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研究分野別サイレントキーワード
「代謝」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】健康・スポーツ科学:乳酸代謝を含む研究件
❏第三世代蛍光乳酸センサーの開発(21K14738)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】那須 雄介 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60831328)
【キーワード】乳酸 / 蛍光バイオセンサー / Metabolism / 蛍光タンパク質
【概要】我々ヒトを含む多細胞生物は, 食物など外部から得られたエネルギーを細胞間で伝達することで各細胞(筋細胞, 神経細胞 etc.)の活動に必要なエネルギーを供給し, 細胞の集合体である個体としての活動を維持している. これまで長い間, 細胞間で伝達されるエネルギー物質はグルコースだとされてきた. しかしながら, 「生物の主要な細胞間エネルギー伝達物質はグルコースではなく乳酸である」というこれまでのme...
❏乳酸による細胞間エネルギー伝達を可視化する高感度蛍光乳酸センサーの開発(19K15691)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】那須 雄介 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60831328)
【キーワード】蛍光タンパク質 / 乳酸 / 蛍光バイオセンサー / タンパク質工学 / 蛍光センサー (他6件)
【概要】伝統的にエネルギー代謝の廃棄物と考えられていた乳酸が, 近年生体内でエネルギー供給(細胞間乳酸シャトル)の役割を果たしていることが明らかになりつつある。生体内における乳酸の役割をさらに詳細に検証するためには, 生体試料中の細胞外乳酸を高い時空間分解能で観察する方法が必要である。その観察方法を開発するため, 本研究ではタンパク質工学の技術を用いて, 細胞外乳酸赤色蛍光バイオセンサーを創出した。 ...
【複合領域】生活科学:老化関連疾患代謝を含む研究件
❏新規エネルギー代謝関連分子WDR6の機能解析(15K12349)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】インスリンシグナル / 老化 / 老化関連疾患 / オートファジー / カロリー制限 (他13件)
【概要】生物の老化を制御するシグナルとして、インスリンシグナルが重要な役割を担うことが知られている。我々はこれまでの研究で、インスリンシグナルの下流分子として働いているWDR6 (WD repeat protein 6)を同定した。本研究において、WDR6ノックアウトマウスをもちいた解析から、WDR6が細胞の増殖やオートファジー制御に重要な、mTORC1経路に関与していることが示唆された。このことから、W...
❏老化関連疾患の予防効果が期待される機能性食品成分の評価系構築とその応用(25282027)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】老化 / カロリー制限 / 酸化ストレス / 脂質代謝 / 機能性食品 (他17件)
【概要】動物に与える餌のカロリーを適度に制限すると、その動物は老化に伴って発症率が増加するガンなどの疾患の発症が抑制され、寿命も延長することが知られている。このカロリー制限による寿命延長効果の分子機構を明らかにし、実際に食事の量を制限することなく、その抗老化作用を発揮できるカロリー制限摸倣物を探索する実験系の構築とその応用に関する研究を行った。研究成果により、抗老化作用に重要と考えられる遺伝子群と、その発...
【複合領域】子ども学:運動代謝を含む研究件
❏代謝・マイオカイン・腸バリアに着目した骨格筋と腸の臓器相関に関する体力科学的研究(17H02176)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】青井 渉 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (60405272)
【キーワード】骨格筋 / 運動 / 腸内環境 / マイオカイン / 代謝 (他8件)
【概要】腸バリア機能,腸内細菌叢の変化と骨格筋の代謝・分泌能の関係について検討した。実験モデルマウスにおいて,腸バリア機能の破綻が耐糖能,骨格筋代謝を低下させることを示した。また,運動トレーニングを行ったマウスの腸内細菌を移植したマウスでは,骨格筋の代謝・分泌性因子が高まることを示した。一方,骨格筋代謝能の減弱したマウスでは,マイオカイン分泌能の低下とともに腸バリア機能が低下する可能性を示した。以上の結果...
❏持久性スポーツの競技力向上を目的としたファットローディング法の開発(19700528)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】一之瀬 貴 早稲田大, 人間科学学術院, 講師 (50398921)
【キーワード】運動 / 持久性 / ファットローディング / 代謝 / 脂質 (他6件)
【概要】【研究の目的】ファットローディング法は高脂肪を摂取して筋内に脂肪を貯蔵し、その脂肪を運動時のエネルギーとして有効利用する方法である。筋内への脂肪の貯蔵には筋のリポプロテインリパーゼが重要な役割を担っており、その活性は運動後に高まるが、糖質の摂取によって低下することが知られている。一方、スポーツの現揚では運動中に使われたグリコーゲンを速やかに回復することが重要なので、運動直後に糖質を摂取することは不...
【数物系科学】地球惑星科学:安定同位体代謝を含む研究件
❏化学合成・光合成微生物生態系の炭素及び硫黄安定同位体化学指標の構築(17K14412)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中川 麻悠子 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任助教 (20647664)
【キーワード】炭素同位体 / 硫黄同位体 / 微生物 / 代謝 / 炭素同位体比 (他17件)
【概要】本研究ではまず化学合成細菌・光合成細菌の純粋培養を行い、脂肪酸の炭素・水素同位体比分析を行った。硫黄同位体比に関しては硫酸還元と硫黄不均化に注目し、それぞれの四種硫黄同位体的特徴付けに取り組んだ。。 フィールド研究に関しては、コスタリカの温泉水及び堆積物分析による炭素循環解析、成層湖涌池における微生物相と炭素循環解析、モンゴルの永久凍土帯湖底堆積物試料中硫黄同位体分析による気候変動解析に携わった。...
❏外洋性魚類・鯨類を指標とした北西太平洋における水銀安定同位体比の三次元分布解析(17H04712)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】板井 啓明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (60554467)
【キーワード】水銀 / 安定同位体 / 海洋生物 / 北西太平洋 / 水銀安定同位体比 (他17件)
【概要】本研究では、北西太平洋で捕獲された海洋大型生物中の水銀安定同位体比を計測することで、当海域における水銀動態解析に応用するとともに、水銀安定同位体比の生態研究に対する応用性を評価した。具体的には、(1)北西太平洋各地域から採取されたカツオ中水銀安定同位体比のバリエーションと変動要因解析、(2)Mass balance modelカツオへの水銀蓄積速度の解析、(3)海棲哺乳類への水銀濃縮機構の解析、を...
❏安定同位体をトレーサーとしたヒラメ変態期の生体物質・エネルギー代謝(09760174)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】青木 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (50270898)
【キーワード】ヒラメ / 変態 / 安定同位体 / 代謝
【概要】はじめに、仔稚魚の生体物質・エネルギー代謝の測定に安定同位体をトレーサーとして使う実験方法の確立を試みた。タンパク質と脂肪の代謝を測定するため、^<13>Cと^<15>Nによる二重標識をおこなった。無機態の^<13>Cと^<15>Nを植物プランクトンに取り込ませ、それを餌に3日以上飼育した動物プランクトンを仔稚魚に与えることにより、トレーサーの同位体...
【化学】複合化学:蛍光バイオセンサー代謝を含む研究件
❏第三世代蛍光乳酸センサーの開発(21K14738)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】那須 雄介 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60831328)
【キーワード】乳酸 / 蛍光バイオセンサー / Metabolism / 蛍光タンパク質
【概要】我々ヒトを含む多細胞生物は, 食物など外部から得られたエネルギーを細胞間で伝達することで各細胞(筋細胞, 神経細胞 etc.)の活動に必要なエネルギーを供給し, 細胞の集合体である個体としての活動を維持している. これまで長い間, 細胞間で伝達されるエネルギー物質はグルコースだとされてきた. しかしながら, 「生物の主要な細胞間エネルギー伝達物質はグルコースではなく乳酸である」というこれまでのme...
❏乳酸による細胞間エネルギー伝達を可視化する高感度蛍光乳酸センサーの開発(19K15691)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】那須 雄介 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60831328)
【キーワード】蛍光タンパク質 / 乳酸 / 蛍光バイオセンサー / タンパク質工学 / 蛍光センサー (他6件)
【概要】伝統的にエネルギー代謝の廃棄物と考えられていた乳酸が, 近年生体内でエネルギー供給(細胞間乳酸シャトル)の役割を果たしていることが明らかになりつつある。生体内における乳酸の役割をさらに詳細に検証するためには, 生体試料中の細胞外乳酸を高い時空間分解能で観察する方法が必要である。その観察方法を開発するため, 本研究ではタンパク質工学の技術を用いて, 細胞外乳酸赤色蛍光バイオセンサーを創出した。 ...
【生物学】生物学:卵黄代謝を含む研究件
❏脊椎動物の胚における卵黄代謝機構の進化(21K19276)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【研究代表者】古川 史也 北里大学, 海洋生命科学部, 講師 (80750281)
【キーワード】卵黄 / 代謝 / 糖質 / 脊椎動物 / 進化
【概要】本研究では、卵黄を用いた糖代謝が脊椎動物の進化の過程でどのように変化していったのかを、コチョウザメ、ネッタイツメガエル、ウズラ、およびトラザメを用いて検討している。今年度は、コチョウザメ、ネッタイツメガエル、およびトラザメにおいて、糖質の合成(糖新生)に関与する遺伝子の発現を調べた。コチョウザメにおいては、卵黄を豊富に含む大型の細胞群が卵黄嚢に収容された状態で発生が進むが、この卵黄嚢の中で糖新生関...
❏栄養環境刺激がメダカの精子および次世代初期胚へもたらすエピゲノム変化の解析(19K16036)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】井上 雄介 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (50814448)
【キーワード】高脂肪食 / 卵成熟 / 卵黄 / 次世代 / エピジェネティクス (他8件)
【概要】本研究では、ゲノム科学の優れたモデル生物であるメダカを用い、親個体に対する高脂肪食投与が生殖細胞および次世代個体にどのような変化をもたらすかを明らかにすることを目指す。当初は父親個体に対する高脂肪食(High-fat diet : HFD)投与の影響を解析していたが、次世代個体にほとんど変化が生じなかったため、2020年度より母親個体に対する高脂肪食投与に実験系を切り替えている。 2020年度まで...
【生物学】生物学:糖脂質代謝代謝を含む研究件
❏近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチー原因遺伝子産物の発現調節と代謝異常への関与(26670451)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / TFG / インスリン / 糖・脂質代謝 (他6件)
【概要】我々は、PTENに結合するタンパクを網羅的に同定する過程でTFGを同定した。培養細胞ではTFGを過剰発現することで、細胞内PIP3の量が増加した。しかし、一方、TFGは近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチーの原因遺伝子であり、この疾患では高率に糖尿病を合併する。そこで、我々は、TFGの神経および代謝における役割を明らかにするために、臓器特異的なTFG KOマウスの作成を行った。全身的なTFG KO...
❏ヒストン脱メチル化酵素Jmjd1aによる糖脂質代謝調節(21687013)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】稲垣 毅 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (10507825)
【キーワード】エピゲノム / ヒストン脱メチル化酵素 / Jmjd1a / 糖脂質代謝調節 / ヒストン (他16件)
【概要】Jmjd1aは、転写の発現抑制に関与するエピジェネティックな標識であるヒストンH3の9番目のリジンのメチル化修飾を外す酵素である。我々は、Jmjd1aのノックアウト(KO)マウスが肥満や糖脂質代謝異常をきたすことを発見して報告した。さらに、遺伝子発現解析を行うとともに、独自に作製したクローン化Jmjd1a抗体を用いてクロマチン免疫沈降とショットガンプロテオミクスを行った。その結果、KOマウスや新規...
【生物学】生物学:組織間相互作用代謝を含む研究件
❏0702:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】組織修復
【研究期間】組織間相互作用
【研究代表者】トリプトファン代謝
【キーワード】ショウジョウバエ
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理解には未だ至っていない。...
❏組織修復を制御する体内環境受容システムの解明(19K16136)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織再生 / ショウジョウバエ / GPCR / タキキニン / 組織修復 (他12件)
【概要】本研究では、組織修復に寄与する体内環境受容システムの解明を目的とした。これまでに遠隔的な再生制御が明らかになってきたが、どのように体内環境が受容されるかについての研究は進められていなかった。そこで、ショウジョウバエ翅成虫原基の修復に寄与するGPCRスクリーニングを行なった。結果、哺乳類タキキニン受容体のオーソログであるTkR86Cが再生に寄与することが判明した。神経における高い発現が見られたことか...
❏体内環境受容システムを介した組織修復制御機構の解明(18H06064)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2018-08-24 - 2020-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織修復 / 組織間相互作用 / トリプトファン代謝 / ショウジョウバエ / GPCR (他7件)
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な生命現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御するメカニズムが存在することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理...
【生物学】生物学:キヌレニン代謝を含む研究件
❏メタボライトと神経細胞を基軸とした遠隔的組織修復制御機構の解明(21K15100)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織修復 / 組織間相互作用 / キヌレニン / ショウジョウバエ / 代謝 (他6件)
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理解には未だ至っていない。...
❏組織修復を制御する体内環境受容システムの解明(19K16136)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織再生 / ショウジョウバエ / GPCR / タキキニン / 組織修復 (他12件)
【概要】本研究では、組織修復に寄与する体内環境受容システムの解明を目的とした。これまでに遠隔的な再生制御が明らかになってきたが、どのように体内環境が受容されるかについての研究は進められていなかった。そこで、ショウジョウバエ翅成虫原基の修復に寄与するGPCRスクリーニングを行なった。結果、哺乳類タキキニン受容体のオーソログであるTkR86Cが再生に寄与することが判明した。神経における高い発現が見られたことか...
【生物学】生物学:トリプトファン代謝代謝を含む研究件
❏組織修復を制御する体内環境受容システムの解明(19K16136)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織再生 / ショウジョウバエ / GPCR / タキキニン / 組織修復 (他12件)
【概要】本研究では、組織修復に寄与する体内環境受容システムの解明を目的とした。これまでに遠隔的な再生制御が明らかになってきたが、どのように体内環境が受容されるかについての研究は進められていなかった。そこで、ショウジョウバエ翅成虫原基の修復に寄与するGPCRスクリーニングを行なった。結果、哺乳類タキキニン受容体のオーソログであるTkR86Cが再生に寄与することが判明した。神経における高い発現が見られたことか...
❏体内環境受容システムを介した組織修復制御機構の解明(18H06064)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2018-08-24 - 2020-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織修復 / 組織間相互作用 / トリプトファン代謝 / ショウジョウバエ / GPCR (他7件)
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な生命現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御するメカニズムが存在することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理...
【生物学】基礎生物学:オルガネラ代謝を含む研究件
❏新規内部共生オルガネラの解明(17K19416)
【研究テーマ】細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】野崎 智義 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60198588)
【キーワード】進化 / オルガネラ / ミトコンドリア / 代謝 / 内部共生
【概要】細菌内部共生による真核生物のオルガネラはミトコンドリアと色素体でのみ確認され多様な進化を辿っている。嫌気環境に適応し、そのミトコンドリアが高度に変異した赤痢アメーバのマイトソームと他のオルガネラとの相互作用を担う機能未知の膜タンパク質の機能の解明を通じて特殊進化の謎の解明を目指した。膜貫通ドメインを有するETMP1を同定した。更にETMP1と結合するEHDドメインをもつ新規タンパク質を同定した。細...
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
【生物学】基礎生物学:シアノバクテリア代謝を含む研究件
❏クロロフィル蛍光による細胞内代謝推定システムの構築(16H04809)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】園池 公毅 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30226716)
【キーワード】光合成 / クロロフィル蛍光 / 微小吸収変化 / 電子伝達 / レドックス (他18件)
【概要】クロロフィルが発する蛍光は、生物試料に光を照射するだけで測定可能であるため、非破壊的な光合成測定の技術の一つとして広く用いられている。本研究においては、クロロフィル蛍光とその他の測定手法を組み合わせることにより、クロロフィル蛍光の時系列変化に理論的な枠組みを与え、蛍光変化から代謝の状態を推定するシステムを作ることを最終的な目的とした。研究の結果、クロロフィル蛍光と代謝の相互作用の接点は、プラストキ...
❏クロロフィル蛍光を用いた新規薬剤スクリーニング法の開発(23657041)
【研究テーマ】植物分子生物・生理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】園池 公毅 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30226716)
【キーワード】クロロフィル蛍光 / 薬剤スクリーニング / シアノバクテリア / 代謝 / 光合成 (他12件)
【概要】医薬・農薬などを新規に開発するために、さまざまな化学物質の生理機能活性をスクリーニングする新規な方法を開発することを目的として研究を行った。単細胞の光合成生物であるシアノバクテリアを材料として用い、光合成生物が持つクロロフィルの蛍光を利用することにより、さまざまな薬剤が細胞内の代謝系に及ぼす影響を解析した。その結果、細胞内の中間代謝産物を添加した場合に、代謝系によってその応答が異なることが明らかと...
【生物学】基礎生物学:光合成代謝を含む研究件
❏クロロフィル蛍光による細胞内代謝推定システムの構築(16H04809)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】園池 公毅 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30226716)
【キーワード】光合成 / クロロフィル蛍光 / 微小吸収変化 / 電子伝達 / レドックス (他18件)
【概要】クロロフィルが発する蛍光は、生物試料に光を照射するだけで測定可能であるため、非破壊的な光合成測定の技術の一つとして広く用いられている。本研究においては、クロロフィル蛍光とその他の測定手法を組み合わせることにより、クロロフィル蛍光の時系列変化に理論的な枠組みを与え、蛍光変化から代謝の状態を推定するシステムを作ることを最終的な目的とした。研究の結果、クロロフィル蛍光と代謝の相互作用の接点は、プラストキ...
❏クロロフィル蛍光を用いた新規薬剤スクリーニング法の開発(23657041)
【研究テーマ】植物分子生物・生理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】園池 公毅 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30226716)
【キーワード】クロロフィル蛍光 / 薬剤スクリーニング / シアノバクテリア / 代謝 / 光合成 (他12件)
【概要】医薬・農薬などを新規に開発するために、さまざまな化学物質の生理機能活性をスクリーニングする新規な方法を開発することを目的として研究を行った。単細胞の光合成生物であるシアノバクテリアを材料として用い、光合成生物が持つクロロフィルの蛍光を利用することにより、さまざまな薬剤が細胞内の代謝系に及ぼす影響を解析した。その結果、細胞内の中間代謝産物を添加した場合に、代謝系によってその応答が異なることが明らかと...
【生物学】人類学:進化代謝を含む研究件
❏脊椎動物の胚における卵黄代謝機構の進化(21K19276)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【研究代表者】古川 史也 北里大学, 海洋生命科学部, 講師 (80750281)
【キーワード】卵黄 / 代謝 / 糖質 / 脊椎動物 / 進化
【概要】本研究では、卵黄を用いた糖代謝が脊椎動物の進化の過程でどのように変化していったのかを、コチョウザメ、ネッタイツメガエル、ウズラ、およびトラザメを用いて検討している。今年度は、コチョウザメ、ネッタイツメガエル、およびトラザメにおいて、糖質の合成(糖新生)に関与する遺伝子の発現を調べた。コチョウザメにおいては、卵黄を豊富に含む大型の細胞群が卵黄嚢に収容された状態で発生が進むが、この卵黄嚢の中で糖新生関...
❏新規内部共生オルガネラの解明(17K19416)
【研究テーマ】細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】野崎 智義 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60198588)
【キーワード】進化 / オルガネラ / ミトコンドリア / 代謝 / 内部共生
【概要】細菌内部共生による真核生物のオルガネラはミトコンドリアと色素体でのみ確認され多様な進化を辿っている。嫌気環境に適応し、そのミトコンドリアが高度に変異した赤痢アメーバのマイトソームと他のオルガネラとの相互作用を担う機能未知の膜タンパク質の機能の解明を通じて特殊進化の謎の解明を目指した。膜貫通ドメインを有するETMP1を同定した。更にETMP1と結合するEHDドメインをもつ新規タンパク質を同定した。細...
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
【総合理工】応用物理学:質量分析代謝を含む研究件
❏糖尿病性腎症の局所インビボメタボロミクス解析及び代謝変容をターゲットとした治療(16K07203)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久保 亜紀子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (50455573)
【キーワード】イメージング質量分析 / メタボロミクス / 代謝 / 糖尿病性腎症 / メタボローム (他7件)
【概要】この研究の目的は糖尿病性腎症の発症過程を組織レベルでのエネルギー代謝の面から評価し、代謝介入による治療法を見いだすことにある。我々はマウスモデルを用いて、キャピラリー電気泳動質量分析による定量とイメージング質量分析を組み合わせた方法でエネルギー代謝を可視化する方法を確立し、モデル動物と正常動物の比較を行った。この方法で部位別のエネルギー代謝を比較したところ、エネルギー代謝が分解方向にシフトしている...
❏Imaging Mass-spectrometryの癌領域での臨床応用へ向けて(15K14398)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】安田 浩之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70365261)
【キーワード】癌 / 血管新生阻害薬 / 代謝 / Mass-spectrometry / 肺癌 (他7件)
【概要】癌患者の予後は依然不良で、その改善のためには多方面から癌医療を改善する必要がある。Imaging Mass-spectrometry (MS)は、組織切片内の各局在部位(ピクセル)での標的分子を質量分析器を用いて網羅的に定量し、それを「可視化」することができる最新の工学的technologyです。本研究の中で我々は、血管新生阻害薬が癌細胞にどのような影響を与えるかを明らかにしました。Imaging...
【工学】総合工学:酸化代謝を含む研究件
❏魚類の還元的カロテノイド代謝に関わる新奇酵素の探索(16K14982)
【研究テーマ】水圏生命科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡田 茂 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00224014)
【キーワード】カロテノイド / 魚類 / 代謝 / 酵素 / 還元 (他6件)
【概要】一部の魚類は、アスタキサンチンという赤色カロテノイドを、ゼアキサンチンやルテインという黄色カロテノイドへと還元的に変換し、蓄積する代謝経路を有している。本研究では、この魚類におけるカロテノイドの還元的代謝に関与する酵素を明らかにすることを試みた。当該酵素の基質特異性に関する知見を得るため、ヒメダカ(Oryzias latipes)に対し、アスタキサンチンの三種立体異性体を個別に投与したところ、いず...
❏医薬化学への高度利用化を目指したシトクロムp450機能性触媒の創製(07407079)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】樋口 恒彦 (1996-1997) 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (50173159)
【キーワード】シトクロム p450 / ルテニウム / ポルフィリン / チオレート / 不斉 (他20件)
【概要】本研究は、シトクロムp-450の機能を化学的にシミュレートした人工酸素系の構築と、医薬化学への種々の応用を行うことの2つを目的としており、本年度は以下のような研究成果を得ている。 I.これまで開発を行ってきたルテニウムポルフィリン-ピリジンN-オキシド誘導体系に関し、より詳細な検討を行った。すなわち触媒であるポルフィリン側に電子吸引性基や電子供与性基を導入したもの、金属近傍に立体障害となる基を導入...
【工学】総合工学:エネルギー代謝を含む研究件
❏萌芽研究-アミノ酸は魚類のエネルギー代謝中核物質か?(23658174)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】潮 秀樹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50251682)
【キーワード】アミノ酸 / 代謝 / 魚類 / エネルギー
【概要】ゼブラフィッシュのGLP-1のアミノ酸配列について得られた抗血清を用いたウェスタンブロッティングを行ったが,いずれの試料からも陽性反応が認められなかった.本研究期間内では,残念ながらGLP-1陽性細胞の特定には至らなかった.アミノ酸への応答を明らかにするために,ゼブラフィッシュにLys欠飼料を投与したところ,肝臓から筋肉への脂質の移行が起こることが明らかとなり,少なくとも魚類では摂取したアミノ酸が...
❏持久性スポーツの競技力向上を目的としたファットローディング法の開発(19700528)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】一之瀬 貴 早稲田大, 人間科学学術院, 講師 (50398921)
【キーワード】運動 / 持久性 / ファットローディング / 代謝 / 脂質 (他6件)
【概要】【研究の目的】ファットローディング法は高脂肪を摂取して筋内に脂肪を貯蔵し、その脂肪を運動時のエネルギーとして有効利用する方法である。筋内への脂肪の貯蔵には筋のリポプロテインリパーゼが重要な役割を担っており、その活性は運動後に高まるが、糖質の摂取によって低下することが知られている。一方、スポーツの現揚では運動中に使われたグリコーゲンを速やかに回復することが重要なので、運動直後に糖質を摂取することは不...
【総合生物】ゲノム科学:PHD代謝を含む研究件
❏水酸化オミクス解析を駆使した低酸素応答による代謝制御機構の全貌解明(16H04723)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20593966)
【キーワード】低酸素 / 水酸化 / プロリン / HIF / PHD (他13件)
【概要】我々の身体の細胞内には酸素添加酵素 (oxygenase)が多数存在する。それぞれ酸素に対するKm値にこそ差はあるものの、酸素濃度が低下するとこれら酸素添加酵素の活性は低下する。そのなかでも低酸素による活性の低下が良く研究されている水酸化酵素に着目し、細胞内の水酸化状態を定量することにより低酸素応答そのものを定量・評価・把握する、すなわち「ヒドロキシオームの解析」を本研究の目標とした。質量分析器を...
❏低酸素応答のメタボローム解析から新しい虚血再潅流傷害治療法の開発へ(23310136)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20593966)
【キーワード】hypoxia / metabolomics / HIF / PHD / iscemia (他13件)
【概要】Phd2を失活させて低酸素応答が全身で活性化したマウスでは、対照群と比較して心筋梗塞モデルにおける梗塞巣が優位に縮小しており、心機能も保持されていることが確認された。そこで、Phd2が失活した心筋組織において、虚血再灌流傷害軽減に貢献した代謝メカニズムの解明を試みた。その結果、『PHD2を失活させることにより活性化された低酸素応答によって、ミトコンドリアによる酸化的リン酸化から解糖系に代謝システム...
【総合生物】生体分子化学:体内環境代謝を含む研究件
❏組織修復を制御する体内環境受容システムの解明(19K16136)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織再生 / ショウジョウバエ / GPCR / タキキニン / 組織修復 (他12件)
【概要】本研究では、組織修復に寄与する体内環境受容システムの解明を目的とした。これまでに遠隔的な再生制御が明らかになってきたが、どのように体内環境が受容されるかについての研究は進められていなかった。そこで、ショウジョウバエ翅成虫原基の修復に寄与するGPCRスクリーニングを行なった。結果、哺乳類タキキニン受容体のオーソログであるTkR86Cが再生に寄与することが判明した。神経における高い発現が見られたことか...
❏体内環境受容システムを介した組織修復制御機構の解明(18H06064)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2018-08-24 - 2020-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織修復 / 組織間相互作用 / トリプトファン代謝 / ショウジョウバエ / GPCR (他7件)
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な生命現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御するメカニズムが存在することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理...
【総合生物】生体分子化学:毒性発現代謝を含む研究件
❏化学物質人体影響の定量的評価のための複合細胞培養システムの開発研究(11450310)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 講師 (00235128)
【キーワード】モデル小腸膜 / モデル肝組織 / 複合細胞培養 / 代謝活性化 / 極性輸送 (他14件)
【概要】まず,市販の膜型培養器を用い,モデル小腸膜(ヒト大腸ガン由来Caco-2細胞)とモデル標的臓器細胞(ヒト正常二倍体線維芽細胞TIG-1)からなる簡便な静置型二層培養システムを開発した.4つのモデル化学物質について,TIG-1細胞増殖阻害で定義されるED50値は,二層培養では単層培養(Caco-2膜無し)と比較して,経口吸収率を反映して高濃度側に変化し,Caco-2膜を導入することで,毒性発現におけ...
❏環境汚染物質の人体影響評価のための簡易模擬人体システムの開発に関する基礎研究(08878072)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】鈴木 基之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10011040)
【キーワード】人体影響評価 / 模擬人体 / 水質評価 / バイオアッセイ / 動物細胞培養 (他13件)
【概要】現在、環境水等の水質評価は個々の化学物質の濃度に基づいて行われているが、化学物質に対する生物の応答によって人体や生態系への影響を評価しようとするバイオアッセイと呼ばれる手法が注目されている。この手法は無数の環境汚染物質の総括的な人体影響を評価できる点で有利とされている。本研究は、体内への搾取、体内での代謝等をも再現することの可能な簡易模擬人体システムを構築し、より人体に近い動物細胞複合培養系による...
【農学】生産環境農学:クロロフィル蛍光代謝を含む研究件
❏クロロフィル蛍光による細胞内代謝推定システムの構築(16H04809)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】園池 公毅 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30226716)
【キーワード】光合成 / クロロフィル蛍光 / 微小吸収変化 / 電子伝達 / レドックス (他18件)
【概要】クロロフィルが発する蛍光は、生物試料に光を照射するだけで測定可能であるため、非破壊的な光合成測定の技術の一つとして広く用いられている。本研究においては、クロロフィル蛍光とその他の測定手法を組み合わせることにより、クロロフィル蛍光の時系列変化に理論的な枠組みを与え、蛍光変化から代謝の状態を推定するシステムを作ることを最終的な目的とした。研究の結果、クロロフィル蛍光と代謝の相互作用の接点は、プラストキ...
❏クロロフィル蛍光を用いた新規薬剤スクリーニング法の開発(23657041)
【研究テーマ】植物分子生物・生理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】園池 公毅 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30226716)
【キーワード】クロロフィル蛍光 / 薬剤スクリーニング / シアノバクテリア / 代謝 / 光合成 (他12件)
【概要】医薬・農薬などを新規に開発するために、さまざまな化学物質の生理機能活性をスクリーニングする新規な方法を開発することを目的として研究を行った。単細胞の光合成生物であるシアノバクテリアを材料として用い、光合成生物が持つクロロフィルの蛍光を利用することにより、さまざまな薬剤が細胞内の代謝系に及ぼす影響を解析した。その結果、細胞内の中間代謝産物を添加した場合に、代謝系によってその応答が異なることが明らかと...
【農学】生産環境農学:ポリフェノール代謝を含む研究件
❏脳腸軸を介し脳を活性化するポリフェノールの探索(19K22798)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】小林 彰子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (90348144)
【キーワード】ポリフェノール / 脳機能 / バイオアベイラビリティ / ロスマリン酸 / 体内分布 (他9件)
【概要】経口投与後各臓器に含まれるRA, およびその代謝物であるカフェ酸(CAA), フェルラ酸(FA), クマル酸, ヒドロ-m-クマリン酸, ロスマリン酸メチル(RM)をLC-MS/MSを用いて測定した。血漿中ではRA, CAA, FAのみが検出され, RA濃度が最も高かった。脳ではRAがほとんど検出されなかった一方, CAA, FAが検出された。肝臓や腎臓ではRA, CAA, FA, RMが検出され...
❏老化関連疾患の予防効果が期待される機能性食品成分の評価系構築とその応用(25282027)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】老化 / カロリー制限 / 酸化ストレス / 脂質代謝 / 機能性食品 (他17件)
【概要】動物に与える餌のカロリーを適度に制限すると、その動物は老化に伴って発症率が増加するガンなどの疾患の発症が抑制され、寿命も延長することが知られている。このカロリー制限による寿命延長効果の分子機構を明らかにし、実際に食事の量を制限することなく、その抗老化作用を発揮できるカロリー制限摸倣物を探索する実験系の構築とその応用に関する研究を行った。研究成果により、抗老化作用に重要と考えられる遺伝子群と、その発...
【農学】動物生命科学:摂食行動代謝を含む研究件
❏雑食性昆虫における栄養分選好性行動の代謝系および内分泌系による調節機構の解明(19H02967)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】永田 晋治 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (40345179)
【キーワード】昆虫 / 摂食行動 / 内分泌 / 共食い行動 / 脂質 (他9件)
【概要】本研究では、雑食性のフタホシコオロギで、栄養分選好性を分子レベルで探究した。期間内には、以下の成果を得た。①NPF、インスリン様ペプチド、AKHが、脂質生合成経路と連携し行動調節していることが分かった。②栄養分のセンサーである側心体のRNA-Sequencing解析により、AKHを中心とした内分泌ネットワークを明らかにした。③食性を特徴づける餌成分として、脂質が重要であることが分かったが、化学構造...
❏中枢機能を利用した哺乳動物の病体制御に関する研究(08306016)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】高橋 迪雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30011943)
【キーワード】視床下部 / 摂食行動 / 代謝 / 糖尿病 / 肥満 (他8件)
【概要】本研究の主要な目的は,視床下部による代謝と摂食の制御機構の神経機序を追究することで,肥満,糖尿病,摂食異常などの病態を制御するとともに,脂肪蓄積や体成長を中枢性に制御する方法論の基礎を確立することである.このために,我々が既に作出しているヒト成長ホルモン遺伝子導入形質転換ラットに加えて,新たにヒト成長ホルモン受容体遺伝子,ならびに摂食・代謝制御に関わる遺伝子として同定されたobese(ob)遺伝子...
❏アンチセンス・オリゴヌクレオチドを用いる代謝の中枢性制御法の開発(07506004)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】高橋 迪雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30011943)
【キーワード】アンチセンス・オリゴヌクレオチド / 視床下部 / 代謝 / 摂食行動 / 肥満 (他9件)
【概要】本研究においては,GABA合成酸素(GAD)遺伝子に対するアンチセンスDNAの効果の解析を主として行った.GADにはGAD65とGAD67のアイソザイムがあり,別個の遺伝子によりコードされている.それぞれの遺伝子の開始コドンを含む15塩基のアンチセンスDNAを作成し,ラットの視床下部腹内側核に新たに開発したHVJ-リボゾーム法により投与したところ,摂食量,体重が有意に抑制され,一方行動量が増加する...
【農学】動物生命科学:固形腫瘍代謝を含む研究件
❏TIL療法の限界を克服する~メトホルミンを用いた代謝調節によるT細胞若返りの試み(19K22362)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】中川 貴之 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40447363)
【キーワード】犬 / 固形腫瘍 / 腫瘍免疫 / T細胞 / 代謝 (他12件)
【概要】固形腫瘍組織内には、腫瘍細胞を認識する抗腫瘍T細胞が存在するが、様々な要因により、T細胞機能が抑制され、抗腫瘍応答が阻害されている。本研究では、腫瘍細胞や免疫細胞が過剰発現するIDOと呼ばれるアミノ酸代謝酵素に着目し、その阻害による抗腫瘍応答増強作用を検証した。その結果、犬膀胱癌や腫瘍浸潤免疫細胞において、IDOの高発現を認めること、IDO阻害薬により犬T細胞の抗腫瘍応答が増強されることを発見した...
❏腫瘍と免疫細胞の対峙を代謝で読み解く腫瘍微小環境研究(18H04033)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鵜殿 平一郎 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (50260659)
【キーワード】腫瘍浸潤CD8T細胞 / IFNg / 解糖系 / 酸化的リン酸化 / がん細胞 (他18件)
【概要】メトホルミンにより活性化される腫瘍浸潤CD8T細胞(CD8TIL)におけるNrf2およびp62分子の役割を、Nrf2コンディショナルKOマウス、さらにp62コンディショナルKOマウスを用いて明らかにした。これらのKOマウスにおいては、メトホルミン+抗PD-1抗体治療にもかかわらず腫瘍は増大を続けた。CD8TILのフローサイトメータによる解析の結果、mTORC1の下流分子pS6, 細胞増殖マーカーK...
【農学】水圏応用科学:微生物代謝を含む研究件
❏化学合成・光合成微生物生態系の炭素及び硫黄安定同位体化学指標の構築(17K14412)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中川 麻悠子 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任助教 (20647664)
【キーワード】炭素同位体 / 硫黄同位体 / 微生物 / 代謝 / 炭素同位体比 (他17件)
【概要】本研究ではまず化学合成細菌・光合成細菌の純粋培養を行い、脂肪酸の炭素・水素同位体比分析を行った。硫黄同位体比に関しては硫酸還元と硫黄不均化に注目し、それぞれの四種硫黄同位体的特徴付けに取り組んだ。。 フィールド研究に関しては、コスタリカの温泉水及び堆積物分析による炭素循環解析、成層湖涌池における微生物相と炭素循環解析、モンゴルの永久凍土帯湖底堆積物試料中硫黄同位体分析による気候変動解析に携わった。...
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
【農学】水圏応用科学:魚類代謝を含む研究件
❏安定同位体を用いた魚類の回遊・代謝の高時間解像度指標の開発(19F19397)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2019-11-08 - 2022-03-31
【研究代表者】白井 厚太朗 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70463908)
【キーワード】回遊 / 代謝 / 同位体 / 魚類 / 耳石 (他7件)
【概要】2021年度は血液や筋肉の水分の酸素炭素同位体比の生理・行動指標としての有用性の検証のため,ニホンウナギを塩分を変化させながら飼育し,飼育水の塩分(飼育水の酸素同位体比)の変化に対して,血液中や筋肉中の酸素同位体比がどのように変化するのかを検証した.また,筋肉と血液の酸素同位体比の精密な比較を行った.ニホンウナギを水槽で約2ヶ月間飼育し,淡水から海水へ,その後海水から淡水へ変化させていき,血液の水...
❏魚類の還元的カロテノイド代謝に関わる新奇酵素の探索(16K14982)
【研究テーマ】水圏生命科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡田 茂 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00224014)
【キーワード】カロテノイド / 魚類 / 代謝 / 酵素 / 還元 (他6件)
【概要】一部の魚類は、アスタキサンチンという赤色カロテノイドを、ゼアキサンチンやルテインという黄色カロテノイドへと還元的に変換し、蓄積する代謝経路を有している。本研究では、この魚類におけるカロテノイドの還元的代謝に関与する酵素を明らかにすることを試みた。当該酵素の基質特異性に関する知見を得るため、ヒメダカ(Oryzias latipes)に対し、アスタキサンチンの三種立体異性体を個別に投与したところ、いず...
❏萌芽研究-アミノ酸は魚類のエネルギー代謝中核物質か?(23658174)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】潮 秀樹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50251682)
【キーワード】アミノ酸 / 代謝 / 魚類 / エネルギー
【概要】ゼブラフィッシュのGLP-1のアミノ酸配列について得られた抗血清を用いたウェスタンブロッティングを行ったが,いずれの試料からも陽性反応が認められなかった.本研究期間内では,残念ながらGLP-1陽性細胞の特定には至らなかった.アミノ酸への応答を明らかにするために,ゼブラフィッシュにLys欠飼料を投与したところ,肝臓から筋肉への脂質の移行が起こることが明らかとなり,少なくとも魚類では摂取したアミノ酸が...
【医歯薬学】基礎医学:膜ドメイン代謝を含む研究件
❏脂質輸送-脂質代謝連関による膜ドメイン機能の制御機構とその腫瘍生物学的意義の解明(16K08618)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山内 祥生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00444878)
【キーワード】脂質代謝 / 細胞内輸送 / コレステロール / スフィンゴ脂質 / 細胞内脂質輸送 (他12件)
【概要】細胞膜ドメインはがん細胞の悪性形質発現に極めて重要な役割を果たしているが、その機能調節機構に関する知見は乏しい。本研究課題では、脂質輸送と脂質代謝の連関を明らかにするとともに、脂質代謝変化が膜ドメイン機能に与える影響を解析した。その結果、コレステロールやスフィンゴ脂質の細胞内輸送が、脂質合成や細胞膜ドメイン機能を調節していることが示され、これらの連関ががん細胞の悪性形質の発現に関与していることを明...
❏細胞膜ドメイン機能を制御するシグナル及び代謝基盤の解明(25460385)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山内 祥生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (00444878)
【キーワード】膜ドメイン / 脂質代謝 / シグナル / がん / シグナル伝達 (他10件)
【概要】細胞膜ドメイン(脂質ラフト)はがん細胞の悪性形質など細胞機能の発現に極めて重要な役割を果たしている。そのため、細胞膜ドメイン機能の制御機構を解明することはがん細胞の悪性形質増強のメカニズムを理解し、悪性腫瘍に対する新しい治療戦略を開発する上で重要である。本研究課題において、我々は脂質代謝を制御する転写因子SREBPががん細胞の細胞膜ドメイン機能や悪性形質を制御する因子として極めて重要な役割を果たし...
【医歯薬学】基礎医学:酸化的りん酸化代謝を含む研究件
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏腫瘍と免疫細胞の対峙を代謝で読み解く腫瘍微小環境研究(18H04033)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鵜殿 平一郎 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (50260659)
【キーワード】腫瘍浸潤CD8T細胞 / IFNg / 解糖系 / 酸化的リン酸化 / がん細胞 (他18件)
【概要】メトホルミンにより活性化される腫瘍浸潤CD8T細胞(CD8TIL)におけるNrf2およびp62分子の役割を、Nrf2コンディショナルKOマウス、さらにp62コンディショナルKOマウスを用いて明らかにした。これらのKOマウスにおいては、メトホルミン+抗PD-1抗体治療にもかかわらず腫瘍は増大を続けた。CD8TILのフローサイトメータによる解析の結果、mTORC1の下流分子pS6, 細胞増殖マーカーK...
【医歯薬学】基礎医学:記憶T細胞代謝を含む研究件
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏Stem Cell Memory T細胞の創出と応用(16K15292)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】腫瘍免疫 / メモリーT細胞 / 疲弊化 / Notch / 分化制御 (他17件)
【概要】最近、新規メモリーT細胞サブセットである幹細胞メモリーT(Tscm)細胞が発見され、新たなT細胞移入療法の素材として注目されている。Tscm細胞は長命で抗原刺激に応答して急速に増殖し、多数のエフェクターT細胞を産生する。我々はヒト末梢血よりEBウイルスや腫瘍抗原特異的T細胞を増幅させたのち、ヒトNotch-ligand, hDLL1を発現するOP9細胞と共培養することにより、エフェクターT細胞をT...
【医歯薬学】内科系臨床医学:メモリーT細胞代謝を含む研究件
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏Stem Cell Memory T細胞の創出と応用(16K15292)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】腫瘍免疫 / メモリーT細胞 / 疲弊化 / Notch / 分化制御 (他17件)
【概要】最近、新規メモリーT細胞サブセットである幹細胞メモリーT(Tscm)細胞が発見され、新たなT細胞移入療法の素材として注目されている。Tscm細胞は長命で抗原刺激に応答して急速に増殖し、多数のエフェクターT細胞を産生する。我々はヒト末梢血よりEBウイルスや腫瘍抗原特異的T細胞を増幅させたのち、ヒトNotch-ligand, hDLL1を発現するOP9細胞と共培養することにより、エフェクターT細胞をT...
【医歯薬学】内科系臨床医学:CE-MS代謝を含む研究件
❏メタボロ-ム解析を用いた膵神経内分泌腫瘍の病態解明(21K07193)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】岡野 圭一 香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (20314916)
【キーワード】膵神経内分泌腫瘍 / メタボローム解析 / 代謝 / 遺伝子解析 / CE-MS
【概要】膵神経内分泌腫瘍は膵腫瘍として2 番目に多く、人口10 万あたりの年間有病患者数は2.69人であるが、大幅な増加傾向にある。これまで本疾患に遺伝子学的なアプローチが多くなされているが、“代謝”の面から本疾患にアプローチした研究はほとんどない。CE-MSによるメタボローム解析を行うことにより、①切除後の高再発群予測(術後補助療法対象の選択)、②G1、G2、G3の代謝機構解明、③機能性・非機能性腫瘍の...
❏メタボロミクスを活用した膵臓がん特異的代謝機構の解明とマルチバイオマーカー探索(25870719)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】平山 明由 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 特任助教 (00572405)
【キーワード】メタボロミクス / 膵臓がん / バイオマーカー探索 / がん組織 / 血清 (他9件)
【概要】本研究では、キャピラリー電気泳動-質量分析法(CE-MS)を用いて、膵臓がん組織、膵液、血清中のイオン性代謝物の一斉分析を行い、がん特異的な代謝、ならびにバイオマーカーの探索を行った。 本研究によって、5つのがん特異的な代謝経路、ならびに24個の血清バイオマーカー候補の抽出が可能であった。得られた知見は、新たな膵臓がん代謝メカニズム解明の一助となる。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:インスリンシグナル代謝を含む研究件
❏新規エネルギー代謝関連分子WDR6の機能解析(15K12349)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】インスリンシグナル / 老化 / 老化関連疾患 / オートファジー / カロリー制限 (他13件)
【概要】生物の老化を制御するシグナルとして、インスリンシグナルが重要な役割を担うことが知られている。我々はこれまでの研究で、インスリンシグナルの下流分子として働いているWDR6 (WD repeat protein 6)を同定した。本研究において、WDR6ノックアウトマウスをもちいた解析から、WDR6が細胞の増殖やオートファジー制御に重要な、mTORC1経路に関与していることが示唆された。このことから、W...
❏老化関連疾患の予防効果が期待される機能性食品成分の評価系構築とその応用(25282027)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】老化 / カロリー制限 / 酸化ストレス / 脂質代謝 / 機能性食品 (他17件)
【概要】動物に与える餌のカロリーを適度に制限すると、その動物は老化に伴って発症率が増加するガンなどの疾患の発症が抑制され、寿命も延長することが知られている。このカロリー制限による寿命延長効果の分子機構を明らかにし、実際に食事の量を制限することなく、その抗老化作用を発揮できるカロリー制限摸倣物を探索する実験系の構築とその応用に関する研究を行った。研究成果により、抗老化作用に重要と考えられる遺伝子群と、その発...
❏新規インスリンシグナル分子WDR6を介する細胞内情報伝達経路の同定とその機能解析(20790306)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】千葉 卓哉 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (40336152)
【キーワード】老化 / インスリンシグナル / カロリー制限 / 視床下部 / 代謝 (他8件)
【概要】我々は、視床下部特異的遺伝子WD-repeat protein 6 (WDR6)を単離した。WDR6は脱リン酸化を制御するホスファターゼと相同性があり、さらにタンパク質-タンパク質の相互作用に重要なWD-repeatモチーフを持っている。本研究により脳においてWDR6がIRS-4(インスリン受容体基質-4)と物理的に相互作用することを明らかにし、WDR6が脳におけるinsulin/IGF-Iシグナ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:Pin1代謝を含む研究件
❏プロリン異性化酵素Pin1,PAR14と含有複合体による代謝調節と治療への展開(26293219)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, その他の研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / Pin1 / インスリン / プロリン異性化酵素 (他14件)
【概要】プロリン異性化酵素とは、プロリンとそのN端側のアミノ酸と間のペプチド結合をcis体からtrans体に変化させることで標的タンパクの機能変化を誘導するユニークな酵素である。今回、Pin1はAMPKのγサブユニットに結合し、AMPK活性化抑制から脂肪分解を抑制することが判明した。さらに、Pin1は、転写共役因子PRDM16に結合し分解を促進することで脂肪細胞におけるUCP1発現を抑制することを見出した...
❏プロテオミクスによる代謝調節機序の解明と糖尿病における異常(18390271)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】インスリン / 糖代謝 / 糖尿病 / グルコーストランスポーター / プロテオミクス (他9件)
【概要】インスリンの作用には、IRS-1/2を介したPI3-kinase/Akt活性化が極めて重要な役割を果たしている。我々は、IRS-1に結合するタンパクを、免疫沈降からの複合体解析をLC/MS/MSのシステムを用いて網羅的に検索し、proryl isomerarse I(Pin1)を同定した。Pin1は、プロリンをtrans構造に変化させることでタンパクの構造変化をもたらし、機能を修飾する蛋白である。...
【医歯薬学】内科系臨床医学:カロリー制限代謝を含む研究件
❏新規エネルギー代謝関連分子WDR6の機能解析(15K12349)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】インスリンシグナル / 老化 / 老化関連疾患 / オートファジー / カロリー制限 (他13件)
【概要】生物の老化を制御するシグナルとして、インスリンシグナルが重要な役割を担うことが知られている。我々はこれまでの研究で、インスリンシグナルの下流分子として働いているWDR6 (WD repeat protein 6)を同定した。本研究において、WDR6ノックアウトマウスをもちいた解析から、WDR6が細胞の増殖やオートファジー制御に重要な、mTORC1経路に関与していることが示唆された。このことから、W...
❏老化関連疾患の予防効果が期待される機能性食品成分の評価系構築とその応用(25282027)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】老化 / カロリー制限 / 酸化ストレス / 脂質代謝 / 機能性食品 (他17件)
【概要】動物に与える餌のカロリーを適度に制限すると、その動物は老化に伴って発症率が増加するガンなどの疾患の発症が抑制され、寿命も延長することが知られている。このカロリー制限による寿命延長効果の分子機構を明らかにし、実際に食事の量を制限することなく、その抗老化作用を発揮できるカロリー制限摸倣物を探索する実験系の構築とその応用に関する研究を行った。研究成果により、抗老化作用に重要と考えられる遺伝子群と、その発...
❏新規インスリンシグナル分子WDR6を介する細胞内情報伝達経路の同定とその機能解析(20790306)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】千葉 卓哉 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (40336152)
【キーワード】老化 / インスリンシグナル / カロリー制限 / 視床下部 / 代謝 (他8件)
【概要】我々は、視床下部特異的遺伝子WD-repeat protein 6 (WDR6)を単離した。WDR6は脱リン酸化を制御するホスファターゼと相同性があり、さらにタンパク質-タンパク質の相互作用に重要なWD-repeatモチーフを持っている。本研究により脳においてWDR6がIRS-4(インスリン受容体基質-4)と物理的に相互作用することを明らかにし、WDR6が脳におけるinsulin/IGF-Iシグナ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:多臓器連関代謝を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
【医歯薬学】内科系臨床医学:TFG代謝を含む研究件
❏近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチー原因遺伝子産物の発現調節と代謝異常への関与(26670451)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / TFG / インスリン / 糖・脂質代謝 (他6件)
【概要】我々は、PTENに結合するタンパクを網羅的に同定する過程でTFGを同定した。培養細胞ではTFGを過剰発現することで、細胞内PIP3の量が増加した。しかし、一方、TFGは近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチーの原因遺伝子であり、この疾患では高率に糖尿病を合併する。そこで、我々は、TFGの神経および代謝における役割を明らかにするために、臓器特異的なTFG KOマウスの作成を行った。全身的なTFG KO...
❏プロリン異性化酵素Pin1,PAR14と含有複合体による代謝調節と治療への展開(26293219)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, その他の研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / Pin1 / インスリン / プロリン異性化酵素 (他14件)
【概要】プロリン異性化酵素とは、プロリンとそのN端側のアミノ酸と間のペプチド結合をcis体からtrans体に変化させることで標的タンパクの機能変化を誘導するユニークな酵素である。今回、Pin1はAMPKのγサブユニットに結合し、AMPK活性化抑制から脂肪分解を抑制することが判明した。さらに、Pin1は、転写共役因子PRDM16に結合し分解を促進することで脂肪細胞におけるUCP1発現を抑制することを見出した...
【医歯薬学】内科系臨床医学:代謝異常代謝を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏ストレス感受性および最大応答度の調節による老化および肥満解消方策の確立(19H04057)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】辻田 忠志 佐賀大学, 農学部, 講師 (20622046)
【キーワード】老化 / 転写因子 / ポリアミン / 代謝 / 酸化ストレス (他9件)
【概要】老化を引き起こす活性酸素種を無毒化する抗酸化酵素群は、抗酸化応答配列に結合するNrf転写因子群により発現が制御される。この一群の中で、Nrf1には過剰な抗酸化応答を抑制する。研究代表者は老齢マウスや老化モデルマウス肝において、Nrf1タンパク質量がすることを見出したことから、本研究では、早期老化モデルであるKlotho欠失マウスと加齢マウスとの比較解析データとNrf1欠失マウスとの共通項から、老化...
【医歯薬学】内科系臨床医学:視床下部代謝を含む研究件
❏新規インスリンシグナル分子WDR6を介する細胞内情報伝達経路の同定とその機能解析(20790306)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】千葉 卓哉 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (40336152)
【キーワード】老化 / インスリンシグナル / カロリー制限 / 視床下部 / 代謝 (他8件)
【概要】我々は、視床下部特異的遺伝子WD-repeat protein 6 (WDR6)を単離した。WDR6は脱リン酸化を制御するホスファターゼと相同性があり、さらにタンパク質-タンパク質の相互作用に重要なWD-repeatモチーフを持っている。本研究により脳においてWDR6がIRS-4(インスリン受容体基質-4)と物理的に相互作用することを明らかにし、WDR6が脳におけるinsulin/IGF-Iシグナ...
❏中枢機能を利用した哺乳動物の病体制御に関する研究(08306016)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】高橋 迪雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30011943)
【キーワード】視床下部 / 摂食行動 / 代謝 / 糖尿病 / 肥満 (他8件)
【概要】本研究の主要な目的は,視床下部による代謝と摂食の制御機構の神経機序を追究することで,肥満,糖尿病,摂食異常などの病態を制御するとともに,脂肪蓄積や体成長を中枢性に制御する方法論の基礎を確立することである.このために,我々が既に作出しているヒト成長ホルモン遺伝子導入形質転換ラットに加えて,新たにヒト成長ホルモン受容体遺伝子,ならびに摂食・代謝制御に関わる遺伝子として同定されたobese(ob)遺伝子...
❏アンチセンス・オリゴヌクレオチドを用いる代謝の中枢性制御法の開発(07506004)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】高橋 迪雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30011943)
【キーワード】アンチセンス・オリゴヌクレオチド / 視床下部 / 代謝 / 摂食行動 / 肥満 (他9件)
【概要】本研究においては,GABA合成酸素(GAD)遺伝子に対するアンチセンスDNAの効果の解析を主として行った.GADにはGAD65とGAD67のアイソザイムがあり,別個の遺伝子によりコードされている.それぞれの遺伝子の開始コドンを含む15塩基のアンチセンスDNAを作成し,ラットの視床下部腹内側核に新たに開発したHVJ-リボゾーム法により投与したところ,摂食量,体重が有意に抑制され,一方行動量が増加する...
【医歯薬学】外科系臨床医学:蛍光タンパク質代謝を含む研究件
❏第三世代蛍光乳酸センサーの開発(21K14738)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】那須 雄介 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60831328)
【キーワード】乳酸 / 蛍光バイオセンサー / Metabolism / 蛍光タンパク質
【概要】我々ヒトを含む多細胞生物は, 食物など外部から得られたエネルギーを細胞間で伝達することで各細胞(筋細胞, 神経細胞 etc.)の活動に必要なエネルギーを供給し, 細胞の集合体である個体としての活動を維持している. これまで長い間, 細胞間で伝達されるエネルギー物質はグルコースだとされてきた. しかしながら, 「生物の主要な細胞間エネルギー伝達物質はグルコースではなく乳酸である」というこれまでのme...
❏乳酸による細胞間エネルギー伝達を可視化する高感度蛍光乳酸センサーの開発(19K15691)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】那須 雄介 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60831328)
【キーワード】蛍光タンパク質 / 乳酸 / 蛍光バイオセンサー / タンパク質工学 / 蛍光センサー (他6件)
【概要】伝統的にエネルギー代謝の廃棄物と考えられていた乳酸が, 近年生体内でエネルギー供給(細胞間乳酸シャトル)の役割を果たしていることが明らかになりつつある。生体内における乳酸の役割をさらに詳細に検証するためには, 生体試料中の細胞外乳酸を高い時空間分解能で観察する方法が必要である。その観察方法を開発するため, 本研究ではタンパク質工学の技術を用いて, 細胞外乳酸赤色蛍光バイオセンサーを創出した。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:レドックス代謝を含む研究件
❏心臓におけるin vivo 四次元代謝イメージング技術の開発と応用(19K17579)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】勝俣 良紀 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80464832)
【キーワード】メタボローム / 虚血再灌流 / 代謝 / マイクロダイアライシス / マイクロダイアラシス法 (他9件)
【概要】心筋障害部位での超急性期の代謝の継時的な変化をとらえるために、マイクロダイアラシス法を用いた技術の開発を行った。Wistarラットの左室心筋局所に ダイアリシスプロープを植え込んで、インジェクションポンプを用いて灌流し、終端より環流液を回収し、質量分析法で代謝産物を網羅的に解析した。虚血時および再還流時に、細胞外のグルタチオン関連物質の有意な変動が明らかになった。心筋培養細胞でも、虚血再酸素化時に...
❏クロロフィル蛍光による細胞内代謝推定システムの構築(16H04809)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】園池 公毅 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30226716)
【キーワード】光合成 / クロロフィル蛍光 / 微小吸収変化 / 電子伝達 / レドックス (他18件)
【概要】クロロフィルが発する蛍光は、生物試料に光を照射するだけで測定可能であるため、非破壊的な光合成測定の技術の一つとして広く用いられている。本研究においては、クロロフィル蛍光とその他の測定手法を組み合わせることにより、クロロフィル蛍光の時系列変化に理論的な枠組みを与え、蛍光変化から代謝の状態を推定するシステムを作ることを最終的な目的とした。研究の結果、クロロフィル蛍光と代謝の相互作用の接点は、プラストキ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:Nrf2代謝を含む研究件
❏腫瘍と免疫細胞の対峙を代謝で読み解く腫瘍微小環境研究(18H04033)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鵜殿 平一郎 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (50260659)
【キーワード】腫瘍浸潤CD8T細胞 / IFNg / 解糖系 / 酸化的リン酸化 / がん細胞 (他18件)
【概要】メトホルミンにより活性化される腫瘍浸潤CD8T細胞(CD8TIL)におけるNrf2およびp62分子の役割を、Nrf2コンディショナルKOマウス、さらにp62コンディショナルKOマウスを用いて明らかにした。これらのKOマウスにおいては、メトホルミン+抗PD-1抗体治療にもかかわらず腫瘍は増大を続けた。CD8TILのフローサイトメータによる解析の結果、mTORC1の下流分子pS6, 細胞増殖マーカーK...
❏悪性脳腫瘍の光線力学診断法:分子機構の解明と診断への応用(23650619)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】石川 智久 独立行政法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 上級研究員 (60193281)
【キーワード】悪性脳腫瘍 / 光線力学診断 / 光線力学治療 / 5-アミノレブリン酸(ALA) / ポルフィリン (他19件)
【概要】5-アミノレブリン酸(ALA)を用いた悪性脳腫瘍の光線力学診断の分子機構を解明し、その臨床応用を目指した。正常脳と脳腫瘍とを差別化するバイオマーカーを探索した結果、ALA取り込みに関与するPEPT、プロトポルフィリンIXの排出に関与するABCGが重要なファクターであることを発見した。一方、転写因子Nrf2がABCG2遺伝子の発現を誘導する重要なファクターであり、その遺伝子のSNP (-617C&g...
【医歯薬学】外科系臨床医学:虚血・再灌流代謝を含む研究件
❏心臓におけるin vivo 四次元代謝イメージング技術の開発と応用(19K17579)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】勝俣 良紀 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80464832)
【キーワード】メタボローム / 虚血再灌流 / 代謝 / マイクロダイアライシス / マイクロダイアラシス法 (他9件)
【概要】心筋障害部位での超急性期の代謝の継時的な変化をとらえるために、マイクロダイアラシス法を用いた技術の開発を行った。Wistarラットの左室心筋局所に ダイアリシスプロープを植え込んで、インジェクションポンプを用いて灌流し、終端より環流液を回収し、質量分析法で代謝産物を網羅的に解析した。虚血時および再還流時に、細胞外のグルタチオン関連物質の有意な変動が明らかになった。心筋培養細胞でも、虚血再酸素化時に...
❏低酸素応答のメタボローム解析から新しい虚血再潅流傷害治療法の開発へ(23310136)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20593966)
【キーワード】hypoxia / metabolomics / HIF / PHD / iscemia (他13件)
【概要】Phd2を失活させて低酸素応答が全身で活性化したマウスでは、対照群と比較して心筋梗塞モデルにおける梗塞巣が優位に縮小しており、心機能も保持されていることが確認された。そこで、Phd2が失活した心筋組織において、虚血再灌流傷害軽減に貢献した代謝メカニズムの解明を試みた。その結果、『PHD2を失活させることにより活性化された低酸素応答によって、ミトコンドリアによる酸化的リン酸化から解糖系に代謝システム...
【医歯薬学】外科系臨床医学:組織修復代謝を含む研究件
❏0702:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】組織修復
【研究期間】組織間相互作用
【研究代表者】トリプトファン代謝
【キーワード】ショウジョウバエ
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理解には未だ至っていない。...
❏組織修復を制御する体内環境受容システムの解明(19K16136)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織再生 / ショウジョウバエ / GPCR / タキキニン / 組織修復 (他12件)
【概要】本研究では、組織修復に寄与する体内環境受容システムの解明を目的とした。これまでに遠隔的な再生制御が明らかになってきたが、どのように体内環境が受容されるかについての研究は進められていなかった。そこで、ショウジョウバエ翅成虫原基の修復に寄与するGPCRスクリーニングを行なった。結果、哺乳類タキキニン受容体のオーソログであるTkR86Cが再生に寄与することが判明した。神経における高い発現が見られたことか...
❏体内環境受容システムを介した組織修復制御機構の解明(18H06064)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2018-08-24 - 2020-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織修復 / 組織間相互作用 / トリプトファン代謝 / ショウジョウバエ / GPCR (他7件)
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な生命現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御するメカニズムが存在することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ノッチシグナル代謝を含む研究件
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏Stem Cell Memory T細胞の創出と応用(16K15292)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】腫瘍免疫 / メモリーT細胞 / 疲弊化 / Notch / 分化制御 (他17件)
【概要】最近、新規メモリーT細胞サブセットである幹細胞メモリーT(Tscm)細胞が発見され、新たなT細胞移入療法の素材として注目されている。Tscm細胞は長命で抗原刺激に応答して急速に増殖し、多数のエフェクターT細胞を産生する。我々はヒト末梢血よりEBウイルスや腫瘍抗原特異的T細胞を増幅させたのち、ヒトNotch-ligand, hDLL1を発現するOP9細胞と共培養することにより、エフェクターT細胞をT...
【医歯薬学】外科系臨床医学:iPS細胞代謝を含む研究件
❏全能性獲得へのロードマップ:幹細胞のミトコンドリア・ゲノム安定性機構の解明(20H03827)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】山田 満稔 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (40383864)
【キーワード】多能性幹細胞 / 胚性ゲノム活性化 / 核置換 / 初期化 / ミトコンドリア (他11件)
【概要】人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell: iPSC)は、初期胚の発生を解明、あるいは加齢に伴う変性疾患を治療するための自己細胞代替療法を開発するための無限の供給源となる。最近の研究では、高齢のドナーから作製したiPSCには、ミトコンドリアゲノム(mtDNA)の変異やゲノムの不安定性が胚性幹細胞(embryonic stem cell: ESC)に比べて蓄積され...
❏代謝制御によるヒトiPS細胞由来心筋細胞におけるタイプ別選別法の確立と応用(17H05067)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 代謝 / 心筋細胞 / 移植 / 創薬 (他10件)
【概要】本研究の目的は、代謝制御によるタイプ別心筋作製法を確立し、細胞移植治療や創薬へ応用することである。本研究では、(1)培養液の組成を工夫することにより、ヒトiPS細胞における増殖を促進する条件を見出すことに成功した。また、(2)ヒトiPS細胞由来のタイプ別心筋細胞の高効率分化誘導法を確立した。さらに、(3)タイプ別心筋細胞においてマルチオミクス解析を行うことにより代謝プロファイルを評価した。本研究成...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞老化代謝を含む研究件
❏細胞老化に伴うミトコンドリア代謝変化の遺伝子発現制御における役割(21K06061)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】山内 翔太 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (00728941)
【キーワード】細胞老化 / ミトコンドリア / DNA損傷応答 / 代謝
【概要】DNA損傷やがん遺伝子の活性化などのストレスにより、細胞増殖が不可逆的に停止することを、細胞老化という。細胞老化は、培養細胞において発見された現象であるが、近年、加齢に伴うストレスにより個体内でも起こり、個体老化に促進的に働くことがわかってきた。本年度は、研究代表者が行ったゲノムワイドsiRNA スクリーニングにより、細胞老化との関連が新たに見いだされたタンパク質の機能解析を行った。このタンパク質...
❏Stem Cell Memory T細胞の創出と応用(16K15292)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】腫瘍免疫 / メモリーT細胞 / 疲弊化 / Notch / 分化制御 (他17件)
【概要】最近、新規メモリーT細胞サブセットである幹細胞メモリーT(Tscm)細胞が発見され、新たなT細胞移入療法の素材として注目されている。Tscm細胞は長命で抗原刺激に応答して急速に増殖し、多数のエフェクターT細胞を産生する。我々はヒト末梢血よりEBウイルスや腫瘍抗原特異的T細胞を増幅させたのち、ヒトNotch-ligand, hDLL1を発現するOP9細胞と共培養することにより、エフェクターT細胞をT...
❏自然癌化モデルを用いた癌化に関与する特異的な代謝機構の解明と治療標的の探索(26670163)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 九州大学, 生体防御医学研究所, 特任准教授 (20593966)
【キーワード】細胞老化 / 代謝 / 不死化 / 癌化 / 低酸素 (他8件)
【概要】マウス胎仔の初代培養線維芽細胞 (MEFs)を用い、(1) 細胞の自然老化→自然癌化(不死化)モデルの樹立、(2) 老化あるいは癌化(不死化)した細胞に特徴的な代謝産物の探索、を行い、それら細胞老化・癌化に特徴的な代謝産物の増減パターンのvalidationを行い、細胞老化・細胞癌化に実際に関与した代謝酵素反応を絞り込み、それらの代謝酵素の (a) 過剰発現細胞株、(b)発現ノックダウン細胞株、(...
【医歯薬学】外科系臨床医学:抗腫瘍免疫代謝を含む研究件
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏Stem Cell Memory T細胞の創出と応用(16K15292)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】腫瘍免疫 / メモリーT細胞 / 疲弊化 / Notch / 分化制御 (他17件)
【概要】最近、新規メモリーT細胞サブセットである幹細胞メモリーT(Tscm)細胞が発見され、新たなT細胞移入療法の素材として注目されている。Tscm細胞は長命で抗原刺激に応答して急速に増殖し、多数のエフェクターT細胞を産生する。我々はヒト末梢血よりEBウイルスや腫瘍抗原特異的T細胞を増幅させたのち、ヒトNotch-ligand, hDLL1を発現するOP9細胞と共培養することにより、エフェクターT細胞をT...
【医歯薬学】外科系臨床医学:低酸素応答代謝を含む研究件
❏水酸化オミクス解析を駆使した低酸素応答による代謝制御機構の全貌解明(16H04723)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20593966)
【キーワード】低酸素 / 水酸化 / プロリン / HIF / PHD (他13件)
【概要】我々の身体の細胞内には酸素添加酵素 (oxygenase)が多数存在する。それぞれ酸素に対するKm値にこそ差はあるものの、酸素濃度が低下するとこれら酸素添加酵素の活性は低下する。そのなかでも低酸素による活性の低下が良く研究されている水酸化酵素に着目し、細胞内の水酸化状態を定量することにより低酸素応答そのものを定量・評価・把握する、すなわち「ヒドロキシオームの解析」を本研究の目標とした。質量分析器を...
❏低酸素応答のメタボローム解析から新しい虚血再潅流傷害治療法の開発へ(23310136)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20593966)
【キーワード】hypoxia / metabolomics / HIF / PHD / iscemia (他13件)
【概要】Phd2を失活させて低酸素応答が全身で活性化したマウスでは、対照群と比較して心筋梗塞モデルにおける梗塞巣が優位に縮小しており、心機能も保持されていることが確認された。そこで、Phd2が失活した心筋組織において、虚血再灌流傷害軽減に貢献した代謝メカニズムの解明を試みた。その結果、『PHD2を失活させることにより活性化された低酸素応答によって、ミトコンドリアによる酸化的リン酸化から解糖系に代謝システム...
【医歯薬学】外科系臨床医学:グルココルチコイド受容体代謝を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
【医歯薬学】社会医学:mTOR代謝を含む研究件
❏新規エネルギー代謝関連分子WDR6の機能解析(15K12349)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】インスリンシグナル / 老化 / 老化関連疾患 / オートファジー / カロリー制限 (他13件)
【概要】生物の老化を制御するシグナルとして、インスリンシグナルが重要な役割を担うことが知られている。我々はこれまでの研究で、インスリンシグナルの下流分子として働いているWDR6 (WD repeat protein 6)を同定した。本研究において、WDR6ノックアウトマウスをもちいた解析から、WDR6が細胞の増殖やオートファジー制御に重要な、mTORC1経路に関与していることが示唆された。このことから、W...
❏細胞膜ドメイン機能を制御するシグナル及び代謝基盤の解明(25460385)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山内 祥生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (00444878)
【キーワード】膜ドメイン / 脂質代謝 / シグナル / がん / シグナル伝達 (他10件)
【概要】細胞膜ドメイン(脂質ラフト)はがん細胞の悪性形質など細胞機能の発現に極めて重要な役割を果たしている。そのため、細胞膜ドメイン機能の制御機構を解明することはがん細胞の悪性形質増強のメカニズムを理解し、悪性腫瘍に対する新しい治療戦略を開発する上で重要である。本研究課題において、我々は脂質代謝を制御する転写因子SREBPががん細胞の細胞膜ドメイン機能や悪性形質を制御する因子として極めて重要な役割を果たし...
【医歯薬学】社会医学:インスリン感受性代謝を含む研究件
❏長寿変異マウスを用いた老化の分子機構の解明(17H01537)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / SASP / RNA結合タンパク質 / 転写後調節 / 寿命 (他9件)
【概要】我々は、RNA結合蛋白質Mex3Bの欠損マウスが野生型と比較して寿命が優位に延長し、さらに細胞老化も阻害されていることを見出した。近年、細胞老化(senescence)と個体の老化を結びつける現象としてSASP(老化した細胞がサイトカイン、成長因子、細胞外基質など多種の蛋白質を細胞外に放出する現象)が注目されている。本研究 において、我々はMex3BがSASPにおいて細胞外放出されるタンパク質群の...
❏新規エネルギー代謝関連分子WDR6の機能解析(15K12349)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】インスリンシグナル / 老化 / 老化関連疾患 / オートファジー / カロリー制限 (他13件)
【概要】生物の老化を制御するシグナルとして、インスリンシグナルが重要な役割を担うことが知られている。我々はこれまでの研究で、インスリンシグナルの下流分子として働いているWDR6 (WD repeat protein 6)を同定した。本研究において、WDR6ノックアウトマウスをもちいた解析から、WDR6が細胞の増殖やオートファジー制御に重要な、mTORC1経路に関与していることが示唆された。このことから、W...
【医歯薬学】社会医学:ポリアミン代謝を含む研究件
❏ストレス感受性および最大応答度の調節による老化および肥満解消方策の確立(19H04057)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】辻田 忠志 佐賀大学, 農学部, 講師 (20622046)
【キーワード】老化 / 転写因子 / ポリアミン / 代謝 / 酸化ストレス (他9件)
【概要】老化を引き起こす活性酸素種を無毒化する抗酸化酵素群は、抗酸化応答配列に結合するNrf転写因子群により発現が制御される。この一群の中で、Nrf1には過剰な抗酸化応答を抑制する。研究代表者は老齢マウスや老化モデルマウス肝において、Nrf1タンパク質量がすることを見出したことから、本研究では、早期老化モデルであるKlotho欠失マウスと加齢マウスとの比較解析データとNrf1欠失マウスとの共通項から、老化...
❏メタボロミクスを活用した膵臓がん特異的代謝機構の解明とマルチバイオマーカー探索(25870719)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】平山 明由 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 特任助教 (00572405)
【キーワード】メタボロミクス / 膵臓がん / バイオマーカー探索 / がん組織 / 血清 (他9件)
【概要】本研究では、キャピラリー電気泳動-質量分析法(CE-MS)を用いて、膵臓がん組織、膵液、血清中のイオン性代謝物の一斉分析を行い、がん特異的な代謝、ならびにバイオマーカーの探索を行った。 本研究によって、5つのがん特異的な代謝経路、ならびに24個の血清バイオマーカー候補の抽出が可能であった。得られた知見は、新たな膵臓がん代謝メカニズム解明の一助となる。 ...
【医歯薬学】社会医学:臓器連関代謝を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
【医歯薬学】社会医学:マイオカイン代謝を含む研究件
❏代謝・マイオカイン・腸バリアに着目した骨格筋と腸の臓器相関に関する体力科学的研究(17H02176)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】青井 渉 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (60405272)
【キーワード】骨格筋 / 運動 / 腸内環境 / マイオカイン / 代謝 (他8件)
【概要】腸バリア機能,腸内細菌叢の変化と骨格筋の代謝・分泌能の関係について検討した。実験モデルマウスにおいて,腸バリア機能の破綻が耐糖能,骨格筋代謝を低下させることを示した。また,運動トレーニングを行ったマウスの腸内細菌を移植したマウスでは,骨格筋の代謝・分泌性因子が高まることを示した。一方,骨格筋代謝能の減弱したマウスでは,マイオカイン分泌能の低下とともに腸バリア機能が低下する可能性を示した。以上の結果...
❏運動による骨格筋毛細血管ネットワーク再構築におけるマイクロRNAの役割(16H03239)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】秋本 崇之 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00323460)
【キーワード】骨格筋 / メカニカルストレス / 可塑性 / 血管新生 / マイオカイン (他16件)
【概要】本研究では,マイクロRNA(miRNA)のプロセシングに必須の酵素であるDicerを欠損させることで,ほぼ全てのmiRNAを欠損するマウスと,特定のmiRNAを欠損するマウスを対象に,運動による骨格筋毛細血管ネットワーク再構築におけるmiRNAの役割についての解析を行った. まず,薬剤誘導性にDicerを欠損させたマウスは,5週間以内に死亡したため,生命の維持においてmiRNAが重要な役割を果たし...
【医歯薬学】社会医学:体温代謝を含む研究件
❏絶食時の体温概日リズム変調の解析(14570058)
【研究テーマ】環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】永島 計 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40275194)
【キーワード】体温調節 / 代謝 / 概日リズム / 逆走神経 / 視交叉上核 (他14件)
【概要】1.ラットを用いた絶食による体温、熱産生の変化 ラットに自由摂食後3日間の絶食を行いテレメトリーシステムを用いて体温、活動量の連続測定、および絶食前、3日目に代謝量(酸素消費量)の連続測定を間接カロリメトリーにより行った。またサーモグラフィーによる体表温の測定を行った。その結果、自由摂食時には体温、行動量、代謝量とも暗期(活動期)に高く、明期(非活動期)に低い概日リズムを示した。絶食により、体温は...
❏南極海ペンギン類の捕食行動とエネルギーダイナミックス(08044224)
【研究テーマ】生態
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】福地 光男 国立極地研究所, 南極圏環境モニタリングセンター, 教授 (80099936)
【キーワード】データロガー / ペンギン / 潜水 / 遊泳速度 / 心電波形 (他15件)
【概要】南極海においてはペンギンは、ナンキョクオキアミの主要な捕食者として、南極海生態系に大きな係りを有している。一方気候変動は海氷域の後退、気候の変化などの現象を通じて、生態系へも大きな影響を与えると考えられている。生態系の変動がどのような過程を経て高次の捕食者であるペンギンに影響を与えるかは、現在ほとんど解明されていない。本研究では、大きな困難を有していた水中行動研究をマイクロデータロガー技術を駆使し...
【医歯薬学】社会医学:体温調節代謝を含む研究件
❏「冷え症」の生理学的機序の研究(14657016)
【研究テーマ】環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】彼末 一之 早稲田大学, スポーツ科学部, 教授 (50127213)
【キーワード】体温調節 / 冷え症 / 代謝 / 温度感覚 / 冷え性 (他7件)
【概要】「冷え性」は一般に良く使われているが、その病態はほとんど研究されていない.これまで行われているのは主として漢方医学の方面からのアプローチで、そこでは「末梢血管運動障害」と捉えられることが多い.本研究では冷え性の病態を生理学的に明らかにすることを目的に実験を行った。あらかじめインタビューから冷え症と考えている女性を中程度の寒冷(23℃)に曝露すると、冷え症ではない女性に比べて同じ深部温、皮膚温の条件...
❏絶食時の体温概日リズム変調の解析(14570058)
【研究テーマ】環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】永島 計 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40275194)
【キーワード】体温調節 / 代謝 / 概日リズム / 逆走神経 / 視交叉上核 (他14件)
【概要】1.ラットを用いた絶食による体温、熱産生の変化 ラットに自由摂食後3日間の絶食を行いテレメトリーシステムを用いて体温、活動量の連続測定、および絶食前、3日目に代謝量(酸素消費量)の連続測定を間接カロリメトリーにより行った。またサーモグラフィーによる体表温の測定を行った。その結果、自由摂食時には体温、行動量、代謝量とも暗期(活動期)に高く、明期(非活動期)に低い概日リズムを示した。絶食により、体温は...
【医歯薬学】社会医学:モノアミン代謝を含む研究件
❏脳腸軸を介し脳を活性化するポリフェノールの探索(19K22798)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】小林 彰子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (90348144)
【キーワード】ポリフェノール / 脳機能 / バイオアベイラビリティ / ロスマリン酸 / 体内分布 (他9件)
【概要】経口投与後各臓器に含まれるRA, およびその代謝物であるカフェ酸(CAA), フェルラ酸(FA), クマル酸, ヒドロ-m-クマリン酸, ロスマリン酸メチル(RM)をLC-MS/MSを用いて測定した。血漿中ではRA, CAA, FAのみが検出され, RA濃度が最も高かった。脳ではRAがほとんど検出されなかった一方, CAA, FAが検出された。肝臓や腎臓ではRA, CAA, FA, RMが検出され...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】社会医学:高脂肪食代謝を含む研究件
❏栄養環境刺激がメダカの精子および次世代初期胚へもたらすエピゲノム変化の解析(19K16036)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】井上 雄介 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (50814448)
【キーワード】高脂肪食 / 卵成熟 / 卵黄 / 次世代 / エピジェネティクス (他8件)
【概要】本研究では、ゲノム科学の優れたモデル生物であるメダカを用い、親個体に対する高脂肪食投与が生殖細胞および次世代個体にどのような変化をもたらすかを明らかにすることを目指す。当初は父親個体に対する高脂肪食(High-fat diet : HFD)投与の影響を解析していたが、次世代個体にほとんど変化が生じなかったため、2020年度より母親個体に対する高脂肪食投与に実験系を切り替えている。 2020年度まで...
❏肥満に関与する腸内菌群の特定と腸内菌叢の改善による肥満予防の試み(23617003)
【研究テーマ】統合栄養科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】平山 和宏 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (60208858)
【キーワード】腸内菌叢 / 肥満 / 無菌動物 / 高脂肪食 / ノトバイオート (他10件)
【概要】BMIが高いおよび低い2群の健康成人男子から糞便を採取し、その菌叢構成を解析し、各群の糞便を無菌マウスに経口投与してHFAマウス群を作製した。その結果、投与糞便によって内臓脂肪に有意な違いが認められるHFAマウス群を作製することができたが、BMIの高低と相関のある菌叢構成は明らかではなく、投与糞便提供者のBMIとHFAマウスの内臓脂肪量との相関も明らかではなかった。作製したHFAマウスに高脂肪食を...
【医歯薬学】社会医学:骨格筋代謝を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏代謝・マイオカイン・腸バリアに着目した骨格筋と腸の臓器相関に関する体力科学的研究(17H02176)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】青井 渉 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (60405272)
【キーワード】骨格筋 / 運動 / 腸内環境 / マイオカイン / 代謝 (他8件)
【概要】腸バリア機能,腸内細菌叢の変化と骨格筋の代謝・分泌能の関係について検討した。実験モデルマウスにおいて,腸バリア機能の破綻が耐糖能,骨格筋代謝を低下させることを示した。また,運動トレーニングを行ったマウスの腸内細菌を移植したマウスでは,骨格筋の代謝・分泌性因子が高まることを示した。一方,骨格筋代謝能の減弱したマウスでは,マイオカイン分泌能の低下とともに腸バリア機能が低下する可能性を示した。以上の結果...
【医歯薬学】社会医学:食事代謝を含む研究件
❏幼若期における欠食が短期的または持続的に与える影響の解明とその改善法の検討(21H00803)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】岡田 晋治 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (50376563)
【キーワード】食事 / 欠食 / 脳機能 / 代謝 / 腸内細菌叢 (他6件)
【概要】成長期における朝食欠食が近年問題視されており、心身の発達に悪影響を与えることが危惧されている。朝食摂食頻度と学力の相関が知られる一方、成長期の朝食欠食が脳機能へ与える影響は明確に示されていない。そこで本研究では活動期、つまり暗期の前半6時間欠食を朝食欠食として定義し、成長期マウスを用いて慢性的な朝食欠食の脳機能への影響について評価を行った。5週齢のC57BL/6マウスを用い、前述の条件下で3週間飼...
❏生活習慣変動が腸内細菌叢と代謝物に及ぼす影響:N-of-1交差介入試験(20H04117)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】宮地 元彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60229870)
【キーワード】腸内細菌叢 / 身体活動 / 食事 / 代謝 / マイクロバイオーム (他12件)
【概要】本研究では、一人の被験者の1年間の糞便採取から得られる腸内細菌叢群衆構造と、24時間365日の身体活動や睡眠と食事・静養摂取のデータを収集し詳細に解析することで、「野菜摂取量、たんぱく質摂取量、運動量の増加は腸内細菌群集構造を変化させる」との仮説の妥当性を検討することを目的にした。 2021年9月1日から2022年8月31日までの1年間約52週間にわたり、一人の被験者に対し、野菜摂取増加、たんぱく...
【医歯薬学】社会医学:性差代謝を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
【医歯薬学】社会医学:ジクロロメタン代謝を含む研究件
❏分子疫学アプローチによるジクロロメタンの代謝と遺伝子影響に関する研究(14770151)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】武林 亨 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (30265780)
【キーワード】有機溶剤 / 代謝 / 遺伝子多型 / ジクロロメタン
【概要】本研究の研究計画に対し,慶應義塾大学医学部倫理委員会の承認を得たのち,研究を開始した.本年度は,ジクロロメタン(DCM)曝露作業者における疫学調査を実施し,その評価を行った.(1)曝露指標の有用性評価:2年間にわたって繰り返しDCM個人曝露濃度(DCMexp)および尿中ジクロロメタン濃度(DCMu)をGC-MS法により測定し,計128データを得た.この両指標の回帰直線は,(DCMu)=0.004x...
❏DNAチップを利用した有害化学物質代謝動態の早期検出法の開発(12307010)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】大前 和幸 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60118924)
【キーワード】DNAチップ / 発現プロファイル / 種差 / トリクロロエチレン / ジクロロメタン (他9件)
【概要】平成12年、13年度には、種差があり、マウスで肝に発がん性のあるトリクロロエチレン(以下TCE)及びジクロロメタン(以下DCM)をマウス及びラットに曝露し、擬陽性が低く再現性が高いとされる、遺伝子及びESTの収載されたAffymetrix社のDNAチップを用いて肝の遺伝子発現プロファイルを得て、その解析を行った。TCE腹腔内投与実験のマウスでは、細胞増殖制御機構への変調が生じている兆しが見えたが、...
【医歯薬学】社会医学:寿命代謝を含む研究件
❏老化細胞の分泌する新規老化誘導因子の機能解析(21H02693)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / 寿命 / 代謝 / がん化 / シグナル伝達
【概要】我々は、老化に関与する可能性がある分泌タンパク質としてNTを見出したので、NTが老化・代謝・がん化に与える影響をさらに具体的に明らかにすることを目的として研究を進めた。 本年度までの研究成果から、NTはヒト線維芽細胞IMR90細胞の老化を惹起する機能を有することを示唆する結果が得られている。本年度は、まずNT欠損マウス胎児より調製したMEFを用いた解析を行った。その結果、NT欠損マウス由来のMEF...
❏長寿変異マウスを用いた老化の分子機構の解明(17H01537)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / SASP / RNA結合タンパク質 / 転写後調節 / 寿命 (他9件)
【概要】我々は、RNA結合蛋白質Mex3Bの欠損マウスが野生型と比較して寿命が優位に延長し、さらに細胞老化も阻害されていることを見出した。近年、細胞老化(senescence)と個体の老化を結びつける現象としてSASP(老化した細胞がサイトカイン、成長因子、細胞外基質など多種の蛋白質を細胞外に放出する現象)が注目されている。本研究 において、我々はMex3BがSASPにおいて細胞外放出されるタンパク質群の...
❏新規エネルギー代謝関連分子WDR6の機能解析(15K12349)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】インスリンシグナル / 老化 / 老化関連疾患 / オートファジー / カロリー制限 (他13件)
【概要】生物の老化を制御するシグナルとして、インスリンシグナルが重要な役割を担うことが知られている。我々はこれまでの研究で、インスリンシグナルの下流分子として働いているWDR6 (WD repeat protein 6)を同定した。本研究において、WDR6ノックアウトマウスをもちいた解析から、WDR6が細胞の増殖やオートファジー制御に重要な、mTORC1経路に関与していることが示唆された。このことから、W...
【医歯薬学】社会医学:有機溶剤代謝を含む研究件
❏分子疫学アプローチによるジクロロメタンの代謝と遺伝子影響に関する研究(14770151)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】武林 亨 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (30265780)
【キーワード】有機溶剤 / 代謝 / 遺伝子多型 / ジクロロメタン
【概要】本研究の研究計画に対し,慶應義塾大学医学部倫理委員会の承認を得たのち,研究を開始した.本年度は,ジクロロメタン(DCM)曝露作業者における疫学調査を実施し,その評価を行った.(1)曝露指標の有用性評価:2年間にわたって繰り返しDCM個人曝露濃度(DCMexp)および尿中ジクロロメタン濃度(DCMu)をGC-MS法により測定し,計128データを得た.この両指標の回帰直線は,(DCMu)=0.004x...
❏有害物質代謝酵素の遺伝子多型と生体影響および生物学的モニタリング(10670323)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】中島 宏 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80217710)
【キーワード】分子疫学 / 遺伝子多型 / 有機溶剤 / 代謝 / 健康影響
【概要】有害化学物質の代謝に関与するチトクロームPA4502(以下、CYP2E1)遺伝子では発現量をコントロールしているプロモーター領域に多型性があり、1/1型、1/2型の順に発現量が高い。本研究では、有機溶剤の一種で、CYP2E1で代謝され、肝毒性、経皮吸収性があるジメチルホルムアミド(以下、DMF)について遺伝子多型と代謝や生体影響の関連について検討した。 代謝との関係 ボランティア11名を安全な範囲...
【医歯薬学】歯学:エビゲノム代謝を含む研究件
❏全てのヒト骨髄性腫瘍が依存する、新規がん幹細胞維持機構の解明(16H06391)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】赤司 浩一 九州大学, 医学研究院, 教授 (80380385)
【キーワード】白血病幹細胞 / TIM-3 / 治療抵抗性残存白血病 / メタボロミクス / 微小残存病変 (他14件)
【概要】我々はTIM-3分子が骨髄異形成症候群、骨髄増殖性腫瘍からの白血病(AML)への進展など、ヒト骨髄系白血病幹細胞に共通して発現していることを世界に先駆けて報告した。本研究では、TIM-3のリガンドにより惹起される"動"と"静"のシグナルの本質を明らかにするために、ヒトAML検体を対象として新規異種移植システムや超高感度メタボロームを含むオミクス解析に取り組み、TIM...
❏ヒストン脱メチル化酵素Jmjd1aによる糖脂質代謝調節(21687013)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】稲垣 毅 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (10507825)
【キーワード】エピゲノム / ヒストン脱メチル化酵素 / Jmjd1a / 糖脂質代謝調節 / ヒストン (他16件)
【概要】Jmjd1aは、転写の発現抑制に関与するエピジェネティックな標識であるヒストンH3の9番目のリジンのメチル化修飾を外す酵素である。我々は、Jmjd1aのノックアウト(KO)マウスが肥満や糖脂質代謝異常をきたすことを発見して報告した。さらに、遺伝子発現解析を行うとともに、独自に作製したクローン化Jmjd1a抗体を用いてクロマチン免疫沈降とショットガンプロテオミクスを行った。その結果、KOマウスや新規...
【医歯薬学】歯学:シグナル代謝を含む研究件
❏全てのヒト骨髄性腫瘍が依存する、新規がん幹細胞維持機構の解明(16H06391)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】赤司 浩一 九州大学, 医学研究院, 教授 (80380385)
【キーワード】白血病幹細胞 / TIM-3 / 治療抵抗性残存白血病 / メタボロミクス / 微小残存病変 (他14件)
【概要】我々はTIM-3分子が骨髄異形成症候群、骨髄増殖性腫瘍からの白血病(AML)への進展など、ヒト骨髄系白血病幹細胞に共通して発現していることを世界に先駆けて報告した。本研究では、TIM-3のリガンドにより惹起される"動"と"静"のシグナルの本質を明らかにするために、ヒトAML検体を対象として新規異種移植システムや超高感度メタボロームを含むオミクス解析に取り組み、TIM...
❏細胞膜ドメイン機能を制御するシグナル及び代謝基盤の解明(25460385)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山内 祥生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (00444878)
【キーワード】膜ドメイン / 脂質代謝 / シグナル / がん / シグナル伝達 (他10件)
【概要】細胞膜ドメイン(脂質ラフト)はがん細胞の悪性形質など細胞機能の発現に極めて重要な役割を果たしている。そのため、細胞膜ドメイン機能の制御機構を解明することはがん細胞の悪性形質増強のメカニズムを理解し、悪性腫瘍に対する新しい治療戦略を開発する上で重要である。本研究課題において、我々は脂質代謝を制御する転写因子SREBPががん細胞の細胞膜ドメイン機能や悪性形質を制御する因子として極めて重要な役割を果たし...
【医歯薬学】歯学:再生医学代謝を含む研究件
❏代謝制御によるヒトiPS細胞由来心筋細胞におけるタイプ別選別法の確立と応用(17H05067)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 代謝 / 心筋細胞 / 移植 / 創薬 (他10件)
【概要】本研究の目的は、代謝制御によるタイプ別心筋作製法を確立し、細胞移植治療や創薬へ応用することである。本研究では、(1)培養液の組成を工夫することにより、ヒトiPS細胞における増殖を促進する条件を見出すことに成功した。また、(2)ヒトiPS細胞由来のタイプ別心筋細胞の高効率分化誘導法を確立した。さらに、(3)タイプ別心筋細胞においてマルチオミクス解析を行うことにより代謝プロファイルを評価した。本研究成...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】歯学:がん化代謝を含む研究件
❏老化細胞の分泌する新規老化誘導因子の機能解析(21H02693)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / 寿命 / 代謝 / がん化 / シグナル伝達
【概要】我々は、老化に関与する可能性がある分泌タンパク質としてNTを見出したので、NTが老化・代謝・がん化に与える影響をさらに具体的に明らかにすることを目的として研究を進めた。 本年度までの研究成果から、NTはヒト線維芽細胞IMR90細胞の老化を惹起する機能を有することを示唆する結果が得られている。本年度は、まずNT欠損マウス胎児より調製したMEFを用いた解析を行った。その結果、NT欠損マウス由来のMEF...
❏自然癌化モデルを用いた癌化に関与する特異的な代謝機構の解明と治療標的の探索(26670163)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 九州大学, 生体防御医学研究所, 特任准教授 (20593966)
【キーワード】細胞老化 / 代謝 / 不死化 / 癌化 / 低酸素 (他8件)
【概要】マウス胎仔の初代培養線維芽細胞 (MEFs)を用い、(1) 細胞の自然老化→自然癌化(不死化)モデルの樹立、(2) 老化あるいは癌化(不死化)した細胞に特徴的な代謝産物の探索、を行い、それら細胞老化・癌化に特徴的な代謝産物の増減パターンのvalidationを行い、細胞老化・細胞癌化に実際に関与した代謝酵素反応を絞り込み、それらの代謝酵素の (a) 過剰発現細胞株、(b)発現ノックダウン細胞株、(...
【医歯薬学】薬学:インスリン代謝を含む研究件
❏近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチー原因遺伝子産物の発現調節と代謝異常への関与(26670451)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / TFG / インスリン / 糖・脂質代謝 (他6件)
【概要】我々は、PTENに結合するタンパクを網羅的に同定する過程でTFGを同定した。培養細胞ではTFGを過剰発現することで、細胞内PIP3の量が増加した。しかし、一方、TFGは近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチーの原因遺伝子であり、この疾患では高率に糖尿病を合併する。そこで、我々は、TFGの神経および代謝における役割を明らかにするために、臓器特異的なTFG KOマウスの作成を行った。全身的なTFG KO...
❏プロリン異性化酵素Pin1,PAR14と含有複合体による代謝調節と治療への展開(26293219)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, その他の研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / Pin1 / インスリン / プロリン異性化酵素 (他14件)
【概要】プロリン異性化酵素とは、プロリンとそのN端側のアミノ酸と間のペプチド結合をcis体からtrans体に変化させることで標的タンパクの機能変化を誘導するユニークな酵素である。今回、Pin1はAMPKのγサブユニットに結合し、AMPK活性化抑制から脂肪分解を抑制することが判明した。さらに、Pin1は、転写共役因子PRDM16に結合し分解を促進することで脂肪細胞におけるUCP1発現を抑制することを見出した...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】薬学:再生医療代謝を含む研究件
❏代謝制御によるヒトiPS細胞由来心筋細胞におけるタイプ別選別法の確立と応用(17H05067)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 代謝 / 心筋細胞 / 移植 / 創薬 (他10件)
【概要】本研究の目的は、代謝制御によるタイプ別心筋作製法を確立し、細胞移植治療や創薬へ応用することである。本研究では、(1)培養液の組成を工夫することにより、ヒトiPS細胞における増殖を促進する条件を見出すことに成功した。また、(2)ヒトiPS細胞由来のタイプ別心筋細胞の高効率分化誘導法を確立した。さらに、(3)タイプ別心筋細胞においてマルチオミクス解析を行うことにより代謝プロファイルを評価した。本研究成...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】薬学:細胞周期代謝を含む研究件
❏がん関連糖鎖による腫瘍内不均一性構築メカニズムの解明(16K07123)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高宮 里奈 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (70365419)
【キーワード】がん糖鎖 / メチル化 / メタボローム / 糖鎖 / メタボローム解析 (他12件)
【概要】sialyl-Tn糖鎖抗原の発現は、ペントースリン酸回路の活性化、2-ヒドロキシグルタル酸の産生の亢進に関与していることを見出した。ゲノム全体のDNAメチル化にはsialyl-Tn糖鎖抗原発現による影響は認められなかったが、細胞内代謝やがんの悪性化に関わる因子の発現に影響が認められた。 以上よりがん細胞におけるsialyl-Tn糖鎖の発現は、細胞内代謝をペントースリン酸回路に迂回させることにより変...
❏自然癌化モデルを用いた癌化に関与する特異的な代謝機構の解明と治療標的の探索(26670163)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 九州大学, 生体防御医学研究所, 特任准教授 (20593966)
【キーワード】細胞老化 / 代謝 / 不死化 / 癌化 / 低酸素 (他8件)
【概要】マウス胎仔の初代培養線維芽細胞 (MEFs)を用い、(1) 細胞の自然老化→自然癌化(不死化)モデルの樹立、(2) 老化あるいは癌化(不死化)した細胞に特徴的な代謝産物の探索、を行い、それら細胞老化・癌化に特徴的な代謝産物の増減パターンのvalidationを行い、細胞老化・細胞癌化に実際に関与した代謝酵素反応を絞り込み、それらの代謝酵素の (a) 過剰発現細胞株、(b)発現ノックダウン細胞株、(...
【医歯薬学】薬学:脳機能代謝を含む研究件
❏幼若期における欠食が短期的または持続的に与える影響の解明とその改善法の検討(21H00803)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】岡田 晋治 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (50376563)
【キーワード】食事 / 欠食 / 脳機能 / 代謝 / 腸内細菌叢 (他6件)
【概要】成長期における朝食欠食が近年問題視されており、心身の発達に悪影響を与えることが危惧されている。朝食摂食頻度と学力の相関が知られる一方、成長期の朝食欠食が脳機能へ与える影響は明確に示されていない。そこで本研究では活動期、つまり暗期の前半6時間欠食を朝食欠食として定義し、成長期マウスを用いて慢性的な朝食欠食の脳機能への影響について評価を行った。5週齢のC57BL/6マウスを用い、前述の条件下で3週間飼...
❏脳腸軸を介し脳を活性化するポリフェノールの探索(19K22798)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】小林 彰子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (90348144)
【キーワード】ポリフェノール / 脳機能 / バイオアベイラビリティ / ロスマリン酸 / 体内分布 (他9件)
【概要】経口投与後各臓器に含まれるRA, およびその代謝物であるカフェ酸(CAA), フェルラ酸(FA), クマル酸, ヒドロ-m-クマリン酸, ロスマリン酸メチル(RM)をLC-MS/MSを用いて測定した。血漿中ではRA, CAA, FAのみが検出され, RA濃度が最も高かった。脳ではRAがほとんど検出されなかった一方, CAA, FAが検出された。肝臓や腎臓ではRA, CAA, FA, RMが検出され...
【医歯薬学】薬学:トランスジェニツクマウス代謝を含む研究件
❏老化関連疾患の予防効果が期待される機能性食品成分の評価系構築とその応用(25282027)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】老化 / カロリー制限 / 酸化ストレス / 脂質代謝 / 機能性食品 (他17件)
【概要】動物に与える餌のカロリーを適度に制限すると、その動物は老化に伴って発症率が増加するガンなどの疾患の発症が抑制され、寿命も延長することが知られている。このカロリー制限による寿命延長効果の分子機構を明らかにし、実際に食事の量を制限することなく、その抗老化作用を発揮できるカロリー制限摸倣物を探索する実験系の構築とその応用に関する研究を行った。研究成果により、抗老化作用に重要と考えられる遺伝子群と、その発...
❏代謝性疾患としてのC型肝炎:生活習慣病と肝発癌への病態解明(18390214)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小池 和彦 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80240703)
【キーワード】C型肝炎 / インスリン抵抗性 / 肝脂肪化 / トランスジェニックマウス / 代謝 (他9件)
【概要】C型肝炎ウイルス(HCV)は肝臓を主なターゲットとするウイルスであるが、多臓器に病変を引き起こすことも次第に明らかになってきている。さらに、最近になり、HCV感染症の代謝性疾患としての病像が注目されてきている。我々は、C型慢性肝炎患者とマウスモデルを用いて、 HCV感染症において脂質代謝異常、インスリン抵抗性が発生することを明らかにし、その機序を解明してきた。インスリン抵抗性は、C型慢性肝炎の肝線...
【医歯薬学】薬学:ミトコンドリア代謝を含む研究件
❏中区分49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2020
【研究種目】免疫学
【研究期間】免疫記憶
【研究代表者】腫瘍免疫
【キーワード】サイトカイン
【概要】DNA損傷やがん遺伝子の活性化などのストレスにより、細胞増殖が不可逆的に停止することを、細胞老化という。細胞老化は、培養細胞において発見された現象であるが、近年、加齢に伴うストレスにより個体内でも起こり、個体老化に促進的に働くことがわかってきた。本年度は、研究代表者が行ったゲノムワイドsiRNA スクリーニングにより、細胞老化との関連が新たに見いだされたタンパク質の機能解析を行った。このタンパク質...
❏一次繊毛を介した新規腎尿細管恒常性維持機構とそれに基づく腎線維化機序の解明(21H02824)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (50232509)
【キーワード】尿細管炎症・線維化 / オルガネラストレス / オルガネラコンタクトサイト / エネルギー代謝 / 慢性腎臓病 (他14件)
【概要】これまでに、尿細管細胞一次繊毛 (primary cilium) の遺伝背景が関与する尿細管障害(嚢胞形成、炎症、線維化)の分子機序や、一次繊毛を介した細胞内シグナル伝達経路などが研究されてきたが、一次繊毛が小胞体やミトコンドリアなどの他のオルガネラの機能不全 (オルガネラストレス)、あるいはオルガネラ間相互作用(オルガ ネラクロストーク、オルガネラコンタクト)に及ぼす影響を解明した報告は乏しい。...
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
【医歯薬学】薬学:がん幹細胞代謝を含む研究件
❏全てのヒト骨髄性腫瘍が依存する、新規がん幹細胞維持機構の解明(16H06391)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】赤司 浩一 九州大学, 医学研究院, 教授 (80380385)
【キーワード】白血病幹細胞 / TIM-3 / 治療抵抗性残存白血病 / メタボロミクス / 微小残存病変 (他14件)
【概要】我々はTIM-3分子が骨髄異形成症候群、骨髄増殖性腫瘍からの白血病(AML)への進展など、ヒト骨髄系白血病幹細胞に共通して発現していることを世界に先駆けて報告した。本研究では、TIM-3のリガンドにより惹起される"動"と"静"のシグナルの本質を明らかにするために、ヒトAML検体を対象として新規異種移植システムや超高感度メタボロームを含むオミクス解析に取り組み、TIM...
❏EpCAMによる癌幹細胞特異的代謝機構の解明及びその阻害による癌治療法の開発(24590389)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永野 修 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30404346)
【キーワード】癌幹細胞 / EpCAM / 糖代謝 / 代謝
【概要】本研究では、主要な癌幹細胞マーカーの一つであるEpCAMが癌幹細胞の細胞内代謝に与える影響について解析し、その阻害による癌幹細胞特異的治療法の立案を目的として行った。その結果、EpCAMの発現は癌細胞においてペントースリン酸経路の活性化を促進することで抗酸化物質グルタチオンの還元力を高め、酸化ストレス抵抗性に寄与することが分かった。このことから、EpCAM陽性の癌幹細胞において、EpCAMを介した...
❏悪性脳腫瘍の光線力学診断法:分子機構の解明と診断への応用(23650619)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】石川 智久 独立行政法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 上級研究員 (60193281)
【キーワード】悪性脳腫瘍 / 光線力学診断 / 光線力学治療 / 5-アミノレブリン酸(ALA) / ポルフィリン (他19件)
【概要】5-アミノレブリン酸(ALA)を用いた悪性脳腫瘍の光線力学診断の分子機構を解明し、その臨床応用を目指した。正常脳と脳腫瘍とを差別化するバイオマーカーを探索した結果、ALA取り込みに関与するPEPT、プロトポルフィリンIXの排出に関与するABCGが重要なファクターであることを発見した。一方、転写因子Nrf2がABCG2遺伝子の発現を誘導する重要なファクターであり、その遺伝子のSNP (-617C&g...
【医歯薬学】薬学:HIF代謝を含む研究件
❏水酸化オミクス解析を駆使した低酸素応答による代謝制御機構の全貌解明(16H04723)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20593966)
【キーワード】低酸素 / 水酸化 / プロリン / HIF / PHD (他13件)
【概要】我々の身体の細胞内には酸素添加酵素 (oxygenase)が多数存在する。それぞれ酸素に対するKm値にこそ差はあるものの、酸素濃度が低下するとこれら酸素添加酵素の活性は低下する。そのなかでも低酸素による活性の低下が良く研究されている水酸化酵素に着目し、細胞内の水酸化状態を定量することにより低酸素応答そのものを定量・評価・把握する、すなわち「ヒドロキシオームの解析」を本研究の目標とした。質量分析器を...
❏低酸素応答のメタボローム解析から新しい虚血再潅流傷害治療法の開発へ(23310136)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20593966)
【キーワード】hypoxia / metabolomics / HIF / PHD / iscemia (他13件)
【概要】Phd2を失活させて低酸素応答が全身で活性化したマウスでは、対照群と比較して心筋梗塞モデルにおける梗塞巣が優位に縮小しており、心機能も保持されていることが確認された。そこで、Phd2が失活した心筋組織において、虚血再灌流傷害軽減に貢献した代謝メカニズムの解明を試みた。その結果、『PHD2を失活させることにより活性化された低酸素応答によって、ミトコンドリアによる酸化的リン酸化から解糖系に代謝システム...
【医歯薬学】薬学:GPCR代謝を含む研究件
❏組織修復を制御する体内環境受容システムの解明(19K16136)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織再生 / ショウジョウバエ / GPCR / タキキニン / 組織修復 (他12件)
【概要】本研究では、組織修復に寄与する体内環境受容システムの解明を目的とした。これまでに遠隔的な再生制御が明らかになってきたが、どのように体内環境が受容されるかについての研究は進められていなかった。そこで、ショウジョウバエ翅成虫原基の修復に寄与するGPCRスクリーニングを行なった。結果、哺乳類タキキニン受容体のオーソログであるTkR86Cが再生に寄与することが判明した。神経における高い発現が見られたことか...
❏体内環境受容システムを介した組織修復制御機構の解明(18H06064)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2018-08-24 - 2020-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織修復 / 組織間相互作用 / トリプトファン代謝 / ショウジョウバエ / GPCR (他7件)
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な生命現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御するメカニズムが存在することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理...
【医歯薬学】薬学:酵素代謝を含む研究件
❏魚類の還元的カロテノイド代謝に関わる新奇酵素の探索(16K14982)
【研究テーマ】水圏生命科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡田 茂 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00224014)
【キーワード】カロテノイド / 魚類 / 代謝 / 酵素 / 還元 (他6件)
【概要】一部の魚類は、アスタキサンチンという赤色カロテノイドを、ゼアキサンチンやルテインという黄色カロテノイドへと還元的に変換し、蓄積する代謝経路を有している。本研究では、この魚類におけるカロテノイドの還元的代謝に関与する酵素を明らかにすることを試みた。当該酵素の基質特異性に関する知見を得るため、ヒメダカ(Oryzias latipes)に対し、アスタキサンチンの三種立体異性体を個別に投与したところ、いず...
❏リン脂質のリサイクル(15K14957)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 細胞・組織 / 脂質 / 生体分子 / 肝臓 (他9件)
【概要】コリンは栄養素として外因性に供給される以外に、細胞膜ホスファチジルコリン(PC)の分解からも生じるが、本代謝経路を担う酵素の実体と意義は不明であった。我々は脂質代謝酵素PNPLA8(ホスホリパーゼA)とPNPLA7(リゾホスホリパーゼ)の欠損マウスの解析を通じて、PNPLA8→PNPLA7経路が肝臓においてPCから内因性コリンを動員する主経路であることを明らかにした。本経路が遮断されるとコリン及び...
❏動物におけるペントースリン酸副経路の同定(23790122)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】近藤 嘉高 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (20507397)
【キーワード】代謝 / 生化学 / 酵素 / 動物 / ペントースリン酸経路 (他6件)
【概要】ペントースリン酸経路は、グルコース6-リン酸をグルコノラクトン6-リン酸、グルコン酸6-リン酸を経て、グリセルアルデヒド3-リン酸に代謝し、NADPHおよび核酸原料の供給を担う。細菌類では、グルコースからグルコノラクトン、グルコン酸を経て、グルコン酸6-リン酸に至る副経路が知られている。しかし、動物において副経路が存在するかどうかは不明である。本研究では、ヒトおよびマウスにおいてグルコン酸をグルコ...
【医歯薬学】薬学:低酸素代謝を含む研究件
❏水酸化オミクス解析を駆使した低酸素応答による代謝制御機構の全貌解明(16H04723)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20593966)
【キーワード】低酸素 / 水酸化 / プロリン / HIF / PHD (他13件)
【概要】我々の身体の細胞内には酸素添加酵素 (oxygenase)が多数存在する。それぞれ酸素に対するKm値にこそ差はあるものの、酸素濃度が低下するとこれら酸素添加酵素の活性は低下する。そのなかでも低酸素による活性の低下が良く研究されている水酸化酵素に着目し、細胞内の水酸化状態を定量することにより低酸素応答そのものを定量・評価・把握する、すなわち「ヒドロキシオームの解析」を本研究の目標とした。質量分析器を...
❏自然癌化モデルを用いた癌化に関与する特異的な代謝機構の解明と治療標的の探索(26670163)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 九州大学, 生体防御医学研究所, 特任准教授 (20593966)
【キーワード】細胞老化 / 代謝 / 不死化 / 癌化 / 低酸素 (他8件)
【概要】マウス胎仔の初代培養線維芽細胞 (MEFs)を用い、(1) 細胞の自然老化→自然癌化(不死化)モデルの樹立、(2) 老化あるいは癌化(不死化)した細胞に特徴的な代謝産物の探索、を行い、それら細胞老化・癌化に特徴的な代謝産物の増減パターンのvalidationを行い、細胞老化・細胞癌化に実際に関与した代謝酵素反応を絞り込み、それらの代謝酵素の (a) 過剰発現細胞株、(b)発現ノックダウン細胞株、(...
❏低酸素応答のメタボローム解析から新しい虚血再潅流傷害治療法の開発へ(23310136)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20593966)
【キーワード】hypoxia / metabolomics / HIF / PHD / iscemia (他13件)
【概要】Phd2を失活させて低酸素応答が全身で活性化したマウスでは、対照群と比較して心筋梗塞モデルにおける梗塞巣が優位に縮小しており、心機能も保持されていることが確認された。そこで、Phd2が失活した心筋組織において、虚血再灌流傷害軽減に貢献した代謝メカニズムの解明を試みた。その結果、『PHD2を失活させることにより活性化された低酸素応答によって、ミトコンドリアによる酸化的リン酸化から解糖系に代謝システム...
【医歯薬学】薬学:免疫代謝を含む研究件
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏腫瘍と免疫細胞の対峙を代謝で読み解く腫瘍微小環境研究(18H04033)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鵜殿 平一郎 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (50260659)
【キーワード】腫瘍浸潤CD8T細胞 / IFNg / 解糖系 / 酸化的リン酸化 / がん細胞 (他18件)
【概要】メトホルミンにより活性化される腫瘍浸潤CD8T細胞(CD8TIL)におけるNrf2およびp62分子の役割を、Nrf2コンディショナルKOマウス、さらにp62コンディショナルKOマウスを用いて明らかにした。これらのKOマウスにおいては、メトホルミン+抗PD-1抗体治療にもかかわらず腫瘍は増大を続けた。CD8TILのフローサイトメータによる解析の結果、mTORC1の下流分子pS6, 細胞増殖マーカーK...
【医歯薬学】薬学:腫瘍免疫代謝を含む研究件
❏小区分49030:実験病理学関連(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】腫瘍免疫
【研究期間】T細胞
【研究代表者】サイトカイン
【キーワード】エフェクター細胞
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏TIL療法の限界を克服する~メトホルミンを用いた代謝調節によるT細胞若返りの試み(19K22362)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】中川 貴之 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40447363)
【キーワード】犬 / 固形腫瘍 / 腫瘍免疫 / T細胞 / 代謝 (他12件)
【概要】固形腫瘍組織内には、腫瘍細胞を認識する抗腫瘍T細胞が存在するが、様々な要因により、T細胞機能が抑制され、抗腫瘍応答が阻害されている。本研究では、腫瘍細胞や免疫細胞が過剰発現するIDOと呼ばれるアミノ酸代謝酵素に着目し、その阻害による抗腫瘍応答増強作用を検証した。その結果、犬膀胱癌や腫瘍浸潤免疫細胞において、IDOの高発現を認めること、IDO阻害薬により犬T細胞の抗腫瘍応答が増強されることを発見した...
❏サイトカインシグナルの増強による抗腫瘍効果の増大と新たな抗腫瘍薬の開発(19K07514)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00269052)
【キーワード】腫瘍免疫 / T細胞 / サイトカイン / エフェクター細胞 / 代謝 (他15件)
【概要】SOCS3はSTAT3を活性化するサイトカインシグナルを負に制御する。SOCS3をT細胞で欠損したマウスは強い抗腫瘍効果を示す。SOCS3欠損CD8T細胞は強いエフェクター作用を持ち、CD4T細胞では制御性T細胞が減少する。これらはSOCS3によって制御されるIL6によるものである。IL6はCD8T細胞を酸化的リン酸化よりも解糖系優位の代謝へと変化させると共に、ミトコンドリアの膜電位や活性酸素を上...
【医歯薬学】薬学:受容体代謝を含む研究件
❏メタボライトと神経細胞を基軸とした遠隔的組織修復制御機構の解明(21K15100)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織修復 / 組織間相互作用 / キヌレニン / ショウジョウバエ / 代謝 (他6件)
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理解には未だ至っていない。...
❏消化管における味覚関連遺伝子発現細胞の機能解析(25292068)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】石丸 喜朗 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任准教授 (10451840)
【キーワード】受容体 / 消化管 / 代謝 / 栄養素 / 遺伝子破壊マウス
【概要】小腸上皮細胞の約0.4%を占める刷子細胞の分化機構と細胞機能は不明であった。本研究では、以前我々のグループが味蕾の甘味、苦味、うま味細胞への運命決定を司ることを報告した転写因子Skn-1aが、小腸刷子細胞の分化も制御していることを明らかにした。Skn-1欠損マウスは野生型マウスと比べて、摂餌量には差がなかったが、カテコールアミン分泌量の増大によって消費エネルギーが増加したために、低体重・低体脂肪を...
【医歯薬学】薬学:胆汁酸代謝を含む研究件
❏栄養素バランスと質による胆汁酸-腸内細菌相互作用を中心とした次世代継承研究(19K11751)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】横山 葉子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任講師 (10617244)
【キーワード】栄養バランス / タンパク質 / 胆汁酸 / 腸内細菌 / 栄養素バランス (他6件)
【概要】わが国の低出生体重児の占める割合は非常に高く、OECD諸国の27カ国中でギリシャと並び最高である。低出生体重はその後のメタボリックシンドロームや精神疾患の発症割合の上昇との関連が指摘され、このまま低出生体重児の増加が進めば将来爆発的な発症が起こりかねない。加えて、医療費増加や労働生産性低下など、経済的にも重要な公衆衛生上の問題である。先行研究では、出生前後の栄養素バランスの差異は、成長してからの健...
❏胆汁酸-腸内細菌-生体シグナル伝達相互作用解明による生活習慣病個別化医療の推進(16H05292)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡辺 光博 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 教授 (10450842)
【キーワード】胆汁酸 / 腸内細菌 / 糖尿病 / 肥満 / 消化器 (他6件)
【概要】近年、胆汁酸は単に脂質の消化吸収を促進するだけでなく、生体内シグナル分子として代謝を調節していることが明らかになった。胆汁酸応答性の異なる2種系統マウスに胆汁酸を投与した際の代謝の差異に加えて、腸内細菌の影響を解析する目的で、抗生物質を投与し腸内細菌叢を変化させ、胆汁酸組成、マイクロアレイ、腸内細菌叢解析などオミックス解析行った。その結果、2種系統マウスの胆汁酸による肥満・糖尿病抑制効果の有無には...
❏メタボリック症候群新規治療法を目指したβ酸化調節鍵因子ACC2の発現制御機構解明(23580139)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】渡辺 光博 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (10450842)
【キーワード】代謝 / メタボリックシンドローム / 胆汁酸 / 脂質代謝 / 肝臓 (他9件)
【概要】本研究では、メタボリックシンドローム治療標的としてAcetyl-CoA Carboxylase 2(ACC2)に着目した。ACC2はエネルギー代謝改善につながる治療標的たりうるが、我々は胆汁酸投与によるマウス肝ACC2遺伝子発現低下を見出しており、これを踏まえACC2転写制御機構解明を目指した。マウスACC2遺伝子には2つの転写開始点があり、本研究で各調節領域を検討、また各mRNAの諸条件下での発...
【医歯薬学】薬学:アミノ酸代謝を含む研究件
❏腫瘍微小環境におけるメタボロインタラクト―ムの探索と制御(21K19399)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】大澤 毅 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (50567592)
【キーワード】がん / 代謝 / 細胞間相互作用 / アミノ酸 / オミクス統合解析
【概要】がんの転移・浸潤・薬剤耐性などの悪性化には腫瘍微小環境が重要な役割を果たす。申請者は、腫瘍微小環境において、分岐鎖アミノ酸のがん細胞への供給が、線維芽細胞や間質細胞からなされる新たなメカニズムが存在する可能性を見出している。本研究では、アミノ酸を軸とした腫瘍組織における細胞間相互作用で鍵となる代謝物(メタボロインタラクト―ム)の探索的な研究から新規がんの治療法の開発につながる研究を目的とする。本研...
❏萌芽研究-アミノ酸は魚類のエネルギー代謝中核物質か?(23658174)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】潮 秀樹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50251682)
【キーワード】アミノ酸 / 代謝 / 魚類 / エネルギー
【概要】ゼブラフィッシュのGLP-1のアミノ酸配列について得られた抗血清を用いたウェスタンブロッティングを行ったが,いずれの試料からも陽性反応が認められなかった.本研究期間内では,残念ながらGLP-1陽性細胞の特定には至らなかった.アミノ酸への応答を明らかにするために,ゼブラフィッシュにLys欠飼料を投与したところ,肝臓から筋肉への脂質の移行が起こることが明らかとなり,少なくとも魚類では摂取したアミノ酸が...
【医歯薬学】薬学:ショウジョウバエ代謝を含む研究件
❏0702:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】組織修復
【研究期間】組織間相互作用
【研究代表者】トリプトファン代謝
【キーワード】ショウジョウバエ
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理解には未だ至っていない。...
❏組織修復を制御する体内環境受容システムの解明(19K16136)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織再生 / ショウジョウバエ / GPCR / タキキニン / 組織修復 (他12件)
【概要】本研究では、組織修復に寄与する体内環境受容システムの解明を目的とした。これまでに遠隔的な再生制御が明らかになってきたが、どのように体内環境が受容されるかについての研究は進められていなかった。そこで、ショウジョウバエ翅成虫原基の修復に寄与するGPCRスクリーニングを行なった。結果、哺乳類タキキニン受容体のオーソログであるTkR86Cが再生に寄与することが判明した。神経における高い発現が見られたことか...
❏体内環境受容システムを介した組織修復制御機構の解明(18H06064)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2018-08-24 - 2020-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織修復 / 組織間相互作用 / トリプトファン代謝 / ショウジョウバエ / GPCR (他7件)
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な生命現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御するメカニズムが存在することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理...
【医歯薬学】薬学:内分泌代謝を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏雑食性昆虫における栄養分選好性行動の代謝系および内分泌系による調節機構の解明(19H02967)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】永田 晋治 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (40345179)
【キーワード】昆虫 / 摂食行動 / 内分泌 / 共食い行動 / 脂質 (他9件)
【概要】本研究では、雑食性のフタホシコオロギで、栄養分選好性を分子レベルで探究した。期間内には、以下の成果を得た。①NPF、インスリン様ペプチド、AKHが、脂質生合成経路と連携し行動調節していることが分かった。②栄養分のセンサーである側心体のRNA-Sequencing解析により、AKHを中心とした内分泌ネットワークを明らかにした。③食性を特徴づける餌成分として、脂質が重要であることが分かったが、化学構造...
【医歯薬学】薬学:核内受容体代謝を含む研究件
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏生体内エネルギー代謝恒常性調節機構解明によるメタボリック症候群へのアプローチ(20580103)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】渡辺 光博 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (10450842)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / 胆汁酸 / 核内受容体 / 生活習慣病 (他7件)
【概要】高脂肪食負荷マウスへの胆汁酸受容体FXR 合成アゴニストの長期投与によるFXR の活性化は、脂肪肝・肥満・糖尿病を誘発するものであり、メタボリックシンドローム治療に適していないといえる。そのメカニズムとして、肝臓での胆汁酸合成を低下させ胆汁酸プール量を低下させエネルギー代謝を低下させたと推察される。また、DNAマイクロアレイとメタボローム解析により、エネルギー代謝恒常性において胆汁酸がアミノ酸代謝...
❏代謝性疾患としてのC型肝炎:生活習慣病と肝発癌への病態解明(18390214)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小池 和彦 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80240703)
【キーワード】C型肝炎 / インスリン抵抗性 / 肝脂肪化 / トランスジェニックマウス / 代謝 (他9件)
【概要】C型肝炎ウイルス(HCV)は肝臓を主なターゲットとするウイルスであるが、多臓器に病変を引き起こすことも次第に明らかになってきている。さらに、最近になり、HCV感染症の代謝性疾患としての病像が注目されてきている。我々は、C型慢性肝炎患者とマウスモデルを用いて、 HCV感染症において脂質代謝異常、インスリン抵抗性が発生することを明らかにし、その機序を解明してきた。インスリン抵抗性は、C型慢性肝炎の肝線...
【医歯薬学】薬学:活性酸素代謝を含む研究件
❏卵巣癌の治療抵抗性に関わる代謝特性の解明と新規治療標的の同定(16K20206)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】増田 健太 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (30773460)
【キーワード】卵巣癌 / 治療抵抗性 / 活性酸素 / 脂質代謝 / 代謝
【概要】治療抵抗性とされる4種類の卵巣明細胞腺癌細胞株(TOV21G, OVTOKO, ES2, RMG-I)を用いて、低栄養、低酸素ストレス環境下における細胞増殖を解析した。その結果、細胞株間において、低酸素、低栄養に対する反応が異なることが明らかとなった。また活性酸素(ROS)の抑制剤であるN-acetylcysteine(NAC)やビタミンE誘導体Troloxの添加によりその反応が抑制されたことより...
❏網羅的代謝解析を用いた白血球によるCOPD発症機構の解明(20790575)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】高宮 里奈 大阪大学, 医学系研究科, 特任研究員(常勤) (70365419)
【キーワード】COPD / 白血球 / 赤血球 / メタボローム解析 / 活性酸素 (他11件)
【概要】申請者は、キャピラリー電気泳動-質量分析装置を用いたメタボローム解析より、タバコ煙抽出液は、細胞内糖代謝流速を解糖系からペントースリン酸回路にシフトさせ、ヌクレオチド生成も亢進させ、細胞内糖代謝応答に異常を引き起こす事で、白血球の機能や生存を制御している可能性が示唆する可能性を示した。そのため、この回路の異常が白血球の機能異常を齎し、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の病態修飾に寄与すると考えられた。...
【医歯薬学】薬学:エネルギー代謝代謝を含む研究件
❏一次繊毛を介した新規腎尿細管恒常性維持機構とそれに基づく腎線維化機序の解明(21H02824)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (50232509)
【キーワード】尿細管炎症・線維化 / オルガネラストレス / オルガネラコンタクトサイト / エネルギー代謝 / 慢性腎臓病 (他14件)
【概要】これまでに、尿細管細胞一次繊毛 (primary cilium) の遺伝背景が関与する尿細管障害(嚢胞形成、炎症、線維化)の分子機序や、一次繊毛を介した細胞内シグナル伝達経路などが研究されてきたが、一次繊毛が小胞体やミトコンドリアなどの他のオルガネラの機能不全 (オルガネラストレス)、あるいはオルガネラ間相互作用(オルガ ネラクロストーク、オルガネラコンタクト)に及ぼす影響を解明した報告は乏しい。...
❏水素ガスによる虚血脳エネルギー代謝代償機転の分子機構の解明(19K06960)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】梶村 眞弓 慶應義塾大学, 医学部(日吉), 教授 (10327497)
【キーワード】分子状水素 / 脳虚血 / エネルギー代謝 / Neurovascular unit / 質量分析イメージング (他11件)
【概要】水素ガス(H2)吸入は脳虚血時に神経保護作用を発揮することが知られているが, その機序は未解明である。本研究はH2によるエネルギー代謝の代償機転の機序を解明することを目的とした。H2で特異的に作動する受容体を洗い出すため, 脳梗塞モデルマウス実験系を用いメタボローム解析を行った。虚血によって亢進するプリン体の分解が, H2投与により抑制された。またクエン酸回路のメンバーであるコハク酸の集積が減少す...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
【医歯薬学】薬学:プロテオミクス代謝を含む研究件
❏水酸化オミクス解析を駆使した低酸素応答による代謝制御機構の全貌解明(16H04723)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20593966)
【キーワード】低酸素 / 水酸化 / プロリン / HIF / PHD (他13件)
【概要】我々の身体の細胞内には酸素添加酵素 (oxygenase)が多数存在する。それぞれ酸素に対するKm値にこそ差はあるものの、酸素濃度が低下するとこれら酸素添加酵素の活性は低下する。そのなかでも低酸素による活性の低下が良く研究されている水酸化酵素に着目し、細胞内の水酸化状態を定量することにより低酸素応答そのものを定量・評価・把握する、すなわち「ヒドロキシオームの解析」を本研究の目標とした。質量分析器を...
❏プロテオミクスによる代謝調節機序の解明と糖尿病における異常(18390271)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】インスリン / 糖代謝 / 糖尿病 / グルコーストランスポーター / プロテオミクス (他9件)
【概要】インスリンの作用には、IRS-1/2を介したPI3-kinase/Akt活性化が極めて重要な役割を果たしている。我々は、IRS-1に結合するタンパクを、免疫沈降からの複合体解析をLC/MS/MSのシステムを用いて網羅的に検索し、proryl isomerarse I(Pin1)を同定した。Pin1は、プロリンをtrans構造に変化させることでタンパクの構造変化をもたらし、機能を修飾する蛋白である。...
【医歯薬学】薬学:タンパク質代謝を含む研究件
❏栄養素バランスと質による胆汁酸-腸内細菌相互作用を中心とした次世代継承研究(19K11751)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】横山 葉子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任講師 (10617244)
【キーワード】栄養バランス / タンパク質 / 胆汁酸 / 腸内細菌 / 栄養素バランス (他6件)
【概要】わが国の低出生体重児の占める割合は非常に高く、OECD諸国の27カ国中でギリシャと並び最高である。低出生体重はその後のメタボリックシンドロームや精神疾患の発症割合の上昇との関連が指摘され、このまま低出生体重児の増加が進めば将来爆発的な発症が起こりかねない。加えて、医療費増加や労働生産性低下など、経済的にも重要な公衆衛生上の問題である。先行研究では、出生前後の栄養素バランスの差異は、成長してからの健...
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
❏インスリン受容体基質と相互作用しているARF1 mRNAの生理的意義の解明(22780249)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】福嶋 俊明 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (70543552)
【キーワード】代謝 / 内分泌制御 / シグナル伝達 / 発現制御 / 核酸 (他7件)
【概要】我々は、インスリンやインスリン様成長因子(IGF)の細胞内シグナルを仲介するインスリン受容体基質(IRS)がRNAと複合体を形成していることを見出し、この複合体形成の意義を解析した。その結果、IRSは、(1)small nucleolar RNA(snoRNA)の生合成を促進して、リボソームの成熟・活性化を進める、(2)mRNAの配列内リボソーム進入部位(IRES)を介した翻訳を調節する、という多...
【医歯薬学】薬学:肝細胞代謝を含む研究件
❏プロリン異性化酵素Pin1,PAR14と含有複合体による代謝調節と治療への展開(26293219)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, その他の研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / Pin1 / インスリン / プロリン異性化酵素 (他14件)
【概要】プロリン異性化酵素とは、プロリンとそのN端側のアミノ酸と間のペプチド結合をcis体からtrans体に変化させることで標的タンパクの機能変化を誘導するユニークな酵素である。今回、Pin1はAMPKのγサブユニットに結合し、AMPK活性化抑制から脂肪分解を抑制することが判明した。さらに、Pin1は、転写共役因子PRDM16に結合し分解を促進することで脂肪細胞におけるUCP1発現を抑制することを見出した...
❏生体様の代謝と輸送を再現する肝組織マイクロデバイス(13F03713)
【研究テーマ】マイクロ・ナノデバイス
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00235128)
【キーワード】hepatocyte / microfludic / metabolism / transport / CRCAN-ON-CHID (他6件)
【概要】To realize hepatocytes-based assays exhibiting many biological functions, we investigated the feasibilities of microwell device and microfluidic system for better metabolism and future bile recovery. ...
❏化学物質人体影響の定量的評価のための複合細胞培養システムの開発研究(11450310)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 講師 (00235128)
【キーワード】モデル小腸膜 / モデル肝組織 / 複合細胞培養 / 代謝活性化 / 極性輸送 (他14件)
【概要】まず,市販の膜型培養器を用い,モデル小腸膜(ヒト大腸ガン由来Caco-2細胞)とモデル標的臓器細胞(ヒト正常二倍体線維芽細胞TIG-1)からなる簡便な静置型二層培養システムを開発した.4つのモデル化学物質について,TIG-1細胞増殖阻害で定義されるED50値は,二層培養では単層培養(Caco-2膜無し)と比較して,経口吸収率を反映して高濃度側に変化し,Caco-2膜を導入することで,毒性発現におけ...
【医歯薬学】薬学:阻害剤代謝を含む研究件
❏クロロフィル蛍光を用いた新規薬剤スクリーニング法の開発(23657041)
【研究テーマ】植物分子生物・生理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】園池 公毅 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30226716)
【キーワード】クロロフィル蛍光 / 薬剤スクリーニング / シアノバクテリア / 代謝 / 光合成 (他12件)
【概要】医薬・農薬などを新規に開発するために、さまざまな化学物質の生理機能活性をスクリーニングする新規な方法を開発することを目的として研究を行った。単細胞の光合成生物であるシアノバクテリアを材料として用い、光合成生物が持つクロロフィルの蛍光を利用することにより、さまざまな薬剤が細胞内の代謝系に及ぼす影響を解析した。その結果、細胞内の中間代謝産物を添加した場合に、代謝系によってその応答が異なることが明らかと...
❏医薬化学への高度利用化を目指したシトクロムp450機能性触媒の創製(07407079)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】樋口 恒彦 (1996-1997) 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (50173159)
【キーワード】シトクロム p450 / ルテニウム / ポルフィリン / チオレート / 不斉 (他20件)
【概要】本研究は、シトクロムp-450の機能を化学的にシミュレートした人工酸素系の構築と、医薬化学への種々の応用を行うことの2つを目的としており、本年度は以下のような研究成果を得ている。 I.これまで開発を行ってきたルテニウムポルフィリン-ピリジンN-オキシド誘導体系に関し、より詳細な検討を行った。すなわち触媒であるポルフィリン側に電子吸引性基や電子供与性基を導入したもの、金属近傍に立体障害となる基を導入...
【医歯薬学】薬学:肝臓代謝を含む研究件
❏リン脂質のリサイクル(15K14957)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 細胞・組織 / 脂質 / 生体分子 / 肝臓 (他9件)
【概要】コリンは栄養素として外因性に供給される以外に、細胞膜ホスファチジルコリン(PC)の分解からも生じるが、本代謝経路を担う酵素の実体と意義は不明であった。我々は脂質代謝酵素PNPLA8(ホスホリパーゼA)とPNPLA7(リゾホスホリパーゼ)の欠損マウスの解析を通じて、PNPLA8→PNPLA7経路が肝臓においてPCから内因性コリンを動員する主経路であることを明らかにした。本経路が遮断されるとコリン及び...
❏生体様の代謝と輸送を再現する肝組織マイクロデバイス(13F03713)
【研究テーマ】マイクロ・ナノデバイス
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00235128)
【キーワード】hepatocyte / microfludic / metabolism / transport / CRCAN-ON-CHID (他6件)
【概要】To realize hepatocytes-based assays exhibiting many biological functions, we investigated the feasibilities of microwell device and microfluidic system for better metabolism and future bile recovery. ...
❏メタボリック症候群新規治療法を目指したβ酸化調節鍵因子ACC2の発現制御機構解明(23580139)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】渡辺 光博 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (10450842)
【キーワード】代謝 / メタボリックシンドローム / 胆汁酸 / 脂質代謝 / 肝臓 (他9件)
【概要】本研究では、メタボリックシンドローム治療標的としてAcetyl-CoA Carboxylase 2(ACC2)に着目した。ACC2はエネルギー代謝改善につながる治療標的たりうるが、我々は胆汁酸投与によるマウス肝ACC2遺伝子発現低下を見出しており、これを踏まえACC2転写制御機構解明を目指した。マウスACC2遺伝子には2つの転写開始点があり、本研究で各調節領域を検討、また各mRNAの諸条件下での発...
【医歯薬学】薬学:創薬代謝を含む研究件
❏代謝制御によるヒトiPS細胞由来心筋細胞におけるタイプ別選別法の確立と応用(17H05067)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 代謝 / 心筋細胞 / 移植 / 創薬 (他10件)
【概要】本研究の目的は、代謝制御によるタイプ別心筋作製法を確立し、細胞移植治療や創薬へ応用することである。本研究では、(1)培養液の組成を工夫することにより、ヒトiPS細胞における増殖を促進する条件を見出すことに成功した。また、(2)ヒトiPS細胞由来のタイプ別心筋細胞の高効率分化誘導法を確立した。さらに、(3)タイプ別心筋細胞においてマルチオミクス解析を行うことにより代謝プロファイルを評価した。本研究成...
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
【医歯薬学】薬学:発現制御代謝を含む研究件
❏脂質輸送-脂質代謝連関による膜ドメイン機能の制御機構とその腫瘍生物学的意義の解明(16K08618)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山内 祥生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00444878)
【キーワード】脂質代謝 / 細胞内輸送 / コレステロール / スフィンゴ脂質 / 細胞内脂質輸送 (他12件)
【概要】細胞膜ドメインはがん細胞の悪性形質発現に極めて重要な役割を果たしているが、その機能調節機構に関する知見は乏しい。本研究課題では、脂質輸送と脂質代謝の連関を明らかにするとともに、脂質代謝変化が膜ドメイン機能に与える影響を解析した。その結果、コレステロールやスフィンゴ脂質の細胞内輸送が、脂質合成や細胞膜ドメイン機能を調節していることが示され、これらの連関ががん細胞の悪性形質の発現に関与していることを明...
❏インスリン受容体基質と相互作用しているARF1 mRNAの生理的意義の解明(22780249)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】福嶋 俊明 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (70543552)
【キーワード】代謝 / 内分泌制御 / シグナル伝達 / 発現制御 / 核酸 (他7件)
【概要】我々は、インスリンやインスリン様成長因子(IGF)の細胞内シグナルを仲介するインスリン受容体基質(IRS)がRNAと複合体を形成していることを見出し、この複合体形成の意義を解析した。その結果、IRSは、(1)small nucleolar RNA(snoRNA)の生合成を促進して、リボソームの成熟・活性化を進める、(2)mRNAの配列内リボソーム進入部位(IRES)を介した翻訳を調節する、という多...
【医歯薬学】薬学:がん代謝を含む研究件
❏腫瘍微小環境におけるメタボロインタラクト―ムの探索と制御(21K19399)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】大澤 毅 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (50567592)
【キーワード】がん / 代謝 / 細胞間相互作用 / アミノ酸 / オミクス統合解析
【概要】がんの転移・浸潤・薬剤耐性などの悪性化には腫瘍微小環境が重要な役割を果たす。申請者は、腫瘍微小環境において、分岐鎖アミノ酸のがん細胞への供給が、線維芽細胞や間質細胞からなされる新たなメカニズムが存在する可能性を見出している。本研究では、アミノ酸を軸とした腫瘍組織における細胞間相互作用で鍵となる代謝物(メタボロインタラクト―ム)の探索的な研究から新規がんの治療法の開発につながる研究を目的とする。本研...
❏GTPの駆動する増殖ストレス緩和システムの分子基盤の解明(20H03165)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】佐々木 敦朗 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任教授 (80620385)
【キーワード】GTP / ストレス応答 / イノシトールリン脂質 / がん / 代謝 (他9件)
【概要】昨年度までに多層的オミックス解析により取得したデータから、GTP濃度依存に変動する遺伝子群についての解析を行った。用いた細胞はGTPセンサーキナーゼであるPI5P4Kβの野生型を発現している細胞、そしてGTP感知機能を喪失した変異体を発現しているアイソジェニックな細胞を用いた。 GTP濃度低下において20分から24時間までの6つのタイムポイント;0 h, 20 min, 40 min, 1h, 2...
❏Stem Cell Memory T細胞の創出と応用(16K15292)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】腫瘍免疫 / メモリーT細胞 / 疲弊化 / Notch / 分化制御 (他17件)
【概要】最近、新規メモリーT細胞サブセットである幹細胞メモリーT(Tscm)細胞が発見され、新たなT細胞移入療法の素材として注目されている。Tscm細胞は長命で抗原刺激に応答して急速に増殖し、多数のエフェクターT細胞を産生する。我々はヒト末梢血よりEBウイルスや腫瘍抗原特異的T細胞を増幅させたのち、ヒトNotch-ligand, hDLL1を発現するOP9細胞と共培養することにより、エフェクターT細胞をT...
【医歯薬学】薬学:ポルフィリン代謝を含む研究件
❏悪性脳腫瘍の光線力学診断法:分子機構の解明と診断への応用(23650619)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】石川 智久 独立行政法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 上級研究員 (60193281)
【キーワード】悪性脳腫瘍 / 光線力学診断 / 光線力学治療 / 5-アミノレブリン酸(ALA) / ポルフィリン (他19件)
【概要】5-アミノレブリン酸(ALA)を用いた悪性脳腫瘍の光線力学診断の分子機構を解明し、その臨床応用を目指した。正常脳と脳腫瘍とを差別化するバイオマーカーを探索した結果、ALA取り込みに関与するPEPT、プロトポルフィリンIXの排出に関与するABCGが重要なファクターであることを発見した。一方、転写因子Nrf2がABCG2遺伝子の発現を誘導する重要なファクターであり、その遺伝子のSNP (-617C&g...
❏医薬化学への高度利用化を目指したシトクロムp450機能性触媒の創製(07407079)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】樋口 恒彦 (1996-1997) 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (50173159)
【キーワード】シトクロム p450 / ルテニウム / ポルフィリン / チオレート / 不斉 (他20件)
【概要】本研究は、シトクロムp-450の機能を化学的にシミュレートした人工酸素系の構築と、医薬化学への種々の応用を行うことの2つを目的としており、本年度は以下のような研究成果を得ている。 I.これまで開発を行ってきたルテニウムポルフィリン-ピリジンN-オキシド誘導体系に関し、より詳細な検討を行った。すなわち触媒であるポルフィリン側に電子吸引性基や電子供与性基を導入したもの、金属近傍に立体障害となる基を導入...
【医歯薬学】薬学:転写因子代謝を含む研究件
❏ストレス感受性および最大応答度の調節による老化および肥満解消方策の確立(19H04057)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】辻田 忠志 佐賀大学, 農学部, 講師 (20622046)
【キーワード】老化 / 転写因子 / ポリアミン / 代謝 / 酸化ストレス (他9件)
【概要】老化を引き起こす活性酸素種を無毒化する抗酸化酵素群は、抗酸化応答配列に結合するNrf転写因子群により発現が制御される。この一群の中で、Nrf1には過剰な抗酸化応答を抑制する。研究代表者は老齢マウスや老化モデルマウス肝において、Nrf1タンパク質量がすることを見出したことから、本研究では、早期老化モデルであるKlotho欠失マウスと加齢マウスとの比較解析データとNrf1欠失マウスとの共通項から、老化...
❏老化関連疾患の予防効果が期待される機能性食品成分の評価系構築とその応用(25282027)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】老化 / カロリー制限 / 酸化ストレス / 脂質代謝 / 機能性食品 (他17件)
【概要】動物に与える餌のカロリーを適度に制限すると、その動物は老化に伴って発症率が増加するガンなどの疾患の発症が抑制され、寿命も延長することが知られている。このカロリー制限による寿命延長効果の分子機構を明らかにし、実際に食事の量を制限することなく、その抗老化作用を発揮できるカロリー制限摸倣物を探索する実験系の構築とその応用に関する研究を行った。研究成果により、抗老化作用に重要と考えられる遺伝子群と、その発...
【医歯薬学】薬学:多能性幹細胞代謝を含む研究件
❏全能性獲得へのロードマップ:幹細胞のミトコンドリア・ゲノム安定性機構の解明(20H03827)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】山田 満稔 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (40383864)
【キーワード】多能性幹細胞 / 胚性ゲノム活性化 / 核置換 / 初期化 / ミトコンドリア (他11件)
【概要】人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell: iPSC)は、初期胚の発生を解明、あるいは加齢に伴う変性疾患を治療するための自己細胞代替療法を開発するための無限の供給源となる。最近の研究では、高齢のドナーから作製したiPSCには、ミトコンドリアゲノム(mtDNA)の変異やゲノムの不安定性が胚性幹細胞(embryonic stem cell: ESC)に比べて蓄積され...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】薬学:免疫学代謝を含む研究件
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏Stem Cell Memory T細胞の創出と応用(16K15292)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】腫瘍免疫 / メモリーT細胞 / 疲弊化 / Notch / 分化制御 (他17件)
【概要】最近、新規メモリーT細胞サブセットである幹細胞メモリーT(Tscm)細胞が発見され、新たなT細胞移入療法の素材として注目されている。Tscm細胞は長命で抗原刺激に応答して急速に増殖し、多数のエフェクターT細胞を産生する。我々はヒト末梢血よりEBウイルスや腫瘍抗原特異的T細胞を増幅させたのち、ヒトNotch-ligand, hDLL1を発現するOP9細胞と共培養することにより、エフェクターT細胞をT...
【医歯薬学】薬学:T細胞代謝を含む研究件
❏小区分54040:代謝および内分泌学関連(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】概日リズム
【研究期間】概日時計
【研究代表者】代謝
【キーワード】エピジェネティックス
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏TIL療法の限界を克服する~メトホルミンを用いた代謝調節によるT細胞若返りの試み(19K22362)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】中川 貴之 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40447363)
【キーワード】犬 / 固形腫瘍 / 腫瘍免疫 / T細胞 / 代謝 (他12件)
【概要】固形腫瘍組織内には、腫瘍細胞を認識する抗腫瘍T細胞が存在するが、様々な要因により、T細胞機能が抑制され、抗腫瘍応答が阻害されている。本研究では、腫瘍細胞や免疫細胞が過剰発現するIDOと呼ばれるアミノ酸代謝酵素に着目し、その阻害による抗腫瘍応答増強作用を検証した。その結果、犬膀胱癌や腫瘍浸潤免疫細胞において、IDOの高発現を認めること、IDO阻害薬により犬T細胞の抗腫瘍応答が増強されることを発見した...
❏腸管Tリンパ球における体内時計と増殖代謝(19K09012)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】木内 謙一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (50528578)
【キーワード】概日リズム / 概日時計 / 代謝 / エピジェネティックス / T細胞 (他6件)
【概要】概日リズムと代謝恒常性の関連は深く、リズムの障害は癌、メタボリックシンドローム、睡眠障害など幅広い疾患の病態生理への関与が示唆されている。本研究はT細胞が活性化する際の増殖代謝と 概日時計の関与を検討した。野生型、Bmal1欠損マウス脾臓のCD4陽性Tリンパ球のサブセットの割合に差は見られなかった。一方で、ナイーブT(Tn)細胞を単離、培養し、CD3/28抗体で刺激したところ、Bmal1欠損Tnで...
【医歯薬学】薬学:制御性T細胞代謝を含む研究件
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏サイトカインシグナルの増強による抗腫瘍効果の増大と新たな抗腫瘍薬の開発(19K07514)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00269052)
【キーワード】腫瘍免疫 / T細胞 / サイトカイン / エフェクター細胞 / 代謝 (他15件)
【概要】SOCS3はSTAT3を活性化するサイトカインシグナルを負に制御する。SOCS3をT細胞で欠損したマウスは強い抗腫瘍効果を示す。SOCS3欠損CD8T細胞は強いエフェクター作用を持ち、CD4T細胞では制御性T細胞が減少する。これらはSOCS3によって制御されるIL6によるものである。IL6はCD8T細胞を酸化的リン酸化よりも解糖系優位の代謝へと変化させると共に、ミトコンドリアの膜電位や活性酸素を上...
【医歯薬学】看護学:遺伝子多型(SNPs)代謝を含む研究件
❏分子疫学アプローチによるジクロロメタンの代謝と遺伝子影響に関する研究(14770151)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】武林 亨 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (30265780)
【キーワード】有機溶剤 / 代謝 / 遺伝子多型 / ジクロロメタン
【概要】本研究の研究計画に対し,慶應義塾大学医学部倫理委員会の承認を得たのち,研究を開始した.本年度は,ジクロロメタン(DCM)曝露作業者における疫学調査を実施し,その評価を行った.(1)曝露指標の有用性評価:2年間にわたって繰り返しDCM個人曝露濃度(DCMexp)および尿中ジクロロメタン濃度(DCMu)をGC-MS法により測定し,計128データを得た.この両指標の回帰直線は,(DCMu)=0.004x...
❏有害物質代謝酵素の遺伝子多型と生体影響および生物学的モニタリング(10670323)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】中島 宏 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80217710)
【キーワード】分子疫学 / 遺伝子多型 / 有機溶剤 / 代謝 / 健康影響
【概要】有害化学物質の代謝に関与するチトクロームPA4502(以下、CYP2E1)遺伝子では発現量をコントロールしているプロモーター領域に多型性があり、1/1型、1/2型の順に発現量が高い。本研究では、有機溶剤の一種で、CYP2E1で代謝され、肝毒性、経皮吸収性があるジメチルホルムアミド(以下、DMF)について遺伝子多型と代謝や生体影響の関連について検討した。 代謝との関係 ボランティア11名を安全な範囲...
【医歯薬学】看護学:老化代謝を含む研究件
❏老化細胞の分泌する新規老化誘導因子の機能解析(21H02693)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / 寿命 / 代謝 / がん化 / シグナル伝達
【概要】我々は、老化に関与する可能性がある分泌タンパク質としてNTを見出したので、NTが老化・代謝・がん化に与える影響をさらに具体的に明らかにすることを目的として研究を進めた。 本年度までの研究成果から、NTはヒト線維芽細胞IMR90細胞の老化を惹起する機能を有することを示唆する結果が得られている。本年度は、まずNT欠損マウス胎児より調製したMEFを用いた解析を行った。その結果、NT欠損マウス由来のMEF...
❏ストレス感受性および最大応答度の調節による老化および肥満解消方策の確立(19H04057)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】辻田 忠志 佐賀大学, 農学部, 講師 (20622046)
【キーワード】老化 / 転写因子 / ポリアミン / 代謝 / 酸化ストレス (他9件)
【概要】老化を引き起こす活性酸素種を無毒化する抗酸化酵素群は、抗酸化応答配列に結合するNrf転写因子群により発現が制御される。この一群の中で、Nrf1には過剰な抗酸化応答を抑制する。研究代表者は老齢マウスや老化モデルマウス肝において、Nrf1タンパク質量がすることを見出したことから、本研究では、早期老化モデルであるKlotho欠失マウスと加齢マウスとの比較解析データとNrf1欠失マウスとの共通項から、老化...
❏長寿変異マウスを用いた老化の分子機構の解明(17H01537)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / SASP / RNA結合タンパク質 / 転写後調節 / 寿命 (他9件)
【概要】我々は、RNA結合蛋白質Mex3Bの欠損マウスが野生型と比較して寿命が優位に延長し、さらに細胞老化も阻害されていることを見出した。近年、細胞老化(senescence)と個体の老化を結びつける現象としてSASP(老化した細胞がサイトカイン、成長因子、細胞外基質など多種の蛋白質を細胞外に放出する現象)が注目されている。本研究 において、我々はMex3BがSASPにおいて細胞外放出されるタンパク質群の...
【医歯薬学】看護学:生理学代謝を含む研究件
❏卵黄栄養依存から採餌行動への移行を司る魚類神経メカニズムの解明(20H03071)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】馬谷 千恵 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60779346)
【キーワード】真骨魚類 / 発達 / 神経科学 / 代謝 / 生理学
【概要】魚類に代表される卵生動物は、卵黄を有する期間は体内栄養に依存して発育するが、卵黄が退縮すると体外に存在する餌を求める採餌行動を示すようになる。この採餌行動への移行に問題がある個体は死亡もしくは成長不良を引き起こすことが報告されている。ところが、「卵黄が退縮したことを検知して採餌行動を誘導する、生存に重要な分子メカニズム」は今日まで明らかとされていない。そこで本研究では、真骨魚類の一種のメダカをモデ...
❏ニホンザルの二足運動能力に関する解剖・生理・運動学的総合研究(12440245)
【研究テーマ】人類学(含生理人類学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00227828)
【キーワード】ロコモーション / エネルギー代謝 / ニホンザル / キネマティクス / 霊長類 (他14件)
【概要】常的な二足性はヒトのみに見られる行動様式であり他に二足性の霊長類はいない。そのため、二足適応の進化に関する比較資料が不足している。これを補うため、飛び抜けた二足運動能力を示す猿まわしの調教ニホンザルについて、形態学、生理学、運動学的調査を行った。 二足、及び四足歩行のエネルギー代謝は10才と4才の二頭のニホンザルを対象に行った。体重・時間あたりの二酸化炭素発生量をエネルギー消費の換算値として計測し...
【医歯薬学】看護学:インスリン抵抗性代謝を含む研究件
❏プロリン異性化酵素Pin1,PAR14と含有複合体による代謝調節と治療への展開(26293219)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, その他の研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / Pin1 / インスリン / プロリン異性化酵素 (他14件)
【概要】プロリン異性化酵素とは、プロリンとそのN端側のアミノ酸と間のペプチド結合をcis体からtrans体に変化させることで標的タンパクの機能変化を誘導するユニークな酵素である。今回、Pin1はAMPKのγサブユニットに結合し、AMPK活性化抑制から脂肪分解を抑制することが判明した。さらに、Pin1は、転写共役因子PRDM16に結合し分解を促進することで脂肪細胞におけるUCP1発現を抑制することを見出した...
❏代謝性疾患としてのC型肝炎:生活習慣病と肝発癌への病態解明(18390214)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小池 和彦 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80240703)
【キーワード】C型肝炎 / インスリン抵抗性 / 肝脂肪化 / トランスジェニックマウス / 代謝 (他9件)
【概要】C型肝炎ウイルス(HCV)は肝臓を主なターゲットとするウイルスであるが、多臓器に病変を引き起こすことも次第に明らかになってきている。さらに、最近になり、HCV感染症の代謝性疾患としての病像が注目されてきている。我々は、C型慢性肝炎患者とマウスモデルを用いて、 HCV感染症において脂質代謝異常、インスリン抵抗性が発生することを明らかにし、その機序を解明してきた。インスリン抵抗性は、C型慢性肝炎の肝線...
【医歯薬学】看護学:腸内細菌代謝を含む研究件
❏RNA結合タンパク質Mex-3Bによる腸内細菌叢の制御を介した代謝制御機構の解明(19K07381)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山角 祐介 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任助教 (40773768)
【キーワード】腸内細菌 / 代謝 / 腸内細菌の培養
【概要】本研究では、RNA結合タンパク質Mex-3Bが腸内細菌叢を制御することで個体の代謝を制御しているという知見を基に、①インスリン感受性に影響を与える細菌の同定および②Mex-3Bによる腸内細菌叢の制御機構の解明を目的として解析を進めてきた。①に関しては、糞中DNAに対するホールメタゲノムシーケンスにより、in silicoレベルではあるが菌を複数同定することができた。②に関しては、腸上皮細胞内免疫細...
❏栄養素バランスと質による胆汁酸-腸内細菌相互作用を中心とした次世代継承研究(19K11751)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】横山 葉子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任講師 (10617244)
【キーワード】栄養バランス / タンパク質 / 胆汁酸 / 腸内細菌 / 栄養素バランス (他6件)
【概要】わが国の低出生体重児の占める割合は非常に高く、OECD諸国の27カ国中でギリシャと並び最高である。低出生体重はその後のメタボリックシンドロームや精神疾患の発症割合の上昇との関連が指摘され、このまま低出生体重児の増加が進めば将来爆発的な発症が起こりかねない。加えて、医療費増加や労働生産性低下など、経済的にも重要な公衆衛生上の問題である。先行研究では、出生前後の栄養素バランスの差異は、成長してからの健...
❏代謝・マイオカイン・腸バリアに着目した骨格筋と腸の臓器相関に関する体力科学的研究(17H02176)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】青井 渉 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (60405272)
【キーワード】骨格筋 / 運動 / 腸内環境 / マイオカイン / 代謝 (他8件)
【概要】腸バリア機能,腸内細菌叢の変化と骨格筋の代謝・分泌能の関係について検討した。実験モデルマウスにおいて,腸バリア機能の破綻が耐糖能,骨格筋代謝を低下させることを示した。また,運動トレーニングを行ったマウスの腸内細菌を移植したマウスでは,骨格筋の代謝・分泌性因子が高まることを示した。一方,骨格筋代謝能の減弱したマウスでは,マイオカイン分泌能の低下とともに腸バリア機能が低下する可能性を示した。以上の結果...
【医歯薬学】看護学:腸内細菌叢代謝を含む研究件
❏幼若期における欠食が短期的または持続的に与える影響の解明とその改善法の検討(21H00803)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】岡田 晋治 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (50376563)
【キーワード】食事 / 欠食 / 脳機能 / 代謝 / 腸内細菌叢 (他6件)
【概要】成長期における朝食欠食が近年問題視されており、心身の発達に悪影響を与えることが危惧されている。朝食摂食頻度と学力の相関が知られる一方、成長期の朝食欠食が脳機能へ与える影響は明確に示されていない。そこで本研究では活動期、つまり暗期の前半6時間欠食を朝食欠食として定義し、成長期マウスを用いて慢性的な朝食欠食の脳機能への影響について評価を行った。5週齢のC57BL/6マウスを用い、前述の条件下で3週間飼...
❏生活習慣変動が腸内細菌叢と代謝物に及ぼす影響:N-of-1交差介入試験(20H04117)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】宮地 元彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60229870)
【キーワード】腸内細菌叢 / 身体活動 / 食事 / 代謝 / マイクロバイオーム (他12件)
【概要】本研究では、一人の被験者の1年間の糞便採取から得られる腸内細菌叢群衆構造と、24時間365日の身体活動や睡眠と食事・静養摂取のデータを収集し詳細に解析することで、「野菜摂取量、たんぱく質摂取量、運動量の増加は腸内細菌群集構造を変化させる」との仮説の妥当性を検討することを目的にした。 2021年9月1日から2022年8月31日までの1年間約52週間にわたり、一人の被験者に対し、野菜摂取増加、たんぱく...
【医歯薬学】看護学:エピジェネテイクス代謝を含む研究件
❏栄養環境刺激がメダカの精子および次世代初期胚へもたらすエピゲノム変化の解析(19K16036)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】井上 雄介 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (50814448)
【キーワード】高脂肪食 / 卵成熟 / 卵黄 / 次世代 / エピジェネティクス (他8件)
【概要】本研究では、ゲノム科学の優れたモデル生物であるメダカを用い、親個体に対する高脂肪食投与が生殖細胞および次世代個体にどのような変化をもたらすかを明らかにすることを目指す。当初は父親個体に対する高脂肪食(High-fat diet : HFD)投与の影響を解析していたが、次世代個体にほとんど変化が生じなかったため、2020年度より母親個体に対する高脂肪食投与に実験系を切り替えている。 2020年度まで...
❏腸管Tリンパ球における体内時計と増殖代謝(19K09012)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】木内 謙一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (50528578)
【キーワード】概日リズム / 概日時計 / 代謝 / エピジェネティックス / T細胞 (他6件)
【概要】概日リズムと代謝恒常性の関連は深く、リズムの障害は癌、メタボリックシンドローム、睡眠障害など幅広い疾患の病態生理への関与が示唆されている。本研究はT細胞が活性化する際の増殖代謝と 概日時計の関与を検討した。野生型、Bmal1欠損マウス脾臓のCD4陽性Tリンパ球のサブセットの割合に差は見られなかった。一方で、ナイーブT(Tn)細胞を単離、培養し、CD3/28抗体で刺激したところ、Bmal1欠損Tnで...
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
【医歯薬学】看護学:脂質代謝を含む研究件
❏雑食性昆虫における栄養分選好性行動の代謝系および内分泌系による調節機構の解明(19H02967)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】永田 晋治 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (40345179)
【キーワード】昆虫 / 摂食行動 / 内分泌 / 共食い行動 / 脂質 (他9件)
【概要】本研究では、雑食性のフタホシコオロギで、栄養分選好性を分子レベルで探究した。期間内には、以下の成果を得た。①NPF、インスリン様ペプチド、AKHが、脂質生合成経路と連携し行動調節していることが分かった。②栄養分のセンサーである側心体のRNA-Sequencing解析により、AKHを中心とした内分泌ネットワークを明らかにした。③食性を特徴づける餌成分として、脂質が重要であることが分かったが、化学構造...
❏HSP90によるSREBP活性化と脂質代謝制御に関する研究(17F17100)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2017-04-26 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 隆一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50187259)
【キーワード】HSP90 / SREBP / SCAP / Lipid metabolism / Triacylglyceride (他9件)
【概要】脂質代謝の乱れは多くの生活習慣病発症の原因であると同時に、ガン細胞の増殖を促すなど負の作用を有する。この代謝調節の中心的役割を演じているのが転写因子SREBPである。代表者らは、SREBPの活性制御機構を明らかにする研究をこれまで継続してきた中で、新たにHSP90が重要な役割を演じていることを見出してきている。HSP90阻害剤、もしくはsiRNAによりHSP90発現を低下させると、SREBP,SC...
❏脂質輸送-脂質代謝連関による膜ドメイン機能の制御機構とその腫瘍生物学的意義の解明(16K08618)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山内 祥生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00444878)
【キーワード】脂質代謝 / 細胞内輸送 / コレステロール / スフィンゴ脂質 / 細胞内脂質輸送 (他12件)
【概要】細胞膜ドメインはがん細胞の悪性形質発現に極めて重要な役割を果たしているが、その機能調節機構に関する知見は乏しい。本研究課題では、脂質輸送と脂質代謝の連関を明らかにするとともに、脂質代謝変化が膜ドメイン機能に与える影響を解析した。その結果、コレステロールやスフィンゴ脂質の細胞内輸送が、脂質合成や細胞膜ドメイン機能を調節していることが示され、これらの連関ががん細胞の悪性形質の発現に関与していることを明...
【医歯薬学】看護学:慢性腎臓病代謝を含む研究件
❏一次繊毛を介した新規腎尿細管恒常性維持機構とそれに基づく腎線維化機序の解明(21H02824)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (50232509)
【キーワード】尿細管炎症・線維化 / オルガネラストレス / オルガネラコンタクトサイト / エネルギー代謝 / 慢性腎臓病 (他14件)
【概要】これまでに、尿細管細胞一次繊毛 (primary cilium) の遺伝背景が関与する尿細管障害(嚢胞形成、炎症、線維化)の分子機序や、一次繊毛を介した細胞内シグナル伝達経路などが研究されてきたが、一次繊毛が小胞体やミトコンドリアなどの他のオルガネラの機能不全 (オルガネラストレス)、あるいはオルガネラ間相互作用(オルガ ネラクロストーク、オルガネラコンタクト)に及ぼす影響を解明した報告は乏しい。...
❏Development of novel therapeutic approaches targeting ATF6-mediated metabolic alteration(16K09604)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】饒 梓明 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30772446)
【キーワード】Chronic kidney disease / Energy metabolism / UPR / Endoplasmic reticulum / ATF6 (他10件)
【概要】Tubular energy depletion is one of the key factors for chronic kidney disease (CKD) progression, especially tubulointerstitial fibrosis. Meanwhile, unfolded protein response (UPR) is essential to main...
【医歯薬学】看護学:メタボローム代謝を含む研究件
❏全能性獲得へのロードマップ:幹細胞のミトコンドリア・ゲノム安定性機構の解明(20H03827)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】山田 満稔 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (40383864)
【キーワード】多能性幹細胞 / 胚性ゲノム活性化 / 核置換 / 初期化 / ミトコンドリア (他11件)
【概要】人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell: iPSC)は、初期胚の発生を解明、あるいは加齢に伴う変性疾患を治療するための自己細胞代替療法を開発するための無限の供給源となる。最近の研究では、高齢のドナーから作製したiPSCには、ミトコンドリアゲノム(mtDNA)の変異やゲノムの不安定性が胚性幹細胞(embryonic stem cell: ESC)に比べて蓄積され...
❏心臓におけるin vivo 四次元代謝イメージング技術の開発と応用(19K17579)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】勝俣 良紀 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80464832)
【キーワード】メタボローム / 虚血再灌流 / 代謝 / マイクロダイアライシス / マイクロダイアラシス法 (他9件)
【概要】心筋障害部位での超急性期の代謝の継時的な変化をとらえるために、マイクロダイアラシス法を用いた技術の開発を行った。Wistarラットの左室心筋局所に ダイアリシスプロープを植え込んで、インジェクションポンプを用いて灌流し、終端より環流液を回収し、質量分析法で代謝産物を網羅的に解析した。虚血時および再還流時に、細胞外のグルタチオン関連物質の有意な変動が明らかになった。心筋培養細胞でも、虚血再酸素化時に...
❏糖尿病性腎症の局所インビボメタボロミクス解析及び代謝変容をターゲットとした治療(16K07203)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久保 亜紀子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (50455573)
【キーワード】イメージング質量分析 / メタボロミクス / 代謝 / 糖尿病性腎症 / メタボローム (他7件)
【概要】この研究の目的は糖尿病性腎症の発症過程を組織レベルでのエネルギー代謝の面から評価し、代謝介入による治療法を見いだすことにある。我々はマウスモデルを用いて、キャピラリー電気泳動質量分析による定量とイメージング質量分析を組み合わせた方法でエネルギー代謝を可視化する方法を確立し、モデル動物と正常動物の比較を行った。この方法で部位別のエネルギー代謝を比較したところ、エネルギー代謝が分解方向にシフトしている...
【医歯薬学】看護学:メタボローム解析代謝を含む研究件
❏メタボロ-ム解析を用いた膵神経内分泌腫瘍の病態解明(21K07193)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】岡野 圭一 香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (20314916)
【キーワード】膵神経内分泌腫瘍 / メタボローム解析 / 代謝 / 遺伝子解析 / CE-MS
【概要】膵神経内分泌腫瘍は膵腫瘍として2 番目に多く、人口10 万あたりの年間有病患者数は2.69人であるが、大幅な増加傾向にある。これまで本疾患に遺伝子学的なアプローチが多くなされているが、“代謝”の面から本疾患にアプローチした研究はほとんどない。CE-MSによるメタボローム解析を行うことにより、①切除後の高再発群予測(術後補助療法対象の選択)、②G1、G2、G3の代謝機構解明、③機能性・非機能性腫瘍の...
❏がん関連糖鎖による腫瘍内不均一性構築メカニズムの解明(16K07123)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高宮 里奈 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (70365419)
【キーワード】がん糖鎖 / メチル化 / メタボローム / 糖鎖 / メタボローム解析 (他12件)
【概要】sialyl-Tn糖鎖抗原の発現は、ペントースリン酸回路の活性化、2-ヒドロキシグルタル酸の産生の亢進に関与していることを見出した。ゲノム全体のDNAメチル化にはsialyl-Tn糖鎖抗原発現による影響は認められなかったが、細胞内代謝やがんの悪性化に関わる因子の発現に影響が認められた。 以上よりがん細胞におけるsialyl-Tn糖鎖の発現は、細胞内代謝をペントースリン酸回路に迂回させることにより変...
❏低酸素応答のメタボローム解析から新しい虚血再潅流傷害治療法の開発へ(23310136)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20593966)
【キーワード】hypoxia / metabolomics / HIF / PHD / iscemia (他13件)
【概要】Phd2を失活させて低酸素応答が全身で活性化したマウスでは、対照群と比較して心筋梗塞モデルにおける梗塞巣が優位に縮小しており、心機能も保持されていることが確認された。そこで、Phd2が失活した心筋組織において、虚血再灌流傷害軽減に貢献した代謝メカニズムの解明を試みた。その結果、『PHD2を失活させることにより活性化された低酸素応答によって、ミトコンドリアによる酸化的リン酸化から解糖系に代謝システム...
【医歯薬学】看護学:メタボロミクス代謝を含む研究件
❏糖尿病性腎症の局所インビボメタボロミクス解析及び代謝変容をターゲットとした治療(16K07203)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久保 亜紀子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (50455573)
【キーワード】イメージング質量分析 / メタボロミクス / 代謝 / 糖尿病性腎症 / メタボローム (他7件)
【概要】この研究の目的は糖尿病性腎症の発症過程を組織レベルでのエネルギー代謝の面から評価し、代謝介入による治療法を見いだすことにある。我々はマウスモデルを用いて、キャピラリー電気泳動質量分析による定量とイメージング質量分析を組み合わせた方法でエネルギー代謝を可視化する方法を確立し、モデル動物と正常動物の比較を行った。この方法で部位別のエネルギー代謝を比較したところ、エネルギー代謝が分解方向にシフトしている...
❏水酸化オミクス解析を駆使した低酸素応答による代謝制御機構の全貌解明(16H04723)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】南嶋 洋司 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20593966)
【キーワード】低酸素 / 水酸化 / プロリン / HIF / PHD (他13件)
【概要】我々の身体の細胞内には酸素添加酵素 (oxygenase)が多数存在する。それぞれ酸素に対するKm値にこそ差はあるものの、酸素濃度が低下するとこれら酸素添加酵素の活性は低下する。そのなかでも低酸素による活性の低下が良く研究されている水酸化酵素に着目し、細胞内の水酸化状態を定量することにより低酸素応答そのものを定量・評価・把握する、すなわち「ヒドロキシオームの解析」を本研究の目標とした。質量分析器を...
❏全てのヒト骨髄性腫瘍が依存する、新規がん幹細胞維持機構の解明(16H06391)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】赤司 浩一 九州大学, 医学研究院, 教授 (80380385)
【キーワード】白血病幹細胞 / TIM-3 / 治療抵抗性残存白血病 / メタボロミクス / 微小残存病変 (他14件)
【概要】我々はTIM-3分子が骨髄異形成症候群、骨髄増殖性腫瘍からの白血病(AML)への進展など、ヒト骨髄系白血病幹細胞に共通して発現していることを世界に先駆けて報告した。本研究では、TIM-3のリガンドにより惹起される"動"と"静"のシグナルの本質を明らかにするために、ヒトAML検体を対象として新規異種移植システムや超高感度メタボロームを含むオミクス解析に取り組み、TIM...
【医歯薬学】看護学:コレステロール代謝を含む研究件
❏HSP90によるSREBP活性化と脂質代謝制御に関する研究(17F17100)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2017-04-26 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 隆一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50187259)
【キーワード】HSP90 / SREBP / SCAP / Lipid metabolism / Triacylglyceride (他9件)
【概要】脂質代謝の乱れは多くの生活習慣病発症の原因であると同時に、ガン細胞の増殖を促すなど負の作用を有する。この代謝調節の中心的役割を演じているのが転写因子SREBPである。代表者らは、SREBPの活性制御機構を明らかにする研究をこれまで継続してきた中で、新たにHSP90が重要な役割を演じていることを見出してきている。HSP90阻害剤、もしくはsiRNAによりHSP90発現を低下させると、SREBP,SC...
❏脂質輸送-脂質代謝連関による膜ドメイン機能の制御機構とその腫瘍生物学的意義の解明(16K08618)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山内 祥生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00444878)
【キーワード】脂質代謝 / 細胞内輸送 / コレステロール / スフィンゴ脂質 / 細胞内脂質輸送 (他12件)
【概要】細胞膜ドメインはがん細胞の悪性形質発現に極めて重要な役割を果たしているが、その機能調節機構に関する知見は乏しい。本研究課題では、脂質輸送と脂質代謝の連関を明らかにするとともに、脂質代謝変化が膜ドメイン機能に与える影響を解析した。その結果、コレステロールやスフィンゴ脂質の細胞内輸送が、脂質合成や細胞膜ドメイン機能を調節していることが示され、これらの連関ががん細胞の悪性形質の発現に関与していることを明...
❏細胞膜ドメイン機能を制御するシグナル及び代謝基盤の解明(25460385)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山内 祥生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (00444878)
【キーワード】膜ドメイン / 脂質代謝 / シグナル / がん / シグナル伝達 (他10件)
【概要】細胞膜ドメイン(脂質ラフト)はがん細胞の悪性形質など細胞機能の発現に極めて重要な役割を果たしている。そのため、細胞膜ドメイン機能の制御機構を解明することはがん細胞の悪性形質増強のメカニズムを理解し、悪性腫瘍に対する新しい治療戦略を開発する上で重要である。本研究課題において、我々は脂質代謝を制御する転写因子SREBPががん細胞の細胞膜ドメイン機能や悪性形質を制御する因子として極めて重要な役割を果たし...
【医歯薬学】看護学:糖代謝代謝を含む研究件
❏EpCAMによる癌幹細胞特異的代謝機構の解明及びその阻害による癌治療法の開発(24590389)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永野 修 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30404346)
【キーワード】癌幹細胞 / EpCAM / 糖代謝 / 代謝
【概要】本研究では、主要な癌幹細胞マーカーの一つであるEpCAMが癌幹細胞の細胞内代謝に与える影響について解析し、その阻害による癌幹細胞特異的治療法の立案を目的として行った。その結果、EpCAMの発現は癌細胞においてペントースリン酸経路の活性化を促進することで抗酸化物質グルタチオンの還元力を高め、酸化ストレス抵抗性に寄与することが分かった。このことから、EpCAM陽性の癌幹細胞において、EpCAMを介した...
❏プロテオミクスによる代謝調節機序の解明と糖尿病における異常(18390271)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】インスリン / 糖代謝 / 糖尿病 / グルコーストランスポーター / プロテオミクス (他9件)
【概要】インスリンの作用には、IRS-1/2を介したPI3-kinase/Akt活性化が極めて重要な役割を果たしている。我々は、IRS-1に結合するタンパクを、免疫沈降からの複合体解析をLC/MS/MSのシステムを用いて網羅的に検索し、proryl isomerarse I(Pin1)を同定した。Pin1は、プロリンをtrans構造に変化させることでタンパクの構造変化をもたらし、機能を修飾する蛋白である。...
【医歯薬学】看護学:サルコぺニア代謝を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
【医歯薬学】看護学:生活習慣病代謝を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏新規エネルギー代謝関連分子WDR6の機能解析(15K12349)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】インスリンシグナル / 老化 / 老化関連疾患 / オートファジー / カロリー制限 (他13件)
【概要】生物の老化を制御するシグナルとして、インスリンシグナルが重要な役割を担うことが知られている。我々はこれまでの研究で、インスリンシグナルの下流分子として働いているWDR6 (WD repeat protein 6)を同定した。本研究において、WDR6ノックアウトマウスをもちいた解析から、WDR6が細胞の増殖やオートファジー制御に重要な、mTORC1経路に関与していることが示唆された。このことから、W...
❏老化関連疾患の予防効果が期待される機能性食品成分の評価系構築とその応用(25282027)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】老化 / カロリー制限 / 酸化ストレス / 脂質代謝 / 機能性食品 (他17件)
【概要】動物に与える餌のカロリーを適度に制限すると、その動物は老化に伴って発症率が増加するガンなどの疾患の発症が抑制され、寿命も延長することが知られている。このカロリー制限による寿命延長効果の分子機構を明らかにし、実際に食事の量を制限することなく、その抗老化作用を発揮できるカロリー制限摸倣物を探索する実験系の構築とその応用に関する研究を行った。研究成果により、抗老化作用に重要と考えられる遺伝子群と、その発...
【医歯薬学】看護学:概日リズム代謝を含む研究件
❏腸管Tリンパ球における体内時計と増殖代謝(19K09012)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】木内 謙一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (50528578)
【キーワード】概日リズム / 概日時計 / 代謝 / エピジェネティックス / T細胞 (他6件)
【概要】概日リズムと代謝恒常性の関連は深く、リズムの障害は癌、メタボリックシンドローム、睡眠障害など幅広い疾患の病態生理への関与が示唆されている。本研究はT細胞が活性化する際の増殖代謝と 概日時計の関与を検討した。野生型、Bmal1欠損マウス脾臓のCD4陽性Tリンパ球のサブセットの割合に差は見られなかった。一方で、ナイーブT(Tn)細胞を単離、培養し、CD3/28抗体で刺激したところ、Bmal1欠損Tnで...
❏絶食時の体温概日リズム変調の解析(14570058)
【研究テーマ】環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】永島 計 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40275194)
【キーワード】体温調節 / 代謝 / 概日リズム / 逆走神経 / 視交叉上核 (他14件)
【概要】1.ラットを用いた絶食による体温、熱産生の変化 ラットに自由摂食後3日間の絶食を行いテレメトリーシステムを用いて体温、活動量の連続測定、および絶食前、3日目に代謝量(酸素消費量)の連続測定を間接カロリメトリーにより行った。またサーモグラフィーによる体表温の測定を行った。その結果、自由摂食時には体温、行動量、代謝量とも暗期(活動期)に高く、明期(非活動期)に低い概日リズムを示した。絶食により、体温は...
【医歯薬学】看護学:サイトカイン代謝を含む研究件
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏サイトカインシグナルの増強による抗腫瘍効果の増大と新たな抗腫瘍薬の開発(19K07514)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00269052)
【キーワード】腫瘍免疫 / T細胞 / サイトカイン / エフェクター細胞 / 代謝 (他15件)
【概要】SOCS3はSTAT3を活性化するサイトカインシグナルを負に制御する。SOCS3をT細胞で欠損したマウスは強い抗腫瘍効果を示す。SOCS3欠損CD8T細胞は強いエフェクター作用を持ち、CD4T細胞では制御性T細胞が減少する。これらはSOCS3によって制御されるIL6によるものである。IL6はCD8T細胞を酸化的リン酸化よりも解糖系優位の代謝へと変化させると共に、ミトコンドリアの膜電位や活性酸素を上...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達代謝を含む研究件
❏老化細胞の分泌する新規老化誘導因子の機能解析(21H02693)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / 寿命 / 代謝 / がん化 / シグナル伝達
【概要】我々は、老化に関与する可能性がある分泌タンパク質としてNTを見出したので、NTが老化・代謝・がん化に与える影響をさらに具体的に明らかにすることを目的として研究を進めた。 本年度までの研究成果から、NTはヒト線維芽細胞IMR90細胞の老化を惹起する機能を有することを示唆する結果が得られている。本年度は、まずNT欠損マウス胎児より調製したMEFを用いた解析を行った。その結果、NT欠損マウス由来のMEF...
❏代謝とエピゲノム改変によるT細胞リプログラミング法の開発(20K20384)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫学 / 免疫記憶 / 腫瘍免疫 / サイトカイン / 代謝 (他20件)
【概要】T細胞の疲弊化は腫瘍免疫の効果を減弱させるだけではなく、チェックポイント阻害療法抵抗性の原因となる。しかしT細胞疲弊化の分子機構の解明は始まったばかりである。本研究では核内受容体NR4aファミリーがCD8+T細胞の疲弊化に中心的な役割を果たすことを見出した。さらにNR4aを欠損させることで強い抗腫瘍効果が得られることを見出した。一方で疲弊化したT細胞を若いメモリーにリプログラムする方法としてCAR...
❏長寿変異マウスを用いた老化の分子機構の解明(17H01537)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / SASP / RNA結合タンパク質 / 転写後調節 / 寿命 (他9件)
【概要】我々は、RNA結合蛋白質Mex3Bの欠損マウスが野生型と比較して寿命が優位に延長し、さらに細胞老化も阻害されていることを見出した。近年、細胞老化(senescence)と個体の老化を結びつける現象としてSASP(老化した細胞がサイトカイン、成長因子、細胞外基質など多種の蛋白質を細胞外に放出する現象)が注目されている。本研究 において、我々はMex3BがSASPにおいて細胞外放出されるタンパク質群の...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現代謝を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏長寿変異マウスを用いた老化の分子機構の解明(17H01537)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / SASP / RNA結合タンパク質 / 転写後調節 / 寿命 (他9件)
【概要】我々は、RNA結合蛋白質Mex3Bの欠損マウスが野生型と比較して寿命が優位に延長し、さらに細胞老化も阻害されていることを見出した。近年、細胞老化(senescence)と個体の老化を結びつける現象としてSASP(老化した細胞がサイトカイン、成長因子、細胞外基質など多種の蛋白質を細胞外に放出する現象)が注目されている。本研究 において、我々はMex3BがSASPにおいて細胞外放出されるタンパク質群の...
❏悪性脳腫瘍の光線力学診断法:分子機構の解明と診断への応用(23650619)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】石川 智久 独立行政法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 上級研究員 (60193281)
【キーワード】悪性脳腫瘍 / 光線力学診断 / 光線力学治療 / 5-アミノレブリン酸(ALA) / ポルフィリン (他19件)
【概要】5-アミノレブリン酸(ALA)を用いた悪性脳腫瘍の光線力学診断の分子機構を解明し、その臨床応用を目指した。正常脳と脳腫瘍とを差別化するバイオマーカーを探索した結果、ALA取り込みに関与するPEPT、プロトポルフィリンIXの排出に関与するABCGが重要なファクターであることを発見した。一方、転写因子Nrf2がABCG2遺伝子の発現を誘導する重要なファクターであり、その遺伝子のSNP (-617C&g...
【医歯薬学】看護学:肥満代謝を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏胆汁酸-腸内細菌-生体シグナル伝達相互作用解明による生活習慣病個別化医療の推進(16H05292)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡辺 光博 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 教授 (10450842)
【キーワード】胆汁酸 / 腸内細菌 / 糖尿病 / 肥満 / 消化器 (他6件)
【概要】近年、胆汁酸は単に脂質の消化吸収を促進するだけでなく、生体内シグナル分子として代謝を調節していることが明らかになった。胆汁酸応答性の異なる2種系統マウスに胆汁酸を投与した際の代謝の差異に加えて、腸内細菌の影響を解析する目的で、抗生物質を投与し腸内細菌叢を変化させ、胆汁酸組成、マイクロアレイ、腸内細菌叢解析などオミックス解析行った。その結果、2種系統マウスの胆汁酸による肥満・糖尿病抑制効果の有無には...
【医歯薬学】看護学:メタボリックシンドローム代謝を含む研究件
❏プロリン異性化酵素Pin1,PAR14と含有複合体による代謝調節と治療への展開(26293219)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】浅野 知一郎 広島大学, その他の研究科, 教授 (70242063)
【キーワード】代謝 / 糖尿病 / Pin1 / インスリン / プロリン異性化酵素 (他14件)
【概要】プロリン異性化酵素とは、プロリンとそのN端側のアミノ酸と間のペプチド結合をcis体からtrans体に変化させることで標的タンパクの機能変化を誘導するユニークな酵素である。今回、Pin1はAMPKのγサブユニットに結合し、AMPK活性化抑制から脂肪分解を抑制することが判明した。さらに、Pin1は、転写共役因子PRDM16に結合し分解を促進することで脂肪細胞におけるUCP1発現を抑制することを見出した...
❏メタボリック症候群新規治療法を目指したβ酸化調節鍵因子ACC2の発現制御機構解明(23580139)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】渡辺 光博 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (10450842)
【キーワード】代謝 / メタボリックシンドローム / 胆汁酸 / 脂質代謝 / 肝臓 (他9件)
【概要】本研究では、メタボリックシンドローム治療標的としてAcetyl-CoA Carboxylase 2(ACC2)に着目した。ACC2はエネルギー代謝改善につながる治療標的たりうるが、我々は胆汁酸投与によるマウス肝ACC2遺伝子発現低下を見出しており、これを踏まえACC2転写制御機構解明を目指した。マウスACC2遺伝子には2つの転写開始点があり、本研究で各調節領域を検討、また各mRNAの諸条件下での発...
【医歯薬学】看護学:酸化ストレス代謝を含む研究件
❏ストレス感受性および最大応答度の調節による老化および肥満解消方策の確立(19H04057)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】辻田 忠志 佐賀大学, 農学部, 講師 (20622046)
【キーワード】老化 / 転写因子 / ポリアミン / 代謝 / 酸化ストレス (他9件)
【概要】老化を引き起こす活性酸素種を無毒化する抗酸化酵素群は、抗酸化応答配列に結合するNrf転写因子群により発現が制御される。この一群の中で、Nrf1には過剰な抗酸化応答を抑制する。研究代表者は老齢マウスや老化モデルマウス肝において、Nrf1タンパク質量がすることを見出したことから、本研究では、早期老化モデルであるKlotho欠失マウスと加齢マウスとの比較解析データとNrf1欠失マウスとの共通項から、老化...
❏老化関連疾患の予防効果が期待される機能性食品成分の評価系構築とその応用(25282027)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 卓哉 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40336152)
【キーワード】老化 / カロリー制限 / 酸化ストレス / 脂質代謝 / 機能性食品 (他17件)
【概要】動物に与える餌のカロリーを適度に制限すると、その動物は老化に伴って発症率が増加するガンなどの疾患の発症が抑制され、寿命も延長することが知られている。このカロリー制限による寿命延長効果の分子機構を明らかにし、実際に食事の量を制限することなく、その抗老化作用を発揮できるカロリー制限摸倣物を探索する実験系の構築とその応用に関する研究を行った。研究成果により、抗老化作用に重要と考えられる遺伝子群と、その発...
❏網羅的代謝解析を用いた白血球によるCOPD発症機構の解明(20790575)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】高宮 里奈 大阪大学, 医学系研究科, 特任研究員(常勤) (70365419)
【キーワード】COPD / 白血球 / 赤血球 / メタボローム解析 / 活性酸素 (他11件)
【概要】申請者は、キャピラリー電気泳動-質量分析装置を用いたメタボローム解析より、タバコ煙抽出液は、細胞内糖代謝流速を解糖系からペントースリン酸回路にシフトさせ、ヌクレオチド生成も亢進させ、細胞内糖代謝応答に異常を引き起こす事で、白血球の機能や生存を制御している可能性が示唆する可能性を示した。そのため、この回路の異常が白血球の機能異常を齎し、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の病態修飾に寄与すると考えられた。...
【医歯薬学】看護学:脂質代謝代謝を含む研究件
❏一次繊毛を介した新規腎尿細管恒常性維持機構とそれに基づく腎線維化機序の解明(21H02824)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】稲城 玲子 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (50232509)
【キーワード】尿細管炎症・線維化 / オルガネラストレス / オルガネラコンタクトサイト / エネルギー代謝 / 慢性腎臓病 (他14件)
【概要】これまでに、尿細管細胞一次繊毛 (primary cilium) の遺伝背景が関与する尿細管障害(嚢胞形成、炎症、線維化)の分子機序や、一次繊毛を介した細胞内シグナル伝達経路などが研究されてきたが、一次繊毛が小胞体やミトコンドリアなどの他のオルガネラの機能不全 (オルガネラストレス)、あるいはオルガネラ間相互作用(オルガ ネラクロストーク、オルガネラコンタクト)に及ぼす影響を解明した報告は乏しい。...
❏HSP90によるSREBP活性化と脂質代謝制御に関する研究(17F17100)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2017-04-26 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 隆一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50187259)
【キーワード】HSP90 / SREBP / SCAP / Lipid metabolism / Triacylglyceride (他9件)
【概要】脂質代謝の乱れは多くの生活習慣病発症の原因であると同時に、ガン細胞の増殖を促すなど負の作用を有する。この代謝調節の中心的役割を演じているのが転写因子SREBPである。代表者らは、SREBPの活性制御機構を明らかにする研究をこれまで継続してきた中で、新たにHSP90が重要な役割を演じていることを見出してきている。HSP90阻害剤、もしくはsiRNAによりHSP90発現を低下させると、SREBP,SC...
❏脂質輸送-脂質代謝連関による膜ドメイン機能の制御機構とその腫瘍生物学的意義の解明(16K08618)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山内 祥生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00444878)
【キーワード】脂質代謝 / 細胞内輸送 / コレステロール / スフィンゴ脂質 / 細胞内脂質輸送 (他12件)
【概要】細胞膜ドメインはがん細胞の悪性形質発現に極めて重要な役割を果たしているが、その機能調節機構に関する知見は乏しい。本研究課題では、脂質輸送と脂質代謝の連関を明らかにするとともに、脂質代謝変化が膜ドメイン機能に与える影響を解析した。その結果、コレステロールやスフィンゴ脂質の細胞内輸送が、脂質合成や細胞膜ドメイン機能を調節していることが示され、これらの連関ががん細胞の悪性形質の発現に関与していることを明...
【医歯薬学】看護学:適応代謝を含む研究件
❏運動による骨格筋毛細血管ネットワーク再構築におけるマイクロRNAの役割(16H03239)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】秋本 崇之 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00323460)
【キーワード】骨格筋 / メカニカルストレス / 可塑性 / 血管新生 / マイオカイン (他16件)
【概要】本研究では,マイクロRNA(miRNA)のプロセシングに必須の酵素であるDicerを欠損させることで,ほぼ全てのmiRNAを欠損するマウスと,特定のmiRNAを欠損するマウスを対象に,運動による骨格筋毛細血管ネットワーク再構築におけるmiRNAの役割についての解析を行った. まず,薬剤誘導性にDicerを欠損させたマウスは,5週間以内に死亡したため,生命の維持においてmiRNAが重要な役割を果たし...
❏ニホンザルの二足運動能力に関する解剖・生理・運動学的総合研究(12440245)
【研究テーマ】人類学(含生理人類学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00227828)
【キーワード】ロコモーション / エネルギー代謝 / ニホンザル / キネマティクス / 霊長類 (他14件)
【概要】常的な二足性はヒトのみに見られる行動様式であり他に二足性の霊長類はいない。そのため、二足適応の進化に関する比較資料が不足している。これを補うため、飛び抜けた二足運動能力を示す猿まわしの調教ニホンザルについて、形態学、生理学、運動学的調査を行った。 二足、及び四足歩行のエネルギー代謝は10才と4才の二頭のニホンザルを対象に行った。体重・時間あたりの二酸化炭素発生量をエネルギー消費の換算値として計測し...
【医歯薬学】看護学:糖尿病代謝を含む研究件
❏骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明(20K17528)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 広貴 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60784337)
【キーワード】性差 / 骨格筋 / 内分泌 / 多臓器連関 / 代謝異常 (他14件)
【概要】個体レベルのエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、かかる制御は性や栄養状態など個体条件と密接に関連しながら、エネルギー代謝異常の病態にも関わると考えられるが、その詳細は不明である。本研究では、骨格筋代謝における性の意義と個体の代謝システムの性差の解明を目指し、種々の代謝変容モデル・遺伝子改変動物を用いて、解析を進めている。 前年度までに骨格筋のグルココルチコイド受...
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏胆汁酸-腸内細菌-生体シグナル伝達相互作用解明による生活習慣病個別化医療の推進(16H05292)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡辺 光博 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 教授 (10450842)
【キーワード】胆汁酸 / 腸内細菌 / 糖尿病 / 肥満 / 消化器 (他6件)
【概要】近年、胆汁酸は単に脂質の消化吸収を促進するだけでなく、生体内シグナル分子として代謝を調節していることが明らかになった。胆汁酸応答性の異なる2種系統マウスに胆汁酸を投与した際の代謝の差異に加えて、腸内細菌の影響を解析する目的で、抗生物質を投与し腸内細菌叢を変化させ、胆汁酸組成、マイクロアレイ、腸内細菌叢解析などオミックス解析行った。その結果、2種系統マウスの胆汁酸による肥満・糖尿病抑制効果の有無には...