[Top page] [日刊 研究最前線 知尋] [Discovery Saga総合案内] [大学別アーカイブス] [Discovery Saga会員のご案内] [産学連携のご案内] [会社概要] [お問い合わせ]

京都大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:京都大学における「原子核」 に関係する研究一覧:9
2次検索
情報学 情報学複合領域 複合領域環境学 環境学数物系科学 数物系科学化学 化学生物学 生物学総合理工 総合理工工学 工学総合生物 総合生物農学 農学医歯薬学 医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月11日
1
鉄より重い原子核として飛来する超高エネルギー宇宙線
―アマテラス粒子の謎―
B. Theodore Zhang 基礎物理学研究所特任助教(現:中国科学院准教授)、村瀬孔大 同特任教授(兼:米国ペンシルベニア州立大学(Pennsylvania State University)教授)らの国際研究グループは、観測史上最高級のエネルギーをもつ宇宙線の一部が、鉄より重い「極重」原子核である可能性を理論的に調べました。超高エネルギー宇宙線、特に「アマテラス粒子」のような100エクサ電子ボルトを超える宇宙線事象の起源は長年の謎であり、どのような天体で加速されているのかは分かっていません。本研究では、極重宇宙線原子核が宇宙空間を伝わる際のエネルギー損失過程を詳しく計算し、最高エネル...
キーワード:人工知能(AI)/宇宙線の起源/原子核/高エネルギー/高エネルギー宇宙線/最高エネルギー宇宙線/重力崩壊/超高エネルギー/超高エネルギー宇宙線/陽子/中性子/宇宙線/大質量星/中性子星/連星
他の関係分野:情報学数物系科学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月3日
2
量子のだるま落としで原子核を探るプロジェクトから初成果
―炭素、酸素原子核に重陽子クラスターを発見―
銭廣十三 理学研究科准教授、辻崚太郎 同大学院生(研究当時)、上坂友洋 理化学研究所部長、久保田悠樹 同研究員、田中純貴 大阪大学助教、緒方一介 九州大学教授らの国際共同研究グループは、炭素12および酸素16という原子核の中に、陽子1個と中性子1個のペアが固まりになった重陽子クラスターが、従来考えられていた以上に高い確率で存在することを発見しました。 原子核の内部では陽子と中性子がバラバラで一様に配置された液滴のような構造と考えられてきましたが、その一方、小さな固まり(クラスター)が存在する可能性(非一様性の発現)が示唆されていました。そこで、陽子を衝突させ核内部から「だるま落とし」の...
キーワード:陽子ビーム/原子核/対称性/陽子/ヘリウム/ヘリウム3/中性子/内部構造
他の関係分野:複合領域数物系科学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月9日
3
新種の原子核!?強い相互作用だけで束縛した中間子原子核の兆候を初観測
―質量の起源解明への新たな一歩―
関屋涼平 理学研究科大学院生(現:大阪大学特任研究員)、板橋健太 大阪大学教授、田中良樹 理化学研究所研究員、クリストフ・シャイデンバーガー(Christoph Scheidenberger) ドイツ重イオン研究所(GSI Helmholtz Centre for Heavy Ion Research)教授、比連崎悟 奈良女子大学教授、山縣淳子 京都産業大学教授、池野なつ美 神戸大学准教授、フォルカー・メタグ(Volker Metag) ドイツ・ユストゥス・リービッヒ大学ギーセン(Justus Liebig University Giessen)名誉教授とマリアナ・ナノヴァ(Mariana N...
キーワード:強い相互作用/原子核/中間子原子核
他の関係分野:数物系科学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月24日
4
J-PARCでφ中間子の観測に成功
―物質の質量起源に迫る新たな測定―
成木恵 理学研究科教授、中須賀さとみ 同博士課程学生、小沢恭一郎 高エネルギー加速器研究機構(KEK)准教授、四日市悟 理化学研究所専任研究員、佐甲博之 日本原子力研究開発機構研究主幹らの国際共同研究グループ「J-PARC E16コラボレーション」は、J-PARCの高運動量ビームラインを用い、これまで国内では未踏であった30 GeVというエネルギー領域において、陽子・原子核衝突によって生成されるφ中間子を電子・陽電子対崩壊から捉えることに初めて成功しました。 本研究成果は、2026年3月9日に、国際学術誌「Progress of Theoretical and Experimental...
キーワード:陽子ビーム/原子核/高エネルギー/陽子/陽電子/J-PARC/加速器/原子力/装置開発
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月14日
5
ミュー粒子を使って超伝導電子ペアの状態を解明
―隣接する超伝導体の作る落とし穴に警鐘―
最近注目度が増している量子物質とは、日常的なスケールでの性質が量子力学効果から創発する物質で、超伝導体はその最たる例です。その中でも銅酸化物高温超伝導体など、標準的な理論の枠では説明できない「非従来型超伝導体」が、現代の基礎研究の中心対象です。ルテニウム酸化物で約30年前に発見された超伝導も非従来型の典型例です。長年、電子ペアが磁石のような性質を保って量子情報を電気抵抗ゼロで運べる、スピン三重項超伝導という画期的な状態が実現していると考えられてきました。ところが最近の核磁気共鳴の実験から以前の結論をくつがえす結果が明らかになったため、ほかの実験手法で検証することが重要となっていました。...
キーワード:ミュー粒子/ルテニウム酸化物/原子核/高温超伝導体/磁気共鳴/超伝導体/銅酸化物/銅酸化物高温超伝導体/非従来型超伝導/量子情報/磁場/超伝導/高温超伝導/酸化物高温超伝導体/単結晶/電気抵抗/スピン/酸化物/量子力学/ルテニウム/核磁気共鳴
他の関係分野:数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月26日
6
中性子過剰なスズ原子核は小さい
―陽子弾性散乱を用いた重い不安定核研究の始まり―
土方佑斗 理学研究科博士課程学生(研究当時)、銭廣十三 同准教授、上坂友洋 理化学研究所部長、松田洋平 大阪大学教授、大田晋輔 同教授、宮城宇志 筑波大学助教、横山輪 東京大学助教らの国際共同研究グループは、二重閉殻構造を持つ不安定原子核(不安定核)である質量数132のスズ(以下「132Sn」)の物質半径を初めて測定し、その値が第一原理計算による予言値より小さいことを明らかにしました。本研究成果は原子核分野にとどまらず中性子星の構造研究など宇宙分野にも大きな貢献をもたらすことが期待されます。 原子核の大きさ(半径)は、その性質を表す最も基本的な量の一つです。安定な...
キーワード:RIビーム/原子核/精密測定/中性子過剰核/不安定核/陽子/安定同位体/中性子/同位体/検出器/中性子星/第一原理/第一原理計算/カルシウム
他の関係分野:数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月9日
7
結晶中トリウム229原子核アイソマーのクエンチ機構の解明に前進
~固体原子核時計のリセットは電子が担う?~
現在、1秒の定義や衛星測位システムに用いられている原子時計をさらに超える高精度を目指し、「原子核時計」の実現に向けた研究が世界的に進展しています。トリウム229原子核は、レーザー光で直接励起できる特別な準安定な励起状態(アイソマー)を持ち、これを利用すれば、これまでにない安定な時間標準の構築が可能になると期待されています。 瀬戸誠 複合原子力科学研究所教授、北尾真司 同准教授、Ming Guan 岡山大学大学院生(研究当時)、吉村浩司 同教授、吉見彰洋 同准教授、依田芳卓 高輝度光科学研究センター(JASRI)特任研究員、永澤延元 同研究員、山口敦史 理化学研究所専任研究員、重河優大 ...
キーワード:オーストリア/暗黒物質探索/原子核/準安定/SPring-8/放射光/暗黒物質/衛星/励起状態/温度依存性/レーザー/原子力
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月20日
8
核融合プラズマの遠隔リアルタイム予測制御を実証
― 1,000 km離れたスーパーコンピュータにデジタルツインを実現 ―
原子核工学専攻 森下侑哉 助教、村上定義 同教授、釼持尚輝 自然科学研究機構核融合科学研究所准教授、舟場久芳 同助教、横山雅之 同教授、長壁正樹 同教授、石井康友 量子科学技術研究開発機構六ヶ所フュージョンエネルギー研究所部長、宮戸直亮 同グループリーダー、徳永晋介 同主幹技術員と上野玄太 情報・システム研究機構 統計数理研究所教授らの研究グループは、大型ヘリカル装置(LHD、岐阜県土岐市)と、核融合科学研究所と量子科学技術研究開発機構が共同調達した新スーパーコンピュータ“プラズマシミュレータ”(青森県六ヶ所村)を、高品質・広帯域の学術情報ネットワークSINET6で接続。2万コアの占有計算と処...
キーワード:学術情報ネットワーク/情報ネットワーク/スーパーコンピュータ/核融合/核融合プラズマ/原子核/広帯域/電子温度/シミュレータ/デジタルツイン/遠隔制御/大規模計算/フュージョン
他の関係分野:情報学数物系科学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月5日
9
原子核スピンの新しい秩序
―あり得ない領域で実現したスピン冷却―
武田和行 理学研究科准教授と鈴木康平 同博士課程学生の研究チームは、固体核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance:NMR)において、原子核が持つ磁石(スピン)を断熱消磁冷却して局所的に揃える新たな方策を考案し、実験実証にも成功しました。このスピン冷却法は、高速試料回転下でも実行可能である点が最大の特徴です。高速回転は、原子核スピンの相互作用を消去して測定の分解能を上げることができる、化学分析としての固体NMRに欠かせない操作です。しかし、回転により消失する相互作用はスピン冷却に本質的な役割を果たします。このため、スピン冷却と高速試料回転による高分解能化学分析は両立できな...
キーワード:原子核/磁気共鳴/分光学/磁場/固体NMR/核スピン/スピン/化学分析/周波数/分解能/高分解能/核磁気共鳴
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学