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研究分野別サイレントキーワード
「自然災害」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報学フロンティア:産業集積自然災害を含む研究件
❏大規模災害時代の「災害の経済学」と防災ー国際貿易・空間経済学の視点から(19H01487)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80510255)
【キーワード】災害(コロナショック含む) / 企業・労働者の異質性 / 産業集積と地域経済 / 国際貿易 / デジタル経済 (他19件)
【概要】当初の研究計画に従い、以下の5点を研究し実績をあげた。 ①ミクロデータの構築:新型コロナウイルス感染症の蔓延は広義の大規模自然災害ととらえられる。昨年度に引き続きNIRA総研との共同により大規模な就業者調査を今年度は3回実施しデータを作成した。感染症対策に有効なテレワークやデジタル化に関して調査した。さらに今年度は防災意識や災害経験に関しても調査した。調査結果をNIRA総研から速報や報告書の形で社...
❏高質で強靭な産業集積の形成の理論・実証研究(16K03652)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80510255)
【キーワード】企業の異質性 / 耐久性 / 自然災害 / 国際貿易 / 環境対策 (他17件)
【概要】本研究課題では、第一に企業の異質性の観点から国際貿易及び空間経済学の理論を拡張するとともに、企業・地域・歴史データを用いて実証研究を行った。生産性の高い企業がどのように集積するかを分析し、補助金や税金、環境政策などがどう影響するかを分析した。第二に自然災害による企業活動や地域経済への影響を分析し、空間計量やGISを駆使してミクロレベルの分析をした。国際共同研究を推進し、論文はJournal of ...
❏大災害による産業集積の崩壊・復興と企業の異質性(25780169)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (80510255)
【キーワード】自然災害 / 空間経済 / 国際貿易 / 企業の異質性 / 防災・減災対策 (他17件)
【概要】本研究課題では大災害によりどのように企業が被災し産業集積が崩壊、復興するのかについて空間経済学と国際貿易論の視点から理論・実証研究を行った。産業集積の形成から崩壊、復興までを空間経済の理論を構築し、企業の個票データをもとに実証研究した。結果、建物の被災が長期的に企業の倒産確率を高め、産業集積は競争の激化により共食い効果が観測された。しかし、企業の防災活動は復興を早め、地域金融は復興を早める一定の役...
【情報学】情報学フロンティア:マルチエージェント自然災害を含む研究件
❏レジリエントな都市交通機能を実現する「認知,インフラ,制度」の相互改善型設計(16H02907)
【研究テーマ】ウェブ情報学・サービス情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】荒井 幸代 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (10372575)
【キーワード】逆強化学習 / 強化学習 / 多目的最適化 / 社会シミュレーション / 行動規範 (他27件)
【概要】本課題では,都市交通が頑健かつ柔軟に機能する状況を「レジリエンス」と定義し,これを実現する上で,情報インフラや人の状況判断,法制度の3つのソフトインフラの連携が必要との立場から研究を進めてきた.特に緊急時の二次被害減災は人の行動が鍵であるとし,人の挙動特性を考慮した都市交通システム設計法を提案した.災害における人の行動の規範は,過去の似た状況の記憶に影響を受けるため,正しい情報を直接提供するよりも...
❏都市の統合自然災害シミュレーションシステムの開発(20246075)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】堀 宗朗 東京大学, 地震研究所, 教授 (00219205)
【キーワード】地震防災 / 自然災害防災 / 数値計算 / エージェント / 可視化 (他13件)
【概要】想定された災害シナリオに応じて,都市に生じる災害・被害という物理過程と,被害対応という非物理過程を数値計算によって予測するシステムである,統合自然災害シミュレーションシステムを開発した.対象とする自然災害は,地震・津波,風水害等である.災害を高い空間分解能で計算し,災害を入力とする都市内全構造物の応答・損傷といった被害を計算する.この物理過程の計算には,地理情報システム(GIS)を使って構築される...
【情報学】情報学フロンティア:エージェント自然災害を含む研究件
❏レジリエントな都市交通機能を実現する「認知,インフラ,制度」の相互改善型設計(16H02907)
【研究テーマ】ウェブ情報学・サービス情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】荒井 幸代 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (10372575)
【キーワード】逆強化学習 / 強化学習 / 多目的最適化 / 社会シミュレーション / 行動規範 (他27件)
【概要】本課題では,都市交通が頑健かつ柔軟に機能する状況を「レジリエンス」と定義し,これを実現する上で,情報インフラや人の状況判断,法制度の3つのソフトインフラの連携が必要との立場から研究を進めてきた.特に緊急時の二次被害減災は人の行動が鍵であるとし,人の挙動特性を考慮した都市交通システム設計法を提案した.災害における人の行動の規範は,過去の似た状況の記憶に影響を受けるため,正しい情報を直接提供するよりも...
❏都市の統合自然災害シミュレーションシステムの開発(20246075)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】堀 宗朗 東京大学, 地震研究所, 教授 (00219205)
【キーワード】地震防災 / 自然災害防災 / 数値計算 / エージェント / 可視化 (他13件)
【概要】想定された災害シナリオに応じて,都市に生じる災害・被害という物理過程と,被害対応という非物理過程を数値計算によって予測するシステムである,統合自然災害シミュレーションシステムを開発した.対象とする自然災害は,地震・津波,風水害等である.災害を高い空間分解能で計算し,災害を入力とする都市内全構造物の応答・損傷といった被害を計算する.この物理過程の計算には,地理情報システム(GIS)を使って構築される...
【情報学】情報学フロンティア:機械学習自然災害を含む研究件
❏Development of an HPC enhanced system for finding fine-grained lifeline recovery plans and evaluating their long term economic performance(18H01675)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】Maddegedar a.L. 東京大学, 地震研究所, 准教授 (20426290)
【キーワード】disaster recovery / economic perfoamrnce / agent-based modeling / HPC / Agent based simulations (他24件)
【概要】本研究では、国民経済を実大スケールでシミュレーションする高性能ソフトウェアを開発し、大規模地震災害解析手法と統合することで各種の復興計画の長期的な経済的効用を評価できるようにしました。政府機関が公開するデータを分析することで、1億2700万の主体からなる日本経済全体をシミュレーションするためのパラメータを特定しました。2015年の状態を起点に実施した2019年末までの日本経済のシミュレーション結果...
❏気候変動が引き起こす災害・水資源・食資源・大気汚染の年代別リスク変化とその適応策(17KT0066)
【研究テーマ】次世代の農資源利用
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2020-03-31
【研究代表者】安成 哲平 北海道大学, 北極域研究センター, 助教 (70506782)
【キーワード】大気汚染 / 森林火災 / 気候モデル / PM2.5 / 気候変動 (他20件)
【概要】人類の持続可能性の観点から重要な,「災害」,「食(農)資源」,「水資源」,「大気汚染」に関連した研究を,気候モデル・衛星・再解析データ等を用いて解析し,経済分析を行った.大気汚染では,森林火災予測に直結する気候・環境要因を明らかにし,機械学習で火災予測の初期検討を行った.気候モデル実験では, シベリア森林火災が増加した際のPM2.5日平均環境基準を超える日数や若年性死亡数の変化を分析し,経済損失ま...
❏レジリエントな都市交通機能を実現する「認知,インフラ,制度」の相互改善型設計(16H02907)
【研究テーマ】ウェブ情報学・サービス情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】荒井 幸代 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (10372575)
【キーワード】逆強化学習 / 強化学習 / 多目的最適化 / 社会シミュレーション / 行動規範 (他27件)
【概要】本課題では,都市交通が頑健かつ柔軟に機能する状況を「レジリエンス」と定義し,これを実現する上で,情報インフラや人の状況判断,法制度の3つのソフトインフラの連携が必要との立場から研究を進めてきた.特に緊急時の二次被害減災は人の行動が鍵であるとし,人の挙動特性を考慮した都市交通システム設計法を提案した.災害における人の行動の規範は,過去の似た状況の記憶に影響を受けるため,正しい情報を直接提供するよりも...
【複合領域】社会・安全システム科学:マルチハザード自然災害を含む研究件
❏マルチハザードマップを活用した巨大都市の防災都市空間の最適化設計方法の開発(17201035)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】魚本 健人 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (80114396)
【キーワード】自然災害 / 防災 / 減災 / ハザードマップ / 火災 (他14件)
【概要】本研究では,マルチハザードマップを活用した巨大都市の防災都市空間の最適設計方法の開発を行った.最終的な成果は,(1)様々な災害の物理・化学現象を適切に捉えたシミュレーションモデルの開発と被害結果が社会に及ぼす影響の大きさの評価(災害シミュレーション),(2)過去の大規模災害の事例およびシミュレーション結果のデータベース化(災害アーカイブス),(3)(1),(2)の結果を3次元GIS上に統合すること...
❏マルチハザードリスクの観点から見た地域特性評価手法の開発(17651097)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】吉村 美保 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (70361649)
【キーワード】減災 / 自然災害 / 防災 / 地震 / 洪水 (他11件)
【概要】本研究では,各種の災害のリスクを統合化して「マルチハザードリスク」として捉え,これらのリスクに晒されている人口(リスク曝露人口)を定量化し相対比較することにより,地域の潜在的なマルチハザードリスクの特性を理解することを目的とする。都道府県ごとに様々なリスクに対する曝露人口を集計することにより,どの災害リスクが地域に大きな影響を及ぼしているかを把握することができる。昨年度の成果を以下に記す。 (1)...
【複合領域】人間医工学:危機管理自然災害を含む研究件
❏医療における地域災害レジリエンスマネジメントシステムの導入・推進方法に関する研究(16H01834)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】棟近 雅彦 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10200247)
【キーワード】防災 / 危機管理 / 自然災害 / BCMS / BCP
【概要】本研究では,地域の複数組織からなる仕組みである医療における地域災害レジリエンスマネジメントシステム(Area Disaster Resilience Management System for Healthcare:ADRMS-H)を,地域に導入・推進する方法の提案を目的とした.導入・推進方法の原案を,川口市周辺地域に適用しながら検証を行った.ADRMS-Hの要素のどれをどのような順序で導入すべき...
❏里山・里海ライフスタイルの被災時危機適応力とその評価手法の構築(15H04622)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】深町 加津枝 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (20353831)
【キーワード】里山・里海 / 危機適応力 / 地域資源 / 自然災害 / ライフスタイル (他10件)
【概要】本研究では、三陸および北陸の沿岸部を主な対象にして、2011年の震災発生時と復興期の住民や地方行政機関の対応を検証するとともに、それぞれの地域における里山・里海ライフスタイルの特徴や災害時の機能との関係性について明らかにした。里山・里海ライフスタイルが維持されてきた要因として、自然資源の利用頻度や文化資源との関係などがあげられ、今後こうしたソーシャルキャピタルを高め、地域防災力を高く保つ必要がある...
❏事故減災危機管理と社会インフラ整備によるレジリエントな社会の構築に関する政策分析(25282091)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 名誉教授 (30134323)
【キーワード】東日本大震災 / 危機管理 / 社会インフラ / 鉄道事業 / 軌道保守 (他18件)
【概要】日本とインドネシアの過去100年余における地震、津波発生の頻度、形態、被害に関する計量的実証分析を行なった。東日本大震災の影響と復旧・復興に関するデータを分析した。いずれも論文にまとめ学術誌に掲載した。 また過去30数年における航空機等の事故統計データを用いて発生の頻度、形態、原因、被害等に関する計量的実証分析を行い、事故対策の効果の検証を試み、成果は学術誌に掲載された。さらにわが国の公共輸送シス...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:事故自然災害を含む研究件
❏発達障害児の危険回避策に関する研究(15K01236)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 賢 日本大学, 理工学部, 教授 (00387747)
【キーワード】発達障害 / 危険回避 / 自然災害 / 家庭内事故 / 犯罪 (他15件)
【概要】発達障害児と健常児の様々な危険(家庭内事故、自然災害、犯罪などの危険)回避能力について比較検証した。その中間的な存在としてグレーゾーン児を設定した。我が子の発達に違和感を覚えたが「発達障害」なしと医師に診断された児童をグレーゾーン児と定義した。研究は、発達障害児の保護者に対するグループインタビューを行い質問項目を検討し質問紙調査を2000人の保護者に対し実施した。発達障害児は、被災時に学友との避難...
❏事故・災害と安全基準構築に関する比較科学技術史的研究(24240106)
【研究テーマ】科学社会学・科学技術史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (90237941)
【キーワード】科学史 / 技術史 / 事故 / 災害 / 安全基準 (他6件)
【概要】事故や災害の発生を防止したり緩和したりするために、様々な安全基準や規約が設けられている。本研究では、そのような各種の事故災害への対応と基準規約の制定に関して、航空・電力・防火・治水・保険・化学・医薬・医療などの工業医療分野において取り上げ、その歴史的過程を分析しようとした。産業社会を支えるそのような巨大な技術システムの基準・規約の全体を取り上げることはできないが、その顕著な側面やよく知られていない...
【複合領域】地理学:地形自然災害を含む研究件
❏ハザードマップにおける災害予測および避難情報伝達の機能向上に資する地理学的研究(15H02959)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鈴木 康弘 名古屋大学, 減災連携研究センター, 教授 (70222065)
【キーワード】地形 / ハザードマップ / 自然災害 / 防災・減災 / 活断層 (他11件)
【概要】ハザードマップは最近20年間に急速に整備されたが、2011年東日本大震災以降、大規模災害が起きるたびに問題が露呈している。具体的な問題としては、①災害種ごとに定義や概念が異なる、②「災害予測」と「避難情報提供」の機能が融合できていない、③情報の空間解像度が不足し土地条件に対応しない、④計算結果に偏重し予測の不確実性が考慮できない、⑤境界線が明快に示せない、などがある。本研究では、1)ハザードマップ...
❏日本列島の地形変動の総合復元に基づく国土防災のための地形分類体系の再構築(26282078)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】地形発達史 / 地形分類 / 地殻変動 / 自然災害 / 河川プロセス (他25件)
【概要】日本列島の多様な地形発達史を復元し、災害ポテンシャルをもつ地形変化を抽出し、そうしたイベント性地形を単位とする新しい地形分類法を考究した。具体には以下の地域(地形)の現地踏査、堆積物分析、写真測量・地形計測、年代測定(14C、10Be、OSL、テフラ編年)、統計・GIS解析を実施した。木曽山脈(氷河・多重山稜)奥羽山脈(地すべり変動)中国山地・シラス台地(表層崩壊)養老山地東麓(土石流扇状地)多摩...
❏地形層序学的手法による伏在活断層の地震発生長期予測研究(20500892)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】活断層 / 沖積層 / 完新世 / 地震災害 / 濃尾平野 (他18件)
【概要】関東平野の綾瀬川断層、濃尾平野の養老断層を主な対象として、地形、表層地質調査を行い、とくに河川による土砂移動プロセスと活断層の活動との関係に着目して、伏在変動地形の識別と伏在活断層の活動性評価を目的として研究を進めた。その結果、綾瀬川断層では、最終氷期の海面低下期に形成された埋没段丘面群と沖積層基底礫層の堆積面(埋没谷底面)において、明瞭な断層上下変位が見出され、その平均上下変位速度は約0.5 m...
【複合領域】地理学:地形層序自然災害を含む研究件
❏日本列島の地形変動の総合復元に基づく国土防災のための地形分類体系の再構築(26282078)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】地形発達史 / 地形分類 / 地殻変動 / 自然災害 / 河川プロセス (他25件)
【概要】日本列島の多様な地形発達史を復元し、災害ポテンシャルをもつ地形変化を抽出し、そうしたイベント性地形を単位とする新しい地形分類法を考究した。具体には以下の地域(地形)の現地踏査、堆積物分析、写真測量・地形計測、年代測定(14C、10Be、OSL、テフラ編年)、統計・GIS解析を実施した。木曽山脈(氷河・多重山稜)奥羽山脈(地すべり変動)中国山地・シラス台地(表層崩壊)養老山地東麓(土石流扇状地)多摩...
❏地形層序学的手法による伏在活断層の地震発生長期予測研究(20500892)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】活断層 / 沖積層 / 完新世 / 地震災害 / 濃尾平野 (他18件)
【概要】関東平野の綾瀬川断層、濃尾平野の養老断層を主な対象として、地形、表層地質調査を行い、とくに河川による土砂移動プロセスと活断層の活動との関係に着目して、伏在変動地形の識別と伏在活断層の活動性評価を目的として研究を進めた。その結果、綾瀬川断層では、最終氷期の海面低下期に形成された埋没段丘面群と沖積層基底礫層の堆積面(埋没谷底面)において、明瞭な断層上下変位が見出され、その平均上下変位速度は約0.5 m...
【複合領域】地理学:地形発達自然災害を含む研究件
❏日本列島の地形変動の総合復元に基づく国土防災のための地形分類体系の再構築(26282078)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】地形発達史 / 地形分類 / 地殻変動 / 自然災害 / 河川プロセス (他25件)
【概要】日本列島の多様な地形発達史を復元し、災害ポテンシャルをもつ地形変化を抽出し、そうしたイベント性地形を単位とする新しい地形分類法を考究した。具体には以下の地域(地形)の現地踏査、堆積物分析、写真測量・地形計測、年代測定(14C、10Be、OSL、テフラ編年)、統計・GIS解析を実施した。木曽山脈(氷河・多重山稜)奥羽山脈(地すべり変動)中国山地・シラス台地(表層崩壊)養老山地東麓(土石流扇状地)多摩...
❏地形層序学的手法による伏在活断層の地震発生長期予測研究(20500892)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】活断層 / 沖積層 / 完新世 / 地震災害 / 濃尾平野 (他18件)
【概要】関東平野の綾瀬川断層、濃尾平野の養老断層を主な対象として、地形、表層地質調査を行い、とくに河川による土砂移動プロセスと活断層の活動との関係に着目して、伏在変動地形の識別と伏在活断層の活動性評価を目的として研究を進めた。その結果、綾瀬川断層では、最終氷期の海面低下期に形成された埋没段丘面群と沖積層基底礫層の堆積面(埋没谷底面)において、明瞭な断層上下変位が見出され、その平均上下変位速度は約0.5 m...
【複合領域】地理学:古地震自然災害を含む研究件
❏地形層序学的手法による伏在活断層の地震発生長期予測研究(20500892)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】活断層 / 沖積層 / 完新世 / 地震災害 / 濃尾平野 (他18件)
【概要】関東平野の綾瀬川断層、濃尾平野の養老断層を主な対象として、地形、表層地質調査を行い、とくに河川による土砂移動プロセスと活断層の活動との関係に着目して、伏在変動地形の識別と伏在活断層の活動性評価を目的として研究を進めた。その結果、綾瀬川断層では、最終氷期の海面低下期に形成された埋没段丘面群と沖積層基底礫層の堆積面(埋没谷底面)において、明瞭な断層上下変位が見出され、その平均上下変位速度は約0.5 m...
❏歴史・地質・地球物理学的アプローチが明らかにする想定東海地震震源域の地殻変動履歴(18340161)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】藤原 治 独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層研究センター, 主任研究 (50415741)
【キーワード】古地震 / 自然災害 / 東海地震 / 地殻変動 / 地震
【概要】東海地域で発生した過去の巨大地震の断層モデルを構築することは,将来の地震やその災害の予測において重要である.そのため,東海地震の想定震源域に位置する静岡県西部の海岸低地にて,歴史記録(絵図や古文書)と地層から地殻変動や津波の痕跡を検出し,過去に起こった地震の時期や地殻変動の大きさを推定した.また,測量データから得られている地殻変動パターンも考慮に入れて,安政東海地震および宝永地震の断層モデルを再検...
【複合領域】地理学:水害自然災害を含む研究件
❏21世紀型放射能被害など蓄積的損害・大災害の居住福祉救済システムの学際的構築(19H01433)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】吉田 邦彦 北海道大学, 法学研究科, 特任教授 (00143347)
【キーワード】蓄積的損害 / 地球温暖化 / 災害復興 / 疫学的因果関係 / 総合的救済 (他24件)
【概要】福島の原発事故による放射能被害を皮切りに、蓄積的損害に関わる被害者救済の学際的考察を幅広く行うことを目指してリセットをかけた本研究だが、原発事故の被害者救済について、定期的な実務家との研究会にもかかわらず、関連の裁判例は芳しくなく(とくに放射能被害の知見が問われる『自主被害者(区域外被害者)』の問題)、非力を感じ、更なる学際的研究の詰めを求めたい。 災害復興との関係で、否応なく地球温暖化問題(水...
❏ハザードマップにおける災害予測および避難情報伝達の機能向上に資する地理学的研究(15H02959)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鈴木 康弘 名古屋大学, 減災連携研究センター, 教授 (70222065)
【キーワード】地形 / ハザードマップ / 自然災害 / 防災・減災 / 活断層 (他11件)
【概要】ハザードマップは最近20年間に急速に整備されたが、2011年東日本大震災以降、大規模災害が起きるたびに問題が露呈している。具体的な問題としては、①災害種ごとに定義や概念が異なる、②「災害予測」と「避難情報提供」の機能が融合できていない、③情報の空間解像度が不足し土地条件に対応しない、④計算結果に偏重し予測の不確実性が考慮できない、⑤境界線が明快に示せない、などがある。本研究では、1)ハザードマップ...
❏国土再編に資するマルチハザード型災害リスク指数の開発(15K12495)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】永松 伸吾 関西大学, 社会安全学部, 教授 (90335331)
【キーワード】災害 / リスク評価 / 脆弱性 / レジリエンス / 国土利用 (他11件)
【概要】国土再編に資するためのマルチハザード型の災害リスク指数を行った。当初は、文部科学省が作成している地震動予測地図や国土交通省による河川整備に関する情報を統合することを試みたが、それぞれの確立評価の考え方の違いにより接続が困難であった。このため、先行研究のサーベイから得た知見に基づき、災害実被害のデータから帰納的にリスクを評価する手法へとアプローチを試みた。現時点で、まだその完全な結果は得られていない...
【複合領域】地理学:氷河性海水準変動自然災害を含む研究件
❏日本列島の地形変動の総合復元に基づく国土防災のための地形分類体系の再構築(26282078)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】地形発達史 / 地形分類 / 地殻変動 / 自然災害 / 河川プロセス (他25件)
【概要】日本列島の多様な地形発達史を復元し、災害ポテンシャルをもつ地形変化を抽出し、そうしたイベント性地形を単位とする新しい地形分類法を考究した。具体には以下の地域(地形)の現地踏査、堆積物分析、写真測量・地形計測、年代測定(14C、10Be、OSL、テフラ編年)、統計・GIS解析を実施した。木曽山脈(氷河・多重山稜)奥羽山脈(地すべり変動)中国山地・シラス台地(表層崩壊)養老山地東麓(土石流扇状地)多摩...
❏地形層序学的手法による伏在活断層の地震発生長期予測研究(20500892)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】活断層 / 沖積層 / 完新世 / 地震災害 / 濃尾平野 (他18件)
【概要】関東平野の綾瀬川断層、濃尾平野の養老断層を主な対象として、地形、表層地質調査を行い、とくに河川による土砂移動プロセスと活断層の活動との関係に着目して、伏在変動地形の識別と伏在活断層の活動性評価を目的として研究を進めた。その結果、綾瀬川断層では、最終氷期の海面低下期に形成された埋没段丘面群と沖積層基底礫層の堆積面(埋没谷底面)において、明瞭な断層上下変位が見出され、その平均上下変位速度は約0.5 m...
【複合領域】健康・スポーツ科学:レジリエンス自然災害を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏国土再編に資するマルチハザード型災害リスク指数の開発(15K12495)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】永松 伸吾 関西大学, 社会安全学部, 教授 (90335331)
【キーワード】災害 / リスク評価 / 脆弱性 / レジリエンス / 国土利用 (他11件)
【概要】国土再編に資するためのマルチハザード型の災害リスク指数を行った。当初は、文部科学省が作成している地震動予測地図や国土交通省による河川整備に関する情報を統合することを試みたが、それぞれの確立評価の考え方の違いにより接続が困難であった。このため、先行研究のサーベイから得た知見に基づき、災害実被害のデータから帰納的にリスクを評価する手法へとアプローチを試みた。現時点で、まだその完全な結果は得られていない...
【複合領域】文化財科学・博物館学:地理情報システム(GIS)自然災害を含む研究件
❏大規模災害時代の「災害の経済学」と防災ー国際貿易・空間経済学の視点から(19H01487)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80510255)
【キーワード】災害(コロナショック含む) / 企業・労働者の異質性 / 産業集積と地域経済 / 国際貿易 / デジタル経済 (他19件)
【概要】当初の研究計画に従い、以下の5点を研究し実績をあげた。 ①ミクロデータの構築:新型コロナウイルス感染症の蔓延は広義の大規模自然災害ととらえられる。昨年度に引き続きNIRA総研との共同により大規模な就業者調査を今年度は3回実施しデータを作成した。感染症対策に有効なテレワークやデジタル化に関して調査した。さらに今年度は防災意識や災害経験に関しても調査した。調査結果をNIRA総研から速報や報告書の形で社...
❏新しい災害医療対応シミュレーションシステムを用いた災害医学教育、災害医療の実践(16H03155)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】布施 明 日本医科大学, 医学部, 教授 (80238641)
【キーワード】公共健康危機管理 / 首都直下地震 / 災害関連死 / 未治療死 / 医療救護班 (他20件)
【概要】【はじめに】これまで存在しなかった災害医療活動を俯瞰するためのシミュレーション・システムを用いて首都直下地震での災害関連死を減少させるために効果的な項目の検討を行った。【対象・方法】離散事象シミュレーションを用いて災害医療対応の急性期の全体像を再現することを試みた。【結果・考察】処置を行うことができずに死亡する、いわゆる“未治療死”が5,511人であるのに対し、発生傷病者数をデフォルト値の7割に減...
❏南海トラフ地震における防災政策と持続可能な都市・住宅政策に関する理論・実証分析(25516007)
【研究テーマ】震災問題と人文学・社会科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内藤 徹 徳島大学, 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 教授 (90309732)
【キーワード】南海トラフ地震 / 家賃関数 / 空間配置 / 租税競争 / 持続可能性 (他13件)
【概要】2015年度は,過去2年の研究期間において達成された知見をもとに学術論文,国際ワークショップ,学会報告などにおいて研究成果の公開を中心に行った.代表者(内藤)は,2015年8月に開催された日本都市学会四国支部シンポジウムにおいて,「家賃関数からみる震災リスクの評価」を報告した.また査読誌である九州経済学会年報53巻において研究論文を掲載した.さらに日中韓クウェートの研究者による国際ワークショプを2...
【複合領域】一般理論:リスク自然災害を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏物質・生命・人格をめぐる哲学と自然科学の交差に関する理論的および実践的研究(22320003)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 正樹 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (20232407)
【キーワード】哲学 / 人格 / 自然災害 / 物質 / 生命 (他13件)
【概要】「物質」、「生命」、「人格」という三つのキーワードを軸にして、自然科学と哲学が交差敷く行くありさまを描き出し、それによって、哲学研究を社会に発信・還元していくという当初の目的に対して、因果論、心の哲学、言語哲学、ケアの現象学、古代ギリシア自然哲学といった多様な観点から論文や口頭発表を行い、大いにその狙いを果たした。とりわけ、研究期間中に発生した東日本大震災と福島原発事故に対して、多くの研究者が批判...
❏家計は巨大リスクに対してどう対処するのか?(16730144)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】澤田 康幸 東京大学, 大学院経済学研究科, 助教授 (40322078)
【キーワード】貧困 / 自然災害 / 開発 / リスク
【概要】本研究は、巨大リスクの発生が家計の生活水準にいかなる影響を与えたかを分析することを目的としている。そのため、既存データに加えて、新たなデータを収集し、これらのデータをミクロ計量経済学の最新手法を用いて分析することを行ってきた。その一環として、本年度は主に三つの研究を行った、第一には、地震が家計行動に与えた影響を見るために、1995年の阪神・淡路大震災後の家計ミクロデータを分析し、家計のリスク対処行...
【複合領域】一般理論:災害自然災害を含む研究件
❏小区分25030:防災工学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】disaster recovery
【研究期間】economic perfoamrnce
【研究代表者】agent-based modeling
【キーワード】HPC
【概要】当初の研究計画に従い、以下の5点を研究し実績をあげた。 ①ミクロデータの構築:新型コロナウイルス感染症の蔓延は広義の大規模自然災害ととらえられる。昨年度に引き続きNIRA総研との共同により大規模な就業者調査を今年度は3回実施しデータを作成した。感染症対策に有効なテレワークやデジタル化に関して調査した。さらに今年度は防災意識や災害経験に関しても調査した。調査結果をNIRA総研から速報や報告書の形で社...
❏地域の期待に応える地域金融モデルの構築-災害耐性、人口減少、フィンテック(19H01505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】家森 信善 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (80220515)
【キーワード】地域金融 / 事業性評価 / BCP / 創業支援 / 再生支援 (他19件)
【概要】本プロジェクトでは、リレーションシップバンキング研究をベースにして、①頻発する自然災害への対応、②人口減少への対応、③フィンテックの活用、といった3つの論点を切り口にして、新しい銀行モデルのあるべき姿、それを実現するための経営・組織上の課題、および、そうした新しい銀行モデルにおける銀行行政の課題について分析を進めた。その結果、こうした課題に応えるためには事業性評価の能力を高めることが必要であり、そ...
❏Development of an HPC enhanced system for finding fine-grained lifeline recovery plans and evaluating their long term economic performance(18H01675)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】Maddegedar a.L. 東京大学, 地震研究所, 准教授 (20426290)
【キーワード】disaster recovery / economic perfoamrnce / agent-based modeling / HPC / Agent based simulations (他24件)
【概要】本研究では、国民経済を実大スケールでシミュレーションする高性能ソフトウェアを開発し、大規模地震災害解析手法と統合することで各種の復興計画の長期的な経済的効用を評価できるようにしました。政府機関が公開するデータを分析することで、1億2700万の主体からなる日本経済全体をシミュレーションするためのパラメータを特定しました。2015年の状態を起点に実施した2019年末までの日本経済のシミュレーション結果...
【複合領域】一般理論:活断層自然災害を含む研究件
❏ハザードマップにおける災害予測および避難情報伝達の機能向上に資する地理学的研究(15H02959)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鈴木 康弘 名古屋大学, 減災連携研究センター, 教授 (70222065)
【キーワード】地形 / ハザードマップ / 自然災害 / 防災・減災 / 活断層 (他11件)
【概要】ハザードマップは最近20年間に急速に整備されたが、2011年東日本大震災以降、大規模災害が起きるたびに問題が露呈している。具体的な問題としては、①災害種ごとに定義や概念が異なる、②「災害予測」と「避難情報提供」の機能が融合できていない、③情報の空間解像度が不足し土地条件に対応しない、④計算結果に偏重し予測の不確実性が考慮できない、⑤境界線が明快に示せない、などがある。本研究では、1)ハザードマップ...
❏ターミナル海盆の堆積記録を用いた南海トラフの地震履歴の高精度化(15H02988)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】芦 寿一郎 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (40251409)
【キーワード】タービダイト / 地すべり / 混濁流 / 堆積盆 / 地震履歴 (他12件)
【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため,南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった.海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ,室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した.堆積層の分析では,地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに,再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...
❏地形層序学的手法による伏在活断層の地震発生長期予測研究(20500892)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】活断層 / 沖積層 / 完新世 / 地震災害 / 濃尾平野 (他18件)
【概要】関東平野の綾瀬川断層、濃尾平野の養老断層を主な対象として、地形、表層地質調査を行い、とくに河川による土砂移動プロセスと活断層の活動との関係に着目して、伏在変動地形の識別と伏在活断層の活動性評価を目的として研究を進めた。その結果、綾瀬川断層では、最終氷期の海面低下期に形成された埋没段丘面群と沖積層基底礫層の堆積面(埋没谷底面)において、明瞭な断層上下変位が見出され、その平均上下変位速度は約0.5 m...
【環境学】環境創成学:地域経済自然災害を含む研究件
❏高質で強靭な産業集積の形成の理論・実証研究(16K03652)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80510255)
【キーワード】企業の異質性 / 耐久性 / 自然災害 / 国際貿易 / 環境対策 (他17件)
【概要】本研究課題では、第一に企業の異質性の観点から国際貿易及び空間経済学の理論を拡張するとともに、企業・地域・歴史データを用いて実証研究を行った。生産性の高い企業がどのように集積するかを分析し、補助金や税金、環境政策などがどう影響するかを分析した。第二に自然災害による企業活動や地域経済への影響を分析し、空間計量やGISを駆使してミクロレベルの分析をした。国際共同研究を推進し、論文はJournal of ...
❏大災害による産業集積の崩壊・復興と企業の異質性(25780169)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (80510255)
【キーワード】自然災害 / 空間経済 / 国際貿易 / 企業の異質性 / 防災・減災対策 (他17件)
【概要】本研究課題では大災害によりどのように企業が被災し産業集積が崩壊、復興するのかについて空間経済学と国際貿易論の視点から理論・実証研究を行った。産業集積の形成から崩壊、復興までを空間経済の理論を構築し、企業の個票データをもとに実証研究した。結果、建物の被災が長期的に企業の倒産確率を高め、産業集積は競争の激化により共食い効果が観測された。しかし、企業の防災活動は復興を早め、地域金融は復興を早める一定の役...
【環境学】環境保全学:地下構造自然災害を含む研究件
❏噴火未遂発生場の構造と揮発性成分の動態に関する研究(23310120)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鍵山 恒臣 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50126025)
【キーワード】火山 / 自然災害 / 地熱 / 地下構造 / 噴火予測 (他8件)
【概要】噴火未遂をしばしば起こしている火山の構造を調べた結果,火口直下に地下深部のマグマから分離上昇した火山ガスと地下水が混合する熱水たまりが存在し,その気液比は火山活動の消長に伴って変動していることがわかった.熱水の一部は地表を覆う熱変質層の隙間から噴気として地表に噴出し,一部は帯水層を通して周辺に温泉水として広がっている.電磁気探査によって得られる電気伝導度分布から火山ガスの散逸量を推定した結果,雲仙...
❏環太平洋の長周期地震動とその都市災害軽減のための国際共同研究の企画調査(18631006)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006
【研究代表者】纐纈 一起 東京大学, 地震研究所, 教授 (90134634)
【キーワード】自然災害 / 地震 / 防災 / 地下構造
【概要】2003年十勝沖地震で注目を浴びた長周期地震動には,以下の理由に包括的かつ総合的な共同研究が必要である.(1)わが国では十勝沖地震以前の1964年新潟地震,1983年日本海中部地震などでも類似した現象と被害が確認され,ある程度の研究の蓄積があったが,それらが生かされなかった.(2)1995年兵庫県南部地震を経て強震観測網が大幅に強化され,そのデータ等に基づいて地震動の予測やシミュレーションの技術が...
【環境学】環境保全学:南西諸島自然災害を含む研究件
❏島の強震動と津波:地形と海を含む3次元構造モデルに基づくシームレスな予測の実現(26282105)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹中 博士 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (30253397)
【キーワード】地震動 / 津波 / 南西諸島 / 強震動予測 / 地震防災 (他8件)
【概要】現在立ち遅れている島の強震動と津波の予測の高精度化を図るため、南西諸島を例として以下の3つのテーマについて研究し、成果を得た。我々が先に構築した陸海地形及び地盤から沈み込む海洋スラブまでを含む南西諸島の地下構造モデル暫定版の改良を図った(サブテーマ1)。次に3次元地下構造モデルを用いて、地震動・地殻変動・津波を統合的にシミュレーションするシステム(サブテーマ2)を実現し、地震発生に伴う一連の現象に...
❏島の強震動予測:海陸分布・陸地形・海水・海底地形・地下構造の総合効果の解明と予測(23310122)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】竹中 博士 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (30253397)
【キーワード】地震動 / 南西諸島 / 強震動予測 / 地震防災 / 地下構造モデル (他8件)
【概要】立ち遅れている島の地震動予測の高精度化を目指して、南西諸島の島々においてアレイ微動探査を実施し、観測地点直下の1次元深部地盤構造モデルの推定を行い、地盤構造の概要と震動特性を明らかにした。得られた深部地盤構造に加えて南西諸島周辺域のプレート形状や地殻構造に関する利用可能な情報を収集し、陸地形・海底地形と地盤から最上部マントルまでの島弧及びフィリピン海スラブを含む南西諸島全域にわたる強震動予測のため...
【環境学】環境保全学:災害リスク自然災害を含む研究件
❏国土再編に資するマルチハザード型災害リスク指数の開発(15K12495)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】永松 伸吾 関西大学, 社会安全学部, 教授 (90335331)
【キーワード】災害 / リスク評価 / 脆弱性 / レジリエンス / 国土利用 (他11件)
【概要】国土再編に資するためのマルチハザード型の災害リスク指数を行った。当初は、文部科学省が作成している地震動予測地図や国土交通省による河川整備に関する情報を統合することを試みたが、それぞれの確立評価の考え方の違いにより接続が困難であった。このため、先行研究のサーベイから得た知見に基づき、災害実被害のデータから帰納的にリスクを評価する手法へとアプローチを試みた。現時点で、まだその完全な結果は得られていない...
❏マルチハザードリスクの観点から見た地域特性評価手法の開発(17651097)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】吉村 美保 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (70361649)
【キーワード】減災 / 自然災害 / 防災 / 地震 / 洪水 (他11件)
【概要】本研究では,各種の災害のリスクを統合化して「マルチハザードリスク」として捉え,これらのリスクに晒されている人口(リスク曝露人口)を定量化し相対比較することにより,地域の潜在的なマルチハザードリスクの特性を理解することを目的とする。都道府県ごとに様々なリスクに対する曝露人口を集計することにより,どの災害リスクが地域に大きな影響を及ぼしているかを把握することができる。昨年度の成果を以下に記す。 (1)...
【環境学】環境保全学:BCP自然災害を含む研究件
❏地域の期待に応える地域金融モデルの構築-災害耐性、人口減少、フィンテック(19H01505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】家森 信善 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (80220515)
【キーワード】地域金融 / 事業性評価 / BCP / 創業支援 / 再生支援 (他19件)
【概要】本プロジェクトでは、リレーションシップバンキング研究をベースにして、①頻発する自然災害への対応、②人口減少への対応、③フィンテックの活用、といった3つの論点を切り口にして、新しい銀行モデルのあるべき姿、それを実現するための経営・組織上の課題、および、そうした新しい銀行モデルにおける銀行行政の課題について分析を進めた。その結果、こうした課題に応えるためには事業性評価の能力を高めることが必要であり、そ...
❏医療における地域災害レジリエンスマネジメントシステムの導入・推進方法に関する研究(16H01834)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】棟近 雅彦 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10200247)
【キーワード】防災 / 危機管理 / 自然災害 / BCMS / BCP
【概要】本研究では,地域の複数組織からなる仕組みである医療における地域災害レジリエンスマネジメントシステム(Area Disaster Resilience Management System for Healthcare:ADRMS-H)を,地域に導入・推進する方法の提案を目的とした.導入・推進方法の原案を,川口市周辺地域に適用しながら検証を行った.ADRMS-Hの要素のどれをどのような順序で導入すべき...
【環境学】環境保全学:泥火山自然災害を含む研究件
❏遠州沖活断層群の変形構造と活動様式の解明(20510169)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】芦 寿一郎 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (40251409)
【キーワード】活断層 / 自然災害 / 地質学 / テクトニクス / 海洋探査 (他10件)
【概要】反射法地震探査記録を用いて東海・熊野海域の活断層群の分布の把握と断層活動の履歴を推定した.熊野沖では測線間隔の密な調査により東北東?西南西方向の3列の伏在断層を確認した.北西部が相対的に上昇する変動が支配的であるが,最も新しい時期には海盆中央部全体の隆起運動が顕著となった.東海?遠州沖では地形および既往の地震探査記録の解析により,右横ずれ成分をともなった逆断層運動の長期にわたる活動が明らかになった...
❏異常間隙水圧層の形成・上昇メカニズムと広域地下水流動、自然災害に及ぼす影響(17201039)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】田中 和広 山口大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (80335760)
【キーワード】泥火山 / 異常間隙水圧層 / 膨潤性地山 / 自然災害 / マッドダイアピル (他12件)
【概要】新潟泥火山においてボーリング掘削、物理探査を行い、鍋立山トンネルの膨張性地山が上昇する流体の水圧破砕と、高塩分濃度地下水と粘土鉱物との反応により形成されたことを明らかとした。また、台湾泥火山からの噴出物の性質が地質構造の違いに規制されることを明らかとし、さらに、周辺の侵食地形が上昇した高塩分濃度地下水と著しい乾燥環境、天水との混合による急速劣化と侵食が原因で形成されたことを明らかとした ...
【環境学】環境保全学:強震動予測自然災害を含む研究件
❏島の強震動と津波:地形と海を含む3次元構造モデルに基づくシームレスな予測の実現(26282105)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹中 博士 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (30253397)
【キーワード】地震動 / 津波 / 南西諸島 / 強震動予測 / 地震防災 (他8件)
【概要】現在立ち遅れている島の強震動と津波の予測の高精度化を図るため、南西諸島を例として以下の3つのテーマについて研究し、成果を得た。我々が先に構築した陸海地形及び地盤から沈み込む海洋スラブまでを含む南西諸島の地下構造モデル暫定版の改良を図った(サブテーマ1)。次に3次元地下構造モデルを用いて、地震動・地殻変動・津波を統合的にシミュレーションするシステム(サブテーマ2)を実現し、地震発生に伴う一連の現象に...
❏島の強震動予測:海陸分布・陸地形・海水・海底地形・地下構造の総合効果の解明と予測(23310122)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】竹中 博士 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (30253397)
【キーワード】地震動 / 南西諸島 / 強震動予測 / 地震防災 / 地下構造モデル (他8件)
【概要】立ち遅れている島の地震動予測の高精度化を目指して、南西諸島の島々においてアレイ微動探査を実施し、観測地点直下の1次元深部地盤構造モデルの推定を行い、地盤構造の概要と震動特性を明らかにした。得られた深部地盤構造に加えて南西諸島周辺域のプレート形状や地殻構造に関する利用可能な情報を収集し、陸地形・海底地形と地盤から最上部マントルまでの島弧及びフィリピン海スラブを含む南西諸島全域にわたる強震動予測のため...
【環境学】環境保全学:火山災害自然災害を含む研究件
❏ハザードマップにおける災害予測および避難情報伝達の機能向上に資する地理学的研究(15H02959)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鈴木 康弘 名古屋大学, 減災連携研究センター, 教授 (70222065)
【キーワード】地形 / ハザードマップ / 自然災害 / 防災・減災 / 活断層 (他11件)
【概要】ハザードマップは最近20年間に急速に整備されたが、2011年東日本大震災以降、大規模災害が起きるたびに問題が露呈している。具体的な問題としては、①災害種ごとに定義や概念が異なる、②「災害予測」と「避難情報提供」の機能が融合できていない、③情報の空間解像度が不足し土地条件に対応しない、④計算結果に偏重し予測の不確実性が考慮できない、⑤境界線が明快に示せない、などがある。本研究では、1)ハザードマップ...
❏火山噴煙の非定常3次元数値モデルの構築と防災利用に向けた簡易モデルの提案(20710137)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鈴木 雄治郎 東京大学, 地震研究所, 特任助教 (30392939)
【キーワード】火山噴火 / 火山 / 乱流混合 / 数値計算 / 大規模シミュレーション (他8件)
【概要】爆発的な火山噴火では火山灰と火山ガスからなる噴煙が大気中へと放出される.本研究では,噴火の強さと噴煙高度の関係,及び,噴火の強さと火砕流の発生条件を3次元数値シミュレーションによって求めた.また,その結果を基に,大規模計算を行わなくても簡易に噴煙高度や火砕流発生条件を見積もれる1次元解析モデルを改良することに成功した. ...
【環境学】環境保全学:火山噴火自然災害を含む研究件
❏明治初期の自然災害・天変地異カタログの作成(16K12847)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】加納 靖之 京都大学, 防災研究所, 助教 (30447940)
【キーワード】天変地異 / 地震 / 火山噴火 / 風水害 / 自然災害 (他10件)
【概要】明治初期(おおむね明治20年まで)に発生した地震・火山噴火・その他自然災害(天変地異)について,カタログを作成した.この時期は,国の機関などによる体系的な観測および情報集約がおこなわれておらず,未知の事件が学問的には記録されないままになっている可能性がある.抽出した情報をデータベース化し,時系列や地域による並べかえ,検索などが容易にできるように工夫した.このデータベースはWeb上で公開した. ...
❏噴火未遂発生場の構造と揮発性成分の動態に関する研究(23310120)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鍵山 恒臣 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50126025)
【キーワード】火山 / 自然災害 / 地熱 / 地下構造 / 噴火予測 (他8件)
【概要】噴火未遂をしばしば起こしている火山の構造を調べた結果,火口直下に地下深部のマグマから分離上昇した火山ガスと地下水が混合する熱水たまりが存在し,その気液比は火山活動の消長に伴って変動していることがわかった.熱水の一部は地表を覆う熱変質層の隙間から噴気として地表に噴出し,一部は帯水層を通して周辺に温泉水として広がっている.電磁気探査によって得られる電気伝導度分布から火山ガスの散逸量を推定した結果,雲仙...
❏火山噴煙の非定常3次元数値モデルの構築と防災利用に向けた簡易モデルの提案(20710137)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鈴木 雄治郎 東京大学, 地震研究所, 特任助教 (30392939)
【キーワード】火山噴火 / 火山 / 乱流混合 / 数値計算 / 大規模シミュレーション (他8件)
【概要】爆発的な火山噴火では火山灰と火山ガスからなる噴煙が大気中へと放出される.本研究では,噴火の強さと噴煙高度の関係,及び,噴火の強さと火砕流の発生条件を3次元数値シミュレーションによって求めた.また,その結果を基に,大規模計算を行わなくても簡易に噴煙高度や火砕流発生条件を見積もれる1次元解析モデルを改良することに成功した. ...
【数物系科学】地球惑星科学:火山自然災害を含む研究件
❏明治初期の自然災害・天変地異カタログの作成(16K12847)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】加納 靖之 京都大学, 防災研究所, 助教 (30447940)
【キーワード】天変地異 / 地震 / 火山噴火 / 風水害 / 自然災害 (他10件)
【概要】明治初期(おおむね明治20年まで)に発生した地震・火山噴火・その他自然災害(天変地異)について,カタログを作成した.この時期は,国の機関などによる体系的な観測および情報集約がおこなわれておらず,未知の事件が学問的には記録されないままになっている可能性がある.抽出した情報をデータベース化し,時系列や地域による並べかえ,検索などが容易にできるように工夫した.このデータベースはWeb上で公開した. ...
❏メラピ火山2010噴火に伴う流域の水文環境変化と土砂災害に関する調査研究(24404010)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】権田 豊 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (10303116)
【キーワード】火山 / ラハール / 河床変動 / インドネシア / メラピ火山 (他16件)
【概要】2010年の噴火後に土石流(ラハール)が頻発したインドネシア・メラピ火山において,現地調査を実施した.現地調査の結果と数値解析による予測結果を比較した結果,ラハールの氾濫箇所を予測するためには,精度の高い地形データの取得とラハールの流量の適切な予測が重要であることが分かった.噴火後は流域の地表の状態の変化にともなってラハールを発生させる降雨の条件や、発生するラハールの流量が経年的に変化する。ラハー...
❏噴火未遂発生場の構造と揮発性成分の動態に関する研究(23310120)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鍵山 恒臣 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50126025)
【キーワード】火山 / 自然災害 / 地熱 / 地下構造 / 噴火予測 (他8件)
【概要】噴火未遂をしばしば起こしている火山の構造を調べた結果,火口直下に地下深部のマグマから分離上昇した火山ガスと地下水が混合する熱水たまりが存在し,その気液比は火山活動の消長に伴って変動していることがわかった.熱水の一部は地表を覆う熱変質層の隙間から噴気として地表に噴出し,一部は帯水層を通して周辺に温泉水として広がっている.電磁気探査によって得られる電気伝導度分布から火山ガスの散逸量を推定した結果,雲仙...
【数物系科学】地球惑星科学:地殻変動自然災害を含む研究件
❏日本列島の地形変動の総合復元に基づく国土防災のための地形分類体系の再構築(26282078)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】地形発達史 / 地形分類 / 地殻変動 / 自然災害 / 河川プロセス (他25件)
【概要】日本列島の多様な地形発達史を復元し、災害ポテンシャルをもつ地形変化を抽出し、そうしたイベント性地形を単位とする新しい地形分類法を考究した。具体には以下の地域(地形)の現地踏査、堆積物分析、写真測量・地形計測、年代測定(14C、10Be、OSL、テフラ編年)、統計・GIS解析を実施した。木曽山脈(氷河・多重山稜)奥羽山脈(地すべり変動)中国山地・シラス台地(表層崩壊)養老山地東麓(土石流扇状地)多摩...
❏歴史・地質・地球物理学的アプローチが明らかにする想定東海地震震源域の地殻変動履歴(18340161)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】藤原 治 独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層研究センター, 主任研究 (50415741)
【キーワード】古地震 / 自然災害 / 東海地震 / 地殻変動 / 地震
【概要】東海地域で発生した過去の巨大地震の断層モデルを構築することは,将来の地震やその災害の予測において重要である.そのため,東海地震の想定震源域に位置する静岡県西部の海岸低地にて,歴史記録(絵図や古文書)と地層から地殻変動や津波の痕跡を検出し,過去に起こった地震の時期や地殻変動の大きさを推定した.また,測量データから得られている地殻変動パターンも考慮に入れて,安政東海地震および宝永地震の断層モデルを再検...
【数物系科学】地球惑星科学:地質学自然災害を含む研究件
❏ターミナル海盆の堆積記録を用いた南海トラフの地震履歴の高精度化(15H02988)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】芦 寿一郎 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (40251409)
【キーワード】タービダイト / 地すべり / 混濁流 / 堆積盆 / 地震履歴 (他12件)
【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため,南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった.海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ,室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した.堆積層の分析では,地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに,再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...
❏遠州沖活断層群の変形構造と活動様式の解明(20510169)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】芦 寿一郎 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (40251409)
【キーワード】活断層 / 自然災害 / 地質学 / テクトニクス / 海洋探査 (他10件)
【概要】反射法地震探査記録を用いて東海・熊野海域の活断層群の分布の把握と断層活動の履歴を推定した.熊野沖では測線間隔の密な調査により東北東?西南西方向の3列の伏在断層を確認した.北西部が相対的に上昇する変動が支配的であるが,最も新しい時期には海盆中央部全体の隆起運動が顕著となった.東海?遠州沖では地形および既往の地震探査記録の解析により,右横ずれ成分をともなった逆断層運動の長期にわたる活動が明らかになった...
❏火山噴火で生じる密度流の水域流入現象とそれに伴う津波の発生過程に関する研究(19710150)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】前野 深 東京大学, 地震研究所, 助教 (20444078)
【キーワード】火山噴火 / 津波 / 密度流 / 自然災害 / 地質学 (他9件)
【概要】火山性密度流の海への突流入に伴い発生する津波の規模や,密度流の動きを支配する物理パラメータを明らかにするために,二層流モデルにもとつく水理実験と数値実験を行った.その結果,津波の発生効率には密度流の流量が大きく寄与すること,密度流の動きには主に底面摩擦抵抗が大きく効くことがわかった.また,モデルを1883年クラカタウ火山噴火に適用し,火砕流の海への突流入がこの噴火の津波発生機構として有力であるとい...
【数物系科学】地球惑星科学:地震自然災害を含む研究件
❏巨大災害と家計の人的資本投資:ネパール大地震・家屋損壊データ再調査による実証分析(19KK0041)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】橘 永久 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (70301017)
【キーワード】災害復興 / 人的資本 / ネパール / 長期効果 / 海外出稼ぎ (他10件)
【概要】本研究の目的は、自然災害の中・長期の経済効果を、被災地からの転出や子どもの進学選択・職業選択といった所得だけでは捉えきれない厚生変化も含めて、家計レベルで検証することである。そのためには、自然災害で家計が被った被害の程度を、できるだけ正確に把握しておく必要がある。本研究の主要なアイデアは、2015年のネパール大震災後に、ネパール政府が建築士を雇用して家屋の破損度を査定した100万軒強の家計調査結果...
❏自然災害を起因とした火災のリスク評価に関する研究(19K04768)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】北後 明彦 神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (30304124)
【キーワード】自然災害 / 火災 / 強風 / 浸水 / 地震 (他12件)
【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)~(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...
❏地域における津波避難基礎力の評価と改善に関する研究(16K21434)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三上 貴仁 東京都市大学, 工学部, 准教授 (80732198)
【キーワード】津波 / 地震 / 避難 / 自然災害 / 減災 (他6件)
【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー(避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報)に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動自然災害を含む研究件
❏気候変動により増大する災害リスク定量化のための洪水・土砂流出量予測手法の提案(20H03019)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】内田 太郎 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (60370780)
【キーワード】気候変動 / 土砂災害 / 山地洪水 / 斜面崩壊 / 土石流 (他9件)
【概要】本研究では、気候変動による豪雨の激甚化が中山間地集落の自然災害リスクに及ぼす影響を評価するために「山地流域における降雨規模(1降雨の総降水量及び降雨強度)の変化に対する水・土砂流出の応答特性」の解明し、予測手法を提案することを目的に実施している。具体的には、1.斜面土層内に降雨の一部が貯留される状態(比流量<降雨強度)、2.斜面土層が飽和に達し、比流量≒降雨強度となる状態、3.土石流や斜面崩壊の発...
❏気候変動が引き起こす災害・水資源・食資源・大気汚染の年代別リスク変化とその適応策(17KT0066)
【研究テーマ】次世代の農資源利用
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2020-03-31
【研究代表者】安成 哲平 北海道大学, 北極域研究センター, 助教 (70506782)
【キーワード】大気汚染 / 森林火災 / 気候モデル / PM2.5 / 気候変動 (他20件)
【概要】人類の持続可能性の観点から重要な,「災害」,「食(農)資源」,「水資源」,「大気汚染」に関連した研究を,気候モデル・衛星・再解析データ等を用いて解析し,経済分析を行った.大気汚染では,森林火災予測に直結する気候・環境要因を明らかにし,機械学習で火災予測の初期検討を行った.気候モデル実験では, シベリア森林火災が増加した際のPM2.5日平均環境基準を超える日数や若年性死亡数の変化を分析し,経済損失ま...
❏日本周辺の海面水温場が局所的な豪雨・豪雪の予測可能性に与える影響の定量的評価(16H01844)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中村 尚 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (10251406)
【キーワード】自然災害予測・分析 / 気象・水災害 / 水災害 豪雨 / 豪雨・豪雪 / 領域大気モデル (他18件)
【概要】本研究では,従来看過されてきた我が国の豪雨・豪雪への海洋からの影響を評価し,その重要性について幾つもの重要な成果を挙げた.まず,大気モデルの境界条件としての海面水温データの不確実性が豪雨・豪雪の再現に影響することを見出した.また,平成30年7月(西日本)豪雨時に,黒潮からの蒸発増加が西日本の雨量を増加させたことを見出した.さらに,ここ40年の日本近海の温暖化が,平成30年7月豪雨や平成29年7月九...
【数物系科学】天文学:数値計算自然災害を含む研究件
❏都市の統合自然災害シミュレーションシステムの開発(20246075)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】堀 宗朗 東京大学, 地震研究所, 教授 (00219205)
【キーワード】地震防災 / 自然災害防災 / 数値計算 / エージェント / 可視化 (他13件)
【概要】想定された災害シナリオに応じて,都市に生じる災害・被害という物理過程と,被害対応という非物理過程を数値計算によって予測するシステムである,統合自然災害シミュレーションシステムを開発した.対象とする自然災害は,地震・津波,風水害等である.災害を高い空間分解能で計算し,災害を入力とする都市内全構造物の応答・損傷といった被害を計算する.この物理過程の計算には,地理情報システム(GIS)を使って構築される...
❏火山噴煙の非定常3次元数値モデルの構築と防災利用に向けた簡易モデルの提案(20710137)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鈴木 雄治郎 東京大学, 地震研究所, 特任助教 (30392939)
【キーワード】火山噴火 / 火山 / 乱流混合 / 数値計算 / 大規模シミュレーション (他8件)
【概要】爆発的な火山噴火では火山灰と火山ガスからなる噴煙が大気中へと放出される.本研究では,噴火の強さと噴煙高度の関係,及び,噴火の強さと火砕流の発生条件を3次元数値シミュレーションによって求めた.また,その結果を基に,大規模計算を行わなくても簡易に噴煙高度や火砕流発生条件を見積もれる1次元解析モデルを改良することに成功した. ...
【工学】建築学:建築構造・材料自然災害を含む研究件
❏地震力を受ける鉄筋コンクリート靭性骨組架構の限界変形点の定量化に関する基礎的研究(16H04446)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】塩原 等 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (50272365)
【キーワード】コンクリート構造 / 鉄筋コンクリート構造 / 構造工学・地震工学 / 建築構造・材料 / 自然災害
【概要】曲げ降伏型に設計される鉄筋コンクリート建物の極大地震動に対する耐震余裕度に及ぼす設計因子の影響を定量化するため,18体の曲げ降伏する片持ち梁と6体の十字形柱はり接合部部分架構耐震実験を実施した。その結果,梁端部の曲変形成分がシアスパン比のみで決まる一定値を越えると,曲げ圧縮主筋のダボ作用のせん断伝達性能が低下して曲げ変形成分の増大が停止し,かつ,最大耐力に達すること,その後,さらにせん断変形成分が...
❏地震被害を受けた建物群の詳細な検討に基づく建築物の倒壊限界評価法の妥当性検証(25889013)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】松川 和人 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (50709186)
【キーワード】建築構造・材料 / 自然災害
【概要】研究代表者が開発した倒壊限界評価法を用い,倒壊確率を部材損傷から求める手法を開発した。その後,実被害建築物の分析を行い,実際に倒壊した建築物の部材損傷と比較し,その妥当性を検証した。その結果,倒壊確率5%程度までの範囲であれば提案した手法は妥当であるとの結果が得られたが,倒壊確率が大きくなり,かつ部材損傷がより大きくなるとその妥当性は低下した。 ...
【工学】建築学:防災計画自然災害を含む研究件
❏大規模災害における妊産婦救護・医療の展開:災害弱者である母子を救うために(17K09215)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山岸 絵美 日本医科大学, 医学部, 助教 (30560271)
【キーワード】災害医療 / 妊産婦救護 / スマートフォンアプリ / トリアージ / 救命士教育 (他25件)
【概要】過去の災害時データや訓練データより, 災害時妊産婦救護・医療展開を行う際の問題点は, 妊産婦の所在確認, 妊産婦の受診先, 妊産婦の避難先の3点であることを確認した.これに対し妊産婦自身が使用するスマートフォンアプリの開発, 及び非周産期医療従事者対象の周産期傷病者対応能力向上のための教育システム開発を行った. 前者は妊産婦の所在, 周囲の受診先・避難先のマップ表示を可能とし, 妊婦健診記録及び被...
❏東アジアの大都市における都市化とハザード・リスクマネージメントとの関係構造分析(17360293)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小出 治 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30134456)
【キーワード】東アジア / 防災都市計画 / 防災関連法 / 市街地再開発 / 国際比較研究 (他15件)
【概要】本研究では,東アジア(中国,台湾,日本)を対象に,災害ハザード・リスクに影響する要因に着目し,アジアの大都市に共通して必要とされるハザード・リスクのマネージメント手法に関して考察を行うことを目的としている.(1)各国のハザードの実態と社会経済状況,地理地勢的条件の違いの整理,国際比較を通して,各国の特異性と各国に共通する普遍性を明らかにした上で,(2)防災に関わる法律及び制度の比較,(2)被災後の...
❏マルチハザードリスクの観点から見た地域特性評価手法の開発(17651097)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】吉村 美保 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (70361649)
【キーワード】減災 / 自然災害 / 防災 / 地震 / 洪水 (他11件)
【概要】本研究では,各種の災害のリスクを統合化して「マルチハザードリスク」として捉え,これらのリスクに晒されている人口(リスク曝露人口)を定量化し相対比較することにより,地域の潜在的なマルチハザードリスクの特性を理解することを目的とする。都道府県ごとに様々なリスクに対する曝露人口を集計することにより,どの災害リスクが地域に大きな影響を及ぼしているかを把握することができる。昨年度の成果を以下に記す。 (1)...
【工学】建築学:防犯自然災害を含む研究件
❏発達障害児の危険回避策に関する研究(15K01236)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 賢 日本大学, 理工学部, 教授 (00387747)
【キーワード】発達障害 / 危険回避 / 自然災害 / 家庭内事故 / 犯罪 (他15件)
【概要】発達障害児と健常児の様々な危険(家庭内事故、自然災害、犯罪などの危険)回避能力について比較検証した。その中間的な存在としてグレーゾーン児を設定した。我が子の発達に違和感を覚えたが「発達障害」なしと医師に診断された児童をグレーゾーン児と定義した。研究は、発達障害児の保護者に対するグループインタビューを行い質問項目を検討し質問紙調査を2000人の保護者に対し実施した。発達障害児は、被災時に学友との避難...
❏震災時における防犯まちづくりに関する研究(24560765)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】田中 賢 日本福祉大学, 健康科学部, 教授 (00387747)
【キーワード】東日本大震災 / 避難所 / 防犯 / プライバシー / 犯罪不安 (他12件)
【概要】自然災害時の避難に際し避難所で安心して過ごせることは重要である。特に犯罪からの安全確保策やプライバシー確保策など具体的な方策が望まれる。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県の警察本部への聞取り調査を行い、その内容を踏まえて震災時に避難所生活経験者300人に対し避難所生活での安全・安心やプライバシー確保についてのWebアンケート調査を実施した。要望の高い防犯対策は、暗がり対策が多く、...
【工学】土木工学:震災自然災害を含む研究件
❏震災時の避難行動モデルに基づくビッグデータ解析技術の構築(15H04032)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】秦 康範 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (70360849)
【キーワード】ビッグデータ / 防災 / 減災 / 避難 / 地震 (他8件)
【概要】本研究では、震災時の人間行動とビッグデータとの関係を分析し、震災行動を量的・質的に解釈可能なビッグデータ解析技術を開発することを目的として、下記の3つについて検討した。第1に、2016年4月に発生した熊本地震を対象に、地震災害時における広域避難の実態を明らかにし、震災時の市町村を越える広域避難行動モデルを構築した。第2に、質的調査であるアンケートデータと量的調査であるビッグデータを構造化し、震災時...
❏震災時における防犯まちづくりに関する研究(24560765)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】田中 賢 日本福祉大学, 健康科学部, 教授 (00387747)
【キーワード】東日本大震災 / 避難所 / 防犯 / プライバシー / 犯罪不安 (他12件)
【概要】自然災害時の避難に際し避難所で安心して過ごせることは重要である。特に犯罪からの安全確保策やプライバシー確保策など具体的な方策が望まれる。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県の警察本部への聞取り調査を行い、その内容を踏まえて震災時に避難所生活経験者300人に対し避難所生活での安全・安心やプライバシー確保についてのWebアンケート調査を実施した。要望の高い防犯対策は、暗がり対策が多く、...
【工学】土木工学:不連続面の滑り自然災害を含む研究件
❏不連続面の破壊に関する動力学的研究(25420497)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他8件)
【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...
❏不連続面の力学的不安定化と動的破壊伝播・波動放射に関する総合研究(22686044)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他9件)
【概要】不連続面の力学的な不安定化の発生機構の解明及び影響の定量的評価法の確立に向けての理論研究を発展させ、実験力学的手法も交え、不連続面力学不安定化に関する一連の物理現象の発生メカニズムと励起される波動の性質について考察を行った。地震等による衝撃的な荷重を受ける一群の構造物を、個々独立したものではなく、「群」として一体的に取り扱えば、従来の解析では予想されなかった力学的挙動を示しうることを明らかにした。...
【工学】土木工学:界面不安定現象自然災害を含む研究件
❏不連続面の破壊に関する動力学的研究(25420497)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他8件)
【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...
❏不連続面の力学的不安定化と動的破壊伝播・波動放射に関する総合研究(22686044)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他9件)
【概要】不連続面の力学的な不安定化の発生機構の解明及び影響の定量的評価法の確立に向けての理論研究を発展させ、実験力学的手法も交え、不連続面力学不安定化に関する一連の物理現象の発生メカニズムと励起される波動の性質について考察を行った。地震等による衝撃的な荷重を受ける一群の構造物を、個々独立したものではなく、「群」として一体的に取り扱えば、従来の解析では予想されなかった力学的挙動を示しうることを明らかにした。...
【工学】土木工学:地震防災自然災害を含む研究件
❏島の強震動と津波:地形と海を含む3次元構造モデルに基づくシームレスな予測の実現(26282105)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹中 博士 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (30253397)
【キーワード】地震動 / 津波 / 南西諸島 / 強震動予測 / 地震防災 (他8件)
【概要】現在立ち遅れている島の強震動と津波の予測の高精度化を図るため、南西諸島を例として以下の3つのテーマについて研究し、成果を得た。我々が先に構築した陸海地形及び地盤から沈み込む海洋スラブまでを含む南西諸島の地下構造モデル暫定版の改良を図った(サブテーマ1)。次に3次元地下構造モデルを用いて、地震動・地殻変動・津波を統合的にシミュレーションするシステム(サブテーマ2)を実現し、地震発生に伴う一連の現象に...
❏島の強震動予測:海陸分布・陸地形・海水・海底地形・地下構造の総合効果の解明と予測(23310122)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】竹中 博士 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (30253397)
【キーワード】地震動 / 南西諸島 / 強震動予測 / 地震防災 / 地下構造モデル (他8件)
【概要】立ち遅れている島の地震動予測の高精度化を目指して、南西諸島の島々においてアレイ微動探査を実施し、観測地点直下の1次元深部地盤構造モデルの推定を行い、地盤構造の概要と震動特性を明らかにした。得られた深部地盤構造に加えて南西諸島周辺域のプレート形状や地殻構造に関する利用可能な情報を収集し、陸地形・海底地形と地盤から最上部マントルまでの島弧及びフィリピン海スラブを含む南西諸島全域にわたる強震動予測のため...
❏都市の統合自然災害シミュレーションシステムの開発(20246075)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】堀 宗朗 東京大学, 地震研究所, 教授 (00219205)
【キーワード】地震防災 / 自然災害防災 / 数値計算 / エージェント / 可視化 (他13件)
【概要】想定された災害シナリオに応じて,都市に生じる災害・被害という物理過程と,被害対応という非物理過程を数値計算によって予測するシステムである,統合自然災害シミュレーションシステムを開発した.対象とする自然災害は,地震・津波,風水害等である.災害を高い空間分解能で計算し,災害を入力とする都市内全構造物の応答・損傷といった被害を計算する.この物理過程の計算には,地理情報システム(GIS)を使って構築される...
【工学】土木工学:トンネル崩落自然災害を含む研究件
❏不連続面の破壊に関する動力学的研究(25420497)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他8件)
【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...
❏不連続面の力学的不安定化と動的破壊伝播・波動放射に関する総合研究(22686044)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他9件)
【概要】不連続面の力学的な不安定化の発生機構の解明及び影響の定量的評価法の確立に向けての理論研究を発展させ、実験力学的手法も交え、不連続面力学不安定化に関する一連の物理現象の発生メカニズムと励起される波動の性質について考察を行った。地震等による衝撃的な荷重を受ける一群の構造物を、個々独立したものではなく、「群」として一体的に取り扱えば、従来の解析では予想されなかった力学的挙動を示しうることを明らかにした。...
【工学】土木工学:復興自然災害を含む研究件
❏大規模災害と法(24243018)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-10-31 - 2015-03-31
【研究代表者】稲葉 馨 東北大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (10125502)
【キーワード】公法学 / 民事法学 / 防災 / 復興 / 自然災害 (他9件)
【概要】本研究は、大規模災害からの復旧・復興のための法制度・法理論に関する総合的研究を目的とするものであり、その主要な成果は、次のとおりである。①防災法の現状と課題を体系的かつ具体的に論じ、解決の方向を示した。②法概念としての「復興」の意味を解明した。③応急仮設住宅問題を災害復旧期の課題として位置づけ直す提案をした。④地区防災計画について本格的検討を行った。⑤緊急時対応のための民法理論のあり方を明らかにし...
❏東アジアの大都市における都市化とハザード・リスクマネージメントとの関係構造分析(17360293)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小出 治 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30134456)
【キーワード】東アジア / 防災都市計画 / 防災関連法 / 市街地再開発 / 国際比較研究 (他15件)
【概要】本研究では,東アジア(中国,台湾,日本)を対象に,災害ハザード・リスクに影響する要因に着目し,アジアの大都市に共通して必要とされるハザード・リスクのマネージメント手法に関して考察を行うことを目的としている.(1)各国のハザードの実態と社会経済状況,地理地勢的条件の違いの整理,国際比較を通して,各国の特異性と各国に共通する普遍性を明らかにした上で,(2)防災に関わる法律及び制度の比較,(2)被災後の...
【工学】土木工学:減災自然災害を含む研究件
❏リスクコミュニケーションギャップ解消のための災害情報のあり方に関する実践的研究(16H03139)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】及川 康 東洋大学, 理工学部, 教授 (70334696)
【キーワード】災害情報 / 避難行動 / リスク・コミュニケーション / 避難勧告 / 主体性 (他10件)
【概要】災害情報の当事者である「住民」と「行政」の間に介在するリスク・コミュニケーション・ギャップ解消のための方策について、以下の2つの観点から検討した。まず第一点目は、防災を巡る住民と行政との関係性に関する国際比較である。現在の日本において問題となっている「過度な行政依存傾向」の根源的な原因は、責任の所在の明確化に関する強い社会的要請にあることが考察された。第二点目は、見逃しと空振りが不可避な避難勧告の...
❏地域における津波避難基礎力の評価と改善に関する研究(16K21434)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三上 貴仁 東京都市大学, 工学部, 准教授 (80732198)
【キーワード】津波 / 地震 / 避難 / 自然災害 / 減災 (他6件)
【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー(避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報)に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...
❏震災時の避難行動モデルに基づくビッグデータ解析技術の構築(15H04032)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】秦 康範 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (70360849)
【キーワード】ビッグデータ / 防災 / 減災 / 避難 / 地震 (他8件)
【概要】本研究では、震災時の人間行動とビッグデータとの関係を分析し、震災行動を量的・質的に解釈可能なビッグデータ解析技術を開発することを目的として、下記の3つについて検討した。第1に、2016年4月に発生した熊本地震を対象に、地震災害時における広域避難の実態を明らかにし、震災時の市町村を越える広域避難行動モデルを構築した。第2に、質的調査であるアンケートデータと量的調査であるビッグデータを構造化し、震災時...
【工学】土木工学:耐震自然災害を含む研究件
❏超高強度コンクリートを用いた耐震ダメージフリー橋脚の開発(22656102)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】川島 一彦 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20272677)
【キーワード】防災 / 構造工学・地震工学 / 耐震 / 減災 / 自然災害
【概要】本研究は、帯鉄筋によりコアコンクリートを横拘束して変形性能の高いRC橋脚を建設するという従来の考え方を捨て、塑性ヒンジ区間には、圧縮縁に強度150MPa以上の超高強度コンクリートセグメントを使用することにより圧縮破壊を防止すると同時に、この中に軸方向鉄筋を埋め込み、軸方向鉄筋の局部座屈を防止することにより、変形性能の高く、大地震時にも機能を確保できるダメージフリー橋脚を開発しようとするものである。...
❏橋脚の塑性ヒンジメカニズムの解明と高じん性橋脚の開発に関する研究(21360212)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】川島 一彦 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20272677)
【キーワード】防災 / 構造工学・地震工学 / 耐震 / 減災 / 自然災害
【概要】塑性ヒンジ部の損傷に及ぼす寸法効果を検討し、最小断面積に基づいて軸方向鉄筋を縮小すると、縮小模型によりほぼ実大橋脚の曲げ復元力を得られること、縮小模型に比較して実大橋脚模型の方が損傷の進展は著しく,縮小模型では実大模型の損傷の進展は正しく再現できないことを明らかにした。また、圧壊したコアコンクリートの鉄筋カゴからの流出を防止するため、鉄筋内側に鋼製メッシュやアラミド繊維を配置する構造を提案した。...
❏震災ダメージフリー橋梁および耐震指標の開発に関する研究(19656110)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】川島 一彦 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20272677)
【キーワード】耐震 / 構造工学・地震工学 / 防災 / 減災 / 自然災害 (他13件)
【概要】本研究は,橋梁を対象に1) 地域防災計画と整合した現実的な性能目標とはいかにあるべきか,2) ダメージフリー橋の建設はどのような条件で可能で,これに要する技術的用件は何か,ダメージフリー橋を建設するためには技術者が漠然と考えているように本当にかなりのコストアップを必要とするのか,3) 橋梁の持つ耐震性レベルや耐震補強の緊急性を表すと同時に,耐震補強効果にも評価できる相対指標(耐震指標)をどのように...
【工学】土木工学:洪水自然災害を含む研究件
❏アジア農村・山間コミュニティを支援する災害情報伝達システムの設計と技術戦略の提案(24404009)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川崎 昭如 東京大学, 工学系研究科, 特任准教授 (00401696)
【キーワード】防災情報 / 水害 / タイ / ミャンマー / 携帯電話 (他12件)
【概要】本研究では、山間・農村地域の災害対応力向上に資する情報伝達のあり方と技術戦略を多角的に検討した。特に携帯電話の利用に着目し,SMSの一斉メール送信を使った災害情報伝達に関する社会実験を実施した.その結果,屋外スピーカーによる情報伝達が及ばない範囲においてもSMSによる情報伝達が確認できた.また、東南アジアと我が国の地方行政の水害対応を比較として,行政から住民までの情報伝達過程を,組織間の役割分担と...
❏マルチハザードリスクの観点から見た地域特性評価手法の開発(17651097)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】吉村 美保 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (70361649)
【キーワード】減災 / 自然災害 / 防災 / 地震 / 洪水 (他11件)
【概要】本研究では,各種の災害のリスクを統合化して「マルチハザードリスク」として捉え,これらのリスクに晒されている人口(リスク曝露人口)を定量化し相対比較することにより,地域の潜在的なマルチハザードリスクの特性を理解することを目的とする。都道府県ごとに様々なリスクに対する曝露人口を集計することにより,どの災害リスクが地域に大きな影響を及ぼしているかを把握することができる。昨年度の成果を以下に記す。 (1)...
【工学】総合工学:都市計画自然災害を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏レジリエントな都市交通機能を実現する「認知,インフラ,制度」の相互改善型設計(16H02907)
【研究テーマ】ウェブ情報学・サービス情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】荒井 幸代 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (10372575)
【キーワード】逆強化学習 / 強化学習 / 多目的最適化 / 社会シミュレーション / 行動規範 (他27件)
【概要】本課題では,都市交通が頑健かつ柔軟に機能する状況を「レジリエンス」と定義し,これを実現する上で,情報インフラや人の状況判断,法制度の3つのソフトインフラの連携が必要との立場から研究を進めてきた.特に緊急時の二次被害減災は人の行動が鍵であるとし,人の挙動特性を考慮した都市交通システム設計法を提案した.災害における人の行動の規範は,過去の似た状況の記憶に影響を受けるため,正しい情報を直接提供するよりも...
【工学】総合工学:地下水自然災害を含む研究件
❏宇宙線ラジオグラフィーと高品位化した重力連続観測で、マグマの火道内昇降を診る(20244071)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】大久保 修平 東京大学, 地震研究所, 教授 (30152078)
【キーワード】宇宙線透視 / 重力 / 火山 / 地下水 / 宇宙線 (他10件)
【概要】火山のマグマの通り道(=火道)のどこに、マグマの上端があるのかを推定する手法の開発に取り組んだ。マグマ上端の位置によって山麓の重力が変動することに着目し、絶対重力の連続観測を行った。重力観測データに含まれる降雨等の環境変動起源の重力擾乱を補正し、火山起源の重力シグナルを抽出するために、地下水学的なシミュレーション手法を開発した。補正後のデータと宇宙線で透視した火道形状とを用いて、火道内のマグマ上端...
❏異常間隙水圧層の形成・上昇メカニズムと広域地下水流動、自然災害に及ぼす影響(17201039)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】田中 和広 山口大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (80335760)
【キーワード】泥火山 / 異常間隙水圧層 / 膨潤性地山 / 自然災害 / マッドダイアピル (他12件)
【概要】新潟泥火山においてボーリング掘削、物理探査を行い、鍋立山トンネルの膨張性地山が上昇する流体の水圧破砕と、高塩分濃度地下水と粘土鉱物との反応により形成されたことを明らかとした。また、台湾泥火山からの噴出物の性質が地質構造の違いに規制されることを明らかとし、さらに、周辺の侵食地形が上昇した高塩分濃度地下水と著しい乾燥環境、天水との混合による急速劣化と侵食が原因で形成されたことを明らかとした ...
【工学】総合工学:地盤工学自然災害を含む研究件
❏不連続面の破壊に関する動力学的研究(25420497)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他8件)
【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...
❏不連続面の力学的不安定化と動的破壊伝播・波動放射に関する総合研究(22686044)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他9件)
【概要】不連続面の力学的な不安定化の発生機構の解明及び影響の定量的評価法の確立に向けての理論研究を発展させ、実験力学的手法も交え、不連続面力学不安定化に関する一連の物理現象の発生メカニズムと励起される波動の性質について考察を行った。地震等による衝撃的な荷重を受ける一群の構造物を、個々独立したものではなく、「群」として一体的に取り扱えば、従来の解析では予想されなかった力学的挙動を示しうることを明らかにした。...
【工学】総合工学:斜面崩壊自然災害を含む研究件
❏気候変動により増大する災害リスク定量化のための洪水・土砂流出量予測手法の提案(20H03019)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】内田 太郎 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (60370780)
【キーワード】気候変動 / 土砂災害 / 山地洪水 / 斜面崩壊 / 土石流 (他9件)
【概要】本研究では、気候変動による豪雨の激甚化が中山間地集落の自然災害リスクに及ぼす影響を評価するために「山地流域における降雨規模(1降雨の総降水量及び降雨強度)の変化に対する水・土砂流出の応答特性」の解明し、予測手法を提案することを目的に実施している。具体的には、1.斜面土層内に降雨の一部が貯留される状態(比流量<降雨強度)、2.斜面土層が飽和に達し、比流量≒降雨強度となる状態、3.土石流や斜面崩壊の発...
❏不連続面の破壊に関する動力学的研究(25420497)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他8件)
【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...
❏不連続面の力学的不安定化と動的破壊伝播・波動放射に関する総合研究(22686044)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他9件)
【概要】不連続面の力学的な不安定化の発生機構の解明及び影響の定量的評価法の確立に向けての理論研究を発展させ、実験力学的手法も交え、不連続面力学不安定化に関する一連の物理現象の発生メカニズムと励起される波動の性質について考察を行った。地震等による衝撃的な荷重を受ける一群の構造物を、個々独立したものではなく、「群」として一体的に取り扱えば、従来の解析では予想されなかった力学的挙動を示しうることを明らかにした。...
【工学】総合工学:地震災害自然災害を含む研究件
❏Development of an HPC enhanced system for finding fine-grained lifeline recovery plans and evaluating their long term economic performance(18H01675)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】Maddegedar a.L. 東京大学, 地震研究所, 准教授 (20426290)
【キーワード】disaster recovery / economic perfoamrnce / agent-based modeling / HPC / Agent based simulations (他24件)
【概要】本研究では、国民経済を実大スケールでシミュレーションする高性能ソフトウェアを開発し、大規模地震災害解析手法と統合することで各種の復興計画の長期的な経済的効用を評価できるようにしました。政府機関が公開するデータを分析することで、1億2700万の主体からなる日本経済全体をシミュレーションするためのパラメータを特定しました。2015年の状態を起点に実施した2019年末までの日本経済のシミュレーション結果...
❏海溝型地震の最大規模とスケーリング則(16H01838)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐竹 健治 東京大学, 地震研究所, 教授 (20178685)
【キーワード】巨大地震 / 津波 / スケーリング則 / 地震災害 / 海溝型巨大地震 (他7件)
【概要】20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について,我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い,地震の規模やすべり分布を推定した.それらをまとめた結果,規模と断層サイズ,すべり量などのスケーリング則については,我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった.津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について,最近の地震や海面変動について...
❏地形層序学的手法による伏在活断層の地震発生長期予測研究(20500892)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】須貝 俊彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90251321)
【キーワード】活断層 / 沖積層 / 完新世 / 地震災害 / 濃尾平野 (他18件)
【概要】関東平野の綾瀬川断層、濃尾平野の養老断層を主な対象として、地形、表層地質調査を行い、とくに河川による土砂移動プロセスと活断層の活動との関係に着目して、伏在変動地形の識別と伏在活断層の活動性評価を目的として研究を進めた。その結果、綾瀬川断層では、最終氷期の海面低下期に形成された埋没段丘面群と沖積層基底礫層の堆積面(埋没谷底面)において、明瞭な断層上下変位が見出され、その平均上下変位速度は約0.5 m...
【工学】総合工学:地震動自然災害を含む研究件
❏データ駆動型シミュレータに基づく自然災害リスク解析技術の開発(17H01704)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中野 慎也 統計数理研究所, モデリング研究系, 准教授 (40378576)
【キーワード】時空間統計 / 自然災害 / リスク解析 / 台風 / 地震動 (他6件)
【概要】本研究課題は,[課題1] モデリング手法,計算アルゴリズムの開発,[課題2] 台風データ駆動型シミュレータの開発,[課題3] 地震動データ駆動型シミュレータの開発の3つのサブ課題に分けて進めている. [課題1]では,データ駆動型シミュレータの核となるシナリオ生成モデルを推定する際に問題となっていた,複雑なモデルに置けるモデルパラメータ推定の問題に取り組んだ.データ同化で用いられるアンサンブルデー...
❏島の強震動と津波:地形と海を含む3次元構造モデルに基づくシームレスな予測の実現(26282105)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹中 博士 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (30253397)
【キーワード】地震動 / 津波 / 南西諸島 / 強震動予測 / 地震防災 (他8件)
【概要】現在立ち遅れている島の強震動と津波の予測の高精度化を図るため、南西諸島を例として以下の3つのテーマについて研究し、成果を得た。我々が先に構築した陸海地形及び地盤から沈み込む海洋スラブまでを含む南西諸島の地下構造モデル暫定版の改良を図った(サブテーマ1)。次に3次元地下構造モデルを用いて、地震動・地殻変動・津波を統合的にシミュレーションするシステム(サブテーマ2)を実現し、地震発生に伴う一連の現象に...
❏島の強震動予測:海陸分布・陸地形・海水・海底地形・地下構造の総合効果の解明と予測(23310122)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】竹中 博士 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (30253397)
【キーワード】地震動 / 南西諸島 / 強震動予測 / 地震防災 / 地下構造モデル (他8件)
【概要】立ち遅れている島の地震動予測の高精度化を目指して、南西諸島の島々においてアレイ微動探査を実施し、観測地点直下の1次元深部地盤構造モデルの推定を行い、地盤構造の概要と震動特性を明らかにした。得られた深部地盤構造に加えて南西諸島周辺域のプレート形状や地殻構造に関する利用可能な情報を収集し、陸地形・海底地形と地盤から最上部マントルまでの島弧及びフィリピン海スラブを含む南西諸島全域にわたる強震動予測のため...
【工学】総合工学:災害復興自然災害を含む研究件
❏小区分25030:防災工学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】disaster recovery
【研究期間】economic perfoamrnce
【研究代表者】agent-based modeling
【キーワード】HPC
【概要】福島の原発事故による放射能被害を皮切りに、蓄積的損害に関わる被害者救済の学際的考察を幅広く行うことを目指してリセットをかけた本研究だが、原発事故の被害者救済について、定期的な実務家との研究会にもかかわらず、関連の裁判例は芳しくなく(とくに放射能被害の知見が問われる『自主被害者(区域外被害者)』の問題)、非力を感じ、更なる学際的研究の詰めを求めたい。 災害復興との関係で、否応なく地球温暖化問題(水...
❏巨大災害と家計の人的資本投資:ネパール大地震・家屋損壊データ再調査による実証分析(19KK0041)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】橘 永久 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (70301017)
【キーワード】災害復興 / 人的資本 / ネパール / 長期効果 / 海外出稼ぎ (他10件)
【概要】本研究の目的は、自然災害の中・長期の経済効果を、被災地からの転出や子どもの進学選択・職業選択といった所得だけでは捉えきれない厚生変化も含めて、家計レベルで検証することである。そのためには、自然災害で家計が被った被害の程度を、できるだけ正確に把握しておく必要がある。本研究の主要なアイデアは、2015年のネパール大震災後に、ネパール政府が建築士を雇用して家屋の破損度を査定した100万軒強の家計調査結果...
❏Development of an HPC enhanced system for finding fine-grained lifeline recovery plans and evaluating their long term economic performance(18H01675)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】Maddegedar a.L. 東京大学, 地震研究所, 准教授 (20426290)
【キーワード】disaster recovery / economic perfoamrnce / agent-based modeling / HPC / Agent based simulations (他24件)
【概要】本研究では、国民経済を実大スケールでシミュレーションする高性能ソフトウェアを開発し、大規模地震災害解析手法と統合することで各種の復興計画の長期的な経済的効用を評価できるようにしました。政府機関が公開するデータを分析することで、1億2700万の主体からなる日本経済全体をシミュレーションするためのパラメータを特定しました。2015年の状態を起点に実施した2019年末までの日本経済のシミュレーション結果...
【工学】総合工学:防災・減災自然災害を含む研究件
❏ハザードマップにおける災害予測および避難情報伝達の機能向上に資する地理学的研究(15H02959)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鈴木 康弘 名古屋大学, 減災連携研究センター, 教授 (70222065)
【キーワード】地形 / ハザードマップ / 自然災害 / 防災・減災 / 活断層 (他11件)
【概要】ハザードマップは最近20年間に急速に整備されたが、2011年東日本大震災以降、大規模災害が起きるたびに問題が露呈している。具体的な問題としては、①災害種ごとに定義や概念が異なる、②「災害予測」と「避難情報提供」の機能が融合できていない、③情報の空間解像度が不足し土地条件に対応しない、④計算結果に偏重し予測の不確実性が考慮できない、⑤境界線が明快に示せない、などがある。本研究では、1)ハザードマップ...
❏事故減災危機管理と社会インフラ整備によるレジリエントな社会の構築に関する政策分析(25282091)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 名誉教授 (30134323)
【キーワード】東日本大震災 / 危機管理 / 社会インフラ / 鉄道事業 / 軌道保守 (他18件)
【概要】日本とインドネシアの過去100年余における地震、津波発生の頻度、形態、被害に関する計量的実証分析を行なった。東日本大震災の影響と復旧・復興に関するデータを分析した。いずれも論文にまとめ学術誌に掲載した。 また過去30数年における航空機等の事故統計データを用いて発生の頻度、形態、原因、被害等に関する計量的実証分析を行い、事故対策の効果の検証を試み、成果は学術誌に掲載された。さらにわが国の公共輸送シス...
【工学】総合工学:避難行動自然災害を含む研究件
❏リスクコミュニケーションギャップ解消のための災害情報のあり方に関する実践的研究(16H03139)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】及川 康 東洋大学, 理工学部, 教授 (70334696)
【キーワード】災害情報 / 避難行動 / リスク・コミュニケーション / 避難勧告 / 主体性 (他10件)
【概要】災害情報の当事者である「住民」と「行政」の間に介在するリスク・コミュニケーション・ギャップ解消のための方策について、以下の2つの観点から検討した。まず第一点目は、防災を巡る住民と行政との関係性に関する国際比較である。現在の日本において問題となっている「過度な行政依存傾向」の根源的な原因は、責任の所在の明確化に関する強い社会的要請にあることが考察された。第二点目は、見逃しと空振りが不可避な避難勧告の...
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
【工学】総合工学:大規模シミュレーション自然災害を含む研究件
❏Development of an HPC enhanced system for finding fine-grained lifeline recovery plans and evaluating their long term economic performance(18H01675)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】Maddegedar a.L. 東京大学, 地震研究所, 准教授 (20426290)
【キーワード】disaster recovery / economic perfoamrnce / agent-based modeling / HPC / Agent based simulations (他24件)
【概要】本研究では、国民経済を実大スケールでシミュレーションする高性能ソフトウェアを開発し、大規模地震災害解析手法と統合することで各種の復興計画の長期的な経済的効用を評価できるようにしました。政府機関が公開するデータを分析することで、1億2700万の主体からなる日本経済全体をシミュレーションするためのパラメータを特定しました。2015年の状態を起点に実施した2019年末までの日本経済のシミュレーション結果...
❏火山噴煙の非定常3次元数値モデルの構築と防災利用に向けた簡易モデルの提案(20710137)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鈴木 雄治郎 東京大学, 地震研究所, 特任助教 (30392939)
【キーワード】火山噴火 / 火山 / 乱流混合 / 数値計算 / 大規模シミュレーション (他8件)
【概要】爆発的な火山噴火では火山灰と火山ガスからなる噴煙が大気中へと放出される.本研究では,噴火の強さと噴煙高度の関係,及び,噴火の強さと火砕流の発生条件を3次元数値シミュレーションによって求めた.また,その結果を基に,大規模計算を行わなくても簡易に噴煙高度や火砕流発生条件を見積もれる1次元解析モデルを改良することに成功した. ...
【工学】総合工学:東日本大震災自然災害を含む研究件
❏事故減災危機管理と社会インフラ整備によるレジリエントな社会の構築に関する政策分析(25282091)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 名誉教授 (30134323)
【キーワード】東日本大震災 / 危機管理 / 社会インフラ / 鉄道事業 / 軌道保守 (他18件)
【概要】日本とインドネシアの過去100年余における地震、津波発生の頻度、形態、被害に関する計量的実証分析を行なった。東日本大震災の影響と復旧・復興に関するデータを分析した。いずれも論文にまとめ学術誌に掲載した。 また過去30数年における航空機等の事故統計データを用いて発生の頻度、形態、原因、被害等に関する計量的実証分析を行い、事故対策の効果の検証を試み、成果は学術誌に掲載された。さらにわが国の公共輸送シス...
❏震災時における防犯まちづくりに関する研究(24560765)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】田中 賢 日本福祉大学, 健康科学部, 教授 (00387747)
【キーワード】東日本大震災 / 避難所 / 防犯 / プライバシー / 犯罪不安 (他12件)
【概要】自然災害時の避難に際し避難所で安心して過ごせることは重要である。特に犯罪からの安全確保策やプライバシー確保策など具体的な方策が望まれる。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県の警察本部への聞取り調査を行い、その内容を踏まえて震災時に避難所生活経験者300人に対し避難所生活での安全・安心やプライバシー確保についてのWebアンケート調査を実施した。要望の高い防犯対策は、暗がり対策が多く、...
【工学】総合工学:避難自然災害を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏地域における津波避難基礎力の評価と改善に関する研究(16K21434)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三上 貴仁 東京都市大学, 工学部, 准教授 (80732198)
【キーワード】津波 / 地震 / 避難 / 自然災害 / 減災 (他6件)
【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー(避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報)に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...
❏震災時の避難行動モデルに基づくビッグデータ解析技術の構築(15H04032)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】秦 康範 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (70360849)
【キーワード】ビッグデータ / 防災 / 減災 / 避難 / 地震 (他8件)
【概要】本研究では、震災時の人間行動とビッグデータとの関係を分析し、震災行動を量的・質的に解釈可能なビッグデータ解析技術を開発することを目的として、下記の3つについて検討した。第1に、2016年4月に発生した熊本地震を対象に、地震災害時における広域避難の実態を明らかにし、震災時の市町村を越える広域避難行動モデルを構築した。第2に、質的調査であるアンケートデータと量的調査であるビッグデータを構造化し、震災時...
【工学】総合工学:海洋探査自然災害を含む研究件
❏ターミナル海盆の堆積記録を用いた南海トラフの地震履歴の高精度化(15H02988)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】芦 寿一郎 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (40251409)
【キーワード】タービダイト / 地すべり / 混濁流 / 堆積盆 / 地震履歴 (他12件)
【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため,南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった.海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ,室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した.堆積層の分析では,地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに,再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...
❏遠州沖活断層群の変形構造と活動様式の解明(20510169)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】芦 寿一郎 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (40251409)
【キーワード】活断層 / 自然災害 / 地質学 / テクトニクス / 海洋探査 (他10件)
【概要】反射法地震探査記録を用いて東海・熊野海域の活断層群の分布の把握と断層活動の履歴を推定した.熊野沖では測線間隔の密な調査により東北東?西南西方向の3列の伏在断層を確認した.北西部が相対的に上昇する変動が支配的であるが,最も新しい時期には海盆中央部全体の隆起運動が顕著となった.東海?遠州沖では地形および既往の地震探査記録の解析により,右横ずれ成分をともなった逆断層運動の長期にわたる活動が明らかになった...
【工学】総合工学:破壊力学自然災害を含む研究件
❏不連続面の破壊に関する動力学的研究(25420497)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他8件)
【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...
❏不連続面の力学的不安定化と動的破壊伝播・波動放射に関する総合研究(22686044)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】上西 幸司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (60311776)
【キーワード】破壊力学 / 地盤工学 / 自然災害 / 地震 / 界面不安定現象 (他9件)
【概要】不連続面の力学的な不安定化の発生機構の解明及び影響の定量的評価法の確立に向けての理論研究を発展させ、実験力学的手法も交え、不連続面力学不安定化に関する一連の物理現象の発生メカニズムと励起される波動の性質について考察を行った。地震等による衝撃的な荷重を受ける一群の構造物を、個々独立したものではなく、「群」として一体的に取り扱えば、従来の解析では予想されなかった力学的挙動を示しうることを明らかにした。...
【工学】総合工学:防災自然災害を含む研究件
❏大規模災害時代の「災害の経済学」と防災ー国際貿易・空間経済学の視点から(19H01487)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80510255)
【キーワード】災害(コロナショック含む) / 企業・労働者の異質性 / 産業集積と地域経済 / 国際貿易 / デジタル経済 (他19件)
【概要】当初の研究計画に従い、以下の5点を研究し実績をあげた。 ①ミクロデータの構築:新型コロナウイルス感染症の蔓延は広義の大規模自然災害ととらえられる。昨年度に引き続きNIRA総研との共同により大規模な就業者調査を今年度は3回実施しデータを作成した。感染症対策に有効なテレワークやデジタル化に関して調査した。さらに今年度は防災意識や災害経験に関しても調査した。調査結果をNIRA総研から速報や報告書の形で社...
❏医療における地域災害レジリエンスマネジメントシステムの導入・推進方法に関する研究(16H01834)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】棟近 雅彦 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10200247)
【キーワード】防災 / 危機管理 / 自然災害 / BCMS / BCP
【概要】本研究では,地域の複数組織からなる仕組みである医療における地域災害レジリエンスマネジメントシステム(Area Disaster Resilience Management System for Healthcare:ADRMS-H)を,地域に導入・推進する方法の提案を目的とした.導入・推進方法の原案を,川口市周辺地域に適用しながら検証を行った.ADRMS-Hの要素のどれをどのような順序で導入すべき...
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
【工学】総合工学:構造工学・地震工学自然災害を含む研究件
❏地震力を受ける鉄筋コンクリート靭性骨組架構の限界変形点の定量化に関する基礎的研究(16H04446)
【研究テーマ】建築構造・材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】塩原 等 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (50272365)
【キーワード】コンクリート構造 / 鉄筋コンクリート構造 / 構造工学・地震工学 / 建築構造・材料 / 自然災害
【概要】曲げ降伏型に設計される鉄筋コンクリート建物の極大地震動に対する耐震余裕度に及ぼす設計因子の影響を定量化するため,18体の曲げ降伏する片持ち梁と6体の十字形柱はり接合部部分架構耐震実験を実施した。その結果,梁端部の曲変形成分がシアスパン比のみで決まる一定値を越えると,曲げ圧縮主筋のダボ作用のせん断伝達性能が低下して曲げ変形成分の増大が停止し,かつ,最大耐力に達すること,その後,さらにせん断変形成分が...
❏震災時の避難行動モデルに基づくビッグデータ解析技術の構築(15H04032)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】秦 康範 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (70360849)
【キーワード】ビッグデータ / 防災 / 減災 / 避難 / 地震 (他8件)
【概要】本研究では、震災時の人間行動とビッグデータとの関係を分析し、震災行動を量的・質的に解釈可能なビッグデータ解析技術を開発することを目的として、下記の3つについて検討した。第1に、2016年4月に発生した熊本地震を対象に、地震災害時における広域避難の実態を明らかにし、震災時の市町村を越える広域避難行動モデルを構築した。第2に、質的調査であるアンケートデータと量的調査であるビッグデータを構造化し、震災時...
❏超高強度コンクリートを用いた耐震ダメージフリー橋脚の開発(22656102)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】川島 一彦 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20272677)
【キーワード】防災 / 構造工学・地震工学 / 耐震 / 減災 / 自然災害
【概要】本研究は、帯鉄筋によりコアコンクリートを横拘束して変形性能の高いRC橋脚を建設するという従来の考え方を捨て、塑性ヒンジ区間には、圧縮縁に強度150MPa以上の超高強度コンクリートセグメントを使用することにより圧縮破壊を防止すると同時に、この中に軸方向鉄筋を埋め込み、軸方向鉄筋の局部座屈を防止することにより、変形性能の高く、大地震時にも機能を確保できるダメージフリー橋脚を開発しようとするものである。...
【工学】総合工学:ハザードマップ自然災害を含む研究件
❏リスクコミュニケーションギャップ解消のための災害情報のあり方に関する実践的研究(16H03139)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】及川 康 東洋大学, 理工学部, 教授 (70334696)
【キーワード】災害情報 / 避難行動 / リスク・コミュニケーション / 避難勧告 / 主体性 (他10件)
【概要】災害情報の当事者である「住民」と「行政」の間に介在するリスク・コミュニケーション・ギャップ解消のための方策について、以下の2つの観点から検討した。まず第一点目は、防災を巡る住民と行政との関係性に関する国際比較である。現在の日本において問題となっている「過度な行政依存傾向」の根源的な原因は、責任の所在の明確化に関する強い社会的要請にあることが考察された。第二点目は、見逃しと空振りが不可避な避難勧告の...
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏ハザードマップにおける災害予測および避難情報伝達の機能向上に資する地理学的研究(15H02959)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鈴木 康弘 名古屋大学, 減災連携研究センター, 教授 (70222065)
【キーワード】地形 / ハザードマップ / 自然災害 / 防災・減災 / 活断層 (他11件)
【概要】ハザードマップは最近20年間に急速に整備されたが、2011年東日本大震災以降、大規模災害が起きるたびに問題が露呈している。具体的な問題としては、①災害種ごとに定義や概念が異なる、②「災害予測」と「避難情報提供」の機能が融合できていない、③情報の空間解像度が不足し土地条件に対応しない、④計算結果に偏重し予測の不確実性が考慮できない、⑤境界線が明快に示せない、などがある。本研究では、1)ハザードマップ...
【工学】総合工学:シミュレーション自然災害を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏新しい災害医療対応シミュレーションシステムを用いた災害医学教育、災害医療の実践(16H03155)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】布施 明 日本医科大学, 医学部, 教授 (80238641)
【キーワード】公共健康危機管理 / 首都直下地震 / 災害関連死 / 未治療死 / 医療救護班 (他20件)
【概要】【はじめに】これまで存在しなかった災害医療活動を俯瞰するためのシミュレーション・システムを用いて首都直下地震での災害関連死を減少させるために効果的な項目の検討を行った。【対象・方法】離散事象シミュレーションを用いて災害医療対応の急性期の全体像を再現することを試みた。【結果・考察】処置を行うことができずに死亡する、いわゆる“未治療死”が5,511人であるのに対し、発生傷病者数をデフォルト値の7割に減...
❏メラピ火山2010噴火に伴う流域の水文環境変化と土砂災害に関する調査研究(24404010)
【研究テーマ】自然災害科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】権田 豊 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (10303116)
【キーワード】火山 / ラハール / 河床変動 / インドネシア / メラピ火山 (他16件)
【概要】2010年の噴火後に土石流(ラハール)が頻発したインドネシア・メラピ火山において,現地調査を実施した.現地調査の結果と数値解析による予測結果を比較した結果,ラハールの氾濫箇所を予測するためには,精度の高い地形データの取得とラハールの流量の適切な予測が重要であることが分かった.噴火後は流域の地表の状態の変化にともなってラハールを発生させる降雨の条件や、発生するラハールの流量が経年的に変化する。ラハー...
【工学】総合工学:津波自然災害を含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏地域における津波避難基礎力の評価と改善に関する研究(16K21434)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三上 貴仁 東京都市大学, 工学部, 准教授 (80732198)
【キーワード】津波 / 地震 / 避難 / 自然災害 / 減災 (他6件)
【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー(避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報)に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...
❏海溝型地震の最大規模とスケーリング則(16H01838)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐竹 健治 東京大学, 地震研究所, 教授 (20178685)
【キーワード】巨大地震 / 津波 / スケーリング則 / 地震災害 / 海溝型巨大地震 (他7件)
【概要】20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について,我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い,地震の規模やすべり分布を推定した.それらをまとめた結果,規模と断層サイズ,すべり量などのスケーリング則については,我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった.津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について,最近の地震や海面変動について...
【工学】総合工学:火災自然災害を含む研究件
❏自然災害を起因とした火災のリスク評価に関する研究(19K04768)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】北後 明彦 神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (30304124)
【キーワード】自然災害 / 火災 / 強風 / 浸水 / 地震 (他12件)
【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)~(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...
❏発達障害児の危険回避策に関する研究(15K01236)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 賢 日本大学, 理工学部, 教授 (00387747)
【キーワード】発達障害 / 危険回避 / 自然災害 / 家庭内事故 / 犯罪 (他15件)
【概要】発達障害児と健常児の様々な危険(家庭内事故、自然災害、犯罪などの危険)回避能力について比較検証した。その中間的な存在としてグレーゾーン児を設定した。我が子の発達に違和感を覚えたが「発達障害」なしと医師に診断された児童をグレーゾーン児と定義した。研究は、発達障害児の保護者に対するグループインタビューを行い質問項目を検討し質問紙調査を2000人の保護者に対し実施した。発達障害児は、被災時に学友との避難...
❏マルチハザードマップを活用した巨大都市の防災都市空間の最適化設計方法の開発(17201035)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】魚本 健人 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (80114396)
【キーワード】自然災害 / 防災 / 減災 / ハザードマップ / 火災 (他14件)
【概要】本研究では,マルチハザードマップを活用した巨大都市の防災都市空間の最適設計方法の開発を行った.最終的な成果は,(1)様々な災害の物理・化学現象を適切に捉えたシミュレーションモデルの開発と被害結果が社会に及ぼす影響の大きさの評価(災害シミュレーション),(2)過去の大規模災害の事例およびシミュレーション結果のデータベース化(災害アーカイブス),(3)(1),(2)の結果を3次元GIS上に統合すること...
【農学】社会経済農学:国際貿易自然災害を含む研究件
❏大規模災害時代の「災害の経済学」と防災ー国際貿易・空間経済学の視点から(19H01487)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80510255)
【キーワード】災害(コロナショック含む) / 企業・労働者の異質性 / 産業集積と地域経済 / 国際貿易 / デジタル経済 (他19件)
【概要】当初の研究計画に従い、以下の5点を研究し実績をあげた。 ①ミクロデータの構築:新型コロナウイルス感染症の蔓延は広義の大規模自然災害ととらえられる。昨年度に引き続きNIRA総研との共同により大規模な就業者調査を今年度は3回実施しデータを作成した。感染症対策に有効なテレワークやデジタル化に関して調査した。さらに今年度は防災意識や災害経験に関しても調査した。調査結果をNIRA総研から速報や報告書の形で社...
❏高質で強靭な産業集積の形成の理論・実証研究(16K03652)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80510255)
【キーワード】企業の異質性 / 耐久性 / 自然災害 / 国際貿易 / 環境対策 (他17件)
【概要】本研究課題では、第一に企業の異質性の観点から国際貿易及び空間経済学の理論を拡張するとともに、企業・地域・歴史データを用いて実証研究を行った。生産性の高い企業がどのように集積するかを分析し、補助金や税金、環境政策などがどう影響するかを分析した。第二に自然災害による企業活動や地域経済への影響を分析し、空間計量やGISを駆使してミクロレベルの分析をした。国際共同研究を推進し、論文はJournal of ...
❏大災害による産業集積の崩壊・復興と企業の異質性(25780169)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (80510255)
【キーワード】自然災害 / 空間経済 / 国際貿易 / 企業の異質性 / 防災・減災対策 (他17件)
【概要】本研究課題では大災害によりどのように企業が被災し産業集積が崩壊、復興するのかについて空間経済学と国際貿易論の視点から理論・実証研究を行った。産業集積の形成から崩壊、復興までを空間経済の理論を構築し、企業の個票データをもとに実証研究した。結果、建物の被災が長期的に企業の倒産確率を高め、産業集積は競争の激化により共食い効果が観測された。しかし、企業の防災活動は復興を早め、地域金融は復興を早める一定の役...
【農学】森林圏科学:経済分析自然災害を含む研究件
❏Development of an HPC enhanced system for finding fine-grained lifeline recovery plans and evaluating their long term economic performance(18H01675)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】Maddegedar a.L. 東京大学, 地震研究所, 准教授 (20426290)
【キーワード】disaster recovery / economic perfoamrnce / agent-based modeling / HPC / Agent based simulations (他24件)
【概要】本研究では、国民経済を実大スケールでシミュレーションする高性能ソフトウェアを開発し、大規模地震災害解析手法と統合することで各種の復興計画の長期的な経済的効用を評価できるようにしました。政府機関が公開するデータを分析することで、1億2700万の主体からなる日本経済全体をシミュレーションするためのパラメータを特定しました。2015年の状態を起点に実施した2019年末までの日本経済のシミュレーション結果...
❏気候変動が引き起こす災害・水資源・食資源・大気汚染の年代別リスク変化とその適応策(17KT0066)
【研究テーマ】次世代の農資源利用
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2020-03-31
【研究代表者】安成 哲平 北海道大学, 北極域研究センター, 助教 (70506782)
【キーワード】大気汚染 / 森林火災 / 気候モデル / PM2.5 / 気候変動 (他20件)
【概要】人類の持続可能性の観点から重要な,「災害」,「食(農)資源」,「水資源」,「大気汚染」に関連した研究を,気候モデル・衛星・再解析データ等を用いて解析し,経済分析を行った.大気汚染では,森林火災予測に直結する気候・環境要因を明らかにし,機械学習で火災予測の初期検討を行った.気候モデル実験では, シベリア森林火災が増加した際のPM2.5日平均環境基準を超える日数や若年性死亡数の変化を分析し,経済損失ま...
【農学】森林圏科学:土砂災害自然災害を含む研究件
❏気候変動により増大する災害リスク定量化のための洪水・土砂流出量予測手法の提案(20H03019)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】内田 太郎 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (60370780)
【キーワード】気候変動 / 土砂災害 / 山地洪水 / 斜面崩壊 / 土石流 (他9件)
【概要】本研究では、気候変動による豪雨の激甚化が中山間地集落の自然災害リスクに及ぼす影響を評価するために「山地流域における降雨規模(1降雨の総降水量及び降雨強度)の変化に対する水・土砂流出の応答特性」の解明し、予測手法を提案することを目的に実施している。具体的には、1.斜面土層内に降雨の一部が貯留される状態(比流量<降雨強度)、2.斜面土層が飽和に達し、比流量≒降雨強度となる状態、3.土石流や斜面崩壊の発...
❏ハザードマップにおける災害予測および避難情報伝達の機能向上に資する地理学的研究(15H02959)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鈴木 康弘 名古屋大学, 減災連携研究センター, 教授 (70222065)
【キーワード】地形 / ハザードマップ / 自然災害 / 防災・減災 / 活断層 (他11件)
【概要】ハザードマップは最近20年間に急速に整備されたが、2011年東日本大震災以降、大規模災害が起きるたびに問題が露呈している。具体的な問題としては、①災害種ごとに定義や概念が異なる、②「災害予測」と「避難情報提供」の機能が融合できていない、③情報の空間解像度が不足し土地条件に対応しない、④計算結果に偏重し予測の不確実性が考慮できない、⑤境界線が明快に示せない、などがある。本研究では、1)ハザードマップ...
❏アジア農村・山間コミュニティを支援する災害情報伝達システムの設計と技術戦略の提案(24404009)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川崎 昭如 東京大学, 工学系研究科, 特任准教授 (00401696)
【キーワード】防災情報 / 水害 / タイ / ミャンマー / 携帯電話 (他12件)
【概要】本研究では、山間・農村地域の災害対応力向上に資する情報伝達のあり方と技術戦略を多角的に検討した。特に携帯電話の利用に着目し,SMSの一斉メール送信を使った災害情報伝達に関する社会実験を実施した.その結果,屋外スピーカーによる情報伝達が及ばない範囲においてもSMSによる情報伝達が確認できた.また、東南アジアと我が国の地方行政の水害対応を比較として,行政から住民までの情報伝達過程を,組織間の役割分担と...
【医歯薬学】社会医学:国際協力自然災害を含む研究件
❏国際精神保健の理論および実証的展開と国内研究拠点の形成(26670325)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】川上 憲人 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90177650)
【キーワード】脳神経疾患 / 医療・福祉 / 国際協力 / 社会医学 / 自然災害
【概要】(1)国際精神保健に関する研究および活動の動向を情報収集するために東京大学国際精神保健レクチャーシリーズを合計15回開催した。(2)ハーバード大学医学部と協力し28カ国18万人の調査データベースであるWHO世界精神保健調査データを日本からリモートアクセスで解析する基盤を作るために、ハーバード大学とデータ利用の契約を結び、解析担当者のトレーニングを実施し、研究計画を作成してデータを予備的に解析し、論...
❏アジア農村・山間コミュニティを支援する災害情報伝達システムの設計と技術戦略の提案(24404009)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川崎 昭如 東京大学, 工学系研究科, 特任准教授 (00401696)
【キーワード】防災情報 / 水害 / タイ / ミャンマー / 携帯電話 (他12件)
【概要】本研究では、山間・農村地域の災害対応力向上に資する情報伝達のあり方と技術戦略を多角的に検討した。特に携帯電話の利用に着目し,SMSの一斉メール送信を使った災害情報伝達に関する社会実験を実施した.その結果,屋外スピーカーによる情報伝達が及ばない範囲においてもSMSによる情報伝達が確認できた.また、東南アジアと我が国の地方行政の水害対応を比較として,行政から住民までの情報伝達過程を,組織間の役割分担と...
【医歯薬学】社会医学:経済政策自然災害を含む研究件
❏気候変動が引き起こす災害・水資源・食資源・大気汚染の年代別リスク変化とその適応策(17KT0066)
【研究テーマ】次世代の農資源利用
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2020-03-31
【研究代表者】安成 哲平 北海道大学, 北極域研究センター, 助教 (70506782)
【キーワード】大気汚染 / 森林火災 / 気候モデル / PM2.5 / 気候変動 (他20件)
【概要】人類の持続可能性の観点から重要な,「災害」,「食(農)資源」,「水資源」,「大気汚染」に関連した研究を,気候モデル・衛星・再解析データ等を用いて解析し,経済分析を行った.大気汚染では,森林火災予測に直結する気候・環境要因を明らかにし,機械学習で火災予測の初期検討を行った.気候モデル実験では, シベリア森林火災が増加した際のPM2.5日平均環境基準を超える日数や若年性死亡数の変化を分析し,経済損失ま...
❏高質で強靭な産業集積の形成の理論・実証研究(16K03652)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80510255)
【キーワード】企業の異質性 / 耐久性 / 自然災害 / 国際貿易 / 環境対策 (他17件)
【概要】本研究課題では、第一に企業の異質性の観点から国際貿易及び空間経済学の理論を拡張するとともに、企業・地域・歴史データを用いて実証研究を行った。生産性の高い企業がどのように集積するかを分析し、補助金や税金、環境政策などがどう影響するかを分析した。第二に自然災害による企業活動や地域経済への影響を分析し、空間計量やGISを駆使してミクロレベルの分析をした。国際共同研究を推進し、論文はJournal of ...
【医歯薬学】社会医学:災害医療自然災害を含む研究件
❏大規模災害における妊産婦救護・医療の展開:災害弱者である母子を救うために(17K09215)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山岸 絵美 日本医科大学, 医学部, 助教 (30560271)
【キーワード】災害医療 / 妊産婦救護 / スマートフォンアプリ / トリアージ / 救命士教育 (他25件)
【概要】過去の災害時データや訓練データより, 災害時妊産婦救護・医療展開を行う際の問題点は, 妊産婦の所在確認, 妊産婦の受診先, 妊産婦の避難先の3点であることを確認した.これに対し妊産婦自身が使用するスマートフォンアプリの開発, 及び非周産期医療従事者対象の周産期傷病者対応能力向上のための教育システム開発を行った. 前者は妊産婦の所在, 周囲の受診先・避難先のマップ表示を可能とし, 妊婦健診記録及び被...
❏新しい災害医療対応シミュレーションシステムを用いた災害医学教育、災害医療の実践(16H03155)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】布施 明 日本医科大学, 医学部, 教授 (80238641)
【キーワード】公共健康危機管理 / 首都直下地震 / 災害関連死 / 未治療死 / 医療救護班 (他20件)
【概要】【はじめに】これまで存在しなかった災害医療活動を俯瞰するためのシミュレーション・システムを用いて首都直下地震での災害関連死を減少させるために効果的な項目の検討を行った。【対象・方法】離散事象シミュレーションを用いて災害医療対応の急性期の全体像を再現することを試みた。【結果・考察】処置を行うことができずに死亡する、いわゆる“未治療死”が5,511人であるのに対し、発生傷病者数をデフォルト値の7割に減...
【医歯薬学】看護学:安全性自然災害を含む研究件
❏事故減災危機管理と社会インフラ整備によるレジリエントな社会の構築に関する政策分析(25282091)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 名誉教授 (30134323)
【キーワード】東日本大震災 / 危機管理 / 社会インフラ / 鉄道事業 / 軌道保守 (他18件)
【概要】日本とインドネシアの過去100年余における地震、津波発生の頻度、形態、被害に関する計量的実証分析を行なった。東日本大震災の影響と復旧・復興に関するデータを分析した。いずれも論文にまとめ学術誌に掲載した。 また過去30数年における航空機等の事故統計データを用いて発生の頻度、形態、原因、被害等に関する計量的実証分析を行い、事故対策の効果の検証を試み、成果は学術誌に掲載された。さらにわが国の公共輸送シス...
❏首都圏における苛酷な使用条件下にある鋼橋の安全性(60302058)
【研究テーマ】土木構造
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1985 - 1987
【研究代表者】伊藤 学 東京大学, 工学部, 教授 (00010661)
【キーワード】鋼橋 / 安全性 / 限界状態 / 疲労 / 耐荷口 (他10件)
【概要】本研究では首都圏における苛酷な使用条件にある鋼橋に対して, 疲労や座屈を中心とした耐荷口, 風, 地震や苛酷な自動車荷重の外国評価, 耐震設計, 地震防災システム等に関する検討を総合し, その安全性を効率的に高めることを目的として研究を進め, 以下の成果をあげた. 1)疲労に対しては, 鋼橋の疲労損傷のデータベースの構築とその分析による疲労発生原因や問題となる構造形式の解明, 対傾構取付部のきれつ...
【医歯薬学】看護学:社会医学自然災害を含む研究件
❏新しい災害医療対応シミュレーションシステムを用いた災害医学教育、災害医療の実践(16H03155)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】布施 明 日本医科大学, 医学部, 教授 (80238641)
【キーワード】公共健康危機管理 / 首都直下地震 / 災害関連死 / 未治療死 / 医療救護班 (他20件)
【概要】【はじめに】これまで存在しなかった災害医療活動を俯瞰するためのシミュレーション・システムを用いて首都直下地震での災害関連死を減少させるために効果的な項目の検討を行った。【対象・方法】離散事象シミュレーションを用いて災害医療対応の急性期の全体像を再現することを試みた。【結果・考察】処置を行うことができずに死亡する、いわゆる“未治療死”が5,511人であるのに対し、発生傷病者数をデフォルト値の7割に減...
❏国際精神保健の理論および実証的展開と国内研究拠点の形成(26670325)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】川上 憲人 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90177650)
【キーワード】脳神経疾患 / 医療・福祉 / 国際協力 / 社会医学 / 自然災害
【概要】(1)国際精神保健に関する研究および活動の動向を情報収集するために東京大学国際精神保健レクチャーシリーズを合計15回開催した。(2)ハーバード大学医学部と協力し28カ国18万人の調査データベースであるWHO世界精神保健調査データを日本からリモートアクセスで解析する基盤を作るために、ハーバード大学とデータ利用の契約を結び、解析担当者のトレーニングを実施し、研究計画を作成してデータを予備的に解析し、論...