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質の高い教育をみんなに に関係する研究一覧:60件
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発表日:2026年5月7日 この記事は2026年5月21日号以降に掲載されます。
1
数の知覚は直前の刺激に左右される
~視覚と聴覚をまたぐ系列依存性を検証~
この記事は2026年5月21日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年4月23日
2
超音速で渦が崩れる現象の一端を解明
~次世代超音速旅客機の設計に貢献~
音速を超える超音速における渦崩壊※1という現象の発生については、これまでほとんど何も分かっていませんでした。本研究では、超音速流中での渦崩壊の有無を運動エネルギーと内部エネルギーの大小から判断できることを発見しました。今後、超音速旅客機のデルタ翼で生じる渦崩壊現象の解明や、渦崩壊による機体の空力的不安定を予防する対策を検討するうえで、重要な知見になることが期待できます。本研究成果は、2026年3月30日に国際学術誌「Journal of Fluid Mechanics」にオンライン掲載されました。...
キーワード:デルタ/衝撃波/数値シミュレーション/旋回流/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/流体力/流体力学/妥当性
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
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発表日:2026年4月15日
3
犬・猫の肺リンパ腫における特徴的なCT所見を明らかに
本研究グループは、犬や猫の肺リンパ腫におけるCT所見の特徴を明らかにするため、2015年から2024年の間に肺病変が疑われる犬や猫のCT画像を解析しました。その結果、肺リンパ腫は輪郭が明瞭で、造影剤によって均一に染まり、病変内部にエアブロンコグラムや明確な肺血管が描出される特徴を示すことが明らかになりました。本研究成果は、2026年4月7日に国際学術誌「Veterinary Medicine and Science」にオンライン掲載されました。発表のポイント肺リンパ腫症例(犬1例、猫2例)を解析した結果、リンパ腫の輪郭が明瞭で均一に造影され、明確なエアブ...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/リンパ腫/獣医学/computed tomography/合併症/肉腫/CT画像/B細胞/造影剤/化学療法/手術/非侵襲
他の関係分野:工学農学
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発表日:2026年4月6日
4
⿂の“助け合い⼦育て”は何度も進化していた
―アフリカの古代湖シクリッドで⼩型化と少産化が社会の複雑性に関与―
協同繁殖とは、親以外の個体も子育てに参加し、グループで生活する社会システムのことです。協同繁殖は鳥類や哺乳類でよく研究されていますが、魚類での種間比較研究は限られており、どのような条件で進化するのかはよく分かっていませんでした。京都大学 白眉センター(大学院理学研究科 動物生態学研究室兼任)佐藤 駿 特定助教と大阪公立大学大学院理学研究科 奥野 聖也 助教を中心とした研究チームは、アフリカの古代湖であるタンガニイカ湖に生息するランプロログス族シクリッド73種を対象に、最新の系統樹と野外・文献データを用いた系統種間比較解析を行いました。その結果、協同繁殖は単一の祖先から一度だけ生じたのではなく、...
キーワード:社会システム/複雑性/シクリッド/系統樹/持続可能/持続可能な開発/哺乳類/比較研究/生態学/子育て
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2026年3月31日
5
松果体と眼からの光情報が脳内で一つに
~ゼブラフィッシュを用いて統合の仕組みを解明~
本研究グループは、ゼブラフィッシュの稚魚において、松果体で生じた色の情報が神経節細胞※を通じて脳の被蓋(ひがい)という領域へ伝わることを明らかにしました。さらに、この仕組みが光の波長変化に応じて稚魚が上下に泳ぐという、眼の色覚が関与する行動の決定に関わることを発見しました。本研究結果は、松果体からの色情報と眼からの光情報が脳内で統合され、光に応じた行動を生み出す仕組みを解き明かす重要な手がかりになると考えられます。本研究成果は、国際学術誌「PNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences of the U...
キーワード:視覚情報/ピノプシン/光受容/光受容タンパク質/光生物/松果体/両生類/爬虫類/オプシン/脊椎動物/可視光/持続可能/持続可能な開発/光刺激/神経活動/行動解析/哺乳類/カルシウムイメージング/脊椎/カルシウム/神経回路/神経細胞/網膜/遺伝子
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月26日
6
メダカの排卵のタイミングは環境で変わる
~実験室と野外の比較で見えた繁殖リズム~
本研究グループは、実験室環境と屋外に水槽を設置した野外に近い環境における、メダカの排卵のタイミングを比較しました。各環境において4日間で144匹のメスを調べた結果、野外に近い環境のメダカは、実験室より約3.5時間早く排卵していることが分かりました。本研究成果は、2026年3月4日に総合科学の国際学術誌「Royal Society Open Science」にオンライン掲載されました。発表のポイント実験室環境では、一般的なメダカの飼育条件である人工照明を14時間点灯・10時間消灯、水温を26℃に設定して、メダカを飼育した。野外に近い環境では、メダカの繁殖...
キーワード:実験計画/持続可能/持続可能な開発/モデル生物/実験動物/TEMPO/生態学/排卵/卵巣/生理機能/発生学/イミン/マウス/遺伝学
他の関係分野:数物系科学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月25日
7
奪った葉緑体に自前の部品を送り込んで光合成する
~ 宿主タンパク質が外来オルガネラ内で機能する「分子キメラ」の実証 ~
ラパザは、緑藻から奪った借り物の葉緑体で光合成して生きる、単細胞の真核生物です。葉緑体のはたらきには多くのタンパク質の「部品」が必要で、多くは核の遺伝情報から作られます。福井工業大学の柏山祐一郎教授と大阪公立大学の中澤昌美講師らを中心とした共同研究チームは、外来葉緑体の内部に宿主(ラパザ)のタンパク質が送り込まれてはたらくことを、生化学的検出と細胞内観察で実証しました。さらに遺伝子操作により宿主の光合成関連タンパク質遺伝子をノックアウトすると、光合成機能が低下し、宿主タンパク質が実際に外来の葉緑体を動かす「部品」になっていることが裏づけられました。これは、外来葉緑体の取込みによる「構造レベルの...
キーワード:オルガネラ/遺伝情報/光合成/葉緑体/持続可能/持続可能な開発/二酸化炭素/ルビスコ/キメラ/遺伝子操作/実験モデル/コミュニケーション/遺伝子
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2026年3月9日
8
胃潰瘍・胃がんを引き起こす原因菌か
~ピロリ菌とは異なる新種細菌を特定~
オーストラリアの医師が、ピロリ菌陽性の日本人女性患者の胃がんが発生しやすくなっている組織から、ピロリ菌とは異なる細菌を2010年に分離し、その解明が望まれていました。本研究グループは、本菌がStreptococcus(ストレプトコッカス)属の新菌種であることを明らかにし、運動性が見られることからStreptococcus mobilis(ストレプトコッカス モビリス)と命名しました。本研究成果は、2026年1月12日に微生物分類学の分野で非常に権威のある国際学術誌「International Journal of Systematic ...
キーワード:塩基配列/系統樹/持続可能/持続可能な開発/ゲノム配列/獣医学/微生物/前がん病変/Helicobacter pylori/がん患者/ゲノム/胃がん/医師/感染症/細菌
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2026年3月6日
9
精度と公平性を考慮したAIモデルを設計
~現実世界の曖昧さを反映した意思決定が可能に~
本研究グループは、進化型多目的最適化※1に基づく機械学習手法を用いて、精度と公平性のトレードオフを考慮したファジィシステム※2を設計し、解析を行った結果、ファジィシステムが本質的に解釈可能かつ公平なAIとして有用である可能性を示唆しました。また、内部機構の解析により、最適化過程において精度と公平性のトレードオフが形成されるメカニズムの理解に寄与する知見を明らかにしました。本研究成果は、2025年12月22日に国際学術誌「IEEE Transactions on Fuzzy Systems」にオンライン掲載されました。...
キーワード:AI/機械学習/最適化/自然言語/情報学/進化計算/人工知能(AI)/多目的最適化/数値実験/トレードオフ/光合成/人工光合成/最適化手法/持続可能/持続可能な開発/透明性/システム設計/妥当性
他の関係分野:情報学数物系科学生物学工学
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発表日:2026年3月6日
10
副作用の少ない抗がん剤の開発を目指して
~輸送タンパク質L-PGDSを用いたDDSで、がん組織だけに送達~
近年開発されている薬剤は、低分子化合物の中でも分子量※1が比較的大きく、難水溶性のため、体内に吸収されにくいという課題があります。そのため、抗がん剤などを効果的に溶かし、がん組織だけに効率よく届けるドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発が活発に行われています。本研究グループは、生体内輸送タンパク質であるリポカリン型プロスタグランジンD合成酵素(L-PGDS)※2を利用し、分子量が大きく、難水溶性の抗がん剤Paclitaxel(パクリタキセル、以降PTX)を効果的に溶かし、がん細胞に効率的に運搬できるDDSキャリアを開発しました。本研究...
キーワード:高分子/神経系/キャリア/持続可能/持続可能な開発/溶解度/シミュレーション/ドッキング/生体内/疎水性相互作用/リン酸/哺乳動物/マウスモデル/中枢神経/中枢神経系/DDS/がん細胞/がん治療/タキソール/プロスタグランジン/プロスタグランジンD2/マウス/抗腫瘍効果/受容体/創薬/低分子化合物/脳脊髄液/副作用/がん患者/化学療法/抗がん剤/乳がん
他の関係分野:化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年2月19日
11
炭水化物好きは太りやすい
~同じカロリーでも体重・脂肪が増加すると判明~
本研究グループは、従来の高脂肪食中心の肥満研究を拡張し、高炭水化物食品の影響を調べました。マウスに通常の標準飼料とともにパンや小麦粉、米粉を自由摂取させた結果、強い嗜好性により標準飼料をほとんど食べなくなり、総摂取カロリーが大きく増えないにもかかわらず、体重と脂肪量が増加することが分かりました。本研究結果は、高炭水化物食品への偏りと食行動が肥満に関与する可能性を示しました。本研究成果は、2026年1月22日に、栄養学・食品科学分野の国際学術誌である「Molecular Nutrition & Food Research」にオンライン掲載されました。発表のポイント...
キーワード:エネルギー消費量/食行動/エネルギー消費/持続可能/持続可能な開発/脂質輸送/嗜好性/炭水化物/脂肪酸合成/高脂肪食/アミノ酸/イミン/エネルギー代謝/マウス/血液/脂肪酸/代謝物/リスク因子/遺伝子/遺伝子発現/栄養指導/脂質/脂質異常症/脂質代謝/食生活/生活習慣病/糖尿病/動物実験
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2026年2月18日
12
藻類の新たな光利用の仕組みを解き明かす
―光合成タンパク質の機能設計やデザインに画期的な指針―
森林や水圏環境の一部では可視光が乏しく近赤外光が主要となる環境が存在します。そういった環境では、光合成生物が特殊な仕組みで近赤外光を利用しています。真正眼点藻※6の一種であるTrachydiscus minutusは、近赤外光を吸収できる光合成アンテナ複合体rVCPを持ちながら、Chlaだけで近赤外光利用を実現する希少な生物です。しかし、その立体構造が明らかでないため、近赤外光吸収の発現メカニズムは長らく解き明かされていませんでした。大阪公立大学人工光合成研究センターの藤井 律子准教授、大阪大学蛋白質研...
キーワード:アンテナ/量子化/バクテリア/近赤外/太陽/量子化学/二量体/量子化学計算/クロロフィル/シアノバクテリア/光合成/太陽光/可視光/光吸収/人工光合成/赤外光/超高速分光/持続可能/マネジメント/持続可能な開発/極低温/電荷移動/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/分解能/量子力学/クライオ電子顕微鏡/JAK/高分解能/超分子/分子機構/近赤外光/創薬/立体構造
他の関係分野:情報学数物系科学化学生物学総合理工工学
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発表日:2026年1月27日
13
金錯体を用いた精密合成により高い円偏光発光を示すキラルナノフープの創製に成功
~環状π共役分子の後期修飾を可能にする新しい分子設計基盤~
東京理科大学大学院 理学研究科化学専攻の木下 尚哉氏(2023年度 修士課程修了)、小谷 菜々美氏(2025年度 修士課程2年)、同大学 理学部第一部化学科の河合 英敏教授、土戸 良高講師らの研究グループは、金錯体を活用した独自の合成戦略により、6つの臭素原子を精密に配置した[9]シクロパラフェニレン([9]CPP)の開発に成功しました。本分子は、多点でのクロスカップリングが可能な環状π共役構造のプラットフォームとして機能し、後期段階でのπ共役拡張(late-stage π-extension)を通じて、強い円偏光発光(CPL)を示す新しいキラルナノフープ分子の創...
キーワード:共役分子/円偏光発光/キラル/光学材料/有機金属化合物/円偏光/有機金属/光機能/持続可能/持続可能な開発/光機能材料/レアアース/機能材料/カップリング/クロスカップリング/ラット/官能基/分子設計/誘導体
他の関係分野:化学総合理工工学農学
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発表日:2026年1月21日
14
量子物質に新たな境界線
―磁性を生み出す近藤効果を実証―
大阪公立大学大学院理学研究科の山口 博則准教授、冨永 悠大学院生(研究当時)、埼玉医科大学の古谷 峻介講師、大阪大学大学院理学研究科の木田 孝則助教、萩原 政幸教授、防衛大学校の荒木 幸治講師らの研究グループは、有機ラジカル※3とニッケルを組み合わせた有機無機ハイブリッド磁性体を用いて、量子スピンがネックレス状に連なる新しいタイプの近藤ネックレスの実現に成功しました。本研究では、量子物質において知られている、スピンの大きさが量子状態を決めるという原理が、物性物理の基本現象である近藤効果にも当てはまることを世界で初めて実証しました。通常、近...
キーワード:強磁場/近藤格子/近藤効果/物性物理/量子スピン/量子情報/磁場/磁性体/有機ラジカル/有機分子/持続可能/持続可能な開発/電子状態/スピン/ラジカル/分子設計
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
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発表日:2026年1月20日
15
レアアースのさらなる有効利用を目指して
水中で光る金属錯体の新たな特性を発見
水溶液中で光る金属錯体は、水溶液中に溶けているイオンや分子を検出する化学センサーや、生体中のバイオセンサーなどに応用されています。また、レアアースの発光は、周りの環境が変わっても発光色が変わりにくい特性があることから、レーザーなどの発光材料として広く用いられています。大阪公立大学大学院理学研究科の三枝 栄子講師らの研究グループは、希土類※イオンと有機分子からなる金属錯体が水中で自然に集まって小さな粒子を形成し発光すること、また、その発光強度が溶液の酸性・アルカリ性(pH)によって変化することを見出しました。この錯体分子は、石けん分子のように水に親和する部分と油...
キーワード:水溶液/ピリジン/化学センサー/金属錯体/分子集合体/有機分子/材料科学/希土類錯体/可視光/発光材料/持続可能/持続可能な開発/希土類/センサー/ナノメートル/バイオセンサー/レアアース/レーザー/MRI/MRI造影剤/造影剤/分子集合
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2026年1月16日
16
海洋マイクロプラスチック問題の解決に貢献
~天然由来の光反応性分子で環境にやさしいカプセルを合成~
高分子カプセルは薬剤や香料などの機能性物質を封入できるため、機能性化粧品や日用品など幅広く利用されています。しかし、従来のカプセルは非分解性高分子が用いられているため、自然環境で分解されにくく、海洋マイクロプラスチック問題の一因として生態系や人の健康への影響が指摘されています。大阪公立大学大学院工学研究科の北山 雄己哉准教授、山下 美里大学院生(博士前期課程2年)、原田 敦史教授らの研究グループは、天然物由来の桂皮酸やグリセリンなどから誘導した光反応性モノマーに対して光照射することで、開始剤や触媒を一切使用せず、水溶媒において分解性高分子が合成できる重合技術(界面光環化付加重合...
キーワード:マイクロプラスチック/海洋/分子カプセル/エステル/環化付加反応/光反応/高分子/加水分解/水分解/持続可能/光照射/持続可能な開発/プラスチック/マイクロ/環境問題/微粒子/光分解/機能性/生態系/蛍光色素/重合反応/付加反応
他の関係分野:環境学化学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月8日
17
大学生から社会人への移行期の環境変化を追跡調査
~卒業時の性格特性と職場適応の関係性を明らかに~
大学卒業後の1年間は、就職などにより生活のリズムや環境が大きく変わると考えられます。どのような性格の人が自分らしく働くことができていると感じやすく、どのような人が仕事を辞めたいと感じやすいのか、卒業前から就職後までを通して調査した研究は、これまでほとんどありませんでした。大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の畑野 快准教授らの研究グループは、大学卒業時の性格(ビッグファイブ※2)や人生への満足度が、就職後の働きやすさや仕事に対する気持ちにどのようにつながるのかを調べるため、日本の大学生397人を対象に、就職が内定した時期、就職半年後、...
キーワード:環境変化/対人関係/持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/追跡調査
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2025年12月20日
18
ナノ流体デバイス×ナノポアが次世代の分析技術を拓く
~1分子計測の実用化に向けた新たなロードマップを提示~
ナノポアは、ナノメートル(1 mの10億分の1)サイズの孔(ポア)を通過するDNA やタンパク質などの分子の電流変化を検出して、種類や配列を解析する技術です。実用化も進んでいますが、分子が高速に通過して十分に観察できなかったり、小さな雑音(ノイズ)が入るなどの課題解決が望まれています。一方、ナノ流体デバイスは、ナノメートルサイズの流路をもつデバイスのことで、液体や分子を狭い空間で制御することが可能です。ナノ流体デバイスを長年研究している大阪公立大学大学院工学研究科の許 岩教授と、ナノポアを専門としているスイス University of FribourgのMichael Mayer...
キーワード:スループット/人工知能(AI)/分析技術/環境分析/精密測定/ノイズ/持続可能/持続可能な開発/ナノメートル/ナノ流体/一分子計測/創薬
他の関係分野:情報学環境学数物系科学工学総合生物
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発表日:2025年12月18日
19
画素数を従来から1000倍アップ! 超伝導状態で4億画素の撮像に成功
超伝導検出器は高感度に微弱な信号を検出できるため、天文学や医療などさまざまな分野で利用されており、特にイメージングへの応用研究が盛んに行われてきました。超伝導を用いたイメージング素子の高性能化と実用化には、超伝導状態を維持するために素子全体を極低温に冷却する必要があります。また、高解像度化のためピクセル数を増加させますが、各ピクセルの均一性の確保も重要です。さらに、ピクセル数増加には読出し線の数の増加も伴うため、一つの線で複数の信号を運ぶ信号多重化※3回路技術の導入が不可欠です。大阪公立大学 大学院工学研究科の石田 武和客員教授、ヴテダン...
キーワード:粒子検出器/量子情報/J-PARC/加速器/TOF/検出器/赤外線/赤外線観測/超伝導/超伝導検出器/天文学/粒子加速/フォトニクス/単一光子/持続可能/LiDAR/持続可能な開発/電気抵抗/センサー/ピコ秒/ベトナム/マイクロ/極低温/分解能/高分解能/放射線
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年12月18日
20
新人看護師の離職率を抑えたい! 先輩を見て学ぶことは現場での成長を支える
臨床現場で働き始めて1年目の新人看護師は、業務量の多さや経験不足、学校で学んだ内容と現場の違いから強いストレスを受け、職場適応が難しく離職に至ることも少なくありません。日本では離職率が10%を超え、医療現場における重要な課題となっています。しかし、これまで新人看護師自身の行動は十分に解明されていませんでした。大阪公立大学大学院看護学研究科の長野 弥生講師らの研究グループは、先輩を観察し学ぶ「モデリング行動」が職場適応にどう関わるかを明らかにすることを目的とし、378人の新人看護師のアンケート回答を分析しました。その結果、先輩の行動を取り入れることで適応行動が促され、職場適応が進むこ...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/モデリング/ストレス/看護/看護学/看護師
他の関係分野:工学
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発表日:2025年12月13日
21
魚は想定より早いタイミングで自己認知していた!認知後の新たな行動も発見
動物に自己意識があるかを調べる代表的な方法としてマークテスト※2が広く用いられていますが、このテストに合格し自己意識があるとされる動物種は限られています。そのため、従来の研究は「どの種がマークテストに合格するか」に焦点が当てられており、自己認知に至る過程やその後の行動については十分に検討されていませんでした。大阪公立大学大学院理学研究科の十川 俊平特別研究員と幸田 正典特任教授らの研究グループは、ホンソメワケベラに寄生虫に似せた赤茶色のマークを鏡提示前から付与し、鏡像自己認知の過程を観察しました。その結果、平均82分でマークをこすり落とそ...
キーワード:進化論/持続可能/持続可能な開発/寄生虫/イミン/遺伝子
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年12月11日
22
富士山測候所で高山病の原因を調査
脳の血流増加が頭痛を引き起こす
高い山に登ると、多くの人が頭痛などの急性高山病(AMS)に悩まされますが、その原因の一つとされる脳の血流変化との関係はまだよく分かっていません。大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センターの岡﨑 和伸教授、富士山測候所を活用する会の浅野 勝己氏(筑波大学名誉教授)、鹿屋体育大学の堀内 雅弘教授らの研究グループは、富士山頂(標高3,776m)において8人の健康な男性を対象に、首の内頸動脈と椎骨動脈の血流と血管の太さを3日間毎日計測し、高山病の症状との関係を調べました。その結果、内頸動脈は日を追うごとに血流と血管の太さが増し、特に、頭痛の程度と、動脈の血流・太さの変化には関連が見られま...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/血流/スポーツ/低酸素
他の関係分野:工学総合生物
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発表日:2025年12月10日
23
有機太陽電池材料の新たな知見
~ナノ構造の違いが光による電荷の動きに影響を及ぼす~
有機薄膜太陽電池は軽量で柔軟かつ加工が容易なため、さまざまな応用が期待されています。発電には光で生じた電荷(ホールと電子)を効率よく分離して取り出す必要があり、その役割を担うのがp型有機半導体・n型有機半導体と、両者が接するp/nヘテロ接合界面です。その界面と電荷移動パスを適切に制御することが重要なため、p型とn型の半導体成分を同一分子に組み込み、自発的な集積(自己組織化)によりp/nヘテロ接合を形成させる手法が注目されています。しかし、単一分子の自己組織化は複雑で、最適なナノスケールのp/nヘテロ接合を得ることが難しいという課題がありました。大阪公立大学大学院工学研究科の前田 壮...
キーワード:時間分解/輸送特性/太陽/自己組織/ナフタレン/有機太陽電池/有機薄膜太陽電池/有機半導体/光電流/有機分子/ファイバー/接合界面/キャリア/光励起/絶縁体/単一分子/有機薄膜/ボトムアップ/持続可能/光照射/持続可能な開発/電荷輸送/ナノファイバー/太陽電池/電気伝導/電池/電気伝導性/ナノスケール/ナノ構造/ナノ粒子/マイクロ/マイクロ波/移動度/電荷移動/半導体/スクアレン/組織化/アレン
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年12月4日
24
肝疾患の早期発見を目指して 新しいバイオマーカー候補の有効性を検証
肝臓において、アルコール摂取過多やウイルス感染などによる損傷が長く続くと、肝星細胞※4がコラーゲン線維を作り、修復しようとします。この肝臓の線維化が進行すると肝機能が低下する肝硬変になります。また、肝線維化は肝がんの最大の危険因子であるといわれているため、早期診断法の開発が望まれています。大阪公立大学大学院獣医学研究科の松原 三佐子准教授、安井 豊研究員(研究当時)、医学研究科の榎本 大准教授、河田 則文特任教授らの研究グループは、ヒト肝星細胞を用いて血しょう中に存在するFBLN5というタンパク質を検証したところ、FBLN5の量は肝線維化...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/診断法/獣医学/ビタミン/肝線維化/肝がん/肝硬変/肝疾患/早期診断/アルコール/エラスチン/コラーゲン/ビタミンA/血液/ウイルス/バイオマーカー/危険因子/線維化/早期発見
他の関係分野:工学総合生物農学
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発表日:2025年11月27日
25
原始緑藻の集光タンパクの構造と機能に着目し、海底環境に特化した光合成アンテナを発見
植物進化の初期段階では、原始緑藻は光がほとんど届かない海底から、光が十分にある陸上に移り住むのに伴い、光合成の仕組みを変化させました。色素タンパク質複合体である光合成アンテナLhc※1は、太陽光利用に重要で、陸上植物はLHCII※2を、プラシノ藻※3はLhcp※4を用いて環境に適応していますが、Lhcpの分子機構は未解明でした。大阪公立大学人工光合成研究センターの藤井 律子准教授、大阪大学蛋白質研究所の関 荘一郎特任研究員(常勤)、栗栖 源嗣教授、同大学大学院生命機能研究科の難波 啓一特任教授(...
キーワード:アンテナ/広帯域/太陽/光化学/タンパク質複合体/光化学系I/光化学系II/光合成/光環境/太陽光/人工光合成/持続可能/持続可能な開発/極低温/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/分解能/カロテノイド/クライオ電子顕微鏡/高分解能/分子機構/創薬/立体構造
他の関係分野:情報学数物系科学化学生物学総合理工工学農学
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発表日:2025年11月26日
26
ゲノム編集で酵母のストレス耐性を強化! 有用化合物の生産効率が向上
環境にやさしい技術として、パン作りなどにも使用される酵母Saccharomyces cerevisiaeを用い、溶剤や保湿剤などに使用されている2,3-ブタンジオール(2,3-BDO)を生産する研究が注目されています。しかし、通常の酵母は高濃度の2,3-BDO環境では弱り、生産効率が低下してしまうという課題があります。大阪公立大学大学院工学研究科の山田 亮祐准教授、中村 海斗氏(研究当時、大学院生)らの研究グループは、高濃度2,3-BDO環境での酵母の弱体化を克服するため、ゲノムDNAへの変異導入技術を用いて耐性強化を試みました。その結果、高濃度2,3-BDO環境で、従来...
キーワード:ゲノムDNA/持続可能/持続可能な開発/Saccharomyces cerevisiae/変異株/ストレス耐性/微生物/遺伝子発現解析/発現解析/ゲノム編集/ゲノム/ストレス/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:化学工学農学
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発表日:2025年11月20日
27
学生同士の評価は公平か?英語プレゼンにおける学生間評価の信頼性を分析
学習者中心の教育アプローチが重視される中、教育現場での英語プレゼンテーション評価において、学生同士によるピア評価が注目されています。しかし、ピア評価には友情関係などのバイアスが入り込む可能性があり、公平性や妥当性を損なう懸念があります。大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の田中 美津子准教授は、友情関係がピア評価にどの程度影響するか、またその影響が評価者の性別や英語プレゼンテーション能力によって異なるかを、大学1年生148人を対象に検証しました。その結果、学生は友人に対してわずかに高めの評価を与える傾向が見られたものの、その影響は限定的であることが明らかになりました。...
キーワード:プレゼンテーション/持続可能/持続可能な開発/妥当性
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2025年11月20日
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膝の不調がからだの動きのイメージを弱める? 痛みが認知機能にまで及ぶ、見えない変化を解き明かす
膝OAは、世界で6億人以上が罹患している一般的な病気で、膝の痛みや動きづらさによって身体機能が低下します。さらに最近の研究では、脳が自分の体をどう認識しているかという「身体表象」にも変化をもたらす可能性があることが示されています。大阪公立大学大学院現代システム科学研究科の武藤 拓之准教授らの研究グループは、膝OAを有する高齢女性59人と健常な高齢女性36人に心的回転※3課題を行わせ、人の体に似た形における回転イメージのしやすさに違いが現れるのか検証しました。その結果、膝OAを有する高齢女性は健常な高齢女性に比べ回転イメージがしづらいということが分かりました。ま...
キーワード:空間認識/身体表象/持続可能/持続可能な開発/関節/身体機能/内部モデル/膝関節/変形性膝関節症/リハビリ/軟骨/高齢者/認知機能/慢性疾患
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年11月8日
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「世界で最も影響力のある科学者トップ2%」に本学から54名の研究者がランクイン
スタンフォード大学とエルゼビア社による「標準化された引用指標に基づく科学者データベース(Science-wide author databases of standardized citation indicators)」が2025年9月19日に発表され、科学分野で影響度の高い科学者として、本学からは「生涯」(career-long)区分で44名、「単年」(single recent year)区分で37名が選出されました。そのうち、生涯・単年度ともに選出された研究者は27名です。上記現職の研究者以外にも、「生涯」区分で60名、「単年」区分で16名の名誉教授・退職教員等が選出されまし...
キーワード:情報学/光合成/人工光合成/持続可能/持続可能な開発/獣医学/標準化
他の関係分野:情報学生物学工学農学
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発表日:2025年11月4日
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入院中の転倒・せん妄・死亡率の低下を目指して
看護師向けの新たな教育プログラムを開発
病院に入院している患者の死亡率や転倒・転落発生率、せん妄発生率などを低下させるためには、エビデンスに基づく実践(Evidence-Based Practice:EBP)※1を推進することが重要です。そのためには、効果的なEBP教育プログラムの整備が必要不可欠ですが、従来のEBP教育プログラムには、EBPのすべてのプロセスに関する教育が含まれていないことや、厳密な方法でEBP教育プログラムの評価が行われていないという課題がありました。大阪公立大学大学院看護学研究科の古木 秀明研究員らは、EBPのすべてのプロセスに関する教育を組み込んだ新たな...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/シナリオ/死亡率/EBP/看護/看護学/看護師/無作為化比較試験
他の関係分野:工学
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発表日:2025年10月30日
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腸内細菌が作り出す毒が大腸がんの引き金に? DNA損傷のメカニズムの一端を解明
DNA損傷のメカニズムの一端を解明
ヒトの腸内には約1,000種類の細菌が生息し、善玉菌や悪玉菌などがお互いに関係を保ちながら腸内細菌叢を形成しており、地域や生活環境、食生活などに依存していることも知られています。近年、腸内細菌叢の一部の細菌が作り出すコリバクチンと呼ばれる遺伝毒性物質が、DNA鎖間架橋(ICL)を引き起こすことが大腸がんの原因ではないかと考えられ、注目されています。大阪公立大学大学院理学研究科の川西 優喜教授、静岡県立大学、京都府立大学の共同研究グループは、日本人の大腸がん患者の腸内から取り出したコリバクチンを産生する大腸菌を用い、ICLが染色体異常の誘発や増殖の阻害を引き起こしているかを調べました...
キーワード:遺伝情報/持続可能/持続可能な開発/リスク評価/細胞株/細胞毒性/染色体/大腸発がん/大腸/発がん/DNA損傷/細胞分裂/大腸がん/大腸菌/がん患者/胃がん/疫学/疫学研究/細菌/細菌叢/食生活/染色体異常/腸内細菌/腸内細菌叢
他の関係分野:生物学工学
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発表日:2025年10月29日
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糖尿病予備群ラットで血糖値上昇ホルモンの働きを検証
-肝細胞からブドウ糖が過剰に産出される仕組みが明らかに-
◇糖尿病進展の要因として、近年、血糖値を上昇させるホルモンのグルカゴン※1の働きが注目されている。◇糖尿病のモデル動物であるOLETFラット※2を用い、糖尿病発症前段階の肝細胞においてインスリン※3およびグルカゴンの作用による糖質の利用や産生の変化を解析。◇グルカゴンが肝細胞に作用することによって、糖新生※4に関わる遺伝子のmRNA発現量とグルコース(ブドウ糖)の産生量が顕著に増加。◇糖新...
キーワード:グルコース/持続可能/持続可能な開発/糖新生/合併症/膵臓/mRNA/ホルモン/医療費/アミノ酸/インスリン/モデル動物/ラット/肝細胞/2型糖尿病/遺伝子/脂質/食生活/早期発見/糖尿病
他の関係分野:生物学工学
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発表日:2025年10月28日
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⿂の精⼦はどのように競争するのか?
〜精⼦の寿命とタンパク質が進化のカギ〜
琉球大学熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設の守田昌哉准教授、京都大学、大阪公立大学大学院理学研究科 安房田 智司教授らのグループによる研究成果が、進化生物学分野の学術雑誌「Evolution」に掲載されました。本研究では、アフリカ東部の古代湖タンガニイカ湖に生息するカワスズメ科魚類(シクリッド※3)Ophthalmotilapia ventralis を対象に、オスの繁殖競争の指標として着目した「精子競争」の程度に応じて精子形質や運動能力、さらに精液の拡散に関与するタンパク質の遺伝子発現が変化することを明らかにしました。これらの変化は、メスによる「精子...
キーワード:行動観察/シクリッド/進化生物学/持続可能/持続可能な開発/選択行動/運動解析/哺乳類/遺伝子発現解析/受精/体外受精/発現解析/運動能力/寿命/タンパク質発現/精子/糖タンパク質/遺伝子/遺伝子発現/分子生物学
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2025年10月26日
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アルツハイマー病治療前後の脳をMRIで比較 脳の老廃物排出機能は短期間では改善しない可能性
アルツハイマー型認知症は脳内にアミロイドβという蛋白質が蓄積し、脳の老廃物を排出するグリンパティック・システム※2と呼ばれる機能が低下することが病態に関与するといわれています。アミロイド標的治療薬のレカネマブは、アミロイドβを除去し認知機能低下を抑制することが期待されていますが、グリンパティック・システムへ与える影響はまだ分かっていません。大阪公立大学大学院医学研究科放射線診断学・IVR学の大浦 達史大学院生(博士課程3年)、立川 裕之講師らの研究グループは、アルツハイマー型認知症患者13人を対象にレカネマブ治療開始前...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/IVR/グリア細胞/中枢神経/MRI/アミロイド/アルツハイマー病/グリア/脳脊髄液/認知機能/認知症/放射線
他の関係分野:工学
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発表日:2025年10月23日
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ブラッククミンの抗肥満効果を細胞実験と臨床試験で検証 生活習慣病の予防に役立つ可能性
ブラッククミンシードはハーブやスパイスとしてだけでなく、抗酸化作用や抗炎症作用などの機能をもつ薬効植物としても用いられています。大阪公立大学大学院生活科学研究科の小島 明子准教授、バングラデシュChattogram Veterinary and Animal Sciences UniversityのShamima Ahmed助教(本学生活科学研究科博士後期課程3年)らの研究グループは、ブラッククミンシードの抗肥満効果を細胞実験およびヒト臨床試験の両面から検証しました。まず細胞実験では、マウスの前駆脂肪細胞にブラッククミンシードエキスを投与したところ、脂肪滴の蓄積が大幅に抑制されるこ...
キーワード:プロファイル/持続可能/持続可能な開発/食品成分/血清/脂肪細胞/マウス/モデル動物/抗炎症/抗炎症作用/抗酸化/抗酸化作用/臨床試験/LDLコレステロール/コレステロール/脂質/脂質代謝/食生活/生活習慣病
他の関係分野:情報学工学農学
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発表日:2025年10月23日
36
光合成色素シフォネインの役割を解明
~今後の光合成アンテナを最適化する色素の分子設計に貢献~
光合成生物が太陽光を効率よく化学反応に使う仕組みを解明するためには、類似のタンパク質で色素の構造や配置のみが異なる光合成アンテナについて、精密構造と光応答の実験データを蓄積することが極めて重要です。大阪公立大学人工光合成研究センターの藤井 律子准教授と大阪大学蛋白質研究所の関 荘一郎特任研究員(常勤)、イタリア パドバ大学のAlessandro Agostiniテニュアトラック博士研究員らの研究グループは、EPR分光法を用い、ホウレンソウと海藻ミルの光合成アンテナを解析。ホウレンソウではクロロフィルの三重項励起状態が微弱ながら観測されるのに対し、ミルでは観測されず、カロテノイドによ...
キーワード:アンテナ/最適化/ESR/熱雑音/量子化/分光学/スペクトル/磁場/太陽/分子構造/量子化学/励起状態/量子化学計算/クロロフィル/光応答/光合成/太陽光/DFT/エネルギー移動/人工光合成/持続可能/持続可能な開発/密度汎関数法/シミュレーション/スピン/マイクロ/マイクロ波/極低温/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/分解能/量子力学/カロテノイド/クライオ電子顕微鏡/高分解能/ラジカル/分子設計/立体構造
他の関係分野:情報学数物系科学化学生物学総合理工工学農学
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発表日:2025年10月21日
37
絶滅危惧種を多く含む水生甲虫・水生カメムシで環境DNA分析に必要な参照DNA配列を網羅的に整備
中濱 直之(兵庫県立大学自然・環境研究所准教授 兼 兵庫県立人と自然の博物館主任研究員)、平澤 桂(アクアマリンいなわしろカワセミ水族館副館長)、加藤 雅也(大阪公立大学大学院農学研究科緑地環境科学専攻大学院生)、渡部 晃平(石川県ふれあい昆虫館学芸員)、倉田 正観(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター助教)、林 成多(ホシザキ野生生物研究所所長)らの研究グループは、日本の水生昆虫、特に絶滅危惧種を多く含む水生甲虫や水生カメムシのDNA配列データベースを整備しました。近年の外来種の侵入、圃場整備や農薬の使用などにより、日本の水生昆虫の多くは絶滅の危機に瀕しています。そうした状...
キーワード:外来種/ミトコンドリアDNA/持続可能/持続可能な開発/水環境/rRNA/16S rRNA/ため池/水田/絶滅危惧種/DNA分析/環境DNA/ミトコンドリア
他の関係分野:環境学生物学工学農学
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発表日:2025年10月16日
38
肝線維症治療薬の候補物質を発見
~植物由来物質が肝臓の線維量を減少させることが明らかに~
肝線維化は、慢性的な肝疾患に伴って生じる肝臓の病態であり、進行すると肝硬変や肝がんの発症につながります。肝線維症は、肝線維化がある程度進み、肝臓に線維組織が蓄積した状態で、活性化型に変化した肝星細胞が過剰な線維を産生する事が要因と考えられています。大阪公立大学大学院医学研究科の松原 勤准教授と大黒 敦子研究員らの研究グループは、活性型肝星細胞に直接作用し、線維成分であるコラーゲンの発現を抑制させる物質を探すため、コラーゲンの発現制御に基づいた薬物スクリーニング系を開発しました。この薬物スクリーニング系を用いて研究を行った結果、Lawsoneと呼ばれる植物のヘンナに含まれる天然色素を...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/肝線維化/肝炎/肝がん/肝硬変/肝疾患/コラーゲン/スクリーニング/マウス/創薬/発現制御/遺伝子/遺伝子発現/線維化
他の関係分野:工学
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発表日:2025年10月13日
39
身体的な痛みが高齢者の自立した生活維持力を低下させると示唆
高齢者の痛みの予防や軽減が、自立した生活を支えるうえで重要であることが示唆
起床や就寝、食事、入浴など日常生活を送る上で最低限必要な動作は、基本的日常生活動作(ADL)と呼ばれ、自立した生活を送ることができるかを判断する際の重要な指標として利用されています。一方、買い物や電話、金銭管理、調理、洗濯などは手段的日常生活動作(IADL)と呼ばれ、計画性や判断力、記憶力などの認知機能が必要で、日常生活を送る上で欠かせない比較的複雑な動作を指します。IADLの低下は、生活の自立を困難にし、介護が必要な状況につながることがあるため、予防策が望まれています。大阪公立大学大学院生活科学研究科の水谷 有紀子大学院生(博士前期課程2年)、鵜川 重和教授らの研究グループは、高...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/日常生活/日常生活動作(ADL)/理学療法/介護予防/高齢者/認知機能
他の関係分野:工学
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発表日:2025年10月5日
40
エビデンスに基づく実践(EBP)の定着へ
看護師の職場環境や支援体制の整備が重要
病院に入院している患者の転倒・転落発生率や死亡率を低下させるためには、医療従事者に対してエビデンスに基づく実践(Evidence-Based Practice:EBP)※を推進することが重要です。看護師がEBPを実践するには、EBPに関する知識や技術の向上が不可欠ですが、加えてEBP に対する組織のサポートなど職場環境の整備も重要であることが知られています。 大阪公立大学大学院看護学研究科の古木 秀明研究員らは、看護師の EBP に関する知識・技術とEBPの実践との関係性が、組織のサポートによってどのように変化するのか、どのような要因が看護師の EBP...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/死亡率/EBP/看護/看護学/看護師
他の関係分野:工学
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発表日:2025年9月30日
41
ビタミンDの生体内代謝を新指標で測定
認知機能との関係の一端を明らかに
ビタミンDは、骨の健康維持にとどまらず認知機能や生活習慣病との関連性が注目されています。しかし、認知機能低下との関連については未だ不明な点が多く、さらなる研究が求められています。ビタミンDの栄養状態の指標は、血中25-hydroxyvitamin D[25(OH)D]濃度が一般的に用いられます。しかし、25(OH)D濃度だけでは、ビタミンDが生体内でどれだけ利用できているかを明らかにすることは困難です。大阪公立大学大学院生活科学研究科の桒原 晶子教授らの研究グループは、ビタミンDの異化代謝物(24,25-ihydroxyvitamin D【24,25(OH)₂D】)※...
キーワード:持続可能/紫外線/持続可能な開発/生体内/ビタミン/ビタミンD/腎臓/代謝物/循環器疾患/生活習慣病/糖尿病/認知機能
他の関係分野:工学総合生物
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発表日:2025年9月27日
42
-自己免疫性胃炎による胃細菌叢の変化と代謝異常を解析-
神経内分泌腫瘍の発症メカニズムの一端を明らかに
自己免疫性胃炎(autoimmune gastritis:AIG)とは、体の免疫システムが誤って自分自身の胃粘膜を攻撃してしまうことで起こる慢性胃炎の一種です。進行すると胃に神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor:NET)という特殊な腫瘍ができやすくなります。従来は、胃の細菌叢にはヘリコバクター・ピロリ菌以外の菌は存在しないとされていましたが、解析技術の進歩により、胃にも多様な細菌が定着していることが近年明らかとなりました。しかし、AIG発症による胃細菌叢の変化と胃NET発症の関連についての詳細なメカニズムは、十分に解明されていません。大阪公立大学大学院医学研究科...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/微生物/神経内分泌/代謝物質/自己免疫/代謝物/内分泌/細菌/細菌叢
他の関係分野:工学農学
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発表日:2025年9月21日
43
~長い通勤時間や狭い住居は不眠症につながる~
東京23区通勤者へのアンケート調査で明らかに
大阪公立大学大学院生活科学研究科の松下 大輔教授らの研究グループは、2024年9月に東京都区部(東京23区)に通勤する40歳~59歳の首都圏在住者を対象に、通勤時間と住宅面積が不眠症と日中の眠気にどのような関係があるかについてオンライン調査を実施し、1,757人分の回答を分析しました。その結果、長い通勤時間は不眠症と日中の眠気を引き起こす要因になり、小さい住宅面積は不眠症を引き起こす要因になることが判明しました。また、4人世帯用住宅面積(95㎡)の規模で通勤時間が52分を超えると、不眠症リスクが高くなることがわかりました。本研究結果は、住宅の立地と大きさを考慮した住宅選択は、都市圏通勤者の睡...
キーワード:地域経済/持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/経済分析/睡眠
他の関係分野:環境学工学農学
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発表日:2025年9月21日
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胸部レントゲン写真から食道運動障害を検出する高精度なAIモデルを開発
食道アカラシアは、食道の動きの異常によって食べ物や液体が食道にとどまり、胃に運ばれにくくなる疾患です。症状が軽い場合には医療機関を受診しないなど、診断までに時間を要するケースが少なくないため、発症後の経過とともに食道の拡張や蛇行のような変形が進行すると考えられています。診断にはバリウム検査や内視鏡検査などを行う必要があり、より体に負担をかけず早期に発見可能な診断方法が望まれています。大阪公立大学大学院医学研究科消化器内科学の落合 正研究医、沢田 明也病院講師、藤原 靖弘教授、人工知能学の植田 大樹准教授、放射線診断学・IVR学の山本 晃准教授らの研究グループは、食道アカラシア患者お...
キーワード:AI/人工知能(AI)/持続可能/持続可能な開発/IVR/内視鏡/健康診断/スクリーニング/低侵襲/放射線
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2025年9月18日
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ARで食材の重さを見抜く力が身に付く!新しい学習方法を開発
食品や料理の重量を見た目だけで推定する能力である食品重量推定能力は、管理栄養士が栄養指導時に対象者の摂取栄養量を評価する際や、献立を立てる際に必要な能力といわれています。しかし、従来、食品重量推定能力を身に付ける方法として利用されてきた、2Dの写真やフードモデル、実際の食品を利用した学習方法では、コストや学習場所の確保の問題、イメージがしづらいという課題がありました。大阪公立大学大学院生活科学研究科の松本 佳也准教授、情報学研究科の太田 正哉教授、県立広島大学の岡田 玄也准教授らの研究グループは、管理栄養士養成校の学生43人を、①文字のみ、②文字と写真、③フードモデル、④拡張現実(...
キーワード:拡張現実/3D画像/情報学/学習効果/持続可能/持続可能な開発/栄養指導
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年9月14日
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運動前の全身表面冷却と精神性疲労の同時負荷が、持続的な運動におけるパフォーマンスに与える影響を検証
持久性運動パフォーマンスは、長距離走や自転車競技、クロスカントリースキーなど長時間にわたって持続的に行う運動におけるパフォーマンスのことで、気温や精神状態など複数の要因によって左右されます。運動前の全身表面冷却や精神性疲労は、それぞれ違う仕組みで持久性運動パフォーマンスを低下させることがわかっていますが、同時に負荷をかけた場合にどのような影響があるのか未だ十分に解明されていませんでした。大阪公立大学研究推進機構都市健康・スポーツ研究センターの今井 大喜准教授らは、健康な20代の若年男性9人に、10℃~15℃の水循環スーツによって全身表面を冷却した後、心理課題による精神性疲労を誘発さ...
キーワード:心拍数/持続可能/持続可能な開発/水循環/副腎/スポーツ/パフォーマンス/ホルモン/交感神経/ノルアドレナリン/コルチゾール/ストレス
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年9月11日
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3D仮想現実ナビゲーションでアルツハイマー病の超早期変化を発見
— 血液アルツハイマー病指標と組み合わせたスクリーニングの有用性を実証 —
藤田医科大学、学習院大学、滋賀医科大学、量子科学技術研究開発機構、大阪公立大学、東京都立大学、名古屋大学の共同研究グループは、3D仮想現実(VR)ゴーグルを使って自己運動情報から現在位置を推定する能力「経路統合能※1」と、アルツハイマー病(AD)に関連するバイオマーカー(p‑tau181※2、GFAP※3、NfL※4 など)を測定しました。健常成人111名を対象に、経路統合能の評価とバイオマーカーの関連性を検証しました。その結果、経路統合能の誤差(エラー距離)は年齢や血液中のp‑tau181、GFAP、N...
キーワード:多変量解析/機械学習/持続可能/持続可能な開発/ナビゲーション/リン酸/神経内科学/病理/病態解明/MRI/アストロサイト/アミロイド/アルツハイマー病/スクリーニング/血液/構造変化/神経変性/バイオマーカー/難病/非侵襲/放射線
他の関係分野:情報学工学農学
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発表日:2025年9月8日
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肝障害を引き起こすアルデヒドが次々と生じる現象のメカニズムを解明
飲酒によるアルコールは肝臓において有害なアセトアルデヒドへと分解された後、アルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)によって解毒されます。しかし、日本人の約4割がALDH2の機能が低下する遺伝子変異(ALDH2*2)をもっており、少量の飲酒でも顔が赤くなるなどアセトアルデヒドを解毒する機能が正常に働かず、過度の飲酒によりがんの発症リスクが高くなることが知られています。大阪公立大学大学院獣医学研究科の高見 優生大学院生(博士課程3年)、中村 純博士(客員研究員)、井澤 武史准教授らの研究グループは、ヒトのALDH2*2を再現したマウスの体内にアリルアルコ...
キーワード:健康増進/化学物質/アリルアルコール/クロストーク/脱水素/持続可能/健康リスク/持続可能な開発/獣医学/アルデヒド/アセトアルデヒド/タバコ/アルコール/代謝産物/グルタチオン/マウス/活性酸素/活性酸素種/肝障害/血液/抗酸化/抗酸化作用/細胞死/ストレス/遺伝子/遺伝子変異/抗がん剤/酸化ストレス/脂質
他の関係分野:複合領域環境学化学生物学工学農学
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発表日:2025年9月7日
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サンゴがもつ光受容タンパク質のシンプルな光感度システムを発見
動物の網膜に存在する光受容タンパク質のオプシンは、ビタミンA由来のレチナールをシッフ塩基として結合し、その部位を正に帯電することで可視光を感知する色素として働きます。この色素は不安定な状態のため、負に帯電したアミノ酸残基が対イオンとして働き、安定化させることは過去の研究から分かっています。大阪公立大学大学院理学研究科の酒井 祐輔博士研究員(研究当時)、寺北 明久教授、小柳 光正教授、スイスPSI Center for Life SciencesのXavier Deupi博士らの共同研究グループは、造礁サンゴのオプシンは既知の動物オプシンとは異なる仕組みをもち、シッフ塩基が塩化物イオ...
キーワード:造礁サンゴ/レチナール/光合成/光受容/光受容タンパク質/オプシン/アミン/可視光/持続可能/塩化物イオン/紫外線/持続可能な開発/アルデヒド/サンゴ礁/褐虫藻/ビタミン/SPECT/アミノ酸/ケトン/ビタミンA/網膜
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2025年8月28日
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超高活性なアクチンが細菌の動きを生み出す!
~やわらかい特殊ならせん細菌「スピロプラズマ」のユニークな運動機構に迫る~
長岡技術科学大学技学研究院物質生物系の藤原郁子准教授、大阪公立大学大学院理学研究科の高橋大地研究員(研究開始当時。現・岡山大学異分野基礎科学研究所特別研究員PD)、大阪公立大学大学院理学研究科の宮田真人教授らの研究グループは、農作物や甲殻類への病原細菌「スピロプラズマ」の特徴的なねじれ運動に着目しました。この運動を担う2種類の細菌アクチンタンパク質の1つ(MreB1)はATPの加水分解※3が速いという超高活性をもち、もう1つ運動に必要なMreB5の繊維でできた骨格構造を不安定にすることを明らかにしました。この成果は、今後のドラッグデリバリーシステム※4...
キーワード:加水分解/水分解/持続可能/持続可能な開発/モーター/運動制御/収縮環/リン酸/病原菌/甲殻類/細胞壁/アデノシン/筋収縮/筋肉/ATP/アクチン/細胞内輸送/細胞分裂/転写制御/副作用/ゲノム/細菌
他の関係分野:工学総合生物農学
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発表日:2025年8月27日
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自発的な役割分担が協調作業の成績を決定する
―2者間の物理的協力における機能的役割分化の発現とその影響―
人と人が協力して作業を行うと、一般的には1人で行うよりも高い成果を上げられると考えられています。たとえば、異なる視点や能力を持つ人同士が力を合わせることで、タスクの達成効率が高まることが期待されます。しかし、実際には協力によって常に高いパフォーマンスが得られるわけではありません。状況によっては、協力することがかえって作業の妨げになるなど、非効率を生む場合もあります。この「協力の優位性」が発揮される場合とそうでない場合があるのかについては、まだ十分に解明されていないのが現状です。株式会社国際電気通信基礎技術研究所と大阪公立大学、アリゾナ州立大学、セントラルフロリダ大学の共同研究グルー...
キーワード:電気通信/仮想空間/協調作業/タスク/情報通信/持続可能/持続可能な開発/ロボット/ロボットアーム/新エネルギー/パフォーマンス/リハビリ
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年8月20日
52
動物福祉と遺伝資源保全に貢献
卵子回収が困難なラットでも回収が可能に
哺乳動物は、ホルモン投与による「過剰排卵誘起法」により、通常の2~3倍の数の卵子を一度に排卵させることができます。この技術は、使用動物数を削減しながら、次世代の大量生産、卵子や受精卵による遺伝資源保存、効率的なモデル動物作製などに広く活用されています。しかし、一部の動物種や系統ではホルモン投与に対する反応が低く、十分な卵子を得ることができないことが課題となっていました。大阪公立大学大学院獣医学研究科の金子 武人教授と中川 優貴研究員の研究グループは、過剰排卵誘起法に低い反応を示す代表的なラット系統であるBrown-Norway(BN)ラットにおいて、排卵誘導のタイミングを見直すこと...
キーワード:先端技術/受精能/持続可能/持続可能な開発/哺乳類/獣医学/動物福祉/哺乳動物/絶滅危惧種/遺伝資源/血清/受精/受精卵/排卵/不妊症/卵子/卵巣/ホルモン/イミン/モデル動物/ラット/創薬
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2025年8月20日
53
新たなキラル対称性の破れ現象を発見
―生命の分子の“向き”の謎を解明する手がかりに―
大阪大学大学院基礎工学研究科の岡田 武蔵さん(博士前期課程2年)、桶谷 龍成助教、久木 一朗教授、同大学院工学研究科の髙司 健太郎さん(博士前期課程2年)、重光 孟講師、木田 敏之教授、大阪公立大学大学院理学研究科の中嶋 琢也教授らの研究グループは、キラルなフェノチアジン誘導体のアキラル結晶が、分子のキラリティを反転しつつ単結晶性を維持したままキラル結晶へ構造転移する現象を発見しました(図)。この現象は溶媒を必要とせず、完全に結晶中で進行する新たなキラル対称性の破れ現象となります。これまで化学分野における非平衡開放系のキラル対称性の破れ現象は、優先富化※7とビ...
キーワード:対称性/非平衡/銀河/エナンチオマー/キラル/有機分子/ACT/構造転移/対称性の破れ/持続可能/持続可能な開発/単結晶/モデル化/結晶化/結晶性/ナトリウム/アミノ酸/ラット/誘導体
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年8月9日
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複雑な量子流動現象から生じた三日月スキルミオン
ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の量子版を実験により観測
大阪公立大学南部陽一郎物理学研究所/大学院理学研究科の竹内 宏光准教授らの研究グループは、韓国科学技術院(KAIST)のJae-yoon Choi(ジェユン チョイ)准教授らの研究グループと共同で、ケルビン・ヘルムホルツ不安定性(KHI)と呼ばれる、流体の流れに関する物理現象の量子版(量子KHI)の観測に、世界で初めて成功しました。また、本研究で観測した量子KHIの界面から生じた渦が、2022年に本研究グループが予測した新種のスキルミオン※1(三日月スキルミオン)であることが明ら...
キーワード:超流動/輸送現象/スキルミオン/磁性体/メモリ/コロナ禍/持続可能/省エネ/持続可能な開発/スピン/流体力/流体力学/スキル
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年7月29日
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身体検査や血液検査で犬の呼吸器疾患を予測する方法を提案
犬の呼吸器疾患は緊急性が高く、状態に応じた適切な対応のために、迅速で正確な重症度評価が不可欠です。ヒトの呼吸器疾患においては、呼吸機能評価だけでなく身体検査や血液検査を行うことで、重症度評価の精度を高めています。しかし、獣医療域では呼吸機能評価以外の検査を用いた重症度評価の報告は少なく、その有用性は不明です。大阪公立大学大学院獣医学研究科の三木 無量大学院生(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科獣医学専攻4年)、田中 利幸准教授らの研究グループは、2016年4月から2019年3月に、京都夜間動物救急センターに呼吸器疾患で来院した犬の133症例を対象に、一般的な身体検査や血液検査を統...
キーワード:心拍数/持続可能/持続可能な開発/統計解析/獣医学/救急医療/白血球/血液/医師
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年7月15日
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ニホンライチョウを脅かす寄生虫の“生存戦略”を解明
~寒冷地に生きる絶滅危惧種の保全に貢献する新たな知見~
アイメリア原虫は、主に鳥類や草食動物の消化管に寄生し、下痢や痩せ衰えた状態を引き起こします。宿主の消化管内で増殖した後、糞便中へ排出され、体外で感染力を持つようになりますが、低温や凍結には弱く、氷点下では死滅することが知られています。大阪公立大学大学院獣医学研究科の松林 誠教授、政兼 菜実氏(当時 大阪府立大学生命環境学域6年)らの研究グループはこれまでに、ニホンライチョウが高確率で2種のアイメリア原虫に感染していること、またニホンライチョウが好む高山植物に駆虫効果があることを明らかにしてきました。しかし、冬季に氷点下となる日本アルプスにおいて、ニホンライチョウの感染が続く理由は未だ...
キーワード:生存戦略/持続可能/持続可能な開発/獣医学/消化管/生態系/絶滅危惧種/寄生虫/病原体/医師
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2025年7月8日
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ブラックホールの響きを、数学的な技法を取り入れ精密に捉えることが可能に
ブラックホールは極めて強い重力を持ち、光さえも脱出できない天体です。ブラックホールが何らかの影響を受けて揺れ動くと、「準固有振動」と呼ばれる特有の振動パターンの重力波※3を発します。例えば、ブラックホール同士が衝突すると、地球でも観測できるほど大きな重力波が放射されることがあり、ブラックホールの質量や形を知る手掛かりになります。合体したブラックホールがゆらぎながら小さくなる際、重力波は振動が急速に減衰しますが、この性質を体系的に記述することは複雑なため、より厳密な手法が望まれていました。大阪公立大学数学研究所の宮地 大河特別研究員、理化学...
キーワード:微分方程式/中性子/ブラックホール/一般相対性理論/重力波/中性子星/望遠鏡/持続可能/持続可能な開発/周波数/ゆらぎ
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年7月8日
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積層複合材料の開孔引張強度を最大化する積層構成設計のための、ベイズ最適化フレームワークの構築と主観的ベイズ更新モデルを提案
大阪公立大学大学院工学研究科 航空宇宙工学分野小木曽 望教授らは、経験的な積層順序制約を考慮した上で、開口部のある複合材料積層板の引張強度を最大化する積層構成を求めるために、ベイズ最適化フレームワークと、関連する主観的ベイズ更新モデルを提案しました。本研究では、まず、ベイズ最適化の枠組みにおいて、少数の実験結果を用いて引張強度を積層パラメータ空間で近似します。その近似強度を最大化する積層構成を求めるために、遺伝子修復戦略を含む効率的な遺伝的アルゴリズムを用いて、積層制約条件を満たす最適設計解を求めます。そして、近似モデルを効率的に更新するために、追加の強度試験の代わりに忠実度の低い...
キーワード:アルゴリズム/スケジューリング/フレームワーク/最適化/数値計算/遺伝的アルゴリズム/持続可能/持続可能な開発/引張強度/宇宙工学/航空宇宙工学/最適設計/積層板/設計法/不確かさ/複合材/複合材料/遺伝子
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2025年6月5日
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24時間観察で判明! 屋外でのメダカの繁殖行動は夜中に始まる
メダカは小型で飼いやすく、毎日のように産卵するため、繁殖に関する研究などのモデル生物として使用されています。これまでメダカの繁殖は日の出の前後1時間と考えられていましたが、それは実験室での観察に基づいていました。大阪公立大学大学院理学研究科の近藤 湧生特任助教、安房田 智司教授の研究チームは、自然に近い環境においてメダカを24時間連続で観察し、繁殖行動の開始時刻を明らかにしました。屋外の水槽にメダカのペアを1組ずつ入れ、赤外線カメラで撮影した全31組の行動を解析したところ、繁殖行動は午前1時から始まり、午前2時~午前4時がピークでした。本結果により、屋外と実験室ではメダカの産卵時刻...
キーワード:赤外線/持続可能/持続可能な開発/赤外線カメラ/モデル生物
他の関係分野:数物系科学工学総合生物
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発表日:2025年4月24日
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お笑いコンテスト番組のデータから判明! 競争率が低い場合は1番手が最も有利
大阪公立大学大学院経済学研究科の岡澤 亮介准教授らの研究グループは、NHK「爆笑オンエアバトル」で1999年~2014年に実施された約500回のお笑いコンテストの結果データを用いて、演技の順番が審査員の評価に与える影響を検証しました。この番組では、10組の若手お笑いタレントがくじ引きにより決められた順番で演技を行い、100人の審査員が合否を判定します。最終的に10組中5組のみが合格となり、ネタが放映されます。データを分析した結果、1番目の演者は他の順番の演者と比べて得票率が約5%~10%高く、最も有利であることが判明しました。演技順が後の方が有利であるという先行研究の報告とは異なる結果になっ...
キーワード:持続可能/持続可能な開発
他の関係分野:工学
大阪公立大学 研究シーズ