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研究キーワード:京都大学における「微生物」 に関係する研究一覧:11件
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発表日:2026年5月8日
1
「ゆらぎ」の操作による微生物叢制御
―微生物叢遷移の再現性を制御する―
林息吹 生命科学研究科博士後期課程学生と東樹宏和 同教授らの研究グループは、多様な微生物種で構成される群集において、遷移初期の「ゆらぎ」を操作することで、遷移後の群集に現れる様々なばらつきが制御可能であることを実証しました。 近年、医療や農業、環境分野において機能的な微生物群集(マイクロバイオーム)の重要性が認識され、その制御への関心が高まっています。しかし、同じ条件で培養しても全く異なる群集構成に変化することがあり、その予測や制御は困難とされてきました。 本研究では、こうした違いが培養初期のわずかな細胞数の差、すなわち「初期ゆらぎ」によって生じると考え、さまざまなゆらぎ条件を...
キーワード:微生物群集/生物群集/マイクロ/生態系/細菌群集/微生物/微生物叢/ゆらぎ/マイクロバイオーム/細菌
他の関係分野:環境学生物学工学農学
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発表日:2026年4月15日
2
生態系の動態を予測・制御するデータ分析の体系化
―微生物叢の「崩壊」はなぜ起こるのか―
東樹宏和 生命科学研究科教授らの研究グループは、多様な微生物種で構成される生態系が急激にその構造と機能を変化させる現象について、その仕組みを統一的に理解するためのデータ分析手法を体系化しました。 近年、腸内細菌叢や農地土壌の微生物叢などが、人の健康や作物生産、環境浄化に深く関わることが明らかになってきています。その一方で、こうした微生物叢は、一見安定に見えても環境条件の変化に伴って急激に崩壊し、元の状態に戻らない場合があることが知られています。そのため、微生物叢の予測や制御は大きな課題となってきました。 本研究では、理論生態学や統計物理学、非線形力学を用いた分析を比較しつつ、微...
キーワード:環境浄化/微生物群集/統計物理/統計物理学/非線形/非線形力学/データ解析/生物群集/ヒステリシス/体系化/微生物学/ランドスケープ/農地/生態系/土壌/土壌微生物/微生物生態/生態学/微生物/微生物叢/細菌/細菌叢/腸内細菌/腸内細菌叢
他の関係分野:環境学数物系科学生物学工学農学
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発表日:2026年4月13日
3
謎の藻類共生性菌類の84年振りの再発見
―独自に藻類と共生した新科新属新種―
森山貴登 農学研究科修士課程学生(研究当時:農学部学生)、遠藤千晴 同研究員(現:生命科学研究科研究員)、井鷺裕司 同教授、田中千尋 地球環境学堂教授(兼:農学研究科教授)、橋本陽 理化学研究所研究員らの研究グループは、1941年にスケッチのみで報告された、藻類と共生する正体不明の菌類を京都市郊外より再発見しました。研究グループは生態観察および形態観察、DNA配列に基づく分子系統解析を行った結果、宿主となる藻類はカワノリ目のRadiococcus signiensisに近縁であり、寄生菌は子嚢菌門クロイボタケ綱ナチプシラ目に属する、これまでに知られていなかった種であることが明...
キーワード:分子系統解析/分子系統/地球環境/生態系/系統解析/生物間相互作用/生物資源/生物多様性/微生物/調査研究/分子生物学
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2026年3月31日
4
メタゲノム由来ゲノムを収集・整理した統合データベース 「Microbiome Datahub」を開発
―21万ゲノム以上のMAG配列と環境・機能情報を統合し、微生物研究を加速―
京都大学化学研究所 松井求 助教、情報・システム研究機構国立遺伝学研究所 森宙史 准教授、自然科学研究機構基礎生物学研究所 内山郁夫 准教授、東京科学大学生命理工学院 山田拓司 教授を中心とする共同研究グループ(京都大学、国立遺伝学研究所、基礎生物学研究所、東京科学大学、東京大学)は、環境中の微生物を解析したメタゲノム由来のゲノム配列(MAG: Metagenome-Assembled Genomes)を公共の塩基配列リポジトリから網羅的に収集し、環境や系統・遺伝子機能等、様々な情報を付加した統合データベース「...
キーワード:データ駆動/アノテーション/クラスタリング/塩基配列/系統分類/微生物学/ゲノム配列/微生物/メタゲノム/ゲノム/遺伝学/遺伝子
他の関係分野:情報学生物学農学
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発表日:2026年3月18日
5
貝たちが繰り広げる情報戦
―這った跡を使った捕食者と被食者の戦い―
佐藤拓哉 生態学研究センター教授、和田葉子 宮崎大学助教、野田隆史 北海道大学教授、井田崇 奈良女子大学准教授、岩谷靖 近畿大学教授らの研究チームは、海岸に生息する捕食者の巻貝と被食者の笠貝を対象に、両者が移動時に残す粘液の跡を互いの情報として利用し、行動を変化させていることを明らかにしました。 本研究の成果は、生物がその場に残す残存情報が、捕食者―被食者間相互作用の形成・維持に関与している可能性を示しており、潜在的かつ網羅的な種間相互作用の把握や形成・維持機構の解明に向けた重要な基盤研究となります。 本研究成果は、2026年3月18日に、国際学雑誌「Journal of An...
キーワード:生態学/微生物
他の関係分野:農学
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発表日:2026年2月24日
6
iPS細胞由来血小板を用いたMRSA殺菌メカニズムの解明
―遺伝子編集が可能な感染症研究プラットフォームとしての可能性―
iPS細胞由来血小板(iPS血小板)注1)には多剤耐性細菌MRSA注2)を殺菌する能力があった。TLR2/MyD88シグナリング経路注3)がMRSA殺菌に寄与していることを遺伝子編集注4)したiPS血小板を用いて証明した。IgG/FcγRIIA結合注5)も殺菌作用に寄与していた一方、MRSAのα毒素注6)は殺菌作用に拮抗していることが示唆された。iPS血小板はMR...
キーワード:免疫機能/クローン/質量分析/カテーテル/バイオリアクター/センサー/核分裂/新エネルギー/ペプチドグリカン/遺伝子改変/血流/生体内/アダプター/黄色ブドウ球菌/微生物学/抗菌活性/細胞壁/病原性/微生物/自然免疫受容体/病原体/巨核球/血栓/細胞膜/CRISPR/iPS細胞/TLR/シグナリング/細胞株/死亡率/臨床検査/Toll様受容体/医療費/骨髄/歯学/造血幹細胞/DNA損傷/HLA/MRSA/RNA/インテグリン/タンパク質発現/ラット/リガンド/遺伝子治療/遺伝子導入/炎症性サイトカイン/幹細胞/血液/血小板/抗生物質/細胞分裂/自然免疫/受容体/多剤耐性/多剤耐性菌/免疫細胞/臨床試験/サイトカイン/ヒトiPS細胞/遺伝子/感染症/抗体/細菌/造血/薬剤耐性/臨床研究
他の関係分野:複合領域生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年12月2日
7
レーズン水が自然発酵によりワインになる仕組み
―ワインの原型のひとつか?―
日尾守 農学研究科修士課程学生(研究当時)と橋本渉 同教授らの研究グループは、レーズンを水に浸漬する(レーズン水)だけでワインができる仕組みの一端を明らかにしました。 19世紀には、レーズン(干しブドウ)はパン種に用いられており、レーズンに真核生物であるアルコール発酵性パン酵母が存在することが知られていました。また、レーズンを原料とするワインも製造されています。一方、ブドウにはアルコール発酵性酵母がほとんど検出されないことが報告されており、レーズンにおけるアルコール発酵性酵母の由来やレーズン水からワインができるプロセスでの微生物動態には不明な点が多く存在します。 本研究では...
キーワード:グルコース/発酵/糸状菌/微生物/微生物叢/アルコール/細菌
他の関係分野:生物学農学
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発表日:2025年9月27日
8
ニホンザルの季節適応力を解明
―腸内細菌が果たす食物の季節変化への適応能力―
半谷吾郎 生態学研究センター准教授、Lee Wanyi 同特定助教らは、屋久島に生息する野生ニホンザルを対象に、食性の季節変化に対応する腸内細菌叢の適応メカニズムを解明しました。 野生動物にとって、季節による食物の変化は大きな課題です。ニホンザルは果実や種子を優先的に摂取しますが、これらが不足する季節には、代替的に葉や樹皮といった低栄養の資源を利用します。しかし、葉や樹皮は繊維質が多く、サル自身の酵素だけでは十分に消化できません。そのため腸内細菌が発酵によって繊維を分解し、短鎖脂肪酸と呼ばれるエネルギー源を生み出すことが、生存の鍵となります。これまで腸内細菌の組成が季節で変化すること...
キーワード:季節変化/行動観察/発酵/生態学/微生物/短鎖脂肪酸/脂肪酸/細菌/細菌叢/腸内細菌/腸内細菌叢/低栄養
他の関係分野:複合領域農学
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発表日:2025年7月11日
9
新規共有結合性アスパラギン合成酵素阻害剤スタキベンザール類の発見
―がん代謝特性を標的とする抗がん剤の開発に期待―
掛谷秀昭 薬学研究科教授、Lei Zhang 同博士課程学生、植草秀裕 東京科学大学教授、堂前直 理化学研究所ユニットリーダー、平野秀典 慶應義塾大学特任准教授らの研究グループは、新規共有結合性アスパラギン合成酵素(ASNS)阻害剤として、スタキボトリス属の糸状菌が生産する新規化合物スタキベンザールA~Cを見出し、非小細胞肺がんに対する抗がん剤シーズとしての有望性を明らかにしました。 アスパラギン合成酵素(ASNS)は、L-グルタミン(L-Gln)を窒素源として、L-アスパラギン酸(L-Asp)からL-アスパラギン(L-Asn)を生合成する酵素であり、L-Asnのde novo合成に...
キーワード:悪性化/メロテルペノイド/微生物代謝/糸状菌/酵素活性/生合成/微生物/酵素阻害/小細胞肺がん/がん代謝/代謝産物/大腸/アミノ酸/テルペノイド/抗がん剤耐性/酵素阻害剤/阻害剤/大腸がん/白血病/非小細胞肺がん/化学療法/抗がん剤/肺がん
他の関係分野:生物学総合生物農学
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発表日:2025年4月25日
10
ヒトiPS細胞由来呼吸器オルガノイドを用いたRSウイルス感染症研究
ヒト呼吸器オルガノイド注1)にRSウイルスは効率よく感染しました。RSウイルスに感染したヒト呼吸器オルガノイドにおいて、呼吸器上皮層の破壊、自然免疫応答、炎症応答を観察できました。ヒト呼吸器オルガノイドを用いて、RSウイルスの治療薬および予防薬を評価できました。1. 要旨 橋本 里菜 研究員(...
キーワード:オントロジー/スレッド/電子顕微鏡/二酸化炭素/微細構造/融合タンパク質/微生物学/微生物/病原体/ウイルス学/iPS細胞/インターフェロン/インターロイキン/ウイルス感染症/炎症反応/気道上皮細胞/血管内皮/組織修復/mRNA/サーファクタント/オルガノイド/モノクローナル抗体/線維芽細胞/RNA/アセチル化/コラーゲン/タンパク質発現/チューブリン/ファージ/マクロファージ/炎症性サイトカイン/幹細胞/蛍光顕微鏡/血管内皮細胞/抗ウイルス薬/自然免疫/上皮細胞/創薬/内皮細胞/分化誘導/膜融合/免疫応答/免疫細胞/ウイルス/サイトカイン/ヒトiPS細胞/遺伝子/感染症/抗体/乳幼児/臨床研究
他の関係分野:情報学工学総合生物農学
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発表日:2025年3月14日
11
日本農地における安定な土壌微生物群集を推定
―細菌・真菌群集の安定状態とその機能―
藤田博昭 生命科学研究科助教と東樹宏和 同教授は、日本全国の農地を対象として、土壌中の細菌および真菌群集の構造(組成)が安定した状態にあるかどうかを俯瞰的に評価しました。 生態系内では、様々な生物種がお互いに関わり合っています。この関わり合いにおける「相性」によって、落ち着きどころよい種組成(「安定状態」)へと生物群集の構造が向かっていくと考えられます。ただ、生物群集の組成が落ち着く先は、1つとは限りません。ボールが凸凹した地形を転がって、別の凹地へと向かっていくように、複数の安定な状態があるかもしれません。こうした複数の安定な状態を、生態学では「代替安定状態」と呼びます。...
キーワード:産学連携/微生物群集/統計力学/生物群集/農地/生態系/群集構造/生態系機能/土壌/土壌微生物/生態学/微生物/微生物叢/細菌/真菌
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学生物学農学
京都大学 研究シーズ