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研究分野別サイレントキーワード
「乳幼児」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:他者理解乳幼児を含む研究件
❏幼児児童の私的日常世界に見る「自己と他者の理解」および「心の理論」の発達(09710101)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】遠藤 利彦 九州大学, 大学院人間環境学研究科, 助教授 (90242106)
【キーワード】自己理解 / 他者理解 / 感情理解 / 感情制御 / 養育態度 (他13件)
【概要】本研究は、自己および他者についての日常的な理解の構造、また人の心的世界やパーソナリティに関する素朴理論の発達的推移、さらにはそれらに影響を及ぼすであろう養育環境の諸要因を探索することを目的として企図されたものである。昨年度(平成9年度)は、保育園5歳児クラス、小学校2年生、4年生(計104名)を対象に自己および他者の様々な内的・外的側面に関する個別面接を行い、加齢に伴い、自他の身体的・外的属性に関...
❏幼児期・児童期における心の理論・素朴人格理論:多面的自他理解の検討を通して(08710106)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】遠藤 利彦 聖心女子大学, 文学部, 講師 (90242106)
【キーワード】自己理解 / 他者理解 / 心の理論 / 素朴人格理論 / 関係性 (他7件)
【概要】本研究は、幼児期から児童期にかけての、自己および他者理解の性質、および心的世界や人格に関する素朴理論の発達的移行を探ることを目的とした。従来の研究は、子1人1人の具体的・個別的対人関係の文脈を相対的に軽視してきており、彼らの日常生活における。現実の自己および他者、あるいは心理社会的世界に関する思考や推論の枠組みを必ずしも明確に取り出し得ていない可能性がある。そこで、本研究は個別面接を通して、子が日...
【情報学】人間情報学:プロソディ乳幼児を含む研究件
❏母子相互作用における乳幼児発話交代形成過程の研究(21530696)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】庭野 賀津子 東北福祉大学, 総合福祉学部, 准教授 (30458202)
【キーワード】母子相互作用 / 乳幼児 / コミュニケーション発達 / 言語発達 / 発話交代 (他14件)
【概要】本研究の目的は、縦断調査により、母子間における発話交替の形成過程を明らかにすることであった。母親による対乳児発話が乳幼児の言語発達に果たす役割は大きい。そこで本研究では、20組の母子を対象として、子が生後6~18カ月の間の相互作用場面を縦断的に記録し、母親発話の機能及び音響的特徴を分析した。その結果、母親が乳幼児の月齢や場面に応じて発話を変化させながら乳幼児の発声を促進し、発話交代の手掛かりを与え...
❏言語学習システムの成立・洗練過程に関する研究(20330135)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (70276004)
【キーワード】言語発達 / 助詞 / 単語聴取 / 語彙獲得 / 動詞 (他26件)
【概要】語彙爆発を可能にしているような、効率よい語彙獲得システムを確立していく過程で、前言語期の子どもは、物理的に切れ目のない発話から単語を切り出したり、それらの単語を統語的に分類したりするために、機能語(日本語では"助詞")を利用することを学習する。また、効率よい語彙獲得システムの確立後も、子どもは、モノの名前だけでなく、動詞や形容詞、擬音語などについても、その意味を即座かつ適切に推論で...
【情報学】人間情報学:知覚乳幼児を含む研究件
❏乳児の知覚的アウェアネスに関する実験的研究(16H03755)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】金沢 創 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (80337691)
【キーワード】乳児 / 知覚 / 質感 / アウェアネス
【概要】意識と無意識がぶつかり合う過程として知覚的アウェアネスをとらえ、乳児における実験パラダイムの検討を行った。具体的にはいわゆる顔刺激を用いて、短い時間で複数の画像が呈示される中で、顕在性が高い刺激を捉えることができることを乳児でも示し、この時間特性ならびに認知の特性を検討することで、5か月以降に生じる恒常性の仕組みを解明することに成功した。また、より基礎的な視覚メカニズムとして、皮質に存在する局所運...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【情報学】人間情報学:感情理解乳幼児を含む研究件
❏表情の因果的理解の発達(24650131)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (70276004)
【キーワード】表情 / 乳児 / 他者特性理解 / 行動予測 / 援助行動 (他8件)
【概要】人間は、他者の表情から、その相手に対する評価やふるまい方を決めたりする。このような能力の発達的な起源を探るため、4か月から14か月までの乳児を対象とした実験的研究をおこなった。結果として、①4か月児は既に、異なる人が表出する同じ表情(e.g.,笑顔)を同じ表情として同定・カテゴライズできること、②生後6か月までには、その人が以前どのような表情を示していたかを手がかりとして、その人物への好悪を決める...
❏幼児児童の私的日常世界に見る「自己と他者の理解」および「心の理論」の発達(09710101)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】遠藤 利彦 九州大学, 大学院人間環境学研究科, 助教授 (90242106)
【キーワード】自己理解 / 他者理解 / 感情理解 / 感情制御 / 養育態度 (他13件)
【概要】本研究は、自己および他者についての日常的な理解の構造、また人の心的世界やパーソナリティに関する素朴理論の発達的推移、さらにはそれらに影響を及ぼすであろう養育環境の諸要因を探索することを目的として企図されたものである。昨年度(平成9年度)は、保育園5歳児クラス、小学校2年生、4年生(計104名)を対象に自己および他者の様々な内的・外的側面に関する個別面接を行い、加齢に伴い、自他の身体的・外的属性に関...
【情報学】人間情報学:心の理論乳幼児を含む研究件
❏幼児期から成人期までの他者理解の発達過程(17730379)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】清水 由紀 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (30377006)
【キーワード】幼児 / 対人認知 / 特性推論 / 心の理論 / 児童 (他6件)
【概要】本研究では,「その人らしさ」の推論、すなわち「性格特性(personality trait)」の推論の発達過程を明らかにすることを目的とし、幼児期(5・6歳)から大学生までを対象とした実験および観察による検討を行った。 (1)他者の性格特性の理解の発達は、心の理論とどのように関連するのか? 昨年度の予備実験に基づき材料を作成して、幼児から小学2年生計105名を対象とした実験を行った。具体的には、信...
❏幼児児童の私的日常世界に見る「自己と他者の理解」および「心の理論」の発達(09710101)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】遠藤 利彦 九州大学, 大学院人間環境学研究科, 助教授 (90242106)
【キーワード】自己理解 / 他者理解 / 感情理解 / 感情制御 / 養育態度 (他13件)
【概要】本研究は、自己および他者についての日常的な理解の構造、また人の心的世界やパーソナリティに関する素朴理論の発達的推移、さらにはそれらに影響を及ぼすであろう養育環境の諸要因を探索することを目的として企図されたものである。昨年度(平成9年度)は、保育園5歳児クラス、小学校2年生、4年生(計104名)を対象に自己および他者の様々な内的・外的側面に関する個別面接を行い、加齢に伴い、自他の身体的・外的属性に関...
❏幼児期・児童期における心の理論・素朴人格理論:多面的自他理解の検討を通して(08710106)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】遠藤 利彦 聖心女子大学, 文学部, 講師 (90242106)
【キーワード】自己理解 / 他者理解 / 心の理論 / 素朴人格理論 / 関係性 (他7件)
【概要】本研究は、幼児期から児童期にかけての、自己および他者理解の性質、および心的世界や人格に関する素朴理論の発達的移行を探ることを目的とした。従来の研究は、子1人1人の具体的・個別的対人関係の文脈を相対的に軽視してきており、彼らの日常生活における。現実の自己および他者、あるいは心理社会的世界に関する思考や推論の枠組みを必ずしも明確に取り出し得ていない可能性がある。そこで、本研究は個別面接を通して、子が日...
【情報学】人間情報学:発達科学乳幼児を含む研究件
❏デジタルおしゃぶり:発達認知科学的知見に基づく新たな情報デバイスの設計と開発(15K12043)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】開 一夫 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30323455)
【キーワード】デジタルおしゃぶり / デジタルデバイス / IoT / 意図 / 発達科学 (他12件)
【概要】本研究は、認知的・言語的機能が低下あるいは発達途上であっても柔軟に用いることができる情報デバイスをデザイン・開発することを目的として研究を進めた。具体的には、既に開発済みの「デジタルおしゃぶり」のプロトタイプを改良し、発達認知神経科学的実験とデバイスの改良を同時並行的に行いながら、口唇部で操作する情報入力装置を開発した。本研究の特徴は、意思表出や言語機能・認知機能が発達途上の乳幼児を対象としたデバ...
❏映像メディア接触と社会的認知の発達(22240026)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】開 一夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30323455)
【キーワード】映像メディア / 認知発達 / 乳幼児 / 模倣 / メディアと発達 (他15件)
【概要】本研究では、映像メディア(コンテンツ)との接触経験がの社会的認知発達に与える影響について明らかにした。具体的には、発達途上にある乳幼児から成人までを対象とした認知脳活動計測実験をメディア接触環境と関連づけて縦断的に実施することで、社会的認知発達において重要な位置を占める模倣行動がどのように変化するのかを発達認知神経科学的に明らかにした。特に、模倣行動発達の脳内機序、長期的メディア接触の感情認知・社...
【情報学】人間情報学:発達心理学乳幼児を含む研究件
❏映像メディア接触と社会的認知の発達(22240026)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】開 一夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30323455)
【キーワード】映像メディア / 認知発達 / 乳幼児 / 模倣 / メディアと発達 (他15件)
【概要】本研究では、映像メディア(コンテンツ)との接触経験がの社会的認知発達に与える影響について明らかにした。具体的には、発達途上にある乳幼児から成人までを対象とした認知脳活動計測実験をメディア接触環境と関連づけて縦断的に実施することで、社会的認知発達において重要な位置を占める模倣行動がどのように変化するのかを発達認知神経科学的に明らかにした。特に、模倣行動発達の脳内機序、長期的メディア接触の感情認知・社...
❏心身相関に関する理解の発達(15530435)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】外山 紀子 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (80328038)
【キーワード】認知発達 / 概念形成 / 素朴理論 / 生物学的思考 / 領域知識 (他14件)
【概要】研究1・2では,5・6・8・11歳児と大学生計156名に対する面接調査を行った。幼児は生物学的要因が身体反応を生じさせることを理解していたが,心的要因がそれを生じさせることには気づいていなかった. 研究3・4では,心身相関に関する大人の信念を検討した結果,大人でも心身相関に関する詳細な説明枠組みを保持していないことが示された.しかし,心と身体が相互に関連しているという信念,心と身体の間で不特定の何...
【情報学】人間情報学:随伴性乳幼児を含む研究件
❏社会的随伴性検出にかかわる神経基盤の発達:ハイリスク乳児との比較研究(21K20291)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2021-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】白野 陽子 慶應義塾大学, グローバルリサーチインスティテュート(三田), 特任助教 (20834154)
【キーワード】社会的相互作用 / fNIRS / 自閉スペクトラム症 / 随伴性 / 脳機能 (他10件)
【概要】本研究は、自然状況下の対人相互作用において、社会的随伴性への発達障害ハイリスクとローリスク乳児の脳反応を比較検討し、社会的相互作用にかかわる神経基盤の定型・非定型発達過程を明らかにすることを目的とする。そのため、発達障害のリスクを持つ乳児と定型発達乳児を対象として、実際の対人相互作用における社会的および非社会的随伴性への脳反応の検討を行なっている。1年目である2021年度は、脳機能および行動データ...
❏デジタルおしゃぶり:発達認知科学的知見に基づく新たな情報デバイスの設計と開発(15K12043)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】開 一夫 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30323455)
【キーワード】デジタルおしゃぶり / デジタルデバイス / IoT / 意図 / 発達科学 (他12件)
【概要】本研究は、認知的・言語的機能が低下あるいは発達途上であっても柔軟に用いることができる情報デバイスをデザイン・開発することを目的として研究を進めた。具体的には、既に開発済みの「デジタルおしゃぶり」のプロトタイプを改良し、発達認知神経科学的実験とデバイスの改良を同時並行的に行いながら、口唇部で操作する情報入力装置を開発した。本研究の特徴は、意思表出や言語機能・認知機能が発達途上の乳幼児を対象としたデバ...
【情報学】人間情報学:予測乳幼児を含む研究件
❏発達初期の予測的行為を支える記憶および抑制機構の解明(21800012)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 大学院・教育学研究科, 特任准教授 (00512120)
【キーワード】発達 / 乳児 / 予測 / 記憶 / 抑制 (他12件)
【概要】発達初期における予測的行為の基盤となる記憶および抑制機構の発達過程を、アイトラッカーによる視線計測、三次元動作解析システムによる身体運動計測、近赤外分光法による脳の機能的イメージング計測を用いて検討した。その結果、生後1年間に、(1)乳児は経験によって得られた情報を抑制し、状況に適した柔軟な予測が可能になること、(2)またそのような予測に基づいて自己の身体運動パターンを制御可能になること、(3)さ...
❏発達的観点からみた注意/予測能力の計算モデルの構築(13780267)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】開 一夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30323455)
【キーワード】認知 / 予測 / 非線形予測 / 乳児 / 眼球運動 (他12件)
【概要】本研究では,人間の認知・予測能力の発達的変化を,生後5ヶ月〜8ヶ月の乳児を対象とした行動実験と,そこで得られたデータを解釈するための計算論的枠組みの構築を行った。具体的には,ターゲット対象の遮蔽と回転を伴う物理的事象に対する乳児の注視行動を馴化・脱馴化パラダイムに基づいて計測と,計測された眼球運動データを非線形予測法に基づいて分析するための枠組みを開発した。馴化・脱馴化パラダイムとは事象に対する乳...
【情報学】人間情報学:表情乳幼児を含む研究件
❏子どもの言語学習における”人”(17H02631)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70276004)
【キーワード】言語 / 発達 / 社会的認知 / 方言 / 感情抑揚 (他12件)
【概要】言語(方言,外国語)は,その話し手が,どのような社会集団に属すかを伝えるものでもある。本年度は,言語(方言)の話者に対する幼児や乳児の認識を,特に方言に焦点をあてながら検討してきた。 具体的に述べると,幼児を対象としたプロジェクトでは,子どもの居住地域によっては,ふだん身近な人々が話す方言とテレビなどのメディアで耳にする方言(いわゆる標準語)が一致しない場合があることに注目し,子どもは,メディアの...
❏表情の因果的理解の発達(24650131)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (70276004)
【キーワード】表情 / 乳児 / 他者特性理解 / 行動予測 / 援助行動 (他8件)
【概要】人間は、他者の表情から、その相手に対する評価やふるまい方を決めたりする。このような能力の発達的な起源を探るため、4か月から14か月までの乳児を対象とした実験的研究をおこなった。結果として、①4か月児は既に、異なる人が表出する同じ表情(e.g.,笑顔)を同じ表情として同定・カテゴライズできること、②生後6か月までには、その人が以前どのような表情を示していたかを手がかりとして、その人物への好悪を決める...
【情報学】人間情報学:社会的認知乳幼児を含む研究件
❏社会的随伴性検出にかかわる神経基盤の発達:ハイリスク乳児との比較研究(21K20291)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2021-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】白野 陽子 慶應義塾大学, グローバルリサーチインスティテュート(三田), 特任助教 (20834154)
【キーワード】社会的相互作用 / fNIRS / 自閉スペクトラム症 / 随伴性 / 脳機能 (他10件)
【概要】本研究は、自然状況下の対人相互作用において、社会的随伴性への発達障害ハイリスクとローリスク乳児の脳反応を比較検討し、社会的相互作用にかかわる神経基盤の定型・非定型発達過程を明らかにすることを目的とする。そのため、発達障害のリスクを持つ乳児と定型発達乳児を対象として、実際の対人相互作用における社会的および非社会的随伴性への脳反応の検討を行なっている。1年目である2021年度は、脳機能および行動データ...
❏子どもの言語学習における”人”(17H02631)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70276004)
【キーワード】言語 / 発達 / 社会的認知 / 方言 / 感情抑揚 (他12件)
【概要】言語(方言,外国語)は,その話し手が,どのような社会集団に属すかを伝えるものでもある。本年度は,言語(方言)の話者に対する幼児や乳児の認識を,特に方言に焦点をあてながら検討してきた。 具体的に述べると,幼児を対象としたプロジェクトでは,子どもの居住地域によっては,ふだん身近な人々が話す方言とテレビなどのメディアで耳にする方言(いわゆる標準語)が一致しない場合があることに注目し,子どもは,メディアの...
❏心の制御に関する統合的理解:認知心理学・認知神経科学・発達科学からの多面的接近(25285200)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】川口 潤 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70152931)
【キーワード】記憶 / 抑制 / ワーキングメモリ / 社会的認知 / 認知的コントロール (他10件)
【概要】心のはたらきは,無意識的な自動的処理と意識的に操作しようとする意識的処理が区別され,中でも自動的処理が大きな役割を果たしていることが多数示されてきた。一方,人は自分自身の心をある程度コントロールできていると認識しているとともに,場合によっては不要な考えがいつも心に浮かぶなどコントロールできない状況も多く経験する。本研究では,このような心のコントロールが可能かどうか,またその背景メカニズムにはどのよ...
【情報学】人間情報学:抑制乳幼児を含む研究件
❏心の制御に関する統合的理解:認知心理学・認知神経科学・発達科学からの多面的接近(25285200)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】川口 潤 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70152931)
【キーワード】記憶 / 抑制 / ワーキングメモリ / 社会的認知 / 認知的コントロール (他10件)
【概要】心のはたらきは,無意識的な自動的処理と意識的に操作しようとする意識的処理が区別され,中でも自動的処理が大きな役割を果たしていることが多数示されてきた。一方,人は自分自身の心をある程度コントロールできていると認識しているとともに,場合によっては不要な考えがいつも心に浮かぶなどコントロールできない状況も多く経験する。本研究では,このような心のコントロールが可能かどうか,またその背景メカニズムにはどのよ...
❏発達初期の予測的行為を支える記憶および抑制機構の解明(21800012)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 大学院・教育学研究科, 特任准教授 (00512120)
【キーワード】発達 / 乳児 / 予測 / 記憶 / 抑制 (他12件)
【概要】発達初期における予測的行為の基盤となる記憶および抑制機構の発達過程を、アイトラッカーによる視線計測、三次元動作解析システムによる身体運動計測、近赤外分光法による脳の機能的イメージング計測を用いて検討した。その結果、生後1年間に、(1)乳児は経験によって得られた情報を抑制し、状況に適した柔軟な予測が可能になること、(2)またそのような予測に基づいて自己の身体運動パターンを制御可能になること、(3)さ...
【情報学】情報学フロンティア:身体性乳幼児を含む研究件
❏乳児自発運動時の感覚-運動ダイナミクスを利用した行動発達モデルの構築(21K11495)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】感覚運動発達 / 胎児 / 新生児 / シミュレーション / 柔軟 (他10件)
【概要】ヒトは出生前から生後1-2年で様々な行動を獲得する.本研究では,単に神経学的な成熟だけでなく、運動/行動時に生じる多種多様な運動情報および感覚情報の学習、統合を計測およびモデル化することで,行動発達の理解を追究する. 本年度は,胎児期および新生児期の自発運動時で生じる感覚情報をシミュレーションするため,胎児・乳児の筋骨格モデルおよび柔軟な子宮壁モデルの作成を進めた.この開発により,胎児の空間的制約...
❏新生児・乳児における感覚-運動ダイナミクスに見る発達の個人差(18K13104)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】発達 / 乳児 / 新生児 / シミュレーション / ダイナミクス (他12件)
【概要】本研究では、運動感覚計測技術の開発・解析手法の提案・発達個人差の理解を通した発達理論の検証を目標に、①新生児・乳児の詳細な関節運動計測、②個人差を反映する身体モデル作成、③乳児運動における運動出力/感覚入力の推定、④脳モデルを利用した運動感覚統合シミュレーションによる皮質上情報構造の変化の検証、⑤ニューラルネットワークを併用した感覚運動予測ベースの発達モデル提案を遂行した。 ...
【情報学】情報学フロンティア:視線乳幼児を含む研究件
❏道徳発達の文化差と親子間の転移:認知神経科学的アプローチによる検討(21H00939)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】清水 由紀 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30377006)
【キーワード】道徳性 / 文化差 / 日米比較 / 脳波 / 視線 (他9件)
【概要】
❏発達初期の予測的行為を支える記憶および抑制機構の解明(21800012)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 大学院・教育学研究科, 特任准教授 (00512120)
【キーワード】発達 / 乳児 / 予測 / 記憶 / 抑制 (他12件)
【概要】発達初期における予測的行為の基盤となる記憶および抑制機構の発達過程を、アイトラッカーによる視線計測、三次元動作解析システムによる身体運動計測、近赤外分光法による脳の機能的イメージング計測を用いて検討した。その結果、生後1年間に、(1)乳児は経験によって得られた情報を抑制し、状況に適した柔軟な予測が可能になること、(2)またそのような予測に基づいて自己の身体運動パターンを制御可能になること、(3)さ...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【情報学】情報学フロンティア:認知科学乳幼児を含む研究件
❏デジタルおしゃぶり:発達認知科学的知見に基づく新たな情報デバイスの設計と開発(15K12043)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】開 一夫 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30323455)
【キーワード】デジタルおしゃぶり / デジタルデバイス / IoT / 意図 / 発達科学 (他12件)
【概要】本研究は、認知的・言語的機能が低下あるいは発達途上であっても柔軟に用いることができる情報デバイスをデザイン・開発することを目的として研究を進めた。具体的には、既に開発済みの「デジタルおしゃぶり」のプロトタイプを改良し、発達認知神経科学的実験とデバイスの改良を同時並行的に行いながら、口唇部で操作する情報入力装置を開発した。本研究の特徴は、意思表出や言語機能・認知機能が発達途上の乳幼児を対象としたデバ...
❏映像メディア接触と社会的認知の発達(22240026)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】開 一夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30323455)
【キーワード】映像メディア / 認知発達 / 乳幼児 / 模倣 / メディアと発達 (他15件)
【概要】本研究では、映像メディア(コンテンツ)との接触経験がの社会的認知発達に与える影響について明らかにした。具体的には、発達途上にある乳幼児から成人までを対象とした認知脳活動計測実験をメディア接触環境と関連づけて縦断的に実施することで、社会的認知発達において重要な位置を占める模倣行動がどのように変化するのかを発達認知神経科学的に明らかにした。特に、模倣行動発達の脳内機序、長期的メディア接触の感情認知・社...
【情報学】情報学フロンティア:身体乳幼児を含む研究件
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
❏幼児における空間対処能力からみた自立の発達に関する基礎的研究(07801017)
【研究テーマ】実験系心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】根ヶ山 光一 早稲田大学, 人間科学部, 助教授 (00112003)
【キーワード】迷子 / 幼児 / 自立の発達 / 空間 / 事故 (他11件)
【概要】本研究は,事故や迷子といった,子どもの生存に直結する彼らの空間対処能力という重要な自律能力の不全について,その実態を質問紙調査と実験から心理・行動学的に検討しようとするものである。 まず事故の研究については,あわせて4種類の質問紙調査と2種類の実験が行われた.その結果,質問紙調査からは,子どもの事故は3歳で多発するが,大事故に関しては0歳にも大きなピークがあること,通常の事故は屋外で転んで足を怪我...
【情報学】情報学フロンティア:ネットワーク乳幼児を含む研究件
❏乳児の睡眠と学習における脳の機能的ネットワークの発達(26242086)
【研究テーマ】基盤・社会脳科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00272477)
【キーワード】発達 / 脳 / 睡眠 / 乳児 / 脳波 (他7件)
【概要】睡眠時の乳児における脳の機能的ネットワークの発達を調べる研究を行った。生後2ヶ月および3ヶ月児を対象とし、睡眠中の脳活動の計測を行った。昼間に研究室に来訪した乳児が自然に入眠した状態で、脳の広い領域をカバーする94チャンネルNIRSを装着した。また、睡眠状態(sleep state)を計測するために、脳波および眼電計測用の電極を装着した。睡眠中の体動等の行動をビデオで観察しながら、約 20分程度の...
❏ヒト脳の形態形成から行動生成に至る発達のダイナミクス(26220004)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 (他15件)
【概要】ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らか...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【複合領域】科学教育・教育工学:対人認知乳幼児を含む研究件
❏自動的な対人認知の発達に関する比較文化モデルの構築-日米の違いの検討ー(国際共同研究強化)(15KK0075)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2016 - 2018
【研究代表者】清水 由紀 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (30377006)
【キーワード】特性推論 / 社会的評価 / 文化 / 社会化 / 母子相互作用 (他9件)
【概要】本研究は,文化に固有の対人認知の個体発生的起源と伝達過程の解明を目的とする。具体的には,乳幼児期における特性推論や社会的評価の発達が,文化による影響をどのように受けるかを実験的アプローチにより検討した。 6ヶ月から4歳の乳幼児とその親を対象とした3つの研究から,文化に固有の対人認知は約3歳頃から現れることが示唆された。また,前言語期の乳児期からの親からの語りかけが,子どもが他者の行動を解釈するため...
❏幼児期から成人期までの他者理解の発達過程(17730379)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】清水 由紀 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (30377006)
【キーワード】幼児 / 対人認知 / 特性推論 / 心の理論 / 児童 (他6件)
【概要】本研究では,「その人らしさ」の推論、すなわち「性格特性(personality trait)」の推論の発達過程を明らかにすることを目的とし、幼児期(5・6歳)から大学生までを対象とした実験および観察による検討を行った。 (1)他者の性格特性の理解の発達は、心の理論とどのように関連するのか? 昨年度の予備実験に基づき材料を作成して、幼児から小学2年生計105名を対象とした実験を行った。具体的には、信...
【複合領域】健康・スポーツ科学:自発運動乳幼児を含む研究件
❏脊髄運動神経の機能的成熟が新生児運動発達に与える影響(15K16417)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特別研究員 (60744993)
【キーワード】運動発達 / 新生児 / 乳児 / 自発運動 / 筋電図 (他9件)
【概要】ヒトの運動発達の背景にある神経学的メカニズムは未だ明確にされていない。本研究は、新生児期から乳児期にみられる著しい運動発達を神経生理学的観点から解明する目的で、(1)新生児および乳児の柔らかい皮膚にも使用可能な多チャンネル表面筋電電極の開発、(2)全身モーションキャプチャと乳児筋骨格モデルを併用した運動時の固有感覚入力の計測を行った結果、新生児から乳児期の自発運動時の筋間相互相関は発達に伴い変化し...
❏乳児の四肢運動が織りなす音響的な「場」(23700682)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 教育学研究科(研究院), 特任准教授 (00512120)
【キーワード】乳児 / 四肢運動 / 学習 / 運動発達 / 自発運動 (他9件)
【概要】乳児期初期の児を対象とし、さまざまな環境(場)における四肢運動を三次元動作解析システムによって計測し、四肢運動に含まれる多様な運動特性の抽出をおこなった。その結果、四肢運動パターンの発達にともなう変化、環境(音楽や玩具)との相互作用における四肢運動の特性が明らかにされた。これらの運動特性は、乳児の運動をもとに外界からの応答をフィードバックする豊かな環境のシステム構築に役立つと考えられる。 ...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【複合領域】デザイン学:オノマトペ乳幼児を含む研究件
❏言語学習システムの成立・洗練過程に関する研究(20330135)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (70276004)
【キーワード】言語発達 / 助詞 / 単語聴取 / 語彙獲得 / 動詞 (他26件)
【概要】語彙爆発を可能にしているような、効率よい語彙獲得システムを確立していく過程で、前言語期の子どもは、物理的に切れ目のない発話から単語を切り出したり、それらの単語を統語的に分類したりするために、機能語(日本語では"助詞")を利用することを学習する。また、効率よい語彙獲得システムの確立後も、子どもは、モノの名前だけでなく、動詞や形容詞、擬音語などについても、その意味を即座かつ適切に推論で...
❏子どもの語彙獲得に影響を及ぼす言語普遍的および言語特殊的要因の解明(17330139)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (70276004)
【キーワード】語彙獲得 / 言語比較 / 動詞 / 固有名詞 / 英語 (他18件)
【概要】子どもは母語の語彙を獲得していくにあたり、言語普遍的にヒトに備わっている能力をベースにしながら、母語が要求する概念化のしかたを身につけていかなければならない。この言語普遍的な概念化の能力とはどのようなもので、個別言語の構造的特徴にどのように影響されながら、語彙獲得を実現しているのか。本研究はこの問題を明らかにするため、言語間の比較や、日本語がほかの言語と異なる点に注目した研究を行い、以下のような知...
【複合領域】生活科学:生活リズム乳幼児を含む研究件
❏幼児の生活習慣分析に基づいた生活リズム向上戦略の展開(24300244)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】幼児 / 生活習慣分析 / 保育 / 子育て / 生活リズム (他14件)
【概要】2012年度から2014年度の3年間で、述べ25県の幼稚園に通う3歳~6歳児15,575名、1都1府35県の保育園に通う1歳~6歳児41,797名の生活習慣調査を実施し、結果の返却と、希望の保護者には個人健康カードを作成して配布した。また、各地の行政や教育委員会と連携し、2012年は、18地域で延べ22回、2013年は、34地域で延べ70回、2014年は、24地域で延べ79回の健康づくり理論普及の...
❏幼児・児童の健康づくりシステムの構築(20240065)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】保育 / 子育て / 幼児 / 児童 / 健康づくり (他10件)
【概要】全国的な生活調査や体力・運動能力測定の実施から、子どもたちの抱える心やからだの問題点を見いだし、それらを改善するための計画を立案してきた。そして、調査・測定地の行政(教育委員会、子ども支援課など)や教育・保育・体育の関連団体(保育士会や幼稚園連盟など)と連携し、健康づくりのための実施可能な対策を立てて実行に移してきた。 中でも、(1)子どもの個別の生活と健康実態が診断できるシステムや、(2)データ...
❏幼児の口臭に関わる生活要因とその対策(17500519)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】幼児 / 生活リズム / 口臭 / 硫化水素 / メチルメルカプタン (他13件)
【概要】平成19年度は、協力が得られた保育園において、4歳児と5歳児計36名を対象として、子どもたちの生活調査ならびに口臭濃度の測定を行うとともに、得られた結果より、子どもたちの問題改善に向けた歯科保健指導ならびに生活指導を展開した。とくに、口臭濃度と関連性の強かった生活要因(朝食摂取)について、講演や個別懇談時に、子どものデータを説明しながら保護者への指導や支援を行った。 その結果、口臭濃度については、...
【複合領域】生活科学:朝食摂取乳幼児を含む研究件
❏幼児の生活習慣分析に基づいた生活リズム向上戦略の展開(24300244)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】幼児 / 生活習慣分析 / 保育 / 子育て / 生活リズム (他14件)
【概要】2012年度から2014年度の3年間で、述べ25県の幼稚園に通う3歳~6歳児15,575名、1都1府35県の保育園に通う1歳~6歳児41,797名の生活習慣調査を実施し、結果の返却と、希望の保護者には個人健康カードを作成して配布した。また、各地の行政や教育委員会と連携し、2012年は、18地域で延べ22回、2013年は、34地域で延べ70回、2014年は、24地域で延べ79回の健康づくり理論普及の...
❏幼児の口臭に関わる生活要因とその対策(17500519)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】幼児 / 生活リズム / 口臭 / 硫化水素 / メチルメルカプタン (他13件)
【概要】平成19年度は、協力が得られた保育園において、4歳児と5歳児計36名を対象として、子どもたちの生活調査ならびに口臭濃度の測定を行うとともに、得られた結果より、子どもたちの問題改善に向けた歯科保健指導ならびに生活指導を展開した。とくに、口臭濃度と関連性の強かった生活要因(朝食摂取)について、講演や個別懇談時に、子どものデータを説明しながら保護者への指導や支援を行った。 その結果、口臭濃度については、...
【複合領域】生活科学:健康づくり乳幼児を含む研究件
❏夜型化社会の中での幼児の生活リズムと体力、身体活動量との関係(15K00739)
【研究テーマ】家政・生活学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】石井 浩子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (70353141)
【キーワード】幼児 / 生活習慣 / 夜型社会 / 体格 / 体力・運動能力 (他12件)
【概要】幼児の生活習慣調査および、体格や身体活動量、両手握力値、運動能力の測定をし、夜型化した社会の中で生活する幼児の生活状況や身体状況、体力・運動能力の実態把握とそれらの関連を分析して、幼児の抱える問題点や課題を見いだし、行政や保育・教育団体、家庭に、生活リズムの向上のための保育や育児への提案を行った。 午後10時以降就寝児は約2割おり、幼児に必要な10時間以上の睡眠が確保できていない幼児は約7割であっ...
❏幼児・児童の健康づくりシステムの構築(20240065)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】保育 / 子育て / 幼児 / 児童 / 健康づくり (他10件)
【概要】全国的な生活調査や体力・運動能力測定の実施から、子どもたちの抱える心やからだの問題点を見いだし、それらを改善するための計画を立案してきた。そして、調査・測定地の行政(教育委員会、子ども支援課など)や教育・保育・体育の関連団体(保育士会や幼稚園連盟など)と連携し、健康づくりのための実施可能な対策を立てて実行に移してきた。 中でも、(1)子どもの個別の生活と健康実態が診断できるシステムや、(2)データ...
【複合領域】生活科学:健康教育乳幼児を含む研究件
❏幼少期から自らの健康を保持・増進できるコンピテンスを育むSTEAM教育の検討(20K03258)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】石沢 順子 白百合女子大学, 人間総合学部, 准教授 (40310445)
【キーワード】健康教育 / STEAM教育 / コンピテンス基盤型教育 / 幼児 / 児童
【概要】国内外のカリキュラム等について、幼児期のSTEM教育を担う人材育成の視点からを検討したところ、日本ではアメリカ、イギリスに比べて保育者を目指す学生が科学的な知識を学ぶ機会が少ないことが明らかとなった。そのため、保育者養成課程においてSTEAM教育の楽しさや意義に触れる必要性があることが再確認された(日本理科教育学会)。 保育者・教育者養成課程の学生を対象とした授業において、STEAM教育の視点を活...
❏幼児のからだの異変とその対策(15500531)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院・人間科学部, 教授 (80199637)
【キーワード】幼児 / 生活状況 / 体温異常 / 体格 / 異変 (他8件)
【概要】本研究では,近年の幼児のからだの問題,中でも「体温調節」と「体型」に問題をもつ子どもたちを取り上げ,その実態を把握するとともに,問題改善のための対策と具体的な保育実践について検討した。対象は,保育園児103名とし,平成15年4月から平成17年3月までの2年間,生活状況や身長・体重,体温,握力,生活活動量としての歩数を測定した。そして,5月と11月には,幼児の「体力・運動能力テスト」を実施し,分析を...
【複合領域】生活科学:個別健康カード乳幼児を含む研究件
❏幼児の生活習慣分析に基づいた生活リズム向上戦略の展開(24300244)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】幼児 / 生活習慣分析 / 保育 / 子育て / 生活リズム (他14件)
【概要】2012年度から2014年度の3年間で、述べ25県の幼稚園に通う3歳~6歳児15,575名、1都1府35県の保育園に通う1歳~6歳児41,797名の生活習慣調査を実施し、結果の返却と、希望の保護者には個人健康カードを作成して配布した。また、各地の行政や教育委員会と連携し、2012年は、18地域で延べ22回、2013年は、34地域で延べ70回、2014年は、24地域で延べ79回の健康づくり理論普及の...
❏幼児・児童の健康づくりシステムの構築(20240065)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】保育 / 子育て / 幼児 / 児童 / 健康づくり (他10件)
【概要】全国的な生活調査や体力・運動能力測定の実施から、子どもたちの抱える心やからだの問題点を見いだし、それらを改善するための計画を立案してきた。そして、調査・測定地の行政(教育委員会、子ども支援課など)や教育・保育・体育の関連団体(保育士会や幼稚園連盟など)と連携し、健康づくりのための実施可能な対策を立てて実行に移してきた。 中でも、(1)子どもの個別の生活と健康実態が診断できるシステムや、(2)データ...
【複合領域】生活科学:体格乳幼児を含む研究件
❏夜型化社会の中での幼児の生活リズムと体力、身体活動量との関係(15K00739)
【研究テーマ】家政・生活学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】石井 浩子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (70353141)
【キーワード】幼児 / 生活習慣 / 夜型社会 / 体格 / 体力・運動能力 (他12件)
【概要】幼児の生活習慣調査および、体格や身体活動量、両手握力値、運動能力の測定をし、夜型化した社会の中で生活する幼児の生活状況や身体状況、体力・運動能力の実態把握とそれらの関連を分析して、幼児の抱える問題点や課題を見いだし、行政や保育・教育団体、家庭に、生活リズムの向上のための保育や育児への提案を行った。 午後10時以降就寝児は約2割おり、幼児に必要な10時間以上の睡眠が確保できていない幼児は約7割であっ...
❏幼児の生活と体力・運動能力および保護者の生活要因相互の関連性(24500910)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】石井 浩子 京都ノートルダム女子大学, 生活福祉文化学部, 准教授 (70353141)
【キーワード】生活習慣 / 幼児 / 体力・運動能力 / 体格 / 生体リズム(体温) (他11件)
【概要】幼児と保護者の生活習慣を調査し、生活時間相互の関連性を分析するとともに、幼児の体格や体力・運動能力、体温、歩数、疲労症状を測定し、個々の生活習慣や身体・体力状況を評価し、健康管理上の問題点と改善策を模索した。 本研究の対象児は、就寝時刻が遅く、睡眠時間が9時間30分未満と短く、外あそび時間は短く、テレビ・ビデオの長時間視聴が確認された。幼児の就寝時刻の遅れは、入浴・帰宅時刻との関連が認められた。ま...
❏幼児のからだの異変とその対策(15500531)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院・人間科学部, 教授 (80199637)
【キーワード】幼児 / 生活状況 / 体温異常 / 体格 / 異変 (他8件)
【概要】本研究では,近年の幼児のからだの問題,中でも「体温調節」と「体型」に問題をもつ子どもたちを取り上げ,その実態を把握するとともに,問題改善のための対策と具体的な保育実践について検討した。対象は,保育園児103名とし,平成15年4月から平成17年3月までの2年間,生活状況や身長・体重,体温,握力,生活活動量としての歩数を測定した。そして,5月と11月には,幼児の「体力・運動能力テスト」を実施し,分析を...
【複合領域】生活科学:体力・運動能力乳幼児を含む研究件
❏夜型化社会の中での幼児の生活リズムと体力、身体活動量との関係(15K00739)
【研究テーマ】家政・生活学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】石井 浩子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (70353141)
【キーワード】幼児 / 生活習慣 / 夜型社会 / 体格 / 体力・運動能力 (他12件)
【概要】幼児の生活習慣調査および、体格や身体活動量、両手握力値、運動能力の測定をし、夜型化した社会の中で生活する幼児の生活状況や身体状況、体力・運動能力の実態把握とそれらの関連を分析して、幼児の抱える問題点や課題を見いだし、行政や保育・教育団体、家庭に、生活リズムの向上のための保育や育児への提案を行った。 午後10時以降就寝児は約2割おり、幼児に必要な10時間以上の睡眠が確保できていない幼児は約7割であっ...
❏幼児の生活と体力・運動能力および保護者の生活要因相互の関連性(24500910)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】石井 浩子 京都ノートルダム女子大学, 生活福祉文化学部, 准教授 (70353141)
【キーワード】生活習慣 / 幼児 / 体力・運動能力 / 体格 / 生体リズム(体温) (他11件)
【概要】幼児と保護者の生活習慣を調査し、生活時間相互の関連性を分析するとともに、幼児の体格や体力・運動能力、体温、歩数、疲労症状を測定し、個々の生活習慣や身体・体力状況を評価し、健康管理上の問題点と改善策を模索した。 本研究の対象児は、就寝時刻が遅く、睡眠時間が9時間30分未満と短く、外あそび時間は短く、テレビ・ビデオの長時間視聴が確認された。幼児の就寝時刻の遅れは、入浴・帰宅時刻との関連が認められた。ま...
【複合領域】子ども学:認知発達乳幼児を含む研究件
❏映像メディア接触と社会的認知の発達(22240026)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】開 一夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30323455)
【キーワード】映像メディア / 認知発達 / 乳幼児 / 模倣 / メディアと発達 (他15件)
【概要】本研究では、映像メディア(コンテンツ)との接触経験がの社会的認知発達に与える影響について明らかにした。具体的には、発達途上にある乳幼児から成人までを対象とした認知脳活動計測実験をメディア接触環境と関連づけて縦断的に実施することで、社会的認知発達において重要な位置を占める模倣行動がどのように変化するのかを発達認知神経科学的に明らかにした。特に、模倣行動発達の脳内機序、長期的メディア接触の感情認知・社...
❏心身相関に関する理解の発達(15530435)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】外山 紀子 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (80328038)
【キーワード】認知発達 / 概念形成 / 素朴理論 / 生物学的思考 / 領域知識 (他14件)
【概要】研究1・2では,5・6・8・11歳児と大学生計156名に対する面接調査を行った。幼児は生物学的要因が身体反応を生じさせることを理解していたが,心的要因がそれを生じさせることには気づいていなかった. 研究3・4では,心身相関に関する大人の信念を検討した結果,大人でも心身相関に関する詳細な説明枠組みを保持していないことが示された.しかし,心と身体が相互に関連しているという信念,心と身体の間で不特定の何...
❏発達的観点からみた注意/予測能力の計算モデルの構築(13780267)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】開 一夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30323455)
【キーワード】認知 / 予測 / 非線形予測 / 乳児 / 眼球運動 (他12件)
【概要】本研究では,人間の認知・予測能力の発達的変化を,生後5ヶ月〜8ヶ月の乳児を対象とした行動実験と,そこで得られたデータを解釈するための計算論的枠組みの構築を行った。具体的には,ターゲット対象の遮蔽と回転を伴う物理的事象に対する乳児の注視行動を馴化・脱馴化パラダイムに基づいて計測と,計測された眼球運動データを非線形予測法に基づいて分析するための枠組みを開発した。馴化・脱馴化パラダイムとは事象に対する乳...
【複合領域】子ども学:調整力乳幼児を含む研究件
❏幼児の基本的運動スキルの発達特性~調整力の有効な評価法の開発に向けて(22K02416)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】佐々木 玲子 慶應義塾大学, 体育研究所(日吉), 教授 (80178673)
【キーワード】幼児 / 発達 / 調整力 / 基本的運動スキル
【概要】
❏リズミカルな動作遂行過程からみた調整力の発達特性-幼児の動きの評価と改善に向けて(19K02593)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐々木 玲子 慶應義塾大学, 体育研究所(日吉), 教授 (80178673)
【キーワード】幼児 / リズミカルな動作 / 調整力 / 動きの評価
【概要】本研究は、神経系機能の発達が著しい時期にある幼児を対象に、遊びや日常活動の中でも馴染みのあるリズミカルな協応動作をとりあげ、その習熟過程や年齢に伴う動作の発達的変化を、観察ならびに実験的な手法を用いて明らかにしようとするものである。 2021年度は,当初の計画から大きく遅れた状態で始まったが,新型コロナウィルス感染拡大による影響を引き続き大きく受けることとなり,実際に本研究の対象である幼児の協力者...
❏幼児におけるリズミカルな協応動作の発達~マルチタスク動作に着目して(16K01884)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐々木 玲子 慶應義塾大学, 体育研究所(日吉), 教授 (80178673)
【キーワード】動作発達 / 幼児 / 調整力 / 協応動作 / 運動遊び
【概要】本研究は,幼児の日常活動や運動遊びなどにもみられる身体の複合的な調節を要する動作に着目し,調整力系動作の習熟度やその年齢変化,およびそれらの動作メカニズムとその発達的特性について明らかにすることを目的とした。4歳から6歳の幼児を対象に,ジャンプ,ホップ系の連続跳躍動作を課題として,それらの動作を観察的に評価した。その結果,動作の各要素について年齢に伴う顕著な習熟的変化がみられ,本研究で対象とした幼...
【複合領域】子ども学:保育乳幼児を含む研究件
❏子ども視点から見るデジタル絵本の可能性と陥穽:縦断調査を中核とした萌芽的研究(25590172)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 利彦 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90242106)
【キーワード】デジタル絵本 / 乳幼児期 / 母子相互作用 / 保育 / 読み聞かせ (他18件)
【概要】現在、急速な勢いで書籍のデジタル化が進む中、乳幼児向けの絵本についても、既に相当数のデジタル版が開発・配信されている。しかし、その子どもの発達への影響は、一部、リテラシー発達等への影響を除き、未だほとんど実証的検討には付されていない。こうした現状を受けて、本研究は、家庭や保育所等の子どもの生活世界に密着した形でデータ収集を行うことで、デジタル絵本の可能性と陥穽を探索的に明らかにすることを企図した。...
❏幼児の生活習慣分析に基づいた生活リズム向上戦略の展開(24300244)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】幼児 / 生活習慣分析 / 保育 / 子育て / 生活リズム (他14件)
【概要】2012年度から2014年度の3年間で、述べ25県の幼稚園に通う3歳~6歳児15,575名、1都1府35県の保育園に通う1歳~6歳児41,797名の生活習慣調査を実施し、結果の返却と、希望の保護者には個人健康カードを作成して配布した。また、各地の行政や教育委員会と連携し、2012年は、18地域で延べ22回、2013年は、34地域で延べ70回、2014年は、24地域で延べ79回の健康づくり理論普及の...
❏保育士・教員養成における音声・歌唱教育に資する乳幼児音声の分析的研究(22530891)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】坂井 康子 甲南女子大学, 人間科学部, 教授 (30425102)
【キーワード】幼児教育 / 保育 / 乳幼児音声 / 歌唱様音声 / 音響的分析 (他14件)
【概要】日本語環境にある乳幼児の音声の分類とそれらの音響分析の結果により,乳幼児音声(喃語を含む)のリズムと抑揚についての知見を得た。加えて,乳幼児音声の「うた度」を評定する聴取実験の結果を分析し,「うた度」の高い音声の特徴を抽出した。以上のように乳幼児音声の分析をおこなった結果をもとに,保育士・教員養成において乳幼児音声をめぐって感得すべき,あるいは配慮すべき点について検討し,論文にまとめた。 ...
【複合領域】子ども学:言語発達乳幼児を含む研究件
❏乳児の音韻弁別能力の個人差と幼児期の言語発達の関係を探る縦断的研究(19K02636)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山根 直人 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 専門職研究員 (60550192)
【キーワード】乳幼児 / 言語発達 / 個人差 / 音韻弁別能力 / 縦断研究 (他6件)
【概要】本研究は、言語発達の初期段階に見られる乳児期の音韻弁別能力の個人差を生む要因の詳細な検討と、幼児期の言語運用・コミュニケーション能力との関係性を解明することを目的としている。特に本研究では、乳幼児期の言語発達を生理‐行動‐親への質問紙という異なる側面から検討するのみではなく、乳児期から幼児期へと月齢縦断的に検討することで、さらに多次元から乳幼児期の言語獲得・発達のメカニズムの解明に迫る。そのために...
❏乳児の言語発達とストレス耐性の関係を探る縦断的研究(16K16629)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山根 直人 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 専門職研究員 (60550192)
【キーワード】乳児 / 個人差 / 縦断研究 / 音韻弁別 / ストレス耐性 (他10件)
【概要】本研究では言語発達の個人差を生む要因が、聴覚情報処理以外にも存在しているのではないかと仮定し、8ヵ月児の音韻弁別能力と10ヶ月児のストレス耐性との関係を月齢縦断的に検討した。その結果、日本語長短母音の弁別能力には大きな個人差があることが明らかとなった。一方、10ヶ月児では母子分離場面において、泣く行動を示した児に有意な心拍数の上昇とコルチゾール成分の変動が見られた。両者の関係性については、母子分離...
❏大人による育児語使用と子どもの言語発達(16K13468)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70276004)
【キーワード】乳児 / 言語 / 育児語 / 発達 / 養育 (他12件)
【概要】大人は、乳児に話しかける時、育児語、つまり、乳児に話しかける時だけに使用する独特な語彙を用いる。育児語としては、擬音語(犬に対する”ワンワン”など)、単語音の繰り返し(靴に対する”クック”)などがよく使われる。 本研究では横断的研究と縦断的研究を行い、母親の育児語使用が、子どもの発達にともない、どのように変化するのか、また、それは、子どもの言語発達にどのような影響を及ぼしているかを検討した。結果、...
【複合領域】子ども学:運動乳幼児を含む研究件
❏新生児・乳児における感覚-運動ダイナミクスに見る発達の個人差(18K13104)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】発達 / 乳児 / 新生児 / シミュレーション / ダイナミクス (他12件)
【概要】本研究では、運動感覚計測技術の開発・解析手法の提案・発達個人差の理解を通した発達理論の検証を目標に、①新生児・乳児の詳細な関節運動計測、②個人差を反映する身体モデル作成、③乳児運動における運動出力/感覚入力の推定、④脳モデルを利用した運動感覚統合シミュレーションによる皮質上情報構造の変化の検証、⑤ニューラルネットワークを併用した感覚運動予測ベースの発達モデル提案を遂行した。 ...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【複合領域】子ども学:運動発達乳幼児を含む研究件
❏新生児・乳児における感覚-運動ダイナミクスに見る発達の個人差(18K13104)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】発達 / 乳児 / 新生児 / シミュレーション / ダイナミクス (他12件)
【概要】本研究では、運動感覚計測技術の開発・解析手法の提案・発達個人差の理解を通した発達理論の検証を目標に、①新生児・乳児の詳細な関節運動計測、②個人差を反映する身体モデル作成、③乳児運動における運動出力/感覚入力の推定、④脳モデルを利用した運動感覚統合シミュレーションによる皮質上情報構造の変化の検証、⑤ニューラルネットワークを併用した感覚運動予測ベースの発達モデル提案を遂行した。 ...
❏脊髄運動神経の機能的成熟が新生児運動発達に与える影響(15K16417)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特別研究員 (60744993)
【キーワード】運動発達 / 新生児 / 乳児 / 自発運動 / 筋電図 (他9件)
【概要】ヒトの運動発達の背景にある神経学的メカニズムは未だ明確にされていない。本研究は、新生児期から乳児期にみられる著しい運動発達を神経生理学的観点から解明する目的で、(1)新生児および乳児の柔らかい皮膚にも使用可能な多チャンネル表面筋電電極の開発、(2)全身モーションキャプチャと乳児筋骨格モデルを併用した運動時の固有感覚入力の計測を行った結果、新生児から乳児期の自発運動時の筋間相互相関は発達に伴い変化し...
❏周産期と乳児期初期をつなぐ生後1ヶ月齢児の脳・身体活動から探るヒトの発達の連続性(26350924)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任准教授 (00512120)
【キーワード】乳児 / 脳機能発達 / 新生児 / 早産 / 運動発達
【概要】周産期から乳児期初期における脳の機能発達を明らかにするため、近赤外分光法(fNIRS)を用いた計測データより、脳の血流における酸素化ヘモグロビン(oxy-Hb)と脱酸素化ヘモグロビン(deoxy-Hb)の位相差を表す指標(hPod)を算出した。満期産児および早産児を対象に、出生から生後6ヶ月の時期においてhPodを検討したところ、同位相から逆位相への発達的変化が認められたが、出生から数ヶ月経過した...
【複合領域】子ども学:児童乳幼児を含む研究件
❏幼少期から自らの健康を保持・増進できるコンピテンスを育むSTEAM教育の検討(20K03258)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】石沢 順子 白百合女子大学, 人間総合学部, 准教授 (40310445)
【キーワード】健康教育 / STEAM教育 / コンピテンス基盤型教育 / 幼児 / 児童
【概要】国内外のカリキュラム等について、幼児期のSTEM教育を担う人材育成の視点からを検討したところ、日本ではアメリカ、イギリスに比べて保育者を目指す学生が科学的な知識を学ぶ機会が少ないことが明らかとなった。そのため、保育者養成課程においてSTEAM教育の楽しさや意義に触れる必要性があることが再確認された(日本理科教育学会)。 保育者・教育者養成課程の学生を対象とした授業において、STEAM教育の視点を活...
❏乳幼児期の個体・環境要因が児童期の社会的行動に及ぼす影響についてのコホート研究(21243039)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】河合 優年 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (00144098)
【キーワード】コホート / 社会性の発達 / 母子関係 / 画像解析 / 発達データセットの構築 (他20件)
【概要】本研究の成果は大きく以下の5つである。1)乳児期から児童期に至る発達過程は9か月前後に一つの分岐点を持つ、2)この分岐は現時点では生物学的機構によるものから環境要因との相互作用による機構への移行と関係していると仮定されている、3)生物学的な要因で、後の社会性と関係しているものとして、身体特徴と子どもが持つ対人的相互作用時の反応リズムとの関係が見いだされている、4)それ以外の調査項目における、幼児期...
❏幼児・児童の健康づくりシステムの構築(20240065)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】保育 / 子育て / 幼児 / 児童 / 健康づくり (他10件)
【概要】全国的な生活調査や体力・運動能力測定の実施から、子どもたちの抱える心やからだの問題点を見いだし、それらを改善するための計画を立案してきた。そして、調査・測定地の行政(教育委員会、子ども支援課など)や教育・保育・体育の関連団体(保育士会や幼稚園連盟など)と連携し、健康づくりのための実施可能な対策を立てて実行に移してきた。 中でも、(1)子どもの個別の生活と健康実態が診断できるシステムや、(2)データ...
【複合領域】子ども学:身体活動量乳幼児を含む研究件
❏夜型化社会の中での幼児の生活リズムと体力、身体活動量との関係(15K00739)
【研究テーマ】家政・生活学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】石井 浩子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (70353141)
【キーワード】幼児 / 生活習慣 / 夜型社会 / 体格 / 体力・運動能力 (他12件)
【概要】幼児の生活習慣調査および、体格や身体活動量、両手握力値、運動能力の測定をし、夜型化した社会の中で生活する幼児の生活状況や身体状況、体力・運動能力の実態把握とそれらの関連を分析して、幼児の抱える問題点や課題を見いだし、行政や保育・教育団体、家庭に、生活リズムの向上のための保育や育児への提案を行った。 午後10時以降就寝児は約2割おり、幼児に必要な10時間以上の睡眠が確保できていない幼児は約7割であっ...
❏幼児の生活と体力・運動能力および保護者の生活要因相互の関連性(24500910)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】石井 浩子 京都ノートルダム女子大学, 生活福祉文化学部, 准教授 (70353141)
【キーワード】生活習慣 / 幼児 / 体力・運動能力 / 体格 / 生体リズム(体温) (他11件)
【概要】幼児と保護者の生活習慣を調査し、生活時間相互の関連性を分析するとともに、幼児の体格や体力・運動能力、体温、歩数、疲労症状を測定し、個々の生活習慣や身体・体力状況を評価し、健康管理上の問題点と改善策を模索した。 本研究の対象児は、就寝時刻が遅く、睡眠時間が9時間30分未満と短く、外あそび時間は短く、テレビ・ビデオの長時間視聴が確認された。幼児の就寝時刻の遅れは、入浴・帰宅時刻との関連が認められた。ま...
❏幼児における基本的運動能力と日常身体活動との関係~量および質的側面からの検討~(22500528)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】佐々木 玲子 慶應義塾大学, 体育研究所, 教授 (80178673)
【キーワード】幼児 / 基本的運動 / 身体活動量 / 質的評価
【概要】幼児を対象に、 日常身体活動量と基本的運動能力の現状と両者の関係性について検討した。日常の身体活動量と「走」「跳」系の運動能力には相関がみられたが、「投」などの操作系動作ではその関係性が明確ではなく動作様式によって異なる傾向が示された。したがって幼児期には、十分な活動量のみならず活動の内容(質)にも配慮し、様々な動作の経験が必要であることが明らかになった。また、動きの評価に際し幼児の適切な評価基準...
【複合領域】子ども学:音韻弁別能力乳幼児を含む研究件
❏乳児の音韻弁別能力の個人差と幼児期の言語発達の関係を探る縦断的研究(19K02636)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山根 直人 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 専門職研究員 (60550192)
【キーワード】乳幼児 / 言語発達 / 個人差 / 音韻弁別能力 / 縦断研究 (他6件)
【概要】本研究は、言語発達の初期段階に見られる乳児期の音韻弁別能力の個人差を生む要因の詳細な検討と、幼児期の言語運用・コミュニケーション能力との関係性を解明することを目的としている。特に本研究では、乳幼児期の言語発達を生理‐行動‐親への質問紙という異なる側面から検討するのみではなく、乳児期から幼児期へと月齢縦断的に検討することで、さらに多次元から乳幼児期の言語獲得・発達のメカニズムの解明に迫る。そのために...
❏乳児の言語発達とストレス耐性の関係を探る縦断的研究(16K16629)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山根 直人 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 専門職研究員 (60550192)
【キーワード】乳児 / 個人差 / 縦断研究 / 音韻弁別 / ストレス耐性 (他10件)
【概要】本研究では言語発達の個人差を生む要因が、聴覚情報処理以外にも存在しているのではないかと仮定し、8ヵ月児の音韻弁別能力と10ヶ月児のストレス耐性との関係を月齢縦断的に検討した。その結果、日本語長短母音の弁別能力には大きな個人差があることが明らかとなった。一方、10ヶ月児では母子分離場面において、泣く行動を示した児に有意な心拍数の上昇とコルチゾール成分の変動が見られた。両者の関係性については、母子分離...
【複合領域】子ども学:体力乳幼児を含む研究件
❏COVID-19流行時の幼児の生活習慣や身体状況からみた健康管理上の課題と対策(21K02415)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】COVID-19 / 幼児 / 生活習慣 / 体温 / 体力
【概要】本研究では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行期における日本各地の幼児の生活習慣の実態を把握し、子どもたちの抱える・抱えさせられた健康管理上の問題点を抽出し、改善策や予防策を検討することとした。 2021年度は、日本各地の幼児の生活習慣について、沖縄県、福岡県、広島県、大阪府、京都府、富山県、東京都、茨城県、千葉県、宮城県の全国10箇所における幼児の生活習慣調査を実施した。あわせて...
❏夜型化社会の中での幼児の生活リズムと体力、身体活動量との関係(15K00739)
【研究テーマ】家政・生活学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】石井 浩子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (70353141)
【キーワード】幼児 / 生活習慣 / 夜型社会 / 体格 / 体力・運動能力 (他12件)
【概要】幼児の生活習慣調査および、体格や身体活動量、両手握力値、運動能力の測定をし、夜型化した社会の中で生活する幼児の生活状況や身体状況、体力・運動能力の実態把握とそれらの関連を分析して、幼児の抱える問題点や課題を見いだし、行政や保育・教育団体、家庭に、生活リズムの向上のための保育や育児への提案を行った。 午後10時以降就寝児は約2割おり、幼児に必要な10時間以上の睡眠が確保できていない幼児は約7割であっ...
【複合領域】子ども学:家庭乳幼児を含む研究件
❏抱き上げ場面における親子の間身体的相互作用の初期発達に関する研究(15K13134)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】根ケ山 光一 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00112003)
【キーワード】抱き上げ / 母子関係 / 縦断的発達 / モーションキャプチャ / 抱きにくさ (他16件)
【概要】10組の母子に対して,それぞれの家庭を訪問して生後1.5か月,3か月,5か月,7か月の4時点でビデオによる乳児の抱き上げの縦断的行動観察を行った。抱き上げの速度は3か月以降有意に増加した。子どもの首のすわりにともない抱き方も変化した。モーションキャプチャの分析からも,抱き上げ時の母子の接近速度が月齢に伴い増加する傾向が見られた。また質問紙で尋ねた抱きにくさの値は,3か月では子どもの行動との相関が有...
❏乳幼児の生活場面移行とそれにともなう行動調整能力の発達(17653075)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】根ケ山 光一 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00112003)
【キーワード】家庭 / 保育園 / 食行動 / 定常場面 / 泣き (他7件)
【概要】「保育園」と「家庭」という子どもの生活にとって重要な意味をもつ2つのシステムに注目し,その間を往復する子どもが,その場面移行に伴ってどのような行動の調整を行いつつそれに適応しているか,あるいはそれがどう発達するかを,いわゆる「基本的生活習慣」と従来よばれてきたものの獲得過程における養育者と子どもの葛藤や支援・協力などの実態を手がかりに検討した。 11〜28か月齢までの同一対象児22名...
【複合領域】子ども学:養育乳幼児を含む研究件
❏赤ちゃんの体臭:心理学、官能評価学、生理学、分析化学的研究(18K02477)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡本 雅子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (00391201)
【キーワード】養育 / Baby schema / 乳児 / 幼児 / 内分泌 (他12件)
【概要】養育は哺乳類において種の存続に必須の行動である。養育行動は、養育を与える大人の側が注目されがちだが、養育を受ける子の側も、大人から「可愛い」という気持ちを引き出し、養育行動を促進する素因を持つと考えられている。これまでヒトでは、乳幼児特有の容貌や声など、視聴覚や触覚を介した信号に養育を促進する効果があることが示されてきた。本研究では匂いに着目し、乳幼児期特有の体臭成分を分析すると共に、それらの成分...
❏大人による育児語使用と子どもの言語発達(16K13468)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70276004)
【キーワード】乳児 / 言語 / 育児語 / 発達 / 養育 (他12件)
【概要】大人は、乳児に話しかける時、育児語、つまり、乳児に話しかける時だけに使用する独特な語彙を用いる。育児語としては、擬音語(犬に対する”ワンワン”など)、単語音の繰り返し(靴に対する”クック”)などがよく使われる。 本研究では横断的研究と縦断的研究を行い、母親の育児語使用が、子どもの発達にともない、どのように変化するのか、また、それは、子どもの言語発達にどのような影響を及ぼしているかを検討した。結果、...
【複合領域】子ども学:動作発達乳幼児を含む研究件
❏幼児におけるリズミカルな協応動作の発達~マルチタスク動作に着目して(16K01884)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐々木 玲子 慶應義塾大学, 体育研究所(日吉), 教授 (80178673)
【キーワード】動作発達 / 幼児 / 調整力 / 協応動作 / 運動遊び
【概要】本研究は,幼児の日常活動や運動遊びなどにもみられる身体の複合的な調節を要する動作に着目し,調整力系動作の習熟度やその年齢変化,およびそれらの動作メカニズムとその発達的特性について明らかにすることを目的とした。4歳から6歳の幼児を対象に,ジャンプ,ホップ系の連続跳躍動作を課題として,それらの動作を観察的に評価した。その結果,動作の各要素について年齢に伴う顕著な習熟的変化がみられ,本研究で対象とした幼...
❏幼児の基本的動作習熟度及び活動動作水準に応じた運動プログラムのための基礎的研究(25350943)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】佐々木 玲子 慶應義塾大学, 体育研究所, 教授 (80178673)
【キーワード】動作発達 / 幼児 / 観察的評価 / 動作習熟度 / 動きの多様性 (他9件)
【概要】本研究は,幼児の基本的な動作の習熟度と日常活動における動きの多様性との関係を明らかにすることを主たる目的とした。幼稚園での自由遊び時間中に観察される動作を経時的に記録し,遊び活動に含まれる基礎的な動作の種類,出現頻度を計測した。動作習熟度の高い幼児は低い幼児と比べて活動中に出現する動作の種類が多く多様であり,動作から動作への展開も速いことが明らかになった。また,歩数などの定量的な身体活動量と動きの...
【複合領域】一般理論:個人差乳幼児を含む研究件
❏乳児の音韻弁別能力の個人差と幼児期の言語発達の関係を探る縦断的研究(19K02636)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山根 直人 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 専門職研究員 (60550192)
【キーワード】乳幼児 / 言語発達 / 個人差 / 音韻弁別能力 / 縦断研究 (他6件)
【概要】本研究は、言語発達の初期段階に見られる乳児期の音韻弁別能力の個人差を生む要因の詳細な検討と、幼児期の言語運用・コミュニケーション能力との関係性を解明することを目的としている。特に本研究では、乳幼児期の言語発達を生理‐行動‐親への質問紙という異なる側面から検討するのみではなく、乳児期から幼児期へと月齢縦断的に検討することで、さらに多次元から乳幼児期の言語獲得・発達のメカニズムの解明に迫る。そのために...
❏「世界」を拓く触知性の発達(17KT0135)
【研究テーマ】オラリティと社会
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任准教授 (00512120)
【キーワード】乳児 / 触覚 / 触知性 / コミュニケーション / 個人差
【概要】触覚が「触知性」の発達を促し、身体を用いた触コミュ ニケーションにつながる過程を明らかにすることを目的とした。寝かしつけ等の場面にて、乳児と養育者の能動的な触コミュニケーションが行われていることを確認した。また触経験を定量的に計測するため、なでる、タップする等の状況で身体の生理・脳機能状態を計測する環境を確立した。さらに、家庭内にて、皮膚に生じる圧力状態をリアルタイム計測することに成功した。これら...
❏乳児の言語発達とストレス耐性の関係を探る縦断的研究(16K16629)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山根 直人 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 専門職研究員 (60550192)
【キーワード】乳児 / 個人差 / 縦断研究 / 音韻弁別 / ストレス耐性 (他10件)
【概要】本研究では言語発達の個人差を生む要因が、聴覚情報処理以外にも存在しているのではないかと仮定し、8ヵ月児の音韻弁別能力と10ヶ月児のストレス耐性との関係を月齢縦断的に検討した。その結果、日本語長短母音の弁別能力には大きな個人差があることが明らかとなった。一方、10ヶ月児では母子分離場面において、泣く行動を示した児に有意な心拍数の上昇とコルチゾール成分の変動が見られた。両者の関係性については、母子分離...
【複合領域】一般理論:母子関係乳幼児を含む研究件
❏抱き上げ場面における親子の間身体的相互作用の初期発達に関する研究(15K13134)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】根ケ山 光一 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00112003)
【キーワード】抱き上げ / 母子関係 / 縦断的発達 / モーションキャプチャ / 抱きにくさ (他16件)
【概要】10組の母子に対して,それぞれの家庭を訪問して生後1.5か月,3か月,5か月,7か月の4時点でビデオによる乳児の抱き上げの縦断的行動観察を行った。抱き上げの速度は3か月以降有意に増加した。子どもの首のすわりにともない抱き方も変化した。モーションキャプチャの分析からも,抱き上げ時の母子の接近速度が月齢に伴い増加する傾向が見られた。また質問紙で尋ねた抱きにくさの値は,3か月では子どもの行動との相関が有...
❏乳幼児期の個体・環境要因が児童期の社会的行動に及ぼす影響についてのコホート研究(21243039)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】河合 優年 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (00144098)
【キーワード】コホート / 社会性の発達 / 母子関係 / 画像解析 / 発達データセットの構築 (他20件)
【概要】本研究の成果は大きく以下の5つである。1)乳児期から児童期に至る発達過程は9か月前後に一つの分岐点を持つ、2)この分岐は現時点では生物学的機構によるものから環境要因との相互作用による機構への移行と関係していると仮定されている、3)生物学的な要因で、後の社会性と関係しているものとして、身体特徴と子どもが持つ対人的相互作用時の反応リズムとの関係が見いだされている、4)それ以外の調査項目における、幼児期...
❏乳幼児の無生物(移行対象)に対する愛着と母子間の愛着関係との関連性(05710078)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1993
【研究代表者】遠藤 利彦 聖心女子大学, 文学部, 講師 (90242106)
【キーワード】移行対象 / 乳幼児 / 愛着 / 情動制御 / 母子関係
【概要】1.研究目的:乳幼児の無生物(タオル、毛布、ぬいぐるみ等:移行対象とも呼ばれる)に対する愛着と母子間の愛着関係との間にいかなる関連性があるか、また移行対象の使用が否定的情動の制御にどのような意味を有するかについて検討する。2.研究対象:月齢12か月の乳幼児とその母親31組み。3.方法:(1)質問紙調査…母親に対して、移行対象の有無、その種類、発現時期、使用頻度等、また養育形態、分離体験等に関する質...
【数物系科学】物理学:複雑系乳幼児を含む研究件
❏ヒト脳の形態形成から行動生成に至る発達のダイナミクス(26220004)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 (他15件)
【概要】ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らか...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【工学】建築学:形容詞乳幼児を含む研究件
❏言語学習システムの成立・洗練過程に関する研究(20330135)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (70276004)
【キーワード】言語発達 / 助詞 / 単語聴取 / 語彙獲得 / 動詞 (他26件)
【概要】語彙爆発を可能にしているような、効率よい語彙獲得システムを確立していく過程で、前言語期の子どもは、物理的に切れ目のない発話から単語を切り出したり、それらの単語を統語的に分類したりするために、機能語(日本語では"助詞")を利用することを学習する。また、効率よい語彙獲得システムの確立後も、子どもは、モノの名前だけでなく、動詞や形容詞、擬音語などについても、その意味を即座かつ適切に推論で...
❏乳幼児が動きや属性を表す語を学習するメカニズムについての研究(14710094)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (70276004)
【キーワード】名詞-動詞論争 / 語彙獲得 / 動詞獲得 / 幼児 / 言語発達 (他14件)
【概要】子どもにとって獲得が容易なのは名詞か動詞かについては、普遍的名詞優位説(Gentner,1982)と入力言語依存説(Gopnik&Choi,1990;Tardif,1996)とのあいだで世界的な論争が続いている。このうち普遍的名詞優位説は、語に対応づけるべき概念の理解しやすさを重視し、名詞(モノの名前)は動詞より言語普遍的に獲得が容易だと主張し、入力言語依存説は、言語によって動詞の出現頻度...
【工学】建築学:愛着乳幼児を含む研究件
❏幼児児童の私的日常世界に見る「自己と他者の理解」および「心の理論」の発達(09710101)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】遠藤 利彦 九州大学, 大学院人間環境学研究科, 助教授 (90242106)
【キーワード】自己理解 / 他者理解 / 感情理解 / 感情制御 / 養育態度 (他13件)
【概要】本研究は、自己および他者についての日常的な理解の構造、また人の心的世界やパーソナリティに関する素朴理論の発達的推移、さらにはそれらに影響を及ぼすであろう養育環境の諸要因を探索することを目的として企図されたものである。昨年度(平成9年度)は、保育園5歳児クラス、小学校2年生、4年生(計104名)を対象に自己および他者の様々な内的・外的側面に関する個別面接を行い、加齢に伴い、自他の身体的・外的属性に関...
❏乳幼児の無生物(移行対象)に対する愛着と母子間の愛着関係との関連性(05710078)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1993
【研究代表者】遠藤 利彦 聖心女子大学, 文学部, 講師 (90242106)
【キーワード】移行対象 / 乳幼児 / 愛着 / 情動制御 / 母子関係
【概要】1.研究目的:乳幼児の無生物(タオル、毛布、ぬいぐるみ等:移行対象とも呼ばれる)に対する愛着と母子間の愛着関係との間にいかなる関連性があるか、また移行対象の使用が否定的情動の制御にどのような意味を有するかについて検討する。2.研究対象:月齢12か月の乳幼児とその母親31組み。3.方法:(1)質問紙調査…母親に対して、移行対象の有無、その種類、発現時期、使用頻度等、また養育形態、分離体験等に関する質...
【工学】建築学:保育所乳幼児を含む研究件
❏子ども視点から見るデジタル絵本の可能性と陥穽:縦断調査を中核とした萌芽的研究(25590172)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 利彦 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90242106)
【キーワード】デジタル絵本 / 乳幼児期 / 母子相互作用 / 保育 / 読み聞かせ (他18件)
【概要】現在、急速な勢いで書籍のデジタル化が進む中、乳幼児向けの絵本についても、既に相当数のデジタル版が開発・配信されている。しかし、その子どもの発達への影響は、一部、リテラシー発達等への影響を除き、未だほとんど実証的検討には付されていない。こうした現状を受けて、本研究は、家庭や保育所等の子どもの生活世界に密着した形でデータ収集を行うことで、デジタル絵本の可能性と陥穽を探索的に明らかにすることを企図した。...
❏乳幼児の生活場面移行とそれにともなう行動調整能力の発達(17653075)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】根ケ山 光一 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00112003)
【キーワード】家庭 / 保育園 / 食行動 / 定常場面 / 泣き (他7件)
【概要】「保育園」と「家庭」という子どもの生活にとって重要な意味をもつ2つのシステムに注目し,その間を往復する子どもが,その場面移行に伴ってどのような行動の調整を行いつつそれに適応しているか,あるいはそれがどう発達するかを,いわゆる「基本的生活習慣」と従来よばれてきたものの獲得過程における養育者と子どもの葛藤や支援・協力などの実態を手がかりに検討した。 11〜28か月齢までの同一対象児22名...
【工学】総合工学:ダイナミクス乳幼児を含む研究件
❏新生児・乳児における感覚-運動ダイナミクスに見る発達の個人差(18K13104)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】発達 / 乳児 / 新生児 / シミュレーション / ダイナミクス (他12件)
【概要】本研究では、運動感覚計測技術の開発・解析手法の提案・発達個人差の理解を通した発達理論の検証を目標に、①新生児・乳児の詳細な関節運動計測、②個人差を反映する身体モデル作成、③乳児運動における運動出力/感覚入力の推定、④脳モデルを利用した運動感覚統合シミュレーションによる皮質上情報構造の変化の検証、⑤ニューラルネットワークを併用した感覚運動予測ベースの発達モデル提案を遂行した。 ...
❏ヒト脳の形態形成から行動生成に至る発達のダイナミクス(26220004)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 (他15件)
【概要】ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らか...
【工学】総合工学:シミュレーション乳幼児を含む研究件
❏乳児自発運動時の感覚-運動ダイナミクスを利用した行動発達モデルの構築(21K11495)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】感覚運動発達 / 胎児 / 新生児 / シミュレーション / 柔軟 (他10件)
【概要】ヒトは出生前から生後1-2年で様々な行動を獲得する.本研究では,単に神経学的な成熟だけでなく、運動/行動時に生じる多種多様な運動情報および感覚情報の学習、統合を計測およびモデル化することで,行動発達の理解を追究する. 本年度は,胎児期および新生児期の自発運動時で生じる感覚情報をシミュレーションするため,胎児・乳児の筋骨格モデルおよび柔軟な子宮壁モデルの作成を進めた.この開発により,胎児の空間的制約...
❏新生児・乳児における感覚-運動ダイナミクスに見る発達の個人差(18K13104)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】発達 / 乳児 / 新生児 / シミュレーション / ダイナミクス (他12件)
【概要】本研究では、運動感覚計測技術の開発・解析手法の提案・発達個人差の理解を通した発達理論の検証を目標に、①新生児・乳児の詳細な関節運動計測、②個人差を反映する身体モデル作成、③乳児運動における運動出力/感覚入力の推定、④脳モデルを利用した運動感覚統合シミュレーションによる皮質上情報構造の変化の検証、⑤ニューラルネットワークを併用した感覚運動予測ベースの発達モデル提案を遂行した。 ...
【総合生物】神経科学:言語乳幼児を含む研究件
❏子どもの言語学習における”人”(17H02631)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70276004)
【キーワード】言語 / 発達 / 社会的認知 / 方言 / 感情抑揚 (他12件)
【概要】言語(方言,外国語)は,その話し手が,どのような社会集団に属すかを伝えるものでもある。本年度は,言語(方言)の話者に対する幼児や乳児の認識を,特に方言に焦点をあてながら検討してきた。 具体的に述べると,幼児を対象としたプロジェクトでは,子どもの居住地域によっては,ふだん身近な人々が話す方言とテレビなどのメディアで耳にする方言(いわゆる標準語)が一致しない場合があることに注目し,子どもは,メディアの...
❏大人による育児語使用と子どもの言語発達(16K13468)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70276004)
【キーワード】乳児 / 言語 / 育児語 / 発達 / 養育 (他12件)
【概要】大人は、乳児に話しかける時、育児語、つまり、乳児に話しかける時だけに使用する独特な語彙を用いる。育児語としては、擬音語(犬に対する”ワンワン”など)、単語音の繰り返し(靴に対する”クック”)などがよく使われる。 本研究では横断的研究と縦断的研究を行い、母親の育児語使用が、子どもの発達にともない、どのように変化するのか、また、それは、子どもの言語発達にどのような影響を及ぼしているかを検討した。結果、...
❏音である言語の発達過程(25285183)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70276004)
【キーワード】言語 / 発話 / 乳幼児 / 単語学習 / 助詞 (他19件)
【概要】言語を学習するため,子どもは発話中の語や句,文などの言語的側面に注意を向け,単語あるいは文レベルのピッチパタンなどは無視しなければならない場合もある。しかし,単語レベルのピッチバタンは,日本語を含むいくつかの言語で単語の区別に用いられ,文レベルのピッチパタンは,話者の感情を言語内容より正確に伝達する場合がある。本研究では,(1)乳児はいつから,どのような手がかりを用いて,モノの名前を,それ以外の発...
【医歯薬学】基礎医学:音響分析乳幼児を含む研究件
❏保育士・教員養成における音声・歌唱教育に資する乳幼児音声の分析的研究(22530891)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】坂井 康子 甲南女子大学, 人間科学部, 教授 (30425102)
【キーワード】幼児教育 / 保育 / 乳幼児音声 / 歌唱様音声 / 音響的分析 (他14件)
【概要】日本語環境にある乳幼児の音声の分類とそれらの音響分析の結果により,乳幼児音声(喃語を含む)のリズムと抑揚についての知見を得た。加えて,乳幼児音声の「うた度」を評定する聴取実験の結果を分析し,「うた度」の高い音声の特徴を抽出した。以上のように乳幼児音声の分析をおこなった結果をもとに,保育士・教員養成において乳幼児音声をめぐって感得すべき,あるいは配慮すべき点について検討し,論文にまとめた。 ...
❏母子相互作用における乳幼児発話交代形成過程の研究(21530696)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】庭野 賀津子 東北福祉大学, 総合福祉学部, 准教授 (30458202)
【キーワード】母子相互作用 / 乳幼児 / コミュニケーション発達 / 言語発達 / 発話交代 (他14件)
【概要】本研究の目的は、縦断調査により、母子間における発話交替の形成過程を明らかにすることであった。母親による対乳児発話が乳幼児の言語発達に果たす役割は大きい。そこで本研究では、20組の母子を対象として、子が生後6~18カ月の間の相互作用場面を縦断的に記録し、母親発話の機能及び音響的特徴を分析した。その結果、母親が乳幼児の月齢や場面に応じて発話を変化させながら乳幼児の発声を促進し、発話交代の手掛かりを与え...
【医歯薬学】内科系臨床医学:近赤外分光法乳幼児を含む研究件
❏ヒト発達脳の多波長光イメージング(20K20601)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】近赤外分光法 / ヘモグロビン / シトクロム / 脳 / 代謝 (他6件)
【概要】脳血液中のヘモグロビンおよび脳組織中のシトクロムの酸素化状態の時間変化を同時計測するため、試作した多波長近赤外光源を用いた装置を用いた検討を進めた。 成人を対象とし、前頭部または側頭部に光源から1、2、3、4cmの距離に配置したセンサーパッドを装着し、閉眼安静時(計測1)、呼吸の操作による低炭酸条件または高炭酸条件(計測2)、周期的呼吸条件(計測3)において、酸素化ヘモグロビン(oxy-Hb)、...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【医歯薬学】外科系臨床医学:記憶乳幼児を含む研究件
❏心の制御に関する統合的理解:認知心理学・認知神経科学・発達科学からの多面的接近(25285200)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】川口 潤 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70152931)
【キーワード】記憶 / 抑制 / ワーキングメモリ / 社会的認知 / 認知的コントロール (他10件)
【概要】心のはたらきは,無意識的な自動的処理と意識的に操作しようとする意識的処理が区別され,中でも自動的処理が大きな役割を果たしていることが多数示されてきた。一方,人は自分自身の心をある程度コントロールできていると認識しているとともに,場合によっては不要な考えがいつも心に浮かぶなどコントロールできない状況も多く経験する。本研究では,このような心のコントロールが可能かどうか,またその背景メカニズムにはどのよ...
❏発達初期の予測的行為を支える記憶および抑制機構の解明(21800012)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 大学院・教育学研究科, 特任准教授 (00512120)
【キーワード】発達 / 乳児 / 予測 / 記憶 / 抑制 (他12件)
【概要】発達初期における予測的行為の基盤となる記憶および抑制機構の発達過程を、アイトラッカーによる視線計測、三次元動作解析システムによる身体運動計測、近赤外分光法による脳の機能的イメージング計測を用いて検討した。その結果、生後1年間に、(1)乳児は経験によって得られた情報を抑制し、状況に適した柔軟な予測が可能になること、(2)またそのような予測に基づいて自己の身体運動パターンを制御可能になること、(3)さ...
【医歯薬学】社会医学:眼球運動乳幼児を含む研究件
❏発達初期の予測的行為を支える記憶および抑制機構の解明(21800012)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 大学院・教育学研究科, 特任准教授 (00512120)
【キーワード】発達 / 乳児 / 予測 / 記憶 / 抑制 (他12件)
【概要】発達初期における予測的行為の基盤となる記憶および抑制機構の発達過程を、アイトラッカーによる視線計測、三次元動作解析システムによる身体運動計測、近赤外分光法による脳の機能的イメージング計測を用いて検討した。その結果、生後1年間に、(1)乳児は経験によって得られた情報を抑制し、状況に適した柔軟な予測が可能になること、(2)またそのような予測に基づいて自己の身体運動パターンを制御可能になること、(3)さ...
❏発達的観点からみた注意/予測能力の計算モデルの構築(13780267)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】開 一夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30323455)
【キーワード】認知 / 予測 / 非線形予測 / 乳児 / 眼球運動 (他12件)
【概要】本研究では,人間の認知・予測能力の発達的変化を,生後5ヶ月〜8ヶ月の乳児を対象とした行動実験と,そこで得られたデータを解釈するための計算論的枠組みの構築を行った。具体的には,ターゲット対象の遮蔽と回転を伴う物理的事象に対する乳児の注視行動を馴化・脱馴化パラダイムに基づいて計測と,計測された眼球運動データを非線形予測法に基づいて分析するための枠組みを開発した。馴化・脱馴化パラダイムとは事象に対する乳...
【医歯薬学】社会医学:胎児乳幼児を含む研究件
❏乳児自発運動時の感覚-運動ダイナミクスを利用した行動発達モデルの構築(21K11495)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】感覚運動発達 / 胎児 / 新生児 / シミュレーション / 柔軟 (他10件)
【概要】ヒトは出生前から生後1-2年で様々な行動を獲得する.本研究では,単に神経学的な成熟だけでなく、運動/行動時に生じる多種多様な運動情報および感覚情報の学習、統合を計測およびモデル化することで,行動発達の理解を追究する. 本年度は,胎児期および新生児期の自発運動時で生じる感覚情報をシミュレーションするため,胎児・乳児の筋骨格モデルおよび柔軟な子宮壁モデルの作成を進めた.この開発により,胎児の空間的制約...
❏ヒト脳の形態形成から行動生成に至る発達のダイナミクス(26220004)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 (他15件)
【概要】ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らか...
❏胎児期からの母子コミュニケーションの発達と支援にかんする縦断研究(16203034)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】竹下 秀子 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (90179630)
【キーワード】4次元超音波画像診断装置 / 胎児 / 予期的指すい / 母子コミュニケーション / 対象操作行動 (他16件)
【概要】研究拠点「子育ち応援ラボうみかぜ」を中心に活動し、胎児期から出生後2歳ごろまでのヒトの母子コミュニケーションにかかわる以下の研究を実施した。1.胎児期について、4次元超音波画像診断装置を使用した行動観察を実施し、手指が口に接触する直前に口を開ける「予期的指すい」の出現を明らかにした。さらに、胎外からの聴覚的刺激に対する胎児の反応を分析し、口開け行動の生起頻度が、母親声や機械音に対しては増加すること...
【医歯薬学】社会医学:自発活動乳幼児を含む研究件
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【医歯薬学】社会医学:リズム乳幼児を含む研究件
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
❏保育士・教員養成における音声・歌唱教育に資する乳幼児音声の分析的研究(22530891)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】坂井 康子 甲南女子大学, 人間科学部, 教授 (30425102)
【キーワード】幼児教育 / 保育 / 乳幼児音声 / 歌唱様音声 / 音響的分析 (他14件)
【概要】日本語環境にある乳幼児の音声の分類とそれらの音響分析の結果により,乳幼児音声(喃語を含む)のリズムと抑揚についての知見を得た。加えて,乳幼児音声の「うた度」を評定する聴取実験の結果を分析し,「うた度」の高い音声の特徴を抽出した。以上のように乳幼児音声の分析をおこなった結果をもとに,保育士・教員養成において乳幼児音声をめぐって感得すべき,あるいは配慮すべき点について検討し,論文にまとめた。 ...
【医歯薬学】社会医学:脳機能イメージング乳幼児を含む研究件
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
❏乳幼児の認知・情動的クオリアの発達に関する神経心理学的研究(14201012)
【研究テーマ】実験系心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】利島 保 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20033566)
【キーワード】乳幼児 / 認知・情動的クオリア / 発達神経心理学 / 近赤外線分校法 / 脳機能イメージング (他15件)
【概要】14年度は,光トポグラフィ装置(NIRS)とサーモグラフィーの測定可能性を確認した結果,乳幼児の認知・情動的クオリアが,母親顔刺激,音声,触覚的接触等に対する心理生理的反応が現れた。脳損傷者の認知・情動的クオリアの研究では,弁別学習課題で脳損傷患者の高次情報処理能力の機能不全を検討し,刺激要素の処理に関わる前頭前野の移行能力の不全に関係することが示唆された。15年度は,母子相互作用下での乳児の脳内...
【医歯薬学】社会医学:fNIRS乳幼児を含む研究件
❏社会的随伴性検出にかかわる神経基盤の発達:ハイリスク乳児との比較研究(21K20291)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2021-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】白野 陽子 慶應義塾大学, グローバルリサーチインスティテュート(三田), 特任助教 (20834154)
【キーワード】社会的相互作用 / fNIRS / 自閉スペクトラム症 / 随伴性 / 脳機能 (他10件)
【概要】本研究は、自然状況下の対人相互作用において、社会的随伴性への発達障害ハイリスクとローリスク乳児の脳反応を比較検討し、社会的相互作用にかかわる神経基盤の定型・非定型発達過程を明らかにすることを目的とする。そのため、発達障害のリスクを持つ乳児と定型発達乳児を対象として、実際の対人相互作用における社会的および非社会的随伴性への脳反応の検討を行なっている。1年目である2021年度は、脳機能および行動データ...
❏ヒト脳の形態形成から行動生成に至る発達のダイナミクス(26220004)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 (他15件)
【概要】ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らか...
【医歯薬学】社会医学:近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)乳幼児を含む研究件
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
❏乳児の睡眠と学習における脳の機能的ネットワークの発達(26242086)
【研究テーマ】基盤・社会脳科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00272477)
【キーワード】発達 / 脳 / 睡眠 / 乳児 / 脳波 (他7件)
【概要】睡眠時の乳児における脳の機能的ネットワークの発達を調べる研究を行った。生後2ヶ月および3ヶ月児を対象とし、睡眠中の脳活動の計測を行った。昼間に研究室に来訪した乳児が自然に入眠した状態で、脳の広い領域をカバーする94チャンネルNIRSを装着した。また、睡眠状態(sleep state)を計測するために、脳波および眼電計測用の電極を装着した。睡眠中の体動等の行動をビデオで観察しながら、約 20分程度の...
❏ヒト脳の形態形成から行動生成に至る発達のダイナミクス(26220004)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 (他15件)
【概要】ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らか...
【医歯薬学】薬学:海馬顆粒細胞乳幼児を含む研究件
❏乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動機構とその破綻による海馬発達異常の解明(19790048)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】小山 隆太 東京大学, 大学院薬学系研究科, 助教 (90431890)
【キーワード】海馬顆粒細胞 / 細胞移動 / GABA / てんかん / 熱性けいれん (他8件)
【概要】てんかんは、大脳の神経細胞がいっせいに活動してしまうことで様々な発作を起こす病気であり、その原因の一つは神経回路の形成異常である。本研究では、げっ歯類を利用した実験によって、乳幼児期の熱性けいれんが神経細胞の移動を撹乱することが、成体期の脳内における一部の神経回路の形成異常に繋がることが示唆された。また、この現象は、神経伝達物資であるγ(ガンマ)-アミノ酪酸(GABA)が、神経細胞の正常な移動を阻...
❏乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動とその破綻機構の解明(18890052)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小山 隆太 東大, 薬学研究科(研究院), 助手 (90431890)
【キーワード】海馬顆粒細胞 / 細胞移動 / GABA / てんかん / 熱性けいれん (他8件)
【概要】研究代表者は、乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動機構へのGABAの関与を解明するため、主にラット由来の海馬切片の共培養系を利用して新生顆粒細胞の移動機構の解析をおこなった。その結果、新生顆粒細胞の歯状回門から顆粒細胞層への移動度は、GABA_A受容体の阻害薬存在下では上昇し、一方、GABA_A受容体の作用薬存在下では低下することが明らかになった。また、コントロールの培養群ではほぼ全ての新生顆...
【医歯薬学】薬学:細胞移動乳幼児を含む研究件
❏乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動機構とその破綻による海馬発達異常の解明(19790048)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】小山 隆太 東京大学, 大学院薬学系研究科, 助教 (90431890)
【キーワード】海馬顆粒細胞 / 細胞移動 / GABA / てんかん / 熱性けいれん (他8件)
【概要】てんかんは、大脳の神経細胞がいっせいに活動してしまうことで様々な発作を起こす病気であり、その原因の一つは神経回路の形成異常である。本研究では、げっ歯類を利用した実験によって、乳幼児期の熱性けいれんが神経細胞の移動を撹乱することが、成体期の脳内における一部の神経回路の形成異常に繋がることが示唆された。また、この現象は、神経伝達物資であるγ(ガンマ)-アミノ酪酸(GABA)が、神経細胞の正常な移動を阻...
❏乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動とその破綻機構の解明(18890052)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小山 隆太 東大, 薬学研究科(研究院), 助手 (90431890)
【キーワード】海馬顆粒細胞 / 細胞移動 / GABA / てんかん / 熱性けいれん (他8件)
【概要】研究代表者は、乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動機構へのGABAの関与を解明するため、主にラット由来の海馬切片の共培養系を利用して新生顆粒細胞の移動機構の解析をおこなった。その結果、新生顆粒細胞の歯状回門から顆粒細胞層への移動度は、GABA_A受容体の阻害薬存在下では上昇し、一方、GABA_A受容体の作用薬存在下では低下することが明らかになった。また、コントロールの培養群ではほぼ全ての新生顆...
【医歯薬学】薬学:脳機能乳幼児を含む研究件
❏社会的随伴性検出にかかわる神経基盤の発達:ハイリスク乳児との比較研究(21K20291)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2021-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】白野 陽子 慶應義塾大学, グローバルリサーチインスティテュート(三田), 特任助教 (20834154)
【キーワード】社会的相互作用 / fNIRS / 自閉スペクトラム症 / 随伴性 / 脳機能 (他10件)
【概要】本研究は、自然状況下の対人相互作用において、社会的随伴性への発達障害ハイリスクとローリスク乳児の脳反応を比較検討し、社会的相互作用にかかわる神経基盤の定型・非定型発達過程を明らかにすることを目的とする。そのため、発達障害のリスクを持つ乳児と定型発達乳児を対象として、実際の対人相互作用における社会的および非社会的随伴性への脳反応の検討を行なっている。1年目である2021年度は、脳機能および行動データ...
❏発達初期の予測的行為を支える記憶および抑制機構の解明(21800012)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 大学院・教育学研究科, 特任准教授 (00512120)
【キーワード】発達 / 乳児 / 予測 / 記憶 / 抑制 (他12件)
【概要】発達初期における予測的行為の基盤となる記憶および抑制機構の発達過程を、アイトラッカーによる視線計測、三次元動作解析システムによる身体運動計測、近赤外分光法による脳の機能的イメージング計測を用いて検討した。その結果、生後1年間に、(1)乳児は経験によって得られた情報を抑制し、状況に適した柔軟な予測が可能になること、(2)またそのような予測に基づいて自己の身体運動パターンを制御可能になること、(3)さ...
【医歯薬学】薬学:GABA乳幼児を含む研究件
❏乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動機構とその破綻による海馬発達異常の解明(19790048)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】小山 隆太 東京大学, 大学院薬学系研究科, 助教 (90431890)
【キーワード】海馬顆粒細胞 / 細胞移動 / GABA / てんかん / 熱性けいれん (他8件)
【概要】てんかんは、大脳の神経細胞がいっせいに活動してしまうことで様々な発作を起こす病気であり、その原因の一つは神経回路の形成異常である。本研究では、げっ歯類を利用した実験によって、乳幼児期の熱性けいれんが神経細胞の移動を撹乱することが、成体期の脳内における一部の神経回路の形成異常に繋がることが示唆された。また、この現象は、神経伝達物資であるγ(ガンマ)-アミノ酪酸(GABA)が、神経細胞の正常な移動を阻...
❏乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動とその破綻機構の解明(18890052)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小山 隆太 東大, 薬学研究科(研究院), 助手 (90431890)
【キーワード】海馬顆粒細胞 / 細胞移動 / GABA / てんかん / 熱性けいれん (他8件)
【概要】研究代表者は、乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動機構へのGABAの関与を解明するため、主にラット由来の海馬切片の共培養系を利用して新生顆粒細胞の移動機構の解析をおこなった。その結果、新生顆粒細胞の歯状回門から顆粒細胞層への移動度は、GABA_A受容体の阻害薬存在下では上昇し、一方、GABA_A受容体の作用薬存在下では低下することが明らかになった。また、コントロールの培養群ではほぼ全ての新生顆...
【医歯薬学】薬学:乳幼児を含む研究件
❏ヒト発達脳の多波長光イメージング(20K20601)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】近赤外分光法 / ヘモグロビン / シトクロム / 脳 / 代謝 (他6件)
【概要】脳血液中のヘモグロビンおよび脳組織中のシトクロムの酸素化状態の時間変化を同時計測するため、試作した多波長近赤外光源を用いた装置を用いた検討を進めた。 成人を対象とし、前頭部または側頭部に光源から1、2、3、4cmの距離に配置したセンサーパッドを装着し、閉眼安静時(計測1)、呼吸の操作による低炭酸条件または高炭酸条件(計測2)、周期的呼吸条件(計測3)において、酸素化ヘモグロビン(oxy-Hb)、...
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
❏脳および頭蓋の形態発達と進化(15K12619)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 発達 / 進化 / 乳児 / 頭蓋 (他6件)
【概要】生後3ヶ月から22ヶ月の16名のヒト乳幼児の頭部の磁気共鳴画像(MRI)を用いて、脳と頭蓋の形態の特徴点を抽出し、サイズと形態の変化について分析を行った。脳の特定の領域に形態の変異の大きな場所があること、頭蓋は前後左右で異方的に成長すること、脳と頭蓋の特徴点の相対的な位置関係は安定していることが明らかになった。発達における脳と頭蓋の形態の多様性が、脳の進化につながる可能性を議論した。 ...
【医歯薬学】薬学:熱性けいれん乳幼児を含む研究件
❏乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動機構とその破綻による海馬発達異常の解明(19790048)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】小山 隆太 東京大学, 大学院薬学系研究科, 助教 (90431890)
【キーワード】海馬顆粒細胞 / 細胞移動 / GABA / てんかん / 熱性けいれん (他8件)
【概要】てんかんは、大脳の神経細胞がいっせいに活動してしまうことで様々な発作を起こす病気であり、その原因の一つは神経回路の形成異常である。本研究では、げっ歯類を利用した実験によって、乳幼児期の熱性けいれんが神経細胞の移動を撹乱することが、成体期の脳内における一部の神経回路の形成異常に繋がることが示唆された。また、この現象は、神経伝達物資であるγ(ガンマ)-アミノ酪酸(GABA)が、神経細胞の正常な移動を阻...
❏乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動とその破綻機構の解明(18890052)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小山 隆太 東大, 薬学研究科(研究院), 助手 (90431890)
【キーワード】海馬顆粒細胞 / 細胞移動 / GABA / てんかん / 熱性けいれん (他8件)
【概要】研究代表者は、乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動機構へのGABAの関与を解明するため、主にラット由来の海馬切片の共培養系を利用して新生顆粒細胞の移動機構の解析をおこなった。その結果、新生顆粒細胞の歯状回門から顆粒細胞層への移動度は、GABA_A受容体の阻害薬存在下では上昇し、一方、GABA_A受容体の作用薬存在下では低下することが明らかになった。また、コントロールの培養群ではほぼ全ての新生顆...
【医歯薬学】薬学:てんかん乳幼児を含む研究件
❏乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動機構とその破綻による海馬発達異常の解明(19790048)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】小山 隆太 東京大学, 大学院薬学系研究科, 助教 (90431890)
【キーワード】海馬顆粒細胞 / 細胞移動 / GABA / てんかん / 熱性けいれん (他8件)
【概要】てんかんは、大脳の神経細胞がいっせいに活動してしまうことで様々な発作を起こす病気であり、その原因の一つは神経回路の形成異常である。本研究では、げっ歯類を利用した実験によって、乳幼児期の熱性けいれんが神経細胞の移動を撹乱することが、成体期の脳内における一部の神経回路の形成異常に繋がることが示唆された。また、この現象は、神経伝達物資であるγ(ガンマ)-アミノ酪酸(GABA)が、神経細胞の正常な移動を阻...
❏乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動とその破綻機構の解明(18890052)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小山 隆太 東大, 薬学研究科(研究院), 助手 (90431890)
【キーワード】海馬顆粒細胞 / 細胞移動 / GABA / てんかん / 熱性けいれん (他8件)
【概要】研究代表者は、乳幼児期の海馬における新生顆粒細胞の移動機構へのGABAの関与を解明するため、主にラット由来の海馬切片の共培養系を利用して新生顆粒細胞の移動機構の解析をおこなった。その結果、新生顆粒細胞の歯状回門から顆粒細胞層への移動度は、GABA_A受容体の阻害薬存在下では上昇し、一方、GABA_A受容体の作用薬存在下では低下することが明らかになった。また、コントロールの培養群ではほぼ全ての新生顆...
【医歯薬学】看護学:脳波乳幼児を含む研究件
❏道徳発達の文化差と親子間の転移:認知神経科学的アプローチによる検討(21H00939)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】清水 由紀 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30377006)
【キーワード】道徳性 / 文化差 / 日米比較 / 脳波 / 視線 (他9件)
【概要】
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
❏脊髄運動神経の機能的成熟が新生児運動発達に与える影響(15K16417)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特別研究員 (60744993)
【キーワード】運動発達 / 新生児 / 乳児 / 自発運動 / 筋電図 (他9件)
【概要】ヒトの運動発達の背景にある神経学的メカニズムは未だ明確にされていない。本研究は、新生児期から乳児期にみられる著しい運動発達を神経生理学的観点から解明する目的で、(1)新生児および乳児の柔らかい皮膚にも使用可能な多チャンネル表面筋電電極の開発、(2)全身モーションキャプチャと乳児筋骨格モデルを併用した運動時の固有感覚入力の計測を行った結果、新生児から乳児期の自発運動時の筋間相互相関は発達に伴い変化し...
【医歯薬学】看護学:傷害予防乳幼児を含む研究件
❏妊娠期から始める乳児の傷害予防:SNS・地域資源ハイブリッド型プログラムの開発(21K17422)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】本田 千可子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (80845751)
【キーワード】傷害予防 / 妊婦 / 母子保健事業 / プログラム開発 / SNS (他6件)
【概要】新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、各自治体での住民サービスに影響が出ている中、妊娠~乳幼児の育児期の保護者への教育機会の場である母親・両親学級、育児グループ、乳幼児健康診査などの一次予防サービスの提供・利用が縮小を余儀なくされた。2021(令和3)年度は、それらの教育機会の減少により、保護者が傷害予防の情報を得られていない可能性を考え、家の中での乳幼児の傷害と事故リスクに関する状況、傷...
❏乳児の安全を創出する妊娠期・地域協働型集団教育プログラムの開発と効果検証(19K24223)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】本田 千可子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (80845751)
【キーワード】傷害予防 / 妊婦 / プログラム評価 / 予防行動 / 集団教育 (他6件)
【概要】2021(令和3)年度は、地域の母親学級で行った、乳児の傷害予防教育の比較試験の結果の国際的な発信、および比較試験に参加したの母親131名に対し実施した2年後追跡調査の結果分析を実施した。 比較試験の論文は、"Infant Injury Prevention Education for Pregnant Women Attending Antenatal Class: A Quasi-Ex...
【医歯薬学】看護学:発達乳幼児を含む研究件
❏中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】走運動
【研究期間】ランニングフォーム
【研究代表者】速度
【キーワード】ストライド
【概要】
❏乳児自発運動時の感覚-運動ダイナミクスを利用した行動発達モデルの構築(21K11495)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】感覚運動発達 / 胎児 / 新生児 / シミュレーション / 柔軟 (他10件)
【概要】ヒトは出生前から生後1-2年で様々な行動を獲得する.本研究では,単に神経学的な成熟だけでなく、運動/行動時に生じる多種多様な運動情報および感覚情報の学習、統合を計測およびモデル化することで,行動発達の理解を追究する. 本年度は,胎児期および新生児期の自発運動時で生じる感覚情報をシミュレーションするため,胎児・乳児の筋骨格モデルおよび柔軟な子宮壁モデルの作成を進めた.この開発により,胎児の空間的制約...
❏ランニングの新しい概念に基づく正しい走動作獲得法の開発(19K22822)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】彼末 一之 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (50127213)
【キーワード】走運動 / ランニングフォーム / 速度 / ストライド / ケイデンス (他11件)
【概要】ヒトは2歳~3歳になると自然に走れるようになるが、大きな個人差があり、走能力は生まれつきの素質によると考えられている。最近の研究によれば子どもの疾走能力は技術と強く関係する。そのランニングの年齢にともなう変化を検討した。幼児では大きな範囲で速度調節はできないが、ストライドはほとんど変化せず、ケイデンスの変化で速度変化が起こっていた。小学校高学年では成人型の遅い速度域ではストライド、速い速度域ではケ...
【医歯薬学】看護学:発達障害乳幼児を含む研究件
❏社会的随伴性検出にかかわる神経基盤の発達:ハイリスク乳児との比較研究(21K20291)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2021-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】白野 陽子 慶應義塾大学, グローバルリサーチインスティテュート(三田), 特任助教 (20834154)
【キーワード】社会的相互作用 / fNIRS / 自閉スペクトラム症 / 随伴性 / 脳機能 (他10件)
【概要】本研究は、自然状況下の対人相互作用において、社会的随伴性への発達障害ハイリスクとローリスク乳児の脳反応を比較検討し、社会的相互作用にかかわる神経基盤の定型・非定型発達過程を明らかにすることを目的とする。そのため、発達障害のリスクを持つ乳児と定型発達乳児を対象として、実際の対人相互作用における社会的および非社会的随伴性への脳反応の検討を行なっている。1年目である2021年度は、脳機能および行動データ...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【医歯薬学】看護学:生活習慣乳幼児を含む研究件
❏COVID-19流行時の幼児の生活習慣や身体状況からみた健康管理上の課題と対策(21K02415)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】COVID-19 / 幼児 / 生活習慣 / 体温 / 体力
【概要】本研究では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行期における日本各地の幼児の生活習慣の実態を把握し、子どもたちの抱える・抱えさせられた健康管理上の問題点を抽出し、改善策や予防策を検討することとした。 2021年度は、日本各地の幼児の生活習慣について、沖縄県、福岡県、広島県、大阪府、京都府、富山県、東京都、茨城県、千葉県、宮城県の全国10箇所における幼児の生活習慣調査を実施した。あわせて...
❏夜型化社会の中での幼児の生活リズムと体力、身体活動量との関係(15K00739)
【研究テーマ】家政・生活学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】石井 浩子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (70353141)
【キーワード】幼児 / 生活習慣 / 夜型社会 / 体格 / 体力・運動能力 (他12件)
【概要】幼児の生活習慣調査および、体格や身体活動量、両手握力値、運動能力の測定をし、夜型化した社会の中で生活する幼児の生活状況や身体状況、体力・運動能力の実態把握とそれらの関連を分析して、幼児の抱える問題点や課題を見いだし、行政や保育・教育団体、家庭に、生活リズムの向上のための保育や育児への提案を行った。 午後10時以降就寝児は約2割おり、幼児に必要な10時間以上の睡眠が確保できていない幼児は約7割であっ...
❏幼児の生活と体力・運動能力および保護者の生活要因相互の関連性(24500910)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】石井 浩子 京都ノートルダム女子大学, 生活福祉文化学部, 准教授 (70353141)
【キーワード】生活習慣 / 幼児 / 体力・運動能力 / 体格 / 生体リズム(体温) (他11件)
【概要】幼児と保護者の生活習慣を調査し、生活時間相互の関連性を分析するとともに、幼児の体格や体力・運動能力、体温、歩数、疲労症状を測定し、個々の生活習慣や身体・体力状況を評価し、健康管理上の問題点と改善策を模索した。 本研究の対象児は、就寝時刻が遅く、睡眠時間が9時間30分未満と短く、外あそび時間は短く、テレビ・ビデオの長時間視聴が確認された。幼児の就寝時刻の遅れは、入浴・帰宅時刻との関連が認められた。ま...
【医歯薬学】看護学:縦断研究乳幼児を含む研究件
❏乳児の音韻弁別能力の個人差と幼児期の言語発達の関係を探る縦断的研究(19K02636)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山根 直人 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 専門職研究員 (60550192)
【キーワード】乳幼児 / 言語発達 / 個人差 / 音韻弁別能力 / 縦断研究 (他6件)
【概要】本研究は、言語発達の初期段階に見られる乳児期の音韻弁別能力の個人差を生む要因の詳細な検討と、幼児期の言語運用・コミュニケーション能力との関係性を解明することを目的としている。特に本研究では、乳幼児期の言語発達を生理‐行動‐親への質問紙という異なる側面から検討するのみではなく、乳児期から幼児期へと月齢縦断的に検討することで、さらに多次元から乳幼児期の言語獲得・発達のメカニズムの解明に迫る。そのために...
❏乳児の言語発達とストレス耐性の関係を探る縦断的研究(16K16629)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山根 直人 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 専門職研究員 (60550192)
【キーワード】乳児 / 個人差 / 縦断研究 / 音韻弁別 / ストレス耐性 (他10件)
【概要】本研究では言語発達の個人差を生む要因が、聴覚情報処理以外にも存在しているのではないかと仮定し、8ヵ月児の音韻弁別能力と10ヶ月児のストレス耐性との関係を月齢縦断的に検討した。その結果、日本語長短母音の弁別能力には大きな個人差があることが明らかとなった。一方、10ヶ月児では母子分離場面において、泣く行動を示した児に有意な心拍数の上昇とコルチゾール成分の変動が見られた。両者の関係性については、母子分離...
❏大人による育児語使用と子どもの言語発達(16K13468)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】針生 悦子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70276004)
【キーワード】乳児 / 言語 / 育児語 / 発達 / 養育 (他12件)
【概要】大人は、乳児に話しかける時、育児語、つまり、乳児に話しかける時だけに使用する独特な語彙を用いる。育児語としては、擬音語(犬に対する”ワンワン”など)、単語音の繰り返し(靴に対する”クック”)などがよく使われる。 本研究では横断的研究と縦断的研究を行い、母親の育児語使用が、子どもの発達にともない、どのように変化するのか、また、それは、子どもの言語発達にどのような影響を及ぼしているかを検討した。結果、...
【医歯薬学】看護学:関係性乳幼児を含む研究件
❏幼児児童の私的日常世界に見る「自己と他者の理解」および「心の理論」の発達(09710101)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】遠藤 利彦 九州大学, 大学院人間環境学研究科, 助教授 (90242106)
【キーワード】自己理解 / 他者理解 / 感情理解 / 感情制御 / 養育態度 (他13件)
【概要】本研究は、自己および他者についての日常的な理解の構造、また人の心的世界やパーソナリティに関する素朴理論の発達的推移、さらにはそれらに影響を及ぼすであろう養育環境の諸要因を探索することを目的として企図されたものである。昨年度(平成9年度)は、保育園5歳児クラス、小学校2年生、4年生(計104名)を対象に自己および他者の様々な内的・外的側面に関する個別面接を行い、加齢に伴い、自他の身体的・外的属性に関...
❏幼児期・児童期における心の理論・素朴人格理論:多面的自他理解の検討を通して(08710106)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】遠藤 利彦 聖心女子大学, 文学部, 講師 (90242106)
【キーワード】自己理解 / 他者理解 / 心の理論 / 素朴人格理論 / 関係性 (他7件)
【概要】本研究は、幼児期から児童期にかけての、自己および他者理解の性質、および心的世界や人格に関する素朴理論の発達的移行を探ることを目的とした。従来の研究は、子1人1人の具体的・個別的対人関係の文脈を相対的に軽視してきており、彼らの日常生活における。現実の自己および他者、あるいは心理社会的世界に関する思考や推論の枠組みを必ずしも明確に取り出し得ていない可能性がある。そこで、本研究は個別面接を通して、子が日...
❏幼児期・児童期における多画的自己理解の発達-個別面接による研究-(07710106)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】遠藤 利彦 聖心女子大学, 文学部, 講師 (90242106)
【キーワード】自己理解 / 多面的自己 / 関係性 / 幼児 / 児童 (他6件)
【概要】自己理解の発達を扱った従来の研究では、暗黙裡に子の一般的な自己に焦点が当てられ、子自身を取り巻く具体的・個別的関係の中における自己への配慮は相対的に欠落していたと言える。本研究は、一般的な他者の視点ではなく特定の具体的他者の視点(誰の目に映る自分なのか)を意識させることによって子の潜在的により豊かな深いレベルの自己理解の諸相を引き出し得ると考え、保育園年長児32名、小学校2年生37名、4年生35名...
【医歯薬学】看護学:子育て乳幼児を含む研究件
❏乳児の言語発達とストレス耐性の関係を探る縦断的研究(16K16629)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山根 直人 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 専門職研究員 (60550192)
【キーワード】乳児 / 個人差 / 縦断研究 / 音韻弁別 / ストレス耐性 (他10件)
【概要】本研究では言語発達の個人差を生む要因が、聴覚情報処理以外にも存在しているのではないかと仮定し、8ヵ月児の音韻弁別能力と10ヶ月児のストレス耐性との関係を月齢縦断的に検討した。その結果、日本語長短母音の弁別能力には大きな個人差があることが明らかとなった。一方、10ヶ月児では母子分離場面において、泣く行動を示した児に有意な心拍数の上昇とコルチゾール成分の変動が見られた。両者の関係性については、母子分離...
❏幼児の生活習慣分析に基づいた生活リズム向上戦略の展開(24300244)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】幼児 / 生活習慣分析 / 保育 / 子育て / 生活リズム (他14件)
【概要】2012年度から2014年度の3年間で、述べ25県の幼稚園に通う3歳~6歳児15,575名、1都1府35県の保育園に通う1歳~6歳児41,797名の生活習慣調査を実施し、結果の返却と、希望の保護者には個人健康カードを作成して配布した。また、各地の行政や教育委員会と連携し、2012年は、18地域で延べ22回、2013年は、34地域で延べ70回、2014年は、24地域で延べ79回の健康づくり理論普及の...
❏幼児・児童の健康づくりシステムの構築(20240065)
【研究テーマ】生活科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
【キーワード】保育 / 子育て / 幼児 / 児童 / 健康づくり (他10件)
【概要】全国的な生活調査や体力・運動能力測定の実施から、子どもたちの抱える心やからだの問題点を見いだし、それらを改善するための計画を立案してきた。そして、調査・測定地の行政(教育委員会、子ども支援課など)や教育・保育・体育の関連団体(保育士会や幼稚園連盟など)と連携し、健康づくりのための実施可能な対策を立てて実行に移してきた。 中でも、(1)子どもの個別の生活と健康実態が診断できるシステムや、(2)データ...
【医歯薬学】看護学:質問紙調査乳幼児を含む研究件
❏乳幼児期の個体・環境要因が児童期の社会的行動に及ぼす影響についてのコホート研究(21243039)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】河合 優年 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (00144098)
【キーワード】コホート / 社会性の発達 / 母子関係 / 画像解析 / 発達データセットの構築 (他20件)
【概要】本研究の成果は大きく以下の5つである。1)乳児期から児童期に至る発達過程は9か月前後に一つの分岐点を持つ、2)この分岐は現時点では生物学的機構によるものから環境要因との相互作用による機構への移行と関係していると仮定されている、3)生物学的な要因で、後の社会性と関係しているものとして、身体特徴と子どもが持つ対人的相互作用時の反応リズムとの関係が見いだされている、4)それ以外の調査項目における、幼児期...
❏幼児における空間対処能力からみた自立の発達に関する基礎的研究(07801017)
【研究テーマ】実験系心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】根ヶ山 光一 早稲田大学, 人間科学部, 助教授 (00112003)
【キーワード】迷子 / 幼児 / 自立の発達 / 空間 / 事故 (他11件)
【概要】本研究は,事故や迷子といった,子どもの生存に直結する彼らの空間対処能力という重要な自律能力の不全について,その実態を質問紙調査と実験から心理・行動学的に検討しようとするものである。 まず事故の研究については,あわせて4種類の質問紙調査と2種類の実験が行われた.その結果,質問紙調査からは,子どもの事故は3歳で多発するが,大事故に関しては0歳にも大きなピークがあること,通常の事故は屋外で転んで足を怪我...
【医歯薬学】看護学:学習乳幼児を含む研究件
❏乳児の四肢運動が織りなす音響的な「場」(23700682)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 教育学研究科(研究院), 特任准教授 (00512120)
【キーワード】乳児 / 四肢運動 / 学習 / 運動発達 / 自発運動 (他9件)
【概要】乳児期初期の児を対象とし、さまざまな環境(場)における四肢運動を三次元動作解析システムによって計測し、四肢運動に含まれる多様な運動特性の抽出をおこなった。その結果、四肢運動パターンの発達にともなう変化、環境(音楽や玩具)との相互作用における四肢運動の特性が明らかにされた。これらの運動特性は、乳児の運動をもとに外界からの応答をフィードバックする豊かな環境のシステム構築に役立つと考えられる。 ...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【医歯薬学】看護学:妊婦乳幼児を含む研究件
❏小区分56020:整形外科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】ビタミンD
【研究期間】妊婦
【研究代表者】O脚
【キーワード】遺伝子多型
【概要】新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、各自治体での住民サービスに影響が出ている中、妊娠~乳幼児の育児期の保護者への教育機会の場である母親・両親学級、育児グループ、乳幼児健康診査などの一次予防サービスの提供・利用が縮小を余儀なくされた。2021(令和3)年度は、それらの教育機会の減少により、保護者が傷害予防の情報を得られていない可能性を考え、家の中での乳幼児の傷害と事故リスクに関する状況、傷...
❏乳児の安全を創出する妊娠期・地域協働型集団教育プログラムの開発と効果検証(19K24223)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】本田 千可子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (80845751)
【キーワード】傷害予防 / 妊婦 / プログラム評価 / 予防行動 / 集団教育 (他6件)
【概要】2021(令和3)年度は、地域の母親学級で行った、乳児の傷害予防教育の比較試験の結果の国際的な発信、および比較試験に参加したの母親131名に対し実施した2年後追跡調査の結果分析を実施した。 比較試験の論文は、"Infant Injury Prevention Education for Pregnant Women Attending Antenatal Class: A Quasi-Ex...
❏幼児のO脚に影響する胎児期から出生後の栄養学的因子および遺伝的因子の解明(18K09045)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】坂本 優子 順天堂大学, 医学部, 准教授 (90465047)
【キーワード】ビタミンD / 妊婦 / O脚 / 遺伝子多型 / 乳幼児 (他27件)
【概要】本研究BABY-LAB (Lower extremity Alignment and Bone metabolism) Studyの結果, 対象者の妊婦も生まれた児も大半がビタミンD(VitD)欠乏だった。妊娠期の血中VitD濃度は、VitD結合蛋白遺伝子の種類が影響していた。生後18ヶ月でO脚の児は、すでに生後3ヶ月でO脚の傾向があった。O脚となることに影響する因子は、生後3ヶ月のO脚の程度と、...
【医歯薬学】看護学:環境乳幼児を含む研究件
❏社会的養護における養育環境測定法EQ(略号暫定)の開発とその妥当性の検討(21H00794)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】青木 豊 早稲田大学, 総合研究機構, その他(招聘研究員) (30231773)
【キーワード】社会的養護 / 環境 / 質問紙 / 被虐待・ネグレクト乳幼児 / 測定法 (他12件)
【概要】本研究では、社会的養護を受けている前学齢期の子どもの環境評価について, 施設と里親とで共通して用いることのできる質問紙-社会的養護環境質問紙(Environment Questioner for Institutional and Foster cares : 略してEQ)を開発する。本研究の目的は、同質問紙の開発そのものと、その質問紙を用いて調査することにより,① 施設養育と里親養育の環境を構成...
❏乳児の四肢運動が織りなす音響的な「場」(23700682)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 教育学研究科(研究院), 特任准教授 (00512120)
【キーワード】乳児 / 四肢運動 / 学習 / 運動発達 / 自発運動 (他9件)
【概要】乳児期初期の児を対象とし、さまざまな環境(場)における四肢運動を三次元動作解析システムによって計測し、四肢運動に含まれる多様な運動特性の抽出をおこなった。その結果、四肢運動パターンの発達にともなう変化、環境(音楽や玩具)との相互作用における四肢運動の特性が明らかにされた。これらの運動特性は、乳児の運動をもとに外界からの応答をフィードバックする豊かな環境のシステム構築に役立つと考えられる。 ...
【医歯薬学】看護学:母子相互作用乳幼児を含む研究件
❏自動的な対人認知の発達に関する比較文化モデルの構築-日米の違いの検討ー(国際共同研究強化)(15KK0075)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2016 - 2018
【研究代表者】清水 由紀 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (30377006)
【キーワード】特性推論 / 社会的評価 / 文化 / 社会化 / 母子相互作用 (他9件)
【概要】本研究は,文化に固有の対人認知の個体発生的起源と伝達過程の解明を目的とする。具体的には,乳幼児期における特性推論や社会的評価の発達が,文化による影響をどのように受けるかを実験的アプローチにより検討した。 6ヶ月から4歳の乳幼児とその親を対象とした3つの研究から,文化に固有の対人認知は約3歳頃から現れることが示唆された。また,前言語期の乳児期からの親からの語りかけが,子どもが他者の行動を解釈するため...
❏乳児の歌い手に対する選好メカニズム:歌いかけのコミュニケーション機能の検討(25750380)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】山根 直人 国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 専門職研究員 (60550192)
【キーワード】歌いかけ / コミュニケーション / 乳児 / 母子相互作用 / 発達
【概要】養育者が乳児に歌いかける行動は様々な場面で見られる。そこには、共に遊びたい、気分を落ち着かせたいなど、養育者の乳児に対する明確なコミュニケーション意図が反映されている。本研究では、乳児がそのような歌唱自体や歌い手の意図をどのように処理しているのか、脳反応と選好注視法を用いた行動実験から検討した。その結果、脳反応測定から乳児が発達の早期から歌唱と言語を異なる信号として処理をしている可能性が示唆された...
❏子ども視点から見るデジタル絵本の可能性と陥穽:縦断調査を中核とした萌芽的研究(25590172)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 利彦 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90242106)
【キーワード】デジタル絵本 / 乳幼児期 / 母子相互作用 / 保育 / 読み聞かせ (他18件)
【概要】現在、急速な勢いで書籍のデジタル化が進む中、乳幼児向けの絵本についても、既に相当数のデジタル版が開発・配信されている。しかし、その子どもの発達への影響は、一部、リテラシー発達等への影響を除き、未だほとんど実証的検討には付されていない。こうした現状を受けて、本研究は、家庭や保育所等の子どもの生活世界に密着した形でデータ収集を行うことで、デジタル絵本の可能性と陥穽を探索的に明らかにすることを企図した。...
【医歯薬学】看護学:子育て支援乳幼児を含む研究件
❏胎児期からの母子コミュニケーションの発達と支援にかんする縦断研究(16203034)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】竹下 秀子 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (90179630)
【キーワード】4次元超音波画像診断装置 / 胎児 / 予期的指すい / 母子コミュニケーション / 対象操作行動 (他16件)
【概要】研究拠点「子育ち応援ラボうみかぜ」を中心に活動し、胎児期から出生後2歳ごろまでのヒトの母子コミュニケーションにかかわる以下の研究を実施した。1.胎児期について、4次元超音波画像診断装置を使用した行動観察を実施し、手指が口に接触する直前に口を開ける「予期的指すい」の出現を明らかにした。さらに、胎外からの聴覚的刺激に対する胎児の反応を分析し、口開け行動の生起頻度が、母親声や機械音に対しては増加すること...
❏乳幼児期における共同注意の発達評価法の開発と乳幼児健診システムの構築(14651030)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】大神 英裕 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 教授 (20020141)
【キーワード】乳幼児 / 発達評価 / 共同注意 / 発達障害ハイリスク児 / 乳幼児健診 (他8件)
【概要】1.乳幼児における社会的理解の発達を把握する標準化された発達評価法を開発するため、文献検討や予備調査を通して共同注意の視点を取り入れたアンケート調査紙を作成した。 2.調査対象地区となる地方自治体と連携するために、乳幼児健診や子育て支援事業に参加し.縦断的調査が実施できる協力体制を整えた。現在のところ、調査対象地区は福岡県糸島地区である 3.2年間で約2000名の出生児が、8,10、12,14,1...
【医歯薬学】看護学:新生児乳幼児を含む研究件
❏乳児自発運動時の感覚-運動ダイナミクスを利用した行動発達モデルの構築(21K11495)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】感覚運動発達 / 胎児 / 新生児 / シミュレーション / 柔軟 (他10件)
【概要】ヒトは出生前から生後1-2年で様々な行動を獲得する.本研究では,単に神経学的な成熟だけでなく、運動/行動時に生じる多種多様な運動情報および感覚情報の学習、統合を計測およびモデル化することで,行動発達の理解を追究する. 本年度は,胎児期および新生児期の自発運動時で生じる感覚情報をシミュレーションするため,胎児・乳児の筋骨格モデルおよび柔軟な子宮壁モデルの作成を進めた.この開発により,胎児の空間的制約...
❏新生児・乳児における感覚-運動ダイナミクスに見る発達の個人差(18K13104)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】発達 / 乳児 / 新生児 / シミュレーション / ダイナミクス (他12件)
【概要】本研究では、運動感覚計測技術の開発・解析手法の提案・発達個人差の理解を通した発達理論の検証を目標に、①新生児・乳児の詳細な関節運動計測、②個人差を反映する身体モデル作成、③乳児運動における運動出力/感覚入力の推定、④脳モデルを利用した運動感覚統合シミュレーションによる皮質上情報構造の変化の検証、⑤ニューラルネットワークを併用した感覚運動予測ベースの発達モデル提案を遂行した。 ...
❏乳児の健康な皮膚バリア機能発達と皮膚常在菌叢形成に対するスキンケアの効果検討(17K17676)
【研究テーマ】生涯発達看護学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】米澤 かおり 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (20791388)
【キーワード】新生児 / 皮膚バリア機能 / 皮膚トラブル / 皮膚常在菌叢 / 皮膚常在菌 (他13件)
【概要】本研究では、生後2週時点での沐浴の直前とその後30分、90分後の皮膚バリア機能の変化を明らかにした。生後3か月では、同一人物のクロスオーバー試験を行うことで、スキンケアによってバリアの変化に影響があることを明らかにした。さらに、生後2週間時点の皮膚常在菌叢は皮膚バリア機能を調整した後にもその後の皮膚トラブルの発症と関連することを初めて明らかにした。新生児・乳児の皮膚トラブルを防ぎ、健やかな皮膚の成...
【医歯薬学】看護学:コミュニケーション乳幼児を含む研究件
❏「世界」を拓く触知性の発達(17KT0135)
【研究テーマ】オラリティと社会
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】渡辺 はま 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任准教授 (00512120)
【キーワード】乳児 / 触覚 / 触知性 / コミュニケーション / 個人差
【概要】触覚が「触知性」の発達を促し、身体を用いた触コミュ ニケーションにつながる過程を明らかにすることを目的とした。寝かしつけ等の場面にて、乳児と養育者の能動的な触コミュニケーションが行われていることを確認した。また触経験を定量的に計測するため、なでる、タップする等の状況で身体の生理・脳機能状態を計測する環境を確立した。さらに、家庭内にて、皮膚に生じる圧力状態をリアルタイム計測することに成功した。これら...
❏乳児の歌い手に対する選好メカニズム:歌いかけのコミュニケーション機能の検討(25750380)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】山根 直人 国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 専門職研究員 (60550192)
【キーワード】歌いかけ / コミュニケーション / 乳児 / 母子相互作用 / 発達
【概要】養育者が乳児に歌いかける行動は様々な場面で見られる。そこには、共に遊びたい、気分を落ち着かせたいなど、養育者の乳児に対する明確なコミュニケーション意図が反映されている。本研究では、乳児がそのような歌唱自体や歌い手の意図をどのように処理しているのか、脳反応と選好注視法を用いた行動実験から検討した。その結果、脳反応測定から乳児が発達の早期から歌唱と言語を異なる信号として処理をしている可能性が示唆された...
❏育児困難な乳幼児と保育者のコミュニケーションの進展(24660027)
【研究テーマ】生涯発達看護学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】門脇 千恵 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (50204524)
【キーワード】社会的相互関係 / ビデオ観察 / 自閉症スペクトラム障害(ASD) / ビデオ撮影 / 親子 (他12件)
【概要】発達障害への関心は高まりつつあるものの専門家による診断機会は容易に受けることが出来ないという現状がある。この研究により採用された観察状況は、日常生活を簡単に頻回に観察が必要時に使用できることである。 使用したビデオカメラは家庭用の安価なものを使用しています。親が子供のふるまいに熱心であるとき、親と子供は一列に座って、遊びの状況と軽食の状況の写真を撮り、専門家に意見を聞くことが推薦される。 この研究...
【医歯薬学】看護学:睡眠乳幼児を含む研究件
❏乳児の睡眠と学習における脳の機能的ネットワークの発達(26242086)
【研究テーマ】基盤・社会脳科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00272477)
【キーワード】発達 / 脳 / 睡眠 / 乳児 / 脳波 (他7件)
【概要】睡眠時の乳児における脳の機能的ネットワークの発達を調べる研究を行った。生後2ヶ月および3ヶ月児を対象とし、睡眠中の脳活動の計測を行った。昼間に研究室に来訪した乳児が自然に入眠した状態で、脳の広い領域をカバーする94チャンネルNIRSを装着した。また、睡眠状態(sleep state)を計測するために、脳波および眼電計測用の電極を装着した。睡眠中の体動等の行動をビデオで観察しながら、約 20分程度の...
❏ヒト脳の形態形成から行動生成に至る発達のダイナミクス(26220004)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 (他15件)
【概要】ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らか...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...