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研究分野別サイレントキーワード
「地球温暖化」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】計算基盤:補償地球温暖化を含む研究件
❏21世紀型放射能被害など蓄積的損害・大災害の居住福祉救済システムの学際的構築(19H01433)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】吉田 邦彦 北海道大学, 法学研究科, 特任教授 (00143347)
【キーワード】蓄積的損害 / 地球温暖化 / 災害復興 / 疫学的因果関係 / 総合的救済 (他24件)
【概要】福島の原発事故による放射能被害を皮切りに、蓄積的損害に関わる被害者救済の学際的考察を幅広く行うことを目指してリセットをかけた本研究だが、原発事故の被害者救済について、定期的な実務家との研究会にもかかわらず、関連の裁判例は芳しくなく(とくに放射能被害の知見が問われる『自主被害者(区域外被害者)』の問題)、非力を感じ、更なる学際的研究の詰めを求めたい。 災害復興との関係で、否応なく地球温暖化問題(水...
❏地球温暖化問題の費用負担論ー公正で実効的な制度構築をめざして(21310032)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】高村 ゆかり 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70303518)
【キーワード】地球温暖化 / 費用 / 費用負担 / 制度 / 責任 (他13件)
【概要】温暖化関連の費用負担を考える際に、 (1)温暖化対策費用、(2)適応費用、(3)温暖化起因の損害補償費用という 3 つの異なる費用を区別することができる。(1)の温暖化対策費用については、 現行の日本の国内政策も, 2020 年までの国際制度も、その負担配分を事業者や国の支払い意思に委ねている。温暖化対策費用の配分は、効率的で効果的な排出削減を世界的にもたらすようなされるべきである。市場メカニズム...
【情報学】人間情報学:予測地球温暖化を含む研究件
❏北極漂流横断観測による「新しい北極海」の探究(18H03745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】猪上 淳 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00421884)
【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)
【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト(MOSAiC)に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...
❏北極の温暖化増幅における季節サイクルと多圏相互作用の追究(24241009)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】猪上 淳 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00421884)
【キーワード】北極海 / 地球温暖化 / 極温暖化増幅 / 予測可能性 / 異常気象 (他15件)
【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...
【複合領域】子ども学:環境教育地球温暖化を含む研究件
❏地球環境保全のための都市・建築の計画手法に関する総合的研究(07305027)
【研究テーマ】建築環境・設備
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】松尾 陽 明治大学, 理工学部, 教授 (00010778)
【キーワード】地球環境 / ライフサイクル評価法 / 資源利用評価 / 都市気象予測 / ライフスタイル (他14件)
【概要】(1)1995年度に策定された資源利用評価(有馬,吉田(燦)、ライフサイクルCO_2評価、都市気象予測モデル(村上、中村)、体系の一層の精緻化とデーターベースの充実を図ると共にケーススタディを行いその有効性を検証した(有馬、石福、吉田(卓)、村上、中村)。 (2)新しい都市計画理念を考案し、それに基づく具体的な都市の再配置と連結について提案し、自己評価を行った(三村(浩)、木村)。 (3)地球環境...
❏地球環境と都市・建築に関する総合的研究(03302050)
【研究テーマ】建築設備・環境工学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】安岡 正人 東京大学, 工学部, 教授 (20058043)
【キーワード】地球環境 / ライフスタイル / エコ・シティ / 建築省エネルギー / 居住形態 (他10件)
【概要】地球環境と都市・建築・人間の総合システムの動態予測・評価モデルの構築と各種対策手法の試行シミュレーション並びに評価をおこない、以下に示すような成果を得た。 地球環境問題全般にわたるトータルイメージを作成し、それらをベースに討議を重ねて本研究の全体像を構築した。 ライフスタイルについて、その地球上での地域的展開と歴史的推移のフレームワークと動向調査を行い、体系的展望を行った上で、人口問題等の個々の要...
【複合領域】一般理論:ゲーム理論地球温暖化を含む研究件
❏地球温暖化防止のための制度設計:理論と実験(15310023)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】大和 毅彦 東京工業大学, 大学院社会理工学研究科, 教授 (90246778)
【キーワード】地球温暖化 / 制度設計 / 経済実験 / ゲーム理論
【概要】地球温暖化問題は,我々が取り組まなければならない最も重要な課題のひとつである,この研究プロジェクトでは,温室効果ガスの削減を効率的にかつ公平に実現するために,どのように制度を設計すべきかについて,ミクロ経済理論,実験経済学,国際関係論,ゲーム理論,社会シミュレーション解析の手法を活用して分析した. 京都議定書では,地球温暖化防止を促進させるために制度の一つとして,排出権取引制度が提案された.競争均...
❏地球環境問題の経済分析:環境問題をめぐる利害・協調行動のゲーム論的接近と非線形動学理論に基づいた長期的観点からの環境問題対応政策に関する総合研究(12630019)
【研究テーマ】経済理論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】松本 昭夫 中央大学, 経済学部, 教授 (50149473)
【キーワード】環境 / 動学的最適化 / 再生可能資源 / 人口問題 / 非線形動学理論 (他12件)
【概要】*高次元の非線形動学システムの挙動については端緒がついたばかりであまり分析がなされていない。そこで二つの二次元非線形経済動学モデルを構築し、その動学的構造について理論的分析および数値シミュレーションによる分析を行った。 1.伝統的なクールノータイプの複占モデルは反応関数が線形のケースを分析対象としているので、産出にかんする変動は単調に定常点に収束する。しかし、需要関数に非線形要素が含まれる場合、あ...
【環境学】環境解析学:環境法地球温暖化を含む研究件
❏グローバル行政法の理論構築―Brexitを契機としたEU・イギリスの規制法変化―(18K01227)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中村 民雄 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (90237412)
【キーワード】自主規制 / 地球温暖化 / 認証制度 / グローバル行政法 / Brexit (他13件)
【概要】「グローバル行政法」は、国家以外の様々の形態の組織(国際組織、半官半民組織、純粋の民間主体など)が現代のグローバル経済市場に対する規制活動をしていることに着目し、公的目的の規制活動に従事する機能の点で共通と捉え、そうした非国家組織は透明性・参加・理由付き決定・審査といった公法的基準を満たすのが標準形と議論する。しかし本研究では、この議論は純粋の民間主体には不適当であることを温暖化防止目的の越境的私...
❏地球大気国際法秩序の基本構造-地球温暖化防止法制度の将来像(22330015)
【研究テーマ】国際法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】吉田 脩 筑波大学, 人文社会系, 教授 (40323240)
【キーワード】国際法 / 国際環境法 / 国際組織法 / 大気保護 / 地球温暖化 (他8件)
【概要】本研究プロジェクト「地球大気国際法秩序の基本構造―地球温暖化防止法制度の将来像―」のもと、参画した研究代表者、研究分担者等は、地球大気保護ないし地球温暖化の防止に関する国際法の研究を行い、関係する業績を公表し、とりわけ、国際法協会(International Law Association)「気候変動に関する法原則条文案」の作成と採択に対し多大な貢献を行い、この分野における国際法と国際環境法の発展...
【環境学】環境解析学:排出権取引地球温暖化を含む研究件
❏地球温暖化ガス排出権取引制度のデザイン:理論と実験(11430002)
【研究テーマ】経済理論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】西條 辰義 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (20205628)
【キーワード】地球温暖化 / 京都議定書 / 排出権取引 / 実験経済学 / 補完性 (他10件)
【概要】1997年12月に採択された京都議定書では,先進諸国や市場経済移行国に関して温暖化ガス排出量の削減目標が制定されるとともに,この目標を達成するための制度の一つとして,排出権取引が採用された.本研究では,温暖化ガス排出権取引制度をどのように設計すべきかに関して吟味した.排出権が競争均衡価格で取引がなされるならば,議定書の目的は最小のコストで効率的に達成できる.ところが,議定書には排出権取引は各国の国...
❏エネルギーと環境をめぐるグローバルシナリオ(10044036)
【研究テーマ】経済政策(含経済事情)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】鵜野 公郎 慶応義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (20095582)
【キーワード】エネルギーモデル / 地球環境 / 地球温暖化 / 排出権取引 / 世界経済 (他21件)
【概要】二酸化炭素排出は地球温暖化を招く要因であり、国際的には排出権取引を導入することによりエネルギー価格に環境コストを上乗せするスキームに合意ができている(京都プロトコル)。しかし実施についてはCOP6において合意ができず、COP6.5において継続審議が予定されている。COMPASSはこの面の分析に適した構造を有する。COMPASSは経済、エネルギー、環境をリンクしている点に特徴がある。特に経済を多部門...
❏公共財供給の新たなモデル構築をめざして : 理論と実験(08453001)
【研究テーマ】経済理論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】西條 辰義 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (20205628)
【キーワード】公共財供給 / 自発的参加 / フリー・ライダー問題 / スパイト行動 / 自発的寄付メカニズム (他17件)
【概要】公共財の存在する経済においては公共財の提供するサービスにただ乗りをする主体が発生するため,パレート効率な配分を達成するのは容易でない.ところが,1977年にグロブズとレッジャードは,彼らのデザインしたメカニズムにおけるナッシュ均衡配分がパレート効率になることを示した.この研究は経済学における70年代の最も輝かしい成果のひとつであった.この後,グロブズ=レッジャード・メカニズムよりも性能のよいメカニ...
【環境学】環境解析学:海氷地球温暖化を含む研究件
❏北極-中緯度連関に果たす大気-海洋-海氷相互作用機構の解明(22H01299)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】森 正人 九州大学, 応用力学研究所, 助教 (00749179)
【キーワード】海氷 / テレコネクション / 北極ー中緯度連関 / 地球温暖化 / 異常気象
【概要】
❏北極海氷の減少が如何にして東アジアの異常寒波を形成・増幅させるのか?(19H01964)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】森 正人 九州大学, 応用力学研究所, 助教 (00749179)
【キーワード】海氷 / 北極 / 地球温暖化 / 異常気象 / 気候変動 (他6件)
【概要】地球温暖化に伴う北極域の海氷の急速な減少は、北極の気候のみならず、中緯度域の気候にも影響を及ぼすことが指摘されている。海氷減少が近年東アジアで頻発している厳冬の形成に与える影響とそのメカニズムを調査した。東アジアに寒冬をもたらす大気循環変動(WACEパターン)は基本的には大気の内部変動であるが、観測データと大規模マルチモデルアンサンブルシミュレーションの解析より、WACEの変動の一部は海氷により外...
❏北極海の海洋乱流エネルギー時空間変動の復元 ー海氷減少と大循環流強化の影響評価ー(16K21700)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 慣性振動 / 内部重力波 / 海水 / 乱流混合 (他17件)
【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...
【環境学】環境解析学:生態系影響評価地球温暖化を含む研究件
❏将来の気候変化にともなう温帯域の感染症媒介蚊の時空間分布変化(21K12225)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介蚊 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他7件)
【概要】現在進行中でかつ将来にわたっても継続すると予測されている気候変化は、感染症を媒介する生物の活動期間や分布域を変えるので、いままで感染症の流行が少なかった温帯域でもその拡大が懸念される。ゆえに、従来からの熱帯域を対象とした疫学的研究に限らず、温帯域の生物種の特性を踏まえた生態学的研究が必要である。また、有効な感染症対策のためには、媒介生物の国・地域単位などの広域分布に加えて、都市域内の不均一な微気象...
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
【環境学】環境解析学:海洋酸性化地球温暖化を含む研究件
❏海洋酸性化に伴う微生物起源温室効果気体の生成過程の量的および質的変化の解明(17H01851)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】豊田 栄 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30313357)
【キーワード】一酸化二窒素 / 安定同位体 / 海洋酸性化 / 硝化 / 生成過程 (他6件)
【概要】微生物起源温室効果気体のうちCO2およびメタンに次いで重要な一酸化二窒素(N2O)に着目し,その放出量や生成・消滅過程が海洋酸性化に対して示す応答を明らかにすることを目的として,微生物純粋培養実験および現場海水培養実験を行った。 海洋性硝化細菌をpH=8.3, 8.0, 7.7の3条件で培養したところ,酸性化に伴ってN2O生成速度は増加した。N2Oの同位体比は,生成過程自体は不変で同位体効果がpH...
❏CO2湧出口における造礁サンゴからソフトコーラルへの群集シフト(16H01766)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】茅根 創 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (60192548)
【キーワード】海洋酸性化 / サンゴ礁 / ソフトコーラル / 造礁サンゴ / 地球温暖化
【概要】硫黄鳥島のCO2湧出口のあるサンゴ礁原において、3種類のソフトコーラルを確認した.2016年,2017年に大規模に白化して被度が大幅に減少した.その後回復しCO2湧出口近くのでは主にSarcophytonが,湧出口から離れた地点では造礁サンゴが主に回復していった.一方,湧出口直上では,特定の種の造礁サンゴが加入しており,これらのサンゴは高CO2耐性を獲得したものである可能性がある.近年発見された八...
【環境学】環境解析学:健康影響評価地球温暖化を含む研究件
❏変動気候下での感染症媒介生物の生息域評価(24510020)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】環境変動 / 生物・環境モデル / 地球温暖化 / 生態系影響評価 / 健康影響評価 (他17件)
【概要】マラリアを媒介するハマダラカの時空間分布を推定するため、一般気象要素を入力値とする、生理生態学-気候学的結合モデルを開発した。次に、アジア地域でもっとも多くのマラリア罹患者を抱えるインドにおいて、モデルによる潜在的な媒介蚊の分布とマラリア罹患者の関係を調べた。(1)マラリア罹患者は媒介蚊の年間世代数が増加すればするほど指数関数的に増加していた。(2)報告されたマラリアの季節的なピークはシミュレーシ...
❏水温の広域シミュレーションモデルを用いたハマダラカの生息域評価(21510022)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (10288045)
【キーワード】環境変動 / 環境モデル / 環境情報 / 地球温暖化 / 生態系影響評価 (他7件)
【概要】マラリアを媒介するハマダラカの時空間分布を高解像度に表すために、その生活史と気候条件の関係をモデル化した。ハマダラカの一生の多くは水のなかにあることから、土壌水分量を正確に表し、生活史の段階に応じて水温と気温に依存して生長させた。開発したモデルは代表的な観測サイトでのハマダラカの季節的消長を正確に再現をすることができた。このモデルと一般気象要素の値をモンスーンアジア全体に適用し、ハマダラカの地理的...
【環境学】環境解析学:感染症媒介生物地球温暖化を含む研究件
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
❏変動気候下での感染症媒介生物の生息域評価(24510020)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】環境変動 / 生物・環境モデル / 地球温暖化 / 生態系影響評価 / 健康影響評価 (他17件)
【概要】マラリアを媒介するハマダラカの時空間分布を推定するため、一般気象要素を入力値とする、生理生態学-気候学的結合モデルを開発した。次に、アジア地域でもっとも多くのマラリア罹患者を抱えるインドにおいて、モデルによる潜在的な媒介蚊の分布とマラリア罹患者の関係を調べた。(1)マラリア罹患者は媒介蚊の年間世代数が増加すればするほど指数関数的に増加していた。(2)報告されたマラリアの季節的なピークはシミュレーシ...
【環境学】環境解析学:環境モデル地球温暖化を含む研究件
❏水温の広域シミュレーションモデルを用いたハマダラカの生息域評価(21510022)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (10288045)
【キーワード】環境変動 / 環境モデル / 環境情報 / 地球温暖化 / 生態系影響評価 (他7件)
【概要】マラリアを媒介するハマダラカの時空間分布を高解像度に表すために、その生活史と気候条件の関係をモデル化した。ハマダラカの一生の多くは水のなかにあることから、土壌水分量を正確に表し、生活史の段階に応じて水温と気温に依存して生長させた。開発したモデルは代表的な観測サイトでのハマダラカの季節的消長を正確に再現をすることができた。このモデルと一般気象要素の値をモンスーンアジア全体に適用し、ハマダラカの地理的...
❏エネルギーと環境をめぐるグローバルシナリオ(10044036)
【研究テーマ】経済政策(含経済事情)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】鵜野 公郎 慶応義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (20095582)
【キーワード】エネルギーモデル / 地球環境 / 地球温暖化 / 排出権取引 / 世界経済 (他21件)
【概要】二酸化炭素排出は地球温暖化を招く要因であり、国際的には排出権取引を導入することによりエネルギー価格に環境コストを上乗せするスキームに合意ができている(京都プロトコル)。しかし実施についてはCOP6において合意ができず、COP6.5において継続審議が予定されている。COMPASSはこの面の分析に適した構造を有する。COMPASSは経済、エネルギー、環境をリンクしている点に特徴がある。特に経済を多部門...
【環境学】環境解析学:一酸化二窒素地球温暖化を含む研究件
❏反応性窒素動態を統合的に扱う陸域物質循環モデルの開発(17H01867)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 昭彦 国立研究開発法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 室長 (70344273)
【キーワード】一酸化二窒素 / 農地施肥 / 生態系モデル / 窒素循環 / 地球温暖化 (他20件)
【概要】様々な環境問題に関与する反応性窒素について、陸域生態系での動態を統合的に扱うモデルを構築した。大気からの沈着、生物的窒素固定、施肥(農地)からガス態での大気への放出と河川への溶脱までを広域スケールでシミュレートすることが可能となった。特に温室効果ガスである一酸化二窒素についてはメタ分析に基づいて推定高度化を図り、東アジア地域での排出量とその時間変化、排出係数を推定した。 ...
❏海洋酸性化に伴う微生物起源温室効果気体の生成過程の量的および質的変化の解明(17H01851)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】豊田 栄 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30313357)
【キーワード】一酸化二窒素 / 安定同位体 / 海洋酸性化 / 硝化 / 生成過程 (他6件)
【概要】微生物起源温室効果気体のうちCO2およびメタンに次いで重要な一酸化二窒素(N2O)に着目し,その放出量や生成・消滅過程が海洋酸性化に対して示す応答を明らかにすることを目的として,微生物純粋培養実験および現場海水培養実験を行った。 海洋性硝化細菌をpH=8.3, 8.0, 7.7の3条件で培養したところ,酸性化に伴ってN2O生成速度は増加した。N2Oの同位体比は,生成過程自体は不変で同位体効果がpH...
【環境学】環境解析学:個体群動態モデル地球温暖化を含む研究件
❏将来の気候変化にともなう温帯域の感染症媒介蚊の時空間分布変化(21K12225)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介蚊 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他7件)
【概要】現在進行中でかつ将来にわたっても継続すると予測されている気候変化は、感染症を媒介する生物の活動期間や分布域を変えるので、いままで感染症の流行が少なかった温帯域でもその拡大が懸念される。ゆえに、従来からの熱帯域を対象とした疫学的研究に限らず、温帯域の生物種の特性を踏まえた生態学的研究が必要である。また、有効な感染症対策のためには、媒介生物の国・地域単位などの広域分布に加えて、都市域内の不均一な微気象...
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
【環境学】環境解析学:北極海地球温暖化を含む研究件
❏海氷-海洋境界層理論に基づく海氷モニタリング技術開発と自動観測ネットワークの構築(22H01296)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 地球温暖化 / 海氷減少 / 乱流 / 熱収支
【概要】
❏北極漂流横断観測による「新しい北極海」の探究(18H03745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】猪上 淳 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00421884)
【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)
【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト(MOSAiC)に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...
❏大西洋側北極海における近慣性内部重力波と乱流熱輸送:地球温暖化増幅の実態評価(17KK0083)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2018 - 2021
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 海氷変動 / 地球温暖化 / 熱収支 / 乱流混合 (他17件)
【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...
【環境学】環境解析学:気候変化地球温暖化を含む研究件
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変化予測の不確実性低減に向けて:気候モデルと衛星データの融合的アプローチ(23340137)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】渡部 雅浩 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70344497)
【キーワード】気候 / 気候モデル / 衛星データ / 物理アンサンブル / 雲フィードバック (他13件)
【概要】将来の全球気温上昇の予測は、IPCCによる最新の評価報告書でも不確実性を伴う。これは、予測を行う気候モデルが扱う物理過程(特に雲の素過程)に含まれる潜在的な誤差に負うところが大きい。そこで、気候モデルの物理過程を様々に変えたアンサンブルシミュレーションを実施し、近年の衛星計測による雲の詳細なデータでモデルの検証を行った。 物理アンサンブル生成は、世界的にも新規性の高いもので、気候変化時の雲フィード...
【環境学】環境解析学:水温評価モデル地球温暖化を含む研究件
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
❏変動気候下での感染症媒介生物の生息域評価(24510020)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】環境変動 / 生物・環境モデル / 地球温暖化 / 生態系影響評価 / 健康影響評価 (他17件)
【概要】マラリアを媒介するハマダラカの時空間分布を推定するため、一般気象要素を入力値とする、生理生態学-気候学的結合モデルを開発した。次に、アジア地域でもっとも多くのマラリア罹患者を抱えるインドにおいて、モデルによる潜在的な媒介蚊の分布とマラリア罹患者の関係を調べた。(1)マラリア罹患者は媒介蚊の年間世代数が増加すればするほど指数関数的に増加していた。(2)報告されたマラリアの季節的なピークはシミュレーシ...
【環境学】環境解析学:有機物分解地球温暖化を含む研究件
❏森林へのバイオチャー散布による炭素隔離効果:リター分解メカニズムの樹種間比較(22K06408)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】友常 満利 玉川大学, 農学部, 准教授 (90765124)
【キーワード】バイオチャー / リター / 有機物分解 / 森林生態系 / 地球温暖化
【概要】
❏バイオチャーが森林生態系の有機物堆積層の構造と機能に与える影響(18K06433)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】友常 満利 玉川大学, 農学部, 助教 (90765124)
【キーワード】バイオチャー / 炭素隔離 / 森林生態系 / 物質循環 / 地球温暖化 (他10件)
【概要】地球温暖化の効果的な対策の一つとして、森林生態系へのバイオチャー散布が注目されている。本研究では、林床へのバイオチャー散布が、表層土壌 (有機物堆積層) の構造と機能 に与える影響を評価した。その結果、バイオチャーは有機物堆積層の物理・化学・生物構造を大きく改変し、リターの分解速度を上昇させた。これは、バイオチャーとして投入された炭素量を数年で相殺すること、また分解にともない放出される栄養塩が林冠...
❏バイオチャーを用いた森林における炭素隔離効果と生態系応答機構の解明(15H01730)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他13件)
【概要】本研究では森林生態系の炭素隔離効果に与えるバイオチャーの影響を明らかにするために、落葉広葉樹林を対象にバイオチャーの散布実験を行った。その結果、植物による炭素固定量は増加したが、有機物分解にともなう炭素放出量も増加した。しかしその炭素放出の増加量は、投入されたバイオチャーの炭素量に対してわずかな量であった。すなわち、森林生態系の炭素隔離法の一つとして、バイオチャーの散布は一定の効果があることが示さ...
【環境学】環境解析学:バイオチャー地球温暖化を含む研究件
❏森林へのバイオチャー散布による炭素隔離効果:リター分解メカニズムの樹種間比較(22K06408)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】友常 満利 玉川大学, 農学部, 准教授 (90765124)
【キーワード】バイオチャー / リター / 有機物分解 / 森林生態系 / 地球温暖化
【概要】
❏バイオチャーが森林生態系の有機物堆積層の構造と機能に与える影響(18K06433)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】友常 満利 玉川大学, 農学部, 助教 (90765124)
【キーワード】バイオチャー / 炭素隔離 / 森林生態系 / 物質循環 / 地球温暖化 (他10件)
【概要】地球温暖化の効果的な対策の一つとして、森林生態系へのバイオチャー散布が注目されている。本研究では、林床へのバイオチャー散布が、表層土壌 (有機物堆積層) の構造と機能 に与える影響を評価した。その結果、バイオチャーは有機物堆積層の物理・化学・生物構造を大きく改変し、リターの分解速度を上昇させた。これは、バイオチャーとして投入された炭素量を数年で相殺すること、また分解にともない放出される栄養塩が林冠...
❏バイオチャーを用いた森林における炭素隔離効果と生態系応答機構の解明(15H01730)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他13件)
【概要】本研究では森林生態系の炭素隔離効果に与えるバイオチャーの影響を明らかにするために、落葉広葉樹林を対象にバイオチャーの散布実験を行った。その結果、植物による炭素固定量は増加したが、有機物分解にともなう炭素放出量も増加した。しかしその炭素放出の増加量は、投入されたバイオチャーの炭素量に対してわずかな量であった。すなわち、森林生態系の炭素隔離法の一つとして、バイオチャーの散布は一定の効果があることが示さ...
【環境学】環境解析学:降水影響評価地球温暖化を含む研究件
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
【環境学】環境創成学:二酸化炭素排出地球温暖化を含む研究件
❏スペクトラルグラフ理論を利用した二酸化炭素排出構造の国際比較分析(23510046)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】加河 茂美 九州大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (20353534)
【キーワード】産業連関分析 / 産業クラスター分析 / スペクトラルグラフ分析 / サプライチェーン / CO2排出量 (他16件)
【概要】本研究では、産業連関理論とグラフ分割理論を融合することによって、サプライチェーンネットワークから炭素クラスターを検出する方法の開発をし、乗用車のサプライチェーンから19個のCO2集約的な産業クラスター(CO2クラスター)を検出した。さらに本手法をアジア環境産業連関表から得られる各国の産業ネットワークデータに適用し、日本、アメリカ、中国のCO2排出クラスターの違いを分析した。分析の結果、日本、アメリ...
❏木材活用による液状化・流動化対策技術に関する研究(20246078)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】濱田 政則 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30164916)
【キーワード】地震工学 / 温暖化影響 / 液状化 / 木杭 / 木杭基礎 (他18件)
【概要】本成果は、土木工学分野と森林分野の学際的な研究により、液状化・流動化対策として木材活用ができることを示した。具体的には、木材打設により液状化被害を低減できること、地中における木材の腐朽が発生する環境を明らかにし、さらに、木材を利用した場合の温室効果ガス削減効果を定量的に示し、地球温暖化防止対策として成立するための必要なシナリオを明らかにした。これらについて、ガイドラインとしてまとめた。 ...
【環境学】環境創成学:経済実験地球温暖化を含む研究件
❏LCAに基づく金融商品の環境パフォーマンス定量化手法の開発と活用のための制度設計(21241013)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】稲葉 敦 工学院大学, 工学部・環境エネルギー化学科, 教授 (90356494)
【キーワード】環境と社会 / 社会的責任投資 / CSR / 金融 / SRI (他18件)
【概要】本研究では、金融業、特に投資市場に着目し、環境負荷削減を効率的に行える企業に対して投資を誘導することで、環境負荷削減、企業の経済的インセンティブ、投資家利益を同時に満たす新たな環境投資指標を開発し、この指標を活用して環境負荷削減に資する制度の提案を行うことを目的として研究を実施した。研究の実施は、SRI ファンドの環境パフォーマンス評価、経済実験に基づいた投資意思決定メカニズムの解明、環境投資指標...
❏地球温暖化防止のための制度設計:理論と実験(15310023)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】大和 毅彦 東京工業大学, 大学院社会理工学研究科, 教授 (90246778)
【キーワード】地球温暖化 / 制度設計 / 経済実験 / ゲーム理論
【概要】地球温暖化問題は,我々が取り組まなければならない最も重要な課題のひとつである,この研究プロジェクトでは,温室効果ガスの削減を効率的にかつ公平に実現するために,どのように制度を設計すべきかについて,ミクロ経済理論,実験経済学,国際関係論,ゲーム理論,社会シミュレーション解析の手法を活用して分析した. 京都議定書では,地球温暖化防止を促進させるために制度の一つとして,排出権取引制度が提案された.競争均...
❏公共財供給の新たなモデル構築をめざして : 理論と実験(08453001)
【研究テーマ】経済理論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】西條 辰義 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (20205628)
【キーワード】公共財供給 / 自発的参加 / フリー・ライダー問題 / スパイト行動 / 自発的寄付メカニズム (他17件)
【概要】公共財の存在する経済においては公共財の提供するサービスにただ乗りをする主体が発生するため,パレート効率な配分を達成するのは容易でない.ところが,1977年にグロブズとレッジャードは,彼らのデザインしたメカニズムにおけるナッシュ均衡配分がパレート効率になることを示した.この研究は経済学における70年代の最も輝かしい成果のひとつであった.この後,グロブズ=レッジャード・メカニズムよりも性能のよいメカニ...
【環境学】環境創成学:温室効果ガス地球温暖化を含む研究件
❏反応性窒素動態を統合的に扱う陸域物質循環モデルの開発(17H01867)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 昭彦 国立研究開発法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 室長 (70344273)
【キーワード】一酸化二窒素 / 農地施肥 / 生態系モデル / 窒素循環 / 地球温暖化 (他20件)
【概要】様々な環境問題に関与する反応性窒素について、陸域生態系での動態を統合的に扱うモデルを構築した。大気からの沈着、生物的窒素固定、施肥(農地)からガス態での大気への放出と河川への溶脱までを広域スケールでシミュレートすることが可能となった。特に温室効果ガスである一酸化二窒素についてはメタ分析に基づいて推定高度化を図り、東アジア地域での排出量とその時間変化、排出係数を推定した。 ...
❏LCAに基づく金融商品の環境パフォーマンス定量化手法の開発と活用のための制度設計(21241013)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】稲葉 敦 工学院大学, 工学部・環境エネルギー化学科, 教授 (90356494)
【キーワード】環境と社会 / 社会的責任投資 / CSR / 金融 / SRI (他18件)
【概要】本研究では、金融業、特に投資市場に着目し、環境負荷削減を効率的に行える企業に対して投資を誘導することで、環境負荷削減、企業の経済的インセンティブ、投資家利益を同時に満たす新たな環境投資指標を開発し、この指標を活用して環境負荷削減に資する制度の提案を行うことを目的として研究を実施した。研究の実施は、SRI ファンドの環境パフォーマンス評価、経済実験に基づいた投資意思決定メカニズムの解明、環境投資指標...
❏土壌圏を媒体とする物質循環のミッシングソース・ミッシングシンクに関する研究(20248025)
【研究テーマ】農業土木学・農村計画学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】宮崎 毅 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00209892)
【キーワード】塩類集積問題 / 温室効果ガス / 地球温暖化 / 物質循環 / ミッシングソース (他15件)
【概要】本研究は、土壌圏を媒体とする物質循環を総合的に検討し、行方不明の物質(ミッシングシンク)と発生源不明の物質(ミッシングソース)を突き止めることを目的とした。その結果、(1)浅層地下水の変動がもたらす塩類の地表面集積、(2)降雨の浸透効果による土壌から大気への過剰なCO2放出、(3)土壌への有機物投与のプライミング効果によるCO2異常放出、(4)森林火災下での土壌圏内炭素循環、(5)気候変動が土壌圏...
【環境学】環境保全学:地下貯留地球温暖化を含む研究件
❏漏洩リスクフリー安定型二酸化炭素地下貯留技術の開発(18510069)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】末包 哲也 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (30262314)
【キーワード】地下貯留 / トラップメカニズム / 残留ガス / X線CT / 格子ボルツマン法 (他11件)
【概要】漏洩リスクの無い安定的な貯留メカニズムである残留ガストラップと溶解トラップに注目し、これらのメカニズムによる貯留量の定量的な計測を行い、貯留量を実験的に明らかにするともに、格子ボルツマン法を用いた数値シミュレーションを通じて、貯留メカニズムの解明を行った。典型的な岩石としてベレア砂岩、多胡砂岩を対象として、残留ガス飽和度の計測を行った。ガスの残留量を計測する手法として、等温膨張を用いる手法を提案す...
❏多孔質内超臨界二酸化炭素の流動現象解明に基づく長期安定型地下貯留の実現(15710052)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】末包 哲也 東京工業大学, 炭素循環エネルギー研究センター, 助教授 (30262314)
【キーワード】二酸化炭素 / 地球温暖化 / 地下貯留 / MRI / コア解析 (他8件)
【概要】平成15年度においてMRIを用いた岩石内を流動する超臨界CO_2を直接可視化できることが明らかとなった.平成16年度はこれらの知見を基に,計測の高度化を行うとともに,計測結果を基に,定量的な解釈を試みた. 第一に,平成15年度に用いたスピンエコー法による可視化手法を用いると計測時間が1分程度度と長くなり,時間分解能が足りなくなる.一方,円筒形の岩石コアに圧入されたCO_2は流れ水平面方向に均一であ...
【環境学】環境保全学:環境政策地球温暖化を含む研究件
❏マテリアルフローを考慮に入れた物質・エネルギー統合モデルの構築に関する研究(23760842)
【研究テーマ】エネルギー学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】小宮山 涼一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (60537819)
【キーワード】多部門経済モデル / 鉄鋼 / エネルギー政策 / 一般均衡モデル / エネルギー (他9件)
【概要】従来トップダウン的視点から構築されてきた応用一般均衡モデルに、エネルギー多消費産業である鉄鋼業などの工学プロセスを詳細に整合的に考慮し、経済の均衡条件のみならず、産業プロセス技術の制約の考慮を可能とした新しい多部門経済モデルを構築した。分析結果から、日本の過度なCO2制約は国内鉄鋼生産の大幅な減少と、海外からの鉄鋼輸入量の増加を促し、日本の経済成長を大幅に低下させる可能性があり、日本の気候変動対策...
❏地球温暖化とオゾン層破壊問題との政策的相互連関に関する分野横断的研究(20310025)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】松本 泰子 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (30310527)
【キーワード】オゾン層保護 / 気候変動 / 地球温暖化 / 科学アセスメント / 環境政策 (他7件)
【概要】オゾン層と気候変動の各レジーム間の相互連関(オゾン層保護のために代替フロンの使用をオゾンレジームが促進したが、同物質は温室効果ガスであるため、それは気候変動を悪化させる影響を持つ、等)が今までどのように管理され、今後、どのような管理オプションがあるのかの評価を行った。また、そうした複雑な相互連関に対処するための科学アセスメントをすぐに最適な形では実施できないため、組織的学習が必要となるが、そのため...
❏エネルギーと環境をめぐるグローバルシナリオ(10044036)
【研究テーマ】経済政策(含経済事情)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】鵜野 公郎 慶応義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (20095582)
【キーワード】エネルギーモデル / 地球環境 / 地球温暖化 / 排出権取引 / 世界経済 (他21件)
【概要】二酸化炭素排出は地球温暖化を招く要因であり、国際的には排出権取引を導入することによりエネルギー価格に環境コストを上乗せするスキームに合意ができている(京都プロトコル)。しかし実施についてはCOP6において合意ができず、COP6.5において継続審議が予定されている。COMPASSはこの面の分析に適した構造を有する。COMPASSは経済、エネルギー、環境をリンクしている点に特徴がある。特に経済を多部門...
【環境学】環境保全学:湖沼地球温暖化を含む研究件
❏最終氷期以降の地球規模の気候変動事変に伴う古代遺跡周辺の水文環境の変動(20251002)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】鹿島 薫 九州大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (90192533)
【キーワード】地形 / 研究者交流 / トルコ:中国:エジプト / 気候変動 / 砂漠化 (他14件)
【概要】本研究は、これまで研究の遅れてきた中東および中央アジアにおける平野、盆地、湿地、湖沼などの陸地域における現地調査を行った。これらの地域では多数の遺跡が立地しており、それらを手がかりとして、最新の分析探査手法を用いながら、環境変動の実態を明らかとすることができた。そして地球環境が短期(10~100 年オーダー)で急激に変化してきたという事実とそれが遺跡立地に与えた影響を検証し、それらの結果から今後の...
❏琵琶湖における全循環欠損が生態-物質循環系に及ぼす影響に関する観測・理論的研究(13480161)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】熊谷 道夫 滋賀県琵琶湖研究所, 研究企画部門, 総括研究員 (40234512)
【キーワード】地球温暖化 / 溶存酸素濃度 / 琵琶湖 / 酸素消費速度 / 全循環欠損 (他17件)
【概要】地球温暖化の進行に伴い、琵琶湖周辺の気温は過去20年間に約1℃上昇した。これは地球全体の平均値より5倍大きい。このような急激な気温上昇は、結果として琵琶湖周辺の気候を単調かつ安定なものに変えつつある。それに伴って、琵琶湖の深水層でも変化が生じている。平均水温の上昇や、溶存酸素濃度の低下、pHの変化、硝酸態窒素の増加、イサザの漁獲量の低下、塩素イオン濃度の上昇などが挙げられる。このような変化の相互相...
【環境学】環境保全学:低炭素社会地球温暖化を含む研究件
❏バイオチャーを用いた森林における炭素隔離効果と生態系応答機構の解明(15H01730)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他13件)
【概要】本研究では森林生態系の炭素隔離効果に与えるバイオチャーの影響を明らかにするために、落葉広葉樹林を対象にバイオチャーの散布実験を行った。その結果、植物による炭素固定量は増加したが、有機物分解にともなう炭素放出量も増加した。しかしその炭素放出の増加量は、投入されたバイオチャーの炭素量に対してわずかな量であった。すなわち、森林生態系の炭素隔離法の一つとして、バイオチャーの散布は一定の効果があることが示さ...
❏低炭素社会に貢献する土質系廃棄物の二酸化炭素固定化の可能性調査(23656294)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】小峯 秀雄 茨城大学, 工学部, 教授 (90334010)
【キーワード】鉄鋼スラグ / 二酸化炭素 / 炭酸カルシウム / 低炭素社会 / 循環型社会 (他9件)
【概要】製鋼スラグのCO2固定化特性を実験的に調査し,メカニズムの推察および固定化量の評価を行った.CO2固定化特性を調べるために,一定流量通気型CO2固定化試験を実施した.その結果,大気圧下において,初期濃度が4500mg/LのCO2を0.05 mg/Lで供試体に通気した場合において,エージング製鋼スラグは0.03 g-CO2/g-slagのCO2を固定し,未エージング製鋼スラグは0.04 g-CO2/...
【環境学】環境保全学:リター地球温暖化を含む研究件
❏森林へのバイオチャー散布による炭素隔離効果:リター分解メカニズムの樹種間比較(22K06408)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】友常 満利 玉川大学, 農学部, 准教授 (90765124)
【キーワード】バイオチャー / リター / 有機物分解 / 森林生態系 / 地球温暖化
【概要】
❏バイオチャーが森林生態系の有機物堆積層の構造と機能に与える影響(18K06433)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】友常 満利 玉川大学, 農学部, 助教 (90765124)
【キーワード】バイオチャー / 炭素隔離 / 森林生態系 / 物質循環 / 地球温暖化 (他10件)
【概要】地球温暖化の効果的な対策の一つとして、森林生態系へのバイオチャー散布が注目されている。本研究では、林床へのバイオチャー散布が、表層土壌 (有機物堆積層) の構造と機能 に与える影響を評価した。その結果、バイオチャーは有機物堆積層の物理・化学・生物構造を大きく改変し、リターの分解速度を上昇させた。これは、バイオチャーとして投入された炭素量を数年で相殺すること、また分解にともない放出される栄養塩が林冠...
【環境学】環境保全学:環境変動地球温暖化を含む研究件
❏可聴下波動伝播特性による南極域の多圏融合物理現象解明と温暖化影響評価(26241010)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】金尾 政紀 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40233845)
【キーワード】氷河地震 / 温暖化 / インフラサウンド / 脈動波浪 / 氷震微動 (他18件)
【概要】南極昭和基地の地震計と微気圧計の周波数解析により、脈動と微気圧擾乱の短時間変動、日周・季節・経年変化を求めた。また同基地の地震検知率を海氷分布と比較・統計解析を行い、気象・気候・温暖化の影響を検討した。さらにリュツォ・ホルム湾域のアレイ観測網を用いて、氷河地震や氷震微動の時空間分布、周波数・波動伝播特性を調べた。 広域データを利用し、内陸部や西南極の氷河地震活動や音源を比較検討した。また砕氷船の走...
❏変動気候下での感染症媒介生物の生息域評価(24510020)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】環境変動 / 生物・環境モデル / 地球温暖化 / 生態系影響評価 / 健康影響評価 (他17件)
【概要】マラリアを媒介するハマダラカの時空間分布を推定するため、一般気象要素を入力値とする、生理生態学-気候学的結合モデルを開発した。次に、アジア地域でもっとも多くのマラリア罹患者を抱えるインドにおいて、モデルによる潜在的な媒介蚊の分布とマラリア罹患者の関係を調べた。(1)マラリア罹患者は媒介蚊の年間世代数が増加すればするほど指数関数的に増加していた。(2)報告されたマラリアの季節的なピークはシミュレーシ...
❏水温の広域シミュレーションモデルを用いたハマダラカの生息域評価(21510022)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (10288045)
【キーワード】環境変動 / 環境モデル / 環境情報 / 地球温暖化 / 生態系影響評価 (他7件)
【概要】マラリアを媒介するハマダラカの時空間分布を高解像度に表すために、その生活史と気候条件の関係をモデル化した。ハマダラカの一生の多くは水のなかにあることから、土壌水分量を正確に表し、生活史の段階に応じて水温と気温に依存して生長させた。開発したモデルは代表的な観測サイトでのハマダラカの季節的消長を正確に再現をすることができた。このモデルと一般気象要素の値をモンスーンアジア全体に適用し、ハマダラカの地理的...
【数物系科学】地球惑星科学:近慣性内部重力波地球温暖化を含む研究件
❏大西洋側北極海における近慣性内部重力波と乱流熱輸送:地球温暖化増幅の実態評価(17KK0083)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2018 - 2021
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 海氷変動 / 地球温暖化 / 熱収支 / 乱流混合 (他17件)
【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...
❏北極海の海洋乱流エネルギー時空間変動の復元 ー海氷減少と大循環流強化の影響評価ー(16K21700)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 慣性振動 / 内部重力波 / 海水 / 乱流混合 (他17件)
【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...
【数物系科学】地球惑星科学:海氷減少地球温暖化を含む研究件
❏海氷-海洋境界層理論に基づく海氷モニタリング技術開発と自動観測ネットワークの構築(22H01296)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 地球温暖化 / 海氷減少 / 乱流 / 熱収支
【概要】
❏大西洋側北極海における近慣性内部重力波と乱流熱輸送:地球温暖化増幅の実態評価(17KK0083)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2018 - 2021
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 海氷変動 / 地球温暖化 / 熱収支 / 乱流混合 (他17件)
【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...
❏北極海の海洋乱流エネルギー時空間変動の復元 ー海氷減少と大循環流強化の影響評価ー(16K21700)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 慣性振動 / 内部重力波 / 海水 / 乱流混合 (他17件)
【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...
【数物系科学】地球惑星科学:海洋乱流地球温暖化を含む研究件
❏大西洋側北極海における近慣性内部重力波と乱流熱輸送:地球温暖化増幅の実態評価(17KK0083)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2018 - 2021
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 海氷変動 / 地球温暖化 / 熱収支 / 乱流混合 (他17件)
【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...
❏北極海の海洋乱流エネルギー時空間変動の復元 ー海氷減少と大循環流強化の影響評価ー(16K21700)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 慣性振動 / 内部重力波 / 海水 / 乱流混合 (他17件)
【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...
【数物系科学】地球惑星科学:内部重力波地球温暖化を含む研究件
❏大西洋側北極海における近慣性内部重力波と乱流熱輸送:地球温暖化増幅の実態評価(17KK0083)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2018 - 2021
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 海氷変動 / 地球温暖化 / 熱収支 / 乱流混合 (他17件)
【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...
❏北極海の海洋乱流エネルギー時空間変動の復元 ー海氷減少と大循環流強化の影響評価ー(16K21700)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 慣性振動 / 内部重力波 / 海水 / 乱流混合 (他17件)
【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...
【数物系科学】地球惑星科学:地球温暖化の停滞地球温暖化を含む研究件
❏北西太平洋・東アジア域における十年規模気候変動の特定とメカニズムの研究(18H01278)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小坂 優 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (90746398)
【キーワード】地球温暖化の停滞 / 大気海洋結合変動 / 大気循環変動 / 遠隔影響 / ペースメーカー実験 (他16件)
【概要】本研究は日本の天候に影響を与えるアジア・太平洋域において夏冬に観測された十年規模変動の実態を明らかにし、その要因分析・変動メカニズムを調査するとともに、天候変動をもたらす大気循環変動の温暖化に伴う将来変化についても調査した。特に近年の地球温暖化の停滞とその後の加速をもたらした熱帯太平洋大気海洋結合変動がアジア・北太平洋域にもたらす遠隔影響とそのメカニズム、熱帯太平洋変動に対する中緯度からの影響、ま...
❏マルチ気候モデルを用いた過去150年間における地球温暖化の加減速の再現と要因同定(15H05466)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小坂 優 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (90746398)
【キーワード】地球温暖化の停滞 / 熱帯大気海洋結合変動 / 気候内部変動 / 遠隔影響 / 全球平均気温 (他11件)
【概要】19世紀末以降,全球平均地表面温度は顕著な年々~十年規模変動を伴って階段状に上昇してきた.気候モデル中で熱帯太平洋域の海面水温変動を観測履歴に一致させる「ペースメーカー実験」や他の様々な数値実験により,全球平均気温上昇の十年規模加速・減速の要因分析と付随する地域気候変動やエネルギー収支変動の解析を行った.熱帯太平洋に内在する大気海洋結合変動は地球表面温暖化の加減速のタイミングを決める役割を果たして...
【数物系科学】地球惑星科学:熱帯太平洋十年規模変動地球温暖化を含む研究件
❏北西太平洋・東アジア域における十年規模気候変動の特定とメカニズムの研究(18H01278)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小坂 優 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (90746398)
【キーワード】地球温暖化の停滞 / 大気海洋結合変動 / 大気循環変動 / 遠隔影響 / ペースメーカー実験 (他16件)
【概要】本研究は日本の天候に影響を与えるアジア・太平洋域において夏冬に観測された十年規模変動の実態を明らかにし、その要因分析・変動メカニズムを調査するとともに、天候変動をもたらす大気循環変動の温暖化に伴う将来変化についても調査した。特に近年の地球温暖化の停滞とその後の加速をもたらした熱帯太平洋大気海洋結合変動がアジア・北太平洋域にもたらす遠隔影響とそのメカニズム、熱帯太平洋変動に対する中緯度からの影響、ま...
❏マルチ気候モデルを用いた過去150年間における地球温暖化の加減速の再現と要因同定(15H05466)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小坂 優 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (90746398)
【キーワード】地球温暖化の停滞 / 熱帯大気海洋結合変動 / 気候内部変動 / 遠隔影響 / 全球平均気温 (他11件)
【概要】19世紀末以降,全球平均地表面温度は顕著な年々~十年規模変動を伴って階段状に上昇してきた.気候モデル中で熱帯太平洋域の海面水温変動を観測履歴に一致させる「ペースメーカー実験」や他の様々な数値実験により,全球平均気温上昇の十年規模加速・減速の要因分析と付随する地域気候変動やエネルギー収支変動の解析を行った.熱帯太平洋に内在する大気海洋結合変動は地球表面温暖化の加減速のタイミングを決める役割を果たして...
【数物系科学】地球惑星科学:異常気象地球温暖化を含む研究件
❏北極-中緯度連関に果たす大気-海洋-海氷相互作用機構の解明(22H01299)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】森 正人 九州大学, 応用力学研究所, 助教 (00749179)
【キーワード】海氷 / テレコネクション / 北極ー中緯度連関 / 地球温暖化 / 異常気象
【概要】
❏北極海氷の減少が如何にして東アジアの異常寒波を形成・増幅させるのか?(19H01964)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】森 正人 九州大学, 応用力学研究所, 助教 (00749179)
【キーワード】海氷 / 北極 / 地球温暖化 / 異常気象 / 気候変動 (他6件)
【概要】地球温暖化に伴う北極域の海氷の急速な減少は、北極の気候のみならず、中緯度域の気候にも影響を及ぼすことが指摘されている。海氷減少が近年東アジアで頻発している厳冬の形成に与える影響とそのメカニズムを調査した。東アジアに寒冬をもたらす大気循環変動(WACEパターン)は基本的には大気の内部変動であるが、観測データと大規模マルチモデルアンサンブルシミュレーションの解析より、WACEの変動の一部は海氷により外...
❏北極の温暖化増幅における季節サイクルと多圏相互作用の追究(24241009)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】猪上 淳 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00421884)
【キーワード】北極海 / 地球温暖化 / 極温暖化増幅 / 予測可能性 / 異常気象 (他15件)
【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...
【数物系科学】地球惑星科学:エルニーニョ・南方振動地球温暖化を含む研究件
❏北西太平洋・東アジア域における十年規模気候変動の特定とメカニズムの研究(18H01278)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小坂 優 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (90746398)
【キーワード】地球温暖化の停滞 / 大気海洋結合変動 / 大気循環変動 / 遠隔影響 / ペースメーカー実験 (他16件)
【概要】本研究は日本の天候に影響を与えるアジア・太平洋域において夏冬に観測された十年規模変動の実態を明らかにし、その要因分析・変動メカニズムを調査するとともに、天候変動をもたらす大気循環変動の温暖化に伴う将来変化についても調査した。特に近年の地球温暖化の停滞とその後の加速をもたらした熱帯太平洋大気海洋結合変動がアジア・北太平洋域にもたらす遠隔影響とそのメカニズム、熱帯太平洋変動に対する中緯度からの影響、ま...
❏マルチ気候モデルを用いた過去150年間における地球温暖化の加減速の再現と要因同定(15H05466)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小坂 優 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (90746398)
【キーワード】地球温暖化の停滞 / 熱帯大気海洋結合変動 / 気候内部変動 / 遠隔影響 / 全球平均気温 (他11件)
【概要】19世紀末以降,全球平均地表面温度は顕著な年々~十年規模変動を伴って階段状に上昇してきた.気候モデル中で熱帯太平洋域の海面水温変動を観測履歴に一致させる「ペースメーカー実験」や他の様々な数値実験により,全球平均気温上昇の十年規模加速・減速の要因分析と付随する地域気候変動やエネルギー収支変動の解析を行った.熱帯太平洋に内在する大気海洋結合変動は地球表面温暖化の加減速のタイミングを決める役割を果たして...
【数物系科学】地球惑星科学:テレコネクション地球温暖化を含む研究件
❏北極-中緯度連関に果たす大気-海洋-海氷相互作用機構の解明(22H01299)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】森 正人 九州大学, 応用力学研究所, 助教 (00749179)
【キーワード】海氷 / テレコネクション / 北極ー中緯度連関 / 地球温暖化 / 異常気象
【概要】
❏北極海氷の減少が如何にして東アジアの異常寒波を形成・増幅させるのか?(19H01964)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】森 正人 九州大学, 応用力学研究所, 助教 (00749179)
【キーワード】海氷 / 北極 / 地球温暖化 / 異常気象 / 気候変動 (他6件)
【概要】地球温暖化に伴う北極域の海氷の急速な減少は、北極の気候のみならず、中緯度域の気候にも影響を及ぼすことが指摘されている。海氷減少が近年東アジアで頻発している厳冬の形成に与える影響とそのメカニズムを調査した。東アジアに寒冬をもたらす大気循環変動(WACEパターン)は基本的には大気の内部変動であるが、観測データと大規模マルチモデルアンサンブルシミュレーションの解析より、WACEの変動の一部は海氷により外...
【数物系科学】地球惑星科学:気候モデル地球温暖化を含む研究件
❏温暖化基礎理論の構築へ向けた気候フィードバック過程間の連動性の解明(19K03968)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】吉森 正和 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20466874)
【キーワード】地球温暖化 / 気候フィードバック / 気候モデル / 上層雲
【概要】研究課題名にあるように、温暖化基礎理論の構築に向けた研究の一環として、気候フィードバック間の連動性の解明が期待される。本研究では、熱放射応答、水蒸気フィードバック、上層雲の高度フィードバックの関連性について議論し、初年度(2019年度)においてすでにそれらを一括りにまとめた定式化をYoshimori et al. (2020)で提唱している。2020年度には、対流パラメタリゼーション自体とそれに関...
❏気候変化予測の不確実性低減に向けて:気候モデルと衛星データの融合的アプローチ(23340137)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】渡部 雅浩 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70344497)
【キーワード】気候 / 気候モデル / 衛星データ / 物理アンサンブル / 雲フィードバック (他13件)
【概要】将来の全球気温上昇の予測は、IPCCによる最新の評価報告書でも不確実性を伴う。これは、予測を行う気候モデルが扱う物理過程(特に雲の素過程)に含まれる潜在的な誤差に負うところが大きい。そこで、気候モデルの物理過程を様々に変えたアンサンブルシミュレーションを実施し、近年の衛星計測による雲の詳細なデータでモデルの検証を行った。 物理アンサンブル生成は、世界的にも新規性の高いもので、気候変化時の雲フィード...
【数物系科学】地球惑星科学:遠隔影響地球温暖化を含む研究件
❏北西太平洋・東アジア域における十年規模気候変動の特定とメカニズムの研究(18H01278)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小坂 優 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (90746398)
【キーワード】地球温暖化の停滞 / 大気海洋結合変動 / 大気循環変動 / 遠隔影響 / ペースメーカー実験 (他16件)
【概要】本研究は日本の天候に影響を与えるアジア・太平洋域において夏冬に観測された十年規模変動の実態を明らかにし、その要因分析・変動メカニズムを調査するとともに、天候変動をもたらす大気循環変動の温暖化に伴う将来変化についても調査した。特に近年の地球温暖化の停滞とその後の加速をもたらした熱帯太平洋大気海洋結合変動がアジア・北太平洋域にもたらす遠隔影響とそのメカニズム、熱帯太平洋変動に対する中緯度からの影響、ま...
❏マルチ気候モデルを用いた過去150年間における地球温暖化の加減速の再現と要因同定(15H05466)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小坂 優 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (90746398)
【キーワード】地球温暖化の停滞 / 熱帯大気海洋結合変動 / 気候内部変動 / 遠隔影響 / 全球平均気温 (他11件)
【概要】19世紀末以降,全球平均地表面温度は顕著な年々~十年規模変動を伴って階段状に上昇してきた.気候モデル中で熱帯太平洋域の海面水温変動を観測履歴に一致させる「ペースメーカー実験」や他の様々な数値実験により,全球平均気温上昇の十年規模加速・減速の要因分析と付随する地域気候変動やエネルギー収支変動の解析を行った.熱帯太平洋に内在する大気海洋結合変動は地球表面温暖化の加減速のタイミングを決める役割を果たして...
【数物系科学】地球惑星科学:大気海洋相互作用地球温暖化を含む研究件
❏北西太平洋・東アジア域における十年規模気候変動の特定とメカニズムの研究(18H01278)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小坂 優 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (90746398)
【キーワード】地球温暖化の停滞 / 大気海洋結合変動 / 大気循環変動 / 遠隔影響 / ペースメーカー実験 (他16件)
【概要】本研究は日本の天候に影響を与えるアジア・太平洋域において夏冬に観測された十年規模変動の実態を明らかにし、その要因分析・変動メカニズムを調査するとともに、天候変動をもたらす大気循環変動の温暖化に伴う将来変化についても調査した。特に近年の地球温暖化の停滞とその後の加速をもたらした熱帯太平洋大気海洋結合変動がアジア・北太平洋域にもたらす遠隔影響とそのメカニズム、熱帯太平洋変動に対する中緯度からの影響、ま...
❏熱帯の気候変動モードの長期変調と海の温暖化現象に関する研究(20340125)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山形 俊男 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50091400)
【キーワード】大気海洋相互作用 / 気候変動 / ダイポールモード現象 / 地球温暖化 / インド洋 (他7件)
【概要】観測データ、モデル結果、サンゴ年輪解析の結果より、西インド洋の温暖化によって10年周期だったダイポールモード現象が2年前後に短周期化し、エルニーニョ/南方振動現象に代わってインド洋の気候を支配していることがわかった。また、大西洋南北ダイポールと亜熱帯ダイポールについては、新しいメカニズムを提唱することに成功した。さらに、インド洋熱帯域のセーシェルドームとその直上の海面水温の変動メカニズムを明らかに...
❏地球環境変化のインディケータ北極・南極域と亜寒帯域のフィードバック(19201001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】池田 元美 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 教授 (50261227)
【キーワード】極域環境監視 / 地球温暖化 / 大気海洋相互作用 / 極域気候変動 / 海洋化学 (他6件)
【概要】本科学研究費補助金研究は、極域の大気と海洋のそれぞれにおいて、気候変動に重要となるプロセスを解明することに加え、大気と海洋の相互作用、地球化学の要素、さらには陸面の植生まで含めた極域全体のシステムが、如何に機能しているかを調べたものである。特にこれから深刻化する地球温暖化に伴う変化を予測する基礎情報として、海洋生物生産の低下、亜寒帯陸域における植生の劣化が避けられないこと、およびそれが炭素循環に悪...
【数物系科学】地球惑星科学:観測地球温暖化を含む研究件
❏北極漂流横断観測による「新しい北極海」の探究(18H03745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】猪上 淳 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00421884)
【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)
【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト(MOSAiC)に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...
❏北極の温暖化増幅における季節サイクルと多圏相互作用の追究(24241009)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】猪上 淳 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00421884)
【キーワード】北極海 / 地球温暖化 / 極温暖化増幅 / 予測可能性 / 異常気象 (他15件)
【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...
【数物系科学】地球惑星科学:予測可能性地球温暖化を含む研究件
❏北極漂流横断観測による「新しい北極海」の探究(18H03745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】猪上 淳 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00421884)
【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)
【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト(MOSAiC)に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...
❏北極の温暖化増幅における季節サイクルと多圏相互作用の追究(24241009)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】猪上 淳 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00421884)
【キーワード】北極海 / 地球温暖化 / 極温暖化増幅 / 予測可能性 / 異常気象 (他15件)
【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...
【数物系科学】地球惑星科学:乱流混合地球温暖化を含む研究件
❏大西洋側北極海における近慣性内部重力波と乱流熱輸送:地球温暖化増幅の実態評価(17KK0083)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2018 - 2021
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 海氷変動 / 地球温暖化 / 熱収支 / 乱流混合 (他17件)
【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...
❏北極海の海洋乱流エネルギー時空間変動の復元 ー海氷減少と大循環流強化の影響評価ー(16K21700)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 慣性振動 / 内部重力波 / 海水 / 乱流混合 (他17件)
【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...
【数物系科学】地球惑星科学:安定同位体地球温暖化を含む研究件
❏山間部における夏季豪雨形成と大気汚染の相乗環境影響の解明(19H00955)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】大河内 博 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00241117)
【キーワード】局地性豪雨 / 霧沈着 / ドローン(UAV) / 安定同位体 / 越境大気汚染 (他30件)
【概要】全国の標高400 m以上の降雨量観測地点の7割で,暖候期に豪雨発生回数が増加しており,豪雨発生回数が少なかった地域で増加が著しい.富士山周辺で豪雨の主な要因は前線発達と台風であり,局地性豪雨の増加も一因であった.局地性豪雨形成には大気汚染物質も関与している.霧沈着は山間部森林生態系に対する大気汚染物質の重要な経路であり,オゾンとともに森林生態系に負荷を与えている.国内山間部の霧沈着観測網を構築し,...
❏Green tide control at Great Lakes using possible grazers(19KK0273)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2025-03-31
【研究代表者】山室 真澄 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (80344208)
【キーワード】底生緑藻 / 地球温暖化 / 間隙水 / 環境DNA / 捕食者 (他10件)
【概要】今年度もコロナ禍で五大湖での現地調査を行うことができず、また底生緑藻の異常繁茂について国際学会などで意見交換することもできなかった。そこで世界の専門家とオンライン会議を頻繁に行い、議論の結果をまとめて、底生緑藻の異常繁茂の原因項目を抽出して国際誌で発表した。 原因候補項目として温暖化の影響があったので、日本で2番目に大きい湖沼である霞ヶ浦を対象に、地球温暖化によって大湖沼の湖岸域にどのような影響が...
❏反応性窒素動態を統合的に扱う陸域物質循環モデルの開発(17H01867)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 昭彦 国立研究開発法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 室長 (70344273)
【キーワード】一酸化二窒素 / 農地施肥 / 生態系モデル / 窒素循環 / 地球温暖化 (他20件)
【概要】様々な環境問題に関与する反応性窒素について、陸域生態系での動態を統合的に扱うモデルを構築した。大気からの沈着、生物的窒素固定、施肥(農地)からガス態での大気への放出と河川への溶脱までを広域スケールでシミュレートすることが可能となった。特に温室効果ガスである一酸化二窒素についてはメタ分析に基づいて推定高度化を図り、東アジア地域での排出量とその時間変化、排出係数を推定した。 ...
【数物系科学】地球惑星科学:ガスハイドレート地球温暖化を含む研究件
❏ハイドレートを利用した二酸化炭素海底下隔離の成立性に関する基礎研究(19360389)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】佐藤 徹 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30282677)
【キーワード】CO_2地中貯留 / ガスハイドレート / 温暖化対策 / 海底堆積層 / 気液二相流 (他13件)
【概要】CO_2ハイドレート球を高圧セルに設置し、流水中のハイドレート分解速度係数を求めた。次に、CO_2-H_2O界面にハイドレートにおけるハイドレート生成速度を計測した。得られた値を用いて、海底堆積層を模擬した砂層を対象に、CO_2ハイドレート生成・気液二相多孔質内流動シミュレーションを実施した。この結果、貯留ポテンシャルは185-1880億t-CO_2、貯留コストは、約10600円/t-CO_2と、...
❏クラスレート水和物の生成・分解と熱・物質移動(10450088)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】森 康彦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (90051888)
【キーワード】クラスレート水和物 / ガスハイドレート / 結晶成長 / 物質移動 / 熱移動 (他9件)
【概要】本研究は,クラスレート水和物の生成・成長・分解の過程を熱・物質移動論の視点で調べたものである.得られた主な成果を以下に列記する. (1)水の液相と非水溶性ゲスト物質の液相との界面に生成する膜状水和物層の厚さをレーザー光干渉法によって測定し,厚さの特異な経時変化挙動を見出した. (2)二平板間の狭隘水路中に形成させたリング状水和物層の顕微鏡観察により,水和物層の性状に対する水流の顕著な影響を明らかに...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動地球温暖化を含む研究件
❏小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】地球温暖化
【研究期間】環境疫学
【研究代表者】グローバルヘルス
【キーワード】適応
【概要】地球温暖化に伴う北極域の海氷の急速な減少は、北極の気候のみならず、中緯度域の気候にも影響を及ぼすことが指摘されている。海氷減少が近年東アジアで頻発している厳冬の形成に与える影響とそのメカニズムを調査した。東アジアに寒冬をもたらす大気循環変動(WACEパターン)は基本的には大気の内部変動であるが、観測データと大規模マルチモデルアンサンブルシミュレーションの解析より、WACEの変動の一部は海氷により外...
❏年縞から探る温室期の急激な気候変化:温暖化による気候モードジャンプの可能性(19H04256)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】長谷川 精 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 講師 (80551605)
【キーワード】白亜紀 / 温室期 / 年縞 / アジア内陸 / 蒸発(他14件)
【概要】モンゴルの白亜系年縞湖成層を対象に超高時間分解能な解析(季節レベル~数十年解像度)を行い,約1億年前の気候変動を詳細に解読した。年縞ラミナを対象に蛍光顕微鏡解析と微小領域同位体比分析を行った結果,太陽活動(11年周期や125年周期)を反映した夏季藻類生産量と降水量の変動が明らかになった。またXRFコアスキャナーを用いて約35万年区間を解析した結果,蒸発/降水量変動の指標であるCa/Tiが,千年スケ...
❏地球温暖化による過剰死亡推定―多国間共同環境疫学研究(19H03900)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】橋爪 真弘 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (30448500)
【キーワード】地球温暖化 / 環境疫学 / グローバルヘルス / 適応 / 大気汚染 (他10件)
【概要】温暖化に対して有効な対策を取らなかった場合、2030年代には熱関連過剰死亡が世界で3万7千人余り、下痢症による過剰死亡が4万8千人余り発生すると予測されている (WHO, 2014)。本研究は、温暖化による将来の過剰死亡数をより現実的に推定するための疫学的予測モデルの開発をおこない、今世紀末までの温暖化による過剰死亡数を推定することを目的としている。 1.腸管感染症の超過死亡:将来の気候変動による...
【生物学】基礎生物学:光合成地球温暖化を含む研究件
❏高CO2・高温環境下の変動光に対する植物の光合成応答力の強化(21H02171)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】矢守 航 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (90638363)
【キーワード】光合成 / 環境応答 / 地球温暖化 / 高CO2 / 変動光
【概要】
❏バイオチャーを用いた森林における炭素隔離効果と生態系応答機構の解明(15H01730)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他13件)
【概要】本研究では森林生態系の炭素隔離効果に与えるバイオチャーの影響を明らかにするために、落葉広葉樹林を対象にバイオチャーの散布実験を行った。その結果、植物による炭素固定量は増加したが、有機物分解にともなう炭素放出量も増加した。しかしその炭素放出の増加量は、投入されたバイオチャーの炭素量に対してわずかな量であった。すなわち、森林生態系の炭素隔離法の一つとして、バイオチャーの散布は一定の効果があることが示さ...
❏光合成部分反応の温度依存性解析に基づく葉の光合成系温度馴化メカニズムの研究(04J08423)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】
【キーワード】光合成 / 温度馴化 / Rubisco / 内部コンダクタンス / 地球温暖化 (他6件)
【概要】植物の葉では、栽培温度に応じて光合成速度の温度依存性が変化する。,光合成モデルに基づくと、光合成速度はカルボキシレーション速度とRuBP再生産速度とのどちらか遅い速度によって決定される。RuBP再生産速度はチラコイド膜の電子伝達速度によって律速を受けると考えられており、いくつかの植物において、電子伝達速度の温度依存性が栽培温度によって変化することが報告されている。しかし、実際にRuBP再生産速度の...
【工学】機械工学:海洋貯留地球温暖化を含む研究件
❏核磁気共鳴と分子動力学計算による超高圧下固体水和物中でのCO_2物質移動現象の解明(08750226)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】平井 秀一郎 東京工業大学, 炭素循環素材研究センター, 助教授 (10173204)
【キーワード】地球温暖化 / 海洋貯留 / CO_2クラスレートハイドレート / 分子動力学 / ネットワーク
【概要】大気中のCO_2濃度の増加を抑制するために火力発電所等の大量発生源から分離回収した液体CO_2を深海底に貯留する方策は,深海底の超高圧力条件下でCO_2クラスレートハイドレート(CO_2包接水和物)と呼ばれる固体水和物が液体CO_2と海水の界面に形成され,CO_2が海洋中に拡散することに対して抑制する効果を有すると考えられているため,有望なものと考えられている.しかし,液体CO_2と海水の界面に存...
❏深海相当超高圧下におけるクラスレート水和物を界面に伴う液体CO2の動的挙動の解明(07750224)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】平井 秀一郎 東京工業大学, 炭素循環素材研究センター, 助教授 (10173204)
【キーワード】地球温暖化 / 海洋貯留 / レーザ計測
【概要】地球温暖化の主要な原因の1つである大気中のCO2濃度の増加を抑制するために,火力発電所や製鉄所の大量発生源から分離回収した液体CO2を深海底に貯留する方法は,3000m以深の深海底では液体CO2は海水より密度が大きくなるため深海底の凹地を利用して液体CO2を貯留することが可能になることと,深海底の温度・圧力条件下で液体CO2と海水の反応によりCO2クラスレート水和物(以下,CO2クラスレート)と呼...
【工学】建築学:エコ・シティ地球温暖化を含む研究件
❏地球環境保全のための都市・建築の計画手法に関する総合的研究(07305027)
【研究テーマ】建築環境・設備
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】松尾 陽 明治大学, 理工学部, 教授 (00010778)
【キーワード】地球環境 / ライフサイクル評価法 / 資源利用評価 / 都市気象予測 / ライフスタイル (他14件)
【概要】(1)1995年度に策定された資源利用評価(有馬,吉田(燦)、ライフサイクルCO_2評価、都市気象予測モデル(村上、中村)、体系の一層の精緻化とデーターベースの充実を図ると共にケーススタディを行いその有効性を検証した(有馬、石福、吉田(卓)、村上、中村)。 (2)新しい都市計画理念を考案し、それに基づく具体的な都市の再配置と連結について提案し、自己評価を行った(三村(浩)、木村)。 (3)地球環境...
❏地球環境と都市・建築に関する総合的研究(03302050)
【研究テーマ】建築設備・環境工学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】安岡 正人 東京大学, 工学部, 教授 (20058043)
【キーワード】地球環境 / ライフスタイル / エコ・シティ / 建築省エネルギー / 居住形態 (他10件)
【概要】地球環境と都市・建築・人間の総合システムの動態予測・評価モデルの構築と各種対策手法の試行シミュレーション並びに評価をおこない、以下に示すような成果を得た。 地球環境問題全般にわたるトータルイメージを作成し、それらをベースに討議を重ねて本研究の全体像を構築した。 ライフスタイルについて、その地球上での地域的展開と歴史的推移のフレームワークと動向調査を行い、体系的展望を行った上で、人口問題等の個々の要...
【工学】建築学:エネルギー需給地球温暖化を含む研究件
❏マテリアルフローを考慮に入れた物質・エネルギー統合モデルの構築に関する研究(23760842)
【研究テーマ】エネルギー学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】小宮山 涼一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (60537819)
【キーワード】多部門経済モデル / 鉄鋼 / エネルギー政策 / 一般均衡モデル / エネルギー (他9件)
【概要】従来トップダウン的視点から構築されてきた応用一般均衡モデルに、エネルギー多消費産業である鉄鋼業などの工学プロセスを詳細に整合的に考慮し、経済の均衡条件のみならず、産業プロセス技術の制約の考慮を可能とした新しい多部門経済モデルを構築した。分析結果から、日本の過度なCO2制約は国内鉄鋼生産の大幅な減少と、海外からの鉄鋼輸入量の増加を促し、日本の経済成長を大幅に低下させる可能性があり、日本の気候変動対策...
❏エネルギーと環境をめぐるグローバルシナリオ(10044036)
【研究テーマ】経済政策(含経済事情)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】鵜野 公郎 慶応義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (20095582)
【キーワード】エネルギーモデル / 地球環境 / 地球温暖化 / 排出権取引 / 世界経済 (他21件)
【概要】二酸化炭素排出は地球温暖化を招く要因であり、国際的には排出権取引を導入することによりエネルギー価格に環境コストを上乗せするスキームに合意ができている(京都プロトコル)。しかし実施についてはCOP6において合意ができず、COP6.5において継続審議が予定されている。COMPASSはこの面の分析に適した構造を有する。COMPASSは経済、エネルギー、環境をリンクしている点に特徴がある。特に経済を多部門...
【工学】建築学:建築省エネルギー地球温暖化を含む研究件
❏地球環境保全のための都市・建築の計画手法に関する総合的研究(07305027)
【研究テーマ】建築環境・設備
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】松尾 陽 明治大学, 理工学部, 教授 (00010778)
【キーワード】地球環境 / ライフサイクル評価法 / 資源利用評価 / 都市気象予測 / ライフスタイル (他14件)
【概要】(1)1995年度に策定された資源利用評価(有馬,吉田(燦)、ライフサイクルCO_2評価、都市気象予測モデル(村上、中村)、体系の一層の精緻化とデーターベースの充実を図ると共にケーススタディを行いその有効性を検証した(有馬、石福、吉田(卓)、村上、中村)。 (2)新しい都市計画理念を考案し、それに基づく具体的な都市の再配置と連結について提案し、自己評価を行った(三村(浩)、木村)。 (3)地球環境...
❏地球環境と都市・建築に関する総合的研究(03302050)
【研究テーマ】建築設備・環境工学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】安岡 正人 東京大学, 工学部, 教授 (20058043)
【キーワード】地球環境 / ライフスタイル / エコ・シティ / 建築省エネルギー / 居住形態 (他10件)
【概要】地球環境と都市・建築・人間の総合システムの動態予測・評価モデルの構築と各種対策手法の試行シミュレーション並びに評価をおこない、以下に示すような成果を得た。 地球環境問題全般にわたるトータルイメージを作成し、それらをベースに討議を重ねて本研究の全体像を構築した。 ライフスタイルについて、その地球上での地域的展開と歴史的推移のフレームワークと動向調査を行い、体系的展望を行った上で、人口問題等の個々の要...
【工学】建築学:居住形態地球温暖化を含む研究件
❏地球環境保全のための都市・建築の計画手法に関する総合的研究(07305027)
【研究テーマ】建築環境・設備
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】松尾 陽 明治大学, 理工学部, 教授 (00010778)
【キーワード】地球環境 / ライフサイクル評価法 / 資源利用評価 / 都市気象予測 / ライフスタイル (他14件)
【概要】(1)1995年度に策定された資源利用評価(有馬,吉田(燦)、ライフサイクルCO_2評価、都市気象予測モデル(村上、中村)、体系の一層の精緻化とデーターベースの充実を図ると共にケーススタディを行いその有効性を検証した(有馬、石福、吉田(卓)、村上、中村)。 (2)新しい都市計画理念を考案し、それに基づく具体的な都市の再配置と連結について提案し、自己評価を行った(三村(浩)、木村)。 (3)地球環境...
❏地球環境と都市・建築に関する総合的研究(03302050)
【研究テーマ】建築設備・環境工学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】安岡 正人 東京大学, 工学部, 教授 (20058043)
【キーワード】地球環境 / ライフスタイル / エコ・シティ / 建築省エネルギー / 居住形態 (他10件)
【概要】地球環境と都市・建築・人間の総合システムの動態予測・評価モデルの構築と各種対策手法の試行シミュレーション並びに評価をおこない、以下に示すような成果を得た。 地球環境問題全般にわたるトータルイメージを作成し、それらをベースに討議を重ねて本研究の全体像を構築した。 ライフスタイルについて、その地球上での地域的展開と歴史的推移のフレームワークと動向調査を行い、体系的展望を行った上で、人口問題等の個々の要...
【工学】建築学:エネルギー政策地球温暖化を含む研究件
❏マテリアルフローを考慮に入れた物質・エネルギー統合モデルの構築に関する研究(23760842)
【研究テーマ】エネルギー学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】小宮山 涼一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (60537819)
【キーワード】多部門経済モデル / 鉄鋼 / エネルギー政策 / 一般均衡モデル / エネルギー (他9件)
【概要】従来トップダウン的視点から構築されてきた応用一般均衡モデルに、エネルギー多消費産業である鉄鋼業などの工学プロセスを詳細に整合的に考慮し、経済の均衡条件のみならず、産業プロセス技術の制約の考慮を可能とした新しい多部門経済モデルを構築した。分析結果から、日本の過度なCO2制約は国内鉄鋼生産の大幅な減少と、海外からの鉄鋼輸入量の増加を促し、日本の経済成長を大幅に低下させる可能性があり、日本の気候変動対策...
❏エネルギーと環境をめぐるグローバルシナリオ(10044036)
【研究テーマ】経済政策(含経済事情)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】鵜野 公郎 慶応義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (20095582)
【キーワード】エネルギーモデル / 地球環境 / 地球温暖化 / 排出権取引 / 世界経済 (他21件)
【概要】二酸化炭素排出は地球温暖化を招く要因であり、国際的には排出権取引を導入することによりエネルギー価格に環境コストを上乗せするスキームに合意ができている(京都プロトコル)。しかし実施についてはCOP6において合意ができず、COP6.5において継続審議が予定されている。COMPASSはこの面の分析に適した構造を有する。COMPASSは経済、エネルギー、環境をリンクしている点に特徴がある。特に経済を多部門...
【工学】土木工学:地球環境地球温暖化を含む研究件
❏木材活用による液状化・流動化対策技術に関する研究(20246078)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】濱田 政則 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30164916)
【キーワード】地震工学 / 温暖化影響 / 液状化 / 木杭 / 木杭基礎 (他18件)
【概要】本成果は、土木工学分野と森林分野の学際的な研究により、液状化・流動化対策として木材活用ができることを示した。具体的には、木材打設により液状化被害を低減できること、地中における木材の腐朽が発生する環境を明らかにし、さらに、木材を利用した場合の温室効果ガス削減効果を定量的に示し、地球温暖化防止対策として成立するための必要なシナリオを明らかにした。これらについて、ガイドラインとしてまとめた。 ...
❏エネルギーと環境をめぐるグローバルシナリオ(10044036)
【研究テーマ】経済政策(含経済事情)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】鵜野 公郎 慶応義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (20095582)
【キーワード】エネルギーモデル / 地球環境 / 地球温暖化 / 排出権取引 / 世界経済 (他21件)
【概要】二酸化炭素排出は地球温暖化を招く要因であり、国際的には排出権取引を導入することによりエネルギー価格に環境コストを上乗せするスキームに合意ができている(京都プロトコル)。しかし実施についてはCOP6において合意ができず、COP6.5において継続審議が予定されている。COMPASSはこの面の分析に適した構造を有する。COMPASSは経済、エネルギー、環境をリンクしている点に特徴がある。特に経済を多部門...
❏地球環境保全のための都市・建築の計画手法に関する総合的研究(07305027)
【研究テーマ】建築環境・設備
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】松尾 陽 明治大学, 理工学部, 教授 (00010778)
【キーワード】地球環境 / ライフサイクル評価法 / 資源利用評価 / 都市気象予測 / ライフスタイル (他14件)
【概要】(1)1995年度に策定された資源利用評価(有馬,吉田(燦)、ライフサイクルCO_2評価、都市気象予測モデル(村上、中村)、体系の一層の精緻化とデーターベースの充実を図ると共にケーススタディを行いその有効性を検証した(有馬、石福、吉田(卓)、村上、中村)。 (2)新しい都市計画理念を考案し、それに基づく具体的な都市の再配置と連結について提案し、自己評価を行った(三村(浩)、木村)。 (3)地球環境...
【工学】土木工学:熱収支地球温暖化を含む研究件
❏海氷-海洋境界層理論に基づく海氷モニタリング技術開発と自動観測ネットワークの構築(22H01296)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 地球温暖化 / 海氷減少 / 乱流 / 熱収支
【概要】
❏大西洋側北極海における近慣性内部重力波と乱流熱輸送:地球温暖化増幅の実態評価(17KK0083)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2018 - 2021
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 海氷変動 / 地球温暖化 / 熱収支 / 乱流混合 (他17件)
【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...
❏変動気候下での感染症媒介生物の生息域評価(24510020)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】環境変動 / 生物・環境モデル / 地球温暖化 / 生態系影響評価 / 健康影響評価 (他17件)
【概要】マラリアを媒介するハマダラカの時空間分布を推定するため、一般気象要素を入力値とする、生理生態学-気候学的結合モデルを開発した。次に、アジア地域でもっとも多くのマラリア罹患者を抱えるインドにおいて、モデルによる潜在的な媒介蚊の分布とマラリア罹患者の関係を調べた。(1)マラリア罹患者は媒介蚊の年間世代数が増加すればするほど指数関数的に増加していた。(2)報告されたマラリアの季節的なピークはシミュレーシ...
【工学】土木工学:都市気候地球温暖化を含む研究件
❏都市気象学のグローバル展開(17H01292)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】神田 学 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (90234161)
【キーワード】都市気象 / グローバル展開 / 地球温暖化 / ヒートアイランド / 気候変動 (他13件)
【概要】地球温暖化研究で、都市影響はノイズとして扱われてきたが、高リスクの都市に注目する必要性が指摘されている。本研究では、先進国のローカル研究として発展・成熟した都市気象学の技術体系を、グローバルに展開する汎用技術を構築し、メガシティーにおける地球・都市温暖化の全球相互比較を行った。具体的には、(1)高時空間解像度の都市のグローバルデータベースの構築、(2) 汎用的解析手法によるメガシティーにおける温暖...
❏地球環境と都市・建築に関する総合的研究(03302050)
【研究テーマ】建築設備・環境工学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】安岡 正人 東京大学, 工学部, 教授 (20058043)
【キーワード】地球環境 / ライフスタイル / エコ・シティ / 建築省エネルギー / 居住形態 (他10件)
【概要】地球環境と都市・建築・人間の総合システムの動態予測・評価モデルの構築と各種対策手法の試行シミュレーション並びに評価をおこない、以下に示すような成果を得た。 地球環境問題全般にわたるトータルイメージを作成し、それらをベースに討議を重ねて本研究の全体像を構築した。 ライフスタイルについて、その地球上での地域的展開と歴史的推移のフレームワークと動向調査を行い、体系的展望を行った上で、人口問題等の個々の要...
【工学】土木工学:ライフスタイル地球温暖化を含む研究件
❏地球環境保全のための都市・建築の計画手法に関する総合的研究(07305027)
【研究テーマ】建築環境・設備
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】松尾 陽 明治大学, 理工学部, 教授 (00010778)
【キーワード】地球環境 / ライフサイクル評価法 / 資源利用評価 / 都市気象予測 / ライフスタイル (他14件)
【概要】(1)1995年度に策定された資源利用評価(有馬,吉田(燦)、ライフサイクルCO_2評価、都市気象予測モデル(村上、中村)、体系の一層の精緻化とデーターベースの充実を図ると共にケーススタディを行いその有効性を検証した(有馬、石福、吉田(卓)、村上、中村)。 (2)新しい都市計画理念を考案し、それに基づく具体的な都市の再配置と連結について提案し、自己評価を行った(三村(浩)、木村)。 (3)地球環境...
❏地球環境と都市・建築に関する総合的研究(03302050)
【研究テーマ】建築設備・環境工学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】安岡 正人 東京大学, 工学部, 教授 (20058043)
【キーワード】地球環境 / ライフスタイル / エコ・シティ / 建築省エネルギー / 居住形態 (他10件)
【概要】地球環境と都市・建築・人間の総合システムの動態予測・評価モデルの構築と各種対策手法の試行シミュレーション並びに評価をおこない、以下に示すような成果を得た。 地球環境問題全般にわたるトータルイメージを作成し、それらをベースに討議を重ねて本研究の全体像を構築した。 ライフスタイルについて、その地球上での地域的展開と歴史的推移のフレームワークと動向調査を行い、体系的展望を行った上で、人口問題等の個々の要...
【工学】土木工学:都市気象地球温暖化を含む研究件
❏都市気象学のグローバル展開(17H01292)
【研究テーマ】水工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】神田 学 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (90234161)
【キーワード】都市気象 / グローバル展開 / 地球温暖化 / ヒートアイランド / 気候変動 (他13件)
【概要】地球温暖化研究で、都市影響はノイズとして扱われてきたが、高リスクの都市に注目する必要性が指摘されている。本研究では、先進国のローカル研究として発展・成熟した都市気象学の技術体系を、グローバルに展開する汎用技術を構築し、メガシティーにおける地球・都市温暖化の全球相互比較を行った。具体的には、(1)高時空間解像度の都市のグローバルデータベースの構築、(2) 汎用的解析手法によるメガシティーにおける温暖...
❏地球環境保全のための都市・建築の計画手法に関する総合的研究(07305027)
【研究テーマ】建築環境・設備
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】松尾 陽 明治大学, 理工学部, 教授 (00010778)
【キーワード】地球環境 / ライフサイクル評価法 / 資源利用評価 / 都市気象予測 / ライフスタイル (他14件)
【概要】(1)1995年度に策定された資源利用評価(有馬,吉田(燦)、ライフサイクルCO_2評価、都市気象予測モデル(村上、中村)、体系の一層の精緻化とデーターベースの充実を図ると共にケーススタディを行いその有効性を検証した(有馬、石福、吉田(卓)、村上、中村)。 (2)新しい都市計画理念を考案し、それに基づく具体的な都市の再配置と連結について提案し、自己評価を行った(三村(浩)、木村)。 (3)地球環境...
❏地球環境と都市・建築に関する総合的研究(03302050)
【研究テーマ】建築設備・環境工学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】安岡 正人 東京大学, 工学部, 教授 (20058043)
【キーワード】地球環境 / ライフスタイル / エコ・シティ / 建築省エネルギー / 居住形態 (他10件)
【概要】地球環境と都市・建築・人間の総合システムの動態予測・評価モデルの構築と各種対策手法の試行シミュレーション並びに評価をおこない、以下に示すような成果を得た。 地球環境問題全般にわたるトータルイメージを作成し、それらをベースに討議を重ねて本研究の全体像を構築した。 ライフスタイルについて、その地球上での地域的展開と歴史的推移のフレームワークと動向調査を行い、体系的展望を行った上で、人口問題等の個々の要...
【工学】総合工学:環境情報地球温暖化を含む研究件
❏新フェーズにおける環境情報提供戦略の再検討(20K12279)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】栗栖 聖 (長谷川聖) 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (00323519)
【キーワード】環境情報 / 持続可能 / 消費 / リテラシー / 環境配慮行動 (他8件)
【概要】環境情報をどのように捉えているかの市民全般に対する調査を実施し、市民側での自治体から提供される情報の認知、行動変容への結びつきについて明らかにした。また、環境情報提供法として物語性や、特定の環境意識にターゲットを絞った自治体パンフレットで提供する情報の効果を検討した。特に自治体側で力を入れるメディアとして挙げられていたのがHPと広報誌であったのに対し、市民側で今後力を入れて欲しいメディアにはローカ...
❏水温の広域シミュレーションモデルを用いたハマダラカの生息域評価(21510022)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (10288045)
【キーワード】環境変動 / 環境モデル / 環境情報 / 地球温暖化 / 生態系影響評価 (他7件)
【概要】マラリアを媒介するハマダラカの時空間分布を高解像度に表すために、その生活史と気候条件の関係をモデル化した。ハマダラカの一生の多くは水のなかにあることから、土壌水分量を正確に表し、生活史の段階に応じて水温と気温に依存して生長させた。開発したモデルは代表的な観測サイトでのハマダラカの季節的消長を正確に再現をすることができた。このモデルと一般気象要素の値をモンスーンアジア全体に適用し、ハマダラカの地理的...
【工学】総合工学:CO2地球温暖化を含む研究件
❏漏洩リスクフリー安定型二酸化炭素地下貯留技術の開発(18510069)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】末包 哲也 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (30262314)
【キーワード】地下貯留 / トラップメカニズム / 残留ガス / X線CT / 格子ボルツマン法 (他11件)
【概要】漏洩リスクの無い安定的な貯留メカニズムである残留ガストラップと溶解トラップに注目し、これらのメカニズムによる貯留量の定量的な計測を行い、貯留量を実験的に明らかにするともに、格子ボルツマン法を用いた数値シミュレーションを通じて、貯留メカニズムの解明を行った。典型的な岩石としてベレア砂岩、多胡砂岩を対象として、残留ガス飽和度の計測を行った。ガスの残留量を計測する手法として、等温膨張を用いる手法を提案す...
❏多孔質内超臨界二酸化炭素の流動現象解明に基づく長期安定型地下貯留の実現(15710052)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】末包 哲也 東京工業大学, 炭素循環エネルギー研究センター, 助教授 (30262314)
【キーワード】二酸化炭素 / 地球温暖化 / 地下貯留 / MRI / コア解析 (他8件)
【概要】平成15年度においてMRIを用いた岩石内を流動する超臨界CO_2を直接可視化できることが明らかとなった.平成16年度はこれらの知見を基に,計測の高度化を行うとともに,計測結果を基に,定量的な解釈を試みた. 第一に,平成15年度に用いたスピンエコー法による可視化手法を用いると計測時間が1分程度度と長くなり,時間分解能が足りなくなる.一方,円筒形の岩石コアに圧入されたCO_2は流れ水平面方向に均一であ...
【工学】総合工学:二酸化炭素地球温暖化を含む研究件
❏低炭素社会に貢献する土質系廃棄物の二酸化炭素固定化の可能性調査(23656294)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】小峯 秀雄 茨城大学, 工学部, 教授 (90334010)
【キーワード】鉄鋼スラグ / 二酸化炭素 / 炭酸カルシウム / 低炭素社会 / 循環型社会 (他9件)
【概要】製鋼スラグのCO2固定化特性を実験的に調査し,メカニズムの推察および固定化量の評価を行った.CO2固定化特性を調べるために,一定流量通気型CO2固定化試験を実施した.その結果,大気圧下において,初期濃度が4500mg/LのCO2を0.05 mg/Lで供試体に通気した場合において,エージング製鋼スラグは0.03 g-CO2/g-slagのCO2を固定し,未エージング製鋼スラグは0.04 g-CO2/...
❏帯水層に圧入された二酸化炭素の貯留特性と貯留量評価技術の研究(20360407)
【研究テーマ】地球・資源システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】薛 自求 (財)地球環境産業技術研究機構, CO2貯留研究グループ, 副主席研究員 (90467449)
【キーワード】地球システム / 二酸化炭素地中貯留 / 地球温暖化 / 二酸化炭素 / 帯水層 (他16件)
【概要】地下深部地層の温度・圧力条件下で、孔隙率や浸透率が異なる2種類の砂岩試料に超臨界CO_2を注入しながら、弾性波速度と比抵抗の変化を測定した。これらの実験データをもとに推定した各々の砂岩試料中の超臨界CO_2飽和度について、二相流(超臨界CO_2、間隙水)解析コードTOUGH2による数値シミュレーションで得た砂岩試料中の超臨界CO_2飽和度とよく一致し、帯水層に圧入したCO_2貯留量評価法の有効性が...
❏京都議定書CDM植林事業における住民参加プロセスに関する研究(17405034)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】天野 正博 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60353562)
【キーワード】森林 / 二酸化炭素 / 京都議定書 / クリーン開発メカニズム(CDM) / 第2約束期間 (他10件)
【概要】当研究は「1)地球環境問題に途上国の住民が参画できる機会を得ることができる。」「2) 京都議定書で採用されているクリーン開発メカニズムでは植林した後は森林を保全をするだけで定期的に炭素クレジットの対価を得ることができる。」という2つの観点から、温暖化対策として望ましい森林の取り扱いについて提案した。研究対象地をベトナム、インドネシア、タイ、パナマに設定し、提案内容の検証を行った。 ...
【工学】総合工学:乱流地球温暖化を含む研究件
❏海氷-海洋境界層理論に基づく海氷モニタリング技術開発と自動観測ネットワークの構築(22H01296)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 地球温暖化 / 海氷減少 / 乱流 / 熱収支
【概要】
❏大西洋側北極海における近慣性内部重力波と乱流熱輸送:地球温暖化増幅の実態評価(17KK0083)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2018 - 2021
【研究代表者】川口 悠介 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00554114)
【キーワード】北極海 / 海氷変動 / 地球温暖化 / 熱収支 / 乱流混合 (他17件)
【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...
【工学】総合工学:物質移動地球温暖化を含む研究件
❏クラスレート水和物の生成・分解と熱・物質移動(10450088)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】森 康彦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (90051888)
【キーワード】クラスレート水和物 / ガスハイドレート / 結晶成長 / 物質移動 / 熱移動 (他9件)
【概要】本研究は,クラスレート水和物の生成・成長・分解の過程を熱・物質移動論の視点で調べたものである.得られた主な成果を以下に列記する. (1)水の液相と非水溶性ゲスト物質の液相との界面に生成する膜状水和物層の厚さをレーザー光干渉法によって測定し,厚さの特異な経時変化挙動を見出した. (2)二平板間の狭隘水路中に形成させたリング状水和物層の顕微鏡観察により,水和物層の性状に対する水流の顕著な影響を明らかに...
❏海洋環境問題における2相流シミュレーション技術の開発(10305074)
【研究テーマ】海洋工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】宮田 秀明 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70111474)
【キーワード】CFD / 二相流 / 物質移動 / 海洋環境 / 地球温暖化 (他7件)
【概要】環境問題において、気-液あるいは液-液の二相界面の挙動やそれを通しての物質移動が問題となることが多々ある。例えば海面では風のせん断により自由表面に波や乱れが生じ、気峻化した非線形波は崩れ、気泡を巻き込む白波となって砕ける。この際のCO_2などの物質や熱の相界面での移動は地球環境にとって重要な問題である。また温暖化防止の一案として液化CO_2の海洋隔離法が提案されている。深海中層(1000〜2000...
【工学】総合工学:計算流体力学(CFD)地球温暖化を含む研究件
❏ハイドレートを利用した二酸化炭素海底下隔離の成立性に関する基礎研究(19360389)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】佐藤 徹 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30282677)
【キーワード】CO_2地中貯留 / ガスハイドレート / 温暖化対策 / 海底堆積層 / 気液二相流 (他13件)
【概要】CO_2ハイドレート球を高圧セルに設置し、流水中のハイドレート分解速度係数を求めた。次に、CO_2-H_2O界面にハイドレートにおけるハイドレート生成速度を計測した。得られた値を用いて、海底堆積層を模擬した砂層を対象に、CO_2ハイドレート生成・気液二相多孔質内流動シミュレーションを実施した。この結果、貯留ポテンシャルは185-1880億t-CO_2、貯留コストは、約10600円/t-CO_2と、...
❏海洋環境問題における2相流シミュレーション技術の開発(10305074)
【研究テーマ】海洋工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】宮田 秀明 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70111474)
【キーワード】CFD / 二相流 / 物質移動 / 海洋環境 / 地球温暖化 (他7件)
【概要】環境問題において、気-液あるいは液-液の二相界面の挙動やそれを通しての物質移動が問題となることが多々ある。例えば海面では風のせん断により自由表面に波や乱れが生じ、気峻化した非線形波は崩れ、気泡を巻き込む白波となって砕ける。この際のCO_2などの物質や熱の相界面での移動は地球環境にとって重要な問題である。また温暖化防止の一案として液化CO_2の海洋隔離法が提案されている。深海中層(1000〜2000...
【農学】社会経済農学:制度設計地球温暖化を含む研究件
❏LCAに基づく金融商品の環境パフォーマンス定量化手法の開発と活用のための制度設計(21241013)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】稲葉 敦 工学院大学, 工学部・環境エネルギー化学科, 教授 (90356494)
【キーワード】環境と社会 / 社会的責任投資 / CSR / 金融 / SRI (他18件)
【概要】本研究では、金融業、特に投資市場に着目し、環境負荷削減を効率的に行える企業に対して投資を誘導することで、環境負荷削減、企業の経済的インセンティブ、投資家利益を同時に満たす新たな環境投資指標を開発し、この指標を活用して環境負荷削減に資する制度の提案を行うことを目的として研究を実施した。研究の実施は、SRI ファンドの環境パフォーマンス評価、経済実験に基づいた投資意思決定メカニズムの解明、環境投資指標...
❏地球温暖化防止のための制度設計:理論と実験(15310023)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】大和 毅彦 東京工業大学, 大学院社会理工学研究科, 教授 (90246778)
【キーワード】地球温暖化 / 制度設計 / 経済実験 / ゲーム理論
【概要】地球温暖化問題は,我々が取り組まなければならない最も重要な課題のひとつである,この研究プロジェクトでは,温室効果ガスの削減を効率的にかつ公平に実現するために,どのように制度を設計すべきかについて,ミクロ経済理論,実験経済学,国際関係論,ゲーム理論,社会シミュレーション解析の手法を活用して分析した. 京都議定書では,地球温暖化防止を促進させるために制度の一つとして,排出権取引制度が提案された.競争均...
【農学】森林圏科学:京都議定書地球温暖化を含む研究件
❏ポスト京都議定書における熱帯林の活用と固定炭素の持続性に関する研究(22405025)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】天野 正博 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60353562)
【キーワード】地球温暖化 / 熱帯林保全 / ポスト京都議定書 / インドネシア / ラオス (他11件)
【概要】研究を通して、東南アジア諸国では国レベルでのREDD+を目指した政策の整備が進みつつあることが分かった。しかし、実際に森林保全を目指してREDD+活動を行うのは地方自治体である。この両者に大きなギャップがあることが分かった。また、現在は各国とも準備フェーズで有り、それを意識した支援活動としてどのような形が望ましいかを明らかにすることが出来た。 ...
❏京都議定書CDM植林事業における住民参加プロセスに関する研究(17405034)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】天野 正博 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60353562)
【キーワード】森林 / 二酸化炭素 / 京都議定書 / クリーン開発メカニズム(CDM) / 第2約束期間 (他10件)
【概要】当研究は「1)地球環境問題に途上国の住民が参画できる機会を得ることができる。」「2) 京都議定書で採用されているクリーン開発メカニズムでは植林した後は森林を保全をするだけで定期的に炭素クレジットの対価を得ることができる。」という2つの観点から、温暖化対策として望ましい森林の取り扱いについて提案した。研究対象地をベトナム、インドネシア、タイ、パナマに設定し、提案内容の検証を行った。 ...
❏地球温暖化ガス排出権取引制度のデザイン:理論と実験(11430002)
【研究テーマ】経済理論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】西條 辰義 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (20205628)
【キーワード】地球温暖化 / 京都議定書 / 排出権取引 / 実験経済学 / 補完性 (他10件)
【概要】1997年12月に採択された京都議定書では,先進諸国や市場経済移行国に関して温暖化ガス排出量の削減目標が制定されるとともに,この目標を達成するための制度の一つとして,排出権取引が採用された.本研究では,温暖化ガス排出権取引制度をどのように設計すべきかに関して吟味した.排出権が競争均衡価格で取引がなされるならば,議定書の目的は最小のコストで効率的に達成できる.ところが,議定書には排出権取引は各国の国...
【農学】森林圏科学:土壌呼吸地球温暖化を含む研究件
❏バイオチャーが森林生態系の有機物堆積層の構造と機能に与える影響(18K06433)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】友常 満利 玉川大学, 農学部, 助教 (90765124)
【キーワード】バイオチャー / 炭素隔離 / 森林生態系 / 物質循環 / 地球温暖化 (他10件)
【概要】地球温暖化の効果的な対策の一つとして、森林生態系へのバイオチャー散布が注目されている。本研究では、林床へのバイオチャー散布が、表層土壌 (有機物堆積層) の構造と機能 に与える影響を評価した。その結果、バイオチャーは有機物堆積層の物理・化学・生物構造を大きく改変し、リターの分解速度を上昇させた。これは、バイオチャーとして投入された炭素量を数年で相殺すること、また分解にともない放出される栄養塩が林冠...
❏地球環境と作物生産との調和を目指した二酸化炭素循環の研究(07458118)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】坂井 直樹 筑波大学, 農林学系, 教授 (00092213)
【キーワード】地球温暖化 / 環境保全 / 二酸化炭素循環 / 不耕起栽培 / 生物の多様性 (他13件)
【概要】地球温暖化の防止に対する農業生産による貢献を目指して、要因を耕うん法(耕起CT区/不耕起NT区の2水準)×作付様式(単作/単作/混作の3水準)×除草(有/無の2水準)×反復(3)とする実験計画のもとで、作物と雑草の共生に関する実験、さらには圃場における土壌呼吸の測定を行った。その結果、(1)雑草乾物生産量では、混作区より単作区で多量の雑草が生育していたが、NT区で必ずしも雑草が多くはなかった。(2...
【農学】森林圏科学:森林生態系地球温暖化を含む研究件
❏森林へのバイオチャー散布による炭素隔離効果:リター分解メカニズムの樹種間比較(22K06408)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】友常 満利 玉川大学, 農学部, 准教授 (90765124)
【キーワード】バイオチャー / リター / 有機物分解 / 森林生態系 / 地球温暖化
【概要】
❏バイオチャーが森林生態系の有機物堆積層の構造と機能に与える影響(18K06433)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】友常 満利 玉川大学, 農学部, 助教 (90765124)
【キーワード】バイオチャー / 炭素隔離 / 森林生態系 / 物質循環 / 地球温暖化 (他10件)
【概要】地球温暖化の効果的な対策の一つとして、森林生態系へのバイオチャー散布が注目されている。本研究では、林床へのバイオチャー散布が、表層土壌 (有機物堆積層) の構造と機能 に与える影響を評価した。その結果、バイオチャーは有機物堆積層の物理・化学・生物構造を大きく改変し、リターの分解速度を上昇させた。これは、バイオチャーとして投入された炭素量を数年で相殺すること、また分解にともない放出される栄養塩が林冠...
❏バイオチャーを用いた森林における炭素隔離効果と生態系応答機構の解明(15H01730)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他13件)
【概要】本研究では森林生態系の炭素隔離効果に与えるバイオチャーの影響を明らかにするために、落葉広葉樹林を対象にバイオチャーの散布実験を行った。その結果、植物による炭素固定量は増加したが、有機物分解にともなう炭素放出量も増加した。しかしその炭素放出の増加量は、投入されたバイオチャーの炭素量に対してわずかな量であった。すなわち、森林生態系の炭素隔離法の一つとして、バイオチャーの散布は一定の効果があることが示さ...
【農学】水圏応用科学:フェノロジー地球温暖化を含む研究件
❏地球温暖化が昆虫類の生存や絶滅、地理的分布に及ぼす影響(11308021)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】湯川 淳一 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (80041622)
【キーワード】昆虫 / 地球温暖化 / シンクロナイゼーション / 分布範囲 / 気温 (他12件)
【概要】現在、地球上では、人間が行う様々な営みによる複合的な要因によって、急激な温暖化やオゾン層の破壊、酸性雨、海洋汚染など深刻な問題が生じており、それらに伴う野生生物種の絶滅や森林面積の減少、砂漠化などが危倶されている。とくに温暖化については、人間が排出する二酸化炭素やメタンなどを含む温室効果ガスの濃度が急激に上昇しており、そのため地球上の平均気温は年々上昇し、今後もそれが長く続くことが予想されている。...
❏地球温暖化に伴う温帯・北方系樹種の生態遺伝育種に関する研究(04304018)
【研究テーマ】林学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】井出 雄二 (1994) 東京大学, 農学部(林), 助教授 (90213024)
【キーワード】地球温暖化 / 北方林 / 温帯林 / 遺伝的変異 / 種特性 (他18件)
【概要】本研究では、地球温暖化に伴う気候帯移動による、温帯林・北方林の森林植生変化の影響を明らかにし、生態系維持の方策を検討することを目的として、その構成樹種の生理・生態・遺伝的特性を明らかにし、遺伝子資源や系統の保全ならびに温暖化抑制のための適正樹種の育種等について検討した。マツ科、カバノキ科、ブナ科の樹種を対象に、(1)遺伝子資源の保全、(2)生理生態的にみた遺伝子変異幅の把握、(3)個体群統計学的解...
【農学】水圏応用科学:物質循環地球温暖化を含む研究件
❏バイオチャーが森林生態系の有機物堆積層の構造と機能に与える影響(18K06433)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】友常 満利 玉川大学, 農学部, 助教 (90765124)
【キーワード】バイオチャー / 炭素隔離 / 森林生態系 / 物質循環 / 地球温暖化 (他10件)
【概要】地球温暖化の効果的な対策の一つとして、森林生態系へのバイオチャー散布が注目されている。本研究では、林床へのバイオチャー散布が、表層土壌 (有機物堆積層) の構造と機能 に与える影響を評価した。その結果、バイオチャーは有機物堆積層の物理・化学・生物構造を大きく改変し、リターの分解速度を上昇させた。これは、バイオチャーとして投入された炭素量を数年で相殺すること、また分解にともない放出される栄養塩が林冠...
❏土壌圏を媒体とする物質循環のミッシングソース・ミッシングシンクに関する研究(20248025)
【研究テーマ】農業土木学・農村計画学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】宮崎 毅 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00209892)
【キーワード】塩類集積問題 / 温室効果ガス / 地球温暖化 / 物質循環 / ミッシングソース (他15件)
【概要】本研究は、土壌圏を媒体とする物質循環を総合的に検討し、行方不明の物質(ミッシングシンク)と発生源不明の物質(ミッシングソース)を突き止めることを目的とした。その結果、(1)浅層地下水の変動がもたらす塩類の地表面集積、(2)降雨の浸透効果による土壌から大気への過剰なCO2放出、(3)土壌への有機物投与のプライミング効果によるCO2異常放出、(4)森林火災下での土壌圏内炭素循環、(5)気候変動が土壌圏...
【農学】水圏応用科学:個体群動態地球温暖化を含む研究件
❏将来の気候変化にともなう温帯域の感染症媒介蚊の時空間分布変化(21K12225)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介蚊 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他7件)
【概要】現在進行中でかつ将来にわたっても継続すると予測されている気候変化は、感染症を媒介する生物の活動期間や分布域を変えるので、いままで感染症の流行が少なかった温帯域でもその拡大が懸念される。ゆえに、従来からの熱帯域を対象とした疫学的研究に限らず、温帯域の生物種の特性を踏まえた生態学的研究が必要である。また、有効な感染症対策のためには、媒介生物の国・地域単位などの広域分布に加えて、都市域内の不均一な微気象...
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
【農学】水圏応用科学:温暖化地球温暖化を含む研究件
❏地球温暖化による過剰死亡推定―多国間共同環境疫学研究(19H03900)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】橋爪 真弘 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (30448500)
【キーワード】地球温暖化 / 環境疫学 / グローバルヘルス / 適応 / 大気汚染 (他10件)
【概要】温暖化に対して有効な対策を取らなかった場合、2030年代には熱関連過剰死亡が世界で3万7千人余り、下痢症による過剰死亡が4万8千人余り発生すると予測されている (WHO, 2014)。本研究は、温暖化による将来の過剰死亡数をより現実的に推定するための疫学的予測モデルの開発をおこない、今世紀末までの温暖化による過剰死亡数を推定することを目的としている。 1.腸管感染症の超過死亡:将来の気候変動による...
❏バイオチャーが森林生態系の有機物堆積層の構造と機能に与える影響(18K06433)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】友常 満利 玉川大学, 農学部, 助教 (90765124)
【キーワード】バイオチャー / 炭素隔離 / 森林生態系 / 物質循環 / 地球温暖化 (他10件)
【概要】地球温暖化の効果的な対策の一つとして、森林生態系へのバイオチャー散布が注目されている。本研究では、林床へのバイオチャー散布が、表層土壌 (有機物堆積層) の構造と機能 に与える影響を評価した。その結果、バイオチャーは有機物堆積層の物理・化学・生物構造を大きく改変し、リターの分解速度を上昇させた。これは、バイオチャーとして投入された炭素量を数年で相殺すること、また分解にともない放出される栄養塩が林冠...
❏ニホンウナギの資源変動に関わる仔稚魚の来遊機構と成魚の成育環境(16H04734)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】木村 伸吾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90202043)
【キーワード】ニホンウナギ / 酸素炭素安定同位体比 / エルニーニョ / 地球温暖化 / 人為的環境改変 (他27件)
【概要】亜熱帯循環系における仔稚魚の輸送分散機構と成魚が生息する淡水汽水域における放流や人為的環境改変に焦点を当て、ニホンウナギの資源変動に対するそれらの影響のメカニズムを解明することを目的に、数値シミュレーション、行動および分布・成長調査、環境DNA調査を行った。その結果、エルニーニョ時には仔稚魚が黒潮にたどりつくまでの輸送期間が長くなる傾向にあること、河川規模が縮小しても行動範囲が極端に縮小する傾向は...
【農学】水圏応用科学:クロマグロ地球温暖化を含む研究件
❏地球温暖化による海水温上昇に伴うクロマグロの産卵海域規模の変化予測(20688009)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】北川 貴士 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教 (50431804)
【キーワード】水産学 / クロマグロ / 地球温暖化 / 飼育実験 / 数値実験 (他10件)
【概要】地球温暖化による産卵可能海域の分布や面積規模に及ぼす影響について定量的に予測するために,クロマグロ卵仔魚の飼育実験,行動計測による本種の行動生理の近縁熱帯種との比較, 50-100年後の本種の産卵海域から日本沿岸の成育海域への輸送過程の数値実験を行った.その結果,飼育実験から仔魚が高成長・高生残をもたらす水温は26付近ときわめて限られた温度域であること,行動計測より本種は体熱を環境へ放出する能力が...
❏海洋温暖化に伴うクロマグロの漁場形成変動機構の解明:摂餌海域は北偏しているか?(19380114)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】河邊 玲 長崎大学, 環東シナ海海洋環境資源研究センター, 准教授 (80380830)
【キーワード】クロマグロ / 鉛直遊泳 / シイラ / データロガー / 漁場形成 (他9件)
【概要】海洋温暖化の進行下において、シイラ等の熱帯捕食魚類の温帯海域への出現が温帯性マグロ類の分布機構に及ぼす影響について調査した。アーカイバルタグから得られた遊泳記録から、クロマグロは東シナ海で、3月には混合層内を鉛直移動していたが、4月中旬以降に温度成層が発達すると表層混合層内に滞在しており、急激な温度変化を避けるために躍層下への潜行が阻まれたものと考えられた。温暖化の進行により冬季の気温が上昇すると...
【農学】水圏応用科学:環境DNA地球温暖化を含む研究件
❏Green tide control at Great Lakes using possible grazers(19KK0273)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2025-03-31
【研究代表者】山室 真澄 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (80344208)
【キーワード】底生緑藻 / 地球温暖化 / 間隙水 / 環境DNA / 捕食者 (他10件)
【概要】今年度もコロナ禍で五大湖での現地調査を行うことができず、また底生緑藻の異常繁茂について国際学会などで意見交換することもできなかった。そこで世界の専門家とオンライン会議を頻繁に行い、議論の結果をまとめて、底生緑藻の異常繁茂の原因項目を抽出して国際誌で発表した。 原因候補項目として温暖化の影響があったので、日本で2番目に大きい湖沼である霞ヶ浦を対象に、地球温暖化によって大湖沼の湖岸域にどのような影響が...
❏ニホンウナギの資源変動に関わる仔稚魚の来遊機構と成魚の成育環境(16H04734)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】木村 伸吾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90202043)
【キーワード】ニホンウナギ / 酸素炭素安定同位体比 / エルニーニョ / 地球温暖化 / 人為的環境改変 (他27件)
【概要】亜熱帯循環系における仔稚魚の輸送分散機構と成魚が生息する淡水汽水域における放流や人為的環境改変に焦点を当て、ニホンウナギの資源変動に対するそれらの影響のメカニズムを解明することを目的に、数値シミュレーション、行動および分布・成長調査、環境DNA調査を行った。その結果、エルニーニョ時には仔稚魚が黒潮にたどりつくまでの輸送期間が長くなる傾向にあること、河川規模が縮小しても行動範囲が極端に縮小する傾向は...
【農学】水圏応用科学:水産学地球温暖化を含む研究件
❏ニホンウナギの資源変動に関わる仔稚魚の来遊機構と成魚の成育環境(16H04734)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】木村 伸吾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90202043)
【キーワード】ニホンウナギ / 酸素炭素安定同位体比 / エルニーニョ / 地球温暖化 / 人為的環境改変 (他27件)
【概要】亜熱帯循環系における仔稚魚の輸送分散機構と成魚が生息する淡水汽水域における放流や人為的環境改変に焦点を当て、ニホンウナギの資源変動に対するそれらの影響のメカニズムを解明することを目的に、数値シミュレーション、行動および分布・成長調査、環境DNA調査を行った。その結果、エルニーニョ時には仔稚魚が黒潮にたどりつくまでの輸送期間が長くなる傾向にあること、河川規模が縮小しても行動範囲が極端に縮小する傾向は...
❏地球温暖化による海水温上昇に伴うクロマグロの産卵海域規模の変化予測(20688009)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】北川 貴士 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教 (50431804)
【キーワード】水産学 / クロマグロ / 地球温暖化 / 飼育実験 / 数値実験 (他10件)
【概要】地球温暖化による産卵可能海域の分布や面積規模に及ぼす影響について定量的に予測するために,クロマグロ卵仔魚の飼育実験,行動計測による本種の行動生理の近縁熱帯種との比較, 50-100年後の本種の産卵海域から日本沿岸の成育海域への輸送過程の数値実験を行った.その結果,飼育実験から仔魚が高成長・高生残をもたらす水温は26付近ときわめて限られた温度域であること,行動計測より本種は体熱を環境へ放出する能力が...
【医歯薬学】社会医学:行動経済学地球温暖化を含む研究件
❏家計における様々な省エネルギー促進政策の経済学的検討:震災影響を考慮した実証分析(24530267)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】有村 俊秀 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (70327865)
【キーワード】省エネルギー / 地球温暖化 / 社会的規範 / 構造推定 / ピアエフェクト (他13件)
【概要】家計からの二酸化炭素削減のために省エネ行動促進の実証研究を行った。その結果、実施率に大きなばらつきがあり、実節約金額とは相関が低いということを示した。また、米国とは異なり、日本では省エネ行動の節電額の過大評価が示された。さらに、構造推計を用いて、省エネ行動における社会的規範意識の役割(ピアエフェクト)の大きさを明らかにした。エコポイントの省エネ家電製品普及効果についても検証しリバウンド効果も確認し...
❏LCAに基づく金融商品の環境パフォーマンス定量化手法の開発と活用のための制度設計(21241013)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】稲葉 敦 工学院大学, 工学部・環境エネルギー化学科, 教授 (90356494)
【キーワード】環境と社会 / 社会的責任投資 / CSR / 金融 / SRI (他18件)
【概要】本研究では、金融業、特に投資市場に着目し、環境負荷削減を効率的に行える企業に対して投資を誘導することで、環境負荷削減、企業の経済的インセンティブ、投資家利益を同時に満たす新たな環境投資指標を開発し、この指標を活用して環境負荷削減に資する制度の提案を行うことを目的として研究を実施した。研究の実施は、SRI ファンドの環境パフォーマンス評価、経済実験に基づいた投資意思決定メカニズムの解明、環境投資指標...
【医歯薬学】薬学:MRI地球温暖化を含む研究件
❏多孔質内超臨界二酸化炭素の流動現象解明に基づく長期安定型地下貯留の実現(15710052)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】末包 哲也 東京工業大学, 炭素循環エネルギー研究センター, 助教授 (30262314)
【キーワード】二酸化炭素 / 地球温暖化 / 地下貯留 / MRI / コア解析 (他8件)
【概要】平成15年度においてMRIを用いた岩石内を流動する超臨界CO_2を直接可視化できることが明らかとなった.平成16年度はこれらの知見を基に,計測の高度化を行うとともに,計測結果を基に,定量的な解釈を試みた. 第一に,平成15年度に用いたスピンエコー法による可視化手法を用いると計測時間が1分程度度と長くなり,時間分解能が足りなくなる.一方,円筒形の岩石コアに圧入されたCO_2は流れ水平面方向に均一であ...
❏環境調和と長期隔離のための実効型CO_2海洋隔離技術の開発(12555055)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】平井 秀一郎 東京工業大学, 炭素循環エネルギー研究センター, 教授 (10173204)
【キーワード】地球温暖化 / ハイドレート / MRI / 地球温暖化問題 / ハイドルート
【概要】大気中のCO_2の濃度の増加を抑制するために、火力発電所などの大量発生源から回収した液体CO_2を海洋に隔離する方策は、CO_2を注入・溶解する方法・技術によりいかに酸性化の程度を低減させ、生物影響を無視できるほど小さくするかが実用化されるかどうかのポイントとなる。本研究は、CO_2液泡群を放出する直前に液CO_2泡内に水を噴射することにより水と液体CO_2が高圧化で反応し生成されるハイドレート微...
【医歯薬学】看護学:感染症地球温暖化を含む研究件
❏将来の気候変化にともなう温帯域の感染症媒介蚊の時空間分布変化(21K12225)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介蚊 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他7件)
【概要】現在進行中でかつ将来にわたっても継続すると予測されている気候変化は、感染症を媒介する生物の活動期間や分布域を変えるので、いままで感染症の流行が少なかった温帯域でもその拡大が懸念される。ゆえに、従来からの熱帯域を対象とした疫学的研究に限らず、温帯域の生物種の特性を踏まえた生態学的研究が必要である。また、有効な感染症対策のためには、媒介生物の国・地域単位などの広域分布に加えて、都市域内の不均一な微気象...
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
【医歯薬学】看護学:相互作用地球温暖化を含む研究件
❏北極漂流横断観測による「新しい北極海」の探究(18H03745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】猪上 淳 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00421884)
【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)
【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト(MOSAiC)に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...
❏北極の温暖化増幅における季節サイクルと多圏相互作用の追究(24241009)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】猪上 淳 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00421884)
【キーワード】北極海 / 地球温暖化 / 極温暖化増幅 / 予測可能性 / 異常気象 (他15件)
【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...
【医歯薬学】看護学:環境地球温暖化を含む研究件
❏グローバル行政法の理論構築―Brexitを契機としたEU・イギリスの規制法変化―(18K01227)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中村 民雄 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (90237412)
【キーワード】自主規制 / 地球温暖化 / 認証制度 / グローバル行政法 / Brexit (他13件)
【概要】「グローバル行政法」は、国家以外の様々の形態の組織(国際組織、半官半民組織、純粋の民間主体など)が現代のグローバル経済市場に対する規制活動をしていることに着目し、公的目的の規制活動に従事する機能の点で共通と捉え、そうした非国家組織は透明性・参加・理由付き決定・審査といった公法的基準を満たすのが標準形と議論する。しかし本研究では、この議論は純粋の民間主体には不適当であることを温暖化防止目的の越境的私...
❏地球環境問題の経済分析:環境問題をめぐる利害・協調行動のゲーム論的接近と非線形動学理論に基づいた長期的観点からの環境問題対応政策に関する総合研究(12630019)
【研究テーマ】経済理論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】松本 昭夫 中央大学, 経済学部, 教授 (50149473)
【キーワード】環境 / 動学的最適化 / 再生可能資源 / 人口問題 / 非線形動学理論 (他12件)
【概要】*高次元の非線形動学システムの挙動については端緒がついたばかりであまり分析がなされていない。そこで二つの二次元非線形経済動学モデルを構築し、その動学的構造について理論的分析および数値シミュレーションによる分析を行った。 1.伝統的なクールノータイプの複占モデルは反応関数が線形のケースを分析対象としているので、産出にかんする変動は単調に定常点に収束する。しかし、需要関数に非線形要素が含まれる場合、あ...
【医歯薬学】看護学:適応地球温暖化を含む研究件
❏地球温暖化による過剰死亡推定―多国間共同環境疫学研究(19H03900)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】橋爪 真弘 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (30448500)
【キーワード】地球温暖化 / 環境疫学 / グローバルヘルス / 適応 / 大気汚染 (他10件)
【概要】温暖化に対して有効な対策を取らなかった場合、2030年代には熱関連過剰死亡が世界で3万7千人余り、下痢症による過剰死亡が4万8千人余り発生すると予測されている (WHO, 2014)。本研究は、温暖化による将来の過剰死亡数をより現実的に推定するための疫学的予測モデルの開発をおこない、今世紀末までの温暖化による過剰死亡数を推定することを目的としている。 1.腸管感染症の超過死亡:将来の気候変動による...
❏地球温暖化問題の費用負担論ー公正で実効的な制度構築をめざして(21310032)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】高村 ゆかり 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70303518)
【キーワード】地球温暖化 / 費用 / 費用負担 / 制度 / 責任 (他13件)
【概要】温暖化関連の費用負担を考える際に、 (1)温暖化対策費用、(2)適応費用、(3)温暖化起因の損害補償費用という 3 つの異なる費用を区別することができる。(1)の温暖化対策費用については、 現行の日本の国内政策も, 2020 年までの国際制度も、その負担配分を事業者や国の支払い意思に委ねている。温暖化対策費用の配分は、効率的で効果的な排出削減を世界的にもたらすようなされるべきである。市場メカニズム...