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研究キーワード:千葉大学における「遺伝子」 に関係する研究一覧:26件
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発表日:2026年5月20日
1
胃がんの進行を促進する「危険領域」を特定!
― CCDC80陽性線維芽細胞による免疫抑制メカニズムの解明 ―
千葉大学大学院医学研究院の顧文超特任准教授、復旦大学附属華山医院の莫少聡氏らの研究チームは、胃がん組織における腫瘍微小環境(TME)注1)の空間的構造が、がんの進行および免疫療法への抵抗性にどのような影響を及ぼすかを明らかにするため、マウスおよびヒト胃がんの空間トランスクリプトーム解析注2)に取り組みました。その結果、胃がんの組織内に「危険領域(Danger Zone)」が存在することを発見しました。この領域ではCCDC80陽性線維芽細胞注3)ががんを攻撃する免疫細胞(CD8陽性T細胞)を捕らえて働きを弱め、免疫療法の効果を妨げ...
キーワード:学習アルゴリズム/アルゴリズム/位置情報/機械学習/人工知能(AI)/産学連携/空間構造/CD8/抵抗性/PD-1/遺伝子発現解析/発現解析/微小環境/病理/免疫抑制/臨床応用/分子機構/予後予測/予測モデル/細胞外基質/腫瘍微小環境/線維芽細胞/免疫療法/T細胞/がん細胞/ケモカイン/トランスクリプトーム/マウス/受容体/免疫細胞/がん患者/コホート/胃がん/遺伝子/遺伝子発現/前向きコホート研究
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2026年5月12日
2
10年続くエピゲノム基盤の進化
-遺伝子発現制御の「司令塔」を解き明かす-
・エピゲノム統合データベース ChIP-Atlas が公開 10 周年を迎え、50 万件近くの実験データを統合し、世界最大級の解析基盤へ発展しました。・最新のアップデートでは、データの信頼性を可視化する新機能と、遺伝子発現制御を統合解析する新しい解析モジュールを実装しました。・長期運用されるデータ基盤として、疾患研究や創薬などの分野への応用が期待されます。...
キーワード:産学連携/シミュレータ/ゲノム機能/RNAseq/オミクス/オミクス解析/デコーディング/遺伝子制御/ゲノム解析/エピゲノム解析/遺伝子発現制御/創薬/発現制御/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/加齢
他の関係分野:複合領域工学総合生物
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発表日:2026年5月11日
3
10年続くエピゲノム基盤の進化
-遺伝子発現制御の「司令塔」を解き明かす-
・エピゲノム統合データベース ChIP-Atlas が公開 10 周年を迎え、50 万件近くの実験データを統合し、世界最大級の解析基盤へ発展しました。・最新のアップデートでは、データの信頼性を可視化する新機能と、遺伝子発現制御を統合解析する新しい解析モジュールを実装しました。・長期運用されるデータ基盤として、疾患研究や創薬などの分野への応用が期待されます。...
キーワード:シミュレータ/ゲノム機能/RNAseq/オミクス/オミクス解析/デコーディング/遺伝子制御/ゲノム解析/エピゲノム解析/遺伝子発現制御/創薬/発現制御/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/加齢
他の関係分野:工学総合生物
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発表日:2026年5月8日
4
10年続くエピゲノム基盤の進化
-遺伝子発現制御の「司令塔」を解き明かす-
・エピゲノム統合データベース ChIP-Atlas が公開 10 周年を迎え、50 万件近くの実験データを統合し、世界最大級の解析基盤へ発展しました。・最新のアップデートでは、データの信頼性を可視化する新機能と、遺伝子発現制御を統合解析する新しい解析モジュールを実装しました。・長期運用されるデータ基盤として、疾患研究や創薬などの分野への応用が期待されます。...
キーワード:シミュレータ/ゲノム機能/RNAseq/オミクス/オミクス解析/デコーディング/遺伝子制御/ゲノム解析/エピゲノム解析/遺伝子発現制御/創薬/発現制御/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/加齢
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発表日:2026年4月10日
5
小細胞肺がんの新たな治療メカニズムを解明
~がん細胞の増殖プログラムを書き換える新たな治療コンセプト~
千葉大学大学院医学研究院の田中知明教授、宮英博研究員と大鵬薬品工業株式会社の研究チームは、小細胞肺がん(SCLC)注1)の増殖や生存に関する分子機構を検討した結果、LSD1(ヒストン脱メチル化酵素)注2)というタンパク質の働きを阻害する化合物「TAS1440」が、特に神経内分泌型SCLCにおいて重要な転写因子INSM1注3)とLSD1の相互作用を阻害することで、分子ネットワークを大きく変化させてがん細胞の増殖を抑制する分子機構を明らかにしました。 本研究成果は、英国科学誌 Nature Communications に2...
キーワード:産学連携/ヒストン/リン酸/クロマチン構造/酵素活性/細胞運命/増殖抑制/転写抑制/小細胞肺がん/神経内分泌/クロマチン/ヒストン脱メチル化酵素/マウスモデル/細胞株/細胞内シグナル/治療標的/分子機構/SMAD/TGF-β/がん細胞/マウス/メチル化/遺伝子発現制御/抗腫瘍効果/細胞死/転写因子/内分泌/発現制御/薬剤感受性/遺伝子/遺伝子発現/個別化医療/抗がん剤/肺がん
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2026年3月26日
6
赤色レタスの色素合成制御によりフラボノイドバランスが変化する
赤系レタスの赤色はアントシアニンによるものです。本研究では、アントシアニン合成関連酵素遺伝子をゲノム編集で機能喪失させ、生育への顕著な悪影響なく赤色が消失することを明らかにしました。またそれに伴って、ケルセチン類を含む他のフラボノイド群が増加することが分かりました。 赤色レタスの赤色はアントシアニンという色素によるものです。この色素は、抗酸化作用で研究されているポリフェノールの一種で、植物の中ではフェニルアラニンというアミノ酸から複数...
キーワード:産学連携/園芸学/機能性/ポリフェノール/アントシアニン/植物工場/フェノール/CRISPR/ゲノム編集/アミノ酸/フラボノイド/抗酸化/抗酸化作用/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:複合領域農学
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発表日:2026年3月25日
7
遺伝子組換えを使わず、鉄を多く含むコメの開発に成功
~鉄欠乏性貧血対策につながる新しい育種技術~
東京農業大学 応用生物科学部の齋藤 彰宏 助教らの研究グループは、九州大学(熊丸 敏博 特任教授)、千葉大学(浦口 晋平 准教授)、東京大学(藤原 徹 教授)との共同研究により、遺伝子組換えを用いずに鉄含量を高めたイネ系統の開発に成功しました。本研究では、鉄欠乏応答を制御するHRZ1遺伝子1)に新規変異をもつイネ変異体を発見し、その変異を利用して鉄を多く含む実用的な育種系統を確立しました。 開発したイネでは、葉および玄米中の鉄含量が従来品種の約2~3倍に増加し、通常私たちが食べる白米(胚乳)部分にも鉄が多く蓄積することが確認されました。また、鉄が...
キーワード:産学連携/カドミウム/重金属/鉄欠乏/変異体/イネ/土壌/遺伝子/遺伝子変異
他の関係分野:複合領域環境学農学
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発表日:2026年2月27日
8
ウニ胚と幼生の発生過程を単一細胞レベルで追跡できるデータベースを公開
ウニ胚や幼生の神経細胞は、細胞数が少なく、神経分化の流れや分子制御を詳細に追跡することが容易ではありません。今回、バフンウニについて、発生段階ごとの単一細胞RNA-seqアトラス(細胞分布データ集)を構築し、誰もが手軽に1細胞レベルでの遺伝子発現を調べられる形で公開しました。 単一細胞RNAシーケンス(single-cell RNA-seq; scRNA-seq)は、個々の細胞がどの遺伝子を発現しているかを網羅的に解析できる強力な手法です。生物の発生過程では、同じ胚の中でも細胞が多様な運命へ分岐していきますが、scRNA-seqを用いると、細胞集団全体を平均した解析(バルクRN...
キーワード:産学連携/遺伝情報/神経系/胚発生/分子制御/一細胞/一細胞/細胞運命/受精/ゲノム編集/RNA/神経細胞/神経分化/薬理学/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域生物学工学総合生物
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発表日:2025年12月23日
9
免疫の要、T細胞が生まれる“最初のスイッチ”を解明
~Notchシグナルが免疫細胞の運命を切り替える仕組みを発見~
千葉大学大学院医学研究院の田中 知明教授、東海大学医学部基礎医学系生体防御学の細川 裕之准教授らの研究グループは、細胞間コミュニケーションを担う重要なシグナル伝達経路の一つである、Notchシグナルが「RUNX」と呼ばれる転写因子注1)の働き方と結合先を大きく作り替えることで、「T細胞になる」ための分化注2)プログラム(T細胞系譜プログラム)を起動していることを明らかにしました。本研究成果は、T細胞性白血病や免疫不全症の理解、さらには効率的なT細胞製造技術の開発につながることが期待されます。 本研究成果は、2025年12月4日に国際科学誌Jo...
キーワード:産学連携/一細胞/細胞間コミュニケーション/Runx1/免疫不全/生体防御/細胞系譜/T細胞/一細胞解析/細胞分化/転写因子/白血病/免疫細胞/コミュニケーション/遺伝子
他の関係分野:複合領域総合生物
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発表日:2025年12月23日
10
千葉大学が参画するプロジェクトが、 JST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」未来共創分野に採択決定
千葉大学(プロジェクト参加者:大学院医学研究院 川上 英良 教授)が参画している、山梨大学を代表機関(プロジェクトリーダー:大学院総合研究部 大岡 忠生 准教授)として提案したプロジェクト「オミックス・IoT・AIで健康と社会を最適化する山梨ヘルスケア・セントラルシティ未来共創拠点」が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が公募した「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)未来共創分野(フェーズ1)」に採択されましたことをお知らせいたします。 本プログラムは、大学等のうち地域大学等を中心とし、若手研究者をプロジェクトリーダーとするチームによって、ステークホルダ...
キーワード:インターネット/モノのインターネット(IoT)/最適化/人工知能(AI)/システム構築/ベンチャー企業/産学連携/地域経済/センサー/生産性/たんぱく/ステークホルダー/オミックス/健康管理/マルチオミックス/医療費/血液/代謝物/ゲノム/コホート/ヘルスケア/メタボローム/遺伝子/社会医学/睡眠/生活習慣病/調査研究
他の関係分野:情報学複合領域環境学工学総合生物農学
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発表日:2025年12月20日
11
千葉大学、日本BDと最先端技術を実装しヒト免疫疾患研究を加速する「Science Connect Program」を始動
千葉大学ヒト免疫疾患治療研究・開発センター(センター長:本橋 新一郎、以下「cCHID」)および千葉大学未来粘膜ワクチン研究開発シナジー拠点(拠点長:清野 宏、以下「cSIMVa」)と、日本ベクトン・ディッキンソン株式会社(代表取締役社長:長瀬 信弥、以下「日本BD」) は、ヒト免疫機構の多様性に着目した詳細な解析、病態解明、治療法の開発、創薬の加速を目的に、2025年12月4日付けで基本合意書を締結し、細胞レベルから遺伝子レベルに至るまで最先端の一細胞解析技術を実装する「Science Connect Program(読み:サイエンス コネクト プログラム)」(以下「SCP」)を始動しました...
キーワード:ワークフロー/人工知能(AI)/先端技術/シナジー/産学連携/安全・安心/持続可能/自動化/一細胞/フローサイトメーター/免疫系/ウイルス感染症/がん免疫/がん免疫療法/マウスモデル/新型コロナウイルス/生体防御/フローサイトメトリー/病態解明/免疫療法/マウス/一細胞解析/創薬/脳疾患/免疫細胞/ウイルス/ワクチン/遺伝子/感染症/高齢化/新型コロナウイルス感染症/標準化/網羅的解析/臨床研究
他の関係分野:情報学複合領域工学総合生物
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発表日:2025年12月13日
12
慢性炎症の原因となるタンパク質を新たに特定
~ぜんそくなどの慢性炎症性疾患の新たな治療法開発に期待~
千葉大学大学院医学研究院 木内政宏助教と平原潔教授らの研究グループは、「組織常在性記憶CD4+T細胞(CD4+TRM細胞)」注1)が肺や腸などの組織に長期間とどまるメカニズムと、炎症性サイトカインの持続的な産生は、遺伝子の働きを調節するタンパク質である転写因子Hepatic Leukemia Factor(HLF)注2)によって制御されていることを新たに特定しました(図)。 今回の成果は、ぜんそくや関節リウマチなどの疾患に見られる慢性炎症の発症の仕組みを分子レベルで解明したもの...
キーワード:産学連携/病原体/炎症性疾患/関節/造血幹細胞/T細胞/リウマチ/炎症性サイトカイン/幹細胞/関節リウマチ/転写因子/慢性炎症/免疫応答/サイトカイン/遺伝子/造血
他の関係分野:複合領域
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発表日:2025年12月3日
13
鍵は“老化で減るKAT7”?
― iPS細胞由来血小板産生低下のメカニズムを解明―
千葉大学大学院医学研究院の髙山 直也 准教授、Sudip Kumar Paul JSPS外国人特別研究員、陳 思婧 特任助教、江藤 浩之 特任教授(兼 京都大学iPS細胞研究所 教授)らの研究グループは、iPS細胞から作られる血小板前駆細胞(巨核球)を増幅と成熟させることができる細胞株「iPS細胞由来巨核球株(imMKCL)注1) 」を用い、血小板産生能が低下するメカニズムを解明しました。これは、長期培養や培養環境の悪化により細胞が老化すると、リジンアセチル基転移酵素7(KAT7)注2) というタンパク質が低下するために、染色体の安定性が損なわれて免...
キーワード:品質管理/産学連携/ヒストン/核分裂/染色体分配/セントロメア/巨核球/DNA修復/iPS細胞/インターフェロン/細胞株/細胞老化/染色体/染色体不安定性/免疫制御/前駆細胞/造血幹細胞/DNA複製/アセチル化/遺伝子導入/炎症性サイトカイン/幹細胞/血小板/再生医療/細胞周期/細胞増殖/細胞分裂/自然免疫/免疫応答/サイトカイン/遺伝子/遺伝子発現/造血/老化
他の関係分野:複合領域工学総合生物
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発表日:2025年11月20日
14
ウニ幼生に光で行動を調節する脳のような神経細胞群が存在することを発見
脳を持たないとされてきたウニ幼生に、光で行動を調節する「脳のような」神経細胞群(中枢)を見いだしました。この神経細胞群は、脊椎動物の脳と一部共通する特徴が確認され、後口動物の共通祖先までさかのぼる脳機能の起源に関する新たな示唆を提供する結果となりました。 本研究は、ウニ幼生の前端部神経外胚葉に、非視覚性光感受性ニューロン(「見る」ためではなく、光を感じて応答する神経)の細胞群を同定しました。これにより、脊椎動物の脳に相当する「中枢」が、脳を持たないとされてきた棘皮動物(ウニ)にも存在する可能性が示唆されました。これらの神経細胞群は、光を感知するタンパク質である非視覚オプシ...
キーワード:産学連携/光受容/棘皮動物/オプシン/脊椎動物/ニューロン/中枢神経/脊椎/ゲノム編集/セロトニン/神経細胞/脳機能/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域生物学
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発表日:2025年11月11日
15
心不全のタイプごとに異なる遺伝的仕組みを解明
―ゲノム解析で予後予測に道―
千葉大学大学院医学研究院 伊藤薫教授(理化学研究所生命医科学研究センター チームディレクター)、理化学研究所生命医科学研究センター 円山信之リサーチアソシエイト(研究当時)、九州大学大学院医学研究院 二宮利治教授、東京大学大学院医学系研究科 小室一成特任教授(国際医療福祉大学大学院教授)、東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センターシークエンス技術開発分野の松田浩一特任教授(同大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻クリニカルシークエンス分野教授)らの研究グループは、日本人集団と欧州人集団の心不全患者を対象に、心不全のタイプ別に異なる遺伝的な特徴を解明し、心不全が起こるメカニズム...
キーワード:産学連携/シークエンス/心不全 Heart Failure/ヒトゲノム/心筋/心筋症/ゲノム解析/予後予測/ゲノム/バイオマーカー/遺伝子
他の関係分野:複合領域
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発表日:2025年10月26日
16
RNAの“書き換え”がDNAを守る!
~エピトランスクリプトーム解析が示すゲノム防御の新たな仕組み~
千葉大学大学院理学研究院の佐々彰准教授と同大融合理工学府博士後期課程1年の吉田昭音氏らは、ヒト細胞を用いた最新の網羅的解析(エピトランスクリプトーム注1)解析)により、遺伝子の伝言役であるRNA注2)の文字が化学的に「書き換え」られる現象、A-to-I編集注3)が、DNA修復やゲノム維持に関わる重要なタンパク質をコードするRNAで広く起きていることを明らかにしました。さらに、このA-to-I編集機能を失わせた細胞では、DNAの傷に対する応答にも様々な異常が生じることを見出しました。これらの成果は、RNAレベルの「書き換え」がDN...
キーワード:産学連携/環境リスク/イノシン/遺伝情報/リスク評価/生体内/RNA編集/DNA修復/アデノシン/RNA/トランスクリプトーム/創薬/ゲノム/遺伝子/網羅的解析/老化
他の関係分野:複合領域環境学生物学工学総合生物
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発表日:2025年10月1日
17
世界で最も孤立した雪氷圏・ハワイ島マウナケア山で雪氷藻類による「赤い雪」を発見
微生物の地球規模の分散と気候変動との関わりを示す
山梨大学総合分析実験センターの瀬川高弘講師、千葉大学大学院理学研究院の竹内望教授、大阪工業大学工学部の松﨑令講師、広島大学大学院統合生命科学研究科の米澤隆弘教授らの国際研究チームは、世界で最も孤立した雪氷圏の一つであるハワイ島マウナケア山の山頂部の残雪に、北極や南極などの積雪上に繁殖する微生物である雪氷藻類注1)を確認しました。この藻類の大繁殖は雪を赤く染め、赤雪と呼ばれる現象を引き起こすことで知られています。遺伝子解析の結果、今回発見された雪氷藻類には、約25万年前に他地域の集団から分かれて独自に進化してきたハワイ島固有の系統群と、世界各地に分布する広域分布系統の二つの...
キーワード:産学連携/気候変動/光合成/紫外線/生態系/遺伝的多様性/温暖化/微生物/遺伝子解析/遺伝子
他の関係分野:複合領域数物系科学生物学工学農学
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発表日:2025年9月7日
18
ウニが双子をつくる仕組みを解明
19世紀末、ドイツの発生学者ハンス・ドリーシュは、ウニの受精卵を2細胞期で分離すると、それぞれの細胞が独立して完全な個体に成長することを初めて示しました。しかしながら、分離後に胚がどのようにして胚軸(正常な体を形成するための体軸)を作り直し、正常な発生を遂げるのか、その詳細な発生過程や分子メカニズムは、100年以上にわたり解明されていませんでした。 本研究では、顕微鏡技術と分子生物学の手法を用いて、ウニの1個体を初期段階で半分に分けても、それぞれの断片が自ら体の設計図を描き直し、完全な個体へと発生する仕組みを解明しました。また、「自分で自分の体を組み立て直す力(自己組織化)」の背後にあ...
キーワード:産学連携/自己組織/初期胚/モデル生物/受精/受精卵/組織化/双生児/発生学/遺伝子/分子生物学
他の関係分野:複合領域化学生物学総合生物
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発表日:2025年8月27日
19
光害は昆虫の体内時計を撹乱し、寿命を短くする
~都市の個体は夜間光に対抗する術を進化させる〜
千葉大学大学院融合理工学府博士前期課程2年の竹中夏海氏(研究当時)と大学院理学研究院の高橋佑磨准教授の研究グループは、都市部と非都市部に生息するオウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)を用いた実験により、都市部特有の夜間人工光(光害、図1)が、体のサイズの縮小、睡眠時間の減少、活動リズムの乱れ、寿命の短縮に影響を及ぼすことを明らかにしました。さらに、都市系統の個体ではこれらの影響が軽減されており、都市環境に適応した進化が生じている可能性が示されました。また、都市系統の個体では、遺伝子発現の調節によって夜間光の影響を緩和する術をもつことが示唆されました。...
キーワード:産学連携/都市環境/ウシ/寿命/体内時計/ショウジョウバエ/遺伝子/遺伝子発現/睡眠
他の関係分野:複合領域工学農学
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発表日:2025年7月27日
20
iPS細胞由来巨核球の免疫シグナル調節による血小板産生の改善
LIN28Aは、ヒトiPS細胞由来巨核球細胞株において、let-7マイクロRNA-RALB軸を介して血小板産生を調節する。• STAT1はDNAメチル化を介してLIN28Aの発現を制御し、その阻害は細胞老化を抑制して血小板産生を促進する。【要旨】 橋本一哉元大学院生(現 京都大学医学部附属病院麻酔科 助教)、江藤浩之教授(京都大学CiRA、千葉大学大学院医学研究院)らの研究グループは、陳思婧特任助教(千葉大学大学院医学研究院)らと共同で、iPS細胞由来巨核球株(imMKCL)において、STAT1–LIN28A–let-7a–...
キーワード:産学連携/マイクロ/遺伝子操作/STAT/巨核球/iPS細胞/細胞株/細胞老化/臨床応用/分子標的/DNAメチル化/RNA/メチル化/血小板/再生医療/発現調節/免疫応答/薬理学/ヒトiPS細胞/遺伝子/標準化/老化
他の関係分野:複合領域工学
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発表日:2025年7月16日
21
前立腺がんの骨転移を悪化させる仕組みを解明
~破骨細胞からの“メッセージ”が鍵に~
千葉大学大学院医学研究院の田村貴明助教、坂本信一准教授、市川智彦教授(当時)は、東京医科大学医学総合研究所の落谷孝広特任教授、吉岡祐亮講師らの研究グループと共同で、骨に転移した前立腺がんが悪性化し、破骨細胞由来の細胞外小胞(Extracellular vesicles: EVs)注1)が腫瘍進展を加速させることを世界で初めて明らかにし、破骨細胞由来EVsが腫瘍浸潤(周囲の組織に広がること)に先立つ炎症性骨破壊を引き起こすメカニズムの一端を示しました。本研究成果は今後、前立腺がんの骨転移で悪性化した破骨細胞由来EVsを標的とした新規治療法の開発につながる可能性があります。...
キーワード:産学連携/悪性化/マイクロ/新規治療法/マウスモデル/細胞外小胞/浸潤/骨転移/前立腺がん/骨細胞/骨破壊/RNA/がん細胞/マウス/骨芽細胞/骨代謝/破骨細胞/遺伝子
他の関係分野:複合領域生物学工学
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発表日:2025年7月11日
22
造血幹前駆細胞を複製ストレスや発がんストレスから保護し造血機能を維持する新規メカニズムの発見
―細胞移植、再生医療および白血病治療への応用に期待―
東京女子医科大学実験動物研究所の本田浩章教授(同研究所所長)は、千葉大学大学院医学研究院の中田雄一郎特任助教、広島大学原爆放射線医科学研究所の神沼修教授、東北大学大学院医学系研究科の田久保圭誉教授、中国医学科学院 血液学研究所・北京協和医学院の須田年生教授、その他の研究グループと共同で、造血幹前駆細胞がストレス時に細胞周期を制御し遺伝子のリプログラミングを行うことで、過剰な増殖による枯渇を防ぎ造血機能を維持する新規メカニズムを明らかにしました。本研究成果は、欧州分子生物学機構(The European Molecular Biology Organization: EMBO)の機関誌である「E...
キーワード:プログラミング/産学連携/実験動物/細胞移植/前駆細胞/発がん/リプログラミング/血液/再生医療/細胞周期/白血病/ストレス/遺伝子/造血/分子生物学/放射線
他の関係分野:情報学複合領域総合生物
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発表日:2025年6月10日
23
幹細胞の「自衛反応」に新発見
~がん治療にもつながる可能性~
千葉大学大学院医学研究院の田中知明教授らの研究グループは、がん抑制遺伝子p53によって発現が誘導される長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)「LOC644656」が、DNA損傷などのストレス応答時に幹細胞の分化を促進することを発見しました。さらに、LOC644656の誘導によってがん細胞の化学療法に対する抵抗性が高まるメカニズムを解明しました。この成果は、幹細胞がDNAの損傷にどう対処するかを解き明かすと同時に、がん細胞の治療抵抗性を克服する新たな治療法開発につながる可能性があります。 本研究成果は、2025年5月23日に国際科学...
キーワード:産学連携/抵抗性/lncRNA/DNA修復/p53/治療抵抗性/DNA損傷/RNA/アポトーシス/がん細胞/がん治療/がん抑制遺伝子/ストレス応答/幹細胞/細胞死/細胞周期/ゲノム/ストレス/遺伝子/遺伝子発現/化学療法
他の関係分野:複合領域農学
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発表日:2025年5月29日
24
白血病悪化のカギを握る酵素を発見
~がん遺伝子「MYC」を支える仕組みに迫る~
千葉大学医学部附属病院の和泉真太郎医師、同大学院医学研究院の金田篤志教授、星居孝之准教授らの研究チームは、急性骨髄性白血病の悪性化に関わるがん原遺伝子MYCの新しい発現制御因子を発見しました。DNAに巻きついているヒストンタンパク質を化学修飾(メチル化)する酵素であるSETD1Bは、これまでにもがん細胞において重要な役割を持つと考えられていましたが、その分子機序の詳細は明らかではありませんでした。今回の研究により、SETD1Bは遺伝子全体に渡って観察される広範囲なヒストンのK4メチル化を調節していること、そしてこの働きががん原遺伝子であるMYCの発現維持や白血病細胞の増殖に必須となることが明ら...
キーワード:産学連携/MYC/悪性化/ヒストン/酵素活性/がん遺伝子/ヒストンメチル化/悪性度/治療標的/骨髄/がん細胞/メチル化/急性骨髄性白血病/細胞死/転写制御/白血病/発現制御/バイオマーカー/遺伝子/医師
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2025年3月11日
25
赤い王林も!? “青”りんごが赤くなる不思議
―眠りから覚めた遺伝子が果皮の色を変えるメカニズム―
千葉大学大学院園芸学研究院の齋藤 隆徳准教授、静岡県立農林環境専門職大学の森口 卓哉教授(当時、2024年3月定年退職)、弘前大学農学生命科学部の林田 大志助教らの共同研究グループは、遺伝的に着色しない青りんごにも、赤くなる仕組みが備わっていること、またその”赤くなりやすさ”の遺伝的な仕組みが品種ごとに多様であることを発見しました。本研究成果により、遺伝子組換えや薬剤なども使わずに色を変えることが可能であると判明したため、今後は”赤い”青りんごのような新たな商品開発や、未利用の遺伝子による新たな品種改良につながることが期待できます。 本研究成果は、国際学術誌 Scientia Hor...
キーワード:産学連携/気候変動/太陽/太陽光/園芸学/遺伝子
他の関係分野:複合領域数物系科学総合理工農学
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発表日:2025年2月27日
26
Reprimoタンパク質が細胞外から細胞死を誘導する新規経路を発見
~副作用の少ない新薬開発に期待~
国立研究開発法人国立がん研究センター(東京都中央区、理事長:中釜 斉)研究所(所長:間野 博行)の基礎腫瘍学ユニットの大木 理恵子独立ユニット長率いる研究チームは、新しい細胞死誘導に関わるReprimoタンパク質の機能を明らかにしました。p53遺伝子注1は最も有名で重要ながん抑制遺伝子で、様々な遺伝子の制御に関わることが知られていますが、p53機能の全貌はいまだに解明されていません。 2000年に大木 理恵子独立ユニット長はp53遺伝子の制御を受けてがん抑制に関わるラテン語で「抑制」の意味のRepr...
キーワード:がん研究/産学連携/リン酸/細胞間接着/Hippo経路/細胞膜/p53/p53遺伝子/腫瘍学/分子機能/がん化/アポトーシス/カドヘリン/がん細胞/がん治療/がん抑制遺伝子/ショウジョウバエ/マウス/細胞死/細胞増殖/受容体/転写共役因子/転写制御/副作用/遺伝子/抗がん剤
他の関係分野:複合領域農学
千葉大学 研究シーズ