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研究分野別サイレントキーワード
「制度」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】社会・安全システム科学:紛争解決制度を含む研究件
❏国際紛争解決制度の比較研究(20530129)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】飯田 敬輔 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (00316895)
【キーワード】国際レジーム / 紛争解決 / 制度 / 法化 / 制度論
【概要】比較研究から明らかになった点は多数ある。投資仲裁についていえば、確かに国家のゲートキーピング作用がないため、多数の案件が付託される傾向が強いが、しかし企業はこの仲裁に頼る以前に国家と直接交渉を行い解決に努めるため、これらの仲裁に持ち込まれるのは、ほとんど交渉では解決不可能な案件である傾向が強い。多くの国家は仲裁勧告を履行するが、それができない国家は長期にわたり引き延ばし工作をしていることが明らかと...
❏公正の絆理論の検討:政策、制度、組織評価における公正(11410028)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】大渕 憲一 東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (70116151)
【キーワード】社会的公正 / 社会制度 / 社会政策 / 手続き的公正 / 公共事業 (他14件)
【概要】公正の絆仮説とは、組織や集団による決定が公正になされたと知覚することが人々の組織や集団に対する肯定的態度(集団コミットメント)を強めるというものである。本研究では、日本の社会システム、機関、政策、制度などに関する人々の評価と態度を分析することによってこの仮説の検討を試みた。実施した研究は以下の通りである。(a)一般市民を対象とし、郵送調査によって彼らの国に対する態度と政府や行政システムに対する公正...
【複合領域】科学教育・教育工学:企業制度を含む研究件
❏中国近代企業の発展への社会主義経済制度の影響に関する事例比較研究(15K03570)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】加島 潤 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 准教授 (50463899)
【キーワード】中国 / 経済史 / 制度 / 社会主義体制 / 工業化 (他9件)
【概要】本研究では、中国における近代企業の長期的な発展過程について、その勃興期にあたる中華民国期(1912-49年)から中華人民共和国成立後の計画経済期(1949-78年)、そして改革開放期(1978年-)という3つの時期を対象に、紡織業や機械工業などの複数の産業分野の企業のケーススタディーとそれらの比較分析を行った。その結果、中国企業の発展における各時期間の連続性・非連続性、とりわけ計画経済期の社会主義...
❏近代的な経済発展における市場制度の形成と生産組織の変化に関する歴史分析(18203024)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】中林 真幸 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (60302676)
【キーワード】経済史 / 経営史 / 企業理論 / 産業組織 / 比較制度分析 (他19件)
【概要】本研究計画は、近代的な、すなわち匿名的な取引が支配的な市場経済を成り立たせる取引統治の制度がどのように形成され、そして、それとともに企業組織や生産組織がどのように発達するのかを、実証的、理論的に解明することを目的としている。研究代表者および連携研究者は分担部分の研究を推し進めると共に、大阪大学大学院経済学研究科において毎月開催された「制度と組織の経済学」研究会においてその中間成果を共有した。そうし...
❏生産組織の経済史:工場制の比較制度分析(12430017)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】岡崎 哲二 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90183029)
【キーワード】生産組織 / 比較制度分析 / 工場制 / 問屋制 / 企業 (他10件)
【概要】1980年代以降、ゲーム理論の発展を前提として、制度と組織の経済学的分析が急速に進展した。またその中で、経済活動をコーディネートする様式に多様性があり、さまざまな様式間の比較分析が重要な研究課題であるという認識が、経済学者の間で広く共有されるようになった。このような新しい見方は、経済史研究に対しても、従来受け容れられてきた見解の再検討を迫っている。経済史研究の分野では、伝統的に「産業革命」が経済史...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:哲学制度を含む研究件
❏制度の複合的研究:経済学の哲学的基礎(20H01480)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】野原 慎司 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 准教授 (30725685)
【キーワード】制度 / 哲学 / 経済哲学 / アダム・スミス / J. R. コモンズ (他12件)
【概要】2021年度は、下記の研究会を実施することを通じて、制度の哲学的基礎研究を推進した。2021年7月4日には、山本修氏(ユニゾンキャピタル)が「バブルとは何か?資産価格変動研究への新たなアプローチの可能性」と題して、既存の経済学のアプローチは、実際に経済を捉える際、とりわけ金融現象を捉える際には、不十分であり、新たなアプローチが必要なことを議論した。研究分担者の西部忠は、「脱国家通貨の時代」と題して...
❏「間文化性の理論的・実践的探求――間文化現象学の新展開」(26284007)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】加國 尚志 立命館大学, 文学部, 教授 (90351311)
【キーワード】西洋哲学 / 現象学 / 間文化性 / 宗教 / 芸術 (他13件)
【概要】5年間にわたる23名の共同研究により、5回のシンポジウムを開催し、それらの成果を大学紀要を通じて公表することができた。またマーティン・ジェイ『うつむく眼』の共同研究を行い、それを翻訳出版することができた。また著者であるマーティン・ジェイ氏を招いての国際シンポジウムを開催し、国際的な研究交流と研究発信を行うことができた。これらの共同研究を通じて研究分担者間の問題意識と学術的知見の共有と相互交流を行う...
【複合領域】デザイン学:フランス制度を含む研究件
❏18・19世紀における「習俗」の概念と公共空間の変容:劇場・都市・共和国(15K03814)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】富永 茂樹 京都大学, 人文科学研究所, 名誉教授 (30145213)
【キーワード】習俗 / 市民権 / フランス革命 / 制度 / 統治 (他9件)
【概要】本研究の最終目標は、17世紀末から19世紀にかけて重要であった「習俗」という概念の理論と実践の変遷をとりわけフランスを中心にして、長期的な視座から解明することである。まず定期的な研究報告として、イギリスの17世紀における近代国家と習俗が混在する事象、フランス革命期における公共空間の多様性の諸条件を考察し、また習俗と近代国家の合法性とが混在する事象、さらには18世紀半ば以降は習俗概念にかわり「風土」...
❏「間文化性の理論的・実践的探求――間文化現象学の新展開」(26284007)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】加國 尚志 立命館大学, 文学部, 教授 (90351311)
【キーワード】西洋哲学 / 現象学 / 間文化性 / 宗教 / 芸術 (他13件)
【概要】5年間にわたる23名の共同研究により、5回のシンポジウムを開催し、それらの成果を大学紀要を通じて公表することができた。またマーティン・ジェイ『うつむく眼』の共同研究を行い、それを翻訳出版することができた。また著者であるマーティン・ジェイ氏を招いての国際シンポジウムを開催し、国際的な研究交流と研究発信を行うことができた。これらの共同研究を通じて研究分担者間の問題意識と学術的知見の共有と相互交流を行う...
【複合領域】文化財科学・博物館学:地理情報システム(GIS)制度を含む研究件
❏中印比較史の創生 データベースに基づく総合的研究(21H04361)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31
【研究代表者】村上 衛 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (50346053)
【キーワード】制度 / 労働力 / 財政 / 商業 / 土地制度 (他9件)
【概要】
❏世界貿易の多元性と多様性―「長期の19世紀」アジア域内貿易の動態とその制度的基盤(24243045)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】城山 智子 東京大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (60281763)
【キーワード】アジア / 19世紀 / 貿易 / 地理情報システム(GIS) / 取引 (他17件)
【概要】18世紀後半から第一次大戦までの「長期の19世紀」には、世界経済の画期となる貿易の質的変化と量的拡大がみられた。本研究は農作物・軽工業品を中心に多角的に展開されたアジア域内貿易に焦点を当て、データ(18-20世紀アジア主要港貿易統計)、分析枠組み(取引連鎖分析)、分析ツール(空間解析ツールによる可視化)のそれぞれに関して、新たなアプローチを採り、貿易拡大の動態とその制度的基盤を明らかにした。 ...
【複合領域】一般理論:ゲーム理論制度を含む研究件
❏安全保障政策の変更をめぐる諸国家の戦略的相互作用に関するゲーム理論的考察(19K01504)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岩波 由香里 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (40635447)
【キーワード】同盟 / 国防政策 / ゲーム理論 / 安全保障 / 抑止 (他10件)
【概要】本プロジェクトは、同盟に関するプロジェクトと国防政策に関するプロジェクトの2つに分けられる。同盟に関する研究は、必要な論文や著書をそろえた後で、それに基づいて事例研究を仕上げた。2021年度には、東京大学社会科学研究所における社研セミナーと6th World Congress of the Game Theory Societyにて発表を行い、様々な助言を得ることができた。これらのフィードバックと...
❏キーワードオークションの理論研究:現行制度はいかなる合理的を有するか(23730194)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】上條 良夫 高知工科大学, 経営学部, 准教授 (40453972)
【キーワード】オークション / インターネット検索エンジン / 広告 / ゲーム理論 / コンピュータシミュレーション (他8件)
【概要】本研究プロジェクトの目的は、キーワードオークションに関するゲーム理論・コンピュータシミュレーションを用いた分析を通じて、現行制度にどのような合理性があるのかを明らかにすることである。第一の発見は、上位の広告枠ほどクリックに関する限界収入が大きいという点である。これにより、現行の「上位の広告がハイライトされている」、「表示される広告枠に制限がある」ことに対する理論的な説明ができたことになる。第二の発...
❏制度の維持と変化を司る心理的基盤とその進化的・文化的要因(18530482)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】渡部 幹 早稲田大学, 高等研究所, 准教授 (40241286)
【キーワード】制度 / 協力 / 信頼 / 公正 / 実験 (他16件)
【概要】制度の維持と変容を司る心理変数について、それらがどのような役割を果たしているか、そしてそれが制度とどのように関係しているかについて、3つの実験シリーズを行った。それぞれ、公共財における懲罰行動の分類とその行動に対する評価、他者の信頼性を判断する際の脳の賦活動、公正分配の規定要因、についての研究を行った。その結果、交換ネットワークの流動性や懲罰についての共有理解がそれらに影響を及ぼし、制度の生成基盤...
【複合領域】一般理論:責任制度を含む研究件
❏地球温暖化問題の費用負担論ー公正で実効的な制度構築をめざして(21310032)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】高村 ゆかり 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70303518)
【キーワード】地球温暖化 / 費用 / 費用負担 / 制度 / 責任 (他13件)
【概要】温暖化関連の費用負担を考える際に、 (1)温暖化対策費用、(2)適応費用、(3)温暖化起因の損害補償費用という 3 つの異なる費用を区別することができる。(1)の温暖化対策費用については、 現行の日本の国内政策も, 2020 年までの国際制度も、その負担配分を事業者や国の支払い意思に委ねている。温暖化対策費用の配分は、効率的で効果的な排出削減を世界的にもたらすようなされるべきである。市場メカニズム...
❏国民内閣制論の研究:その根拠に遡った内在的・批判的検討(20730027)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】小島 慎司 上智大学, 法学部, 准教授 (00468597)
【キーワード】統治機構 / 信用 / 人格 / 進化 / 目的 (他14件)
【概要】高橋和之教授が唱えて学界の注目を浴びた国民内閣制論は,第三共和政期から第五共和政期のフランスの憲法学を参照して組み立てられている。これに対する批判はさまざまになされてきたが,内在的な批判,つまり,高橋教授が典拠として示した議論に即した批判は必ずしも多くなかった。そこで,本研究は,この欠を埋めるべく,フランス・ドイツの議論を歴史的に検討しようとすることを目的としている。その研究の結果,フランス第三共...
【複合領域】一般理論:カバナンス制度を含む研究件
❏西洋中世における境界地域の統治システムに関する比較史的研究(19H01328)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】高山 博 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 準研究員 (90226936)
【キーワード】政治 / 境域 / ガバナンス / 中世 / ヨーロッパ (他17件)
【概要】昨年度に引き続き本年度も、コロナウイルス感染拡大のため対面の会議などを開催することは困難であったが、研究代表者並びに研究分担者は、研究計画に従ってそれぞれの調査を進めた。加えて、オンラインを通じた研究会並びに共同研究の成果を刊行した。 代表者並びに分担者が執筆する研究成果は数多く刊行された。代表者の高山博は監訳者として、分担者の藤崎衛は共訳者として、D・アブラフィア(著)『地中海と人間―原始・古代...
❏グローバル化と開発途上国のガバナンス構築-アンデス諸国の比較研究-(18252005)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】村上 勇介 京都大学, 地域研究統合情報センター, 准教授 (70290921)
【キーワード】民主主義 / ガバナンス / 経済開発 / 社会変動 / 社会的共存 (他13件)
【概要】発展途上地域で最も早い時期から「民主化」と市場経済化を経験したラテンアメリカにおいて、近年、政治が最も不安定化しているアンデス諸国(ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラの5ヶ国)に関し、現地調査を踏まえつつ、ポスト新自由主義の時代に突入したアンデス諸国の現代的位相を歴史経路や構造的条件を重視しながら解明したうえで、近年の動向や情勢を分析した。そして、5ヶ国を比較する研究を行い、対象...
❏EU統治(ガヴァナンス)の正統性――分野横断的な政策形成過程を切り口として(14520005)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】平島 健司 (2003) 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (40156659)
【キーワード】EU / ガヴァナンス / 正統性 / 政体 / 法秩序 (他11件)
【概要】本研究は、中村民雄(平成14年度研究代表者)が二カ年計画として申請し認められたものである。初年度に中核となる研究と討議(シンポジウム)を行い、論文として年度末に公表した。二年度目(平成15年度)は、中村が文部科学省在外研究員(在イギリス)となったため、研究代表者を平島健司に交代した。 本研究の作業仮説はこうであった。1990年代のEUは、経済共同体から政治社会共同体へと変容し始めたが、その統治制度...
【環境学】環境保全学:取引費用制度を含む研究件
❏中小企業、経済発展と金融制度(14530118)
【研究テーマ】財政学・金融論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】薮下 史郎 (藪下 史郎) 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30083330)
【キーワード】金融制度 / 中小企業金融 / インフォーマル金融 / 経済発展 / 不完全情報 (他11件)
【概要】本研究では、「中小企業と金融市場」と「経済発展と金融制度」という問題を理論的かつ実証的・歴史的に分析している。これらの問題はともに、不完全情報や取引費用が大きな役割を果たす分野である。また中小企業対策は重大な政治問題であり、経済と政治が密接に関連している。一方、開発金融においては、農村での信用形態など金融制度のあり方が経済発展を左右することになる。本研究では、研究代表者が拠点リーダーを務める早稲田...
❏企業統治制度の進化と取引費用推定に関する日中比較研究(14330036)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】植竹 晃久 慶應義塾大学, 商学部, 教授 (80051556)
【キーワード】取引費用経済学 / 比較制度分析 / 比較コーポレート・ガバナンス / 制度の補完性 / ケイパビリティ (他26件)
【概要】「企業統治制度の進化と取引費用推定に関する日中比較研究」という課題を掲げて,コース的な取引費用経済学や比較制度分析の研究成果を基礎とした理論構築,ならびに日中企業の実証的研究をつうじた比較情報と歴史情報の収集を試みてきた。研究成果を要約すると,(1)現代の組織変化のロジックを理解するには,制度や企業家精神などのいった概念をベースにした比較コーポレート・ガバナンス論が必要であること,(2)ゲーム理論...
❏近代における日本経済の循環的成長と製糸業の発展(11730042)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】中林 真幸 千葉大学, 法経学部, 助教授 (60302676)
【キーワード】近代製糸業 / 生産組織 / 商標 / 情報の非対称性 / ブランド (他14件)
【概要】2000(平成12)年度においては,まず,1900年代以降における近代製糸業の発達を先導した製糸企業を素材とした分析を完成させた.近代製糸業の発達を主導した諏訪郡の製糸業は,1890年代半ばまでにおいては,共同再繰およぼ共同出荷によって製品の均一性を高め,対アメリカ輸出を拡大してきた.しかし,力織機の高速化を中心に,アメリカの絹織物業における技術革新が進行した結果,1890年代後半には,従来よりさ...
【環境学】環境保全学:アジア制度を含む研究件
❏世界貿易の多元性と多様性―「長期の19世紀」アジア域内貿易の動態とその制度的基盤(24243045)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】城山 智子 東京大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (60281763)
【キーワード】アジア / 19世紀 / 貿易 / 地理情報システム(GIS) / 取引 (他17件)
【概要】18世紀後半から第一次大戦までの「長期の19世紀」には、世界経済の画期となる貿易の質的変化と量的拡大がみられた。本研究は農作物・軽工業品を中心に多角的に展開されたアジア域内貿易に焦点を当て、データ(18-20世紀アジア主要港貿易統計)、分析枠組み(取引連鎖分析)、分析ツール(空間解析ツールによる可視化)のそれぞれに関して、新たなアプローチを採り、貿易拡大の動態とその制度的基盤を明らかにした。 ...
❏アジア地域における「グローバル化」-市場、制度、アクターの長期的考察-(18201045)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷口 晋吉 (谷口 晉吉) 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50114955)
【キーワード】アジア / グローバル化 / 市場 / 制度 / アクター (他17件)
【概要】19世紀末に世界市場とアジア諸地域経済との結合が飛躍的に拡大・深化したことはよく知られており、その結合の強化をもって、現代のグローバル化の起点と捉えることが可能である。本プロジェクトは、過去一世紀における世界とアジア諸地域の結合の実態を実証的に考察して、この過程にあっても、アジア各地の制度とアクター(市場システム、金融システム、生産者、商人、商業慣行等)に連続性が観察されることを確認した。この長期...
【数物系科学】地球惑星科学:国際研究者交流制度を含む研究件
❏世界貿易の多元性と多様性―「長期の19世紀」アジア域内貿易の動態とその制度的基盤(24243045)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】城山 智子 東京大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (60281763)
【キーワード】アジア / 19世紀 / 貿易 / 地理情報システム(GIS) / 取引 (他17件)
【概要】18世紀後半から第一次大戦までの「長期の19世紀」には、世界経済の画期となる貿易の質的変化と量的拡大がみられた。本研究は農作物・軽工業品を中心に多角的に展開されたアジア域内貿易に焦点を当て、データ(18-20世紀アジア主要港貿易統計)、分析枠組み(取引連鎖分析)、分析ツール(空間解析ツールによる可視化)のそれぞれに関して、新たなアプローチを採り、貿易拡大の動態とその制度的基盤を明らかにした。 ...
❏グローバル化と開発途上国のガバナンス構築-アンデス諸国の比較研究-(18252005)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】村上 勇介 京都大学, 地域研究統合情報センター, 准教授 (70290921)
【キーワード】民主主義 / ガバナンス / 経済開発 / 社会変動 / 社会的共存 (他13件)
【概要】発展途上地域で最も早い時期から「民主化」と市場経済化を経験したラテンアメリカにおいて、近年、政治が最も不安定化しているアンデス諸国(ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラの5ヶ国)に関し、現地調査を踏まえつつ、ポスト新自由主義の時代に突入したアンデス諸国の現代的位相を歴史経路や構造的条件を重視しながら解明したうえで、近年の動向や情勢を分析した。そして、5ヶ国を比較する研究を行い、対象...
【工学】機械工学:階層制度を含む研究件
❏家族と労働市場における階級・ジェンダー・エスニシティの相互作用と不平等の比較研究(18H00931)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】階級 / ジェンダー / エスニシティ / 移民 / 制度 (他14件)
【概要】本研究は、階級・ジェンダー・エスニシティという3つの重要な不平等形成メカニズムに注目し、それらが日本の家族と労働市場の社会的場面において相互にどう関係し、そこからどのような不平等が生じるのかを理論的、実証的に明らかにしてきた。本研究プロジェクトの研究成果を報告書としてまとめ刊行した。第一部では、教育・労働市場をめぐる不平等について検討し、所得格差の要因分解など、日本での周辺的地位にある人々の状況に...
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
【工学】建築学:社会変動制度を含む研究件
❏意味システム論からみた都市の自己産出性の研究(21530492)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 俊樹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10221285)
【キーワード】制度 / 構造 / 社会変動 / 自己産出 / 意味境界 (他8件)
【概要】1)意味システム論としてのコミュニケーションシステム論を、特に従来の社会学での制度概念とのつながりと複数の分野への応用しやすさに注目して、理論的に再構築した。 2) 1)の成果を都市の生成に適用することで、都市の自己生成の形態を、自己産出的な意味システム論の視点から明らかにした。 ...
❏グローバル化と開発途上国のガバナンス構築-アンデス諸国の比較研究-(18252005)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】村上 勇介 京都大学, 地域研究統合情報センター, 准教授 (70290921)
【キーワード】民主主義 / ガバナンス / 経済開発 / 社会変動 / 社会的共存 (他13件)
【概要】発展途上地域で最も早い時期から「民主化」と市場経済化を経験したラテンアメリカにおいて、近年、政治が最も不安定化しているアンデス諸国(ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラの5ヶ国)に関し、現地調査を踏まえつつ、ポスト新自由主義の時代に突入したアンデス諸国の現代的位相を歴史経路や構造的条件を重視しながら解明したうえで、近年の動向や情勢を分析した。そして、5ヶ国を比較する研究を行い、対象...
【工学】土木工学:公正制度を含む研究件
❏制度の維持と変化を司る心理的基盤とその進化的・文化的要因(18530482)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】渡部 幹 早稲田大学, 高等研究所, 准教授 (40241286)
【キーワード】制度 / 協力 / 信頼 / 公正 / 実験 (他16件)
【概要】制度の維持と変容を司る心理変数について、それらがどのような役割を果たしているか、そしてそれが制度とどのように関係しているかについて、3つの実験シリーズを行った。それぞれ、公共財における懲罰行動の分類とその行動に対する評価、他者の信頼性を判断する際の脳の賦活動、公正分配の規定要因、についての研究を行った。その結果、交換ネットワークの流動性や懲罰についての共有理解がそれらに影響を及ぼし、制度の生成基盤...
❏公正の絆理論の検討:政策、制度、組織評価における公正(11410028)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】大渕 憲一 東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (70116151)
【キーワード】社会的公正 / 社会制度 / 社会政策 / 手続き的公正 / 公共事業 (他14件)
【概要】公正の絆仮説とは、組織や集団による決定が公正になされたと知覚することが人々の組織や集団に対する肯定的態度(集団コミットメント)を強めるというものである。本研究では、日本の社会システム、機関、政策、制度などに関する人々の評価と態度を分析することによってこの仮説の検討を試みた。実施した研究は以下の通りである。(a)一般市民を対象とし、郵送調査によって彼らの国に対する態度と政府や行政システムに対する公正...
【工学】土木工学:都市空間制度を含む研究件
❏意味システム論からみた都市の自己産出性の研究(21530492)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 俊樹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10221285)
【キーワード】制度 / 構造 / 社会変動 / 自己産出 / 意味境界 (他8件)
【概要】1)意味システム論としてのコミュニケーションシステム論を、特に従来の社会学での制度概念とのつながりと複数の分野への応用しやすさに注目して、理論的に再構築した。 2) 1)の成果を都市の生成に適用することで、都市の自己生成の形態を、自己産出的な意味システム論の視点から明らかにした。 ...
❏高架構造物の撤去・再利用を通じた都市空間再生の計画手法に関する研究(18760450)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】村山 顕人 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 准教授 (60396760)
【キーワード】高架構造物 / 都市空間 / 計画手法 / 検討体制 / 制度 (他8件)
【概要】国際比較事例研究を通じて、高架構造物の撤去・再利用を通じた都市空間再生の取り組みに不可欠な計画手法を体系化することを目的とした。1)高架構造物の撤去・再利用の方式に関わる複数代替案の検討、2)水辺や河川を含む周辺の都市空間の再生に資する関連分野・要素の基本的方向の設定、3)高架構造物の撤去・再利用の方式に関わる最終計画案と周辺の都市空間の再生に関する詳細計画の策定に関わる計画手法を整理することがで...
【工学】総合工学:実験・観察制度を含む研究件
❏社会的正義の政治経済学をめざして:経済学・政治学・法学による総合的研究(18530141)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】須賀 晃一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (00171116)
【キーワード】社会的正義 / 政治経済学 / 実験 / 価値理念 / 制度 (他8件)
【概要】社会的正義の基本概念は、今日の社会的問題、公共的問題に解決策を示唆しうるもの、また社会の歴史的・民主的発展に適合的な内実を備えたものであるべき点が明らかにされた。さらに、社会的正義の諸要素間の論理的整合性を追及する一方で、政策理論の基礎を与える組合せを、対象となる財・サービスごとに検討すべきことで合意が得られ、公共財・準公共財・価値財などに関していくつかの試みがなされた。公開性、公正性、接近可能性...
❏制度の維持と変化を司る心理的基盤とその進化的・文化的要因(18530482)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】渡部 幹 早稲田大学, 高等研究所, 准教授 (40241286)
【キーワード】制度 / 協力 / 信頼 / 公正 / 実験 (他16件)
【概要】制度の維持と変容を司る心理変数について、それらがどのような役割を果たしているか、そしてそれが制度とどのように関係しているかについて、3つの実験シリーズを行った。それぞれ、公共財における懲罰行動の分類とその行動に対する評価、他者の信頼性を判断する際の脳の賦活動、公正分配の規定要因、についての研究を行った。その結果、交換ネットワークの流動性や懲罰についての共有理解がそれらに影響を及ぼし、制度の生成基盤...
【農学】農業工学:市民社会制度を含む研究件
❏<法のクレオール>と主体的法形成の研究(17103001)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2005 - 2009
【研究代表者】長谷川 晃 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90164813)
【キーワード】法の継受 / クレオール / 法形成 / 主体性 / 法動態 (他17件)
【概要】本研究の目的は、異なる法体系の間の遭遇/浸透/変成における連鎖的秩序形成過程を主体的で不断の法創造たる<法のクレオール>として捉え、その有り様について価値的、行為的、思想=制度的、そして統合的という4つの問題次元の協働状態からなる法動態の多次元的相互作用を示す統合モデルを構想しつつ、様々な歴史・制度的事例において相同性を有する主体的法形成の諸要素・条件の動態比較的な理論分析と実証を行う...
❏アフリカ諸国における「民主化」の帰結:その批判的再検討(16530078)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】遠藤 貢 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教授 (70251311)
【キーワード】民主化 / アフリカ / 制度 / 市民社会 / 政治体制 (他9件)
【概要】比較政治学、およびアフリカ地域研究における近年の「民主化」研究の潮流を把握する作業を行うため、多くの文献調査を実施し、「民主化」を経て形成された政治体制を、それだけで民主主義体制と判断する考え方に関しては一定の留保を伴わざるを得ないという議論が多く見受けられること、さらにこの問題については、制度・構造両面から検討を加えるほかに、アフリカにおける「国家形成」という課題との連関で検討する必要性に言及す...
【農学】農業工学:目的制度を含む研究件
❏国民内閣制論の研究:その根拠に遡った内在的・批判的検討(20730027)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】小島 慎司 上智大学, 法学部, 准教授 (00468597)
【キーワード】統治機構 / 信用 / 人格 / 進化 / 目的 (他14件)
【概要】高橋和之教授が唱えて学界の注目を浴びた国民内閣制論は,第三共和政期から第五共和政期のフランスの憲法学を参照して組み立てられている。これに対する批判はさまざまになされてきたが,内在的な批判,つまり,高橋教授が典拠として示した議論に即した批判は必ずしも多くなかった。そこで,本研究は,この欠を埋めるべく,フランス・ドイツの議論を歴史的に検討しようとすることを目的としている。その研究の結果,フランス第三共...
❏知識・行為・制度をめぐる「因果性」と「志向性」の哲学的解明(18320005)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】一ノ瀬 正樹 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (20232407)
【キーワード】知識 / 行為 / 制度 / 因果性 / 志向性 (他8件)
【概要】「因果性と「志向性」という、生成に関する伝統的な二つの原理について、知識や認識に関わる理論的側面、行為や自由・責任につながる実践的側面、そして制度や規範・法に関わる社会的側面の、三つのアスペクトからアプローチをすることによって、説明、理解、合理化、正当化、というおよそ人間の活動であるならいかなる場面にも当てはまる普遍的な事態の構造を解明し、多様な学問領域の橋渡しを行った。 ...
【農学】社会経済農学:政治制度を含む研究件
❏西洋中世における境界地域の統治システムに関する比較史的研究(19H01328)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】高山 博 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 準研究員 (90226936)
【キーワード】政治 / 境域 / ガバナンス / 中世 / ヨーロッパ (他17件)
【概要】昨年度に引き続き本年度も、コロナウイルス感染拡大のため対面の会議などを開催することは困難であったが、研究代表者並びに研究分担者は、研究計画に従ってそれぞれの調査を進めた。加えて、オンラインを通じた研究会並びに共同研究の成果を刊行した。 代表者並びに分担者が執筆する研究成果は数多く刊行された。代表者の高山博は監訳者として、分担者の藤崎衛は共訳者として、D・アブラフィア(著)『地中海と人間―原始・古代...
❏「間文化性の理論的・実践的探求――間文化現象学の新展開」(26284007)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】加國 尚志 立命館大学, 文学部, 教授 (90351311)
【キーワード】西洋哲学 / 現象学 / 間文化性 / 宗教 / 芸術 (他13件)
【概要】5年間にわたる23名の共同研究により、5回のシンポジウムを開催し、それらの成果を大学紀要を通じて公表することができた。またマーティン・ジェイ『うつむく眼』の共同研究を行い、それを翻訳出版することができた。また著者であるマーティン・ジェイ氏を招いての国際シンポジウムを開催し、国際的な研究交流と研究発信を行うことができた。これらの共同研究を通じて研究分担者間の問題意識と学術的知見の共有と相互交流を行う...
❏国民内閣制論の研究:その根拠に遡った内在的・批判的検討(20730027)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】小島 慎司 上智大学, 法学部, 准教授 (00468597)
【キーワード】統治機構 / 信用 / 人格 / 進化 / 目的 (他14件)
【概要】高橋和之教授が唱えて学界の注目を浴びた国民内閣制論は,第三共和政期から第五共和政期のフランスの憲法学を参照して組み立てられている。これに対する批判はさまざまになされてきたが,内在的な批判,つまり,高橋教授が典拠として示した議論に即した批判は必ずしも多くなかった。そこで,本研究は,この欠を埋めるべく,フランス・ドイツの議論を歴史的に検討しようとすることを目的としている。その研究の結果,フランス第三共...
【農学】社会経済農学:生産組織制度を含む研究件
❏生産組織の経済史:工場制の比較制度分析(12430017)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】岡崎 哲二 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90183029)
【キーワード】生産組織 / 比較制度分析 / 工場制 / 問屋制 / 企業 (他10件)
【概要】1980年代以降、ゲーム理論の発展を前提として、制度と組織の経済学的分析が急速に進展した。またその中で、経済活動をコーディネートする様式に多様性があり、さまざまな様式間の比較分析が重要な研究課題であるという認識が、経済学者の間で広く共有されるようになった。このような新しい見方は、経済史研究に対しても、従来受け容れられてきた見解の再検討を迫っている。経済史研究の分野では、伝統的に「産業革命」が経済史...
❏近代における日本経済の循環的成長と製糸業の発展(11730042)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】中林 真幸 千葉大学, 法経学部, 助教授 (60302676)
【キーワード】近代製糸業 / 生産組織 / 商標 / 情報の非対称性 / ブランド (他14件)
【概要】2000(平成12)年度においては,まず,1900年代以降における近代製糸業の発達を先導した製糸企業を素材とした分析を完成させた.近代製糸業の発達を主導した諏訪郡の製糸業は,1890年代半ばまでにおいては,共同再繰およぼ共同出荷によって製品の均一性を高め,対アメリカ輸出を拡大してきた.しかし,力織機の高速化を中心に,アメリカの絹織物業における技術革新が進行した結果,1890年代後半には,従来よりさ...
【農学】社会経済農学:経済発展制度を含む研究件
❏中小企業、経済発展と金融制度(14530118)
【研究テーマ】財政学・金融論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】薮下 史郎 (藪下 史郎) 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30083330)
【キーワード】金融制度 / 中小企業金融 / インフォーマル金融 / 経済発展 / 不完全情報 (他11件)
【概要】本研究では、「中小企業と金融市場」と「経済発展と金融制度」という問題を理論的かつ実証的・歴史的に分析している。これらの問題はともに、不完全情報や取引費用が大きな役割を果たす分野である。また中小企業対策は重大な政治問題であり、経済と政治が密接に関連している。一方、開発金融においては、農村での信用形態など金融制度のあり方が経済発展を左右することになる。本研究では、研究代表者が拠点リーダーを務める早稲田...
❏貨幣金融制度と経済発展:理論的分析および明治初期日本と19世紀米国の比較分析(10630094)
【研究テーマ】財政学・金融論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2001
【研究代表者】薮下 史郎 (藪下 史郎) 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (30083330)
【キーワード】金融制度 / 貨幣制度 / 制度 / 経済発展 / 政治制度 (他13件)
【概要】本研究は、これまで行ってきた『不完全情報と金融市場』に関わる研究の延長線上にあるもので、情報の不完全性や取引費用観点から貨幣金融制度の役割およびその発展過程を理論的に考察し、さらにそれらを日本とアメリカに関して歴史的に比較分析を行ったものであった。 完全情報や完全競争市場を前提とした新古典派経済学においては「貨幣」、「金融機関」や「制度」は重要な役割を果たさないが、不完全情報や取引費用が存在し、市...
【農学】社会経済農学:移民制度を含む研究件
❏家族と労働市場における階級・ジェンダー・エスニシティの相互作用と不平等の比較研究(18H00931)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】階級 / ジェンダー / エスニシティ / 移民 / 制度 (他14件)
【概要】本研究は、階級・ジェンダー・エスニシティという3つの重要な不平等形成メカニズムに注目し、それらが日本の家族と労働市場の社会的場面において相互にどう関係し、そこからどのような不平等が生じるのかを理論的、実証的に明らかにしてきた。本研究プロジェクトの研究成果を報告書としてまとめ刊行した。第一部では、教育・労働市場をめぐる不平等について検討し、所得格差の要因分解など、日本での周辺的地位にある人々の状況に...
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
【農学】社会経済農学:比較制度分析制度を含む研究件
❏近代的な経済発展における市場制度の形成と生産組織の変化に関する歴史分析(18203024)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】中林 真幸 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (60302676)
【キーワード】経済史 / 経営史 / 企業理論 / 産業組織 / 比較制度分析 (他19件)
【概要】本研究計画は、近代的な、すなわち匿名的な取引が支配的な市場経済を成り立たせる取引統治の制度がどのように形成され、そして、それとともに企業組織や生産組織がどのように発達するのかを、実証的、理論的に解明することを目的としている。研究代表者および連携研究者は分担部分の研究を推し進めると共に、大阪大学大学院経済学研究科において毎月開催された「制度と組織の経済学」研究会においてその中間成果を共有した。そうし...
❏企業統治制度の進化と取引費用推定に関する日中比較研究(14330036)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】植竹 晃久 慶應義塾大学, 商学部, 教授 (80051556)
【キーワード】取引費用経済学 / 比較制度分析 / 比較コーポレート・ガバナンス / 制度の補完性 / ケイパビリティ (他26件)
【概要】「企業統治制度の進化と取引費用推定に関する日中比較研究」という課題を掲げて,コース的な取引費用経済学や比較制度分析の研究成果を基礎とした理論構築,ならびに日中企業の実証的研究をつうじた比較情報と歴史情報の収集を試みてきた。研究成果を要約すると,(1)現代の組織変化のロジックを理解するには,制度や企業家精神などのいった概念をベースにした比較コーポレート・ガバナンス論が必要であること,(2)ゲーム理論...
❏生産組織の経済史:工場制の比較制度分析(12430017)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】岡崎 哲二 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90183029)
【キーワード】生産組織 / 比較制度分析 / 工場制 / 問屋制 / 企業 (他10件)
【概要】1980年代以降、ゲーム理論の発展を前提として、制度と組織の経済学的分析が急速に進展した。またその中で、経済活動をコーディネートする様式に多様性があり、さまざまな様式間の比較分析が重要な研究課題であるという認識が、経済学者の間で広く共有されるようになった。このような新しい見方は、経済史研究に対しても、従来受け容れられてきた見解の再検討を迫っている。経済史研究の分野では、伝統的に「産業革命」が経済史...
【農学】社会経済農学:グローバル化制度を含む研究件
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
❏アジア地域における「グローバル化」-市場、制度、アクターの長期的考察-(18201045)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷口 晋吉 (谷口 晉吉) 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50114955)
【キーワード】アジア / グローバル化 / 市場 / 制度 / アクター (他17件)
【概要】19世紀末に世界市場とアジア諸地域経済との結合が飛躍的に拡大・深化したことはよく知られており、その結合の強化をもって、現代のグローバル化の起点と捉えることが可能である。本プロジェクトは、過去一世紀における世界とアジア諸地域の結合の実態を実証的に考察して、この過程にあっても、アジア各地の制度とアクター(市場システム、金融システム、生産者、商人、商業慣行等)に連続性が観察されることを確認した。この長期...
【農学】水圏応用科学:市場制度を含む研究件
❏アジア地域における「グローバル化」-市場、制度、アクターの長期的考察-(18201045)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷口 晋吉 (谷口 晉吉) 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50114955)
【キーワード】アジア / グローバル化 / 市場 / 制度 / アクター (他17件)
【概要】19世紀末に世界市場とアジア諸地域経済との結合が飛躍的に拡大・深化したことはよく知られており、その結合の強化をもって、現代のグローバル化の起点と捉えることが可能である。本プロジェクトは、過去一世紀における世界とアジア諸地域の結合の実態を実証的に考察して、この過程にあっても、アジア各地の制度とアクター(市場システム、金融システム、生産者、商人、商業慣行等)に連続性が観察されることを確認した。この長期...
❏社会保障を受ける権利からみた行政手続・情報法制の整備の課題に関する研究(11620021)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】岡田 正則 南山大学, 法学部, 教授 (40203997)
【キーワード】行政手続 / 社会保障 / 行政訴訟 / 司法制度改革 / 訴訟物 (他21件)
【概要】(1)国および地方自治体は、社会保障領域において私法上の契約という手段を用いる場合、その責任を十全に果たすためには、十分なサービス供給の確保、サービスの質の監視およびサービス利用抑制要因の除去、サービスに関する十分な情報提供・サービス利用者の交渉・取引能力の対等化という市場成立に必要な4要素を保証する仕組みとともに、社会保障領域の法関係の特質を考慮した契約手続規定を導入しなければならない。 (2)...
【医歯薬学】社会医学:不平等制度を含む研究件
❏家族と労働市場における階級・ジェンダー・エスニシティの相互作用と不平等の比較研究(18H00931)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】階級 / ジェンダー / エスニシティ / 移民 / 制度 (他14件)
【概要】本研究は、階級・ジェンダー・エスニシティという3つの重要な不平等形成メカニズムに注目し、それらが日本の家族と労働市場の社会的場面において相互にどう関係し、そこからどのような不平等が生じるのかを理論的、実証的に明らかにしてきた。本研究プロジェクトの研究成果を報告書としてまとめ刊行した。第一部では、教育・労働市場をめぐる不平等について検討し、所得格差の要因分解など、日本での周辺的地位にある人々の状況に...
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
❏日本階層システムの構造と過程に関する総合的研究(14201017)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】佐藤 嘉倫 東北大, 文学研究科, 教授 (90196288)
【キーワード】社会階層 / 不平等 / 教育 / 職業 / 制度 (他8件)
【概要】今年度の具体的な研究実績は、以下の4点にまとめることができる。 第一に、現代日本を対象とした全国調査の準備として、階層研究全般にわたる検討会議を催した。社会的不平等生成メカニズムの理論についての意見交換、従来型質問紙調査の限界を克服するための技術的検討などにより、重要な知見を獲得した。 第二に、国際比較プロジェクトに向けて、台湾、韓国、アメリカの研究者と詳細な議論を重ねた。台湾に関しては中央研究院...
【医歯薬学】社会医学:グローバリゼーション制度を含む研究件
❏<法のクレオール>と主体的法形成の研究(17103001)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2005 - 2009
【研究代表者】長谷川 晃 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90164813)
【キーワード】法の継受 / クレオール / 法形成 / 主体性 / 法動態 (他17件)
【概要】本研究の目的は、異なる法体系の間の遭遇/浸透/変成における連鎖的秩序形成過程を主体的で不断の法創造たる<法のクレオール>として捉え、その有り様について価値的、行為的、思想=制度的、そして統合的という4つの問題次元の協働状態からなる法動態の多次元的相互作用を示す統合モデルを構想しつつ、様々な歴史・制度的事例において相同性を有する主体的法形成の諸要素・条件の動態比較的な理論分析と実証を行う...
❏中小企業、経済発展と金融制度(14530118)
【研究テーマ】財政学・金融論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】薮下 史郎 (藪下 史郎) 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30083330)
【キーワード】金融制度 / 中小企業金融 / インフォーマル金融 / 経済発展 / 不完全情報 (他11件)
【概要】本研究では、「中小企業と金融市場」と「経済発展と金融制度」という問題を理論的かつ実証的・歴史的に分析している。これらの問題はともに、不完全情報や取引費用が大きな役割を果たす分野である。また中小企業対策は重大な政治問題であり、経済と政治が密接に関連している。一方、開発金融においては、農村での信用形態など金融制度のあり方が経済発展を左右することになる。本研究では、研究代表者が拠点リーダーを務める早稲田...
【医歯薬学】歯学:組織制度を含む研究件
❏近代的な経済発展における市場制度の形成と生産組織の変化に関する歴史分析(18203024)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】中林 真幸 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (60302676)
【キーワード】経済史 / 経営史 / 企業理論 / 産業組織 / 比較制度分析 (他19件)
【概要】本研究計画は、近代的な、すなわち匿名的な取引が支配的な市場経済を成り立たせる取引統治の制度がどのように形成され、そして、それとともに企業組織や生産組織がどのように発達するのかを、実証的、理論的に解明することを目的としている。研究代表者および連携研究者は分担部分の研究を推し進めると共に、大阪大学大学院経済学研究科において毎月開催された「制度と組織の経済学」研究会においてその中間成果を共有した。そうし...
❏生産組織の経済史:工場制の比較制度分析(12430017)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】岡崎 哲二 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90183029)
【キーワード】生産組織 / 比較制度分析 / 工場制 / 問屋制 / 企業 (他10件)
【概要】1980年代以降、ゲーム理論の発展を前提として、制度と組織の経済学的分析が急速に進展した。またその中で、経済活動をコーディネートする様式に多様性があり、さまざまな様式間の比較分析が重要な研究課題であるという認識が、経済学者の間で広く共有されるようになった。このような新しい見方は、経済史研究に対しても、従来受け容れられてきた見解の再検討を迫っている。経済史研究の分野では、伝統的に「産業革命」が経済史...
❏ドイツにおける訴訟率の規定要因に関する実証的研究(08620009)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】佐藤 岩夫 大阪市立大学, 法学部, 助教授 (80154037)
【キーワード】訴訟率 / 司法 / 法文化 / 法制度 / 集団 (他12件)
【概要】本研究は、ドイツにおける訴訟率の規定要因を解明することを目的として行われたが、2年間の研究を通じてえられた成果は以下の通りである。 第1に、ドイツと日本の訴訟率を比較した場合、通常民事事件ではドイツ18:日本1、労働事件ではドイツ456:日本1、行政事件ではドイツ266:日本1と、いずれにおいてもドイツが際だって高い。 第2に、ドイツにおける高水準の訴訟率を導いている要因としては、従来、法文化・法...
【医歯薬学】看護学:地域制度を含む研究件
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
❏高齢・単身世帯化する地域の移動需要変化とモビリティに関する研究(26520106)
【研究テーマ】ネオ・ジェロントロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-07-18 - 2017-03-31
【研究代表者】堀尾 容康 東京工業大学, 大学マネジメントセンター, 教授 (70727403)
【キーワード】モビリティ / 高齢化社会 / 単身世帯 / 買物弱者 / 医療難民 (他17件)
【概要】急速な高齢化と過疎化・単身世帯化が進む地域社会において、「買物弱者」「医療難民」等の移動問題が顕在化し、新たな生活移動手段の確保が課題となってきている。本研究では、「老い」によって世帯構成や地域人口構造が変化することに着目し、移動需要の変化と多様化を通じ、モビリティ手段への影響を3つの地域コミュニティの分析調査を通じて明らかにした。これにより、将来のモビリティ計画検討における重要項目を明確化すると...
【医歯薬学】看護学:国際比較制度を含む研究件
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
❏メディアシステム、政治文化と市民の情報力の連関について:8カ国国際比較研究(21330114)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】林 香里 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (40292784)
【キーワード】コミュニケーション / 情報 / メディア / 市民 / 政治文化 (他20件)
【概要】本研究は、世界11か国の主要ニュース番組や新聞(紙とインターネット)の内容を一斉分析するとともに、同時期に各国民の政治知識、ならびに政治関心や有効感覚をアンケート調査して、双方の連関があるかどうかを検討した。一般的には、公共放送制度のある国のほうが、国民の政治知識(とくに国際的政治ニュースの知識)のスコアも高かった。しかし、日本は、公共放送制度があるとはいえ、とりわけ国際政治ニュースへの知識や関心...
❏日本階層システムの構造と過程に関する総合的研究(14201017)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】佐藤 嘉倫 東北大, 文学研究科, 教授 (90196288)
【キーワード】社会階層 / 不平等 / 教育 / 職業 / 制度 (他8件)
【概要】今年度の具体的な研究実績は、以下の4点にまとめることができる。 第一に、現代日本を対象とした全国調査の準備として、階層研究全般にわたる検討会議を催した。社会的不平等生成メカニズムの理論についての意見交換、従来型質問紙調査の限界を克服するための技術的検討などにより、重要な知見を獲得した。 第二に、国際比較プロジェクトに向けて、台湾、韓国、アメリカの研究者と詳細な議論を重ねた。台湾に関しては中央研究院...