❏ハチ目昆虫の脳ケニヨン細胞サブタイプの多様化と行動進化の相関の解析(20H03300)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10201469)
【キーワード】ハチ目昆虫 / キノコ体 / ケニヨン細胞 / 行動進化 / 転写因子 (他20件)
【概要】研究代表者らは、これまでにミツバチの脳高次中枢キノコ体が、遺伝子発現プロファイルの異なる3種類のケニヨン細胞サブタイプ(大型・中間型・小型)から構成されることを発見した。さらに、そのサブタイプの数は原始的なハバチ亜目では1種類、寄生性の有錐類では2種類、営巣性/社会性をもつ有剣類では3種類と、ハチ目昆虫の行動進化に伴い増加した可能性を示唆した。本研究では、ミツバチの各サブタイプ選択的に発現する遺伝...
❏ミツバチ脳で新規に発見された「中間型」ケニヨン細胞のダンス言語における機能解析(26291068)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性行動 / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 (他14件)
【概要】ミツバチ脳のキノコ体を構成するクラスIケニヨン細胞は、大型・中間型(mKastを発現)・小型の3つに分類される。本研究では、これらサブタイプの機能と進化の解析を行った。 1)その結果、mKastは成虫の様々な脳機能に関与することを示唆した。2)世界で初めて、ミツバチでゲノム編集法を確立した。3)ケニヨン細胞サブタイプは、原始的なハバチ(1つ)から、寄生性のコマユバチ(2つ)、スズメバチ・ミツバチ(...
❏ミツバチ働き蜂の行動と生理状態を連動して制御する内分泌・神経機構の解析(23370032)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 / 採餌行動 (他19件)
【概要】本研究課題では、ミツバチの社会性行動の基盤となる脳神経機構と生理機構の解明を目指した。その結果、脳高次中枢(キノコ体)を形成する大型ケニヨン細胞の細胞特性を明らかにすると共に、新規な「中間型」ケニヨン細胞を発見した。また、採餌蜂では小型ケニヨン細胞と一部の「中間型」ケニヨン細胞が興奮していること、さらにオオスズメバチに対する「熱殺蜂球」を形成しているニホンミツバチの脳では、クラスIIケニヨン細胞が...