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名古屋大学 研究シーズDiscovery Saga
研究分野:総合生物 に関係する研究一覧:104
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情報学 情報学複合領域 複合領域環境学 環境学数物系科学 数物系科学化学 化学生物学 生物学総合理工 総合理工工学 工学農学 農学医歯薬学 医歯薬学
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発表日:2026年5月25日 この記事は2026年6月8日号以降に掲載されます。
1
透明ナノシートで高感度・超小型光センサーを実現
宇宙・車載向け応用に期待、スマホカメラもさらに進化へ
この記事は2026年6月8日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月20日 この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
2
アナログインメモリ計算回路のチュートリアル:計算原理、非理想性、ハードウェア考慮学習の体系化
この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月19日
3
細胞の直接変換過程をシミュレーションで再現 AIで細胞変換を誘導可能な低分子化合物を予測
〜iPS細胞を介さない新たな再生医療の開拓へ〜
・体細胞を別の種類の細胞へと直接変換するダイレクトリプログラミングを誘導する低分子化合物を予測するAI技術を開発した。・細胞の変換過程をシミュレーションで再現して初期、中期、後期の複数段階に分類し、それぞれの段階に適した低分子化合物の組み合わせを予測することに成功した。・提案手法は、再生医療分野をはじめとする細胞治療のための細胞作製の効率化や安全性向上につながることが期待される。 国立大学法人九州工業大学 大学院情報工学研究院の濱野桃子准教授らの研究グループは、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院情報学研究科の山西芳裕教授との共同...
キーワード:プログラミング/情報学/人工知能(AI)/化学物質/シミュレーション/生物活性/TEMPO/iPS細胞/心筋/筋肉/分子標的/ダイレクトリプログラミング/リプログラミング/幹細胞/肝細胞/血液/再生医療/細胞治療/生体分子/多能性幹細胞/低分子化合物/転写因子/分子標的薬
他の関係分野:情報学環境学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年5月19日 この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
4
植物が過酸化水素シグナルを感知する仕組みを解明
~銅イオンに依存した新たな酸化還元状態の感知機構~
この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月14日
5
ヒトiPS細胞で「動く遺伝子」を制御する新機構を提唱
~Yamanaka転写因子群がLINE-1発現を抑制する可能性を示唆~
・ヒトiPS細胞注1)において、多能性維持を行う転写因子注2)POU5F1(OCT4)、SOX2、NANOなどが若いLINE-1注3)配列へ結合することを発見した。・POU5F1などをノックダウンするとLINE-1発現が上昇し、多能性維持転写因子がLINE-1転写を抑制的に制御している可能性が示された。・それぞれの細胞の発生プログラムに従ってエピジェネティックに活性化したLINE-1の発現量が、その細胞で重要な働きを行う転写因子群によって適切な範囲に維持されているという、LINE-1と宿主細胞の新たな制御...
キーワード:塩基配列/初期発生/転移因子/レトロトランスポゾン/トランスポゾン/iPS細胞/ゲノム安定性/ヒトゲノム/LINE-1/RNA/幹細胞/多能性幹細胞/転写因子/転写制御/ゲノム/ヒトiPS細胞/遺伝子/神経疾患/老化
他の関係分野:生物学医歯薬学
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発表日:2026年5月13日
6
不確かな状況への不安は、"感情を言葉にしようとする傾向"とも関連
― 自閉傾向が高い一般成人にみられた「言語化のジレンマ」―
・自閉傾向注1)が高い人は、不確かな状況で不安を感じやすい。・一方で、自分の気持ちを言葉にすることに困難を抱えやすい。・本研究では、不確実さ不耐性注2)が「感情を言語化しようとする傾向」と関連することが示された。・支援においては、「言語化の困難さ」だけでなく「言語化しようとする傾向」や、その背後にある動機づけの可能性にも注目することが重要である。 名古屋大学大学院情報学研究科の藤井亮孝博士後期課程学生と平井真洋准教授は、20〜39歳の日本の一般成人505人を対象とした質問紙調査により、...
キーワード:情報学/動機づけ/因果関係/DSM/神経発達/日常生活/コミュニケーション/自閉スペクトラム症
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2026年4月24日
7
光で結合・解離をスイッチできる小分子とタンパク質のペアをゼロから創る新手法
―光による細胞機能操作や医療応用に新たな可能性―
・望みの性質を持つ光スイッチ分子と、それに特異的に結合するタンパク質のペアを、ゼロから人工的に創り出す手法を開発。・青色光と紫色光に応答して可逆的に形を変える光スイッチ分子を設計し、その一方の構造にのみ結合する人工タンパク質タグを創出。・開発したペアを動物細胞に応用し、情報伝達、細胞運動、遺伝子発現、受容体活性、細胞分化など、さまざまな機能を光でスイッチングできることを実証。細胞の光操作技術に新たな道を拓く。 光を用いて細胞内の特定の生体分子の機能を操作する技術は、生命の仕組みを解明するための研究ツールや、疾患を治療するための技術として大き...
キーワード:光応答性/光応答/光受容/光受容タンパク質/青色光/光スイッチ/人工タンパク質/進化分子工学/細胞運動/光操作/細胞分化/受容体/生体分子/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:化学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年4月18日
8
低ブドウ糖環境下によるCAR-T細胞の機能不全を克服する オンデマンド型代謝強化CAR-T細胞を開発
―抗腫瘍効果の向上と安全性をマウスモデルで検証―
・これまで膠芽腫のがん組織は極度の低ブドウ糖環境にあり、CAR-T細胞の機能が著しく低下する可能性が示唆されていましたが、本研究によりその実態が明らかになりました。・低ブドウ糖環境によるCAR-T細胞の機能不全を克服するため、ブドウ糖を高効率に取り込む細胞膜タンパク質 (ブドウ糖膜輸送体) GLUT3を必要に応じて発現させるオンデマンド型代謝強化CAR-T細胞 (On-d GLUT3 CAR-T細胞)の開発に成功しました。・On-d GLUT3 CAR-T細胞について、ヒトの脳腫瘍を模した膠芽腫マウスモデルで検証した結果、腫瘍の根治を達成するなど、高い抗腫瘍効果が認めら...
キーワード:がん研究/膜輸送/グルコース/神経系/膜輸送体/システム制御/遺伝子改変/輸送体/CD8/微生物/細胞膜/がん免疫/マウスモデル/脳神経外科/膠芽腫/T細胞/マウス/抗腫瘍効果/腫瘍免疫/膜タンパク質/免疫学/遺伝子/疫学/脳腫瘍
他の関係分野:複合領域生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年4月18日
9
統合失調症の新たな治療戦略を発見
―副作用が少ない新規治療薬開発に期待―
・Rhoキナーゼ2の働きを選択的に抑える薬剤が、統合失調症に関連する認知機能の障害や行動の異常を改善しました。・KD025の口からの投与は、効果がみられる量では、非選択的Rhoキナーゼ阻害薬で課題となる血圧低下や、従来の抗精神病薬で問題となることがある錐体外路症状、高プロラクチン血症、高血糖を認めませんでした。・Rhoキナーゼ2を標的とした治療が、従来の治療薬では課題となっていた副作用を抑えつつ、統合失調症の認知機能の障害などに対する新しい治療法の開発につながる可能性が示されました。 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院医学系研究科医...
キーワード:産学連携/プロラクチン/遺伝情報/スパイン/記憶・学習/統合失調症/Rhoキナーゼ/治療標的/脳科学/ゲノム解析/ホルモン/神経伝達物質/モデルマウス/病態解明/キナーゼ/マウス/血液/抗精神病薬/神経細胞/創薬/副作用/薬理学/ゲノム/バイオマーカー/遺伝子/血圧/神経疾患/精神疾患/統合失調症患者/認知機能
他の関係分野:複合領域生物学医歯薬学
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発表日:2026年4月8日
10
ガラスにならない酸化アルミニウムを透明な非晶質の塊に
〜5配位ピラミッドと6配位八面体からなる超高密度構造と結晶を超える誘電率を高圧力で実現〜
・酸化アルミニウム(アルミナ)を、室温・超高圧でミリメートル級の高密度なガラス状材料として形成・硬さ・熱特性・電気特性を併せ持つ新非晶質材料として、電子・機械分野での材料選択肢拡大に期待・高圧による緻密化を通じて性質を調整できる可能性を示し、構造制御による材料設計指針を提案 1. 工学院大学(学長:今村 保忠、所在地:東京都新宿区/八王子市)と物質・材料研究機構(理事長:宝野 和博、所在地:茨城県つくば市、以下「NIMS」)を中心とする研究チームは、名古屋大学 高田 尚記 教授、京都大学、日本電子株式会社、東北大学、島根大学、岡本硝子株式会...
キーワード:磁気共鳴/X線回折/高圧力/中性子/中性子回折/超高圧/放射光/放射光X線/非晶質/誘電率/誘電特性/アモルファス/アルミナ/局所構造/材料設計/アルミニウム/コーティング/モデリング/構造制御/酸化物/多孔質/電気化学/熱伝導/熱伝導率/ガラス状態/核磁気共鳴
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2026年4月1日
11
細胞を使うことなく受容体膜タンパク質の人工進化に成功
-阻害剤感受性を10倍向上させたGタンパク質共役型受容体 「アデノシン2A受容体」の新規変異体を同定し、細胞種特異的なシグナル制御を実現-
・従来は困難だったヒト由来Gタンパク質共役型受容体(GPCR)の実験室内人工進化を無細胞タンパク質合成系とナノディスク技術の組み合わせで実現・新規「アデノシンA2A受容体(A2AR)」変異体を同定。哺乳動物細胞内で内因性リガンドであるアデノシンへの応答性を保持しながら、阻害剤感受性を10倍以上に向上・新規変異体を用いることで、A2ARシグナルを細胞種選択的に制御できることを実証・細胞を用いることなく、GPCR変異体ライブラリーサイズを約1兆(10¹²)規模に拡大可能に...
キーワード:最適化/化学物質/タンパク質合成/塩基配列/シミュレーション/タンパク質合成系/無細胞タンパク質合成系/リボソーム/RNAポリメラーゼ/変異体/進化分子工学/哺乳動物/遺伝子工学/細胞膜/アデノシン/シグナル伝達系/細胞内シグナル/mRNA/ホルモン/神経伝達物質/分子機構/次世代シーケンサー/GPCR/Gタンパク質/Gタンパク質共役型受容体/in vitro/RNA/ケミカルバイオロジー/スクリーニング/リガンド/受容体/阻害剤/創薬/創薬化学/膜タンパク質/遺伝学/遺伝子
他の関係分野:情報学環境学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月31日
12
遺伝性神経難病の超早期病態を解明
~超早期治療で神経変性の抑制が期待できる~
・成人発症の神経難病である球脊髄性筋萎縮症*1(SBMA) のモデルマウス*2において、出生直後より興奮性シナプス*3遺伝子の増加と運動ニューロン*4の過興奮が生じていることを明らかにしました。・患者から樹立したiPS細胞*5由来の運動ニューロンでも、同様の神経過興奮がみられました。・核酸医薬*6を用いて超早期に過興奮を抑制すると、運動ニューロン変性*7が改善しました。 名古屋大学大学院医学系...
キーワード:遺伝情報/塩基配列/シナプス/抑制性シナプス/アンドロゲン受容体/神経内科学/iPS細胞/ニューロン/運動機能/筋萎縮/筋肉/骨格筋/モデルマウス/アンドロゲン/マウス/運動ニューロン/核酸医薬/幹細胞/凝集体/受容体/神経細胞/神経変性/多能性幹細胞/遺伝子/加齢/新生児/難病
他の関係分野:生物学医歯薬学
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発表日:2026年3月28日
13
屋内外の光で発電!カーボンナノチューブ電極の両面型太陽電池
ペロブスカイト太陽電池の実用化へOsaka Metroで実証実験を開始
・カーボンナノチューブ(CNT)薄膜透明電極を用いた両面受光型注1)・半透明ペロブスカイト太陽電池注2)(CNT-PSC)の長期耐久性実証実験をOsaka Metro本社にて開始する。・下部透明電極に酸化インジウムスズ(ITO)電極注3)、上部裏面電極注4)に単層カーボンナノチューブ(SWCNT)注5)薄膜透明電極注6)を用いた独自構造により、屋外光および室内光の双方から発電可能である。・10 cm角(100 cm²)のセミモジュ...
キーワード:太陽/ディスプレイ/光環境/太陽光/ペロブスカイト太陽電池/ハイブリッド材料/単層カーボンナノチューブ/ペロブスカイト/電子デバイス/透明性/光電変換/太陽電池/電気伝導/電池/カーボン/電気伝導性/カーボンナノチューブ/ナノ材料/実証実験/耐久性/炭素材料/導電性/ナノチューブ/インジウム/活性酸素
他の関係分野:数物系科学化学生物学総合理工工学医歯薬学
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発表日:2026年3月28日
14
概日時計を操る化合物で植物の開花期を精密制御
・多くの植物は日長を指標に開花期を決めている。・日長測定の基礎である概日時計を遅くする低分子化合物により、アオウキクサの開花誘導を精密制御し、また最大で2時間以上(開花期換算で2カ月)も変化させた。・化合物ツールによる定量的な開花制御を実証したことで、農業分野での応用も期待できる。 名古屋大学大学院生命農学研究科の前田 明里 日本学術振興会特別研究員PD(受入機関:名古屋大学)、村中 智明 助教、中道 範人 教授、同大学トランスフォーマティブ生命分子研究所の佐藤 綾人 特任准教授、京都大学大学院理学研究科の伊藤 照悟 助教、小山 時隆 准教...
キーワード:季節変化/植物生理学/環境問題/生体内/変異体/シロイヌナズナ/概日時計/ホルモン/時計遺伝子/分子機構/イミン/阻害剤/低分子化合物/遺伝子/遺伝子発現/概日リズム/生理学
他の関係分野:複合領域生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月25日
15
乾燥しても生き延びて触媒機能を保つ細菌を発見
~工業排ガスを有用物質に変える頑健なガスバイオプロセス開発へ貢献~
・バイオものづくりへの応用が期待されるアシネトバクター属細菌が乾燥ストレスに対して顕著に高い耐性を示すことを発見。・乾燥ストレスに対抗するために応答する多様な遺伝子を明らかにした。・ガスバイオプロセス注1)によるバイオ物質変換を加速し、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーの実現に貢献することが期待される。 名古屋大学大学院工学研究科の堀 克敏 教授、吉本 将悟 助教らの研究グループは、アシネトバクター属細菌 Tol 5注2) が低湿度環境でも高い生存性と細胞内エネルギーを2週間以上維持し、...
キーワード:揮発性有機化合物/芳香族/芳香族化合物/微小液滴/生産技術/触媒機能/カーボンニュートラル/トルエン/カーボン/環境負荷/資源循環/廃棄物/物質生産/乾燥耐性/乾燥ストレス/微生物/ストレス/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学化学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月19日
16
海の天然物が抗がん剤効果を最大7倍に高める機構を発見
効果を高めながら副作用を抑える、新しい治療戦略開発へ期待
・海洋天然物ミカロライドCが、細胞分裂に重要な役割を果たすタンパク質のβ-チューブリンに結合するという、新たな機能を発見した。・ミカロライドCおよびマクロラクトン類縁体注1) が、抗がん剤パクリタキセル注2) による働きを強力に促進・安定化する相乗効果を示すことを発見した。・マクロラクトン類縁体は単独では細胞毒性が低い一方、パクリタキセルの抗腫瘍活性を4~7倍程度増強することを発見した。・副作用を低減した新しい微小管注3)阻害薬の開発が期待される成果である。...
キーワード:海洋/量子化/量子化学/二量体/エステル/ケミカルプローブ/選択性/海洋天然物/増殖抑制/細胞毒性/染色体/卵巣/大腸/微小管/卵巣がん/アクチン/がん細胞/がん治療/ケミカルバイオロジー/チューブリン/プローブ/細胞骨格/細胞分裂/創薬/大腸がん/副作用/抗がん剤/生理学/乳がん
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2026年3月19日
17
有用な酵素を世界最小・最速で開発する新技術
 食品・医薬・エネルギー分野への酵素利用拡大に期待
・酵素注1)活性を指標とした世界最小スケールかつ最速の酵素開発技術を発明。・酵素とその遺伝情報(mRNA)1分子複合体を形成させ、活性ある酵素分子をその遺伝子とともに取得可能。・環境負荷の低い酵素プロセスや、バイオセンサーなどの有用酵素開発を加速。 酵素は食品や洗剤をはじめ、医薬品や化学製品、燃料などの製造に多く使われており、環境負荷の低い触媒としてその利用範囲は世界的に増大しています。名古屋大学大学院生命農学研究科のDAMNJANOVIC Jasmina(ダムナニョヴィッチ ヤスミナ) 准教授、中野 秀雄...
キーワード:スループット/ディスプレイ/酸化還元反応/酸化還元酵素/ハイスループットスクリーニング/遺伝情報/診断薬/還元反応/センサー/バイオセンサー/環境負荷/酸化還元/ハイスループット/変異体/酵素活性/酵素反応/mRNA/スクリーニング/遺伝子/抗体
他の関係分野:情報学化学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月17日
18
イネの成長ホルモンを"貯める"しくみを発見
~代謝調整経路を究明、環境変動に強い作物の品種開発に寄与~
・イネにおいて、植物ホルモン「オーキシン注1)」の新しい代謝分岐経路を発見。・配糖体酵素「IAAspGT注2)」への自然変異がイネの成長やバイオマス配分に影響する。・作物の環境応答性や生産性改良への応用が期待される。 名古屋大学大学院生命農学研究科の榊原 均 教授、同大学生物機能開発利用研究センターの芦苅 基行 教授、永井 啓祐 准教授、保浦 徳昇 特任准教授(研究当時)、同大学農学国際教育研究センターの犬飼 義明 教授らの研究グループは、理化学研究所 環境資源科学研究センター(CSRS)の小嶋 ...
キーワード:環境変動/グルコース/器官形成/生産性/環境応答性/オーキシン/植物ホルモン/食品産業/イネ/バイオマス/環境応答/生合成/成長ホルモン/ホルモン/アミノ酸/インドール/グルタミン酸/酸化反応/遺伝学
他の関係分野:環境学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月17日
19
神経回路の「設計原理」は存在するのか?
〜遺伝子の濃度勾配でコードされる脳内配線地図をデータ駆動で解読〜
・脳の神経細胞は、どのようなルールでつながっているのかを、実際の脳データを使って解析・神経配線データと脳内の遺伝子発現データから、神経の行き先を表現する「遺伝子の濃度勾配でコードされた脳内配線地図」を読み解く新しい解析手法 SPERRFY を開発・この脳内配線地図を使うことで、実際の脳内の配線パターンを高い精度で再現・脳全体の大まかな接続構造と局所的な細かい接続構造が、階層的な濃度勾配によって制御されている可能性を示唆・神経回路形成に関わる可能性の高い遺伝子候補を体系的に抽出でき、脳発生や神経疾患研究への応用が期待 ...
キーワード:データ駆動/軸索投射/霊長類/神経回路形成/脳発生/歯学/マウス/ラット/神経科学/神経回路/神経細胞/創薬/遺伝子/遺伝子発現/神経疾患/認知機能
他の関係分野:情報学生物学医歯薬学
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発表日:2026年3月17日
20
酸素存在下でも生育する光合成細菌の高効率エネルギー変換機構を解明
多くの光合成細菌にとって酸素は有害ですが、海洋性紅色非硫黄細菌は酸素存在下でも生育できます。この細菌において光合成を担うタンパク質複合体の構造をクライオ電子顕微鏡で観察したところ、新たな膜タンパク質を発見し、酸素存在下でも効率よくエネルギー変換できる仕組みの一端を解明しました。光合成細菌は光合成の際に酸素を発生しませんが、太陽光エネルギーを高効率で化学エネルギーへ変換する能力を持ちます。また、植物が利用しない近赤外光を利用でき、淡水や海水、温泉など多様な環境に適応しています。中でも海洋性紅色非硫黄細菌Rhodovulum sulfidophilum は、酸素存在下で...
キーワード:光エネルギー/海洋/近赤外/太陽/タンパク質複合体/光合成/光合成細菌/電子伝達/太陽光/赤外光/水処理/電子顕微鏡/排水処理/分解能/モデル生物/遺伝子改変/エネルギー変換/クライオ電子顕微鏡/バイオテクノロジー/近赤外光/膜タンパク質/硫化水素/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学数物系科学生物学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月16日
21
がん免疫療法CAR-Tの効果を支える新しい仕組みを発見
~コレステロール生合成がCAR-T細胞の長期活性を保つ鍵に~
・CAR-T細胞療法*1の効果が長く続く仕組みの一端を明らかにしました。・CAR-T細胞の働きを維持するために、コレステロール*2をつくる代謝*3経路が重要な役割を果たすことを発見しました。・患者データの解析と細胞実験の両方から、この代謝経路がCAR-T細胞の持続性と関連することを示しました。・今回の成果は、CAR-T細胞療法の効果をさらに高める新しい治療戦略の開発につながる可能性があります。 名古屋大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科学の竹内裕貴 大学院生、葉名尻良...
キーワード:持続性/遺伝子改変/biosynthesis/キメラ/生合成/抗原受容体/CAR-T細胞療法/CD40/がん免疫/がん免疫療法/腫瘍抗原/白血球/免疫療法/T細胞/がん細胞/血液/抗原/細胞療法/受容体/免疫細胞/ウイルス/コレステロール/遺伝子/遺伝子発現/生活習慣病
他の関係分野:複合領域農学医歯薬学
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発表日:2026年3月11日
22
天然の細菌を"だまして"ダイオキシンなど汚染物質を分解
遺伝子操作なしで豊富な微生物を活用する環境浄化の新戦略
・天然の土壌細菌を“そのままの姿”で用い、細菌がもつ酸化酵素の働きを外部から与える分子(デコイ分子)で制御することで、芳香族汚染物質の分解を実現。・脂肪酸に似せたデコイ分子により、酸化酵素シトクロムP450は汚染物質を“基質として認識するよう誘導され”、水酸化反応を実行。・遺伝子操作を伴わないため、遺伝子組み換え生物に適用される厳しい法規制を受けることなく運用でき、既存の豊富な微生物資源をそのまま活用できる可能性を秘めた新たなバイオレメディエーション注 1)戦略。 名古屋...
キーワード:環境汚染/ダイオキシン/環境汚染物質/環境浄化/芳香族/芳香族化合物/シトクロム/クロム/ベンゼン/メディエーション/バイオレメディエーション/分解能/組み換え/生体内/酸化酵素/P450/枯草菌/遺伝子組み換え/土壌/生物資源/生物多様性/微生物/遺伝子操作/シトクロムP450/酸化反応/脂肪酸/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学化学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年2月26日
23
根をもたないコケ植物が栄養を吸収するしくみを解明
・維管束(根と水や栄養を運ぶ組織)を持たないコケ植物ゼニゴケにおいて、独自開発した生体イメージング技術により、仮根から吸収されたリンが植物体内部へ短時間で移動する様子をリアルタイムで可視化することに成功した。・ゼニゴケの仮根を高純度で分離・解析する手法を組み合わせることで、仮根特異的に発現する遺伝子群を明らかにした。・コケ植物の仮根はこれまで植物体を地面に固定するための器官と考えられてきたが、維管束植物の根毛と似たような役割も担っている可能性を示しており、今後、植物の進化や栄養吸収のしくみに関する研究の発展が期待される。 神戸大学大学院理...
キーワード:コケ植物/ゼニゴケ/維管束/モデル生物/生体イメージング/遺伝子
他の関係分野:生物学医歯薬学
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発表日:2026年2月24日
24
ALSの原因タンパク質TDP-43の新たな機能を発見
・神経細胞(ニューロン)特異的にTDP-43*1をノックアウト*2したマウスの脳において軸索*3の髄鞘化*4が抑制されていることを発見・ニューロンのTDP-43がニューレキシン1*5発現の制御を介して軸索の髄鞘化を促進していることを解明 名古屋大学大学院医学系研究科神経内科学の李佳益 研究員(筆頭著者)、井口洋平 講師、勝野雅央 教授、同分子細胞学の和氣弘明 教授(生理学研究所 教授/クロスアポイントメント)らの研究グループは神経細胞(ニュー...
キーワード:RNA代謝/シナプス/TDP-43/細胞接着分子/神経内科学/髄鞘/ニューロン/mRNA/筋萎縮/筋肉/短期記憶/病態解明/RNA/RNA結合タンパク質/シナプス形成/マウス/凝集体/細胞死/細胞接着/神経細胞/神経変性/神経変性疾患/接着分子/発現調節/遺伝子/海馬/筋萎縮性側索硬化症 /生理学/認知機能
他の関係分野:生物学医歯薬学
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発表日:2026年2月21日
25
腸内細菌がタッグを組んで便秘を引き起こす仕組みを解明
~常識を覆す「細菌性便秘」の世界初の発見と、新たな治療薬開発に光明~
・世界初のメカニズム発見:2種類の腸内細菌が協調して腸管粘液(ムチン)注1)を分解し、便秘を引き起こす「細菌性便秘」注2)という新しい概念を提唱した。・臨床と基礎の統合的アプローチ: 患者データ解析で得られた知見を、無菌マウス注3)と遺伝子改変技術を用いた生物学的実験で実証した。特定の細菌の組み合わせが便秘の「直接的な原因」になることを証明した。・創薬への期待: 細菌が持つ特定の酵素(脱硫酸化酵素)を標的にすることで、便秘を改善する新たな治療戦略を示唆した。 名古屋大学 学...
キーワード:産学官連携/データ解析/遺伝子改変/ノトバイオート/実験動物/酸化酵素/微生物/無菌マウス/大腸/パーキンソン病/マウス/創薬/遺伝子/医師/細菌/自律神経/腸内細菌/動物実験
他の関係分野:複合領域数物系科学農学医歯薬学
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発表日:2026年2月14日
26
薬になりにくい―天然物創薬の限界を突破する合成法確立
赤痢アメーバ症はじめさまざまな疾患治療薬への展開に期待
・微生物の生合成機構注1)を理解・再設計し、「改造しやすい非天然型天然物」を作らせた後に必要部分のみを化学修飾する新手法「ケム・バイオハイブリッド合成注2)」を確立し、天然物創薬の新しい枠組みを提示した。・本手法により、赤痢アメーバに高活性だが肝臓内で速やかに分解されてしまう天然物「オバリシン注3)」を「分解されにくく安全性の高い」化合物群へ改良した。・最終的に得られた2種の化合物が、ハムスター赤痢アメーバ肝膿瘍モデルにおいて、皮下注射および経口投与の両方で高い治療効果を示し、病変を消失させた。...
キーワード:危機管理/遺伝子改変/生合成経路/生合成/微生物/赤痢アメーバ/発展途上国/合成生物学/創薬/副作用/有機合成/遺伝子/感染症/薬剤耐性
他の関係分野:複合領域農学医歯薬学
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発表日:2026年2月12日
27
動物の複雑な行動を解析するAIツール『YORU』を発表
~プログラム不要で集団内の個体の行動識別や操作が可能に~
・動物同士が入り交じる場面でも、「見た目の変化」を手がかりに高速で動物の行動を自動検出するAI解析ツール『YORU』を開発した。・昆虫、魚、哺乳類において複数個体の行動を高い精度で迅速に検出できた。・特定の行動を示す個体をピンポイントで狙ったリアルタイム介入操作注1)を実現した。・プログラミング不要で実験・解析を自動化でき、生命科学全般の研究発展にも寄与する。 〈AI解説ツール「YORU」による解析動画〉...
キーワード:物体検出/アルゴリズム/プログラミング/機械学習/人工知能(AI)/行動観察/因果関係/性行動/マイクロ/自動化/光刺激/行動選択/神経活動/行動解析/社会性行動/哺乳類/生態学/スポーツ/スポーツ科学/電気刺激/光遺伝学/イミン/神経科学/創薬/薬理学/遺伝学
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発表日:2026年2月10日
28
卵巣癌の急速な腹膜播種形成のメカニズムを発見!
~癌細胞は腹腔内環境を巧みに制御して播種を形成する~
・卵巣癌は早期発見が極めて難しく、ほとんどの患者が腹膜播種(はしゅ)※1という腹腔内※2に転移を伴う進行期で診断される予後不良な癌である。腫瘍発生部位である卵管・卵巣から遊離した癌細胞が、腹水※3を介して腹膜へと到達することで腹膜播種を生じると考えられているが、その過程に関しては不明な点が多い。・腹膜内は他の組織とは異なる細胞で構成されているが、腹膜中皮細胞※4が腹水中にも存在することをsingle-cell RNA sequencing解析※5を用いて明らかにした。腹水中...
キーワード:構造形成/一細胞/抵抗性/マウスモデル/遺伝子解析/浸潤/増殖因子/病理/病理学/腹膜播種/卵管/卵巣/悪性腫瘍/間葉系細胞/RNA/スフェロイド/マウス/上皮細胞/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現/早期発見
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発表日:2026年2月6日
29
"動きの量"だけでは見えない多動性
―自閉スペクトラム症マーモセットで多動の不規則性とストレス指標との関連を確認―
・自閉スペクトラム症(ASD;※1)モデル動物であるコモンマーモセット(※2)において、単純な「動いた量」を測定するだけでなく、“動き方の乱れ”や“予想しにくさ”、休息がどれだけ続きどのように途切れて再開するかといった“休息のつながり方”まで定量化し、多動性の新しい見え方を提示しました。・ASDモデルの成体(2歳以上のマーモセット)では、1日の総活動量は差がなくても朝と夕方に活動が上がる特定の時間帯があり、さらにストレス指標(コルチゾール)と活動量が連動する傾向を確認しました。・ASDモデルの幼齢...
キーワード:ウェアラブル/情報学/認知科学/行動特性/霊長類/状況依存性/動特性/微細構造/大脳/対人コミュニケーション/SPECT/精神医学/コモンマーモセット/ホルモン/マーモセット/モデル動物/大脳皮質/コミュニケーション/コルチゾール/ストレス/子育て/自閉スペクトラム症
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発表日:2026年2月3日
30
ジチオカーバメートラジカル触媒のデザイン
~三重項ビラジカルの新たな触媒機能を発見~
・ジチオカーバメート注1)を構造基盤とした新しい分子性ラジカル触媒注2)を開発・励起三重項状態注3)のビラジカル種注4)が硫黄中心ラジカル触媒として機能・アジリジン(窒素原子を含む3員環骨格)からアミノシクロペンタン(アミノ基を有する炭素5員環骨格)への原子効率の高い変換反応を実現 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM※)・大学院工学研究科の大井 貴史 教授、中島 翼 助教、川口 竜寛(博士後期課程学生...
キーワード:励起状態/反応機構/触媒化学/触媒機能/可視光/活性種/光触媒/スピン/環境問題/生物活性/ラジカル/原子効率/分子変換/有機合成
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発表日:2026年2月3日
31
新しい環境では「眠れない」のはなぜか?生存を支える覚醒回路を解明、睡眠障害の病態理解に新たな視点
・新奇環境時に神経活動が増加する脳領域を同定。・この脳領域(拡張扁桃体注1))を抑制すると、新奇環境時の覚醒が抑制される。・拡張扁桃体のコルチコトロピン放出因子陽性神経に存在するニューロテンシンが新奇環境時の覚醒維持に関与する。 名古屋大学環境医学研究所の小野 大輔 講師、竹本 さやか 教授、上田 修平 助教らの研究グループは、新奇環境時に覚醒を維持する神経メカニズムを新たに発見しました。動物や人間は、初めての場所に置かれると覚醒度が高まり、周囲を注意深く観察することが知られています。例えばホテルに泊まっ...
キーワード:不確実性/神経ペプチド/神経活動/大脳/大脳辺縁系/視床/ストレス応答/ストレス/睡眠/睡眠障害
他の関係分野:複合領域生物学医歯薬学
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発表日:2026年1月30日
32
抗体全体のかたちと機能の鍵となるヒンジ領域
-免疫反応をピンポイントで制御する抗体医薬の設計に期待-
・IgG1抗体のヒンジ領域を改変すると抗体が半分に分かれる現象を発見。・核磁気共鳴法などによる原子レベルでの構造解析で、ヒンジ構造の変化が抗体全体の構造と機能に影響することを解明。・受容体FcγRIにのみ結合する特性を利用した次世代抗体医薬の設計に期待。 東京科学大学(Science Tokyo) 物質理工学院 材料系の小関悠希大学院生(博士後期課程1年)と同 総合研究院 フロンティア材料研究所の谷中冴子准教授、九州大学 大学院薬学研究院のカアベイロ・ホセ教授、大阪大学 大学院工学研究科の内山進教授、山口祐希助教、自然科学研究...
キーワード:磁気共鳴/機能制御/アミノ酸/プロリン/核磁気共鳴/核磁気共鳴法/血液/抗原/抗体医薬/受容体/免疫応答/免疫細胞/ウイルス/抗体/細菌
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発表日:2026年1月29日
33
早発型妊娠高血圧腎症の新たな病態メカニズムを解明
-胎盤由来細胞外小胞による血管透過性亢進
・血清中細胞外小胞*1(EV)のプロテオミクス解析*2と胎盤組織トランスクリプトーム解析*3を統合し、早発型妊娠高血圧腎症*4(Eo-PE)病態関連EVタンパク質としてLIMCH1*5を同定・LIMCH1搭載EVが血管内皮*6の透過性を亢進(こうしん)させることを明らかにし、Eo-PEにおける血管内皮障害の新たな病態メカニズムを解明・Eo-PE重症化予測のバイオマーカー開発や、新規治療戦略創出につながる可能性を示唆 ...
キーワード:生細胞/ナノメートル/血流/細胞間コミュニケーション/オミクス/オミクス解析/血管内皮/血清/合併症/細胞外小胞/妊娠高血圧腎症/胎児/in vitro/RNA/トランスクリプトーム/プロテオミクス/栄養膜細胞/血液/血管内皮細胞/小胞体/胎盤/内皮細胞/エクソソーム/コミュニケーション/タイトジャンクション/バイオマーカー/遺伝子/血圧/高血圧/周産期/妊娠/妊婦/分娩
他の関係分野:化学工学医歯薬学
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発表日:2026年1月27日
34
脳性麻痺慢性期に対するヒト乳歯歯髄幹細胞(SHED)の静脈内投与の治療有効性評価
~治療が困難とされてきた慢性期脳障害に、新たな希望を~
・脳性麻痺(*1)の原因となる脳の損傷から時間が経過し、すでに運動や学習の障害が顕在化している慢性期(*2)においても、治療効果が得られる可能性を、ラットモデルを用いて世界で初めて示しました。 ・乳歯から得られる幹細胞であるヒト乳歯歯髄幹細胞(SHED)(*3)を静脈内投与することで、脳内に存在する神経幹細胞(*4)の働きが活性化し、新たな神経細胞を生み出す力が高まることが分かりました。 ・乳歯は誰でも自然に抜けるものであり、倫理的な問題が少なく...
キーワード:学習行動/免疫調節/血流/神経新生/新規治療法/脳損傷/グリア細胞/自己複製/自己複製能/組織修復/増殖因子/多分化能/中枢神経/運動機能/神経再生/脳性麻痺/液性因子/肝細胞増殖因子(HGF)/歯髄幹細胞/成長因子/アポトーシス/グリア/ケモカイン/モデル動物/ラット/幹細胞/肝細胞/虚血/抗炎症/再生医療/細胞治療/細胞増殖/細胞療法/神経幹細胞/神経細胞/神経保護/低酸素/サイトカイン/周産期/小児/新生児/低侵襲/発達障害
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発表日:2026年1月26日
35
がんの進化の力を白日のもとに~がん細胞の環状の染色体外DNAを標的にしたゲノム編集技術の開発に成功~
・近年、がんの進化・不均一性・治療抵抗性の重要なメカニズムとして環状の染色体外DNA(extrachromosomal DNA, ecDNA)(※1)が注目されています。一方で、がん細胞内におけるecDNAの機能や動態については不明な点が多く、この理由の1つとしてecDNAを人工的に改変する技術が確立されていないことが挙げられます。 ・CRISPR-Cas9(※2)によるゲノム編集で用いるガイドRNAを最適化することにより(「セーフガードgRNA(※3)」を使用)、ecDNAの効率的なゲノム編集技...
キーワード:最適化/がん研究/悪性化/シミュレーション/CRISPR-Cas/ゲノム編集技術/抵抗性/機能解析/CRISPR/悪性度/細胞毒性/治療抵抗性/腫瘍学/染色体/ゲノム編集/不均一性/CRISPR-Cas9/RNA/がん細胞/細胞死/細胞分裂/ゲノム/ストレス/遺伝子/細菌/薬剤耐性
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年1月23日
36
高校生はコロナ禍で抑うつになりにくくなっていた?
~心の変化を"地形図"で可視化、集団傾向を数理的に解析~
・東京在住の高校生から取得した抑うつ注1)に関するアンケートに対して、エネルギー地形解析注2)を適用して「抑うつのエネルギー地形図」として解析した結果、先行研究と同様に集団全体の傾向としてコロナ禍で抑うつになりにくくなっていたことを示した。・層別化解析注3)により、抑うつスコアが低く安定なグループと高く不安定なグループを特定し、両グループでコロナ禍による抑うつへの影響が異なることを示した。・脳発達データ(経時的な頭部MRI検査注4))の比較から、脳構造の成長過程が抑うつの感受性に影...
キーワード:無作為抽出/AI/インテリジェンス/情報学/人工知能(AI)/認知科学/内部構造/行動特性/コロナ禍/アンケート調査/シミュレーション/動特性/インフォマティクス/脳発達/生態学/精神医学/脳神経科学/パンデミック/感染症対策/眼球運動/思春期/MRI/神経科学/うつ/うつ病/コホート/異分野融合/感染症/新型コロナウイルス感染症/精神疾患/放射線/抑うつ
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発表日:2026年1月19日
37
「鉄×光」で高価な光学活性物質を1/3に抑える新触媒を開発 レアメタル使わず有用天然物の合成に成功
医薬品開発をもっとエコに
・豊富な資源である鉄とクリーンなエネルギーである光を掛け合わせた合成法を開発。・高価なキラル注1)配位子注2)の使用量を1/3に削減することに成功。・生物活性天然物Heitziamide Aの世界初の不斉全合成注1)を達成。・理想的な触媒デザインの実現により、環境・コスト面に配慮した医薬品開発の推進が期待される。 名古屋大学大学院工学研究科の石原 一彰 教授、大村 修平 助教、赤尾 颯斗 博士後期課程学生らの研究グループは、高価なキラル配位子X*の使用量を最小限...
キーワード:光エネルギー/再生可能エネルギー/太陽/アミド/キラル/光学活性/立体選択的/太陽光/持続可能/持続可能な発展/光触媒/レアメタル/生物活性/医薬品開発/生物活性天然物/阻害剤/配位子/不斉全合成
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発表日:2026年1月9日
38
CRISPR-Cas3による新たなin vivoゲノム編集技術を開発
―モデルマウスの肝臓でトランスサイレチン遺伝子の特異的欠失に成功―
・CRISPR-Cas3を搭載したmRNA-LNPを用いて、in vivo(マウス肝臓)でゲノム編集することにより、血中トランスサイレチン(TTR)量を約80%低下させることに成功しました。・従来のCRISPR-Cas9と異なり、CRISPR-Cas3はTTR遺伝子を主に一方向に広範囲に欠失させ、隣接遺伝子への影響は最小限で、オフターゲット変異が検出されない安全な編集プロファイルを示しました。・CRISPR-Cas9による編集では3塩基欠失などインフレーム変異(IFM)によりアミロイド化する潜在的なリスクのあるタンパク質が確認された...
キーワード:プロファイル/生物有機化学/遺伝性疾患/ナノ粒子/生体内/CRISPR-Cas/遺伝子破壊/ゲノム編集技術/獲得免疫/CRISPR/浸潤/末梢神経/臨床応用/mRNA/心臓/ゲノム編集/モデルマウス/CRISPR-Cas9/RNA/アミロイド/ファージ/マウス/マクロファージ/ラット/遺伝子治療/核酸医薬/ゲノム/ワクチン/遺伝子/細菌/脂質/新型コロナウイルス感染症/生体材料
他の関係分野:情報学化学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年12月25日
39
音の方向感知はオリゴデンドロサイトの多様性に支えられている
・両耳で聞いた音情報をマイクロ秒レベルの精度で統合する脳幹聴覚回路において、軸索に沿って分布するオリゴデンドロサイトの形態や密度が領域ごとに異なっていることを発見。・このオリゴデンドロサイトの領域差によって軸索上の情報伝導速度が精密に制御されていることで、音がどこから来たのかを感知する音源定位という機能が支えられていることが示唆された。・脳内に広く分布するオリゴデンドロサイトの特徴は多様であることは知られていたが、本研究によりこの多様性が局所神経回路の情報処理に寄与しうることと、多様なオリゴデンドロサイトを適材適所に配置する未知のメカニズムの存在が示唆された。...
キーワード:音源定位/ナトリウムチャネル/3次元構造/マイクロ/神経活動/ナトリウム/ニワトリ/髄鞘/グリア細胞/聴覚/グリア/神経回路/生理学
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発表日:2025年12月24日
40
二重の円偏光発光を示すキラルホウ素分子を開発
~環境応答性発光に基づく先端光技術の創出に期待~
・ホウ素を含む非対称な多環芳香族炭化水素 (PAH)に、分子内ホウ素-酸素配位結合注1)部位を導入することで、中心不斉注2)を有するキラルホウ素π共役分子を創出した。・励起状態注3)でこの配位結合が解離することで、炭素-ホウ素結合に沿った軸不斉注4)を有する三配位ホウ素注5)π電子系へと変換されることを見出した。・この変化に伴い、高い量子収率や、深赤色領域での発光を伴った二重の円偏光発光が得られることを見出した。・酸素配位結合部位としてホスフ...
キーワード:3Dディスプレイ/先端技術/多環芳香族炭化水素/物質科学/磁場/共役分子/芳香族/励起状態/円偏光発光/キラル/ディスプレイ/ホスフィン/芳香族炭化水素/円偏光/配位結合/有機分子/光励起/電子状態/センシング/水素原子/環境応答性/ホウ素/環境応答/炭化水素/分子設計
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発表日:2025年12月16日
41
新手法で3Dプリンタ用の素材開発を大きく加速
Al-Fe合金系で軽量・高強度・耐熱を実現、輸送機器に実装へ
・レーザビームを用いる金属3Dプリンタ注1)技術を利用した非平衡なミクロ・ナノ組織注2)の制御に向けた元素選択の考え方を新たに提案した。・提案した考え方に基づいて開発したアルミニウム-鉄(Al-Fe)系合金注3)の造形体は、高強度や高耐熱性などのさまざまな機能を有し、第3・第4元素によって制御できることを明らかにした。・この考え方はアルミニウム系合金だけでなく他の金属へも適用できるため、金属3Dプリンタ用の新たな材料開発を大きく加速させることが期待される。 名古屋大学大学院...
キーワード:金属元素/非平衡/耐熱性/アルミニウム/エンジン/マイクロ/自動車/電子顕微鏡/光学顕微鏡/結晶構造
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2025年12月11日
42
脳転移の最初の瞬間に光を当てる
―脳の番人ミクログリアが、がんの「種」を食べる―
・ミクログリア*1が、がんの「種」を食べ転移を断つ瞬間を初めて生体内で観察・2光子顕微鏡*2と「光」標識で、攻防の現場にいたミクログリアだけを特定・解析・ミクログリアの働きを高めることで、脳転移*3を予防できる可能性を提示 名古屋大学大学院医学系研究科 分子細胞学の辻 貴宏研究員(当時)(現:米国フレッド・ハッチンソンがん研究センター Postdoctoral Fellow)、和氣 弘明教授(生理学研究所 教授/クロスアポイントメント)らの研究グループは、がん細胞が脳に転移...
キーワード:データ統合/がん研究/形態学/機能形態/機能形態学/ホログラム/システム制御/血流/生体内/病原体/オミクス/がん免疫/発現解析/がん細胞/グリア/システム生物学/ファージ/マウス/マクロファージ/ミクログリア/自然免疫/腫瘍免疫/免疫学/免疫細胞/遺伝子/遺伝子発現/疫学/生理学/肺がん
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学医歯薬学
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発表日:2025年12月8日
43
3Dプリンタアルミニウムの強度・変形メカニズム解明
力学機能制御の技術開発加速へ
・レーザビームを用いる金属3Dプリンタ注1)技術を用いて製造したアルミニウム合金注2)の強度と変形メカニズムを、「マイクロピラー圧縮試験注3)」を用いて解明した。・不均一なミクロ・ナノ組織注4)の特徴を持つ「溶融注5)池構造(melt-pool structure)」における個々の領域の機械的性質注6)を実験的に明らかにした。・本研究にて見出された理解はアルミニウムだけでなく他の金属へも適用できるため、金属3Dプリンタ技術を利用した力学機能...
キーワード:金属元素/準安定/非平衡/準安定相/せん断/機械的性質/原子配列/単結晶/アルミニウム/ナノメートル/マイクロ/引張強度/耐久性/電子顕微鏡/機能制御/光学顕微鏡/結晶構造
他の関係分野:環境学数物系科学工学農学
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発表日:2025年12月8日
44
タンパク質合成失敗への対処機構を発見 神経変性疾患など、さまざまな疾患の発症理解へ
・タンパク質合成に失敗したリボソーム注1)をどうやって再利用するかは不明であった。・eIF2Dという遺伝子はタンパク質合成に失敗したリボソームを再利用する機能を持つことが分かった。・eIF2Dが欠失すると、タンパク質合成に失敗したリボソームがmRNA注2)上に残ったままになり、後続のリボソームと衝突することが分かった。 名古屋大学大学院理学研究科および環境医学研究所の松本 有樹修 教授と同大学大学院理学研究科の市原 知哉 助教、白石 大智 研究員らの研究グループは、兵庫県立大学の今高 寛晃 教授...
キーワード:タンパク質合成/コドン/塩基配列/リボソーム/mRNA/分子機構/アミノ酸/グルタミン酸/神経変性/神経変性疾患/遺伝学/遺伝子
他の関係分野:生物学医歯薬学
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発表日:2025年12月6日
45
C型肝炎ウイルスはヒトの翻訳開始因子を巧妙に利用する
-翻訳開始因子eIF3が翻訳開始後も働くことを示す新構造-
理化学研究所(理研)生命医科学研究センター翻訳構造解析研究チームの伊藤拓宏チームディレクター(生命機能科学研究センター構造生命科学/細胞生物学連携チーム上級研究員)、岩崎わかな専任研究員、柏木一宏研究員、プロテオーム恒常性研究ユニットの今見考志ユニットリーダー、開拓研究所岩崎RNAシステム生化学研究室の岩崎信太郎主任研究員、七野悠一上級研究員(研究当時、現客員研究員、筑波大学医学医療系教授)、兵庫県立大学大学院工学研究科の今高寛晃教授、町田幸大准教授、名古屋大学大学院理学研究科の松本有樹修教授らの共同研究グループは、C型肝炎ウイルス(HCV)[1]が、ヒトの翻訳開始因子...
キーワード:画像処理/閉じ込め/タンパク質合成/超分子複合体/翻訳開始/tRNA/タンパク質複合体/電子顕微鏡/リボソーム/C型肝炎ウイルス/HCV/クライオ電子顕微鏡/肝炎/C型肝炎/超分子/mRNA/RNA/アミノ酸/抗ウイルス薬/細胞生物学/立体構造/ウイルス/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:情報学数物系科学生物学工学医歯薬学
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発表日:2025年12月6日
46
カーボンナノチューブを「電子」を運ぶ素材に変換 ペロブスカイト太陽電池の"弱点"克服へ新展開
・有機リン化合物によるn型化注1)の実現 : リン化合物の電子供与により、単層カーボンナノチューブ注2)(SWCNT)を安定的にn型化。フェルミ準位注3)上昇と近赤外吸収変化で電子注入を実証。・フラーレン誘導体(PCBM)による界面改善 : 絶縁性残さを除去し、ペロブスカイト層との接触を改善。電子移動度が2倍以上に向上し、変換効率8.03%を達成。・優れた耐久性と疎水性による安定化 : ドーピング注4)による撥水性向上で、無封止でも500時間後に効率50%を保持。金属電極を超える安...
キーワード:近赤外/太陽/電子移動/ペロブスカイト太陽電池/ハイブリッド材料/単層カーボンナノチューブ/キャリア/ペロブスカイト/電子デバイス/持続可能/ドーピング/太陽電池/電気伝導/電子状態/電池/カーボン/電気伝導性/カーボンナノチューブ/シリコン/移動度/環境負荷/耐久性/炭素材料/導電性/熱伝導/半導体/ナノチューブ/フラーレン/誘導体
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学医歯薬学
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発表日:2025年12月4日
47
哺乳類の気管上皮細胞と嗅神経細胞が持つ 繊毛の方向性と膜の独立性を保つ仕組みを解明
東京農工大学大学院工学府生命工学専攻の酒井敬史大学院生(研究当時:現在は特任助教)と同大学院工学研究院生命機能科学部門の篠原恭介教授、名古屋大学総合保健体育科学センターの石黒洋教授らの国際共同研究グループは、哺乳類のモデル生物マウスにおけるTppp3 (Tubulin Polymerization Promoting Protein Family Member 3) 遺伝子の機能を解析する事によりこれまでに知られていなかった気管上皮と嗅上皮の組織にある繊毛細胞が正確な方向性と繊毛膜構造の独立性を獲得する仕組みを明らかにしました。この仕組みにより繊毛が適切な方向に揃って生える...
キーワード:膜構造/モデル生物/哺乳類/嗅覚障害/嗅上皮/嗅神経細胞/マウス/上皮細胞/神経細胞/遺伝子
他の関係分野:工学農学医歯薬学
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発表日:2025年12月3日
48
世界初、石英の結晶度・粒径・被熱温度の関係を解明 地球史の解明に寄与する新たな「地質温度計」として期待
 ・石英(せきえい)の結晶度注1)、粒径、被熱温度注2)の間に、以下の一般法則があることを世界で初めて、明らかにした。結晶度 = 3.57 × ln (粒径) + 6.46被熱温度 = 18.3 × 結晶度 + 170被熱温度 = 71.0 × ln (粒径) + 285・光学顕微鏡や簡易型電子顕微鏡によって、比較的簡便に石英の被熱温度を求めることができる。今後「石英を用いた地質温度計注3)」として途上国を含めた世界中で汎用され、地球...
キーワード:地球科学/X線回折/堆積物/地質学/化学組成/ケイ素/材料科学/非晶質/アモルファス/電子顕微鏡/光学顕微鏡/結晶構造/プランクトン
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2025年12月2日
49
レビー小体病予備群に対するゾニサミドの効果を検証
~今後の先制・予防治療実現に向けた臨床試験設計への示唆
・レビー小体病は、パーキンソン病とレビー小体型認知症を含む疾患概念であり、国内患者数は約100万人にのぼる。・有効な疾患修飾療法(進行抑制・予防薬)はいまだ存在せず、運動症状や認知機能障害が出現した時点では神経変性がすでに高度に進行している。・本研究は、便秘・レム睡眠行動異常症・嗅覚低下などの前駆症状(プロドローマル症状)を有し、ドーパミントランスポーターシンチグラフィ(DaT-SPECT)またはMIBG心筋シンチグラフィで異常を示すレビー小体病発症ハイリスク者(予備群)29名を対象に、抗パーキンソン病薬ゾニサミドの疾患修飾効果を検証した。・ゾニサミド群(...
キーワード:線条体/SPECT/神経内科学/関節/心筋/病理/病理学/ドーパミン/筋萎縮/筋肉/認知機能障害/アルツハイマー病/パーキンソン病/神経細胞/神経変性/神経変性疾患/臨床試験/うつ/バイオマーカー/筋萎縮性側索硬化症 /睡眠/難病/認知機能/認知症
他の関係分野:医歯薬学
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発表日:2025年12月1日
50
体の炎症反応が"大脳"に影響する? 全身性炎症から神経障害が発現する機序の解明に期待
・細菌の外膜の構成成分である「リポポリサッカライド(LPS)※1」を投与して作成した炎症モデルマウスの、大脳、海馬、小脳、視床下部の代謝物を研究グループの独自手法で解析・炎症モデルマウスでは大脳特異的に代謝異常が生じ、大脳の神経障害が起きている可能性を示唆・全身性炎症から神経障害が発現する機序の解明に貢献 近畿大学大学院生物理工学研究科(和歌山県紀の川市)博士前期課程2年 杉浦伸之輔、教授 財津桂、名古屋市衛生研究所(愛知県名古屋市)研究員 谷口賢、東京女子医科大学脳神経外科(東京都新宿区)臨床講師 江口盛一郎、金城...
キーワード:インフォマティクス/小脳/大脳/視床/視床下部/炎症反応/脳神経外科/モデルマウス/マウス/リポポリサッカライド(LPS)/代謝物/バイオマーカー/メタボローム/メタボローム解析/海馬/細菌
他の関係分野:医歯薬学
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発表日:2025年11月23日
51
DNAメチル化によるヒストン修飾の制御 エピゲノム維持の新メカニズム発見、精子形成過程の理解に新たな視点
・哺乳類の生殖細胞では胎生期に大規模なDNAの脱メチル化と再メチル化注1)が生じる。・DNAの再メチル化ができないオスの生後の生殖細胞では、レトロトランスポゾン注2)のヒストンメチル化注3)が異常になり、発現抑制が解除されていた。・一般にヒストンの修飾状態によってDNAメチル化状態が決まることが多いが、精子形成過程ではDNAメチル化がエピゲノムを維持する中心的役割を担うことが分かった。これは最終的に精子で大部分のヒストンが消失することと関係しているのかもしれない。名古屋大学大学院生命農...
キーワード:piRNA/生殖/ヒストン/ダイナミクス/ヌクレオソーム/レトロトランスポゾン/トランスポゾン/転写開始点/哺乳類/始原生殖細胞/生殖細胞/精子形成/ヒストンメチル化/レトロウイルス/小分子RNA/DNAメチル化/RNA/トランスクリプトーム/ノックアウトマウス/ヒストン修飾/マウス/メチル化/精子/ウイルス/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年11月20日
52
従来mRNAに対し100倍以上の翻訳活性を示す完全化学合成mRNAを開発
~精密な化学修飾導入が拓くmRNA医薬の分子設計~
・キャップ構造注1)の有無によらず、効率的な翻訳を可能にする化学修飾mRNAを創出。・コドン注2)1塩基目への選択的化学修飾により、翻訳活性を維持したまま安定性を飛躍的に向上させる設計指針を提示。・完全化学合成を基盤とした精密化学修飾による高活性化という、mRNA医薬の応用範囲を大きく広げうる新規アプローチを提唱。名古屋大学大学院理学研究科の阿部 洋 教授、木村 康明 准教授らの研究グループは、協和キリン株式会社の山本 潤一郎 マネージャー、岩井 宏徒 主任研究員らとの共同研究で、次世代医薬として期待される...
キーワード:キャップ構造/酵素合成/翻訳開始/コドン/遺伝情報/フッ素/生体内/抵抗性/mRNA/アミノ酸/分子設計
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発表日:2025年11月18日
53
視床が大脳皮質神経回路の"設計士"であることを発見
〜神経発達症の病態解明と創薬・再生医療への応用に期待〜
・高度な認知機能を担うヒト大脳皮質注1)の神経回路注2)を、ヒトiPS細胞から作った大脳皮質と視床注3)のオルガノイド注4)を融合させた「アセンブロイド」を用いて試験管内で再現。・細胞種特異的なヒト大脳皮質の神経回路が、視床との相互作用により形成されることを初めて発見。・自閉スペクトラム症など神経発達症注5)の病態解明や創薬・再生医療への応用に期待。 名古屋大学大学院創薬科学研究科の西村 優利 博士後期課程大学院生、小坂田 文隆 教授...
キーワード:シナプス/神経回路形成/神経活動/神経発達/大脳/視床/iPS細胞/オルガノイド/病態解明/幹細胞/再生医療/神経回路/神経細胞/創薬/多能性幹細胞/大脳皮質/脳機能/コミュニケーション/ヒトiPS細胞/自閉スペクトラム症/認知機能
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発表日:2025年11月11日
54
遺伝子からの老化指令
~線虫の行動はプログラムにより積極的に老化する?~
・線虫C. elegans注)1は加齢するとエサの匂いに向かう化学走性行動ができなくなる。・順遺伝学的スクリーニング注)2からnhr-76遺伝子の欠損で化学走性行動の老化が起こらなくなることを発見した。・行動の老化はダメージの蓄積や病気で起こるだけではなく、設計図である遺伝子によって仕組まれているのかもしれない。 名古屋大学大学院理学研究科の野間 健太郎 准教授、横澤 陸王 博士後期課程学生は、線虫C. elegans(以下、線虫)において、ある...
キーワード:性行動/化学走性/変異体/神経機能/寿命/スクリーニング/受容体/神経細胞/ゲノム/遺伝学/遺伝子/加齢/老化
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発表日:2025年11月11日
55
開花時期を制御する細胞を高解像度で見える化
~メカニズムの一端を解明、農業への応用に期待~
・植物は、葉脈の中のごく限られた細胞を使って、季節の変化を認識し、開花のタイミングを調節しているが、それら細胞の詳細な特徴はよく分かっていなかった。・これまで困難であった葉脈の中の細胞に特化した1細胞遺伝子発現解析法を開発し、開花を制御する細胞の特徴の詳細を明らかにした。・開花のタイミングは、農業生産性に大きく影響することから、今後は優良な作物品種開発に応用されることが期待される。 名古屋大学高等研究院の高木 紘 YLC 特任助教(兼 生物機能開発利用研究センター特任助教)とワシントン大学 今泉 貴登 教授(元 名古屋大学客員教授)らの研究グ...
キーワード:地球温暖化/閉じ込め/データ解析/生細胞/ホスファチジルエタノールアミン/光合成/アミン/物質輸送/エタノール/環境情報/生産性/セルソーター/一細胞/フロリゲン/リン酸/温暖化/アデノシン/遺伝子発現解析/蛍光タンパク質/発現解析/ATP/RNA/イミン/シグナル分子/転写因子/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年10月30日
56
電流なしで磁石に吸着!らせん状キラル分子の新原理を発見
――不斉合成や分子生物学への応用に期待――
・次世代量子エレクトロニクスの重要材料「キラル分子」の新たな原理を発見。・これまで電流を流さなければ磁石の性質を持たないと考えられてきたキラル分子が、熱による分子の振動によって自ら磁石の性質を持つ仕組みを発見。・物理学で培われたスピン科学の概念が化学・生物学へと拡張し、学際的応用が期待される。 東京大学物性研究所の三輪真嗣准教授、産業技術総合研究所ハイブリッド機能集積研究部門の山本竜也主任研究員、名古屋大学大学院工学研究科の大戸達彦准教授らによる研究グループは、大阪公立大学の木村健太准教授、分子科学研究所の山本浩史教授と共同で、未解明であった...
キーワード:原子核/磁気抵抗/キラル/不斉合成/光合成/磁気モーメント/磁気抵抗効果/MRAM/メモリ/巨大磁気抵抗効果/交換相互作用/分子振動/量子エレクトロニクス/巨大磁気抵抗/スピン/スピントロニクス/センサー/バイオセンサー/量子力学/生体内/創薬/分子生物学
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発表日:2025年10月29日
57
微生物によるタンパク質生産効率向上の新技術を開発
~医薬品や酵素、抗体などバイオものづくりへの応用に期待~
・翻訳注1)を促進し、タンパク質生産効率を向上させる短いペプチド注2)(peptide)配列を多数開発。・AIを活用し、ペプチドの翻訳促進強度を高精度に予測。・簡便な方法で目的タンパク質の生産性を向上可能。・医薬品や抗体だけでなく、再生可能資源から化学品や燃料をつくる分野で活躍する酵素の生産効率向上にも応用可能。 名古屋大学大学院生命農学研究科の加藤 晃代 准教授、中野 秀雄 教授、産業技術総合研究所の本野 千恵 主任研究員、早稲田大学理工学術院の浜田 道昭 教授(兼:産業技術総合研究所 ...
キーワード:AI/オープンアクセス/機械学習/人工知能(AI)/ペプチドライブラリー/タンパク質合成/ボトルネック/再生可能資源/生産性/リボソーム/微生物/mRNA/大腸/アミノ酸/バイオ医薬品/大腸菌/遺伝子/抗体
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発表日:2025年10月27日
58
無害な光を用いたイメージングによる細胞内DNA・RNAの同時検出 細胞老化・損傷の超早期発見による疾病予防・治療に向けて
NIMSは、名古屋大学、岐阜大学、アデレード大学との共同研究により、無害な赤外光~近赤外光を用いて細胞内のDNAとRNAを同時にイメージングする方法を開発しました。本研究により、細胞死の全段階を高精度で検出することが可能になりました。これは、疾患予防のための細胞老化と損傷の早期発見につながります。この研究成果は、10月23日にScience Advances誌にて掲載されました。今回、研究チームは、DNAとRNAに対して異なる結合様式を示す蛍光色素プローブ(N-ヘテロアセン色素)を用いて、細胞に無害な二種類の光を同時に照射し、その蛍光を観測することで細胞内のDNAとRNAの両方を...
キーワード:スループット/ワークフロー/近赤外/生細胞/赤外光/損傷評価/ハイスループット/一細胞/細胞毒性/細胞老化/RNA/スクリーニング/プローブ/近赤外光/蛍光色素/細胞死/創薬/早期発見/老化
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発表日:2025年10月27日
59
Staple 核酸を用いた新規核酸医薬技術「RNA ハッキング」を開発
―mRNA の立体構造制御により高精度な遺伝子発現抑制を実現―
・日本発の独自機序:従来のRNAiやアンチセンス核酸と異なり、生体内酵素に依存せずRNA構造そのものを改変して薬効を発揮。・高い標的選択性: 薬効発揮に配列選択的結合とrG4構造誘導の二つの要件が必要であるため、オフターゲット由来の副作用リスクを大幅に低減。・人工核酸化が容易:薬効を落とさず完全非天然核酸化できるので、高い体内安定性と薬効持続性を両立熊本大学、弘前大学、名古屋大学、神戸薬科大学および㈱StapleBioを中心とする共同研究グループは、標的mRNAを高精度に認識・結合するStaple(ステープル) 核酸*1により、...
キーワード:持続性/人工核酸/選択性/熱力学/構造制御/生体内/アンチセンス/酵素反応/mRNA/RNA/RNAi/RNA干渉/アンチセンス核酸/核酸医薬/高次構造/副作用/立体構造/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年10月18日
60
ブテンを原料に天然物のコードを紡ぐ
――新触媒が拓く医薬リード分子の迅速プログラム合成―
・単純で入手容易な原料から付加価値の高い物質を、環境に負荷をかけずに短工程で効率的に合成する方法が希求されています。・クリーンな光エネルギーを駆動力として、石油由来の炭素資源であるブテンを原料に、多くの医薬品を構成するポリオールをプログラムして短工程で合成する触媒を開発しました。・本研究は、持続可能性のある社会を支える分子合成技術として、クリーンで高効率な医薬品供給などへの幅広い応用が期待されます。 東京大学 大学院薬学系研究科 金井 求 教授、三ツ沼 治信 助教らの研究グループは、名古屋大学 大学院情報学研究科 東 雅大 教授と共同で、石油...
キーワード:プログラム合成/情報学/光エネルギー/持続可能/プラスチック/持続可能性/廃棄物/生物活性/炭化水素/抗生物質/生体分子/立体構造/抗がん剤
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発表日:2025年10月15日
61
人工mRNAの新たな設計・合成法を考案 逆配置でもたんぱく質合成促進、今後の医薬設計指針に
・化学合成法を用いることでmRNA(メッセンジャーRNA)の構造を自在に設計・合成する方法論を開発。・通常と逆末端にキャップ構造注1)を配置した全く新しい分子デザインにおいても、キャップ構造がたんぱく質合成量を向上させる効果があることを発見。・ポリA鎖注2)の向きを逆転させた場合でも、たんぱく質合成量を向上させる効果があることを発見。 名古屋大学大学院理学研究科の阿部 洋 教授、多田 瑞紀 博士後期課程学生、阿部 奈保子 特任准教授らのグループは、疎水性タグ注3)を用いて非天然...
キーワード:キャップ構造/生物有機化学/たんぱく/分子デザイン/mRNA/RNA/核酸医薬/構造活性相関/分子設計
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発表日:2025年10月9日
62
ジュラ紀・白亜紀の海棲爬虫類の体温を正確に推定 進化に伴う生息域の変遷を探る手がかりになる可能性
・歯や骨に含まれるリン酸注1)の三種類の酸素同位体(三酸素同位体組成)注2)の精密定量に成功した。・リン酸の三酸素同位体組成を指標として活用することで、体液に対する代謝水注3)の寄与の有無を判定できることが明らかになった。・ジュラ紀〜白亜紀に生息していたプレシオサウルスとモササウルスの歯化石に含まれるリン酸と海水の酸素同位体比の差から体温を推定した結果、体温は23℃〜25℃であった。これは、従来の推定体温(35℃〜39℃)よりも低く、これらの海棲爬虫類の生理・生態を推定する上で新たな知見をもたらすものである...
キーワード:原子核/酸素同位体/酸素同位体比/中性子/同位体/同位体組成/白亜紀/同位体比/惑星/惑星科学/爬虫類/アパタイト/リン酸カルシウム/二酸化炭素/二酸化炭素/生体内/哺乳類/リン酸/炭水化物/アデノシン/体組成/ATP/カルシウム/生体分子
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発表日:2025年10月9日
63
幼い頃の社会経験が脳を作り替える 〜意思決定を支配する神経ネットワークを発見〜
〜意思決定を支配する神経ネットワークを発見〜
・線虫成虫期の意思決定は、幼虫期の社会経験に大きく左右される。・意思決定を支える仕組みは、多くの神経細胞が段階的につながった神経ネットワークである。・神経ネットワークの接続には「ギャップ結合注1)」と呼ばれるチャネル構造が必要である。 名古屋大学大学院理学研究科の中野 俊詩 講師、中山 愛梨 博士後期課程学生、久本 直毅 教授らの研究グループは、幼少期の社会経験が将来の意思決定を制御する神経メカニズムを発見しました。「幼い頃に育った環境は、その後の性格や行動に大きな影響を与える」——これ...
キーワード:神経系/線虫C.elegans/トンネル/モデル生物/シナプス/ニューロン/神経ネットワーク/神経科学/神経回路/神経細胞/遺伝子
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発表日:2025年9月29日
64
葉や花をつくる細胞を可視化する免疫染色法を開発 3Dイメージングによる植物組織の理解、農業応用へ期待
・植物地上部の幹細胞組織である「茎頂メリステム」注1)におけるヒストン修飾注2)の空間的な分布を可視化できる手法を開発した。・遺伝子発現の抑制に関与するヒストン修飾は、茎頂メリステムにおいて細胞ごとにパッチ状に存在していた。茎頂メリステムが葉をつくる状態から花をつくる状態へ転換すると、この抑制的なヒストン修飾の量がメリステム全体で増加することを明らかにした。・これらのタンパク質等の修飾状態や、農業的に重要なタンパク質の立体的な分布の理解に基づいた植物を改良する技術の開発につながる。 名古屋大学大学院...
キーワード:位置情報/ヒストン/3Dイメージング/一細胞/フロリゲン/リン酸/免疫染色/ホルモン/発生学/アセチル化/ヒストン修飾/メチル化/幹細胞/遺伝子/遺伝子発現/抗体
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発表日:2025年9月10日
65
AI解析で"高分子の化学地図"を描く技術を開発 ~ポリマー成分・性能評価を短時間・低ダメージで実現~
・ポリマー混合物を構成する成分ポリマーを無染色・ナノメートル分解能で可視化する技術を開発。・機械学習による多次元データ空間での有効な記述子(物理パラメータ)抽出で解釈可能なスペクトル分類。・成分間反応や熱ダメージの化学プロセスまでデータ空間で追跡・可視化。・この分野の標準データ処理・可視化技術としての発展に期待。 名古屋大学未来材料・システム研究所 高度計測技術実践センターの武藤 俊介 教授らの研究グループは、旭化成 梅本 大樹 氏との共同研究で、ポリマーブレンドを構成するポリマーの混合組織を異なる化学種ごとに無染色かつナ...
キーワード:データ駆動/データ駆動科学/機械学習/重金属/軽元素/超高圧/スペクトル/ポリマーブレンド/高分子/電子エネルギー損失分光/計測技術/EELS/界面反応/データ処理/ナノメートル/ポリマー/リサイクル/性能評価/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/分解能/可視化技術/SPECT
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発表日:2025年9月7日
66
デジタルツインによるプロセス全体最適化で半導体 CIS ノイズ 70%低減!
30 ⼯程を⼀気通貫するメタファクトリー、実ラインで実証
アイクリスタル株式会社(代表取締役:髙⽯ 将輝/取締役 技術統括:関 翔太)、グローバルウェーハズ・ジャパン株式会社(研究代表者、参事:永井 勇太)、国⽴⼤学法⼈東海国⽴⼤学機構 名古屋⼤学 未来材料・システム研究所(教授:宇治原 徹/准教授:沓掛健太朗)、ならびにソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社(主幹技師:⾕川 公⼀/永倉 ⼤樹)の研究グループは、仮想空間上に構築したデジタルツインを接続して⾼速に最適化するプロセス全体最適化プラットフォーム「メタファクトリー」を⽤いて Si ウェーハ製造から CMOS イメージセンサー(CIS)製造まで合計 30 ⼯程を⼀気通貫で最適化し...
キーワード:仮想空間/最適化/人工知能(AI)/クリスタル/ノイズ/CMOS/イメージセンサー/センサー/デジタルツイン/半導体/インフォマティクス/CIS/ラット
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発表日:2025年9月1日
67
コウモリオルソレオウイルスに対する、抗真菌薬ミカファンギンの作用を特定
~コウモリ由来人獣共通感染症出現時の初動対応に貢献~
・コウモリオルソレオウイルス(PRV)は、ヒトに急性呼吸器疾患を引き起こす。・抗真菌薬ミカファンギンは、PRV p17タンパク質を直接機能阻害する。・PRVの機能阻害は、IL-6経路を介して行われる。・PRV感染症が日本に侵入したときの初動対応への貢献が期待できる。 名古屋大学大学院生命農学研究科のWirayatida Bubphasook(ウィラヤティダ・ブッパスック) 博士後期課程学生、飯田 敦夫 助教、本道 栄一 教授の研究グループは、コウモリを自然宿主とし、ヒトに急性呼吸器疾患を引き起こすコウモリオルソレオウイルス(P...
キーワード:コウモリ/安全性評価/人獣共通感染症/抗ウイルス薬/ウイルス/感染症/真菌
他の関係分野:環境学工学医歯薬学
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発表日:2025年8月27日
68
生成AI活用で設計通りの人工タンパク質の構築に成功
~構造の形成と分解が制御可能、人工分子機械の開発に道~
・生成AIを使い、複雑な形を持つタンパク質の一部分を、狙った向きや角度で正確につなぐ架橋タンパク質構造の設計に成功。・合成ポルフィリン注 1)に合わせて設計した人工タンパク質を作り、形や性質を活かした環状の集合体を構築。・環状集合体は、内包する合成ポルフィリンの性質を反映した「金属イオンに応じた環状構造の形成と分解」、「動的な回転運動」を示した。ナノスケールで機能する分子センサーや人工分子機械への応用が期待される。 名古屋大学大学院理学研究科の荘司 長三 教授、稲葉 大晃 博士後期過程学生(研究当時)の研究グループは...
キーワード:人工知能(AI)/自己組織/タンパク質構造/動的挙動/センサー/ナノスケール/金属イオン/分子センサー/人工タンパク質/バイオマテリアル/生体内/機能性/分子機械/組織化/ナノテクノロジー/ポルフィリン/創薬/分子設計/生理学
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発表日:2025年8月26日
69
赤色光による気孔開口の分子機構を解明 ~ショ糖の増加が細胞膜プロトンポンプのリン酸化を促進
・植物において気孔注1)開口のエンジンとして働く細胞膜プロトンポンプ注2)は、これまで青色光による特定部位のリン酸化注3)によって活性化されることが知られていた。・葉の大部分を占める葉肉細胞注4)における光合成注5)により生合成されたショ糖注6)が孔辺細胞注7)周辺に移動し、細胞膜プロトンポンプのリン酸化による活性化と、気孔閉鎖を誘導する陰イオンチャネル注8)の不活性化を誘導し、赤色光による気孔開口を引き起...
キーワード:光エネルギー/質量分析装置/太陽/グルコース/フォトトロピン/プロトンポンプ/維管束/光合成/光受容/光受容体/青色光/葉緑体/太陽光/質量分析/塩化物イオン/エンジン/カリウム/環境問題/生産システム/二酸化炭素/生体内/アポプラスト/カルス/リン酸/輸送体/食品産業/細胞壁/生合成/プロトン/細胞膜/アデノシン/代謝産物/分子機構/ATP/アミノ酸/イオンチャネル/構造変化/受容体/翻訳後修飾/メタボローム/メタボローム解析
他の関係分野:環境学数物系科学生物学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2025年8月25日
70
手術中25分で脳腫瘍の遺伝子診断が可能に!
~脳腫瘍の"超"迅速診断法を確立~
・脳腫瘍で最も多い神経膠腫の診断に重要な2つの遺伝子変異を、術中25分以内に検出する新しい解析手法を確立し、従来の手法に比べて大幅な時間短縮が可能となった。・IDH1変異の検出で感度98.5%、特異度98.2%、TERTプロモーター変異では感度・特異度ともに100%という、極めて高い診断精度を示した(図1)。・手術中に複数部位での迅速遺伝子解析を行うことで、腫瘍と正常組織の境界部の同定や、より的確な腫瘍切除範囲の検討に貢献する可能性がある。 名古屋大学大学院医学系研究科 脳神経外科学の前田紗知研究員、大...
キーワード:プロトコル/マイクロ/マイクロ流路/モーター/熱処理/診断法/リアルタイムPCR/プロモーター/遺伝子異常/遺伝子解析/神経膠腫/脳神経外科/臨床応用/PCR/迅速診断/遺伝子/遺伝子診断/遺伝子変異/手術/脳腫瘍
他の関係分野:情報学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年8月20日
71
世界初成功!ハロゲンフリーのプラズマプロセスで 次世代半導体材料を原子レベルで微細に加工・制御
・ハロゲンフリープラズマ注1)を用いた原子層エッチング(ALE)注2)を開発した。・最先端半導体デバイスに用いられ、難エッチング材料である酸化ハフニウム(HfO₂)の異方性原子層エッチング注3)を室温で実現した。・SDGs(持続可能な開発目標)に向け、次世代半導体デバイスの実用化を支えるプラズマエッチング技術注4)の推進が期待される。 名古屋大学低温プラズマ科学研究センターの蕭 世男(シャオ シーナン)特任教授 、堀 勝 特任教授らの研究グ...
キーワード:高エネルギー/ハロゲン/異方性/高周波/プラズマプロセス/反応機構/エッチング/原子層/プラズマエッチング/ゲート絶縁膜/トランジスタ/メモリ/半導体デバイス/半導体材料/微細化/誘電体/持続可能/持続可能な開発/強誘電体/酸化ハフニウム/スパッタリング/フッ素/機能性材料/持続可能性/半導体/微細加工/微細加工技術/機能性/表面構造/ラジカル
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2025年8月18日
72
プロポーズの流儀を決める遺伝子と脳のスイッチを解明
~ハエの神経回路の"つなぎ替え"で求愛行動の種間移植に成功~
・ある種のハエのオスがメスに対して求愛の「プレゼントを贈る」のは、脳のどの回路の働きによるのか、その“配線構造”を解明。・その“配線構造”を別種のハエの脳内に遺伝子操作で再現することで、プレゼントを贈る行動の“種間移植”に成功。・ごく少数の神経細胞のつながり方の違いが新たな求愛儀式の進化につながる可能性。 名古屋大学大学院理学研究科の田中 良弥 講師、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー))未来ICT研究所の原 佑介 主任研究員、山元 大輔 ...
キーワード:情報通信/霊長類/シナプス/遺伝子操作/神経ネットワーク/ショウジョウバエ/神経回路/神経細胞/ICT/遺伝学/遺伝子
他の関係分野:複合領域生物学医歯薬学
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発表日:2025年8月18日
73
LGI1-ADAM22/23経路の破綻は海馬原性のてんかん性脳症を引き起こす
~国際多機関共同研究により病態解明~
・国際共同研究を通じて、はじめてのLGI1およびADAM23の両アレル性バリアントを有する発達性てんかん性脳症患者を見出した。・LGI1両アレル性バリアントを有する患者は、残存するLGI1機能に応じて軽微な行動異常から致死性てんかん発作まで広汎な症状を示すことを見出した。・Lgi1欠損マウスの解析から、てんかんの焦点は海馬原性であることを突き止めた。・LGI1-ADAM22/23経路が破綻したマウスの行動解析から、この経路の破綻は、てんかん以外に高次脳機能障害も引きおこすことを見出した...
キーワード:シナプス/行動解析/エクソーム/エクソーム解析/高次脳機能/染色体/可塑性/高次脳機能障害/認知機能障害/病態解明/てんかん/マウス/受容体/神経回路/神経細胞/電気生理学/脳機能/脳疾患/薬理学/ゲノム/遺伝学/遺伝子/海馬/生理学/認知機能
他の関係分野:医歯薬学
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発表日:2025年8月6日
74
蚊の"聴覚"を操る鍵は、神経伝達物質と細胞内シグナル
~蚊の繁殖を抑える新たな防除戦略の開発へ重要な一歩~
・神経伝達物質オクトパミン注1)が、ネッタイシマカの聴覚機能を変化させる。・オクトパミン受容体に作用する化合物や細胞内セカンドメッセンジャーであるcAMPの投与でも、その変化が誘導できる。・蚊の繁殖の鍵となる、オスがメスの羽音を鋭敏に検知する仕組みの解明につながる。 名古屋大学大学院理学研究科・トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM※)の上川内 あづさ 教授、マシュー スー 特任助教らの研究グループは、神経伝達物質「オクトパミン」が、オスのネッタイシマカにおける聴覚器の機能を調節...
キーワード:脊椎動物/環境問題/セカンドメッセンジャー/哺乳類/配偶行動/無脊椎動物/細胞内シグナル/神経機能/聴覚/神経伝達物質/脊椎/ノルアドレナリン/受容体/薬理学/感染症
他の関係分野:生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年7月16日
75
真菌由来の毒素「サイトカラシンD」がアクチンに働きかける新たな仕組みを発見!
~細胞の"骨格"を制御するメカニズムに迫る~
・真菌由来の毒素サイトカラシンD(※1)は世界中のアクチン(※2)関連研究で長年使われている重要な試薬。・サイトカラシンDがアクチンに“ふた”をする仕組みを、分子レベルのリアルタイム観察で解明・サイトカラシンDがアクチンを切断する、細胞の動きの制御につながる新しい作用を発見 長岡技術科学大学大学院工学研究科博士後期課程先端工学専攻の三谷隆大さん(大学院生)、同大学技学研究院物質生物系の藤原郁子准教授、本多元名誉教授、名古屋大学大学院情報学研究科の武田修一研究員、前田雄一郎名誉教授、同大学大学院理学研究科の成田哲博准...
キーワード:情報学/収縮環/アクチンフィラメント/二次代謝/二次代謝産物/筋収縮/筋肉/代謝産物/アクチン/形態形成/細胞内輸送/細胞分裂/創薬/転写制御/真菌
他の関係分野:情報学農学医歯薬学
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発表日:2025年7月9日
76
感覚ニューロンが筋萎縮性側索硬化症(ALS)に耐性を持つ理由を解明
〜感覚ニューロンの意外な構造的特徴が神経変性を防ぐ〜
 ・ALS 疾患ではタンパク質分解機能が低下し運動ニューロンが変性・消失しますが、感覚ニューロンは疾患に耐えることができます。・なぜ感覚ニューロンが ALS 疾患に対して耐性を持つのかその理由は不明でした。・感覚ニューロンは成熟ニューロンに通常“有る”構造が“無い”ことで、蛋白質分解機能が低下しても運動ニューロンとは異なり神経変性を回避することが明らかになりました。・疾患早期に蛋白質分解による緊急応答メカニズムを適切に作動させることが新たな治療法の開発や創薬につながると期待されます。&nb...
キーワード:細胞内小器官/フォトニクス/組み換え/感覚ニューロン/大脳/運動神経/遺伝子組み換え/活動電位/神経内科学/ニューロン/筋萎縮/筋肉/ATP/タンパク質分解/プロテアソーム/マウス/ミトコンドリア/運動ニューロン/活性酸素/細胞死/受容体/神経細胞/神経変性/神経変性疾患/接着分子/創薬/遺伝子/筋萎縮性側索硬化症 /生理学/難病
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発表日:2025年7月4日
77
生体内で強い発光と低毒性を両立する量子ドットを開発 
未開拓の硫化銀ゲルマニウム半導体をナノサイズ化・組成制御/世界初の高輝度量子ドット合成と生体イメージング応用に成功
・量子ドット注1)は、強く安定な発光を示すナノ発光プローブとして2023年にノーベル化学賞を受賞して注目されたが、ディスプレイや太陽電池などと比較して、生体イメージング用途の開発は遅れていた。・硫化銀ゲルマニウム半導体(Ag8GeS6)は、天然鉱物(アルジロダイト)としても存在する安定な材料であり、近赤外波長領域の光をよく吸収し、太陽電池材料として注目されている。しかし、これまで室温での発光は全く報告されておらず、発光特性は未開拓な材料である。・本研究ではAg2Sにゲルマニウム(G...
キーワード:閉じ込め/近赤外/太陽/ディスプレイ/ナノマテリアル/物理化学/光機能/ナノ結晶/バンドギャップ/光デバイス/光吸収/赤外光/量子サイズ効果/発光ダイオード(LED)/量子ドット/ゲルマニウム/サイズ効果/太陽電池/電池/センサー/ナノサイズ/ナノ粒子/環境負荷/光センサー/光プローブ/半導体/生体内/光イメージング/生体イメージング/臨床応用/バイオイメージング/プローブ/マウス/近赤外光
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発表日:2025年7月3日
78
酸化ストレスはBRCA2変異による発がんを促進しない! フェロトーシス誘導が発がんを打ち消す新知見
・新規作製したBrca2変異ラットは、ヒトと同様に自然発がんを高頻度に示すモデル動物・しかし、鉄投与による酸化ストレスは、Brca2変異の腎がん促進効果を打ち消すことが判明・初期段階ではフェロトーシス抵抗性を獲得する一方、慢性的な鉄負荷はミトコンドリア傷害を介してフェロトーシスを誘導・本研究により、BRCA2変異キャリアにおける放射線・酸化ストレスに対する過剰な回避が不要である可能性を示唆 名古屋大学大学院医学系研究科 生体反応病理学の前田勇貴(まえだ ゆうき)大学院生、豊...
キーワード:キャリア/ヒドロキシラジカル/安全性評価/生体内/実験動物/抵抗性/細胞膜/腎がん/病理/病理学/卵巣/発がん/がん抑制遺伝子/ミトコンドリア/モデル動物/ラジカル/ラット/細胞死/ゲノム/ストレス/遺伝子/遺伝子変異/環境因子/酸化ストレス/脂質/放射線
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発表日:2025年6月26日
79
死んだがん細胞の捕食ががんの爆発的増殖を促進
~マクロファージの"貪食" ががんを育てる意外な仕組みをハエで発見 新たな治療法の確立に期待~
・がんに集まるマクロファージ注1)が、がん成長に強く関与することが注目されている。・マクロファージによる死んだがん細胞の“貪食(どんしょく)”注2)が、がん抑制ではなくがん成長を促進することをショウジョウバエで発見。・マクロファージの貪食という基本的な機能が、がん成長を助けるという仕組みは、普遍的な現象である可能性があり、将来的な治療標的として期待される。 名古屋大学大学院理学研究科の大澤 志津江 教授と廣岡 依里 後期博士課程学生らの研究グループは、マクロファージが貪食...
キーワード:生体内/細胞間相互作用/治療標的/浸潤/早期診断/微小環境/がん微小環境/悪性腫瘍/線維芽細胞/がん細胞/ショウジョウバエ/ファージ/マクロファージ/リソソーム/炎症性サイトカイン/細胞増殖/生理活性/生理活性物質/免疫細胞/サイトカイン
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発表日:2025年6月25日
80
スーパー作物「キヌア」の塩排出機構の一端を解明
― 塩害に強い作物の創出に向けた道を切り拓く ―
・キヌアの幼植物は、海水レベルの高塩濃度下でも阻害を受けることなく生育できる、強い塩耐性をもつ。・海水レベルの高塩濃度下でキヌアを栽培した時の地上部へのナトリウムの取り込みは、その系統の栽培地域によって異なる傾向がみられ、ウユニ塩湖周辺の南部高地系統は地上部に塩をため込みにくい。・3つのナトリウム輸送体が塩耐性作物キヌアの塩排出に実際に機能していることを示した。 国際農研は、名古屋大学、理化学研究所、京都大学と共同で、長年謎とされていた、高い耐塩性をもつスーパー作物「キヌア」の塩排出機構の一端を明らかにしました。キヌアは優れた...
キーワード:オープンアクセス/気候変動/ボリビア/輸送体/食料安全保障/耐塩性/土壌/アイソトープ/ナトリウム/ナトリウム輸送
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発表日:2025年6月25日
81
神経芽腫の自然退縮に関与する未分化細胞状態をマウスモデルで発見
・神経芽腫の自然退縮に関与する可能性のある未分化な細胞状態「uncommitted細胞」をマウスで同定・自然退縮に至ったと推定されるマウスでは、この細胞が高頻度で存在・ヒト神経芽腫患者データにおいて、uncommitted細胞の遺伝子群の高発現が予後良好例と関連 名古屋大学大学院医学系研究科 分子生物学の坪田庄真 助教と門松健治 教授(現・糖鎖生命コア研究所 所長)らの研究グループは、オーストラリアのChildren’s Cancer Instituteとの共同研究により、小児がんの一種である神経芽腫において、がん化の初期段階...
キーワード:神経系/一細胞/マウスモデル/治療標的/腫瘍学/早期診断/予後予測/がん化/RNA/マウス/遺伝子/小児/小児がん/乳幼児/分子生物学
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発表日:2025年6月18日
82
高速流体をリアルタイム制御するシステムを構築 自動車や航空機、医療機器まで幅広い分野への応用に期待
・これまで不可能だった、高速流体のリアルタイムな計測と制御に成功。・感度の高い観測点の最適な組み合わせを選択して計測する手法「疎点解析粒子画像流速計測法(スパースプロセッシングPIV)」注1)とプラズマアクチュエータ注2)を利用したシステムを構築。・2000ヘルツ(Hz)で高速な空気の流れをリアルタイム画像計測して行った流体制御の成功は世界初。・本技術を利用して、流体力学に限らずさまざまな分野でのリアルタイム観測とフィードバック制御への応用に期待。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:アルゴリズム/機械学習/最適化/医療機器/計算量/低次元/イオン化/粒子画像流速計/プロセッシング/高電圧/誘電体/ボトルネック/アクチュエータ/センサー/はく離/フィードバック/フィードバック制御/プラズマアクチュエータ/モデル化/宇宙工学/画像計測/航空宇宙工学/航空機/自動車/非接触/流体計測/流体制御/流体力/流体力学/粒子画像流速計測法(PIV)/相関解析
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発表日:2025年6月18日
83
疾患に関連する糖鎖「ポリシアル酸」の高精度測定法を開発 統合失調症など精神疾患の診断・治療への応用に期待
・主に脳に存在し、精神疾患で変動することが知られているユニークな糖鎖注1)、ポリシアル酸注2)の簡便で高精度かつ高感度な測定法を開発。・マウスの発達、老化において脳領域特異的にポリシアル酸が変動していることを発見。・統合失調症注3)モデルマウスおよび統合失調症患者の血中に存在するポリシアル酸が野生型マウスおよび健常者血中に比べ増加していることを発見。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:シアル酸/環境要因/統合失調症/胎児/モデルマウス/マウス/血液/慢性炎症/うつ/ゲノム/ストレス/バイオマーカー/脂質/精神疾患/統合失調症患者/認知機能/老化
他の関係分野:医歯薬学
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発表日:2025年6月14日
84
ルイ・パスツールもきっと驚く!? 左右を選別するナノ光ピンセットによる キラル結晶化制御の可能性を示唆
・誘電体メタ表面でのキラルな光場の励振に伴い発生するキラル選択的な光学力が、キラル結晶の核形成に影響を及ぼす可能性が示唆されました。・フランスの細菌学者ルイ・パスツールがキラリティ科学を創出した経緯であるピンセットによるキラル結晶選別と類似した、光のピンセットによるキラルナノ結晶選別の可能性を示す成果です。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:水溶液/対称性/物質科学/核形成/生命の起源/磁場/直線偏光/キラル/らせん構造/円偏光/表面プラズモン共鳴/対称性の破れ/ナノ結晶/ナノ構造体/プラズモン/金属ナノ構造/表面プラズモン/誘電体/光照射/光学特性/スピン/スピントロニクス/ナノ構造/ナノ粒子/屈折率/結晶化/微細加工/光ピンセット/微細加工技術/結晶構造/創薬/細菌
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発表日:2025年6月10日
85
オールアジンナノリングの合成に成功
-超分子材料やエネルギー貯蔵材料などへの応用に期待-
理化学研究所(理研)開拓研究所伊丹分子創造研究室の伊丹健一郎主任研究員(環境資源科学研究センター拡張ケミカルスペース研究チームチームディレクター、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)主任研究者)、名古屋大学大学院理学研究科の八木亜樹子教授らの国際共同研究グループは、窒素原子を含む芳香環であるアジン環のみから構成されるオールアジンナノリング[1]の合成に成功しました。これにより、アジンナノリングの特徴を生かして、超分子材料やエネルギー貯蔵材料などへの展開が行われることが期待されます。また、アジンナノリングは半導体デバイスとしての応用研究が行われている窒素...
キーワード:力学系/分子構造/芳香環/ルイス酸/ナノ物質/有機分子/材料科学/単層カーボンナノチューブ/エネルギー貯蔵/ナノデバイス/半導体デバイス/ベンゼン/カーボン/カーボンナノチューブ/ひずみ/電気化学/半導体/量子力学/ナノチューブ/カルス/超分子
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発表日:2025年6月9日
86
ふりかけるだけで神経シナプスを可視化
迅速かつ簡便な標識方法開発、記憶解析や疾患研究に新たな道
・脳の記憶や学習に関わる“神経シナプス注1)”を簡便に可視化する化合物を開発。・AMPA受容体注2)を標的にすることでシナプスそのものの機能を“見る”ことが可能に。・高度な技術不要、「ふりかけるだけ」で10秒以内に標識が完了。脳の記憶解析や疾患研究に新たな道を拓く。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:物質科学/グルタミン酸受容体/シナプス/AMPA受容体/細胞膜/可塑性/神経伝達物質/動態解析/アルツハイマー病/イオンチャネル/グルタミン酸/シナプス可塑性/プローブ/受容体/神経細胞/神経疾患/早期発見
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発表日:2025年5月20日
87
最古の体内時計が日の出を知らせた約22億年前のある日
光合成生物であるシアノバクテリアが、時間を先読みする能力(体内時計)を獲得した時期はおよそ22億年前だった!太古の地球での一日の短さに合わせて当時の体内時計も速く動いていたこと、さらに最古の体内時計の誕生時期が大酸化イベントと呼ばれる酸素濃度の急上昇の時代に相当していたことを明らかにした本研究成果には、「効率的にエネルギーを獲得する生命の生存戦略」を考えるうえで重要な学術的意義が含まれます。福井県立大学・生物資源学部の向山厚准教授、自然科学研究機構分子科学研究所・協奏分子システム研究センターの古池美彦助教、尾上靖宏研究員、堀内滉太助教、秋山修志教授、名古屋大学大学院理学研究科/高等...
キーワード:酸素濃度/バクテリア/シアノバクテリア/光合成/生存戦略/振動子/分子システム/リン酸/生物資源/体内時計
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発表日:2025年5月20日
88
産業革命から現在までの大気硝酸量の変遷を北極アイスコアから復元
~人為窒素酸化物の排出量と大気中の硝酸の存在形態が北極の大気硝酸量を制御することを解明~
 ・グリーンランドのアイスコアから、産業革命から現在までの大気硝酸量の変遷を高確度に復元。 ・人為窒素酸化物(NOx)の排出量とアイスコアの硝酸塩量の変化にタイムラグがあることが判明。 ・タイムラグが大気酸性度に依存した大気硝酸の長距離輸送のされやすさの変化に起因することを解明。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:PM2.5/アイスコア/極地/二酸化窒素/海洋/富栄養化/気候変動/大気化学/NOx/環日本海/酸化物/自動車/窒素酸化物/微粒子/光分解/酸性雨
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発表日:2025年5月14日
89
デンキウナギの発電器官に未分化様の細胞を発見
~発電細胞の"できかた"解明への第一歩~
・デンキウナギの発電細胞注1)は合胞体注2)という個性的な形態をしている。・発電器官を観察したところ、合胞体になる前の未熟な細胞集団を見つけた。・この細胞集団を調べれば、発電細胞を作るために必要な遺伝子が明らかにできる。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:脊椎動物/高電圧/生体内/哺乳類/運動神経/ウナギ/細胞膜/発生生物学/ショック/筋肉/骨格筋/脊椎/ラット/細胞分裂/胎盤/膜電位/ウイルス/コミュニケーション/遺伝子
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発表日:2025年5月12日
90
ヒト脳内に含まれる物質の新機能を解明
トガリネズミの毒に似たペプチドから神経疾患治療法開発の応用へ
・トガリネズミの毒に類似した、ヒト脳に含まれる「シンエンケファリン注1)」の一部(hSYN)を化学合成した。・hSYNは脳・神経系の働きに重要なT型カルシウムチャネル注2)を活性化させるが、 ミールワームを麻痺させず、毒の働きはないことを見出した。・ドッキングシミュレーションにより、hSYNとトガリネズミ注3)の毒ではT型カルシウムチャネルとの結合の仕方が異なることを示した。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:神経系/前駆体/シミュレーション/ドッキング/哺乳類/カルシウムチャネル/機能解析/自閉症スペクトラム/心臓/アミノ酸/カルシウム/てんかん/自閉症/神経細胞/生理活性/生理活性物質/自閉症スペクトラム障害/神経疾患/唾液/脳・神経
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発表日:2025年5月9日
91
――数理モデルに基づくデザインスペースを実験的に検証――
◆ 再生医療の重要な細胞源である間葉系幹細胞の培養プロセスを対象に、品質を満たす運転条件である「デザインスペース」を決定するための新規アルゴリズムを開発しました。◆ 物質収支に基づく物理モデルと、モデルパラメータの統計学的な予測区間を用いることで、細胞増殖の動的特性と変動性を同時に考慮したデザインスペースを特定し、その妥当性を実験的に検証することに成功しました。◆ 本アルゴリズムは、シミュレーションを通じたデジタル空間でのデザインスペース決定を可能にし、迅速かつ効率的なプロセス設計や幹細胞製品の上市に貢献します。 ◆詳細(プレスリリース本...
キーワード:アルゴリズム/オープンアクセス/微分方程式/CMB/プロセス設計/システム工学/シミュレーション/物理モデル/生体内/自己複製/自己複製能/妥当性/間葉系幹細胞/軟骨/幹細胞/再生医療/細胞増殖/創薬
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発表日:2025年5月9日
92
ジャンピング遺伝子」による進化の仕組みを発見
多様な脊椎動物のゲノム解析から新たなタンパク質の誕生を解明
・ジャンピング遺伝子(トランスポゾン)はゲノムの構造を動的に変化させるが、長期的な遺伝子進化への影響は未解明な部分が多い。・LINE-1トランスポゾンが他の遺伝子と融合することで、新しい合体(キメラ)タンパク質が生まれたことをゲノム解析により発見した。・脊椎動物における多様なタンパク質の誕生と進化の新たなメカニズムを示した。◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:爬虫類/脊椎動物/レトロトランスポゾン/トランスポゾン/哺乳類/キメラ/LINE-1/ゲノム解析/生理機能/脊椎/ゲノム/遺伝子
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発表日:2025年4月28日
93
次世代機能性材料「超分子ゲル」の形成メカニズムを分子レベルで解明
~薬物送達システムをはじめとする医療材料、環境技術の開発を大幅に加速~
明治薬科大学の木村真也 講師、山中正道 教授、名古屋大学の内橋貴之 教授(生命創成探究センターとの兼務)、静岡大学の河合信之輔 准教授、千葉大学の矢貝史樹 教授を中心とする研究チームは、帝京科学大学、コンフレックス株式会社、分子科学研究所との共同研究により、医療や環境分野での活用が期待される次世代機能性材料である『超分子ゲル注1) 』がどのように作られるのか、その過程をナノメートル(10億分の1メートル)のスケールで「動画」として捉えることに世界で初めて成功し、超分子ゲルの形成メカニズムを解明しました。超分子ゲルは薬を適切な患部へ届ける「薬物送達システム」や人...
キーワード:環境技術/高分子/ファイバー/ナノメートル/環境材料/機能性材料/原子間力顕微鏡/薬物送達システム/機能性/高速原子間力顕微鏡/超分子
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発表日:2025年4月25日
94
微小な振幅活動が"遅れ"結合により1億倍の巨大振動に 音声、画像、通信など信号情報処理技術などへの応用に期待
・個々に切り離された時には微小な振幅の活動を行う素子(ユニット)であるが、つなぎ換えにより遅れ注1)を含んだ結合により振動活動の振幅が1億倍にも増幅される。・例えば生体などのリズムを生み出すメカニズムとの関連が考えられる。特に微小な活動細胞が多数集まらなくても大きな信号を生み出せることを示した。・実験により現象が確認されれば、信号情報処理技術などへの応用の道も開ける。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:情報学/価値創造/数理科学/振動現象/心臓
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発表日:2025年4月23日
95
ナノカーボンを簡便に可溶化・変換する新手法を開発
~有機発光材料や生物蛍光標識剤など応用の拡大に期待~
・高溶解性ジアリールスルホキシドの開発。・市販の多環芳香族炭化水素(PAH)注1)から容易にPAH-スルホニウム塩を合成。・PAH-スルホニウム塩は有機溶媒や水に良く溶解し、さらなる有機変換が可能。・PAH-スルホニウム塩を用いたナノグラフェン合成を達成。・水溶性かつ蛍光性のPAH-スルホニウム塩によるミトコンドリア選択的蛍光標識注2)。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:多環芳香族炭化水素/太陽/芳香環/芳香族/アントラセン/ピレン/ナフタレン/細胞イメージング/芳香族化合物/芳香族炭化水素/有機薄膜太陽電池/溶媒和/ナノグラフェン/有機分子/発光材料/有機薄膜/LED/ナノカーボン/ベンゼン/太陽電池/電池/カーボン/グラフェン/環境問題/光プローブ/生体内/エチレン/炭化水素/プローブ/ミトコンドリア/官能基/蛍光プローブ/蛍光標識/生体分子
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発表日:2025年4月18日
96
寝不足の後、深い睡眠にいざなわれる仕組み
~「眠気」は大脳皮質に蓄積する~
・オーストラリアドラゴン注1)の睡眠はDVR(背側脳室隆起)注2)という脳部位の脳波によって判定される。・ドラゴンを寝不足の状態にすると、その後の睡眠中に脳波の「リバウンド注3)」が見られた。・ドラゴンの大脳皮質を丸々切除すると、寝不足時にも脳波のリバウンドが見られなくなった。・大脳皮質が必要な睡眠を補償する役割を担っている。◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:爬虫類/神経活動/大脳/哺乳類/大脳皮質/睡眠/脳波
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発表日:2025年4月17日
97
2次元共役高分子を巻き上げる
―世界最高レベルのプロトン伝導性を示すチューブ状COFの合成に成功―
京都大学大学院工学研究科分子工学専攻 Li Zhuowei氏(博士課程3年)・Paitandi Rajendra氏(日本学術振興会研究員)・筒井 祐介助教・松田 若菜氏(博士研究員)・信岡 正樹氏(博士課程3年)・Chen Bin氏(博士課程3年)・鈴木 克明助教・梶 弘典教授・Samrat Ghosh氏(日本学術振興会研究員)・田中 隆行准教授・須田 理行准教授・関 修平教授は、同研究科物質エネルギー化学専攻・Zhu Tong准教授・陰山 洋教授、名古屋大学大学院工学研究科有機・高分子化学専攻 三宅 由寛准教授(現兵庫県立大学教授)・忍久保 洋教授、横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究...
キーワード:グラファイト/トポロジー/固体物性/スペクトル/ピレン/プロトン伝導/高分子/高分子化学/共役高分子/有機分子/細孔構造/カーボン/インピーダンス/カーボンナノチューブ/グラフェン/黒鉛/水素原子/超音波/電気化学/ナノチューブ/ホウ素/結晶性/プロトン
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2025年4月10日
98
リン酸化酵素のバリアントが長期増強の亢進と学習障害を引き起こす
~知的発達症の理解へ大きな一歩~
知的発達症(ID) (*1)は、知的及び適応機能に障害をもたらす神経発達症(NDD)(*2)の一つです。近年、シナプス可塑性(*3)、学習・記憶に重要なリン酸化酵素であるカルシウム/カルモジュリン依存性タンパク質リン酸化酵素(CAMKIIα)(*4)をコードする遺伝子のバリアントが ID に関与することが報告されました。しかし、これらのバリアントが疾患を引き起こすメカニズムについてはまだ十分解明されていません。名古屋大学環境医学研究所神経系分野・大学院医学系研究科分子神経科学の竹本さ...
キーワード:対人関係/産学連携/行動特性/神経系/性行動/動特性/CaMKII/LTP/シナプス/スパイン/樹状突起スパイン/神経発達/社会性行動/酸化酵素/リン酸/カルモジュリン/ノックイン/知的障害/タンパク質リン酸化/神経機能/スキル/運動機能/可塑性/協調運動/日常生活/モデルマウス/病態モデル/病態解明/カルシウム/シナプス可塑性/マウス/リン酸化酵素/樹状突起/神経科学/神経回路/神経細胞/遺伝子/海馬/自閉スペクトラム症/小児/精神疾患
他の関係分野:複合領域生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年3月27日
99
肥満の過程で脂肪組織は大きく構造変化する
~細胞種間の相互作用により脂肪組織機能を制御する分子を発見~
・最新の1細胞解析技術注1)を用いて、過栄養が肥満をもたらす過程で脂肪組織を構成する細胞の種類がダイナミックに変化することを見出した。・コラーゲンが過剰に蓄積(線維化)する進行した肥満では、免疫細胞と線維芽細胞が特徴的なシグナルで相互作用していることを明らかにした。・特に、線維化の起点となる特徴的なマクロファージ注2)亜集団がコラーゲンの量や質を変化させて脂肪組織全体の機能を制御するという新たな分子機序を見出した。 ◆詳細(和文プレスリリース本文)は...
キーワード:産学連携/一細胞/病原体/脂肪組織/外傷/脂肪細胞/白血球/線維芽細胞/RNA/コラーゲン/トランスクリプトーム/ファージ/マクロファージ/一細胞解析/構造変化/免疫細胞/遺伝子/遺伝子発現/生活習慣病/線維化
他の関係分野:複合領域医歯薬学
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発表日:2025年3月13日
100
触媒サイクル中の酵素における基質の動きをSACLAで解明
~基質がクルっと回転して反応する~
兵庫県立大学大学院理学研究科の長尾聡特任助教(現 高輝度光科学研究センター)及び久保稔教授、理化学研究所放射光科学研究センターの當舎武彦専任研究員(現 兵庫県立大学)及び杉本宏専任研究員のグループは、名古屋大学大学院理学研究科の荘司長三教授らの研究グループと共同で、X線自由電子レーザー(XFEL)※1施設SACLA※2を活用し、触媒サイクル中、酵素内で基質※3の向きが精密に制御されることで、触媒反応が効率よく進む瞬間を捉えました。薬物の代謝やステロイドホルモンなどの生理活性物質の生合成に関わる重要な酵素として、シトク...
キーワード:産学連携/X線自由電子レーザー/コヒーレンス/パルス/フェムト秒パルス/自由電子レーザー/SPring-8/加速器/放射光/スチレン/触媒反応/立体選択的/シトクロム/結晶構造解析/パルスレーザー/クロム/原子分解能/酸素分子/ダイナミクス/トラップ/フェムト秒/マイクロ/レーザー/分解能/人工タンパク質/P450/結晶構造/タンパク質工学/生合成/アミノ酸配列/ホルモン/アミノ酸/シトクロムP450/ステロイド/ステロイドホルモン/酸化反応/脂肪酸/生理活性/生理活性物質
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年3月12日
101
単層カーボンナノチューブ電極を用いたペロブスカイト太陽電池
~名大で実証実験へ~
・単層カーボンナノチューブ電極を用いた100 cm2サイズのペロブスカイト太陽電池モジュールの作製に成功し、実証実験を行う。・フレキシブル性、軽量、薄いことに加えて、高い耐久性をもつペロブスカイト太陽電池として期待される。・半透明な裏面電極として用いられ、両面受光型のペロブスカイト太陽電池になる。 ◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:ゲーム/情報学/産学連携/太陽/有機薄膜太陽電池/ペロブスカイト太陽電池/単層カーボンナノチューブ/フレキシブル/ペロブスカイト/有機薄膜/電荷輸送/太陽電池/電池/カーボン/エタノール/カーボンナノチューブ/システム工学/実証実験/耐久性/ナノチューブ
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年3月4日
102
"お腹ポッコリ"の原因は朝食欠食+不活動にあり 生活習慣と食べ方の改善がメタボ予防につながる!
・朝食を食べないで、あまり動かない生活をすると内臓脂肪がたまることが分かった。・お腹ポッコリの内臓脂肪型肥満は、その原因が不明だったが、生活不活動で不規則な食生活をすると起こることが分かった。・内臓脂肪肥満は生活習慣病につながるため、規則正しい食生活で活動的な生活によって予防できることが分かった。◆詳細(プレスリリース本文)は...
キーワード:産学連携/自然災害/実験動物/抵抗性/脂質代謝異常/脂肪組織/筋肉/高脂肪食/時間栄養学/体内時計/内臓脂肪/インスリン/ラット/インスリン抵抗性/サイトカイン/メタボリックシンドローム/危険因子/脂質/脂質代謝/食生活/生活習慣病/糖尿病
他の関係分野:複合領域環境学農学医歯薬学
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発表日:2025年3月3日
103
長期記憶を定着させるタンパク質 " セプチン3 " の働きを解
記憶の維持や回復を支える治療戦略への展開に期
● 脳に記憶を長期化させる強い刺激が入ると、記憶素子である樹状突起スパイン(以下スパイン)において、細胞骨格セプチン3を介して滑面小胞体が移動することを見いだしました。● 細胞骨格セプチン3欠損マウスでは、滑面小胞体を含むスパインの数が低下しており、短期記憶は正常である一方で、長期記憶が障害されることを明らかにしました。● 細胞骨格セプチン3を介した長期記憶のしくみの解明から、記憶の維持や回復を支えるための新しい治療戦略への展開が期待されます。...
キーワード:産学連携/筋細胞/オルガネラ/LTP/シナプス/シナプス小胞/スパイン/リボソーム/遺伝子改変/樹状突起スパイン/長期記憶/リン酸/Ca2+/筋収縮/短期記憶/カルシウム/マウス/遺伝子改変マウス/細胞骨格/細胞内カルシウム/細胞分裂/樹状突起/小胞体/神経科学/神経細胞/遺伝子/高齢者/脂質/神経疾患/認知機能
他の関係分野:複合領域生物学農学医歯薬学
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発表日:2025年2月25日
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「ウーパールーパーが覆す常識!皮膚コラーゲンの真の供給源とは?」
・これまで、皮膚コラーゲンは線維芽細胞のみが作るものと考えられてきました。・しかし、ウーパールーパーの皮膚では、表皮細胞(ケラチノサイト)が皮膚のコラーゲンの主要な供給源であることが判明しました。・表皮細胞が同じ方法でコラーゲンを作る可能性が魚・ニワトリ・マウスでも高いことを確認しました。・これまで繊維芽細胞を中心に研究開発が行われてきたコラーゲンの研究に大きなパラダイムシフトをもたらすポテンシャルがあると考えられます。...
キーワード:産学連携/実験動物/ニワトリ/ケラチノサイト/線維芽細胞/コラーゲン/マウス/ラット/創薬
他の関係分野:複合領域医歯薬学