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研究分野別サイレントキーワード
「津波」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】計算基盤:越流津波を含む研究件
❏分散メモリ並列MPM-MPS連成解析手法の開発と盛土に対する津波越流・洗掘解析(17K05152)
【研究テーマ】計算科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】室谷 浩平 公益財団法人鉄道総合技術研究所, 鉄道力学研究部, 主任研究員 (20434061)
【キーワード】洗堀解析 / MPM / MPS / 連成解析 / MPM-MPS連成解析 (他16件)
【概要】東北地方太平洋沖地震では、津波による鉄道盛土、道路盛土の被害が多く発生した。このような津波による被害は、波圧による破壊よりも長時間の越流による洗掘の方が深刻であることが、被害調査分析や模型実験を用いた検討により報告されている。そこで、盛土に対して津波越流による洗掘解析を実施できる解析手法の開発を目的とした。津波越流解析にはMPS、洗掘解析にはMPMを用い、連成界面において適切な変形・分離・結合と効...
❏津波・高潮の堤防越流による後背地の氾濫・洗掘評価モデルの開発(26820199)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】下園 武範 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70452042)
【キーワード】津波 / 越流 / 堤防 / 海岸 / 洗掘 (他7件)
【概要】本研究は,巨大な津波や高潮が海岸堤防を越流した場合に後背低平地に生じる高速流とそれに伴う洗掘を評価できるモデルの開発を行った.開発したモデルは従来よりも高解像度な計算グリッドを用いて堤防を急勾配地形として表現することにより,シームレスかつ高精度に越流・氾濫を再現することができる.また,東北地方太平洋沖地震津波による被災事例の分析をもとに,高解像度計算による局所流速から堤防背後の洗掘量を表す指標を構...
【情報学】人間情報学:デジタルヒューマン津波を含む研究件
❏減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法の確立(15K01233)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / 避難 / デジタルヒューマン / キネマティクス / モデリング (他18件)
【概要】減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法を開発した.はじめに避難時間に及ぼす集団の避難経路分岐の影響を検証した.この結果,集団平準化の効果,および実験による平準化の検証,そして搬送時の負荷による避難時間の増加などが減災へ与える影響を示した. ついで廃炉作業において特定区画における作業者が施設外へ避難する際の避難時間および被曝量の推定に着目した.具体的には原子力発電...
❏災害時における人間の動作を精密に考慮可能な集団避難行動シミュレーションの開発(24510234)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / デジタルヒューマン / キネマティクス / 集団避難 / 航空機事故 (他19件)
【概要】大規模災害を想定した集団避難シミュレーションの開発およびそれを実験検証した.まず複数の避難者モデルによる引率や搬送などの特殊形態を発現する動作モデルを構築した.ついでこれらを担架や背負いなど主要な搬送モデルへと拡張し,階段登坂を含むシミュレーション手法を開発した.さらにこれを緊急車両等の移動オブジェクトとの安全な連携を考慮した避難モデルへと発展させ,空港における避難シミュレーションとして統合した....
【情報学】情報学フロンティア:マルチエージェント津波を含む研究件
❏減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法の確立(15K01233)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / 避難 / デジタルヒューマン / キネマティクス / モデリング (他18件)
【概要】減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法を開発した.はじめに避難時間に及ぼす集団の避難経路分岐の影響を検証した.この結果,集団平準化の効果,および実験による平準化の検証,そして搬送時の負荷による避難時間の増加などが減災へ与える影響を示した. ついで廃炉作業において特定区画における作業者が施設外へ避難する際の避難時間および被曝量の推定に着目した.具体的には原子力発電...
❏災害時における人間の動作を精密に考慮可能な集団避難行動シミュレーションの開発(24510234)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / デジタルヒューマン / キネマティクス / 集団避難 / 航空機事故 (他19件)
【概要】大規模災害を想定した集団避難シミュレーションの開発およびそれを実験検証した.まず複数の避難者モデルによる引率や搬送などの特殊形態を発現する動作モデルを構築した.ついでこれらを担架や背負いなど主要な搬送モデルへと拡張し,階段登坂を含むシミュレーション手法を開発した.さらにこれを緊急車両等の移動オブジェクトとの安全な連携を考慮した避難モデルへと発展させ,空港における避難シミュレーションとして統合した....
【複合領域】社会・安全システム科学:災害情報津波を含む研究件
❏災害科学の専門家による情報発信の傾向:状況と立場が与える心理的バイアス(23510219)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】大木 聖子 慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (40443337)
【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)
【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり,それには災害を予測する必要があるが,予測が困難な場合が多いため,災害科学の社会貢献は不定性が高くなる.それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり,イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である.我々は,資料収集や聞き取り調査,判決理由書の分析等を行い,そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した....
❏大規模広域災害を想定した新しい防災教育技法の開発に関する研究(18310114)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】矢守 克也 京都大学, 防災研究所, 教授 (80231679)
【キーワード】防災教育 / 大規模広域災害 / リスク社会 / リスク・コミュニケーション / ゲーミング (他13件)
【概要】大規模広域災害に効果的に対応するため、子どもから高齢者までを含む一般の地域住民、および、地方自治体の一般職員を対象にした防災教育技法を開発した。その上で、実践場面でそれらの有効性を検証するとともに、教育学、心理学、社会学的見地から、その意義を理論的に位置づけた。また、こうした研究を、自然科学と社会科学を融合した形式で進めることの意義と課題についても理論的な検討を行った。 ...
【複合領域】社会・安全システム科学:避難シミュレーション津波を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏災害時における人間の動作を精密に考慮可能な集団避難行動シミュレーションの開発(24510234)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / デジタルヒューマン / キネマティクス / 集団避難 / 航空機事故 (他19件)
【概要】大規模災害を想定した集団避難シミュレーションの開発およびそれを実験検証した.まず複数の避難者モデルによる引率や搬送などの特殊形態を発現する動作モデルを構築した.ついでこれらを担架や背負いなど主要な搬送モデルへと拡張し,階段登坂を含むシミュレーション手法を開発した.さらにこれを緊急車両等の移動オブジェクトとの安全な連携を考慮した避難モデルへと発展させ,空港における避難シミュレーションとして統合した....
❏長期的津波監視の維持を重視した総合的津波防災戦略モデルの提案と発展途上国への導入(18254002)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】目黒 公郎 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40222343)
【キーワード】津波 / 津波警報システム / リゾートホテル / 平時利用 / 多目的海洋観測ブイ (他9件)
【概要】本研究は,津波災害経験の乏しい発展途上国を主な対象として,効果的な津波防災対策を実施する際に必要な総合的な津波防災戦略のモデルを提案するとともに,いくつかの発展途上国への具体的な導入考えた場合の課題を整理した上で,津波警報システムを構築するものである.その結果、津波を探知し,警報を出し,住民を避難させるまで,総合的に支援するシステムを長期的に維持する基盤が整った. ...
【複合領域】社会・安全システム科学:人間モデル津波を含む研究件
❏減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法の確立(15K01233)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / 避難 / デジタルヒューマン / キネマティクス / モデリング (他18件)
【概要】減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法を開発した.はじめに避難時間に及ぼす集団の避難経路分岐の影響を検証した.この結果,集団平準化の効果,および実験による平準化の検証,そして搬送時の負荷による避難時間の増加などが減災へ与える影響を示した. ついで廃炉作業において特定区画における作業者が施設外へ避難する際の避難時間および被曝量の推定に着目した.具体的には原子力発電...
❏災害時における人間の動作を精密に考慮可能な集団避難行動シミュレーションの開発(24510234)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / デジタルヒューマン / キネマティクス / 集団避難 / 航空機事故 (他19件)
【概要】大規模災害を想定した集団避難シミュレーションの開発およびそれを実験検証した.まず複数の避難者モデルによる引率や搬送などの特殊形態を発現する動作モデルを構築した.ついでこれらを担架や背負いなど主要な搬送モデルへと拡張し,階段登坂を含むシミュレーション手法を開発した.さらにこれを緊急車両等の移動オブジェクトとの安全な連携を考慮した避難モデルへと発展させ,空港における避難シミュレーションとして統合した....
【複合領域】科学教育・教育工学:避難訓練津波を含む研究件
❏モバイル端末を利用した野外防災学習支援システムの開発と評価(15H02933)
【研究テーマ】教育工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永井 正洋 首都大学東京, 大学教育センター, 教授 (40387478)
【キーワード】野外 / 防災学習 / 避難訓練 / タブレット / 防災マップ (他16件)
【概要】本研究では初めに,①生徒の野外防災学習時に収集した情報を,蓄積・マップ化するシステム(FaLAS)を開発する.次にその情報に基き,②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する.これらシステムを用いて,地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う.①FaLASの実践からは,野外での探索活動により,災害時の避難場所を確認しようとする意識の...
❏津波・高潮・洪水氾濫の複合ハザードマップ(15310130)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】河田 惠昭 (河田 恵昭) 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027295)
【キーワード】ハザードマップ / 津波 / 高潮 / 洪水 / 地理情報システム (他14件)
【概要】わが国では,津波,高潮,洪水氾濫の危険地帯が重なっている場合が多い.大阪はこれら3つの災害が,東京や名古屋は高潮と洪水の同時氾濫が心配されている.とくに2005年ハリケーンカトリーナによるニューオーリンズの未曾有の高潮氾濫災害は,先進国でも忘れてはならない災害であることを示した.そこで,従来の紙ベースでのハザードマップの作成では,住民に提供できる情報量に限界があるため,その改良は困難である.それに...
【複合領域】地理学:地形津波を含む研究件
❏東日本大震災の災害地理学的検証-「想定外」回避のためのハザード評価手法の再検討-(24240114)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 康弘 名古屋大学, 減災連携研究センター, 教授 (70222065)
【キーワード】地形 / 地震災害 / 津波 / 地盤災害 / 海底活断層 (他7件)
【概要】東日本大震災の多様性と地域性の問題の解明は、第一級の災害地理学的課題である。本研究は津波と液状化について、①災害の分布と発生要因を精査し、②その地理分布を俯瞰的に類型化し、③今後の災害予測や被害軽減のあり方を検討した。また、④既存のハザードマップを総合的に検証し、⑤地形地質等の土地条件の適切な考慮によるハザードマップの改良法を提言した。さらに、⑥ハザードマップにリアリティを持たせるための3D化を検...
❏災害脆弱性評価に向けた日本の沖積平野の地形形成モデルの構築(23501238)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】地形 / 沖積層 / 河川 / 災害脆弱性 / 海面変動 (他23件)
【概要】東日本大震災を踏まえた沖積低地の災害脆弱性評価のための基礎として、グローバルな視点から日本の沖積平野の形成史および形成環境を解明した。日本の主要河川の下流側の沖積層は、総じてプリズム状を呈し、その断面積は流域面積と比例的である。東北日本太平洋沖地震においては、プリズムが厚く堆積している場所で、液状化が激しい傾向にあった可能性がある。沖積層は、氷河性海水準変動を通じた海域との相互作用、長期的な地殻変...
❏環礁立国におけるサンゴ礁の防災機能と礁-洲島系の構造維持に関する研究(18251003)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】菅 浩伸 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20294390)
【キーワード】サンゴ礁 / 環礁 / 海面上昇 / 地盤崩壊 / 津波 (他10件)
【概要】本研究課題では,インド洋モルディブ共和国で津波に対する環礁洲島の応答,環礁洲島の地盤,洲島地形についての現地調査を行い,太平洋の環礁立国(マーシャル諸島共和国・キリバス・ツバル)での地形調査とあわせて,環礁立国の持続的発展へ向けての見通しを得た。津波に対する環礁や洲島の構造的な強さと,洲島上のインフラストラクチャーの脆さが明らかになった。また,世界で初めて環礁洲島で発生した地盤崩壊より,続成作用に...
【複合領域】地理学:古地震津波を含む研究件
❏災害脆弱性評価に向けた日本の沖積平野の地形形成モデルの構築(23501238)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】地形 / 沖積層 / 河川 / 災害脆弱性 / 海面変動 (他23件)
【概要】東日本大震災を踏まえた沖積低地の災害脆弱性評価のための基礎として、グローバルな視点から日本の沖積平野の形成史および形成環境を解明した。日本の主要河川の下流側の沖積層は、総じてプリズム状を呈し、その断面積は流域面積と比例的である。東北日本太平洋沖地震においては、プリズムが厚く堆積している場所で、液状化が激しい傾向にあった可能性がある。沖積層は、氷河性海水準変動を通じた海域との相互作用、長期的な地殻変...
❏古津波調査に基づく環太平洋巨大地震の津波高確率予測(21310113)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐竹 健治 東京大学, 地震研究所, 教授 (20178685)
【キーワード】津波 / 巨大地震 / 古地震 / 環太平洋 / インド洋 (他8件)
【概要】環太平洋で過去に発生した巨大地震による津波を系統的に調査した.1960,2010年チリ地震,2006,2007年千島列島の地震,2009,2010年インドネシアの地震について,すべり量分布の特徴を明らかにした.2004年スマトラ島沖地震より古い地震を地質学的痕跡から調べた.2011年東北地方太平沖地震は869年の貞観地震型と1896年明治三陸津波地震型のほぼ同時発生であった.M9の巨大地震について...
【複合領域】地理学:崩壊津波を含む研究件
❏津波漂流船舶の衝突が建築物の局所損傷ならびに架構崩壊に及ぼす影響評価に関する研究(18H01581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
【キーワード】津波 / 漂流物 / 鉄筋コンクリート / 津波漂流物 / 衝突 (他9件)
【概要】2011年の震災以降,津波荷重評価や耐(対)津波性能評価に関する研究活動は増加傾向にあり,津波荷重評価に関する体系化が行われつつあるものの,津波漂流物の衝突に対する安全性の評価については,データや知見の蓄積がいまだ不十分な状況にあった。本研究では,津波漂流物衝突による架構崩壊への影響を評価し,それを未然に防ぐための設計・検討手法を,部材実験と架構実験を通して入手したデータに基づき提案した。 ...
❏倒壊限界と地震動被災を考慮した津波による建物の崩壊メカニズムに関する研究(26249079)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】壁谷澤 寿海 東京大学, 地震研究所, 教授 (00134479)
【キーワード】津波避難ビル / 水理実験 / 連続波 / 鉄筋コンクリ-ト建物 / 漂流物 (他17件)
【概要】鉄筋コンクリ-ト造建築物の縮小試験体が崩壊に至る水理実験を実施して特に地震動による損傷と漂流物による閉塞効果の影響を検証した。2014年度にはピロティ構造の震動実験と孤立波による水理実験を実施し,地震動による損傷が津波による倒壊危険性を増大させることを実証した。2016年度には純ラーメン構造が連続波と漂流物によって倒壊に至る水理実験を実施し,漂流物の開口閉塞効果により大幅に増大する津波荷重を定量的...
【複合領域】地理学:沖積低地津波を含む研究件
❏災害脆弱性評価に向けた日本の沖積平野の地形形成モデルの構築(23501238)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】地形 / 沖積層 / 河川 / 災害脆弱性 / 海面変動 (他23件)
【概要】東日本大震災を踏まえた沖積低地の災害脆弱性評価のための基礎として、グローバルな視点から日本の沖積平野の形成史および形成環境を解明した。日本の主要河川の下流側の沖積層は、総じてプリズム状を呈し、その断面積は流域面積と比例的である。東北日本太平洋沖地震においては、プリズムが厚く堆積している場所で、液状化が激しい傾向にあった可能性がある。沖積層は、氷河性海水準変動を通じた海域との相互作用、長期的な地殻変...
❏沖積低地の微地形成と地形環境動態に関する研究(15300302)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】海津 正倫 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50127883)
【キーワード】沖積低地 / 微地形 / 水害 / マングローブ / 完新世 (他10件)
【概要】本研究は沖積低地における地形環境の変化と微地形形成との関係を明らかにすることを目的とし,対象地域の微地形・堆積物の特性について詳細な検討を行った.また,低地の微地形と自然災害との関係をより具体的に解明するため,2004年12月26日に発生した津波災害との関係についても検討した. 海津は,濃尾平野や矢作川沖積低地においてボーリング調査を実施し,完新世後期における土砂堆積域の変遷について低地の地形・地...
【複合領域】地理学:水害津波を含む研究件
❏都心地下空間における街区・地下道一体型防災計画手法の開発(21360282)
【研究テーマ】建築環境・設備
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】長谷見 雄二 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40298138)
【キーワード】地下空間 / 火災 / 煙制御 / 水害 / 避難 (他9件)
【概要】ターミナル駅周辺等に形成される都心地下空間について、街区・地下道を一体開発し、街区側に自然排煙を設置して火災時の避難安全性を確保する計画手法を提示するとともに、水害時の地下空間浸水範囲の抑止、地下の主要鉛直交通路であるエスカレータを利用する避難計算法を誘導した。更に、これらの予測手法を津波避難にも適用できるように拡張した。 ...
❏沖積低地の微地形成と地形環境動態に関する研究(15300302)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】海津 正倫 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50127883)
【キーワード】沖積低地 / 微地形 / 水害 / マングローブ / 完新世 (他10件)
【概要】本研究は沖積低地における地形環境の変化と微地形形成との関係を明らかにすることを目的とし,対象地域の微地形・堆積物の特性について詳細な検討を行った.また,低地の微地形と自然災害との関係をより具体的に解明するため,2004年12月26日に発生した津波災害との関係についても検討した. 海津は,濃尾平野や矢作川沖積低地においてボーリング調査を実施し,完新世後期における土砂堆積域の変遷について低地の地形・地...
【複合領域】健康・スポーツ科学:レジリエンス津波を含む研究件
❏少子高齢時代における地方の災害復興―復元=回復力概念の再検討とともに(19K13922)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】野坂 真 早稲田大学, 文学学術院, 講師(任期付) (10801798)
【キーワード】東日本大震災 / 津波災害 / コミュニティ / レジリエンス / 防災 (他11件)
【概要】2021年度は、①調査対象地域に関する質問紙調査の分析やインタビュー調査の実施を継続しつつ、②2020年度末に本研究プロジェクトの中間報告として執筆した博士論文に関する研究会等を複数回開くことで、事例分析を進めると同時に研究成果のブラッシュアップを図った。 結果、①については、東日本大震災を機に岩手県内陸市町村へ移住した元沿岸市町村住民への調査(有効回収数288名・回収率31.8%のうち約4割が釜...
❏大規模災害からの復興の地域的最適解に関する総合的研究(19H00613)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】浦野 正樹 早稲田大学, 文学学術院, 名誉教授 (20160335)
【キーワード】災害 / コミュニティ / レジリエンス / 原子力災害 / 津波 (他6件)
【概要】本年度の調査研究は、これまで社会学が蓄積してきた震災研究に基づき、①リアス式海岸・市街地型、②リアス式海岸・農漁村型、③平地・市街地型、④平地・農漁村型、⑤原発・避難先型、⑥原発事故・避難元型、の6つの地域類型について、昨年度の成果(復興の進捗状況のサーベイと現地調査を実施しそれを部分的に纏めていく作業を行った)を踏まえながら、市町村が作成している震災に関する各種資料類を追加入手・検討して充実させ...
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
【複合領域】文化財科学・博物館学:琉球列島津波を含む研究件
❏琉球列島の沿岸巨礫群を用いた過去数千年間の津波・高波規模の定量評価(23684041)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】後藤 和久 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (10376543)
【キーワード】津波 / 高波 / 巨礫 / 琉球列島 / 地質学 (他7件)
【概要】琉球列島全域において沿岸巨礫群の分布調査を行った.その結果,津波起源と考えられる巨礫群は,先島諸島の一部の島々にのみ分布していることが明らかとなった.一方,台風の高波起源の巨礫群は,ほぼすべての島に分布している.奄美諸島においては,台風の高波起源の巨礫分布を変更しないという制約条件のもとで数値計算を実施し,約1500年前に喜界島を大きく隆起させたイベントは,プレート内の高角逆断層による可能性がある...
❏津波石を用いた古津波規模の地質・水理学的推定方法の確立(20740292)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】後藤 和久 千葉工業大学, 惑星探査研究センター, 上席研究員 (10376543)
【キーワード】第四紀学 / 津波 / 地質学 / 津波工学 / 津波石 (他6件)
【概要】本研究では,琉球列島の礁原上に分布する巨礫群のサイズ・空間分布の調査を行ない,津波・台風の高波起源の巨礫群の識別方法と,津波起源の巨礫を用いた古津波規模の推定方法を検討した.その結果,津波・台風の高波起源の巨礫群は,サイズ・空間分布が明瞭に異なり両者を識別可能であること,津波石移動モデルを用いて数値検討を行なうことで,古津波の規模を推定できる可能性があることがわかった. ...
【複合領域】文化財科学・博物館学:地理情報システム(GIS)津波を含む研究件
❏理・工・医学の連携による津波の広域被害把握技術の深化と災害医療支援への展開(17H00847)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】越村 俊一 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (50360847)
【キーワード】津波 / 地理情報システム(GIS) / シミュレーション工学 / 災害医療システム / リアルタイムマネージメント
【概要】
❏津波による沿岸海域に設置された係留浮体の被災予測に関する研究(16360442)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】増田 光一 日本大学, 理工学部, 教授 (10120552)
【キーワード】津波 / 沿岸防災 / 駿河湾 / 粒子法 / GIS (他9件)
【概要】本研究のテーマは以下の通りである。 1)浮体群の漂流シミュレーション 2)浮体の岸壁打上げ現象について 3)浮体用ハザードマップの検討 1)津波発生からその伝播を非線形長波理論を適用して数値シミュレーションする。本研究では駿河湾内を対象として実施した。津波伝播結果を港湾内シミュレーションの入力条件として接続し,高解像度の港湾内津波伝播シミュレーションを実施できるようにした。具体的対象は清水港とした...
❏国際共同による津波ディジタルライブラリ開発(15300029)
【研究テーマ】メディア情報学・データベース
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】金森 吉成 群馬大学, 工学部, 教授 (20006266)
【キーワード】津波 / ディジタルライブラリ / XMLデータベース / 異種分散情報源問合せ処理 / フィールドワーク支援DB (他16件)
【概要】(1)津波ディジタルライブラリ(TDL)のコンテンツ作成 明治29年三陸地震津波、昭和8年三陸地震津波、昭和19年東南海地震津波、昭和21年南海地震津波、昭和35年チリ地震津波に関する資料や新聞記事をスキャナーで入力したページ単位の画像データコンテンツとそれらをテキスト化したテキストコンテンツ、ビデオ、現地調査写真、シニュレーションCGなどの画像データコンテンツから構成されている。 (2)統合スキ...
【複合領域】生活科学:リスクコミュニケーション津波を含む研究件
❏災害科学の専門家による情報発信の傾向:状況と立場が与える心理的バイアス(23510219)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】大木 聖子 慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (40443337)
【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)
【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり,それには災害を予測する必要があるが,予測が困難な場合が多いため,災害科学の社会貢献は不定性が高くなる.それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり,イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である.我々は,資料収集や聞き取り調査,判決理由書の分析等を行い,そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した....
❏大規模広域災害を想定した新しい防災教育技法の開発に関する研究(18310114)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】矢守 克也 京都大学, 防災研究所, 教授 (80231679)
【キーワード】防災教育 / 大規模広域災害 / リスク社会 / リスク・コミュニケーション / ゲーミング (他13件)
【概要】大規模広域災害に効果的に対応するため、子どもから高齢者までを含む一般の地域住民、および、地方自治体の一般職員を対象にした防災教育技法を開発した。その上で、実践場面でそれらの有効性を検証するとともに、教育学、心理学、社会学的見地から、その意義を理論的に位置づけた。また、こうした研究を、自然科学と社会科学を融合した形式で進めることの意義と課題についても理論的な検討を行った。 ...
【複合領域】一般理論:リスク津波を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏弱者包有的災害復興法学の考察-補償・居住福祉・地域再生との関係で(20330019)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】吉田 邦彦 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00143347)
【キーワード】災害復興 / 震災 / 補償 / 中山間地 / 地域再生 (他21件)
【概要】震災、水害、火山活動などの各災害における被災者の災害復興政策において、住宅補償・生業補償の否定という従来からの負の遺産による居住福祉法学的配慮の手薄さは、比較法的考察からも先進諸国でも群を抜いて目立ち、災害救助法及び被災者生活再建支援法の現状では問題は山積し、さらに原発リスクにおける安全性チェックの制度的陥穽は事態を深刻化させることを、3.11以前に指摘したが、そうした中で東日本大震災が生じ、危惧...
【複合領域】一般理論:災害津波を含む研究件
❏大規模災害からの復興の地域的最適解に関する総合的研究(19H00613)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】浦野 正樹 早稲田大学, 文学学術院, 名誉教授 (20160335)
【キーワード】災害 / コミュニティ / レジリエンス / 原子力災害 / 津波 (他6件)
【概要】本年度の調査研究は、これまで社会学が蓄積してきた震災研究に基づき、①リアス式海岸・市街地型、②リアス式海岸・農漁村型、③平地・市街地型、④平地・農漁村型、⑤原発・避難先型、⑥原発事故・避難元型、の6つの地域類型について、昨年度の成果(復興の進捗状況のサーベイと現地調査を実施しそれを部分的に纏めていく作業を行った)を踏まえながら、市町村が作成している震災に関する各種資料類を追加入手・検討して充実させ...
❏減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法の確立(15K01233)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / 避難 / デジタルヒューマン / キネマティクス / モデリング (他18件)
【概要】減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法を開発した.はじめに避難時間に及ぼす集団の避難経路分岐の影響を検証した.この結果,集団平準化の効果,および実験による平準化の検証,そして搬送時の負荷による避難時間の増加などが減災へ与える影響を示した. ついで廃炉作業において特定区画における作業者が施設外へ避難する際の避難時間および被曝量の推定に着目した.具体的には原子力発電...
❏災害時における人間の動作を精密に考慮可能な集団避難行動シミュレーションの開発(24510234)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / デジタルヒューマン / キネマティクス / 集団避難 / 航空機事故 (他19件)
【概要】大規模災害を想定した集団避難シミュレーションの開発およびそれを実験検証した.まず複数の避難者モデルによる引率や搬送などの特殊形態を発現する動作モデルを構築した.ついでこれらを担架や背負いなど主要な搬送モデルへと拡張し,階段登坂を含むシミュレーション手法を開発した.さらにこれを緊急車両等の移動オブジェクトとの安全な連携を考慮した避難モデルへと発展させ,空港における避難シミュレーションとして統合した....
【複合領域】一般理論:活断層津波を含む研究件
❏地磁気を利用した津波性巨礫・断層破砕帯の運動履歴とその年代決定法の高度化(15H02986)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中村 教博 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (80302248)
【キーワード】viscous remanence / tsunami disaster / fault gouge / 粘性残留磁気 / 地磁気 (他11件)
【概要】粘性残留磁気から推定される津波の年代が、放射性炭素年代よりも古い年代を示すことに疑問を持ち、この年代の“ズレ”の原因を探ることに挑戦した。約4割もの巨礫の年代値がずれることが判明し、さらに過去30年間におよぶ粘性残留磁気の獲得・緩和実験結果も洗い直すことで、年代推定の拠り所としていたネール理論にフィットしない実験結果が多数存在した。そこで、拡張型指数関数を導入することで、実験結果と巨礫の年代値が整...
❏災害脆弱性評価に向けた日本の沖積平野の地形形成モデルの構築(23501238)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】地形 / 沖積層 / 河川 / 災害脆弱性 / 海面変動 (他23件)
【概要】東日本大震災を踏まえた沖積低地の災害脆弱性評価のための基礎として、グローバルな視点から日本の沖積平野の形成史および形成環境を解明した。日本の主要河川の下流側の沖積層は、総じてプリズム状を呈し、その断面積は流域面積と比例的である。東北日本太平洋沖地震においては、プリズムが厚く堆積している場所で、液状化が激しい傾向にあった可能性がある。沖積層は、氷河性海水準変動を通じた海域との相互作用、長期的な地殻変...
【複合領域】一般理論:完新世津波を含む研究件
❏南海トラフ東部におけるレベル1.5地震・津波の実態解明(17H02972)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】北村 晃寿 静岡大学, 理学部, 教授 (20260581)
【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル1地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)
【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した.これを受け,研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し,過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した.一方,同地域には,レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある.御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...
❏南海トラフにおける未知の巨大津波に関する地形・地質学的研究(24300319)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前杢 英明 法政大学, 文学部, 教授 (50222287)
【キーワード】津波 / 津波漂礫 / 完新世隆起石灰岩 / 津波堆積物 / 南海トラフ (他16件)
【概要】本研究は、歴史記録に残されていない先史時代の未知の南海トラフ沿いの巨大津波について、主として紀伊半島南部に分布する津波漂礫、その周辺の沿岸岩礁地域に付着する隆起石灰岩化石、および砂洲上でボーリング調査を行うことによって、その波速や浸水範囲、波源域やそのメカニズムについて明らかにする目的の研究である。橋杭岩の津波漂礫はレーザー精密測量によって,台風や高波では1m以上の礫は移動しないこと、東南海や南海...
❏沖積低地の微地形成と地形環境動態に関する研究(15300302)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】海津 正倫 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50127883)
【キーワード】沖積低地 / 微地形 / 水害 / マングローブ / 完新世 (他10件)
【概要】本研究は沖積低地における地形環境の変化と微地形形成との関係を明らかにすることを目的とし,対象地域の微地形・堆積物の特性について詳細な検討を行った.また,低地の微地形と自然災害との関係をより具体的に解明するため,2004年12月26日に発生した津波災害との関係についても検討した. 海津は,濃尾平野や矢作川沖積低地においてボーリング調査を実施し,完新世後期における土砂堆積域の変遷について低地の地形・地...
【複合領域】一般理論:防災教育津波を含む研究件
❏モバイル端末を利用した野外防災学習支援システムの開発と評価(15H02933)
【研究テーマ】教育工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永井 正洋 首都大学東京, 大学教育センター, 教授 (40387478)
【キーワード】野外 / 防災学習 / 避難訓練 / タブレット / 防災マップ (他16件)
【概要】本研究では初めに,①生徒の野外防災学習時に収集した情報を,蓄積・マップ化するシステム(FaLAS)を開発する.次にその情報に基き,②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する.これらシステムを用いて,地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う.①FaLASの実践からは,野外での探索活動により,災害時の避難場所を確認しようとする意識の...
❏大規模広域災害を想定した新しい防災教育技法の開発に関する研究(18310114)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】矢守 克也 京都大学, 防災研究所, 教授 (80231679)
【キーワード】防災教育 / 大規模広域災害 / リスク社会 / リスク・コミュニケーション / ゲーミング (他13件)
【概要】大規模広域災害に効果的に対応するため、子どもから高齢者までを含む一般の地域住民、および、地方自治体の一般職員を対象にした防災教育技法を開発した。その上で、実践場面でそれらの有効性を検証するとともに、教育学、心理学、社会学的見地から、その意義を理論的に位置づけた。また、こうした研究を、自然科学と社会科学を融合した形式で進めることの意義と課題についても理論的な検討を行った。 ...
【環境学】環境保全学:地域防災計画津波を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏東日本大震災復興システムのレジリアンスと沿岸地域における津波に対する脆弱性評価(25242036)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】村尾 修 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (70292753)
【キーワード】東日本大震災 / 都市震災復興 / 南海トラフ / 津波避難 / 脆弱性評価 (他13件)
【概要】本研究では「都市空間」、「土地利用計画」、「津波避難」、「住民の生活再建」、「事業所再建」の領域において調査をおこなった。 特に「都市空間」領域においては、建物被害データを用いて、地震動の強さと建物被害率の関係を示した建物被害関数を構築した。さらに、この建物被害関数を用いた地域の建物倒壊リスクを評価する方法や2011年東日本大震災の被災地を対象として、被災と復興過程に関する調査を実施し、復興過程を...
【環境学】環境保全学:インド洋大津波津波を含む研究件
❏インド洋大津波の再来間隔の解明-スリランカ古津波調査(20403002)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】原口 強 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (70372852)
【キーワード】インド洋大津波 / スリランカ / 巨大津波 / 再来間隔 / 津波リスク (他10件)
【概要】インド洋における巨大津波の再来間隔の推定を目的とし,スリランカ南西~東海岸で陸上・湖底掘削を実施して連続柱状試料を採取した.掘削コアには,泥炭層の間に海洋起源のプランクトンを含む砂層が複数層存在し,年代測定の結果,南東部では最大7000年ほどの地質記録が得られること,およそ600-1000年の間隔で津波起源と考えられる砂層が堆積していることが明らかになった.南東部を対象とした数値計算の結果,現地の...
❏津波の引き波による堆積作用の解明と古津波検出法の確立(20310101)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】箕浦 幸治 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10133852)
【キーワード】津波押し波 / 津波引き波 / 海底重力流 / 津波堆積物 / 津波再来周期 (他20件)
【概要】砂の堆積現象が最も広範囲に現われた869年貞観仙台沖地震津波による堆積物運搬の様式を粒度組成及び堆積相から類推し, 津波による流れの水理学的実体を理解するための初期条件を求める堆積学的検討を行った。砂層の明瞭な陸側細粒化現象が検出され、この現象は堆積物の移動と集積を試行する水槽実験装置の再現結果と調和しており, 溯上津波のエネルギー散逸を反映する重要な基準として扱い得る可能性が明らかとなった。 ...
❏津波・高潮・洪水氾濫の複合ハザードマップ(15310130)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】河田 惠昭 (河田 恵昭) 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027295)
【キーワード】ハザードマップ / 津波 / 高潮 / 洪水 / 地理情報システム (他14件)
【概要】わが国では,津波,高潮,洪水氾濫の危険地帯が重なっている場合が多い.大阪はこれら3つの災害が,東京や名古屋は高潮と洪水の同時氾濫が心配されている.とくに2005年ハリケーンカトリーナによるニューオーリンズの未曾有の高潮氾濫災害は,先進国でも忘れてはならない災害であることを示した.そこで,従来の紙ベースでのハザードマップの作成では,住民に提供できる情報量に限界があるため,その改良は困難である.それに...
【環境学】環境保全学:年代分析津波を含む研究件
❏ルミネッセンス計測に基づく流砂系土砂移動と歴史津波の推定手法の構築(24246085)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 愼司 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90170753)
【キーワード】漂砂 / 流砂 / 土砂管理 / 歴史津波 / ルミネッセンス分析 (他12件)
【概要】世界的に激化する海岸侵食を解決するためには、山地から河川・沿岸域を含む広域流砂系の土砂の移動量を高い精度で捉えることが不可欠である。本研究では、流砂・漂砂の分析に世界で初めてルミネッセンス計測を導入し、長期にわたって広域で生じる土砂移動の追跡を可能とする技術を確立した。さらに、これを粒子露光モデルなどと組み合わせることにより、流砂系の土砂フラックス推定精度を飛躍的に向上させた。これらをもとに沿岸砂...
❏インド洋大津波の再来間隔の解明-スリランカ古津波調査(20403002)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】原口 強 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (70372852)
【キーワード】インド洋大津波 / スリランカ / 巨大津波 / 再来間隔 / 津波リスク (他10件)
【概要】インド洋における巨大津波の再来間隔の推定を目的とし,スリランカ南西~東海岸で陸上・湖底掘削を実施して連続柱状試料を採取した.掘削コアには,泥炭層の間に海洋起源のプランクトンを含む砂層が複数層存在し,年代測定の結果,南東部では最大7000年ほどの地質記録が得られること,およそ600-1000年の間隔で津波起源と考えられる砂層が堆積していることが明らかになった.南東部を対象とした数値計算の結果,現地の...
【環境学】環境保全学:粘性残留磁気津波を含む研究件
❏地磁気年代測定と放射年代による津波石の移動履歴の解明(20K22361)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2020-09-11 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 哲郎 東京大学, 地震研究所, 特任研究員 (00830085)
【キーワード】津波石 / 残留磁気 / 放射性炭素年代 / 巨礫 / 年代測定 (他9件)
【概要】本研究では、地磁気を用いた年代測定手法を検証するため、石垣島の単一サンゴから成る津波巨礫を用いて、同一試料から地磁気年代と放射性炭素年代を測定し比較検討した。その結果、拡張された理論に基づく地磁気年代測定では、放射性炭素年代と同等の年代値を得ることができた。また、複数の年代測定技術を組み合わせることで、2回目以降の移動年代を明らかにしただけでなく、トンガ王国の津波巨礫の移動年代も推定することができ...
❏地磁気による津波性巨礫・断層破砕帯の活動年代法の実用化(18K03755)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中村 教博 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (80302248)
【キーワード】古地磁気学 / 津波性巨礫 / ナノバブル / 巨礫 / 津波 (他11件)
【概要】本研究では,地磁気を利用した年代推定法を高度化し,トンガ王国や先島諸島に分布する津波性巨礫や火山地域に分布する泥流堆積物中の巨礫に応用することで,これら巨礫の定置年代を推定することを試みた。また,長期間地表で風雨や熱水にさらされることで,鉄酸化物が生成して巨礫の残留磁気に影響を及ぼすことがあるため,この不要な鉄酸化物を化学的に還元化する手法を確立することもおこなった。その結果,これまで伝統的に利用...
❏地磁気を利用した津波性巨礫・断層破砕帯の運動履歴とその年代決定法の高度化(15H02986)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中村 教博 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (80302248)
【キーワード】viscous remanence / tsunami disaster / fault gouge / 粘性残留磁気 / 地磁気 (他11件)
【概要】粘性残留磁気から推定される津波の年代が、放射性炭素年代よりも古い年代を示すことに疑問を持ち、この年代の“ズレ”の原因を探ることに挑戦した。約4割もの巨礫の年代値がずれることが判明し、さらに過去30年間におよぶ粘性残留磁気の獲得・緩和実験結果も洗い直すことで、年代推定の拠り所としていたネール理論にフィットしない実験結果が多数存在した。そこで、拡張型指数関数を導入することで、実験結果と巨礫の年代値が整...
【環境学】環境保全学:環境変動津波を含む研究件
❏アジア・アフリカ地域における沿岸災害脆弱性変容の調査(22404011)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴山 知也 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40143391)
【キーワード】津波 / 高潮 / 途上国 / 環境変動 / 減災 (他13件)
【概要】2010年のチリ地震津波、同年のスマトラ島沖地震津波(メンタワイ諸島)、2012年のハリケーン・サンディー高潮(米国ニューヨーク)、2013年の台風ヨランダ高潮(フィリピン国レイテ島)などの海外で発生した沿岸域災害の調査を実施し、被災機構を解明した。近年の沿岸域土地利用の高密度化と輻輳化、さらに高潮の場合には地球気候の変動による台風の巨大化が大きな被害をもたらしていることが解った。 高潮、高波被害...
❏2004年インド洋大津波の被害実態を考慮した新しい津波工学の展開(18201033)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】今村 文彦 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40213243)
【キーワード】沿岸環境インパクト / 普及・復興 / 回復 / 津波堆積物 / 被害推定 (他21件)
【概要】2004年インド洋津波の実態調査を元に,沿岸環境も含めた総合的な減災を目指す新しい津波工学の分野を模索した.被災後5年間のフィールド調査結果を基に,Fragility関数を用いた津波被害推定手法の提案,流れによる漂流物や土砂移動の実態と予測モデル,さらには,マングローブなどの植生による減災効果とその限界,最後に,浸食や堆積などの地形変化も含めた沿岸環境へのインパクトと回復過程の状況を定量的に検討す...
【環境学】環境保全学:津波災害津波を含む研究件
❏少子高齢時代における地方の災害復興―復元=回復力概念の再検討とともに(19K13922)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】野坂 真 早稲田大学, 文学学術院, 講師(任期付) (10801798)
【キーワード】東日本大震災 / 津波災害 / コミュニティ / レジリエンス / 防災 (他11件)
【概要】2021年度は、①調査対象地域に関する質問紙調査の分析やインタビュー調査の実施を継続しつつ、②2020年度末に本研究プロジェクトの中間報告として執筆した博士論文に関する研究会等を複数回開くことで、事例分析を進めると同時に研究成果のブラッシュアップを図った。 結果、①については、東日本大震災を機に岩手県内陸市町村へ移住した元沿岸市町村住民への調査(有効回収数288名・回収率31.8%のうち約4割が釜...
❏理・工・医学の連携による津波の広域被害把握技術の深化と災害医療支援システムの革新(17H06108)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】越村 俊一 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (50360847)
【キーワード】津波災害 / 広域被害把握 / 災害医療 / マルチエージェントシミュレーション / リモートセンシング (他8件)
【概要】リアルタイムシミュレーションとセンシングの融合による「広域被害把握技術」を深化させ、津波被災地における災害医療システムの構築を通じて医療救護班の適時・適材・適所の配備に貢献することを目標として、理・工・医学の連携研究を推進した。津波の人的被害・物的被害の量的推定を可能にし、推定被害量から被災地の医療需要の質と量を即時的に推定するとともに、シミュレーションによる災害医療活動の予測・更新の方法論を確立...
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
【環境学】環境保全学:津波性巨礫津波を含む研究件
❏地磁気による津波性巨礫・断層破砕帯の活動年代法の実用化(18K03755)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中村 教博 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (80302248)
【キーワード】古地磁気学 / 津波性巨礫 / ナノバブル / 巨礫 / 津波 (他11件)
【概要】本研究では,地磁気を利用した年代推定法を高度化し,トンガ王国や先島諸島に分布する津波性巨礫や火山地域に分布する泥流堆積物中の巨礫に応用することで,これら巨礫の定置年代を推定することを試みた。また,長期間地表で風雨や熱水にさらされることで,鉄酸化物が生成して巨礫の残留磁気に影響を及ぼすことがあるため,この不要な鉄酸化物を化学的に還元化する手法を確立することもおこなった。その結果,これまで伝統的に利用...
❏地磁気を利用した津波性巨礫・断層破砕帯の運動履歴とその年代決定法の高度化(15H02986)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中村 教博 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (80302248)
【キーワード】viscous remanence / tsunami disaster / fault gouge / 粘性残留磁気 / 地磁気 (他11件)
【概要】粘性残留磁気から推定される津波の年代が、放射性炭素年代よりも古い年代を示すことに疑問を持ち、この年代の“ズレ”の原因を探ることに挑戦した。約4割もの巨礫の年代値がずれることが判明し、さらに過去30年間におよぶ粘性残留磁気の獲得・緩和実験結果も洗い直すことで、年代推定の拠り所としていたネール理論にフィットしない実験結果が多数存在した。そこで、拡張型指数関数を導入することで、実験結果と巨礫の年代値が整...
❏地磁気を利用した津波性堆積物の定置機構とその年代決定法の確立(25560173)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中村 教博 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (80302248)
【キーワード】津波 / 粘性残留磁気 / 石垣島 / 地磁気 / 年代推定 (他7件)
【概要】石垣島に分布するサンゴ礁起源の津波性巨礫に対して、古地磁気学的手法を適用し、これまで測定の邪魔者とされていた粘性残留磁気から津波の時期とその回数を紐解くことに成功した。津波の襲来時期は、これまでサンゴの放射性炭素から求められていた年代とほぼ同時期か少し古い年代を示した。また、一つの例外を除いて、今回石垣島宮良湾で調査した津波性巨礫では一度の津波によって運搬されたことが判明した。80トン級の巨礫は2...
【環境学】環境保全学:津波石津波を含む研究件
❏地磁気年代測定と放射年代による津波石の移動履歴の解明(20K22361)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2020-09-11 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 哲郎 東京大学, 地震研究所, 特任研究員 (00830085)
【キーワード】津波石 / 残留磁気 / 放射性炭素年代 / 巨礫 / 年代測定 (他9件)
【概要】本研究では、地磁気を用いた年代測定手法を検証するため、石垣島の単一サンゴから成る津波巨礫を用いて、同一試料から地磁気年代と放射性炭素年代を測定し比較検討した。その結果、拡張された理論に基づく地磁気年代測定では、放射性炭素年代と同等の年代値を得ることができた。また、複数の年代測定技術を組み合わせることで、2回目以降の移動年代を明らかにしただけでなく、トンガ王国の津波巨礫の移動年代も推定することができ...
❏地磁気を利用した津波性巨礫・断層破砕帯の運動履歴とその年代決定法の高度化(15H02986)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中村 教博 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (80302248)
【キーワード】viscous remanence / tsunami disaster / fault gouge / 粘性残留磁気 / 地磁気 (他11件)
【概要】粘性残留磁気から推定される津波の年代が、放射性炭素年代よりも古い年代を示すことに疑問を持ち、この年代の“ズレ”の原因を探ることに挑戦した。約4割もの巨礫の年代値がずれることが判明し、さらに過去30年間におよぶ粘性残留磁気の獲得・緩和実験結果も洗い直すことで、年代推定の拠り所としていたネール理論にフィットしない実験結果が多数存在した。そこで、拡張型指数関数を導入することで、実験結果と巨礫の年代値が整...
❏津波石を用いた古津波規模の地質・水理学的推定方法の確立(20740292)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】後藤 和久 千葉工業大学, 惑星探査研究センター, 上席研究員 (10376543)
【キーワード】第四紀学 / 津波 / 地質学 / 津波工学 / 津波石 (他6件)
【概要】本研究では,琉球列島の礁原上に分布する巨礫群のサイズ・空間分布の調査を行ない,津波・台風の高波起源の巨礫群の識別方法と,津波起源の巨礫を用いた古津波規模の推定方法を検討した.その結果,津波・台風の高波起源の巨礫群は,サイズ・空間分布が明瞭に異なり両者を識別可能であること,津波石移動モデルを用いて数値検討を行なうことで,古津波の規模を推定できる可能性があることがわかった. ...
【環境学】環境保全学:津波堆積物津波を含む研究件
❏南海トラフ東部におけるレベル1.5地震・津波の実態解明(17H02972)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】北村 晃寿 静岡大学, 理学部, 教授 (20260581)
【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル1地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)
【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した.これを受け,研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し,過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した.一方,同地域には,レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある.御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...
❏波源推定の高精度化に向けた島嶼部での津波堆積物研究(26302007)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】後藤 和久 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (10376543)
【キーワード】津波堆積物 / 津波 / 島嶼 / 波源
【概要】本研究では,ニュージーランド,米国,日本の本土近隣の島嶼部における古津波研究を行い,津波履歴と規模を明らかにすること,従来進められてきた本土での津波堆積物研究に新たな情報を加え,数値計算により津波波源を精度良く推定することを主目的とした.各調査地において津波または台風の高波起源の沿岸巨礫および砂礫質堆積物を見出し,これらを説明しうる津波波源について数値計算により検討した. ...
❏南海トラフにおける未知の巨大津波に関する地形・地質学的研究(24300319)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前杢 英明 法政大学, 文学部, 教授 (50222287)
【キーワード】津波 / 津波漂礫 / 完新世隆起石灰岩 / 津波堆積物 / 南海トラフ (他16件)
【概要】本研究は、歴史記録に残されていない先史時代の未知の南海トラフ沿いの巨大津波について、主として紀伊半島南部に分布する津波漂礫、その周辺の沿岸岩礁地域に付着する隆起石灰岩化石、および砂洲上でボーリング調査を行うことによって、その波速や浸水範囲、波源域やそのメカニズムについて明らかにする目的の研究である。橋杭岩の津波漂礫はレーザー精密測量によって,台風や高波では1m以上の礫は移動しないこと、東南海や南海...
【環境学】環境保全学:自然災害津波を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏地域における津波避難基礎力の評価と改善に関する研究(16K21434)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三上 貴仁 東京都市大学, 工学部, 准教授 (80732198)
【キーワード】津波 / 地震 / 避難 / 自然災害 / 減災 (他6件)
【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー(避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報)に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...
❏海溝型地震の最大規模とスケーリング則(16H01838)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐竹 健治 東京大学, 地震研究所, 教授 (20178685)
【キーワード】巨大地震 / 津波 / スケーリング則 / 地震災害 / 海溝型巨大地震 (他7件)
【概要】20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について,我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い,地震の規模やすべり分布を推定した.それらをまとめた結果,規模と断層サイズ,すべり量などのスケーリング則については,我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった.津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について,最近の地震や海面変動について...
【環境学】環境保全学:火山噴火津波を含む研究件
❏火山噴火で生じる密度流の水域流入現象とそれに伴う津波の発生過程に関する研究(19710150)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】前野 深 東京大学, 地震研究所, 助教 (20444078)
【キーワード】火山噴火 / 津波 / 密度流 / 自然災害 / 地質学 (他9件)
【概要】火山性密度流の海への突流入に伴い発生する津波の規模や,密度流の動きを支配する物理パラメータを明らかにするために,二層流モデルにもとつく水理実験と数値実験を行った.その結果,津波の発生効率には密度流の流量が大きく寄与すること,密度流の動きには主に底面摩擦抵抗が大きく効くことがわかった.また,モデルを1883年クラカタウ火山噴火に適用し,火砕流の海への突流入がこの噴火の津波発生機構として有力であるとい...
❏千島弧の火山活動・地震活動・地殻変動に関する日露米3ケ国共同研究(17253002)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】中川 光弘 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (50217684)
【キーワード】千島弧 / 火山活動 / 火山噴火 / 地震活動 / 地殻変動 (他14件)
【概要】日露米の3ケ国により南千島ウルップ島から北千島パラムシル島で、ビザ無し専門家交流により日露で色丹・国後・択捉島で、火山学的および古津波調査を実施した。その結果、千島列島の過去1万年間の火山噴火履歴と、主要な噴火の噴火様式および特に南千島での津波の発生間隔を検討した。特に火山活動では、9500~6500 年前および4000~1000年前にカムチャッカ~北海道まで大規模な噴火が頻発したこと、またマグマ...
【数物系科学】地球惑星科学:2004年スマトラ地震津波を含む研究件
❏急変する地球重力場により発生する津波(22654054)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】綿田 辰吾 東京大学, 地震研究所, 助教 (30301112)
【キーワード】地震現象 / 津波 / 2011 年チリ地震 / 2012 年東北沖地震 / 伝播遅延 (他13件)
【概要】2010年チリ地震の断層面滑りによる地球内部の質量再分配によるジオイド高変化は震源付近でcmオーダーでありジオイド高変化は巨大津波の発生要因ではなかった。2010年チリ地震や2011年東北沖地震の津波の太平洋横断する時間が20分程度遅延する現象は、海水圧縮性・固体地球の弾性・津波の伝播中の質量移動による重力ポテンシャル変化を考慮にいれた長周期津波の逆分散性で説明できた。また長周期での津波位相速度低...
❏巨大津波の発生原因を探る~スマトラ北西沖巨大津波発生メカニズムに関する仮説の検証(22403007)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】平田 賢治 独立行政法人防災科学技術研究所, 社会防災システム研究領域 災害リスク研究ユニット, 総括主任研究員 (20359128)
【キーワード】津波 / スマトラ沖地震 / 津波発生 / 分岐断層 / 外縁隆起帯 (他12件)
【概要】2004 年12 月16 日スマトラ沖地震の際に発生した大津波の発生メカニズムを検討する ために、スマトラ北西沖の前弧域で高分解能のマルチチャンネル反射法探査を実施した. その結果、我々が提唱している仮説「沈み込んだプレート境界の運動とともに、スマトラ 北西沖の外縁隆起帯に存在する中央スラスト(分岐断層)でも同時に運動した」を裏付け るように、音響地質学的に「最近」活動したと考えられる多数の変形構...
❏長期的津波監視の維持を重視した総合的津波防災戦略モデルの提案と発展途上国への導入(18254002)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】目黒 公郎 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40222343)
【キーワード】津波 / 津波警報システム / リゾートホテル / 平時利用 / 多目的海洋観測ブイ (他9件)
【概要】本研究は,津波災害経験の乏しい発展途上国を主な対象として,効果的な津波防災対策を実施する際に必要な総合的な津波防災戦略のモデルを提案するとともに,いくつかの発展途上国への具体的な導入考えた場合の課題を整理した上で,津波警報システムを構築するものである.その結果、津波を探知し,警報を出し,住民を避難させるまで,総合的に支援するシステムを長期的に維持する基盤が整った. ...
【数物系科学】地球惑星科学:2011年東日本大震災津波を含む研究件
❏気圧波解析が明かす巨大地震に伴う津波発生過程(24654144)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】綿田 辰吾 東京大学, 地震研究所, 助教 (30301112)
【キーワード】津波 / 2011年太平洋東北沖地震 / 2010年チリ地震 / 津波伝播速度低下伝播速度低下 / 初期反転位相 (他22件)
【概要】2010年チリ地震と2011年東北沖地震による太平洋を横断する津波は、数値津波シミュレーションより、系統的に最大15分遅れ、遠地点では反転した津波初動が観測された。測定された津波の位相速度は逆分散性を示し、1000秒より長い周期帯では遅くなっていた。これらは重力・弾性結合した津波の津波の位相速度と一致しており、海水の疎密、弾性地球の加重変形、津波の伝播時の地球重力場の変動の影響であることが示された...
❏急変する地球重力場により発生する津波(22654054)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】綿田 辰吾 東京大学, 地震研究所, 助教 (30301112)
【キーワード】地震現象 / 津波 / 2011 年チリ地震 / 2012 年東北沖地震 / 伝播遅延 (他13件)
【概要】2010年チリ地震の断層面滑りによる地球内部の質量再分配によるジオイド高変化は震源付近でcmオーダーでありジオイド高変化は巨大津波の発生要因ではなかった。2010年チリ地震や2011年東北沖地震の津波の太平洋横断する時間が20分程度遅延する現象は、海水圧縮性・固体地球の弾性・津波の伝播中の質量移動による重力ポテンシャル変化を考慮にいれた長周期津波の逆分散性で説明できた。また長周期での津波位相速度低...
【数物系科学】地球惑星科学:海底観測津波を含む研究件
❏海底圧力計アレー観測による海洋/固体地球システム現象の解明(25247074)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】深尾 良夫 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地震津波海域観測研究開発センター, 特任上席研究員 (10022708)
【キーワード】海底地震 / 津波 / 津波地震 / 海底圧力計 / 海底加速度計 (他15件)
【概要】水深7000mの水圧をナノ分解能で測定する水晶式圧力センサーを組み込んだ海底圧力計10台を製作し、これらをアレーとして2014年5月から1年間青ヶ島東方沖の海底に、ついで場所を移し2015年5月から1年間鳥島はるか東方沖の海底に設置した。また、新規に開発された水晶式加速度センサーを組み込んだ海底3成分加速度計を宮城県沖海底に設置して試験観測を実施した(2013年5月から10か月間)。得られたデータ...
❏海底水圧計・地震計データの解析による津波地震の発生メカニズムの研究(15540414)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】平田 賢治 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)
【キーワード】水圧計 / 津波 / 微小津波 / 熱応答 / 温度補正 (他20件)
【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...
【数物系科学】地球惑星科学:海底水圧計津波を含む研究件
❏海底圧力計アレー観測による海洋/固体地球システム現象の解明(25247074)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】深尾 良夫 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地震津波海域観測研究開発センター, 特任上席研究員 (10022708)
【キーワード】海底地震 / 津波 / 津波地震 / 海底圧力計 / 海底加速度計 (他15件)
【概要】水深7000mの水圧をナノ分解能で測定する水晶式圧力センサーを組み込んだ海底圧力計10台を製作し、これらをアレーとして2014年5月から1年間青ヶ島東方沖の海底に、ついで場所を移し2015年5月から1年間鳥島はるか東方沖の海底に設置した。また、新規に開発された水晶式加速度センサーを組み込んだ海底3成分加速度計を宮城県沖海底に設置して試験観測を実施した(2013年5月から10か月間)。得られたデータ...
❏海底水圧計・地震計データの解析による津波地震の発生メカニズムの研究(15540414)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】平田 賢治 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)
【キーワード】水圧計 / 津波 / 微小津波 / 熱応答 / 温度補正 (他20件)
【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...
【数物系科学】地球惑星科学:アメリカ津波を含む研究件
❏水の波の浅水波近似の数学解析(21540226)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】井口 達雄 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20294879)
【キーワード】水面波 / 水の波 / 浅水波 / 津波 / 流体 (他10件)
【概要】津波の伝播をシミュレートする際には,通常,水面の初期変位が海底地震による水底の永久変位に等しく,初期速度はいたるところ零であるという初期条件の下で,浅水波方程式が数値的に解かれている.本研究では,水の波の基礎方程式系から出発し,適当な仮定の下,この津波モデルの数学的に厳密な正当性を証明した. ...
❏国際共同による津波ディジタルライブラリ開発(15300029)
【研究テーマ】メディア情報学・データベース
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】金森 吉成 群馬大学, 工学部, 教授 (20006266)
【キーワード】津波 / ディジタルライブラリ / XMLデータベース / 異種分散情報源問合せ処理 / フィールドワーク支援DB (他16件)
【概要】(1)津波ディジタルライブラリ(TDL)のコンテンツ作成 明治29年三陸地震津波、昭和8年三陸地震津波、昭和19年東南海地震津波、昭和21年南海地震津波、昭和35年チリ地震津波に関する資料や新聞記事をスキャナーで入力したページ単位の画像データコンテンツとそれらをテキスト化したテキストコンテンツ、ビデオ、現地調査写真、シニュレーションCGなどの画像データコンテンツから構成されている。 (2)統合スキ...
【数物系科学】地球惑星科学:チリ地震津波を含む研究件
❏気圧波解析が明かす巨大地震に伴う津波発生過程(24654144)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】綿田 辰吾 東京大学, 地震研究所, 助教 (30301112)
【キーワード】津波 / 2011年太平洋東北沖地震 / 2010年チリ地震 / 津波伝播速度低下伝播速度低下 / 初期反転位相 (他22件)
【概要】2010年チリ地震と2011年東北沖地震による太平洋を横断する津波は、数値津波シミュレーションより、系統的に最大15分遅れ、遠地点では反転した津波初動が観測された。測定された津波の位相速度は逆分散性を示し、1000秒より長い周期帯では遅くなっていた。これらは重力・弾性結合した津波の津波の位相速度と一致しており、海水の疎密、弾性地球の加重変形、津波の伝播時の地球重力場の変動の影響であることが示された...
❏急変する地球重力場により発生する津波(22654054)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】綿田 辰吾 東京大学, 地震研究所, 助教 (30301112)
【キーワード】地震現象 / 津波 / 2011 年チリ地震 / 2012 年東北沖地震 / 伝播遅延 (他13件)
【概要】2010年チリ地震の断層面滑りによる地球内部の質量再分配によるジオイド高変化は震源付近でcmオーダーでありジオイド高変化は巨大津波の発生要因ではなかった。2010年チリ地震や2011年東北沖地震の津波の太平洋横断する時間が20分程度遅延する現象は、海水圧縮性・固体地球の弾性・津波の伝播中の質量移動による重力ポテンシャル変化を考慮にいれた長周期津波の逆分散性で説明できた。また長周期での津波位相速度低...
【数物系科学】地球惑星科学:津波地震津波を含む研究件
❏海底圧力計アレー観測による海洋/固体地球システム現象の解明(25247074)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】深尾 良夫 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地震津波海域観測研究開発センター, 特任上席研究員 (10022708)
【キーワード】海底地震 / 津波 / 津波地震 / 海底圧力計 / 海底加速度計 (他15件)
【概要】水深7000mの水圧をナノ分解能で測定する水晶式圧力センサーを組み込んだ海底圧力計10台を製作し、これらをアレーとして2014年5月から1年間青ヶ島東方沖の海底に、ついで場所を移し2015年5月から1年間鳥島はるか東方沖の海底に設置した。また、新規に開発された水晶式加速度センサーを組み込んだ海底3成分加速度計を宮城県沖海底に設置して試験観測を実施した(2013年5月から10か月間)。得られたデータ...
❏沈み込み帯の地震はどこで起きているのか?(18540418)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】岡元 太郎 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (40270920)
【キーワード】沈み込み帯 / 地震 / 津波 / 地球・惑星内部構造 / 震源過程 (他11件)
【概要】沈み込み帯の地震からの遠地実体波波形には震源付近の不均質構造に起因する強い後続波が現れるため、地震の詳細な解析が困難になる場合がある。本研究では不均質構造のもとでの波動計算を非常に効率良く実行できる独自の手法によって理論波形を計算し、小規模地震の地震発生場所・発震機構解を推定する手法と、大規模地震の断層すべり分布を決定する手法とを開発した。これらの手法を2006年ジャワ津波地震と2007年南スマト...
❏海底水圧計・地震計データの解析による津波地震の発生メカニズムの研究(15540414)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】平田 賢治 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)
【キーワード】水圧計 / 津波 / 微小津波 / 熱応答 / 温度補正 (他20件)
【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...
【数物系科学】地球惑星科学:噴火津波を含む研究件
❏千島弧の火山活動・地震活動・地殻変動に関する日露米3ケ国共同研究(17253002)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】中川 光弘 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (50217684)
【キーワード】千島弧 / 火山活動 / 火山噴火 / 地震活動 / 地殻変動 (他14件)
【概要】日露米の3ケ国により南千島ウルップ島から北千島パラムシル島で、ビザ無し専門家交流により日露で色丹・国後・択捉島で、火山学的および古津波調査を実施した。その結果、千島列島の過去1万年間の火山噴火履歴と、主要な噴火の噴火様式および特に南千島での津波の発生間隔を検討した。特に火山活動では、9500~6500 年前および4000~1000年前にカムチャッカ~北海道まで大規模な噴火が頻発したこと、またマグマ...
❏ラバウルカルデラにおける浅部マグマ供給システムの究明(13573002)
【研究テーマ】固体地球物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西村 裕一 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (20208226)
【キーワード】ラバウル / 噴火 / マグマ溜り / 津波 / 火山ガス (他19件)
【概要】パプアニューギニアのラバウル火山は約1400年前にカルデラ噴火を起こした若いカルデラである.カルデラの西端と東端にはそれぞれ,ブルカン,タブルブルの2火山が存在し噴火を繰り返している.ラバウル火山の噴火は,この2火山の同時噴火で特徴づけられる.同時噴火は1878年、1937年に発生し,1994年には両火山が約1時間の間隔で相次いで噴火を開始した.ブルカン火山の噴火は約2週間で終わったが,タブルブル...
【数物系科学】地球惑星科学:火山ガス津波を含む研究件
❏千島弧の火山活動・地震活動・地殻変動に関する日露米3ケ国共同研究(17253002)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】中川 光弘 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (50217684)
【キーワード】千島弧 / 火山活動 / 火山噴火 / 地震活動 / 地殻変動 (他14件)
【概要】日露米の3ケ国により南千島ウルップ島から北千島パラムシル島で、ビザ無し専門家交流により日露で色丹・国後・択捉島で、火山学的および古津波調査を実施した。その結果、千島列島の過去1万年間の火山噴火履歴と、主要な噴火の噴火様式および特に南千島での津波の発生間隔を検討した。特に火山活動では、9500~6500 年前および4000~1000年前にカムチャッカ~北海道まで大規模な噴火が頻発したこと、またマグマ...
❏ラバウルカルデラにおける浅部マグマ供給システムの究明(13573002)
【研究テーマ】固体地球物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西村 裕一 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (20208226)
【キーワード】ラバウル / 噴火 / マグマ溜り / 津波 / 火山ガス (他19件)
【概要】パプアニューギニアのラバウル火山は約1400年前にカルデラ噴火を起こした若いカルデラである.カルデラの西端と東端にはそれぞれ,ブルカン,タブルブルの2火山が存在し噴火を繰り返している.ラバウル火山の噴火は,この2火山の同時噴火で特徴づけられる.同時噴火は1878年、1937年に発生し,1994年には両火山が約1時間の間隔で相次いで噴火を開始した.ブルカン火山の噴火は約2週間で終わったが,タブルブル...
【数物系科学】地球惑星科学:地磁気津波を含む研究件
❏地磁気を利用した津波性巨礫・断層破砕帯の運動履歴とその年代決定法の高度化(15H02986)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中村 教博 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (80302248)
【キーワード】viscous remanence / tsunami disaster / fault gouge / 粘性残留磁気 / 地磁気 (他11件)
【概要】粘性残留磁気から推定される津波の年代が、放射性炭素年代よりも古い年代を示すことに疑問を持ち、この年代の“ズレ”の原因を探ることに挑戦した。約4割もの巨礫の年代値がずれることが判明し、さらに過去30年間におよぶ粘性残留磁気の獲得・緩和実験結果も洗い直すことで、年代推定の拠り所としていたネール理論にフィットしない実験結果が多数存在した。そこで、拡張型指数関数を導入することで、実験結果と巨礫の年代値が整...
❏地磁気を利用した津波性堆積物の定置機構とその年代決定法の確立(25560173)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中村 教博 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (80302248)
【キーワード】津波 / 粘性残留磁気 / 石垣島 / 地磁気 / 年代推定 (他7件)
【概要】石垣島に分布するサンゴ礁起源の津波性巨礫に対して、古地磁気学的手法を適用し、これまで測定の邪魔者とされていた粘性残留磁気から津波の時期とその回数を紐解くことに成功した。津波の襲来時期は、これまでサンゴの放射性炭素から求められていた年代とほぼ同時期か少し古い年代を示した。また、一つの例外を除いて、今回石垣島宮良湾で調査した津波性巨礫では一度の津波によって運搬されたことが判明した。80トン級の巨礫は2...
【数物系科学】地球惑星科学:巨大地震津波を含む研究件
❏海溝型地震の最大規模とスケーリング則(16H01838)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐竹 健治 東京大学, 地震研究所, 教授 (20178685)
【キーワード】巨大地震 / 津波 / スケーリング則 / 地震災害 / 海溝型巨大地震 (他7件)
【概要】20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について,我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い,地震の規模やすべり分布を推定した.それらをまとめた結果,規模と断層サイズ,すべり量などのスケーリング則については,我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった.津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について,最近の地震や海面変動について...
❏日本周辺の巨大地震スーパーサイクルの解明と津波予測(24241060)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】佐竹 健治 東京大学, 地震研究所, 教授 (20178685)
【キーワード】巨大地震 / 津波 / 沈み込み帯 / 地震 / 津波堆積物
【概要】2011年東北地方太平沖地震は,プレート境界深部と海溝軸付近の両方がほぼ同時に破壊した.この新知見に基づいて,日本海溝で発生した869年貞観地震と千島海溝で17世紀に発生し北海道東部に津波堆積物をもたらした巨大地震の規模を再検討すると,ともにM8.8以上となった.北海道・岩手県・福島県では,さらに古い巨大地震による津波堆積物を発見した.日本海溝・千島海溝において,数十年間隔で繰り返し発生するM8ク...
❏急変する地球重力場により発生する津波(22654054)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】綿田 辰吾 東京大学, 地震研究所, 助教 (30301112)
【キーワード】地震現象 / 津波 / 2011 年チリ地震 / 2012 年東北沖地震 / 伝播遅延 (他13件)
【概要】2010年チリ地震の断層面滑りによる地球内部の質量再分配によるジオイド高変化は震源付近でcmオーダーでありジオイド高変化は巨大津波の発生要因ではなかった。2010年チリ地震や2011年東北沖地震の津波の太平洋横断する時間が20分程度遅延する現象は、海水圧縮性・固体地球の弾性・津波の伝播中の質量移動による重力ポテンシャル変化を考慮にいれた長周期津波の逆分散性で説明できた。また長周期での津波位相速度低...
【数物系科学】地球惑星科学:火山津波を含む研究件
❏火山噴火で生じる密度流の水域流入現象とそれに伴う津波の発生過程に関する研究(19710150)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】前野 深 東京大学, 地震研究所, 助教 (20444078)
【キーワード】火山噴火 / 津波 / 密度流 / 自然災害 / 地質学 (他9件)
【概要】火山性密度流の海への突流入に伴い発生する津波の規模や,密度流の動きを支配する物理パラメータを明らかにするために,二層流モデルにもとつく水理実験と数値実験を行った.その結果,津波の発生効率には密度流の流量が大きく寄与すること,密度流の動きには主に底面摩擦抵抗が大きく効くことがわかった.また,モデルを1883年クラカタウ火山噴火に適用し,火砕流の海への突流入がこの噴火の津波発生機構として有力であるとい...
❏千島弧の火山活動・地震活動・地殻変動に関する日露米3ケ国共同研究(17253002)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】中川 光弘 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (50217684)
【キーワード】千島弧 / 火山活動 / 火山噴火 / 地震活動 / 地殻変動 (他14件)
【概要】日露米の3ケ国により南千島ウルップ島から北千島パラムシル島で、ビザ無し専門家交流により日露で色丹・国後・択捉島で、火山学的および古津波調査を実施した。その結果、千島列島の過去1万年間の火山噴火履歴と、主要な噴火の噴火様式および特に南千島での津波の発生間隔を検討した。特に火山活動では、9500~6500 年前および4000~1000年前にカムチャッカ~北海道まで大規模な噴火が頻発したこと、またマグマ...
【数物系科学】地球惑星科学:火山活動津波を含む研究件
❏離島火山活動のリモートモニタリングの実現(15H01794)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】杉岡 裕子 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (00359184)
【キーワード】離島火山 / 海底火山 / リモートモニタリング / 自律型海洋観測 / 離島火山活動 (他14件)
【概要】離島火山の監視を目的として、無人走行式の海上プラットフォームであるウェーブグライダーを用いた新しい機動的リアルタイム観測システムを開発し、西之島火山近海での観測を実施した。火山表層の噴火活動の監視には、空振計、ハイドロフォン、波浪計、可視カメラを用いた多角的観測項目の連続リアルタイムモニタリングを実施した。システムには音響通信モデムを装備し、海底観測装置との通信プラットフォームとしても機能する。2...
❏弱者包有的災害復興法学の考察-補償・居住福祉・地域再生との関係で(20330019)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】吉田 邦彦 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00143347)
【キーワード】災害復興 / 震災 / 補償 / 中山間地 / 地域再生 (他21件)
【概要】震災、水害、火山活動などの各災害における被災者の災害復興政策において、住宅補償・生業補償の否定という従来からの負の遺産による居住福祉法学的配慮の手薄さは、比較法的考察からも先進諸国でも群を抜いて目立ち、災害救助法及び被災者生活再建支援法の現状では問題は山積し、さらに原発リスクにおける安全性チェックの制度的陥穽は事態を深刻化させることを、3.11以前に指摘したが、そうした中で東日本大震災が生じ、危惧...
❏千島弧の火山活動・地震活動・地殻変動に関する日露米3ケ国共同研究(17253002)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】中川 光弘 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (50217684)
【キーワード】千島弧 / 火山活動 / 火山噴火 / 地震活動 / 地殻変動 (他14件)
【概要】日露米の3ケ国により南千島ウルップ島から北千島パラムシル島で、ビザ無し専門家交流により日露で色丹・国後・択捉島で、火山学的および古津波調査を実施した。その結果、千島列島の過去1万年間の火山噴火履歴と、主要な噴火の噴火様式および特に南千島での津波の発生間隔を検討した。特に火山活動では、9500~6500 年前および4000~1000年前にカムチャッカ~北海道まで大規模な噴火が頻発したこと、またマグマ...
【数物系科学】地球惑星科学:海底地滑り津波を含む研究件
❏南海トラフ東部におけるレベル1.5地震・津波の実態解明(17H02972)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】北村 晃寿 静岡大学, 理学部, 教授 (20260581)
【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル1地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)
【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した.これを受け,研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し,過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した.一方,同地域には,レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある.御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...
❏インド洋北西部マカラン沈み込み帯における津波ポテンシャルの再評価(13F03314)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-26 - 2016-03-31
【研究代表者】佐竹 健治 東京大学, 地震研究所, 教授 (20178685)
【キーワード】津波 / マカラン沈み込み帯 / 海底地すべり / 地震
【概要】1998年7月17日にパプアニューギニアで発生したM7の地震に伴う津波は,ニューギニア島北岸のシサノラグーン付近で2000名を超える死者をだした.津波高さが10mを超えるのはわずか20 km程度に限られており,地震の断層運動のみでなく,2次的な津波波源(海底地すべりなど)が想定されてきた.これまでのモデリングでは津波の高さ分布しか用いられてこなかったが,波源近傍(距離600~1500 km)で記録...
❏ウォ-タ-フロントの地震防災に関する研究(01302044)
【研究テーマ】基礎・土質工学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1989 - 1991
【研究代表者】浜田 政則 東海大学, 海洋学部, 教授 (30164916)
【キーワード】ウォ-タ-フロント / ライフライン / 液状化 / 側方流動 / 液状化対策 (他15件)
【概要】液状化による地盤の側方流動の事例分析の結果、次の知見が得られた。 (1)液状化による地盤の側方流動は、砂丘あるいは自然堤放などの微高地より砂丘間低地および旧河道などの低地に向って生じている。しかしながら、地盤の側方流動量と地表面勾配の間には明確な相関性は認められない。これは側方流動が液状化地盤の流体的挙動によって生じていることを示唆しているものである。液状化地盤が流体であれば流体表面の傾きは流動量...
【数物系科学】地球惑星科学:流体津波を含む研究件
❏巨大津波による橋りょう流失メカニズムの解明と対応策の検証方法の提案(24246079)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】丸山 久一 長岡技術科学大学, 工学部, 名誉教授 (30126479)
【キーワード】津波 / 橋梁 / 流体 / 構造工学・地震工学
【概要】大規模な水理模型実験と3次元流体解析および津波伝播解析により,巨大津波による橋梁への作用力を検討した.段波・孤立波による揚力に加え,定常および非定常状態も含む流れによる流体力を定量的に評価した.評価式の妥当性を東北地方太平洋沖地震津波による橋梁被害データにより検証を行い,津波伝播解析による津波波力の評価の妥当性と限界を明らかにした. 橋梁周辺の流れを3次元的に計算し,かつ橋梁の移動現象も再現可能な...
❏水の波の浅水波近似の数学解析(21540226)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】井口 達雄 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20294879)
【キーワード】水面波 / 水の波 / 浅水波 / 津波 / 流体 (他10件)
【概要】津波の伝播をシミュレートする際には,通常,水面の初期変位が海底地震による水底の永久変位に等しく,初期速度はいたるところ零であるという初期条件の下で,浅水波方程式が数値的に解かれている.本研究では,水の波の基礎方程式系から出発し,適当な仮定の下,この津波モデルの数学的に厳密な正当性を証明した. ...
【数物系科学】地球惑星科学:国際研究者交流津波を含む研究件
❏アジア・アフリカ地域における沿岸災害脆弱性変容の調査(22404011)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴山 知也 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40143391)
【キーワード】津波 / 高潮 / 途上国 / 環境変動 / 減災 (他13件)
【概要】2010年のチリ地震津波、同年のスマトラ島沖地震津波(メンタワイ諸島)、2012年のハリケーン・サンディー高潮(米国ニューヨーク)、2013年の台風ヨランダ高潮(フィリピン国レイテ島)などの海外で発生した沿岸域災害の調査を実施し、被災機構を解明した。近年の沿岸域土地利用の高密度化と輻輳化、さらに高潮の場合には地球気候の変動による台風の巨大化が大きな被害をもたらしていることが解った。 高潮、高波被害...
❏水の波の浅水波近似の数学解析(21540226)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】井口 達雄 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20294879)
【キーワード】水面波 / 水の波 / 浅水波 / 津波 / 流体 (他10件)
【概要】津波の伝播をシミュレートする際には,通常,水面の初期変位が海底地震による水底の永久変位に等しく,初期速度はいたるところ零であるという初期条件の下で,浅水波方程式が数値的に解かれている.本研究では,水の波の基礎方程式系から出発し,適当な仮定の下,この津波モデルの数学的に厳密な正当性を証明した. ...
【数物系科学】地球惑星科学:地殻変動津波を含む研究件
❏災害脆弱性評価に向けた日本の沖積平野の地形形成モデルの構築(23501238)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】地形 / 沖積層 / 河川 / 災害脆弱性 / 海面変動 (他23件)
【概要】東日本大震災を踏まえた沖積低地の災害脆弱性評価のための基礎として、グローバルな視点から日本の沖積平野の形成史および形成環境を解明した。日本の主要河川の下流側の沖積層は、総じてプリズム状を呈し、その断面積は流域面積と比例的である。東北日本太平洋沖地震においては、プリズムが厚く堆積している場所で、液状化が激しい傾向にあった可能性がある。沖積層は、氷河性海水準変動を通じた海域との相互作用、長期的な地殻変...
❏急変する地球重力場により発生する津波(22654054)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】綿田 辰吾 東京大学, 地震研究所, 助教 (30301112)
【キーワード】地震現象 / 津波 / 2011 年チリ地震 / 2012 年東北沖地震 / 伝播遅延 (他13件)
【概要】2010年チリ地震の断層面滑りによる地球内部の質量再分配によるジオイド高変化は震源付近でcmオーダーでありジオイド高変化は巨大津波の発生要因ではなかった。2010年チリ地震や2011年東北沖地震の津波の太平洋横断する時間が20分程度遅延する現象は、海水圧縮性・固体地球の弾性・津波の伝播中の質量移動による重力ポテンシャル変化を考慮にいれた長周期津波の逆分散性で説明できた。また長周期での津波位相速度低...
❏千島弧の火山活動・地震活動・地殻変動に関する日露米3ケ国共同研究(17253002)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】中川 光弘 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (50217684)
【キーワード】千島弧 / 火山活動 / 火山噴火 / 地震活動 / 地殻変動 (他14件)
【概要】日露米の3ケ国により南千島ウルップ島から北千島パラムシル島で、ビザ無し専門家交流により日露で色丹・国後・択捉島で、火山学的および古津波調査を実施した。その結果、千島列島の過去1万年間の火山噴火履歴と、主要な噴火の噴火様式および特に南千島での津波の発生間隔を検討した。特に火山活動では、9500~6500 年前および4000~1000年前にカムチャッカ~北海道まで大規模な噴火が頻発したこと、またマグマ...
【数物系科学】地球惑星科学:南海トラフ津波を含む研究件
❏南海トラフ東部におけるレベル1.5地震・津波の実態解明(17H02972)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】北村 晃寿 静岡大学, 理学部, 教授 (20260581)
【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル1地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)
【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した.これを受け,研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し,過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した.一方,同地域には,レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある.御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...
❏東日本大震災復興システムのレジリアンスと沿岸地域における津波に対する脆弱性評価(25242036)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】村尾 修 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (70292753)
【キーワード】東日本大震災 / 都市震災復興 / 南海トラフ / 津波避難 / 脆弱性評価 (他13件)
【概要】本研究では「都市空間」、「土地利用計画」、「津波避難」、「住民の生活再建」、「事業所再建」の領域において調査をおこなった。 特に「都市空間」領域においては、建物被害データを用いて、地震動の強さと建物被害率の関係を示した建物被害関数を構築した。さらに、この建物被害関数を用いた地域の建物倒壊リスクを評価する方法や2011年東日本大震災の被災地を対象として、被災と復興過程に関する調査を実施し、復興過程を...
❏南海トラフにおける未知の巨大津波に関する地形・地質学的研究(24300319)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前杢 英明 法政大学, 文学部, 教授 (50222287)
【キーワード】津波 / 津波漂礫 / 完新世隆起石灰岩 / 津波堆積物 / 南海トラフ (他16件)
【概要】本研究は、歴史記録に残されていない先史時代の未知の南海トラフ沿いの巨大津波について、主として紀伊半島南部に分布する津波漂礫、その周辺の沿岸岩礁地域に付着する隆起石灰岩化石、および砂洲上でボーリング調査を行うことによって、その波速や浸水範囲、波源域やそのメカニズムについて明らかにする目的の研究である。橋杭岩の津波漂礫はレーザー精密測量によって,台風や高波では1m以上の礫は移動しないこと、東南海や南海...
【数物系科学】地球惑星科学:地質学津波を含む研究件
❏琉球列島の沿岸巨礫群を用いた過去数千年間の津波・高波規模の定量評価(23684041)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】後藤 和久 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (10376543)
【キーワード】津波 / 高波 / 巨礫 / 琉球列島 / 地質学 (他7件)
【概要】琉球列島全域において沿岸巨礫群の分布調査を行った.その結果,津波起源と考えられる巨礫群は,先島諸島の一部の島々にのみ分布していることが明らかとなった.一方,台風の高波起源の巨礫群は,ほぼすべての島に分布している.奄美諸島においては,台風の高波起源の巨礫分布を変更しないという制約条件のもとで数値計算を実施し,約1500年前に喜界島を大きく隆起させたイベントは,プレート内の高角逆断層による可能性がある...
❏津波石を用いた古津波規模の地質・水理学的推定方法の確立(20740292)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】後藤 和久 千葉工業大学, 惑星探査研究センター, 上席研究員 (10376543)
【キーワード】第四紀学 / 津波 / 地質学 / 津波工学 / 津波石 (他6件)
【概要】本研究では,琉球列島の礁原上に分布する巨礫群のサイズ・空間分布の調査を行ない,津波・台風の高波起源の巨礫群の識別方法と,津波起源の巨礫を用いた古津波規模の推定方法を検討した.その結果,津波・台風の高波起源の巨礫群は,サイズ・空間分布が明瞭に異なり両者を識別可能であること,津波石移動モデルを用いて数値検討を行なうことで,古津波の規模を推定できる可能性があることがわかった. ...
❏火山噴火で生じる密度流の水域流入現象とそれに伴う津波の発生過程に関する研究(19710150)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】前野 深 東京大学, 地震研究所, 助教 (20444078)
【キーワード】火山噴火 / 津波 / 密度流 / 自然災害 / 地質学 (他9件)
【概要】火山性密度流の海への突流入に伴い発生する津波の規模や,密度流の動きを支配する物理パラメータを明らかにするために,二層流モデルにもとつく水理実験と数値実験を行った.その結果,津波の発生効率には密度流の流量が大きく寄与すること,密度流の動きには主に底面摩擦抵抗が大きく効くことがわかった.また,モデルを1883年クラカタウ火山噴火に適用し,火砕流の海への突流入がこの噴火の津波発生機構として有力であるとい...
【数物系科学】地球惑星科学:地震津波を含む研究件
❏南海トラフ東部におけるレベル1.5地震・津波の実態解明(17H02972)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】北村 晃寿 静岡大学, 理学部, 教授 (20260581)
【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル1地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)
【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した.これを受け,研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し,過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した.一方,同地域には,レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある.御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...
❏地域における津波避難基礎力の評価と改善に関する研究(16K21434)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三上 貴仁 東京都市大学, 工学部, 准教授 (80732198)
【キーワード】津波 / 地震 / 避難 / 自然災害 / 減災 (他6件)
【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー(避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報)に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...
❏海溝型地震の最大規模とスケーリング則(16H01838)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐竹 健治 東京大学, 地震研究所, 教授 (20178685)
【キーワード】巨大地震 / 津波 / スケーリング則 / 地震災害 / 海溝型巨大地震 (他7件)
【概要】20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について,我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い,地震の規模やすべり分布を推定した.それらをまとめた結果,規模と断層サイズ,すべり量などのスケーリング則については,我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった.津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について,最近の地震や海面変動について...
【数物系科学】地球惑星科学:分岐断層津波を含む研究件
❏南海トラフ東部におけるレベル1.5地震・津波の実態解明(17H02972)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】北村 晃寿 静岡大学, 理学部, 教授 (20260581)
【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル1地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)
【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した.これを受け,研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し,過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した.一方,同地域には,レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある.御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...
❏巨大津波の発生原因を探る~スマトラ北西沖巨大津波発生メカニズムに関する仮説の検証(22403007)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】平田 賢治 独立行政法人防災科学技術研究所, 社会防災システム研究領域 災害リスク研究ユニット, 総括主任研究員 (20359128)
【キーワード】津波 / スマトラ沖地震 / 津波発生 / 分岐断層 / 外縁隆起帯 (他12件)
【概要】2004 年12 月16 日スマトラ沖地震の際に発生した大津波の発生メカニズムを検討する ために、スマトラ北西沖の前弧域で高分解能のマルチチャンネル反射法探査を実施した. その結果、我々が提唱している仮説「沈み込んだプレート境界の運動とともに、スマトラ 北西沖の外縁隆起帯に存在する中央スラスト(分岐断層)でも同時に運動した」を裏付け るように、音響地質学的に「最近」活動したと考えられる多数の変形構...
【数物系科学】地球惑星科学:沈み込み帯津波を含む研究件
❏日本周辺の巨大地震スーパーサイクルの解明と津波予測(24241060)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】佐竹 健治 東京大学, 地震研究所, 教授 (20178685)
【キーワード】巨大地震 / 津波 / 沈み込み帯 / 地震 / 津波堆積物
【概要】2011年東北地方太平沖地震は,プレート境界深部と海溝軸付近の両方がほぼ同時に破壊した.この新知見に基づいて,日本海溝で発生した869年貞観地震と千島海溝で17世紀に発生し北海道東部に津波堆積物をもたらした巨大地震の規模を再検討すると,ともにM8.8以上となった.北海道・岩手県・福島県では,さらに古い巨大地震による津波堆積物を発見した.日本海溝・千島海溝において,数十年間隔で繰り返し発生するM8ク...
❏沈み込み帯の地震はどこで起きているのか?(18540418)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】岡元 太郎 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (40270920)
【キーワード】沈み込み帯 / 地震 / 津波 / 地球・惑星内部構造 / 震源過程 (他11件)
【概要】沈み込み帯の地震からの遠地実体波波形には震源付近の不均質構造に起因する強い後続波が現れるため、地震の詳細な解析が困難になる場合がある。本研究では不均質構造のもとでの波動計算を非常に効率良く実行できる独自の手法によって理論波形を計算し、小規模地震の地震発生場所・発震機構解を推定する手法と、大規模地震の断層すべり分布を決定する手法とを開発した。これらの手法を2006年ジャワ津波地震と2007年南スマト...
【数物系科学】地球惑星科学:津波工学津波を含む研究件
❏琉球列島の沿岸巨礫群を用いた過去数千年間の津波・高波規模の定量評価(23684041)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】後藤 和久 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (10376543)
【キーワード】津波 / 高波 / 巨礫 / 琉球列島 / 地質学 (他7件)
【概要】琉球列島全域において沿岸巨礫群の分布調査を行った.その結果,津波起源と考えられる巨礫群は,先島諸島の一部の島々にのみ分布していることが明らかとなった.一方,台風の高波起源の巨礫群は,ほぼすべての島に分布している.奄美諸島においては,台風の高波起源の巨礫分布を変更しないという制約条件のもとで数値計算を実施し,約1500年前に喜界島を大きく隆起させたイベントは,プレート内の高角逆断層による可能性がある...
❏津波石を用いた古津波規模の地質・水理学的推定方法の確立(20740292)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】後藤 和久 千葉工業大学, 惑星探査研究センター, 上席研究員 (10376543)
【キーワード】第四紀学 / 津波 / 地質学 / 津波工学 / 津波石 (他6件)
【概要】本研究では,琉球列島の礁原上に分布する巨礫群のサイズ・空間分布の調査を行ない,津波・台風の高波起源の巨礫群の識別方法と,津波起源の巨礫を用いた古津波規模の推定方法を検討した.その結果,津波・台風の高波起源の巨礫群は,サイズ・空間分布が明瞭に異なり両者を識別可能であること,津波石移動モデルを用いて数値検討を行なうことで,古津波の規模を推定できる可能性があることがわかった. ...
【数物系科学】天文学:巨礫津波を含む研究件
❏地磁気年代測定と放射年代による津波石の移動履歴の解明(20K22361)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2020-09-11 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 哲郎 東京大学, 地震研究所, 特任研究員 (00830085)
【キーワード】津波石 / 残留磁気 / 放射性炭素年代 / 巨礫 / 年代測定 (他9件)
【概要】本研究では、地磁気を用いた年代測定手法を検証するため、石垣島の単一サンゴから成る津波巨礫を用いて、同一試料から地磁気年代と放射性炭素年代を測定し比較検討した。その結果、拡張された理論に基づく地磁気年代測定では、放射性炭素年代と同等の年代値を得ることができた。また、複数の年代測定技術を組み合わせることで、2回目以降の移動年代を明らかにしただけでなく、トンガ王国の津波巨礫の移動年代も推定することができ...
❏地磁気による津波性巨礫・断層破砕帯の活動年代法の実用化(18K03755)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中村 教博 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (80302248)
【キーワード】古地磁気学 / 津波性巨礫 / ナノバブル / 巨礫 / 津波 (他11件)
【概要】本研究では,地磁気を利用した年代推定法を高度化し,トンガ王国や先島諸島に分布する津波性巨礫や火山地域に分布する泥流堆積物中の巨礫に応用することで,これら巨礫の定置年代を推定することを試みた。また,長期間地表で風雨や熱水にさらされることで,鉄酸化物が生成して巨礫の残留磁気に影響を及ぼすことがあるため,この不要な鉄酸化物を化学的に還元化する手法を確立することもおこなった。その結果,これまで伝統的に利用...
❏亜熱帯・中緯度帯における台風・津波による巨礫分布の歴史的評価(15H05220)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】森 信人 京都大学, 防災研究所, 准教授 (90371476)
【キーワード】自然現象観測・予測 / 台風 / 津波 / 巨礫 / 波浪 (他7件)
【概要】地震津波の発生海域は,熱帯~中緯度帯に存在する場合,熱帯低気圧の発生・発達域と重なる.巨礫の移動には津波と台風による高波の2つの自然現象が密接に関連していることが示唆されている. 本研究では,海中から移動し陸域に打ち上げられた巨礫の分布について,環太平洋およびカリブ海を中心に台風による巨礫の移動限界と分布位置の評価を行うものである.該当地域に現存する巨礫の大きさ,位置,物性および沿岸地形について広...
【生物学】基礎生物学:スリランカ津波を含む研究件
❏アジア・アフリカ地域における沿岸災害脆弱性変容の調査(22404011)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴山 知也 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40143391)
【キーワード】津波 / 高潮 / 途上国 / 環境変動 / 減災 (他13件)
【概要】2010年のチリ地震津波、同年のスマトラ島沖地震津波(メンタワイ諸島)、2012年のハリケーン・サンディー高潮(米国ニューヨーク)、2013年の台風ヨランダ高潮(フィリピン国レイテ島)などの海外で発生した沿岸域災害の調査を実施し、被災機構を解明した。近年の沿岸域土地利用の高密度化と輻輳化、さらに高潮の場合には地球気候の変動による台風の巨大化が大きな被害をもたらしていることが解った。 高潮、高波被害...
❏インド洋大津波の再来間隔の解明-スリランカ古津波調査(20403002)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】原口 強 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (70372852)
【キーワード】インド洋大津波 / スリランカ / 巨大津波 / 再来間隔 / 津波リスク (他10件)
【概要】インド洋における巨大津波の再来間隔の推定を目的とし,スリランカ南西~東海岸で陸上・湖底掘削を実施して連続柱状試料を採取した.掘削コアには,泥炭層の間に海洋起源のプランクトンを含む砂層が複数層存在し,年代測定の結果,南東部では最大7000年ほどの地質記録が得られること,およそ600-1000年の間隔で津波起源と考えられる砂層が堆積していることが明らかになった.南東部を対象とした数値計算の結果,現地の...
【工学】建築学:津波避難ビル津波を含む研究件
❏津波漂流船舶の衝突が建築物の局所損傷ならびに架構崩壊に及ぼす影響評価に関する研究(18H01581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
【キーワード】津波 / 漂流物 / 鉄筋コンクリート / 津波漂流物 / 衝突 (他9件)
【概要】2011年の震災以降,津波荷重評価や耐(対)津波性能評価に関する研究活動は増加傾向にあり,津波荷重評価に関する体系化が行われつつあるものの,津波漂流物の衝突に対する安全性の評価については,データや知見の蓄積がいまだ不十分な状況にあった。本研究では,津波漂流物衝突による架構崩壊への影響を評価し,それを未然に防ぐための設計・検討手法を,部材実験と架構実験を通して入手したデータに基づき提案した。 ...
❏倒壊限界と地震動被災を考慮した津波による建物の崩壊メカニズムに関する研究(26249079)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】壁谷澤 寿海 東京大学, 地震研究所, 教授 (00134479)
【キーワード】津波避難ビル / 水理実験 / 連続波 / 鉄筋コンクリ-ト建物 / 漂流物 (他17件)
【概要】鉄筋コンクリ-ト造建築物の縮小試験体が崩壊に至る水理実験を実施して特に地震動による損傷と漂流物による閉塞効果の影響を検証した。2014年度にはピロティ構造の震動実験と孤立波による水理実験を実施し,地震動による損傷が津波による倒壊危険性を増大させることを実証した。2016年度には純ラーメン構造が連続波と漂流物によって倒壊に至る水理実験を実施し,漂流物の開口閉塞効果により大幅に増大する津波荷重を定量的...
【工学】建築学:津波漂流物津波を含む研究件
❏津波漂流船舶の衝突が建築物の局所損傷ならびに架構崩壊に及ぼす影響評価に関する研究(18H01581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
【キーワード】津波 / 漂流物 / 鉄筋コンクリート / 津波漂流物 / 衝突 (他9件)
【概要】2011年の震災以降,津波荷重評価や耐(対)津波性能評価に関する研究活動は増加傾向にあり,津波荷重評価に関する体系化が行われつつあるものの,津波漂流物の衝突に対する安全性の評価については,データや知見の蓄積がいまだ不十分な状況にあった。本研究では,津波漂流物衝突による架構崩壊への影響を評価し,それを未然に防ぐための設計・検討手法を,部材実験と架構実験を通して入手したデータに基づき提案した。 ...
❏RC建物の津波浮遊物に対する衝撃耐力評価とその改善方法に関する実験的研究(25249079)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】田中 仁史 京都大学, 防災研究所, 教授 (20132623)
【キーワード】Tsunami debris / impact load / reinforced concrete wall / scabbing / perforation (他14件)
【概要】津波浮遊物に対するRC造建物の耐衝撃設計法の確立を目的にRC造壁を対象とした衝撃実験を行った。想定される津波流速で衝撃実験を行った結果,表面破壊・裏面剥離・貫通破壊といった局部損傷を再現できた。また,局部損傷評価式であるHughes式の評価精度について検証を行い,基準コンクリート強度を用いることで,すべての実験結果において安全に評価可能な局部損傷評価式を提案した。また,補強試験体については,すべて...
【工学】土木工学:海岸津波を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏津波・高潮の堤防越流による後背地の氾濫・洗掘評価モデルの開発(26820199)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】下園 武範 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70452042)
【キーワード】津波 / 越流 / 堤防 / 海岸 / 洗掘 (他7件)
【概要】本研究は,巨大な津波や高潮が海岸堤防を越流した場合に後背低平地に生じる高速流とそれに伴う洗掘を評価できるモデルの開発を行った.開発したモデルは従来よりも高解像度な計算グリッドを用いて堤防を急勾配地形として表現することにより,シームレスかつ高精度に越流・氾濫を再現することができる.また,東北地方太平洋沖地震津波による被災事例の分析をもとに,高解像度計算による局所流速から堤防背後の洗掘量を表す指標を構...
【工学】土木工学:海岸工学津波を含む研究件
❏短周期変動波浪が重合した津波や高潮による氾濫域被害増大特性の解明とその減災対策(15H04046)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田島 芳満 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20420242)
【キーワード】高波 / 高潮 / 浸水 / 越波 / 波浪の重合 (他17件)
【概要】津波や高潮、高波による浸水災害では、異なる周期の波が複雑に重合し、被害を増大する例が、昨今の災害時におけるビデオ画像などから明らかとなってきている。本研究では、このような周期の異なる波浪が重合する場を再現可能な実験装置を構築し、平面水槽実験を実施した。さらに画像計測手法を構築して、実験で見られた氾濫場および沿岸域における波・流れの定量的な特性を面的に捉えることにより、その特性の解明を試みた。次に段...
❏ルミネッセンス計測に基づく流砂系土砂移動と歴史津波の推定手法の構築(24246085)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 愼司 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90170753)
【キーワード】漂砂 / 流砂 / 土砂管理 / 歴史津波 / ルミネッセンス分析 (他12件)
【概要】世界的に激化する海岸侵食を解決するためには、山地から河川・沿岸域を含む広域流砂系の土砂の移動量を高い精度で捉えることが不可欠である。本研究では、流砂・漂砂の分析に世界で初めてルミネッセンス計測を導入し、長期にわたって広域で生じる土砂移動の追跡を可能とする技術を確立した。さらに、これを粒子露光モデルなどと組み合わせることにより、流砂系の土砂フラックス推定精度を飛躍的に向上させた。これらをもとに沿岸砂...
❏堆積物記録と水理実験に基づく津波堆積物形成メカニズムの解明(17740331)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】後藤 和久 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教 (10376543)
【キーワード】津波 / 地質学 / 自然災害 / 減災 / 海岸工学
【概要】前年度までの研究で,津波による土砂移動量は粒径の違いを大きく反映していることが明らかになっている.そのため,数値モデルを混合粒径砂に適用できるよう改良する必要がある.ところが,従来の掃流砂量式および交換砂量式は,混合砂を用いて算定されていることから誤差が大きいという問題がある.そこで本年度は,単一粒径砂を用いて,津波を対象とした掃流砂量式および交換砂量式を水理実験によって精度良く求めることを目的と...
【工学】土木工学:高波津波を含む研究件
❏短周期変動波浪が重合した津波や高潮による氾濫域被害増大特性の解明とその減災対策(15H04046)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田島 芳満 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20420242)
【キーワード】高波 / 高潮 / 浸水 / 越波 / 波浪の重合 (他17件)
【概要】津波や高潮、高波による浸水災害では、異なる周期の波が複雑に重合し、被害を増大する例が、昨今の災害時におけるビデオ画像などから明らかとなってきている。本研究では、このような周期の異なる波浪が重合する場を再現可能な実験装置を構築し、平面水槽実験を実施した。さらに画像計測手法を構築して、実験で見られた氾濫場および沿岸域における波・流れの定量的な特性を面的に捉えることにより、その特性の解明を試みた。次に段...
❏琉球列島の沿岸巨礫群を用いた過去数千年間の津波・高波規模の定量評価(23684041)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】後藤 和久 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (10376543)
【キーワード】津波 / 高波 / 巨礫 / 琉球列島 / 地質学 (他7件)
【概要】琉球列島全域において沿岸巨礫群の分布調査を行った.その結果,津波起源と考えられる巨礫群は,先島諸島の一部の島々にのみ分布していることが明らかとなった.一方,台風の高波起源の巨礫群は,ほぼすべての島に分布している.奄美諸島においては,台風の高波起源の巨礫分布を変更しないという制約条件のもとで数値計算を実施し,約1500年前に喜界島を大きく隆起させたイベントは,プレート内の高角逆断層による可能性がある...
❏アジア・アフリカ地域における沿岸災害脆弱性変容の調査(22404011)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴山 知也 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40143391)
【キーワード】津波 / 高潮 / 途上国 / 環境変動 / 減災 (他13件)
【概要】2010年のチリ地震津波、同年のスマトラ島沖地震津波(メンタワイ諸島)、2012年のハリケーン・サンディー高潮(米国ニューヨーク)、2013年の台風ヨランダ高潮(フィリピン国レイテ島)などの海外で発生した沿岸域災害の調査を実施し、被災機構を解明した。近年の沿岸域土地利用の高密度化と輻輳化、さらに高潮の場合には地球気候の変動による台風の巨大化が大きな被害をもたらしていることが解った。 高潮、高波被害...
【工学】土木工学:堤防津波を含む研究件
❏沿岸地形の簡約化による広域低地群の浸水被害予測体系の構築(18H01541)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】下園 武範 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (70452042)
【キーワード】浸水 / 予測 / モデル / 津波 / 高潮 (他8件)
【概要】本研究では,沿岸低地の地形情報を簡約化することで効率的に津波や高潮による浸水を表現するモデルを開発し,広域の沿岸低地群の浸水被害を効率的に一括評価できる予測手法を構築した.モデルは沿岸低地を小領域のネットワークとして表現し,線形理論に基づき小領域間での水の質量・運動量のやりとりを計算するものであり,従来のモデルに比べて少ない計算要素数で浸水過程を再現することができる.開発したモデルを過去の事例に適...
❏津波・高潮の堤防越流による後背地の氾濫・洗掘評価モデルの開発(26820199)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】下園 武範 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70452042)
【キーワード】津波 / 越流 / 堤防 / 海岸 / 洗掘 (他7件)
【概要】本研究は,巨大な津波や高潮が海岸堤防を越流した場合に後背低平地に生じる高速流とそれに伴う洗掘を評価できるモデルの開発を行った.開発したモデルは従来よりも高解像度な計算グリッドを用いて堤防を急勾配地形として表現することにより,シームレスかつ高精度に越流・氾濫を再現することができる.また,東北地方太平洋沖地震津波による被災事例の分析をもとに,高解像度計算による局所流速から堤防背後の洗掘量を表す指標を構...
【工学】土木工学:浸水津波を含む研究件
❏沿岸地形の簡約化による広域低地群の浸水被害予測体系の構築(18H01541)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】下園 武範 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (70452042)
【キーワード】浸水 / 予測 / モデル / 津波 / 高潮 (他8件)
【概要】本研究では,沿岸低地の地形情報を簡約化することで効率的に津波や高潮による浸水を表現するモデルを開発し,広域の沿岸低地群の浸水被害を効率的に一括評価できる予測手法を構築した.モデルは沿岸低地を小領域のネットワークとして表現し,線形理論に基づき小領域間での水の質量・運動量のやりとりを計算するものであり,従来のモデルに比べて少ない計算要素数で浸水過程を再現することができる.開発したモデルを過去の事例に適...
❏短周期変動波浪が重合した津波や高潮による氾濫域被害増大特性の解明とその減災対策(15H04046)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田島 芳満 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20420242)
【キーワード】高波 / 高潮 / 浸水 / 越波 / 波浪の重合 (他17件)
【概要】津波や高潮、高波による浸水災害では、異なる周期の波が複雑に重合し、被害を増大する例が、昨今の災害時におけるビデオ画像などから明らかとなってきている。本研究では、このような周期の異なる波浪が重合する場を再現可能な実験装置を構築し、平面水槽実験を実施した。さらに画像計測手法を構築して、実験で見られた氾濫場および沿岸域における波・流れの定量的な特性を面的に捉えることにより、その特性の解明を試みた。次に段...
❏津波・高潮の堤防越流による後背地の氾濫・洗掘評価モデルの開発(26820199)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】下園 武範 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70452042)
【キーワード】津波 / 越流 / 堤防 / 海岸 / 洗掘 (他7件)
【概要】本研究は,巨大な津波や高潮が海岸堤防を越流した場合に後背低平地に生じる高速流とそれに伴う洗掘を評価できるモデルの開発を行った.開発したモデルは従来よりも高解像度な計算グリッドを用いて堤防を急勾配地形として表現することにより,シームレスかつ高精度に越流・氾濫を再現することができる.また,東北地方太平洋沖地震津波による被災事例の分析をもとに,高解像度計算による局所流速から堤防背後の洗掘量を表す指標を構...
【工学】土木工学:氾濫津波を含む研究件
❏沿岸地形の簡約化による広域低地群の浸水被害予測体系の構築(18H01541)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】下園 武範 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (70452042)
【キーワード】浸水 / 予測 / モデル / 津波 / 高潮 (他8件)
【概要】本研究では,沿岸低地の地形情報を簡約化することで効率的に津波や高潮による浸水を表現するモデルを開発し,広域の沿岸低地群の浸水被害を効率的に一括評価できる予測手法を構築した.モデルは沿岸低地を小領域のネットワークとして表現し,線形理論に基づき小領域間での水の質量・運動量のやりとりを計算するものであり,従来のモデルに比べて少ない計算要素数で浸水過程を再現することができる.開発したモデルを過去の事例に適...
❏短周期変動波浪が重合した津波や高潮による氾濫域被害増大特性の解明とその減災対策(15H04046)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田島 芳満 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20420242)
【キーワード】高波 / 高潮 / 浸水 / 越波 / 波浪の重合 (他17件)
【概要】津波や高潮、高波による浸水災害では、異なる周期の波が複雑に重合し、被害を増大する例が、昨今の災害時におけるビデオ画像などから明らかとなってきている。本研究では、このような周期の異なる波浪が重合する場を再現可能な実験装置を構築し、平面水槽実験を実施した。さらに画像計測手法を構築して、実験で見られた氾濫場および沿岸域における波・流れの定量的な特性を面的に捉えることにより、その特性の解明を試みた。次に段...
【工学】土木工学:漂流物津波を含む研究件
❏津波漂流船舶の衝突が建築物の局所損傷ならびに架構崩壊に及ぼす影響評価に関する研究(18H01581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
【キーワード】津波 / 漂流物 / 鉄筋コンクリート / 津波漂流物 / 衝突 (他9件)
【概要】2011年の震災以降,津波荷重評価や耐(対)津波性能評価に関する研究活動は増加傾向にあり,津波荷重評価に関する体系化が行われつつあるものの,津波漂流物の衝突に対する安全性の評価については,データや知見の蓄積がいまだ不十分な状況にあった。本研究では,津波漂流物衝突による架構崩壊への影響を評価し,それを未然に防ぐための設計・検討手法を,部材実験と架構実験を通して入手したデータに基づき提案した。 ...
❏短周期変動波浪が重合した津波や高潮による氾濫域被害増大特性の解明とその減災対策(15H04046)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田島 芳満 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20420242)
【キーワード】高波 / 高潮 / 浸水 / 越波 / 波浪の重合 (他17件)
【概要】津波や高潮、高波による浸水災害では、異なる周期の波が複雑に重合し、被害を増大する例が、昨今の災害時におけるビデオ画像などから明らかとなってきている。本研究では、このような周期の異なる波浪が重合する場を再現可能な実験装置を構築し、平面水槽実験を実施した。さらに画像計測手法を構築して、実験で見られた氾濫場および沿岸域における波・流れの定量的な特性を面的に捉えることにより、その特性の解明を試みた。次に段...
❏津波漂流物の衝突が建築物の応答に及ぼす影響とその作用荷重評価に関する研究(15H04072)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
【キーワード】津波 / 漂流物 / 衝突 / 鉄筋コンクリート / 防災 (他7件)
【概要】本研究では,これまで体系的な検討が十分に行われてこなかった,津波漂流物衝突に対する建築物の安全性評価手法を提案した。まず,津波漂流物として船舶を想定し,船舶が陸域遡上する条件の解明,外力波形の定義,高精度な最大応答評価法の提案を行った。これらの知見を踏まえ,津波漂流物衝突に対する設計フローを整理した。また,津波漂流物が柱に衝突した際の軸力保持能力評価法の精度検証,津波避難ビルに要求すべき復旧性能の...
【工学】土木工学:減災津波を含む研究件
❏地域における津波避難基礎力の評価と改善に関する研究(16K21434)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三上 貴仁 東京都市大学, 工学部, 准教授 (80732198)
【キーワード】津波 / 地震 / 避難 / 自然災害 / 減災 (他6件)
【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー(避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報)に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...
❏災害時における人間の動作を精密に考慮可能な集団避難行動シミュレーションの開発(24510234)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / デジタルヒューマン / キネマティクス / 集団避難 / 航空機事故 (他19件)
【概要】大規模災害を想定した集団避難シミュレーションの開発およびそれを実験検証した.まず複数の避難者モデルによる引率や搬送などの特殊形態を発現する動作モデルを構築した.ついでこれらを担架や背負いなど主要な搬送モデルへと拡張し,階段登坂を含むシミュレーション手法を開発した.さらにこれを緊急車両等の移動オブジェクトとの安全な連携を考慮した避難モデルへと発展させ,空港における避難シミュレーションとして統合した....
❏アジア・アフリカ地域における沿岸災害脆弱性変容の調査(22404011)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴山 知也 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40143391)
【キーワード】津波 / 高潮 / 途上国 / 環境変動 / 減災 (他13件)
【概要】2010年のチリ地震津波、同年のスマトラ島沖地震津波(メンタワイ諸島)、2012年のハリケーン・サンディー高潮(米国ニューヨーク)、2013年の台風ヨランダ高潮(フィリピン国レイテ島)などの海外で発生した沿岸域災害の調査を実施し、被災機構を解明した。近年の沿岸域土地利用の高密度化と輻輳化、さらに高潮の場合には地球気候の変動による台風の巨大化が大きな被害をもたらしていることが解った。 高潮、高波被害...
【工学】土木工学:洪水津波を含む研究件
❏火星の地下に巨大な海が存在したか―新しい仮説の提唱と複合的アプローチによる検証(23340126)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮本 英昭 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (00312992)
【キーワード】火星 / 水 / 海 / アウトフローチャネル / 水循環 (他15件)
【概要】火星にはかつて強い磁場があり、液体の水が大量に存在していたことなどから、生命が誕生していた可能性があると議論されている。本研究は将来の火星生命探査も視野に入れ、海や温暖湿潤気候という観点から火星固有の水循環の様式について多角的に検討した。特に海仮設の大きな矛盾点とかねてから指摘されていた海岸線の欠如という問題点については、へスペリア代に発生した巨大津波による地形改変の証拠を見つけることに成功し、長...
❏津波・高潮・洪水氾濫の複合ハザードマップ(15310130)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】河田 惠昭 (河田 恵昭) 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027295)
【キーワード】ハザードマップ / 津波 / 高潮 / 洪水 / 地理情報システム (他14件)
【概要】わが国では,津波,高潮,洪水氾濫の危険地帯が重なっている場合が多い.大阪はこれら3つの災害が,東京や名古屋は高潮と洪水の同時氾濫が心配されている.とくに2005年ハリケーンカトリーナによるニューオーリンズの未曾有の高潮氾濫災害は,先進国でも忘れてはならない災害であることを示した.そこで,従来の紙ベースでのハザードマップの作成では,住民に提供できる情報量に限界があるため,その改良は困難である.それに...
【工学】土木工学:鉄筋コンクリート津波を含む研究件
❏津波漂流船舶の衝突が建築物の局所損傷ならびに架構崩壊に及ぼす影響評価に関する研究(18H01581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
【キーワード】津波 / 漂流物 / 鉄筋コンクリート / 津波漂流物 / 衝突 (他9件)
【概要】2011年の震災以降,津波荷重評価や耐(対)津波性能評価に関する研究活動は増加傾向にあり,津波荷重評価に関する体系化が行われつつあるものの,津波漂流物の衝突に対する安全性の評価については,データや知見の蓄積がいまだ不十分な状況にあった。本研究では,津波漂流物衝突による架構崩壊への影響を評価し,それを未然に防ぐための設計・検討手法を,部材実験と架構実験を通して入手したデータに基づき提案した。 ...
❏津波漂流物の衝突が建築物の応答に及ぼす影響とその作用荷重評価に関する研究(15H04072)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
【キーワード】津波 / 漂流物 / 衝突 / 鉄筋コンクリート / 防災 (他7件)
【概要】本研究では,これまで体系的な検討が十分に行われてこなかった,津波漂流物衝突に対する建築物の安全性評価手法を提案した。まず,津波漂流物として船舶を想定し,船舶が陸域遡上する条件の解明,外力波形の定義,高精度な最大応答評価法の提案を行った。これらの知見を踏まえ,津波漂流物衝突に対する設計フローを整理した。また,津波漂流物が柱に衝突した際の軸力保持能力評価法の精度検証,津波避難ビルに要求すべき復旧性能の...
【工学】総合工学:マングローブ津波を含む研究件
❏2004年インド洋大津波の被害実態を考慮した新しい津波工学の展開(18201033)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】今村 文彦 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40213243)
【キーワード】沿岸環境インパクト / 普及・復興 / 回復 / 津波堆積物 / 被害推定 (他21件)
【概要】2004年インド洋津波の実態調査を元に,沿岸環境も含めた総合的な減災を目指す新しい津波工学の分野を模索した.被災後5年間のフィールド調査結果を基に,Fragility関数を用いた津波被害推定手法の提案,流れによる漂流物や土砂移動の実態と予測モデル,さらには,マングローブなどの植生による減災効果とその限界,最後に,浸食や堆積などの地形変化も含めた沿岸環境へのインパクトと回復過程の状況を定量的に検討す...
❏沖積低地の微地形成と地形環境動態に関する研究(15300302)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】海津 正倫 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50127883)
【キーワード】沖積低地 / 微地形 / 水害 / マングローブ / 完新世 (他10件)
【概要】本研究は沖積低地における地形環境の変化と微地形形成との関係を明らかにすることを目的とし,対象地域の微地形・堆積物の特性について詳細な検討を行った.また,低地の微地形と自然災害との関係をより具体的に解明するため,2004年12月26日に発生した津波災害との関係についても検討した. 海津は,濃尾平野や矢作川沖積低地においてボーリング調査を実施し,完新世後期における土砂堆積域の変遷について低地の地形・地...
【工学】総合工学:地震災害津波を含む研究件
❏海溝型地震の最大規模とスケーリング則(16H01838)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐竹 健治 東京大学, 地震研究所, 教授 (20178685)
【キーワード】巨大地震 / 津波 / スケーリング則 / 地震災害 / 海溝型巨大地震 (他7件)
【概要】20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について,我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い,地震の規模やすべり分布を推定した.それらをまとめた結果,規模と断層サイズ,すべり量などのスケーリング則については,我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった.津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について,最近の地震や海面変動について...
❏東日本大震災の災害地理学的検証-「想定外」回避のためのハザード評価手法の再検討-(24240114)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 康弘 名古屋大学, 減災連携研究センター, 教授 (70222065)
【キーワード】地形 / 地震災害 / 津波 / 地盤災害 / 海底活断層 (他7件)
【概要】東日本大震災の多様性と地域性の問題の解明は、第一級の災害地理学的課題である。本研究は津波と液状化について、①災害の分布と発生要因を精査し、②その地理分布を俯瞰的に類型化し、③今後の災害予測や被害軽減のあり方を検討した。また、④既存のハザードマップを総合的に検証し、⑤地形地質等の土地条件の適切な考慮によるハザードマップの改良法を提言した。さらに、⑥ハザードマップにリアリティを持たせるための3D化を検...
❏災害科学の専門家による情報発信の傾向:状況と立場が与える心理的バイアス(23510219)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】大木 聖子 慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (40443337)
【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)
【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり,それには災害を予測する必要があるが,予測が困難な場合が多いため,災害科学の社会貢献は不定性が高くなる.それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり,イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である.我々は,資料収集や聞き取り調査,判決理由書の分析等を行い,そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した....
【工学】総合工学:避難行動津波を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏大津波襲来時の避難施設の選択行動モデルの推定と避難施設の最適配置(15H04102)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岸本 達也 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30302532)
【キーワード】避難施設 / 津波 / 配置 / 避難行動 / 行動モデル (他10件)
【概要】本研究は、津波襲来が想定される海岸部の海水浴客への避難行動アンケート、対面アンケート、南海トラフ地震の浸水予想地域の居住者への避難行動アンケート、東日本大震災における実際の避難行動データを用いて、避難者の地理的な位置、周囲にある避難施設の位置と海岸からの方向、大きさ、高さ、川や標高などの地形、避難者の住む住宅の建て方や、居住階、建物の階数、地形的な特徴、避難者の個人的な属性などを考慮した、より正確...
【工学】総合工学:東日本大震災津波を含む研究件
❏少子高齢時代における地方の災害復興―復元=回復力概念の再検討とともに(19K13922)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】野坂 真 早稲田大学, 文学学術院, 講師(任期付) (10801798)
【キーワード】東日本大震災 / 津波災害 / コミュニティ / レジリエンス / 防災 (他11件)
【概要】2021年度は、①調査対象地域に関する質問紙調査の分析やインタビュー調査の実施を継続しつつ、②2020年度末に本研究プロジェクトの中間報告として執筆した博士論文に関する研究会等を複数回開くことで、事例分析を進めると同時に研究成果のブラッシュアップを図った。 結果、①については、東日本大震災を機に岩手県内陸市町村へ移住した元沿岸市町村住民への調査(有効回収数288名・回収率31.8%のうち約4割が釜...
❏大津波襲来時の避難施設の選択行動モデルの推定と避難施設の最適配置(15H04102)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岸本 達也 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30302532)
【キーワード】避難施設 / 津波 / 配置 / 避難行動 / 行動モデル (他10件)
【概要】本研究は、津波襲来が想定される海岸部の海水浴客への避難行動アンケート、対面アンケート、南海トラフ地震の浸水予想地域の居住者への避難行動アンケート、東日本大震災における実際の避難行動データを用いて、避難者の地理的な位置、周囲にある避難施設の位置と海岸からの方向、大きさ、高さ、川や標高などの地形、避難者の住む住宅の建て方や、居住階、建物の階数、地形的な特徴、避難者の個人的な属性などを考慮した、より正確...
❏東日本大震災復興システムのレジリアンスと沿岸地域における津波に対する脆弱性評価(25242036)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】村尾 修 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (70292753)
【キーワード】東日本大震災 / 都市震災復興 / 南海トラフ / 津波避難 / 脆弱性評価 (他13件)
【概要】本研究では「都市空間」、「土地利用計画」、「津波避難」、「住民の生活再建」、「事業所再建」の領域において調査をおこなった。 特に「都市空間」領域においては、建物被害データを用いて、地震動の強さと建物被害率の関係を示した建物被害関数を構築した。さらに、この建物被害関数を用いた地域の建物倒壊リスクを評価する方法や2011年東日本大震災の被災地を対象として、被災と復興過程に関する調査を実施し、復興過程を...
【工学】総合工学:避難津波を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏地域における津波避難基礎力の評価と改善に関する研究(16K21434)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三上 貴仁 東京都市大学, 工学部, 准教授 (80732198)
【キーワード】津波 / 地震 / 避難 / 自然災害 / 減災 (他6件)
【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー(避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報)に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...
❏減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法の確立(15K01233)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / 避難 / デジタルヒューマン / キネマティクス / モデリング (他18件)
【概要】減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法を開発した.はじめに避難時間に及ぼす集団の避難経路分岐の影響を検証した.この結果,集団平準化の効果,および実験による平準化の検証,そして搬送時の負荷による避難時間の増加などが減災へ与える影響を示した. ついで廃炉作業において特定区画における作業者が施設外へ避難する際の避難時間および被曝量の推定に着目した.具体的には原子力発電...
【工学】総合工学:シミュレーション工学津波を含む研究件
❏分散メモリ並列MPM-MPS連成解析手法の開発と盛土に対する津波越流・洗掘解析(17K05152)
【研究テーマ】計算科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】室谷 浩平 公益財団法人鉄道総合技術研究所, 鉄道力学研究部, 主任研究員 (20434061)
【キーワード】洗堀解析 / MPM / MPS / 連成解析 / MPM-MPS連成解析 (他16件)
【概要】東北地方太平洋沖地震では、津波による鉄道盛土、道路盛土の被害が多く発生した。このような津波による被害は、波圧による破壊よりも長時間の越流による洗掘の方が深刻であることが、被害調査分析や模型実験を用いた検討により報告されている。そこで、盛土に対して津波越流による洗掘解析を実施できる解析手法の開発を目的とした。津波越流解析にはMPS、洗掘解析にはMPMを用い、連成界面において適切な変形・分離・結合と効...
❏理・工・医学の連携による津波の広域被害把握技術の深化と災害医療支援への展開(17H00847)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】越村 俊一 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (50360847)
【キーワード】津波 / 地理情報システム(GIS) / シミュレーション工学 / 災害医療システム / リアルタイムマネージメント
【概要】
【工学】総合工学:リモートセンシング津波を含む研究件
❏理・工・医学の連携による津波の広域被害把握技術の深化と災害医療支援システムの革新(17H06108)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】越村 俊一 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (50360847)
【キーワード】津波災害 / 広域被害把握 / 災害医療 / マルチエージェントシミュレーション / リモートセンシング (他8件)
【概要】リアルタイムシミュレーションとセンシングの融合による「広域被害把握技術」を深化させ、津波被災地における災害医療システムの構築を通じて医療救護班の適時・適材・適所の配備に貢献することを目標として、理・工・医学の連携研究を推進した。津波の人的被害・物的被害の量的推定を可能にし、推定被害量から被災地の医療需要の質と量を即時的に推定するとともに、シミュレーションによる災害医療活動の予測・更新の方法論を確立...
❏千島弧の火山活動・地震活動・地殻変動に関する日露米3ケ国共同研究(17253002)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】中川 光弘 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (50217684)
【キーワード】千島弧 / 火山活動 / 火山噴火 / 地震活動 / 地殻変動 (他14件)
【概要】日露米の3ケ国により南千島ウルップ島から北千島パラムシル島で、ビザ無し専門家交流により日露で色丹・国後・択捉島で、火山学的および古津波調査を実施した。その結果、千島列島の過去1万年間の火山噴火履歴と、主要な噴火の噴火様式および特に南千島での津波の発生間隔を検討した。特に火山活動では、9500~6500 年前および4000~1000年前にカムチャッカ~北海道まで大規模な噴火が頻発したこと、またマグマ...
【工学】総合工学:粒子法(SPH法)津波を含む研究件
❏分散メモリ並列MPM-MPS連成解析手法の開発と盛土に対する津波越流・洗掘解析(17K05152)
【研究テーマ】計算科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】室谷 浩平 公益財団法人鉄道総合技術研究所, 鉄道力学研究部, 主任研究員 (20434061)
【キーワード】洗堀解析 / MPM / MPS / 連成解析 / MPM-MPS連成解析 (他16件)
【概要】東北地方太平洋沖地震では、津波による鉄道盛土、道路盛土の被害が多く発生した。このような津波による被害は、波圧による破壊よりも長時間の越流による洗掘の方が深刻であることが、被害調査分析や模型実験を用いた検討により報告されている。そこで、盛土に対して津波越流による洗掘解析を実施できる解析手法の開発を目的とした。津波越流解析にはMPS、洗掘解析にはMPMを用い、連成界面において適切な変形・分離・結合と効...
❏GPUを用いた粒子法シミュレーションの高速化に関する研究(21360044)
【研究テーマ】工学基礎
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】越塚 誠一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80186668)
【キーワード】計算力学 / 粒子法 / MPS / GPU / 流体力学 (他17件)
【概要】粒子法シミュレーションにおいて、MPS法(Moving Particle Simulation Method)に基づく流体解析、固体解析、およびDEM(Discrete Element Method)に基づく粉体解析に関するGPU(GraphicsProcessingUnit)を用いた高速計算アルゴリズムを開発した。本アルゴリズムは一般的な並列計算にも有効である。実地形津波遡上の3次元流体解析を行...
❏津波による沿岸海域に設置された係留浮体の被災予測に関する研究(16360442)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】増田 光一 日本大学, 理工学部, 教授 (10120552)
【キーワード】津波 / 沿岸防災 / 駿河湾 / 粒子法 / GIS (他9件)
【概要】本研究のテーマは以下の通りである。 1)浮体群の漂流シミュレーション 2)浮体の岸壁打上げ現象について 3)浮体用ハザードマップの検討 1)津波発生からその伝播を非線形長波理論を適用して数値シミュレーションする。本研究では駿河湾内を対象として実施した。津波伝播結果を港湾内シミュレーションの入力条件として接続し,高解像度の港湾内津波伝播シミュレーションを実施できるようにした。具体的対象は清水港とした...
【工学】総合工学:MPS津波を含む研究件
❏分散メモリ並列MPM-MPS連成解析手法の開発と盛土に対する津波越流・洗掘解析(17K05152)
【研究テーマ】計算科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】室谷 浩平 公益財団法人鉄道総合技術研究所, 鉄道力学研究部, 主任研究員 (20434061)
【キーワード】洗堀解析 / MPM / MPS / 連成解析 / MPM-MPS連成解析 (他16件)
【概要】東北地方太平洋沖地震では、津波による鉄道盛土、道路盛土の被害が多く発生した。このような津波による被害は、波圧による破壊よりも長時間の越流による洗掘の方が深刻であることが、被害調査分析や模型実験を用いた検討により報告されている。そこで、盛土に対して津波越流による洗掘解析を実施できる解析手法の開発を目的とした。津波越流解析にはMPS、洗掘解析にはMPMを用い、連成界面において適切な変形・分離・結合と効...
❏GPUを用いた粒子法シミュレーションの高速化に関する研究(21360044)
【研究テーマ】工学基礎
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】越塚 誠一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80186668)
【キーワード】計算力学 / 粒子法 / MPS / GPU / 流体力学 (他17件)
【概要】粒子法シミュレーションにおいて、MPS法(Moving Particle Simulation Method)に基づく流体解析、固体解析、およびDEM(Discrete Element Method)に基づく粉体解析に関するGPU(GraphicsProcessingUnit)を用いた高速計算アルゴリズムを開発した。本アルゴリズムは一般的な並列計算にも有効である。実地形津波遡上の3次元流体解析を行...
❏津波発生時の船舶・浮体式構造物を対象とした沿岸域ハザードマップの開発(19360399)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】増田 光一 日本大学, 理工学部, 教授 (10120552)
【キーワード】海洋流体力学 / 浮体工学 / 情報システム / 津波 / 浮体式構造物 (他16件)
【概要】本研究は東海,南海,東南海沖を震源とする海底断層地震の発生に伴う津波により清水港がどのように被災するのかを明らかにし,その状況を事前に把握し,必要な対策を講じることが可能なハザードマップの開発を目的とした。特に,清水港内の係留船舶やヤード内のコンテナ等が津波遡上によって被る被害を数値計算によって予測した。その結果に基づき,海上ハザードマップと岸壁付近の構造物被害ハザードマップが開発された。 ...
【工学】総合工学:MPS法津波を含む研究件
❏分散メモリ並列MPM-MPS連成解析手法の開発と盛土に対する津波越流・洗掘解析(17K05152)
【研究テーマ】計算科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】室谷 浩平 公益財団法人鉄道総合技術研究所, 鉄道力学研究部, 主任研究員 (20434061)
【キーワード】洗堀解析 / MPM / MPS / 連成解析 / MPM-MPS連成解析 (他16件)
【概要】東北地方太平洋沖地震では、津波による鉄道盛土、道路盛土の被害が多く発生した。このような津波による被害は、波圧による破壊よりも長時間の越流による洗掘の方が深刻であることが、被害調査分析や模型実験を用いた検討により報告されている。そこで、盛土に対して津波越流による洗掘解析を実施できる解析手法の開発を目的とした。津波越流解析にはMPS、洗掘解析にはMPMを用い、連成界面において適切な変形・分離・結合と効...
❏津波発生時の船舶・浮体式構造物を対象とした沿岸域ハザードマップの開発(19360399)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】増田 光一 日本大学, 理工学部, 教授 (10120552)
【キーワード】海洋流体力学 / 浮体工学 / 情報システム / 津波 / 浮体式構造物 (他16件)
【概要】本研究は東海,南海,東南海沖を震源とする海底断層地震の発生に伴う津波により清水港がどのように被災するのかを明らかにし,その状況を事前に把握し,必要な対策を講じることが可能なハザードマップの開発を目的とした。特に,清水港内の係留船舶やヤード内のコンテナ等が津波遡上によって被る被害を数値計算によって予測した。その結果に基づき,海上ハザードマップと岸壁付近の構造物被害ハザードマップが開発された。 ...
【工学】総合工学:ロボティクス津波を含む研究件
❏減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法の確立(15K01233)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / 避難 / デジタルヒューマン / キネマティクス / モデリング (他18件)
【概要】減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法を開発した.はじめに避難時間に及ぼす集団の避難経路分岐の影響を検証した.この結果,集団平準化の効果,および実験による平準化の検証,そして搬送時の負荷による避難時間の増加などが減災へ与える影響を示した. ついで廃炉作業において特定区画における作業者が施設外へ避難する際の避難時間および被曝量の推定に着目した.具体的には原子力発電...
❏災害時における人間の動作を精密に考慮可能な集団避難行動シミュレーションの開発(24510234)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / デジタルヒューマン / キネマティクス / 集団避難 / 航空機事故 (他19件)
【概要】大規模災害を想定した集団避難シミュレーションの開発およびそれを実験検証した.まず複数の避難者モデルによる引率や搬送などの特殊形態を発現する動作モデルを構築した.ついでこれらを担架や背負いなど主要な搬送モデルへと拡張し,階段登坂を含むシミュレーション手法を開発した.さらにこれを緊急車両等の移動オブジェクトとの安全な連携を考慮した避難モデルへと発展させ,空港における避難シミュレーションとして統合した....
【工学】総合工学:衝突津波を含む研究件
❏津波漂流船舶の衝突が建築物の局所損傷ならびに架構崩壊に及ぼす影響評価に関する研究(18H01581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
【キーワード】津波 / 漂流物 / 鉄筋コンクリート / 津波漂流物 / 衝突 (他9件)
【概要】2011年の震災以降,津波荷重評価や耐(対)津波性能評価に関する研究活動は増加傾向にあり,津波荷重評価に関する体系化が行われつつあるものの,津波漂流物の衝突に対する安全性の評価については,データや知見の蓄積がいまだ不十分な状況にあった。本研究では,津波漂流物衝突による架構崩壊への影響を評価し,それを未然に防ぐための設計・検討手法を,部材実験と架構実験を通して入手したデータに基づき提案した。 ...
❏津波漂流物の衝突が建築物の応答に及ぼす影響とその作用荷重評価に関する研究(15H04072)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
【キーワード】津波 / 漂流物 / 衝突 / 鉄筋コンクリート / 防災 (他7件)
【概要】本研究では,これまで体系的な検討が十分に行われてこなかった,津波漂流物衝突に対する建築物の安全性評価手法を提案した。まず,津波漂流物として船舶を想定し,船舶が陸域遡上する条件の解明,外力波形の定義,高精度な最大応答評価法の提案を行った。これらの知見を踏まえ,津波漂流物衝突に対する設計フローを整理した。また,津波漂流物が柱に衝突した際の軸力保持能力評価法の精度検証,津波避難ビルに要求すべき復旧性能の...
❏アルティメート・シェルターの形態と力学性能に関する基礎的調査研究(23656336)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】川口 健一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40234041)
【キーワード】シェルター / 展開構造 / 大量絶滅 / 巨大隕石 / 津波 (他15件)
【概要】巨大隕石の衝突など「大量絶滅」が発生するような極限的な状況において人類が生存し種を保存しうるシェルター(以下、「アルティメート・シェルター」)について、①自然災害(津波や竜巻、放射能汚染等)時の人命保護に利用可能であるための必要性能を明らかにし、主に形態と力学性能について調査、具体的な実大モデルを製作、提示する。②さらに、このようなシェルターが、巨大隕石の衝突などの真の「極限環境」でも機能するため...
【工学】総合工学:個別要素法津波を含む研究件
❏津波発生時の船舶・浮体式構造物を対象とした沿岸域ハザードマップの開発(19360399)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】増田 光一 日本大学, 理工学部, 教授 (10120552)
【キーワード】海洋流体力学 / 浮体工学 / 情報システム / 津波 / 浮体式構造物 (他16件)
【概要】本研究は東海,南海,東南海沖を震源とする海底断層地震の発生に伴う津波により清水港がどのように被災するのかを明らかにし,その状況を事前に把握し,必要な対策を講じることが可能なハザードマップの開発を目的とした。特に,清水港内の係留船舶やヤード内のコンテナ等が津波遡上によって被る被害を数値計算によって予測した。その結果に基づき,海上ハザードマップと岸壁付近の構造物被害ハザードマップが開発された。 ...
❏津波による沿岸海域に設置された係留浮体の被災予測に関する研究(16360442)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】増田 光一 日本大学, 理工学部, 教授 (10120552)
【キーワード】津波 / 沿岸防災 / 駿河湾 / 粒子法 / GIS (他9件)
【概要】本研究のテーマは以下の通りである。 1)浮体群の漂流シミュレーション 2)浮体の岸壁打上げ現象について 3)浮体用ハザードマップの検討 1)津波発生からその伝播を非線形長波理論を適用して数値シミュレーションする。本研究では駿河湾内を対象として実施した。津波伝播結果を港湾内シミュレーションの入力条件として接続し,高解像度の港湾内津波伝播シミュレーションを実施できるようにした。具体的対象は清水港とした...
【工学】総合工学:防災津波を含む研究件
❏少子高齢時代における地方の災害復興―復元=回復力概念の再検討とともに(19K13922)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】野坂 真 早稲田大学, 文学学術院, 講師(任期付) (10801798)
【キーワード】東日本大震災 / 津波災害 / コミュニティ / レジリエンス / 防災 (他11件)
【概要】2021年度は、①調査対象地域に関する質問紙調査の分析やインタビュー調査の実施を継続しつつ、②2020年度末に本研究プロジェクトの中間報告として執筆した博士論文に関する研究会等を複数回開くことで、事例分析を進めると同時に研究成果のブラッシュアップを図った。 結果、①については、東日本大震災を機に岩手県内陸市町村へ移住した元沿岸市町村住民への調査(有効回収数288名・回収率31.8%のうち約4割が釜...
❏分散メモリ並列MPM-MPS連成解析手法の開発と盛土に対する津波越流・洗掘解析(17K05152)
【研究テーマ】計算科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】室谷 浩平 公益財団法人鉄道総合技術研究所, 鉄道力学研究部, 主任研究員 (20434061)
【キーワード】洗堀解析 / MPM / MPS / 連成解析 / MPM-MPS連成解析 (他16件)
【概要】東北地方太平洋沖地震では、津波による鉄道盛土、道路盛土の被害が多く発生した。このような津波による被害は、波圧による破壊よりも長時間の越流による洗掘の方が深刻であることが、被害調査分析や模型実験を用いた検討により報告されている。そこで、盛土に対して津波越流による洗掘解析を実施できる解析手法の開発を目的とした。津波越流解析にはMPS、洗掘解析にはMPMを用い、連成界面において適切な変形・分離・結合と効...
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
【工学】総合工学:ハザードマップ津波を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏東日本大震災の災害地理学的検証-「想定外」回避のためのハザード評価手法の再検討-(24240114)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 康弘 名古屋大学, 減災連携研究センター, 教授 (70222065)
【キーワード】地形 / 地震災害 / 津波 / 地盤災害 / 海底活断層 (他7件)
【概要】東日本大震災の多様性と地域性の問題の解明は、第一級の災害地理学的課題である。本研究は津波と液状化について、①災害の分布と発生要因を精査し、②その地理分布を俯瞰的に類型化し、③今後の災害予測や被害軽減のあり方を検討した。また、④既存のハザードマップを総合的に検証し、⑤地形地質等の土地条件の適切な考慮によるハザードマップの改良法を提言した。さらに、⑥ハザードマップにリアリティを持たせるための3D化を検...
❏津波発生時の船舶・浮体式構造物を対象とした沿岸域ハザードマップの開発(19360399)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】増田 光一 日本大学, 理工学部, 教授 (10120552)
【キーワード】海洋流体力学 / 浮体工学 / 情報システム / 津波 / 浮体式構造物 (他16件)
【概要】本研究は東海,南海,東南海沖を震源とする海底断層地震の発生に伴う津波により清水港がどのように被災するのかを明らかにし,その状況を事前に把握し,必要な対策を講じることが可能なハザードマップの開発を目的とした。特に,清水港内の係留船舶やヤード内のコンテナ等が津波遡上によって被る被害を数値計算によって予測した。その結果に基づき,海上ハザードマップと岸壁付近の構造物被害ハザードマップが開発された。 ...
【工学】総合工学:高潮津波を含む研究件
❏沿岸地形の簡約化による広域低地群の浸水被害予測体系の構築(18H01541)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】下園 武範 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (70452042)
【キーワード】浸水 / 予測 / モデル / 津波 / 高潮 (他8件)
【概要】本研究では,沿岸低地の地形情報を簡約化することで効率的に津波や高潮による浸水を表現するモデルを開発し,広域の沿岸低地群の浸水被害を効率的に一括評価できる予測手法を構築した.モデルは沿岸低地を小領域のネットワークとして表現し,線形理論に基づき小領域間での水の質量・運動量のやりとりを計算するものであり,従来のモデルに比べて少ない計算要素数で浸水過程を再現することができる.開発したモデルを過去の事例に適...
❏短周期変動波浪が重合した津波や高潮による氾濫域被害増大特性の解明とその減災対策(15H04046)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田島 芳満 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20420242)
【キーワード】高波 / 高潮 / 浸水 / 越波 / 波浪の重合 (他17件)
【概要】津波や高潮、高波による浸水災害では、異なる周期の波が複雑に重合し、被害を増大する例が、昨今の災害時におけるビデオ画像などから明らかとなってきている。本研究では、このような周期の異なる波浪が重合する場を再現可能な実験装置を構築し、平面水槽実験を実施した。さらに画像計測手法を構築して、実験で見られた氾濫場および沿岸域における波・流れの定量的な特性を面的に捉えることにより、その特性の解明を試みた。次に段...
❏アジア・アフリカ地域における沿岸災害脆弱性変容の調査(22404011)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴山 知也 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40143391)
【キーワード】津波 / 高潮 / 途上国 / 環境変動 / 減災 (他13件)
【概要】2010年のチリ地震津波、同年のスマトラ島沖地震津波(メンタワイ諸島)、2012年のハリケーン・サンディー高潮(米国ニューヨーク)、2013年の台風ヨランダ高潮(フィリピン国レイテ島)などの海外で発生した沿岸域災害の調査を実施し、被災機構を解明した。近年の沿岸域土地利用の高密度化と輻輳化、さらに高潮の場合には地球気候の変動による台風の巨大化が大きな被害をもたらしていることが解った。 高潮、高波被害...
【工学】総合工学:シミュレーション津波を含む研究件
❏理・工・医学の連携による津波の広域被害把握技術の深化と災害医療支援システムの革新(17H06108)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】越村 俊一 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (50360847)
【キーワード】津波災害 / 広域被害把握 / 災害医療 / マルチエージェントシミュレーション / リモートセンシング (他8件)
【概要】リアルタイムシミュレーションとセンシングの融合による「広域被害把握技術」を深化させ、津波被災地における災害医療システムの構築を通じて医療救護班の適時・適材・適所の配備に貢献することを目標として、理・工・医学の連携研究を推進した。津波の人的被害・物的被害の量的推定を可能にし、推定被害量から被災地の医療需要の質と量を即時的に推定するとともに、シミュレーションによる災害医療活動の予測・更新の方法論を確立...
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法の確立(15K01233)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / 避難 / デジタルヒューマン / キネマティクス / モデリング (他18件)
【概要】減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法を開発した.はじめに避難時間に及ぼす集団の避難経路分岐の影響を検証した.この結果,集団平準化の効果,および実験による平準化の検証,そして搬送時の負荷による避難時間の増加などが減災へ与える影響を示した. ついで廃炉作業において特定区画における作業者が施設外へ避難する際の避難時間および被曝量の推定に着目した.具体的には原子力発電...
【農学】農芸化学:プラットフォーム津波を含む研究件
❏減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法の確立(15K01233)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / 避難 / デジタルヒューマン / キネマティクス / モデリング (他18件)
【概要】減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法を開発した.はじめに避難時間に及ぼす集団の避難経路分岐の影響を検証した.この結果,集団平準化の効果,および実験による平準化の検証,そして搬送時の負荷による避難時間の増加などが減災へ与える影響を示した. ついで廃炉作業において特定区画における作業者が施設外へ避難する際の避難時間および被曝量の推定に着目した.具体的には原子力発電...
❏災害時における人間の動作を精密に考慮可能な集団避難行動シミュレーションの開発(24510234)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / デジタルヒューマン / キネマティクス / 集団避難 / 航空機事故 (他19件)
【概要】大規模災害を想定した集団避難シミュレーションの開発およびそれを実験検証した.まず複数の避難者モデルによる引率や搬送などの特殊形態を発現する動作モデルを構築した.ついでこれらを担架や背負いなど主要な搬送モデルへと拡張し,階段登坂を含むシミュレーション手法を開発した.さらにこれを緊急車両等の移動オブジェクトとの安全な連携を考慮した避難モデルへと発展させ,空港における避難シミュレーションとして統合した....
【医歯薬学】社会医学:キネマティクス津波を含む研究件
❏減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法の確立(15K01233)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / 避難 / デジタルヒューマン / キネマティクス / モデリング (他18件)
【概要】減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法を開発した.はじめに避難時間に及ぼす集団の避難経路分岐の影響を検証した.この結果,集団平準化の効果,および実験による平準化の検証,そして搬送時の負荷による避難時間の増加などが減災へ与える影響を示した. ついで廃炉作業において特定区画における作業者が施設外へ避難する際の避難時間および被曝量の推定に着目した.具体的には原子力発電...
❏災害時における人間の動作を精密に考慮可能な集団避難行動シミュレーションの開発(24510234)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / デジタルヒューマン / キネマティクス / 集団避難 / 航空機事故 (他19件)
【概要】大規模災害を想定した集団避難シミュレーションの開発およびそれを実験検証した.まず複数の避難者モデルによる引率や搬送などの特殊形態を発現する動作モデルを構築した.ついでこれらを担架や背負いなど主要な搬送モデルへと拡張し,階段登坂を含むシミュレーション手法を開発した.さらにこれを緊急車両等の移動オブジェクトとの安全な連携を考慮した避難モデルへと発展させ,空港における避難シミュレーションとして統合した....
【医歯薬学】歯学:3D津波を含む研究件
❏減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法の確立(15K01233)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / 避難 / デジタルヒューマン / キネマティクス / モデリング (他18件)
【概要】減災のための人間及びその集団の動作を精密に考慮できる避難シミュレーション法を開発した.はじめに避難時間に及ぼす集団の避難経路分岐の影響を検証した.この結果,集団平準化の効果,および実験による平準化の検証,そして搬送時の負荷による避難時間の増加などが減災へ与える影響を示した. ついで廃炉作業において特定区画における作業者が施設外へ避難する際の避難時間および被曝量の推定に着目した.具体的には原子力発電...
❏災害時における人間の動作を精密に考慮可能な集団避難行動シミュレーションの開発(24510234)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柿崎 隆夫 日本大学, 工学部, 教授 (10586556)
【キーワード】シミュレーション / デジタルヒューマン / キネマティクス / 集団避難 / 航空機事故 (他19件)
【概要】大規模災害を想定した集団避難シミュレーションの開発およびそれを実験検証した.まず複数の避難者モデルによる引率や搬送などの特殊形態を発現する動作モデルを構築した.ついでこれらを担架や背負いなど主要な搬送モデルへと拡張し,階段登坂を含むシミュレーション手法を開発した.さらにこれを緊急車両等の移動オブジェクトとの安全な連携を考慮した避難モデルへと発展させ,空港における避難シミュレーションとして統合した....
【医歯薬学】看護学:コミュニティ津波を含む研究件
❏少子高齢時代における地方の災害復興―復元=回復力概念の再検討とともに(19K13922)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】野坂 真 早稲田大学, 文学学術院, 講師(任期付) (10801798)
【キーワード】東日本大震災 / 津波災害 / コミュニティ / レジリエンス / 防災 (他11件)
【概要】2021年度は、①調査対象地域に関する質問紙調査の分析やインタビュー調査の実施を継続しつつ、②2020年度末に本研究プロジェクトの中間報告として執筆した博士論文に関する研究会等を複数回開くことで、事例分析を進めると同時に研究成果のブラッシュアップを図った。 結果、①については、東日本大震災を機に岩手県内陸市町村へ移住した元沿岸市町村住民への調査(有効回収数288名・回収率31.8%のうち約4割が釜...
❏大規模災害からの復興の地域的最適解に関する総合的研究(19H00613)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】浦野 正樹 早稲田大学, 文学学術院, 名誉教授 (20160335)
【キーワード】災害 / コミュニティ / レジリエンス / 原子力災害 / 津波 (他6件)
【概要】本年度の調査研究は、これまで社会学が蓄積してきた震災研究に基づき、①リアス式海岸・市街地型、②リアス式海岸・農漁村型、③平地・市街地型、④平地・農漁村型、⑤原発・避難先型、⑥原発事故・避難元型、の6つの地域類型について、昨年度の成果(復興の進捗状況のサーベイと現地調査を実施しそれを部分的に纏めていく作業を行った)を踏まえながら、市町村が作成している震災に関する各種資料類を追加入手・検討して充実させ...