上、公的資金で得られた研究データの利活用促進、さらには日本の研究情報発信力強化の観点から、研究データのオープン化が強く推進されています。しかし、現状、研究者の所属先の機関リポジトリに研究データを掲載する環境が整っていない場合もあり、研究成果を公開、広く社会へ還元する仕組みづくりが課題となっていました。この課題を踏ま...
キーワード:オープンサイエンス/情報基盤/電子メール/情報発信/気候変動/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月27日
74
ナノ秒X線動画でミクロ分子動態計測に成功
~超小型X線光源を用いた高速レントゲン動画の幕開け~
超小型X線光源を用いて、1画像900ナノ秒(1ナノ秒は10億分の1秒)での高速連続撮影を実現し、機械学習解析から試料内部の高分子ミクロ動態の検出に成功しました。本計測法を、透過X線明滅法(Transmitted X-ray Blinking:TXB)と命名しました。レントゲン(透過X線)撮影では識別できない物質の構造動態の差異を、実験室サイズのX線光源を用いて、世界で初めてナノ秒スケールで捉えました。今後、経時変化する全ての物質系に対する3次元動態計測の実現や臨床検査法としての利用が期待されます。東京大学 大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻の佐々...
キーワード:画像情報/機械学習/人工知能(AI)/物質科学/揺らぎ/検出器/分子運動/高分子/ACT/樹脂/結晶性高分子/ポリエーテル/結晶性/臨床検査/ケトン
他の関係分野:数物系科学化学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月27日
75
量子コンピュータの規模と計算速度のジレンマを解消
~誤り耐性量子計算のコストを大幅に削減する新提案~
大規模な量子コンピュータの実現には、エラーを訂正しながら計算を進める誤り耐性量子計算の仕組みが不可欠です。しかし、その実装において、使用する量子ビット数(規模)の増大と計算速度の低下を同時に抑えることは両立困難な課題とされてきました。本研究では、2種類の量子エラー訂正符号を組み合わせたハイブリッド誤り耐性方式を提案しました。この方式により、量子コンピュータの規模の増大と計算速度低下のジレンマを解消し、両者を同時に抑制できることを理論的に証明しました。この成果は、世界的に開発が進む量子コンピュータの誤り耐性化コストを大幅に低減し、その実現を加速させる基盤技術としての幅広い...
キーワード:低密度パリティ検査符号/連接符号/機械学習/量子計算/量子コンピュータ/量子情報/量子情報処理/ノイズ/量子ビット/異分野融合
他の関係分野:数物系科学総合理工医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月20日
76
組成傾斜薄膜に対応したAIベース自律材料探索システムを開発
~最高性能を示す新しい磁気機能材料薄膜の高効率な開拓に成功~
NIMSは、1つの試料から膨大な材料データを獲得できる”組成傾斜薄膜”に対し、データ解析やAIによる最適組成予測を実行するプログラムを開発しました。これを用いた磁性組成傾斜薄膜の自律材料探索により、次世代磁気センサーなどの応用で有望な巨大な異常ホール効果を示す新しい磁性材料を発見しました。AIと自動実験を組み合わせた自律材料探索は、革新的な新材料を効率的に発見できる手法として注目されています。しかし、デバイス応用で重要な薄膜材料では、多数の組成を同時に探索できる「コンビナトリアル成膜手法」を自律材料探索に適用するための最適化プログラムがこれまで存在しませんでした。特に、組成が連続的に...
キーワード:データ駆動/アルゴリズム/最適化/人工知能(AI)/再生可能エネルギー/異常ホール効果/ホール効果/データ解析/タンタル/イリジウム/タングステン/磁性薄膜/最適化手法/アモルファス/磁性材料/コバルト/センサー/マイクロ/ロボット/電気化学/機能材料/ICT
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月19日
77
炭素負極内のNaクラスター形成の新機構提唱
~次世代Naイオン電池の高エネルギー密度化に新たな指針~
Naイオン電池のハードカーボン負極内でのNaイオンの振る舞いの謎を高精度計算により解明。ハードカーボン内のナノ孔の最適なサイズや、そこでのNaイオン凝集・拡散の新機構を理論的に予言。高エネルギー密度化によるNaイオン電池の普及促進に期待。東京科学大学(Science Tokyo) 総合研究院 化学生命科学研究所の館山 佳尚 教授、林 哲安 研究員らの研究チームは、ナトリウム(Na)イオン電池の高エネルギー密度化につながるハードカーボン(HC)負極内でのNaクラスター形成とNaイオン拡散に関する新たな機構を、スーパーコンピューター「富岳」などを用いた分...
キーワード:スーパーコンピュータ/高エネルギー/DFT/カーボンニュートラル/ボトルネック/電池/カーボン/ナノスケール/ナノメートル/リチウム/動力学/分子動力学/密度汎関数理論/技術革新/ナトリウム/寿命
他の関係分野:数物系科学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月11日
78
AIの力で複雑なスペクトルの自動解析が可能に
~X線データから材料の構造・欠陥・電子状態を高精度で判別~
X線吸収スペクトルは、多様な構造や欠陥の影響で複雑に変化するため、従来の解析では高度な専門知識と多くの作業が必要とされてきました。教師なし機械学習法を用いて、複雑なX線吸収スペクトルから、結晶構造や欠陥の種類を、高精度で自動解析することに成功しました。計算データで構築した分析モデルが、実際の実験データに対しても有効であることを実証し、理論と実験を統合した新しい材料解析手法を確立しました。本研究の成果により、大量のデータを効率的に解析でき、未踏物質開発の加速が期待されます。東京理科大学 大学院先進工学研究科 マテリアル創成工学専攻 修士2年の...
キーワード:データ駆動/機械学習/主成分分析/多様体/X線吸収分光/スペクトル/吸収スペクトル/結合状態/材料設計/電子構造/電子状態/シミュレーション/解析モデル/電荷移動/ホウ素/結晶構造/SPECT
他の関係分野:数物系科学化学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月11日
79
心電図の測定だけで糖尿病予備群を発見
~血液検査なしで早期発見を可能にする新たなAI技術~
血液検査を行わずに、健診などで行われる一般的な心電図検査のデータを用いて糖尿病予備群を高精度に発見することができる新たなAIモデルの構築に成功しました。腕時計型ウェアラブル端末で記録される心電図に相当する心電図(I誘導心電図)でも同様の精度が得られることを確認し、日常生活でのスクリーニングへの応用可能性を示しました。この技術により、「いつでも・どこでも・誰でも」糖尿病予備軍を検出できる新しい予防医療の形が実現可能となり、糖尿病の早期発見・発症予防に大きく貢献することが期待されます。東京科学大学(Science Tokyo) 大学院医歯学総合研究科 分...
キーワード:ウェアラブル/人工知能(AI)/日常生活/歯学/スクリーニング/血液/心電図/内分泌/早期発見/糖尿病
他の関係分野:医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月4日
80
スキルミオンの流体挙動と論理ゲート機能を理論的に発見
~ナノ磁気構造体の流体力学の創成とそのデバイス機能の開拓に道~
磁性体中に発現する「スキルミオン」と呼ばれる粒子状のナノ磁気構造体が無数に集まると、流体のように振る舞うことを発見しました。「スキルミオン流体」をアルファベットのHの形状をした磁性体素子に流すと、AND(論理積)やOR(論理和)に対応する論理演算ができることを数値シミュレーションにより発見しました。これらの流体挙動と論理演算機能は、位相幾何学的な磁化配列を持つスキルミオンが無数に集まった結果として現れる創発的な現象と機能です。この成果により、スキルミオン1個1個を制御する高度な技術が不要となり、スキルミオンの素子応用の研究・開発が促進されると期待されます。また...
キーワード:コンピューティング/位相幾何学/ソリトン/幾何学/磁気構造/準粒子/数値シミュレーション/スキルミオン/トポロジカル/磁性体/メモリ/メモリ素子/シミュレーション/スピン/テクスチャ/ナノサイズ/流体力/流体力学/ウシ/キメラ/スキル
他の関係分野:数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月30日
81
量子情報の未解決問題「一般化量子Steinの補題」を証明
~量子リソースの最適な変換効率に関する普遍的法則を定式化~
量子情報理論における大きな未解決問題だった「一般化量子Stein(シュタイン)の補題(generalized quantum Stein’s lemma)」の証明に成功しました。物理学には、エネルギーをどれだけ効率良く変換できるかを決める「熱力学第二法則」があります。量子情報処理にもこれに似た法則があると考えられてきましたが、その定式化の鍵となる「一般化量子Steinの補題」の既存の証明に誤りがあることが近年判明し、重要な未解決問題となっていました。今回の成果によりこの問題が解決され、量子コンピューターでの計算や通信に使われるリソースをどれだけ効率良く変換できるかを決め...
キーワード:情報理論/量子コンピュータ/量子情報/量子情報処理/熱力学/量子情報理論
他の関係分野:数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月29日
82
ポータブル装置による世界最強110テスラ磁場発生とX線実験に成功
独自開発のポータブル装置「PINK-02」により、地磁気の約200万倍にあたる110テスラの超強磁場発生に成功。磁場中心にX線自由電子レーザーを照射し、X線実験の世界最強110テスラ磁場を記録。従来は77テスラ。110テスラX線回折実験により、磁石である固体酸素が1パーセントにも及ぶ巨大かつ異方的な磁歪(じわい)を示すことを明らかにした。同手法は、今後、100テスラを超える極限環境で現れる新しい結晶構造や電子状態、機能性の探索に活用される。電気通信大学 大学院情報理工学研究科 基盤理工学専攻の池田 暁彦 准教授と理化学研究所 放射光科学研究セ...
キーワード:電気通信/X線自由電子レーザー/強磁場/自由電子レーザー/超強磁場/SPring-8/X線回折/地磁気/放射光/磁場/固体酸/電子状態/レーザー/金属材料/極限環境/機能性/結晶構造
他の関係分野:数物系科学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月29日
83
腸内環境モニタリング機能付きデジタル錠剤に向けた胃酸充電半導体集積回路の開発に成功
~65ナノメートル CMOSで実証、消化器官内の温度・pHモニタリングに目途~
京都大学 大学院情報学研究科 新津 葵一 教授、Wu You(ウ・ヨウ) 同 修士課程学生、大塚製薬株式会社 ポートフォリオマネージメント室 大西 弘二 プリンシパル、同 デジタル事業室 山根 育郎 課長らの研究グループは、腸内環境モニタリング機能付きデジタル錠剤に向けた胃酸充電機能を有する半導体集積回路の開発に成功し、65ナノメートル(ナノメートル:10億分の1メートル)のCMOSプロセスで製造した半導体集積回路を用いて実証しました。生体内センシングは、健康状態を把握するうえで有効なアプローチの1つです。特に、腸内環境の継続的なモニタリングは、近年の研究によりその有用性が明らかに...
キーワード:アバター/情報学/環境モニタリング/ポートフォリオ/CMOS/センシング/ナノメートル/モニタリング/環境情報/集積回路/半導体/生体内/腸内環境
他の関係分野:環境学数物系科学工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月28日
84
スピン歳差運動をテラヘルツ光で読み出す技術を開発
~スピンとテラヘルツがつなぐ磁気インターフェースの構築~
京都大学 化学研究所のZhang Zhenya(ジャアン・ジィンヤ)博士研究員(研究当時、現:清華大学 博士研究員)、渡邊 優一 氏(修士課程学生)、廣理 英基 教授、塩田 陽一 准教授、輕部 修太郎 特定准教授、小野 輝男 教授は、強磁性体におけるスピン(磁化)歳差運動の情報を、テラヘルツ(THz、テラは1兆)光の偏光回転として直接読み出すことに成功しました。従来、磁化の超高速ダイナミクスの検出には、磁気光学効果やTHz光放射の観測が用いられてきましたが、スピン歳差運動の情報をTHz光の偏光変調として直接検出する技術は確立されていませんでした。本研究では、Co–Pt多層膜構造を用いて光励起–...
キーワード:インターフェース/テラヘルツ光/磁気光学/超高速ダイナミクス/テラヘルツ/磁場/磁性体/強磁性/光変調/光励起/磁気光学効果/強磁性体/スピン/スピントロニクス/ダイナミクス/周波数/多層膜/膜構造
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月28日
85
戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)日本-韓国(NRF)「物理世界におけるAI技術」領域における新規課題の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)日本-韓国共同研究の「物理世界におけるAI技術」領域において、新規課題の採択を決定しました。SICORPは、省庁間の合意に基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力国・地域および分野において、相手側のファンディングエージェンシーと共同で研究提案の募集を行い、採択された国際共同研究課題に対して研究費を支援します。日本-韓国共同研究では、韓国研究財団(NRF)との合意に基づき、「物理世界におけるAI技術」領域の2国間共同研究課題の募集を行いました。今回の募集には13件の応募があり、両国の専門家...
キーワード:エージェンシー/人工知能(AI)/気候変動/感染症
他の関係分野:数物系科学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月27日
86
全固体リチウム硫黄電池の内部反応を高解像度で可視化する手法を確立
~高速充放電とサイクル安定性を阻害する因子を解明~
放射光X線コンピューター断層撮影(CT)を用いて、全固体リチウム硫黄電池(SSLSB)の正極内部における充放電反応の空間分布を、高い空間分解能で可視化する手法を確立しました。正極全体にリチウムイオンを行き渡らせる電極スケールでのイオン輸送の遅さが、高速充放電と安定した充放電サイクルの両方を制限していることを明らかにしました。本手法により、電池内部で実際に何が起きているかを直接捉えることが可能になり、SSLSBを含むさまざまな電池系の電極設計の最適化に貢献することが期待されます。全固体リチウム硫黄電池(SolidStateLithiumSulfurBa...
キーワード:最適化/空間分布/物質科学/SPring-8/放射光/放射光X線/イオン輸送/固体電解質/電池/マイクロ/リチウム/電解質/分解能/空間分解能/computed tomography/ICT
他の関係分野:環境学数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月23日
87
p波磁性体と呼ばれる新しいタイプの磁性体を実現
~電流を用いた高効率な磁化制御などへ期待~
理化学研究所(理研) 創発物性科学研究センター トポロジカル量子物質研究ユニットの山田 林介 客員研究員(東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻 助教)、プリヤ・バラル 客員研究員(東京大学 大学院工学系研究科 附属量子相エレクトロニクス研究センター 客員研究員)、マックス・ヒルシュベルガー ユニットリーダー(東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻 准教授)、強相関量子伝導研究チームのマックス・バーチ 基礎科学特別研究員(研究当時、現 強相関物性研究グループ 研究員)、十倉 好紀 チームディレクター(東京大学 卓越教授/東京大学 国際高等研究所 東京カレッジ)、創発機能設計研究ユニット...
キーワード:量子計算/高エネルギー/磁気構造/中性子散乱/電荷秩序/反強磁性/反強磁性体/物性理論/量子伝導/J-PARC/異方性/加速器/中性子/スキルミオン/トポロジカル/トポロジカル物質/強相関/磁性体/強磁性/量子デバイス/量子構造/強磁性体/原子配列/電気抵抗/スピン/スピントロニクス/原子力/微細加工/スキル
他の関係分野:数物系科学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月23日
88
骨を持たない昆虫にもカルシウムの貯蔵・放出を調節する仕組みが存在する
脊椎動物では骨にカルシウムが蓄えられていますが、ショウジョウバエを用いた研究により、骨を持たない動物においても、カルシウム貯蔵に特化した器官が存在すること、そしてカルシウムが不足した際にホルモンを介してカルシウムを放出する内分泌システムが存在することを見いだしました。カルシウムは、筋収縮や神経活動など、動物の生存にとって不可欠な生理機能を担うミネラルです。脊椎動物では、副甲状腺ホルモン(PTH)をはじめとするホルモンが、カルシウム貯蔵庫である骨からのカルシウム放出を制御し、血中カルシウム濃度を維持しています。しかし、昆虫など骨を持たない無脊椎動物の体内でのカルシウム濃度...
キーワード:電気通信/甲状腺ホルモン/神経系/脊椎動物/神経活動/ペプチドホルモン/無脊椎動物/ホルモン/運動能力/筋収縮/甲状腺/生理機能/脊椎/副甲状腺ホルモン/カルシウム/ショウジョウバエ/神経細胞/腎臓/内分泌/分子生物学
他の関係分野:環境学生物学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月21日
89
合成可能なゼオライト/ゼオライト界面を理論計算で予測
~1兆通り以上の結晶構造パズルから狙った界面構造を合成~
ゼオライトの結晶構造から約1兆個のゼオライト/ゼオライト界面モデルを構築することで、インターグロースを形成するゼオライトペアを絞り込みました。「2つのゼオライトの安定性の差」および「インターグロースの界面エネルギー」が、合成可能なゼオライトインターグロースを予測する優れた指標であることを発見しました。理論計算による予測で絞り込んだ新規ゼオライトインターグロース候補のうち「RSN/VSV」の合成に成功し、本研究の計算手法の有効性を実証しました。東京大学 大学院工学系研究科 化学システム工学専攻の大石 宏太 大学院生、村岡 恒輝 助教、中山 哲 教授らの...
キーワード:スーパーコンピュータ/ワークフロー/界面モデル/構造モデル/界面エネルギー/界面構造/分離膜/システム工学/金属材料/大規模計算/結晶構造
他の関係分野:数物系科学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月18日
90
気候変動・統合評価モデル分野の未来を開く新提案
~オープンで透明な国際比較研究の構築へ~
パリ協定に基づく世界の気候対策は進んでいますが、その科学的な根拠となる将来予測やシナリオは、限られた地域や研究機関に偏っているのではないか、という懸念がIPCCの第6次評価報告書の公表後指摘されてきました。今回、京都大学 大学院工学研究科の藤森 真一郎 教授、オーストリアに本部を置く国際研究機関である国際応用システム分析研究所(IIASA:International Institute for Applied Systems Analysis)のVolker Krey(フォルカー・クライ) 研究主幹(Research Group Leader)、Keywan Riahi(キーワン・リアヒ) 研...
キーワード:プロトコル/オーストリア/気候変動/エネルギーシステム/社会貢献/技術評価/透明性/シナリオ/比較研究/将来予測/ラット
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月16日
91
精子の運動スイッチを制御する新たな仕組みを発見
~男性不妊症の原因解明と治療法開発へ前進~
精子の運動に必要な情報伝達分子「サイクリックAMP(cAMP)」の産生が、これまで機能が不明だったたんぱく質TMEM217によって制御されていることを発見TMEM217を欠損させたマウスの精子に「cAMPと同じ機能をする分子」を加えることで運動性が回復し、体外受精によって正常な子マウスを誕生させることに成功精子がうまく動かない男性不妊症の診断や治療につながる可能性大阪大学 微生物病研究所の飯田 理恵 特任助教(常勤)、宮田 治彦 准教授、伊川 正人 教授らの研究グループは、精子の運動を駆動する中心分子である「サイクリックAMP(cAMP)」の産生を制...
キーワード:機械学習/最適化/生殖/生殖補助医療/たんぱく/診断法/微生物/精子形成/受精/精巣/組織培養/体外受精/男性不妊/不妊症/サイクリックAMP/マウス/精子
他の関係分野:生物学総合理工総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月14日
92
イオンゲルとグラフェンで、機械学習の計算を劇的に省力化できるAIデバイスを実現
~エッジAI向け省エネ技術として期待~
NIMSは、東京理科大学、神戸大学との共同研究により、イオンの振る舞いを利用して情報処理を行う新しいAI(人工知能)デバイスを開発しました。従来の深層学習(ディープラーニング)に比べ、計算負荷を約100分の1に減らすことに成功しています。端末機器(エッジデバイス)に直接搭載した「エッジAI」の情報処理性能への貢献が期待されます。近年、深層学習や生成AIに代表される機械学習の消費電力が指数関数的に増大しており、深刻な社会問題となっています。この解決に向けて低消費電力かつ高い計算性能を備えたAIデバイスの需要が高まっています。高効率な脳型情報処理であるリザバーコンピューティングを行うAI...
キーワード:コンピューティング/AI/ディープラーニング/機械学習/深層学習/人工知能(AI)/ナノマテリアル/電子移動/省エネ/グラフェン/移動度/低消費電力/脳型情報処理/リザバーコンピューティング
他の関係分野:化学工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月14日
93
キラルイオンゲート技術を世界初実証
~分子対称性によるトポロジカル表面磁性の超省電力制御に成功~
キラルなイオン液体を用いたゲートデバイスでトポロジカル強磁性表面の制御を行い、キラリティに由来するドメインの自発偏極を実証しました。従来のEDLTはキラリティの無い分子を用いて行われてきましたが、本研究ではEDLTにキラルなイオン性分子を用いる「キラルイオンゲート」を世界で初めて提案・実証しました。分子キラリティと磁性の結合をゲートデバイスに取り入れたことにより、省電力スピントロニクス実現に向けた新しい設計指針を与えます。東京大学 生産技術研究所の松岡 秀樹 特任助教と金澤 直也 准教授らの研究グループは、名古屋大学 大学院理学研究科の須田 理行 教...
キーワード:電力制御/コンピューティング/スピン偏極/異常ホール効果/準粒子/対称性/非線形/表面磁性/陽電子/陽電子ビーム/ホール効果/超薄膜/輸送特性/磁場/超伝導/分子構造/イオン液体/キラル/スキルミオン/トポロジカル/電気二重層トランジスタ/生産技術/接合界面/インターカレーション/貴金属/新物質/トランジスタ/強磁性/超格子/電気二重層/力制御/エピタキシャル/エピタキシャル薄膜/電界効果/電子状態/スピン/スピントロニクス/電子ビーム/電磁誘導/カルス/キメラ/スキル/ラット
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月14日
94
スパッタリングにより成膜された磁性絶縁体の電流誘起磁化反転に成功
~情報機器を大幅に省エネルギー化する技術開発を加速~
IoT/AI社会の進展により情報機器の消費電力増大が世界的な課題となる中、従来の磁気ランダムアクセスメモリー(MRAM)では情報書き込み時のエネルギーロスが問題でした。MRAMの量産にも用いられる生産性の高い技術であるオンアクシス・スパッタリング法を用いて超省エネメモリーの材料となる高品質な磁性絶縁体の単結晶薄膜を作製し、その電流誘起磁化反転(情報書き込み)に世界で初めて成功しました。本成果は、次世代メモリー材料の実用化を大きく加速させるものです。将来的に、情報機器の大幅な省エネルギー化へ貢献すると期待されます。情報社会の発展に伴い、電子機器の消費電...
キーワード:モノのインターネット(IoT)/人工知能(AI)/カイラリティ/原子層/ACT/情報機器/MRAM/ガーネット/スピン流/メモリ/磁化反転/絶縁体/エネルギー効率/持続可能/省エネ/単結晶/スパッタリング/スピン/スピントロニクス/省エネルギー/生産性/低消費電力
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月9日
95
女王を中心とした真社会性哺乳類ハダカデバネズミ社会の全貌
~全個体自動追跡システムによる大規模社会行動解析~
真社会性哺乳類であるハダカデバネズミにおいて、個体タグ技術を用いて群れ内全個体を30日間追跡し、群れ全体の行動型と社会関係を網羅的に明らかにしました。繁殖個体(女王・繁殖オス)が特異な行動型を持ち社会の中心を担う一方、非繁殖個体(ワーカー)が多様な行動型に分かれ安定的に役割分担していることを示しました。本成果はハダカデバネズミにとどまらず、多様な動物種の社会構造研究に広く応用可能であり、社会性研究の基盤を築くものです。熊本大学 大学院生命科学研究部の山川 真徳 博士研究員、東京大学 定量生命科学研究所の奥山 輝大 教授、九州大学 大学院医学研究院の三...
キーワード:RFID/行動解析/哺乳類/社会構造/遺伝子治療/遺伝子
他の関係分野:総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月2日
96
有機半導体で従来比10倍となる100cm2V-1s-1超の移動度を達成
~熱振動を制御した分子設計最適化と次世代デバイス応用に期待~
有機半導体単結晶において、100cm2V-1s-1を超えるキャリア移動度の実現に成功しました。有機半導体分子の熱振動を抑制することで高移動度が実現できることを見いだしました。分子構造の最適化によりさらなる高移動度の実現と、高性能電子デバイス・量子エレクトロニクスなどへの展開が期待されます。東京大学 大学院新領域創成科学研究科の竹谷 純一 教授、古川 友貴 大学院生、髙柳 英明 特任教授らの研究グループは、有機半導体単結晶において、100cm2V-1s-1(100平方センチメートル パー ボルト秒)を超えるキャリア移動度の実測に世界で初めて成功しました...
キーワード:最適化/二次元結晶/閉じ込め/分子構造/高移動度/有機半導体/キャリア/キャリア輸送/ファンデルワールス力/電子デバイス/量子エレクトロニクス/量子デバイス/単結晶/スピン/ひずみ/プラスチック/移動度/半導体/機能性/分子設計
他の関係分野:数物系科学化学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月30日
97
社会技術研究開発事業における2025年度新規採択プロジェクトの決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、社会技術研究開発センター(RISTEX)が推進する社会技術研究開発事業において、2025年度の新規採択プロジェクトを決定しました。本事業は、現存する社会問題の解決や将来起こり得る社会問題への対処などを通して、新たな社会的・公共的価値の創出を目指します。社会の問題解決に取り組む関与者と研究者が協働するためのネットワークを構築し、競争的環境下で自然科学と人文・社会科学の知識を活用した研究開発を推進します。今回は、今年度新たに公募開始した「ケアが根づく社会システム」をはじめ、「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(情報社会における社会的側...
キーワード:トラスト/社会システム/気候変動/シナリオ/法制度/ELSI/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月27日
98
トポロジーでひも解くアモルファスの硬さが決まるメカニズム
~柔らかさの鍵は階層構造~
ガラスなどのアモルファス材料において、ゆがみやすく柔らかい箇所に何らかの構造的特徴があるかどうかは、既存手法では複雑なネットワーク構造特徴の抽出が困難なため長年の謎であったトポロジーを応用したパーシステントホモロジーという解析方法によって、材料の柔らかい領域は原子の並び方に規則性と乱れが共存するような階層構造を持っていることを明らかにしたこの知見は今後、割れにくいガラスなど、しなやかで丈夫なアモルファス材料の設計に役立つ可能性を持つ大阪大学 産業科学研究所の南谷 英美 教授、産業技術総合研究所 マテリアルDX研究センターの中村 壮伸 主任研究員、岡山...
キーワード:人工知能(AI)/ホモロジー/トポロジー/物質科学/データ解析/太陽/トポロジカル/非晶質/アモルファス/太陽電池/電気伝導/電池/コーティング/ネットワーク構造/ひずみ/階層構造/層構造/ステント/異分野融合
他の関係分野:数物系科学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月25日
99
量子計算による低エネルギー状態シミュレーションの大幅な効率化を達成
低温状態など低エネルギー状態の量子多体ダイナミクスに対する量子計算の大幅な効率化を実現。現在〜将来の量子コンピューターで最も標準的な量子アルゴリズム「トロッター分解」で理論上可能な最大限の高速化を達成。物性物理・量子化学で重要な基底状態、低温状態などのシミュレーションの高速化に貢献。東京大学 大学院工学系研究科の水田 郁 助教と、理化学研究所 開拓研究所/量子コンピュータ研究センターの桑原 知剛 理研白眉研究チームリーダーによる研究グループは、量子コンピューターを用いて、量子力学に従う多数の粒子(量子多体系)の振る舞いを計算する代表的な手法「トロッタ...
キーワード:量子アルゴリズム/アルゴリズム/量子計算/非平衡/物質科学/物性物理/量子コンピュータ/量子化/量子多体系/量子化学/シミュレーション/ダイナミクス/量子力学/エネルギー変換/水田
他の関係分野:数物系科学化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月24日
100
ベクトルパルスマグネットを開発
~物質の異方的磁気応答を可視化する新ツール~
6テスラの強磁場をわずか1000分の1秒で90度回転させたパルス磁場を用いた磁場回転の実現は世界初トポロジカル物質や交代磁性体における電気的・光学的・磁歪(機械的な変形)応答の異方性を明らかにするツールとして期待磁場の方向に敏感なスイッチやメモリー、センサーなどの機能を持つ材料の探索に利用できる電気通信大学 大学院情報理工学研究科 基盤理工学専攻の池田 暁彦 准教授らの研究グループは、物質の磁場応答を新しい視点から調べることができる「ベクトルパルスマグネット」を発明しました。本研究で開発したベクトルパルスマグネットは、トポロジカル...
キーワード:電気通信/パルス/パルス磁場/強磁場/異方性/磁場/トポロジカル/トポロジカル物質/磁性体/メモリ/センサー/量子ビーム
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月23日
101
有機半導体によるUHF帯整流ダイオードの開発
~GHz駆動を可能にする有機エレクトロニクスの新展開~
印刷プロセスで製膜可能な有機半導体を用い、無線電力の整流を担うダイオードを実現。錯体カチオン単分子層と電子を局所的に導入する新手法により、電極の仕事関数を1エレクトロンボルト以上劇的に変化させたことが鍵。有機エレクトロニクス素子として初めて920メガヘルツ(UHF帯)での実用的な動作を実証。東京大学、物質・材料研究機構(NIMS)、岡山大学、ジョージア工科大学、コロラド大学ボルダー校からなる国際共同研究グループは、有機半導体を用いた整流ダイオードにおいて、920メガヘルツ(MHz)の交流電力を直流電力に実用的な効率(約5パーセント)で変換することに、...
キーワード:無線通信/モノのインターネット(IoT)/仕事関数/有機エレクトロニクス/有機半導体/周波数/半導体/カチオン
他の関係分野:数物系科学化学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月21日
102
ハーフメタル材料の磁化歳差運動を電界で変調
~スピン波を情報担体とする新型デバイスの実現に道~
高性能スピントロニクス材料として有名な強磁性ホイスラー合金の一種であるCo2FeSiと表面弾性波材料として有名な圧電体ニオブ酸リチウム(LiNbO3)からなるエピタキシャルCo2FeSi/LiNbO3界面マルチフェロイク構造を実現。スピン波の長距離伝播が示唆される低磁気摩擦特性(低ダンピング定数)領域で磁化ダイナミクス(磁化の歳差運動)の電界変調に成功。表面弾性波を利用したスピン波の生成技術と本研究技術を融合することで、全電界制御型マグノニクスデバイスの実現につながる成果。大阪大学 大学院基礎工学研究科の山田 晋也 准教授、宇佐見 喬政 助教(研究当...
キーワード:アンテナ/モノのインターネット(IoT)/人工知能(AI)/学際研究/マグノン/磁場/マグノニクス/磁性体/表面弾性波/元素戦略/スピンデバイス/スピン波/ダンピング/トランジスタ/強磁性/エピタキシャル/ニオブ/ハーフメタル/ホイスラー合金/圧電体/コバルト/スピン/スピントロニクス/ダイナミクス/ナノ構造/ニオブ酸リチウム/リチウム/構造制御/弾性波/低消費電力/二酸化炭素/半導体/摩擦特性
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月18日
103
経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)における新規採択課題の決定について(2024年度第4回募集 海中光無線)
JST(理事長 橋本 和仁)は、内閣府および文部科学省が定めた研究開発構想を受け、経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)における新規採択研究開発課題を決定しました。K Programでは、中長期的に日本が国際社会において確固たる地位を確保し続ける上で不可欠な要素となる先端的な重要技術を育成するため、国が定めた研究開発ビジョンや研究開発構想に基づき、研究開発を実施します。JSTでは研究開発構想(個別研究型)に関してはプログラム・オフィサー(PO)が、研究開発ビジョンの達成と研究開発構想の実現に向けて、研究開発課題の実施を指揮・監督します。実施に当たっては、研究開発課題...
キーワード:無線通信/電子メール/気候変動/マネジメント/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月18日
104
新型コロナワクチンの継続的な接種を優先すべきは誰か
~抗体応答不良の集団特定で接種戦略を最適化、感染拡大・重症化抑制へ~
2,526名のワクチン接種者から成る福島ワクチンコホートの縦断データを解析し、COVID-19 mRNAワクチンの追加接種後の血中IgG(S)抗体価動態に、「耐久型」「脆弱型」「急速低下型」という3つの特徴的な集団が存在することを明らかにした。「脆弱型」「急速低下型」の集団に分類される人は早期にブレークスルー感染を経験していた。ブレークスルー感染を経験した人は、経験しなかった人に比べて、(感染前の)追加接種後100日以内の血中IgA(S)抗体価が有意に低かった。名古屋大学 大学院理学研究科の岩見 真吾 教授の研究グループは、福島県立医科大学の坪倉 正...
キーワード:インテリジェンス/最適化/危機管理/産学連携/ポストコロナ/変異株/mRNA/パンデミック/新型コロナウイルス/イミン/ウイルス/コホート/コミュニケーション/バイオマーカー/ワクチン/抗体/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:複合領域工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月9日
105
強誘電体酸化物の巨大抵抗変化を利用して脳型素子を実現
~強誘電体の電気分極を用いてシナプスの機能を模倣する~
強誘電体酸化物の高品質単結晶薄膜に酸素欠損を導入することにより、巨大な電気抵抗スイッチング現象が発現することを発見。学習・忘却の機能を持つメモリスタ特性を利用した画像認識実験において、極めて高い精度の認識率を実現。次世代AI技術の根幹素子となる高性能ニューロモルフィックチップへの応用に期待。東京大学 大学院工学系研究科の田畑 仁 教授、関 宗俊 准教授、李 海寧 大学院生(研究当時)らの研究グループは、チタン酸鉛(PbTiO3)の高品質単結晶薄膜を用いた新しいメモリスタ素子を開発しました。強誘電体であり不揮発性メモリーへの利用でも知られるPbTiO3...
キーワード:コンピューティング/画像認識/人工知能(AI)/電気分極/酸素欠損/ニューロモルフィック/メモリ/誘電体/チタン/強誘電体/単結晶/電気抵抗/電気伝導/不揮発性メモリ/酸化物/半導体/シナプス/結晶性
他の関係分野:数物系科学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月9日
106
研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同 ステージⅠ(育成フェーズ)/ステージⅡ(本格フェーズ)2025年度募集における新規採択課題の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 産学共同の2025年度募集において、ステージⅠ(育成フェーズ)58件、ステージⅡ(本格フェーズ)14件の新規採択課題を決定しました。A-STEP 産学共同は「ステージⅠ(育成フェーズ)」と「ステージⅡ(本格フェーズ)」で構成され、社会課題の解決などに向けた技術移転を支援するプログラムです。「ステージⅠ(育成フェーズ)」は、大学・公的研究機関等(以下、「大学等」)における新規性・優位性のある基礎研究成果(技術シーズ)を企業等との共同研究につなげるまで磨き上げ、「学」と「産」のマッチングを行い、共同研究体制の...
キーワード:マッチング/気候変動/技術移転/妥当性/感染症
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月7日
107
病原体を見分ける植物のセンサーをデザイン
~免疫受容体を人工設計し新たな病原体の認識を可能に~
理化学研究所(理研) 環境資源科学研究センター 植物免疫研究グループの白須 賢 グループディレクター(環境資源科学研究センター 副センター長)、ブルーノ・ポクマン・ゴウ 基礎科学特別研究員、門田 康弘 専任研究員らの国際共同研究グループは、植物が病原体からの“危険サイン”を検知するセンサーの役割を持つ免疫受容体をさまざまな種から網羅的に探索する方法を開発しました。さらに、この手法を用いて、多様な細菌を認識する新たなタイプの免疫受容体を発見しました。加えて、その免疫受容体の一部を人工的に改変することで、認識可能な病原体の範囲を拡張する技術も確立しました。今回、国際共同研究グループは、免...
キーワード:パターン認識/プログラミング/レジリエンス/環境変動/センサー/アポプラスト/植物免疫/病害抵抗性/形質転換/抵抗性/土壌/微生物/アミノ酸配列/病原体/オミックス/ショック/分子機構/アミノ酸/キナーゼ/スクリーニング/リプログラミング/受容体/細菌
他の関係分野:複合領域環境学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月4日
108
従来比30倍の高速実験で新しい磁気センサー材料を発見
~AIによるデータ解析・予測による超効率的開発に成功~
NIMSは、多数の材料組成を短時間で評価できる新しい実験手法を開発し、磁性材料の異常ホール効果の特性を従来の30倍の速さで測定することに成功しました。得られた膨大なデータを機械学習で解析し、その予測に基づいて新しい材料を実証した結果、磁気をより敏感に検出できる新しい磁気センサー材料の開発に成功しました。今回、本研究チームは、1枚の薄膜試料の中で連続的に組成が変化する「組成傾斜薄膜」を用いて、効率よく評価できる新しい実験手法の開発に成功しました。これにより、1組成あたり約0.2時間で評価でき、従来手法に比べて約30倍の高速化を実現しました。さらに、本手法を用いて、鉄(Fe)に重元素を1...
キーワード:データ駆動/機械学習/人工知能(AI)/異常ホール効果/ホール効果/データ解析/イリジウム/材料設計/磁性材料/センサー/マイクロ
他の関係分野:数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月2日
109
「サイエンスアゴラ2025」130を超える出展プログラムが決定!“科学とくらしともに語り紡ぐ未来”をビジョンに掲げ開催
JST(理事長 橋本 和仁)は、「サイエンスアゴラ2025」を、2025年10月25日(土)・26日(日)にテレコムセンタービルと日本科学未来館(東京都江東区)で開催します。<科学とくらし ともに語り 紡ぐ未来>「サイエンスアゴラ」は、科学技術と社会をつなぐ国内最大級のオープンフォーラムで、あらゆる立場の人たちが集う広場です。20回目の開催となる今年はサイエンスアゴラのビジョンとして掲げる、「科学とくらし ともに語り 紡ぐ未来」にふさわしく、まさに今、先端研究を担い推進する多くの機関からの出展や、未来の担い手となる中高生が主体となって実施するプログラムが例年以上に多く集まり...
キーワード:アバター/モバイル/ゲーム/プログラミング/科学コミュニケーション/科学技術と社会/量子コンピュータ/気候変動/コミュニケーション/遠隔医療/感染症/手術
他の関係分野:複合領域数物系科学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月28日
110
量子情報流を活用した「マクスウェルのデーモン」を実現
~エネルギー効率に優れた量子制御の実現に向けて~
シリコン空孔中心の電子スピン量子ビットに対して反復的な量子フィードバック制御を行い、それにより生じる量子情報の「流れ」を活用することで、熱力学的エントロピーを減少させる「マクスウェルのデーモン」を実験的に実現した。量子情報流を含む熱力学の基本法則の実験的な検証に成功し、フィードバック制御の因果構造が熱力学に与える影響を解明した。本研究は、熱力学的に高効率な量子制御の実現や、複雑な因果構造を持つフィードバックを用いた量子熱機関の設計につながることが期待される。東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻の矢田 季寛 大学院生、沙川 貴大 教授、同大学 素...
キーワード:人工知能(AI)/コヒーレンス/情報熱力学/熱機関/量子情報/量子制御/量子多体系/エントロピー/素粒子/素粒子物理/量子ビット/エネルギー効率/熱力学/シリコン/スピン/フィードバック/フィードバック制御/エネルギー変換
他の関係分野:数物系科学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月27日
111
戦略的創造研究推進事業 ALCA-Nextにおける2025年度新規研究開発課題の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、戦略的創造研究推進事業 ALCA-Next(先端的カーボンニュートラル技術開発)の2025年度における新規研究開発課題および研究開発代表者を決定しました。本プログラムは、カーボンニュートラルへの貢献という出口を明確に見据えつつ、幅広い領域でのチャレンジングな提案を募り、科学技術パラダイムを大きく転換するゲームチェンジングテクノロジー創出を目指すものです。2025年度の提案募集は、2025年3月7日(金)~5月8日(木)に実施し、144件の応募がありました。募集締め切り後、プログラムオフィサー(PO)が領域アドバイザー(AD)らの協力...
キーワード:コンピューティング/ゲーム/電子メール/気候変動/カーボンニュートラル/マネジメント/カーボン/資源循環/半導体/エネルギー変換/バイオテクノロジー/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月24日
112
空飛ぶホプフィオンの3次元周期構造を発見
~高密度・超安定な情報の担い手~
伝搬する光ビーム中にトポロジカル構造であるホプフィオンを生成する手法を開発。偏光と空間モードが制御された2色の光を重ね合わせて、時間変化する偏光の時空構造にホプフィオンの周期構造を形成。次世代の情報通信技術や計測技術における情報の担い手として期待。東京科学大学(Science Tokyo) 総合研究院の林 文博(リン・ウェンボ) 助教、東京大学 先端科学技術研究センターの岩本 敏 教授、慶應義塾大学 理工学部の太田 泰友 准教授、シンガポール南洋理工大学(Nanyang Technological University, Singapore)の申 艺...
キーワード:無線通信/情報通信/トポロジカル/光デバイス/光通信/計測技術/3次元構造/周波数/電磁波/情報通信技術
他の関係分野:複合領域総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月18日
113
300度で世界最高のプロトン伝導率を有する安定酸化物を開発
固体酸化物形燃料電池(SOFC)の中温動作(300度)に不可欠な高プロトン伝導性酸化物を開発高いプロトン伝導率を発現するメカニズムを計算機シミュレーションにより解明SOFCの実用化や大型トラックなどへの多用途化が期待されるSOFCは、高効率かつ高耐久な燃料電池の1つです。水素を燃料とし、発電時に二酸化炭素を排出しない発電デバイスであり、水素エネルギー社会実現に向けた中核技術として注目されています。しかし、発電の動作温度は700~800度と高く、高価な耐熱材料の使用による材料コストが課題となっています。もし300度程度の中温度域で発電できれば、より安価...
キーワード:スーパーコンピュータ/機械学習/分子動力学シミュレーション/計算機シミュレーション/プロトン伝導/物理化学/水素エネルギー/固体酸/SOFC/チタン/チタン酸バリウム/原子配列/固体酸化物形燃料電池/耐熱材料/電池/燃料電池/シミュレーション/トラップ/酸化物/電解質/電子顕微鏡/動力学/二酸化炭素/分子動力学/プロトン
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月6日
114
生体のしくみにヒント 分子を自動で仕分けて並べてつなげる新技術
~ナノ空間を利用したマルチタスク型ポリマー合成法を開発~
ナノ空間を利用して、モノマーの種類を自動で選別し整列させ、独立して反応させることで、複数のモノマーの混合物からでも純成分のポリマーを単工程で合成できる「マルチタスク型」合成手法を世界で初めて開発しました。本手法により、異なるポリマーが分子レベルで交互に整列したポリマーアレイ構造の実現に世界で初めて成功しました。雑多な混合物からでも単工程で高機能材料の創出を可能とする本技術は、エネルギー・電子材料分野などにおける幅広い応用が期待されます。東京大学 大学院工学系研究科の植村 卓史 教授、細野 暢彦 准教授、Keat Beamsley(キート・ビームスリー...
キーワード:タスク/分子デバイス/金属有機構造体/ナノサイズ/ナノ空間/ポリマー/生体システム/機能材料
他の関係分野:化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月2日
115
次世代エッジAI半導体研究開発事業における2025年度研究開発提案の募集について
JST(理事長 橋本 和仁)は、文部科学省および経済産業省が策定した研究開発計画を受け、次世代エッジAI半導体研究開発事業における研究開発提案募集を2025年8月1日(金)から開始します。本事業は、事業全体を統括するプログラムディレクター(PD)の下、アカデミアのシーズを活用した、従来では達成困難な超低消費電力など革新的な次世代エッジAI半導体の実現に貢献する研究開発を推進します。研究開発提案は募集対象となるテーマごとに、プログラムオフィサー(PO)がアドバイザー(AD)らの協力を得ながら選考します。PD:黒田 忠広(東京大学 特別教授室 特別教授/熊本県立大学 ...
キーワード:人工知能(AI)/電子メール/気候変動/トランジスタ/低消費電力/半導体/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
116
AI活用しサイボーグ昆虫を自動生産
~インフラ点検や探索活動などに応用~
軽量・小型・高機動性を兼ね備えた昆虫に、電子デバイスを搭載して外部から制御する「サイボーグ昆虫」が、新たな探索・調査技術として注目されている。本研究では、マダガスカルゴキブリに電子デバイスを取り付ける作業をAI搭載ロボットアームで自動化する手法を開発した。今後は、災害救助活動への迅速な投入に加え、社会インフラの点検や探索活動などへの応用・実用化が期待される。JST ムーンショット型研究開発事業において、南洋理工大学(シンガポール)の佐藤 裕崇 教授の研究グループが世界で初めてサイボーグ昆虫を自動で生産する技術を開発しました。これまでサイボー...
キーワード:画像認識/人工知能(AI)/自己組織/マダガスカル/共進化/生産技術/電子デバイス/センサー/ロボット/ロボットアーム/環境情報/自動化/組織化/ラット
他の関係分野:化学生物学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
117
空気中酸素を酸化剤としたメタ二置換ベンゼンの一段階合成
~金ナノ粒子触媒が従来型選択性を打破し、環境にやさしい新合成を開拓~
酸化セリウム担持金ナノ粒子触媒を用いることで従来型選択性を打破し、シクロヘキセノン類と第二級アミン類からメタフェニレンジアミン類を得る高難度反応を達成。脱水素芳香環形成および2つの求核剤との反応を経るメタ二置換ベンゼンの一段階合成であり、空気中の酸素のみを酸化剤とする環境調和的な新合成法を実現。身の回りに遍在するもののこれまで多段階を要する環境負荷の大きい手法で合成されていたメタ二置換ベンゼンが、環境にやさしい一段階合成で入手可能となり、さまざまな新しいメタ二置換ベンゼンも合成可能であるため、地球環境に調和したプロセスへの置き替えや効率的な新規機能性化学品の創製が期待さ...
キーワード:プログラミング/キセノン/環境調和/芳香環/均一系触媒/金ナノ粒子/アミン/触媒作用/脱水素/不均一系触媒/選択性/デジタル化/ベンゼン/地球環境/ナノ粒子/ポリマー/環境負荷/機能性/レドックス/パラジウム/パラジウム触媒/リプログラミング/有機合成
他の関係分野:数物系科学化学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
118
自然界の構造体はどこまで再設計できるか?
~人工たんぱく質設計で細胞骨格様構造を創出~
細胞の形や動きは、アクチンやチューブリンなどのたんぱく質が織りなす繊維状の「細胞骨格」によって支えられています。細胞骨格は、細胞内外の環境に応じて集合や分解を繰り返す柔軟な構造体であり、その動的な性質は生命現象の根幹をなしています。こうした複雑で変化に富んだたんぱく質集合体の仕組みを理解するために、たんぱく質を自在に設計し、動的な構造を人工的に再現するという新たなアプローチが注目されています。京都大学 アイセムス(高等研究院 物質-細胞統合システム拠点:WPI-iCeMS) 野地 真広 特定研究員と鈴木 雄太 特定助教(JST さきがけ研究者)を中心とする研究グループは、異なる2種類...
キーワード:CDMA/環境変化/らせん構造/統合システム/アクチン繊維/たんぱく/バイオマテリアル/アミノ酸配列/アクチン/アミノ酸/チューブリン/細胞骨格/コミュニケーション
他の関係分野:複合領域化学工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
119
量子センサーで“見えない磁石”の構造を解明
~八極子磁壁の正体に迫る~
反強磁性体Mn3Snにおいて、磁気八極子秩序に由来するキラルな磁壁の構造を初めて実空間で観測しました。ダイヤモンド量子センサーによる高精度磁場測定と高品質単結晶薄膜を組み合わせ、複雑な磁気構造に対応する解析手法を新たに開発することによって、従来困難だった磁区と磁壁の詳細な構造を解明しました。本成果は、エネルギー効率に優れた次世代の高速・省エネスピントロニクス素子の実現に向けた設計指針を与え、多極子磁性の理解と応用の深化に貢献することが期待されます。東京大学 大学院理学系研究科の塚本 萌太 大学院生(当時)、肥後 友也 特任准教授(当時)、佐々木 健人...
キーワード:電気通信/インターフェース/磁気構造/多極子/多極子秩序/反強磁性/反強磁性体/量子スピン/内部構造/磁場/キラル/磁性体/磁区構造/スピンダイナミクス/強磁性/エネルギー効率/省エネ/強磁性体/単結晶/スピン/スピントロニクス/センサー/ダイナミクス/ホウ素
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
120
排ガス中のCO2とシリコン廃材からギ酸合成に成功
~太陽光パネルのリサイクルと排ガスの産業利用に向けた新提案~
火力発電所由来の排ガス中のCO2を直接ギ酸へ転換実際の廃棄太陽光パネルから回収したシリコンを還元剤として活用CO2との反応性に影響を与えるシリコン廃材中の不純物を特定横浜国立大学 大学院工学研究院の本倉 健 教授らの研究グループは、電源開発株式会社、産業技術総合研究所と共同で、火力発電所由来の排ガスに含まれるCO2と、廃棄太陽光パネルから回収されたシリコンを直接反応させて、ギ酸を合成できることを見いだしました。実際の排ガスとシリコン廃材を直接反応させることができ、排ガス中CO2の有効利用と廃棄太陽光パネルのリサイクルを同時に実現する技術の確立に近づき...
キーワード:オープンアクセス/太陽/太陽光/カーボンニュートラル/低炭素/カーボン/シリコン/リサイクル/二酸化炭素
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
121
「多様性と同調」が集団をより強くする
~ハエの行動から探る「群れの力」の遺伝基盤~
千葉大学 国際高等研究基幹・大学院 理学研究院の佐藤 大気 特任助教、高橋 佑磨 准教授の研究チームは、ショウジョウバエが天敵などの視覚的な脅威に対してどのように反応するかを解析し、恐怖反応とその緩和に周囲の個体の行動が大きく影響していること、そしてそのような個体間相互作用に関わる遺伝的な基盤を明らかにしました。また、恐怖反応の程度に多様性があり、かつ他個体への同調が存在すると、捕食者に襲われづらくなるといった集団としてのメリットが生じることを発見しました。さらに、集団において生じる、「多様性効果」に関わる遺伝的変異を検出する新たなゲノム解析手法を提案しました。本研究成果は、個体の行...
キーワード:データ駆動/エージェント/マルチエージェント/強化学習/個体間相互作用/ACT/機能性/遺伝的変異/生態学/ゲノム解析/不均一性/ショウジョウバエ/ゲノム
他の関係分野:生物学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
122
GGCX膜トポロジー反転による細胞質たんぱく質カルボキシル修飾の発見
~ビタミンKが抗ウイルス防御に働く新たな仕組みを同定~
ビタミンK依存酵素GGCXによる細胞質たんぱく質のカルボキシル化を新たに発見。GGCXが膜トポロジーを反転することで細胞内での酵素機能を獲得する新たな制御機構を解明。新たに見出されたビタミンKの抗ウイルス作用に基づいた感染症治療への応用に期待。北海道大学 遺伝子病制御研究所の岡崎 朋彦 准教授、東京大学 大学院薬学系研究科の野崎 啓史 大学院生(研究当時)及び後藤 由季子 教授らの研究グループは、理化学研究所 統合生命医科学研究センターとの共同研究により、抗ウイルス応答の鍵となるたんぱく質MAVS(ミトコンドリア抗ウイルスシグナル伝達たんぱく質)が、...
キーワード:インテリジェンス/トポロジー/たんぱく/ビタミン/インターフェロン/分子機構/アポトーシス/アミノ酸/マウス/ミトコンドリア/ワルファリン/小胞体/ウイルス/異分野融合/遺伝子/感染症/分子生物学
他の関係分野:数物系科学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
123
脳は友達の性別をどう記憶する?
~社会性記憶における他者情報の符号化様式~
友達についての記憶を保持する海馬が、「性別」などの相手に付随した情報をどのように表現しているのかを解明しました。海馬の腹側CA1領域には、特定の他個体に応答する細胞(アイデンティティー細胞)と、性別や系統という属性を表現する細胞(プロパティ細胞)が共存しており、それらの組み合わせで特定の相手についての記憶が表現されていました。多様な他者を記憶する脳の仕組みの理解を深めるとともに、その破綻が関与すると考えられる疾患メカニズムの解明への貢献が期待されます。東京大学 定量生命科学研究所の度会 晃行 特任助教、田尾 賢太郎 助教、奥山 輝大 教授による研究グ...
キーワード:符号化/アイデンティティ/神経活動/マウス/遺伝子治療/神経科学/遺伝子/海馬
他の関係分野:工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
124
マウスの母性養育行動を促進する神経機構
~眼窩前頭皮質による報酬系制御メカニズムの発見~
理化学研究所(理研) 生命機能科学研究センター 比較コネクトミクス研究チームの田坂 元一 上級研究員、宮道 和成 チームディレクターの研究チームは、マウスにおける母性養育行動の学習に重要な役割を果たす神経機構を明らかにしました。本研究成果は、哺乳類母子間の愛着形成を支える神経基盤の理解を通じて、母子のウェルビーイング(心身および社会的な幸福)向上に貢献するものです。未熟な新生仔(児)(しんせいし)を産む哺乳類にとって、養育行動は次世代の生存可能性を高めるために必須の本能行動です。この行動は出産前後から活発になるものの、その神経基盤は十分に理解されておらず、特に認知機能の中枢...
キーワード:多感覚統合/前頭皮質/大脳/哺乳類/コネクトミクス/ドーパミン/可塑性/前頭前野/マウス/神経回路/神経細胞/大脳皮質/妊娠/認知機能
他の関係分野:総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
125
エムポックス感染の拡大防止へ新たな指標
~血中ウイルス量で皮膚病変を予測、治療戦略に貢献~
エムポックスの皮膚病変の症状進行は軽度と重度の2つのグループに層別化される。病変発症時の血中のウイルス量が皮膚病変の症状進行を予測するバイオマーカーになる。名古屋大学 大学院理学研究科の岩見 真吾 教授の研究グループは、オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)/愛媛大学の三浦 郁修 博士および米国陸軍感染症研究所(USAMRIID)のPhillip R. Pittman(フィリップ・R・ピットマン) 博士らとの国際共同研究により、エムポックス(クレードIa)感染者における皮膚病変の症状進行に顕著な個人差があることを明らかにしました。また、発症時の血中ウイルス...
キーワード:インテリジェンス/危機管理/数理科学/予測可能性/沿岸環境/パンデミック/血液/ウイルス/バイオマーカー/レジリエント/感染症/公衆衛生
他の関係分野:複合領域数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
126
多孔性結晶中のNaイオンの高速拡散機構を新たに提唱
~次世代ナトリウムイオン電池の新規正極の開発を加速~
Naイオン電池の有望な電極材料である多孔性結晶プルシアンブルー(PB)中のLi+・Na+・K+の拡散機構を、スーパーコンピューターを利用した高精度計算により解明。Na+が室温以下で十分高速に拡散すること、PB結晶の動的なひずみの小ささがその拡散機構に寄与することを示唆。Naイオン電池の開発や、室温以下で安定動作する電池の設計指針構築に貢献。東京科...
キーワード:スーパーコンピュータ/多孔性結晶/正極材料/第一原理分子動力学/全固体電池/材料設計/電池/ひずみ/拡散係数/第一原理/動力学/分子動力学/技術革新/ナトリウム/寿命/分子動力学計算
他の関係分野:化学総合理工工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
127
大規模グラフニューラルネットワーク推論性能の飛躍的向上
~不規則なメモリーアクセスの解消により、計算速度と効率化を両立~
大規模なグラフニューラルネットワーク(GNN)推論における大幅な高速化を可能にするスケーラブルなAIアクセラレーターを実現。GNN推論中の不規則メモリーアクセスをほぼ完全に解決し、計算コストを大幅に削減可能。自動運転や広告推薦システムのようなリアルタイムかつ大規模なアプリケーションへの活用に期待。東京科学大学(Science Tokyo) 総合研究院 AIコンピューティング研究ユニットの藤木 大地 准教授とJiale Yan(ジャロ・ヤン) ポスドク研究員(当時)らの研究チームは、大規模なグラフデータを効率的に処理できる新しいAIアクセラレーター「B...
キーワード:アーキテクチャ/アクセラレータ/コンピューティング/自動運転/情報量/グラフニューラルネットワーク/ニューラルネットワーク/ネットワーク分析/計算機アーキテクチャ/人工知能(AI)/推薦システム/量子化/メモリ/カーボンニュートラル/カーボン/ニューラルネット/ICT
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
128
経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)における新規採択課題の決定について(2024年度第2回募集、第5回募集)
JST(理事長 橋本 和仁)は、内閣府および文部科学省が定めた研究開発構想を受け、経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)における新規採択研究開発課題を決定しました。K Programでは、中長期的に日本が国際社会において確固たる地位を確保し続ける上で不可欠な要素となる先端的な重要技術を育成するため、国が定めた研究開発ビジョンや研究開発構想に基づき、研究開発を実施します。JSTでは研究開発構想(個別研究型)に関してはプログラム・オフィサー(PO)が、研究開発ビジョンの達成と研究開発構想の実現に向けて、研究開発課題の実施を指揮・監督します。実施に当たっては、研究開発課題...
キーワード:データ駆動/AI/人工知能(AI)/電子メール/気候変動/マネジメント/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
129
ワイル反強磁性体による交換バイアスの室温制御に成功
~新奇な磁気秩序を活かした機能設計が導く、スピントロニクス技術の新展開~
特徴的な磁気秩序を持つ反強磁性体と強磁性体の接合界面で磁気結合を確認。従来必要とされた「磁場をかけながら冷却する操作」を行わず、室温・等温条件で交換バイアス効果を制御できることを実証。室温で動作する反強磁性体の新たな電子機能の開拓により、次世代スピントロニクスデバイスへの応用が期待される。東京大学 大学院理学系研究科の朝倉 海寛 大学院生、肥後 友也 特任准教授(研究当時)、中辻 知 教授らによる研究グループは、ワイル反強磁性体Mn3Snと強磁性体との接合界面において、磁気的な結合に由来した交換バイ...
キーワード:インターフェース/トポロジー/磁気秩序/磁気抵抗/反強磁性/反強磁性体/磁場/トポロジカル/トポロジカル物質/磁性体/接合界面/MRAM/メモリ/強磁性/半金属/量子エレクトロニクス/強磁性体/不揮発性メモリ/AFM/スピン/スピントロニクス/金属材料/耐久性/低消費電力
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
130
高速流体をリアルタイム制御するシステムを構築
~自動車や航空機、医療機器まで幅広い分野への応用に期待~
これまで不可能だった、高速流体のリアルタイムな計測と制御に成功。感度の高い観測点の最適な組み合わせを選択して計測する手法「疎点解析粒子画像流速計測法(スパースプロセッシングPIV)」とプラズマアクチュエーターを利用したシステムを構築。2000ヘルツで高速な空気の流れをリアルタイム画像計測して行った流体制御の成功は世界初。本技術を利用して、流体力学に限らずさまざまな分野でのリアルタイム観測とフィードバック制御への応用に期待。空気や水など流体の速度場(速度分布)の計測は、現象の理解やその制御のために重要です。特に流体の中でリアルタイムに何が生じ...
キーワード:アルゴリズム/機械学習/最適化/医療機器/低次元/粒子画像流速計/プロセッシング/アクチュエータ/センサー/フィードバック/フィードバック制御/プラズマアクチュエータ/モデル化/画像計測/航空機/自動車/流体制御/流体力/流体力学/粒子画像流速計測法(PIV)
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
131
強誘電体界面の電荷分布直接観察に成功
~強誘電体デバイスの理解と性能向上を加速~
強誘電体内部のドメイン界面の電荷状態はデバイス特性を支配する主要因と考えられてきたが、その電荷分布を観察することは極めて困難であった。最先端電子顕微鏡により、強誘電体ドメイン界面の電荷分布の直接観察に成功した。本成果は、積層セラミックコンデンサー(MLCC)などの強誘電体デバイスのより詳細な特性理解と性能向上につながると期待できる。JST 戦略的創造研究推進事業 ERATOにおいて、東京大学 大学院工学系研究科 附属 総合研究機構の関 岳人 講師、遠山 慧子 助教、髙本 昌弥 大学院生(現 株式会社村田製作所)、柴田 直哉 機構長・教授、幾原 雄一 ...
キーワード:モバイル/モノのインターネット(IoT)/産学連携/磁場/超原子/原子分解能/原子分解能電子顕微鏡/空間電荷/誘電体/強誘電体/電気伝導/微細構造解析/電気伝導性/ナノメートル/極低温/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/微細構造/分解能/スマートフォン
他の関係分野:複合領域数物系科学化学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
132
自己修復とリサイクルがともに可能な光学樹脂を開発
~ディスプレーや高性能レンズの保護フィルムとして期待~
循環経済などの観点から、自己修復性や易リサイクル性を示す光学樹脂の開発が期待されている。ポリジチオウレタンが、光学特性、自己修復性、易リサイクル性に優れていることを明らかにした。自己修復とリサイクルがともに可能な光学樹脂の新しい設計指針を示すことができた。九州工業大学 大学院工学研究院 吉田 嘉晃 准教授、フランス・ロレーヌ大学 Dimitrios Meimaroglou 准教授らの共同研究グループは、ポリジチオウレタン(PDTU)と呼ばれる光学特性に優れた樹脂を用いて、常温常圧で傷や破断が自然に修復するプラスチックフィルムを開発しました。また、同グ...
キーワード:ウェアラブル/ウェアラブルデバイス/分子構造/スルフィド/フィルム/樹脂/レンズ/光学特性/プラスチック/リサイクル/屈折率/資源循環/自己修復/スマートフォン
他の関係分野:化学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
133
生活保護世帯の子どもの入院実態とリスク因子が明らかに
~経済的な支援だけでは子どもの健康が保障されない可能性~
京都大学 大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座の西岡 大輔 特定准教授らの研究グループは、日本国内の6自治体(市)における生活保護利用世帯の子どもの生活保護基本台帳データおよび医療扶助レセプトデータを活用し、生活保護利用世帯の子どものプロファイル(基本情報)を作成しました。さらに、子どもの入院の実態と健康を損なうリスク因子に関する分析を行いました。分析の結果、生活保護利用世帯の子どものうち4.6パーセントが1年間に入院を経験し、中でも特に乳幼児(0歳児、1~4歳児)、ひとり親世帯、ひとり親世帯でなくとも親が就労している世帯、出生時点で生活保護を利用中の世帯の子どもに入院を経験...
キーワード:プロファイル/保護基/健康リスク/社会的ネットワーク/リスク因子/レセプト/乳幼児
他の関係分野:化学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
134
非常に高速で多様な情報検索が可能に
~生成AIやECサイト検索結果向上から地震の波形探索への応用まで~
画像検索や文章検索において多様な検索を実現する新しい方式「LotusFilter」を開発しました。LotusFilterは非常に高速な方式(90万個のデータに対し0.02ミリ秒)であり、また世の中のさまざまな検索システムに簡単に組み込むことができます。ECサイトの検索結果の品質向上、生成AIへの情報読み込みの効率化、地震学における波形探索への応用といった、実社会での利用から他の学問分野における応用までに至る、さまざまな検索問題の品質を向上させる効果が期待されます。東京大学 大学院情報理工学系研究科の松井 勇佑 講師は、画像や文章の検索結果の多様性を向...
キーワード:画像検索/情報学/情報検索/人工知能(AI)/検索システム/地震学/ICT
他の関係分野:複合領域数物系科学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
135
ツインビーム光源による新たな非線形ラマン分光法の開発
~低コスト・小型な高分解能ラマン計測装置へ~
京都大学 大学院工学研究科 衞藤 雄二郎 准教授(研究当時、現:京都大学 大学院理学研究科)、慶應義塾大学 医学部 塗谷 睦生 准教授、慶應義塾大学 理工学部生命情報学科 加納 英明 教授らの研究グループは、従来は複数の高価なフェムト秒の超短パルス光源が必要だったスペクトルフォーカシングによる非線形ラマン分光を、ナノ秒励起のツインビーム光源1台で実現することに成功しました。本成果は、実用化が進む量子光源技術を用いた新たな計測手法を提示し、低コストでコンパクト、かつ高性能な次世代の分子構造解析装置への応用展開が期待されます。本研究成果は、2025年6月6日(現地時間)に国際学術誌「Ph...
キーワード:情報学/パルス/時間分解/非線形/量子もつれ/量子計測/スペクトル/分子構造/生命情報/ラマン/超短パルス/光源技術/フェムト秒/分解能/SPECT/高分解能/ラマン分光/ラマン分光法
他の関係分野:数物系科学化学生物学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
136
光導波路多重型シリコン光行列演算回路を実証
~AIに向けた超並列光コンピューティングへの道を拓く~
シリコンチップ上で、これまでに利用されていなかった次元「光導波路多重」を用いて、光による行列-ベクトル乗算を実行する光プロセッサーを実現。シンプルなシステム構成でありながら、大規模集積が可能なチップ構造を実証。光導波路多重に加えて、従来の波長・モードの次元を組み合わせることで、AIに向けた超並列光行列演算回路の実現が期待される。東京大学 大学院工学系研究科 電気系工学専攻の竹中 充 教授、唐 睿 特任助教(研究当時)、トープラサートポン・カシディット 准教授、高木 信一 教授(研究当時)、および産業技術総合研究所 光電融合研究センター 光電子集積デバ...
キーワード:アーキテクチャ/アクセラレータ/スケーラビリティ/プロセッサ/コンピューティング/人工知能(AI)/光検出器/検出器/光回路/光導波路/導波路/シリコン/超並列
他の関係分野:数物系科学工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
137
昆虫の体内で機能性分子ナノカーボンを合成
~ウンチのなかに新機能性物質~
理化学研究所(理研) 開拓研究所 伊丹分子創造研究室の伊丹 健一郎 主任研究員(環境資源科学研究センター チームディレクター、名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM) 主任研究者)、名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)の宇佐見 享嗣 特任助教(高等研究院YLC 教員)、藤本 和宏 特任准教授、柳井 毅 教授、名古屋大学 大学院理学研究科の河野 英也 博士後期課程学生(研究当時)、オースティン・ビック 博士前期課程学生らの共同研究グループは、昆虫が持つ異物代謝の仕組みを利用して、その体内で機能性分子ナノカーボンを合成させることに初めて成...
キーワード:インターフェース/機能性分子/ナノ物質/生体触媒/ACT/ナノカーボン/カーボン/マルチスケール/生産性/生体システム/生体内/機能性/カーボン材料/分子機能/官能基/生理活性/体内動態
他の関係分野:化学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
138
インド若手科学頭脳循環プログラム(LOTUSプログラム)における2025年度提案募集の開始について
JST(理事長 橋本 和仁)は、「国際青少年サイエンス交流事業」インド若手科学頭脳循環プログラムにおける提案募集を2025年6月5日(木)から開始します。近年、研究力が急激に成長し、優秀な若手人材の宝庫であるインドとの理工系分野の連携強化の必要性は急速に高まっています。一方、世界各国によるインドの理工系人材の獲得競争が激化する中、日印間の人材交流・協力は十分とは言えない状況にあります。この解決に向けて、本プログラムは、インドの大学などに在籍する大学院生・ポスドク研究者を日本の大学などに招へいし、日本-インドの大学間の共同研究などに基づき、双方の指導教員による共同指導を受けな...
キーワード:人工知能(AI)/気候変動/半導体/感染症
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
139
機械学習が解き明かす新たな水素化反応メカニズム
~超高密度水素貯蔵材料開発への画期的突破口~
機械学習が迫る反応の謎:機械学習を駆使したシミュレーションにより、加圧時に材料表面が一時的に液状化し、水素を効率的に取り込む全く新しい反応メカニズムを発見。画期的成果:このシミュレーションにより、従来と比べ飛躍的に水素貯蔵能力を高めた「スーパーハイドライド」の合成過程を理論的に解明することに成功。未来技術への扉:スーパーハイドライドは、水素社会実現の鍵となる高効率水素貯蔵材料や次世代超伝導材料開発に革命をもたらす可能性を秘めています。東京大学 大学院工学系研究科の佐藤 龍平 助教と、東北大学 材料科学高等研究所(WPI-AIMR) 所長・折茂 慎一 ...
キーワード:スーパーコンピュータ/機械学習/分子動力学シミュレーション/超伝導/水素化反応/反応機構/材料科学/超伝導材料/液状化/水素化物/シミュレーション/金属材料/水素化/第一原理/第一原理計算/動力学/分子動力学/カルシウム
他の関係分野:数物系科学化学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
140
もつれ合うプラズマの渦と流れを『情報』で読み解く
~量子情報理論にヒントを得た乱流構造の解析手法~
私たちの身の回りから宇宙に至るまで、流れや渦が複雑にもつれ合う「乱流」は、自然界のさまざまな現象に関わっています。中でも超高温の核融合プラズマでは、密度や温度、磁場のような複数の物理量の揺らぎが入り混じって連動し、非常に複雑な乱流が発生します。自然科学研究機構 核融合科学研究所の彌冨 豪 特任研究員(論文投稿時は総合研究大学院大学 大学院生)、駒澤大学の仲田 資季 准教授(兼、理化学研究所 数理創造研究センター 数理基礎部門 客員研究員)の研究チームは、量子力学の理論で活用される情報量(情報エントロピー)やその数学的記述法に着想を得て、「情報量の視点」で乱流の状態遷移や相互作用を読み...
キーワード:情報量/オープンアクセス/情報理論/社会システム/海洋/核融合/核融合プラズマ/輸送現象/揺らぎ/量子情報/エントロピー/磁場/構造形成/情報エントロピー/秩序構造/センシング/乱流構造/量子情報理論/量子力学
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
141
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)株式会社Logomixへの開発支援の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)の2024年度募集において、株式会社Logomix(本社:東京都中央区、代表取締役:石倉 大樹(CEO)、相澤 康則(CSO))に対する開発支援を決定しました。本事業は、大学等の研究成果(技術シーズ)の社会実装を目指すスタートアップ等を対象に、革新的な製品・サービス創出に向けた実用化開発を開発費の貸し付け(無利子)により支援するものです。株式会社Logomixは、東京科学大学の研究成果である大規模なゲノム構築を可能にする技術を活用し、パートナー企業のニーズに合わせた合成生物学的ソ...
キーワード:スループット/開発環境/気候変動/技術移転/長鎖DNA/ハイスループット/合成生物学/ゲノム/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
142
プロメテ古細菌から高感度な光駆動水素イオンポンプを発見
~真核生物の出現に関わる古細菌による新たな光利用~
真核生物の祖先に最も近縁なプロメテ古細菌の一種であるヘイムダル古細菌から、カロテノイド色素を光捕集アンテナとして利用する、極めて高感度な光駆動水素イオンポンプたんぱく質「ヘイムダルロドプシン」を発見しました。ヘイムダル古細菌がヘイムダルロドプシンを用いて、高効率に太陽光のエネルギーを化学エネルギーに変換していることが示され、真核生物の出現へとつながるヘイムダル古細菌の生態の全く新しい一面が明らかとなりました。ヘイムダルロドプシンはルテインなどヒトにも豊富に存在するカロテノイド色素を利用することから、高感度で革新的な視覚再生医療や神経疾患の光治療法への応用が期待されます。...
キーワード:アンテナ/インターフェース/データ駆動/人工知能(AI)/先端技術/デザイン学/放射光/太陽/時空間制御/X線結晶構造解析/結晶構造解析/太陽光/分光計測/マルチスケール/レーザー/光計測/たんぱく/人工細胞/X線結晶構造/古細菌/結晶構造/タンパク質工学/カロテノイド/微生物/光遺伝学/光操作/ラット/ロドプシン/再生医療/生体分子/創薬/ICT/遺伝学/細菌/神経疾患
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
143
研究倫理映像教材「倫理の空白Ⅳ研究活動のグレーゾーン2」のオンライン公開について
JST(理事長 橋本 和仁)は、研究倫理映像教材「倫理の空白Ⅳ 研究活動のグレーゾーン2」を制作し、JSTのウェブサイトに公開しました。JSTは、研究資金の配分機関として、公正な研究活動の推進の一環である、研究倫理教育の実施の支援を行っています。研究機関における研究倫理教育の推進が図られるよう、国内の研究倫理教育で広く活用されているeラーニングやテキストの知識習得型教材と相互に補完できる教材として、映像を活用したドラマ形式で、具体的な場面を想定して議論をしながら主体的に学習できる双方向型の教材「倫理の空白」シリーズを制作しています。1作目は、准教授と学生の異なる視点から描く「理工学研...
キーワード:データ管理/グループワーク/ワークショップ/eラーニング/映像教材/気候変動/データ解析/マネジメント/コンプライアンス/感染症/研究倫理
他の関係分野:複合領域数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
144
柔軟性と秩序性を両立した新有機常磁性体を開発
~フレキシブルデバイスへの応用に期待~
次世代IoTデバイスを開く、柔軟性と秩序性を併せ持つ分子性常磁性体を開発。高度に秩序化された分子膜で、特異な磁気応答と温度変化に応じた動的構造変化を両立。フレキシブルデバイス、スピントロニクス、ナノメディシンなど、幅広い分野での応用へ期待。近年、IoT(Internet of Things)の急速な発展に伴い、フレキシブルデバイスなどへの応用が期待される「柔軟な」磁性体へのニーズが高まっています。このニーズに応えるべく、東京大学 物性研究所の藤野 智子 助教、森 初果 教授、原田 慈久 教授らの研究グループ、東京理科大学の菱田 真史 准教授、自然科学...
キーワード:モノのインターネット(IoT)/磁性体/フレキシブル/磁気特性/スピン/スピントロニクス/フレキシブルデバイス/膜構造/ナノメディシン/構造変化/動的構造
他の関係分野:総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
145
シングルセル質量分析イメージングでがん細胞中の脂質の分布を可視化することに成功
1細胞の成分分布を可視化するための、シングルセル質量分析イメージング(SC-MSI)技術を開発。同一の細胞に対して、質量分析イメージングによる細胞内脂質の観察、蛍光顕微鏡による細胞の観察、細胞の表面形状の計測を一度に実施可能にした。細胞内の脂質の分布を可視化でき、異なる種類の細胞を区別できることを示した。治療・診断技術の創成につながる情報の獲得に期待。大阪大学 大学院理学研究科 物理学専攻 大塚 洋一 准教授、豊田 岐聡 教授、大阪大学 放射線科学基盤機構 樺山 一哉 教授、深瀬 浩一 教授と、九州大学 生体防御医学研究所 和泉 自泰 准教...
キーワード:多変量解析/プロファイル/質量分析/計測システム/一細胞/生体組織/SPECT/MSI/オミクス/生体防御/Hela細胞/がん細胞/蛍光顕微鏡/高次構造/質量分析イメージング/バイオマーカー/遺伝子/脂質/放射線
他の関係分野:総合理工工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
146
欲しい物質を自動的・自律的に合成する
~デジタル技術と自動化・自律化で切り拓く化学・材料研究の新時代~
指定した薄膜物質を自動的・自律的に合成するシステムを構築した。X線回折パターンを自動解析して、ピーク強度比を最大化するよう自律的に薄膜合成条件を最適化する。機械学習とロボットを用いた自動・自律実験システムが、研究者の繰り返し作業を代替することにより、研究開発の加速が期待される。東京大学 大学院理学系研究科 化学専攻の一杉 太郎 教授(東京科学大学 特任教授 兼任)、小林 成 助教、清水 亮太 准教授(研究当時 現:分子科学研究所 教授)らは、東京科学大学 物質理工学院 応用化学系の西尾 和記 特任准教授、相場 諒 特任助教(現:(株)リガク所属)、日...
キーワード:機械学習/最適化/創造性/産学連携/物性物理/X線回折/電池/ロボット/自動化/自動車/結晶構造/スギ
他の関係分野:複合領域数物系科学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
147
出資型新事業創出支援プログラム(SUCCESS)における株式会社アークスへの出資実行について
JST(理事長 橋本 和仁)は、出資型新事業創出支援プログラム(SUCCESS)において、株式会社アークス(本社:東京都渋谷区、代表取締役 棚瀬 将康、以下「アークス」という)への出資を実行しました。アークスは、東京科学大学の研究成果を活用し、生殖補助医療領域におけるロボットおよびAI技術を活用した製品開発に取り組むスタートアップです。生殖補助医療とは、胚培養士と呼ばれる専門職が顕微授精(ICSI)などの高度な技術を用いて、卵子と精子を受精させるという不妊治療のことであり、日本では約10人に1人が生殖補助医療によって誕生しています(2022年時点)。2022年4月から保険適...
キーワード:人工知能(AI)/気候変動/生殖/生殖補助医療/技術移転/ロボット/自動化/受精/卵子/精子/感染症/生体材料
他の関係分野:数物系科学生物学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
148
正十二面体リンクの球殻分子構造の構築に成功
~ウイルスキャプシド状分子の化学合成に期待~
短いペプチドと金属イオンを溶液中で自己組織化させ、60回の絡まり交点数を持つ球殻分子構造を構築自己組織化現象に働く「絡まり」と「多面体」の両幾何学に基づいた構造予測と分子合成を実現人工ウイルスキャプシドや新たな機能性ペプチドの開発につながる可能性東京科学大学(Science Tokyo)総合研究院 化学生命科学研究所の澤田 知久 准教授と東京大学の藤田 誠 卓越教授(兼 分子科学研究所 卓越教授)、お茶の水女子大学の下川 航也 教授らの研究チームは、ペプチドを金属イオンと自己組織化させることによって、正十二面体リンクの幾何構造を持つ球殻分子構造の構築...
キーワード:オープンアクセス/多面体/幾何学/幾何構造/分子構造/自己組織/X線結晶構造解析/結晶構造解析/ナノメートル/金属イオン/構造予測/X線結晶構造/機能性/結晶構造/ダイバーシティ/組織化/ウイルス
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
149
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)株式会社エキュメノポリスへの開発支援の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)の2024年度募集において、株式会社エキュメノポリス(本社:東京都新宿区、代表取締役:松山 洋一)に対する開発支援を決定しました。本事業は、大学等の研究成果(技術シーズ)の社会実装を目指すスタートアップ等を対象に、革新的な製品・サービス創出に向けた実用化開発を開発費の貸し付け(無利子)により支援するものです。株式会社エキュメノポリスは、早稲田大学の研究成果を用いて、会話AIエージェントを活用した言語教育のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。本事業の支援では、...
キーワード:エージェント/人工知能(AI)/学習支援/気候変動/技術移転/ラット/感染症
他の関係分野:複合領域数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
150
脳が未来の記憶に備える重要なプロセスを発見
~睡眠は単なる休息ではない~
記憶は、「記憶を担う神経細胞集団(エングラム細胞集団)」に保存されるが、エングラム細胞は出来事を経験した時に形成されるのか、それとも事前に脳内に準備されているのか、もしそうならどのように準備されているのかは不明のままだった。自由に行動しているマウスの脳内で記憶エングラム細胞の活動を観測する独自の技術を使って、少し先の未来の記憶を担うエングラム予備細胞が、その経験をする前の睡眠中に既に脳内に準備されている様子を観察することに成功した。未来の記憶を担うエングラム予備細胞集団は、別(前)の出来事を記憶した後の睡眠中にその記憶のエングラム細胞集団と同時に活動して出現することから...
キーワード:神経回路モデル/情報通信/シミュレーション/シナプス/脳科学/マウス/神経回路/神経細胞/海馬/睡眠
他の関係分野:複合領域工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
151
家庭で心不全を早期発見するAIシステムを開発
~心不全重症度の新たな指標を構築~
携帯型心電計で計測される単一誘導心電図を用いて、心不全を検出する人工知能(AI)システムを開発しました。心電図データから、AIにより心不全の重症度を数値化する独自の指標を構築しました。本AIモデルを用いることで、自宅での心不全の悪化を早期に発見し、迅速な医療対応につながる可能性が臨床研究により示されました。東京大学 大学院医学系研究科 先進循環器病学の荷見 映理子 特任研究員、藤生 克仁 特任教授らの研究グループは、SIMPLEX QUANTUM株式会社と共同で、人工知能(AI)を活用した新しい心不全の早期検出システムを開発しました。本システムは、単...
キーワード:AI/モニタリング/心不全 Heart Failure/心臓/心電図/遠隔医療/生活の質/早期発見/糖尿病/臨床研究
他の関係分野:工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
152
飢餓時の代謝トランスオミクスネットワークの構造的堅牢性と時間的脆弱性
~飢餓適応システムとしての生物学的鳥瞰図を描く~
詳細な時系列データと大規模解析、それを統合し俯瞰するネットワーク解析を駆使して、マウスの肝臓における飢餓適応の全容を解明し、肥満が引き起こす病理像を明らかにしました。その結果、飢餓時のマウス肝臓の細胞内分子ネットワークが、肥満に対して構造的には堅牢(けんろう)である一方、時間的には脆弱であることを示しました。本研究の成果は、生活習慣病の治療介入への貢献や、医学・生命科学ビッグデータを理解する方法論としての応用が期待されます。東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻の黒田 真也 教授と、同研究科 附属遺伝子実験施設の守田 啓悟 助教らによる研究グルー...
キーワード:データ駆動/ネットワーク解析/時系列データ/脆弱性/マルチスケール/大規模解析/トランスオミクス/TEMPO/細胞運命/オミクス/オミクス解析/病理/生体防御/臓器連関/歯学/マウス/2型糖尿病/遺伝子/生活習慣病/糖尿病
他の関係分野:環境学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
153
共線反強磁性異常金属におけるゼロ磁場異常ホール効果の発見
~機能性反強磁性体の開発へ新たな指針~
層間に磁性元素を挿入した遷移金属ダイカルコゲナイド(TMD)V1/3NbS2において、磁化のない共線反強磁性と非フェルミ液体状態の中で異常ホール効果が生じることを発見しました。(電荷を運ぶ準粒子が定義できない)非フェルミ液体状態の中で巨大異常ホール効果が発見されたのは初めてのことであり、従来のベリー曲率の枠組みを超えた理解が必要です。本研究で発見された物質は、新たな機能性反強磁性体であり、電子のスピンを使った情報処理・通信デバイスにつながることが期待されます。また本研...
キーワード:インターフェース/トポロジー/フェルミ液体/異常ホール効果/準粒子/電子相関/反強磁性/反強磁性体/非フェルミ液体/ホール効果/磁場/カルコゲナイド/トポロジカル/トポロジカル物質/強相関/磁性体/遷移金属/強磁性/遷移金属ダイカルコゲナイド/量子エレクトロニクス/省エネ/強磁性体/電子構造/スピン/スピントロニクス/機能性
他の関係分野:数物系科学総合理工工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
154
生活保護世帯の子どもにテーラーメイド型支援を
~効果的な支援システム開発に向けた新手法を確立~
貧困は、子どもの健康や社会生活に悪影響を及ぼします。生活保護世帯の子どもたちは、健康や生活に関して多様なニーズを抱えており、個々の生活背景に応じた支援が求められています。また、効果的な支援方法も個々の生活背景によって異なります。そこで、京都大学 大学院医学研究科 社会疫学分野の上野 恵子 特定助教らの研究グループは、生活保護世帯の子どもたちを生活背景に応じて類型化するために、1,275名が回答した質問紙調査から得た情報を用いて、機械学習の手法(ソフトクラスタリング)で生活背景の異なる小集団(セグメント)に類型化しました。次に、この分析で得られた結果をもとに、複雑な支援ニーズ...
キーワード:クラスタリング/機械学習/システム開発/社会的ネットワーク/支援システム/インタビュー調査/疫学/社会疫学/精神的健康/保健師
他の関係分野:複合領域工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
155
3Dプリンターを活用した安価な材料合成ロボットの開発
~材料合成プロセスの自動化~
電気回路・組み込み・部品の印刷・制御ソフト開発まで完全自作した化学ロボットを開発。設計図、3Dプリンター図面、ソフト、組み込み、電気回路図などをすべて公開。開発した材料ロボットによる無機材料の合成に成功。北海道大学 大学院理学研究院・総合イノベーション創発機構 化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)の髙橋 啓介 教授、髙橋 ローレン 助教、クワハラ・ミカエル 学術研究員、前田 理 教授らの研究グループは、3Dプリンターを活用して完全自作可能な材料合成ロボット「FLUID」を開発しました。これまで、研究グループは触媒インフォマティクスを...
キーワード:インターフェース/AI/無機材料/3Dプリンター/コバルト/モーター/ロボット/ロボット制御/酸化物/自動化/流体制御/インフォマティクス/カエル
他の関係分野:工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
156
複雑な脂肪酸構造を解析する新技術を開発
~脂肪酸代謝の多様性を捉えるリピドミクス~
東京農工大学 大学院工学府の栗崎 優斗 大学院生と同大学 大学院工学研究院 生命機能科学部門の津川 裕司 教授らの共同研究グループは、生理活性脂質の1種である「脂肪酸ヒドロキシル化脂肪酸(FAHFA)」の脂肪酸側鎖・水酸基位置・二重結合位置を網羅的に決定できる新しい構造リピドミクス手法を開発しました。本手法は、液体クロマトグラフィー―タンデム型質量分析(LC-MS/MS)における生体試料の前処理や、部分構造情報を得るための方法の1つである電子誘起解離法(EAD)およびインフォマティクスの技術開発および最適化によって実現しました。また、本手法を用いて、腸内細菌叢(そう)および宿主側で産生されると...
キーワード:最適化/がん研究/スペクトル/質量分析/インフォマティクス/統合オミクス/オミクス/LC-MS/MS/クロマトグラフィー/リピドミクス/脂肪酸/生理活性/生理活性脂質/代謝物/脳機能/加齢/感染症/細菌/細菌叢/脂質/脂質代謝/腸内細菌/腸内細菌叢
他の関係分野:複合領域数物系科学総合理工総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
157
20種類の翻訳因子の持続的な再生産を達成
~自律的に増殖し続ける人工細胞の構築に期待~
生命の根幹的な特徴である自己複製の能力を人工的に再現することは、生命の理解と新しい応用につながる。本研究では、たんぱく質合成に必須な20種類のアミノアシルtRNA合成酵素(aaRS)を、試験管内で持続的に再生産することに成功した。この成果は自己複製可能な人工細胞の実現に向けた重要な一歩であり、将来的には生物に頼らない効率的で制御性の高い物質生産システムの開発につながる。東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻の萩野 勝己 大学院生、市橋 伯一 教授(兼:同研究科 附属先進科学研究機構/同大学 生物普遍性連携研究機構)、理化学研究所 生...
キーワード:最適化/普遍性/tRNA/生産システム/たんぱく/物質生産/人工細胞/分子システム/再生産/アミノアシルtRNA/自己複製/医薬品開発/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:数物系科学生物学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月31日
158
ライフサイエンスデータベース統合推進事業(統合化推進プログラム)における2025年度新規研究開発課題の決定について
JST(理事長 橋本 和仁)は、ライフサイエンスデータベース統合推進事業(統合化推進プログラム)において、3件の新規研究開発課題を決定しました。本プログラムは、ライフサイエンスに関わる国内外のデータを統合的に扱うためのデータベース開発を支援します。研究開発を通じて公共データ利活用のための情報環境整備を行うとともに、利用者の知識発見や課題解決への寄与および国際的なオープンサイエンスへの貢献を目指しています。今回の募集では、前回に引き続き、将来性を重視した独自性の高い構想を持つ統合データベースの発掘・育成を目的として、試行的開発を含む萌芽的なデータベースの研究開発提案を対象とし...
キーワード:知識発見/オープンサイエンス/情報基盤/気候変動/感染症
他の関係分野:数物系科学医歯薬学