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慶應義塾大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:慶應義塾大学における「遺伝子」 に関係する研究一覧:28
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発表日:2025年11月15日 この記事は2025年11月29日号以降に掲載されます。
1
RNAを修飾する遺伝子CMTR2の変異の意義を解明
-免疫チェックポイント阻害薬、RNAスプライシング阻害剤への感受性が高い可能性を確認-
この記事は2025年11月29日号以降に掲載されます。
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発表日:2025年11月11日 この記事は2025年11月25日号以降に掲載されます。
2
脊髄損傷の回復を予測できる新たな手がかりを発見
-髄液細胞外小胞由来miR-9-3pが神経保護的反応を示す新規バイオマーカーとなる可能性を解明-
この記事は2025年11月25日号以降に掲載されます。
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発表日:2025年10月29日
3
エピゲノム編集技術によりプラダー・ウィリー症候群の失われた遺伝子の働きを回復させる方法を開発
-新たな治療戦略に道-
慶應義塾大学再生医療リサーチセンター、慶應義塾大学医学部臨床遺伝学センター、東京医科大学小児科・思春期科学分野の共同研究グループ(根本晶沙共同研究員、慶應義塾大学再生医療リサーチセンターの岡野 栄之 センター長/教授、慶應義塾大学医学部臨床遺伝学センターの小崎健次郎センター長/教授、東京医科大学 小児科・思春期科学分野の奥野 博庸 講師)は、遺伝性疾患であるプラダー・ウィリー症候群(Prader-Willi syndrome, PWS)の患者由来iPS細胞を用い、改変型のCRISPR/Cas9システムを応用したエピゲノム編集によって、失われていた遺伝子の働きを回復させることに成功しました。本研...
キーワード:遺伝性疾患/ゲノム編集技術/CRISPR/iPS細胞/インプリンティング/思春期/ゲノム編集/遺伝子治療/再生医療/ゲノム/遺伝学/遺伝子/小児
他の関係分野:生物学農学
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発表日:2025年10月26日
4
病気を「起こす細胞」を「抑える細胞」に変換して、抗原特異的に治療
-iTreg (誘導型制御性T細胞) による新しい免疫細胞療法で難治性の自己免疫疾患・尋常性天疱瘡の治療に挑む-
慶應義塾大学医学部皮膚科学教室の天谷雅行教授(理化学研究所生命医科学研究センターセンター長)、高橋勇人准教授、向井美穂共同研究員、理化学研究所生命医科学研究センターの入來景悟上級研究員らの研究グループは、坂口志文特任教授(大阪大学)、三上統久准教授(大阪大学、レグセル株式会社)らとの共同研究により、機能的に安定化させた誘導型制御性T細胞(induced regulatory T cell; iTreg)が尋常性天疱瘡(じんじょうせいてんぽうそう)モデルマウスにおいて抗原特異的に症状を抑制することを実証しました。また尋常性天疱瘡患者)の末梢血からも他の細胞の活性化を抑える抑制活性を持った安定化i...
キーワード:最適化/尋常性天疱瘡/デスモグレイン3/角化細胞/臨床応用/デスモグレイン/モデルマウス/自己抗体/天疱瘡/T細胞/マウス/抗原/細胞療法/自己免疫/自己免疫疾患/制御性T細胞/副作用/免疫細胞/遺伝子/抗体
他の関係分野:情報学
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発表日:2025年10月23日
5
生まれる可能性の高い受精卵を81.63%の精度で予測するAI開発に成功
-体外受精の成功率向上に寄与-
慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程2年の金澤帝知氏、同大学理工学部生命情報学科の舟橋啓教授、同大学先端科学技術研究センターの徳岡雄大研究員、近畿大学大学院生物理工学研究科博士前期課程2年の竹下空良氏、同2年の末永遼氏、同大学生物理工学部遺伝子工学科の山縣一夫教授、扶桑薬品工業株式会社の八尾竜馬研究員と平井樹研究員らの研究グループは、明視野顕微鏡で撮像したマウス受精卵(胚)の画像から細胞核を正確に同定するアルゴリズム(FL2-Net)の開発に成功しました。FL2-Netはこの分野で世界最高峰とされていた4つの細胞核検出アルゴリズムすべてを凌駕しまし...
キーワード:アルゴリズム/情報学/人工知能(AI)/マウス胚/生命情報/遺伝子工学/受精/受精卵/体外受精/マウス/細胞核/遺伝子/標準化
他の関係分野:情報学生物学
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発表日:2025年10月16日
6
パラゴムノキと近縁種5種のゲノム、プロテオーム、リピドーム解析
-天然ゴムの品質や特性への新たな展開として-
横浜市立大学木原生物学研究所 松井 南特任教授(理化学研究所 環境資源科学研究センター 客員主管研究員)、慶應義塾大学商学部 栗原恵美子助教、前橋工科大学工学部 生命工学領域 蒔田由布子教授らの研究グループは、マレーシア科学大学、インドネシアゴム研究所と共同で、天然ゴム生産国で多く用いられている品種パラゴムノキ(ヘベア ブラジリエンシス; Hevea brasiliensis RRIM 600の染色体レベルのゲノム解析と、へべア属近縁種の5種のゲノム解析、6種間の遺伝子比較、ラテックスのプロテオーム比較、脂質成分比較の総合的な解析を行うことで、天然ゴムの生産性のみならず、品質に関わる基礎的なデ...
キーワード:生産性/ラテックス/染色体/ゲノム解析/ゲノム/遺伝子/脂質
他の関係分野:工学農学
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発表日:2025年9月24日
7
根本的な治療法のないシェーグレン病、自己抗体の違いで病態が異なることを解明
-患者さんごとの個別化医療(プレシジョン・メディシン)実現に道-
慶應義塾大学医学部内科学教室(リウマチ・膠原病)の稲毛純助教(現:微生物・免疫学教室助教)、竹下勝専任講師、金子祐子准教授(現:教授)、竹内勤教授(現:埼玉医科大学学長)らは、慶應義塾大学医学部主体の産学連携共同研究組織である免疫炎症性難病創薬コンソーシアムおよび理化学研究所生命医科学研究センター(IMS)遺伝子制御ゲノミクス研究チームのホン・ヂョン チョウチームディレクターとの共同研究において、自己免疫疾患であるシェーグレン病において、患者さんが持つ自己抗体の種類によって唾液腺での免疫反応や炎症のメカニズムが異なることを、1細胞レベルの解析で明らかにしました。本研究では...
キーワード:位置情報/産学連携/ゲノミクス/一細胞/CD8/さんご/微生物/膠原病/遺伝子制御/自己抗体/線維芽細胞/T細胞/トランスクリプトーム/リウマチ/自己免疫/自己免疫疾患/創薬/免疫学/遺伝子/遺伝子発現/疫学/個別化医療/抗体/唾液/難病
他の関係分野:情報学複合領域生物学総合生物農学
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発表日:2025年9月10日
8
病原菌と宿主の相互作用が休眠遺伝子を活性化
-微生物―動物細胞共培養法によって新規天然物を生成-
慶應義塾大学理工学部生命情報学科の荒井 緑教授,齋藤 駿専任講師,同大学大学院博士課程3年の氏江優希子(研究当時)らの研究グループは、病原真菌とマクロファージとの相互作用が真菌の二次代謝産生能を活性化し、新規天然物を生成することを見出し、その相互作用の詳細なメカニズムの解明に成功しました。微生物の休眠遺伝子活性化は多くの新規天然物を生産することができ、天然物創薬を加速することができます。本研究では、独自の微生物―動物細胞共培養法により、新規天然物が得られることを発見し、さらに病原微生物とマクロファージとの生存競争が二次代謝産生活性化の鍵となっていることを明らかにしました。...
キーワード:情報学/生命情報/病原微生物/病原菌/二次代謝/微生物/ファージ/マクロファージ/共培養/創薬/遺伝子/真菌
他の関係分野:情報学生物学工学農学
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発表日:2025年9月9日
9
乳がんの血管擬態の診断分子を新たに発見
-早期診断や予後予測に役立つ診断法の開発へ期待-
慶應義塾大学大学院理工学研究科の博士1年吉岡佑馬、同大学理工学部応用化学科の清水史郎教授、機械工学科の尾上弘晃教授らは、栃木県立がんセンターの尾島英知研究所副所長、公益財団法人微生物化学研究会微生物化学研究所第1生物活性研究部の川田学部長、大阪大学薬学研究科の近藤昌夫教授らと共同で、乳がんの「血管擬態」の抑制に関わる新たな遺伝子を見出しました。乳がんは世界中で女性のがんによる死亡原因の上位を占めており、転移や悪性化の制御が課題です。本研究では、血管擬態に必須な細胞接着に着目し、接着関連タンパク質であるangulin-1/LSRとの関係性を調べました。その結果、細胞、マウス...
キーワード:悪性化/生物活性/診断法/微生物/アイソフォーム/早期診断/予後予測/マウス/細胞接着/遺伝子/乳がん
他の関係分野:生物学総合生物農学
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発表日:2025年9月2日
10
がん免疫療法、なぜ効かなくなる?
-治療に抵抗する“悪玉サブクローン”の正体を解明-
慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室の梅田浩太共同研究員、田中伸之専任講師、大家基嗣教授と東京大学大学院理学系研究科の角田達彦教授(兼 同大学新領域創成科学研究科教授)、東京科学大学総合研究院M&Dデータ科学センター・AI・ビッグデータ研究部門AI技術開発分野の鎌谷高志講師らの研究グループは、転移性尿路上皮がんが免疫チェックポイント阻害薬に対する耐性を獲得するメカニズムとして、がん細胞の生存過程でがん原性の遺伝子変異が繰り返し生じ、多種の悪性サブクローンが生まれて、免疫チェックポイント阻害薬では克服できない免疫抑制環境を作り出していることを明らかにしました。本研究では...
キーワード:人工知能(AI)/クローン/一細胞/尿路上皮がん/PD-1/オミクス/オミクス解析/がん免疫/がん免疫療法/悪性度/微小環境/免疫抑制/免疫治療/免疫療法/がん細胞/トランスクリプトミクス/一細胞解析/免疫チェックポイント/免疫チェックポイント阻害薬/遺伝子/遺伝子変異
他の関係分野:情報学生物学総合生物
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発表日:2025年8月6日
11
正常な神経細胞分化、鍵はタンパク質凝集
-ATRXの相分離が担う脳の発達と病態形成-
知的障害や脳発達異常の原因遺伝子ATRXが、脳細胞の運命を決める新たな仕組みを発見。ATRXが核内に「凝集体(液滴)」を作り、これが神経細胞の正常な分化を促進することを解明。凝集体形成が阻害されると神経細胞への分化過程が正しく進まず、神経管構造の異常など脳発達に重大な影響を及ぼすことを示唆。ATRXの変異によって引き起こされる発達障害(ATR-X症候群)や膠芽腫などのがんの病態解明、さらには新たな治療法の開発につながることが期待される成果。脳の発達や神経細胞が正しく分化する仕組みは、多くの謎に包まれています。早稲田大学、東京医科大学、および慶...
キーワード:相分離/タンパク質凝集/モデリング/脳発達/クロマチンリモデリング/新規治療法/知的障害/クロマチン/膠芽腫/リモデリング/病態解明/凝集体/再生医療/細胞分化/神経細胞/神経分化/遺伝子/脳腫瘍/発達障害
他の関係分野:数物系科学生物学工学総合生物
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発表日:2025年7月27日
12
ALSの異なる原因が共通の遺伝子「UNC13A」の発現異常に収束
-病気の全貌解明へ新知見-
筋萎縮性側索硬化症(ALS)に関わる複数のたんぱく質(TDP-43、FUS、MATR3、hnRNPA1)が、神経の働きに重要な遺伝子「UNC13A」の発現を維持する役割を担っていることを明らかにしました。ALS関連たんぱく質が失われると、UNC13Aたんぱく質のもとになるmRNAが分解されやすくなる経路があることは知られていましたが、今回、「REST」という発現抑制たんぱく質が過剰となりUNC13AのmRNA産生が抑えられる別の経路があることを新たに発見しました。ALSの発症に関わる遺伝子やたんぱく質は多数あり、治療標的を絞ることが困難と考えられてきました。しかし本研究...
キーワード:神経系/たんぱく/運動神経/TDP-43/iPS細胞/治療標的/mRNA/筋萎縮/RNA/再生医療/神経細胞/培養細胞/遺伝子/遺伝子発現/遺伝子変異/筋萎縮性側索硬化症 /難病
他の関係分野:生物学総合生物農学
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発表日:2025年7月9日
13
若年発症肺腺がんの一部にBRCA2やTP53遺伝子の遺伝的要因が関与することを解明
-日本人の若年発症肺腺がんを対象とした初の大規模ゲノム解析の成果-
日本人の肺腺がん1,773症例で全ゲノム・全エクソームシークエンス解析を行い、若年発症例(40歳以下)での特徴を調べました。解析の結果、若年発症例では非若年発症例と比較してBRCA2やTP53遺伝子の生殖細胞系列病的バリアント(生まれつき持っている遺伝子の変化)の頻度が高いことが明らかとなりました。BRCA2遺伝子の病的バリアントを有する症例の腫瘍では、切断されたDNA鎖を正確に修復するための相同組み換え修復機構が破綻しており、既存の分子標的薬(PARP阻害剤) が有効である可能性が示唆されました。また、ALKBH2遺伝子の生殖細胞系列病的バリアントが、若年発...
キーワード:がん研究/相同組み換え/生殖/組み換え/シークエンス/生殖細胞/DNA修復/PARP阻害剤/TP53/エクソーム/全エクソームシークエンス/肺腺がん/卵巣/ゲノム解析/分子標的/卵巣がん/阻害剤/ゲノム/リスク因子/遺伝子/乳がん/分子標的薬
他の関係分野:複合領域生物学総合生物
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発表日:2025年6月24日
14
世界初!直接リプログラミングでマウス肺細胞のスピード作製に成功
-幹細胞を介さない新たな肺再生医療に期待-
4つの転写因子(Nkx2-1、Foxa1、Foxa2、Gata6)による直接リプログラミングで、2型肺胞上皮様細胞(iPUL細胞)を約7日で作製することに世界で初めて成功。iPUL細胞はラメラ体様構造を有し、遺伝子発現プロファイルも正常2型肺胞上皮(AT2)細胞と高い相同性を示した。間質性肺炎(肺線維症)モデルマウスにiPUL細胞を投与したところ、42日後には肺胞領域への生着および1型肺胞上皮(AT1)様細胞への一部分化が確認された。幹細胞を介さない新規肺上皮細胞作製技術として、再生医療への応用が期待される。名古屋大学大学院医学系研究科呼吸器...
キーワード:プログラミング/プロファイル/電子顕微鏡/遺伝子解析/遺伝子発現プロファイル/網羅的遺伝子解析/間質性肺炎/肺線維症/モデルマウス/線維芽細胞/マウス/リプログラミング/幹細胞/再生医療/上皮細胞/転写因子/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2025年6月17日
15
脳のいろいろな細胞が抗体遺伝子を発現していることを発見
-脳発達・疾患研究に新視点-
慶應義塾大学医学部解剖学教室の仲嶋一範教授、森本桂子専任講師、佐野ひとみ講師(非常勤)らの研究グループはシングルセルRNAシーケンシングなどにより脳内のいろいろな細胞(神経細胞やミクログリア)で抗体(免疫グロブリン、Ig)遺伝子が幅広く発現していることを明らかにしました。これまで抗体は主に免疫細胞(B細胞)によって作られ、私たちの体を病原体から守るものと考えられてきましたが、本成果は抗体遺伝子が脳の発達や機能にも関与する可能性を示すものです。本研究成果は6月9日(米国東部時間)にJournal of Neuroinflammationで公開されました。プレスリリース全文...
キーワード:脳発達/病原体/解剖学/B細胞/RNA/グリア/ミクログリア/神経細胞/免疫細胞/遺伝子/抗体
他の関係分野:総合生物
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発表日:2025年6月14日
16
KRAS遺伝子変異が胆道がんの予後不良と治療抵抗性に関連
-革新的な個別化治療戦略への展開に期待-
慶應義塾大学薬学部薬物治療学講座の飯田和樹(博士課程1年)、松井裕也(薬学科6年)、齋藤義正教授らの研究グループは、7,773例の胆道がん患者のゲノム情報や生存期間、治療内容などの大規模リアルワールドデータを解析し、ドライバー遺伝子の1つであるKRAS遺伝子の変異が患者の予後不良および免疫チェックポイント阻害薬を含む現行の薬物治療に対する抵抗性と強く関連することを明らかにしました。本研究成果は、胆道がんの個別化治療戦略に新たな視点をもたらすものであり、2025年6月11日に欧州臨床腫瘍学会(ESMO)のジャーナルである『ESMO Open』(オンライン版)に掲載されました。プレスリリース全文...
キーワード:抵抗性/ゲノム情報/個別化治療/治療抵抗性/腫瘍学/胆道がん/免疫チェックポイント/免疫チェックポイント阻害薬/がん患者/ゲノム/リアルワールドデータ/遺伝子/遺伝子変異
他の関係分野:農学
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発表日:2025年6月3日
17
アトピー性皮膚炎の症状と治療反応に関わるバイオマーカーを発見
-患者の皮膚から新たな指標を見出し、個別化医療の実現へ前進-
慶應義塾大学医学部皮膚科学教室の野村彩乃助教、川崎洋専任講師、天谷雅行教授と、理化学研究所生命医科学研究センター(IMS)の川上英良チームディレクター(医療データ数理推論特別チーム)、古関明彦チームディレクター(免疫器官形成研究チーム)らの共同研究グループは、アトピー性皮膚炎の症状や治療への反応を、皮膚で働いている遺伝子の状態から読み取ることに成功しました。今回の研究の最大の特徴は、1mmというごく小さな皮膚組織を使って、皮膚の奥深くにある細胞の遺伝子の働きを詳細に調べた点です。皮膚の遺伝子の働きに着目したことによって、血液検査では捉えきれない、皮膚の現場で実際に起きてい...
キーワード:器官形成/アトピー性皮膚炎/血液/バイオマーカー/遺伝子/個別化医療
他の関係分野:生物学
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発表日:2025年5月27日
18
認知症1,000万人時代に備える。日本人のアルツハイマー発症リスクが遺伝子情報から予測可能に。
-将来の脳内アミロイドβ蓄積リスクを高精度に予測するモデルを開発-
このたび、慶應義塾大学医学部内科学(神経)/同大学病院メモリーセンターの伊東大介特任教授とエーザイ株式会社の海嶋美里研究員からなる研究チーム(エーザイ・慶應義塾大学認知症イノベーションラボ ; EKID)は、日本人認知症コホートデータと日本人のアルツハイマー病ゲノムワイド関連解析結果を用いて、脳内アミロイドβ蓄積のリスクの有無を予測できるポリジェニックリスクスコア(Polygenic Risk Score, PRS)モデルを構築しました。このPRSを活用することで、日本人においてアルツハイマー病の発症に関与する脳内アミロイドβ蓄積のリスクを予測可能であることを明らかにしました。...
キーワード:メモリ/アミロイドβ/ゲノムワイド/早期診断/ゲノムワイド関連解析/アミロイド/アルツハイマー病/ゲノム/コホート/遺伝子/認知症
他の関係分野:工学総合生物
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発表日:2025年5月26日
19
血液から神経細胞を生み出す新技術を開発!創薬と再生医療の未来を切り拓く
-NEUROD1遺伝子を用いた部分的リプログラミングで直接転換に成功-
慶應義塾大学再生医療リサーチセンター・岡野栄之センター長/教授(藤田医科大学精神・神経病態解明センター神経再生・創薬研究部門・客員教授)、慶應義塾大学殿町先端研究教育連携スクエアの斉藤陽一特任助教、および藤田医科大学精神・神経病態解明センター神経再生・創薬研究部門・石川充講師(研究当時:慶應義塾大学医学部生理学教室・特任講師)らのグループは、血液細胞に特定の遺伝子群を導入することで、シャーレ内で神経細胞に転換させる新しい技術を開発しました。本研究は、神経分化に関わるbHLH型の転写因子NEUROD1とiPS細胞の樹立で利用される4遺伝子(OCT3/4、SOX2、KLF4、c-MYC)を末梢血T...
キーワード:プログラミング/MYC/細胞モデル/iPS細胞/神経再生/線維芽細胞/病態解明/c-Myc/T細胞/グルタミン酸/リプログラミング/血液/再生医療/神経細胞/神経分化/創薬/転写因子/遺伝子/神経疾患/生理学
他の関係分野:情報学生物学農学
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発表日:2025年5月26日
20
節性T濾胞ヘルパー細胞リンパ腫の分子分類とその臨床的有用性
-4つの分子亜型への分類とTP53やCDKN2A異常を有する予後不良群の同定-
これまでで最大である173例の節性T濾胞ヘルパーT細胞リンパ腫(nTFHL)の遺伝子解析を行い、nTFHLにおける遺伝子異常の全体像を明らかにしました。TET2、RHOA、IDH2、TP53、CDKN2A遺伝子の異常に基づき、臨床像や生命予後の異なるnTFHLの4つの分子亜型[TR-I(+), TR-I(-), AC53, NSD]を同定しました。遺伝子異常情報と臨床因子により構成されるmTFHL-PIを開発し、nTFHLの予後が層別化されることを明らかにしました。北海道大学病院 下埜城嗣元医員 (当時)と北海道大学病院 中川雅夫講師らの研究グループは...
キーワード:がん研究/リンパ腫/TP53/悪性リンパ腫/遺伝子異常/遺伝子解析/腫瘍学/新規遺伝子/病理/病理学/予後予測因子/リンパ球/予後予測/予測モデル/T細胞受容体/ヘルパーT細胞/不均一性/HLA/NK細胞/T細胞/血液/受容体/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子変異/個別化医療
他の関係分野:複合領域農学
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発表日:2025年5月13日
21
ミニ臓器・肺がんオルガノイドによる解析で抗がん剤が効かなくなり、肺がんが再発する原因を解明
-EGFR遺伝子変異陽性肺がん再発後の治療に新たな光-
慶應義塾大学医学部内科学教室(呼吸器)の安田浩之准教授、篠崎太郎助教(研究当時、現在は東京医療センターに出向)、外科学教室(呼吸器)の浜本純子助教、医化学教室の佐藤俊朗教授らの研究チームは、肺がん患者から臓器のミニチュアである肺がん「オルガノイド」の樹立に成功し、抗がん剤(EGFRチロシンキナーゼ阻害剤:EGFR-TKI)治療後の再発の原因を突き止めるとともに、再発後に有効な可能性のある薬剤を同定しました。肺がんはがん細胞が持つ遺伝子の異常(遺伝子変異)のタイプに応じて、いくつかのグループに分類されます。その中でEGFR遺伝子変異陽性肺腺がんは、肺がんの2-3割程度を占め...
キーワード:EGFR/チロシンキナーゼ/肺腺がん/オルガノイド/扁平上皮がん/がん細胞/キナーゼ/阻害剤/がん患者/遺伝子/遺伝子変異/抗がん剤/肺がん
他の関係分野:
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発表日:2025年5月1日
22
難治性癌の代表・小細胞肺癌の治療に新たな光
-非神経内分泌タイプの小細胞肺癌にIGF1R阻害剤が有効な可能性-
慶應義塾大学医学部内科学(呼吸器)教室の安田浩之准教授、同大学院医学研究科の福島貴大(大学院生)、同医化学教室の佐藤俊朗教授らの研究チームは、33人の小細胞肺癌患者から「オルガノイド」を樹立し、一部の小細胞肺癌(非神経内分泌タイプ)がIGF-1と呼ばれる増殖因子に強く依存して増殖していること、IGF-1の受容体であるIGF1Rに対する阻害剤が新しい治療薬の1つとして有効である可能性を見出しました。小細胞肺癌は、癌の病態解明が進んでおらず有効な治療法が限られる病気です。手術できない小細胞肺癌患者の5年生存率は10%以下であり、難治性癌の代表とされています。...
キーワード:神経内分泌/増殖因子/動物モデル/IGF-1/オルガノイド/病態解明/インスリン/受容体/阻害剤/内分泌/遺伝子/遺伝子発現/個別化医療/手術
他の関係分野:
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発表日:2025年4月24日
23
超高齢期における認知機能低下とアルツハイマー病で異なる認知特性を発見
-大規模な百寿者の全ゲノム関連解析でわかった分子メカニズムの違い-
慶應義塾大学医学部内科学教室(神経)の西本祥仁専任講師、同百寿総合研究センターの新井康通教授、同大学再生医療リサーチセンターの岡野栄之教授、新潟大学脳研究所の池内 健教授らの研究チームは、百寿者を対象とした共同研究によって、加齢にともなう認知機能低下とアルツハイマー病との臨床学的な相違点を明らかにしました。さらにアルツハイマー病でアミロイド蓄積に関連するアポE遺伝子が主要なリスクとして知られていた事に対して、加齢にともなう認知機能低下ではシナプス(神経細胞同士のつながり)の維持に関わる遺伝子が関連していることを発見しました。日本は世界に先がけて超高齢社会を迎えています。中...
キーワード:認知特性/高齢社会/シナプス/ゲノムワイド/超高齢社会/遺伝子解析/ゲノムワイド関連解析/実行機能/アミロイド/アルツハイマー病/再生医療/神経細胞/ゲノム/遺伝子/加齢/危険因子/健康長寿/認知機能/認知症/老化
他の関係分野:情報学工学総合生物
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発表日:2025年4月2日
24
ガラス器具から漏出する亜鉛が受精卵の発生を阻害することを発見
-さらに安全で効果的な体外受精法の開発に寄与-
近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)遺伝子工学科教授 山縣一夫と、扶桑薬品工業株式会社(大阪府大阪市)上席研究員 八尾竜馬、奈良県立医科大学医学部(奈良県橿原市)教授 栗本一基、慶應義塾大学理工学部(神奈川県横浜市)教授 舟橋啓、医療法人浅田レディースクリニック(愛知県名古屋市)研究員 野老美紀子、東京農工大学大学院グローバルイノベーション研究院(東京都府中市)教授 杉村智史、京都大学(京都府京都市)教授 山本拓也の研究グループは、生殖補助医療や畜産、基礎研究分野で受精卵の操作や培養に用いられるガラス器具から受精卵(胚)の発生を妨げる毒物が漏出することを見出しました。また、その毒物が亜鉛で...
キーワード:産学連携/生殖/生殖補助医療/ウシ/遺伝子工学/受精/受精卵/体外受精/マウス/遺伝子
他の関係分野:複合領域生物学総合理工農学
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発表日:2025年3月11日
25
難治性卵巣癌に対する新たな治療戦略を発見
-難治性卵巣癌に標準治療とmTOR阻害薬との併用療法が有効な可能性-
慶應義塾大学医学部産婦人科学(婦人科)教室の増田健太専任講師、阪埜浩司客員准教授、山上亘教授らの研究グループは、藤田医科大学腫瘍医学研究センター遺伝子制御研究部門の永野修教授らと共に、BRCA1/2変異を持たない難治性卵巣癌ではmTOR経路の活性化が治療抵抗性に関与しており、標準治療にmTOR阻害薬を加えることで化学療法の効果を増強することを発見しました。またp62タンパク質が治療効果を予測する新たなバイオマーカーとして有望であることを発見しました。本研究成果は、Cancer Lettersに2025年2月17日付でオンライン公開されました。今後、難治性卵巣癌に対する新たな治療戦略として期待さ...
キーワード:産学連携/抵抗性/遺伝子制御/治療抵抗性/卵巣/バイオマーカー/遺伝子/化学療法
他の関係分野:複合領域農学
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発表日:2025年3月5日
26
COVID-19ワクチン接種時の免疫獲得に関わる遺伝子の発見
-生まれつきのゲノム変異と後天的なゲノム変異の関与が明らかに-
ワクチン接種による免疫獲得能は接種者によって個人差があることが知られていますが、その背景因子の理解は依然として不十分です。COVID-19ワクチン接種者を対象に生まれつきのゲノム配列を解析することで、抗体価およびT細胞の免疫反応の獲得能に関わる遺伝子(IGHG1遺伝子、HLA遺伝子)を同定しました。さらにこれらの遺伝子領域および性染色体に後天的に体細胞変異が生じることで抗体獲得能が低下する一方で、感染症や免疫疾患へのかかりやすさが上昇することを明らかにしました。将来のパンデミックへの対抗策となるワクチン開発・接種戦略策定に貢献するだけでなく、加...
キーワード:情報学/免疫機能/産学連携/遺伝情報/生殖/性染色体/ゲノム配列/シークエンス/遺伝統計学/生殖細胞/ゲノム変異/ヒトゲノム/染色体/体細胞変異/パンデミック/臨床検査/HLA/T細胞/ゲノム/ワクチン/遺伝子/加齢/感染症/抗体/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:情報学複合領域生物学農学
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発表日:2025年3月4日
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涙の通り道にある“免疫の監視塔”がアレルギー悪化に関与
-アレルギー性結膜炎の新たな発症メカニズムを解明-
慶應義塾大学大学院薬学研究科の大谷 祐貴(博士課程3年)、木村 俊介准教授、長谷 耕二教授の研究グループは、眼と鼻をつなぐ涙の通り道(涙道)にある「M細胞」という特殊な細胞が、アレルギー性結膜炎の悪化に関わることを発見しました。眼は花粉やホコリなどの異物にさらされていますが、それを洗い流すために涙が流れています。この涙が通る「涙道」には、涙道関連リンパ組織(TALT)と呼ばれる免疫の監視塔があります。研究グループはこれまでに、TALT表面にはM細胞が存在し、涙道に流れてくる異物を取り込んでいることを示してきました。本研究では、TALTにおいてM細胞が欠損する遺伝子改変マウ...
キーワード:産学連携/遺伝子改変/花粉/M細胞/IgE/マウス/遺伝子改変マウス/アレルギー/遺伝子/抗体
他の関係分野:複合領域総合生物農学
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発表日:2025年2月17日
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手術前の血液中から食道癌の予後を予測できることを発見
-食道癌における精緻な再発リスク予測による個別化治療の実現をめざして-
慶應義塾大学医学部外科学教室(一般・消化器)の小林亮太助教、松田諭専任講師、川久保博文准教授、北川雄光教授、がんゲノム医療センターの中村康平専任講師、西原広史教授らの研究グループは、食道癌原発巣と血液中の遺伝子変異を照合する診断技術(リキッドバイオプシー)を用いて、手術前の血液中から食道癌由来の循環腫瘍DNAを検出することにより微小残存病変(MRD)の有無を判定し、食道癌の予後を予測できることを発見しました。この発見は、手術、化学療法、放射線治療が複雑に組み合わされる食道癌治療経過後の再発リスクを鋭敏に予測し、患者に応じた治療戦略を実現することにつながると期待されます。...
キーワード:産学連携/がんゲノム/個別化治療/微小残存病変/放射線治療/リキッドバイオプシー/扁平上皮がん/血液/ゲノム/遺伝子/遺伝子変異/化学療法/手術/放射線
他の関係分野:複合領域