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千葉大学 研究Discovery Saga
2025年5月29日

白血病悪化のカギを握る酵素を発見

~がん遺伝子「MYC」を支える仕組みに迫る~

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
複合領域生物学工学農学医歯薬学
【Sagaキーワード】
産学連携/MYC/悪性化/ヒストン/酵素活性/がん遺伝子/ヒストンメチル化/悪性度/治療標的/骨髄/がん細胞/メチル化/急性骨髄性白血病/細胞死/転写制御/白血病/発現制御/バイオマーカー/遺伝子/医師

2025年05月29日
研究・産学連携

概要

千葉大学医学部附属病院の和泉真太郎医師、同大学院医学研究院の金田篤志教授、星居孝之准教授らの研究チームは、急性骨髄性白血病の悪性化に関わるがん原遺伝子MYCの新しい発現制御因子を発見しました。DNAに巻きついているヒストンタンパク質を化学修飾(メチル化)する酵素であるSETD1Bは、これまでにもがん細胞において重要な役割を持つと考えられていましたが、その分子機序の詳細は明らかではありませんでした。今回の研究により、SETD1Bは遺伝子全体に渡って観察される広範囲なヒストンのK4メチル化を調節していること、そしてこの働きががん原遺伝子であるMYCの発現維持や白血病細胞の増殖に必須となることが明らかとなりました。この成果は、特徴的なヒストンの修飾が白血病の悪性度を示す新たなバイオマーカーとなる可能性とともに、SETD1Bが今後の新たな治療標的になり得ることを示唆しています。
 本研究成果は、科学誌Leukemiaにて2025年5月8日(日本時間)にオンライン公開されました。




図1.これまでに明らかとなったSETD1Bによる遺伝子本体部のヒストンメチル化を介した転写制御モデル(上)とSETD1Bのメチル化酵素活性喪失による白血病細胞死の分子機序モデル(下)



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