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研究分野別サイレントキーワード
「応用数学」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】計算基盤:種別構成問題応用数学を含む研究件
❏半整数制約付き種別構成問題に対する高性能錐最適化手法の構築(18K11176)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20386824)
【キーワード】応用数学 / 数理最適化 / 錐最適化 / 混合整数計画問題 / 半整数制約 (他7件)
【概要】本研究課題では、種別構成問題において各変数が半整数となるような制約を付加した最適化問題に対する効率的な計算手法の開発を行った。錐分割手法では、切除平面の計算が解析的に行えるようにし、半整数制約と合わせて混合整数計画問題を解く反復解法を構築した。また、別の手法として、半整数制約と錐制約をそれぞれの子問題に分解する方法を改良し、一部の制約を含ませることで良好な解を生成可能とした。 ...
❏錐最適化理論を用いた種別構成問題に対する効率的な計算手法の構築(15K00032)
【研究テーマ】数理情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (20386824)
【キーワード】応用数学 / 数理最適化 / 錐最適化 / 育種学 / 種別構成問題 (他7件)
【概要】種別構成問題は混合整数二次錐最適化問題として定式化できる。本研究では、錐最適化アプローチに基づいて効率的なアルゴリズムを構築し、高速な計算手法を開発した。二次錐分割による線形近似では、最適解が得られる理論的枠組みの中で、従来提案されてきた計算手法の10分の1程度に計算時間を短縮した。また、steep ascent method は、最適解の保証はないものの良質な解を数秒程度という短時間で得ることを...
【情報学】計算基盤:非線形最適化応用数学を含む研究件
❏非線形最適化問題に対する数値計算アルゴリズムの研究とその実装(17K00039)
【研究テーマ】数理情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】矢部 博 東京理科大学, 理学部第一部応用数学科, 教授 (90158056)
【キーワード】非線形最適化 / 無制約最小化 / 制約条件付き最小化 / メモリーレス準ニュートン法 / 共役勾配法 (他14件)
【概要】大規模な無制約最適化問題に対して、対称ランクワン公式やBroyden公式族に基づいたメモリーレス準ニュートン法を提案しその大域的収束性を示した。また、メモリーレス準ニュートン法を機械学習などで扱われている近接勾配法へ適用して非厳密ニュートン型近接勾配法を提案した。他方、大規模な上下限制約条件付き最小化問題に対する有効制約法の枠組みでメモリーレス準ニュートン法を活用する研究も行った。また、非線形半正...
❏非線形半正定値計画問題に対する錘への接近を考慮した信頼領域法の構築と実装(24710161)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (20386824)
【キーワード】数理最適化 / 非線形最適化 / 半正定値計画問題 / 数値計算 / 応用数学
【概要】非線形半正定値計画問題は、変数行列の固有値に関する制約を課した数理最適化問題であり、金融工学や不確実なデータなどを扱う最適化などに利用できる。 本研究では、上下限制約付き非線形半正定値計画問題に対して、現在の反復点と半正定値行列のなす錐の境界までの間の距離情報を探索方向に取り込むことにより、効率的に求解する反復計算手法を提案した。 数値実験を通して、本研究の提案手法は3次以上の項を含むような非線形...
【情報学】計算基盤:錐最適化応用数学を含む研究件
❏対数行列式付き半正定値計画問題に対する改良双対射影勾配法の構築(21K11767)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20386824)
【キーワード】応用数学 / 数理最適化 / 半正定値計画問題 / 錐最適化 / 双対問題 (他6件)
【概要】半正定値計画問題は、錐最適化問題の一つとして内点法など多くの研究がされている。本研究の研究対象である対数行列式半正定値計画問題は半正定値計画問題の拡張である。例えば、統計学のグラフィカルモデリングなどにおける直接的な相関と間接的な相関の差異の検出などにも利用可能な数理モデルである。一方で、大規模なデータにも適用可能にするには高速な計算手法の構築が重要である。研究代表者らは、これまでに対数行列式半正...
❏半整数制約付き種別構成問題に対する高性能錐最適化手法の構築(18K11176)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20386824)
【キーワード】応用数学 / 数理最適化 / 錐最適化 / 混合整数計画問題 / 半整数制約 (他7件)
【概要】本研究課題では、種別構成問題において各変数が半整数となるような制約を付加した最適化問題に対する効率的な計算手法の開発を行った。錐分割手法では、切除平面の計算が解析的に行えるようにし、半整数制約と合わせて混合整数計画問題を解く反復解法を構築した。また、別の手法として、半整数制約と錐制約をそれぞれの子問題に分解する方法を改良し、一部の制約を含ませることで良好な解を生成可能とした。 ...
❏錐最適化理論を用いた種別構成問題に対する効率的な計算手法の構築(15K00032)
【研究テーマ】数理情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (20386824)
【キーワード】応用数学 / 数理最適化 / 錐最適化 / 育種学 / 種別構成問題 (他7件)
【概要】種別構成問題は混合整数二次錐最適化問題として定式化できる。本研究では、錐最適化アプローチに基づいて効率的なアルゴリズムを構築し、高速な計算手法を開発した。二次錐分割による線形近似では、最適解が得られる理論的枠組みの中で、従来提案されてきた計算手法の10分の1程度に計算時間を短縮した。また、steep ascent method は、最適解の保証はないものの良質な解を数秒程度という短時間で得ることを...
【情報学】情報学フロンティア:アルゴリズム応用数学を含む研究件
❏非線形最適化問題に対する数値計算アルゴリズムの研究とその実装(17K00039)
【研究テーマ】数理情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】矢部 博 東京理科大学, 理学部第一部応用数学科, 教授 (90158056)
【キーワード】非線形最適化 / 無制約最小化 / 制約条件付き最小化 / メモリーレス準ニュートン法 / 共役勾配法 (他14件)
【概要】大規模な無制約最適化問題に対して、対称ランクワン公式やBroyden公式族に基づいたメモリーレス準ニュートン法を提案しその大域的収束性を示した。また、メモリーレス準ニュートン法を機械学習などで扱われている近接勾配法へ適用して非厳密ニュートン型近接勾配法を提案した。他方、大規模な上下限制約条件付き最小化問題に対する有効制約法の枠組みでメモリーレス準ニュートン法を活用する研究も行った。また、非線形半正...
❏巡回セールスマン問題の多項式時間で解けるクラスへの計算幾何学からの取り組み(15740062)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】小田 芳彰 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (90325043)
【キーワード】応用数学 / 組合せ論 / アルゴリズム / 巡回セールスマン問題 / 計算量理論 (他8件)
【概要】巡回セールスマン問題(以下、TSP)とは与えられた複数の都市をすべて1回ずつ通り、出発点に戻ってくるような最短経路を見つける問題である。この問題はNP困難のクラスに属し、都市数が増えたとき実用的な時間(多項式時間)で最短経路(最適解)を求めるのは不可能と予想される代表例になっている。そこで、実社会での応用の観点から、実用的は時間で最適解に近い解を求める近似解法の研究がさかんに行われてきた。 TSP...
【情報学】情報学フロンティア:ハイパフォーマンス・コンピューティング応用数学を含む研究件
❏疎行列に帰着される超大規模半正定値行列への並列計算による高速求解の実装(21710148)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教 (20386824)
【キーワード】応用数学 / ハイパフォーマンスコンピューティング / 数理最適化 / 並列計算 / 半正定値計画問題 (他6件)
【概要】半正定値計画問題の計算時間短縮は、センサネットワーク問題や多項式計画問題など様々な問題にとって重要である。本研究では並列計算で計算時間短縮を行うが、その計算時間の多くを占めるSchur補完行列が疎行列となる特徴を注目し、行列要素ごとの計算時間を見積もることで計算負荷分散を行い、効率的な並列計算手法の提案を行った。数値実験を通して、提案手法により大幅な計算時間短縮が達成されることを確認した。 ...
❏超大規模な半正定値計画問題に対する効率的な並列計算の実装(18710141)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教 (20386824)
【キーワード】数理計画法 / 並列計算 / 半正定値計画問題 / 応用数学 / ハイパフォーマンス・コンピューティング (他8件)
【概要】半正定値計画問題は、量子化学や制御理論など幅広い応用を持つ重要な数理計画問題である。しかしながら、量子化学などから発生する半正定値計画問題は大規模になる傾向が強く、一台の計算機では求解が難しい。本研究では、Schur補完行列にかかる計算に並列計算を適用することで、既存ソフトウェアでは不可能であった大規模な半正定値計画問題の求解を実現した。さらに行列の特徴を活用し、高い並列効果を得ることに成功した。...
【複合領域】社会・安全システム科学:半正定値計画問題応用数学を含む研究件
❏対数行列式付き半正定値計画問題に対する改良双対射影勾配法の構築(21K11767)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20386824)
【キーワード】応用数学 / 数理最適化 / 半正定値計画問題 / 錐最適化 / 双対問題 (他6件)
【概要】半正定値計画問題は、錐最適化問題の一つとして内点法など多くの研究がされている。本研究の研究対象である対数行列式半正定値計画問題は半正定値計画問題の拡張である。例えば、統計学のグラフィカルモデリングなどにおける直接的な相関と間接的な相関の差異の検出などにも利用可能な数理モデルである。一方で、大規模なデータにも適用可能にするには高速な計算手法の構築が重要である。研究代表者らは、これまでに対数行列式半正...
❏非線形半正定値計画問題に対する錘への接近を考慮した信頼領域法の構築と実装(24710161)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (20386824)
【キーワード】数理最適化 / 非線形最適化 / 半正定値計画問題 / 数値計算 / 応用数学
【概要】非線形半正定値計画問題は、変数行列の固有値に関する制約を課した数理最適化問題であり、金融工学や不確実なデータなどを扱う最適化などに利用できる。 本研究では、上下限制約付き非線形半正定値計画問題に対して、現在の反復点と半正定値行列のなす錐の境界までの間の距離情報を探索方向に取り込むことにより、効率的に求解する反復計算手法を提案した。 数値実験を通して、本研究の提案手法は3次以上の項を含むような非線形...
❏疎行列に帰着される超大規模半正定値行列への並列計算による高速求解の実装(21710148)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教 (20386824)
【キーワード】応用数学 / ハイパフォーマンスコンピューティング / 数理最適化 / 並列計算 / 半正定値計画問題 (他6件)
【概要】半正定値計画問題の計算時間短縮は、センサネットワーク問題や多項式計画問題など様々な問題にとって重要である。本研究では並列計算で計算時間短縮を行うが、その計算時間の多くを占めるSchur補完行列が疎行列となる特徴を注目し、行列要素ごとの計算時間を見積もることで計算負荷分散を行い、効率的な並列計算手法の提案を行った。数値実験を通して、提案手法により大幅な計算時間短縮が達成されることを確認した。 ...
【複合領域】社会・安全システム科学:数理最適化応用数学を含む研究件
❏対数行列式付き半正定値計画問題に対する改良双対射影勾配法の構築(21K11767)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20386824)
【キーワード】応用数学 / 数理最適化 / 半正定値計画問題 / 錐最適化 / 双対問題 (他6件)
【概要】半正定値計画問題は、錐最適化問題の一つとして内点法など多くの研究がされている。本研究の研究対象である対数行列式半正定値計画問題は半正定値計画問題の拡張である。例えば、統計学のグラフィカルモデリングなどにおける直接的な相関と間接的な相関の差異の検出などにも利用可能な数理モデルである。一方で、大規模なデータにも適用可能にするには高速な計算手法の構築が重要である。研究代表者らは、これまでに対数行列式半正...
❏半整数制約付き種別構成問題に対する高性能錐最適化手法の構築(18K11176)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20386824)
【キーワード】応用数学 / 数理最適化 / 錐最適化 / 混合整数計画問題 / 半整数制約 (他7件)
【概要】本研究課題では、種別構成問題において各変数が半整数となるような制約を付加した最適化問題に対する効率的な計算手法の開発を行った。錐分割手法では、切除平面の計算が解析的に行えるようにし、半整数制約と合わせて混合整数計画問題を解く反復解法を構築した。また、別の手法として、半整数制約と錐制約をそれぞれの子問題に分解する方法を改良し、一部の制約を含ませることで良好な解を生成可能とした。 ...
❏錐最適化理論を用いた種別構成問題に対する効率的な計算手法の構築(15K00032)
【研究テーマ】数理情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (20386824)
【キーワード】応用数学 / 数理最適化 / 錐最適化 / 育種学 / 種別構成問題 (他7件)
【概要】種別構成問題は混合整数二次錐最適化問題として定式化できる。本研究では、錐最適化アプローチに基づいて効率的なアルゴリズムを構築し、高速な計算手法を開発した。二次錐分割による線形近似では、最適解が得られる理論的枠組みの中で、従来提案されてきた計算手法の10分の1程度に計算時間を短縮した。また、steep ascent method は、最適解の保証はないものの良質な解を数秒程度という短時間で得ることを...
【数物系科学】数学:解析学応用数学を含む研究件
❏大規模相互作用系の確率解析とその発展(26287014)
【研究テーマ】解析学基礎
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】舟木 直久 早稲田大学, 理工学術院, 特任教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 数理物理 / 関数方程式 (他7件)
【概要】多成分がカップルした KPZ(Kardar-Parisi-Zhang)方程式について、擬被制御解析に基づき定常測度の解析を行い、大域的適切性を示した。さらに、この特異な確率偏微分方程式が複数の保存量を持つ粒子系からスケール極限の下で導かれることを示した。また、確率的揺動項を持つ質量保存Allen-Cahn方程式の鋭敏界面極限、粒子系からの平均曲率運動の導出、方向依存性を持つノイズが加わった平均曲率...
❏大規模相互作用系の確率解析とその応用(22244007)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】舟木 直久 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 数理物理 / 関数方程式論 (他7件)
【概要】揺動界面の成長を記述する KPZ 方程式の不変測度の解析を行った。この確率偏微分方程式は発散項を含み、数学的扱いには困難を伴う。動的2次元ヤング図形の非平衡揺動問題を論じ、スケール極限の下で確率偏微分方程式を導いた。自己組織的に集成する生物系に対し流体力学極限の手法を適用し巨視的描像へのリンクを与えた。動的ランダム行列理論において現れるAiry点過程、Ginibre点過程について、無限次元確率微分...
❏不連続ガレルキン法と事後誤差解析の研究(19540115)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】菊地 文雄 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 名誉教授 (40013734)
【キーワード】応用数学 / 解析学 / 数値解析 / 誤差解析 / 有限要素法 (他8件)
【概要】有限要素法に密接に関連する数値計算法として近年注目されている不連続ガレルキン法について,その理論的解析や新しい手法の開発と改良,具体的問題への適用などの研究をし,成果を得た.また,その事後誤差解析に関して,必要とされる誤差定数を何個か明らかにし,その一部について具体的な値や上界を求めた.数値例による検証も実施し,理論結果の妥当性や新たな課題の発見,本手法の可能性などに関する知見を得た.特に,不連続...
【数物系科学】数学:不連続ガレルキン法応用数学を含む研究件
❏理論数値解析と数学解析による流体方程式の研究(17K14230)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】柏原 崇人 東京大学, 大学院数理科学研究科, 准教授 (80771477)
【キーワード】有限要素法 / Navier-Stokes方程式 / 領域摂動 / Primitive方程式 / 最大正則性 (他14件)
【概要】流体の運動を表す偏微分方程式に対する数学解析と数値解析の研究を行った。数学解析としては、大気や海洋の振る舞いを記述する基礎方程式として知られるPrimitive方程式を対象として、数学的な解がきちんと存在することを示し、流体の支配方程式としてより一般的なNavier-Stokes方程式との関係を明らかにした。数値解析としては、数値シミュレーション手法の一つである有限要素法を考察し、滑らかな領域の偏...
❏不連続ガレルキン法と事後誤差解析の研究(19540115)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】菊地 文雄 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 名誉教授 (40013734)
【キーワード】応用数学 / 解析学 / 数値解析 / 誤差解析 / 有限要素法 (他8件)
【概要】有限要素法に密接に関連する数値計算法として近年注目されている不連続ガレルキン法について,その理論的解析や新しい手法の開発と改良,具体的問題への適用などの研究をし,成果を得た.また,その事後誤差解析に関して,必要とされる誤差定数を何個か明らかにし,その一部について具体的な値や上界を求めた.数値例による検証も実施し,理論結果の妥当性や新たな課題の発見,本手法の可能性などに関する知見を得た.特に,不連続...
【数物系科学】数学:偏微分方程式応用数学を含む研究件
❏反応拡散モデルを記述する偏微分方程式の正値解に対する精度保証付き数値計算法(17H07188)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 一成 早稲田大学, 理工学術院, 次席研究員(研究院講師) (00801226)
【キーワード】精度保証付き数値計算 / 反応拡散モデル / 偏微分方程式 / 正値解 / 計算機援用証明 (他6件)
【概要】本研究では以下の反応拡散モデル ∂u/∂t(t,x) = △u(t,x)+f(x,u(t,x)), t∈(0,∞), x∈Ω (1) に対する精度保証付き数値計算法を開発した。特に(1)の定常問題を対象とし、その正値解を数学的に厳密な意味で数値的に包含する手法を開発した。本研究で得られた手法は(1)の真の解が数値的に求めた近似解の付近に存在することを具体的な誤差上限と共に保証し、更にその真の解の正...
❏応用逆問題・非適切問題に対する新しい数値解析手法の確立(16340024)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】磯 祐介 京都大学, 情報学研究科, 教授 (70203065)
【キーワード】応用数学 / 逆問題 / 非適切問題 / 数値解析 / 多倍長数値計算 (他11件)
【概要】本課題研究では、偏微分方程式で記述される逆問題の中で、物理あるいは工学等において意味を応用逆問題に焦点を絞り、非適切問題の数学解析と数値解析の研究を行なうものである。特に将来の実用上の要請を考慮し、大規模な非適切問題の数値解析を高精度に行なうことを一つの目標とし、理論・アルゴリズム開発の他に高速多倍長計算環境の整備も研究対象としていることが特徴とも言える。 逆問題の数値シミュレーションを含む科学技...
【数物系科学】数学:関数方程式論応用数学を含む研究件
❏大規模相互作用系の確率解析とその発展(26287014)
【研究テーマ】解析学基礎
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】舟木 直久 早稲田大学, 理工学術院, 特任教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 数理物理 / 関数方程式 (他7件)
【概要】多成分がカップルした KPZ(Kardar-Parisi-Zhang)方程式について、擬被制御解析に基づき定常測度の解析を行い、大域的適切性を示した。さらに、この特異な確率偏微分方程式が複数の保存量を持つ粒子系からスケール極限の下で導かれることを示した。また、確率的揺動項を持つ質量保存Allen-Cahn方程式の鋭敏界面極限、粒子系からの平均曲率運動の導出、方向依存性を持つノイズが加わった平均曲率...
❏大規模相互作用系の確率解析とその応用(22244007)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】舟木 直久 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 数理物理 / 関数方程式論 (他7件)
【概要】揺動界面の成長を記述する KPZ 方程式の不変測度の解析を行った。この確率偏微分方程式は発散項を含み、数学的扱いには困難を伴う。動的2次元ヤング図形の非平衡揺動問題を論じ、スケール極限の下で確率偏微分方程式を導いた。自己組織的に集成する生物系に対し流体力学極限の手法を適用し巨視的描像へのリンクを与えた。動的ランダム行列理論において現れるAiry点過程、Ginibre点過程について、無限次元確率微分...
❏大規模相互作用系の確率解析(18204007)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】舟木 直久 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 応用数学 / 数理物理 (他6件)
【概要】界面模型とランダム行列理論に関連する大規模相互作用系に対し、確率解析および非線形偏微分方程式論に基づく研究を行った。特に、壁あるいはピンニングを持つ界面模型について、大偏差原理の速度汎関数が複数の最小解を持つ場合の詳細な解析とスケール極限の決定を行い、さらに2次元ヤング図形の動的模型に対し流体力学極限を証明した。また、ランダム行列理論における動的モデルとしてGinibre干渉ブラウン粒子系を考察し...
【数物系科学】数学:多倍長数値計算応用数学を含む研究件
❏無限多倍長数値計算環境における高精度数値計算法の確立とその逆問題解析への適用(19340022)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】磯 祐介 京都大学, 情報学研究科, 教授 (70203065)
【キーワード】応用数学 / 数値解析 / 多倍長数値計算 / 応用解析学 / 逆問題解析 (他9件)
【概要】多倍長数値計算環境は、先端的な科学・技術を支える新たな研究手法の一つと考えられているが、本課題研究ではこの計算環境の一層の進化とその上での高精度数値計算手法、さらには逆問題・非適切問題解析への適用についての研究を総合的に行い成果を得た。これにより、多倍長数値計算環境の計算力学への適用については、世界をリードする水準の成果が得られた。 ...
❏応用逆問題・非適切問題に対する新しい数値解析手法の確立(16340024)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】磯 祐介 京都大学, 情報学研究科, 教授 (70203065)
【キーワード】応用数学 / 逆問題 / 非適切問題 / 数値解析 / 多倍長数値計算 (他11件)
【概要】本課題研究では、偏微分方程式で記述される逆問題の中で、物理あるいは工学等において意味を応用逆問題に焦点を絞り、非適切問題の数学解析と数値解析の研究を行なうものである。特に将来の実用上の要請を考慮し、大規模な非適切問題の数値解析を高精度に行なうことを一つの目標とし、理論・アルゴリズム開発の他に高速多倍長計算環境の整備も研究対象としていることが特徴とも言える。 逆問題の数値シミュレーションを含む科学技...
【数物系科学】物理学:確率論応用数学を含む研究件
❏確率制御理論における同定問題の研究(17K05359)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中野 張 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (00452409)
【キーワード】部分観測確率制御 / 逆問題 / 確率制御問題 / ハミルトン・ヤコビ・ベルマン方程式 / 再生核補間 (他11件)
【概要】確率最適制御理論における逆問題について,提案した枠組みにおいて,適切性が成り立つための十分条件を明らかにした. また数値解法についても検討し,いくつかの具体的な問題に対して,処罰パラメーターが高い精度で再現されることを数値的に確認した. 部分観測確率制御問題の数値解析について,拡散過程に対する部分観測問題を特徴付けるZakai方程式に対するカーネル選点法の収束の議論を基に,元の問題を通常の有限次元...
❏集団と個体のインタラクションのある場合の意思決定理論とその実験的検証(16K01265)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】豊泉 洋 早稲田大学, 商学学術院(会計研究科), 教授 (20315683)
【キーワード】大規模システム / 真社会性昆虫 / 集団 / 意思決定 / Non-linear Markov (他21件)
【概要】集団は個人の集合体なので、個人の意思決定の結果に応じて、集団の挙動が変化する。しかし、個人の意思決定は、集団の動向によって変化することが考えられる。このような場合には、個人の意思決定と集団の行動が複雑に絡み合い、意思決定が難しい。本研究は、株式市場、共同で巣を運営する真社会性昆虫、インターネット上での巨大サービス提供会社と需要を具体的な題材として、このようなインタラクションの理論的な枠組みとその実...
❏大規模相互作用系の確率解析とその発展(26287014)
【研究テーマ】解析学基礎
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】舟木 直久 早稲田大学, 理工学術院, 特任教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 数理物理 / 関数方程式 (他7件)
【概要】多成分がカップルした KPZ(Kardar-Parisi-Zhang)方程式について、擬被制御解析に基づき定常測度の解析を行い、大域的適切性を示した。さらに、この特異な確率偏微分方程式が複数の保存量を持つ粒子系からスケール極限の下で導かれることを示した。また、確率的揺動項を持つ質量保存Allen-Cahn方程式の鋭敏界面極限、粒子系からの平均曲率運動の導出、方向依存性を持つノイズが加わった平均曲率...
【数物系科学】物理学:数理物理応用数学を含む研究件
❏大規模相互作用系の確率解析とその発展(26287014)
【研究テーマ】解析学基礎
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】舟木 直久 早稲田大学, 理工学術院, 特任教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 数理物理 / 関数方程式 (他7件)
【概要】多成分がカップルした KPZ(Kardar-Parisi-Zhang)方程式について、擬被制御解析に基づき定常測度の解析を行い、大域的適切性を示した。さらに、この特異な確率偏微分方程式が複数の保存量を持つ粒子系からスケール極限の下で導かれることを示した。また、確率的揺動項を持つ質量保存Allen-Cahn方程式の鋭敏界面極限、粒子系からの平均曲率運動の導出、方向依存性を持つノイズが加わった平均曲率...
❏多変数超幾何関数によるランダム行列理論の新展開と量子エンタングルメントの解明(24540394)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】足立 聡 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (90211698)
【キーワード】量子エンタングルメント / 量子カオス / 乱雑行列理論 / 多変数超幾何関数 / セルバーグ-金子積分 (他13件)
【概要】結合量子系で動力学による時間発展により生成される量子エンタングルメントは動力学が強くカオス的である場合には系の詳細によらない強い普遍性を示す。量子エンタングルメントを計量する特性量はシュミット固有値に関する種々の分布関数である。我々はシュミット固有値の1体分布関数と最大シュミット固有値の分布関数について解析的な公式を理論予想として導出することに成功した。1体分布関数の理論公式を計算する主要な道具は...
❏大規模相互作用系の確率解析とその応用(22244007)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】舟木 直久 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 数理物理 / 関数方程式論 (他7件)
【概要】揺動界面の成長を記述する KPZ 方程式の不変測度の解析を行った。この確率偏微分方程式は発散項を含み、数学的扱いには困難を伴う。動的2次元ヤング図形の非平衡揺動問題を論じ、スケール極限の下で確率偏微分方程式を導いた。自己組織的に集成する生物系に対し流体力学極限の手法を適用し巨視的描像へのリンクを与えた。動的ランダム行列理論において現れるAiry点過程、Ginibre点過程について、無限次元確率微分...
【数物系科学】物理学:反応・拡散系応用数学を含む研究件
❏反応拡散系および自由境界問題の解のパターンダイナミクスの解明(26287024)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】二宮 広和 明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (90251610)
【キーワード】パターン形成 / 反応拡散系 / 自由境界問題 / 特異極限法 / 進行波解 (他12件)
【概要】反応拡散系などの非線形偏微分方程式系の形状のある解を捉えるために,境界の方程式と場の方程式により構成される「反応界面系」という枠組みを導入した.この方程式系は,特異極限問題から得られる自由境界問題の一種である.その方程式系の多次元進行波解の存在証明や1次元解のダイナミクスを調べることに成功した.また,異方的な外力をもつ平均曲率流問題では,異方性のパラメータが形状にもたらす影響を調べることにも成功し...
❏化学反応を伴う粒子および液滴運動に対する数理解析(21340023)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】長山 雅晴 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (20314289)
【キーワード】応用数学 / 数理モデル / 表面張力 / 自走運動 / 反応拡散系 (他18件)
【概要】実験グループとの共同で,自己駆動する粒子や液滴が化学反応と相互作用することによって見られる現象に対して数理モデリングとその数理解析によって,現象のメカニズムを解明する研究を行った.対象とする実験系は,中和反応を伴う粒子運動と錯体反応を伴う粒子運動であった.中和反応系では反応次数が振動機構の重要なパラメータであること,錯体反応系では反応によって生成される物質が重要な役割を担っていることを数理モデリン...
【数物系科学】物理学:関数方程式応用数学を含む研究件
❏大規模相互作用系の確率解析とその発展(26287014)
【研究テーマ】解析学基礎
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】舟木 直久 早稲田大学, 理工学術院, 特任教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 数理物理 / 関数方程式 (他7件)
【概要】多成分がカップルした KPZ(Kardar-Parisi-Zhang)方程式について、擬被制御解析に基づき定常測度の解析を行い、大域的適切性を示した。さらに、この特異な確率偏微分方程式が複数の保存量を持つ粒子系からスケール極限の下で導かれることを示した。また、確率的揺動項を持つ質量保存Allen-Cahn方程式の鋭敏界面極限、粒子系からの平均曲率運動の導出、方向依存性を持つノイズが加わった平均曲率...
❏大規模相互作用系の確率解析とその応用(22244007)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】舟木 直久 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 数理物理 / 関数方程式論 (他7件)
【概要】揺動界面の成長を記述する KPZ 方程式の不変測度の解析を行った。この確率偏微分方程式は発散項を含み、数学的扱いには困難を伴う。動的2次元ヤング図形の非平衡揺動問題を論じ、スケール極限の下で確率偏微分方程式を導いた。自己組織的に集成する生物系に対し流体力学極限の手法を適用し巨視的描像へのリンクを与えた。動的ランダム行列理論において現れるAiry点過程、Ginibre点過程について、無限次元確率微分...
【数物系科学】物理学:統計力学応用数学を含む研究件
❏大規模相互作用系の確率解析とその発展(26287014)
【研究テーマ】解析学基礎
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】舟木 直久 早稲田大学, 理工学術院, 特任教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 数理物理 / 関数方程式 (他7件)
【概要】多成分がカップルした KPZ(Kardar-Parisi-Zhang)方程式について、擬被制御解析に基づき定常測度の解析を行い、大域的適切性を示した。さらに、この特異な確率偏微分方程式が複数の保存量を持つ粒子系からスケール極限の下で導かれることを示した。また、確率的揺動項を持つ質量保存Allen-Cahn方程式の鋭敏界面極限、粒子系からの平均曲率運動の導出、方向依存性を持つノイズが加わった平均曲率...
❏変形と回転の幾何学に基づく複雑分子システムの集団運動と機能の解明(23740300)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】柳尾 朋洋 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (40444450)
【キーワード】統計力学 / 非線形力学 / 幾何学 / DNA / クラスター (他22件)
【概要】本研究課題では、原子分子集合体や生体高分子などの高度な秩序構造と機能を有する階層的分子システムの集団運動のメカニズムを、統計力学、非線形力学、幾何学の手法に基づき明らかにする研究を進めた。特に、オブレート-プロレート遷移や解離反応など、質量分布を大きく変える原子分子集合体の集団運動の駆動機構や、DNAを始めとする生体高分子の非対称な弾性特性と高次構造の形成機構の一端を明らかにした。さらに、分子系と...
❏大規模相互作用系の確率解析とその応用(22244007)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】舟木 直久 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (60112174)
【キーワード】確率論 / 解析学 / 統計力学 / 数理物理 / 関数方程式論 (他7件)
【概要】揺動界面の成長を記述する KPZ 方程式の不変測度の解析を行った。この確率偏微分方程式は発散項を含み、数学的扱いには困難を伴う。動的2次元ヤング図形の非平衡揺動問題を論じ、スケール極限の下で確率偏微分方程式を導いた。自己組織的に集成する生物系に対し流体力学極限の手法を適用し巨視的描像へのリンクを与えた。動的ランダム行列理論において現れるAiry点過程、Ginibre点過程について、無限次元確率微分...
【数物系科学】地球惑星科学:逆問題応用数学を含む研究件
❏確率制御理論における同定問題の研究(17K05359)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中野 張 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (00452409)
【キーワード】部分観測確率制御 / 逆問題 / 確率制御問題 / ハミルトン・ヤコビ・ベルマン方程式 / 再生核補間 (他11件)
【概要】確率最適制御理論における逆問題について,提案した枠組みにおいて,適切性が成り立つための十分条件を明らかにした. また数値解法についても検討し,いくつかの具体的な問題に対して,処罰パラメーターが高い精度で再現されることを数値的に確認した. 部分観測確率制御問題の数値解析について,拡散過程に対する部分観測問題を特徴付けるZakai方程式に対するカーネル選点法の収束の議論を基に,元の問題を通常の有限次元...
❏再生核ヒルベルト空間による逆問題数値解析手法の開発(20654011)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 正則化 / 再生核 / 変分法 / 応用数学 (他9件)
【概要】逆問題に対して、再生核ヒルベルト空間ならびに多重スケール核に基づいて、多次元の任意形状をもつ領域における数値解析手法の研究と開発を目指したが、この方法は正則化手法と密接に結び付いており、また離散化のためには有限要素法などを駆使しなくてはいけないことが、より鮮明になり、その方面の研究を進めた。実績は以下のとおりである。 (1)相転移問題や熱伝動現象で初期値を決定する逆問題などの応用逆問題で上記の着想...
❏応用逆問題・非適切問題に対する新しい数値解析手法の確立(16340024)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】磯 祐介 京都大学, 情報学研究科, 教授 (70203065)
【キーワード】応用数学 / 逆問題 / 非適切問題 / 数値解析 / 多倍長数値計算 (他11件)
【概要】本課題研究では、偏微分方程式で記述される逆問題の中で、物理あるいは工学等において意味を応用逆問題に焦点を絞り、非適切問題の数学解析と数値解析の研究を行なうものである。特に将来の実用上の要請を考慮し、大規模な非適切問題の数値解析を高精度に行なうことを一つの目標とし、理論・アルゴリズム開発の他に高速多倍長計算環境の整備も研究対象としていることが特徴とも言える。 逆問題の数値シミュレーションを含む科学技...
【数物系科学】地球惑星科学:流体応用数学を含む研究件
❏理論数値解析と数学解析による流体方程式の研究(17K14230)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】柏原 崇人 東京大学, 大学院数理科学研究科, 准教授 (80771477)
【キーワード】有限要素法 / Navier-Stokes方程式 / 領域摂動 / Primitive方程式 / 最大正則性 (他14件)
【概要】流体の運動を表す偏微分方程式に対する数学解析と数値解析の研究を行った。数学解析としては、大気や海洋の振る舞いを記述する基礎方程式として知られるPrimitive方程式を対象として、数学的な解がきちんと存在することを示し、流体の支配方程式としてより一般的なNavier-Stokes方程式との関係を明らかにした。数値解析としては、数値シミュレーション手法の一つである有限要素法を考察し、滑らかな領域の偏...
❏フェーズフィールドモデルに基づく二相流体問題の数値解析(21740064)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】齊藤 宣一 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 准教授 (00334706)
【キーワード】応用数学 / 数値解析 / 有限要素法 / 流体 / 流体力学 (他6件)
【概要】本研究では,非圧縮性粘性流体の二相問題に対するフェーズフィールドモデルを対象に,有限要素法による数値計算手法の開発と妥当性・正当性の解析を行った.特に,数学的枠組み(数値解析向けの定式化)の研究,および数値実験による発見的考察と結果の検証に最も力を入れた.結果的に,多相流体現象とその数学理論およびその数値計算手法に,今までになかった視点からの新しい寄与をなした. ...
【数物系科学】天文学:数値計算応用数学を含む研究件
❏海洋における大振幅・非線形波動の数理モデルと解析(17H02856)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村重 淳 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (40302749)
【キーワード】非線形波動 / 応用数学 / 流体力学 / 数理モデル / 数値解析 (他7件)
【概要】本研究の目的は,海洋における大振幅波動の本質(非線形性と分散性)をとらえた数理モデルを導出し,その数理解析を行うことである.令和3年度(最終年度)は以下の三つのテーマについて研究を実施した.研究成果は,発表論文6件(査読有5件,国際共著4件),学会発表21件(招待講演2件,国際講演6件)で公表されている.研究の概要は以下の通りである. 1. 数学モデル:(1)水面上に浮体がある場合の浅水波モデルの...
❏モデル縮減に基づく新世代高速構造保存数値計算法の創出(17H02826)
【研究テーマ】計算科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松尾 宇泰 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (90293670)
【キーワード】数値解析 / 構造保存解法 / モデル縮減 / 数値計算 / 応用数学 (他6件)
【概要】本研究課題では,モデル縮減技法を採り入れた新しい構造保存解法の創出を目指した.その結果,シンプレクティックモデル縮減の有効性の検証,それを散逸系に拡張した新しい構造保存モデル縮減法の開発など,目指したとおりの構造保存的モデル縮減手法が得られた.またその過程でポアソン括弧・南部括弧に基づく新しい構造保存解法の開発,動的モード分解など新しいモデル縮減技法に関する理論解析など,いくつかの基礎的知見も得ら...
❏非線形半正定値計画問題に対する錘への接近を考慮した信頼領域法の構築と実装(24710161)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (20386824)
【キーワード】数理最適化 / 非線形最適化 / 半正定値計画問題 / 数値計算 / 応用数学
【概要】非線形半正定値計画問題は、変数行列の固有値に関する制約を課した数理最適化問題であり、金融工学や不確実なデータなどを扱う最適化などに利用できる。 本研究では、上下限制約付き非線形半正定値計画問題に対して、現在の反復点と半正定値行列のなす錐の境界までの間の距離情報を探索方向に取り込むことにより、効率的に求解する反復計算手法を提案した。 数値実験を通して、本研究の提案手法は3次以上の項を含むような非線形...
【工学】総合工学:流体力学応用数学を含む研究件
❏海洋における大振幅・非線形波動の数理モデルと解析(17H02856)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村重 淳 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (40302749)
【キーワード】非線形波動 / 応用数学 / 流体力学 / 数理モデル / 数値解析 (他7件)
【概要】本研究の目的は,海洋における大振幅波動の本質(非線形性と分散性)をとらえた数理モデルを導出し,その数理解析を行うことである.令和3年度(最終年度)は以下の三つのテーマについて研究を実施した.研究成果は,発表論文6件(査読有5件,国際共著4件),学会発表21件(招待講演2件,国際講演6件)で公表されている.研究の概要は以下の通りである. 1. 数学モデル:(1)水面上に浮体がある場合の浅水波モデルの...
❏Self-similar behaviour in thin film flow(24740072)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】ボーウェン マーク 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (30534341)
【キーワード】self-similarity / thin films / parabolic equations / high-order / self-similar (他10件)
【概要】複数の国を拠点とする研究協力者たちと連携し、我々は、表面張力が引き起こす薄膜流の研究において生じる方程式の(自己相似)特解の同定に関して、目覚ましい進展を達成した。この研究については、多くの国際的学術誌で論文発表を行った。さらに、近い将来投稿される予定の論文も複数存在する。また、複数の国際会議でも口頭発表を行った。 ...
❏フェーズフィールドモデルに基づく二相流体問題の数値解析(21740064)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】齊藤 宣一 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 准教授 (00334706)
【キーワード】応用数学 / 数値解析 / 有限要素法 / 流体 / 流体力学 (他6件)
【概要】本研究では,非圧縮性粘性流体の二相問題に対するフェーズフィールドモデルを対象に,有限要素法による数値計算手法の開発と妥当性・正当性の解析を行った.特に,数学的枠組み(数値解析向けの定式化)の研究,および数値実験による発見的考察と結果の検証に最も力を入れた.結果的に,多相流体現象とその数学理論およびその数値計算手法に,今までになかった視点からの新しい寄与をなした. ...
【工学】総合工学:並列計算応用数学を含む研究件
❏疎行列に帰着される超大規模半正定値行列への並列計算による高速求解の実装(21710148)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教 (20386824)
【キーワード】応用数学 / ハイパフォーマンスコンピューティング / 数理最適化 / 並列計算 / 半正定値計画問題 (他6件)
【概要】半正定値計画問題の計算時間短縮は、センサネットワーク問題や多項式計画問題など様々な問題にとって重要である。本研究では並列計算で計算時間短縮を行うが、その計算時間の多くを占めるSchur補完行列が疎行列となる特徴を注目し、行列要素ごとの計算時間を見積もることで計算負荷分散を行い、効率的な並列計算手法の提案を行った。数値実験を通して、提案手法により大幅な計算時間短縮が達成されることを確認した。 ...
❏超大規模な半正定値計画問題に対する効率的な並列計算の実装(18710141)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教 (20386824)
【キーワード】数理計画法 / 並列計算 / 半正定値計画問題 / 応用数学 / ハイパフォーマンス・コンピューティング (他8件)
【概要】半正定値計画問題は、量子化学や制御理論など幅広い応用を持つ重要な数理計画問題である。しかしながら、量子化学などから発生する半正定値計画問題は大規模になる傾向が強く、一台の計算機では求解が難しい。本研究では、Schur補完行列にかかる計算に並列計算を適用することで、既存ソフトウェアでは不可能であった大規模な半正定値計画問題の求解を実現した。さらに行列の特徴を活用し、高い並列効果を得ることに成功した。...
【工学】総合工学:数値解析応用数学を含む研究件
❏海洋における大振幅・非線形波動の数理モデルと解析(17H02856)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村重 淳 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (40302749)
【キーワード】非線形波動 / 応用数学 / 流体力学 / 数理モデル / 数値解析 (他7件)
【概要】本研究の目的は,海洋における大振幅波動の本質(非線形性と分散性)をとらえた数理モデルを導出し,その数理解析を行うことである.令和3年度(最終年度)は以下の三つのテーマについて研究を実施した.研究成果は,発表論文6件(査読有5件,国際共著4件),学会発表21件(招待講演2件,国際講演6件)で公表されている.研究の概要は以下の通りである. 1. 数学モデル:(1)水面上に浮体がある場合の浅水波モデルの...
❏モデル縮減に基づく新世代高速構造保存数値計算法の創出(17H02826)
【研究テーマ】計算科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松尾 宇泰 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (90293670)
【キーワード】数値解析 / 構造保存解法 / モデル縮減 / 数値計算 / 応用数学 (他6件)
【概要】本研究課題では,モデル縮減技法を採り入れた新しい構造保存解法の創出を目指した.その結果,シンプレクティックモデル縮減の有効性の検証,それを散逸系に拡張した新しい構造保存モデル縮減法の開発など,目指したとおりの構造保存的モデル縮減手法が得られた.またその過程でポアソン括弧・南部括弧に基づく新しい構造保存解法の開発,動的モード分解など新しいモデル縮減技法に関する理論解析など,いくつかの基礎的知見も得ら...
❏有限体積法の数学的基盤理論の確立(23340023)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】齊藤 宣一 東京大学, 数理(科)学研究科(研究院), 准教授 (00334706)
【キーワード】数値解析 / 数理モデル / 有限体積法 / 有限要素法 / 差分法 (他8件)
【概要】本研究プロジェクトでは,構造保存型の数値解法として理工学各分野で広く応用されている有限体積法に対する数学的な基盤理論の開発とその現実問題への応用を行なった。基礎的な面では、離散ソボレフの不等式、補間誤差不等式の最良定数、離散Rellichの定理、離散最大値の定理、離散微分形式などについて応用指向の進んだ結果を得ることができた。応用面では、細胞性粘菌の数理モデルに対して、構造保存型の有限体積法を開発...
【工学】総合工学:シミュレーション応用数学を含む研究件
❏Self-similar behaviour in thin film flow(24740072)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】ボーウェン マーク 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (30534341)
【キーワード】self-similarity / thin films / parabolic equations / high-order / self-similar (他10件)
【概要】複数の国を拠点とする研究協力者たちと連携し、我々は、表面張力が引き起こす薄膜流の研究において生じる方程式の(自己相似)特解の同定に関して、目覚ましい進展を達成した。この研究については、多くの国際的学術誌で論文発表を行った。さらに、近い将来投稿される予定の論文も複数存在する。また、複数の国際会議でも口頭発表を行った。 ...
❏高次システム解析への準モンテカルロ法適用のための基礎的研究(21510141)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】諸星 穂積 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (10272387)
【キーワード】システム工学 / シミュレーション / 応用数学 / 応用科学
【概要】時間と共に変化する高次元システムを分析するために必要な数値計算の手法を研究した.具体的には,準モンテカルロ法という数値積分を高速に行うために使われる手法を,高次元システムに適用するためにどのような工夫をしたらよいか,いくつかの代表的な問題を選んで数値実験によって検討した.アルゴリズムを提案し,既存の方法と比較して,必要な計算時間がかなり短縮されることを実験的に確認した. ...
【工学】総合工学:有限要素法応用数学を含む研究件
❏理論数値解析と数学解析による流体方程式の研究(17K14230)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】柏原 崇人 東京大学, 大学院数理科学研究科, 准教授 (80771477)
【キーワード】有限要素法 / Navier-Stokes方程式 / 領域摂動 / Primitive方程式 / 最大正則性 (他14件)
【概要】流体の運動を表す偏微分方程式に対する数学解析と数値解析の研究を行った。数学解析としては、大気や海洋の振る舞いを記述する基礎方程式として知られるPrimitive方程式を対象として、数学的な解がきちんと存在することを示し、流体の支配方程式としてより一般的なNavier-Stokes方程式との関係を明らかにした。数値解析としては、数値シミュレーション手法の一つである有限要素法を考察し、滑らかな領域の偏...
❏有限体積法の数学的基盤理論の確立(23340023)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】齊藤 宣一 東京大学, 数理(科)学研究科(研究院), 准教授 (00334706)
【キーワード】数値解析 / 数理モデル / 有限体積法 / 有限要素法 / 差分法 (他8件)
【概要】本研究プロジェクトでは,構造保存型の数値解法として理工学各分野で広く応用されている有限体積法に対する数学的な基盤理論の開発とその現実問題への応用を行なった。基礎的な面では、離散ソボレフの不等式、補間誤差不等式の最良定数、離散Rellichの定理、離散最大値の定理、離散微分形式などについて応用指向の進んだ結果を得ることができた。応用面では、細胞性粘菌の数理モデルに対して、構造保存型の有限体積法を開発...
❏フェーズフィールドモデルに基づく二相流体問題の数値解析(21740064)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】齊藤 宣一 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 准教授 (00334706)
【キーワード】応用数学 / 数値解析 / 有限要素法 / 流体 / 流体力学 (他6件)
【概要】本研究では,非圧縮性粘性流体の二相問題に対するフェーズフィールドモデルを対象に,有限要素法による数値計算手法の開発と妥当性・正当性の解析を行った.特に,数学的枠組み(数値解析向けの定式化)の研究,および数値実験による発見的考察と結果の検証に最も力を入れた.結果的に,多相流体現象とその数学理論およびその数値計算手法に,今までになかった視点からの新しい寄与をなした. ...
【農学】境界農学:育種学応用数学を含む研究件
❏半整数制約付き種別構成問題に対する高性能錐最適化手法の構築(18K11176)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20386824)
【キーワード】応用数学 / 数理最適化 / 錐最適化 / 混合整数計画問題 / 半整数制約 (他7件)
【概要】本研究課題では、種別構成問題において各変数が半整数となるような制約を付加した最適化問題に対する効率的な計算手法の開発を行った。錐分割手法では、切除平面の計算が解析的に行えるようにし、半整数制約と合わせて混合整数計画問題を解く反復解法を構築した。また、別の手法として、半整数制約と錐制約をそれぞれの子問題に分解する方法を改良し、一部の制約を含ませることで良好な解を生成可能とした。 ...
❏錐最適化理論を用いた種別構成問題に対する効率的な計算手法の構築(15K00032)
【研究テーマ】数理情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山下 真 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (20386824)
【キーワード】応用数学 / 数理最適化 / 錐最適化 / 育種学 / 種別構成問題 (他7件)
【概要】種別構成問題は混合整数二次錐最適化問題として定式化できる。本研究では、錐最適化アプローチに基づいて効率的なアルゴリズムを構築し、高速な計算手法を開発した。二次錐分割による線形近似では、最適解が得られる理論的枠組みの中で、従来提案されてきた計算手法の10分の1程度に計算時間を短縮した。また、steep ascent method は、最適解の保証はないものの良質な解を数秒程度という短時間で得ることを...
【医歯薬学】看護学:数理モデル応用数学を含む研究件
❏海洋における大振幅・非線形波動の数理モデルと解析(17H02856)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村重 淳 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (40302749)
【キーワード】非線形波動 / 応用数学 / 流体力学 / 数理モデル / 数値解析 (他7件)
【概要】本研究の目的は,海洋における大振幅波動の本質(非線形性と分散性)をとらえた数理モデルを導出し,その数理解析を行うことである.令和3年度(最終年度)は以下の三つのテーマについて研究を実施した.研究成果は,発表論文6件(査読有5件,国際共著4件),学会発表21件(招待講演2件,国際講演6件)で公表されている.研究の概要は以下の通りである. 1. 数学モデル:(1)水面上に浮体がある場合の浅水波モデルの...
❏有限体積法の数学的基盤理論の確立(23340023)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】齊藤 宣一 東京大学, 数理(科)学研究科(研究院), 准教授 (00334706)
【キーワード】数値解析 / 数理モデル / 有限体積法 / 有限要素法 / 差分法 (他8件)
【概要】本研究プロジェクトでは,構造保存型の数値解法として理工学各分野で広く応用されている有限体積法に対する数学的な基盤理論の開発とその現実問題への応用を行なった。基礎的な面では、離散ソボレフの不等式、補間誤差不等式の最良定数、離散Rellichの定理、離散最大値の定理、離散微分形式などについて応用指向の進んだ結果を得ることができた。応用面では、細胞性粘菌の数理モデルに対して、構造保存型の有限体積法を開発...
❏化学反応を伴う粒子および液滴運動に対する数理解析(21340023)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】長山 雅晴 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (20314289)
【キーワード】応用数学 / 数理モデル / 表面張力 / 自走運動 / 反応拡散系 (他18件)
【概要】実験グループとの共同で,自己駆動する粒子や液滴が化学反応と相互作用することによって見られる現象に対して数理モデリングとその数理解析によって,現象のメカニズムを解明する研究を行った.対象とする実験系は,中和反応を伴う粒子運動と錯体反応を伴う粒子運動であった.中和反応系では反応次数が振動機構の重要なパラメータであること,錯体反応系では反応によって生成される物質が重要な役割を担っていることを数理モデリン...