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新潟大学 研究シーズDiscovery Saga
研究分野:総合生物 に関係する研究一覧:22
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発表日:2026年3月28日
1
血漿p-tau217は脳アミロイド蓄積に対して脳脊髄液バイオマーカーと同等の検出精度を示す
-多施設共同前向き臨床試験で実証-
 新潟大学医歯学総合病院 石黒 敬信 講師、同大学脳研究所 池内 健 教授らの研究グループは、東京都健康長寿医療センター、東京科学大学、九段坂病院、東京医科大学、昭和医科大学、国立病院機構西新潟中央病院、国立精神・神経医療研究センター神経研究所、東京大学、富士レビオ株式会社との多施設共同前向き共同研究を実施し、アルツハイマー病(AD)に対する血液バイオマーカー注1p-tau217(血漿注2中217位リン酸化タウ蛋白注3)が、すでに臨床応用されている脳脊髄液バイオマーカーと同等の精度で脳内アミロイドβ(Aβ)を検出できることを明...
キーワード:解析学/パルス/イムノアッセイ/アミロイドβ/リン酸/機能解析/神経内科学/遺伝子機能解析/病理/臨床応用/認知機能障害/認知障害/分子標的/歯学/アミロイド/アルツハイマー病/スクリーニング/血液/脳脊髄液/臨床試験/バイオマーカー/遺伝子/軽度認知障害/健康長寿/抗体/低侵襲/認知機能/認知症/分子標的治療/臨床研究
他の関係分野:数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年2月14日
2
血液バイオマーカー"p-tau217"は脳内病理を高精度に検出し、アルツハイマー病の発症を予測する
-臨床実装に向けた基盤を構築-
 新潟大学脳研究所遺伝子機能解析学分野の春日健作 助教(研究当時、現・国立長寿医療研究センター 研究所 診断イノベーション研究部長)、菊地正隆 特任准教授、池内健 教授らの研究グループは、富士レビオ株式会社、多施設共同研究J-ADNI注1、国立精神・神経医療研究センター神経研究所、東京大学との共同研究を実施し、アルツハイマー病(AD)に対する血液バイオマーカー注2"p-tau217"(血漿注3中217位リン酸化タウ蛋白注4)が、脳内アミロイドβ(Aβ)蓄積を高精度に検出し、AD発症予測に有用であ...
キーワード:解析学/パルス/診断薬/イムノアッセイ/アミロイドβ/リン酸/機能解析/神経内科学/脳画像/遺伝子機能解析/早期診断/病理/臨床応用/Body mass index (BMI)/医療経済/認知機能障害/認知障害/分子標的/予後予測/アミロイド/アルツハイマー病/血液/腎機能/脳脊髄液/コホート/コレステロール/バイオマーカー/遺伝学/遺伝子/軽度認知障害/抗体/低侵襲/認知機能/認知症/分子標的治療
他の関係分野:数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年2月10日
3
ひと剖検脳の三次元イメージングにより脳アミロイド血管症における血管アミロイド沈着の空間的分布を解明
 新潟大学医歯学総合病院脳神経内科の林秀樹助教、同大学脳研究所脳疾患標本資源解析学分野の齋藤理恵助教、同研究所病理学分野の柿田明美教授らの研究グループは、同研究所システム脳病態学分野の田井中一貴教授と共同で、脳アミロイド血管症(CAA)患者脳におけるアミロイドβ(Aβ)沈着の三次元的進展様式を明らかにし、その成果を米国科学雑誌 Science Advances に発表しました。 本研究では、CAA患者剖検脳に高度組織透明化技術と光シート顕微鏡を組み合わせた三次元(3D)イメージング解析を適用し、Aβ沈着が脳表動脈から深部血管へと解剖学的に連続して進展することを、ひとの脳で...
キーワード:空間分布/解析学/内部構造/3Dイメージング/アミロイドβ/老人斑/機能解析/神経内科学/平滑筋/遺伝子機能解析/血管平滑筋/治療標的/病理/病理学/認知機能障害/脳血管疾患/解剖学/歯学/アクチン/アミロイド/アルツハイマー病/蛍光標識/神経細胞/脳疾患/脳脊髄液/遺伝子/加齢/高齢者/神経疾患/認知機能
他の関係分野:環境学数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年1月30日
4
体に備わったアンチエイジングの守護神DEL-1が骨の若返りを担う
-骨粗鬆症や歯周病の根本治療に光-
世界初:体内に備わった「天然の老化細胞除去システム」を解明安全かつ精密:正常な細胞を傷つけない「ピンポイント攻撃」骨の若返り:骨粗鬆症と歯周病の根本治療に新たな光身近な薬でシステムを再起動:実用化への近道骨以外への波及効果:全身の抗老化への可能性研究内容の詳細体に備わったアンチエイジングの守護神DEL-1が骨の若返りを担う-骨粗鬆症や歯...
キーワード:生体内/エイジング/若返り/老化細胞/寿命/間葉系幹細胞/骨髄/歯学/歯周病/ファージ/マクロファージ/幹細胞/骨粗鬆症/副作用/化学療法/加齢/健康寿命/老化
他の関係分野:医歯薬学
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発表日:2026年1月28日
5
脳脊髄液中のDNAの解析により原発性中枢神経系リンパ腫の診断が可能に
- 手術による生検不要で治療を開始 -
新潟大学大学院医歯学総合研究科 血液・内分泌・代謝内科の水戸部正樹医師と同大学脳研究所脳神経外科分野の大石誠教授、同研究所腫瘍病態学分野の棗田学准教授らの研究グループは、脳腫瘍患者の脳脊髄液中のcell-free DNAからドロップレット・デジタルPCRを用いてMYD88 L265P変異を同定するリキッドバイオプシーという手法で、侵襲の高い外科的生検を行わずに原発性中枢神経系リンパ腫の診断を行い、治療を開始することに成功しました。本研究グループはこれまでも同手法(リキッドバイオプシー)による脳脊髄液中のcell-free DNAの解析を行ってきましたが、最終...
キーワード:ドロップレット/神経系/診断法/リンパ腫/合併症/腎不全/早期診断/中枢神経/脳神経外科/病理/病理学/リキッドバイオプシー/中枢神経系/歯学/MRI/PCR/血液/内分泌/脳脊髄液/遺伝子/遺伝子変異/医師/手術/神経疾患/低侵襲/脳腫瘍/脳神経疾患/慢性腎不全
他の関係分野:情報学生物学農学医歯薬学
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発表日:2025年12月26日
6
アストロサイトが担う神経毒代謝の制御メカニズムを解明
-新たな神経・精神疾患治療戦略の可能性-
細胞外アンモニア濃度が上昇するとアストロサイトにおけるGSの発現が低下し、神経毒代謝能が低下することを明らかにしました。アストロサイトのGSの発現が、転写補助因子YAP(注6)によって制御されていることを明らかにしました。脳内のアンモニア及びグルタミン酸濃度が上昇すると、Hippoシグナリング経路が活性化されることでYAPの核内移行が抑制され、GSの合成が阻害されることを明らかにしました。てんかんモデル動物において、Hippo経路阻害剤XMU-MP-1がアストロサイトのGSの発現を回復させ、発作後の神経細胞死を抑制することを見出しました。...
キーワード:アンモニア/大脳/記憶・学習/支持細胞/Hippo経路/グリア細胞/シグナリング/神経伝達物質/代謝産物/歯学/歯周病/アストロサイト/アミノ酸/アルツハイマー病/グリア/グルタミン酸/てんかん/モデル動物/血液/細胞死/細胞増殖/神経細胞/神経細胞死/阻害剤/代謝酵素/脳疾患/医師/生理学/精神疾患/乳幼児/有病率
他の関係分野:化学医歯薬学
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発表日:2025年12月8日
7
自閉スペクトラム症のゼブラフィッシュモデルube3a及びfmr1における不安の行動学的及び分子学的洞察
アンジェルマン症候群と脆弱X症候群は、それぞれUBE3AおよびFMR1遺伝子の変異によって引き起こされる神経発達障害(NDD)である。しかし、両者には認知及び運動機能の障がい、不安、社会性行動の低下などの共通点がある。本研究では、ゼブラフィッシュを動物モデルとして用い、これらの遺伝子変異が幼生期と成魚期において不安様行動に及ぼす影響を、広く使われている2つの行動試験――ライト・ダークテスト(LDT)とノベルタンクダイビングテスト(NTT)――を用いて調査した。具体的には、ube3a及びfmr1変異体における不安様行動と探...
キーワード:プロファイル/性行動/脆弱x症候群/神経発達/社会性行動/変異体/SPECT/オミックス/動物モデル/運動機能/RNA/遺伝子/遺伝子変異/自閉スペクトラム症/発達障害
他の関係分野:情報学生物学農学医歯薬学
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発表日:2025年11月18日
8
ドーパミンD2受容体のD2 short型サブタイプ発現量の上昇は、アルコール報酬や依存性行動を増強させる
テキサス大学タイラー校のYanyan Wang准教授、Mohd Tayyab博士、Anetta Ninan博士、新潟大学脳研究所動物資源開発研究分野の笹岡俊邦教授、齊藤奈英技術職員(当時)、モデル動物開発分野の阿部学准教授、新潟大学の﨑村建司名誉教授らのグループは、ドーパミンD2受容体(D2R)を介したシグナル伝達に着目し、アルコールへの反応における役割を調べました。 D2Rは、メッセンジャーRNA(mRNA)の選択的スプライシングにより、D2ロング型(D2L)とD2ショート型(D2S)の2つのアイソフォームが生成されます。D2LとD2Sの発現量の違いがアルコール使用傷害に影響を与...
キーワード:行動実験/動機づけ/性行動/運動制御/資源開発/シナプス/チロシン水酸化酵素/神経活動/線条体/薬物依存/酸化酵素/リン酸/嗜好性/免疫系/アイソフォーム/グリア細胞/ニューロン/個別化治療/細胞内シグナル/治療標的/神経機能/選択的スプライシング/mRNA/アルコール/ドーパミン/可塑性/神経可塑性/神経伝達物質/RNA/カンナビノイド/グリア/シナプス可塑性/スプライシング/マウス/モデル動物/受容体/神経回路/神経細胞/遺伝子/遺伝子発現/生理学
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年11月12日
9
神経のつなぎ目の個性を1細胞丸ごと可視化する新技術を開発
-学習・記憶・脳神経疾患に関わる脳内情報伝達の全容解明に向けて大きな進歩-
 新潟大学脳研究所細胞病態学分野の内ヶ島基政准教授(同大学研究統括機構研究教授)と三國貴康教授らによる共同研究グループは、脳内で情報のやり取りを担う神経のつなぎ目(シナプス)の"個性"を、神経細胞1個全体にわたって可視化・解析できる「1細胞シナプトームマッピング法」を開発しました。 神経細胞には数千個ものシナプスが存在し、学習前の弱いシナプスや学習後に強化されたシナプスなど、それぞれに異なる個性が備わっています。しかし、従来の技術では、1シナプスごとの詳細な情報を保ったまま、細胞全体にわたる大規模な解析を行うことが困難でした。本技術は、分子標識から画像解析に至る先端的技術...
キーワード:ワークフロー/機械学習/PSD/グルタミン酸受容体/シナプス/一細胞/大脳/マッピング/ゲノム編集技術/生合成/AMPA受容体/脳神経科学/ニューロン/頭蓋骨/脳科学/ゲノム編集/病態解明/グルタミン酸/トランスクリプトーム/マウス/モデル動物/ライブイメージング/蛍光色素/受容体/神経科学/神経細胞/大脳皮質/脳機能/ゲノム/遺伝子/神経疾患/認知症/脳神経疾患/発達障害
他の関係分野:情報学農学医歯薬学
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発表日:2025年11月10日
10
誘電体メタ表面を用いた新規高圧物性計測技術を開発
~惑星科学への応用が期待されるナノ光学計測~
高圧物性計測技術の開発は惑星科学や物性物理学などの分野で重要です。これまでに、表面プラズモン共鳴により色づく金ナノ粒子の色の変化からアンビルセル内の物質の屈折率変化を計測する方法が、簡便で高感度な手法として提案されてきました。しかしながら、金ナノ粒子は柔らかいため、ある一定の圧力以上では大きく変形し、予期しない色の変化が起きてしまうという課題がありました。東北大学多元物質科学研究所の新家寛正助教と北海道大学低温科学研究所の木村勇気教授、鳥取大学工学部機械物理系学科の灘浩樹教授、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻/附属先進科学研究機構の羽馬哲也准教授、本学大学院自然科学...
キーワード:物質科学/物性物理/高圧実験/高圧物性/惑星/惑星科学/金ナノ粒子/表面プラズモン共鳴/プラズモン/表面プラズモン/誘電体/メタマテリアル/計測技術/光照射/金属ナノ粒子/ナノ構造/ナノ粒子/屈折率/光学計測/微細加工/微細加工技術
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年9月7日
11
小さな魚から自閉症研究に新展開
-自閉症モデルの社会性障害に「環境」が影響-
 新潟大学脳研究所脳病態解析分野のDougnon Godfried助教、松井秀彰教授らの研究グループは、環境が遺伝的素因をもつゼブラフィッシュの自閉症様行動に影響を及ぼすことを発見しました。 本研究グループは安全性や不安の感じ方を調整することで、ube3a変異ゼブラフィッシュに見られる社会的行動の欠如が改善できる可能性を示しました。本研究成果は、自閉症スペクトラム障害(ASD)に対する新しい支援戦略として、環境を工夫することに着目できることを示唆しています。研究のポイント環境がASDの社会的行動に影響する。...
キーワード:視覚情報/視覚情報処理/遺伝性疾患/行動特性/社会的相互作用/環境情報/動特性/神経活動/神経発達/マッピング/キチン/環境要因/自閉症スペクトラム/C-Fos/ニューロン/点変異/RNA/タンパク質分解/ハイブリダイゼーション/ユビキチン/自閉症/転写制御/網膜/コミュニケーション/ストレス/遺伝子/自閉症スペクトラム障害/発達障害
他の関係分野:情報学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年8月27日
12
生きたまま頭蓋骨を透明にする「シースルー法」を開発
-頭蓋骨を残したまま、簡便・非侵襲・高精度に脳内をライブイメージングできるようになった!-
 新潟大学脳研究所システム脳病態学分野の劉歆儀助教と田井中一貴教授、同研究所細胞病態学分野の内ヶ島基政准教授と三國貴康教授、ならびに理化学研究所脳神経科学研究センターの村山正宜チームディレクターらによる共同研究グループは、生きている動物の頭蓋骨を観察するときだけ高度に透明化して脳内を非侵襲的に観察するための頭蓋骨透明化技術「シースルー法」を開発しました。従来は、頭蓋骨を除去してガラスを埋め込むことで脳内の観察が行われてきましたが、この方法は脳に物理的なダメージを与えるリスクが高く、高度な手術技術も必要でした。本研究で開発されたシースルー法により、観察したいタイミングで、誰でも簡単に...
キーワード:データ統合/ネットワーク解析/光散乱/生体適合性/マイクロ/大脳/生体組織/脳神経科学/発生生物学/炎症反応/神経ネットワーク/頭蓋骨/イミン/スクリーニング/マウス/モデル動物/ライブイメージング/ラット/神経科学/神経細胞/脳機能/脳脊髄液/脂質/手術/非侵襲
他の関係分野:情報学工学医歯薬学
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発表日:2025年7月23日
13
タンパク尿発症の分子メカニズムを解明
-標的分子Cdc42を同定、新規タンパク尿治療薬開発に期待-
腎糸球体上皮細胞の「スリット膜」はタンパク尿(血液中のタンパク質が尿に漏れ出てしまっている状態)の発症を防ぐフィルターのような構造物です。このスリット膜が細胞外からの刺激を受けると、細胞内の「Cdc42」(細胞の形や方向性を制御する重要なタンパク質)の働きが活発になることを明らかにしました。Cdc42が過剰に働くことで、細胞内で異常なシグナル伝達が起こり、その結果、スリット膜の構造が崩壊し、タンパク尿が発症することを明らかにしました。Cdc42の機能制御による新規タンパク尿治療薬の開発が期待されます。用語説明腎糸球体...
キーワード:筋細胞/機能制御/生体内/細胞間接着/腎臓病/細胞内シグナル/糸球体/心筋/心筋細胞/スリット/歯学/血液/上皮細胞/神経細胞/腎臓
他の関係分野:生物学医歯薬学
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発表日:2025年7月17日
14
通常化学療法が無効な脳幹部神経膠腫において放射線化学療法が著効し聴力が改善する症例を確認
-治療感受性を遺伝子変異より予測-
 新潟大学脳研究所脳神経外科学分野の岡田拓也医員、大石誠教授、同研究所腫瘍病態学分野の棗田学准教授らの研究グループは、同研究所病理学分野の柿田明美教授、清水宏准教授、同大学医学部耳鼻咽喉科学分野の堀井新教授らとの共同研究で、通常化学療法が無効で極めて予後不良である脳幹部神経膠腫(生命を維持する中枢である脳幹部にできる小児に多い神経膠腫)に対して、放射線化学療法により腫瘍の縮小とともに、症状であった聴力低下を改善させることに成功しました。小児に発生する脳幹部神経膠腫の多くはヒストンH3K27M遺伝子変異を有し、通常テモゾロミド(※1)が無効であることが知られていますが、本症例は成人例...
キーワード:磁気共鳴/アルキル化/スペクトロスコピー/ヒストン/脱水素/大脳/クエン酸/抵抗性/神経膠腫/脳神経外科/病理/病理学/放射線治療/膠芽腫/MRS/歯学/MRI/スクリーニング/代謝物/遺伝子/遺伝子変異/化学療法/小児/放射線
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2025年7月7日
15
胚盤胞補完法を用いてマウス体内で受精可能なラット精子を作製することに成功
-遺伝子改変ラット作製がより低コストに、より容易に-
 新潟大学脳研究所モデル動物開発分野の夏目里恵 技術専門職員、同大学大学院自然科学研究科大学院生の村田康輔(研究当時)並びに同研究所動物資源開発分野の竹鶴裕亮 特任助教(現・東京大学医科学研究所実験動物研究施設先進動物ゲノム研究分野・特任研究員)は、新潟大学の﨑村建司 名誉教授、同大学脳研究所モデル動物開発分野の阿部学 准教授らと共に、胚盤胞補完法を用いることにより、マウスの体内でラット胚性幹細胞(ES細胞)由来の受精能を有した精子を作製することに成功しました。この方法により、複雑な遺伝子改変ラット作製の効率化がはかれるだけでなく、希少動物の増殖や生殖医療への応用などの可能...
キーワード:移植医療/生殖系列/相同組み換え/受精能/生殖/資源開発/組み換え/遺伝子改変/実験動物/キメラ/遺伝子組み換え/生殖細胞/iPS細胞/高次脳機能/子宮/受精/生殖医療/精巣/着床/卵子/胚盤胞/病態解明/胚性幹細胞/ES細胞/キメラマウス/マウス/モデル動物/ラット/幹細胞/精子/多能性幹細胞/脳機能/ゲノム/遺伝子/生理学
他の関係分野:複合領域生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年6月14日
16
ルイ・パスツールもきっと驚く!?左右を選別するナノ光ピンセットによるキラル結晶化制御の可能性を示唆
キラリティという、右手と左手の関係のように鏡合わせの構造同士が異なる性質は、自然界に普遍的に存在し、生命の起源、創薬やスピントロニクス注4)とも関わる重要な性質です。東北大学多元物質科学研究所の新家寛正助教と中川勝教授らの研究グループはこれまでに、円偏光注5)照射によりMie共鳴注6)の励振された誘電体メタ表面上で水溶液からのキラル結晶化注7)を誘起すると、円偏光のみの場合よりも結晶の利き手が大きく偏る現象を発見していました(文末の過去のプレスリリース参照)。今回、研究グループ...
キーワード:水溶液/対称性/物質科学/核形成/生命の起源/磁場/直線偏光/キラル/らせん構造/円偏光/表面プラズモン共鳴/対称性の破れ/ナノ結晶/ナノ構造体/プラズモン/金属ナノ構造/表面プラズモン/誘電体/光照射/光学特性/スピン/スピントロニクス/ナノ構造/ナノ粒子/屈折率/結晶化/微細加工/光ピンセット/微細加工技術/近接場/結晶構造/創薬/細菌
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2025年5月1日
17
心サルコイドーシスにおける脳扁桃体と心イベントの関連を同定
-今後の心臓治療のターゲットとして脳に期待-
心サルコイドーシス患者さんにおける心不全・致死性不整脈発生と脳扁桃体高活性の関連を明らかにした。FDG-PET による脳扁桃体の評価は撮像のタイミングに関係なく安定していた。本研究の結果は心サルコイドーシス患者さんの臨床経過を予測する上で有用である。【用語解説】1)サルコイドーシス全身の様々な臓器に肉芽腫(にくげしゅ)と呼ばれる病変が形成される原因不明の疾患です。まれに心臓も侵されることがあります(心サルコイドーシス)。後述のFDG-PETは、心サルコイドーシスの炎症の評価や診断に有用な検査として保険適用となっています...
キーワード:インターネット/オープンアクセス/陽電子/グルコース/生体内/FDG/脳画像/交感神経/心臓/歯学/イミン/神経細胞/不整脈/ストレス/放射線
他の関係分野:情報学数物系科学生物学医歯薬学
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発表日:2025年3月28日
18
リボソーム二量体化の新機構を解明
-リボソーム機能制御機構研究の新展開-
真核生物や真正細菌では、ストレス環境下でリボソームが二量体化し、タンパク質合成を停止することが知られていたが、古細菌でそのような仕組みがあるかどうかわかっていなかった。古細菌のリボソームの二量体化機構をはじめて明らかにした。本研究で明らかになったリボソーム二量体化機構は、これまで知られていた機構とは全く異なる新しいタイプのものであった。本研究は、リボソームの機能制御機構のみならず、生物の環境適応機構を理解するための重要な手がかりを提供するものである。【用語解説】古細菌...
キーワード:二量体/タンパク質合成/環境適応/電子顕微鏡/機能制御/極限環境/リボソーム/古細菌/クライオ電子顕微鏡/分子機構/生体分子/ストレス/細菌
他の関係分野:化学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年3月24日
19
厚生労働省指定難病・血管炎による 脊椎肥厚性硬膜炎の新たな病態を発見
-治療法に道-
脊髄を覆う硬膜に炎症が起こる脊椎肥厚性硬膜炎は、厚生労働省指定難病・血管炎の原因自己抗体「抗好中球細胞質抗体(ANCA)」、中でも好中球の細胞質に含まれる酵素タンパク質であるミエロペルオキシダーゼ(MPO)に対する自己抗体(MPO-ANCA)を高い確率で持つ。脊椎肥厚性硬膜炎は、脳を覆う硬膜に炎症が起こる頭蓋肥厚性硬膜炎と比較し、ANCA関連血管炎の疾患活動(バーミンガム血管炎活動スコア「神経系」(注4))が高い。肥厚した脊椎硬膜は、本来の硬膜の外と内に、肉芽腫性炎症巣と筋線維芽細胞(注5)を大量に含む2層を形成することで、計3層構造を構築する...
キーワード:免疫機能/産学連携/神経系/モデリング/ペルオキシダーゼ/生体内/実験動物/層構造/リンパ管/筋線維芽細胞/好酸球/糸球体腎炎/神経内科学/腎炎/血管障害/糸球体/組織修復/頭蓋骨/病理/病理学/免疫抑制/毛細血管/筋線維/脊椎/リモデリング/骨髄/歯学/自己抗体/線維芽細胞/B細胞/アクチン/ファージ/マウス/マクロファージ/血液/好中球/細胞外マトリックス/自己免疫/腎臓/脳脊髄液/免疫細胞/タイトジャンクション/抗体/線維化/創傷治癒/難病
他の関係分野:複合領域生物学工学医歯薬学
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発表日:2025年3月19日
20
AIの力で宇宙のリングを探す
〜画像認識技術で銀河の泡状構造を効率的に検出〜
私たちが住む天の川銀河やその他の銀河には、中が空洞のリング状構造(泡状構造)が多数見られます。従来は人が目視で検出を行っていましたが、天文観測機器の高性能化に伴い取得データ量が増加しており、従来の手法では膨大なデータを処理しきれなくなっています。大阪公立大学大学院理学研究科の西本晋平大学院生(博士後期課程2年)、大西利和教授、理化学研究所情報統合本部の川西康友チームリーダー、本学理学部の金子紘之学術研究員らを中心とする共同研究チームは、画像認識AIを活用して天の川銀河や他の銀河に存在する泡状構造を効率的に検出する新しいモデルを開発しました。本モデルにより、これまで人の目で時間を...
キーワード:AI/画像認識/情報学/人工知能(AI)/産学連携/銀河/新星/星形成/赤外線/赤外線観測/大質量星/超新星/超新星爆発/望遠鏡/情報統合
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学
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発表日:2025年2月25日
21
ペリスタルティックポンプを用いたシミュレーションで解明!アミロイド線維が作られるメカニズム
-アミロイドーシス発症の仕組みに迫る新技術-
大阪大学大学院工学研究科の後藤祐児特任研究員、太田朝貴さん(博士後期課程)、荻博次教授、本学大学院医歯学総合研究科の山本卓教授らの研究グループは、チューブをローラーでしごいて送液するポンプ(ペリスタルティックポンプ)が引き起こす「せん断ストレス」が原因でアミロイド線維という物質ができることを発見しました。アルツハイマー病、パーキンソン病、透析アミロイドーシスなどのアミロイドーシスは、それぞれの特定の原因タンパク質が、何らかの刺激を受けて、物質の結晶に類似した構造のアミロイド線維を形成することにより発症します。高齢化に伴って頻発するアミロイドーシスの発症化機構の解明や、アミロイド...
キーワード:twitter/情報学/産学連携/光検出器/検出器/タンパク質凝集/タンパク質凝集体/過冷却/せん断/シミュレーション/シリコン/結晶化/生体内/歯学/アミロイド/アルツハイマー病/パーキンソン病/凝集体/蛍光顕微鏡/血液/ストレス/高齢化/糖尿病/難病
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学生物学工学医歯薬学
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発表日:2025年2月25日
22
SCA6におけるCAGリピートの病原性閾値を同定
-臨床診断や遺伝カウンセリングに有用-
 新潟大学脳研究所脳神経内科学分野の畠野雄也非常勤講師、脳神経疾患先端治療研究部門の石原智彦特任准教授、脳神経内科学分野の小野寺理教授らの研究グループは、脊髄小脳変性症6型(SCA6)のCAGリピートの病原性閾値を同定しました。SCA6はCACNA1A遺伝子内の特定の遺伝子配列の繰り返しであるCAGリピートが病的に多く繰り返されることにより発症します。しかし、具体的に何個のリピートから病的な意義をもつのかは定まっていませんでした。本研究で同研究所とJ-CATで、脊髄小脳変性症が疑われた2768例の遺伝情報を利用して、SCA6を発症するCAGリピートの病原性閾値を同定し...
キーワード:カウンセリング/回帰分析/情報学/産学連携/遺伝情報/運動失調/小脳/カルシウムチャネル/病原性/レジストリ/神経内科学/重回帰分析/カルシウム/神経細胞/遺伝カウンセリング/遺伝子/神経疾患/脳神経疾患
他の関係分野:情報学複合領域生物学農学医歯薬学