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海洋研究開発機構 研究シーズDiscovery Saga
研究分野:生物学 に関係する研究一覧:51
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発表日:2026年5月27日 この記事は2026年6月10日号以降に掲載されます。
1
海洋生態系鉄循環における動物プランクトンの役割
この記事は2026年6月10日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月21日
2
東アジア・北西太平洋域で初白亜紀末の小惑星衝突を示す「K/Pg境界層」の一部を北海道で発見
約6600万年前の白亜紀末、メキシコ・ユカタン半島近傍に小惑星が衝突し、巨大津波、広域におよぶ森林火災、急激な寒冷化が発生し、多くの生物が絶滅しました。この時代の境界は「白亜紀/古第三紀境界(K/Pg境界注1 )」と呼ばれています。東アジア・北西太平洋域は、衝突地点から最も遠い地域の一つであり、地球規模で起こった環境変動の影響を検証するうえで極めて重要な地域です。東北大学高嶋礼誌教授、東京大学黒田潤一郎教授、海洋研究開発機構物質地球科学研究部門鈴木勝彦らの研究グループは、従来K/Pg境界層とされ...
キーワード:地球科学/海洋/環境変動/オスミウム同位体/安定同位体/火山灰/古地磁気/地磁気/中性子/同位体/白亜紀/北西太平洋/小惑星/同位体比/年代測定/惑星/西太平洋/レニウム/イリジウム/境界層/津波/放射性同位体/森林火災/生態系/オスミウム
他の関係分野:環境学数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年5月11日
3
酸素極小層から深海まで続くマンガン酸化の実態を解明
―セリウム同位体が明らかにする海洋中の新しい物質循環モデル―
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻のLi Wenshuai博士研究員(研究当時、現中国地質大学(武漢)教授)、海洋研究開発機構 物質地球科学研究部門の中田亮一主任研究員、柏原輝彦主任研究員らの研究グループは、北西太平洋において海水およびマンガンクラスト※1 中のセリウム(Ce)安定同位体比δ142Ce※2 の鉛直分布※...
キーワード:酸素濃度/地球科学/安定同位体比/海洋/マンガン酸化物/安定同位体/希土類元素/酸化還元状態/地球化学/同位体/北西太平洋/同位体比/惑星/惑星科学/西太平洋/マンガン/希土類/海底鉱物資源/海洋環境/酸化還元/酸化物/トレーサ/物質循環
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発表日:2026年4月23日
4
日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)の過去約60年間の変化を明らかに
―近年JPCZに伴う降雪量が増加―
気象庁気象研究所及び海洋研究開発機構の研究チームは、2010年以降、日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)※1 の発生数が増加しており、発生位置は1960年代に比べて北偏していたことを明らかにしました。また、JPCZに伴う降雪は北陸の内陸部や山岳域で増加、沿岸部で減少しており、この降雪分布の変化は地球温暖化の影響を受けている可能性があることがわかりました。冬季、日本海に発生するJPCZは、北陸地方や近畿地方北部、山陰地方の平野部に短時間の大雪を...
キーワード:データ統合/季節変化/海洋/地球温暖化/適応策/スケーリング/気候モデル/気候変動/気象学/水蒸気/朝鮮半島/地球温暖化対策/温暖化/将来予測
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発表日:2026年4月21日
5
温泉から自己複製する未知の環状RNAを発見
筑波大学生命環境系 浦山俊一教授と海洋研究開発機構生命地球科学研究部門 布浦拓郎上席研究員等の研究チームは、高温の温泉環境から、自己複製する未知の環状RNA※1 を発見しました。生物の多くはDNAを遺伝情報として持ちますが、RNAを遺伝情報として自己複製する因子も知られており、ウイルスやウイロイド(ウイルスよりも小さい感染性RNA分子)などがその例です。これらは生命の起源や進化を考える上でも重要な存在とされていますが、どのような環境にどのような種類の自己複製RNAが存在するのか、その全体像はよく...
キーワード:地球科学/海洋/微生物群集/生命の起源/遺伝情報/塩基配列/生物群集/高温環境/極限環境/RNA複製/食品産業/微生物/自己複製/RNA/高次構造/ウイルス/ゲノム
他の関係分野:環境学数物系科学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年4月18日
6
海洋が大気中のCO2を吸収・固定する能力を解明
~深海へ沈む「マリンスノー」の特性と季節変動がカギ~
名古屋大学宇宙地球環境研究所の三野 義尚 助教らの研究グループは、海洋研究開発機構との共同研究により、海の中に沈む粒子の窒素同位体比※1 から海洋の基礎生産力※2 の時間変化を復元し、それを用いて生産された有機炭素がどの程度深海に運ばれるか(隔離効率)の季節変動を明らかにしました。海洋は大気中の二酸化炭素を吸収し、その一部を深海へ運ぶことで気候を安定化させていますが、その効率がどのように季節的に変化するのか...
キーワード:フラックス/海洋/食物連鎖/季節変動/同位体/北太平洋/化学組成/太陽/同位体比/光合成/太陽光/地球環境/シリカ/トラップ/栄養塩/炭酸カルシウム/二酸化炭素/二酸化炭素/有機物/生態系/プランクトン/植物プランクトン/カルシウム/凝集体
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年4月18日
7
0.1mmの雪粒子成長の取り扱いでスーパー台風の強さが変わる
―スーパー台風の予測改善に向けた発達メカニズムの実証―
東京大学大学院理学系研究科/大気海洋研究所の韮澤雄太郎大学院生と、海洋研究開発機構環境変動予測研究センターの清木達也主任研究員らによる研究グループは、雲粒子の衝突成長モデリングを高精度化することで、台風最発達期における中心気圧が統計的有意に低下し、スーパー台風注1 の数値シミュレーション結果が現実に近づいたことを示しました。2021年から2023年の間に北西太平洋で発生した5つのスーパー台風を対象に調べた結果、個々の事例ではばらつきがあるものの、まとめて見ると中心気圧が低下する傾向がはっきりと確...
キーワード:海洋/環境変動/モンスーン/因果関係/気候モデル/数値モデリング/地球観測/北西太平洋/数値シミュレーション/西太平洋/熱収支/シミュレーション/シミュレータ/モデリング
他の関係分野:環境学数物系科学工学
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発表日:2026年4月10日
8
沈み込み帯誕生時の地殻形成プロセスを示す岩石・地球物理学的証拠を発見
―海底下の「2つの地殻」を可視化―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 河村 知彦、以下「JAMSTEC」という。)地震火山研究部門の赤松 祐哉研究員、道林 克禎客員研究員、国立極地研究所/総合研究大学院大学の藤井 昌和助教らの研究チームは、国立研究開発法人産業技術総合研究所、大阪公立大学、京都大学、名古屋大学、神戸大学と共同で、沈み込み帯誕生直後の前弧※3 地殻が、複数の異なる火山活動によって形成されたことを示す岩石物理・地球物理学的証拠を初めて示しました。沈み込み帯の誕生は、地球のプレートテクトニクスの始まりに関わる重...
キーワード:先端技術/極域/極地/海洋/海洋科学/環境変動/地下構造/数理科学/物質科学/IODP/テクトニクス/プレートテクトニクス/マグマ/マントル/火山活動/火山岩/海洋地殻/玄武岩/太平洋プレート/堆積物/大陸地殻/地球化学/地球深部/地球内部/地球内部構造/地質学/地震活動/地震波/地震波速度/地震波速度構造/沈み込み/沈み込み帯/内部構造/日本列島/化学組成/ケイ素/深海底/地球環境/マグネシウム/物理探査/地球環境変動
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2026年4月3日
9
小惑星ベヌー試料から核酸塩基と高濃度の尿素を検出
~小惑星環境での化学プロセスの絞り込みに成功~
北海道大学低温科学研究所、海洋研究開発機構、九州大学、東北大学が参画する国際研究グループは、アメリカNASA主導の小惑星探査計画「OSIRIS-REx」で炭素質B型小惑星(101955)ベヌー(Bennu)から持ち帰られた粒子から、地球生命に必須の核酸塩基全5種を含む、合計38種の窒素複素環化合物※1、及び高濃度の尿素※2 の検出に成功しました。小惑星サンプルリターン計画「OSIRIS-REx」では、炭素質...
キーワード:海洋/化学進化/小惑星/惑星/惑星探査/アンモニア/環状化合物/複素環化合物/グルコース/アミン/有機物/代謝産物/RNA/アミノ酸/核酸塩基/遺伝子
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2026年4月1日
10
カニ殻副産物を利用して海洋生分解性プラスチックの寿命を調節することに成功
~プラスチック表面の微生物群を変化させ、海水中での分解速度を制御~
群馬大学大学院食健康科学研究科・大学院理工学府・食健康科学教育研究センター(GUCFW)と海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究グループは、水産加工で生じるカニ殻副産物を活用することで、海洋生分解性プラスチックであるポリ(3-ヒドロキシブタン酸ーcoー3-ヒドロキシ吉草酸)(PHBV)の海水中での分解速度を調節できることを明らかにしました。海洋プラスチックごみ問題は世界的な課題であり、その対策の一つとして、海洋環境中で微生物により分解される海洋生分解性プラスチックが注目されています。一方で、材料によっては、海中で十分に分解しないものもあれば、逆に分解が速すぎるため、使用中に必要な耐...
キーワード:技術戦略/海洋/海洋科学/微生物群集/フィルム/生分解性プラスチック/生物群集/アルカン/生分解/プラスチック/海洋環境/耐久性/生分解性/ポリヒドロキシアルカン酸/バイオマス/キチン/微生物/寿命
他の関係分野:複合領域環境学化学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月26日
11
アミノ酸からシアン化水素を生成
―メタンに依存しない生命起源のシナリオを提示―
東京科学大学、理化学研究所、海洋研究開発機構の共同研究チームは、アミノ酸からシアン化水素(HCN)を水中で直接つくる反応を見いだしました。1953年のユーリー・ミラー実験※1 は、メタンを含む大気に雷を模した放電を行うことでHCNが生じ、そこからアミノ酸や核酸※2 の材料となる分子ができる可能性を示し、生命起源研究の出発点となりました。しかし最近の研究では、初期地球の大気にはメタンが微量だった可能性が指摘されていま...
キーワード:技術戦略/海洋/海洋科学/水溶液/初期地球/化学進化/アンモニア/遺伝情報/マンガン/シナリオ/メタン/RNA/アミノ酸
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2026年3月17日
12
小惑星リュウグウ試料から5種すべての核酸塩基を発見
~炭素質小惑星にはDNA/RNAの素材が普遍的に存在~
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)海洋機能利用部門 生物地球化学センターの古賀 俊貴 ポストドクトラル研究員および高野 淑識 センター長・上席研究員/慶應義塾大学先端生命科学研究所(所長 荒川 和晴)・ 特任准教授、北海道大学低温科学研究所(所長 渡部 直樹)の大場 康弘 准教授、九州大学(総長 石橋 達朗)大学院理学研究院の奈良岡 浩 教授、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社(代表取締役 大畑 恭宏)の共同研究グループは、小惑星リュウグウ試料中の核酸塩基について、高精度な解析評価を行いました。小惑星リュウグウ試料を...
キーワード:品質評価/技術戦略/生物地球化学/分析技術/海洋/海洋科学/物質科学/イオン化/リュウグウ/質量分析法/初期地球/地球化学/衛星/化学進化/小惑星/太陽/太陽系/惑星/隕石/アンモニア/キャピラリー電気泳動/遺伝情報/分子進化/質量分析/有機分子/生成機構/アミン/電気泳動/エタノール/はやぶさ2/室内実験/分解能/有機物/リン酸/ビタミン/高分解能/アデノシン/ATP/HPLC/RNA/アミノ酸/クロマトグラフィー/核酸塩基/高速液体クロマトグラフィー/重合反応/メタボローム/標準化
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学化学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月10日
13
日本の豊かな深海生物多様性が明らかに
―JAMSTECとOcean Censusの共同航海・ワークショップの成果―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和裕幸、以下「JAMSTEC」という。)はNippon Foundation-Nekton Ocean Census(英国、ディレクター Oliver Steeds、以下Ocean Census)と共同で、2025年6月4日から6月23日にかけて、深海潜水調査船支援母船「よこすか」および有人潜水調査船「しんかい6500」を用い、海洋生物多様性のベースラインデータを構築することを目的とした深海調査を実施しました。巨大地震が発生する可能性が高まっていると考えられている南海トラフと、未踏の海山が残されている伊豆-小笠原諸島海域の七曜海山列の海底に生息する...
キーワード:ワークショップ/技術戦略/海洋/海洋科学/プレート境界/ホットスポット/メタン湧水/巨大地震/地質学/南海トラフ/軟体動物/冷湧水/太陽/ヒトデ/光合成/深海底/生物群集/棘皮動物/太陽光/ハイドレート/マニピュレータ/メタン/メタンハイドレート/海洋環境/海洋探査/海洋保全/資源開発/大地震/南海トラフ地震/風力発電/有機物/洋上風力発電/海洋生物/生態系/甲殻類/節足動物/絶滅危惧種/生物多様性/二枚貝/微生物/ラット
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年2月18日
14
遠くアラスカ・カナダの陸地からやってきた胞子が北極海上で雲の種として働く?
―電子顕微鏡によるエアロゾル粒子の詳細解析から―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和裕幸、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門の木名瀬健特任准研究員らは、国立極地研究所の當房豊准教授及び気象庁気象研究所の足立光司主任研究官と共同で、陸域生態系に由来する胞子が北極海上まで輸送され、気候変動に強く関係する氷晶核として働くことを明らかにしました(図1)。また、海上での輸送中に海塩粒子と混合することで、胞子の氷晶を作る能力(氷核活性※6...
キーワード:滞在時間/技術戦略/海氷/極域/極地/北極海/陸域生態系/影響評価/海洋/海洋科学/環境変動/混合状態/気候変動/化学組成/太陽/生殖/太陽光/過冷却/走査型電子顕微鏡/反射率/地球環境/シミュレータ/結晶化/数値モデル/電子顕微鏡/微粒子/有機物/光学顕微鏡/ベーリング海/表面構造/生態系/土壌/温暖化/生殖細胞
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年2月18日
15
四半世紀の観測でわかった冷たい北の海の変化
―カムチャツカ半島沖の海の酸性化や生物生産の推移―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門むつ研究所 海峡・沿岸環境変動研究グループの脇田 昌英 副主任研究員らの研究グループは、北太平洋西部亜寒帯域のカムチャツカ半島沖に位置する定点K2(北緯47度、東経160度)において、1999~2023年の25年間にわたって、海洋地球研究船「みらい」などで得られた生物地球化学観測データを解析しました。その結果、本海域では海洋酸性化が着実に進行していることに加え、生物生産の長期的な変化が明らかにされました。衛星および船舶観測データから、定点K2での海面水温は、年0.056℃の割合で上昇し...
キーワード:環境変化/技術戦略/フラックス/海洋酸性化/極域/生物地球化学/長期変動/定量的評価/分析技術/人間活動/影響評価/海洋/海洋科学/環境変動/地球温暖化/エルニーニョ/カルサイト/ブルーム/海面水温/海洋観測/気候変動/季節変動/深層水/地球化学/放射光/北太平洋/データ解析/衛星/衛星観測/太陽/ケイ素/クロロフィル/ホウ酸/光合成/生物群集/光環境/太陽光/経年変化/沿岸環境/地球環境/X線CT/ナノメートル/マイクロ/栄養塩/海洋環境/数値モデル/生産性/炭酸カルシウム/電解質/二酸化炭素/二酸化炭素/有機物/カルシウムイオン/リン酸/生態系/群集構造/アラゴナイト/プランクトン/衛星データ/温暖化/海洋生態/海洋生態系/植物プランクトン/生物生産/石灰化/カルシウム
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発表日:2026年2月12日
16
黒スケ・白スケだけじゃない! 8地点のスケーリーフットで解き明かす、深海熱水域をつなぐ「海流」と隔てる「断層」
―集団ゲノム解析によるインド洋熱水域群集の分散史解明と保全優先域への示唆―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)超先鋭研究開発部門超先鋭研究開発プログラムのChong CHEN主任研究員、高井 研プログラム長を含む国際共同研究グループはインド洋の深海熱水噴出域に生息する鱗を持つ巻貝「スケーリーフット」を対象に、8つの熱水域間の遺伝的連結性を、現在から過去にさかのぼって再構築しました。スケーリーフットは食道腺の細胞内に化学合成細菌を共生させて栄養を得て、さらにはその硫黄代謝物を鱗に排出して解毒する唯一無二の生存戦略を持つ生物として知られています(...
キーワード:主成分分析/技術戦略/突然変異/自然保護/影響評価/海洋/海洋科学/環境影響/環境影響評価/深海環境/生態系保全/トランスフォーム断層/プレート境界/海洋物理/海洋物理学/地球内部/中央海嶺/熱水活動/背弧海盆/太陽/個体群/光合成/種分化/深海底/生存戦略/生物地理/太陽光/高速道路/シミュレーション/海底鉱物資源/資源開発/熱水鉱床/物理モデル/海洋生物/生態系/遺伝子流動/絶滅危惧種/遺伝的多様性/集団構造/生物多様性/粒子追跡/遺伝子解析/水素ガス/ゲノム解析/代謝物/硫化水素/ゲノム/遺伝学/遺伝子/一塩基多型/細菌
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発表日:2025年12月24日
17
南鳥島EEZ海域でのレアアース泥採鉱システム接続試験の実施について
内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の14課題の一つである「海洋安全保障プラットフォームの構築」(プログラムディレクター 石井正一、以下「SIP海洋」)では、海底鉱物資源として注目されるレアアース泥(ハイテク製品に欠かせないレアアースを高濃度に含む堆積物)の探査、採鉱、製錬等の実証に取り組んでいる。日本の最東端に位置する南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)の海底下にはレアアース元素の含有量が特に高いレアアース泥が存在している(図1)。今般、SIP海洋では、令和8年1月11日から2月14日の予定で南...
キーワード:サプライチェーン/先端技術/技術戦略/海洋/海洋科学/環境モニタリング/海底堆積物/堆積物/地球深部/観測装置/光合成/モニタリング/レアアース/遠隔操作/海底鉱物資源/海洋環境/資源開発/天然ガス/水循環/環境DNA/ラット/調査研究
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発表日:2025年12月23日
18
湖底に眠る宿場町を地球科学的手法で3D復元
―1888年磐梯山噴火で沈んだ「桧原宿」を科学が甦らせる―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)高知コア研究所の谷川 亘研究員らの研究チームは、福島県耶麻郡北塩原村の桧原湖に沈む自然災害遺跡である旧桧原宿跡(会津・米沢街道の宿場町)の湖底地形を、高分解能マルチビーム音響測深機を用いて詳細に計測し、水没した町並みを3次元的に復元することに成功しました。本研究は、明治21年の磐梯山噴火で形成された桧原湖の湖底に残る町の構造を、非破壊的な地球科学的手法で明らかにした初の事例です。本研究はJSPS科研費22H00028と京都大学防災研究所共同研究 2021K-07 の助成を受けたものです。...
キーワード:3次元復元/技術戦略/地球科学/火山災害/海洋/海洋科学/湖沼/自然災害/江戸時代/堆積物/地質学/南海トラフ/発掘調査/防災計画/南海トラフ地震/分解能/土地利用計画/農地/水資源/土石流/土地利用/灌漑/層構造/高分解能
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年12月20日
19
ミトコンドリアゲノム解析で発見された“隠れた種多様性”
―小笠原諸島のリクヒモムシ、広域分布種とは異なる系統を確認―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長:大和裕幸、以下「JAMSTEC」)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センターの波々伯部夏美研究員、昭和医科大学 富士山麓自然・生物研究所の蛭田眞平准教授、東京大学大学院理学系研究科の澤田直人特任研究員、北海道大学大学院 理学研究院の柁原宏教授らの研究チームは、国内に分布するリクヒモムシの正体を明らかにするために形態比較とミトコンドリアゲノムに基づく分子系統解析※4 を行いました。これまで小笠原諸島のリクヒモムシは、パラオからの...
キーワード:フィールド調査/技術戦略/自然保護/海洋/海洋科学/環境影響/生態系保全/南西諸島/気候変動/パラオ/系統樹/個体群/種多様性/分子系統解析/分子系統学/脊椎動物/分子系統/地球環境/モニタリング/ミトコンドリアゲノム/rRNA/ゲノム配列/海洋生物/生態系/系統解析/節足動物/無脊椎動物/生態学/生物多様性/次世代シークエンサー/ゲノム解析/脊椎/ミトコンドリア/ゲノム/遺伝子
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発表日:2025年12月16日
20
原始地球を模擬した実験でRNAを構築する一連の化学反応を実現
―ホウ酸と脱水リン酸が豊富な海岸で原始RNAが誕生か―
RNAはDNAを基にタンパク質を作り出す際に遺伝情報を伝える分子ですが、最初の生命ではDNAとタンパク質の両方の役割を果たし生命誕生に不可欠な分子であったと考えられています。しかし、RNAの材料分子からRNAを構築する化学反応がどこでどのように起こったのかは明らかになっていませんでした。東北大学大学院理学研究科の平川祐太 大学院生(研究当時、現・海洋研究開発機構ポストドクトラル研究員)、米国応用分子財団のSteven A. Benner博士、東北大学大学院理学研究科の古川善博 准教授らは、RNAの構成要素であるリボースと核酸塩基をホウ酸、アミドリン酸、火山ガラスの存在下で反応させると...
キーワード:技術戦略/海洋/海洋科学/化学進化/アミド/オリゴヌクレオチド/ホウ酸/遺伝情報/リン酸/RNA/核酸塩基
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発表日:2025年12月13日
21
地球深部探査船「ちきゅう」による国際海洋科学掘削計画(IODP³)第503次研究航海「日本海溝プレート境界浅部すべりの履歴」の終了について
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸)は、地球深部探査船「ちきゅう」※1 による国際海洋科学掘削計画(IODP³: International Ocean Drilling Programme)※2 の航海として実施していた、IODP³第503次研究航海「日本海溝プレート境界浅部すべり...
キーワード:フレームワーク/技術戦略/海洋/海洋科学/環境変動/IODP/プレート境界/巨大地震/堆積物/地球深部/地球内部/地球内部構造/内部構造/日本海溝/深海底/地球環境/間隙水/大地震/地球環境変動/物質循環/ラット
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年12月3日
22
小惑星べヌーの砂に生命を構成する「糖」が存在
−アミノ酸、核酸塩基に並ぶ主要な生命材料分子を検出−
小惑星のカケラである隕石からは、生命の材料分子であるアミノ酸、核酸塩基、糖が検出されています。このことから、隕石によって宇宙から地球にもたらされた分子が、生命の材料として使われたという仮説が提案されています。日米の小惑星サンプルリターン計画「はやぶさ2」と「OSIRIS-REx(オサイリスレックス)※1」では、地球物質の混入がない小惑星試料から、核酸(DNAとRNA)の構成分子である核酸塩基とリン酸、タンパク質の構成分子であるアミノ酸の存在を明らかにし、隕石による生命材料分子の供給を裏付けました。しかし、...
キーワード:技術戦略/生物地球化学/海洋/海洋科学/地球化学/地質学/化学進化/小惑星/惑星/惑星科学/隕石/グルコース/はやぶさ2/リン酸/SPECT/RNA/アミノ酸/核酸塩基
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年11月27日
23
極小微生物のタンパク質生産装置は常識外れの組立て方
―リボソーム生合成の進化的多様性を解明―
理化学研究所(理研)開拓研究所の鈴木志野主任研究員、網藏和晃研究員、理研生命機能科学研究センターの清水義宏チームディレクター、海洋研究開発機構超先鋭研究開発部門の石井俊一主任研究員(理研開拓研究所客員研究員)の共同研究グループは、極小細胞群として知られるCPRバクテリアにおいて、細胞内でタンパク質合成を担うリボソームの「組み立て(生合成)」に必須とされてきた複数の遺伝子が、多様な組み合わせで欠失し得ることを、3万種以上の高品質ゲノム情報の解析から発見しました。共同研究グループは、新たに構築したCPRバクテリアの完全長ゲノムのデータを含む高品質なゲノム情報から、リボソーム生合成過程の多...
キーワード:技術戦略/海洋/海洋科学/バクテリア/タンパク質合成/共進化/リボソーム/機能性/生合成/微生物/ゲノム情報/ゲノム/遺伝子/細菌
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発表日:2025年11月25日
24
地球深部探査船「ちきゅう」による国際海洋科学掘削計画(IODP³)第502次研究航海「東北沖プチスポット探査」の終了について
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸)は、地球深部探査船「ちきゅう」※1 による国際海洋科学掘削計画(IODP³: International Ocean Drilling Programme)※2 の航海として実施していた、IODP³第502次研究航海「東北沖プチスポット探査(T-Peti...
キーワード:フレームワーク/技術戦略/海洋/海洋科学/環境変動/TPC/IODP/火山活動/太平洋プレート/堆積物/地球深部/地球内部/地球内部構造/沈み込み/沈み込み帯/内部構造/日本海溝/深海底/地球環境/地球環境変動/物質循環/ラット
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発表日:2025年10月30日
25
地球深部探査船「ちきゅう」による国際海洋科学掘削計画(IODP³)第502E次研究航海「日本海溝JTRACK観測孔への再訪:長期温度モニタリングシステムの回収と再設置」の終了について
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸)は、地球深部探査船「ちきゅう」※1 による国際海洋科学掘削計画(IODP³: International Ocean Drilling Programme)※2 の最初の航海として実施していた、IODP³第502E次研究航海「日本海溝...
キーワード:フレームワーク/モニタリングシステム/技術戦略/海洋/海洋科学/環境変動/IODP/巨大地震/地球深部/地球内部/地球内部構造/地震活動/内部構造/日本海溝/深海底/温度計測/地球環境/東北地方太平洋沖地震/センサー/モニタリング/計測システム/大地震/津波/地球環境変動/東北地方/ラット
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発表日:2025年10月20日
26
地球深部探査船「ちきゅう」による国際海洋科学掘削計画(IODP³)
第502E/502/503次研究航海の実施について
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸)は、国際海洋科学掘削計画(IODP³: International Ocean Drilling Programme)※1 の一環として、地球深部探査船「ちきゅう」※2 による以下の3つの航海を実施します。・第502E次研究航海「日本海溝JT...
キーワード:フレームワーク/モニタリングシステム/技術戦略/オーストリア/地球科学/海洋/海洋科学/環境変動/情報発信/TPC/IODP/プレート境界/マグマ/火山活動/火山岩/巨大地震/太平洋プレート/堆積物/地球深部/地球内部/地球内部構造/地震活動/沈み込み/沈み込み帯/内部構造/日本海溝/深海底/温度計測/地球環境/東北地方太平洋沖地震/センサー/モニタリング/計測システム/大地震/津波/地球環境変動/東北地方/物質循環/ラット
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発表日:2025年10月20日
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海洋研究開発機構(JAMSTEC)と欧州海洋研究掘削コンソーシアム(ECORD)による国際海洋科学掘削計画(IODP3)の覚書締結及びIODP3-NSF第501次研究航海の終了について
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸)は、2025年4月より開始した国際海洋科学掘削計画(IODP3: International Ocean Drilling Programme)(※1) への参加について、欧州海洋研究掘削コンソーシアム(ECORD: European Consortium for Ocean Research Drilling)(※2)との覚書を締結しました。本覚書には、地球深部探査船「ちき...
キーワード:フレームワーク/技術戦略/地球科学/海洋/海洋科学/環境変動/IODP/海水準変動/気候変動/古生物学/深海掘削/地球深部/地球内部/地球内部構造/地質学/内部構造/データ解析/化学組成/深海底/地球環境/センサー/栄養塩/透水性/地球環境変動/微生物/ラット
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発表日:2025年10月1日
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糸魚川―静岡構造線の深部から水素依存型の地下生命圏を発見
〜 プレート境界の水素で探る水・岩石・微生物生態系の相互作用 〜
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸)海洋機能利用部門 生物地球化学センターの高野 淑識 センター長と国立大学法人東京大学(総長 藤井 輝夫)大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の西村 大樹 研究生(当時:現在、理化学研究所)および同専攻の高橋 嘉夫 教授、国立大学法人信州大学(学長 中村 宗一郎)理学部の浦井 暖史 助教は、国立大学法人東京大学 大気海洋研究所の横山 祐典 教授らと共同で、長野県諏訪盆地から地下水試料を取得し、地球化学及び微生物学的な分析から、地下微生物生態系の組成と分布、そして地下10 – 1,000 mまでに拡がる地下深部の物質循環を明らかにしました。...
キーワード:技術戦略/生物地球化学/安定同位体比/温室効果ガス/海洋/海洋科学/湖沼/微生物群集/バクテリア/プレート境界/ホットスポット/安定同位体/温室効果/炭素同位体/炭素同位体比/地球システム/地球化学/地質学/中央構造線/同位体/微量元素/宇宙線/同位体比/放射性炭素/惑星/惑星科学/物理化学/アーキア/生物群集/微生物群集構造/メタン/化学分析/同位体分析/熱分解/放射性核種/有機物/微生物学/ユーラシア/生態系/トレーサ/群集構造/水循環/土壌/微生物生態/安定同位体比分析/微生物/物質循環/ゲノム情報/水素ガス/蛍光顕微鏡/酸化反応/ゲノム/細菌
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発表日:2025年9月25日
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「最も深い海洋科学掘削:Deepest scientific ocean drilling」ギネス世界記録™認定について
「ちきゅう」で達成した総ドリルパイプ長7,906mが、「最も深い海洋科学掘削」としてギネス世界記録™(以下、ギネス世界記録)に認定されました。
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸)(以下、「海洋研究開発機構」)は地球深部探査船「ちきゅう」を用いた国際深海科学掘削計画(IODP: International Ocean Discovery Program)※1 のIODP第405次研究航海「日本海溝巨大地震・津波発生過程の時空間変化の追跡(JTRACK: Tracking Tsunamigenic Slip Across the Japan Trench)」...
キーワード:技術戦略/海洋/海洋科学/環境変動/IODP/マントル/巨大地震/地球深部/地球内部/地球内部構造/内部構造/日本海溝/深海底/地球環境/センサー/大地震/津波/地球環境変動/ラット
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発表日:2025年9月18日
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未来の海では貝が育たない?
―酸性化が進んだ"海の脅威"を数値化し、貝類幼生への影響を予測―
地球温暖化と並行して進行する「海洋酸性化」は、海の生態系に深刻な影響を及ぼすことが懸念されています。海洋酸性化は海水のpHの低下だけでなく、「アラゴナイト飽和度(Ωaragonaite [オメガ])※3、※4)」の低下を引き起こします。アラゴナイトは炭酸カルシウムの結晶のひとつで、「アラゴナイト飽和度」の値が1以上の時はアラゴナイトが過飽和の状態、1未満の時は未飽和の状態を示し、生物がアラゴナイトの殻や骨格をどのく...
キーワード:環境変化/季節変化/技術戦略/海洋酸性化/分析技術/影響評価/海洋/海洋科学/環境影響/食物連鎖/生態系保全/地球温暖化/カルサイト/海洋観測/個体群/初期発生/走査型電子顕微鏡/形態解析/水環境/地球環境/X線CT/ナノメートル/マイクロ/モニタリング/海洋環境/海洋保全/炭酸カルシウム/電子ビーム/電子顕微鏡/二酸化炭素/二酸化炭素/カルシウムイオン/光学顕微鏡/SEM/キチン合成酵素/結晶構造/表面構造/海洋生物/生態系/アラゴナイト/キチン/プランクトン/温暖化/海洋生態/海洋生態系/生物資源/動物プランクトン/二枚貝/Ca2+/in situハイブリダイゼーション/遺伝子発現解析/受精/受精卵/発現解析/将来予測/骨密度/石灰化/カルシウム/ハイブリダイゼーション/構造変化/遺伝子/遺伝子発現/感染症/食生活
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発表日:2025年9月11日
31
気候変動下で利根川からサケが消えたのはなぜか?
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)付加価値情報創生部門アプリケーションラボのYu-Lin Chang (ユリン チャン)副主任研究員は、水産研究・教育機構水産資源研究所の本多 健太郎グループ長、東京大学大気海洋研究所の森田 健太郎教授とともに海洋の再解析データと20年間(2001~2020年)に及ぶサケ稚魚に見立てた粒子の追跡シミュレーションを行うことによって、利根川サケの近年の個体数減少の要因を調べました。シミュレーションの結果、遊泳戦略の違いや致死水温の限界値の追加に関わらず、近年の個体数減少を再現するシナリオは存在しませんで...
キーワード:相関係数/技術戦略/海洋/海洋科学/気候変動/黒潮続流/北太平洋/数値シミュレーション/個体群/シナリオ/シミュレーション/シミュレータ/沿岸域/海洋生物/水資源/サケ/プランクトン/親潮/動物プランクトン/粒子追跡/標準化
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発表日:2025年9月10日
32
深海へのCO2輸送の陰の立役者「フェオダリア」の炭素輸送量を世界で初めて定量化
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和裕幸、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 海洋プラスチック動態研究グループの池上隆仁副主任研究員らは、超高感度の微量元素分析技術を用いることで、これまで測定が困難であった1㎜未満のフェオダリア(単細胞動物プランクトンの1グループ)の炭素がどの程度深海に運ばれているのかを世界で初めて定量的に明らかにしました。(図1)。大気中のCO2の一部は、海洋表層に生息する植物プランクトンの光合成により有...
キーワード:環境変化/技術戦略/珪藻/分析技術/海洋/海洋科学/環境影響/食物連鎖/炭素収支/バクテリア/季節変動/元素分析/微量元素/微量元素分析/北太平洋/数値シミュレーション/ケイ素/光合成/深海底/地球環境/シミュレーション/トラップ/プラスチック/生態系モデル/炭酸カルシウム/二酸化炭素/微量分析/有機物/海洋生物/生態系/CO2濃度/プランクトン/海洋生態/海洋生態系/植物プランクトン/動物プランクトン/カルシウム/凝集体
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年9月10日
33
深海底に広がるプチスポット火山の活動範囲を鮮明に描き出す
―調査船としんかい6500を用いた統合音響観測による新時代の海底地質調査―
千葉工業大学・次世代海洋資源研究センターの町田嗣樹上席研究員と、海洋研究開発機構の金子純二技術副主幹、ビジオテックス株式会社の猪瀬和広代表取締役、早稲田大学ほかの共同研究グループは、研究調査船による広範囲の網羅的な音響観測と、有人潜水調査船「しんかい6500」による海底の近傍における高い空間解像度の音響観測を組み合わせることにより、プチスポット火山の活動範囲を正確に特定することが可能な、新しい地質調査手法を開発しました。プチスポット火山が活動することによって、地下のマグマが噴火する過程でマグマと海洋プレートが反応し、海洋プレートの下から上まで全体が改変されてしまうことが知られています...
キーワード:技術戦略/海洋/海洋科学/テクトニクス/プレートテクトニクス/マグマ/火山活動/巨大地震/地球深部/地球内部/沈み込み/沈み込み帯/深海底/海洋資源/大地震/物質循環
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2025年9月7日
34
海洋細菌の新たな光エネルギー獲得戦略
――ロドプシンの集光アンテナと光サイクル加速色素の発見――
東京大学、理化学研究所、海洋研究開発機構、変動海洋エコシステム高等研究所による研究グループは、生産開発科学研究所、東京農業大学と共同で微生物型ロドプシン※1 の新たな光利用効率化システムを報告しました。近年、植物などの光合成生物とは異なり、ロドプシンという光受容タンパク質を用いて光エネルギーを化学エネルギーに変換する微生物が数多く存在することが分かってきました。本研究グループは、海洋に最も多く存在し、光によって水素イオン(H+)を輸送するロドプシン(プロテオロドプシン)が、...
キーワード:アンテナ/技術戦略/光エネルギー/海洋/海洋科学/レチナール/光合成/光受容/光受容タンパク質/環境適応/光環境/光センシング/塩化物イオン/イオン輸送/センシング/古細菌/海洋細菌/カロテノイド/微生物/ロドプシン/構造変化/立体構造/ウイルス/遺伝子/細菌
他の関係分野:情報学複合領域環境学化学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年8月4日
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南海トラフ地震発生帯に沈み込む基盤の“でこぼこ”
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)海域地震火山部門 地震発生帯研究センター プレート構造研究グループの白石和也主任研究員らは、これまでに実施した地殻構造調査に基づき、南海トラフに沈み込む海洋プレートの上面(ここでは、堆積層または付加体とそれらの基盤をなす海洋地殻との境界)の詳細な起伏形状を、南海トラフの全域にわたって明らかにしました。調査では、海底下の地層境界等から反射してきた波を重ね合わせて反射面の位置や形状を推定する反射法地震探査を実施しました。稠密に配置された調査測線に沿って、反射法地震探査によって得られる海底下の地質構造断...
キーワード:防災対策/技術戦略/海洋/海洋科学/地下構造/フィリピン海/フィリピン海プレート/因果関係/火成活動/海底観測/海洋地殻/巨大地震/数値モデリング/堆積物/地殻構造/地殻変動/地質学/地震活動/地震波/地震波速度/地震発生帯/沈み込み/沈み込み帯/低周波地震/南海トラフ/付加体/パラオ/ストリーマ/ケーブル/スロー地震/モデリング/モデル化/モニタリング/水理学/大地震/津波/南海トラフ地震/反射法地震探査/フィリピン/調査研究
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
36
3万年前の黒潮は今よりも速かったらしいそれでも丸木舟は琉球の海を渡ることができた
―ホモ・サピエンスはどうやって日本列島へ到達したのか―
東京大学総合研究博物館の海部陽介教授と、海洋研究開発機構の張育綾副主任研究員らの研究グループは、「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」(2016-2019)を締めくくる2編の論文 をScience Advances誌に発表しました。人類による本格的な海洋進出は、インドネシア東部、オーストラリアから日本列島にかけての西太平洋地域で、5万~3万年頃(後期旧石器時代)にはじまったことがわかっています。その中で3万5000~3万年前頃に生じた琉球列島への渡来は、当時の世界で最も困難な航海を伴ったとして注目されます。琉球列島の海域には、隣の島が見えないほど広い海峡があり、さらに秒速1~2メー...
キーワード:技術戦略/海洋/海洋科学/日本列島/西太平洋/旧石器時代
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学
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発表日:2025年7月31日
37
標的細胞を見分ける“スマートカプセル”:無細胞で抗体を固定化したリポソーム開発
―薬剤送達や遺伝子治療への応用が期待される細胞を使わないプラットフォーム―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸)超先鋭研究開発部門の車 兪澈 主任研究員らのグループは、ジーンフロンティア株式会社、東京科学大学 総合研究院 細胞制御工学研究センター 丹羽 達也 助教と共同で、試験管内で合成した抗体タンパク質を脂質修飾し、脂質ナノカプセル(リポソーム)の表面に固定化する技術を開発しました(図1)。この方法は培養細胞などを使用しないため、これまでの技術では通常数週間から数ヶ月間かかっていた工程をわずか2日間で完了することができます。また抗体だけではなく、原理上全ての水溶性タンパク質をリポ...
キーワード:技術戦略/海洋/海洋科学/アミド/機能性分子/タンパク質合成/遺伝情報/材料科学/タンパク質デザイン/キャリア/電気泳動/センサー/ナノサイズ/バイオセンサー/制御工学/膜構造/タンパク質合成系/無細胞タンパク質合成系/ナノカプセル/機能性/脂質膜/アミノ酸配列/アルギニン/mRNA/大腸/HER2/siRNA/アミノ酸/がん細胞/がん治療/スクリーニング/バイオ医薬品/プロテアーゼ/ラット/リン脂質/遺伝子治療/抗原/合成生物学/細胞培養/創薬/大腸菌/培養細胞/ワクチン/遺伝子/遺伝子発現/抗がん剤/抗体/脂質/乳がん
他の関係分野:複合領域環境学化学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
38
日本に流れ込む大気の川の早期予測可能性を発見
―熱帯変動の予測性能が鍵―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)アプリケーションラボの馬場 雄也 主任研究員は、季節予測モデルSINTEX-F2を用いて、日本に豪雨をもたらす原因となっている大気の川(日本の上空に流れ込む豊富な水蒸気の流れ)が早期に予測可能か、その季節予測可能性についてJAMSTECが所有するスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を用いて検証を行いました。検証の結果、最大で7ヶ月以上前に大気の川が日本へ流れ込む季節的な頻度を予測可能であることを明らかにしました。さらに、大気の川の振る舞いは日本の南東に位置する太平洋高気圧と、東南アジアで発生す...
キーワード:回帰分析/相関係数/スーパーコンピュータ/技術戦略/海洋/海洋科学/アノマリー/普遍性/エルニーニョ/カオス/テレコネクション/海面水温/気候変動/水蒸気/大気海洋相互作用/北西太平洋/予測可能性/データ解析/西太平洋/シミュレータ/データ同化/数値モデル/大気現象/フィリピン/スキル/予測モデル
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発表日:2025年7月31日
39
深海の謎を解き明かす革新的な手法の開発
深海頭足類の多様性評価に新たな扉
神戸大学大学院人間発達環境学研究科の邬倩倩(う せいせい)学術研究員と源利文教授を中心に、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)、千葉県立中央博物館、京都大学フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所、大阪市立自然史博物館、一般財団法人沖縄美ら島財団の共同研究グループは、頭足類(主にイカやタコの仲間からなる生物群)のDNAを深海の水から検出する革新的な手法を開発しました。本研究では「環境DNAメタバーコーディング分析法※1」を活用し、水中に放出された生物由来の微量なDNA「環境DN...
キーワード:技術戦略/海洋/海洋科学/頭足類/遺伝子増幅/脊椎動物/超並列/イオウ/環境保全/生態系/無脊椎動物/環境DNA/シークエンス/脊椎/PCR/遺伝子
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発表日:2025年7月31日
40
海底地形周辺でピンポイントに起こる栄養の湧き出しが広域の生物生産を支える
―津軽海峡尻屋崎沖の事例―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和裕幸、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門むつ研究所の金子 仁研究員らは、国立研究開発法人水産研究・教育機構の奥西 武グループ長、田中 雄大主任研究員(現所属:長崎大学)ほかと共同で、津軽海峡東部、尻屋崎沖の海底地形を津軽暖流が乗り越える際に生じる強い乱流鉛直混合が、より深い層から栄養塩を光の当たる表層付近に輸送すること、そしてこの栄養塩に富んだ混合水が太平洋側に流れ出し、夏季から秋季にかけて同海域で形成される直径100km スケールの「津軽ジャイアー」の中に広がることで、この渦内の植物プランクトン生産を支えているというしくみを明らかにし...
キーワード:アンテナ/技術戦略/フラックス/極域/海洋/海洋科学/環境モニタリング/鉛直混合/季節変動/乱流混合/衛星/衛星観測/観測装置/クロロフィル/光合成/地球環境/シミュレータ/データ同化/モニタリング/栄養塩/海洋環境/拡散係数/人工衛星/数値モデル/生態系/プランクトン/海洋生態/海洋生態系/漁業/植物プランクトン/水産学/生物生産/物質循環/粒子追跡/将来予測/調査研究
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発表日:2025年7月31日
41
沖合深海底の海洋保護区から15種の新種を発見
―環境省委託事業「沖合海底自然環境保全地域調査概要」―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門の藤原義弘上席研究員らは、2020年に指定された沖合の海洋保護区(沖合海底自然環境保全地域※1)において生物多様性に関する大規模なモニタリング調査を実施し、これまでに15種の新種動物を報告しました。また同調査中に発見した巨大なツノサンゴ類の年齢推定を行い、7000歳を超える長命な生物である可能性があることを明らかにしたほか、2千メートルを超える深海域のトップ・プレデターとして知られるヨコヅナイワシの新たな生...
キーワード:技術戦略/人間活動/生物多様性条約/海洋/海洋科学/環境影響/環境変動/生態系サービス/日本海溝/北西太平洋/北太平洋/観測装置/ヒトデ/硬骨魚類/深海底/生物群集/西太平洋/棘皮動物/地球環境/AUV/センサー/モニタリング/ロボット/沿岸域/海洋環境/マッピング/地球環境変動/環境保全/海洋生物/生態系/節足動物/環境DNA/生態学/生物多様性/遺伝子/環境因子/調査研究
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発表日:2025年7月31日
42
透明な紙コップ!?海にやさしい透明な板紙を開発
―深海プラスチック汚染の要因である包装容器の代替に期待―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)海洋機能利用部門の磯部 紀之 副主任研究員らの研究グループは、板紙を透明にすることに成功しました。この透明な板紙は、通常の板紙と同様に木の主成分であるセルロースを用いているため、環境にやさしい素材です。板のような平面状の素材だけでなく、コップやストローといった立体的な形状に成形することも可能です。また、製造時に発生する廃液が再利用できるため、外部に廃液を排出せずに透明な板紙を製造することができます。くわえて、透明な板紙から透明な板紙を製造するマテリアルリサイクルも可能です。さらに、大雨や嵐などによって意図せ...
キーワード:技術戦略/生物地球化学/海洋/海洋科学/自然災害/循環型社会/水溶液/地球化学/環境調和/フィルム/高分子/生分解性プラスチック/グルコース/光合成/深海底/材料科学/成形加工/生分解/持続可能/地球環境/透明性/評価手法/コーティング/プラスチック/ライフサイクル/リサイクル/リチウム/海洋環境/環境負荷/高効率化/高分子材料/資源循環/接触角/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/二酸化炭素/廃棄物/生分解性/セルラーゼ/セルロース/バイオマス/微生物/メタゲノム解析/ゲノム解析/メタゲノム/トランスクリプトーム/脂肪酸/低分子化合物/ゲノム/バイオフィルム
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発表日:2025年7月31日
43
沖縄・台湾付近で、夏に熱帯低気圧が増えるかを数ヶ月前から予測可能に!
―インド洋ダイポールモード現象の予測が鍵―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)付加価値情報創生部門アプリケーションラボの土井威志主任研究員らは、季節予測システム(SINTEX-F)で、沖縄・台湾付近で、夏に台風を含む熱帯低気圧が増えるのかを5月初旬時点から予測可能であることを示しました。日本や台湾などで自然災害として最も甚大な被害を及ぼす現象の一つが、台風を含む熱帯低気圧による激しい気象現象です。もし、夏に熱帯低気圧の活動が活発になるかを数ヶ月前から予測できれば、損害保険をはじめとするさまざまな産業の危機管理等に応用できます。従来は、北西太平洋の広い範囲で平均した熱帯低気圧...
キーワード:仮想空間/相関係数/AI/インターネット/スーパーコンピュータ/人工知能(AI)/危機管理/不確実性/技術戦略/海氷/海洋/海洋科学/自然災害/地球温暖化/熱容量/エルニーニョ/ノイズ/海面水温/海洋観測/気候モデル/気候変動/北西太平洋/衛星/西太平洋/東アフリカ/シミュレーション/シミュレータ/デジタルツイン/実証実験/人工衛星/大規模シミュレーション/防災・減災/バイオロギング/温暖化/スキル
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発表日:2025年7月31日
44
ファージと細菌の感染・防御の関係性をエピゲノムレベルで解明
高知大学 医学部外科学講座の高橋 迪子 特任助教および海洋研究開発機構海洋機能利用部門の平岡 聡史 研究員らによる研究グループは、細菌が持つファージ防御機構(制限修飾系)を乗り越えたファージが、感染指向性やDNAメチル化※1 パターンを変化させる現象の詳細を明らかにしました。制限修飾系は多くの細菌が保有している、外来DNAの侵入を防ぐ機構の一つです。本研究グループは、ピロリ菌感染性のファージを用いて感染履歴の異なる複数のファージ株を作出し、それらの...
キーワード:技術戦略/海洋/海洋科学/塩基配列/ゲノム情報/生理機能/DNAメチル化/DNA複製/ファージ/メチル化/抗生物質/発現制御/ウイルス/ゲノム/遺伝子/細菌
他の関係分野:複合領域環境学医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
45
土星衛星エンセラダスの海は生命にとって金属不足?
―地球外の海について生命必須の微量金属の挙動を推定―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)超先鋭研究開発部門の丹秀也 Young Research Fellow、渋谷岳造主任研究員らは、東京科学大学地球生命研究所 関根康人教授との共同研究により、土星衛星エンセラダスの地下海では、生命にとって重要な金属元素が不足している可能性を明らかにしました。土星衛星エンセラダスは内部に液体の地下海をもち、生命存在可能な条件を満たす天体として注目を集めています。本研究では、エンセラダスの地下海での化学反応を再現した実験と計算により、生命に必要な微量の金属元素の挙動を調べました。その結果、生命に必要な成...
キーワード:技術戦略/金属元素/海洋/海洋科学/水溶液/マントル/炭素質コンドライト/熱水活動/硫化鉱物/衛星/太陽/太陽系/隕石/モリブデン/適応進化/水環境/コバルト/メタン/二酸化炭素/有機物/古細菌/微生物/微量金属/細菌
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発表日:2025年7月31日
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運命に抗い生きる原生生物:アセトスポラはDNA上の負の突然変異をRNA編集の活用によって克服していた
国立研究開発法人 海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 深海生物多様性研究グループの矢吹 彬憲 主任研究員は、東北大学大学院農学研究科 藤井 千早 大学院生(当時)、農業・食品産業技術総合研究機構 矢﨑 裕規 研究員、愛媛大学 大林 由美子 講師、福井県立大学 高尾 祥丈 准教授らと共同で、難培養性原生生物・アセトスポラの培養株化に成功しました。培養株を用いた分子生物学的な研究から、アセトスポラはミトコンドリアDNA上に生じた突然変異をRNAとして転写した後に修正し遺伝子としての機能を維持していることを発見し報告しま...
キーワード:技術戦略/突然変異/影響評価/海洋/海洋科学/環境影響/イノシン/タンパク質合成/tRNA/コドン/塩基配列/生存戦略/分子系統解析/分子系統学/葉緑体/ミトコンドリアDNA/脊椎動物/分子系統/分子進化/生活様式/沿岸環境/紫外線/地球環境/マイクロ/大規模解析/電子顕微鏡/リボソーム/ミトコンドリアゲノム/rRNA/ゲノム配列/難培養/食品産業/海洋生物/原生生物/生態系/きのこ/マツタケ/系統解析/担子菌/土壌/無脊椎動物/プランクトン/マガキ/渦鞭毛藻/海洋生態/海洋生態系/環境DNA/寄生虫/植物プランクトン/生合成/生態学/生物資源/生物多様性/二枚貝/微生物/アミノ酸配列/シークエンス/RNA編集/ゲノム情報/遺伝子工学/アデノシン/遺伝子解析/卵巣/mRNA/ゲノム解析/脊椎/RNA/アミノ酸/ヌクレオシド/ミトコンドリア/蛍光色素/細胞死/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域環境学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
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還元力最強「補酵素F420」の電極反応を実現
電気の力で補酵素F420の酸化体・還元体相互変換が可能な反応系の構築に成功
用語解説※1補酵素酵素の働きを助ける低分子の有機化合物の総称です。酵素反応の補助、エネルギー変換、酸化還元反応などの役割を担います。電子運搬体の多くは補酵素として機能しています。※2メタン生成古細菌メタン菌、メタン生成アーキアともいう。細胞内に核をもたない原核生物の仲間で、生物学的にはバクテリア(細菌)ではなくアーキア(古細菌)に分類され、酸素がない嫌気環境下で有機物分解の最終過程を担う。メタン生成古細菌が利用できる基質(餌)は主に水素+二酸化炭素や酢酸、メタノールなどのメチル化合物に限られている。※3...
キーワード:技術戦略/有機物分解/海洋/海洋科学/バクテリア/電子供与体/酸化還元反応/立体選択的/アーキア/電気化学反応/選択性/還元反応/電極反応/メタン/環境負荷/酸化還元/天然ガス/電気化学/二酸化炭素/有機物/生体内/エネルギー変換/メタノール/メタン菌/古細菌/微生物/酵素反応/メチル化/受容体/細菌
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
48
生態系の複雑さを測る指標「iTP」琵琶湖流域でダイナミックな変動を捉える!
海洋研究開発機構の石川尚人主任研究員と神戸大学内海域環境教育研究センターの奥田昇教授らのグループは、総合地球環境学研究所による共同研究プロジェクトにおいて、生物間の複雑な捕食・被食関係を簡便に示すことができる「統合的栄養位置(iTP)」を推定する手法を河川生態系に適用し、琵琶湖流域の多地点観測調査により、iTPがダイナミックに変動することを明らかにしました。植物が生産した有機物は食物網を通じて高次捕食者まで転送されますが、iTPは、生物に含まれるアミノ酸の窒素同位体比を分析することで、そこに至る平均的な捕食・被食回数を知ることができ、生態ピラミッドの形状を表す指標として生態系の構造と...
キーワード:環境教育/技術戦略/安定同位体比/河川生態系/海洋/海洋科学/安定同位体/同位体/同位体比/脊椎動物/地球環境/有機物/生態系/無脊椎動物/食物網/生物多様性/脊椎/アミノ酸/グルタミン酸
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
49
メタン生成アーキアに寄生するバクテリア
未知バクテリアの巨大系統群「CPR」に属する超微小バクテリアの培養に成功
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 微生物生態工学研究グループ、黒田恭平 主任研究員、中島芽梨 技術研修員、成廣隆 研究グループ長らと、国立研究開発法人海洋研究開発機構のMasaru K. Nobu(延優)主任研究員は、北海道大学、東北大学と共同で、メタン生成アーキアに寄生する超微小バクテリアの培養に成功し、新属新種として記載しました。共同研究グループは、廃水処理システムの研究において中心的な役割を担う微生物(メタン生成アーキア)に寄生してその生理活性を低下させるバクテリアを、世界に先駆けて発見しており、今回その培養に成功しました。本研究は、約40億年前に進化...
キーワード:技術戦略/海洋/海洋科学/バクテリア/アーキア/水処理/メタン/廃水処理/微生物生態/生態学/微生物/膜脂質/細胞膜/生理活性/遺伝子/脂質
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発表日:2025年7月31日
50
地下微生物はメタノールで飲みニケーション!?
〜天然ガス成因のカギとなるメタノールを介した微生物共生を発見〜
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)超先鋭研究開発部門超先鋭研究開発プログラムのMasaru K. Nobu (延 優) 主任研究員、国立研究開発法人産業技術総合研究所(理事長 石村 和彦、以下「産総研」という。)生物プロセス研究部門の加藤 創一郎上級主任研究員、五十嵐 健輔主任研究員、地圏資源環境研究部門の眞弓 大介主任研究員らの研究グループは、暗黒の地下生態系に潜む微生物のメタノールを介した共生が、新たな天然ガス生成経路を支えていることを発見しました。天然ガスの主成分であるメタンは、酢酸利用アーキアや水素利用アーキアにより酢酸や...
キーワード:技術戦略/相互依存/温室効果ガス/海洋/海洋科学/バクテリア/安定同位体/温室効果/地球化学/地球深部/同位体/アーキア/生成機構/ホルムアルデヒド/省エネ/水処理/都市環境/エタノール/メタン/天然ガス/二酸化炭素/二酸化炭素/廃水処理/有機物/極限環境/生物活性/ヒドロゲナーゼ/メタノール/古細菌/発酵/微生物学/水田/農地/クエン酸/生態系/トレーサ/リグニン/アルデヒド/生合成/微生物/ゲノム情報/遺伝子発現解析/発現解析/網羅的遺伝子発現解析/アルコール/ゲノム解析/メタゲノム/生理機能/妥当性/代謝産物/バイオテクノロジー/メチル化/共培養/酸化反応/代謝物/ゲノム/コミュニケーション/遺伝子/遺伝子発現/細菌/放射線
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
51
原生生物細胞内に蓄積された多量のリン
―無酸素環境での代謝と海洋リン循環への貢献―
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)超先鋭研究開発部門の石谷佳之特任研究員、岡田賢研究員、ジュリアン リシル JSPS特別研究員(当時)、野牧秀隆上席研究員らは、ハンブルク大学のNicolaas Glock研究員らとともに、海洋に数多く生息する有孔虫が、細胞の中に高濃度のリンを蓄積していることを発見しました。これまでに、有孔虫が細胞内にリンを高濃度で蓄積することはGlock博士がペルー沖の有孔虫の分析から2020年に報告していましたが(文献1)、本研究では、相模湾を含む世界各...
キーワード:技術戦略/窒素循環/人間活動/海洋/海洋科学/富栄養化/高エネルギー/バクテリア/元素分析/堆積物/細胞内小器官/深海底/生存戦略/酸素分子/水処理/マグネシウム/マングローブ/化学分析/海洋環境/炭酸カルシウム/電子顕微鏡/透過電子顕微鏡/二酸化炭素/生体内/SEM/マッピング/リン酸/原生生物/プランクトン/植物プランクトン/赤潮/物質循環/遺伝子解析/筋肉/ATP/RNA/アミノ酸/カルシウム/リン脂質/生体膜/遺伝子/脂質
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学総合生物農学医歯薬学