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研究分野別サイレントキーワード
「神経細胞」サイレントキーワードを含む研究
【化学】複合化学:導電性高分子神経細胞を含む研究件
❏導電性高分子を用いたバイオ・シリコン融合素子に関する研究(12838006)
【研究テーマ】複合集積システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】内川 嘉樹 名大, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20023260)
【キーワード】電極アレイ / 神経細胞 / 培養 / 導電性高分子 / ポリピロール (他6件)
【概要】半導体素子上に培養した神経細胞回路において問題となるのは、神経細胞と素子との親和性である。そこで本研究では、神経細胞と電極をつなぐインタフェースとして導電性高分子を使用し、生体との親和性を高めつつ、素子から神経細胞への信号伝達効率を下げないような、バイオ/シリコン融合素子の開発を目指す。導電性高分子は生体との親和性も高く、かつ導電性を持つことが特徴であるが、その加工方法には工夫を要する。導電性高分...
❏神経細胞を用いた生体信号計測システム「神経プローブ」に関する研究(11750367)
【研究テーマ】計測工学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】八木 透 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (90291096)
【キーワード】電極アレイ / 神経細胞 / 培養 / 導電性高分子 / ポリピロール (他9件)
【概要】半導体素子上に神経細胞を培養し、その軸索伸長を人工的に制御して神経回路を形成させる技術について研究を行う。これまでITO(indium tin oxide)や白金など、生体適合性が比較的高いといわれる金属材料を用いて作製した微小電極アレイ上に神経細胞を培養し、その軸索誘導を試みてきた。しかし電極アレイ上に細胞を直接培養しようとすると、細胞が培養途中で死滅してしまうため、ポリリジンや細胞外マトリクス...
【生物学】生物学:メンブレントラフィック神経細胞を含む研究件
❏細胞内膜輸送関連因子による神経分化と機能調節機構の解明(24590341)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】原 太一 群馬大学, 生体調節研究所, 准教授 (00392374)
【キーワード】Rab35 / 神経細胞 / 初期発生 / 低分子量Gタンパク質 / Rab (他10件)
【概要】低分子量Gタンパク質Rab35は細胞内膜輸送や神経機能制御に関わると考えられているが、哺乳動物におけるRab35の生理的役割は明らかになっていない。本研究では、Rab35遺伝子欠損マウスを作成し、その表現型を解析した。Rab35遺伝子欠損マウスは胎生致死となり、Rab35がマウス初期胚発生に必須の役割を果たすことが明らかとなった。 ...
❏膜オルガネラ動態を制御する新しいタイプの低分子量G蛋白質群の機能解析(23370083)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】紺谷 圏二 東京大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (30302615)
【キーワード】低分子量Gタンパク質 / メンブラントラフィック / オルガネラ / 線虫 / 細胞内物質輸送 (他11件)
【概要】本研究では各種の新しい低分子量Gタンパク質に関して多角的な解析を行い、1)ARL8がファゴソームとリソソームの融合に寄与し、アポトーシス細胞の効率的除去に必要であること、2)Arl13bのN末端のパルミトイル化修飾とC末端近傍のRVxPモチーフの両方が、Arl13bの一次繊毛への局在化に必要であること、3)Di-Ras2がSmgGDSとの相互作用により、活性制御を受ける可能性があること、4)線虫に...
【生物学】人類学:嗅覚神経細胞を含む研究件
❏ヒト嗅覚受容体の新規リガンド同定法の確立(16K14576)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科, 研究員 (70548859)
【キーワード】嗅覚 / 神経細胞 / 嗅覚受容体 / 直接変換法 / リガンド (他9件)
【概要】ヒト嗅覚受容体のリガンドを同定することは、ヒトの匂い受容の理解にとって必須である。本申請課題では、ヒト嗅覚受容体のリガンドを同定するアッセイ系の確立するため、ヒト嗅神経をin vitroで作出する方法を計画した。発生期の嗅覚神経細胞の遺伝子発現プロファイルデータから候補となる転写因子を絞り込んだ。現在、レンチウイルスを用いてヒト線維芽細胞に遺伝子導入し、嗅覚神経細胞への分化誘導を試みている。 ...
❏ラットの培養神経細胞に昆虫の嗅覚受容体を発現させた匂いセンサー(23656174)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】マイクロ / ナノメカトロニクス / 嗅覚 / 神経細胞 / 初代培養 (他10件)
【概要】従来の匂いセンサーは、生体の嗅覚系と比べると、感度、識別できる匂いの種類、及び応答時間の点で大きく劣る。生体の優れた匂い識別は、嗅覚受容体の非常に高感度な分子認識能力と、神経回路による情報処理によって実現すると考えられている。本研究は、このような生体の優れた匂い識別機構に注目し、昆虫の嗅覚受容体をラットの神経細胞へ発現させた匂いセンサーを提案する。このような生体材料を組み合わせることの利点は、容易...
【工学】機械工学:分散培養神経細胞を含む研究件
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
❏ラットの培養神経細胞に昆虫の嗅覚受容体を発現させた匂いセンサー(23656174)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】マイクロ / ナノメカトロニクス / 嗅覚 / 神経細胞 / 初代培養 (他10件)
【概要】従来の匂いセンサーは、生体の嗅覚系と比べると、感度、識別できる匂いの種類、及び応答時間の点で大きく劣る。生体の優れた匂い識別は、嗅覚受容体の非常に高感度な分子認識能力と、神経回路による情報処理によって実現すると考えられている。本研究は、このような生体の優れた匂い識別機構に注目し、昆虫の嗅覚受容体をラットの神経細胞へ発現させた匂いセンサーを提案する。このような生体材料を組み合わせることの利点は、容易...
【工学】電気電子工学:CMOS神経細胞を含む研究件
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
【工学】総合工学:フォトリソグラフィー神経細胞を含む研究件
❏導電性高分子を用いたバイオ・シリコン融合素子に関する研究(12838006)
【研究テーマ】複合集積システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】内川 嘉樹 名大, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20023260)
【キーワード】電極アレイ / 神経細胞 / 培養 / 導電性高分子 / ポリピロール (他6件)
【概要】半導体素子上に培養した神経細胞回路において問題となるのは、神経細胞と素子との親和性である。そこで本研究では、神経細胞と電極をつなぐインタフェースとして導電性高分子を使用し、生体との親和性を高めつつ、素子から神経細胞への信号伝達効率を下げないような、バイオ/シリコン融合素子の開発を目指す。導電性高分子は生体との親和性も高く、かつ導電性を持つことが特徴であるが、その加工方法には工夫を要する。導電性高分...
❏神経細胞を用いた生体信号計測システム「神経プローブ」に関する研究(11750367)
【研究テーマ】計測工学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】八木 透 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (90291096)
【キーワード】電極アレイ / 神経細胞 / 培養 / 導電性高分子 / ポリピロール (他9件)
【概要】半導体素子上に神経細胞を培養し、その軸索伸長を人工的に制御して神経回路を形成させる技術について研究を行う。これまでITO(indium tin oxide)や白金など、生体適合性が比較的高いといわれる金属材料を用いて作製した微小電極アレイ上に神経細胞を培養し、その軸索誘導を試みてきた。しかし電極アレイ上に細胞を直接培養しようとすると、細胞が培養途中で死滅してしまうため、ポリリジンや細胞外マトリクス...
【工学】総合工学:マグネシウム神経細胞を含む研究件
❏3分子同時計測による、神経細胞内ATP産生のMg2+による制御メカニズムの解明(22K06165)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】新藤 豊 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 特任助教 (30449029)
【キーワード】蛍光イメージング / エネルギー代謝 / 神経細胞 / 同時計測 / マグネシウム
【概要】
❏新規開発したイオン選択的蛍光プローブを用いた神経細胞内マグネシウム動態の解析(25750395)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新藤 豊 慶應義塾大学, 理工学部, 助教 (30449029)
【キーワード】蛍光イメージング / 神経細胞 / マグネシウム / 海馬神経細胞 / 神経伝達物質
【概要】本研究では、分散培養したラット海馬神経細胞がどのような外部刺激に対して細胞内マグネシウムイオン濃度を変化させるかを、我々のグループで開発したマグネシウム選択的蛍光プローブであるKMGシリーズを用いた蛍光イメージングにより調べた。その結果、シグナル分子のひとつである一酸化窒素がミトコンドリアからのマグネシウム放出を誘導することを明らかにし、論文として発表した。また、抑制性の神経伝達物質であるGABA...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:電極アレイ神経細胞を含む研究件
❏導電性高分子を用いたバイオ・シリコン融合素子に関する研究(12838006)
【研究テーマ】複合集積システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】内川 嘉樹 名大, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20023260)
【キーワード】電極アレイ / 神経細胞 / 培養 / 導電性高分子 / ポリピロール (他6件)
【概要】半導体素子上に培養した神経細胞回路において問題となるのは、神経細胞と素子との親和性である。そこで本研究では、神経細胞と電極をつなぐインタフェースとして導電性高分子を使用し、生体との親和性を高めつつ、素子から神経細胞への信号伝達効率を下げないような、バイオ/シリコン融合素子の開発を目指す。導電性高分子は生体との親和性も高く、かつ導電性を持つことが特徴であるが、その加工方法には工夫を要する。導電性高分...
❏神経細胞を用いた生体信号計測システム「神経プローブ」に関する研究(11750367)
【研究テーマ】計測工学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】八木 透 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (90291096)
【キーワード】電極アレイ / 神経細胞 / 培養 / 導電性高分子 / ポリピロール (他9件)
【概要】半導体素子上に神経細胞を培養し、その軸索伸長を人工的に制御して神経回路を形成させる技術について研究を行う。これまでITO(indium tin oxide)や白金など、生体適合性が比較的高いといわれる金属材料を用いて作製した微小電極アレイ上に神経細胞を培養し、その軸索誘導を試みてきた。しかし電極アレイ上に細胞を直接培養しようとすると、細胞が培養途中で死滅してしまうため、ポリリジンや細胞外マトリクス...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:ポリピロール神経細胞を含む研究件
❏導電性高分子を用いたバイオ・シリコン融合素子に関する研究(12838006)
【研究テーマ】複合集積システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】内川 嘉樹 名大, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20023260)
【キーワード】電極アレイ / 神経細胞 / 培養 / 導電性高分子 / ポリピロール (他6件)
【概要】半導体素子上に培養した神経細胞回路において問題となるのは、神経細胞と素子との親和性である。そこで本研究では、神経細胞と電極をつなぐインタフェースとして導電性高分子を使用し、生体との親和性を高めつつ、素子から神経細胞への信号伝達効率を下げないような、バイオ/シリコン融合素子の開発を目指す。導電性高分子は生体との親和性も高く、かつ導電性を持つことが特徴であるが、その加工方法には工夫を要する。導電性高分...
❏神経細胞を用いた生体信号計測システム「神経プローブ」に関する研究(11750367)
【研究テーマ】計測工学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】八木 透 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (90291096)
【キーワード】電極アレイ / 神経細胞 / 培養 / 導電性高分子 / ポリピロール (他9件)
【概要】半導体素子上に神経細胞を培養し、その軸索伸長を人工的に制御して神経回路を形成させる技術について研究を行う。これまでITO(indium tin oxide)や白金など、生体適合性が比較的高いといわれる金属材料を用いて作製した微小電極アレイ上に神経細胞を培養し、その軸索誘導を試みてきた。しかし電極アレイ上に細胞を直接培養しようとすると、細胞が培養途中で死滅してしまうため、ポリリジンや細胞外マトリクス...
【総合生物】神経科学:シナプス神経細胞を含む研究件
❏自閉症発症機構におけるシナプス形成異常をもたらす分子病態解明(20K21471)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】富田 泰輔 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (30292957)
【キーワード】自閉症 / バルプロ酸 / セクレトーム / シナプス / プロテオミクス (他7件)
【概要】自閉症(ASD; Autism Spectrum Disorder)とは発達障害の一つである。本研究においては、げっ歯類ASDモデルとして頻用されているバルプロ酸投与妊娠マウスの出生仔におけるASD様の行動異常を惹起するメカニズムを解析した。その結果、神経細胞シナプス接着分子の一つであるLingo2の代謝産物分泌型Lingo2(sLingo2)が興奮性シナプス過剰形成を起こしていることを明らかとし...
❏シナプス接着分子代謝の変容によるアルツハイマー病シナプス病態の解明(24659028)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012
【研究代表者】富田 泰輔 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (30292957)
【キーワード】神経細胞 / シナプス / 接着分子
【概要】脳における神経細胞間接続であるシナプスは、神経活動に応じた高い可塑性を持つことが知られている。その可塑性の分子基盤としてシナプス接着分子が知られているが、その代謝については不明であった。本研究において、自閉症に関連が知られているシナプス接着分子Neuroligin1が神経活動に応じて連続した2つのプロテアーゼによって切断を受け、シナプス形成を負に制御していることが明らかとなった。 ...
❏分泌型シナプス形成因子と受容体の複合体によるシナプス分化及び神経回路構築機構(23500469)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】松田 恵子 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (40383765)
【キーワード】シナプス形成 / シナプス可塑性 / 神経栄養因子 / シナプス / 海馬 (他9件)
【概要】分泌型シナプス形成因子であるCbln1は、2つの受容体GluD2とNeurexinの機能をリンクさせ、シナプスの形成と分化を制御する。海馬CA1神経細胞においては最も遠位部のTA層に、GluD2に類縁するGluD1受容体が限局して局在しており、TAシナプスで観察されるLTDの成立に関与することが明らかとなった。またノックアウトマウスの解析から GluD1の区画化には、Cbln1、Cbln4が必須で...
【総合生物】神経科学:2光子励起顕微鏡神経細胞を含む研究件
❏超高速2光子励起顕微鏡による革新的神経細胞観察法の実践(23300121)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 貴文 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10262081)
【キーワード】分子動態 / タンパク質 / 神経細胞 / シナプス / 活動電位 (他14件)
【概要】新規に開発した2光子励起顕微鏡システムを用い多点で同時に蛍光相関分光法(FCS)を適用することにより、1) 神経細胞樹状突起の細胞質中を高速に移動するタンパク質分子の動態を捉えること、および2) 神経細胞の膜電位計測を同時多点で行うことを目的とした。GFP発現プラスミドあるいはGFP融合CamKIIタンパク質発現プラスミドをマウス由来初代培養神経細胞に発現させ細胞質の複数点から蛍光強度変化の記録を...
❏第二高調波イメージングの応用による神経生理機能解析(23657106)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】塗谷 睦生 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60453544)
【キーワード】第二高調波発生 / 2光子顕微鏡 / 神経細胞 / グリア細胞 / SHG (他9件)
【概要】光第二高調波(SHG)イメージングは、これまでの手法では不可能であった生理現象の可視化能を持つにも関わらず、生体への応用が限られていた。本研究では色素の改良および応用領域の開拓の両面からSHGの生体イメージングへの展開を模索した。本研究により、既存の物とは全く異なるSHG専用色素が開発され、脳のアストロサイトと呼ばれる細胞がSHGイメージングの重要な対象となる事が明らかになった。今後の更なるSHG...
【総合生物】神経科学:スパイン神経細胞を含む研究件
❏神経線維イメージングを用いた脳回路原理の探究(26250003)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (10302613)
【キーワード】神経線維 / 樹状突起 / 軸索 / カルシウム / スパイン (他9件)
【概要】光学測定系を工夫・改善し、300個以上のシナプスから100 Hzという高速での撮影を可能にした。この革新的な新技術を用いて、 i)海馬CA3野樹状突起の回路演算様式を解析した結果、興奮性入力と抑制性入力のバランスが線維の局所では崩れていることを見出した。この結果はCell Report誌で発表した。 ii)経験によって一度活動したCA1野神経細胞は、上流のCA3野からの精密な軸索回路による特異的入...
❏超高速2光子励起顕微鏡による革新的神経細胞観察法の実践(23300121)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 貴文 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10262081)
【キーワード】分子動態 / タンパク質 / 神経細胞 / シナプス / 活動電位 (他14件)
【概要】新規に開発した2光子励起顕微鏡システムを用い多点で同時に蛍光相関分光法(FCS)を適用することにより、1) 神経細胞樹状突起の細胞質中を高速に移動するタンパク質分子の動態を捉えること、および2) 神経細胞の膜電位計測を同時多点で行うことを目的とした。GFP発現プラスミドあるいはGFP融合CamKIIタンパク質発現プラスミドをマウス由来初代培養神経細胞に発現させ細胞質の複数点から蛍光強度変化の記録を...
❏神経シナプスの発達・老化に関する研究(09480219)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】樹状突起棘 / 細胞骨格 / ドレブリン / アクチン / 発達 (他17件)
【概要】(A)スパイン細胞骨格蛋白群の解析 ドレブリン特異抗体を固定化したビーズを用いて樹状突起スパインの細胞骨格蛋白群を調整すると、ドレブリンの他、アクチン、3種のミオシンとゲルゾリンがその中に含まれるていたが、さらに多くの未同定蛋白が含まれていることが蛋白電気泳動法により確認された。そこでこの標本を免疫源としてモノクローナル抗体を作製したところ、脳に特異的なミオシン用蛋白を認識する抗体(文献13)、神...
【総合生物】神経科学:分子・細胞神経科学神経細胞を含む研究件
❏超高速2光子励起顕微鏡による革新的神経細胞観察法の実践(23300121)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 貴文 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10262081)
【キーワード】分子動態 / タンパク質 / 神経細胞 / シナプス / 活動電位 (他14件)
【概要】新規に開発した2光子励起顕微鏡システムを用い多点で同時に蛍光相関分光法(FCS)を適用することにより、1) 神経細胞樹状突起の細胞質中を高速に移動するタンパク質分子の動態を捉えること、および2) 神経細胞の膜電位計測を同時多点で行うことを目的とした。GFP発現プラスミドあるいはGFP融合CamKIIタンパク質発現プラスミドをマウス由来初代培養神経細胞に発現させ細胞質の複数点から蛍光強度変化の記録を...
❏電子スプレーで生細胞にあらゆるナノ分子を定量的・非損傷的に注入する技術の開発(22500302)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】ヴィゴ レジャン 独立行政法人理化学研究所, Launey研究ユニット, 研究員 (20470304)
【キーワード】Electrospray / Transfection / Neuron / 電子スプレー / 遺伝子導入 (他14件)
【概要】我々は分子や粒子をイオン化・加速して特定の神経細胞に穿通させるナノ電子スプレー微小管を設計、2本の同心の表面疎水処理ガラス管内部の溶液を電子スプレーにして標的に局所的に到達させた。液滴の安定噴射には管配置と電圧波形が重要で、20-250nAのパルスピーク電流が得られた。しかし陰イオン色素と蛍光顕微鏡で観察すると粒子は管先端-培養液面境界のほか外管内壁にも急速に蓄積、終には管内部への引水と溶液流出が...
【総合生物】神経科学:神経細胞移動神経細胞を含む研究件
❏抑制性神経細胞の移動制御(17650109)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / AMPA受容体 / 抑制性神経細胞 / 発生分化 (他11件)
【概要】大脳皮質神経細胞には興奮性神経細胞(グルタミン酸作動性)と抑制性神経細胞とがあり、前者は皮質内の脳室面近くで産生され放射状に移動するのに対し、後者は腹側の基底核原基で産生され脳表面に平行(接線方向)に移動して皮質内に進入することが知られている。皮質内で両者がバランス良く配置されることが機能的神経回路網を構築するためには必須であるが、細胞移動過程における両者の関係は殆どわかっていない。本研究では、接...
❏中枢神経系における神経細胞社会の構築機構(16200027)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / 脳室下帯 / 辺縁帯 / 脳室帯 (他18件)
【概要】発生中の大脳皮質において、脳室帯で誕生した神経細胞は、その多くが移動開始後に多極性移動細胞に変化し、その後中間帯で再度ロコモーション細胞に変化してから皮質板に入ることを、スライス培養下のみならずin vivoにおいても見いだした。その後は、辺縁帯直下へと移動した後、誕生時期をほぼ共通にする細胞同士が集合して、脳表面に平行な6層からなる多層構造(皮質板)を形成する。移動を終えつつある細胞は辺縁帯直下...
【総合生物】神経科学:神経発達神経細胞を含む研究件
❏高等動物の神経発達に対する内分泌撹乱化学物質の影響に関する研究(14104020)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】吉川 泰弘 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (80109975)
【キーワード】内分泌攪乱化学物質 / 神経発達 / 行動評価 / ラット / カニクイザル (他16件)
【概要】研究目的:内分泌撹乱化学物質の神経発達に対する影響の研究は比較的新しく、まだ遺伝子レベルや個体レベルの影響評価がランダムに報告されているに過ぎない。特にげっ歯類から霊長類にわたる一貫性のあるリスク評価研究はほとんど行われていない。本研究ではラット、サル類、チンパンジーの個体を用いて環境化学物質代謝のヒトへの外挿を行う。またラット胎児、げっ歯類・霊長類の神経培養、マウス・サル類のES細胞などを用いて...
❏神経シナプスの発達・老化に関する研究(09480219)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】樹状突起棘 / 細胞骨格 / ドレブリン / アクチン / 発達 (他17件)
【概要】(A)スパイン細胞骨格蛋白群の解析 ドレブリン特異抗体を固定化したビーズを用いて樹状突起スパインの細胞骨格蛋白群を調整すると、ドレブリンの他、アクチン、3種のミオシンとゲルゾリンがその中に含まれるていたが、さらに多くの未同定蛋白が含まれていることが蛋白電気泳動法により確認された。そこでこの標本を免疫源としてモノクローナル抗体を作製したところ、脳に特異的なミオシン用蛋白を認識する抗体(文献13)、神...
【総合生物】神経科学:ドレブリン神経細胞を含む研究件
❏ドレブリンファミリーを介したシグナル伝達によるシナプスアクチン再構築制御(12480236)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】ドレブリン / 樹状突起スパイン / アクチン / シナプス可塑性 / シグナル伝達 (他12件)
【概要】本研究はドレブリンファミリー蛋白(ドレブリンE、ドレブリンA、SH3P7)を介したシグナル伝達機構を担う蛋白群を、ドレブリンに結合する蛋白あるいはドレブリンを修飾する蛋白として網羅的に同定し、次に、これらの蛋白群ネットワークによるアクチン細胞骨格再構築制御のメカニズムで解析し、スパイン内シグナル伝達の分子基盤を解明することを目的とする研究である。まず、イーストツーハイブリッドシステムを用いて、ドレ...
❏ドレブリン含有シナプスの脳内分布(10044237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1998
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】ドレブリン / シナプス / 老化 / アルツハイマー / 神経細胞 (他8件)
【概要】1. アルツハイマー病の脳の生化学的、組織化学的解析を系統的に行った。共同研究者のハタンパ博士はドレブリンが他のシナプス機能蛋白に比し、特異的低下を示すことを発見した。また、同時に正常の老化に従うドレブリン発現量の低下をヒト脳を用いて示した。また、ラット脳を用いてドレブリン含有シナブスの発生過程における変化を免疫組織化学的に解析した。生後0日から20日までのウイスターラットをホルマリン固定後、脳組...
❏神経シナプスの発達・老化に関する研究(09480219)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】樹状突起棘 / 細胞骨格 / ドレブリン / アクチン / 発達 (他17件)
【概要】(A)スパイン細胞骨格蛋白群の解析 ドレブリン特異抗体を固定化したビーズを用いて樹状突起スパインの細胞骨格蛋白群を調整すると、ドレブリンの他、アクチン、3種のミオシンとゲルゾリンがその中に含まれるていたが、さらに多くの未同定蛋白が含まれていることが蛋白電気泳動法により確認された。そこでこの標本を免疫源としてモノクローナル抗体を作製したところ、脳に特異的なミオシン用蛋白を認識する抗体(文献13)、神...
【総合生物】神経科学:大脳新皮質神経細胞を含む研究件
❏発生期にリーリンにより誘導される神経細胞凝集は大脳新皮質層構造の起点となるか?(18K06842)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】林 周宏 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60373354)
【キーワード】大脳新皮質 / 神経細胞 / 細胞凝集 / リーリン / N-カドヘリン (他10件)
【概要】本研究は、発生期哺乳類大脳新皮質において脳室面付近で誕生した興奮性神経細胞が脳表面下の辺縁帯直下まで移動した直後に、神経細胞同士が互いに集積する現象の分子機構を明らかにすることを目的に行った。2020年度までの研究により、辺縁帯に存在するカハール・レチウス細胞から分泌されるリーリンが細胞凝集形成機能を持つこと、この凝集形成にN-カドヘリン、Nck2、Dbnlが関与していることを見出した。さらに、N...
❏脳内の神経細胞の分化方向を人為的に変換させる試み(25640039)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳新皮質 / 神経細胞 / 層特異性 / 転写因子 / 発生・分化 (他8件)
【概要】マウスの発生期大脳新皮質内で、人為的に特定の遺伝子を強制発現することにより、抑制性神経細胞を多く作らせることに成功した。また、大脳新皮質の第2-3層の神経細胞と第4層の神経細胞に関して、二種の転写因子Brn1/2とRorbが相互抑制しており、前者が優位になると2-3層神経細胞に、後者が優位になると4層神経細胞に分化することを見出した。すなわち、この両者を使い分けることによって、未成熟神経細胞からの...
❏神経組織の発生と再生における細胞接着蛋白の機能の研究(11480233)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】韓 春錫 (2000) 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40306832)
【キーワード】細胞接着タンパク質 / 神経発生 / 神経再生 / L1 / 神経回路形成 (他17件)
【概要】研究目的:細胞接着タンパク質などの活性タンパク質の構造と機能の解析を行い、それらの神経発生および病態時の神経再生における役割を解明する。 研究結果:1)細胞接着蛋白L1の研究:A)神経回路形成におけるL1の役割:胎生のラットの視床皮質路はL1に陽性であり、この経路の形成にPax6が必要であることを示した。L1欠損マウスを用いた解析の結果、L1は視床と大脳皮質の線維連絡の形成に重要であることが示され...
【総合生物】神経科学:抑制性神経細胞神経細胞を含む研究件
❏脳内の神経細胞の分化方向を人為的に変換させる試み(25640039)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳新皮質 / 神経細胞 / 層特異性 / 転写因子 / 発生・分化 (他8件)
【概要】マウスの発生期大脳新皮質内で、人為的に特定の遺伝子を強制発現することにより、抑制性神経細胞を多く作らせることに成功した。また、大脳新皮質の第2-3層の神経細胞と第4層の神経細胞に関して、二種の転写因子Brn1/2とRorbが相互抑制しており、前者が優位になると2-3層神経細胞に、後者が優位になると4層神経細胞に分化することを見出した。すなわち、この両者を使い分けることによって、未成熟神経細胞からの...
❏抑制性神経細胞の移動制御(17650109)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / AMPA受容体 / 抑制性神経細胞 / 発生分化 (他11件)
【概要】大脳皮質神経細胞には興奮性神経細胞(グルタミン酸作動性)と抑制性神経細胞とがあり、前者は皮質内の脳室面近くで産生され放射状に移動するのに対し、後者は腹側の基底核原基で産生され脳表面に平行(接線方向)に移動して皮質内に進入することが知られている。皮質内で両者がバランス良く配置されることが機能的神経回路網を構築するためには必須であるが、細胞移動過程における両者の関係は殆どわかっていない。本研究では、接...
【農学】農芸化学:神経突起伸長神経細胞を含む研究件
❏受容体シグナリングを活性化する機能性食品因子のケミカルバイオロジー(18380078)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】内田 浩二 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 准教授 (40203533)
【キーワード】神経成長因子 / ケミカルバイオロジー / 受容体活性化 / チロシンホスファターゼ / イソチオシアネート (他9件)
【概要】神経成長因子(Nerve Growth Factor ; NGF)は神経細胞の分化を促進し、その生存を維持する作用のある一群のタンパク質である。NGF受容体TrkAの過剰発現細胞を樹立し、TrkAの脱リン酸化に関与するプロテインチロシンフォスファターゼ(PTP)の同定を行った。方法としてはPTP 発現系を用い、NGF刺激によるTrkAのリン酸化を免疫ブロットにより調べた。その結果、TrkAリン酸化...
❏神経組織の細胞接着蛋白L1および関連蛋白の機能解析(04454159)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】植村 慶一 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90049792)
【キーワード】L1蛋白 / 免疫グロブリンスーパーファミリー / 細胞接着能 / 神経細胞の突起伸展 / 細胞移動 (他20件)
【概要】L1蛋白は神経組織に特異的に発現する高分子の免疫グロブリンスーパーファミリーに属する膜糖蛋白であり、L1遺伝子の変異により脳の形成や知能発育に異常の起こることが示されている。私達はL1および関連蛋白の構造と機能の研究を行ない、以下のような成果を得た。 1)L1cDNAを培養L細胞へ導入し、L1を発現する細胞系を確立した。L1発現細胞はホモフィリックな細胞接着能を示し、その結果、カルシウムチャネルが...
【農学】動物生命科学:カルシウムチャネル神経細胞を含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏小脳プルキンエ細胞樹状突起スパインでのカルシウム動態と機能タンパク質の役割(14380364)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】井上 貴文 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (10262081)
【キーワード】カルシウム / 小脳プルキンエ細胞 / 神経細胞 / 樹状突起 / IP3受容体 (他7件)
【概要】本研究では小脳プルキンエ細胞樹状突起のCa^<2+>動態が非常に多彩でかつ局所性に富むものであることをNa^+動態と比較しつつ明らかにした。またCa^<2+>放出活性をCa^<2+>流入と分離して記録することで、Ca^<2+>放出能が小脳発達とともに変化することを明らかにした。小脳とは異なり、海馬錐体細胞における神経可塑性ではIP3受容体は補助的な役...
【医歯薬学】基礎医学:L1神経細胞を含む研究件
❏神経組織の発生と再生における細胞接着蛋白の機能の研究(11480233)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】韓 春錫 (2000) 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40306832)
【キーワード】細胞接着タンパク質 / 神経発生 / 神経再生 / L1 / 神経回路形成 (他17件)
【概要】研究目的:細胞接着タンパク質などの活性タンパク質の構造と機能の解析を行い、それらの神経発生および病態時の神経再生における役割を解明する。 研究結果:1)細胞接着蛋白L1の研究:A)神経回路形成におけるL1の役割:胎生のラットの視床皮質路はL1に陽性であり、この経路の形成にPax6が必要であることを示した。L1欠損マウスを用いた解析の結果、L1は視床と大脳皮質の線維連絡の形成に重要であることが示され...
❏神経組織の細胞接着蛋白L1および関連蛋白の機能解析(04454159)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】植村 慶一 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90049792)
【キーワード】L1蛋白 / 免疫グロブリンスーパーファミリー / 細胞接着能 / 神経細胞の突起伸展 / 細胞移動 (他20件)
【概要】L1蛋白は神経組織に特異的に発現する高分子の免疫グロブリンスーパーファミリーに属する膜糖蛋白であり、L1遺伝子の変異により脳の形成や知能発育に異常の起こることが示されている。私達はL1および関連蛋白の構造と機能の研究を行ない、以下のような成果を得た。 1)L1cDNAを培養L細胞へ導入し、L1を発現する細胞系を確立した。L1発現細胞はホモフィリックな細胞接着能を示し、その結果、カルシウムチャネルが...
【医歯薬学】基礎医学:神経培養神経細胞を含む研究件
❏ドレブリンファミリーを介したシグナル伝達によるシナプスアクチン再構築制御(12480236)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】ドレブリン / 樹状突起スパイン / アクチン / シナプス可塑性 / シグナル伝達 (他12件)
【概要】本研究はドレブリンファミリー蛋白(ドレブリンE、ドレブリンA、SH3P7)を介したシグナル伝達機構を担う蛋白群を、ドレブリンに結合する蛋白あるいはドレブリンを修飾する蛋白として網羅的に同定し、次に、これらの蛋白群ネットワークによるアクチン細胞骨格再構築制御のメカニズムで解析し、スパイン内シグナル伝達の分子基盤を解明することを目的とする研究である。まず、イーストツーハイブリッドシステムを用いて、ドレ...
❏神経シナプスの発達・老化に関する研究(09480219)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】樹状突起棘 / 細胞骨格 / ドレブリン / アクチン / 発達 (他17件)
【概要】(A)スパイン細胞骨格蛋白群の解析 ドレブリン特異抗体を固定化したビーズを用いて樹状突起スパインの細胞骨格蛋白群を調整すると、ドレブリンの他、アクチン、3種のミオシンとゲルゾリンがその中に含まれるていたが、さらに多くの未同定蛋白が含まれていることが蛋白電気泳動法により確認された。そこでこの標本を免疫源としてモノクローナル抗体を作製したところ、脳に特異的なミオシン用蛋白を認識する抗体(文献13)、神...
【医歯薬学】基礎医学:N-カドヘリン神経細胞を含む研究件
❏発生期にリーリンにより誘導される神経細胞凝集は大脳新皮質層構造の起点となるか?(18K06842)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】林 周宏 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60373354)
【キーワード】大脳新皮質 / 神経細胞 / 細胞凝集 / リーリン / N-カドヘリン (他10件)
【概要】本研究は、発生期哺乳類大脳新皮質において脳室面付近で誕生した興奮性神経細胞が脳表面下の辺縁帯直下まで移動した直後に、神経細胞同士が互いに集積する現象の分子機構を明らかにすることを目的に行った。2020年度までの研究により、辺縁帯に存在するカハール・レチウス細胞から分泌されるリーリンが細胞凝集形成機能を持つこと、この凝集形成にN-カドヘリン、Nck2、Dbnlが関与していることを見出した。さらに、N...
❏細胞活性化型キメラマトリックスの設計によるES/iPS細胞の機能と分化過程の制御(23220014)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】赤池 敏宏 公益財団法人国際科学振興財団, 再生医工学バイオマテリアル研究所, 所長 (30101207)
【キーワード】ES/iPS細胞 / 再生医工学 / 細胞用まな板 / 細胞マトリックス設計 (他18件)
【概要】細胞接着分子として知られているE-カドヘリン分子をベースをしたキメラタンパク質E-カドヘリンFc分子の設計をふまえ、このE-カドヘリン-Fc固定型培養器材を用いることにより、ES/iPS細胞をコロニー化させずに、均一に分散した単一細胞状態での培養に成功した。さらに開発した新方法とコロニー形成させてしまう既存の方法を比較する為、発信される細胞内シグナルも比較・解析した。本研究によりES/iPS細胞の...
【医歯薬学】基礎医学:電位依存性チャネル神経細胞を含む研究件
❏低酸素性虚血性脳症における神経細胞の樹状突起に発現する電位依存性チャネルの制御(21791040)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】有光 威志 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60383840)
【キーワード】樹状突起 / 電位依存性チャネル / 神経細胞 / 小児科学 / 新生児医学
【概要】これまでの研究から、低酸素性虚血性脳症において、興奮毒性によって神経細胞が障害されることが報告されている。本研究より、神経細胞の興奮状態の変化は、大脳皮質神経細胞に発現する hyperpolarization-activated cyclic nucleotide-gated channel (HCN) 1 タンパク質の総タンパク質量と細胞膜表面での発現量を制御することにより、HCN1 の機能をコ...
❏神経伝達物質による樹状突起電位依存性チャネル制御の薬理学的解析(20790211)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】塗谷 睦生 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60453544)
【キーワード】神経伝達物質 / 電位依存性チャネル / 翻訳後修飾 / 神経細胞
【概要】本研究においては脳神経細胞の活動の制御に重要な役割を果たすと考えられる電位依存性チャネルの調節機構を薬理学的に解析した。その結果、通常・疾患条件下においてこれらの分子が神経活動依存的に制御され、細胞の興奮性を保っている事が明らかとなった。更に、そのような神経細胞の活動の計測を可能にする顕微鏡技術が開発され、軸索における電位情報伝達の様式が明らかになった。これらの結果は神経細胞の新たな恒常性維持機構...
❏神経調節物質による樹状突起電位依存性チャネル制御の解析(19890209)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】塗谷 睦生 慶應大, 医学部, 講師 (60453544)
【キーワード】電位依存性チャネル / 樹状突起 / 神経細胞 / 薬理学
【概要】本研究では、正常・疾患条件下での脳の高次機能発現機構への基礎的な知見を得、また向精神薬の作用機序について薬理学的な解析をするため、神経調節物質による樹状突起電位依存性チャネル制御の解析を行った。本年度は2年の研究計画の初年度として、研究課題を遂行するにあたっての系の確立と最初のスクリーニングを行った。 神経細胞の活動はグルタミン酸が興奮性刺激として使われている。そこで、このグルタミン酸が電位依存性...
【医歯薬学】境界医学:微小電極アレイ神経細胞を含む研究件
❏混沌から秩序を創発するバイオコンピューティング(26630089)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経細胞 / リカレントネットワーク / 培養 / ロボット (他9件)
【概要】ラットの胎児から神経細胞を取り出し,それをシャーレの上に神経細胞を播種し培養すると,混沌とした活動パターンを自発的に生成する神経回路に成長する.本研究では,神経回路の活動に基づいて適切なフィードバック刺激を与えると,混沌とした活動パターンから秩序を抽出できることを示した.このような混沌から抽出された秩序を利用してロボットを制御すると,迷路課題のような目的志向型課題も解決できた.この結果から,混沌か...
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
【医歯薬学】内科系臨床医学:活動電位神経細胞を含む研究件
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
❏超高速2光子励起顕微鏡による革新的神経細胞観察法の実践(23300121)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 貴文 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10262081)
【キーワード】分子動態 / タンパク質 / 神経細胞 / シナプス / 活動電位 (他14件)
【概要】新規に開発した2光子励起顕微鏡システムを用い多点で同時に蛍光相関分光法(FCS)を適用することにより、1) 神経細胞樹状突起の細胞質中を高速に移動するタンパク質分子の動態を捉えること、および2) 神経細胞の膜電位計測を同時多点で行うことを目的とした。GFP発現プラスミドあるいはGFP融合CamKIIタンパク質発現プラスミドをマウス由来初代培養神経細胞に発現させ細胞質の複数点から蛍光強度変化の記録を...
❏大脳皮質抑制性神経結合の生理学的、形態学的解析(10780506)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】根東 覚 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (20301757)
【キーワード】ラット / 大脳皮質 / 抑制性シナプス電流 / GABA / 局所神経回路 (他14件)
【概要】大脳皮質の投射ニューロンが電気生理学的にある程度一様な細胞集団だと考えられているのに対して、GABA作働性の介在細胞は、活性物質の発現パターン・樹状/軸索突起の形態・電気生理学的性質・薬物に対する反応性・シナプス伝達の周波数特性などから、非常に多数のサブタイプからなっていると考えられている。 大脳皮質の重要な入力は、他の皮質と視床からの興奮性投射である。この他に、大脳基底部からのアセチルコリン、青...
【医歯薬学】内科系臨床医学:IP3受容体神経細胞を含む研究件
❏神経細胞樹状突起におけるERの動態(14658255)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002
【研究代表者】井上 貴文 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (10262081)
【キーワード】小胞体 / 動態 / 神経細胞 / 樹状突起 / IP3受容体
【概要】ERは細胞内に網状にはりめぐらされた構造物であり、培養細胞においては細胞骨格系をレールとしてダイナミックに動いていることが近年示されている。神経細胞においても、神経軸索、樹状突起内に高度に発達したERのネットワークが存在している。神経軸索内では神経終末までの長い構造にわたって細胞機能を維持するために様々なレベルの軸策内輸送があることが知られているが、ERの構造はいかなる仕組みで維持されているかは不...
❏小脳プルキンエ細胞樹状突起スパインでのカルシウム動態と機能タンパク質の役割(14380364)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】井上 貴文 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (10262081)
【キーワード】カルシウム / 小脳プルキンエ細胞 / 神経細胞 / 樹状突起 / IP3受容体 (他7件)
【概要】本研究では小脳プルキンエ細胞樹状突起のCa^<2+>動態が非常に多彩でかつ局所性に富むものであることをNa^+動態と比較しつつ明らかにした。またCa^<2+>放出活性をCa^<2+>流入と分離して記録することで、Ca^<2+>放出能が小脳発達とともに変化することを明らかにした。小脳とは異なり、海馬錐体細胞における神経可塑性ではIP3受容体は補助的な役...
【医歯薬学】内科系臨床医学:行動神経細胞を含む研究件
❏遺伝性精神遅滞症遺伝子FMR1の解析を通して知る脳内行動発現ネットワーク機構(15207002)
【研究テーマ】遺伝・ゲノム動態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】塩見 春彦 徳島大学, ゲノム機能研究センター, 教授 (60202107)
【キーワード】脆弱X症候群 / FMR1 / RNAi / 記憶障害 / 概日リズム (他11件)
【概要】トリプレットリピート病の代表例である脆弱X症候群患者では脳の高次機能(特に可塑性)に直接関わることが確実視されている樹状突起上スパインの形態異常が見られる。これはFMR1遺伝子の機能喪失によると考えられているが、その分子機構は不明である。ショウジョウバエをモデル動物として用い、FMR1が位置する遺伝学的分子経路を明らかにするため、FMR1機能の変化が、どのように細胞形態レベルでの変化、そして個体の...
❏高等動物の神経発達に対する内分泌撹乱化学物質の影響に関する研究(14104020)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】吉川 泰弘 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (80109975)
【キーワード】内分泌攪乱化学物質 / 神経発達 / 行動評価 / ラット / カニクイザル (他16件)
【概要】研究目的:内分泌撹乱化学物質の神経発達に対する影響の研究は比較的新しく、まだ遺伝子レベルや個体レベルの影響評価がランダムに報告されているに過ぎない。特にげっ歯類から霊長類にわたる一貫性のあるリスク評価研究はほとんど行われていない。本研究ではラット、サル類、チンパンジーの個体を用いて環境化学物質代謝のヒトへの外挿を行う。またラット胎児、げっ歯類・霊長類の神経培養、マウス・サル類のES細胞などを用いて...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【医歯薬学】内科系臨床医学:AMPA受容体神経細胞を含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏抑制性神経細胞の移動制御(17650109)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / AMPA受容体 / 抑制性神経細胞 / 発生分化 (他11件)
【概要】大脳皮質神経細胞には興奮性神経細胞(グルタミン酸作動性)と抑制性神経細胞とがあり、前者は皮質内の脳室面近くで産生され放射状に移動するのに対し、後者は腹側の基底核原基で産生され脳表面に平行(接線方向)に移動して皮質内に進入することが知られている。皮質内で両者がバランス良く配置されることが機能的神経回路網を構築するためには必須であるが、細胞移動過程における両者の関係は殆どわかっていない。本研究では、接...
【医歯薬学】内科系臨床医学:細胞膜神経細胞を含む研究件
❏リン脂質のリモデリング経路により作られる脂肪酸非対称性の生理的意義の解析(20890047)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】徳岡 涼美 東京大学, 大学院・医学系研究科, 特任助教 (60511376)
【キーワード】リン脂質 / アシル転移酵素 / 神経細胞 / 脂質 / 酵素 (他7件)
【概要】グリセロリン脂質の脂肪酸組成に関わると思われる酵素群のうち、マウス脳中の神経細胞に特異的に多く発現する酵素のいくつかを明らかにした。マウス神経細胞の培養を行い、培養条件によってリン脂質脂肪酸の組成を変化させる系を作製した。リン脂質脂肪酸組成の異なる細胞では、神経細胞の機能に変化が起こる可能性を示す結果が得られたがこれらに関わる酵素についての解析を現在進めている。 ...
❏生体膜リン脂質の配向性制御分子の同定とその機能についての研究:細胞の形態形成における役割に着目して(12480220)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】梅田 眞郷 (梅田 真郷) 財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 副参事研究員 (10185069)
【キーワード】リン脂質 / 脂質二重層 / フリップ-フロップ / 細胞極性 / 上皮細胞 (他13件)
【概要】生体膜を構成する脂質二重層内外でリン脂質が非対称に分布することが古くから知られているが、その生物学的な意義は未だに明らかにされていない。我々は、細胞質分裂終期の分裂溝において局所的にリン脂質配向性が解消し、このリン脂質の動きが収縮環の再編シグナルとなっていることを見出した。この観察を契機に一連の解析を行い、形質膜におけるリン脂質分子の分布や配向性の変化に起因する局所的な膜構造のゆらぎが、細胞骨格系...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経発生神経細胞を含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏神経組織の発生と再生における細胞接着蛋白の機能の研究(11480233)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】韓 春錫 (2000) 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40306832)
【キーワード】細胞接着タンパク質 / 神経発生 / 神経再生 / L1 / 神経回路形成 (他17件)
【概要】研究目的:細胞接着タンパク質などの活性タンパク質の構造と機能の解析を行い、それらの神経発生および病態時の神経再生における役割を解明する。 研究結果:1)細胞接着蛋白L1の研究:A)神経回路形成におけるL1の役割:胎生のラットの視床皮質路はL1に陽性であり、この経路の形成にPax6が必要であることを示した。L1欠損マウスを用いた解析の結果、L1は視床と大脳皮質の線維連絡の形成に重要であることが示され...
❏神経細胞識別機構の分子生物学的解析(04454026)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】藤澤 肇 名古屋大学, 理学部, 教授 (60079689)
【キーワード】神経細胞 / 細胞識別 / 膜分子 / cDNAクローニング / 細胞接着 (他13件)
【概要】神経細胞間の特異的な結合は、神経細胞表面膜分子を媒介にした細胞識別がその基礎となって形成されると考えられる。本研究では、アフリカツメガエル神経系に発現する膜蛋白質プレキシン(plexin:従来名B2)の機能を明らかにするため、以下の2点について解析した。 1、アフリカツメガエル網膜におけるプレキシンの発現動態と機能の解析:プレキシン特異モノクローナル抗体MAbB2による免疫組織化学的な解析を行い、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ニューロン神経細胞を含む研究件
❏成熟した大脳皮質神経細胞のサブタイプを生体内で人為的に転換させる試み(18K19378)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
【キーワード】神経細胞 / 分化 / 大脳皮質 / ニューロン / 分化転換
【概要】脳の中には多くのサブタイプの神経細胞があり、それぞれ特有の形態と機能を有している。我々は、神経細胞が未熟な時期には細胞外環境の影響によって最終的に分化するサブタイプが変わりうることを発見したが、一般に成熟神経細胞のサブタイプは決して変化しない。本研究では、成熟神経細胞のサブタイプを人為的に転換させることに挑戦し、転写因子及びエピジェネティック因子の人為的制御によって少なくとも一部の表現型については...
❏電子スプレーで生細胞にあらゆるナノ分子を定量的・非損傷的に注入する技術の開発(22500302)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】ヴィゴ レジャン 独立行政法人理化学研究所, Launey研究ユニット, 研究員 (20470304)
【キーワード】Electrospray / Transfection / Neuron / 電子スプレー / 遺伝子導入 (他14件)
【概要】我々は分子や粒子をイオン化・加速して特定の神経細胞に穿通させるナノ電子スプレー微小管を設計、2本の同心の表面疎水処理ガラス管内部の溶液を電子スプレーにして標的に局所的に到達させた。液滴の安定噴射には管配置と電圧波形が重要で、20-250nAのパルスピーク電流が得られた。しかし陰イオン色素と蛍光顕微鏡で観察すると粒子は管先端-培養液面境界のほか外管内壁にも急速に蓄積、終には管内部への引水と溶液流出が...
❏神経幹細胞の運命転換における核クロマチン「グーバルな」状態変化の意義(20241044)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70252525)
【キーワード】クロマチン / 神経幹細胞 / Brm / ニューロン / 神経細胞 (他6件)
【概要】発生過程において、多分化能を持つ組織幹細胞が特定の形質のみを示す細胞へと分化する過程は、特定の遺伝子群の発現カスケードとして捉えられ、解析されてきた。しかし最近我々は、神経幹細胞の分化過程においてこのような「ローカルな」遺伝子座の制御に加えて、核ゲノム全体で起こる「グローバルな」クロマチン状態の変化が存在していることを示唆する結果を得た。すなわち、神経系前駆細胞がニューロン分化し成熟するときに、ク...
【医歯薬学】外科系臨床医学:cDNAクローニング神経細胞を含む研究件
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
❏神経細胞識別機構の分子生物学的解析(04454026)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】藤澤 肇 名古屋大学, 理学部, 教授 (60079689)
【キーワード】神経細胞 / 細胞識別 / 膜分子 / cDNAクローニング / 細胞接着 (他13件)
【概要】神経細胞間の特異的な結合は、神経細胞表面膜分子を媒介にした細胞識別がその基礎となって形成されると考えられる。本研究では、アフリカツメガエル神経系に発現する膜蛋白質プレキシン(plexin:従来名B2)の機能を明らかにするため、以下の2点について解析した。 1、アフリカツメガエル網膜におけるプレキシンの発現動態と機能の解析:プレキシン特異モノクローナル抗体MAbB2による免疫組織化学的な解析を行い、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:低分子量Gタンパク質神経細胞を含む研究件
❏細胞内膜輸送関連因子による神経分化と機能調節機構の解明(24590341)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】原 太一 群馬大学, 生体調節研究所, 准教授 (00392374)
【キーワード】Rab35 / 神経細胞 / 初期発生 / 低分子量Gタンパク質 / Rab (他10件)
【概要】低分子量Gタンパク質Rab35は細胞内膜輸送や神経機能制御に関わると考えられているが、哺乳動物におけるRab35の生理的役割は明らかになっていない。本研究では、Rab35遺伝子欠損マウスを作成し、その表現型を解析した。Rab35遺伝子欠損マウスは胎生致死となり、Rab35がマウス初期胚発生に必須の役割を果たすことが明らかとなった。 ...
❏膜オルガネラ動態を制御する新しいタイプの低分子量G蛋白質群の機能解析(23370083)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】紺谷 圏二 東京大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (30302615)
【キーワード】低分子量Gタンパク質 / メンブラントラフィック / オルガネラ / 線虫 / 細胞内物質輸送 (他11件)
【概要】本研究では各種の新しい低分子量Gタンパク質に関して多角的な解析を行い、1)ARL8がファゴソームとリソソームの融合に寄与し、アポトーシス細胞の効率的除去に必要であること、2)Arl13bのN末端のパルミトイル化修飾とC末端近傍のRVxPモチーフの両方が、Arl13bの一次繊毛への局在化に必要であること、3)Di-Ras2がSmgGDSとの相互作用により、活性制御を受ける可能性があること、4)線虫に...
【医歯薬学】外科系臨床医学:グリア細胞神経細胞を含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏第二高調波イメージングの応用による神経生理機能解析(23657106)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】塗谷 睦生 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60453544)
【キーワード】第二高調波発生 / 2光子顕微鏡 / 神経細胞 / グリア細胞 / SHG (他9件)
【概要】光第二高調波(SHG)イメージングは、これまでの手法では不可能であった生理現象の可視化能を持つにも関わらず、生体への応用が限られていた。本研究では色素の改良および応用領域の開拓の両面からSHGの生体イメージングへの展開を模索した。本研究により、既存の物とは全く異なるSHG専用色素が開発され、脳のアストロサイトと呼ばれる細胞がSHGイメージングの重要な対象となる事が明らかになった。今後の更なるSHG...
❏中枢神経系に於ける神経-グリア間情報伝達過程の可視化解析(10780403)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】木本 哲也 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (60292843)
【キーワード】神経ステロイド / チトクロムP450 / カルシウム信号 / 神経細胞 / 海馬 (他12件)
【概要】本研究は、脳海馬の記憶・学習に関わる細胞情報伝達過程に対する、神経ステロイドによる制御様式の解明を目指して遂行した。今年度はまず、プレグネノロン(PREG)を硫酸プレグネノロン(PREGS)に代謝する水酸化ステロイド硫酸基転移酵素が、海馬に於いて神経細胞に局在していることを免疫染色法、及びウエスタンブロッティング法によって解明した。私は昨年、海馬神経細胞にチトクロムP450sccを中心とするPRE...
【医歯薬学】外科系臨床医学:iPS細胞神経細胞を含む研究件
❏機能する培養ヒト神経回路組織の構築(20K20643)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2024-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】オルガノイド / 可塑性 / 神経回路組織 / in vitro / 学習 (他9件)
【概要】脳内の回路は複雑であるがゆえに高度な情報処理を行うことができるが、まさにその複雑さが脳の本質的な理解を阻む最大の難関となって立ちはだかっている。そこで本研究では脳内の神経回路を単純化して体外で再現し、学習させ、神経回路の機能と仕組みを理解する事を目指す。シナプスや神経細胞の可塑的変化はこれまで多く観察されてきたが、小さな可塑的変化の集積によって引き起こされる回路全体の学習を体外で達成した報告は無い...
❏マイクロ流体デバイスによるヒト大脳皮質発生の2次元モデル化(18K18362)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】榛葉 健太 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (80792655)
【キーワード】大脳皮質 / マイクロ加工 / パターニング / iPS細胞 / 細胞移動 (他6件)
【概要】大脳皮質様の構造を培養皿の中で再現するための基盤技術の開発に取り組み,神経細胞の移動制御において重要な神経幹細胞の突起の伸長方向をコントロールするための技術,および神経細胞に対して対象とした部位に選択的に液性の因子を作用するための技術を開発した.これらの技術は,今後大脳皮質モデルの開発に重要な役割を果たすことが期待される. ...
❏新規モデル系を用いた癌の神経浸潤における細胞間相互作用因子の探索(17K10557)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岡本 理志 横浜市立大学, 医学部, 助教 (50509106)
【キーワード】iPS細胞 / 神経細胞 / 神経堤細胞 / 癌細胞 / 神経浸潤 (他6件)
【概要】ヒトiPS細胞由来神経堤細胞から誘導した神経細胞と、膵癌細胞株の共培養系を用いて、これらの相互作用における重要因子の探索を行った。癌細胞が神経突起に沿って増殖・進展する様子が観察された。一方で、両細胞種が直接接触する以前の過程においては、神経突起の伸長方向や癌細胞の伸展方向に、相互作用は認められなかった。癌細胞が進展時の足場とし得る神経細胞種については一定の知見は得られたが、相互作用の原因因子同定...
【医歯薬学】社会医学:カルシウムイメージング神経細胞を含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
【医歯薬学】社会医学:神経神経細胞を含む研究件
❏機能する培養ヒト神経回路組織の構築(20K20643)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2024-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】オルガノイド / 可塑性 / 神経回路組織 / in vitro / 学習 (他9件)
【概要】脳内の回路は複雑であるがゆえに高度な情報処理を行うことができるが、まさにその複雑さが脳の本質的な理解を阻む最大の難関となって立ちはだかっている。そこで本研究では脳内の神経回路を単純化して体外で再現し、学習させ、神経回路の機能と仕組みを理解する事を目指す。シナプスや神経細胞の可塑的変化はこれまで多く観察されてきたが、小さな可塑的変化の集積によって引き起こされる回路全体の学習を体外で達成した報告は無い...
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏細胞内膜輸送関連因子による神経分化と機能調節機構の解明(24590341)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】原 太一 群馬大学, 生体調節研究所, 准教授 (00392374)
【キーワード】Rab35 / 神経細胞 / 初期発生 / 低分子量Gタンパク質 / Rab (他10件)
【概要】低分子量Gタンパク質Rab35は細胞内膜輸送や神経機能制御に関わると考えられているが、哺乳動物におけるRab35の生理的役割は明らかになっていない。本研究では、Rab35遺伝子欠損マウスを作成し、その表現型を解析した。Rab35遺伝子欠損マウスは胎生致死となり、Rab35がマウス初期胚発生に必須の役割を果たすことが明らかとなった。 ...
【医歯薬学】社会医学:神経再生神経細胞を含む研究件
❏脱神経皮弁における神経再生の機序の解明 -皮膚からのシグナルに着目して-(15K10937)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】森 弘樹 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (80345305)
【キーワード】無知覚皮弁 / 神経再生 / 共培養 / 角化細胞 / 神経細胞 (他6件)
【概要】痛みを感じる分子装置TRPV1 (VR1), P2X3、神経成長因子(NGF) 軸索反発因子(semaphorin)は知覚脱失領域でも発現した。TRPV1, NGFは切断領域の真皮において増加する傾向を認め、semaphorinは切断領域の真皮において低下した。ケラチノサイト・神経細胞共培養モデルを確立し、共培養モデルにおける接触・非接触によるNGF, BDNFの定量を行い、NGFにおいて接触群で...
❏神経組織の発生と再生における細胞接着蛋白の機能の研究(11480233)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】韓 春錫 (2000) 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40306832)
【キーワード】細胞接着タンパク質 / 神経発生 / 神経再生 / L1 / 神経回路形成 (他17件)
【概要】研究目的:細胞接着タンパク質などの活性タンパク質の構造と機能の解析を行い、それらの神経発生および病態時の神経再生における役割を解明する。 研究結果:1)細胞接着蛋白L1の研究:A)神経回路形成におけるL1の役割:胎生のラットの視床皮質路はL1に陽性であり、この経路の形成にPax6が必要であることを示した。L1欠損マウスを用いた解析の結果、L1は視床と大脳皮質の線維連絡の形成に重要であることが示され...
【医歯薬学】社会医学:可塑性神経細胞を含む研究件
❏機能する培養ヒト神経回路組織の構築(20K20643)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2024-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】オルガノイド / 可塑性 / 神経回路組織 / in vitro / 学習 (他9件)
【概要】脳内の回路は複雑であるがゆえに高度な情報処理を行うことができるが、まさにその複雑さが脳の本質的な理解を阻む最大の難関となって立ちはだかっている。そこで本研究では脳内の神経回路を単純化して体外で再現し、学習させ、神経回路の機能と仕組みを理解する事を目指す。シナプスや神経細胞の可塑的変化はこれまで多く観察されてきたが、小さな可塑的変化の集積によって引き起こされる回路全体の学習を体外で達成した報告は無い...
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
❏分泌型シナプス形成因子と受容体の複合体によるシナプス分化及び神経回路構築機構(23500469)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】松田 恵子 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (40383765)
【キーワード】シナプス形成 / シナプス可塑性 / 神経栄養因子 / シナプス / 海馬 (他9件)
【概要】分泌型シナプス形成因子であるCbln1は、2つの受容体GluD2とNeurexinの機能をリンクさせ、シナプスの形成と分化を制御する。海馬CA1神経細胞においては最も遠位部のTA層に、GluD2に類縁するGluD1受容体が限局して局在しており、TAシナプスで観察されるLTDの成立に関与することが明らかとなった。またノックアウトマウスの解析から GluD1の区画化には、Cbln1、Cbln4が必須で...
【医歯薬学】社会医学:神経伝達物質神経細胞を含む研究件
❏新規開発したイオン選択的蛍光プローブを用いた神経細胞内マグネシウム動態の解析(25750395)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新藤 豊 慶應義塾大学, 理工学部, 助教 (30449029)
【キーワード】蛍光イメージング / 神経細胞 / マグネシウム / 海馬神経細胞 / 神経伝達物質
【概要】本研究では、分散培養したラット海馬神経細胞がどのような外部刺激に対して細胞内マグネシウムイオン濃度を変化させるかを、我々のグループで開発したマグネシウム選択的蛍光プローブであるKMGシリーズを用いた蛍光イメージングにより調べた。その結果、シグナル分子のひとつである一酸化窒素がミトコンドリアからのマグネシウム放出を誘導することを明らかにし、論文として発表した。また、抑制性の神経伝達物質であるGABA...
❏神経伝達物質による樹状突起電位依存性チャネル制御の薬理学的解析(20790211)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】塗谷 睦生 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60453544)
【キーワード】神経伝達物質 / 電位依存性チャネル / 翻訳後修飾 / 神経細胞
【概要】本研究においては脳神経細胞の活動の制御に重要な役割を果たすと考えられる電位依存性チャネルの調節機構を薬理学的に解析した。その結果、通常・疾患条件下においてこれらの分子が神経活動依存的に制御され、細胞の興奮性を保っている事が明らかとなった。更に、そのような神経細胞の活動の計測を可能にする顕微鏡技術が開発され、軸索における電位情報伝達の様式が明らかになった。これらの結果は神経細胞の新たな恒常性維持機構...
【医歯薬学】歯学:培養神経細胞を含む研究件
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
❏混沌から秩序を創発するバイオコンピューティング(26630089)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経細胞 / リカレントネットワーク / 培養 / ロボット (他9件)
【概要】ラットの胎児から神経細胞を取り出し,それをシャーレの上に神経細胞を播種し培養すると,混沌とした活動パターンを自発的に生成する神経回路に成長する.本研究では,神経回路の活動に基づいて適切なフィードバック刺激を与えると,混沌とした活動パターンから秩序を抽出できることを示した.このような混沌から抽出された秩序を利用してロボットを制御すると,迷路課題のような目的志向型課題も解決できた.この結果から,混沌か...
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
【医歯薬学】歯学:モノクローナル抗体神経細胞を含む研究件
❏神経組織の発生と再生における細胞接着蛋白の機能の研究(11480233)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】韓 春錫 (2000) 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40306832)
【キーワード】細胞接着タンパク質 / 神経発生 / 神経再生 / L1 / 神経回路形成 (他17件)
【概要】研究目的:細胞接着タンパク質などの活性タンパク質の構造と機能の解析を行い、それらの神経発生および病態時の神経再生における役割を解明する。 研究結果:1)細胞接着蛋白L1の研究:A)神経回路形成におけるL1の役割:胎生のラットの視床皮質路はL1に陽性であり、この経路の形成にPax6が必要であることを示した。L1欠損マウスを用いた解析の結果、L1は視床と大脳皮質の線維連絡の形成に重要であることが示され...
❏神経組織の細胞接着蛋白L1および関連蛋白の機能解析(04454159)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】植村 慶一 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90049792)
【キーワード】L1蛋白 / 免疫グロブリンスーパーファミリー / 細胞接着能 / 神経細胞の突起伸展 / 細胞移動 (他20件)
【概要】L1蛋白は神経組織に特異的に発現する高分子の免疫グロブリンスーパーファミリーに属する膜糖蛋白であり、L1遺伝子の変異により脳の形成や知能発育に異常の起こることが示されている。私達はL1および関連蛋白の構造と機能の研究を行ない、以下のような成果を得た。 1)L1cDNAを培養L細胞へ導入し、L1を発現する細胞系を確立した。L1発現細胞はホモフィリックな細胞接着能を示し、その結果、カルシウムチャネルが...
【医歯薬学】歯学:発生神経細胞を含む研究件
❏発生期にリーリンにより誘導される神経細胞凝集は大脳新皮質層構造の起点となるか?(18K06842)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】林 周宏 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60373354)
【キーワード】大脳新皮質 / 神経細胞 / 細胞凝集 / リーリン / N-カドヘリン (他10件)
【概要】本研究は、発生期哺乳類大脳新皮質において脳室面付近で誕生した興奮性神経細胞が脳表面下の辺縁帯直下まで移動した直後に、神経細胞同士が互いに集積する現象の分子機構を明らかにすることを目的に行った。2020年度までの研究により、辺縁帯に存在するカハール・レチウス細胞から分泌されるリーリンが細胞凝集形成機能を持つこと、この凝集形成にN-カドヘリン、Nck2、Dbnlが関与していることを見出した。さらに、N...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】歯学:神経堤細胞神経細胞を含む研究件
❏新規モデル系を用いた癌の神経浸潤における細胞間相互作用因子の探索(17K10557)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岡本 理志 横浜市立大学, 医学部, 助教 (50509106)
【キーワード】iPS細胞 / 神経細胞 / 神経堤細胞 / 癌細胞 / 神経浸潤 (他6件)
【概要】ヒトiPS細胞由来神経堤細胞から誘導した神経細胞と、膵癌細胞株の共培養系を用いて、これらの相互作用における重要因子の探索を行った。癌細胞が神経突起に沿って増殖・進展する様子が観察された。一方で、両細胞種が直接接触する以前の過程においては、神経突起の伸長方向や癌細胞の伸展方向に、相互作用は認められなかった。癌細胞が進展時の足場とし得る神経細胞種については一定の知見は得られたが、相互作用の原因因子同定...
❏神経系細胞に発現する新しいチロシンキナーゼのcDNAクローニングと機能解析(04670204)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】高橋 雅英 名古屋大学, 医学部, 講師 (40183446)
【キーワード】神経細胞 / 神経堤細胞 / チロシンキナーゼ / 膜蛋白
【概要】マウス胎児神経管由来の細胞株(C3KSP)とretがん遺伝子導入トランスジェニックマウスに発生したmelanocytic tumor由来の細胞株(Mel-ret)中に存在するチロシン燐酸化蛋白の解析を行った。その結果、前者では160kDa、後者では85kDaのチロシン燐酸化の著明な蛋白が存在することが判明した。抗燐酸化チロシン抗体で両細胞の抽出物を免疫沈降後、kinase assayを行うと160...
【医歯薬学】薬学:遺伝子欠損マウス神経細胞を含む研究件
❏細胞内膜輸送関連因子による神経分化と機能調節機構の解明(24590341)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】原 太一 群馬大学, 生体調節研究所, 准教授 (00392374)
【キーワード】Rab35 / 神経細胞 / 初期発生 / 低分子量Gタンパク質 / Rab (他10件)
【概要】低分子量Gタンパク質Rab35は細胞内膜輸送や神経機能制御に関わると考えられているが、哺乳動物におけるRab35の生理的役割は明らかになっていない。本研究では、Rab35遺伝子欠損マウスを作成し、その表現型を解析した。Rab35遺伝子欠損マウスは胎生致死となり、Rab35がマウス初期胚発生に必須の役割を果たすことが明らかとなった。 ...
❏細胞種特異的アダプター(AP)複合体の細胞および個体レベルでの機能解析(15370042)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】大野 博司 独立行政法人理化学研究所, 免疫系構築研究チーム, チームリーダー (50233226)
【キーワード】小胞輸送 / 神経細胞 / 上皮細胞 / 胃酸分泌障害 / SNAP25 (他18件)
【概要】神経細胞および上皮細胞という、高等多細胞生物に特徴的であり、かつ高次機能の一端を担う細胞群の機能を、それぞれの細胞種に限局して発現しているAP複合体を中心に、細胞および個体レベルで解析した結果以下のような成果が得られた。 1.腸管間質に発現する転写因子、Foxl1欠損マウスでは胃酸分泌障害が認められる。静止時の胃壁細胞では、プロトンポンプであるH,K-ATPaseが細胞内顆粒に留まっているが、胃酸...
【医歯薬学】薬学:シナプス可塑性神経細胞を含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏分泌型シナプス形成因子と受容体の複合体によるシナプス分化及び神経回路構築機構(23500469)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】松田 恵子 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (40383765)
【キーワード】シナプス形成 / シナプス可塑性 / 神経栄養因子 / シナプス / 海馬 (他9件)
【概要】分泌型シナプス形成因子であるCbln1は、2つの受容体GluD2とNeurexinの機能をリンクさせ、シナプスの形成と分化を制御する。海馬CA1神経細胞においては最も遠位部のTA層に、GluD2に類縁するGluD1受容体が限局して局在しており、TAシナプスで観察されるLTDの成立に関与することが明らかとなった。またノックアウトマウスの解析から GluD1の区画化には、Cbln1、Cbln4が必須で...
❏ドレブリンファミリーを介したシグナル伝達によるシナプスアクチン再構築制御(12480236)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】ドレブリン / 樹状突起スパイン / アクチン / シナプス可塑性 / シグナル伝達 (他12件)
【概要】本研究はドレブリンファミリー蛋白(ドレブリンE、ドレブリンA、SH3P7)を介したシグナル伝達機構を担う蛋白群を、ドレブリンに結合する蛋白あるいはドレブリンを修飾する蛋白として網羅的に同定し、次に、これらの蛋白群ネットワークによるアクチン細胞骨格再構築制御のメカニズムで解析し、スパイン内シグナル伝達の分子基盤を解明することを目的とする研究である。まず、イーストツーハイブリッドシステムを用いて、ドレ...
【医歯薬学】薬学:シナプス形成神経細胞を含む研究件
❏分泌型シナプス形成因子と受容体の複合体によるシナプス分化及び神経回路構築機構(23500469)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】松田 恵子 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (40383765)
【キーワード】シナプス形成 / シナプス可塑性 / 神経栄養因子 / シナプス / 海馬 (他9件)
【概要】分泌型シナプス形成因子であるCbln1は、2つの受容体GluD2とNeurexinの機能をリンクさせ、シナプスの形成と分化を制御する。海馬CA1神経細胞においては最も遠位部のTA層に、GluD2に類縁するGluD1受容体が限局して局在しており、TAシナプスで観察されるLTDの成立に関与することが明らかとなった。またノックアウトマウスの解析から GluD1の区画化には、Cbln1、Cbln4が必須で...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
【医歯薬学】薬学:樹状突起神経細胞を含む研究件
❏小脳をモデルにin vivoで解き明かす、神経回路形成のシナプスを介した制御機構(16K07001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹尾 ゆかり 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別研究員(PD) (90624320)
【キーワード】神経細胞 / 樹状突起 / 発達 / 神経活動 / 小脳 (他9件)
【概要】脳の神経細胞が回路を形成するメカニズムを理解するため、本研究では、生きたマウスの小脳プルキンエ細胞を使って、神経細胞樹状突起が形成される過程を2光子顕微鏡を使って観察することに成功した。その結果、樹状突起が完成する前には多くの不要な樹状突起が退縮することが明らかになった。さらに、この樹状突起退縮過程には神経活動と、NMDA型グルタミン酸受容体およびCaMK2キナーゼ蛋白質が、必要であることも見出し...
❏神経線維イメージングを用いた脳回路原理の探究(26250003)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (10302613)
【キーワード】神経線維 / 樹状突起 / 軸索 / カルシウム / スパイン (他9件)
【概要】光学測定系を工夫・改善し、300個以上のシナプスから100 Hzという高速での撮影を可能にした。この革新的な新技術を用いて、 i)海馬CA3野樹状突起の回路演算様式を解析した結果、興奮性入力と抑制性入力のバランスが線維の局所では崩れていることを見出した。この結果はCell Report誌で発表した。 ii)経験によって一度活動したCA1野神経細胞は、上流のCA3野からの精密な軸索回路による特異的入...
❏超高速2光子励起顕微鏡による革新的神経細胞観察法の実践(23300121)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 貴文 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10262081)
【キーワード】分子動態 / タンパク質 / 神経細胞 / シナプス / 活動電位 (他14件)
【概要】新規に開発した2光子励起顕微鏡システムを用い多点で同時に蛍光相関分光法(FCS)を適用することにより、1) 神経細胞樹状突起の細胞質中を高速に移動するタンパク質分子の動態を捉えること、および2) 神経細胞の膜電位計測を同時多点で行うことを目的とした。GFP発現プラスミドあるいはGFP融合CamKIIタンパク質発現プラスミドをマウス由来初代培養神経細胞に発現させ細胞質の複数点から蛍光強度変化の記録を...
【医歯薬学】薬学:リン脂質神経細胞を含む研究件
❏リン脂質のリモデリング経路により作られる脂肪酸非対称性の生理的意義の解析(20890047)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】徳岡 涼美 東京大学, 大学院・医学系研究科, 特任助教 (60511376)
【キーワード】リン脂質 / アシル転移酵素 / 神経細胞 / 脂質 / 酵素 (他7件)
【概要】グリセロリン脂質の脂肪酸組成に関わると思われる酵素群のうち、マウス脳中の神経細胞に特異的に多く発現する酵素のいくつかを明らかにした。マウス神経細胞の培養を行い、培養条件によってリン脂質脂肪酸の組成を変化させる系を作製した。リン脂質脂肪酸組成の異なる細胞では、神経細胞の機能に変化が起こる可能性を示す結果が得られたがこれらに関わる酵素についての解析を現在進めている。 ...
❏生体膜リン脂質の配向性制御分子の同定とその機能についての研究:細胞の形態形成における役割に着目して(12480220)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】梅田 眞郷 (梅田 真郷) 財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 副参事研究員 (10185069)
【キーワード】リン脂質 / 脂質二重層 / フリップ-フロップ / 細胞極性 / 上皮細胞 (他13件)
【概要】生体膜を構成する脂質二重層内外でリン脂質が非対称に分布することが古くから知られているが、その生物学的な意義は未だに明らかにされていない。我々は、細胞質分裂終期の分裂溝において局所的にリン脂質配向性が解消し、このリン脂質の動きが収縮環の再編シグナルとなっていることを見出した。この観察を契機に一連の解析を行い、形質膜におけるリン脂質分子の分布や配向性の変化に起因する局所的な膜構造のゆらぎが、細胞骨格系...
【医歯薬学】薬学:再生医療神経細胞を含む研究件
❏細胞活性化型キメラマトリックスの設計によるES/iPS細胞の機能と分化過程の制御(23220014)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】赤池 敏宏 公益財団法人国際科学振興財団, 再生医工学バイオマテリアル研究所, 所長 (30101207)
【キーワード】ES/iPS細胞 / 再生医工学 / 細胞用まな板 / 細胞マトリックス設計 (他18件)
【概要】細胞接着分子として知られているE-カドヘリン分子をベースをしたキメラタンパク質E-カドヘリンFc分子の設計をふまえ、このE-カドヘリン-Fc固定型培養器材を用いることにより、ES/iPS細胞をコロニー化させずに、均一に分散した単一細胞状態での培養に成功した。さらに開発した新方法とコロニー形成させてしまう既存の方法を比較する為、発信される細胞内シグナルも比較・解析した。本研究によりES/iPS細胞の...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
【医歯薬学】薬学:接着分子神経細胞を含む研究件
❏自閉症発症機構におけるシナプス形成異常をもたらす分子病態解明(20K21471)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】富田 泰輔 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (30292957)
【キーワード】自閉症 / バルプロ酸 / セクレトーム / シナプス / プロテオミクス (他7件)
【概要】自閉症(ASD; Autism Spectrum Disorder)とは発達障害の一つである。本研究においては、げっ歯類ASDモデルとして頻用されているバルプロ酸投与妊娠マウスの出生仔におけるASD様の行動異常を惹起するメカニズムを解析した。その結果、神経細胞シナプス接着分子の一つであるLingo2の代謝産物分泌型Lingo2(sLingo2)が興奮性シナプス過剰形成を起こしていることを明らかとし...
❏シナプス接着分子代謝の変容によるアルツハイマー病シナプス病態の解明(24659028)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012
【研究代表者】富田 泰輔 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (30292957)
【キーワード】神経細胞 / シナプス / 接着分子
【概要】脳における神経細胞間接続であるシナプスは、神経活動に応じた高い可塑性を持つことが知られている。その可塑性の分子基盤としてシナプス接着分子が知られているが、その代謝については不明であった。本研究において、自閉症に関連が知られているシナプス接着分子Neuroligin1が神経活動に応じて連続した2つのプロテアーゼによって切断を受け、シナプス形成を負に制御していることが明らかとなった。 ...
【医歯薬学】薬学:細胞移動神経細胞を含む研究件
❏マイクロ流体デバイスによるヒト大脳皮質発生の2次元モデル化(18K18362)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】榛葉 健太 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (80792655)
【キーワード】大脳皮質 / マイクロ加工 / パターニング / iPS細胞 / 細胞移動 (他6件)
【概要】大脳皮質様の構造を培養皿の中で再現するための基盤技術の開発に取り組み,神経細胞の移動制御において重要な神経幹細胞の突起の伸長方向をコントロールするための技術,および神経細胞に対して対象とした部位に選択的に液性の因子を作用するための技術を開発した.これらの技術は,今後大脳皮質モデルの開発に重要な役割を果たすことが期待される. ...
❏抑制性神経細胞の移動制御(17650109)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / AMPA受容体 / 抑制性神経細胞 / 発生分化 (他11件)
【概要】大脳皮質神経細胞には興奮性神経細胞(グルタミン酸作動性)と抑制性神経細胞とがあり、前者は皮質内の脳室面近くで産生され放射状に移動するのに対し、後者は腹側の基底核原基で産生され脳表面に平行(接線方向)に移動して皮質内に進入することが知られている。皮質内で両者がバランス良く配置されることが機能的神経回路網を構築するためには必須であるが、細胞移動過程における両者の関係は殆どわかっていない。本研究では、接...
❏中枢神経系における神経細胞社会の構築機構(16200027)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / 脳室下帯 / 辺縁帯 / 脳室帯 (他18件)
【概要】発生中の大脳皮質において、脳室帯で誕生した神経細胞は、その多くが移動開始後に多極性移動細胞に変化し、その後中間帯で再度ロコモーション細胞に変化してから皮質板に入ることを、スライス培養下のみならずin vivoにおいても見いだした。その後は、辺縁帯直下へと移動した後、誕生時期をほぼ共通にする細胞同士が集合して、脳表面に平行な6層からなる多層構造(皮質板)を形成する。移動を終えつつある細胞は辺縁帯直下...
【医歯薬学】薬学:細胞骨格神経細胞を含む研究件
❏遺伝子改変マウスを用いたスパインにおけるアクチン制御因子の生理機能解析(23700368)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】葛西 秀俊 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (40403232)
【キーワード】遺伝子操作マウス / Rac1 / Cdc42 / 神経細胞 / 大脳皮質 (他7件)
【概要】本研究では、RhoファミリーGTPaseのRac1およびCdc42の神経細胞における機能を明らかにすることを目的に研究を行った。大脳皮質・海馬特異的な遺伝子ノックアウトマウスをおよび、スライス培養系を用いて、Rac1が樹状突起スパインの制御に深くかかわっていることを明らかにすることができた。本研究成果により、精神遅滞といったヒト疾患の理解が深まることが期待できる。 ...
❏ドレブリンファミリーを介したシグナル伝達によるシナプスアクチン再構築制御(12480236)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】ドレブリン / 樹状突起スパイン / アクチン / シナプス可塑性 / シグナル伝達 (他12件)
【概要】本研究はドレブリンファミリー蛋白(ドレブリンE、ドレブリンA、SH3P7)を介したシグナル伝達機構を担う蛋白群を、ドレブリンに結合する蛋白あるいはドレブリンを修飾する蛋白として網羅的に同定し、次に、これらの蛋白群ネットワークによるアクチン細胞骨格再構築制御のメカニズムで解析し、スパイン内シグナル伝達の分子基盤を解明することを目的とする研究である。まず、イーストツーハイブリッドシステムを用いて、ドレ...
❏生体膜リン脂質の配向性制御分子の同定とその機能についての研究:細胞の形態形成における役割に着目して(12480220)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】梅田 眞郷 (梅田 真郷) 財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 副参事研究員 (10185069)
【キーワード】リン脂質 / 脂質二重層 / フリップ-フロップ / 細胞極性 / 上皮細胞 (他13件)
【概要】生体膜を構成する脂質二重層内外でリン脂質が非対称に分布することが古くから知られているが、その生物学的な意義は未だに明らかにされていない。我々は、細胞質分裂終期の分裂溝において局所的にリン脂質配向性が解消し、このリン脂質の動きが収縮環の再編シグナルとなっていることを見出した。この観察を契機に一連の解析を行い、形質膜におけるリン脂質分子の分布や配向性の変化に起因する局所的な膜構造のゆらぎが、細胞骨格系...
【医歯薬学】薬学:細胞死神経細胞を含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏食品アレルギーにおける免疫応答の分子機構と免疫・神経系相互作用の解析(10306008)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】上野川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50011945)
【キーワード】食品アレルギー / TCRアンタゴニズム / 変異ペプチドリガンド / 腸管免疫系 / サイトカイン (他15件)
【概要】1.アレルゲンの分子構造変化と免疫応答の関係 T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウスのT細胞が認識する卵白アルブミン(OVA)の部分ペプチドOVA323-339の1残基置換アナログ40種は、それが誘起するT細胞のサイトカイン応答や抗体産生誘導のパターンの違いにより、4つの群に分けることができた。同様のパターン変化はOVA323-339濃度の変化によっても観察された。さらに、T...
【医歯薬学】薬学:線虫神経細胞を含む研究件
❏多様な生命活動を支える機能的RNA制御ネットワークの確立(18K06055)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / RNA結合タンパク質 / ホスホリパーゼC / ニューロペプチド / 選択的スプライシング (他18件)
【概要】本研究は、線虫C. elegansにおける細胞種特異的選択的スプライシングに注目し、その制御機構や役割を明らかにすることで、多様な生命活動を作り出す遺伝子発現調節機構の新しい仕組みを明らかにすることを目的とする。2021年度の研究において、神経細胞種特異的な選択的スプライシングにより産生される線虫インスリン/IGF-I受容体アイソフォームDAF-2cの産生機構及び学習行動制御に関して、以下のことを...
❏膜オルガネラ動態を制御する新しいタイプの低分子量G蛋白質群の機能解析(23370083)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】紺谷 圏二 東京大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (30302615)
【キーワード】低分子量Gタンパク質 / メンブラントラフィック / オルガネラ / 線虫 / 細胞内物質輸送 (他11件)
【概要】本研究では各種の新しい低分子量Gタンパク質に関して多角的な解析を行い、1)ARL8がファゴソームとリソソームの融合に寄与し、アポトーシス細胞の効率的除去に必要であること、2)Arl13bのN末端のパルミトイル化修飾とC末端近傍のRVxPモチーフの両方が、Arl13bの一次繊毛への局在化に必要であること、3)Di-Ras2がSmgGDSとの相互作用により、活性制御を受ける可能性があること、4)線虫に...
【医歯薬学】薬学:上皮細胞神経細胞を含む研究件
❏細胞種特異的アダプター(AP)複合体の細胞および個体レベルでの機能解析(15370042)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】大野 博司 独立行政法人理化学研究所, 免疫系構築研究チーム, チームリーダー (50233226)
【キーワード】小胞輸送 / 神経細胞 / 上皮細胞 / 胃酸分泌障害 / SNAP25 (他18件)
【概要】神経細胞および上皮細胞という、高等多細胞生物に特徴的であり、かつ高次機能の一端を担う細胞群の機能を、それぞれの細胞種に限局して発現しているAP複合体を中心に、細胞および個体レベルで解析した結果以下のような成果が得られた。 1.腸管間質に発現する転写因子、Foxl1欠損マウスでは胃酸分泌障害が認められる。静止時の胃壁細胞では、プロトンポンプであるH,K-ATPaseが細胞内顆粒に留まっているが、胃酸...
❏生体膜リン脂質の配向性制御分子の同定とその機能についての研究:細胞の形態形成における役割に着目して(12480220)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】梅田 眞郷 (梅田 真郷) 財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 副参事研究員 (10185069)
【キーワード】リン脂質 / 脂質二重層 / フリップ-フロップ / 細胞極性 / 上皮細胞 (他13件)
【概要】生体膜を構成する脂質二重層内外でリン脂質が非対称に分布することが古くから知られているが、その生物学的な意義は未だに明らかにされていない。我々は、細胞質分裂終期の分裂溝において局所的にリン脂質配向性が解消し、このリン脂質の動きが収縮環の再編シグナルとなっていることを見出した。この観察を契機に一連の解析を行い、形質膜におけるリン脂質分子の分布や配向性の変化に起因する局所的な膜構造のゆらぎが、細胞骨格系...
【医歯薬学】薬学:カルシウム神経細胞を含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏神経線維イメージングを用いた脳回路原理の探究(26250003)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (10302613)
【キーワード】神経線維 / 樹状突起 / 軸索 / カルシウム / スパイン (他9件)
【概要】光学測定系を工夫・改善し、300個以上のシナプスから100 Hzという高速での撮影を可能にした。この革新的な新技術を用いて、 i)海馬CA3野樹状突起の回路演算様式を解析した結果、興奮性入力と抑制性入力のバランスが線維の局所では崩れていることを見出した。この結果はCell Report誌で発表した。 ii)経験によって一度活動したCA1野神経細胞は、上流のCA3野からの精密な軸索回路による特異的入...
❏小脳プルキンエ細胞樹状突起スパインでのカルシウム動態と機能タンパク質の役割(14380364)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】井上 貴文 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (10262081)
【キーワード】カルシウム / 小脳プルキンエ細胞 / 神経細胞 / 樹状突起 / IP3受容体 (他7件)
【概要】本研究では小脳プルキンエ細胞樹状突起のCa^<2+>動態が非常に多彩でかつ局所性に富むものであることをNa^+動態と比較しつつ明らかにした。またCa^<2+>放出活性をCa^<2+>流入と分離して記録することで、Ca^<2+>放出能が小脳発達とともに変化することを明らかにした。小脳とは異なり、海馬錐体細胞における神経可塑性ではIP3受容体は補助的な役...
【医歯薬学】薬学:発生・分化神経細胞を含む研究件
❏脳内の神経細胞の分化方向を人為的に変換させる試み(25640039)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳新皮質 / 神経細胞 / 層特異性 / 転写因子 / 発生・分化 (他8件)
【概要】マウスの発生期大脳新皮質内で、人為的に特定の遺伝子を強制発現することにより、抑制性神経細胞を多く作らせることに成功した。また、大脳新皮質の第2-3層の神経細胞と第4層の神経細胞に関して、二種の転写因子Brn1/2とRorbが相互抑制しており、前者が優位になると2-3層神経細胞に、後者が優位になると4層神経細胞に分化することを見出した。すなわち、この両者を使い分けることによって、未成熟神経細胞からの...
❏抑制性神経細胞の移動制御(17650109)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / AMPA受容体 / 抑制性神経細胞 / 発生分化 (他11件)
【概要】大脳皮質神経細胞には興奮性神経細胞(グルタミン酸作動性)と抑制性神経細胞とがあり、前者は皮質内の脳室面近くで産生され放射状に移動するのに対し、後者は腹側の基底核原基で産生され脳表面に平行(接線方向)に移動して皮質内に進入することが知られている。皮質内で両者がバランス良く配置されることが機能的神経回路網を構築するためには必須であるが、細胞移動過程における両者の関係は殆どわかっていない。本研究では、接...
❏中枢神経系における神経細胞社会の構築機構(16200027)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / 脳室下帯 / 辺縁帯 / 脳室帯 (他18件)
【概要】発生中の大脳皮質において、脳室帯で誕生した神経細胞は、その多くが移動開始後に多極性移動細胞に変化し、その後中間帯で再度ロコモーション細胞に変化してから皮質板に入ることを、スライス培養下のみならずin vivoにおいても見いだした。その後は、辺縁帯直下へと移動した後、誕生時期をほぼ共通にする細胞同士が集合して、脳表面に平行な6層からなる多層構造(皮質板)を形成する。移動を終えつつある細胞は辺縁帯直下...
【医歯薬学】薬学:ES細胞神経細胞を含む研究件
❏神経幹細胞の組織特異的な初期化(22500339)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00324749)
【キーワード】神経幹細胞 / 初期化 / 分化 / 神経細胞 / グリア (他11件)
【概要】本研究は、発生初期の幼若な神経幹細胞において、その高い多能性を規定している遺伝子群を同定と、それらの強制発現によるマウス胎仔脳発生後期型あるいは成体神経幹細胞の若返り(組織特異的な初期化)を目指して行われた。そして、独自のマウスES細胞神経分化系を用いた網羅的遺伝子発現解析と機能スクリーニングにより、神経幹細胞の時系列特異的な分化能変化に影響を与えていると思われる長鎖ノンコーディングRNA(lnc...
❏アミロイド前駆体蛋白の変異導入ES細胞を用いたアルツハイマー病神経細胞の確立(14657156)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】阿部 陽一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10317331)
【キーワード】ES細胞 / アルツハイマー病 / ノックイン / 分化誘導 / 疾患モデル (他6件)
【概要】遺伝子ターゲッティング技術による家族性アルツハイマー病変異(V6421-APP)ノックインES細胞株の樹立と、ES細胞の高効率in vitro神経分化誘導法とを組み合わせることでアルツハイマー病の遺伝子型を有した高純度の神経細胞を培養皿の上に作成することに成功した。昨年度までの研究で、この神経細胞は野生型ES細胞由来の神経細胞と比較してアミロイドβ42の産生が亢進している、すなわちアルツハイマー病...
【医歯薬学】薬学:神経回路神経細胞を含む研究件
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
❏大脳皮質抑制性神経結合の生理学的、形態学的解析(10780506)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】根東 覚 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (20301757)
【キーワード】ラット / 大脳皮質 / 抑制性シナプス電流 / GABA / 局所神経回路 (他14件)
【概要】大脳皮質の投射ニューロンが電気生理学的にある程度一様な細胞集団だと考えられているのに対して、GABA作働性の介在細胞は、活性物質の発現パターン・樹状/軸索突起の形態・電気生理学的性質・薬物に対する反応性・シナプス伝達の周波数特性などから、非常に多数のサブタイプからなっていると考えられている。 大脳皮質の重要な入力は、他の皮質と視床からの興奮性投射である。この他に、大脳基底部からのアセチルコリン、青...
【医歯薬学】薬学:GABA神経細胞を含む研究件
❏細胞種特異的アダプター(AP)複合体の細胞および個体レベルでの機能解析(15370042)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】大野 博司 独立行政法人理化学研究所, 免疫系構築研究チーム, チームリーダー (50233226)
【キーワード】小胞輸送 / 神経細胞 / 上皮細胞 / 胃酸分泌障害 / SNAP25 (他18件)
【概要】神経細胞および上皮細胞という、高等多細胞生物に特徴的であり、かつ高次機能の一端を担う細胞群の機能を、それぞれの細胞種に限局して発現しているAP複合体を中心に、細胞および個体レベルで解析した結果以下のような成果が得られた。 1.腸管間質に発現する転写因子、Foxl1欠損マウスでは胃酸分泌障害が認められる。静止時の胃壁細胞では、プロトンポンプであるH,K-ATPaseが細胞内顆粒に留まっているが、胃酸...
❏大脳皮質抑制性神経結合の生理学的、形態学的解析(10780506)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】根東 覚 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (20301757)
【キーワード】ラット / 大脳皮質 / 抑制性シナプス電流 / GABA / 局所神経回路 (他14件)
【概要】大脳皮質の投射ニューロンが電気生理学的にある程度一様な細胞集団だと考えられているのに対して、GABA作働性の介在細胞は、活性物質の発現パターン・樹状/軸索突起の形態・電気生理学的性質・薬物に対する反応性・シナプス伝達の周波数特性などから、非常に多数のサブタイプからなっていると考えられている。 大脳皮質の重要な入力は、他の皮質と視床からの興奮性投射である。この他に、大脳基底部からのアセチルコリン、青...
【医歯薬学】薬学:アクチン神経細胞を含む研究件
❏ドレブリンファミリーを介したシグナル伝達によるシナプスアクチン再構築制御(12480236)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】ドレブリン / 樹状突起スパイン / アクチン / シナプス可塑性 / シグナル伝達 (他12件)
【概要】本研究はドレブリンファミリー蛋白(ドレブリンE、ドレブリンA、SH3P7)を介したシグナル伝達機構を担う蛋白群を、ドレブリンに結合する蛋白あるいはドレブリンを修飾する蛋白として網羅的に同定し、次に、これらの蛋白群ネットワークによるアクチン細胞骨格再構築制御のメカニズムで解析し、スパイン内シグナル伝達の分子基盤を解明することを目的とする研究である。まず、イーストツーハイブリッドシステムを用いて、ドレ...
❏生体膜リン脂質の配向性制御分子の同定とその機能についての研究:細胞の形態形成における役割に着目して(12480220)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】梅田 眞郷 (梅田 真郷) 財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 副参事研究員 (10185069)
【キーワード】リン脂質 / 脂質二重層 / フリップ-フロップ / 細胞極性 / 上皮細胞 (他13件)
【概要】生体膜を構成する脂質二重層内外でリン脂質が非対称に分布することが古くから知られているが、その生物学的な意義は未だに明らかにされていない。我々は、細胞質分裂終期の分裂溝において局所的にリン脂質配向性が解消し、このリン脂質の動きが収縮環の再編シグナルとなっていることを見出した。この観察を契機に一連の解析を行い、形質膜におけるリン脂質分子の分布や配向性の変化に起因する局所的な膜構造のゆらぎが、細胞骨格系...
❏神経シナプスの発達・老化に関する研究(09480219)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】樹状突起棘 / 細胞骨格 / ドレブリン / アクチン / 発達 (他17件)
【概要】(A)スパイン細胞骨格蛋白群の解析 ドレブリン特異抗体を固定化したビーズを用いて樹状突起スパインの細胞骨格蛋白群を調整すると、ドレブリンの他、アクチン、3種のミオシンとゲルゾリンがその中に含まれるていたが、さらに多くの未同定蛋白が含まれていることが蛋白電気泳動法により確認された。そこでこの標本を免疫源としてモノクローナル抗体を作製したところ、脳に特異的なミオシン用蛋白を認識する抗体(文献13)、神...
【医歯薬学】薬学:細胞内局在神経細胞を含む研究件
❏脳炎発症性パラミクソウイルスの神経伝播機序の解析(21200036)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】新学術領域研究(研究課題提案型)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】米田 美佐子 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (40361620)
【キーワード】細胞 / 麻疹ウイルス / ニパウイルス / 膜たんぱく / アクセサリー蛋白 (他10件)
【概要】本研究は、急性および持続感染後の再活性化により致死性脳炎を引き起こすパラミクソウイルス科のウイルスである麻疹ウイルスおよびニパウイルスの、神経細胞間伝播機序を明らかにすることを目的とした。ラット神経細胞をAMCA(on-chip agarose microchamber array)培養系を用いて培養し、蛍光蛋白発現組換え麻疹ウイルスを感染させる実験により、隣接する神経細胞間での麻疹ウイルスの伝播...
❏スプライシング依存性複合体EJCによる神経細胞でのmRNA局在化機構の解析(16370078)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】片岡 直行 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 特任講師 (60346062)
【キーワード】スプライシング / Exon Junction Complex / キャップ構造 / 神経細胞 / 核内キャップ構造結合複合体 (他19件)
【概要】真核生物における遺伝子発現の諸過程は互いに密接に関連していることが近年明らかになってきた。その一例として、スプライシングは、エクソンとエクソンの境界付近にexon junction complex(EJC)というスプライシング依存性複合体を残すことで、下流の遺伝子発現過程に影響することがある。EJCの構成因子であるY14とMagohのヘテロダイマーは、核内でmRNA上に結合した後、細胞質に輸送後も...
❏細胞種特異的アダプター(AP)複合体の細胞および個体レベルでの機能解析(15370042)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】大野 博司 独立行政法人理化学研究所, 免疫系構築研究チーム, チームリーダー (50233226)
【キーワード】小胞輸送 / 神経細胞 / 上皮細胞 / 胃酸分泌障害 / SNAP25 (他18件)
【概要】神経細胞および上皮細胞という、高等多細胞生物に特徴的であり、かつ高次機能の一端を担う細胞群の機能を、それぞれの細胞種に限局して発現しているAP複合体を中心に、細胞および個体レベルで解析した結果以下のような成果が得られた。 1.腸管間質に発現する転写因子、Foxl1欠損マウスでは胃酸分泌障害が認められる。静止時の胃壁細胞では、プロトンポンプであるH,K-ATPaseが細胞内顆粒に留まっているが、胃酸...
【医歯薬学】薬学:再生神経細胞を含む研究件
❏神経幹細胞の組織特異的な初期化(22500339)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00324749)
【キーワード】神経幹細胞 / 初期化 / 分化 / 神経細胞 / グリア (他11件)
【概要】本研究は、発生初期の幼若な神経幹細胞において、その高い多能性を規定している遺伝子群を同定と、それらの強制発現によるマウス胎仔脳発生後期型あるいは成体神経幹細胞の若返り(組織特異的な初期化)を目指して行われた。そして、独自のマウスES細胞神経分化系を用いた網羅的遺伝子発現解析と機能スクリーニングにより、神経幹細胞の時系列特異的な分化能変化に影響を与えていると思われる長鎖ノンコーディングRNA(lnc...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
❏軸索を切断された神経細胞のシナプス再生機能の解析(12780580)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (10302613)
【キーワード】再生 / 海馬 / 神経細胞 / 苔状繊維 / 脳障害 (他8件)
【概要】従来、中枢神経系の神経細胞には再生機能がないと考えられていたが、近年の研究により、軸索の切断や神経細胞の欠落などの障害時には、神経回路の再編成が行われることが明らかとなった。私は、海馬の神経回路網を保持したまま組織培養するという高度な手法を用いて、苔状線維を人為的に切断したところ、切断された線維は約一週間後には形態、機能ともにほぼ完全に回復することを明らかにした。この現象に対し種々の薬理学的検討を...
【医歯薬学】薬学:幹細胞神経細胞を含む研究件
❏神経幹細胞の運命転換における核クロマチン「グーバルな」状態変化の意義(20241044)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70252525)
【キーワード】クロマチン / 神経幹細胞 / Brm / ニューロン / 神経細胞 (他6件)
【概要】発生過程において、多分化能を持つ組織幹細胞が特定の形質のみを示す細胞へと分化する過程は、特定の遺伝子群の発現カスケードとして捉えられ、解析されてきた。しかし最近我々は、神経幹細胞の分化過程においてこのような「ローカルな」遺伝子座の制御に加えて、核ゲノム全体で起こる「グローバルな」クロマチン状態の変化が存在していることを示唆する結果を得た。すなわち、神経系前駆細胞がニューロン分化し成熟するときに、ク...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
【医歯薬学】薬学:神経幹細胞神経細胞を含む研究件
❏神経幹細胞の組織特異的な初期化(22500339)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00324749)
【キーワード】神経幹細胞 / 初期化 / 分化 / 神経細胞 / グリア (他11件)
【概要】本研究は、発生初期の幼若な神経幹細胞において、その高い多能性を規定している遺伝子群を同定と、それらの強制発現によるマウス胎仔脳発生後期型あるいは成体神経幹細胞の若返り(組織特異的な初期化)を目指して行われた。そして、独自のマウスES細胞神経分化系を用いた網羅的遺伝子発現解析と機能スクリーニングにより、神経幹細胞の時系列特異的な分化能変化に影響を与えていると思われる長鎖ノンコーディングRNA(lnc...
❏神経幹細胞の運命転換における核クロマチン「グーバルな」状態変化の意義(20241044)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】後藤 由季子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70252525)
【キーワード】クロマチン / 神経幹細胞 / Brm / ニューロン / 神経細胞 (他6件)
【概要】発生過程において、多分化能を持つ組織幹細胞が特定の形質のみを示す細胞へと分化する過程は、特定の遺伝子群の発現カスケードとして捉えられ、解析されてきた。しかし最近我々は、神経幹細胞の分化過程においてこのような「ローカルな」遺伝子座の制御に加えて、核ゲノム全体で起こる「グローバルな」クロマチン状態の変化が存在していることを示唆する結果を得た。すなわち、神経系前駆細胞がニューロン分化し成熟するときに、ク...
❏食品アレルギーにおける免疫応答の分子機構と免疫・神経系相互作用の解析(10306008)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】上野川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50011945)
【キーワード】食品アレルギー / TCRアンタゴニズム / 変異ペプチドリガンド / 腸管免疫系 / サイトカイン (他15件)
【概要】1.アレルゲンの分子構造変化と免疫応答の関係 T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウスのT細胞が認識する卵白アルブミン(OVA)の部分ペプチドOVA323-339の1残基置換アナログ40種は、それが誘起するT細胞のサイトカイン応答や抗体産生誘導のパターンの違いにより、4つの群に分けることができた。同様のパターン変化はOVA323-339濃度の変化によっても観察された。さらに、T...
【医歯薬学】薬学:膜タンパク質神経細胞を含む研究件
❏神経細胞識別機構の分子生物学的解析(04454026)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】藤澤 肇 名古屋大学, 理学部, 教授 (60079689)
【キーワード】神経細胞 / 細胞識別 / 膜分子 / cDNAクローニング / 細胞接着 (他13件)
【概要】神経細胞間の特異的な結合は、神経細胞表面膜分子を媒介にした細胞識別がその基礎となって形成されると考えられる。本研究では、アフリカツメガエル神経系に発現する膜蛋白質プレキシン(plexin:従来名B2)の機能を明らかにするため、以下の2点について解析した。 1、アフリカツメガエル網膜におけるプレキシンの発現動態と機能の解析:プレキシン特異モノクローナル抗体MAbB2による免疫組織化学的な解析を行い、...
❏神経系細胞に発現する新しいチロシンキナーゼのcDNAクローニングと機能解析(04670204)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】高橋 雅英 名古屋大学, 医学部, 講師 (40183446)
【キーワード】神経細胞 / 神経堤細胞 / チロシンキナーゼ / 膜蛋白
【概要】マウス胎児神経管由来の細胞株(C3KSP)とretがん遺伝子導入トランスジェニックマウスに発生したmelanocytic tumor由来の細胞株(Mel-ret)中に存在するチロシン燐酸化蛋白の解析を行った。その結果、前者では160kDa、後者では85kDaのチロシン燐酸化の著明な蛋白が存在することが判明した。抗燐酸化チロシン抗体で両細胞の抽出物を免疫沈降後、kinase assayを行うと160...
【医歯薬学】薬学:神経細胞を含む研究件
❏機能する培養ヒト神経回路組織の構築(20K20643)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2024-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】オルガノイド / 可塑性 / 神経回路組織 / in vitro / 学習 (他9件)
【概要】脳内の回路は複雑であるがゆえに高度な情報処理を行うことができるが、まさにその複雑さが脳の本質的な理解を阻む最大の難関となって立ちはだかっている。そこで本研究では脳内の神経回路を単純化して体外で再現し、学習させ、神経回路の機能と仕組みを理解する事を目指す。シナプスや神経細胞の可塑的変化はこれまで多く観察されてきたが、小さな可塑的変化の集積によって引き起こされる回路全体の学習を体外で達成した報告は無い...
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
❏混沌から秩序を創発するバイオコンピューティング(26630089)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経細胞 / リカレントネットワーク / 培養 / ロボット (他9件)
【概要】ラットの胎児から神経細胞を取り出し,それをシャーレの上に神経細胞を播種し培養すると,混沌とした活動パターンを自発的に生成する神経回路に成長する.本研究では,神経回路の活動に基づいて適切なフィードバック刺激を与えると,混沌とした活動パターンから秩序を抽出できることを示した.このような混沌から抽出された秩序を利用してロボットを制御すると,迷路課題のような目的志向型課題も解決できた.この結果から,混沌か...
【医歯薬学】薬学:神経科学神経細胞を含む研究件
❏小脳をモデルにin vivoで解き明かす、神経回路形成のシナプスを介した制御機構(16K07001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹尾 ゆかり 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別研究員(PD) (90624320)
【キーワード】神経細胞 / 樹状突起 / 発達 / 神経活動 / 小脳 (他9件)
【概要】脳の神経細胞が回路を形成するメカニズムを理解するため、本研究では、生きたマウスの小脳プルキンエ細胞を使って、神経細胞樹状突起が形成される過程を2光子顕微鏡を使って観察することに成功した。その結果、樹状突起が完成する前には多くの不要な樹状突起が退縮することが明らかになった。さらに、この樹状突起退縮過程には神経活動と、NMDA型グルタミン酸受容体およびCaMK2キナーゼ蛋白質が、必要であることも見出し...
❏ヒト嗅覚受容体の新規リガンド同定法の確立(16K14576)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科, 研究員 (70548859)
【キーワード】嗅覚 / 神経細胞 / 嗅覚受容体 / 直接変換法 / リガンド (他9件)
【概要】ヒト嗅覚受容体のリガンドを同定することは、ヒトの匂い受容の理解にとって必須である。本申請課題では、ヒト嗅覚受容体のリガンドを同定するアッセイ系の確立するため、ヒト嗅神経をin vitroで作出する方法を計画した。発生期の嗅覚神経細胞の遺伝子発現プロファイルデータから候補となる転写因子を絞り込んだ。現在、レンチウイルスを用いてヒト線維芽細胞に遺伝子導入し、嗅覚神経細胞への分化誘導を試みている。 ...
❏神経線維イメージングを用いた脳回路原理の探究(26250003)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (10302613)
【キーワード】神経線維 / 樹状突起 / 軸索 / カルシウム / スパイン (他9件)
【概要】光学測定系を工夫・改善し、300個以上のシナプスから100 Hzという高速での撮影を可能にした。この革新的な新技術を用いて、 i)海馬CA3野樹状突起の回路演算様式を解析した結果、興奮性入力と抑制性入力のバランスが線維の局所では崩れていることを見出した。この結果はCell Report誌で発表した。 ii)経験によって一度活動したCA1野神経細胞は、上流のCA3野からの精密な軸索回路による特異的入...
【医歯薬学】薬学:アストロサイト神経細胞を含む研究件
❏脳梗塞後の組織炎症におけるアストロサイトの神経保護作用の可視化解析(18K14915)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】関谷 敬 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (40511374)
【キーワード】脳梗塞 / アストロサイト / 視覚野 / 神経細胞 / イメージング
【概要】脳梗塞は、神経細胞を中心とした、脳内の様々な細胞が関わる複雑な病態である。これまで、神経細胞死を中心として研究が進められてきたが、近年、アストロサイトなどの各種のグリア細胞や、脳血管を構成する細胞種なども、その病態に大きく関与することが指摘されている。本研究ではこれまでに、脳梗塞後の病態におけるアストロサイトの神経保護作用に注目して、さまざまな解析方法の確立に取り組んだ。梗塞後の梗塞巣拡大を忠実に...
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏第二高調波イメージングの応用による神経生理機能解析(23657106)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】塗谷 睦生 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60453544)
【キーワード】第二高調波発生 / 2光子顕微鏡 / 神経細胞 / グリア細胞 / SHG (他9件)
【概要】光第二高調波(SHG)イメージングは、これまでの手法では不可能であった生理現象の可視化能を持つにも関わらず、生体への応用が限られていた。本研究では色素の改良および応用領域の開拓の両面からSHGの生体イメージングへの展開を模索した。本研究により、既存の物とは全く異なるSHG専用色素が開発され、脳のアストロサイトと呼ばれる細胞がSHGイメージングの重要な対象となる事が明らかになった。今後の更なるSHG...
【医歯薬学】薬学:アポトーシス神経細胞を含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
❏食品アレルギーにおける免疫応答の分子機構と免疫・神経系相互作用の解析(10306008)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】上野川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50011945)
【キーワード】食品アレルギー / TCRアンタゴニズム / 変異ペプチドリガンド / 腸管免疫系 / サイトカイン (他15件)
【概要】1.アレルゲンの分子構造変化と免疫応答の関係 T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウスのT細胞が認識する卵白アルブミン(OVA)の部分ペプチドOVA323-339の1残基置換アナログ40種は、それが誘起するT細胞のサイトカイン応答や抗体産生誘導のパターンの違いにより、4つの群に分けることができた。同様のパターン変化はOVA323-339濃度の変化によっても観察された。さらに、T...
【医歯薬学】薬学:ショウジョウバエ神経細胞を含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏遺伝性精神遅滞症遺伝子FMR1の解析を通して知る脳内行動発現ネットワーク機構(15207002)
【研究テーマ】遺伝・ゲノム動態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】塩見 春彦 徳島大学, ゲノム機能研究センター, 教授 (60202107)
【キーワード】脆弱X症候群 / FMR1 / RNAi / 記憶障害 / 概日リズム (他11件)
【概要】トリプレットリピート病の代表例である脆弱X症候群患者では脳の高次機能(特に可塑性)に直接関わることが確実視されている樹状突起上スパインの形態異常が見られる。これはFMR1遺伝子の機能喪失によると考えられているが、その分子機構は不明である。ショウジョウバエをモデル動物として用い、FMR1が位置する遺伝学的分子経路を明らかにするため、FMR1機能の変化が、どのように細胞形態レベルでの変化、そして個体の...
【医歯薬学】薬学:アルツハイマー病神経細胞を含む研究件
❏アミロイド前駆体蛋白の変異導入ES細胞を用いたアルツハイマー病神経細胞の確立(14657156)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】阿部 陽一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10317331)
【キーワード】ES細胞 / アルツハイマー病 / ノックイン / 分化誘導 / 疾患モデル (他6件)
【概要】遺伝子ターゲッティング技術による家族性アルツハイマー病変異(V6421-APP)ノックインES細胞株の樹立と、ES細胞の高効率in vitro神経分化誘導法とを組み合わせることでアルツハイマー病の遺伝子型を有した高純度の神経細胞を培養皿の上に作成することに成功した。昨年度までの研究で、この神経細胞は野生型ES細胞由来の神経細胞と比較してアミロイドβ42の産生が亢進している、すなわちアルツハイマー病...
❏ドレブリン含有シナプスの脳内分布(10044237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1998
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】ドレブリン / シナプス / 老化 / アルツハイマー / 神経細胞 (他8件)
【概要】1. アルツハイマー病の脳の生化学的、組織化学的解析を系統的に行った。共同研究者のハタンパ博士はドレブリンが他のシナプス機能蛋白に比し、特異的低下を示すことを発見した。また、同時に正常の老化に従うドレブリン発現量の低下をヒト脳を用いて示した。また、ラット脳を用いてドレブリン含有シナブスの発生過程における変化を免疫組織化学的に解析した。生後0日から20日までのウイスターラットをホルマリン固定後、脳組...
【医歯薬学】薬学:分化神経細胞を含む研究件
❏成熟した大脳皮質神経細胞のサブタイプを生体内で人為的に転換させる試み(18K19378)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
【キーワード】神経細胞 / 分化 / 大脳皮質 / ニューロン / 分化転換
【概要】脳の中には多くのサブタイプの神経細胞があり、それぞれ特有の形態と機能を有している。我々は、神経細胞が未熟な時期には細胞外環境の影響によって最終的に分化するサブタイプが変わりうることを発見したが、一般に成熟神経細胞のサブタイプは決して変化しない。本研究では、成熟神経細胞のサブタイプを人為的に転換させることに挑戦し、転写因子及びエピジェネティック因子の人為的制御によって少なくとも一部の表現型については...
❏神経幹細胞の組織特異的な初期化(22500339)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00324749)
【キーワード】神経幹細胞 / 初期化 / 分化 / 神経細胞 / グリア (他11件)
【概要】本研究は、発生初期の幼若な神経幹細胞において、その高い多能性を規定している遺伝子群を同定と、それらの強制発現によるマウス胎仔脳発生後期型あるいは成体神経幹細胞の若返り(組織特異的な初期化)を目指して行われた。そして、独自のマウスES細胞神経分化系を用いた網羅的遺伝子発現解析と機能スクリーニングにより、神経幹細胞の時系列特異的な分化能変化に影響を与えていると思われる長鎖ノンコーディングRNA(lnc...
【医歯薬学】薬学:蛍光イメージング神経細胞を含む研究件
❏3分子同時計測による、神経細胞内ATP産生のMg2+による制御メカニズムの解明(22K06165)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】新藤 豊 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 特任助教 (30449029)
【キーワード】蛍光イメージング / エネルギー代謝 / 神経細胞 / 同時計測 / マグネシウム
【概要】
❏新規開発したイオン選択的蛍光プローブを用いた神経細胞内マグネシウム動態の解析(25750395)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新藤 豊 慶應義塾大学, 理工学部, 助教 (30449029)
【キーワード】蛍光イメージング / 神経細胞 / マグネシウム / 海馬神経細胞 / 神経伝達物質
【概要】本研究では、分散培養したラット海馬神経細胞がどのような外部刺激に対して細胞内マグネシウムイオン濃度を変化させるかを、我々のグループで開発したマグネシウム選択的蛍光プローブであるKMGシリーズを用いた蛍光イメージングにより調べた。その結果、シグナル分子のひとつである一酸化窒素がミトコンドリアからのマグネシウム放出を誘導することを明らかにし、論文として発表した。また、抑制性の神経伝達物質であるGABA...
❏集積化電気化学マイクロポンプを利用した人工シナプスの開発(18300154)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】吉見 靖男 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (30267421)
【キーワード】電気化学マイクロポンプ / 電気化学マイクロバルブ / ポリジメチルシロキサン / 神経細胞 / 膜電位イメージング (他31件)
【概要】本研究の最終目的は、特定複数の神経細胞刺激をピンポイント的に刺激できる集積化マイクロポンプを開発し、中枢神経系に情報を直接伝達するインターフェイス(人工シナプス)に発展させることにある。ポリジメチルシロキサン(PDMS)を主材として、水の電気分解を利用して、内容液を吐出およびそれを制御するチップ型バルブ付ポンプを開発した。このポンプによって、秒単位の吐出制御が可能であることが確認された。さらにこの...
【医歯薬学】薬学:細胞神経細胞を含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏メモリー型蛍光プローブの創製(15K13720)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】環状核酸 / 蛍光 / メモリ / 細胞 / モデル小動物 (他8件)
【概要】生体イオンや生体分子の濃度変動に対して忠実に蛍光シグナルを変化させるタイプの従来の蛍光プローブは、当該イオン・分子の細胞内動態の解明に大きく貢献してきた。しかし、特に生体(in vivo)での蛍光イメージングにおいては、その“忠実な応答性”が技術的に大きな制約を与えることがある。本研究では、従来の忠実応答型の蛍光プローブとは一線を画する全く新しいタイプの“メモリー型蛍光プローブ”を創製し、当該蛍光...
❏脳炎発症性パラミクソウイルスの神経伝播機序の解析(21200036)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】新学術領域研究(研究課題提案型)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】米田 美佐子 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (40361620)
【キーワード】細胞 / 麻疹ウイルス / ニパウイルス / 膜たんぱく / アクセサリー蛋白 (他10件)
【概要】本研究は、急性および持続感染後の再活性化により致死性脳炎を引き起こすパラミクソウイルス科のウイルスである麻疹ウイルスおよびニパウイルスの、神経細胞間伝播機序を明らかにすることを目的とした。ラット神経細胞をAMCA(on-chip agarose microchamber array)培養系を用いて培養し、蛍光蛋白発現組換え麻疹ウイルスを感染させる実験により、隣接する神経細胞間での麻疹ウイルスの伝播...
【医歯薬学】薬学:細胞接着神経細胞を含む研究件
❏神経細胞識別機構の分子生物学的解析(04454026)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】藤澤 肇 名古屋大学, 理学部, 教授 (60079689)
【キーワード】神経細胞 / 細胞識別 / 膜分子 / cDNAクローニング / 細胞接着 (他13件)
【概要】神経細胞間の特異的な結合は、神経細胞表面膜分子を媒介にした細胞識別がその基礎となって形成されると考えられる。本研究では、アフリカツメガエル神経系に発現する膜蛋白質プレキシン(plexin:従来名B2)の機能を明らかにするため、以下の2点について解析した。 1、アフリカツメガエル網膜におけるプレキシンの発現動態と機能の解析:プレキシン特異モノクローナル抗体MAbB2による免疫組織化学的な解析を行い、...
❏神経組織の細胞接着蛋白L1および関連蛋白の機能解析(04454159)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】植村 慶一 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90049792)
【キーワード】L1蛋白 / 免疫グロブリンスーパーファミリー / 細胞接着能 / 神経細胞の突起伸展 / 細胞移動 (他20件)
【概要】L1蛋白は神経組織に特異的に発現する高分子の免疫グロブリンスーパーファミリーに属する膜糖蛋白であり、L1遺伝子の変異により脳の形成や知能発育に異常の起こることが示されている。私達はL1および関連蛋白の構造と機能の研究を行ない、以下のような成果を得た。 1)L1cDNAを培養L細胞へ導入し、L1を発現する細胞系を確立した。L1発現細胞はホモフィリックな細胞接着能を示し、その結果、カルシウムチャネルが...
【医歯薬学】薬学:遺伝子導入神経細胞を含む研究件
❏電子スプレーで生細胞にあらゆるナノ分子を定量的・非損傷的に注入する技術の開発(22500302)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】ヴィゴ レジャン 独立行政法人理化学研究所, Launey研究ユニット, 研究員 (20470304)
【キーワード】Electrospray / Transfection / Neuron / 電子スプレー / 遺伝子導入 (他14件)
【概要】我々は分子や粒子をイオン化・加速して特定の神経細胞に穿通させるナノ電子スプレー微小管を設計、2本の同心の表面疎水処理ガラス管内部の溶液を電子スプレーにして標的に局所的に到達させた。液滴の安定噴射には管配置と電圧波形が重要で、20-250nAのパルスピーク電流が得られた。しかし陰イオン色素と蛍光顕微鏡で観察すると粒子は管先端-培養液面境界のほか外管内壁にも急速に蓄積、終には管内部への引水と溶液流出が...
❏神経シナプスの発達・老化に関する研究(09480219)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】樹状突起棘 / 細胞骨格 / ドレブリン / アクチン / 発達 (他17件)
【概要】(A)スパイン細胞骨格蛋白群の解析 ドレブリン特異抗体を固定化したビーズを用いて樹状突起スパインの細胞骨格蛋白群を調整すると、ドレブリンの他、アクチン、3種のミオシンとゲルゾリンがその中に含まれるていたが、さらに多くの未同定蛋白が含まれていることが蛋白電気泳動法により確認された。そこでこの標本を免疫源としてモノクローナル抗体を作製したところ、脳に特異的なミオシン用蛋白を認識する抗体(文献13)、神...
❏神経細胞識別機構の分子生物学的解析(04454026)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】藤澤 肇 名古屋大学, 理学部, 教授 (60079689)
【キーワード】神経細胞 / 細胞識別 / 膜分子 / cDNAクローニング / 細胞接着 (他13件)
【概要】神経細胞間の特異的な結合は、神経細胞表面膜分子を媒介にした細胞識別がその基礎となって形成されると考えられる。本研究では、アフリカツメガエル神経系に発現する膜蛋白質プレキシン(plexin:従来名B2)の機能を明らかにするため、以下の2点について解析した。 1、アフリカツメガエル網膜におけるプレキシンの発現動態と機能の解析:プレキシン特異モノクローナル抗体MAbB2による免疫組織化学的な解析を行い、...
【医歯薬学】薬学:タンパク質神経細胞を含む研究件
❏メモリー型蛍光プローブの創製(15K13720)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】環状核酸 / 蛍光 / メモリ / 細胞 / モデル小動物 (他8件)
【概要】生体イオンや生体分子の濃度変動に対して忠実に蛍光シグナルを変化させるタイプの従来の蛍光プローブは、当該イオン・分子の細胞内動態の解明に大きく貢献してきた。しかし、特に生体(in vivo)での蛍光イメージングにおいては、その“忠実な応答性”が技術的に大きな制約を与えることがある。本研究では、従来の忠実応答型の蛍光プローブとは一線を画する全く新しいタイプの“メモリー型蛍光プローブ”を創製し、当該蛍光...
❏超高速2光子励起顕微鏡による革新的神経細胞観察法の実践(23300121)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 貴文 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10262081)
【キーワード】分子動態 / タンパク質 / 神経細胞 / シナプス / 活動電位 (他14件)
【概要】新規に開発した2光子励起顕微鏡システムを用い多点で同時に蛍光相関分光法(FCS)を適用することにより、1) 神経細胞樹状突起の細胞質中を高速に移動するタンパク質分子の動態を捉えること、および2) 神経細胞の膜電位計測を同時多点で行うことを目的とした。GFP発現プラスミドあるいはGFP融合CamKIIタンパク質発現プラスミドをマウス由来初代培養神経細胞に発現させ細胞質の複数点から蛍光強度変化の記録を...
❏細胞種特異的アダプター(AP)複合体の細胞および個体レベルでの機能解析(15370042)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】大野 博司 独立行政法人理化学研究所, 免疫系構築研究チーム, チームリーダー (50233226)
【キーワード】小胞輸送 / 神経細胞 / 上皮細胞 / 胃酸分泌障害 / SNAP25 (他18件)
【概要】神経細胞および上皮細胞という、高等多細胞生物に特徴的であり、かつ高次機能の一端を担う細胞群の機能を、それぞれの細胞種に限局して発現しているAP複合体を中心に、細胞および個体レベルで解析した結果以下のような成果が得られた。 1.腸管間質に発現する転写因子、Foxl1欠損マウスでは胃酸分泌障害が認められる。静止時の胃壁細胞では、プロトンポンプであるH,K-ATPaseが細胞内顆粒に留まっているが、胃酸...
【医歯薬学】薬学:肝細胞神経細胞を含む研究件
❏細胞活性化型キメラマトリックスの設計によるES/iPS細胞の機能と分化過程の制御(23220014)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】赤池 敏宏 公益財団法人国際科学振興財団, 再生医工学バイオマテリアル研究所, 所長 (30101207)
【キーワード】ES/iPS細胞 / 再生医工学 / 細胞用まな板 / 細胞マトリックス設計 (他18件)
【概要】細胞接着分子として知られているE-カドヘリン分子をベースをしたキメラタンパク質E-カドヘリンFc分子の設計をふまえ、このE-カドヘリン-Fc固定型培養器材を用いることにより、ES/iPS細胞をコロニー化させずに、均一に分散した単一細胞状態での培養に成功した。さらに開発した新方法とコロニー形成させてしまう既存の方法を比較する為、発信される細胞内シグナルも比較・解析した。本研究によりES/iPS細胞の...
❏動物細胞を用いた農薬類の毒性評価法の開発(06558080)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】迫田 章義 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (30170658)
【キーワード】動物細胞 / 農薬 / 毒性 / バイオアッセイ / 神経細胞 (他10件)
【概要】我々が飲料水の水源としている河川や湖沼の多くは、人間の様々な活動に起因する無数の化学物質で汚染されており、飲料水としての安全性の確認や毒性を評価する手法の開発が急務となっている。生体を用いる評価方法は、必ずしも個々の物質が明らかでなくとも生物応答を指標とする評価のため実用性が高いと考えられる。そこで本研究は農薬類をモデル汚染物質として、以下のような動物細胞の応答で毒性評価を行う手法を開発した。 1...
【医歯薬学】薬学:タンパク質分解神経細胞を含む研究件
❏神経細胞における可逆的タンパク質高速分解システムの構築(19K22466)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】遺伝学的ツール / オーキシン誘導デグロン法 / 神経細胞 / 遺伝子発現制御 / プロテインノックダウン (他9件)
【概要】タンパク質の発現レベルの制御は、生体におけるタンパク質の機能解析において有望なアプローチである。オーキシン誘導性デグロン法は、真菌や哺乳類の有糸分裂細胞において標的タンパク質を迅速かつ可逆的に分解することが明らかになっている。本研究では、この技術が神経系に応用できるかどうかを検討した。その結果、in vivoおよびin vitroの両条件下において、植物ホルモンであるオーキシン依存的に標的タンパク...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】薬学:神経細胞死神経細胞を含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏動物脳における神経細胞死とアミロイドβ蛋白沈着に関する研究(13760208)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】内田 和幸 宮崎大学, 農学部, 助手 (10223554)
【キーワード】βアミロイド / ドーパ産生神経細胞 / イヌ / 中脳黒質 / レビー小体 (他10件)
【概要】本研究期間において、イヌの大脳、海馬、中脳の神経細胞についてβアミロイド沈着の有無、ssDNA抗体によるアポトーシス細胞数、ユビキチン抗体による変性神経突起数、GFAP抗体により星状膠細胞増殖率等を検索し数値化すると同時に、これらの部位における神経細胞の基本的な病理学的変化をしらべた。中脳については、特に黒質領域の病変を限定して検索する目的で、チロシンヒドロキシラーゼ(TH)に対する抗体を用いて黒...
【医歯薬学】薬学:大脳皮質神経細胞を含む研究件
❏マイクロ流体デバイスによるヒト大脳皮質発生の2次元モデル化(18K18362)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】榛葉 健太 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (80792655)
【キーワード】大脳皮質 / マイクロ加工 / パターニング / iPS細胞 / 細胞移動 (他6件)
【概要】大脳皮質様の構造を培養皿の中で再現するための基盤技術の開発に取り組み,神経細胞の移動制御において重要な神経幹細胞の突起の伸長方向をコントロールするための技術,および神経細胞に対して対象とした部位に選択的に液性の因子を作用するための技術を開発した.これらの技術は,今後大脳皮質モデルの開発に重要な役割を果たすことが期待される. ...
❏成熟した大脳皮質神経細胞のサブタイプを生体内で人為的に転換させる試み(18K19378)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
【キーワード】神経細胞 / 分化 / 大脳皮質 / ニューロン / 分化転換
【概要】脳の中には多くのサブタイプの神経細胞があり、それぞれ特有の形態と機能を有している。我々は、神経細胞が未熟な時期には細胞外環境の影響によって最終的に分化するサブタイプが変わりうることを発見したが、一般に成熟神経細胞のサブタイプは決して変化しない。本研究では、成熟神経細胞のサブタイプを人為的に転換させることに挑戦し、転写因子及びエピジェネティック因子の人為的制御によって少なくとも一部の表現型については...
❏脳内の神経細胞の分化方向を人為的に変換させる試み(25640039)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳新皮質 / 神経細胞 / 層特異性 / 転写因子 / 発生・分化 (他8件)
【概要】マウスの発生期大脳新皮質内で、人為的に特定の遺伝子を強制発現することにより、抑制性神経細胞を多く作らせることに成功した。また、大脳新皮質の第2-3層の神経細胞と第4層の神経細胞に関して、二種の転写因子Brn1/2とRorbが相互抑制しており、前者が優位になると2-3層神経細胞に、後者が優位になると4層神経細胞に分化することを見出した。すなわち、この両者を使い分けることによって、未成熟神経細胞からの...
【医歯薬学】薬学:ラット神経細胞を含む研究件
❏高等動物の神経発達に対する内分泌撹乱化学物質の影響に関する研究(14104020)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】吉川 泰弘 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (80109975)
【キーワード】内分泌攪乱化学物質 / 神経発達 / 行動評価 / ラット / カニクイザル (他16件)
【概要】研究目的:内分泌撹乱化学物質の神経発達に対する影響の研究は比較的新しく、まだ遺伝子レベルや個体レベルの影響評価がランダムに報告されているに過ぎない。特にげっ歯類から霊長類にわたる一貫性のあるリスク評価研究はほとんど行われていない。本研究ではラット、サル類、チンパンジーの個体を用いて環境化学物質代謝のヒトへの外挿を行う。またラット胎児、げっ歯類・霊長類の神経培養、マウス・サル類のES細胞などを用いて...
❏大脳皮質抑制性神経結合の生理学的、形態学的解析(10780506)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】根東 覚 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (20301757)
【キーワード】ラット / 大脳皮質 / 抑制性シナプス電流 / GABA / 局所神経回路 (他14件)
【概要】大脳皮質の投射ニューロンが電気生理学的にある程度一様な細胞集団だと考えられているのに対して、GABA作働性の介在細胞は、活性物質の発現パターン・樹状/軸索突起の形態・電気生理学的性質・薬物に対する反応性・シナプス伝達の周波数特性などから、非常に多数のサブタイプからなっていると考えられている。 大脳皮質の重要な入力は、他の皮質と視床からの興奮性投射である。この他に、大脳基底部からのアセチルコリン、青...
【医歯薬学】看護学:イメージンク神経細胞を含む研究件
❏脳梗塞後の組織炎症におけるアストロサイトの神経保護作用の可視化解析(18K14915)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】関谷 敬 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (40511374)
【キーワード】脳梗塞 / アストロサイト / 視覚野 / 神経細胞 / イメージング
【概要】脳梗塞は、神経細胞を中心とした、脳内の様々な細胞が関わる複雑な病態である。これまで、神経細胞死を中心として研究が進められてきたが、近年、アストロサイトなどの各種のグリア細胞や、脳血管を構成する細胞種なども、その病態に大きく関与することが指摘されている。本研究ではこれまでに、脳梗塞後の病態におけるアストロサイトの神経保護作用に注目して、さまざまな解析方法の確立に取り組んだ。梗塞後の梗塞巣拡大を忠実に...
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏メモリー型蛍光プローブの創製(15K13720)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 守俊 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00323501)
【キーワード】環状核酸 / 蛍光 / メモリ / 細胞 / モデル小動物 (他8件)
【概要】生体イオンや生体分子の濃度変動に対して忠実に蛍光シグナルを変化させるタイプの従来の蛍光プローブは、当該イオン・分子の細胞内動態の解明に大きく貢献してきた。しかし、特に生体(in vivo)での蛍光イメージングにおいては、その“忠実な応答性”が技術的に大きな制約を与えることがある。本研究では、従来の忠実応答型の蛍光プローブとは一線を画する全く新しいタイプの“メモリー型蛍光プローブ”を創製し、当該蛍光...
【医歯薬学】看護学:老化神経細胞を含む研究件
❏ドレブリン含有シナプスの脳内分布(10044237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1998
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】ドレブリン / シナプス / 老化 / アルツハイマー / 神経細胞 (他8件)
【概要】1. アルツハイマー病の脳の生化学的、組織化学的解析を系統的に行った。共同研究者のハタンパ博士はドレブリンが他のシナプス機能蛋白に比し、特異的低下を示すことを発見した。また、同時に正常の老化に従うドレブリン発現量の低下をヒト脳を用いて示した。また、ラット脳を用いてドレブリン含有シナブスの発生過程における変化を免疫組織化学的に解析した。生後0日から20日までのウイスターラットをホルマリン固定後、脳組...
❏神経シナプスの発達・老化に関する研究(09480219)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】樹状突起棘 / 細胞骨格 / ドレブリン / アクチン / 発達 (他17件)
【概要】(A)スパイン細胞骨格蛋白群の解析 ドレブリン特異抗体を固定化したビーズを用いて樹状突起スパインの細胞骨格蛋白群を調整すると、ドレブリンの他、アクチン、3種のミオシンとゲルゾリンがその中に含まれるていたが、さらに多くの未同定蛋白が含まれていることが蛋白電気泳動法により確認された。そこでこの標本を免疫源としてモノクローナル抗体を作製したところ、脳に特異的なミオシン用蛋白を認識する抗体(文献13)、神...
【医歯薬学】看護学:海馬神経細胞を含む研究件
❏分泌型シナプス形成因子と受容体の複合体によるシナプス分化及び神経回路構築機構(23500469)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】松田 恵子 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (40383765)
【キーワード】シナプス形成 / シナプス可塑性 / 神経栄養因子 / シナプス / 海馬 (他9件)
【概要】分泌型シナプス形成因子であるCbln1は、2つの受容体GluD2とNeurexinの機能をリンクさせ、シナプスの形成と分化を制御する。海馬CA1神経細胞においては最も遠位部のTA層に、GluD2に類縁するGluD1受容体が限局して局在しており、TAシナプスで観察されるLTDの成立に関与することが明らかとなった。またノックアウトマウスの解析から GluD1の区画化には、Cbln1、Cbln4が必須で...
❏抑制性神経細胞の移動制御(17650109)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / AMPA受容体 / 抑制性神経細胞 / 発生分化 (他11件)
【概要】大脳皮質神経細胞には興奮性神経細胞(グルタミン酸作動性)と抑制性神経細胞とがあり、前者は皮質内の脳室面近くで産生され放射状に移動するのに対し、後者は腹側の基底核原基で産生され脳表面に平行(接線方向)に移動して皮質内に進入することが知られている。皮質内で両者がバランス良く配置されることが機能的神経回路網を構築するためには必須であるが、細胞移動過程における両者の関係は殆どわかっていない。本研究では、接...
❏軸索を切断された神経細胞のシナプス再生機能の解析(12780580)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (10302613)
【キーワード】再生 / 海馬 / 神経細胞 / 苔状繊維 / 脳障害 (他8件)
【概要】従来、中枢神経系の神経細胞には再生機能がないと考えられていたが、近年の研究により、軸索の切断や神経細胞の欠落などの障害時には、神経回路の再編成が行われることが明らかとなった。私は、海馬の神経回路網を保持したまま組織培養するという高度な手法を用いて、苔状線維を人為的に切断したところ、切断された線維は約一週間後には形態、機能ともにほぼ完全に回復することを明らかにした。この現象に対し種々の薬理学的検討を...
【医歯薬学】看護学:脳・神経神経細胞を含む研究件
❏ヒト嗅覚受容体の新規リガンド同定法の確立(16K14576)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科, 研究員 (70548859)
【キーワード】嗅覚 / 神経細胞 / 嗅覚受容体 / 直接変換法 / リガンド (他9件)
【概要】ヒト嗅覚受容体のリガンドを同定することは、ヒトの匂い受容の理解にとって必須である。本申請課題では、ヒト嗅覚受容体のリガンドを同定するアッセイ系の確立するため、ヒト嗅神経をin vitroで作出する方法を計画した。発生期の嗅覚神経細胞の遺伝子発現プロファイルデータから候補となる転写因子を絞り込んだ。現在、レンチウイルスを用いてヒト線維芽細胞に遺伝子導入し、嗅覚神経細胞への分化誘導を試みている。 ...
❏神経線維イメージングを用いた脳回路原理の探究(26250003)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (10302613)
【キーワード】神経線維 / 樹状突起 / 軸索 / カルシウム / スパイン (他9件)
【概要】光学測定系を工夫・改善し、300個以上のシナプスから100 Hzという高速での撮影を可能にした。この革新的な新技術を用いて、 i)海馬CA3野樹状突起の回路演算様式を解析した結果、興奮性入力と抑制性入力のバランスが線維の局所では崩れていることを見出した。この結果はCell Report誌で発表した。 ii)経験によって一度活動したCA1野神経細胞は、上流のCA3野からの精密な軸索回路による特異的入...
❏分泌型シナプス形成因子と受容体の複合体によるシナプス分化及び神経回路構築機構(23500469)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】松田 恵子 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (40383765)
【キーワード】シナプス形成 / シナプス可塑性 / 神経栄養因子 / シナプス / 海馬 (他9件)
【概要】分泌型シナプス形成因子であるCbln1は、2つの受容体GluD2とNeurexinの機能をリンクさせ、シナプスの形成と分化を制御する。海馬CA1神経細胞においては最も遠位部のTA層に、GluD2に類縁するGluD1受容体が限局して局在しており、TAシナプスで観察されるLTDの成立に関与することが明らかとなった。またノックアウトマウスの解析から GluD1の区画化には、Cbln1、Cbln4が必須で...
【医歯薬学】看護学:発達神経細胞を含む研究件
❏小脳をモデルにin vivoで解き明かす、神経回路形成のシナプスを介した制御機構(16K07001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹尾 ゆかり 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別研究員(PD) (90624320)
【キーワード】神経細胞 / 樹状突起 / 発達 / 神経活動 / 小脳 (他9件)
【概要】脳の神経細胞が回路を形成するメカニズムを理解するため、本研究では、生きたマウスの小脳プルキンエ細胞を使って、神経細胞樹状突起が形成される過程を2光子顕微鏡を使って観察することに成功した。その結果、樹状突起が完成する前には多くの不要な樹状突起が退縮することが明らかになった。さらに、この樹状突起退縮過程には神経活動と、NMDA型グルタミン酸受容体およびCaMK2キナーゼ蛋白質が、必要であることも見出し...
❏神経シナプスの発達・老化に関する研究(09480219)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】白尾 智明 群馬大学, 医学部, 教授 (20171043)
【キーワード】樹状突起棘 / 細胞骨格 / ドレブリン / アクチン / 発達 (他17件)
【概要】(A)スパイン細胞骨格蛋白群の解析 ドレブリン特異抗体を固定化したビーズを用いて樹状突起スパインの細胞骨格蛋白群を調整すると、ドレブリンの他、アクチン、3種のミオシンとゲルゾリンがその中に含まれるていたが、さらに多くの未同定蛋白が含まれていることが蛋白電気泳動法により確認された。そこでこの標本を免疫源としてモノクローナル抗体を作製したところ、脳に特異的なミオシン用蛋白を認識する抗体(文献13)、神...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現神経細胞を含む研究件
❏神経細胞における可逆的タンパク質高速分解システムの構築(19K22466)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】遺伝学的ツール / オーキシン誘導デグロン法 / 神経細胞 / 遺伝子発現制御 / プロテインノックダウン (他9件)
【概要】タンパク質の発現レベルの制御は、生体におけるタンパク質の機能解析において有望なアプローチである。オーキシン誘導性デグロン法は、真菌や哺乳類の有糸分裂細胞において標的タンパク質を迅速かつ可逆的に分解することが明らかになっている。本研究では、この技術が神経系に応用できるかどうかを検討した。その結果、in vivoおよびin vitroの両条件下において、植物ホルモンであるオーキシン依存的に標的タンパク...
❏中枢神経系における神経細胞社会の構築機構(16200027)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / 脳室下帯 / 辺縁帯 / 脳室帯 (他18件)
【概要】発生中の大脳皮質において、脳室帯で誕生した神経細胞は、その多くが移動開始後に多極性移動細胞に変化し、その後中間帯で再度ロコモーション細胞に変化してから皮質板に入ることを、スライス培養下のみならずin vivoにおいても見いだした。その後は、辺縁帯直下へと移動した後、誕生時期をほぼ共通にする細胞同士が集合して、脳表面に平行な6層からなる多層構造(皮質板)を形成する。移動を終えつつある細胞は辺縁帯直下...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【医歯薬学】看護学:学習神経細胞を含む研究件
❏機能する培養ヒト神経回路組織の構築(20K20643)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2024-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】オルガノイド / 可塑性 / 神経回路組織 / in vitro / 学習 (他9件)
【概要】脳内の回路は複雑であるがゆえに高度な情報処理を行うことができるが、まさにその複雑さが脳の本質的な理解を阻む最大の難関となって立ちはだかっている。そこで本研究では脳内の神経回路を単純化して体外で再現し、学習させ、神経回路の機能と仕組みを理解する事を目指す。シナプスや神経細胞の可塑的変化はこれまで多く観察されてきたが、小さな可塑的変化の集積によって引き起こされる回路全体の学習を体外で達成した報告は無い...
❏多様な生命活動を支える機能的RNA制御ネットワークの確立(18K06055)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / RNA結合タンパク質 / ホスホリパーゼC / ニューロペプチド / 選択的スプライシング (他18件)
【概要】本研究は、線虫C. elegansにおける細胞種特異的選択的スプライシングに注目し、その制御機構や役割を明らかにすることで、多様な生命活動を作り出す遺伝子発現調節機構の新しい仕組みを明らかにすることを目的とする。2021年度の研究において、神経細胞種特異的な選択的スプライシングにより産生される線虫インスリン/IGF-I受容体アイソフォームDAF-2cの産生機構及び学習行動制御に関して、以下のことを...